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自らの主治医はあくまで自分自身、、、医療の活用と依存との間には天地の開きがある。。。Vol.2
■「1滴」でがん、うつ病、アルツハイマーまでわかる 血液検査は驚くべき進化を遂げていた【ドクター注目記事】
将来の疾患リスクがすべてわかる日も近い?
健康診断でおなじみの採血。今日では、血糖値や血中コレステロール値などを調べるにとどまらない。
日本や海外の研究機関では、1滴の血液からがんやアルツハイマー、うつ病、さらにこれまでのウイルス感染歴までわかるほど「進化」を遂げている。
206種類のウイルス判別で早期治療可能に
米ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学の共同研究チームは科学誌「サイエンス」2015年6月号で、1滴に満たない血液から、過去に感染したすべてのウイルスが判明する血液検査「VirScan」を開発したと発表した。ウイルスに侵入された際に免疫系が出した抗体の有無を調べる。これまで、同様の分析方法では数種類が判別できる程度だったが、VirScanでは人が感染する206種類のウイルスを判別できる。感染歴がわかると、後天性免疫不全症候群(エイズ)やC型肝炎のような感染から発症までの潜伏期間が長い疾患の早期発見や、各ウイルスに対応する抗体の有無で今後の感染や発症のリスクがわかり、早期治療も可能になる。
血液検査の技術や精度向上によってわかるのは、ほかにもある。がんもそのひとつだ。 一般的に、大腸がんなら便潜血検査、胃がんなら内視鏡や胃X線検査、乳がんならマンモグラフィーと、がんの部位によって必要な検査は異なる。しかしここ数年、血液1滴から主要ながんを判定できる血液検査が、千葉大学や神戸大学、昭和大学、国立がんセンターから次々と発表、実用化されており、全国の医療機関で受診できるようになっている。アミノ酸の濃度やがん細胞が出す特定の物質の有無など、分析方法は異なるものの、どれも3〜7日と早い期間で判定できるのが特長だ。がんの有無だけでなく、発症リスクや従来の検査では見落としていたかなり早期のがんも発見できる可能性がある。
血液検査に加えて従来のがん検診も受診すれば、さらに精度が上がるという。
誤診による誤った投薬や治療の防止に
10年後の脳梗塞、心筋梗塞の発症リスクが高い精度でわかる血液検査も実用化されており、疾患予防のためにも欠かせない検査になりつつある。
血液検査の可能性はさらに広がる。例えば「うつ病」のように、進行しなければ診断できないとされてきた疾患も、正確かつ早期発見できるかもしれない。
うつ病は問診による診断が基本だが、うつ状態や躁うつ病と誤診して誤った投薬や治療法を続け、いつまでも改善がみられない場合もある。より正確な診断のための検査方法として、世界中で血液検査の研究が進められている。日本では臨床研究段階ではあるが、血液中のエタノールアミンリン酸という物質の濃度から診断する検査法が一部の病院で受診できる。
現在は治療法がなく、症状がかなり進行しなければ診断できないアルツハイマーも、健康な人が3年以内に発症するリスクを、90%以上の精度で判定できる初の血液検査法が2015年3月に米国で発表された。早期から発症を予測できれば、進行を阻止、症状を改善する方法も発見できるのではないかと期待されている。[監修:山田秀和 近畿大学医学部 奈良病院皮膚科教授、近畿大学アンチエイジングセンター 副センター長]
参考論文
Viral immunology. Comprehensive serological profiling of human populations using a synthetic human virome.
DOI: 10.1126/science.aaa0698. PMID: 26045439
[Aging Style]
■がん細胞を直に集中攻撃 極小カプセル「ナノマシン」の威力
今年6月、がん治療の現場に朗報が舞い込んだ。切らずに治療できる「ナノマシン」の開発が発表されたのだ。このナノマシン、未来の医療に大変革を起こす可能性を秘めている。
直径わずか50 nm(1nmは100万分の1mm)の「ナノマシン」が医療に革命を起こしている。
ナノマシンとは、抗がん剤など様々な機能を詰め込んだ高分子の極小カプセルのこと。東京大学大学院工学系研究科/医学系研究科の片岡一則教授を中心とする研究チームがナノテクノロジーを駆使して開発している。
その最大の特徴は、体内に取り込まれると自動的にがん細胞を検出し、抗がん剤を用いて「狙い撃ち」することだ。
臨床ではまず、静脈注射や点滴でナノマシンを人体に注入する。通常、体内に入りこんだ異物は除去されるが、ナノマシンは生体適合性が高く、除去されない仕組みになっており、血管内をスイスイと泳ぐ。
がん細胞の周辺には、高分子物質が集まる性質(EPR効果)がある。高分子の集合体であるナノマシンはこのEPR効果を利用して、血管の隙間からがん細胞内に侵入する。
「がん細胞の周囲は血管の目が粗く透過性が高い。ナノマシンは血管の目が細かい正常な細胞には届かないが、目が粗いがん細胞には届く絶妙な大きさになっています。そしてがん細胞の核に近づき、集中的に攻撃します」(片岡教授)
がん細胞は正常の細胞とは違い、やや酸性だ。ナノマシンはpH値の絶妙な違いを感知し、抗がん剤を放出する。
「魔法の弾丸」と呼ばれるナノマシンは、ターゲットとなる組織や細胞に薬を効果的に到達させる「ドラッグデリバリーシステム(DDS)」を高度に発展させたもの。がん細胞のみを標的とするため、健康な細胞への副作用が少ないことが最大のメリットだ。通常の抗がん剤治療や放射線治療の難点を克服できる。
さらにナノマシンと放射線を組み合わせた治療法も開発中だ。体外から中性子線を当てると反応してがん細胞を壊す放射線を出す物質をナノマシンに載せ、がん組織に集めるのだ。そのうえで患部に中性子線を当てれば、がん細胞だけが破壊される仕組みである。片岡教授らは、マウスでそれを実証した。この成果は今年6月に公表されたばかり。
「この治療法はMRIでナノマシンががん細胞に集まっていることを確認しながら中性子線を照射して、ピンポイントの放射線治療ができるのでより精度が高い。通常、がんの開腹手術は1か月近くの入院期間で費用もかさみますが、ナノマシンを利用した“切らない手術”が普及すれば、患者の負担を心身とも大幅に軽減できる。将来的にはがんの日帰り手術も期待できます」(片岡教授)
すでに現在、ナノマシンを利用した5つの抗がん剤臨床試験が進んでおり、乳がん用のナノマシンは今年中にも厚労省に承認申請される予定だ。長寿命にとって大きな壁となるがんを克服する日は一歩一歩近付いている。今後はアルツハイマー病や再生医療への展開も考案中という。
[NEWSポストセブン/SAPIO]
Posted by nob : 2015年08月23日 13:04
何歳からでも、どんな健康状態からでも、まずは始めて、そして続けていくことのすべてが、やがて自らに還ってくる。。。
■暑さに負けずトレーニングをしたほうがいい理由
汗だくでぐったりな状態が好きな人なんていません。太陽にじりじりと焼かれるような日は、エアコンの効いたジムでワークアウトしたくなるのも当然です。けれども、暑さを耐え抜けば、トレーニングが楽になるだけでなく、気温が下がった時の持久力もアップします。
暑い中でのトレーニングは危険をともないます。気温が高い時に走る場合の常識的な注意事項はおわかりですよね。なかでももっとも大事なのは、十分な水分補給です(飲みすぎるくらいでも良いのです)。また、吐き気やめまい、だるさなどの熱中症の症状を感じ始めたら、すぐにトレーニングをやめて助けを求めることです。暑い環境でも走れる体力をつけるのは素晴らしいとはいえ、ムリは禁物です。
また、我慢できないほど気温が高い時は外に出ないでください。また、都会に住んでいる人は光化学スモッグやオゾン濃度に注意しましょう(気温が上がると悪化します)。
暑い日の運動がつらいのはなぜか
ランニングも暑さも両方身体に堪えるものです。さらに、暑い日のランニングはなおさら辛いですよね。でも問題はそれだけではありません。暑い日の運動は、必要以上にきつく感じられるのです。
暑い日に頑張ると、脳は通常とは異なる受け取り方をするので、オーバーヒートする前でもだるさを感じます。学術誌『European Journal of Physiology』で発表されたある研究によれば、被験者のサイクリストたちは摂氏35度の研究室でトレーニングをした時のほうが、摂氏15度で同じトレーニングをした時よりスピードが落ちました。これに関しては納得できます。でも、不思議なのは、オーバーヒートしたためにスピードが落ちたわけではなく、始めから動きが鈍かった点です。脳が暑さを感知し、エネルギーを節約しようとしたのです。この作用により、身体の動きをあえて鈍らせたわけです。
トレーニングを続けると、身体は熱を帯びてきます。別の研究にて、被験者たちに疲れ果てるまで自転車を漕いでもらいました。すると、スタート時の気温に関係なく、被験者たちが完全に体力を消耗したのは、深部体温が摂氏40度に達した時でした。学術誌『Journal of Applied Physiology』に掲載されたこの研究で、深部体温が40度に達するまでにもっとも時間がかかったのは、水分に反応するクーリングウェアを着ていたアスリートでした。運動する時に、キンキンに冷えた飲み物を飲み、頭から水をかぶると、これと同じ効果が得られます。体温を低く保てば保つほど、つらいトレーニングを長く続けられるのです。
とはいえ、ただ身体を冷やせば良いというわけではありません。コップ1杯の冷たい水を頭やお腹にかけたところで、涼しいのはほんの一瞬ですし、クーリングウェアは、生理学の研究室から一歩外に出れば実用的とは言えません。では、実際の状況で何が起きるのかを見ていきましょう。
身体は、汗をかくことで体温を下げようとします。皮膚の表面から汗が蒸発する際に、熱も一緒に奪っていくからです。しかし、蒸し暑い日は空気中がすでに水蒸気でいっぱいなので、汗はなかなか蒸発しません。ですから、「暑さ」といっても、実際は「暑さという感覚」であって、熱と湿気が結びついた状態を指しています。下の暑さ指数チャートを見るとその関係がわかります。
高温多湿の環境下では、走るスピードが落ちます。こちらのようなチャートを見れば、どのくらいスピードが落ちるのかを正確に予測することも可能ですが、実際は、暑さに対する慣れと、身体のサイズで変わってきます。
落ちるスピードは、どれだけ鍛えているかではなく、身体のサイズによって変わるのです。体格の良い人は筋肉や脂肪、またはその両方が多くなります。筋肉は熱を生み出し、脂肪は断熱材の役割を果たします。一方、身体の小さい人は熱の発生量は少なく、熱を発散させる皮膚面は増えます。古くから知られている、体表面積と熱発散の関係を示すアレンの規則のことですね。暑い日のレースでは、小柄なランナーのほうが速く走れます。
鍛えたほうが暑さに強くなると考える人もいますが、その反対もまた然り。鍛えれば鍛えるほど、激しい運動が得意になり、身体が発する熱も増えていくからです。
体型を変えずに暑さに耐えて運動できるようになるにはどうしたら良いでしょうか。その答えは簡単。暑い中でトレーニングを積めばいいのです。
暑さに慣れる方法
暑い時にトレーニングを積めば、暑さに負けず走れるようになり、ひいてはもっと速く走れるようになります。
仮に、自分が今年の夏中、すべてのトレーニングを屋外でこなすと想定します。一方、自分の双子の片割れは、エアコンの効いたジムでまったく同じ内容のトレーニングをします。そして、真夏の真っ盛りに5 マラソンに出場した場合、どちらが勝つと思いますか? 勝つのは、涼しい室内でトレーニングした双子の片割れではなく、自分です。
万が一、マラソン当日、季節外れの涼しさだったとしても、暑さの中でヒート・トレーニングを積んでいますから、勝つのは自分です。ヒート・トレーニングには、血管の血流量を増やすという魔法の効果があります(身体を冷やすためには皮膚の血流を促したほうがいいのですが、筋肉にエネルギーを運ぶための血流も十分にあるわけです)。その効果は言わば、合法的な血液ドーピングといった感じです。
とはいえ、良いことばかりではありません。暑さに慣れるには努力を要します。夏中ずっとエアコンの効いた室内にいて、たまに思い切って外に出て運動するだけでは不十分です。ウェブサイト「European Journal of Applied Physiology」に掲載されたある研究によれば、暑さの中での運動に取り組まなかった人は、暑さに対する耐性が春と秋で変化しないことがわかっています。ヒート・トレーニングで効果を得たいなら、そのための努力が必要です。
アメリカ陸軍が開発した、「暑さに順応するトレーニング計画案」は、暑さに慣れたい人にとっての良い手引きです。この計画案によると、毎日最低でも2時間は外で活動し、その一環として、心血管運動(ランニングやサイクリングなど、心拍数が上がるエクササイズなら何でも)を行わなければなりません。
2週間ほど経てば、暑さに慣れてくるでしょう。ただし、トレーニングの効果は始めてから数日で実感できるかもしれません。
始めからトレーニングをすべてこなせるわけではありません。トレーニング初期の脳は、まだ暑さを察知し、身体が疲労しているからスピードを緩めようと、指令を出してきます。労働者向けセーフティーガイドラインで、トレーニングが現実的であるかどうかチェックしてください。労働安全衛生管理局(OSHA)は、ヒート・トレーニング初日は通常の作業負荷の20%のみに抑え、1週間かけて徐々に100%に持っていくよう推奨しています。
また、暑さへの耐性をキープするためには、引き続き暑い環境下でトレーニングを積まなければなりません。数日なら休んでも構いませんが、1週間サボったら、暑さに耐える驚異的なスーパーパワーが失われ始めます。陸軍の推算では、3週間サボるとスーパーパワーの75%が失われてしまうそうです。
涼しい季節でもヒート・トレーニングを続けたいなら、長そでとタイツを着用しましょう。これは、2007年世界陸上競技選手権大会の開催地である蒸し暑い大阪でのレースに備えて、一流ランナーのKara Goucherが取り入れた方法です(1万m走では、アメリカ人初の銅メダルを獲得しました)。Goucherはさらに、レース前の数週間を大阪で過ごしています。熱心なランナーで、有給休暇が余っている方は、ぜひこの方法を参考にしてみてください。
また、以前、米ライフハッカーの記事「身体を涼しく保つ方法」を紹介していますが、それと正反対のやりかたを試してみてもいいでしょう。1日でもっとも暑い時間帯に、日の当たるアスファルトの道路を走ってみてはどうですか? いずれにせよ、ムリをせずに、新たに獲得したスーパーパワーを楽しんでください。
Beth Skwarecki(原文/訳:遠藤康子/ガリレオ)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2015年08月23日 12:40
自らの主治医はあくまで自分自身、、、医療の活用と依存との間には天地の開きがある。。。
■がん検診を受けると早死にする?放射線検査と「過剰な医療」が寿命を縮める
「胃がん検診を受けたら、偶然、早期のがんが見つかって命拾いした」などと言っている人が、身近に結構いたりしませんか? 乳がんの撲滅をうたったピンクリボン運動をご存じと思いますが、その宣伝塔を務めるタレントも同じようなことを言っていますね。「だから、乳がん検診を受けましょう」って。
今から30年ほど前のことです。米国ミネソタ州にある有名な総合病院「メイヨー・クリニック」が中心になって行った、大規模な追跡調査のデータが世界に衝撃を与えました。この調査は、肺がん検診の効果を確かめるため、タバコを吸っている9211人の男性ボランティアを対象に行われたものでした。
調査では、まずボランティアたちが公平に2つのグループに分けられました。年齢や性別、タバコを吸っている本数などが両グループで揃えられ、人数も同じになるよう調整されたのです。次に、一方のグループに年4回の胸部レントゲン検査を受けてもらうように約束をしました。このグループを「検診群」と呼ぶことにします。もうひとつのグループには、地域で行われている年1回の一般的な健康診断だけを受けるように依頼しました。こちらは「対照群」としましょう。
6年後、「肺がんで死亡した人数」を調べたところ、検診群で122人、対照群で115人となっていることがわかりました。一生懸命に肺がん検診を受け続けた人たちのほうが死亡率は高かった、という驚きの結果だったのです。
●過剰な診断
このようなデータを見せられた時、考えるべきことがいくつかあります。
ひとつは、偶然そうなっただけかもしれないということです。もうひとつは、データにねつ造や隠ぺいがあったかもしれないということです。昨年のSTAP細胞論文問題では、論文に掲載された写真に不自然な点があったことから一連の不祥事が暴露されましたが、数値データが中心の追跡調査の論文では、ねつ造などを見抜くのは至難の業です。
幸い、ほとんど時を同じくして、同じ目的の調査が英国、米国、それに旧チェコスロバキアの3カ所で独自に行われていて、結果もまったく同じだったのです。「肺がん検診を受けると、死ぬリスクが高まる」のは、間違いのない事実と考えてよさそうです。
理由もほぼ明らかにされていて、検査で使われるレントゲン線が放射線の一種であるため、発がんリスクを高めてしまうからです。
もうひとつあります。ひとたび「がん」と診断されてしまうと、精密検査、手術、抗がん剤治療、放射線治療など、ありとあらゆる医療が施されますが、中には放置しても構わない腫瘍が相当数あったと思われます。だとすれば、過剰な医療が命を縮めてしまったのではないでしょうか。欧米の専門家は、これを「overdiagnosis(過剰な診断)」と呼び、深刻な事態だとしています。しかし、日本ではまったく話題にされず、この言葉の訳語すらありません。
●「肺がん検診を毎年受けると、死亡率が半分に」は正しいのか?
その日本では、40歳以上のすべての人に毎年、肺がん検診を受けるよう勧奨が行われています。厚生労働省のホームページには、次のように書かれています。
「きちんとした科学的データをもとに検討が行われ、その結果を踏まえて市町村で実施されているものです」
科学的データとは、厚労省研究班という名のもとに宮城、群馬、新潟、岡山の4県で一斉に行われた、ある調査の結果を指しているようなので、その概要をまとめておきましょう。
4つの地域では、コンピューターを使えば「肺がんで死亡した人」を簡単に抽出することができ、かつ過去3年間に肺がん検診を受けていたかどうかがわかるようになっていました。そこで、不幸にして肺がんで亡くなった人たち(1035人)が、どれくらい検診を受けていたのかが調べられたのです。ただし比べる相手がいないと評価ができませんから、「現在のところまったく健康」という6713人を同じコンピューターで選び出し、同じ要領で検診歴をカウントしました(対照群)。
その結果、肺がんで死亡した人たちは、前年に検診を受けていた割合が、対照群に比べ半分くらいだったことがわかったというのです(2年前と3年前の検診歴には差がなかった)。当時、この話は全国ニュースとなり、新聞各紙の1面に「肺がん検診を毎年受けると死亡率が半分に!」という見出しが躍っていました。
さて、メイヨー・クリニック調査との違いがどこにあるか、考えてみてください。
その答えは、本連載のタイトル『歪められた現代医療のエビデンス』にも通ずるものですが、簡単ではないため、回を重ねながら明らかにしていきたいと思っています。
(文=岡田正彦/新潟大学名誉教授)
[Business Journal]
Posted by nob : 2015年08月23日 12:23
過ちは悔い改め謝罪(補償を含めて)してこそ、、、新たな未来への一歩が踏み出せる。。。
■ドイツと日本「過去との向き合い方」その違いは
「過去」との向き合い方で日本と比較されることが多いドイツ。歴史に対するその厳しい姿勢は、どこから来るのか。
7月上旬、日本記者クラブの取材団に参加してドイツを訪れた。ベルリンの街を歩くと、「過去」を突きつけるモノや施設の多さに圧倒される。
中心部のベルリン上級地方裁判所。玄関に近い路面に10センチ四方ほどのネームプレートが九つ埋め込まれている。生年月日、そして死亡した強制収容所の名前。刻まれているのは、ナチスに迫害され、殺された人たちの情報だ。
真鍮(しんちゅう)製のプレートは「つまずきの石」と呼ばれる。この場所から9人のユダヤ人裁判官らが連れ去られたことを示す。最初の石ができたのは 1996年。いまでは欧州の19カ国で5万3千個に。6月9日には連邦議会の全会派が出席し、敷設の式典が開かれた。主宰団体のクリスティーネ・キューンル=ザーガーさん(69)は言う。
「犠牲者を知る人たちが高齢化でどんどん亡くなっている。今やらなければという使命感です」
市内の学校、ハンナ・アーレント・ギムナジウム。ハイディ・ゾウ教諭(60)は、16〜17歳の生徒を対象に、犠牲者や加害者たちの生き様を調べさせる授業を30年前から続けている。成果は「石」に刻まれていく。 いま多くの州の学習指導要領で歴史教育が義務づけられ、学生たちはナチを記録した博物館や強制収容所などを訪れる。
「私たちの世代こそが、ドイツの社会を大きく変えてきたのです」(ハイディさん)
もっとも、国をあげての「過去の克服」の背景には、実利を求める政治家の判断もあった。
戦後初の西独首相アデナウアーは51年、連邦議会で「ドイツ民族の名において、筆舌に尽くしがたい犯罪がなされた」と演説し、多くのユダヤ人が逃れていったイスラエルへの賠償を決めた。ドイツ国際政治安全保障研究所のムリエル・アッセブルクさんは、こう解説する。
「ドイツ製品を世界で再び受け入れてもらうには、後悔や償いを示し、特に米国のユダヤ人社会に認められる必要があった」
85年、コール首相が武装親衛隊の眠る墓地を訪れてユダヤ社会などから批判を浴びるや、3日後にはワイツゼッカー大統領が歴史的な演説を行い、沈静化させた。東欧諸国や強制労働の被害者への補償を次々と打ち出し、周辺国に懸念が強かった東西ドイツの統一も成し遂げた。
何がドイツを過去に向かわせるのか。答えはひとつではないが、確かなのは、隣国と深刻な摩擦を起こすことなく、この国が再び欧州の中核を担い始めているという事実だ。
[AERA]
Posted by nob : 2015年08月22日 15:52
112万7000柱。。。
■遺骨113万柱、今も異国に=戦後70年手つかずの地も
海外で戦没した日本人の遺骨のうち、半数近い約113万柱が今も異国の地で眠る。中国や北朝鮮など一部地域では収集に着手する見通しが立たず、遺族が望む「全員帰還」への道のりは遠い。
厚生労働省によると、海外戦没者は軍人と民間人の計約240万人。これまでに収容した遺骨は、復員兵らが持ち帰った分を含め約127万3000柱にとどまり、約112万7000柱は帰還を果たせていない。
未帰還のうち約30万柱は軍艦とともに海に沈むなどして収容は事実上不可能。約23万柱は「相手国の事情」で難しく、収集可能性があるのは約60万柱とされる。
「相手国の事情」はさまざまで、北朝鮮は国交がない上、日本政府は拉致問題の解決を優先する姿勢を崩していない。中国は対日感情から収集を認めてもらえないという。宗教上の理由で埋葬地を掘り返せない国もあり、厚労省幹部は「手付かずの状態が続いている」と話す。
一方、自民党の特命委員会は昨年、遺骨収集を「国の責務」とし、今後10年間を「集中実施期間」と規定するなど収集を推進するための法案をまとめた。収集作業を担う法人の新設も盛り込み、議員立法での法案提出を目指すが、安保法制をめぐる与野党対立で、今国会の成立に暗雲が漂う。
[時事通信]
Posted by nob : 2015年08月15日 20:28
言葉ではなく行動に真実は表われる。。。
■村山元首相、安倍談話を痛烈批判「さっぱりわからん」
平塚学、稲垣千駿
「談話は出す必要がなかった」。14日、安倍晋三首相が発表した戦後70年談話について、記者会見した村山富市元首相(91)から批判の言葉が次々と発せられた。「何を言いたかったのか」「中身について評価するところはない」。20年前の首相当時、戦後50年に際して談話を発表した村山氏。「各国から評価された」という自負がある村山氏にとっては、許容できないものに映ったようだ。
* 安倍談話「おわび」「侵略」言及 目立つ引用・間接表現
* 村山元首相、安倍談話を批判 「引き継がれた印象ない」
* 安倍首相の戦後70年談話全文
安倍氏が首相官邸で談話を発表したのは同日午後6時。村山氏はその2時間後の午後8時から、大分市中心街にある「全労済ソレイユ」ビルの会議室で記者会見した。会場には、中国のテレビ局を含む県内外の記者が詰めかけた。
会見で村山氏はこう言った。「全体を通して見ると、焦点がぼけて言葉を薄めて述べている」
「植民地支配」や「侵略」への「痛切な反省」という村山談話の理念について、「言葉は使っているが抽象化して不明確になっている」。批判は続いた。「過去の歴史に対する反省を素直に認めて端的に表現すべきだった」「村山談話を否定も踏襲もしていない。さっぱりわからん」「最初から『継承する』と言えば出す必要もなかった」
自身が出した戦後50年の談話について「節目に清算して、けじめをつける必要があると思った。内閣に課せられた歴史的な課題だった」と振り返る村山氏。かねて、安倍首相が出そうとしている戦後70年談話について「なぜ、いま出すのか」と批判してきた。今年に入ってから、国内だけでなく、海外メディアからも取材依頼が殺到。取材対応や講演のため、東京に頻繁に足を運んできた。
安倍政権が進める安全保障関連法案や、集団的自衛権の行使容認の憲法解釈変更についても、村山氏は護憲の立場から反対する。国会周辺の集会にも顔を出し、現在も精力的に活動を続けている。この日の記者会見では、こんな言葉も口にした。
「(安倍談話は)美辞麗句を並べているが、安保法案との関係で、また懸念を深めると思う」「未来志向といったって、『積極的平和主義』とひとこと言っただけ。憲法を変えて戦争のできる国にしようと言ってるんだから」(平塚学、稲垣千駿)
◇
〈村山談話〉 自社さ連立政権時代の1995年、当時の村山富市首相が戦後50年を機に閣議決定を経て日本政府の公式見解として出した首相談話。歴史認識については「国策の誤り」と「植民地支配と侵略」を認め、「痛切な反省」と「心からのおわび」を表明した。談話の内容は戦後60年の小泉談話も踏襲し、歴代政権で政府の基本路線になってきた。
[朝日新聞]
■中国「直接のおわび回避」、韓国「誠意がない」
【北京=五十嵐文、ソウル=宮崎健雄】中国外務省は14日、同省の張業遂(ジャンイエスイ)次官が木寺昌人中国大使に対し、安倍首相の談話に関して中国の「厳正な立場」を表明したとウェブサイトで発表した。
同省の華春瑩(フアチュンイン)副報道局長は「日本は当然、被害国の国民に誠実におわびすべきだ」と主張、「実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す」と述べた。
中国国営新華社通信は14日、安倍首相の談話は「直接のおわびを回避」と報じ、「首相は日本が今後おわびを続ける必要はないと表明した」と解説した。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)も社説で「中日関係をさらに悪化させる導火線にはならないが、大きく改善させる動力にもならない」と論じた。
習近平(シージンピン)指導部は、安倍首相が村山首相談話などに盛り込まれた「おわび」「反省」などを盛り込むよう求めていた。習指導部は、天津市の大爆発や中国経済の後退で社会不安が高まることを警戒しており、政権批判につながりかねない反日世論の広がりを避ける狙いもあった。
「おわび」などが明記されたことで、習政権は日本との経済協力や民間交流は引き続き推進しながら、首相の歴史観にはなお不信が残るとして歴史をめぐる対日圧力は緩めない可能性が高い。
一方、韓国の主要紙電子版やテレビは、安倍首相談話について、「誠意がない、過去形の謝罪」(公共放送KBSテレビ)などと一斉に批判した。聯合ニュースは、安倍首相が「我が国は繰り返し、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた」と発言したことについて、「自分の声で謝罪する代わりに、『過去形』で謝罪に言及するにとどまった」と指摘。その上で、「村山、小泉談話よりも大幅に後退した」と不満を示し、「歴史認識をめぐる日韓間の葛藤は相当の間続く見通しだ」と報じた。
[読売新聞]
■首相70年談話:四方気配りの末に=政治部長・末次省三
14日に閣議決定した安倍晋三首相談話から、外交的配慮はうかがえる。しかし、多方面への気配りからか、焦点がぼけた印象は否めず、また、いろんな読み方ができる余地を残した部分があるなど、20年前の村山富市首相談話と比べて訴求力は今ひとつのものとならざるを得なかった。
節目の終戦記念日を迎えるにあたり、日本の首相が談話を発する。基本的に歓迎すべきことだろう。
「植民地支配」と「侵略」を明確に認め、「反省」と「おわび」を盛り込んだ村山談話。異論があることを承知で言えば、「日本の外交資産」と言ってもいい存在となった。毎年の靖国神社参拝で物議を醸した小泉純一郎元首相も10年後、ほぼ踏襲する談話を出すことになる。
ところが、安倍首相は当初、「全体として引き継ぐ」としながらも、一方で「同じ言葉を入れるなら談話を出す必要はない」と繰り返した。さらに「今まで使った言葉を使わなかった、あるいは新しい言葉が入ったというこまごまとした議論にならないよう、70年談話は70年談話として新たに出したい」という踏み込んだ発言もあった。
村山談話の上書き−−。安倍首相にその思いが強かったのは間違いない。
しかし、物事は出発点とは違う方向に進んでいく。中国などの近隣諸国、欧米をはじめとする国際社会、さらに「丁寧な議論」を目指して招集した私的諮問機関のメンバーら。一方で、首相のもともとの支持基盤である保守系の政治家、評論家など……。多方面に気を配る必要は日に日に増していった。
その結果、いろんな要素を盛り込まなければならなくなるのは必然で、村山談話、小泉談話の3倍程度の長さになる。「がんじがらめ」になったと言っては言い過ぎだろうが、強く訴える内容にすることの優先順位は下がっていったとみられ、メッセージ性は薄れることになった。
[毎日新聞]
Posted by nob : 2015年08月15日 05:45
自らの過ちを悔い改め謝罪するのは至極当然のこと、、、中傷批判を怖れず信念を通す鳩山氏に賛同支持します。。。
■鳩山氏、ひざまずき合掌=植民地時代の刑務所跡で―韓国
【ソウル時事】国際会議出席のため韓国を訪問中の鳩山由紀夫元首相は12日、日本の植民地時代に独立運動家が投獄されたソウルの西大門刑務所の跡地にある歴史館を訪れた。聯合ニュースによると、鳩山氏は独立運動家らを追悼するモニュメントの前で靴を脱いで献花した後、ひざまずいて合掌し、頭を下げた。
鳩山氏は記者会見で「日本が韓国を植民統治していた時代に、独立運動家ら多くが収容され、拷問を受け、命まで失った事実を思い、心から申し訳なく、おわびしたい」と述べた。
一方、安倍晋三首相が14日発表する戦後70年談話については「韓国への植民統治、中国への侵略などが歴史的事実として入らねばならず、当然、反省と謝罪の気持ちも入らねばならない」と語った。
歴史館には、当時の刑務所で行われた拷問の様子や独立運動家に関する資料が展示されている。
[時事通信]
■鳩山元首相、「地に平伏」して謝罪・・・韓国・ソウルの刑務所跡地で=中国メディア
鳩山由紀夫元首相は12日、韓国のソウル市内にある西大門刑務所歴史館を訪問し、館内を見学した後に屋外にある独立活動家らを記念するモニュメントに献花し、靴を脱ぎ正座したうえで、手を合わせ、平伏した。同ニュースは中国・人民日報系のニュースサイト「人民網」も速報で伝えた。
西大門刑務所歴史館は、日本統治時代の1908年に、朝鮮初の近代的刑務所として建造された西大門刑務所の跡地。同刑務所には、日本当局に反抗したり独立運動を行った政治犯に対する拷問が行われたとして、拷問の様子などが多く展示されている。韓国内でも、「日本に対する憎悪と恐怖を育てる場所」との批判が出たことがある。
記念モニュメントの周辺はレンガ敷きだが、鳩山元首相の訪問時には黒い布が用意されていた。鳩山首相は献花をし、所歴史館を訪問し、館内を見学した後に屋外にある独立活動家らを記念するモニュメントに献花し、靴を脱ぎ正座した上で、手を合わせ、平伏した。いわゆる“土下座” しての謝罪をしたと理解できる。
鳩山首相は西大門刑務所歴史館訪問を「ひとりの日本人、人間として」だけでなく、「元日本の総理としてここに来ました」と説明したという。
人民網は「日本の鳩山由紀夫元首相が地面にぬかずいて抗日義士を悼んだ」との見出しで伝えた。本文は短く「ひざまずいて祈った」と伝えた。跪いたり合掌した写真は掲載したが、「平伏」して頭を深々と下げた写真は、速報では伝えなかった。(編集担当:如月隼人)
[サーチナ]
Posted by nob : 2015年08月13日 10:23
動かし続けることが生きること、、、停滞は麻痺へ、そして停止は死へ。。。
■若者に増える「デジタル認知症」の危険性
最近、コメディアンの萩本欽一さんが73歳にして大学に合格したというニュースが、世間をあっと驚かせました。
現在は50歳以上年下の同級生たちに囲まれ、充実した日々を過ごしているといいます。
年をとっても遅すぎることはないということを自ら証明し、多くの人に元気と勇気を与えた萩本さんですが、もともとは「認知症を予防するため」に勉強を始めたといいいます。
実際に、勉強をすることは認知症の予防にどんな効果をもたらすのでしょうか。また頭を使わないことで若者にも起こる「デジタル認知症」の危険性とは。
◆固いアタマもやわらかくなる
はじめは、勉強しても何も頭に入らなかったという萩本さん。
「脳が4か月くらい抵抗しました。『今さら覚えない』って。でもね、しつこくやってたら、脳が『わかった。お前がそうするなら付き合うよ』と答えてくれたような気がしました」
人間の脳は、幼い頃からの急速な発育・発達をへて、成人までにひとたび完成しますが、それ以降も、外からの刺激や環境によって、さらなる変化や成長をすることができることが分かっています。
脳には「可塑性」と呼ばれる性質があり、一度固くなったアタマも、やり方次第でまた子どものようにやわらかくなるのです。
また、年を取ると脳の機能は低下し、記憶力は悪くなると思われがちですが、最近の研究で「年齢を重ねても、記憶力は低下しない」ことが分かってきています。
オランダで115歳で亡くなった女性の脳を解剖したところ、脳の機能がほとんど老化していないことが判明。脳の寿命は120年くらいと考えられるようになりました。
高齢になると増える脳梗塞も、脳そのものではなく、血管が衰えることによって起こる病気です。
年を取ると物忘れをする回数が増えるように思いますが、実際には、度忘れの回数は大人も子どももさほど変わりません。
大人は忘れることを「老化」と捉えて深刻になってしまう一方、子どもは思い出せなくても特に気にしていないだけなのです。
◆97歳の大学院生も
世界には、萩本さんもびっくりの高齢大学生もいます。
オーストラリアの元歯科医、アラン・スチュワートさんは、2012年に97歳にして大学院を卒業。
「頭を常に活発にしておくのが好きなんだ」と語るスチュワートさんは91歳のときにも大学を卒業していて、世界最高齢での学士号取得者としてギネス世界記録に登録されています。
萩本さんやスチュワートさんのように頭を使うことが、認知症予防に効果的と思われる研究データもあります。
例えば、カナダの大学などの研究チームは、認知症の患者を対象にした調査で、2か国語を自在に操る「バイリンガル」は、1か国語しか話さない人より認知症の発症が遅いことを発見しました。
また、1日30分程度の「読み書き」や「計算」などの簡単な学習によって、認知症の予防や改善をはかる「学習療法」は多くの高齢者施設などで取り入れられ、一定の成果が報告されています。
◆デジタル認知症の危険性
一方で、アタマを使わないことによって発症する新たな認知症も出てきています。
それが、「デジタル認知症」。
デジタル認知症とは、「デジタル機器を長時間使用することによって発症する、認知症に似た症状」のことで、進行すると本当に認知症になってしまうリスクが指摘されています。
パソコンやスマートフォンが発達した今、何か分からないことがあってもネットで検索すればすむため、自ら本を読んで調べたり、記憶したりする必要もなくなったことが原因とされます。
同時に、ネット上で脳の処理能力を超えるほどの膨大な情報を目にすることで、記憶や思考を放棄した結果、その機能が低下することや、他者とのコミュニケーションが減ることも影響していると考えられます。
こうした状況は未発達な脳であるほど影響を受けやすく、IT社会の韓国では、脳がバランスよく成長せず情緒不安定になったり、記憶力が極端に低下する若者もあらわれているといいます。
そんなデジタル認知症になってしまうのを予防するには、 意識的にスマホやネットから離れる時間をつくること。
欽ちゃんのように記憶や読書を必要とする学習や遊びを積極的に行ったり、リアルな空間で他者と触れ合い、コミュニケーション能力を磨くことが効果的と考えられます。
74歳の大学生に負けないよう、普段から自分のアタマをあまり甘やかさないようにしたいですね。
<参考>
ロート製薬
http://fufufu.rohto.co.jp/feature/12/
KUMON
https://www.kumon-lt.co.jp/
<監修>
岡本良平(医学博士 東京医科歯科大学名誉教授)
[Mocosuku Woman]
Posted by nob : 2015年08月12日 17:26
共感応援します。。。
■SEALDsならぬ「OLDs」 巣鴨で静かに訴え
市川美亜子
猛暑が和らいだ8日の夕暮れ時、「おばあちゃんの原宿」東京・巣鴨に、プラカードを持った人たちが集まってきた。参加者は次第に増えて100人を超えたが、木陰に座って水筒のお茶を飲んだり、「どこから来たの」とおしゃべりをしたりと、国会前の喧騒(けんそう)とはほど遠い。
主催したのは60~70代の「OLDs(オールズ)」。大学名誉教授の高橋正明さん(70)は「どうせ世の中は変わらない」とふて寝の日々を送っていた6月、学生団体「SEALDs(シールズ)」のデモを見た。「感動なんてもんじゃない。ケツを蹴飛ばされた」
好きでもないSNSを使って声をかけ、「若者が渋谷なら、巣鴨で」と7月半ばから土曜に駅前に立つ。団体名は、若い彼らへのオマージュ(賛辞)だ。
[朝日新聞]
Posted by nob : 2015年08月12日 17:11
知らない解らないことの恐ろしさ、、、自ずと伝えられる事実は既得権者たちの都合のみ、彼らに不都合な真実には自ら模索して初めて触れられる。。。
■射能漏洩はトテツモナイ量に!
全く報道されない「トリチウム」の危険性
広瀬隆 [ノンフィクション作家]
頻発する地震、活発な火山噴火の中、新たなリスクが「東京を含む東日本地域」に差し迫っているという。
発売当日から大きな話題となり、発売5日で増刷が決定した『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』のなかで、「タイムリミットはあと1年しかない!」と予言した著者が、日本の報道界には封印された「トリチウム」のおそるべき危険性を緊急警告する!
「原子力緊急事態宣言」が発令中!
現在も大量放射能放出が続いている!
すでに事故から4年をすぎた現在、日本に住むほとんどの人は「事故と被害は終った」と勘違いしているが、「福島第一原発」の事故現場では、大量の放射能放出が続いており、東京電力が発表する放出量は変動が大きすぎて信頼できないのだ。
現場では、現在も「原子力緊急事態宣言」が発令されたままであり、メルトダウンした燃料が地中で臨界反応を起こしている潜在的危険性は、まったく去っていない。
福島第一原発のすぐ近くには、福島県から宮城県にまで達する70キロメートルという長大な双葉断層があって、マグニチュード8近い巨大地震を起こすおそれが高い。
というのは、東日本大震災からちょうど一ヵ月後に、その周辺断層が動いて1メートルを超えるズレを起こしたからである。
今後も、ここで大きな地震が発生すれば、福島第一原発に何が起こるか分らないのである。
その現場では、毎日6000~7000人の作業者が、汚染地帯で身を削って働いている。
ここから漏れ出している放射能汚染水は、ハンパな量ではない。
東京電力は必死になってそれを回収しているが、この4年間で貯蔵量が75万立方メートルというトテツモナイ量に達しているのだ。
1立方メートルとは、一辺が1メートルのサイコロの大きさだから、それを縦に積み上げると、75万メートルになる。富士山の高さは3776メートルだから、75万メートルは富士山の200倍の高さになる。
大型飛行機が飛行するのは、1万メートルだから、75万メートルはわれわれにちょっと想像もできない量だと、分るだろう。
この汚染水の貯蔵量は、これからも、歳月ときれいに比例しながら増えてゆくのだ。なぜなら、放射能を除去する対策がないまま、水を流しこんで、内部を冷やし続けなければならないからだ。
しかもそのメルトダウンした燃料の放射能を洗い出した水が、地下に流れこんで、そこから外洋にどんどん流れ出している。
海岸線の地下水は、太平洋の沖合とつながっているからである。
しばしば報道されてきた「汚染水の大量漏洩」は、陸上で漏れ出している話だけで、地下から漏れ出している大量の汚染水については、まったく無視している。
報道内容には、あきれるほかない。
そこで、自称専門家のバカな学者連中は、海側の地下まで巨大な壁を築いて外洋への漏水を止めなければならない、などと言っているが、トンデモナイ話だ。
壁を築けば、地下に水がたまって、原子力発電所ごと水の中に浮いてしまい、大きな浮力を受けて、最後には建物ごとひっくり返ってしまう。
要するに、打つ手がないのである。
知られざるおそるべき
トリチウムの危険性とは?
問題は、その汚染水に含まれている放射性物質の量と種類である。
大量に漏洩している放射性セシウムと放射性ストロンチウムは、いずれも、人体に重大かつ深刻な影響を与える。
この二つの放射性物質の危険性については、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』にくわしく述べたので、必ず読んでいただきたい。しかし、よく知られていないのが、トリチウムの危険性なので、ここで説明しておきたい。
これが放射性セシウムと放射性ストロンチウムと共に、汚染水に大量に流れこんでいるのだ。
トリチウムという放射性物質は、元素としては水素である。
しかし通常の水素は原子核が陽子1個でできているが、トリチウムの原子核は、そこに中性子が2個くっついている。
重い水素なので、「三重水素」とも呼ばれる。普通の水素とトリチウムの違いを模式的に描くと、この図のようになる。
この放射性物質トリチウムがなぜおそろしいかというと、化学的には水素なので、水素のように振る舞うからだ。
つまり人間の体は、大部分が水でできている。水は、水素と酸素の化合物H2Oである。
血液であれリンパ液であれ、細胞をつくっている中心部分の染色体であれ、その遺伝情報を伝えるデオキシリボ核酸(DNA)の分子であれ、水素なしには存在しない。
DNAを構成する究極の原子は水素H、炭素C、酸素O、窒素N、リンPである。その水素が、放射線を出す水素になってしまえば、体内で、どれほどおそろしいことが起こるかは、誰でも想像できるだろう。
簡易式の放射線測定器では感知できない
「ベータ線」を出すトリチウム
このトリチウムが酸素と結合すると、「トリチウム水」という放射能の水になるので、水蒸気となって東日本全域の空気中を漂っているのだ。
それがわれわれの体内に入って、自由に移動している。
そしてトリチウムの原子核についていた中性子が、“マイナスの電荷を持った電子”を放出して、“プラスの電荷を持った陽子”に変化し、水素がヘリウムHeになる。
その時に出される電子が、ベータ線と呼ばれる放射線なのである。
この放射能が半分に減るまでの期間、半減期は12.3年なので、安全な1000分の1になるのに123年かかるから、この影響はほぼ一世紀続くと思ってよい。
フクシマ原発事故が起こってから、自分の身を守ろうとして、多くの人が日本中で放射線の測定器を持つようになった。
危険な汚染地帯に住む人にとって、それ自体は、重要な自己防衛手段である。
しかしほとんどの人が持っている簡易式の放射線測定器は、放射性のセシウムやヨウ素が出す「ガンマ線」しか測定できないので、ストロンチウム90やトリチウムが出す「ベータ線」を測定していないのである。
トリチウムが放出するベータ線の電子は、エネルギーが小さいので安全だと言う自称「原子力の専門家」がいて、彼らを新聞記者が取材するので、困ったものだ。
取材する側も、取材される側も、彼らは人体への医学的な作用機序をまったく知らないのである。
トリチウムによる催奇形性の確率は
致死性癌の確率の6倍!
カリフォルニア州ローレンス・リヴァモア国立核研究所での研究(1991~1993年)では、トリチウムによる催奇形性(奇形を生じさせる性質)の確率は、致死性癌の確率の6倍にものぼるのだ。
つまり、次世代に奇形を生み出す影響が非常に大きいと、重大な警告が出されている。
フクシマ原発事故現場から大量に放出されているトリチウムは、ほとんどの人が無意識に体内に取りこんでいる危険な状態にある。
特に人体の有機物と結合したトリチウムは、容易に代謝されずに、その分子が分解されるまで15年以上もベータ線を出し続ける。15年とは、生まれたばかりの赤ん坊が、中学を卒業するまでの長さだ。
またトリチウムHが最終的にはヘリウムHeに変化するが、ヘリウムはいかなる原子とも結合しない。
そのため、トリチウムHに結合していたDNA構成原子の炭素C、酸素O、窒素N、リンPなどは、トリチウムと結合していた箇所が切断されることになる。
これによって、DNAが破断して、染色体異常が引き起こされる。
もともと人体は、男性の「精子」と女性の「卵子」が受精して1個の細胞ができるところからはじまる。
その時、この細胞には、男女(精子・卵子)から受け継がれた染色体が23組46個ずつ含まれている。それぞれの染色体は、二重らせん構造のDNAからできていて、その中に多数の遺伝子が含まれている。
薄めて海に放流してしまえ」
という許されざる犯罪者たちの暴言
ところが、ソ連のチェルノブイリ原発事故で大汚染したゴメリなどの地帯では、住民の染色体を調べると、この顕微鏡写真のように、左側の正常な染色体に比べて、右側の染色体のように明らかに異常な状態になっていたのである。
父母の体内の染色体がこのように異常になれば、当然、その両親のあいだに生まれる子どもには、大きな障害が発生することになり、大被害が発生してきたのである。
このトリチウムは、化学的には容易に除去することができないので、福島第一原発では、どんどんたまっている。
そこで、原子力規制委員会の田中俊一委員長と、委員の田中知《さとる》は、福島第一原発の事故現場で大量に発生しているトリチウムを、「薄めて海に放流してしまえ」と、苦しまぎれの暴言を吐いている。
大量の海水を持ってきて薄めれば、流していいだって?
放流するトリチウムの量は変らないだろう!
そんなことが分らないのか。実に、おそるべき犯罪者たちである。
なぜ、『東京が壊滅する日』を
緊急出版したのか
このたび、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』を緊急出版した。
現在、福島県内の子どもの甲状腺ガン発生率は平常時の70倍超。2011年3~6月の放射性セシウムの月間降下物総量は「新宿が盛岡の6倍」、甲状腺癌を起こす放射性ヨウ素の月間降下物総量は「新宿が盛岡の100倍超」(文科省2011年11月25日公表値)という驚くべき数値になっている。
東京を含む東日本地域住民の内部被曝は極めて深刻だ。
映画俳優ジョン・ウェインの死を招いた米ネバダ核実験(1951~57年で計97回)や、チェルノブイリ事故でも「事故後5年」から癌患者が急増。フクシマ原発事故から4年余りが経過する今、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』で描いたおそるべき史実とデータに向き合っておかねばならない。
1951~57年に計97回行われた米ネバダの大気中核実験では、核実験場から220キロ離れたセント・ジョージで大規模な癌発生事件が続出した。220キロといえば、福島第一原発~東京駅、福島第一原発~釜石と同じ距離だ。
核実験と原発事故は違うのでは? と思われがちだが、中身は同じ200種以上の放射性物質。福島第一原発の場合、3号機から猛毒物プルトニウムを含む放射性ガスが放出されている。これがセシウム以上にタチが悪い。
3.11で地上に降った放射能総量は、ネバダ核実験場で大気中に放出されたそれより「2割」多いからだ。
不気味な火山活動&地震発生の今、「残された時間」が本当にない。
子どもたちを見殺しにしたまま、大人たちはこの事態を静観していいはずがない。
最大の汚染となった阿武隈川の河口は宮城県にあり、大量の汚染物が流れこんできた河川の終点の1つが、東京オリンピックで「トライアスロン」を予定する東京湾。世界人口の2割を占める中国も、東京を含む10都県の全食品を輸入停止し、数々の身体異常と白血病を含む癌の大量発生が日本人の体内で進んでいる今、オリンピックは本当に開けるのか?
同時に、日本の原発から出るプルトニウムで核兵器がつくられている現実をイラン、イラク、トルコ、イスラエル、パキスタン、印中台韓、北朝鮮の最新事情にはじめて触れた。
51の【系図・図表と写真のリスト】をはじめとする壮大な史実とデータをぜひご覧いただきたい。
「世界中の地下人脈」「驚くべき史実と科学的データ」がおしみないタッチで迫ってくる戦後70年の不都合な真実!
よろしければご一読いただけると幸いです。
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2015年08月04日 11:53
心身に良いことづくめのウォーキング。。。
■頭脳にはウォーキングが必要だ
99u:私たち現代人の仕事を、常にクリエイティブにしてくれたり支えたりしてくれる万能薬は存在しません。しかし、それに近い効用を持つ方法があります。ウォーキングです。
神経科学者のAndrew Tate氏はCanvaのブログ記事で、長距離ウォーキングがもたらす効用について以下のように述べています。
クリエイティブになる
米国スタンフォード大学の2014年の研究において、人はじっと座っているときより、歩き回っているときの方が、はるかにクリエイティブであることが示されています。Marily Oppezzo氏とDaniel Schwartz氏によると、トレッドミルでも屋外でも、人は歩いているときの方が座っているときよりも60%もクリエイティブだそうです。
素晴らしいコミュニケーション法になる
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグ氏は、二人とも最初のミーティングを動きながら行うことを好みます。これは、歩きながら会話することで、他の形式の会議よりもはるかに自然で気が散らないからです。血流が良くなることで、クリエイティブなアイデアや問題の解決策が浮かぶだけでなく、より上手にそういったアイデアを表現することができ、同僚とのコミュニケーションにも役立ちます。
偉人たちと同じ道を辿ることができる
ベートーベンはウォーキング愛好家で、午後の間はずっとウィーンを歩き回っていたようです。いつも紙と鉛筆を持ち歩き、ひらめいたことをすべて書き留めていました。他にも、ウォーキング愛好家で有名な人物は小説家のチャールズ・ディケンズです。ロンドンや故郷のケント州の自宅では、いつも長い散歩を好んでいました。ディケンズは1日に30マイル(約48km)も歩きます。彼の作品で最も素晴らしいキャラクターの何人かは、ウォーキングの際に思いついたものです。
さらに、進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンは、考え事をするための散歩道として自宅にレーストラックならぬ砂利道を設けていました。彼はウォーキング開始時に石を積み、1周するごとに1個ずつ崩し、問題の困難度を石3つ分、4つ分、5つ分と言い表していたようです。Twitter の共同設立者で、現在デジタルファイナンス企業Squareを率いているジャック・ドーシー氏は、入社した新入社員を「ガンジーウォーク」に連れて行きます。これはサンフランシスコの通りからSquareオフィスまでの壮大なウォーキングで、Squareの指導原則として彼が信奉していることなのです。
つまり、将来のプロジェクトに関するものであろうと、既存の問題に対する革新的な解決策であろうと、アイデアは動き回っているときにひらめくものなのです。また、動いているとそういったアイデアを自分自身や一緒に歩いている人に、より明瞭に伝えられます。
ウォーキングには、また別の大きな効用も存在します。頭を働かせすぎて生理的にもう何も考えられない場合は、一人で歩いて頭脳をクリアにするしか方法はありません。携帯電話もヘッドフォンも、(何かを見つけて衝動的に買ってしまわないように)財布も持っていってはいけません。長距離ウォーキングは頭脳のパワーアップだけでなく、頭をフル充電させることができる健康ツールなのです。ですから、頭をすっきりさせてリセットした後は、以前よりはるかにクリエイティブになれるのです。
あなたが最後に一人でウォーキングしたのはいつですか? 目的地を考えず、その身にガジェットなど持たず、何も思いを巡らさずに。あなたが今必要としているのは、これだけのことかもしれません。
The Power of the Long Walk|99u
Allison Stadd (訳:コニャック)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2015年08月04日 11:47