何と柔軟な発想なのでしょう!

■ここまできた!「車中泊」の奇想天外な利用実態

車に住む人が増えれば社会が変わる可能性も

大型バンなどを、暮らしや仕事の場に利用する人たちがじわじわと増えている。写真は旅をしながら旅行アプリを作っているON THE TRIP のバン(写真:筆者撮影)
車離れが言われて久しい。その一方で移動するツールとして以外に車を使おうという動きが加速している。わかりやすいのは車中泊だ。リーマンショック後の節約志向を受け、安く旅する手段としての車中泊に注目が集まり、2008~2009年には車中泊をテーマにした雑誌が登場した。
さらに民主党政権下で行われた2010年6月から1年弱の高速道路無料化の社会実験は車中泊経験者を増やすことになった。2011年の東日本大震災以降、熊本地震、西日本豪雨災害、北海道胆振東部地震と時代を追うごとに被災地でのトレーラーハウスの利用が拡大し、北海道では仮設住宅として使われるまでになったことも車内で暮らすことへのイメージを変えた。さらに最近では泊まるだけにとどまらない使い方も出てきている。車中泊はこの先、どこへ向かうの か。

インバウンド旅行者が使う例も増えている

現在、国内にあるキャンピングカーは約11万台。10年ほどで約2倍に増えており、ここ数年は年間数千台ずつ増加している。一般社団法人日本カート ラベル推進協会のアンケート調査によると車中泊経験者のうちの46%がキャンピングカー以外で宿泊していることを考えると、市場規模はそれよりはるかに大きい可能性もある。近年の特徴はレンタルが増えていること。インバウンドも含め、旅行者が借りて使うケースが増えているのだ。

だが、問題がある。キャンピングカーを借りても停めて泊まれる場所が少ないのだ。よく利用されるのはオートキャンプ場や道の駅だが、オートキャンプ場は数が限られているし、道の駅は夜間、照明が点いておらず見つけられない、トイレが利用できないなどと宿泊できないケースが少なくないのである。

訪日外国人向けの情報発信、体験コンテンツを企画するNPO法人を主催している宮下晃樹氏がその問題解決のために思いついたのが、車中泊可能な場所 のマッチングアプリ「Carstay」だ。夜間使っていない駐車場や空地を登録してもらい、泊まりたい人がアプリ上で予約・利用するというもので、登録から予約、決済までをオンラインで行う。

民泊と違い、部屋はもちろん、寝具などを用意する必要もなく、現時点では旅館業法など該当する法律がないため、許認可も不要。遊んでいる土地が車1台分あり、駐車したところから500m以内に利用可能なトイレがあれば誰でも、どこででも簡単に始められるのが特徴だ。

しかも、このビジネス開始にあたり、三井住友海上火災保険が車中泊旅行者、車中泊事業者向けの保険を業界に先んじて開発し、自動的に付帯する仕組みに。これにより、貸す側、借りる側とも安心して車中泊ができるようになった。

宮下氏が座っているのは軽トラの荷台部分を利用したもので2人分のベッド、仕事用のデスク、収納式のソファ、エアコン、バッテリーが備え付けられており、断熱性能も高い(写真:筆者撮影)
訪日客の困りごと解決から思いついたサービスだったわけだが、このサービスが変えるのはそれだけにとどまらない。

「地方の花火大会やコンサートなど一時的に多くの人が集まるイベントで宿泊施設が足りない場合、あるいはそもそも宿のない場所でもCarstayを導入すれば、一時的に安価に宿泊場所を増やせる。日帰り客より宿泊客が多くお金を落とすことを考えれば、経済効果は大きいはずです」(宮下氏)

イベントには実際にバンで暮らす「バンライファー」が多数集まった。たとえば、つくば市の担当者が1年前に出会い、イベント開催のきっかけになった という渡鳥ジョニー氏は2018年春から永田町のシェアオフィスの駐車場に置いたバンで暮らしている。離婚を機に10年ぶりに戻った東京で家賃の高さや、 満員電車にうんざりし、人生に最低限必要なモノは何かを自問自答した結果、それほど多くはないことに気づき、以前から気になっていたバンでの暮らしを選択したという。

10年前と違い、都会ではさまざまなものをシェアする暮らしができる。オフィスやキッチンはシェアオフィスで、洗濯はランドリーサービスで、風呂はジムで、ネットはスマホ、電源はカフェでと考えると、自宅に必要な機能はさほど多くはない。コーヒー、音楽、上質なベッドがあればいいと割切れば中古のバンで十分なのである。

6人乗りバンをDIYし、旅しながら暮らす

しかも、思いついたら好きな場所に移動することもできる。海を眺めながら、鳥のさえずりを聴きながら仕事することも、仕事帰りに温泉に寄ることもでき、眠くなったらそのまま寝てしまえばいい。書いていてうらやましくなる暮らし、働き方である。

渡鳥氏よりもさらに移動を常としてバンに暮らしている人たちもいる。2年前にトラベルオーディオアプリ「ON THE TRIP」というサービスを立ち上げた成瀬勇輝氏と志賀章人氏だ。観光地に滞在して取材するとなると宿泊費や交通費が高くつくが、バンをオフィス兼住宅に してしまえば金銭的な問題が解決する。そこで6人乗りのバンをDIY、旅しながら仕事をし、暮らしているという。

1カ所での滞在は1~2カ月というが、オフィス(!)の面白さに興味を持ち、取材した人たちをはじめ、地元の人たちがバンを訪ねてくることも多く、ホテル滞在時とは違う、深い付き合いになるという。これこそ、まさに関係人口増である。

先端の暮らしを実践する人たちの話を聞いていて思ったのは最近増えている二拠点居住、多拠点居住にバンライフを組み合わせれば関係人口増に加え、空き家などの地域の問題にも解決の糸口が見えるのではないかということだ。

例えば空き家問題については、1人が複数の家を使うという考え方がある。地方の家賃や、住宅価格が下がればほかの地域から「別宅」を求めてくるようになるかもしれないが、そこで問題になるのは移動にかかる費用と時間だ。

定住者ではなく、関係人口を増やす

公共交通機関利用の旅と違い、車での旅には時間の制約がない。そこに泊まるという機能が加われば、旅はさらに自由になる。好きなときに好きな場所に行き、そこに好きなだけ滞在できるようになるのだ。

とすれば、車中泊には地方に人を移動させ、活性化させる力があると言える。車に泊まれるなら、公共交通機関のない、宿もない場所にも行ける。それに泊まれるなら、そこで働ける、暮らせるということにもなる。

Wi‐Fiさえあれば働ける人が増えている今、車中で仕事をする人、なんだったら、そのまま車中で暮らそうという人が出てきても不思議はないのだ。 その人たちがあちこちを移動しながら暮らすとしたら、それによって地方は定住とは異なるものの、その地域に関心や愛着を持ち、関わってくれる人の数=関係 人口を増やせるのではなかろうか。

実際、そこに思い至り、イベントを開いた自治体がある。茨城県つくば市だ。2019年3月21~22日に開かれたのは「VANLIFE(バンライフ)」をテーマにした「つくばVAN泊2019」なるイベント。バンライフとはバンタイプの車で働き、暮らす人たちやライフスタイルのことである。

つくば市は「世界のあしたが見えるまち」を標榜しており、同イベントはこれからの生活、社会を考えるための実験の1つ。具体的に意図したのはズバ リ、関係人口の増加。つくば市の人口はつくばエクスプレス沿線では増加しているが、広大な市内では人口減少、高齢化、少子化が進むエリアがある。そうした エリアで関係人口を増やすためにはバンライフを送る人達に選ばれるまちという手があるのではないかという考えである。

あらゆる交通費をまとめて月額定額制にするなど大胆な施策があれば、人は移動するようになると思うが、それはあくまでも個人の妄想。行政がそんなこ とを考えるわけはないだろうから、現実的なのは車利用である。泊まれる車で仕事しながらなら長時間の移動も無駄にはならない。さらに自動運転が実現したら、寝ているうちに別宅に到着という日がくるかもしれない。

もちろん、問題も多数ある。不動産を所有するという経済的、精神的な負担からは自由になるものの、モノへの執着も同時に断ち切らなければバンライフ は難しい。最近では断熱材をしっかり入れた一般の住宅以上の性能のあるモバイルハウスも出てきてはいるものの、それ以外では夏は暑く、冬は寒い。ソーラー パネル普及で電気はだいぶ、自由になったというが、まだまだバッテリーは高く、性能も十分ではないという声もある。

オフィス、サウナ、スナックに使っている人も

さらに現時点ではどうしようもないのが水とトイレ。とくにトイレ問題は大きく、バンライファーに女性が少ないのはそのためだ。ポータブルトイレもあるが、狭い空間でのにおい、衛生面の問題を考えると現状の商品では無理がある。

研究機関の集まっているつくばである、一瞬にして排泄物が分解されて粉末になるような技術を開発してくれたりはしないだろうか。災害時にもトイレ問題が深刻であることを考えると、これは決して冗談ではない。バンライフを快適にする技術は災害時の避難生活を快適にする技術でもあるのだ。

また、1人でのバンライフは快適だとしても、それが2人になり、子ども連れになったときにどうするか。住民票や税金その他行政的な問題も多々あるは ずで、すべてがすべてバラ色とは思わないが、バンライフに未来の暮らしの糸口があることは確かだ。そこに目をつけ、かつ1985年のつくば科学万博をもじったイベントを開いたつくば市の慧眼(けいがん)には参加者同様、敬意を表したいところである。

ちなみにイベントではバンをオフィス、サウナ、ライブ演奏の舞台、スナックなどとして使っている人が参加しており、ほかの場所では茶室を見たことも ある。かくあるべしを取っ払ってしまえば、車は想像以上に自由で楽しく、社会を変える力にもなる。それが売れないというのはどうしたことか。自動車メー カー各社もつくばVAN泊に参加すべきではなかったかと思う。

[東洋経済ONLINE]

知っておきたいお酒の豆知識

■知ったかぶりは恥をかく…「グレーンウイスキーはモルトを薄めた安酒」にあらず【ビジネスマンのための一目おかれる酒知識】

江口まゆみ

~ビジネスマンのための一目おかれる酒知識 第9回ウイスキー編その3~

ビジネスマンであれば、酒好きでなくても接待や会食で酒に親しむ機会は多いです。そして多くの人は「それなりに酒に詳しい」と思っているはず。しかし、 生半可な知識、思い込みや勘違いは危険。飲み会の席で得意げに披露した知識が間違っていたら、評価はガタ落ちです。酒をビジネスマンのたしなみとして正し く楽しむために「なんとなく知っているけどモヤモヤしていた」疑問を、世界中の酒を飲み歩いた「酔っぱライター」江口まゆみがわかりやすく解説します。

通常ウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしてつくられています。これを「ブレンデッドウイスキー」といいます。

モルトウイスキーとは、大麦麦芽を原料とし、ポットスチルと呼ばれる単式蒸留器でつくられます。一方、グレーンウイスキーは、トウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀類に、糖化のための麦芽を15~25%程度加えたものが原料で、連続式蒸留機でつくられます。

ウイスキー愛好家であれば、モルトウイスキーについてはよくご存じですよね? もしかしたら、お気に入りのシングルモルトも1つや2つではないかもしれません。では、グレーンウイスキーについてはどうでしょうか。

ウイスキーの入門書を読むと、モルトウイスキーのつくり方は詳しく解説されていますが、グレーンウイスキーについてはあまり書かれていません。

しかも、ブレンデッドウイスキーに何パーセントグレーンウイスキーが含まれているかは、世界的に規定はなく、メーカーから公表もされていません。

そこでなかには、

「グレーンウイスキーは安価な原料で機械的に蒸溜された混ぜ物ではないか?」

と考える人がいます。

安いウイスキーにはモルトはあまり含まれておらず、ほとんどがグレーンではないかと言う人もいます。安いウイスキーほど飲みやすく味がシンプルなので、そう思うのかもしれません。

たしかに、グレーンウイスキーの成り立ちをひもとくと、はじめは税金逃れのコストダウンが目的だったようです。麦芽に比べて安価な穀類を大量に使用し、19世紀前半に連続蒸留機が発明される前は、単式蒸留器で3回蒸溜してつくられていました。

こうしてつくられたウイスキーの品質は雑味が多かったので、そのまま飲用されることはほとんどなく、スコットランドからロンドンに送られてジンの原料になっていたそうです。ロンドンではグレーンウイスキーをゆっくり精溜して不純物を取り除き、純度の高いスピリッツにしてからジュニパーベリーの実やハーブ類を加え、ジンとして生まれ変わらせていました。

グレーンウイスキーというと、カフェ式とかカフェスチルという連続蒸留機の名前が出てきますが、これは1830年にこの蒸留機を発明したイーニアス・カフェの名前に由来します。それ以前にも連続式蒸留機はいくつか開発されていましたが、カフェ式蒸留機は、縦型の蒸溜塔を何段にも仕切り、もろみが上段から下段に流れながら分溜を繰り返すことによって、アルコール度数を高めていくという革新的なものでした。この設計は、今でも連続蒸留機の基礎になっています。

連続式蒸留機が発明されたことで、グレーンウイスキーの品質は向上し、ジンの原料から、徐々にモルトウイスキーとブレンドするための原料になりました。グレーンウイスキーの軽やかさや穏やかさは、重厚なモルトウイスキーとは異なる個性を持っていたので、ブレンデッドウイスキーのベースとして最適だったからです。こうしてブレンデッドウイスキーの軽い味わいは市場で高く評価され、ウイスキーの主流になっていきました。

グレーンウイスキーもモルトウイスキーと同じように、蒸留後は樽に入れて熟成させます。そしてたとえば12年もののウイスキーであれば、モルト同様12年以上熟成されたグレーンが使われています。

また、モルトウイスキーと同じように、グレーンウイスキーも様々な個性を持っています。モルトウイスキーを蒸溜するポットスチルにはストレート型、ランタン型、バルジ型、オニオン型、ローモンド型などがあり、それぞれ違う個性の原酒をつくり出していますが、グレーンウイスキーの蒸留機にもいろいろな種類があります。

私はキリンディスティラリーの富士御殿場蒸留所でグレーンの蒸留機を見たことがありますが、そこでは3種類の蒸留機を使ってグレーン原酒をつくり分けていました。

五塔式のマルチカラムという連続式蒸留機では、味や香り成分の少ないライトタイプの原酒を、ケトルという単式蒸留機では味や香りが残るミディアムタイプの原酒を、バーボンに使われるダブラーという連続式蒸留機では、ヘビータイプの原酒をつくっているのです。

また、実際に見たことはありませんが、ニッカウヰスキーではカフェ式の連続蒸留機を使っています。創業者である竹鶴政孝氏がこの蒸留機を導入した 1963年当時でも、すでにきわめて旧式の蒸留機でしたが、新型の連続蒸留機に比べて原料由来の香味成分がしっかりと残るからと、カフェ式にしたそうです。

世界的にはシングルグレーンウイスキーの商品は珍しいのですが、モルトもグレーンも同じ蒸留所でつくっている日本では、各社からシングルグレーンウイスキーが商品化されています。

サントリーの「知多」はスッキリと軽やかで、ひじょうに飲みやすいシングルグレーンウイスキーです。グレーンとは何かを知るのに、最適のウイスキーではないでしょうか。

一方、ニッカの「カフェグレーン」は、飲みやすさのなかに旨味が凝縮されていて、驚きの旨さ。竹鶴政孝がこだわった、カフェ式連続式蒸留機の実力のほどがうかがえます。

キリンディスティラリーの「富士御殿場蒸溜所シングルグレーンウイスキーAGED 25 YEARS SMALL BATCH」は、昨年のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)で「ワールド・ベスト・グレーンウイスキー」を受賞しました。3万円以上する高価なグレーンウイスキーですが、富士御殿場蒸溜所へ行けば試飲できるそうです。

こうしたシングルグレーンウイスキーは、単独で飲むためにつくられたものですが、一般的なグレーンウイスキーは、ブレンデッドウイスキーの味わいのベースとなり、モルトの個性を引き出してくれる存在になります。

サントリーの名誉チーフブレンダー輿水精一さんは、著書の中でこのように言っています。

「ブレンディングの世界は、交響楽団の指揮者にたとえられます。ブレンダー(指揮者)は、多彩なタイプの原酒(楽団員)を統率し、妙なる香味のブレンデッドウイスキーを響かせるというわけです」

つまりグレーンウイスキーは、けしてウイスキーを水増しするための安価なアルコールではなく、ブレンデッドウイスキーという交響楽を奏でる楽団の一員なのです。

[日刊SPA!]

人もペットも同じ、、、でも身体が小さい分ペットへの影響は大ですね。。。

■猫のがん原因に飼い主のたばこも、5〜6才以降は発症率高まる

 たばこの煙にさらされた猫や犬は、がんの発症リスクが高くなる――。2015年、イギリス・グラスゴー大学の獣医学者らが、受動喫 煙によるペットの健康被害についての研究結果を発表した。それによると、飼い主の喫煙本数が1日10本以下でも、たばこの煙に触れている猫の血液中のニコ チンレベルは、非喫煙家庭の猫に比べて明らかに高かったという。

もちろん、がんの原因はたばこの煙だけではない。近年、ペットの高齢化が進んでいるが、その分“ペットのがん”も増えていると、白金高輪動物病院・中央アニマルクリニック顧問の獣医師・佐藤貴紀さんは言う。

そもそもがんとは、突然変異を起こした細胞(がん細胞)が増殖し、体に悪影響を及ぼす病気のこと。がん細胞が増殖しすぎると体の組織や臓器が機能しなくなり、最終的に死に至る。

「がんが発生する部位は、人間と同じでほぼ全身。5〜6才(人間の年齢で換算すると36〜40才)以降、急激に発症率が高まることもわかっています」(佐藤さん・以下同)

がんに侵されていても、初期は症状がわかりづらく、発見が遅れることも多いという。

「皮膚がんや乳腺腫瘍の場合、しこりで気づくこともあります。しこり=がんではありませんが、しこりを見つけたらなるべく早く動物病院を受診してください」

動揺してしまうだろうが、まずは落ち着くことが大切。そして「がんの進行具合」「年齢に応じた治療法の相談」「治療費」などを整理しよう。判断が遅くなるほど、がんは進行する。医師から要点を聞いたら、なるべく早く今後について決断すること。

治療法は主に、【1】手術【2】抗がん剤治療【3】放射線治療の3つ。それぞれの治療法のメリット・デメリットは次の通り。

【1】手術
すべてのがん病巣を取り除き、他の部位への転移もなければ完全治癒できるため、がん治療として最も効果が期待できる。一方で、麻酔のリスクと免疫力低下による二次的な障害が懸念される。

【2】抗がん剤治療
麻酔などのリスクを伴わず病気の治癒が見込めるが、体への負担が大きく、耐えられないこともある。

【3】放射線治療
手術で切除できない部分のがんにも効果があり、諦めなければいけなかったがんにもアプローチできる。しかし、全身麻酔が必要になることがほとんどで、治療回数も月2回程度と、体力面・経済面の負担が大きい。

がんの治療は、主にこれら3つの治療法を、進行度や体力などを考慮しながら組み合わせて行う。

また獣医学も日々進歩しており、治療の選択肢は増えているという。では、がんを防ぐにはどうしたらいいのか?

「乳腺腫瘍に関しては、避妊手術を受けることでできにくくはなりますが、現段階でがんを100%予防する方法はありません」

がんの治療には、早期発見・早期治療が大事となる。そのためにも、日々の健康状態のチェックや定期的な健康診断、そして猫と同じ空間でたばこは吸わないなどの配慮を忘れてはいけない。

愛猫の健康を守れるのは飼い主しかいないのだから。

[女性セブン2019年4月11日号]

出していただくものを美味しくいただくのが私なりのマナーですが、、、私自身としては事前にご希望をお訊ねしたいと思います。。。

■「来客にコーヒー提供」は「カフェハラ」? マナー講師の見解は…

 

「コーヒーを軽々しく勧めないで!」――。インターネットの投稿をめぐり、「カフェインハラスメント(カフェハラ)」がにわかに注目を集めている。

打ち合わせの場でコーヒーを出されるのは許せないといった主張だが、なぜ不快に感じるのか。

望むのは「カフェインコントロール社会」

投稿は2019年3月20日、ブログサービス「はてな匿名ダイアリー」に寄せられた。

「コーヒーを軽々しく勧めないで!『カフェハラ』ですよ」との題名通り、訪問先での打ち合わせでコーヒーを出すのは「カフェハラ」だと問題視している。

投 稿によれば、体質や健康面などからカフェインの摂取を控える人はいるにもかかわらず、問答無用で勧められると指摘。気心の知れた相手なら断ることもできる が、初対面であれば難しいとして「『アルハラ』(アルコールハラスメント)は社会問題として定着したが、『カフェハラ』は問題にもされていないのだ」と憤 慨する。

以上を踏まえ、(1)ノンカフェインまたは低カフェインの飲料を出してほしい(2)お湯を注いだカップにスティック状のコーヒーやお茶のティーパックを添えて、カフェインの有無を選択できるようしてほしい――と要望した。

最後は「私が望むのは、カフェイン摂取をセルフコントロールできるような社会である」と締めている。

ナンシー関さん「コーヒーのファシズム」に警鐘

「カフェハラ」をめぐっては、コラムニストのナンシー関さんも自著『何の因果で』で「コーヒーのファシズム」との言葉を使ってあげつらっている。

「私はコーヒーが嫌いである。理由は、おいしくないと思うからだ。 単なる嗜好品の好き嫌いであるから、非難される筋合いのものではない。確かに非難はされない。しかしそれは、コーヒー好きの人たちの視野の中に『非コー ヒー好き』が入っていないからである。 『よもやコーヒー嫌いなんて人がこの世に居るなんて』ということである。だから、いろんなところで『当然』のようにコーヒーを出される。もてなしという善意が前提にあるだけに、 我々コーヒー嫌いに残された選択肢は『手をつけない』だけである。これをコーヒーのファシズムと言っては言いすぎだろうか」

ニュー スサイト「niftyニュース」の約4500人を対象にした調査では、コーヒーが苦手(「そんなに好きでもない」を含む)と回答した人は1割だった。苦手 と答えた人の意見に「おなかを壊す!気を使ってコーヒーを出していただいたとき、飲まないわけにもいかず、後でおなか壊してトイレの中で、やっぱり飲むん じゃなかったと後悔」がある。

マナーの基本は…

仕事の来客でコーヒーを出すのはマナーの専門家にどう映るか。NPO法人「日本サービスマナー協会」の講師である森麻紀さんは3月22日、J-CASTニュースの取材に「マナー違反にはあたりません」と話す。

お茶出しでコーヒーが出される機会が多いのは、頭を活性化させるといった役割があり、マナーの基本である「相手をおもいやって心地よい状態にする」には背かないという。

しかし、森さんは「ただ形通りのマナーを守るのではなく、臨機応変に対応するのも大切」と言及。コーヒーが苦手な人もいるため、相手の飲み物の好みを事前に把握すると一つ上のマナーになるとアドバイスした。

なお、投稿者が提案した「お湯を注いだカップにスティック状のコーヒーやお茶のティーパックを添えて、カフェインの有無を選択できるようしてほしい」との意見は、相手に手間をかけさせてしまうためマナーといえないとした。

[J-CASTニュース編集部 谷本陵]

あるがままの自らを受け容れる入口は“開き直り(=覚悟)” Vol.4

スクロールもしくは最近の投稿リストクリック(タップ)により、Vol.1からご高覧ください。

一生折れないビジネスメンタルのつくり方 第4回

身体と心の状態をチェックする簡単エクササイズ

仕事がうまくいかないとき、やる気が出ないときに、気分転換をする人は多いと思います。インターネットで動画を見る人もいれば、マッサージ屋さんに行く人もいるでしょう。あるいは漫画を読んだり、美味しいものを食べたりと、気分転換の方法は人それぞれだろうと思います。

ただ、数ある気分転換の方法のなかでも、私がおすすめするのは、「身体を動かす」ことによる気分転換です。スポーツジムに行ったり、ジョギングをしたりといった本格的なものもありますが、デスクの周りで手足を伸ばしたり、首や肩、足首などをゆっくり大きく回すなど、ちょっとした体操やストレッチも効果的です。

なぜ、身体を動かことがいい気分転換になるのか。それは、身体と心は「一体」だからです。不安や怒り、ねたみや焦りを感じているとき、私たちの身体 には必ずどこかに、不自然な緊張やこわばり、鈍い痛みなどの違和感が生じています。逆に、全身がリラックスしているときには、私たちはネガティブな感情に とらわれることはありません。

身体と心が一体であることは、次のような簡単なエクササイズでも確かめることができます。

まず、蹲踞(そんきょ)という姿勢を取ってみましょう。つま先立ちでしゃがむ、お相撲さんや剣道の人が、試合の前にやっている姿勢です。やってみるとわかりますが、この姿勢を取ること自体が、西洋式の生活に馴染んだ現代人にとっては意外に難しいものです。

やり方は極めて簡単、蹲踞の姿勢でどれくらいの時間、安定を維持できるかを試してみるわけです。年齢によっても違いますが、少しでも心ここにあら ず、つまり何かを上の空で考えた瞬間、バランスを崩す人が多いのではないでしょうか。特に心に不安があったり、心配事があって落ち着きのないときには、 10秒もしないうちにバランスを崩し、姿勢を維持することができなくなってしまいます。

蹲踞の姿勢を取るとき、私たちは身体の重心を背筋に沿って真っ直ぐ降ろすことでバランスをとっています。心が乱れていると、必ず身体の重心の位置も乱れます。そうするとすぐさま、蹲踞の姿勢は崩れるのです。

つまり、蹲踞の姿勢をどれくらいの時間保てるかということで、そのときの精神状態の良し悪しを、ある程度、測ることができるのです。また、これは逆も成り立ちます。つまり蹲踞の姿勢をしばらく維持することによって、心はある程度落ち着くのです。

身体を観察するだけで調子が上がる!?

特にデスクワークの方にありがちですが、仕事に夢中になっていると、自分の心身の調子の変化に気づきにくくなります。自分では無理をしているつもりはなくても、疲労をたくさん溜めて仕事をしている人は少なくありません。

そういう人は、目をつむって、自分の身体を観察してみてください。呼吸が浅くなっていないか、背中がこわばっていないか、肩に力が入りすぎていない か……。身体のどこがだるいか、胃腸に違和感はないか、姿勢がかたよっていないか……。特に身体を観察してみて驚くのは、身体の中にはいつもどこかに微か ではありますが、「痛み」や「痺れ」や「気持ち悪さ」というものがあり、それが絶えず現れたり消えたりしていることです。

初めはあまりコツがつかめないかも知れません。でも何度か試みているうちに、あるときフッと、体の中の動きを捉えられるようになるでしょう。

焦りや不安で精神状態が悪いときというのは、必ず身体のどこかに、その兆候が出ています。そして、その兆候を、実際に症状が出る前に感じ取れるよう になると、不思議なことに、毎日ほんの5分でも目をつむって自分を観察しているだけで、しだいに身体の調子が崩れにくくなり、好不調のブレがなくなり、仕事のパフォーマンスが底上げされてくるんです。

ターゲットは「不安」

先ほど述べたように、自分の身体を観察すること自体、身体の調子を整える力強い作用があります。しかしそれだけではありません。もう1つ、仕事のパーフォマンスを確実に上げる要因があります。それは、自分の心身の調子をモニタリングすることによって「不安」が軽減されるからです。

調子の悪いときというのは、私たちは「調子の悪い自分」を「自分の実力」だと思いこんでしまいがちです。

「こんな簡単なミスばかりをしている自分は、仕事ができないダメな人間ではないか」
「この仕事には向いていないんじゃないか」

実際、ミスを繰り返したり、仕事の成果もあがっていなければ、こういう不安にとらわれるのも無理はありません。しかしながら、この「不安」こそが、実は「調子を落とす」最大の原因なのです。

本当は、どんな人であっても、好不調の波があります。つまり不調は固定したものではなくて、時間の波の一部なのです。どれほど調子が悪くても、ずっと悪いままではありません。いつか必ず、いや、案外早い時期に調子は上向いてきます。ところが、「自分は仕事ができない人間なんじゃないか……」という不安が強すぎると、ちょうど心に悪いイメージの“レッテル”を貼ってしまうような効果が生じて、不調が続いてしまいやすくなります。また、こういう不安にと らわれているときは「なんとか挽回しなければ」と焦って余計な仕事に手を出し、かえってミスを招き、さらに自信を失ってしまうという悪循環に陥ることも少 なくありません。

調子を落としているときに必要なことは「このまま不調が続くのではないか」という不安を払い、「なんとかなるさ」という、ある種の楽観主義を持つことです。
ただし、不安を払うためには「不安はよくないのだ」などと“心がけ”るだけでは、十分な効果は期待できません。それよりは、ほんの10分ほどでも休憩して、その間に深呼吸を数回する、身体を動かす、お茶やコーヒーブレイクをする、など具体的に節目の時間を持つのがよいのです。

そうして一度でも不安の軽減を実際に経験すれば、再び不調で落ち込んでしまっても、

1)これは本来の自分ではない
2)不安から解放された明るい自分に戻ることができる

という2点を、筋道を立てて思い出すことで不安は減少します。こうして1日のうちで不安に陥る時間が減少していけば、不調に陥る回数自体も減ってい きます。なぜなら「このままずっと、調子が悪いままだったらどうしよう」という底なしの不安こそが、実は不調を引き起こす最大の原因だからです。

「いまは確かに調子が悪いけれど、時間が経てば必ず、いいときがやってくるさ」という楽観的な希望を信じる。その信じる根拠となる鍵が、自分の心身の状態をモニタリングすることなのです。

心身の状態を常日頃からモニタリングしていると、自分の調子の「波」が把握できます。1日の間の変化はもちろん、1週間、1ヵ月……、といった、ま とまった期間の「波」を自分なりに把握することができれば、多少調子を落としたところで、「また調子が上向いていく」ということを信じられるようになるのです。

波を捉える練習

自分なりに「調子の波」を捉えておくことは、長期的に仕事のパフォーマンスを高いレベルで保ち続けるためには大切な習慣です。ただ、調子の波を感じ取るには、ある程度、自分自身を観察する「訓練期間」が必要です。

先に述べたとおり、身体の違和感を手がかりに、自分の調子の変化をチェックすることを日々の習慣のなかに取り入れてみてください。たとえば、1日のうちで、午前中と午後の調子の違いを比べてみる。お昼ご飯を食べたあとすぐと、数時間後の調子はどうか、人と会う前と、会ったあとではどう変化しているか……。あるいは一週間のなかでどう変化しているか、1ヵ月周期でみるとどうか……。

「調子の波」というのがどういうものかわかりづらい、という人は、風邪をひいたときなど、体調を崩したときにこそ、自分の体調の変化(体の内側の変化)を観察してみてください。というのも、調子が悪いときというのは、「波」が大きくなり、観察しやすくなるからです。

熱が上がっていくときのだるさ、しんどさ、関節のこわばりの変化を観察してみる。そうすると病気のときでも、ただ痛みやだるさやしんどさが物質のよ うにそこにあるのではなくて、たとえば、たった5分でも特にズキンズキンと痛いときと、そうでもなくて少し軽快してぼんやりしているときとが繰り返し訪れていることがわかります。

そうやって自分の身体の状態に生じる「波」を観察することで、だんだんと心身の調子の「波」を感知するセンサーが磨かれていきます。「苦痛は波を描 く」ということを知っていると、それだけでかなり楽になります。それは結局、「この苦しさが“ずっと続いたら”どうしよう」という不安がいつのまにか軽減 するからです。

まずは睡眠

いくら調子の波を捉えても、どうしても調子が低下してしまうことももちろんあります。そういうときに手をつけるべきことは「睡眠」と「運動」、その 次には「栄養」です。この順番は、大半の日本人にとっては、ということです。ここでは詳しく述べませんが、3つ目の栄養については、特に野菜嫌いの人は要注意です。そこだけはチェックしてくださいね。

さて、特に睡眠は何よりも大切です。質のよい睡眠を取ることさえできれば、たいていの不調は解消されてゆくとさえ言えると思います。

では、質のよい睡眠に必要なことは何か。いくつかあるのですが、最近、質のよい睡眠のために重要だということがわかってきたのが「午前中の運動」で す。質のよい睡眠のためには、副交感神経優位の状態で睡眠に入ることが必要なのですが、副交感神経を働かせるメラトニンという脳内物質は、運動をした15 時間後に分泌されることがわかっています。つまり、夜23時頃に就寝する人は、朝7~8時頃に運動しておけば、就寝しやすくなるというわけです。

また、朝、身体を動かしておくことも、その日1日のパフォーマンスを上げるうえで重要なポイントです。朝起きたときに気持ちが沈んでいると、その日1日の仕事のパフォーマンスが低下します。

私自身、朝起きたときに、軽いうつ状態といっていいぐらい、気分がすっかり落ちこんでしまっていることがあります。人生に対する強い空虚感があって、世界が色あせて見えてしまうのです。

そういうときでも、15分ほど体操をして身体を動かしているうちに、いつのまにか何事もなかったかのように気分がよくなり、調子を取り戻すことができることを実感しています。

ヨガでもピラティスでもラジオ体操でも、自分に合ったものでかまいませんが、朝の運動のコツは、いきなり全身を動かすのではなく、「身体の末端」か ら少しずつ、順を追って動かすことです。そういう意味で、私は足助體操(あすけたいそう)という体操を毎朝やっています。これはとても理にかなっていて、 簡単で安全で、体調が整います。たとえば朝目覚めたら、足首を左回し右回し各10回ほど、ゆっくりと回してみてください。そうやって少し身体が温まってき たら、次に違うストレッチ系の動きをやってみればよいと思います。

朝からしっかりと身体を動かし、まとまった時間、質のよい睡眠をとること。そうすれば、心と身体の調子は確実に上向いて行きます。

[アルファポリス]