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やむおえない、、、まずは日本自らが死刑を廃止するところから。。。

■中国、5日にも邦人に死刑執行 麻薬密輸、国交正常化後で初

 中国当局は29日、日本政府に対し、麻薬密輸の罪で死刑判決が確定している日本人の男性死刑囚について、近く死刑を執行すると通告してきた。日本政府筋が30日明らかにした。執行されれば1972年の日中国交正常化以降、日本人で初めてとなる。

 同筋によると、4月5日にも死刑執行の可能性があるという。日中間では、大きな懸案だった中国製ギョーザ中毒事件の容疑者が拘束され、関係改善加速への期待も出ているが、執行されれば日中関係に微妙な影響を与えそうだ。

 中国は「死刑大国」と人権団体から批判を浴びており、当局はこれまで日米欧など先進国の外国人に対する死刑執行は慎重に対処してきた。しかし、昨年12月末には麻薬密輸罪の英国人に死刑を執行。国力の増大と国内の引き締め強化に伴い、外国人に対しても国内同様の死刑執行基準に改めつつある可能性がある。

 日中外交筋によると、男は2006年9月、遼寧省大連の空港から日本へ覚せい剤約2・5キロを密輸しようとして逮捕。08年6月に一審で死刑判決を言い渡され控訴したが、同省の高級人民法院(高裁)で昨年棄却され、判決が確定していた。

 日本人の執行猶予の付かない死刑囚はこの男も含め4人いる。近年、麻薬密輸容疑で日本人が逮捕される新たな事件も相次ぐ中、日本側は中国に対し、国民感情などに配慮し慎重な対応をするよう求めてきた。

 中国では麻薬や覚せい剤の密輸は重罪で、刑法は覚せい剤50グラム以上の密輸について「懲役15年か、無期懲役または死刑」と規定している。

 中国メディアによると、中国では1950年代に毛沢東主席らの暗殺を計画したとして、日本人男性1人に死刑が執行された例がある。(共同)

[47NEWS]


■中国の日本人死刑囚、2人は9日以降に執行か

 【瀋陽=比嘉清太】中国遼寧省で麻薬密輸罪に問われ、死刑判決が確定した武田輝夫(67)=名古屋市出身=、鵜飼博徳(48)=岐阜県出身=、森勝男(67)=福島県出身=の3死刑囚に対する刑執行について、日中関係筋は7日、武田、鵜飼両死刑囚への執行が9日以降になる可能性が高いと語った。

 中国は4月1日、3人への刑執行を8日にも行うと日本側に通告。しかし、大連で収監されている武田、鵜飼両死刑囚は8日に家族らと面会することになり、執行は9日以降になりそうだという。

[読売新聞/7日追加]


■中国:日本人3人の死刑執行 麻薬密輸罪で6日に続き

 【北京・浦松丈二】中国遼寧省高級人民法院(高裁)は9日午前9時(日本時間同10時)、麻薬密輸罪で死刑判決が確定した名古屋市の武田輝夫(67)、岐阜県の鵜飼博徳(48)の両死刑囚の刑を大連市看守所で、福島県の森勝男死刑囚(67)の刑を瀋陽市看守所で執行した。

 死刑執行の直後、同法院から在瀋陽日本総領事館と同総領事館大連出張駐在官事務所にそれぞれ電話で連絡があった。

 同法院は6日に同罪で死刑判決が確定した大阪府の赤野光信元死刑囚(65)の刑を、日本人の死刑としては1972年の日中国交正常化以降初めて執行していた。中国で死刑が確定していた日本人4人全員の刑が執行された。

 武田死刑囚は02年から名古屋市などで被害総額6億円の連続強盗事件を起こした日中混成強盗団のリーダーとして愛知県警などが指名手配していた。同年11月に中国入り。ホームレスらを運び屋に雇って覚せい剤密輸を繰り返した主犯格とみられている。

 判決によると、武田死刑囚は04年6月に広東省で共犯者2人と覚せい剤約3.1キロを所持しているところを拘束され、03年に大連から覚せい剤計約3.7キロを密輸しようとした組織のリーダーと認定された。

 鵜飼死刑囚は03年7月、覚せい剤約1.5キロを隠し持って大連の空港から帰国しようとして拘束された。裁判では「他人に頼まれた。覚せい剤とは知らなかった」などと主張した。

 両死刑囚は1審で死刑判決を受けて控訴、07年8月に同法院が棄却し、死刑が確定していた。

 森死刑囚は03年7月、覚せい剤約1.25キロを隠し持って瀋陽の空港から帰国しようとして拘束された。裁判で「他人の差し金だった。監視されていた」などと主張したが、1審で死刑判決を受けて控訴、07年10月に同法院が棄却し、死刑が確定した。

 鵜飼、森両死刑囚は武田死刑囚の指示で覚せい剤を密輸しようとしたとみられている。

 中国ではこれまで日本人の「運び屋」ら20人以上が逮捕、起訴されている。死刑の目安となる1キロ以上の覚せい剤が押収されたケースも多く、今後も死刑執行が続きそうだ。

[毎日新聞/9日追加]


■中国:日本人死刑執行 生活困り運び屋に 予想外の重罪に自暴自棄

 【北京・浦松丈二】中国遼寧省高級人民法院(高裁)は9日までに、麻薬密輸罪で死刑が確定した日本人4人全員の刑を執行した。中国各地の空港では、覚せい剤を日本に持ち出そうとした日本人が逮捕される事件が相次ぎ、裁判で「預かっただけ」と主張しても「密輸の行為犯」として死刑を含む重罪が言い渡されている。密輸団が、日本の困窮者を狙い撃ちして運び屋に仕立てる手口が横行。刑を執行された死刑囚には、予想外の重い刑に一時、自暴自棄になった人もいたという。

 刑が執行された森勝男元死刑囚(67)=福島県出身=は、03年7月に覚せい剤約1・25キロを隠し持って帰国しようとして空港で拘束され、04年2月の1審で刑事犯として日本人として初めて死刑を言い渡された。

 森元死刑囚は逮捕後、「定年退職して金に困っていた」と供述し、日本国内で密輸を持ちかけられ、報酬20万~30万円で請け負ったことを認めた。裁判では、日本に逃亡した共犯者に「監視されていた」と主張した。

 森元死刑囚を知る関係者は「1審判決直後は(制度の違いなどから)『どうなってもいい』と自暴自棄だったが、その後、減刑嘆願を書くなど生きようとしていた」と様子を明かした。

 また、刑が執行された鵜飼博徳元死刑囚(48)=岐阜県=も「他人に頼まれた。中身を知らなかった」と主張した。しかし、両元死刑囚は麻薬密輸の「行為犯」と認定され、死刑が確定した。

 一方、両元死刑囚らに密輸を指示した覚せい剤密輸団のリーダーとみられる武田輝夫元死刑囚(67)=名古屋市=は裁判で「(共犯の)中国人から『もうけたい』ともちかけられた。死刑になっても構わない」と認めた。

 北京の日本大使館によると、中国では麻薬関連犯罪で少なくとも30人が逮捕、起訴され、うち20人(元死刑囚4人を含む)の判決が確定、10人は未確定で未決拘置中。同大使館は法律の知識がある中国人スタッフ1人を近く増員、すべての裁判を傍聴していく方針だ。

[毎日新聞/9日追加]


■社説:中国で日本人死刑 教訓を受け止めたい

 中国で麻薬密輸罪で死刑が確定していた日本人男性に対して、刑が執行された。72年の国交正常化以降、初めての執行である。

 判決によると、男性は06年9月に大連の空港で、共犯男性(懲役15年確定)と、約2・5キロの覚せい剤を日本に密輸しようとした。

 覚せい剤の密輸で死刑は厳しすぎる。そう受け取る日本人も多いだろう。日本の法律では、覚せい剤で最も重い「営利目的密輸」でも最高が無期懲役だ。また、男性は、面会した親類に、通訳のひどさなど、取り調べや裁判への不満を漏らしていたと伝えられる。

 先月末に中国側の執行通告を受け、鳩山由紀夫首相が「大変残念だ」と表明したのをはじめ、閣僚から懸念の声が相次いだ。岡田克也外相は、適正な刑事手続きの面から駐日中国大使に疑問を伝え、菅直人副総理兼財務相は「日本の罰則より厳しいと思っている人がいる」と温家宝首相に直接、訴えた。

 犯行の経緯など事件の情報が乏しく、刑事手続きにも疑問符がつく中、自国民の生命権の保護の問題として、政府が声を上げたのは当然だった。懸念が聞き入れられず残念だ。同じ罪でさらに3人の執行が通告されており、波紋は広がるだろう。

 ただし、今回の問題を冷静に受け止めることも必要である。

 司法制度はそれぞれの国が定める。刑罰も同様だ。中国が麻薬犯罪に厳罰で臨むのは、アヘン戦争など歴史的な背景があるからとされる。

 東南アジアも麻薬に厳しい。先月末、覚せい剤4キロ以上の所持を問われた日本人女性の初公判がマレーシアであった。無罪を主張したが、有罪が確定すれば法定刑は死刑だ。

 空港などで知らないうちに覚せい剤をバッグに入れられたと訴えるケースもある。各国警察が慎重を期すべきなのは言うまでもない。だが、薬物犯罪への認識が国によって異なることをまずは自覚したい。

 アムネスティ・インターナショナルは、昨年の中国の死刑執行は数千人とみる。世界一だ。まゆをひそめる向きもあるだろうが、欧州などの死刑廃止国からは、日本も同じような目で見られていることを心にとどめたい。

 世界の死刑執行国は15年前から半減し、昨年は18カ国だ。日本はその一つである。国連の国際人権規約人権委員会などが懸念を繰り返し表明するが、政府が「国内問題」と言い続けてきたのも事実だ。

 中国は今回、日本の国民感情に配慮してか、執行前の家族との面会を認めた。日本では死刑囚が執行を知るのは当日朝で、最期の別れはできない。死刑制度や死刑囚の処遇を考えるきっかけにもしたい。

[毎日新聞/9日追加]

Posted by nob : 2010年03月30日 23:07

またやってしまいました、、、気持ちは判るけれど、、、王座奪取の際にはこの逆だった感も。。。

■亀父除名も JBCどう喝に協会厳罰検討

 ボクシングの亀田3兄弟の父史郎氏(44)が、厳罰処分を受ける可能性が出てきた。27日に東京・有明コロシアムで行われたWBC世界フライ級王座統一戦(亀田興毅-ポンサクレック)の試合後、採点内容を不服として、日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長らをどう喝した。この事態を重くみた東日本ボクシング協会の大橋秀行会長が28日、4月12日の理事会で関係者から事情聴取する方針を示した。セコンドライセンス無期限停止中の史郎氏の問題行動に、既に複数の理事から厳しい意見が出ており、除名も含めた厳罰処分が検討されそうだ。

 興毅の王座陥落後の史郎氏の猛抗議が、自らを窮地に追い込んだ。28日未明に安河内事務局長から報告を受けた東日本協会の大橋会長はこの日、「伝え聞いた段階ですが、史郎氏の言動が事実ならば大変な問題。重大な事態と受け止めている」と、厳しい態度で対処する姿勢を示した。早速、4月12日の理事会は亀田ジムの五十嵐会長を呼んで事情聴取するという。

 07年10月にセコンドライセンス無期限停止処分を受けた史郎氏に対し、東日本協会は3月15日の理事会で処分解除の要望書をJBCに提出することを決めていた。ところが、27日の初防衛戦で興毅が判定負けを喫した後、5回のバッティングの減点を巡って安河内氏らに「おのれのクビ、とったるぞ」などとどう喝。この問題行動に、協会理事から「みんなの何とかしてあげたいという気持ちへの裏切りだ」と、次々と厳しい意見が挙がった。

 協会関係者は「処分解除の要望書の取り下げに加え、さらに処分することもあり得る」と明かした。現在は許可されているプロモーターを含めたボクシング活動をすべてできなくなる「除名」も視野に入れながら処分が検討される見通し。大橋会長は「五十嵐会長とJBCの両方から事情を聴いた上で、各理事とじっくり協議したい」と説明した。

 一方、JBCも29日から史郎氏の処分の検討に入る。どう喝された安河内事務局長は「協会からの(処分解除の)要望書は1度、差し戻している。今回の試合をみて考えましょうと言っていたのですが…」と話し、倫理委員会で協議される見通しを明かした。こちらも最も重い「ライセンスはく奪処分」が下る可能性が出てきた。

 試合後、史郎氏は「興毅のセコンドにつくためにずっと我慢してきた。でもこのままでは引き下がられへん」と、厳罰を覚悟した上での言動であることを示唆していたが、協会からの「除名」、JBCからの「ライセンスはく奪」という厳罰処分となれば、亀田3兄弟の今後のボクシング活動に大きく影響してきそうだ。

[日刊スポーツ]


■亀田 WBCに再戦要望書提出!

 ボクシングの亀田ジム・五十嵐紀行会長(35)が28日、都内で会見し、27日に行われたWBC世界フライ級王座統一戦での減点を不服とし、WBC(世界ボクシング評議会)に再戦の要望書を提出することを明らかにした。統一戦では、正規王者・亀田興毅(亀田)が、暫定王者ポンサクレック(タイ)に0‐2の判定で敗れた。

 五十嵐会長が主張したのは5回の減点をめぐる問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)から納得のいく回答が得られなかったこと。「判定に関しては今さら覆るものではないので、負けは受け入れます。ただ5回の減点に関しては、納得してません。2点の減点があるのとないのでは、その後の流れが大きく変わっていたと思う」と話した。

 29日にもWBCに要望書を提出する予定で、陣営は今夏にも再戦を望んでいる。また王座陥落から一夜明けた興毅は、都内の病院で試合で切れた右目上の縫合手術を受け、自身のブログで「今はただ、応援して頂いた人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。ほんまにすいませんでした」と心境を吐露した。

[デイリースポーツ]

Posted by nob : 2010年03月29日 23:06

唖然、、、いつの時代の出来事なのかという感。。。

■住民321人殺害か=キリスト教原理主義勢力−コンゴ

 アフリカ中部コンゴ民主共和国(旧ザイール)北東部の村々が2009年12月、隣国ウガンダのキリスト教原理主義勢力「神の抵抗軍(LRA)」に襲撃され、少なくとも321人が殺害されたとみられている。英BBC放送(電子版)が28日伝えた。多数の子供が誘拐されており、少年兵や性的奴隷にされたとみられている。

[時事通信]

Posted by nob : 2010年03月29日 23:02

蓮池さんを失うのは大きな痛手、、、無条件国交回復こそが最善かつ拉致被害者救出への最短の途、情報が入れば内から自滅する。。。

■北朝鮮・拉致問題:家族会方針に異議、蓮池透さんが退会

 北朝鮮による拉致被害者の家族会は28日、蓮池薫さん(52)の兄透さん(55)の退会を発表した。飯塚繁雄代表らが東京都内で会見し明らかにした。透さんは、北朝鮮への制裁などを巡る家族会の方針に異論を唱えていた。増元照明事務局長は「家族会の総意を無視した(透さんの)発言が誤解を招いている。会と無関係なことをはっきりさせた」と説明した。

 事実上の除名について、透さんは取材に「家族会の目的は被害者の救出であり、方法論が多少違ったとしても自由にものを言える多様性も必要ではないか。僕をやめさせることで少しでも進展すると判断されたのなら、甘んじて受けるしかない」と話した。【合田月美】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2010年03月29日 22:56

なるほど、、、どうせならこのくらいまで。。。

■ 一流レストランを「味方」にする予約テクニック

接待やキーパーソンとの会食で、普段あまり使うことのない一流レストランを利用することに…。そんなときスムーズに予約し、店を「味方」にするコツをアドバイスします。

「とりあえず」「一応」では正式な予約と思われない

 勝負のかかった接待や会食では、レストランに予約の電話を入れるときから気を使ってしまいがち。スムーズに予約を済ませるには、どんな点に留意すればいいのだろう。

「7割の方が日時と席数を確保するためと思っておられるようですが、予算を確認し、料理の内容を聞き、席の場所を押さえるまでが予約です」(オー グー ドゥ ジュール)。

 二人の場合だと「ゲストとホストとの関係をおうかがいし、当日、ゲストの方には値段のないメニューをお出しします」(シュマン)。妻同伴の場合は、さりげなく伝えたほうがいい。「おっしゃらなければ奥様以外の女性と、と想定いたします」(アロマクラシコ)。

大切な日の予約なら、直接店に行って下見をする手も

 食べ物の好き嫌いや何時ごろに店を出たいかも事前に伝えておくのがスマート。当日がどちらかの誕生日や記念日なら、生花やパティシエによる特製ケーキなども手配できる。

 気をつけたいのは口癖で「とりあえず取っておいてください」「一応、お願いします」などと返事をしてしまうケース。こちらは予約したつもりでも、店から見ると「『とりあえず』や『一応』では、正式な予約とは思いません」(トラットリア・ダ・トンマズィーノ)。

 半面、まだ日本ではそれほど一般的ではないリコンファームをする客への評価は高い。「きちんとなさった方だな、と印象に残りますね。1週間から2~3日前くらいに確認の電話をいただけると、こちらも安心しますし」(シュマン)。

 ここ一番の予約なら、下見もかねて直接店に行って手配をするといい。「メニュー、席、雰囲気などお客様ご自身の目でご確認いただけますし、行き違いも少ないです」(養源斎)。

時間より早すぎた時、遅れそうな時は

 遅れないようにと早めに会社を出たら、予約時間の30分前に店に着いてしまった。どうすればいいのだろう?

 バーやバールのある店ならまず問題はない。とはいえ、店側としては「やはり時間ぴったりにお越しいただけるのが一番です。誤差は前後5分くらいでしょうか」(レストランひらまつ)。

入店が10分~15分遅れる時は、その旨、電話を入れておくのがマナー

 常連客のこんな心遣いを評価する声もあった。「21時以降だと、お席が空いたらという形で予約を受けるので、『近くで軽く飲んでるから、準備ができたら電話をちょうだい』と声をかけてくださるのはありがたいですね」(トンマズィーノ)。

 時間に遅れないのは基本中の基本だが、やむを得ず、遅れそうなときはどうすればいいか。電話連絡が必要な遅刻時間の目安として多くの店が挙げたのが「15分」。10分~15分遅れそうだったら、電話を一本、入れておくのが無難だろう。

 その際、「『連れの女性にはこれこれこういう飲み物を出しておいて』と指示された方がいらっしゃいましたが、こういう機転はさすがだと思いましたね」(シェ・ワダ高麗橋本店)。

[日経おとなのOFF編、『おとなのマナー基礎講座』(2009年7月発行)を基に再構成]

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2010年03月26日 23:34

私も試してみました、、、まったく遜色ありません。。。

■3万円→5000円の価格破壊
メガネ安売り戦争の下克上

かつて3万円以上が当たり前だったメガネが、今、価格競争の嵐にさらされている。新興企業による5000~1万円の均一価格の低価格メガネが市場を席巻。かつて「安売り」で名を馳せた大手メガネチェーンは青息吐息の状況だ。あまり知られていないメガネ安売り戦争の内幕に迫った。

 「メガネ業界のユニクロ」が快進撃を続けている。「御三家」と呼ばれるジェイアイエヌ、インターメスティック、オンデーズの攻勢はすさまじい。

 「今期の販売本数は150万本を超える。向こう数年で200万本を上回る」と豪語するのは、「JINS」を展開しているジェイアイエヌの田中仁社長。販売本数で業界1位(約200万本)のメガネトップを逆転しようという鼻息だ。

 JINSのメガネ価格は、4990円、5990円、7990円、9990円の4種類しかない。いわゆる「フォープライス」の低価格が強みである。

 昨年5月からは「レンズの追加料金不要」という新たな販売手法を打ち出すとともに、大量のテレビコマーシャルを放映。一気に集客を拡大した。既存店の売上高は1年で4割も増え、昨年2月に39円だった株価はいまや540円に跳ね上がった。1年で14倍に化けた計算である。

 そのジェイアイエヌをしのぐ勢いで新規出店を仕掛けているのが「Owndays」を展開するオンデーズ。4月末までの1ヵ月半でなんと10店もオープンする。ほぼ1週間に1店という驚異的なペースだ。出店計画が固まった店舗だけで100店を超えるというから、現在60の店舗数はいずれ3倍近くに増える。

 「メガネほど簡単で、儲かる商売はない」と田中修治・オンデーズ社長は言ってのける。同社の強みもまた5250円、7350円、9450円というスリープライスの安売りだ。

 オンデーズはもともとビックカメラに出向していた銀行マンが設立した安売りチェーンだったが、フランチャイズ展開で行き詰まり、経営不振に陥っていた。それをジャスダック上場の漫画喫茶「自遊空間」(ランシステム社)の創業メンバーである田中社長が買収し、一気に多店舗展開に乗り出した。

 この2社に、低価格メガネの草分け的存在である「Zoff」を展開するインターメスティックを加えた3社が低価格メガネの御三家。3社合計の販売本数は約310万本で、年間2000万本とされる国内市場の6分の1の規模に達している。

 3社に共通するのは、異業種による新規参入であり、自社生産品を直接販売するSPA(製造小売り)であること。

 ジェイアイエヌは雑貨、インターメスティックはアパレル、オンデーズはフランチャイズビジネスが発祥で、いずれもSPAの経験(オンデーズはアパレルで)がある。そのノウハウをメガネに適用したわけで、正しく「メガネ業界のユニクロ」だ。

 かつてメガネといえば3万円以上もする高額商品だったが、今では1万円以下のスリープライスあるいはフォープライスの低価格商品が市場を席巻している。眼鏡光学出版の調査によれば、日本のメガネ市場の2割を1万円以下の商品が占める。
原価は1200円!販管費圧縮で儲ける

 なぜ、3万円もしていたメガネが5000円で販売できるのか。

 答えは明快である。そもそもの原価が低いからだ。

 三城ホールディングス(HD)、メガネトップなどの上場大手の決算を見れば、原価は店頭価格の2割前後でしかなく、粗利益は5~8割もある。ただし、人件費や店舗の賃料など販売管理費が価格の5~6割以上を占めるため、売上高の1割が利益となる収益構造だ。

 低価格メガネも原価率は同じである。「店頭価格5000円とすれば、原価は中国製フレームが450円、国内大手の海外製レンズが2枚で450円。組み立てや運賃などその他もろもろを含めても、店頭に並ぶ時点での原価は1200円前後しかかからない」(メガネチェーン社長)。

 原価は1200円でも「安かろう悪かろう」ではない。レンズはHOYA、ニコンといった国内大手メーカーの製品。主として中国製のフレームの品質も大幅に向上しており、国産メガネと遜色ないレベルにある。

 これを人手をかけずに大量に売るのが御三家のビジネスモデルだ。たとえば高価格帯が主力の三城HDとジェイアイエヌを比較した場合、三城HDが1 店当たり年間約1600本売るのに対し、ジェイアイエヌは年間約1万3000本と8倍の数を売っている。

 しかも、「1店当たりの販売本数は8倍だが、店員数は2倍程度で、1本販売するのにかかるコストは4分の1以下。原価ではなく、販売コストが安いのだ」とジェイアイエヌの田中社長は儲かる秘密を打ち明ける。

 低価格メガネでは、人件費のかかる視力測定やレンズ加工はすべて最新設備で自動化されている。大手チェーンのような接客もほとんどないし、注文から20分で完成品を受け取れるスピード対応の利点もある。

 御三家による低価格攻勢の余波をまともに食らっているのは、三城HD、メガネトップ、メガネスーパーといった既存の上場大手チェーンである。

 2009年3月期には高級路線を貫いてきた業界最大手の三城HDが赤字に転落。今年3月には業界2位の「勝ち組」だったメガネトップ、かつてはディスカウンターとして一世を風靡したメガネスーパーも相次いで低価格攻勢を理由に業績予想の下方修正に追い込まれた。

 メガネスーパーに関しては、08年12月から「継続企業の前提に重要な疑義が存在」という注記がされており、危機的状況が続いている。かつての安売り王が一転して御三家に苦しめられているのだから皮肉な巡り合わせだ。

 そもそも、現在の低価格メガネブームが始まったのは01年。この年、Zoffが最も安い価格帯で5250円というスリープライスを打ち出し、御三家による安売りに、大手が対抗することとなった。

 当時の低価格メガネの一部は品質が悪く、メッキ加工が剥がれたり、部品が壊れたりして、いったんブームは下火になったのだが、06年にメガネトップが一律1万8900円(現在は1万5750円)、レンズの追加料金不要という「眼鏡市場」を立ち上げ一気にシェアを拡大したことで、価格破壊の動きが再燃した。

 眼鏡市場に追随して、三城HDやメガネスーパーなど大手各社がこぞって2万円以下の中価格帯商品を投入。ここに御三家が再び勢いを取り戻し、安売り戦争は泥沼化していった。

 眼鏡光学出版によれば、すでにメガネの平均価格は2万9814円(04年)から2万5877円(08年)に下がっている。4年で13%も安くなったわけだ。

 しかも、不況による買い控え、購買人口減少の影響もあって、国内メガネ市場は5459億円(04年)から4259億円(08年)にまで縮小した。

 「09年は4000億円を割っただろう。それでも、国内メガネ市場の50%は2万5000円以上の商品。価格破壊の流れを考えれば、市場縮小はまだまだ続きそうだ」と美濃部隆・眼鏡光学出版社長は分析している。

 ほんの少し前までは、高級路線の三城HDが販売金額トップ、メガネトップが販売本数トップで定位置となっていた。しかし、御三家の台頭で業界地図は大きく塗り替わりつつある。

 「消費者の需要は今後も低価格帯にシフトし続け、市場規模は年率2%で縮んでいく。企業の生き残り競争はさらに激化するだろう」(西木慶一郎・野村證券金融経済研究所アナリスト)。かつて街の個人商店を廃業に追い込んだ大手チェーンが今度はあべこべに淘汰を迫られる時代を迎えている。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 小出康成)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2010年03月25日 23:24

小さなでも確かな一歩と思いたい、、、削減ではなく廃絶でなければ無意味なのだから。。。

■START1:後継条約合意…米露関係改善へ初めての成果

 【モスクワ大木俊治】米国とロシアが第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約で最終合意に達し、4月初旬にチェコの首都プラハで両国首脳が調印する見通しになった。昨年12月のSTART1失効には間に合わなかったものの、交渉開始から1年と、軍縮交渉では例のない短期間で合意に達したことは、米露関係改善とオバマ米大統領が目指す「核なき世界」への第一歩として大きな弾みになりそうだ。

 カーネギー国際平和財団モスクワセンターのトレーニン所長は「(昨年4月の)米露関係のリセット宣言以来、最初の具体的な成果で、他の分野での関係改善にも道を開く。核拡散防止条約(NPT)で課された核軍縮の義務を米露が率先して実行した点でも意義は大きい」と評価する。

 合意の内容は明らかにされていないが、米紙ニューヨーク・タイムズによると、条約発効から7年間で両国が保有できる核弾頭数の上限は、現行(02年調印のモスクワ条約)2200個から1550個に、運搬手段の上限は現行(START1)の1600から800基・機に削減される。検証手段をめぐる対立は、米監視団の常駐やミサイル発射実験のデータ提供などSTART1の取り決めがロシアに不利だとして簡素化を求めていたロシア側の意向が大筋で受け入れられた模様だ。

 また、米ミサイル防衛(MD)計画に歯止めをかけたいロシアが求めていた「戦略防衛兵器」との関連付けは条約前文で触れられているが「法的拘束力のない文言」(同紙)になっているという。米国が01年に弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約を脱退後、米露間には防衛兵器の規制取り決めがなく、ロシアはこの分野で大きく後れを取っている。

 ロシア側は新条約への調印にあたり、米MDが脅威になった場合、新条約を脱退する権利を留保する声明を出すとみられている。

[毎日新聞]


■戦略核削減1550で合意 米ロ軍縮、運搬手段は800

 【ワシントン=岩田仲弘】オバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領は二十六日午前十時(日本時間同午後十一時)、電話で会談し、昨年十二月に失効した第一次戦略兵器削減条約(START1)に代わる新核軍縮条約の内容で最終合意し、来月八日にチェコの首都プラハで調印式を行うことを確認した。 

 世界の核兵器の95%を保有する両国による新条約がそれぞれ議会の批准を経て発効すれば、核軍縮が一層進む歴史的な合意となる。オバマ大統領は会談後記者会見し、「合意は核の二大国が(核軍縮に向け)世界をリードしていくシグナルだ」と強調した。

 ホワイトハウスによると、両国は大陸間弾道ミサイル(ICBM)などに配備済みの戦略核弾頭数を千五百五十、戦略爆撃機や弾道ミサイルなどの核運搬手段を八百に削減することで合意した。

 米ロ両首脳は昨年四月の首脳会談で新条約の交渉開始で合意し、七月には条約の大枠を決め、十二月のSTART1失効までの新条約調印を目指していた。

 しかし、検証措置の在り方や米国のミサイル防衛(MD)東欧配備をめぐり対立し、交渉は越年。新条約は現地調査やデータ交換などの検証措置を盛り込んだが、現行のMD計画を抑制する項目は含まれていないという。

 プラハは、オバマ大統領が昨年四月、「核なき世界」を提唱する演説を行い、調印場所として米側が希望していた。

[東京新聞/27日追加]

Posted by nob : 2010年03月25日 23:10

是非はともかく、、、それにしてもスケールが違う。。。

■ ゲイツ、原発挑戦の真相

 東芝が誇る原子力発電の研究施設にその男はお忍びでやってきた。ビル・ゲイツ。言わずと知れた米マイクロソフトの創業者だ。経営を退いて2年。舞台を原発に移し、再びビジネスの世界で動き出した。その狙いは…

東芝事業所、お忍びで視察

 温かいもてなしに感謝します!最初の訪問者となり、すばらしい技術を見ることができ光栄です!

 2000人近い東芝グループの原発技術者が働く横浜事業所(横浜市磯子区)。半年前にできたばかりの真新しい「磯子エンジニアリングセンター」には、訪れた人が記念のメッセージをつづる分厚いノートがある。黒い表紙をめくると1ページ目に、ゲイツ直筆のきちょうめんな文字が並んでいる。右の写真がそれだ。

 自ら資金支援する原子炉開発のベンチャー企業、米テラパワー(ワシントン州)の幹部ら3人とともに、ゲイツがやってきたのは2009年11 月6日だ。東芝会長の西田厚聡、社長の佐々木則夫と都内で朝食を済ませた後、9時から事業所内を視察した。東芝が開発する小型原子炉「4S」の仕組みについて説明を受け、最新の試験設備などを見て回った。

 訪問の直前。東芝からマイクロソフト日本法人に1本の問い合わせがあった。「ゲイツ会長の食べ物の好みを教えてほしい」。東芝首脳との会食をセットするためだった。この質問にマイクロソフト日本法人は混乱。11月初めには最高経営責任者(CEO)のスティーブ・バルマーが新型OS(基本ソフト)のピーアールなどのために来日予定だったが、ゲイツが来るとは聞かされていない。「人違いでは…」。ゲイツの視察はそれほどの極秘行動だった。

 東芝の現場はゲイツの熱心さに驚かされたという。「これは相当、勉強しているな」。案内役をつとめた技術担当者は、原発に関するゲイツの知識の深さに感心したと振り返る。昼食時も雑談は一切なし。話題はずっとエネルギーだった。

 午後は場所を京浜事業所(横浜市鶴見区)に移して工場見学。「ワオ!」。原発に使う巨大なタービンなどを前にゲイツは興奮気味だった。視察は夕方4時まで続いた。分刻みのスケジュールで世界各地を飛び回るゲイツが、ひとつの会社で丸1日を過ごすのは極めて異例だ。

 東芝とテラパワーが原発技術の情報交換で合意するのに1か月とかからなかった。守秘義務契約は12月1日付。お互いの技術者が日米を行き来しての協業が今後、本格化する。

「夢の原子炉」への執念

 テラパワーが早ければ2020年代の実用化をめざすのはTWRと呼ぶ原子炉だ。一般の原発では使えない低品位の劣化ウランを燃料とし、一度稼働すると途中の補給なしで最長100年間の長寿命運転が可能とされる。構造は比較的単純で安全性も高い。長期間の利用に耐えられる材料の確保という課題はあるが、建設、運用コストが安く済む「夢の原発」といえる。

 地球温暖化を防ぐ有力手段として原発は世界的に建設機運が高まっている。テラパワーは出力10万~100万キロワットの原子炉を研究中とみられ、特に小型炉は中国など新興国での需要急増が期待できる。

 TWRの基本設計は固まっているが、実用化にこぎつけるには、理論を形にする「もの作り」の能力が欠かせない。その担い手としてゲイツが目をつけたのが東芝だ。日本勢では最も世界シェアが高いパソコンメーカーであり、マイクロソフトにとっては基本ソフト(OS)の大口顧客。パソコン部門出身の西田はゲイツと旧知の間柄だ。

 東芝が2014年に米国で1号機の着工をめざす小型炉の4Sは、炉心部分をのぞき、「技術の8割がTWRに転用できる」(関係者)。実証用の原子炉の生産だけでなく、将来の量産委託まで視野に入れれば、「もんじゅ」など原発建設の経験が豊富な東芝はテラパワーにとって魅力的なパートナーとなる。

 東芝にとっても悪い話ではない。2006年におよそ6400億円を投じて米原発大手ウエスチングハウスを買収し、半導体と並ぶ事業の柱として原発を位置づける。ゲイツ原発にも一枚かめれば事業拡大に弾みがつく。東芝首脳は「いずれゲイツ氏と協力契約を結ぶことになるだろう」と打ち明ける。

中国との連携も視野に

 東芝訪問に先立ってゲイツは中国にも立ち寄っている。原子力関連機関をいくつか回り、原発開発会社の国家核電技術公司とは技術協力の覚書も交わした。話の展開次第では、ゲイツをつなぎ役として事実上、日米中にまたがる次世代原子炉プロジェクトにつながる公算もゼロではない。

 TWR研究の歴史は長い。技術の概念は1950年代に提唱されており、「水爆の父」である故エドワード・テラー博士も貢献者の一人だ。ただ理想的と分かってはいても、未知の原発に対する巨額の資金集めは難しく、実用化への具体的な動きが進まない状況が続いてきた。

 「ゲイツ氏が出て来たとなれば話は全然違ってくる」。そう指摘するのは東京工業大学の関本博教授。TWRとほぼ同じ「キャンドル」と呼ぶ原子炉の研究者として知られる。テラパワーの要請で2009年秋には米国まで出向きコンサルタントとして技術面の助言をした。

 ゲイツの個人資産はざっと5兆円。世界トップ級の富豪はポケットマネーも巨額だ。ゲイツは資金面からテラパワーを支えるオーナーの立場にある。同氏に近い筋によると1000億円単位で投資する用意がある。

 資金面だけではない。ゲイツの人脈は世界の財界人、各国政府の首脳に広がる。原発立地など政治的要素の絡む問題でも突破口を見いだしやすい。「次世代原子炉の研究開発が大きく進展する可能性がある」。関本教授はゲイツの参入を歓迎する。

「地球を救う男」になれるか

 原発とゲイツ。両者を結びつけたのは、元マイクロソフト最高技術責任者(CTO)のネイサン・ミアボルドだ。現在、新技術の開発や特許管理を手がける米インテレクチュアル・ベンチャーズ(IV)のCEOを勤める。IVは原発を有望分野とみて、開発主体となるテラパワーを立ち上げた。本格的な研究開発に乗り出したのは2006年。ゲイツがマイクロソフトからの引退を表明し「第二の人生」を探り始めた時期と重なる。

 ただ、すでに巨万の富を手にしたゲイツにとって、単なる金もうけなら打ち込む意味はない。

 ゲイツは2008年7月にマイクロソフトの非常勤の会長となってからは、メリンダ夫人と運営する財団での慈善活動に力を注いできた。パソコン用OS事業で大成功し悠々自適の暮らしぶりは、ハッピーエンドの起業家物語に見えるが、ゲイツにとっては必ずしも「完全燃焼」と言い切れない。

 IT(情報技術)業界の主戦場となったインターネットではグーグルが台頭しマイクロソフトの存在を脅かす。ゲイツと同じ1955年生まれのアップルCEO、スティーブ・ジョブズは「iPod」「iPhone」とヒットを連発してスポットライトを浴び続ける。パソコンで圧勝したはずのマイクロソフト、ゲイツの存在感は薄れがちだ。このままでは終われない――。ゲイツを原発に駆り立てるのは、誰にもまねできない、突き抜けた実績を残したいという欲求だろう。

 2010年2月12日、ゲイツは米カリフォルニア州で環境問題について約20分間スピーチし、「もしも願いが一つだけかなうなら、現在のコストの半分で、二酸化炭素(CO2)を排出せずにすむエネルギー源を手に入れたい」と発言した。それがリップサービスなどではなく本音であることは、水面下で着々と準備を進める原発ビジネスが証明している。

 「パソコンの覇者」から「地球を温暖化の危機から救った男」へ。新たな称号を求めてゲイツの挑戦が始まった。=敬称略

[日本経済新聞]


■東芝買い気配、ゲイツ氏と次世代原子炉開発との報道

 [東京 23日 ロイター] 寄り付きの東京株式市場で、東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)が買い気配。米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)のビル・ゲイツ会長と組んで次世代原子炉「TWR」の開発に乗り出すとの一部報道が買い手がかり。東芝プラントシステム(1983.T: 株価, ニュース, レポート)などのグループ会社のほか、木村化工機(6378.T: 株価, ニュース, レポート)や日本製鋼所(5631.T: 株価, ニュース, レポート)などの原発関連材料株にも買いが入っている。

 23日付日本経済新聞朝刊は、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が東芝と組み、次世代原子炉「TWR」の開発に乗り出すと報じた。ゲイツ氏が資金支援する米原子力ベンチャーが開発中の新型炉に東芝の技術を融合させ、燃料交換せずに最長100年の連続運転が可能となるもので、同氏は実用化に向け数千億円の私財を投じる可能性があるという。

[ロイター]

Posted by nob : 2010年03月23日 22:34

まずはそこからリスタート。。。

■イラク戦争:米軍、即時撤退を 米ホワイトハウス前で反戦デモ

 【ワシントン古本陽荘】イラク戦争開戦から7年を迎えた20日、米ホワイトハウス北側の公園に反戦活動などを行う草の根団体の支持者ら数千人が全米から集まり、イラクやアフガニスタンからの米軍の即時撤退を求めた。

 集会ではさまざまな組織の代表が次々に演説。オバマ大統領に「変革を求め支持したが裏切られた」などアフガン戦争を拡大したことなどへの不満や怒りをぶつけた。

 消費者運動家として知られる弁護士ラルフ・ネーダー氏は「オバマ大統領は外交や軍事でブッシュ前大統領と違う点があるのか。言葉遣いだけだ」と述べ、公約だったグアンタナモ米海軍基地(キューバ)のテロ容疑者収容所閉鎖を実現していないことを批判した。

 イラク戦争で息子を失い反戦運動の象徴的存在となったシンディー・シーハンさんは「民主党も共和党も戦争党だ。オバマ大統領は今すぐ米軍を撤退すべきだ。我々は教育や仕事、医療保険のために財源を必要としている」などと訴えた。

 演説後、周辺をデモ行進した参加者らはホワイトハウス前に抗議の意味で棺おけを置くなどし、シーハンさんを含む数人が警察に逮捕された。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2010年03月22日 11:03

家族や親戚のすべきことなのではと。。。

■市橋被告への支援金100万円突破 「適正な裁判受けさせるため」恩師が募集

英国人女性リンゼイさん殺害などの容疑で起訴された市橋達也被告(31)への支援金が目標の100万円を突破した。市橋被告の大学時代の恩師で、東京農業大学の本山直樹客員教授(千葉大名誉教授)が自身のブログで募集を告知してからわずか24日での目標達成だった。

一部メディアは、市橋被告のファンが支援した、などと騒いだが、本山教授は「支援者を傷つける報道になっている」と怒りを露わにしている。

市橋容疑者が2009年11月に逮捕され、写真が公開されると、その風貌が水嶋ヒロに似ている、ジューニー・ディップのようだなどと話題になり、「ファンクラブ」が結成された。SNS「ミクシィ」にも、市橋容疑者を応援するようなコミュがいくつもできた。

振込額は1人あたり1000円から多い人は10万円

一方、本山教授がブログで「市橋達也君の適正な裁判を支援する会」を立ち上げ、支援金の振り込みを呼び掛けたのが2010年2月20日。3月 15日のブログで、3月13日までの支援金総額は1,020,688円で、当初の目標だった100万円を突破した、と報告した。振り込んでくれたのは58 人。振込額は1人あたり1000円から、多い人は10万円もあった。

本山教授と市橋被告は、千葉大の空手同好会で共に汗を流した仲だ。事件が起きると、ほとんどの千葉大関係者は口を閉じ、何も話さなかったが、本山教授だけはメディアの前で取材に応じた。逃亡していることがわかると、追い込まれ自殺することを止めようと、ブログで「すみやかに自首するように」と呼び掛けた。

「母親が生まれた自分の子供を愛するように、教師にとって自分の生徒はかわいいもの。大学を卒業しても師弟関係は不動。生徒の将来をずっと見守り、指導していくのは教師の当然の務めです。もし間違いを起こした場合、生徒は裁かれ罪を償うのは当然ですが、市橋君の場合、どんな罪を犯したのかまだ明らかになっていない。明らかにするためには『適正な裁判』が必要で、全てが明らかになった後、市橋君には相当な罪を償って欲しい」

支援する会を設立した理由を本山教授はこう語った。

菅野泰弁護士など弁護士6人が無償で市橋被告の弁護を請け負ったことが発端。食事を取らず餓死を選ぼうとしたのを思い留まらせたのもこの弁護団だったという。市橋被告と弁護団は次第に信頼関係を築いていく。罪状が死体遺棄から強姦致死、殺人と変わった。弁護団が無償で自分の弁護を続けるのが難しいと感じた市橋被告は、「自分を見捨てないで欲しい」と涙ながらに懇願。引き続き弁護していくことが決まった。

「適正な裁判を受けられるように」と支援金振り込む

本山教授も教え子のために何かできないかと考えた。

「信頼関係が築けた弁護士と市橋君にとって、一緒に裁判に臨むことがベストなわけです。別の国選弁護士がついたとしたら、準備万端の検察と相対し『適正な裁判』ができないかもしれない。だから私は裁判費用に使っていただこうと支援金をみなさんに呼び掛けたんです」

と打ち明ける。

まず自身のブログで告知し、次にメディアに取り上げてもらおうと考えたが、ブログで書いたとたんに支援金の申し込みが来た。目標は100万円。初めは半信半疑だったが、1ヵ月足らずで100万円を突破した。支援金を出しているのは女性が圧倒的に多く、特に子供を持っている女性だという。

「イッチーギャル」「市橋ガールズ」と呼ばれる、興味本位から「ファン」になった女性ではなく、あくまで人道的見地に立っての支援をする人だ。夕刊紙などが、支援しているのはこうしたミーハー的なファンだ、と報じた際に、支援者から本山教授のもとに、「支援活動を貶めるだけでなく、支援者に対する侮辱だ」という便りが多数来たという。支援活動の解釈と支援者の位置づけについて、全く事実を理解しない間違った記事だった、と教授はいう。

「市橋君にも人権があり、あの異常な報道ぶりを見て、なんとか適正な裁判を受けられるようにしてほしい。これが支援金を振り込む動機になっている、というのが真実なんです」

元の教え子のために頑張っている教授の姿に感銘して振り込む人もいるのだという。支援金は10年3月19日に弁護団に渡すことになっていて、支援金の募集は裁判が終わるまで続けていく。

[JCASTニュース]

Posted by nob : 2010年03月22日 10:42

いずれにせよ、それらの前段階第一歩として、自立独立心を持って自らそれぞれの現況に臨むことから。。。

■「若者に起業勧めるのは嘘つき」 ひろゆきがホリエモンに反論?

2ちゃんねる開設者のひろゆき氏(33)が、就職氷河期だからといって、若者に起業を勧めるべきではないとブログで説いている。ホリエモンがブログで起業の勧めを書いていただけに、それを意識した可能性はあるが、どうなのか。

「若者に起業を勧める嘘つきな大人たち」

ひろゆきこと西村博之氏が、自らのブログで2010年3月14日、いきなりこんな刺激的なエントリーを更新した。
「素人いきなり参入しても失敗確率かなり高い」

ひろゆき氏によると、不況で就職できないなら起業しろという文章をよく見かけるとして、思い立ったという。そして、「こういうことを言う人は嘘つきか、バカか、無責任な人」と挑発している。

その理由として、ひろゆき氏は、社会人の経験も資本金もないのに、商品を作ったり、売り上げを上げたりするのは難しいことを挙げる。ITバブルの時期とは違って、今はどこの会社もITや商売の知識があるとして、「素人がいきなり参入しても失敗する確率はかなり高い」と断じた。

もし素人の出番があるとしても、マルチ商法など一部に限られるという。

ひろゆき氏は、不況時に起業を勧める人を「実業家ではない社会人」など3タイプに分けている。しかし、ブログのコメント欄には、ホリエモンを意識しているのでは、との声が相次いでいる。

ホリエモンこと元ライブドア社長の堀江貴文氏(37)は、自らのブログで2月1日、この時代は起業するのが「一番安全で確実」と論じていた。その理由として、既存の会社の半分が「溺死」していく中で、自らの会社なら制御可能で氷山にぶつかりにくいことを挙げていた。そして、搾取されるフランチャイズオーナーはダメだが、「利益率の高い商売」などを兼ね備えた業種を選べばよいとしていた。

いわば、こうした起業お勧め論について、ひろゆき氏の主張はアンチテーゼになっているということだ。

実際は、ひろゆき氏がホリエモンを意識したのかどうかは、ブログでは分からない。とはいえ、ネット上では、不況下での起業の是非を巡って激論が交わされているのは事実だ。

「起業は、自立への最大のチャンス」

例えば、人気ブロガーのChikirin氏は、2010年3月9日のエントリー「就職氷河期 サイコー!」で、不況下で若者が「『雇ってもらう』ことをあきらめ、起業する」などすれば、日本の未来は明るいとした。若者がITや創造性や語学などに夢を賭けるようになるからだという。

一方、アメリカにMBA留学中の女性は同14日、自らのブログ「My Life in MIT Sloan」で、起業を助けるプロがいて凡人でも起業できるアメリカと違って、日本では、周到なビジネスプランと資金調達策がある「マッチョ」でなければ起業できない、などと指摘している。

J-CAST会社ウォッチで「『稼げる人』の仕事術」を連載中の高城幸司セレブレイン社長は、社会経験がある程度あれば起業を考えてもいいとの立場だ。

「日本では、大学を出てすぐの起業は早急過ぎます。社会のルールを学んだ方がいいからです。そこが、社会経験のある大学生が多いアメリカとは違います。しかし、起業は、一つの選択肢として頭の中に入れていた方がよいと思っています」

その理由として、高城氏は、日本でもはや会社が頼れない存在になっていることを指摘する。

「50歳以上の生活保証の見込みがある人は会社に残ってもいいですが、今は、会社でだらだら過ごしていると40代でリストラされる可能性があります。それで、起業しなかったことを後悔する人も多いんです。起業は、自立への最大のチャンスなんですね。将来が確約されてなくて、やりたいことが漠然とでもある人は、起業を考えて損することはありません」

今後、若い人が増大する高齢者を支えられなくなったり、デフレでお金が稼げなくなったりすれば、生き残り術としての起業の重要性はますます高まるという。

「20年前と違って、制度整備などで劇的に資金調達しやすくなりました。ネットの普及で初期費用も下がっています」。ただ、高城氏は、ベンチャー企業にオープンでない商習慣がまだネックになっているという。「日本で、フランチャイズが多いのはそのためですね。お金を出すよりむしろ、仕事を出すようにすべきです」と話している。

[JCASTニュース]

Posted by nob : 2010年03月20日 18:22

学ぼうとするのであれば、、、成功者からではなく 、、、失敗者を(反面)教師に。。。

なんか、美味しい儲け話ない???

あったら、誰にも教えずに私がやります。。。


これは、世の中の定理、、、

本当に価値のある情報は、少なくとも相応な対価なしに手に入るものではありません。。。


また、成功に近道などありませんし、簡単に真似できるほど安直なものでもありません。。。


それに、もはや、成功という基準も、イコール報酬や社会立場の向上といったような単一的なものではなくなって久しく、、、

何より、成功は次の失敗への、さらには、その次の失敗もまたその次の成功への一過程に過ぎないのです。。。


それでも何らか他者から学ぼうとするのであれば、、、

失敗者、あるいは再起の過程であがく人達を学習の対象にすることが、ネガティブな側面を除外した成功者の空虚な自慢話からよりも、はるかに実のある学びを得られます。。。


百聞は一見にしかず、、、

自らの経験に優る学習はありませんし、、、

急がば回れ、、、

試行錯誤を重ねつつ自らの方向性と方法論を積み上げていくこと、、、

(自ら納得できる)なにものかへの終わりなき旅を続けていくことこそが、本来すべての人の進むべき途だと、私は確信しています。。。

Posted by nob : 2010年03月20日 18:12

良い娘になんてならなくていい。。。

■エリカ様“別人”活動再開“異様”会見

 前所属事務所からの契約解除などで長期休養していた女優の沢尻エリカ(23)が16日、都内で行われたエステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」の新CM発表会に出席し、芸能活動を再開した。報道陣に対応したのは、07年9月29日に「別に…」発言で大騒動になった主演映画「クローズド・ノート」の舞台あいさつ以来。約2年半前の無愛想な態度とは一変して丁寧語をふんだんに使用。しかし、各報道機関に求めて批判を浴びている「6カ条の同意書」は撤回せず、溝を残したままとなった。

 「別に」騒動以来、899日ぶりの会見。会場にはテレビカメラ30台、スチールカメラ50台以上、250人を超える取材陣が集まった。

 沢尻は清心をアピールするような白いワンピースとジャケット姿。2年半前の、金髪ウィッグに緑色のヒョウ柄ドレスという迫力たっぷりの姿から一転。登壇前にステージ横で10秒間、頭を下げ、気持ちを落ち着かせるように「ハ〜」と大きく深呼吸し、笑みを浮かべた。

 「わたくしが…この場で何を伝えたらいいのか。ずっと考えてまいりました」と殊勝な言葉で第一声。その後も「とても緊張しています」と明かし、何度も深呼吸。取材陣からの質問には応じず、司会の中井美穂(45)と受け答えをするだけで進められたが、慎重に言葉を選びながらゆっくりと話し、マイクを握っていない手ではスカートのすそを握りしめるしぐさが何度も見られた。

 CM撮影時を振り返り「やっぱり表現することが自分は本当に好きなんだな、私にはそれしかないんだなと思った」と話して目を潤ませる場面も。写真撮影の際も、カメラマンからさまざまなポーズを取るよう要求され、すべて笑顔で応じた。

 こうした対応の背景には、スポンサーからの強い意向と、イメージチェンジを印象付けて芸能活動再開の足がかりにしたい思惑がうかがえた。

 「別に」騒動後の08年ごろからCM以外の表だった仕事をしていなかった。昨年1月にクリエイターの高城剛氏(45)と結婚後は、語学やグラフィックの勉強などのためスペインのバルセロナで留学生活。同9月に芸能活動を復帰させる予定だったが、前所属事務所から「重大な契約違反」を理由に契約を解除され、休業状態になっていた。今年3月に入って、スペインに個人事務所を設立し芸能活動を再開することを発表。一方で、開設された公式サイトは、沢尻側に不都合な記事を書かないことなどを約束する「6カ条の同意書」にサインしないと閲覧できないとマスコミ各社に通告していた。

 会見後、要求を撤回しないのかと問われ「はい」「そのようなことはございません」と、意思がないことを表明。この時ばかりは笑みが消え、表情をこわばらせた。また、契約解除の理由に挙げられた「重大な契約違反」の中身について問われた際も、何も答えなかった。

 ◆沢尻 エリカ(さわじり・えりか)本名・高城エリカ。1986年(昭61)4月8日、東京都生まれ。父親は日本人で、母親はアルジェリア系フランス人。小学6年で雑誌のモデルとしてデビュー。05年の映画「パッチギ!」で日本アカデミー賞優秀新人女優賞など各新人賞受賞。06年には主演ドラマ「タイヨウのうた」で演じた「Kaoru Amane」の名前で歌手デビュー。1メートル61。血液型A。

[SPONICHIANNEX]

Posted by nob : 2010年03月19日 23:11

破竹の勢い。。。

■ユニクロ、モスクワに第一号店 4月2日開店

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは18日、ロシア・モスクワ市内に第1号店「ユニクロ アトリウム店」を4月2日にオープンすると発表した。同社が推進するグローバル戦略の一環で、海外への出店は8カ国目。

 出店するのは、世界の有力ファッションブランドが集う商業施設「アトリウム」で、集客力はモスクワ市内でトップクラスという。売り場面積は約1188平方メートル。ジーンズブランド「UJ」をはじめ、日本のアニメキャラクターなどをあしらったTシャツブランド「UT」などを販売する。

[SANKEIBIZ]

Posted by nob : 2010年03月19日 23:09

世界経済をますます席巻する中国資本。。。

■ロンドン名物「ブラック・キャブ」 中国に身売り危機

 【ロンドン=木村正人】「ブラック・キャブ」の愛称で親しまれるロンドン名物の黒塗りタクシーを製造する英メーカーが中国自動車大手、吉利汽車へ事実上の身売りを検討していることが17日明らかになった。吉利は米フォード・モーターからスウェーデンのボルボ・カーを買収することで基本合意しており、中国が世界の有名ブランド買収に乗り出していることを改めて印象付けた。

 黒塗りタクシー製造最大手ロンドン・タクシーズ・インターナショナル(LTI)を保有するマンガニーズ・ブロンズはコスト削減のためボディーや車台の製造工程を中国・上海に移すと発表。英国の工場では今後、組み立てだけを行う。

 また、吉利はマ社の新株を1株70ペンス(約96円)で取得して持ち株比率を現在の19・9%から51%に引き上げ、経営権を握ることを検討。代わりにマ社は1400万ポンド(約19億2200万円)を調達し、借金返済や設備投資にあてる考えだ。

 マ社と吉利は上海の合弁事業でロンドン名物の黒塗りタクシーと同じ丸みを帯びたタクシーをアジア向けに製造している。マ社は昨年約700万ポンド(約9億6千万円)の損失を計上するなど経営難が続いている。

[産経新聞]

Posted by nob : 2010年03月19日 23:06

本質的な是非はともかくとして、、、今回の外交手腕には驚き。。。

■クロマグロ:保護と消費の両立課題に…禁輸否決

 ワシントン条約締約国会議で焦点になっていた大西洋(地中海含む)産クロマグロの国際取引禁止案が否決されたことに、外食産業や流通業の関係者からは安堵(あんど)の声が上がった。ただ、マグロ資源の減少を懸念する声は業界にも多く、今後は資源を守りながら上手に生産・消費していく工夫が求められそうだ。

 ◇「完全養殖」に力…流通・水産

 東京都内で「すしざんまい」など26店を展開する喜代村(本社・東京都中央区築地)の木村清社長は「大西洋産の禁輸が決まっていたら、今のように安い値段でクロマグロを食べられなくなるのは確実だった」と、ホッとした表情を見せた。

 大西洋クロマグロの資源が減ったのは、幼魚を捕っていけすで育てる「蓄養」の拡大が主因とされている。

 木村社長は90年代初頭から、豪州ポートリンカーンやスペインなどの地中海沿岸で、地元水産業者とともにクロマグロやミナミマグロの蓄養を始めた第一人者。幼魚を減らさないため、産卵後の親マグロを捕って、いけすでさらに大きくする技術を開発した。

 欧米側のクロマグロ禁輸の主張に対しては「クロマグロの漁獲量年4万~5万トンに対し、マグロ・カツオ全体の年間漁獲量は800万~850万トン。大部分は欧州や米国の缶詰用で、生育前のマグロまで一網打尽にする巻き網漁で漁獲されている。それが資源減少の主因だ」と反論。今後も外務省や水産庁に、資源保護のための巻き網漁規制などの必要性を訴えていく考えだ。

    ◇

 卵の段階から育てる完全養殖も、資源に悪影響を与えない方法として注目を集めている。

 東京都と神奈川県を中心に店舗網を持つ中堅スーパー「小田急OX」は、川崎市麻生区の新百合ケ丘店など8店舗で近畿大水産研究所が養殖した「近大マグロ」を昨年9月から販売。19日時点の価格は大トロが100グラム2380円、中トロが1580円、赤身が1280円と天然物と同じ水準で、蓄養マグロより5割ほど高い。

 しかし、小田急OXを運営する小田急商事の松崎靖夫バイヤーは「所得に余裕がある団塊の世代を中心に、環境問題に関心が高い消費者に人気がある」と強調。1日に売れるのは10パック前後だが「ホームページを見て近大マグロを指名買いする顧客も増えている」と話す。同店で近大マグロを手に取った麻生区の男性(63)は「クロマグロの資源保護はある程度必要」と、規制強化に理解を示した。【大塚卓也、太田圭介】

 ◇「環境のEU」連敗

 【ブリュッセル福島良典】ワシントン条約締約国会議で大西洋(地中海を含む)産クロマグロの禁輸提案が否決され、欧州連合(EU)は昨年末の地球温暖化対策に続き、環境関係の国際会議で「2連敗」を喫した。いずれも途上国の支持を取り付けられなかったことが響いており、「環境のEU」が直面する南北問題の深刻さを露呈した。

 クロマグロ問題でEUはまず、域内の足並みをそろえるのに苦労した。当初は昨年9月に禁輸支持の方針を打ち出す予定だったが、フランス、イタリアなど漁業国の説得に時間がかかり、支持の正式決定は会議開幕前日の12日にずれ込んだ。

 EU筋は「加盟国以外に根回しする時間的な余裕がなかった。昨秋に決まっていれば、違う展開になっていた」と敗因を分析する。

 結局、EUは漁業国に配慮して禁輸発効まで1年余の猶予期間を置く独自案をまとめた。だが、即時発効を求めるモナコ提案と合わせて、禁輸提案が二つ並ぶ形になり、禁輸支持派を分断する結果を招いた。EU筋によると、モナコ提案の採決で加盟国の大半は賛否を決められず、棄権した。さらにEUが打ち出している「加盟国沿岸での伝統的な漁や域内取引は認める」との立場に途上国が「身勝手」と反発を強め、EU案が大差で退けられる結果につながった。

 昨年12月にコペンハーゲンで開かれた国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)でも、EUは新興、途上国を説得できず、京都議定書に定めのない13年以降の温暖化対策をまとめられなかった。

 今後10年のEUの経済戦略の柱の一つは、環境技術の革新を中心にした「グリーンエコノミー」。しかし、環境分野で相次ぐ途上国からの「NO」は、「独り相撲」を避けるための戦術見直しをEUに迫っている。

[毎日新聞]


■クロマグロ禁輸、EUが本会議採択を断念

 【ブリュッセル=尾関航也】欧州連合(EU)は18日、ドーハで開催中のワシントン条約締約国会議に提出した大西洋クロマグロの国際取引禁止の提案について、来週の本会議での採択を断念する方針を固めた。複数の欧州外交筋が明らかにした。

 18日の委員会で、取引禁止を主張したモナコ案とEUの修正案がともに否決されたのを受けたもので、EUの戦線離脱により、今回の会議での禁輸決定見送りがほぼ確実になった。

 同筋によると、EUの執行機関である欧州委員会と加盟各国は、18日の提案否決後に対応を協議し、最終日までに劣勢を覆すのは困難との判断で一致した。

 EUにとって、自らの提案への反対が72に上る委員会の採決結果は予想外だったと見られ、欧州委は18日、「ほかの締約国が(取引禁止の)利点に納得しなかったことは残念」とする声明を出した。会議規則では、出席国の3分の1以上が動議を出せば本会議での再投票に持ち込めるが、委員会でEU案に賛成したのがちょうど3分の1にとどまり、採択の見通しは全く立っていなかった。

 ◆「禁輸案拒否」を明記◆

 【パリ=林路郎】フランス政府は18日夜(日本時間19日未明)、大西洋クロマグロの禁輸を断念する代わりに、ワシントン条約の「付属書2」にクロマグロを追加し、適法に捕獲された分にのみ各国政府が輸出許可を出す制度の導入を目指すとの声明を出した。

 仏環境省と農業水産省が共同で発表した声明は、「モナコ案とEU案は共に拒否された」と明記した上で、許可制導入で足並みをそろえるようEU内で意思統一を図る方針を示した。25日までドーハで開催中の条約締約国会議の会期中に採択を目指す意向と見られる。

 仏政府の狙いは、輸出規制で環境保護団体の主張に配慮する一方、自国のクロマグロ漁関係者の利益確保も図ることと見られる。現行の大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)による資源保護では、漁獲枠を超えた漁が行われているとされ、許可制度が導入されれば漁獲量減などにつながる可能性がある。ただ、輸出国や途上国の間でワシントン条約による規制強化への警戒感は強く、仏提案にも反発が予想される。

 ◇ワシントン条約付属書2=条約にある3種類の付属書のひとつで、必ずしも絶滅の恐れはないが、取引を規制しなければ絶滅する可能性がある動植物のリスト。カバやホオジロザメが指定されている。密漁などの非合法な捕獲を防ぐため、各国政府が適法と認めたものに輸出許可証を発行する。18日の締約国会議で否決されたモナコ案は、商業取引を禁止する「付属書1」への追加を求めていた。

[読売新聞]

Posted by nob : 2010年03月19日 23:02

怖い。。。

■デノミ引責?北朝鮮幹部を処刑

 【ソウル=山口真典】韓国聯合ニュースは18日、北朝鮮が朴南基(パク・ナムギ)労働党計画財政部長を先週処刑したと報じた。朴氏の動静報道は1月以降途絶えており、昨年11月末に実施したデノミ(通貨呼称単位の変更)に伴う経済混乱の責任を問われたとの観測が出ていた。

 同ニュースによると罪状は「計画的に国家経済を台無しにした」というもの。北朝鮮消息筋は「貨幣改革の失敗で住民感情が悪化したため、金正日総書記の後継体制に悪影響が及ばないよう責任を朴氏にかぶせた」との見方を示した。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2010年03月18日 23:32

まさにこれも災難のようなもの、、、遭遇する様々な事態に怖れず対応せんとする心構えを養うことから。。。

■教諭が小6を「粗大ごみ。卒業式は大掃除」

 福岡県香春(かわら)町の小学校で、5年生を担任する男性教諭(52)が、卒業式の練習をしていた6年生に「お前たちは粗大ごみだ」などと発言していたことが17日わかった。

 町教委は、この教諭と校長を口頭で厳重注意した。

 町教委などによると、教諭は12日午後、体育館で行われた練習で、6年生16人を前に「お前たちは粗大ごみで、卒業式は大掃除の日。クリーン作戦だ」と発言した。同席していた教頭が教諭に注意し、練習を中断させて、その場で6年生に謝罪させた。この練習前の休憩時間に、6年生の一部が5年生の教室の窓ガラスをたたいたことから、教諭が注意した出来事があり、教諭が不満を募らせていたとみられるという。

 教諭や校長らは12〜14日、6年生全員の家庭を訪問し、改めて謝罪した。

[読売新聞]

Posted by nob : 2010年03月18日 23:30

言い得てる。。。

己れより出ずるものは、、、

やがて己れに還る。。。

[日めくりカレンダーより]

Posted by nob : 2010年03月18日 13:02

日めくりカレンダーより。。。

心正しければ、、、

事正し。。。

Posted by nob : 2010年03月16日 02:03

違和感。。。命あるものすべからくいずれ死を迎え、、、形あるものすべからくいずれ滅びるのだから。。。

■折れた大イチョウ、クローン技術で「再生」へ

 鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)は11日、強風で10日未明に根元から折れた県指定天然記念物の大イチョウの「再生」に挑むことを決めた。

 吉田茂穂宮司は11日夕、現地を視察した松沢知事に「どうにか大イチョウを残したい」と決意を語った。

 県もクローン技術を使って、独自に樹齢1000年超とされるご神木の再生に取り組む方針だ。

 鶴岡八幡宮では、東京農業大の浜野周泰(ちかやす)教授(造園樹木学)から「原状回復は不可能」との診断を受け、倒れた木を植え直すことは断念した。代わりに、高さ約30メートルの大イチョウの幹の一部を切り取り、境内の数メートル離れた場所に植えて、根付かせることを目指すという。

 12日以降、浜野教授らの指導を受け、早急に作業を始める。同八幡宮では、すでに大イチョウの枝を切り取って挿し木を試みているほか、倒れた木の根元付近から新芽が生えてくることも期待しているという。

 吉田宮司は「再生できるかどうか分からないが、少しでも可能性があるなら挑戦したい。祈るような気持ち」と話した。

 松沢知事も、県として独自に「再生」に取り組むことを吉田宮司に伝えた。県自然環境保全センター(厚木市)が持つクローン(遺伝子の保存・増殖)技術を活用し、大イチョウの枝などから「クローン苗」を作るという。

 知事は、鎌倉市も含めた3者で、大イチョウの歴史的な意義を後世に残す方策を協議する検討会の設置も提案した。

[読売新聞]


■鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏「再生の可能性は90%」

 強風の影響で倒れた鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)の県指定天然記念物「大銀杏(おおいちよう)」について、八幡宮の依頼で再生を指導している東京農大の浜野周泰(ちかやす)教授(造園樹木学)は13日、八幡宮で会見し、倒れた幹部分を移植した場合の再生の可能性について「昨日の判断では90%は戻るのではないか」との見通しを示した。

 八幡宮ではこの日午前、倒れた幹を移植して根付かせるため、根元から4メートルの高さで切り離す作業を行った。浜野教授によると、幹の根元にある直径30〜50センチの大きな根4本はすべて折れた状態。しかし、2ミリ〜5センチの細い根が周囲にまんべんなく出ており、養分や水分の吸収が期待できるという。

 浜野教授は「生き物なので絶対ということはない」とした上で、「今後の気象によるが、昨日の判断では90%は戻るのではないか」と述べた。気象条件については「高温、乾燥が続くと確率は落ちる。湿度が高く、曇り空でなるべく風が吹かないこと」とした。

 切り離した上部や枝については、八幡宮は保存や調査など必要な措置を講じるが、信仰の対象のため境内から出さないとしている。

 八幡宮総務部長の国生(こくしょう)護衛(もりえ)禰宜(ねぎ)は「本体が何とかならないかと思い、ご神体ではあるが切断した。残せるかぎりの大きさで、1%でもいいから再生させたい」と話している。

[産経新聞]

Posted by nob : 2010年03月13日 23:50

それは貴男だからです。。。

■「なぜ自分のところにだけ」 強制執行に ホリエモン憤慨

六本木ヒルズに住む元ライブドア社長の堀江貴文さんが東京地裁の強制執行を受けた。堀江さんに対して損害賠償請求訴訟を起こしている株主たちの申し立てによるものだが、堀江さんは「お金を支払う意思を示しているのに強制執行するのは嫌がらせだ」と反発している。

強制執行が行われたのは2010年3月10日。東京地裁の執行官らが東京・六本木ヒルズにある堀江さんの自宅を訪れ、ゴルフバッグや大型テレビ、沖縄三線(さんしん)など5点を差し押さえた。全部で評価額は約33万円だ。
合い鍵を作って部屋に入った

このときの様子を堀江さんは11日放送の番組「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)で、

「お昼ご飯から帰ってきたら、知らない男たちが5、6人、家にいて、『誰だ、この人たちは!』とびっくりした」

と説明した。堀江さんによれば、執行官たちは鍵職人も連れてきていて、合い鍵を作って部屋に入ったという。

ゴルフバッグなどには差押の紙が貼られ、自由に処分することができなくなる。何もしなければ1カ月ほどで競売(オークション)にかけられるが、執行停止を申し立てる予定なので、「たぶん競売されることはないと思う」(堀江さん)という。

今回の強制執行は、2009年5月に出た東京地裁判決にもとづくものだ。ライブドア事件で株価下落の損害を受けたと主張する株主たちに対して、堀江さんら旧経営陣と会社(現LDH)が約76億円の賠償金を支払うことを命じる内容。訴訟はまだ東京高裁で争われている最中だが、判決確定前でも仮に強制執行できる「仮執行宣言」が付いていたため、原告の一部(債権総額約800万円)が執行を申し立てたのだ。

つまり、法的には問題ない手続きだが、堀江さんは憤慨している。LDHなどほかにも被告はいるのに、なぜ自分のところにだけ強制執行するのかというのだ。堀江さんはブログで

「確実に債権を回収しようと思えばLDHに行くのが一番効率が良い。だって営業もしてるんだし800万円くらいは余裕で回収できるでしょう。敢えて私の所に来たのは一つは嫌がらせでしょう」

と不満をぶつけた。

「うちなんか捜索してもたいしたものは出てこない」

堀江さんはLDHからも損害賠償請求訴訟を起こされたが、208億円分の資産を支払うことで和解しており、「私のこれまでの民事訴訟分をLDHが代わって支払うことで合意している」という。堀江さんは「ミヤネ屋」のなかで、

「私は208億円を払ってほとんどスッカラカンになっている。うちなんか捜索してもたいしたものも出てこないので、あまり手荒なことはやらないでほしい」

と顔をしかめた。「ミヤネ屋」では、強制執行に立ち会ったという原告側弁護士の

「堀江氏がマスコミに出ることが多く、原告の中で被害者が忘れ去られているのではという思いがあります。原告としても堀江氏に対する責任の追及をしてほしいということです」

というコメントも紹介された。宮根誠司キャスターが「これについてどう思うか」とたずねると、堀江さんは

「私は刑事裁判を最高裁で争っている状況なので、忘れたなんてことは絶対ありえない。テレビに出ているのは、日々の生活費の足しであったり、新しい事業のための一つの投資みたいなもの。『仕事をするな』と言われるのもどうかと思う」

と反論。そのうえで、

「私は別に逃げも隠れもしないし、無駄遣いしてお金が散逸することもない。ライブドアもきちんと営業活動をしていてお金もたくさんあるので、(強制執行のような)手荒な手法でなくても大丈夫ですよ、というメッセージだけは伝えたい」

と訴えていた。

[J-CASTニュース]

Posted by nob : 2010年03月11日 23:57

とうとう。。。

■LDH、ライブドア売却へ最終調整 3月中にも最終入札

 旧ライブドアホールディングスのLDH(東京・新宿)は、傘下のインターネット関連企業、ライブドアを売却する方向で最終調整に入った。17日に最終入札を実施する予定。日本の事業会社や投資ファンド、韓国のネット関連企業など5社が応札するもようで、売却額は100億円前後になる見通し。

 LDHはこれまで会計ソフトの弥生やセシール株の売却など進めてきた。ポータルサイト運営のライブドアは最後の中核資産で、売却が決まれば事業整理が一段落する。

 LDHにはモルガン・スタンレー証券が約27%(議決権ベース)を出資しているほか、投資ファンドや外資系金融機関が主な株主。堀江貴文・元社長も約17%出資しているが、同社との損害賠償訴訟で保有株をLDHに引き渡すことが決まっている。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2010年03月11日 23:51

長くやってると色々あるよね。。。

■X JAPAN出演料求め提訴 約3億7千万円

 2007年に再結成したロックバンド「X JAPAN」のコンサート出演料などが支払われていないとして、リーダーのYOSHIKIさんとマネジメント会社が11日までに、音楽制作会社「ネクスターコーポレーション」(東京)に対し、約3億7千万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

 訴状によると、YOSHIKIさん側は再結成を受け08年1月、ネクスター社に対し、音楽原盤の使用などを許諾し、印税の前払い金や契約金として計6億円を受け取る契約を結んだが、現在も未払いのままだと主張。

 さらに08~09年にかけ、ネクスター社の主催で行われた東京ドームや香港、台湾などでの計10公演についても出演料やグッズ売上金の計約3億円が支払われていない、としている。

 このうち、出演料分などを当面の請求額としたが、審理の行方によっては、契約金などの計6億円についても請求に追加するという。

 YOSHIKIさん側は「悩んだ末にアーティストとしての正当な権利を守るため提訴した」と話している。

[47NEWS]

Posted by nob : 2010年03月11日 23:44

懲りない茶番。。。

■年金新制度、5月メドに基本原則 首相「最大の課題」

 政府は8日、首相官邸で「新年金制度に関する検討会」(議長・鳩山由紀夫首相)の初会合を開いた。会合の冒頭、首相は「政権にとって最大の課題の一つだ。新たな年金制度をつくるために全身全霊を傾ける」ととあいさつした。検討会は5月をメドに、新制度の設計の前提となる基本原則をまとめる方向だ。

 民主党は昨年衆院選のマニフェスト(政権公約)に年金制度を一元化し、消費税を財源とする満額月7万円の「最低保障年金」創設などを柱とする仕組みを提唱した。検討会は民主党案を基に議論し、具体的な制度設計を進める。

 検討会は今後、関係省庁の官僚や有識者ら実務者レベルの会合を開き、基本原則の検討を進める。具体的には(1)職業に関係なく同じ制度にする(2)若年層も保険料を払える持続可能な制度にする(3)年金受取額に最低保障を設ける——などが課題となる。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2010年03月08日 22:14

当然の反応。。。

■名護市議会、シュワブ陸上案に反対決議=普天間、官房長官は地元理解求める

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、同県名護市議会は8日午前、政府・与党が検討中のキャンプ・シュワブ陸上部(名護市など)への移設案に反対する決議と意見書を全会一致で可決した。これに対し、平野博文官房長官は記者会見で、一般論として、地元が反対しても受け入れを求めるケースはあるとの見解を示した。

 平野長官は決議について「市議会の考えと理解する」とした上で、「決議があっても決議を超えてやっていただかなければならない場合は(ある)。沖縄に限らず、地域の自治体に理解をいただくためにお願いをしなければならないケースはあるのではないか」と述べた。

 名護市の決議に先立ち、沖縄県も先月24日、県内移設に反対し、県外・国外移設を求める意見書を全会一致で可決している。同県では、政府が水面下でシュワブ陸上案を検討していることに警戒感が強まっており、平野長官の発言は一層の不信を招きそうだ。

 名護市の決議と意見書は、シュワブ陸上案について「これまでの移設案よりも住宅地域に近接するもので、言語道断」と反発。「名護市民の生活環境のみならず、近隣の小中学校の教育環境までをも破壊するもので、断じて許されるものではない」としている。 

 また決議は、8日午後に開かれる政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で、国民新党が予定している陸上案提示を撤回するよう求めている。

[時事ドットコム]

Posted by nob : 2010年03月08日 22:12

あの演技をもう一度観て、、、大目に見てあげましょう。。。

■キム・ヨナが金メダル取り消しか「広告関連で五輪憲章違反」の声

バンクーバーオリンピックの女子フィギュア競技で金メダルを手にした韓国のキム・ヨナ選手。残念ながら日本の浅田真央選手は銀メダルとなってしまったが、両者とも完全に力を出し切って素晴らしい演技を見せて(魅せて)くれた。

しかしここにきて、キム・ヨナ選手が金メダル剥奪の危機に立たされている。なんと、キム・ヨナ選手がオリンピック憲章(Olympic Charter)、いわゆる五輪憲章に反していたというのだ。日本のインターネット上では凄まじくこの件に関して話題となっており、インターネット掲示板で数千にも及ぶ意見が飛び交っている。

キム・ヨナ選手が五輪憲章に反している? 日本で議論されている内容によると、事の顛末はこうだ。キム・ヨナ選手が韓国の宝石企業『J・ ESTINA』(ジェイ・エスティナ)とイメージキャラクターの契約をしているのだが、キム・ヨナ選手は女子フィギュアのシングルショートプログラム、フリープログラム、表彰式、エキシビジョン、会見、すべてにおいて『J・ESTINA』の五輪仕様アクセサリーを着用。しかも『J・ESTINA』は「五輪で使われたアクセサリー」としてバンクーバーオリンピック開催期間中にサイトを更新して販売していたのだという。さらに、韓国のマスメディアが「キム・ヨナ選手が着用したアクセサリーが売れて『J・ESTINA』繁盛」という内容の報道をしたのだ。

どこが五輪憲章に反しているのか? 厳密に違反に当たるかどうかは国際オリンピック委員会(IOC)が決める事だが、IOCは五輪非公認の企業が五輪を利用して宣伝をしたり、選手を広告塔として利用する事を許していない。五輪憲章に反する行為をした場合、失格になる可能性があるという。

日本企業は五輪憲章に反しないため、バンクーバーオリンピック開催期間中は浅田真央選手の広告を取りやめている。オリンパスは浅田真央選手の公式サイトを一度掲載中止にし、森永は公式サイトから浅田真央選手のテレビコマーシャル映像をはずし、ネピアは「出張中」という文字を出して対応し、オムロンは浅田真央の代わりに愛犬を掲載した。しかしキム・ヨナ選手が広告塔となっている『J・ESTINA』はバンクーバーオリンピック開催期間中に、オリンピック非公認企業であるにもかかわらず、「五輪で使われたアクセサリー」としてインターネット上で宣伝をし、販売をしていたのだ。

多くの日本人がこの件に関し、IOCに問い合わせをしているようである。過去に五輪憲章に反してメダルが剥奪されたという前例があるだけに、今後の動向が非常に気になるところである。

なお、この『キム・ヨナ金メダル取り消し疑惑』に対して、『Yahoo!韓国』ニュースでは、「日本人の残念な心情を考慮すれば、このような問題提起をする心理状況は理解できなくもない。とはいえ、あまりにも強引過ぎるやり方である」と述べている。さらに、「当時、キム選手が着用したイヤリングを確認してみると、白色という点以外に明確な特徴を見ることはできない。この小さなイヤリングにどのような間接的広告効果があるのだろうか」と伝えている。

だが、『Yahoo!韓国』ニュースをはじめ韓国メディアは「間接広告に対しては、競技前に国際スケート連盟(ISU)と国際オリンピック委員会(IOC) がしっかりとチェックしている。従って、これに関しては後から問題になるはずがない。これが、韓国人の大半の意見である」と、日本での騒ぎを一蹴している。

[livedoorスポーツ]

Posted by nob : 2010年03月08日 22:08

原子力は世界を蝕む、、、政府推進の根拠CO2削減は一側面に過ぎない。。。

■首相、温暖化対策法案に原発も

鳩山由紀夫首相は6日、政府が今国会で成立を目指す地球温暖化対策基本法案での原子力発電の扱いについて「原子力は二酸化炭素(CO2)を減らすため欠くことのできないエネルギーだ。基本法の中でも位置づけていきたい」と述べた。連立を組む社民党は原発の明記に否定的だが、首相は一定の記述を盛り込む意向を示した。都内で記者団に語った。

 法案では、温暖化ガスの国内排出量を2020年までに1990年比で25%以上削減する目標を掲げることを明記する方向だ。12日にも法案を閣議決定する方針だ。

[日本経済新聞]


■返還放射性廃棄物受け入れ
知事、検討会で是非判断へ

 海外返還放射性廃棄物の受け入れについて、直嶋経済産業相と6日に会談した三村知事は、専門家による検討会を設置し、受け入れの是非を判断する方針を表明した。国や事業者による要請が相次ぎ、受け入れが避けられない状況が出来上がりつつある中で、専門家に安全性の検討を依頼し、お墨付きを得た上で決断したいとの思惑だ。(佐藤純、沼尻知子)

■国の誠意

 「返還開始が遅れれば我が国の国際的な信頼を損なう。是非、受け入れの検討をお願いしたい」。直嶋氏は会談の冒頭、頭を下げた。

 国が要請に低姿勢なのは、仏からの廃棄物の返還開始が2013年と間近に迫っているためだ。返還の取り決めは日仏の事業者間の取り決めとはいえ、県内への運び込みなどでは知事の権限も及び、国は県の同意取り付けを重要視している。

 知事への要請は、1日の資源エネルギー庁長官、2日の事業者に続き、直嶋氏が3回目。知事が直嶋氏との直接面談を申し入れたのに対し、直嶋氏は青森に出向いて「誠意」を示した。

 知事もこれに応えるように、「検討する段階にない」と門前払いした06年10月の要請時とは異なり、「検討開始」を言及。事実上、受け入れに向けてかじを切った。

■地元の懸念

 しかし、受け入れに慎重な姿勢は崩していない。廃棄物が最終的に埋設される最終処分地が全国公募でも決まらない中で、高レベル放射性廃棄物に続き、低レベルも受け入れれば、なし崩し的に県内が最終処分地になり、「核のゴミ捨て場になるのでは」との懸念が絶えないためだ。

 会談でも直嶋氏に、早期に最終処分地の選定を進めるよう求め、直嶋氏から「青森を最終処分地にしないことを約束する」との言質を引き出した。知事は会談後、「公の場面で県民にしっかりと話をしていただいたのは非常に重要だ」と記者団に成果を強調した。

■理解得られるか

 専門家による検討会は月内にも設置される見通し。外部識者による安全性の検討は過去にも、核燃料サイクル関連施設の受け入れ前に行われたことがあり、県民の理解を得るための環境づくりとも言える。

 会談に同席した六ヶ所村の古川健治村長は、「地域振興の観点から交付金制度や税体系の整備などの課題を整理したい」と安全性の担保に加えて地域振興策の必要性も説き、直嶋氏は「具体的に何ができるかを検討したい」と応じた。

 ただ、県や村が受け入れに向けて動き出したものの、想定通りに県民の理解が得られるかは不透明。核燃料サイクル事業に対しては、使用済み核燃料再処理工場でトラブルが相次ぎ、不信感が根強い。県は今後、県民に情報を開示し、安全確保を繰り返し事業者に迫るなど、慎重な対応が求められるのは必至だ。

[読売新聞]

Posted by nob : 2010年03月07日 10:19

19歳。。。

■ キム・ヨナ、世界最高得点で保険金100万ドル獲得

 バンクーバーオリンピックの女子フィギアスケートで228.56点という世界歴代最高得点で金メダルを獲得した韓国のキム・ヨナ選手が、保険金100万ドル(約9000万円)を受け取ることがわかった。

 デイリーメール紙によると、韓国の銀行が英保険会社Lloydsに、昨年の世界選手権でキム選手が記録した207点という世界記録以上の得点をバンクーバーオリンピックで獲得した場合、100万ドルをキム選手に支払うように保険をかけていたという。キム選手は228.56点という驚異的な得点をたたき出し、楽々と207点というハードルを越えてしまった。

 米フォーブス誌によると、昨年キム・ヨナ選手は800万ドル(約7億1800万円)を稼いでいる。ナイキ、現代自動車、国民銀行、サムスン電子など多数の企業をスポンサーに抱え、また初自叙伝『キム・ヨナの7分のドラマ』は発売後すぐにベストセラーになっている。

 金メダル獲得でさらに商品価値を上げた19歳のフィギアクイーン、一体今年はいくら稼ぐのか。

[YUCASEE MEDIA]

Posted by nob : 2010年03月06日 15:43

「安全で効果的な核抑止力を米国は維持する」とも明言、、、前進ではあっても、この発想では五十歩百歩。。。

■「核兵器の役割、低下させる」米大統領が声明

 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ米大統領は5日、核拡散防止条約(NPT)が同日、発効から40年を迎えたのを受けて声明を発表した。

 大統領は、今月中にも発表する戦略文書「核戦力体制の見直し(NPR)」の中で、「核兵器の数を削減し、国家安全保障戦略に占める核兵器の役割を低下させる」と表明した。

 大統領は、NPRでは「米国は安全かつ効果的な核抑止力の堅持」を明記するとしつつ、「時代遅れの冷戦思考からの脱却を進める」と強調。核実験全面禁止条約(CTBT)の発効に向け、米国として条約の批准を目指す意向も改めて確認した。

 大統領はさらに、NPTの3本柱である「核放棄、不拡散、核の平和利用」の追求を通じ、「核兵器のない世界」を実現させる決意を示した。

[読売新聞]


■オバマ大統領「冷戦思考から脱却」 声明発表、核兵器削減へ

 【ワシントン=佐々木類】オバマ米大統領は5日、核拡散防止条約(NPT)が同日に発効したのを受けて声明を出し、今月中旬に発表する「核戦略体制の見直し」(NPR)報告で、「時代遅れの冷戦思考からの脱却」を提唱する考えを表明した。

 また、米国の安全保障戦略において、「核兵器の数とその役割を減らす」と述べる一方、「安全で効果的な核抑止力を米国は維持する」とも明言、米国だけが一方的に核廃棄することはないとも語った。

 NPRをめぐっては、米紙ニューヨーク・タイムズが1日付で、核兵器数千発を恒久的に削減する方針を打ち出すと報じた。ブッシュ前政権が提唱していた地下貫通型の核弾頭など、新型核兵器の開発を行わない方針も盛り込む。

 削減される核兵器は退役予定の核弾頭になる見通しだが、核開発を進めているイランや北朝鮮への対応を不安視する声もあることから、オバマ政権は「核兵器の先制不使用宣言」は拒否する方針。

 一方、大統領はNPTについて、「全面核戦争の脅威は去ったが、核拡散の危険は続いており、NPTの重要性はこれまで以上に高まっている」と指摘。軍縮、不拡散、核の平和利用が昨年4月に提唱した「核なき世界を目指す3本柱」だと述べた。その上で、昨年12月に期限切れとなったロシアとの第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約交渉をまとめ、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准、兵器用核分裂物質生産禁止(カットオフ)条約の交渉を目指す意向を改めて表明した。

 NPTに関しては、2005年に開かれた前回の会合で、核軍縮を優先すべきだとする発展途上国と、核不拡散を優先すべきだとする核保有国の利害が激突して決裂、共通文書のとりまとめに至らなかった。

 オバマ大統領としては、ワシントンで主催する4月の核セキュリティー・サミットに続き、今年5月に、5年ぶりにニューヨークの国連本部で行われるNPTの運用検討会議で、米国の核削減方針に各国の理解と協力を求め、イランや北朝鮮に対し、国際社会が一体となって圧力を強めていきたい考えだ。

[産経新聞]

Posted by nob : 2010年03月06日 15:38

さらに修正。。。

『どこにも属さず、、、何者にもならず、、、何もしない、、、そんな人生を私は過ごしたい。。。』

生涯スパンで捉えたうえで、、、

客体的価値基準に囚われてしまったり、、、

自らの主体的基準での価値を何ら見出せないことは何もしたくない。。。


以前このように記した私自身のライフスタイルを、、、

以下のようにさらに修正することに。。。

『どこにも属さず、、、何者にもならず、、、何も残さない、、、そんな人生を私は過ごしたい。。。』


やりたいことはたくさんあるうえに、、、

自らの主体的基準での価値を何ら見出せないことであってもやらねばならないことも少なからずあるのだから。。。

Posted by nob : 2010年03月02日 20:51

融合しつつある芸能界とスポーツ界。。。

■わが娘を「浅田真央」に育てる費用は?

■名コーチは大金を積んでも味方につける

 トリノでの一世一代の舞いで、金メダルを獲得し国民的ヒロインとなった荒川静香さん、フィギュアスケートに国民的な関心を抱かせるようになった浅田真央、安藤美姫の両選手。彼女たちの銀盤での雄姿の陰には、様々な人たちの協力がある。そして、そこまで至るには多額のお金が必要になると言われている。では、我が子をフィギュアの女王に育てるためにはいくら必要なのか。「YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)」は、かつてフィギュアスケートの世界に身を置いたこともある元関係者に聞いた。

 「年間3000万円」。一説にはオリンピック出場選手クラスで、そのくらいが相場とも言われる。スポーツとは優劣を決するものだが、本来参加するだけなら誰もが平等であることには違いない。しかし、門を叩くにあたって、これだけ敷居の高さを感じさせる競技は他にないだろう。

 費用として必要になる項目を挙げると次のようなものがある。コーチレッスン、トレーニング、リンク使用、振付、衣装、クツ、遠征・滞在など。それぞれ決して安いものではない。

 「一番高いのはコーチに支払う費用です。浅田さんのタラソワコーチ、安藤さんのモロゾフコーチあたりの超一流どころには、最低でも年間1000万円以上が必要になります。一般的に、契約書を交わさないことが多い世界なので、正確な条件や金額はわかりませんが、レッスン料金に振付料込みだったり、あとは、コーチの方から『俺がコーチをしてやる。お金は出世払いでもいい』などと売り込んでくることもあるそうです」

 他のスポーツの感覚であれば、コーチが試合をするわけではない。だから「そんなの誰に頼んでも同じだろう」と考えたくはなるが、それは間違いだという。

「五輪でメダルを狙うなら、その可能性のあるコーチは限られています。日本国内なら20人もいないでしょうね。だから、良いコーチにレッスンを受けなければならず、それをケチることは無理でしょう」

 だから選手たちは、超一流のコーチ陣の中から、自分のスタイルや考え方に合う人を選ぶ。次ページでは他の費用についても見ていく。

■1年間の金額は?

 コーチのレッスン料は前項でも説明したが、そこはピンキリでもある。まず、最初は町のスケート教室で滑るところから始まる。この初歩段階では、普通の子供たちと将来五輪に出場するような金の卵たちがいっしょに滑る。そこから個人レッスンに昇格すると1時間1万円くらいが相場。1週間あたり1時間の割合で 1年間通うと50万円ほどになる。そして、競技者として日本一を目指すレベルになると、日本人トップコーチ、最後は五輪で勝てる国際大会で実績を持つコーチへと移っていくようだ。

 ◆リンク使用料 スケート場と貸切の契約を結ぶか、スケートクラブに入るか。年間50、60万円はかかるという。あるいは最近であれば、高橋大輔、織田信成の両選手が所属する関西大学や、安藤美姫、小塚崇彦の両選手がいる中京大学は専用リンクを持っている日本では数少ない団体でもある。所属選手は施設面で大きな便宜があり、ありがたい存在だ。

 ◆衣装、クツ代 下は10万円から著名デザイナー製作のものなら、100万円するものもあるという。クツは、1足5~10万円ほど。エッジは1足分で5 万円から。年間で5足は必要なために、25万円~50万円はかかる。またエッジも手入れをしても1年間保つか保たないかだという。

 ◆振付、楽曲 大会に出場するためにはショート、フリーそれぞれのプログラムと振付と楽曲が必要になる。振付は超一流どころに頼めば1回200万円、楽曲は1曲5~10万円となる。

 ◆その他トレーニング スケーターは当然リンク以外でも練習する。筋力トレ、バレエレッスンなど。これも個人によって違うが、1月に50~100万円使う選手もいれば、団体に所属していれば施設やトレーナーもいるために支払う必要がなかったりもする。

 ◆遠征費 遠征は基本的に連盟の負担のために必要ない。ただし、外国人コーチの下へ練習に行く場合には自己費用の場合が多い。団体に所属している場合には、いくらか費用負担をしてくれる場合も。

■フィギュアスケートは野球と並ぶ人気

 ざっと見ていくと年間の活動費用は、2、3000万円は必要になってくるだろう。ただし、気付いた読者もいるだろうが、関西大学、中京大学は専用のリンク、トレーニング上を持つ。今回バンクーバー五輪に出場している高橋大輔、織田信成、小塚崇彦、安藤美姫の4選手は関西大、中京大に籍を置いており、メリットを受けることができるという。

「選手は国内、海外を行ったり来たりですが、国内で自由に使うことのできる練習拠点を持ち、しかも学校にコーチもいるので、今の選手たちは昔と比べて恵まれているのではないでしょうか。トップ選手でも国内の費用負担が軽くなっていると思います」(前出の元関係者)

 これは、フィギュアスケートの存在がメジャー化したことが大きい。学校や企業にとっては、資金の一部を提供してでも選手を囲うことが大きなメリットになったからだ。

ちなみに、Gooリサーチが一昨年に実施した「子供が好きなスポーツ選手」ランキングで、男子は1位「イチロー」(20.1%)、2位「中村俊輔」(13.7%)、3位「松坂大輔」(8.5%)に対して、女子は1位「浅田真央」(36.7%)、2位「安藤美姫」(16.5%)と2人で過半数を占めてしまった。今や、野球と並ぶメジャースポーツだ。

 浅田真央選手のTVCM出演企業も、NEC、コカ・コーラ、王子ネピア、オリンパス、伊藤ハム、ネスレ、オムロン、森永製菓、ロッテ、花王、日生と、そうそうたる一流企業の名前が並ぶ。まるで好感度の高い女優並みだ。

フィギュアスケートを取り囲む環境が昔とは全然違うことを雄弁に物語っている。スター選手を軸にしたビジネスが展開されているからだ。

■ローリターンからハイリターンの時代へ

「1990年に規定プログラムが廃止となり、そのためのレッスンとリンク使用の費用負担が減ったのと、ジャンプがうまい子が良い成績を収めやすい環境になりました」

 つまり、ジャンプが採点の中で重要な位置を占めるようになったため、体が軽い若い選手の方が有利になるということだ。早くから頭角を現し、そして浅田、安藤の2選手のようにアイドル性があれば、相当の実入りを見込むことができるだろう。実際に最近の五輪の金メダリストも10代が多い。

 「昔はフィギュアをやる人は、一家に子供1人がほとんどでした。それだけ、お金が掛るという意味です。でも、今は浅田姉妹(舞、真央)のような例もあります。真央さんは言うまでもないですが、舞さんも大手芸能プロと提携していたりしますから、稼げる時代になったということでしょう」

 あくまでも習い事として、年間1000万円以上を負担。国内の上位クラスで活躍する選手でさえも500万円くらいは必要だという。しかし、かつては、ハイリスクローリターンだったが、現在はハイリスクハイリターンになった点が大きく違う。確かに費用はかさむのだが、すでに実力とアイドル性を持った浅田真央、安藤美姫の両選手はすでに収益を生んでいる。また、金メダリスト荒川静香さんは、スポーツキャスター、プロスケーターとして引っ張りだこで、将来的には指導者としても期待されており、前途は洋々だろう。

 ただし、ここに名前が挙がった選手たちは、ほんの一握りのスーパーエリート。ハイリスクである現実は何ら変わらない。しかし、結果を残した選手がスケートで金を稼ぐことができるという環境は歓迎すべきものだろう。

 「わが娘を浅田真央に」。

 娘の輝かしい時間は、人生の時間に比べればほんの一瞬かもしれないが、お金だけでは計りしれない最上級の価値を持つ。理解を示して投資できるかどうか、それは読者の皆様の価値観次第だ。

[YUCASEE(ゆかしメディア)]

Posted by nob : 2010年03月02日 20:19