生きるにも死ぬにも覚悟が肝心。。。Vol.2

 

がん患者さんへ 「絶対に生き抜く」と「いつでも死ねる」を共存させよ〈週刊朝日〉

「どこから先が執着になるのですか」

「いや、気持ち自体はいくら強くてもいいのです。同時に、いつでも死ねるぞという気持ちも持つのです。つまり絶対に生き抜くと思う心の中に、いつでも死ねるという気持ちを同居させるのです」

比較的若い女性から手があがりました。

「いつでも死ねるなんて、私には思えません。少しでも死のことを考えると、残される子どもたちのことが思い浮かんで、涙が出てきてしまうのです。いつでも死ねるなんて到底考えられません」

「無理に死のことを考えるのはやめてください。かえってストレスになります。でもそのままでは前に進めません。少し間をおいて、どうしたらそういう気持ちになれるか、そのために、今何をすべきかを考えてみてください。そうですよ。いつでも死ねるなんて、そう簡単に思えませんよ。私だって、まだまだです」

サイモントン博士の最初の印象は「歯切れの悪い人」でした。話が地味で景気のいい話など一切でてきません。目には、いつも悲しさのようなものを漂わせています。だからこそ私は彼を信頼しました。現場で苦労を重ねている人は歯切れが悪いものなのです。

彼は英語圏でたった一人の私の親友でした。

帯津良一(おびつ・りょういち)
帯津三敬病院名誉院長

[AERA dot.]

生きるにも死ぬにも覚悟が肝心。。。

死の間際の夫を残して…妻が急いで向かった「まさかの場所」【在宅医が見た医療の現場】

自分の思いを伝え、実際に行動する……。「亡くなる側」「残される側」それぞれの思いとは。

看取る人も後悔しないように

亡くなった「あと」のことも考える

[幻冬舎 GOLD ONLINE]

二番目に好きなことを生きる糧に。。。

 

■ひろゆき「『好きなことで生きていく』を本気にすると、99.99%は人生の敗者になる」

■競争率が高くない分野で、苦にならないものを見つけてあげる

ただ、「好きなことで生きていく」ことが成立するパターンもあります。それは「ほかの人が苦だと思うことを苦に思わない」ことです。

例えば、趣味がプログラミングのプログラマーは、休日も自宅でパソコンと向き合い新しい技術を試します。自然と技術力が向上し、「好きなこと」で給料も高くなっていくわけです。

好きなことがゲームならプロゲーマーではなく、ゲーム開発者に。運転が好きならF1ドライバーではなく、トラックの運転手に。といった感じで、「好きなこと」や「やりたいこと」だけではなく、「ほかの人に比べて苦にならない仕事」を見つけると、気楽にお金がもらえると思うのです。

メディアが取り上げるのは有名人やスポーツ選手ばかりなので「好きなことで生きていく」競争率の高い世界ばかりがクローズアップされて勘違いしがちですが、そには確実に勝者と敗者が存在します。

僕が親ならば競争率が高くない分野で、子どもが苦にならないものを見つけてあげられるようサポートします。そのほうが楽しく暮らせる確率も高くなるわけですから。

ひろゆき(ひろゆき) 2ちゃんねる創設者

[PRESIDENT Online]

 

それは一億総自営業者社会への明るい幕開けVol.3

 

本連載の著者紹介

GGOとは、GENTOSHA GOLD ONLINE(幻冬舎ゴールドオンライン)の略称。『あなたの財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を掲げ、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとして運営している(写真は編集長の立本正樹)。

それは一億総自営業者社会への明るい幕開けVol.2

 

■50代の41%が貯金ゼロ、貯蓄額中央値は30万円 老後を生き抜くにはどうする?

「年齢別平均貯金額」50代の41%が貯金ゼロ、貯蓄額中央値は30万円
「年齢別平均貯金額」50代の41%が貯金ゼロ、貯蓄額中央値は30万円

「老後に必要な金融資産は約2000万円」というショッキングな報告書を金融庁が発表したのは2年前の6月。以来、自らの貯蓄額に不安を抱く人が増え、そうした不安は還暦や定年を見据えた50代になるとより深まる。

別掲の『年齢別平均貯蓄額』の表を見てほしい。50才代の平均貯蓄額は「924万円」とある。が、その内訳を見てみると、「金融資産非保有(貯金ゼロ)」の人が41%いる。次いで、「100万円未満」の人が10.4%。つまり、50才代の51.4%の人の貯蓄額が100万円に満ちていないのだ。

そうした現状についてファイナンシャルプランナーのタケイ啓子さんに聞いた。

「平均値を含む貯蓄700万~1000万円未満の層はわずか5.6%。一方、1000万円以上の貯蓄がある層を合計すると20.2%。一部の高額資産保有者によって平均値が底上げされており、平均値と実態に大きな乖離のある状況といえます」

つまり、50才代の貯蓄額の平均は924万円ながら、その実態は、富裕層とそうでない層に二極化しているのだ。

表の右端に「中央値」という言葉があるが、これは何か?

「中央値とは、数値を小から大まで並べたときの真ん中の値で、この数字が“実態”に近いとされています。50才代の平均貯蓄額の中央値は30万円とありますが、これが現実に近い数字といえます」(タケイさん)

50才代で貯蓄額30万円。こうした数字を見ると、高額でなくても、地道にコツコツと計画的に貯めることが大切に思える。

「小さい暮らし」という選択

また、『50代女性単身者1か月の平均支出額』を見ると、首都圏に住む50代女性単身者の1か月の平均支出額は「17万1000円」となっている。ちなみに、50才代の貯蓄額の中央値は「30万円」なので、これくらいの手持ちがあれば、1か月の収入がゼロでも、ひと月以上は生活できる計算になる。とはいえ、手持ちが潤沢でなければ不安もあろう。前出・タケイさんはこうアドバイスする。

「50代になると老後の暮らしが現実味を帯びてきますが、1か月いくらあれば生きていけるのか体感してみることをおすすめします。

金額を算出して現実と向かい合うと、『少しでも貯金に回した方がいい』とか『これにお金をかけるのは控えよう』というように、具体的な対策を立てられるようになります。“小さい暮らし”を実現し、身軽になれば、不安もその分、小さくなります」

老後の生活を心配している理由
老後の生活を心配している理由

老後に必要な金額は?

老後の生活費に関して、フィンウェル研究所代表の野尻哲史さんに聞いた。

「老後の年間生活費は、現役世代最後の年(定年退職する年)の年収を基に考え、その60~70%くらいが必要になる、と想定するのがいいと思います。

たとえば、最後の年の年収が600万円であれば、退職後は年間350万~400万円くらいが必要になる、と計算するわけです。

老後の収入として、『年金収入』『資産収入(貯金などの取り崩し)』『勤労収入』の3つがありますが、それらで必要額を賄えればいい、と考えるのです」

安心できる老後のために、しっかりと収入をシミュレートしておいたほうがよさそうだ。

50代女性単身者 1か月の平均支出額(首都圏)
50代女性単身者 1か月の平均支出額(首都圏)
[女性セブン]