そのとおりです(賛)

■「2000万円」を貯めても老後問題は解決できない根本理由

「老後不安」を解消したいならお金を貯めるな!

一度経験した暮らしは簡単に変えられない

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何をやるかではなく、どうやるかということ。。。

「食べさせられませんから」通話中に冷めたラーメン 若い店主の行動に客は驚き

 ふらりと立ち寄った、あるラーメン店。こだわりのスープが売り物とか。まだ若い店主の元気な声が響く。ラーメンを注文した客の携帯電話が鳴った。込み入った内容らしい。客は話しながら店の外へ。出来上がったラーメンが席に置かれた。客はなかなか戻ってこない

▼しばらくして席に着いた客がラーメンに手を伸ばそうとした。その時、店主はさっとラーメンの器を引いて、湯気の立つ作りたてに取り換えた。驚く客に「お客さんに、冷めたラーメンは食べさせられませんから」

▼「2杯分の料金を」との申し出を固辞した店主。そのTシャツの背中に書かれた文字に目が留まった。「一杯入魂」。野球の「一球入魂」のもじりだろうか。なるほど。この店のラーメンがうまい理由が分かった

▼仕事帰りに乗った、ある路線バス。停留所に止まるたび、運転手が車内アナウンスを繰り返す。「週末の金曜日です。1週間、お疲れさまでした」

▼バスを降りるお年寄りには「寒いですから気を付けて」「自転車にご注意ください」。あえて言えば「一停入魂」か。学生たちが「ありがとうございました」と笑顔で降りていった。外の風は冷たいが、車内は何だかポカポカと

▼ラーメン店主とバス運転手。仕事は違っても、心を込めて最良のサービスを提供しようというプロ意識には通じるものが。料金はいつもと同じなのに、すごく得をした気分にしてくれた。

[西日本新聞朝刊]

まずは始めてみる、、、本当にやりたいことかもやってみなければわからない。。。

 

堀江貴文「やりたいことがない人」3つのパターン

まずは自分に正直であれ、損得勘定は挟むな

自分に正直になる習慣

フランスの哲学者アランは名言を遺している。

「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ」

そのとおりだと思う。アクションから本質が生まれる。本質はあくまでも事後的に発生するものであって、本質という抽象はそれ単独で先行的に存在するものではない。

ぼくは中学生時代、プログラミングに夢中になった。よくわからないまま手さぐりでパソコンを使っているうちに、多彩な処理システムを構築できるプログラミングの魅力にどんどんのめり込んでいった。それがやがてビジネスにつながり、ぼくはそのビジネスでさらに成功を収めるべく野心をたぎらせていった。

要するに今日にいたるぼくのキャリアは、プログラミングとの出合いがすべてだ。プログラミングに出合わなければ、それはそれでまたまったく別のキャリアを描いていただろう。

あらかじめ目指すキャリアがあって、プログラミングに足を踏み入れたわけではないのだ。まずアクションがあって、結果的にキャリアがある。

アクションを起こさなければ、なにもはじまらない。では、あなたにとって正しいアクションとはなんなのか?答えはシンプルだ。まず自分の胸に手をあててほしい。そして自分が夢中になれるものはなんなのか。それを問いかけることからすべてははじまる。

スマホでソシャゲをするのが好き。マンガやアニメを見るのが好き。アイドルが好き。──あなたが夢中になれるものはあるはずだ。ところがそこまで自問して、投げ出すひとが多い。好きだし夢中になれるけど、やっぱりそれは生産的ではなさそうだ、そう退けてしまうのだ。でもほんとうにそうか? ほんとうにそれは生産的でないのか?

ビデオゲームが好きなら、ゲーム実況をしてみればいい。noteでその楽しさを記事にするのもありだ。あるいはゲームの作り手に回るのはどうか。アイドルが好きなら、握手会に行くだけではなく、イベントを企画してそのアイドルを呼んでしまえば、それはもう立派な仕事である。

自分に正直になれ、とは使い古された言葉だ。でも使い古されているのは時代や環境を超えた普遍的な正解だからだ。自分に正直にあろうとするとき、損得勘定を挟むべきではない。先々の生活のことをちまちま考えるのもやめよう。そもそも生活というものは無限の変数に満ちている。先読みして心配したところで意味はない。生活なんてどうにでもなる。

もし窮したら生活水準をぐんと落とせばいい。知り合いに頭を下げてお金を借りればいい。ここは日本だ。最後の最後には公的なセーフティーネットも用意されている。

長期目標はいらない

あなたがまず身につけるべきなのは、自分に正直になる習慣である。ぼくはかつて会社経営にあたって、MBAを取得したわけでもなければ、経営指南書のたぐいも読んだことがなかった。ぜんぶ試行錯誤の自己流でやってきた。それで一時は時価総額で世界クラスの大企業にまで成長させた。これがもしあれこれ知識を詰め込んでからとりかかっていたら、そうはならなかったかもしれない。

頭でっかちになるあまり好機を逃したかもしれないし、なにより楽しくなかっただろう。退屈なことをやり続けること以上の苦痛はない。技術やセンスなんていうものは事後的にあとから自然についてくるものだ。

42キロのフルマラソンは大変だ。やり抜くには体力と精神力を要する。でも100メートル走ならどうだろう。ぼくは走れる。あなたも走れる。だれでも走れる。100メートル走を何度も何度も繰り返しているうちに、やがて42キロに到達する。だから遠くを見てはいけない。長期目標はいらないし、それはあなたにとって妨げになるだけだ。

ひとは元々、集中力が散漫で、怠け者なのだ。もちろんぼくにもそういった面はぞんぶんにある。だからまずは、いけそうな距離まで走ってみること。いまの自分の足元だけ見て走ろう。

POINT
生活はどうにでもなる。損得勘定で自分を縛っていないか?

あなたが夢中になれるものをやる。それが正しいアクションの第一歩だ。だが一方で、ちまたには「やりたいことの見つけ方」みたいな本があふれている。

ぼくには理解しがたいのだが、やりたいことがなんなのか、夢中になれるものがなんなのか、その第一歩でさまよっているひとが多いらしい。そんな事態に陥るひとにはいくつかのパターンがあると思う。

1つ目は、自分に正直になれていないというパターンだ。自分の内面をろくに点検せず、安易にだれかを真似ようとする。いま世のなかで輝いているように見える仕事や趣味にだけ限定して、自分のやりたいことを選ぼうとするわけだ。それは違う。

たとえばユーチューバーが楽しそうに動画を配信しているからといって、あなたがそれと同じ立場や状況を楽しめるわけではない。あたりまえの話である。「楽しそう」と「楽しい」はまったくの別物だ。そこをごっちゃにするから目が曇る。

「あのひとが楽しそう」なのはどうでもいい。大事なのはあなただ。あなたのなかにしか選択肢はない。そしてそこに必ず答えはある。

2つ目のパターン

2つ目は、夢中になれそうなもの、やりたいことはあるが、どうしたらいいかわからないというパターンだ。

そうなってしまう原因はシンプルだ。情報不足である。アクションを起こすのに気合いや根性はいらない。でも情報は必要だ。スマホを覗けば膨大な情報があなたに流れ込んでくる。もちろんその情報はあなただけのものではなく、だれもが等しく共有しているものだ。だからたまに、真に重要な情報はネットのなかにはないのだとか力説するひとがいるがそうではない。

それは人間の個性を軽視した考えである。同じ情報であっても、通すフィルターによって、その意味合いや価値はがらりと変わる。ネットのどこかにきっとあなたの背中を押してくれるような、実例や体験談がある。

さらには、手の込んだ動画編集の仕方、目を引くブログ記事の書き方、はたまた秘境を探検するための手筈、──なんだってノウハウが記されている。もしあなたが将棋好きなら、オンラインで対局相手をマッチングしてくれるサービスだってある。

あなたのやりたいことはいくらでもかたちにできるし、いくらでも拡張できる。そのためのとっておきの情報なんていうものはない。そんな幻想は捨てることだ。ごくありふれた情報のなかに解法はあるのだと気づいてほしい。

3つ目は、やりたいことを溜め込んでしまうパターンだろう。あれもやりたい、これもやりたい。その精神はいい。でもならばすぐやればいいものを、いまは忙しいからと「いつかやる」タグをつけて脳内に保留してしまう。そして未処理のままタグを溜め続け、「いつかやる」はだんだん「やれたら、やりたい」に変わり、最後には「やりたいことなんて特にないなあ……」と思考停止に陥る。

ぼくはいままでやりたいことはひとつ残らずやってきた。23歳で起業し、4年後には東証マザーズに上場させた。プロ野球界再編のときは、新球団の設立に乗り出しプロ野球マーケットの活性化を狙った。そしてニッポン放送とフジテレビを買収し、歴史的なメディア革命を起こそうと試みた。衆議院総選挙に立候補し、本気で日本を変えようとも志した。

自覚はないが、ひとに言わせれば、ぼくの行動力は並みはずれているらしい。だからぼくもできたのだからあなたも、と言うつもりはない。そうではなくて、ぼくはぼくの時間のひとつひとつを最大限に使ってきたことをあなたに誇りたいのである。そしてあなたもそうあってほしいと思う。

明日の自分を当てにするな

「いつかやる」は機会損失にほかならない。みすみす自分の可能性をしぼませるだけだ。その意味では、あなたは明日のあなたを当てにすべきでない。未来の時間は予測できないからだ。あなたが期待をかけるのは、今日のいまここにいるあなたである。やりたいことにすぐ手をつけられる、いまこの瞬間のあなただ。

「いつかやる」ではない。いまやろう。時間に対してケチになろう。わたしには夢中になれるものがない──。そんなことはありえないのだ。あなたはロボットではない。人間である。人間であるかぎり趣味嗜好がある。あなた固有の世界がある。それを強みと呼ぶ。「夢中」のとば口はすぐ目のまえにあるのだ。

POINT
流行りに飛びつかず、自分の心を点検しよう

[東洋経済 ONLINE]

諸刃の剣

 

■モデルナを甘く見る人が知らない驚くべき正体

製薬業界そのものを一変させる可能性を秘める

新型コロナウイルス・ワクチンをファイザーなどのビッグファーマーと並んで世界へ供給する、2010年に設立されたばかりのベンチャー企業モデルナ。

モデルナは「製薬業界のアマゾン」である、私はそうみています。

拙著『モデルナはなぜ3日でワクチンをつくれたのか』でも詳しく解説していますが、例えば、モデルナは創業以来、自動化やロボティクス、アナリティクス、データサイエンス、AIなどに1億ドル以上を投資してきた、最先端のテクノロジー企業であること。また、製品・サービス単独ではなく、それらを生み出すプラットフォーム戦略に注力していること。これらはいずれも、アマゾンが既存のEC(電子商取引)小売りと一線を画し、世界最強のエブリシングカンパニーへと成長したポイントと重なります。

そして、何より私が強調したいのは、モデルナの企業としてのポテンシャルです。

オンライン書店として創業したアマゾンですが、その後は家電にアパレル、生鮮食品、デジタルコンテンツなども販売する「エブリシングストア」へ、そして今では物流やクラウドコンピューティング、金融サービス、宇宙事業までカバーする「エブリシングカンパニー」へと変貌を遂げました。アマゾンにとって書店は、ほんの足がかりでしかなかったのです。

製薬業界を一変させうるモデルナの潜在力

モデルナにとっての新型コロナウイルス・ワクチンは、いわばアマゾンにとってのオンライン書店にあたります。モデルナが開発した新型コロナウイルス・ワクチンは「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン」と呼ばれる種類のもので、「mRNA -1273」というプログラムIDが付けられています。そしてmRNAテクノロジーは、コロナなど感染症ワクチンのみならず、がん治療用のワクチンや、再生医療などにも応用が期待されているのです。

モデルナにとって新型コロナウイルス・ワクチンは、これから開発されるmRNA医薬品の第1弾に過ぎません。新型コロナウイルス・ワクチンのみならず、製薬業界そのものを一変させるポテンシャルを、モデルナは秘めているのです。

mRNAとは「自分の細胞が自らタンパク質を作るための設計図」です。

タンパク質は私たちの生命活動を支えていますが、そのタンパク質の異常は病気や身体の不調につながります。ウイルスもタンパク質からできています。とすると、タンパク質が正常に機能する仕組みは病気や不調を治療・治癒するような機能を持つはずです。製薬企業が製造した薬を口から飲むのではなく、人体の細胞に病気を治すためのタンパク質、つまり薬を作ってもらう。そのための設計図がmRNAです。

モデルナのmRNAプラットフォーム戦略

一方、製薬業界そのものを一変させるモデルナのポテンシャルの源がプラットフォーム戦略です。私は、アマゾンやアップルなどテクノロジー企業のプラットフォームを「商品やサービスの提供者、商品やサービスの購入者が取り引きするための、共通の場のようなもの」として捉えています。

では、モデルナのプラットフォーム戦略でいう「共通」とは何か。それこそが、mRNAです。mRNAを「自分の細胞が自らタンパク質を作るための設計図」と言いましたが、その設計図の概念がプラットフォームという共通の土台になってくるのです。

モデルナの新型コロナウイルス・ワクチンはmRNAワクチンなので、予防接種として体内に投与されるのはあくまで「設計図」ということになります。インフルエンザなどに対する従来のワクチン接種では、病原性を消失させた、または病原性を弱めたウイルスを投与することが一般的です。

ウイルスもタンパク質などからできているので、その点、ウイルスそのもの、タンパク質そのものを投与するのと、「自分の細胞が自らタンパク質を作るための設計図」を投与するのとでは、発想がまったく異なるように思われます。

もしこのmRNAテクノロジーを使用した手法が他のワクチンや医薬品の開発にも広く応用されるなら、そしてそうした手法が従来のワクチンや医薬品と比較して開発期間を大幅に短縮できたり、あるいは予防や治療の効果をより広範囲に及ぼすことができたりするなら、既存のワクチン市場や製薬業界を破壊する可能性も出てくるでしょう。

つまり、モデルナのmRNAプラットフォーム戦略とは、mRNAという共通の開発手法を採用することによって、開発期間の短縮や開発コストの削減はもちろん、予防や治療の効果をより広範囲に及ぼしたりすることで、ワクチンや医薬品の開発において競争優位を確立することなのです。

モデルナのデジタルトランスフォーメーション

モデルナのポテンシャルを読み解くには、mRNAプラットフォーム戦略の他にもう1つ、重要なキーワードがあります。それが、デジタルトランスフォーメーション(DX)です。

医薬品の開発は、病気の原因物質に対して治癒の効果がある化合物を見つけ出す作業です。病気の原因物質とそうした化合物の組み合わせは無数にある上、基礎研究の段階で効果がありそうな化合物を見つけることができたとしても、その後、実験や臨床試験などのプロセスを必ず経なければなりません。もちろん、実験で失敗に終わることもありますし、臨床試験の段階で有効性や安全性が必ず確認されるというわけでもなく、認可されるという保証もありません。となると、開発期間は長期化し、かかる開発コストも膨大なものとなってしまいます。

モデルナはクラウドやAI、アナリティクス、データサイエンス、ロボティクスや自動化への投資を強化することで、研究開発、実験・臨床試験、製造、出荷など業務全般をデジタルにシフト。デジタルテクノロジーを使い、開発にかかる期間とコストを抑制すると同時に、より適確なアルゴリズム、より効果のあるmRNAの医薬品や手法の開発、より多くの実験や臨床試験、より多くのデータの集積と解析、さらにより適確なアルゴリズム―といったサイクルを回し続けることによって、mRNAプラットフォーム戦略を強化していこうというわけです。これがモデルナのDX化です(図参照)。

図:自動化サイクルとデジタルトランスフォーメーション

考え方として、mRNAは「設計図」なので書き直しや編集が可能です。そして、書き直しや編集はより適確なアルゴリズムに基づきますが、それにはより多くの集積データとその解析が求められます。さらに、データの集積には現状の「設計図」についての実験や治験が必要となります。これが、mRNAプラットフォームが機能するということです。

一方で、先に述べたように、モデルナのDX化とは、クラウドやAI、アナリティクス、データサイエンス、あるいはロボティクスや自動化を重視し、ワクチンや医薬品の研究開発、実験・臨床試験、製造、出荷など業務全般をデジタルシフトすることで、より適確なアルゴリズム、より効果のある医薬品や手法の開発、より多くの実験や臨床試験、より多くのデータの集積と解析、そしてさらにより適格なアルゴリズム――といったサイクルを回し続けるというもの。つまり、mRNAという「設計図」の書き直しや編集、言い換えればmRNAプラットフォームがいかに機能するかは、モデルナのDX化と大いにリンクしているのです。

「モダリティ」とモデルナの成長戦略

モデルナの成長戦略における重要なキーワードが、モデルナが「モダリティ」と呼んでいるものです。モデルナでは医薬品やワクチンを開発するパイプライン(プロジェクト)が複数同時に進行していますが、モダリティとはそうしたパイプラインをある共通項ごとに束ねる単位です。

もともとモダリティには「様式」「様相」「法性」などの意味がありますが、モデルナはモダリティを「mRNA医薬品の開発にいたる可能性のある、共通の特徴を持ったmRNAテクノロジーのグループ」と定義しています。共通の特徴とは、例えば、望ましい用量反応、投与レジメン(計画)、安全性の目標、あるいは製造手法などに類似性があるということです。

モダリティはmRNA医薬品の開発群と捉えることもでき、「設計図」としてのmRNAが持つそうした共通の特徴を活用して、1つのモダリティ内で複数のmRNA医薬品を効率的に開発することが可能になるという意味合いです。

現在モデルナには、コーポレートサイトによると、2つのコア・モダリティ――「予防ワクチン」「全身性分泌及び細胞表面治療」――と4つの診査モダリティ――「がんワクチン」「腫瘍免疫」「限局性再生治療」「全身性細胞内治療」――が存在し、これら6つのモダリティのもとに合計26 のパイプライン(プロジェクト)が走っています(2021年10月時点)。

モデルナが開発した新型コロナウイルス・ワクチン「mRNA -1273」は「予防ワクチン」モダリティのパイプラインの1つで、2020年度に商用化され製品販売にまで結びつきました。これまでも、「予防ワクチン」モダリティはBARDA (米国生物医学先端研究開発局)やDARPA(米国国防高等研究計画局)との助成金事業やメルクとの協業事業に結び付いています。

モデルナの成長戦略の本質

mRNAプラットフォーム戦略の目的は2つ。1つは新しいモダリティを見つけ出して特定すること、つまりモダリティを増やすことです。もう1つは既存のモダリティの有用性を拡大すること、つまり1つのモダリティのもとでのパイプラインを増やすことです。

先に“mRNAは「設計図」なので書き直しや編集が可能”と言いましたが、その意味するところは新しいモダリティの特定であったり、既存のモダリティの有用性・応用性の拡大であったりします。そして、それらを通して、新しい治療法を発見したり、既存の治療法の有用性や応用性を拡大したりする。そうした作業を、DX化によって構築した好循環の自動化サイクルにできるだけ乗せていく。これがモデルナの成長戦略です。

新型コロナウイルスは変異を繰り返すため、モデルナの新型コロナウイルス・ワクチンは、変異に対応するための同パイプライン内プログラムを増やすことで、今後も研究開発が継続されなければなりません。また、一部に異物混入があったように、製造やサプライチェーンを含むオペレーションの過程ではまだまだ課題が出てくる可能性もあります。これらを含めて、引き続きモデルナの成長戦略を注視していく必要があるでしょう。

[東洋経済ONLINE]

挑戦しないことが唯一の失敗。。。Vol.2

瀬戸内寂聴さんが「好きなことがその人の才能」と語る深すぎる真意

語り手:瀬戸内寂聴、聞き手:瀬尾まなほ

[ビジネス+IT]