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ささやかな光明。。。

■セシウム以外も除去…汚染水処理に新システム

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8月から福島第一原発に設置される「ALPS」。写真は吸着剤の入った容器。(横浜市の東芝京浜事業所で)=増田教三撮影

 東芝は、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水から放射性ストロンチウムなどさまざまな放射性物質を取り除くシステム「ALPS(アルプス)」を開発、24日に報道陣にその主要装置を公開した。

 福島第一原発で現在稼働中の汚染水処理システムでは放射性セシウムしか除去できなかった。東電は8月にもアルプスの試運転を始める方針。

 この日横浜市内の工場で公開されたのは、活性炭や樹脂など放射性物質を除去する吸着剤が入った円筒形の容器(直径1・1メートル、高さ2・6メートル)。アルプスは、この容器が7本ずつ2列に並んだ構成になっている。

 東電は、原子炉建屋地下にたまっている高濃度汚染水を現行のシステムでいったん処理し、その後にアルプスを使って、1日当たり最大500トンを浄化する計画。同原発の汚染水を使った試験では、ストロンチウムの濃度が約1000万分の1に下がるなど、主な放射性物質62種類の濃度が国の基準を下回った。

[読売新聞]

Posted by nob : 2012年07月25日 01:08

未解明なのではない、、、解明不可能なことを認めるところから。。。

■浮いた年金記録、4割超の2240万件なお未解明

 厚生労働省と日本年金機構は24日の年金記録回復委員会で、誰のものか特定できない「宙に浮いた年金記録」約5095万件のうち、約2240万件の持ち主がなお解明できていないと報告した。2007年の問題発覚から調査を続けているが、5年たっても44%が未解明で残っている形だ。

 年金記録問題への今後の対応方針を決めるため、回復委に中間的な経過状況を整理して示した。

 残りの約2855万件は解明され、1296万人の記録が正しくなった。厚労省などは、記録を回復できた受給者の年金について、生涯の総額で計約1兆6千億円増えるとしている。

 記録問題への対応にかかった経費は、07〜12年度で計約3569億円になることも判明した。このうち半額が、オンライン上の年金記録と原簿である紙台帳の照合事業に充てられた。

 厚労省はまだ年金受給が始まっていない加入者の記録照合事業について、13年度中に作業を終える方針も報告した。費用に見合う効果が出るか疑問視する意見もあったが、政権交代後の4年間で全件照合を終えるとした民主党の目標に沿った形とする。

[中国新聞]

Posted by nob : 2012年07月25日 01:01

無理をせず、やれることをやる、…ことしかないよね(^3^)

パブリックコメント
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1437.html

エネルギー・環境会議 by 国家戦略室
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive01.html

内閣府 「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)
https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.html

Posted by nob : 2012年07月25日 00:55

しかし、、、あるところにはある。。。

■世界の富裕層、租税回避地に持つ資産は最大2500兆円

[ロンドン 22日 ロイター] 租税回避地に反対している圧力団体「タックス・ジャスティス・ネットワーク」の依頼で製作されたリポートによると、世界の富裕層と親族が租税回避地(タックスヘーブン)に貯蓄している隠れ金融資産は最大32兆ドル(約2500兆円)で、所得税収の損失は最大2800億ドルに達するとの算出を明らかにした。

リポートは、コンサルタント大手マッキンゼーのチーフエコノミストだったジェームズ・ヘンリー氏が執筆。海外口座に預けられた世界の民間資産(不動産、金、ヨット、競走馬などを除く金融資産)の規模を調査対象とし、21─32兆ドルと試算した。

調査には、世界銀行、国際通貨基金(IMF)、国連、および各中銀のデータを使用したという。

リポートはまた、富裕層が各国の税当局の監督不可能な形でタックスヘーブンに貯蓄している資産が、139の途上国の歳入に与えている影響にも言及。1970年代から2010年の期間に、これら139カ国の最富裕層が貯蓄した「未申告海外資産」は、累計7兆3000億─9兆3000億ドルに達していると述べた。

ヘンリー氏は声明で、オフショアに貯蓄されている民間資産は「世界経済の巨大なブラックホールとなっている」と述べた。

[ロイター]

Posted by nob : 2012年07月24日 01:42

安保ではない、、、その実は支配である。。。

■容認派も憂慮の声 オスプレイ搬入、岩国で反対集会

 米軍機オスプレイが搬入される山口県岩国市は、米軍基地の存在に理解を示す市民が比較的多いとされてきた。しかし、岩国基地搬入を翌日に控えた22日、同市では反対緊急集会を開催。基地容認派の市議からも「今後の展開が読めない」と憂慮する声が上がる。

 市民団体の呼び掛けに1100人(主催者発表)が集会に参加。岩国市役所前では、オスプレイの写真にバツ印を付けたカードをそろって頭上に掲げて意思表示した。

 呼び掛け人の岩国市の大学3年生、喜良紗也香さん(20)は「オスプレイの搬入は岩国や沖縄だけでなく、全国民にとっての重要な問題」と訴えた。岡山市の主婦(70)は「一度でも墜落したら大変な事態になる」と心配そうに語った。

 岩国市の福田良彦市長は6月11日、神風英男防衛政務官との会談後、いったんはオスプレイの搬入受け入れに前向きな姿勢を示していた。

 事態が一変したのは、直後に米フロリダ州で起きた空軍仕様のオスプレイ墜落事故。すでに反対を明言していた二井関成山口県知事に合わせる形で「安全性への懸念が払拭できない」と反対を明確に打ち出し、市議会や県議会も反対の意見書を全会一致で可決した。

 市は在日米軍再編を前提とした市政を進めているが、オスプレイの搬入強行に基地容認派の市議は「市民に不安が広がっている。これまで国防に協力してきたが、今回ばかりは難しい」と漏らす。「今後の展開が全く読めない。オスプレイだけでなく、基地そのものへの反対が出てくる可能性もある」という。

[日本経済新聞]


■オスプレイ反発「日米安保が揺らぐ面も」 森本防衛相

 森本敏防衛相は22日のテレビ朝日の番組で、米新型輸送機オスプレイの日本への配備について「安全性が懸念されて地元で受け入れがたいという運動が起きたとき、日米安保体制が揺らぐのではという側面は否定できない」と語った。地元の反発がさらに強まれば日米同盟に影響しかねないとの認識を示したものだ。

 一方、森本氏は「オスプレイ導入で日本の南西方面を含む抑止力を高めることが重要だ」と説明。番組後には、「(沖縄で本格運用する)配備時期が10月初めという全体の計画を米国は動かす考えはないし、我が方もない」と記者団に語り、配備日程に変更はないとの考えを示した。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2012年07月23日 02:09

一般国民の考えが何故反映されないのか、、、それを一般国民の私達が真剣に考えることがはじめの一歩。。。

■「脱原発デモ」の意味を理解していない野田首相

 16日に開かれた「さようなら原発10万人集会」は、広い代々木公園を埋め尽くした。毎週金曜日に行われている首相官邸への抗議行動は回を重ねるたびに参加者が増え続けているという。

 今回のデモや集会は、政党や団体が開催しているものではない。ネットを通じて自発的に集まった人たちだ。自発的に参集した人たちの熱意とエネルギーは、動員された人たちのそれと比べて、優に10倍の強さがあるだろう。

 16日の集会は、作家の大江健三郎氏や音楽家の坂本龍一氏が呼びかけたという。呼びかけた人が信頼できる人だと安心して出掛ける人も多くなるはずだ。老婆心ながら、参加者数の「主催者発表」は必要ない。参加者数ばかり気にしているような誤解を与える。メディアにでも推定させればよいだろう。

 脱原発運動が水量を増しているのは、その中核に、今まで原発に無関心だった人、黙認、容認してきた人などがいるからだ。そんな人たちの反省、後悔が一段と大きな広がりをもたらしている。

拡大化する「脱原発デモ」にも
“事なかれ主義”な野田首相

 さて、野田佳彦首相は、官邸を囲む大きな抗議の声を耳にして「大きな音ですね」とつぶやいたと伝えられた。いくらなんでもこれは何らかの誤解か聞き間違いであると思いたい。

 これに懲りたか、その後首相は「しっかりと受け止めたい」と発言した。いかにも事なかれ主義の空虚な言葉で、心に響くものがない。

 首相は、ごくふつうの人がデモや集会に立ち上がっている深刻な事態の本質を全く理解していない。

「若い人の考えが反映されない世の中になっている気がする。変えるにはこれしかない」

 これは16日の集会に参加した人の言葉である(17日毎日新聞)

 この言葉は事態の本質を語っている。

 要するに、政治に任せておけば、間違った方向に誘導されるという強い不信感が根底にある。歴史が示すように、直接民主主義が発動されるのは、間接民主主義が機能不全に陥ったとき。国会を通じて意向を反映することができなくなったとき、人々はたまりかねて街頭に出たり、広場に集まる。その意味ではアラブのデモと本質的には違わない。

“声なき声”に耳が傾けられない今、
間接民主主義がかつてない危機に

 私は60年安保当時、大学2年生。20歳そこそこの学生たちが、ときの政権と真っ向から対峙した。だが運動の背景には、日本の社会主義革命を志向する極左勢力があった。だから岸信介首相は「私は“声なき声”に耳を傾ける」と言って、安保改定を強行したが、岸発言にも一理はあった。

 しかし、今回は疑いなくその“声なき声”が声を出して立ち上がっているのだ。もっと端的に言えば、自民党に失望して民主党に期待した人たちの声だと考えてよい。民主党の支持者たちが、米国にも官僚にも財界にも自分の意見を言うことができず、平気で公約違反をする首相に強く抗議して立ち上がっている。

 私も官邸中枢の政策決定に少なからず関与した経験があるが、首相が米国、官僚、財界の言いなりになっていれば、日々是好日である。本丸の中さえ平穏であれば、外堀の向こうをむしろ旗が取り囲んでいても眺めていればよいからだ。

 最近、首相は「増税の前にやるべきことがある」という党内外の抗議に対して、そういう姿勢が逆に問題解決を遅らせてきたと発言した。

 これこそ語るに落ちた話ではないか。ガソリン漏れを直さないで給油しようとするから反対されるのだ。首相は「消費税増税はシロアリ退治をした後の仕事」という自分の最優先の公約に戻るべきだ。そうでなければ、自らシロアリと化していることになる。

 政権交代当時の民主党代表であり首相であった鳩山由紀夫氏は、マニフェストの最終責任者であり最高判定者。その彼が「野田首相は公約と真逆のことをしている」と怒っている。

 それでは何のための選挙なのか。何のための公約なのか。議会政治(間接民主主義)の正当性がかつてない危機に直面しているのである。

【追補】

 18日に民主党参議院議員3名が離党し国民新党を離党した亀井亜希子氏と「みどりの風」を結成した。曇天に待望の晴れ間が見えた印象だ。おそらく国民的支持を受けて大きく広がるだろう。かねてから私は亀井氏は次世代の有力な指導者になると注目していたがその第一歩と期待している。

 ただ、脱原発、反増税、反TPPを強調すると「何でも反対」に見られる恐れがある。自然エネルギー、簡素な生活、行政改革、食料自給率の確保などもっと前向きな言葉を前面に出したほうがよいだろう。

 小沢一郎氏からみると魅力的な援軍だろうが、この際は一線を画して遠くから見守ってほしい。無理に連携しようとすればせっかくの晴れ間がたちまち雲で覆われてしまう。

[DIAMOND online/田中秀征 政権ウォッチ]

Posted by nob : 2012年07月23日 00:25

幻想、、、それは自ずと与えられるもの。。。

真実は、、、

自ら創りあげたものの中にしかない。。。

Posted by nob : 2012年07月18日 14:11

取り出しは急務、、、なれどその後はどうするのか。。。

■福島第1原発:4号機燃料 試験取り出しを開始

 東京電力は18日午前、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している未使用燃料2本について、試験的な取り出し作業を開始した。東電は、燃料の腐食や破損の状況を調べたうえで、来年末までに本格的な燃料回収に着手する方針だ。事故後、燃料を取り出すのは初めて。

 東電は「核物質防護上、スケジュールなどの詳細は答えられない」としている。

 回収作業は、建屋上部の核燃料プール近くに設置した仮設クレーンを使い、水面から約7メートル下にある核燃料を取り出す。燃料は専用の輸送容器に入れ、クレーンで地上に降ろして原発敷地内の共用プールへ運ぶ。未使用燃料は使用済み核燃料より発熱量が小さく、放射線量も低い。

 4号機は事故当時は定期検査中。1〜4号機では最多の1535本(うち未使用燃料204本)の核燃料が残っている。事故直後のプールへは冷却のために海水が注入されたほか、水素爆発に伴うがれきが沈んでおり、燃料の損傷状況を把握することが急務となっている。【中西拓司】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2012年07月18日 13:32

持たざる豊かさ

快適さと自由さ、、、

何物にも代え難い。。。

Posted by nob : 2012年07月18日 02:59

人はどちらも持っている

良いほうにも悪いほうにも

どちらにも簡単に行けてしまう。。。

Posted by nob : 2012年07月18日 02:57

推進すべきは生涯労働が可能な社会の構築。。。

■東京の人口、2100年に半減の713万人 都が初試算

 東京都は2100年までの人口予測をまとめた。総人口は20年の約1335万人をピークに減少に転じ、70年に1000万人を割る。 2100年には約713万人となり、10年実績(約1316万人)から約46%減少する。都が21世紀末までの人口を推計するのは今回が初めて。

 65歳以上の高齢者人口は現在の27歳が65歳になる50年にピークを迎える。約442万人となり、10年実績(約268万人)の約1.6倍になる。都の猪倉雅生・区市町村制度担当課長は「50年に向けて、受け皿となる介護施設の整備を急ぐ必要がある」と話している。

 ここから高齢者人口も減少に転じ、2100年には約327万人となる。それでも10年実績の高齢者数に比べれば約2割多い水準だ。

 10年実績では65歳以上の人口は総人口の約20%。現役世代は約898万人と約68%を占める。これに対し、2100年の65歳以上の人口は総人口の約46%に達し、15~64歳の生産年齢人口も約47%の約331万人になる見通しだ。

 現在の高齢者1人を現役世代3人で支える「騎馬戦」の構図から、100年後は高齢者1人を現役世代1人が支える「肩車」の時代になるとの通説を裏付けた。

 今回の推計は東京の将来の自治のあるべき姿を探る都と区市町村、有識者による「東京の自治のあり方研究会」がまとめた。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2012年07月18日 01:12

さよなら原発、、、さよなら見せかけだけの民主主義、、、さよなら諸悪の根源私達一人一人の依存従属心。。。

■さよなら原発 「17万人」集う 

 東京電力福島第一原発事故を受け、作家の大江健三郎さんらが呼び掛けた「さようなら原発10万人集会」が十六日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。三連休の最終日で全国から参加者が集まり、関西電力大飯(おおい)原発3号機に続き、4号機でも再稼働を決めた政府への抗議の声に包まれた。

 参加者数は主催者発表で約十七万人で、警視庁関係者によると約七万五千人。主催者によると、反原発を訴える集会としては、昨年九月に東京都新宿区の明治公園で行われた集会を上回り、過去最大規模という。

 公園内のサッカー場に設けられたステージには呼び掛け人の著名人らが登壇。音楽家の坂本龍一さんは「電気のために美しい日本、国の未来である子どもの命を危険にさらすべきではない」と訴えた。参加者はサッカー場を埋め尽くしたほか、野外音楽堂前の広場や公園内の道路などにも広がった。「福島につながろう」「再稼働おことわり」などと書かれたパネルなどを掲げた。

 労組や市民団体など組織による呼び掛けに応じた人だけでなく、インターネットなどで集会を知った市民らも加わった。会場内や最寄り駅を結ぶ歩道などでは一時身動きが取れないほど混雑し、警察官がマイクを使って誘導や警戒に当たった。

 会場から新宿や恵比寿方面など三コースに分かれてパレードが繰り広げられ、会場内でトークや音楽のライブも行われた。

 この日は、東京都心の最高気温が平年より四度近く高い三三度の暑さ。会場の自動販売機の清涼飲料水は午前中でほぼ売り切れ、売店前に水を求めて長い列ができた。大江さんらが「原発ゼロ」を訴えて一千万人を目標に取り組んできた署名は、七月八日現在で約七百八十五万人分に達しているという。

[東京新聞]


■坂本龍一さん「電気のため、なぜ命を」都心で脱原発デモ

 「脱原発」を訴える大規模な市民集会「さようなら原発10万人集会」が16日午後、東京・代々木公園で開かれた。ノーベル賞作家の大江健三郎さん(77)らが呼びかけた署名運動「さようなら原発1000万人アクション」の一環。約17万人(主催者発表)が全国から集まり、原発の再稼働に踏み切った野田政権に方針撤回を迫った。

 「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」。集会は午後1時、呼びかけ人の一人、音楽家の坂本龍一さん(60)のあいさつで始まった。

 続いて壇上に立った大江さんは、6月15日に約750万人分の署名の大半を野田佳彦首相あてに提出した翌日に野田政権が関西電力大飯原発の再稼働を決めた経緯に触れ、「私らは侮辱の中に生きている。政府のもくろみを打ち倒さなければならないし、それは確実に打ち倒しうる。原発の恐怖と侮辱の外に出て自由に生きることを皆さんを前にして心から信じる。しっかりやり続けましょう」と訴えた。

 「冥土のみやげに皆さんの集まった姿を見たかった」。こう切り出したのは作家の瀬戸内寂聴さん(90)。「政府への言い分があれば、口に出していいし、体に表していい。たとえ空しいと思う時があっても、それにめげないで頑張っていきましょう」

 会場では音楽ライブやトークショーも開催。参加者は午後2時に集会が終わった後、渋谷など繁華街を「再稼働反対」と声を上げながらデモ行進した。

 集会は、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)が中心となって開催。労働組合の旗がたくさん掲げられるなか、手作りのプラカードを掲げる参加者も目立った。参加者数は担当者が分担して会場入り口の約10カ所で目測で数えて合計したという。昨年9月に東京・明治公園で開催した集会には6万人ほどが集まったが、今回はその規模を上回り、東京電力福島第一原発事故に関連した集会では最大規模としている。警視庁は公式発表していないが、警察関係者によると、把握した参加者数は約7万5千人だったという。

 東京の集会に呼応し、各地でも集会やデモ行進があった。(澄川卓也)

[朝日新聞/17日追加]

Posted by nob : 2012年07月17日 23:23

少女たちなりの自尊心

■マックで眠るホームレスギャルの
「キャバクラ」開業の理由

モノと情報は過剰なまでに溢れ、街は清潔で安全に見える現代の日本。景気の悪化や精神的な不足感をどれだけ持ち出してきたとしても、その「豊かさ」を否定しきることはできない。しかし、いつの時代、どこにおいても、その社会から「貧困」が消えたことはないのと同様に、それが日本に残っていることも確かだ。ネットカフェ難民、生活保護、フリーター、ワーキングプア……。今も残る「貧しさ」とは、いかなるものなのか。

社会学者・開沼博が池袋のマクドナルドで出会った2人の少女、リナとマイカ。彼女たちは「移動キャバクラ」という聞きなれない生業に勤しむ。偶然の接点を頼りに生きる道を探り続けてきた2人の少女からは、現代の「豊かさ」と「貧しさ」の先に潜む現実が見えてきた。

池袋のマクドナルドで夜を明かす2人の少女

 深夜1時の池袋のマクドナルド。腹より下を毛布で覆って眠る2人の少女がいた。バッグの中には歯磨きと洗顔剤、そして洗面用具。売上ゼロに終わった本日の財布の中身は、リナが300円、マイカが170円。

 目を覚ましたリナは、携帯電話で時間を見ながらボンヤリと思う。

「最近は24時間営業って言ってるくせに、深夜2時になると4時までとか5時まで清掃とか言われて追い出しくらうからな。また公園行って寝るか……」

 カネが無くなったら100円マック。マイカが飲み物を注文したら、リナはハンバーガーを頼む。それを互いに半分ずつ分け合って飢えを凌いでいる。

 空腹であれば、一度何かを口にすればある程度は我慢できるからマシだ。それよりも、タバコを吸えないことが何より辛い。2人とも1日2箱は吸うヘビースモーカーだ。耐え切れなくなって灰皿からシケモク(吸殻)を拾って吸おうとしたマイカを「ダッセー真似すんじゃねーよ!」とリナが怒鳴りつけたこともある。

「とりあえず、ここを出るまでに顔を洗って化粧しないと」

20歳ホームレス、職業は「移動キャバクラ」

 池袋にあるマクドナルドの2階喫煙エリアのカウンター席には、コンセントがついている。幸いなことにひとり分の席が空いていた。小雨模様のその日、私はそこに座ってノートパソコンを取り出すと、コンセントを探した。しかし、それがあるはずの場所には、隣に座る若い女性の巨大なバッグが置かれている。

――お姉さん、電源使いたいんだけどちょっといいすか?

「お姉さん」は2人組だった。手狭なカウンターテーブルは彼女たちの雑多な荷物で溢れかえっていた。色黒のタヌキ顔の少女がはっとして「あ、ゴメンなさーい」と、悪びれる様子もなく返事をして荷物をどかしてくれた。

 無事にコンセントを確保した私がパソコンの起動を待つ間、少女たちが大きな声で話し始めた。

「アタシのこと、お姉さんだって」タヌキ顔が言った。「よかったじゃん」ともう一方の色白なキツネ顔が返事をする。「アタシでもお姉さんに見えるんだ。なんか、マジ気分いいんだけど」

――まあ、オバさんではないでしょ(笑)。お姉さんじゃないの?

「ホントですかー。なんかそう言われるのあんまなくて……」

 ここではじめて2人の顔、格好をまじまじと見ることとなる。一見、着飾った“ギャル”のような風体をしているが、どこか「キタナイ」。

 タヌキ顔は豹柄のジャンパーにジーンズ生地のミニスカート、それにボロボロのスウェードブーツ。キツネ顔はくすんだ紫色のビニールジャンパー、襟元にはフェイクの毛皮がついている。黄色のミニスカート、黒のショートブーツという装いだった。

 顔立ちだけからすると2人ともまだ10代後半のようだが、よく見れば肌は荒れ、ボサボサになった茶髪は痛み放題だ。

――これから仕事?

「そう」とタヌキ顔。「うーん、まあ……」と口ごもるキツネ顔をよそに、2枚の名刺を差し出してきた。

移動キャバクラ リナ&マイカ ママ リナ
移動キャバクラ リナ&マイカ チーママ マイカ

「私がリナで、こいつがマイカ」。どうやら、タヌキ顔はリナ、キツネ顔はマイカというらしい。

 彼女たちの仕事は、「移動キャバクラ」だ。

2時間5万円が最高額。「ウリ代」は別料金

 もちろん、「移動キャバクラ」という職業はリナとマイカが命名したものであって、そのような業界や業態があるわけではない。援助交際? デートクラブ? 合コン? 確かに、既存の何かに当てはめることはできないものだが、彼女らにとって、やっと行き着いた貴重な食い扶持であることは間違いない。

「最初は駅の喫煙所とかでライターを借りんの。そこからいけそうな空気感じたら、名刺渡して、みたいな。客をつかまえたら、和民とか普通の居酒屋行ってキャバ嬢みたいに接待してやるんだ。で、ガンガン飲ませて“料金”の交渉。渋ったら、バックにヤバイのがいる風を匂わして。リナなんてオラオラ系のしゃべりうまいから、サラリーマンたちびびっちゃう(笑)」

 “料金”は客によってまちまちらしい。マイカは続けて語る。

「今までの最高は2時間一緒に飲んだだけで総額5万円。これは脅したわけじゃなくて、向こうから喜んで出してきた。でも、こういうオイシイのはめったにない。だいたい5000円とか高くて1万円くらい」

 カネが入れば2人でインターネットカフェに宿泊する。カネがないときはマクドナルド。あるいは、客を誘って3人でラブホテルに泊まる。

「うちら2人はセットでしか動かない。客と2人きりではホテルに泊まらないのがルール。これはリナ命令」

 客から「ウリ代(援助交際の対価)」をもらうこともあれば、ただ話をして寝るだけのこともある。

「体を伸ばして休むこと」が最高の贅沢

 マイカに次いでリナも口を開いた。

「最近はわりと常連がついてきたから、2日おきにキャバオープンできる感じ。売上は2人で週に3万から5万円くらい? 2人ともすっげー金遣い荒いから、すぐになくなっちゃう。ホストクラブに行ったり、服買ったり、あとマッサージとか」

数百円で入店できる「自宅兼事務所」が彼女たちの日常をつないでいる

 それでも売上が立たない日が続くこともある。貯金などはじめから頭にない。マクドナルドに限ることなく、数百円の小銭さえ手元にあれば「食」と「住」にありつけてしまう現実が東京にはあるからだ。

「3~4日、風呂に入らないのはけっこう当たり前。だから、たまにまとまったカネが入ったときは、こいつと一緒に新宿グリーンプラザか池袋プラザ行ってサウナに入って、仮眠室かカプセルで寝る。あれは極楽やね。うちら最大の贅沢」

 こう語るリナの口調は荒い。それとは対照的に、マイカは20歳前後の女子相応の話し方をする。ゆっくりと体を休める様子を想像するマイカの目は輝いていた。

「サウナ、最高。カプセルも大好き。うちら普段マックとかで座ったまま寝ることが多いから、たまには横になって体を伸ばして、ゆっくり眠りたい。次、いつ行けるやろ」

 実は、リナとマイカが知り合ったのは、遠い昔のことではない――。

父親による激しい暴力。小学6年生で薬物依存

 リナは、1991年8月に大阪府堺市で生まれた、日本人の父とフィリピン人の母を持つハーフ。彼女が5歳のときに両親は離婚。父に引き取られ、母はフィリピンに帰国した。

「母親が岐阜のほうのフィリピンパブで働いていたとき、トラック運転手だったオヤジと出会ってデキちゃった結婚したらしいけど、詳しくはわからない。オヤジは最悪。オレが小学校2年生の頃、事故って会社をクビになって、その後は昼間から酒飲んで、夜はスナックとか風俗に通いまくりで。多分、よくわかんないけど生活保護を受けてたんだと思う」

 焼酎・いいちこを1日3本も飲むほどアルコールに依存する父親との生活。小学生の頃から暴力を振るわれ「いつも全身がみみず腫れ状態だった」という。

「マイカの西成よりは全然マシだけど、堺も悪いのが多いから。小学校5年の頃から、中学校や高校の先輩たちと遊ぶようになった。最初はタバコ。シンナーはやったことない。でもクサ(大麻)は早かった。小学6年生のとき。この頃は10代半ばの奴らとツルンでたんで、みんなくれるんだ。で、ガキだからすぐにブリブリになっちゃうじゃん。それを見て面白がって、みんなどんどん吸わせようとするの」

「同性愛者ではない」男への憧れから「男装」の道へ

 リナは薬物に依存すると同時に、「男装」に凝るようになっていった。

「高校を1年で中退してから、ホントに突然なんだけど、男のカッコにあこがれるようになっちゃって。とくにオラオラ系のメンズナックルズに出てくるような男。色黒で、黒髪短髪を立てて、サングラスとかして、レザーのジャケットに白いパンツみたいな。靴はヘビ革のとんがったやつとか。こういうのにすっごい憧れて、自分も同じようなカッコするようになったんだ」

 しかし、リナは自分が「同性愛者ではない」と強調する。

「男のカッコして女と遊んでるからみんながレズとかオナベかっていうと、違う。そういう奴らもいるけど、そうじゃないやつもいる。オレの場合、純粋に男になりたい。ただそれだけ。だけど、恋をするのは普通に男。付き合ってきたのも男。じゃあ、ホモかよって(笑)」

「10代の頃は、ミナミで“ギャル狩り”。ギャルサーってあるじゃないですか? オレ、ああいうツルむ奴、大嫌いで。それに男禁止とか、服はこうじゃなくちゃいけないとかやたらにルールが多いんですよ。あれがウザい。日本人って感じで。受けつけない」

 そして、16歳の時、年齢を偽ってキャバクラで働き始めた。

自分を抑えられず、キャバクラを転々とする日々

「でも、一つの店で最長2ヵ月。大阪では10店舗近くで働いたかな。オレ、続かないんだよ。だいたい客とケンカするか、スタッフとケンカするか。頭にきたら、店で暴れちゃう。ビール瓶で客の頭殴ったこともある。東京に出てきたのはそれが原因。警察沙汰にはならなかったけど、殴った相手がヤクザと関係がある人だったみたいで、超ヤバいことになっちゃって。追い込みかかる前に『逃げちゃえ』って。それが1年半位前のこと」

「最初はブクロのキャバ。これが1ヵ月。その後体験入店みたいなのを1ヵ月くらいやって、だんだん嫌になってきた。男の相手するのが。特に酔っぱらい。オレ、酔っぱらい見るとチョー頭にくるんだ。酒飲んで絡んでくる客はたいていぼこっちゃう。一種の病気かも。それは自分でも怖い。すぐに殴っちゃう」

「そっから、歌舞伎町の『D』っていうホストクラブっていうかボーイズバーにミナミ出身の知り合いが勤めてたから、紹介してもらった。店長と会って『ホントは女だけど、男としてホストをやりたい』って言ったら運よく採用。これが9ヵ月位前」

 女性がホストクラブで働くなんて嘘のような話に聞こえるかもしれないが、外見をきれいに整えている男性に囲まれる環境では、多少小柄ではあるものの、自ら言い出さない限り隠し通すことができるようにも見える。

性別を偽り入店したホストクラブでマイカと出会う

「その店にいたの4ヵ月位だったけど、最初の月が20、次の月が40万って感じで、給料もアップしていった。今から半年以上も前のことかな。マイカが、フリーの客として来たんですよ。たまたまオレがサブで席に入って。で、オラオラ系で思いっきりいじってやって。そしたら翌日から毎晩通ってくるんですよ、指名で。で、店外(デート)に誘ってくる。超ウザいんですよ。会って1週間後くらいに、仕方ないからアフターで一緒に飯食って……」

 それから数日後、マイカの様子がおかしい。

「『あんた、女やろ』って。これはバレてるなって思ったから、オレもあっけなく『そうや。それがどないした』って答えたの。最初、『詐欺!』とか騒いでたけど、キスしてやったらおとなしくなった。それからも毎晩店に来た。同じ関西出身だし、だんだん、何ていうか、気も合うなって感じになってきて」

「それで2ヵ月位経った頃、店を辞めちゃった。酔っぱらいの女に体触られたり、絡まれたりするのにウンザリしちゃって。女の酔っぱらいは最低だ。だけど、こいつの場合、酒は飲んでもそんなに変わらないの。だから、まあいいかって」

「それで、こいつと飲んでるときに、『2人で移動キャバクラでもやるか』って盛り上がっちゃって。で、こいつもデリ(デリバリーヘルス)辞めて、その後2人で今のような生活をするようになったわけ」

13歳から「性」と「カネ」一筋

 マイカは、リナと同じ1991年生まれ。大阪市西成区で育った。リナと2人でいるときには、お互いにコテコテの大阪弁で話をする。

「私もおじいちゃんが中国人、おばあちゃんが日本人のクォーター。母親がハーフで父親は日本人。だからかもしれないけど、なんかガイジンと気が合うんだ。それもアメリカ人とかネクタイしてる白人とかはダメ。今まで付き合ってきたのも、だいたいガイジン。イラン人、バングラデッシュ人、フィリピン人、中国人、韓国人、ブラジル人、アフリカの黒人……日本人もいるけど続かないんだ。なんでかよくわからないんだけど」

 リナの生い立ちの軸となるものが「薬」と「暴力」だとするならば、マイカのそれは「性」と「カネ」だった。

「援助交際みたいなのは、中学1年生の頃からやってた。単におカネが欲しかったから。だってうち、一銭もお小遣いなんてないから。自分で稼ぐしかない。小学生の頃からファッションとか興味あって。あ、ギャル系ね。中学生になったら服とか化粧品とか欲しいじゃないですか。若いほうが儲かるんですよ。相場高いっていうか」

 援助交際の相手は、現在もそうであるように、街で探す。

「一番はじめの人はよく覚えている。友達と地元のゲーセンにいたら、声をかけられたんだ。歳は30歳くらいかな。何やってる人かって、それは全然わからない。中1の頃だから、そんなことに興味ないし。『お小遣いあげるから、ちょっと遊ばない?』みたいなことを言われた。すぐに何のことかわかったよ」

ターゲットは、華奢な酔っぱらいサラリーマン

 マイカは“援交ギャル”の道をひた走っていた。しかし、18歳のときに勤めていた風俗店の顧客を、禁止されていた“本番行為”に誘ったことが発覚。さらに、ホストクラブへの借金が300万円にものぼったことによる過酷な取り立てに絶えられず、逃げるように上京した。

「もう逃げちゃおうって感じで、知り合いのコを頼って、最初は新大久保の中国人のコの家に居候してた。その後、ブクロとか西武線沿線の店でキャバをちょっとだけやったんだけど、つまんなくて辞めて。あ、つまんないっていうか儲からないから。ホストと遊びたいし、もっとおカネがほしいと思って、デリに行ったの。歌舞伎町に事務所があるデリ。そんでリナと出会ったって感じ」

「移動キャバクラ」を開業した当初は、客を捉まえようと歌舞伎町の通りに立ってみたが、すぐにそこを縄張りとする客引きに「上にエンソ(上納金)払ってんのか!」と脅された。

「区役所通り、さくら通り、一番街、全部行ったけど、どこもダメ。前に一緒に働いていたキャバ嬢でちょっと仲よさげだったコも、平気でチクったりするんだ。こいつら全然信用でけへんと思ったわ」(マイカ)

 繁華街のメインストリートでの「商売」の難しさを身に染みて知ることになった彼女たちは、池袋西口や新宿アルタ前などを中心に、もしトラブルに至っても危害を加えられる可能性が低そうな、華奢な体格をした、酔っ払っているサラリーマンを物色するようになった。

4日…15(ジュク・新規)、残R6.2、M7 “32歳公務員”
毎日の売上はノートで管理されている

「これに売上つけてるんだ」

 リナが、客に買ってもらったという「偽ヴィトン」のバッグから、かわいらしいイラストが描かれた小さなノートを取り出す。

1日…0、ブクロマック、残R320円、M130円 “どないするっちゅうねん!“
2日…0、のっちゃん部屋、残R100円ちょっと、M0円 “激ヤバす”
3日…10(ブクロ)、残R4、M4 “ヨネちゃんに感謝”
4日…15(ジュク・新規)、残R6.2、M7 “32歳公務員”
5日…0、残R2、M1.5 

 日付の横に記載されている数字は、売上金額である。10とは10本、つまり1万円を示す。その右隣にある「残」とは、その日に残っている財布の中身(R=リナ、M=マイカ)だ。さらにその隣に書かれているメモが、基本的には客情報(意味不明な記述や記号、イラスト等もあり)である。


リナは暇があるといつも絵を描いている

 このノートを眺めながら、私は気になる点を質問した。

――ちょっと“客”について聞くけど、3日のヨネちゃんっていうのは?

「ヨネちゃんっていうのは、水道工事の会社で働いてる独身のおっちゃんなんですよ。57歳って言ってた。ツルッパゲで」(リナ)

「最初はブクロの北口の喫煙所で声かけたんだよな。それが1ヵ月前くらいなんだけど、それからもう6回位飲んでる。1回につき飲み代プラス5000円~1万円ってとこだけど、ヘンなことしないし、すっげーラク。無口で、居酒屋で鳥の唐揚げばっか食うんだよ」(リナ)

「そう、いっつも水色の作業着着てさ。すっごい大人しくて、うちらに『どんどん食べて』ってすすめてくるんだ。でも、超常連さん。うちはああいう人、好きやねん」(マイカ)

――4日の“32歳公務員”っていうのは?

「うーん、イマイチ記憶にない。基本的にうちら、常連以外はほとんど覚えてないよな」(リナ)

「それ、あんただけや。うちは覚えてる。その人は、茶髪っぽいセミロングで、最初公務員だなんてウソや思ってたんやけど、居酒屋で見せてくれたやん? なんか区役所の入館証みたいなの。『あ、ほんま公務員や』って驚いたの覚えてるわ。でも、会話とかは印象にないなあ。オタクっぽいっていうか、やっぱり大人しい人やったかな」(マイカ)

ラブホテルに誘われても必ず3人で宿泊

――この期間は“客”とホテルには泊まってない?

「ノート見ると、多分そうやなあ」(リナ)

「だけどこの1週間は2日泊まったよ。会社員のオヤジと、キャバのボーイ?」(マイカ)

――泊まりに行くってなったら、どうしてるの?

「いろいろやな。基本的にウリじゃ稼ぎたくない。だってヤバイでしょ。うちらは基本的にベッドで寝たいだけ。だから、ホテル代だけもってくれるなら行っちゃうことが多いよ」(リナ)

「本番して、お小遣いくれたらラッキーって程度かな。でも、だいたいくれるよね? 5000から1万程度は」(マイカ)

「今までの最高? いくらかな。3万? ただ飲んだだけで5万っていうのが、売上的には最高額だけど」(リナ)

――でも、危ない目にあったりしない?

「だからー、それも多少あるんですよ。リスクヘッジ? 必ず2人じゃないとホテルに行かないっていうのは、オレからしたら安全対策っていうか。1人じゃ何されるかわからないけど、2人いればそうそうヘンなことしないから。客だって怖いんだと思うよ」(リナ)

「確かに、客のほうが怖いと思うよ。だって、リナ、見た目ヤバいっしょ。これで男言葉でうなっちゃったら、完全にスジモンだと思われるし」(マイカ)

「思われねーよ」(リナ)

「思われねー」のかもしれない。ただ、彼女たちが、今、目の前に存在する容易に生きぬくことは難しいと想像される環境の中で、したたかに生き続ける力を身に付けようとしてきたことは確かだ。

「貧しさ」と「豊かさ」の狭間にある「現代の貧困」

 家はないが、寝床と食事はある。携帯電話を持ち、身なりもそれなり。薄くて広い他者とのつながりも築いており、社会生活を送るうえでのコミュニケーションに難があるようにも見えない――。

 カネも、現在の境遇から這い上がるチャンスもないようなベタな「貧しさ」とは、一見遠いところにいるようにも思えるリナとマイカ。

 90年代後半以降、繁華街に対する「浄化作戦」により、「目に付くような」ホームレスや店舗型風俗店、街娼は急激に減少した。猥雑なモノを表面的に消し去り、清潔で機能的になり、「貧しさ」とは遠いところにあるように見える「豊かな」日本。彼女たちは、そんな街の中で生きている。

「現代の貧困」とは、かつてのような可視的な「貧しさ」と直接結びつけられる「貧困」とは異なる。それは、目に見える「貧しさ」が、「あってはならぬもの」として表面的に「漂白」されゆくなかにおいて、それでも残る「貧しさ」と、達成され続ける「豊かさ」との狭間に生まれた「不可視な存在」に他ならない。

 たとえば、「ホームレス」や「ネットカフェ難民」の報道がされる際に、「リュックサックを背負った中年男性」が登場する。彼らは、確かに「わかりやすく貧困を象徴する被写体」であろう。カネもモノもなく、街に暮らす「昔ながらのホームレス」との境界線を漂う存在として。そして、かつての日本を支えた「男性稼ぎ主モデル」に依存する家族システム、企業システム、そして社会そのものから弾き出された象徴として。

 しかし、「男性稼ぎ主モデル」を前提とした「日本型福祉」の崩壊が明確になって久しい現代、「リュックサックを背負った中年男性」に貧困の全ての表象を背負わせ続けるのも無理がある。それは、今も残る旧来型の「貧困」は捉えつつも、「豊かな」日本における異質な他者のこととして「現代の貧困」を封じ込め、また取り逃すことを意味するのかもしれない。

 リナとマイカが始めた「移動キャバクラ」それ自体が、最近の女性や若者の間で広まってきている現象というわけではない。だが、現代に浸透する「フリーランス化」であり「セーフティネットからの排除」であるとすれば、それを捉えることが、極めて普遍的な現象を描きなおすための「補助線」を引くことにもつながるだろう。

「現代の貧困」と「個人化」の向かう先とは

 教育機会や家庭環境が満たされない等の理由によって、社会的包摂への道から早期にドロップアウトした者にとって、水商売や店舗型風俗は、インフォーマルな生活を維持することへのリスクヘッジ方法の一つとして機能してきた(男性ならば、「力仕事」や「暴力と隣接する生業」がそれに当たるだろう)。

 彼女らが、もはやそこに頼ることができないと判断した背景とは何か。

 一方には、それが「普通のバイトに毛が生えた程度しか稼げない」という「デフレ化」(と、それを支える経済成長の柱となる構造の行き詰まり、グローバル化など)があり、他方には、夜間営業取り締まりの厳格化や新規店舗型風俗出店の困難化に象徴される規制強化や「浄化作戦」による、「駆け込み寺」としての中間集団(公と個人をつなぐ集団)への締め付けおよび解体という「個人化」がある。

 名刺1枚と携帯電話で「開業」でき、自らの身体性を駆使し、常連客と築いた「信頼」の中で商売を行なう。職業の「フリーランス化」は「個人の自由の実現」というバラ色の未来につながっているようにも見えるが、一方では、従来であれば中間集団が吸収していたものも含めて、状況の変化の中で生まれるリスクに生身の人間がさらされることも意味する。

 リナとマイカの選択は、「貧しさ」が不可視化され「漂白」された街の中で、これまで用意されてきた「インフォーマルなリスクヘッジ」の手段に頼ることすらできない状況を端的に表していることは確かだ。

「中間集団の崩壊」と「個人化」の一端は、「フリーランス」「ノマド」などと様々な言葉を用いて持て囃されている「脱組織的志向」にも見られる。しかし、そういった現象は、「バラ色の未来へつながるもの」として取り上げられる「高付加価値型人材」の領域だけに当てはまるわけではない。それは、「高付加価値型人材」と同様、いや、もしかしたらそれ以上に、社会的包摂からこぼれた領域に生きる人々にもはっきりと見られる大きな動きに違いない。

「現代の貧困」は、従来の貧困と比較して、より複雑な様相を呈している。土地や労働力が余り、カネやモノが満たされないのが「途上国型の貧困」だとすれば、少なくともここ10年の日本が直面している「先進国型の貧困」は異なる性質を持つ。

 カネやモノはそれなりに行き渡っている。数千円もあれば恥ずかしくない程度には小ぎれいな格好ができて、破れない丈夫な衣服を買うことができる。「食」も「住」も街に遍在している。

 ヒトも情報も過剰であるが故に、労働力(あるいは土地)に付与される「値段」の格差は顕著になり、「持つ者」と「持たざる者」とを隔てる溝がより鮮明になる。世代・ジェンダー・就学歴・エスニシティー・出自の非対称性を背景としながら、相対的弱者が貧困のループに飲み込まれやすい状況が生まれているのだ。

 自分たちを包み込むセーフティネットの網が穴だらけになっても、わずかな接点(「同じく外国人の血を受け継ぎ、同じ年に生まれ、育ったところが近い」「同じ街で、同じ時にタバコを吸っていた」というような共通点)から生まれた綱を頼りにしながら、リナとマイカは街を利用し、街に溶け込んでいる。

 2人の少女は今日も街に立ち、生き続けている。溢れる「豊かさ」に漂白されて、「貧困」など存在しないかのような社会の中で。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2012年07月17日 09:17

人として最も愚かしいこと。。。

這っても黒豆、、、

誤りだと明らかになっても自説を曲げない、、、

こんな人達が蔓延している。。。


黒いものを黒豆だといった人が

それが虫だとわかっても認めず

黒豆であると言い張ったことから

理屈に合わなくても強情に自説を曲げないこと、またそのような人

Posted by nob : 2012年07月17日 08:36

こころの誤解、、、

錯覚も気付くまでは現実。。。

Posted by nob : 2012年07月17日 08:28

本当に大切なことを知るのに、、、

言葉は要らない。。。

Posted by nob : 2012年07月17日 08:09

昔は、、、今は真逆。。。

若かりし頃

大切な人にとっての大切な人は

私にとっても大切な人、、、


今はもう

すべてのしがらみを取り払い

私自身にとって大切な人だけを慈しんでいる。。。

Posted by nob : 2012年07月16日 15:59

そう、、、

自らの弱さを知り

そして認める

それが真の強さ、、、


本当に強い人物など

この世界にただの一人とていないのだから。。。

Posted by nob : 2012年07月16日 01:51

自信、、、それは幻想。。。

自信を持ってる人を

私は信じない


自信は

何者でもない何も持たないあるがままの自らを許容できない

弱い人間がすがる儚い隠れ蓑に過ぎない

Posted by nob : 2012年07月16日 01:24

言葉は、、、

人に不幸をもたらすもの。。。

Posted by nob : 2012年07月16日 01:22

Yahooとてこのレベル。。。

■米ヤフーのサービス、ログイン情報45万件が漏えいか
Steven Musil

 米Yahooがセキュリティ侵害の犠牲となり、40万件を超えるログイン認証情報が漏えいする結果となったようだ。

 ハッキングされたデータはハッカーサイト「D33D Company」に投稿された。同データは、45万3000件超のログイン認証情報を含んでおり、Yahooのネットワークから取得されたものとみられる。ハッカーらはUNIONベースのSQLインジェクション技術を使ってYahooのサブドメインに進入したと述べ、このデータダンプは「警鐘」のつもりだとしている。

 ハッカーらは「このサブドメインのセキュリティ管理を担当している関係者には、これを脅迫ではなく警鐘としてとらえてほしい」とデータの末尾にコメントとして記している。「Yahooが所有するウェブサーバには悪用可能なセキュリティホールが多くあり、これらはわれわれのデータ公開よりもはるかに大きな損失を生み出している。軽く考えないでほしい。このサブドメインと脆弱なパラメーターは、さらなる損失を避けるために投稿されていない」

 TrustedSecの報道によると、ハッキングされたサブドメインはニュース投稿サイト「Yahoo Voices」のものとみられる。ハッカーらはデータからホストネームを削除しなかったようだ。このホストネーム「dbb1.ac.bf1.yahoo.com」は、Yahoo Voicesプラットフォーム(以前は「Associated Content」と呼ばれていた)に関連しているとみられる。

 米CNETはYahooにコメントを求めたが、回答は得られていない。

[CNET JAPAN]

Posted by nob : 2012年07月13日 01:04

創造的でかつ成果につながる仕事のコツ、、、

目標を明確に定め

スケジュールは立てずにまずは着手

そして日々淡々と一歩ずつ。。。

Posted by nob : 2012年07月08日 17:47

自らを救けるものは、、、

知識や経験ではない、、、

知恵と勇気である。。。

Posted by nob : 2012年07月08日 16:52

最大の創造性、、、行き当たりばったり。。。

■行動すれば未来が始まる
【50】着手
アラン 、 村井 章子

今日の一言
怠け者は「そのうちやるさ」と言う。だが言うべき言葉は「いまやる」である。行動すれば未来が始まる。

 着手することは、動機以上に重要である。やりたい仕事があって、そのためには大勢の力を借りなければならず、ずっと計画を暖め練っていても、とうとうやらずじまいということがよくある。だが心の中で膨らんでいる共同事業は、手をつけてくれるのを待っている。建築物の礎石のように、どんな作品でも最初の石を置けば、それが次に進む立派な理由となる。前日までの仕事の中に自分の意欲の跡を認められる職人は、しあわせ者である。

 人はつねによきものをめざすと言われるが、理屈で決められた目的を前にすると、人間はむしろ怠惰になるのではないだろうか。まだこの世にない仕事にやる気を出させるのは、想像力をもってしてもむずかしい。やったらきっといいだろうと思いながら、やらずじまいの仕事がたくさんあるのはこのためだ。

 想像力はいろいろなやり方で私たちを落胆させるが、何と言ってもいちばんの理由は、すっかりわくわくさせ、きっと現実になるにちがいない、と信じ込ませてしまうことにある。だがこのときめきは、虚しく掻き消える。いつだって興奮は現在のもの、計画は未来のものだ。

 だから怠け者は「そのうちやるさ」と言う。だが言うべき言葉は「いまやる」である。行動すれば未来が始まる。とは言え何事もそうだが、未来が予測しがたいのは仕事も同じである。着手することで拓ける未来は、思い描いていたものとはちがうだろう、だがいつだってずっと美しい。だが誰もそうは思わないらしい。夢見る連中は、自分の計画は、他人がこれまでにやったものよりずっとすばらしいのだと言い張る。

いったんやり始めたらつまらない仕事など一つもない

 だが、いま忙しく働いているしあわせな人たちを見るといい。この人たちは、着手した仕事に没頭している。それは繁盛している食品店でも、切手の蒐集でも、何でもいい。いったんやり始めたら、つまらない仕事など一つもないことを彼らは知っている。みんな想像することには飽き飽きし、最初の石を置きたがったにちがいない。

 刺繍も、最初の数針はすこしも楽しくないが、進むにつれて、加速的にもっとやりたいという気持ちが募ってくる。こうしたわけだから、まずは信じること、期待はそのあとである。期待しないでともかくも着手することだ。仕事が進むにつれて、自然に期待は芽生える。

 現実の計画も、仕事とともに発展するものである。ミケランジェロがあれだけの人物像をすっかり頭の中で決めてから描き始めたとは、私にはとても思えない。そもそもミケランジェロは教皇に命じられたとき、「自分は画家ではない」と渋ったという。そしてやむなく描き始めた。描き始めたら次々に人物が立ち現れてきた。これが描くということであり、自分の作るものを発見することである。

幸福は追いかけると逃げていくと言われる

 幸福は影と同じで、追いかけると逃げて行くと言われる。想像の中の幸福ならたしかにその通りで、けっしてつかまえることはできない。だが自分で作り出す幸福は想像しないものだし、想像できもしない。そのような幸福は現実の中にだけ存在するのであって、イメージできないのである。

 ものを書く人なら知っているように、よい題材というものは存在しない。いやむしろ、そんなものには用心した方がいい。さっさとつかまえて書き始め、幻影は追い払うことだ。つまり、まずは信念を持ち、期待は後回しにすることである。そして作ってはこわし、また作る。そうするうちに、小説を書くきっかけになった実際の冒険と小説との間には、驚くべきちがいが存在すると理解できるだろう。

 絵描きよ、さあ描きなさい。モデルのほほえみに見とれていないで。

[日経ビジネス]

Posted by nob : 2012年07月08日 16:45

休息、、、それは自分自身から遠ざかること。。。

■学問とは、知覚し、旅をすることである
【51】遠くを見よ
アラン 、 村井 章子

今日の一言
人間の目は近くを見るようにはできていない。自分のことを考えるのはやめて、遠くを見ることである。

 憂鬱になった人に私が言えるのは、一言しかない。「遠くを見なさい」ということだ。鬱になる人の大半は、本ばかり読んでいる人である。だが人間の目は、そんなに近くを見るようにはできていない。目が癒されるのは、もっと大きな空間を見渡すときである。星や水平線をながめるとき、目はのんびりとくつろぐ。そして目がくつろぐと頭は自由になってよく働くようになるし、体全体もくつろいで内臓もゆったりとする。

 だが、意志の力でもって無理にくつろごうとしてはいけない。意志の力で自分を動かそうとすると、まちがったところを伸ばしたり引っ張ったりして、最後は喉が詰まったりしかねない。自分のことを考えるのはやめて、遠くを見ることである。

 憂鬱が病気の一種だというのはほんとうだし、ときには医者が原因を探し当てて治療してくれることもある。だが治療を受けるとなれば身体に注意が向き、医者の言うとおりにしようと気を配るので、せっかくの治療の効果も結局は台無しになってしまう。そこで賢い医者は、患者を哲学者のところへ行かせるかもしれない。だが哲学者の元へ駆けつけて出会うのは、やっぱり読んでばかりいて近視眼的な思考にとらわれた、あなた以上に陰鬱な人間なのである。

人間の目は水平線を見るとくつろぐ仕組みになっている

 国は、医学を教える学校だけでなく、知恵を教える学校もつくるべきではないだろうか。真の学問と詩を教えることによって、知恵を教えることはできるはずだ。真の学問とは、あらゆるものをよく見ることにほかならない。そして詩は、宇宙と同じように広く奥深い。人間の目が水平線を見てくつろぐ仕組みになっていることは、私たちに重要な真実を示唆している。すなわち思考は身体を解き放ち、本来の祖国である宇宙へ返さなければいけない、ということである。

 人間の生き方と身体の働きの間には密接な関係がある。動物は危険が差し迫っていなければすぐに横になって眠ってしまうが、人間は考える。それが動物としての思考だとしたら、不幸なことだ。苦痛と欲求は膨れ上がり、不安と期待は募る。想像力のいたずらに翻弄されて、身体はこわばり、震え、飛び上がったり縮こまったりする。そして周りのものや人間をつねに警戒し、疑いの眼で見ることになるだろう。

 そこから逃れようとして、人間は書物に助けを求める。だが書物もまた閉じられた世界であり、目に近すぎ、情念にも近すぎる。そこでは思考は牢獄をつくり、身体を苦しめる。思考が自らを狭めるのは、身体が自らを苦しめるのと同じことなのである。こうしたわけで、野心家は何度も同じことを訴え、恋人たちは何度も懇願を繰り返す。身体が健康であるためには、思考が自由に羽ばたき、広く見晴らすことが必要である。

自分から遠ざかってみるのが正しい

 たしかに学問は、そのための役に立つ。とは言え、野心や吹聴のための学問、功を急ぐ学問はいけない。私たちを書物から引きはがし、視線を水平線に導いてくれる学問がよい。それはつまり知覚し、旅をすることである。

 ある一つのものは、他との関係を真に理解したとき、そこから別のものへ、そして森羅万象へと私たちを誘う。この大きな流れの渦は、風や雲や惑星にまで思考を導くだろう。ほんとうの意味で知るとは、目のすぐ近くにある小さなものを知ることではない。知るとは、どんなに小さなものも万物と結びついているのだと理解することである。

 どんなものも、本来的に存在理由を持っているわけではない。だから、自分から遠ざかってみるのが正しい。これは、目にとっても精神にとっても健全なことである。そうすれば思考は広い宇宙に憩い、万物と結びついている身体の働きと調和するだろう。してみれば、キリスト教徒が「天はわが祖国なり」と言ったのは、意図した以上に的を射た表現と言えよう。遠くを見なさい。

[日経ビジネス]

Posted by nob : 2012年07月08日 16:36

軍事国家へまっしぐら、、、この愚作はまだこれから止められる。。。

■たちあがれ日本 尖閣へ自衛隊配備

 たちあがれ日本は四日、次期衆院選に向けた基本政策を発表した。沖縄県・尖閣諸島への自衛隊の配備を打ち出し、原発は安全性の高い最新型の新設を容認した。

 基本政策のキャッチフレーズは「日本力倍増」。エネルギー政策では、安定供給と安全対策は国家の責務だと強調。現行の核分裂エネルギーを利用する発電から核融合発電の開発に取り組み、既存の原発に頼らない社会を目指すとした。

 既存の原発は、安全管理体制を整えた上での再稼働は認めるが、四十年を超える場合は認めず、安全性の高い最新型に更新していく方針を明記した。

 藤井孝男参院代表は「安定的な電力供給には、ある程度、原発に頼らざるを得ない。国民が理解できるなら容認していく」と述べた。

 経済政策では、今後十年で三百兆円を社会資本の整備に投資することを重点政策に掲げた。

[東京新聞]

Posted by nob : 2012年07月05日 12:01

この暴挙を阻止できなかった現実を受けとめよう。。。

■大飯原発:3号機の送電開始 9日にもフル稼働

 関西電力は5日、大飯原発3号機(福井県おおい町、118万キロワット)の発電と送電を再開した。経済産業省原子力安全・保安院などによる特別な監視体制の責任者である牧野聖修副経済産業相が開始作業に立ち会い、午前7時に送電が始まった。9日にもフル稼働に達する見通し。大飯3号機の送電は約1年3カ月ぶり。原発による発電は5月5日に北海道電力泊原発3号機の運転が停止して以来、2カ月ぶりとなる。

 3号機の中央制御室では午前7時、運転員が送電を始めるボタンを押した。牧野副経産相や満田誉福井県副知事、時岡正晴おおい町副町長らの見守る中、間もなく発電量の表示盤に「5万キロワット」の文字が浮かび上がった。

 この後、牧野副経産相らは3号機のタービン建屋へ向かい、発電機の音や潤滑油の状態をチェックする作業員らを視察した。牧野副経産相は記者会見して「原子炉の起動、臨界に立ち会った時はクールな緊張感があったが、きょうは興奮した。実際に関西の消費地へ電気が送られるのだと実感した」と述べた。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2012年07月05日 11:55

絶対、、、決して存在しえないもの。。。

だからこそ唯一絶対の神が創られる。。。

Posted by nob : 2012年07月04日 18:33

含みがあるように見えても何もない、、、

腹の中は空っぽ、、、

そんな人でありたい。。。

Posted by nob : 2012年07月04日 18:30

建屋の耐震性に問題がないっ!?、、、この現状を前になおもまだ。。。

■福島原発1号機で「致死量」の放射線検出 なぜ今ごろ? もっと怖いのは4号機か?

福島第1原発の1号機から、致死量に当たる10シーベルト強の放射線が検出され、廃炉に向けた作業が難航することが確実な情勢になった。一方で、早く手を打たないと、4号機の方が怖い、との指摘も出ている。

10シーベルトというと、人が1時間浴び続ければ、確実に死ぬレベルだ。そんな高濃度放射線が、1号機内にたまった汚染水の水面近くで検出された。

東電「予想外の困難ではない」

東京電力が2012年6月27日に発表したもので、原子炉建屋一階から配管の貫通口を利用して、圧力抑制室がある地下1階のトーラス室の床にたまった汚染水周辺の線量を前日に測定して分かった。格納容器内を除くと、原発建屋内では過去最大の線量になる。

これほどの高濃度になった理由として、東電では、炉心損傷で燃料の90%以上が溶け落ちたためだとみている。そして、溶けた核燃料を冷やすため原子炉に注入している水が抑制室付近から漏れ出し、汚染水としてたまったのではないかという。汚染水の水位は、床面から5メートルほどもあった。

核燃料を冷やしているのに、なぜこんなことになるのか。

東電の広報部では、取材に対し、こう説明する。

「冷やしているのは、核分裂がこれ以上進まないようにするためで、温度はあまり放射性物質の濃度には関係ありません。溶けた燃料は、すでに放射線をある程度持っていますので、水を流せばそれだけ汚染されることになります」

廃炉に向けて、予想外の困難が出てきたわけでもないとする。線量が高くてもおかしくないと考えていたからだという。

大きな地震や台風などの風雨で、さらに汚染水が外部に漏れたりしないのか。

この点についても、広報部では、「ある程度大きな地震でも耐えられることが分かっていますし、外部から浸水しても汚染水があふれないように水位の維持管理はできています」とした。

専門家はどうみているのか。京大原子炉実験所の今中哲二助教は、こう話す。

4号機は地上30メートルに燃料プール

「放射性物質が溶けていれば線量が高いので、冷やしていても汚染水の濃度はそうなるでしょうね。廃炉には、20~30年はかかりそうなので、大変な作業にはなるはずです。地震や台風の影響については、よく分からない部分があります。しかし、汚染水は炉心から流れてきていますので、もし外部に漏れたら大変なことになると思いますよ」

実は、福島第1原発では、むしろ4号機の方が、専門家もより懸念しているようだ。

4号機は、震災中は定期点検のために建屋内のプールに、使用済み核燃料が運び込まれていた。それは、1331体にも達しており、もし空気中に露出すれば大変な事態になる。

オーストラリア放送協会(ABC)の2012年6月25日付ニュースでは、京大原子炉実験所の小出裕章助教が出演して、その危険性を指摘した。小出助教は、プールの水面が地上5階、約30メートルと高いところにあり、地震や台風によって崩壊しないとも限らないとした。もし、プールにひび割れが生じ、水が漏れて燃料がむき出しになれば、これまでにメルトダウンで放出された放射性セシウムの10倍もが大気中に拡散する可能性があり、風向きによっては東京も住めなくなるという。そのうえで、できるだけ早く、燃料を安全なところに運び出すべきだと警告した。

4号機は水素爆発で上屋が壊れ、最近は、建屋の傾きなども見つかっている。これで安全なのかについて、東電の広報部では、次のように説明している。

「震災後に、プールの底を支える構造物を作って補強しており、建屋の耐震性に問題がないことも分かっています。爆発して上屋の壁はなくなっていますが、鉄筋コンクリート製ですので強風で崩れるほどのものではありません。危機的状況だとは考えておらず、何か必要があればその都度対処します。燃料については、がれきを撤去するなどの対策をしながら、来年12月から運び出していく予定です」

[JCASTニュース]

Posted by nob : 2012年07月03日 06:39

原発を止められない真の理由。。。

■日本による核兵器製造、技術的な壁は皆無

 日本が核武装するかどうかは国内外の状況に基づく「政治的決断」の問題であり、核兵器の製造に技術的な壁はない、というのが専門家たちの見解だ。原子力工学の博士号を持つ経済評論家の大前研一氏は、かつてメディアとのインタビューで「核兵器を開発しないのは国民感情のためであり、日本は決断さえすれば90日以内に核兵器を製造してミサイルに搭載する能力を備えている」と主張した。

 現在、日本は核保有国ではない。だが、漢陽大学政治外交学科の金慶敏(キム・ギョンミン)教授は「日本はウラン濃縮のための遠心分離機を保有しており、これを軍事的利用に転用すると決めれば、濃縮濃度を上げウラン爆弾を作ることができる」と話す。さらに、日本は年間800トンに達する使用済み核燃料の再処理能力も備えており、その気になればプルトニウム爆弾も製造可能だと説明した。

 また、日本は「激光XII号レーザー」という核融合実験装置を保有しており、実際の核実験を省き、コンピューター上でのシミュレーションにより核兵器の開発・検証実験を行うことができる。

 核兵器は、大陸間弾道ミサイルに搭載されるときにその威力を十二分に発揮する。日本は軌道再突入実験機「りゅうせい」(OREX)を用い、大陸間弾道ミサイルの開発に必要なデータを蓄積してきたほか、即時に発射可能な世界最高レベルの固体燃料ロケット「M-V」も保有している。原料から運送手段、検証手段まで、核武装に必要な全ての能力を備えているというわけだ。

 日本政府は北朝鮮の核実験や中国の台頭など、外部の状況変化を反核世論に逆らう決断を下す口実にする可能性もある、と専門家たちは警鐘を鳴らす。

 原子力基本法の改正、青森県六ケ所村にあるプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料工場の工事認可など、日本政府の最近の動向を核武装に向けた動きと断定することはできない。だが、ソウル大原子核工学科の黄一淳(ファン・イルスン)教授は、日本政府のこうした動きは、高速増殖炉計画の維持といった従来の核政策を固守しながら、有事に備えて万全の準備をしておくという意向を示したものだと分析している。

朴瑛錫(パク・ヨンソク)記者

[朝鮮日報]

Posted by nob : 2012年07月02日 08:49

行動する人々には敬意を。。。Vol.2

■原発2基分 全量買い取り開始 再生エネ急ピッチ

 太陽光、風力など再生可能エネルギーの普及を促す「固定価格買い取り制度」が1日スタートし、全国各地で大規模太陽光発電所(メガソーラー)が運転を開始した。京都、群馬でソフトバンクの子会社が発電を始めたほか、新潟、福岡でも地元自治体や民間の発電所が稼働、再生エネルギーを積極的に活用する動きが本格化した。 

 ソフトバンクの孫正義社長は一日、京都市の発電開始式典であいさつし、熊本県と長崎市にもメガソーラーを建設すると表明。島根県には風力発電所を新設することを明らかにした。買い取り制度開始を受け、再生エネルギーによる発電が今後も拡大しそうだ。

 ソフトバンク子会社が運営する京都市の発電所は、敷地面積八万九千平方メートルに広がり、発電能力は二千百キロワット。送電網と接続する際の出力は約千七百キロワットを想定し、増設も予定している。群馬県榛東村の発電所は、約四万九千三百平方メートルの敷地に発電パネル約一万枚を設置した。

 ソフトバンクが公表した発電所はこれで十一カ所。孫社長は「公約したことは必ず守る。ぜひやってほしいという土地があればさらに増やしたい」と強調した。

 新潟県が地元の阿賀野市に建設したメガソーラーや、芝浦グループホールディングス(北九州市)が運営する福岡県嘉麻市の発電所も相次いで発電を開始した。経産省は二〇一二年度の再生エネルギーによる発電出力の増加分を、原発二基分の二百五十万キロワットと試算している。

 買い取り制度は、再生エネルギーでつくった電力を電力会社がすべて買い取るよう義務付けた。買い取り費用は八月分の電気料金から利用者に転嫁される。月三百キロワット時を使う家庭の場合、地域に応じて七十五~百十一円が上乗せされる。

[東京新聞]

Posted by nob : 2012年07月02日 08:28

これだけの民意をしても止められないという日本の現実。。。

■大飯原発3号機が臨界に 発電は最短で4日から

 関西電力は、2日午前6時に福井県おおい町の大飯原発3号機で燃料が連続して核分裂反応を起こす「臨界」に達した、と発表した。最短で4日にも発電を始め、関西と福井県の一部に送電する。8日にもフル稼働する見通し。

 3号機は1日午後9時、核分裂反応を止めていた制御棒を原子炉から引き抜く作業を始めた。中央制御室では牧野聖修・経済産業副大臣や関電の豊松秀己副社長らが作業を見守った。

 今後、原子炉内の水に含まれるホウ素の濃度を下げて出力を上げる作業を続ける。4日から発電し、最短で8日にもフル出力の118万キロワットに達する。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2012年07月02日 08:25

行動する人々には敬意を。。。

■大飯原発が今夜再稼働へ 反対派は道路封鎖で抗議

 1日夜、再稼働する福井県大飯原発の前で、再稼働に抗議する市民らが、一時、機動隊らと衝突する事態になりました。

 発電所内につながる唯一の道を反対派の住民や車がふさぎ、関係車両が中に入れない状態になっています。福井県の大飯原発の再稼働に反対する市民らは、1日午前7時ごろから集まり始め、人の壁を作って抗議行動を続けています。全国から集まった市民らは1日夜の原子炉再起動をやめるよう強く求め、一時、警官たちとにらみ合いになり、緊迫した状況になりました。雨のなか、小競り合いは約2時間続きましたが、市民からの要望書を関西電力の担当者が受け取り、現在、現場は落ち着いて小康状態になっています。大飯原発では、再稼働へ向けた準備が順調に進んでいて、午後9時、経済産業省の牧野副大臣が立ち会いのもと、原子炉が再起動する予定です。

[テレ朝NEWS]


■【大飯原発前道路、市民グループの封鎖続く】再稼働に抗議 関電「起動に影響はない」

 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に抗議し、6月30日から原発につながる道路を車や鎖で封鎖した市民グループは、3号機の原子炉起動が予定される1日も付近にとどまり、封鎖を続けた。

 作業員が敷地を出入りできない状況が続くが、関電は「必要な人員は確保しており、起動に影響はない」としている。

 原発周辺には30日から市民らが次々と到着、周辺の路上は全国各地のナンバープレートをつけた車でごった返した。1日朝は大型バスで現地入りする参加者もみられ、雨が降る中、約200人がずぶぬれになって機動隊とにらみ合った。

 グループは十数台の車を並べるなどして、道路を通行できなくした。太鼓などを打ち鳴らし「再稼働反対」のシュプレヒコールを上げ、敷地の中に入らないよう制止する関電社員や警官隊と小競り合いになる場面も。けが人はなかった。

 8歳と5歳の子どもを連れ、岡山市から来たというデザイナー服部育代(はっとり・いくよ)さん(40)は「きょう起動されれば他の原発もなし崩しに再稼働してしまう。福島の事故が収束していない中、強行するのは許せない」と話した。

 おおい町では30日、役場周辺でデモ行進をするなど、全国から集まった市民が再稼働に反対の声を上げ、原発前でも抗議活動を繰り広げた。

[47NEWS]

Posted by nob : 2012年07月01日 13:19