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本当のスゴさとは、、、

ごく普通さ。。。

Posted by nob : 2012年08月27日 20:24

気付かない解らない相手には、、、

手も足も出ない。。。

Posted by nob : 2012年08月27日 20:05

言い得ています、、、自分自身以外の何ものにも依存せず、心実ともに豊かに暮らそうとすることがはじめの一歩。。。

■20代から老後のために貯金する人は、
「お金が貯まらない人」。

ベストセラー『20代のいま、やっておくべきお金のこと』の著者が、ファイナンシャル・プランナー(FP)として20年以上お金の相談を受けてきて気づいた「お金が貯まる人 貯まらない人」の違いとは?今回の連載では、「お金が貯まる人と貯まらない人」、それぞれに特徴的な考え方、習慣、行動パターンを紹介します。

貯まる人に共通していること

中村芳子(なかむらよしこ)
ファイナンシャル・プランナー。アルファ アンド アソシエイツ代表。
長崎市出身。早稲田大学商学部で国際経済を学ぶ。
卒業後、大手電機メーカーに就職するが、翌年社員5人のファイナンシャル・プランニング会社に転職。
1991年に退社、現在の会社を設立。個人向けのマネー相談、執筆、講演などを行う一方、オンライン証券や銀行のプロジェクト、企業の福利厚生制度のアドバイザーなども務める。20代、30代のマネーの啓蒙に特に力を入れている。
複雑な金融やマネー知識を、わかりやすく解説する書籍や記事、講演に定評がある。
ベストセラーとなった『20代のいま、やっておくべきお金のこと』『結婚したら、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)のほか、『知らないと損するお金のルールとマナー』(日本実業出版社)、『女性が28歳までに知っておきたいお金の貯め方』(三笠書房)、『女性が30代で、必ずやっておくべきお金のこと』(PHP研究所)、『図解生命保険のカラクリがわかる本』(東洋経済新報社)などマネーの著書多数。『聖書88の言葉』(ダイヤモンド社)、『養子でわくわく家族』(小学館)、『英語の話せる子の育て方』(中経出版)など、お金以外の著書もある。
URL:http://www.al-pha.com/fp/
Facebook:http://www.facebook.com/Alpha.and.Associates

夫婦の年収5000万円以上でも、貯まらないカップルがいる。
年収300万円以下でも、未来に向かって貯めている人がいる。
その違いは、どこから来るのだろう。

ファイナンシャル・プランナー(FP)として20年以上、多くの人のお金の相談を受けてきてわかったことがある。お金が貯まるか貯まらないかは、たくさんの小さな要素、小さな習慣が積み重なって決まる、ということだ。
「貯まる運命」「貯まらない運命」があるわけじゃない。運の良し悪しはあるけれど、それは工夫や努力で超えることができる。

貯まる人に共通しているのは、お金と正面から向き合っているということだ。

だれか(国や地域や会社や親)が面倒を見てくれる、何かをしてくれるという甘い考えには縁がない。自分の未来は自分でつくる、将来の責任は自分にあると考える。それにはお金が必要だから、どうやって稼ごうか、どう使おうか、どう貯めようか、どう増やそうかと、いつも真剣に考えている。

これが貯まる人になる第一ステップ。

何のために貯めるのか。お金を貯める目的も大きく関係している。

先が見えない不安定な時代だ。20代、30代の人から「老後のために今から貯めたい」という相談を受けることが多い。しかし、残念ながら、その動機ではお金は貯まらない。

貯まる人には夢がある。3年後、5年後までに、あるいは10年以上かけて必ず実現したいという強い思いが、お金を貯める原動力になる。夢をどれだけリアルに思い描けるかが、貯まる・貯まらないの大きな分かれ目だ。

もちろん、お金を貯めるには、貯金や投資についての基礎知識や実践的なテクニックが欠かせない。

世の中には「こうすればお金が貯まる」という情報があふれている。が、なかには怪しく危険な情報もあるから気をつけて!

情報が正しくても、現代の金融や経済はものすごい勢いで変化しているから、10年前、5年前、3年前、1年前に成功したやり方を真似しても通用しない。

貯まる人になるか、貯まらない人になるか。その分かれ道は20歳くらいから始まっている。早く気がついた人ほど、速く、多く、貯められる。

前著『20代のいま、やっておくべきお金のこと』の読者から、「20代でこの本に出会って、30歳までに1000万円貯めました」「お金を貯めて結婚できました」「借金をせずに本当によかったです」と感謝の声をたくさんいただいた。とてもうれしい。

自分はもう30代、40代、50代だから間に合わないと思う人がいるかもしれない。でも、あきらめるのはまだ早い。何歳からでも、貯まらない道から貯まる道へ乗り換えることができる。決して遅すぎることはない。

この連載では、『お金が貯まる人 貯まらない人』の中から、「お金が貯まる人」になるための小さな習慣をご紹介したいと思う。

老後を目的に貯金すると、お金は増えない

日本の経済成長がとまり、将来もらえる公的年金の額は、若い世代ほど少なくなる(この不公平な制度は早急に見直さなくてはいけない)。だからといって、若いうちから老後を目的に貯金しようとすると、逆にお金は貯まらなくなる。

20代、30代で、5年後、10年後の夢のために貯金するのは正解だ。子どもが生まれたら、18年後の子どもの大学入学に備えて貯め始めることは必要だ。しかし、老後はダメ。ここで算数のワナにはまらないことが大切だ。

計算上は、65歳までに2000万円つくるには、45歳からなら月8万3300円貯めなくてはいけないが、25歳からなら月4万1700円でOK(金利ゼロの場合)。金利を考慮すると、この差はもっと大きくなる(2%なら6万0800円と2万7000円)。

しかし、20代から月3万円や4万円を、それもコンスタントに老後のために貯めるのは、その分、今の自分のために使えないということだ。

若いときに本を読んだり、音楽を聴いたり、おいしいものを食べたり、人と会ったり、海外に行ったり、勉強をしたり、趣味に費やしたり、思い切り遊んだりして経験を積まないと、仕事をする力も稼ぐ力もやせ衰えてしまう。下手をすると、職を失ってしまうかもしれない。

20代、30代でたっぷり自分に投資して、40代以降の収入を増やせば、老後のために貯めるのはそれからでも十分間に合う。仕事力があれば、60代、70代でも面白おかしく働き続けられる。

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家賃節約のために親と同居、は逆に貯まらない

学校を卒業し、就職してすぐの給料は安い。会社に安い寮がある人や、十分な家賃補助がある人でないと、親の家を出てひとり暮らしをするのは、経済的に苦しい。ほぼ不可能な場合もあるだろう。計算上は、親の家で暮らしたほうが、家賃や光熱費がかからない分、お金が貯まりそうだ。が、現実は逆だ。

ひとり暮らしをすると、少ない給料でなんとか生活していくために、お金のことを真剣に考える。どうやって節約するか。限られた金額でどう楽しみ、どう貯めるか。いやでも工夫することになる。その中でお金の知識やセンスが身についていく。これは一生の財産になる。

もっと豊かに暮らすため、どうやったら給料が上がるか、真剣に考えるし、そのために行動する。5年後、10年後の収入に大きな差が出る。

親元にいると節約しない。その気になればたっぷりできる貯金も、必要を感じないからしない。給料を上げる努力もしなくなる。その結果、お金の知識もセンスも身につかない。給料が上がらないどころか下がることも。

中央大学教授・山田昌弘氏らの分析によると、「両親と同居する35歳以上の未婚者の平均年収は、94年の204万円から10年後に138万円に減少」(毎日新聞2012年5月2日)。もちろん、失業や収入減で親と同居せざるを得ない人もいるだろう。しかし、親に頼っているから収入が伸びないという面は否定できない。

ひとり暮らしで得られるマネーセンスと、収入を上げたいという切実な思いは、今後のあなたの人生を大きく変える。

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次回の「貯まる人は手間をかけずに貯めている」では、お金を貯める人になるための具体的な小さな習慣、方法についてご紹介する。

*今回は、『お金が貯まる人 貯まらない人』の、「はじめに」「第2章」の一部から構成しました。

[DIAMOND online/お金が貯まる人貯まらない人]

Posted by nob : 2012年08月27日 06:12

もう少し眠らないとかな。。。

■6時間未満と8時間以上は危険

睡眠時間で心疾患を予防?

 年齢とともに眠りの質が悪くなった、とはよく聞く話。しかし、英米で行われた「生活の質(QOL)」に関する二つの調査研究によると、むしろ加齢とともに精神状態が安定し、ぐっすり眠れるようになるらしい。調査対象は50代後半の男女だから年齢相応の落ち着きと余裕が睡眠の質にも影響しているのだろう。逆に、この年齢で睡眠障害を抱えている場合は、何かしらの原因──病気、もしくは家庭の憂いというやつかもしれない──を疑ったほうがいいようだ。

 両調査では、睡眠時間が6~8時間のグループが最も心身の状態がよく、6時間未満や8時間以上ではQOLが低下し、心疾患発症リスクが上昇すると指摘されている。事実、この3月に発表された45歳以上の男女、3000人を対象にした米国の別の研究では、睡眠時間6時間未満のグループで脳卒中や心臓発作の発症リスクが2倍、うっ血性心不全の発症リスクが1.6倍に上昇することが示された。一方、8時間以上の睡眠は狭心症の発症リスクを2倍に、冠動脈疾患の発症リスクを1.1倍上昇させるようだ。

 睡眠不足は食べ物に対する脳の反応を促進して、過食を招くことが知られている。結果的に肥満や糖尿病、脂質異常症などの代謝性疾患を引き起こし、しまいには致命的な一撃を心臓にもたらす。

 しかし、8時間以上の睡眠が心臓に与える悪影響のメカニズムは不明のまま。今後の研究結果を待つ必要があるが、一つ考えられるのは、睡眠時無呼吸症候群で中途覚醒があるなど、睡眠の質そのものが悪いこと。睡眠時無呼吸症候群は高血圧を発症、悪化させる要因であり、近年は夜間の突然死との関連で注目されている。欧米では肥満者の病気だが、日本人は下顎が小さいために舌がのどの奥に落ち込んで気道をふさぐケースが少なくない。9時間、10時間眠ってもスッキリしない場合は疑ってみるべきだろう。

 ともあれ、個人差はあるにせよ睡眠時間は6~8時間が最適のようだ。うまくコントロールできれば心血管疾患の予防につながるかもしれない。

(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)

[週刊ダイヤモンド]

Posted by nob : 2012年08月27日 06:03

原子力ムラの連帯責任、、、そして看過した私達一人一人の責任、、、当時の真相よりも今後の対策。。。

■真相はどこに 検証・原発事故調(上)官邸介入 「稚拙で泥縄的危機管理」

 首相の菅直人(65)のイライラは最高潮に達していた。

 昨年3月15日未明。十数時間前には福島第1原発1号機に続き3号機が水素爆発。2号機も原子炉の圧力を抜くベントができず、危機的な状況となっていた。そのころ、経済産業相の海江田万里(63)や官房長官の枝野幸男(48)の電話が鳴る。東京電力社長の清水正孝(68)からだ。

 「2号機が厳しい状況だ。退避も考えている」。東電は必要な人員を残した上で、その他の人を退避させるとの趣旨だった。しかし、官邸メンバーは「全面撤退」と受け取る。報告を受け激高した菅は午前5時すぎ、官邸を飛び出すと東電本店2階の対策本部に乗り込んだ。そして職員に向かって大声を上げた。

 「撤退などあり得ない。命がけでやれ」「60になる幹部は死んだっていい」。身ぶり手ぶりを交えた“演説”は10分以上続いた。この様子は、テレビ会議システムを通じ福島第1にも伝わった。この間、事故対応の職員の手は止まったままだった。

 そして午前6時すぎ、4号機が水素爆発。同じころ2号機も原子炉に損傷が生じたと考えられている。重大局面を迎えたこの瞬間、菅はまだ東電内の個室にいた。その間に放出された放射性物質(放射能)は北西に拡散、高線量地域が広がっていった。

 実態とかけ離れ

 各事故調の報告書からは、首相をはじめとする官邸が事故対応に過剰介入し、混乱をもたらした状況が浮かび上がった。

 東電が全面撤退をするつもりだったか否かについては、事故調で判断が分かれており真相はいまなお不明だ。だが、官邸の過剰介入が、事故対応に悪影響を与えていたという点では共通している。

 政府事故調は「(官邸の)現場介入は弊害の方が大きい」と断罪。民間事故調も「専門知識・経験を欠いた少数の政治家が中心となった稚拙で泥縄的な危機管理」と指摘した。東電事故調も「運転操作に関する指示など、現場実態からかけ離れた要求が政府首脳からされた」と批判した。

 官僚組織に欠点

 一方で、各事故調は官邸の“暴走”の原因が、経済産業省原子力安全・保安院など官僚組織にあるとも指摘している。

 「情報集約体制や原子力安全委員会による助言機能が十分でなかった」(政府事故調)のだという。実際、原子力災害対策本部の事務局長だった保安院院長の寺坂信昭(59)は、事故があった3月11日午後7時には、本部のある官邸を去り、保安院に戻ってしまう。福島第1にいた保安検査官ら職員8人も14日午後5時には現地から撤退。東電の全面撤退騒動が起きる前日のことだ。この時点で国は現場の情報を東電からしか得られなくなっていた。

 各事故調は、規制当局としての「危機意識」や「責任感」の欠如を指摘する。放射性物質拡散予測システム「SPEEDI」が活用されなかったのも、国民の命を守るという意識のなさの表れであるとした。

 現場に混乱をもたらす政治家と危機意識の低い官僚たち。福島第1原発事故では、日本の危機管理の問題点が浮き彫りとなった。

 原発事故への備えやマニュアルがなかったわけではない。しかし、事故が想定を超えたとき、政治も国も、十分な対応が取れなくなっていたのだ。

 政府事故調委員長の畑村洋太郎(71)は、危機を想定することの限界を指摘し、報告書をこう結んだ。「この事故は人間の考えに欠落があることを教えてくれた」

 未曽有の原子力災害はいかにして起きたのか。21日には、原子力分野の専門家による「学会事故調」も発足、事故の究明にあたる。これまで政府、国会、民間、東電の4事故調が報告書を公表、だが未解明の点も残った。事故調はどこまで真相に迫ったのか。事故が投げかけた教訓と課題を検証する。(敬称略、肩書は当時)

【用語解説】政府事故調

 政府が昨年6月に設置。「失敗学」で知られる畑村洋太郎東京大名誉教授が委員長。事務局に検察官を置き検察流調査が特徴。聞き取りは政治家、東電関係者ら750人以上。7月23日に「複合災害への備えが必要」との最終報告書を提出した。

【用語解説】国会事故調

 昨年12月に国会に発足。委員長は黒川清元日本学術会議会長。国政調査権の発動も可能で出頭や資料提出に強い権限を持つ。委員会は原則公開でヒアリングは延べ1167人。「事故は明らかに人災」とする報告書を7月5日に公表した。

【用語解説】民間事故調

 政府や東電と独立した一般財団法人の立場で検証。委員長は北沢宏一前科学技術振興機構理事長。政治家や保安院関係者ら約300人から聞き取りをしたが、東電は応ぜず。2月27日公表の報告書で事故の背景に「規制のガラパゴス化」と指摘。

【用語解説】東電事故調

 事故の当事者として昨年6月に設置。山崎雅男副社長(当時)が委員長。外部専門家による検証委員会も設けた。豊富なデータを所有し作業員への詳細な聞き取りも可能。6月20日に「想定外の津波が原因」とする最終報告をまとめた。

[SankeiBiz]

Posted by nob : 2012年08月26日 23:56

もとより自明の理。。。Vol.2

■アイナメから2.5万ベクレル=セシウム濃度、過去最高値−福島第1から20キロ沖

 東京電力は21日、福島第1原発から北に約20キロ離れた福島県南相馬市原町区の沖合でサンプル採取したアイナメから、1キロ当たり2万5800ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。原発事故後、福島近海で捕れた魚介類では最も高い濃度で、一般食品のセシウム基準値(同100ベクレル)の258倍。1キロ食べた場合の内部被ばく線量は約0.4ミリシーベルトと推定されるという。

 福島県沖では6月からタコとツブ貝に限って試験操業が始まり、地元を中心に流通している。アイナメは出荷制限されており、漁もしておらず、市場に出回っていない。

 東電は「ホットスポットのようなものがあって、そこの餌を食べた可能性もある」としている。

[時事通信]

Posted by nob : 2012年08月21日 23:01

もとより自明の理。。。

■原発なくても夏乗り切れた? 電力、ピーク時でも余裕

 家庭や企業の節電が成果をあげている。いつもより暑い夏になったが、関西や九州などで準備した「計画停電」は一度もなく、全国の電力には余裕がある。このまま節電を続ければ、原発を動かさなくても夏を乗り切れた可能性がある。

 電気事業連合会が7月の販売電力量を20日にまとめたところ、全国10電力のうち東北電力を除く9電力で昨年7月より減った。

 このうち家庭向け中心の「電灯」は、電力不足のおそれがあった関西電力で昨年7月より16.9%減った。節電目標がない東京電力でも14.5%減り、全国の家庭で節電が広がった。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2012年08月21日 11:32

許すまじ、、、欠陥機の配備。。。

■オスプレイ 欠陥6点 米専門家「構造に起因」

オスプレイ 六つの欠陥

 【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、開発経緯に詳しい米国防分析研究所(IDA)元主任分析官のアーサー・リボロ氏(68)=米バージニア州在住=が、制御不能に陥るケースなど六つの欠陥があることを明らかにした。米国防総省は問題を把握しているが、機体構造に起因しているため改善できないという。また、他機種に比べ複雑な操縦技術を要するため、小さな操縦ミスが事故につながると指摘した。18日までに沖縄タイムスの取材に対して明らかにした。

 リボロ氏は4月にモロッコで起きた墜落事故について「操縦士が回転翼を動かすスイッチをわずか数分の一秒、長く押したため発生した。通常のヘリでは許容範囲内の操縦がオスプレイだと重大事故につながる」と指摘。連発する墜落事故が「人為的ミス」と理由づけられるなか、周囲に住宅が密集する普天間飛行場への配備に懸念を示した。

 リボロ氏は、海兵隊員ら19人が死亡した2000年のアリゾナ州での墜落事故を受け、国防総省の依頼で03年12月に安全性の懸念点をまとめた内部文書を提出。その中で、六つの欠陥を指摘した。操縦士らの指導強化や警告システムなどを改良しても、原因が機体構造に起因しているため、問題は取り除けないと結論づけた。

 国防総省は、同氏が指摘した六つの欠陥を「事実」と認識したものの、有効な改善措置が講じられぬまま、07年から実戦配備に踏み切ったという。

 リボロ氏は09年6月の下院監視・政府改革委員会公聴会で「米軍も準拠してきた米連邦航空局(FAA)の安全基準を満たしていない。人命軽視だ」と警告。

 六つの欠陥は、パイロットの操縦に起因する機体の振動に若干の改良が加えられたものの、現在も改善には至っていないという。 

 リボロ氏はヘリがエンジン停止時に降下する際、風圧を利用してローターを回転させ、安全に着陸する「オートローテーション(自動回転)」機能がオスプレイには欠如していると断言。二つのエンジンが停止する可能性は極めて低いが、その場合、機体は即墜落し、人口密集地の場合は惨事に直結すると指摘した。同機能を備えているとの日米両政府の説明は「明らかにうそだ」と断言。「機体にもシミュレーター(模擬体験装置)にもない。そんな技術を体得するのは不可能だ。オスプレイが危険な航空機だとの私の認識は今も変わらない」と述べた。

[沖縄タイムス]

Posted by nob : 2012年08月20日 00:47

話し合いと痛み分け、、、解決への唯一の途。。。

■「竹島」提訴へ 韓国は応じるべきだ

 日本と韓国が争っている島根県・竹島(韓国名・独島)の領有権問題について、国連の国際司法裁判所に提訴する考えを日本政府が打ち出した。

 問題が国際的な場に持ち込まれれば、竹島をめぐる争いが広く世界に認知される。日本の立場を順序立てて訴えることもできる。政府の方針を支持したい。

 この問題が日韓関係全般を損なう展開は避けなければならない。韓国政府には、提訴を堂々と受けて立ち、裁判の場で冷静に主張を展開してもらいたい。

 国際司法裁判所は1946年に設立された。総会や安全保障理事会と並ぶ国連主要機関の一つと位置付けられている。オランダのハーグにあり、国家間の紛争を国際法に基づいて処理する。

 裁判官は15人。日本の元国連大使、小和田恒氏はそのうちの1人で、最近まで所長を務めた。

 注目される判決が幾つかある。例えば96年、核兵器を使うことについて「一般的には国際法に違反する」と断じ、世界の反核運動を勇気づけた。

 2004年には、イスラエルがヨルダンの占領地で続けている分離フェンス建設を違法とし、撤去を命じている。10年にはコソボのセルビアからの独立宣言を「合法」とする判断を示した。

 裁判に入るには当事国の同意が要る。日本政府は竹島問題で1954年と62年の2回、提訴を提案したものの韓国側が拒否、裁判には至らなかった。

 韓国政府は今回も「領有権問題は存在しない」との立場でいる。裁判が実際に始まるかどうか、まだ分からない。

 それでも裁判を目指す手続きの中で問題が国際的に知れ渡るのは、日本にはプラスになる。自らの竹島訪問が提訴につながること自体、李明博(イミョンバク)大統領には誤算だったかもしれない。

 国際紛争では当事国それぞれに言い分がある。どちらか一方の主張が百パーセント認められることは少ない。今回も、仮に裁判が進むとして、日本政府の期待に反する結論が導き出される可能性もないとは言えない。

 万が一そうなった場合にも、日本政府は結論を受け入れる覚悟が要る。国連重視を外交の柱の一つに掲げ、国際司法裁判所の機能強化にも努めてきた日本のとるべき態度である。

 日韓の合意のもとに紛争が国際的な場に移され、経済、北朝鮮などほかの問題と切り離して議論する展開になれば理想的だ。

[信濃毎日新聞]

Posted by nob : 2012年08月20日 00:40

過去が繋がって今がある。。。

人は過去を都合よく忘れるけれど、、、

過去は人を決して忘れない。。。

Posted by nob : 2012年08月16日 15:02

流れ流されてこそ、、、

はじめて見えてくるものもある。。。

Posted by nob : 2012年08月16日 14:58

巡(めぐ)り廻(めぐ)る

重なる愛もあれば、、、

擦れ違う愛もある。。。


また時を経て、、、

また触れ合う愛もある。。。

Posted by nob : 2012年08月16日 14:55

スタジオ撮影だったという説もありました。。。

■今も残るアポロが残した月面の星条旗 探査機画像で確認

 アポロ計画で宇宙飛行士が月面に立てた米国旗が今も倒れずに残っていることが、米航空宇宙局(NASA)の月探査機が捉えた画像から分かった。分析した米アリゾナ州立大のチームが発表した。

 アポロ計画では1969~72年の間に6回、月面着陸に成功しており、毎回、米国旗を月面に立てていた。

 チームのマーク・ロビンソン教授は月の上空を周回する「ルナ・リコネサンス・オービター」が写した各号機の着陸地点の画像を分析し、人類初の着陸となったアポロ11号以外の地点で旗の影を確認。「星条旗がいまだ月面に立って影を落としていることは確かなようだ。過酷な紫外線と温度環境を耐え抜いたことに驚いている」とコメントした。

 人類初の月面着陸となった11号の旗が残っていないことについて、ロビンソン教授は「バズ・オルドリン飛行士(当時)は『エンジン噴射で吹き飛ぶのを見た』と話しており、彼が正しいようだ」としている。〔共同〕

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2012年08月14日 11:08

恋から愛へ

恋が愛に代わってゆく

想いを重ねるたびに

ときめくよりも深い愛

気づいたから

[JUJU/ただいま]

Posted by nob : 2012年08月13日 16:48

まずは知ることが、自ら考え行動することの始まり。。。

Fotgazet通信・瓦礫に群がる震災ビジネス~広域処理の裏側
http://www.youtube.com/watch?v=KXkk9xJ_FcM&feature=g-u-u&context=G2825663FUAAAAAAADAA

Posted by nob : 2012年08月13日 11:40

幻想の民主主義、、、民主主義とは私達一人一人が自らの主義主張を持つことから、、、私達の未来を創るのは私達自身。。。

■山口県知事選の現場で感じた地方自治崩壊の危機
「脱原発の旗手」が県庁の闇にもたらした一筋の光

二井県政の継承を訴える山本候補
「人の熱気」は感じられない県庁前

 こういう選挙を「県庁ぐるみ」というのではないか。そんな思いが募ってならなかった。山口県知事選挙を取材しての実感だ。

 7月28日の午後7時すぎ、山口県庁前で待機した。周辺に人家はなく、閑散としていた。しばらくすると、車が次々に現れては県庁駐車場に吸い込まれていった。車から降りると皆、同じ方向へ歩き出し、一ヵ所に集まりだした。似たような服装の男性ばかりだった。

 選挙戦の最終日となったこの日、山口市の最高気温は35.4度。夕暮れ時にもかかわらず、立っているだけで汗が滴り落ちる。100人ほど集まっただろうか。年配者が多く、いかにもお役人といった雰囲気が漂う人ばかりだ。顔見知りを見つけ、互いに挨拶を交わす光景がそこかしこで展開された。OBなど県の関係者と思われる。

 日が沈み始めた頃、「山口に本気。」と書かれた幟が10本、登場した。準備が整うのを待っていたかのように選挙カーが県庁前に到着し、街頭演説が始まった。午後7時45分。自民党と公明党が推薦する山本繁太郎候補のマイク納めである。

「3月に立候補表明し、相手がわからない状況が続きましたが、6月に入って突然、3人(の候補)が出てこられました。厳しい戦いが続きましたが、ゴールはあとわずかです」

 最初にマイクを握ったのは、山口県の二井関成知事。現職知事が目の前の県庁を指差しながら、こう演説した。その横に候補者が疲れた様子で立っていた。4期での勇退を決めた二井知事は山本氏を後継指名し、選挙カーに同乗するなど全面的に支援した。

 続いて山本候補がマイクを握り、「山口県や県民を全否定する主張をしている人もいますが、つくり直すのではなく、積み重ねていくことです」と、二井県政の継承を訴えた。

 そして、「県民の心を1つにして、山口を再起動します。希望に溢れる県政を実現します。県庁改革に全力を注ぎます」と、声を張り上げた。「継承」を掲げながら、「再起動」という言葉を何度も繰り返した。集まった聴衆から反応はそれほどなく、周囲は人の熱気ではなく、暑さで覆われていた。

 山本候補のマイク納めは15分ほどで終了し、県庁前にできた人垣もあっという間に消えた。暑さや開会したばかりのロンドン五輪の影響もあっただろうが、これほど盛り上がりに欠けた最後の街頭演説に遭遇したことはない。県庁前に足を運んだのは、県関係者や取材関係者がほとんどだったのではないか。

自民党・官僚王国に起きた大波乱
待ったをかけた「脱原発の旗手」

 山口県は、日本でも指折りの自民党・官僚王国だ。政権交代の嵐が吹き荒れた2009年の衆院選でも、県内4つの小選挙区のうち3つを自民党が押さえた。ちなみに自民党が落とした唯一の県内小選挙区(山口2区)の公認候補が、山本氏だった。

 山口県では、知事ポストも自民党などが推すキャリア官僚のいわば指定席となっている。歴代5人の民選知事はいずれも中央官庁出身で、県の副知事などを経て(初代を除く)知事に就任している。

 新知事は事実上、有権者が投票する前にどこかで決められていた。番狂わせが起きたことはなく、知事選の無風選挙が常態化し、投票率は3割台に低迷するようになった。今回も、そうなるものと見られていた。国土交通省出身の山本氏が後継指名され、そのまますんなりバトンタッチとなるはずだった。

 ところが、告示直前になって大波乱が起きた。環境NPO代表の飯田哲也氏が出馬を表明し、知事ポストの禅譲に「待った」をかけたのだ。現状を打破するための政策を掲げ、有権者に争点を可視化させた。選択肢を提示し、実態的に失われていた投票権を復活させたのである。

「脱原発の旗手」として著名な飯田氏は、上関原発建設計画の白紙撤回を明言し、自然エネルギーを活用した地域活性化を掲げて「県政刷新」を訴えた。これに対し、山本氏はエネルギー問題にはあまり触れず、産業振興や雇用創出を掲げて「県政の継承」を主張した。

旧来型勢力 VS ボランティア
山本氏と飯田氏の戦い方は対照的

 4人の候補の争いとなった山口県知事選は事実上、山本氏と飯田氏の一騎打ちとなったが、双方の戦い方も極めて対照的だった。山本陣営は、自民党や公明党、さらには100以上の業界団体の組織力を頼りにする旧来型選挙を展開した。

 選挙対策本部長に自民党の県議会議長が就任し、自民党の旧56市町村の支部単位で地区ごとの選対を組織した。また、事務局スタッフには県のOBらが就任したという。

 これに対し、飯田陣営は既成政党の支援を求めず、ボランティアによる選挙運動に徹した。全国各地から集まったボランティアの数は1000人を超えたという。

 知事選の結果は、周知の通りだ。投開票日7月29日の午後8時にテレビ局が山本候補の「当選確実」で報じた。接戦になるかと思われたので、やや意外な感じがした。

 山本氏が25万2461票に対し、飯田氏は18万5654票で、その差は6万6807票。組織戦を徹底した自民党と公明党が、出馬表明が最も遅かった飯田氏を振り切ったのである。

 選挙結果を詳しく見ると、浮かび上がってくる点がいくつかある。1つは「保守王国」の土台の脆弱化だ。今回、有力対抗馬の出現に危機感を抱いた自民と公明の両党は組織を挙げて戦った。その結果として勝利を手にしたが、得票数はこれまでの知事選でワースト2位。絶対得票率も21%にとどまった。

 近づく総選挙を意識して県内選出の国会議員も懸命に動き、県議や市町議もフル活動した。その上での得票数なので、保守地盤そのものが弱っていることを示したものと言える。

 弱体化しているのは、県の存在も同様だ。原発の是非やオスプレイの岩国基地陸揚げといった国政の争点が重なり合い、山口県知事選挙の帰趨に全国的な関心が集まった。これまでの無風選挙と一転して激戦模様となったことから、投票率のアップが予想された。

話題に反して投票率はワースト4位
地方自治の危機に一石を投じた飯田氏

 ところが、いざフタを開けてみたら、投票率は過去最低だった前回より8.11ポイント上回ったものの5割に満たず、45.32%にとどまった。山口県知事選挙史上でワースト4位の低さである。

 県民にとって、県の存在が遠いものになっている現れと言える。「誰が知事になっても同じだ」と県政に関心をなくしている有権者が多い。地方自治の根底が崩れつつある危機的な状況だ。

 地方選挙に風は吹きにくいと言われている。特に、外から風を呼び込むことは困難だ。選挙戦の終盤、「推薦者は山口県外の人ばかり。アーティスト・作家・経済評論家・女優・歌手……」「山口県のことは山口県人が決める!」などと書かれたチラシが大量に配布された。飯田陣営へのネガティブキャンぺーンである。

 地元有権者の情緒に訴えるものだが、地方選挙ではこういう類が意外に効くのである。また、地方選挙では、投票権を持たない人たちが運動の前面に出過ぎるとよい結果につながりにくいというのも、通例だ。

 しかし、出馬表明が遅れ、準備不足の中で、18万余りの票を獲得した飯田氏の奮闘ぶりは光る。山口県のみならず、日本全体を創り直さねばならない時期に来ているのは、間違いない。

[DIAMOND Online]

Posted by nob : 2012年08月13日 07:20

友を想い苦笑い。。。

行きたいところにはどうしたって行き

やりたいことはどうしたってやる

ただ、欲しいものはどうしたって手に入れる、、、ことができるわけではないのだけれど、、、

お互いにね。。。

Posted by nob : 2012年08月12日 22:33

なるほど。。。

■銀座ママの証言「会話、飲み方、しぐさで決まる」

出世する男は酒席でも本気で遊ぶ

日本で最も単価の高いクラブが軒を連ねる東京・銀座。最近では、「社用族」の姿はほとんど見られない。現在の優良顧客は会社オーナー、開業医や弁護士のような自営業、芸能人、そして不況とは無縁な代々続く資産家だという。クラブでは男性スタッフのことを「黒服」と呼ぶ。長年、銀座で働くある男性スタッフはこう話す。

「昔の会社経営者は銀座で取引先を接待するのが当たり前でしたが、リーマンショック以降は、不景気の影響もあり、接待を目的とした顧客は目に見えて減っています」

2人で10万円以上という会計を笑顔で支払えるような人物は、すでに成功を収めているか、いま出世の階段を着実に上っているかのどちらかだろう。ただし、その中にも「濃淡」がある。成功者の地位を長く維持できるか、数年のうちに手放してしまうか。出世階段を上り詰めることができるか、途中で転落してしまうか――。そうした将来の姿は、酒の飲み方にも表れているようだ。

銀座七丁目に店を構える高級クラブ「泉(せん)」は、約60坪のフロア面積を持ち、銀座では数少ない「大箱」のひとつだ。毎晩、30人前後のホステスが待機している。料金は、セット料金が一人約4万円、ボトルは別途2万円から。一般の会社員には遠い世界だ。

クラブ泉 ママ
高藤優子
1965年生まれ。23歳のときに千葉でホステスとして働き始める。子育てのため一時引退するが、32歳のときに六本木で復帰。銀座の他店を経て現在に至る。

同店の高藤優子ママは、20年という水商売歴の中で、出世していった男、消えていった男を数多く見てきた。

「出世したお客様には共通した3つの条件があります。私たちのような業種の者に対しても、真面目であること、誠実であること、律儀であること。人間の基本ができている人と言い換えられるかもしれません」

優子ママの「真面目」とは、どうやら「本気」と同義語のようだ。

「子供の頃は皆さん本気で遊んでたでしょ。あの集中力には凄いものがありますよね。出世されたお客様は酒席でも本気で遊んでいらっしゃいます」

「本気で遊ぶ」というと、札束をばら撒くような豪遊をイメージするが、そうではない。遊ぶときは「脳を切り替えて集中して遊ぶ。いい加減ではなく真面目に遊ぶ」。どんなときでも集中力を発揮できることが、まず第一の出世の条件というわけだ。

誠実さも大切だ。ホステスの前では傲慢な態度を取ったり、虚勢を張るお客もいるが、出世する男は一人の女性として誠実に接する。自分に自信があるから偉ぶる必要がないし、「今度クルマを買ってやる」などと果たす気のない約束をすることもない。

「相手によって誠実さを使い分けることなんてできないから、ホステスに対して誠実なお客様は、昼間の仕事相手に対しても誠実なのだと思います」

そして「律儀さ」とは、きっちりと約束を守れることを指す。

「ホステスに『誕生日に来店して』と頼まれたら、何が何でもお店に来るということではないんです。皆さんお忙しいので、仕事の都合で約束が守れないことはある。それは仕方ないことですが、その代わりに『その日は無理だけど、明日行くよ』ともう一度約束したら、それは守るということです」

この3つの条件を兼ね備えた人物は、往々にして周りからの信頼も厚い。

「人間性が素晴らしく人格のよいお客様には、周りに素晴らしいブレーンがいて一緒に飲んでいたりするもの。それがお仕事にも好影響を与えているのではないでしょうか」

一方で、優子ママは、「遊び方がいい加減な人は、仕事においてもいい加減なはず」とも指摘する。銀座のクラブは店と担当ホステスが許した顧客は「ツケ」で飲むことができる。だが、なかには売掛金をいつまでも精算せずに、知らんぷりを決め込んでいるようなお客もいる。金銭面でルーズな様子からは、いい加減な仕事ぶりが透けて見える。

内面的なものだけではなく、外面的なところに表れるものはないのだろうか。たとえば服装はどうか。社用族の多かった時代はスーツ姿が目立ったが、今は人それぞれ。IT系のような新興企業の経営者は、そもそもスーツで出社していないのでTシャツにジーンズのようなラフな格好で来店することも多い。もちろんTシャツ一枚にもお金がかかっているし、組み合わせのセンスもいい。ただし、たとえばラフな服装というのは出世の「結果」であって、「理由」ではなさそうだ。優子ママも、「服や時計には目立った共通条件はないですね」と話す。飲み方はどうか。何本も高価なボトルを開けるような派手で豪快な飲み方をする客は、出世していくのだろうか。

「何年にもわたって豪快に飲めるお客様は、長く成功が続いているということですから、やはりお仕事の分野でも、勝負運が強く、勘が鋭いのだと思います。逆に飲み方にシビアな方は、お仕事においてもシビアなのでしょう。ただ、どちらがいい悪いということではなくて、お仕事の性質によるのかもしれませんね」

会話の内容はどうか。以前は銀座のホステスの必読紙は日本経済新聞といわれていた。社用族が多かったこともあり、ホステスは経済情勢や経営環境、企業情報を頭に入れて接することが求められた。でも今は違う。

「食に関する話題が喜ばれます。ミシュランガイドに載った店の話などは、盛り上がります。お客様とホステスがどこの店がおいしいという情報交換をすることもよくあります。ゴルフとワインの話題は定番。政治や経済の話も悪くありませんが時期を選びますね」

財布の紙幣の向きを常に揃えている男

持ち物に関しては、ある店の黒服がこんな話をしてくれた。

「iPhoneのようなスマートフォンを持つお客様が急に増えました。スマートフォンを必要とする仕事ぶりが、出世につながっているのかもしれませんよ」

また、ある中級店で働くホステスは、「皆さん高級財布を持っていて、しかも取り出したときの姿が美しい。領収書とポイントカードでパンパンなんてことはありませんよ」と教えてくれた。彼女によれば、「その中でも出世する男は財布の中が違う」。

「チェックのとき、現金払いのお客様が1万円札を10枚出したとするでしょ。普通はお札の向きがバラバラだから、私が向きを揃えて伝票に挟む。でも、あるお客様のときだけ揃えたことがない。財布に入っている状態でお金の向きが揃っているからです。お金の大切さを忘れないために揃えているそうです」

夜の世界は金銭感覚を麻痺させる。ある企業のオーナー経営者は、「クラブで何万円、何十万円と使っていると、そのうち、お金が無尽蔵に湧いてくるような錯覚に陥る」と話す。そのお客は紙幣の向きを揃えることで、錯覚から逃れているのだろう。

[PRESIDENT Online]

Posted by nob : 2012年08月12日 22:25

結婚・・・、それが最もプリミティブなビジネスであるという現実。。。

■結婚を強制される少女、世界に5100万人 写真家が悪習廃絶訴え

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40歳の男性と11歳の少女の結婚式の写真=2005年、シンクレア氏提供

(CNN) できることなら学校を出て先生になりたかった――。アフガニスタンの11歳の花嫁は40歳男性との結婚を控え、写真家にそう語った。得意な学科は地元の言葉のダリ語。結婚のために退学しなければならないと、悲しそうな表情を見せた。

同じような境遇の少女は世界各国で5100万人に上る。写真家のステファニー・シンクレア氏は各地を旅してそうした子どもたちの姿をカメラに収め、写真集を出版した。

アフガニスタンで幼い時に結婚させられた少女たちの夫婦生活について尋ねると、多くの場合、夫は妻が成熟するまで待つとの答えが返ってきた。しかし女性たちはこっそりと、実際には未成熟な妻が相手をさせられていると耳打ちしたという。

イエメンでは6歳の時に軍人の夫と結婚させられた少女を撮影した。結婚式の当日まで自分が結婚することは知らされず、結婚してしばらくの間は「夫の姿を見るたびに身を隠した。顔を会わせるのが嫌でたまらなかった」という。

シンクレア氏は「子どもを結婚させる悪しき伝統はこうした一部の文化に深く刻み込まれていて、家族も子どもを守ってくれない」と語る。

イスラム教国以外でも、エチオピアのキリスト教の集落では14歳の少女がラバに乗せられ、逃げ帰る道が分からないようにと顔を隠されて連れて行かれる光景を取材した。

インドやネパールではヒンドゥー教の5歳の少女と姉2人の合同結婚式が行われていた。少女だけでなく少年も幼いうちに結婚させられることがあるという。シンクレア氏は、自分の写真をきっかけとしてこの問題に脚光を当て、悪しき伝統を変えさせたいと話している。

[CNN]

Posted by nob : 2012年08月12日 21:57

知識と想像力の欠落。。。Vol.3

■原発・エネルギー政策 本気で廃炉を促すつもりなら

 原子力発電をめぐる議論が続いている。それで国民的な合意のようなものが得られるだろうか。逆に難しくなっている気もする。原発肯定派と否定派の溝は深く、そこには容易に消えない不信感が漂っているように見える。

 典型的なのが、政府が2030年までのエネルギー政策について国民の意見を聞く「意見聴取会」だろう。

 さいたま市を皮切りに福岡市まで全国11都市で順次開催しているが、一部で電力会社社員が意見表明者の1人として登壇、会社の立場を代弁したことで公正・公平かとの疑いまで生じた。

 どこまで規制を強化すれば原発は安全になるのか。「原発に安全などあり得ない」との意見がある。「原発は基本的に安全に制御できる」との声もある。議論はかみ合わず、そのうち互いに疲労感と不信感が募っていく。

     ◇     ◇     

 あちこちで議論を聞きながら、ちょっと違う視点から原発問題を捉えてみることはできないか、と考えた。

 野田佳彦首相は事あるごとに「脱・原発依存」の方針を強調してきた。

 では、どうやって原発依存を脱するか。先日、正式決定した野田内閣の看板政策「日本再生戦略」の中にある。

 戦略の柱の一つが「グリーン成長戦略」である。風力や太陽光、地熱など再生可能エネルギーを最大限拡大することで、原発をできるだけ減らす。

 ただ、天候に左右される太陽光や風力などを基盤電源にするのは何だか危なっかしい。「課題山積は承知のうえだ。その解決に挑戦することで日本経済の新たな成長の道も見つかる」。野田首相はこんなふうに言っている。

 エネルギーの主役交代に果敢に取り組もうというわけだ。それはいい。

 このとき、もう一つ大事なのは、主役を退く側に対する「出口戦略」があることだ。

 かつて石炭から石油へとエネルギーの主役が交代した時期があった。新旧交代に伴う激変緩和措置は講じられたが、旧産炭地は衰退していった。

 いま、東京電力福島第1原発事故を契機に原子力から自然エネルギーへと主役を交代させるべきだとの世論が一気に高まっている。首相官邸周辺で続く反原発の抗議行動はその象徴だ。

 これが一過性のものなのか。もはや止めようのない大きな流れとなったのか。
反原発の動きに政治家や経済界の反応がいまひとつ鈍いのは、ここが読み切れていないからかもしれない。

 いずれにしても、構造転換を進めていくには具体的な出口戦略が必要だ。

 いま、はっきりしているルールは原発の運転を原則40年とすることぐらいだ。ただ、20年を超えない期間で1回の延長が同じ法律で認められている。

 「延長など一切認めない」。反原発派は言う。「どの原発も一律40年と定めるのは合理的ではない」と原発肯定派は言う。事業者の申請を受けて延長を認可するのは、新たに発足する政府の原子力規制委員会になる。

 初代委員長候補の田中俊一・前原子力委員会委員長代理はどう考えているか。国会で所信聴取された田中氏は「(40年ルールを)機械的に適用しないが、40年の間には技術も進歩する。(延長の要件を満たすには)大変厳しいバリアー(障壁)になる」などと述べ、厳しい条件を課す姿勢を示した。

 ただ、双方に配慮した「模範解答」とも言えなくはない。具体的な基準をつくるとなれば一筋縄ではいくまい。

     ◇     ◇     

 議論は安全規制に傾斜してきた。だが、これだけで脱・原発依存は進むだろうか。原発を造り、運転し、安全を確保する責任は誰にあるか。一義的には事業者にある。長い年月と巨額の費用をかけて完成させた。これをできる限り使いたいのは事業者心理だろう。

 しかも、原発停止に伴い代替の火力発電燃料費が急増し、電力各社は軒並み赤字決算となった。何とか原発を動かしたい。事業者の偽らざる思いだ。

 企業である以上、みすみす損をするような行動はとれない。逆に言えば、こっちが得だよと明らかに分かる政策が示されれば乗ってくることになる。

 電源立地交付金ならぬ「原子炉廃炉助成交付金」などの新設はどうだろう。安全規制強化をムチとすれば、事業者が政府の意図に沿った行動をするようなアメの政策も必要ではないか。

 福島第1原発事故で東電は責任を回避するような言動をとった。今後、原発事故が起きれば事業者の責任を徹底的に追及する。経営破綻させることもいとわない。このことを再確認した上で、原発に代わる新たな電源開発を進める事業者への支援を強めていく。

 廃炉にかかる費用だけではない。その基礎研究や作業に関わる人材の育成などでも国が前面に出てきていい。

 原発をどのように縮小していくか。日本再生戦略ではよく分からない。30年の原発依存度について政府が考える三つの選択肢((1)ゼロ(2)15%(3)20~25%)のどれにするか、それが決まってからということなのだろう。

 だが、逆の発想もある。廃炉を進めるには、どのくらいの期間とどれだけの費用と人員が必要か。試算して工程表を示す。そこから将来のエネルギーのあり方を考える手法もある。政府は脱・原発依存を肉付けする具体的なメニューをもっと示す必要がある。でないと議論が袋小路に入る恐れがある。

[西日本新聞]

Posted by nob : 2012年08月05日 22:55

子供たちにとっては、、、毎日が大切な運命の出遇いに満ちている。。。

それらは

考えるところにはない

ただ感じてとるもの

Posted by nob : 2012年08月05日 10:56

他者の視点という客体的価値基準を離れて、、、自身という絶対的価値基準に立つことができさえすれば。。。

何かを表現したかったのではなく

ただ許容しきれないおぼつかない自己を主張したかっただけだったということに

私も類に洩れず気付くのに随分と時間がかかった

Posted by nob : 2012年08月05日 03:06

知識と想像力の欠落。。。Vol.2

■がれき広域処理、賛成9割=内閣府が世論調査

 内閣府が4日発表した「環境問題に関する世論調査」によると、東日本大震災で発生した災害廃棄物(震災がれき)を被災地以外で受け入れる広域処理について、「進めるべきだ」とする人が88.3%を占めた。「進めるべきだとは思わない」は8.8%だった。

 政府は、放射性物質が検出されないなど安全性が確認された岩手、宮城両県の震災がれきの一部について広域処理を進めている。環境省の担当者は、各地で放射能汚染への懸念が解消されているわけではないとしながらも、「広域処理への理解が徐々に進んでいることを裏付ける結果となった」と受け止めている。

[THE WALL STREET JOURNAL]

Posted by nob : 2012年08月04日 23:58

知識と想像力の欠落。。。

■7割が原発比率「0%」 意見聴取会の全日程終了 

 政府は4日、将来のエネルギー・環境政策について国民から直接意見を聞く意見聴取会を高松市と福岡市で開き、全国11都市でのすべての日程を終えた。意見表明を希望した計1447人(福島市を除く)のうち、約7割に当たる983人が2030年の原発比率(総発電量に占める割合)「0%」に関する発言を求めた。

 一方、政府は4日、参加者が議論し、意見の変化を探る「討論型世論調査」を東京都内でスタート。意見聴取会とともに、新たなエネルギー・環境政策の参考にする。ただ結果をどのように反映させるか明らかにしておらず、大詰めを迎えた「国民的議論」の行方は不透明だ。

[西日本新聞]

Posted by nob : 2012年08月04日 23:55

直感と想像力、私達に致命的に欠落しているもの、、、虚飾に惑わされず真実を見据え、他人事を我が事に置き換えて想像する力が、私達自身と世界を救う。。。

■「脱原発」訴え切実 「古里を返せ」涙ながらに

 「もう、原発はいらない」-。東京電力福島第一原発事故の被害に苦しみ続ける県民が、政府にエネルギー政策の大転換を迫った。福島市の福島テルサで開かれた意見聴取会。発言者の浪江町の住民は涙ながらに、仮設住宅での不自由な避難生活を訴えた。福島市の女性は母親の立場から、次代に付けを残さない核廃棄物の適切な処理を細野豪志環境相に求めた。4時間に及んだ意見発表は聴衆の共感を呼び、「福島復興」の祈りが会場を包んだ。

 「あの海、あの山、あの人…」「できることなら元に戻してほしい」。浪江町から桑折町の仮設住宅に避難する農業松田孝司さん(60)は壇上から涙ながらに訴えた。

 「そうだー」。会場に詰め掛けた聴講者から次々と賛同の声が飛ぶ中、松田さんは「古里を失った悔しさが分かるか。再稼働の問題は、国民投票で問うべきだ」と声を震わせながら続けた。

 福島市飯坂町の会社員穴沢明子さん(54)は「核廃棄物のドキュメンタリー映画を見たことがありますか」と細野豪志環境相らに問い掛けた。大きくうなずく細野環境相に「放射能は見えなく、においもない。原発はなくすべき」と語気を強めた。

 「おいしい相馬の魚も食べられなくなった。原発はいらない。先の世代にごみを残していいのか」。相馬市の団体職員杉岡伸也さん(36)が問い掛けると、会場から大きな拍手が湧き起こった。

 持ち時間は1人に最大5分の予定だったが、原子力政策への考えを訴えようと時間をオーバーする発言者が相次いだ。早急な廃炉や、総発電量に占める原発依存度「0%」を求める意見がほとんどで、訴えのたびに「その通り」「原発なくせ」などの怒号にも似た声が会場に広がった。

 一部の発言者からは「原発稼働がゼロなら、代替エネルギーは確保できない。再稼働は各社1基のみで期間限定が条件」とする意見や、「発電と送電を分離し、消費者がエネルギーを選択する仕組みとすべき」との考え方も出された。

[福島民報]


■わらうこと それが平和

《長崎から福島から(1)》

◎長崎市生まれ→小1で郡山市へ 田中 海雄君(9)

 ■街思い 絞り出した作文

 ぼくは福島の人たちは、今、平和な時間をすごしていないと思います。

 東日本大震災から半年後の2011年9月11日、島根県雲南市。福島県郡山市に住む小学4年、田中海雄君(9)が作文の朗読を始めた。題は「福島でいっぱいわらいたい」。

 この日は、島根で生まれ長崎で被爆者救護に尽くした医師、永井隆博士にちなみ、平和をテーマにした作文に贈られる第21回永井隆平和賞の贈呈式。小学生低学年の部で最優秀賞に選ばれたのが田中君だった。

 長崎市麴屋町で生まれた。市立諏訪小の1年生だった09年、父の潤也さん(41)の転勤で福島に引っ越した。

 「原爆について質問されたらちゃんと答えるのよ。長崎の代表だと思われるからね」。転校前、母の恵美さん(46)に言われた。

 祖母の常子さん(75)は爆心地から7キロ南の自宅近くで被爆した。

「太陽がこわれた」と、よく当時の話を聞かせてくれた。福島に移っても、8月9日は家族で平和祈念式典に参列した。

 今でもおじいちゃんおばあちゃんがすんでいる長崎はぼくのたから物だけど福島も同じくらい大切な所です。

 びっくりするくらい雪が降る冬、しだれ桜がとってもきれいな春……。福島の全部の季節が好きになったころ、原発事故が起きた。

 「長崎に帰らないの?」と友達のお母さんたちに不思議がられたが、1年4カ月ここにいる。「どんなことがあってもみんなで一緒に生活する」と家族で決めた。長崎だって原爆が落とされた後も、虫や花が元気に生きていたと聞いた。

 まだがまんしなくてはいけないことはあるけれどぼくは、いっぱいわらってすごしたいと思います。みんなでわらってすごすことが一番平和だと思うからです。

 母は作文にどきっとしたという。福島の子として、長崎の子として「全身で受け止め、心から絞り出したもの」と言っていた。

 今年の8月9日は、母と姉の美海さん(13)と、福島県の会津地方で過ごす。ある土産物店の壁に、長崎原爆の投下直後、米軍カメラマンが撮った福島県郡山市写真「焼き場の少年」が掛けてある。

 弟の遺体を背負い、口を真一文字にして直立する男の子。店主が展覧会で出会い「全国の観光客に見てほしい」と掲げたその写真を見に行く。

 「原発もいやだけど原爆もよくないと思う。けんかが大きくなって、たくさんの人が死んで、みんなわらわなくなるのが戦争でしょ」。人生で初めて、福島から長崎を思う一日になる。  (花房吾早子)

    ◇

 東京電力福島第一原発事故の後、長崎と福島の間で揺れ動く人たちがいる。平和とは、戦争とは。被爆67年、東日本大震災から2年目の夏、彼らの姿から考えたい。

[朝日新聞]


■めぐみさんの思い出並ぶ 横田夫妻、日本橋で展示

 北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの思い出の品や父・滋さんが撮影した家族の写真を展示する展覧会が一日、東京・中央区の日本橋高島屋で始まった。拉致被害者五人の帰国から十月で十年。家族だけの宝としてきた衣類などを初めて公開し、拉致問題が進展するよう願いを込めた。(小林由比)

 滋さんと妻早紀江さんが暮らす川崎市のマンションの住民らでつくる「あさがおの会」の主催。写真撮影が趣味だった滋さんが、めぐみさんと家族を撮影した写真約八十点を展示した。三歳になるころ公園で元気に遊ぶ姿や、カメラに向かってひょうきんな表情を見せる小学生時代など、健やかに育っていたころの写真が並ぶ。

 今回初めて、めぐみさんが小学生の時に友人から誕生日プレゼントにもらったオルゴールや早紀江さんが縫った浴衣、習っていたバレエの衣装なども出した。早紀江さんは「本当の物を見てもらうことで、こんな状態でいなくなってしまったということを実感してもらいたい」と話す。

 この日は、横田夫妻が、めぐみさんの拉致を最初に報じた元朝日放送のジャーナリスト石高健次さんと拉致問題の現状について語った。石高さんは「現時点で拉致に関して水面下も含め、両国のやりとりは全くない。国の責任者である首相が一年で代わっていることも拉致問題の解決を阻んでいる」と指摘。滋さんは「この問題は政府間の交渉でしか解決できない。いろんなパイプで交渉を再開してほしい」と訴えた。

 写真展を見た相模原市の主婦国本康子さん(65)は「両親の愛情の中で育っていたかわいい子がなぜこんな目に遭わなくてはならないのか。国には何としても助け出してほしいし、支援したい」と話していた。

 十三日まで。無料。開場は午前十時から午後八時

[東京新聞]


■復興予算15兆円のうち約6兆円が使われず1兆円を役人ネコババ

 1年半前、大震災と津波の惨劇を目の当たりにした国民は、「東北を必ず復興させる」と誓い合った。政府は震災復興のため、昨年度は3次にわたって約15兆円もの復興補正予算を組み、今年度分と合わせて総額19兆円(当面5年分)の震災復興予算を東北に集中的に投下することを決めた。

 その財源をまかなうために来年1月から25年間にわたる所得税引き上げと10年間の住民税引き上げ(2014年6月実施)という、異例の長期間の臨時増税が実施される。「復興財源の足しにする」ために子ども手当制度の廃止(減額)、高速道路無料化実験の廃止、国家公務員の人件費削減などが決まったことは記憶に新しい。それでも、国民は「欲しがりません復興までは」と負担増に堪える覚悟をした。

 ところが、現実には復興予算の多くが被災地には届いていない。国の予算は制約ばかりで被災地が本当に必要としている事業には、使えない仕組みになっているからだ。地元自治体は津波で水没した地域の地盤かさ上げや流された公共施設の建て替え、小中学校の耐震工事、避難所までの道路整備などの予算を要求したが、「施設の耐震化などは別の予算がある。復興と関係の薄い事業に配分したら納税者の理解が得られない」(復興庁幹部)と審査を厳しくして、大半は却下された。

 苦労して予算をもらうことができても、復興にはつながらない。震災被害が大きかった気仙沼市や南三陸町などがある宮城6区選出の小野寺五典・衆院議員(自民党)が語る。

「被災地の自治体は壊滅状態だから税収もない。そこで復興に自由に使えるという触れ込みの復興交付金が創設されたが、使途が40事業に限定され、土地のかさ上げすらできない。気仙沼では水産庁の復興事業で漁港周辺の地盤を高くしたが、そこに以前あった商店を建てるのはダメだといわれた。これでは町の復興には使えません」

 その結果、昨年度の復興予算約15兆円のうち、4割に相当する約6兆円が使われずに余った。自治体への復興交付金も8割以上が残り、前述の被災者向け復興住宅の整備予算に至っては1116億円のうちわずか4億円しか使われていない。総額19兆円を注ぎ込む復興は、絵に描いた餅だった。

 大新聞・テレビはそうした復興予算の使い残しの原因は自治体の職員不足や縦割り行政の弊害だと報じているが、真実を見ていない。霞が関の役人は、わざと復興のカネを被災地の自治体には使えないように制限している。

 その証拠に、余った復興予算のうち「不用額」とされた約1兆円は、今年度から新設された「東日本大震災復興特別会計(復興特会)」に繰り入れられ、各省庁に分配される。この復興特会の使途を見ると、復興とは名ばかりで、国民・被災者が知らないところで役人の掴みガネとなっていた。不用とされたカネが、シロアリ官僚の餌に化けたのだ。では、役人のネコババの実態を見ていこう。

 シロアリ官僚たちがまず目をつけたのが、官僚利権の王道である「ハコ物建設」だった。 復興特会には「全国防災対策費」という名目がある。「東日本大震災を教訓として、全国的に緊急に実施する必要性が高く、即効性のある防災、減災等のための施策」に該当すれば、被災地でなくても復興予算が受けられる仕組みだ。役人たちは狡猾にこれを利用した。

 国交省は、復興特会から36億円を使って政府の官庁舎を改修する計画を立てた。そのうち12億円は、内閣府が入る霞が関の合同庁舎4号館の大規模改修に使われる。

「昭和47年に建てられた施設で耐震不足なので、免震構造に変えます。他に秋田合同庁舎、和歌山県の田辺合同庁舎の修理、他に名古屋や釧路など全国の港湾合同庁舎の津波対策に使います」(官庁営繕部管理課・予算担当企画専門官)

 一見、もっともな理屈だが、騙されてはいけない。国の施設の建て替えが進む一方で、肝心の被災地の整備には、予算が付いていないのである。石巻市役所は1階部分が水没し、5・6階の吊天井が壊れるなどの被害が出たが、「市庁舎改修工事」の費用はわずか2900万円。市の管財課担当者が、使い道を明かした。

「これは改修予算ではなく、加湿器と駐車場でのLED電灯の設置予算です。市庁舎を改修する予算は現段階ではありません。復興交付金には市庁舎の改修予算はメニューに入っていないので、付けられないのです。自治体が自腹で改修なんかしたら倒産してしまいますから、国に予算を出してもらう仕組みを検討中です」

 実は同じ石巻市にある国交省の港湾合同庁舎には、今年4億円の改修費用が計上されている。国の出先機関と自治体で、これほどに差がつけられる理由がどこにあるのか。復興予算を決定した安住淳・財務大臣は石巻市出身である。昨年7月、安住氏はテレビ番組でこんな発言をしている。

「被災地の人は『助けてけろ』というが、こっちだって助けてもらいたい。国会議員が悪いなんて感情的だ。被災地の人のストレスが私のところにきて、それが総理に伝わってしまう」

 その1年後、彼が決めた予算は、まさに被災地を助けず、こっち(中央の官僚たち)を助ける政策だった。

 その財務省の外局、国税庁のやり口も酷い。東京の荒川税務署など、被災地以外の税務署3施設の改修工事に5億円を計上。荒川が選ばれた理由は、「今回の地震でどこか崩れたとか、老朽化が著しいというわけではなく、耐震化工事に着手しやすい税務署だということ」(国税庁会計課)だそうで、ここでも被災地が後回しにされた。被災した大船渡税務署職員の嘆きを聞こう。

「税務署の建物は津波で浸水したため、現在は法務庁舎の敷地に仮事務所を設けています。プレハブ造りの簡素なものなので、空調の効きが悪く、場所もかつてに比べ手狭ですが、もとあった建物が整備されてから移転となるので、移転はしばらく先になりそうです」

■福場ひとみ(ジャーナリスト)と本誌取材班

[週刊ポスト]

Posted by nob : 2012年08月02日 23:57