「自分を大切にしないことです」

 

「私たちの生には、あらかじめ決まった目的も価値も意味もない」

「我々は、意味や価値があって生きているのではなく、生きていることが意味や価値を作ることなのだ」

禅僧・南直哉

[暮らしとおしゃれの編集室]

 

真の自由と自立、、、最もままならない厄介な存在“自分自身”から離れること。。。

感情の取り扱い方

「もうひとつ、お話しておきたいのが、感情の取り扱い方です。
これを知ることで、無駄に振り回されなくなります。
例えば、悲しみ方には作法があります。
大切な人を亡くす経験は誰にもやってきます。
そんなときは存分にクヨクヨすればいいんです。
ただし、大事なのは感情の水路を作っておくこと。
頭と体を切り離してルーティンの日常を淡々と送ることです。
日常が悲しみを流す水路になり、
いずれ必ず、悲しみが癒え、笑える日が来ます」

悲しみを心の奥に押し込めず、そのまま抱いて暮らすこと。
たとえ眠れなくても、涙があふれても、
ご飯を食べられたら大丈夫と聞けば、
いずれ来るその時も乗り切れる気がしてきます。

それから、仏教でも人を苦しめる毒としている怒りは
コントロールが難しいと感じている人も多いはず。
対処法はあるのでしょうか?

「怒りはね、持っていても何もいいことはありません。
怒りを感じたらまず床に足を投げ出して座ってみてください。
この状態で怒りを持続できる人はまずいません。
怒りは上から下へのエネルギーですから、
下から見上げて怒るのはなかなかパワーがいることで、
1分以上はまず続きませんな」

最後に、誰もが心のどこかに持っている、
嫉妬について聞いてみました。

「嫉妬は、ほとんどの場合が思い違いで無駄な感情です。
嫉妬は「不当に奪われた」ということから発するものですが、
たいていは不当ではないんです。
例えばね「自分より早く出世しやがって」などという嫉妬心は、
自分が相手より能力がなかった、それだけのことなんです。
冷静になれば単なる勘違いだとわかって楽になります」

大切な自分からおりる

最後に、ままならない人生だからこそ、
その後半戦を心軽やかにすごすための秘策を聞いてみました。

「自分を大切にしないことですね。よく、自分を大切に、
といいますが、じゃあ「自分」ていったい何でしょう?
人はなぜ生まれていつ死んでどこへいくのか、
誰もわかりません。自分という存在には根拠も意味もないんです」

自分を大切にしないとか、人生には根拠がない、
などと聞くと、なんだかと空しい気持ちにもなりますが、
もう少し詳しい意味を聞いてみると……。

「自分になりたくてなった人なんてどこにもいません。
容姿も、名前も、他人から与えられたお仕着せの自分です。
そう考えれば、自分というのはこの世を渡るための借り物みたいなもの。
ならば力を抜いて、「大切な自分」から降りて、
たいしたことのない自分として生きていくほうがずっと楽に生きられます」

大切な自分から降りるというのは、
自分をないがしろにするということではなく、
自分を高め続ける競争から降りるということ。
南さんは人生をやりすごすという方法もあると言います。

「人生に意味はないというとね、じゃあ死ねばいいのか?
と聞かれるんですが、そうじゃない。意味などないんだから、
自分で取り組むべき問題を探すということです。

それは、自分が「やりたいこと」ではなく、
誰かのためになる「やるべきこと」です。そこに価値があります」

「やるべきこと」を見つけるのはそんなに簡単なことではなさそうです。
なにかヒントはあるのでしょうか?

「自分の中に立ち上がる問いを離さないことです。
自分の“べき”を淡々とやれば、
人生の終わりに“やるべきことはやった”ときっと納得できます」

「大切な自分」を降りてもいい。
それは同時に他人と深く関わっていくということなのかもしれません。
南さんは、人生の見方はひとつではなく、
別の視点があると教えてくれました。
人生後半戦の処し方をうかがいながら、
自分のことで精一杯の毎日を振り返り、
死ぬまでの生き方をもう一度じっくり考えてみたくなりました。

南直哉

福井県霊泉寺住職
青森県恐山菩提寺院代(住職代理)

 

[暮らしとおしゃれの編集室]

ここ数年私も続けています。。。

飲む美容液!? 食後ヤクルト美容のすすめ

「食後にヤクルトを飲む美容」は肌の綺麗なモデルたちの間では“定番”。連載【エルメス、今夜も好きにします】#8では、日頃から「腸内環境改善」目的でヤクルトを愛飲しているエルメスさんが、その魅力や個人的な感想をご紹介します。

 

■「食後ヤクルト」美容

以前、ツイッターでもご紹介した食後ヤクルト美容法。

こちらも私が長年続けている美容法ですが、ツイッターで紹介したところ大きな反響があり、とても嬉しく思っています。

私がヤクルトを飲み続けているのはもともと健康のためでした。ヤクルトに含まれている乳酸菌が腸内環境を良くし、腸内環境が良くなれば、免疫力も上がると聞いたからです。

昔から母がヤクルトをよく飲んでいたこともあり、10代の頃から家に常備されていました。

20代後半に入ってからというもの、油断すると体を壊すことが増え、本気で免疫力を上げようと思ったことから、筋力トレーニングと腸内環境を良くする「腸活」を始めました。このときに、肌の調子がすこぶる良くなったため、今でも筋トレとヤクルトは欠かせません。

当時はヤクルトに大きな美容効果があることに気づいていなかったのですが、SNSでとても肌の綺麗な読者モデルさんが「毎日の習慣でヤクルトを飲んでます」と投稿していることから、美肌の秘訣はヤクルトなのでは? と思うようになりました。

気づけば、ファッション誌時代でもヤクルトをよく飲んでいるモデルさんを見かけていました。

そこでヤクルトの美容法を調べてみると、やはり効果絶大だったので、私が続けている方法をあわせてご紹介します。

 

■ヤクルトってすごい

ヤクルトがなぜ美容にいいのか?

それは腸内環境と大きく関わっていると思います。
肌は内臓の鏡と言われます。以前、とても美肌な女医さんを取材したところ、とにかく腸内環境に気をつけていますとおっしゃっていました。

ヤクルトは、ヨーグルトの何倍もの乳酸菌を含み、またヨーグルトよりも量が少ないので手軽です。この乳酸菌が腸内環境を良くすることで、まず便秘が解消される傾向にあります。

便秘は、いわゆる体に不必要なものを溜め込んでいる状態なので、内臓に負担がかかって、結果として肌の調子も悪くなってしまいます。

また女医さんによると、腸内環境が良くないと体が内臓にエネルギーを使ってしまい、肌機能まで栄養素が回らず、美しく保つための力が失われてしまうんだそう。

腸内環境がいい人は、消化、排出までがスムーズに行われるため、食べたものの栄養素がうまく回り、結果として綺麗な肌になるのだと話していました。

肌のターンオーバーは腸内環境に強く紐づいていることから、「腸活」こそ美容に良いのだと思います。

乳酸菌を手軽にかつたくさん摂るとなると、忙しい現代女性にとって食べ物から多くを摂るのは難しいもの。

ヤクルトは量も少なく、味も美味しいので、とても手軽に乳酸菌を腸に送ることができます。

ヤクルト美容を試した方から、私宛に届いた感想の一例は

・ニキビが減った
・肌のキメが細かくなった
・肌が白くなった
・肌荒れが気にならなくなった、など。

私も肌の調子が悪いな、と思った際は、漢方、ヤクルト、乳酸菌を多く含んだ食事を意識するとすぐ改善されるので、やはり内臓のケアは、肌のためには必須とも言えます。

以前ご紹介したゴールドキウイも食物繊維をたっぷり含んでいるため、腸内環境改善の手助けにもなります。

■ヤクルト美容の方法

さまざまなやり方があると思いますが、ここでは私が取り入れている方法をご紹介します。

1、食後30分以内に1本飲む(できれば毎食ごと)

2、乳酸菌が沈殿している場合があるので、飲む前によく振る

3、冷やしすぎない。冷蔵庫では冷やしすぎないようにジップロックに入れたり、冷えにくい場所に置いたりします。乳酸菌が活発に動くには温度が低すぎない方が良いためです。

私は会社にもヤクルトを置いていて、ランチ後と夕食後に飲んでいます。

さらに効果を上げたい場合は、食事でも乳酸菌を多く取り入れると良いですよ。それもまた今度ご紹介できたらと思います。

忙しい女性に嬉しいヤクルト美容は、経済的、健康にもいい、肌にも効果があるなどいいことづくめ。

早速、取り入れてみてくださいね。

※本コラムの内容は個人の感想で、感じ方には個人差があります。

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解ってはいてもなかなか難しい、、、さらに暮らしを断捨離せねば。。。

現役医師が警告。人間は「6時間睡眠」でもまったく足りていない

 

睡眠時間が短いと身体や心に大きな影響を及ぼすということはよく知られていますが、具体的にはどんな影響があり、また何時間睡眠することが望ましいのでしょうか。メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』の著者で現役医師の徳田安春先生が、睡眠不足による弊害と、確保すべき最低の睡眠時間について、その根拠も含めて解説しています。

睡眠の最新医学。眠らない現代人と高齢者

年を重ねると睡眠時間が短くなります、とご老人の方々が言われるのをよく聞きますね。でも、高齢者の短い睡眠時間は健康的なのでしょうか。結論から言うと、短い睡眠時間は健康的ではありません。高齢者であってでもです。私は、高齢患者さんにも睡眠時間は最低7時間は確保するようにお勧めしています。今回のチャプターではその理由についてご紹介します。

現代社会では人々が眠れなくなっています。24時間365日、テレビは番組を放送しています。家電製品にLED電球が普及しています。LEDの青い光が網膜 に作用すると、脳にシグナルを送り、睡眠を防ぎます。車社会によって、毎朝の一般道路での騒音はますますひどくなっています。仕事や学校は依然として早い 時間からスタートします。これらによって遅く寝て早く起きるのが当たり前のようになっています。

人間の脳内には体内時計があります。体内時 計の1日は24時間15分程度。つまり、体内時計は24時間周期ではなく、毎日約15分遅く進むリズムとなっています。そのため、人間が眠る時間帯は体内時計のみに従うと徐々に遅れていくので、毎日この時計をリセットしなくてはなりません。リセットのためには、朝は日光に当たって体内時計をリセットする必要があります。

大切な睡眠

進化の過程で、睡眠は非常に重要な機能として温存されており、ほとんどすべての動物が睡眠をとっています。睡眠のフェーズには2つの種類があります。ノンレム睡眠とレム睡眠です。人間の睡眠では、90分間でこの2つのフェーズが1サイクルを成し ており、これが繰り返されています。睡眠の前半ではノンレム睡眠が長く、後半ではレム睡眠が長くなっています。私たちが夢を見るフェーズはレム睡眠です。

ノンレム睡眠とレム睡眠の役割はそれぞれ異なっています。ノンレム睡眠には記憶を助ける働きがあります。日中に学習した内容は脳の奥にある海馬に一時的に貯蔵されますが、ノンレム睡眠によって大脳全体にうまく配分されて長期の記憶として保持されます。レム睡眠は、記憶された知識を様々な組み合わせで結合することにより、クリエイティブなイノベーション的発想をもたらします。

睡眠時間が短くなると、睡眠の役割が十分に果たされなくなります。ノンレム睡眠が浅くて短いと、昼間の間に学習した内容が長期記憶として保存されなくなります。レム睡眠が短いと、クリエイティブな発想を生み出す可能性が低くなります。これらは受験生や頭脳労働者にとっては大変重要なことです。

また、睡眠が浅くて短くなると、体や心の健康に害を及ぼします。がん や心血管病、肥満、糖尿病などの病気になるリスクが高くなります。また、うつ病や不安神経症、そして認知症のリスクも高くなります。小児の場合、ADHD と似た症状をもたらします。心理的トラウマを受けた人の場合、レム睡眠が短いと、PTSDになるリスクが高まります。

健康的な睡眠とは

睡眠が浅くて短くなるとさまざまな病気のリスクとなることがわかりました。しかし、だからといって、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤 などを服用することは勧められません。これらの薬は、睡眠を早めに導入してくれはしますが、睡眠の質を低下させます。長期に服用していると認知症のリスク が高まると言うこともわかっています。

大量飲酒はレム睡眠を抑える効果があります。つまり、クリエイティブなイノベーション的発想が抑えられてしまいます。研究者やビジネスマンにとっては致命的なこととなります。アルコール依存症の患者さんが、アルコールを中断したときに起こる禁断症状は、 振戦せん妄と呼ばれています。これは覚醒しているときに、レム睡眠、すなわち夢を見るような幻覚に襲われる症状です。

睡眠の後半の最後の部分で、私たちの睡眠のほとんどがレム睡眠に入ります。8時間の睡眠時間の中では、最後の2時間がクリティカルなレム睡眠ピリオドとなります。そうすると、 睡眠時間が6時間の人はこのクリティカルピリオドを味わっていないことになります。年齢を重ねても頭が硬くならないように、睡眠時間は8時間確保してでも 睡眠を毎日味わいたいところですね。

文献
Matthew Walker. Why We Sleep. Scribner. 2017

[まぐまぐニュース]

公正と公平が健全な社会の根幹。。。

江戸時代の武士の平均年収は500万円超

 

江戸時代の武士は現代のサラリーマンより豊かに暮らしていたのか。マネー事情や出世競争は? 当時の実情に詳しい識者に聞いて解き明かす。

■1両あれば、1カ月は暮らせた

江戸時代、武士の給与は先祖から受け継いだ「家柄」によって決まっていた。これを「家禄」という。当時はコメ本位経済で、年貢の量、身分などすべてがコメで管理されており、給与についてもコメの量で提示された。

コメを量る単位は「石」「俵」「斗」「升」「合」(※)。土地の標準的な収穫量は「石」を用いた「石高」を基準にし、「石高制」と呼んだ。

※1石=10斗=100升=1000合≒180リットル 1俵=3斗5升or4斗

「通貨に換算すると1石は、だいたい金1両という相場でした。江戸時代は1両あれば、なんとか1カ月暮らせるといわれていました。いまよりはるかに質素な暮らしぶりですが、現代価値で10万〜20万円程です」

そう説明するのは、歴史学者で国際日本文化研究センター名誉教授の笠谷和比古氏。

では、武士の平均的な給与はどのくらいだったのか。

「幕 府に直接仕える武士は、将軍に挨拶できる『旗本』(約5000人)とその資格のない『御家人』(約1万5000人)に分かれます。このうち旗本と御家人と の境目は家禄100石あたり。この階層で給与を考えたとき、税率は三ツ五分(35%)が基本なので35石が手取り収入となります。35石は現代では年収 500万円を少し超える計算です」(笠谷氏)

旗本と御家人といった階級の違い自体は、給与とは関係ない。家禄により給与は低くても、身分の高い家やその逆もある。戦で活躍さえすれば昇進できるというシステムであり、事務処理能力が高くても評価されることはなかった。

「江 戸時代の初期、武士の本分は戦場での槍働きだという気概がありました。ただし算盤や帳簿つけなどの行財政も必要な仕事です。武士の集団のなかで『やれ』と 指名されれば避けて通れません。そうして担当を任される武士は『ひ弱な人間』という評価であり、非常に不名誉だと考えられていました」(同)

だが、一途に武士が腕を磨き続ければいいという時代は次第に終わりに近づく。江戸時代初期の島原の乱(1637年)を最後に大きな戦はなくなり、武士はそれまでの働き方を変えることを迫られたのだった。

「元禄(1688〜1704年)、享保(1716〜36年)と官僚化が進むにつれ、武士の価値観は逆転します。算盤や帳簿づけが中心の勘定所が花形職場となり、事務処理能力の高さが評価ポイントとなりました」(同)

■8代将軍吉宗が「足高(能力)主義」を導入

同時に、給与が低い家は幕府の役職に就いて、出世することを積極的に目指し出す。

「官 僚化の初期段階は、家臣のうち最重職である家老の子は高い役職に就き、軍隊の中で最下級の足軽の子は低い役職に就くといったことがあたり前でした。ただそ れは、先祖が戦で貢献した家というだけで、行財政の分野で優秀な人間が出るという保証はない。となると当然、適材適所の人事にならず、組織全体がうまくま わらなくなる。優秀な人材を登用するには、実力主義の制度が必要とされました。そこで効果を上げたのが8代将軍吉宗の『足高制』です」(同)

足 高制では、出世して幕府の役職に就けば、在職中に限って不足分の報酬を補填。そして役職を離れれば元の家禄に戻る。それが世襲されることもない。ふつう家 柄の低い者の出世が可能になれば、既得権益を持つ家禄の高い者は面白くない。だが「能力主義」を導入する一方で「身分主義」も守ると明言することで保守派 の人間も納得。江戸文化研究家の菅野俊輔氏も「秀逸な制度だった」と評す。

「江戸時代の研究を長年していても、吉宗は異質。血のしがらみを取り払って制度を整えた稀有な将軍でした。自分のつくった制度と官僚を信じ切ったのでしょう」(菅野氏)

こうして18世紀には「能力主義」が浸透していく。

「こ の時代の能力主義こそを『年功序列』と言ったのです。『年』は経験年数を示しますが、それによりスキルアップして、『功』である成果が出る。すると昇進し て給料が上がっていく。いまの日本企業で使われる“年功序列”のように、年を重ねるだけで給料が上がるのとは意味が違います。仕事で成果も出さずに、給料 アップなんてもってのほかです」(笠谷氏)

昇進条件は業務成績の優劣であり、「誰もが認める優秀な人材が出世していった」(同)という。

■大岡越前守は吉宗の目にとまり町奉行へと飛び級

また、幕府では監察の制度があり、好悪や情実による職権乱用をすれば上司のほうが処罰されるハメになる。そのため、上司との相性は出世には無関係だった。

「実 力さえあれば身を立てられる時代でした。たとえば大岡越前守(忠相)。時代劇の印象で江戸町奉行として行政、司法を担当した存在として知られます。でも彼 は、もともとは将軍の御殿を警備する番士。それが18世紀初期、この能力主義の導入により、吉宗の目にかかり町奉行へと飛び級したのです。さらに寛政の改 革(1787〜93年)の時期からは試験制度も導入され、武芸・学問の両方が厳密に審査されるようになりました」(菅野氏)

はたして出世により嫉妬、非難を浴びることはなかったのか。

「小 野一吉(くによし)という人物のように、下級身分の御家人から財務長官である勘定奉行まで出世する者が出ても、家格が高い武士たちは僻んだり足を引っ張っ たりはしなかった。実力主義のなかでフェアな競争を繰り広げ、負けたときは“敵ながらあっぱれ”と称賛し、再チャレンジする。武士道精神が根付いていたの でしょう」(笠谷氏)

優れた功績があれば昇進し、そうでなければその地位に留まる。真の実力主義に基づく段階的昇進システムは、江戸時代に確立され、戦後の高度成長期まで日本の組織に一部が受け継がれた。健全でフェアな“出世競争”が再び評価される時期を迎えている。

笠谷和比古
歴史学者

菅野俊輔
江戸文化研究家

[プレジデントオンライン]

せぬ隙が、面白き。

 

万能を一心につなぐこと。

見所の批判に云はく、「せぬ所が面白き」など云ふことあり。これは為手の秘する所の案心なり。まづ二曲を初めとして、立ち働き・物真似の種々、ことごとくみな身になすわざなり。せぬ所と申すは、その隙(ひま)なり。このせぬ隙は何とて面白きぞと見る所、これは油断なく心をつなぐ性根なり。舞を舞ひやむ隙、音曲を謡ひやむ所、そのほか、言葉・物真似、あらゆる品々の隙々に心を捨てずして用心をもつ内心なり。
この内心の感、外に匂ひて面白きなり。かやうなれどもこの内心ありと他に見えて悪かるべし。もし見えば、それはわざになるべし。せぬにてはあるべからず。無心の位にて、我が心をわれにも隠す案心にて、せぬ隙の前後をつなぐべし。これすなはち、万能を一心にてつなぐ感力なり。

[『花鏡』世阿弥]

 

すなわち「せぬ隙」は、何もしないことや息を抜いて休んでいることではなく、実はその正反対。動いているとき以上の高密度のエネルギーが内部で張り詰めて、ずっとつながっていることなのです。そしてその心は気配として微塵も表に現れてはならぬ。わが心をわれにも意識させぬ、無心の境地に入ること。これはもう芸道の修練ではなく、禅の悟道そのものに思えます。充実した一念一念を、一瞬一瞬とつなぎ、積み上げ一生となる。有と無、自と他の境を超越すること。

しなやかに生きる。。。

 

最も強い者が生き残るのではなく

最も賢い者が生き延びるわけでもない

唯一生き残るのは変化できる者である

[チャールズ・ダーウィン]

 

ルールを変え

仕事を変え

意識を変えることで

人は、新しい環境に適応し続けることができる。。。

明日死すとも、今日新たに始める。。。

 

40歳は人生の折り返し地点などと言いますが、たとえ80歳まで生きるとしても、60歳からあと20年、100歳まで生きると考えれば60歳から40年も生きなければならないのです。もし老後に何も生きがいがないとしたら……と思うとゾッとしてしまいます。

そんな中、ある90歳くらいの女性が話したという「人生で公開していること」が、深くて考えさせられる!とツイッター上で話題になっています。

投稿したのは、ツイッターユーザーのHRKさん。

一体、どんなことを話したのか、まずは当該ツイートを早速ご覧ください。

こ、これはいろいろ考えさせられますね。。。年をとってからが人生、まだまだこれからなのかもしれません。

このツイートは、2万いいね!、1万以上のリツイートが集まっています。

[livedoor NEWS]

どんな食材も諸刃の剣、、、バランスよく万遍なく。。。Vol.2/Vol.1への反論

 

糖質制限「老化説」が抱える根本的な大問題

マウス実験では「ヒトの健康」はわからない

江部 康二:高雄病院理事長

大ブームになっている糖質制限だが、日本農業新聞の3月15日付のニュース配信を見て驚かれた方も多いのではないだろうか。
「ご飯やうどんなどの糖質制限をすることで、60代後半以降で老化が顕著になる」という内容の研究を、東北大学大学院がまとめたと いうのだ。3月19日には、フジテレビ「とくダネ!」も同じ研究を取り上げ、「“糖質制限ブーム”に驚きの報告 長期間の『糖質制限』で老化説」という特集を放送。3月29日発売の『週刊新潮』も同じ研究をもとに「糖質制限で『老ける』『寿命が縮まる』」という特集 を組んでいる。
これまで、「糖質制限による健康効果は絶大で、老化も防止する」としてきた糖質制限派の主張を真っ向から否定する内容で、ネットなどでも波紋を広げている。果たしてどちらが正しいのだろうか。糖質制限食の第一人者で『江部康二の糖質制限革命』の著者でもある江部氏に語ってもらった。

「ご飯、うどん…炭水化物減らすダイエット 60代後半で老化顕著に 糖質制限ご用心」という 記事が、3月15日付で日本農業新聞のネット版にリリースされました。東北大学大学院・農学研究科の都築毅准教授(農学博士)らのグループが「マウス」を 使って行った試験では、炭水化物を減らした食事を長期間続けると、老化が早く進み、寿命も短くなるというものです。

都築准教授は、19日の「とくダネ!」(フジテレビ)にもゲスト出演され、同様の発言をされました。29日発売の『週刊新潮』でも都築准教授は、同じ研究をもとに糖質制限で老化、短命化すると断言されています。

当初は特に取り上げるほどの研究でもないと思ったのですが、私のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」にも複数の読者さんからコメントをいただきましたので、16日の同ブログに下記のような反論の記事を書きました。

そもそも、東北大学大学院・農学研究科のグループ は根本的な間違いを犯しています。それは、「そもそもマウスの食事実験の結果はヒトには当てはまらない」という基本的なことを無視していることです。

マウスで糖質制限実験をすることの根本的な誤り

どんな研究においても、手軽なマウスやラットが実験動物として使われやすいのは事実です。

しかし、マウスやラットで糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)の実験をすること自体が、根本的な間違いだと言わざるをえません。なぜなら、マウスやラットなどネズミ類の本来の主食は草の種子(すなわち今の穀物)だからです。

草原が地球上の有力な植生として現れる鮮新世(510万年前)以降、ネズミ科の動物が出現して爆発的に繁栄します。510万年間、草原の草の種子(穀物)を食べ続けてきたネズミに、高脂肪・高タンパク食を与えれば、代謝が破綻するのは当たり前です。

ネズミの主食はあくまでも「穀物=低脂質・低たんぱく食」なのです。ネズミは、「穀物=低脂質・低たんぱく食」に特化して、消化・吸収・代謝システムが適合しているのです。

東北大学大学院の実験は単純に、マウスの代謝に合わない(主食でない)糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)をマウスに与えて、寿命や老化を観察するという実験にすぎません。

すべての代謝が狂って老化が進み寿命が短くなるのも、言わずもがなです。

食事についてヒト以外の動物を使って実験することがいかに見当はずれなことか。わかりやすい例として、ゴリラを例にご説明します。

ゴリラの主食は「棘(トゲ)の多い大きな蔓(つる)や大きな草」です。

つまりゴリラは超低脂質・低たんぱく食が主食なのです。このゴリラに、糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)を食べさせたら、代謝はガタガタになり、マウスやラットと同様、老化も進み、寿命も短くなるでしょう。

東北大学大学院の実験は、わかりやすく言うと、ゴリラにステーキを食べさせるというイメージになります。

ゴリラだと、糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)を食べさせることの間違いが、マウスやラットよりわかりやすいのではないでしょうか。

人類のもともとの食性は「糖質制限食」

人類の主食が何であったかはともかくとして、農耕が始まる前の700万年間は、穀物ではなかったことは確実です。農耕が始まる以前の狩猟採集生活では、糖質を取ることはまれにしかありませんでした。

つまり歴史的事実として、農耕が始まる前は人類皆、実質的に糖質制限食を実践していたのです。

また、ヒトの進化の過程で脳が急速に大きくなり、シナプスが張り巡らされるためには、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取が不可欠でした。

EPAとDHAは、地上の植物性食品には含まれておらず、動物性食品にしか含まれていません。

したがって少なくとも、肉・骨髄・昆虫・地虫・魚貝……などの高脂肪・高たんぱく食を、脳が急速に発達した20万年前頃、必要充分な量、食べていたことは間違いないでしょう。

このように人類は本来、高脂肪・高タンパク食に慣れているので、糖質制限食の安全性は高いのです。

マウスやラットやゴリラと、ヒトの食性はまったく異なっているのです。

結論を簡潔に申しましょう。

薬物の作用や毒性をネズミ類で動物実験するのは、研究方法として比較的問題は少ないと思います(動物実験自体の是非は置いておきます)。

しかし、本来ヒトと主食がまったく異なるマウス・ラットなどネズミ類で、人類の食物代謝の研究を行うのは、出発点から根本的に間違っている可能性が高いので注意が必要です。

研究者の皆さんにおかれましては、「薬物の動物実験」と「食物の動物実験」はまったく意味が異なることを認識してほしいと思います。

この辺のことは厚生労働省も認識されているようで、私のブログに中嶋一雄先生(医師)から次のようなコメントをいただきました。

「厚生労働省の食事摂取基準に引用された文献は、すべてヒトの研究論文です。私が読んだ限り、動物実験の論文は一切引用されていません」

今回のマウス実験の発表は、東北大学大学院の医学系研究科ではなく農学研究科によるものであること、JAグループの広報紙ともいうべき日本農業新聞の記事であることなども割り引いて考える必要があるのかもしれませんが、少し乱暴だったという感は否めません。

糖質制限食こそが老化を防ぐ

なお、私、江部康二は現在68歳です。まさに日本農業新聞の記事のいう「60代後半から老化が顕著」にピッタリの年齢です。

しかし、52歳から続けているスーパー糖質制限食のおかげで、現在も皮膚の若さは52歳相当と好ましい状態です。このほか、

歯はすべて残っていて、虫歯はありません。背は縮んでおらず、夜間の尿もありません。目は裸眼で広辞苑が読め、聴力も低下していません。階段は駆け上がります。

一般に老化現象と言われる事柄に関して私の場合、スーパー糖質制限食で、かなり好ましい状態が維持できているのだと思います。京大医学部時代の同期生たちからは、私だけ「(良い意味で)異常だ」と言われているくらいです。

こうした糖質制限によるアンチエイジング効果は、多くの実践者から報告されております。血色が良くなるなど、若返り効果もよく聞きます。糖質制限により血行が良くなることなどから、さまざまな病気の予防改善効果も期待できます。

逆に、糖質の取りすぎは健康寿命を縮めると報告されており、一流医学雑誌『ランセット』にも「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という記事が出たことについては、昨年10月3日の記事(「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文)でご紹介しました。『週刊新潮』のタイトルとはまったく逆に、糖質を制限しないと「老ける」「寿命が縮まる」というのが国際的な新常識なのです。

全世代について言えることですが、特に50代以降の健康維持の鍵を握るのは「糖質制限」だと言っても過言ではありません。

皆さまにおかれましても、自信を持って正しい糖質制限食を実践していただきたいものだと思います。

[東洋経済ONLINE]

どんな食材も諸刃の剣、、、バランスよく万遍なく。。。

 

一夜にしてひっくり返された糖質制限の万能説

こんにちは!肥後庵の黒坂です。

3月15日付の日本農業新聞でどでかいニュースが飛び込んできました。「ご飯やうどんなどの糖質制限をすることで、60代後半以降で老化が顕著になる」という東北大学大学院が発表したというのです。

この記事のリリースを受け、ネット上は大変な盛り上がりを見せています。これまで「糖質制限こそが、老化を防止して理想的な体系を維持できる魔法のような食事法だ」と言わんばかりに、様々な書籍や記事が出ていましたが、その定説がひっくり返すような発表です。

今回、感じたことをお話ししたいと思います。

マウスを使用した実験結果の信頼性

報道されたのはマウスを使った食実験です。

マウスに日本人の一般的な食事に相当する餌を与えた場合と、糖質制限食を与えた場合を比較した。

一般的な食事を与えたマウスは多くが平均寿命よりも長生きしたが、糖質制限食では平均寿命まで生きられなかった個体が多かった。死んだ個体は平均寿 命より20~25%ほど短命だった。また、糖質制限の個体は見た目も同齢の一般食の個体と比べて背骨の曲がりや脱毛などがひどく、老化の進度が30%速かった。

引用元:日本農業新聞「ご飯、うどん・・・ 炭水化物減らすダイエット 60代後半で老化顕著に 糖質制限ご用心」

ということで、一般的な食事を与えられたマウスと、糖質制限食を与えられたマウスでは、後者の方が寿命も短く、老化も早かったとあります。

これをみて「うわ、怖い!糖質制限食は危険だ!」と脊髄反射的に考える前に、どうか冷静になって下さい。こうした実験の多くは結果の違いを明確に出 すため、極端に糖質制限をしたものと考えられます。また、炭水化物はご飯やうどん以外にもあらゆる食物に含まれていますから、一般的な人が今回のマウス実 験の時ほど極端な糖質カットをした食生活を送ることはあまり現実的ではないと思います。ですので、この実験結果が、そのまま糖質制限ダイエットをしている 人間に当てはまるとは言い切れません。

しかし、そうはいっても過剰な糖質制限ダイエットに励んでいる人にとっては、無視できる話でもないようです。今回の発表を読んだ私は「マウス実験の 結果を人間に置き換えて考えても良いのだろうか?」と疑問が湧いたので調査してみました。こうした実験で使用するマウスは高度に管理されており、そこらに いるネズミなどではないのです。ネズミの遺伝子は90%以上が人と共通なので、同じことを人にやると近い結果が得られるということです。

結論的には、人が糖質制限マウスとまったく同じ食生活をすると、マウスと同様に短命で老化が早まる可能性が高そうだということです。

定説はいつの時代もひっくり返されるもの

より厳密で詳しい話は栄養学や医学の専門家にお任せするとして、私から言えることがあるとすれば、「定説はいつの時代もひっくり返されることを理解しておく」ということでしょうか。

ポリフェノールが健康に良いと言われて、赤ワインがめちゃめちゃ売れたと思ったら「アルコールの害の方が、ポリフェノール摂取効果より大きい」と言 う話が出てきて赤ワイン健康ブームの盛り上がりはどこかへいってしまいました。また、牛乳はカルシウムが豊富!というお話も、「飲みすぎて骨粗鬆症」とい う真逆の話が出てきたりしており、最近は牛乳の健康効果を疑問視して子供に飲ませるのを躊躇している人も多くいるようです。

定説がひっくり返るのは食事だけではありません。筋肉隆々でかっこいいイメージのティラノサウルスは、実はどちらかといえば鳥の見てくれに近くてフ サフサの毛で覆われていたとか、二酸化炭素は地球温暖化の原因ではなかったとか、うさぎ跳びはめちゃめちゃ健康に悪いとか、マイナスイオン効果なんて全く なかった。こうした話は枚挙にいとまがありません(最終的に何が正しいのかははっきり分からないものもありますが…)。

このように科学技術や歴史の世界でも、それまでは「絶対に正しい」と思われていたことが、後からひっくり返されてしまうことがいくらでもあるので す。百歩譲って歴史は間違っていても、個々人に大きなダメージはないでしょう。しかし、これが食事とか健康となるとこれがシャレになりません。今回の糖質 制限食も、「これこそが最先端で医学的に効果が証明された最高の食事だ!」と思って取り組んでいた人にとっては冷水を浴びせられたように感じたのではない でしょうか。

結局、糖質制限は良いのか?悪いのか?

今回、大きな話題を呼んだ記事を読んだ人が知りたいと思ったことは「結局、糖質制限は良いのか?悪いのか?」という結論でしょう。

この問いに対する答えは、すぐに出てくるものではないと思います。実験結果はマウスを使ったものであって、人体実験ではありませんし、そもそも糖質制限食がブームになったのがごく最近のことですので、信頼のおける結論が出るのはまだ先になるでしょう。

「なんだよ、結局分からないのか!?」と思われたかもしれませんね。分からないからこそ、一つ確実なことが言えます。それは、「食事は極端に走らない方がいい」ということです。

今回のようにブームになった糖質制限ダイエットも、それまで日本人が長い歴史の中でおいしく食べてきたご飯やうどんをバッサリカットしてしまうのは 考えものです。一時は痩せても、その後に病気や短命になってしまっては元も子もありません。私はフルーツビジネスを営んでいる立場から、フルーツの素晴ら しさをあちこちで説いているのですが、それでも「健康のためには、3食全部フルーツを食べなさい」、みたいな極端なことは決して言うつもりはありません。 どんなに健康的なものでも、極端に食べ過ぎる、制限しすぎることは返って毒になるということです。今はOKと言われていても、ある日突然に「実は間違えて いました」と定説が覆る可能性があるのですから。

人の体は複雑系です。いつの時代も色んな食材をバランスよく、そして何よりおいしく食べるという事に勝る健康法はないと思います。

黒坂岳央

[アゴラ 言論プラットホーム]