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What’s Cool!?

2008年8月31日まで
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まずは始めてみる、、、本当にやりたいことかもやってみなければわからない。。。

 

堀江貴文「やりたいことがない人」3つのパターン

まずは自分に正直であれ、損得勘定は挟むな

自分に正直になる習慣

フランスの哲学者アランは名言を遺している。

「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ」

そのとおりだと思う。アクションから本質が生まれる。本質はあくまでも事後的に発生するものであって、本質という抽象はそれ単独で先行的に存在するものではない。

ぼくは中学生時代、プログラミングに夢中になった。よくわからないまま手さぐりでパソコンを使っているうちに、多彩な処理システムを構築できるプログラミングの魅力にどんどんのめり込んでいった。それがやがてビジネスにつながり、ぼくはそのビジネスでさらに成功を収めるべく野心をたぎらせていった。

要するに今日にいたるぼくのキャリアは、プログラミングとの出合いがすべてだ。プログラミングに出合わなければ、それはそれでまたまったく別のキャリアを描いていただろう。

あらかじめ目指すキャリアがあって、プログラミングに足を踏み入れたわけではないのだ。まずアクションがあって、結果的にキャリアがある。

アクションを起こさなければ、なにもはじまらない。では、あなたにとって正しいアクションとはなんなのか?答えはシンプルだ。まず自分の胸に手をあててほしい。そして自分が夢中になれるものはなんなのか。それを問いかけることからすべてははじまる。

スマホでソシャゲをするのが好き。マンガやアニメを見るのが好き。アイドルが好き。──あなたが夢中になれるものはあるはずだ。ところがそこまで自問して、投げ出すひとが多い。好きだし夢中になれるけど、やっぱりそれは生産的ではなさそうだ、そう退けてしまうのだ。でもほんとうにそうか? ほんとうにそれは生産的でないのか?

ビデオゲームが好きなら、ゲーム実況をしてみればいい。noteでその楽しさを記事にするのもありだ。あるいはゲームの作り手に回るのはどうか。アイドルが好きなら、握手会に行くだけではなく、イベントを企画してそのアイドルを呼んでしまえば、それはもう立派な仕事である。

自分に正直になれ、とは使い古された言葉だ。でも使い古されているのは時代や環境を超えた普遍的な正解だからだ。自分に正直にあろうとするとき、損得勘定を挟むべきではない。先々の生活のことをちまちま考えるのもやめよう。そもそも生活というものは無限の変数に満ちている。先読みして心配したところで意味はない。生活なんてどうにでもなる。

もし窮したら生活水準をぐんと落とせばいい。知り合いに頭を下げてお金を借りればいい。ここは日本だ。最後の最後には公的なセーフティーネットも用意されている。

長期目標はいらない

あなたがまず身につけるべきなのは、自分に正直になる習慣である。ぼくはかつて会社経営にあたって、MBAを取得したわけでもなければ、経営指南書のたぐいも読んだことがなかった。ぜんぶ試行錯誤の自己流でやってきた。それで一時は時価総額で世界クラスの大企業にまで成長させた。これがもしあれこれ知識を詰め込んでからとりかかっていたら、そうはならなかったかもしれない。

頭でっかちになるあまり好機を逃したかもしれないし、なにより楽しくなかっただろう。退屈なことをやり続けること以上の苦痛はない。技術やセンスなんていうものは事後的にあとから自然についてくるものだ。

42キロのフルマラソンは大変だ。やり抜くには体力と精神力を要する。でも100メートル走ならどうだろう。ぼくは走れる。あなたも走れる。だれでも走れる。100メートル走を何度も何度も繰り返しているうちに、やがて42キロに到達する。だから遠くを見てはいけない。長期目標はいらないし、それはあなたにとって妨げになるだけだ。

ひとは元々、集中力が散漫で、怠け者なのだ。もちろんぼくにもそういった面はぞんぶんにある。だからまずは、いけそうな距離まで走ってみること。いまの自分の足元だけ見て走ろう。

POINT
生活はどうにでもなる。損得勘定で自分を縛っていないか?

あなたが夢中になれるものをやる。それが正しいアクションの第一歩だ。だが一方で、ちまたには「やりたいことの見つけ方」みたいな本があふれている。

ぼくには理解しがたいのだが、やりたいことがなんなのか、夢中になれるものがなんなのか、その第一歩でさまよっているひとが多いらしい。そんな事態に陥るひとにはいくつかのパターンがあると思う。

1つ目は、自分に正直になれていないというパターンだ。自分の内面をろくに点検せず、安易にだれかを真似ようとする。いま世のなかで輝いているように見える仕事や趣味にだけ限定して、自分のやりたいことを選ぼうとするわけだ。それは違う。

たとえばユーチューバーが楽しそうに動画を配信しているからといって、あなたがそれと同じ立場や状況を楽しめるわけではない。あたりまえの話である。「楽しそう」と「楽しい」はまったくの別物だ。そこをごっちゃにするから目が曇る。

「あのひとが楽しそう」なのはどうでもいい。大事なのはあなただ。あなたのなかにしか選択肢はない。そしてそこに必ず答えはある。

2つ目のパターン

2つ目は、夢中になれそうなもの、やりたいことはあるが、どうしたらいいかわからないというパターンだ。

そうなってしまう原因はシンプルだ。情報不足である。アクションを起こすのに気合いや根性はいらない。でも情報は必要だ。スマホを覗けば膨大な情報があなたに流れ込んでくる。もちろんその情報はあなただけのものではなく、だれもが等しく共有しているものだ。だからたまに、真に重要な情報はネットのなかにはないのだとか力説するひとがいるがそうではない。

それは人間の個性を軽視した考えである。同じ情報であっても、通すフィルターによって、その意味合いや価値はがらりと変わる。ネットのどこかにきっとあなたの背中を押してくれるような、実例や体験談がある。

さらには、手の込んだ動画編集の仕方、目を引くブログ記事の書き方、はたまた秘境を探検するための手筈、──なんだってノウハウが記されている。もしあなたが将棋好きなら、オンラインで対局相手をマッチングしてくれるサービスだってある。

あなたのやりたいことはいくらでもかたちにできるし、いくらでも拡張できる。そのためのとっておきの情報なんていうものはない。そんな幻想は捨てることだ。ごくありふれた情報のなかに解法はあるのだと気づいてほしい。

3つ目は、やりたいことを溜め込んでしまうパターンだろう。あれもやりたい、これもやりたい。その精神はいい。でもならばすぐやればいいものを、いまは忙しいからと「いつかやる」タグをつけて脳内に保留してしまう。そして未処理のままタグを溜め続け、「いつかやる」はだんだん「やれたら、やりたい」に変わり、最後には「やりたいことなんて特にないなあ……」と思考停止に陥る。

ぼくはいままでやりたいことはひとつ残らずやってきた。23歳で起業し、4年後には東証マザーズに上場させた。プロ野球界再編のときは、新球団の設立に乗り出しプロ野球マーケットの活性化を狙った。そしてニッポン放送とフジテレビを買収し、歴史的なメディア革命を起こそうと試みた。衆議院総選挙に立候補し、本気で日本を変えようとも志した。

自覚はないが、ひとに言わせれば、ぼくの行動力は並みはずれているらしい。だからぼくもできたのだからあなたも、と言うつもりはない。そうではなくて、ぼくはぼくの時間のひとつひとつを最大限に使ってきたことをあなたに誇りたいのである。そしてあなたもそうあってほしいと思う。

明日の自分を当てにするな

「いつかやる」は機会損失にほかならない。みすみす自分の可能性をしぼませるだけだ。その意味では、あなたは明日のあなたを当てにすべきでない。未来の時間は予測できないからだ。あなたが期待をかけるのは、今日のいまここにいるあなたである。やりたいことにすぐ手をつけられる、いまこの瞬間のあなただ。

「いつかやる」ではない。いまやろう。時間に対してケチになろう。わたしには夢中になれるものがない──。そんなことはありえないのだ。あなたはロボットではない。人間である。人間であるかぎり趣味嗜好がある。あなた固有の世界がある。それを強みと呼ぶ。「夢中」のとば口はすぐ目のまえにあるのだ。

POINT
流行りに飛びつかず、自分の心を点検しよう

[東洋経済 ONLINE]

諸刃の剣

 

■モデルナを甘く見る人が知らない驚くべき正体

製薬業界そのものを一変させる可能性を秘める

新型コロナウイルス・ワクチンをファイザーなどのビッグファーマーと並んで世界へ供給する、2010年に設立されたばかりのベンチャー企業モデルナ。

モデルナは「製薬業界のアマゾン」である、私はそうみています。

拙著『モデルナはなぜ3日でワクチンをつくれたのか』でも詳しく解説していますが、例えば、モデルナは創業以来、自動化やロボティクス、アナリティクス、データサイエンス、AIなどに1億ドル以上を投資してきた、最先端のテクノロジー企業であること。また、製品・サービス単独ではなく、それらを生み出すプラットフォーム戦略に注力していること。これらはいずれも、アマゾンが既存のEC(電子商取引)小売りと一線を画し、世界最強のエブリシングカンパニーへと成長したポイントと重なります。

そして、何より私が強調したいのは、モデルナの企業としてのポテンシャルです。

オンライン書店として創業したアマゾンですが、その後は家電にアパレル、生鮮食品、デジタルコンテンツなども販売する「エブリシングストア」へ、そして今では物流やクラウドコンピューティング、金融サービス、宇宙事業までカバーする「エブリシングカンパニー」へと変貌を遂げました。アマゾンにとって書店は、ほんの足がかりでしかなかったのです。

製薬業界を一変させうるモデルナの潜在力

モデルナにとっての新型コロナウイルス・ワクチンは、いわばアマゾンにとってのオンライン書店にあたります。モデルナが開発した新型コロナウイルス・ワクチンは「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン」と呼ばれる種類のもので、「mRNA -1273」というプログラムIDが付けられています。そしてmRNAテクノロジーは、コロナなど感染症ワクチンのみならず、がん治療用のワクチンや、再生医療などにも応用が期待されているのです。

モデルナにとって新型コロナウイルス・ワクチンは、これから開発されるmRNA医薬品の第1弾に過ぎません。新型コロナウイルス・ワクチンのみならず、製薬業界そのものを一変させるポテンシャルを、モデルナは秘めているのです。

mRNAとは「自分の細胞が自らタンパク質を作るための設計図」です。

タンパク質は私たちの生命活動を支えていますが、そのタンパク質の異常は病気や身体の不調につながります。ウイルスもタンパク質からできています。とすると、タンパク質が正常に機能する仕組みは病気や不調を治療・治癒するような機能を持つはずです。製薬企業が製造した薬を口から飲むのではなく、人体の細胞に病気を治すためのタンパク質、つまり薬を作ってもらう。そのための設計図がmRNAです。

モデルナのmRNAプラットフォーム戦略

一方、製薬業界そのものを一変させるモデルナのポテンシャルの源がプラットフォーム戦略です。私は、アマゾンやアップルなどテクノロジー企業のプラットフォームを「商品やサービスの提供者、商品やサービスの購入者が取り引きするための、共通の場のようなもの」として捉えています。

では、モデルナのプラットフォーム戦略でいう「共通」とは何か。それこそが、mRNAです。mRNAを「自分の細胞が自らタンパク質を作るための設計図」と言いましたが、その設計図の概念がプラットフォームという共通の土台になってくるのです。

モデルナの新型コロナウイルス・ワクチンはmRNAワクチンなので、予防接種として体内に投与されるのはあくまで「設計図」ということになります。インフルエンザなどに対する従来のワクチン接種では、病原性を消失させた、または病原性を弱めたウイルスを投与することが一般的です。

ウイルスもタンパク質などからできているので、その点、ウイルスそのもの、タンパク質そのものを投与するのと、「自分の細胞が自らタンパク質を作るための設計図」を投与するのとでは、発想がまったく異なるように思われます。

もしこのmRNAテクノロジーを使用した手法が他のワクチンや医薬品の開発にも広く応用されるなら、そしてそうした手法が従来のワクチンや医薬品と比較して開発期間を大幅に短縮できたり、あるいは予防や治療の効果をより広範囲に及ぼすことができたりするなら、既存のワクチン市場や製薬業界を破壊する可能性も出てくるでしょう。

つまり、モデルナのmRNAプラットフォーム戦略とは、mRNAという共通の開発手法を採用することによって、開発期間の短縮や開発コストの削減はもちろん、予防や治療の効果をより広範囲に及ぼしたりすることで、ワクチンや医薬品の開発において競争優位を確立することなのです。

モデルナのデジタルトランスフォーメーション

モデルナのポテンシャルを読み解くには、mRNAプラットフォーム戦略の他にもう1つ、重要なキーワードがあります。それが、デジタルトランスフォーメーション(DX)です。

医薬品の開発は、病気の原因物質に対して治癒の効果がある化合物を見つけ出す作業です。病気の原因物質とそうした化合物の組み合わせは無数にある上、基礎研究の段階で効果がありそうな化合物を見つけることができたとしても、その後、実験や臨床試験などのプロセスを必ず経なければなりません。もちろん、実験で失敗に終わることもありますし、臨床試験の段階で有効性や安全性が必ず確認されるというわけでもなく、認可されるという保証もありません。となると、開発期間は長期化し、かかる開発コストも膨大なものとなってしまいます。

モデルナはクラウドやAI、アナリティクス、データサイエンス、ロボティクスや自動化への投資を強化することで、研究開発、実験・臨床試験、製造、出荷など業務全般をデジタルにシフト。デジタルテクノロジーを使い、開発にかかる期間とコストを抑制すると同時に、より適確なアルゴリズム、より効果のあるmRNAの医薬品や手法の開発、より多くの実験や臨床試験、より多くのデータの集積と解析、さらにより適確なアルゴリズム―といったサイクルを回し続けることによって、mRNAプラットフォーム戦略を強化していこうというわけです。これがモデルナのDX化です(図参照)。

図:自動化サイクルとデジタルトランスフォーメーション

考え方として、mRNAは「設計図」なので書き直しや編集が可能です。そして、書き直しや編集はより適確なアルゴリズムに基づきますが、それにはより多くの集積データとその解析が求められます。さらに、データの集積には現状の「設計図」についての実験や治験が必要となります。これが、mRNAプラットフォームが機能するということです。

一方で、先に述べたように、モデルナのDX化とは、クラウドやAI、アナリティクス、データサイエンス、あるいはロボティクスや自動化を重視し、ワクチンや医薬品の研究開発、実験・臨床試験、製造、出荷など業務全般をデジタルシフトすることで、より適確なアルゴリズム、より効果のある医薬品や手法の開発、より多くの実験や臨床試験、より多くのデータの集積と解析、そしてさらにより適格なアルゴリズム――といったサイクルを回し続けるというもの。つまり、mRNAという「設計図」の書き直しや編集、言い換えればmRNAプラットフォームがいかに機能するかは、モデルナのDX化と大いにリンクしているのです。

「モダリティ」とモデルナの成長戦略

モデルナの成長戦略における重要なキーワードが、モデルナが「モダリティ」と呼んでいるものです。モデルナでは医薬品やワクチンを開発するパイプライン(プロジェクト)が複数同時に進行していますが、モダリティとはそうしたパイプラインをある共通項ごとに束ねる単位です。

もともとモダリティには「様式」「様相」「法性」などの意味がありますが、モデルナはモダリティを「mRNA医薬品の開発にいたる可能性のある、共通の特徴を持ったmRNAテクノロジーのグループ」と定義しています。共通の特徴とは、例えば、望ましい用量反応、投与レジメン(計画)、安全性の目標、あるいは製造手法などに類似性があるということです。

モダリティはmRNA医薬品の開発群と捉えることもでき、「設計図」としてのmRNAが持つそうした共通の特徴を活用して、1つのモダリティ内で複数のmRNA医薬品を効率的に開発することが可能になるという意味合いです。

現在モデルナには、コーポレートサイトによると、2つのコア・モダリティ――「予防ワクチン」「全身性分泌及び細胞表面治療」――と4つの診査モダリティ――「がんワクチン」「腫瘍免疫」「限局性再生治療」「全身性細胞内治療」――が存在し、これら6つのモダリティのもとに合計26 のパイプライン(プロジェクト)が走っています(2021年10月時点)。

モデルナが開発した新型コロナウイルス・ワクチン「mRNA -1273」は「予防ワクチン」モダリティのパイプラインの1つで、2020年度に商用化され製品販売にまで結びつきました。これまでも、「予防ワクチン」モダリティはBARDA (米国生物医学先端研究開発局)やDARPA(米国国防高等研究計画局)との助成金事業やメルクとの協業事業に結び付いています。

モデルナの成長戦略の本質

mRNAプラットフォーム戦略の目的は2つ。1つは新しいモダリティを見つけ出して特定すること、つまりモダリティを増やすことです。もう1つは既存のモダリティの有用性を拡大すること、つまり1つのモダリティのもとでのパイプラインを増やすことです。

先に“mRNAは「設計図」なので書き直しや編集が可能”と言いましたが、その意味するところは新しいモダリティの特定であったり、既存のモダリティの有用性・応用性の拡大であったりします。そして、それらを通して、新しい治療法を発見したり、既存の治療法の有用性や応用性を拡大したりする。そうした作業を、DX化によって構築した好循環の自動化サイクルにできるだけ乗せていく。これがモデルナの成長戦略です。

新型コロナウイルスは変異を繰り返すため、モデルナの新型コロナウイルス・ワクチンは、変異に対応するための同パイプライン内プログラムを増やすことで、今後も研究開発が継続されなければなりません。また、一部に異物混入があったように、製造やサプライチェーンを含むオペレーションの過程ではまだまだ課題が出てくる可能性もあります。これらを含めて、引き続きモデルナの成長戦略を注視していく必要があるでしょう。

[東洋経済ONLINE]

挑戦しないことが唯一の失敗。。。Vol.2

瀬戸内寂聴さんが「好きなことがその人の才能」と語る深すぎる真意

語り手:瀬戸内寂聴、聞き手:瀬尾まなほ

[ビジネス+IT]

私も過ぎゆく今年の元旦にすべてのしがらみをリセット、、、運気はともかく気分はぐっと上昇!お勧めします。。。

 

■ゲッターズ飯田「“許せない”と思った人を許すと、“運”も上がる」

許せないと思った相手を許せたときに運気が上がる

過去にあった出来事で嫌なこと、つらいこと、いろいろ含めて、そのなかでも「人を許せない」ということは良くありません。それは、あなたの重荷になります。前に進めなくなります。過去に執着するのは、人生にとって一番マイナスなことです。

誰かを許せないというだけで、自分を苦しめてしまう。許すというのは、わざわざ相手のところにいって、「あんたのこと許したよ」と伝えることではありません。心のなかで、「あの人のことは許したことにしよう」と思うことです。過ぎたこととして、一歩前へ進む。

「運」は「運ぶ」と書きます。許したことによって、一歩前に進んだ人の運は上がります。嫌なこと、つらいこと、執着することなど、それらを一旦許したことにする。本当の本当は許せなくても、自分の中で許したことにする。それによって区切りができて、運も上がります。

ぜひ、みなさんもやってみてください。

[Tokyofm Plus]

 

心身の健康管理による自己免疫力の強化と維持、、、そして無理のないサスティナブルな感染予防対策、、、それがすべて。。。

 

「オミクロン」出現、わたしたちのなすべきことは?

 第5波が収束し、誰もがおずおずと「これで終わるのか?」と思ったまさにそのタイミングでやってきた変異ウイルス「オミクロン」。11月末には成田空港の検疫で感染者が見つかりました。

オミクロンがどの程度の脅威になるのかはまだ分かりませんが、今後もさらなる変異ウイルス、あるいは新型コロナウイルス以外の病原体が世界に現れることは、残念ながら間違いなさそうです。子どもの頃、特撮番組に週替わりで登場する怪獣のカタカナ名前に胸をときめかせたこともありますけれど、実際にその世界に生きていたら、「またか……」と、さぞうんざりするのだろう、とか想像してしまいます。

怪獣ならぬウイルスといやおうなく共存する世界で、わたしたちはここまで正しく行動してきたのか。そして、この先、「『科学』が十分に確実な答えを出せない」課題に対して、どのような考え方で生きていけばいいのか。そんなことを米国研究機関在籍のウイルス免疫学者、峰宗太郎先生と話し合って本を作っていました。オミクロンをきっかけに、正体不明の変異ウイルスに対して「わたしたちが正しく行動する」とはどういうことなのか考えてみたいと思います。お付き合いください。(担当編集Y)

オミクロンであろうが、考え方と対応策は変わらない

―― このタイミングで、WHOによって名前が付けられる(=懸念される変異体、などとされる)変異ウイルスが現れるとは。そして、根っから小市民の私としては「本のセールスにどう影響するだろう」と、まっさきに考えてしまうのです。情けない。

峰 宗太郎先生(以下、峰):Yさん、そんなに素直な物言いをしていいんですか(笑)。まあ、ちょっとそういうところはありますよね。本当にいろんなことが起こりますし、「次々と状況が変わる」という事態そのものが、長く続いているわけです。

―― ですよね。年末に向けて第5波が収束して「もう新型コロナの本とか、いいよ」というふうになるのかと思っていたら、何か緩んだ気持ちにビンタをかますようなタイミングでオミクロンが出てきたという。これはこの本には吉か凶か……すみません、不謹慎で。

:いや、いや、確かに様々なビジネスに影響はすると思いますね。仮にオミクロンが大流行になると、社会の雰囲気ががらっと変わる可能性もゼロではありませんよね。

―― そうですよね。とはいえ、峰先生のお話を聞いていただけの私が偉そうに言うのも何ですけれど、やっぱり、この本を作ってよかったと改めて思います。特に変異ウイルスのところ、たっぷり語っていただいたじゃないですか、今、実は読み返していたんですけれど……。

:どうですか。

―― 「オミクロン」が出てきたのが校了の直後で言葉としては入れられませんでしたが、変異ウイルスへの考え方そのものはまさに今読むと役に立つものが入っているのではないか、と、実は内心ほっとしています(笑)。

:なぜオミクロンについてもそう言えるかと言いいますと、Yさんと初めてお会いした2020年の春から、新型コロナに対する基本的な考え方って特に変わっていないからなんですよね。わたしたちが感染症に対してできることって、実は決まっていて、感染対策も大きくは変わらない、変えようがないということがまずあります。そして、もちろん「懸念される変異体」レベルの変異ウイルスの登場は大きなトピックなのですが、そこでアクションを起こすべき人は、まずは国や自治体の公衆衛生担当部門のプロなど、そしてウイルス学者。そのあたりが騒いでいればいい話なんですよ。

―― それはなぜかと言えば?

:専門家、研究者にとっては考えるべき、悩むべきことが多々あったとしても、そうでない人にとっては、悩んだとしてもあまり意味がないからです。どうして意味がないかと言えば、まだ分かっていることがあまりに少なくて、ほぼ仮説や予想でしかないから、というのが1つ。

―― 専門家はあらゆる可能性を考えておく必要があるけれど、普通の人がそこまでやっても意味はないと。

:そして、「現在のところ、対策は特に変わらないから」というのが、より重要なポイントです。変異ウイルスについて知るべきことは、約1年前にYさんにお話しした記事に、大事なことは書いてあるんですよね。

―― そんなこと言うと本が売れなくなるんですが(笑)。ああ、もちろんこの記事よりもアップデートして大幅に加筆してますので。

:少し専門的になりますが、ウイルス学的な観点からみますと、今回のオミクロンについては、とにかく気になるのは伝播性(うつりやすさ)の上昇の可能性と、変異がちょっと多いかなということ。多いと言っても3万もある塩基のうちの50カ所程度なんですけれどね。そして、50カ所のうちの32カ所がスパイクタンパク質(Sタンパク)に集中している。

―― Sタンパクは、新型コロナウイルスがヒトの細胞にくっつくところでしたね。そこに取り付いて妨害するのが、ワクチンで免疫系が作る「中和抗体」で。そのSタンパクに変異がたくさん起きると、ワクチンの効きが悪くなるのではないか、という。

:そう。オミクロンには他にも今まで見つかった変異ウイルスに見られるものを含む、いろいろな変異が入っていて、それがワクチンの効果にある程度影響する可能性がある、まぁ「程度」を入れて言えば、その可能性が高い、とか、伝播性・病毒性にも関係するんじゃないか、ということで心配されているわけですね。

不安につけ込む「トンデモ」報道がすでに発生

―― そう聞くとやっぱり心配ですよね。

:でも、一方で、感染を防止するための考え方は変わらないわけですよ。まずは基本的対策を徹底すること。

―― 3密(密閉・密集・密接)回避に換気、マスクに手洗いうがい、栄養と睡眠。そしてワクチンですか。

:そう。まず、どんなに感染しやすくなっていようが、基本的に新型コロナの感染経路は、従来言われるところの「空気感染(飛沫核感染)」をメインにするわけではないので、飛沫や滞留する飛沫を防ぐために、狭くて空気がよどんでいて人がたくさんいる空間を避けてマスクをしていれば感染リスクは大きく下げられる。手洗いで接触感染のリスクも減らせる。栄養と睡眠は、自分の身体の免疫系の機能を正常に保つために重要です。ワクチンも、引き続き接種率を上げていくことが重要ですね。

でも、すでに「閉じられた向かいの部屋にいた人から感染」だからこれは空気感染だ、とか、「感染力」が大幅に上昇しているんだ、とか、わけの分からないことを言い出す大手メディアが登場しているんですよね。

―― 見ました。本当だとしたらとんでもないことですね。

:いや、変異ウイルス・デルタが出てきたときも「すれ違っただけで感染」って、散々騒いだ放送局なので、まったく成長しないなとむしろ感心しました。学び、成長することよりも、自分を変えず意固地になるあたりに、ですけれどもね……。

―― 騒ぐのがお好きなんですかね。で、ワクチンですが。効きが悪くなる可能性があるのは心配ですね。

:これは本でも、というか前からずっと言っていますけれど、変異ウイルスに対して、今あるワクチンの効果が下がるとしても、0%になることはまずないでしょう。ワクチン接種で作られる抗体による中和能が数十パーセントとか下がるということはあると思います。けれど、とりあえず「だから何だ」なんですよね。それでも抗体の量はワクチンを打つ前とは比較にならないくらい……というか打つ前は「ない」と考えてよいぐらいなので、ずっと増えているし、ワクチンは抗体以外の免疫系もしっかり刺激しています。ヒトの身体はそこまで単純なものじゃありません。

―― おかしな言い方ですが、峰先生のお話をずっと聞いていて分かったのが、例えば抗体の量にしても「どのくらい抗体が増えればかからない、これ以下になるとかかる」という明確な基準が分かっているわけじゃないんですよね。ヒトを対象とするの研究結果は個人個人、つまり個体によって違いが大きすぎて、断言できる一般則的な言質はとりずらい。身体そのものもそうだけど、そもそも背景となる条件などにも影響されたデータなのかもしれないし。

:そう。ヒトの身体や個体のばらつきのほうが複雑すぎるので、ウイルスの変異の個所だとか、ワクチンで得られた抗体の実験結果だけ見ていても実は、大事な効果までは分からない。そして、なによりそこで研究者以外の方が一喜一憂するのはあまり意味がない。

そもそも、分からないことが多すぎるんです。今回のオミクロンも、変異の箇所が多く、Sタンパクに集中しているところまでは判明しましたが、感染しやすさや病毒性、免疫回避にかかわる性質の変化などは今時点では何も分かっていないに等しい。ここで、これはものすごく怖いぞ、大変だ、大変だ、と煽る人は、いわゆるアラーミストと言われても仕方ないでしょう。

オミクロンがどういう性質を持っているのかが分かってくるまでは、我々個々人の考え方も体制も変わらない。ただし、検疫、検査、監視は強化しておくことは重要だと思いますね、これは「最悪に備える」という意味で、です。もちろん、ある程度広報して、緩んでいるところがあるならば引き締めを図るということもすごく重要だと思います。

―― それは「怖いぞ怖いぞ」と騒ぐこととは違うと。

:もちろんです。そしてその点、今の日本は新型コロナに対する「レジリエンス」がある程度ですが、高くなっていると思うんです。

―― レジリエンス。

:危機への対応能力、しなやかさ、ものごとに臨む際の能力・状態の適切さ、ということですけど、この2年間の間に日本はやっぱり大きくみれば成長したのではと思いますね。多くの方が3密回避やマスクになじんでいますし、デルタで医療体制などが危ないところまでいったということも覚えていますから、もし、オミクロンが思ったよりも脅威だと判明したときも、ちゃんと対応するのじゃないでしょうか。

もしも神様に聞けるなら

―― 素朴な疑問なのですが、オミクロンは変異の数が多いという言い方がよくされています。これは、多い少ないの比較はウイルスの近しいもの同士、それこそ同じ新型コロナウイルスとか、RNAウイルスとかで比べて、ということですか。もしくは、ウイルスとして一般的に、このくらいは多い、少ない、ってあるものでしょうか。

:「一般的」な指標というものはないですよね。新型コロナ、「SARSコロナウイルス2」の中での比較でものがいえるぐらいです。今まで注目されていた、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタとか、ラムダ、イプシロンとかを見ると、Sタンパクには数としてはたしかにオミクロンと比較すると変異は少ないんですよね。まあ、20カ所未満だったんです。オミクロンの32カ所は多いなという感じはします。新型コロナの場合、ゲノム全体において年に22~28カ所の変異が起きるぐらいの変異速度とみられているのですが、それより多い数がSタンパクに集中しているということで、研究者が注目している。

ただし「感染しやすい、ワクチンが効かない」かどうかは変異数だけみていても「分からない」んです。それは別の問題で、別に実証する必要があります。

―― なるほど。これも本の中で書いていることなんですけれど、ウイルスは増殖するときに変異する。すなわち、感染者の細胞内で増えるときにゲノムを載せたRNAのあちこち書き換えが起こるわけですよね。となると、感染者が多いところほど変異ウイルスが現れやすい、ということになるんでしょうか。

:それもまた難しいところなんです。確かに流行が続いていると変異が出てくる素地がありますよね。ただ、その流行が続いていること「だけ」が影響しているかどうかは、分からないわけです。例えば中途半端にワクチンを打った状態で感染したとか、2回感染した人が多いとか、ほかにも免疫抑制状態の人がたくさんいるとか、変異ウイルスの出現や選択の頻度にかかわる要素って、いろいろなことが考えられるんですよね。

―― 「もっともだ」と思える理由があると、それ以外の真の原因に目が行かないことも起こるわけか。

:単純に真の原因が一つとも限りませんしね。変異自体は基本的にはランダムに起こってくるので、これはある意味、運です。流行が激しい、つまり感染者数の多いところのほうが変異ウイルスは出てきやすい、とは思うんですけれど、必ずそうなるわけでもないし、流行が沈静化していれば変異ウイルスは現れないかというと、感染者がいる以上は、そんなことはないわけです。

―― まだ手探りの状態で、分からないことが多いわけですよね。なんかもう、神様に聞いてみたくなったりしませんか。正解を教えてよ、みたいな。

:えっ(笑)、変異がたくさん入った、じゃあ、これ、ワクチンは効くの? とか、感染しやすさが変わるの? とか、伝播性が変わるの? とかですか? たしかに、そういったことに興味は沸くんですけど、神様を持ち出すほどクリティカルかというと、そこまででもないような気がしますね。

あえて神様に聞かなきゃいけないことがあるとしたら、我々には絶対に分からない過去のことですよね。どうしてこんな変異が蓄積したんだろう、とか……、ただ、それは推測ができるわけです、我々でも。いろいろな試験管内の実験をすることによって。

例えば今回の変異の入り方って、まったく不規則というわけではないかもしれないんですよ。ヒトの免疫系による攻撃という「選択圧」から逃れるようにして、残ってきた変異の可能性もあるのですから、何らかの方向性がある場合もありえるわけです。そういう考察も、まぁ仮説ですけど、すでに専門家によって行われています。

何が言いたいかというと、変異ウイルスの出現、これは「運」と言いましたし、現状そうとしか言いようがないんですが、でもきっと必然的な「何か」という要素はたくさん考えられるんですよ。抗体を含む免疫機構から逃れやすいとか、より伝播性が上がるとウイルスの生存に有利であるとか、選択圧から潜り抜けてきやすい素地があるとかね、そういうことを踏まえてたぶん変異として残ってきているので、その原理が知りたいといえば知りたいですけど、おそらく推測もできるし、手にある材料でしっかりやっていけばいい、そう思いますね。

―― 別に神様はいりませんか。

:というか、科学者は自分で解明するところを自分のなりわいとしているので、答えを教えてあげると言われても、あんまり興奮しない人が多いんじゃないかと。

―― なるほど(笑)。

:そこが自分たちの情熱を注いでいることですし、まぁ、仕事がなくなっちゃいますからね。もちろん、人によって興味の方向って違うので、いろいろな答えがあると思います。これはあくまで自分の考えですので。

日本、まるで「一人勝ち」。その理由は

―― なるほど。それにしても、一息ついたタイミングでの変異ウイルスの登場というのは、イヤですよねえ。

:あー、何て言ったらいいのかな、その通りなんですけど、日本と世界の状況は全然、違うんですよね……。現在、日本は一人勝ちに近い状態なので。台湾やニュージーランドもそうかもしれませんけれど。

―― おおっ。

:日本にいると「ああ、また出てきちゃったな」とか、「引き締め直しだ、まいったな」という感じがまずはするんだと思いますけれど、欧州、米国などは流行再拡大や流行が延々と継続している最中ですから、「泣きっ面に蜂」ですよ。踏んだり蹴ったりです。

―― そうなんだ。

:外国と日本の状況は全然違うわけですよね、そこは知っておいて損はないかなと思います。

―― この本の中でも欧米と比較して「日本はそこそこうまくやったんじゃない?」と検証していますが、今のところはそれで正しいんですね。

:はい、今のところ、日本はうまくやっているんですよ。そうでなけれ第5波はおさまらなかったでしょうしね。そして、第5波を抑えるために何か画期的な新しい対策とかが取られた、まぁ言い換えれば「神風が吹いた」わけでもないのにこの状況というのは……。

―― 先生、あまりそのあたりは触れずに、できれば本を買って読んでいただきたいんですが……まあいいか(笑)。

:(笑)じゃ、ごく簡単に言えば、個人で行う対策が変わらない以上は、考えるべきことって、もうマインドセットの問題なんですよね、これは。浮足立たないとか、騒がないとか、冷静に情報と向き合うとか、本や連載で散々話した、そういうことの重要さが今、試されているのだと思います。さっきも言った、ちょうど去年の12月に出した記事がありましたよね。

―― こちらですね。「新型コロナの変異は『当たり前』の話、騒げば騒ぐだけ損」(2020年12月28日掲載)。

:あれで言っていたことが、1年かけてじわじわ理解が広がってきて、今の日本社会は比較的冷静な対応、マインドセットになっているのじゃないかな、という話です。

―― なるほど。何度でも「大変だ大変だ」と同じパニックが起こるんだけど、繰り返しているうちに、「これ、騒ぎ過ぎなんじゃない?」という人が、それこそワクチンの接種で感染しないように、じりじり増えている……ことを期待したいですね。楽観的すぎると読者の方はおっしゃるかもしれませんけど。あ、さっきおっしゃったレジリエンスってまさにそういうことなのかもしれないですね。

:はい、レジリエンスって、マインドセットも重要な要素なんですよ、きっと。危機感を煽って騒ぎたい人は残念ながら減らない、というか変わらないのです。誰がどう言っても毎回騒ぐわけです。前に騒いだことの検証とか反省とかそういったことはせずに、毎回なにか話題があると騒ぐ。

だけどそれに引っ張られたり、振り回されたりする人が少しずつでも減っていくこと、これが、社会全体のレジリエンスが上がっているということを意味しているように思うんですよね。これは間違いないと。

―― 煽るツイートをリツイートしない人が増えていく、みたいな。

わたしたちのレジリエンスはどれほどのものか

:リツイートもそうですし、そういうツイートを読んでも心を動かされないということが大事ですよね。覚めた目で、「ふーん、だから何なの」というか、「一番大事なことはそこではないよね」という。

―― なるほど。「一番大事なことはそこではない」か、それもいいタイトルになりそうですね。

:情報がそろってない状態で、議論・論評すること自体が、多くはムダな行為という面もあるわけです。ただ、最悪に備えておくというのは、これは合理的行為なんですよね。自分たちのできることをこの機に見直しておこうとか、次の段階がこうだったら、こう動こうと想定をしておく、備える、これは重要なわけです。ただ、論じてもどうしようもないことを延々と論じてもどうしようもないわけです。言葉を定義せずに、言葉がカバーできないことを論じようとしたらヴィトゲンシュタインに怒られるわけですよ。

―― えっと。

(「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』)

:その考え方のアナロジーですよね、同じことですよ。データのないものを語ろうとしたって語り得ないものなんですから、それはもう道端で小学生なんかが口げんかしているようなのと大差ないわけです。

そう考えたら、今回のオミクロンは、もちろん「備える」ことはした上で、わたしたちがどれくらい冷静に対応できるかで、この1年間でどれほどレジリエンスを高めたかを見極める機会になる、と言ってもいいんでしょうね。

結局、冷静に、なにがわかっていて、なにがわかっていないか、を見極める。出てきた情報がどこまで外挿・演繹できるか、つまり一般的な話になるのかも考える。

そういった情報へむかう態度をとっていただきながら、基本予防策の確認をして、最悪には備える、そういうマインドセットを整えておくことが、今は求められているんだろうと感じています。

―― はい。この本がすこしでもそのお役に立てることを祈っております。

[日経ビジネス]