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また旅立つ君へVol.87/受け容れようと受け容れまいと、万人がみな孤独。。。

いかなる状況もそれ自体として善でも悪でもないということ。

いかなる状況も、当人の考え方によって善にも悪にもなりうるということである。

「何ごとも起こったことを肯定せよ。一度起こったことはそれを永遠回繰り返すことを肯定せよ」という「運命愛」と名づけられている思想である。

つまり、私に起こったことすべてを「私の意志がもたらしたもの」として捉えなおすことだ。

それまでの自分の行動を点検してみるがよい。いかに、自分はこの状況をつくることに加担してきたかがわかってこよう。

他人は決してあなたの孤独を解消してくれないこと、一時あなたの孤独を巧妙に隠蔽するのを手伝ってくれるかもしれないが、あなたの孤独自体を根絶してはくれないことである。


あなたはまもなく死んでしまうのだ。

あなたをまもなく襲う死をおいてほかにもっと大切な問題があるのだろうか?

あなたは死とともにまったく無になってしまうかもしれないのだ。

そして、何億年たっても二度と生き返らないかもしれないのだ。

もうじき終わってしまうこの人生が、あなたに与えられた唯一の生きる機会、考える機会、感じる機会なのかもしれないのだ。

もうすぐ死んでしまうあなたが、必死に日常的な問題にかかずらっていること、それはたぶん最も虚しい生き方である。死を目前に控えて震えている死刑囚よりも虚しい生き方である。キルケゴールとともに言えば、日常に絶望していないことこそ絶望的なのだ。


[孤独について・生きるのが困難な人々へ/中島義道]

Posted by nob : 2015年02月25日 13:13

また旅立つ君へVol.86/自分の考えを自分の言葉で。。。/聞くだけではダメ、工夫して自らの言葉で話した分だけが英語力に、、、"Oh my god!"などとは私は死んでも言いません。。。Vol.2

わたしたちの社会には、「まるでネイティブのように話す」ことがかっこいいと評される傾向がある。

だが、真似たりなぞったりすることは、情報を正確に伝える力にはなりようがない。

わたしは個人的に、「マザー・テレサが話す英語」のような文章を書きたいと常にそう思っている。

たとえどんなにたどたどしくても、伝えたいことが正確に伝わる文章である。

[伝える力/村上龍]

Posted by nob : 2015年02月16日 18:08

また旅立つ君へVol.85/成果は自ずと後から付いてくる。。。

最高傑作という言葉に値する仕事をするためにはまず多作であることが求められるわけだが、それだけではない。「体系的・重層的」な作品群であることが必須で、要するにルーティンワークを拒絶していなければならないのだ。

表現者は、新しいモチーフを獲得して、それまで培った情報と知識と技術を総動員し、「結果的に」自らの限界に挑む。ただそれだけのことで、表現者本人には「最高傑作」などという概念はない。

[最高傑作と「作品群」/村上龍]

Posted by nob : 2015年02月16日 09:47

また旅立つ君へVol.84/趣味も本気で。。。

好きで好きでたまらない何かに没頭する子どもや若者は、いずれ自然にプロを目指すだろう。

趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。

真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。

つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない。

[無趣味のすすめ/村上龍]

Posted by nob : 2015年02月16日 09:44

適量には個人差が、、、私の場合は、カカオ分85〜99%のチョコレート20〜25g程度を、ほぼ欠かさず毎日摂取しています。。。

■友チョコや自分用に!ビューティー志向なチョコレートの選び方

チョコレートの美容効果が注目されていますね。冷え取りやむくみの改善など、気になる効果もありますが、チョコレートのチョイスを間違えると、効果が感じられないことも……。友チョコや自分用におすすめできる、ビューティーなチョコレートの選び方をご紹介します。

■チョコレートのビューティー成分2つ

(1)エピカテキン

チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれるポリフェノール「エピカテキン」には、血管の収縮を担う血管内皮細胞を活性化させ、血管を拡張させる効果があることが、世界各国の大学の研究で判っています。血管が拡張して血液の流れがよくなることで、冷えやむくみ、クマやくすみの改善が期待できます。

(2)テオブロミン

チョコレートの苦み成分の一つ「テオブロミン」にも、冷え取り効果があります。テオブロミンは、血管を拡張させて血流を改善して、体温を上昇させる働きがあります。また、リラックスホルモン「セロトニン」に働きかけてリラックスした状態を作る効果もあり、筋肉がリラックスした状態になることで血流がスムーズに。

■ビューティーなチョコレートの選び方3つ

(1)カカオ85%以上をチョイス

チョコレートの血流改善作用の主な成分はカカオ豆によるものですから、カカオ85%以上のチョコレートをチョイスしましょう。ローマ大学で行われた実験によれば、カカオ30%未満のミルクチョコレートでは血流の改善効果が認められなかったそうですから、カカオ含有量の高いチョコレートをチョイスして!

(2)ホワイトチョコレートはNG

ホワイトチョコレートには、カカオが含まれていません。

(3)ナッツ入りをチョイス

アーモンドに含まれるビタミンEには血管の収縮を抑えて毛細血管を広げる働きが、クルミに含まれるαリノレン酸には、血管を柔らかく保ち血流をスムーズにする働きがありますから、カカオポリフェノールとダブルで血流の改善に期待大!

カカオポリフェノールは、水溶性のため体内に蓄積されませんから、こまめに食べることが大切。ただし、カカオにはカフェインも含まれるため食べ過ぎはNG。1日50gを目安にちょこちょこ食べて、チョコレートのビューティーパワーを実感したいですね。

(岩田麻奈未)

[LIFE & BEAUTY REPORT]

Posted by nob : 2015年02月16日 09:36

言い得て妙。。。Vol.27/私もまったく同じこの発想を取り入れて久しく、自分自身以外他者に対してはほとんど苛つくことすらなくなりました。。。

■ありがとうの神様――神様が味方をする習慣

小林正観 [作家]

「どうしても許せない人」がいなくなる
シンプルな方法とは?

「神様が味方をする習慣」とは? 享年62歳でお亡くなりになられた小林正観さんが、 40年間の研究で、いちばん伝えたかった「ベスト・メッセージ」とは? 「人間関係」・「仕事」・「お金」・「子ども」「病気」・「運」・「イライラ」・「男女」など、全ての悩みが解決するヒントがここにあります。
人間は、「どうしても許せない人」にさえ、
「感謝」することができる

 伊豆の伊東で合宿をしているとき、50代の女性から相談を受けました。「50年間、許せない人がいる」というのです。

 50代の方が「50年間許せない相手」は、親しかありません。この方は、「どうしても父親を許す気持ちになれない。この恨みや憎しみ、つらい気持ちを取り去る方法はないでしょうか」と悩んでいたのです。

 じつは、許さない人自身が、いちばんつらい。はじめの1、2年は「絶対に許さない」と腹を立てていても、それが10年、20年と続くと、許せない人自身が、ものすごくつらくなります。

 この方は、「自分の心をキレイにしたい」と思い、さまざまな勉強会に参加し、あらゆる先生の話を聞いたそうですが、それでも許せるようにはならなかったそうです。そこで、私は聞いてみました。

「どうしても許すことができないのですね」
「許せません」
「では、好きになることなんて、できませんね」
「絶対に好きになれません」

「絶対に好きになれないのですね。では、最後にうかがいます。『感謝』することはできますか?」

 彼女は10秒くらい黙っていましたが、その後、涙を流して、それから1時間ほど、泣き続けました。ようやく落ち着き、最初に発したひと言は、

「感謝することはできます」

という答えでした。人間は、50年間許すことができない相手にさえ、「感謝することができる」のです。

 嫌いな人、許せない人、好きになれない人がいて、その感情を自分で抑えることができないのなら、許す必要はありません。好きにならなくてもいい。

 でも、「感謝することはできるか」を考えてみてください。許せない人でも、3年間、感謝し続けたら、許せるようになるかもしれません。6年間感謝し続けたら、好きになれるかもしれません。9年間、感謝し続けたら、尊敬できるかもしれません。

 私にも、かつて、許せない人がいたことがあります。頭の中から「許せない人」という引き出しを開けたら、そこに2人の名前が入っていました。

 私は心の勉強をしてきましたので、許そうと思えば、許すことができます(「許す」という表現は傲慢ですが、ここでは、一般的に「許す」という言葉を使います)。

 しかし「許したくないから、心のメカニズムを働かせたくない。そんなエネルギーを使いたくない。この人たちを許さないままでもいい」と思い、封印していたのです。

 ですが、「この2人を許せなくても、『感謝』はできるだろうか?」と考えてみると、「謝ったり、頭を下げたりするのは1cmでもしたくないけれど、感謝をして頭を地面につけることならできる」と思った。なぜなら、その2人のおかげで、人間的に成長できたからです。

 みなさんの中にも、「許せない人」「嫌いな人」がいると思います。その気持ちを抱えて生きるのは、しんどいことです。ならば、「感謝」という切り口からその人を見てみたらどうでしょうか。「感謝」できれば、憎しみの対象はいなくなるかもしれません。

「この人は、こういう人だ」と丸ごと認めれば、
すべての人間関係はうまくいく

 人間関係をオールマイティーに解決する方法が、「2つ」あります。

【1】自分のまわりの人をすべて「人格者」に変えてしまうこと

「人格者」とは、どんなことに対しても、笑顔を絶やさず、温かさを持って接することができる人です。
 ただし、この方法だと、ひとりの人格を変えるために、説得につぐ説得を重ねる必要があります。自分のまわりの人をすべて説得しようとすると、時間がかかりすぎてしまうため、現実的ではありません。

【2】自分が「人格者」になってしまうこと

 他人を変えるのは、大変なことです。なかなか変わってくれませんし、仮に変わったとしても、「こちらの思うようには、変わってくれない」ものです。
 ですが、「私」が変わることは簡単です。変えるべき相手も「自分ひとり」ですから、自分が変わりたいように変わればいい。
 イライラしたくない、腹を立てたくない、人と争いごとをしたくない、人から何かを言われたときに気にするような自分ではありたくない、と思うのであれば、「自分が希望する自分」をつくり上げればいいわけです。

 自分を変えることでいちばん得をするのは「自分」です。なぜなら、その人格でいることが自分にとって心地よいのですから。
 損得勘定で考えてみても、もっともラクで、楽しく、簡単に人間関係の悩みを解決できる方法は、
「自分を変えること」=「自分が人格者になること」
です。

 自分のまわりにいる人を、「自分の思いどおりに、気に入るように変えたい」と思うから、人間関係はうまくいかなくなります。
 すべての人間関係をうまくいかせるには、「その人は、その人である」という、そのことをまるごと受け入れることです。

 目の前の人が、自分の考え、生き方、価値観とは違うことを認める。説得しようとか、理解してもらおうとか、思わないほうがいいようです。

 ある女性が、私に、こんなことを言いました。

「結婚して15年たつのですが、夫を変えるには、まず、自分を変えることなのですね」

 たしかに、自分が変わるほうが、夫婦関係(人間関係)はスムーズにいきます。ですがそれは、相手を変えるためではありません。

 この女性は勘違いをしているようです。夫を変える必要などないのです。夫を変えるのではなく、「この人は、こういう人だ」とまるごと認めてしまえばいい。そのほうが、自分にとってラクだと思います。

「どうしてうちの妻は口ごたえばかりするのだろう」と思い、口ごたえをしないように説得にかかる夫がいます。説得するのではなく、「この人はきっと、言いたいことがたくさんあるのだろう。だから自分はただ黙って聞いてみよう」と思って聞きはじめると、妻は夫が言いたいことを聞いてくれるので、口ごたえをしなくなるのではないでしょうか。

[DIAMOND社書籍オンライン]

Posted by nob : 2015年02月16日 09:00

言わずもがな。。。

■人質事件、日本に恥かかせる目的 「イスラム国」

 【カイロ=共同】過激派組織「イスラム国」の英字機関誌「ダビク」の最新号が12日、インターネット上で公開され、同組織による邦人人質事件について「傲慢な日本政府に恥をかかせるのが目的だった」との主張を展開した。

 機関誌は巻頭の2ページを割いて事件を取り上げ、千葉市の湯川遥菜さん(42)と仙台市出身の後藤健二さん(47)とする写真も掲載。2億ドル(約235 億円)の身代金要求について「(同組織は)金には困っておらず、日本政府が身代金を支払わないことは分かっていた」とした。

 安倍晋三首相が2億ドルの人道支援を発表するまで日本は「標的として優先度は高くなかった」とし、支援表明を「軽率な約束」と非難。「日本人は今や戦闘員らの標的だ」と主張した。

 さらに「平和」憲法がありながら日本はこれまでアフガニスタンやイラクの戦争で米国などを支持してきたと指摘。イラクで2004年に日本人旅行者の香田証生さんが、同組織の源流の一つ「イラク聖戦アルカイダ組織」に殺害された事件にも言及した。

 また、ヨルダン政府を「無謀にもヨルダン軍パイロットの交換を交渉に含めようとして事態を複雑化させた」と批判。パイロット殺害は、米軍主導の空爆でイスラム教徒が死亡していることに対する「報復」とした。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2015年02月13日 10:11

(驚)

■プラごみ年1千万トン超海に流出 米大学チーム、1位は中国

 海洋に流出するプラスチックごみは世界全体で年間480万〜1270万トンに達するとの試算を、米ジョージア大のチームがまとめ、13日付の米科学誌サイエンスに発表した。最も流出が多いのは中国だった。

 チームは海に接する192の国や地域を対象に分析。1位の中国は年間132万〜353万トン、2位はインドネシアで48万〜129万トン、3位はフィリピンで28万〜75万トンだった。上位の国は人口が多く、リサイクルや焼却、埋め立てなどの廃棄処理が適切に行われていない国が多かった。上位20カ国の大半は発展途上国だが、先進国では唯一、米国が入った。

[河北新報]

Posted by nob : 2015年02月13日 10:06

本当に危惧すべきはオウムの再来、、、現状否定破壊に走らんとする抑圧された過剰な自己主張、あるいは、自己存在理由の創造を回避し自立から逃避せんとする同胞たち。。。

■若者はなぜイスラム国を目指すのか…池内恵氏インタビュー

 イラク、シリアで領域拡大を図って戦闘を続けているイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」。世界各地から多くの戦闘員がイスラム国に参加しているという現実に世界の注目が集まる。3万人ともいわれる兵士の約半分は世界各地からの義勇兵が占め、中には西欧・米国から加わった者もいる。なぜ世界の若者たちはイスラム国に向かうのか。イスラム政治思想の研究者である池内恵・東京大学准教授に聞いた。(聞き手・読売新聞東京本社調査研究本部研究員 時田英之)
(読売クオータリー第32号より)

現実化した「グローバル・ジハード」

 イスラム国に外国からの戦闘員が流入しているのはなぜか。この問題を理解するためには、まずイスラム国の唱える「グローバル・ジハード」の理念や歴史を知らねばならない。

 そもそもイスラム教徒は、自らが神と一対一の関係で結ばれており、一人一人が神の命令に従って義務を果たす責任を負っていると考える。つまり、世界のどこにいても、国家や民族を超えた一つのイスラム共同体に帰属している、という意識がある。そこから、たとえ他国であっても、異教徒に支配された国があれば、自ら戦いに赴いてジハード(聖戦)で解放する義務があるという考え方が出てくる。これがグローバル・ジハードだ。

 ジハードの理念や理想としては以前からあった考え方だが、1979年にソ連がアフガニスタンに侵攻した際、アラブ諸国などから来た戦闘員がソ連と戦ったことで、グローバルな空間でのジハードが近代以降の世界で初めて現実のものとなった。

 さらに、パレスチナ出身のアブドゥッラー・アッザームという法学者が、コーランやハディース(預言者とその周辺で布教に従った教友と呼ばれる先駆者たちの言行録)に基づいて、ジハードの理論を世界からアフガニスタンに集まってきた義勇兵に教え込んだ。

 その教えを継いだ弟子の一人が、アルカイダのビンラーディンだ。実は当時、ジハードの思想には様々な考え方があって、「近い敵」「遠い敵」のいずれと戦うべきなのか、という議論があった。「近い敵」とは、イスラム教徒の国の政治支配者なのに、イスラムの理念を守らずに国民を抑圧している者のことであり、「遠い敵」というのは、イスラム世界を侵略する非イスラム勢力のことだ。

 例えば、エジプトのイスラム主義団体である「ジハード団」は、まずは「近い敵」を倒そうとして1981年にサダト大統領を暗殺した。90年代にもムバラク大統領の殺害を図った。しかし、最終的に政権を倒すことはできなかった。アイマン・ザワーヒリーをはじめとした、こうした「近い敵」との闘争に敗れた人たちを糾合する形で、ビンラーディンは、「遠い敵」、具体的にいえば世界の中枢にあって「近い敵」を支えているアメリカへのグローバル・ジハードを展開した。これが2001年の9・11テロにつながっていった。

ネットでつながる「分散型組織」の誕生

 ところがその後、アメリカは軍事、警察、諜報、司法の力などをフルに動員して徹底的にアルカイダを追いつめ、組織に壊滅的な打撃を与えた。組織を広げると一網打尽にされるということを学習したアルカイダは「分散型の組織」を目指すことになる。人的なつながりを広げるのではなく、グローバル・ジハードのイデオロギーを文書にしてインターネット上にアップするなどして、共鳴した人間が一匹狼(ローン・ウルフ)型のテロを各地で起こしていくことを後押しする、いわばネットワーク型の運動へとかじを切ったのだ。近年でいえば、2013年の米ボストンマラソンでのテロや、2014年10月のカナダ・オタワでの国会銃乱射事件などは、このような流れの中で起きた。

 こうしたアルカイダの新たな戦略を作り上げたのはシリア出身のアブー・ムスアブ・アッ=スーリーという人物だ。彼自身は、かつてのアフガニスタンのように、世界から集まった戦士が武装化して組織的なジハードを行うことのできる聖域、すなわち彼の言葉でいう「開放された戦線」を作ることを目標としていたのだが、当面そのような状況は来そうもないので、それまでは一匹狼型の活動を続けていくしかない、といった主張を2004年にインターネット上で発表している。インターネットを駆使した「分散型の組織」は、いわば運動を絶やさないために余儀なくされた結果としての方針転換によって生じたものだった。

 しかし、結果的にはこれにより、ネット上で同志を募り、自発的な参加を促す仕組みができた。これが今日のイスラム国の戦略にもつながっている。しかし一匹狼型のテロを繰り返しているだけでは展望は開かれない。スーリーの言う「開放された戦線」を作り出せるかどうかが、グローバル・ジハードの課題として設定されるようになったのだが、これは思わぬところから実現することになる。きっかけは「アラブの春」だった。

 2010年暮れから始まった「アラブの春」によって、チュニジア、リビア、エジプトなどアラブ諸国では民主化運動が盛んになった。その結果、自由で公正な選挙が行われ、一般には「穏健派」と呼ばれているイスラム教の制度内改革派が各地で台頭した。しかし、それまで政治活動を公式に許されてこなかった制度内改革派は、統治能力を身につけていなかったうえ、、軍や司法や欧米化したリベラル派など反対勢力が徹底的に抵抗し、官僚機構の妨害や軍事クーデタなどで穏健派の統治を頓挫させた。結果として、穏健派は能力不足と実効性の欠如を露呈し、信頼性と期待は失墜していった。逆に、グローバル・ジハード主義など過激派への信頼や期待は相対的に上昇した。

国家を超えて広がる「開放された戦線」

 そうしたなか、シリアで、恐怖政治を敷いていたアサド政権とこれに反対する勢力との間で軍事的な対立が起きた。こうなると、もともと国家への帰属意識が薄い地域だけに、人々の意識は宗派主義的になり、それが国家横断的に広まっていく。レバノンのシーア派の民兵集団ヒズボラをイランが支援してシリアに介入させるようなことも起きて、様々な勢力が入り乱れて広域的な紛争が始まってしまった。内戦でアサド政権の支配が緩んだため、イスラム国などグローバル・ジハードを目指す勢力が、「開放された戦線」を見出すことのできる状況が生まれた。

 ただし、もう一点重要なことがある。ジハード戦士が流入していくためには、ローカルなレベルでの受け皿がなければならない。つまり、中央政府に強く反発し外来の勢力と協調する土着の勢力が存在することが条件になる。この点、シリアでは反政府勢力が互いに争って、最低限の治安や行政サービスが崩壊したことにより、イスラム国の過酷な支配でさえも安全をもたらせば、当座は受け入れる住民感情が生まれた。同様に、イラクでも、スンニ派住民の多い北部・西部地域ではもともと中央政府への反発が強く、政府の勢力の及ばないエリアができていた。

 イスラム国の前身は、2004年にアルカイダの傘下に入った「イラクのアルカイダ」で、スンニ派の立場からシーア派主体のイラク政権と戦ってきた。2007、08年のブッシュ政権による戦力増強、いわゆる「大増派」でいったんは活動が衰えるが、2011年には米軍がイラクから撤退し、さらに「アラブの春」後に中東地域の揺らぎがますます進んでいったことで、イラク北部・西部、シリア東部・北部で現地住民の支持を広げることに成功した。もちろん、抵抗する者を容赦なく殺害するような方法で恐怖心をあおり、それによって住民を支配しているという側面もある。

 このようにして、イラクとシリアに出現した「開放された戦線」が、インターネットを駆使したネットワーク型のリクルート(人材の勧誘)と結びつくことで、世界中からジハード戦士が集まってくる条件が整った。ただ、「なぜジハード戦士が集まってくるのか」という問題に関しては、近隣アラブ諸国から来た人たちと、他の地域から集まる人々を区別して考える必要がある。

ジハード戦士たちの心理構造

 イスラム国の戦闘要員は、米CIAが昨年9月に発表した推計では2万人から3万1500人となっている。その後、米国によるイラク、シリア空爆で減少している可能性もあり、現時点ではおそらく3万人程度と見込まれているが、そのうち半分ほどを占めているのが近隣のアラブ諸国からの参加者だ。

 そうした人々の心理は、イスラム教の論理からすれば、それなりに納得できるものがある。そもそもイスラム世界では、アッラーの教えに反する不義の支配者をジハードで倒すのは「ムスリムの義務」と考えられている。もちろん誰もが武力によるジハードを肯定するわけではないが、シリアのアサド政権が圧政で国民を弾圧しているという認識は広く共有されているから、「今のシリアの状態はおかしい。自分が手を下してでも何とか政権を倒さなければならない」と考える人がアラブ諸国に現れるのは容易に予測できる。しかも、イスラム国の主張は、いちおうイスラムの教えにのっとったかたちを取っている。イスラム国の指導者のバクダーディーは、預言者ムハンマドの後継者を意味する「カリフ」を自称しているが、彼のカリフとしての正統性に疑問はあるとしても、途絶えてしまっているカリフ制を復活させること自体は、ほとんどのムスリムが良いことだと考えている。

 また、イスラム国は捕虜を斬首するなど残虐な処刑を繰り返し、さらには少数派であるヤズィーディ教徒を奴隷にするなどして国際世論から非難を浴びているが、コーランやハディースには、確かにそうした行為を認めているように読める箇所がある。例えばコーランの47章4節には、「信仰なき者といざ合戦という時は、彼らの首を切り落とせ」といった章句があるし、中世の権威あるイスラム法学書であるマーワルディーの『統治の諸規則』でも、ジハードで支配下に置いた多神教徒に対しては、改宗、殺害、奴隷化といった選択肢があることを示している。

 実は、コーランやハディースの解釈は、過去の膨大な文献に通じていないとできないため、かつては各国の政権中枢に近いイスラム法学者が独占していた。しかも、そうした法学者は、比較的穏健な解釈をするのが常だった。ところが最近では主要文献がインターネット上にアップされるようになってきたために、検索すれば誰でも直接文献に当たることができる。イスラム法学者としての専門的なトレーニングを積まなくてもイスラム国のように過激な解釈を正統な根拠を引いて主張することも容易になった。

 同時に、イスラム諸国では中央政府の統治が揺らぎ始めているから、「御用学者」としてのイスラム法学者の権威は失墜している。こうなると、もう誰も過激な解釈をとめられない。これが最近10年ほどの間に出てきた動きだ。イスラム諸国からの義勇兵が後を絶たない背景には、そんな事情もある。

自由から逃走する若者たち

 一方、西欧・米国からのイスラム国への参加者は約2000人とみられているが、このような人々の意識は、アラブ諸国から参加している人々とはかなり違う。

 まず、ヨーロッパからの参加者の大部分はイスラム教の国々からの移民・難民の子孫だ。イギリス、フランスなど西欧諸国では、ムスリム系の移民とその子孫は人口の十数%程度にまで達しており、そのような移民の子弟は、どうしても自らのアイデンティティーの問題に悩みがちだ。イスラム教の国に自らのルーツがある場合、自らのアイデンティティーは生まれ育った西欧にあるのか、それともイスラムにあるのか。そうやって迷っているところでイスラム国の人々の主張に触れ、その主張の中に自らのアイデンティティーを見出そうとする、ということがしばしば起こる。そういった人々が自らの信仰を確認したくて、いわば、自らのアイデンティティーを確立するためにイスラム国に旅立っていく訳だ。

 さらにいえば、これは移民に限らないことだが、近代自由主義の中で生きる人間に固有の問題が現れているのだと思う。どういうことかというと、西欧社会では「自分が何をなすべきか」は自由意思に任されている。逆に言えば絶対に正しい答えというものはなく、自ら判断しなければならない。そのような自由は時として重荷になってしまう。ところが、何か権威あるものに従うことにすれば、自分で決めなくても良い。自ら判断する自由を捨ててナチスドイツの台頭を許した人々の心理を分析した社会心理学者、エーリヒ・フロムの言葉でいえば、彼らは「自由からの逃走」を図ろうとする。ましてやイスラム教の「神の啓示」は、なすべきことを全部教えてくれる。先進諸国からイスラム国を目指す若者が出ているのは、このような理由があるからではないだろうか。

 日本でも昨年秋、北大を休学中の若者がイスラム国への参加を企てるという事件があったが、ここでも同様な心理が働いていたような気がする。かつてオウム真理教に集まった人たちもそうだったと思うが、先進自由諸国では、このようにして「自由からの逃走」に走ってしまう人がある程度出るのはどうしても避けがたい。そこは冷静に受けとめるべきではないか、という気がしている。

誤解に満ちた日本での議論

 ただ、ちょっと気がかりなのは、日本では、「イスラム国の伸長は欧米の側に原因がある」といった議論がしばしば見受けられることだ。例えば、一部メディアでは、西欧・米国への移民からイスラム国への参加者が出るのは「彼らが差別されたり貧困に苦しめられたりしているため」といった解説もなされているようだが、これは事実誤認だ。ヨーロッパからイスラム国入りした人々について調べてみると、その多くは欧米社会でそれなりの学歴を得た、比較的生活水準の高い層から出ている。動機としては、差別や貧困よりも、先に述べた「自由からの逃走」が圧倒的に強い。

 「中東混迷の原因は、第1次大戦中の1916年に英仏露が結んだサイクス・ピコ協定にある」といった議論もしばしば耳にする。サイクス・ピコ協定とは、中東を支配していたオスマン帝国の領域を分割して自らの勢力圏に組み込むために英仏露が結んだ秘密協定で、その時に恣意的に引かれた境界線が今の中東諸国の国境の一つの起源になった。これは欧米に非があるという主張の根拠としてしばしば用いられてきた。イスラム国もこの論理を踏襲している。しかし今サイクス・ピコ協定を否定してしまえば、極端な話、「オスマン帝国の版図を復活させろ」ということになり、トルコ以外の誰も認めないだろうし、中東全域に戦乱が起きてしまう。これはあまりにも無責任な議論だ。確かに「反欧米」という議論は日本などでも一般に受け入れられやすいのだが、中東の混乱の根本原因は、圧政や抑圧、社会に充満する不正義の感覚といった、イスラム社会が自ら解消しなければならない問題だ。欧米悪玉論はそうした実情を覆い隠してしまう。

 日本の思想界にも問題がある。西洋社会は長年の哲学的議論の末に、中世における「神の優越」を覆し、人権や自由を重んじる近代主義を獲得してきた。つまり、絶対的な「神の啓示」と近代自由主義は並び立たず、「神の啓示」を認めるのは自由主義を否定することだ、というのは西洋の常識だ。ところが日本の知識人は、「神の啓示」と自由主義は両立可能だ、むしろ自由主義が桎梏だ、というような議論を平気で展開している。

 戦前の「近代の超克」といった議論にもみられるように、もともと日本の知識人には、西洋の生んだ自由主義をはじめとした近代思想を翻訳され図式化された教科書で学ぶのみで根幹の哲学を理解していないところがある。それはいまだに変わっていないようで、安易にイスラム教を擁護してしまう。

 例えば「イスラム教は平和を命じる宗教だ」というのは正しいが、そこで言われているのは、イスラム教徒が支配し、イスラム法が施行される秩序の中での平和のことだ。宗教的な自由もないから、仮に日本の仏教教団が中東のイスラム教徒が多数派の国に寺院を建てようとしても絶対に不可能だ。日本で当たり前に享受されている宗教の自由は中東には存在せず、正しい宗教と劣った宗教の区別が厳然と存在し、それが政治権力によって施行されている。その上で「平和」と「寛容」があるという事実を日本の知識人は理解できておらず、日本や欧米の限界を超えるユートピアが「イスラム」にあるという主張をポスト・モダン思想が流行したバブル期以来、繰り返してきた。その結果として、イスラムの価値規範も知らないまま、単に社会への不満や破壊願望のはけ口としてイスラム国に参加しようという人が日本から出てくる可能性はあるだろう。実際にインターネット上では、サブカルの「ネタ」のレベルでジハードに共感する人々も出てきている。

 西欧・米国からの参加者が、少なくともイスラムの価値規範を選び取った上でイスラム国に向かっているのと比べると、これはいかにも皮相な状況といえる。日本人のイスラム理解の欠落に起因した、勘違いによる事故のような形での参加者が出てこないとも限らないのが心配だ。

イスラムの改革は実現するか

 今後の展開を考えると、ここまで見てきたように、欧米から渡航したグローバル・ジハードの信奉者が帰国して自国で一匹狼的なテロに走る危険性こそあるが、西欧・米国からのジハードへの参加はさほど大きなムーブメントにはなりえないと思う。しかし、アラブ世界からの参加者は相応の強い動機をもっている。世界各地から戦闘員が集まってくるような「開放された戦線」をいかにして封じ込めるかは、これからも大きな問題だ。

 同様な事態を防ぐために必要なのは、第一に、中央政府の統治が及ばないような地域を作り出さないことだ。イエメンやリビア、ソマリアなどを念頭に、この「統治されない空間」をどうするかは昨年9月の国連総会でも議論になったところだ。イスラム諸国の政府の統治能力の向上が課題となっている。独裁に戻ればいいのではない。独裁ですら抑え込めない社会側の意識変化があったことを踏まえた統治機構の確立が必要だ。

 加えて、イスラム教の解釈の方法論や体系そのものの改革を行わなければ、過激思想を退けることはできない。例えば、「コーランの中の異教徒への抑圧や個人の権利を侵害しかねない特定の章句は、現代社会では適用されない」と明確に宗教者が議論し、コンセンサスとして大多数のイスラム教徒に広まっていかなければ「イスラム国」の思想は論駁できない。いわばイスラム教の「宗教改革」だが、しかしその可能性はかなり厳しいといわざるを得ない。

 そのような改革を実現するには、ヨーロッパ中世が経験した宗教戦争の惨禍や、ルネサンスの熾烈な思想闘争がなければならない。「数世紀はかかる」と欧米化したイスラム教徒の知識人は悲観している。それどころか「近代西洋の支配は終わった、これからはイスラム教の優越性が明らかになるのだ」と意気軒昂なイスラム教知識人が、過去20年ほどの間、現地では支配的だった。近代的な思想改革への機運が、内側からも、外側からも、乏しいのである。イスラム国の惨状を見て、「イスラム復興で近代西洋の限界を超えるのだ。イスラムが解決だ」といった議論をしていたイスラム世界の内部の知識人や、それを持て囃していた日本を含む外部世界の専門家は、深く自らを省みる機会を持ってみてもいいのではないか。

 抜本的な対策はイスラム世界の「外」から強制できるものではない。事態の打開にはまだまだ長い時間がかかるのではないだろうか。

[読売新聞]

Posted by nob : 2015年02月12日 12:38

自然で身体に良い食材

本当に美味しいものは

普段から食べつけていないとなかなか解らない

Posted by nob : 2015年02月12日 11:28

知ることはすべてのはじまり。。。

若者は単に無知なのではない、、、

大人の無知を受け継いでいるだけなのだ。。。

[逃げる中高年、欲望のない若者たち/村上龍]

Posted by nob : 2015年02月12日 11:22

様々なリスクを想定した普段からのシミュレーションが緊急事態の回避打開の鍵。。。

■基本的には逃げるが勝ち!
暴力犯罪から身を守る6つの鉄則

人に恨みを買うようなことはせず、ごく平和的に暮らしていても、突発的な暴力事件に巻き込まれる恐れは大いにある。警察庁発表によると平成24 年の暴行事件の検挙件数は2万3167件。そのうち約56%(1万3111件)は被疑者と被害者に面識がなく、また傷害事件の検挙件数2万590件のうち、約36%(7502件)が同じく面識のない者同士で起こっている。

自分の身は自分で守るしかない。暴力事件に遭遇した場合に覚えておきたいポイントを紹介する。

〈暴力に遭遇したときの6つのポイント〉
(監修・田村装備開発 田村忠嗣氏)

●鉄則1)大きな声で助けを求める

男性だと、まだ殴られてもいない状況で助けを求めるのは恥ずかしいと感じるかもしれない。しかし、これは暴力に非暴力で対処するクリーンかつ非常に有効な手段である。大きな声には相手をひるませる効果があり、周囲に「暴力の意図がなかった、まったくの被害者」と印象づける意味もある。

●鉄則2)相手の気をそらしてから逃げ出す

もしも暴力に巻き込まれそうになったら、一番大事なのはとにかくその場から逃げること。その際、相手が追いかけ始めるまでに少しでも時間を稼ぎたい。例えば、あたかも相手の後ろに人がいるかのような視線を送りながら手を大きく振り「おまわりさん!」「助けてください」などと呼びかければ、ほとんどの人間は後ろを確認するだろう。その隙をついて逃げ出すのだ。

●鉄則3)相手をひるませてから逃げ出す

相手の顔に向かって、とにかく何かを投げつけるのも良い。人は顔に物を投げられると、無意識に振り払う動作をとる。警察にも、この原理を利用した戦術があるほど、これは有効な手段だ。例えば相手に体当たりするつもりで走り出し、間合いが詰まったところで顔に向けてカバンを放り投げ、走り出した勢いのまま横をすり抜けて逃走する…といった具合だ。

●鉄則4)最悪の姿勢「うずくまり」は避ける

逃げ出すことができず、暴力で対抗することもできない。または不意打ちをくらい、反撃の体勢もとれない…その場合、うずくまって「亀」の体勢で耐えるしかないと考える人もいるだろう。しかし相手が途中で暴力に飽きてくれる保証がない以上、逃げる・闘うという選択肢が本来であり、これはとってはいけない姿勢だ。どうしても、うずくまるしかないのであればできるだけ体を小さく丸め、体の露出面積を最小限にしたうえで、頭の後ろで両手を組み、後頭部と両耳を守ることを意識しよう。

●鉄則5)殴られるしかないときは、呼吸を意識

ただ殴られるのを我慢するしかない状況では、可能であれば呼吸を意識したい。攻撃を受けた際、息を吐いていればダメージが減り、吸っていればダメージは増える。相手の攻撃タイミングに合わせて息を吐くことができればベストだ。

●鉄則6)絶対に切られてはいけない場所

相手が刃物を取りだした場合、攻撃されて怖いのが、首回り、眼球(の後ろにある脳幹)、腋の下、心臓、腹部など体の内側。極論だが、それ以外の部位を犠牲にしてでも、これらの部位は守るべき。あとはとにかく逃げるのみ。

以上が、暴力から身を守るために覚えておきたい6つのポイントだ。
なお、実技を伴う訓練を経なければかえって危険である、という考えからここではあえて護身術については紹介していない。

最後にもう一つ。誤解されがちだが、正当防衛が成り立つ条件に「手を出した順番」は関係がない。相手が攻撃の意思をもって近づいてきた場合(例:ナイフを手に持った相手が、明らかに攻撃の意思をもって近づいてきたと判断した場合など)、先手を打っても構わない。ただし、それは危機を回避するうえでの必要最小限にとどめる必要があり、やりすぎた場合は過剰防衛になる。暴力に対しては基本的に逃げるが勝ち、なのだ。

(文・構成:即応予備自営ライターU)

[webR25]

Posted by nob : 2015年02月12日 10:33

天然はちみつは質の高い糖質、、、トリプトファンがセロトニンに変わる点は高ポイント。。。

■1杯のハチミツが睡眠の質を上げる!

あるテレビ番組で、体重100kg以上の女性がダイエットを行っていたときのことです。その女性は、1年間順調に体重が落ちていましたが、ある時から全然減らなくなったそうです。それには、何と睡眠の質の低下に問題があることが分かったのです。ダイエット停滞期中の方は必見です!

睡眠の質を上げてダイエットも成功する就寝前の大さじ1杯のハチミツ

田井メディカルクリニックの田井祐爾(タイユウジ)院長によると、寝る前に適量のハチミツを摂取すると、質の良い睡眠が取れるそうです。ハチミツには「トリプトファン」が豊富に含まれており、摂取すると体内で「セロトニン」に変化します。

「セロトニン」は睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促進するため、ハチミツは熟睡を助ける働きがあると考えられています。

過度の糖質制限食は禁物

ここ数年、糖質摂取を抑えるダイエットが流行っていますが、限度を超えた糖質制限食を続行していると、脳の機能を保つための糖質が不足しやすくなります。

糖質が不足すると、成長ホルモンの分泌がスムーズでなくなり、睡眠中の身体の修復作業が効率良く行われなくなる可能性があります。そのため、就寝前に適量の糖質を摂ることは奨励できますし、ハチミツは理想的です。

ハチミツ摂取の前に注意することは?

少しでも栄養のことを考えるのであれば、「天然ハチミツ」を選びましょう。なぜなら、ハチミツは減菌のための加熱処理をされると、酵素や栄養素が破壊されてしまいます。「純粋」「天然」との表記がありますが、「天然ハチミツ」なら自然の恵みをたっぷり享受できますよ。

ただし、糖尿病を患っている方は注意が必要です。「2009年 Int J Food Sci Nutr」によると、2型糖尿病患者が糖質制限を無視して食事に天然ハチミツを加えてしまうと、糖尿病は悪化してしまうのです。ですから糖尿病患者のダイエットにハチミツは厳禁なのです。

当然ながら口にするものには身体に合う、合わないはあるものです。最初は少量から続けてみてくださいね。

[ネムジム]

Posted by nob : 2015年02月12日 10:22

現政権によるさらなる暴挙を看過容認し続けるも、ここで摘発拒絶せんとするも私達一人一人の国民次第。。。

■日本が名実ともにアメリカの従属国になる!?

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

 米国のオバマ大統領は、黒人で初めての大統領であるだけでも歴史に深く刻まれる。だが、政治的業績となるとなかなかすぐには思い浮ばない。

 任期末が近づく今、ひょっとすると米国の日本取り込みがオバマ大統領の歴史的業績になるかもしれない。それも、米国が日本を従属国化しようとしているというより、日本が進んで米国に従属しようとしている印象を受ける。

 これは米国のいかなる政権も、民主党、共和党などの政党も、さらにほとんどの米国民も大歓迎することは間違いない。

 現実には、米国の軍事行動のために人命と資金の役割分担を引き受けるところから、両国の一体化が始まる。これが、末期のオバマ政権に転がり込んだ思わぬ歴史的事業になりそうだ。

 20年ほど前に、既に故人となった著名な政治学者が私に「結局日本はアラスカやハワイのようになるのだろうな」とつぶやいたことがある。以来、この言葉が私の頭から離れたことはない。アラスカやハワイが州となるのは、言語や文化を考えても違和感はなかった。しかし、異質な文化や伝統を持って、有史以来、独立を貫いてきた日本がどうしてそんなことになるのか。だが、現状はその学者の言った方向に向かっていないとは断定できない。“州”となることはないだろうが、自分で国の方向を決めるという独立国の一義的な特質を喪失する可能性は高い。

 安倍晋三首相は、5月の連休に訪米してオバマ大統領と会談する予定となっている。それまでに、安保関連法の整備、ガイドライン(日米防衛協力の指針)の決定という宿題を片付けなければならない。統一地方選挙後に集中的に取り組み、それをおみやげに訪米するつもりだろう。

日本が米国の仕掛けた戦争に
見境なく加担するのは誰のためにもならない

 安倍首相は、今回の「イスラム国」問題が日米一体化の流れを加速させると考えているのだろうか。国会審議でも一段と強硬姿勢になったようだ。

 この日本の動きに呼応するかのように、6日、オバマ政権は5年ぶりに国家安全保障戦略を発表した。今後の外交政策、軍事政策の基本方針である。この新戦略のキーワードは、「同盟国との連携重視」、「アジア重視」だが、この2つが揃えば、新戦略は日本の役割に過大な期待があると言わざるを得ない。

 アフガン、イラクの両戦争の成果が思わしくなく、米国では「単独行動主義」と「地上戦」にいやしがたいトラウマがある。その反省に立った新戦略なのだろう。そうならば、連携重視の方針で日本への役割分担は新戦略の核心部分である。しかも、米国が頼まなくても進んで引き受けるということだから願ってもない。

 オバマ大統領は新戦略の前文で「米国は常に国益を守り、われわれの同盟国や友好国に関与し続ける」と明記している。あくまでも米国の軍事戦略の第一義は米国の国益であることに念を押している。

 米国の国益が日本の国益に沿うことも多いが、すべてがそうであるわけではない。それどころか米国の仕掛けた戦争がイラク戦争のように事後的に間違いと総括されたこともある。「イスラム国」発生の遠因はイラク戦争だと言えるが、このような戦争にこれから日本が加担していくことは、日本のためにならないばかりか、世界のため、何よりも米国のためにもならない。

 日本が米国戦略における役割分担を飛躍的に増大させるとどうなるか。米国は資金と生命の犠牲を格段に減らすことができる。そうなれば、連邦議会や世論からの反対論が当然弱まるだろう。その結果、米政府は、戦争を今よりもっとやり易くなる可能性が出てくる。

“米国の間違い”を止める立場を
日本は維持できるか

 アフガンやイラクで、米国は戦勝後に好みの“民主的”政権を樹立した。その後は両国内に民主主義が定着するどころか逆に混乱が広く深く拡大しているように見える。

 イラク戦争当時私は「戦車で運び込んだ民主主義は根付かない」と強調した。

 民主主義は自分で選択し自分で形成するもの。そして自分たちの力によって樹立した国家が独立国となるのである。

 そのことをきちんと認識しなかったのが米国の間違いである。今後も米国がこんな間違いを繰り返さないという保証は何もない。

 だからこそ日本は、米国の間違いを指摘し、それを是正することができる立場を維持する必要がある。

 それに5月の連休まで、果たして今の流れが順調に進むのかも疑問である。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年02月12日 08:46

ホント驚きです。。。

■女子高生の約1割が「1日に15時間以上」スマホを使用!平均は7時間

長澤まき

未成年者のスマートフォン使用時間が長時間化している。

スマホ等の使用が長時間化へ

情報セキュリティメーカーの「デジタルアーツ(株)」は10日、未成年の携帯電話・スマートフォンの利用実態調査を発表した。

それによると、前回調査では6.2時間だった「女子高生の1日平均スマホ使用時間」が7時間になるなど、スマホ等の使用が長時間化していることが明らかになった。

高校生からスマホ使用が長時間化?

デジタルアーツは、全国の小・中・高校生618名および9歳までの子どもを持つ保護者595名を対象に携帯電話・スマホの利用実態調査を行った。

調査の結果、10歳から18歳のうちスマホ等の平均使用時間が最も多いのは「女子高校生」で1日の平均が7時間となった。ちなみに、男子高校生の平均使用時間は4.1時間、小中学生は2時間未満。

また、女子高生のうち「使用時間が15時間以上」と回答した者が9.7%いた。

ネット上には「半端ない」と驚きの声

この発表を受け、ネット上には驚きの声が寄せられている。

永井千聡(音楽講師)  @CHISASENSEI
女子高生、スマホ使用時間の平均→1日7時間ですとっ?!?!(°°;) 平均がですよ。 7時間って、睡眠時間じゃん(≧▽≦) 何とかしなきゃ、日本!!

雑用係@3年目 @hiro47116574
女子高生スマホの使用時間1日平均7時間て嘘やろ(笑) どんだけ暇なんや

しんせん@PSO2 @shin100002
今の女子高生の1日平均スマホ使用時間7時間か……… ずーっと画面見てると、肩こりそうだなー(小並

かとちゃん @piece_of_wish
スマホの使用時間は中学生までは1時間ぐらいみたいやけど、 高校生になると男子が4時間ぐらいで、女子は7時間!! いろいろと興味を持つ年になるやろうけど、ハンパねぇ…(´Д`)

かえる@GL(基本フレーム)布教中 @naippi13
女子校生のスマホ使用時間いつ見てもやべーなって思うけどPCにしたら自分も似たようなもんだし何も言えんわ

授業中や睡眠などを除く多くの時間で、スマホを頻繁に使用している女子高生が多いようだ。

「非常に危惧」と大学准教授がコメント

この調査結果に対して、玉川大学大学院教育学研究科の近藤昭一准教授はこのように述べている。

人格形成の一番大事な多感な時期に、メディアを介した間接的なコミュニケーションがメインとなってしまい、人と人との多様で直接的なコミュニケーションの機会が失われつつあることを非常に危惧しています

近藤准教授は、インターネット等を子どもの居場所にするのではなく、子どもの周囲に多くの出会いの場を作り、しっかりと人と向き合える交流をさせてほしいとも述べている。

高校生の半数「やめられない」

スマホやパソコン等の普及に伴い、ネットメディア接触の低年齢化や長時間化が問題となっている。

岡山県教育委員会の調査によると、岡山県内の高校生の3割教がスマホ等の使用で生活に影響が出ていると感じていると答えた。

調査では多くの高校生が、このように回答したという。

使い始めるとやめられない

スマホを使用するために、睡眠時間や学習時間を削っている高校生が半数以上だという。

ネット依存から抜け出すのは困難?

子どもや若者のネット使用の長時間化が問題になっているのは、日本だけではない。中国では、2400万人程が「ネット中毒」だといわれている。

そんな中国で、ある男性がネット依存を断ち切るために驚くべき方法を実行したという。

中国の江蘇省で、ネット依存症を克服できずに苦しんでいた19歳の男性が、「ネットをやめるためにはこれしか方法がない」と、包丁で自分の手首を切り落としたというのだ。

手首を切り離さなければ止めることができないほど、スマホやネットへの依存が深かったのだろうか。

・出典元:スマホ 高校生「生活に影響」3割…岡山 - YOMIURI ONLINE(2/8)
・出典元:海外発!Breaking News】19歳男性、自ら手を切り落とす。ネット依存症を断ち切るために! - Tech insight(2/7)

[イロリオ]

Posted by nob : 2015年02月10日 17:39

支援救出放棄契約のうえで渡航を許可する以外にはない、、、かと思います。。。Vol.2/後藤氏をはじめ渡航する人達はみな覚悟の上でのことだと。。。

■「イスラム国」に対し日本と日本人がすべきこと

上久保誠人 [立命館大学政策科学部准教授]

英米に「自己責任論」は存在しない

 今回の「イスラム国」を名乗る組織(以下IS)による日本人人質殺害事件に関して、まず最初にいわゆる「自己責任論」を考えてみたい。これは、外務省が渡航自粛勧告を出していたISが支配する危険地帯に、「民間軍事会社の社長」を自称して入って拘束された湯川氏と、その救出に向かった後藤氏に対して、ネット上を中心に広がる「政府に迷惑をかけるな」「政府が助ける必要はない」などの批判のことだ。

 この現象は、英国国営放送(BBC)が、デヴィ・スカルノ氏のブログでの「後藤氏は自決せよ」という発言を紹介するなど(“Japan wakes up to bad news about Kenji Goto”を参照のこと)、諸外国からも「日本らしい」こととして強い関心を持たれているようだ。

 筆者が知る限りだが、少なくとも英国では、「自己責任論」というものを聞いたことがない。おそらく米国でも同じだろう。英米では、そもそも人間行動のすべてに「自己責任原則」が貫かれているので、あらためて特定の場面で「自己責任」を強調する必要がないからだろう。

 一方、日本の「自己責任論」は、「自己責任でない場合は、政府に生命と安全の保護を求めることができる」という考え方が前提のように思う。つまり、国民の自己責任とされる範囲は狭く、政府に頼れる範囲が広いとされているからこそ「自己責任論」が出てくるということだ。

 これには違和感がある。なぜなら、日本政府は「国民の生命と安全の保護」の意識が希薄だと思うからだ。例えば、筆者がかつて商社マンだった頃、世界のどこかで紛争が起こった際、日本大使館は日本人でさえ大使館に入れず、締め出すようなことがあったと聞いたことがあった。

 紛争時にはむしろ英国大使館や米国大使館が、国籍を問わず誰でも逃げ込める「駆け込み寺」になる。「なにかあった時は英米大使館へ向かうべし」というのが日本人駐在員の常識だった、と商社の先輩からよく聞いたものだった。逆説的だが、自己責任原則が貫徹されているはずの英米政府のほうが、国民の生命と安全を守る意識が徹底されているということだ。

日本はISの「キャッシュディスペンサー」に
なっていたかもしれない

 ひとついえることは、政府は万能ではないということだ。政府にできることには限界がある。それは、英米でも日本でも同じことである。

 ISは米国人3名、英国人2名を殺害している。ISの「空爆停止」の要求に対して、英米政府が一切の交渉を拒否したからである。ISに屈して交渉に応じ、身代金を支払えば、ISに多額の資金を与えることになる上に、さらなる身代金獲得を狙って、テロが繰り返される恐れがある。英米が人質救出のためにできることは、基本的に「軍事作戦」しかないのである。

 今回、ISによる日本人拘束が明らかになってからの日本政府の対応を批判する声がある。政府は、身代金支払い要求に応じない一方で、中山泰秀外務副大臣をヨルダンに送りこんで人質解放に協力を要請した。だが、ヨルダンがどのようなパイプでISと交渉しているのか、交渉状況がどうなっているのか、政府はほとんど掴めなかった。特に、ヨルダンがISに対して軍パイロットの安否確認を要求し、女死刑囚の釈放を拒否してからは、交渉状況は全く見えなくなった。このように、日本政府は人質解放に無力だったように見えることに、批判が集中している。だが、そもそも日本政府はISと交渉自体、してはいけなかったのではないだろうか。

 英米のジャーナリストがISに拘束・殺害されたケースと、今回の日本人のケースの違いを考えてみたい。繰り返すが、ISが英米人を拘束した際、英米政府に要求するのは「空爆の停止」である。そして、英米政府が一切交渉に応じないので、人質は殺害されることになった。英国のジャーナリスト、ジョン・キャントリー氏が拘束されたまま、ISの広報映像にたびたび登場しているが、彼を巡っての交渉も行われていないようだ。要するに、ISが英米人を拘束・処刑するのは、ISの恐ろしさをアピールする「政治的パフォーマンス」の意味しかない。

 一方、ISが日本人を拘束した今回のケースでは、「身代金」を要求された。そして、途中で要求が身代金から「人質交換」に変わった。これはISが、日本のことをより「実利的」に考えている可能性を示している。

 英米などの有志連合による油田地帯への激しい空爆や原油価格の下落で、ISの主な収入源である原油密売が激減しているという。そこで、ISは身代金目的の誘拐による資金獲得を強化している。身代金の収入は年間40~50億円になるという。ISは、弱腰のイメージがある日本なら、多額の身代金を払うと考えて、日本人誘拐を狙った可能性がある。

 これまでフランス、スペイン、トルコなどが、人質解放のためにISに身代金を払ってきたとされる。これらの国で、その後人質事件が頻発しているわけではない。だがそれはISが、これらの国は何度も多額の身代金を払い続ける力を持っていないと考えたからかもしれない。

 一方、日本は経済大国である。国連などさまざまな国際機関に多額の資金を拠出している。世界中の新興国・発展途上国に援助をばら撒いてきた。多額の米国債を保有する「米国のスポンサー」でもある。ISは日本に対して「金持ち」のイメージを持っているだろう。

 もし、日本が今回、身代金を支払っていたら、ISは日本のことを、活動資金を引き出すためにいつでも使える「キャッシュディスペンサー」と考えたかもしれない。ISが、まるでキャッシュカードを使うように、活動資金を引き出すためにありとあらゆる機会を捉えて日本人の誘拐を狙うようになれば、本当に日本人は世界中で危険に晒されることになる可能性があったのではないだろうか。

他国の死刑囚釈放で
自国民を取り戻すことの意味

 さらにいえば、ヨルダンに収監されている女死刑囚の釈放を条件に、後藤氏の解放を交渉して、もし解放が実現していたらどうだっただろうか。日本国内では、後藤氏の救出を願うあまり、ヨルダンがISの要求を受けて女死刑囚を釈放するかどうかに焦点が当たり続けていた。ヨルダンが「軍パイロットの安否確認」を求めて、ISの要求を拒否した時には、日本国内に動揺が広がった。

 だが、もし女死刑囚を解き放てば、ISはヨルダンの足元を見て、さらなる要求を突きつける可能性がある。同国や周辺諸国の住民は今以上にテロの恐怖に晒されることになるのだ。その深刻さは、一部の識者が指摘してはいたものの、ほとんどマスコミが取り上げることはなく、日本国民の関心ではなかった。

 換言すれば、日本人はヨルダン国民の置かれた厳しい状況に気を使うことはほとんどなかったように思う。だが、女死刑囚が釈放されて、ヨルダン国民が恐怖に晒されることになった時、日本人が生きて戻ってくるというならそれでいいと、日本人は歓喜の声を上げたのだろうか。それは、国家としてあまりに品格に欠けており、国際社会に「恥」を晒すことになったのではないだろうか。

 結局、日本政府が人質解放のためにできることは、なにもなかったということだ。非常に悲しいことだが、結果的に後藤氏が殺されるのを待って、ISに対して猛然と非難声明を出すことしかできなかったのだ。それ以外のすべての解決策は、日本と世界の人々を、よりテロの危険に晒すことになるものだったからだ。

 繰り返すが、政府は万能ではない。政府ができることには限界があるということだ。日本国民はそのことをよく自覚し、テロリストが支配するような危険地帯には、近寄らないようにするしかないのである。

政府は日本人がテロに遭う
危険性を最小化することができた

 ISは、「日本が『邪悪な有志連合』と同様に勝ち目のない戦いに加わるという無謀な決断をしたため後藤さんを殺害する。今後も場所を問わず日本人を殺害する。日本にとっての悪夢が始まる」と脅迫した。だが、これによって、日本人が世界中でテロに遭う恐れが強まったとパニックに陥るべきではない。

 そもそも、ISにとっては、英米のほうが日本以上に許せない「敵」である。だが、英米人に対して、世界中でテロが頻発しているというわけではない。前述の通り、空爆によるダメージや資金力の悪化で、ISが本当に世界中でテロを起こす力を残しているかどうか自体、疑問なのだ。

 日本は事態を冷静に受け止めるべきだ。日本は確かにISから「敵」とみなされることになった。だが、それは日本人も、諸外国並みの危機管理を考えなければならなくなったというだけのことだ。むしろ、政府が身代金、女死刑囚の解放に応じず、ISに「日本はキャッシュディスペンサーだ」と思わせなかったことは、日本人が今後テロに遭うリスクを、難しい状況の中で最小化できたと考えるべきではないだろうか。

 今後、日本政府は国内でテロを未然に防げるよう情報収集力、分析力の強化、海外に渡航・滞在する邦人への迅速な情報提供など、対テロ対策を強化することになるだろう。それは、悪いことではない。前述のように、従来日本政府は国民の生命・安全の保護に関心が薄すぎたように思う。政府が緊張感をもって、それが改善されていくならば、今回のような不幸な事件が起きた中で、せめてもの幸いなのかもしれない。

日本は「違い」ではなく「同じところ」を
強調して中東外交、援助を続けるべき

 今回の不幸な事件を考える際、忘れてはならないことがある。それは、ISの台頭は、石油を巡る欧米の中東進出の歴史の延長線上にあるということである。

 18世紀末、英国の進出によるペルシャ(現イラン)でのアングロ・ペルシャ石油(現BP)の設立に始まる石油を巡る欧米の中東進出。第一次世界大戦当時の英国が「東アラブ人にアラブの独立国を作る」(マクマフォン書簡)、「パレスチナにユダヤ人国家を建設する」(バルフォア宣言)、「トルコ支配地区を英国とフランスで分け合う」(サイクス・ピコ協定)という3つの異なる約束をした、いわゆる「三枚舌外交」。その結果である、欧米石油メジャー(セブン・シスターズ)による中東の石油利権支配の完成、欧米によって人工的に引かれた国境線によるアラブ人国家の成立、そしてユダヤ人国家・イスラエルの誕生だ。

 もちろん、中東諸国は一方的に欧米支配に甘んじてきたわけではない。第二次世界大戦後、石油産業を国営化し、OPEC(石油輸出国機構)を結成して、エネルギーの欧米支配からの独立を果たした。中東の多くの国は欧米のメジャーとともにエネルギー国際市場を形成し、国民はオイルマネーで潤っている。だが、その一方で、その恩恵を受けられない貧困層との格差が広がった。貧困層は、欧米を「異教徒」と敵視する「イスラム過激派」の土壌となった。

 イスラム過激派のウサマ・ビンラディンは、アフガニスタンで反米テロネットワーク「アルカイダ」を組織し、米同時多発テロを引き起こした。これに対して米国がアフガニスタンを攻撃し、イラクのサダム・フセイン政権を倒したことで、イラク国内が内戦状態に陥り、「イラクのイスラム国」の前身組織が誕生した。隣国シリアが内戦状態に陥ると、「イラクのイスラム国」はシリア内戦に介入。IS(イスラム国)に改名した組織は活動領域を拡大し、イスラム世界全体を統一するのだという野望を示し始めている。

 要するに、ISの台頭には中東の欧米支配と、それに対する宗教・民族の問題があるということだ。だが、筆者はこのような問題を考える際に常に言われる「お互いの違いを理解しよう」などとは言いたくない。

 むしろ逆だと考える。この連載で常々主張してきたように、この問題でも、お互いの「同じところ」に意識を集中していくことではないだろうか。

 中東諸国の国民や、欧米と日本に住むイスラム教徒の人たちから「イスラム教とISを一緒にしないで」という声がある。彼らは、イスラム教を信じる人たちだが、同時に、我々と同じ民主主義的なルールがある社会に住み(国によって程度の差はあったとしても)、共通の市場を形成してビジネスを行っている人たちだ。イスラム過激派は、ここに入れない貧困層から出現していることを考えると、我々は「違い」を過度に強調するよりも、この民主主義・市場経済という共通の社会基盤があることを重視したほうがいい。貧困層をなくして、民主主義・市場経済の中に組み入れていき、中長期的にイスラム過激派に走る人たちをなくしていくことである。

 もちろん、民主主義・市場経済という欧米の価値観にイスラムの人たちを合流させていくということには反発があると思う。だが、「違い」を無理に強調するよりも、現時点で「同じところ」に意識を集中することのほうが、現状の上に立ったリアリティがあるのではないだろうか。さらにいえば、短期的な軍事作戦よりも、より抜本的な解決策でもある。

 そして、ここに日本の役割があるのは言うまでもない。菅官房長官は「ISを恐れるあまり、日本が積み重ねてきた中東外交、人道支援をやめれば、テロリストの思うつぼだ」として、安倍首相が表明した難民支援など2億ドルの資金援助をさらに増やす考えを明らかにした。断固としてやり切ってもらいたい。もちろん、それだけではない。政府開発援助(ODA)やビジネス、技術提供、教育、人材育成など、日本が中東に対してできることは、一歩も引くことなく、すべて出していくべきである。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年02月10日 13:44

自分自身の生を救えるのは自分自身だけ。。。

■他人にどう思われるかを気にしないようにする4つの方法

昨年、私は人生の中でしたいことが何なのか、ぼんやりとしていました。明確ではなかったため、言い切るだけの自信はなく、また周囲の人たちに自分の陰口をたたく理由を与えるのは、正直なところ、我慢なりませんでした。

私は、人に刺激を与えたいと思っていました。世界を旅したいと思っていました。そして、今度こそジムに入会しようと思っていました。

しかし、私の目標のほとんどが、身の回りの人たちがしていることとは非常にかけ離れているように見えました。たとえ私が異なる道に進もうと試みても、彼らは耳を傾けてくれなかったでしょう。そのような時に変化が訪れました。2014年の初めに突然ひらめいたのです。周りの人がどう思うかをずっと気にして、人生を送ることなんてできないと気付いたのです。

他の人の意見を恐れないようにして、もっと自立するために変えなければならなかったことがいくつかありました。ですので、このアドバイスは、何かしたいことがあるのに他の人の意見を気にして実行に移すことができない読者の役に立つものです。

1)同じような志を持った新しい人と会う

大抵の場合、人は最も付き合いの深い5人のようになると言われています。この説では、不安が重要な要素になります。というのも、あなたと似た人と付き合うことで、本当にしたいことがずっと簡単にできるようになるからです。

ブログを始めたいと最初に思った時、ブログをしている他の人のことをまったく知りませんでした。私の当時の友人にブログをやっている人がいなかったのは確かです。ブログを始めて2、3ヶ月でこの状況は変わりました。私と非常に似通ったことを探求しているブログを運営している人たちとつながりを持ち始めたからです。そのような人たちとつながれたことと、また彼らがいつもサポートし、助言をし、同じ志を持って会話をしてくれることで、より簡単に物事を進めることができるようになりました。

これまでの友人を忘れたという訳ではありません。これまでの友人が素晴らしい友人であり、いつもそばにいてくれたのに、他の友人ができたからといって彼らをなおざりにしようなどとどうして思うでしょうか。ただ、自分と同じ波長の新しい人と会うことで、友人の視点から必要とするサポートをしてくれたり、方向性を示してくれたりしてもらえるということを心に留めておくことには価値があるというだけです。

2)身の周りから否定的な要素を取り除く

私の体験談に出てくる古くからの友人の多くは、人生に対して否定的な見方をしていたり、人のやりたいことに対してどちらかと言えば否定的な態度をとったりしていました。そのような彼らにとって、人の意見を否定することは、ごく簡単なことでした。

たとえば、ジムに入会するつもりだと初めて言った時、数人の人から胸が痛むほど笑われ、その体験を乗り越えて振り払うのには苦労しました。その後、筋骨隆々になり多くの人を驚かせましたが、彼らのもたらした否定的なイメージを人生から取り除かなければ実現できなかったでしょう。

私は自分に疑いや感情的な葛藤をもたらす人と関係を絶つことで、グループの中で簡単に自分を出せるようにし、他の人と目標を共有して気持ちよく過ごせるようにしました。

そのようにすることで、ここ数年間、非常に助かり、これまでよりずっと多くのことができるようになりました。否定的でしみったれた友人と縁を切ることは、周りの人たちの間でより自信を持ち、他の人の意見を恐れないようにする上で重要な一歩になります。

3)信頼できる友人を重視する

あなたには、おそらく異なるタイプの友人が多くいるでしょうが、特に信頼している友人は誰でもごくわずかでしょう。いつもそばにいてくれて、どんなことがあろうとあなたをサポートしてくれる人です。誰かと話したいときは、そのような信頼できる友人の所に行くべきです。彼らなら理解を示してくれて、非常に頼りになるからです。

初めて自分の考えを話し、1人の人間として自信を持ちたいと思っていた時を振り返ると、2、3人の友達1人1人と個別に話をしたものです。私は自分の目標や新しい考え、物事に対する意見などを共有し、友人は話に耳を傾けてくれて、実際に会話が盛り上がったものです。

これらの会話によって私は自信を強めました。私が話していることを理解し、異論を唱えない人もいることがわかったからです。そして私は、徐々にグループ内の他の友だちにも心を開くようになっていきました。事態が変わっていくのに時間はかかりませんでした。より快適に暮らせるようになり、私の目標が現実になり始めたのです。

まずは信頼のおける友人から始めて、徐々に他の人にも心を開くようにしていってください。初めから多くの人と会って不安を克服しようとしても無駄になります。少しずつ自信をつけてください。

4)人生を進めていくのは誰かを忘れずに

最後に覚えておいて欲しいことがあります。ほかのことより、メンタル面での課題になることですが、自分の人生を進めていくのはあなた自身だということを忘れないでください。何を選び、何をしようとも、あなたの自由です。友人はやって来ては去って行きますし、多くの人に毎日会いますが、そのほとんどとはもう会わないでしょう。

ですから、外に出て自信をつけてください。あなたの人生のあらゆる瞬間を体験するのはあなた以外の何者でもありませんし、あなたの自己評価を高く保つことは、幸せで平和な生活を送る上で常に最も重要な一歩なのですから。

このひらめきが、2014年の私にとって何よりも衝撃的なことでした。私は、上記すべてのことを実践できますし、サポートしてくれる素晴らしい友人の集まりを手に入れられます。しかし、自分の人生をコントロールするのは自分自身しかいないということを理解していなかったら、私たちは常に疑念や不安の底に囚われ、埋められているように息苦しく感じることになるでしょう。

人生において、他人の意見を気にし続ける状況を受け入れることで、やりたいことのほとんどを最終的に実行に移していないことに気付くと衝撃を覚えます。私たちは、新しい人に話しかけて拒絶されることを恐れ、自分の考えに従って動いてはダメだと言われることを恐れます。
私たち全員がこの恐怖を克服し、やりたいことをやったら、どんなに幸せになれるか考えてください。

自信を持って、幸せになり、決して他人にけなされないようにしましょう。

4 Ways To Stop Caring What Other People Think | PICK THE BRAIN
Dan Western(原文/訳:Conyac)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年02月09日 18:01

支援救出放棄契約のうえで渡航を許可する以外にはない、、、かと思います。。。

■危険地域のテロ被害「責任は本人にある」83%

 読売新聞社の全国世論調査で、政府が渡航しないように注意を呼びかけている海外の危険な地域に行って、テロや事件に巻き込まれた場合、「最終的な責任は本人にある」とする意見についてどう思うかを聞いたところ、「その通りだ」が83%に上り、「そうは思わない」の11%を大きく上回った。

 「その通りだ」とした人は、イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件を巡る政府の対応を「適切だ」とした人の90%に達し、適切だとは思わない人でも73%を占めた。支持政党別にみても、自民支持層の88%、民主支持層の81%、無党派層の79%が「その通りだ」としており、「最終的には自己責任」の考え方が、広く浸透している。

 一方、海外で日本人がテロの標的となる可能性が「高まった」と思う人は81%を占め、「そうは思わない」は14%だった。

[読売新聞]

Posted by nob : 2015年02月09日 17:54

健全でいいと思う。。。Vol.2

■「若者のSEX離れ」ネットの声は

毎日新聞のWebサイトが2月5日、日本家族計画協会がまとめた「男女の生活と意識に関する調査報告書」で、若い男性の「セックス離れ」が進んでいるとの調査結果が出たことを紹介。男性は“草食”どころか「絶食傾向」にあるなどの分析が、ネット上で話題になっている。

報告書は2014年に16~49歳の男女3000人を対象として、性や避妊、妊娠、中絶などに関する意識や行動などを様々な側面から調査したもので、2年に1度実施されているという。毎日新聞によると、今回注目すべき点は、「29歳以下の男性の性行動を巡る事情」。性交経験率が5割を超える年齢は29歳で、08年の「23歳」、10、12年の「26歳」と比べて一気に高年齢化していたという。

また、セックスに「あまり、まったく関心がない」と「嫌悪している」と回答した男性の割合が18.3%で過去最高に。世代別にみると、45~49歳が 10.2%なのに対し、25~29歳は21.6%、20~24歳は21.1%、16~19歳は34.0%と、年齢が下がるにつれて関心が薄れていくようだ。

これらの結果について、ツイッターでは、

「この結果は絶望的ではないか?この国で生きていける気がしないぞ…どうしてこうなった?嫌悪感てなんやねん??」

と、問題視する声がある一方で、

「若者のセックス離れだって。性行経験が5割を超えるのが30前かぁ。それはそれですごい気がするけど、まあ、そんなのひとそれぞれじゃない?どうでもいいわ。本人がそれでいいならそれでいいし。したいけど出来ない(相手がいない)のは大変かもしれないけど。何がそんなに問題なんだろう?」(原文ママ)
「やる人はやる やらない人はやらない 終わり」

と、個人差のあることで問題にするほどでもないとの意見も。また、「セックス離れ」の原因については、

「確かにな..相手がいるにこした事はないんだろうが、いなくても大して困る事も、カネもねェしダリィしな」
「男のヤラハタや女のクリスマスケーキといった個人の人生に社会全体が圧力をかける風潮は気持ち悪いけど、そういう社会からのプレッシャーがなくなったことが、男の絶食化や女の晩婚化の一因だよね。人間なんて楽な方に流される生き物だから、ある程度の圧力があった方が結果的に幸せなのかもね」
「実際には性の絶食化ではなく、女性との性行為よりも高性能な性欲処理アイテムによる処理の方が楽で快楽を感じる事が原因だと感じる」

などという分析が投稿されている。

さまざまな意見があるが、「若者のセックス離れ」が進んでいるということ自体は、多くのネットユーザーに現実感をもって受け止められたようだ。

[webR25]

Posted by nob : 2015年02月09日 17:48

一番大変なのは始めること、、、

ひとたび始めてしまえば

あとは流れに従って終わるもの。。。

Posted by nob : 2015年02月05日 21:47

健全でいいと思う。。。

■<セックス離れ>若い男性、性の「絶食化」 3000人調査

 若い男性の「セックス離れ」が進んでいることが、一般社団法人日本家族計画協会がまとめた「男女の生活と意識に関する調査」で分かった。夫婦の約半数がセックスレスという実態も判明。専門家は「男性は『草食化』どころか『絶食』傾向。若年層の労働環境の悪化など、社会背景も関係しているのではないか」と分析している。

 ◇10代後半の3割超

 調査は昨年9月、全国の16〜49歳の男女3000人を対象に実施し、1134人(男519人、女615人)から有効回答を得た。2002年から隔年の調査で、7回目になる。

 今回、特に目を引いたのが、29歳以下の男性の性行動を巡る事情だ。性交経験率が5割を超える年齢は「29歳」で、08年の「23歳」、10、12年の「26歳」と比べて一気に高年齢化した。一方、女性は「28歳」で、過去の調査結果(24〜27歳)より高かったが、男性ほどの変化はなかった。

 また、セックスについて、「あまり、まったく関心がない」と「嫌悪している」を合わせた男性の割合が18.3%で過去最高に。特に若年層ほど関心が低く、16〜19歳で34.0%▽20〜24歳で21.1%▽25〜29歳で21.6%−−となり、45〜49歳(10.2%)も上回った。

 若い男性のこうした傾向は10年の調査で初めて明らかになった。以降、「無関心」または「嫌悪している」割合が年々高くなり、今回は08年に比べほぼ倍増した。「草食男子」だった10代が20代半ばになっても草食のままで、かつこうしたケースが珍しくなくなってきたのかもしれない。なお、女性の場合、08年に比べすべての年齢層でセックスへの無関心・嫌悪の傾向が広がった。

 ◇学歴・収入負い目?

 なぜ若い男性の草食化が進んでいるのか。調査を分析した医師の北村邦夫・同協会理事長によると、異性との関わりを面倒と感じたり、結婚に利点がないと考えたりしている男性に、その傾向が強かったという。「相手との関係を築くには相応の時間とお金と労力がかかる。セックスに至るまでのコミュニケーションを難しいと感じる男性が増えているのではないか」。北村さんはこう話したうえで、「一般的に男性は相手より優位に立ちたいと考えがちだ。学歴や収入面で同年代の女性に負い目を感じれば、結果的に関わりを避けるのかもしれない」と分析している。

 .非正規で余裕なく

 一方、夫婦の間で1カ月以上セックスのない、いわゆる「セックスレス」の割合は44.6%(男性36.2%、女性50.3%)で、年々増え続けている。セックスに消極的な理由は、男性では「仕事で疲れている」(21.3%)、「出産後何となく」(15.7%)、女性では「面倒くさい」(23.8%)、「仕事で疲れている」(17.8%)の順に多かった。「趣味など他にセックスより楽しいことがある」といった前向きな理由を選んだのは、男性4.5%、女性5.9%で少数派だった。

 北村さんによると、前回の調査では、1週間の労働時間が計49時間を超えるとセックスレスになる傾向が顕著だったという。また、総務省などによると、若年者(学生除く15〜24歳)の3分の1、30〜34歳の既婚男性の4分の1が非正規雇用に就いているというデータもある。「若年層を中心に非正規雇用が増え、精神的な余裕のなさも関係しているのではないか。男女ともにワーク・ライフ・バランスに配慮するなど労働環境の見直しが必要だ」と指摘する。【鈴木敦子、小川節子】

 ◇ピル避妊使用、少なく

 調査は、出産や中絶、避妊などについても聞いた。

 医学的な出産適齢期は35歳ごろまでとされているが、「最後の子どもを出産する理想年齢」を尋ねたところ、最も多かったのが「30〜34歳」で男性34%、女性41%だった。しかし、「35〜39歳」も男性25%、女性18%に上り、理想の年齢と適齢期の間にずれがあった。

 中絶経験率は、2002年は17%だったが、今回(14年)は13%と減少傾向だ。中絶の理由は「経済的余裕がない」(24%)、「相手と結婚していない」(23%)、「相手が出産に同意しない」(10%)などが続いた。中絶時の女性の気持ちは、胎児に申し訳ない46%▽自分を責めた15%−−などで、半数以上が否定的な感情だった。

 避妊している女性は、「コンドーム」の使用が86%で最多だった。認可から16年たつ低用量経口避妊薬(ピル)は5%で、認知度は02年67%、14年65%と横ばいだ。「使いたくない」は71%に上り、副作用が心配51%▽毎日飲むのが面倒9%−−などが理由だった。

 避妊に失敗した時、性交後72時間以内に緊急避妊ピルを飲んで妊娠を防ぐ「緊急避妊法」の認知度は、04年の21%から年々増え、今回は39%だった。また、日本では未認可だが、世界57カ国で承認されている「経口中絶薬」は、22%が「あれば使いたかった」と答えた。

 北村さんは「中絶手術より女性の体にダメージが少ない経口中絶薬の認可へ向け努力したい。また産婦人科医はピルの効果をきちんと説明し、性感染症はコンドーム、避妊はピルという意識を定着させなければならない」と話す。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年02月05日 21:40

そのとおり!!!Vol.46/賛成!前園くんに一票!!

■大久保、後任監督は「日本人がいい」

 川崎Fの14年W杯ブラジル大会代表のFW大久保嘉人(32)が、ハビエル・アギーレ氏(56)の監督解任劇から一夜明け、後任監督について持論を展開した。4日、川崎市内で行われた練習後に「日本のサッカーを知っている人がいいと思う」と話した。6月からW杯アジア予選が始まり、練習時間が限られているため「日本のサッカーを知らない人が一からやるのもおかしくはないけど、日本人がいいと思う」と見解を示した。

 解任問題に揺れる日本サッカー界については「海外ではよくあること。日本もいい経験をしたんじゃないかな」と前向き。04~06年シーズン、マジョルカ(スペイン)に所属した際に指導を受けたクーペル監督は、12年に八百長に関与していたことを認めて問題になった。アギーレ氏とともに告発された中には、一緒にプレーした選手もいるという。「(問題を)引きずらないように切り替えて、成長していくしかない」と話した。

[日刊スポーツ]

Posted by nob : 2015年02月05日 21:35

そのとおり!!!Vol.45

■みんなの広場:あいさつしないのは大人たち

無職・桂美智子・74
(福岡県宮若市)

 本欄1月17日の「あいさつしない子供たち」を読みました。あいさつをしないのは子供ではなくて大人です。私は道で会う人、ウオーキング中にすれ違う人、顔は存じ上げなくてもあいさつはします。でも、「あなたは誰? 知らない人なのに!」とでも思われるのか空振り三振が多いです。でも心は青空です。楽しいですよ、あいさつは。見返りは求めません。何かを期待することは、相手に強要するということで好ましくないと思うからです。

 勝手にボールを投げておいて、返ってこないからといって不平に思うのもいかがなものかと。投稿の中にもあったように「何かおかしい」のは社会です。門前の小僧習わぬ経を読むです。大人がお手本になってこそ、次代が育つのではないかと思います。

 おてんとう様を見上げられる生き方をしなさいと祖母に育てられました。ただただ毎日を丁寧に歩いているつもりです。今朝も知らない方に声をかけます。「おはようございまーす」と。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年02月05日 21:31

人生最良の日♪

昨日よりも今日、、、


そして今日よりも明日。。。

Posted by nob : 2015年02月01日 16:25