時折私も神社仏閣を訪ねます。信仰心はなくとも不思議と心身が洗われる気がします。

■「つい、他人と比べてしまう」「自分のしたいことがわからない」という人は、ご神仏に祈ってみるといい!
ご神仏のメッセージを受け取れる尼僧が教える、本当の「ご利益」とは何か

悟東あすか

真言宗の尼僧である悟東あすか氏は、幼い頃から「見えない存在」を感じ取っていたが、そのことで生き辛さを感じ、得度した際にお大師さまに祈って以来は霊感的に何かを見ることはなくなり、そして徐々に祈る時にご神仏からのメッセージを受け取れるようになったという。

 ご神仏にお参りしたり祈りを捧げたりすると、いろいろな人とのご縁がつながったり、願いがかなったり、ピンチを救ってもらったり、健康になったりと、神さま仏さまの「ご利益」はたくさんあります。

 でも、まずあなたに知ってもらいたい、大切なご神仏の力があるのです。

 それは何かというと、ご神仏は、あなたが本当は何をしたいのか、どうやって生きていきたいのかをわからせてくれるということです。「自分自身の人生」を歩めるようにしてくれることなのです。

「いや、自分の望みや願いくらいわかっている」「私は自分の人生を生きている」と思うかもしれませんね。

 でも、自分で自分の人生を歩いているつもりでも、実際には、他人や世間のために生きているケースも少なくありません。

 実は、周囲の視線を気にしたり、他人の価値観で人生を選んだり、他人との比較をベースにして生きていることも、意外に多いのです。

 たとえば、あなたは「人に認められたい」「競争に勝ちたい」「親に喜んでもらいたい」「自分だけ得をしたい」といった気持ちから、人生の選択をしたり行動したりしたことはないでしょうか。

 または、「周囲が自分を認めてくれない」「幸せそうなあの人に比べて、私は不幸だ」「私ばかり損をしている」と悩んだことはないでしょうか。

 健全な競争意識や向上心は大切ですが、他人の意見や周囲の価値観を基準にしてしまうと、とてもつらいですね。

 でも、こんなふうに考える人が少なくないのです。

 というのも、私自身もずっとそうでした。

 小さい頃から母親に「男に負けてはいけない」と教えられ、学生時代は勉強だけでなく武道にも精を出し、母に認められたいと、つねにがんばり続けてきました。

 だからよくわかるのですが、比較や競争の中で生き、人の視線を気にしている時は、自分の人生を生きていない時です。

 自分が本当は何をしたいのかがわかっていないので、あるいは自分の本音にフタをしているので、周囲を気にして悩んでしまうのですね。

 本来、「自分」という存在はかけがえがなく、人と比べようなどない尊いものです。

 そのことがわかっていれば、他人の評価や損得から自由になれます。

 そして、自分自身が心からやりたいことをやり、生きたいように生き、「自分の人生」を歩めます。

 そんな人生を歩ませてくれるようにガイドしてくださるのが、神さま、仏さまなのです。

 これからあなたが、好きなお寺にお参りしたり、ご神仏に祈りを捧げたりするようになると、薄紙がはがれるように心が軽くなっていき、安心感が生まれるでしょう。

 そして、「人生はこういうもの」「こう生きなければならない」といった古い思い込みがはがれていくでしょう。

 なぜ、私がそう言えるのかといえば、お寺にお参りしていらっしゃる方たち、毎日の中でご神仏に祈っている方たちがどんどん変わっていくのを目のあたりにしてきたからです。

 私自身も修行を終え、家に戻ってご神仏に祈り続けるうちに、少しずつ昔の思い込みがはずれていくのがわかりました。

 そして、自分の心を素直に見つめられるようになり、自分自身を大切にすることや、人と和して生きることを学んでいったのです。

 そのうち、神さまや仏さまにおまかせして自分のやるべきことをやっていれば、人間が生きていくうえで心配することは何もないとわかってきたのです。

  といっても、まだアタフタすることもあれば、「どうすればいいのだろう」と悩むこともあります。それでも心は、「何があっても大丈夫」という大きな安心感に包まれているようになりました。

 一番の変化は、毎日の暮らしの中に小さな喜びを感じられるようになったことです。
「今日の空は、なんてきれいなんだろう」
「風が気持ちいい」
「ごはんがおいしい」
 と、日々の中にはたくさんの幸せがあります。
 その幸せをていねいに感じる毎日も、ご神仏からいただいている大きな「ご利益」のひとつなのです。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2018年02月20日 16:39

知らぬは仏か否か。。。/言わずもがな、、、日本の名だたるホテルも。。。

■トイレ掃除したブラシでコップ磨き・・・中国5つ星ホテルの清掃隠し撮り

1泊2万円~4万円はする中国ハルビン市の外資系五つ星の「シャングリ・ラホテル」で、トイレ掃除に使ったブラシでうがい用のコップを洗っていた。中国人記者が清掃員の就職希望を装って潜入取材し、ずさんな清掃の様子をカメラに収めた。

女性清掃員は便器を洗ったブラシでバスタブやコップを洗い。同じ雑巾で便器、ゴミ箱、コップを拭いた。記者を就職希望者と思い込んだ女性清掃員は、こんな忠告までした。「客がいるときはこうやって洗ってはダメ。規則違反になるから。普通は浴槽とトイレのブラシは違うものを使わないといけないけど、面倒くさいからね」

ハルビン市のドイツ系5つ星「ケンピンスキーホテル」では、客の使用済みタオルでコップや便器、バスタブを拭いた後、最後に床を拭き始めた。ベッドのシーツも「汚れていなければ交換しないわ」と澄ましたものだった。女性清掃員は「普通は部屋の清掃は1日12部屋がノルマ。12部屋を超えて清掃すれば1部屋につき12元(約200円)の手当てがつくので、一部屋にかける時間を短縮するため」と話している。

ハルビン市当局は立入検査して行政処分を行い、ホテル側も謝罪した。

賃金安く手抜き

モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)「ここで働いている人たちの賃金が安いのは、よく知られています。5つ星は名ばかりで、搾取されているからというのが弁明なんですけど、これはないですよねえ」

坂口孝則(経営コンサルタント)「マニュアルのある外資系ですらこうですから、他のホテルはもっと酷いことが行われている可能性が邪推できます」

とにかく、中国のトイレの汚さは有名だ。あのトイレを掃除したタオルやブラシで・・・と考えただけでも気持ち悪くなる。

文 モンブラン

[Jcast テレビウォッチ]

Posted by nob : 2018年02月06日 16:27

結局のところ珈琲は???

■ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~
「からだに悪いコーヒー」が「飲むべきくすり」に!

第1回 “コーヒー悪者説”が覆された歴史――東京薬科大学名誉教授 岡 希太郎さんに聞く

柳本操=ライター

みんなが毎日飲んでいる香り高いコーヒーは、体にいいことづくめだった! 以前は「カラダに悪い」と言われていたコーヒーが、最新の研究により「カラダにいい」ことが明らかになっている。日経グッデイでは、最新の「コーヒーの健康効果」を専門家の方々に直撃して話を聞いた。第1回目となる今回は、12年間にわたりコーヒーの薬理効果を研究してきた“コーヒーの伝道師”岡 希太郎さんにコーヒー悪玉説が覆った経緯などを伺った。

 最新の研究により、「コーヒーは健康にいい」ことが次々と明らかになっている。「コーヒーを飲む習慣があるとがんにかかりにくい」「肝臓にいい」「脂肪燃焼効果がある」など、“コーヒーの健康効果”が相次いで発表されている。

 とはいえ、「子どもは飲んじゃダメ」「妊婦には危険」などとよく言われるように、タバコや飲酒などと同様、健康を損ねるというイメージがいまだにある。コーヒーはカラダにいいのか悪いのか――半信半疑の方も多いと思う。

 日経グッデイのコーヒー特集では、「コーヒーの健康効果」の最新事情を専門家の方々に聞いた。初回にご登場いただくのは、東京薬科大学名誉教授でコーヒー研究家の岡 希太郎さん。「毎日コーヒーを飲みなさい。」(集英社)、マンガ「珈琲一杯の元気」(医薬経済社)などコーヒーと健康に関する著書を多数手掛けている “コーヒーの伝道師”だ。

         ◇       ◇       ◇

「コーヒーが健康にいいのは間違いない」

ここ数年、「コーヒーは健康にいい」というニュースを目にする機会が増えました。「がんにかかりにくい」「肝臓にいい」「糖尿病にもいい」「脂肪を燃やす」など効果もさまざまですね。

岡さん 「コーヒーはカラダにいい」という研究成果が毎年のように出てきています。多方面にわたって健康効果が確認され続々と報告されるので、コーヒーの研究をしている私自身が、その多さに参ってしまうくらいです。コーヒーが健康にいいのは間違いないでしょう。私自身は「コーヒーはくすり」だとよく言っています。

 最近、一番話題になったのが、昨年5月の東京大学と国立がん研究センターによる発表です。「緑茶やコーヒーを飲む習慣のある人は、心臓病や脳卒中などによる死亡リスクが低下する」という疫学調査です。「コーヒーを1日3~4杯飲むと、心臓病死の危険性が4割減る」と新聞・テレビなどで大きく取り上げられました。私はコーヒーの健康効果について取材を受けることが多いのですが、このときは各メディアから取材依頼が殺到して大変でした。この発表で、「コーヒーはカラダにいい」という認識がより一層定着してきたように感じます。

岡さん コーヒーとお茶は、ともに世界中の人々に飲まれている存在ですが、どちらにも共通するのが、カフェインとポリフェノールという炎症予防作用と抗酸化作用がある物質を両方含んでいることです。カフェインやポリフェノールは、脂肪を燃やす働きがあるなど、さまざまな薬理効果を持っているのですが、両方あると相乗効果が出るのです。「カフェインとポリフェノールの相乗効果」と呼ばれるものです。

 コーヒー1杯に含まれるカフェインとポリフェノールは、浅煎りのレギュラーの場合でそれぞれ100mg、200mg程度です。緑茶(煎茶)の場合はそれぞれ半分の50mg、100mg 程度となっています。コーヒーほどではありませんが、お茶も両成分を多く含みますから、健康効果を期待できます。ただ、疫学研究ではコーヒーの研究が圧倒的に多いため、コーヒーの健康効果の方がマスコミなどで多く取り上げられるのです。日本で緑茶の疫学研究が少ないのは残念ですね。

いま注目は「血液サラサラ」効果!

さまざまあるコーヒーの健康効果の中で、今、岡先生が一番注目しているものは何ですか?

岡さん コーヒーの健康効果は、がん予防や2型糖尿病の改善、脂肪燃焼の予防などいろいろあります。それらの中で、私が今、最も注目しているのが「血液サラサラ効果」です。

主なコーヒーの健康効果 がん予防(肝がん、子宮体がん)
2型糖尿病の予防
気分しゃっきり、覚醒効果
血液サラサラ効果
脂肪燃焼の促進
運動時のパフォーマンスを上げる

コーヒー特集ではこれらの効果のうち代表的なものを順次取り上げていきます。次回は、誰もが気になる「がん」との関係を取り上げます

血液サラサラですか? コーヒーには、タマネギや納豆のような効果があるのでしょうか。

岡さん コーヒーにも、血液サラサラ成分が入っています。コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれています。クロロゲン酸は、コーヒーの健康成分として一番知られている存在です。クロロゲン酸は、体に入ると肝臓で代謝されて半分以上がフェルラ酸という成分に変わります。これが血管内で血小板が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにするのです。

 脂っこい食事を取ると血液はドロドロになり、血小板が活性化して血が固まりやすくなります。これによって血栓ができて血管を塞ぐと、脳梗塞や心筋梗塞などの突然死につながる病気となるわけです。ところが、食事といっしょにコーヒーを飲んでおけば、フェルラ酸が血液をサラサラにしてくれます。

 コーヒーの香り成分も血管の若返りに貢献します。コーヒーのなんともいえない馥郁(ふくいく)たる香りは、鼻腔から脳に到達し、リラックス回路を活性化します。このコーヒーの香り成分は空気中に漂う分の何百倍もの量がコーヒーの液体中に溶け込んでいます。コーヒーの香りの中心的存在であるピラジン酸は、血小板が固まるのを強く抑制することがわかっています。

 「人は血管とともに老いる」といわれます。「しなやかで丈夫」な血管をキープしたいなら、毎日コーヒーを飲んでおくといいわけです。
昔は発がん性があると考えられていた

「コーヒーが健康にいい」という認識が定着したのは比較的最近のことのように思います。個人的な印象ですが、20~30年くらい前は、カラダに悪いという印象が強かったように思います。いつごろから変わったのでしょう。

岡さん 「コーヒーが健康にいい」と言われるようになったのは、ここ10年ぐらいのことです。それまでは、医師の間でも「健康のためにコーヒーは控えたほうがいい」という意見が多くありました。

 コーヒーは、昔は「がんを促進する食品」と思われていたんです。コーヒーは見た目も黒いですし、カラダにいいイメージは持ちにくかったのでしょう。

岡さん 日本の病理学者、山極勝三郎博士は、1915年に世界で初めて人工的にがんを作り出すことに成功したのですが、彼は、煙突掃除夫に皮膚がんの罹患者が多いことに着目して、すすの成分であるコールタールをウサギの耳にひたすら塗り続ける実験を行いました。ほかの研究者が半年、1 年であきらめる中、彼は3年間コールタールを塗り続け、世界で初めて人工的にがんを発生させることに成功しました。コールタールが発がん性物質だということを明らかにしたわけです。

 コーヒーは真っ黒だし、焙煎して焦がすから、何となくコールタールに似ていますよね。コーヒーは発がん物質に違いない、という考えが世の中に広まって行ったのです。

調べ始めたら、実は「カラダによかった!」

岡さん コーヒーは欧米を中心に多くの人に飲まれていましたから、当然、コーヒーのカラダに対する影響を調べる研究も盛んに行われました。そして実際に研究を進めたところ、出た結果は逆だったのです。つまり、コーヒーはがんだけでなく、生活習慣病を防ぐし、パーキンソン病などの神経疾患も予防するようだ、といったポジティブな研究成果がどんどん発表され始めたのです。

 私が研究テーマをコーヒーに絞ることに決めたのは2004年のことです。当時、コーヒーが健康にいいという研究が世の中に出始めていて、そこに関心を持ったわけです。

 2002年には、オランダのヴァン・ダム教授らが「コーヒーを1日7杯飲む人は、1日2杯以下の人に比べて2型糖尿病の発症リスクが50%下がる」という報告を出しました。同教授の追跡調査によって、「コーヒーを1日6杯まで飲んだ人でも、がんや心血管疾患などあらゆる原因による死亡リスクには関係しない」という結果が出ています。

 2005年には、日本の国立がん研究センターから「コーヒーをよく飲んでいる人は肝臓がんの発症率が低い。1日5杯以上飲む人は肝臓がん発生率が4分の1になる」という発表も出ました(次回で詳しく紹介します)。

 「コーヒー悪者説」は、このように続々と明らかになる研究成果によりひっくり返されることになるのです。今では、医者の間でもコーヒーの健康効果は広く認知されるようになりました。例えば、肝臓関係の医師なら、コーヒーは肝臓にいい効果を及ぼすから、1日1~2杯程度を飲むことを勧めるという人が増えました。

津軽藩士の命を救ったコーヒー

コーヒーはカラダに悪いという前提で研究が始まったのに、出てきた結果は逆だったのですね。科学の進歩で従来の常識が逆転することはありますが、コーヒーはその典型ですね。

岡さん もっと以前は、コーヒーは「くすり」として扱われてきたのですよ。コーヒーが9世紀から10世紀ごろ アフリカ・エチオピアからアラビア半島にわたってきたとき、イスラム教の僧院ではコーヒーを秘薬として珍重したのです。コーヒーを飲めば徹夜の修業にも耐えられるためです。

 日本にコーヒーが入ってきたのは江戸時代のことですが、コーヒーはビタミン不足による壊血病に効くという記録が日本にも残っています。

 江戸時代末期の文化2年(1805年)。帝政ロシアは植民地を開発しようと、当時鎖国していた日本の蝦夷地(北海道)周辺にまでロシア船を出没させていて、これに対抗するため、江戸幕府は本州最北端の津軽藩士に宗谷岬の北方警備を命じました。ところが、苛酷な自然環境により一冬で100人中72人の越冬死者が出ました。ビタミン不足による壊血病が原因です。

 それから50年後の安政2年(1855年)には幕府は蘭学者の指導のもと、コーヒー豆を藩士に配給しました。その結果、一人の死者も出なかったのです。当時の記述には『和蘭コーヒー豆、寒気をふせぎ湿邪を払う。黒くなるまでよく煎り、細かくたらりとなるまでつき砕き二さじ程を麻の袋に入れ、熱い湯で番茶のような色にふり出し、土瓶に入れて置き冷めたようならよく温め、砂糖を入れて用いるべし』と記されています。

         ◇       ◇       ◇

 次回 からは、コーヒーと病気予防の関係について、さらに掘り下げていく。明日、1月27日には、コーヒーとがんの最新事情について、国立がん研究センター 社会と健康研究センター予防研究部部長 笹月静博士に話を聞く。コーヒーは特定のがんに対する予防効果があることが、国立がん研究センターの長年にわたる研究から明らかになっている。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2018年01月24日 20:46

意識してこそ。。。

■寒い冬の水分補給、それほど気にすることはない?

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ

夏は発汗も盛んで、喉が渇くという自覚症状がありますし、熱中症対策などの観点からも水分補給の習慣ができていますが、冬はおろそかになりがちです。

実は、人間の身体に必要な水分量というのは一年中変わりません。

ですから、冬こそ水分補給を怠らない意識づけが大切になります。

また、冬ならではの水分補給の必要性もあります。

今回は冬の水分補給について、確認していきましょう。

◆身体に必要な水分

人間の身体の水分が占める割合は、成人男性で体重の約60%、女性は約55%、新生児は約75%、高齢者は約50%といわれています。

そのうちおよそ3分の2が細胞の中に、残りの3分の1が、血液・リンパ・唾液・細胞間質液に配分されます。

「脱水症」とは体内の水分が不足する状態ですが、体重の2%(50㎏で1リットル)の水分が失われると、口やのどの渇き、食欲不振などの不快感に襲われます。

さらに、6%以上失われると「脱水症状」に陥り死に至る危険性もでてきます。

ちなみに、人間は食べ物がなくても水があれば2〜3週間は生きられますが、水分を一切摂取しないとせいぜい4〜5日で死んでしまうといわれています。

◆基本的な水分補給

環境省熱中症環境保護マニュアルによると、体重約70㎏の成人男性の場合、1日の水分の出入りは「2.5リットル」とされていて内訳は次のとおりです。

●入ってくる水
 ・食事に含まれる水分:1リットル
 ・たんぱく質、炭水化物、脂肪が体内で燃焼して出る水分:0.5リットル
 ・飲み水:1リットル

●出ていく水
 ・呼気:0.5リットル
 ・皮膚からの蒸発:0.5リットル
 ・尿や便:1.5リットル

このように、通常は1日に1リットルほどの水分補給をしていれば脱水状態には陥りません。

喉が乾いたときに200mlくらいを1日5回飲めばよい計算となります。

夏場は暑さや運動などにより発汗が促進されますので、その分余計に水分補給をする必要がありますが、身体も自然と水分を欲してくれます。

【参考】
環境省熱中症予防情報サイト『熱中症環境保健マニュアル』

◆冬の脱水

それに対して、冬の場合はどうでしょうか。

いくつか脱水にいたる重要な要因がありますので見てみましょう。

・乾燥による脱水

外気の乾燥、エアコンや暖房の使用による室内の乾燥、住宅の気密性により湿度が低いなど、冬は外的な要因から乾燥しやすくなります。

また、身体の体感温度が低くなり喉の渇きを感じにくい、身体を冷やしたくないために水分を控える…などといった状態になりがちです。

呼気や皮膚からの水分の蒸発は夏場でも感じることはなく、「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と呼ばれていますが、まさに冬は脱水状態に気がつきにくくなるのです。


・ウィルス感染などによる脱水

風邪やインフルエンザなどの感染症は、脱水症発症の原因となります。

嘔吐や下痢などの症状から大量の体液が体外に排出されたり、高熱による体温調節のため発汗が促進されたりするためです。


・脱水による脳卒中や心筋梗塞のリスク

冬は脳卒中や心筋梗塞が増加します。

これは、寒くなって血圧が上昇することに加え、水分の摂取不足から血液の粘度が高くなり、いわゆる血液ドロドロ状態になることが要因として挙げられています。


・アルコールによる脱水

冬場も飲酒の機会は多いでしょう。

お酒を飲むと喉が渇く、という現象はご存知だと思いますが、アルコールには利尿作用がありお酒を飲むと脱水状態になっていきます。

お酒を水分とみなして「水分補給をしているから大丈夫」、という解釈は誤りです。

最近では、飲酒しながら水分補給をする「和らぎ水」(洋風にいえばチェイサー)が奨励されています。

【参考】
二本酒造組合中央会「『和らぎ水』のすすめ」

◆冬の水分補給

寒い上に汗をかかないため、タイミングがつかみにくい冬場の水分補給。

夏と同じように、通常であれば1日1リットルほどの水を、ちびちび(1回にコップ一杯半ほど)飲みましょう。

ただし、冷たい水は身体を冷やしますから、常温や白湯などがよいでしょう。

また、大量に汗をかきネラル分を失う夏場とは違いますので、スポーツ飲料の常飲はおすすめしません。

さらに、風邪やインフルエンザにかかったときやお酒を飲むときにも、適切な水分補給を忘れずに。

冬は夏以上に意識して、水分補給を心がけてください。

[Mocosuku Woman]

Posted by nob : 2018年01月20日 20:19

簡単そうで最も難しいこと。。。

■いらぬことを考えず、今、この瞬間を懸命に生きることです

【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】

先のことを思い煩(わずら)うことはありませんし、昔のことをくよくよしたってしょうがありません。今、この瞬間が大切なのです。

[ニッポン放送]

Posted by nob : 2018年01月17日 12:19

睡眠はやはり時間よりも質。。。

■“深い眠り”を導く! 3分間でOKの快眠ストレッチ
深部体温と自律神経の状態を改善、心地良く深い眠りに

伊藤和弘=フリーランスライター

仕事やプライベートの時間をやりくりするために、真っ先に削ってしまうのが「睡眠」ではないだろうか。また、年齢とともに、眠りが浅くなったり、目覚めが悪くなったりする人も多いに違いない。もう眠りで悩まないための、ぐっすり睡眠術をお届けしよう。

 なかなか寝付けなかったり、就寝できても夜中に目が覚めてしまったり…。睡眠の質の低下に悩む人が増えている。

 企業向けに睡眠コンサルタントを行うニューロスペースが、2017年11~12月に、20~50代の男女846人に「睡眠に関するアンケート」を行ったところ、「睡眠に満足していない」と答えた人は実に58.0%と半数以上だった。睡眠に関する悩みは、多い順に「夜中に目が覚める」(中途覚醒)が32.5%、「寝つきが悪い」(入眠困難)が30.1%、「朝の目覚めが悪い」が29.1%、「しっかりと寝たはずなのに体がだるく爽快感がない」が27.8%という結果だった。

 また、2016年の国民健康・栄養調査を見ても、19.7%の人が「睡眠で休養が十分にとれていない」と感じている。

 睡眠時間を7~8時間確保することはもちろん大事だが、睡眠には量だけでなく、質の問題もある。時間的には十分眠ったはずなのに満足感がない、という経験は多くの人が持っていることだろう。そもそも“ぐっすり眠る”とは、どういう睡眠を指すのだろう?

 「結論から言えば、“深睡眠”がよく取れている状態のことです」と明快に答えるのは、RESM(リズム)新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック(横浜市港北区)院長の白濱龍太郎さんだ。

最初の4時間で深睡眠を2回以上

 睡眠には、筋肉は休んでいても脳は活動して夢を見ているレム睡眠と、脳も体もともに休んでいるノンレム睡眠がある。ノンレム睡眠は俗に「深い睡眠」と呼ばれるが、深さによってさらに3段階に分かれており、それらの中で最も深い眠りが深睡眠(徐波睡眠)だ。レム睡眠とノンレム睡眠は90分から120分で1セットになっており、深睡眠は眠った直後に現れ、明け方には見られなくなっていく。

 「脳内にたまった疲労物質(アミロイドβ)の除去、細胞を修復する成長ホルモンの分泌は、深睡眠のとき最も盛んになります。そのため、この時間が長いほど疲れが取れて睡眠の満足感がある。1000名以上の脳波(終夜睡眠ポリグラフ検査)と眠気(ESS検査)の関係を調べた結果から、ぐっすり眠るためには、眠りについてから4時間以内に深睡眠を2回以上取ることが必要と考えています」(白濱さん)

 睡眠時間が少々短い日でも、最初の4時間で深睡眠を2回取れれば「検査データを見ると、脳と体の疲れの8割程度は取れています」と白濱さんは言う。

 睡眠の質を確認したければ、目が覚めたとき布団の中で脈を測ってみるといい。ぐっすり眠れたときは、いつもより脈の回数が少なくなっているはずだ。また、電車の座席に座るとたいてい眠ってしまう、昼食後は必ず眠くなる、布団に入るとバタンキューで意識がなくなる、といったことが多い人もきちんと深睡眠が取れていない可能性が高い。

深部体温と自律神経のリズムを整える

 では、どうすれば“ぐっすり眠る”(眠ってから4時間以内に深睡眠を2回以上取る)ことができるのだろう? ポイントは「深部体温と自律神経にあります」と白濱さんは続ける。

 深部体温とは、内臓など体の内部の体温。これは1日の中でも規則的に変動する。最も低いのが明け方で、目覚める前から上がり始め、起床11時間後に最も高くなる。夜になって深部体温が下がると眠くなる。

 「睡眠の質が悪い人は、この深部体温のリズムが乱れていることが多い。夕方になっても体温が上がらない、眠る時間になっても体温が下がらないので眠くならないというわけです」と白濱さんは指摘する。

 一方、血圧、呼吸、代謝などを調節する自律神経には、活動状態にあるときに優位に働く交感神経と、休息状態で優位になる副交感神経がある。

 健康な人は夜になると副交感神経が優位になって、体がリラックスした状態になる。しかしストレスが強く、遅くまで働いている現代人は、眠る時間になっても交感神経が優位のまま。そのためベッドに入ってもなかなか寝つけず、眠っても良質な深睡眠が得られない。

3分ストレッチで浅い眠りを改善

 そこで白濱さんが考案したのが“ぐっすりストレッチ”だ。

 夜になったら3種類のストレッチをそれぞれ1分ずつ行うだけ。ぐっすり眠るために必要な深部体温のリズムを整え、副交感神経を優位にする効果があるという。では早速、具体的なやり方を説明しよう。

首もみストレッチ

(1)シャワーを固定し、少し熱めのお湯をうなじに当てる。湯船に首を沈めてもOK。(2)親指以外の指を組む。(3)シャワーは当てたまま。うなじの横のくぼみに親指を当てて、手をゆっくり上下に動かしてマッサージする。強すぎると逆効果なので、あくまで優しく行う。

 このストレッチは浴室で1分行うとよい。最初に深部体温を上げておくと、寝るときに下がりやすい。多くの血管が集中しているうなじを温めることで、効率よく血行を改善し、深部体温を上げることができる。マッサージによってさらに血行を良くするとともに、首の筋肉の緊張をほぐし、リラックス効果も得られる。

腕まわしストレッチ

(1)眠る準備を整え、部屋の明かりを消す。(2)腕を曲げ、脇を開いてひじを上にあげる。(3)そのまま後ろに向かって、ひじを大きくゆっくり回す(A)。左右の肩甲骨を寄せるようなイメージで。次に、(4)ひじが体の前に来たら手を組み、前方に腕を伸ばす(B)。(5)そのまま腕を頭の上まで持ち上げ、ぐっと伸ばす。2~3秒間キープしてから手を下ろす。(6)以上の動作を5~6回繰り返す。

 このストレッチは寝室で行う。肩甲骨の周辺には褐色脂肪細胞が多く、ここを刺激することで深部体温が効率よく上がる。肩の筋肉の緊張をほぐすことでリラックス効果もある。

足首曲げ深呼吸

(1)布団に入る。(2)3秒ほどかけて鼻からゆっくり息を吸いながら、左右の足首を手前に曲げる(C)。(3)3~5秒ほどかけて口からゆっくり息を吐きながら、ふくらはぎと足首から力を抜く(D)。(2)(3)の動作を5~6回繰り返す。

 仕上げのこのストレッチも寝室で行う。手足の末端から熱が放散されることで深部体温が下がる。足の血行を良くすることで熱が放散されやすくなり、スムーズに深部体温が下がる。さらに、ゆっくり息を吐くことで副交感神経が優位になり、リラックスすることができる。

 以上、浴室で1分、寝室で2分、計3分間で3種類の“ぐっすりストレッチ”は手軽に行える。「40人の患者さんに2週間続けてもらい、9割以上の人が睡眠改善効果を感じました」と白濱さん。寝る前の習慣にしてしまえば、条件反射でより眠りやすくなっていく。今の睡眠に満足していない人は、早速今夜から実行してほしい。

白濱龍太郎(しらはま りゅうたろう)さん
RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック 院長

[日経Gooday]

Posted by nob : 2018年01月09日 19:20

生き方(逝き方)の一つの選択、、、私の両親も登録しています。。。

■死後の「献体」希望者が年々増加中、注目を集める理由とは
死後の「献体」希望者が年々増加 費用は大学持ちで棺桶代や霊柩車代もかからない

死後の「献体」希望者が年々増加中、注目を集める理由とは

 人が亡くなってからの“後始末”について、常識が大きく変わりつつある。親族や友人に葬式で見送られ、家の墓に入る──そんな“逝き方”が、当たり前ではなくなるかもしれないのだ。都内在住の会社員A氏が困惑気味につぶやく。

「60歳を前に保険の見直しプランを練っていたら、妻から『高い保険料を払って死亡保障を手厚くするのはもったいない。“献体”なら火葬費用もいらないようだし、考えてみたら?』と冗談交じりに言われました。1人娘にも『私が嫁いだらお墓を継ぐ人もいなくなるし、いいんじゃない』と追い打ちをかけられ、返答に窮しましたよ」

 近年、死後の「献体」が注目を集めている。献体とは、医学・歯学の研究や教育のために遺体を無条件・無報酬で提供すること。医学部や歯学部のある全国91の大学と「献体篤志家団体」と呼ばれる57の組織などが窓口になり、2017年3月末時点で28万人超が登録済みだ。10年前に比べて7万人増で、登録は年々、増加している。

「登録者が亡くなると葬儀業者らが遺体を引き取り、腐敗を防ぐためにホルマリン溶液を注入・保管し、大学で解剖に備えます。ご献体は尊い意志によるものですから、実習前には必ず教員・学生がご遺体に合掌し、敬意と感謝の念を捧げます」(国際医療福祉専門学校・増茂誠二主席顧問)

 篤志解剖全国連合会会長の松村譲兒・杏林大学教授は、現状をこう語る。

「制度が始まった50年代に比べて献体の社会的な認知が進み、最近は団塊の世代の登録者が増えている。解剖学教室の保管スペースが足りず、登録を制限する大学も出ています」

◆迷惑をかけたくない

“献体希望者”が増えている理由について、松村教授は「とくに東日本大震災後は、『人生の最後に人様の役に立ちたい』という登録者が増えた」と説明する。ちなみに献体者の遺族には、文部科学大臣から感謝状が贈られる。

 また、“子供や孫に迷惑をかけたくない”という理由で献体する人も増えているという。

「昔と比べて“墓を守る”という価値観が薄れ、『葬儀後にお骨があると、子供や孫の負担になるのでは』と考えた結果、献体という結論に行き着く方が多い」(葬祭ディレクターの寺尾俊一氏)

 遺体を解剖して火葬した後、原則として遺骨は遺族に返却されるが、引き取り手がいなかったり、返還を拒まれた場合は、大学の納骨堂などに合祀される。

「大学では毎年、合同慰霊祭が行なわれます。ある80代女性は、『大学が慰霊してくれるなら、無縁仏ではないので安心だ』と献体に登録しました」(葬送ジャーナリストの碑文谷創氏)

 日本消費者協会の調べでは、2016年の葬儀費用の全国平均は195万7000円。墓や葬儀関連の情報を紹介するウェブサイト運営などを行なう「鎌倉新書」によると、墓石建立費と永代使用料の全国平均は181万5000円だった(2016年)。

 通夜や葬儀を省いて、火葬のみを行なう「直葬」は10万円台のケースもあるが、献体はさらに負担が少ない。

「保管や解剖後の火葬費用は1体数十万円ほどかかりますが、費用はすべて大学持ちとなり棺桶代や霊柩車代もかかりません。『費用ゼロと聞いたけど、どうしたら献体できますか』という問い合わせが少なくない」(前出・寺尾氏)

 希望者の急増による波紋は広がっている。

「大学の用意した納骨堂が満杯になり、遺骨の引き取り手がいないと献体登録できない大学が多くなりました」(第一生命経済研究所主席研究員の小谷みどり氏)

[週刊ポスト]


■火葬から埋葬まで無料でやってくれる献体 20年で登録者倍増

 現在、葬儀費用約200万円、お墓代約280万円(東京都)といわれる高額な葬儀ビジネス。だが、火葬から遺骨の埋葬まで、「無料」で対処してもらえるのが医療機関の解剖実習などのために遺体を提供する「献体」である。「各大学の医学部で組織される『

 現在、葬儀費用約200万円、お墓代約280万円(東京都)といわれる高額な葬儀ビジネス。だが、火葬から遺骨の埋葬まで、「無料」で対処してもらえるのが医療機関の解剖実習などのために遺体を提供する「献体」である。

「各大学の医学部で組織される『白菊会』が献体の窓口です。本人が登録し、亡くなってから家族が連絡すれば遺体を大学側が引き取りに来てくれます」(ノンフィクションライター・大宮知信氏)

 大学によって様々だが、解剖実習は概ね1年に1~2回。早くて半年、遅くても2年ほどでお骨は遺族の元に戻されるという。

「身寄りがなくお墓がない人は、大学の合祀墓に納骨してくれます」(同前)

 ここ20年で登録者は倍増、現在は24万人を超える。最近では希望者が増えすぎ、登録を制限する都市部の大学もあるほどだ。

「父親の遺体を引き取りに来た大学スタッフが3万円の“寸志”を置いていったという経験を持つ友人もいる。香典代わりということでしょう」(同前)

 遺された者の厄介になるどころか、献体は社会貢献になりうる。一つの選択肢としても考えてもいい時代かもしれない。

[週刊ポスト]


■細川俊之さん 自分の遺体を解剖学実習の教材として「献体」

 1月12日に東京・品川区の自宅の居間で転倒し、14日、急性硬膜下血腫のために亡くなった俳優の細川俊之さん(享年70)。突然の訃報だったが、それよりも驚くべきはその身の処し方だった。ある芸能リポーターはこう話す。

「細川さんは生前に献体を希望していて、お通夜や葬儀も行われませんでした。ご遺族もその遺志に同意していて、ご遺体の返還は1年後、火葬も終えて遺骨になってからだそうです」

 細川さんが選択した献体とは、大学の医学部や歯学部で行われる人体解剖学実習の教材として自分の遺体を無条件、無報酬で提供することをいう。篤志解剖全国連合会・常任理事、順天堂大学医学部解剖学・生体構造科学の坂井建雄教授はこう説明する。

「献体には事前の登録が必要です。申し込み先は大学病院ではなく、献体の会である献体篤志家団体または医科および歯科の大学。登録には必ず家族の同意を求め、同意書に署名・捺印をしてもらう必要があります。ただこの“家族”が誰にあたるのかは規定がありません。生前同意を得ていたとしても、死後遺族が納得して手配していただけなければ、遺体を提供することはできないんです。同意書には署名・捺印したものの、提供を取りやめるというご遺族も実際にいらっしゃいました」

[週刊女性セブン]

Posted by nob : 2018年01月03日 05:55

私もかつては日暮れから就寝まで毎日呑んでいたものです。。。(苦笑)

■睡眠の質を落とさないお酒の楽しみ方…飲酒の適量は?

不眠に悩む人の3割がお酒を不眠解消法として活用しているようです。特に社会人になると忘年会や新年会、送別会など、夜遅くまで飲酒する機会が増えますが、アルコールは寝つきをよくする一方で、飲む量や飲み方を間違えると睡眠の質を下げる恐れがあります。いびき、頻尿を含め、寝酒で起こりうるリスクと、睡眠の質を落とさないための上手な晩酌方法、お酒の適量をご紹介します。

坪田 聡
医師 / 睡眠ガイド

不眠解消法の3割を占める?日本人の寝酒習慣

あまり知られていないようですが、日本人は世界一寝酒好きな民族のようです
アルコールには、不安を減らしたり、気持ちを落ち着けて眠りに誘ったりする働きがあります。そのため、世界各地で眠る前にお酒を飲む風習があるようです。

欧米では、寝酒としてリキュールや蒸留酒などアルコール度数が高いものが好まれ、寝酒そのものを意味する「ナイト・キャップ」というカクテルまであります。

世界の中では特に日本で、寝酒が好まれています。2002年に行われた欧米やアジアの10か国を比較した調査によると、日本人は不眠のために医療機関を受診する割合が極端に少なく、そのかわり、不眠を解消するためにアルコールを摂取する割合がダントツに高く、3割を占めました。

また、久留米大学病院の睡眠障害外来を受診した50歳以上の不眠症患者さんのうち、実に8割以上が睡眠薬代わりにお酒を飲んでいた、という調査結果もあります。

どうやら日本人には「睡眠薬よりお酒のほうが安全」という思い込みがあるようですが、それは本当でしょうか?

飲み方や飲む量に注意! アルコールは睡眠の質を下げる恐れも

寝酒を続けていると、アルコール中毒になる危険があります
少量のアルコールを飲むと、寝つきが良くなるのは事実です。アルコールは脳の中で、興奮系の神経伝達物質であるグルタミン酸の働きを抑え、抑制系の神経伝達物質であるギャバの受容体を刺激することで、鎮静や催眠の作用を発揮します。

この効果のために、昔から世界中で寝酒が愛好されてきました。

ところが、アルコールは量が増えると、睡眠の質を悪くしてしまいます。体重1kgあたり1gほどの中等量のアルコールでは、睡眠前半の深い睡眠が増えますが、後半には浅い睡眠が増え、夜中に目覚めやすくなります。

さらに、多量のアルコールを毎日飲み続けていると、はじめにあった催眠効果が次第に弱まり、アルコールに対する耐性ができてしまいます。数日後には、飲み始める前よりも睡眠時間が短くなるため、睡眠時間を確保しようとしてお酒の量が増えてしまい、結果としてアルコール依存症になるリスクが高まります。

しばらくお酒を毎日飲んだあと、「これではいけない」と思って急に飲酒を中断すると、一時的に不眠がひどくなります。このときも正しい不眠治療のために、医療機関を受診すればよいのですが、「時間がない」とか「面倒だ」などと思っていると、再びアルコールに依存した生活に陥ってしまいます。

ビールの飲みすぎが招く睡眠中の頻尿といびき

ビールの飲みすぎで夜中にトイレへ……。睡眠の質が悪くなってしまいます
お酒を飲んだ夜は、トイレが近くなって夜中に目覚めてしまう人もいると思います。ビールをたくさん飲むということは、水分をたくさん摂っているということなので、その水分を出すためにトイレへ行くのは自然なこと。しかし、水分摂取量以外にもトイレが近くなる理由があります。

通常、眠っている間には、おしっこが作られないようにするためのホルモン(抗利尿ホルモン)が分泌されます。しかし、アルコールはこのホルモンの働きを邪魔してしまうため、眠っているうちにもだんだんおしっこが溜まります。睡眠の後半になると、眠り自体がアルコールために浅くなるので、トイレへ行くために目が覚め、睡眠が分断されてしまうのです。

また、アルコールは舌の筋肉を麻痺させるので、仰向けで眠ったときに舌がのどに落ち込みやすくなります。さらに、鼻の血行が良くなりすぎて、粘膜が腫れて鼻が詰まります。これらが合わさって、鼻からのどにかけての空気の通り道が狭くなり、イビキをかきやすくなります。イビキをかいているときは、体に酸素を十分に取り込めないので、睡眠が浅くなり中途覚醒が増え、熟睡感が減ってしまいます。

お酒の適量目安と休肝日のススメ

あまり遅い時間まで飲まないほうが、よく眠れます。寝る前3時間前までの適度の晩酌がオススメです
アルコールには、ストレスを解消して気分をリラックスさせ、親密な人間関係を作るきっかけとなる効果があります。ですから、飲み方に気をつければ、人生に彩りを加えてくれるはずです。

寝つくときにアルコールの血中濃度がゼロであれば、少なくともアルコールの悪影響は防げます。そのためには、体重60kgの健康な人の場合、眠る3時間前までに日本酒なら1合、ビールなら中~大ビン1本、ワインならグラス2杯が限度として楽しみましょう。

少なくとも眠るための寝酒はやめて、夕食のときに晩酌としてお酒をたしなむのが良いようです。また、アルコール分解で負担のかかる肝臓のために、週1~2日はお酒を飲まない休肝日を作っておきましょう。

[AllAbout]

Posted by nob : 2018年01月03日 05:42

この国には、安全な場所などどこにもない。。。(哀)

■北海道沖で超巨大地震の可能性、30年内の確率7~40%
M9級、地震調査委が公表

政府の地震調査委員会は19日、北海道東部の十勝沖から択捉島沖の太平洋に横たわる千島海溝で、マグニチュード(M)9級の超巨大地震が今後30年以内に7~40%の確率で起きるとの予測を公表した。平均340~380 年の間隔で繰り返してきたとみており、前回の発生から約400年が過ぎていることから「切迫している可能性が高い」とした。

東日本大震災(M9.0)や南海トラフ巨大地震に加え、北海道でも海溝型地震の大きなリスクの可能性が出てきた。

千島海溝では陸側のプレート(岩板)に海側のプレートが沈み込み、ひずみがたまると地震を起こす。調査委は2004年の長期評価で、千島海溝に沿う十勝沖や根室沖、色丹島、択捉島沖で巨大地震を想定してきた。

それぞれの発生確率を十勝沖など3つに分けて見直すなか、東日本大震災のような大津波を伴う超巨大地震を検討。3つのうち複数の震源域が連動して広がるなどの条件から超巨大地震(M8.8程度以上)の可能性が浮かんだ。

平田直委員長は「東日本大震災のような大きな地震が北海道でも起こり、津波が発生する可能性を覚えておいてほしい」と語った。

ただ、地震時期や規模を巡っては情報が十分ではない。南海トラフ巨大地震の長期評価ではM8~9級が30年以内に60~70%の確率で起きると予測されている。

今回の北海道東部沖では発生間隔が100~800年とばらつき、30年以内の発生確率は7~40%と幅がある。津波の高さなどは分析を続けている。

調査委は北海道大学などが内陸の堆積物を調べた研究から、北海道東部の太平洋側で約400年前に沿岸から4キロメートルの内陸まで大津波が押し寄せたと推定した。津波は海抜20メートル超に達したとみられる。津波の大きさなどから超巨大地震があったと考えられると結論づけた。

震源域が南に広がると、複数の原子力施設がある青森県の沖合に近づく。日本原燃の使用済み核燃料再処理工場は海岸線から陸地に5キロメートル入った場所に建つ。原子力規制委員会の安全審査では従来の想定で「津波は到達しない」という判断だが、超巨大地震の評価が進めば対策が課題になってくる。

規制委の事務局の原子力規制庁は「すぐに規制基準を見直すことはないが、最新の知見を反映させる点がないか議論が必要だ」と説明する。

今回、調査委は一回り小さい巨大地震が30年以内に発生する確率も発表した。十勝沖ではM8~8.6程度が7%、根室沖ではM7.8~8.5程度が70%程度、色丹島および択捉島沖ではM7.7~8.5前後が60%程度とした。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2017年12月20日 16:29

隠れていても兆候は至るところに、、、自らの心身との対話力こそすべて。。。

■見逃すと過労死の恐れ 「隠れ疲労」蓄積に3つのサイン

 長時間労働による「過労死」の問題が相次ぎ、政府は躍起になって働き方改革を推進している。とはいえ、これで労働環境がどこまで改善されるかはわからない。自分自身で過労死から身を守る必要がある。そのためには「隠れ疲労」を見逃してはいけない。「東京疲労・睡眠クリニック」院長の梶本修身氏(大阪市立大学大学院医学講座特任教授)に聞いた。

 仕事や運動をした後は、誰もが「疲れた」と感じる。エネルギーを消費したことで体が疲れてしまったと思っている人がほとんどだろうが、これは大きな勘違いだという。

「仕事や運動くらいでは、エネルギーが枯渇して疲労を起こすことはほとんどありません。それでも疲れたと感じるのは、脳の中にある自律神経の中枢に大きな負担がかかったからです。自律神経は、脈拍、呼吸、血圧、体温、睡眠といったあらゆる身体活動をコントロールしています。仕事や運動によってその自律神経が酷使されると、脳は『疲労感』を自覚させようとします。それ以上、体を動かすなどして自律神経に大きな負荷をかけないようにするためです。疲労というものは実は脳の疲労なのです」

 脳疲労によって発せられる疲労感は“危険信号”といえる。しかし、疲労感という生体アラームを無視してそれ以上の無理を続けると、最悪の場合、過労死を招く結果になりかねない。

■前頭葉が疲れを隠してしまう

 ただ、実際に疲労が蓄積していても、人間は疲労感を覚えないケースがあるという。

「自律神経の中枢が疲弊し、『疲労した』という情報を収集して疲労感として自覚させるのは大脳の前頭葉にある眼窩前頭野という部分です。前頭葉は『意欲や達成感の中枢』と呼ばれていて、人間は他の動物にはみられないほど前頭葉が発達しています。そのため、眼窩前頭野で発した疲労感という生体アラームを意欲や達成感によって隠してしまう。実際は疲労が積み重なっているのに、疲労を感じなくなるのです。これは人体にとって最も危険な状態で、『隠れ疲労』と呼んでいます」

 過労死は、前頭葉が発達して疲労感を隠してしまう人間だけにしか起こらないという。過労死を避けるためには、隠れ疲労が蓄積していないかどうかをチェックすることが重要だ。

?飽きる

 長時間のデスクワークやパソコン作業で脳を使い続け、「飽きた」という感覚を覚えたことが誰にでもあるだろう。この飽きるという感覚は、脳が疲労し始めている最初のサインだという。

「仕事や勉強などで使い続けている特定の脳の神経細胞を休ませてほしいというシグナルです。『飽きた』というサインを無視して作業を続けていると、特定の神経回路が疲弊して機能が低下し、全身がだるいなどの症状が表れるようになります」

 飽きたらすぐに作業は中断して、休息をとることが大切だ。

?寝落ちが増える

 飽きるというサインを無視すると、次は「眠くなる」サインが出る。

「電車で席に座った途端、隣の駅に着くまでの間に眠ってしまったり、大事な会議中なのにウトウトしたりするなど、公的な場で無意識に寝落ちしてしまう場合は、隠れ疲労を抱えているケースが多い。疲労が蓄積してピークに近い状態になると、脳は強制的に意識をシャットダウンして休ませようとするのです」

?毎日の習慣が面倒に感じる

 脳に疲労がたまると「疲れる」というサインが出る。隠れ疲労の場合は疲労を感じないが、無意識のうちに表面に表れるという。

「たとえば、駅から自宅までといった普段は歩いている1キロ程度の区間なのに、『なんとなく、きょうは歩きたくない』と感じてタクシーに乗ってしまう。普段は楽しめる友達や彼女からお誘いがあっても、『きょうは出向くのが、おっくうだ』と感じて断ってしまう。こうした衝動的な『面倒くさい』という感覚は、隠れ疲労が表面化している可能性が高いといえます」

 ◇  ◇  ◇ 

 これら隠れ疲労の3大サインが表れたら、無理はせずに休息をとり、しっかり睡眠をとる。蓄積した疲労を回復させるには、ぐっすり眠ることが何よりも効果的だ。

[日刊ゲンダイDIGITAL]

Posted by nob : 2017年12月17日 06:13

常に人命再優先!

■赤ちゃんポストの慈恵病院、「内密出産」受け入れ検討

 親が育てられない子どもを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)で知られる慈恵病院(熊本市)が、妊婦が匿名で出産し子には後に出自を伝える「内密出産制度」の導入を検討していることが15日、分かった。望まない妊娠で孤立する女性が安全に出産できる態勢を整えたい考えだ。

 内密出産は、妊娠を誰にも知られたくない女性を医療機関が匿名で受け入れることで母子の安全を図り、子どもが一定の年齢になれば母親の身元を知らせる仕組み。ドイツで制度化されている。

 「自宅や車中などでの危険な出産が多い」「子の出自を知る権利が奪われる」など赤ちゃんポストの課題を解決する手段の一つとして熊本市も注目している。慈恵病院はすでに市に実現したいとの意向を伝えた。市は病院側の求めに応じて1月に会合を持つ予定。

 病院の構想では、女性に身元を記した書類に封をして行政機関に預けてもらい、病院では匿名で出産。出産時に女性が亡くなったり重篤な状態になったりしない限り、子どもが一定の年齢になるまで開封せず保管して匿名性を守る。子どもは特別養子縁組をした家庭で育てるという。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2017年12月17日 06:10

すべてはバランスに尽きると、、、正解はあくまで自らの心身との対話を重ねていく先にあります。。。

■炭水化物「毎食7割超え」死亡リスク上昇、脂質の摂取多いと死亡リスク低いと調査結果

記事まとめ

* 11月7日付NIKKEI STYLEで『「炭水化物が毎食7割超え」は注意 死亡リスク上昇』掲載
* 元の論文は、世界18の国と地域の13.5万人以上を対象にした食と死亡リスクの観察調査
* 植物油には健康を害する負の作用があると指摘も、砂糖の有害性の米研究打ち切りも話題

日本人が年間13リットルも飲む「植物油」が体を壊す

 先日、興味深い記事が発表されました。それは11月7日付NIKKEI STYLE記事『「炭水化物が毎食7割超え」は注意 死亡リスク上昇』で、8月29日付ランセット誌電子版に掲載された論文を基にした記事です。ちなみに、ランセットは世界五大医学雑誌のひとつです。

 元の論文は、世界18の国と地域の13.5万人以上を対象にした食と死亡リスクの観察調査です。低所得国、中所得国、高所得国を網羅し、人数も多く期間(中央値で7.4年)も長いので、今までに例のない調査といえます。

 記事では主な調査結果として、次の2点を取り上げています。

(1)炭水化物については、最低群(総エネルギーに占める炭水化物の割合の中央値が46.4%)と比較した最高群(同77.2%)の総死亡のリスクは28%高く、摂取量が多いほど死亡リスクは高い傾向が見られました。

(2)脂質については、炭水化物とは反対に、最低群(総エネルギーに占める脂質割合の中央値が10.6%)に比べ最高群(35.3%)の総死亡リスクは23%低くなっていました。

 記事では、この結果を受けて、炭水化物の摂取が非常に多いと死亡リスクが高く、脂質の摂取が多いと死亡リスクが低いことが「意外」と受け止めています。しかし、筆者はこの結果を「意外」とすることにかなりの違和感を覚えます。

●栄養素は単独では働かない
 
 私たちが生きてゆく上で必要な三大栄養素は「たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)」で、どれもエネルギー源ともなります。これにビタミン、ミネラルを含めた五大栄養素の相互作用で生命活動を維持します。その際に重要なのは、栄養の摂取バランスです。調査では、栄養素を単独で扱っているので誤解しがちですが、実際には栄養素は単独では働かないので、摂取バランスで捉えないとあまり意味がありません。

 栄養の摂取バランスで捉えると、炭水化物の摂取量が多いというのは、その他の栄養素は必然的に少なくなります。脂質もたんぱく質も少ないと考えられます。炭水化物摂取の最高群(同 77.2%)の死亡リスクが高いのは、栄養バランスが悪い、もしくはかなり偏っているためだと考えられます。

 逆に、脂質の摂取量が多い群(35.3%)は、炭水化物が少なくなります。脂質は肉類や卵などに多く含まれます。これらにはたんぱく質も豊富に含まれるので、その摂取量も自動的に増え、摂取される栄養バランスが良くなると考えられます。つまり、死亡リスクの少ない脂質摂取の多い群は、栄養バランスが良いと言い換えられます。

 したがって、この調査結果は決して「意外」なものではなく、栄養の摂取バランスが悪い群は死亡リスクが高く、栄養の摂取バランスが良い群は死亡リスクが低いという栄養学の常識と一致した結果にすぎないのです。

●日本人は栄養バランスの変化と寿命の関係を体現した

 今回の調査の特徴のひとつは、対象に低所得国、中所得国、高所得国を加えたことです。低所得国と高所得国では摂取する栄養バランスの良し悪しに差があることも、平均寿命が違うことも容易に想像ができます。

 低所得国が経済発展し、中所得国、高所得国へと姿を変えると、食糧事情も変化し、栄養バランスも変わり、寿命も延びることは、我々日本人がこの70年の間に体験しています。

 米を主食とした日本人の食生活は、世相の安定した江戸中期以降、少ないおかずで大量の米を食べる炭水化物偏重の食生活が戦前まで続き、その間、平均寿命が50歳を超えることはありませんでした。この食生活が急変するのは、第二次世界大戦以後のことです。

 前述の調査結果の死亡リスクが高い群と符合するように、炭水化物の摂取割合が78%と高率だった1955年の平均寿命は63歳で、脂質の摂取量が増えるとともに寿命は延び続けます。

 平均寿命を延ばす要因は食生活ばかりではありませんが、1955年は高度経済成長の始まりの年であり、経済大国になるにつれ食卓にいろいろな食材が並ぶようになったことは事実です。ちなみに、日本人の平均寿命が50歳を超えたのは1947年で、今からわずか70年前のことです。

●寿命が延びると病気が増える

 摂取する栄養バランスがよくなり寿命は世界のトップクラスまで延びましたが、新たな問題として、病気が増えました。特に慢性疾患である高血圧、脂質異常症、糖尿病は「三大生活習慣病」と呼ばれ、罹患者は増加の一途をたどっています。これらの病気は直ちに死に結びつくものではなく、長い時間をかけて合併症とともに重篤な状態に至るのが特徴です。つまり、ある程度の長生きはできるが、不健康な時間も長いというおかしな時代になっています。

 生活習慣病の原因として、偏った食生活、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過度のストレスなどが挙げられますが、なかでも食生活の占める割合は大きく、最近はがんや認知症なども食生活に原因があるケースが指摘され、生活習慣病の範疇に入れる傾向にあります。
 
 栄養豊富な飽食の時代なのに病気が増えているのは、食生活における栄養の質と食の安全性に関する誤った情報に問題があると考えられます。本連載で一貫して指摘しているように、ヘルシーだと誤認識され多量に消費される植物油はその筆頭です。サラダ油やマヨネーズの主原料である大豆の輸入自由化は1961年で、キャノーラ油の原料である菜種の輸入自由化は1971年です。この時期を境に植物油の大量消費が始まっていますが、生活習慣病が急増する時期と一致します。今では一人当たりの植物油の年間消費量は13リットルにも及んでいます。

●調理油以外にも加工食品には大量の“隠れ油”

 糖尿病の原因は炭水化物の過剰摂取にあるといわれますが、上図から読み取れるように炭水化物の摂取量は減り続けており、炭水化物だけでは増える糖尿病の説明がつきません。動物実験の結果から、糖尿病の原因としてキャノーラ油などが指摘されています。これは植物油の消費量の増加と合致します。

 厚生労働省が推奨する「食事バランスガイド」などでは、動物性の脂肪を控え、植物性の脂肪に置き換えることを推奨していますが、こうした一見“常識”とも思える指導が生活習慣病を助長する原因にもなります。植物油には健康を害する隠された負の作用があるからです。

 先日も、砂糖の取りすぎの有害性について指摘しようとした研究を、米国の砂糖業界が50年前に打ち切っていたという事実が報道されたばかりです。

 食材に含まれる成分には、判明している栄養素以外に解明されていない未知の成分があり、人体への影響も解明されていません。栄養の摂取と死亡リスクの関係が解明され、それが公正に発表され、正しく活用されることを望みます。

(文=林裕之/植物油研究家、林葉子/知食料理研究家)

[ビジネスジャーナル]

Posted by nob : 2017年12月13日 15:00

いやはやそこまでですか。。。(驚)

■「若者の恋愛離れ」を考える 「割に合わない嗜好品に」

 街角にクリスマスソングが流れる季節。かつて、当日、誰と過ごすかで盛り上がったが、いまは若者の恋愛への熱意が薄れてきたという。それって本当なの?

■恋しなくてもつながり 牛窪恵さん

 若者の恋愛観を、実際に当事者に話を聞きながら調べ続けてきました。今の20〜30代は、恋愛を必需品ではなくて嗜好(しこう)品と捉えており、手間やリスクを考えると割に合わないもの、と考える人が多くなっていると感じます。

 21世紀に入り、まず変わったのが男性の恋愛観です。景気低迷と将来不安の高まりから、無用な消費を嫌がり、わざわざ恋をしてお金や時間を使いたくない。初めから男女平等の教育を受けており「男が引っ張る」感覚も弱い。

 それでも、少し前まで女性には恋愛願望がみられましたが、最近は男女を問わず「恋愛は面倒」という声が多くなりました。おそらく最大の理由は、常にスマホでネットや人とつながっている「超情報化社会」になったことです。

 まず、満たされやすくなっています。私の大学時代は、授業以外はサークルかバイト、あとはデートぐらいしか楽しみがなかった。でも今は無料の動画やゲームも多く、友人とも常時つながっている。恋をしなくても、いくらでも楽しく過ごせます。性愛への関心も、今はスマホで満たせる。困り事も、助けてくれた誰かにときめく前にスマホが解決してしまい、ロマンチックな瞬間が訪れにくい。

 職場ではハラスメント扱いされるのが心配で誘いにくいし、やっと告白しても、内容を転送されて恥をかいたり。付き合えば、行動がスマホ上で筒抜けで束縛されやすく、別れれば、相手のスマホに自分のデータや画像が残っているからストーカーやリベンジポルノも怖い。これだけの面倒やリスクを背負ってまで、特定の人と深い関係になる必然性が薄れているのです。

 だから、上の世代は「恋愛しない方がおかしい」と自分たちの感覚で見ず、そうした現代的な難しさを理解した上でサポートする必要があります。当の若者には、パートナーを見つける動物的本能を取り戻すため、時々は「スマホ断ち」も大切だと伝えたい。ネットと切れた状態で、「あの人に会いたい」といった自分の自然な感情に、静かに耳を傾ける時間も必要です。

 もともと、昔の日本は西欧型の大恋愛ではなく、一緒に暮らしてから情が移っていくタイプの文化でした。トレンディードラマが全盛だったバブル前後が、むしろ例外的だったのかもしれず、恋愛より情愛を重視するのは決して悪いことではありません。

 ただ、私の経験上も、結婚後に「思っていたのと違う」という瞬間は必ずある。その時、「あれだけ好きになった人だから仕方がない」という割りきりも支えになります。今の若者は賢く先読みしがちですが、人生を納得させるためにも、一度は後先考えずに「燃え上がる恋」をするのも悪くないと思うのですが。(聞き手・吉川啓一郎)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2017年12月13日 14:53

運動は健康の源。。。

■運動はがんの進行を抑えるってホント?
「運動とがん」

 がんは長年、日本人の死因第1位の座を独占し続けています。多くの人にとって最も怖い病気でしょう。

 では、がんだと宣告されたら、私たちはどうしたらいいのでしょうか。もちろん、医師と相談しながら、積極的に治療に取り組むことになりますが、自分でできることもあります。そのひとつが「運動」です。

 がんといえば重病です。運動なんかしていいの? と思われるかもしれません。確かに症状や進行度にもよりますが、「運動できる人はした方がいい」というのが最近の定説になっています。

 報告されているエビデンス(科学的根拠)をいくつか紹介しましょう。1つは、大腸がんと診断され、転移のない男性668人を20年間観察した研究です。20年間で258人が死亡し、うち88人は大腸がんが原因でした。「1週間の運動量」を見ると、運動量が多いほど死亡率が低く、最も運動量が多かったグループは、まったく運動しなかった人たちに比べて大腸がんによる死亡リスクが47%も下がっていたそうです(*1)

 前立腺がん患者を追跡調査した米国ハーバード大学の研究でも、「週3時間以上のウォーキング」をしている人たちのがん再発・転移、死亡のリスクは57%下がっていたそうです(*2)。

*1 Arch Intern Med. 2009 Dec 14;169(22):2102-8.
*2 Cancer Res.2011 Jun 1;71(11):3889-95.

 ドクターランナー(事故にそなえて選手と一緒に走る医師)として多くの市民マラソン大会やトライアスロン大会に出場している、よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック(神奈川県横須賀市)院長の奥井識仁さんは、「運動によって大腸がんや前立腺がんの進行は抑えられます。実際、米国にはランニングやウォーキングでがんを抑えようという患者のサークルがいくつもあります」と話します。

 奥井さん自身も、長いこと前立腺がんと運動の研究を続けています。前立腺がんと診断された患者102人(平均74.8歳)に、ホルモン治療と併行してウォーキングを指導しました。8年間で48人が死亡、うち20人(41.7%)は前立腺がんが原因でしたが、「1カ月に120km以上のウォーキング」をしている人たちは、死亡率が半分に抑えられたそうです。

ウォーキングは前立腺がん患者の死亡リスクを抑える
walking.jpg
平均74.8歳の前立腺がん患者に、治療と併行してウォーキングを指導した。1カ月120km以上のウォーキングを実行した人たちは死亡リスクが半減。前立腺がんによる死亡はゼロだった。(データ提供:奧井院長)


 「雨の日も風の日もやる必要はありません。1日6km、月20日を目安に指導しています」(奥井さん)

筋肉の成長に男性ホルモンが使われる?

 では、なぜ運動によって前立腺がんの進行が抑えられるのでしょうか? 奥井さんはテストステロン(主要な男性ホルモン)が筋肉で消費されるからではないか、と考えています。

 前立腺がんはテストステロンをエサにして増殖する性質を持ちます。そのため、治療はテストステロンの分泌を抑えることが基本になります。運動によってテストステロンが筋肉で使われると、前立腺がんのエサになる量が減るのではないか、というのが奥井さんの仮説です。「大腸がんの場合も同じく、運動でIGF(インスリン様成長因子)が筋肉で使われることが、がんの進行を抑える大きな要因になっているように思います」(奥井さん)。

 これらはまだ解決しないといけない問題が多くあります。運動とがん抑制の関係については、いまだにメカニズムがほとんど分かっていないためです。「もっと多くのサンプルを集めて、日本全体で考えていくべきテーマだと思います。米国のように、がん生存者が積極的に治療データを後世の研究のために残して、日本のがん治療に役立てるシステムが必要です」と奥井さんは話します。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年11月28日 12:03

目指せPPK!

■「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣

長寿国・日本の現実は「寝たきり大国」だ。ほかの国に比べて「ピンピンコロリ」は少なく、「ネンネンコロリ」が際立って多い。なぜなのか。そして、「ピンピンコロリ」を実現するための5つの習慣とは――。

日本は世界でも指折りの長寿国として知られています。しかし、その実態は、最期まで元気に活動して天寿をまっとうするピンピンコロリ(PPK)は少なく、男性は平均9年、女性は同12年も介護された末に死んでいくという、ネンネンコロリ(NNK)が他国に比べて際立って多い「不健康長寿国」なのです。

■病院は決して安全な場所ではない

なぜでしょうか。最大の理由は、病院などの病床数の多さにあります。日本では人口当たりの病床数がアメリカの4倍以上あり、患者の入院期間も3倍近く長いのです。

病床数が多ければ、いざというときすぐに入院できるので安心だと日本人は考えがちですが、後期高齢者の場合、病院のベッドで点滴の針を刺したままトイレにも行かず過ごしたら、間違いなく寝たきりになるでしょう。ベッドがたくさんあってすぐに入院できる一見理想的な環境が、逆に寝たきりの高齢者を増やしている。これが日本の現実です。

また、これも多くの人は誤解していると思いますが、病院は決して安全な場所ではありません。病院に近づけば医療事故や薬害などの危険にさらされます。

たとえば肝臓がん。酒の飲みすぎが原因だと思われがちですが、男性の肝臓がんによる死亡率を見ると、新潟、岩手、秋田など酒どころといわれる県では低く、比率の高い福岡や大阪の3分の1程度でしかありません。実は、肝臓がんは飲酒ではなく、医療事故によるC型肝炎ウイルスの感染が最大の発症要因なのです。

医療事故がどれくらい起こっているか知ったらびっくりすると思います。EUの公式資料によれば、病院の医療事故で死亡した人数は年間約15万人。そのため、EU域内に住む人の約53%が、病院は危険なところだと認識しています。

わが国の実態は公表されていませんが、数十万人規模での医療事故や薬害が起こっていると思われます。

■歯科医にはこまめにかかったほうがいい

では、どうすればNNKを避け、PPKを実現できるのでしょうか。それはなんといっても医師に頼りすぎず、自分の健康は自分で保つのだという気概が持てるような支援環境を公的に整備することです。そのうえで各種の情報を調べ、納得のいく治療を受けるようにしましょう。

一方で、歯医者さんにはこまめにかかったほうがいいようです。私たちの調査では、「かかりつけの歯科医師がいる」と答えた人が長生きでした。どんなメカニズムが働いているのか明確なところはわかりませんが、私は次のような仮説を立てて追跡調査をしています。

まず、歯科医の支援を受けることで望ましい口腔ケアの知識が得られ、高齢になっても歯と口の健康を保つことができる。食は生きることの基本ですから、歯や口が健康であることには大きな意味があります。また、定期的なケアを受けるため、歯医者さんへ「お出かけ」していることも健康長寿には望ましいのです。

■「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣

生活習慣という切り口から見ると、次の5つの習慣を身に付けることがPPKには大事だということがわかってきました。

1、運動。毎日やらなくても週に1回運動していれば、生存率がかなり高くなることが証明されています。

2、質のいい睡眠。

3、朝食。食べないと脳や身体機能が活性化しません。その際、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品を食べ腸内細菌を増やして体温を高めると免疫力が高まり、がんになりにくくなります。

4、禁煙。発がん物質を含むたばこは百害あって一利なし、確実に寿命を縮めます。

5、適度な飲酒。私たち研究チームが高齢者1.3万人を対象に3年間追跡調査したところ、男性では毎日飲酒する群、女性では週に1、2回飲酒する群の死亡率が最も低く、逆に死亡率が高かったのは男女とも「ほとんど飲まない」と回答した人たちでした。

■「地域活動にも積極的」がPPKの必須条件

日本では多くの人が誤解しているのがコレステロール値の評価です。高コレステロール群と低コレステロール群では、明らかに前者のほうが長生きです。コレステロールはビタミンDや細胞膜、がん免疫細胞の材料であり、体の中で重要な役割を担っています。その一方、コレステロールを下げる薬の服用により死亡率が高まることが証明されています。

環境や住居も健康長寿に大きな影響を与えます。都市部よりも長野県のような地方で平均寿命が長いのは、水や空気がきれいだというのも理由のひとつ。夏になるとホタルが乱舞するなど、多様な生物が生きられるところでは、人間も長生き。考えてみたら当たり前のことなのです。

日本では毎年約1万7000人がヒートショックで亡くなっていますが、風呂場が寒すぎるなど家の中の温度較差が原因です。これは住宅の断熱・気密性能を向上させる無垢材の活用で改善します。また、クロス張りの壁を珪藻土や土壁に変えればホルムアルデヒドなどの害がなくなり、湿度調整もうまくいくため睡眠の質が高まります。こうした住環境の良質化もPPKのためにはぜひ取り組みたいポイントです。

そして、忘れてはならないのが心の健康。年をとっても生きがいを持ち、地域や趣味の活動にも積極的に参加しているというのはPPKの人の特徴であり、必須条件だともいえます。65歳を過ぎても生きがいを持って働くというのも、要介護にならないための賢明な選択だといっていいでしょう。

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▼これがピンピンコロリの条件だ!

・かかりつけの歯科医師を持つ

・口腔をケアし良好な状態を保つ

・やや太めの体形である

・総コレステロール値が高い

・お出かけが好き

・断熱に優れ土壁を使った健康住宅に住む

首都大学東京名誉教授
放送大学客員教授
星 旦二

[PRESIDENT online]

Posted by nob : 2017年11月23日 15:30

なるほど、、、あらためてダウン。。。(納得)

■ダウンの下にたくさん服を着込むのが残念な理由

リスク対策.com

寒さが本格的になってきました。今回は防寒の話について、アウトドア流防災ガイド・あんどうりす氏が解説します。

 本日は、中間着の断熱についてお話します。

 実は断熱の話は「テントと車中泊、どっちがあったかいと思いますか?」という記事ですでに触れてあります。答えられなかった方、こちら↓をどうぞ。

■「災害対策もかねて、テント泊デビューはいかが?夏のキャンプにも災害時にも使えるテント選びを楽しもう!」(2016年7月21日

 世の中に断熱材はたくさんありますが、動かない空気の層が優秀な断熱材ということを書きました。ですので、中間着として効率よく動かない空気の層を作れば、断熱材になるから暖かいという訳です。

 冬になると、重ね着をします。それは、薄い服でも、重なった服の間に空気の層を作り出すことができ、暖かくなるからです。

 フリースは、風のある日にアウターとして着ると寒いですが、風を防げば、空気を繊維にためこむことができるので、暖かい中間着になります。ウールも発熱機能があるし、加えて、空気をためることができるので、ウールのセーターはあったかいのです。

ダウンジャケット、たくさん服を
着こんだ上に着てませんか?

 ところで、山ではたくさん空気をためる人気の素材なのに、都会では空気をためずに着られている残念素材があります。

 それは、ダウンジャケットです。たくさん服を着込んだ上にダウンを着ている人、いませんかー?

 ダウンはみなさんの体温で暖まると羽をふくらませます。その膨らんだ羽が空気をたくさんつかまえて動かない空気という断熱層を作るから暖かくなる素材です。熱源である体温から離してしまうと、せっかくのダウンの性能が発揮できなくなってしまいます。

 もちろんファッションでどのように着るのもアリですから、普段は寒くてもどんな格好でもいいのです。でも、イザという時は、もしダウンを持っているなら、汗を素早く吸収・発散し、快適な状態を保つインナーのすぐ上に着るか、素肌に直接着てしまってください。羽がふくらむので、少ない衣類で効率良く暖がとれます。

 体温で温めて羽をふくらませるので、体温が普段から低い人、寝たきりの方にダウンの服や布団を用意してあげても暖かくできません。鳥類は37度くらい平均体温があるということなので、しっかりふっくら羽をふくらませますし、体温が高めの元気な子どもが着ると、力士に変身できる仮装の服みたいにダウンをふくらませることができるのはそのためです(笑)。

 布団といえば……当然、羽布布団は肌の近くに着てくださいね。ダウンの中に毛布なんてありえないです。ダウンである意味がなくなります。どうしても毛布を使いたいならダウンの上に置くべきですが、その時に毛布が軽ければいいのですが、重ければせっかく膨らんだ羽をつぶしてしまって、やっぱり意味がなくなります。

 同じことは衣類でもありました。2年前、「インナーダウン」という言葉がでてきました。いよいよ、アウトドアみたいに、みんな、ダウンを効率よく着るように変化してきたのかな!と、喜んだのもつかの間、こんな事例を数多く電車で見てしまいました。

 重たい背広の下にダウン着てるし……。そこには羽がつぶされ、ちっとも空気層ができていないインナーダウンがあったのでした。

 何が違っていたかというと、インナーであることが大事なのではなくて、ダウンをインナーにすることで、体温を伝えて動かない空気という断熱層を作りだすことが大事だったのです。なのに、インナーにすればいいとだけ覚えた方が失敗した例でした。

ダウンの縫い目は水に弱いものも。
雪の日は要注意。絶対濡らしちゃダメ!

 失敗例はまだあります。ダウンはまだまだ理解されていないのかなあと思います。

 レインウェアの記事で、最近、災害現場でのニュースキャスターは全員、アウトドアのレインウェア(透湿防水素材)を着ていることを書きました。でも、大雪の現場ではまだ間違っています。

 雪でもダウンを一番上に着ている方、多いです。寒いといえば、ダウンって感じなんでしょうかね。

 ダウンは、水に濡れると羽をしぼめてしまいます。空気を蓄えられません。こんな時、ダウンをつつむ素材が、透湿防水素材なら濡れません。撥水性能があるものも増えましたが、ダウンが偏らないよう小分けされた縫い目から水が染み込みやすいので、完璧ではありません。そして撥水性能は落ちやすいものでもあります。山では命に関わるので、ダウンは絶対に濡らしてはならないものです。大雪の現場であるなら、濡れないためにダウンは一番外に着る服ではないほうがよいでしょう。

 大雪の中継で、「ダウンを着ていますが、寒いです」とお話しされていることが結構あるのですが、「それはダウンで濡れて水が染みているから寒いのでは……」とつっこみたくなる場面はいまだに多いです。

 ところで、北海道や海外のパウダースノーの場合、撥水性能があればコロコロっと落ちていく感じなので、縫い目から染みてこなければしばらくは大丈夫です。でも、水分を含んだ本州の雪ですと、すぐ染みてきます。雪質によっても判断を変えていただければと思います。

ダウンはきちんと
たたまなくてもOK!

 さて、ダウンは空気を蓄えますが、圧縮すると、空気をためないので、コンパクトに収納できます。だからこそ、シュラフ(寝袋)としても人気です。化繊のシュラフも空気をしっかりためてダウンに劣らない保温性能を持つものが出てきましたが、収納のコンパクトさではまだまだダウンが上という状態です。自然のメカニズムのすごさを感じてしまいます。

 ちなみに、ダウンの収納の仕方、講演後に収納している場面を目撃されると目を白黒されたりします。そして、「この講師、雑にダウンをしまっている」という心の声が聞こえてきます(笑)。

 きちんとたたむと同じ部分がシワになってしまいます。そうすると、そこの断熱性能が劣化します。野外では、そんなことが命に関わる場面もあります。だから、ぐちゃぐちゃに、収納袋につめこむのが正しいアウトドアでの収納方法なのです!雑ではなく、命を守る、正しい、そして楽な収納方法なんです。

 ぐちゃっとしてしまうと「シワは?」と気にされる方も多いようですが、ダウンの性能がいいと、そしてきちんと体温の近くにあると、すぐ膨らんで復活します。ダウンがシワになるなら、たたみ方より、膨らませて着ていないからかもしれません。

 とはいえ、たくさん着るとへたってきます。そんなダウンが家にあれば、お洗濯したのち、部屋着やパジャマにしてあげるのもおすすめです。夜にトイレなどに行ったとき温度差が気にならなくなるくらい、最強あったかパジャマになります。暖房代も節約できます!夜中の授乳も、寒くなかったです!

 ということで、持っている人がたくさんいるダウンの服、ちゃんと動かない空気で断熱層をつくることで、災害時や寒い時、寒くないようにしてください。

 その寒さ、グッズが足りないのではなく、着方がまずいのかもしれません!

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年11月22日 09:38

確かに、、、私の心身は共感しています。。。

■「睡眠は90分サイクル」は誤り、眠りの科学は俗説だらけ
『最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!』

「90分の倍数の睡眠時間をとれば、目覚めがよい」「22時から深夜2時までが睡眠のゴールデンタイム」「7時間睡眠が寿命を延ばす」。知ってる、知ってる、とうなずく人が大半なのかもしれない。が、実はこれらすべて間違い、もしくは不正確な「睡眠神話」なのだそうだ。本書『最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!』では、「睡眠神話」はじめ、睡眠にかかわる俗説が次々に論破されていく。その過程を読み進めると、私たちはなんとたくさんの根拠のない話に縛られてしまっていることか、と驚くことになるだろう。

 著者は、脳内物質の研究をしていたが、発見した物質がたまたま覚醒にかかわっている物質だったため、睡眠研究の道に入ったという(ちなみに、要約本文でも紹介している、覚醒を維持する「オレキシン」という物質が、著者が発見したものだ)。以後、睡眠について、学問的に研究を積み重ねてきた。著者の提案する、必ず眠れる睡眠法は、「眠りへのこだわりを捨てる」ことを基本に据えた、ごくシンプルな方法だ。けれどそれこそまっとうな方法なのだろう、と自然に納得させられる説得力が、本書にはある。

 また、本書は、病としての不眠の解説や、睡眠薬の種類や使い方にまで言及している。眠りについて真剣に悩んでいる方には、まず本書をおすすめしたい。人間の健康は、よく食べて、よく活動して、よく寝ることで成り立っている。その要素のひとつである「眠り」について、誠実に、真摯に語られた1冊である。(熊倉 沙希子)

本書の要点

(1)睡眠システムと覚醒システムは互いに抑制しあっており、優勢なほうに切り替わるようになっている。この切り替えに影響するのが、体内時計と、睡眠負債という概念である。加えて、覚醒を促す要素としてストレスや情動がある。
(2) 眠りを意識しすぎると、その情動によって覚醒が促されてしまうので、眠りにこだわりすぎないことが安眠へつながる。
(3) 寝ないといけないと意気込まず、寝室で15分眠れなかったら居間にいったん戻り、眠気を感じたら寝室に行く、というふうにするとよい。

要約本文

◆巷にあふれる睡眠神話
◇「睡眠は90分周期」ではない

 睡眠にまつわる話の中には、根拠が乏しいのに多くの人が信じている、「睡眠神話」と呼ぶべきようなものがある。

 そのうちのひとつが、「睡眠のサイクルは90分周期である」というものである。睡眠の状態として、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」があることはよく知られている。眠っているときには、この2種類の状態が規則正しく交互に繰り返されるのだ。繰り返しの1単位が「ノンレム睡眠+レム睡眠」であり、それが90分だというのが、「90分周期」という俗説の根拠となっている。

 しかし、じつは、「ノンレム睡眠+レム睡眠」にかかる時間には個人差があり、また日によっても変わってくる。1時間以内のこともあれば120分のこともあるのだ。

 加えて、ノンレム睡眠とレム睡眠が、それぞれ深い眠りと浅い眠りだという言い方も間違っている。それぞれの状態は、質的に全く異なるものなのだ。ノンレム睡眠のあいだは脳の活動が低下しており、そのため筋肉の活動も低下している。自律神経は副交感神経が優位になっているので、心拍数や血圧や、呼吸数も下がっている。一方で、レム睡眠のあいだ、脳は覚醒しているとき以上に強く活動している。自律神経も激しく変動しているが、体が暴走しないように神経系や感覚系は完全に遮断されている。そのため、こちらは金縛りのように体に力が入らない状態となっている。

◇睡眠に「ゴールデンタイム」はない

 よく「22時から深夜2時までが睡眠のゴールデンタイム」であり、そのあいだに「成長ホルモンが活発に分泌される」から、ゴールデンタイムにきちんと眠ろうと言われる。こちらも根拠がない睡眠神話である。

 成長ホルモンが睡眠中に分泌されるのは確かだが、それは特定の時間に起こることではなく、就寝後最初にあらわれるノンレム睡眠のときに起こる。睡眠中、「ノンレム睡眠+レム睡眠」の組み合わせは4~5回繰り返されるが、そのうちで一番深いノンレム睡眠があらわれるのが、就寝後最初のサイクルなのだ。そのときに成長ホルモンが分泌されるので、「何時に寝るか」はじつはあまり関係がない。要は深いノンレム睡眠に入れるかどうかなのである。大切なのは寝る時間帯ではないのだ。

◆睡眠をつくりだす脳、覚醒をつくりだす脳
◇なぜ夜眠くなって、朝起きるのか?

 私たちは、朝起きて、夜眠くなる。このことには、2つの要素がかかわっているという。

 ひとつは、「概日時計」、つまり体内時計である。24時間ぴったりの周期ではないが、おおむね1日周期で、昼夜で覚醒の出力を調整するリズムを刻んでいる。もうひとつは「睡眠負債」である。これは一種の考え方で、起きている時間が続くにつれて脳内になにかが溜まっていって、睡眠をとるとそれが解消されるという概念だ。睡眠物質の存在について研究が進められているが、今のところその正体については明らかになっておらず、物質が存在するにしてもひとつの物質では説明できないということがわかってきている。

◇脳内のシステム

 「概日時計」と「睡眠負債」が睡眠と覚醒に影響を与えているとして、そのとき脳ではどのようなシステムが働いているのだろう。

 睡眠にかかわるのが「視床下部」という領域だ。視床下部は4グラム程度しかない、ごく小さい領域だが、自律神経系の中枢であり、様々なホルモンの分泌をコントロールしている。視床下部の前のほうにある「視索前野」では、睡眠中に、神経細胞から「GABA」という抑制系の神経伝達物質をつくっている。その物質が覚醒にかかわる領域を抑制するため、睡眠という状態がつくりだされるのである。

 一方、覚醒にかかわる領域が、視床下部と隣り合う「脳幹」である。脳幹は、呼吸や血液循環などを統制する中枢であり、生命維持を司る。この中の、「脳幹網様体」という部分には神経細胞が集合しており、ここから脳全体へさまざまな命令が出されている。そのなかで、「モノアミン」や「アセチルコリン」といった神経伝達物質を介した命令は、覚醒状態をつくりだしながら、睡眠にかかわる領域を抑制している。

 睡眠システムと覚醒システムは、お互いに抑制しあっており、どちらかが優勢になるとスイッチがパチンと切り替わるという関係だ。そして、覚醒を適切に維持するための脳内物質が、オレキシンという物質である。

◇時間帯や状態によって眠れないときがある

 体内時計の時刻に合わせて、体は体温や血圧、ホルモン濃度などを調整している。前述のオレキシンも、体内時計の情報を受け、朝に活発になる。

 ただ、この体内時計をもとにした、覚醒のための体の出力は、単純に昼にピークがあって夜に下がるというものではない。午後2~3時ごろは一時的に出力が下がり、毎日の就寝時間の前にはぐんと上がり、寝る直前から急に下がる。

 意外なことだが、就寝数時間前は眠くならない時間帯なのだ。これは、おそらく、就寝時間に向けてどんどん増えている睡眠負債を抑えるために、覚醒のための出力が上がるのだと考えられている。

 しかし、こうした時間帯に関係なく、授業中に眠くなったり、夜中に見たい番組があれば起きることができたりする。これは、モチベーションや気持ちの高ぶり、ストレスによる興奮などが、脳幹の覚醒にかかわる機能や、オレキシンをつくる神経細胞に影響するからである。また、満腹と空腹の場合の血糖値の違いは、オレキシンの生成に影響するため、栄養状態も覚醒に大きくかかわるといえる。このように、睡眠と覚醒には、体内時計と睡眠負債に加え、モチベーション・情動・ストレス・栄養状態も関係しているのだ。

【必読ポイント!】
◆よりよい睡眠をとるためのTips
◇眠りにこだわりを持たない

 よりよい睡眠をとるためのコツを考える前に、不眠のしくみについて著者はページを割いている。

 何か気になることがあって眠れない、というのは自然なことだ。というのは、前述したとおり、感情の高ぶりやストレスが、脳に作用して覚醒状態をつくるからである。この場合、眠れるようになるには、ストレスや不安のもとになっているものを解決するしかない。

「夜に眠れなくて日中に障害がある」ということが週3回以上、3ヵ月以上続くと、臨床上不眠と診断される。眠れない原因が解消されているのに、不眠が続いてしまうのは、「眠れない」ということ自体に意識が向いてしまうからだ。毎日同じ寝室で「眠れない」苦痛を味わうと、いつの間にか寝室と苦痛な体験が結びつき、無意識に操作されてますます眠れなくなってしまうのである。

 以上をふまえると、逆説的に、眠りにこだわりを持たなければ、不眠恐怖をつくらないで済む。睡眠をとらないとうまくいかない、とか、特定の時間に眠らなければ、という思い込みをなるべく排し、眠りに関心を向けすぎないことが安眠への第一歩である。

◇15分眠れなかったら居間に戻る

 ほかにも、本書で紹介されているTipsの中から、いくつかを紹介しよう。

 不眠に陥るのを避けるためには、寝室で眠れない体験を繰り返さないようにするのが大切だ。だからこそ、眠くてしょうがなくなるまで寝室には行かず、また、寝室で15分眠れなかったら居間に戻ってみるとよい。寝つけないのに寝ようとすると、情動が高まって、体が覚醒状態に向かってしまう。

「寝ないといけない」と意気込まず、眠くなったら寝室に行く、15分眠れなかったら居間に戻る、ということを淡々と繰り返す。すると、眠気は溜まっているはずなので、最終的には必ず眠れる。

 ワンルームに住んでいる人は、「寝室」を「寝床」と考えて、同じように15分眠れなかったら寝床を離れるというふうにすればだいじょうぶだ。

◇必要以上に早く寝ようとしない

 スムーズに眠りにつくためには、「いつ寝るか」も大切である。体内時計のくだりで述べたように、夕方から夜にかけて、人間には「眠れない時間帯」がある。溜まってくる睡眠負債に対抗するために、覚醒出力が上がる時間帯である。たとえば、夜11時に寝る人ならば、直前の8時から10時くらいにかけては、一日で一番眠れない時間帯だ。これは「睡眠禁止帯」と呼ばれている。

 そのため、翌朝早く起きなければいけないという場合に、早めに寝ようとすると寝つけなくなってしまう。睡眠禁止帯にあたってしまうからだ。翌朝早く起きる必要がある時にも、普段どおりの時間に寝て、次の日の睡眠で睡眠不足を解消するのがよい。

 また、睡眠禁止帯は、夜に明るい光を浴びると後ろにずれてしまう。体内時計そのものが光によって後ろにずれこむからだ。そうすると、いつも寝る時間が睡眠時間帯に入ってしまって眠れなくなる。睡眠に悩んでいる人は、夕方以降明るい光を浴びるのは避けたほうがよいだろう。

◆眠りのギモン
◇忙しくて寝る時間が取れないときにはどうすれば?

 OECDの調査によると、日本人は世界で2番目に睡眠時間が短い国だという。一律何時間眠れば健康ということはなく、一人ひとり最適な睡眠時間があるものだが、それよりも短い睡眠時間でやりくりしている人は多くいることだろう。

 短い睡眠時間に慣れるという人もいるが、残念ながら、短時間睡眠が習慣になったとしても脳や体が慣れるということはない。夜間の睡眠時間を一定の時間に制限して反応速度を観察する実験でも、日を追うごとに反応は遅くなるだけで、慣れるという現象は起こらなかったという。

 したがって、7時間睡眠が必要な人は、じゅうぶんなパフォーマンスをするには7時間寝るしかない。休日にリズムをくずさないよう「プラス30分以内」に多く寝るか、平日のすき間の時間で短い睡眠をとるしかない。足りない睡眠は別のなにかで代用することはできないのだ。

◇シフトワーカーは不眠になりやすい?

 現代人の眠りの特徴のひとつとして、仕事の都合で生活リズムが不規則な人も多いということがある。

 体内時計によっていろいろな機能が低下している夜に働くというのは、本来は良くないことだが、シフトワーカーを続けていても普通に生活できているのなら、心配はいらない。日中の活動に支障がないのなら、睡眠は十分にとれているということなのだ。

 多くの動物は、まとめて夜眠るのでなく、寝たり起きたりしている。人間も、大昔は今とは違ってまとめて眠るスタイルではなかったかもしれない。

 だから、シフトワーカーの人は、多少負担があるとしても生体として適応する能力があるのだといえる。したがって、普通に生活できているとしたら問題はない。ただ、シフトワーカーの人には一方で不眠症やうつ病が多いことも知られており、そうなってしまった場合は働き方を変えることだ。

櫻井武(さくらい・たけし)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年11月10日 16:03

それなら働きましょっ!趣味や特技を生かした生活レベルの投資による起業がベストですが、そもそもそれができる人は退屈しない?昨今シニアのワーキングステージは拡がっています。

■「一人ぼっち」で過ごす定年退職者の哀愁、午前中の図書館、カフェ、ジム…

楠木新
ビジネス書作家 

 定年後~60歳からの「黄金の15年」をどう生きるか

 「いつかは、その日が来る」。それはだれもがわかっているが、近づかないとピンとこない。いつまでも「この仕事」が続くかのように感じていても、それは、いずれ終わる。60歳が定年だとすると、家族の扶養義務からも解放されて、かつ他人の介助も受けずに裁量をもって活動できる75歳位までは案外と長い。それを「黄金の15年」にできるなら、人生の締めくくりとして素晴らしい。では、その15年をどのように生きるか。また、その時が来てから慌てないために、いつから、どんな備えをすればいいか。書籍『定年後』(中公新書)の著者である楠木新氏が語る。

定年後、人はどこで何をするのか。新たな仕事や、これといって趣味を持たない人は、どうやって時間をやり過ごすのか。フィールドワークを通して、定年退職者が多く集う場所がわかった。そして、そこにいる多くの人がみな「一人ぼっち」だった。

図書館で目撃した小競り合い

 私は2年半前に、60歳で定年退職してからどこの組織にも属さずに過ごしてきた、「毎日が日曜日」状態である。

 『定年後』(中公新書刊)を執筆する前に、定年退職者は普段はどのように活動しているのだろうかと考えた。しかし資料などでは実態がわかるものはなかったので自分で動き始めた。

 まずは地元の図書館を訪れた。朝10時の開館前に行くとすでに7~8人の男性が玄関前にある椅子に座って待っていた。60代、70代とおぼしき男性ばかりだった。もちろん定年退職者ばかりとは言えないが、60代と思われる男性たちは私の目には元会社員であるように見えた。

 10時になって扉が開くと、全員が新聞コーナーに行く。全国紙とスポーツ新聞を合わせると人数分はあるので各自一紙ずつ手に持って読み始める。

 一人の男性が経済新聞を長く読んでいたので、待っていた人が「もう少し早く読んでくれないか」と話しかけると、男性は株価のページを読んでいた手をとめて「順番だから仕方がないだろう」と言い返して軽い小競り合いになった。館内に一瞬緊張感が走ったがそのまま収まった。

 地元の図書館と比較する意味で、日比谷図書文化館の開館時間前にも行ってみた。10時の開館時間には27人が列をなしていたが、定年退職者と思しき人は半数もいなかった。

 開館と同時に新聞コーナーに行ったのは6人だけだった。受験や資格試験の勉強のために来ている人が多くて、間もなくすると、眺めのよい窓際の席はテキストをひろげる若い人でいっぱいになった。同じ図書館でも場所によって風景は異なるのである。

 一方、ハローワークの利用者は高齢者が多いわけではない。定年退職者と思しき人はパソコン画面を少し見てすぐに帰る人が目に付く。失業保険の受給要件を満たすために来ている人が多いそうだ。

 平日の大型ショッピングセンターでは高齢の男性の姿が目立つ。

 休日とは違って広々としたスペースは閑散としており、午前中にゆったりとしたソファーに座っているのはほとんどが高齢の男性だ。住宅地にある喫茶店にも定年退職したと思われる人は少なくない。子どもたちを連れたママ友のグループとは違って、一人で新聞や週刊誌を読んでいる人が多い。

スポーツクラブは大繁盛

 住宅地に近いターミナル駅にあるスポーツクラブは、開館の9時には長い行列ができる。男性、女性を問わず高齢者が並ぶ姿は壮観でもある。私もこのクラブに加入して通ってみた。すると、午前中は見事なまでに高齢者が中心である。

 私は定年退職するまでは、スポーツクラブは勤務時間後に汗を流す場所かと思っていたが、認識を改めさせられた。

 昼間であれば何回使っても定額のコースがあり、朝から夕刻近くまでクラブで過ごしている人もいる。サウナや浴場もあるので「昼食を持ち込めば本当にゆっくり過ごせる」という男性定年退職者もいたのである。

 以前、利用者の意見を掲示するボードに、「スポーツクラブだと思って入会したのに、ここは養老院なのか」と批判する意見が書かれた用紙が貼られていたことがあった。それに対して、クラブ側は「この施設はいろいろな世代の人に利用してもらうものです」と回答をしていたのを覚えている。こんな意見はわざわざオープンにしなくても良いと思ったが、批判する意見を書いた女性の気持ちは分からないでもなかった。

都心のカフェで定点観測

 大阪市の中心部にある決まった場所から行き交う人を何日も眺めていると、それらしき人は多くはないが確認することができる。ただ時間は大体限られている。

 朝のラッシュアワーが終わって午前10時位になると、街中では人の流れは極端に少なくなる。その頃から明確な目的なく歩いている人の姿がやや目立つようになる。午前中にはそうした人を目にするが、午後になると行き交う人が多くなってもうわからなくなる。

 もちろん外見から定年退職者かどうかは確定できないが、長く勤め人をしていたかどうかはなんとなく雰囲気でわかる。私も定年退職者なので同じにおいがするのだ。

 外見の特徴は、リュックまたはショルダーバッグを肩にかけて、靴はウォーキングシューズか運動靴を履いている人が多い。ビジネスかどうかの区分は靴が一番見分けやすい。

 喫茶店に入った時に思わず靴を見る癖がついた。手提げのカバンを持っていないことも一つの特徴だ。手提げのカバンはビジネス用なのだ。帽子をかぶっている人も少なくない。

 その他の定点の観測地点として、喫茶店・カフェなどを中心にした。それ以外では映画館、カラオケ店、証券会社や(信託)銀行窓口、書店、百貨店、スーパー銭湯などもまわってみた。

 大手ハンバーガーショップの午前中は年配男性の一人客が多かった。おそらくたった100円でコーヒーが飲めて、一人の時間を過ごせるからだろう。席と席との間が狭いので、声をかけるには適している。

「最近リタイアされたのですか?」と聞いてみると「そうです。昨年退職してときどきここに来ています」といった会話を交わすことができる。

「この椅子だと長い時間座れないので普通の喫茶店に行くことも多い」とか「高級な店でモーニングを頼むのがゆっくりできて一番いい」という人もいた。

 混んでいるカフェでも午前中は閑散としているので、高年齢の男性の姿をチラホラ見かける。日刊紙やスポーツ紙などを広げている人、本を読んでいる人、何もせずに煙草をくゆらせている人など、過ごし方はさまざまだ。

 ある外資系企業のカフェでは、ノートに何かをせっせ書きこんでいる60代半ばくらいの男性がいた。彼はほぼ毎日来ていた。

 たまたま隣に座ったのでわかったのだが、経済新聞の株価や為替の数値を転記していた。スマホではなくて新聞とノートで情報と格闘していたのである。

 午前中は、高級な喫茶店がモーニングをやっているので退職者と思しき人を見かけることが少なくない。コーヒーのおかわりができる店もあり、ゆっくり過ごせるからだろう。

 こういう店では寝ることは禁止になっているのだろう。眠ってしまって店員さんに注意されて、「わかった、わかった」と言いながら、しばらくするとまた寝入ってしまうオジサンもいた。

 この人は後日も出会ったが、やはり眠っていて注意されていた。ナルコレプシー(眠り病)ではないかとか、店員さんに相手になってほしくて無理に寝ているのだろうかとか、いろいろ連想させてくれるオジサンだった。

 ゆっくりできるせいか、囲碁の手が書かれた用紙を見ながらパソコンと格闘している人や、カラオケ店にあるような分厚い歌の冊子を一ページずつめくりながらノートにメモを取っている年配の男性もいた。

 何をしているのか非常に興味が湧いたが、一つ離れたテーブルだったので話しかけることはできなかった。また午前中のスーパー銭湯などでも中高年の男性が多い。

誰もが一人ぼっち

 それぞれの場所における男性定年退職者の特徴を一言で言うと、一人ぼっちだということである。午後になれば高齢者のグループがカフェなどで話している姿を見ることがあるが、それは稀なケースだ。

 カルチャースクールの講座にも行ってみたが、女性はグループでワイワイ楽しそうにおしゃべりをしているが、男性はやはり一人でいる人が多かった。

 もちろん一人ぼっちであることに問題があるというわけではない。一人でゆったりと時間を過ごすことが心地よい人もいるであろう。人と群れることを好まない人もいるに違いない。どちらかと言えば、私も一人が好きなのである。

 ただ、定年退職者を取材した時に、私の問いに正面から答えてくれた人たちのなかには、「毎日やることがなくて困っている」、「一番自由な今が一番しんどい」、「家で居場所がない」、「暇になったのに焦る」、「嫌な上司もいないよりはマシ」などと語られることがある。なかには「このままの毎日が続くと思うと、自分の人生は何だったのかと思うときがある」とまで発言した人もいたのである。

 彼らの発言と住宅地や都心をまわった取材を重ね合わせてみると、在職中は組織内での上司や同僚、部下との濃密な人間関係を築いているにもかかわらず、退職後はその関係が切れてしまい、自分の居場所が見つからなくなっている、ということだ。

 今まで長い間、企業社会のなかで朝から晩まで共同作業をやってきた人たちが、いきなり一人ぼっちになっては、力も意欲も湧かないのは当然であろう。

 定年退職者には、まず何よりも、“他のメンバーのために”何かをやらなければならない義務や役割、すなわち、人との「関係をつくる」作業が求められるのではないか。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年10月17日 17:00

あらためてワインについて、、、勉強になりました。。。Vol.4

■ホントはどうなの? ワインと健康

ワインの健康効果は価格と関係あるか
醸造方法や酸化防止剤の役割、自然派ワインを理解する

大塚千春=フリーエディター・ライター

 今、ワインが人気だ。実はここ数年は「第7次ワインブーム」と言われ、日本のワインの消費量は過去最大を更新している。今なぜ、ワインが人気なのか? その背景には、安くて美味しいワインが手軽に入手できるようになったという面もあるが、忘れてならないのが「健康にいい」というイメージだ。特集では、知られざるワインの健康効果を紹介していく。
 今回は、ワインの醸造方法と価格、製造過程で加える酸化防止剤、そして最近話題の自然派ワインについて詳しく見ていこう。

 最近は、安くておいしいワインが手軽に入手できるようになった。しかし、ワインと一口に言っても、価格はもちろん、味わいはさまざまだ。ワインに健康効果があるといっても、どんなワインでも等しく健康効果があるのだろうか。また、醸造過程で加えられるという「酸化防止剤」を気にする人も少なくない。最近では、「自然派ワイン」「ビオワイン」などと呼ばれるワインも人気で、専門店も増えている。これらは普通のワインと何が違うのだろうか。

 今回は、前回に引き続き、メルシャン酒類研究所所長を務め、醸造と健康効果両方の研究に取り組んできた山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克客員教授にこれらの疑問を聞いていく。

安いワインと高いワインは何が違う?

赤ワインの製造過程

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赤ワインは果皮や種子も含めて発酵させるのがポイント。発酵後のワインは、酵母や酒石などのオリ(澱)が沈降する。これを取り除くのがオリ引き

 まずは、ワインの製造方法を簡単におさらいしておこう。ワインの原料は、ご存じの通りブドウ。ブドウを搾った果汁を酵母によりアルコール発酵させてできたお酒がワインだ。

 赤ワインを例にもう少し詳しく説明しよう。赤ワインの場合、材料になるブドウは黒ブドウ。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ピノ・ノワールなどが代表的な品種だ。このブドウの実を破砕し、果皮や種子ごと発酵槽に入れる。ここに酵母を入れ(ブドウについている天然酵母を使うケースもある)、アルコール発酵させる。アルコール発酵とは、ブドウに含まれる糖分が酵母によりエタノールへと変化する過程のこと。この過程によりブドウに含まれる糖分は消費されるため、ワインに含まれる糖質は少なくなる(第1回を参照)。

 発酵槽では、数日から1カ月程度かけて発酵(主発酵)およびポリフェノールなどの抽出(醸し)を行った後、乳酸菌によってリンゴ酸を乳酸と炭酸ガスに分解するマロラクティック発酵(乳酸発酵)が行われる。

 その後、液体部分(ワイン)と果皮や種などの固形部分に分離する。固形部分にもワインが含まれているので、圧力をかけて、ワインを搾り取る(圧搾)。なお、高級ワインの場合は、圧力をかけずに、自然と流れ出た液体部分のみ使うケースもある。こうしてできた若いワインは、樽などの中で寝かして熟成させる。一般に樽での熟成期間は、数十日程度から3年程度と幅がある。底にたまったオリ(澱)は取り除かれ、フィルターなどでろ過して不純物などを取り除いて、瓶詰めされる。なお、フィルターをかけると、美味しさに影響する成分まで取り除くことになるということで、フィルターを通さない無ろ過(ノンフィルター)のワインも多くある。

 一方、白ワインは、シャルドネやソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなどの白ブドウから作られる。ただし、赤ワインのように、果皮や種子ごと発酵させるのではなく、先に圧搾して搾汁したブドウ果汁をアルコール発酵させる点が異なる。詳しくは次回以降に紹介するが、白ワインが赤ワインに比べてポリフェノールが少ないのはこの製法による違いが影響している。ちなみに、白ワインは白ブドウから作られると説明したが、黒ブドウからも作ることができる。黒ブドウの果皮を含まないように搾汁した果汁を発酵させれば白ワインになる。

一番安いワインは、ブドウの濃縮ジュースから作られる

 最近は、フルボトルのワインでも、1本500円程度からととてもリーズナブルに購入できるようになっている。これら安いワインは、数千円以上する高級ワインと何が違うのだろうか。佐藤教授に聞いてみた。

 「銘柄によっても異なるので一概には言えませんが、最も安い価格帯のワインはブドウの濃縮ジュースを発酵して作られています。チリやアルゼンチンなどで栽培されたブドウを現地でジュースにして、濃縮させて日本に輸入し、これを国内で酵母を入れ発酵させて製造したものです※。これだけ安くできる理由は、ワイン用の濃縮ジュースがとても安いためです」(佐藤教授)
※こういったワインは、背面のラベルなどに、輸入されたブドウ果汁を使用していることが書かれている。

 こうして作られたワインは、ブドウから直接製造するワインに比べて、やはり味わいの面では劣るという。「果汁を濃縮する段階で、ブドウに含まれる旨み成分が落ちてしまうのが原因です。しかし、最近では、発酵に使う酵母の選別技術も進み、以前に比べて香りや味わいは確実に向上しています」(佐藤教授)

 「次に安いのが、近年、輸入量が急増しているチリ産など、南米で生産されているワインです。こちらは、ブドウの濃縮ジュースを使って製造されているものではなく、(前ページで紹介したように)ブドウから直接醸造しているワインですが、フランスなどに比べて、ブドウそのものが安く購入できるため、最終成果物のワインも安くできます。チリなどでは、大量に生産できるうえに人件費も安い。安いものだと500円程度からあります。近年は品質の向上が著しく、フルボトルで1000円くらいから美味しいワインが手に入ります。私も普段楽しんでいるのはこのクラスのワインですね」(佐藤教授)

高額ワインは生産本数が少なく、“希少性”で高くなる

 「ワインというと、フランスを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、フランスは、人件費も安くはありませんし、畑の面積も限定されます。生産する本数も少ないため、安くはなりにくいのです。有名なロマネ・コンティというブルゴーニュ産のワインは、年間にたった5000~6000本程度しか生産していません。それだけ少ないワインを、世界中のワイン愛好家が欲しがるため、驚くほど高くなるのです」(佐藤教授)。ロマネ・コンティは世界で最も高価と言われるワインで、1本数十万円以上で100万円を超えて取り引きされることも珍しくない。

 佐藤教授によると、同じヨーロッパでも、スペイン産のワインは高品質なものが安価に購入できるのでお薦めだという。「スペインでは、現地の人は『フルボトルで1本5ユーロを超えると高くて買えない』と話しています。もちろんスペインにも数万円以上する超高級ワインもありますが、一般にスペインで高級と言われるワインでも20ユーロくらいで購入できます。その数倍以上するようなフランスワインに引けを取らない味わいのものが、日本でも数千円で買えますよ」(佐藤教授)

健康効果は安いワインと高いワインで違う?

 では、「健康効果」という面で、高いワインと安いワインに違いはあるのだろうか。

 佐藤教授によると、「安くても健康効果は基本的に同じです。ただし、濃縮ジュースを発酵させて造った場合は、果汁を濃縮する段階を経ることで味わいは落ちます。ポリフェノールの量も少なくなるので、健康効果も低くなります」(佐藤教授)

 「ブドウの品種による違いはあります。赤ワインの健康効果の代名詞となっているポリフェノールの含有量はブドウの品種により異なります。濃厚でしっかりした味わい(フルボディ)のカベルネ・ソーヴィニヨンはポリフェノールが多く含まれていますから、健康効果が高いといえるでしょう。チリなどで生産されているフルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンなどは、割安なのでお薦めです。また、赤ワインに含まれるポリフェノールは、数年程度熟成させることで抗酸化作用が向上します。ポリフェノールの総量は同じでも、より効くようになるのです。このため、数年熟成させた高額なワインはより健康効果が高くなると言えます」(佐藤教授)

酸化防止剤の使用量は減少傾向にある

 ワインの成分表示をよく見ると、ほとんどのワインに「酸化防止剤(亜硫酸塩)」などと書かれている。この酸化防止剤の健康への影響を気にする人も少なからずいる。この影響はどうなのだろうか。

 ワインに使われる酸化防止剤とは主に亜硫酸塩で、硫黄を燃やした気体である二酸化硫黄(SO2)が液体に溶けたものだ。これは、ワインが酸化して劣化するのを防ぎ、ワインに好ましくない雑菌などが繁殖するのを防ぐために添加する。

 「亜硫酸を使った酸化防止は、近年になって使われるようになったわけではなく、古代ローマ時代から使われています。亜硫酸により雑菌の繁殖を防ぎ、ワインの劣化を防いだわけです。健康に害がないかと不安に思われる方もいらっしゃいますが、使用が認められている基準では、長年にわたって日常的にワインを摂取しても、健康に害を及ぼすことはありません」(佐藤教授)という。

 「最近は、酸化防止剤を必要最小限にしようと生産者が努力を重ねています。日本では、亜硫酸塩の添加は350ppm(1リットルあたり 350mg)以下まで認められていますが、最近のワインを調べた範囲ではほとんどのワインで50~100ppm程度です。確実に使用量は減少傾向にあり、 20年ほど前と比べると半分程度に減っています」(佐藤教授)

酸化防止剤は数万円以上の超高級ワインにも使われている

 「酸化防止剤の添付は、ワインの高い安いには関係ありません。高級ワインは長期熟成を前提にしたものが多くありますが、これらのほとんどに酸化防止剤が添付されています。数万円から数十万円するような超高額ワインにも添付されています」(佐藤教授)

 最近は健康志向の中、酸化防止剤無添加をうたうワインも店頭で目にする。各ワインメーカーは、消費者のニーズにこたえて、無添加のワインもラインナップとして用意しているのだ。

 佐藤教授によると、「酸化防止剤を使わないワインは製造可能ですが、酸化を防ぐための設備なども必要になります。無添加で美味しいワインを造るのは簡単ではありません」という。「ワインは空気(酸素)に晒されていると酸化して味が劣化します。特に、ワインの保存状態で酸素を完全に抜くことが必要です」(佐藤教授)

人気の「ビオワイン」は生産者を選んで買う

 最近は、有機栽培されたブドウの使用し、農薬を使用しない(もしくは使用を抑える)、天然酵母を使うなどの人工的な処置を極力しないことを特徴にする自然派ワイン(ビオワイン)が数多く登場して、人気になっている。

 実は、自然派ワイン(ビオワイン)には明確な定義がなく、生産者や団体によって方針は異なっている。「自然」「ビオ」といっても、生産者の考えや捉え方に幅があるのだ。 EUでは2012年に、域内で生産される自然派ワインの一種、オーガニックワインの基準を定めたが、二酸化硫黄はここでも酸化防止剤として使用を認められている。自然派ワインだからといって、酸化防止剤が使われていないわけではないのだ。ただし、従来のワインより上限が抑えられており、1リットルあたり最低でも30~50mg少ない。上限は1リットル当たり赤で100mg、白・ロゼで150mg(残糖度により多少上限値が変わる)。

 佐藤教授によると、自然派ワインで高品質なものも登場しているが、自然派ワインはその製法上、高品質のワインを安定して作るのが難しい面があるという。

 「ワインの質を決めるのは何と言ってもブドウの品質です。ブドウが病気になったり腐敗したりすると、いいワインはできません。しかし、雨が多く続くような環境では、農薬に頼らず、完熟した高品質のブドウを収穫するのはとても難しいのです。当然、その年の天候によって大きく左右されるわけですが、フランスや日本のように、ある程度の降雨が避けられない環境では、毎年健全なブドウを安定して収穫するのは簡単ではありません。自然派ワインにはすばらしいものもありますが、高品質のワインを生産するには技術やノウハウが欠かせません。きちんと勉強せずに造った品質の悪いワインもあります。生産者選びには注意が必要です」(佐藤教授)

乾燥した場所では健全なブドウが収穫しやすい

 「一方、アメリカやオーストラリアのワイナリーなどのように、雨が少なく乾燥しているエリアでは、栽培しているブドウにカビが生えたり、病気になったりしにくいのです。このため、農薬などに頼らずとも毎年安定していいブドウができます。このように雨の少ないエリアでは、高品質な自然派ワインを造りやすいといえるでしょう」(佐藤教授)

 フランスなどの有名ワイナリーで自然派ワインを造っているところもあるが、そういったワイナリーでは、ブドウ畑に必ず人がいて常に手入れを欠かさないなど、畑の管理に非常に手間をかけているそうだ。「これを実現するには当然コストがかかります。そこまで手間をかければ、素晴らしいものができる可能性があります」(佐藤教授)

 自然派ワインに限った話ではないが、ワインを選ぶ際にはやはり生産者を選んで買うのが大切だ。最近では、自然派ワインを扱うワインショップやレストランも増えている。まずは“プロ”に相談しよう。場合によっては、試飲させてもらえるケースもある。また、ワイン専門誌などでも頻繁に特集を企画している。話題の作り手がどこで、どんな方法で造っているかも詳しく紹介しているので、参考にするといいだろう。

佐藤充克(さとう・みちかつ)さん
山梨大学ワイン科学研究センター・客員教授

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年10月13日 17:47

あらためてワインについて、、、勉強になりました。。。Vol.3

■ホントはどうなの? ワインと健康

白ワインにも健康効果はあるのか
「牡蠣にはシャブリ」と言われる理由とは? 侮れない効能!

大塚千春=フリーエディター・ライター

 今、ワインが人気だ。実はここ数年は「第7次ワインブーム」と言われ、日本のワインの消費量は過去最大を更新している。今なぜ、ワインが人気なのか? その背景には、安くておいしいワインが手軽に入手できるようになったという面もあるが、忘れてはならないのが「健康にいい」というイメージだ。特集では、知られざるワインの健康効果を紹介していく。
 今回は、白ワインの健康効果に迫る。ワインの健康効果というと、もっぱら赤ワインばかりクローズアップされるが、白ワインはどうなのだろうか。さらに、食前酒などでもおなじみのスパークリング・ワインについても見ていこう。

 最近、ふと気が付くと手にしているのは白ワイン、ということが増えた。この傾向は私だけのことではないようだ。ワインバーなどでカウンターを見回すと、白ワインを飲んでいる人ばかりという光景もたまに見かける。特に暑い時期にはキリッと冷えた白ワインが飲みたくなるものだが、気候にかかわらず、最近、白ワインを選択する人が増えているように感じる。

 実際、少し前の調査になるが、国税局による「ワインに関するアンケート」(2007年5月31日~2008年11月22)によれば、最近の日本人は赤ワインより白ワインの方を好む傾向がみられる。同アンケートでは、30.9%が白ワインが好きと回答したのに対し、赤ワインは28.8%だった(有効回答数171件・複数回答、20代以上の男女が対象)。

 ワインが日常的な食卓に取り入れられるようになった結果、和食に合いやすい白がより好まれるようになっているという声も聞く。「フレンチ・パラドックス」(第1回参照)の影響で、圧倒的に赤ワインの消費が多かった1990年代後半とは状況が異なるようだ。

 しかし、今回のテーマである“健康にいい”という面では、白ワインの影はちょっと薄い。記事を書くに当たって、周りの知人に「ワインのイメージは?」と聞くと、「赤ワインは健康にいいよね」という返事がすぐに返ってくるが、「白ワインは?」と聞くと、「好きだけどカラダにいいのかよくわからない」といった回答が多かった。

 「健康にいいワインは赤ワイン」というイメージが強いが、実は白ワインにも優れた健康効果がある。「牡蠣にはシャブリ(白ワインの一種)が合う」とはよく言われることだが、それには味わいだけではない、健康に関係する立派な理由があるのだ。

 今回も、前回に引き続き、メルシャン酒類研究所所長を務め、ワインの醸造と健康効果両方の研究に取り組んできた山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克客員教授にご登場いただき、白ワインの健康効果について聞いていく。佐藤教授によると、ある製法で作った白ワインには、他のワインにはない“いいこと”もあるという。今回は、こうしたあまり知られていない白ワインの効能について紹介しよう。

果皮と種子を除いて仕込む、だからポリフェノールが少ない

 先に、白ワインと赤ワインの違いを簡単におさらいしておこう。違いは大きく2つある。一つはブドウの違い。赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンなどの黒ブドウを使って作るが、白ワインはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、甲州などの白ブドウから作られる(厳密には、黒ブドウからも白ワインは作ることができるがここでは割愛する)。

 そしてもう一つは、赤ワインはブドウの実を果皮や種ごと発酵槽に入れて発酵させるが、白ワインは、収穫したブドウを破砕したらすぐに圧搾機で搾汁する。そして、その果汁を発酵槽で発酵させるのだ。

 つまり、白ワインは果皮や種にある成分があまり抽出されない。ブドウに含まれるポリフェノールの多くは果皮や種に含まれている。このため、白ワインは赤ワインに比べてポリフェノールの量が少なくなってしまうわけだ。実際、佐藤教授らがさまざまなワインのポリフェノールの含有量を計測した結果によると、300~700ppm程度で、赤ワインの半分から数分の1程度となっている。

白ワインのポリフェノールは少ないが性能がいい

 佐藤教授によると、白ワインに含まれるポリフェノールは量は少ないが、ある特徴があるという。

 「白ワインのポリフェノールの総量は赤ワインに比べて少ないのですが、赤ワインのポリフェノールに比べて分子量が小さいという特徴があります。このため、胃や腸内で吸収されやすく、抗酸化作用が早く現れます。つまり、量は少ないのですが性能がいいわけです」(佐藤教授)。特に、日本で栽培されている甲州種の白ワインは、低分子ポリフェノールが多く含まれているという。

 ちなみに、白ワインの中でも「樽」で熟成させたタイプのものは、ポリフェノールの含有量が少し増えるという。樽に使われる木に含まれるポリフェノールがワインに移るためだ。一般に、カリフォルニアなどのニューワールド産の白ワインは、樽の香りが強いものが多いが、そういったタイプはポリフェノールが多いそうだ。

白ワインには強い殺菌効果がある

 白ワインならではの優れた健康効果もある。それが、大腸菌、サルモネラ菌などの食中毒菌に対する強い抗菌力だ。

 「白ワインには、赤痢菌、サルモネラ菌、大腸菌などの食中毒菌に有効であることは古くから知られています。これは、白ワインに含まれるアルコールと有機酸の相乗的な働きによるものです」と佐藤教授。

 実際、佐藤教授が実験したところ、白ワインでサルモネラ菌、大腸菌をそれぞれ培養したところ、サルモネラ菌は10分間、大腸菌は20分間で10万個の細菌が数個まで減少したという。佐藤教授によると、「赤ワインでも同じように殺菌効果がありますが、殺菌力は白ワインの方が強い」という。

 食いしん坊なら、「生牡蠣にはシャブリ」というフレーズを聞いたことがある人も多いだろう。シャブリとは、フランスのシャブリ地区(ブルゴーニュ地方の最北端)で生産されるシャルドネ種で造った白ワインのことだ。一般に「味、おいしさ」の面で相性がいいという意味で使われることが多いが、それだけではなく、「雑菌汚染が問題になる生の魚介類を、即効性の殺菌効果が高い白ワインと一緒に食べることで安全が高められる」(佐藤教授)という側面もあったわけだ。

 白ワインの健康効果はこれだけではない。第1回で紹介したように、ワインには赤白を問わず血圧を下げ新陳代謝を活発にしたり、腸内環境を整えたりする効果がある。新陳代謝を活発にする効果は、ワインに多く含まれるカリウムによるものだ。カリウムには利尿作用があり、体外にナトリウム(塩分)を排出してくれる働きがある。また、赤白ワインいずれにも多く含まれる有機酸により、腸内細菌群のバランスを整え、ビフィズス菌などの善玉菌を増やす効果も期待できる。

日本固有の「甲州」種はアミノ酸が豊富

日本固有のブドウ品種「甲州」。アミノ酸成分「プロリン」を多く含む。(©amanaimages inc. -123rf)

 白ワインにはその製造法により、健康効果が高まるものもある。その一つが、最近人気の白ワイン用のブドウ「甲州」種を醸造する際に使われる「シュール・リー」という製法だ。

 シュール・リー製法とは、フランス・ロワール地方で、「ミュスカデ」というブドウなどから白ワインを造る際に伝統的に使われる手法で、ワインの香りやボディーを豊かにするために用いる。甲州は山梨を中心に栽培されている日本固有の品種だが、これまで味わいが平板だといわれ長い間評価が低かったことから、この製法が導入されたのだという。

 シュール・リーとは「オリの上」という意味。通常、発酵が終了したワインはタンクや樽の底に酵母や酒石などがオリとして沈むため、その上澄みだけを別のタンクなどに移すが、シュール・リーはワインを沈殿したオリの上で半年ほど熟成させる。「こうすることで、酵母から抽出されたアミノ酸が増え、栄養価が高いワインになります」と佐藤教授。「私が行った実験では、アミノ酸の中でも、アスパラギン酸、ヒスチジン、リジンが特に有意に増加しました」という。

 また、甲州種には、「プロリン」というアミノ酸が多く含まれている。「プロリンは、破壊されたコラーゲンを修復する力を持ち、肌に潤いをもたらす天然保湿成分です。甲州ワインには多量のプロリンが含まれていて、シャルドネなどのヨーロッパ系ブドウ品種を用いて醸造されたワインと比較すると、2~3 倍多く含まれています」(佐藤教授)

スパークリング・ワインの健康効果は?

 最後に、食前酒などでおなじみ、最近では専門のバーがあるほど人気のスパークリング・ワインについて佐藤教授に聞いてみた。健康効果は、その味わいや色合いから白ワインに近いように思えるが、実際のところはどうなのだろうか。

 「スパークリング・ワインは、まず白ワインを作り(一次発酵)、これに糖分と酵母を加え、瓶やタンク内で二次発酵させます。このため、健康効果は白ワインとほぼ同じになります。しかし、酵母と接している時間が長くなり、アミノ酸などの成分がワインに溶け出すため、通常の白ワインに比べて、アミノ酸成分が豊富になります。殺菌効果も白ワインと同じなので、魚介類と合わせるのにも適しています」と佐藤教授は説明する。

 なお、スパークリング・ワインに含まれる炭酸(二酸化炭素)は、この二次発酵によりできるのだが、安価なスパークリング・ワインでは、白ワインに二酸化炭素を吹き込んだだけという製法をとっていることもあるそうだ。そのため、健康効果を考えるなら、伝統的な製法で作られるシャンパン(フランス)、カヴァ(スペイン)、スプマンテ(イタリア)、ゼクト(ドイツ)や、それに相当する製法をうたっているワインを選びたい。

佐藤充克(さとう・みちかつ)さん
山梨大学ワイン科学研究センター・客員教授

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年10月13日 17:33

あらためてワインについて、、、勉強になりました。。。Vol.2

■ホントはどうなの? ワインと健康

健康効果の王様は、やっぱり赤ワイン?
ブドウの品種で異なる効果、抗酸化効果ならカベルネ

大塚千春=フリーエディター・ライター

 今、ワインが人気だ。実はここ数年は「第7次ワインブーム」と言われ、日本のワインの消費量は過去最大を更新している。今なぜ、ワインが人気なのか? その背景には、安くておいしいワインが手軽に入手できるようになったという面もあるが、忘れてはならないのが「健康にいい」というイメージだ。特集では、知られざるワインの健康効果を紹介していく。
 最終回となる今回は、大本命である“赤ワインの健康効果”を紹介する。赤ワインに多く含まれる抗酸化物質「ポリフェノール」の本当の効果、そして、赤ワインの中でもブドウの品種によって健康効果がどう変わってくるかについて解説していこう。

赤ワインの健康効果の要「ポリフェノール」

 これから、季節が秋、冬となると、赤ワインが恋しくなってくる。グリルした肉などしっかりした味わいの料理と合わせるならやはり赤ワインがいい。前回も紹介したように、最近はワインといっても赤ワイン一辺倒ではなく、白ワインやスパークリング・ワイン好きも増えた。健康効果の面からも、白ワインにも優れた面があることもわかった。だが、大本命ともいえる赤ワインと比較するとどうなのだろうか。

 ワインの醸造と健康効果のスペシャリストである、山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克客員教授は、「殺菌効果など白ワインの方が優れた面もありますが、ワインの健康効果の中心にあるのはやはりポリフェノールです。ポリフェノールが多く含まれる赤ワインの方が健康効果が高いと言えるでしょう」と言い切る。「強い抗酸化作用に加えて、認知症予防効果など幅広い効果が期待できます」(佐藤教授)

 そこで今回は、赤ワインのポリフェノールの効果と、ぶどうの品種による違いについて詳しく解説していこう。

赤ワインのポリフェノールは量が豊富、白ワインの数倍!

 ポリフェノールとは、活性酸素による酸化を防ぐ、植物由来の抗酸化物質。緑茶に含まれるカテキン、コーヒーに含まれるクロロゲン酸などもポリフェノールだ。

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赤ワインは、アントシアニン、レスベラトロール、カテキン、タンニン類などのポリフェノールを豊富に含んでいる。コーヒーに含まれるクロロゲン酸や、緑茶に含まれるカテキンなどもポリフェノールだ。アントシアニンはブルーベリーにも含まれている

 「ワインに含まれる代表的なポリフェノールは、アントシアニン、レスベラトロール、カテキンや、カテキンなどの重合体であるタンニン類などです。ポリフェノールはほとんどの植物に含まれ、野菜や果物にも多く含まれています。その中でも、赤ワインはポリフェノールの含有量が非常に多い。ブドウの種類やワインの銘柄によっても異なりますが、赤ワインの場合1000~3000ppm程度と、緑茶と比べると2倍~数倍になります」(佐藤教授)

 「白ワインと比較すると、数倍以上になります(3ページ目のグラフを参照)。ブドウのポリフェノールは果皮と種子に多く含まれています。赤ワインの場合は、果皮や種子ごと発酵槽で発酵させるため、果皮や種子に含まれるポリフェノールが抽出されるのです」(佐藤教授)

 「さらに、ワインに含まれるポリフェノールは、他の植物由来のポリフェノールに比べて、カラダに吸収されやすい形で存在しているという特徴があります。ただし、吸収されやすさでは、赤ワインより白ワインに軍配が上がります。これは白ワインのポリフェノールの分子が小さいためです」(佐藤教授)

赤ワインは活性酸素を取り除く効果が高い

 第1回でも触れたが、赤ワインの健康効果を全世界に知らしめたのが、1990年代初頭の、フランスのルノー博士らによる「フレンチ・パラドックス」についての発表だ。「フランス人は喫煙率が高く、バターや肉などの動物性脂肪の摂取量が多いのに、心疾患による死亡率が低い」というフレンチパラドックスの理由として、赤ワインのポリフェノールの存在が指摘されたのだ。1991年11月に米CBSの「60 Minutes」で放映されたところ、アメリカの店頭から赤ワインがなくなったという。これが日本に伝わり、第6次ワインブームにつながった。

 ルノー博士らの報告の後、赤ワインの健康効果に関する論文発表が相次ぐ。その1つは、米カリフォルニア大学デービス校のエドウィン・フランケル博士らによる研究だ。

 フランケル博士は、赤ワインに多く含まれるポリフェノールの抗酸化能力を検証した(E.N.Frankel,et al;Lancet,341,1103-1104,1993)。具体的には、赤ワインからアルコールを飛ばした濃縮物をポリフェノールとして、同じく抗酸化能力を持つビタミンEと比較。酸化することが動脈硬化につながるLDL(低密度リポタンパク質)コレステロールへの影響を調べた。

 LDLコレステロールは活性酸素などにより酸化されると、動脈硬化の原因になる可能性がある。つまり、LDLコレステロールの酸化を抑制できれば、動脈硬化の予防につながる可能性あるわけだ。フランケル博士はヒトのLDLコレステロールに赤ワインのポリフェノールとビタミンEをそれぞれを添加する実験を行った。すると、ワイン由来のポリフェノールは、ビタミンEの半分の濃度でLDLコレステロールの酸化を防いだ。つまり2倍強力に酸化を阻害したわけだ。

 ヒトが実際に赤ワインを飲んで効果が出るかどうかの検証も進められた。マックスウェル博士らは、健康な学生10人に約350mLのボルドーの赤ワインを昼食とともに与えて、食後4時間にわたり血清の抗酸化活性を調べた(S.R.J. Maxwell,et al;Lancet,344,193-194,1994)。すると、赤ワイン摂取直後から、抗酸化活性は高まり、約90分で最大になった。平均では約15%有意に上昇したという。

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健康な学生10人を対象に、約350mLのボルドーの赤ワインを昼食とともに与え、30分おきに採血し、血清の抗酸化活性を調べた。すると、赤ワインを摂取した人は抗酸化活性が有意に上昇した

 「これだけではありません。日本でも、国立健康・栄養研究所による研究で、赤ワインによりLDLコレステロールの酸化が抑制されたという報告が出ています。赤ワインは活性酸素を取り除く効果が高い(抗酸化能力が高い)と言えるでしょう。これがワインが動脈硬化などに効果が期待できるという理由です」(佐藤教授)

 「私自身、赤ワインに含まれるポリフェノールのどの成分が活性酸素消去能が強いかを調べました。12種類のワインを調べた結果、アントシアニンとその重合体が活性酸素を消去する能力が高いことが確認できました」(佐藤教授)。アントシアニンは、赤ワインの色素になっている成分で、ブルーベリーなどにも含まれているポリフェノールだ。

ブドウはどの種類を選べばいい?

 では、数ある赤ワインの中で、どれを選べばいいのだろうか。まず見るべきなのが「ブドウの品種」だ。赤ワインの元となるブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、ネッビオーロなどをはじめとして非常に多い。

 佐藤教授は、生産地域や製造年が異なるさまざまなワインのポリフェノールの量と、活性酸素消去能(SOSA)を測定比較している(下のグラフを参照)。薄い紫の棒がポリフェノールの量、濃い紫が活性酸素消去能(SOSA)を示している。「ワインのポリフェノール含有量とSOSAには高い相関関係があることが確認できます」(佐藤教授)

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ワインの銘柄によるポリフェノール含有量と活性酸素消去能(SOSA)の違い(1995~1996年に佐藤教授らが発表)。活性酸素消去能は、実際に活性酸素を消去する能力を示す。この値が大きいほどより強い抗酸化能力がある。熟成を重ねたワインの方が活性酸素消去能が大きい。ブドウの品種別にみると、カベルネ・ソーヴィニヨンが一番多いことがわかる。白ワインにもポリフェノールは含まれるが、赤ワインに比べると量は少ない

 このグラフから、全体的な傾向として、カベルネ・ソーヴィニヨンが、ポリフェノール量、SOSAともに多く、次にネッビオーロが多いことがわかる。銘柄にもよるが、ピノ・ノワールやメルローは、カベルネ・ソーヴィニヨンに比べるとやや少ない。

 「ブドウの品種の中では、カベルネ・ソーヴィニヨンが最もポリフェノールを多く含み、抗酸化作用も高くなります。一般的に、赤ワインならどれでも抗酸化作用が期待できますが、より多くの効果を期待するならカベルネ・ソーヴィニヨンを選ぶといいでしょう」(佐藤教授)

カベルネのワインはどう探す?

 とはいえ、「カベルネ・ソーヴィニヨン」と言われても、どのワインを買っていいかわからないという人も少なくないだろう。カベルネ・ソーヴィニヨンは、最もポピュラーなワインの品種の1つで、世界各地で栽培されている。

 一番有名なのは、フランス南西部のボルドー地方で造られるワインだ。特に、この地方を南北に流れるガロンヌ川とその上流のジロンド川左岸は、水はけが良く、熱を蓄える砂利のような表土を持つため、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に適しているとされる。

 著名なボルドーワインである「シャトー・ラトゥール」「シャトー・マルゴー」などは、カベルネ・ソーヴィニヨンをメインに使ったワインだ。一般にボルドーのジロンド川「左岸」で生産されたワインはカベルネの比率が高い(銘柄や生産年にもよるが、カベルネの比率は6~9割程度のことが多い)。一方、同じボルドーでも、サンテミリオン地区やポムロール地区(一般に右岸と総称される)のワインはメルローの比率が高い。

 カベルネ・ソーヴィニヨンは、ボルドーに限らず、アメリカのカリフォルニアやチリ、オーストラリアなど世界各地で広く栽培されている。

 「カベルネ・ソーヴィニヨンは、気温が高く乾燥した場所の方がいいブドウが収穫できます。気温が高く降雨量が少ない、チリなどの南米やオーストラリア、カリフォルニアなどは、まさに栽培適地です。高品質のカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインが安く購入できますのでおすすめです」(佐藤教授)

 フランスやイタリアなどでは、使っているブドウをラベルなどに表記しないケースが多い。一方、カリフォルニアやチリ、オーストラリアなどのワイン(これらは一般に「新世界」と分類される)は、たいていの場合、ラベルにブドウの品種が明示されている。このラベルを見て「Cabernet Sauvignon」と書いてあるワインを選べばいい。

 前ページのグラフで、ポリフェノールの量がカベルネに次いで多かったネッビオーロは、北イタリアのピエモンテ地方で栽培されているブドウの品種だ。「バローロ」「バルバレスコ」という有名銘柄に使われているブドウだ。高品質だが価格は高めとなっている。

熟成させた赤ワインの方が抗酸化作用が高くなる

 「ワインの抗酸化作用で、ブドウの品種のほかに、もう一つ重要な要素となるのが『ワインの熟成年数』です。第2回でも少し触れましたが、若いワインより、熟成を重ねたワインの方が、抗酸化作用が高くなります。ポリフェノールの総量は同じだったとしても、熟成させた方がより効くようになるのです。このため、数年熟成させた高額なワインは健康効果がより高くなります」

 「(前ページのグラフで)同じ銘柄を比較すると、例えば、Chポンテカネ(ボルドー左岸の有名ワイン)は、1988より1990年の方がポリフェノールの総量は多いですが、抗酸化能力は1988年の方が高くなっています。抗酸化作用のピークは5年くらいで、その後は緩やかに効果は下がります」(佐藤教授)

※ 熟成させることで品質が高まるのは、主に2000円以上の高級ワイン。数百円から1000円台くらいで購入できる安価なワインは、熟成させずに楽しむのが一般的。

注目の「レスベラトロール」の効果とは

 ここまでは抗酸化作用を中心に見てきたが、赤ワインの健康効果を語る上で欠かすことができない重要な成分がある。それが、「レスベラトロール」というポリフェノールだ。認知症などに効果があるとされており、近年非常に注目されている。

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ワインと認知症やアルツハイマー病との関係(ボルドー大学中央病院にる調査結果)。65歳以上の3777名を対象に3年間にわたって調査したもの。論文筆者の1人、J.-M.Orgogozo氏から佐藤教授がデータを受け取ったものを改変して掲載

 仏ボルドー大学中央病院の研究チームは、65歳以上の3777名に対して、死亡率、認知症、アルツハイマー症のリスクと、飲酒量の関係を3年間にわたり調査した。ワインを毎日3~4杯(375~500ml)飲んでいる人は、飲んでいない人に比べ、認知症の発症リスクが約5分の1、アルツハイマー症の発症リスクが4分の1、死亡率が約30%低下していたという(Rev. Neurol. (Paris): 153(3),185-192,1997)。

 1999年には、伊ミラノ大学の研究チームが、「毎日グラス1杯半のワインを飲み続けると、記憶力の回復に効果があり、アルツハイマー病などの神経細胞の変性が原因とされる病気にかかりにくくなる可能性がある」と発表した。これは、レスベラトロールが外界刺激を伝達する酵素「MAPキナーゼ」を7 倍活性化し、脳の細胞同士を結び付ける作用をするためだと報告している(M.Miloso,A.A.E.Bertelli, et al.:Neurosci. Lett.,264,141-144,1999)。

赤ワインが寿命を延ばす?

 レスベラトロールは、寿命を延ばす働きがあるとされるサーチュイン遺伝子を活性化するという報告もある。「サーチュイン遺伝子は、抗老化遺伝子と呼ばれるもので、飢餓、カロリー制限により活性化されるといわれています。しかし、レスベラトロールを摂取すると、カロリー制限をしなくても、サーチュイン遺伝子が活性化することが明らかになってきたのです」(佐藤教授)

 2000年代にはレスベラトロールの寿命を延ばす効果についての論文が相次いだ。「当初は、酵母の寿命を延ばすという報告があり、その後、多細胞動物、線虫、小魚などの報告が続きました。そして2006年には、哺乳類であるマウスの寿命がレスベラトロールによって延びるという論文が発表されました(J.A. Baur, D.A. Sinclair et al.:Nature 444,337-342,2006)。これは高カロリーのエサを与えるとマウスは短命になるが、レスベラトロールを同時に与えると普通食と同様に生存したという報告です」(佐藤教授)

 「ただし、2008年には、老化や肥満による障害予防にはレスベラトロールは有効だが、健常な人の寿命は延ばさないという報告がされています(K.J. Pearson,J.A.Baur,K.N.Lewis et al.:Cell Metabolism,8,157-168,2008)。レスベラトロールは健康な人に投与することでより健康が増進されるというものではなく、健康上何かしら問題を抱えている人に効くのです」(佐藤教授)

レスベラトロールはピノ・ノワールに多い!

 これだけの効果があるとなると、どの品種にレスベラトロールが多く含まれているのかが気になるところだ。佐藤教授によると、ワインの品種の中でこの成分が多いのが、「ピノ・ノワール」なのだという。

 実際、佐藤教授は、ワインに含まれているレスベラトロールの量を計測している。「白ワインには平均約0.1mg/L、赤ワインには1~10mg/Lのレスベラトロールが含まれています。赤ワインの中では、ピノ・ノワールに多く含まれています」(佐藤教授)

 「ピノ・ノワールは果皮が薄いという特徴があります。カビが生えるとすぐ病気になるので、ブドウは自分を守るために抗カビ成分を一生懸命作ります。この抗カビの役割を担う成分が、レスベラトロールなのです。皮が厚くカビに強いカベルネ・ソーヴィニヨンと比べるとその含有量は10倍ほど違います。やはりカベルネ・ソーヴィニヨンより皮が薄いメルローも、カベルネの2~3倍のレスベラトロールが含まれています」(佐藤教授)

 ピノ・ノワールは、フランス・ブルゴーニュ地方で生産される赤ワインの主原料。ブルゴーニュ産の赤ワインだったらほぼ、ピノ・ノワールだと考えてよい(※ボージョレ地区はガメイ種)。第2回で登場したロマネ・コンティもピノ・ノワールを使ったワインだ。ピノ・ノワールは、世界的に見るとカベルネ・ソーヴィニヨンほど広く栽培されていないものの、ニュージーランドや南アフリカ、それにカリフォルニア、チリなどでも栽培されている。ラベルに「Pinot Noir」と書いてあるものを選べばいい。

          ◇          ◇          ◇

 赤ワインの健康効果はまだある。カリフォルニア州立大学フレズノ校の研究により、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の殺菌作用も確認されているし、佐藤教授らの研究によって、血液の柔軟性が増し、毛細血管の血流が促進されることも明らかになっている。赤ワインは、さまざまな面から健康にいい影響を及ぼす。ただし、健康にいいからといって飲み過ぎは厳禁。1回の飲酒でグラス2杯程度を目安にして、ワインを楽しんでほしい。

佐藤充克(さとう・みちかつ)さん
山梨大学ワイン科学研究センター・客員教授

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年10月13日 16:48

あらためてワインについて、、、勉強になりました。。。

■ホントはどうなの? ワインと健康

ワインは低糖質だった! ポリフェノールだけじゃない、これだけの効能
知られざるワインの健康効果! 血圧を下げる、腸内環境を整える効果も

大塚千春=フリーエディター・ライター

 今、ワインが人気だ。実はここ数年は「第7次ワインブーム」と言われ、日本のワインの消費量は過去最大を更新している。今なぜ、ワインが人気なのか? その背景には、安くて美味しいワインが手軽に入手できるようになったという面もあるが、忘れてならないのが「健康にいい」というイメージだ。「せっかく飲むならカラダにいいものを」と考える人は少なくないだろう。

 ワインの健康効果というと、赤ワインに含まれるポリフェノールばかりが脚光を浴びるが、ワインにはそれだけにはとどまらないさまざまな健康効果がある。特集では、知られざるワインの健康効果を紹介していこう。

今、日本は過去最大のワインブームの渦中

 突然だが、現在日本のワイン市場は、過去最大の大ブームになっているということをご存じだろうか。実は、2012年以降、国内の消費量は過去最大を更新中だ。

 1990年代後半、赤ワインに含まれるポリフェノールの健康効果が大々的に取り上げられて爆発的なブームになったことを記憶されている方も多いと思う。これが第6次ワインブームだ。このブームは1999年以降、徐々に落ち着きを見せ、その後の消費量は減少傾向となった。

 その後、リーマンショック後あたりから、消費量が再び増加に転換、2012年の年間消費量は第6次ブームを越え、現在に至っている。今は「第7次」ワインブームの真っただ中にある。

品質の高いワインが、安価に楽しめるようになった

 第6次ワインブームの爆発的な人気ぶりをご記憶の方からすると、「ブーム」といわれてもピンとこない人もいるかもしれないが、ここ数年で、街角のワインバー(バル)などは格段に増えたし、居酒屋のメニューでもワインが充実してきた。スーパーでもワインの品ぞろえを充実させてきたところが増えている。

 チリやスペインなどから、安くても品質の高いワインが輸入され、手軽に楽しめるようになったことがその背景にある。ここ数年で、スーパーなどで扱っている低価格ワインも明らかにおいしくなっている。

 例えば、1000円台のワインというと、昔は「安かろう悪かろう」の典型で、正直美味しいものにはなかなか出会えなかったが、最近は違う。チリなどの南米産で1000円台のワインでも「美味しい」と感じるものが増えた。実際、ワインの輸入元の推移を見ると、ここ数年のワインの輸入をけん引しているのがチリであることわかる。2015年には、チリからのワインの輸入量がフランスの輸入量を超え、国別の輸入数量の第1位になっている。

ワインブームの主眼が「健康」にシフト

 今、ワインが人気を博している背景として、忘れてはならない要素が「健康」だ。ワインは他のお酒に比べても、「健康にいい」というイメージが定着している。筆者もそうだが、「どうせ飲むなら、カラダにいいものを」と考える人は少なくないだろう。

 ワインというと、昔は「特別なときに飲むちょっといいお酒」だったが、今は健康のために日常的にワインを飲む人が増えている。食文化の歴史に詳しい著述家の速水健朗氏も、ワインブームをけん引した要因が、「ステイタス」から今では「健康」へと変化したと指摘している。

白ワインに健康効果はないのか? 酸化防止剤の影響は?

 ワインの健康効果としてよく取り上げられるのが、赤ワインに含まれる「ポリフェノール」だ。「フランス人は喫煙率が高く、バターや肉などの動物性脂肪の摂取量が多いのに、心疾患による死亡率が低い」という“フレンチパラドックス”の理由として、赤ワインのポリフェノールの存在が指摘され、第6次ワインブームの牽引役となった。

 これにより“赤ワインの健康効果”が不動のものになったわけだが、ワインには赤ワインだけでなく、白ワインやスパークリング・ワインもある。これだけ暑い日が続くと、白ワインやスパークリング・ワインでスッキリ楽しみたいという人も少なくないだろう。同じワインでも、白ワインやスパークリング・ワインには健康効果はないのだろうか。また、赤ワインと一口にいっても、ブドウの品種もさまざまだ。どれも健康効果は同じ、ということはないだろう。

 また、ワインに詳しい人なら、ほとんどのワインに「酸化防止剤」が含まれていることをご存じの方もいるだろう。昔から使われてきた成分で、カラダへの影響は心配しなくていいなどと言われるが、実際はどうなのだろうか。また、最近では、「自然派ワイン」「ビオワイン」などと呼ばれるワインも人気で、専門店も増えている。これらは普通のワインと何が違うのだろうか。

 今回の特集では、赤ワインのポリフェノールにとどまらないワインの健康効果を山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克客員教授に話を伺った。佐藤教授は、メルシャン酒類研究所所長を務め、醸造と健康効果両方の研究に取り組んできたワインのスペシャリストで、これまでワインの健康効果についての論文を数多く発表してきた。

 佐藤教授によると、赤ワインに多く含まれる抗酸化物質「ポリフェノール」の効能だけでなく、多くの健康効果があるという。ワイン特集では、今回と次回はワインの健康効果の全体像を紹介、後半では白ワイン、赤ワインに絞った健康効果に迫っていく。

ワインの主な健康効果
動脈硬化や心疾患の予防(抗酸化作用)
認知症の予防
糖質が他の醸造酒に比べて少ない
利尿効果があり、新陳代謝を活発に
血圧を下げる効果
腸内環境を整える効果
大腸菌、サルモネラ菌に対する抗菌力
ピロリ菌の殺菌効果

ワインは低糖質だった! 醸造酒の中でも圧倒的に少ない

 お酒は飲みたいが健康にも配慮したい――そんな人が気にする大きなポイントが「糖質」だ。最近は、パンやラーメンから甘さが決めてのスイーツに到るまで、あらゆる食品で低糖質(ローカーボ)が空前の大ブームとなっている。メタボが気になるビジネスパーソンも、仕事帰りや自宅の晩酌のお供に飲むなら、低糖質のものにしたいと思っている人は多いだろう。

 「あまり知られていませんが、ワインは醸造酒の中でも圧倒的に糖質が少ないお酒です。糖質を気にする方はワインを選ぶといいでしょう」――と佐藤教授は話す。
 
日本酒、ビール、ワインに含まれる糖質

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赤ワイン、白ワインの糖質は100g当たりそれぞれ1.5と2.0gと他の醸造酒の60%から3分の1程度と低い。糖質の量は炭水化物の総量から食物繊維を引いて算出した(出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂))

 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」(文部科学省)によれば、赤ワイン、白ワインの糖質は100g当たりそれぞれ1.5と2.0gと少ない。これは、日本酒の3.6~4.5g、ビールの3.1~4.6g(いずれも、純米酒と本醸造酒、淡色とスタウトなどタイプによって異なる)の60%から3分の1程度だ。ちなみに、100g当たり糖質1.5gというのは、糖質が少ない食品として知られるシイタケ(菌床栽培・生、1.5g)と同等の数値だ。

 しかし、ワインの原料は果物であるブドウだ。ブドウは糖度も高く、ブドウのジュース(ストレート)の場合は、100g当たり14.4gも糖質を含んでいる(日本食品標準成分表2015年版(七訂)より)。それなのになぜワインの糖質は高くないのだろうか。佐藤先生は、「ブドウに含まれる糖分はアルコール発酵により、分解されエタノールになります。この発酵過程でほとんどの糖分が消費されるため、ワインの糖質は少なくなるのです」と説明する。なお、実際にワインを飲むと、甘口のデザートワインなどではない通常のワインでも甘さを感じるものも少なくないが、佐藤先生によると「うまみ成分であるアミノ酸が多く含まれているから」だという。

※ワインは低糖質だと説明したが、貴腐ワイン(ソーテルヌなど)やアイスワインなどの甘いデザートワインは糖質を多く含んでいる。デザートワインを食事と一緒に大量に飲むということは通常あまりないが、糖質を気にする方は気を付けたい。

 なお、寒冷な土地などで収穫したブドウからワインを造る場合は、ブドウの糖度が低く十分なアルコール濃度が得られないことがある。この場合は、「補糖」といってワインを発酵させる前に糖を加えることがある。補糖により「ワインの糖分が増えるのでは?」と思う人もいるかもしれないが、佐藤教授によると、これらはすべて発酵の段階で分解されアルコールになるので糖分が増えることはないそうだ。

 糖質の量だけでいえば、焼酎やウイスキーは0(ゼロ)gと断トツに低いが、トータルのカロリーで比較すると、焼酎は100g当たり 146~206kcal(単式か連続式蒸留かで異なる)、ウイスキーは237kcalなのに対して、ワインは赤白共に73kcalと低い。ワインは全体のバランスがとれたお酒なのだ。

適量のワイン摂取が血圧を下げる!?

 佐藤教授は、注目のワインの健康効果として「血圧を下げる効果」と「腸内環境を整える効果」を指摘する。 

 「適量のワインは血圧を下げる効果が期待できます」と佐藤教授。「イギリスのリバプール・ジョン・ムーアズ大学の研究者が、6000人を対象に、運動、食事、肥満度と血圧の関係を調べたところ、ワインを多く摂取する人は血圧が統計的に有意に低かったという調査結果が出ました。一方、ビールの場合は血圧は上昇しました」(佐藤教授)。この調査では、ワインを飲む人の中で1日約250ml程度たしなむ人が最も血圧が低いという結果が出ている(Annals of Human Biology;24(3):1997,229-247.)。なお、ワイン1日約250ml以上になると、血圧は上昇したという。

 なぜ、ワインに血圧を下げる効果が期待できるのだろうか。佐藤教授は、「ワインにはカリウムが多く含まれています。カリウムには、ナトリウム(塩分)を体から排出する働きがあります」と説明する。赤ワインの場合、ワイン100g中に110mg、白ワインの場合は60mgのカリウムを含んでいる(日本食品標準成分表2015年版(七訂)より)。日本酒(5~7mg)やビール(34~65mg)より豊富に含まれている。

ワインには腸内環境を整える効果も

 ワインの味わいの特徴の一つに、その酸味がある。この酸味の基となっているのが、ワインに多く含まれる酒石酸、乳酸などの有機酸だ。「酒石酸、乳酸などの有機酸には、腸内で悪玉菌の生成を抑え、善玉菌を活性化させる働きがあります。つまり、腸内環境を整える効果が期待できるのです」(佐藤教授)

 さらに、ワインに豊富に含まれるポリフェノールも腸内環境を良くするのに一役買っているという。「ポリフェノールは、分子が大きく腸でなかなか吸収されません。実は、腸内にいる善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌はポリフェノールを食べて増殖するのです。つまり、ポリフェノールには食物繊維を摂るのに近い効果があり、便秘予防などの効果が期待できます。ポリフェノールが多い赤ワインの方がより多くの効果を期待できます」(佐藤教授)という。

      ◇      ◇      ◇

 9月9日公開の次回は、ワインの価格と生産方法の関係やワインに添付される酸化防止剤などについて詳しく見ていく。ワインと一口に言っても価格はさまざまだが、健康効果に違いがあるかをレポートしよう。

佐藤充克(さとう・みちかつ)さん
山梨大学ワイン科学研究センター・客員教授

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年10月13日 16:03

平和条約は核よりも強し、、、ヒト、モノ、カネ…他国の文化と経済が流入すれば北朝鮮の独裁体制は自滅する。。。Vol..3

■「米国と対決とか、どうでもいい」金正恩氏の暴走に北朝鮮国民はウンザリ
金正恩氏の暴走に国民ウンザリ?

北朝鮮の朝鮮中央通信は9月28日、トランプ米大統領の国連演説に「反撃」した金正恩党委員長の声明が発表されてからわずか6日間で、全国で470万人余りが朝鮮人民軍(北朝鮮軍)への入隊、復帰を志願したと報じた。労働新聞が先月12日に報じた時には347万5000人だったので、1ヶ月半で122万5000人も増えた計算となる。

「やってらんねえ」の声

記事によると、志願者らは集会を開き「500万個の核爆弾を炸裂させて悪の帝国、米国を地球から跡形もなく吹き飛ばそう!」「火取り虫のようにあわてふためく米国の狂人らをひとり残らず撲滅しよう!」などの文章を書き込んだ志願書類を提出したという。

まさに開戦前夜のノリだが、北朝鮮の実際の雰囲気に緊張感はさほどないようだ。

両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、声明発表後、緊急講演会、学習会、生活総和(総括)などが慌ただしく行われているが、軍事訓練や避難訓練の類は一切行われていない。

平壌の内部情報筋も、群衆大会に動員されるだけで、それ以外は何の措置も取られていないため、今にでも戦争が起きるという雰囲気は感じられないと現地の状況を伝えた。

情勢が緊張するたびに「敵が攻めてくる」と緊張感を煽り、防空訓練などを行うことで、国内の結束を高めるというのが北朝鮮当局の常套手段だ。ところが、情報筋によると、当局は住民からの「やってられない」との反発を恐れて何もできずにいるというのだ。

労働者を虐殺

訓練に動員されれば、市場で商売をする時間がなくなり、経済的に困窮する。また、韓国や米国からのラジオを通じて情報を得ている人が多くなり、北朝鮮がどういう状況に置かれているかを曲がりなりにも理解している人が多いため、プロパガンダが通用しづらくなりつつある、などといった事情がある。

ガソリン価格が高騰し、コメ価格が上がれば、金正恩氏の「核の火遊び」に対する批判がさらに高まることを、当局もよくわかっているのだ。そのため、政治講演会、学習会も市場の営業時間が終わった後に行うという。

それでも、せっかくの当局の「配慮」も功を奏さず、住民の不満は高まる一方だ。

情報筋によれば、生きていくだけで精一杯なのに、動員されて「反米対決がどうのこうの」という話を聞かされるのウンザリしているという人がほとんどだという。

中には「今の政権にいる人(金正恩氏)は、祖父(金日成主席)、父(金正日総書記)よりも核とミサイルに執着している」と体制批判をする人すらいるとのことだ。

本来、権力への不満を公に語ったらどうなるかを、北朝鮮国民は過去の教訓からよく知っている。1990年代の大飢饉に際しては、食糧を求めただけの労働者たちが無残に戦車で轢き殺された。

それにもかかわらず、無謀な核兵器開発に対する庶民の不満は日に日に強まっているもようだ。

[デイリーNKジャパン]

Posted by nob : 2017年10月02日 16:32

楽しいことを楽しいときに楽しめてるだけやることから。。。

■「頑張らなくてもできる」自己投資の3カ条

藤野 英人 ,
CONTRIBUTOR
カリスマファンドマネージャー「投資の作法」

「自己投資」とは必ずしもお金や時間をかけなくてはできないものではない。好きこそものの上手なれー。少し肩の力を抜いたほうが人は成長できるのだ。

本連載では、「投資」というテーマについてさまざまな切り口で展開している。これまでも述べてきたが、私は「エネルギーを投入して未来からお返しをもらう」ことが、広い意味での投資だと考えている。今回は、投資の中でも、人生において非常にリターンの高い「自己投資」にフォーカスしてみたい。

自己投資という言葉から、教育・学術機関に通ったり、資格の勉強をしたりというようなことを連想する人が多い。もちろん、それらは立派な自己投資であるが、スキルの習得には体力とお金がかかる。強い意志や根性も必要だ。

私は「自己投資はそんなに頑張らなくていい」と思っている。そこで、私が実践している自己投資のコツをご紹介しよう。それは以下の3カ条である。

(1)自己投資はゼロ円でもできる
(2)自己投資は三日坊主でいい
(3)自己投資はプロセスを楽しむ

お金がなくても自己投資はできる

まず、(1)から見てみよう。大事なのは、「自己投資はお金がすべてではない」ということ。「お金はないけれど時間や情熱はある」といった人でも十分に自己投資はできる。お金をかけずに自分を磨く手段は、山ほどあるのだ。

これまで私は成功した経営者を大勢見てきたが、多くは「お金もモノもないが、情熱だけはあった」という人である。元からお金持ちであったケースはむしろ少数派。ほんの小さなことでも、今までの自分を変えようとすることが大事だ。

例えば、毎朝会社に行ったら「おはようございます!」と元気にあいさつしてみよう。周りの人の気持ちを明るくできる。周りの気持ちが明るくなれば、きっとあなたもそうなる。1日を明るい気持ちでスタートできれば、あらゆることに前向きに取り組める。

さらに、人はあなたのことを「周囲を明るくさせる存在」として評価するようになるだろう。少し行いを変えるだけで確実にリターンが見込めるのだ。私もフェイスブックやツイッターで、毎朝のあいさつとして「はろはろやっほー」とつぶやいている。これも私にとっては「自己投資」である。たったひと言で明るい人という印象を持ってもらえるかもしれない。

ほかにも、「人を褒める」「メモを取る」など“ゼロ円”でできる行動を心がけている。いずれも相手との円滑なコミュニケーションが生まれるだけでなく、「相手から学ぶ」姿勢を身につけることもできる。私が尊敬する経営者の方々はこうした行動が徹底しているように思える。

NHK の語学講座なども、廉価なテキストで優良な講義を受けることができる。一流の先生がわかりやすく、懇切丁寧に教えてくれる。NHKのラジオ講座を徹底的に勉強して英語を話せるようになった人はいくらでもいる。多くの人が、うまくいかない理由として資金や才能がないことを嘆いたりしているが、本当の理由はただやらないということが多いのではないか。

三日坊主になってもガッカリしない

次に(2)だが、「人は必ずしも完璧である必要はない」という意味である。「継続は力なり」だが、しばしば「完璧主義」が私たちの成長を阻んでしまう。

私はいつも「三日坊主上等!」といっている。途中で諦めることがあっても、継続できないのは当然、と自分を許してあげよう。続けられない人ほど、自分への期待値が高すぎるのだ。

「続けられなかったこと=挑戦に失敗した」と捉えて必要以上にガッカリし、自己嫌悪に陥ってしまう。それは何だかもったいない。そもそも続けられなくて当然、というくらいの気持ちを持とう。やろうと思っていたことが途切れても再開すればいいだけのことだ。

先ほどの語学講座も三日坊主になる典型的な例だが、しばらく聞いていなくても、がっかりせずに再開できるかが重要なのではないか。継続できない理由のほとんどは“完璧主義”にある。継続するために重要なのは「再開力」である。

これに加えて、「5分だけやる」というルールも有効だ。例えば、◯◯の勉強をするというと、だいたい1時間くらいの予定を立てがちだが、なかなか1時間も取れない。ならば、まずは5分やる習慣を身につけるほうが意味はある。

1時間を毎日やるのは大変だが、5分捻出するだけならばなんとかなる。まずは5分だけやることを習慣化できれば、それを10分、15分、30分と、月を追うごとに増やしていけばいい。

1時間やらなければいけないと思うと気持ちの準備が必要だが、5分ならば気持ちの準備などいらない。すぐに着手できる。すぐに着手する習慣が身につけば、継続への道は開けたも同然だ。

結果でなくプロセスを楽しむ

最後の(3)もとても大事な考え方である。確かに、自己投資は自分のスキルを磨く「手段」ではあるのだが、同時に、その行為自体を「目的」として楽しめることがベストだろう。

ジャーナリストの立花隆氏はこんなことを話している。

「私にとって取材は本を書くための手段である。でもじつは違う。私は取材そのものが楽しいのだ」(文藝春秋編『立花隆のすべて』より)

私はこの言葉にとても共感する。自己投資に限らず、投資という行為は結果だけを求めてしまうと、報われないときの失望が大きく、つらいものになる。また、効率のよい方法ばかりを追い求めると、その時間が味気ないものになってしまうのだ。

私自身は調査の仕事は、投資で成果を上げるための苦役ではなく、調査そのものが楽しみであり、目的でもある。立花氏とまったく同じだ。プロセスを楽しんでいるからこそ、長く現役で仕事ができている。そして長く現役で仕事ができれば、ノウハウもたまるし、そういう経験値の蓄積が誰にも負けない武器になる。

人は楽しいからこそ熱中するし、成長意欲がわいて工夫し続けることができる。結果や効率にこだわりすぎず、プロセスを楽しむことに取り組むのがいい。

いかがだろうか。自己投資が少し気楽になったのではなかろうか? 楽しむことで人生そのもののチャンスが増え、人生をより良くすることにつながると思う。自己の成長を感じることこそ、人生の極上の喜びだ。

文=藤野英人

[フォーブスジャパン]

Posted by nob : 2017年10月02日 16:20

すべては諸刃の剣、良薬も過ぎれば毒薬に、、、そして個人差、何よりまず自らの身体を知ることから。。。Vol.3

■ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~
「コーヒーはがんに効果あり」は本当か?

“肝臓がんを抑制する”は「ほぼ確実」――国立がん研究センター 笹月静さんに聞く

柳本操=ライター

みんなが毎日飲んでいる香り高いコーヒーは、体にいいことづくめだった! 以前は「カラダに悪い」と言われていたコーヒーが、最新の研究により「カラダにいい」ことが続々と明らかになっている。日経グッデイでは、最新の「コーヒーの健康効果」を専門家の方々に直撃して話を聞いた。第2回となる今回は、わが国の大規模疫学調査によって明らかになってきた「コーヒーとがん」について。日本のがん研究の総本山ともいえる国立がん研究センターに最新事情を伺った。

 「健康な状態で長生きしたい」と思いつつも、誰もが「いつかかかるのでは」と心配になるのが「がん」という病気。今や、日本人の2人に1人がかかるといわれる国民病だ。

 若いうちは「自分には無縁」と思っていても、40代、50代になり、身近な人や有名人ががんにかかったという話を耳にすれば、「発症を防ぎたい」「予防できる方法があるなら知りたい」と思うようになる。コーヒーががんに効くなら、コーヒーを飲む機会を増やそうと思う人も少なくないはずだ。

 前回の記事でも触れたように、以前、コーヒーは「発がん性がある」と思われていた時期がある。しかし最近では、コーヒーは「がんに効果がある」という報道を耳にするようになった。最新の研究ではどう判断されているのか。効果があるとしたら、どの部位のがんなのか――。

 先に結論をいうと、肝臓がんと子宮体がんの予防に効果が期待できる。国立がん研究センターによる調査・研究によると、肝臓がんを抑える効果は「ほぼ確実」、子宮体がんを抑える効果は「可能性あり」と判定されている。肝臓がんのような特定のがんについては、コーヒーを日々飲むことで発生リスクを抑えられる可能性があるわけだ。

 今回は、「日本人にとってどのような生活習慣ががん予防につながるのか」をテーマに研究を行っている国立がん研究センター 予防研究部部長の笹月静さんに詳しく話を聞いた。

         ◇       ◇       ◇

日本人の生活習慣とがんの関係を20年以上にわたって調査

そもそもの話になりますが、国立がん研究センターでは、食事などの日々の生活習慣とがんとの関係について、どのように調査、研究しているのでしょうか。

笹月さん 国立がん研究センターでは、がんなどの病気と生活習慣との関連を長期間にわたって研究してきました。ここで用いられているのが「コホート研究」という手法です。国立がん研究センターでは、1990年から国内で開始、現在も追跡調査が続けられ、研究結果が日々蓄積されています。

 「コホート」とは、年齢や居住地など一定の条件を満たす特定の集団のことです。現在、岩手県、長野県、東京都、沖縄県、大阪府、高知県など全国の一般住民14万人を対象に研究が行われています。余談ですが、「コホート(cohort)」の語源は古代ローマの歩兵隊で、300~600人ほどの兵隊の群を意味します。

 最初に対象者に主に対面でアンケート用紙を配布し、健診に参加する方の場合は血液試料や健診データについても提供していただきます。さらに5年後、10年後、というふうにアンケート調査を行っていきます。その中で、がんにかかる方、糖尿病にかかる方などが出てくるので、それらの病気と生活の関連をみていく研究です。扱う内容は、食事内容はもちろん、喫煙や飲酒、体格、運動、さらに睡眠やストレスといった社会心理学的要因など、多岐にわたります。

 お酒が好きな人、喫煙者、熱心に運動をする人などが混在する一般住民の大集団を対象に、まっさらの状態からスタートし、10年、20年と追跡していくわけです。

時間も手間もかかりそうな調査ですね。

笹月さん だからこそ研究結果の信頼性が高まると考えています。

 私達の研究グループは、国内で行われている研究を基に、日本人のがんと生活習慣との因果関係の評価を行っています。同様の研究は国際的な研究機関でも行われていますが、欧米人と日本人は体格も違うし、食べているものも違うために、海外の研究が主体の評価基準をそのまま日本人に当てはめて考えるのは難しい面があります。日本人を対象とした研究に限定して、がんとの因果関係を評価し、がんを予防する手立てをお伝えすることが重要と考えています。

 国立がん研究センターのコホート研究は、10年、20年という追跡期間を経て、2000年代から続々と結果がまとまってきました。その研究を含めて、科学専門誌などに掲載されたがんの研究結果から、評価の対象になる方法(コホート研究と症例対照研究)で実施された論文をピックアップして、それぞれについて科学的根拠や信頼性なども併せて評価しています。

 その評価の結果を、全体および個々の部位について、国立がん研究センターのホームページで公開しています。

コーヒーの「肝臓がんのリスクを下げる」効果は「ほぼ確実」

具体的に、コーヒーとがんの罹患については、どんなことがわかってきたのですか。

笹月さん 現在は、肝臓がん、子宮体がん、大腸がん、子宮頸がん、卵巣がんの評価を掲載しています。それぞれ以下のような評価になっています。

* 「肝臓がん」のリスクを下げる効果=ほぼ確実
* 「子宮体がん」のリスクを下げる効果=可能性あり
* 「大腸がん」「子宮頸がん」「卵巣がん」のリスクを下げる効果=データ不十分

 「ほぼ確実」「可能性あり」といった言葉は「科学的根拠としての信頼性の強さ」を示す指標のことです。最も信頼性が高い評価から順に「確実」→ 「ほぼ確実」→「可能性あり」→「データ不十分」となっています。例えば、「喫煙」と「肺がん」との因果関係の評価は、最も信頼性が高い「確実」。つまり、たばこは肺がんのリスクを高めるのは確実というわけです。昨年話題になった「保存肉/赤肉」は、大腸がんのリスクを高くする「可能性あり」になっています。

コーヒーについては、肝臓がんに対する予防効果が「ほぼ確実」になっています。つまり、コーヒーをよく飲む人は肝臓がんにかかりにくいわけですね。

笹月さん 肝臓がんのがん予防効果は、2000年代から「効果あり」というエビデンスが集まり始めました。これ以降、複数のコホート研究によって一致して「コーヒーはがんに予防的に働く」となったために、上から2番目の「ほぼ確実」の評価となっています。

 国立がん研究センターのコホート研究では、40~69歳の男女約9万人について、調査開始時のコーヒー摂取頻度により6つのグループに分けて、その後の肝臓がんの発生率を比較しました。調査開始から約10年間の追跡期間中に、肝臓がんにかかったのはそのうち334名(男性250名、女性84名)です。

 その結果は、「コーヒーをほとんど飲まない人と比べ、ほぼ毎日飲む人は肝臓がんの発生リスクが約半分に減少する」というものでした。1日の摂取量が増えるほどリスクが低下しました。1日5杯以上飲む人では、肝臓がんの発生率は4分の1にまで低下していました。

 これらの結果からも、コーヒーをたくさん飲んでいる人が肝臓がんの発生リスクが低くなるのは、おそらく事実といっていいでしょう。特に「ほとんど毎日」「毎日1~2杯」「毎日3~4杯」「毎日5杯以上」飲む人についてのデータは、統計学的に有意なデータが出ています。「ほとんど毎日」以上の方々は、はっきりリスクが下がっていると言えます。さらに、多く飲んでいる人ほどリスクは下がっているという傾向も出ています。

 世界のがん研究をとりまとめる米国がん研究機構による最新の要約を見ても、肝臓がんリスクを下げる飲み物としてコーヒーが浮上しています。肝臓がんの最大のリスク要因である肝炎ウイルス感染の有無で分けても、同様に肝臓がん発生リスクが低くなることがわかっています。

大腸がんに関しては、以前はリスクを下げる「可能性あり」に分類されていましたが、最新の情報では「データ不十分」となっています。

笹月さん 一昨年まとめられたコホート調査によって、がんリスクを上げるという新たな結果が出てきたためです。多くの結果はがんリスクを下げるか、中立的なものなのですが、研究を統合して解析するメタ解析の結果、関連性は見えなくなり、研究班で討議を行い、判定を下げたほうがよいだろうという結論になりました。このように、常に新しい研究結果も追加しながら判定して、その都度情報を更新しています。

 子宮体がんについては、2008年の多目的コホート研究の結果から、1日1~2杯、3杯以上飲むグループではそれぞれ、罹患リスクが低下しているという結果や、他の研究結果から「可能性あり」に分類しています。

 このように、大腸がんについては「データ不十分」となりましたが、がん予防に効果的な部位も示されています。コーヒーを適度に飲むことは予防的な手段の一つと判断できるでしょう。

「糖尿病予防」効果と「抗酸化作用」の両面から効いている?

数あるがんの中で、なぜ肝臓がん、子宮体がんに対して、効果が期待できるのですか。

笹月さん 私たちは、コーヒーががんに作用するメカニズムの研究を直接しているわけではありませんが、肝臓がんや子宮体がんは糖尿病を発症するとかかりやすくなるがんであることがわかっています。一方で、コーヒーが糖尿病を予防することも、すでに多数報告されています。コーヒーによって糖尿病リスクが下がればがんリスクも下がる、ということは十分に考えられます。

 また、コーヒーにはポリフェノールの一種である抗酸化物質のクロロゲン酸が豊富に含まれています。クロロゲン酸には、血糖値を改善するほか、体内の炎症を抑える作用があります。クロロゲン酸を継続摂取することもがんに予防的に働いているのではないかと考えています。あくまで推測ですが、コーヒーは「糖尿病予防」効果と「抗酸化作用」の両面からがんを抑制する働きをしていると考えられます。

コーヒーを飲むと、心臓病のリスクが軽減

話が変わりますが、国立がん研究センターは昨年5月に、「コーヒーを飲むと、心臓病のリスクが軽減する」という研究報告を発表されましたね。ニュースなどで大きく取り上げられました。

笹月さん 緑茶やコーヒーなどについての研究結果に対する関心は一般に高いのですが、予想以上に大きくマスコミに取り上げられたので驚きました。

 この調査も、国立がん研究センターのコホート研究に基づいて導き出されたものです。緑茶とコーヒーの摂取と、全死亡リスク、がん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患などの死亡リスクとの関連を解析しました。

 コーヒーについては、「1日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患の病気で死亡するリスクがそれぞれ4割程度減少する」といった結果が出ています。全死亡リスクについては、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、24%低いという結果になりました。ただ、今回の取材のテーマであるがん死亡の危険度については、この調査では有意な関連性は見られませんでした。

         ◇       ◇       ◇

 国立がん研究センターでは、数年前に新たなコホート調査を立ち上げた。1990年代当時に比べ国民のコーヒー摂取量は増えていることもあり、今後、新たな知見が報告される可能性は十分にあるだろう。

 来週のコーヒー特集では、コーヒーの糖尿病などの生活習慣病への効果について、国立健康・栄養研究所の古野純典所長に話を聞く。コーヒーは糖尿病だけでなく、痛風や肝機能にも効果があるという、ミドル必見の効果が明らかになる。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年10月02日 15:34

すべては諸刃の剣、良薬も過ぎれば毒薬に、、、そして個人差、何よりまず自らの身体を知ることから。。。Vol.2

■ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~
カラダにいいコーヒーの淹れ方とは!?
煎り方によって成分が違う? 飲むベストタイミングは?

柳本操=ライター

みんなが毎日飲んでいる香り高いコーヒーは、カラダにいいことづくめだった!以前は「カラダに悪い」と言われていたコーヒーが、最新の研究により「カラダにいい」ことが続々と明らかになっている。日経グッデイでは、最新の「コーヒーの健康効果」を専門家の方々に直撃して話を聞いた。最終回となる今回は、実践的なコーヒーの「淹れ方」「飲み方」を紹介する。“カラダに効く”飲み方のノウハウを習得して、コーヒーのよさを余すことなく引き出そう。

 これまで7回にわたってコーヒーの健康効果について紹介してきた。専門家の方々から話を伺い、糖尿病や痛風などの生活習慣病から、肝臓がん、血液サラサラ、シミ予防の可能性まで驚きのコーヒー効果が明らかになった。カフェインの摂り過ぎに気をつけつつ、成人なら1日3~5杯程度を目安に適量のコーヒーを楽しむことはカラダにいい影響を及ぼす。

 最終回となる今回は、これまでインタビューでご登場いただいた専門家の方々直伝の、実践的なコーヒーの飲み方を紹介する。同じ1杯のコーヒーでも、コーヒー豆の煎り方によって成分は違ってくる。また、コーヒーをお湯で抽出する際、フィルターを使うかどうかによっても健康への影響は変わってくる。コーヒーの健康効果を引き出すには「淹れ方」がとても大切だ。さらに、「どのタイミング」で飲むかを意識することで、コーヒーパワーを最大限に取り込むことができる。

「浅煎り」と「深煎り」、カラダにいい成分はどう違う?

 まず、コーヒーの“煎り方”による成分の変化から見ていこう。ご存じのように、コーヒーは、生豆を焙煎したものを挽いて、お湯で抽出する。この焙煎には、浅煎りのライト、シナモンなどから、深煎りのフレンチ、イタリアンまでさまざまな煎りの度合いがある。一般に、浅煎りは酸味が強く、深煎りになればなるほど苦味が強くなる。エスプレッソなどに使われるのは深煎りだ。

 焙煎の度合いにより熱を加える時間が変わるため、コーヒー豆に含まれる成分も変化する。コーヒーの重要成分の一つであるカフェインは熱を受けてもほとんど変化しないが、コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」は熱により変化するという。

深煎りにはクロロゲン酸はほとんど含まれていない

 その変化について、第1回でご登場いただいた東京薬科大学名誉教授の岡希太郎さんが説明してくれた。

 「コーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸は生豆に多く含まれています。焙煎して熱を加えることによって、その含有量は低くなります。私が行った実験では、焙煎を開始して最初のパチパチというハゼ音が終わった浅煎りの段階で、クロロゲン酸の含有量は半分程度になりました。クロロゲン酸を摂取するなら浅煎りで飲むのがおすすめです。フレンチロースト(深煎りの焙煎)やエスプレッソなどにはほとんどクロロゲン酸は含まれていません」

 一方、焙煎することによって増える成分もあるという。

「生豆に含まれるトリゴネリンという成分は、焙煎する熱によって分解され、抗血栓作用を持つニコチン酸や、副交感神経を刺激してリラックス作用をもたらす NMP(N-メチルピリジニウムイオン)といった物質に変化します。特にNMPは焙煎するほどに含有量が増え、シティロースト(第2ハゼ音の始まりで浅めの深煎り)なら1杯あたり10mg程度。数杯飲めば、薬理学的に意味のある量に達します」

 このような結果を踏まえ、岡さんは「浅煎りと深煎り、いずれにもいい成分が含まれています。ですから、過度に意識する必要はありません。可能なら1日の中で深煎りと浅煎りの両方を飲むと理想的ですね」と話す。

 自宅で飲むときには、両方の煎り方の豆を用意して、組み合わせて飲むのも一つの方法だ。なお、深煎りと浅煎りの成分を同時に摂取できるように、両方をブレンドしたコーヒー豆も販売されている(愛知県豊橋市の会社ワルツが販売している「カラダ想いブレンド<爽><快>」)。

健康を意識するなら「フィルターで抽出」

 自宅でコーヒーを楽しむ際に、健康に配慮するならぜひ気を配りたいのが「抽出する方法」について。フィルターを使うかどうかは実は大きなポイントなのだ。ペーパーフィルターやネルなどでドリップしている、という人は大正解だ。

 東京薬科大学名誉教授の岡さんは、「コーヒー豆には、ジテルペン類(カウェオール、カフェストール)という精油成分が含まれていて、コレステロール値や中性脂肪値を高くする働きがあります。水やお湯には溶けませんがコーヒーの油分に溶けて液面に浮かびます。抽出する際にフィルターを使っていれば、この油分がフィルターに引っかかって除去されるので心配する必要はありません。抽出液に粉が混ざっていたり、沸騰させて強く煮出したコーヒーを飲むと高脂血症につながる可能性があります」と話す。

 そもそも、1980年代前半まで「コーヒーはカラダに悪い」と思われていたのは、当時、北欧で、「コーヒーは心筋梗塞を引き起こしやすい」という報告があったためだ。北欧では挽いたコーヒー豆を鍋で煮出してして抽出する飲み方が行われており、精油成分を摂取していたのが原因だと考えられている。

 日本ではコーヒー豆を鍋で煮出してして飲む習慣はないが、最近は、コーヒーの粉を容器に入れ、プランジャーという金属フィルターを押し下げて抽出する「フレンチプレス」という方式で楽しむ人も増えている。「フレンチプレスでは抽出された精油成分が十分に除去されません。蒸気で勢いよく抽出するエスプレッソにも精油成分は含まれるので、飲む頻度は控えめにしたほうがいい」と岡さん。

 その点、ペーパーネルでドリップすれば安心してコーヒーを飲むことができる。コーヒーのさまざまな有効成分を余すことなく抽出するには、「蒸らし時間を長くとりながら、ゆっくり抽出するのがコツ」と岡さんはアドバイスする。

 「カラダが弱っているときは、いつもより湯量を増やして薄めにして飲む」「苦くして飲みたいときは挽いた粉の量を多めにして湯温を熱めにする」など、自分で好みに調節できるのも、ハンドドリップの醍醐味だ。

飲むタイミングを考慮して、効果を最大に!

 次に、コーヒーを飲むタイミングを見ていこう。第5回では運動の1時間前にコーヒーを摂取すると脂肪燃焼効果が高まるという話を紹介した。このように、目的に合ったタイミングでコーヒーを飲むと、その効果をより多く享受できる。我々ビジネスパーソンがコーヒーを飲むタイミングで意識するといいのは、以下の4つのタイミングだ。

* ベストタイミングその1:昼寝と組み合わせる
* ベストタイミングその2:運動と組み合わせる
* ベストタイミングその3:食後に飲む
* ベストタイミングその4:飲酒の後に飲む

昼寝前に飲んで、午後の集中力を高める

 それでは順に見ていこう。まずは、「ベストタイミングその1 昼寝との組み合わせ」だ。

 「朝食時にコーヒーを飲んでいる人は多いと思います。カフェインの覚醒作用で、寝起きの頭がスッキリします。この覚醒作用を朝だけしか使わないのはもったいないですね。“昼寝の前”に飲むことで、その後の集中力をぐっと高めることができます」とアドバイスするのは、ネスレ日本の福島洋一さん。

 広島大学大学院総合科学研究科行動科学講座の林光緒教授らの研究では、10人の大学生が「昼寝なし」「昼寝あり」「昼寝+目覚めた直後に洗顔する」「昼寝+目覚めた直後に明るい光を浴びる」「コーヒーを飲んでから昼寝する」という5つの条件で実験が行われた。その結果、洗顔や光を浴びるなど、いかにも覚醒効果が高そうな方法よりも、「昼寝前にコーヒーを摂取」したときがもっとも昼寝後の眠気が抑えられ、作業ミスも減少することがわかったという。

 また、イギリスの研究でも、ドライバーの眠気対策として、「コーヒーを飲んで15分までの昼寝をすると、コーヒーを飲まなかった場合よりも眠気が低減された」という報告がされている(Psychophysiol,33(3),306-9,1996)。

 「コーヒーに含まれるカフェインが脳に届くまでには20~30分かかるといわれます。眠気を感じたときにコーヒーを飲んでも、すぐには覚醒効果は表れません。そこで、昼寝前にコーヒーを飲み、すぐさま短時間眠るのです。すると、起きるころにカフェインが効きはじめるので、しゃきっと起きられるのです。このコーヒーの活用法は、 “コーヒーナップ”(ナップとは昼寝の意味)」として世界的な話題になっています」と福島さん。

運動の1時間前に飲んでダイエット効果を高める

 次に、押さえておきたいタイミングは「運動前」だ。第5回で紹介したように、コーヒーは、クロロゲン酸とカフェインという2つの脂肪燃焼効果がある成分を含んでいる。運動習慣がある人や、今日は出先でたくさん歩くぞ、というようなときにはぜひ、運動前にコーヒーを1杯飲んでおこう。

 「運動する1時間前ぐらいにコーヒーを飲んでおくと、運動することによって脂肪が燃焼し始めるころに、カフェインも血中でピークになり、脂肪燃焼効果を高められます」と、日本ポリフェノール学会の理事長で、品川イーストワンメディカルクリニック理事長の板倉弘重医師は話す。

 コーヒーの抗酸化物質であるクロロゲン酸は、肝臓での脂質の代謝を活発にし、脂肪燃焼によるエネルギー消費を増加させる。カフェインも、脂肪細胞にあるリパーゼという酵素を活性化することによって脂肪をエネルギーとして活用しやすくする。

食事と合わせて血液サラサラ

 コーヒーを食事と組み合わせるのも有効だ。東京薬科大学名誉教授の岡さんは、「食事と一緒にコーヒー」をおすすめしている。

「コーヒーには血液サラサラ効果があります。クロロゲン酸などのコーヒーポリフェノールは体内に入ると肝臓で代謝され、フェルラ酸という成分などに変わります。これが血管内で血小板が固まるのを阻止し、血液をサラサラにする作用があると考えられています」

 飲酒の後もコーヒーを飲むといい。国立健康・栄養研究所所長の古野純典さんがおすすめするのが、「お酒の後はラーメンで〆ずに、コーヒーで〆る」方法だ。

 「コーヒーには肝機能を保護する効果があります。その効果は飲酒量が多い人ほど高くなります。そこで、お酒の後はラーメンで〆ずに、カフェイン抜きのデカフェのコーヒーで〆てはどうでしょうか。また、翌朝、コーヒーを飲めばアルコールの代謝で疲れた肝臓を元気づけることができますよ」

飲酒時はカフェインに注意、クスリはコーヒーで飲まない

 覚えておきたいのは、飲酒時のカフェインの摂取には注意が必要だということ。ネスレ日本の福島さんは、「アルコールと同時にカフェインを摂取すると、カフェインの覚醒作用により酔っている実感を得にくくなります。つまり、酔っているのにそれが自覚できず、ハイペースでアルコールを摂取しかねないので、飲み過ぎに注意しましょう」とアドバイスしてくれた。

 また、薬とコーヒーの同時摂取についても注意が必要なことも覚えておきたい。コーヒーのカフェインは肝臓で代謝されるが、同じく肝臓で代謝される薬の成分の効果を邪魔する可能性があるからだ。またカフェインが入った薬もいろいろとある。コーヒーをたくさん飲んでいる人は、いつも通りコーヒーを飲んでよいか、処方してくれる医師や薬剤師に確認したほうがよいだろう。

         ◇       ◇       ◇

 2016年1月から8回に渡ってお届けしてきたコーヒー特集も、今回でひとまず終了します。1日3~5杯という適量を意識しながら、コーヒーを楽しんでいただければ幸いです。なお、コーヒーの健康効果はまだまだあります。日経グッデイでは今後も引き続きコーヒーを取り上げていきます。ご期待ください!

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年10月02日 15:13

ウィスキーなら糖質はゼロです。。。

■日本酒、ビール、ワイン、糖質が一番低いのはどれ?
クイズで学ぶ「お酒と糖質」

みなさん、「カラダにいいこと、毎日プラス」していますか? このクイズでは今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式でおさらいします。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。では、さっそくクイズを始めましょう。

「お酒と糖質」に関する問題

ダイエットのために、食べ物や飲み物の糖質を気にしている人も多いかと思いますが、では、日本酒、ビール、ワインのうち、最も糖質が低いのはどれでしょうか?

* (1)日本酒
* (2)ビール
* (3)ワイン

 正解は、(3)ワイン です。

赤ワインの糖質は“シイタケ”並み

 ここ数年は「第7次ワインブーム」と言われ、日本のワインの消費量は過去最大を更新しています。その人気には、「健康にいい」というイメージが定着してきたことも背景にあります。

 ワインの健康効果としては、赤ワインに含まれる「ポリフェノール」がよく取り上げられますが、低糖質であることも大きなメリットです。山梨大学ワイン科学研究センター客員教授の佐藤充克さんは、「あまり知られていませんが、ワインは醸造酒の中でも圧倒的に糖質が少ないお酒です。糖質を気にする方はワインを選ぶといいでしょう」といいます。

日本酒、ビール、ワインに含まれる糖質

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赤ワイン、白ワインの糖質は100g当たりそれぞれ1.5と2.0gと他の醸造酒の60%から3分の1程度と低い。糖質の量は炭水化物の総量から食物繊維を引いて算出した(出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂))

 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」(文部科学省)によれば、赤ワイン、白ワインの糖質は100g当たりそれぞれ1.5と2.0g。これは、日本酒の3.6~4.5g、ビールの3.1~4.6g(いずれも、純米酒と本醸造酒、淡色とスタウトなどタイプによって異なる)の60%から3分の1程度です。ちなみに、100g当たり糖質1.5gというのは、糖質が少ない食品として知られるシイタケ(菌床栽培・生、1.5g)と同等の数値なのです。

 糖質の量だけでいえば、焼酎やウイスキーは0(ゼロ)gと断トツに低いですが、トータルのカロリーで比較すると、焼酎は100g当たり 146~206kcal(単式か連続式蒸留かで異なる)、ウイスキーは237kcalなのに対して、ワインは赤白共に73kcalと低く、ワインは全体のバランスがとれたお酒なのだといえます。
適量のワイン摂取が血圧を下げる!?

 佐藤さんによると、「適量のワインは血圧を下げる効果が期待できます。イギリスのリバプール・ジョン・ムーアズ大学の研究者が、6000 人を対象に、運動、食事、肥満度と血圧の関係を調べたところ、ワインを多く摂取する人は血圧が統計的に有意に低かったという調査結果が出ました。一方、ビールの場合は血圧は上昇しました」(Annals of Human Biology;24(3):1997,229-247.)。この調査では、ワインを飲む人の中で1日約250ml程度たしなむ人が最も血圧が低いという結果が出たそうだ。

 ワインの血圧を下げる効果について、佐藤さんは「ワインにはカリウムが多く含まれています。カリウムには、ナトリウム(塩分)を体から排出する働きがあります」と説明する。

 また、ワインの味わいの特徴の一つである酸味の基となっている酒石酸や乳酸などの有機酸は、腸内で悪玉菌の生成を抑え、善玉菌を活性化させる働きがあり、腸内環境を整える効果が期待できるそうです。さらに、ワインに豊富に含まれるポリフェノールも腸内環境を良くするのに一役買っているとか。

 低糖質であり、血圧を下げたり腸内環境を整えたりする効果も期待できるとなれば、健康が気になる人にワインが人気なのも納得ですね。
この記事は、「ワインは低糖質だった! ポリフェノールだけじゃない、これだけの効能」(執筆:大塚千春=フリーエディター・ライター)を基に作成しました。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年09月26日 17:49

こればかりは一度死んでみないと。。。(苦笑)

■死ぬってどんな感じ?

アメリカ政府によると、この地球上では1時間に約7000人が死亡しています。

当然ではありますが、私たちは死という体験についてあまり知りません。死ぬとき、私たちの体と心にはいったい何が起こるのでしょうか? いろいろな情報を総合すると、それほど恐れることはなさそうです。

身体に起こること

死に方は実にさまざま。そこでこの記事では自然死を前提とします。

最初に強調しておきたいのが、正確な「死の瞬間」というものは存在しないこと。死とは一連のプロセスであり、私たちにはわからないグレーな領域もたくさんあります。

とはいえ、法律上の死は2段階に分けられます。最初にあなたの身体に訪れるのが「臨床死」と呼ばれる状態で、心拍、呼吸、血液が止まります。その後、「生物学的死」が訪れるまでの4〜6分間、体の細胞は生き続けます。生物学的死を迎えると脳細胞が死にはじめ、蘇生が不可能になります。

では、そのプロセスにおいて、私たちは何を感じるのでしょうか? スタンフォード大学で緩和ケアを専門とするJames Hallenbeck氏によると、最後の数日は「アクティブ・ダイイング」(積極的死亡)段階と呼ばれているそうです。その間に、次のような順序で欲求と感覚が急速に失われていきます。

1. お腹が空かなくなる。
2. 喉が渇かなくなる。
3. 言葉が話せなくなる。
4. 目が見えなくなる。
5. 耳が聞こえなくなる。
6. 触られた感覚がなくなる。

BuzzFeedBlueによると、ほかにも「息切れ」「抑うつ」「不安」「極端な疲労」「精神錯乱(おそらく酸素不足のため)」「便秘あるいは失禁」「吐き気」などの症状が表れます。

基本的に脳は、少しでも延命を図るために重要度の低いものからゆっくりと機能を停止していくのです。死の兆候は、皮膚にも表れます。皮膚が冷たく青白くなり、場合によっては斑点が出ることもあります。

やがて、咳や飲み込みができないほど弱ってきます。息をすると、喉の後ろのほうで濁った不快な音がしはじめます。これは、「死前喘鳴(しぜんぜんめい)」と呼ばれるもの。他者からは非常に苦しそうに聞こえますが、The Atlanticによると医師が判断できる範囲では死前喘鳴に痛みは伴わないようです。

ただ、死ぬときの痛みまでは医師にもわかりません。もちろん、焼死や銃殺は痛いでしょうが、自然死の場合は何ともいえません。通常であれば、死ぬ直前の痛みは医療関係者が管理してくれます。最後の数時間は意識がないことが多いので、おそらく痛みは感じないでしょう。

ついに身体に死が訪れると、わずかに残されていた脳の機能が急速に失われます。Gizmodoによると、脳は身体を抑えきれなくなり、尿や便が出たり、ごくまれに射精をすることもあるそうです。そう聞くだけで不快感と恐怖を覚えるかもしれませんが、実は脳には秘策があるのです。

心に起こること

身体が死にはじめると同時に、脳もあの世に行くための準備をはじめます。最後の瞬間、多くの人は幽体離脱し、穏やかな場所で親戚とランデブーし、トンネルの向こうに明るい光を見るといわれます。でも実際、何が起きているのでしょうか?

まず、そのような精神状態では、自分に起きている現象を怖いと思うことはなさそうです。ノースカロライナ大学チャペルヒル校の研究では、末期患者と死刑囚に死ぬことを想像してもらい、そのときの精神状態を比較しました。その結果、死が近づくほど、ポジティブな展望を持つことがわかりました。その理由は、死が具体的になるにつれて現実として向き合わざるを得なくなり、受け入れられるようになるからと考えられています。

あるいは、平和な夢や幻想を見ているからかもしれません。ニューヨーク州バッファローのホスピスセンターで行なわれた研究では、死が近い人は通常よりも夢を多く見ていることがわかりました。研究に参加した人の88%が、通常の夢よりもリアルに感じられる夢や幻想を見たことがあると答えたそうです。その内容は「すでに死んだ知人との再会」「どこかへ旅立つ準備をしている夢」「人生の重大な出来事の追体験」などでした。多くの人にとって、それらの夢や幻想は心地よく、死の恐怖を和らげるものでした。

臨床死がはじまると、脳は過熱状態になります。BBC Newsによると、急に電気が流れ、脳全体のさまざまな部位の活動が活発になります。やがて通常よりもはるかに強い興奮を引き起こす神経化学物質が放出されはじめます。「明るい白い光」が見えるのはこのときです。

学術誌Journal of Near-Death Studiesに掲載された論文によると、臨死体験をした人は、文化的・宗教的信念によって変わるものの、同じものを目撃する傾向があるそうです。また、別の学術誌Frontiers in Human Neuroscienceの論文では、そのような体験が起こる時期や順序は人によって異なるそうです。ですから、以下に記す体験が、順不同で起こると考えてください。

* 意識の異常な覚醒状態。起きているときでも夢を見ているときでも起こりえます。
* 幽体離脱体験。通常は自分の体の上を飛んでいる形で訪れます。原因は、側頭頭頂接合部(TPJ)が酸素不足で損傷したためと考えられています。
* 走馬燈。多くの人が、人生の重要な瞬間のプレイバックを見ます。
* 先立たれた家族との再会。会ったことのない先祖に会うこともあります。不思議な世界を訪れ、光でできた生き物と会う人もいるようです。脳の酸素不足により、幻覚が見えていると考えられます。
* 圧倒的な安らぎと安心感。エンドルフィンの分泌によるものと考えられています。
* トンネルの先に明るい光。視覚系が過剰に興奮すると二酸化炭素が増え、光への感度が高まります。また、短時間ですが、他の感覚も強化されます。

全部を体験する人もいれば、一部だけの人もいます。いつ起こるのか、どの順序で起こるのかはわかりません。臨死体験者に聞くと、これらの体験によって死を受け入れられるようになるばかりか、歓迎すらできるようになるそうです。

心がお別れの儀式を終えると、準備完了です。死後の世界があったとしても、私たちはそこに何があるかを知ることはできません。ただ、少なくとも脳は、できるだけ快適な死を迎えようとするようです。

Source: United Nations, The Atlantic(1, 2), BuzzFeedBlue, Crossroads Hospic, Gizmodo, SAGE Journals, NCBI, BBC News, Springer Link, Frontiers

Patrick Allan - Lifehacker US[原文]
(訳:堀込泰三)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2017年09月26日 17:32

すべては諸刃の剣、良薬も過ぎれば毒薬に、、、そして個人差、何よりまず自らの身体を知ることから。。。

■「コーヒーもう一杯」で死亡リスク数%減 欧州調査

 コーヒーは世界で最も多く飲まれている飲料の1つで、さまざまな成分を含んでいます。これまでにも、コーヒーの摂取は健康に良い影響を及ぼすという報告は複数ありましたが、それらは主に米国人を対象に行われた研究の結果でした。

 そこで、フランスの国際がん研究機関(IARC)のMarc J. Gunter氏らは、コーヒー摂取と死亡の関係が、他の人種や他の地域に住む人々にも見られるのかどうか、そして、コーヒーの摂取が特定の死因による死亡のリスクを減らしたり高めたりするのかどうかを明らかにしようと考え、欧州10カ国の市民を対象に研究を行いました。

■欧州45万人のコーヒー摂取頻度を調査し、16年間追跡

 分析対象にしたのは、欧州10カ国(デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、英国)の一般市民で、主に35歳以上の45万1743人(男性13万662人と女性32万1081人)です。

 コーヒーの摂取量は食物摂取頻度調査の中で尋ね、ライフスタイル質問票を用いて、学歴、喫煙、飲酒習慣、運動量などに関する情報も収集しました。

 当初のコーヒーの摂取量に基づいて、国ごとに対象者を分類しました。まず、全く飲まないグループを参照群として設定し、残りの人々を、摂取量が最も少ない人から最も多い人まで並べて4等分しました。主に比較したのは、参照群と、最もコーヒー摂取量が多かったグループ(1日当たり摂取量の中央値は男性 855mL、女性684mL)です。

 コーヒーの摂取量調査から平均16.4年追跡したところ、4万1693人(男性1万8302人、女性 2万3391人)が死亡していました。うち1万8003人ががん、9106人が循環器疾患、2380人が脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)、3536人が虚血性心疾患(心筋梗塞など)、1213人が消化器疾患、1589人が呼吸器疾患で死亡しており、1571人が外傷性の死亡、418人は自殺による死亡でした。

■死亡リスクは男性で12%、女性で7%低下

 これらの死亡とコーヒー摂取量との関係を分析したところ、コーヒーを全く飲まない人々に比べ、コーヒーを最も多く飲む人々の、あらゆる原因による死亡(総死亡)のリスクは、男性で12%、女性では7%低下していました(表1)。これらの差は、統計学的に意味のあるレベルでした。また、コーヒーを飲む量が多い人ほど総死亡リスクが低いことも示唆されました。コーヒー1杯を237mLとすると、1日の摂取量が1杯増加するごとに、総死亡リスクは、男性が3%、女性は1%低下していました。

https_imgix-proxy.n8s.jp_content_pic_20170918_96958A9F889DE0E2EAE5EAE3E2E2E2E5E2EBE0E2E3E5E2E2E2E2E2E2-DSXZZO2088278007092017000000-PN1-1.jpg

統計学的に意味のある数字になったものを抜粋して記載。下向きの矢印は、コーヒーを多く飲む人においてリスク低下が見られることを意味し、上向きの矢印は、逆にリスク上昇が見られることを意味する

 欧州では国ごとに、好まれるコーヒーの抽出方法が違っています。しかし、各国のコーヒー摂取量と死亡との関係に差はなく、抽出方法にかかわらず、より多く飲む人の死亡リスクが低い現象が一貫して認められました。

 コーヒーの摂取は、消化器疾患による死亡リスクの低減とも関係していました。1日の摂取量が1杯増加するごとのリスク低下は、男性が23%、女性は14%でした。

 消化器疾患による死亡の3分の1強は、肝臓の病気による死亡でした。男女合わせて分析したところ、コーヒーを全く飲まない人と比較して、最も多く飲む人々の肝臓病による死亡リスクは80%も低いことが明らかになりました。一方で、肝臓病以外の消化器疾患による死亡のリスクは、統計学的に意味のある低下を示しませんでした。また、コーヒーを最も多く飲む人では、肝硬変による死亡のリスクも79%低くなっていました。

 また、男女ともに、コーヒー摂取量が多い人の肝臓がんによる死亡リスクは、全く飲まない人に比べ40%前後低いことが分かりました。

 男女に差が見られた項目もありました。循環器疾患による死亡と脳血管疾患による死亡では、女性においてのみ、コーヒー摂取量が最も多いグループでリスク低下が認められました。一方で、がんによる死亡、および卵巣がんによる死亡は、いずれも女性においてのみ、コーヒー摂取量が最も多いグループでリスクが上昇していました。

 以上のような関係は、カフェインを含むコーヒーと含まないコーヒーの摂取量を別々に分析しても同様に認められました。

■コーヒー多飲者で肝臓の病気が少ない理由は?

 著者らはさらに、対象者の中から無作為に選んだ1万4800人を対象に、コーヒーの摂取と、血液中の肝機能や炎症、代謝の状態を示す検査値との関係を調べてみました。

 すると、コーヒーの摂取量が多い人々では、肝機能の指標である、ALT(アラニンアミノ基転移酵素)、AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)、γ- GTP(γ-グルタミルトランスフェラーゼ)、ALP(アルカリホスファターゼ)の値が低く、肝機能は良好であることが示されました。

 さらに女性では、コーヒー摂取量が多い人で、炎症の指標であるCRP(C反応性蛋白)や、動脈硬化の危険因子であるリポ蛋白(a)、血糖値を反映する HbA1c(糖化ヘモグロビン)が低く、いずれも状態は良好であることが明らかになり、コーヒーが健康に利益をもたらす仕組みがおぼろげながら見えてきました。

 得られた結果は、コーヒーの摂取が、総死亡といくつかの死因別死亡の低減に関係していること、ただし女性では、がんによる死亡のリスク上昇に関係することを示しました。

 論文は、2017年7月11日付の「Annals of Internal Medicine」誌電子版に掲載されています[注1]。

[注1] Gunter MJ, et al. Ann Intern Med. 2017 Jul 11. doi: 10.7326/M16-2945.


■知っていますか? 自分のカフェインの「安全量」

 多くのビジネスパーソンが、「あと一息頑張ろう」というときにエナジードリンクや栄養ドリンクを手に取り、「ほっと一息」というときにコーヒーに手を伸ばす生活を送っているのではないでしょうか。そんな日常に一石を投じたのが、先ごろ報道された、20代日本人男性の「カフェイン中毒死」の事故でした。

 カフェインの大量摂取による死亡は非常にまれといわれても、実際に死亡例がでてしまうと、心配になります。自分にとっての安全なカフェイン量とはどのくらいなのでしょうか。

■眠気をはらい、集中力を高めるカフェイン、取りすぎると…

 カフェインは、コーヒー豆、茶葉、カカオ豆、ガラナなどの成分で、それらを原料とするさまざまな飲料や食品に含まれています。また、抽出されたカフェインが、食品添加物としてコーラなどに使用されています。

 カフェインは、中枢神経系を興奮させて眠気をはらい、集中力を高めるといった効果をもたらします。一方で、摂取しすぎると、頭痛、心拍数の増加、不安、不眠、嘔吐(おうと)、下痢などを引き起こします。妊婦の場合には、流産のリスクが高まったり、胎児の発育が阻害されたりする可能性があります。

 繰り返しカフェインを摂取していると、体が反応しにくくなり(カフェイン耐性)、より多くのカフェインを求めるようになります(カフェイン依存症)。そうなった時点でカフェインの摂取をやめると、頭痛、眠気、神経過敏、便秘、うつ、悪心・嘔吐、不安、集中力の低下といった離脱症状が現れます。

■安全に摂取できるカフェインの量は、体格によって異なる

 悪影響を心配することなく、日常的に安全に摂取できるカフェインの量はどのくらいなのでしょう。厚生労働省と食品安全委員会によると、日本では、カフェインの食品添加物としての使用量や、1日当たりの摂取許容量の基準はありません。現在、食品安全委員会などが、カフェインの健康被害に関する情報を収集している段階です。一方、海外のいくつかの国は、成人が摂取しても体に影響がないとみられる1日当たりの最大摂取量を設定しています。

 表1は、欧州食品安全機関(EFSA)が2015年5月27日に発表した、カフェインの安全性に関する科学的意見書に記載されている、健康な成人が摂取しても安全と考えられるカフェインの量を示しています。体重によってかなりの幅があることが分かります。

表1 欧州食品安全機構(EFSA)が、健康な成人が摂取しても安全とみなしたカフェインの量

安全とみなされる量

成人:1回に3mg/kgまで
体重40kgの人なら1回120mgまで
体重60kgの人なら1回180mgまで
体重80kgの人なら1回240mgまで

成人:1日に5.7mg/kgまで
体重40kgの人なら1日228mgまで
体重60kgの人なら1日342mgまで
体重80kgの人なら1日456mgまで

小児~青年:1日に3mg/kgまで
体重40kgの人なら1日120mgまで
体重60kgの人なら1日180mgまで
体重80kgの人なら1日240mgまで

妊婦・授乳婦:1日200mgまで

参考文献:EFSA explains risk assessment. Caffeine

 続いて表2で、日常的に摂取している、または摂取する機会がある製品のカフェイン含有量を確認してください。
表2 主なカフェイン含有製品とカフェイン含有量(その1)

飲料/食品/薬剤
カフェイン量
備考

レギュラーコーヒー抽出液
約60mg
100mL当たり

インスタントコーヒー
約60mg
同上(粉末2gを溶かす)

ピュアココア(無糖)
約10mg
同上(粉末5gを溶かす)

ミルクココア(加糖)
微量
同上(粉末20gを溶かす)

玉露
約160mg
同上

煎茶
約20mg
同上

紅茶
約30mg
同上

ウーロン茶
約20mg
同上

コーラ
10~19mg
同上

ミルクチョコレート
25~36mg
100gあたり

高カカオチョコレート
68~120mg
同上

カフェインサプリメント
200~600mg/日
輸入品

燃焼系サプリメント
100mg/日
国産品

缶コーヒー
100~150mg/本
ショート缶

エナジードリンク
22~142mg/本

栄養ドリンク
30~50mg/本
ほとんどが50mg/本

眠気覚ましドリンク
100~150mg/本

(社団法人全日本コーヒー協会、五訂増補日本食品標準成分表、飲料会社、国民生活センター、製薬会社などが提供している情報に基づく)

表2 主なカフェイン含有製品とカフェイン含有量(その2)

薬局で買える製品
カフェイン量(1回量、1日に使用可能な最大量)
備考

眠気予防薬
 錠剤
 100~200mg/回、300~500mg/日

 口腔内速崩壊錠(SP錠)
 167mg/回、500mg/日
 水なしで飲める

 ドロップタイプ
 167mg/回、500mg/日
 水なしで飲める

 顆粒
 200mg/回、200mg/日
 水なしで飲める

 アンプル剤タイプ
 200mg/回、200mg/日
 20mL/本

 ドリンク剤タイプ
 200mg/回、200mg/日
 50mL/本

総合感冒薬
25mg/回、75mg/日
ノンカフェイン製品あり

解熱鎮痛薬
80mg/回、240mg/日
ノンカフェイン製品あり

鼻炎用カプセル
100~150mg/日
ノンカフェイン製品あり

(社団法人全日本コーヒー協会、五訂増補日本食品標準成分表、飲料会社、国民生活センター、製薬会社などが提供している情報に基づく)

 いかがでしょうか。表1と表2を参考にすると、体重が40kg程度の痩せた女性では、缶コーヒー1本、またはエナジードリンク1本でも、安全な1回量を超えてしまうことが分かります。鎮痛薬などの市販薬を買うときは、ノンカフェインの商品を選んだほうが良いかも知れません。また、薬局で購入できる眠気予防薬は、カフェイン含有量が群を抜いて高いことに注意が必要です。

 カフェインの半減期(*1)は4~6時間です。安全な1回量以下でも、短時間のうちに繰り返し摂取すると、体内にあるカフェインが代謝・排せつされる前に新たに取り込まれることになるので、血中濃度が上昇することに注意してください。

*1 体内で代謝されることにより、血中濃度が半分に低下するまでに要する時間

■カフェイン感受性が高い人は“安全量”でも不眠や頭痛が出現

 さらに注意してほしいのは、個人差です。表1はあくまで参照値で、同じ体格なら安全なカフェイン量も同じとは限りません。なぜなら、カフェイン感受性は人ごとに異なるからです。もし、表1に記載されているより少ない量を摂取した後に不快な症状を感じたら、あなたはカフェイン感受性が高いといえます。健康な成人には有益な量のカフェインでも、感受性の高い人には不眠や頭痛などの害をもたらします(カフェイン不耐症)。

 カフェイン感受性に影響を与える要因としては、年齢、病歴、医薬品の使用、心身の健康状態などが知られており、子どもはカフェインに対する感受性が高く、女性より男性の方が感受性が高い可能性も示されています。さらに近年、いくつかの遺伝子がカフェイン感受性レベルに関係していることが明らかになりました。

 たとえば、日本人においては、4人に1人が、カフェイン150mgを摂取した後に、不安感が高まる等の害が現れる可能性が高い遺伝子を持っていることが示唆されています(筑波大学技術報告. 2011;31:33-38.)。

 また、米国人12万人を対象に、カフェインを摂取したときの反応と摂取量に関係する遺伝子を探した研究では、カフェインの代謝にかかわる遺伝子など、計6個の関与が明らかになりました(Molecular Psychiatry. 2015;20:647-656.)。

■非常にまれだがカフェインアレルギーも起こりうる

 最後に、極めてまれではありますが、カフェインに対するアレルギーの患者が日本で報告されています。カフェイン摂取後にアナフィラキシー(*2)を経験したそうです(Asia Pac Allergy. 2015;5:55-56.)。アレルギーになったら、ごく微量の摂取でも症状が起こる危険性があります。

 すでに日常生活になくてはならないものになっているカフェインですが、安全とされている量が意外に少ないことに驚いたかと思います。取りすぎは健康被害をもたらすことを忘れずに、その利益を上手に引き出すことが大切です。

 *2 蕁麻疹(じんましん)、皮膚のかゆみなどの皮膚症状、咳(せき)、ゼーゼー、くしゃみ、息苦しさなどの呼吸器症状、目のかゆみ、唇の腫れなどの粘膜症状、血圧低下などの循環器症状が組み合わさって出現する
※参考文献:食品安全委員会 ファクトシート 食品中のカフェイン


いずれの記事も大西淳子
医学ジャーナリスト


[日経Gooday 30+]

Posted by nob : 2017年09月26日 09:25

平和条約は核よりも強し、、、ヒト、モノ、カネ…他国の文化と経済が流入すれば北朝鮮の独裁体制は自滅する。。。Vol..2/米国の三人の知性派の見解

■武力は必要なし、北朝鮮の核を止める方法 3人の専門家のアイデアとは

【東京・AP通信】 もし米国が北朝鮮を攻撃したら、世界は新たな核戦争に突入しかねない。しかし交渉では解決できないだろう。北朝鮮の指導者、金正恩がたとえ何か公約したとしても、それが守られることはないだろう。そして、中国。この国がもっと手助けしてくれればいいのだが!

 多くの人はこのように考え、絶望的になって肩をすくめてしまっている。北朝鮮は、米国全土を攻撃できる能力を持つ核ミサイルの開発に向け急速な進歩を遂げているとみているからだ。

 しかし米政府は、あらゆる対策を試みたわけではない。

 以下、米国は北朝鮮に関して政治的な意味で独自性を発揮できるかについて、3人の専門家の意見を紹介する。

 いずれも、戦火を交える必要性はないとしている。

◆抑止力:米国にとって手慣れたゲーム

 抑止力とは、敵に対し軍事行動を起こしても意味がないと思わせることだ。金正恩自身、この力をうまく利用していることは実証済みである。

 核戦略・不拡散の専門家であるマサチューセッツ工科大学(MIT)のヴィピン・ナラング(Vipin Narang)教授は、このことを米政権は理解するべきだと考えている。

 「今回の核プログラムは、北朝鮮がとりわけ体制変化や侵攻、軍縮といった特定の行動を抑止する能力を拡大、もしくは向上させていないという主張はただの現状否定で、差し迫る危機を直視するものではない」(ナラング教授)

 米国がかつて抑止力というゲームを実践したという事実は、明るい材料だ。

 「米国は抑止力の扱い方を心得ている。中国やソ連でこれを実践し、冷戦中は西ドイツや欧州を安堵させることができた。北朝鮮で同じことができない道理はない。金(委員長)は変わり者でも非合理的な人物でもない。戦略的かつ国内の動機には反応してくるだろう」

 ゲーム遂行には2つの要素が必要だが、現在はこれが欠けているとナラング教授は考えている。それは、ドナルド・トランプ大統領政権から北朝鮮への理路整然とした、まとまりのあるメッセージと、米国の地域同盟国に対する強力で信頼のおける説得材料だ。

 北朝鮮の核兵器やミサイル実験は、米国からの攻撃を回避するとともに、米国、日本、韓国、さらに米国の同盟国ではないものの中国との間に不調和を作りだすことを目的としている。もし韓国や日本が米国の北朝鮮への対処能力に疑念を感じるとしたら、両国は単独での戦略を追求し、さらには自ら核兵器開発を検討する圧力につながるだろう。

 さらに、トランプ大統領による「炎と怒り」の脅し文句からレックス・ティラーソン国務長官による融和的な発言をみてもわかるように、ホワイトハウス、国務省、国防省から異なるメッセージが出されているため、北朝鮮は相手の弱みとみなす部分を利用するか、起こるかどうかわからない侵攻を恐れる前に能力増強を図り迅速に行動しようとする動機をいっそう持つようになる。

 「そのため、この不調和が継続する限り、明白かつ効果的に抑止力のポジションを作りだすのは非常に困難になる。私がみるところ、今後の対応は、抑止力行為を実践しつつ同盟国に再確認しておくのと同時に、交渉に向けたチャンネルを常にオープンにしておくことのようだ」

 さらにもう1つ。それはツイートの表現のトーンダウン。

 「韓国は北朝鮮との『融和政策』を打ち止めにするよう、水素爆弾実験が行われた後にトランプ大統領がツイートしているが、北朝鮮は戦略がうまくいったと喜ぶだけだ」

◆中国の仕事ではない

 北朝鮮に核兵器開発を諦めさせようとするこれまでの取り組みは、中国に過度に依存しつつ、いくらかはロシアにも頼る形で行われ、それによって制裁が発動され政治的圧力が課されてきた。この手法は、トランプ大統領が心底、賛同しているようだ。大統領は9月3日の核実験直後に、北朝鮮が「中国にとっての大きな脅威、そして迷惑な存在になった。北朝鮮を支援しようとしているのにほとんど成功していない」とツイートした。

 しかし中国およびロシアの国益は、米国とは異なる。問題解決の負担を両国に転嫁すれば米国のリーダーシップと統制力を損なうと、ジョンスホプキンス大学高等国際問題研究院の上級研究員で、1990年代の北朝鮮による核兵器開発プログラムでの危機に対処する戦略を立案した元国務省高官のジョエル ・ウィット(Joel Wit)氏は述べている。

 「中国は最善の状況下において、北朝鮮に対し限定的な圧力と外交的な接触により側面支援をすることができる。しかし、これまで米国が望むことをすることはなかったし、今後もそれはないだろう。米国が望むのは、圧倒的に大きな圧力を作り出して米国のために問題を解決してくれることだ」

 ウィット上級研究員によると、たとえ中国が共同歩調をとってもうまくいかないとみている。「体制にとって明白な脅威を目の当たりにしたら、北朝鮮の人々は倒れ込んで死んだふりなどしないだろう。きっと激しく対抗してくる」

 さらに続けて、もし北朝鮮を自制させることが主に中国の問題だと主張するのなら、トランプ政権は「中国の協力確保に向けた見通しを実質的に何も示していない」という。北朝鮮はすでに米中間にくさびを打ち込みつつあり、「WMD(大量破壊兵器)というゴールに向けたレース」が始まっていると彼はみている。

 米国は中国を非難するのではなく、問題の核心は米・北朝鮮間にあることを受け入れ、自ら着実に主導していくべきだと彼は考えている。

 「この国には良好な選択肢がないという考えは、誰もが前向きに動くことにつながる。米国が直面しているほぼ全ての外交課題はこれと同じだと言えよう。しかし、こうした運命に任せるような態度がここ10年の米外交で広くみられたため、現在このような事態となっているのだ」(ウィット上級研究員)

◆取引の手腕

 もし米国が望みのものを得ようとするなら、それが何かを知る必要がある。そして、それを手に入れるためには、おそらく何かを諦めなくてはならないだろう。

 韓国・ソウルにある延生大学校のジョン・デルーリ(John Delury)准教授(中国研究)は、今後の最も現実的なアプローチは「対話、交渉、同意」の3段階になると考えている。

 「金正恩もしくは彼の上級顧問と話をしなければ、交渉相手の存在のほか、その肩書、相手の希望でこちらが提供できること、見返りとして得られるものを知ることができない。次に交渉に移る。これは短期間で、リスクを軽減し、敵対意識を少なくし、さらにはわずかだが信頼関係を構築する」(デルーリ准教授)

 米国は、注力する分野を明瞭、明確にすべきだ。交渉により、ミサイルや核実験の一時中断、核兵器の製造凍結、核査察官の派遣、透明性の向上に向けて動きだすだろう。核不拡散の公約も求めるに違いない。

 お互いがいくらか妥協し合わなくてはならないとデルーリ准教授は強調している。

 「複数の要素について、米国やトランプ政権にとっての関心事項、韓国や日本と緊密な調整をすべき事項のうち何を実行し、何を控えるかを検討しなくてはいけないだろう」

 北朝鮮は、ある種の安全保障および朝鮮半島からの米国による核の脅威の撤廃を求めると主張している。いずれも取りかかりのテーマとして適切なようには思えないが、米韓共同の年次軍事演習の規模縮小もしくは中止という、北朝鮮が求めているもう1つの要望リストについては、少なくとも交渉の議題となるかもしれない。

 准教授によると、長期的には、米国は「問題の真の核心」に直接的に対応しなくてはいけないという。それは、米・北朝鮮関係を根本的に変化させる政治問題の解決への取り組みでもある。

 「適切なフレーズが見つからないのなら、これを『和平交渉』と呼ぶことにしよう」

 厳密に言えば、両国は1953年、平和条約ではなく停戦協定により朝鮮戦争を終えたときから交戦状態にある。

 デルーリ准教授によると、交渉は 「経済協力にも深く関与するものでなければならない。なぜなら、金正恩にアピールできる唯一の現状変革は、北朝鮮がただ安全であることだけでなく、繁栄することであると思われるからだ」

 希望的観測だが、政治・経済面での関与がなされると、時間はかかるが北朝鮮の独裁統制が落ち着く方向に作用するのではないか。しかしその交渉プロセスでは間違いなく、両国で複雑な感情や抵抗を呼ぶだろう。

 「お手軽な回答、迅速な解決策、特効薬などないのは事実だ。関係改善に向けた取り組みをすると決めたとしても、それは困難で、時間がかかる道のりとなるだろう」

 「そのため、北朝鮮問題に対しては現実的であることが賢明だ。しかし現状レベルの運命論は、良好なアプローチの採用という意味で逆効果を招いてしまう」

By ERIC TALMADGE
Translated by Conyac

[NewsSphere]

Posted by nob : 2017年09月20日 16:57

平和条約は核よりも強し、、、ヒト、モノ、カネ…他国の文化と経済が流入すれば北朝鮮の独裁体制は自滅する。。。

■「アメリカ軍に勝てるはずない…」北朝鮮の幹部に動揺広がる

北朝鮮の朝鮮労働党や行政機関の中堅幹部たちの間で、「戦争勃発が近づいている」との見方が広まっていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋はRFAに対し、「平壌などでは水爆実験の成功を祝う行事が目白押しだが、一部の幹部らの間では、米国との間で戦争が起きるかもしれないとの見方が広まっている。主に中堅幹部が不安を募らせているようだ」と語り、次のように続けた。

「中央は『仮に米国が攻撃してきても、米国を撃破し勝利するであろう』と宣伝しているが、地方の幹部らはこれをまったく信じていない」

労働者を虐殺

慢性的な経済難の中にある北朝鮮において、中央政府は地方政府の面倒をほとんど見られない状態にある。中央集権と計画経済を標榜する体制である以上、本来は中央が地方に対し、政策の実行に必要な予算と資源を配分する必要がある。しかし現状はこれができず、一方的に政策を下達し、「あとは自分たちで解決しろ」と押し付ける状態になっているのだ。

それでも国がどうにか回ってきた理由は、主に3つある。

一つ目は、恐怖政治である。中央からの命令がいかに理不尽であっても、服従しなければ命に危険が及ぶ。スッポン養殖工場を視察した金正恩党委員長が、管理の不備に激怒し、支配人を処刑。その視察時の動画を公開したエピソードが象徴的である。

二つ目は利権だ。現場の幹部たちは言わば、金正恩氏の指示を実行する代理人である。下手に幹部に逆らうと、どんな目に遭わされるかわからない。なので密輸などを生業とする商人たちは、幹部にワイロを渡すのを怠らない。またそのような仕組みの中で、幹部は商人の力を借り、自分の役目を全うする。そうすることで権力を維持し、収入(ワイロ)を維持することができるわけだ。

ただ、このような仕組みの中に身を置いている中堅幹部だからこそ、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)内部での物資の横流しや性的虐待といった、軍紀びん乱についても知り抜いている。

彼らが「戦争には勝てない」と判断するのは、根拠のないことではないのだ。

そして三つ目は、愛国心、あるいは国民を思う心である。どんなに閉塞した社会にも、このような人々はいる。例えば数十万人とも数百万人とも言われる餓死者の出た1990年代の大飢饉「苦難の行軍」の最中において、ある工場の幹部たちは、労働者を救おうと決死の努力をした。もっともその後、幹部たちも労働者たちもスパイ容疑をかけられて虐殺されてしまうのだが。

このようなことが続いたためか、最近では愛国心を持ち続けている幹部も少なくなったようだ。RFAの情報筋によれば、戦争勃発を恐れる中堅幹部たちは、ワイロを貯めて築いた不動産などの資産を処分し、今のうちに金塊に変えて置こうと血眼だという。

金塊に変えてどうするかと言えば、戦争が始まったらそれを抱えて、中国にでも逃げようと考えているのだろう。

戦争は、軍隊だけで戦うものではない。各種の行政を支える中堅幹部がこの体たらくでは、北朝鮮が積極的に戦争計画を立てるのは不可能と言えるだろう。


■「もうウソは聞き飽きた」北朝鮮国民、金正恩氏の弁明に不満

国民の生活苦を顧みず、核兵器とミサイルにばかりカネを注ぎ込む金正恩政権。北朝鮮の庶民とて、それを快く見ているわけではない。北朝鮮の人々の間でも、不満が鬱積してきている。

北朝鮮当局は、それが無視できないレベルに達したと判断したようで、世論をなだめる方策に出た。しかし、効果は全くと言っていいほど出ていないようだ。

核実験やミサイル発射実験が行われるたびに、日本のテレビでは、北朝鮮メディアが流した平壌市民の「喜びのコメント」を紹介する。しかし北朝鮮において、テレビカメラを向けられた人がホンネを語るわけがない。

権力への不満を公に語ったらどうなるかを、北朝鮮国民は過去の教訓からよく知っている。

それにもかかわらず、無謀な核兵器開発に対する不満は日に日に強まっているもようだ。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋が、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったところによると、地元の朝鮮労働党組織の宣伝部は、高級中学校(高校)の教師を講師にして、人民班(町内会)で当局の立場を説明する講演会を開いている。

その場で語られている内容は概ね次のようなものだ。

「これまでは、核兵器の開発に天文学的な額の資金を費やさざるを得なかった。元帥様(金正恩党委員長)は、人民にひもじい生活をさせないという約束が守れなかったことに対して心を痛めている。しかし開発が成功したので、これからは人民生活の向上に力を入れられることだろう」

最高指導者の反省の弁を伝え、今後の生活向上を改めて約束することで、怒れる世論をなだめようというものだが、話を聞いた住民たちは「過去に国民を餓死させたのは、核兵器が完成していなかったからとでも言い訳するつもりか」などと言って笑い飛ばしているという。

北朝鮮が核兵器の開発を本格化させたのは、経済が傾き始めた1980年代からだ。数十万とも数百万とも言われる餓死者を出した1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」のころにも、開発は続けられていた。北朝鮮の人びとは、国が自分たちのためにカネを使わないことをわかりきっているのだ。

咸鏡北道の西隣の両江道(リャンガンド)でも、当局による同様のプロパガンダが行われている。

現地の情報筋によると、当局は「核兵器が完成したから、残りの軍事費は人民生活の向上に回す」と宣伝しているが、情報筋は「そんなものは怒れる世論をなだめるための弁明に過ぎない」「そんな使い古されたプロパガンダは、もはや人民には通じない」と吐き捨てた。

人民生活の窮乏は「苦しい」というレベルを超え、「深刻」なレベルに達していると情報筋は伝えた。具体的にどのように深刻なのか情報筋は伝えていないが、ガソリンのみならず物価全体が高騰していることを指すものと思われる。

当局は、軍部隊における食糧不足の解消のために、インディカ米を輸入して配給しているが、それすらも市場に横流しされている有様だ。それを見た人々は「兵隊のためのコメすら横流しするのに、核開発に使っていた軍事費を人民生活向上に回す余裕などあるのか」と語っている。


いずれの記事も

高英起 | デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

[デイリーNKジャパン]

Posted by nob : 2017年09月20日 16:31

モバイルデータ以外はすべてオフが基本、、、そもそも見られてますい情報はスマホ&クラウドに置かないこと以外に自衛手段はありません。。。

■スマホ乗っ取りに注意を 短距離無線通信にもろさ

 人混みの中、ハッカーが短距離無線通信「ブルートゥース」を使って行き交う人々のスマートフォン(スマホ)を次々と乗っ取っていく――。

 こんな危機が世界的に広がる可能性があることが明らかになった。原因は「BlueBorne」と名付けられたブルートゥースの不具合(脆弱性)。日本では内閣サイバーセキュリティセンターが12日夜からツイッターで注意警戒情報を流すなど、関係者は大流行する前の危機封じ込めを急いでいる。

 現在、ブルートゥースは大抵のスマホやパソコンに標準搭載されている。コードレスのヘッドホンやキーボード、マウス、ハンズフリーの通話装置、スマホ画面をテレビ画面に映すシステムなど、多様な使われ方をしている。

 ブルートゥースの不具合に気付き、最初に警鐘を鳴らしたのは米カリフォルニアに拠点を置く情報セキュリティー会社のArmis。2分弱のパソコン操作で簡単にスマホを乗っ取り、写真などの情報を抜き去るデモンストレーション動画を12日に公開した。

 同社によると不具合は8点あり、これらを無線通信を通じてハッカーに突かれると、持ち主に気付かれることなくスマホ内の情報が抜き取られたり、遠隔操作されたりするという。

 一般的にハッカーがパソコンなどの情報端末を乗っ取る場合は、悪意のあるソフトウエアを相手に送りつけ起動させるといった前作業が必要だが、BlueBorneでは不要。ブルートゥースの機器同士を認証し合ってつなぐ「ペアリング」という作業も不要だ。

 ハッカーの無線が届く範囲に、ブルートゥース機能を有効にしたスマホがあるだけでよく、駅のホーム、ホテルのロビー、喫茶店など日常の生活エリアでハッキングにあう危険性がある。

 さらにハッカーは、乗っ取ったスマホを踏み台にして、ブルートゥース機能が付いている周辺機器を次々と乗っ取ることもできる。ビルの受付ロビーから、複数の社員のスマホを介して企業のネットワークに忍び込み、機密データを盗み出したり、情報システムを破壊したりするといった工作も理論上は可能だ。

 同社は乗っ取られる可能性が高い具体的な端末として、基本ソフト「アンドロイド」搭載のスマホ、最新の基本ソフト(iOS10)を使用していないiPhoneのほか、タブレット端末やウィンドウズのパソコンを挙げている。

 既に端末メーカーは対策に乗り出したもようだが、対策ソフトなどが配布され利用者に行き渡るまでには時間がかかる可能性がある。内閣サイバーセキュリティセンターでは、基本ソフトを最新のものに更新すること、安全が確認されるまではブルートゥースの機能をオフにすることなどを当面の対応として推奨している。

(石塚史人)

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2017年09月20日 16:22

常に自分自身こそが最大の束縛Vol.2/自らと離れるために(真の自らと出遇うために)カネやモノから離れてみる、、、但し、目的になるとまた不自由な自らに囚われてしまう。。。

モノを手放したら不安が消えた——家電製品もガス台もなくなったら快適で幸せな日々が待っていた

稲垣えみ子さん

古いマンションには全く収納がない。それでもモノがないので、困らないという。

「妙な暮らしをしている。きっかけは原発事故であった。あまりの惨事に、我々は原発がなくても生きられるはずだと勝手に節電を始めた。恐る恐る家電製品を手放し始めたら止まらなくなった。最後には冷蔵庫も洗濯機もテレビも捨て、ついには会社員という地位も手放し、築50年近いワンルームマンションへ引っ越しを余儀なくされた」(引用『寂しい生活』p.20)

「アフロ記者」として有名な稲垣えみ子さんは、2016年に朝日新聞社を退社。2017年6月に出版された最新刊『寂しい生活』には、原発事故をきっかけに、稲垣さんが家の中のものを一つ一つ手放していく過程が綴られている。なぜ「手放す」ことをやめられなくなったのか。「手放す」過程で稲垣さんは何に気づき、何を得たのか。本当の豊かさとは何なのか。朝日新聞社時代の元同僚で、Business Insider Japan統括編集長の浜田敬子が聞いた。
自分で整えられる暮らしのサイズは決まっている

Business Insider Japan(以下、BI):(自宅を訪れて)わ、本当に何もない! 東日本大震災の直後から節電を目標に始めた当初、今のような生活に至ると想像してました?

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モノがなくすっきりとした稲垣さんのアパート。

稲垣:いやー、もう全くこんなことになろうとは、という感じです(笑)。本にも書きましたが、最初は原発に反対するなら、まずは原発のない暮らしなんて本当にできるのか、自分でやってみなくちゃ説得力ゼロだと思って単純に節電を始めただけだった。ところがそれがどんどん面白くなってきてしまって。それまでずっと「ないと生きていけない!」と思っていた家電製品が、「意外となくても大丈夫じゃないか!」となるのが楽しかったんですね。例えば、掃除機がなくても、ほうきがあれば全然オッケーじゃないかと。その、ある種ゲームのような面白さに病みつきになってしまって、いろいろなモノを手放しちゃったんですよね。

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ほうきと雑巾によって嫌いだった掃除が大好きになり、掃除機を捨てるに至った。

でも途中からは、手放していく生活に新たな可能性を感じるようになったんだと思います。それまでは、お金を稼いで欲しいモノを手に入れて、また稼いでさらに次のモノを買って……、というのが豊かな暮らしだと信じきっていた。でも、実はモノを手放していく方が豊かなんじゃないかと。例えば、掃除のことで言えば、ほうきで掃除を始めたら、なんと生まれてはじめて掃除が大好きになって、家がどんどん綺麗になった(笑)、そんなことに、何か光明のようなものを感じたんですね。

BI:昔の洋服を毎日取っ替え引っ替えしている稲垣さんを知っている立場としたら、なんかこの“転換”が本当に驚きです……。

稲垣:いや私にしてみれば、毎日違う服を来ている浜田さんの方が「すごいなー」と(笑)。私にはもうそんなしんどいことはできません。自分で自分を整えられる暮らしのサイズって決まっていると思うようになったんです。暮らしを大きくすればするほど、自分ではコントロールできないものが増えてしまう。例えばすごい豪邸に住んでモノがいっぱいあったら、掃除だけで1日が終わっちゃいますよね。でも今までみんなそういう暮らしを求めてきて、結局暮らしのサイズが自分の手に負えなくなって、家電を買うとか家事のために人を雇うという方向になる。でも、「それって本当に快適なの?」と思い始めたら止まらなくなった。

月1万円で食べていけることが私を支えている

BI:豊かさや生活のサイズについて考えるようになるのに、「冷蔵庫」が転換点だったみたいですね。

稲垣:冷蔵庫って、人々の欲望の拡大を一心に受け止めてきた装置だったと思うんですよ。欲望っていっても良い悪いじゃなくて、お母さんが家族のために美味しい料理を作りたいとか、そういうことまで含めて全部冷蔵庫に詰め込んできたんじゃないかな。

「冷蔵庫があれば、明日や、明後日や、はたまた1週間後のことまで視野に入れて買い物することができる。さらに冷凍すれば1カ月後まで見渡すことだってできるなるほど冷蔵庫とは、時間を調節する装置だったのだ。我々は冷蔵庫を手に入れることで、時間という本来人の力ではどうしようもないものを「ためておく」という神のごとき力を手に入れたのである。(引用『寂しい生活』p.131-132)

BI:稲垣さん、自炊派ですよね? 食材を買い置きできない不自由さをどうしているんですか?

稲垣:いやいやそもそも買い置きはしないんです! そこが浜田さんのような現代人にはなかなか理解されない(笑)。でも実際にやってみると、その日食べる分だけ買う暮らしって、遅くまでお店が開いている現代の東京では難しいことでもなんでもなかった。それでも使い切れないものは干すか、漬けるかですね。これで十分。むしろ冷蔵庫はモノを腐らせるのを長引かせるだけで、結局最後は腐ってしまうけど、干せば干すほど乾いて保存性は高まる。大発見をした気分というか、騙された気分というか。むしろ冷蔵庫を手放してから、ものを腐らせることがほとんどなくなりました。変な話なんですけど。

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ガスの契約もしてない。キッチンにはカセットコンロと鍋一つだけ。

そして、その日食べるものだけ買おうとすると、スーパーに行ってもせいぜい数百円しか使えないんです。それまではカゴにどんどん食品を放り込んでいて、自分が食べていくのにいくらかかるかって考えたこともなかった。でも、その日食べるものしか買えないってなったときに、1日にかかる金額があまりに少なくて驚きました。「え、これっぽっちか!」と。これで生きていけるなら、明らかに給料もらいすぎじゃないかと。いくら稼いでもまだ足りないというお金や会社に対する強迫観念が失われた瞬間です(笑)。いや真面目な話、なんだか悪い魔法から解かれたような、肩透かしを食らったような、うん、すごく爽やかな気分でした。

月に1万円あれば問題なく食べていける。そのことが、何よりも今の私を支えていると思います。月に何十万なきゃいけないって考えるのと、1万円でいいやって考えるのでは生活の立て方が全く変わってきます。で、これまでそんなふうに考えたことすらなかったのは、やっぱり冷蔵庫の存在が大きかったんじゃないかと。

毎日同じものを食べると圧倒的な時間が生まれる

BI:でも、料理をするって「楽しみ」でもあったわけですよね。「今日、何作って食べよう」ということは「生きる」ために「食べる」という目的だけではない「愉しさ」もあるわけです。それを手放すのは、つらくなかったですか。

稲垣:もともと料理が好きだったので、以前はレシピ本もたくさん持っていて、それこそ毎日違う「世界の料理」を作ってました。食材や香辛料も数え切れないほど持ってたし。でも今はガス契約もやめてしまったので、コンロ1つ鍋1つで、しかも冷蔵庫がないから作り置きもできない。となると、単純な料理を作るしかないんです。で、結果的に江戸時代みたいな食生活に。つまりは一汁一菜。ご飯とお味噌汁と漬物とあと一品。で、浜田さんはきっとそれはあまりに侘しいと思われるでしょうが(笑)、これが驚いたことに、全然そんなことなかったんですよ。どうしてなんだろうと自分でも不思議なんですが、どうも料理が単純になった分、味付けではなく食材本来の味を感じられるようになったんじゃないか。というのも、気づけばやたら噛んでるんですよね。噛んでいるうちにちょっとした野菜の甘さにも「甘い!」と感動したりしている。つまりは、自分自身が調理道具になったような。まるで自分の内側の資源を絶えず発見しているみたいな感じです。

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炊飯器の代わりに導入されたおひつ。冷めても玄米の美味しさは保たれる。

というわけで、毎日決まったものを食べても全く飽きません。むしろ、お昼ご飯を食べるのが楽しみで走って家に帰る(笑)。世のお母さんたちは、かつでの私と同じように、昨日と同じものを出したらいけないと思って毎日献立を考えるのに悩んでいるんだと思うんですが、意外と毎日同じものでも、やってみたらみんな満足なんじゃないかと思うんです。作るのも楽だし、献立を考える時間いらない。買い物する時間もかからない。圧倒的に時間が生まれます。

BI:『寂しい生活』の中で、家電は女性の社会進出を助けたと考えられてきたことについて、稲垣さんは「本当にそうなの?」と疑問を呈しています。確かに自身を振り返っても、インターネットの発展などテクノロジーによって全く仕事は楽になるどころか、四六時中仕事をしなくてはならなくなった。テクノロジーは本当に人を幸せにしているのか、と考えています。

「それに、自分自身の過去と現在を比べてみても、『家電があった時代』より今のほうが家事の負担感は減っているのだ。いやー、もしかして……。家電……全然家事を楽にしてないんじゃないの!?いやむしろ負担を増やしているんじゃないかという疑惑が!」(引用『寂しい生活』p.242)

稲垣:今の社会は、経済や働く女性の地位向上なんかも含めて、「もっと上がある」「もっとできることがある」とどんどん上を見させることで、成長を遂げて来たんだと思うんです。そこへテクノロジーの進化も加わって、さらに今のままじゃだめだ、もっともっと上にと際限なく欲望を掻き立てていく。それでみんな、自分にとって本当に必要なものが一体何なのかを考えなくなってしまったんじゃないか。企業が導くままに、多ければ多いほど、速ければ速いほどいいと思ってしまう。

さらにSNSなどで情報がとめどなく溢れ出す中で、仕事だけじゃなくて、結婚しなきゃいけない、子どももいなきゃだめだ、と、求められるものはどんどん増える一方です。でも人生の時間って限られているから、何もかも手に入れることはできない。何でも手に入れようと思って、手に入らないことばかりに目を向けて不安に思ったり、惨めに思ったりするのは、やっぱり情報が多すぎるからなんじゃないかな。みんな今の自分じゃだめなんだって思って、自分で自分を肯定できなくなっていますよね。

私はモノを手放していく生活を体験して、自分が何でもかんでも手に入れようとしなくてもいいんだと感じることができるようになりました。暮らしのサイズが、自分でコントロールできる範囲に収まっているとすごく快適です。むしろ自分に必要なモノがそれほどないんだとわかった分、収入が減っても余裕は増えた。そうなると、余ったモノやお金を人にあげたいと思うようになったんです。利己的でケチな私がこんな「いい人」になっちゃって(笑)、自分が一番驚いているんですが。

半径1キロの自分経済圏があれば不安はなくなる

BI:稲垣さんの生活は、単に節約をして生活を切り詰めていくのとは違うんですね。

稲垣:よく単にお金を使わない人と勘違いされるんですが、そうではなくて、っていうか確かに自分のためにはお金は使わないけれど、でもその分、自分を助けてくれる人、自分にとって大切な人たちのためにはお金を使いたいと思っているんです。例えば1円でも安く買うとか送料無料とか、自分は確かに得するんだけど、その裏で絶対に誰か損しているわけですよね。そういう「自分だけが得すればいい」みたいな行動をとっていると、いつのまにか自分の周りは敵だらけになってしまう。それって地獄です。豊かさを求めたはずが、気がつけば反対の結果になってしまう。

でも、いろいろなものを自分で抱え込まずに人に与えていくと、周りも得するから私を大事にしてくれるし、友達も増えるし。みんなが良くなれば、結局自分も良くなるんですよね。例えば、近所に老夫婦で営んでいる古い酒屋さんがあるんですが、私はちょっと高くてもできるだけそこで買うようにしているんです。あのお店がなくなったら困る人がたくさんいるんじゃないかと思って。そこには近所のお年寄りがよく来るんですが、足元のおぼつかない人や話し相手が欲しくて来ている人もたくさんいて、でもご夫婦は一生懸命話し相手になって、配達してあげようかって言ったり、みんなにすごく親切なんですよ。すごいなーと思って。で、そういうお店がある地域で暮らしているっていうことが本当に贅沢だし、私にとっても安心なんですよね。だから、そこにお金を使いたい。

自分が応援したい人やお店や品物にお金を回していくことで、自分の半径1キロの世界を変えていきたいと思っているんです。私はこれまでの人生で今一番ちっちゃい家に住んでいるんだけど、一番大きな暮らしをしている感覚があります。この街全体が私の家だと思っているんです。

BI:近所のお店が冷蔵庫になったり、ブックカフェが書棚になったり、家の中のものを捨てて、外に持つようになったんですね。

稲垣:近所に稲垣経済圏を作っている感じです。ひとりTPP(笑)。みんな家の中だけですべてを完結させようとするけど、そうすると外に出なくなって、どんどん周りとの溝が広がっていっちゃう。周りとの溝があると、老後が不安だからお金を貯めなきゃとかどんどん自分の利益だけを考える方向に動いていく。で、さらに溝が広がっていく。これだと未来がありません。本当はそんなふうに不安を感じてる暇があったら、もっとできることがたくさんあると思うんですね。

私は今不安定だけど、なんの不安もありません。というのも、今みたいな生活をするようになったら、友達が本当に増えて、「食い詰めたら、いつでもうちにおいで」と言ってくれる人まで現れた。まあ本当に行ったら嫌がられるかもしれないけど(笑)、モノを手放していって初めて、人ってこんなに親切なんだと、と気づきました。

BI:いきなり稲垣級の生活を送るのはハードルが高いかもしれないけれど、まずこういうことから始めてみたら、ということは?

稲垣:私自身も心がけていることですが、「相手が喜ぶことは何かを考えること」じゃないでしょうか? 最近良く思うんですが、人は自分を幸せにすることはできないけれど、他人を幸せにすることはできる。例えば買い物をしてそのお店の人が親切にしてくれたら、その次に近くを通った時に、ちょっと立ち寄って、「この前買ったやつ、すごくよかったですよ」とお店の人に伝えたら、もうめちゃくちゃ喜ばれますよ。もうその人はあなたの友達です(笑)。その他なんだっていい。メールをもらったら相手が喜ぶような一言を返信するとか。すれ違う人とは目を合わせてニッコリするとか。そんなことなら、ちょっと努力すれば私だってできる。

そうするとですね、これは実際に体験しているので、自信を持って言えるんですが、結局自分に幸せが返ってくるんです。つまりは自分を取り巻くみんなが明るくなって、私にも優しくしてくれる。これこそを幸せというんじゃないかと。 お金じゃなくても、言葉一つ、笑顔一つで本当に世界が変わる。だから騙されたと思って是非(笑)。老後のために1億円貯めるよりずっと簡単です。失うものもない。人を信頼し、信頼されることができたら、怖いものなんてなくなります。

浜田 敬子 and 分部麻里 [Business Insider Japan]

[Business Insider Japan]

Posted by nob : 2017年09月12日 14:09

出掛ければ、、、何かをすれば、、、生きて行くこと自体が疲れます、、、、、それでも。。。(苦笑)

■「週末のアウトドア」が
絶対おすすめできないたった一つの理由

梶本修身:医学博士 

なぜあなたの疲れはとれないのか?

 同じような生活をしているはずなのに、「あの人は疲れていないのに、私はすっごく疲れている」と思ったことはないでしょうか。そう、世の中には、「すごく疲れている人」と「ほとんど疲れていない人」がいるのだ。なぜそのような違いが生まれるのか? 実は、日々の「習慣」がその違いを生んでいたのです。本連載では、その具体的な違いをまとめた書籍『なぜあなたの疲れはとれないのか?――最新の疲労医学でわかるすっきり習慣36』から、疲れとは無縁の生活を手に入れるための方法を一部紹介する。

「あの人はまったく疲れていないのに、私はどうしてすごく疲れているのだろう」
そんな経験をしたことはないだろうか。それには、実は理由がある。疲れていないあの人は「疲れない行動」をしていて、疲れている人は「疲れる行動」をしていたのだ!
では、どんな行動が疲れを生み、どんな行動なら疲れないですむのか?
たとえば、アウトドア。週末は外に出かけて、気分をリフレッシュしてエネルギーを養う、という人は、いますぐやめたほうがいい。
その理由を、日本で唯一の疲労医学の教授・梶本修身氏が、最新科学にもとづく「疲れない習慣」についてまとめた話題の新刊『なぜあなたの疲れはとれないのか?』から、一部抜粋して紹介する。

1日を過ごすなら、「家の中」「家の外」どっち?

「疲労」をコントロールするうえで、一番に考えたいのが「習慣」です。

 疲労は、何か大変な作業をしたあとにドシッと体にのしかかってくる感じがあるので、常日頃の習慣を変えたところで、あまり大した影響がないように思うかもしれません。

 でも、日々の小さな習慣を見直すことは、「疲労」をとるうえで実に効果的なのです。

 そのうえで、まず考えたいのは、1日の過ごし方です。

「遠くに出かけて、思い切り気分転換したい」
「山あいの宿で温泉につかってのんびりしたい」
「家の中に1日いると、体がなまってしまう」

 そんなふうに考えて、外に出かけようという人は多いと思います。

 確かに家の中でごろごろしていると、なんだか穴倉にこもっているようで、心も体もなまってしまうような気にもなるかもしれません。

 外に出かければ、いろいろな刺激や新しい発見もあるわけで、気分もリフレッシュして、また仕事をする元気が出てくるかもしれません。

 ところが、外に出かけると、疲れがとれるどころか、もっと疲れてしまうのです。

 ですから、疲れているときに遠出するのは基本的にNG。自分の家でくつろいでふだんの疲れを癒すというのが正解です。

なぜ「アウトドア」がおすすめできないのか?

 なぜアウトドアが疲れてしまうのかを考えてみます。

 そのために、まずは「ホームとアウェイ」についてお話ししたいと思います。

 日常生活の中で、ホームとアウェイを意識したことはあるでしょうか。

 サッカーや野球などのスポーツで、ホームやアウェイという言葉はよく使われますが、ふだんの生活の中においては、ホームが文字通り「家」「自宅」などで、アウェイはそれ以外の「外」すべてです。会社であったり、学校であったり、スーパーであったり、「家」の外のすべての空間がアウェイです。

 何の気兼ねもなく自由にくつろげる自分の家(ホーム)と比べ、アウェイ、すなわち家の外は危険がいっぱいです。

 いつどこで不測の事態に遭遇するかわかりませんし、他人の目にさらされることもあって、無意識のうちに常に「緊張状態」を強いられます。つまり、交感神経が常に優位な状態になっているわけです。

 家から外に出た瞬間、もうそこはアウェイの世界。ということは、毎日8時間以上、外で働いている人は、通勤時間を含めると1日10時間以上をアウェイで過ごしていることになります。

 アウェイで過ごす時間が1日10時間以上もあるということは、動物にとって大きなストレスです。

「外出時の◯◯」が、さらに脳を疲れさせる!

 アウトドアには、他にも私たちを疲れさせる原因が隠れています。

 目的地までの移動手段は電車、自動車、バスなどが考えられますが、そこに着くまでの間、常に緊張した状態が続きます。とくに初めて行く場所への移動は不安や緊張で交感神経が高ぶっています。これが脳を疲れさせるのです。

 目的地に着いたら着いたで、「見知らぬ土地に来た」ということで、警戒する意識が働きます。初めての場所は、本能的に警戒するように脳ができていて、これはヒトに限らず、動物はすべてそうです。

 旅行などで初めての土地に行くと、多くの人がホテルに着いたら1回はホテルの周りを探索します。

「周りにどんなお店があるのか」
「夜の買い出しはどこでしようか」

 そうした動機があるにせよ、本能的には、自分が寝泊まりするところが安全かどうか、危険はないかを調べたくなっているのです。

 こうした行動すべてが疲労の原因です。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年09月12日 11:42

どんなものでも諸刃の剣、、、あらゆるものをバランス良く。。。

■飲酒が大腸がんのリスクを上げるのは確実!?
酒量は日本酒2合程度までに抑え、葉酸、食物繊維を積極的にとろう

エッセイスト・酒ジャーナリスト 葉石かおり

数あるがんの中でも、ミドル以上のビジネスパーソンが最も気にするがんは「大腸がん」ではないだろうか。大腸がんにより、毎年約5万人もの人が命を落としている。この恐ろしい大腸がんが、飲酒と深い関係があることをご存じだろうか。一昨年には赤身・加工肉による大腸がんリスクがマスコミで盛んに取り上げられたが、飲酒も大腸がんのリスクを高める要因の1つだという。そこで、日本人の飲酒と大腸がんリスクについて論文を発表している国立国際医療研究センターの溝上哲也さんに話を聞いた。

 こよなく酒を愛し、日々、酒を愛飲する左党にとっても、「がん」はやはり気にせずにはおられない病気である。

 何といってもがんは日本人の死因のNo.1、生涯でがんになる確率は男性63%、女性47%にも達する(詳しくはこちらの記事を参照)。そして、飲酒はがんのリスクを上げる大きな要因の1つであることは、多くの方がご存じだろう。特に、喉頭がんや食道がんのリスクが飲酒によって上がることはよく知られている。この連載でも以前紹介したが、私の身近にも、ウイスキーのロックを水のごとく飲んでいたことが原因で食道がんにかかったと思われる知人がいた。

働き盛りの世代を襲う「大腸がん」

 さて、数あるがんの中でも、ミドル以上のビジネスパーソンの多くが気にするがんというと「大腸がん」ではないだろうか。国立がん研究センターが2016年8月に発表したデータによると、がんの部位ごとの罹患数では、大腸がんは男女ともに2位、男女合わせると大腸がんが最多となっている。さらには女性のがん死亡原因の1位になっている(男性は3位:詳しくはこちらの記事を参照)。大腸がんは50歳を過ぎたころ、そう「働き盛り」とも言える年代から発症率が高くなるという。

 ううむ、アラフィフの私としても、黙って見過ごせない。そういえば自分の周囲の左党たちからも、「人間ドックで大腸にポリープが見つかった」だの、「大腸がんの初期で手術した」という話を聞く機会が増えたように思う。昨今は、著名人でも大腸がんを患った方や、闘病の末、惜しくも大腸がんが原因で他界された方も少なくない。

 大腸がんというと、私は肉や脂質を多く摂取する食生活が原因だとばかり思っていた。2015年には、「赤身肉や加工肉の摂取が大腸がんのリスクを上げる」と発表され、マスコミなどで広く取り上げられたのは記憶に新しい。しかし、どうやらそれだけではないらしい。

 この大腸がん、飲酒と深い関係があるとも聞くが、これは本当なのだろうか。そして、なぜ飲酒が大腸がんに影響するのだろうか。詳しく知りたいところだ。そこで今回は、国立国際医療研究センター 臨床研究センター 疫学・予防研究部 部長の溝上哲也さんに大腸がんとアルコールの関係について話を伺った。

今や大腸がんによる死亡者数は約5万人に!

 まずは大腸がんの現状について溝上さんに聞いてみた。

 溝上さんは、「かつて大腸がんは欧米に多いと言われていましたが、近年は日本でも大きな問題となっています。日本における大腸がんによる死亡者数は、最近では約5万人に達しています」と話す。

 ううむ、やはりそうか。これは、食生活の欧米化が主たる原因なのだろうか?

 「ご指摘のように、生活習慣の変化が影響していると考えられます。腸の長い日本人が欧米型の食事、つまり赤身肉や脂質の多い食事をすることが腸に悪影響を及ぼすと言われていました。一昨年の赤身肉・加工肉のリスクが指摘されて、話題になったのはご存じでしょう。しかし、大腸がんのリスクを上げるのはそれだけではありません。意外と知られていないのですが、飲酒も大腸がんのリスクを高める重要な要因の1つです」と溝上さんは話す。

飲酒が大腸がんのリスクを高めるのは「確実」

 前回も紹介したように、国立がん研究センターでは、日本人のがんと生活習慣との因果関係の評価を行っている。国内外の最新の研究結果を基に、全体および個々の部位のがんについてリスク評価を「がんのリスク・予防要因 評価一覧」としてホームページで公開している。「データ不十分」⇒「可能性あり」⇒「ほぼ確実」 ⇒「確実」の順に科学的根拠としての信頼性が高くなる。

 この評価によると、大腸がんのリスクを高める要因の中で「確実」になっている唯一の要因が飲酒だ。次に信頼性が高いのが「肥満」で「ほぼ確実」となっている。

 では、アルコールの摂取は大腸がんのリスクをどのくらい上げるのだろうか。

 溝上さんたちの研究グループは、5つのコホート研究のデータを合わせた合計約20万人を対象にしたデータを解析して、日本人の飲酒と大腸がんのリスクを評価、2008年に専門誌に発表している(Am J Epidemiol. 2008;167:1397-1406.)。それによると、「男女ともに過度の飲酒で大腸全体、そして結腸、直腸がんのリスクが上がるという結果になりました。特に男性の場合は顕著に現れています」(溝上さん)

 溝上さんの解析結果を見ると、男性では、純アルコールに換算して23~45.9g/日、46~68.9g/日、69~91.9g/日、92g以上/日のグループでまったく飲まないグループよりもそれぞれ1.4倍、2.0倍、2.2倍、3.0倍と、アルコールの量に比例して、リスクが確実に高くなっていることが分かる。女性の場合も、男性ほど顕著ではないが、アルコール摂取量が23g以上/日のグループは、飲まないグループよりリスクが1.6倍に高まるという結果になっている。

 正直なところ、飲酒の影響がここまではっきり出るとは思わなかった。これは、大腸がんを気にする左党にとっては、かなり厳しいデータではないか。純アルコール23gは日本酒にして約1合。左党からすれば大した量ではない。

 なお、大腸は大きく、肛門近くの直腸と、その上の急カーブしている部分(S状結腸)より上の結腸に分けられるが、そのいずれも飲酒によりがんのリスクが高くなる傾向が見られた。

なぜ飲酒が大腸がんを引き起こすのか?

 溝上さんは、日本人と欧米人に分けて、飲酒量と大腸がんの関係性を分析している。これによると、日本人は明らかに酒量が増えるほど極端に右肩上がりになるが、欧米人は実に緩やかである。

 これは、やはり日本人はアルコール耐性が弱いことが原因なのだろうか?

 「ご存じのように、日本人は人種的に見てもアルコール耐性が弱い方が多くいます。アルコール耐性の強い欧米人は、1日2合未満の飲酒では大腸がんのリスクが上昇していないのに対し、日本人は1.4~1.8倍もリスクが上がっています」(溝上さん)。「人種による違い」と割り切るしかないのだが…、日本人としてはとても残念なデータである。

 ではいったい、どんなメカニズムによって大腸がんが引き起こされてしまうのだろうか?

 溝上さんによると、「飲酒が大腸がんを引き起こすメカニズムはまだはっきりと解明されていない」のだという。

 「まず原因として考えられるのは、アセトアルデヒドによる毒性です。アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドには発がん性があることが実験でも確認されています。日常的に多量飲酒が習慣化している方、そしてアルコールを飲んで、顔が赤くなるような方は、アセトアルデヒドの毒性にさらされる時間も長くなることから危険が高まる可能性があるわけです」(溝上さん)

 「しかし、アルコールの代謝に関わる遺伝⼦型と⼤腸がんの関連性を調べた最近の研究では、必ずしも明確な関連性は出ていません。このため遺伝的な体質ではなく、腸内細菌の働きによってアルコールから生成されたアセトアルデヒドが葉酸の吸収や働きを阻害することにより、⼤腸がんの発生リスクが高まるのではないかという説が有力になっています」(溝上さん)

葉酸は積極的に摂取するといい

 「葉酸はビタミンB群の一種で、名前の通り葉野菜などに多く含まれています。葉酸は、細胞の合成や修復に深く関わる重要な栄養素で、細胞の遺伝情報が入ったDNA(遺伝子)の合成に必要な成分です。ところが、前述のようにアセトアルデヒドは、腸内の葉酸の吸収を妨げる効果があります。これにより、細胞の合成・修復作用が阻害され、大腸がん発生の初期段階となる遺伝子の損傷が引き起こされるのではないかと考えられています」(溝上さん)

 メカニズムこそ明確になっていないものの、がん予防と葉酸に何らかの関係があることは確かなようだ。葉酸の登場で何だかちょっと明るい兆しが見えたような気がする。では日常的に葉酸を摂取すれば、飲み続けていても大腸がんを防ぐことができるのだろうか?

 「残念ながら、葉酸をたくさん摂取しても、大腸がんの罹患リスクが下がるとは言い切れません。タバコが明確な要因である肺がんとは異なり、大腸がんの場合、要因が非常に複雑に絡んでいるためです。とはいえ、葉酸不足にならないよう積極的に摂取するといいでしょう。葉酸はブロッコリーやホウレン草や小松菜などの青い野菜、そして柑橘系のフルーツに多く含まれています。できれば、サプリメントに頼らず、食物から摂取することをお勧めします」(溝上さん)

やはり飲み過ぎは避けたほうがいい

 最後に、溝上さんに、大腸がんを防ぐためのポイントを整理していただいた。

 溝上さんがまず指摘したのが、酒量である。「前ページのグラフからも明らかなように、酒量が増えると大腸がんのリスクが上がります。まずは酒量を純アルコールに換算して23~45.9g未満(日本酒1~2合程度)に抑えること、これが大前提です」(溝上さん)。ああ、やはり今回も「節酒」を免れることはできなかったか…。

 食事については、食物繊維も重要なポイントになるという。「穀物由来の食物繊維を積極的にとることをお勧めします。かつては、ゴボウなどをはじめとする野菜からの摂取がいいとされていましたが、最新の研究によって米や麦などの穀類に含まれる繊維が有効なことも分かってきました。⽩⽶に雑穀を混ぜるなどして⾷べるといいでしょう。その他、牛乳などカルシウムを豊富に含んだ食品も積極的にとってほしいですね」(溝上さん)

 玄米や大麦などは、すでに日々の食生活に取り入れられている方も多いだろう。特殊なものでなく、誰もがすぐに実践できる食材なのがありがたい。

 また、肥満も大腸がんのリスクを高めると溝上さんは警告する。「BMIが25を超えないよう注意してください。そのためにも週 150分を目安に運動することを習慣づけましょう」(溝上さん)。肥満はがんをはじめ、様々な病気の元凶だ。メタボと診断されている方は、さらに注意が必要だ。溝上さんが推奨する週150分の運動は、1日に換算すれば20分ちょっと。1駅分歩く、エレベーターより階段を使うなど、少し意識することで無理なく達成できそうである。

        ◇        ◇        ◇

 大腸がんは昔に比べ、確実に増えている。多くの人が心配するのも無理はないが、その一方で、「大腸がんは早期発見であれば治る確率が高いがん」だと溝上さんは指摘する。だからこそ「早期発見がとても重要です。40歳を超えたら年1回、大腸がん検診を受けてください」と溝上さん。過度に恐れることなく、定期的にがん検診を受けながら、日々の食生活に留意し、酒と長く付き合っていってほしい。

溝上哲也(みぞうえ てつや)さん
国立国際医療研究センター 臨床研究センター 疫学・予防研究部 部長

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年09月09日 11:24

休煙という禁煙のすすめ、休んでいるだけと思えば止められる。。。ホントに美味しく呑めば、自ずと飲酒量も減らしていける。。。

■飲み続けたいならまず禁煙 がんのリスクたばこが助長

  2020年の東京オリンピックを控え、喫煙問題が改めて注目されている。喫煙が、がんをはじめとした様々な病気の原因になることは広く知られている。一方で、お酒の飲み過ぎが体に悪いことも繰り返し紹介してきた。では、タバコと飲酒の2つが重なるとどうなるのだろうか。がんになる危険性が一層高まるといったことはないのだろうか。酒ジャーナリストの葉石かおりが、日本のがん研究の総本山である国立がん研究センターに取材して話を聞いた。

◇  ◇  ◇

■タバコと酒、ダブルになったときのリスクは?

 昔と比べ、今はだいぶ少なくなったものの、左党には喫煙者が案外多い。現に新橋あたりの渋い居酒屋に行くと、タバコの煙で視界が曇るほどである。実際、「お酒を飲むときはタバコも吸わずにはいられない」という左党の読者も少なくないだろう。

 私的なことだが、実父は喫煙が主な原因のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)で他界していることもあって、個人的にはタバコの煙がもくもくの中での飲酒は苦手である。タバコはアルコール同様、嗜好品なので、個々が楽しむ分には問題ないと思っている。しかし以前から問題視されている受動喫煙の被害を考えると、クリーンな空気の中で心おきなく酒をおいしく飲みたいと思う。国でも2020年の東京オリンピックを前に、受動喫煙防止の法整備の議論が交わされている。国レベルでの対策となると、気にせずにはいられない。

 タバコが体に悪影響をもたらし、がんをはじめとした様々な病気の原因になることは、論をまたないところだと思う。また、飲酒も適量以内ならいい影響もあるとはいえ、飲み過ぎが体に悪いことは、これまで記事で幾度となく紹介してきた。では、タバコと飲酒の2つが重なるとどうなるのだろうか。

 実際、私の周囲の左党で、かつ喫煙する人の中には、がんに罹患した人が何人かいる。このため、私はかねがねタバコと飲酒の因果関係を疑っていた。それぞれ単独ではよくないことは分かっているが、ダブルになるとリスクがより高まるのではないだろうか。具体的には、タバコががんの原因になることは周知の事実だが、飲酒によってその危険性がより高まるのではないだろうか。

 そこで今回は、国内におけるがん研究の総本山ともいえる国立がん研究センターで、がんや慢性疾患の疫学研究や大規模コホート研究[特定の集団(コホート)を対象として長期的に経過を追跡する調査手法のこと]を手がけてきた、社会と健康研究センター コホート連携研究部部長の井上真奈美さんに、タバコと飲酒のコンビによるリスクについて話を伺った。

■タバコは百害あって一利なし

 まずは、タバコのがんへの影響を改めて井上さんに確認してみた。

 「タバコにはニトロソアミン、ヒ素、カドミウムといった発がん物質が約70種類含まれています。このため、肺がん、咽頭・喉頭がん、胃がん、食道がんなど、さまざまな部位のがんの発症リスクを確実に高めます」(井上さん)

 国立がん研究センターでは、日本人のがんと生活習慣との因果関係の評価を行っている。国内外の最新の研究結果を基に、全体および個々の部位のがんについてリスク評価を「がんのリスク・予防要因 評価一覧」としてホームページで公開している。最も信頼性が高い評価から順に「確実」→「ほぼ確実」→「可能性あり」→「データ不十分」となっている。

 「タバコとがんの罹患については、全がん、肺がん、肝がん、胃がん、食道がん、膵臓がん、子宮頸がん、頭頸部がん、膀胱がんの発症リスクの信頼性が、最も高い『確実』と評価されています。他の部位のがんについても、乳がんや大腸がんが『可能性あり』となっており、リスクがあると考えられます。そう、タバコは百害あって一利なしなのです」(井上さん)

 百害あって一利なし――。

 ある程度予測できたこととはいえ、ここまでハッキリ断言されると、改めてその怖さがよく分かる。実際、上のがんのリスク評価の表を見ても、信頼性が「確実」である濃い茶色の欄が、圧倒的に多いのが「喫煙」であることがよく分かる。さらに井上さんはこう続ける。

 「世界的には、今は、タバコにはどういった健康への害があるかを研究する段階を脱し、『どうやってタバコのない環境を実現するか?』という『対策』のフェーズにあるといえます。言い換えれば、それほどタバコによる健康被害は甚大で、確実に体に影響があるということです」(井上さん)

 喫煙リスクをはっきり示されると、周囲の愛煙家に禁煙を勧めたくなる。では、ここに飲酒によるリスクが加わると、どうなるのだろうか。

■飲酒とタバコを同時進行させると、がんのリスクが2倍以上に!

 「コホート研究の結果から、飲酒量が多くなると、将来がんになりやすいことが明らかになっています。飲酒量が1日2~3合の男性は、時々飲む人に比べて、がん発生率が1.4倍に、1日3合以上の人は1.6倍になっています。そして、ここに喫煙が加わると、がんに罹患するリスクがさらに高まるのです」(井上さん)

 「ああ、やっぱり……」という声が聞こえてきそう。予想通り、喫煙と飲酒のセットは最悪のリスクなのだ。それはデータにも明確に表れている。

 「喫煙習慣別に飲酒とがんの発生率のデータを見てみると、非喫煙者と喫煙者とでは大きな差があります。『時々飲む』人を1としたときの相対リスクは、適量といわれる『1日1合未満』では非喫煙者が0.87であるのに対し、喫煙者は1.69と、この段階でも倍近い差が出ています。1日3合以上の多量飲酒の場合、非喫煙者は1.02に対し、喫煙者では2.32と倍以上のリスクがあります。非喫煙者は、飲酒量が増えてもがんの発生率はそう高くならないのに対し、喫煙がプラスされると確実に高くなっていきます。つまり飲酒によるがんのリスクは、喫煙によって助長されるのです」(井上さん)

 バブル時代のトレンディードラマ(既に死語?)では、主人公が酒を飲みながらタバコをふかすシーンが当たり前だったが、それはもはや過去のこと。飲酒と喫煙のセットは超危険なのだ。

■セットにすると、なぜがんのリスクが上がるのか?

 では、喫煙と飲酒をセットにした際、がんの発生率が上がる原因は何なのだろうか?

 「詳しいメカニズムは分かっていませんが、現時点で示唆されているのが、アルコールの慢性摂取によって酵素誘導[酵素の合成が誘導され、酵素量が増加すること]される薬物代謝酵素CYP(チトクロームP450)の影響です。アルコールを飲むと、特にCYP2E1の酵素誘導が進みます。CYPは、ニトロソアミンをはじめとする、タバコ中のがん原物質を活性化する作用があると考えられています」(井上さん)

 また、アルコールが体内で代謝される際に生じるアセトアルデヒドにも発がん性があることが知られている。酒を飲んで顔が赤くなる、いわゆる酒に弱い人は、アセトアルデヒドの分解能力が弱いため、アセトアルデヒドが残りやすい。つまり、発がん性のあるアセトアルデヒドにさらされる時間が長くなるわけだ。井上さんは、「このように酒を飲んで赤くなる人は、喫煙とセットにするとがんになる危険性がさらに上がる可能性があります」と話す。

 以前「お酒で赤くなる人、ならない人 がんのリスクも違う」という記事でも紹介したように、日本人は、黒人や白人に比べて、顔が赤くなる人(アセトアルデヒドの分解能力が低い人)の割合が多いので、より気をつけたほうがよさそうだ。しかし、こうなると、もうタバコをやめる以外に対策はないということだろうか……?

 「そうですね、やはりタバコをやめる以外に選択肢はありません。先ほどのデータからも明らかなように、アルコールとタバコのセットは厳禁。酒とタバコのどちらをやめたほうがいいかと言われれば、間違いなくタバコです」(井上さん)

 読者の中にも、酒とタバコを両方とも愛してやまない人は少なからずいると思う。もし、酒を飲み続けたいなら、やはりタバコはやめたほうがよさそうだ。

■受動喫煙による肺がんの発症リスクも「確実」に

 ここで受動喫煙についても触れておきたい。日本の居酒屋や喫茶店では、いまだ喫煙可の店が目立つ。国民健康・栄養調査(2013年)によると、受動喫煙が月に1回以上ある人の割合は家庭で16.4%、飲食店で46.8%、職場で33.1%と、ダントツで飲食店での受動喫煙率が高い。私のように非喫煙者であっても、タバコの煙もくもくの居酒屋で飲んでいたら、どんなリスクがあるのだろうか?

 「受動喫煙による肺がんの発症リスクの信頼性も昨年の8月に『ほぼ確実』から『確実』へと格上げされました。他のがんの発症リスクについてはデータがまだ不十分ではありますが、副流煙のほうが主流煙より有害物質が多いので、安心とは言い切れません。配偶者が喫煙者だと、家族に喫煙者がいない人の1.3倍も肺がんの発症率が上がるという報告もあります」(井上さん)

 ◇  ◇  ◇

 飲酒は「適量(1日1合)を守ろう」という救いの言葉があるが、喫煙の場合、残念ながら卒煙または禁煙以外、手立てがない。現在、日本において男性のがんの30~40%、女性のがんの3~5%がタバコが原因のがんだという。酒を長~く、おいしく飲むためにも、タバコとの付き合い方をちょっと考えてみてはいかがだろうか?

(エッセイスト・酒ジャーナリスト 葉石かおり)

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年09月09日 11:14

生涯労働と一億総自営業者化への発想の転換、、、真の生活力と仕事力を養うべき時。。。

■完全に"詰んだ"「貧困高齢者」が爆増する

「高齢者は裕福だ」というイメージはもう間違いだ。高齢者が裕福だったのは「団塊の世代」の以前まで。50歳代では5割近くが「国民年金未納」となっており、この先「無年金」や「低年金」のまま退職することになる。10年後には「職なし貯蓄なし年金なし」という三重苦の高齢者が大量発生することになる――。

情報通信関係に勤務し、昨年定年を迎えたA氏。40代後半から始まった給与の減額は60歳の定年時まで続き、年収はピーク時の半分まで減少した。5年間の定年延長も選択できたが、業務内容はほぼ同様で給与は退職時の半分と会社側に言われ、「自分で仕事を探そう」と、退職の道へ踏み切った。

見込み違いだったのは、会社の業績が悪化していた時期に退職金制度の変更が行われたため、考えていたよりも退職金がはるかに少なかったこと。それでも何かしら仕事に就けば老後の生活はなんとかなると思っていたが、職業安定所や就職媒体、知人のツテなどを使っても、いまだに職は見つかっていない。A氏は、「年金だけでは、老後の生活が成り立たない。いつか、生活保護を受けることになるかもしれない」と暗い表情で話す。

これから、こうした「貧困高齢者」が爆発的に増加しそうだ。2016年末には、生活保護受給世帯の半数以上が高齢者世帯となっている。そして、今後ますます、生活保護を受給する高齢者が増加すると見込まれている。

■「生活が苦しい」高齢者世帯が過半数超え

「高齢者は裕福だ」というイメージはもう間違いだ。「団塊の世代」を分水嶺として、前後で状況は大きく変わる。特に1950〜60年代前半に生まれた世代は、90年代のバブル経済崩壊以降、国内外の経済危機の局面で減給されたり、リストラの対象となったりしたため、老後資金を十分に蓄えられなかった人が多い。

厚生労働省(以下、厚労省)の「国民生活基礎調査」を見ると、65歳以上の高齢者世帯の生活が、年々苦しくなっていることがわかる。生活意識について「大変苦しい」と「やや苦しい」の合計は、95年に37.8%だったのに対して、99年に46.1%、04年には過半数の50.0%と上昇し続け、10年後の14年には58.8%に達し、過去最悪となった。15年、16年にはやや改善しているが、「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と答えた人たちが増えていて、2極化していることがうかがえる。

同じく厚労省の「国民年金被保険者実態調査」によると、40年代後半生まれの団塊の世代では年金未納・免除者率が30%程度であるのに対し、それ以降は、50年代前半生まれ(65歳前後)で35%前後、50年代後半生まれ(60歳前後)で45%前後、60年代前半生まれ(55歳前後)で40%台後半と上昇する。保険料を納めていないのだから、受給できる年金額はわずかでしかない。年金受給額が最低生活費に満たないのであれば、「生活苦」を感じるのは当然だろう。

こうした無年金や低年金は、現役時代の低収入が原因だ。その象徴が非正規雇用者の増加だろう。現在、賃金労働者の4割がパートや派遣などの「非正社員」となっている。1990年には2割だったことを考えると、25年間で倍増している。この「非正規雇用率」について、「若者が非正規雇用を強いられている」と扱われることもあるが、実は団塊世代の定年が背景にある。定年延長で、正社員から非正規雇用に切り替わった人が多いからだ。

現在では、バブル経済崩壊のアジア通貨危機や、ITバブルの崩壊、リーマンショックなどの経済危機に巻き込まれ、減給やリストラを経験した50年代生まれが年金生活の高齢者に仲間入りし始めたことで、収入が最低生活費(現在の東京都では200万円程度)に満たなかったり、満たしてはいてもギリギリで貯蓄がない世帯といった、「貧困高齢者」「貧困高齢者予備軍」の増加が顕著になっている。

■2030年には貧困高齢者世帯が500万世帯超に

先の「国民生活基礎調査」から、無年金世帯と主収入を年金・恩給に頼る低所得(年収200万円以下)世帯数を概算すると、「貧困高齢者世帯」は97年には211万世帯だったが、12年には倍以上の445万世帯に増加している。すでに、高齢者世帯(1327万世帯:16年現在)の4世帯に1世帯が「貧困高齢者世帯」ということになる。

そして、50年代、60年代生まれが本格的に年金生活に突入すると、30年には「貧困高齢者世帯」は500万世帯を超えると予測されている。厚労省が2月に発表した16年の「賃金構造基本調査」では、一般労働者の所定内給与は前年比0.0%と横ばいだった。問題なのは、性別・年齢階層別では、45〜54歳男性と60代前半男性、60代女性の賃金が下落していること。労働者数を勘案すれば、40代後半〜50代前半の男性が最大の賃金押し下げ要因となっているのは明らかだ。また、企業規模別にみると、大企業の男性賃金のみが全体を押し下げている格好だ。

60代前半男性と60代女性の賃金下落の要因は定年延長だろう。では、40代後半〜50代前半の男性の賃金はなぜ下落しているのか。この年齢階層は、バブル期前後の「売り手市場」で大量採用された世代であり、昇進率の低下などで平均賃金が下がっている可能性が高い。そして、大企業の場合、従来は昇進が止まっても「給与据え置き」だったものが、現在は「給与引き下げ」が行われるようになっている。これが冒頭のA氏のケースだ。

一応は60歳の定年まで働き続けることができ、定年を迎えても本人が希望すれば継続雇用を受けられる。だが、企業はそのために40代後半〜50代前半の時点で給与の引き下げを行い、さらに定年延長後の給与も大幅に引き下げるケースが多いのだ。

40代後半〜50代前半は、子どもの進学や親の介護が始まる時期でもあり、出費がかさむ。同時に、老後の生活費を考えなければならない年齢でもある。貯蓄に力を入れたいが、賃金が上がらないのだからそれも難しい。

■給与は上がらず貯蓄もできず、退職金もない世代

現在の40代後半〜50代前半はいわゆるバブル世代。その次の40代前半〜40代半ばは、就職氷河期だった団塊ジュニア世代(70年代前半生まれ)だ。

いま正規雇用であっても、年俸制でボーナスがなく、退職金制度もない欧米型の雇用契約をとる企業が増えている。そうした企業の社員は、定年を迎えても退職金がないため、退職と同時に貯蓄を取り崩す生活に突入する。

十分な貯蓄があれば「豊かな老後」を迎えられるが、貯蓄がなければ「悲惨な老後」が待っているだけだ。団塊ジュニア世代が年金生活者の仲間入りを始めた時、貧困高齢者の爆発的な増加が起きる可能性は非常に高い。

生産年齢人口の減少が進むなかで、現役世代が高齢者を支えるという現在の年金制度は成り立たないだろう。政府は、高齢者の所得確保に向けた対策を、早急に進める必要がある。後手にまわれば、「職なし貯蓄なし年金なし」という三重苦の高齢者が大量発生することになる。

(ジャーナリスト 鷲尾 香一)

[プレジデントオンライン]

Posted by nob : 2017年08月11日 06:07

これも前向きな一つの選択。。。

■がん 治療受けていない高齢者が年々増加

 高齢者のがん患者の中で、治療を受けていない人の割合が年々増えていることが、国立がん研究センターの調査でわかった。

 この調査は、全国のがん診療を専門とする病院で2015年、がんと診断された約70万人を対象としたもの。85歳以上で、がんが他へ転移している「ステージ4」の患者を調べたところ、治療を受けていないことを意味する「治療なし」の患者が、肺がんでは58%、胃がんでは56%と半数を超えていたことがわかった。

 また、治療を受けていない高齢の患者は年々増えており、ステージ4の大腸がんの患者の場合、「治療なし」が36.1%と、3年前に比べて約4ポイント増えていた。

 国立がん研究センターでは、高齢者は他の病気を併発していたり、治療による体への負担が大きかったりするため、個別性を重視した治療を考える必要があるとしている。

[日テレNEWS24]

Posted by nob : 2017年08月11日 06:00

賛が否を大きく上回ってきている昨今の珈琲健康論議。。。Vol.4

■ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~
コーヒーを飲むと痩せる!? ダイエット効果はあるか
第5回 コーヒーポリフェノールの脂肪燃焼効果とは――日本ポリフェノール学会理事長の板倉弘重さんに聞く

柳本操=ライター

みんなが毎日飲んでいる香り高いコーヒーは、カラダにいいことづくめだった! 以前は「カラダに悪い」と言われていたコーヒーが、最新の研究により「カラダにいい」ことが続々と明らかになっている。日経グッデイでは、最新の「コーヒーの健康効果」を専門家の方々に直撃して話を聞いた。第5回となる今回は、コーヒーに含まれるポリフェノールの脂肪燃焼効果に迫る。日本ポリフェノール学会の理事長で、品川イーストワンメディカルクリニックの理事長の板倉弘重医師に、コーヒーポリフェノールの効能や効果的な摂取方法について聞いた。

 これまで4回にわたって、がん予防、糖尿病予防、血液サラサラ効果など、コーヒーの多彩な働きをお届けしてきた。取材した専門家の方々が口を揃えたのが、「クロロゲン酸」という、コーヒーの健康効果を支えるポリフェノールの一種の働きについてだった。

 そもそもポリフェノールとは何なのか。コーヒーに含まれるクロロゲン酸はどういったポリフェノールなのか。そしてその効果は――。こう聞かれても漠然と「ポリフェノールはカラダにいいらしい…」くらいにしか説明できない人が多いのではないだろうか。

 そこで今回は、赤ワインやチョコレートなどの「ポリフェノールブーム」の火つけ役の1人で、日本ポリフェノール学会の理事長も務める板倉弘重医師に詳しく話を聞いた。板倉さんは、国立・栄養研究所 臨床栄養部に在籍していた時に、赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化パワーを世界に知らしめた1人だ。

 クロロゲン酸は、強い抗酸化作用によって体内の炎症を抑えたり、LDLコレステロールを低下させるといったさまざまな効果がある。また、肝臓にいい影響を及ぼすことも第3回でも紹介した。

 今回特に注目したいのが「脂肪燃焼効果」だ。クロロゲン酸には、脂肪を燃やす働きがある。つまり、コーヒーはダイエットにも効果があるのだ。さらにコーヒーには、脂肪を燃やす働きがあるもう1つの成分「カフェイン」も多く含んでいる。これらが両方あると相乗効果が出る。そのダイエットパワーの神髄に迫っていこう。

         ◇       ◇       ◇

そもそもポリフェノールとは?

今回は、コーヒーに含まれるポリフェノールについて伺いたいと考えています。板倉先生は、長年にわたってポリフェノールの抗酸化作用について研究されてきました。まず、そもそも「ポリフェノールとは何か」から教えていただけますか。

板倉さん ポリフェノールは、植物由来の抗酸化物質の1つです。植物が自らを守るために作りだした成分なので、ほとんどの野菜や果物に含まれています。その種類は7000~8000種類ともいわれています。ちなみに、フェノールというのはベンゼン環にOH基(ヒドロキシ基)が1つ付いた有機化合物で、これが複数つながったのがポリフェノールです(詳しくは「健康効果というと、なぜ赤ワインばかりが取り上げられるのか」を参照)

 コーヒーのクロロゲン酸をはじめ、大豆のイソフラボン、お茶のカテキン、タマネギのケルセチン、赤ワイン、ブルーベリーに含まれるアントシアニンなどもポリフェノールの仲間です。植物由来の抗酸化物質には、ポリフェノール以外にも、ビタミンCやE、色素成分のカロテノイドなどがあります。

 ポリフェノールは、活性酸素による酸化からカラダを守ってくれます。これが抗酸化作用と呼ばれているもので、カラダにいい影響を及ぼすのです。

 そもそも私がポリフェノールに着目したのは、動脈硬化についての研究を始めたことがきっかけでした。

 1960年代に大学を卒業して医師になったばかりのとき、私は東京大学の第三内科に入局したのですが、そこで教授から「動脈硬化について研究しないか」と誘われたのです。当時は、動脈硬化を促進する要因となる「油」についての研究を主に行っていましたが、その後、国立健康・栄養研究所に移ってからは、「動脈硬化を促進するのは活性酸素によって血管内にできる酸化コレステロールである」という視点で研究を進めました。

 そこで赤ワインに豊富に含まれるポリフェノールの抗酸化作用に注目して研究を進め、赤ワインのポリフェノールが動脈硬化を予防する作用があることや、脂肪の吸収を抑制する効果があることなどを明らかにしたのです。その結果を、1994年に英国の医学雑誌「Lancet(ランセット)」において発表しました。その後は、ココアポリフェノール、お茶のカテキンなど、さまざまなポリフェノールの研究をしてきました。

コーヒーは日本人最大のポリフェノール源

コーヒーのポリフェノールには、どういった利点があると先生は考えているのですか。

板倉さん コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」は、日本人にとってとても重要な役割を果たしていると考えています。なぜなら、日本人のポリフェノールの摂取量の多くはコーヒーによるものだからです。

 ネスレリサーチセンターが日本人の男女8768人を対象に行った研究があります。1日に摂取する全ての飲み物のうち、どの飲料からどのくらいのポリフェノールを摂取しているかを調べたものです。第一位の飲み物はコーヒーで50%、緑茶からは35%、ということがわかりました。また、1日あたりのコーヒー摂取量が多いほど、ポリフェノール摂取量が多くなることもわかっています(J Agric Food Chem. 25;57(4):1253-9.2009)。

日本人の食品・飲料からのポリフェノール摂取比率
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首都圏在住の主婦109人、食事、飲料などを1週間記録してもらい、ポリフェノールをどこから摂取しているかを算出した(Fukushima Y et al.,J Nutr Sci,2014)
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 飲み物だけでなく野菜や大豆製品なども含めた食事全体からのポリフェノール摂取量の調査を見ても、ポリフェノール摂取量の47%がコーヒーからの摂取になっています。コーヒーは日本人にとって最大のポリフェノール源なのです。これはネスレが2010年に、首都圏在住の主婦109人に、食事、食材、飲料を一週間記録してもらったデータから算出したものです。主婦を対象にした調査ということでデータに多少偏りがあるのではないかと思われますが、それを差し引いても、コーヒーが最大級のポリフェノール源であることは間違いないでしょう。

クロロゲン酸は強い抗酸化力で動脈硬化を予防

コーヒーと緑茶に含まれるポリフェノール量
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コーヒーには、緑茶の倍近くのポリフェノールが含まれている(Fukushima Y et al.,J Agric Food Chem,2009)
[画像のクリックで拡大表示]

日本人がコーヒーから最もポリフェノールをとっているとは、驚きですね。緑茶や野菜などのほうが多いのかと思っていました。

板倉さん そうですね。コーヒーは、緑茶のおよそ2倍のポリフェノールを含んでいることも、ポリフェノール源として寄与率が高い要因ではないでしょうか。

 コーヒーのポリフェノール「クロロゲン酸」は、その強い抗酸化作用によって体内の炎症を抑え、血管壁にプラークを作りにくくし、血管壁の内皮細胞に作用して血管をしなやかに保ちます。動物実験によって、クロロゲン酸を投与すると動脈硬化を抑え、LDLコレステロールが低下する、肥満を改善するといった研究が集積されてきました。その他、コーヒーによる肝機能への効果は、クロロゲン酸によるものと言われています(詳しくは第3回を参照)。

板倉さん 最近は、「コーヒーがカラダにいい」というのはもはや周知の事実になっていて、現在は飲む量と病気の関係についてさかんに研究が進められています。多くの研究を見渡すと、どうやら1~2杯では足りないようで、3~4杯ぐらいが適当ではないかという意見が多いようです。

 私が医師になった1960年代は、医学会でも「ポリフェノールは人間の必須栄養素ではないから、あまり役に立つ成分ではない」というふうに考えられていました。しかし、それ以降、世界中で疫学調査が行われ、「コーヒーをある程度飲むと心筋梗塞を予防できる」「死亡率も低くなる」という事実が続々と発表されたため、その意識も大きく変わりました。

 欧米では心臓病が死因のトップであるため、動脈硬化を予防することは非常に重要な課題となっています。また、糖尿病や肥満については、日本を含む先進国だけでなく、アジアやアフリカなどの途上国でも深刻な事態となっています。特に中国とインドでは糖尿病が今後爆発的に増加すると予測されています。そんな中、コーヒーを飲む習慣は糖尿病予防にもつながるとして、世界的にも注目されています。この血糖値を下げる効果も、クロロゲン酸によるものと考えられています(詳しくは第4回を参照)。

コーヒーには脂肪燃焼効果がある

クロロゲン酸にはさまざまな効果があるのですね。コーヒーには脂肪燃焼効果があるという話を聞きますが、これもクロロゲン酸によるものですか?

板倉さん ご指摘のように、コーヒーには脂肪燃焼効果があります。飲むと、脂肪の燃焼が促進されるわけです。そうした効果をうたった商品も登場しています。

 コーヒーの脂肪燃焼作用を詳しく見ると、クロロゲン酸の働きとカフェインの働きという2つの側面があります。両方とも脂肪を燃焼させる効果がある成分ですが、それぞれ働き方が異なります。

クロロゲン酸とカフェインがダブルで効く

板倉さん クロロゲン酸を摂取すると、肝臓での脂質の代謝が活発になり、結果として脂質の燃焼によるエネルギー消費が増加します。つまり、脂肪が燃えやすいカラダを作る。これはトクホでもおなじみのお茶のカテキンと共通する働きです。

 一方、カフェインは、体内に入ると交感神経が優位になります。眠気が覚めるのはこのためですが、同時にカフェインは体内にあるリパーゼという酵素を活性化させます。このリパーゼにより、脂肪がエネルギーとして活用されやすい遊離脂肪酸に分解され、血液中に放出されます。そして、エネルギー源として消費されるのです。つまり、カフェインによって、脂肪がエネルギーとして消費されやすくなり、脂質の代謝が高まるのです。

 コーヒーには、このような脂肪をエネルギーに変えていくための2つの成分が同時に、しかも豊富に含まれています。ここが大きなポイントです。

運動とセットで摂取するのが効果的

個人的な疑問になってしまうのですが、よろしいでしょうか。私は毎日3~4杯はコーヒーを飲んでいます。ですが、ちっとも体重が落ちないのですが…。

板倉さん 脂肪燃焼効果があるといっても、それだけで痩せるわけではありません。体重を落としたい場合は、まずエネルギー摂取量とエネルギー消費量のバランスを考えないといけません。

 当たり前の話ですが、エネルギー消費量よりもエネルギー摂取量のほうが多いと、消費しきれなかった分のエネルギーが体脂肪として蓄積されます。反対に、消費エネルギーが摂取エネルギーを上回れば、体脂肪が燃焼しエネルギーとして利用されるので、体重を落とすことができます。食べ過ぎているのに、コーヒーを飲むだけでダイエットできるというわけではないんですよ。

 もちろん脂肪燃焼効果はあるわけですから、それをうまく引き出せばダイエットにつなげることはできますよ。効果を高めるポイントは「運動との組み合わせ」です。「運動とコーヒー摂取を組み合わせると、体重減少、内臓脂肪や皮下脂肪の減少効果が出る」という報告が複数出ています。つまり、運動による脂肪燃焼効果をコーヒーが底上げしてくれるわけです。

 話が少しそれますが、「運動前にカフェインを摂取すると運動能力がアップする」という研究成果もあります。だからこそ、以前はスポーツ競技でドーピングの対象となる薬物にカフェインが含まれていたのです。ただし、2004年以降禁止物質から除外されています。つまり、運動前にカフェインを含むコーヒーを飲むことは、脂肪の燃焼を促進すると同時に、運動能力がアップするのでおすすめです。

痩せ効果を得たいなら、運動の1時間前に飲む

運動と組み合わせて飲むならどのようなタイミングが良いでしょうか。

板倉さん クロロゲン酸は、やや溶けにくいものの、水溶性の性質を持っています。口から入ると1~2時間後に血中でピークになり、4 時間後ぐらいにはカラダの外に排泄されてしまいます。もともとポリフェノールは異物とみなされるので、カラダはすぐに排泄しようとするのです。体内への吸収率も高くはなく、数パーセントほどしか吸収されない、といわれています。カフェインも、クロロゲン酸と同様に1~2時間後で血中においてピークになります。

 ですから、運動する1時間前ぐらいにコーヒーを飲むのがおすすめです。ちょうど運動をして脂肪が燃焼しはじめる頃に、クロロゲン酸とカフェインも血中でピークとなり、その燃焼効果を高められると考えられます。

 また、運動時には活性酸素もたくさん体内で生じますから、クロロゲン酸の抗酸化作用によって活性酸素の害を抑えられるというメリットもあるでしょう。

 クロロゲン酸はタンパク質と結合しやすい性質を持っているため、コーヒーにミルクをたくさん入れると、牛乳のカゼインというタンパク質と結合して、その吸収が落ちる可能性があります。クロロゲン酸のパワーをフルに引き出したいなら、ブラックで飲むのがおすすめです。

コーヒーの有効成分は、素早く吸収され、排泄される。この性質を知っておくことで、うまく体内で効かせられそうですね。

板倉さん 人間は、ポリフェノールのことなど知らないずっと昔から、ティータイムの習慣を持っていました。イギリスやオランダでは紅茶、アメリカではコーヒー、日本では緑茶、というふうに、種類は違えど、こまめにポリフェノールを体内に入れることによって健康効果が得られることを知っていたのだと考えると、人間の知恵はすごいと思いますね。

 時代は変わり、現代は飽食で運動不足の時代です。メタボなどの“現代病”の予防効果を持つコーヒーの価値はより高まっているように感じます。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年08月01日 19:10

賛が否を大きく上回ってきている昨今の珈琲健康論議。。。Vol.3

■ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~
コーヒー習慣は血糖値も下げる! 驚きのコーヒー効果
第4回 メタボに悩むビジネスパーソンはコーヒーを!――国立健康・栄養研究所 古野純典さんに聞く(後編)

柳本操=ライター

みんなが毎日飲んでいる香り高いコーヒーは、体にいいことづくめだった! 以前は「カラダに悪い」と言われていたコーヒーが、最新の研究により「カラダにいい」ことが続々と明らかになっている。日経グッデイでは、最新の「コーヒーの健康効果」を専門家の方々に直撃して話を聞いた。今回は、前回に引き続き国立健康・栄養研究所所長の古野純典さんに、生活習慣病とコーヒーの関係について話を伺っていく。コーヒーは、肝機能や痛風に効果があるだけでなく、糖尿病にも効果があるという。

前回のお話を聞くと、コーヒーには、肝機能に効果があり、さらに痛風の原因となる尿酸値も下げる、といいことばかりですね。しかし、昔はカラダに悪いという印象が強かったですよね。

古野さん そうですね。ご指摘のように、1980年代前半ぐらいまでは、今とは逆で、カラダに悪いと思われていました。だから、コーヒーの研究が盛んに行われたわけです。当時北欧では「コーヒーは心筋梗塞を引き起こしやすい」という研究も発表されていました。

 北欧には、挽いたコーヒー豆をボイルして(沸かして)、固形成分を沈殿させた上澄みを飲む「ボイルドコーヒー」を飲む習慣がありました。このような飲み方では、コーヒー豆に含まれる特殊な脂質成分を体内に取り込むことになります。実はこのコーヒーの脂質成分は、コレステロール値を高め、脂質異常をもたらす一因となるのです。だから、こういったネガティブな研究結果が出たわけです。

 ただ、安心してください。この脂質成分はフィルターを通すと除去されます。日本や米国ではコーヒーはフィルターを通して飲む方法が一般的なので、心配する必要はありません(編集部:コーヒーの飲み方と健康効果については、特集の後半で紹介する予定です)。

 当時はこのような理由から「コーヒーは体に良くない」という論調が優勢でした。しかし、前回もお話ししたように、私どもが実際に研究を始めてみると、飲酒による肝機能障害の保護効果がわかり、さらに痛風の原因となる尿酸値も下げることもわかってきた。実は、「コーヒーを飲んでも悪いことは何もないのではないか」と思ったわけです。「コーヒーの効果をもっと探りたい」と私の中での興味が高まっていったのです。

糖尿病患者、予備軍は2000万人!

古野さん そんななか、2002年にオランダのヴァン・ダム教授らが「コーヒーを1日7杯飲む人は、1日2杯以下の人に比べて2型糖尿病発症リスクが50%下がる」という発表を「ランセット(Lancet)」という科学雑誌に発表しました。約1万7000人のオランダ人男女を平均で7年間追跡した結果をまとめたものです。この研究結果は世界中に大きな影響を及ぼしました。

 それ以降、フィンランド、スウェーデン、米国でも続々と糖尿病に対して効果があるという報告が発表されました。それらによって「コーヒーが2型糖尿病の発症を予防する」ことはほぼ確実ではないか、と考えられるようになったわけです。

すみません。2型糖尿病というのは…。

古野さん 糖尿病には、遺伝的素因が強い1型糖尿病と、生活習慣病としての2型糖尿病があります。成人で発病する糖尿病のほとんどは2型糖尿病です。

 厚生労働省の2012年「国民健康・栄養調査」結果の推計によると、糖尿病が強く疑われる人が約950万人にも達しています。病気の可能性を否定できない「糖尿病予備群」も1100万人と非常に多い。

 ヨーロッパなどの研究は、患者の自己申告や薬を投与しているかどうかなどのデータを基に行われていました。しかし、糖尿病かどうかを正しく判定するには、「75g経口ブドウ糖負荷試験」を行う必要があります。

 「75g経口ブドウ糖負荷試験」というのは、空腹時血糖値を測定した後に、ブドウ糖を投与して、血糖値がどう変化するかを測定する検査です。ブドウ糖を投与した2時間後の血糖値をみると、その人の糖の処理能力、つまり血糖値を下げるインスリンがしっかり機能しているかという「耐糖能」を見ることができます。2時間後の血糖値が200mg/dLを超えていたら完全に糖尿病です。140mg/dL未満なら正常、140以上200未満は「耐糖能障害」と診断されます(なお、空腹時血糖値が126mg/dL以上なら、2時間後血糖値の値によらず糖尿病と判断される)。

 75g経口ブドウ糖負荷試験の結果を基に、コーヒーと糖尿病の関係を調査した研究はそれまではありませんでした。私どもは、前回お話しした男性自衛官の研究で検討しました。その結果、コーヒーを飲まない人に比べて、コーヒーを1日に1~2杯飲む人は4割も耐糖能障害が少ないことがわかったのです。この結果は2004年に発表しました。

コーヒー1日5杯で血糖値が下がった

古野さん 2008年からは九州大学で「介入研究」に着手しました。介入研究というのは、病気と因果関係があると考えられる要因に積極的に介入して、その有効性を検証しようというものです。つまり、コーヒーを飲まないようにしたグループと飲んでもらうグループで、糖尿病に関わる数値がどう変化するかを実際に確かめたわけです。

 研究に参加してくれた対象者は、新聞などに広告を出して募集しました。その中から、40~64歳の男性で、BMIが25~30の太り気味の人、コーヒーを毎日飲む習慣がない人などの条件をクリアした人を選び、49名が試験に参加しました。最終的に、43人を対象にして結果を分析しました。

試験は、具体的にどのように進められたのですか。

古野さん 被験者には、インスタントコーヒーを1日5杯ずつ、16週間にわたって飲んでもらいました。海外の同様の研究では、2週間、4週間といった短期間の研究ばかりだったので、思い切って16週継続したのです。参加者は無作為に3グループに分けました。ちなみにコーヒーには砂糖やミルクは一切入れないというルールです。

* 1. 普通のコーヒー(カフェインを含む)を毎日5杯飲むグループ
* 2. デカフェコーヒー(カフェイン抜き)を毎日5杯飲むグループ
* 3. 非コーヒー(ミネラルウォーター)グループ

 試験開始前の2週間は、全員にカフェイン摂取を禁止してもらい、飲用期間の前後3回にわたって「75g経口ブドウ糖負荷試験」を行いました。実施された負荷試験によって、飲用スタート前と16週後の変化率を示したのが次ページのグラフです。

デカフェでも効果あり!

古野さん 普通のコーヒーを飲んだグループは、2時間後の血糖値が実験前、つまり16週前よりも平均で10%弱低下し、非コーヒーのグループはプラスとなりました。つまり、コーヒーを飲まなかったグループは、時間経過によって血糖値が上がり、コーヒーを飲んだグループは血糖値の上昇が抑えられたわけです。デカフェコーヒーを飲んだグループは、血糖値に変化はなかったものの、肥満度の変化を補正したデータを見ると、通常のコーヒーとほぼ同等の結果になりました(グラフ内のデータは補正済みのもの)。

調査開始時と16週後の血糖値の変化(九州大学調査、2008-2009年)
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普通のコーヒーを飲んだグループは、「75g経口ブドウ糖負荷試験」の2時間後の血糖値が 16週前よりも平均で10%弱低下した。デカフェコーヒーを飲んだグループは、血糖値には変化はなかったが、肥満度の変化を考慮して調整したところ、通常のコーヒーとほぼ同等の結果となった(グラフは肥満度の変化を調整した数値、Journal of Nutrition and Metabolism 2012)
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なるほど、何もしないでいるとじわじわと上がっていく血糖値を、コーヒーが抑えたのですね。血糖値上昇を抑える効果も、コーヒーのクロロゲン酸によるものなのですか?

古野さん そうですね。血糖値上昇を抑える効果も、おそらくクロロゲン酸の作用が効いているのではないかと考えています。インスリンを分泌する「膵β細胞」にクロロゲン酸が保護的に働く、クロロゲン酸が腸管での糖の吸収を抑制する、血糖値を上昇させる酵素の働きを抑えるなどの報告があります。

 私は主に、コーヒーの肝機能、痛風、糖尿病への効果を研究してきましたが、他にも肝臓がんの予防に効果があるなどコーヒーの効用は多く報告されています。人間が長く飲み続けてきた日常的な飲み物が、このようにいろいろな側面で健康に役立つというのは素晴らしいことだと思います。

           ◇      ◇      ◇
     
 次回は、男女を問わず誰もが気になるコーヒーのダイエット効果に迫る。ポリフェノールや体内の脂質の代謝に詳しい、品川イーストワンメディカルクリニックの理事長で、日本ポリフェノール学会の理事長も務める板倉弘重医師に詳しく話を聞いた。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年08月01日 18:53

賛が否を大きく上回ってきている昨今の珈琲健康論議。。。Vol.2

■ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~
「コーヒーはがんに効果あり」は本当か?

第2回 “肝臓がんを抑制する”は「ほぼ確実」――国立がん研究センター 笹月静さんに聞く

柳本操=ライター

みんなが毎日飲んでいる香り高いコーヒーは、体にいいことづくめだった! 以前は「カラダに悪い」と言われていたコーヒーが、最新の研究により「カラダにいい」ことが続々と明らかになっている。日経グッデイでは、最新の「コーヒーの健康効果」を専門家の方々に直撃して話を聞いた。第2回となる今回は、わが国の大規模疫学調査によって明らかになってきた「コーヒーとがん」について。日本のがん研究の総本山ともいえる国立がん研究センターに最新事情を伺った。

 「健康な状態で長生きしたい」と思いつつも、誰もが「いつかかかるのでは」と心配になるのが「がん」という病気。今や、日本人の2人に1人がかかるといわれる国民病だ。

 若いうちは「自分には無縁」と思っていても、40代、50代になり、身近な人や有名人ががんにかかったという話を耳にすれば、「発症を防ぎたい」「予防できる方法があるなら知りたい」と思うようになる。コーヒーががんに効くなら、コーヒーを飲む機会を増やそうと思う人も少なくないはずだ。

 前回の記事でも触れたように、以前、コーヒーは「発がん性がある」と思われていた時期がある。しかし最近では、コーヒーは「がんに効果がある」という報道を耳にするようになった。最新の研究ではどう判断されているのか。効果があるとしたら、どの部位のがんなのか――。

 先に結論をいうと、肝臓がんと子宮体がんの予防に効果が期待できる。国立がん研究センターによる調査・研究によると、肝臓がんを抑える効果は「ほぼ確実」、子宮体がんを抑える効果は「可能性あり」と判定されている。肝臓がんのような特定のがんについては、コーヒーを日々飲むことで発生リスクを抑えられる可能性があるわけだ。

 今回は、「日本人にとってどのような生活習慣ががん予防につながるのか」をテーマに研究を行っている国立がん研究センター 予防研究部部長の笹月静さんに詳しく話を聞いた。

         ◇       ◇       ◇

日本人の生活習慣とがんの関係を20年以上にわたって調査

そもそもの話になりますが、国立がん研究センターでは、食事などの日々の生活習慣とがんとの関係について、どのように調査、研究しているのでしょうか。
笹月さん 国立がん研究センターでは、がんなどの病気と生活習慣との関連を長期間にわたって研究してきました。ここで用いられているのが「コホート研究」という手法です。国立がん研究センターでは、1990年から国内で開始、現在も追跡調査が続けられ、研究結果が日々蓄積されています。

 「コホート」とは、年齢や居住地など一定の条件を満たす特定の集団のことです。現在、岩手県、長野県、東京都、沖縄県、大阪府、高知県など全国の一般住民14万人を対象に研究が行われています。余談ですが、「コホート(cohort)」の語源は古代ローマの歩兵隊で、300~600人ほどの兵隊の群を意味します。

 最初に対象者に主に対面でアンケート用紙を配布し、健診に参加する方の場合は血液試料や健診データについても提供していただきます。さらに5年後、10年後、というふうにアンケート調査を行っていきます。その中で、がんにかかる方、糖尿病にかかる方などが出てくるので、それらの病気と生活の関連をみていく研究です。扱う内容は、食事内容はもちろん、喫煙や飲酒、体格、運動、さらに睡眠やストレスといった社会心理学的要因など、多岐にわたります。

 お酒が好きな人、喫煙者、熱心に運動をする人などが混在する一般住民の大集団を対象に、まっさらの状態からスタートし、10年、20年と追跡していくわけです。

時間も手間もかかりそうな調査ですね。

笹月さん だからこそ研究結果の信頼性が高まると考えています。

 私達の研究グループは、国内で行われている研究を基に、日本人のがんと生活習慣との因果関係の評価を行っています。同様の研究は国際的な研究機関でも行われていますが、欧米人と日本人は体格も違うし、食べているものも違うために、海外の研究が主体の評価基準をそのまま日本人に当てはめて考えるのは難しい面があります。日本人を対象とした研究に限定して、がんとの因果関係を評価し、がんを予防する手立てをお伝えすることが重要と考えています。

 国立がん研究センターのコホート研究は、10年、20年という追跡期間を経て、2000年代から続々と結果がまとまってきました。その研究を含めて、科学専門誌などに掲載されたがんの研究結果から、評価の対象になる方法(コホート研究と症例対照研究)で実施された論文をピックアップして、それぞれについて科学的根拠や信頼性なども併せて評価しています。

 その評価の結果を、全体および個々の部位について、国立がん研究センターのホームページで公開しています。

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国立がん研究センターの「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究のエビデンス評価」の一部。コーヒーの評価は図下側の飲料の欄にある(国立がん研究センターのホームページより一部抜粋)
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コーヒーの「肝臓がんのリスクを下げる」効果は「ほぼ確実」

具体的に、コーヒーとがんの罹患については、どんなことがわかってきたのですか。

笹月さん 現在は、肝臓がん、子宮体がん、大腸がん、子宮頸がん、卵巣がんの評価を掲載しています。それぞれ以下のような評価になっています。

* 「肝臓がん」のリスクを下げる効果=ほぼ確実
* 「子宮体がん」のリスクを下げる効果=可能性あり
* 「大腸がん」「子宮頸がん」「卵巣がん」のリスクを下げる効果=データ不十分

 「ほぼ確実」「可能性あり」といった言葉は「科学的根拠としての信頼性の強さ」を示す指標のことです。最も信頼性が高い評価から順に「確実」→ 「ほぼ確実」→「可能性あり」→「データ不十分」となっています。例えば、「喫煙」と「肺がん」との因果関係の評価は、最も信頼性が高い「確実」。つまり、たばこは肺がんのリスクを高めるのは確実というわけです。昨年話題になった「保存肉/赤肉」は、大腸がんのリスクを高くする「可能性あり」になっています。

コーヒーについては、肝臓がんに対する予防効果が「ほぼ確実」になっています。つまり、コーヒーをよく飲む人は肝臓がんにかかりにくいわけですね。

笹月さん 肝臓がんのがん予防効果は、2000年代から「効果あり」というエビデンスが集まり始めました。これ以降、複数のコホート研究によって一致して「コーヒーはがんに予防的に働く」となったために、上から2番目の「ほぼ確実」の評価となっています。

 国立がん研究センターのコホート研究では、40~69歳の男女約9万人について、調査開始時のコーヒー摂取頻度により6つのグループに分けて、その後の肝臓がんの発生率を比較しました。調査開始から約10年間の追跡期間中に、肝臓がんにかかったのはそのうち334名(男性250名、女性84名)です。

 その結果は、「コーヒーをほとんど飲まない人と比べ、ほぼ毎日飲む人は肝臓がんの発生リスクが約半分に減少する」というものでした。1日の摂取量が増えるほどリスクが低下しました。1日5杯以上飲む人では、肝臓がんの発生率は4分の1にまで低下していました。

 これらの結果からも、コーヒーをたくさん飲んでいる人が肝臓がんの発生リスクが低くなるのは、おそらく事実といっていいでしょう。特に「ほとんど毎日」「毎日1~2杯」「毎日3~4杯」「毎日5杯以上」飲む人についてのデータは、統計学的に有意なデータが出ています。「ほとんど毎日」以上の方々は、はっきりリスクが下がっていると言えます。さらに、多く飲んでいる人ほどリスクは下がっているという傾向も出ています。

コーヒー摂取量と肝臓がんの発生率の関係
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コーヒーをほとんど飲まない人と比べ、ほぼ毎日飲む人では肝臓がんの発生リスクが約半分に減少した。1日の摂取量が増えるほどがん発生リスクが低下した。また、リスクの低下は男女に関係なく見られた(国立がん研究センターの多目的コホート調査による結果、2005年)
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 世界のがん研究をとりまとめる米国がん研究機構による最新の要約を見ても、肝臓がんリスクを下げる飲み物としてコーヒーが浮上しています。肝臓がんの最大のリスク要因である肝炎ウイルス感染の有無で分けても、同様に肝臓がん発生リスクが低くなることがわかっています。

大腸がんに関しては、以前はリスクを下げる「可能性あり」に分類されていましたが、最新の情報では「データ不十分」となっています。

笹月さん 一昨年まとめられたコホート調査によって、がんリスクを上げるという新たな結果が出てきたためです。多くの結果はがんリスクを下げるか、中立的なものなのですが、研究を統合して解析するメタ解析の結果、関連性は見えなくなり、研究班で討議を行い、判定を下げたほうがよいだろうという結論になりました。このように、常に新しい研究結果も追加しながら判定して、その都度情報を更新しています。

 子宮体がんについては、2008年の多目的コホート研究の結果から、1日1~2杯、3杯以上飲むグループではそれぞれ、罹患リスクが低下しているという結果や、他の研究結果から「可能性あり」に分類しています。

 このように、大腸がんについては「データ不十分」となりましたが、がん予防に効果的な部位も示されています。コーヒーを適度に飲むことは予防的な手段の一つと判断できるでしょう。

「糖尿病予防」効果と「抗酸化作用」の両面から効いている?

数あるがんの中で、なぜ肝臓がん、子宮体がんに対して、効果が期待できるのですか。

笹月さん 私たちは、コーヒーががんに作用するメカニズムの研究を直接しているわけではありませんが、肝臓がんや子宮体がんは糖尿病を発症するとかかりやすくなるがんであることがわかっています。一方で、コーヒーが糖尿病を予防することも、すでに多数報告されています。コーヒーによって糖尿病リスクが下がればがんリスクも下がる、ということは十分に考えられます。

 また、コーヒーにはポリフェノールの一種である抗酸化物質のクロロゲン酸が豊富に含まれています。クロロゲン酸には、血糖値を改善するほか、体内の炎症を抑える作用があります。クロロゲン酸を継続摂取することもがんに予防的に働いているのではないかと考えています。あくまで推測ですが、コーヒーは「糖尿病予防」効果と「抗酸化作用」の両面からがんを抑制する働きをしていると考えられます。

コーヒーを飲むと、心臓病のリスクが軽減

話が変わりますが、国立がん研究センターは昨年5月に、「コーヒーを飲むと、心臓病のリスクが軽減する」という研究報告を発表されましたね。ニュースなどで大きく取り上げられました。

笹月さん 緑茶やコーヒーなどについての研究結果に対する関心は一般に高いのですが、予想以上に大きくマスコミに取り上げられたので驚きました。

 この調査も、国立がん研究センターのコホート研究に基づいて導き出されたものです。緑茶とコーヒーの摂取と、全死亡リスク、がん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患などの死亡リスクとの関連を解析しました。

コーヒー摂取と全死亡リスク
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コーヒーをほとんど飲まない人と比べ、コーヒーを飲んでいる人の死亡率は低下する傾向が確認された。コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、ほとんど飲まない人に比べ24%低い。飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的に有意に認められた(国立がん研究センターの多目的コホート調査による結果、2015年)
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 コーヒーについては、「1日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患の病気で死亡するリスクがそれぞれ4割程度減少する」といった結果が出ています。全死亡リスクについては、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、24%低いという結果になりました。ただ、今回の取材のテーマであるがん死亡の危険度については、この調査では有意な関連性は見られませんでした。

         ◇       ◇       ◇

 国立がん研究センターでは、数年前に新たなコホート調査を立ち上げた。1990年代当時に比べ国民のコーヒー摂取量は増えていることもあり、今後、新たな知見が報告される可能性は十分にあるだろう。

 来週のコーヒー特集では、コーヒーの糖尿病などの生活習慣病への効果について、国立健康・栄養研究所の古野純典所長に話を聞く。コーヒーは糖尿病だけでなく、痛風や肝機能にも効果があるという、ミドル必見の効果が明らかになる。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年08月01日 17:59

賛が否を大きく上回ってきている昨今の珈琲健康論議。。。

■ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~
「からだに悪いコーヒー」が「飲むべきくすり」に!

第1回 “コーヒー悪者説”が覆された歴史――東京薬科大学名誉教授 岡 希太郎さんに聞く

柳本操=ライター

みんなが毎日飲んでいる香り高いコーヒーは、体にいいことづくめだった! 以前は「カラダに悪い」と言われていたコーヒーが、最新の研究により「カラダにいい」ことが明らかになっている。日経グッデイでは、最新の「コーヒーの健康効果」を専門家の方々に直撃して話を聞いた。第1回目となる今回は、12年間にわたりコーヒーの薬理効果を研究してきた“コーヒーの伝道師”岡 希太郎さんにコーヒー悪玉説が覆った経緯などを伺った。

 最新の研究により、「コーヒーは健康にいい」ことが次々と明らかになっている。「コーヒーを飲む習慣があるとがんにかかりにくい」「肝臓にいい」「脂肪燃焼効果がある」など、“コーヒーの健康効果”が相次いで発表されている。

 とはいえ、「子どもは飲んじゃダメ」「妊婦には危険」などとよく言われるように、タバコや飲酒などと同様、健康を損ねるというイメージがいまだにある。コーヒーはカラダにいいのか悪いのか――半信半疑の方も多いと思う。

 日経グッデイのコーヒー特集では、「コーヒーの健康効果」の最新事情を専門家の方々に聞いた。初回にご登場いただくのは、東京薬科大学名誉教授でコーヒー研究家の岡 希太郎さん。「毎日コーヒーを飲みなさい。」(集英社)、マンガ「珈琲一杯の元気」(医薬経済社)などコーヒーと健康に関する著書を多数手掛けている “コーヒーの伝道師”だ。

         ◇       ◇       ◇

「コーヒーが健康にいいのは間違いない」

ここ数年、「コーヒーは健康にいい」というニュースを目にする機会が増えました。「がんにかかりにくい」「肝臓にいい」「糖尿病にもいい」「脂肪を燃やす」など効果もさまざまですね。

岡さん 「コーヒーはカラダにいい」という研究成果が毎年のように出てきています。多方面にわたって健康効果が確認され続々と報告されるので、コーヒーの研究をしている私自身が、その多さに参ってしまうくらいです。コーヒーが健康にいいのは間違いないでしょう。私自身は「コーヒーはくすり」だとよく言っています。

 最近、一番話題になったのが、昨年5月の東京大学と国立がん研究センターによる発表です。「緑茶やコーヒーを飲む習慣のある人は、心臓病や脳卒中などによる死亡リスクが低下する」という疫学調査です。「コーヒーを1日3~4杯飲むと、心臓病死の危険性が4割減る」と新聞・テレビなどで大きく取り上げられました。私はコーヒーの健康効果について取材を受けることが多いのですが、このときは各メディアから取材依頼が殺到して大変でした。この発表で、「コーヒーはカラダにいい」という認識がより一層定着してきたように感じます。

岡さん コーヒーとお茶は、ともに世界中の人々に飲まれている存在ですが、どちらにも共通するのが、カフェインとポリフェノールという炎症予防作用と抗酸化作用がある物質を両方含んでいることです。カフェインやポリフェノールは、脂肪を燃やす働きがあるなど、さまざまな薬理効果を持っているのですが、両方あると相乗効果が出るのです。「カフェインとポリフェノールの相乗効果」と呼ばれるものです。

 コーヒー1杯に含まれるカフェインとポリフェノールは、浅煎りのレギュラーの場合でそれぞれ100mg、200mg程度です。緑茶(煎茶)の場合はそれぞれ半分の50mg、100mg 程度となっています。コーヒーほどではありませんが、お茶も両成分を多く含みますから、健康効果を期待できます。ただ、疫学研究ではコーヒーの研究が圧倒的に多いため、コーヒーの健康効果の方がマスコミなどで多く取り上げられるのです。日本で緑茶の疫学研究が少ないのは残念ですね。

いま注目は「血液サラサラ」効果!

さまざまあるコーヒーの健康効果の中で、今、岡先生が一番注目しているものは何ですか?

岡さん コーヒーの健康効果は、がん予防や2型糖尿病の改善、脂肪燃焼の予防などいろいろあります。それらの中で、私が今、最も注目しているのが「血液サラサラ効果」です。

主なコーヒーの健康効果

がん予防(肝がん、子宮体がん)
2型糖尿病の予防
気分しゃっきり、覚醒効果
血液サラサラ効果
脂肪燃焼の促進
運動時のパフォーマンスを上げる

コーヒー特集ではこれらの効果のうち代表的なものを順次取り上げていきます。次回は、誰もが気になる「がん」との関係を取り上げます。

血液サラサラですか? コーヒーには、タマネギや納豆のような効果があるのでしょうか。

岡さん コーヒーにも、血液サラサラ成分が入っています。コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれています。クロロゲン酸は、コーヒーの健康成分として一番知られている存在です。クロロゲン酸は、体に入ると肝臓で代謝されて半分以上がフェルラ酸という成分に変わります。これが血管内で血小板が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにするのです。

 脂っこい食事を取ると血液はドロドロになり、血小板が活性化して血が固まりやすくなります。これによって血栓ができて血管を塞ぐと、脳梗塞や心筋梗塞などの突然死につながる病気となるわけです。ところが、食事といっしょにコーヒーを飲んでおけば、フェルラ酸が血液をサラサラにしてくれます。

 コーヒーの香り成分も血管の若返りに貢献します。コーヒーのなんともいえない馥郁(ふくいく)たる香りは、鼻腔から脳に到達し、リラックス回路を活性化します。このコーヒーの香り成分は空気中に漂う分の何百倍もの量がコーヒーの液体中に溶け込んでいます。コーヒーの香りの中心的存在であるピラジン酸は、血小板が固まるのを強く抑制することがわかっています。

 「人は血管とともに老いる」といわれます。「しなやかで丈夫」な血管をキープしたいなら、毎日コーヒーを飲んでおくといいわけです。
昔は発がん性があると考えられていた

「コーヒーが健康にいい」という認識が定着したのは比較的最近のことのように思います。個人的な印象ですが、20~30年くらい前は、カラダに悪いという印象が強かったように思います。いつごろから変わったのでしょう。

岡さん 「コーヒーが健康にいい」と言われるようになったのは、ここ10年ぐらいのことです。それまでは、医師の間でも「健康のためにコーヒーは控えたほうがいい」という意見が多くありました。

 コーヒーは、昔は「がんを促進する食品」と思われていたんです。コーヒーは見た目も黒いですし、カラダにいいイメージは持ちにくかったのでしょう。

岡さん 日本の病理学者、山極勝三郎博士は、1915年に世界で初めて人工的にがんを作り出すことに成功したのですが、彼は、煙突掃除夫に皮膚がんの罹患者が多いことに着目して、すすの成分であるコールタールをウサギの耳にひたすら塗り続ける実験を行いました。ほかの研究者が半年、1 年であきらめる中、彼は3年間コールタールを塗り続け、世界で初めて人工的にがんを発生させることに成功しました。コールタールが発がん性物質だということを明らかにしたわけです。

 コーヒーは真っ黒だし、焙煎して焦がすから、何となくコールタールに似ていますよね。コーヒーは発がん物質に違いない、という考えが世の中に広まって行ったのです。

調べ始めたら、実は「カラダによかった!」

岡さん コーヒーは欧米を中心に多くの人に飲まれていましたから、当然、コーヒーのカラダに対する影響を調べる研究も盛んに行われました。そして実際に研究を進めたところ、出た結果は逆だったのです。つまり、コーヒーはがんだけでなく、生活習慣病を防ぐし、パーキンソン病などの神経疾患も予防するようだ、といったポジティブな研究成果がどんどん発表され始めたのです。

 私が研究テーマをコーヒーに絞ることに決めたのは2004年のことです。当時、コーヒーが健康にいいという研究が世の中に出始めていて、そこに関心を持ったわけです。

 2002年には、オランダのヴァン・ダム教授らが「コーヒーを1日7杯飲む人は、1日2杯以下の人に比べて2型糖尿病の発症リスクが50%下がる」という報告を出しました。同教授の追跡調査によって、「コーヒーを1日6杯まで飲んだ人でも、がんや心血管疾患などあらゆる原因による死亡リスクには関係しない」という結果が出ています。

 2005年には、日本の国立がん研究センターから「コーヒーをよく飲んでいる人は肝臓がんの発症率が低い。1日5杯以上飲む人は肝臓がん発生率が4分の1になる」という発表も出ました(次回で詳しく紹介します)。

 「コーヒー悪者説」は、このように続々と明らかになる研究成果によりひっくり返されることになるのです。今では、医者の間でもコーヒーの健康効果は広く認知されるようになりました。例えば、肝臓関係の医師なら、コーヒーは肝臓にいい効果を及ぼすから、1日1~2杯程度を飲むことを勧めるという人が増えました。

津軽藩士の命を救ったコーヒー

コーヒーはカラダに悪いという前提で研究が始まったのに、出てきた結果は逆だったのですね。科学の進歩で従来の常識が逆転することはありますが、コーヒーはその典型ですね。

岡さん もっと以前は、コーヒーは「くすり」として扱われてきたのですよ。コーヒーが9世紀から10世紀ごろ アフリカ・エチオピアからアラビア半島にわたってきたとき、イスラム教の僧院ではコーヒーを秘薬として珍重したのです。コーヒーを飲めば徹夜の修業にも耐えられるためです。

 日本にコーヒーが入ってきたのは江戸時代のことですが、コーヒーはビタミン不足による壊血病に効くという記録が日本にも残っています。

 江戸時代末期の文化2年(1805年)。帝政ロシアは植民地を開発しようと、当時鎖国していた日本の蝦夷地(北海道)周辺にまでロシア船を出没させていて、これに対抗するため、江戸幕府は本州最北端の津軽藩士に宗谷岬の北方警備を命じました。ところが、苛酷な自然環境により一冬で100人中72人の越冬死者が出ました。ビタミン不足による壊血病が原因です。

 それから50年後の安政2年(1855年)には幕府は蘭学者の指導のもと、コーヒー豆を藩士に配給しました。その結果、一人の死者も出なかったのです。当時の記述には『和蘭コーヒー豆、寒気をふせぎ湿邪を払う。黒くなるまでよく煎り、細かくたらりとなるまでつき砕き二さじ程を麻の袋に入れ、熱い湯で番茶のような色にふり出し、土瓶に入れて置き冷めたようならよく温め、砂糖を入れて用いるべし』と記されています。

         ◇       ◇       ◇

 次回 からは、コーヒーと病気予防の関係について、さらに掘り下げていく。明日、1月27日には、コーヒーとがんの最新事情について、国立がん研究センター 社会と健康研究センター予防研究部部長 笹月静博士に話を聞く。コーヒーは特定のがんに対する予防効果があることが、国立がん研究センターの長年にわたる研究から明らかになっている。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年08月01日 17:41

歯の健康Vol.4/結局のところは日常の自らのケアと信頼できる歯科医探し。。。

■本当に「いい歯医者」を見分ける5つの条件
「自宅の近所だから」と選んでいませんか?

日本全国に約6万9000カ所。何の数字かといえば、これは歯医者(歯科医院)の数だ。何とコンビニエンスストアの1.3倍にも上るだけに、街のあちこちで見かける。虫歯や歯周病の治療、歯の矯正、親知らずの抜歯など、口腔内にかかわる何らかの悩みを解決してくれる存在である。

歯医者をどんな基準で決めていますか?

ここで、読者の皆さんに伺いたい。あなたはどんな基準で「かかりつけの歯医者」を決めていますか?

「自宅や仕事場に近いから?」「知人が紹介してくれたから?」

人それぞれに事情はあるだろうが、いい歯医者の見つけ方がわからず、「何回通っても治療が終わらない」などという不満を抱えていても、ズルズル同じところに通っている……そんな人も多いのではないだろうか。

いい歯医者と、そうではない歯医者。見分ける方法はあるのだろうか。TBSテレビ「この差って何ですか」(6月14日<日>放送)取材班は、この差を徹底調査。全国174人の現役歯科医に、「いい歯医者だと思う条件」を聞いた。現職のプロが考える本当にいい歯医者。そのベスト5を紹介しよう。

【第5位】すぐに虫歯を削ろうとしない(38人/174人が回答)

聞いたことがある人も多いかもしれないが、虫歯だからといってすぐに歯を削るのはどうやらあまりよくないらしい。基本的に歯は削れば削るほどもろくなり、削ったところからまた細菌に感染して虫歯になりやすい状態になってしまうようだ。

どうしても削るなら、マイクロスコープを使う

そのため、どうしても削らなければならない場合は、マイクロスコープなどの拡大鏡をのぞきながら、なるべく虫歯のところだけを削るように努力するのが、いい歯医者。

さらに今は、ドックスベストなどという薬を使って虫歯の進行をおさえるなど、従来であれば削る虫歯でも、削らなくても大丈夫なケースも出てきている。ただし、この治療は保険がきかないようなので、主治医との十分な相談が必要になる。

【第4位】治療前に歯科衛生士が口の中を掃除する(52人/174人が回答)

歯科衛生士とは、虫歯の予防などを指導する専門職であり、医師による診察・治療の前に患者の口の中をきれいに掃除をしてくれる専門スタッフ。口の中は細菌だらけのため、十分なクリーニングをせずに治療を行った場合、汚れごと歯の型をとったり、汚れを巻き込んだ状態で詰め物をしたりして、治療の結果がよくならない。

今回取材したクリニックの中には、3名の医師に対して9名の歯科衛生士がいるところも。歯科衛生士による口内クリーニングは医師による治療と同じぐらい、とても重要なのだ。

【第3位】治療のたびに歯の写真を撮影する(66人/174人が回答)

歯の写真といわれて「レントゲンのこと?」と思う人も多いかもしれないが……「写真」である。専用のマウスピースをはめて口の中をカメラで撮影するのだ。
レントゲンを撮るのではなく・・・

これには一体どういう意味があるのか。実際、写真撮影を行っているクリニックに聞くと、歯の写真を撮影することで、患者自身に自分の口の中をしっかりと確認してもらい、治療の方針説明などに使うという。

中には患者が帰ったあと、撮影した写真を見ながら症例を振り返り、スタッフ一同で検討会をするというケースも。「ボクの中で写真撮影のない臨床は考えられない!」と断言する歯医者さんもいた。

丁寧な診察を心がける歯医者は良い

【第2位】自分が不得意な治療は断る(81人/174人が回答)

いちばん意外だったのがこれ。なんと、本当にいい歯医者は自分が不得意(専門性が低い)と思う治療が必要な患者にはきちんとその旨を伝え、診察・治療は行わず、患者が希望すれば、適任の医者を紹介するというのだ。

私たち患者側からすれば、ちょっと意外だが、「歯医者」といっても虫歯や歯周病治療を主とする一般的なクリニックから、審美歯科専門のクリニック、抜歯・インプラントなどを得意とするクリニック、さらには手術を必要とするようないわゆる口腔外科治療が中心のクリニックまでさまざま。

いまどきは病院のホームページなどをチェックすると、そのクリニックの先生の経歴などが記載されていて、どんなジャンルの治療をより得意としているかが分かるが、そうした情報をチェックしないまま来院した患者には、より適したクリニックを紹介する必要があるというのだ。

ちなみに、今回取材したインプラント専門の歯医者さんは、「もう何十年も虫歯治療はしていない。自分の家族に頼まれてもやらない!」と衝撃の告白。もちろん、インプラント治療をメインに掲げているクリニックの先生でも、虫歯が治療できないということはないのだが、自分が治療してもらうなら、やはりより専門性の高い先生に診てもらいたいものだ。

【第1位】初回の診療時間が長い(96人/174人が回答)

最も多くの歯科医師が「いい歯医者」を見分けるためのポイントとして挙げたのが、「初回の診療時間の長さ」だった。

歯の痛みが改善しない原因は2つあるといわれる。「診断を間違えている」または「治療を間違えているか」。そのため、治療の技術は勿論のこと、大事なのは正しい診断をすること。そのためには患者の話をよく聞きよく会話をする必要があるのだという。ケースによっては、初診時は説明だけで終わってしまうこともあるというから驚きである。

「あの歯医者は話ばかり長くて、さっさと削ってくれない!」などと思ったら大違い。その歯医者さんは素晴らしい歯医者さんかもしれません。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年08月01日 17:27

虫に刺され易く、また極端に腫れ易い私にとっては深刻な課題です。。。Vol.2

■“蚊に刺されやすい人”必見! 専門家がすすめる蚊刺され対処法
子どもはダメ? 蚊の虫よけ剤、選び方、塗り方のコツ
成分濃度の差は何か…などプロに聞いた!

足立雅也=日本防疫殺虫剤協会技術委員

 肌の露出が増える夏は、蚊も血を吸おうと活発になる季節。蚊に刺されないためには、人の体に直接使い、血を吸わせないようにする「虫よけ(忌避剤)」をうまく使うことが重要です。虫よけの選び方・使い方について、日本防疫殺虫剤協会技術委員を務める足立雅也さんにお話を伺いました。「虫よけはこまめに塗り直して、効果を持続させるようにしてください」と足立さんは話します。

この記事のポイント

* 蚊の防除には「医薬品」または「防除用医薬部外品」を使用する
* 有効成分「ディート」の濃度の濃度の違いは持続時間。蚊の忌避効果の程度に差はない
* 蚊は虫よけのかかっていないわずかな隙間を刺してくる。「塗りムラ」はなくす
* 子どもにディートを使用する際は回数に制限があることに注意
* 天然成分は栽培の時期や方法によって品質にバラつきが出ることがある

虫よけは医薬品または防除用医薬部外品を選ぼう

 蚊の防除対策の一番の目的は、感染症の発生と流行を防ぐことです。そのため、まずは蚊に刺されないための対策から始めましょう。一般的に「虫よけ」と呼ばれる市販の忌避剤にはさまざまなタイプがありますが、その効果や品質、安全性の面から、厚生労働省の製造販売承認を受けた「医薬品」または「防除用医薬部外品」を使用してほしいと思います。

医薬品と部外品の違いは「対象の虫」と「濃度」

 虫よけ(忌避剤)の医薬品と医薬部外品の違いは、簡単にいうと、適用害虫(*1)と有効成分の濃度によります。医薬部外品は「人体に対する作用が緩和」なものと定義されており、防除用医薬部外品の適用害虫は、蚊成虫、ブヨ(ブユ)、サシバエ、ノミ、イエダニなどが中心です。一方、医薬品は防除用医薬部外品の適用害虫に加えて、重大な感染症「ツツガムシ病」を媒介するツツガムシに対する忌避効果が適用されています。
*1 適用害虫とは、対象となる虫のことを指します。

 体に使用する虫よけの多くは、「ディート(ジエチルトルアミド)」という有効成分が含まれています。現状では、ディートの濃度が12%以上のものは「医薬品」、10%以下は「医薬部外品」と医薬品医療機器等法(旧薬事法)上の分類が異なります。

 「濃度の高いほうが、効果が高い」と思われるかもしれませんが、実は蚊の忌避効果に違いはありません。濃度の高いほうが、持続時間が長いということです。

 持続時間は、医薬品では6~8時間、医薬部外品でディートの濃度が8%以上だと3~4時間が目安になります。なので、一般的な医薬部外品の場合は、3時間程度を目安に付け直すといいでしょう。また、汗をかいたり、肌を拭いたりした場合は、その都度付け直します。

 ディートはもともと、米軍がマラリア予防のために開発したもので、海外では以前から濃度30%以上の虫よけも使用されています。日本では最近まで 12%が最高濃度とされていましたが、厚生労働省が2016年6月に30%まで高めることを通知。製造販売承認の審査を経て、2016年秋には30%濃度の製品が発売されました。

 ディート濃度12%と30%の違いも、効力の持続時間です。ディート濃度12%の製品は6時間程度、30%の製品は8時間程度となります。蚊が媒介する感染症(デング熱やジカウイルス感染症など)の流行地域を訪れる場合や、本格的なアウトドアを楽しむ場合などは、より持続時間の長いディート濃度 30%の製品を選ぶとよいでしょう。ただし、汗や水遊びの水で流れてしまうことがあるので、その場合は塗り直す必要があります。

 よく勘違いする人が多いのですが、「虫よけは蚊を寄せつけない」わけではありません。塗った皮膚からディートが揮発することで、寄ってきた蚊の感覚をマヒさせ、刺せないようにするものです。

蚊に狙われないよう、虫よけはまんべんなく塗る

 ディートが入った虫よけは、高圧ガスが充填してある「エアゾルタイプ」、霧状にミストが広がる「スプレータイプ」、「液体・ジェルタイプ」、「シートタイプ」など、商品の剤型(種類)は多岐にわたります。

 「エアゾルタイプ」や「スプレータイプ」は、吹き付けることができます。しかし、ムラができてしまうので、吹き付けた直後に手のひらで塗り広げることがポイントです。蚊は塗りムラを感知して、虫よけのかからなかったわずかな隙間を刺してきます。顔の付近に吹き付けると目に入ったり、吸い込んだりして刺激を受けることがあるので、顔や首筋、耳などには、一度手のひらに吹き付けてから塗り広げるといいでしょう。

 「液体・ジェルタイプ」と「シートタイプ」は、手にとって肌にムラなく塗り広げるように使用します。ただし、「エアゾルタイプ」「スプレータイプ」よりディートの濃度が低い傾向があり、1~2時間ごとに塗り直す必要があります。

 このほかに、シールタイプやバンドタイプといった身に付けるタイプのものもありますが、ユスリカやチョウバエを対象とし、蚊成虫が対象になっていないものが多く見受けられます。たいていは医薬部外品ではありません。身に付けるタイプを使用する場合は、適用害虫に蚊成虫が表記された医薬品、または、防除用医薬部外品を選ぶようにしましょう。

子どもにディートを使っても大丈夫?

 ディートを12歳未満の子どもに使用する場合は、以下のような使用回数の目安と、顔には使用しないことが決められています。これは、カナダ保健省農薬管理規制局の規制に準じたものです。デューク大学の研究で子どもに対する健康被害が報告されたことから、カナダではこのような規制が設けられていますが、厚生労働省による検討会の検証では、その事実は確認されていません。しかし、安全性と適正使用を考慮して、カナダの規制を参考にすることになりました。

子どもへの使用の目安

* 生後6カ月未満:使用しないこと
* 生後6カ月以上2歳未満:1日1回
* 2歳以上12歳未満:1日1~3回

新しい成分「イカリジン」、子どもに年齢制限なく使用できる

 ディートの使用に不安がある人には、「イカリジン」の虫よけがお勧めです。イカリジンは、日本では2015年に承認されましたが、1980年代にドイツで開発されたもので、世界50カ国以上で使用実績があります。30年以上にわたって、子どもに対する大きな健康被害の報告もないため、より安全に使用できるといえます。

 イカリジンの虫よけには、濃度5%と濃度15%の2種類の製品があり、いずれも防除用医薬部外品です。ディートと同様に、濃度の高いほうが効果の持続時間が長く、濃度5%は6時間程度、濃度15%は5~8時間程度です。

 虫よけは原則的には、肌に使用するものです。特にディートは、衣類の上から吹き付けると、繊維を傷めて変色変形が生じることがあるので注意が必要です。一方、イカリジンにはそのような影響はないため、生地の薄い衣類やストッキングの上から蚊が刺してくるような場合には、使用してもよいかもしれません。

天然成分=安全・安心というわけではない

 市販の虫よけには「ディート無添加」「化学物質不使用」とする、天然植物由来の製品も多く出回っています。確かに、ユーカリ油(レモンユーカリ油)は、厚生労働省も虫よけ剤成分として推奨しています。ただし、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、ユーカリ油に含まれるシネオールという物質には中枢神経系や呼吸の問題を引き起こす可能性があるため、虫よけに関して、3歳未満の子どもには使用しないよう注意喚起しています。また、これらの天然植物由来の抽出物を、人の皮膚に塗って、蚊による虫刺され予防の効果効能を表すことは、医薬品医療機器等法上の違反になります。

天然成分は栽培時期や方法などによってバラつきが出る

 このほか、レモングラス、ローズマリー、ローズゼラニウム(蚊連草:かれんそう)、ゼラニウム、ミントなどにも虫よけ作用があるといわれていますが、天然植物やそこから抽出したオイルなどは、いつ、どこで、どのように栽培・収穫したかなどによって、品質にバラつきが生じることがあります。

 冒頭でもお話ししましたが、蚊の防除対策の一番の目的は、感染症の発生と流行を防ぐことです。その効果と製品の安定性が確かめられているのは「医薬品」「防除用医薬部外品」の承認を受けている虫よけです。天然成分の虫よけは、メーカーによってその効果をアカイエカを使って検証していますので、ある程度の満足感が得られるかもしれません。しかし、中には効果や安全性などの検証をしていないところもありますので、お勧めできません。

(ライター 田村知子)

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年07月28日 16:49

歯の健康Vol.3/歯と歯茎と舌の状態は健康のバロメーター。。。Vol.2

■歯周病という身近な病気の恐ろしすぎる真実
成人の8割がかかる国民病を甘く見るな

小林 保行
歯科医師/キーデンタルクリニック院長

真冬の風物詩でもあり、流行のピークを迎えているインフルエンザ。学校や職場でマスクをする人も増えてきて、日本全国を見渡すと学級閉鎖を余儀なくされている地域もあります。空気が乾燥しやすい季節でインフルエンザに限らず、ノロウイルスなどの細菌・ウイルスによる感染症の警戒ムードが高まっています。

一方、インフルエンザやノロウイルスのように突発的なニュースにはなりにくいものの、厚生労働省の調べによると成人(30~64歳)の7~8割がかかっているとされる感染症をご存じでしょうか。それは「歯周病」です。筆者は歯科医師としての知見や経験を基に、歯や口周りの情報を「ムシバラボ」というサイトで発信していますが、その中でも強く訴えていることのひとつが、歯周病の予防と治療の重要性です。

歯が抜けるだけではない!? 歯周病が及ぼす影響

そもそも歯周病とは何でしょうか。耳にしたことがあっても、正しく知っている人は少ないかもしれません。日本歯科衛生士会ホームページより概要を抜粋しますと、「歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨で構成される歯周組織が、口の中の細菌感染によって破壊される慢性炎症性疾患のこと」で、成人だけではなく小・中学生などの若年層も多く罹患しているとされています。

適切に歯磨きができていないと、健康な歯ぐき(歯肉)に炎症が起こり、それを改善しないまま深部の歯周組織まで炎症が波及すると、歯と歯肉の境目の溝が深くなり、歯周ポケットが形成されます。これが重症化してしまうと歯がぐらつき始め、残念ながらたくさんの歯を失ってしまうことになりかねません。しかも歯をしっかり磨いていても、気づかずに歯周病になっている人がかなり多いのです。

歯周病を「単に歯が抜けるだけの病気」と片付けてしまうのは大間違いです。最近の研究で歯周病は全身に悪影響を及ぼすことがわかってきているのです。特に糖尿病と密接な関係があるほか、突然死の原因になりかねない心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めたり、失明や手足の切断につながるような重症になってしまったりするのです。

歯周病菌を顕微鏡で観察すると、粒状の物やヘビのようにクネクネ動くものなどさまざまなタイプを無数見ることができます。ある研究によるとこの種類と数が増えるほど歯周病の症状は悪化するようです。ありふれた細菌として見過ごされてきましたが、最近はこの歯周病菌が「さまざまな病気と密接にかかわっているのではないか」と世界中の研究者から報告されています。

恐怖のスパイラルを作り出す! 糖尿病と歯周病の関係

まずは糖尿病です。頻尿や喉の渇き、倦怠感のほか足がつるのは糖尿病の症状。食べ物が歯に挟まる、歯ぐきから出血するのは歯周病の症状です。この2つの病はお互いを悪化させていくという恐怖のスパイラルを作ります。

何がお互いを悪化させてしまうのでしょうか? そのメカニズムを説明しましょう。歯周病になってしまったことで形成された歯周ポケットに歯周病菌が溜まってしまうのが発端となります。ここに免疫細胞である白血球が菌を退治しに集まってきます。

この時、白血球が歯周病菌の出す毒素に触れることで、「TNF―α」と呼ばれる阻害物質を出します。これが血液中のインスリンの働きを妨げてしまう作用があるのです。インスリンは健康な人の体内で変動する血糖を適度に調整する役割があるのですが、この働きが低下すると、糖尿病の症状が悪化してしまうことがあります。

そして糖尿病が悪化すると血糖値が高くなり、今度は歯ぐきの毛細血管の血流が悪化して、血液が行き渡らず歯周病菌を退治できなくなってしまいます。こうして歯周病による歯ぐきの炎症が糖尿病を悪化させ、さらに歯ぐきの炎症を進行させる――。という悪循環に陥りかねません。わずか半年で重度の糖尿病で倒れてしまった患者もいるぐらいです。

逆に糖尿病患者に歯周病菌を減らす治療をしたところ、それまでよくならなかった「ヘモグロビンA1c」と呼ばれる過去1~2カ月の血糖値の状態を示す指標が劇的に改善して、症状がよくなったケースが報告されています。

歯周病菌が血管内に入ると血栓ができやすくなり、突然死を引き起こしかねない心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるという研究結果も出ています。歯周病菌は心筋梗塞の原因である動脈硬化を進行させることがあるのです。

メカニズムを説明しましょう。口の中に住んでいた歯周病菌は、食事中などで傷ついた口の中の粘膜の毛細血管から血管内に入り込みます。その歯周病菌の刺激により動脈硬化を誘導する物質が出てきて、血管内にプラークと呼ばれるお粥状の沈着物ができることで血液の通り道が狭められ、心臓の冠動脈を硬化させると言われています。このことはヒトの大動脈の動脈硬化症と呼ばれる患者さんの血管の中から5~20%ぐらいの割合で歯周病菌の遺伝子が見つかっていることからも確認されています。

難病・バージャー病の患者は歯周病も診断されていた

もうひとつ、おそろしいのは「バージャー病」という聞き慣れない病気と歯周病の関係です。手足の末端の血管が詰まり、炎症がおき、皮膚に痛みや潰瘍を起こし、最悪の場合は手足を切断しなければならないこともある病気です。

実はバージャー病にかかったすべての患者が歯周病だと診断され、その進行度合いは中度から重症です。痛み、または潰瘍がある部分の血管から採血し、検査を行った結果、血液からは歯周病菌が検出された一方で、正常な箇所からは歯周病菌が検出されませんでした。

歯周病菌は血栓をつくりやすく、皮膚の内側の細胞に進入するとの報告がされています。口の中にとどまらず、体全体に行ってしまい、最悪の場合バージャー病を引き起こすとみられます。これが心臓の近くで起これば心筋梗塞、脳の近くで起これば脳梗塞となる可能性があるのです。

このように放置できない歯周病を予防・治療するにはどうしたらよいでしょうか。まず基本は歯磨き=ブラッシングです。歯と歯ぐきの間を意識して、1 本1本丁寧に磨く意識が必要です。こまめなうがいも欠かせません。一度のうがいでお口の中の細菌がかなり出て行くと言われています。ガラガラうがいだけでなくブクブクうがいもこまめに行いましょう。

とはいえ、毎日しっかりブラッシングしていても、必ず歯石はついてきます。目安としては3カ月に1回、つまり季節ごとに定期検診を受診して歯石を取っていくのが理想です。しっかりと定期的な検診で歯のクリーニングを行い、口の中全体の細菌数を減らすことが免疫力の低下を防ぐことにもつながります。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年07月27日 12:01

歯の健康Vol.2/歯と歯茎と舌の状態は健康のバロメーター。。。

■頭痛、肩こり、腰痛の原因は「舌」かもしれない
噛み合わせの悪さが引き起こす体調不良

安藤 正遵
安藤歯科クリニック院長

原因不明の体調不良に悩んでいませんか

「長年、原因不明だった頭痛や肩こりが嘘のように消えました」。筆者が経営する歯科クリニックの患者Aさんは、喜びを口にしました。

頭痛や肩こり、慢性疲労、腰痛など、はっきりとした原因がわからず、なんとなく体が不調だという人は少なからずいます。これを専門的には「不定愁訴」といい、一筋縄では治療できないとても難しい症状とされています。整体や鍼灸などで改善しようとしている患者も少なくないようです。

一方、私は長年の研究と実体験から歯科治療のノウハウが不定愁訴の改善に有効性を示すケースをいくつも知っています。治療から15分足らずで症状が改善した例もあるほどです。ポイントは噛み合わせと「舌」の位置。実際に1996~2013年までに私の経営する歯科クリニックで噛み合わせ治療を行った295人のうち、76%が偏頭痛を、67%が首のこりを改善するなど、さまざまな症状に対する有効性を示しました。無気力、難聴、背中の痛み、肩こり、腰痛などが改善した人も少なくありません。

つらい不定愁訴は、下あごの位置のズレが原因になる場合があります。下あごにズレが生じると頭蓋骨が傾き、首や肩や脊椎のバランスが崩れます。これが不定愁訴に繋がります。

その下あごのズレは、どのようにして引き起こされるのでしょうか。歯科大学では、上下のあごの位置は歯で決まると教えられています。しかし、私はこれまで300人以上の患者さんの噛み合わせ治療を行う中で、この理論に疑問を抱いてきました。

今、これを読んでいるあなたは、つねに上下の歯を食いしばっているでしょうか。答えは「ノー」だと思います。私たちの上下の歯は、食べ物を噛むとき以外は触れ合ってはいません。2mm程度の隙間が空いた状態をキープしています。普段は、下あごは咀嚼筋群という噛むための筋肉によってブランコ状態となっているのです。

歯が下あごのズレの原因でないならば、本当の原因は何なのでしょうか。そうです、その理由が「舌」なのです。「歯並びが悪い」「かぶせものをしている」などの理由で、舌が収まるスペースが狭くなったり、鋭利な歯が舌にストレスをかけていたりすると、舌はつねに緊張した状態を強いられることになります。その舌の状態によって、下あごの位置は左右されているのです。

以前、右下の歯が舌側へ倒れ込むように生えている症例を目にしたことがあります。舌は刺激を避けるために、左へ逃げるようになり、それにともなって下あごも左へずれていました。大きな歪みが生じ、頭痛や腰痛などの体の不調も抱えていました。

歯のアーチが小さく、歯が直立して生えることができずに舌側に倒れ込んでいる症例の治療にあたったこともあります。舌に歯がめり込んでいる状態のため、舌が受けるストレスが相当なもので、不定愁訴の症状も重度なものでした。

戦後、食生活が改善し、飽食の時代に突入したことにより、現代人の歯は変化しました。そのさまざまな変化により、現代人はあごのズレを引き起こしやすくなっています。

あごのズレを引き起こす原因

あごのズレを引き起こす原因は以下の4つが挙げられます。

①歯が大きくなった

現代は栄養状態がよくなったため、日本人の平均身長は50年前に比べて1.08倍になり、それにともなって歯も大きくなりました。歯が大きくなれば、必然的に舌の収まるスペースは狭くなり、舌へのストレスは増大します。

②あごが細くなった

食生活の変化により、噛む回数が減ったことで、現代人のあごは細くなりました。現代人の咀嚼回数は縄文時代の7分の1にまで減っています。あごが細くなったことで、舌の収まるスペースはますます狭くなっているのです。あごが小さくなったため、歯がきれいに収まらず、舌側に倒れ込んでしまう傾向にあります。

③歯が尖っている

現代人はやわらかいものを食べる機会が多いため、歯がすり減らずに尖っている傾向にあります。歯が尖っていると、舌は口の中でつねに緊張状態になり、下あごのズレにつながるのです

④舌の肥大化

現代では、熱中症や健康維持のために水を飲むことを勧める傾向にあります。水を飲むこと自体はいいのですが、舌は血管が豊富な組織のため、体内の水分量に敏感に反応します。水分過多になると、舌も大きくなる傾向にあります。

このように、現代の食生活の変化により、舌が置かれている口内環境は悪化の一途をたどってきました。舌の収まるスペースが狭くなり、さらに舌の肥大化も相まって、下あごのズレが引き起こされています。現代では、ほぼすべての人が何らかの形で舌にストレスをかけているといえます。まさに、下あごのズレとそれにともなう不定愁訴は現代人特有の現代病だといえるのです。

下あごのズレが原因の不定愁訴は、舌が歯から受けるストレスを取り除くことで症状を改善させることができます。私の経営する歯科クリニックでは、わずかに歯を削ることで舌のストレスを無くす独自の咬み合せ治療を実施しています。

従来の咬み合せ治療では、歯の矯正やマウスピースを活用していましたが、その治療法では、歯と舌の関係に問題がある場合は改善ができませんでした。そこで、舌の問題を解決するため、歯の高さだけでなく、大きさ・傾き・尖り具合・被せ物の状態など総合的に診たうえで治療を行っています。

この治療法では、舌のストレスを大幅に取り除くことが期待できます。治療の際は、歯の一番外側のエナメル層を0.1~0.5ミリ程度削って調整します。エナメル層には神経が通っていないので、治療には痛みはありません。早い人は、治療後15分程度で不定愁訴の症状改善を実感できます。他ではどうしても治らなかった不定愁訴の原因を解消し、症状の改善が見込めるのです。

もし、あなたが原因不明の体調不良に悩まされているなら、下記の項目にどれだけ当てはまるかチェックしてみてください。

チェックしてみましょう
□ 噛んだ時のカチカチ音が小さいか、二重音である
□ 首か肩がいつもこっている
□ 口が開きにくい
□ 口を開けるとあごが痛い
□ 口を開けるとあごで変な音がする
□ 腰痛がある
□ 胃腸の調子が悪い
□ 歯ぎしり、食いしばりがある
□ いつもあごの周りの筋肉がこっている
□ 歯科で詰めたかぶせものが高いと感じている
□ 口の中で歯の尖りや邪魔を感じる

【チェック判定】
当てはまる項目の数
●3個未満 噛み合わせの影響は少ないようです
●3~5個 噛み合わせが影響しています
●5~7個 不調は噛み合わせからもきています
●8個~ すぐに咬み合わせ治療を受けることをお勧めいたします

医療機関で治療を試みたにもかかわらず、効果が見られない肩こりや腰痛、偏頭痛、慢性疲労などの症状をお持ちの人は、一度、噛み合わせを疑ってみる必要があるかもしれません。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年07月23日 17:41

歯の健康/へえっ〜(驚)

■注意!その体の不調、銀歯が原因かもしれない
アレルギー性皮膚炎や脱毛症だってありえる

小林 保行
歯科医師/キーデンタルクリニック院長

あなたは虫歯を治療したことがありますか?

心当たりのある人の多くは、口の中に金属の詰め物が入っているかもしれません。いわゆる「銀歯」と呼ばれるアレです。

金属のアクセサリーをつけてかぶれてしまう人は、「自分は金属アレルギーじゃないか?」と自分で気づきやすく、アクセサリーをつけることを極力控えることでしょう。歯科治療においても金属はよく使われていますが、この歯科金属も例外なく金属アレルギーを引き起こすことがあります。

ところが、問題は歯科金属がアレルギーの原因になっていても自分では気づきにくいということにあります。自分で気づかなければ対処のしようがありません。筆者は歯科医師としての知見や経験を基に、歯や口周りの情報を「ムシバラボ」というサイトで発信していますが、その中でも強く訴えていることのひとつが、歯科金属アレルギーのこわさです。その特徴や症状、またその対処法について詳しくご説明していきます。

歯科金属アレルギーの特徴

歯科治療では、詰め物やかぶせ物以外にも根の治療後につける土台や、ブリッジ、入れ歯などありとあらゆるものに金属が使用されています。この歯科金属アレルギー患者が日本で年々増加しているという報告があります。

①歯科金属がアレルギーの原因になっていても気づかれにくい

皮膚に身につける金属アレルギーと違うのは、「口の中だけでなく、金属の触れていない全身にも症状が出ることがある」というところです。そのため、症状の原因が歯科金属アレルギーと分からずに苦しんでいる人も少なくありません。

②保険の金属は口の中で錆びやすい

保険で使われている金属は、高温多湿の口の中では錆びて唾液に溶け出してしまいやすいという欠点があります。その溶け出した金属イオンが体のタンパク質と結びついてアレルギー源となってしまいます。

③長年入れていることで体内に蓄積される

口の中に入っている金属は何年、何十年と入りっぱなしになるため、溶け出した金属は体に蓄積され、それが過剰になることでアレルギー反応が起こるとされています。

④2種類以上の金属が入っているとアレルギーになりやすい

口の中でよく使われる金属にはパラジウム、ニッケル、コバルト、銀などがあります。口の中に種類の違う金属が入っていると、微弱な電流である「ガルバニー電流」が発生し、アレルギーが起こりやすくなることがわかっています。

⑤口の中に炎症があると金属アレルギーが起こりやすい

重度の歯周病や口内炎などの炎症状態が続いているお口の中では特に金属がイオン化しやすく、金属アレルギーを起こしやすいと言われています。
口の中・周囲だけでなく全身にも出る

そして、歯科金属アレルギーの症状は口の中やその周囲に出る場合と、全身に出る場合の2つに大きく分けられます。

口の中・周囲に出る場合は、唾液に溶け出した金属イオンが口の中や周囲にアレルギー反応を起こします。次のような病気があります。

●口内炎・舌炎

口内炎が頻繁にできたり、舌に炎症を起こすことがあります。

●口唇炎・口角炎

唇の周りが赤くただれたり、口の両端(口角)が赤く炎症を起こして切れたりすることがあります。

●口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)

口の中の粘膜(特に頬っぺたの粘膜)に白い線状、レース状、網目状の模様が現れ、周囲が赤くただれます。触れるとピリピリ痛むことがありますが、無症状の場合もあります。

●味覚障害

アレルギー反応が舌の表面の味の受容体(味蕾)に起こると、味が分かりづらくなることがあります。

全身に出る場合は、体に取り込まれた金属イオンが体内のタンパク質と結合してアレルゲンとなり、汗として排出されるときにその皮膚の表面でアレルギー反応を起こします。重篤化すると鎮痛剤も効かないくらいの痛みを伴う状態になることもあります。

●掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは手のひら、足の裏に多数の膿疱ができる難治性の慢性炎症性疾患です。膿疱は数日で乾燥し、黄褐色となりぽろぽろと皮がめくれてきます。 爪にも膿疱が出来ることもあり、爪が分厚く変形したり、褐色に変色することもあります。掌蹠膿疱症は周りの人にうつることはありません。膿疱はウイルスや細菌によって起こるものではなく無菌性であるからです。また、家族で体質が似て発症することはありますが、遺伝することはないといわれています。

●アトピー性皮膚炎、湿疹

アトピー性皮膚炎、いわゆるアトピーは、花粉症などのアレルギー疾患とともに増加しています。アトピー性皮膚炎の原因としてダニやハウスダストなどが有名ですが、意外に知られていないのが歯科材料(特に金属)です。一般的な治療を行っても、改善が見られない場合は、歯科材料が影響している可能性があります。アトピー性皮膚炎の治療は、現在もなおステロイド外用剤を中心とした対症療法ですが、最も大切なのは原因を見つけ出し除去する事です。

●脱毛症

蓄積された金属が一定のアレルギー許容量を超えると、一気に髪の毛が抜けてしまうことがあることが分かってきています。銀歯による金属アレルギーから円形脱毛症を発症し、髪の毛がほとんど抜け落ちてしまったケースがあります。皮膚科で円形脱毛症と診断され、ステロイド剤による治療を行ないましたが、全く効果が出ず、別な医師による診断で、金属アレルギーであることが発覚し、お口の中の歯科金属を除去したところ、抜け毛が止まり完治に至ったというケースの報告があります。

どうやって治療すればいいか?

口の中に金属が入っていて、上記の症状に心当たりがある人は歯科金属アレルギーの可能性があります。そのような場合はまず、原因となっている金属を特定する「パッチテスト」と呼ばれる検査を行います。これは、皮膚の表面に金属を含んだ試薬を貼り付けて、アレルギーの反応が起こるかどうかを調べるものです。もしもそれでアレルギー反応の出た金属があれば、原因となる金属を全て取り除く必要があります。

原因となる金属を取り除いた後は、アレルギーを起こさない材料で詰め替えやかぶせ直しを行います。具体的にはプラスチックやセラミック、パッチテストで金属アレルギーを起こさないと分かった金属などです。金属アレルギーを起こさないような入れ歯や矯正治療の装置もあります。

もともとアレルギー体質の人、例えば花粉症や喘息、食物アレルギーなどがある人、またはアレルギー体質の人が家系にいる場合には金属アレルギーになりやすい傾向があります。ずっと治らない原因不明の皮膚のただれや湿疹などで悩んでいる人はもしかしたら歯科金属アレルギーが原因かもしれません。放置してしまうと全身へも症状が広がってしまいます。心当たりのある人は一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年07月23日 17:40

虫に刺され易く、また極端に腫れ易い私にとっては深刻な課題です。。。

■蚊、ネコノミ、ヒアリ… 虫に刺されたらどう対処?

夏秋優
兵庫医科大学皮膚科准教授

 蚊に刺された後のあのかゆみ。人によっては、長い間かゆみに悩まされます。虫刺され用の市販薬は数多く販売されていますが、どのように選べばよいのでしょうか。虫刺されに詳しい、兵庫医科大学皮膚科准教授の夏秋(なつあき)優先生に、蚊などの吸血性の虫の話を中心にお話を聞きました。最近話題のヒアリについても最後に少し触れています。「蚊などに刺されてかゆい場合は、保冷剤などで刺された所を冷やすと局所の感覚を鈍らせ、かゆみを感じにくくすることができます」と夏秋先生は話します。

■刺されてかゆい蚊はアカイエカ? ヒトスジシマカ?

 日本ではアカイエカやヒトスジシマカに吸血されることがほとんどですが、ヤブカの仲間のヒトスジシマカのほうが、かゆみや赤みといった炎症が強く出るのが一般的です。刺された部位による違いはあまりありませんが、例えばまぶたや指など、もともと炎症が起こると腫れやすい部位や、感覚が敏感な部位では、かゆみや腫れがひどくなります。

■炎症がひどい場合はステロイド

 蚊に刺された後、症状が軽い場合は自然に治るのを待つとよいですが、かゆみが強いときには、虫刺され用の市販薬で対処するとよいでしょう。

 炎症によるかゆみには、原因となるヒスタミンをブロックする抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミンなど)、スーッとした刺激でかゆみを感じにくくする清涼成分(l-メントールなど)の入ったものが有効です。かゆみが強いときや、もともと炎症が強く出やすい人は、炎症を抑えるステロイド(デキサメタゾン、プレドニゾロンなど)が入った外用薬を選びます。市販薬のパッケージには、有効成分が記載されているので、そこを参考にしてください。薬剤師や登録販売者に尋ねてもよいでしょう。

 もし、かき傷があるときは、清涼成分がしみて痛むことがありますが、必ずしも使わないほうがよいというわけではありません。多少しみる程度の刺激があるほうが、かゆみが和らいでよいという場合もあります。それぞれの好みで判断するとよいでしょう。

■かゆみがぶり返す人は予防的にステロイドを塗っておく

 刺されてすぐにかゆくなり、一度治まるが翌日再びかゆくなる「ステージ3」(表)の人は、刺されてすぐのかゆみが一旦治まった後に、ステロイド外用薬を塗ると、翌日に再び来るかゆみや赤みがかなり軽くなります。

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蚊を含む虫刺されに対する反応と日本人に見られやすい年齢の目安(夏秋先生による)

■爪でバツ印をつける、たたく、冷やす、温める…効果はある?

 薬剤を使わずにかゆみに対処するとき、いろいろな方法を見聞きします。爪で押さえてバツ印をつける、たたく、冷やす、蒸しタオルで温める、ばんそうこうを貼る、お茶のティーバッグや出がらしを当てる……果たしてこれらに本当に効果があるのか? と聞かれれば、「かゆみを和らげる」という意味では、効果があるといえるものもあります。

◇「爪でバツ印」は傷をつけない程度ならOK

 爪でバツ印をつけるというのは、私自身もやることがあります。これは、爪で刺激を与えることで、かゆみを痛みに替えて和らげているのです。ただしこの場合、かゆみから逃れることはできても、力を入れ過ぎて皮膚に傷をつけてしまうと、そこから細菌に感染する可能性があるという別の問題が出てくるので、注意する必要があります。

◇お茶の成分がかゆみを抑えるかは不明

 お茶のティーバッグや出がらしをのせるという方法は、お茶の渋みの成分であるタンニンに、炎症を抑える作用があるといわれていることからかもしれませんが、科学的な根拠による実証はされていません。

◇ばんそうこうはかゆみを抑えないものの、かき壊し防止に有効

 ばんそうこうを貼るという方法は、それでかゆみがなくなるわけではありませんが、かけなくすることで、患部を守ることになります。特に、子どもの場合はかゆみを我慢できずにかきむしってしまうと、傷から細菌が入ってとびひ(伝染性膿痂疹:でんせんせいのうかしん)になることも多いので、有効かもしれません。ただし、蒸れてしまわないように、通気性のある紙タイプのものを選ぶようにしてください。

◇保冷剤などで皮膚を冷やして感覚を鈍らせるのがベスト

 かゆみを抑えるのに一番よいのは、冷やすことです。冷やすと血管が収縮して、かゆみの神経伝達も遅れるので、局所の感覚を鈍らせ、かゆみを感じにくくすることができます。家庭などでは保冷剤を使ったり、外出時なら冷たい缶飲料を買ったりして、刺されたところを冷やすといいでしょう。

 人間の知覚には、「生命に危険を及ぼす感覚を優先する」という原則があります。極端な話をすれば、左手がかゆくてたまらないときに、右手を針で刺されたら、左手のかゆみは吹き飛びます。つまり、爪でバツ印をつけるほか、たたく、冷やす、温めるといったほとんどの方法は、かゆみに替わる刺激を与えることで、かゆみを感じにくくさせているのです。

■蚊をつぶしたときの血は、拭き取るか洗い流す

 「蚊をつぶしたらどうしたらいいか」ということも、よく患者さんから尋ねられます。吸血中の蚊に気づいてつぶしたとき、自分の血がついてしまったら、ティッシュなどで拭き取ります。

 飛んでいる蚊をつぶして、手に血がついた場合は念のため、せっけんで洗い流しておくといいでしょう。例えば、病院の待合室などで吸血して満腹になった蚊をつぶしたときは、その蚊がウイルス感染症の人の血を吸っていた可能性もあります。自分の手に傷があれば、感染のリスクはごくわずかとはいえ、ゼロとは限らないからです。

■蚊以外の虫に刺された場合はどう対処する?

 虫に刺された現場を見ていないと、赤みやかゆみが蚊によるものなのか、それ以外の虫によるものなのか、判断するのは難しいもの。人間が薄着になり、虫たちが活発に動き回る夏場は、蚊以外の虫に刺されることも少なくありません。

 今の時期に蚊刺されと似た症状が出るのが、ネコノミによる刺症です。ネコノミは、ネコやイヌの体に寄生して吸血します。特にノラネコの移動とともに、庭や公園などに発生していて、そこを通りかかると足元を刺されます。足首やすねのあたりに症状が集中していて、水ぶくれもできるような場合は、ネコノミの可能性が高いでしょう。素足にサンダル履きで出かけるようなときは注意してください。

 また、数日前に野山に出かけていたようなときはブユ(ブヨ)に刺された可能性もありますし、家にいて脇腹や下腹部、大腿部の内側などにかゆいブツブツなどの症状があるときはイエダニの可能性も考えられます。

 こうしたノミ、ブユ、ダニなど吸血性の虫(有害節足動物)に刺されたときは、基本的にはかゆみや赤みといった局所の炎症が主な症状なので、蚊と同様に対処すればいいでしょう。

 ただし、最近話題のヒアリやハチ、あるいはムカデといった虫の場合は、刺咬(しこう)による激しい痛みや腫れだけではなく、体質によっては「アナフィラキシーショック」と呼ばれる、命にかかわる恐れのある強いアレルギー症状が表れることもあります。刺されてから30分以内にじんましんや吐き気、腹痛、呼吸困難といった症状が表れた場合は、速やかに救急車を呼び、医療機関を受診するようにしてください。

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年07月23日 17:39

あくまで主治医は自分自身、、、自らの生を救えるのは自分自身だけとの覚悟をして初めて、医療スペシャリストたちや家族や友人といったサポーターたちを最大限有効に活用できる。。。

■小林麻央さんも悩んだ、日本のがん医療の「運任せ」な側面

窪田順生:ノンフィクションライター

乳がんで亡くなった小林麻央さんが度々、ブログで触れた「後悔」の思い。「もっと別の治療法があったのではないか」とは、多くのがん患者や家族たちが抱く思いなのだが、そもそも日本のがん医療は、病院や医師によって質のばらつきが大きく、運任せのような側面がある。

ステージ4でも回復する人も
なぜがん患者の明暗が分かれるのか?

 先月、34歳の若さで亡くなった小林麻央さんが闘病中に綴っていたブログは、人々の心にさまざまなメッセージを突きつけた。

 筆者が特に考えさられたのは、4月13日の「浪漫飛行」と題した記述である。

癌だって、ステージ1の時点で診断される人もいれば、気づいた時にはステージ4の人もいる。順調に治る人もいれば余命宣告から奇跡みたいに治る人もいて、そうでない人もいる。

良い方をみても きりがないし、悪い方をみても きりがない。良い方をみてしまうとき、私は、なぜここまでにならなければならなかったのかな、と思うことがありました。もちろん自分自身の過ち 積み重ねなどあるにせよ何故、順調に治っていく道ではなかったのだろう、と。

2010年の結婚から7年、34歳の若さでこの世を去った小林麻央さんの闘病ブログからは、一般人よりも遥かに金銭的に恵まれていても、必ずしも良い病院、医師に最初から出会えるというわけではない、ということが読み取れる

 筆者の周囲にも、がんが発覚してから、あっという間に亡くなってしまった人もいれば、ステージ4で余命宣告を受けてから奇跡の回復を遂げた人もいる。彼らの運命を分けた「差」は何だったのか、という思いがかねてからある。

 このような「がん格差」に、本人の決断が関係していることは言うまでもない。麻央さんもブログで、「あのとき、もうひとつ病院に行けばよかった あのとき、信じなければよかった」と綴っている。

 もし自分が「がん」を宣告された時、果たして悔いのない決断ができるだろうか。なにか「がん格差」を是正するような仕組みはないものか。そんなことをぼんやりと考えていたら、先日発売された『日米がん格差 「医療の質」と「コスト」の経済学』(講談社)の中に、自分なりの「答え」を見つけた。

日米でがん治療を体験した
著者の提案とは?

 筆者が見つけた答えが何なのかということを説明する前に、まずはこの仕組みを教えてくれたこの本について簡単に触れておこう。

 本書は米スタンフォード大学で医療政策部を設立し、医療ベンチマーク分析の第一人者として知られる医療経済学者・アキよしかわ氏が、医療ビッグデータに基づいて日米の医療を比較し、日米の「がん治療」を巡るさまざまな問題を考察している。

 それだけでも十分に興味深いのだが、さらにこの本の価値を高めているのは、筆者自身ががん患者だという点だ。日本とアメリカを行き来きしながら、自らが行ってきた「がん闘病」を赤裸々に語っている。

 2014年10月、アキ氏は「ステージ3B」の大腸がんを宣告される。がん研有明病院で手術を受けるも、その後の治療は、ハワイのクィーンズメディカルセンターで受けることとなった。家族と自宅はアメリカで、自分が設立した医療経営コンサルティング会社「グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン」が日本にあるということで、その中間点で治療をすることにしたのだ。

 この「日米両国でのがん治療体験」が、本書にさらなる深みを増している。医療経済学者という立場からの客観的なデータ分析をベースに、実体験に基づく調査も加わったことで、データから読み取ることができない、がん患者が直面する問題が浮かび上がり、その具体的な解決策まで導きだされているからだ。

 それこそが「キャンサーナビゲーション」である。

 アキ氏自身が「本当にこの本で紹介したいこと」と語り、日本にも導入すべきだと主張するこの制度について、端的に説明している箇所があるので、引用させていただく。

「これは現在、アメリカの医療現場で注目されているがん患者支援サービスのひとつです。ひと言でいうと、がんの闘病生活に必要な知識を有する専門家が、がん患者一人ひとりを個別にサポートする仕組みです。たとえば、低所得者層のがん患者が金銭的な問題から治療の継続を断念していた場合、キャンサーナビゲーションの担い手である「キャンサーナビゲーター(Cancer Navigator)」は患者の自宅を訪れてヒアリングし、本当に治療が困難か検討します。そのうえで、必要であれば医療の専門家、財務アドバイザー、地域の支援団体への橋渡しを行う――というようなサポートを行います」(P25)

 キャンサーナビゲーターは、がん拠点病院で研修を受けるが、治療法を提案したりすることはなく、あくまで患者自身を支えることに徹する。

 だから、身につける知識は、患者やその家族を「誘導」しないという、支援者ならではの「話法」や「表現」から、心の悩みに対する向き合い方、さらには怪しい治療法などの情報が溢れかえるネット上での「信頼できるサイト」の見極め方など多岐にわたる。

ビッグデータ解析で明らかに!
「日本の病院は当たり外れが大きい」

 小林麻央さんのケースからもわかるように、日本のがん患者とその家族は、「本当にこの選択でいいのか」という不安を抱えながら孤独な戦いを強いられる。あくまで決断するのは本人だが、その決断を後押ししてくれる「伴走者」がいない。だから、時に「あのとき、もうひとつ病院に行けばよかった」という後悔も生まれる。

 つまり、アキ氏が提言するように「キャンサーナビゲーション」という仕組みが日本にも導入されれば、「がん格差」に悩む人たちの苦しみが軽減される可能性があるのだ。

 そう言うと、「アメリカみたいな医療を受けられない人がたくさんいるような国ならそういうサポートも必要だろうけど、日本のような誰もが質の高い医療を受けられる国では余計な混乱を招くだけじゃない?」というような人もいるだろうが、個人的にはアメリカよりも日本の方が、この仕組みを必要としていると感じている。

 なぜかというと、アキ氏の専門分野である日米の医療ビックデータで分析してみると、実は日本の「がん医療」というのは、アメリカよりもはるかに「質」のバラつきがあるからだ。本書に詳しいデータが多く掲載されているので、ここでは詳述しないが、この現象をアキ氏は以下のように総括している。

「(アメリカの)多くの学会では病院のガイドライン遵守率を調査し、公表しています。その結果、アメリカの患者は等しく最新の標準治療を受けることができるようになっているのです。一方で、日本にも専門分野ごとの学会があり、それぞれの学会で診療ガイドラインを出しています。しかし、それが遵守されているかといえば、遵守率の調査は行われておらず、結果も公表されていないためわかりません。日本では、病院のやり方、医師個人の判断や経験に左右され、ガイドラインが遵守徹底されているとはいいがたい現実があるのです」(P85)

 もちろん、アキ氏は日本の医療の「質」が低いなどということを主張しているわけではない。むしろ、がん研有明に術後入院した際には、アメリカでは見られない日本の医療従事者の献身ぶり、特に看護師の役割の大きさを評価し、ベンチマーク分析では見えてこない、患者の「救い」となっていると指摘している。ただ、事実として、医師や病院の個人によっておこなわれている医療にバラつきが多いということを指摘しているのだ。

 要するに、当たり外れが激しいのだ。

金持ちであっても
「ハズレ医師」に会う

 よく日本の医療は「世界一」といわれる。その評価についてはここでとやかく言うつもりはないが、もし日本の医療が「世界一」だとしても、あなたの目の前にいる医師が「世界一」だという保証はないのだ。
医療ビッグデータによる分析とともに、著者自身が日米両国で受けたがん治療の実体験からは、日本のがん治療の弱点が見えてくる

 このように病院や医者ごとの格差の激しいがん医療を受けなくてはいけない日本人は、外れを少しでもリスクヘッジしなくてはいけない。

 かといって、がんになってから本人と家族が専門書を読み漁って勉強をしても間に合わない。患者とその家族が悔いのない決断をするための、正しい知識を提供してくれる「キャンサーナビゲーター」は、大きな手助けになるはずだ。

 さらに、「信頼できる相談相手」という存在も大きい。人生で初めての「戦い」を前に、心が折れそうになるのは当然だ。医師との話し合いももちろん大切だが、それ以外の「(正しい知識を身につけた)伴走者」がいてくれれば、患者本人のみならず、家族も心を落ち着けて、納得のいく方策を選び取っていくことができる。

 日本人にとって「がん」はもはや国民病であり、金持ちも貧しい者も関係なく誰もが等しくかかる。そして金持ちだからといって、「当たり医師」に診てもらえるとは限らないのだ。社会主義国家ではないので、経済的な「格差」はいたしかたないとしても、「がん格差」くらい国家の力で是正していただきたい、と思うのは筆者だけだろうか。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年07月12日 13:41

まずは(夫が結婚前から)一人ですべての家事をこなせる真の生活力を身に付けることから。。。

■妻が「お尻を拭いてもいい」夫の共通点5

熟年離婚で妻に“捨てられる夫”が少なくないが、一生添い遂げ「来世も一緒になろうね」と言い合える理想的夫婦もいる。その差は何か?

■妻に何の興味を持たれなくなる夫の共通点5
夫婦の危機というものは、30歳前後で結婚したとするならば、30代半ばくらいから始まり、長い時間の不平不満の熟成期間を経て、定年と同時に結論を迎える。これは「金の切れ目が縁の切れ目」ということを指すが、ここで「添い遂げる」という結論を下す女もまた多い。

なぜなら、妻は夫に全く興味がなくとも共に「生活」していくことが可能な生き物だからだ。夫に「あなたのことは嫌いなの」という本心を悟らせないように演技を続けて、最終的に夫の骨を拾うことも朝飯前でできてしまうのが女である。

幸せな男たちは何の根拠もなく「妻は夫である僕を永遠に好きでいる」という勘違いをして死んでいくのだ。

それはそれで八方丸く収まるので悪くはない。悪くはないが、できれば、妻も夫も相思相愛。「来世も一緒になろうね」と言い合えるカップルが理想であることには違いないので、今回は「妻から愛され続けるために」もっと言えば「遠い将来、妻があなたのお尻を拭いてくれるようになるために」というテーマで綴ってみたい。

マザー・テレサの有名なお言葉に「愛の反対は無関心」というものがある。あなたの妻が今現在、毎日のようにあらゆる日常の不平不満をあなたにぶつけてきたならば、まだあなたは愛されている段階にある。

しかし、あなたがこの段階を華麗に「右から左で受け流す」ならば妻の愛は急速に冷めるだろう。妻がある日、突然、文句らしい文句を言わなくなったなら、もうそれは夫婦関係のレッドカードを指している。あなたにとってはいきなりのレッドカードかもしれないが、妻にしてみれば何百枚ものイエローカードを提示済みなのである。

この段階で妻はあなたに関する興味を生涯に渡って失くす。では、一体どういう夫が見限られるのかのパターンを示そう。

■妻の話を聞き続ける体力なき夫はアウト
(1)共感能力が皆無な夫
夫婦には「共感」と「共有」がマストだと思うが、特に子育て期においては夫の「共感」があるかないかが最も重要になる。

私ごとで恐縮であるが、息子が3歳のときに娘が生まれた。そのときに私はご近所トラブルを抱えていたのだ。毎朝、毎朝、近所の4歳児が家に遊びに来ては夕方まで居付くという事態に見舞われたのだ(この顛末にご興味がある方は、筆者のブログ「湘南オバちゃんクラブ」内の記事 http://to-rinko-houmonki.blogspot.jp/2016/01/blog-post_12.html にどうぞ)。

当然、私はその木村さんという名のご近所さんに憤激したが、私は外面が異様に良いので、このトラブルを上手く回避することができなかったのだ。そこで、そのストレスを少しでも軽減するために、夫の夕飯時を見計らって「今日の出来事」として木村さんの「今日の罪状」をご報告申し上げる日々を送っていた。

そうしたら、ある日、夫がこう言ったのだ。
「頼むから、木村さんをオカズにするのはやめてくれ!」

私はそこでひとつの結論を下した。
「この人に言っても無駄!」

そのことが多分に影響して、以降、夫に「わかってもらおう」という気持ちがなくなった。「共感なき人」には期待もしない。愛の対極にある「無関心」に一歩、駒を進めるには「共感」しなければいいのである。

(2)結論ありきで話す夫
以前、どこかの夫婦のお悩み相談の回答で「夫は妻の悩みにはわからないなりに真剣に答えましょう」とあったのを見たが、笑ってしまった。そんなの火に油で逆効果なのに、なんでそう回答するのかなぁ? と思ったのだ。

女は結論なんて欲してない。ましてや事情もよく知らない夫に「答え」なんて求めちゃないのだ。欲しているのは「民謡の合いの手」だ。

「はぁ〜、それからどした?」「ハ、ヨイヨイ、ヨーイトナ」「ドッコイ、ドッコイ」

くらいの絶妙な合いの手で、思い切り歌い切らせてもらいたいだけだ。ただそれだけでいいのに男は余計なことをする。

よくあるケースが妻が話し出した途端に、不機嫌度マックスで「だから結論を言え! 結論を!」と言う夫である。絶対、女にもてないタイプだ。なぜなら、女の話に「結論」はないのだから。

こういう夫を持つと余計に話がこじれるので、妻は何も言わない、相談しない、という方向に舵を切る。

もし、あなたが玄関先で妻に笑顔で「はいはい、わかったから、行ってらっしゃい」と言われるならば、もう相当アウトに近いのだ。

■病床の妻に「俺の飯は心配するな」で離婚
(3)基本的会話ができない夫
最近、うちの近所の自動車ディーラーの営業さんに赤ちゃんが生まれた。お祝いがてら「どんな子育て方針なのか?」を聞いてみた。そうしたら彼はこう言ったのだ。

「おはよう、おやすみ、ありがとう、ごめんね、この4つが言えれば、もう生きて行けると思うので、それだけですね」

大いに共鳴したが、大人になると、家族に対してだけできなくなる男が増えるのはなぜだろう。特に「ありがとう」という発声方法は忘れ去られる運命にある。

妻は我が子が誰かから何かをしてもらった瞬間に「なんて言うの?」と声をかけながら子育てをしているのに、夫にもしないといけないのかと思うだけで気が重くなるというものだ。

大人を躾け直さなければならないなんて、結婚したとき、誰が考えただろう。

(4)自分のことしか考えない
「中学受験をすると離婚が増える」というのは私の発した格言だが、何か家族の一大事に自己中心的な態度を取られた妻は夫の行状を忘れない。

例えば、何の協力もしなかったくせに合格発表のときだけ参加して、手柄を横取りするタイプに代表される。もっとありふれた例を出すならば、妻の病気のときに「寝てろよ! いいよ、いいよ、高熱なんだから、俺の飯は心配しなくて!」と言い放つ夫である。

その瞬間、妻の脳裏には「離婚」の2文字が浮かぶだろう。こういう夫を持つと始末が悪い。「病気の妻にやさしくできる俺さま」に酔っている分、悲惨度がレベルアップする。まだ「俺の飯はどうなるんだ?」の方がマシである。

これの何がいけないのかがわからない御仁に模範解答を教えて差し上げるならば、こうである。

「頑張り過ぎちゃったから、神様が休めって言ったのかな? いつも家族のために頑張ってくれてたからだな……。何が食べたい? 俺、自信はないけど○ちゃんが食べたいもの、作ってみるから。栄養付けて、早く良くなってくれよ! もちろん、片付けもバッチリやるから、安心して寝てろよ!」

解説しよう。正しいステップは次の通りだ。

(A)病気になったということを肯定し、まずは妻の罪悪感を払しょくする
(B)日ごろの妻の苦労をさり気なく労う
(C)自分に出来ることはやらせてほしいというアピール
(D)大事な人の一大事と捉え、家族としての愛情を示す
(E)早期回復を願って、万全の態勢で安静状態を作ろうとする心意気

これらA〜Eのステップを踏んだ気持ちを入れ込むことが大切である。

人は弱っていれば弱っているときほど「自分のことだけを心配してくれる」人を欲する生き物なのだ。

それなのに、この期に及んで、弱っている者を奈落に突き落とす夫のなんと多きことだろう。

■向田邦子が描いた「昭和の夫」は絶滅したのに
(5)おもしろみのない夫
結婚する前はとても楽しい会話をしてくれた男が結婚後に豹変するのはよくあることだ。妻に対してだけの「無口」で「無表情」な男に変身し出す。

目の前にいるはずの人に受け入れてもらえないという状態はやがて2人でいてもひとりでいる以上に寂しいという結論を導き出す。

妻の髪色の変化にも気付かず、お洒落をしたとしても何も言わない。

判を押したように決まった時間に出かけ、決まった時間に帰り、何も言わずに黙々と妻が作った飯をむさぼり、そのまま寝ころび、テレビのチャンネルを頻繁に変えながら、やがてそのまま寝落ちする。

「この人と居ても楽しくない」

そう感じた妻はやがて面白いと思う自分だけの世界を開拓していくだろう。その世界にあなたは存在しない。向田邦子が描いた「昭和の夫」は絶滅したのだ。あなたは「平成の夫」を生き抜かなくてはならない。

以上、代表的なケースを5項目挙げてみた。

妻の「愛」を末永く望むのであれば、妻を中心とした家族に「関心」を持ち続けることだ。それには日々の出来事を妻と「共有」し「共感」することが大切になる。逆に言えば、これさえできたなら、あなたは結構幸せな人生を歩んだと今際の際に思えるだろう。

(エッセイスト、教育・子育てアドバイザー、受験カウンセラー、介護アドバイザー 鳥居 りんこ)


■家事を「手伝う」から、妻はイラつく

日本の夫の家事時間は、欧米の夫の半分以下。共働き世帯が増える中、これは大問題だ。家事=妻の仕事という考えを、どう捨てればいいのか。日本総合研究所のアナリスト・小島明子氏が考察する――。
■なぜ、家事を「やらされている」と感じるのか?
内閣府によれば、欧米諸国で、6歳未満の子どもを持つ夫が家事に費やす時間は下記のようになっています。

・スウェーデン3.21時間
・ノルウェー3.12時間
・ドイツ3時間
・アメリカ2.58時間
・イギリス2.46時間
・フランス2.30時間

これに比べ、日本は1.07時間。

家事時間という点からみても、男女の家事負担には、未だに大きな差があることが窺えます。女性が仕事と子育てを両立させながら就業を継続する、あるいは、一度、子育てなどを理由に離職をした女性が再就職を行うためには、男性の家事参画をより一層進めることが求められています。

本稿では、国民生活産業・消費者団体連合会(以下、生団連)(*注1)が製作した、『男の「ちょいカジ」マニュアル』(2016年12月発行)(*注2)について、生団連 事務局長・佐藤聡司氏、業務部長・佐原信雄氏、新東通信 プロモーションプランナー・八木啓太氏にご協力をいただき、子育て夫婦の家事分担を成功させる秘訣について、夫ができることを考えてみます。

*注1:生団連は、平成23年に設立された、産業界と消費者団体が共に構成員となる日本初の団体。「大災害への備え」、「食品廃棄問題への対応」、「エネルギーと環境問題への対応」、「人口減少と超高齢社会」など日本が直面する諸課題解決に向け、生活者視点で取り組んでいる。*注2は文末に記述。

【こうすると妻が喜ぶ! 夫の家事分担 成功の秘訣1】
▼「ひとり時間」がほしい妻の気持ちを“忖度”する

生団連が、全国の25〜39歳の専業主婦・兼業主婦の子供のいる家庭の夫と妻(計400人)に対して行ったアンケート調査によれば、夫婦の家事分担の理想は、妻が65%、夫が35%であるのに対して、現実は、妻が80%、夫が20%です。夫の家事分担に対する妻の満足度は100点中、58.5点であり、夫の家事分担に対する妻の満足度は決して高いとはいえません。さらに生団連の調査によれば、妻が夫にやってもらいたい家事と夫が得意な家事が大きく異なることが分かっています(次ページ図表1)。

佐原氏は、夫婦の意識のギャップに関してこう語ります。

「家事に対して夫はやらされている感や、やっているつもりになっているのが現状です。一方で、妻は、夫が家事を行うためにはお膳立てが必要である、自分が結局最後の仕上げをしなければ終わらないといった悩みを持っています。夫婦の意識の差を埋めることが重要だと考え、私たちが製作した『男の「ちょいカジ」マニュアル』では、『ママの気持ちを知ることからはじめよう』をキーに掲げています」

■妻の要望は、「洗濯(洗う)」ではなく「食器洗い」
実際に、『男の「ちょいカジ」マニュアル』のなかに取り上げられている家事は、夫が得意な家事ではなく、妻が夫にやってもらいたい家事が中心になっています。

例えば、夫にやってほしい家事1位は「食器・調理器洗い」ですが、夫の得意な家事1位は「洗濯(洗う)」。妻のやってほしい家事ランキング10位内に「洗濯(洗う)」は入っていません。夫の得意な家事2位「ゴミ出し」、5位「買い物」についても、夫にやってほしい家事ランキングの順位は、それほど高くありません。

一方、妻が夫にやってほしい優先度は高いけれど、逆に夫はそれほど得意ではない家事というのが、「子どもと外出」「子どもの入浴」です。育児負担の重さから、わずかでも休息時間を持てるように、家事の参加してほしいと感じている妻もいるのではないでしょうか。

以上のような夫婦の意識差を分析すると、夫婦の家事分担を上手に進めていくためには、夫にやってもらいたいと妻が望んでいる家事の内容など、夫が妻の要望を理解することが成功の秘訣のひとつであるといえます。

■家事を「手伝う」(やらされている)感覚では……
【こうすると妻が喜ぶ! 夫の家事分担 成功の秘訣2】
▼「妻がいつも買うモノ」のリストを持ち歩く

生団連が実施したアンケート調査によれば、夫から自主的に「何か買って帰ろうか?」と一言連絡があったときの反応として、「自主的(に夫から連絡)の方がうれしい」と回答した妻の割合は78%でした。

会社からの帰りがけに、買い物が必要か自主的に尋ねることについて、夫が思っている以上に、妻は喜んでいる状況が窺えます。さらに、買い物について、夫に頼みづらいと感じると回答した妻は35.6%であり、買い物というひとつの行為を取り挙げても、夫への家事の頼みづらさを感じる妻が一定の割合で存在していることが分かります。夫が自発的に家事参画することは、夫が考える以上に、妻の精神的負担を減らすことにつながるといえるでしょう。

現状、家事を手伝う男性のなかには、家事をやらされている感を持つ人も少なくないと考えます。そのような状況で、もし夫が妻のことを気遣って家事に取り組むことができれば、妻はきっと喜ぶのではないでしょうか。

『男の「ちょいカジ」マニュアル』のなかでは、秘訣1で紹介した妻が望む家事を踏まえて、家事を大きく3つのタイプに分類し、夫ができる家事の自己チェックができるようにしています(図表2)。

妻が望む家事のなかから、夫が得意な家事を選び、それを率先してやる体制ができれば、夫婦の家事分担は、より円滑に進めることができるといえます。

しかし、なかには、家事経験が乏しいがゆえに、自分ができそうな家事をイメージしづらい男性もいるでしょう。そのような方に対して、お勧めの家事は何かについても尋ねてみました。

「会社帰りにメールをして、必要なものがあれば、買って帰ることは、所要時間も短くすみますし、家事が初心者の男性でもやりやすいと考えます。さらに、普段から妻が買っている家事愛用品リストを持っておくと、買い間違いを防ぐことができます」(佐藤氏)

「妻が夫にやってもらいたい家事の第2位でもある『休日の晩ご飯づくり』は、実は、初心者でも挑戦することができます。今は、冷凍食品の種類も豊富で、調理時間も短く簡単に料理をすることができます。料理に慣れて、料理の楽しさを知るきっかけづくりにもなるので、お勧めです」(佐原氏)

買い物は、「スキマ時間を活用したい人のおすすめの家事」(図表2)のひとつです。家事にかけられる時間がそもそも少ない方にも、お勧めできる家事だといえます。

また、料理に関しては、冷凍食品でなくても、インターネットに掲載されているビギナーでも簡単にできる手順紹介付きのレシピ情報を利用するといいかもしれません。

家事経験の乏しい男性でも、まずは買い物や簡単な料理を、少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

■妻が泣いて喜ぶ、入浴後のちょっとした「家事」
【こうすると妻が喜ぶ! 夫の家事分担 成功の秘訣3】
▼担当した家事は最後まで仕事感覚でやり抜く

生団連が実施したアンケート調査のなかでは、手伝ってくれた夫の家事に対して、様々な自由意見も寄せられています。

例えば、「休日の晩ご飯づくり」については……。
「予算度外視の高価な食材より、家にある食材で作ってほしい」
「後片付けしながら作ってほしい」

食器・調理器洗いについては……。
「シンクまわりが水でビチョビチョになっているので気をつけてほしい」

などが挙げられます。夫としては、せっかく家事を手伝っても妻が喜んでくれないことに対して、残念な気持ちになるかもしれませんが、受け持ち分は最後まで責任を持つという、仕事感覚が家庭内でも重要なのかもしれません。

『男の「ちょいカジ」マニュアル』では、各消費者団体からの助言を元に、家事のコツを掲載しています。

お風呂掃除のコツであれば、

「入浴後、お風呂場全体に水(*お湯ではなく)をかけ流すことを習慣にすると、カビの予防になる」
「排水溝に溜まった髪の毛は、匂いやパイプ詰まりの原因にもなるので毎回捨てる」

などが例として挙げられます。

最後のひと手間、それをやることで妻の夫に対する評価は上がるのではないでしょうか。また、賢い家事の智恵を知っていることでも、評価は高まるに違いありません。

「夫婦の家事分担では、夫が一人で担当した家事を遂行できないことで、夫婦の対立構造(家事を教える側と教えを乞う側)が生れてしまうことがあるため、マニュアルには、具体的な家事のアドバイスを入れています。夫が担当した家事を一人でやり遂げることが、夫婦の家事分担を継続するためには必要だと考えます」(八木氏)

夫が手伝える家事を増やすことも大切ですが、最初の段階ではあまり欲張らず、担当すると決めた家事に関しては、妻の支援を得ずに完遂できるようになることが、家事分担を継続的に上手に行う重要なポイントであるのです。

■理想は、「家事分担を何も決めない」家庭
▼最後に

佐藤氏からは、このような意見も頂きました。

「現在の日本社会では、家事をほとんどやらない男性が多いので、そのような男性に少しでも家事参画をしてもらいたいという思いで、非常にベーシックな内容を盛り込んでマニュアルを製作しました。しかし、本来は、夫婦で細かい分担を決めなくても、早く帰ってきた方が食事の準備をするといった自然体で家事分担ができることが理想であり、そのように夫婦の形が変化することを望んでいます」

本稿では、子育て夫婦の家事分担を成功させる秘訣に向けて、夫ができることを考えてみました。今後の理想は、男性の家事参画が当たり前の社会をつくることです。夫婦の家事分担の在り方について、さらに議論を深めていければと思います。

*注2:『男の「ちょいカジ」マニュアル』は、「人口減少と超高齢社会」対策の一環として、家事の知識や経験が不足している男性をターゲットに、家事参加のきっかけ作りとして、家事の初歩、第一歩にフォーカスした小冊子。その製作にあたって、各消費者団体(一般財団法人 消費科学センター、公益社団法人 札幌消費者協会、埼玉県地域婦人会連合会、堺市消費生活協議会、特定非営利活動法人 関東シニアライフアドバイザー協会、特定非営利活動法人 東京都地域婦人団体連盟)の協力を得ている。

(日本総合研究所 創発戦略センター ESGアナリスト 小島 明子 日国民生活産業・消費者団体連合会/(株)新東通信=取材協力)


[いずれもプレジデントオンライン]

Posted by nob : 2017年07月05日 07:49

何よりもまず患者と家族の関係性の問題が第一。。。

■小林麻央さんが選んだ「在宅ホスピス」の実態
どんな医療ができるの?容態が急変したら?

加藤眞三
慶應義塾大学看護医療学部教授

小林麻央さんは、5月末から在宅医療に切り替え、6月22日夜に家族に囲まれて最期を迎えました。いったいどのような医療が行われ、どのような利点があるのでしょうか。

乳がんで闘病中だった小林麻央さんが、2017年6月22日夜に旅立たれたことが報じられました。麻央さんは自分のがんを公表し、その闘病生活をブログ上でつづってこられました。そして、200万人を超える人がその記事を読み、共感し、励まされ、勇気づけられました。

人生の最期を迎えようとするその生き方を、リアルタイムでこれ程多くの人から注目されてきた人は、今までいなかったのではないでしょうか。幼いお子様を遺して他界しなければならなくなったことに悔しい思いをされてきたことと思いますが、心からご冥福をお祈りしたいと思います。

小林麻央さんがブログにつづってきた闘病生活は、多くの人にとって病気になったときの生き方を考えさせられるだけでなく、人生そのものについて再考させられるよい機会となりました。

「自宅で最期を迎える」という選択

麻央さんは、2017年5月29日に病院を退院され、在宅医療に切り替えられました。

在宅で麻央さんが受けた医療とは、いわゆるホスピス医療であり、現在は「緩和ケア」や「エンド オブ ライフ・ケア」と呼ばれているものです。がんなど病気に伴う症状を緩和することによって、最後の時間を少しでもよりその人らしく生活してもらうことを目指します。がんを治すという有効な治療法を失った時、医療の中心が治療を優先する「キュア」から生活を大事にする「ケア」へと向かうのです。

緩和ケア病棟(いわゆるホスピス)は、わが国では1990年に施設の認定が始まり、その後飛躍的に増加してきました。2016年11月の集計では 378施設7695床あります(日本ホスピス緩和ケア協会調べ)。そして、このような終末期医療の専門施設である緩和ケア病棟ではなく、麻央さんのように自宅で最期を迎える人も次第に増えてきています。全死亡の中でがんの病気により自宅で亡くなる人の割合、がん在宅死率は2007年までは6%台でしたが、 2015年には10.4%となり急速に増加しています(厚生労働省「人口動態統計」)。

緩和ケアの中で、大きなテーマとなるのが身体の疼痛コントロールです。WHO方式の「がん疼痛治療法」が発表されてからすでに4半世紀が過ぎ、現在は世界各国で実施されて、70~80%で鎮痛効果が得られると報告されています。特にここ10年間、疼痛治療に使うことのできる薬物の種類も増え、急速に進歩してきた領域です。

特に患者さんに知ってもらいたいことは、身体的な痛みのコントロール目標として次の3つの状態があることです。 

① 痛みにより夜間の睡眠が妨げられない状態
② 静かにじっとしていれば痛みがない状態
③ 体を動かしても痛みがない状態

つまり、身体を動かす生活をできる状態へもっていくことが疼痛コントロールの最終目標になるのです。

さらに、症状緩和においては、痛みのコントロールだけでなく、呼吸困難、咳、吐き気と嘔吐、下痢や便秘、脱水、悪液質(衰弱状態)と食思(欲)不振、腹水、吃逆(しゃっくり)など、その他の症状を和らげることも目標となります。

患者さんが、このような症状コントロールの目標を知っておくことは大切です。なぜなら、医療者と共通の目標をもつことによって、医療が患者と医療者の協働作業となり、よりよい緩和医療を実現することが可能になるからです。そのためには、患者さんが医療者に対して遠慮することなく対話をできることが前提となります。また、そのようなことが可能な医療者を探すことが大切です。

在宅でも施設と同程度のケアが可能に

ただ、自宅で死を迎えることに対して不安を抱く方も少なくないでしょう。自宅でも痛みのコントロールはきちんとできるのだろうか、容態が急変した時にはどうすればよいのだろうか、家族が介護で疲労してしまうのではないか、医療者はすぐに対応してくれるのだろうか、などです。

わが国で在宅ホスピスを開拓してきた第一任者である川越厚医師は、現在では制度も整備され、在宅でも施設ホスピスと同程度のケアを提供できると断言されています。そして、在宅ホスピスの利点を、次のように述べられています。

・自宅では束縛のない“生”を全うできる
・家には最期までその人の役割(生きる希望)がある
・住みなれた場所であり最も居心地が良い
・いつも家族がそばにいるため孤独から開放される
・家族は病院と家の二重生活をしないですむ

麻央さんも在宅医療であったからこそ、家族と濃密な時間を過ごすことができたのではないでしょうか。

さらに、在宅ケアをする家族をサポートする「レスパイトケア」というサービスも注目されてきています。レスパイトケアとは、難病をもつ乳幼児を在宅でケアしている家族の精神的疲労を軽減するため、小児ホスピスなどで一時的に子供をあずかりケアの代替を行うサービスです。在宅ケアで介護につかれた家族にとって、そのケアを持続して行うためには、このようなサービスが必要でしょう。このようケアもあることを知っておくと、将来必要となったときに自分の身近に見つけることができ、利用が可能となるかもしれません。

「心の痛み」のケアにも注目が集まってきた

最後に、緩和医療の分野で今起きてきている大きな変化についても知っておいて欲しいと思います。それはスピリチュアルケアにようやく焦点が当てられるようになってきたことです。

がんなど、いのちに関わる大病や進行性の難病を抱えたとき、「なぜ私はこんなに苦しまなければならないのか」「何のために生きているのだろうか」「自分の一生は何だったのだろう」「私が死ねば、残された家族はどうなるのだろう」「他人(家族)に迷惑をかけたくない」「他の人にお世話になるのはつらい」「もう逝かせて欲しい」「死んだ後はどうなるのだろう」など、様々な悩み、すなわち「スピリチュアルペイン」を抱えます。スピリチュアルケアはそれらに対処しようとするケアです。

欧米の病院では、病院の中に祈る場所やこころのケアをする人(チャプレンなどと呼ばれる)が存在することが当たり前になっています。ただ、明治の初期にわが国に西洋医学を導入し病院が創られたとき、スピリチュアルケアをすっかりはずす形で行われたのです。それ以来、医療が科学中心となりスピリチュアルなことは疎まれてきたのです。

1990年頃からようやくその重要性が注目されはじめ、2007年には、日本スピリチュアルケア学会が起ち上がり、教育や認定の制度が整えられてきました。また、2016年2月にスピリチュアルペインに関わる宗教者の会、臨床宗教師の会も発足しました。

このようなこころのケアが医療の中に導入され、上手く機能することになれば、患者さんが受ける終末期医療自体に大きな変化が訪れるだけでなく、医療そのものが人間全体をみるものになることでしょう。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年07月03日 17:13

安倍さん、、、まず一つ約束を守ることから。。。

■拉致被害者の蓮池薫さん、翻弄された壮絶な体験赤裸々に…「核・ミサイルとは切り離して交渉を」 愛媛で講演

 北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さん(59)=新潟産業大学准教授=は27日に開かれた愛媛拉致議連(森高康行会長)の記念講演会で、北朝鮮によって翻弄された自らの壮絶な体験を赤裸々に語った。

 「拉致問題の本質と解決への道」の演題で話した。蓮池さんが北朝鮮の工作員によって拉致されたのは1978年。当時、中央大学法学部3年で20歳だった。帰省していた新潟県柏崎市の海岸で、現在の妻、佑木子さんとともに無理矢理拉致され、2002年に帰国を果たすまで24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされた。

 「7月31日に工作員と戦闘員のグループに拉致された。7月下旬に柏崎に派遣されていたようだ。野宿などをしながら、夕方には海岸で物色していた。(佑木子さんと)久しぶりのデートで、前の日に5、6人で海水浴に来ていた海岸に2人で行った」と、蓮池さんは忘れたくても忘れれない当時のことを証言した。

 砂浜に向かう時、土手の上を数人の男がついてくるのを感じていた。座っていると波打ち際から1人の男が接近し、「すみません、たばこの火を貸してくれませんか」と日本語で声をかけてきた。

 蓮池さんは背後から顔を殴られ、「静かにしなさい」と脅された。「これは女を海外に売り飛ばそうとしている。男は海に放り込まれるのではないか」と恐怖で声も出なくなったという。

 ゴムボートに乗せられ、沖合の工作船に乗り移らされ、北朝鮮の秘密の港へ。佑木子さんの行方は教えられないまま、山の谷間に一軒ずつある「招待所」と呼ばれる家に入れられた。

     ◇

 「ものすごい絶望。死んでしまいたいが、死にたくない」。指導員の男は「まあ、落ち着け。勉強すれば立派な革命家になれる」と言った。拉致の目的は日本人を北朝鮮の工作員(スパイ)として養成することだったのだ。

 朝鮮語の勉強を始め、1年9カ月経ったころ、「おい、結婚するか」と突然、言われた。「お前の彼女はうちにいる」と。佑木子さんと結婚し生きてゆく希望はできたが、「待遇はがた落ちした」という。工作員としての養成が中断したからだ。当時、北朝鮮が拉致したレバノン人女性が海外で工作員の実習をしていたとき、レバノン大使館に逃げ込んだ「レバノン人拉致事件」が起きていた。現地の人間を工作員とする北朝鮮の思惑は失敗したのだ。

 その後、蓮池さんは日本語教師として暮らした。87年、これもストップする。同年11月の大韓航空機爆破のテロ事件だった。実行犯の工作員が田口八重子さん(78年拉致)から日本語を教わったことが明るみに。工作員に日本語を教えると秘密が漏れると判断した当局は日本語教育をやめた。

 90年にはソ連が崩壊。中国は改革路線に舵を切り、韓国に接近していた。「北朝鮮は大きな影響を受け、追い込まれた。国連入りし、日本との関係改善を図った。国交を正常化して、植民地時代の賠償金を取ろうとした」という。しかし、日本政府が拉致問題を交渉に持ち出したために頓挫。北朝鮮は非常に厳しい状況に追い込まれ、95〜98年には大飢饉で多くの人々が亡くなった。米のブッシュ政権は「悪の枢軸国」として対応を強めた。

     ◇

 「2002年の小泉訪朝を前に、北朝鮮は準備を着々と進めていた。私は日本海をボートで漂流中に北朝鮮の船に救われたというシナリオを3月から5月にかけて頭にたたき込まれた。そして、家族に会う場所として、平壌のマンションに移された」

 2002年10月、蓮池さんは帰国を果たした。1年半後に北朝鮮に残していた子供2人も取り戻した。「心配だった。子供と生き別れでは、日本に残れないと思った。兄と大げんかしたこともある」と、厳しい選択を迫られた当時を振り返る。

 現在も拉致被害者、特定失踪者を含め北朝鮮には日本人800人以上がとどめられているとされる。

 「今、残っている人たちは私たちより何倍も辛い思いをしている。もう帰った人がいるのに、なんで自分は帰れないのかと思い15年間過ぎた。北朝鮮は死亡したと日本政府に説明している。この恐怖感。一日も早い帰国を望むが、政府に交渉で頑張ってもらうしかない。国民世論が北を上回らなければ負けてしまう現実がある」と言葉に力を込めた。

     ◇

 北朝鮮は核実験と弾道ミサイルの発射実験を繰り返している。蓮池さんは「核・ミサイルと拉致問題は切り離さなければ。核・ミサイルは日本の安全上、重要なのでプレッシャーをかけるべきだ。一方、拉致は北朝鮮が応じるのであれば、積極的に交渉を進めるべきで、国際社会に対して、日本にとって拉致は重要なのだということをアピールして理解を求めなければ」と力説した。

 さらに、日本人が北朝鮮のどこにいるのか、情報収集と分析を進めた上で交渉に当たる重要性を指摘した。「北朝鮮に対し、拉致問題を先にやって、核・ミサイルという道筋を示す。そうすれば日朝間の国交正常化につながると。それなりに北朝鮮に有利な条件が生まれることを示して導くべきだ」と述べた。

 「もう時間がない。拉致被害者は60代、70代。家族も高齢化している。私は帰国したが、24年間の空白を埋めるには何年もかかった。一目でいいからと言うが、一目でいいわけがない」

[産経新聞]

Posted by nob : 2017年07月03日 16:55

喫緊の全世界的食料対策が不可欠。。。

■世界人口2100年に112億人=印、7年以内に中国抜く―国連報告書

 【ニューヨーク時事】国連経済社会局は21日、2100年に世界人口が112億人に達すると予測する報告書「世界人口展望2017年版」を発表した。現在の76億人から30年に86億人、50年には98億人に増加。現在2位のインドが24年ごろまでに中国を抜き首位に立つほか、同7位のナイジェリアが50年までに3位に浮上すると推定した。

 日本は現在11位(1億2700万人)だが、50年に17位(1億900万人)、2100年に29位(8500万人)に順位を下げるとしている。

 後発開発途上国47カ国の総人口は現在の約10億人から50年には19億人に増えると推定。1人の女性が生涯に産む子供の数(合計特殊出生率)が4.3と比較的高いことが背景にある。このほか、アフリカの26カ国も50年までに人口が現在の倍以上に増加する見通しだ。

[時事通信]

Posted by nob : 2017年06月23日 10:09

そもそもいつの時代も不確実性に満ち満ちている、、、自らが変われば時代も変わる。。。

■大いなる不確実性の時代へようこそ

 マッテオ・レンツィ、デビッド・キャメロン、テリーザ・メイ――。全員が世論調査にだまされた。問題は、世論調査が間違っていたことではない。一部の調査はかなり正確だったし、これらの指導者が政治的に運命を決する判断を下した時点では、大半が正しかった。イタリアのレンツィ前首相と英国のキャメロン前首相は、国民投票の実施を決めた時点では明らかに有権者の過半数の支持を得ており、勝てると確信していた。現職のメイ英首相が解散総選挙を決めた今年4月には、確かに保守党が労働党を大きくリードしていた。有権者が心変わりしたスピードが、世論調査そのもの以上に結果を大きく左右した。

■世界金融危機が転機に

 フランスの有権者はどの国よりも極端だった。短期間に順次実施された選挙で、政界エスタブリッシュメント(支配階級)を事実上丸ごと全滅させたのだ。このむごさは、伝統的な二大政党がまだ政治を支配している米国や英国で我々がこれまで目の当たりにしたものを凌駕(りょうが)する。フランス国民は、選択肢をすべて使い果たす過程にある。もし彼らがエマニュエル・マクロン大統領に幻滅するようなことになれば、一体どうするのかと考えると胸が痛む。

 これらすべての国で、世界金融危機が歴史的な転換点となった。危機対策が所得分配と公的部門の質に与えた影響によって引き起こされたものだ。これがグローバル化と現代流の貿易協定に対する持続的な政治的反発を引き起こし、経済政策と金融規制に関して従来抱かれていた考えを試すことになった。そして今では、政治に対する我々の考え方を試している。

 共産主義に対する資本主義の勝利は、筆者のような今日のコメンテーターやアナリストの多くにとって、自分の考えを形成する唯一最大の出来事だった。我々の世代は、1990年代に広まった「歴史の終わり」の高揚感については懐疑的だったかもしれないが、グローバルな金融資本主義のパラダイムを完全に受け入れた。中道左派の実利主義と新世代の中道左派の指導者の誕生を祝った。

 我々の失敗は、政治的に有用なものを普遍的な事実と取り違えたことだ。金融危機は、表向きは安定した政治・金融環境に見えたものを、数学者や物理学者が「ダイナミックなシステム」と呼ぶものに変えた。このシステムの最大の特徴は、大いなる不確実性だ。そうしたシステムは必ずしも混沌としたものにはならない―― もっとも一部はなるかもしれない――が、間違いなく予測不能だ。このシステムは、いくつかの数式でモデル化することはできない。せいぜいできることと言えば、局地的な不安定性を特定し、それらを避け、何とか困難を切り抜け、しっかり目を開いておくことくらいだ。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2017年06月20日 09:50

初めの一歩は、依存従属心からの脱却。。。

■何をやっても安倍政権の支持率が下がらない理由

 濫用の危険性を孕んだ共謀罪法案を委員会採決を省略したまま強行採決したかと思えば、「存在が確認できない」として頑なに再調査を拒んでいた「総理のご意向」文書も、一転して「あった」へと素早い変わり身を見せたまま逃げ切りを図ろうとするなど、かなり強引な政権運営が続く安倍政権。ところがこの政権が、既に秘密保護法、安保法制、武器輸出三原則の緩和等々、政権がいくつ飛んでもおかしくないような国民の間に根強い反対がある難しい政策課題を次々とクリアし、危ういスキャンダルネタも難なく乗り越え、その支持率は常に50%前後の高値安定を続けている。

 確かにライバル民進党の長期低迷という特殊事情もあろうが、なかなかそれだけでは説明がつかないほど、政権の支持基盤は盤石に見える。

 ビデオニュース・ドットコムでは、一橋大学大学院社会学研究科の中北浩爾教授と、過去の一連の「政治改革」が権力を首相官邸に集中させたことが、結果的に安倍一強状態を生んでいることを議論してきた。(マル激トーク・オン・ディマンド 第841回(2017年5月20日)「安倍政権がやりたい放題できるのはなぜか」 )

 しかし、制度や法律の改革によって永田町や霞が関を支配下に収めることができても、自動的に国民の高い支持率を得られるわけではない。安倍政権の高い支持率が続く理由はどこにあるのか。

 政治とメディアの関係に詳しい社会学者で東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授の西田亮介氏は、安倍政権の安定した支持率の背景には自民党の企業型広報戦略の成功と日本社会に横たわる世代間の認識ギャップの2つの側面が存在すると指摘する。

 第二次安倍政権がマスメディアに対して度々介入する姿勢を見せてきたことは、この番組でも何度か問題にしてきたが、それは自民党の新しい広報戦略に基づくメディア対策を着実に実行しているに過ぎないと西田氏は語る。

 支持率の長期低落傾向に危機感を抱いた自民党は、1990年代末頃から企業型のマーケッティングやパブリック・リレーションズ(PR)のノウハウを取り入れた企業型広報戦略の導入を進め、2000年代に入ると、その対象をマスメディアやインターネット対策にまで拡大させてきた。

 特にマスメディア対策は、個々の記者との長期の信頼関係をベースとする従来の「慣れ親しみ」戦略と訣別し、徐々に「対立とコントロール」を基軸とする新たな強面(こわもて)戦略へと移行してきた。その集大成が2012年の第二次安倍政権の発足とともに始まった、対決的なメディアとは対立し、すり寄ってくるメディアにはご褒美を与えるアメとムチのメディア対策だった。

 マスメディアの影響力が相対的に低下する一方で、若年世代はネット、とりわけSNSから情報を得る機会が増えているが、自民党の企業型広報戦略はネット対策も網羅している。西田氏によると、自民党は「T2ルーム」と呼ばれる、ネット対策チームを党内に発足させ、ツイッターの監視や候補者のSNSアカウントの監視、2ちゃんねるの監視などを継続的に行うなどのネット対策も継続的に行っているという。

 こうしたマスメディア・インターネット対策も含め、自民党の企業型広報戦略は、企業の広報担当者が聞けばごく当たり前のことばかりで、言うなれば企業広報の初歩中の初歩を実行しているに過ぎないものだという。しかし、ライバル政党がその「初歩中の初歩」さえできていない上に、マスメディアが「政治のメディア戦略」に対抗する「メディアの政治戦略」を持ち合わせていなかったために、これが予想以上の成果をあげている可能性が高いのだという。

 また、安倍政権の安定した高支持率を支えるもう一つの要素として、西田氏は世代間の認識ギャップの存在を指摘する。

 民放放送局(TBS系列JNN)による最新の世論調査では20代の若者の安倍政権の支持率は68%にも及んでいるそうだ。また、2016年の総選挙の際の朝日新聞の出口調査でも、若い世代ほど自民党の支持率が高いことが明らかになっている。これは、若年世代と年長世代の間で、政治や権力に期待するものが異なっていることを示している可能性が高い。

 自身が34歳の西田氏は、若者ほど政権政党や保守政治に反発することをディフォルトと考えるのは「昭和的な発想」であり、今の若者はそのような昭和的な価値観に違和感を覚えている人が多いと指摘する。実際、「若者は反自民」に代表される昭和的な価値体系を支えてきた「経済成長」「終身雇用」「年功序列」などの経済・社会制度は既に社会から消滅している。にもかかわらず、年長世代から昭和的な経済・社会情勢や制度を前提とした価値規範を当たり前のように強いられることに多くの若者が困惑していると西田氏は言う。

 思えば、かつて時の政権が安全保障や人権に関わる政策でこれまで以上に踏み込んだ施策や制度変更を実行しようとするたびに、強く反発してきたのは主に若者とマスメディアだった。若者とマスメディアの力で、与党の暴走が抑えられてきた面があったと言っても過言ではないだろう。しかし、マスメディアは新たな戦略を手にした政治に対抗できていないし、若者も経済や雇用政策などへの関心が、かつて重視してきた平和や人権といった理念よりも優先するようになっている。

 そうなれば、確かにやり方には強引なところはあるし、格差の拡大も気にはなるが、それでも明確な経済政策を掲げ、ある程度好景気を維持してくれている安倍政権は概ね支持すべき政権となるのは当然のことかもしれない。少なくとも人権や安全保障政策では強い主張を持ちながら、経済政策に不安を抱える他の勢力よりも安倍政権の方がはるかにましということになるのは自然なことなのかもしれない。

 しかし、これはまた、政治に対する従来のチェック機能が働かなくなっていることも意味している。少なくとも、安倍政権に不満を持つ人の割合がより多い年長世代が、頭ごなしの政権批判を繰り返すだけでは状況は変わりそうにない。

 安倍一強の背景を広報戦略と世代間ギャップの観点から、西田氏とジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。

何をやっても安倍政権の支持率が下がらないのはなぜなのだろうか。
https://youtu.be/1xr0zZ-BXQQ

[BLOGOS]

Posted by nob : 2017年06月18日 15:49

そこに原発があるかぎり、、、事故は綿々と繰り返される。。。

■肺から最大2万2000ベクレル 5人搬送 内部被ばく検査へ

6日、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、袋の中から放射性物質の粉末が漏れ出し作業員5人の手袋や服などが汚染されたトラブルで、このうち1人の肺から最大2万2000ベクレルの放射性物質が計測され、原子力機構は5人を専門の施設に移し詳しい検査を行うことにしています。

茨城県にある日本原子力研究開発機構の「大洗研究開発センター」の施設で6日午前、5人の作業員が燃料の貯蔵容器の点検をしていたところ、実験で使ったプルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が入った袋が破裂し5人の手袋や服が汚染され、このうち3人の鼻の中から最大24ベクレルの放射性物質が確認されました。

文部科学省によりますと、体外に出てくる放射線を測定する機器で調べたところ、このうち1人の肺から6日の時点で確認された値より大幅に高い、最大2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたということです。

原子力規制庁によりますと、この放射性物質はプルトニウム239だということです。

どのくらい被ばくしているかは、まだわかっておらず、この1人を含む5人全員について体内に入り込んだ放射性物質の影響で被ばくする内部被ばくについての詳しい検査が必要だとして、千葉市にある放射線医学総合研究所に搬送したということです。

5人は当時、燃料研究棟と呼ばれる燃料の研究開発などに使われていた施設で作業をしていて、原子力機構は漏れ出した放射性物質による外部への影響はないとしています。
【「被ばく限度を超えるのはほぼ確実」】日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、袋の中から放射性物質の粉末が漏れ出し、作業員5人の手袋や服などが汚染されたトラブルで作業員の1人の肺から2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたことが7日の原子力規制委員会で報告されました。

これについて、規制委員会の放射線の安全規制が専門の伴信彦委員は「肺に吸い込んだ放射性物質の測定で、こうした値が出てくるのは半端な状況ではなく、作業員の被ばく限度を超えるのはほぼ確実だ。だからといって、命に関わる急性影響が出るということではないと思うが、事態としては決して軽微なものではない」と述べました。

そのうえで、「今回の作業の手順が、どこまで妥当だったのか厳しく見る必要がある。顔を半分覆う半面マスクをしていたのに体内の汚染が生じたということなので、マスクの装着が十分だったのかなどについても情報を確認したうえで監督、指導してほしい」と述べました。
【「2万2000ベクレル 聞いたことがなく大きな値」】内部被ばくの問題に詳しい量子科学技術研究開発機構の明石真言執行役は「2万2000ベクレルという数字は、事実なら国内では私は聞いたことがなく大きな値だ。ただ、健康への影響については体内に取り込んだ放射性物質がどのような核種なのかによって数倍違ってくるので評価のためにはこうした点を明らかにする必要がある」と話しています。

[NHKニュース&スポーツ]

Posted by nob : 2017年06月07日 15:09

また旅立つ君へVol.129/もはや旅に出ようすらしない君へ、、、他人の瞳の中のどこを探したところで君の幸せは見つからない。。。

■いまの若者たちにとって「個性的」とは否定の言葉である
ゆとり世代との付き合い方

土井 隆義
筑波大学教授
社会学者

「個性的だね」は差別語なのか?

2〜3年前、毎日新聞記者の小国綾子さんからこんなエピソードをうかがったことがある。LINE株式会社の出前授業に付き添い、中学校を訪問した時のことだそうだ。

「友だちから言われて最もイヤな言葉は? (1)まじめだね (2)おとなしいね (3)天然だね (4)個性的だね (5)マイペースだね」との問いかけに対し、一番多かった回答は「(4)個性的だね」だったという。

「まさか!」と耳を疑った彼女に向かって、生徒たちは口々にこう語ったそうだ。

「個性的と言われると、自分を否定された気がする」「周囲と違うってことでしょ? どう考えてもマイナスの言葉」「他の言葉は良い意味にも取れるけど、個性的だけは良い意味に取れない」「差別的に受け取られるかも」等々――。

驚かれるかもしれないが、どうやらこの中学生たちだけが特殊というわけでもないらしい。

昨年、日本生産性本部が実施した新入社員「働くことの意識」調査では、昇進したいポストを「社長」と答えた者が過去最低の10.8%、最多は「役職につきたくない」の20%だった。

働き方を尋ねた設問では、「人並みで十分」が過去最多の58.3%、「人並み以上」は34.2%にすぎなかった。

考えてみれば、先の中学生たちもすでに高校を卒業した頃だ。すでに社会人になっている者もいるだろうし、大学へ進学した者も数年後には社会に出るだろう。

もちろん、この世代の人たちに「個性的な人間でありたい」と切望する気持ちがないわけではあるまい。どんな人間だろうと自分の存在意義を求めようとするものだ。

しかし、その思いをストレートに口に出すと、周囲から自分だけが浮いてしまう。みんなと同じでなければ安心できず、たとえプラスの方向であったとしても自分だけが目立つことは避けたい。

そんな心性が広がっているように見受けられる。

変容するコミュニケーション様式

ネットの発達も相まって、若者世代では人間関係の希薄化が進んでいる――。近年は、そんな指摘もしばしば耳にする。

しかし、実際に彼らに声をかけてみれば、意外と付き合いの良いことに気づかれるだろう。

統計数理研究所が実施している「日本人の国民性」調査の最新データによると、「上役と仕事以外の付き合いはあったほうがよい」と考える者の割合は若年層ほど高く、20代ではじつに70%を占める。

「家族的な雰囲気のある会社に勤めたい」と考える者も同様の傾向を示しており、20代の50%がそう思うと回答している。

もっとも、彼らのコミュニケーション様式が上の世代と異なっていることには留意しておくべきである。おそらく現在40代から上の世代は、濃密な関係を取り結ぶためには相手のことを総体的に理解しておかなければならないと考えるだろう。

しかし、20代から下の世代は違う。当面の付き合いにとって必要な情報だけを共有できていれば、それで十分に濃密な関係を築くことができると考える。いわば全面総括型ではなく、一極集中型のコミュニケーション様式へと変貌している。

このような違いが生じているのは、昨今の日本では人間関係の流動性が高まっており、その最前線にいるのが若年層だからである。かつて人間関係が固定的だった時代には、人々は親密な相手と否応なく全人的に付き合わざるをえなかった。

しかし、流動性が高まってくると、その前提は崩れ去っていく。各々の局面で付き合う相手を切り替えることが容易なため、その場面で必要とされる情報だけで十分に親密な関係が成立しうると感じられるのである。

上の世代から眺めたとき、若年層の人間関係が希薄化しているように映るのは、おそらくこの感覚の相違によるところが大きい。総体的な関わり合いを前提としていると、部分的につながっている関係はどうしても希薄なものに見えてしまう。

しかし、そもそもアイデンティティが普遍不動の一貫したものではなくなり、場面ごとに切り替わる変幻自在なものになっているとすれば、現在とは違う場面における自分を目前の相手にあえて呈示しないことは、その相手に対してむしろ誠実な態度といえなくもない。そんなものを顕わにされても、相手は戸惑うだけだからである。

「一匹狼」より「ぼっち」の回避

ところで、人間関係の流動性が高まったという事実は、それだけ制度的な枠組みが拘束力を失っていることを意味する。

裏を返せば、制度的な枠組みが人間関係を保証してくれる共通の基盤ではなくなり、それだけ関係が不安定になってきたということでもある。

既存の制度に縛られることなく、付き合う相手を勝手に選べる自由は、自分だけでなく相手も持っている。関係の自由度の高まりは、自分が相手から選んでもらえないかもしれないリスクの高まりとセットなのである。

冒頭で紹介した「個性的であること」が忌避される理由も、じつはここにある。

「個性的であること」は、組織からの解放を求めるには好都合だが、組織への包摂を求めるには不都合である。自分の安定した居場所が揺らぎかねなくなってしまう。

今日の若者たちは、かつてのように社会組織によって強制された鬱陶しい人間関係から解放されることを願うのではなく、その拘束力が緩んで流動性が増したがゆえに不安定化した人間関係へ安全に包摂されることを願っている。

もちろん、前者が後者へと完全に入れ替わったわけではないが、少なくともその比重は大きく移り変わっている。

かつて人間関係が不自由だった時代の若者たちは、強制された関係に縛られない「一匹狼」に人間的な魅力を感じて憧れたものだった。

しかし、今日の若者たちは、一人でいる人間を「ぼっち」と呼んで蔑みの対象とするようになっている。一人でいることは関係からの解放ではなく、むしろ疎外を意味するからである。

既存の社会制度の束縛から解放され、自由な関係を築けるようになったのに、それでも一人でいる者は、誰からも選ばれない人間的魅力を欠いた人物とみなされ、否定的に捉えられてしまう。

逆にいえば、人間関係に恵まれているという事実こそが、人間的魅力を示す重要な指標となっている。

一人ぼっちでも充実していることを意味する「ぼっち充」という言葉があるのも事実である。しかし、それも負け犬の遠吠えという感がぬぐえない。あるいは、「ぼっち」回避の疲弊感からくる反動といえなくもない。

かつてと比較すれば、現在の日本は確かに一人でも生活しやすい社会になった。しかし、そうやって人間関係の自由度が高い社会になったからこそ、つねに誰かとつながっていなければ逆に安心できなくなっている。

それを欠いた人間は、価値のない人物と周囲から見られはしないかと他者の視線に怯え、また自身でも価値のない人間ではないかと不安に慄くようになっている。その意味で、じつは今日は、一人で生きていくことがかつて以上に困難な時代なのである。

ゆとり世代といかに接するべきか

日本能率協会が実施している新入社員調査には、理想の上司像を尋ねた設問がある。その近年の回答を見ると、仕事について丁寧な指導をする上司の人気が高く、仕事を任せて見守る上司の人気は低い。

ところが現在の上司に同じ質問をすると、まったく逆の回答が得られる。おそらく現在の上司は、かつて自分たちが若かった頃に、上司を鬱陶しい存在と看做していたからだろう。

ここに世代間の大きな意識ギャップがある。端的にいえば、今日の若者には、上司や仲間から「見られているかもしれない不満」よりも、「見られていないかもしれない不安」のほうが強いのである。

社会的動物である人間は、他者からの承認によって自己肯定感を育み、維持していく存在である。その構造は昔も今も変わらない。

ただし、個性的であることが憧れでありえた時代に私たちに強力な承認を与えていたのは、社会的な理想や信念といったいわば抽象的な他者だった。その評価の基準は普遍的で安定しており、いったん内面化された後は人生の羅針盤として機能しえた。

それに対して今日では、抽象的な他者のリアリティが失われた結果、身近な周囲にいる具体的な他者の評価が前面にせり出してきた。しかも、その評価の基準は場の空気次第で大きく揺れ動くので、その都度ごとに相手の反応を探らなければならなくなっている。

今日の若者たちがゆとり世代と呼ばれ、その生き方が生ぬるいと批判される理由もここにある。確かにこの世代の人たちは、がつがつとしたハングリーな生き方を「意識高い系」や「ガチ勢」と呼んで揶揄したりする。

しかしそれは、一人だけが頑張って周囲から浮いてしまうと、コミュニケーション能力の欠如した空気が読めない人物と看做されかねないからである。逆に言えば、みんなが一緒に頑張っているときに一人だけが怠惰なのも、今日ではかつて以上に嫌われる。

「そんなことやってられねえよ」と、斜に構えた態度が不良的で格好よく見えた時代もあったが、今日ではまったく事情が異なっている。良くも悪くも周囲から目立つことは、自分の居場所を不安定にすることであり、ともかくご法度なのである。

ゆとり世代の若者たちは、やる気の足りない人間というわけではなく、人間関係に対して過剰な気遣いを示す人々だと考えたほうがよい。「個性的であること」が忌避されるとしても、周囲から承認されるための自己有用感は互いに強く求め合っている。

したがって、チーム全体でやる気を出し、創造力を発揮するのはOKだともいえる。事実、クール・ジャパンとして世界に誇る日本発のコンテンツの多くは、若者たちがチームを組んで共同作業で生み出したものであることを想起すべきである。

職場の中でゆとり世代の若者たちと向き合う上司の方々は、そんな彼らの心情を察しつつ接するべきだろう。それが感性の豊かな彼らの創造力をうまく活かす道であり、企業の業績アップにもつながっていくはずである。

彼らの生きてきた環境に想像力を巡らせることなく、ただ単に憂えてみせているだけでは、新旧どちらの世代にとっても、したがって日本の社会全体にとっても、結局は不幸な結果に陥ってしまうこととなるだろう。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2017年06月07日 14:55

お茶は人生の友、、、その時々の気分とそれぞれの効能に応じて様々なお茶がいつも私の傍らに。。。♪

■ダイエットから腸活まで 侮れない「緑茶」の健康効果

近年、お茶に秘められた健康パワーが次々と明らかになっている。

 お茶(緑茶)は世界に誇れる日本の文化の一つです。「緑茶がダイエットに効く」「緑茶でうがいすると風邪の予防になる」――といったうれしい話を耳にする機会が増えました。今、緑茶の健康効果についての研究が国内外で進行しており、緑茶に秘められた健康パワーが次々と明らかになっています。

 2015年5月には、緑茶を飲む習慣が死亡リスクを減らし、長寿につながるという研究結果が国立がん研究センターから発表され、マスコミなどで大きく取り上げられました。

 がんや循環器疾患にかかっていなかった40~69歳の男女約9万人を、約19年間にわたって追跡調査した結果、緑茶を飲む量が多くなるほど、死亡率が下がることが明らかになっています。さらに、死因別で見ると、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患では緑茶を摂取する量が多くなるほど危険度が有意に低下しています。
緑茶を飲まない人に比べ、緑茶を飲んでいる人の死亡率は下がる傾向が確認された。さらに摂取量が多くなるほどリスクは低くなる傾向も確認された(国立がん研究センターの多目的コホート調査による結果、2015年)

 そのほかにも様々なことが分かってきています。そこで、最新の「緑茶の健康効果」と摂取のポイントをまとめました。

■お茶をちょこちょこ飲むといい理由

 緑茶の健康効果というと、まず挙がるのが「カテキン」です。カテキンは、植物中に数千種類あるといわれる「ポリフェノール」の一種で、緑茶の渋みの主成分。ダイエットや、血圧、血糖値の抑制から、抗菌、抗ウイルス効果(インフルエンザ予防)にいたるまで、さまざまな効果があるといわれています。

 大妻女子大学名誉教授の大森正司さんによると、カテキンのさまざまな効果の秘密は、カテキンの2つの特徴によるものだそうです。1つは吸着性の強さ。これにより、虫歯菌にくっつき増殖を抑えたり、ウイルスの体内への侵入を防いだりするのです。腸内では悪玉菌に付着してやっつけるため、腸活効果も期待できます。2つ目は、体内で生まれる活性酸素を消去する抗酸化機能です。ストレスや紫外線、疲労などによって発生した活性酸素を消去する作用が期待できます。

 大森さんによると、カテキンの血中濃度は、緑茶を飲んだ後、およそ1~2時間でピークになるそうです。このため、緑茶を机において、ちょこちょこと飲むのがいいそうです。

■今、注目の成分「テアニン」とは?

テアニンをたっぷり抽出する「氷水出し茶」。水80~100cc(氷を除く)に対して茶葉10gを急須に入れ、10分待って湯飲みに注ぐ。カフェインはほんのわずかしか抽出されない

 お茶の健康効果で、最近注目されているのが、うまみ成分である「テアニン」です。テアニンにはリラックス作用があり、ストレス緩和や睡眠の質を改善する効果なども期待できるといわれています。

 テアニン入りの水溶液を摂取後、40分くらいすると脳波にアルファ波(α波)が出るという研究結果があります。さらに摂取後、40分後くらいまで副交感神経の活性度が増すことも明らかになっています。

 大森さんによると、テアニンをしっかりとりたい場合は、“氷水出し茶”にするといいそうです。低温で抽出すると、渋み成分であるカテキンが少なくなるため、テアニンによるうまみがより強く感じられるとのこと。

■緑茶は「血液サラサラ」食材の基本

 「血液サラサラ」という言葉の名付け親である、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅さんは、緑茶は血液サラサラ食材の「基本」となる存在だと話してくれました。

 「血液をサラサラにするには、血液の材料となる日頃の食事を改善することが極めて大切です。なかでもお茶は、食品と健康、という視点で考えたときに基本中の基本となるとても重要な存在です」(栗原さん)

 がんに関しても、説得力のある国内の研究報告が積み上がってきています。栗原さんが注目しているのが、厚生労働省が発表する市区町村別の「がん死亡率」のデータです。「がんによる死亡率が少ない市区町村ランキングで、男性の2位と3位に静岡県の掛川市と藤枝市、女性の1位と2位に掛川市と藤枝市が入っています。いずれも緑茶の産地として有名な場所です。緑茶を飲む習慣ががんを遠ざける、と考えて正解だといえるでしょう」(栗原さん)

■緑茶は、肝臓をダメージから守ってくれる

 緑茶はビジネスパーソンの多くが気になる「肝臓」への効果も期待できます。

 「肝臓は活性酸素に極めて弱い臓器で、ストレスの影響も受けやすいのです。そこで患者さんにお勧めしているのが、緑茶です。緑茶に含まれるカテキンには、肝臓を攻撃する活性酸素を消去する強い抗酸化作用があります。つまり、肝臓をダメージから守ってくれるわけです」(栗原さん)

 さらに栗原さんは、インフルエンザや風邪予防のために「お茶うがい」を推奨しています。お茶に含まれるカテキンが、インフルエンザウイルスの表面にある突起にくっつき、粘膜にウイルスが吸着するのを邪魔して感染を防ぐのだそうです。

■抗アレルギー作用を持つ注目のお茶とは

 日本のお茶の7割以上は「やぶきた」という品種です。日本人なら、多くの人が「やぶきた」という言葉を聞いたことがあるでしょう。その一方で、最近では、香味や機能性などに優れた品種の開発も進んでいます。今注目されている品種が「べにふうき」という品種です。

 べにふうきには抗アレルギー作用があり、べにふうき緑茶を日々飲んでいると、ハウスダストや花粉などによるアレルギー症状を抑える効果が期待できます。2015年4月から始まった「機能性表示食品」制度で受理された商品も登場しています。

 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門の山本万里さんによると、花粉が飛び始めてから飲むより、飛散する前から飲んでおいたほうがいいそうです。「早めに飲むことによって症状はより効果的に抑えられます。スギ花粉が辛いという人は、クリスマス前後を目安に飲み始めるといいでしょう」(山本さん)

(日経Gooday編集部)

[NIKKEI STYLE]

Posted by nob : 2017年06月07日 14:28

都会人の意識と都会の構造との関係性

■ニューヨークにあって東京にない、都会人の「選択権」
この保守性の原因は何なのか?

寺田 悠馬
株式会社CTB代表取締役

東京オリンピックの不意打ち

東京オリンピックをやり過ごすこと。無理に無関心を装うのでなく、斜に構えて批判するでもなく、2020年にこの街に到来すると誰もが知る催事について、その存在すら忘れてしまったような涼しい顔でやり過ごすこと。それが難しい。油断すると、東京オリンピックが意外な時と場所に現れて、善意を振りかざして迫って来るからだ。

先月、都内の国立大学の入学式に参列し、久しぶりに訪れたアカデミアの荘厳な雰囲気に快く浸っていると、東京オリンピックの不意打ちにあった。

学長の式辞をはじめ、雛壇に整列した学者らのスピーチに聞き入り、胸中に密かに抱く研究職への憧れと、いつかは自分も大学院受験を試みたいという夢想に興じていた時、唐突に、オリンピックのフラッグを携えた政治家の入場がアナウンスされたのだ。

駆け上がるように壇上に現れた政治家は、学者たちに代わってマイクを握ると、「東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアー」という都内62区市町村を巡回中のイベントが、まさにその日、大学がキャンパスを構える地区を訪れている幸運について語り、さらには、入学式に参列する我々一人ひとりが、一丸となって東京五輪を「盛り上げる」重要性を熱心に説き始めた。

つい先刻まで会場を満たしていた繊細な空気がたちまち掻き消されていく様子に狼狽しながらも、筆者は、政治家の顔に張り付いた笑顔を頼りに、なんとか自分も、オリンピックが東京にやって来る事実に、健康的な興奮を覚えられまいかと試みた。

だが、繰り返し使われる「盛り上げる」という動詞の軽薄さに目眩を覚え、アカデミアにいささか暴力的な不調和をもたらす政治家への嫌悪感を、克服することができなかった。

政治家に対する嫌悪感は、やがて彼のノリ、ひいては東京五輪そのもののノリについていけない自分へと矛先を変え、いたたまれない罪悪感だけが後味として残る。筆者はまたしても、東京オリンピックをごく涼しい顔でやり過ごすことに失敗したのだ。

都会と都会人の関係性

生まれ育った街にオリンピックがやって来る。生涯に一度あるかないかの一大イベントを素直に喜べない罪悪感に悩む時、筆者は、高校時代にすがるように読んだ、E.B.ホワイトのエッセイを思い出す。

日本では主に『スチュアート・リトル』(1945年)や『シャーロットのおくりもの』(1952年)といった児童文学の作者として知られるホワイトが、1949年に刊行したエッセイ『Here is New York』は、当時全盛期にあった文芸誌「ニューヨーカー」のジャーナリストとして、都市生活について書き続けたホワイトの真骨頂である。

単行本にしてわずか十数ページの短編の中で、ホワイトは、都会と都会人の関係について、次のように書いている。

「ニューヨークは、独りになる幸せと、参加する興奮とを、同時に許容する。同じく密度の濃い他の共同体に比べて、ニューヨークは、街でつねに起こり続ける壮大で暴力的で素晴らしいイベントのすべてから、個人を隔離すること――もし個人がそれを望むなら。そして大抵の個人は、それを欲するか、必要としている――に長けている・・・

・・・ニューヨークは、どんなできごとが到来しても(東から1000フィートの航路船がやってこようと、西から2万人の党大会がやってこようと)、これらを個人に強要せずに、すっかり吸収してしまう構造にできている。

だからそこに暮らす人々にとって、あらゆるイベントは選択肢に過ぎず、居住者は、参加するスペクタクルを随意に選択することで、己の魂を保全する。大小問わず、多くの都市において、個々の居住者にはこの選択権が与えられていない」

ホワイトの『Here is New York』を読んだ高校時代、筆者は、人口約1万3千人の小さな町の外れにキャンパスを構えるアメリカの寮制高校で、わずか250人の高校生に混じって共同生活を送っていた。狭い共同体を窮屈に感じながらも、その圧迫感をどう言葉にしたら良いか分からず苦しんでいたさなか、ホワイトが言う「選択権」の不在に、息苦しさの正体を発見した。

つまり、筆者が暮らす小さな共同体では、「独りになる幸せ」が許容されず、「参加する興奮」だけが、唯一の選択肢としてあらかじめ提示されていた。参加を免れない以上、すべてのイベント――1000フィートの航路船や2万人の党大会こそ訪れないものの、小さな町でも日々何かしらが起こる――に、健康的な興奮を覚えるのが圧倒的な正解として存在する。

そのため共同体の居住者たちは、個々の好き嫌いを思慮するまでも無く、とにかく一定の興奮状態を装い、事前に決められた設定を忠実になぞり、すでに書かれたあらすじを示し合わせたようになぞるロールプレイを演じるしかない。かくして完成する「物語」から逸脱する身振りは、あらかじめ選択肢から排除されているからだ。

無論こうした環境下では、あえて斜に構えた態度を選択し、共同体で起こるイベントを批判することも可能だろう。筆者自身、ささやかな反抗に甘んじたこともある。

だがそうした振る舞いは、反対意見を述べる配役という形で、たちまちイベントの一部として組み込まれ、共同体の完全性を補強する結果しか生まない。些細な反抗など訳なく吸収してしまうほど、共同体を支配する「物語」の単一性が強力だからだ。

かくして反対意見さえ容易に体内に取り込む怪物に抗うには、まるでその存在など忘れてしまったかのように、涼しい顔で「物語」をやり過ごすのが唯一の戦略である。だが「参加する興奮」以外の選択肢をあらかじめ排除する共同体は、そんな振る舞いを決して許容してはくれない。筆者はそれがたまらなく窮屈で、非都会的に感じたのだ。

7年の尺を持つ「物語」

ホワイトのニューヨークに勝るとも劣らない大都会、東京にいま、「オリンピックを心して待ち望む」という威圧的な「物語」が覆いかぶさっている。

2013年にブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会総会で東京五輪が決定した瞬間、東京の都市生活は、2020年というあくまで恣意的な年を境に、「オリンピック前」と「オリンピック後」に――まるでダイエット食品の広告のように――分類されてしまった。そして7年の尺を与えられた「オリンピック前」の「物語」は、いまちょうどその中盤――五幕劇であれば第三幕――に差し掛かっている。

この「物語」は、東京の居住者が期待に胸をふくらませて、大きな笑顔で2020年を待ち望むという、もっぱら肯定的な気配に支配されている。

無論、時に膨張する大会予算が問題視され、不祥事の一つや二つも発覚しようが、これらは「物語」のドラマ性を際立たせる小細工に過ぎず、東京に限らずどの大会でも起きる伏線として、オリンピックという説話の大枠にあらかじめ織り込まれている。多少のドラマを許容しつつも、大会の根本的な善性は決して疑われることなく、「オリンピック前」の直線的なあらすじは、2020年に向かって突き進むだろう。

やがて「物語」は、事前に定められたクライマックスへと収束する。個々の選手の勝敗や、各国のメダル獲得数、さらには大会予算の最終的なROI(投下資本利益率)にかかわらず、閉会式が催される2020年8月9日には、オリンピックが平和の祭典として祝福され、圧倒的に肯定される以外の結末は許容されていないからだ。

つまり、高まる興奮に身を委ね、一丸となってオリンピックを「盛り上げる」熱量を装いつつも、じつはすでに書かれたあらすじから何ら逸脱せず、あくまで無難に展開する保守的な「物語」が、近年の東京の都市生活に覆いかぶさっているのだ。

そして、東京に暮らす我々は、オリンピックの招聘と運営に直接的に関与するか否かにかかわらず、この融通の利かないあらすじから逃れることができない。2020年を何かの節目と意識せずには東京で生活できない我々は、

「オリンピックが来る頃、自分は何歳になっているだろう?」
「オリンピックが来る頃、自分はどんな仕事をしているだろう?」

と、ついオリンピックの説話に自らを照合してしまう。2020年というあくまで恣意的な年が、いささか唐突に、特権的な時点として未来に出現したため、我々はそこから逆算した直線的な「物語」を捏造せざるを得なくなるのだ。

だが、そんな「物語」に抗おうとして、オリンピックを批判する身振りには間違っても転じまい。当初7000億円と言われた予算が2兆円弱に膨れ上がったという報道を見て、投下資本のROIを冷笑しようとは思わない。

あるいは、人や思想の国境を超えた流動性が増し、戦争でさえ必ずしも国家間で争われると限らない今日において、国民国家単位の競争という極めて前世紀的なイベントの時代錯誤性を、揶揄することもしまい。

そうやって東京五輪に水を差すことは、すでに強固な「オリンピック前」の「物語」に、反対意見を述べる役柄で積極的に参加し、説話の補強に加担する結果しか生まないことを、我々は知っている。

オリンピックの予算や時代錯誤性について、ことさら強い憤りを感じるわけではないにもかかわらず、「物語」の暑苦しさに屈して、これに取り合う身振りをみせてしまえば、あらかじめ決められたあらすじを忠実になぞる退屈な運動に、たちまち引きずりこまれてしまうのだ。

東京の生活に組み込まれたもの

国立大学の入学式のように、意外な時と場所でオリンピックの不意打ちにあう時、筆者は、もう明日にでも東京五輪が開幕してしまわないかと虫のいいことを考える。トップアスリートのパフォーマンスを目撃する快楽について、以前この連載でも書く機会があったが、代表選手たちが大舞台で見せる一瞬の輝きは、堪らなく魅力的なことだろう。

対照的に、「オリンピック前」という7年の尺を持つ「物語」は、スポーツの潔さ、清々しさとは一切無縁の身振りで、東京の都市生活に重くのしかかる。そして、何の節目もなく、ただ雄大に広がっていた未来の時間とごく無責任に戯れる贅沢を、東京の都市生活から奪い取っていく。

「物語」の強固な単一性によって、尺もあらすじも決められていなかった未来の未知性に、本当の意味で興奮する権利を、都会人は失ってしまうのだ。

筆者が高校時代を過ごした小さな共同体とは異なり、地球上でも有数の大都会であるはずの東京において、たった一編の「物語」が肥大化している。それは、オリンピックの招致が決まる遥か以前から、あらかじめ書かれた「物語」の予定調和性に対する非都会的な需要を、東京という都会が内包していたからだろう。

つまり、まだ訪れぬ未来から未知性を排除して、安心で、安全で、そして極めて退屈なあらすじを捏造し、これを忠実になぞろうとする保守的な運動が、東京の都市生活に組み込まれているのだ。

世界の大都会に照らした際に露呈する、東京のこうした保守性の原因は、一体何だろうか?

2020年に控える東京オリンピックに考えが及ぶと、そんな疑問が頭をよぎってしまう。

だがあえて我儘を言えば、そのような到底解明できない疑問など、すっかり忘れてしまう身振りを、筆者は選択したい。「独りになる幸せ」と、「参加する興奮」の両方を許された都会人の特権に甘んじて、まるで東京にオリンピックなど到来しないかのような涼しい顔で、静かに未来に怯え、そして興奮していたいからだ。

参考文献)
White, E.B. Here is New York. New York: Little Bookroom, 2001. (引用部は筆者訳)

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2017年06月04日 17:15

もう今や小池さんもあざとさ丸出しですが、、、舛添さんも今更どの口で語っているのでしょうか。。。

■舛添氏 「小池氏は都民騙すのをやめよ、都民は目を覚ませ」

 政治資金の公私混同問題などをめぐって昨年6月に辞任してから1年、舛添要一・前都知事は当時の批判やその後の小池百合子都知事旋風に何を思うのか。新刊『都知事失格』が話題の舛添氏が、本誌に独占手記を寄せた。自身の辞任劇を「最高のサーカスだった」と述懐する同氏は東京五輪の大会組織委員長であり、小池氏との確執が報じられる森喜朗氏を“政治の師”とし「森オヤジ」と呼ぶ。そんな同氏が小池氏とその意を汲むメディアによって悪者にされている現実に異議を唱える。

 * * *

 森オヤジと同じく、小池知事やメディアに標的にされたのが都議会のドンといわれた内田茂である。彼ほど世間のイメージと実像が異なる人も珍しい。

 私は、考えていることを何でも率直に言い過ぎるので軋轢をよく生む。そんな私と対極にあるのが内田だ。直接、苦情は言わない。何かあれば、たとえば森オヤジに告げる。そして、オヤジがそれを私に伝える。

 内田と初めて会ったのは、2009年夏の都議会選挙だった。当時、私は厚労大臣として内田候補の応援に入った。この選挙で自民党は敗北して、内田も落選した。その後は何度か顔を合わせたという程度の間柄だった。

 2014年の都知事選で、私は自民党の推薦で立候補した。「離党した舛添を応援できない」と都連内部で猛反発があったが、最後に「舛添さんは、私の選挙応援に来てくれた」という内田の鶴の一声で反対が鎮まったという。

 彼の真骨頂は、国や都に張り巡らせたネットワークを活用したフィクサー機能である。内田は、親交を結ぶべき人物や組織を次々と私に紹介してくれた。

 ここでなぜ、森オヤジや内田の名前を出したか。古い自民党に先祖返りするような土建政治をやれ、といっているわけではない。要は、付き合い方なのだ。

 内田からの要請に関して、私はできないものはできないと断わった。あまりにはっきり言い過ぎて、不興を買ったこともある。

「全部断わるのではなく、内田の言い分の3つに1つくらいは聞いてやったらどうだ」。森オヤジのお叱りを何度受けたか。

 敵・味方と色づけするだけでは政治はおろか、改革は果たせない。その意味において、彼女が豊洲問題で苦戦していることに、ポピュリズム政治の限界を感じる。誰か側近が、小池知事に「これはネタになりますよ」とでも囁いたのかもしれないが、そう甘くはなかった。

 2016年9月10日、小池知事は豊洲市場で盛り土が行なわれておらず、厚めのコンクリートを敷いている箇所があったと発表した。

 私の都知事就任に前後して、豊洲の工事は始まっており、そのような工法の変更があったとも知らされていなかった。これに関しては、コンクリートで掩われた空間のほうが安全性も高く、メンテナンス作業も容易という発想だったと聞く。いずれにしても、その変更が公にされていなかったのは、大きな問題だ。

 だがここで立ち止まって考えたい。工法を変えた経緯や理由を都の職員は、なぜ公にしなかったのか。様々な事情が介在しているのだとは思う。そこには、石原慎太郎や猪瀬直樹ら異色知事による都政が生みだした闇がある。

◆目を覚ませ!

 週1、2日の登庁、気分を害する職員を更迭・降格させる身勝手な人事、自分の興味分野だけにしか注意を払わない姿勢……。そんな都知事のもとでは、職員は萎縮してしまう。

 外部から招いたイエスマンだけが重用された結果、知事と職員はコミュニケーション不全に陥り、信頼関係が構築できなかった。

 豊洲新市場の工法の変更が必要になったとき、知事はもちろん都民に説明すべきだ。しかし、そこには知事が都民を納得するように説得してくれるはず、という職員の信頼が必要だ。その信頼関係を築けなかったから職員は工法の変更を隠蔽したのではないか。

 もう一つ、「盛り土なし」という報道が出たとき、その工法の有用性をなぜ専門家は主張しなかったのか。

 いま私にはその気持ちが痛いほど分かる。それは、生殺与奪の権を握るマスコミが怖いからだ。「盛り土なし」という単純化された言葉はマスコミを通して一気に拡散し、都に対する不信感がさらに高まっていった。そんななか、工法変更の利点など言える雰囲気ではなくなっていたのだろう。

 そのマスコミと連携して、劇場型ポピュリズムを政治に活かしているのが小池知事である。この「盛り土問題」の責任をとらせる形で、小池知事は、市場長を更迭・降格する屈辱的な処分を下した。彼は、将来の都庁を担うべき優秀な人物だった。

 他にも有望な職員が冷遇されているともきく。今後、豊洲の安全性が確認されたら、人事の責任を、どう取るつもりなのか。

 小池知事は知事報酬削減も発表している。知事報酬や議員報酬の削減競争を続けていけば、金持ちしか政治家になれない。結果として「職業としての政治」が成り立たなくなる。優秀な人材は、いかに高い志を持っていようが、生活もできない政治の世界に集まらないだろう。小池都知事の人気取りは、民主主義の土台を破壊することにつながる。

 知事と同じように報酬を削減する議員は増えるだろうが、逆にいえば、その程度のパフォーマンスに有権者は騙されると考えているのだ。そこには、政策の判断も何もない。豊洲を含めた小池劇場が長引くほど、財政を含めた様々な面で大きな負担を強いられるのは、都民だ。「サーカス」に騙された都民は、そのツケを自ら払わなければならないのである。

 もちろん分かっている。私が辞任した結果、都政に混乱を招き、都民を失望させてしまったのだ。それに関しては、心から申し訳ないと思っている。

 さきほど職員と都知事の信頼関係構築を説いたが、私にそれができたという自信はない。そんな私が、最後に私心を捨てて言う。小池知事は都民を騙すのをやめたほうがいい。そして都民よ、いい加減目を覚ましてほしい。

[週刊ポスト]

Posted by nob : 2017年06月04日 17:05

酷い話です。。。

■<原発事故>避難者住宅、退去拒否 山形の8世帯

 東京電力福島第1原発事故の自主避難者に対する住宅無償提供が3月末に打ち切られたことをめぐり、山形県米沢市に避難中の福島県民8世帯計24人が3日、雇用促進住宅の家賃支払いと退去を拒否していることを明らかにした。8世帯のうち3世帯は母子避難で、経済的に困窮しているという。

 8世帯は住宅を管理する独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」(千葉市)に対し、居住費は国、東電に請求するように求めているという。

 代理人らによると、8世帯は2011年4月ごろから、米沢市内の雇用促進住宅に入居中。今年3月に4月以降の家賃支払いなどを拒否する文書を通知したため、同機構が4月13日付文書で▽住戸不法占有にかかわる家賃相当額の損害金を支払うこと▽明け渡しに応じない場合は管轄裁判所に訴訟提起する−−などと要請してきた。

 これに対し、8世帯は代理人を通し、6月2日付で回答書を同機構に送付した。原発事故を巡って国と東電に賠償責任を認めた前橋地裁判決(17年3月)などを挙げ、同機構による無償提供の打ち切りは違法とした。

 福島市からの自主避難者で、住民代表の男性(76)は記者会見で「数万円の家賃負担が発生すれば、母子避難者の生活は成り立たない。経済的窮状は深刻だ」と訴えた。

 山形県によると、福島県からの避難者は4月時点で767世帯2159人。避難指示区域外からの自主避難者が595世帯1724人を占めている。【野間口陽】

[朝日新聞]

Posted by nob : 2017年06月04日 16:38

クールですね、、、未来くんだからできる感もあれど。。。

■森山未來の携帯電話無し生活にスタッフが不満

 俳優でダンサーの森山未來(32)が3日、TBS系「サワコの朝」に出演し、携帯電話を所持していないことを明かした。持っているのはテレホンカード1枚で「最近は公衆電話を見つけるのが難しい」と嘆いた。

 中学時代は携帯電話を持っていた森山だが、20歳になったころに手放した。「1日中、携帯で麻雀のゲームとかやってるんですよ。気付いたら、もう夕方。こりゃあかんわと思って」と携帯を持たない生活を選んだ。以来、10数年、持たずに過ごしている。

 司会の阿川佐和子が「この番組も、なかなか連絡がつかずに困ってた」と訴えると、苦笑いを浮かべた森山。「テレホンカード1枚持ってます」と明かしたが、最近は携帯の発達で、街中からどんどん公衆電話が無くなっている現状に肩をすくめた。また仕事のやりとりは携帯の代わりに、パソコンのメールで、仕事のやりとりをしていると明かした。

[デイリースポーツ]

Posted by nob : 2017年06月03日 16:44

大企業偏重という現政権の愚策の果ての歪な現象の一つ。。。

■60歳以上の2割、子や孫へ生活費 ほぼ賄うケースも

 60歳をすぎても、18歳以上の子や孫の生活費を一定以上負担している人が2割いることが、内閣府の調査でわかった。近く閣議決定される今年の高齢社会白書に盛り込まれる。生活費をもらう子や孫の8割は働いていて、収入が足りない若い世代を親世代が支え続けているようだ。

 調査は昨年6月、全国の60歳以上の男女約2千人から聞き取りで実施した。83・4%は学生を除く18歳以上の子どもや孫がいて、生活費について尋ねたところ、16・3%が「一部まかなっている」と答え、「ほとんどまかなっている」も4・6%いた。

 生活費を出してもらっている子や孫は72・9%が同居していた。20・7%は無職だったが、8割は働いており、正社員・職員が47・5%、パート・アルバイトは19・8%、自営などが7・6%だった。

 子や孫の収入状況は調べていないが、60歳以上の平均収入は年金を含めて月10万〜20万円未満がもっとも多く32・9%。20万〜30万円未満が26・4%、5万〜10万円未満の15・2%が続いた。経済的な暮らし向きについて「心配ない」は64・6%に上り、「心配」の34・8%を大きく上回った。(松川希実)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2017年06月03日 16:31

もっともながら、しかしそれはロシアも同じ、、、現保有国が存在し続ける以上、核の連鎖は拡がり続けます。。。

■プーチン氏、北朝鮮の核武装に理解? 米国批判の文脈で

 ロシアのプーチン大統領は2日、北朝鮮の核開発問題に関連し、「小さな国々は自分たちの独立と安全、主権を守るために、核兵器を持つ以外の方法がないと考えている」と述べた。北朝鮮などに軍事的圧力をかける米国を批判する文脈の中での発言で、北朝鮮の核武装に一定の理解を示したと受け止められかねない内容だ。

 プーチン氏はサンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムの討論の中で、米国を念頭に「力の論理、暴力の論理が幅をきかせている間は、今北朝鮮で起きているような問題が起きるだろう」と指摘した。

 ロシアは、北朝鮮の核開発とミサイル開発は認められないという立場をとっている。だが、今回のプーチン氏の発言は、問題の根本的な原因は米国にあるという北朝鮮の主張への共感を示したと言える。(サンクトペテルブルク=駒木明義)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2017年06月03日 16:25

また旅立つ君へVol.127/私の見果てぬ夢は世界平和です。。。(笑)

■「大風呂敷」を広げる若者ほど大きく伸びる
周囲が驚くほど気宇壮大な夢を持つべきだ

江口 克彦 :故・松下幸之助側近

将来に向かっての「とてつもなく大きい風呂敷」は、大いに広げてほしい

「最近の若い人たちには夢がないなあ」――。こんなふうに盛んに嘆く年長の経営者や評論家をよく目にします。しかし、私はそうでもないと思っています。

いまの若い人たちは、若い人たちなりの夢を持っている。ベンチャーをやるんだ、独立して事業を始めるんだ、海外の貧しい人たちのためにボランティアをするんだとか、熱い思いを聞かされることが頻繁にあり、そこには夢があふれています。

日本には優秀な若者がたくさんいる

私の若い友人の1人に海外の大学に6年間留学し、その間にITについての技術を身に付けた、まさに私にとっては「雲の上の若者」がいます。当然、各企業から引く手あまた。ところが、彼自身は世界各国を回り、人脈をつくって、時が来れば、グローバルな会社を立ち上げたいと考えているようで、いずれの会社からの誘いも断っているようです。

日本が独走しているBNCT(Boron Neutron Capture Therapy 中性子捕捉療法)は、次世代のがん治療装置として脚光を浴びています。その完成に夢を懸けて取り組んでいるのも若い先生で、本当にすばらしいと思っています。

幾人の若い友人が、企画会社や出版会社を立ち上げており、それぞれに成功を収めています。16歳のときにレンタルサーバー事業を起業し、今年創立 20周年を迎える友人もいます。イチロー選手でも練習を重ね重ねて、日本のプロ野球で、そしてアメリカのメジャーリーグで、しかも、超一流のプレーヤーになり、子どもの頃に描いた夢を実現しました。

こう考えると、本当にスケールの大きい夢を持った若い人がいかに多いことか。この頃の若い人には、若い人なりの夢があるのです。ところが年長者が、あまりそのことを評価していない風潮があります。

先日の調査によると、子どもたちがなりたいもののトップはサッカー選手。2番目が学者、博士、3番目が警察、警官、4番目が野球選手、5番目がお医者さん、食べ物屋さん、7番目が大工さんなどとなっています。

こんなニュースを一緒に観ていた知人が、「夢がないなあ」とこぼしました。しかし、本当にそうでしょうか。サッカーで世界に名を馳せる大選手を夢見ているとすれば、すごい夢ではないでしょうか。学者でも博士への夢でも、ノーベル賞を目指すんだ、警察官や刑事でも、インターポール(国際刑事警察機構)で活躍することを目指すんだ、お医者さんでも、今も世界を飛び回っている有名な脳外科医の先生のようになるんだ、大工さんへの夢でも世界的な建築家になろう、などなど、そのようなことを思っているならば、「夢がない」どころか「とてつもない大きな夢」といえます。

かつては「大企業の社長になる」が夢だったが…

私がPHP研究所の社長をやっているときに、ひとりの若い社員が「十数年後には、自分が社長になります」という人がいました。結構優秀な人でしたから、面白いと思っていましたが、数年経つと退職しました。最近、彼の話を聞くと、なにやら父親から一刻も早く、「人から使われる人間」ではなく「人を使う人間」になれと言われたということ。そして、今は、その夢を果たし、2つの会社の社長をこなしながら、相当な成果を挙げています。

「この頃は夢がない」という人は、自分の生きた時代の基準で考えているからで、数十年前は、大企業の社長になるとか、大物政治家になる、あるいは総理大臣になって国を動かすとか、「末は博士か大臣か」ではありませんが、そういうようなことが「大きな夢」、まさに青雲の志を持って、天下に号するような人物になることが、夢だと考えられていました。

しかし、もうその時代ではない。以前から言っていますが、超価値観多様化の時代、超複雑・超高速の時代に、「夢」の種類も内容も変わっているということを考えて「今の夢」を語る必要があると思います。その人の言うような「夢のない時代」ではなく、「夢の多様化の時代」なのです。とは言いながら、もし小市民的な夢であるとすれば、それはやがて泡沫のように、儚(はかな)く消えて「夢を持っていない彷徨(ほうこう)の人」ということになります。

松下幸之助さんが「棒ほど願って、針ほど叶(かな)う」とよく言っていました。最初は、周囲が驚くほどの気宇壮大な夢を持つべきだ、そういう思いを持って努力しても、結果はその何分の一しか実現しないものである。だから、100を実現したいなら、1000万ほどの大きな夢を持たなければならないということでしょう。

織田信長も『信長公記』によると、26歳のとき、桶狭間の合戦で勝利すると、33歳のときに天下統一を目指しています。そのときの状況からすれば、まさに大言壮語。坂本龍馬も25歳のころに、尊王攘夷の方向に舵を切って「日本を今一度洗濯し候」と大風呂敷を広げています。まあ、信長も龍馬も、その時代的背景が、天下国家を考えせしめたのでしょうが、大事なことは、その「棒ほど願った」ということです。

そういうことを考えると、夢を持つなら、とてつもなく大きな夢を持つべきだということです。若ければ若いほど、大風呂敷を広げるべきだと思います。最初から「なんとかすれば、なんとかなるだろう程度の夢」ではなく、「なんとかしても、どうにもならないかもしれないというほどの夢」を持つべきでしょう。

会社のなかで、それほどの大言壮語で「夢」を語る。周囲から、また上司から、あるいは社長から変人と思われても、こうしてこの会社を発展成長させる、将来はこの俺がこの会社を1人でしょって立ってやる、イギリスの英雄、ウィンストン・チャーチル卿ではありませんが、俺1人で十分だと考える。そして、この会社を日本の人たちのみならず、世界中の人たちの幸福に役立つ会社にしてやる。そういう大風呂敷を広げることこそが大事ではないかと思います。

あるいは、100年後には、火星かどこかに支社をつくると言い出してもいいかもしれません。事実、イギリスの理論物理学者、スティーブン・ホーキング博士が「人類は別の惑星に移住を始める」などと言い出しています。そのための夢を語り、その夢が実現する方向を仕事に取り入れていく。そういうスケールの大きい人材が、今の時代、一層必要であるということです。もし、そういう夢を理解できない社長、上司であるならば、さっさと電車に乗って次の「駅」に行けばいい。

夢がないのではない。夢は多様化している。それぞれの若い人たちが時代に合った夢を持っているということです。

ただ、中途半端な夢ではダメです。正真正銘の大きな夢を語ってほしい。虚言はいけませんが、将来に向かっての「とてつもなく大きい風呂敷」は、大いに広げてほしいと思います。

およそ「人間は歳をとるにつれて、角が取れて丸くなる」と言われますが、実感としてそのとおり。若い者が悟り切った雰囲気で、したり顔をして語る。まるで聖人君子のようなことを言う。そういう若いビジネスマンと接すると、ああ、この人は先はないと感じたりします。性格もまろやかなんて、なんの魅力もありません。これ以上年月が経てば、もうこの人は摩滅して、消えてしまうのではないかと思うこともあります。尖(とが)っているのが青年。やがて尖ったものが取れてくる。さらに50、60歳ともなると、ボールのようになり面白くなくなるものです。

「完成された器」は成長できない

そういえば、松下幸之助さんが「人を採用するときには、キミの好みの人ばかりを採ったらあかん。キミが、どうもならんかもしれんと思う人も採れや」と言っていましたので、これはいかがかと感じた人も結構採用したものです。その中でも、応募の理由を聞くと「私1人で、この会社をさらに発展させ、将来は世界を飛び回って、この会社の活動を拡大成長させていきたいので」という答え。ほかの4人の面接員は「傲慢だ、生意気だ」とオール×でしたが、私が「採用」ということで合格にしました。

その後、彼はASEAN諸国、米国NYに支社をつくり、大いに活躍してくれました。彼は、私の退職後まもなく彼も退職してしまいましたが、いまはNYに移り住んで、自由に翼を広げて大活躍しているようです。

要は、若いときから「完成された器」はもうそれ以上、成長はおぼつかないこと。大風呂敷の夢を広げて、金平糖のように尖ったところがある若い人材が長い目で見ると伸びるし役に立つ。

私の実際の経験から、そのようなことを自信を持って断言できるということです。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年06月03日 16:14

それにしても困った問題ですね。。。

■中国人が日本の医療にタダ乗り!高額のがん治療で

中国人による“爆買い”が一段落付く一方で、昨今、日本で検診や病気の治療を行う「医療ツーリズム」が活気づいている。しかし、制度の盲点を突き、日本の医療制度に“タダ乗り”している中国人も急増しているという。その実態を取材した(ダイヤモンド・オンライン副編集長 田島靖久)

「中国からの患者が押し寄せ、とにかく大変。言葉が通じず、しかも『はるばる来たのだから先に見ろ』などとわがままを言う人も多く、日本人の患者にしわ寄せが及んでいる。しかし、日本人へのしわ寄せはそれだけではない…」

 こう語る医師が所属するがん専門の大手病院には、ここ数年、中国人のがん患者が大挙して訪れている。中国では承認されていないクスリの投与を望む患者や、最先端の治療を受けたいという患者が多いためだ。

 中国でも、がんは死因の上位を占める国民病。中国の研究チームが米国がん協会発行の学術誌に発表した報告書によれば、2009~11年に収集された全人口の6.5%にあたるデータに基づいて推計した結果、中国全土における浸潤性がんの2015年の新規診断例は429万2000例に上るとみられている。

 つまり、がんの新規診断は毎日1万2000例近くに上り、7500人が日々命を落としている計算だ。それだけの病気となった中国のがん患者たちにとって、日本の医療レベルは高く信頼性も高いため、検診や治療を望む人たちが殺到しているというわけだ。

 ところが、である。こうした中国人たちの中に、“招かれざる客”が多数紛れているというのだ。

 先の医師は匿名を条件に語る。

「がんの治療費、なかでも最先端治療の費用は高く、中国人でも超富裕層しか受けられないはず。しかし、ここ数年、そうでもない一般の患者が急増している」

経営・管理ビザで入国し
健保に加入して「3割負担」

 たとえば、悪性黒色腫と非小細胞肺がん、腎細胞がんなどに適応する薬として承認された「オプジーボ」。病状やステージなどにもよるが、薬代だけで 1日当たり3万9099円はかかる。年間で見てみると、体重40キログラムの人の場合約1144万円、60キログラムの人で約1792万円かかる計算だ。

 そのライバル薬としてMSDが発売、悪性黒色腫と非小細胞肺がんなどに適応するとして承認された「キイトルーダ」でも、年間1427万円はかかるとされている。しかも、あくまでこれらの薬は症状を悪化させない意味合いが強く、長期間にわたって投与する必要があるのだから、その費用はかなりの金額に上る。
 
 もちろん、がんの種類や症状によって治療法や薬は異なり、すべての患者がこれだけの費用を負担しているわけではないが、いずれにしても治療費は高額だ。では、こうした費用を、なぜ一般の中国人が負担することができるのか。そこにはあるカラクリがある。

 中国でがんと診断され、2ヵ月前に夫と一緒に来日、がんの専門病院で治療を受けている40代の女性は明かす。

「渡航費、滞在費、治療にかかる費用など、合わせて300万円程度でいいと業者に誘われ、日本にやってきた」

 関係者によれば、この女性が日本で治療を受けた場合、実際にかかる費用は一般的に見て1000万円程度だとみられる。それが3分の1程度の負担に収まっているのは、来日する際の「ビザ」に理由があるのだ。

 通常、日本で病気を治療する際には、「医療滞在ビザ」で入国する。しかし、この女性の場合、「経営・管理ビザ」で入国していた。

 これは、日本で会社を経営するため滞在する場合に発給されるビザ。こうしたビザで入国し、3ヵ月以上合法的に滞在していれば、国民健康保険の加入が義務付けられる。もちろん、保険料を負担しなければならないが、同時に医療費が「3割負担」で済むという“恩恵”を受けることができるのだ。負担する必要がある保険料についても、前年に日本で所得がない場合、月額わずか4000円だ。

 この女性は、決して日本で会社を経営しているわけではない。事情に詳しい医療関係者によれば、「経営・管理ビザは、資本金500万円以上で会社を設立、その代表取締役が申請できるもの。そこでペーパーカンパニーを設立して、ビザを申請しているのだ」という。

 さらに、「会社設立に必要な資本金の500万円は、患者が用意できなくても、あたかも持っているかのよう見せる“見せ金”として用意する業者がいる。あくまで見せ金だから、業者は一時的に貸し付けて、ビザが発給された段階で回収して次の患者に回す。そうしたことを繰り返し、何人もの中国人を来日させている」と明かす。

 この関係者によれば、「がんや肝炎など高額治療の患者を集めて斡旋、ツアーを組む業者までわんさかいる。もちろん、日本の行政書士などとグルになってやっている」という。

 入国制度の盲点を突き、中国人が日本の健康保険を使って高額ながん治療を行っているというわけで、前出の医師が語るように「日本人にしわ寄せが及んでいる」形だ。

生活保護を受給し
1円も払わないケースも

 それだけではない。国民健康保険の加入者が海外で医療費を支払った場合、一部を加入者に返す「海外療養費支給制度」という制度がある。海外でけがをした、病気にかかったといった場合、帰国後に申請すれば療養費の一部が返還されるというものだ。

 この制度を、国民健康保険に加入している中国人が悪用し、中国に一時帰国した際に入院したかのように装って虚偽の申請を行い、療養費をだまし取ったりするケースが後を絶たないのだ。これまで、大阪府警などが詐欺容疑で摘発したりしているものの、「海外の病院に確認を取るのも大変だし、現地の医師とグルになられると虚偽の証明が容易ではない。だから摘発されたのはあくまで氷山の一角だ」と、事情に詳しい関係者は明かす。

 さらには、「一円も払わずがん治療を受ける中国人もいる」(別のがん専門病院の医師)という。この医師は、「中国残留孤児が呼び寄せた中国国籍の家族が生活保護を受け、高額のがん治療を受けている。その数は決して少なくない」と明かす。生活保護受給者なので医療費はタダ。国民健康保険に加入する必要もないので、完全な “タダ乗り”をしているというわけだ。

 もちろん、きちんと医療費を支払って治療している中国人も少なくなく、不正を働いているのは一部であろう。だが、複数の医師は、「現場では、決して無視できないほどの人数が治療に訪れている」と危機感を強める。

 今や国民医療費は40兆円を突破し、日本の財政は危機的な状況にある。しかも、健康保険の原資は日本人が納めているお金だ。それを“食い物”にされている状況は看過できないだろう。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年06月03日 15:45

私にもかつて身体を壊してしまう以前にこんな頃が。。。

■遅めの夕食・夜食が常態化! 危険すぎる夜食症候群

遅めの夕食や夜食が習慣化している人はもしかしたら厚生労働省も警鐘をならす「夜食症候群かもしれません。治す方法はあるのでしょうか?

夕食は遅めでも仕方ない? 夜食症候群のメカニズム

名前の通り、夜遅くに多くの量の食事をとってしまう「夜食症候群」。1日の摂取カロリーのうち、25%以上を夕食および夜食で摂ることを言います。さらに、夜食症候群の状態になると、睡眠中に起きて、何かを食べたくなることもあり、実際に食べてしまうことも。習慣化してしまうと、肥満などのメタボリックシンドロームの原因にもなるため、厚生労働省も注意を呼びかけています。

体の中には、脂肪を溜める脂肪細胞があり、この脂肪細胞は、体の現状を維持するために、食欲を抑制したり、エネルギー代謝を促進させるレプチンというホルモンを出したりしています。しかし夜遅い食事が習慣化すると、レプチンの作用が低下してしまいます。レプチンの作用が低下すると食欲が増し、さらに夜食が食べたくなってしまいます。一方でエネルギー代謝は低下し、肥満になりやすくなってしまうのです。睡眠中は体の代謝が低下するため、寝る前の食事による余分なエネルギーは脂肪として蓄積されてしまいます。さらに夜間は、消化管の吸収もよくなります。

飲み会、晩酌も多い人は注意! お酒と夜食の負の関係

さらに気をつけたいのが晩酌などの習慣がある場合。お酒などのアルコール飲料は、胃への血流がよくなり、消化酵素が多く分泌され、動きもよくなるために、胃の内容物は腸に流れます。胃が空になると、当然ながら食欲が増します。さらにアルコールは、血液中の糖分を減らすインスリンの作用を強めますので、血液中の糖分が少なくなります。つまり、ただ空腹を感じるだけでなく、甘い物や炭水化物を食べたくなってしまうのです。

炭水化物を中心とした夜食を取ってしまうことで、高血糖を起こし、これは糖尿病の危険性につながります。寝る前の高血糖状態は睡眠中も続いてしまうために、睡眠障害も引き起こします。夜寝る前にお酒と一緒につまみなどを食べてしまうのも夜食症候群の一因になります。

増加している夜食症候群……その原因は?

今、私たちの身の回りには、24時間営業や深夜営業の店、コンビニが当然のようにあります。そうした店舗で深夜に働いている人も増えているということですし、それらの店やコンビニの利用者も増え、生活時間のボーダレス化が進んでいます。

朝食欠食者を対象にした国の調査によると、40代男性の36.6%、女性の19.2%が、21時以降に夕食を摂っていることがわかりました。さらに、男性全体では、10.8%もの人が23時以降に夕食を摂っているのだそうです。つまり、遅い夕食を摂る人が多く、その傾向は男性に強いと言えます。女性がやや少ないのは、ダイエットを意識している割合が男性より多いからかもしれません。

いつでも、食べ物を買うことができる環境、夜遅くまでの仕事をすることで、全体的に夜食症候群が増えていると言えます。

習慣化すると危険! 夜食症候群が招く病気

肥満からメタボリックシンドローム、高血糖などから糖尿病、高コレステロール血症などから動脈硬化、高血圧など、まさに生活習慣病になり、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞などの心血管の病気を起こすことになります。夜食症候群と思ったら、まずは、食生活を見直す必要があります。

太らない夜食の取り方に似ている? 夜食症候群の対策法

まずは、食事時間を早くすることができないかどうか生活を見直しましょう。できれば、寝る2時間前には食事を終えておきたいものです。夜食として食べるにしても低脂質、低炭水化物で消化に良い良質なタンパク質を含むものを選ぶようにし、カロリーを抑えておきましょう。1日の食事バランスも、できれば、朝食をしっかりと摂るようにしましょう。

残業が避けられない時には「残業前に軽食を摂っておく」「残業後に食べるものは考えて選ぶ」ことが大切です。残業後に食事を取る場合、魚の練り物、豆腐、おでんなどタンパク質を中心とした食材、春雨やコンニャクなどの満腹感が得られやすいカロリーの少ない食材を選ぶようにしましょう。遅い時間に食べ過ぎてしまうことを防ぐためにも、残業がある日には昼食をしっかりと摂っておくようにすることも大切です。生活習慣や仕事の時間はすぐには変えられないかもしれませんが、健康に直結する毎日の食生活、できることから自分でできる対策を取っていきましょう。
(文:清益 功浩)

[AllAbout]

Posted by nob : 2017年05月24日 23:41

良識ある世界の潮流

■「脱原発」、賛成が多数=スイスで国民投票

 【フランクフルト時事】スイスで21日、原発の新設を禁止し、再生可能エネルギーを推進する改正エネルギー法への賛否を問う国民投票が行われた。開票結果は賛成58.2%に対し、反対41.8%と、「脱原発」支持の民意が示された。投票率は42.4%。

 スイスは2011年の東日本大震災での東京電力福島第1原発事故を受け、脱原発方針を決定。改正法はこの方針に基づくもので、昨年9月に議会で承認されたが、その後国民負担増加への懸念を理由に反対派が署名を集め、国民投票に持ち込んだ。

[時事通信]

Posted by nob : 2017年05月23日 14:35

なかなか良い気がします。。。

■「第二の心臓」ともいえる臓器が疲れると体の中が…

J-WAVE月曜−木曜朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。9月12日のオンエアでは、整体・マッサージなどを行う寺林治療院の院長、寺林陽介さんをゲストにお迎えしました。

さて、人間の内臓の中で、「第二の心臓」ともいえる大切な臓器は次のうちどれでしょう?

①腎臓 ②脾臓 ③小腸 ④肝臓

みなさんご存じですか? ちなみに別所が選んだのは③の「小腸」。このとき「あ!小腸は『第二の脳』だったかな…どっちだったかな…」と、記憶が少し曖昧そうでしたが、結局③をチョイス。

さて、寺林先生からの正解は…①の「腎臓」でした! 別所の選んだ③の「小腸」は、迷った通り、「第二の脳」。惜しかったですね(笑)。

では、なぜ「腎臓」は「第二の心臓」といわれているのでしょうか? 寺林先生に詳しく解説していただきました。

「腎臓は老廃物が混じった血液をろ過し、いらないものを尿として体の外に出してくれます。腎臓の働きが悪くなると、血液の中がゴミだらけに。お風呂の水を 2〜3日変えていないようなものです。血液を全身に送るポンプの役目をするのは心臓ですが、汚れた血液を掃除してくれるのは腎臓なのです」

そんな「第二の心臓」といわれる腎臓、できるだけ健康な状態にしておきたいですよね。そこで寺林先生に“腎臓に負担がかかってしまう原因”、そして“腎臓の疲れを取るマッサージ”を教えていただきました。

■腎臓に負担をかける原因

「夏の暑い日にクーラーに当たりすぎたり、こってりラーメンが好きでついつい塩分を摂り過ぎてしまう。また、仕事が忙しくて寝不足になっている。これらはいずれも腎臓に負担をかけてしまいます」

中には全部、当てはまってしまう人もいるのでは? しかし、オフィスやお店のクーラーの温度設定や仕事の都合は、自分一人ではなんともできませんよね…。

そういったお疲れの腎臓の人にオススメなのが「腎マッサージ」!

■カンタン1分! 腎マッサージのやり方

① 握りこぶしを作り、おへそのすぐ横に当てる
② 止まるところまでこぶしをグッと押し込む
③ そのままこぶしをグリグリと3回ほど上下に動かす
④ 次に指二本分ほど外側にずらして、同様に握りこぶしをグッと押し込み、3回ほどグリグリと動かす
※これを3セット繰り返す

これで腎臓の疲れが取れ、冷えやむくみ、お通じも良くなるそうです。腎臓の疲れを意識している人はあまり多くないと思いますが、「第二の心臓」と言われると、健康を心がけないと! と思ってしまいますよね。そんな方はまずは腎マッサージから始めてみてはいかがでしょうか。

[J-WAVE NEWS]


■自分で簡単にできる腎臓マッサージ

東洋医学では、腎臓が疲れると老化が進むといわれています。
腎臓は身体の老廃物を排出する重要な役目があり、この機能が低下すると、老廃物が溜まり疲れも
取れにくくなります。それにより身体に不要なものがたくさん取り込まれてしまい腎臓が疲れてしまいます。
その結果、水分代謝がうまく機能しなくなり身体にに余剰な水分が停滞し、むくみ・だるさ・体重増加に
繋がるとされています。又、腎臓は、からだが冷えると一番最初に影響を受ける臓器とも言われています。

身体が冷えると、途端に腎臓の働きが悪くなります。つまり「冷え」と「むくみ」には密接な関係があり、
腎臓に血液が十分送られないと、腎機能は徐々に低下し病気の症状が現れます。
腎臓は第3チャクラ・太陽神経叢(たいようしんけいそう)みぞおちの部分、まさに太陽の如く「自己価値」を
認識するパワーがあるところです。
そこで・・・・・

●腎臓マッサージの方法を習いました● 自分で簡単にできる腎臓マッサージ
やや前かがみに腰を曲げ、背中側の腰より少し上の腎臓がある部分に左右手の平を当て、約1分程激しく
擦ります。(手のひらで背中からお尻にかけて、じかに肌の上から摩擦します)すると手も腰の上部も
暖かくなるので、次に動きを止め、その熱を感じながらしばらく手をその場に当てたまま大きく深呼吸。
暖かくて気持ちいい感触を全身で受け止めながら、大きく息を吐くことで、腎臓がほぐれていきます。

更にこの部分を叩いてみて、強く痛みを感じる方は、腎臓が弱っている可能性があります。
外傷等がなければ、大きく息を吐きながら軽く叩くのもお勧めだということでした。
腎臓マッサージ → 膀胱マッサージ の順番でやるとさらに代謝が上がります。

●膀胱マッサージ●
横向きに寝ます。両手をよくこすり合わせ、温めた手の平で上になった足の付け根の上部をよく摩擦します。
反対向きになり、同じように温めた手のひらで、上になった足の付け根の上部をよく摩擦します。
最後に仰向けになり両手でそれぞれの足の付け根の上部を摩擦します。1か所30回程やります。
必ず腎臓マッサージのあとに膀胱マッサージをすること!

自分で簡単にできる腎臓マッサージ自分で簡単にできる腎臓マッサージこのマッサージは朝起きて食事を取る前に行うと有効的とのこと。
もちろんヨガやチベット体操など、流れのあるものを全体を通して
バランス良く行うのが大切ですが  この腎臓マッサージ→ 膀胱マッサージで、素早い機能UPも
これからぜひ取り入れていこうと思います

[ビビアンさんのプログ]

Posted by nob : 2017年05月20日 15:59

逝き方は生き方の帰結、、、これも一つの本人が選択した逝き方(=生き方)。。。

■亡くなる直前もラーメン、35年前に姿を消した父の「迷惑な」最期〈孤独死大国・上〉 父親の遺体の近くには・・・

いま日本は「孤独死大国」になろうとしている。国立社会保障・人口問題研究所の調査で、生涯未婚率が過去最高を更新したとメディア各社が報じた。生涯未婚率は50歳時点で未婚である人の割合を示す。その後、結婚をすることになる人もいるが、まだ少数派。また、配偶者や子どもがいても、「おひとりさま」になることもあるだろう。つまり、誰にとっても「おひとりさま」は他人事ではないのだ。

そこで、懸念されているのが、家で亡くなって死後何日も遺体が発見されないという「孤独死」というデッドエンドだ。民間のシンクタンクであるニッセイ基礎研究所の調査によると、孤独死の数は年間3万人。

そんな悲劇が実際に身内に生じたらどうなるのか。父親の孤独死に直面した会社員の徳山和也さん(仮名・55歳)の生々しい経験をもとに、“縁なき社会”の現状を追った。(ノンフィクション・ライター 菅野久美子)

●アル中、借金、35年会っていない父親

「突然、警察から電話があってオヤジが孤独死していたことを知ったんですよ。土曜の朝の8時半くらいに電話がきて『お父さんが亡くなったんです』と。しかも、電話口の相手は捜査1課だと言うんです。殺人事件を手掛ける部署ですよね。とにかくびっくりしましたね」

寒さの残っていたその日のことを、徳山さんはそう語り始めた。

私と徳山さんとは、彼が依頼した千葉県の遺品整理業者を通じて知り合った。遺族への孤独死の取材というと、一般的な反応としてあからさまに嫌な顔をされ拒否されることが多い。孤独死という結末が、通常ならば他人には触れられたくない家族関係の根幹に関わる部分であるからだ。それは、取材者である私でも、痛いほどよくわかる。

しかし、徳山さんは「孤独死の現状を知ってもらえるなら」と、二つ返事で取材を快諾してくれたのだ。

「たまたま仕事も休みで、趣味のウォーキングか温泉でも行こうかなんて思っていたところに、そんな電話。そのまま父親が住んでいたという千葉県内の警察署に遺体の引き取りに行くことになりました」

徳山さんの父親はかつては大手自動車メーカーに勤務し、製造ラインで自動車の部品を作っていた。しかし、あるときからアルコールに入り浸るようになり、複数の飲み屋などにツケを抱え、消費者金融に足繁く通い借金を作るようになる。しまいには住宅ローンの返済も滞るようになった。

一家の家計は火の車となり、両親は33年前に離婚。当然ながら、徳山さん自身、父親に関する良い思い出は全くない。さらに以後ずっと音信不通だったため、こういってはなんだが、他人同然だという。

そのため、降って湧いたような突然の父親の訃報に徳山さんは困惑した。母親はとうに離婚しているので、実子で長男である徳山さんに警察から連絡がいったのだが、その事態を理解するまでに、少し時間がかかったのは言うまでもない。母親も父親の死を後ほど知らされたが、あからさまに関わりたくなさそうな態度だった。

「だって、今まで散々家族に迷惑をかけてるんですよ。オヤジに対して、心情的には恨みつらみだけしかないんですよ。全く良いイメージがないですからね。だからできるだけ関わりたくなかったんです。どこかで借金しているかもわからないしね」

●焦げ付いた鍋の中にはラーメンが…

徳山さんのようなケースは決して珍しい話ではない。通常孤独死が発覚すると、警察は徹底的に身内の連絡先を調べ上げ、実子だけでなく、甥や姪までもいとも簡単に突き止め、遺体の引き渡しを求めて連絡をしてくる。縁遠い甥や姪にしてみれば寝耳に水であろう。

徳山さんは、父親の遺体の引き取りを承諾し警察に赴いたが、ずっと疎遠な状態が続いていれば、親類による遺体の引き取り拒否も少なくないという。 

徳山さんの父親が暮らしていたというアパートに、遺体が発見されて数日後という状況にも関わらず、お邪魔させてもらえることになった。

築30年は下らないと思われる古びたアパートは、日当たりが悪く、室内は寒々しかった。部屋はガランとしていて、モノは少なく、キッチンのガス台には、鍋にラーメンがそのままの状態で置き去りにしてあった。

それが父親の身に起こった出来事を伝えていた。

鍋の中のラーメンは、黒く焦げ付いている。台所の冷蔵庫を見ると、中は空っぽ。父親は、まるで、玄関の方に助けを求めるようにして、突っ伏していたのだという。ガスの火は安全装置が起動して、しばらくして自動停止したのだろう。

その日も、いつも通りインスタントラーメンを作ろうとしたが、突発的な異変に見舞われ、そのまま倒れてしまったということが、現場の状態から一目でわかった。

晩年は年金生活だったようだが、最後まで飲み歩く生活はやめられずに、困窮した末、毎食ラーメンという不摂生な生活を送っていたことが浮かび上がってくる。遺品整理の際に、押し入れから出てきたのは、段ボールいっぱいの袋入りのあのインスタント麺だった。

「このキッチンの床に、オヤジは目を見開いた状態で、仰向けで倒れていたみたいです。ほんと、毎日ラーメンだけの生活だったんだなぁ…」

ため息をつくように、徳山さんはポツリとそうこぼした。その荒れた食生活からは、ごみ屋敷に代表されるような「セルフ・ネグレクト(自己放任)」に陥っていたと推測される。セルフ・ネグレクトは、孤独死の8割を占めると言われており、近年深刻な社会問題となっているのだ。

●孤独死のコスト

たまたま真冬の時期に死後1日で発見されたため、かろうじて遺体の腐敗は進行していなかったのが、せめてもの救いに思われた。これが真夏となると、また状況は違ってくる。何日も遺体が発見されず、床下まで体液が染み込むなどすると、清掃費用が跳ね上がり、ゆうに100万円を超えることもあるからだ。

そして、こうした費用の負担を巡って、遺族と大家がトラブルになるケースも近年頻発している。さらに悪質なのが、後払いであるのをいいことに、親族が費用を払わずに、そのまま逃げるケースだという。

徳山さんは、知り合いの葬儀社の提案で、火葬から納骨までを一括で依頼できるコースを選択した。父親の骨が火葬場から最後にどこにいったのかは知らないし、特に知りたくもないと思っている。

「オヤジが死んでホッとしたというのが正直な心境です。こんな面倒くさい死後のゴタゴタが全部、お金で解決できるなら、それでいいですよ」

これらの費用を捻出する理由は、亡くなったのが曲がりなりにも実の父だったこと。それに尽きるのが徳山さんの偽らざる心境だ。しかし、これが現在の孤独死の遺族を取り巻く現実である。

●35年ぶりに会った父、死の精算は「60万円」

大阪の特殊清掃業者によると、孤独死のほとんどが、こうした離婚後の男性だという。この業者は、孤独死の清掃で一度も遺族が悲しむ姿を見たことがないと断言していた。

徳山さんは言葉を続ける。

「昔のオヤジの勤め先の人に、オヤジが亡くなったって伝えたんです。警察の名刺を見せて『警察の世話になっちゃったよ』ってね。そしたら、『最後までほんとにあいつは世話を掛けるなあ』と言われたんです。自分でも、そう思いますよ。せめて、少しでもお金を残して置いてくれれば良かったのに思いますね」

徳山さんの口からは最後まで、死者を悼む言葉は聞くことはなかった。しかし、これまでの経緯を踏まえると、それも致し方ない気がする。

葬儀社へ支払った埋葬代込みの費用が10万8000円、斎場代(棺桶台と、冷蔵庫2日分込み)が1万9744円。家財道具処分費用が28万円、死体検案書3万5000円。その他にも、父親が滞納したクレジットカード代、アパートのハウスクリーニング費用など、徳山さんは諸々総計すると、60万円近くを支払った。

これが、世間ではあまり知られていない孤独死のコストだ――。そして、それが跳ね返ってくるのは、まぎれもなく血縁関係にある家族である。しかも実子がいない場合は、会ったこともない甥や姪にくることもある。

「死は生の鏡」と教えてくれたのは、孤独死対策で先陣を切っている常盤平団地(千葉県松戸市)の中沢卓実会長だ。いわば“発見されない死”とは、生前築いてきた社会における関係性の「薄さ」の反映といえるだろう。それが先鋭化したのが孤独死という結末に他ならないのだ。


■墓地を求め、漂流する遺骨…独身中高年「明日は我が身」の不安〈孤独死大国・下〉 「終の棲家なき遺骨を救う会」に寄せられた相談

自宅で誰かに看取られることなく息を引き取り、そのまま放置される「孤独死」が年々、増えている。「平成27年版高齢社会白書」によれば、東京23区内で一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死者数は2013年に2869人。2002年には1364人だった。

孤独死の要因としては、生涯未婚率の上昇だけでなく、非正規雇用の拡大など様々な要因が挙げられるが、単身世帯の増加に伴い、孤独死の数も今後増えていくと予想されている。未婚者だけでなく、たとえ既婚であっても死別によって最後は夫婦のどちらかが「おひとりさま」になる。そう、孤独死という結末はもはや、誰にでも襲いかかる現実なのだ。

前編では35年間会っていなかった父親が孤独死したケースについて、実の息子から話を聞いた。後編では、発見された後、孤独死した人の亡骸はどのような経緯を経て、埋葬されるのか。実際にある孤独死をした人の火葬の場をたずねてみた。(ノンフィクション・ライター 菅野久美子) 

●親族が誰も立ち会わない孤独死の火葬

孤独死の火葬はどのように行われるのか。2016年8月、私は都内のある火葬場で、孤独死の火葬の瞬間に立ち会わせてもらうことになった。亡くなったのは鹿児島県出身の70代の男性とのことだった。男性は、九州の出身だが、都内のアパートで孤独死して引き取り手がなかったという。その人の最期を見届けるのは、行政から依頼された葬儀社の女性職員だ。

女性によると、一般の火葬では亡骸は霊柩車で運ばれてくるが、孤独死や身寄りのない人の遺体は、ワゴン車の荷台に乗せられてひっそりと運ばれてくるという。

幸いにもこの男性は、腐敗の進行は進んでいなかった。しかし、孤独死の場合は、蛆(うじ)や虫まみれのことも多く、その場合は、チャック付きの袋で厳重に密封された状態で棺に入れられて、そのまま火葬となるケースも多いのだという。つまり、棺を開けることすらできない状態というわけだ。

ワゴン車の荷台から棺が下ろされると、火葬場の職員によってストレッチャーのようなものに乗せられて一列に並んだ炉の前まで運ばれていく。あっという間に、ストレッチャーは炉の前に到着し、葬儀社の職員と火葬場の職員が一礼をして、炉の扉が閉まり、火葬が終わるのを待つ。

しばらく経つと、葬儀社の職員に、収骨室へ呼び出された。かなりの高温に達した台の上に、跡形もないほどに崩れた骨が並んでいた。隣の部屋では、納骨室に入りきらないほど大勢の遺族で溢れ、すすり泣きの声が聞こえる。

家族に看取られた人も、孤独死をした人も、火葬は同じ場所で執り行われるからだ。

そのあまりに大きなギャップに、何とも言えないもの悲しさを感じた。骨を拾うのは、火葬場の男性職員だ。とても丁寧でありながら無駄のない動きで、それでも夏場とあって大量の汗をかきながら、職員は骨を一つずつ骨壺に納めていく。

「よければ骨壺を持ってみますか?」

あまりの手際の良さを見とれていると、葬儀社の職員の女性にそう言われたので、骨壺を両手で持たせてもらった。それは意外にもずっしりと重く、まだ熱を持っていてじんわりと温かかった。両手で抱えて包んで、男性の骨壺を業者の車まで運んだ。男性の遺骨は共同墓地で合祀になるとのことだった。

孤独死で遺族による遺体の引き取り拒否があった場合や、身寄りがない場合は、最終的に行政がその費用も負担する。早い話、これらの費用は我々の税金から支払われることになるというわけだ。

●孤独死者の「漂流遺骨」

孤独死は、このようにとりあえず火葬はしたものの、行き場のない「漂流遺骨」という形になって如実に現れる。

それを引き受けるのが、合祀(ごうし)墓と呼ばれる超低額の共同墓地だ。

3万円で遺骨を引き取る「終の棲家なき遺骨を救う会」(東京都世田谷区)には、引き取り手のない遺骨に関しての相談が毎日のように、電話やメールで寄せられる。その数は、月に約200件。さらにその中の3割が孤独死した親族の遺骨を持って、途方に暮れる遺族たちであるという。「終の棲家なき遺骨を救う会」の担当者は内情をこう語る。

「うちのお墓を利用されるのは、ほとんどが、生前は何らかの原因で疎遠になっていた人ばかり。家族関係は昔とだいぶ様変わりしたと感じずにはいられません。亡くなった方には、全く思い入れがなくて、本当にただただ遺骨を抱えて困っている、そんな人たちなんです。

だから中には、1000万円を超えるような車でドーンとうちの会社に乗りつけられる富裕層の方もいらっしゃいますよ」

よく知らない親族が孤独死し、さらに遺骨を押し付けられたので、できるだけ安く簡単に済ませたい――。そんな親族の心情が見え隠れする。孤独死した後の遺骨についての相談は、いずれも切迫したものばかりだ。

「離婚して、疎遠だった父が孤独死していた。生活保護受給者だったため、火葬は行政で行ったが、母は受け取りを拒否。骨が手元にある。できれば急いで手放したい」(50代男性)

「疎遠になっていた叔父(父の弟)が亡くなったと市役所からTEL。他に親類がいないため火葬等の面倒を見た。送骨(ゆうパックなどで、お骨を送ること)で埋葬をお願いしたい。市役所から直接骨をそちらに送りたい」(40代女性)

「叔父が孤独死したのですが、実子が引き取りを拒否したため、甥である私に警察から連絡がきました。送骨を検討としています」(60代男性)

「一年前に孤独死で亡くなり、最近発見された叔母の遺骨が手元にあるので、永代供養をお願いしたい。費用について聞きたい」

こうした相談内容からは、降って湧いたような自分には関係ない孤独死した身内の、いわば“お荷物”を押し付けられた、遺族の切実さが伝わってくる。

●孤独死予備軍の「縁なき人々」

また、最近多いのが孤独死予備軍ともいえる“縁なき人々”の生前からの相談だ。意外に思われるかもしれないが、40代や50代からの相談も少なくない。離婚、もしくは未婚で単身のまま生涯を終える可能性が高いと考える人々だ。子どもや助けてくれる親族、親しい友人などもいないことから、病気や健康不安などをきっかけに相談してくるのだという。

「50代独身です。最近、病気で体調を崩すことが多くなり、近親者もいないため事前にご相談したいと思ってメールいたしました」(50代男性)

「独り身のため、今後何かあったときのことが心配でたまりません。自身の生前契約を検討しています」(50代女性)

このような“縁なき人々”による生前の相談が、毎日ひっきりなしに押し寄せているのだ。

これは日本の社会が、何十年も前から顕在化していた「社会的孤立」の問題を、ずっと放置し続けていたことの結果といえる。未婚率の上昇や雇用の不安定化などの要因を伴いながら、この状況は加速度的に悪化しており、大げさな表現に聞こえるかもしれないが、いわば「視界ゼロ」の未知の領域に突入したといっていい。

担当者の言葉がそれを物語っている。

「ほんの数十年前は、生まれた時から宗教的な関わりを常に持っていたし、家には、仏壇があったり、お坊さんがきたりするのが普通だった。そんな時代は、死んだ後のことは心配する人はあまりいない時代でした。

しかし、人口の流動化、少子高齢化などによって、昭和の高度経済成長のときに上向いていたものが一気に下向きになったんです。もはや、かつての日本とは見える風景がガラッと変わったといえるでしょう」

実のところ、今の時代は以前と違って人間関係というものが「自然に」成り立たなくなっている。

世話好きおばさんに代表される隣人に関心を持つ地域社会の崩壊はまさにその一つだ。これまで自明だったものがどんどん揺らいでいく中で、実のところ、そのことの重大性に気付かない人が多いこともある。そして、縁なき孤独死者、漂流遺骨は私たちの目に見えぬところで着々と増え続ける。これが、今の社会を取り巻く現状だ。

その一方で皮肉なことに、見守りサービス、監視カメラなど様々な予防策は進化を辿っている。しかし、それでも最後に亡くなった人を見送るのは人である。生前から「助ける・助けられる」といった「つながり」を意識的に作って、もしものときの準備をしておくべきだろう。今日からでも決して遅くはない。


【筆者プロフィール】
菅野久美子(かんの・くみこ)
ノンフィクション・ライター

[いずれも弁護士ドットコムニュース]

Posted by nob : 2017年05月20日 15:41

趣味も本気で、、、生活レベルの投資から、事業化するための健全かつ着実な方法。。。

■副業を成功させるコツは、
友人の友人をお客様にすること
「お金の種」をまく方法

近年急増中の「大金持ちになるより、お金の心配をせずに暮らしたい」という人に対して、「お金のカリスマ」田口智隆さんがすすめるのが、趣味や特技など自分の“好き”なことで収入を得る「幸せな副業」です。最新刊の『“好き”がお金に変わる33の方法』では、果実の生育過程に即しながら<趣味⇒プチ副業⇒副業(⇒起業)>がうまくいくコツを解説します。本連載ではいちばんのポイントになる「お金の種の見つけ方」「お金の種のまき方」を11回にわたってご紹介します。

田口智隆(たぐち・ともたか)
投資家。

副業を始めようとする人に「集客はどうするんですか?」と聞くと、かなりの確率で「広告にお金をかけようと思います」という答えが返ってきます。

副業の内容には慎重な人でも、集客に関しては意外と楽観的な人が多いのです。

しかし、現実はそれほど甘くありません。

「お金の種」をまいた人の中には、「実」がなる時期に向けてインターネットに予告広告を出したり、チラシを配ったりすれば、それまでにお客様が集まってくれると安易に考えている人が少なくありません。

しかし、さまざまな商品・サービスがあふれかえる市場の中では、よほど個性的で魅力的なもので、なおかつ大量に広告を出さないかぎり、興味をもってもらうことはむずかしいのが現実です。

それは、あなたが消費者の立場になってみればわかるはず。

たまたまインターネットやチラシで、ある商品・サービスの広告を見たからといって、すぐに購入することはまずないでしょう。
初めて見た商品・サービス、会社であればなおさらです。

本気で“好き”をお金に変えようと思ったら、まず「誰に買ってもらうか」を明確にしなければなりません。

では、誰に対して商品・サービスをアピールすればいいのでしょうか?

STEP1 「友人・知人」を最初のお客様にする

副業をスタートさせる段階でお客様となってくれるのは、不特定多数の人ではありません。
これまでの人生で何らかの関わりをもってきた友人・知人です。

本連載の「第9回」で紹介した、パン教室を始めたOLの前田あかねさんも、最初のお客様は大学時代の同級生や近所の友人でした。

もともと彼女のパンのファンだった人たちにSNSなどで「パン教室を始めます」と告知することで、宣伝費を使うことなく集客に成功しました。

友人・知人であれば、あなたがどれほど“好き”なのか、あるいはどれだけの専門知識やノウハウをもっているかを知っているはずです。

前田さんの場合も、教室を始める前からブログやフェイスブックに「こんなパンをつくってみました!」などとおいしそうなパンの情報を頻繁に投稿していたので、「彼女がパン教室を開くなら教わってみたい」と思う友人・知人が続出したのです。

また、友人・知人の場合は「〇〇さんがビジネスを始めるなら応援してあげよう」という人が最初のお客様になってくれます。

もちろん商品やサービスそのものに魅力がなければ、一度きりのお付き合いで終わってしまうかもしれませんが、好印象をもってもらえば、そこから口コミが広がる可能性があります。

STEP2 「友人の友人」をお客様にする

友人・知人にある程度、情報が行き渡ったら、彼らの友人・知人にも情報をシェアしてもらいましょう。

つまり、「友人の友人」にも知ってもらうのです。

先の前田さんも、友人・知人がリピーターになってくれるだけでなく、口コミを通して新しいお客様を連れてきてくれました。

情報拡散のために有効なのが、副業に関する作業の進捗状況をこまめに報告することです。

それを、「私の友達でこんな面白いことを始めた人がいるよ!」と友人の友人にもシェアしてくれるように頼みましょう。

ビジュアルを中心にすると、反響も大きくなるでしょう。

“好き”がお金に変わった人  8
不動産会社に勤めるOL・立花京香さん(仮名)は、(自分は副業として)フリーライターの友人と二人で雑貨店を始めることにしました。

一緒に北欧を旅行したときに見つけたキッチングッズやステーショナリーを個人輸入して集めたショップです。

仕事柄、手ごろな物件がすぐに見つかり、自分たちで内装も手掛けることに。

立花さんは、記録も兼ねてお店ができていく進捗状況をフェイスブックにアップしました。

「今日は、壁と天井のペンキ塗りをしました。多少のムラもデザインのうち!」
「夕方、注文していたテーブルとイスがやってきました。カワイイ」

すると、友人・知人はもちろん、その周辺の人たちからも「がんばって!」「ステキ!」「オープンはいつ?」といった応援メッセージが届き始め、中には「私にも手伝わせて」と協力者まで出てきました。

その応援の輪はどんどん広がり、3ヵ月後のオープン時には大勢の来客でにぎわったそうです。

商品やサービスを本格的に販売する前の準備段階を公開することによって、それを見た人は興味をもってくれます。

たとえば、手づくりアクセサリーを販売しようと考えているなら、その制作過程を逐一SNSにアップするのです。

最初は単なる材料でしかなかったモノが、しだいに美しいアクセサリーとして完成されていく。そうしたプロセスを目にした人は……。

「こんなに手間がかかっているなんて感動的だ」
「やはり手づくりならではの味わいがある」
「こんなにかわいらしいアクセサリーなら、私も身につけてみたい」

SNSの記事を通じて「自分がどれだけアクセサリーづくりを楽しみ、情熱を注いでいるか」といったようなことが伝われば、ファンになって、商品を購入してくれる人が出てくるに違いありません。

また、失敗談や苦労話も隠すことなくオープンにすることも大切。
「頑張っているから応援したい」と思うのが人情です。

「〇月〇日からスタート(発売、開催など)」に向けて、自分がやっていること、考えていることを公開していきましょう。

STEP3 「一般の人」をお客様にする

不特定多数の人に向けて告知をするのは、もう少し副業が軌道に乗ってからでかまいません。

それでも、この段階から「プライベート名刺」「チラシ」「カード」などをつくっておくと、一般の人へ告知するときに役立ちます。

最初は手書きのものやパソコンソフトで作成したもので十分です。

むしろ、手づくり感のあるほうが好感をもってもらえます。

●まとめ
最初のターゲットは、すでにあなたを知っている友人・知人

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年05月20日 15:10

生きていればこそ、、、子供は世界の宝。。。

■「赤ちゃんポスト」10年、預けられた赤ちゃんの今

TBS

 親が育てることのできない赤ちゃんを匿名でも預けることができる、いわゆる「赤ちゃんポスト」。「こうのとりのゆりかご」が熊本の病院にできてから、10日で10年です。預けられた赤ちゃんは今どんな思いでいるのか、1人の少年が取材に応じてくれました。
 「預けられた子どもたちしか言えない言葉とか、言えない気持ちとかあると思うので、それはみんなに伝えるというか、そういうのは大切なのではないかと」(ナオキくん 仮名・10代)

 10代のナオキ君。「こうのとりのゆりかご」に預けられました。里親の下で育ち、毎日楽しく学校に通うようになった今、JNNのカメラの前で初めてかたりました。

 10年前、熊本市の慈恵病院に開設された「こうのとりのゆりかご」いわゆる「赤ちゃんポスト」。扉を開けるとブザーが鳴り、駆けつけた病院スタッフが保育器に預けられた赤ちゃんを保護するというものです。これまでに125人が預けられました。

 「赤ちゃんの命を救う、守るということだけじゃなくて、『赤ちゃんの幸せ将来の幸せ』をという思いを強く持って始めた」(慈恵病院 蓮田太二理事長)

 9日、会見でこう語った慈恵病院の蓮田理事長。ナオキ君は自分が預けられたということと、どう向き合っているのでしょうか。

 「それも過去の記憶というか記録なので、心のどこかには持った状態でこれから大人になっていくにつれて、生活していかなければいけないかなと」(ナオキくん 仮名・10代)

Q.今どんな夢があります?
 「子どもと関わる仕事に就きたい。預けられた子ども以外も、悩みとか不安な気持ちを持って生活している子もいると思うので、そういう子どもたちの悩みを聞いてあげたりしたい」(ナオキくん 仮名・10代)

 慈恵病院でおととしまで看護部長を務めていた田尻由貴子さん(67)。こうのとりのゆりかごの開設から運営まで深く関わってきました。田尻さんはこの日、毎年会っているという過去にゆりかごの扉を開けた美樹さん(仮名)のもとを訪ねました。あの時預けた我が子は、今、児童養護施設で暮らしています。美樹さんが会えるのは週に1日か、2日です。美樹さんは10代だった頃、予期せぬ妊娠から人知れず自宅で出産。誰にも頼ることができず、育てることはできないと中部地方から赤ちゃんを預けに来たのです。産後すぐの美樹さんは、ゆりかごの前で力尽きるように倒れていたといいます。

 「私はハグした」(元慈恵病院看護部長 田尻由貴子さん)
 「ショックすぎて、その日のことあんまり覚えていない。断片的にしか覚えてないけど、してもらってますかね?」(美樹さん 仮名)
 「もちろん。泣いていた」(田尻由貴子さん)

 「本当は自分で育てたい」。美樹さんは身元を明かした上で、赤ちゃんを乳児院に預けました。

 「最初は預けてさっと立ち去ろうと思ったんでしょうけど」(元慈恵病院看護部長 田尻由貴子さん)
 「でも、私あそこでさっとそのまま帰っていたら一生後悔だった。良かったそれは本当に。一生あの子はどうしているか、あの子は今どこにいるんだろうとか」(美樹さん 仮名)

 現在は1人暮らしの美樹さん。安定した生活を手に入れ、少しでも早く我が子を引き取りたいと望んでいます。そんな親子を田尻さんは見守ります。
Q.見守りの終着点は?
 「やっぱり子どもが二十歳になった時、成人した時ですね。それはゆりかごを開設した時に覚悟してましたね。20年間この子たちを見守ることが、自分の責任」(元慈恵病院看護部長 田尻由貴子さん)

 ゆりかごに預けられ里親のもとで育ったナオキ君は、伝えたいことがあると言います。
 「これから預けるお母さんへの メッセージというか・・・、大人になっていくにつれて疑問とかもたくさんわいてきて、もしかしたらそういうのに悩んだり苦しんだりする子も出るかもしれないので、写真とかを1枚だけでも一緒に託す、預けてくれることによって、その子どももその時かわいがられたとか大切にされていたというのが、やっぱり目に見える形で残した方が子どもにも良いことではないかと」(ナオキくん 仮名・10代)

[BIGLOBEニュース]

Posted by nob : 2017年05月11日 06:24

不安は自らがつくり出す幻想、、、『 汝の立つところ深く掘れ、そこに必ず泉あり』自らを生きんとする人生は、愉しいこと好きなことをせんとするところからしか始まらない。。。

■片岡鶴太郎「定年後に遊ぶのでは遅すぎる」
自分の魂を喜ばせるのは何か知っていますか

片岡鶴太郎
芸人

片岡鶴太郎さんに「本気で遊ぶ」ということについて聞きます
「おまえは芸人として、役者として成功したから、そんなのんきなことが言えるんだろうと叱られるかもしれません。それでも私はこう言いたい。もっと根源的に自分の魂を喜ばせるために何ができるかを追い求めましょうよ、と。私自身が昔も今も追い求めているものは、ただその1点のような気がします」
そう語るのは、お笑いタレントでもあり、俳優、画家、ボクサーなどさまざまな顔を持つ片岡鶴太郎氏。『50代から本気で遊べば人生は愉しくなる』の著者でもある鶴太郎さんに、「愉(たの)しい人生の見つけ方」について聞きました。

仕事をしている今から、定年後のことを考えてみる

立派に子供を育て上げ、無事に定年まで勤め上げた──。一見、幸せなことのように思えるのですが、その一方で「定年後、毎朝起きてからやることがない」と嘆いている中高年がとても多いと聞きます。

地域のコミュニティに溶け込んでいる奥さんのほうは、毎日生き生きとしている。それなのに夫のほうは、退職して仕事の付き合いが絶たれると人間関係がリセットされ、立ち往生してしまうようなのです。

特に趣味もなければ、これといって用事もない。だから妻が外出しようとすると「どこへ行くの? オレもついて行くよ」などと言っては、妻から疎まれる……。

こういうことは、今に始まったことではありません。定年退職後に妻にまとわりつく夫は“濡れ落ち葉族”と称され、だいぶ前から取りざたされてきました。

まだ会社勤めをしている現役の人にしてもそう。週末になれば暇を持て余してしまう自分がいる。平日は仕事で忙しいからいいものの、この先、60代になって定年退職したら、どうなることか。そんな不安が頭をよぎる人も多いようです。

私は1954年生まれの62歳ですが、毎朝、起きるのが楽しみでしょうがありません。やりたいことがあって、毎日時間が足りないと思うくらいです。この歳になってテレビの仕事に恵まれていることもありますが、その仕事を抜きにしても、毎日やりたいことがあって時間が足りないのです。

ご存じの方も多いと思いますが、私はもともと声帯模写(物まね)をするお笑い芸人です。その後、お笑いだけでなく、プロボクサー、役者、書家、画家、ヨーギ(ヨーガをする人)といくつもの顔を持つようになりました。まるで5人分、6人分の人生を楽しませてもらっているともいえるでしょう。

もちろん、ただ単にそのような楽しみに巡りあったわけではありません。そのときどきの境遇に安住することなく、新しいことにチャレンジしてきた結果、62歳になる今も「毎朝、起きるのが楽しみだ」と断言できる人生を歩むことができているのです。

新しいことにチャレンジすることはエネルギーがいりますし、時には悩んだり苦しんだりすることもあります。でも、その先には大いなるギフト(贈り物)が待っています。その贈り物とは“魂の歓喜”です。

誰もが心の中に、自分の魂を歓喜させるシード(種)を育んでいます。ただその存在に気づいていないだけ、あるいは気づこうとしていないだけです。

まずは自分の心に「私の魂は何をすれば歓喜するのか」と問いかけてシードの存在に気づくことです。そして、やりたいことのシードを見つけたら、毎日コツコツと水やりをしていくことです。

すると、やがて芽吹き、魂の歓喜がもたらされるようになります。ちょっとしたきっかけで始めたことが、人生最大の楽しみになります。

物まねから入って上達する

「本気で遊べば人生は愉しくなる」

そのために、まずは物まねをしてみてはいかがでしょうか? もちろん、誰か有名人の声帯模写をお勧めするわけではありません。後にも触れますが、物事を始める、そして上達していくには、まずまねてみることが大切だと言われます。芸ごとの世界でも、型をまねることから始めるのが上達の第一歩となります。

それは「守破離」(しゅはり)という師弟関係の基本を説く言葉にもあります。

まずは師匠の型をとことんまねます(守)。

まねるのが上達したら「自分としてはこうしたい」と工夫しながら磨きをかけ、師匠の型を破る段階に発展します(破)。

さらにはその型から離れ、自分の独自性を発揮する境地に達するのです(離)。

「人生を愉快にするのは、物まねから」といっても過言ではありません。

私自身、大好きな人たちの声や姿をまねるうちに、役者として演じることにつながりました。幼い頃から大好きだった世界チャンピオンをまねるうちにボクシングのプロライセンスを取得。尊敬する画家の絵をまねるうちに、今度は画に引き込まれていきました。

あくまでも自分の心が歓喜することは何かを問いながら、楽しく、自由に、心からやりたいと思うことをやる人生を歩んでいます。

「まねる」ということは「学ぶ」ということ

私は芸人になる前もなった後も、「自分は絶対にできるんだ」というある種のうぬぼれや思い上がりに近い気持ちで、物まねに取り組んでいたような気がします。

そのうえで、私は何かを会得していくには「反復練習」しかないと思っています。これはどんな仕事、どんな物事でも同じ。「匠」と呼ばれるような達人でも、最初からうまくできたわけではなかったはずです。毎日毎日繰り返しているうちに、何かが見えてくるようになる。そこに至るまでの早道は反復練習以外にないと思うのです。

後にのめり込んでいくボクシングを始めたときも、絵や書に取り組んだときも、最初はあこがれの人の所作や作品をまねることから始めて、あとはひたすら反復練習に打ち込みました。

考えてみれば、これは私がずっとやってきた物まね芸の修練と同じです。

「まねる」ということは「学ぶ」ということにつながります。先輩や師匠のいいところをまねていくことが、自分が欲する物を手に入れるためのいちばんの手段なのです。

人間は「オギャー」と生まれて、まずはいちばん近い存在の母親から言葉を学んでいきます。母親が「ママ」といえば、「ママ、ママ」とまねをし、やがて母親の仕草や表情をまねするようになり、成長すると価値観もまねするようになってきます。そうして大人になって外に出て、今度は先輩や師匠をまねるようになる。これが物事の上達の本質だと思うのです。

そのとき、何を選択するかがとても大事になってきます。ただまねればいいわけではありません。間違ったところ、そんなところをまねしてもしようがないということをまねてしまうと、思っていたこととまるで違う方向に行ってしまうかもしれないからです。

最終的に自分が何を欲して自分の物にしたいと思うのか。その「肝」のようなものを意識することが大切だと思います。

私に最初に絵を描かせてくれた赤い椿の花は、私が気づくずっと前からそこに咲いていました。

普段は気づかなかったその存在に気づくことができたのは、心が自分の内に入っていたからだと思います。調子がよくてイケイケのときほど、そういうものに目が行かないものです。

そう考えると、がむしゃらに働く20代、30代を過ぎて、少し余裕が出てくる頃こそチャンスではないでしょうか。それはある意味、神様からのプレゼントだと思うのです。

30代後半ですべてをなくした孤独感、無力感、焦燥感がなければ、私は椿の存在に気づかなかったでしょう。周りの人間も、いえ私自身でさえ、絵を描くことになるとは思っていませんでした。それがあの日、早朝に気づいた椿の存在で、道が開けたのです。

「ボクシングの次は絵なんかやって、今度は芸術家気取りかよ」

と口さがないことを言われたこともあります。でも、何を言われても構いはしません。私の魂の根源的な欲求なのですから、どうしようもないのです。

まったく不安はない

そして今の私には、まったく不安はありません。さまざまな人との出会いやたくさんの贈り物によって、魂の歓喜を感じることができているからです。

おカネがあって、大きな家があって、高級車に乗って、贅沢な料理を口にして、すてきな家族に囲まれてと、多くの人が信じる幸福像は、ひょっとして自分自身の幸福ではないかもしれません。

そのことに気づかず、自分の魂に背いた生き方をすることで、不安になる。その不安を打ち消そうとすると、ますます不安になる。少なくとも私はそうでした。

自分の魂が歓喜するシード(種)は、自分の中に必ずあって、自分にしか気づくことはできません。もしも小さなシードの存在に気づいたら、水をやり、声をかけ、慈しんで育ててください。失敗してもめげず、周りの人が何と言おうと振り回されずに。最後に私の大好きな言葉を記します。

汝の立つところ深く掘れ、そこに必ず泉あり

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年05月10日 11:35

魑魅魍魎たちそれぞれの思惑の鬩ぎあい。。。

■小泉純一郎が総仕上げで動く女性初の小池首相誕生と脱原発

 4月18日20時過ぎ、首相官邸から直線で約1キロほどの場所にある東京・赤坂の日本料理店『津やま』周辺は多くのSPに囲まれ、緊迫した空気に包まれていた。それもそのはず、同店にはこの夜、政界重鎮や時の人らが、一同に会していたからだ。
 そのメンバーは、小池百合子都知事、敵対関係にあるはずの自民党の二階俊博幹事長、山崎拓元副総裁、武部勤元幹事長。しかし、それ以上に目立ったのは、小泉純一郎元首相だ。

 いったいこの場で何が話し合われたのか。自民党関係者がこう明かす。
 「会食の主宰は小泉氏。表向きの会食理由は小泉政権時代の“同窓会”ですが、都議選を巡り対立を深める小池氏と自民党の手打ちという、明確な狙いがあった。その先にあるのは、数年後、自民党の支持を得て小池氏を担ごうという動きですよ」
 つまり、日本政界史上初の女性首相の誕生に向け、破局話の出ていた小池氏と安倍首相をもう一度握手させようという、小泉氏の仕掛けというわけだ。

 先の関係者によれば、その動きを思わせる出来事は、この会合の中と外で何度か起きていたと話す。
 「小泉氏は、この料亭の家庭的な味が大好きで、特に首相時代はひいきにしていた。いわば自分の“庭”に、今回、まず小池氏と二階氏が差しで話ができる場を設けたということ。そこでは、“都議選までは小池新党と自民党は、ガチンコで正々堂々と戦いましょう”という話が切り出されたといいます。対して二階氏は、問題は都議選後の関係をどうするとかという点と、豊洲市場の問題を解決しなければ、最終的に窮地に立つのは小池氏だと、早期の決着を求めたという」

 これに小池氏はどう反応したのか。関係者が続ける。
 「小池氏としては都議選後はノーサイドで、自民党都議らが協力してくれれば一緒にやっていきたいということ。さらに4年間の都政がうまくいくように、二階氏に頭を下げたといいます。二階氏も“安倍首相も小池さんとは上手くやっていきたい”と応え、席が暖まったところで二階氏が都議選後について、“小池新党と自民党が手を組めば最強になる”と、連携まで持ちかけたそうです」(同)

 そこまで話が進んだ時、個室に突然、安倍首相が登場したという。
 「同店の別室でニトリHDの似鳥昭雄会長らと会食を開いていた安倍首相が、小泉氏らの会合を聞き、挨拶をしに顔を出したのです。『お手柔らかにお願いします』とにこやかに話し掛けた安倍首相に対し、小池氏も笑顔で応じた。このでき過ぎた流れは、都議選後を見据えた小泉氏と二階氏の連携によるものと見られているのです」(全国紙政治部記者)

 ただ、安倍首相と小池氏も、実は対立を望んでいないというのが周囲の見方だ。
 「会合直前の 17日、2人は銀座に完成した複合商業施設『GINZA SIX』のオープニングイベントに招かれ、やたらと親密な雰囲気をアピールしていましたよ。安倍首相からは『銀座と言えばデュエット曲の“銀座の恋の物語”。小池さんと一緒に歌ってもいい』、『東京五輪もしっかりと協力していきたい』と、暗に今後の共闘を思わせる発言まで飛び出しましたからね」(同)

 つまりは、東京五輪までは自分が首相だが、その後は小池氏を、といった安倍首相の思惑も見え隠れし始めているというのだ。
 「それこそ初の女性首相に、ということ。安倍首相が可愛がってきた稲田朋美防衛相は、南スーダンの日報問題や森友学園問題で今や首の皮一枚。そんなことも、安倍首相が小池氏に傾き始めた理由でしょう」(同)

 この状況を察知した小泉氏が、小池氏を立てて、一気に流れを自分に引き寄せようとしているという。
 「それぞれをつなぐキーマンとして、安倍首相と会食した似鳥氏が急浮上しています。小泉氏は東日本大震災の際に放射能被害に遭った米兵救済基金を募っているが、似鳥氏はこれにポンと1億円を寄付している。さらに似鳥氏は、安倍首相とプライベートでゴルフもする仲であり、二階氏とも何度も会食を重ねるほど昵懇。小泉氏としては、うってつけのパイプ役として似鳥氏を選んだと言えます」(同)

 前出の関係者によれば、会食では小池氏に「きちんと実績を残せば次のステップもあるし、それを応援する」との檄も飛ばしたという小泉氏は、一方で持論の反原発の動きも活発化させている。4月14日の「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」(会長=城南信用金庫・吉原毅相談役)の顧問就任もしかりだ。
 小泉氏周辺関係者は、こう語る。
 「小泉さんは、世界も日本も、いずれ反原発、脱原発が主流になると見ている。その旗を小池新党、自民党に掲げさせ、ポスト安倍に自民党と連携した小池首相誕生を思い描いているということ。今はそれをスタートさせる好機と見て、あの場を仕掛けた。小池首相で官房長官が小泉進次郎というのも面白いんじゃないか」

 小泉氏最後の大勝負となるのか。

[週刊実話]

Posted by nob : 2017年05月10日 11:30

私も休煙中、、、きっぱり止めようと考えずにしばらく休むつもりで気楽に取り組めば止められ、いや休み続けられます。。。Vol.2

■喫煙者の「口の中」で一体何が起きているのか
口臭、歯周病、虫歯・・・リスクはてんこ盛りだ

小林保行
歯科医師/キーデンタルクリニック院長

タバコのさまざまな悪影響が問題視されています。国立がん研究センターではタバコを吸う人は吸わない人に比べて4倍以上肺がんになりやすいと報告していますし、厚生労働省でも喫煙と低出生体重児・早産との因果関係、周囲の人への健康侵害について指摘しています。

数え切れないほどの害があるとまでいわれるタバコ。筆者は歯科医師としての知見や経験を基に、歯や口周りの情報を「ムシバラボ」というサイトで発信していますが、その中で紹介していることのひとつが、タバコが歯や口の中の環境に与える害です。

タバコを吸うとヤニ(タール)が歯に付着しますので、歯全体が黄色っぽく見えてしまいます。ヤニは粘着性が高いので歯の表面についてしまうと、簡単には落ちません。また、歯の表面についたヤニはほかの汚れもくっつけてしまいますので、歯の黄ばみが徐々に濃くなっていったり、黄色いのを通り超えて黒ずんでしまったりすることもあります。

ヤニが吸着するのは食べ物などの汚れだけではありません。虫歯菌も吸着してしまいます。そのため、表面にヤニがついていない歯と比べると、虫歯にかかりやすくなってしまうのです。

また、タバコに含まれるニコチンによって唾液の分泌量が落ちてしまうことも、虫歯菌の繁殖を誘発しています。唾液には虫歯を予防する効果がありますので、唾液量が少なくなると虫歯になりやすくなるのです。

タバコは歯茎などにも悪影響を与えます。タバコを吸うことで口内環境にどのような害が起こりうるのでしょうか。

(1)歯周病が発見しにくくなる

タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があります。血液の流れを悪くしてしまいますので、傷口があっても出血しにくくなり、病気やけがの治りも遅くなってしまうのです。

歯周病は歯茎の病気ですが、早めに発見することで適切な治療が可能となります。ところがタバコを吸っていると出血や歯茎の腫れといった歯周病を見分ける症状が出にくくなりますので、すぐには発見することができません。

歯周病が重度に進行すると、タバコを吸っていても痛みや腫れ、出血などの症状が出るようになりますので大抵の人は気づきます。しかし、その時には重篤な状態になっているために治療が思ったよりも進まないことや、タバコによって白血球の働きも抑制されているために治りが遅くなることもあり、つらい状態が長く続くことになるのです。

(2)歯が抜けやすくなることも

歯周病が重度に進行すると、歯茎が後退し、歯が抜け落ちてしまうこともあります。タバコによって歯周病の進行に長く気付かないでいると、歯が抜け落ちる確率も高まると言えるでしょう。

(3)口臭の原因にもなる

タバコのヤニは、独特の悪臭を発します。繰り返し喫煙することで、口内に付着するヤニの量が増え、悪臭も増えていきます。粘着しやすい成分ですので、長期にわたって口内に残り、悪臭もますます強くなっていくのです。

また、唾液には、虫歯を予防するだけでなく口臭を予防する効果もあります。朝、起きたとき、口臭が強いと感じたことはありませんか? これは消化がうまくできていないこと等も関係がありますが、起きたばかりのときは唾液の分泌量が少なく、口の中が渇いていることも原因の1つです。タバコに含まれるニコチンは唾液の分泌量を減らしてしまいますから、結果的に口臭が強まることになるのです。

(4)歯茎に色素沈着することも

タバコを吸っていると、歯の色が黄色っぽくなるだけではありません。ヤニは歯茎にもしっかりと吸着しますので、歯茎の色も黒っぽくなってしまいます。とは言っても、歯茎は歯とは異なり丈夫な組織ではできていません。汚れを取ろうとこすりすぎてしまうと、歯茎を傷つけ、擦り傷のようになってしまいます。

タバコをやめれば口内環境は変化するか

歯と歯茎の色を着色させ、見た目を悪くするタバコ。もちろん害は見た目だけではありません。虫歯や口臭、歯周病の悪化などの悪影響を与えます。では、タバコをやめれば、すぐに口内環境は良好になるのでしょうか?

タバコをやめることで、血液中のニコチン濃度が徐々に下がっていきます。すると、血液は正常に流れるようになりますので、赤血球のヘモグロビンに乗って末端まで酸素が運ばれるようになります。顔や肌の色が明るくなり、歯茎の血行も良くなりますので、歯茎の色の黒ずみも徐々に解消されていくでしょう。

血流が正常になると、皮膚や歯茎の色が良くなるだけではありません。傷ができたときには正常に出血しますので、歯周病の発症もすぐに気づくことができるようになります。

白血球も正常に作用するようになりますので、口内に傷や病気ができたときも、早く正常な状態に治癒することが期待できます。

歯についてしまったヤニや汚れは歯科医院で

タバコをやめれば徐々に体内環境も改善されますので、歯周病などの口内トラブルの早期発見と治癒が期待できます。ですが、歯にくっついてしまったヤニは、放っておいては取れません。歯ブラシを使っても限界がありますので、歯科医院で歯のクリーニングをして取ることがオススメです。

歯のクリーニングは、審美歯科はもちろん一般的な歯科でも実施しています。一般的な歯科では、虫歯と歯周病との検査も同時に行ってくれ、しかも保険適用になりますので、3000円~3500円ほどの自己負担で済みます。

喫煙歴が長くなると、歯茎も黒っぽく着色していきます。これも、歯科医院でキレイに落とすことが可能です。歯茎の着色除去に特化したレーザー治療や、歯茎のピーリングを行っている歯医者さんで処置は受けられます。保険適用外で1万~5万円ほどの自己負担で歯茎のヤニを除去できます。

歯茎が黒い原因が歯周病の場合は、レーザー治療等で瞬時に歯茎の黒ずみを解消することはできません。歯科医院に通い、時間をかけて歯周病の治療に取り組みましょう。もちろん、治療中の喫煙はNGです。タバコによって治癒力が低下してしまいますので、歯周病治療が長引いてしまいます。タバコをやめ、歯周病を治療し、健康な歯茎と口内環境を取り戻してくださいね。

ニコチンやタール以外にも、タバコには健康を害する成分がたくさん含まれています。また、健康を害するだけでなく、歯や歯茎への色素沈着や口臭悪化など、見た目やにおいなどへの悪影響もあります。

確かに、タバコには中毒性があります。大勢の人が禁煙を決意しては脱落していくことも、タバコの中毒性を証明しています。ですが、タバコをやめることができれば少なくとも、美しく健康な歯と歯茎を取り戻せるのです。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年05月10日 11:20

大往生ですね(拍手・合掌)

■「最高齢エベレスト登頂」奪還狙った85歳死亡

 【ニューデリー=田尾茂樹】AFP通信などによると、世界最高峰エベレスト(8848メートル)の史上最高齢登頂記録に挑戦していたネパール人の男性登山家ミン・バハドゥール・シェルチャンさんが6日、エベレストのベースキャンプで死亡した。

 85歳だった。心臓発作とみられる。

 シェルチャンさんは2008年に76歳でエベレスト登頂に成功、当時の最高齢記録を打ち立てたが、13年にプロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さん(84)が80歳で登頂し、記録を更新していた。

[読売新聞]

Posted by nob : 2017年05月10日 10:10

桁外れ(驚)

■高橋英樹、スーツ1000着など4トントラック8往復分の断捨離を敢行

 俳優・高橋英樹(73)が4日放送の日本テレビ系「ダウンタウンDX」(木曜・後10時)に出演し、自宅の豪快な断捨離(だんしゃり)作業を行ったことを告白した。

 総重量33トン分、4トントラックが8往復するほどの「財産」を処分したという高橋。スーツ1000着、ネクタイ600本、本1500冊、テレビ7台、靴150足をいっぺんに捨てたと明かし、「スッキリしました」と、何もなくなった自宅映像を披露。

 ソファーも全部、処分したため、丸太に座り、一服。何も置いていない床全体を使って、書道にいそしむ姿にMCの「ダウンタウン」浜田雅功(53)も「思い切りましたね〜」と、心の底から感心していた。

[スポーツ報知]

Posted by nob : 2017年05月10日 10:07

かねてよりの疑問(苦笑)

■他人のお尻を洗った「温水洗浄便座」……衛生面を専門家が解説!

他人のお尻を洗った「温水洗浄便座」……衛生面を専門家が解説!先日、「教えて!gooウォッチ」で「職場のトイレの『温水洗浄便座』、あなたは使う?」
という記事をリリースした。毎日、不特定多数の人間が使用する職場や駅の公衆トイレ。「他人のお尻を洗った水がノズルに飛び散ってしまうんじゃ……」「古くて汚いトイレも多いし、衛生的にどうなの?」との理由で抵抗がある人が多いようだが、本当にトイレのノズルは汚れているのだろうか。北里大学医療衛生学部 公衆衛生学研究室の伊与亨さんにお話を伺った。

■トイレのノズルは汚い?公衆衛生の専門家による見解

「ノズルの衛生面は、温水洗浄便座の吐水の水質に大きな影響は与えません。仮にノズル表面をエタノールや塩素水で洗浄したとしても、吐水の水質には大きな影響を与えません。温水洗浄便座は水道水を使っていますので、加温によって水道水に含まれる環境系の細菌が増えることはありますが、それは風呂のお湯程度のものであり、病原性はありません」(伊与さん)

ノズルを清潔にしたからといって、水が綺麗になるというわけではないらしい。そもそも温水洗浄便座に使用される水道水自体が無菌ではないが、たとえ細菌が増殖しても生活用水程度の細菌数のため、体への害は無いという。

■日本のトイレメーカーの「きれい」への探究心

「また、温水洗浄便座には使用前と使用後にノズルを洗浄する機能がありますし、取扱説明書にも定期的なお手入れが必要と記載されています。したがって、公共施設のトイレがしっかりと管理されていれば、温水洗浄便座の吐水の衛生性は保たれます。最も、抵抗感のある人は、科学の問題でなく感性の問題となりますので、その抵抗感はなくならないでしょうが」(伊与さん)

除菌水によるノズルの自動クリーニング機能を搭載するなど、日本のトイレメーカーの「きれい」への探求心には目を見張るものがある。生理的に抵抗がある人は無理に使う必要はないが、

「一般家庭、公共施設などでの使用については、使用を禁止した方が良いという科学的な根拠はありません」(伊与さん)

とのことなので、「使う派」の人たちはこれからも堂々と使用しよう!しかしながら伊与さんによると、肛門周辺を洗い過ぎると肛門付近の粘膜に悪影響を与えることがあるという。洗い過ぎにはご注意を。

(酒井理恵)

[教えてgoo]

Posted by nob : 2017年05月10日 10:03

リスクを分散する以外に確実な手法はない。。。

■日本人の多くが考えていない有事の資産防衛
北朝鮮危機で起こる最悪事態を想定してみる

岩崎博充
経済ジャーナリスト

挑発するアメリカ、一歩も引かない北朝鮮

今年のゴールデンウイークほど、さまざまなリスクを抱えながらの大型連休は過去、記憶にない。その背景にあるのが、米国民が選んでしまったドナルド・トランプ大統領だろう。就任100日が経過するというのに成果といえばTPP(環太平洋経済連携協定)からの脱退ぐらいで、打ち出す政策がすべて世界を混乱に陥れている。国家運営と企業経営をいまだに混同し、裁判官よりも選挙で選ばれた自分が偉いと本気で思っている……。大統領でありながら三権分立を理解できていない。

そんな大統領がいきなり始めたのが「北朝鮮」に対する容赦ないプレッシャーだ。オバマ政権が採り続けてきた「戦略的忍耐」を具体的な根拠も示さずに破棄し、本来なら表面化しないはずの「地政学リスク」を顕在化させた。空母カール・ビンソンを2時間で攻撃できる位置にまで近づけて、すべての選択肢は机上にあると脅す……。

しかも、脅す相手があの金正恩だ。側近や肉親さえも、躊躇なく抹殺する残忍さを持つ北朝鮮のドンは、予測不能、計算不可の人物だ。もともと金正恩は、金日成、金正日も成し遂げられなかった「祖国統一」を実現させたいと思い続けている。そのためには、手段を選ばないことが当然だと思っている。

第2次世界大戦の悲劇も、わずか数人の政治家の狂気がもたらしたものだ。北朝鮮から日本にいつミサイルが飛んでくるのかわからない、と言われる状況の中で、安倍晋三首相は「北朝鮮のミサイルにはサリン搭載能力がある」と国民を脅したが、その対応策はといえば、自治体レベルで「地面に伏せろ」とか「窓のない部屋で待機」といった能天気な警告しかない。

北朝鮮からミサイルが飛んで来ればどんなことになるのか。韓国を中心に少なくとも400万人が死傷する、とも予測されているが、現実はそんなものではないかもしれない。ミサイルが飛んできても、生き延びられるサバイバル術を身に付けておくしか方法はない。

日本のメディアの大半は、記者クラブで配布された資料程度の方法しか報道しないが、実際の有事の際にはどうすればいいのか。21世紀になってから最大の地政学リスクに直面するいま、有事の際の身の振り方を考えてみるのもいいかもしれない。

「有事」に強い資産とは「現金」それとも「金」?

たとえば、有事の際には大きく分けて「戦争中」と「戦争後」に分けて考える必要がある。そもそも戦争中は通常使えたものが利用できるのか、という疑問がある。たとえば、考えたくもないがもし首都圏などが戦渦にまみえれば、銀行のATMやクレジットカードといった専用回線を使うものは利用できなくなる可能性もある。バックアップ体制はあると言われるが、通信インフラが壊滅状態になることも想定しておかなくてはならない。そういう意味では、次のような最悪の事態を想定しておく必要があるだろう。

●現金しか使えなくなる可能性がある?

●金融機関が閉鎖して現金が引き出せなくなる?

●あらゆるATMが使えなくなるリスクがある?

●クレジットカード、デビットカード、電子マネーが使えなくなる?

どんなに多額の現金が銀行にあったとしても、銀行から引き出せなければ何の意味もない。銀行の決済システムに影響が出ればあらゆる取り引きがストップし、金融不安が拡大する可能性も出て来る。

また、戦争には「預金封鎖」といった金融機関の「モラトリアム(支払い猶予)」がつきものだが、日本が戦争に巻き込まれればそういった事態も覚悟しなければならない。

2016年11月にインドで起きた高額紙幣廃止、預金封鎖のケースでは、預金封鎖解除後も銀行のATMから現金が引き出せるようになるには相当の日数がかかったと言われる。銀行が閉鎖されていれば送金などもできない。専用回線で結ばれているはずの銀行も、通信網がダメージを受ければ弱い。高度に発展した情報化社会も、戦争には弱いはずだ。

というのも、東日本大震災のような自然災害の時は、被災地以外のスタッフがバックアップに奔走してくれるが、戦争の場合どうなるのか不透明だ。実際にそういう事態になってから考える、という方法しかないのだが、事前に準備できることはしておいたほうが良いだろう。

ちなみに、クレジットカードもかつてはカード自体が認証ツールになっていたのだが、現在では専用回線による認証を行っているために使えなくなる可能性もある。そもそも戦争中に現金以外の小切手やカード類が使えるのか。ネットが利用できても、物流が遮断されては意味がない。ビットコインなどもどんな値動きになるのか、まだ誰も知らない。

やはり戦争中は「現金」がいちばんということになるのか……。

あるいは、紙幣すら信用がなくなって、最終的には貴金属になる可能性もある。そう考えると、現金だけではちょっと不安かもしれない。

内戦状態のシリアのケースを見てもわかるように、戦争は市民生活に壊滅的なダメージを与える。日常生活に不可欠なものが役に立たなくなる可能性があることを覚悟すべきだ。

ちなみに、金融庁はこの4月に発表した「金融商品取引業者向けの総合的な監督指針」の中で「自然災害」や「テロ・戦争」への危機管理マニュアルを策定するように明記しているが、どの程度まで各金融機関が対応しているのか、はっきりした内容はわからない。

たとえば、りそなホールディングスは自然災害などの非常時に際して「東西相互バックアップ」体制を整備しており、グループ各社の本社、システムセンターを首都圏と近畿圏に分散設置している。金融機関の中には、首都圏だけに分散しているケースもあり、気になる人は確認しておくといいかもしれない。

戦争後の「預金封鎖」や「超インフレ」に警戒?

一方、メディアなどで盛んに報道されているのが、戦争への備えというのではなく「戦後への備え」だ。自分の資産をどう守ればいいのか。北朝鮮と米韓との戦いを考えたときに、敗戦は考えられないが無傷での勝利はありえないだろう。日本も無傷では済まないはずだ。

戦後の混乱による物価上昇、社会保障制度の停止や停滞、防衛費の増大による財政逼迫などなど、あらゆる影響が出て来る。その結果、有事の際の資産防衛法としては、インフレによる資産の目減りを恐れて「米ドル投資」や「金の現物購入」を進める方法が指摘されている。

実際に、戦争状態に突入した時に、米ドルは買われるだろうが、同時に円も買われるケースを考えるべきだ。いったんは円安になるが、東日本大震災のように世界中に投資されていた日本のマネーが還流されるのではないか、という思惑から円が買われて円高になった。

金価格は徐々に値を上げているが、円高になれば日本国内での価格は下落する。金も一本調子で上がるとは考えにくい。

そもそも、金はなぜ有事に強いのか。持ち運びに便利なために、宝石類や金、プラチナなど貴金属全般が有事=戦争には強いと思われがちだ。難民となって逃げ惑う場合、不安定な紙幣よりも機能的に便利だという考えがあった。

しかし、現在この「有事の金買い」が通用するかといえば、近年の戦争や紛争時の金価格の推移を見ると、大して関連性がないことがわかる。その背景には、米国の軍事力が強大になりすぎたこと、そして被害が大きすぎて使えなくなった大量破壊兵器などの浸透によって、簡単に勝敗がわかる戦争ごときでは金価格は動かなくなった、と言って良いかもしれない。

実際に、米国同時多発テロ事件や米軍がイラク侵攻したイラク戦争では、瞬間的に金は買われたものの、金を手放す投資家も大量に現れて、有事=金価格の高騰、という図式は真実味がなくなってきている。

むしろ、金価格が大きく動いたのは2008年のリーマンショック時だった。100年に1度の恐慌といわれたリーマンショックでは、金価格まで下落。その後になって、米ドル下落、金価格高騰となった。

金価格には国際価格と国内価格がある。ドル安円高になると金の国内価格は下落するのだが、リーマンショック時には国際価格を追いかける形で国内価格も上昇してきた。

簡単に言うと、戦争のような有事では金価格は動かないが、金融危機に対しては効果的と考えていいのかもしれない。金が有事に強いのは、あくまでも社会インフラがガタガタになって、食料品や武器と交換できるのが現金や金ぐらいしかなくなるような状況の時であり、物流が高度に発達し、機能している社会では資産防衛として役立つかどうかわからない。

そもそも金は、保有しているだけでは1円も利息が付かない。ただし、金は今も昔も一定の価値を持つ「貨幣」であり、紙幣と違って紙くずにはならない。ハイパーインフレのような事態には強い。

国債市場が暴落する事態も頭に入れておくべき

今回の北朝鮮をめぐる地政学リスクで考えたいことは、日本本土に対して攻撃があるかどうかが大きな問題だ。北朝鮮の軍事力は、すでに米国と対等に戦えるほど成長しているという意見もあれば、瞬時に終結するという考えもある。

日本は、第2次大戦で敗戦した時に、物価が500倍に跳ね上がるハイパーインフレを経験しているが、その際には預金封鎖も実施された。

今回の北朝鮮にまつわる地政学リスクから、いきなり預金封鎖というシナリオはありえないだろうが、万一北朝鮮からのミサイルが日本本土を直撃した時には、円や株式、国債市場が暴落する事態も念頭に入れておくべきだろう。

そのためには、やはり5%程度、最大限でも10%程度の資産は「いざという時のための金投資」が必要なのかもしれない。

いずれにしても、実際に戦争が起きたときには、現金にせよ、地金や地金型金貨にせよ、そうそう多額の資金は持ち運びできない。銀行や証券会社に預金や有価証券という形で保管してもらう方法がいちばん安全と言って良いだろう。そういう意味では、タンス預金は向いていない。あくまでも平時の資産管理法だ。

もっとも戦争が終わるまでは、キロ単位の金の延べ板などを持っていても換金してくれる業者や人がいるかどうかが心配だ。地金型金貨なら10分の1オンスから4分の1オンス、2分の1オンス、1オンスといった単位の金貨を持って移動できる。資産を装飾品として身に付けることができるのも金やプラチナの強みだ。

海外の口座へ資産を移しておく方法も

この他、自分の財産を戦争の起きないような安全な地域に移しておきたい、という人もいるだろう。全財産というわけではないが、4分の1とか3分の1 程度の資産であれば、海外の口座に移しておく、という方法もある。最近では、すべて日本語で対応してくれる日系銀行が香港に誕生している。

ただし、海外口座の場合は、世界情勢の変化にも要注目だ。北朝鮮と米韓が全面戦争になった時に中国がどんなスタンスを取るのかで、世界情勢はまたがらりと変わる可能性がある。

戦後のインフレを見越して、不動産投資を考える人がいるかもしれないが、不動産投資はあくまでも投資する地域や国が戦場にならないことが重要だ。第 2次世界大戦終了直後、ホテルや旅館といったインカムゲインが期待できる物件を買い漁って、財産を築いた新興富豪がいたと言われるが、その手がいまも通用するかどうかは不透明だ。

トランプ米大統領は、アメリカファーストというよりも「トランプファースト」と考えればわかりやすい。自分の支持率を上げるためなら、戦争でも何でもする可能性が高い。覚悟だけはしておいたほうが良いのかもしれない。いまこのタイミングで何ができるのか……。簡単にまとめておこう。
1.いつ何があるかわからない状況になった時は現金を多めに手元に置く
2.金やプラチナなど、換金性の高いモノを保管しておく
3.万一の金融機関閉鎖、預金封鎖に備えをしておく
3.株式、債券は市場暴落の可能性を考えてポジションを減らす
4.戦後インフレに警戒して金(モノ)や米ドル(外貨)に分散投資する
5.余裕があれば海外口座を開設しておく

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年05月10日 09:37

私もグルテンは最小限に、(酵素)玄米と雑穀白米の恩恵を最大限に享受しています。。。

■グルテンフリー食の功罪、2型糖尿病の発症率上昇リスクも

 プロテニス選手、ノバク・ジョコビッチ氏の著書で注目されたグルテンフリー食。

 タンパク質の「グルテン」を含むパンやシリアル、うどんなど麦類を排除、制限することで、体重が減るばかりか「集中力や記憶力が高まる!!」と、ダイエット情報に敏感な女性だけでなく、ビジネスマンの間にも広まっている。

 米国では2009~14年の間で、グルテンフリー食を実践する人が3倍にも増えたそうだ。

 グルテンフリー食はもともと、グルテンに対する免疫反応で小腸の粘膜が傷つくセリアック病の患者を対象とした食事療法だ。アレルゲンを排除し、過剰な自己免疫反応(炎症)を抑えることを目的としている。

 食物をアレルゲンとする消化管アレルギーが重症化すると、慢性の下痢や栄養不良のほか、感染症にかかりやすくなるなど影響があり、生活の質が大きく低下する。近年は、非セリアック性グルテン過敏症の人にも食事療法が行われている。ただ、消化機能が正常で、グルテン過敏症ではない人にメリットがあるかは不明だ。

 コメや雑穀を主食とする習慣が薄い米国では、グルテンフリー食を「加工品」に頼らざるを得ない。グルテンを除く加工過程で、必要な栄養素が失われるばかりか、グルテンの「口当たりの良さ」を補うために添加物や余分な糖質が加えられる。ダイエットどころか「エンプティ・カロリー」を摂ることになりかねないのだ。

 先日、米国心臓病学会誌に掲載された報告でも「健康な人に良いという根拠はない」とばっさり。

 また、米国で30年以上続く医療従事者(男女合計およそ20万人)を対象とした疫学研究のデータから、グルテン摂取量が1日4グラム未満の場合、 12グラム未満の場合と比較し、2型糖尿病の発症率が上昇するという知見が得られた。研究者は、グルテンを制限すると、2型糖尿病の予防に働く食物繊維の摂取量が減る、と指摘している。

 一つの食品や一つの栄養素に焦点を当てたダイエット法には思わぬリスクが付きものだ。食べる量には気を配りつつ、雑食の幸せを噛みしめましょう。

(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)

[DIAMOND男の健康]

Posted by nob : 2017年05月01日 15:54

老若男女、何も中高年に限ったことではありませんが、昨今富みに著しい。。。

■キレる中高年、精神科医が指摘する哀しき理由

光浦晋三[フリーライター]

インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュース、楽しいニュースをお届けします。

駅のホームや病院の窓口など、公共の場所で激昂し、キレる中高年が増えている。しかもそうした人たちは一見、見た目も普通で良識がありそうな男性に多いという。なぜ中高年はキレるのか。
(フリーライター 光浦晋三)

中高年だからこそキレる
その危ない実態

血気盛んな若者がキレやすいと思いきや、些細なことでキレるのは、むしろ中高年が多いという。その心の底には、意外な理由が潜んでいた

 ごく最近、70歳過ぎの男性がキレる瞬間を見たことがある。夕方のスーパーで、幼稚園の女児が商品棚に隠れ、母親相手に1人でかくれんぼを始めていた。母親は女児に「やめなさい」と小声で叱るのだが、女児はニコニコ笑って遊び続けている。冷静に見て、それほどうるさいという感じではなかったと思う。

 
ところが突然、女児の近くにいた男性が「うるさい。クソガキ!ここは遊ぶ場所じゃない!」と大声で女児に怒鳴ったのだ。母親が女児のもとに急行すると、男性は母親に対しても「前から言おう言おうと思ってたんだ。最近のガキはうるさい。親のしつけもなってない。そもそもな…」と激怒。母親は「すいません」と謝るのみだった。男性はなおも「こんなんじゃ気持ちよく買い物ができないだろ。お前らのせいで、食べ物がおいしくなくなるんだ」などと怒鳴り続けた。


 恐らく店内の別の棚を見ていたのだろう、そこに女児の父親が戻ってきた。見知らぬ男性が妻子を“罵っている”ところを見るや、「やめろ。うちの子どもも悪いけど、あなたの声もでかいですよ。子どもが怯えてますよ」とキレる男性の前に立った。すると男性は急に黙り込み、そのまま店を出て行ってしまった。


 中高年のキレやすさを端的に示すデータはない。しかし、全国のJRと私鉄計33社が2016年夏に発表した「鉄道係員に対する暴力行為の件数・発生状況について」によると、15年度の暴力行為は792件で、20代以下は127件(16%)、30代は149件(18.8%)、40代は140件(17.7%)、50代は153件(19.3%)、60代以上は188件(23.8%)、不明は35件(4.4%)となっている。

 40代以上の中高年が481件で60%を占めている計算となる。駅員にキレるのは自制心がなく、精神的に未熟な若者のイメージだが、実は中高年が多くキレているのだ。

 ブログ「プラセボのレシピ」での情報発信を行う医療法人社団榎本会榎本クリニック池袋の山下悠毅院長は「なぜ、いい年をした中高年がキレるのか。そんな思いの方は少なくないと思います。しかし、私に言わせれば、むしろ中高年だからこそキレるのです」と指摘する。


ビビリな人ほどキレる!
中高年を取り巻く「不安」の正体

 そもそも怒りをコントロールできないのが“キレる”ということ。その怒りを理解するには、大まかに3つの視点があるという。


 まず始めに、「怒りは二次感情である」という点だ。

 私たちは「楽しい」「おいしい」「悲しい」「驚き」といった様々な感情を日常の中で体感している。これらは一次感情と呼ばれ、反射的・反応的な感情だ。しかし、こと「怒り」に限ってはこれらと異なり、二次的に自分が生み出す感情なのだ。山下院長は「怒りはあくまでも二次感情です。そして、その二次感情を生みだす一次感情は不安です。つまり、すぐ怒る人は極めて不安耐性の低い、いわば『ビビリな人』なのです」と話す。


 たとえば、道を歩いていて、乱暴な運転手のせいで車とぶつかりそうになり、歩行者が「危ねーじゃねーか!」と運転手にキレたとする。しかし、歩行者の本音は、実は「怖かったじゃねーか」なのだ。まずは「怖かった」という一次感情が湧き、その後「次はしないでほしい」という防衛本能から、怒りという二次感情が生まれ「危ねーじゃねーか!」と怒鳴るというわけだ。


「長年生きてきた中高年は、多くの不安を抱え続けています。頼るべき親もいない、先生もいない。そして、人は先が見えないと不安になりますが、実は先が完全に見えきってしまっても、同じくらい不安になるのです」

「この先も同じ会社にいて、給料はいくら、お小遣いはいくら、買えるものはこんな感じ、妻とはこう、子どもとはこう、そしてそのまま定年を迎えて死んでいく…。こんな状況では誰も希望は見出せません。つまり、先が見えない不安、そして先が見えきってしまう不安、この2つの状況が相まって不安が強くなってしまう方がいるのです」

 こうして常日頃から、中高年が心に抱き続けている不安。それはいつ爆発するとも知れないマグマだまりのように、心の中に溜まり続ける。


「人の心の中には“不安を溜めるバケツ”があり、私たちが日常の中で感じている様々な不安はそのバケツに溜まっていきます。そして、それがいっぱいになったところに別の不安が生じると、ついには不安がそのバケツから溢れ出し、それが「怒り」という二次感情となって出現するのです」(同前)

 つまり、直前に起きた出来事だけでキレるのではなく、むしろ問題の本質は、日常的にその人の心のバケツが不安で満たされてしまっていることにあるのだ。実に些細なことも、人間には「不安」として認識される。たとえば睡眠不足や疲労、残業やネットなどでの夜更かしも、中高年のキレを加速させる要因なのだという。


キレるのは別の理由
無意識に相手を探している?

 次に「人が怒る理由の9割は別の理由だ」という点がある。

 たとえば、サラリーマン中高年にとって、“かわいい後輩”と“いけすかない後輩”がいるとする。かわいい後輩が遅刻しても、「しょうがねえなあ」と思う程度だ。しかし、いけすかない後輩が遅刻すると、「あのバカ、なに遅刻してるんだ」と腹が立つ。つまり、後輩の“遅刻”という出来事自体は、怒りとは関係がない。いけすかない後輩を怒るためのアラを日頃から秘かに探していて、それ見えた瞬間、「待ってました!」とばかりに怒り、キレるわけだ。


 山下院長は「キレる人の心には、怒っても反撃できない人を見つけると『チャンス!』となり、その相手がミスなどをした瞬間『オレの日常の怒りをぶつけよう!』といった無意識の構造が働いています。それで駅員や窓口の係員、子どもなどにキレるわけです」(同前)

 確かに、駅員にキレる中高年も、ヤクザがどんなマナー違反をしたからといって、キレたりしないだろう。

「それはヤクザを見ても『チャンス』とはならいからです。つまり、不安の強い人は、本人の中の無意識が、キレる相手や理由を探しているのです。そして、そうした心の動きについて、人は自分では気がつくことができないのです」(同前)


 最後に「怒りは自己紹介である」という点だ。

「他人の遅刻に厳しい人は自分も遅刻魔なんです。後輩の服装に厳しい人は自分が若いときに服装がだらしなく注意されていますし、『空気読め』が口癖の人も同様で、自分はどこか空気を読めていない人だと思っています」

 なにか逆さまにも見えるロジックだが、ここにも人間心理の微妙なアヤがある。

「そもそも『自分は空気を読むことが苦手』というコンプレックスがなければ、空気を読む、読まないということに、意識のアンテナが立たない。そして、そんな人は 空気を読めてない人を見つけて怒ることで、『自分は空気を読めている』と安心したいのです。つまり、駅員さんに『仕事をちゃんとしろ』とキレる人は、『自分は仕事をちゃんとしていない』と心のどこかで思っているのです」(同前)

 この3つのどれか、もしくは複数が、中高年が公共の場にもかかわらず、突然キレてしまう理由だという。では、どうしたら“キレない中高年”になれるのか。

キレない大人になるために
怒りをマネジメントする方法

「自分が本当にやりたいことがある人は、それ以外のことはすべて雑音(どうでもいいこと)になります。目標に向かって動いている人は、他人が何をしてようと、人から何を言われようが、そんなことには無関心になれる。結果、他人にキレないわけです。せいぜい、『あー、世の中にはそういう人もいるよね』程度です」

「加えて、自分の進むべき方向性が明確になっている人は、日々の生活の中でも充実感が生まれ、心のバケツに不安も溜まらないのです。そして、これは怒りのマネジメントとして大切な話なのですが、その目標は壮大なものである必要はなく、はたから見たならほんの小さな目標でもいいのです。しかし、それが他人から与えられたものではなく『自分が設定した』、ということが重要なのです」(同前)


 近年、キレる中高年が増えているのは時代的な側面も関係しているという。

「終身雇用や年功序列制度の時代には、年を重ねるごとに給与や役職は上がり続け、尊敬も得られるという不文律が存在していました。しかし現在、終身雇用の制度は崩れ、年功序列もなくなり、パソコンができなければ無能のレッテルを貼られてしまう時代になってしまった」

「加えて、昔はいわゆる『年の功』というものがありました。年を重ねれば自然と知識量も増え、質問されたり、それがゆえに尊敬もされたのです。しかし、現代は知識がものを言わない時代です。知識量でスマホに勝てる人は存在しませんからね」(同前)

 あらゆる職場や個人にパソコンやスマホを普及させた、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの功績がキレる中高年を大量生産しているのか。いずれにしても、現代の中高年が充実感や安心感を抱きにくくなっていることは間違いないようだ。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年04月26日 13:07

呼吸、姿勢、歩行が健康づくりのキホンのキ。。。Vol.4/実践している方も多いかと思いますが、私もお薦めします。。。

■健康や美を損なう「口呼吸」を「あいうべ体操」でストップ!
第1回 お風呂や就寝前に舌の体操を!

「口をぽかんと開けて無意識に行う“口呼吸”が、健康や美を損なう元凶」──そう確信する医師が、口呼吸をストップさせるメソッドを考案。そのメソッドとは、口呼吸の原因である“たれ下がった舌”を引き上げるというもの。不調が改善するほか、顔のたるみがなくなる人が続出! 驚くほど簡単な舌の体操、ぜひ身に付けて。

舌の体操で顔のたるみは取れる!

 「口呼吸の害に向き合うきっかけは、関節リウマチ患者特有の“におい”だった」と話すのは、みらいクリニックの今井一彰院長。「病気が治るとにおいが消えることから、においの一番のもとと思われる口臭を消せば病気が良くなると考えた」(今井院長)。

 今でこそリウマチの症状の悪化は歯周病が関係し、歯周病菌を増やす原因となる口腔乾燥を防ぐことが大切だと分かってきた。しかし、2000年当時は口呼吸を止めるとリウマチの症状が改善するのが不思議だったという。今井院長は、花粉症やアトピー性皮膚炎なども、口呼吸をやめて劇的に良くなる患者を数多く見てきた。

 どうすれば口呼吸をやめられるのか─と考えたところ、自然と口が開く人は、舌の位置が下がっていると判明。「原因は、舌筋(ぜっきん)が弱くなっていることだった」(今井院長)。

 舌の筋肉には下あごを支える働きもある。舌の筋肉が弱って舌の位置が下がると、下あごの上にべったりのって、その重みで下あごが下がり、口が自然と開いてしまうと分かった。「舌が下がっている人は女性全体の9割」(今井院長)という。あなたも、舌の位置を知るチェック法(次ページに紹介)でぜひ確認しよう。また舌が下がる要因には、舌の筋肉の構造も大きく関係するようだ。

新発見! 口呼吸は「舌のたるみ」が原因だった

舌が下がり、前歯の裏についている

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舌が上の歯の裏側についているのが分かる。これは舌が下がっている証拠で、口呼吸をしている可能性が高い。もっと舌が下がっている人は下の歯の裏側につく。

舌が上あごにべったりつく

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上あごの歯茎の上にあるくぼみ、硬口蓋(こうこうがい)に舌がぴったりくっついている。この状態だと自然と口が閉じ、逆に開けづらい。

 美容面でも大きな影響がある。“舌のたるみ”で、あごがたるみ、ほうれい線やシワができてしまう。さらには乾燥肌を招く一因にも。「口呼吸は体内の水分をどんどん気化させ、水分量を減少させてしまう一因に」(今井院長)。まさに顔のエイジングにかかわる舌のたるみ。舌の体操で舌を引き上げて口呼吸をストップさせよう!

あなたの「口呼吸」レベルをCheck!

確かめてみよう! 正しい舌の位置はココ

音を鳴らしたときの場所が正解!

 舌先を丸め、上あごにつけ、「カッ♪」と音を出そう。最初に舌が当たる場所が、本来舌があるべき位置になる。

 次回は、あいうべ体操の実践編を紹介する。


■「あいうべ体操」で舌筋を鍛えて舌と顔のたるみをとろう!
第2回 舌はどこででも鍛えられる!

「口をぽかんと開けて無意識に行う“口呼吸”が、健康や美を損なう元凶」──そう確信する医師が、口呼吸をストップさせるメソッドを考案。そのメソッドとは、口呼吸の原因である“たれ下がった舌”を引き上げる「あいうべ体操」。今回はいよいよ「あいうべ体操」を実践してみよう!

あいうべ体操で、舌&顔のたるみをとる!

 前回の記事(「健康や美を損なう「口呼吸」を「あいうべ体操」でストップ!」)では、口呼吸が美容や健康に与える悪影響を紹介した。口呼吸の原因は「舌のたるみ」。みらいクリニックの今井一彰院長は、「舌のたるみは顔のたるみに直結する」という。だから、下あごを支える舌筋と口まわりの表情筋をストレッチして、舌とフェイスラインをぐ~んと引き上げよう。まずは上の「あ」「い」「う」「べ」の動作を1セットとし、連続して10回行ったあと、口を閉じて舌の位置を確認してほしい。舌の先が引き上がっているのが分かるはずだ。

 大げさなくらいに大きく口を動かしゆっくり行うのが効かせるコツ。お薦めは入浴時や就寝前だ。「浴室は湿度が高く口の中が乾燥しない。また就寝前に行うことで、就寝中に極端に少なくなる唾液の分泌をカバーする効果もある」(今井院長)。顔や首の血行も良くなる。

 舌先が上あごについているか、そうでないかの舌の位置は1cm差。「この1cmが顔のたるみや健康を大きく左右する」(今井院長)。さあ始めよう!

step 1 : 「あ~」と口を大きく開ける。

縦の楕円形に近くなるようにして、のどの奥が見えるくらい口を大きく開ける。

step 2 : 「い~」と口を横に開ける。

ほおの筋肉が両方の耳の前に寄る感じがするくらいが目安。首に筋が浮き出るくらいに。

step 3 : 「う~」と口をとがらせる。

思い切り唇を前に突き出すようにする。

step 4 : 「べ~」と舌を伸ばす。

舌の先を舌あごの先端まで伸ばすような気持ちで、舌を出す。

「あいうべ体操」のポイント

* 口を大きく動かすことを意識する。
* 1つの動作(例:「あ」)を約1秒で。1セット(「あ」「い」「う」「べ」)を約4秒かけて行う。
* 1セットを10回続けて行う。
* 1日に3度に分けて(10回×3=計30回)行うのがお薦め。
* お風呂や就寝前がベスト。
* 声は出さなくてOK、少し声を出して行うとストレッチ効果がアップ。

あいうべ体操直後、下あごが持ち上がった。

さらに舌を鍛えるなら…
舌を唇と歯の間でぐるぐる回そう。

 舌先を出す角度を変えても複数の舌筋が鍛えられる。どこでもできるので、気付いたときにどんどんやろう。

「あいうべ体操」終了60分後も、表面皮膚温度が持続。

 29歳の女性があいうべ体操を30回行った直後と60分後のサーモグラフィーによる表面温度の測定結果。あごや鎖骨のデコルテ部分の血流改善効果が長時間持続した。

寝ているときに口が開いてしまう…
マウステーピングをして寝よう。

 「うつぶせ寝や横向きに寝ると、口が開きやすい」(今井院長)。12mm幅のテープを5cmの長さに切り、唇の真ん中に縦に貼って寝る。「あくまで対症療法であることを忘れずに」(今井院長)。

 テープはなんでもOK。サージカルテープだと、はがすとき痛みが少ない。


いずれの記事も

今井一彰さん
みらいクリニック(福岡市博多区) 院長

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年04月26日 12:01

呼吸、姿勢、歩行が健康づくりのキホンのキ。。。Vol.3/そして生活習慣。。。Vo.2/まずは睡眠。。。Vol.2/8時間睡眠も昼寝もなかなか難しい。。。

■人間が本当に必要な「睡眠時間」は何時間か?

Popular Science : 睡眠には本当に時間を取られますよね。推奨されている1日の睡眠時間(成人の場合は8時間)に平均寿命(アメリカでは78.8歳)を掛けると、なんと約9,587日になります。人生の3分の1は意識の無い状態で過ごすわけです。

進化論的見地からは、睡眠は文字通り時間の無駄ですが、そうは言っても、果てしない歳月を重ねて地球上のほとんどすべての生物が睡眠を取るように進化してきたわけですから、きっと重要に違いありません。

現に、身体のほぼすべての器官が機能するには睡眠が極めて重要な役割を担っていることが科学的に実証されています。

同時に、病気の有無、多忙なスケジュール、そして、加齢という単純にして回避不可能な現象により、睡眠に充てられる時間が違ってきます。そうなると、私たちには実際には何時間の睡眠が必要なのでしょうか。睡眠時間を短くする訓練はできるのでしょうか?

世間一般に知られている8時間睡眠

睡眠時間は何時間でもいいというわけでは決してありません。8時間は、間違いなく人間が自然に必要とする睡眠時間数であり、これには確固たる論拠があります。

太陽の光も一切の視覚的手がかりも無い実験室に被験者を入れて、夜は必ず9時間の睡眠を取る機会を与えるという実験が行われました。数週間にわたり被験者が毎晩これを実行したところ、常に同じ結果が出ました。それは、人間はどれだけたくさん時間があっても、睡眠に費やす時間は通常平均8時間になるということです。

8時間睡眠を支持する研究は他にもあります。さかのぼること1938年、Nathaniel Kleitmanという名の睡眠学者とその学生の1人がケンタッキー州のマンモス洞窟で32日間過ごしたという研究があります。

マンモス洞窟は、世界で一番深い洞窟で、太陽の光が完全にシャットアウトされた環境です。そこで過ごした期間の睡眠パターンを分析した結果、やはり1晩に8時間から8時間半の睡眠を取っていたことがわかりました。

では、睡眠時間が8時間より少ないとどうなるのでしょうか? 

それに関しては、多くのことがわかっています。2003年に、ペンシルべニア大学の睡眠学者、David Dinges氏と『Walter Reed Army Research Institute』の睡眠学者、Gregory Belenky氏が睡眠不足の結果に関して極めて重要な研究を行いました。この研究の目的は、人間は認知能力に影響を及ぼすことなく、どこまで睡眠時間を減らせるか調べることでした。

睡眠については多くの実験で証明されている

2週間にわたって実施されたこの2つの研究では、被験者の睡眠時間をさまざまに変える実験が行われました。実験を始める前に、被験者に8時間睡眠を取らせ、翌日一連の認知テストを受けてもらいました。

これにより、被験者の回答速度、文章の読解力、1秒か2秒ウトウト居眠りをする回数(専門用語では『マイクロ睡眠』といいます)を測定して、各被験者の平常時の認知能力の基準値を割り出しました。

Dinges氏の研究チームは被験者を4つのグループに分け、それぞれのグループに8時間、6時間、4時間の睡眠時間を割当て2週間観察しました。最後のグループには全く睡眠時間を与えずに最長で連続3日間観察しました。

カリフォルニア大学バークレー校睡眠神経画像研究所のディレクター、Matthew Walker氏によれば、最後のグループを観察することで、たった1晩全く睡眠を取らなかっただけで認知能力がどれだけ低下するかがわかりました。Dinges氏のチームは、1晩徹夜しただけで脳の認知能力が酩酊状態とされる状態と同じぐらい低下することを発見しました(これは、その後に続く諸研究でも証明されています)。

残りのグループから得られた結果もそれほどかけ離れたものではありませんでした。

8時間睡眠のグループは2週間の実験期間を通して認知能力に目立った変化は見られませんでした。6時間睡眠のグループは、実験を初めて10日目以降は、1晩全く睡眠を取らなかった人たちと同じ程度の認知能力の低下が認められました。それと同程度の認知能力の低下が4時間睡眠のグループの場合は、たった3日目で起こり、実験10日目には、2日間徹夜した人たちと同程度に認知能力が低下しました。こうした認知能力の低下は日を重ねても緩やかになることはありませんでした。

「データのグラフを見ると、どこまでも限りなく低下していきます。これは実に恐ろしいことです。」とWalker氏は語っています。

『Walter Reed』でも同時期に全く同じ実験が、睡眠時間を7時間、5時間、0時間という奇数の時間数にして行われましたが、得られた結果はDinges氏のチームが得た結果と基本的には同じでした。

1晩に7時間睡眠を取ったグループでさえ(7時間も眠るなんて贅沢だと考える人もいますが)、実験5日目にして、ウトウト居眠りをする率が8時間睡眠のグループに比べて3倍も高くなったとWalker氏は言います。ですから、認知能力を低下させずに睡眠時間を8時間から何時間減らせるか、と言えば、その答えは、1時間未満ということになります。

残念ながら「例外なく、1日8時間は睡眠を取るべきだ」ということに確定のようです。

そうは言っても、誰もが特に平日はとても忙しい生活をしています。週末だけエクササイズしているのに健康でいられるツワモノの例もあることから、平日に不足した睡眠を週末に補うことはできるのでしょうか。それにより平均睡眠時間を8時間にできるなら何よりです。この疑問の答えを見つける研究も実施されました。

睡眠時間を削る実験をした後で、同じ被験者に「睡眠を取り戻す」ために3日間を与え、その間はいくらでも好きなだけ眠っていいことにしました(予想通り、ほとんどの被験者は8時間以上寝ました)。

3日目の終わりに、同じ認知力テストを受けてもらうと、最初に割り出した各人の基準値レベルには戻っていませんでした。言い換えれば、睡眠時間が1日7時間以下だと睡眠不足になり、週末に補完しただけでは本来の認知能力には戻れないということになります。どれだけ長く回復期間を取れば本来の能力に戻れるのかは、わかっていません。

「睡眠は貯金できると思われています。借金がかさんでも、ある時点で巻き返せると思いたいからです。しかし、睡眠に関してはそうはいかないことがわかっています。」とWalker氏は言います。

脳には失ったものを全部取り戻す能力はありません、とWalker氏は説明しています。なぜでしょうか。カロリーを脂肪にして蓄えることで飢えをしのぐのと同じやり方で睡眠不足を補う方法が進化しなかったのはなぜでしょうか。

「その答えは簡単です」とWalker氏は言います。「意図的に睡眠時間を削る種は唯一人間だけだからです。」地球上の生物は睡眠を蓄えるシステムを作る必要が無かったので、脳の中にそういうシステムがないのです。

この記事を読んで、「いつも6時間睡眠で問題なく暮らしているのに、どうしてそれ以上の睡眠時間を無理に作らなければならないのだ。そんなことは時間の無駄だ。」と冷笑している人も多いことでしょう。

そんな人には、こんな実験結果をご紹介しましょう。Dinges氏の実験チームが、6時間睡眠の被験者が6時間睡眠の夜を1晩経た後で受けた認知テストの出来栄えを聞くと、誰もが「良くできた」と回答しました。

しかし、実際には、8時間睡眠後に受けた実験開始前のテストの結果と比較すると、著しく劣っていました。

「睡眠不足のときは、自分が睡眠不足だと自覚していないのです」とWalker氏は言います。

「多くの人が、自分は6時間睡眠かそれ以下で大丈夫だという誤った考えを持ってしまうのです。」睡眠時間を削る効果的な訓練の方法は存在しないとWalker氏は主張しています。慢性疲労に慣れてしまうことはあっても、疲労を実際に抑制できるわけでもなければ、認知力テストで8時間眠ったときと同じ成績を出せるわけでもありません。

午後の昼寝はパフォーマンスを上げる

さらに、タンザニアのハッツア族のような、いまだに電気が全くないままの文化に目を向けてみると、特に夏場は、2回に分けて睡眠を取る傾向があることがわかりました。

夜に6時間眠り、午後に2、3時間眠るのです。これにより、人間は果たして16時間連続して起きていた方が良いのかという問題が提起されるとWalker氏は言います。

実際、誰でも午後はちょっと能力が低下する時間帯があります。このように注意力が生理的に低下することは専門用語で食後性低下と呼ばれており、代謝システムの変化や脳波や認知反応時間の調整を通して測定できます。

誰でも認知能力が一時的に低下するなら、その時間帯に昼寝をすると良いのかもしれません。「まだ明確にはされていませんが、もしかしたら、人間のパフォーマンスを真に最適化するためには、睡眠を2回に分ける必要があるのかもしれません。」とWalker氏は語っています。

1点科学的に実証されていることは、毎晩の睡眠が少ないほど、日を追うごとに認知能力が低下し続けるということです。

Walker氏いわく、睡眠が1時間減ると人間にどの程度の影響が及ぶか立証したいなら、アメリカなら毎年3月に冬時間から夏時間に変わった直後の感覚を思い出してみることです。そのときは、全国一斉に睡眠時間を意図的に1時間減らすことになるからです。

しかしWalker氏に言わせれば、一番覚えておくべきことは、「やるべきことが多すぎて睡眠時間は5時間しか取れない」と言う人に対して、次のように言い返すことです。

「残念ながら、それは皮肉な話だね。そんなにやることがたくさん残っているのは、5時間しか眠らないせいで認知機能が低下しているからかもしれないよ。だからいつまでたっても仕事が終わらないんだよ。」

How many hours of sleep do you actually need? | Popular Science

Claire Maldarelli(訳:春野ユリ)

[ライフハッカー]


■夜の睡眠は「5時間」でもOK グーグル、ヤフーが勧める「昼寝」の方法

□睡眠のプロが提案する「5時間快眠法×朝5時起き」とは

2017年の年明けから、はや4カ月。皆さんは、毎日、「自分の時間」を確保できていますか? このまま時間に追われてしまえば、あっという間に年末です。それを避けるために、自由な時間をつくる方法を考えてみたいと思います。キーワードは「睡眠」です。

日本睡眠学会所属の医師・坪田聡さんは、著書『朝5時起きが習慣になる5時間快眠法 睡眠専門医が教えるショートスリーパー入門』(ダイヤモンド社)のなかで、「5時間快眠法×朝5時起き」というスタイルを提案しています。睡眠の質を向上させれば5時間でもぐっすりと眠ることができ、朝早く起きることもできる。また、睡眠時間が5時間になれば、自分が自由に使える時間も確保しやすくなります。

たとえば、23時に寝て7時に起きるようなサイクルだと、勉強やワークアウトに使える時間、趣味にあてられる時間などはほとんど確保できないはずです。ベッドのなかでスマホを見るくらいがせいぜいでしょう。

これを24時に寝て5時に起きるサイクルに変えるとどうなるでしょう。寝る前と起きた後、合計で3時間の余裕が生まれることになります。これを「自由に使うことができる時間」として活用するわけです。

朝の時間帯はしっかりと休んだ後なので頭がよく働きます。また、日を浴びれば心身も活性化します。早朝は周囲も静かですから、集中して物事に取り組むこともできます。語学や資格の勉強には最適でしょう。こうした時間をつくるためには何をすればいいのか。大切なのは睡眠の質を上げることです。

坪田さんは、著書の中で「いたずらに長いだけの睡眠に費やす時間の多くは『無駄」」と指摘しています。

睡眠のよしあしは、単純に「時間」だけで測れません。一般的に「1日の疲れをとるには6時間〜8時間程度の睡眠が必要」などといわれますが、坪田さんの考えによれば、重要視すべきは「睡眠時間の長さ」よりも「睡眠の質」だというのです。

これを数式にすると<時間×質=満足度>。仮に睡眠時間が短くても、睡眠の質が高ければ得られる満足度は同じという考え方です。

同書では次のような例が紹介されています。これまで7時間睡眠をしていたとしましょう。1時間あたりの睡眠の質が50点だった場合、7時間×50点で満足度は350ということになります。一方、睡眠の質が70点だったとしたらどうでしょう。5時間睡眠でも、同じ満足度が得られるわけです。

□朝5時起きはクリエイティブな作業と相性良し

その他、坪田さんが推奨する、睡眠の質を上げるための条件はこちらです。

・寝付きを良くするために就寝3時間前までには食事を終える。
・ラベンダーの香りなど寝室でアロマを焚く。
・興奮を鎮める効果がある緑色の寝具に揃える。

さきほど「就寝前にベッドの中でスマホをみる」という生活スタイルを例に出しましたが、そんな方は要注意。この行為は「エスプレッソ2杯分の興奮状態になる」と説明されています。

睡眠の質を高めるには、部屋着ではなくパジャマで寝る、というのも効果的なようです。オムロンヘルスケアとワコールが行った実験によると、スウェットやジャージなどの部屋着で寝た場合は一晩で平均3.54回目覚めてしまう一方、パジャマで寝た場合は平均3.01回と、中途覚醒(夜中の目覚め)の回数が約15%も下がりました。

筆者も、この3年ほど朝5時起きに挑戦しています。この原稿も朝5時から書き始めました。3歳の子供が起きてくるのは毎朝7時ごろ。それまでの2時間は、本当にひとりになれる時間だと実感しています。

まだ家族が寝ているうちに、コーヒーを淹れ、気になっていた本を開き、窓の外を眺める。そうすると、とてもリフレッシュできるのです。また、クリエイティブな作業とも相性がよく、原稿執筆や企画書作成も非常に捗ります。とはいえ、私の場合は24時まで起きていられず、22時〜23時には寝入ってしまうので、坪田さんの提案する効率的なショートスリープはまだ実践できていません。

筆者の周囲にも短時間睡眠を上手に取り入れている人がいます。ハフィントンポスト編集長・竹下隆一郎さんは、24時ごろに寝て、朝5時に起床するスタイル。早朝の時間は、ニューヨークで暮らす仕事仲間とSkypeで会話しながら現地の最新情報を収集したり、子どもの朝ごはんを作ったりして過ごしているといいます。子どもの宿題をみてあげることも多く、「朝は雑音が少ないので、普段より集中して勉強してくれる」と語ります。

「早起きのため、寝る前にはユーカリの香りを嗅ぎながら瞑想します。息の色を想像しながら、ゆったりとした呼吸を繰り返し、心を落ち着かせるんです」(竹下編集長)

ショートスリープを実践している人の多くは、眠りに入るためのルーティンを持っているようです。寝室には、心地のよい香りやリラックスできる音楽、落ち着いて過ごせる照明を用意します。そして、歯を磨き、パジャマに着替え、ベッドに座って瞑想する……。自分なりの“眠りの作法”を見つけることができれば、睡眠の質も自ずと高まるのでしょう。

□グーグルやヤフーは社員に仮眠を推奨

睡眠の満足度をあげる方法は、夜だけではありません。日中の「仮眠」も重要です。『朝5時起きが習慣になる5時間快眠法』には、「中世のころには1日の睡眠を2、3回にわけてとっていた」「多くの動物も、1日に短時間の睡眠を繰り返す『多相睡眠」をおこなっている』という記述があります。

現在、日米のIT企業では、社員に仮眠を推奨する企業が増えています。たとえばグーグルは、米シリコンバレー・マウンテンビューの研究機関に「睡眠マシン」を導入しています。上半身をドームが覆い、睡眠を促す音楽が流れて、外部からの光と音を遮断。体を休めるのに最適の姿勢をとることができ、短時間でもぐっすり眠ることができるのです。タイマーをセットしておけば、振動でやさしく起こしてくれるので、寝過ごす心配もありません。

また日本では、昨年9月に社屋を移転したヤフーが、千代田区紀尾井町の新オフィスに「仮眠スペース」を設けました。従業員が好きな時に「昼寝」のために利用できるスペースで、予約制の「個室」もあるそうです。狙いは、従業員の集中力を高め、生産性を向上させること。就業時間のなかで「昼寝」をとったほうが残りの就業時間の効率が高まる、という考え方のようです。

こうした「昼寝」の効果に、科学的な根拠はあるのでしょうか。睡眠に詳しい東京福祉大学の栗原久教授は、「仕事中の仮眠にはメリットが多い」といいます。

「仕事を続けると脳が疲れて集中力や記憶力が低下して、間違いや事故のリスクが高まります。とくに、午後は疲労の影響が強まります。そこで、午後の早い段階で仮眠をとると、脳の疲労を解消することができ、仕事の能率を保つことにもつながるのです」

つまり仕事で高いパフォーマンスを発揮したい人ほど、仮眠を積極的に取り入れたほうがいいようです。具体的にはどんな環境で「昼寝」をしたほうがよいのでしょうか。栗原教授は次のように解説します。

「刺激が多いと脳は休まりません。通常、脳に入力される刺激の内訳は、視覚が85%、聴覚が10%、皮膚・筋肉感覚が4%、嗅覚・味覚が1%です。そのため、仮眠をうまく取るには、刺激がマイルドな淡い暖色系の照明、超音波(※1)を含む適度な音楽、心地よい香り、そして身体全体を均等に支えてくれる自分にフィットした寝具が大事です。すべてが整った環境を用意するのは難しいと思いますが、できるだけ脳への刺激が少ない場所を選ぶことで、仮眠の質は高まりますよ」

「昼寝」をとる時間帯にもコツがあるそうです。

「午前中に一仕事を終えて、昼食を済ませた12時から14時ごろは生理的に眠気が出てくる時間帯です。そのため、ランチ後に仮眠をとり、脳機能を回復させることが、午後の仕事の効率アップに有効となります。ただし、深い眠りは覚醒までの時間が長くなるので逆効果になりかねない。寝入りすぎてしまうのを回避するには、昼寝の前にコーヒーを飲んで眠り、カフェインの効果が強まる30分後くらいに目覚めるようにするのが効果的でしょう。昼食後の仮眠は生産性の向上に大きく寄与しますから、その仕組みづくりに真剣に取り組んだ企業ほど、成長できる可能性も上がると考えます」

栗原教授は「今後、社員に仮眠をすすめる企業はますます増えていくだろう」といいます。日々の忙しさにてんてこ舞いの皆さん。思い切って「昼寝」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

※1:超音波は2万ヘルツ以上の音。人間の耳では音として聞き取れないが、音波が脳に働きかけ、リラックス感を向上させるという説もある。MP3などのデジタル音源は、人間が聞き分けられない音域をカットしてデータ量を圧縮しているが、最近広まりつつあるハイレゾ音源はデータ量も多く、超音波域まで収録している。なお、テープやレコードには超音波が含まれているので、従来からリラックス効果が高いとされてきた。

(上沼祐樹=文)

[プレジデントオンライン]

Posted by nob : 2017年04月19日 10:54

確かに運動後のリセット体操は面倒そうですが、早速試してみたいものです。。。

■【ニッポン柔道式】最先端トレーニングで体力復活!

仕事や運動の疲れを速攻回復、日本柔道式エクササイズを伝授
長時間の仕事で凝り固まった筋肉を伸ばして疲れを取る

松尾直俊=フィットネスライター

2016年のリオデジャネイロ五輪で全7階級でメダルを獲得し、復活と躍進を遂げた柔道男子日本代表。これには科学的なトレーニングによるフィジカル強化に加え、疲労を素早く回復させて、次の日も効率的な練習を繰り返すことができるようになったことも大きい。そこで、井上康生監督のもと、総務コーチとしてトレーニングプログラムの組み立てや疲労回復メニューの指導に当たった日本体育大学准教授の岡田隆氏に、ビジネスパーソンが仕事やオフタイムの運動で感じる疲れの回復にも役立つ“日本代表式ストレッチ”を教えてもらった。

 トレーニングや練習を行うと、大きな力を出した筋肉には小さな損傷が起こり、エネルギー代謝によって作り出された代謝物が残る。これらが疲労を感じる主な原因だ。できるだけ早く回復させないと、筋肉痛が長引いたりして、次の練習が効率的にできないことになる。また、回復しきらないうちに新たな負荷がかかることで、筋肉の損傷が重なって大きなケガにつながることにもなりかねない。

 「練習や筋トレで大きな力を出した後は、以前より筋肉が短くなったままの状態になります。すると、血管が圧迫されて血液の流れが悪くなり、老廃物の排出が遅くなる可能性があります。また、損傷を起こした筋肉を補修するために必要な、たんぱく質を中心とした栄養の補給も滞るかもしれません。それが選手たちのパフォーマンスを落とす原因となるのです」

 こう語るのは柔道男子日本代表の総務コーチを務める、日本体育大学の岡田隆准教授。疲労回復を促すには、筋肉が何度も強く収縮し硬くなって阻害された血流を、いかに早く元に戻すかが大切ということだ。

縮んだままの筋肉が疲労につながる

 「シンプルに考えれば分かることですが、筋肉が収縮して固まっているのですから、伸ばしてあげるストレッチが最も適した方法です。意外に思われるかもしれませんが、一流アスリートの中にも、練習前の準備運動は念入りに行っても、練習後のリカバリーやケアをおろそかにする人が結構いるのです。選手たちには、それがパフォーマンスを落とし、けがの原因になることを伝え、練習後のケアをしっかりするように言いました」

 これは、一般のスポーツ愛好家も陥りがちなミスだ。例えば久しぶりにジョギングなどを行う時、走り出す前にはストレッチを行うのに、終わってしまえばそのままシャワー、そしてビール…というパターンになる人が多いだろう。すると、翌日からは筋肉痛が続くということになってしまうのだ。

 選手たちも同じだ。キツイ練習が終わった後は、早く食事をしてリラックスしたいがために、リカバリーのためのエクササイズを軽く終わらせてしまうことが多いのだという。

 「練習を始める前にはできるだけ体を動かす動的ストレッチや、以前にも紹介したHIITなどを行って体を温めることが必要です。しかし練習で動かし、力を出して収縮固定の状態になっている筋肉に対しては、ゆっくり静的ストレッチをすることで血行を回復させてあげるほうが、柔軟性を取り戻すことができて、疲労回復の役に立ちます」(岡田さん)

 これはスポーツを行う時だけではない。ビジネスパーソンであれば、長時間のパソコン作業や会議、海外出張時の長時間のフライトなどによって同じ姿勢を強いられることでも、筋肉は収縮して硬くなってしまう。それが筋肉の不快感やコリとして現れ、疲れと感じるのだ。

オフィスでもできる疲労解消ストレッチ

 柔道の日本代表選手たちも、練習後に収縮した筋肉を伸ばすストレッチを日々実践している。今回は、一般ビジネスマンの疲労回復にも有効なストレッチを、岡田准教授が実演してくれた動画で見ていこう。

1.胸部と肩甲骨周辺のストレッチ

 長時間のパソコン作業で固まりがちな肩周辺の疲労を取る。

動画
両腕を左右に開き、背骨が動くことを意識しながら背中を丸めて行き、顔の前で手のひらを顔のほうへ向けて合わせるようにする。元に戻す時は、肩甲骨を背骨に向かって引き寄せるような感じで動かし、胸を広げる。5往復1セットが目安だが、気持ちよく感じるのであれば、数セット行ってもいい。※音声は入っておりません

2.股関節周辺のストレッチ

 意外と盲点。座りっぱなしで動きが悪くなる股関節を回復させる。

動画
膝からすねにかけて、脚を椅子の座面に載せる。反対の脚を曲げていき、太ももの内側にある内転筋とお尻の大臀筋をゆっくりと伸ばしていく。15秒程度伸ばしたら、反対側も同様に行う。※音声は入っておりません

3.ハムストリングスのストレッチ

 太もも裏を伸ばし、脚の血流を促進する。

動画
椅子の背もたれに片手を添えて立つ。膝を軽く曲げるようにして、少しお尻を突き出しながら上半身を前に曲げていく。太ももの裏のハムストリングが伸びるのを感じるはず。15秒程度伸ばしたら、反対側も同様に行う。※音声は入っておりません

4.上部体幹のストレッチ

 肩甲骨周辺と首後面の疲労感を軽減する。

動画
椅子に浅く座る。背もたれに背中をつけて両腕を上げ、その重みで体を後ろに反らせるイメージで上半身前面の筋肉群を伸ばし、背面の筋肉を押しほぐす。力で無理やり伸ばすのではなく、脱力する感じで15秒程度その姿勢をキープする。ゆっくり元の姿勢に戻す。※音声は入っておりません


 どのストレッチもオフィスで簡単にできるものだ。少し疲れを感じたら、どれか一つでもいいので実行すると、疲れが蓄積して不快感が強くなるのを防げるはず。また、仕事中にこのような小さなブレイクタイムを入れることで、作業の効率もアップするはず。ぜひ試してみてほしい。

岡田隆(おかだ たかし)さん
日本体育大学 准教授

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年04月18日 20:05

最低限の消極的対策として、、、何より参戦しないさせないという積極的基本的対策から。。。

■【北ミサイル】有事で身を守るためには 情報見極め、地下街へ避難、地面に伏せる…

 朝鮮半島をめぐる緊迫感が増す中、日本に影響が及びかねない有事が万一起きた際に身を守る方法を、確認しておくことは大切だ。識者は確度の高い情報が提供される必要性を指摘している。

 北朝鮮によるミサイル発射が確認された場合の避難先について政府の担当者は「堅牢(けんろう)な建物。理想は地下街」とするが、自然災害のように避難場所が定められているわけではないため、混乱も予想される。

 政府の担当者によると、周囲に建物や地下街がない場合は、頭を抱えて地面をはったり、しゃがんだりするのが有効という。こうした対応は、イスラエルの民間防衛組織のパンフレットにもあるという。また、車に乗っている場合はガソリンに引火する恐れがあるので、下車して地面に伏せる必要がある。

 東京都が作成した防災ブック「東京防災」でも、テロや武力攻撃の際の対策や避難方法を紹介している。

 爆発に対しては、姿勢を低くして頑丈なテーブルなどの下に身を隠す。爆発は複数回続く可能性もあり、安全な場所への避難が必要だ。閉じ込められた場合は配管などをたたき、居場所を周囲に知らせるといいとしている。また、化学剤や生物剤を使った攻撃が疑われる場合には口と鼻をハンカチで覆い、密閉性の高い屋内や風上の高台など、汚染のおそれのない安全な場所へ避難する。

 情報の見極めにも注意が必要だ。東京女子大の広瀬弘忠名誉教授(災害リスク学)は「仮にミサイルが着弾すれば、『次はどこに来るんだろう』といった臆測や噂が拡散し、パニックにつながるおそれがある」と指摘。「大事なのは、国などが確度の高い情報を国民に十分に提供すること。受け取る側も、正確な情報なのかをきちんと判断しなければいけない」と話す。

 また、普段から家族や学校などで緊急時の連絡方法や集合方法について話し合い、「有事の際には常に警戒心を失わず、絶えず情報や状況を把握することが必要だ」としている。

[産経新聞]

Posted by nob : 2017年04月18日 12:14

ほどほどにバランス良く。。。Vol.2/尽きぬ珈琲と緑茶論議。。。

■何杯飲めばいい? 飲むタイミングは? コーヒーVS.緑茶

 日本人が好む飲み物の代表格であるコーヒーと緑茶。2015年の国内でのコーヒーの消費量は約46万トン、緑茶の消費量は約8万トンだ。1日にどちらかを必ず飲んでいる人は多いのでは。この2大嗜好飲料は健康にもいいと、ニュースにもなっている。いったいどれだけ飲めばいいのだろうか。

 まずは国立がん研究センターの「多目的コホート研究」を見てみよう。この研究では長期観察型の疫学調査を行い、これまでに約14万人を追跡している。

「1990年から調査を続けていて、5年に1回、生活習慣に関するアンケートをとっています。開始時から追跡してデータを蓄積しているので、たとえば病気になった人が20年前にどんな生活をしていたのかがわかるというのがコホート研究です」(同センター社会と健康研究センター疫学研究部室長・澤田典絵氏)

 直近のコーヒーと緑茶に関わる調査では、「コーヒーを1日に3杯以上飲む人は脳腫瘍(しゅよう)のリスクが低下する」という結果が出た。

 一方で、緑茶をよく飲む人には同様の結果は見られなかったという。

 なぜだろうか。東京大学医学系研究科特任助教の齋藤英子氏は言う。

「コーヒーに含まれているクロロゲン酸という抗酸化物質が作用しているのではないかと考えられます。クロロゲン酸はほかにも血糖値の改善や血圧を適切にする効果があると言われています」

 では、がぶがぶとコーヒーを飲めば脳腫瘍リスクはぐんぐん減るのか。どうやらそうでもないようだ。澤田氏は言う。

「脳腫瘍に関して言えば答えは出ていないです。海外ではコーヒーを7杯以上飲むとリスクが上昇するという報告もあるんです」

 センターでは、日本人の主要死因であるがん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患と、大きなくくりでの全死亡リスクも調査している。それによれば、1日にコーヒーを3〜4杯飲む人はまったく飲まない人に比べて24%低いという。やはり量をたくさん飲めばいいのかと希望を持ちたくなるが……。

「1日4杯の人まではリスクが下がっているのですが、5杯以上の人になると結果がぼやけているんです。まったく飲まない人と5杯以上飲む人で効果に差はないように見えます」(齋藤氏)

 とはいえ、無類のコーヒー好きでも1日に5杯以上飲む人はなかなかいない、と語るのは全日本コーヒー協会専務理事の西野豊秀氏だ。もちろんコーヒーミルで豆をひいていれるコーヒー党だが、それでも毎日4〜5杯だという。

「午前中に2杯、昼に1杯、午後に1〜2杯です。あくまでも嗜好品ですから、健康のためと言って義務的に飲むことはやめてほしいですね。エナジードリンクなどに含まれるカフェインの過剰摂取でアメリカや日本でも死者が出ています」

 コーヒーといえば、カフェイン効果を期待して眠気覚ましに飲むという人も多いだろう。その際の注意点はあるのだろうか。

「カフェインの錠剤を併用したり、極端な量を飲んだりというのでなければ問題ないです。140ミリリットルのカップ1杯で約80ミリグラムのカフェインが入っているのですが、カフェイン摂取にうるさいヨーロッパでは、1日400ミリグラムに抑えましょうと言われています。これは単純計算でも5杯以上。やはり飲みすぎはよくないですね」(西野氏)

 対して、緑茶はどうだろうか。前述どおり、脳腫瘍に関する調査では緑茶を飲む人にリスクの低下は見られなかった。

「ただ、主要死因による全死亡リスクの調査では、緑茶を飲めば飲むほどきれいにリスクが下がっているんです。これはコーヒーとは異なる点です」(齋藤氏)

 緑茶については、1日1杯未満から5杯以上までの調査で、男女ともに摂取量が増えるにつれリスクが低下しているが、特に脳卒中との関連性に注目したい。

「データを見ると、1日に4杯以上飲む人には脳卒中や脳梗塞、脳出血に対して有効に働いています」(澤田氏)

 飲めば飲むほど効果抜群!とも言えそうな緑茶だが、飲みすぎることで弊害はないのか。大妻女子大学「お茶大学」校長で農学博士の大森正司氏に聞いた。

「飲みすぎて悪いということはないです。嗜好品として飲む形であれば、飲みたいだけ飲んでください。ただし、実際にはものすごく飲む人でも5杯から10杯。現実的な量で、ということです」

 また大森氏によれば、緑茶に含まれているカテキンは、がんの抑制や認知症予防にも効果があるとされているという。

「がん細胞を植え付けたネズミによる実験で、緑茶を飲ませたほうが発がんしなかったんです。加齢による衰えを調べるために迷路の出口に餌を置いた実験では、飲ませていないネズミは出口まで来られなかったんですが、飲ませたほうはちゃんとたどり着くといった結果が出ています」

 カテキンにはコーヒーに含まれるクロロゲン酸と同様に抗酸化作用があるため、体によいとされる。バランスのいい摂取方法はあるのだろうか。

「体に吸収されるカテキンの量は飲んだ量の約100分の1です。ですので一気に大量の茶を飲むのではなく、1日に何度もこまめに飲めば、成分を効率よく吸収できます」(大森氏)

 緑茶のいれ方にもコツがあると大森氏は力説する。

「お湯の温度によって成分のバランスが変わってくるんです。カフェインは熱湯でしか溶け出しませんが、カテキンはぬるま湯でも溶けます。ですので、カフェインを抑えてカテキンをとりたければ50度ぐらいのぬるま湯でいれるのがいいです。味も温度によって変わりますから、なんでもかんでも熱いお茶というのではなく、おいしいいれ方を探してほしいですね」

 コーヒーと緑茶。どちらも共通して言えるのは「1日にほどよい量」を「好んで飲む」のが肝要なようだ。澤田氏は言う。

「私たちのデータは無理やり飲むことをおすすめするものではないです。飲んでいればよい効果があると言えますが、人それぞれの適量があると思いますし、普通に飲んでいただくのなら害はないと言えますね」

[週刊朝日]

Posted by nob : 2017年04月18日 12:09

呼吸、姿勢、歩行が健康づくりのキホンのキ。。。Vol.2/そして生活習慣。。。/まずは睡眠。。。

■あの習慣は逆効果? 睡眠を改善する「4つのNGと3つの法則」
「4つのNG」を回避、「4-6-11の法則」を守ればOK

伊藤和弘=フリーランスライター

仕事やプライベートの時間をやりくりするために、真っ先に削ってしまうのが「睡眠」ではないだろうか。また、年齢とともに、眠りが浅くなったり、目覚めが悪くなったりする人も多いに違いない。もう眠りで悩まないための、ぐっすり睡眠術をお届けしよう。

 作業療法士・睡眠健康指導士の菅原洋平さんが、企業の依頼を受けて「睡眠マネジメント研修」を行うユークロニアを設立したのは5年前のこと。当初は外資系企業が中心だったが、最近は国内企業からの依頼も増えてきたという。

 「事故防止、社員のメンタルヘルス、生活習慣病の予防、生産性の向上、といった目的で依頼される企業が多いです。特に外資系では“スリープ”はビジネススキルの一つと見なされていますので、社内研修に取り入れる企業が多かったのですが、日本でもストレスチェックの義務化をきっかけに昨年から睡眠改善に関心を持つ企業が増えてきました」(菅原さん)

 菅原さんが睡眠研修を担当した出光興産で研修に参加した人たちに聞くと、82%が研修による睡眠の改善を自覚したという。加えて、生産性の向上も確認された。

 その菅原さんが指導する睡眠改善法の基本は、「4つのNG」を解消することと、「4-6-11の法則」を守ることだ。それはどんなものなのか、順番に説明しよう。

良かれと思ってやっている習慣が逆効果に

 まず、「4つのNG」から。例えば「眠る前にコーヒーを飲むと良くない」なんていうのは誰でも知っているだろう。問題は「いい睡眠を取ろうとして逆効果になっている習慣」だ。

1. 寝室で本を読む

 眠る前に本を読む習慣がある人は少なくない。それ自体は悪くないのだが、「まずいのはベッドの上で読むこと」と菅原さん。テレビを見る、スマホをいじるといった行為も同じ。要するに、「ベッドの上で眠ること以外の何かをやる」のが良くないという。

 菅原さんは「脳にはフィードフォワードという働きがあり、場所と行為をセットで記憶するんです」と説明する。その結果、次にその場所に行ったとき、よりスムーズに同じ行為ができるようになる。本を読んでいれば「ベッドは本を読む場所」、テレビを見ていれば「ベッドはテレビを見る場所」と脳は思い込んでしまうわけだ。それが安眠を妨げてしまう。

 それを防ぐには、眠らないうちはベッドに入らないこと。睡眠以外の行為は極力しない。そうすることで、「ベッドは眠る場所」と脳に覚えさせるのだ。

 ただし、これまでの生活習慣をやめろというわけではない。「ワンルームマンション暮らしだったら、就寝前にベッド以外のイスなどに座って本を読んだり、テレビを見てもいい。とにかく、ベッドの上でしなければOKです」と菅原さんはアドバイスする。

2. 眠くないのに早起きするため早くベッドに入る

 翌朝、出張で早く起きなければいけないときなど、睡眠時間を確保するためにいつもより2時間も早くベッドに入る。ところが、なかなか眠れず、深夜になるまで悶々と過ごしてしまった――こんな経験はないだろうか?

 「人間は目覚めて光を見てから16時間後に眠くなるようにできています。無理に早く眠ろうとしても、なかなか眠れるものではありません」と菅原さん。眠れないと、いろいろなことを考える。それが前述のフィードフォワードによって、「ベッドは考え事をする場所」と脳が信じてしまうと、慢性の不眠症にもつながりかねない。

 例えば、朝7時に起きたとしたら、「寝るのに丁度よいのは、16時間後の午後11時くらい」などと計算してベッドに向かうといい。多少の早寝は構わないが、眠くもないのに、いつもより早い時間にベッドに入って、無理に寝ようとしてはいけない。

3. 毎日同じ時刻にベッドに入る

 規則正しい睡眠リズムを作るため、毎日同じ時刻にベッドに入る。いいことに思えるが、まず意識すべきなのは就寝時刻ではなくて起床時刻が正解だ。一般的には目覚めて光を見てから16時間後に眠くなるので、「就寝時刻ではなくて、起床時刻を一定にすることが大切なんです」と菅原さんは話す。

 毎日同じ時刻に眠って同じ時刻に起きられれば確かに理想的だが、仕事に追われるビジネスパーソンが毎日同じ時刻に就寝するのは難しい。ときには眠くならない日もあるだろう。そんなときに無理にベッドに入っても、なかなか快適な眠りはやって来ない。

 一方、毎日の起床時刻を同じにして、同じ時間に朝日を見ていると、少しずつ就寝時刻もそろってくるようになるという。

 特に注意してほしいのは休日だ。平日は出社のため早く起きなければいけないが、休日なら昼まで寝ていることもできる。しかし、そうすることで平日にできていた体内時計のリズムが崩れてしまう。平日と同じ時刻に起きるのは無理でも、「寝坊による起床時刻の遅れはせめて3時間以内に。そうしないとメンタルの不調が起こりやすくなります」と菅原さんは注意する。それでは足りないという人は、前日に少し早めに寝るようにしよう。

4. 帰りの電車で睡眠不足を補う

 通勤電車で睡眠不足を補っているビジネスパーソンも多い。行きの電車で寝るのはまだいいが、帰りの電車で寝るのはいけない。睡眠圧といって、起きている時間が長いほど直後の睡眠は深くなる。「夕方以降に眠ると睡眠圧が減って、夜間のメジャースリープが浅くなってしまうんです」と菅原さん。

 特に通勤時間の長い人は要注意だ。夕食後のうたた寝も同じく良くない。夕方以降は眠くてもガマン。たっぷり睡眠圧をためて爆睡しよう。

3種類の生体リズムを整える

 「4つのNG」を覚えたら、次は「4-6-11の法則」を実行してほしい。これは睡眠に関係する3つの生体リズムを整える方法で、数字はそれぞれの時間を表している。

■起床後4時間以内に光を見る(メラトニンリズムを整える)

 夜になると、脳の松果体からメラトニンというホルモンが分泌されて眠くなる。一方、早朝を迎えて強い光を見ると、メラトニンの分泌が止まって眠気が消える。だから、起きたら光を見ることが大切なわけだ。前に触れたように、光を見ると16時間後に再びメラトニンが増加する。

 起きても窓を開けずに薄暗い部屋で過ごしていると、メラトニンの分泌が止まらず、いつまでも目が覚めない。メラトニンを止める感度が最も高いのは起床後1時間以内。時間が経つほど感度が落ちて、起きてから4時間以上経つと光を見ても反応しなくなる。起きたら1時間以内に朝日を浴びるのがベスト、自宅に籠もりっきりの日でも4時間以内には光を見るようにしよう。

■ 起床後6時間経ったら仮眠タイム(睡眠-覚醒リズムを整える)

 目覚めてから最初の眠気がやって来るのは8時間後。朝7時に起きている人なら午後3時頃だ。「この時間に眠くなりやすい人は、起床後6時間が経った頃、一般的には昼休みの時間に仮眠を取るといいでしょう」と菅原さん。

 昼間の仮眠のポイントは「眠くなる前に」「1~30分以内」「イスに座ったまま」「起きる時刻を3回唱える」ことだ。

 わずか1分目を閉じるだけでも、脳を休めることができる。6分以上の仮眠で、その後のパフォーマンス低下を防ぐことも確認されている。ただし、30分以上寝ると睡眠が深くなって、夜のメジャースリープに影響するのでNG。仰向けにならず、イスの背もたれにもたれて寝たほうがいいのも同じ理由だ。

 「自己覚醒法といって、寝る前に起きる時刻を3回唱えると意外とスムーズに起きられます。夜の就寝前にも、ぜひやってみてください」と菅原さん。目覚まし時計を使わずに決めた時刻に起きると、気分がいいのはもちろん、日中の居眠りも少なくなるという(Psychiatry Clin Neurosci. 2002 Jun;56(3):223-4)。

■起床後11時間経ったら体を動かす(深部体温リズムを整える)

 睡眠中は体温が下がる。起床後は体温が上がり出し、起床してから11時間経つと、体温が最も高くなる。このタイミングで運動すると、さらに体温が上がり、眠るときスムーズに下がりやすい。逆にこの時間帯に眠ってしまうと、夜中に体温が下がりにくくなり、眠れなくなってしまうという。

 朝7時に起きた場合、11時間後となるのは午後6時だ。快眠のためには、運動は夕方から夜のほうがいい。会社からの帰りに、一つ前の駅で降りて歩くのもいいだろう。特に気をつけてほしいのは休日の夕方だ。つい家でゴロゴロしがちな時間帯だが、散歩でも買い物でもいいので体を動かすことを心がけてほしい。

 この「4-6-11の法則」すべてを実行しようと思わなくてもいい。「一つ整えば自然と他のリズムも整っていきます。やりやすいものを一つ注意するだけでも効果はあるはず」と菅原さんは話す。睡眠を改善したい人は早速今日から試してみよう!

菅原洋平(すがわら ようへい)さん
ユークロニア社長、作業療法士、睡眠健康指導士

[日経Gooday] 

Posted by nob : 2017年04月16日 23:40

生前の関係性の問題かと。。。

■遺骨の「送骨サービス」 申込は4年間で数千件に到達

【遺骨の扱いにも変化が現れている】

 多くの友人、知人が葬儀に参列し、親しかった人たちに骨を拾ってもらう。そして毎年、墓参りには子や孫が訪れる──かつて当たり前だったそんな「死に方」が、もうすぐできなくなるかもしれない。

 話題書『無葬社会』の著者で浄土宗僧侶でもある鵜飼秀徳氏がいう。

「きちんと地縁や血縁に根ざした供養を受けられず、誰にも見送られず、宗教的な弔いもなく送られていく。そういうケースが、年々増えています。それを私は“無葬社会”と呼んでいます」

 葬送をめぐる実態の深刻さは、こんなニュースにも表われている。2015年4月、東京都練馬区のスーパーの屋外トイレで人の頭蓋骨が発見された。骨は焼かれた状態で、洋式便座の中に転がっていたという。

「骨を捨ててしまう事件は後を絶ちません。遺棄される場所でとくに多いのは、電車内です。網棚に骨壺を乗せ、置き忘れたフリをして去っていく。近年、骨壺は警察に届けられる遺失物、拾得物の定番になっている」(鵜飼氏)

 兵庫・大阪・京都の2府1県における遺骨の拾得物は10~15年で少なくとも91件にのぼり、うち69件、76%が所有者が不明だと報じられた。

 お骨をどうするか。そんな悩みに応えるために、NPO法人「終の棲家なき遺骨を救う会」が2013年4月にスタートさせたのが、「送骨サービス」、通称“ゆうパック送骨”である。

 申し込むと、3万円の代金引き換えで「送骨セット」が送られてくる。骨を入れた骨壺の蓋をガムテープで固定して桐箱に入れるなどし、火葬証明書と埋葬承諾書とともに段ボール箱に入れて送る。すると、「終の棲家なき遺骨を救う会」にお墓を開放している南春寺(東京・新宿)に埋葬され、永代供養してもらえるという仕組みだ。同会理事長の柿崎裕治氏が説明する。

「火葬場からお骨を持って帰宅し、そのまま何年もご遺骨を自宅に置いているという人が少なくありません。一説によると100万人分のご遺骨が自宅に眠っているともいわれています。

 新しくお墓を建てようにもお金もない。そうした方のための埋葬支援としてこの方法を考えました。3万円の永代供養の申し込みは、この4年間で数千件。こちらからお骨を取りにうかがう迎骨(手数料別)もやっています」

 ゆうパックで南春寺に送られてきた遺骨は、1週間分をまとめて僧侶が供養してから、永代供養墓である「有縁塔」に埋葬される。

「骨壺からお骨を取り出して塔の内側のカロート(納骨室)に撒いていきます」(柿崎氏)

 さらには「骨も残さない」という選択肢すら出てくる可能性がある。欧米では1200度以上の高い温度の炉で遺体を焼いて、骨が灰になるまで焼き切ることも多い。

「都心部を中心に、遺骨を焼き切って引き取りの必要がない状態にしてほしい、といったニーズも出てきています。火葬場に遺灰がある程度溜まったら、僧侶がお経を上げて埋葬してくれればいい。そんなスタイルがこれから主流になるかもしれません」(前出・鵜飼氏)

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2017年04月16日 23:31

神経ガスとトマホーク、そもそも攻めても攻められてもそこで人が死ぬのは同じ、大国や時の権力者の思惑に翻弄され抑圧され犠牲になるのはいつも戦争など決して望まない一般国民。。。

■米国のシリア攻撃、一番得をするのは中国だ

北野幸伯:国際関係アナリスト

米軍は4月7日、シリアのシャイラト空軍基地をミサイル攻撃した。理由は、アサド軍が4日、イドリブ県ハンシャイフンを空爆した際、化学兵器を使用したとされること。唐突に感じる米軍のミサイル攻撃だが、これで世界はどう変わるのだろうか?(国際関係アナリスト・北野幸伯)

過去6年にわたって
内戦が続いてきたシリア

 少し詳細に、何が起こったのかを見てみよう。シリアでは、2011年から内戦が続いている。「アサド派」と「反アサド派」の戦いだ。ロシアとイランはアサドを支援し、米国、欧州、サウジアラビア、トルコなどは、反アサド派を支援している。

 13年8月、オバマは、「アサド軍が化学兵器を使った」ことを理由に、シリア攻撃を実行しようとした。しかし、翌9月、戦争をドタキャンして世界を仰天させた。

 その後、反アサド派から分かれた「イスラム国」(IS)が勢力を拡大。14年8月、米国と有志連合はISへの空爆を開始した。さらに15年9月、有志連合とは別に、ロシアがIS空爆をはじめた。

 つまり現在、シリアには、ロシア、イランが支援するアサド派、欧米、サウジ、トルコなどが支援する反アサド派、そしてIS、大きく分けて3つの勢力が存在している。

 米国とロシアは、シリア問題での協力関係を深め、16年2月には、「停戦合意」がなされた。しかし、この合意は破棄され、現在は、ロシア、イラン、トルコがアサド派、反アサド派の仲介をしながら、停戦に向けた努力が続けられている(米国は、事実上このプロセスに関わっていない)。

 アサド軍は4月4日、シリア北西部イドリブ県の反体制派支配地域を空爆。86人が死亡した。この時、化学兵器サリンが使われた疑惑が浮上している。

 トランプ大統領は、「文明世界は、この事件を看過できない」とアサドを批判。英国のジョンソン外相は、「わたしが目にした全ての証拠は、アサド政権が自国民に対し違法な兵器を使用したことを示唆している」と語り、アサドの仕業と断定した。国連のグテレス事務総長は、「シリアで戦争犯罪が続いている」と化学兵器使用を非難。フランシスコ・ローマ法王は、「受け入れられない虐殺だ」と嘆いた。

鵜呑みにするのは危険
米国もウソをつくことはある

 非常に苦しい立場に立たされたアサドだが、彼自身は化学兵器の使用を否定している。では、アサドを支持するロシアの主張は、どうだろうか?時事通信4月5日付を見てみよう。

<ロシア国防省はシリア軍が「テロリストの倉庫」を標的に空爆を実施し、倉庫に毒性物質が含まれていたと主張している。報道官は国連安保理の緊急会合で「われわれの国防省の資料を示す」と語った。>

 つまり、アサド軍が空爆をしたのは事実だが、化学兵器は使っていない。反アサド派の倉庫に化学兵器があり、それが漏れたのだと。

 このような2つの矛盾する情報に接すると、日本人はほとんど無条件に、「米国は本当のことを語っている」「プーチンとアサドは、ウソをついている」と信じがちだ。

 しかし、実をいうと、米国もウソをつくことはある。

 例をあげてみよう。米国は03年、フセインが「アルカイダを支援している」「大量破壊兵器を保有している」ことを根拠に、イラク戦争を開始した。しかし、この2つの理由が「大ウソ」だったことは、米国自身が認めている。読売新聞06年9月9日付には、以下のようにある(太線筆者、以下同じ)。

<米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定

[ワシントン=貞広貴志]米上院情報特別委員会は八日、イラク戦争の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した報告書を発表した。>



<報告書は『フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビンラーディンと関係を築こうとした証拠はない』と断定、大量破壊兵器計画についても、少なくとも一九九六年以降、存在しなかったと結論付けた。>

 もう1つ例を。既述のように、オバマは13年8月、アサド軍が「化学兵器を使った」ことを理由に、「シリアを攻撃する」と宣言した。今回と同じパターンだ。ところが、国連調査委員会は、「化学兵器を使ったのは、アサド軍ではなく、反アサド軍」と報告していた。

<シリア反体制派がサリン使用か、国連調査官

AFP=時事5月5日(月)配信

[AFP=時事]シリア問題に関する国連(UN)調査委員会のカーラ・デルポンテ調査官は5日夜、シリアの反体制派が致死性の神経ガス「サリン」を使った可能性があると述べた。
 スイスのラジオ番組のインタビューでデルポンテ氏は、「われわれが収集した証言によると、反体制派が化学兵器を、サリンガスを使用した」とし、「新たな目撃証言を通じて調査をさらに掘り下げ、検証し、確証をえる必要があるが、これまでに確立されたところによれば、サリンガスを使っているのは反体制派だ」と述べた。>

国際機関の調査を待たずに
トランプは空爆に踏み切った

 もちろんこの報告書は、「アサド軍が化学兵器を使っていない証拠」にはならない。しかし、アサド派も反アサド派も化学兵器を使っているとすれば、米国は、なぜアサド派を責め、(同じく化学兵器を使う)反アサド派の支援を続けるのか?米国の論理は、非常に矛盾している。

 筆者も、「米国は常にウソをつく」とか「アサドやロシアは正直だ」と主張するつもりは、全くない。ただ、米国は、過去にイラクやシリアの件で、はっきりとウソをついたのだから、「即座に米国の主張を妄信するのは危険」と言いたいのだ。

 では、どうすればいいのか?常識的に考えれば、化学兵器禁止機関(OPCW)の調査結果を待つべきだろう。実際、OPCWは、すでに調査を開始している。

<シリア化学兵器疑惑、調査を開始 OPCW
朝日新聞デジタル 4/7(金) 18:03配信
 シリアの反体制派が拠点とする北西部イドリブ県で化学兵器が使用されたとされる問題で、オランダ・ハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)は6日、調査に着手したと発表した。すでに情報の収集や分析を開始。シリア当局とも連絡をとり、情報提供を求めているという。>

 しかしトランプは、調査結果を待たず攻撃することを選択した。トランプは4月7日、シリア攻撃に関する演説を行った。曰く、

<火曜日(4日)、シリアのアサド大統領は恐ろしい神経ガスを使って、罪のない市民に恐ろしい化学兵器を発射した。>
 
<シリアが禁止された化学兵器を使用し、化学兵器禁止条約に違反し、国連安全保障理事会の説得を無視したことは疑いの余地がない。>

 トランプはOPCWの調査結果を待たず、アサドの仕業と断定した。

 <かわいい赤ん坊までもが、この非常に野蛮な攻撃によって無情にも殺害された。どんな神の子も、このような恐怖に苦しんではならない。>

 キリスト教徒が大部分の米国民は、この部分を聞いて同意したことだろう。そしてトランプは、「シリア攻撃」を指令したことを明かした。

<今夜、化学兵器による攻撃をしたシリアの航空施設に標的を定めた軍事攻撃を命じた。>

<多くの困難を抱える世界の挑戦に直面する我々に、神の英知を求める。負傷者や、亡くなった人々の魂のために祈る。米国が正義と平和、調和の側に立つ限り、最終的に勝利を得ることを望んでいる。米国と世界全体に神のご加護を。>

 米国が、正義と平和、調和の側に立つというのは、大いに疑問のあるところだが、大部分の米国民は、トランプを支持するだろう。

 こうして、米軍によるシリア攻撃が実施された。巡行ミサイル「トマホーク」59発が、シャイラト空軍基地に向けて発射された。この基地は、アサド派が化学兵器を使った空爆を実施したとされる戦闘機の拠点である。

米軍のシリア攻撃で
世界はどう変わるか?

 次に、米軍のシリア攻撃で何が変わるかを見てみよう。

1.シリア情勢は、あまり変わらない

「米国が決意したのだから、アサドは終わりだ」と考える人も多いだろう。 しかし現時点では、米国がアフガン、イラク戦争並みの兵力をシリアに投入してアサドを倒すという話にはなっていない。

 シリア内戦は、始まってからすでに6年が経っている。そして、今後もダラダラと続いて行く可能性が高い。哀れなのは、犠牲者になるシリア国民だ。

2.トランプ人気は上がる

 一方、トランプの人気は上がる可能性が高い。前述した、13年のオバマのシリア戦争ドタキャンは、「オバマ最大の失態」とされ、彼は「史上最弱の大統領」と呼ばれることになった。トランプは、オバマの失敗を繰り返さないために、シリア攻撃を即決したのだろう。

 これまでトランプは、政権基盤が非常に脆弱だった。民主党は全部敵。共和党の「反ロシア派」も敵。ことあるごとに「フェイクニュース」と批判するので、マスコミも概して敵。特に、CNN、ABC、ニューヨーク・タイムズなどは、はっきりと反トランプである。

 しかし、「シリア攻撃」でトランプは救われるかもしれない。「化学兵器を使った」という衝撃的な事件ゆえ、マスコミもトランプを強く批判できないだろう。
 
 とはいえ、リスクもある。OPCWの調査で、「化学兵器を使ったのはアサド軍ではなかった」との結果が出れば、今度は逆に厳しい批判にさらされることになる。支持率は、一転急降下することになるだろう。

3.米ロ関係は悪化する

 アサドを支援し続けるロシア。アサドを攻撃する米国。当然、米ロ関係は悪化する。

 プーチンは7日、米軍のシリア攻撃について、「主権国家に対する侵略だ!」と強く非難した。大統領選挙戦中、トランプは「プーチン愛」を語り続けてきたが、就任後わずかな期間で米ロ関係はボロボロになってきている。

早くも米ロ関係はボロボロ
漁夫の利を得る中国

4.一番得をするのは、また中国

 元「世界の警察官」米国は、世界3つの地域で問題を抱えている。

 中東では、イラン、シリア問題。
 欧州では、ウクライナ、ロシア問題。
 アジアでは、中国、北朝鮮問題。

 オバマは、シリア、ウクライナ問題に深入りし、中国を放置した。彼が、シリア、ウクライナで、ロシアと「代理戦争」を戦っている間、中国は着々と南シナ海を埋め立て、軍事拠点化していたのだ。

 オバマは、15年3月のAIIB事件でようやく目覚め、中国へのバッシングを強めた。そして、彼はロシアと和解し、ウクライナ、イラン、シリア問題解決への道筋を作った。

「ロシア好き、中国嫌い」のトランプ大統領が誕生し、「ようやく米国が中国の暴走を止めてくれる」との期待が高まった。しかし、蓋を開けてみればトランプは、15年以前のオバマと同じ過ちを繰り返している。すなわち、シリア問題でロシアと激しく対立しているのだ。

 米軍がシリア軍基地を攻撃したその日、トランプは習近平と会談している。「シリア攻撃」の命令を出し、夕食中にそのことを習近平に伝えた。習はトランプの説明に謝意を示し、攻撃に理解を示したという。

 このタイミングでシリアを攻撃したのは偶然ではないだろう。

 米国は、「間もなく米本土に届く大陸間弾道ミサイルを完成させる」と宣言している金正恩を放置するだけでなく、支援し続けている中国に憤っている。今回のシリア攻撃は、「もし中国が北を放置するなら、米国はシリア同様、北朝鮮攻撃を開始するぞ!さっさと金正恩をなんとかしろ!」というメッセージだったのではないだろうか。

 それにしても、米国のシリア攻撃を「侵略だ!」と強く非難したプーチンと、「理解を示した」習の反応はずいぶん違う。(習の場合は、唐突に切り出され、アドリブで適切な反応ができなかっただけかもしれないが)

 ロシアは米国の行動に「敵対的」であり、中国は米国に「融和的」である。シリア攻撃で米ロ関係は悪化するが、米中関係は、これまでと変わらない。

 中国の「理想的な戦略」は、「2頭のトラの戦いを、山頂で眺めること」といわれる。つまり、「米国とロシアを戦わせ、中国が漁夫の利を得ること」。中国は、またもや理想的なポジションを確保しつつある。 

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年04月12日 08:31

重傷ですね、、、薬剤は即効性はありますがあくまで対症療法、私はじっくりと自然療法で克服というよりも協調できるようになりました。。。

■ライブ続行で荒療治…円広志さん「パニック障害」を語る

「パニック障害」と診断されるまでが苦しかったですね。診断されたときはホッとしました。「気持ちの問題じゃなくて病気なんだ」とわかって、とてもうれしかったんです。

 この病気は、脳の中の不安や危険を感じたりする神経が誤作動を起こし、不安や危険がないのに恐怖や回避行動を起こしてしまう病気です。今でもトイレが怖い日もあるのですが、薬で劇的に良くなりました。

 発症したのは、約20年前。そのころは、毎日の生放送を含め週10本以上の仕事があって、ものすごく忙しかったんです。にもかかわらず、金曜は学生時代の友人とほぼ毎週、夜遊びに興じていました。当時は二日酔いと寝不足を楽しんでいたんです。忙しいのがうれしかったし、仕事がどんなに忙しくても夜遊びもちゃんとするのが“ザ・芸能人”みたいなね(笑い)。「たぶん、関西で一番寝不足なのは俺ちゃうかな」なんて言っていた時期でした。

■スタジオが怖くて生放送では時計ばかり見ていた

 いつごろからか、クルマを運転していたらなんとなくトンネルが怖くなっていて、「嫌だな」と思っていたら、ある日異変が起こりました。渋滞でブレーキを踏んでいるのに景色の方が動いている感覚になったのです。「このままじゃぶつかる」とブレーキをさらに踏むけれど、止まっているからぶつかるわけがない。でも、景色はまた動きだす。そんな現象が帰宅するまで続いたのです。それをきっかけに、急にすべてのことが怖くなりだしました。

 症状としては、小さい音がやたら大きく聞こえてびくびくするとか、夕暮れになるとなぜか怖くて泣いてしまうという状態。仕事でもスタジオが怖いのです。1時間の生放送の前半はずっと怖くて、「倒れるんじゃないかな」「いつ終わるんだろう」と時計ばかり見ていました。最後の10分ぐらいになると落ち着くんですが、日に日に恐怖感が増していくばかり。

 そしてある日、番組終わりのテレビ局の駐車場で「俺を責めないでくれ!」と号泣してしまったんです。景色が動きだした症状が出てから、たぶん半年後ぐらいでしょうか。マネジャーもさすがにおかしいと思って、すぐにすべての番組を降板。病院へ行きました。

 でも、当時はパニック障害という病気はあまり知られていなくて、「精神的な病気」と言われました。確かに食欲もなくなるし、ゴハンの味もない。一番ひどいときは「死ぬんじゃないか」とか「本当に生きているんだろうか」と思ったりして、「鬱」のようにもなりました。

 脳の検査もしました。過呼吸や心臓が痛くなったりもしたので、心臓の検査もやりましたけど異常なし。トイレはドアを開けっぱなしにしても怖いし、散髪も怖い。行きつけの散髪屋ですら、店内が怖いので路上で切ってもらっていたほど。店内で大丈夫になったのは最近です。でも、10分ぐらいが限界ですよ。

 故郷の高知に帰った時期もありました。それでも、夕暮れになるとメソメソ泣く症状は治まりません。ただ、お酒を飲むと落ち着くのです。だから、この病気でアルコール依存症になる人もいるらしいですよ。

■番組降板後もライブは続行。“荒療治”が運よく功を奏した

 病名がわかったのは、番組降板から2〜3カ月後のことで、とある病院の「めまい科」でした。ふらつきがあったので受診したら三半規管に異常はなく、「パニック障害」と診断されました。処方された薬は毎食後に飲む安定剤のような薬と、症状が出たときに飲む頓服薬。で、その頓服薬がすぐ効きました。神経を鈍らす薬なんでしょうかね。そこから少しずつ楽になりました。

 実は番組降板後も、ライブはキャンセルすると違約金が発生してしまうのでやるしかなくて、ステージ脇にベッドを置いたり、ピンスポットが怖いので客席が見えるように明かりをつけてもらったりしながら続けました。普通は外出なんてできず、今日は1歩だけ外へ、明日は2歩……といった経過をたどるわけですから、いわばかなりの荒療治です。でも、その荒療治が運よく功を奏したことと、頓服薬のおかげで今に至っています。運転も大丈夫になりました。

 ただ、寝不足になるとお約束のように体調が悪くなります。医師には「君の病気は死ななきゃ治らないよ」と言われました。つまり、病気は自分そのもの。顔と同じで「持って生まれたものなんだ」と病気を受け入れました。多くの人は今の社会のスピードや仕組みに追いついているけれど、それに馴染めない人もいる。私も若いころははね返せたけれど、年齢とともに無理ができなくなったのだと思います。

 今言えるのは、「がむしゃらに頑張るのもいいけれど、勇気を出して自分の生き方を探すことがあってもいい」ということ。私にとってのパニック障害は、今や体調のバロメーターです。

▽まどか・ひろし 1953年、高知県生まれ。78年、自身が作詞・作曲した「夢想花」でレコードデビュー。森昌子の「越冬つばめ」など数々の作曲を手掛ける。現在は関西テレビ「よ〜いドン!」にレギュラー出演中。著書に「パニック障害、僕はこうして脱出した」がある。

[日刊ゲンダイDIGITAL]

Posted by nob : 2017年04月11日 15:32

同感です、、、自ら話す分だけしか英語は身に付きません。。。Vol.2

■英語を話せる人は何を「音読」しているのか?
話せない「根本的理由」から見える対策

青野 仲達 :ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授

これからは、英語が不可欠だ。
そう言われ始めてから、はたしてどれくらいの時間が経っただろうか。中学校・高校だけでも、多くの日本人は1000時間以上、英語を勉強している。しかし、「英語を話せる日本人」は、なぜいまだにこれほど少ないのだろうか。
大前研一監修、ビジネス・ブレークスルー大学編の新刊『プロフェッショナル イングリッシュ』が刊行された。執筆者の1人である青野仲達氏は、日本人が英語を話せない「根本的な理由」を知ることが、「話せるようになる」ための最短ルートだという。どういうことか、解説してもらった。

英語が話せない。そう悩んでいる人は多いのではないでしょうか。私は多くのビジネスパーソンと日々お付き合いをしていますが、胸を張って「英語を話せる」と言える人は、本当に一握りにすぎません。

では、中学校、高校、大学受験であれほど勉強し、社会人になってもTOEICなどの学習をこれほど続けているのに、なぜ多くの日本人ビジネスパーソンが「英語を話せない」のでしょうか。その理由を考えてみましょう。

主な理由は3つあります。最初に、発音ができない。次に、話したことがない。最後に、話すことがない。意外に思われるかもしれませんが、私はこの最後の理由が最大の障壁だと考えています。

順番に見ていきましょう。

「発音」「経験」はいくらでも克服できる

理由1:発音ができない

最初の理由が「発音ができない」です。

英語と日本語はいろいろな意味で「かけ離れた」言語です。その違いは音声面でも顕著です。日本語に比べて英語には圧倒的に多彩な音があります。訓練を受けていない日本人が「発音できない」のも当然です。

ただし、発音に関しては解決策があります。書店に行けば、発音に関する多くの本が並んでいます。敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。英語の音の特質を知り、日本語との違いを理解したうえで練習を重ねることによって、道は開けます。

さらに言うと、世界にはさまざまな英語話者が存在します。たとえば米国の人とオーストラリアの人、シンガポールの人では、その発音はかなり違います。つまり、「正しい発音」などというものに、それほど神経質になる必要はないのです。

ですから、「発音ができない」ことは大きな問題ではありません。

理由2:話したことがない

次の理由が「話したことがない」です。

やったことがないことは、うまくできません。できてしまうとしたら、その人は天才です。話したことがないのに「英語が話せない」と悩んでいる人は、「なぜ自分は天才ではないのか」と考え込んでいることになります。ソファに寝転び、テレビでオリンピックの体操を観ながら「あの演技がなぜ自分にはできないのか」と悩む人はいないでしょう。

そして、この理由についても解決策があります。話したことがないのであれば、話す練習をしましょう。

とにかく、英語を話してみる。その方法を考えましょう。そう言われても、自分の周囲には英語のネーティブスピーカーがいない。英会話スクールに通う時間もおカネもない。いろいろと「できない理由」を挙げることは簡単ですが、要はやる気の問題です。

たとえば、外国人をほとんど見かけることがない地域に住んでいても、ネットでスカイプ英会話を利用することができます。料金が気になる人には格安のサービスもあります。

また、わざわざ有料サービスを使わなくても、たったひとりでできる練習があります。それは音読です。音読とは「英語の文章を声に出して読む」ことです。黙読では、頭で内容を理解したつもりでいても、いざ話そうとしたときに英語が口から出てきません。

野球の打者は素振りをします。ボクサーはシャドーボクシングを欠かしません。どちらも、本番を想定しながらひとりで行うトレーニングです。

英語も同じです。話すことは口を動かす運動ですので、話すためには普段から口を動かしておく必要があります。英語を読むときは音読する。まずはそこから始めてみてください。

「話すネタ」を仕込んでいますか?

理由3:話すことがない

さて、最後の理由が「話すことがない」です。

私は、これこそが多くのビジネスパーソンが「英語を話せない」根源的な理由だと考えています。

みなさんの中には、英会話スクールに通っている方がいるかもしれません。以前通っていた方もいるでしょう。慣れてくると、講師との会話が続くようになり、英語が話せるようになってきたと感じます。

ここで、少し冷静に考えてみてください。それはもしかして、決まり文句やあいさつ文を覚えただけではないでしょうか。英語を趣味として楽しみたい人が、海外旅行に役立つ会話を覚えるのであれば、それで十分かもしれません。しかし、それだけでは仕事の現場で「結果を出す」ことはできません。ビジネスでは発言の中身が問われます。内容のある発言をするためには、当然ながら事前の準備が不可欠です。

ビジネスで成果をあげる人たちは、話すべきことの整理収集を習慣にしています。いわば「ネタの仕込み」です。うれしいことに、それは仕事以外にも役立ちます。持ちネタが増えると、外国人とも自然に「中身のある」会話が続けられるようになります。英語が話せている実感が生まれるので、義務だと思っていた英語が楽しくなります。

自分は英語が話せない。そう思っている人は、自分自身に問いかけてみてください。あなたは「話すネタ」を持っていますか。

「自分が書いた文章」を音読しよう

では「話すネタ」は、どのように仕込んでいけばいいのでしょうか。

まず大前提として、英語学習(というよりも語学全般)において、音読は圧倒的に重要です。音読とは「自分が読んだことを自分の口で話し、それを自分の耳で聞く」ことです。「読む」「話す」「聞く」を同時にこなすことになる音読は、英語の実践力強化に直結します。

この音読をさらに一歩進める方法があります。それが「自分が書いた文章の音読」です。先ほどの「読む」「話す」「聞く」に「書く」が加わりますので、英語の4技能がそろい踏みすることになります。これで力がつかないはずがありません。ちまたではやりの「英語の聞き流し」とは、その効果に雲泥の差があります。

一般的な音読の素材としては、英文講読用の教科書やニュース記事などが挙げられます。また、洋楽を口ずさむことも立派な音読です。ただし、いずれにしても、それは「他人が書いた文章」です。自分の意見でもなければ、声を大にして言いたいことでもありません。

一方、自分が書いた文章は自分の意見そのものです。ビジネスパーソンが書くべき英文は、「自分の考え」をあらかじめ整理しておくものです。当然、他の音読素材に比べて実際に話す可能性が高くなります。

そのようにして作った文章は、音読を重ねることによって「自分の言葉」として定着していきます。話す必要があることを、あるいは話したいことを、最初から話すつもりで書いているのですから、そこには不要な語彙も文法もありません。すべてが実践に直結します。

具体的な文章の書き方は、以下「英語がペラペラになる『魔法の5行エッセイ』」という記事でご紹介しました。新刊『プロフェッショナル イングリッシュ』でも、詳細に解説しています。

これらを参考にしながら書いた文章を、自信を持って音読する習慣をつけてください。「話せる人」は、そこから始めています。


■英語がペラペラになる「魔法の5行エッセイ」
ハーバード流「非ネイティブ」の英語勉強法

青野 仲達 :ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授

ビジネスシーン、学校など、今やどこでも「英語を話す」ことが求められているが、英語を話すための近道は「英語を書く力」を鍛えることにあるらしい。これは意外に感じられるが、ハーバード大学をはじめとする世界に冠たる教育機関では、標準的な学習法だとのこと。『グローバル時代を生き抜くための ハーバード式英語学習法』(秀和システム)の著者であり、自身も外資系企業勤務後にハーバード大学でMBAを取得し、現在はビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)経営学部で教授を務める青野仲達氏に話を聞いた。

書けない英語は話せない

――「英語を話す」ためのいちばんの近道が「英語を書く」ことだというのは、意外ですよね。

今、英語学習法というと、とにかく「英語を話す」ということからスタートすると思うのですが、実は英語を話す前に書く力を鍛えるほうが、はるかに効率がいいのです。

というのも、英語を話すことより、英語を書くことのほうが、ハードルが低いのですね。書くときは、しっかりと時間に余裕を持って自分の考えを整理することができます。一方、話すとなると相手が目の前にいるので、ゆっくりと考えている暇もありません。

逆に言えば、そもそも書けない英語は、どんなに頑張っても話すことができないのです。ですから、英語を話したいのであれば、まずは書くことから始めるほうが入りやすいですし、何より簡単なので、挫折しにくいのです。

――ハーバードといった世界的に有名な教育機関でも、「書く」からスタートしているのでしょうか?

はい。ハーバードのビジネススクールには、英語を母国語としない「非ネーティブ」の学生を対象に、「英語で生き抜く技術」を教えるプログラムがあります。その最重要項目が「エッセイの書き方」なんですね。

ここで言う「エッセイ(essay)」は、日本語の「随筆」ではありません。気ままに思いついたことを書きつづったものではなく、相手に伝えることを前提に「自分の考えを整理して書いたもの」です。

エッセイの書き方を習得すると、それまでは自信なげにうついむいていた人も、理路整然と話すようになっていくのです。欧州出身者も、中南米出身者も、アジア人も同じです。

――話す前に、自分の考えを整理する必要があるのですね。ただ、エッセイと聞くと、少し難しく感じられますが。

たった5行で書けるエッセイ

そうですね。本格的なエッセイとなると難しいのですが、エッセイの基本的な部分はたったの5行で書くことができます。たとえば、「私は夏が好きだ」ということが言いたいのであれば、こんなエッセイが書けます。

I like summer best.(私は夏がいちばん好きだ)
The days are longer.(日が長い)
We can dress down.(楽な服装ができる)
I can travel with my family.(家族と一緒に旅行ができる)
My favorite season is summer.(私の好きな季節は夏だ)

特に難しい単語や文法を知らなくても、こうして自分の考えを伝えることができます。

――なるほど、これならすぐに実践できそうですね。何かコツのようなものはあるのでしょうか?

5行のエッセイを書くのは、とても簡単です。次の3つのルールに沿って書いていくだけです。

ルール1 結論を書く

「要は何が言いたいか」を書きます。「私は◯◯が好きだ」「◯◯はこうあるべきだ」という表現を使うと、うまく結論を導くことができます。たとえば、「夏が好きだ」と言いたいのであれば、シンプルに次のように書けばOKです。

I like summer best.(私は夏がいちばん好きだ)

ルール2 理由を3つ挙げる

結論を述べたら、理由を3つ挙げます。結論の後に理由を挙げるのは、それが自然な流れだからです。理由を3つにするのは、「それくらいがちょうどいいから」です。ひとつや2つだと頼りないけれど、「3つあると安心」という心理が人間にはあるからです。

夏が好きな理由は人によってさまざまだと思いますが、あまり難しく考えず、思いつくままに書いていきましょう。たとえば、こんな簡単なものでOKです。

The days are longer.(日が長い)
We can dress down.(楽な服装ができる)
I can travel with my family.(家族と一緒に旅行ができる)

ルール3 結論を繰り返す

結論を述べ、理由を3つ挙げたら、最後にまた結論を繰り返します。結論を繰り返す方法は2つあります。ひとつ目は「反復」です。これは、単純に結論とまったく同じことを書きます。この場合だと、単純に次のように書けばいいわけです。

I like summer best.(私は夏がいちばん好きだ)

もうひとつは「換言」です。1行目の結論と同じことを、言い方を換えて書いてみます。「夏がいちばん好きだ」は、「好きな季節は夏だ」と同じ意味ですので、最初の結論は次のように言い換えることができます。

My favorite season is summer.(私の好きな季節は夏だ)

「最初に結論を述べる」「理由を3つ挙げる」「最後に結論を繰り返す」。たった3つのルールですが、自分の考えを伝えるための次のようなエッセイが完成します。

I like summer best.(私は夏がいちばん好きだ)
The days are longer.(日が長い)
We can dress down.(楽な服装ができる)
I can travel with my family.(家族と一緒に旅行ができる)
My favorite season is summer.(私の好きな季節は夏だ)

5行エッセイで作る「自分の意見」

――とてもシンプルな方法ですね。これは英語学習だけでなく、「自分の意見や考えを整理する」のにも役立ちそうですね。

そうですね。英語が話せない人の特徴として、そもそも「話すことがない」というものがあります。日本では空気を読んだり、あいまいさを理解する気遣いがよしとされます。

しかし実際に世界へ出ていくと、つねに自分の意見が求められますし、意見は明確な理由がないと通りません。つまり、ロジカルであることが要求されるのですね。そうした意味で、さまざまなトピックについてこの5行エッセイを書いておくと、「自分の意見」が持てるようになるはずです。

文法や単語の勉強は「最重要」ではない?

――5行エッセイを書いていれば、「文法」や「単語」、「発音法」の勉強はしなくてもよいのでしょうか?

しなくてよいというわけではないのですが、文法や単語の勉強というのは、個別にやるべきものではありません。

5行エッセイを書くうえで、これは英語で何と言うのだろうと立ち止まることが必ずあると思います。その際は、ネットなどを使って、単語や文章を調べることができます。

たとえば、「サッカーが好きだ」と書きたいのであれば、「サッカー 好き 英語」と調べれば、Web辞書の例文を調べることができます。そうして5行エッセイを書くうえで、つまり自分の考えを伝えるうえで、必要な単語や文法を調べるだけで十分です。

むやみに単語を2000個覚えたり、英文法をすべて暗記するのは時間がかかるうえに、それを使う機会が訪れないので、頭に残りません。

5行エッセイであれば、それは自分の考えや意見ですし、何より自分で書いたものなので、使った単語や文法はしっかりと頭に残ります。おまけに海外では自分の意見が求められることが頻繁にありますので、使いながら覚えていくこともできます。

5行エッセイを会話やスピーチで使う

――実際に、この5行エッセイを会話やスピーチに応用することは可能なのでしょうか?

もちろんです。書いた5行エッセイは何度も音読・暗誦してください。そうすることで、一つひとつの英文が頭の中に残っていきます。たとえば、「コーヒーが好きだ」ということについて、次のような5行エッセイを書いていたとします。

I like coffee.(私はコーヒーが好きだ)
It tastes and smells good.(味や香りがいい)
It keeps me awake.(眠気が覚める)
It is good for health.(健康にいい)
Coffee is my favorite drink.(私のお気に入りの飲み物はコーヒーだ)

食後に会話がコーヒーの話題になったときに、書いておいた5行エッセイの中から「It tastes and smells good.(味や香りがいい)」と言ってみるだけでも、会話がつながっていきます。

大切なのは、普段からさまざまなトピックについて、5行エッセイを書き、自分の意見を整理しておくことです。そうしてしっかりと準備をしておくことで、世界中のどこへ行っても通じる形で、英語が話せるようになるはずです。


[いずれも東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年04月11日 09:56

同感です、、、自ら話す分だけしか英語は身に付きません。。。

■英語が聞き取れない人に共通する5つの弱点
ただ英語を聞いているのは時間の無駄

谷口 恵子 :英語学習コーチ

いくら英語の勉強をしても、なかなか聞き取れるようにならない、と感じることはありませんか。外国人に電話をかけなければいけない時、相手の言っていることがわからない。1対1の会話なら聞き返せるけれど、大人数のミーティングになると、聞き取れなくて置いていかれてしまう……。そうした「聞き取れない」悩みを持っている人は少なくありません。

こうした悩みを解決するにはどうしたらいいのでしょうか。『3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング』の著者で、英語学習コーチの谷口恵子氏が、英語が聞き取れない原因と、その効果的な対処法を紹介します。

英語の電話が怖くてかけられない!

仕事で使えるレベルの英語力を身に付けたい、と思っている方は多いと思いますが、中でも「聞き取れない」という悩みは切実です。ある程度の文法力と辞書があれば、読み書きは何とかなりますが、「聞き取り」に関しては、タイミングやスピードなどを自分がコントロールできないうえに、そもそも聞き取れなければ会話にもなりません。そのため、リスニング力を上げていくことが緊急の課題という方は多いでしょう。

私も、今では英語学習コーチとして英語のトレーニング法を広めていますが、かつては、どうしたら仕事に使える英語力を身に付けられるのか、悩みながら社会人生活を送っていました。

新卒で入社したIT企業では、ときどき米国やインドの同僚に英語で電話をしなければなりませんでした。自分が言いたいことは練習すれば何とか言えますが、相手の英語が聞き取れないときの焦りを想像すると、なかなか受話器を上げることができませんでした。「Sorry? 」と何度も聞き返してもダメなときには、「念のため今の内容のサマリーをメールでも送ってください」とお願いして電話を切るようにしていました。

英語が聞き取れないのは、英語を聞く絶対量が足りないからに違いない、とたくさん英語の音声を聞いている人も多いでしょう。しかし、残念ながら、聞き流しだけでは聞き取れるようになりません。多少英語の音に耳が慣れる、という効果はあっても、それだけではリスニング力が劇的に伸びることはないのです。

私も、効果的な英語のトレーニング法に出合うまでは、通勤時間や自宅で、Podcastやニュース、英語のリスニング教材など、とにかくいろいろな英語を聞き続けました。でも1年やってもリスニング力はまったく上がりませんでした。聞き流しが効果を発揮するのは、意識的なリスニングのトレーニングもしっかり行っている場合だけです。聞き流しだけで聞き取れるようになることはありません。

やはりリアルな英語に触れたほうがいいだろうと、英会話スクールに通っている方もいらっしゃるでしょう。英会話スクールはうまく活用できれば、とても良い実践の場として使えますが、英会話スクールに通うだけではリスニング力はアップしません。

なぜでしょうか。まず週に1回や2回では、英語に触れる頻度として少なすぎます。また、英会話スクールのような実際に英語で会話をする場は「試合」のようなもので、それ以外の日に「自主トレ」をした成果を試す場なのです。試合では、場馴れをして度胸がつくことはありますが、英語力自体はそれほど伸びません。英語力を本当に伸ばすには自主トレが欠かせないのです。

英語力を向上させるには、体を変える必要がある?

自主トレとして、どんなトレーニングが有効なのでしょうか。特に忙しいビジネスパーソンの方々には、リスニングを柱として伸ばしていくことをお勧めしています。それは、リスニング力を伸ばすためには、単語力、文法力、発音力、そして情報処理のスピードなど、さまざまな力が必要となるからです。リスニング力を伸ばした結果、英語の総合的な力をつけることができます。

では、リスニング力を効果的に伸ばすためには、どんなトレーニングが必要か。ここを勘違いしてしまうと、大切な時間を無駄にしてしまいます。「聞けるようになりたい、ではたくさん聞こう」ではダメだということを、まず知ってください。

聞けるようになるためには、実は「音声を聞いて真似すること」がいちばん効果的なトレーニング法です。まず、真似をするつもりで集中して聞くことで、音の特徴をしっかりつかむことができます。また、その特徴を真似して話すことで、しっかりと音の特徴が定着します。自分で正しく言えるようになった発音は聞き取れるようにもなります。聞いて真似をするトレーニング法として有名なのが、「リピーティング」や「シャドーイング」です。

英語を「勉強」だと思っている方も多いと思います。文法や読解などの基礎力は確かに勉強で身に付けることができるので、ある意味でそれは正解なのですが、勉強だけでは身に付かないスキルがあるのも事実です。特にリスニング、スピーキングにおいては、スポーツの練習と同じように、自分の体を変えていくための意識的な「トレーニング」が必要です。

そして、忙しいビジネスパーソンが限られた時間で英語力を上げたいと思ったら、できるだけ自分の弱点を知って、効果的なトレーニングをすることも大切です。一日中英語に浸っていられるわけではないからです。

ただし、リスニング力を上げる前に、1つやらなければいけないことがあります。それは、「聞き取れない原因」を突き止めることです。自分の弱点を知ることが、効果的なリスニングトレーニングの出発点となります。ここでは、ありがちな5つの原因と、効果的なトレーニング法をご紹介します。

「聞き取れない!」が起こる5つの原因

(1)使われている単語や表現を知らない

「聞き取れない」という前に、そもそも使われている単語や表現は知っていますか? まず、英文を読めば100%理解できるのかをチェックする必要があります。使われている単語や表現を知らなければ、いくら音としては聞き取れたとしても、自分の中にその意味が入っていないので、マッチングができません。

【効果的なトレーニング】

「単語や表現を知らない」というのが原因で聞き取れなかったら、その単語や表現の意味を知り、覚える必要があります。ただし、意味を日本語で丸暗記するよりも、できるだけイメージを結びつけて、反射的に意味を思い浮かべられるようにするのが効果的です。そして、必ず正しい発音も一緒に覚えましょう。オンライン辞書などで正しい発音を聞いて、真似してみたり、イメージをしながらその単語を繰り返し発音してみるのがお勧めです。

「単語は知っているけれど、そういう表現を知らなかった」という場合もありますね。たとえば、”Our project is running behind schedule.” という一文を聞いたとします。すべて知っている単語でも、”run behind schedule” =「予定より遅れている」という表現だということを知らなければ、この文の意味を理解することができません。

英語の音声を聞いたときには、できるだけ自分の知っている単語や表現に置き換えようとしますので、running behind scheduleの部分が違う単語に聞こえてしまうかもしれません。こうした「表現」も、単語と同じように、正しい発音で口に出しながら、意味をイメージしながら定着させていくのがお勧めです。

(2)正しい発音を知らない

単語も表現も知っているけれど、音では聞いたことがなかったり、自分の思い込んでいる発音が正しい発音と違ったりすると、聞き取れません。それもやはり、聞こえてくる音と、自分の中にある音とがうまくマッチングできないからです。このときには、「正しい発音をしっかり覚え直す」必要があります。

【効果的なトレーニング】

正しい発音を覚え直したいときには、音声を聞いてから真似をする「リピーティング」をしましょう。真似をしようと思って聞くことで、聞くときの精度、集中力がグンと上がります。また、どこが強くなるのか、どこが上がるのか、というアクセントやイントネーションの特徴がつかみやすくなります。

「英語の発音は大事ではない」と言う人もいますが、私は仕事で使える英語力を身に付けたい人には、発音に敏感になることを強くお勧めします。英語らしい発音を身に付けていくと、リスニングにもスピーキングにも効果が現れるからです。ただ、発音といっても、LとRの使い分けや、thの発音といった、「発音記号どおりに正しく言えること」よりも、アクセントやイントネーションなどの「英語の音の特徴をしっかりとらえること」のほうが、実は即効性があります。英文スクリプトにアクセントやイントネーションの特徴を書き込んで印象づけるのも効果的です。

英語の音に慣れるには?

(3)英語の音の特徴に慣れていない

アクセントやイントネーションをしっかりつけたり、リズミカルに話したりする英語特有の話し方自体に慣れていないと、英語を聞いたときに、どの部分に注目して聞けばいいのかわかりません。また、イントネーションの付け方によっては、同じ文章でも意図が変わることがあります。同じ “Why didn’t you do it?” でも、単に理由を聞かれている場合もあれば、責められている場合もあります。

【効果的なトレーニング】

こうした英語の音の特徴に慣れるためには、英文を見ながら聞いて繰り返す「リピーティング」、英文を見ながら音声と重ねて話す「オーバーラッピング」、英文を見ないで音声のすぐ後を真似して話していく「シャドーイング」のトレーニングが効果的です。

リピーティングでは、しっかり落ち着いて英語の音を聞き、真似をすることができます。オーバーラッピングでは、音声と重ねて話すので、イントネーションやリズムのずれが見つけやすく、自分の弱点を把握して集中的に練習することができます。シャドーイングでは、英文を見ないで音だけを聞いて真似するため、自分の思い込んでいる発音から離れて、聞いた音声の発音に近づけていくことができます。ですから、できるだけ自分が得意になりたい英語の音声に近いものを教材として使うのがお勧めです。

(4)単語と単語がつながって音が変化している

「単語と単語がつながる」ということが英語では頻繁に起こります。英語の場合、基本的には単語ごとに切って話すのではなく、一文や、カンマまでの区切りを一気に話して、少しポーズを置く、という話し方です。このとき、なめらかに話すために、単語と単語がつながる部分で「音の変化」がよく起こります。

たとえば、What are you doing here? という文章の場合、「ワット・アー・ユー・ドゥーイング・ヒア?」のように区切って話すのではなく、「ワラユードゥーインヒア?」のようになめらかにつなげて話します。ここで、What areの部分がワラのようになるのが、「音の変化」です。音が変わる場合もあれば、音が省略されて聞こえない場合もあります。

【効果的なトレーニング】

こうした「音の変化のパターンに慣れる」ために効果的なのが、音声だけを聞いて、そのすぐ後を追いかけるシャドーイングです。ただし、いきなりシャドーイングで真似をしようとすると、自分が話すのに一生懸命になってしまい、しっかり音を聞くことができません。そこで、この場合にも、(3)と同じようにリピーティング、オーバーラッピング、シャドーイングの順でトレーニングをしていくことがお勧めです。

スピードについていけない場合は?

(5)スピードが速すぎて理解が追いつかない

話されるスピードが速いと、自分の頭の中で情報処理が追いつかない、という状態になります。前の文を理解しているうちに、話は次に進んでしまいます。単語力はあるし、音の変化や、英語の音の特徴にも慣れているものの、速く話されると聞き取れない、という人は、これが原因になっている可能性が高いでしょう。特に頭の中で和訳をしてしまうクセがある人は、どうしても理解に時間がかかるので、スピードが速いと追いつけなくなってしまいます。

【効果的なトレーニング】

この場合には、英語を聞くときの情報処理のスピードを上げる必要があります。そのために効果的な方法が2つあります。1つは「意味をイメージしながらの速音読」です。速音読とは、できるだけ早口での音読のことですが、意味を意識しながら速音読ができるようになると、情報処理のスピードは上がっていきます。

ただし、いきなり意味を意識しながらの速音読にチャレンジするのは難しいので、3段階でスピードを変えた音読をお勧めします。順番は「速音読」→「意味を意識しながら、やや早口の中速音読」→「意味をしっかり意識しながら、普通音読」です。

2つ目の方法は、「意味を意識しながらのシャドーイング」です。最初のうちは意味を意識せずに音の特徴だけを真似するシャドーイングで構わないのですが、余裕が出てきたら「意味を意識しながらのシャドーイング」に移りましょう。これができると、そのスピードで情報が処理できる、という状態になっていきます。

私自身、かつて「英語が聞き取れない」ために、仕事で何度も悔しい思いをしてきました。だからこそ、今そういう思いを持っている方には、一刻も早く、効果的なトレーニングを始めていただきたいと思っています。原因を突き止めて効果的なトレーニングをすることで、必ず英語は聞き取れるようになっていきます。自分の体がトレーニングで変わっていくことを実感しながら、英語力をアップしていきましょう!

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年04月11日 09:04

ほどほどにバランス良く。。。

■「酒は百薬の長」はあくまで“条件付き”だった
「適量の飲酒なら健康にいい」は、すべての病気でいえるわけではない

葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト

お酒は一般に、「適量の摂取なら健康にいい」といわれている。左党の多くにとって、これがお酒を飲む際の安心材料の一つとなっている。しかし、これは本当なのだろうか。そして、すべての人に対して言えることなのだろうか。そこで今回は、“適量飲酒”の健康への影響をまとめた。

「適量の飲酒は長生きにつながる」は本当か

 「酒は百薬の長」―。

 そんな言葉を裏付けるよう、昔から「お酒は適量摂取」なら健康効果があるといわれている。まさに左党にとっては印籠のような言葉になっているといってもいいだろう。「酒を飲まないより、飲んでいるほうがカラダにいい」と勝手に解釈し、飲む言い訳にしている人も多いのではないだろうか。

 この「適量の飲酒は長生きにつながる」ことを裏付けるデータがある。専門用語で「Jカーブ効果」と呼ぶものだ。飲酒量を横軸に、死亡率を縦軸にとると、グラフの形状が「J」の字に似ることからそう呼ばれている。

 つまり、適量を飲む分には死亡率が下がるが、一定量を超えてくると、死亡率が上がってくるというものだ。このグラフは、酒の健康効果を示す図としてさまざまなシーンで登場するので、左党はもちろん、そうでない方も少なからず目にしたことがあるのではないだろうか。かくゆう筆者もそうで、酒を飲む際の安心材料の一つとして、ありがたく崇めている。

 しかし、ふと冷静になって考えてみると、このJカーブ効果は、実際のところどうなのだろうか。死亡率が下がるというのはもちろんだが、すべての病気、すべての人に対して同じ傾向を示すのだろうか。世の中には、例えば高血圧などの持病を抱えている人は多いし、アルコールに対する耐性が強い人もいれば弱い人もいる。男女差、年齢などなど、考え出すときりがない。

 うううむ、ここはひとつ、より安心して酒を飲むためにも、真偽を確かめねばならない。ということで独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長の樋口進さんにお話をうかがった。

Jカーブ効果は、すべての病気にいえるわけではない

 「結論から言いますと、コホート研究などにより、飲酒と総死亡率についてはJカーブ効果が認められています。ただし、すべての疾患に対してあてはまるわけではありません。つまり、病気によっては、少量の飲酒でも悪影響を及ぼす可能性があります。少量の飲酒がすべてに対していい効果が出るというわけではないのです」(樋口さん)。コホート研究とは、一般住民の集団を対象にした長期にわたる観察型の疫学研究のことだ。

 樋口さんによると、飲酒量と健康リスクについては、欧米や日本で研究が進められており、飲酒量と総死亡について「Jカーブ」の関係にあることが示唆されているそうだ。「欧米人を対象とした14の研究をまとめて解析し、1996年に発表された報告では、男女ともに1日平均アルコール19gでの飲酒者の死亡リスクは非飲酒者より低くなっています」(Holman CD,et al. Med J Aust. 1996;164:141-145.)。

 国内でも、大規模コホート研究により、適量飲酒が死亡リスクを低下させているという結果が出ている(Ann Epidemiol. 2005;15:590-597.)。これは国内の40~79歳の男女約11万人を9~11年追跡した結果で、総死亡では男女ともに1日平均23g未満(日本酒1合未満)で最もリスクが低くなっている。

 このような国内外での報告から、「適量飲酒は死亡率を下げる」ということが通説となっているわけだ。なお、樋口さんは、次のように補足する。「コホート研究の結果によって、少量飲酒者の死亡率が低いという結果が出ていることは確かです。しかし、これは飲酒との因果関係を示すものではありません」。また、「Jカーブ効果が認められているのは、先進国の中年男女だけ」(樋口さん)だという。

高血圧、脂質異常症などは少量飲酒でもリスクは高まる

 先ほど樋口さんが話したように、Jカーブ効果が認められるのは、ある一定の疾患に限られるという。

 私はこれまで、「酒は百薬の長」で、「適量飲酒はカラダにいい!」と長年信じてきたが、樋口さんの一言でかなり怪しくなってきた…。では一体、少量飲酒であってもリスクが高くなるのはどんな疾患なのだろう。

 「少量飲酒であっても、リスクが上がるのは主に高血圧、脂質異常症、脳出血、乳がん(40歳以上)などです。これらの疾患は、飲酒量に比例してリスクは直線的に上がっていきます。つまり、少量でも飲酒すればリスクは上がります。乳がんは遺伝的な要素が強い疾患ですが、それでもアルコールを飲まないより、飲むほうが罹患リスクは上がります」(樋口さん)

 「肝硬変の場合は、指数関数的な傾向を示します。飲酒量が増えるとリスクが上がるのは同じですが、少量の場合のリスクの上がり方は穏やかで、ある水準を超えると一気にリスクが高くなります」(樋口さん)

 樋口さんの挙げる疾患名を聞いて、恐れおののく。高血圧も脂質異常症も乳がんも、いずれもミドル以上におなじみの病気だ。しかしそうであれば、なぜ全体の死亡率については、「適量の飲酒でリスクが低くなる」という傾向が見られたのだろうか。

 「上のグラフにあるように、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、脳梗塞、2型糖尿病などは、少量飲酒によって罹患率が下がる傾向が見られます。そして、心筋梗塞などの心疾患が死亡率に及ぼす影響はとても大きいのです。つまり先に挙げた少量飲酒によってリスクが上がる疾患より、心疾患などリスクの下がる疾患の影響が大きいために、全体の総死亡率としては、Jカーブのパターンになっているのです」(樋口さん)。このほか、樋口さんによると、(高齢者の)認知機能低下についても、発症するリスクが低くなることが確認されているという。

 なるほど、そういうことだったのか。では、これらの結果をどう受け取り、飲酒をどうしていけばいいのだろうか。樋口さんに聞いてみた。

 樋口さんは、「高血圧、脂質異常の持病を持った方、肝機能の数値がおもわしくない方、乳がんに罹患した人が身内にいる方などは、少量飲酒でもリスクが高まるわけですから、通常の方より飲酒量を抑えるように注意したほうがいいのは確かです」と話しながら、こう続けた。「とはいえ、飲酒はコミュニケーションツールであり、日常のストレスから解放してくれる楽しみの一つでもあります。例えば高血圧の方が飲酒量を抑えた方がいいのは確かですが、過度に神経質になる必要はありません」(樋口さん)

 注意するに越したことはないが、過度に神経質になり過ぎることはない。これを聞いてちょっとホッとする。ムチャ飲みせず、楽しむ程度にたしなめば、酒は決して怖いものではないのだ。

お酒を飲んで顔が赤くなる人は注意

 ここまでの説明で、飲酒によるリスクが病気により異なることはよくわかった。では、アルコールに対する耐性が弱い人、つまりお酒を飲んですぐ顔が赤くなる人はどうなのだろうか。
久里浜医療センター院長の樋口進さんは、「高血圧や脂質異常症などの疾患がある方はもちろん、アルコールが弱い方、高齢者の方も飲酒量を抑えた方がいいでしょう」と話す。

 「アルコールを飲んで顔が赤くなる人、つまり生まれつきアルコールの分解能力が低い人は注意が必要です。こうした体質の人は飲酒によって食道がんなどのリスクが高まることがわかっています。飲酒量は、飲める人に比べて抑えた方がいいでしょう」(樋口さん)

 さらに、樋口さんによると、リスクがより高いのは高齢者なのだという。「高齢者はアルコールを分解するスピードが遅く、体内の水分量も少ないため、血中アルコール濃度が高くなりやすいからです。持病を抱えている人が多いですしね。また、飲酒時の転倒リスクも高まります。これが原因で骨折して、寝たきり生活になってしまうというケースも少なくありません」(樋口さん)

 高齢者の飲酒は、さまざまなリスクとの背中合わせということか…。筆者はまだ高齢者に分類されるに至ってないが、確かに年齢を重ねるごとに、酒が抜けにくくなっているのは事実。樋口さんの言葉がザクザクと突き刺さる。

 「結局、飲まないに越したことはないの?」と悲観的になってしまいそうだが、樋口さんは「無理に断酒することはない」と話す。飲み過ぎの人は飲む量を減らすことから始めてほしいと話す。

 「アルコール健康障害で病院を訪れる患者さんにも同じことが言えるのですが、習慣化している飲酒をいきなり断つことはストレス以外の何ものでもありません。『飲酒をやめなさい』という上から目線の指導は逆効果です。ではどうしたらいいか? それは“無理のない範囲”で量を減らすこと。その量も本人が決めることが大切です」

少しでもいいから減らすことが大切! 記録をつけよう

 「よく飲酒量の目安として、男性の場合、アルコール換算で20g程度(ビール中瓶1本、日本酒なら1合程度)などと言われますが、いつも飲んでいる量をいきなり3分の1や2分の1に減らせと言われてもなかなかできません。ですから、目標をつけて、少しでもいいから減らすことが大切です。お酒の量を多少減らしただけでも、リスクは確実に下がります」

 「例えば、一日に焼酎を2合飲むのが通例なら、1.5合に減らすといった具合に小さな目標を設定するのです。そして、さらに大切なのが目標をクリアできたら手帳に〇(マル)をつけること。すると、自然と飲む量を頭でモニターするようになります。そうした日々の小さな成功体験を重ねることで、飲む量は自然と減っていきます」(樋口さん)

 ダイエットにも言えることだが、飲酒においても「レコーディングする」ことで飲酒量を減らす成功率はアップする。また樋口さんによると、「周囲に公言することも効果的」だという。公言してしまった手前、やらずにはいられなくなるからだ。

 なるほど、断酒はできなくとも、これだったらすぐにでも実践できそうだ。

 前述のように、アルコール摂取の適量は、男性なら純アルコール換算で20gだが、女性は半分の10g(ビール小1缶)程度だ。「す、少ない…」と思う方も多いだろう。左党にとって、この量を守るのはかなりハードルが高いが、飲み過ぎの自覚がある人は、この量に少しでも近づこうとする努力はしたほうがよさそうだ。

 しかし、量を減らしたり、休肝日を作ったりすると、やってしまいがちなのが「どか飲み」。左党は「昨日、休肝日だったから倍の量を飲んでも大丈夫」と自分に都合のいい言い訳をつけてしまいがちだ。

 「適量である20gを一週間続けるのと、一日にまとめて140g飲むのとでは、後者のほうが数段、カラダに負担がかかります。休肝日をつくりつつ、まとめてどか飲みするのではなく、日々適量を守ることが大切です」(樋口さん)

 樋口さんによると、そもそも休肝日という言葉は日本だけのものだという。「欧米では肝臓を休めるというよりも、アルコールに依存しないために飲まない日を作るという考え方をします」(樋口さん)

         ◇        ◇        ◇

 地道に毎日、適量を守る。飲み過ぎの人は少しずつでも量を減らす―。

 結局のところ、さまざまな疾患のリスクを減らすには、これ以外の得策はないようだ。といってもJカーブのからくりを知ってしまった以上、少量、適量であっても安心はできないということを心しておかねばならない。「酒は百薬の長」という言葉は、あくまでも条件付きなのだから。

樋口 進(ひぐち すすむ)さん
独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年04月09日 17:30

呼吸、姿勢、歩行が健康づくりのキホンのキ。。。

■あの人のカラダマネジメント術
正しい姿勢で「ドローイン」それだけで体幹は鍛えられる
人気トレーナー・木場克己さんのカラダメンテ術

松尾直俊=ライター

 年齢を重ねるに従って筋力は低下し、そのまま高齢になると健康な生活を送れなくなってしまう。それを防ぐために日々できることと、自らが実践している方法を体幹トレーニングで有名なトレーナー、木場克己さんに聞いた。

 木場克己さんは、サッカーの長友佑都選手をはじめ、多くのアスリートや有名人、将来を有望視されるサッカーのジュニアユース選手などに“体幹バランストレーニング”を指導し、実績を上げている人物。第1回「腹を凹ますだけ! プロ直伝、太りにくい体になる体幹トレーニング」では「ドローイン」を紹介したが、今回は、体幹部や下肢の強化につながる「姿勢の正し方のコツ」について教えてもらった。

◇     ◇     ◇

 第1回では「ドローイン」について話しましたが、ちょっとしたコツを覚えると、より効果的にドローインで体幹深層部にある筋肉、インナーマッスルを鍛えることができます。そのコツとは「姿勢を正すこと」です。実は、日常生活の中で正しい姿勢を意識するだけでも、体幹を強化していくことができるのです。

 最近は会社での長時間のパソコン作業や、電車の中などでのスマートフォン(スマホ)いじりなどの影響で、背中の丸まった、いわゆる「猫背」の人が増えています。猫背は見た目が悪いばかりでなく、胸を圧迫するために呼吸が浅くなり、体に十分な酸素を取り入れられない状態を作り出します。また、頸椎(けいつい)の自然な湾曲がなくなる「ストレートネック」の原因にもなり、肩こりや頭痛、ひどい場合は頚椎ヘルニアになることもあります。さらに、脳から頸椎を通って全身に張り巡らされている神経を圧迫したり、脳への血行を阻害したりするために、内臓の不調やうつ症状を促すという医療関係者もいます。

正しい姿勢のコツは、肩甲骨を意識すること

 猫背になっていないかをチェックするには、まず、いつも通りの姿勢でまっすぐに立ってみてください。この時に、ご自分の手が太ももの横にまっすぐに来ていれば、まず大丈夫です。しかし、猫背になっている人は、手が太ももの前に出ます。この状態だと頭が前に下がって重心が前になるので、脚を引き上げられずに階段や段差でつまずきやすくなるんです。

まっすぐに立った時、自分の手が太ももの真横に来ていればOK。猫背になっている人は、手が太ももの前に出る。

 正しい姿勢を作るコツは、胸を張るよりも肩甲骨を意識することです。多くの人が長時間のパソコンやスマホ操作のために肩が前に入り、肩甲骨周りが広がっています。つまり胸の大胸筋が縮んでしまっているんです。それが猫背の原因ですが、是正するにはまず腰に軽く手を当てて、肩甲骨を背骨に寄せるようにします。肩こりがある人は、それだけでも気持ちがいいはずですよ。

 そして自然に肩周りの力を抜き、頚椎の上に頭部がのるように意識します。すると横から見た時に、背骨が自然なS字を描く姿勢をつくることができるのです。

 姿勢を正して体を固定すると、体幹部や腰の周りの筋肉を使うので、その強化につながります。そうして膝とつま先をまっすぐに前に向け、膝をしっかり引き上げて歩けば、全身に刺激が入ります。

 これは私も意識して実行していることで、特別な時間を作らず、日常生活の中でできる体幹バランストレーニングの方法です。そうした姿勢で日々過ごしていると、体幹にある太ももを引き上げるインナーマッスル(腸腰筋)が強くなりますから、下肢もよく動かせるようになります。すると、脚全体の筋肉の衰えを防ぐこともできます。買い物や通勤途中の移動、散歩の時などに試してみてください。

正しい姿勢でドローインをすると、より効果的
今こうして話している間もドローインをしています。

 正しい姿勢でドローインをすると、インナーマッスルの腹横筋や多裂筋、腹斜筋群、腸腰筋などをうまく刺激することができます。時間がある時には、ドローインをしたまま3秒で鼻から息を吸って、5秒かけて吐き出すというのを10回くらい繰り返してみてください。息を吐き出す時に、ドローインした腹部が緩まないように気を付けることが、効かせるためのコツです。そうすることで効率良くインナーマッスルが鍛えられます。

 正しい姿勢を保つことやドローインは、今こうして話している間にもできます。実際に私も取材や打ち合わせの時、そして移動で電車に乗っている時や歩く時にも、肩甲骨を引いて胸を開き、ドローインを実践しています。そうすればわざわざトレーニングの時間を取らなくても、常に体幹を鍛えることになりますから。

 ただ、最初のうちは四六時中やっているのは難しいかもしれません。その場合は、日常生活の中で気がついた時に、正しい姿勢とドローインを30秒から1分くらい維持することから始めるのでもいいです。

 インナーマッスルは加齢とともに衰え、その衰えは、首・肩のこりや腰痛、脚の筋力低下、ダイエット後のリバウンドしやすさなど、様々な体の不調につながります。そのインナーマッスルを鍛えるのに役立つ体幹トレーニングは、1回や2回で効果を出すことを求めるのではなく、地味な運動と心がけを継続することが大切です。選手たちにもそう言って指導しています。私も50歳を過ぎましたが、インナーマッスルを意識しながらここで紹介したような方法で日々体を鍛えています。こうしてメンテナンスしながら、求められる限りはトレーナーとしての仕事をやっていこうと思っています。

木場克己(こば・かつみ)さん
鍼灸師、柔道整復師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー

[日経Gooday]

Posted by nob : 2017年04月06日 21:17

移住セカンドライフの現実/私の知り合いにもリターン組は少なくない。。。/何処で何をするかではなく、何処ででも何事にもどのように取り組むのかということ。。。Vol.2

■人気番組『人生の楽園』 出演に至るまでの道とその反響

 長い老後をどう過ごそうか。いつか訪れる夫の定年や子供の独立に、「第二の人生」をふと考える人も多いだろう。それを前向きにとらえるか、後ろ向きにとらえるか…いずれにしても知っておくべきは、そんなに甘くはないということ。

 2月20日、2016年度の「移住先希望ランキング」が発表された。1位山梨県、2位長野県、3位静岡県。いずれも風光明媚で都会にも出やすい地域が選ばれた。

 昨今の移住ブームもあってか、ふるさと暮らしを希望する都市住民と地方自治体のマッチングを支援するNPO法人「ふるさと回帰支援センター」に相談に来る人は、前年から20%以上増加。男性が80才、女性は87才と平均寿命が延びる中、「第二の人生」に思いを馳せる人がそれだけ多いのだろう。

「子供が独立したり定年退職を迎える年齢にさしかかったかたはシニア期をどのように生きていくかを考え始めます。そんななかで『新しいことを始めたい』との気持ちから起業の相談に来るかたは、毎年1.5倍くらいずつ増えています」

 そう語るのは、「銀座セカンドライフ株式会社」でシニア世代の起業の相談に乗る、片桐実央さん。

「“やりがいのある仕事をしたい”“今までの仕事や趣味で培った経験を生かしたい”と起業にチャレンジするかたが多い印象です。実際、商品開発の仕事をしていた男性が、趣味のジョギング関連の商品を開発する会社をつくったり、“ケーキ作りが趣味で得意だけど、パティシエ並みではない”という女性がペット用のスイーツを作って売ったりする例もあります。

 健康を維持しつつ生きがいを見つけて働くのが“第二の人生”の理想だと思っていらっしゃるのだと思います」

◆高視聴率番組『人生の楽園』

 そんななか、「自分にとっての人生の楽園」を見つけ、充実した第二の人生を歩む人たちの暮らしぶりを紹介する番組、『人生の楽園』(テレビ朝日系)が人気だ。放送が800回を超えた今も、土曜夕方6時という時間帯に、平均視聴率11%台をキープしている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。番組プロデューサーの森川俊生さんは、好調の理由をこう見ている。

「高齢化が進む今の日本で、“第二の人生をどう生きていくのか?”は大きな社会的関心事。この番組は時代の要請に応えているのではないかと考えています。放送開始から16年ですが、“第二の人生”は多様化しています。妻が都会に残り、夫が田舎で新しい暮らしに挑戦しながら適度の距離感で暮らしたり、“冬は都会、夏は田舎”のように、季節ごとに生活場所を変えるなど、同じ“2地域居住”でも、時代とともにそのスタイルは変わってきています。そういった変化を番組で見られることも人気の理由なのではないでしょうか」

 石川県でどぶろく造りをしながら冬季限定で農家レストランも営む夫婦や、少年時代の夢を追いかけて薪ストーブ職人になった夫とそれを支える妻など、どの人もうらやましいかぎりのセカンドライフ。ただし、番組では“その先”は描かれていない。

 本誌・女性セブンが調べてみると、実はせっかく始めた「第二の人生」からひっそりと手を引いている人も少なくなかった。店や旅館などを閉めていたり、ブログの更新が止まり、電話がつながらなくなっているところも…。なかには経営している宿泊施設を、「別の人にゆずりたい」と発言している人もいた。

『笑顔育む木曽馬の楽園』として2009年に同番組に出演した『吉良の赤馬牧場』の河井弘康さん(69才)、裕子さん(70才)夫婦も2015年に牧場を閉鎖し、第二の人生に幕を引いていた。“楽園”でいったい何が起きたのか…。

◆「まるで昔の彼女に再会したような気持ち」
 
弘康さんが馬に興味を持ったのは、高校3年生のとき。

「農業高校だったので、北海道に酪農実習に行ったんです。裸馬で走る先輩の姿が、格好よくて、うらやましくて。ぼくも何日か馬に乗せてもらって、すごくうれしくて、“馬と一緒に暮らせたらいいな”と思ったことをよく覚えています」

 しかし、その後、進学・就職と人生のコマを進めるうちにいつしか馬のことは忘れ、妻子のため、公務員として忙しく働く日々が続いた。

「だけど35才の時に家族で『木曽馬トレッキングセンター』に行ったとき、“やりたかったことはこれだ!”って感動したんです。女房はいるけれど、まるで昔の彼女と再会したように、胸がドキドキと高鳴りました(笑い)」

 それからは週末の休みを利用して地元・愛知県から長野県まで通い、乗馬や馬の扱い方を教えてもらう日々が始まる。

「基礎的なことから教えてもらって、乗れるようになったのが40才くらい。この頃から、“仕事を辞めて、牧場を始めようかな”と思っていたんです。だけど子供がまだ学生だったし、財産なんてなかったから、がまんしました。子供が就職して給料をもらうようになったら、好きにやらせてもらおうと、心の中で決めていました」

 シニア向け宿泊予約サービスを提供する『株式会社ゆこゆこ』が行った「第二の人生に関する調査」を見ると、「今、第二の人生が始まっていると思う」と答えたのは、70代以上が92.5%、60代が78.6%であるのに対して、50代は28.7%だった。

 弘康さんもまた、50代のうちは決心がつかなかった。

 平均寿命だけでなく、健康に暮らせる年齢「健康寿命」が男性71才、女性74才と大幅に延びている今、「第二の人生」をスタートさせる年齢も延びているのだ。

「50代に入ると、気力と体力が落ちてくるのを実感して、早く始めたいと焦りました。でも、仕事の給料もよくなってくるし、途中で辞めると退職金が減ってしまうことになるから、踏ん切りがつかなかった。結局、牧場を始めたのは退職後、61才の時でした」

 こうして木曽馬3頭とともに、弘康さん念願の「赤馬牧場」が2009年4月にオープンした。

「牧場は、自宅から車で5分の山の中腹にありました。お客さんが来てくれるか不安でしたが、地元の新聞が取り上げてくれて、初日は大盛況。10時から17時の営業時間中、馬を引きっぱなしでした」

 営業時間外も馬の世話や牧場の掃除で忙しく、牧場のゲル(テント)に寝泊まりし、朝6時に起きて23時に眠るハードな日々。しかし、弘康さんの心は高揚していた。

「“やった! おれの人生、61才からだ!”という感じで、就職した時より、ひょっとしたら結婚した時よりもうれしかったかもしれない(笑い)。やり遂げた達成感や満足感もありました」

 そんな幸せ絶頂のなか、『人生の楽園』のオファーが舞い込んだ。

「牧場を始めて1か月くらいの頃、電話で出演依頼がありました。実はずっと見ていた好きな番組だったから、すごくうれしかったです」(弘康さん)

 出演後の反響は大きかった。放送の途中から友人・知人などから電話が鳴り続け、来場者数も、放送後の土日が、約7年の営業のうちでいちばんのピークに。

「放送から1か月は、本当に休む間もないくらい忙しかった。人を乗せている馬も相当疲れたと思います(笑い)」(弘康さん)


■『人生の楽園』その後の現実 馬牧場経営者の例

◆「借の字」はやらないと決めていた

 弘康さんの赤馬牧場のスタッフは、基本的には夫婦と弘康さんの兄。あとはたまに娘や息子が手伝うという「一族経営」だった。定年まで公務員としてコツコツ働き続けた真面目な夫が、61才にして牧場を開くと宣言した時、妻はどんな気持ちだったのか?

「何を考えてるのって、大反対しました。私は犬や猫が好きで飼っていますけど、犬猫を飼うのと、車で5分もかかる山奥で馬を飼うのとじゃあ違うでしょ」(裕子さん)

 ここ25年で、熟年離婚率は7割も上がった。健康寿命が延びた今、「第二の人生」はひとりで自由に過ごしたいという人も多い。自由すぎる自分勝手な配偶者に愛想を尽かして別離を選ぶ夫婦も増えている。

 不満気な妻を横目に弘康さんは「実際に始めたら、やってくれるだろうという下心があった」と笑う。その目論みどおり、実際に馬が来ると、妻はかいがいしく世話を始めた。

「40才くらいから、酒を飲んだときに“馬を飼うぞ”って言っていたんです。その時は“何言ってるの”って感じで、相手にされませんでした。けど、女房は捨て犬や捨て猫の里親を探す活動をしているし、動物のふんが嫌だというタイプじゃないから、馬が来ればかわいくなって、手伝ってくれるだろうと(笑い)。本気で“離婚する”とでも言われたらあきらめていたけれど、これは口だけだなという、ぼくの読みが当たっていたね(笑い)」

 ふたりが離婚に至らなかったのは、弘康さんが妻の性格を熟知していたのはもちろん、「お金」の問題がなかったところも大きい。

 2015年度司法統計によると、妻から離婚を言いわたす場合の理由ランキングでは、1位は「性格の不一致」だが、2位「生活費を渡さない」、6位「浪費する」と、10位以内に2項目もお金がらみがランクインしている。

 その点、弘康さん夫婦は職場結婚で、ふたりとも定年まで勤め上げた。「お互いのお金はお互いで管理する」という決まりがあり、月に一定金額ずつ生活費として出し合う生活をしてきた。

「はじめから“借の字”はやらないと決めていました。借金、借地、借用。借りるとお金を返さなきゃいけませんからね。だから、退職金のうち約1500万円を使い、馬代はもちろん、ゲルや柵、軽トラやビニールハウスなどもすべて購入しました」(弘康さん)

 弘康さんは一から牧場をつくったため、特にお金がかさんだ。「第二の人生」で新しいことを始めるにはかなり高額な費用が必要だと思われるかたも多いかもしれないが、実際はそうでもない、と「銀座セカンドライフ株式会社」でシニア世代の起業の相談に乗る、片桐実央さんが言う。

「50代60代のかたは、小規模で起業する人が多く、起業にかける初期投資は、200万円から500万円、少ないと50万円というかたもいらっしゃいます。若者の起業とは違い、家を抵当に入れたり多額の借金をするかたが少ないため、大きな損失を生むことはありませんが、5年以上続く会社は半分くらいです」

 半分──つまり、2人に1人は“楽園”の夢を挫折するわけだ。長い老後を暮らす“虎の子“である退職金を使うリスクを裕子さんはどう考えていたのか。

「お互い長年勤めていて手に入れた、自分の退職金ですからね。使い方に口を出したことはありません。それに牧場の規模は小さくて、大きい赤字も出なければ儲けもない。私は、起業というよりも、道楽の延長だと思っていました(笑い)」

 馬の飼育費など、月にかかる経費は20万円くらい。収入は、『人生の楽園』に出た直後は50万円くらいになったが、ひと月しか続かなかった。

「年収にすると200万~250万円でしたし、経費もかかっているから利益はありませんでした。お客さんの“ありがとう”“楽しかった”“また来ちゃった”の言葉が、何よりの収入でした」(弘康さん)

 今回弘康さんは地元でセカンドライフを始めたが、移住の末に起業する人は、また違った苦悩を抱えることも多い。

 新たな地に移住して新たな生活を始めたものの、地元の人たちになじめなかったり、特にご近所づきあいが濃すぎる田舎ではプライバシーもないためそんな生活に耐えられず、都会に戻る人は多い。たとえば、リタイア後の移住先として人気のある沖縄は、3年以内に6割が地元に戻っていくという調査もある。

 その上、そこでビジネスを始めるとなれば、状況はさらに厳しくなる。東京から『移住先希望ランキング』2位の長野に移住して10年以上経つある夫婦は「雑貨屋を開いているけれど、開店休業状態」と苦笑する。

「東京で貯めたお金と長野で買った家があるから野垂れ死にすることはないけれど、お店としての収入はほぼありません。お店を開けても、やって来るのは道を聞きたい人ばかり…。観光客が来る夏はいいけれど、冬は閉めてしまう飲食店も多くて、正直暮らしづらいです。それでも、他のお店が東京から出店してきても利益が出ずに撤退してしまうのを見ると、とどまれているだけまだいいのかな、と思ったりもします。商店街の中にお店を構えているのですが、この10年で数えきれないほど“お隣さん”が変わりました」

◆やめる時は、始める時の10倍のエネルギーが必要

 なんとか営業を続けてきた弘康さんだったが、牧場を開園してから丸6年経った頃、目に異変が起きた。

「犬の散歩をしていたら、視界の上半分に黒い緞帳が下がったように、急に真っ暗になったんです」

 網膜裂孔だった。網膜に生じた破れ目のことで、放置すると網膜剥離を引き起こす可能性がある。高齢者になると発症しやすい病気だ。すぐに手術をし、日常生活に支障がないほどに回復した。しかし、激しい運動をして再発してしまえば、網膜にひびが入ったり、失明のおそれもある。

「重いものを持ったり、馬に乗って駆け足をするのはだめだと主治医に言われました。どうしたらいいのか悩み、眠れない夜が続きました」

 もし牧場を継続するなら、人を雇わなければならない。しかしそのお金はなかった。いつまでも元気に楽しく、幸せな日々が続くと疑ってやまなかった弘康さん。まさかたどり着いた人生の楽園で、病気に襲われるとは夢にも思わなかった。

 しかしそういった“想定外”は、シニア世代にはよく起こる。起業しているいないにかかわらず、これが老後破産や下流老人転落のきっかけとなるのだ。弘康さんは厳しい現実を突きつけられた。

「岐阜や名古屋など、遠くから来てくれる常連さんのことを思うと、やめたくなかったんですけどね…結局、採算が合わず、牧場を引き継いでくれる人も見つからなかったから、牧場を閉鎖せざるをえませんでした。やめるときの方が、始めるときより決断のエネルギーが10倍くらい必要でした。精神的な苦労で、体重が5kgほど減りました。これはなってみないとわからない心持ちですね。苦渋の選択で、最終的には馬ではなく、自分の体を取りました」(弘康さん)

 目の手術を受けて3か月たった12月20日、この日が赤馬牧場最後の日となった。その後、馬は岐阜と軽井沢の個人に引き取られた。

「別れる当日、馬はどこかに連れて行かれるってわかるから、全然、馬運車に乗らないんです。雨の降る1月の寒い日なのに、大人数人がかりで汗だくになって、馬を押したり引っ張ったりしました。1時間半くらいかかって、やっと馬が車に乗った時、ぼくは廃人のようになっていました。疲れと、信頼できる人に馬を引き渡した安心感で。その後は、未練が残るから、1回ずつしか馬に会いに行っていません」

 今は妻とふたりで、退職金を出し合って建てた家に住み、ささやかな家庭菜園を作っている弘康さん。そこには、飼っているニホンミツバチの姿もある。

 今でも、『人生の楽園』は毎週の楽しみの1つだと言う。

「最近は蕎麦屋とか喫茶店とか、飲食店が多いですね。うちより立派にやっとるな、とか思いながら見ています(笑い)」

 最後に、もしも退職前の決断の日に戻れたらどうしますか? と聞いてみた。

「やっぱりもう一度牧場をつくりたいです。廃業した今でも連絡を取り合う常連さんが何人もいるんですけどね、その中のカップルが今度結婚するから、牧場の跡地でお祝い会をやる予定なんですよ。馬が人を連れて来てくれた、牧場がなくなってもそんなふうに思うんです」

 自分だけの“楽園”が見つかって、運よくたどり着けたとしても、そこには幸せだけがあるわけじゃない。それでも思わずにはおれない。“楽園“を見つけられる人は、そうでない人より幸せなのではないかと


[いずれもNEWSボストセプン]

Posted by nob : 2017年03月18日 16:45

安楽死と尊厳死/私も自らの生き方(⊃逝き方)は自分で決めたい。。。Vol.2

■筒井康隆vs長尾和宏対談 安楽死と尊厳死の違いとは

 日本で「死に方」の議論が過熱している。これまでタブー視されてきた「安楽死」の“解禁論”も叫ばれ始めた。作家・筒井康隆氏(82)が、月刊誌『SAPIO』(小学館刊)に寄稿した論考「日本でも早く安楽死法を通してもらうしかない」(2017年2月号)も大きな反響を呼んだ。この論考に注目した、日本尊厳死協会副理事長の長尾和宏医師(58)の要望で、終末期医療と尊厳死、安楽死を巡る二人の対談が実現した。

長尾:先生ご自身は、理想の死に方ってありますか?

筒井:15年くらい前に、自分が死んだという想定で、著名人が架空の死亡記事を書く『私の死亡記事』という本が文藝春秋から出て、私も書きました。杖をついて原宿を歩き回り、気に入らない若者を杖でぶん殴っていたら、最後は若者たちの返り討ちに遭い、袋だたきにされて死ぬと。若い頃はそんなことを書いたんだけど、やっぱり痛い目に遭うのは嫌(笑い)。

長尾:袋だたきにされても、そう簡単に死ぬとは限りませんからね。

筒井:そうなんですよ。だから、やっぱり一番理想なのは、安楽死が法制化されることなんですね。

長尾:いや、私は安楽死に反対ですよ。ところで先生の最期はがんを想定されていますか? 認知症ですか?

筒井:認知症にならない自信はありますね。MRIで脳を診てくれたお医者さんが、「少なくとも90歳まで脳は大丈夫」と太鼓判を押してくれた。頭ははっきりとしているのだから、やはり安楽死がいい。がんにしても、尊厳死だと苦痛が伴うこともあるわけですよね。

──医師が薬物を投与することで患者を死に至らしめる「積極的安楽死」は、日本では認められていない。一方、「尊厳死」は回復の見込みのない患者が延命治療を拒否して亡くなることを指す。長尾氏は「尊厳死には苦痛が伴う」という筒井氏の言葉に敏感に反応した。

長尾:それが違うんです。

筒井:違うんですか?

長尾:『SAPIO』の論考でも、尊厳死は〈治療を絶つことによる苦痛が伴うから安楽死ではない〉と書かれていますが、それは間違いです。無理に延命治療をやるから苦痛が起きる。延命治療をやめて、緩和ケアに専念すると苦痛がなくなって穏やかに死ねます。これが尊厳死なんです。

筒井:本当?

長尾:本当です。医師の多くは、延命治療を断つと苦痛が増すと信じているけど、実際は延命治療を最後までやるから苦痛が大きくなる。

 ここに尊厳死協会の私の会員証がありまして、裏に宣言書が書かれているんですが、自分が意思を示せない状態になった場合、無駄な延命治療はやめてくれ、モルヒネを打つなど十分な緩和ケアをしてくれという意思を示すものです。

筒井:それはいいですね。

長尾:先生は『SAPIO』で〈苦痛を和らげる薬を貰いながら死ぬ方がずっとまし〉と書かれています。それこそ我が国では安楽死ではなく、尊厳死なんです。

筒井:日本では尊厳死は許されているんですか?

長尾:法制化されていないのでグレーゾーンといえます。ただ現実には、在宅医療だと尊厳死は可能です。私は在宅で1000人の尊厳死を看取ってきて、逮捕されたことはありません。

 だけど、病院の先生はやりたがらない。病院には人の目がたくさんあって、尊厳死を行なった場合に、その医者に恨みを持つ看護師などが警察に密告したら、逮捕される可能性がある。

筒井:在宅医療でも、家族がチクるってことはないんですか。

長尾:家では医者と看護師と患者、家族の距離がものすごく近いんですよ。在宅医療の中で一体感が生まれるので、そういうリスクは少ないんです。だから、末期がんの人を100人受け持ったら、95%は最期まで在宅で看取ることができる。

筒井:在宅で死ぬのと、病院で死ぬのとでは、費用はどのぐらい違いますか。

長尾:一般に在宅のほうが安いです。高額になった場合、在宅でも病院でも、高額医療の自己負担額は上限が決まっているので、同じになります。しかし、尊厳死(平穏死)がどういうものか、世間ではまだまだ知られていない。リビングウィル(*注)も同様です。

【*注:終末期医療に関する意思を、生前にあらかじめ記しておく文書】

筒井:安楽死の議論にも誤解が多い。『文藝春秋』(2017年3月号)に「安楽死は是か非か」という記事が載っていますが、アンケートに答えている著名人の大半が、安楽死について勘違いしているように見えます。

 この記事で社会学者の上野千鶴子さんは、〈生まれる時も生まれ方も選べないのに、死に時と死に方を選ぶのは人間の傲慢〉といっていますが、痛いのや苦しいのは誰でも嫌なもの。子供でも「死ぬときは、楽に死にたい」と思うでしょう。それを傲慢だというほうが傲慢です。

長尾:上野さんは、どうやら尊厳死について誤解されているようです。著書『おひとりさまの最期』では、「在宅ひとり死」と名付け、24時間対応の訪問医療などを用いた在宅医療を提言している。それはつまり、「尊厳死」そのものなのですが、一方の『文藝春秋』のアンケートでは尊厳死にも安楽死にも反対と答えています。どうも主張が一貫していないように思います。

筒井:他にも、アンケートでは「認知症になったら安楽死したい」という人がいるけど、現実的にできるわけがないじゃないですか。認知症になってから自分で意思を伝えられるはずがないし、家族が許すわけがない。

長尾:だからこそのリビングウィルなんですけどね。

筒井:彼らにはこの記事を読んで、もう少し深く考えてほしいね。

[NEWSポストセプン]

Posted by nob : 2017年03月18日 16:37

起きてしまったことを消してしまうことはできないし、残された問題点は解消していかねば私たちは前に進めない。。。Vol.2

■廃炉について、デマと誤報を乗り越えるための4つの論点(下)

開沼 博:社会学者

>>(上)より続く

論点2:ほかの被災地の6年遅れで
福島の復興は始まる

 次に、福島問題のターニングポイントとなる、廃炉の3つの作業について取り上げる。

 今年は福島復興・1F廃炉にとって大きな転換点になる。復興から5年の節目だった去年よりも、今年の重要性は遥かに大きい。というのは、1Fとその周辺地域における実質的な復興作業が始まる年と言っていいからだ。具体的には、「相当な範囲で避難指示解除がかかること」と「廃炉作業の主軸が、汚染水対策から原子炉内の燃料取り出しに移っていくこと」の2点がある。

 まず、相当な範囲で避難指示解除がかかることの意味は大きい。3.11後の福島では、1Fから半径20km以内を中心に立ち入りができない警戒区域が設定され、その後、避難指示解除準備区域、居住制限区域、帰還困難区域の3区域に再編され今に至る。いずれの区域も許可なしに居住はできないが、汚染の度合いの低い避難指示解除準備区域、居住制限区域の避難指示が解除されることになるのが今年だ。

 ここで何が起こるのかというと、端的に言えば、宮城、岩手、その他地域も含む地震・津波被災地域が11年からはじめていた生活の復興、つまり仕事や教育、医療福祉の再建と、それらを基盤にしたコミュニティづくりを、6年たったいまから後追いで始めるということだ。

 6年間も人が住まなかった地域は、あらゆるものが消滅している。店も病院も人のつながりも、もっと目に見えない、例えば地域の魅力や、そこで暮らす人の生きがいのようなものも。建物の老朽化もひどく、取り壊される家も多いだろう。津波で流された町の再建ももちろん大変だが、原発被災地には廃炉の仕事で3.11後にやってきた人や、避難先との往復を続ける2拠点居住をする住民もいて、また別な課題が山積する。

 もう1つが、廃炉作業の主軸が汚染水対策から原子炉内の燃料取り出しに移っていくこと。ニュースなどを見ていてわかるだろうが、この6年間あらゆるリソースが集められてきた汚染水の問題に一定の目処がつき、いよいよ原発内部の本格的な調査が始まっている。これは汚染水対策から燃料取り出しへと軸が移りつつつあることを指す。

汚染水対策が一段落して
燃料取り出しに焦点が移った

 福島第一原発で何が起こっているのか。断片的な情報が飛び交い、総括的な議論がなされる機会が少ないので混乱している人も多いかもしれないが、基本的には以下の3つの作業が行われていると考えればよい。

(1)汚染水対策
(2)燃料取り出し(使用済み燃料&燃料デブリ)
(3)解体・片付け

 よく分からない動きがあっても、基本的にはこの3つの作業につながることをやっている。そういう目でニュースを見ればいい。いずれも廃炉工程が続く限り必要な作業だ。

 1つずつ見てみよう。まずは(1)汚染水対策。これが一定程度落ち着いたのは、話題の中心から去ったということだけではなく、例えば、1F内部で働く人の数からも読み取れる。昨年度までは1F内では7000~8000人程度の人が働いていた。これは凍土遮水壁の設置工事や、事務作業をする建物などの土木・建設工事が大掛かりに行われていたからだ。しかし、それらが終わった今年度は6000人ほどに減っている。作業が労働集約的なものから、燃料取り出しのような、より知識集約型のものに移りつつつあるからだ。

 (2)燃料取り出しには、2種類あることは押さえておきたい。1つが使用済み燃料の取り出し。これはその名の通り、一度発電で使ってエネルギーを失っている燃料だ。4号機ではこの燃料の取り出しが終わっている。次は3号機で取り出し作業が行われる予定で、近いうちに動きがあるのでニュースでも報じられるだろう。

 もう1つがいわゆる「燃料デブリ」、溶け落ちた燃料の取り出しだ。これはややこしい。今はどういう戦略で戦うのかを、事前調査をしている段階。具体的に取り出し作業をするのは20年の東京五輪以降になる。

 ちなみに、今も土木工事は続いている。どこで続いているかというと、航空写真で見るとわかるが、福島第一原発構内の北側、自治体で言うと双葉町側の森だったエリアで廃棄物を保管・処理するためのスペースを作っている。森だったところは全部木を切って、整地されている。そこには、これまで6年間の作業で使った、いわゆるタイベックスーツ(防護服)や構内で出た汚染の低い廃棄物を置く。

 (3)解体・片付けは、最終的には、取り出した燃料や建屋自体にも及ぶ。それらを私たちは最終的にどう処理するべきなのかは、まだ全く議論を始められていない。次世代以降に押し付けないためにも、議論だけでも始めておく必要がある。

 (1)汚染水対策、(2)燃料取り出し(使用済み燃料&燃料デブリ)、(3)解体・片付け――。この3つ作業のうち、何がどこまで進んでいるのか、いま起こっているトラブルはどの作業のトラブルで、他の作業にどんな影響をおよぼすのか。そんなモノサシを持って見ると、今後1Fで起こることの根本的な問題を把握しやすくなるだろう。

論点3:最先端の優秀な人材が
廃炉作業に集結するか?

 次に見るのは、必要な人材について。これも新たな戦略が必要な時期になっている。

 ここまで述べたように、時間の経過とともに作業の内容も質も変わってきている。はじめは土木作業などが中心で、とにかく頭数が必要だった。現場の放射線量も高かったから、一人一人が長時間働くにも限界があった。

 しかし、現在の作業は、また別の人材の確保が必要になってくる。1つは高度な技術を研究・開発し、イノベーションを起こし続けるような人材。燃料取り出し、特に燃料デブリの取り出しには高性能ロボットやドローン、バーチャルリアリティ(VR)など、先端技術が関わってくる。それらを操ることができるかどうかで、作業進捗は大きく変わる。

 石棺化したチェルノブイリの事例のみを見て「人類に燃料デブリ取り出し実績なし」と思っている人もいるだろうが、過去に原発事故後の燃料デブリ取り出しの実績はある。1979年に起きたスリーマイル島原発事故の処理だ。1Fでのデブリ取り出しに関する予算や工法は、スリーマイルを参考にして試算されている。

 社会に存在する技術は、当時よりは充実していることは言うまでもない。それはアドバンテージだ。一方、スリーマイル島原発事故と違い、3つの建屋が同時に事故を起こしている上に、原子炉内部でのデブリの溶け方に関しては、明らかに福島のほうが状況が悪い。つまり、作業は圧倒的にしづらい。ここはディスアドバンテージだ。アドバンテージを享受しつつ、ディスアドバンテージをクリアして廃炉を進めるためには、先端技術に精通した優秀な人材が必要になる。

 それでどうやって人材を集めるのかということだ。紋切り型すぎる言い方かもしれないが、分かりやすく言えば、グーグルやアップルに行くような、あるいはトヨタや日産に行って自動運転をやりたいというようなレベルの人材だ。最先端技術を開発しながら実用化に落とし込む知識と技術力が求められる。

 昔は、宇宙産業などと並んで原発も最先端技術だった。しかし、今の福島にそんな人材が集まるだろうか?「厳しい」――これは現場で働く多くの人が口にすることだ。廃炉という後ろ向きな作業に、若くて野心ある人材が集まるのか。しかし、これはどうにかして集めなければならないし、集めれば廃炉作業は様々な展開が可能になる。

地元出身人材の確保も
廃炉の未来を左右する

 さらにもう1つ、必要な人材がある。長期にわたる作業を地元に根づいて支える人材だ。現時点で1Fで働く人のうち、地元住民の割合は5~6割程度だ。

 原発内には様々な業務がある。原発作業と言われて多くの人がイメージするような仕事ばかりではない。6000人が働く場所だ。自動車整備工場やガソリンスタンド、コンビニや食堂もあるし、ガードマンもいる。こういう作業を長期に渡って支える地元人材の層が厚いことは、作業の中長期の安定につながる。

 しかし、この地元人材の確保も、現状は厳しい部分がある。決して魅力ある労働環境ではないから、人が定着しないのだ。

 現在、1Fで働く人の多くは午前3時、4時から起きる生活をしている。1Fと、住宅地やスーパーなどが充実しているいわき市などの居住地が40km以上離れているような人も多く、通勤に時間がかかる。

 さらに、全面マスクにタイベックといった格好での作業が続いた時期が長く、夏場の熱中症が労働災害として多かったことも、この早朝の涼しいうちから働きだす慣習につながっている。それが冬でも変わらずに定着した。1F構内に何時に何人入っているのか、というのは各作業員がつける線量計の貸出数で推計できるが、それによれば、ピークは朝9時、10時。つまり、夜明け前に現場に入り、昼前には作業を終えて帰るというリズムで生活をしている人が多いことがわかる。朝は渋滞も起こるから、我先にと現場に入る。

 まだ若くて独身だったり、子育てが終わった世代ならまだしも、そうでない人には厳しい勤務条件だ。

 この問題を解決するには、家族と住んでも生活に不便がなく、通勤もしやすい場所に町がないとだめだろう。ただ、その復興の見通しはまだ立っていない。先に述べた通り、1F周辺の地域の復興はやっとこれからはじまるのだ。

 そういった意味では、1Fの構内=「オンサイト」だけを見ていては、廃炉の全体像は見えない。「オフサイト」も含めた全体像を見る必要がある。そして、廃炉を直接担っている、そこで働く人々にとって、そこでの生活がどれだけ魅力があるものになるのかが問われる。

 そこに求められているものを端的に言えば、「夢」だ。私は1Fの状況を呑気に楽観視しているのではない。しかし、ネガティブな課題の中に、いかに創造性や最先端性を見い出せるのか。あるいは、周辺地域の生活に子どもたちとの未来を感じること、老後も住む魅力を感じることができるのか。実際に、 3.11以前は、長年発電所で働いた技術者が生活環境がいいからと、わざわざ双葉郡に移住するケースもあった。廃炉が未来に「夢」を描ける形で進んでいるのか、いないのか。そのモノサシは現場の人はもちろん、それを外から見る私たちにも求められる。

論点4:廃炉が無事に済んだら…
豊洲問題から1Fを考える

 最後に、議論されてこなかったことだが、意識しておくべき問題に触れる。仮に、1Fの廃炉が進んでいったとして、最終的にあの場所をどうするのか、という問題だ。

 当然、東電は答えを用意している。「更地にして返す。それが福島の被災者との約束だ」と。事故当事者である東電の立場からそう言うのは当然だ。地元住民の中にも、そうしてもらわないと困るという心情が確実にある。

 しかし、更地にして返すことだけが唯一のゴールなのかというと、議論の余地はある。

 ここで言う更地を「グリーンフィールド」と呼ぶことがある。これと対になる「ブラウンフィールド」という言葉もある。グリーンフィールドとは廃棄物、汚染物質などが残っていない環境になった土地のことだ。一方、ブラウンフィールドとは一定の汚染が残っている土地を指す。厳密な定義の議論はあるが、ここでは割愛する。

 分かりやすくするために、あえて話を時事ネタに飛ばす。私たちは築地市場の豊洲移転問題で気づいたことがある。日本国内で何らかの施設を開発するのに有用な土地で、完全にグリーンフィールドの土地がどれだけあるのかということだ。東京だけではない。地方でも、よほどの過疎地に行っても空き地・山林に産業廃棄物が置かれているのを目にすることは多い。

 豊洲移転の話を私たちが初めて知った時に、まずは完全にきれいにするべきだと思ったのは当然だ。しかし、その汚染のレベルが、飲水の環境基準で見てどうなのか、コンクリートで遮蔽してどうなのか、という議論が進んでいき、ましてや、汚染を完全になくして更地にするための予算が、青天井と言ってもいいぐらいに膨れることを知る中で、立場は分かれていく。

 じゃあ、豊洲はやめにしよう、築地こそがゼロリスクだ、と思って話を進めようとしたら、戦後進駐軍のクリーニング店があった影響で汚染土壌が見つかり、でもそこで長年飲食物を扱ってきた事実もあり…。そんな話が繰り広げられる。

 この件についてこれ以上議論は深めない。グリーンフィールドだけがベストアンサーではない、という視点は、私たち素人には持ちにくい。事実として、豊洲を当初そうしようとしたように、1F跡地もブラウンフィールドにしつつ、リスクを抑える策を最大限施し、折り合いをつけながら利用する可能性を探っていく方法もある。

 ブラウンフィールドでも問題がないと言っているのではない。仮に完全なグリーンフィールドを目指すとして、誰が膨大な費用負担をするのか。他に折り合いをつける方法があるなかで、敢えてグリーンフィールドを目指すとするなら、その社会的合意を誰がどう取るのか。

 1F廃炉についても、そういう議論は視野に入れていく必要がある。21.5兆円。それがさらに増えるという時に、どこをゴールにするのか。その設定の仕方次第で全く先行きは変わる。実質的にかかる費用と、いわば「不安・不満解消費」とを分けながら、どう見ていくのか。これは「理科・数学」の問題ではなく「社会・国語」の問題だ。

 廃炉のゴール設定について、これまで「石棺化すればいい」という議論をしばしば聞いた。この議論には大きく2種類ある。

 1つが「どうせ廃炉は無理なんだから、チェルノブイリのように、とにかく今すぐ周りをコンクリートで固めて石棺化しろ」という感情論レベルのもの。これは論外だ。チェルノブイリの場合は、ああせざるをえなかったし、ああすることで一定の安定状態になる状態だった。しかし、福島の場合は同じことをしても汚染水の問題をはじめ、リスク管理ができなくなる。議論の前提が違うもの(チェルノブイリと福島第一原発)を無理に並べて語ってみたところで、全く的外れな話にしかならない。

 もう1つは、石棺といっても、チェルノブイリのようなものを指すのではなく、一定の手を加えた上で、原子炉やデブリの一部をリスク管理可能な形にして残す、ブラウンフィールド的なものを目指すべきだという議論だ。見た目も、チェルノブイリの石棺とは大きく違ったものになるだろう。

 これは議論としてありえる。デブリを全量きれいに取り出すことができるのか、できるとして、その作業をコスト・リソースを大量にかけてでも完遂すべきなのか。その点を追求していった時に、ここまではやって、ここからはやらない。やらない部分は、例えば、人が簡単には侵入できないように、何かあったらメンテナンスできるように覆いとなる建物で囲むなどする。そういう落とし所を目指す議論だ。

 現状では、デブリを全て取り出し更地にする可能性を追求すべきだ。住民の思いもあるし、あらゆるリソースを投入することに大きな反発はない。しかし、数十年単位で見ればその前提は変わる可能性はある。その中で、リスクとコストのバランスを見ながら柔軟な議論をしていく余地を残しておく必要はあるだろう。

なぜメディアは
デマにつながる報道をしたか

 皆が合意できる点を見つけていく作業を、時間をかけて成熟させて行く必要がある。当然、豊洲移転の問題で指摘されているように、裏でコソコソやるようなことは許されない。徹底的に透明性を確保し、住民の参画も促しながら議論をすべきだ。

 そのためにも、1人でも多くの人が最終的にどうするのか、というモノサシも持つ必要がある。その中で、長期的な先行きが見えてくる。

 冒頭では650シーベルトのデマ報道による2次被害について触れたが、メディアが何の躊躇も反省もなくそうなっているわけではない。

 2月に日本記者クラブが主催する福島視察に全国の新聞・テレビの記者が来た。彼ら一人ひとりを見れば、本当に悩みながら報道している。これは間違いない事実だ。県内メディア、自治体関係者、私のような研究者と違い、日常の仕事があるから、ずっと福島を見ているわけにもいかない。でも、福島や廃炉を伝えなければならないと思っている。

 彼らもどうにか分かりにくいものを分かりやすくしたい、そして多くの人に問題意識をもってほしいとモノサシを提示しようとしている。その結果が残念ながら「その場に数十秒いただけで死に至るレベル」という表現になってしまった。ただ、議論を深めれば「報じないわけにはいかない話だったが、次からは活かしたい」「人が死に至るレベルといった上で、『それが外に漏れることはない』と付け加えればよかったのかもしれない」など、具体的な改善のアイディアが出てくる。こちらも、多くのことを考えさせられた。

 コミュニケーションを取り、学び合いながら次につなげる。これはメディアだけではなく、多くの人が1F廃炉を見る際に意識すべきことだろう。

 福島の復興や廃炉に限った話ではない。あらゆる社会問題は、時間が経つほどに追い続ける人が少なくなっていく。記者も行政官も、数年経てば人事異動で去っていく。ただ、その中で人が変わっても皆で共有する知見の水準を高め、引き継いでいくことを、より意識していく方法はあるはずだ。今後はそのことをますます意識する必要があるだろう。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年03月15日 16:14

起きてしまったことを消してしまうことはできないし、残された問題点は解消していかねば私たちは前に進めない。。。

■廃炉について、デマと誤報を乗り越えるための4つの論点(上)

開沼 博:社会学者

3.11から6年。いまだに福島第一原発を巡っては誤報やデマが頻発し、福島の復興を遅らせ、廃炉作業の足も引っ張っている。廃炉が一筋縄でいかないことは事実。しかし、事実を正確に知ったうえで、「性急に判断せずに粘り強く議論を続ける」姿勢が醸成されれば、道は開けていくはずだ。(社会学者 開沼 博)

今も止まらない誤報・デマ
2月に起きたドタバタ劇

 650シーベルト――。2017年2月、東京電力福島第一原発(以下、1F)では、2号機の内部を調査する過程で過去にない高放射線量が検出された。新聞はこぞって「その場に数十秒いただけで死に至るレベル」などと報じた。

 たちまち、1Fは「絶望の淵に立たされた」存在に立っているかのように扱われた。海外メディアは福島全体、あるいは東京までも放射線量が上昇したかのように報じ、再び原発事故が起こっているかのように語られすらした。明らかな誤報・デマの嵐に、米原子力学会はそれらの報道を「明らかな間違い」と冷静に対応するように声明を出したほどだ。

 しかし、それは単なる誤報・デマで止まらない。韓国の済州(チェジュ)航空は、今月18日に福島空港を出発、仁川空港に着いてソウルに向かい、20日に再び福島空港に到着するツアーのチャーター便を運行する予定だった。

 しかし、1Fの放射線量の「上昇」を受けて福島空港発着を拒否。福島空港ではなく仙台空港を利用するよう、ツアー主催のHISに要求し、客室乗務員も搭乗を拒否した。インターネット上では、済州航空への非難の声が上がったという。これを受けて日本政府は、韓国政府に3度に渡って抗議するも埒があかず、結局、HISは運航航空会社を日本航空に変更した。用意していた185席は、ほぼ満席だった。

 福島空港の放射線量は国内外の空港と同レベル、というか、むしろ福島空港よりも高い空港はいくらでもある。

 3.11前には福島空港から韓国への定期便が存在したが、6年間止まったままだ。日本全体ではインバウンド観光の激増が喜ばしい話題として扱われるが、福島は完全に取り残されて6年間を過ごしてきた。日本全体の外国人観光客数は、10年に比べて15年は238.5%と飛躍的に伸びた。しかし、同期間で福島県への外国人の観光客は58.7%へと減ったまま。その差は大きい。

2号機650シーベルトを
どう捉えるべきか?

 では廃炉の現場で働く者たちは、この2号機内部の650シーベルトをどう捉えたのか。彼らの言葉に耳を傾けてみると、意外な反応が返ってくる。

 端的に言えば「特にどうとも捉えていない」人が大部分。むしろ、これまで誰も見たことがなかった未踏領域への到達を喜ぶ声さえ聞く。

 当然だ。今になって1Fの構内で放射線量が上がったという事実は微塵もない。むしろこの6年間、構内の放射線量は下がり続け、空間を飛ぶ細かいチリ、ホコリの放射線量も都内・霞が関周辺と同程度になっている。

 原発の運転中は、原子炉内部で650シーベルトどころではない高放射線量が日常的に存在する。問題は、それを外部に漏れ出ないように隔離できているかどうかだ。今回、650シーベルトを発見できたのは、作業が進み、厳重に外部に漏れ出ないように隔離されていた原子炉を格納する容器の内部まで、遠隔操作をもって計測しに行くことができたからだ。

 もちろん、安全だという話ではない。そこに人間が行けば「その場に数十秒いただけで死に至るレベル」のは間違いない事実だ。ただ、原発が運転していた状態から6年たち、原発内で発生する熱エネルギーも放射線量も当然大きく減り、なおかつ、その放射性物質がザルのようにバンバン外に漏れ出る状態ではないことは自明だ(もし内部の放射能が外に漏れ出る構造にあったら、むしろ、もっと内部の放射線量は下がっている)。

 誤解を恐れずに例えるならば、「エベレストに登りました、人が長時間そこにいれば死に至るような過酷な環境がそこにありました」と言っているようなものだ。エベレストの未踏領域に行けばそういう状況があることは、その山を登る人は当然知っている。それがどのような環境なのか、はじめて現場に行って具体的にわかりました、やっとそこまで到達したんですねという話だ。

 もし、いま稼働している火力発電所のタービンの上に行って「ここに人がいれば数秒で死にます」と言えば「そりゃそうだ」と答えるだろう。元からそこにあった、わざわざ人が行く必要もない場所でもある。650シーベルトが見つかったことは「大発見!」などではない。

 先に言っておくが、今後作業が進む中で、もっと高い線量が出る可能性は高い。それは、作業が核心部の未踏領域に近づき、「Unknown」が「Known」になるからだ。例えば、1、3号機は今回調査した2号機よりも溶け落ちた燃料の量は多いと言われている。より事故状態の時間が長かったのだ。そういう事実関係を事前に把握しておく人がどれだけいるかどうかで、受け止め方は変わる。誤った方向に社会が進むリスクは減る。

マスコミや専門家の機能不全が
福島に「2次被害」をもたらす

 デマと差別は、無知と不安から生まれる。「その場に数十秒いただけで死に至るレベル」という情報自体は、正確な事実。ただ、それを聞いて、デマを含めた誤った情報が世界に流通するのは十分事前に想定できた話だ。

 一方、「6年経ってやっと作業がそこまで進んだのか」という現場の認識も正確な事実。しかし、両者には大きな乖離がある。どちらを考え、判断するためのモノサシとするのかで、社会が進む方向は大きく変わる。今回は明らかに被災地・被災者への偏見を助長し、済州航空の一件のような、具体的な経済的損失も出したと言わざるをえない。

 本来、メディア=媒介はこういうモノサシが複数存在する現象に対して、ズレた複数の世界観同士をつなぐ役割をもっているはずだった。専門家の役割もそう。しかし、福島の問題、とりわけ廃炉の問題についてはその役割が機能していない。

 いわゆる「風評被害」と呼ばれる福島忌避による経済的損失や、それを引き起こすデマ・差別は問題だと世間は言う。ではそれを何が作り出しているのかと言えば、バランスの取れた世界観を得られずにいる世間自体でもある。背景に、モノサシの機能不全があることは明らかだ。

 福島からの避難者へのいじめもそうだ。「福島から来たお前は菌だ、病気になる」と言われるのは、子どもの無知が原因だということになっている。だから、道徳の教科書を読ませておけば、いじめはなくなるという対処療法がとられている。しかし、あまりに皮相的かつ責任転嫁も甚だしい対応だ。これは大人自身の問題だ。大人が「福島から来た人間や一次産品が汚染されていることはない」とモノサシ・根拠をもって言い返せる前提がなければ、今後も問題は続く。

 3.11以降、日本はその前提を整えて来なかったから、現にそこに起こった災害・原発事故そのものとはまた別の、2次被害が起こっている。

 前置きが長くなった。1Fには6年たっても福島に残った問題、そして今後も中長期に渡って残り続ける問題が凝縮されている。安全かどうかを大声で叫び合う前に、「不安だ」「とんでもないことになる」「廃炉なんか無理なんだ」と錯乱する前に、そもそも私たちはどういうモノサシを持って、現実に向き合えばいいのか考えておくべきだ。以下、いくつか1F廃炉が抱える課題をあぶり出しながら、私たちが持っておくべきモノサシをまとめる。

論点1:外れ続けてきた
1Fへの「負の予言」

 最初に取り上げたいのは、1F廃炉の失敗を願う人々が喧伝する「絶望の象徴」化だ。

 1Fが「絶望の淵に立っている」という設定で語られたのは、今回の「650シーベルト大発見!」問題に始まったわけではない。オオカミ少年が「オオカミが来た」と何度も叫ぶように、「1Fは絶望の淵に立っている」と叫ぶ声が何度も聞こえてきたのが1Fの6年間だった。

 例えば、「大量の被曝による廃炉作業員の人員不足で作業が継続できなくなる」「4号機が崩壊して使用済み燃料が原子炉建屋の外にこぼれ落ちて再避難」「多核種除去設備(ALPS)が完成せず汚染水問題は窮地に陥る」といった話が、その時々のトレンドになる。

 マスメディアはそれを匂わす。SNS等はそれをデマ混じりに拡散する。「4号機 崩壊」などで検索していけばその残骸はいまでも観察可能だ。それを見れば「このままいけば、日本滅亡」とでも言わんばかりの、煽りと虚偽にまみれたものが多数存在することに気づく。喜々としてネガティブな情報だけを選別してTwitterなどSNSで流し「こういう話を求めていた。これが福島の現実だ」などと、したり顔をする「有識者」「思想家」も多数いた。

 しかし実際には、作業の進捗と時の経過のなかで、それらの予言は外れ続けてきた。現在、作業員の確保も4号機もALPSも、安定的な状態にある。

 もちろん、それは現場での多大な努力があったからだ。人員確保も4号機の安定化も多核種除去設備の稼働も、様々なリソースを結集したからこそ成立したことだ。手放し無策のままでも大丈夫でした、という話ではない。

 ただ、この手の予言が厄介なのは、無責任なオオカミ少年たちが手を替え品を替え、デマを通して恐怖の共感を集めようとする中で、本当に必要な課題への注視がなされず、必要な手立てが看過されてしまうということだ。

 そろそろ外れたことが明らかになる予言は「凍土壁は絶対に失敗する」というものだ。凍土壁が完成すれば、汚染水管理などの大きな課題の解決に向けて前進することは間違いない。ただ、ここから先に問題となるのは、膨大な量のタンクに貯蔵されている浄化済み水の処理とデブリ取り出しという、具体的な、より難度の高い課題だ。

 そもそも原子力規制委員会もしばしば指摘してきたことだが、凍土壁は根治療法ではない。よりハードルの高い課題を解決すべき状況が目の前に迫ってくるということこそが、私たちがもっと早い時期から意識すべきだったのを、「予言」は覆い隠してしまう。

 1F廃炉の話は難しい。だから多くの人が口をつぐむ。饒舌に話す一部の人間の言葉には、明らかな偏りがあった。一般レベルでの1F廃炉を取り巻く言説は、その失敗を願う人ばかりに固められてきた。失敗を願って拝んでいれば思考停止できるから楽だ。デマには事実を持って反駁し、失敗を願うことしかしない思考停止の愚者は放っておけばいいが、一方で、いかにすれば前に進むのか頭を悩ませ、汗をかく人の層を厚くしていく必要がある。

「失敗か成功か」の二択クイズでは
廃炉の真実は見えてこない

 先日の2号機内部のサソリ型ロボットによる調査は最終的に想定していた作業を完了できず、結局、ケーブルを切って内部に放置することになった。その後開かれた記者会見では、どうにかして東電の担当者に「失敗した」と言わせようという問答が繰り返された。東電が「成果があった」という態度を取り続けたからだ。

 果たして失敗したのか、それとも本当に成果があったのか。ここでも正しいモノサシでもって考える姿勢が必要になる。

 途中でロボットが動かなくなったということは、当初の想定通りにことを進めるという意味では明確に失敗だった。一方で、今回は1F内部の情報を、カメラなどを入れながら細かく捉えることが目的であり、その意味では、一定の成果があったとも言える。

 東電が「失敗しました」と涙を流しうなだれる姿を見たい人はいまでも多いだろう。それでスッキリする人もいるかもしれない。ただ、この問題を追いかけ続け、どうにかしたいと思っている私にとっては、そんなものを見せられても何の得もない。知りたいのは、どんな情報が取れて、それがどれだけ意義あるもので、次の工程にどんな影響を与えるのか、ということだ。近日始まる予定の1号機内部の調査をはじめ、デブリ取り出し前の作業の今後につながる何かがあるのかということだ。さらに、それがどのように地域の復興に影響しうるのかということだ。

 成功か失敗か、という二択クイズをやっていては見えてこない、クロともシロともつかないことの中で、私たちは考え続けなければならない。同じようにシロクロで評価できない出来事は、今後も繰り返し起こるだろう。

 廃炉費用は21.5兆円で、当初想定していた額の倍になった。これは問題だ。電力消費者や国民の負担が出ることの正統性も、熟議されるべきなのは当然である。一方で、「こんな膨大な額の無駄遣いはだめだ。削減しろ」とでも言わんばかりの議論がある。

 では単純にカネをかけない、そして、技術もヒトも集まらなくていい、という話になったらどうなるか。ただでさえ30~40年かかると言われる廃炉の計画がさらに長期化するだろう。「そもそも30~40年なんて無理なんだ」という議論もあるが、現状ですら無理である可能性があるものが、さらに難易度を増すということだ。

 いかに効率的にカネをかけるか、あるいはこれだけの額をかけるからには、いかなるアウトプットを得られるのか。こうしたことを具体的に考えるには、相当な知力体力が求められる。

 とは言っても、普段から経済政策や外交防衛、医療福祉を考えて議論するのと大きなレベルの差はないと思う。ただし、最初に学んで前提知識をつけるためのツールが、廃炉に関しては大きく不足しているのも事実だった。だから私は『福島第一原発廃炉図鑑』という本を昨年刊行した。「いかにすれば前に進むのか頭を悩ませ、汗をかく」というモノサシをもち、思考停止しない人が求められているからだ。

>>(下)に続く

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年03月15日 15:48

私は極端に身体が固いのですが、特に疲れやすくはありません、、、それでも柔らかくなりたい。。。

■疲れやすいのは「体が硬い」せいかもしれない

べたーっと開脚したり前屈する姿を見ると感心しますが、体が柔らかいことは健康面でメリットがあることを知っていますか?

「私は体が硬いもので」「歳のせいかめっきり体が硬くなって」などと嘆く人は多い。確かに硬いより柔らかいほうがいいような気がするが、実際のところ体が硬いとどのような不都合があるのだろうか。そもそも体のどこがどのように硬いのだろうか。

 体の「柔軟性」という言葉があるように、柔らかさの定義を調べたほうが話が早そうだ。厚生労働省によれば、柔軟性とは「筋肉と腱が伸びる能力」のことで、筋力、瞬発力、持久力、調整力とともに基本的な運動能力のひとつとされている。つまり体が硬いということは、筋肉と腱が伸びる能力に欠けるということである。

体力テストの「前屈」の意味
柔軟性は代謝や血行に影響する

 柔軟性には「静的柔軟性」と「動的柔軟性」がある。静的柔軟性はいわゆる体の柔らかさで、一般に柔らかいほど普段の生活でのケガが少なく、疲労も回復しやすいとされる。動的柔軟性は体の動かしやすさ、つまり運動のしなやかさのことで主に競技能力に関わるものだ。言い換えれば、体が硬いと動作が不自由なだけでなくケガをしやすく、疲れやすいということになる。また体が硬く緊張状態にあると代謝や血行が悪くなりやすい。つまり腰痛や肩こりなどの不調や、免疫や代謝などあらゆる体機能の低下につながるとの説もある。

 体力テストの立位体前屈で体を深く曲げられたとして、「それに何の意味があるの?」とお思いの人もいるかもしれないが、柔軟性が高いということには大きな意味があるわけだ。

 前述のように体の柔軟性は「関節可動域」により左右される。関節可動域とは字面のとおり、体の各関節が自然に動くことのできる範囲のことで、「骨格構造」と「軟部組織(筋肉や関節など)」によって決まる。骨格の構造は生まれつきのものであり、努力によりどうにかなるものではないが、体の組織なら変えることはできる。

 関節可動域を変えるための手段がストレッチ運動だ。私たちはストレッチをすると関節が動きやすくなったり、筋肉が伸びやすくなること、運動前や後のストレッチが大切であることを経験から知っているが、もともと筋肉や関節の柔軟性を高めるための運動なのである。

ラジオ体操は優秀なエクササイズ
過度な効能を謳うストレッチにはご用心

 ストレッチには、比較的軽い運動というイメージがある。やりようによってはいくらでもキツくできるのだが、一人でもできる、時間や負荷を簡単に調節できる、場所を選ばないという意味でとっつきやすい運動なのは確かだ。

 運動の習慣がなく体の硬い人が、どれストレッチでも始めてみようというとき、困るのが選択肢の多さだ。ほとんど「効能」に近いことを謳う様々なストレッチやその類があり目移りしてしまう。

 無難なのは定評のあるストレッチを選ぶこと。例えばラジオ体操第一・第二もいいだろう。全身の筋肉や関節を動かすようにデザインされた体操だから、ストレッチとしても優秀である。体が覚えているはずだからとっつきやすく、見かけ以上にカロリーを消費するのでダイエット向きでもある。

 あえて流行に乗ってしまうのもよい。メディアに当たれば、ここ最近話題となっているストレッチがいくつかみつかるはず。現在は背中柔軟性ストレッチ、横隔膜ストレッチが話題に上り続けている。極端な内容だったり、ありえないほど多くの効能を謳っていない限り、どれでもいい。その場で試してみて「キツいけれど気持ちいい」と感じたら、そのストレッチに決めてしまおう。続けるにはまず始めてみることだ。

(ライター 工藤 渉)

[DIAMOND男の健康]

Posted by nob : 2017年03月15日 15:30

アレルギーとまでは言わないまでも、私の場合はウェイトロスはもちろん、乾燥肌や蕁麻疹などが大幅に改善しました。。。

■ジョコビッチ選手を変えたグルテンフリーの食事法の効果(前編)

文:山本奈緒子

錦織圭選手の大活躍とともに、テニスが注目を集めています。その錦織選手が2014年、準優勝をした全米オープンで、決勝進出をかけて死闘を繰り広げた相手が、現在、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手。

そのジョコビッチ選手の著書が、いま驚異的な売り上げを記録中です。その著書のタイトルは、『ジョコビッチの生まれ変わる食事〜あなたの人生を激変させる14日間プログラム』というもの。10万部を超え、Amazonでも総合3位に入るなど、その勢いはとどまるところを知りません。

実は世界トップのアスリートであるジョコビッチ選手、ある食事法を取り入れた途端、劇的に成績がアップ。いきなり3つのグランドスラム大会を制し、一躍、世界ランキング1位に躍り出ました。好調は現在も続いており、2015年もウィンブルドンや全米オープンなどグランドスラム大会3勝。さらに4度目の年間世界ランキング1位が確定するなど、まったく他を寄せ付けません。

ではジョコビッチ選手は、一体どんな食事法を実践したのでしょうか?それこそが、ダイエットだけでなく、実は今や多くの一流スポーツ選手やアスリート達が取り入れ始めている食事法、“グルテンフリー”なのです。

そこで、グルテンフリーの目を見張る効果と、実践する上でのポイントなどを、その著書から抜粋してご紹介しましょう。「疲労感が抜けない」「いつも頭がボンヤリしている」という人は、ぜひ試してみてください。

そもそもグルテンフリーとは?

グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦といった穀物に含まれるタンパク質のこと。実は、自分では気付いていないことも多いのですが、このグルテンのアレルギーを持っていて、小麦などの穀物を食べると、息切れやめまいといったさまざまな不調を起こす人が、意外にも多いのだそうです。

ジョコビッチ選手は、まさにそのアレルギーの持ち主だったのです。そこで、パンやパスタなど、グルテンを含むあらゆる小麦製品を断って、健康を取り戻そうとしました。それが、グルテンフリー食事法というわけです。

グルテンフリーで得られる効果

ジョコビッチ選手は、グルテンフリーの食事法を14日間取り入れたところ、1週間たったあたりから、次のような効果があったそうです。

・身体が軽くなり、やる気が湧いてきた
・体重が減少した
・脳内の霧が晴れ、思考が明瞭になった
・長年悩まされていた鼻詰まりが消えた

その後、試しに再びグルテン製品を摂取したところ、あっという間に、めまいとさまざまな不調が再発したといいます。

このグルテンアレルギーは、気付きにくいのですが、「5人に1人が持っている」といわれています。いつも身体が重い、すぐ気弱になる、という人。「ストレスのせいだ」と片付けているかもしれませんが、実はグルテンアレルギーによるものかもしれません。試しに14日間だけ、小麦製品をやめてみてはいかがでしょうか?

グルテンアレルギーか調べるテスト方法

「もしかしたら、自分もグルテンアレルギーかも」と思った人には、簡単に調べられるテストがあるので、ご紹介します。それは、以下の方法です。

1.まず、左手をお腹に当て、右手は真横にまっすぐ伸ばす。
2.誰かに右手を下方向へ押してもらい、自分は右手を下へ押されないよう抵抗する。このときの右手の反応が、健常な状態のときの身体の反応である。
3.次に、左手にパンを持ち、お腹の前に当てる。右手は2と同じく、真横にまっすぐ伸ばす。
4.再び、右手を上から下方向へ強く押してもらう。このとき、パンを持っていないときより抵抗する力が弱い場合、身体がパンに含まれる小麦を拒絶している証拠といえる。

このテストは、パン以外の物でも応用できます。試しに携帯電話を持ってやってみると、「その電磁波が腕の力を弱めていることに気付くだろう」とのことです。

グルテンフリーはダイエットに最適

アレルギーでなくても、小麦は糖分が多いので、血糖値を急激に上げてしまうという弊害があります。糖質の多いものを食べると、身体は血液から血糖を取り除こうとします。そして脂肪細胞を血中にたくさん送り込んで、血糖を取り込ませようとするのです。

逆に考えれば、小麦製品を食べないようにしさえすれば、血糖値が急激に上がることもなくなるし、脂肪細胞を血中に送り込む必要もなくなる。つまり、太りにくくなるということです。

実際にジョコビッチ選手は、グルテンフリーの食事を始めてから、それまでなかなか落ちなかった体重が5kgも落ち、身体が軽くなったそうです。グルテンフリーは健康的に体重を落とせるので、ダイエットをしている人にもお勧めの方法といえます。

グルテンを含む食べ物

では、グルテンはどんな食べ物に含まれているのでしょうか?例を幾つか挙げてみましたので、参考にしてください。

・パン
・パスタなど小麦から作られた麺類
・揚げ物の衣
・ケーキやドーナツなど小麦から作られたスイーツ
・クッキーやクラッカーなどのスナック
・ビールなど麦芽から醸造されたアルコール飲料
・醤油や味噌などの調味料
・加工チーズ
・インスタントのお茶やコーヒー
……などなどです。

ひと口にグルテンフリーの食事をとるといっても、グルテンを含む穀物は実に多くの食品に使われているので、常に原材料をチェックする必要がありますね。

今回は、ジョコビッチ選手の著書から、グルテンフリーの効果と実践する上でのポイントを、簡単に抜粋してみました。

原因不明の体調不良に悩まされていたり、ダイエットしてもなかなか痩せないという人は、ジョコビッチ選手にならって、まずは14日間だけ、グルテンフリーを取り入れてみてはいかがでしょうか?


■ジョコビッチ選手を変えたグルテンフリーの食事法の効果(後編)

現在、世界ランク1位のテニス選手、ノバク・ジョコビッチ。その彼が著書『ジョコビッチの生まれ変わる食事〜あなたの人生を激変させる14日間プログラム』で明かした“グルテンフリー(小麦や大麦、ライ麦といった穀物に含まれるタンパク質を一切摂らない食事法)”は多くの人の注目を集め、今や一流スポーツ選手、アスリートの多くが取り入れるようになっています。

前回は、そのグルテンフリーについて、効果や実践法などを中心に解説しました。

後編の今回では、実際にジョコビッチ選手がおこなっている食生活の内容について紹介したいと思います。

起きたらまず摂取するもの

ジョコビッチ選手には、朝の習慣が2つあります。

1つ目は、グラス1杯の常温の水を飲むこと。寝ている間、身体は何時間も水分を摂っていません。そのため、起きて活動を始めるための水分を必要としています。

ただし、このとき氷水を飲むことは避けているそうです。身体は、入ってきた水を体温と同じ温度まで温めようとして、消化器官へ血液を送り込んできます。冷たい水を飲むと、そのプロセスに多くの血液が使われ、消化が遅くなるだけでなく、筋肉への血流が妨げられてしまうのです。

ちなみにジョコビッチ選手は、朝だけでなく、一日を通して温かい水を飲むようにしているそうです。

2つ目は、スプーン2杯の蜂蜜を摂ること。身体は糖分を必要としていますが、悪い糖分を摂ると、血糖値が乱高下することになります。そこで良い糖分である蜂蜜を毎朝摂っているそう。さらに、ジョコビッチ選手は、通常の蜂蜜より抗菌作用の高いマヌカハニーを、できるだけ摂るようにしているそうです。

ジョコビッチ選手の朝食

それではジョコビッチ選手は、どんな朝食を摂っているのでしょう?彼は“パワーボウル”と称して、普通サイズのボウルに次の材料を混ぜて、毎朝食べています。

・グルテンフリーミューズリー、またはオートミール ※ オーツ麦を脱穀し、平たく押し潰したものがオートミール。そのオートミールにドライフルーツやナッツを加えたものがミューズリー。
・一握りの分量の様々な種類のナッツ(アーモンド、クルミ、ピーナッツなど)
・ひまわり、またはカボチャの種
・スライスした果物(バナナや様々な種類のベリーなど)
・ココナッツオイルをスプーン1杯
・ライスミルク、アーモンドミルク、またはココナッツウォーター

毎朝、これらの材料の割合を変えて、味に変化を付けています。日本人には馴染みの薄い食材も多く含まれていますが、輸入食品を扱うお店やネットショップなら、入手が可能です。ぜひ試してみてください。

これだけでは足りず「もう少し何か食べたい」と思ったときは、パワーボウルを食べてから20分後に、グルテンフリーのトーストやツナ、アボカドを食べているそうです。

20分の時間を空けるのは、消化を良くするため。胃は、炭水化物とタンパク質を同時に消化することができません。そのため、このパワーボウルのような炭水化物と、間食に含まれるタンパク質を同時に摂取すると、消化にエネルギーと時間を要します。

すぐにタンパク質が入ってくると、胃に負担をかけてしまうので、胃が適応できる時間を20分与えているのです。

ジョコビッチ選手のランチ

ジョコビッチ選手の典型的なランチは、“野菜入りグルテンフリーパスタ”です。グルテンフリーパスタは、キノアかソバで作られています。

野菜は、次のものを混ぜています。

アブラナ、トマト、キュウリ、ブロッコリー、カリフラワー、インゲン豆、ニンジンなど。このグルテンフリーパスタと野菜に、オリーブオイル、少量の塩を混ぜるのが定番です。

反対にジョコビッチ選手が食べないのは、トマトソースなどのソース類。とくに缶詰のトマトソースは添加物が多く含まれているうえ、胃がもたれるので消化が遅れてしまうそうです。

ジョコビッチ選手の夕食

夕食は、肉か魚といったタンパク質を中心に摂ります。具体的には、牛肉のステーキか鶏肉、サーモンが多いそう。肉はローストかグリル、魚は蒸すか短時間茹でる、という調理法を取ります。これに、蒸したズッキーニやニンジンなどの野菜類、またはヒヨコ豆やレンズ豆、スープなどを加えます。

アルコールは、ときどきグラス1杯の赤ワインを飲むのみ。ビールやウォッカなどは、麦から作られているので飲むことができません。

摂取していい水分は?

お茶は、いつ飲んでもOKな飲み物です。とくにジョコビッチ選手は、リコリスティーとジンジャーレモンティーを好んで飲むそう。リコリスティーはカフェインが入っていないのに目覚まし効果があるので、オススメです。

“食べ方”で心がけていること

ジョコビッチ選手が食事を摂るときのルールとしているのが、「ゆっくりと意識的に食べること」です。

早く食べると、胃に一度に大量の食べ物が押し寄せてくるため、胃は得た情報を処理する時間がなくなり、消化が遅くなってしまいます。そのため「満腹」のサインが出なくなり、食べ過ぎてしまうのです。

さらにジョコビッチ選手は、食事中は次のことを実施しています。

・テレビを観ない
・メールを見ない、送らない
・誰かと長々話さない

このようにして、食事中は噛み砕くことに集中します。それにより、唾液に含まれるエンザイムが食物と混ざり、より正確に胃に「情報」が伝わるからだそうです。

いかがですか?ジョコビッチ選手もそうであったように、自分では気付いていないけれど、実は小麦アレルギーを抱えており、それによって様々な不調に悩まされている人は意外と多いようです。ぜひ、彼の食事内容を参考に、14日間のグルテンフリーを試してみてください。


[いずれもRhythm(リズム)]

Posted by nob : 2017年03月04日 17:01

すべての人に敬称敬語で話すことから始めれば難しくありません。。。

■アドラー心理学に学ぶ仕事との向き合い方

『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』の売れ行きが止まらない。ビジネスパーソンは「アドラー心理学」をどのように役立てるべきなのか。本には記されていない「14の教訓」も紹介していく。

アルフレッド・アドラー
オーストリアの精神医学者(1870~1937年)。フロイト、ユングと並ぶ心理学の3大巨頭のひとり。フロイトの性欲中心の学説に反対し、「個人心理学」を立ち上げた。

◎アドラー心理学は対人関係の処方箋

『嫌われる勇気』が世に出たのは、2013年12月のこと。哲学書のジャンルに入る本でありながら、たちまちベストセラーとなり、世にアドラー心理学ブームを巻き起こした。

 著者の岸見一郎さんいわく、アドラー心理学は、「対人関係に焦点を当てたシンプルかつ実践的な心理学」とのこと。

「私たちは、職場や家庭、日常生活で様々な悩みを抱えていますが、それを丁寧に紐解いていくと、すべて対人関係の悩みに帰結するのです」

 上司や部下との人間関係、妻(彼女)との関係、子どもとの関係……。たしかに、人間関係のつまずきが、そのまま人生のつまずきとなっている。

 では、どうしたらいいのか。岸見さんと一緒にアドラー心理学による解決策を見ていこう。

岸見一郎
1956年京都府生まれ。哲学者。

【テーマ1】上司や先輩とのつきあい方

《対人関係は肩書で区別しない。人はみな対等》

ヨコの関係
「上司だから部下だから取引先だからと、対人関係を肩書で区別していてはうまくいきません」(岸見さん)。タテの関係を築かず、ヨコの関係――これが理想の関係だ。

◎上司の感情的な発言につきあってはいけない

 職場での人間関係――特に上司や先輩との人間関係は、目上の相手のことだけに、なかなか難しいものがある。

 岸見さんは、「上司と部下の関係をタテの上下関係で捉えることに間違いがある」と言う。

「アドラー心理学では、タテの対人関係は精神的な健康を損なう最も大きな要因であると考え、ヨコの対人関係を築くことを提唱しています。職場の人間関係で間違いやすいのは、職責の違いを、人間関係の上下で捉えてしまうことです」

 上司と部下では、求められる役割も責任も異なる。経験や知識の量も違うだろう。だが、こうした違いを人間関係に持ち込まないのがアドラー心理学だ。

「あくまで人として、対等でなければならないのです」

 とはいえ、上司がタテに固執し、怒鳴りつけてきたらどうするか。

「まず、立場に関係なく〝怒り〟は人と人との距離を引き離す感情だと理解してください。望遠鏡を反対側からのぞくようなもので、相手はどんどん離れていき、関係は悪化します」

 そのうえで岸見さんが提案する方法は次のとおりだ。

(1)何を言っているか、その中身にだけ着目する。

「感情を爆発させる人は、そうすることによって相手より優位に立ちたいと思っているのでしょう。怒りは権威づけなのです。怒られた際は感情面を無視し、中身にだけ注目するのです。正当な指摘であれば従い、不当ならば指摘し返せばいい」

(2)「普通に話していただけませんか?」と上司に注進する。

「関係性の改善を求めるのも手です。こちらが感情的にならず、あくまで冷静に接すれば、向こうも『こいつの前では威張らなくてもいいんだ』と学習してくれる可能性があります」

 それでも「嫌な上司」はいる。

「基本的に、〝悪い上司〟はいない、と考えてください。コミュニケーションの下手な上司がいるだけなのです。雨が降ったら傘を差すのと同じように、上司の怒りは冷静に受け流してしまいましょう」

望遠鏡を反対からのぞく
岸見さんいわく、「怒りは、ちょうど望遠鏡を反対からのぞくように、自分に怒りを向けた人を遠くへと離してしまいます」。

◆アドラー心理学的3つの教訓

一、 責任の大小はあっても人間関係に上下はない
一、〝怒り〟は人と人との距離を引き離す感情
一、 悪い上司はいない。〝下手な〟上司がいるだけ

【テーマ2】部下や後輩の育て方

《相手をほめてはいけない、叱ってもいけない》

叱ってはいけない
アドラーは「叱る」ことも「怒る」ことも、決してやってはいけないこととして否定する。「部下が失敗した時は、叱らずに、そのことだけを注意すれば事足ります」(岸見さん)

◎ほめるという行為は相手を見下している

 上司や先輩との人間関係のあり方は、そのまま、部下や後輩との人間関係にも重なってくる。後輩とのつきあい方、育て方もまた、職場では悩みの種だ。

「対人関係はヨコ関係なので、怒ってはいけない、と言いましたよね? こう言うと、『怒ってるんじゃない、叱ってるんだ』と反論する方がいますが、この2つに違いはありません。もし、あなたが部下を叱り続けているとしたら、きっとその部下は、叱られないために、自分に与えられた必要最低限のことしかしなくなるでしょう。『指示待ち族』の誕生です」

 岸見さんは、部下が失敗した際は、次の3つの対応を取るべきだという。

(1)可能な限りの原状回復。

(2)関係者への謝罪。

(3)同じ失敗をしないよう話し合う。

 叱っても、何も解決しないのだ。

 では、部下はほめればいい?

「そうではありません。アドラーはほめることも否定します。なぜなら、ほめることは、〝上から目線〟で相手を見下し、評価しているということだからです」

 岸見さんは「ほめる」ことで、相手をダメにしてしまう恐れがあると説く。

「アドラー心理学では、承認欲求を否定します。なぜなら、承認欲求にとらわれた――つまりほめられたい人間は、他人から認められたいと願うあまり、いつの間にか、自分の人生を見失ってしまうからです。『ほめられたい=承認されたい』という欲求は尽きることがありません」

 会社には、上司の鵜(もしくはポチ)のような人間がたくさんいる。彼らは、自分の承認欲求を上司に利用され、コントロール下に置かれているのだ。

 ほめてもダメ、叱ってもダメ。ならば、どう部下に接すればいいのか。

 岸見さんは、「部下を尊敬すること」だと言う。

「冷静に部下を観察してください。きっと、『自分より秀でた分野』を持っているはずです。その部分を認め、何なら教えを請うてもいいのでは?」

上司が部下をコントロール
上司が部下をコントロールする場合、相手の「ほめられたい」という承認欲求を利用していることが多い。

◆アドラー心理学的3つの教訓

一、 叱り続けた部下は「指示待ち族」になる
一、 承認欲求にとらわれると利用される危険性
一、 部下や後輩の尊敬できる部分も見つける

【テーマ3】自分の仕事との向き合い方

《あらゆる仕事に貴賤はない。取り組む態度が肝心 》

あらゆる仕事に貴賤はない
例えば、一国の宰相と専業主婦の間には、職業としての差はない、というのがアドラーの立場。「私たちはそれぞれ役割を分担しているだけです」(岸見さん)

◎社会も職場も「分業」によって成り立っている

 いくら職場では、「タテ関係ではなく、ヨコ関係だ」と言ったところで、頭では理解できても、実際の行動に移すのは難しい。

「職場での人間関係を、ビジネスライクな仕事上の関係なのか、友人に近い関係なのか、分けて考えるほうがいいでしょう」と岸見さんはアドバイスを送る。

「アドラー心理学では、『仕事の関係とは〝信用〟の関係であり、交友の関係とは〝信頼〟の関係である』と規定しています。仕事の関係とは、利害の絡んだ条件付きの関係ですね。一方、交友関係は、利害に関係なく『好きだ!』という感情で結ばれた関係です。つまり、仕事では信頼は必ずしも必要ありません」

 では「信用」とは?

「アドラーは、人は『分業』という画期的な働き方を手に入れたのだと言っています。どんな仕事でもそうですが、分業によって成り立っています。社会もそうです。なくていい仕事はひとつもありません。つまり、職場とは、お互いがそれぞれの役割を担い、協力し、貢献し合っている関係といえるのです。だって否が応にも、信用して協力し合わなければ、仕事は成立しないのですから」

 信用関係が成立する条件は?

「前提として、このことを理解してください。人間の価値は、『どんな仕事に従事するか』で決まるのではなく、『どんな態度で取り組むのか』によって決まるのです。だからどんな職種であろうと、自分を卑下する必要はありません。そして、もうひとつのポイントは、『能力』ではなく『態度』が重要だということです。なぜなら、人は、その人のスキルの高さのみで相手を信用するのではなく、『この人と一緒に働きたい!』という感情を重視しています。スキルが高い嘘つきの人よりも、スキルがそこそこでも誠実な人を私たちは仕事仲間として選ぶのではないでしょうか。『能力=人間性』ではないのです」

他者と「分業」して働く
他者と「分業」して働くためには、仲間を信用しなければならない。一方、この世で生きていくためには、友人を信頼する――どんな相手でも自分から尊敬しなければならない。

◆アドラー心理学的3つの教訓

一、 仕事とは、互いに信用し合うことである
一、 仕事の中身ではなく態度で評価しよう
一、「能力=人間性」ではない。「態度」が重要

文/編集部

[@DIME]

Posted by nob : 2017年02月25日 11:14

なるほど、、、今後ますます増えそうですね。。。Vol.2/怖っ。。。

■「死後離婚」しても義父母が持つ財産を手に入れる方法アリ

 本誌・週刊ポスト前号で取り上げた「死後離婚」についての特集が、“想定外”の反響を呼んだ。「死後離婚」とは、夫の死後に妻が夫の親族との親戚関係を解消する「姻族関係終了届」の書類を役所に提出すること。これにより、妻は夫の親族との縁が切れ、義父母の介護等にかかわる必要はなくなる。本誌は、「自分が死んだ後に離婚されるなんて怖すぎる」という夫側の反応を期待していたのだが、予想に反して妻たちから「いい情報だからもっと知りたい」という問い合わせが殺到してしまったのだ。

 死後離婚しても、義父母が持つカネや財産は手に入れたいという女たちもいた。

「夫の両親にはさんざんイビられて来ました。夫が死んだら姻族関係を終わらせたいのですが、今までの気苦労代として義父母からの財産分与を受ける方法はありますか?」(60歳・主婦)

 夫の両親の財産は、そもそも妻に相続権がない。しかし、妻には「子供を利用する」という手があるという。

「夫が死んでいる場合、義父母の遺産は夫の子供(義父母の孫)が『代襲相続』します。たとえ母親が義父母と姻族関係を解消したとしても、孫と祖父母の血族関係は切れていない」(家族問題に詳しい弁護士・加藤泰氏)

 つまり、子供を通じれば遺産を得ることは可能となる。4年前に夫と死別した都内在住の田中道代さん(仮名・55)はこんな計画を明かす。

「私自身は夫の両親と絶縁状態にありますが、息子にはおじいちゃん、おばあちゃんの遺産を受け取ったら半分は家に入れるように言ってあります。半分と言っても、夫の実家は九州の資産家。老後の心配は要りません。バレないっていうなら、死後離婚しちゃおうかしら」

 あぁ、やっぱり恐ろしい。

[週刊ポストセブン]

Posted by nob : 2017年02月25日 11:02

心がけてはいても7時間はなかなか難しい、、、夢を見ないで眠ることもほぼ皆無ですし。。。

■「7時間睡眠」がもっとも長生きできる理由

満尾 正 [満尾クリニック院長・医学博士]

質の高い人生は
「脳の休養」から生まれる

「7時間睡眠がもっとも長生きする」

 これは、日本やアメリカ、イギリス、それぞれの国の研究チームの調査で明らかにされていることです。

 もとより、人には個体差がありますから、6~8時間が健康的な睡眠時間と考えてよいでしょう。

 脳は、さまざまな心の作用と結びついています。

 睡眠が足りずに脳の疲労が回復されないと、たちどころに心が不安定になります。感情のコントロールが効かなくなる障害も出てきます。倦怠感や集中力の欠如などの不調も現れてきます。

 日中、働きづめの脳は、十分な休養、つまり「睡眠」が与えられることで、いくつになっても最高のパフォーマンスを発揮します。

 感情や気力は、生命力の構成要素です。脳の休養は、強い生命力を保つうえで欠かせない条件なのです。

 睡眠時間がどうしても短くなりがちな人は、昼寝をとり入れるといいでしょう。ただし、長時間ダラダラと寝るのは禁物です。せいぜい20~30分ほどの昼寝が、脳の休養にとても有効とされています。

 寝すぎも、無気力などの気分障害を引き起こします。

睡眠時間以上に
熟睡できているかが重要

 良い睡眠とは、睡眠時間の長さではなく、むしろ「熟睡」できているかどうかといった睡眠の質の問題と考えられています。

 睡眠には体を休める「レム睡眠」と、脳を休める「ノンレム睡眠」があります。レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠りです。ノンレム睡眠から始まって徐々に眠りの深度を増し、熟睡度のピークを過ぎると浅くなってレム睡眠に変わります。約90分を1サイクルとして、4~5サイクル経て、心地よい目覚めに至ります。

 ぐっすり眠る脳は、夢をほとんど見ることがありません。このノンレム睡眠の間に、成長ホルモンが分泌され脳の機能回復や細胞の新陳代謝を高めたり、免疫力を増強したりといった体のメンテナンスが行なわれます。

 いつも決まった時間、夜10時に就寝し、朝5時に目覚める――。入眠して3時間の間にしっかりと成長ホルモンが分泌する眠りが、理想的な熟睡です。

 過不足ない睡眠は、朝の目覚めの状態でわかります。前向きな気持ちがあふれた目覚めであれば、熟睡が得られた証拠です。朝目覚めたときの気分を尺度に、自分に合った睡眠時間を見つけるといいでしょう。

「質の良い眠り」を
与えてくれるメラトニン

 規則正しい起床・就寝の習慣は、「誘眠ホルモン」とされるメラトニンの性質を活用してつくります。

 メラトニンは、脳の中心部の「松果体」と呼ばれるところから分泌されています。大量に分泌されると眠気をもよおし、少なくなってくると目覚めます。

 メラトニンの分泌量は7歳ごろをピークに、50代以降では半減しますが、「幸せホルモン」と言われるセロトニンを増やすことで分泌量が高まります。

 セロトニンは、納豆をはじめとした大豆製品や、ゴマ、しらす干しなどに豊富なトリプトファン(必須アミノ酸の一種)を原料につくられます。セロトニンからメラトニンへの合成は暗くなると始まると言われています。

 規則正しい睡眠習慣をつけるとともに、こうした食品を積極的にとって、脳を健康に保っていきたいものです。

 メラトニンにはまた、「不老長寿ホルモン」の異名があります。強力な抗酸化作用を持ち、脳細胞を守る働きがあります。さらに熟睡を得ることで免疫力が増強するという間接的な効果で、がん、骨粗しょう症、心臓血管疾患、糖尿病の合併症、肥満にもかなりの予防効果があることが報告されています。

朝日を浴びることで
ストレスから解放される

 昔から、日本人の勤勉さは「早起き」に象徴されています。江戸・元禄時代に井原西鶴が著したわが国初のビジネス小説『日本永代蔵』には、「金持ちになる秘訣5カ条」が書かれています。そのなかで「いの一番」に挙げられているのが、早起きです。

 じつは朝は、ストレスと闘う「ストレスホルモン」の分泌量がもっとも多くなります。体に活動のエンジンがかかる際にエンジンの役割を果たすのです。

 しかし、ストレスをためやすい人だと、体は一日中、ストレスホルモンであふれてしまいます。気持ちがうしろ向きになり、愚痴っぽくなったり、ひがみっぽくなったりして、ストレスがさらにストレスを呼ぶといった「ストレススパイラル」にはまってしまいます。

 そうならないためには毎朝、決まった時間に起床して朝日を浴びます。いわば「心を洗う朝の儀式」です。

 朝日を浴びると、前述のセロトニンが脳内に分泌されます。セロトニンは、ストレスが生まれにくい体内環境をつくります。このとき、笑顔をつくれば、ストレスホルモンの分泌量がスーッと下がります。心を洗う儀式は、脳をリフレッシュする習慣でもあるのです。

[DIAMOND男の健康]

Posted by nob : 2017年02月23日 10:27

これからがそれまでを変える。。。/闘病のかたちは千差万別十人十色、、、負けない人々はまずそれまでの自分と決別する。。。

■会社を辞めたらガンになりました、ついでに治療も止めました
でも8年経った今でも元気です

山口 ミルコ
文筆家

8年前に会社を辞めた。

オバマ氏が「チェンジ」を世界に呼びかけて、アメリカ大統領になった頃のことだ。

リーマンショックの折、20年に亘る出版社勤めをやめようと決意した筆者は、2009年初頭、会社に辞表を出した。と同時に、乳ガンに罹患していることが判明し、退社後は闘病生活を送った。

「リーマンショックからさほど経っていないのに、なかったことのようになっていないか?」

これは会社を辞めて闘病生活に入った私――毎日を静かに暮らしていた私から見えた世の中、の感想だった。

自分と同じく会社を辞めた人たちが、いまどこでどうしているのか気になっている。

あの日「世界の終わり」に気づいた人は少なくないはず、しかし私は彼らになかなか会えない。

バブル期に向かって思春期を過ごし、雇用機会均等法で就職、充実した社会人生活と賑やかな業界でのキャリアを手にして、その経験の貯蓄を元手に、失われた20年以降には自分なりのアイディアで食いつないだ――筆者と同世代の、会社の中核的存在だった人も多かったにちがいない。

そういう人たちがなかなか出てこられない世の中になっているのか、私が孤立しているせいなのか、何事もなかったかのようになっているこの世界。

リーマンショックが突き破った袋から弾け飛んだ、生き残りを賭けた闘いの空気は、オバマが4年2期をつとめるあいまにみるみるよどんで地球上をただよい、世界各地に沈澱、いよいよ不気味な様相を呈するなかトランプ米大統領が誕生した。

会社を辞めた直後から、私はガン治療を受けた。

主なメニューは手術→放射線治療→抗ガン剤、それと並行してホルモン治療と作業療法(リハビリ)。やりたくなかったが、やるしかなかった。その体験は、拙著『毛のない生活』(2012年)に書いた。

ぜんぶ合わせると入院・通院していたのが1年、その後の歯の治療や口内炎の頻発の繰り返しや手の不自由、免疫不全、帯状疱疹……などなど、いろんな回復を待つこと約3年、再発におびえながらも「まあ調子いいよね」となるまでになんだかんだかかってしまい、現在に至っている。

それでものらりくらりとやってきたせいか、ぼちぼち<がんを克服した>と言っていいだろうラインに、ようやっと立つことができた。

あのとき会社を辞めなければどうなっていたかと考えてみる。

会社を辞めたのは、もう辞めようと思ったからであり、ガンになったからではないが、筆者の場合、退社とガンの発覚がほぼ同時期だったので、すぐに周囲の人びとの知れるところとなった。

多くの関係者が思ったにちがいない。

「あのひとはもう、仕事できないよね」

そういった目にさらされることは、独立したばかりの者にとって、こたえた。

社長に朝から電話で叩き起こされることは当然なくなり、誰からも連絡が来なくなった。

朝は寝床でグーグーグー、昼はのんびりお散歩、しけんも仕事もなんにもない、ゲゲゲのおばけ状態になるのにそう時間はかからなかった。以前がモーレツ社員だった分、すがすがしくさえあり、変わり果てたライフスタイルには我が事ながら、ときおり呆れた。会社時代の自分は、幻だったのではないかと。

それでもあのまま会社にいては治らなかったと、いま振り返ってハッキリ言える。

ガンと会社はある意味似ているからだ。

ガンになったら「チェンジ」せよ

ガンは人によって違い、治療も違う。

ガン治療には波があり、体調にも波がある。

調子の良い時もあるので仕事できそうな気がするし、じっさいすることも可能かもしれないが、筆者の体験をもって言わせていただくならば、やっぱりやらないほうがよい。

会社を辞めずにガンと戦うことは、2つ会社に行くようなものだ。

「ながら」が通用しないのがガンであり会社――たいていの日本の会社では、同種療法は無効、ということだ。

冒頭の「チェンジ」を、ここであえて挙げたい。リーマンショック後に叫ばれて、いまだになされていないそれ、である。

ガンになったら、いったんぜんぶをやめること。

会社が大事なのは、よくわかる。筆者も会社を愛していた。会社員の人で自分の会社を愛してない人などいないと思う。しかしそんな人間がガンをこさえたのだ。

会社にいれば、日々目の前にやるべきことが生まれ、会いにくる人もいる。

そうした場所を持っていた人が持たなくなると心身不安定になることも自ら退社したいまではわかる。

また、お金のことは当然ある。ご承知のとおり、がん治療にはお金がかかる。

同時期に治療を受けていた筆者の友人のなかに、会社員は少なからずいた。仕事を続けなければ治療も続けられない、そう言っていた。

彼女たちは独身であったり、独身でなかったのに乳がんになったことで離婚に至ったりした。筆者も独身であったが、退職金がまとめて入ったこと、そして実家があったことで治療に専念できたのは幸運だった。

“無収入”の時代が訪れる不安なく仕事できた自分は、これまでずっと会社に助けられてきたのだと、よくわかっている。

それでも一度すべてを絶つことをおすすめするのは、<過去と決別する>ためである。もうそれ以外にすることなど、ほとんどないと言っていい。

いったん素(す)になる必要がある。

1人になって、閉じこもり、じっと考える。

ガンは自分の細胞の変貌なので、本来の自分を取り戻す時間が必要なのだ。

孤独と向き合い、徹底的に考える。

そうしないと、そもそも自分はなんだったのか、わからないからだ。

生きていると、いろんなものがくっついてくる。元のかたちを分らなくさせているそれをはがしてゆく作業が闘病であったと振り返る。

自分をとりまく環境、人間関係、ライフスタイルすべてを見直した。

変わらなければならない、しかしそれができたなら終わりも同然、あとやることは、決まっていた。

1) 病人である自分と、とことんつきあう。
2) 病院をよく検討したうえで、この主治医についていくと決めたらば、その方針に従い、覚悟して治療を受ける。

治療中の方がマシだった!?

この病気が難儀なのはある時期、戦争になるところであり、そこも会社とそっくりだ(前ページの1)と2)、病人を会社員に、病院を会社に、主治医を社長に、「治療を受ける」を「仕事する」に置き換えて読むことができる)。

戦闘や混乱は免れない。

人によってガンは違い、100人いたら100通りのガンがあるので、戦い方や期間も100通りあるだろう。人それぞれなのだけれど、あるときには激しく必死で戦わねばならない。そこを戦わないと、ガンはどこまでも追いかけてくる。

戦闘中は、真剣に戦う。そして、ここで和平と思ったら、ただちに武器を置いて戦場から去る。いつまでも戦場に立ち尽くし、呆然としたり、戦友と傷をなめ合ったり、異国に立ち入って勝手に国境線を引いたりしてはならない。去るタイミングを逃してしまうと、平時より戦時のほうがよかった、なんてことに。こうなるとタチがわるい。戦後が長引く。

和平を決めたら武器は保持しない。同じ手は二度と使えない。戦力は全て戦場に置いていくことになる。ここも会社と似ている。

私は治療を途中でやめているので、戦闘のさなかにガンと和平協定をむすんだようなことになっている。そのことについては、次回書かせていただこうと思う。

さて、戦場を去ってどこへ行くか?

待ってくれる人がいたらそこに帰れるが、よく考える必要はある。

会社に戻るな、とは言わない。しかし以前と同じ生き方では、敵はまた追いかけてくるので、居ながらにしてやり方を変えることをおすすめする。

会社を辞めなかった人には会社が、離婚にならなかった人は家庭が、そこがもしもあたたかく迎え入れてくれる場合それに越したことはないにしても、乳がんのように長期間治療の病ほど、そのサイクルに呑み込まれ、うっかりすると治療の世界が居心地よくなってしまうケースがあることも、ここで言っておきたい。

とかく人は慣れた場所にいてしまうものだ。

病院の中にいれば守られるし、みんな優しくしてくれる。同じ病の友もいる。精神的なケアサポートとして同じガンの患者同士が交流できる場を設けている病院も多い。そこに専門医や経験者が出入りして、患者にヒアリングをしたり、アドバイスをしたり、の交流が生まれる。その交流がいっとき患者を支えることも否定はしないが、批判をおそれず書くならば、用が済んだらとにかくその場から離れるほうがいい。

一歩病院を出れば、外の世界が待っている。

そこにあらゆる問題が待ち受けていることはいうまでもない。

治療中のほうがまだよかったというほど、厳しいことがそこには待っているかもしれないが、治療の世界が居心地いいからといって居座らず、とっとと社会復帰したほうがいい。

素(す)に戻った本来の自分が、必ず新しい場所を引き寄せるはずだから。

おさらいする。ぜんぶをやめて、ひたすら治療に専念、そして治療が済んだら、そこもやめる。闘病前の自分と決別し、闘病中の自分とも決別する。この道しかなかった。

退社から8年、いまになって、会社がどういう場所だったのか、思い返すことが多い。

元気になった証拠かもしれない。

では、次回は「なぜ私は治療をやめたのか?」について書かせていただきます。


■「ガン再発」と「副作用」を天秤にかけた結果、治療をやめました
後悔なんてしてません

8年前、勤めていた出版社を退社したと同時に乳ガン罹患が発覚した文筆家の山口ミルコさん。手術、抗がん剤、放射線、ホルモン剤、リハビリなど、辛い治療をこなしつつも、快方に向かっていた。が、山口さんは途中で治療を一切放棄してしまった。そのココロは一体?

ガン探偵ミルコの捜査結果

退社することなく、ガンになったと仮定してみる。

おそらく丸1年は会社を休まなければならなかったし、その後の不調を抱えながら前と同じ仕事を続けるに困難がつきまとったことは想像に難くない。

闘病は身体の厄介だけでない、心が厄介だ。

それに会社というのは待ってくれるものだろうか、以前のようには稼げなくなった人を。

なぜガンになったのか? それをずっと考えてきた。

<私がなぜ?>の問いは、多くのガン経験者の方々にも共通のものと思う。

ストレスか、食生活か、何者かの怨念もしくは邪気なのか、はたまた自らの行ないの悪さによるものか、前世からの因縁か……自問自答は止まらない。

けっきょく自分自身を責めることになる。私もはじめはそうだった。

ところが年数が経つにつれて、ほんとうにそうだろうか?と思うようになった。

考えてばかりいるうちに、自分がいいとか悪いとか、そういうものを超えた真相に迫りたい、どうにかしてそこへたどり着けないだろうかということになった。ヒマだったのだ。

原因は何か?

犯人は誰か?

犯人逮捕までの捜査プロセスについては、これから出る新しい本に書いた。

ガン探偵ミルコは、日本で、中国で、ロシアで、考えた。

考えに考えぬいてわかったことの1つには、結果はもう出ている、ということがある。

<ガンになった>は結果だ。

原因はどうであれ、結果が出ている。

ガンになったことも、会社をやめたことも、もう済んだこと。

なのになぜ私はそこにいつまでもこだわり続け、本まで書いたのだろう。

会社も治療もやめたのに、考える続けることはやめられなかったのである。

私を導いたものがなんであるのか、そこも知りたい。

ひとつ、いいアイデアが浮かんだことがある。

「私は嵌められた」というものだ。

私は罠にかかった小動物のようだった。

まったく自分は悪くない、すべて私以外の何者かのしわざであると。そこで片づけられたらすぐに終わったのだが、しかしそうはならなかった。

私もいつか再発するのかな……?

<ガンを克服した>と言っていいだろうラインにようやっと立つことができたと前回書いた。筆者は会社を辞めると同時にガンが発覚、闘病をへて現在に至っている。

ここまでに、まる8年。退社からもガンからも、まる8年。

この時間の長さをどうみよう?

ずいぶんかかってしまったという気もするが、こんなもんだとも思える。

ガンができるのにはそれ相当の時間がかかっているのだから、ガンが治るのにもそれ相当の時間がかかる、ものごととはきっとそういうものだろう、といまならわかる。

<いままでの自分>がガンをこさえたのだから、<いままでの自分>とは変わらなければ、そうすることでしかぜったいに治らない、そうきつく我を戒めて、この8年を暮らしてきた。

入院中に、「7年で再発した」と言って病院に来た人と一緒になったことがあった。

「ああ、私もいつかまた、なるのかなあ……」

初発を治してもいないのに私は再発を心配した。

あれ以降「7年で再発」の話がなかなかアタマから離れず、再発におびえてきた。

退社以降、ときおりガンについて書いたり発言する機会をいただいてきたが、その中で「克服」という言葉を、私は使ったことがない。むしろまだ病人なのだ、調子にのるなよと自分に言い聞かせてきた。それがここへきて<ガンを克服した>と言っている。わけがわからない。ただ、<終わり>だと思う自分がいる。

私は長年編集者としての仕事に注いでいた全力を、一気にガン研究へ傾けていたので、治療が一年も経つころにはすっかりクタクタになっていた。

もう私はじゅうぶんやったのではないか?

そんなずうずうしい考えがうかんでいた。

当初、主治医の方針では、2種類のクスリをやることになっていた。

パート1は入院で点滴、およそ4ヵ月。

パート2を通院で点滴、およそ半年の予定。

パート1では完全に脱毛し、吐いて吐いて吐きまくったが、なんとかノルマを終えた。

そしてパート2に入ると、全身がグラグラし、耳の奥に痛みを感じた。これまでに経験したことのない、具合の悪さだった。

このままでは耳が聞こえなくなるかも――?

「私、やめます」

医師に言った。

治療も社交もやめたら体質改善

たしかあのときも――会社をやめるときとも、おんなじだった。

もう戦えないのなら、そこに居場所はないのである。

あえて言葉にするなら、もうここには呼ばれない、この場所には来なくていい、いなくてもいい、自分。

自分を失う一歩手前で、私は逃げた。

「私、やめます」の宣言は、この肉体から発せられた言葉であるはずなのに、自分が言った気がしない。それは神かご先祖様か、誰かがクレーンのような恰好で私をひょいと摘(つま)み上げ、私を危機から救い出した。

クレーンで私はいったん高い所へ引き上げられて、その直後に地面に落とされた。

高い場所から勢いよく落ちたので、ダメージは大きかったが、大怪我も辞さないその助けがなければ私はいつまでもあの場でモタモタした。だから救われた。生と死の境を超えたのである。

そして私は会社からもクスリからも引き離されて、あらためて自分のかたちを眺めることになったのだった。

そこには少々まちがったかたちの、歪んだ私がいた。

まだ数回残っていた抗がん剤をこうして途中でやめた私は、どうしたか?

こたえ、何もしなかった。

なにもかも、やめてしまったのである。

経口の抗がん剤も、ホルモン剤も、検査に行くことも、やめてしまった。

ガン治療というのは主治医の決めたスケジュールをまっとうしないと再発率がぐんと上がるといわれており、再発はおそろしいのだが、何もする気がおこらなかった。

ついでに社交もやめた。

こうでなきゃいけないものとかお金や知名度が価値基準になっている場所ともあいついでお別れした。それは、ある意味カンタンだった。向こうからさよならしてきたからである。

ウソは前から嫌いだったがいっそう嫌いになった。

あとは自然にまかせた。

するとふしぎなことに、本来のかたちにもどっていった。

贅肉が落ち、視覚、聴覚、嗅覚が冴え、いったんゴワゴワになった髪質がサラサラになった。

啓蟄が近づくと、手術跡の古傷に痒みをおぼえるようになった。

こうなるともう、大きな地球のサイクルにのっかっていくしかなく、私がずっとこだわってきた「なぜ?」の問いには、すでに何の意味もなかったのだと、解明されるのは時間の問題だった。

以前のように稼げるかなど、質問自体がばかげていると、わかっただけでもガンで儲けたものだった。


[いずれも現代ビジネス]

Posted by nob : 2017年02月23日 09:50

なるほど、、、今後ますます増えそうですね。。。

■妻が喜ぶ「死後離婚」 10年で1000件以上も増えている

【妻たちはなぜ「死後離婚」を選ぶのか】

 神奈川県に住む町田より子さん(61・仮名)は昨年、肺がんで35年間連れ添った夫を亡くした。葬儀では夫の親や兄弟と共に悲しみに暮れた彼女だが、この2か月後に彼らと縁を切ることを決意した。

「夫の家族とは折り合いが悪く、お盆とお正月にも顔を合わせないぐらい疎遠になっていました。大きなトラブルはなかったけど、好きになれなかった。夫がいなくなった今、もう彼らと親族である必要はないのだからと、“死後離婚”したのです」

 こうした事例をまとめた『死後離婚』(洋泉社刊)が、女性たちの間で密かに話題となっている。

 妻にとっての死後離婚とは、夫の親や兄弟との親戚関係(姻族関係)を、夫の死後に解消することを指す。

 通常、妻は夫を亡くしても、仮にその親族が生活に困窮すれば、民法の規定で彼らを助ける義務が生じる。お金に困れば、ある程度は生活を支えなければいけない。それは逆も然り。親族という繋がりがあるからこそ、万が一の時、生活の支え合いが可能となる。

 亡夫としては「親族で互いに助け合って生きていってもらえる」と安心してあの世へ逝けるというもの。しかし、この関係をたった一枚の紙が寸断する。

「姻族関係終了届」という書類を役所に提出すれば、法律上、妻は亡夫の親族とは赤の他人になる。これが死後離婚である。未亡人が提出すれば、亡夫の親族に拒否する権利はない。

 2005年に1772件だった姻族関係終了届の提出数は、2015年には2783件と、10年で1000件以上も増えている。共著者の一人である行政書士の中村麻美氏が言う。

「死後離婚は、夫婦どちらかが死んだ後の自由を約束するものですが、相談者は60~70代の女性が圧倒的に多い。それぐらいの年齢で夫を亡くすケースが多いからでしょう。また、長寿社会になり、夫の親が生きていることが多いのも理由のひとつです。亡夫、あるいはその家族からの解放を求める女性が多いことがうかがえます」

 死後離婚の理由として多いのは次の4つだという。

【1】生前夫とうまくいっていなかったが、遺産と遺族年金を受け取るために夫が死ぬのを待っていた。
【2】夫と仲は悪くはないが、夫の実家と折り合いが悪かった。
【3】夫の死後、お墓の管理や親族の介護などをしたくない。
【4】姻族との繋がりから自由になりたい。

 都内に住む森本薫さん(60・仮名)は、【2】と【4】の理由だった。白血病で夫を亡くした後、義父母と共に実家で暮らす必要性を感じなくなり、死後離婚した。

「義父は商売をしており、夫は家業を継いでいました。夫がいた頃から、同居していた義父母のために家事の一切をやるのが私の務め。今までは二代目の妻としての仕事だと割り切っていたけど、子供も独立し、もう母でも妻でもなくなった私にその義務はないと気づいたんです。“死後離婚したい”と言った時に、義父母は“30年以上一緒に暮らしたのに薄情だ”と言ってきたけど、義理の家族を続ける理由はどこにもない。ようやく自由になれた気がします」

[週刊ポストセブン]

Posted by nob : 2017年02月23日 09:43

すべての食材は諸刃の剣、、、何が正しいのか、何がその時々の自分に合っているのかを見極める目を養うことが肝要。。。

■日本人が実践する健康法の「大ウソ」このままでは寿命が縮みます!
ウコンは肝臓に悪い、海藻で髪は生えない…

週刊現代の特集「逆さま健康法」には大きな反響があった。信用に足るかどうか怪しい情報が溢れているのは、食品も同じ。身体に良かれと思っていた食生活が、実は寿命を縮めていた――。

ウコンは肝臓に悪い

二日酔い対策のため、飲み会の前にウコン入りのドリンクをコンビニで買って飲む――。ウコンは肝臓の機能を回復させ、アルコールの分解を促進するため「身体にいい」と思い込んでいる人は少なくない。ところが近年そのウコンが人によっては、健康被害をもたらしていることが明らかになっている。

「以前、全国の肝臓学会の会員施設に対して、健康食品が原因となった肝障害について調べた結果、原因の1位になったのがウコンだったのです」

こう語るのは名古屋大学大学院医学系研究科・教授の石川哲也氏だ。同氏によれば肝機能が落ちている人は、ウコンを飲むことでかえって肝障害を悪化させる危険性もあるという。

「肝機能の数値が悪いのを回復させようとしてウコンを飲むのはおすすめしません。特に、C型慢性肝炎や非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は肝臓に鉄分が溜まりやすい病気です。そのため鉄分を多く含むウコンを飲むと余計に悪化してしまう危険性がある。

肝臓の数値が悪いからと自己判断でウコンを飲み続けると、知らないうちに肝障害がより悪化する危険もある。

まずは医者に相談し、正しい診断を受け、ウコン入りの健康食品を摂る場合は成分表示をしっかり見て鉄分量を確認してください」(石川氏)

ウコンは、別名ターメリックと呼ばれ、胆汁の分泌を促すというメリットもある。しかし、それ以上に「同時に鉄分を摂りすぎてしまう」というデメリットのほうが大きいのだ。

帝京大学ちば総合医療センターで消化器内科を専門とする小尾俊太郎医師が解説する。

「体内の鉄分が多くなってくると、肝臓の中に余剰となった鉄分が蓄積されます。すると活性酸素というタチの悪い酸素ができやすくなる。活性酸素は大気中に含まれる酸素に比べ、反応性が高く、周囲の細胞(DNA)を傷つけます。

こうなると肝臓の働きがますます悪くなり、肝臓に沈着した脂肪が活性酸素に刺激され脂肪肝炎を引き起こし、肝硬変や肝がんの原因になりかねないんです。

もちろん、鉄分は人間にとって必要な栄養素の一つです。特に女性の場合は月経により貧血になりやすいので、鉄分を多めに摂っても問題ないのですが、男性の場合は普通に食事をしていれば鉄分が不足することはありません。むしろ摂りすぎに注意するべきなんです」

実際、飲酒による肝機能低下を防ぐ目的でウコンとシジミエキスを毎日摂取した結果、数ヵ月後に劇症肝炎を発症した例もある。

さらには、二日酔い防止にウコンを多量摂取したら肝機能が劇的に低下し死亡したり、肝硬変を患っていた女性が、ウコンの粉末を毎日スプーン1杯程度飲み続けたところ、かえって症状が悪化し、3ヵ月後に多臓器不全に陥って死亡したケースもある。

昔から二日酔いにはシジミの味噌汁がいいと言われ、シジミ=「肝臓にいい」と思いがちだが、これもウコンと同じく、鉄分の摂りすぎにより、よけいに肝臓が悪くなる危険性がある。肝臓そのもののレバーも肝臓にいいとされがちだが、鉄分が多いので注意が必要だ。

前出の小尾氏が言う。

「肝炎や肝臓の病気の原因となっていたものが、昔と今とではガラっと変わっています。歴史的にみると、日本は栄養が不足する時代がありました。そうしたことから古来より、ウコンも肝臓に良いとされてきたわけです。

ところが、現代では生活の質も変わってきて、肝臓が悪くなる原因はむしろ肥満やアルコールといった生活習慣病による脂肪肝になってきた。そのためウコンの鉄分が逆に体を害するようになってきたのです」

社会の変化と共に、病気も変化している。過去の常識にとらわれず、まずは自分の体と向き合うことが先決だ。

ブルーベリーは目の健康に無関係

ブルーベリーは目にいい――。いつの間にか常識のように刷り込まれている情報である。だが、実際はそれを証明する客観的データはない。

彩の国東大宮メディカルセンターの眼科医である平松類氏が言う。

「巷にはブルーベリーは目にいい、視力が回復すると謳った健康食品が溢れていますが、視力回復にはあまり効果がないのが事実です。ブルーベリーに含まれるアントシアニンが目にいいとされていますが、目に特異的に効くものではありません」

国立健康・栄養研究所のホームページには「ブルーベリーは、視力回復に良い、動脈硬化や老化を防ぐ、炎症を抑える、などと言われているが、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータが十分ではない」といった趣旨のことが明記されている。

そもそもなぜ「ブルーベリーが目にいい」と言われるようになったのか。そのきっかけは第二次世界大戦中のこと。イギリス人のあるパイロットが『暗がりでも敵機がよく見える』と言うので、彼の食生活を調べると、毎日ブルーベリージャムを塗ったパンを食べていたという。

そういった逸話が現在まで一人歩きしてきたにすぎない。そこにブルーベリーのサプリメントが発売され、NHKやワイドショーが紹介したことで一気に火がついたのだ。

「確かにアントシアニンには、抗酸化作用と、視神経の伝達物質であるロドプシンの再合成を助け、疲労を回復する作用があるので、目の疲れによる景色のかすみやぼやけなどの症状を改善する可能性はあります。ただしそれはあくまで一時的なもので、ブルーベリーをいくら食べても、視力自体が回復することはありません」(平松氏)

では、本当に目の健康に効果がある食材は何なのか。

「近年注目されているのは『ルテイン』という成分です。これはほうれん草などに多く含まれる成分で、白内障や黄斑変性の予防に効果的であることが明らかになりつつあります。また青魚に含まれるDHAも目の健康にいいとされています」(平松氏)

昨今、パソコンやスマホの使用時間が増えたため「ドライアイ」に悩まされる人が増加。眼球が乾いた状態が続くと、目の老化を早めると指摘されている。効果が実証されていないブルーベリーを無理に食べるより、定期的に目を休めることに気を配ったほうが、よっぽど効果的だろう。

海藻を食べても毛は生えない

海藻をたくさん食べると毛が生えてくる。逆に海藻を食べないと薄毛になる。昔からよく言われていることだが、こちらもブルーベリーと同じく、根拠がはっきりしない。真実はどうなのか。

発毛治療を専門とするAGAスキンクリニック新宿アイランドタワー院の西垣匠院長が語る。

「髪の毛は主にタンパク質の一種であるケラチンを主成分としています。このケラチンの合成を促進する作用を持つのがミネラルです。海藻類はミネラルを多く含んでいるので『ワカメなどの海藻が髪にいい』のは間違いではありません。ただ海藻を一生懸命に食べると髪が増えるかというと、それはまったく別次元の問題です」

薄毛には遺伝的要素や普段の生活環境、ストレスなど様々な要因がある。そのため海藻を食べたからといって髪が生えるほど単純なものではない。

それどころか海藻を食べすぎることによって、思わぬ弊害が身体に出ることもあると、西垣氏は言う。

「海藻はヨウ素を含んでいます。このヨウ素を取り込みすぎると、甲状腺の機能にダメージを与えます。ホルモンバランスを司る甲状腺に異常が出ると、すぐにイライラする、手足が痺れる、無気力で鬱状態になる、などの症状が現れます。

本来、ヨウ素にはタンパク質や炭水化物、脂質の代謝を高める働きがありますが、摂りすぎると、それが過度に働きすぎて逆効果になってしまうのです」

海藻に多く含まれるヨウ素だが、その中でも昆布に含まれる量は、ワカメやひじきに比べて極端に多い。特に昆布の食べすぎには注意が必要だ。

髪の毛を生やすために効果的なことは何か。

「人間の体は、基本的に主要な臓器に優先的に栄養が行き渡るようになっています。つまり心臓や脳にまっさきに栄養分が行き、髪の毛は最終地点なのです。髪の毛まで栄養分を巡らせるためにも血流を良くすることが大切です。

また、髪の毛の成長を促すホルモンは、夜の10時~2時に最も多く分泌される。この時間にいかに睡眠を取っているかが重要です」(西垣氏)

ひたすら海藻を食べるより、普段の生活を整えることが、髪にも健康寿命にも効果がある。

油っこいものは食べたほうがいい

ダイエットの天敵といえば「揚げ物」。痩せたいのなら、まず油っこいものを控えるのは常識だ。

しかし「それは大きな間違い」と語るのは、沖縄徳洲会・こくらクリニック院長の渡辺信幸氏。同氏は『唐揚げダイエット』の提唱者でもある。

「未だに多くの人が肥満の原因は油だと思っていますが、それは誤解で、実は太る一番の要因は、白米やパンなどの『糖質』なんです。そのため油っこいものを食べてもまったく問題はないのです。我慢しているほうがよくない。

肉の脂身もしっかりと摂ることで、身体の代謝が上昇し、脂肪燃焼の働きも良くなるので、痩せやすく太りにくい体質に変わっていくのです。まずはお腹がすいたら、コンビニでおにぎりを買うところを唐揚げに代えてみてください」

タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルは「必須栄養素」と呼ばれる。つまり、痩せるためだけでなく、人間が健康に生きるためにも肉や油はちゃんと食べる必要がある。

ただ、一つ注意したほうがいいのは油の種類だ。

「揚げ物などをする時は、植物性油より、ラードやバターなどの動物性油を使用することをおすすめします。理由は動物性油のほうがより人間の脂に近いからです。そのため吸収、消化がよく健康的です。さらに植物油より必須脂肪酸のバランスもいい」(渡辺氏)

とはいえ、そんなに揚げ物ばかりを食べていると、コレステロールが気になるという人もいるだろう。だがそれも心配ない。基本的に摂りすぎた脂質は、肝臓で分解されて水分と二酸化炭素として排泄される。コレステロールは悪だという考え方はもはや古いのだ。しかも、こんな相乗効果もある。

「高齢者の中には便秘に悩んでいる人も少なくありませんが、実は脂質をしっかり摂ることで便秘も解消できるのです。大概の人が食物繊維の豊富なゴボウやニンジンなどの根菜類を一生懸命食べていますが、それでは便秘は改善されません。

なぜなら人間は元来、食物繊維を消化する酵素を持っていないから。特に根菜類は固い細胞で覆われているので、消化しきれず、便がより大きくなってしまうのです。その解消法が実は油なんです。吸収しきれなかった油は排出されるので、それによりお通じが良くなります」(渡辺氏)

油は体を元気にする。まさに「潤滑油」なのだ。

野菜ジュースよりコーヒーのほうが身体に良い

一本で一日分の野菜が摂れるとして、毎日市販の野菜ジュースを飲み続け満足している人は多い。だがそれは実は危険な行為だとしたら……。管理栄養士の梅原祥太氏はこう警鐘を鳴らす。

「ジュースにすることで、野菜に含まれる水溶性ビタミンなどが、かなり壊れて無くなってしまう。野菜は本来アルカリ性食品ですが、ジュースにすると酸性食品に変化するため、野菜本来の恩恵がほとんど受けられません。

それどころか野菜ジュースは糖質がほとんどです。100%の野菜ジュースでも、たいていは糖質が入っている。野菜ジュースに含まれるのは、ショ糖(ブドウ糖+果糖)が多く、そういった液体の糖質を空腹状態で飲むと、急激に吸収されてしまい、脂肪になりやすくなってしまいます。

また一時的に血糖値も上昇してしまう。すると体は血糖値を下げようとするので、血糖値の上げ下げが激しくなり、体に負担がかかるのです」

健康にいいと思って飲んでいた野菜ジュースが、知らぬ間に肥満を促進し、糖尿病や高血圧のリスクを上昇させているのだ。

一方でコーヒーはどうか。コーヒーは大好きだけど、健康によくないからと我慢している人もいるだろう。

だが、近年の研究によると、コーヒーには、害どころか様々な効能があることが解明されてきた。

たとえば'15年にはハーバード大学が「コーヒーを一日4杯以上飲んでいる人は、大腸がんの再発リスクが抑えられる」と発表。さらに国立がん研究センターの研究によれば、「コーヒーをまったく飲まない人に比べ、一日3~4杯飲む人は、死亡リスクが24%も低い」ことが明らかになった。

健康増進クリニック院長の水上治氏が力説する。

「私はコーヒーを『天然の薬』だと考えています。コーヒーには、カフェインとクロロゲン酸が含まれていますが、このクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、老化の原因となる活性酸素を抑えることがはっきりと証明されている。

つまりコーヒーは、がん予防だけでなく、動脈硬化を防ぎ、血糖値を下げる効果もあるので生活習慣病も改善する可能性があるのです。

それでいて薬と違って副作用もないので、安心して飲める。もしコーヒーがダメな人は、日本茶やココアでも同じ効果が得られます」

砂糖たっぷりの野菜ジュースを飲むより、コーヒーを飲んだほうが、メリットは明らかに多い。

サプリメントにも気をつけろ

最近、「トクホ」という言葉をやたらと見聞きする。トクホとは「特定保健用食品」の略称。血圧、血中のコレステロールを正常に保つことを助ける、お腹の調子を整えるなど、国から特定の保健効果があると科学的に証明されている健康商品だ。

普通に考えれば「国がお墨付きを出しているのだから、当然効果がある」と思うだろう。しかし、実際はそうとは限らない。

文教大学・健康栄養学部教授の笠岡誠一氏が解説する。

「たとえば、あるメーカーのトクホ炭酸飲料などは、食後の中性脂肪の上昇が抑制されると謳っていますが、その実験条件としては、一日に必要な脂質を一度に摂るような食事をしてから、トクホの炭酸飲料と普通の炭酸飲料の効果を比べていたりするんです。

つまり、かなり限られた条件下で実験が行われている可能性があるのです。それにもかかわらず、誰にでも効果があるかのように、メーカー側が販売している点には疑問を持っています」

管理栄養士の梅原祥太氏はトクホについて、さらに手厳しい。

「トクホは、健康に何の意味もないと思います。トクホのコーラやお茶は、水溶性の食物繊維である『難消化性デキストリン』というものを添加しただけ。ただの水にこれを入れたら、もうトクホになっちゃうんです。

トクホのコーラを飲み続けるとよけいに脂肪過多になる可能性もある。なぜならコーラ自体に糖質や人工甘味料が含まれているからです。難消化性デキストリンで脂質を抑えるメリットより、コーラを飲むことで摂取する砂糖のデメリットのほうが大きい」

手軽に足りない栄養素を補えるとして今や多くの現代人が飲んでいるサプリメント。様々な種類が出ているが、その効果のほどは定かではない。

「人間の体は、いわゆる体内でエネルギーを作ることができる物資以外は、異物として認識します。サプリメントは、そういった体の条件を無視したものが多い。そのためいくらサプリを摂っても、体が必要ないと判断し、便として体外に排出してしまうのです」(吉備国際大学・地域創成農学部教授の金沢和樹氏)

『病気になるサプリ』の著者である左巻健男氏もこう指摘する。

「今、高齢者の間で一番人気なのが『グルコサミン』です。関節の動きを滑らかにして膝などの痛みを軽減させると宣伝されていますが、効果はないとする研究もあります。それどころか長期にわたり摂りつづけると、血糖値、血圧、コレステロールが上昇するリスクもある。

老化を防ぐとして、売り上げ上位に位置する『コエンザイムQ10』も、実際に効果があるというデータはない。肌を綺麗にするコラーゲンも定番の人気サプリですが、体内でアミノ酸などになって吸収されるため、飲んでも肌にそのまま届くわけではない。

以前『この商品を飲めばうるおう』と宣伝していた健康食品メーカーに問い合わせたところ『飲むときに喉がうるおう』と回答されました。このようにいい加減なサプリメントは、世の中にごまんと出回っているのです」

飲むだけで健康になる――そんな魔法のようなサプリは存在しない。

[週刊現代]

Posted by nob : 2017年02月14日 10:39

あらためてキホンのキ。。。

■昆布・かつおぶし・煮干しだし おいしいだしの取り方

 うま味成分は、さまざまな食材に含まれているが、その量が圧倒的に多いのは3つ。昆布のグルタミン酸(煎茶の約10倍)、かつおぶしのイノシン酸(牛肉の約8倍)、干ししいたけのグアニル酸(帆立貝の約10倍)だ。 どれも乾燥させてあるのが特徴。「

 うま味成分は、さまざまな食材に含まれているが、その量が圧倒的に多いのは3つ。昆布のグルタミン酸(煎茶の約10倍)、かつおぶしのイノシン酸(牛肉の約8倍)、干ししいたけのグアニル酸(帆立貝の約10倍)だ。

 どれも乾燥させてあるのが特徴。「乾燥させると素材の細胞が壊れ、アミノ酸や核酸が抽出しやすくなる。つまり、うま味成分が出やすくなるのです」そう語るのは、味の素の二宮くみ子さんだ。

 そんなうま味をたっぷり取る、基本のだしの取り方から、驚きの合わせだしレシピまで、だしをもっとおいしくするワザを管理栄養士の浜本千恵さんに教えてもらいました。

 まずは、昆布だし(約5カップ分)について。

(1)水5カップに昆布15~20gを入れ、30分~1時間つける。
(2)中火にかけ、ぬめりや昆布臭が出ないよう、煮立つ直前に取り出す。

 昆布だしは、鍋料理、湯豆腐、すし飯を炊く時、魚介類を薄味で煮る時などにオススメ。

 続いて、かつおぶしだし(約5カップ分)について。

(1)水5カップを煮立て、かつおぶし30gを入れ、すぐ火を止める。
(2)1~2分おき、沈んだらこす(濃く出すなら弱火で2~3分煮る)。

 吸い物、茶碗蒸し、濃く出したものは煮物全般にうってつけ。

 さらに、煮干しだし(約5カップ分)。

(1)煮干し40gは頭と内臓を取り、水5カップに30分~1晩つけおく。
(2)中火にかけ、煮立ったら弱火で5分ほど煮てからこす。

 みそ汁、うどんやそばのつゆ、煮物などに合う。

 干ししいたけだし(約5カップ分)の使用方法はこの通り。

(1)干ししいたけ40gは汚れをふき、水5カップにつけて冷蔵庫で1晩おく。
(2)干ししいたけを取り除き、つけ汁をこす。しいたけは煮物に使える。

 昆布やかつおぶしのだしと合わせた上で、煮物、すきやきなどにオススメ。最後に、昆布×かつおぶし合わせだし(約5カップ分)をご紹介。

(1)水5カップに昆布10gを30分~1時間つける。中火にかけ、煮立つ直前に昆布を取り出す。
(2)かつおだしを取る。火を止めて、かつおぶし20gを加え、2分ほどおいてこす。

 お吸い物、うどんのつゆ、そばつゆなどが抜群に美味しくなりますよ!

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2017年02月14日 10:25

どの国に生まれても、どの国に暮らしても、依存従属心からの脱却こそが幸福への第一歩。。。

■「韓国人に生まれなくて良かった」元駐韓大使が心底思う理由

武藤正敏 [元・在韓国特命全権大使]

なぜ韓国の国民は
格差問題に激しく反応するのか

 韓国では、崔順実容疑者の国政への関与と大統領府が絡んだ収賄疑惑で百万人規模の朴槿恵大統領退陣要求が発生した。そのため国会で朴大統領弾劾が決議され、大統領職は停止されている。現在、憲法裁判所の裁判と特別検事による捜査が続けられており、憲法裁判所で弾劾が可決されれば、朴大統領は失職し、2ヵ月以内に大統領選挙が行われる。

 現在立候補すると見られている人々は、黄教安大統領代行を除くといずれも反朴の野党系であり、新政権の下では北朝鮮との融和姿勢や日韓関係への強硬な姿勢が懸念されている。

 朴大統領が弾劾されたのは、数百万といわれる市民のデモである。5000万人の国民によって選出された大統領が、支持率が5%前後に落ち込んだとはいえ、本人の有罪が確定していない時点で、一部の市民のデモで退陣に追い込まれるのは民主主義国家と言えるのか疑問が提起される。日本でこのようなことが起きることはないであろう。

 しかし、韓国はこれが現実である。その背景として、「7放世代」(格差社会によって、就職、恋愛、結婚、出産、マイホーム、夢、人間関係という人間として基本的な希望を失った世代)の存在や、政界と財閥の癒着、崔順実容疑者の娘の不正入学などの問題が指摘されている。

 とはいえ、格差はどの社会でも多かれ少なかれ存在する問題であり、何故韓国の国民が他国とは比較にならないほどこのように激しく反応するか、それは韓国社会の実態を見ないと理解できないと思う。

 私は、韓国人に生まれなくて本当に良かったと思う。韓国は過酷な競争社会である。大学の受験戦争、就職難、結婚難、老後の不安、OECDの中で最も高い自殺率……。加えて男性が虐げられた社会である(女性はそうは思わないかもしれないが、男性にとって悲しい現実)。

 私は、日本で試験に合格して外交官になり、最後には大使にもなった。しかし、韓国に生まれていたなら、その過酷な競争社会のプレッシャーに勝てなかったかもしれない。家族全員で、子どものために大変な犠牲を払っても報われない現実。しかし、一部のエリートはそうした競争を回避していい思いをしているとの羨望。そうした不満が鬱積しているのが韓国社会である。

 そうした現実の中、朴大統領は経済民主化を旗印に、格差是正を公約して大統領に当選した。しかし、そのスローガンはいつの間にか消え、密室の中で大統領が正体不明で胡散臭い崔容疑者に操られて国政を危うくし、政界と財閥が癒着して一部の人だけが良い思いをしていると、失望感が広がっていた。そのため、崔容疑者の事件がなくても次の大統領選挙では野党が有利と言われてきた。

 韓国は隣国であり、北朝鮮という脅威に対抗するためには否が応でも付き合っていかなければならない国である。そうした国とどう向き合うべきか考える前提として韓国社会を見てみたい。

人生を決める大学受験
常軌を逸した教育費

 韓国ではどの大学を卒業するかによって「人生が決まる」と言われており、大学進学率は短大・専門学校を含めると80%台(日本は約50%)という超高学歴社会である。

 韓国で日本の大学入試センター試験にあたる「大学修学能力試験」が行われる日には、パトカーがサイレンを鳴らし遅刻しそうな受験生を試験場まで連れていく、ヒアリング試験の行われている約30分間は飛行機の離着陸まで禁止される、という日本では考えられないことが起きている。大学入試は、各大学でも内申書を参考とし、面接、小論文の試験を行っているが、「大学修学能力試験」の成績の占める割合は高く、高校3年間の努力が一日で決まるのである。

 しかもその努力たるや。高校生は、朝、2つの弁当を持って登校する。放課後、夜の10時まで図書館に籠って自習し、その後は「学院(ハグォン)」で勉強を続ける。まさに人生を懸けた戦いである。

 しかしその戦いは受験生ばかりではない。韓国では、受験戦争の弊害を和らげるために1974年に「高校平準化」を導入し、中学、高校受験をなくして、抽選で地域の高校に振り分ける方式を導入した。しかし、規制の強化で受験戦争の弊害を取り除くことはできない。代わりに課外授業が活発となり、家庭に収入に占める教育費の割合は一層高まった。韓国では家庭教師に月100万ウォン、150万ウォンを払っても1科目か2科目であり、有名教師ならもっと高くつく。学院(ハグォン)という塾でも週2〜3回の進学塾的なところで月30〜50万ウォンくらいになる。

 韓国で、中流といわれる家庭では月収が月300万ウォン程度であるから、そこから一人の子どもに月100万ウォンを払う家庭の生活はどうなるのか。少し収入の多い家庭でも余裕はない。小学校から母子で海外に留学する子も多く一歩でも先に出ようとする。韓国では、共稼ぎをするか、借金をするか、財テクで成功しないと子どもを大学にやれないのが現実である。

サムスンの就職倍率は700倍
過酷な就職事情

 韓国では、このように苦労し大学を出ても厳しい現実が待っている。

 韓国は主要財閥10グループの総売上高がGDPの約75%を占める。しかしソウル大学を卒業すれば、サムスン電子や現代自動車に就職できると期待しても、全求人のうちそうした財閥系企業が占める割合は1%に過ぎない。ある程度の企業に就職しようとすれば、TOEIC800点以上は最低条件、大手企業ともなれば900点以上が必要である。入社試験の倍率はサムスン電子では700倍といわれている。

 2015年の韓国の若年失業率は9.2%と史上最高を記録している。ソウル大学の卒業生でも就職率は50%といわれ、就職できない人は、大学院に行くか、海外留学するか、親族企業で働くか、就職のための留年をするかである。そうした余裕のない人は非正規社員として働くしかない。その割合は正規社員よりはるかに高いのが現実である。

 韓国人は非常に見栄を張る人々である。自分が期待する就職先が得られないと、あたかも落伍者のような気持になる。ソウルの日本大使館で、電話交換兼受け付け業務の職員を募集したことがある。一人の応募に対して30人ほどの応募があったが、その応募者は、日本語はもちろん英語もでき、日韓関係に関する質問も的確に答えていた由である。韓国の名もなき中小企業に就職するよりも、日本大使館の方が恥ずかしくないということのようである。

エリートでないと結婚も難しい
過酷な結婚事情

 韓国では、大学を出ていないと結婚も難しいといわれる。しかも、いい結婚相手を見つけようとすれば、一流大学を出て、一流企業に働いていないといけない。結婚に関わる経費も膨大である。新居は新郎側、家財道具は新婦側が持ち寄るのが習わしである。新居がないと嫁をもらえない、新婦側の家財道具や持参金が足りないとして離婚するケースも生じっている。

 朝鮮日報が「親の涙で挙げるウェディング」という見出しの特集記事を掲載したが、それは親の全財産をはたいても結婚費用が足りず、多額の借金を背負うことになった話である。韓国は体面を重視するため、派手な結婚式をしたがる。しかし、そのことが韓国人の生活を苦しめているのである。

 経済的理由から「非婚」を選ぶ人も増えている。就職が厳しいので安定した収入がない、結婚の費用が賄えない。

子育てで散財の末
過酷な老後の事情

 韓国では、子どもの教育費に散財し貯えの乏しい家庭が多い。加えて子どもの結婚費用にそれまでの蓄財を使い果たし、借金までする親がいる。 2014年に基礎年金制度が発足し、所得が下から70%までは月に10〜20万ウォンが支給されているが、国民年金や公務員年金を受給する高齢者はわずか 32%である。

 高齢者の収入を比較すると日本は16万円、韓国は36万ウォン(3万6000円)であり、高齢者の貧困比率は48.6%である。日本では、高度成長期に会社勤めをしていた人ならば、国民年金と厚生年金に加入していたはずである。韓国では、非引退世帯の12%は国民年金・退職年金・個人年金のいずれにも加入していない。

 韓国では、高齢者の生活費の53.1%は働いて得なければならない。日本の高齢者の経済活動参加率は28.7%だが、韓国では41.6%と高い。しかし、40歳を過ぎて早期退職をした後雇ってくれるところはない。その多くは、単純労働や農林水産業である。

 飲食店や商店を起業する人もいるがその多くは失敗し、老後の貧困に拍車をかけることが多い。韓国は儒教社会である。以前であれば、子どもが親の面倒を見た。しかし、今は子どももその子どもの教育費でアップアップしている現実がある。親の面倒は見てくれない。

 一生子どものために働き、子どもには面倒を見てもらえない。50代で退職してお金がなかったらどうするか。30坪のマンションを売って10坪のマンションに引っ越し、その差額で生活していくしかないというのが現実である。

 2011年の65歳以上の高齢者の自殺率は人口10万人あたり、韓国81.9人、日本17.9人であり、韓国はOECDの中で1位である。韓国で老後を送りたくないものである。

徴兵制が生んだ男女格差
過酷な韓国人男性の実態

 これは番外編である。意外と知られていないが、昨年、韓国外務省の合格者の7割超が女性であった。一般的に筆記試験の成績を見ると女性の方がいい。しかし、韓国の状況は驚きである。他の国家試験についても資料はないが、同様な傾向だと聞く。

 その一つの要因は、男性に科された徴兵制ではないか。男性が兵士に取られている間に女性は試験準備をしている。ある時、韓国の人に、女性についても同じ期間、社会奉仕活動に従事してもらうかしないと、男性はますます不利になるのではないか、と問うたことがある。その時の先方の答えは、そのようなことを言えば、女性団体の激しいバッシングを受ける、「それならあなた、子どもを産んでごらんなさい」と言われれば、答えようがない。

 韓国ではますます女性が男性よりも高い地位に就いていくのではないか。

 男性にとって何より不幸なことは、「キロギアッパ(雁になった父)」と呼ばれる現象である。子どもの教育のため、母子で幼少期から海外留学をする。父親は韓国内に残り、インスタント食品を食べながら、せっせとお金を稼ぎ仕送りをしているのである。それでなくても子どもができると家の中で居場所のない父親がいるのに、幼少期から子どもと離れているとますます、家庭の中で存在感をなくしていく。

超競争社会に対する不満が
日本に飛び火

 このように、韓国の中で、競争し成功を収めていくことは並大抵のことではない。韓国ではなく日本に生まれたことをつくづく幸せに思う。

 競争社会の中で必死にもがいても報われないとの不満。その不満が朴大統領に向いているというのが今の韓国の状況である。さらに、その不満の対象である朴大統領が在任中、日韓関係を改善しようとしてきたことから、攻撃の先が日本に飛び火しているのであって、朴大統領とはかかわりのない歴史問題、政治問題以外について韓国人の対日感情は決して悪くない。

 次期大統領については、今の候補者の顔ぶれから見て、誰がなっても日韓関係は一層厳しくなると思われる。しかし、朴大統領という不満の対象がなくなれば、あるいは現在の格差問題が多少でも和らげば、そこから別の可能性が芽生えてくるかもしれない。

 いずれにせよ、韓国をより客観的に、より深く理解することが重要である。

(元・在韓国特命全権大使 武藤正敏)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年02月14日 10:13

また旅立つ君へVol.125/捉えない囚われない生き方/頼れるとすれば、、、それは死ぬまで働いていけるだけの自らの健康のみ。。。

■40代は「一生食える力」の最貧困世代である 佐々木俊尚が語る「ゆるいつながり」の大切さ

佐々木 俊尚(ささき・としなお)/ジャーナリスト

これからの時代、私たちはもっと上を目指す上昇志向でもなく、もっと外を目指すクールなアウトサイダー志向でもなく、「いまこの瞬間に全意識を傾けながら」ゆるくつながる生き方が普通になると説く佐々木氏に、その考え方とベストセラー『ライフ・シフト』の共通点を語ってもらった。

日本の企業システムは、長い老後を考えていない

長寿社会というと、多くの日本人はネガティブな印象をもっているのではないでしょうか。認知症や孤独死などの問題がメディアでも取り上げられ、「老後」というと何となく不安感が漂う。でも『ライフ・シフト』は長寿社会をポジティブに捉えているところが今までになかった視点で、面白いと思います。

日本でも、大企業に就職できれば一生安泰という時代は終わりました。グローバリゼーションで業界構造も様変わりしましたし、昔のように企業にぶら下がっていれば何とかなる時代ではなくなりました。しかも100歳ライフなら定年後の人生は約40年も続く。その間どう生きていくのか。

じつのところ、日本の産業構造は、それを考える仕組みにはなっていません。役所でも大企業でも、専門性がないまま定年を迎えてしまう人が多い。たとえば大企業の出身で、外回りや管理部門をひと通りやって「私はゼネラリストだ」と胸を張る人がいる。しかし人材コンサルタントにいわせると、そういう人は役に立たないそうです。彼はゼネラリストではなく、“その会社のスペシャリスト”だから。

日本の企業は調整の仕事がやたらと多い。「この話はまずあの人に通せ」とか「俺はそんな話聞いていないぞ」などと言い出すオジさんが必ずいるから(笑)。トップダウンなら1カ月でやれるのに、調整が必要で3カ月かかってしまう。日本の労働生産性の低さはこうしたところに起因します。

いずれにせよ、調整の仕事を懸命にこなして定年を迎えても、その人がやってきた仕事は企業内の人間関係というインフラのうえでしか成り立ちませんから、一歩会社の外に出るとその能力は発揮されない。つまり自分の専門性を育てるような仕事をしていかないと、定年後にあまり明るい人生は開かれないのです。

一方で、すべての人が会社に依存せず個人の力で食べていこうとすると、弱肉強食の世界になってしまいます。ここが難しい。とりわけフリーランスの世界では、しゃべりのうまいやつが成功する傾向にあります。コミュニケーション能力に長けていて、交渉するのが上手。

日本でも1990年代に成果主義だと盛んに言われていましたが、結局、自分の成果をでかい声で言える人が勝つ。成果が見えづらい管理部門の人はどうなるのかと問題視され、いつの間にか言われなくなりました。

私は、個人が専門性を意図的に高めていくと同時に、「ゆるいつながり」が必要だと思っています。仲間とかチームといった共同体です。第2の人生は、そういうところに目を向けてもいいのではないでしょうか。ノマドワーキングについて書いた拙著『仕事するのにオフィスはいらない』(光文社)でも触れているのですが、フリーランスはいずれ単体ではなく、チームによる仕事が当たり前になってくると私は考えています。プロジェクトごとに結成したり解散したり、再結成したり。

企業でもそうした組織論が語られるようになってきました。従来のように部長、課長、係長といった縦割りの構造ではなくて、プロジェクトごとにチームを作り変えるという仕組みです。今は長期計画が立てられない時代といわれています。何が売れるかもわからない。短期的に小ロットで試してみて、うまくいったら量産するし、失敗だったらすぐに撤退する。機動力が求められますから、組織もそれに対応できるように変わっていくのだと思います。

40代にとっての安定とリスク

『ライフ・シフト』では世代の違う3人が登場しますよね。70代のジャックは「教育・仕事・引退」という3つのステージを歩み、従来の価値観のままで逃げ切れる世代です。20歳目前のジェーンは、偶発的な出会いを大切にして、自分の専門性を高めていっています。

日本でも35歳以下の世代はこうした世界観をもっている人が多い。1980年代生まれの「ミレニアルズ」ですね。彼らはシェアハウスに住むことに抵抗がない。プライバシーの感覚とか、見知らぬ他人への信頼感とかが上の世代とは異なります。大企業志向がある一方で、一生そこにしがみついていこうという感覚もなく、多様な生き方があることを知っている。生まれたときから不況ですから、結構あっけらかんとしているんです。

問題は今の40代、『ライフ・シフト』でいうならジミーの世代です。たとえば今45歳だとしたら、定年まであと15年。いまさら劇的に生き方を変えられません。家族もいるし、今の年収を維持したい。守るものがあるから、思いつきで会社を辞めてIターンするという冒険もできません。

でも本当にそうでしょうか。あと15年の間、組織の中でここまでのポジションにいくだろうという青写真を描いていても、だいたい外れますよ(笑)。もはや安定した業界も企業もない、先行き不透明な時代です。そんななかで会社員人生を送るのと、いきなりIターンして田舎に行くのと、どちらが重い決断かなんて誰にもわかりません。むしろ誰かと偶然の出会いで意気投合して、会社を辞めて田舎に行くほうが明るい老後が待っているかもしれない。

漫然と会社勤めを続けるより、すばらしい出会いがあって人生を切り開いていけるなら、少なくとも後者のほうがモチベーションは上がりますよね。

持ち家があるとか、結婚しているとか、貯金があるとか、それらが安定した人生の証しという価値観は変わりつつあります。個人的にはおカネよりも人間関係のほうが大事だと思っているんです。リンダ・グラットン氏のいう無形資産にも通じます。いい友人がたくさんいて、共同体感覚をもっていれば、そんなに困ることはないんじゃないか。

その共同体では何もかも自分で背負うのではなく、自分のできることを共同体に提供できればそれでいい。コミュニケーション能力が高くなくても、共同体の中でその能力に秀でた人に助けてもらえばいいんです。そうした相互作用が今後、社会のセーフティネットになっていくのではないかと私は見ています。

テイカーでなくギバーになれ

では、これから40代がどこに共同体を求めるか。会社共同体はすでに崩れかかってきているし、シェアハウスにも抵抗がある世代です。拙著『レイヤー化する世界』(NHK出版)にも書いたんですが、まずは複数の共同体に所属することです。スポーツのチームとか、ボランティア活動とか、あるいは飲み仲間でもいい。顔が見えていることが大事。

ちなみにインターネットはその共同体を維持するための手段です。疎遠にならない仕組みがSNSによって可能になりました。リアルの関係性とそれを支えるネットの存在という相互作用で、コミュニティが形成されている。こうした共同体感覚を複数の場でもつことが重要です。

もうひとつは「奪おうとしないこと」です。アダム・グラントが『GIVE & TAKE』(三笠書房)という書で指摘したとおり、これからはテイカー(自分の利益を優先する人)ではなく、ギバー(惜しみなく与える人)が成功する。インターネットの存在やフラット化した組織で、テイカーは可視化されやすくなってきましたから、最終的には「あの人はずるい」と信頼を失うでしょう。逆に自分の損得を考えずに人に情報を提供したり助けたりしている人は、短期的には損をしているかもしれないけど、長期的には信頼度が高まって得をする。そういうギバーになることが大事です。

私自身、人に何か頼まれたとき、引き受けるかどうかの基準って、その人がいい印象だったかどうかが結構重要なポイント。損得で考えないとおカネがなくなるのではないかと思いきや、意外にそうでもない。またどこかから仕事の依頼が降ってきて収入につながる。この 10年くらいで学びました。

また今の時代、大事なのは経済的貧困ではなく文化的貧困に陥らないことです。たとえばIターンして年収200万円という人は少なくありません。では、彼らは貧困かというと、そうとは限りません。

彼らにはコミュニティがあるし、近所の農家から野菜や米をもらって生活しているから、おカネもそんなにかからない。一方、年収が400万円あっても、都心に住んで高い家賃を払って友人も少なくて、毎日コンビニ弁当を食べている。どちらが文化的貧困かは明白でしょう。

先日、NPOグリーンズ代表の鈴木菜央さんと可処分所得の話をしていたんですが、年収1000万円を稼いでいても、専業主婦の奥さんと子供が2人いたら、結構カツカツです。そのうえ、多くの人は年収に見合った生活を送ろうとしたがる。やたらと高層のマンションに住んでみたり、輸入車を買ってみたり。すると日々の生活がますます苦しくなる。

でも年収200万円で、生活にかかるおカネが100万円。残りが可処分所得になるのだとしたら、月に1度は東京の高級フレンチにも行ける。車だって、とりあえず走れば中古のカローラでいい。そっちのほうが、よっぽど豊かな生活といえるのではないか。

もちろん文化的貧困の度合いを定量的に測ることは難しいのですが、少なくとも「こうあらねばならぬ」という呪縛から抜け出してみてもいいんじゃないかな、と思いますね。

私は20代の友人がたくさんいるんですが、彼らを見ていると、人と仲良くなるのが非常にうまい。あっという間に知らない者同士でつながっていくし、年齢なんか誰も気にしないんですよね。ヒエラルキーの世界で生きていないんです。

役所や大企業にいる人は、入社年次をやたらに気にする。自分より上か下か、その序列で関係性が決まるからです。要するに自分のポジショニング。でも今は、年齢による感覚の違いはなくなりつつあります。40代でも60代でも、20代と同じ音楽を聴いていたりする。フラットな社会では自分のポジションを規定しにくいんです。何を軸にしていいかわからないから、ともかく知らない人とでも仲良くなっておく。彼らが意識しているかどうかは別として、それがフラットな社会の生存本能だと思います。

ヒエラルキーが壊れると死ぬまで働ける

「若い世代とどう付き合っていったらいいかわからない」という声も耳にしますが、そういう人は年齢とか経験値でマウンティングしているんじゃないかな。大事なのは、自分が偉いと思わないことです。

私自身、会社員時代はそうした序列にどっぷり浸かっていましたけど、テクノロジーやメディアなど、常に動き続ける対象を取材してきたせいか、自分がかつてもっていた知識や経験にあまり価値を置かなくなりました。新聞記者時代の経験で役に立っていることといえば、インタビュー力ぐらい。

ヒエラルキー構造が崩壊すると何が起こるか。死ぬまで働けるんですよ。相互作用の社会は特にそうです。ヒエラルキーの中では自分の居場所が固定されますが、相互作用の社会なら、その人の能力や人柄、あるいは人間関係によってその都度、居場所が変わっていく。40歳のときにできる相互作用もあれば、80歳のときに生まれる相互作用もあります。そう理想どおりにいくかどうかは別としても、全体としてそういう方向にいかざるをえない。『ライフ・シフト』の100年人生の生き方にも通じると思います。

これからの長い人生をどう生きるか。ロールモデルとなる存在はいません。従来の価値観に縛られている人は、暗澹(あんたん)たる気持ちになるかもしれない。でも変化を楽しめるかどうかが大事。どうせ価値観も働き方も激変していくんですから、楽しまないともったいないと思いますよ。

[東洋経済オンライン]

Posted by nob : 2017年02月07日 17:37

野菜をたくさん食べる(ことは当然として)、、、それからの話。。。

■「野菜をたくさん食べる」べき本当の理由

 健康に(少しは)気をつけているビジネスパーソンから「野菜が健康にいいことはわかっているんだけど、なかなか食べられないんですよね〜」という言葉をよく聞く。本当に野菜は健康にいいのか、今回は驚くべき事実をお伝えする。

野菜がヘルシーだというのは勘違い

 最初にお伝えしたいのは野菜の「栄養的価値」だ。テレビ等では食品として野菜が登場すると、出演者(タレント、アナウンサー、料理研究家、ときには栄養士や医師までも)が「野菜たっぷりなのでヘルシーですよ」などと発言することがきわめて多い。しかし、これは勘違いである。少なくとも「野菜を食べれば健康になれる」という証拠はない。

 それどころか、野菜ばっかりの食生活では「健康で長寿」は望めない。たとえば、アフリカや南アメリカや東南アジアには、ほぼ毎日、野菜と穀物だけを食べて暮らしている子供たち(子供だけに限らない)が大勢いる。その子たちは健康でもなければ長寿でもない。タンパク質(とりわけ動物性タンパク質)や適度な量の脂肪などが不可欠である。彼ら(彼女ら)にとってはタンパク質や脂肪こそがヘルシーな食材なのであり、野菜はヘルシーでも何でもない。

 ビジネスパーソンは「野菜を食べてさえいれば健康になれる」などと勘違いしないことが、まず肝要。動物性脂肪やタンパク質やアルコールや糖類を過剰に食べている現代人は、野菜不足のためにバランスが偏っていることが多いので、バランス上「野菜をたくさん食べましょう」というだけの話である。

「野菜一日350グラム」にたしかな根拠はない

 カタイ話になって恐縮だが、ビジネスパーソンの皆さんは、厚生労働省が「健康のためには一日350グラム以上の野菜を食べましょう」といっているのをご存じだろうか? 知っている人でも「350グラム」という数値がどこからきているかは、おそらく知らないだろう。それもそのはず、「野菜一日350グラム」にはたしかな根拠がないからだ。

 たとえば、一日に「野菜350グラム以上食べるグループ」と「350グラム未満のグループ」を作り、長期間その食生活を続けてもらう。そして5年後あるいは10年後に「350グラム以上食べていたグループ」の人が健康で、「350グラム未満」の人が不健康になった、という実験があれば、「野菜を一日350グラム以上食べれば健康になれる」といえることになる。しかし、そういう実験は、日本には(世界にも)1つもない。なので「野菜350グラムを食べれば健康になれる」という根拠はない。

「野菜ジュースを飲むこと」は
「野菜を食べること」と同じではない!

 ただし、「健康で長生きしている日本人」の食事内容を調べたら「一日に野菜を約300グラム以上食べていた」という調査はある。現在、日本人の野菜の摂取量は一日に平均290グラムくらいなので、「もう少し野菜を多く食べましょう。できれば350グラムくらい」という目標が設定されている。

 また(これはアメリカの調査だが)野菜と果物を合わせて400グラム以上食べた女性(看護師)のほうが、それ未満の野菜摂取量の女性よりも健康だった、という研究もある。アメリカは、栄養上、野菜と果物を分けては考えないが、日本では野菜と果物をかなり明確に分けてある。そのうえ、日本では果物の摂取量がかなり少ないため「野菜で350グラム以上を摂取」しないと、この「アメリカの研究結果」を生かすことができない。その点からも「健康のために野菜を一日 350グラム以上食べよう」という目標が設定されてある。

 これらの研究からも推察できるように、健康のためには「野菜350グラムに含まれる栄養素」を体内にとり入れればいい、というわけではない。野菜(と果物)をたくさん(数値でいえば、日本人ならばだいたい350グラム以上)食べることが健康にいいらしい、ということがわかっているだけなのだ。

 「野菜350グラム分の栄養素を摂取すれば健康になれる」という科学的事実はない。つまり、野菜350グラム入りのジュースを飲めば健康になれるという保証はない。野菜ジュース(青汁も)を飲むことは野菜を食べることとは同じではないからだ。

野菜ジュースが逆効果を招く“落とし穴”

 「野菜をたくさん食べる」という行為(とりわけ食習慣)の中には(野菜の栄養素を摂取できるということ以外に)さまざまな要素が含まれる。野菜をたくさん食べる人は、たとえば(その分だけ)主食の食べすぎになっていないかもしれない。たとえば、脂肪やタンパク質の過剰摂取になっていないかもしれない。結果的に「栄養バランスがいい人」なのかもしれない。

 さらにいえば、このご時世に「野菜をたくさん食べている」という人は、食事以外でも健康に気をつけている人なのかもしれない。運動もしっかりやっている人なのかもしれない。それらの総合的な習慣が、その人を健康にしているという可能性もある。野菜の栄養素だけの影響ではないかもしれないのだ。

 この点を理解しないで「野菜ジュースさえ飲めば健康問題は解決する」と思ってはならない。ただし「野菜ジュースは健康的に何の役にも立たない」というわけではない。ふだん健康的な食生活を心がけている人が、たまたまその日は野菜不足になるからという理由で野菜ジュースを(補助的に)飲用する、ということであれば、きわめて有効な使い方(食べ方)になるであろう。

 しかし、多くの人は逆になる。どういうことかというと「野菜ジュースを飲んだから(飲んでいるから)野菜を食べなくてもいい」となる。さらには「健康を考えた食生活などしなくてもすむように、とりあえず野菜ジュースを飲んでおく」という人さえいる。これではまさしく逆効果で、野菜ジュースを飲むことが不健康を招くことになりかねない。

 忙しいビジネスパーソンこそが陥りやすい落とし穴なので、充分に気をつけたい。

[Wedge]

Posted by nob : 2017年02月07日 17:14

私も自らの生き方(⊃逝き方)は自分で決めたい。。。

■安楽死について知ることは自らの「逝き方」を考える第一歩

 80歳になる知り合いの老人がぽつりとこう口にした──「俺は本当はもう安楽死したいんだよね」

 切羽詰まった表情ではない。しかし冗談めいた口調でもない。

 昨年、老人はがんの摘出手術を受けた。手術自体は成功したが、術後の体力低下は著しく、昨年末には下血して救急車で搬送され、再入院する日々を過ごした。今は自宅に戻って暮らしているが、日々思うように動かなくなっていく自らの体を感じながら、この先どうなるのかという不安に苛まれているという。

 サラリーマン時代は仕事で名を上げ、退職後も精力的に活動してきた。家族にも恵まれた。絵に描いたような「理想的で充実した人生」と誰からも思われてきた老人が漏らした「安楽死」という言葉に、頭を殴られたようなショックを受けた。

 91歳になる脚本家の橋田壽賀子氏は、月刊誌『文藝春秋』に「私は安楽死で逝きたい」と寄稿した。

〈ベッドに寝ているだけで、生きる希望を失った人は大勢います。(中略)そういう人が希望するならば、本人の意志をきちんと確かめたうえで、さらに親類縁者がいるならば判をもらうことを条件に安楽死を認めてあげるべきです〉(2016年12月号)

 橋田氏は、日本では安楽死が認められていないため、海外に行って安楽死したいという。

 この主張は大きな反響を呼んだ。作家の筒井康隆氏が「日本でも早く安楽死法を通してもらうしかない」(『SAPIO』2017年2月号)と賛同したのに対し、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之氏は「安楽死をしたいなんて言ってはいけません」(『女性セブン』2017年1月1日号)と反論するなど、賛否両論入り乱れた大激論となっている。

 終末期医療の専門家で日本尊厳死協会副理事長を務める長尾和宏医師は言う。

「そもそも安楽死については、定義すら理解せずにその言葉を使っている人が多い。しかし、こうした議論がなされること自体、かつてなら考えられなかったことです。どのように死ぬかは、どのように生きるかと同じぐらい大事なこと。これを機に安楽死や尊厳死について正確な理解を広げていく必要があります」

 日本では、「少しでも長く生きたい」という高齢者の願望を叶えるために、医者も家族も行政も、一丸となって取り組んできた。どれだけ長く生きるかを求めるなかで、「死の自由」を認めることになりかねない安楽死の議論はタブーとならざるを得なかったのだ。

 しかし、それを避けたまま10年、20年の月日が過ぎたらどうなるか。安楽死に関する制度も、哲学も、知識も持たぬまま、多くの人々が「安らかに、楽に死にたい」という希望を表明すれば、「死に方が分からなくて彷徨う老人」があふれかえる事態にもなりかねない。

 安楽死について知ることは、自らの「逝き方」について考える、大きな第一歩となる。


■オランダで認知症を理由とした安楽死が認められる理由

 ベルギー、ルクセンブルク、アメリカ、メキシコなど、世界的に容認(「事実上」も含む)が広がりつつある安楽死だが、どこの国でも、安楽死を実施する医師が遵守すべき条件は厳しく定められている。

 たとえば、自殺幇助を含む安楽死を認めているオランダでは、「患者の自発的で熟慮の上の要請である」「患者に回復の見込みがなく、耐え難い苦痛がある」「独立した立場の医師も含めて2人以上に相談する」など、多くの条件を満たす必要がある。

 それでも、オランダでは2015年に5516人が安楽死を選んだ(うちがん患者は4000人)。これは同年の全死亡者数の3%程度とされる。

 世界各国の安楽死の現場を取材しているジャーナリストの宮下洋一氏は、認知症を発症したオランダ人男性(79)が、それを理由に自殺幇助を受け安楽死した例も取材した。

「いいかい、人間はみんな個人の生き方があるんだ。死ぬ権利だってある。誰ひとりとして、人間の生き方を他人が強要することなんてできないんだ。それだけは理解してくれ」

 男性はそう話し、家族に見守られるなかで、致死薬の液体を飲み干して長い眠りについたという。しかし、認知症は致命的な疾病ではなく、身体的苦痛もない。それなのに安楽死が認められたのはなぜか。

「肉体的苦痛ではなく、精神的な苦痛が耐えがたいと本人が感じているということ。自分の親が認知症になって苦労した経験があることが多く、患者自身がその姿を家族に見せたくないという本人の意思が決定的なんです」(前出・宮下氏)

 彼らは徹底した個人主義で、「自分の命のことは自分で決める」という意識が強いのだという。


■安楽死 世界的に広がりつつある容認の実態

 安楽死には、大きく分けると「積極的安楽死」と「消極的安楽死」の2つがある。不治の病で余命わずかな患者に対し、苦痛から解放するために医師が致死薬を注射するなどして死に至らしめるのが積極的安楽死。ここでは単純に「安楽死」と呼ぶことにする。医師が致死薬を処方し、患者が自分の意思で服用するのは「自殺幇助」だが、これも積極的安楽死に含むことがある。

 一方、同じような患者に対して、治療をしない、あるいは延命措置を停止して、結果的に死に至らしめるのが消極的安楽死で、日本では「尊厳死」と呼んでいる。

 尊厳死の措置は世界的にも一般化していて、日本でも行なわれるようになったが、安楽死まで法的に認めている国はまだ少ない。

 現在、自殺幇助を含む安楽死を認めている国は、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクである。自殺幇助のみ認めているのが、スイスと、アメリカのオレゴン州、ワシントン州、モンタナ州、バーモント州、カリフォルニア州の5州だ。

 さらに、この6月にカナダの議会下院で安楽死を認める法案が可決されたので、カナダもこのグループに加わることになる。世界各国の安楽死の現場を取材しているジャーナリストの宮下洋一氏は「法律で認めてはいないもののコロンビアやメキシコでも実態として行なわれている」といい、安楽死の容認は世界的に広がりつつある。


[いずれもNEWSポストセブン]

Posted by nob : 2017年02月07日 16:53

90度は開くけれど、、、それにしてももう少し柔らかくなりたい。。。

■プロが断言! 「180度開脚は必要ありません」
90度くらいで柔軟性は十分

話題の「180度開脚」にはリスクがある? 日本を代表するトップアスリートの指導も行うパーソナルトレーナーの第一人者、中野ジェームズ修一氏が解説します。

 健康診断で思わしくない結果が出てしまったときや、お腹についた脂肪が気になり始めたとき。ウォーキングやランニングとともに、チャレンジしようとする人が多いのが「ストレッチ」だと思います。脂肪を燃焼させることを考えると、ストレッチではなく筋力トレーニングと有酸素運動を行ってほしいのですが、“今まで運動をしていなかった人がストレッチを始める”というのはすばらしいことです。ストレッチをすることで、ウォーキングや筋トレへの意欲が出てくることもあるでしょうから、ぜひチャレンジしてほしいと思います。

 ストレッチをして体の柔軟性を高めようとするとき、よく聞く目標の1つが「180度開脚ができるようになりたい」というもの。バレエダンサー、フィギュアスケーター、体操選手などの肉体美と華麗な動きに憧れて、ということなのかもしれませんが、特殊な競技スポーツやダンスなどをする方以外にはお薦めできる目標ではありません。

 まず知っていただきたいのは、関節には可動域というものがあること。関節ごとにどの方向にどれだけ動かせるかというのは決まっていて、それ以上は人体の構造的に制限がかかります。実際に手首の関節や肘関節を動かして観察してみてください。当たり前ですが、手の甲が腕につくまで反らせることはできませんし、肘が360度ぐるりと回転することもありません。言うまでもなく、それは悪いことではありません。骨と骨がぶつからないように、骨と骨をつないでいる靭帯が伸びて切れてしまわないように、構造的に動かせないようになっているのです。

 股関節に話を戻しましょう。股関節の可動域を考えると、横方向に開脚した場合、股の間の角度は90度ほどあれば柔軟性は十分。90度と書きましたが、これもあくまで基準の一つ。当然個人差はありますし、大腿骨頸部や大腿骨骨頭を骨折したことのある方は可動域が狭くなっていることが多く、無理に開こうとする必要はありません。

なぜバレエダンサーは自在に開脚ができるのか?

 それでも「実際に180度開脚をしている人がいるし、気持ちが良さそうだ」と思う方もいるでしょう。しかし、可動域を超えて無理に関節を動かそうとすると、クッションの役割を果たしている軟骨や、骨と骨をつないでいる靭帯を傷つけてしまいます。典型的な例が「捻挫」です。捻挫とは外部からの圧力によって関節可動域を超えて関節が動いてしまったことで、靭帯を損傷したということです。

 では構造上制限があるはずなのに、どうしてバレエダンサーや体操の選手は自在に開脚ができるのでしょうか。

 成人の骨は骨と軟骨がはっきりと分かれており、骨の中には血管が通っているのですが、軟骨部分には通っていません。よって、骨折しても骨は修復されますが、軟骨部分が一度すり減ってしまうと修復は困難です。一方、成長期にある子供たちの骨は全体的にまだ軟らかく、骨と軟骨の境界があいまいです。この段階で過度な負荷を徐々に与えると構造自体が少々変形し、本来の可動域よりも関節を動かせる範囲が広がるのです。まさに“鉄は熱いうちに打て”といったところでしょうか。

 180度開脚によって直接的に「脚のむくみがとれる」「脚が細くて美しくなる」「歩くのがラクになる」といったメリットがあるのであれば目指す価値がありますが、現在そのようなことは科学的に証明されていません。軟骨や靭帯を損傷するリスクがあるのに、メリットがないことをやろうと思う人はいませんよね。

軟らかすぎると老後に関節が不安定になる?

 過剰な柔軟性によって、老後に関節が不安定になるリスクもあります。

 靭帯が骨と骨をつないでいるという話を先ほどしましたが、筋肉はそれらを覆うサポーターのような役割をしています。筋肉は筋線維という線維状の細胞の集合体で、これを筋膜が覆っています。筋線維は無数の筋原線維で構成され、筋原線維はサルコメア(筋節)からできています。ストレッチを定期的かつ継続的に行うとサルコメアの数が増えると考えられていて、増加したぶんだけ筋原線維が長くなり、柔軟性が高まるのです。サポーターが少し弛むぶん、可動域が広がるというイメージですね。

 筋肉量が多くてサポーターが厚いうちはいいのですが、老化とともに筋肉量が減ってサポーターが薄くなると、関節が不安定になってしまいます。それが股関節であれば、脚に力が入れにくく、歩きづらくなってしまうでしょう。

 特殊なスポーツをしている人以外には180度開脚は必要ありませんが、適度な柔軟性は必要です。体全体をバランス良くストレッチしていただきたいですが、特に念入りに行ってほしい部位を挙げるとするなら「腸腰筋」です。

 腸腰筋とは骨盤と大腿骨、腰椎を結ぶ筋肉群で、歩くときなどに脚を持ち上げる動作で働く場所です。加齢とともに硬くなりやすいとされていて、腸腰筋が硬くなると骨盤が前傾して前かがみになり、いわゆる“老化姿勢”になってしまいます。

 どの部位が硬いのか、硬くなりやすいのかというのは、個人差があります。お勧めしたいのは、一度専門家にストレッチをしてもらうこと。スポーツジムでパーソナルトレーナーに見てもらうのもいいでしょうし、近年増えているストレッチサロンでもいいでしょう。自分のどの部位が硬く、どこが柔らかいのかが分かれば、より効率的に柔軟な体になれるはずです。

 ストレッチ関連の書籍を購入する場合は、1カ所の部位に対していくつかのポーズが載っているものがおすすめです。同じ筋肉をストレッチする場合でも、体格などによって“伸びる”と感じるポーズが違うからです。

(構成/神津文人)

[日経トレンディネット]

Posted by nob : 2017年01月31日 13:55

今ここにあるかけがえのない幸せ、、、今元気でここにいるということ。。。

■『嫌われる勇気』の著者が、母の死を機に辿り着いた「ある答え」
日々の何気ない幸福を感じるために
岸見 一郎

「あらゆる悩みは対人関係の悩みだ」

そう語ったのは『嫌われる勇気』で一躍有名になった心理学者、アルフレッド・アドラーだ。哲学が扱う「幸福とは何か」「人生とは何か」というテーマを日常の延長線で優しく語りかける。

「人は幸福に『なる』のではなく、すでに幸福で『ある』」

アドラーが教える「幸福」のありかたを学べば、自分の「生き方」が変わってくるだろう。100万部を突破しドラマ化もされた『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏の最新刊『幸福の哲学』から冒頭を特別公開する。

父への反発・母の死

いつのことだったか覚えていないのだが、ある年の十二月、後数日で正月を迎えようとしていたその日、父と家の前で焚き火をしたことがあった。

「今年は暖かいなあ」

「本当に」

こんな言葉を少し交わしたことしか今では思い出せないのだが、父がこんなに暖かくては、もうすぐ正月がくるとは思えないといったことに私も強く同意したことだけは覚えている。今になって振り返ると、父と過ごしたこんな何気ないひとときが貴く思える。

「何のために生きるのか」というような話になった時、成功するためなどと勇ましい話をする人がいる。だが、私にはそんな大それたことはどうでもよく、幼い頃、父と一緒にいて幸福を感じたような瞬間さえあればよいと思う。

しかし、父とこんなふうに初めから関係がよかったわけではなかった。小学生の頃、父から殴られたことがあった。そのことを私はずっと引きずっていて、いつまでも父に心を開くことができなかった。

他方、母との関係はよかった。私が哲学を学ぶと言い出した時には父が猛反対した。おそらくは父は哲学が何であるかは知らなかったが、哲学では食べていけないことは誰かから聞かされていたのだろう。

また、父の年代であれば、「人生不可解なり」という意味の言葉を残して自ら命を絶った旧制一高の学生、藤村操のことなども頭にあったのではないだろうかと思う。

その時、間に入って私を守ってくれたのが母だった。母もまた哲学がどんなものか知っていたとは思われないが、私がすることはすべて正しいのだから見守ろうと父を説得してくれたことを後に知った。

その母が四十九歳で脳梗塞で亡くなった。当時私はまだ学生だったが、やがては結婚して、親と一緒の幸福な人生を送れるものと思っていたので、それまで漠然とではあったが思い描いていた人生設計が崩れ去った気がした。

それと同時に、母のように死を前にしてベッドで動けなくなれば、たとえお金があったとしても、高い社会的地位についていたとしても、まったく意味がないことに思い至らないわけにはいかなかった。

くる日もくる日も母の病床で、ベッドの上で身動きが取れず意識もない母を見て、私はこのような状態にあってもなお生きる意味はあるのか、幸福とは何かを考え続けた。

母が突然の病に倒れた時、私は哲学を専攻する大学院生だった。当時、毎週哲学の先生の自宅で行われていた読書会に参加していたのだが、母の看病のために出られなくなった。先生にしばらく読書会に行けないことを伝えるために電話をしたら、先生は私に「こんな時に役に立つのが哲学だ」とおっしゃった。

およそ哲学は役に立たないと世間ではいわれることが多い中、「役に立つ」という言葉は思いがけないもので、私に強い印象を残した。

この先生の言葉を聞いて私が思い出したのは、次のベルクソンの言葉だった。

「私たちは、いったいどこから来たのか。この世で何をするのか。私たちは、いったいどこへ行くのか。哲学がもし、本当にこれらの非常に重大な問題に対して何も答えられないとすれば、〔中略〕哲学というものは一時間の労苦にも値しないものだと言っても、まあさしつかえないことになります」(『心と身体』)

私は母の病床でプラトンのいう魂の不死についての、そしてベルクソンの脳について論じた失語症についての著作を読みふけった。たしかに私の先生がいうように、哲学は「役に立った」。

私は小学生の時に、祖父、祖母、弟が一年内外で次々と病気で死ぬという経験をして以来、その答えを哲学に求めてきたが、そのことが間違ってはいなかったことを実感したのだ。

三ヵ月の間、母の病床で過ごし、母の遺体と共に家に戻った時、私は目の前に敷かれていると思っていた人生のレールから、自分が大きな音を立ててすでに脱線していたことを知った。

アドラーとギリシア哲学

母の死後、父との関係は緊迫したものになった。間に入る緩衝役だった母がいなくなり、直接父とぶつかることになったからだ。しかし、父との関係も、私の人生におけるもう一つの邂逅によって変わることになった。

母の死後、私はすぐに結婚し、五年後、子どもが生まれた。思うようにいかない子育ての最中に知ったのが、オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーが創始した個人心理学だった。

アドラーは、心の分析に終始したり現実を事後的に解釈したりするだけの心理学者ではなく、人生の意味、幸福について真正面から論じている。その思想は、二十世紀初頭に突如としてウィーンに現れたのではなく、私が専門としているギリシア哲学と同一線上にある、れっきとした哲学である。

やがて見るように、アドラーは原因論ではなく目的論に依っている。プラトンも生きることの目的として幸福を据え、幸福の可能性を、魂のあり方に結びつけて目的論的に論じている。

そしてプラトンは、知が魂を導くことによって幸福になることができるので、何が善なのかを知ることが、幸福になるためには必須であると考えた。しかし、では、実際に何を知ることが幸福を結果するのかということになるとプラトンの論には具体性が欠けている、そう私には思われた。

それで、アドラーがこの知の内実を対人関係に求め、目的論を教育や臨床の場面で実践的に応用している点に興味を覚えたのだった。アドラーと邂逅することで、それまで私が人生について持っていた問題意識を全うできそうだという強い予感を持てたのだ。

私が初めてアドラー哲学についての講義を聞いた時、講師のオスカー・クリステンセンはこんなことをいった。

「今日、私の話を聞いた人は、今この瞬間から幸福になれる。しかし、そうでない人は、いつまでも幸福になれない」

私は驚き、同時に強く反発しないわけにいかなかった。母が若くして亡くなり、父との葛藤もあり、その上、子どもとの関わりが大きな負担になっていたからだ。だがその一方では、そのような状況で、もし私が幸福になれたなら、クリステンセンが語った言葉は決して誇張ではないことがわかるだろう、とも思った。

哲学者の肖像画や写真を見ると、率直にいってあまり幸福そうには見えない。誰もが気難しい表情をしていて、笑顔の哲学者をすぐには思い出すことはできない。それなら、私自身がまず幸福になろうと決心した。

しかし、そんな決心をしてみたところで、ただ手を拱いてじっとすわっていても、やはり何も起こらない。どうすれば幸福になれるのかを考えた時、父との関係をまず何とかしたいと思った。アドラーの思想に触れた私は、対人関係が幸福の重要な鍵であることを学んだのだ。

幸福が潜む瞬間

対人関係の中に入ると摩擦を避けることはできない。嫌われたり、憎まれたり、傷つけられたりする。だから、そんな目に遭うくらいなら、いっそ最初から誰とも関わろうとは思わないという人がいても不思議ではない。

しかし、他方、人間は、対人関係の中でしか生きる喜びも幸福も感じることはできない。ましてや他人ならいざ知らず、父との関係がよくないからといって実の父を避けることはできない。それなら、父との関係を避けるのではなく、むしろ、あえてその中に入っていこうと思った。

もとより一朝一夕で父との関係が改善したわけではない。だが、前のように同じ空間に居合わせるだけでも空気が緊迫するような関係ではなくなった。そして、ある年末、最初に書いたような父との穏やかな日を迎えたのである。

しかし、その後も私が心筋梗塞で倒れたり、さらには父がアルツハイマー型の認知症であることがわかり、私が介護をすることになるなど苦難は続いた。

だがこの頃には、すでに私は、人は何かの出来事を経験するから不幸になるのでも幸福になるのでもないことを学んでいた。プラトン、アドラーは目的論を採ることで、何かを経験することが不幸の、そして幸福の原因になるのではないと考える。人は幸福に〈なる〉のではなく、もともと幸福で〈ある〉のだ。

母は病気になって、しかも回復しなかったから不幸なのではなかった。私の場合も、寛解したけれども、寛解したから幸福なのでもない。父も長く認知症を患ったが、そのことで不幸になったのではない。たとえ闘病が、本人にとっても家族にとっても苦難であることは間違いないとしても。

そもそも、病気に限らず、生きること自体が苦しみなのである。だから、今は苦しいがやがて楽になる時がくるとは考えなければよいのである。苦しいけれど、その苦しみをただ苦しいとだけは見ないで、苦しみこそ幸福の糧であると思える生き方はできるのだから。

どんなに苦難に満ちた日々でも、ともすれば見逃してしまうかもしれない瞬間にこそ、本当の幸福は潜んでいる。ささやかな幸福以外に幸福はない。たとえその人が、どんな状況にあっても。

母が病床で私に教えてくれたのはまさにこのことである。病気で倒れる前、私は母にドイツ語を教えたことがあった。ある時、母が、その時に使っていたテキストを病院に持ってきてほしいといった。母に再びドイツ語を教えていた時、母の病気にもかかわらず、私は幸福だった。そして、おそらくは母も。

生きているだけでありがたい

私が心筋梗塞で倒れた時にも、母が病床で過ごした日々のことを思い出さないわけにはいかなかった。母はやがて意識を失ったが、私は、母が生きているだけでありがたいと思った。

母と同じく病床で動けなくなった私が、自分自身についても、生きていることが他者にとっての喜びであると思えるようになるまでにはたしかに時間がかかったが、それでも、たとえ何もできないとしても、自分は他者に貢献できるのだということを知った。

入院中、最初の頃は、夜眠ると再び目を覚ますことはないのではないかと思って怖かった。だが、何もできなくてもそのままの自分を受け入れることができるようになると、安心して眠れるようになった。

そして、一度は死にかけたことも、またいつかは死ぬことも忘れて、今日という日を今日という日のために生きることができるようになった。

このように思えればこそ、日々の何気ない瞬間に幸福を感じられ、何かの実現を待たなくても、今ここで幸福であることに気づくことができる。そしてこのような幸福は、何が起こっても失われることはない。

生きることの目的は、父と焚き火をしていた時の、また母とドイツ語を学んでいた時のような、ささやかな幸福を感じた瞬間と矛盾するものであってはならない。

だが、このような幸福とは違う幸福があると思う人がいる。日常のささやかな幸福など一顧だにせず、成功することこそが幸福だと思う。私は成功について考える時、よく次の逸話を思い出す。

ディオゲネスの答え

マケドニアのアレクサンドロス大王が、ソクラテスの流れを汲むギリシアの哲学者であるディオゲネスの元に赴いた時のこと。ディオゲネスは生活上の必要を最小限にまで切り詰め、自足した生活を送っていた。

アレクサンドロスは、マケドニア王に即位した後、ペルシア征伐の全権将軍に選ばれたが、多くの政治家や哲学者が彼のところに祝いにやってきたのに、ディオゲネスだけは、アレクサンドロスをまったく問題にせず閑暇を悠々と過ごしていたので、自らコリントス(ギリシアの都市)にいたディオゲネスの元へ足を運んだのだった。

ちょうどディオゲネスは日向ぼっこをしていた。そこに多くの人がやってきたので、彼はちょっと身を起こしてアレクサンドロスをじっと見た。アレクサンドロスは彼に挨拶をして「何かほしいものはないか」とたずねた。するとディオゲネスは、「その日の当たるところから少しばかりどいてくれないか」といった。

日光浴をしていたら、物々しく武装した兵士たちが突然踏み込んできて、のみならず七十歳にもなろうとするディオゲネスに、二十歳そこそこの若いアレクサンドロスが、「何かほしいものはないか」というというのは、ずいぶん無礼な話である。

とはいえアレクサンドロスは、ディオゲネスの誇りと偉大さに感服し、「もしも私がアレクサンドロスでなかったら、ディオゲネスでありたかったのだが」、そう語ったと伝えられている。

片や大帝国の王、片や何も持たない哲学者。アレクサンドロスは何も持たず権威をものともしないディオゲネスの人となりに心底驚嘆し、自分もディオゲネスのようになりたいと望んだのではないだろうか。もしかしたらディオゲネスも、今ここでディオゲネスになれるとアレクサンドロスにいいたかったのかもしれない。

しかし、アレクサンドロスはアジアへの遠征に出かけなければならなかった。結局、二度とギリシアの地を踏むことなく、アレクサンドロスは三十四歳の若さで急逝した。

アレクサンドロスは、今ここで幸福であることができたはずだった。おそらくディオゲネスの前に立った時、アレクサンドロスにもそのことはわかったのだろう。それなのに、それとはまったく別の幸福があると彼は信じた。

アレクサンドロスにとって、それは敵と戦い、敵を征服するという成功だった。成功などしなくても、すでに幸福なのに、である。

本書では、私はもっぱらプラトン哲学とアドラーの思想を踏まえ、私自身の見解を加えて幸福について論じてゆきたいと思う。プラトンは目的論に立ち、自由意志を認め、人間の責任の所在を明確にしている。

アドラーも基本的に同じ考えだが、プラトンが十分に論じていない対人関係を問題にしている。幸福が対人関係を離れては考えられないとすれば、アドラーの思想は幸福の問題をより実践的に考える時に有用である。

私はたった一度でも、相談にきた人の人生が変わらないようなカウンセリングをしてはいけないと考えている。本書を読めば、幸福はどこか遠くに探しに行かなくても、初めからここにあったことがわかるだろう。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2017年01月31日 13:46

また旅立つ君へVol.124/言い得て妙。。。Vol.29

Q.夢はもっていたほうがいいと思いますか?

「急に持たないほうがいいね。何かやってて夢が見えてくるわけじゃん?見えてくるまでは見ないってことだよ?」


Q.反省はしますか?

「反省っていうのは結果が出て、反省じゃん。結果が出てないから反省に及ばないんだよね」


Q.運命とは?

「答えが見当たらなかった時に使う言葉だね。本当は一生懸命考えれば分かるのに、一生懸命考えるのを止めた時に『運命』って言っちゃうね」


Q.今の日本どうですか?

「おもてなしとか言って、みんな…でも、おもてなしの前に“かたづけもの”をいっぱいしないと駄目じゃん?片付いてもないのにおもてなしもなにもないよね」


[サッポロ生ビール黒ラベルCM/所ジョージ談]

Posted by nob : 2017年01月31日 09:28

最近なかなか行けませんが。。。

■サウナで認知症リスク低下、本場フィンランドの報告

 お父さんたちの疲労回復に、若い女性の美肌・痩身にと根強い人気がある「サウナ」。さらに昨年末、サウナの本場フィンランドから「認知症予防に良い」という報告があった。

 研究者らは、フィンランド在住の中年男性(42~60歳)2315人を対象に、サウナを利用する頻度とアルツハイマー型認知症(以下AD)および、その他の認知症リスクとの関係を検討。サウナの利用頻度は(1)週に1回、(2)週に2~3回、(3)週に4~7回の3群で比較している。参加者の登録時期は1984~89年。平均20.7カ月間追跡が行われ、この間に327人が認知症を発症、このうち123人がADと診断された。

 2型糖尿病の病歴や高血圧、飲酒・喫煙歴などの影響因子を排除して、認知症発症リスクとサウナ習慣との関係を調べた結果、(1)週に1回の群の認知症発症リスクと比べて、(3)週に4~7回の群の発症リスクは66%低下、ADに限っても65%の低下率を示した。また、(2)週に2~3回の群でも(1)と比較して、認知症発症リスクは22%、AD発症リスクは20%それぞれ低下している。

 今回の研究は、フィンランドの「Kuopio(クオピオ)」地域に住む男性の生活習慣と虚血性心疾患──心筋梗塞や狭心症との関係を調べた研究のいわば「スピンオフ」調査。

 本調査では、サウナの利用が増えるほど心疾患が原因の突然死が減り、心血管疾患の発症リスクが低下することが示されている。

 研究者は「サウナの頻繁な利用は心臓と脳機能を保護する可能性があり、サウナに入っているときのリラックスした感じが良いのかも」としている。

 ADの発症予防と治療法の開発は全世界の課題だが、ADの新薬が承認されたのは14年前の2003年が最後。それ以降の開発成功率は0.5%にも満たない。しかも現在、使えるAD治療薬はすべて「症状を抑える」のみ。日々の発症予防が何よりも重要なのだ。

 普段の生活で実践できる予防法は禁煙と食生活の改善とウオーキングなどの運動。これにサウナの適度な活用を加えてもいい。

(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)

[DIAMOND男の健康]

Posted by nob : 2017年01月31日 09:15

物事の実を知ることがすべてのはじまり。。。

■多くの人が知らない「諦める」の本当の意味 悩み、苦しみを減らす「仏教の智恵」

数多くのベストセラーで知られ、老若男女問わず読者の多い名取芳彦和尚。名取氏は、東京都江戸川区にある元結不動 密蔵院の住職であり、写仏・読経の会や法話を主宰する傍ら、聲明ライブ、講演なども精力的にこなし、地域に密着したユニークな和尚さんとして知られる。

近著『あきらめる練習』もある芳彦和尚に、怒り、妬み、悲しみ、こだわり、後悔などの感情に苛まれる現代人が心の重荷を軽くするために、積極的に「諦める」ことの意義を語ってもらった。

諦めるという言葉は、本来悪い意味ではない

日本語で”諦める”は放棄、断念、ギブアップなど、マイナスイメージで使われることが多いと思いますが、漢和辞典で「諦」を調べると悪い意味はひとつもありません。

〔つまびらかにする。いろいろ観察をまとめて、真相をはっきりさせる。まこと〕

さらに仏教語ではsatya(サティア)の訳語として、真実、真理、悟りを意味する素晴らしい言葉です。

諦の意味は日本語では「明らか・明らかにする」に近いのです。実際に日本語の「諦める」と「明らか」は言葉として同源。物事の真実の姿やありさまを明らかにすることで、やっと諦められるというニュアンスを、もともと含んでいました。

ところが、日本語ではいつの間にか「明らかにする」という大切な土台がゴッソリ抜け落ちて、望んでいることを途中でやめるという意味ばかりで使われるようになってしまいました。もったいないと思います。

仏教では「諦」と「明」の合体した「あきらめ」こそ、いつでも、どんなことが起こっても、心が苦しまず、おだやかでいられる境地(悟り)に至るために大切だとします。

私たちが「苦しい」「つらい」「嫌だ」「つまらない」など、マイナスの感情を抱くのは、ことごとく自分の都合通りにならない時です。こうした状況を仏教で「苦」と言います 。

では、どうすれば自分の都合を“諦め”られるのか。

先述のとおり、仏教では、自分の都合について“明らか”にする必要があると考えます(諦めたいというのも都合のひとつですが、哲学的迷路に入るのを避けるためにここでは触れません。興味がある方は仏教の唯識〈ゆいしき)をひもといてみてください)。

たとえば、会社勤めをしていて、日々暮らすだけのお金はあるけど「もっとお金が欲しい 」という都合(欲)があって、常日ごろからイライラしているとします。

お金がないのでお金が欲しい、もっとお金が欲しいと日々考えていれば、誰だってなかなか心が落ち着かないでしょう。もし心穏やかに生きたいと望むなら、とことん自分の都合を明らかにしないとお金への過度な欲は諦められません。

具体的には、まず、自分はお金があったら何をしようとしているのだろうと考えるのです。家を買う、車を買う、旅行に行く、美味しいものを食べる……。これらはすべて自分が幸せになりたいという夢であり、都合であり、欲です。つまり、自分が幸せになるための手段としてお金が欲しいのです。

ここで明らかになるのは、“お金は手段であって目的ではない”ということ。これがわかれば、手段でしかない目先のお金の周囲を右往左往している自分の姿がありありと浮かびあがります。

古歌に“わけのぼる 麓の道は 異なれど 同じ高嶺の 月を見るかな”というものがあります。高嶺の月を見るための登山道はたくさんあるということです。幸せになるにも、きっとさまざまな道があるでしょう。

もちろん、生活をするのに必要なお金というのはもちろんあるでしょう。お金を全否定するわけではありません。でも、それが自分の幸せとどう関係があるのかを考えてみれば、少しは心に平穏が訪れるのではないでしょうか。

手段が目的になっていないかチェックする

目先のことばかりに目が向いてしまい、手段が目的になってしまうことはよくあります。

小学校のPTAをやっていた時、学校の周年行事用の資金調達のためにバザーをやりました。模擬店を出店してもらう地元の町会や子供会とどう交渉するのか、雨で校庭が使えない時のオペレーションはどうするか、テント設営はどうするのかなど、ボランティアの素人集団が行う一大イベントですから、てんやわんやの大騒ぎです。その時、PTA会長が言いました。

「バザーをやることが目的なのではありません。バザーはあくまで手段です。目的は周年行事の資金調達、子どもの健全育成、地域との協力、PTAの親睦であることを忘れないでください」

バザーの真相を明らかにしてくれた言葉でした。本来の目的を踏まえて行えば、バザーはそのまま、目的に向かうまっすぐな道になります。

小学校からやってきたテストも、目先の良い点数を取るのが目的ではありません。テストの目的は「わからない所をはっきりさせる」ことです。80点取ることが目的ではなく、間違った20点について勉強し直すことが目的なのです。ここをはき違えると、誰かさんのように良い点数を取った時だけ親に見せるずるい子どもができあがるという寸法です。

状況を明らかにする勇気

人間関係が面倒だと思う人も多いでしょう。そんな人は、自分がどんな人間関係を望んでいるのかをまず明らかにしてみましょう。

たとえばもっとさっぱりした人間関係を望んでいるが、それができないとします。その場合、なぜつらいのかを分析し、明らかにします。

本音と建前が違う人が周囲に多くいる、他人に依存したい人が多くべたべたした関係になってしまうなど、いくつか思いあたる原因があるでしょう。

そこから、ではなぜそうなるのかを考えてみるのです。「人は思っていることをそのまま言えば大変なことになるから、思っていることと言うことが違うのは仕方がない」「弱ければ他人に頼ろうとするのは当たり前だ」などと明らかになるでしょう。そうすれば、人間関係が面倒なのは仕方がない、人間関係がごちゃごちゃするのは当たり前だと、少しは諦められるのではないでしょうか。

そこにどーんと腰掛けて、人間関係を楽しめるようになります。これが「明らか」にして「諦める」ということです。

“損得”という言葉を日常の中で使ってしまう人も、苦が多くなるでしょう。なぜなら、損得で動く人は、得をするためには人も裏切ることがあります。そんな人を信用する人がいないのは当たり前です。損得は経済の用語であって、人生に当てはめても仕方がないのです。

このように、物事が明らかになった時のキーワードが「仕方がない」や「当たり前」という言葉だと思うのです。私は「あきらめる」ための魔法の言葉だと思っています。

中途半端な諦めではなく、物事の真相を明らかにした上で諦めたことは、堅固な屋台骨として人生を支え、心おだやかなに人生を歩く上で堅牢な杖になります。

同じ諦めるなら、ただ諦めるのではなく、状況を明らかにする勇気を持ちたいものです。

[東洋経済オンライン]

Posted by nob : 2017年01月23日 16:36

病状は千差万別、、、自分自身を主治医とする医療専門家や家族・友人など、周囲との信頼関係で結び付く共闘チームを如何に築き上げるかということ。。。

■故・川島なお美さんの「選択」に惜しむこと
医師への「反発」でも「従属」でもない関係とは

加藤眞三
慶應義塾大学看護医療学部教授

川島なお美さんが2015年9月24日に胆管がんのために亡くなって、もう1年以上が経ちます。同年12月には、ご主人でパティシエの鎧塚俊彦さんとの共著として『カーテンコール』が出版されました。その本の中には、川島さんがご自分の病気に対して正面から真剣に向かい合ってきた様子が詳細に書かれています。

「納得のいく」療養生活を続けたことには意味がある

川島さんが亡くなられた後に、マスコミは川島さんのがんの闘病生活に関して、あれこれと報じていました。がんの手術後に抗がん剤治療を受けなかったこと、発酵玄米や豆乳ヨーグルトを中心とする食事療法をしたり、ビタミンCの濃縮点滴治療・電磁波などを使った民間療法を受けていたことなどが、主な批判の内容です。

私はこれらの民間療法に効果があると思っていません。それでも川島さんが療養生活について自分で一生懸命に調べ、納得しながら続けてこられたことを高く評価します。亡くなられる直前の9月7日、シャンパンの発表会でご夫婦がそろってにこやかにテレビカメラの前に出ることができたのは、このような療養生活を送っていたからこそではないかと考えます。

悔やむべき点があるとすれば、最初にMRI検査で1.7センチの腫瘍が見つかったときに早く手術を受けていれば、ということです。その決断をしていれば、もしかしたら現在も再発することなくお元気に舞台生活を送ることができていたのではないでしょうか。

では、なぜ手術に踏み切れなかったのか。闘病記の中には、医師から100%がんであるとの言質を得られなかったから、がんであることを信じたくないから、女優として・楽器としての体に傷をつけたくないから、舞台の仕事を中止できなかったから……など、いくつもの理由が挙げられていました。

一方、同じく俳優の渡辺謙さんは、2016年のニューヨーク・ブロードウェーでのミュージカル「王様と私」が3月1日に開幕するという直前の2月上旬に人間ドックで胃がんが発見され、2月8日に内視鏡手術を受けました。ブロードウェーの開幕を延期してでも直前に手術を受けるということは、大変な決断であっただろうと想像できます。

渡辺さんの場合、それ以前にも白血病を患った経験があり、夫人の南果歩さんも乳がんの経験があります。こうした経験の中で「患者力」を身につけていたことが、勇気ある決断につながったのかもしれません。医師と十分に対話し、自分の中での優先順位をつけることは、「患者の力」としての大きな要素です。

川島なお美さんも、腫瘍が見つかった段階で生検(直接体内のがんの一部を取って調べる検査)を受け、がんであることを確信できていれば、舞台を中止してでも手術にもっと早く踏み切れたのではないでしょうか。そして、そのための対話を医師との間で最初からうまくできていたならば、川島さんの決断も違ったものになったかもしれません。科学的思考を持つ医師が、画像だけを見て100%がんであると断言することはまずない、ということを知るだけでも、川島さんの対応は違っていたかもしれません。

医師に言われたことに従うだけ、あるいは反発するだけではなく、患者が医師とうまく対話をできる協働作業の関係を創りあげていくことが、これからの医療に望まれます。

これからの医療に必要な「コンコーダンス」って何?

「コンコーダンスの医療」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。医療者の間にもまだ十分に浸透していない用語ではありますが、私はこれが、これからの時代に必要な新しい医療のキーワードだと考えています。患者と医療者の関係性を表す医療用語のトレンドは、「コンプライアンス」から「アドヒアランス」、そしてこの「コンコーダンス」へと移り変わってきました。そういっても、多くの方には何が何やらわからないでしょう。そこで、これらの用語の普及に関して、歴史的な変遷をたどってみましょう。

患者と医療者の関係性において、最初に問題になったのは、「患者コンプライアンス」の問題でした。コンプライアンスとは一般的に、「法令順守」と訳され、企業の活動の中で法令に従って行動するという意味で使用されます。しかし、医療の中でコンプライアンスといえば、通常「医療者の処方や服薬指導、療養生活の注意に従わない」という意味で使われます。たとえば、医師が「あの患者はコンプライアンスが悪い」と言ったとき、「あの患者は医師の言うことに従わない、困った患者だ」という意味が含まれています。

病棟や自宅などで医療者の期待に背き、療養生活を勝手に(自由に)行動する患者の場合も「病識がない患者」と呼ばれてきました。病人であることの意識が欠如しているという意味です。患者に病識があれば、医療者の言うことに従うのが当然であり、病識がないからコンプライアンスが悪いという論理です。

ここでは、患者は医療者の指示や命令に従うことが当然であるという、上下関係が前提とされています。「医療者の指導に従わないのだから、従わない患者がいけない。従わないのは患者側の問題である」といった考え方がされてきたのです。こうした患者に対して医療者はあきらめの境地に至り、いずれ責任を放棄する態度で接することになります。

医療者たちがこのような考え方をする背景には、患者は医療を提供される、あるいは学校や仕事を休むことが許されるという恩恵を社会から受けるのだから、患者は医療者のいうことに従い、自分の楽しみなどは我慢するのが当然であるという社会全体の意識もありました。まさに、我慢(patience)するのが患者(patient)の務めであったわけです。

しかし、現代の社会では病気が多様化し、慢性病が多くなっています。患者であるからと働かないことが許されるわけではなく、病気を抱えながら生活することが要求されます。また、社会の成熟とともに患者の教育レベルが高まり、自律心が高まっています。多様性を重んじることの必要性が社会全体に認識され、患者中心の医療が進められてきた過程の中で、欧米諸国の医療ではコンプライアンスがアドヒアランスに置き換わってきたのです。

アドヒアランスは、固守、執着などと訳される単語です。医療においては、処方された薬を処方どおりに服薬するという意味で使われます。しかし、その前提として、いくつかの選択肢の中から患者が主体的に選び、納得・同意したうえで、服薬する意思を固守し継続するという意味が含まれます。したがって、治療の決定権がより患者側にあります。患者自身が納得したうえで治療を続けようとする気持ちがアドヒアランスと表現されるのです。

私が専門とする飲酒に関連する身体問題のある患者に対しても、私はあえて「禁酒」ではなく「断酒」という言葉を使います。禁酒と断酒の間には、コンプライアンスとアドヒアランスに似た違いがあると考えているからです。

アドヒアランスを重視する医療では、医療者側のやるべき仕事が増えてきます。アドヒアランスの悪さは、単なる患者側の資質の問題ではなく、治療者側の要因、薬物側の要因、周囲の人や環境の問題なども挙げられ、それぞれの要因への対処が要求されるのです。

アドヒアランス向上のために、たとえば、患者へ病気や治療に関する十分な情報提供を行い、処方の簡便化や剤型の工夫を進め、家族や周囲の人の協力を得るように調整し、患者が持つ固有の服薬に対する不安について一緒に考え、援助することなどが必要となります。

患者にも努力と責任が要求される

一方で、患者の側にも、それなりの努力と責任が要求されます。自分の病気について理解し、療養生活や治療についても十分の知識を備え、自ら決定することが要求されるのです。アドヒアランスを重視する医療は、患者がより主体的・能動的になることが要求され、患者側にも責任が生じます。同時に医療者の側も、情報提供などやるべき仕事が増え、それに対する責任も生じるのです。

アドヒアランスを高める医療が欧米諸国で普及する中で生まれてきた概念がコンコーダンスです。コンコーダンスは、一般的には一致や調和と訳されます。1996年に、英国の保健省と薬学会でつくられた薬剤パートナーグループ(Medicines Partnership Group)は、コンコーダンスを「病気について十分な知識をもつ患者が病気の管理にパートナーとして参加し、医師と患者が合意に至った治療を協働作業として行うプロセスである」と定義しています。

コンコーダンス医療では、医療者と患者が対等の協働する関係性にあります。医療者が処方を一方的に決定し、それに患者を説得して従わせるのではなく、患者も自分の状況や希望を医療者に説明し、医療者はそれに基づき、いくつかの案を提案するなど、対話と合意が大切にされます。

はたして、このようなコンコーダンス医療がわが国で可能となるでしょうか。私は楽天的に考えています。青山学院大学の駅伝チームも、原監督の業界の常識を疑うチーム作り、選手の自主性と対話の重視により優勝に導かれました。わが国の医療においても、業界の常識の先にあるのがコンコーダンス医療であり、遠からず(今後10年以内?)徐々に普及し始め、20年後にはそれが当たり前になるだろうと信じています。

“患者側”の意見が「治療ガイドライン」を変えた!

コンコーダンス医療につながる一つの兆しを、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」に見ることができます。2004年版で使われていた「コンプライアンス」という用語は、2009年版では「アドヒアランスとコンコーダンス」に置き換わっています。その後に改訂された2014年版においても、「コンコーダンス」の医療を続けるための方法が詳細に書かれています。

たとえば、治療の有益性について話し合うこと、わかりやすく情報提供すること、患者の合意、自主的な選択を尊重すること、処方の単純化をすること、患者による血圧測定(家庭血圧)を励行し、それに基づいて処方すること、家族を含めた支援体制を作ること、服薬忘れの原因や理由について話し合い、不安があれば必要に応じて薬剤の変更を考えることなどが挙げられています。

高血圧症は、わが国において最も頻度の高い疾患の一つであり、その治療ガイドラインは当然多くの医師の目に触れます。また、医学教育にも今後大きな影響を与えるだろうと考えられます。

実は、高血圧学会がコンコーダンスをガイドラインにとりあげるきっかけとして、患者の自立・成熟を目指すNPO法人「COML」の理事長であった辻本好子による提言があります。ガイドラインの策定過程において、辻本さんから「コンプライアンスは医者目線でパターナリズム(父権主義)の言葉であって、コンコーダンスの概念を採り入れるべき」との発言があり、まさに鶴の一声によって、コンプライアンスを服薬アドヒアランスに改め、コンコーダンスの重要性が加えられたというのです〔萩原俊男(2009年版ガイドライン作成委員長)「私と高血圧」〕。こうして作られた高血圧治療ガイドラインは他の領域のガイドライン作りにも大きな影響をもたらしました。

新しい時代が要求する医療は、その医療の専門家だけで創るものではなく、専門家に反対する医師や市民などからの多様な意見が反映されて開かれていくのです。エンドユーザーである患者が社会で声を上げること、医療者と対話をしていくことが、そのための第一歩でもあるのです。

[東洋経済ONLINE]


■小林麻央さんの「後悔」から一体何が学べるか
医療の不信を煽る週刊誌で患者は進化した?

加藤眞三
慶應義塾大学看護医療学部教授

医者に治療方針を丸投げする患者からはもう卒業して、「協働」の関係を築くべきです。

小林麻央さんのオフィシャルブログ、「KOKORO.」 が注目を集めています。以前、ニュースキャスターを務めていたことや、人気歌舞伎俳優、市川海老蔵さんの夫人であることもその一因でしょう。

ただ、注目されている最大の理由は、進行性乳がんという大病を抱えながらも、敢えてそのことを公表し、病気とわかってからの日々の思いを赤裸々につづっていることで、感性豊かな麻央さんの言葉の中に多くの人がハッと気付かされ、共感を覚えていることにあるのではないでしょうか。

小林麻央さんがつづった「患者としての後悔」

特に、9月4日の「解放」と題する記事には、患者としての気持ちが見事に表されており、心が揺さぶられます。
私も
後悔していること、あります。
あのとき、
もっと自分の身体を大切にすればよかった
あのとき、
もうひとつ病院に行けばよかった
あのとき、
信じなければよかった
あのとき、、、
あのとき、、、          
「KOKORO.小林麻央のオフィシャルブログ」byAmeba 9月4日

病気であることが発覚すると、その日から突然色々な問題に巻き込まれ、各局面で決断を迫られます。しかも、それらは普段考えてもいなかったことであり、てきぱきと判断するだけの心の準備も十分ではありません。

病気発覚後の患者には、次から次へと疑問がわいてくるのです。「わたしの病気は、一体どんなものなのだろう」「私の状態はどの程度なのか。その病気に対してどんな治療法があり、それにはどんな副作用がある?」「これからの経済的な負担はどうなるのか」「仕事は続けられるのだろうか」「安静にしていた方がよいのだろうか。あるいは、身体を動かしてよいのだろうか。動かしてよいのなら、どの程度まで?」「食事は制限されるのか」「医師にこんなことを質問して聞いてもよいのだろうか。自分の希望を伝えて、生意気だと思われないだろうか」「他の医療職の方に相談できる機会はあるのだろうか」「一体、どこの病院で診療を続けるのが良いのだろうか」「あの時の決断があるいは間違っていたのかもしれない。もう、手遅れだろうか。あるいは、もっといい方法があるのでは」…。

われわれは、「患者学」で武装するべきだ

このように、患者としての悩みはつきません。そして、これらの問題に対して時間の猶予なく決断していかなければならないのです。いや、決断することに時間の猶予があるのかないのかさえ、よく判らないかもしれません。 

そんな患者さんに対し、私は「患者のための患者学」を学びませんか、と呼びかけてきました。患者学の前に「患者のための」とわざわざ付けているのは、医療者が患者から学ぶ患者学、すなわち「医療者のための患者学」と区別するためです。患者と医療者の双方が患者学を学ぶことにより、よりよい医療が実現するのではないかと、考えているからです。

そして、小林麻央さんの後悔を知ると「患者のための患者学」は患者になる前からしっかりと身につけておく必要性があることに気付かされます。ですから、むしろ「市民のための患者学」と名付けて、一般市民の方にも準備してもらいたいと考えるようになりました。

「市民のための患者学」で身につけるべき内容を、わたしは以下の3つに分類してみました。
(1)患者と医療者の関係性
(2)医療情報の集め方・読み方(医療情報リテラシー)
(3)病気を抱えた自分の生き方の決断
3つの分野はお互いに関連し合いますし、これだけを学んでおけば完璧だというものではありません。しかし、少しずつでも前進できていれば、いざ患者になった時に役立つことは間違いありません。そこで、ここから「市民のための患者学」の入門編について、解説し紹介していきたいと思います。

現在、医療の現場では、医療者に対する患者さんの不信感が募っています。週刊誌などで、医療の不信を煽る特集記事が頻繁に組まれているからです。

「高血圧の薬は飲まない方がよい」、「がんになっても手術は受けてはいけない、抗がん剤治療は受けてはいけない」――。こうしたセンセーショナルな特集を組めば、その雑誌がよく売れ、よく売れるから次号にも特集記事を続けるという状況が続いているのです。そして、一つの雑誌が医療の特集で売れると、それを見た他の週刊誌もこぞって同様の特集を組むという現状です。

週刊誌の医療特集に「煽られる」のも1つの進化

実際、私の外来にも、これまで副作用の症状が現れていないのに「高血圧のこの薬は飲んでいて大丈夫ですか」と心配してたずねてくる患者さんがいました。「この高コレステロール血症の薬は、週刊誌に筋肉が壊されると書いてあり、怖いのでやめたい」と言われたこともあります。医療機関に助けを求めて訪れた患者さんが、医療者を信用できないとしたら、それはとても不幸なことです。何とかしなければなりません。

ただ、医療の歴史を俯瞰的に眺めてみると、このような対立は生じるべくして生じていることがわかります。この対立を経ることで、次の時代の医療に移らなくてはならないのです。

それでは、今までの医療はどんなものだったのでしょうか。それは専門家に患者が「お任せ」する、依存的な医療であったということができます。患者は受け身で説明を受け、ただ同意をするだけ。医師のいうことには逆らえません。「先生にすべてお任せしますから、魔法の薬で治して下さい」。そんな気持ちで医療機関を訪れる患者も多いのも事実です。

実際、ある程度治療方針の決まった病気なら、専門家に判断を委ねて患者は受け身となっているだけでも、問題はさほどありません。たとえば、肺炎になったり、膀胱炎をおこしたりすると、診療により投与される薬で菌が排除され、病気が軽くなります。骨折を起こしても、医師に任せて固定してもらったり、手術をうけることで、具合が良くなります。

ただ、自覚症状に乏しい慢性病の場合は、患者さんの療養生活が大きな鍵を握ります。たとえば、糖尿病や高血圧などの生活習慣病では、日々の生活をどう変えられるかが大切なのです。あるいは、がんやその他難病になったときの療養生活でも、患者さんの意志が大きくその経過を変えてしまいます。

1956年に、米国のサッシュ博士とホレンダー博士が論文に発表した医師(医療者)と患者関係のモデルによれば、病気の種類や状況に応じて、医師と患者関係は変わってくることを予言しています。

この表が作られたのは、60年も前のこと。それにもかかわらず、日本では現時点でやっと「説明ー協力」の関係の医療が出来つつある段階であり、まだ「協働作業」の医療は実現できていないことに驚かされます。しかも、60年前と比べて、今はメタボリック症候群などに代表される慢性病が一般的になっています。がんも、診断されてから5年以上生存する人が多くなっています。こうした病気の療養生活では、医師と患者の協働作業こそが大切なのです。

しかし、患者の側も医療者の側もその準備が充分にはできていないのが、現在の状況ではないでしょうか。

[東洋経済ONLINE]


■日本全国で「がん難民」が生まれる深刻な理由
「専門医を見つけたから安心」という勘違い

加藤眞三
慶應義塾大学看護医療学部教授

専門医だから安心して任せられる。そう思っていませんか?

「がん難民」という言葉をご存知ですか。全国各地のがんセンターや大学病院などの高機能病院で、治療ができなくなったがん患者が、医師から見放されてしまい、行き場をなくしてしまうという問題です。

がんセンターで「がん難民」が発生している?!

高機能病院には、一般的な病院にはないような高度な治療機器があり、専門医がいます。一見治療が困難な患者を受け入れてくれそうなイメージがあるのにも関わらず、患者が「難民」になってしまうのはなぜなのでしょうか。その理由を理解するには、専門医の思考法を知ることが必要になります。

現代の医師が患者を診療するとき、その思考法にもっとも影響を与えているのは、言うまでもなく「科学」です。言い換えれば、医師は科学者として教育され、働いているのです。

科学者としての医師に期待されるのは、①論理的である(理屈が通る)、②実証的である(科学的手法により確率・統計的に証明できる)、③普遍的である(世界のどこでも、誰にでも当てはまる)、④客観的である(冷静である)ことです。そして、そのような医師を育てる医学教育が行われます。このことによって、ある一定以上の医療水準を維持することにつながっている面もあります。客観的である(冷静である)ことであり、そのように医学教育がなされます。これによって、ある一定の医療水準を維持することにもつながっている面もあります。

こうした科学を主とする現代医療は、「医学モデル」と呼ばれます。医学モデルでは、病気には(1つの)原因があり、その原因の結果として病気が生じていると考えます。そして、病気の原因を見つけ出して、それを取り除くことが医療の目標となります。感染症であれば、細菌やウイルスを薬により除去すること、がんであればがんの組織を手術で切り取ったり、放射線でたたいたり、薬でつぶすといった具合です。そして、このモデルにおいて医療を行う主体は、専門家である医療者となります。

こうした科学的な医学においては、専門分化が進んできました。医学の進歩とともに、知識と技術の範囲が広くなり、奥が深くなってきたための当然のことです。医学全般を1人の医師で全てをカバーすることなど、とてもできません。専門医として、専門分野を決めてカバーする範囲を狭くすることで、その専門分野における知識と技術に精通することができるのです。

専門医は専門分野に対して責任を持つ

専門医は、自分が専門分野とする病気に対して責任感を持ちますが、専門でない分野の病気に対しては、自分には関係ないし、責任もないと考えがちになります。そして、専門分野の病気であっても科学的に治療効果などのエビデンス(科学的証拠)が積み上げられた問題の範囲内で、医療をしようとします。治療法が確立していない病気や治療が望めない進行度になると、どうしても興味を失いがちになります。

例えば、私が過去に経験したこんなケースがあります。ある日救急外来に来た患者さんは、主に心不全の症状が見て取れました。そこで、私は循環器内科の医師に、この患者さんを診てくれないかと依頼しました。しかし、その医師は、一般内科で診てもらえばよいと、その依頼を断りました。彼の発想はこうです。心臓カテーテルなどによる治療が必要な心筋梗塞や狭心症であれば、その専門である自分の出番だけれども、そうでないならば自分が診なくても良い、という考え方をするのです。

話だけ聞くと、ずいぶん了見の狭い医師のように見えますが、これは専門医にとってけっして珍しい考え方ではありません。患者が専門医を受診すると、専門医はまず、自分の専門分野の対象となる患者かどうかを判断するものです。そして、対象から外れてしまうと、関心を失ってしまいます。専門外のことはよく解らないから、なるべく関わりたくないと逃げ腰になるのです。

自分の専門の範囲内の患者であることが解れば、次に、命に関わる病気かどうかを判断します。そして、命に関わらないものであれば、まあ放置しておいて良いのではないかと考えがちです。専門医は、原因を明らかにして対処する「原因療法」を第一と考えますから、症状を抑えておくだけの治療は「対症療法」として軽視しがちになります。

したがって、血液検査や画像検査で異常が見つからなければ、とりあえずは命に関わる病気ではないと判断し、「検査をしたけれども、どこも悪いところは見つからない」と答えてしまいます。

また、専門の範囲内ではあっても、自分が治せない、あるいは治せなくなった患者とは関わりたくないという気持ちが働いても不思議ではありません。医師にとって、治せないことは「敗北」となるからです。

医師という職業は、自分が提供した医療によって治すことのできる患者が相手であれば、治療が成功したあかつきには喜ばれ、感謝されます。しかも、医師不足の状態が続いていますから、治療の可能な患者がいつも沢山待っている状態にあります。そんな状況の下で診療をしていると、治せない、あるいは治せなくなった患者とは関わりたくないという気持ちがはたらいても不思議とは言えません。

冒頭で紹介したように、現在全国各地のがんセンターや大学病院などでは、治療ができなくなって患者が医師から見放されてしまうという「がん難民」の発生が問題になっています。これは、上に述べてきたように治すことのできない患者が医師の「自己効力感」を打ちのめすことを避けようとする、医師側の心理の問題でもあるのです。

治せる患者を優先して診療、という使命感の裏返し

ただ、これは単に医師が敗北を嫌うだけではなく、治せる患者を優先して診療しなくてはならないという使命感の裏返しでもあります。重装備の医療機器を備えた急性期病院であるほどそう考えるでしょう。また、重装備の病院では、重装備を必要とする医療を行わなければ無駄が出てしまう、という医療経済や保険診療上の問題もあるのです。つまり、「がん難民」の発生はある程度仕方がない面があるのです。

では、それを避けるためにはどうすれば良いのでしょうか。高機能病院がその規模を大きくして、治療ができない進行したがんや難病の診療を行う部門をつくることは解決法の1つです。しかし、それはおそらく医療経済的にも実現は難しいと思います。また、進行したがんの患者が、家族のいる自宅から離れた場所で医療を継続して受けなければならないという問題も生じます。私は、その様な方向に医療が進んでいくことは理想ではないと考えています。

それに代わる解決法は、患者ががんセンターや大学病院などの医師に頼りすぎず、「かかりつけ医」をほかに持つことです。高機能病院はあくまで、その機能を患者が利用するだけの場所であると割り切ってしまい、自分が心から頼りにできる主治医は別に持つのです。そうすれば、高機能の病院での医療の対象とならないような病状になっても、その後の医療について相談できることができます。

つまり、高機能病院から離れることになっても、自分は「がん難民」とは感じないような仕組み作りをすることが必要なのです。高度な専門医は、その機能を利用するだけだ、と患者側が見限ることが1つの解決法です。

さて、ここまで専門医に頼りすぎないようにということで話は進めてきましたが、もちろん専門医の中にも素晴らしい医師が沢山いることは事実です。治療の難しい病気であればなおさら、専門医の中からよい人を見つけることが一番大切になります。

『治るという前提でがんになった』(幻冬舎)の著者、高山知朗さんは、40歳代前半に悪性脳腫瘍と白血病という2つのがんを発症しましたが、IT関連会社を立ち上げたその経験と能力、そして人脈をフルに活用して、両者を克服してこられました。患者学を自然に身につけているお手本となる方です。

高山さんは、治療法に関する情報の収集を行い、どの病院が良いかを的確に判断し、良い主治医に巡り会っています。脳腫瘍を治療した脳外科医も、白血病を治療した血液内科医も、専門医でありながら高圧的な態度をとることはなく、患者の自律性を重んじ、患者の気持ちをとても大切にしておられるようです。

両方のがんが治ったからこそ、「がん難民」にならなかったと言うこともできますが、おそらく高山さんなら高度機能病院での治療法がなくなったときでも、その病院にしがみつくことなく、別の道を探されるのではないかと思います。

専門医の悪口(本当は悪口を書こうとしているのではありませんが、悪口のように聞こえる人もいるでしょう)をさんざん書いていながら、専門医にもこんなに人間的な医療を提供する医師がいることを知ることで、ホッと胸をなでおろす気持ちになりました。

患者が医者を見限ることも大切

加えて、わたしが研修医だった30年以上前にはごく当たり前な存在だった患者に高圧的な医師は、今では少数派になっています。時代とともに医師の側も変化してきています。

そのような変化の時期だからこそ、自分に合った医師を主治医として選択することが、よい医療を受ける上で決定的に大事となるのです。

医療者に変化を促すのも患者の力です。高圧的な医師は見限ってあげれば次第に絶滅機種となっていくのですから。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2017年01月17日 13:37

後ろ向きな他者への否定はまた新たな自らへの否定を生みだすだけ、、、私もトランブ政権の起爆効果に大いに期待しています。。。

■小泉進次郎氏、トランプ現象に「わくわく」 
大衆主義台頭に政治の重要性強調

小泉進次郎氏「わくわくした」 トランプ現象に見た希望

 トランプ米大統領の誕生が決まった昨年11月のニュースに、衆院議員の小泉進次郎さん(35)は「少しわくわく」したと話す。トランプ氏支持の広がりに象徴されるポピュリズム(大衆迎合主義)が世界に広がっているいまこそ、むしろ政治の出番だという。同世代議員の村井英樹さん(36)と小林史明さん(33)も同調する。

■日本人の底力が試される時代がきた

 ――世界では、ポピュリズムの台頭が目立ちます。政治の未来に、希望はもてますか。

 小泉さん「政治家が政治に希望を失ったら、終わりですよ。常に政治の可能性を信じているから、政治家であると。昨年はまちがいなく世界の転換点になった年だと思っています。次の新たな国際秩序ができあがるまでの調整期間のスタートだと。英国のEU離脱もそうです。さらにイタリアの首相が辞任し、フィリピンの大統領もああいうタイプの方になり、アメリカとの同盟関係だって再考するような発言を繰り返している。韓国も次の体制がどうなるかわからない。中国も引き続き、日本の主権に対する挑戦を繰り返しています。北朝鮮も昨年は30発以上も、ミサイルを撃った。不確実、不安定な時代への突入の決定打が続く、難しい時代だと思います」

 「しかも日本は人口減少と少子化、高齢化という構造的な大変革がよりきつく効いてくる。2020年以降、特にその下押し圧力が効いてきます。さあ、そのなかで日本はどう生きる? 裏を返せば、政治の出番じゃないですか。いままで以上に、政治の力が問われます。健全な危機感を持ちながら、楽観主義は忘れない。このメッセージを発し続けることがすごく大事。僕はむしろトランプ氏勝利のニュースを見て、ちょっと語弊があるかもしれないけれど、少しわくわくしたんですよ」

 小林さん「私もです。おもしろくなったな、チャンスだなって。そう言っていた議員は他にもいました」

 村井さん「たしかに、我々の出番だ感はありましたね」

 ――わくわく、ですか。

 小泉さん「とうとう、日本人の底力が試される時代がきたぞ、と。この時代を生きる僕らの世代は、新しい日本の発展の土台をつくる役割を負っているんだろうな、と。答えがある時代だったら、政治ってつまんない。政治の力なんて、発揮しどころがないですよ。それなら官僚がやればいい。『いままでやってきた通りにやればうまくいきます、大丈夫ですよ。国際秩序も安定していますから、なんにも不安はございません』って」

■野党は胸を張れることばかりですか?

 ――政治の力をいま発揮できていますか。自民党内では、言いたいことを言えない風潮、物言えば唇寒しの傾向がありませんか。

 小泉さん「党内の部会では、政府の方針と違っても自分の思いを言う人は、かなりいますよ。物言えば唇寒しみたいな状況だったら、昨年の農業改革だってあんなに反対論は押しかけてきません。政府の規制改革会議が出した案に対して、反対の大合唱だったじゃないですか。言いたいことを言いまくっているから、たいへんなんじゃないですか」

 ――与党の中でのチェック機能は、きちんと果たされていると。

 小泉さん「完全でないところはもちろんあると思う。一方でね、もう一つの大切なチェック機能は野党なんですよ。この部分に触れずして、僕は議論は成り立たないと思う。昨年の国会だって野党は胸を張れることばかりですか? なんであんなに退席するんですか。反対なら反対と採決すればいいじゃないですか。マスコミのみなさんも、記事に取り上げていないところがありますよ」

 ――取り上げてないですか?

 小泉さん「取り上げていないと思います。僕は2009年に政権交代して自民党が野党になったときに議員になった。チェック機能を果たすという、野党としての責務を感じていた。僕ら同期は4人、自民党の全議員でも119人しかいない。それでも、やりがいをもっていた。野党によるチェックというのは、政治のなかでは不可欠な機能です」

■政治は職業ではない。生き方だ

 ――ケネディ元米大統領も英国の元首相のブレア、キャメロン両氏も、43歳で国家リーダーになりました。小泉さんも、5年後には首相をねらうくらいの意気込みでないと困ります。

 小泉さん「困りますって言われても……(笑)。いや、日本でも40代の総理がでたって、不思議なことじゃないですよ」

 ――昔、「長嶋茂雄をずっとやっていくのも大変なんです」と長嶋さんが言っていました。小泉進次郎を続けるのも大変でしょう?

 小泉さん「僕は政治を職業だと思っていない。生き方だと思っています。自分でこの道を選んで本当に良かった。もし親から跡を継げと言われて政治の世界に入っていたら、おそらく途中で心が折れていたんじゃないかな」

 「総理をやった父がいたので、いかに職責が重く厳しいか見てはいた。けれど自分がその世界に入り、世の中から見られ続ける環境に身を置くことは、予想をはるかに超える重みと負荷がありました」

 「世の中の若者にも大切にしてもらいたいのは、自己決定です。自分の道は自分で決める。その世界で嫌なことがあっても、苦しいことがあっても、最後は自分が決めたという事実が自分に力となって返ってくる。僕だって……苦しいなとか、自分の能力の限界を感じることもありますよ。迷いながらもね、最後に自分を支えてくれるのは、この道は自分が選んだということ。弱音を吐いていられない、という思いがあります」

 ――前向きですね。

 小泉さん「昨年の農業改革の議論では、本当にヒリヒリする神経戦がいっぱいあって、精神的にも体力的にもかなりピークの状態でした。でも、同時にやりがい、うれしさのようなものがあった。将来を考えたら、どんどん課題は大きくなる。経験知を積んでおかないと、次の高さは跳べません。昨年1年間は大きな糧を得たと思っています」

 ――自民党と巨人は似ている、と言っていたことがありました。両者の共通点は、何ですか。

 小泉さん「三つあります。どちらも熱烈なファンがいる、必ずアンチもいる、強くないとその世界全体がおもしろくなくなる。ついでに言えば、ライバルが強くないとおもしろくない」

 村井さん「強すぎない程度に、ね」

 ――父の小泉純一郎さんはかつて「自民党をぶっ壊す」と言いました。政策を完遂するために進次郎さんは自民党で何をしますか。

 小泉さん「僕は(社会保障改革の提言を出した自民党の)2020年以降の経済財政構想小委員会の議論に入って、優秀な人たちがいて、すごく自民党の可能性を感じました。世の中にまだあまり知られていない同世代の議員の中には、この人もあの人もいるという評価は必ず生まれると思うし、そうすれば、なんだ小泉進次郎たいしたことないじゃないか、となりますよ。それは日本にとってもプラス。これからの日本、だれか一人の力でどうなるものでもない。老いも若きも、男性も女性も、総力戦の時代です」(聞き手・編集委員 原真人)

[朝日新聞デジタル]

Posted by nob : 2017年01月17日 11:46

利益と弊害はいつも共存する、、、結局何を目指すのかということ。。。

■ゆるやかな糖質制限食「ロカボ」で健康的に痩せられる理由

今年こそはダイエットを! そう誓いながらも、ビールやから揚げ、ケーキの誘惑に負け、新年早々に挫折してしまう――、そのような経験はありませんか。「お酒も揚げ物もスイーツも食べて大丈夫」。そう話すのは、ゆるやかな糖質制限食「ロカボ」を提唱する北里大学北里研究所病院糖尿病センター内分泌・代謝内科センター長の山田悟さんです。おいしく痩せて健康になるロカボについて山田さんに聞きました。

ダイエットだけじゃないロカボの効果
「ロカボ」で正月太りを解消!

 糖質制限という言葉を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。私の提唱するゆるやかな糖質制限食「ロカボ」は、英語で低糖質の意味を持つ「ロー・カーボハイドレート(Low Carbohydrate)」の略称です。毎日の食事から糖質を抑え、たんぱく質、脂質などを満腹感が得られるまで食べて、無理せず、おいしく、ダイエットできる食事法です。

 2012年、国際肥満学会(ICO)の機関紙『Obesity Reviews』に掲載された、最も信頼性の高い研究試験法である無作為比較試験のメタ解析(複数の研究を統計的に分析する手法)の結果によると、糖質制限食は体重減量だけでなく、脂質、血糖、血圧の改善にも有効であるとされています(*1)。

 糖質とは、多糖類(デンプン、グリコーゲンなど)、二糖類(麦芽糖、ショ糖など)、単糖類(ブドウ糖、果糖など)、そしてオリゴ糖、糖アルコール類に分類されます。糖質を多く含む食品は、ごはん、芋類、根菜、果物、お菓子、ジュースなどで、みりん、蜂蜜などの調味料にも多く含まれます。

 一方で、糖質含有量の少ない食品は、肉、魚、大豆製品、葉野菜、ナッツなどです。

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出典:一般社団法人 食・楽・健康協会

糖質量を守れば満腹感を得るまで食べてOK

 ロカボは、1日3食とし、1食当たりの糖質量を20~40g、おやつとしてのスイーツは糖質10gまでとし、トータルの糖質を1日に 70~130gとする食事法です。日本人は平均で、一食当たり90~100g、1日270~300gの糖質を取っているので、その半分弱と考えてください。

 ごはんやパンなどを通常の半分~3分の1程度にして、おかずを満腹感が得られるまで食べます。肉、野菜、乳製品、植物性脂質、動物性脂質などは、栄養バランスやカロリー、コレステロールを気にせずに摂取してください。

 なお、マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸、過酸化脂質は避けましょう。食品100g当たりの糖質量(g)については、「食・楽・健康協会」サイト内の表「食品100g中の糖質量」(PDF)が参考になると思います。

 お酒も「百薬の長」程度であれば、ロカボの面では問題ありません。比較的糖質の多い日本酒でも1合に含まれる糖質は8~9gなので、主食を抜けば 2合程度までは楽しめます。スイーツも大丈夫。糖質の少ない人工甘味料の活用した「ロカボスイーツ」もコンビニや洋菓子店でも販売されています。

血糖値を上昇させるのは糖質のみ

 糖質制限の目的は、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)の上昇を抑えることです。血糖値を上げる唯一の栄養素である糖質は体内でブドウ糖に変換され、血糖値を下げることができるホルモン「インスリン」により、細胞のエネルギー源として活用されます。

 しかしエネルギーとして使い切れないブドウ糖は肝臓と筋肉にグリコーゲンとして貯蔵され、さらに余剰のブドウ糖は脂肪細胞(特に内臓脂肪)に運ばれ、中性脂肪として蓄えられます。糖質の摂取過多がメタボリックシンドロームにつながるのはこのためです。

 通常、食後約2時間で血糖値は低下し、空腹時の状態に戻ります。食後高血糖とは、インスリンが何らかの原因で効かず、血糖値が140mg/dL以上に上昇することです。食後高血糖や極端な血糖値の上下動は、血管を傷つけ、心臓病や脳梗塞などのリスクを高めます。

 さらに、食後高血糖により生じる酸化ストレスは、がんの発症に関わっています。また、食後高血糖は糖尿病の初期にみられ、放っておくと空腹時血糖値も高い状況が続く糖尿病へと進行していくのです。

 日本人は、約2000万人、6人に1人が血糖異常であると言われています。特に、東アジア人は欧米人に比べ、インスリンを分泌する力が弱い人種です。糖質を抑えることで、血糖値を低く抑えるのが特に日本人で大切なのはそのためです。

 血糖値を上げないためには、食べる順番も重要。最初に脂質とたんぱく質、最後に炭水化物を取ると血糖値の上昇を抑えられます。ご飯も単品ではなく、魚や肉などと一緒に食べましょう。

 100gの糖質を単独で摂取した時に比べ、同量の糖質を「たんぱく質と一緒に摂取したとき」の方が、さらに「たんぱく質と脂質と一緒に摂取したとき」の方が、血糖値が上がりにくくなります。ご飯だけよりも卵かけご飯、卵かけご飯よりチャーハンの方が血糖値は上がりにくいのです。

栄養バランス、カロリー制限神話を疑え

 食事は栄養バランスが大切、と聞いたことはありませんか。厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(15年版)』では、三大栄養素の構成比率を、たんぱく質13~20%、脂質20~30%、炭水化物50~65%と定めています。しかし、この数値にそもそも科学的根拠はありません。

 カロリー制限食に関しても同様です。肥満症の人が治療目的で医師のもと安全性を確保しながら行うのであればその意義を否定しませんが、一般の人にはお勧めできません。

 13年に米国糖尿病学会(ADA)で報告された「Look Ahead研究」では、10年間、腹八分目のカロリー制限を続けた結果、体重は減り、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー:1~2ヵ月の血糖の平均値を示す数値)も低下しましたが、心臓病のリスクは全く減っていませんでした(*2)。逆にカロリー制限により、大腿骨近位部の骨密度は減少してしまっていたのです(*3)。

ゆるやかな糖質制限を目指す理由

 ロカボでは糖質の摂取量に下限(1食20g、1日70g)を設けていますが、それには理由があります。

 細胞はブドウ糖と脂肪酸をエネルギー源にできるものの、赤血球はブドウ糖のみをエネルギー源とします。また、脳には血液脳関門という障壁があり、脂肪酸が入れません。脳と赤血球が使うブドウ糖の量は1日約130g~150gです。一方、たんぱく質や脂質の摂取により、肝臓は150gのブドウ糖を生成できるので、理論的には、糖質を口から摂取する必要はありません。

 ただし、糖質の摂取量を50g以下に抑えると、肝臓は脂肪酸からケトン体という物質を生成します。ブドウ糖が枯渇すると、ケトン体は脳のエネルギー源となります。そのため、糖質摂取量が少ない際にブドウ糖を利用するのは赤血球だけとなり、脳を含め、赤血球以外の細胞はブドウ糖の利用を避けることができるのです。

 しかし、ケトン体産生食により血管内皮細胞に障害を起こす可能性(*4)や、ケトアシドーシスという危険な状態を引き起こす可能性もあります(*5)。そのため、現時点では安全性は担保されていないと考えられ、私はケトン体の生成を避けるべく、糖質摂取量の下限を設けています。

 今年、米国糖尿病学会の機関誌『Diabetes Care』に、血糖降下作用を持つ「SGLT2阻害薬」の投与により、体内で増加したケトン体が心臓や腎臓でエネルギー源として利用された結果、心不全、心血管死亡や腎臓病を防いだ可能性があるという2つの報告が掲載されました(*6)。

 これから、ケトン体が生体内に及ぼす医学的な影響についての研究がさらに進展することになるでしょう。その結果を待ってから、改めてケトン体産生食の意義、安全性を判断したいと思っています。

 一方、野菜や乳製品などにも糖質が含まれています。厳密に糖質をカットするとビタミン不足になる恐れがあり、サプリメントが必要になります。さらに、食べられる食品が極めて限られてしまうことになり、食事の楽しみを奪う可能性が高くなります。これらが極端な糖質制限食の最大の問題点だと言えるでしょう。

なぜ糖質制限は批判されてきたのか

 1970年代に糖質制限を世界で初めて実践したのは、アメリカ人医師のリチャード・K.バーンスタインです。同時期に、アメリカ人医師のロバート・アトキンスも、肥満の治療食として糖質制限を導入し、『ダイエット・レボリューション』という書籍を出版しました。

 しかし当時、脂質の摂取量と動脈硬化の発生頻度が比例関係にあるという研究データが報告されており(*7)、糖質制限食は批判されました。

 時を経て07年3月、米国医師会雑誌『JAMA』に、BMI値(Body Mass Index:日本肥満学会ではBMI25以上を肥満と定義(*8))27を超えるアメリカ人女性311人を対象に行われた4つの食事法の比較試験(ATOZ試験)において、糖質制限食が最も減量に成果があったとする研究論文が掲載されました(*9)。

 08年には、糖質制限食の検証試験(ダイレクト試験)の結果が臨床医学雑誌『The New England Journal of Medicine』に報告されました(*10)。

 BMI値27を超える322人のイスラエル人を対象に行われた減量法の実験において、体重減少に最も一番効果があったのが「C.カロリー、脂質、たんぱく質を気にせず摂取。糖質のみ上限120g」、続いて「B.脂質をしっかり摂取するカロリー制限食」、最も効果がなかったのが「A.脂質を控えたカロリー制限食」でした。また、最も血糖中の中性脂肪、HbA1cを低下させ、善玉コレステロールを増やしたのもCでした。

 私たちも、200人の日本人にロカボを実践してもらい、体重と血糖の改善度合いを体格別に見ました。すると体格にかかわらず、ロカボ食によって血糖が改善。肥満度の高いグループは大幅に体重が減り、肥満度が中程度のグループでも体重は減り、普通体形では変化なし、低体重のグループでは体重が増えました。ロカボは全ての人を理想的なプロポーションにする食事法であることが判明しました。

 私自身も、カロリー制限でダイエットを試みた経験がありますが失敗しました。その後、糖質制限を実践して成功。米国糖尿病学会では08年から糖質制限食を糖尿病の正規の治療法として取り入れています。そこで私も糖尿病の患者さんにもロカボを勧めたところ「これなら続けられる」と喜んでくれました。

 私たちは、おいしく楽しく食べて、健康になれる世界を実現し、広めていくことを目的に、一般社団法人食・楽・健康協会を設立しました。ロカボを実践しやすいロカボフーズや、ロカボメニューのあるレストランなどの最新情報を提供しています(https://locabo.net/dictionary/)。

 手軽に誰でも実践できるロカボでおいしく健康な毎日を実現しましょう。
(*1)Obes Rev 2012,13,1048-1066
(*2)N Engl J Med 2013,369,145-154
(*3)Diabetes Care 2014,37,2822-2829
(*4)Br J Nutr 2013,110,969-970
(*5)N Engl J Med 2006,354,97-98
(*6)Diabetes Care 2016,39,1108-1114、Diabetes Care 2016,39,1115-1122
(*7)J Mt Sinai Hosp NY 1953,20,118-139
(*8)BMI=体格を表す指数。算出方法は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(*9)JAMA 2007,297,969-977
(*10)N Engl Med 2008,359,229-241

山田悟(やまだ・さとる)/北里大学北里研究所病院糖尿病センター内分泌・代謝内科センター長。一般社団法人 食・楽・健康協会理事長。

(取材・構成/西田佐保子)

[DIAMOND男の健康]

Posted by nob : 2017年01月16日 15:43

歳を重ねていく愉しさ。。。

■年齢を重ねても「むなしくならない」働き方とは?

水産業界にIT技術による新しい流通プラットフォームを再構築し、注目されるフーディソン。卸売市場にある魚や産地で水揚げされた魚をデータベース化し、スマホから簡単に注文できるシステムの開発などを手掛けている。

社長の山本 徹氏は、不動産や介護などの業界に携わってきたが、水産業が置かれている状況の厳しさに触れたことから同社を起業。「世界の食をもっと楽しく」というミッションを掲げている。そんな山本氏の働き方は、これからのキャリアに悩む若手ビジネスパーソンにも刺激を与えてくれるかもしれない。

●学生時代の恩人の死が生き方と向き合う転機に

山本氏が仕事を選ぶうえで大事にしてきたのは、「人生の終わりを意識すること」だという。命が尽きる瞬間までに自分はどうなっていたいのか? そう考えれば、自ずと答えは出ると考えている。

「仕事に不満を感じている人に、『そもそも、どうなりたいの?』って聞くと、答えられないことがほとんど。それを決めることから逃げているケースが多いのかなって思います。人生には終わりがあるから、ラストを決めていないと走りようがないはずなんですけどね。キャリアに行き詰まってしまう根本の原因は、そもそも自分のなりたい姿について悩んでいないことなんじゃないでしょうか」

そう語る山本氏自身も自然とこうした考えに至ったわけではない。12年前、大きな転機があった。

「自分の結婚式に、10代の頃からお世話になっていた北海道の老夫婦を招待したのですが、おじいさんが式の1週間前に亡くなってしまっていたんです。その人は、大学受験の際に親切にしていただいてから交流が始まり、ご飯をご馳走になったり家電をプレゼントしてくれたりと、赤の他人なのに実の祖父母のように接してくれた恩人でした。感謝の気持ちを伝えようと招待したけど、間に合わなかった。人生ってこんなふうに“終わっちゃう”んだと。それが人生の終わりを考えながら行動するきっかけになりましたね」

●「今の働き方は、満ち足りています」 死ぬまで達成されないミッションとは

また山本氏は、ビジネスマンの働き方について、内面の成長と老いの“逆回転の相関”を踏まえることが大事だと語る。

「年をとると体力が落ち、能力的にもやれないことがどんどん増える。であれば、“自分が関わることで社会が今より良くなっていく”という感覚を持つことで、ひいては自分の幸せも担保されるようになるのではないでしょうか。僕は“世界がより良くなること”にコミットしています。自分がそこに関与していると、老いて死に向かう過程でも、世界を良い方向に変えている感覚を持つことができる。それって幸せかもしれないって思ったんですね」

山本氏のミッションは“世界の食をもっと楽しくする”というものだ。

「たとえば、今までより魚が美味しくなったり、安く叩き売りされている魚が適正価格になって産地の人が豊かになったりすること。そういう方向に向かうよう人生をかけて取り組んでいる今の働き方は、とても満ち足りています。

僕はどの業界で仕事をするか、という点にはあまりこだわりはありません。大事なのは自分が介在することで差を生み出せるかどうか。それが水産業界でした。もともと漁業にまったく縁がなかった僕が、岩手で出会った漁師に漁業の現状を聞くなかで『これだ!』って思えた。僕のミッションには終わりがなく、きっと死ぬまで成し遂げられないでしょう。でも、だからこそ“今より良くなり続ける”イメージは持てる。そんな仕事ができていることが幸せです」

(末吉陽子/やじろべえ)

[R25]


■樹木希林、家族について語る「最期ぐらいは裕也さんの歌を聞きながら」

 老夫婦の素敵な暮らしを描いた映画『人生フルーツ』でナレーションを担当した樹木希林さん。ご自分の人生には、どんな果実を思い描いているのだろうか。長い別居生活を過ごしつつ、今も夫婦でいる夫・内田裕也さんとの葛藤、娘と本木雅弘さんとの生活、そして自身の今後について語ってくれた。

☆  ☆  ☆

「私、女性週刊誌に出るのが嫌いなのよね。売るために面白いタイトルをつけるじゃない? 書かれるほうはつらいのよ」

 “週刊女性です”と名乗ったスタッフに、いきなりカウンターパンチをくださったのは樹木希林さん(73)。

「若いころ、マスコミから逃げ回っていたことがあるんだけど。夫に“会社で見るな、人として見ろ。そのうえで考えろ”って言われてね。あれで、たまにはいいこと言うのよ。私も作り手なら、気をひくタイトルをつけちゃうだろうしね」

 とフォローもあって、その押し引きは絶妙─。

「何かあるたびに、ここで記者会見を開くことになっちゃってるのよね(笑)」

 という、渋谷区にあるご自宅の応接間には、モノは持たない主義ということでグランドピアノと最小限の家具しかない。その中で、ひときわ目立つ木製のテーブルは平幹二朗さんが使っていたものを、人づてにもらったのだとか。

「だから、何か事件があってうちで会見をするたびに平さんが“僕のテーブルが映ってる”と言ってたそうなんですよ(笑)。直接面識はなかったけど、魅力的な方でしたね。肺がんにかかられたのに、最期まで立派な役者として生きられて……」

杖はどこいった? じゃ、夫婦ゲンカにもならない

 自身もがんを患いながら仕事を続けている希林さんは、1月2日に公開された映画『人生フルーツ』でナレーションを担当。完成品を見たプロデューサーが、

「地上と天空の間から発せられるような見事なナレーション。これは、呪文だ」

 と驚嘆したほどの、沁(し)みる声だった。

「渡された台本を下読みもせずに、ただ読んだだけ。まぁ、60年近く声で人を騙(だま)してきてるからね(笑)。ナレーションはセリフを覚えなくていいからラクだと思ってたのに、年とったら耳も遠くなるし、滑舌(かつぜつ)も悪くなるし。もう限界だと、スタッフには言ってるんだけど」

 映画で描かれているのは90歳の夫・津端修一さんと、87歳の妻・英子さんの暮らしと人生。建築家の夫が建てた丸太小屋に住み、雑木林と畑で育てた約70種類の野菜と50種類の果物を季節に応じて収穫し、妻が丁寧に作った料理を、ふたりで食べる。お互いに“さん”づけで呼び、ほぼ自給自足の生活を支え合い、ゆっくり豊かな時間を過ごしている。そんな夫婦に、やがて別れの時が訪れ─。

「英子さんは可愛らしい人でね。映画が完成した後、初めてお会いして一緒に居酒屋に行ったんですけど、いいエネルギーに満ちあふれていた。ああいう女性は、修一さんのようないい旦那さんがちゃんと来るのね。散らかさなくてつつましくて始末がよくて、でも大胆なところもある旦那さんで、本当に素敵なご夫婦。

 映画を見て“こんな人生を歩めたら言うことなし”だって、みんなそう思うんじゃない? もちろん、その人生がうらやましいとか、自分の人生がイヤだとか、そういうことはないのよ。でも、それはそれ。こういうふうな道しか歩けない私は私。だけど、津端さんのような人生も見事だなぁと思いますね」

 反骨のロックンローラー・内田裕也さんとの結婚生活は43年になる。

 “私の不満の人生の中で、危険なものをつかんだ。ここなら生きられると思った”という相手。警察ざたになるほど大ゲンカをしたこともあるし、離婚しかけたこともある。しかし、長い別居生活を過ごしつつ、今も夫婦でいる。

「うちは年をとっても若いときと変わらない。性格がまったく同じだから、何を考えてるか読み取れるし、争いにもなる。ただ、最近は年とってきてエネルギーがなくなったからケンカしなくなっただけ。“この野郎!”となっても、“杖はどこいった?”じゃどうしようもない。そのうちに“面倒くさいかぁ”で終わり。別に仲よくなったわけじゃないのよ。

『人生フルーツ』の英子さんは旦那さんのことを“年とっていい顔になった”と言ってるんだけど、うちは両方ともそんな境地じゃないわね。たまに顔を見ると“この人、昔はもうちょっと男前だったのに。どうしてこうなっちゃったのかなぁ”なんて思うもの。それはお互いだろうけど、決していい顔にはなってない。むしろ“奇っ怪(きっかい)”。とんでもないキャラクター商品って感じ(笑)」

 30歳のときに出産したが、子育ても希林さん流だったという。

「私は、相手の気持ちに入り込むのが面倒くさいの。一歩引いてるというか。子育てもそう。例えばケーキをもらったら、私はまず自分が好きなのを取っちゃう。娘に“どれがいい?”と言って先に選ばせるなんてこと絶対にしない。だから、早く嫁に行ったんじゃない? きっとうちが居心地悪かったんだと思う」

 娘の也哉子さんは19歳のとき、俳優の本木雅弘さんと結婚。長らく二世帯で同居し、3人の孫にも恵まれた。

「今、娘一家はイギリスに行っちゃったけど、それまではうちの上に住んでました。家族円満に見える? なんかねぇ。円満になっちゃったのよね。最初はそうじゃなかったのよ。本木さんとは全然性格が違うから、よくわからなかったし。ただ、みんな調整しながら、譲り合いながら乗り越えてきたんだわね。

 別に我慢や無理はしてないですよ。ああ、そうなんだ、この人はこういう性格なんだと思うだけで、どうこうしようと思わない。それは子どもや孫に対しても同じ。まぁ、二世帯住宅で、台所も玄関も違うし、まったく会わない日がいっぱいあった。距離がおける暮らしだから、やってこれたんでしょうね」

 同居しているときから、自分のことは自分でする主義。石けんはひとつしか持たず、それで身体も食器も衣服も洗う。お経をあげるのと、掃除をするのが日課だそうだ。仕事もマネージャーはつけず、ひとりで現場に向かう。

「病気してからも普通に食べるし飲むし。無理してる感じはないのよね。年をとっていくことに対して何も抵抗ないから、苦労もないし。もともと少欲なの。仕事については、基本的に来た順番に引き受けているだけ。あまり先のことだと、わからないからお断りすることもあるけどね」

最期ぐらいは花を持たせてあげないと

『人生フルーツ』では、夫と最期のお別れをするシーンがあるが、希林さん自身の人生の最期には、裕也さんが歌う『朝日のあたる家』を聴いて逝(い)きたいという。

「最期ぐらいは花を持たせてあげないと、怒るだろうと思って。まぁ、歌自体がいい歌だしね。私が先にボケると信じてるので、もし、裕也さんが最期に駆けつけてくれたら、“まぁ、ご親切にしていただいて。……ところでおたくどちらさま?”と言って死ぬのが理想なんですよ。ただ、本当は向こうが先に逝かないとあとが困るかなぁという心配もあるんですけどね。向こうは向こうで“おまえ、ハンコのあり場所だけはちゃんとしとけよ”って言ってるから、自分のほうが長く生きるつもりらしいですよ」

 というところで、取材時間終了。この後は、映画宣伝のため、自分で戸締まりして出かけることになっている。

「『週刊女性』としては、こんな話じゃもの足りないんじゃない? もっと中吊り広告のタイトルになるようなこと言えばよかったわね(笑)」

 女性週刊誌が嫌いと言いながら、キャッチになる言葉もけっこうしれっと語ってくれた、サービス精神旺盛な希林さんだった。

◎取材・文/伊藤愛子

[週刊女性PRIME]

Posted by nob : 2017年01月12日 16:30

がんや病気とは一緒に生きていく時代、、、まずはすべてを受け容れてさてそれからというスタンスで。。。

■全身がんの樹木希林、元気なときの姿は「あれは瞬間芸」

【樹木希林、がんを語る】

 鹿児島県にあるクリニック『UMSオンコロジークリニック』で最新がん治療「四次元ピンポイント照射」により、全身がんの治療をした女優の樹木希林(73才)。そんな樹木に本誌・女性セブンは幾度かにわたって「がんと生きる」ことについて話を聞きたいと

 鹿児島県にあるクリニック『UMSオンコロジークリニック』で最新がん治療「四次元ピンポイント照射」により、全身がんの治療をした女優の樹木希林(73 才)。そんな樹木に本誌・女性セブンは幾度かにわたって「がんと生きる」ことについて話を聞きたいと取材依頼をしてきた。毎回固辞されたが、このたび「なんだかあまりにも電話が来ないから、こっちからかけちゃったわよ」と電話が来た。

「ずっと死ぬ死ぬ詐欺をやっている」と言う樹木は、全身がんでありながら、2016年も映画『海よりもまだ深く』に出演し、カンヌ国際映画祭にも出席した。娘婿の本木雅弘(51才)が主演した映画『永い言い訳』の完成披露試写会にも応援に駆けつけ、正月に公開する映画『人生フルーツ』でもナレーションを担当するなど、相変わらず私たちに元気な姿を見せてくれている。

 2016年11月、樹木は『UMS』開業10周年のパーティーに出席した時、ついでに胃や腸の検査をしたというが、もしやがんが消えていたのではないか?

「いやいや、大丈夫じゃないよ。あれは瞬間芸だもん(笑い)。だってあなた、舞台挨拶に行ってさ、『いやぁ、もう。ほんとに大変なんですけど来ました』って言うのなら、行かないほうがいいじゃない。人と会うとき、こうしてしゃべってるときだけ元気で、あとはぐて~んとしてるんだから、瞬間芸なのよ(笑い)。こうやってしゃべってると、おかしいね(笑い)。

 でもまあ、大丈夫じゃないけど、だいたい、これ(がん)をやっつけようとかって思わないのよ。『がんと真剣に向き合って』とかも思わない。こんないい加減な感覚で生きてるから、私がお話できることはないんですよ。

 まして責任がある命のことなんかに、私がそんな、あなた。私だって明日をもしれない身なんですから、無責任なことは言えないんですよ」

 ここまで話してくれたのだ。記者は改めて会って話を聞きたいと切り出した。しかし…。

「今日は、養老院に入ってる人のところに行くの。その人はお金がなくて、散髪できないから、私がはさみと櫛とコンビニの袋を持って行って、毛を切ってあげるのよ。だから、もう、すぐ出るのよ。

 もう、自分も面白く生きてるからさ、私は。『女性セブン』の意向に沿えないのよ。沿えないっていうか、沿う気がないんだね。まあ、だいたい何でもそうだけどさ、だから、自分の本も書けないのよ。どうせまあ、考えが変わるんだろうなと思うから、自分自身に対してもね。

 だから、そのときの話っていうだけで、一過性のものっていうふうに、世の中に出ているものはだいたい思ってるのね。もう、そこにいちいちかかわっていくのは、くたびれるなっていうふうに思うの。

 そういうわけだから私のことは放っておいて。もう、佐藤愛子さんとか、黒柳徹子さんとか、パワーがあってさ、元気な人から話を聞いてちょうだい」

 それでも誰しもが「がんと生きる」可能性のある時代に、闘病しながらも元気に働く樹木の話をまだ聞いていたい。

 そこで、「死ぬときぐらい好きにさせてよ」とのキャッチコピーが話題になった樹木の広告について聞いた。それは2016年1月5日、全国紙に掲載された宝島社の企業広告。そこには樹木の写真とともに、こんな文章が綴られた。

《人は必ず死ぬというのに。長生きを叶える技術ばかりが進化して、なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。死を疎うとむことなく、死を焦ることもなく。ひとつひとつの欲を手放して、身じまいをしていきたいと思うのです。人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。それが私の最後の欲なのです》

「あのコピーは、『私は違うよ』と言ったんです。だって私は死ぬときじゃなくって、普段から好きにしてるから。でもそのあとの文言は、まあそんなもんだったのでオッケーしたけど。でもね、自分勝手に生きてるとみんな長いんです。これからはがんや病気とは一緒に生きていく時代ですよ」

※女性セブン2017年1月5・12日号

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2017年01月05日 17:04

福島と広島・長崎の違い、、、放射能と放射性物質の違いについて

■プルトニウムの半減期について

全くの科学素人ですので出来れば小学生レベルの言葉で失礼致します。

広島・長崎に原爆が落ちましたよね。
例えばですがプルトニウムには放射能が半減するのに2万年位かかるそうです。

どうして現在広島や長崎の人は普通に暮らせるのですか?
野菜とか作って食べていらっしゃると思いますし魚介類も普通に収穫していらっしゃいます。
大丈夫なのですか?

自分なりに調べてみたのですが「残留放射能」というのが現在では自然界にある
放射能よりも少し高いレベルのものしか検出されないとの事。

ますます疑問が膨らむばかりです。

どうぞ宜しくお願い致します。


質問者が選んだベストアンサー

> 放射能が半減するのに2万年とはいってもその地(土)に留まるわけでなく
> プカプカと空気中を漂ったということですか?

「放射能」という用語と、「放射性物質」という用語がごっちゃになっているように思います。

「放射性物質」とは、内部で原子(放射性元素)が崩壊し、放射線を放出する性質をもった物質のことを指します。放射性物質に含まれる不安定な原子は崩壊して別な原子が生成され、最終的に安定的な原子(ほとんど崩壊を起こさない原子)にたどり着き安定します。その崩壊過程でα線、β線、γ線といった放射線を出します。

「放射能」とは、放射線を出す能力そのものを指す用語で、本来数字で表されるものではなく、物の性質を示します。よって「放射能が半減する」という文は誤解の元ですし、「放射能が土壌にとどまる」、あるいは「放射能が空気中を漂う」というのも変です。

正しく言うのであれば、数字で表されるものは「放射線の強度」や「放射性元素の数」です。また、土壌にとどまる、あるいは空気中を漂うのは「放射性物質」なのです。


で、ご質問への回答ですが、原爆の炸裂によってばらまかれた「放射性物質」は、キノコ雲に乗って成層圏まで吹き上げられ、そのまま大気中をぷかぷか漂ったり、原爆のもたらした物理的破壊によって空中に吹き飛ばされた埃に付着して地表に降り注いだりしました(死の灰、黒い雨)。地表に降り注いだ放射性物質の一部は雨水とともに土壌に染みこみ、また風で吹き飛ばされて広く拡散したことでしょう。原子のレベルではα崩壊・β崩壊によってしか放射性物質は減少しませんから、広島・長崎の原爆でばらまかれた放射性物質は、空中に吹き飛ばされようが土壌に染みこもうが、未だに地球上のどこかには存在するはずです。
ただ、α崩壊、β崩壊によって徐々に放射線を放出しながら安定化していき、長い時間の後には半減(1/2)→半減の半減(1/4)→さらに半減(1/8)と放射性元素の数は減少していくはずです(それにより放射線の強度も減少していく)。

なお、広島・長崎の爆発後に環境に放出された放射性物質の総量は、チェルノブイリ事故でそれの400分の1に過ぎなかったと言われています。元々、少量の核物質(せいぜい十数キロ)を急激に反応させて一気に破壊力を得る原爆は、その爆発の瞬間に放出される放射線こそ強力無比ですが、ウラン・プルトニウムの残り滓である各種放射性物質は大した量ではありません(燃料が十数キロだとすれば、残り滓も同程度です)。爆発時の強力な放射線照射により淡い放射能を持った爆弾の破片なども多少はあるでしょうが、強力な放射性物質はウラン・プルトニウム由来の残り滓であると考えられ、量的には決して多くないのです。
ところが大量の核燃料(何トン・何十トン)を長時間にわたって反応させ巨大なエネルギーを生む原子力発電所は、そもそも核燃料の残り滓が非常に大量に生じ、万が一の事故の際はその大量の放射性物質が外部に漏洩しますから、放射能汚染の程度で言えば原爆の比ではないでしょう。

やや蛇足かもしれませんが、広島・長崎の被爆者に放射線障害をもたらした最大の原因は爆発したその瞬間に放出された強力な放射線(主にγ線)であって、爆発後に降り注いだ放射性物質のα崩壊・β崩壊による放射線による被害は、前者に比べれば少量だった(それでも決して軽い被害ではありません。特に放射線源が体内に入った場合)と思われます。広島・長崎の残留放射能が少ないのは、死の灰が地球上に広く拡散していったというだけでなく、そもそも飛び散った放射性物質の総量がもともとそれ程多くなく、汚染は比較的小規模だったということが理由としてあげられるでしょう。

チェルノブイリの場合、爆発の規模は広島・長崎に比べ遙かに穏やかでしたが、爆発によって飛び散った放射性物質の総量は広島・長崎より遙かに多かったでした。よって、土壌は広い範囲で深刻に汚染され、また風によって近隣諸国にまで運ばれた大量の死の灰の影響は、今後広島・長崎よりも遙かに長期間、あの地域を悩ませるはずです。


[OKWAVE]

Posted by nob : 2017年01月05日 16:51

可能な範囲で賞味期限の近いものから買う、、、なるほど。。。(驚)

■卵は常温で2ヵ月保つ!大量の食品廃棄を生む賞味期限のウソ

奥田由意

年末年始は宴会が続く。罪悪感を持ちながらも、食べきれずに残したり、捨てたりする人も多いだろう。ところが、賞味期限内であっても、「業界の商慣行」によって大量の食品が廃棄されている実態があるという。そこで、食品ロス問題に詳しく、『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』(幻冬舎新書)の著作もある井出留美氏に聞いた。(聞き手/ライター 奥田由意)

卵は冬場なら2ヵ月保つ!
賞味期限の驚きの実態

――本書にはいくつか衝撃的な数字が挙げられています。例えば、卵は本来、冬場(10度程度)は常温で約2ヵ月(57日)保つと書かれています。

 はい。産卵日から1週間以内にパックすることになっていますので、パックしてから7週間保ちます。

 しかし、実際に売られている卵は、パックしてから2週間が賞味期限となっているのが実情です。

――冬場だと、5週間も前に賞味期限が来てしまうことになります。

 だから卵は、仮に印字されている賞味期限が過ぎていても、加熱調理すればまだまだ食べられます。

――ところで、「賞味期限」と「消費期限」は違うのですか。

「消費期限」は、生鮮食品や日持ちしないお弁当、お惣菜などが対象で、その日までに消費する必要のある「食べても安全な期間」となります。一方、賞味期限は、日持ちする加工食品など「おいしく食べられる期間」で、期限を過ぎても食べられます。

――「消費期限」は期限内に食べる。しかし、「賞味期限」は過ぎても大丈夫なんですね。

 はい。賞味期限は、微生物試験などを基に算出した、実際に日持ちする日数を1として、「安全係数」という係数をかけて決めるのが一般的です。加工食品では、安全係数が0.8のものが多いです。つまり、10日保つ食品なら8日。

 これは法律ではなくあくまでもガイドラインで、実は、消費期限や賞味期限の決め方は企業に任されています。加工食品でも何年も日持ちするものも、卵のように数週間のものもあるので、本来一律に決めるのは実情には合わないはずなのです。

誰も声を大にして言わなかった
賞味期限の「3分の1ルール」とは

――まだまだ食べられる期間であっても、かなり余裕を持った期限が設けられているのですね。

 実はそればかりではなく、「3分の1ルール」という食品業界の暗黙のルールがあります。

 スーパーやコンビニなど小売店の多くは、賞味期限を3で割り、最初の3分の1を納品期限、次の3分の1を販売期限としています。

 納品期限までに、メーカーから小売店に納品しなければ、小売店は受け取らず、販売期限までに売り切らなければ、棚から撤去してしまうのです。メーカーは小売店から目をつけられたくないので、その習慣が根付いているのです。

――3週間が賞味期限のお菓子なら、最初の1週間以内にコンビニや百貨店やスーパーに納品しなければならず、次の1週間以内に売れなければ棚から引いてしまう。賞味期限のはるか手前なのに売り場にも並ばないのですね。

 納品期限のためにメーカーに返品される食品の額は年間821億円、販売期限のために、小売店から卸に返品されるのは年間432億円という推計があります。

 いままで誰も声を大にして言わなかったのですが、法律の規制ではなく、あくまで食品業界の商習慣です。それは、出荷後の保存環境をメーカーではコントロールできないので、一括して余裕をもった処理をしたほうが安全で効率的という面もありますし、少しの不備も許さない、日本の消費者の「ゼロリスク」志向の反映とも言えるのではないでしょうか。

――賞味期限前に大量の商品が廃棄されることになりますね。

 まだ食べられるのに、賞味期限など、さまざまな理由で廃棄せざるを得ない食品を「食品ロス」と言います。日本の食品ロス量は、632万トン(2013年度、農林水産省調べ)で、世界の食料援助量(320万トン)の2倍に当たり、3分の1ルールの影響が大きいと見ています。そして、その無駄になった分のコストや廃棄コストは、販売価格に転嫁されているわけですから、消費者にとっても大きな問題なのです。

――3分の1に縛られないでロスを減らす動きもあるようですね。

 2012年以降、農林水産省や消費者庁など4省庁連携の「食品ロス」削減のチームが発足し、菓子と飲料など35企業が、納品期限を「3分の1」から「2分の1」に延長すれば、87億円相当のロスをなくすことが可能であると試算されました。これは企業から出る食品ロスのうちの、1~1.4%。これを受けて納品期限を延長したスーパー・コンビニが11企業あります(2014~2016年度)。

忘年会、新年会で考える
3010運動

――賞味期限とは別に、レストランなどでの食品廃棄もありますね。

 私の受け持ちのゼミの学生17人のうち、食品関係のアルバイトをしている人が16人。全員が業務のなかで大量の食品廃棄をしているとのことでした。

 例えば、20合炊きのごはんがほぼ全部余って捨てるとか、オムライス店では、卵がきれいに焼けなければ捨てるとか、パン屋では毎日45リットルのゴミ袋2袋分パンを捨てているとか…いくらでもあります。

――レストランでの食品を持ち帰る「ドギーバッグ運動」というのもありますが、なかなか日本では根付きにくいですね。

 お店の人に尋ねてみて、一度でも嫌な顔をされると「心が折れて」、二度と言い出せない人が多いようです(笑)。

 ドギーバッグは、お店も消費者も積極的に取り組みたいという状況だとしても、食中毒を出したくない保健所と管轄省庁とのバトルで実現しないということもあるのです。

――フランスでは、大手スーパーで食品廃棄を禁じる法律が成立したといいます。

 売れ残ったものは、フードバンクといって、余った食品を無償で福祉施設に提供する団体に寄付するか、飼料として再利用します。

 ただ、フードバンクにまわったものも、結局、捌き切れずに廃棄しているのが実情です。それでも、イタリアでも法制定の動きに追随するなど、先進国で食品ロス削減の立法が実現したこと自体は意義があると思います。

――2016年11月に食品関係の国際学会に出席されたとのことですが、ほかに海外で意外な事例などはありますか。

 開発途上国では先進国に輸出するための設備は、国の投資で整えていても、国内流通の冷蔵庫や輸送など、ロジスティックスのインフラが遅れていて、廃棄されているようです。

 加工食品は利権のように役人などが余ったものを引き取るのですが、野菜など生鮮食品は引き取り手がないのでとくに廃棄が多いと聞きます。

――可能な範囲で賞味期限の近いものから買うなど、個人レベルで、消費者にもできることはありますね。

 本当は賞味期限や消費期限、余らせない食品の買い方、腐りやすい食品の知識などは中高時代に学ぶべきです。家庭科の教科書にはちゃんと載っているのですが、受験科目でないことや、過去には、家庭科は女子だけが必修だった時代もあり、残念ながら見過ごされていますね。

 ところで、先日荒川区の小学校の先生でおもしろい試みをした人がいます。給食で牛乳を残す子どもが多かったので一計を案じて牛を小学校に連れてきました。

 そしてペットボトル200本に水を入れて、「牛一頭からこれだけの牛乳をもらっています」と教え、乳搾りをさせたりしたところ、その後牛乳を残す子どもはなくなったというのです。そういう小さな試みがちょっとずつ人の意識を変えていくことがあります。

――新年会の季節ですが、「3010運動」という試みもあるそうですね。

 会食や立食パーティなどでは、せっかくおいしそうな品が並んでも、挨拶や商談などに専念しなければならず、食べてはいけないような雰囲気になりがちです。

 それを、「最初の30分と最後の10分は出された料理を集中して食べる時間」と決めて、食べ物を残さないという運動です。先日厚生労働省の知り合いが、省内の忘年会でも実践したと言っていました。

 とにかく、メーカーが印字した賞味期限が来たから「一律に捨てる」という態度ではなく、この本が「消費者が主体的な判断をする」ための一助となり、食品ロス削減につながれば…と願っています。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2017年01月05日 11:11

また旅立つ君へVol.123/まずはすべてをあるがままに受け容れることから。。。

仏教には「業」という思想があります。

「業に生まれ、業で生き、業で終わる」と考えられています。

この「業」とは、「言葉や行動、心の中で思うこと、それらすべての行いが自分に及ぼす影響力」とでも言うのでしょうか?


そして、その行為は、後になって新たな業となって自分に返ってきます。

自業自得とは、このことを言います。


業の中でも、両親のもとに生まれたという、あなたが持って生まれたが持って生まれた変わらない業を「宿業(しゅくごう)」と言います。どんなに自分が考え決めて行動しても、上手くいかない時は、この宿業が影響しているのです。


どんな人も、この宿業を背負って生きています。ならばそれを良い宿業に変えていかなければなりません。


お父さんやお母さんが大好きだから・・・

「私はこの世に父母の娘として、生まれて本当に良かった」

「お母さんのもとに願って生まれてきたことへの感謝」


ここに、この業の影響力を解く、ひとつのヒントがあるのです。


[「金剛院和尚の一言」より]

Posted by nob : 2017年01月01日 16:13

そのとおり!!!Vol.53/「肉体的・精神的に私たちが行うそのほかのあらゆる選択が、総合的な健康の増進に役立つ」

■健康な食事も「ストレス」で台無しに? 新たな研究結果

あなたは、あなたが食べたものでできている――ここ数年、この栄養学の鉄則に反する指摘が幾つかなされている。

例えば、「何を」食べるかだけでなく、いつ食べるか、何を飲むか、日々どのような習慣を実践しているかも重要だという指摘などだ。

こうしたなか、分子精神医学の学術誌「モレキュラー・サイカイアトリー(Molecular Psychiatry)」に発表された新たな研究報告では、ストレスによって健康的な食の選択に悪影響が及ぶ可能性があるという所見が示された。

ストレスが健康な食事を阻害する

オハイオ州立大学が実施したこの研究で、研究チームは乳がんを克服した女性を含む中年女性グループに、2種類の朝食を食べてもらった。

いずれの朝食にも卵、七面鳥のソーセージ、ビスケットとグレイビーが含まれる(そもそも最も健康的な部類に入る朝食ではないが)。片方の朝食(A)はパームオイルを使用して飽和脂肪が多く、もう片方の朝食(B)はヒマワリ油を使用して不飽和脂肪が多かった。

女性たちは2つの異なる状況の中でどちらか一方の朝食を食べ、研究所で血液検査を行い、自分たちの精神衛生に影響を及ぼし得る出来事について報告した。ストレスフルな出来事には、たとえば子どもが床にこぼした絵具の掃除や、認知症の親の介護などの自然発生的なストレス要因が含まれる。

その結果、不飽和脂肪が多い朝食(B)を食べた女性の方が、飽和脂肪が多い朝食(A)を食べた女性よりも4つの異なる炎症マーカーの数値が良かった。だが検査前日にストレスフルな出来事があったと報告した参加者には、より健康的な油を摂取した(B)効果はみられなかった。

研究者たちは報告書で「ストレス要因がヒマワリ油を使った食事(B)に対する反応が高まり、飽和脂肪を含む食事(A)に対する反応により近くなった」と指摘した。

ストレス要因がなぜ、食べ物に対する私たちの身体の反応に影響を及ぼすのかは興味深い問題だ。

ひとつ考えられるのは、ストレスによる炎症反応の高まりが、不健康な脂肪の心理的効果を”真似て”、より健康的な油の効果を弱める可能性だ(特定の脂肪や加工食品、過剰な糖分は体内の炎症反応を上昇させる)。

しかしストレスを感じている上に、さらに不健康な食事をとった女性については、炎症マーカーのさらなる上昇は確認されなかった。研究者たちはこの理由について、これらのマーカーに何らかの天井効果がある可能性があると考えている。

だが、だからといってストレスを感じた時に何を食べてもいいということにはならない。これはむしろ私たちが、自分のストレスレベルを深刻に受け止め、ストレス軽減に役立つと分かっていることをすべきだということを示している。慢性的なストレスも不健康な食の選択も、蓄積されていくと思われるからだ。

研究の1つの限界は、いずれの種類の食事も不健康だったということだ。実際にはこれは、意図的に現実の欧米の食事を真似たものだった。だが真に健康的な食事(たとえば野菜や魚)の場合はどうなるのかが分かりにくい。

ストレスフルな出来事が、単に油を変えただけの食事ではなく、真に健康的な食事の効果をいかに弱めるのか(あるいは弱めないのか)の解明が、次のステップになるだろう。またどのような種類のストレスが小さな”健康的な選択を台無しにし得るかということも不明瞭なままだ。

これらの問題が解明されるまでは、健康的な食事をして心の健康にも気を配るのが最善の策だろう。健康のためには、食の選択は確かに重要だが、私たちが日々行っているそのほかのあらゆることも同様に重要だ。

「あなたは、あなたが食べるものでできている」だけではなく、肉体的・精神的に私たちが行うそのほかのあらゆる選択が、総合的な健康の増進に役立つのだ。

Alice G. Walton

[フォーブス ジャパン]

Posted by nob : 2017年01月01日 15:15

主治医は自分自身、、、自らの生を救えるのは自分自身のみ。。。

■余命は半年…がん治療医ががん患者になって分かったこと

 医師が理解できるように説明してくれない――。医師への不信感を抱いた人は少なくないだろう。もしかしたらそれは、医師と患者の認識の違いが原因かもしれない。

 西村元一氏(58)は、2015年3月、突然の下血で検査を受けたところ、根治不能の胃がんが発見された。肝転移もしており、治療をしなければ余命半年との診断だった。大腸がん専門の外科医としてがん患者と接してきたが、一転、がん患者に。余命半年の宣告から1年半が経過した。

■質問しなければ医師は「理解している」とみなす

 この間に得たのは、(1)「今まで通りお任せします」は成り立たない(2)何も言わないと、何もしてもらえないかもしれない(3)理解できないことはしっかり確認(4)主治医以外にだれが自分のこと全体を把握しているか確認を(5)患者が参加できる、関われる部分があれば積極的に参加する――の5つのことだ。

「患者が変わらないと医療者も変わらない。自分の命は、ある程度自分で責任を持つ覚悟が必要なのです」

 医師の立場で「患者はこのように理解しているだろう」と考えていたことが、患者の立場からすると、必ずしもそうではない。

 たとえば、抗がん剤として処方される口腔内崩壊錠。飲みにくい錠剤を口の中でラムネのように溶けて吸収しやすくなるように開発された薬で、医師として処方している時は、「非常に有用な薬」と思っていた。

 しかし、自分が患者になって使い始めると、飲みづらい。口腔内崩壊錠は溶け出すと甘くなるが、抗がん剤の副作用による味覚障害で甘味の閾値が低下しているためだ。自分と同様に「ありがた迷惑な薬」と感じている人がいることも知った。

「理解できないことがある。しかし医師が忙しそうだから、質問をしたら悪いから、と黙っている。医師からすれば、『患者さんは理解しているから黙っている』となりかねません」

■患者の苦しみは口に出さないと伝わらない

 少しでも疑問に思ったら、口に出す。抗がん剤の副作用にしても、「つらい」「耐え難い」と医師に言うことで、そのつらさを軽減する方法を提案してくれる可能性は十分にある。医療技術は進歩しており、現在は、抗がん剤の副作用を軽減する薬も多数出ており、効果を発揮している。

 情報があふれ過ぎている時代だ。西村医師は「不要な情報をシャットアウトし、正しい情報を得ることが重要」と指摘。

「専門知識を持っていないと、どの情報が正しいか分からない側面もあります。病気になる前からかかりつけ医をつくる。同級生や知人などの医療関係者との関係をつくっておくことも大切」

 西村医師は免疫療法も受けている。エビデンスがない免疫療法には賛否両論があるが、さまざまな情報から「毒にはならない」と確認し始めた。

「ただし、標準治療が大前提。それも『正しい情報』につながりますが、『……をすれば治る』といった聞こえのいい情報は、疑ってもいいと考えています」

 医師、がん患者、双方の立場から感じるのは、「変な情報の方が魅力的。それゆえに、そちらに流れてしまっている人が多い」ということだ。がん治療は時間との闘いでもある。変な情報に踊らされ、その時最も効果を発揮する治療を受けられなかった、という人は決して珍しくない。

▽にしむら・げんいち 金沢赤十字病院副院長。抗がん剤、手術による胃全摘、放射線治療、免疫療法を受ける一方で、がん患者を支援する「金沢マギー」の施設づくりと人員確保のための「元ちゃん基金」を創設。著書に「余命半年、僕はこうして乗り越えた!」。

[日刊ゲンダイDIGITAL]

Posted by nob : 2016年12月28日 17:43

また旅立つ君へVol.122/諦めるまえにまずは受け容れること。。。

諦め切れない何か・・・、それは「欲」以外の何物でもありません。

「欲」に心が奪われていると、「今、ここ」が見えなくなります。

執着がなくなればなくなる程、心の安定が得られる・・・

[Mariaさんのブログより]

Posted by nob : 2016年12月25日 18:09

Hello for good-bye...

別れはすぐそこにある【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】

別れは、いつでもすぐ一分後にあると考えるべきです。

大好きな花びんを、かわいい猫が落として一分後にはこわしているかもしれない。花びんひとつでもそれは別れです。

すぎていくこの一瞬も、別れでなくて何でしょう。

一瞬一瞬に心をこめて、真剣に悔いのないよう生きていくしかないのです。

瀬戸内寂聴

[ニッポン放送「しゃベル」]

Posted by nob : 2016年12月14日 13:47

気付きはいつも唐突に、、、

その日、日常は冒険になった。。。

[CYGAMES CM]

Posted by nob : 2016年12月14日 13:44

諸悪の蔓延を断ち切る第一歩は、私たち一人一人の気付きと学び。。。

■『もんじゅ』廃炉でも核燃料サイクルは維持…利権が文科省から経産省へ移るだけ!

夢のままで終わりそうな“夢の高速炉”もんじゅ。しかし、この利権に食らいつこうとする連中がまだうごめている…

先月、政府は高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉に向けて動きだすことを決めた。無尽蔵にエネルギーをつくり出せる“夢の高速炉”は、夢のまま終わりそうだ。

しかし、この利権にまだ食らいつこうとする連中が、霞が関、永田町、財界にはうごめいている! そんな諦めが悪い姿を全部暴く!

* * *

高速増殖炉「もんじゅ」が廃炉になる。

菅義偉官房長官や茂木敏充自民党政調会長ら、政府与党の幹部が相次いで「抜本的見直しの必要性」に言及、年内をメドに「もんじゅ」廃炉の基本方針が打ち出されることになりそうなのだ。

原発の使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、再び核燃料として利用する。これを「核燃料サイクル」と呼ぶ。

「もんじゅ」はその要となる施設で、使用した以上のプルトニウムを得られることから、“夢の高速炉”と呼ばれてきた。

しかし、ナトリウム漏れなどの事故が相次ぎ、初臨界に達した1994年からの22年間で、運転できたのは250日間だけ。「もんじゅ」にはこれまでに1兆2千億円の国費が投入されている上に、年間200億円の維持費もかかる。まさに役立たずの金食い虫だ。これでは廃炉は当然だろう。

この動きに「もんじゅ」の立地する福井県敦賀市は上を下への大騒ぎとなっている。立地自治体にとって「もんじゅ」は巨額の交付金などをもたらす打ち出の小づち。その大切な金ヅルがなくなってしまうのだ。敦賀市内のホテル業者がこう悲鳴を上げる。

「夏の海水浴客を除けば、宿泊客は電力会社や原子炉メーカーの社員など原発関係者がメイン。ただ、3・11以降は市内の原発が稼働停止となり、その原発関係者の姿もめっきり少なくなっていた。そこに『もんじゅ』が廃炉となれば、『もんじゅ』関連客も泊まらなくなってしまう。今後も経営を続けることができるのか、心配でなりません」

9月28日に国に意見書を提出した敦賀市議会の田中和義市議もこう憤る。

「(廃炉は)寝耳に水。弁当屋から飲食店、ホテル、タクシー業界にまで打撃を与える話で、地元では『仕事がなくなる』という不安が広がっています」

とはいえ、不安におののいているのは立地自治体のみ。最も大きな影響を受けるであろう原子力ムラは、意外にも「もんじゅ」廃炉のニュースに涼しい顔なのだ。

一体、なぜ? 元経産官僚の古賀茂明氏が答える。

「原子力ムラが余裕なのは、『もんじゅ』を廃炉にするだけで、原発政策の根幹である核燃料サイクルが変更されるわけではないとわかっているからです。これさえ維持できれば、原発が止まることはありませんから」

核燃料サイクルに詳しい原子力資料情報室の澤井正子氏がこう補足説明する。

「高速増殖炉の『もんじゅ』は22年間、使用済み燃料を再処理する青森県六ヶ所村の再処理工場も20年間動いていません。核燃料サイクルはとっくに破綻し、“フィクション”になっています。それでも国や原子力ムラが核燃料サイクルを放棄しないのは、原発から出る使用済み燃料や高レベル放射性廃棄物などの『核のゴミ』が行き場を失い、原発の運転がストップする事態を防ぐためなのです」

六ヶ所村の再処理工場は全国の原発から出る使用済み核燃料を受け入れている。その総量は約2800t。受け入れ量の上限は3千tなので、あと200t足らずで満杯になる計算だ。それでも青森県や六ヶ所村が受け入れを拒まないのは、持ち込まれた使用済み燃料は再処理して県外に持ち出され、「もんじゅ」や全国の原発で再び燃料として使用するという核燃料サイクルがあるからだ。

「再処理が放棄されれば、使用済み核燃料は六ヶ所村にとどまることになる。当然、青森県は『約束が違う』と、使用済み燃料の撤去を要求することになるでしょう。そうなれば、電力会社は管内の原発に持ち帰るほかないが、施設内の保管プールもすでに容量の8割が使用済み燃料でいっぱいの状態。そのため、電力会社はこれ以上使用済み核燃料が増えないよう、原発を停止するしかない。

逆に言えば、技術的に完成していなくても、核燃料サイクルというフィクションさえ維持できれば、原子力ムラは六ヶ所村を事実上の『核のゴミ置き場』にし、原発を運転できるのです」(澤井氏)

つまり、核燃料サイクルとは「核のゴミ置き場」の別名というわけか。だから、「もんじゅ」が廃炉になっても核燃料サイクルが維持されている限り、原子力ムラは核ゴミ対策を心配することなく、原発運転に専念することができるのだ。

■河野太郎議員が「もんじゅ」の悪口を好き放題言えたワケ

「もんじゅ」廃炉の陰に、経産省と文科省の省益バトルがあった――。

そう指摘するのは前出の古賀氏だ。

「『もんじゅ』を管轄するのは文科省。今回、その文科省の利権を横取りすべく、経産省が動いたんです。フランスが進める改良型ナトリウム技術炉『アストリッド』の共同開発を合意した上で、『もんじゅ』廃炉を仕掛けました。安倍官邸を仕切っているのは今井尚哉(たかや)首席首相秘書官ら、経産官僚です。彼らを使えば、文科省など敵ではありません」

今井秘書官は資源エネルギー庁次長も務めたバリバリの原発推進派で、財界の実力者でもある今井敬(たかし)経団連名誉会長(新日本製鐵元社長)のおいっ子。安倍首相の信頼も厚く、第1次安倍政権以来、政務秘書官として官邸を差配している。その実力は「首相を振り付ける豪腕秘書官」と呼ばれるほどだ。

「この今井秘書官を筆頭に、長谷川栄一広報官、宗像(むなかた)直子秘書官と、安倍官邸に経産官僚が3人も詰めているんです。こんな状況はかつてなかったこと。今や安倍官邸は経産省が牛耳っていると言っても過言でありません」(古賀氏)

経産省の「もんじゅ」バッシングを物語るエピソードがある。自民党関係者が言う。

「第2次安倍改造内閣で、原発に批判的な河野太郎氏が行革担当大臣に就任したときのことです。河野大臣は安倍内閣の一員になった以上、持論は封印するとして反原発の思いを書いたブログなどを閉鎖した。

ところが、なぜか、『もんじゅ』批判だけは“フリーパス”だったんです。そのひとつが『もんじゅ』に試験燃料を運搬するために建造されながら、ほとんど出番のなかった大型船『開栄丸』批判です。河野大臣はこんな船に年間12億円もの税金が支出されていると、不要論をぶち上げた。彼がこんなに自由に振る舞えたのは、今井秘書官らを通じて『もんじゅ』を排除したい経産省の意図を首相周辺が了解したから、と聞きました」

なんのことはない。「もんじゅ」が廃炉になっても、核燃料サイクルは堅持される。しかも、「もんじゅ」の代わりに「アストリッド」プロジェクトが新しくスタートする。高速炉利権が文科省から経産省へ移っただけで、原発政策はまったく変わらない。これが「もんじゅ」廃炉の正体なのだ。


■8兆2千億円は国民負担?「もんじゅ廃炉」後に生まれる霞が関の新利権とは…

先月、政府は高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉に向けて動きだすことを決めた。無尽蔵にエネルギーをつくり出せる“夢の高速炉”は、夢のまま終わりそうだ。

しかし、この利権にまだ食らいつこうとする連中が、霞が関、永田町、財界にはうごめいている! 前編記事『もんじゅ』廃炉でも核燃料サイクルは維持…利権が文科省から経産省へ移るだけ!』に続き、そんな諦めが悪い姿を全部暴く!

* * *

核燃料サイクルを死守したいメンツは官邸や霞が関の官僚だけではない。安全保障を重んじる国防族議員らもその一派だ。

使用済み核燃料の再処理を進めた結果、日本は約48tものプルトニウムを保有することになった。元経産官僚の古賀茂明氏が言う。

「非核国の日本が核兵器に転用可能なプルトニウムをこれだけ大量に保有できるのは、日米原子力協定でアメリカが例外的に再処理を認めているからです。しかし、『もんじゅ』廃炉に続いて核燃料サイクルまでやめたら、2年後に予定される協定改定の席で、アメリカが『もんじゅ廃炉で行き場を失うプルトニウムはどうするのか』と、プルトニウム保有を認めない恐れが出てくる。

北朝鮮が核開発を進めていることもあって、安倍首相はもちろん、国防族も将来の核武装オプションとしてプルトニウムは持っておきたい。国防族もまた、安全保障上の理由から核燃料サイクルを手放すことはないでしょう」

もちろん、電力会社も核燃料サイクルの守護者だ。ただし、こちらの動機は電力各社が保有する1万7千tもの使用済み核燃料を財産として持ち続けたいから。

「使用済み核燃料は再処理すれば、貴重な原発のエネルギー源となる。そのため、使用済み核燃料は会計上、資産として計上されているのです。

その簿価(ぼか)は2兆円近くにもなります。ところが、核燃料サイクルをやめた途端、使用済み燃料はただの『核のゴミ』となってしまう。その損失は各社、数千億円に達します。しかも、『核のゴミ』になれば、安全に保管する貯蔵所も造らなければいけない。その建設費や維持費は膨大です。その支出まで考えると、確実に経営は圧迫される。電力会社にとって、核燃料サイクルの維持は原発の運転を担保するだけでなく、経営上のリスクを避けるためにも絶対に欠かせないものなのです」(電力会社幹部)

そして、財界にとってはビッグビジネスとして魅力的だ。

「原発関連メーカーなど、財界は経産省が打ち出した『アストリッド』プロジェクトに大きな期待をかけています。日本メーカーの品質は高く、原子炉に使う特殊な鋼材など、『アストリッド』向けのプラント部品供給が期待できるんです。そのビジネスは莫大(ばくだい)な利益を生むだけでなく、研究員や技術者をフランスに派遣し、原子炉技術のアップも期待できる。財界も核燃料サイクルは大歓迎なのです」

さらにもうひとつ、核燃料サイクル継続はウエルカムなメンツがいる。文科省だ。

「『もんじゅ』廃炉によって、経産省との省益争いで敗者になった文科省ですが、実はダメージはそれほどでもない。というのも、文科省はこれから『もんじゅ』廃炉という一大利権を手中にすることになるからです。『もんじゅ』は冷却材として液体ナトリウムを使っている。

ところが、ナトリウムは空気や水に触れると激しく燃焼し、取り扱いがとても難しいんです。そのナトリウム、しかも放射化してより危険度が増したものを抜き取らないといけない。その技術について、世界のどの国もわずかな知見しか持っていないだけに、長期的に資金と人材を投入して研究する必要がある。

試算では『もんじゅ』廃炉に30年間、3千億円の費用がかかるとされていますが、果たしてそれで済むかどうか? へたをすると、予算が青天井で膨らむ恐れもあります。核燃料サイクルが維持されるかぎり、高速炉の廃炉も必要となる。文科省にとってはおいしい新利権です」(前出・澤井氏)

こうした原子力ムラの体質を、前出の古賀氏がこう批判する。

「原発を再稼働させるために、なりふりかまわない動きが続いています。『原発のコストは安い』と宣伝してきた原子力ムラですが、つい最近、8兆2千億円もの原発の廃炉費用を全額、国民に負担させる議論を経産省主導でスタートさせました。廃炉コストを電気料金に含まれる送電網の利用料金『託送料』に上乗せしようというのです。万事がこの調子。原発コストの請求書は国民に押しつけ、利権や儲けは自分たちへというのが、原子力ムラのやり口なのです」

「もんじゅ」廃炉は脱原発への第一歩なんかじゃない。むしろ、原子力ムラの新たな利権構築の第一歩なのだ。

(取材協力/横田 一)


[いずれも週刊プレNEWS]

Posted by nob : 2016年12月13日 10:39

責任が追及されないところに公正公平な社会は成立しえない。。。

■原子力ムラの「大嘘」にだまされるな! 国民負担を強いる前に、東電株を買った株主や銀行の責任を問うべき

11月末、都心降雪による使用電力量増加のため、東電が節電を呼びかけた。

しかし、『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏は、発電量はあらかじめ増やすことができたと指摘する。あえて国民の危機感を煽ろうとする東電と経産省の思惑とは?

* * *

11月24日に東電が公表した節電要請にはあきれた。

この日は大雪のため、ピーク時電力供給4967万kWに対して最大需要電力は4821万kWと予測された。数字だけを見ると、その差はわずか146万kW。電力の安定供給には最低でも3%の余裕が必要なので、節電要請は正当なものに見える。

しかし、この秋に経産省で開かれた今冬の電力需給に関する検討会合の資料によれば、今年12月と来年1月の最大供給量は、なんと5350万kWもあるという。

もちろん発電所を稼働するには、多少の準備作業が必要だが、大雪の予報は数日前から出ていた。東電はそれにもかかわらず、発電量を増やさなかったのだ。

なんのことはない。東電は自ら発電量を絞り込んでおいて、降雪当日になって「電気が足りないから節電しろ」と利用者に呼びかけ、危機感を煽(あお)ったのだ。

その6日前、東電はこんなアクションを起こしている。福島市内の高校生13人を福島第一原発構内に招き、廃炉現場を見学させたのだ。11月28日付の日本経済新聞には、その際のやりとりが掲載されている。

「もし、東電が破産したら、廃炉事業はどうなるんですか?」

そう質問する高校生に、東電幹部はこう答えた。

「廃炉が進まないと、復興は進まない。東電を潰せばいいと言う人がいるが、東電がやらなくてはほかの誰が(廃炉を)やるのか。そのために3万3千人の社員ががんばっている」

東電の経営が安定するよう、みんなで支えないといけないーーこんな認識、ムードが世間に広まること。これこそが東電、そして管轄省庁である経済産業省の狙いだ。その理由を説明しよう。

当初、11兆円とされていた廃炉関連費用は20兆円を大きく上回ることが確実となった。東電が負担する廃炉の直接費用だけでも、年間800億円から数千億円に上ぶれするとされている。東電の純資産は2兆2千億円(16年3月現在)にすぎず、このままでは債務超過となる。

そのため、経産省は東電が経営破綻しないよう、廃炉費用の国民負担を画策している。新規参入の電力小売会社(新電力)が大手電力の送電網の使用代として支払う「託送料」に廃炉費用を上乗せしたり、特別の基金を設けるというアイデアもそのためのものだ。

いずれにしても、最終的には電気代に転化され、利用者=国民の負担となる。

ただ、このスキームづくりには“締め切り”がある。来年の3月末だ。そのときまでに東電の廃炉費用を国民につけ回す法的な根拠や仕組みが完成していないと、東電は決算ができない。監査法人が「廃炉費用調達のメドがないままでは資金不足となり、破綻しかねない」と、承認のはんこを決算書に押してくれないためだ。「破綻しかねない」と書かれれば、東電は信用を失い、銀行からの金融支援も受けられなくなる。

廃炉や損害賠償を国民負担なしで処理することは不可能だ。しかし、国民負担を強いる前にやらないといけないことがある。それは東電を破綻処理して、東電株を買った株主や債権者である銀行の責任を問うことだ。そうすれば、最終的な国民負担は兆円単位で減る。

「東電が破綻すると重たい国民負担が生じる」と原子力ムラは主張するが、それは大嘘なのだ。

古賀茂明(こが・しげあき)

[週刊プレNEWS]

Posted by nob : 2016年12月13日 10:05

私もかつて痛い目に、、、声を大にして言う、虫歯や歯周病ケアは大切だけれどそもそも審美治療は不要。。。

■なぜ街の歯医者は「矯正」「インプラント」を勧めるのか

虫歯の治療に訪れた歯医者で、高額なインプラントや矯正を勧められることが少なくない。なぜなのか。業界の裏事情を明らかにする。

■講習会に出れば「認定医」になれる

チタン製のボルト(人工歯根)を顎の骨に埋め込む、インプラント治療。強く噛めて、入れ歯のように取り外す手間もない。「ブリッジ治療(抜歯した後に人工の歯をはめ込む)だと周囲の歯を削るので、歯の寿命を短くしてしまう可能性がある」とインプラント治療を勧める歯科医も多く、インターネットで派手に宣伝を繰り広げている。

歯科医院が1カ月に得る保険の診療報酬は、平均約292万円(厚労省・第20回医療経済実態調査より算出)。保険対象外のインプラント治療は、1本あたり20万〜50万円。売り上げの多いクリニックでは、1日で保険診療の1カ月分以上を稼ぎ出す。インプラント治療は極めて利益率が高いのだ。

それでも満足のいく治療を受けられればいいのだが、実際は経験の浅い歯科医を寄せ集めて手術を担当させ、コストダウンをしている施設もあると元関係者が証言する。歯科医であれば、誰でもインプラント治療を行うことが許されているからだ。

きちんとしたインプラント手術を受けられるクリニックは、どう見分けたらいいか。ホームページでインプラントの「専門医」「認定医」をアピールする歯科医は多い。だが、そこにはカラクリがある。インプラント関連の学会が、おのおのの基準で「専門医」「認定医」の称号を出しているのだ(表参照)。メーカーが実質的に運営しているコースでは、そこに参加するだけで認定証が与えられるので、「認定医」であってもインプラント初心者という冗談のような現実がある。

インプラント治療の先駆者として、カリスマ的存在である小宮山彌太郎氏(ブローネマルク・オッセオインテグレイション・センター院長)。彼のもとに、現在の状況を反映した患者が訪ねてくるという。

「ブリッジが適応症の部位にインプラントが埋入される、あるいは上顎の骨を突き抜けて副鼻腔にインプラントが入り込んでしまい、感染をきたした例もありました。許せないのは、不適切な治療を行った歯科医が責任を取らず、見放してしまうことです」

ただ、2007年にインプラント治療による死亡事故(動脈損傷による出血多量)が発生して以降、様々な問題点が報道されるようになって、歯科医たちのターゲットが変わりつつあるという――。それが矯正歯科だ。

■高額費用と5年の我慢がすべてムダ

「このところ専門的なトレーニングや経験を積んでいない歯科医が安易な矯正を行って、失敗するケースが目立つようになりました」

こう話すのは、西東京市で矯正歯科の専門クリニックを経営する三村博氏。専門外の歯科医による矯正の犠牲となった子供たちを数多く診察し、強い危機感を抱いている。

たとえば、歯列を広げる「拡大床」という取り外しのできる装置を口の中に5年間も装着したものの、上の糸切り歯が一番前歯の上から出てきてしまい矯正に失敗した子供がいる。三村氏のもとで再治療を行い、幸いにもリカバリーできたが、その子が5年間も口中の違和感に耐えてきたことは無駄でしかなかった。しかも、100万円近く支払った費用は戻らない。

「今、急速に普及しているのが、マウスピース型のアライナー矯正です。2週間に1回程度、形が異なるマウスピースを装着して少しずつ歯を動かす方法で、ワイヤータイプの矯正装置より目立たず、食事や歯磨きのときは取り外せます。ただし、患者さんが常にアライナーを装着していなければならず、適応症も限られています。抜歯しなければ矯正できないケースなどは、アライナー矯正では難度が高く、矯正専門医でも難しい。なのに、十分な経験もないのにやってしまう歯科医がいるんです」

これには裏事情がある。アライナー矯正は、歯科医が歯型をとるだけで、後はコンピュータが自動的にマウスピースを設計、作成してくれる。この手軽さを武器に、メーカーは、一般歯科医にアライナー矯正のマーケットを拡大させているのだ。

日本臨床矯正歯科医会が517人を対象に行った調査では、56%が不適切な治療を受けていた、と判明した(同会公式HPより)。矯正治療も基本的に自由診療で、費用は70万から200万円ほど。インプラント同様に利益率が高い。

現在、矯正治療を標榜する歯科医は2万人超だが、専門性を持たない歯科医が大半を占めている。信頼できる歯科医を見分けるにはどうしたらいいか。三村氏はこう指摘する。

「矯正治療には、正確な診断と治療計画が必要です。特に顔の側面から撮影したセファログラム(写真)の画像がなければ、正確な診断も治療計画を立てることもできません。セファログラムも撮らずに、すぐ矯正治療に入ろうとする歯科医は要注意です」

とはいえ、小・中学生の子を持つ親にとって歯科医から「お子さんは歯並びが悪いから、今のうちに矯正をしたほうがいいですよ」と言われたら、本当に悩ましい。

東京医科歯科大学の小野卓史教授は、こんな話をしてくれた。

「子供の頃から矯正治療が必要かどうかの議論には、まだ決着がついていません。ただ、鼻で呼吸できず噛み合わせが悪いなどの機能的に問題がある場合には矯正治療が必要です。また、前歯の上の歯肉に犬歯が埋まっているような場合、そのままだと前歯の歯根が吸収されてしまう(歯根がなくなる、または細ってしまう)おそれがあり、早めに矯正治療をしないと取り返しがつきません」

最近、「スピード矯正」を謳い短期間で治療できると広告を出す歯科医もいるが、これには明確な根拠がないと小野教授は指摘する。

昨年の日本の医療費は41.5兆円、うち歯科は2.8兆円だった。20年間で医療費全体が約15兆円増加したのに対して、歯科は微増に止まる。その一方、歯科医師は毎年2000人ほど誕生しているので、限りあるパイを奪い合うゼロサム状態に陥っている。

そこに目をつけたのが経営コンサルタントだ。彼らは、経営改善の解決策として「矯正、インプラントを患者に勧めて、自費率を上げましょう」と歯科医たちに提案している。コンサルタントの指導でプロが作成するホームページは洗練されて隙がなく、SEO(検索エンジン最適化)対策も十分だ。ネットでは誰もが“名医”になれる。

でも、その歯科医が誠実に患者と向き合っているか、見極める方法がある。SNSのチェックだ。HPで理想を語っていても、SNSでフェラーリや豪華な自宅を自慢している歯科医は、選ばないほうが賢明だと思う。

(ジャーナリスト 岩澤倫彦 撮影=岩澤倫彦)

[プレジデントオンライン]

Posted by nob : 2016年12月13日 09:32

私もかつてそれまでの人生のすべてをリセットしたことが、、、消えるべきものは消え去り、残るべきものは残り、新たに生まれるべきものは自ずと生まれてきました。。。

■古いものを捨てるということ【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】

長い生涯には古い友情、古い付き合い、古い恋、そんなものを捨てなければならない人生の曲がり角もやってきます。思いきって捨てて曲がってみると、意外に心身のさわやかさに恵まれたりもします。目に見えない垢や苔のようなものを時々、物心ともに捨てる技術も、生活の知恵のひとつかもしれません。

瀬戸内寂聴

[ニッポン放送「しゃベル」]

Posted by nob : 2016年12月07日 10:11

無条件の愛に包まれることが根拠に頼らない自尊心をつくりあげる。。。

■子を“甘えさせるはOK”、“甘やかすはNG”その理由は?

昔から、“しつけ”に厳しい文化の日本では、“甘え”をあまりいいイメージでとらえない人も多いのでは? しかし、子どもの成長においては、“甘えさせること”は、とても意味あることであり、一方、“甘やかすこと”はやはりよくないそう。その理由とは? 『一人でできる子が育つ テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者・立石美津子さんにお話しを伺いました。

●十分に甘えさせてもらった人が自立する

「子どもの“甘え”は、親の愛情を求める行為です。つまり、“甘えさせる”ことは、必要な欲求に応えてあげることなのです。ママにスキンシップを求めてきたり、抱っこをせがんだり、“見て見て!”と何度も話しかけてきたり。これはすべて、自分の存在価値や親の愛情を確認している行為=基本的愛着形成なのです。だからこそ、子どもが甘えてきたときには、とことん甘えさせてあげることがとても大切です」(立石さん 以下同)

つまり、甘えを親に受け止めてもらい育った子は、“自分は大切にされている”という安心感と自信を持ち、“自分でがんばろう”という意欲が出てくる。そして、その意欲がやがて自立につながっていくのだという。

「“甘えさせないこと=自立すること”だと思われがちですが、実は“十分甘えることができた人が自立する”のです、逆に、小さいときに“甘えるんじゃないの!”と拒否された子は子は、なかなか自立できなかったり、人の気をわざと引こうと悪さをしたりするなど様々な問題を抱えたまま大人になってしまう人も少なくありません」

●“甘やかし”は、自立をさまたげ、我慢のできない人間にしてしまう

一方、“甘やかす”ことがいけない理由とは? 

「“甘やかす”ことは、不必要なものを与えることです。例えば、自分でできることをさせず、大人が先回りしてやってしまう“過保護”や“過干渉”。我慢しなくちゃいけないことを我慢させなかったり、子どもが欲しがるおもちゃやお金など、物質的な欲求をすぐに受け入れ、無制限に与えてしまったりすることですね。これでは、なかなか自立もできませんし、何より困るのは我慢することが身に付いていないので自分の感情コントロールが出来ずに、どんどんわがままな人間になってしまいます」

“甘えさせること”の重要性と、“甘やかすこと”の弊害をしっかり理解し、区別し、日々の子育てをすることがとても重要だと、立石さんは話します。では、“甘えさせる”のは、何歳くらいまで必要なのだろうか?

「年齢は関係ないと思います。子どもの成熟度にはそれぞれ個人差があります。その子の自立のペースに合わせていけばいいのです。子どもが親の愛情を求めてくるなら、小学生になっても中学生になっても受け止めてあげればいいのです。そして、子どもが自立しようとしているときには、先回りしたり、余計な手出しをせず、温かく見守ってあげましょう!」

“甘えさせること”と“甘やかすこと”。似て非なるこのふたつの行為を区別して、親としてしっかりと導いてあげましょう!

(構成・文/横田裕美子)

[ママテナ]

Posted by nob : 2016年12月07日 09:55

治療をしないという、生き方(逝き方)の一つの選択。。。

■放置してもなかなか進まない高齢者のがん 安らかに死ねる

 よく「高齢者はがんの進行が遅い」と耳にするが、実際にはどうなのだろう。横浜悠愛クリニック理事長の志賀貢医師の話。

「進行が遅いのは間違いない。胃がんから肝臓に転移するとか、肺に転移するということが少なくなります。患者が若いと別の部位に飛び移る力が強いのに、年齢が高くなるとその力が衰える」

 がんに伴う疼痛も、高齢になると薄らいでいくという。在宅医療を実践する長尾クリニック院長・長尾和宏氏がいう。

「若い末期がん患者は痛みが強いため、ほぼ全員がモルヒネなどの医療用麻薬を要します。

 しかし80~90代以上の超高齢者になると、3~4割は医療用麻薬を使わなくても在宅で看取ることができます。高齢になるほどに痛みに対して鈍感になっていくのではないでしょうか」

 家族の負担も少なくなると長尾医師が続ける。

「がん死は壮絶だという印象があるかもしれませんが、超高齢者になると、平穏に死を迎えられる。最後まで自宅で食事をして、老衰のように穏やかに亡くなることができるのが高齢者のがんなのです」

 前出の志賀医師が振り返る。

「ある80代半ばの患者さんが胃がんであることが分かりました。その方は達観しており、自然に任せると決め、一切治療を受けませんでした。

 3年間元気に暮らしたのち、最後は胸に転移しましたが、家族に見守られて苦しむことなく眠るように亡くなりました。このように、放置してもなかなか進まないのが高齢者のがんなのです」

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年12月02日 11:47

また旅立つ君へVol.119/もうひとりどころか、私には何人もの自分がいて、孤独を感じる余裕もありません。。。(苦笑)

■もうひとりの自分【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】

「もうひとりの自分」に気づくことは、ほんとうにむずかしい。

たとえ家族と住んでいようと、友達に囲まれていようと、もうひとりの自分を発見しない限りは孤独です。

もうひとりの自分を発見できたら、巡礼ではありませんが、同行(どうぎょう)ふたりです。孤独ではありません。

お釈迦さまは自分を灯りとしなさいとおっしゃいました。

自分を灯りとするためには「もうひとりのわたし」にマッチを擦って火をつけなければなりません。

瀬戸内寂聴

[ニッポン放送「しゃベル」]

Posted by nob : 2016年11月27日 15:30

私も入浴後就寝まではできる限りモニター画面を見ないように心がけています。。。

■スマホの「ブルーライト」は何がマズイのか
害するのは「目」じゃなくて「健康」だ

小木曽 健
グリー 安心安全チームマネジャー

「スマホの「ブルーライト」は何がマズイのか 害するのは「目」じゃなくて「健康」だ | インターネット、正しく怖がろう!

パソコンやスマホの「ブルーライト」は何がマズイのか

突然ですが、読者のみなさんに質問です。

「ブルーライトは好きでしょうか」

「目に悪いものだから嫌いに決まっている。当たり前のことを聞くな」と怒ることでしょう。では「今度一緒に、ブルーライトをたっぷり浴びに行こう」と誘われたとしたらどう思いますか。「身体に悪いから浴びたくないよ」と思うかもしれません。

でも、天気がいい日の青空の美しいスカイブルーは、ブルーライトの「ブルー」と同じなのです。つまり日光浴をする、ということはブルーライトをたっぷり浴びる、ということ。そもそも、太陽から届く光の中でも青は特に大気中で拡散しやすいため、空は青いのです。

ここで疑問が浮かび上がります。ブルーライトは本当に目に悪いものなのでしょうか。

ブルーライトは目に悪い?

みなさん、どこかしらで「スマホやパソコンのモニターから出ているブルーライトは目に悪い」という話を聞いたことがあると思います。

でも、実は一般的なスマホ・パソコンの使用時間で、ブルーライトが許容範囲を超えるダメージを目に与えるかというと……。筆者の知る限り客観的・長期的な検証データは、今のところありません。

もちろん、パソコンやスマホで目を酷使するのは良くないですし、その結果、目の疲れや老化、場合によっては目にダメージが発生する可能性があるのは間違いありません。ですが、その原因を考えた場合、目の焦点を長い時間にわたって固定化することによる悪影響のほうが大きいのです。少なくとも、ブルーライトだけのせいにするのは、無理がありそうです。

一般的なスマホ・パソコンの使用時間なら、ブルーライトだけのせいで目が損傷する、という決定的なデータはありません。それなのに……世間には、何がなんでもブルーライトが悪いといわんばかりの情報があふれており、ちょっと違和感を持ってしまいます。

しかもブルーライトの問題点について書かれているウェブページを見ると、なぜか極端な条件下での検証データを多用していたり、なぜかブルーライト対策の商品・サプリの広告が貼られていたりします。「ブルーライト悪玉説」で誰かが得をするのだろうな、と考えてしまいます。

もちろん別にブルーライトに義理立てするつもりはないし、肩を持つ気もありません。もし誰かが客観的で科学的で長期的な検証を行ない、ブルーライトの「ワル」判定がされれば、受け入れます。回りくどくなってしまいましたが、ブルーライトが健康を害するかどうかについては、科学的な検証の余地があるのです。

「目」じゃなくて「健康」を害する

しかし、少なくとも寝る前にスマホやパソコンのブルーライトを見ることが「健康」を害するというのは、ほぼスジの通った話です。「目」ではなくて、「健康」を害するのです。

青空のもとで日光浴をしたら、誰だって頭が冴えます。同じように「寝る前のスマホ」も、まぶしいスマホ画面が脳を活性化させます。そんな状態で眠りにつけば、睡眠の質が下がるわけです。つまり、「ブルーライトが目に悪い」のではなくて、「寝る前のブルーライトは、睡眠の質を下げて健康に悪い」ということなのです。

筆者はこれを逆手にとって、朝は寝床でスマホを手に取り、アプリを立ち上げ、ブルーライトをガンガンに浴び、頭をスッキリさせてから起きているくらいです。

家庭のスマホルールをどう作るべきか

この「寝る前のブルーライト」は、子育てや家庭のルール作りとも関係があります。

家庭のスマホルールでよくあるのが、「我が家では〇時以降、スマホ禁止」というものです。このルールは「子どもがスマホで夜更かし → 翌朝に寝坊 → 朝ごはんも食べずに学校へダッシュ → 母親が激怒」という手続きを踏んで作られることが多いと思いますが、残念ながら効果をあげずに失敗するケースが多いのです。

たとえばある家庭で、「夜9時以降スマホ禁止」というルールが作られたとします。すると、かなりの確率で、こんなことが起きます。ルール初日、この家庭のお子さんは、夜9時ギリギリまで大慌てでLINEをやりまくっています。バタバタです。そして夜9時になった瞬間、「あ~間に合った、疲れたぁ!」って言いながらマンガを読み始めます。結局、寝る時間が早まることはないのです。

でも、これは仕方がないのです。そもそもルールが必要になるのは、何らかの弊害が起きているときです。その弊害を解決するために作られるのがルールですが、「夜9時以降スマホ禁止」には弊害のことが触れられていないのです。ルール作りには、「弊害の見極め」がものすごく重要です。そして多くの家庭で「弊害の見極め」でミスをしているのです。

スマホを夜遅くまで見ていることの「弊害」は何か。弊害はズバリ、「睡眠の質を悪化させて健康を害すること」です。

極端な話、夜更かしだろうが、朝食抜きだろうが、健康であればいいのです。しかし、そんな人は例外的な存在ですから、ほとんどの人にとって、スマホを夜遅くまで見ていることの弊害は、「寝不足によって健康を害すること」です。だからこの弊害に直結したルールを作らないと、問題は解決しません。

先ほどの「夜9時ルール」は睡眠時間の確保にまったくつながっていないため、失敗するのも仕方がないのです。では、どうすればいいのか。

弊害:寝不足で健康を害する状態

対策:質の良い睡眠を△時間以上、摂らなきゃダメというルール

になります。これに「ルールを〇回破ったら、スマホは解約、没収」というペナルティでも加えておけば完璧です。

「やり方は任せるから、ちゃんと睡眠時間を確保するんだよ。もしルールを守れなかったら……わかっているよね」

こんな感じで、シンプルなルールを作ればいいのです。あまり細かい条件は付けないほうがいいです。なにしろ子どもは、ルールに物言いつけるのが仕事みたいなものですから、ルールが細かければ、「このルールの、この部分のせいで失敗した」と言い訳できる逃げ道を作ってしまいます。だから、なるべくシンプルにしましょう。

「やり方は任せるから」もポイントです。裁量権を与えられているんですから、失敗しても自分のせいです。言い訳できません。誰だって、裁量権を与えられれば「挑戦してみるか」という気になります。
軸はブレずに「弊害は何?」

ここでブルーライトの話に戻ります。質の良い睡眠のためにはどうすればいいのか。

「寝る前のブルーライトは質の良い睡眠を害する」ということを説明し、「寝る〇時間前にはスマホを見ない」「〇時以降はベッドにスマホをもちこまない」といった約束をしましょう。この約束を守った場合に限って質の良い睡眠と認めればいいのです。

うまくいかなかったら、なぜ失敗したのかを親子で話し合って検証し、改良していけばいいわけです。ただし、「寝不足で健康を害する状態」という弊害を取り除く、という軸を変えてはいけません。「ブルーライトは目に悪い(=スマホは目に悪い)からスマホの使用時間を2時間に限定する」といった方向にブレてしまいがちだと思いますが、それだと弊害(寝不足)を取り除くという本来の目的から離れてしまうのです。

この連載のタイトルは、「インターネットを正しく怖がろう」ですが、ブルーライトも正しく怖がるようにしてください。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年11月19日 10:14

私もグルテンフリーで乾燥肌やアレルギーの解消など体調が劇的に改善、、、ただ選べる限りは、出された際には美味しくいただきます。。。

■「パンばかり食べる人」がひそかに陥る不調
小麦の多い食生活は簡単なコツで変えられる

フォーブス弥生
一般社団法人グルテンフリーライフ協会 代表理事

ビジネスマンにとって、コンディションは大きな課題です。 しかし、どんなに睡眠や食べ物に気を使っても、頭痛、腹痛、疲労が抜けない人は多いもの。そんな人は、思ってもみない食材が悪さをしているかもしれません。その食べ物こそが、「パン」。パンをつくる小麦の成分が、体に大きな負担となっている可能性があります。

ジョコビッチの食事法で一躍有名になり、世界中の一流セレブが実践している小麦抜きの食事法、「グルテンフリー」。夫のグルテン過敏症を機にこの食事法を8年前から実践している第一人者であり、『長生きしたけりゃパンは食べるな』の著者でもあるフォーブス弥生氏が、日本のビジネスパーソンに合わせた現実的な食事法を提案します。

頭が重い、肩こり、疲れがとれない、集中できない。メタボ、糖尿病、肌荒れ、不眠、生理不順、ボケ、食事のあとの下痢――。

医者から「異常はありません。ストレスはためないでくださいね」と言われ、対処法も見当たらず、あきらめてしまった持病はありませんか?

実は、あなたの不調の原因は、もしかしたら「毎日のパン」にあるかもしれないのです。

小麦の成分「グルテン」が原因かも

近年、小麦に含まれるたんぱく質「グルテン」が、脳に炎症を起こし、腸に小さな穴を開けると注目されています。米国でベストセラーになった神経科医デイビッド・パールマター氏などがその著書の中で指摘しています(邦訳『「いつものパン」があなたを殺す』)。世界屈指のテニスプレーヤー、ジョコビッチが実践し、話題になった小麦抜き食事法「グルテンフリー」という言葉を聞いた人もいるかもしれません。

ケーキやラーメン、パスタ、うどん、クッキー、菓子パン……。小麦粉の食品は私たちの生活に深く入り込んでいます。知らず知らずに、グルテンを大量に摂取しているのが現代人の食生活です。それだけではありません。

●グラノーラは塩分が控えめだから、朝食にピッタリ!
●全粒粉のパンはカラダにいい
●パスタの食物繊維で美容効果が期待!

そんな間違った情報や思い込みが一般に広がっています。では、いったいなぜ、これほどの症状が現れてしまうのでしょうか。

小麦の主成分はブドウ糖ですが、グリアジンとグルテニンという2つのたんぱく質も含みます。グリアジンとグルテニンは水を含むと、ネバネバとしたグルテンとなります。この「グルテン」が、腸の粘膜を傷つけ、リーキーガット症候群と呼ばれる症状を生みだすといわれています。

リーキーガット症候群とは、腸管壁における過度の浸透状態のことをいいます。腸壁の粘膜に細かな損傷があるため、腸内にあるべき物質が分子レベルで漏れだしてしまう状態のことです。

こうなると、腸は十分に働けず、消化と吸収の作業が妨げられてしまいます。グルテンの消化も進まなくなります。

グルテン不耐症が見つかりにくいのはなぜ?

「もしかしたら、私もグルテンが原因で不調になっているのかもしれない」

ここまで読み進めてきて、そう感じた方も多いかもしれません。しかし現状、症状とパンの害を結びつける診断は、難しいことが多いのです。

現在、米国では、グルテンに耐性がない患者さんは、20人中に1人と言われています。しかし、実際にそれと診断されている人はわずか。ほとんどの人が、心身の不調に悩みながらも、何が原因かもわからず、日常を過ごしている可能性があります。

なぜでしょうか。理由は、遅発型のアレルギーだからです。アレルギーには、摂取後わずか数分のうちに症状が現れる「即時型」と、時間が経ってから症状が現れる「遅発型」があります。

人によっては、少量では発症しない場合があります。摂取後、数日が経って、症状が現れることさえあります。こうなってしまうと、何が原因で症状が起こっているのか、本人も医師もわかりにくいという事態が生じます。

しかし、小麦を一切食べずに、外食や食事を楽しむことなどできるのでしょうか。

「さすがに無理だ」「現実的じゃないんじゃないか」

私たちグルテンフリーライフ協会を訪れる人の多くが、そうおっしゃいます。しかし、難しいことはまったくありません。

なぜ、私がそこまで断言できるのか。それは、私自身がもともと、「大のパン好き」だったからです。

私の夫は、グルテン不耐症、つまり小麦を口にしただけで体調を崩す体質です。私は夫との生活をきっかけに、小麦抜きの生活を始めました。しかし、いくら夫婦の仲とはいえ、自分がパンやパスタをいっさい食べない生活をするなど想像もできません。当初はそう考えていました。

しかし、試しに行った14日間の小麦抜き生活のあと、私の考えは、180度、変わりました。あんなに大好きだったパンを、「食べたい」といっさい思わなくなったのです。

前述の神経科医デイビッド・パールマター氏は、小麦の成分、グルテンには、依存性があると指摘しています。

「小麦をやめる!」と大きな決断をするのではなく、1食1食、小麦を食べなくてすむメニューを考えていくようにすることです。

とにかく14日間、小麦を口にしない食事を積み重ねましょう。そして14日後に、始める前と、今の体調や心の状態を観察してみてください。

忙しい人は、これだけでOK!実践のコツ

「グルテンフリー」健康法は、いくつかの翻訳書が出版されており、ベストセラーにもなっていますが、一方で問題もあります。日本と米国とでは、スーパーの品ぞろえから食への認識までまったく異なるため、実施に際してはなかなか参考にしづらいことが多いのです。

そこで、日本の食卓に合った〈ズボラな人向け〉食事のコツを提案します。それは、「和食中心」の食事にする、これだけです。

いつも朝はパンやシリアルで手軽に済ませていた人は、朝から和食の準備をするのは大変に感じるでしょう。しかし、難しく考えないでください。まずは、朝食のパンやシリアルをやめてみてください。

「和食は塩分が多いので、高血圧になりやすいのではないですか?」

よくそう聞かれます。たびたびやり玉に挙げられるのは、味噌汁です。日本の伝統食でありながら、「味噌汁は血圧に悪いから、あまり飲まないようにしている」という人も多いでしょう。

しかし、最近の研究によって「味噌汁は血圧に影響しない」「味噌汁を1日1杯程度飲む食生活は、血管年齢を10歳ほど若返らせること」が確認されています(出典:共立女子大学上原誉志夫教授による「習慣的味噌汁摂取が血管年齢に与える 影響」、第36回日本高血圧学会総会)

和食以外でも、グルテンフリー生活はもちろん可能性です。そのコツを以下にご紹介します。

① イタリアで話題の「ゼンパスタ」で健康に!

グルテンフリー生活をする私たちも、パスタやラーメンを食べたくなります。そこでグルテンフリーのパスタやラーメンを常備しています。
『長生きしたけりゃパンは食べるな』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

グルテンフリーの食材は日本ではあまり流通していませんが、ネットショップなどから簡単に入手できます。

グルテンフリーの麺は、主に米粉やトウモロコシ粉を使って作られています。最近は、玄米粉を使ったパスタやペンネも出てきました。本来のものよりも白っぽいものが多いですが、味は一昔前より格段においしくなっています。

パスタの本場であるイタリアでも、小麦抜き生活を実践する人も増えているようです。その影響で、「ゼンパスタ」という麺が大ブームになっています。原料はなんと、「乾燥しらたき」。試してみてください。

② 「米粉パンケーキ」を試してみる

私はもともとパン好きです。今、食べないのは、「小麦粉」でつくったパンだけです。米粉のパンは食べます。昨日も、米粉の食パンでサンドイッチを作りました。最近は、米粉のパンを町のパン屋さんでもよく見かけるようになりました。インターネットを使って購入することもできます。

ただ、小麦粉も扱っているパン屋の場合、米粉だけで焼いたパンであっても、小麦が混入してしまう心配があります。

私は、日本ハムの「米粉パン」をインターネットで購入しています。食物アレルギー対応の専用工場でつくられている米粉のパンです。小麦粉より少々高価ですが、グルテンをいっさい含まないため、安心して食べられます。

大切なのは、諦めないこと

グルテンフリーの効果を実感するためには、まずは14日間続けてみて、その後に小麦食品を一口だけ食べてみるのが、体調の変化を知る、わかりやすい方法です。

「14日目を待たずして小麦食品を食べると、リセットしてしまうのでは?」

そんな心配もいりません。もしも食べてしまったのならば、体調にどんな変化が現れるのか、観察してみましょう。そして、再び始めればよいのです。

グルテンをどの程度許容するのかも、ご自身で決めていきましょう。
ある人は、友人と食事に出かけた時だけは、ほんの少し口にするのは「よし」としているといいます。友人が「おいしいよ」とすすめてくれたものを、「小麦粉は食べられないから」と断り、その場の雰囲気を壊したくないためです。こうした考え方は、とても素敵だと思います。

まずは朝食のパンだけやめてみて、慣れてきたところで、昼、夜と小麦をやめる回数を増やす方法もあります。

「こうしなければならない」という決まりはありません。ご自身が楽しく続けていける方法をどうぞ見つけていってください。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年11月16日 14:46

愚かしさの極み。。。

■日印原子力協定
「世界の信頼、なくす」被爆者、福島避難者ら憤り

 日印原子力協定が11日に署名され、核拡散防止条約(NPT)に加盟していないインドへの原発輸出に道が開かれた。日本は唯一の戦争被爆国で東京電力福島第1原発事故も経験しているだけに、広島や長崎の被爆地から怒りの声が上がり、関係者から「日本は恥ずかしい国だ」などと厳しい指摘が相次いだ。

「恥ずかしい国だ」

 広島県原爆被害者団体協議会(広島県被団協)の坪井直理事長(91)は「NPT未加盟のインドとの協定は危険だ」と不安視。「モディ首相は広島と長崎を訪れ、被爆者の声に耳を傾けるべきだ」と話す。もう一つの広島県被団協の佐久間邦彦理事長(72)は「日本は原爆と福島原発事故で核の恐ろしさを体験した。核被害者が出る恐れがある原発を新たにつくるのは許せない」と憤る。

 広島市の市民団体「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」共同代表の森滝春子さん(77)は、インドのウラン鉱山で働く核被害者の支援活動などのため現地に行ったことがある。「公害がひどく、ずさんな印象。原発の安全性に疑問がある」と懸念を示した。

 協定締結に向けた交渉の中止を繰り返し要請してきた広島市の松井一実市長は「被爆者をはじめ市民の考えを踏まえ、要請してきた事実を重く受け止めてほしい。核兵器開発への転用の懸念は残る。NPT体制に加入するよう働きかけてほしい」とするコメントを発表した。

 一方、長崎の被爆者5団体は協定締結を受け、「このような非倫理的行為は、『日本の名誉』を著しく傷つけることとなる。絶対に許されない」とする安倍晋三首相ら宛ての抗議文を郵送した。

 5団体の一つ、長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長(76)は「(原子力関連の)技術が核兵器に使われないとも限らない。核兵器を持ち、NPT未加盟のインドに協力するとは何事か。『唯一の被爆国』と言いながら、言葉と実際の行動が合っておらず、世界からの信頼はなくなる」と話した。【山田尚弘、竹内麻子、加藤小夜】

「核廃絶の流れ、逆行」

 福島第1原発事故で被災し、福島県浪江町から兵庫県三木市に避難した菅野みずえさん(64)は「絶対に事故が起きないというのは有り得ない。まだ避難者がいる自国の足元を直視せず、他国に輸出というのは、事故から何も学ぼうとしない姿勢で情けない」と話した。

 インドはNPTに加盟せずに核実験を実施してきた。南アジア情勢に詳しい岐阜女子大南アジア研究センターの福永正明客員教授は「核実験をした場合は協力停止と政府は言っているが、提供した物資を返してもらうわけにもいかず、実質的に効力はない。NPTの下での監視もなく、物資が平和利用されたか軍事利用されたかも分からない。中途半端な条件だ」と批判。「核廃絶の流れから逆行し、日本がインドを核兵器国として認めたようなもの」と指摘した。

 アジア各国の反原発団体と交流している市民団体「ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン」の佐藤大介事務局長は「福島第1原発事故後、国内で新しい原発を建設できる状況ではなくなったから他国へ輸出するというのは非倫理的だ。事故を起こし、被爆国の日本がNPTに反することをして、恥ずかしい国だ」と批判した。

 インドの反核団体「核廃絶と平和のための連合」のクマール・スンダラムさん(36)らは7日、国会内で開かれた外務省との折衝で「協定はインドの核の力を増強し、その正当化を許す結果になる。パキスタンも日本の対応を注視しており、核紛争の引き金にもなりかねない」と締結中止を訴えていた。【鳥井真平、中西拓司】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2016年11月14日 16:44

生涯労働、、、誰のためでもない、自分自身の幸せのために。。。

■そろそろ本気で考えたい「65歳以上の働き方」 小泉進次郎氏らの提言に思う

自民党の小泉進次郎農林部会長ら若手議員による2020年以降の経済財政構想小委員会が、「人生100年時代の社会保障へ」と題した社会保障制度全般の改革に関する提言をまとめました。「痛みを伴う改革から逃げてはならない」として年金支給開始年齢や、70歳以上の高所得者の自己負担額の上限、さらに介護サービスの自己負担額の上限の引き上げなどを主張。中期的な改革を求めたことが話題になっています。

「定年」から30年以上セカンドライフを過ごす

こうした提言がなされた背景には「人生100年を生きる」長寿化時代の到来があります。日本で100歳以上の人口は過去最多6.5万人で、46年連続で増加中。仕事をリタイアするメドとなる「定年」から30年以上、セカンドライフを過ごすことになります。

現在における定年のメドは65歳。実際は60歳が定年で、希望者全員の65歳までの継続雇用制度の導入を企業に義務付ける改正高年齢者雇用安定法が成立しています。よって、65歳定年制の時代に突入したと言われています。

1970年代は大企業であっても55歳が定年退職でした。ちなみに1970年に突入したタイミングで日本人の平均寿命は男性69歳、女性74歳。これは戦後間もない頃、人生50年と言われた頃に比べて、劇的に寿命が延びて話題になっていた時期でした。ただ、日本の平均寿命は延び続けて、2015年に男性も 80歳を超え、女性は 87歳と1970年から10歳以上も延びました。こうした背景も踏まえて「いつまで働くか?=定年の設定」は1980年以降60歳に引き上がり、2013年から現在の65歳に引き上げられてきました。が、

平均寿命の延び>定年の延び

なので、さらに見直す必要があると考えて、小泉氏たちは提言をまとめたのでしょう。

この提言では、定年は廃止すべきと書かれています。65歳以上を高齢者とする考え方を見直し、生涯現役と考えてのことなのでしょう。また、定年廃止が提言されたのは生涯働きたいという高齢者の要望に応えたいという側面があるようです。

厚生労働省の調査によると、過去1年の定年到達者約43.5万人のうち、継続雇用を希望した人は全体の75.4%、継続雇用を希望しない人が24.6%となっており、4 人のうち3人が引き続き働きたいという意向を示しています。こうした、調査結果を踏まえれば定年廃止の提言はもっともかもしれません。

65歳が働く年限の目安

ただ、これから65歳を迎える世代は、生涯働きたいと考えているのか? 厚生労働省の高齢期における社会保障に関する意識等調査結果によると、「何歳まで働きたいか」について、「65歳まで」とする人が27.3%と最も高く、次いで「60歳まで」が19.6%、「70歳まで」が17.6%となりました。「生涯働き続けたい」とする人は7.7%。生涯現役!というよりは65歳が働く年限の目安になっています。

ただ、年齢が上がると「もう少し働こう」と目安が徐々に後ろ倒しになります。29歳以下では60歳まで、50代で65歳までが、60代になると70歳までが最も高くなります。おそらく「70歳」が働きたい目安なのかもしれません。また、体力的に70歳までは働ける自信が出てくるのでしょう。

取材していても70歳前後で週5日のフルタイム勤務している方々の大半は「問題はない」と回答してくれました。ただ、70歳から80歳まで働けるか?と訊ねると??な回答が増えてきます。働きたいけれどもフルタイムは厳しいと感じるのが、このあたりの年齢のように感じます。おそらく、生涯現役を自身も国も目指すなら70歳までフルタイム、それ以降は可能な限り働ける環境づくりが望ましいのではないでしょうか。

では、60歳から70歳までの10年をフルタイムで働くとして、どのような仕事で働くか?一番の前提は既存の会社で継続雇用されて働くパターン。改正高年齢者雇用安定法の施行以降、7割の企業が継続雇用制度を導入しています。

これまでの経験を生かして「安定した収入」を得て「健やかな生活」が確保したいのであれば賢明な選択と言えます。ただ、なかには「残りの人生で別の経験をしてみたい」とキャリアチェンジをしたいと考える人もいます。雇用延長よりもリスクのある選択です。この選択をする人は意外にも手堅い業界で長く勤務していた人が多いようです。別の人生を歩んでみたい衝動をおさえてきたのかもしれません。

取材したSさんは製造業で工場長まで務めた人物。雇用延長も選択できたにもかかわらず、退職を決断。ホームヘルパーの資格を取得して、介護会社に転職しました。慣れない仕事に戸惑いを感じた時期もあったようですが、現在は「ありがとう」と言われることに喜びを感じて、仕事に邁進しています。ちなみに工場長時代には「ありがとう」とユーザーの声を直接に聞くことは皆無だったとのこと。Sさんのように新たな資格を取り、その専門性を生かすキャリアチェンジを目指す人は徐々に増えています。

なかには会社勤めをやめて、開業をする人もいます。たとえば、飲食店やリサイクルショップを開店。やりたいことを突き詰めようとすると求人が見当たらないので、自分でやる、という選択になるようです。

こうしたキャリアチェンジの道を選ぶと環境も大きく変わり、収入面の不安もはらんでいますが、「楽しい」「やりがいがある」と前向きな声を継続雇用を選んだ人よりも多く聞きます。

女性も70歳まで働くことを希望している

みなさんはどちらのセカンドキャリアを選びますか? また、男性だけでなく女性も70歳まで働くことを希望している人は同じくらいいることを忘れてはいけません(厚生省の調査でも働きたい年限は男性と大差ありません)。

取材していて、子育てのために50歳まで専業主婦で「50歳で社会人デビュー、20年以上は働きたい」という女性や、パートタイムでさまざまな仕事を経験しながら生涯現役を目指したいと語る女性に出会いました。働き方の選択が柔軟で、働くことに意欲的なのが印象的でした。

ただ、男性のように長年勤めた会社の継続雇用が、70歳まで働きたい女性の受け皿になりにくいのは明らか。女性の勤務年数は男性に比べてはるかに短く、結婚・出産などのライフイベントで働くことを諦めているケースも多いからです。小泉氏の提言を実現するには、女性が70歳まで働ける仕事を増やしていく方法を考えなければいけないことは押さえておくべきでしょう。

[東洋経済オンライン]

Posted by nob : 2016年11月09日 14:01

内にも被害者

■原発賠償「とにかく謝れ」 激務で睡眠不足うつ病に 東電社員が体験証言

 東京電力の社員で福島第一原発事故の損害賠償業務を担当した東京都の一井唯史(いちいただふみ)さん(35)が本紙の取材に応じ、職場での過酷な体験を語った。一井さんは三年前にうつ病と診断され休職中。東電から休職期間終了のため十一月五日付で解雇すると通知されており、三十一日に中央労働基準監督署(東京)に労災申請をする。 (片山夏子)

 一井さんによると、二〇一一年九月から、避難区域内外で営業していて廃業や移転を余儀なくされた会社や個人事業主らを対象に、事故で発生した逸失利益を計算して賠償金を支払う業務を担当した。東京都多摩市内の職場で、審査内容や賠償金額に納得してもらえない場合に電話で対応するのが仕事だった。

 多いときには一人で百八十社を担当。相手から三時間、しかられ続けたこともある。それでも、上司からは「審査内容や賠償金額は変えられない。とにかく謝れ」と言われたという。

 「国は賠償の支払いを早めるよう求めていたが、東電の賠償金額を審査する部門が急ぐと、審査が雑になり、支払われるべきものが支払われないなどの間違いが起き、自分たちが受ける苦情の電話が増えた」

 一三年二月からは江東区内の職場に移り、特殊な案件について、賠償基準の適用の仕方を社員にアドバイスする担当になった。十一グループ四百五十人から相談を受ける係だった。

 どこまでが賠償の対象になるかなどの判断が難しいケースが多く、深夜帰宅が続いた。家に帰っても神経が張り詰めていて眠れず、睡眠時間は毎日三、四時間になった。

 朝、寝床から起き上がれなくなり、視野が狭まり、吐き気を覚えた。「忙しすぎて倒れそう」「帰って寝て通勤で勉強してまた帰る感じ。フラフラです」。家族や友人に出したメールが携帯電話に残っている。

 同年七月、立川支社に異動したが、めまいや激しい嘔吐(おうと)で早退や休みを繰り返した。上司に勧められて九月、心療内科を受診すると、うつ病と診断され休職した。直前の二〜六月の給与明細に記録された残業時間は月五十八〜八十九時間だが、休日に仕事を持ち帰った時間などは含まれておらず、一井さんの計算では九十一〜百六十九時間に上った。

 今も週に数回、起き上がれない日がある。東電の上司や労務担当者に労災だと訴えたが、「『多くの社員が事故対応をしてきて特別なことではない』と労災申請をしてくれなかった」という。

 一井さんは「原発事故を起こした会社の社員として申し訳なく、被災した人たちに少しでも多く賠償したいと思った。でも自分がどこまで力になれるかというと…。苦情の窓口では、ひたすら謝って聞くしかできないのがつらかった」と語った。

<福島第一原発事故の損害賠償> 被害に遭った人や企業、個人事業主などへの賠償金は、国の認可法人「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」から資金の交付を受けて東京電力が支払っている。東電によると10月21日現在、延べ約250万件、計約6兆3000億円。東電を含む大手電力会社が負担金を機構に納付している。

[東京新聞]

Posted by nob : 2016年11月04日 11:55

また旅立つ君へVol.117/孤独は自由への扉

■心が強い人は「孤独は妄想」と知っている
簡単な練習で、「独り=至福の時間」になる

草薙龍瞬
僧侶

「独りの時間」は、人生には案外多いものです。仕事の合間や、プライベートなひととき。特にソーシャルメディア全盛の現代では、「つながり」を求めるあまり、逆に疎外感やストレスを感じている人も増えています。

仕事を失ったり、人と別れたりして、不意に孤独におそわれることもあります。

「これからどうなるんだろう?」という将来・老後への不安が、ふとよぎることも――「孤独」が胸に重くのしかかってくるのは、こんなときです。

一般にマイナスのイメージで語られることの多い「孤独」――しかし仏教では、「孤独」は恐れるものではない。孤独は「使いみち次第」で、幸福な時間に変えることができる、と考えます。

独立派の出家僧・草薙龍瞬氏(近著に『これも修行のうち。』がある)が、孤独を「人生の最強の味方」に変える方法を語ります。


「あなた、孤独ですね」といわれて、気持ちいい人はいないですよね。むしろ、ショックを受ける人が大半だと思います。

「孤独」は「人に好かれていない」証拠。人づきあいの希薄な自分には「価値がない」。何より「他人にそう思われることがイヤだ」――人が孤独を恐れることには、そんな心理が隠れている気がします。

はて、しかし? 一般常識にとらわれない自由人・ブッダなら、どう考えるでしょうか。きっと明るくこう答えるはずです――「ぜんぜん良いではありませんか」。

その真意は、「よいか悪いかは“孤独の使い方”による」ということ。今回は、孤独の「合理的な活かし方」を考えてみましょう。

孤独を「上手に使う」方法がある

そもそもなぜ「孤独」には、つらくて寂しいイメージがあるのでしょうか?

・話を聞いてくれる友だちがいない。思いを、ひとりで噛みしめないといけない――というつらさ。

・友だちの多い「ソーシャルな」人が大勢いる。リアルな人づきあいも、ネット上のつながりも、「こんなに頑張っている!」(ように見える)人たち。でも私は……というつらさ。

さらには、

・自分には、恋人も、結婚相手もいない……ということは、自分には魅力がないということ?(と考えてしまう)。

・このまま独りで年を取っていくのかと思うと、不安・寂しさが募ってくる。

といった思いもあります。こうした思いが、「孤独はよくないもの」というマイナスのイメージ(判断)を作り出しているように思えます。

しかし、「孤独」とは、本当につらいものなのでしょうか。仏教では、①ありのままの「事実」と、②それ以外の「妄想」とを、分けて理解します。

「つらい」と感じるのはなぜか

「孤独」と呼ばれる状態を、まずは「事実」として理解してみましょう。たとえば、

・世の中には、孤独に生きている生き物はたくさんいる(むしろそっちのほうが多数かもしれない)のが「事実」――なのに、自分は孤独をつらく感じている。

・そもそも、ひとは、脳も体も違う。個体としては、独りであることが、普遍的な「事実」――なのに、私は孤独を苦しく感じている。

・本来、ネット上のお付き合いなんて、なくても生きていけた(問題なかった)というのが「事実」――なのに、今はどっぷり浸かって、期待通りのリアクションが返ってこないことへのストレスや、振り向いてもらえない寂しさを感じている。

「事実」だけを見てみたら、孤独というのは、案外ふつうの状態です。なのに、「つらい」と感じるのはなぜか――その原因になっているのは「客観的に存在せず、アタマの中にしかない思い」です。つまりそれは、「妄想」だということになります。

つまり、「孤独がつらい」というのは、妄想が生み出す“ちょっとした心の風邪”といっていいかもしれないのです。

「孤独って、妄想なの?」――この発想が、ちょっと違った展開を人生にもたらしてくれます。

【孤独病からの抜け出し方①――とにかく「妄想しない練習」をする】

「孤独は妄想」だとしたら、孤独に悩まなくなるには、「妄想しない練習」が一番効きます。その方法を、いくつか紹介しましょう。

○まずは、「目をつむる」

目を閉じて、アタマの中に浮かんでくる「言葉」や「イメージ」に気づいてください。「目をつむったときに見えるものは、妄想である」と理解します。

「ああ、いま自分は考えているな。何かを追いかけようとしているな」と自覚しましょう。それは「妄想状態」です。

「相手のリアクションが欲しい」「他人の動向が気になる」というのも、「これは妄想」と理解します。「自分って、孤独だな(さみしい)」という思いがふとよぎった時にも、「あ、妄想した」と気づいてください。

できればその上で、深呼吸して「お腹のふくらみ・ちぢみ」を感じとる、歩いているときの「足の裏」を感じとる、目を開いて外の景色・光をよく見つめる――というように、心を向ける先をシフトしてください。

ポイントは「妄想状態に気づいて、体の感覚に意識を向けかえる」ことです。

○孤独こそが“人生の基本”と知る

目をつむったとき、外の世界は見えなくなりますね。仕事も家庭も、社会の動きも、「お付き合いすべき相手」も、その瞬間は、いなくなります。

実は、その「何も見えない(存在しない)」状態こそが、心の基本です。人は、得てして「外の関係」――世間の付き合い・つながり――ばかりに心を奪われがち。しかし、実は「心」――外の世界(関係)とは、別の領域――が、最初に存在するのです。

ひとりでいる自分の心が、基本。

つながり・関わりは、「心」の次にくる“さずかりもの”ということです。

【孤独病からの抜け方②――他人の動向を追いかけない】

「ひとりでいる自分の心」が基本だとすると、周りの人たちの言動や、世間のうわさ話やニュースなど、外の世界・他人の動向は、「おまけ」の部分です。

「おまけ」の部分は、追いかける必要のない「他人事(ひとごと)」であることが多いものです。知ったところで、「へぇ、そうなんだ」「だから何なんだ?」という話がけっこうあります。

「だから何なんだ?」というオマケの部分に振り回されているのは、もったいない話です。

そこで、「基本」と「おまけ」に分けるという発想に立ちましょう。他人の動向は、「自分に必要な情報か、それとも“おまけ”でしかないのか?」と考えてみるのです。

おまけの部分は、時間が空いたとき、ちょっとリラックスしたいときに“時間を決めて”お付き合いする程度のもの。「なくても平気」でいられる自分を、心がけていきたいものです。

つながりは、別の世界にもある

ちなみに、「つながり」だけなら、人間でなくても手に入ります。動物を可愛がる。夜空の星々を見上げる。仮に真夜中に深い森にさまよいこんだとしても、頭上には星々が輝き、木々の緑は呼吸し、大地には無数の命が活動しています。

どこまでも見渡すかぎり命(つながり)の中にある――というのが、仏教が教えてくれる真実です。

孤独は、まったく恐れるものではないのです。

【孤独病からの抜け出し方③――沈黙タイムを保つ】

独りに慣れるために“沈黙タイム”を積極的に作りましょう。

たとえば、仕事帰りや、休日の午後に、ひとりで喫茶店にいって本を読むとか、禅瞑想をするとか。

ほんとは職場でも「沈黙タイム」を作ってみるべきなのです。たとえば、「午後の一時間は、互いに話しかけずに作業に集中する」ことをルールに据えるとか。

ちなみに、古代のインドの修行者たちは「孤独こそ大の親友」という超ポジティブな生き方をしていました。原始仏典に、こんな言葉が残っています――
「三年の間、私が言葉を発したのは、一回だけ。その最後に“無知の闇”――自分の心が見えない状態――を打ち破った」
<「テーラガーター(長老の詩)」より>

極端な話ですが(笑)、それくらい「沈黙=孤独は、心を成長させてくれる」ということです。

【孤独の積極的価値を知る】

孤独だからこそ得られる“積極的な価値”も、たくさんあります。たとえば……

○ムダな反応が減る

独りになることで、ムダな反応は、確実に減ります。心をかき乱すような刺激・情報・他人の目に、いちいち反応しなくてすみます。

これは「心の平穏」という、心にとって何よりも大事な価値――“心の健康”――を、もたらしてくれます。

○大事な物事に集中できる

心が落ち着けば、大切な物事に集中できるようになります。仕事であれ、勉強であれ、趣味であれ、家事であれ、「いっときに、ひとつのことを、集中してやる」ことが、心にとっては、一番の快(すっきりした喜び)なのです。

○ムダなく考えられるようになる

さらに、当面の課題や、将来のゴールを達成するために、自分は何をすればいいか。予定、段取り、交渉、具体的な作業……それらを「正しく(ムダなく)考える」ために、独りの時間は、大切な意味を持ちます。

孤独こそは人生の基本です。そのひとときを、いかに、充実・静寂・集中・クリアな思考などの高い価値に活用するか――そこに目を向けようではないですか。
孤独を人生の味方につけよう

もともと、ブッダの合理的な考え方では、孤独を大事にします。
「犀の一本角のように、ただひとり歩め」
「自らをよりどころとし、ダンマ(真実・方法)をよりどころとして、他の何ものをもよりどころにするな」

つまりは、自分自身の中に「こういう心がけ・心の使い方が大事なんだ」という確かな土台をすえて、そこだけに立って、ひとり毅然と歩んでいけ、というのです。

ひとり歩むというのは、孤立ではありません。むしろ自分にとって本当に大切なつながり・生活・将来を見据えて、それを守ることを第一とする生き方です。

孤独とつながりは、両立できます。孤独――自分自身を軸とすること――が基本であって、その上でいい関係を“さずかって”(育てて)いくのです。

孤独は、孤独としての活かし方がある。孤独だからこその幸せもある。そういう考え方ができれば、孤独は、恐いものではなくなります。

孤独にあっても、つながりの中にいても、自分を肯定できること――それがカギになります。

そのための“心の使い方”を学んでいきましょう。楽しいですよ。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年10月28日 11:18

秋バテにご注意を

■秋は体が「老化」する!? 内臓の冷えにご用心

吉岡 名保恵

秋は老化の季節だから気を付けて―ー。そんなドキッとする話をするのは、漢方養生学の専門家、小野満幹彦さん。暑苦しかった夏が終わり、ようやく過ごしやすくなった、と喜んでいる人が多いはず。けれど肌で感じる体感的な心地よさと、体が受ける影響は別のものと考えたほうがいいらしい。

まずポイントとなるのは体温。私たちの体温は、いつも36.5度ぐらいに維持されている。夏の暑さは不快だけれど、無理なく体温をキープできていたので「体にとってはよい季節だったんですよ」と小野満さん。

一方の秋は涼しくなるにつれ、体は体温を保つために頑張って代謝を上げなければいけない。代謝を上げるには酸素を使うので酸化が進み、実はとても老化する季節なのだそうだ。

それに、すがすがしい秋晴れの日は心地よい反面、空気が乾いている。体の中では特に肺が乾燥の影響を受けやすく、咳が出やすいので注意が必要。もちろん肌にとっても乾燥は大敵だ。

日中も温かい食べ物を

「特に注意したいのは、夏のうちに冷房の空間で長い時間を過ごし、肉などをたくさん食べていた人です」。そう小野満さんから指摘され、ギクッとした。冷房の寒さに対応したり、肉を消化したりするには代謝を上げる必要があるので、本来なら体が休息できていたはずの夏にも、体が休まっていない。そのツケが夏バテという形で現れ、秋になった途端、どっと疲れが出て風邪をひきやすくなるという。

また9~10月は気温の変動も大きく、日中は夏のように暑い日もある。汗をかくと毛穴が緩んで冷えが体内に入りやすくなるため、冷たいものを口にしたり、夜間に涼しかったりすると、内臓はいつも以上に冷たくなってしまう。「とにかく温かいものを食べること。日中、暑いと感じる日でも、冷たい飲み物や食べ物は避けるべきです。いまの時期に内臓を冷やしてしまうと、いい状態で冬を迎えられませんよ」(小野満さん)。

体温の面からすると、寒い冬は体にとって過酷な季節。その冬を乗り切るため、秋にしっかり養生して体のコンディションを整えておく必要があるのだという。秋の養生がうまくいかないと、免疫力が下がってウイルスに感染しやすくなるらしい。もちろん風邪もひきやすくなる。

夏に不養生したなら運動

夏に不養生した人も、頑張って養生すれば体の状態を“修復”できる。修復に必要なのは運動だ。夏に食べすぎて蓄えてしまった脂肪など余分なものをそぎ落とし、体をクリーンな状態にする。晩秋の11月ごろ、さまざまな食べ物をおいしく食べて、体に栄養を行き渡らせるようにする準備のひとつでもある。

「実りの秋の恵みを、万全な状態で体内に取り入れることができれば、すべて自分の身になり、パワーになります。パワーとは、体温を36.5度に維持する力のこと。それができれば、寒い冬でも元気に過ごせるんです」(小野満さん)

運動するなら、少し「しんどい」と感じるぐらいのジョギングや速足でのウォーキング、縄跳びなどがお勧め。基礎代謝だけでは間に合わないので、運動をして代謝量を増やし、体温を上げることが秋の養生のポイントになる。

キノコや豆腐、豆乳がいい

秋の始まりは食べすぎず、体を整えることを意識する。お勧めは、キノコや豆類、海藻。豆類は、栄養価が高くて、体に潤いを与えてくれる豆腐や豆乳など大豆製品がいい。

晩秋から冬に向かっていく頃は、食べ物がなんでもおいしく感じられる時期。キノコや果物など秋の味覚を取り入れながら、バランスの良い食事をすることが、冬の乾燥と寒さに耐えられる体を作ることにつながる。秋から冬にかけては栄養を蓄えるため、肉、魚、野菜がしっかり食べられる鍋料理がお勧めだ。

食材は体を温め、潤いをもたらすものを意識して選ぶ。組み合わせるとさらにいい。たとえば、脂の乗ったサンマを焼いて食べるときには、大根おろしと一緒に食べると効果的だ。また、乾燥でダメージを受けやすい肺を潤すには、野菜ではユリ根や白きくらげ、山芋。果物ならミカンや梨、柿がいい。

読書の秋、芸術の秋でもあるけれど、悲しくなるもの、暗い気持ちになるようなことは避けたほうがいいそうだ。冬に向かって日没は早くなり、自然と「気」は下がりがち。小野満さんは「落ち込まないためには、動くこと」と言い、仲間と楽しくバーベキューをする、秋祭りに参加するなど、ワイワイ楽しい時間を過ごすのがよさそうだ。

都会で生活しているなら、休日は秋の自然に親しむといい。フルーツ狩りや酒蔵見学など、実りの秋を実感できる体験をすれば、人間の体は本能的に秋を意識できるようになる。

日本には四季があるため、私たち日本人にはもともと、秋冬で老化した体を、春夏で戻す、というサイクルが自然にできていたそうだ。「四季の意味を知ること、それが養生なんです」という小野満さんの話は、やはりスッと心に入ってくる。

漢方養生学について学べば、涼しくて心地よい秋は、乾燥していて老化を招く厳しい季節でもあることに気づく。だから秋の養生は「冷えと乾燥」への対策が大切。このことをしっかり頭にインプットして、心身ともに心地よい秋を楽しみたい。

[ハレタル]

Posted by nob : 2016年10月24日 19:57

免疫力=精神力、まさにそのとおり!

■がん(ステージ4)からの生還者に共通すること〜小林麻央に奇跡を!

生きたい理由が奇跡を起こす

告知を受けてから2年。今年9月からはブログも開始し、闘病生活を公表している小林麻央。その気丈さ、そして幼い2人の子供を想う母の強さには誰もが心を動かされる。

まだ希望はある

「麻央さんの場合は授乳期の乳がんという非常に特殊ながんです。授乳期は胸が張っていますので、しこりに気づきにくい。そのまま放置されたり、または乳腺炎ということで母乳マッサージをしてしまうんです。

マッサージをすると、がん細胞が皮膚全体に飛び散る。麻央さんのブログを見ると、当時、母乳マッサージをやっていたと書いてありました。遠隔転移すれば根治が不可能ですから、麻央さんはかなり厳しい状態だと言わざるをえないでしょう」(乳腺専門医でナグモクリニック院長の南雲吉則氏)

小林麻央(34歳)は自身のブログに、9月20日、『告知日』というタイトルをつけて、こう書き込んだ。

〈診察室に入った時の先生の表情で、「陽性だったんだな、癌なんだな」と分かった。

心の準備は意外とできており、冷静に先生のお話を伺った。

この時点では、まだ脇のリンパ節転移のみだった。(その後、現在肺や骨などに転移あり)〉

'14年10月に告知を受けた日のことをそう振り返りながら、現在は乳がんが転移していることを自ら明かした。

ステージについて言及はしていないが、肺や骨に転移している段階はステージ4(末期がん)であり、一般的に5年生存率は約30%だと言われる。

「現在の麻央さんは、複数の抗がん剤治療を約2年間も受けて、副作用に苦しんでいます。食欲こそありますが、髪の毛はもちろん、眉毛もすべて抜け落ちていますし、顔も黒ずんでいます。またブログにあるとおり、手指の痺れに悩まされている」(歌舞伎関係者)

麻央は9月23日のブログでこう書く。

〈ごめんね。

病気になっちゃった妻で。

病気になっちゃった娘で。

病気になっちゃった妹で。

きっと、病気になって、皆が一番に思う言葉かもしれない。

「ごめんなさい。。。」〉

胸を打たれる文章だ。もう絶望的なのか。いや、希望がないわけではない。

東京慈恵会医科大学附属病院・乳腺・内分泌外科の鳥海弥寿雄准教授が語る。

「これまでの報道などを見ると、麻央さんの治療は一定の効果を上げていると思います。臨床の現場では、逆転ホームランのように効果がでる薬に巡り会えることがあるんです。

私も乳がんの多発転移で手術をあきらめた患者さんが化学療法ですべてのがんが消えてしまった経験があります。10年以上経った今もその患者さんはお元気ですよ。麻央さんは若いだけに様々な治療にチャレンジできる。

性質のよくないがんであっても抗がん剤などが効くことはよくあることですし、いまは新薬が次々に発売される傾向がありますから、これからも、前向きに治療に臨んでほしいと思います」

現在、麻央や夫である市川海老蔵、家族は最新の治療法を必死に探しているという。実際、最先端の治療法を求めて転院もしているようだ。

乳腺外科医で新宿ブレストセンタークサマクリニック院長の日馬幹弘氏はこう語る。

「麻央さんのお母さんも乳がんの経験者なので、遺伝性のがんの可能性が高い。そうなると、ホルモン療法や分子標的薬は効果がなく、使える抗がん剤も限られる『トリプルネガティブ』だと思われます。

ただし最新の抗がん剤が効くかもしれません。遺伝性のがんに対して、一番新しいものは『ハラヴェン』と『オラパリブ』という薬の併用です。これはまだ承認されていませんが、一部の病院で治験を行っています。麻央さんもこの 2つを試している可能性があります。『ハラヴェン』は比較的副作用も少ない。トリプルネガティブへの効果が期待できます」

がんが消えるとき

さらに日馬氏は、麻央の前向きな姿勢が、大きなプラスだと指摘する。

「英国のデータで、がん患者を(1)闘争心、(2)否定、(3)受容、(4)絶望という4つの心理タイプに分けて、生存率を調査したものがあります。すると(1)闘争心という気持ちの患者さんは5年後の生存率が7割でした。今の麻央さんの姿勢が生存率を上げていることは間違いないでしょう」(日馬氏)

麻央は別の日のブログでこうも書いている。

〈この子たちのママは私ひとりなんだ、という喜びと怖さに、心がふるえた。絶対治す!と誓った〉

実際に進行がんと宣告されながら、手術を受けずに奇跡的に生還した例は世界中にいくらでもある。そうした患者100人以上をインタビューして著書『がんが自然に治る生き方』を書いた、カリフォルニア大学バークレー校博士でがんの研究家であるケリー・ターナー氏はこう語る。

「感情による身体への作用は驚異的です。愛やよろこび、幸福を感じると、脳内の分泌細胞から身体を治癒させるホルモンが血中へと放出されます。この作用による免疫システムが、がん細胞除去の力を向上させることがわかっています。抗がん剤治療中、笑うと免疫細胞が増加することも明らかになっているんです」

ターナー氏によれば、乳がん患者を対象にした大規模調査で、治療に一人きりで対応した人は、10人またはそれ以上の友人からサポートを受けた人よりも、死亡する率が4倍も高かったという。

「人とのつながりは免疫システムの強化をうながします。また身体のふれあいにも治癒を促す要素があります」(ターナー氏)

「生きたい理由」があるから

ターナー氏が出会ったダイアナは、61歳のときに子宮頸がんのステージ4と診断された。彼女はさまざまな治療を受けたものの効果がなく、最期を自宅で迎えるために退院した。

そんなダイアナのために夫は、毎日、ひたすらそばにいたという。体調が悪いときはベッドでずっと抱きしめていた。そして友人や家族を自宅に呼び、ダイアナのために祈ってもらった。

「すると驚くことに彼女の病状は回復に向かったのです。それから5年でがんは消えました。ある研究では一日10秒のハグが血圧を下げ、治癒ホルモンの分泌を増やすことが分かっています。

そしてなにより大切なことは『死にたくない』ではなく、『どうしても生きたい理由』を持つことです。数多くの研究が、抑うつ状態にある、または無力感をいだいているがん患者は、そうではない患者より生存期間が短かったと報告しています。

強烈な生への渇望が、様々な治療に取り組む気力を与え、がんからの生還につながっていくんです」(ターナー氏)

がんに勝てるかどうかを決めるのは、最後は免疫力=精神力である。

元アイドルで現在も歌手活動を続けている、谷ちえ子(57歳)も乳がんから生還した一人だ。

「医師からは『ステージ4』だと言われました。その病院で、すぐに治療に入ることを勧められましたが、私は姉に相談して、別の医師を紹介してもらいました」(谷)

その医師からこう言われたことで、谷はついていこうと決めた。

「患者さんの病気を治そうとする気持ちのお手伝いをしているんです」

谷は抗がん剤治療を1年弱受けた後、手術を受け、さらに放射線治療やホルモン治療を続けた。そして3年前に治療をしなくてもいい段階まで回復した。

「治療期間中は、好きなことをやろうと思いました。カツラを被って派手な洋服を着て、初めてプリクラも撮りました。それまで歌をやめていたのですが、『また歌いたい』という気持ちも生まれました。

麻央さんもどんどん家族に甘えて、その一方で自分で治すんだという強い気持ちを大切にしてほしい。そのためにはとにかく楽しいことを考えることです」(谷)

ステージ4の膀胱がんを克服したボクシングの元世界王者・竹原慎二(44歳)は麻央に激励のメッセージを送り、彼女も「どストレートに深く響きました」と送り返した。

「抗がん剤治療にも賛否両論があります。でも、最後は結果論でしかない。決めたのなら、『効くんだ』と信じて続けるしかありません。

実際にがんになると、『あのときこうすれば良かった』ということばかり、頭に浮かんできます。辛いとは思いますが、麻央さんにはいっぱい笑って、前向きでいてほしいと思います」(竹原)

最愛の家族をはじめ、日本中が麻央を応援している。奇跡が起きる準備はできている——。

「週刊現代」2016年10月15日・22日合併号より

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2016年10月24日 19:42

一体誰の台詞なのでしょう?/彼女をしても人はないものねだりなのでしょうか?

■自然で幸福な女の一生とは? 【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】

一番自然で幸福な女の一生とはどういうものでしょう。

やはり、年ごろに適当な男にめぐりあい、結婚し、愛する夫の子供を何人か産み、途中、あれこれ波風はあっても、がまんしたりされたりして添いとげ、年老いて、夫が病気で倒れたときは心ゆくまで自分で看病し、あの世に夫が旅立つ時には手を握ってなぐさめてやる。

さて、ひとりになって、孫に小遣いをねだられたり、子供たちの家をあちこち訪ねたりして、やがて病気になった時は、子供(出来れば嫁でなく自分の娘)に看病され夫のあとを追う─というものなのでしょう。

瀬戸内寂聴

[ニッポン放送「しゃベル」]

Posted by nob : 2016年10月24日 19:34

また旅立つ君へVol.116/素敵です

■大半の財を寄付し、身なりを構わないハリウッドスターは誰?

 17歳から映画の世界に入り、「スピード」で一躍有名になったキアヌ・リーブスは、後の「マトリックス」3部作で巨万の富と名声を得ました。しかし、他のハリウッドスターと違って、彼は豪邸に住まない、ボディガードを雇わない、ブランド品を身に付けない、時々ボロボロの靴を履いて、ホームレスのような格好で街をうろついたりもします。

ハリウッドで屈指のイケメンだが、身なりを気にせずスターらしくない

 彼はよく一人で行動をします。ベンチで一人寂しそうにサンドイッチを食べたり、物乞いにお金を渡したりすることを、どこかの街で見かけるときがあります。彼は46歳の誕生日に、自分に買った小さなカップケーキにロウソクを立てて、道端に座って一人誕生日を祝いました。ホームレスに声をかけられると、自分のケーキを分け与えました。

 彼は質素に暮らします。地下鉄に乗って移動するし、礼儀正しく女性に席を譲ったりします。この1幕は電車に乗っていた乗客に撮られ、ネット上に流されて話題を呼びました。飾り気のない行動が本物のジェントルマンだと女性ファンがさらに増えました。

常に低姿勢で、金銭を必要な人に与えた

 高級車を買わない、自分の好きなバイクだけに乗る彼は「マトリックス」の報酬の7割を病院に寄付しました。また、「この映画の成功はスタントマンがいたおかげだ」という理由で、スタントマンを務めた12人にそれぞれハーレーダビッドソンをプレゼントしました。そして、2作目「マトリックス リローデッド」で得た報酬1億ドル(約100億円)のうち7500万ドル(約75億円)を映画のSFXスタッフや衣装デザイナーたちに均等に与えました。彼曰く「裏方の彼らが最も大変な仕事をし、最も偉大なのだ」そうです。

 彼は素晴らしいと認めた俳優を全力で支持し、自らの報酬を減らして彼らにチャンスを与えます。「ディアボロス/悪魔の扉」でアル・パチーノを招くため、自ら180万ドル報酬を減らしました。「リプレスメント」でジーン・ハックマンに出演してもらうために自分のギャラを大幅に減額しました。「マトリックス」でアクション指導を務めた陳虎(タイガー・チェン)のために、一流映画製作会社の依頼を2本も断ってまで、映画「ファイティング・タイガー」の脚本を編集し、監督の役割まで担いました。

 「金銭は私にとって最も気にしないものだ。今の富は数世紀も生きていけるほどなのだ。ならば、最も必要とする人に差し上げた方が良い」とキアヌ・リーブスは語りました。

人生を分かり易くしている

 キアヌ・リーブスは1964年9月2日生、レバノン出身のカナダ人、父親はハワイ出身のアメリカ人地質学者で、イギリス、ハワイアン、ポルトガル、中国の血を引いています。彼の母親はイギリス人でダンサー、デザイナーで、彼も多国の血を引いており、外見は格好良く185センチの長身で、超が付くイケメンです。

 彼は3歳の時に両親が離婚したため、各国を転々とする生活をしました。幼少の頃、父親が刑務所に収容されてから、父親と会うことはありませんでした。27歳の時に親友を亡くしました。35歳の時に恋人ジェニファー・サイムが妊娠8カ月で女児を死産。その1年半後、彼女は交通事故で帰らぬ人となってしまいました。

 彼は白血病を患っている妹のために、自宅に設備の整った病室を作り、大部分の収入を白血病の専門病院に寄付しました。彼はできるだけ時間を作って妹の面倒を見るようにしています。

 キアヌ・リーブスは今年52歳。無精髭、髪はボサボサ、ブランドの服を着ない、金銭に執着心がまるでなく、履き潰した靴をテープで巻いて気にせずに履き続けます。身なりを構わない気ままな彼は、時にはどう見てもハリウッドスターには見えません。しかし、そういうスターらしくない素振りこそが人々に親近感を抱かせるのかもしれません。外見はクールな彼のさりげない行動がたくさんの人の心を温めました。

(翻訳編集・豊山)

写真と動画はこちら

[Epoch Times in Japan]

Posted by nob : 2016年10月18日 08:08

また旅立つ君へVol.115/自分の中にある内なる島に帰る/変えられるのは自分自身の未来だけ。。。

自分自身の心の中に平和を育てない限り、外の平和は生まれません。

外の世界にある糾弾すべき多くの出来事に、怒りを以て声を上げたとしても・・・真の平和には到達する事はありません。

無力な私たちに出来る事は・・・

自分自身が平和になる事により、周囲の人々を感化していく事・・・。

[Mariaさんのブログより]

Posted by nob : 2016年10月09日 12:53

無駄なものを作り続けることが芸術、、、つまりは芸術それ自体が無駄。。。されど無駄は文化であり豊かさの象徴。。。

■芸大合格者を入学後に待ち受ける衝撃の言葉

(文:内藤 順)

 大学に関するノンフィクションは数あれど、藝大がテーマというのも珍しいなと思い読み始めたのだが、中に登場する人物たちは、もっと珍しかった。まさに珍獣、猛獣のオンパレードである。

 本書『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』の舞台となる東京藝大は上野にキャンパスがあり、芸術家を志すものたちにとっての最高学府である。上野駅を背にして左が美術学部で、右が音楽学部。美術と音楽、2つの芸術がまさにシンメトリーのように共存しているのが、特徴の1つだ。

 まるで町工場のような美校の校舎と厳格なセキュリティに管理された音校の校舎。ほぼ全員遅刻の美校と、時間厳守の音校。なんでも作ろうとする人と、洗い物さえしない人。何もかも自前で飲み会をする人と、鳩山会館で同窓会をする人。 普通なら交わることのなかった両者が、同じ校舎に通う。それが東京藝大なのだ。

 著者は、現役の藝大生を伴侶に持つラノベ作家。一緒に暮らしていく中での、あまりに不思議な暮らしぶりに興味を持ち、妻を案内役としてキャンパスへ足を踏み入れた。本書は、東京都心「最後の秘境」と言われる東京藝大に潜入し、全学部・全学科を完全踏破した前人未到の探訪記である。

元ホストクラブ経営者、口笛の世界チャンピオン・・・
 藝大への入学は、80人の枠を約1500人が奪い合う狭き門だ。しかも入試問題で出題されるのは、珍問・奇問の数々。

“問題:自分の仮面をつくりなさい。 
※総合実技2日目で、各自制作した仮面を装着してもらいます”

 さらに問題の続きには、

“解答用紙に、仮面を装着した時のつぶやきを100字以内で書きなさい。
※総合実技2日目で係りの者が読み上げます”

と、書かれていたという。

 また、鉛筆、消しゴム、紙を与えられて、「好きなことをしなさい」という問題に出くわした受験生もいるというから、もう驚くよりほかはない。

 そして難関を突破した彼らたちを入学後に待ち受けているのは、この言葉だ。

“芸術は教えられるものじゃない”

 しかし、そんな言葉に動じるような彼らではなかった。日々、常識と非常識の境界線を動かしつつ、たくましく生きる未来の芸術家達が、本書には続々と登場する。

 絵画科日本画専攻の高橋雄一さん(仮名)は、元ホストクラブ経営者。スプレーで壁やシャッターに絵を描くグラフィティにハマっていたところ、警察に補導されてしまい少年院へ。その後夜の世界へ転じるも、刺青に興味をもち、日本画の道を志すようになる。

 音楽環境創造科の青柳呂武さんは、口笛の世界チャンピオン。名実ともに口笛会の頂点に立つ彼は、1日3、4時間を口笛の練習に費やす。クラシック音楽に口笛を取り入れることを真剣に考えながらも、口笛は遊びと言い切る。

 この2人だけをみても、頂点だけを目指して一心不乱に邁進するエリート達とは、少し異なる様子が見てとれるだろう。何をしてもいいよと言われても、いつの間にかそれをやっている。本当に好きなのか、自分でもよく分からないのだが、なぜかその世界に戻ってきてしまう。志したのではなく、逃れられなかった。そんな自分たちの運命に、彼ら自身も戸惑っているようである。

「楽器を荒川に沈めようと思ってます」
 その戸惑いから解き放たれ、湧き上がってくる何かがエスカレートしていく様も、見どころの1つだ。まさに芸術と犯罪は紙一重である。藝大生の多くに知られる仮面ヒーロー、それがブラジャー・ウーマン。

 ブラジャーを仮面のように顔をつけ、上半身はトップレス。乳首の部分だけ赤いハートマークで隠し、下半身は黒いタイツというヒーローである。悪の組織、ランジェリー軍団と日々戦っているそうだ。本当にお疲れ様です! 

 音楽環境創造科の黒川岳さんも、結構キテる。 著者の「今はどんなことをされてるんですか?」という質問に対して、「今は楽器を荒川に沈めようと思ってます」という回答。楽器を沈めて、錆びついたところで引き上げ、展示したり演奏したりということをやりたいそうなのだが、まだ国土交通省から許可が下りないそうだ。

 一方で、先端芸術表現科の村上愛佳さんも負けてはいない。彼女の作品は、アスファルトで車を作って、駐車場に置くというもの。思い立ったきっかけは「アスファルトの上にアスファルトの車があるのって、面白いかなって。」というものであったそうだ。 本当にお疲れ様です!

目的を持って読んではいけない
 こうなると気になってくるのは、そんな彼らの将来である。

“他の人は卒業後、何をしているの? ”

“半分くらいは行方不明よ”

 もう言うことないっす! ビバ藝大!! 素晴らしすぎる!!!

 本書を読んでも、決して藝大に入れるようにはならないだろうし、こういう風に自分がなりたいとも思わないだろう。ましてやクリエイティブに仕事をするためのヒントなど、一切得られない。全く役に立たない。本当に役に立たない。これっぽっちも役に立たない。つまり、目的を持って読んではいけない本の典型的な例だ。

 ビジネスの世界では、手段と目的を履き違えると非難されることが多い。だがそれは、効率性という基準のみに基づく判断である。ひとたび経済合理性の外へ広がる世界を見渡して感じるのは、手段そのものが目的化している人には「勝てっこないわ」という畏敬の念である。

 そのうえ彼らは表現という手段のみを通じて、「目標のある人生」「目的のある行為」という当たり前の常識に疑問を投げかけてくる。だから、それぞれの生き方を媒介としたメッセージに思わずシビれるのだ。

 一刻も早く、まだ境界線付近にいる彼らの姿を瞼に焼き付けておくことをオススメする。なにせちょっと目を離しているうちに、半数以上は行方不明になってしまうのだから。

 無駄なものを作り続けること。それ自体は、本当に無駄なことなのか? 深淵な問いを投げかけながらも、読むだけで童心に帰らせてくれる。まさに現実逃避にうってつけ、ファンタジーのようなノンフィクションだ。

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか
作者:ピーター・ティール 翻訳:関 美和
出版社:NHK出版
発売日:2014-09-25

作者:「東大理III」編集委員会
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発売日:2016-06-21

「音大卒」は武器になる
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その島のひとたちは、ひとの話をきかない
精神科医、「自殺希少地域」を行く
作者:森川すいめい
出版社:青土社
発売日:2016-06-24

◎こちらもおススメ!
・『FIFA 腐敗の全内幕』ブラッターさん、あなたは賄賂をもらったこと、ありますか?
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・『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 豆から生まれたメンタリティ
・【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』第1回 不良少年の覚醒──マイク・タイソンが初めて力に目覚めたとき
・『極限高地』天空の街で、祈るように暮らす人々

(HONZ)

[JBpress]

Posted by nob : 2016年09月29日 13:09

高齢者対策は火急的問題ながら、、、真面目にやってきた人々が馬鹿を見ない公正かつ公平な今後の政策に期待。。。

■年金受給資格期間、10年に短縮=関連法案閣議決定

 政府は26日の臨時閣議で、年金の受給資格を得るのに必要な保険料納付期間を25年から10年に短縮する関連法案を決定した。同日開会の臨時国会に提出、成立すれば、来年10月から支給を始める。

 新たに約64万人が年金を受け取れるようになる。来年10月に9月分を支給し、それ以降は偶数月に2カ月分を一括支給。予算は年間約650億円を見込む。

 年金受給資格の短縮は消費税率の10%への引き上げと同時に実施する予定だったが、引き上げ延期で一時実施が不透明になっていた。安倍晋三首相が7月の会見で「無年金問題は喫緊の課題」と表明し、実現が決まった。

[時事通信]

Posted by nob : 2016年09月28日 14:39

悪意に満ちた搾者も世間には少なからず存在しますから要注意です。。。

■哀川翔「人生うまくいってないなら、まず今の自分を捨てろ」

 LINEやSNSが主要なコミュニケーションツールとなり、人対人のコミュニケーションのあり方が10年前とは比較にならないくらい変容した現代。あら探しをしようと思えば、すぐにできてしまう「何かと大変な時代」に生きづらさを感じている人は、さぞ多いに違いない。しかし、時代がどんなに変わろうと、ブレずに生き続ける男は少なからず存在する――。こと芸能界において、その代表格といえば、哀川翔だろう。芸歴31年、自身の人生訓を詰め込んだ書籍『ブレずに生きれば道は拓ける! 一翔両断!!』を発売した翔アニキに、混沌とした現代を生き抜く秘訣を聞いた!

哀川翔――今って何かと生きづらい時代になってた…と感じている人は多いと思うんですが、翔さんはご自身が10代、20代だった頃と比べて、生きづらい時代になったと感じるようなことはありますか?

哀川:全然生きづらくないよ、俺は。ネットがどれだけ盛んになろうが、いろんなことを検索されようが、別に俺にとっては関係ないもん。LINEなんて、めちゃくちゃ便利じゃん! 俺が10代、20代の頃にあってほしかったよ(笑)。

――生きづらいとは感じてないんですね。もし、今の時代に翔さんが若者だったとしたら、生き方は変わってないですか?

哀川:たぶん変わってないね。俺はテレビゲームが出たときにも、一切テレビゲームやってないから。みんなテレビゲームにどっぷりハマったときに、毎晩、外で酒飲んでたんだもん(笑)。今、俺が若かったとしても、たぶん同じなんじゃないかな。

――確かに、そのライフスタイルだと変わりようがないですよね(笑)。翔さんはブレない生き方を貫いているなーと思うんですけど、自分の信念を貫く生き方っていうのは、なかなか容易ではないと思うんですよ。

哀川:うーん、どうなんだろうなー。でも、俺、信念はないんだよね。高校のときは学校の先生を目指してたのに、それがダメになって、とりあえず上京したんだけど、最初の目標も『とりあえず社長になりたい。何かの』だったし(笑)。根本は、むっちゃユルいんだよ。だから、行き詰まってる人って、『明日がない』みたいな言い方するけど、明日はあるよ。仕事だって、選ばなきゃいっぱいあるんだから。選ぶからダメなんだって。

――でも、翔さんも、選んではきたんじゃないですか?

哀川:選んでないよ。俺は明日来る仕事を選んだことないし、「どうですか?」って向こうから来る仕事を、来た順番に受けてるだけなんだから。俺たちは供給側だからね。需要に則ってやってきた結果、今の俺があるだけで、生き方自体は結構流動的だよ。だって、あんなに売れたカップヌードルだって、ずっと同じ味なわけじゃなくて、何度も味変わってるじゃん。いざってときに、そういう柔軟さもないと、生きてはいけないってことだよ。なんの世界でもそうだと思うよ。大体、今の人たちは、携帯1コなくなったぐらいでバタバタしちゃうでしょ?

――バタバタしちゃいますね。相当、焦ります。

哀川:それじゃダメだよ。俺なんて、まったくバタバタしないもん。300人くらい友達は携帯に登録されてるけど、そんなの誰かに聞いたらすぐわかるし、そうじゃなかったら、別にまた1から積み上げればいいんだもん。それでも連絡取れなかったら、こいつはいらないっちゅうことか、みたいな(笑)。

――(笑)。では、今の時代を生きづらいと感じていて、人生がうまくいっていない人は、何をどうすべきでしょうか?

哀川:うまくいってないって人は、どこかで甘えてんじゃないかな。俺が見てきた限り、いつも大変とか言ってるヤツは、まず人の話や言うことを聞かないよね。そりゃ、大変にもなるって。人の話や言うことを聞いてりゃ、そんなに大変になるはずないよ。

――ただ、いろんな人の意見を取り入れすぎると、今度は逆にどれを信じたらいいかわからなくなったりもします。

哀川:いやいや、現場で自分の上司をひとり決めればいいんだよ。『この人の言うことは聞こう』って。俺はそれでしか生きてないから。現場に行ったら、監督の意見は全部聞くぞって思って行ってるから。

――翔さんの、人生の師匠みたいな人はいるんですか?

哀川:人生の師匠はいないけど、その時々の師匠はいっぱいいるよ。俺はそういう人たちの言うことを聞いてきただけだから。そもそも下の人間が腹が減ったって顔をしてたら、「おまえ腹減ってんだろ?」って言ってくれる。それが師匠だから。「すみません、お腹空いてるんですけど」って、こっちから言わなくちゃいけないような上司を師匠にすることないよ。そういうことができない上司は、上司じゃないよ。成功してる人は、みんな気遣いがすごいから。そこは共通してる。

――自分も信頼できる相手を間違えちゃダメですね。

哀川:あと、今がうまくいってないって人は『まず自分を捨てなさい』っちゅうことだよ。だって成功してねえんだから、 1度捨てるしかないじゃん。これまで、自分の考えで失敗してんだから。まず1回捨ててみて、そこで誰が拾ってくれるのか。『誰も拾ってくんなきゃ、あなたは終わり』って話だから。

――終わっちゃったら、どうするんですか? それ…。

哀川:しょうがないよ、またそこから考えるしかないよ。終わってないから、考えられないんだよ。完全に終わったら考えるだろ、ヤッベー!! って。無人島にバーンと投げられてみな? みんな必死で生きようとするぜ? その覚悟がないからダメなんだよ。だから、ぬるいって言うんだよ、俺は。

――それぐらいのショック療法じゃないですけど、1回終われと。

哀川:そう。みんな、あまりにも自分をかわいがりすぎなんだよ。実は誰もがそんなにできてはいないし、できるように生かされてる、って思ったほうがいいよ。俺だって、現場でやることはわかっていても、その場で作品を作り上げる人がいないと生かされないわけよ。ただ、俺は「呼ばれた」っていう自負はある。「俺が来たんじゃない、おまえらが呼んだ。でも、俺はなんでも言うこと聞くぜ」って、そういうふうに構えてるから、現場が終わるんだ。終わるってことは、やり遂げたから帰れるんだよ。

――確かに。

哀川:俺、30数年間、現場やってるけど、1回も帰れなかった日はないから。言うこと聞きゃ終わるのよ。みんな言うこと聞かないから終わらないんだよ。だから、おまえが作ってんじゃないよ、ってことをまず頭の中に入れろって。まず、作り上げる人がいて、俺たちはその部品として働いてるから、モノができてるんだっていう回路を持ちなさいっちゅう話よ。

――これはサラリーマンも一緒ですよね。

哀川:一緒だよ。会社がなかったら、おまえはなんなんだよ。ひとりで会社やれば? っていう話じゃない。だから、文句ばっかタラタラ言ってるヤツには、いつも言うんだ。「おまえ監督やって、映画1本つくってみろよ。大変だぜ?」って。誰もが簡単にできないことを監督はやってるんだから、役者は言うこと聞いときゃ、いいじゃん。「こうやってください」って言われた通りにやってれば役者として成り立つんだから、100倍楽だよ、監督より。それでお金もらえるんだから、ラッキーじゃん。

――そう考えるとサラリーマンも使う側より、使われる側のほうが楽かもしれませんね。

哀川:絶対そうだと思うよ。言うこと聞いてりゃいいんだから。ただ、誰の言うこと聞くかは決めなさいよ、ってことだよ。

 これまで、ブレずに己の信念を貫いて生きてきた人と思っていたが、意外にも、自分の立場に合わせた柔軟な生き方をしていた翔アニキ。しかし、その考え方のベースは、すべてがシンプルで1本芯が通っている。時代は変われど、本質は決して変わらぬ生き方。だからこそ、哀川翔は多くの人に「アニキ」と慕われるのだろう。

[日刊SPA!]

Posted by nob : 2016年09月28日 14:31

また旅立つ君へVol.113/自らを手放すことが幸福への最後の一歩でありまたはじめの一歩。。。

■般若心経 「五蘊皆空」という言葉の解釈

 2014年10月に最も進んだステージのすい臓がんが発見され、余命数か月であることを自覚している医師・僧侶の田中雅博氏による『週刊ポスト』での連載 「いのちの苦しみが消える古典のことば」から、『般若心経』の「五蘊皆空(ごうんかいくう)」という言葉の解釈を紹介する。

 * * *

 本連載の第3回に書いた仏陀の言葉「諸法は我でない」を、仏陀の死後千年を経て著された般若心経の言葉として再び取り上げます。般若心経は、非常に多くの人々によって千年以上も読み続けられている言葉なので、その内容を重ねて紹介したいのです。

 第3回では、ギルバート・ライルの「範疇誤謬(はんちゅうごびゅう)」を参照しました。オックスフォード大学を初めて訪問した外国人が、各学部や図書館や運動場や事務棟などを案内された後で、「学生が勉強する所や学籍係が仕事をする場所は解りましたが、大学はどこに在ったのですか?」と質問したという話です。「私の身体」や「私の思い」等は「私という主体」と範疇が異なるのです。それは、デカルトの「我思う、故に我あり」が論理学的に間違っていることの証明でした。

 オックスフォード大学でギルバート・ライルの先生であったウィトゲンシュタインは著書『論理哲学論考』で「私の身体は有る。しかし私という主体は私の世界に属さない、それは世界の限界である」と言っています。

 般若心経には「五蘊」という言葉が出てきます。色(私の身体)・受(私の感覚)・想(私の表象)・行(私の意思)・識(私の認識)という5つの自己執着の要素の集合のことで、自己執着が空っぽになった状態が般若心経の「五蘊皆空」です。

 この五蘊皆空(自己執着が無くなった状態)が般若(知恵)の波羅蜜多(完成)です。前回紹介したように、知恵の完成は「筏の譬喩(いかだのひゆ)」を使って説かれました。旅人が、仏教という筏に乗って、苦しみの此岸から涅槃(安楽)の彼岸に渡った。彼岸に渡った後、旅を続けるには筏(仏教)を捨てる。自己執着を捨てることを説く仏教は、仏教自身に執着しないのです。

「知恵の完成に於いて」という文が「般若波羅蜜多時」と漢訳されました。「筏の譬喩」に当てはめれば「彼岸に於いて」という意味です。

 般若心経は「舎利子是」と続きます。「シャーリプトラ(お釈迦様の、知恵に優れた年上の弟子)よ、ここでは」という意味です。「ここでは」は「彼岸に於いては」です。般若心経の内容は、すべて「知恵の完成に於いて」の話なのです。彼岸においては筏(仏教)も捨てるので、仏陀が説かれた「苦集滅道」さえも捨てるのです(無苦集滅道)。

 明治維新以後のいわゆる日本の近代化は、実際には西洋化でした。言葉も外国語の翻訳に使われて西洋化し、素晴らしい日本文化が忘れられています。仏教という翻訳語(元来は仏法、および仏道といわれた)が、キリスト教などの一神教のように一つの価値観を信仰する宗教と混同されています。仏法(現代語では仏教)は、「我こそ正しい」という自己執着を離れ、あらゆる価値観を尊重する宗教(生き方、価値観)なのです。

●たなか・まさひろ/1946年、栃木県益子町の西明寺に生まれる。東京慈恵医科大学卒業後、国立がんセンターで研究所室長・病院内科医として勤務。1990年に西明寺境内に入院・緩和ケアも行なう普門院診療所を建設、内科医、僧侶として患者と向き合う。2014年10月に最も進んだステージのすい臓がんが発見され、余命数か月と自覚している。

[NEWSボストセプン]

Posted by nob : 2016年09月25日 18:00

オジサンオバサン世代はもうビックリポンや。。。

■性交渉の経験がない人が4割超え!恋人を作らない理由3選

grinvalds/iStock/Thinkstock 国立社会保障・人口問題研究所が独身者5,276名の男女に調査をした結果、「交際相手がいない」男性が69.8%と約7割、女性が59.1%と約6割にも増加したと報じられた。

さらには、「性交渉の経験がない」独身者の割合も男性42.0%、女性44.2%と男女とも増えているそうだ。

この話題に関連し、しらべぇ編集部ではしばらく異性と交際していない男女に「恋人を作らない理由」を取材してみた。

①2次元しか好きになれない

「僕はアニメが好きで、異性に対するトキメキも、そういう行為もずっとアニメで発散してきました。そのうち、生身の異性に対して何も感じなくなってきたんですよね。

モテないわけではないので彼女がいたことはあるけど、そういう行為ができないんです。

女性に対して理想が高くて夢見がちな傾向があると友人から指摘されますが…そのことに関して、自分自身深刻には悩んではいません」(20代男性)

2次元が充実し過ぎて、すべてをそこで解消できるという。このことを本人が悩んでいないことが、もしかしたら問題なのかもしれない。

②与えたり与えられたりがわからない

「私は恋愛をしていなくても、日常が忙しくて充実しているというのもあるかもしれません。でも、昔から与えたり与えられたりという感覚がわからないというのが大きいのかも。

人に頼るのが得意ではないんですが、何でもひとりでこなしていくうちに、何のために恋愛をするのかがわからなくなったというのもあります。

結婚はいずれしたいと考えているんですが、別れる可能性も考えると時間を費費やせないです」(20代女性)

彼女は常に多忙なために、恋愛には時間をかけられないという。女性が社会に出るようになり、夢に対する自己実現とのバランスがうまく取れないのかもしれない。

③異性への接し方がわからない

「女性との接し方がそもそもよくわからなく、デートをしてみても付き合うまでいたらないことが多々あって。『面倒くさい』『お金が掛かる』などのイメージがつくようになりました。

たぶんですが、恋人がいる男性は性欲が自分より強いんだと思います。性欲が面倒くさいを上回ることがないのも問題だと自分で感じています。

また、恋人がいて本当に良かったと思う経験をしたことがないのもあるかもしれませんね。今では恋人を作りたいという気持ちも皆無になっています…」(30代男性)

恋愛は学校でも会社でも教わることはないので、どうすればいいのかわからないという人も少なからずいるのかもしれない。

本記事の取材のような理由で恋人を作らない人もいるが、国立社会保障・人口問題研究所の調査では、いずれ結婚をしたいと考えている独身男女は9割以上という結果が出ている。

このような状況の背景には、「日本人は働きすぎだけど貧しい」ということもあるのかも。

政府が1ヶ月の残業時間に上限を設定する検討に入ったが、少子化を食い止めることができるのか注目したい。

・あわせて読みたい→他人の悲しみに共感できない人の特徴 交際経験の有無も関係か

(取材・文/しらべぇ編集部・ニートgoma)

[NEWSボストセプン]

Posted by nob : 2016年09月25日 17:53

また旅立つ君へVol.112/孤独を知ることが幸福へのはじめの一歩。。。

■人とはさみしい生きもの 【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】

「犀の角のようにただ独り歩め」。

何か自分が行きづまったときや、たとえようもなくさびしいときに、ふっとわたしの口をついて、このお釈迦さまのことばが出てきます。すると不思議に心はなだめられ、不如意も、怒りも怨みも消えてしまうのです。わたしはひそかにこれを自分の呪文としてきました。哀しみや怨みやさびしさに捕らわれている自分が、荒野をさまようただ独りの一角獣に見えてくるのです。

しょせん人間は孤独な動物だったんだという諦念が、あらためて胸によみがえってきます。

瀬戸内寂聴

[しゃベル]


■犀の角のようにただ独り歩め
(スッタニパータ「蛇の章」)

『犀の角』一切の生きものに対して暴力を加えることなく、一切の生きもののいずれをも悩ますことなく、また子女を欲するなかれ。況んや朋友をや。犀の角のようにただ独り歩め。

交わりをした者には愛恋が生ずる。愛恋にしたがってこの苦しみが起る。愛恋から患(うれ)いの生ずることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。

朋友・親友に憐れみをかけ、心がほだされると、おのが利を失う。親しみにはこの恐れのあることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。

子や妻に対する愛著は、あたかも枝の茂った竹が互いに相絡むようなものである。筍が他のものによりつくことのないように、犀の角のようにただ独り歩め。

あたかも林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、智ある人は独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。

同伴者の中におれば、休むにも、立つにも、行くにも、旅するにも、つねにひとに呼びかけられる。ひとの欲しない独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。

同伴者の中におれば、遊戯と歓楽とがある。また子女に対する情愛 (pema) は甚だ大である。愛しき者と別れることを厭いながらも、犀の角のようにただ独り歩め。

四方のどこにでもおもむき、害心あることなく、何でも得たもので満足し、諸々の苦難に堪えて、恐怖することなく、犀の角のようにただ独り歩め。

出家者でありながらなお不備の念をいだいている人々がいる。また家に住まう在家者でも同様である。だから他人の子女に執心すること少く、犀の角のようにただ独り歩め。

葉の落ちたコーヴィラーラ樹のように、在家者のしるしを棄て去って、在家の束縛を断ち切って、勇者はただ独り歩め。

もしも汝が、賢明で、協同し律儀正しい明敏な同伴者を得たならば、一切の危難にうち勝ち、こころ喜び、念いをおちつけて、かれとともに歩め。しかしもしも汝が、賢明で協同し行儀正しい明敏な同伴者を得ないならぱ、あたかも王が征服した国を捨て去るようにして、犀の角のようにただ独り歩め。

われらは実に朋友を得る幸を讃称(ほめたた)える。自分よりも勝れ或いは等しい朋友には親しく近づくべきである。このような朋友を得ることができなければ、罪のない生活を楽しんで、犀の角のようにただ独り歩め。

金工がよく仕上げた二つの輝ける黄金の腕輪が一つの腕においては相打つのを見て、犀の角のようにただ独り歩め。

このように二人寄っているならば、われに饒舌といさかいとが起るであろう。未来にこの恐れのあることを察して、犀の角のようにただ独り歩め。

実に欲望は色とりどりで甘美であり、心に楽しく、種々のかたちで心を攪乱する。欲望の対象にはこの患(うれ)いのあることを見て、犀の角のようにただ独り歩め。

これはわたくしにとって災害であり、腫物であり、禍であり、病であり、矢であり、恐怖である。諸々の欲望の対象にはこの恐ろしさのあることを見て、犀の角のようにただ独り歩め。

寒さと暑さと飢え歩渇(かつ)えと風と太陽の熱と虻と蛇と、—— これらすべてのものにうち勝って、犀の角のようにただ独り歩め。

あたかも肩がよく発育し斑紋ある巨大な象が、その群を離れて、欲するがままに森の中を遊歩するように、犀の角のようにただ独り歩め。

集会を楽しむ人には、暫時の解脱に至るべきことわりもない。太陽の末裔(ブッダ)のことばをこころがけて、犀の角のようにただ独り歩め。

相争う哲学的見解を超え、(さとりに至る)決定に達し、道を得ている人は、「われは智慧を生じた。もはや他のものに指導される要がない」と知って、犀の角のようにただ独り歩め。

貪ることなく、詐ることなく、渇することなく、(他人の徳を)覆うことなく、濁りと迷妄とを除き去り、一切世間において愛執のないものとなって、犀の角のようにただ独り歩め。

義ならざるものを見て邪曲にとらわれている悪い朋友を避けよ。貪りに耽って怠惰な人に、みずから親しむな。犀の角のようにただ独り歩め。

博学で真理をわきまえ高邁・明敏な友と交われ。いろいろとためになることがらを知り、疑惑を除き去って、屋の角のようにただ独り歩め。

世の中の遊戯や娯楽や快楽に満足を感ずることなく、心ひかれることなく、装飾を離れて、真実を語り、犀の角のようにただ独り歩め。

妻子も父母も、財宝も穀物も、親族やそのほかすべての欲望までも、すべて拾てて、犀の角のようにただ独り歩め。

「これは執着である。ここには楽しみは少く、快味も少くて、苦しみが多い。これは魚を釣る鉤である」と知って、賢者は、犀のようにただ独り歩め。

水の中の魚が網を破るように、また火がすでに焼いたところに戻って来ないように、諸々の(煩悩の)結び目を破り去って、犀の角のようにただ独り歩め。

。俯して視、とめどなくうろつくことなく、諸々の感官を防ぎ、こころを護り、(煩悩の)流れ出ることなく、(煩悩の火に〉焼かれることもなく、犀の角のようにただ独り歩め。

葉の落ちたバーリチャッタ樹のように、在家者の諸々のしるしを除き去って、出家して袈裟の衣をまとい、犀の角のようにただ独り歩め。

諸々の味を貪ることなく、欲求することなく、他人を養うことなく、戸ごとに食を乞い、家々に心をつなぐことなく、犀の角のようにただ独り歩め。

こころの五つの覆いを断ち切って、すべての随煩悩を除き去り、たよることなく、愛念の過ちを絶ち切って、犀の角のようにただ独り歩め。

。以前に経験した楽しみと苦しみとを擲ち、また快さと憂いとを擲って、清らかな平静と笑らいとを得て、犀の角のようにただ独り歩め。

最高の目的を達成するために努力策励し、こころ怯むことなく、行いに怠ることなく、毅(つよ)い活動をなし、体力と智力とを具え、犀の角のようにただ独り歩め。

独座と禅定を捨てることなく、諸々のことがらについて常に理法のとおりに行い、諸々の生存における患いを確かに知って、犀の角のようにただ歩め。

愛執の消滅を求めて、怠らず、唖ではなくて、学問あり、こころをとどめ、理法を明らかに知り、自制し、努力して、犀の角のようにただ独り歩め。

音声に驚かない獅子のように、網にとらえられない風のように、水に汚されない蓮のように、犀の角のようにただ独り歩め。

歯牙強く百獣の王である獅子が他の獣にうち勝ち制圧してふるまうように、辺地の坐臥に親しめ。犀の角のようにただ独り歩め。

慈しみと平静とあわれみと解脱と喜びとを時に応じて修し、一切世間に背くことなく、犀の角のようにただ独り歩め。

貪欲と嫌悪と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失っても恐れることなく、犀の角のようにただ独り歩め。

ひとびとは自分の利益のために交わりを結び、また他人に奉仕する。今日、利益をめざさない友は、得がたい。自分の利益のみを知る人間は、きたならしい。犀の角のようにただ独り歩め。

岩波文庫『ブッダのことば』−スッタニパータ−第1 蛇の章 3、犀の角(16〜21頁)

[仏教再考/犀角独歩]

Posted by nob : 2016年09月22日 15:34

摂ることよりも余分なものを摂らないこと、、、そして運動と睡眠。。。

■便と尿の排出に勝る「デトックス」はない

 ハリウッドセレブや成功者に続けと言わんばかりに、巷には意味不明な横文字の健康法が溢れる昨今。そうした「意識高い系」健康法にハマる健康オタクたちに残念なお知らせを発表する。

「毒出し」は日常生活の中で十分できる!

 体内に蓄積した重金属や残留農薬、活性酸素などの有害物質を排出して「解毒」することで健康を取り戻すというのがデトックス。血液にオゾンガスを混合して体内に戻す「血液クレンジング」、コールドプレス製法で作ったジュースと水だけで数日間過ごす「ジュースクレンズ」などは、有名人の実践者が多い。

森林浴「体内をキレイな酸素で満たしたいなら森林浴で十分。僕が考案したゾンビ体操をすれば血管が広がってすべての細胞に血液が行き渡りますから、そこでしっかりよい空気を吸えば不要な二酸化炭素などが排出される。これが本当のデトックスだと思いますね」(池谷医院院長の池谷敏郎氏)

 おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎氏は「そもそも毒素が何なのか」と根底から疑問を呈する。

「何が決定的な毒素になるかは個人差があるし、コールドプレスジュースの酵素が毒素を排出するなどありえない。本当のデトックスと言えそうなものは、体内に溜まった重金属をキレート剤の点滴で抜く療法や、水銀を抜く薬の服用ぐらいでしょう。ちなみにこちらは1錠10円程度で、慢性肝炎の治療でも使用されるもの。また、汗をいくらかいても有害物質は数パーセントしか排出されません」

「便と尿の排出に勝るデトックスはない。そのためには健康的な食生活と運動」(大竹氏)だそうで……。

【池谷敏郎氏】
医学博士。池谷医院院長。

【大竹真一郎氏】
消化器内科医。おおたけ消化器内科クリニック院長。

Posted by nob : 2016年09月22日 15:27

私も日常的に感じ取っています。。。

■虫の知らせ「亡くなる人がテレパシーで伝えている」説の真偽

「虫の知らせ」とは、『大辞泉』によれば〈よくないことが起こりそうであると感じること〉。「よくないこと」の最たるものとして、「身近な人が死ぬ予感」という意味で使われることが多い。

 2012年、NPO法人・プライマリヘルスケア研究所が「家族や親しい人の臨終に居合わせなかった経験がある人」を対象にアンケート調査を実施した。その結果、207人中87人、実に42.0%が「虫の知らせ」があったと回答したのだ。

「虫の知らせ」には、「亡くなる人物が自分の死をテレパシーのように伝えている」という説があるが、ヴァージニア大学のイアン・スティーブンソン教授は、英国心霊研究協会やアメリカ心霊研究協会などによる報告事例などを、著書『虫の知らせの科学』にまとめた。その中で、

〈意識にのぼらないところで、超感覚的プロセスを介した感情の重要なやりとりが、大半の人間同士の間で四六時中行われており、おそらくは、われわれの情動や行動に相当な影響を与えていることは想像に難くない〉

 として、「テレパシー説」を後押ししている。

 一般社団法人日本看取り士会代表で、これまでに約200人の人を看取ってきた柴田久美子氏の話。

「仕事柄でしょうか、虫の知らせの話はたくさん見聞きしてきましたし、私自身も不思議な体験をしました。

 ある夜、入院中の母が私の名前を呼ぶ声が聞こえたんです。『母のもとに行かなくてはならない』と直感し、すぐに支度をして病院に向かっていると、その電車の中で兄から母の危篤を知らせる電話が入りました。

『もう向かってるから』と伝えると兄はとても驚いていました。到着したときにはすでに母の意識はありませんでしたが、看取ることはできました」

 悪い予感は外れるに越したことはない。しかし、「虫の知らせ」がプラスに働くことだってある。悪いことと決めつけずに、前向きに「虫の知らせ」と向き合うことも必要なのかもしれない。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年09月22日 15:18

人は聞きたいことだけを聞きたいように聞き、、、話したいことだけを解ってほしいように話している。。。

■「カン違いの多い人」が知らない会話の本質
人は自分が「聞きたい」ように聞いている

宇都出 雅巳 :トレスペクト教育研究所代表・学習コンサルタント

「ええっ!この資料、午前中までだったんですか? てっきり今日いっぱいまでだと……」。
こうしたコミュニケーションでの勘違いで起こる仕事のミスは、かなりやっかい。どちらも正しいと思っているために、「言った」「言わない」の問題で議論が泥沼化したり、上司や取引先から一方的に怒られたりと、重大化しがちです。
『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』の著者であり、脳科学・認知科学に詳しい学習コンサルタントの宇都出雅巳さんが、コミュニケーションによるお互いの勘違いの原因と対策を解説します。

「コミュニケーションはキャッチボール」ではない

仕事においてコミュニケーションは必要不可欠です。大半の仕事は一人で完結するものではありませんし、人とかかわるサービス業が増えています。さらにチームの垣根が平気で国境をまたぐような時代です。ビジネスシーンではコミュニケーションの重要性がますます高まっています。

それと比例してコミュニケーションミスも増えています。コミュニケーション頻度が高まる一方で、対面でのリアルタイムのやり取りは減って、メールやSNSでの文章ベースのやり取りが増えているのも、コミュニケーションミスの増加に拍車をかけているのでしょう。

そしてこのコミュニケーションミスは、「きちんと伝える」「きちんと聞く」といった心構えのレベルで改善できるものではありません。実はきちんと伝えてもその通りには伝わらないし、きちんと聞いても正確には聞けないのです。

「そんなバカな……」と思う人もいるでしょうが、これが脳科学や認知科学がここ数十年の間で明らかにしてきた事実です。まずはこれを受け入れることがコミュニケーションミスをなくすスタートラインです。

あなたは「コミュニケーションはキャッチボールである」と思っていませんか?これはコミュニケーション研修などでよく使われるたとえですが、実はコミュニケーションはキャッチボールのようなものではありません。それとは全く違うものです。

コミュニケーションを何かボールのやり取りのように考えることが、コミュニケーションについての誤解を生み、結果的にコミュニケーションミスを誘発する要因にもなっています。では、コミュニケーションとはどういうものなのでしょう。

他人の話は、無意識に自分の記憶を元に理解している

コミュニケーションでは、やり取りされる言葉(キャッチボールでのボール)に注意が向きがちですが、重要なのはそれぞれの人の中で思い出されている「記憶」です。それこそがコミュニケーションで伝えようとしていることであり、伝わっていることなのです。具体的な例も挙げながら解説していきましょう。

話し手が自分の記憶にある経験を他人に話すとき、その記憶のすべてを言葉にするわけではありません。たとえば、「昨日、渋谷で友人とお酒を飲んだ」と誰かに話すとしましょう。しかし、「昨日」といってもそれが朝なのか昼なのか夜なのかわかりません。また渋谷といっても渋谷のどこなのか、そもそもお店だったのか自宅だったのかも省略されています。

こうしたすべてを言葉にしていては会話が成立しません。ですから、そのとき話し手は必ず情報を「省略」します。

普段は「何が省略されている」ということをわざわざ意識しなくてもコミュニケーションは成立します。それは、話し手の言葉の省略された部分を、聞き手が無意識に記憶を連想し、自動的に補完しているからです。

ただ、話し手が話した記憶と、聞き手が連想した記憶は、もちろん異なります。蓄積してきた「記憶」が違うわけですから連想ゲームのように結果が違って当然です。

普段のコミュニケーションでは、聞き手は自分の記憶を頼りに相手の言葉の省略されている部分などを補完し、解釈を加えて理解(したつもり)となります。

こうした思い出していること自体が意識にのぼらない記憶のことを認知科学では「潜在記憶」と呼びます。(ちなみに意図的に思い出そうとする記憶のことを「顕在記憶」といいます。)

職場におけるコミュニケーションミスはそれなりに知識や経験が増えてくると起こりやすくなります。というのも、相手の言葉を聞くことによって引き出される記憶が、知識や経験がある人ほど多くなるからです。そのせいで、相手が意図していた言葉の意味とは違う記憶が無意識に反応してしまいがちになります。

たとえばあなたが後輩から仕事の相談を受けたとします。あなたの頭の中にはその相談に関連する知識や経験が豊富にあります。すると関連する記憶が次々と活性化され、「ああ、あのことね」「後輩の悩み所はここだろう」といったように「わかったつもり」になってしまうわけです。これが勘違いのもとになります。

逆に記憶のストックの少ない新人は、相手の話のキーワードが自分の記憶に結びつきにくいので、省略された部分を補完することができません(だから上司は丁寧に説明しないといけないのです)。

仕事でのコミュニケーションミスといって真っ先に思い浮かぶのは、情報の伝達ミスではないでしょうか。つまり相手に伝えたと思ったのに実は相手が正しく理解していなかったケースです。

簡単な仕事の指示やアポの日取りといった情報なら、情報をできるだけ省略せず、かつ相手が間違えそうな箇所を強調するなどして説明すれば、おおかた伝わります。

しかし複雑な仕事の手順など、相手の理解力が問われる情報はいくら丁寧に説明しても完全に伝わるかどうかわかりません。そこで効果的なのが相手に復唱してもらうことです。

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)の著者で、学習塾教師である坪田信貴氏は、その著書のなかで生徒に教えたことを復唱させることの重要性を説いています。

復唱するためには教わったことを完全に理解していないとできません。あいまいな理解のままだと論理展開が組めないので、説明もアヤフヤになります。何度も指摘しているように、人は脳の補完機能があるため、すぐにわかったつもりになります。復唱によって自分がどこまでを理解して、どこから理解していないのか、はっきり認識することができるのです。

仮にすべてを理解して難なく復唱できたとしても、復唱したことによって記憶を定着させやすくする効果もあります。仕事の現場でも後輩などに何かを指導して、それが伝わったかどうか確認したいのであれば、復唱してもらうことが最も確実です。

また復唱は自分自身で行うこともできます。たとえば研修やセミナーで何かを学んだり、本を読んだりしたとき、本当に自分がそれを理解したかどうかをチェックするには実際にアウトプットしてみることをおすすめします。

誰かに口頭で説明してみてもいいですし、文字に書き出しても構いません。SNSを使って「備忘録」と題して学んだことを簡単な文章にまとめてみてもいいでしょう。他人が読んでも理解できる文章を書くには、確実に自分自身が理解している必要があるわけですから。

また、ビジネスのコミュニケーションにつきものなのが「言った」「言わない」のトラブルです。相手と自分の記憶が異なるわけですから、互いの正当性を主張したところで結論は出ません。

そういった事態を防ぐためには客観的な事実として記録を残すしかありません。最近はスマホで手軽に録音ができますが、すべての会話を録音するのも現実的ではないので(マナー上の問題とデータ容量の問題で)、ここはやはり、もっとも原始的、かつ手軽なメモがいいでしょう。

とくにメモであればその場で書き込みつつ、相手にもそれをリアルタイムで見せることができます。実はこれが非常に重要です。一般的に会議の席などで相手にも見えるようにメモをとる人は少ないですが、あえて相手にも見えるように堂々と書き出す方が、経験上、絶対におすすめです。

もちろん、ホワイトボードやフリップチャートがあれば、そこに書き出していくのもおすすめです。ホワイトボードはスペースがなくなったら、写真に撮って新たに書き出しましょう。

対面のコミュニケーションにこだわる意味

いくら当人が「伝えたつもり」「聞いたつもり」でもミスは起きます。対面でのコミュニケーションですらそうなのですから、顔の見えない電話やメール、SNSではどれだけコミュニケーションミスが起きているか、恐ろしくなったかもしれません。

非対面型コミュニケーションの弱点は、相手の反応がリアルタイムでわからないことです。対面で意識を相手に向けていれば、相手の顔色が変わったり、言葉の前に微妙な間が入ったりとわずかな異変にも気づくことができます。そうやって反応がわかるからこそ臨機応変に軌道修正がかけられるわけですが、相手の顔が見えないメールであったら反応を想像するしかありません。

まだ電話であれば口調で反応がなんとなくわかりますし、LINEやメッセンジャーでリアルタイムに短文の応酬をするのであれば若干はマシかもしれませんが、それでも対面での会話に勝るものはありません。

仕事のスピードアップのためにさまざまなコミュニケーションツールを活用することはいいことです。しかし、相手に誤解されるおそれがある場合や、相手の反応を見ながらではないとうまく伝えられない込み入った話などは、手間がかかっても電話なり対面での会話を心がけましょう。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年09月19日 13:46

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.46/自衛隊員も同様です。。。

■小泉純一郎氏「米兵の被ばくは常識でわかる」トモダチ作戦の見舞金1億円調達へ

2016年9月7日、元内閣総理大臣・小泉純一郎氏が記者会見を行いました。小泉氏は、アメリカ海軍による東日本大震災の復興支援「トモダチ作戦」で、米兵が被曝した可能性を示唆。健康被害に苦しむ米兵のために設立した、「トモダチ作戦被害者支援基金」について説明しました。

「トモダチ作戦被害者支援基金」設立の経緯

小泉純一郎氏(以下、小泉) あーあー、大丈夫かな?(笑)。これでいいか。ご紹介いただきました小泉です。本日はお招きいただきまして、ありがとうございます。 私はここに初めて来たと思ったんですが、今、写真を見たら、現役の総理のときに1回来てるんですね(笑)。 最近は過去のことをほとんど忘れてますけどね(笑)。ちょっと気にかかってるのは、最近、何を言おうとしてるかも忘れることがあるんですよ(笑)。 (会場笑) 今日は1時間といっても、ブライアンさんが通訳をしてくれますから、中身は30分のようですので、「トモダチ作戦」と、それから私が原発ゼロ運動をしていますから、その点についてできるだけ簡単にお話しして、あとは質問を受けたいと思っております。 私は、今日通訳していただくブライアンさん、奥様のエイミー(辻本)さん、お子息のジュリアンさんの3人のみなさんと、城南信金の吉原さんと一緒に、5月に4日間の予定でサンディエゴにうかがいました。 それは、エイミーさんから、この(「3.11」の)救援作戦で被害に遭った兵士たちがかなり出てきていて、それがあまり知られてないということを聞いたんですね。アメリカのメディアにおいても、日本のメディアにおいても知られてないと。 そこで、エイミーさん曰く、元総理の小泉さんがサンディエゴに行って、じかに被害者の兵士の方々と話しあえば、あるいは実情を聞けば、少しはメディアでも報道してくれるんじゃないかという話だったんです。 本当に「トモダチ作戦」で放射能による被害に遭った兵士がそんなに多くいるのかと。それはやっぱり人から聞くよりも、じかに聞いたほうがいいかなと思って、「行こうか」という話になったんです。 その話を聞いたのは3月のことでした。そこに城南信金の吉原さんも同席してたもんですから……。私は城南信金のシンクタンクの名誉所長を仰せつかっているんですね。 初代の所長が、私の慶應の時代の先生で、政府の税制調査会長をしていた経済学者の加藤寛先生でした。加藤寛先生というのは、名前を聞けば日本人は全部知ってますよ。有名な人だから。もう説明する必要ない(笑)。 私も総理時代、経済政策等でいろいろご指導いただいた先生です。その方が亡くなったあと、「小泉さん、2代目の名誉所長どうか?」という吉原さんの話で引き受けたんです。 その吉原さんが、ブライアンさんとエイミーさんを紹介して、この会談になったんですね。3月に初めてお会いしたんです。 それで「サンディエゴに行って、じかに兵士の話を聞いてくれ」って話のとき、ちょっと考えたんです。ところが、吉原さんがすぐ「ホテル代と飛行機代は私が出します」と言ってくれたんです。城南のシンクタンクの名誉所長をしていますけれども、給料は一切もらってないんですけど(笑)。 (会場笑) そこまで熱心に言っていただくんだったら、やっぱり聞く必要があるなと思って行ったんですよ。5月に4日間ですね。10名の健康被害に遭った兵士のみなさんとお話をいたしました。だいたい20代〜30代の方ですね。

東日本大震災における米兵の被ばく疑惑

その方々が、トモダチ作戦で韓国に行く途中、日本政府からの要請で、(航空母艦の)「ロナルド・レーガン」が「すぐ東北沖へ行け」という司令を受けたと。 東北沖合で停泊して、ヘリコプターで被災した地域等に行ったり来たりしながら、救援活動に励んでくれたんです。 約1ヶ月間、そこに滞在しながらさまざまな救援活動に励んでくれて。その後、しばらく経ってから、体の調子がおかしいという状況だったようです。半年後、1年後、病院でお医者さんに診てもらったんだけども、原因不明と言われたと。 そのうち日が経つにつれて、鼻血が止まらない、下血が止まらない、そういう状況のようだったようです。それで「これは放射能の被害じゃないかな」とだんだん感じてきたようですよ。 3月にこの話を聞いたときに、ブライアンさん、エイミーさんが、あのレーガンで、その状況を映していたビデオがあったんですね。残ってるんですよ。ビデオも拝見しまして。 彼らは放射能が来てると知らないものですから、福島の原発でメルトダウンが起きたとき、海のほうへ風が吹いてたんですね。彼らは、まさか放射能が出てるとは知らないものですから、防護服を着ないで救援活動をしてたわけです。 帰って来たら、原子力空母ですから、当然ガイガーカウンターなり、放射能測定機能を載せてますよね。それが鳴り出してるわけですよ。「すぐ服を脱げ、シャワーを浴びろ」というような話も、ちゃんと音声も入ってるんですよね。 だから、東北地方の人よりも放射能の風、「放射能プルーム」って言うんですか? それが海に行ったもんですから、もろに放射能の汚染のなかにいるんじゃないかという状況を恐れてたわけですね。話に出てるわけですよ。「ことによると、俺たちは放射能のなかにいるんじゃないか」って。 「服を脱いでシャワー浴びろ」と言われても、今から考えると、シャワーを浴びるの海水ですから、海水の塩分を除くシャワーを浴びてたと。放射能の物質は除けないんですよね。 なおかつ、料理は海水を真水にして、淡水にして、海水を使って料理してるんですから、当然放射能の汚染された海水、塩分だけ取った真水ですけれども、放射能物質が残っている、汚染された汚染水によって料理してたわけですよね。それを食べてるわけですよ。 日が経つにつれて病気の症状は重くなる。しかし、「この病気は放射能の被害によるものとは断定できない」というのが、病院においても医者においても共通の言葉だったようです。

頑強な海兵隊員の体に起きた異変

彼らとじかに会ってお話を聞いたんですが、彼らは海兵隊ですから。聞くところによると、海兵隊というのは一番厳しい訓練を要求される部隊のようですね。 だから、みんな頑健な兵士だったんですよ。20〜30代ですから。頑健で健康状態が良くなきゃ海兵隊員に採用されないわけですよね。 その頑健な兵士がもう軍隊の隊員としての活動も十分にできなくなった。日々体の症状が悪くなってるのはよくわかってる。そういう状況の話をじかにうかがいました。 私が行ったときは、もうすでに7名の方が病気でなくなったと。300人も病気で苦しんでいる兵士たちが出てきたと。そういう話で、サンディエゴに来てくれるという人は限られてたようですね。 さまざまな病状の方から聞こうと思ったんですけれども、最後もう1人来る予定の人は、病状が重くて来れないという人、その人は来ませんでしたけれども、だいたい症状の比較的軽い人が来てくれたようです。 女性兵士の1人で、妊娠しながらその救援活動をしていた女性がいたと聞いています。その方は、本人は見えませんでしたけれども、生まれたときは障がい児で、もうその子供は亡くなったと。本人も今病気で、除隊しているという話でした。 それぞれ若い兵士が、頑健な体にもかかわらず思いがけない放射能に汚染されて、病状に苦しんでいる姿。 会ってみてね……1つ驚いたことには、病気を抱えながらも、あきらめというか、なにか明るいんですよね。みんな暗くないんですよ。「仕方がない」と言って。 しかし、軍隊の隊員として、病気が重くなっていくと、ふだんの正常な活動ができない。体が思わしくないので自分から除隊した人もいるし、あるいは外から見てても、これはもう活動できないだろうと思えば除隊せざるをえない。そういう状況のようですね。 除隊すると、お医者さんにかかった場合、医療保険がきかないという人がいましたね。兵士のなかで、自分が除隊させられると。今までは軍隊にいた限り、軍の病院で面倒を見てくれた。しかし除隊しちゃうと、もう軍の病院と関係なくなって、民間の病院に自分で行かなきゃいけない。 どちらかというと、海兵隊員のみなさんは比較的裕福ではない家庭の方が多いと。アメリカは日本のように国民皆保険じゃないですから、医者にかかるだけで相当なお金がかかるようです。 あの頑健な兵士がね……こういう活動ができないで苦しんでる姿をどうしてもっと早く知らなかったのか、またあんまり新聞で報じられてないのはなんだろうかのかと、不思議に思いましたね。

病気に苦しむ米兵は300人以上

ロナルド・レーガン空母にいる乗組員は5,000人ぐらいいるようです。そのほか、空母ですから、付随する艦隊も一緒に来てます。 あとで聞いたことによると、あのトモダチ作戦1〜2ヶ月の間に、米軍は日本政府の要請にもとづいて、海兵隊のみならず、海軍、陸軍、空軍、約2万人を超える兵士が、あのトモダチ作戦に参加して、救援活動に励んでくれたようです。 しかし、放射能があれほど漏れて、防護服を着ないまま活動をしていた兵士が、放射能被害によると思う病に苦しんでいるというのをじかに聞いて、「これはほっとけないな」と思ったんです。 兵士たちは淡々と話してましたね。「私は任務としてこういう活動をしている」と。「ヘリコプターに乗った」あるいは「ヘリコンプターを整備していた」とか、そういう任務について淡々と話してましたよ。しかし、これが病気になっちゃって、「仕方がないな」というわけですね。 私は行くとき、300人と聞いたのもビックリしたんです。病的に苦しんでる人が300人も出ているなと。 お見舞いに行くんだから、行く前に吉原さんと相談して、お見舞い金かなにがしか持っていかなきゃ悪いなと。お菓子とか持っていったってしょうがないだろうと思って、200〜300万円持っていけばいいかなと思ったんですよ。 「10人かそこらじゃないかな?」と思ったら、300人を超えてると聞いてね。これは200〜300万円だったら恥かいちゃうなと思って。じゃあ、手ぶらで聞こうと。なにも持っていかない。聞いただけです。 (会場笑) ところが、行ったときは300人を超えた。4日間ですけど、帰るときは400人を超えたって話を聞いたんです。 それで話を聞いて、又聞きじゃなくて、じかに病気で苦しんでる兵士に聞いて、「お気の毒ですね」とか「かわいそうですね」と言って、それでおしまいにするわけにはいかないなと思ったんです。 今、兵士たちは裁判を起こしてますよね。兵士はいかなる被害に遭っても、アメリカ政府を訴えることはできないという制度なようですから、東電とGEとか会社を訴えているようです。それは日本で裁判するのか、アメリカで裁判するのかというのを今、争ってる最中のようです。

日本政府は「放射能による健康被害とは断定できない」

私は5月にサンディエゴに行く前に、外務省の北米局長担当を訪ねて、「こういう事態だけど知ってるか?」と聞きました。聞いてみると、事情は正確に把握していたようです。 「じゃあ、私たちはこれからサンディエゴに行って、じかに兵士に聞いて、また話をする」と言って行ったんです。そして、帰って来てからまた報告に行きましたよ。 北米局長は同情はしてくれましたけどね、「せっかくトモダチ作戦に救援して来た方々がこういう苦しい事情というのは、本当に残念だ、かわいそうだ」という話はしてましたけれども、「政府としてはこれはなにもできないんだ」という話でした。 そこで、政府の考え方もわかりますし、それからアメリカの上下両院も国防総省に「どうなってるのか?」と聞いてるんですよね。 アメリカは国防総省のその問いに対する返答は、だいたい東電やGEと言ってることが同じことでした。「これは放射能による健康被害とは断定できない」という結論です。 しかし、医者でない私が言うのもなんですけどね、断定できないにしても、頑健な兵士がこれほどの被害に浴びて、鼻血が出て、しかもレントゲンを撮ると、「内部に腫瘍ができてる」とか言われてる状況、これを見ればだいたい「あ、これは放射能による被害だ」というのはわかりますよ。常識で。 そこで、政府はなにもできないんだけれども、じかに聞いた私としては、なにか自分にできることをやらなきゃいかんと思ったから、「なにがしかの治療に役立ててくれるような基金を立ち上げて、わずかでも感謝の気持ちを表さなきゃいかんな」と思って、この「トモダチ作戦被害者支援基金」を立ち上げたんです。

基金によって1億円程度の見舞い金を渡したい

私は政府の人間じゃありませんから、もう一民間人ですから、そんな資金もないし、できるだけ多くの国民にこの実情をわかってもらって、少しでも寄付してもらえればいいなと思って、7月5日にこの支援基金を立ち上げました。 200〜300万円じゃ笑われちゃいますからね、なんとか1億円を集めて、ミリオンダラーを集めて、それを今後の治療かなにかに役立ててもらえればなと思って、今、吉原さんとかと協力しながら募金活動を始めております。 それでも足りないことはわかってますけれども、感謝の気持ちだけでも、日本人が感謝してるんだと。帰ったときは、「トモダチ作戦ありがとう」日本国民が賞賛の声でしたね。 トモダチ作戦に参加してくれた米軍の兵士たちに、政府も賞賛の声をあげて「ありがとう、ありがとう」感謝の念を伝えてましたよ。 しかし、実際に実情を聞いて、「なにもしてない。これはまずいな」と思って、そのような基金を立ち上げたわけです。 政府でもないし、ダラダラ長く続けるわけにはいかない。ただ、気持ちだけでも少しかたちに示そうかなと思って、来年の3月31日までに1億円ぐらいを集めて、お見舞い金として渡そうかなと思って、今、その活動を進めています。 私の記者会見をテレビで見て、「感銘を受けた」と言っていち早く協力してくれた、ある有名な人がいます。それは建築家の安藤忠雄さんです。 安藤忠雄さんから連絡があって、「小泉さん、自分も協力するよ。1,000万円ぐらい寄付しようか?」と言うんですよ。「1人でそんな出せるのか?」と言ったら、安藤さん曰く「いや、俺が1人で出すんじゃないよ。1万円で1,000人集める。1万円の会費を取って、1,000人の講演会を開く。小泉さんが来てくれれば1,000人集めるから。1万円が1,000人だったら1,000万円じゃないか」と。「なるほどな」と。 「しかし、1万円のお金を出して、私の話を聞いてくれる人なんか1,000人もいないよ」と言ったら、「いやいや、俺は大阪で集めてみせる」と。 さる8月18日、大阪で「日本を考える会」で、小泉が講演をするというチラシを作って、会費・入場料は1万円。「これは全部、トモダチ作戦に寄付します」というチラシを作ってくれたんです。 だいたい券は1,000枚買ってくれる人がいたとして、まあ10〜20枚買ってくれる人もいるでしょうけど、実際に1,000人その会場に来てくれるのかと心配しましたけれども。実際の会場は、当日1,000人の椅子が足りないというんですよ。 椅子が足りないから300足した。1,300人……1,300万円集まっちゃったんです。たいしたもんだなと。「安藤さんみたいな人はいないだろう」と思ったら、最近、「安藤さんの話を聞いた。東京でやりたい」という人が出てきましたよ。なるほど。「そのチラシ、参考にしたいから教えてくれ」と。ありがたいなと思ってます。 今、だいたい4,000万円近くそういう基金が集まりましたから、なんとか来年までには1億円達成しようと思ってがんばってます。

[logmi]

Posted by nob : 2016年09月19日 13:38

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.45

■「日本は原発ゼロでやっていける」小泉純一郎氏が語った“専門家のウソ”

原発ゼロ運動を始めた理由

小泉純一郎氏(以下、小泉) 今日はせっかくの機会だから、私がなぜ原発ゼロ運動をしてるのかというのを、時間がもうちょっとあるから話します。 私に対する批判の一番大きな点は、「なぜ総理のときは『原発必要だ』と言っていながら、やめたら『原発必要ない』と言い出したのか?」という、この批判ですよね。 それはね、専門家の意見を信じてたんですね。まず「原発は安全」「コストは他の電源に比べて一番安い」「CO2を出さない、永遠のクリーンエネルギー」。専門家が言うのは、この3つですよね。 確かに日本は資源をほとんど外国から輸入している。文明生活を送るためには、これからも原発が必要だという意見を信じてたんです。 しかし、5年前の3月11日の東北大震災。地震、津波、そして福島原発のメルトダウン。これを見て、私は自分で勉強し直しましたよ。 これを調べていくうちに、この3つの推進論者・必要論者が言ったのは全部ウソだとわかったんです。原発の導入の経緯、実情、歴史、それを調べてみて、よくもこんなウソを信じていたと自分を恥じました。 (会場笑) 昔からこういう言い古された言葉がありますよ。「過ちを改むるに憚ることなかれ」「過ちを改めざる。これを過ちという」。過ちとわかったんだから、改めなきゃいかんと思って、この原発ゼロ運動を始めたんです。

「日本の原発は大丈夫」という専門家のウソ

まず、原発が導入されて50年。その間、大きな事故が世界で3つありました。 まず最初、1979年、アメリカ、スリーマイル島。これはアメリカですよ。原発の本場。依然として、あの地域は人が住めませんよね。あのスリーマイル島は今でも人が住めませんよ。 1986年、チェルノブイリ。これまた原発事故。今でもひどい状況ですよ。最近、チェルノブイリは30年経ったけれども、25年目に、あのチェルノブイリ事故において、けっこう病人が出ている。後追いしていたお医者さんたちがいたわけですね。その資料もいろいろ見てみました。 そのチェルノブイリの実情・健康被害を調べていって、25年だから子供も大人になってます。そういう状況を、日本の北陸の医師会が日本語に訳してるのが、私のところに送られてきましたよ。日本語に訳されている。 1986年ですから、まだソ連崩壊の前です。隠されていたこともけっこうあった。その当時の甲状腺がんとか白血病は、大人には出てましたけれども、その子供が今20代、30代になっています。その子にも影響が出てるのはわかってきましたね。 そのスリーマイル、チェルノブイリ事故が起こったあとも、「日本の原発は違うんだ」「日本のは絶対安全なんだ」「多重防護されてるんだ」と。これが専門家の意見でした。 ところが5年前のあの福島のメルトダウン。これは最悪のチェルノブイリ級、それに勝るとも劣らない、そういう被害でしょう? 「日本は大丈夫だ」と。そうじゃなかったんですよ。

「安全第一」ではなく「利益第一」

今、50年間にこれだけ大きな事故が起きてるんですけれども、それ以外に人為的なミス、機械の故障、これを数え上げればもうきりがないほど、原発というのは事故なり故障なり、ミスを起こしてるんですよ。 推進論者は「小泉さん、機械に、産業に絶対に安全なものはない」と言ってる。「飛行機にしても自動車にしても、みんな絶対安全でやってるんだけれども、事故は起こるんだ」と。そう言ってますよ。そのリスクと恩恵、それを勘案しながらさまざまな技術が発展してきたんだと。 しかし考えてみれば、原発というのは、ひとたび事故が起これば、飛行機とか自動車の事故とは桁外れに違う大きな被害を現す。 福島のメルトダウンにおいても、広島・長崎の原爆を落とされたあとの放射能に関して言えば、100倍以上の放射能が拡散したっていうんですから。 いまだに福島近辺の住民のみなさんは帰れませんよ。これから何年経ったら帰るのかわからない。大人の人も5年10年いけば、もう年取っちゃって帰れない。若い人は、移ったところで新たな生活ができる。帰りたくない。故郷がなくなっちゃうというのはわかったわけですね。 最近わかったのは、「安全第一」と言いながら、「収益第一」なんですよ。東電も原発会社も。安全第一じゃない。安全第一じゃなくて利益第一。経営第一。利益第一。安全二の次! 社長も安全よりも原発会社の経営が第一なんですよ。それがわかったんです。 あの福島のメルトダウンが起きる前から、「これ安全対策不十分じゃないか」という声はあったんです。しかし、「チェルノブイリと違って、1つ来られてもまだ多重防衛してるから大丈夫だ」というのが専門家の答えだったんです。 良い例が、あの事故が起こった直後……原発は原則廃炉40年、40年経ったものはもう廃炉にしろ。なぜか? 長い年月経てば、あの原子炉が劣化する。事故が起こりやすくなるから、40年で廃炉しなきゃいかない。今、変わっちゃったよ。 今は例外じゃなくなっちゃった。どんどん申請してくれれば、政府も認めるようになっちゃった。原発を動かさないと、原発会社は利益が上がってこない。ところが……。

司会者 すいません。Q&A……。

小泉 Q&Aね。時間どおりやるから。なぜならね……どこまで話したっけな? (会場笑)

司会者 40年間で。 小泉 そうそう。

司会者 すいません。

日本は原発ゼロでやっていける

小泉 (原発廃炉)40年が「60年まで認めてくれ」とか言ってきてるわけですよ。ところが、「小泉さん、原発ゼロなんて無責任ですよ」。3年前私が原発ゼロ運動をしていたとき、財界のある人が言ってきましたよ。 「2〜3ヶ月ならともかく、ずっとゼロにする。将来の先ならまだだけど、ただちにゼロというのは……。それは寒い冬がくれば、暑い夏がくれば、みんな国民も電気がほしくなる。冷房・暖房、さまざまな電気のありがたさがわかる。そんなのは長くは続きませんよ」と言ってましたよ。 ところがどうですか? 2011年3月に事故が起こった。それ以降、2013年の9月まで原発は日本はたった2基しか動いてなかったんですよ。2013年9月から去年の9月、2年間まったくゼロですよ。 去年の9月から2016年、今、9月に伊方の原発が1基動いたから3基といっても、10月、12月に仙台が止まりますから。ということは1基しか動かないんですよ。 ということは、2基か1基、これは推進論者が馬鹿にしていた、「30パーセント原発が担ったものを、2〜3パーセントの自然エネルギーで代わりになるわけがないだろう」という批判をしてたんですよ。今まで原発が30パーセントの電源を供給していたんですよ。事故前は。 ところが、5年以上経ってたった2基しか動いてないにもかかわらず、暑い夏も寒い冬も、東京も大阪も、全国1つも停電が起きていない。 日本はゼロでやっていけるんですよ。ゼロ宣言してないけども。原発ゼロで5年以上、なんの停電も起きない。電気余ってるの。足りないどころじゃない。余っちゃってるの。自然エネルギーがどんどん増えてる。原発を進めようと思ったら、安全対策でどんどん金がかかる。

日本の原発は一番の金食い虫

もう(会見の)時間を過ぎて、「やめろ、やめろ」というからやめますけど。ただ、「安い」というのはウソよ。原発はますます一番高い。あらゆる産業のなかで一番の金食い虫。とんでもない。よくもこういうウソをついてたなと。 東電なんていうのは事故の時点で、自分たちだけじゃ賠償を払えないと、人や被害に払えないから支援してくれと政府に言った。あの2011年の事故直後ね。じゃあ、5兆円まで政府が支援すると言った。上限が5兆円……5兆円って英語で訳すの難しいか。 (会場笑) それが去年2015年に9兆円に上げた。9兆円まで支援しようと。そしたら最近、東電は「9兆円でも足りないからもっと支援してくれ」って要請してるよ。 賠償とか除染とか、それから廃炉があるんですよ。廃炉って東電だけじゃできない。原発会社だけじゃできない。政府の金を作らなきゃならない。原発産業というのは、いくら金がかかるかわからない。あとは、言いたけれども、もう時間がないので言わないで……。 ともかく原発はどんどん金がかかる。国民の税金を使う。(高速増殖炉の)「もんじゅ」なんて、永遠のエネルギー、ゴミを使ってまたエネルギーになるんだからと言ってもんじゅをやった。30年前ですよ。 10年後に完成した。(そして)故障。30年経った。一度も動いていないと言っていい。維持費だけで1日5,000万円。これを規制委員会から「もう経営主体を変えろ」と言われながら、まだ文科省はうだうだうだうだしてる。呆れちゃうよね。 (会場笑) 1兆2千億円かかってる。これ全部税金。一度も動いてないと言っていい。2〜3ヶ月動いたんだけど故障してパー。30年経ってできないんですよ。よく「もんじゅ」って名前つけたと。 (会場笑) もんじゅというのは、お釈迦様で賢い知恵のある言葉ですよ。文殊。「3人寄れば文殊の知恵」、3人集まればいいアイデアが出るという意味ですよ。300人集まろうが、3,000人集まろうが、ぜんぜんいいアイデアが出てこない。 時間過ぎましたので、これでやめますけど。もっと話したいことあるんだけども。あとは質問であるけれども。 ともかく原発は日本じゃやっちゃいけない産業です。ピンチをチャンスに変える一番良いチャンスなんだ。この事故は確かにピンチだけれども、日本は自然エネルギーでやっていける、証明しちゃったの。 自然エネルギーはどんどん増えてくる。無限にある。太陽・風力・水、これを使っていけばさらに日本は発展できる。5分超過しましたけれども、あとは質問を受けますので。 (会場拍手)

[logmi]

Posted by nob : 2016年09月19日 13:28

まだまだ酷暑厳しい折、、、「24時間30℃点けっぱなし状況に応じて一時的に手動で下げそして戻す」を実践中。。。

■エアコン「つけっぱなし節電」成功報告がネットに多数

暑い夏には欠かせないエアコン。近頃では「つけっぱなしにしたほうが電気代が安くなる」との説が広まっており、実践する人も増えている。ダイキン工業の公式サイトにある「空気のお悩み調査隊」というコンテンツでは、「エアコンは“つけっぱなしがお得”と

暑い夏には欠かせないエアコン。近頃では「つけっぱなしにしたほうが電気代が安くなる」との説が広まっており、実践する人も増えている。

ダイキン工業の公式サイトにある「空気のお悩み調査隊」というコンテンツでは、「エアコンは“つけっぱなしがお得”という説は本当なのかを検証せよ」と題して、エアコンをこまめに切った場合と、つけっぱなしにした場合との消費電力を比較している。

その結果によると、9時から18時の間であれば、こまめに切るよりもつけっぱなしのほうが消費電力が少ないとのこと。ただし、この実験でエアコンを切る時間は30分程度に設定されており、それより長い時間切っている場合は、必ずしも「つけっぱなし」のほうが節電になるとは限らないという。

また、24時間つけっぱなしにしている場合だと、こまめに切るよりも消費電力が多くなるという結果になっている。

様々な条件下でエアコンの消費電力は変わるものであり、絶対に「つけっぱなし」のほうが節電になるというわけではないが、やはり「つけっぱなし」のほうがやや節電につながりやすいという傾向はありそう。ツイッターでも、

「確か7月の下旬あたりから、外泊時を除きエアコンを常につけっぱなしにしていたんですよ。で、今回届いた8月分の電気代を見たんですけどね、6033円となっておりました。ちなみに昨年同月は8258円」
「今月エアコン一日中つけっぱなしにしてみたら昨年比で-17%の使用量になった」
「今年も去年に続きエアコンはつけっぱなし 毎年の領収書が保存してあるので比べてみると冷房つけっぱなしにしたほうが2000~3000円安い ドライ運転は高くなるので冷房のまま」

など、エアコンをつけっぱなしにしたことで、例年より電気代が安くなったという人が多く、それなりに節電効果はありそうだ。

しかし、気をつけなければいけないのが、エアコンに当たり続けることの体への影響だ。

「エアコンつけっぱなしの方が安いときいてもいるし実際そうだなとも思うんだが、あんまり当たってるとなんかもやもやしてくるからううん」
「エアコンつけっぱなしで 寝たら 全身関節と頭がクッソ痛くなった…」
「昨日の夜暑かったからエアコンのドライモードつけっぱなしで寝たら風邪引いた説」

などと、エアコンをつけっぱなしにしている部屋にいるせいで、体調が悪くなったという声も多い。

これから季節は秋から冬へ。果たして暖房でも同じように「つけっぱなし」を実践する人はいるのだろうか?

(小浦大生)

(R25編集部)

[NEWSポストセブン]


■ぐっすり眠れるコツ3。クーラーはつけっぱなしor消すべき?

 もはや猛暑を超えて“酷暑”と呼ばれている今年の夏。さらに、日が沈んでも気温は下がることなく熱帯夜が続き、眠れぬ日々を過ごしている読者も多いはず。

 日中の暑さはともかく、せめて夜くらい快適に眠りたい! ということで、睡眠改善シニアインストラクターとして活躍する、株式会社エス アンド エー アソシエーツの安達直美さんに、夏の睡眠改善策を伝授してもらいました。

コツ1)クーラーは26℃で一晩中つけっぱなし

「人の睡眠にとって室内の温度はとっても重要な要素。人間の体は体温を下げて代謝を下げることで、深い睡眠ができるようになっています。そのため、眠るために必要なのは“体温を下げること”なんです」

 体温を下げるためには、手や足を伝って体内の熱を放出する必要があるとのこと。でも、一体どうやって熱を放出すればいいのでしょうか?

「夏場に深く眠りたいという方には、一晩中26℃設定のままクーラーをつけておくことをオススメしています。じつは、室内の温度が28℃を超えると体温と外気温の差が少なく熱放散ができなくなり、外気温が高ければ高いほど、睡眠が浅くなってしまうんです」

睡眠 一方で、節電や健康によくないという理由で、クーラーを止めて扇風機にしたり、オフタイマーをつけて寝ている人も多いはず。

「たしかに、“健康のため”とクーラーを止めてしまいがちですよね。でも本来は暑さで眠れない日が続くことのほうが、健康には悪いはずなんです。たとえ、窓を開けて扇風機を回したとしても外の気温は高いし、防犯上危険ですよね。電気代が気になるかもしれませんが、しっかり眠るためにも室温調節は必須です」

コツ2)風の向きに気を付ける

 その一方で、クーラーの冷たい風そのものには注意が必要、と安達さん。

「寝ている間にクーラーの風に直接あたるのは禁物。冷たい風が直接あたっていると体温が奪われ続け、目が覚めても体がダルくなってしまうんです。

 人の体は、起床後すぐに活動できるよう、目が覚める1~2時間前から、少しずつ体温を上げていきます。しかし、クーラーの冷たい風にあたりすぎると、上手に体温を上げることができず、体は活動するのに適さない状態のままになってしまうんです」

コツ3)七分丈のパジャマを着る

 では、冷えすぎを予防する方法は?

「ちょっと不経済に感じるかもしれませんが、七分袖七分丈のパジャマを着たり、厚手のタオルケットを手足まで掛けるなどの対策があります。また、サーキュレーターの風をクーラーの風にぶつけて室内の空気を循環させる方法も有効です」

 さらに、近年製造のエアコンのなかには「快眠モード」なる便利な機能があるそう。

「機能の名前やプログラムはエアコンごとに異なりますが、目が覚める少し前から設定温度を自動で上げてくれる機能です。体が体温を上げるタイミングで室温も上がるので、目覚めがスムーズになります。ご自宅のエアコンに快眠を促す機能があれば、ぜひ活用してみてください」

 この数年は、深夜になっても気温が下がらない日がとても増えおり、寝ている間に熱中症になる人も。自分の睡眠は自分で調整して、満足する睡眠を手に入れましょう。

【安達直美さんプロフィール】
エス アンド エー アソシエーツ取締役・常務執行役員。日本睡眠改善シニアインストラクター。

<TEXT/谷口京子(清談社)>

[女子SPA]

Posted by nob : 2016年09月06日 11:44

あらためてナッツの効能

■「太った」「肌あれが気になる」「疲れた」「むくんだ」時に効くナッツの選び方

ナッツといえば、ダイエット中のおやつに最適といわれる存在。しかし、その種類の多さと、それぞれのナッツの効能は多岐にわたり、覚えきれないところがある。そこで、我々が日々直面する「太った」「肌あれが気になる」「疲れた」「むくんだ」などのシーン別に、どのナッツが良いのかを、管理栄養士にピックアップしてもらった。

■ナッツの種類と効果の組み合わせ別!こんなときにはこのナッツ!

こんなときにはこのナッツ!ダイエット、肌あれ、疲れ、むくみにはどれがいい?

一般的なビジネスパーソンが生活の中で直面する次のようなシーンには、それぞれ、どのようなナッツが有効なのだろうか。管理栄養士の鈴木絢子さんによれば、それぞれ、次のようなナッツがおすすめだという。その理由と合わせて見ていこう。

●疲れたなと感じたとき
【クルミ】
クルミにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸などのビタミンB群が多く含まれています。特にビタミンB1は疲労回復に欠かせません。体の代謝がスムーズに行われ、疲労物質が排出されます。

●ストレスを感じているとき
【アーモンド】
アーモンドにはカルシウムが豊富。カルシウムには、イライラを緩和する効果があるため、ストレスが高まってきたら摂っておきたいですね。

●ちょっと太ってきたかもと感じたとき
【ひまわりの種】
ひまわりの種に含まれるリノール酸は、コレステロール値の上昇を抑えてくれます。よって、生活習慣病の予防効果が期待できるため、太りにくい体づくりにつながります。

●ダイエット中
【ブラジルナッツ】
ブラジルナッツ1粒(約4g)の糖質含有量は、たったの0.1g。ダイエット中に糖質を控えたい方の間食として最適です。また、ブラジルナッツに含まれるセレンには、強い抗酸化作用があるため、美容効果も期待できます。

●むくみが気になるとき
【ピスタチオ】
ピスタチオに豊富に含まれるカリウムが、体内の余分な塩分や水分を体の外へ排出してくれます。これにより、むくみの解消につながります。

●肌の調子が良くないとき
【ピスタチオ】
ピスタチオに含まれるルテインという抗酸化成分は、細胞の老化を防ぐ働きがあるため、肌の不調を助ける心強い味方になります。

●朝食のとき
【カシューナッツ】
他のナッツと比べて、糖質が多めなカシューナッツは、朝食に食べるエネルギー原としてオススメです。また、鉄分も豊富なので、「朝は貧血気味…」という方には、重要な栄養源です。

●3時のおやつ
【マカダミアナッツ】
淡白な味と独特の香りは、お茶菓子として最適です。さらに、不飽和脂肪酸が豊富に含まれているので、健康効果も期待できます。

●飲み会の前後
【ピーナッツ】
ピーナッツに含まれるナイアシンが、肝臓内の代謝をサポートしてくれるため、二日酔い予防になります。

●二日酔いの朝
【ひまわりの種】
ひまわりの種には、二日酔いの原因の一つであるアセトアルデヒドの解毒に効果があります。飲みすぎた翌日に食べると良いでしょう。

●寝不足のとき
【アーモンド】
寝不足が続くと頭痛が起きることがあります。アーモンドには、神経の働きを安定化させ、頭痛の痛みを和らげる効果のあるマグネシウムが豊富に含まれています。

●寝つきが良くないとき
【クルミ】
良質な睡眠をとるためには、セロトニンという神経伝達物質の分泌量を増やすことが大切です。クルミには、セロトニンの原料であるトリプトファンというアミノ酸を含んでいます。さらに、糖質量も少ないので夜間の間食にもオススメです。

こんなときにはこのナッツ!ダイエット、肌あれ、疲れ、むくみにはどれがいい?

今回紹介してもらったナッツ類は、コンビニやスーパーで手軽に買えるものがほとんど。ぜひ手に取ってシーンごとに活用してみよう。

また、最近では、ナッツ専門店も多く登場している。一度ナッツを一通り買い揃えてみるのもいいのではないだろうか。

ただし、いずれも食べ過ぎは控えるべき。鈴木さんによれば、一日の目安量として、アーモンドでは20粒前後、クルミは7粒、ピスタチオは30粒前後と、ナッツの種類や大きさによっても適量が変わってくるという。
それぞれの適量を確認し、美味しく食べて、健康・美容に役立てよう。

鈴木絢子さん
“正しく、楽しいロカボ生活”を提案する管理栄養士。ビジネスパーソン向けの食育活動に力を入れている。その活動の一環として、「人生を変える一皿。体質改善ボウル、サラド」のプロジェクトに関わっている。
https://www.makuake.com/project/salad/

取材・文/石原亜香利

[@DIME]

Posted by nob : 2016年08月23日 15:23

皆さん、マッ…マジですか!?

■何歳までSEXしていたい?恋愛寿命が長いのは男か女か

BLUEBIRDがコンサルティングを務める、20~30代女性向け総合恋愛情報サイト『愛カツ』は、サイトを訪問するユーザーに対して、「何歳まで恋愛をしたいか」という「恋愛寿命」を調査した。

< 【女性限定】何歳まで恋愛したいですか?>の問いについては、圧倒的に「生涯恋愛」の回答比率が高く(61%)、女性はどの年齢になっても恋愛を必要としていることがわかる。一方で、「40歳まで」(14%)、「50歳まで」(13%)と早期で恋愛をリタイアしたい層もいることがわかる。

恋愛の中でも、特に性交渉意欲について、<【女性限定】何歳までセックスしていたいですか?>の問いで調査したところ、「生涯ずっと」の回答比率が最多(34%)となった。しかし、セックスについては、「40歳まで」(16%)、「50歳まで」(23%)、「60歳まで」(21%)と、60歳までの合計で60%と過半数を占めており、必ずしも、シニア世代になってからの恋には肉体的なつながりが必要とされていないことも示唆されている。

男性にも同様の質問<【男性限定】何歳まで恋愛したいですか?>をしたところ、同じく「生涯恋愛」が最多の回答(53%)となった。男性の年齢と性交渉意欲に関しても、<【男性限定】何歳までセックスしていたいですか?>とアンケート調査を実施した。その回答でも「何歳でもずっとしていたい」が38%と一番多く、その割合は女性よりも若干多い結果となった。

<バツイチ(離別・死別者)が恋愛対象となりますか?>については、愛カツユーザーでは、女性で70%、男性で65%、と大半の人がバツイチの人との恋愛・結婚を検討できると回答している。

文/編集部

[@DIME]

Posted by nob : 2016年08月23日 15:16

自身の身体との対話力が高まってくると、コップ一杯の水が与えてくれる様々な効能をもコントロールできるようになります。。。

■夏の快眠に不可欠!「質のいい寝汗」のかき方
汗っかきの人には「煎餅布団」が最適な理由

寝苦しい夏の夜。「汗の不快感で目が覚めた」「起きたら汗でびっしょりだった」ということもあるのでは?

そんな夏の不快な寝汗を最小限に留めるにはどうしたらよいのでしょうか? 五味クリニック院長で体臭・多汗研究所所長も務める、五味常明先生に伺いました。

季節にかかわらず、人間は寝る間に汗をかく!

五味先生によれば、睡眠時の汗は下記の4種類に分けられるそう。

①寝入りばなにかく汗

②夢を見ているときなどにかく汗

③病気のときにかく汗

④気温など外部の要因によってかく汗

夏の夜は気温が高いため、他の季節に比べ④の温熱性発汗に悩まされます。熱帯夜は200ml〜600ml、多い人は1リットルもの汗をかくことがあるのだとか。④の汗が多い場合は、寝室の気温の調整で対応できますが、重要なのは①の汗なのだと五味先生。

「寝るためには、脳の温度を下げる必要があります。そのためにかくのが①の汗。これは、快眠には不可欠な汗なのです」(五味先生)

①の汗をかかなければ、脳温が高いままでスムーズに入眠できません。例えば、入浴してすぐに寝るつもりでも、脳も含めて身体全体の温度が高い状態なので寝つくのに苦労することがあります。

夏はお風呂上がりにすぐエアコンの効いた部屋へ移動する人も多いと思いますが、そうしてしまうと汗腺が閉じて“必要な”汗をかけず、脳温が下がらないために寝つきが悪くなってしまうのだそう。

「脳温が高いまま寝ようとすると、身体が一生懸命温度を下げようとするので、余計にたくさん寝汗をかくことになります。入浴後、1時間ほど時間を置き、うちわや扇風機を使って自然に脳温を下げてから寝ると、①の寝汗は少なくなりますよ」(五味先生)

脳温を下げるには、外から冷やすことも効果的です。冷やしたタオルや保冷剤などを枕にして、入眠時に頭を冷やすと寝つきやすくなるそう。

ちなみに、五味先生いわく、ふかふかなベッドで寝ている人のほうが汗をかきやすいのだそう。

「身体には“半側発汗(はんそくはっかん)”という仕組みがあり、身体の一部が圧迫されていると、その反対側だけ汗をかくようになっています。例えば、背中側が圧迫されているならお腹側、左半身が圧迫されているなら右半身という具合です。蒸発しやすい方に汗をかくようになっているんですね。しかし、柔らかい寝具だと身体があまり圧迫されないため、身体全体に汗をかいてしまいます。布団と接して蒸発しにくい面にもムダな汗をかいてしまうのです」(五味先生)

この働きを利用して敷布団を固めにし、上掛けは圧迫感がなく汗が蒸発しやすいものにすると、効率的に体温を下げられ、結果的に寝汗の量を抑えられるそうですね。「汗っかきの人はいわゆる“煎餅布団”のような固めの寝具を使うと、身体が圧迫されてムダな汗が少なくなります」(五味先生)

寝る前に必ず水分補給!冷蔵庫には麦茶と牛乳を常備

眠っている間の汗が必要だということはわかりましたが、ただ汗をかくばかりでは、脱水症状になってしまう可能性も。だからといって、寝る前に水を飲み過ぎても夜中にトイレで起きてしまいそう……。どうするのが正解なのでしょう?

「まず、寝る前の水分補給は絶対に必要です。量の目安としては、喉の渇きが収まる量にプラス1、2口くらい。夜中にトイレで起きた時も、ひと口水分を補給して下さい。夜中にトイレに行きたくないからといってあまり水分をとらないと、脳梗塞や心筋梗塞につながる可能性もあります。また、朝起きたときもすぐに水分をとるようにしてください」(五味先生)

寝る前の水分はつい量をセーブしてしまいがちですが、脱水症状防止のためには飲んでも大丈夫そうですね。では、どんなものを飲めばいいのでしょうか。

「“汗をかく=スポーツドリンクを飲む”と思っている人が多いですが、それはビショビショになるほど汗をかいた場合の話です。寝る前に飲むなら、カフェインが少なく身体を自然に冷ましてくれる麦茶がよいでしょう。起きた時に飲むなら牛乳がおすすめ。牛乳に含まれるアルギニンという成分が血管内の水分を増やしてくれるので、脱水対策には非常に効果的なんです。飲むなら牛乳瓶1本分(約200ml)くらいが目安です」(五味先生)

朝の1杯はコーヒーという人も多いと思いますが、起き抜けの1杯は牛乳を飲む習慣をつけるとよさそうですね。

では、びっしょりと寝汗をかいてしまう人もいれば、まったくといっていいほどかかない人もいます。この違いは、何が影響しているのでしょうか。

「人間の汗腺は生まれつき約500万ありますが、そのうち実際に働いている“能動汗腺”は約半分の230万ほど。この能動汗腺の数により、汗のかきかたが変わってきます。能動汗腺は子どものころに汗をかくことで増えるのですが、最近は汗をかかせない親が多いため、能動汗腺が少ない子どもが増えてきているんです」(五味先生)

能動汗腺が少ないと、汗をかけないために身体の熱が発散できず、暑さに弱くなってしまうのだとか。部活中に熱中症になってしまう子どもが増えているのも、そうした背景が考えられるとのこと。

汗腺の機能が弱っていたり、汗腺が少ないことで暑さに弱くなると、寝ている間に熱中症になってしまうこともあります。しかし、五味先生は「汗腺の機能が弱っている人は、トレーニングで汗腺を鍛えれば、少しの汗でも体温の調整ができるようになり、汗のニオイも抑えられる」といいます。

入浴方法を工夫して汗腺を鍛えよう!

教えてもらった汗腺トレーニングの方法はこちら。

(1)43~44℃の熱めのお湯を浴槽の1/3から半分くらいためる。

(2)四つん這いになり、両手は肘から手先まで、両脚はひざから下までを10~15分ほどお湯につけ、手足浴をする。

(3)手足浴が終わったら、ぬるま湯を足して浴槽のお湯を36度ほどにし、今度は普通に10~15分ほど湯船につかる。

能動汗腺の数が少ない人は、「熱中症体質」とも言えます。こうした人は、体温調節がうまくできないため、エアコンを使わないと熱中症になってしまう危険が。

「タイマー機能なども活用して、我慢せずにエアコンを使用するようにしてください」(五味先生)

毎日かいている汗がこんなに重要だったとは! 寝汗をかかないようにするのではなく、汗腺トレーニングなども取り入れて「よい寝汗」をかけるようになることが、気持よく寝るためには必要です。今年の夏は健康的に汗をかいて、ぐっすり眠りましょう!

監修:五味常明(五味クリニック 院長)

[Fuminners/東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年08月19日 15:24

かねてより私も真剣に人生120年計画を立てています。。。

■50歳程度で「引き算」の人生をしてはならない

松下幸之助は「160歳まで生きる」と考えた

江口 克彦 :故・松下幸之助側近

松下が「160歳まで生きる」と言いだしたのは80歳のときであった。誕生日にある人からお祝いをもらったところ、その熨斗(のし)に「半寿」と書いてあった。「半」という字を分解すると「81」になる。満80歳は数えで81歳だから、それで半寿という。言葉の遊びにすぎないが、80歳が半分ならば「全寿」は160歳。それでは自分は全寿をまっとうしよう、と言いだしたのである。

松下がこのようなことを言いだしたのは、これが初めてではなかった

130歳まで生きると言い出したことも

その前には106歳まで生きるのだ、と言ったこともある。106歳まで生きると、19世紀から21世紀までの足かけ3世紀にわたって生きることになるからであった。あるいはそののち、130歳まで生きると言ったこともある。日本の長寿記録が124歳だから、その記録を破りたい。125歳まででもいいけれど、まあ、切りのいいところで130歳までにしようということであった。

130歳まで、と松下が言いだしたころ、私は京都・大徳寺の立花大亀老師に呼びだされたことがあった。「松下さんが130歳まで生きるとか言っておるようだが、もし生きれんかったらみっともない。ああいうことを言わないように伝えてくれ」ということであった。

しかし私はそれを松下に伝えることはしなかった。なぜなら、松下はたとえそれより早く死ぬことになったとしても、そのぎりぎりまで全力を尽くして生きぬくだろう。しかしもし、死ぬのが明日かもしれない、1年先かもしれないなどと考えていれば、その生き方も必然、力弱いものになってしまう、と思ったからだ。

実際、松下は満94歳で亡くなったが、そのぎりぎりまで全力を尽くして生きぬき、最後まではっきりとした意識でその人生をまっとうすることができた。

160歳まで生きるという強い気持ちがあるから、亡くなる直前であっても精神が前向きであった。だから松下は、息を引き取る寸前、松下病院の横尾院長が「これから管を入れます。ちょっと苦しいですが、どうぞ我慢してください。よろしくお願いします」と言ったところ、病床で横になりながら、「いやいや、お世話になるのは私のほうだ。私のほうこそお願いします」 と言った。

「まだまだ成功したとはいえん」

最後の瞬間まで、相手の気持ちを思いやる、はっきりとした意識を持っていた。最後まで人を思いやることができたのは、松下が「106歳まで生きる、いや130歳まで生きる、いやいや160歳までも生きるんだ」という気持ちを持っていたからだと思う。

たった3人で始めた事業が、最後には関係先まで含めると数十万人の大きな会社になったとき、人びとは松下を成功者、今太閤、経営の神様とほめたたえた。しかし松下自身は、決して成功とは考えていなかった。

「人間として生まれてきた以上は、人間としての成功が大事や。そういう意味ではまだまだ成功したとはいえん」と思い続けていた。松下は、人よりも高い山を極めた人であったが、しかし、その先にはもっと高い山を見ていた。

亡くなる年の正月のことだった。1月4日、私は伊勢神宮にお参りに行き、その夜、御札と御神酒を持って松下の自宅を訪問した。正月料理をすすめてくれた松下は、大学建設の夢について話しはじめた。それも、その大学の理事長になるということではなく、自分が第1号の学生になりたいという夢であった。

「まだまだ勉強せんといかんもんが、いっぱいあるわけや。勉強しようと思うんや。それでまず時間割な、あれを考えてみたらどうやろな」。学ぶ姿勢、そして熱意は最後までとどまることがなかった。

人は誰でも50歳を過ぎると、引き算の人生になりがちである。保身に走りやすくなる。70歳を越えると、桜の花をあと何回見ることができるだろう、もう最後も近い、と思う人が多いらしい。そう考えれば、生き方も消極的にならざるをえない。元気もなくなるし、弱気になる。

しかし、160歳まで生きるのだと思えば、引き算の人生どころではない。まだ80年も生きるのだと思えば、やりたいこと、やらなければならないことが、つぎつぎと湧き起こってくる。気力も出てくるし、ぼけている暇もない。実際、松下は晩年までたくさんの夢を抱き、その実現のために行動を起こし続けた。

「松下政経塾」を創ったのは、85歳のとき

松下が政治家を養成する「松下政経塾」を創ったのは、85歳のときであった。いままでにその政経塾から十数名の衆議院議員が誕生し、活躍している。また、結局は実現しなかったとはいえ、新政党の結成を最終的に意図したのはなんと90歳のときであった。多くの人びとが、そのように精力的かつ積極的な松下の提案と実行に驚嘆した。

松下が最後までいろいろな発想と実行ができたのは、ひとつには160歳まで生きるのだという強い意志があったからだということを、私は間近に見てきた。そして、目標を大きく設定することによって、松下は最後まで死にとらわれることがなかった。

だから、満80歳のときに160歳まで生きようと思った松下の決意は、さまざまな形で実を結んだと言っていいと思う。そして、人間としての成功も見事に果たした、と言っても、おそらく誰からも許していただけると思う。私もまた、同じようにありたいと思っている。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年08月12日 17:50

慣れてくれば街中でじっと立ったままでもできるようになります(笑)

■誰でも5分でできるリラックス「自律訓練法」とは?

 よく眠れない、身体がだるい。こういった症状の背景には、日頃のストレスからくる身体の緊張があるかもしれません。しかし、原因を根本から排除するというのもなかなかむずかしいですよね。自分で自分の身体をうまく休ませる術を身につけておくことが、現実的な対処法と言えるのではないでしょうか。

●自分をリラックスさせる自己暗示、自律訓練法

 自律訓練法とは、1932年にドイツの精神科医により開発され、現在ではリラクゼーション方法としてたいへん有効とされているものです。方法としては、自己暗示により、穏やかな眠りにつくことを目指しています。これは、他者から誘導される催眠法と異なり、自分自身でいつでもどこでも行えることが特徴です。

 単にリラックスする、といっても効果は様々なところにあります。疲労が回復する、過敏状態が沈静化する、自己統制力が増し、衝動的な行動が少なくなる、身体の痛みや精神的な苦痛が緩和される、向上心が増す、といったものです。

●簡単な手順に沿って行ってみましょう

 では自律訓練法はどうやって行えばいいのでしょうか。その手順を、九州大学心療内科の方法などを参考にまとめると、以下のようになります。より詳しく知りたい方や体調に不安のある方は医療機関に相談されることをおすすめします。

 まず、体全体の筋肉が弛緩しやすいような姿勢をとります。椅子に深く腰をかけた姿勢や布団の上で仰向けになって行うとよいでしょう。気持ちが落ち着いてきたら、以下の手順で気持ちを向けていきます(人によって、めまいや脱力感などが生じることもあるので、訓練の後は必ず「消去動作※以下8番」を行います)。

1. 気持ちがとても落ち着いている
2. 右腕が重たい→左腕が重たい→両脚が重たい(利き手の方から行います)
3. 右腕が温かい→左腕が温かい→両脚が温かい(利き手の方から行います)
4. 心臓が静かに規則正しく打っている
(心臓に疾患のある人、心臓が気になる人は省略してください)
5. 楽に呼吸している
(気管支喘息、過換気症候群など呼吸が気になる人は省略します)
6. お腹がとても暖かい
(糖尿病の人は,主治医と相談してください)
(胃・十二指腸潰瘍や胃炎がある場合は、医師に確認。また、妊娠中の人は省略します)
7. 額が気持ちよく涼しい
(頭痛、てんかん、その他頭部に疾患のある人は省略します)
8. ここまで進んだら、「消去動作」を行います
  両手の開閉運動 → 両肘の屈伸運動 → 大きく背のび → 深呼吸

 2番目以降は、2、3分でそれぞれの反応(重たい、温かい)が起こるようになったら、次の手順を付け足していきます。慣れてくると最後まででも2〜3分でできるようになるようです。3番目までスムーズにできるようになると、緊張がほぐれてリラックスした気持ちのよい状態を体験できるようになります。

●試してみて、その効果を実感

 実際にスタッフが2週間ほど行ってみたので、報告します。

 はじめは2番目、3番目それぞれになんとなく重たく感じるかな、暖かい気もするな、という程度でしたが、繰り返すうちにしっかり感じられるようになりました。3番目までは比較的すぐにできるようになりました。ただ、催眠にかかりやすい体質なのか、ここでついつい眠ってしまいます。それだけ効果があるととらえていいのかもしれません。このあたりは、体質や状態などにより個人差はありそうです。

 夜、横になってから行うと深く眠れるようになりました。ということで眠る前に行うといいのではないでしょうか。この場合、消去動作は不要です。

 ただ、電車の中で行うとリラックスしすぎて、目的地を乗り過ごすおそれがありますので、十分に気をつけてくださいね。

<参考サイト>
・九州大学心療内科:自律訓練法
http://www.cephal.med.kyushu-u.ac.jp/methods/AT.htm

[10 M TV オピニオン]

Posted by nob : 2016年08月01日 20:57

私のレシピ/豆乳ヨーグルド、バナナスライス、甘酒、スキムミルク、リブレフラワー、ハチミツ、シナモンパウダーのミックスVol.2/今朝はバナナをキウイ&桃に♪

■バナナじゃない!? ダイエットや生活習慣病予防に毎日食べたいフルーツは?

●ビタミンCや食物繊維、女性注目の葉酸がたっぷり!

ゼスプリ インターナショナル ジャパンはこのほど、キウイフルーツ・メディアセミナーを開催した。同セミナーでは、国内におけるキウイフルーツ研究の第一人者である、駒沢女子大学 人間健康学部 健康栄養学科の西山一朗教授が登壇し、「最新のキウイフルーツの栄養と健康に関する研究成果」について講演を行った。

○卓越したビタミンC含有量

キウイフルーツは、1個(約100g)あたり50〜60kcal程度と低カロリー。一年中入手が可能で、熟していないものであれば冷蔵庫で1カ月程度の長期保存ができる。半分にカットするだけで手軽に食べられ、基本的に生食のため、栄養素の損失が少ないのも特徴とされている。

キウイフルーツの代表的な品種には、ゼスプリ・グリーン(ヘイワード種 ※以下グリーン)、ゼスプリ・サンゴールド(ZESY002種 ※以下サンゴールド)、ゼスプリ・ゴールド(ホート16A種 ※以下ゴールド)がある。

その栄養価で驚くべきところは、ビタミンCの含有量だ。100gあたりのビタミンC含有量は、グリーンが約85mg、サンゴールドが約160mg、ゴールドが約110mg(「New Zealand FOODfiles 2014 Ver.01」「日本食品標準成分表2015年度版/七訂」より)。これはフルーツの中で卓越した含有量であり、食品全体で比べた場合でもトップクラスだという。厚生労働省が定める成人のビタミンC推奨量は、1日100mg。キウイフルーツ1個は約100gであることから、1日1個のサンゴールドもしくはゴールド(グリーンの場合は2個)を食べれば、推奨量を満たすことができるというわけだ。

このほか、食物繊維やカリウム、葉酸、ビタミンEなども豊富に含まれる。「キウイフルーツはコンパクトな実の中に、食生活で不足しがちな栄養素をバランスよく含んでいることがおわかりいただけると思います」と西山教授。

○免疫力アップの可能性

今年4月、キウイフルーツの効果に関する国際シンポジウムがニュージーランドのタウランガで開催された。西山教授は、同シンポジウムで報告された内容をもとに、キウイフルーツにおける「ビタミンCと健康効果」「血糖値上昇の抑制作用」「消化器系の働き」について解説した。

まず、ビタミンCには、酵素の働きを助ける作用や抗酸化作用といった生理作用がある。ビタミンCが不足すると、皮膚や歯肉からの出血、倦怠(けんたい)感、衰弱などの症状が起こる壊血病の原因になるといわれるが、その予防のために推奨される血漿(けっしょう)中ビタミンC濃度は30μM程度。一方で生理作用を十分に発揮させ、生活習慣病予防や免疫機能の強化といった機能を期待するためには、血漿中ビタミンC濃度を飽和状態まで高めておく必要があるという。

18〜30歳の非喫煙男性を対象とした実験では、1日2個のゴールドを6週間摂取したときに血漿中ビタミンC濃度は飽和状態となった。また、1日3個食べてもそれを上回る効果は見られず、余剰のビタミンCは尿中へ排出された。このことから、「1日2個のキウイフルーツを摂取することによって、生活習慣病の予防効果などが期待できます」と西山教授。

さらに別の実験において、1日2個のゴールド摂取で気分の改善が認められる可能性が示され、1日2個のサンゴールド摂取で免疫力向上の可能性が示唆されたことにも触れた。

●糖質が気になる人にもおすすめ!
○血糖値を上げにくいフルーツ

ダイエットや糖尿病などの生活習慣病の予防として、「食後血糖値のコントロール」がポイントだといわれることも多い。西山教授はこれを踏まえ、キウイフルーツが血糖値を上げにくい食品であることを指摘する。

食品に含まれる炭水化物は、小腸でグルコース(ブドウ糖)に分解され、血液中に吸収される。食後に血糖値が上昇すると、すい臓からインスリンが分泌され、通常、食後2時間程度で血糖値は元のレベルまで低下。しかし、インスリンの量が少なかったり、分泌されるタイミングが遅かったりすると、食後血糖値がすぐ下がらず、食後高血糖をきたすことがあるという。この食後高血糖は動脈硬化を進行させ、心血管疾患や脳卒中のリスクを高めるとされている。

西山教授は「食後高血糖を防ぐためには、血糖値を上げにくい食品を選ぶことが有用とされています」と話す。

血糖値の上昇度を示す1つの指標とされているのが、「GI(glycemic index: グリセミック・インデックス)」だ。その値が低いほど血糖値が上がりにくい食品であることを表しており、値が70以上は「高GI食品」、56〜69は「中GI食品」、55以下は「低GI食品」にカテゴリーされる。そして、キウイフルーツは低GIに該当する。

「食品1食あたりの血糖値上昇への影響を比較した研究でも、キウイフルーツ100gは、パン30gや白米150g、バナナ120gなどと比べて、血糖値を上げにくい食品であることが明らかになっています」と西山教授。

これを裏づける研究に、ビスケット(炭水化物)のみを食べた場合と、ビスケットとキウイフルーツを一緒に食べた場合とで、食後血糖値の変化を調べたものがある。結果として、どちらも同じ量の炭水化物を摂取したにもかかわらず、キウイフルーツを一緒に食べたほうが血糖値の上昇が緩やかになったことが示された。

○胃に優しく、腸内環境も健やかに

最後に西山教授は、キウイフルーツの消化器系の働きについて語った。

タンパク質を分解する酵素の一種である「アクチニジン」は、グリーンの果肉には100gあたり約300mg含まれているが、ゴールドにはほとんど含まれていない。この酵素の働きによるキウイフルーツの消化促進効果を示す研究として、ヒトの消化器系の環境を模倣した試験管内実験(in vitro)と、ラットや成長期のブタを使った動物実験(in vivo)が発表されている。

試験管内の実験では、消化酵素である「ペプシン」を含む人工胃液にタンパク質を入れ、pH2の酸性条件で30分消化したのち、pHを8に変え、パンクレアチン(消化酵素)を添加して人工腸液の組成とし、さらに120分間の消化を行うという方法で実施した。その結果、人工胃液にグリーン抽出物を添加した場合、カゼイン(乳タンパク質)や食肉タンパク質、大豆タンパク質などのタンパク質において、消化促進効果が観察された。

一方、動物実験では、タンパク質のエサと一緒にキウイフルーツを与えた場合の消化に対する影響を検証。その結果、アクチニジンを豊富に含むグリーンを与えた場合では、アクチニジンをほとんど含まないゴールドを与えた場合に比べて、消化促進効果が認められた。

国際シンポジウムでは、ヒトを対象にした臨床試験結果の速報も発表された。それによると、健康な成人男性を対象に臨床試験を行ったところ、赤身ステーキと一緒にグリーンを食べたグループでは、膨満感など胃における不快な症状が軽減したという。

「これら複数の研究結果から、グリーンにはタンパク質の消化促進作用があると考えられます」と西山教授。

さらに別の研究において、グリーンおよびゴールドは腸内フローラ(腸内細菌叢)の改善効果をもつことが示唆され、グリーンは便秘改善効果を示したことを挙げている。

なお同セミナーでは、キウイフルーツを使ったアレンジメニューもふるまわれた。ハーフカットで手軽に取り入れるのもよいが、パスタや生春巻き、スイーツに添えるなどアレンジを加えてみると、より飽きずに摂取することができるだろう。

手軽に食べられて、栄養バランスにも優れたキウイフルーツ。今回、その栄養機能だけでなく、低GI食品としての評価や、腸内環境を整える役割なども認められつつあることがわかった。まずは健康のために、そしてダイエット・美容のためにも、1日2個の"キウイフルーツ生活"を始めてみてはいかがだろうか。

(須藤妙子)

[マイナビニュース]

Posted by nob : 2016年07月26日 15:22

今さらですけど。。。

■薬と一緒に飲んではいけないものは

スポーツドリンクにも注意

「薬は水で飲む」。だれもが一度は聞いたことのある「常識」ですが、日ごろの忙しさや面倒くささで、つい手近な飲み物と一緒に飲んでしまう人が少なくないようです。しかし、安易な行動が思わぬ悪影響を招いてしまうことも!? 

◆かぜ薬や頭痛薬、便秘薬、胃薬に抗アレルギー薬など、薬を飲む機会は日常的にあります。薬の持つ効果を安全に、最大限に引き出すために大切なのは、用法や用量を守る正しい服用。なかでも見落としがちなのが、薬の飲み方です。

◆内服薬の正しい飲み方は、まずコップ1杯の水を用意します。錠剤・カプセル剤・散剤など、どんな内服薬でも、最初に少量の水を飲んで口やのどを湿してから、薬剤を口に含み、飲み込む際に水で追いかけるように服用しましょう。

◆水なしで飲むと、薬がのどや食道にひっかかり、予定外の場所で溶け出してしまうために食道炎などの炎症を起こす場合があります。また、水の量が少ないと、薬の吸収がスムーズにいかず、効き目が低下するケースもあります。ですから、コップ1杯程度の水で追いかけることを心がけてください。

▽▼▽次頁「水以外で飲んだ場合の副作用」など▽▼▽

◆では、水以外で飲んではいけないのでしょうか? 薬の処方せんなどには、「水と一緒に服用する」と明記されています。それには、ちゃんとした理由があります。薬には飲み合わせ(相互作用)があり、水以外の飲み物と一緒に飲むと、薬効が低下したり、逆に増強してしまったり、さらには深刻な健康への影響が生じる場合もあるからです。

◆薬と飲み合わせの悪い飲みものを具体的にあげてみましょう。まずは牛乳です。抗生物質(抗菌薬)、骨粗しょう症の薬と一緒に飲むと、牛乳に含まれるカルシウムがこれらの薬と結合してしまい、薬の吸収が低下することが指摘されています。

◆また、腸で溶けるタイプの下剤などと一緒に飲むと、吐き気などの副作用を起こす場合もあります。牛乳は胃の中のpH値を上昇させてアルカリに傾くためで、本来なら腸で溶ける薬剤が胃で溶けてしまい、吐き気につながるとされています。

◆カフェインを含む飲料も、飲み合わせがいいとは言えません。胃腸薬(H2ブロッカー)と一緒にのむと、カフェインの体外への排出が遅くなり、脈が速くなるなどの症状がみられる場合があります。

◆痛風の治療薬の働きを低下させることも指摘されています。カフェインは、尿酸の排泄を妨げる作用があるためで、薬効が弱まってしまいます。カフェインはコーヒー、紅茶、緑茶、コーラなどの飲料にも含まれていることにも注意。薬の服用期間中はなるべく控えめにしましょう。

◆ほかにもスポーツドリンクやアルコール、グレープフルーツジュースなども薬との飲み合わせが指摘されています。一見、スポーツドリンクは悪くなさそうな印象がありますが、カルシウムなどミネラルが多く含まれており、薬の成分の吸収を妨げる可能性があります。また、体内への水分吸収をよくするため、薬によっては成分の安定性に悪影響がでる懸念もあります。

◆身近な飲料に、薬と飲み合わせが悪く、相互作用を引き起こすものは意外と多いことがわかると思います。薬の注意書きに「薬は水や白湯で飲むこと」が明記されているのは、きちんとした理由があるからです。薬は水以外では飲まないことを徹底するようにしましょう。

(監修:東京医科大学病院 総合診療科准教授 原田芳巳)

[ケータイ家庭の医学SP]

Posted by nob : 2016年07月22日 10:36

日進月歩

■食道がん、ウイルスで破壊…患者に治療効果

 がん細胞だけを破壊する特殊なウイルスを使った治療で、食道がん患者7人のうち5人で腫瘍が消えるなどの効果があったとする成果を、岡山大学のチームがまとめた。

 28日から東京都内で開かれる日本遺伝子細胞治療学会で発表する。

 ウイルスは正常な細胞では増殖しないため副作用も起こりにくいとし、2020年頃の薬事承認を目指す。

 このウイルスは、岡山大の藤原俊義教授(消化器外科)らのチームが02年、風邪の原因となるアデノウイルスの遺伝子を操作して開発した。がん細胞に感染して増殖し、細胞を破壊するが、正常な細胞に感染した場合は自然に消える。

 また、ウイルスには、がん細胞が放射線などで傷ついた自らのDNAを修復する機能を阻害し、細胞を死滅させる働きもある。放射線治療の効果を高めることも期待できるという。

[読売新聞]


■<膵臓がん>発見に新手法 血液2.5CC 数時間で判定

 石川県野々市市末松の医療系ベンチャー企業「キュービクス」が、少量の採血だけで膵臓(すいぞう)がんを見つけ出す新たな検査手法を開発し、金沢大付属病院などと共同で臨床試験に取り組んでいる。膵臓がんは発見が難しく、見つかった時には既に進行しているケースも多い。血液を基に遺伝子レベルでがんの有無を早く正確に識別する方法で、3年後の実用化を目指している。【金志尚】

 国内では年間3万人以上が膵臓がんで亡くなっている。胃や腸など他の臓器に囲まれているため発見が難しい上、発症初期には目立った自覚症状も現れないため、気付きにくいという特徴がある。

 キュービクスは2004年に設立され、医療関連機器や診断薬の開発を手がけている。がんの検査手法の開発にも力を入れ、11年には血液から抽出したRNA(リボ核酸)と呼ばれる遺伝物質を解析し、膵臓など消化器系がんの有無を調べる「マイクロアレイ血液検査」を実用化した。この検査は1回当たり7万〜10万円程度で、数日で結果が判明する。

 今回はより短時間で膵臓がんの有無を識別する手法を開発した。同社が着目したのが、膵臓がんに反応して血液細胞から分泌される特定のRNAだ。特殊な装置でRNAの有無を検査し、膵臓がんの発見につなげる。判定に必要な血液量は2.5CCとわずかで、数時間で結果が出るという。

 ◇19年の実用化目指す

 今年4月からは患者50人と健康な人100人を対象にした臨床試験を金沢大付属病院など北陸地方の10病院と共同で始めた。来年3月まで続け、検査の有効性を確かめる。

 検査費用は1回当たり3万〜3万5000円を見込み、2019年中の実用化を目指している。

 同社の丹野博社長は「国民の2人に1人ががんになる時代。早期発見は社会的意義がある」と話している。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2016年07月22日 10:23

早期発見率と医療技術の向上により今後も自然増が見込まれるかと。。。

■がん5年生存率62.1% ゆるやかに向上 過去2回比

熊井洋美、川村剛志

 国立がん研究センターなどの研究班は22日、がん患者を追跡した5年後の生存率(全国推計)を発表した。地域がん登録をしている都道府県のデータを集計するのは3回目。今回は2006~08年にがんと診断された21府県の約64万人を調査、全てのがんの5年生存率は62・1%で、過去2回より3~5ポイント高く、緩やかに向上している。

 5年生存率は、がん患者で診断から5年後に生きている人の割合が、日本人全体の5年後に比べてどのぐらいかを示すもの。割合が高いほど治療で生命を救える効果があり、5年が治療や経過観察の目安の一つとされる。前回は03~05年に診断された7府県の約19万人で58・6%、初回は00~02年診断の6府県15・4万人で56・9%だった。

 今回の集計を部位別にみると、前立腺が97・5%で最も高く、甲状腺、皮膚、乳房、子宮体部が続いた。膵臓(すいぞう)、胆囊(たんのう)・胆管、肺、肝臓が低かった。一方、悪性リンパ腫、白血病、口腔(こうくう)・咽頭(いんとう)、肝臓などで初回からの改善幅が大きかった。

 性別で見ると、女性は66・0%で、男性の59・1%より高い。同じ部位でも肺(女性43・2%、男性27・0%)や食道(女性43・9%、男性36・0%)で差が大きかった。

 5年生存率が緩やかに向上した背景には、予後がよい乳がんや前立腺がんが増えている面もあるが、部位別でもほとんどで過去2回より改善している。国立がん研究センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「治療法が改善され、検診で早期発見ができるようになった」と分析する。例えば、白血病で新しい薬が治療に導入され、肝臓がんでは局所療法に効果が出ているという。

 若尾さんは「大腸がんや肺がん、乳がんでその後に分子標的薬や新しい抗がん剤が登場しており、次の集計ではさらに生存率の向上が見込まれる」と話す。

 ■主な部位別のがん「5年生存率」(%、年は診断された年)

 2000~02年/03~05年/06~08年(今回)

    *

◇口腔(こうくう)・咽頭(いんとう)

 54.6/54.3/60.2

◇食道

 33.2/33.7/37.2

◇胃

 64.3/63.3/64.6

◇大腸

 68.4/69.2/71.1

◇肝臓

 27.1/27.9/32.6

◇胆囊(たんのう)・胆管

 21.8/21.1/22.5

◇膵臓(すいぞう)

  5.5/ 7.0/ 7.7

◇喉頭(こうとう)

 77.8/75.9/78.7

◇肺

 29.0/29.7/31.9

◇皮膚

 90.9/90.9/92.4

◇乳房

 87.7/89.1/91.1

◇子宮頸部(けいぶ)

 72.2/72.2/73.4

◇子宮体部

 79.2/79.8/81.1

◇卵巣

 53.3/55.0/58.0

◇前立腺

 84.6/93.8/97.5

◇膀胱(ぼうこう)

 77.2/73.5/76.1

◇腎臓・尿路

 65.4/65.7/69.1

◇脳・中枢神経系

 32.7/32.6/35.5

◇甲状腺

 92.1/92.2/93.7

◇悪性リンパ腫

 54.6/58.7/65.5

◇多発性骨髄腫

 29.0/32.6/36.4

◇白血病

 32.1/37.3/39.2

◇全体

 56.9/58.6/62.1

 (対象者は00~02年が15万4022人、03~05年が19万404人、06~08年が64万4407人)

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>
http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(熊井洋美、川村剛志)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2016年07月22日 10:05

私のレシピ/豆乳ヨーグルド、バナナスライス、甘酒、スキムミルク、リブレフラワー、ハチミツ、シナモンパウダーのミックス

■「ヨーグルトは身体に良い」はウソだった!?

夏目幸明 [経済ジャーナリスト]

論文を読むのが日課という「めんどくさいお医者さん」、東京大学病院の地域医療連携部の循環器専門医・稲島司先生。彼は、世に流布する「健康的なイメージ」と、科学的「効果が証明されたもの」を区別するため、今日も人の生活習慣にケチをつけ始めた――。

夏目 前のお話にあった、糖分を少なめにして、とは言ってもやりすぎないっていう食生活は良いですね。お腹周りもすっきりしてきたし、我慢もそれほどしないのに体調が良いです。実は最近もっと身体のことを考えて、毎日ヨーグルトを食べているんですよ。一般的に「ヨーグルトは身体にいい」イメージがあるじゃないですか。

稲島 それ、エビデンスあるんですか?

夏目 え? 

稲島 この連載は何回目になりますか?その「イメージ」に科学的根拠があるか、調べましたか? 仕事と同じで、会社のお金を何億円も投資するなら「この会社はよさそうなイメージがある」なんて理由で投資を決めないですよね。業績を徹底的に調べるでしょう。なのに多くの方が身体とか健康のことになると――。

夏目 (相変わらずめんどくさいなぁ…)

「ヨーグルトは身体にいい」は
古典的な医学情報によるもの!?

稲島 ヨーグルトは健康にいい、という通説はよく耳にします。「腸の調子が良くなる」とか、「アレルギーが改善する」、さらには「免疫が高まる」、なんていう説もありますね。

夏目 いかにも身体に良さそうじゃないですか。

稲島 結論を先に言ってしまうと、私はこの3つのうち2つは眉唾だと考えています。

夏目 ええ!?本当ですか?

稲島 そもそもヨーグルトに「身体にいい」イメージがあるのは、イリヤ・メチニコフ(1845~1916)というロシアの学者の研究からのようです。彼は腸は便を貯める袋で、その中にいる、今でいう「悪玉菌」によって老化が進む、と考えたのです。

夏目 「大腸はただの袋」とは、ずいぶんな暴論ですね。

稲島 でも、この時代に常在菌に着目したのはすごいですよね。悪玉菌があるといっても大腸を取ってしまうわけにはいかないので、メチニコフは今でいう「善玉菌」を入れれば良いと考えます。そこで注目したのが「乳酸菌」。乳酸菌は、自分が生き延びるために周囲に弱酸性の環境をつくりだし、周囲に悪玉菌が生きにくい環境をつくります。

夏目 だから、乳酸菌は菌の中でも「善玉菌」なんですね?

稲島 彼はブルガリア地方に長寿の方が多いことに着目します。そして「ブルガリア人が長寿なのは食事に関係があるはず」と考え、様々な食物を調べます。そこでヨーグルトが長寿に影響がある、と考えたんですね。メチニコフ自身も、ヨーグルトを常食していました。そして、この説が注目を集め、世界中で「ヨーグルトは健康にいい」と言われ始めたのです。

世界中で食べられているが
科学的根拠は一部のみ

夏目 先生の話を聞くと、やっぱり、単に「食べていい」感じがしますが?

稲島 たしかに、感染性(菌などによって起こる)腸炎については、1990年代以降の世界中の35論文をメタ解析してみると、ヨーグルトを摂っていると治るまでの期間が短くなる傾向があるという結果でした(Chochrane Database 2010)。しかし、これはあくまでも感染性腸炎に限ってのデータです。いつもヨーグルトを摂っている人が、そうでない人よりも身体的(PCS)にも精神的(MCS)にも健康であるというわけではなさそうなんです。

 その調査のあらましをまとめたものが下の図です。詳しい説明は省きますが、この「p値」というのが0.05を下回っていなければ「有意差がない」、つまり効果がないと解釈します。

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夏目 つまり、ヨーグルトは腸の感染症には多少効くけれど、そのほかの効果は限定的だということですか?

稲島 そういうことです。ヨーグルトは免疫強化に良いとも言われているようですが、そもそも免疫は身体にとっての外敵を排除する力のことですよね。簡単に言えば感染症に対する防衛力のことです。現代日本人は他の時代や地域と比較して、感染症に苦しむリスクは比較的小さいですよね。むしろ、免疫が高すぎて困っている方々の方が多いかもしれません。

夏目 え!?そうなんですか!防衛力なんだから、高い方がいいに決まってるじゃないですか。

稲島 いいえ、リウマチなどの膠原病やアレルギーといった疾患は、免疫過剰によって自分の身体の一部を攻撃してしまうことで発症するんです。こういった疾患に対しては、免疫を抑える治療をすることもあります。

 ヨーグルトはアレルギーに効くという説もありましたね。マイアミ大学では、代表的なアレルギー疾患であるアトピー性皮膚炎と気管支ぜんそくを患う子どもたちを対象とした調査を発表しました。ヨーグルトだけでなく、ヒトに良いだろうと思われるいろいろな微生物(プロバイオティクス)を対象にしたのですが、結果、アトピー性皮膚炎(2797人)、気管支ぜんそく(3143人)のどちらも、プロバイオティクスが有効だという結果が得られませんでした(Pediatrics.2013 Sep;132(3):e666-76)。

夏目 うーん、アレルギーにも効果なしか…。

食べていいヨーグルトと
食べなくていいヨーグルトの違いは?

稲島 そもそもヨーグルトが効果的なら、ヨーグルトの売上が増えるとともにアレルギー疾患が減っていくはずじゃないですか?この2枚の表を見てください。実際には、ヨーグルトの販売数が増えても、疾患は減ってないし、むしろ一部は増えているんです。

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夏目 これだけ見ると、「ヨーグルトが売れるほどアレルギー疾患が増える。アレルギーの原因はヨーグルトだ!」なんて言い出す人もいそうですね。

稲島 あ、敵を作りそうなコメントですね。

夏目 ちょ、ちょっと待ってください!だって、この表は先生が…。あ、でも、エビデンスがないからといって、身体にいい効果がゼロって決まったわけでもありませんよね?

稲島 もちろんそうです。ここから先は「今後の研究が待たれます」としか言いようがありません。それに、先に少しご紹介したように感染性の下痢はヨーグルトを食べると治りやすいという、ゆるやかなエビデンスはあります。

夏目 じゃあ、稲島先生はヨーグルトなんか食べないんですか?

稲島 いえ、毎日のようにヨーグルトを食べてますよ。

夏目 !?

稲島 混乱させてごめんなさい。実は、ヨーグルトにはちょっと期待しているんです。腸炎に関しては良さそうですしね。しかも、以前に説明したある種のサプリのように有害な方向に行く結果はなさそうです((「βカロテン摂取で肺がんが増える!データで読み解く食品のウソホント」を参照)。そして、私はヨーグルトが好きです。

夏目 じゃあ、僕がヨーグルトを食べているのを見て、なんでケチをつけたんですか?

稲島 ヨーグルト自体がダメではないんです。ただ「嗜好」ではなく「健康のため」で摂るなら、一部の商品には気をつけてはいかがかなと思っています。ちょっと考えてみたチェックポイントは2つあります。

夏目 2つ!

稲島 まず、その商品、甘くないですか?精製された糖分の摂りすぎには、夏目さん普段から気をつけてますよね。コーヒーにも砂糖は入れないって言ってたじゃないですか。でもヨーグルトを通して糖分をいっぱい摂っていることになる!その「味」が好きなのではないのに、健康のためと思って。オヤジさんが糖尿病で苦しんでいるアナタがね!!

夏目 ひー!探偵みたいだ!

食べてもいいヨーグルトには
「発酵臭」がする!

稲島 次はもっと大事です。その商品、「発酵臭」はしますか? 納豆やナチュラルチーズは、いずれも独特の「発酵してるんだな」という臭いがしますよね?でも、世の中で売られているヨーグルトのほとんどはいい「匂い」がする。「臭い」じゃなく「匂い」です。それの原因は2つ、微生物や発酵食品が少ししか含まれていない、あるいは発酵臭が帳消しになるほど香料がたくさん使われているから!あなたは健康イメージがあるからといって、香水を飲むようなことをしているんですよ。

夏目 ひー!先生、僕以上にいろんなメーカーを敵に回しそうです!じゃあ先生が食べているヨーグルトは何か別のモノなんですか?

稲島 いえ、特殊なモノではないですよ。牛乳にボチャンと入れると、翌日ヨーグルトになっているタイプです。特別カラダに良いという根拠があるわけではないですが、自宅で作れば余計なものが入りませんし、何より安いですからね。流行った時期もあるようですが、ステマになるのは嫌だから、あえて一部伏せます。「カスピ海ヨ○グルト」ってご存じですか?

夏目 マルの意味がない!

稲島 企業の回し者じゃないですし、他の物でも別にいいのです。この味や香りが好き、という商品であれば、効果や添加物を気にせず食べるのもありだと思います。しかし健康のため、という目的なら、無添加で甘味料も入ってない方が良いのでは?

 夏目さんは最近、糖分を頑張って減らして体調が良くなったと言っているにもかかわらず、「健康のため」にヨーグルト風味の甘味料を定期的に摂取してしまっているなら…ちょっと、もったいないように思えます。

夏目 なるほど…。では先生の家のヨーグルトの素を分けてください!

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年07月22日 09:45

私も昨年までの二年間断酒するまで長年この思い込みに囚われて生きてきました。今はまたごく少量嗜んでいます。

■酒豪の筆者が、酒をやめて気づいた10のこと

宮崎智之 [フリーライター]

「わかっちゃいるけど、やめられない」のが、お酒の魔力

飲んでいなくても、飲み会を楽しめる

 自他共に認める酒豪で、「酒をやめるくらいなら、死んだほうがまし」とうそぶいていた筆者が、3ヵ月前に酒を断った。アルコールによって体を壊し、医者から断酒を説得されたためだ。

 基本的には365日、休みなく飲んでいた。休肝日という発想はなく、仕事がない日には昼間から飲んでいたことも度々だ。家系は酒飲みばかりで、同じく体を壊した親戚も多い。「お日様が沈むまでは、飲んではダメ」という母からの忠告も、上の空で聞いていた。

 そんな調子だったから、まさか自分が酒をやめられるなんて思ってもみなかった。というか、酒のない生活が、どういったものなのか想像もつかなかったのである。

 適度の飲酒は、コミュニケーションを円滑にするなどのメリットがある。しかし、過剰に飲み過ぎれば、筆者のように体を壊すリスクが高まるほか、問題行動を起こしたり、人間関係にひびが入ったりして、社会的信用を著しく損なう事態に発展することもある。

 ここ数年を思い返しただけでも、数々の悪行を犯してきた。財布をなくして一文無しになり、友人にお金を借りたこともあったし(そして、そのお金でまた酒を飲むわけだが)、記憶をなくして路上で寝ていたこともあったし、「絶対に言ってはならない暴言」を酒の勢いにまかせて口走ったこともある。連載のタイトルではないが、「めんどい人々」の一員になってしまっていたのだ。同じような心当たりがある人もいるのではないか。

 問題なのは、「わかっちゃいるけど、やめられない」ことだ。筆者が、まさにそうだった。

 しかし、今となってみれば「○○だから、絶対に無理」と言い訳にしていた理由のほとんどが、思い込みだったことがわかる。むしろ、酒を飲み続ける口実として、そう思い込もうとしていた節があるように感じる。まだ断酒して3ヵ月と日が浅いものの、酒をやめたくてもやめられない人のために、筆者が気づいた10のことを紹介していこう。

 酒をやめると、意外に良いことが多いのだ。筆者のようにドクターストップがかかるまでいかずとも、「そろそろ、酒を卒業したいな」と思っている人にも参考にしてほしい。

「酒をやめられない理由」のほとんどは思い込み

・飲んでいなくても、飲み会を楽しめる

 一番重要なことなので、真っ先に書いておきたい。このことが、最も驚いた発見だった。

 酒を飲むと、気分が良くなり、楽しくなる。気が大きくなり、全能感が味わえる。普段よりも積極的な性格になって、いろいろな人と仲良くなれる。酒のない人生なんて、なんて空虚で華のないものだろう。死んだも同然だ。筆者は、そう強く思い込んでいた。

 しかし、実際はそうではなかった。もちろん、酒をやめた直後は手持ち無沙汰になったり、酒への渇望感でイライラしたりするが、慣れてくればなんてことはない。飲んでいる人のテンションが上がっているのだから、それに合わせて自分も少しギアチェンジすればいいだけのことだ。もともと酒の場に慣れているので、楽しみ方は身についている。

 むしろ、最近では、以前より酒の場を楽しめるようになった感じすらある。記憶が鮮明に残っているため、楽しい思い出の余韻は翌日まで続くし、気づかぬうちに失態を犯しているのではないかと気を揉むこともなくなる。人の話を、じっくり聞けるのも楽しい。

 ついでにいうと、先日あるDJパーティーに参加した時、ノンアルコールビールを飲んでいたのだが、2本目を注文したところ、もう品切れとのことだった。周りを見渡してみると、ノンアルコールビールの瓶がそこかしこのテーブルに置かれていた。思っていたより、多くの人が酒を飲まずにその場を楽しんでいたのだ。これも一つの発見だった。

・「酒を飲むと、なにかが降りてくる」は幻想

 筆者はライターを職業にしているため、常に企画を出さなければいけない。別に、ライターではなくとも、なんらかのアイディアを求められる仕事に就いている人も多いと思う。

 そのプレッシャーもあり、酒を大量に飲んでしまうことが度々あった。酔っ払った頭に突然、企画が「降りてくる」と信じていたのだ。しかし、そうやって思いついた企画は、翌日に冷静な頭で考え直してみると、たいてい使い物にならない。ならば、初めから素面の頭で考えたほうが効率もいいし、そのほうがより尖った企画が出てくると感じる。

 長年、脳がアルコール漬けだった著者にとって、素面の頭のほうがよっぽど「狂気」だ。酒になにか「特別なもの」を求める趣向の人は、そう発想を転換してみてはいかがだろうか。

 また、人との会話の中で生まれるアイディアも同じである。筆者の経験によれば、「なにか面白いことを一緒にやりましょうよ」といった酒の場での話は、たいてい「面白いこと」にはつながらない。もっとも、片方が素面であるならば、アイディアがしっかり記憶され、その後の展開に変化が見られるかもしれない。今後はそれを楽しみにしている。

・酒を飲まなくても、普通に寝られる

 もともと寝つきが悪く、ある時期から「酒を飲むと寝られる」と思い込んでいた筆者。そのことが酒を断てない大きな一因となっていたが、酒がない生活に慣れ始めた今では、普通に寝られるようになった。眠りも深く、夜中に起きてしまうこともなくなった。

 はじめは慣れないかもしれないが、そのうち以前より快適な睡眠が得られるようになる。どうしても寝られない場合は、酒に頼るよりも医者に相談したほうがどれだけ建設的か。

酒をやめれば、バラ色の人生が待っている?

 ここまでは、筆者が「酒をやめられない理由」として考えていたことが、いかに幻想かについて説明してきたが、以降からは酒をやめることで得られた「副産物」を紹介する。

・酒を飲んでいるときに沸き起こる感情は、本心なんかではない

 これは2つ前の項目にも関連することだが、酒を飲んでいた時に感じていた不満や憤りは、本心なんかではない。酒を飲んで沸き起こってきた感情は、その場の空気に左右されていることが多く、よくよく考えてみるとどうでもいいことだ。ただの一時の感情に過ぎず、本心ではないように思う。

 酒をやめてから些細なことで怒らなくなり、安定した精神状態を得られるようになった。愚痴っぽさがなくなり、前向きになった気がしている。

・二日酔いではない状態が、どのようなものか

 毎日飲んでいたから当たり前のことだが、筆者は年中、二日酔いの状態で過ごしていた。「二日酔いではない状態が」どういったものだったのか、久しぶりに思い出して、頭と体の軽さを実感している。たとえるなら、「小学生の夏休みの朝」といった感じだろうか。

・お金と時間が節約できる

 これも当たり前のことだが、思ったよりもずっとお金が節約できる。新生銀行が発表した「2016年 サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の1回の外飲み代は、平均で5102円にものぼるそうだ。浮いた酒代で自分への「ご褒美」を買うのもいいだろう。ちなみに筆者は、今度、新しいデスクトップパソコンを購入する予定である。

 また、酒をやめてから時間も有効的に使えるようになり、読書や運動などといった自分に投資できる時間も増えた。酒飲みが思っているよりも、1日の時間は長いのである。

・酒を飲まないと痩せる

 筆者は専門家ではないため、医学的な根拠はないが、酒をやめて4キロほど痩せた。暴飲暴食がなくなったせいだろうか。さらに、顔色が良くなったと言われることも増えた。

・「お茶」という概念の存在

 飲酒を続けていた頃は、「お茶」という概念が皆無だった。「人と会って話すなら飲む」。これが基本だったからだ。しかし、世の中には「お茶」という文化が存在する。東京には、美味しいコーヒーやデザートを出すカフェが多いことに、今さらながら気がついた。

・お酒を飲めない人の気持ちがわかるようになった

 世の中には体質的にお酒を受け付けない人もたくさんいる。筆者は、そういう人の気持ちがまったくわからなかった。酒を無理強いすることはなかったが、「せっかく楽しい場なんだから飲めばいいのに」くらいに心の中では思っていた。しかし、今は違う。むしろ、彼らは同志だ。そして、もともとが酒飲みだったため、そちら側の気持ちもよくわかる。

 飲めない側も、飲める側の気持ちも理解できる。最強のノンアル・ファイターになったのだ。

・記憶力が悪いのは、酒のせいではなかった

 筆者は、人の顔や名前を覚えるのが苦手で、それらをすべて酒のせいにしていた。しかし、酒をやめた今でも、まったく治っていない。すべて酒のせいにするのは、酒に失礼である。自分の弱点にはしっかり向き合い、改善していかなければならないことを断酒から学んだ。

 最後になったが、アルコール依存症は歴とした病気である。個人の性格や根性のせいにせず、どうしてもやめられない場合は、専門機関への受診をお勧めする。「断酒するなら飲み会の参加は禁止」と指導を受ける場合もあるそうだ。筆者は人間関係が変わるストレスのほうが高いと自身で判断したため、参加しても飲まずに済む方法を模索しているが、依存度によって変わってくると思うので、そこは医者の指示に従って決めてほしい。

 筆者がこの記事で伝えたかったことは、酒がない生活は「死んだも同然」ではないということだ。酒のない人生も、けっして悪くない。酒のない人生を、楽しんでほしい。自身や周囲の人の飲酒に悩みを抱えている人にとって、少しでも参考になれば幸いである。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年07月20日 10:09

立ち向かうのではなくしなやかに受け流す。。。

■心が強い人は「無感情」を習慣にしている 簡単!マイナス感情はこうしてリセットする

梅雨から夏にかけては、疲れがたまりやすい時期です。体の疲れ以上に、厄介なのが心の疲れ――ストレス、憂鬱、怒り、不安。「癒したくても、癒し方がわからない」ことが、一番の問題です。

しかし、2500年前にすべての苦悩から解放された、あのブッダなら、答えを知っています。

日常のちょっとした工夫で、心の疲れをきれいさっぱり洗い流すには――。中卒→大検→東大→永田町シンクタンク勤務→インドで得度という経歴を持つ独立派の出家僧・草薙龍瞬氏(近刊に『これも修行のうち。』がある)が、その秘訣を語ります。

ストレスや憂鬱は、現代人にはつきものです。欲や怒りを刺激する情報はあふれているし、苦手な人づきあい、気の進まない仕事・残業も次々にやってきます。特に4月から変化が続いたあとの梅雨の時期は、いっそう心が重たくなる季節です。

しかし「何事にも、きっと方法はある」というのが、ブッダの考え方。ストレス・憂鬱を上手に解消して、心を軽くしていく方法を“メンタルヘルスのエキスパート”ブッダは教えてくれます。

悩みの最大の理由は「マイナスの感情」

心が疲れる最大の原因は、「マイナスの感情」です。ムカついたり、緊張したり、落ち込んだりといった負の感情におそわれると、やる気を失い、物事に集中できなくなります。

こうしたとき、多くの人が「元気を出そう」「楽しもう」と考えます。「憂さ晴らしにお酒」とか「ストレス解消にスイーツを」とか。「気分転換についネットサーフィン」が、定番の人もいますね。

ただ、これだと効果は一時的ですし、度をすぎると健康を害したり時間をムダに使ったりします。ネットサーフィンで余計にストレス・モヤモヤが増す、というのはよくある話です。

ブッダなら、まったく違う発想をとります。マイナスの感情を癒す秘訣は、驚かれるかもしれませんが、「感情のない状態をとりもどす」ことなのです。

つまり、怒りも喜びもない“ニュートラルな”精神状態――ここに戻れるようになったら、心は劇的に健康になります。詳しく説明しますね。

感情のないニュートラルな状態がなぜ大事かというと、それが「心の基本」だからです。

実は、感情には3種類しかありません。つまり、

①快の反応 ―― 喜び・うれしさ・楽しさなど
②不快の反応 ―― 怒り・不満・憂鬱・くやしさなど
③快でも不快でもない“ニュートラルな”状態

このうち、人が追いかけるのは、①の快=喜びの反応。食べる、遊ぶ、他人の評価・リアクションを求めて頑張るなどです。

もともと心には、承認欲も含めた「欲求」があります。だから人間は、つらいときや疲れたときでも「欲求の満足」を求めます。結果的にごく自然に「快の反応」――楽しいこと・快楽――を求めようと考えます。

しかし、快の反応は「長続きしない」もの、そして「すぐ元に戻る」ものです。

現実に引き戻されたとき、そこに待っているのは「不快な反応」です。仕事がうまくいかない、人間関係が苦手、人の目が気になる、失敗して落ち込んでしまう……。日々の生活の中では、不快な反応のほうがむしろ多いのが現実ですよね。

つまり私たちの日常は、「快を追いかけながら、実際には不快に反応してばかり」です。人はいつだって「感情に振り回されている」のです。
現代人は、感情の「反復横跳び」で疲れきっている

しかし、「快か、不快か」しかない日常は、かなり疲れます。昔学校でやった「反復横跳び」を思い出してください。端から端まで速足で移動する――人間は「感情」でも、同じことをやっています。

ムカッとして、楽しんで、褒められると舞い上がって、叱られると凹んで……こうした感情的な反応を、休むことなく繰り広げています。

怒って、喜んで、怒って、喜んで、の繰り返し。まるで反復横跳びではありませんか。しかも「真ん中」(ニュートラル)が抜けている(!)。これで心が消耗するのは、ごく自然ですよね。

家に帰ったら、鏡を見てみましょう。「疲れているな」と思ったら、「感情で反応しすぎているのかな」と考えてみてください。

「これからは、感情で反応しない。“ニュートラルな心”を大事にしよう」と唱えましょう。この発想が、これからの人生を変えます。ラクに過ごせる時間が増えていくのです。

ニュートラルな心に帰るプチ修行

では、感情のないニュートラルな心は、どうすれば育つのでしょうか。コツは、「感覚に意識を向ける」ことです。

そのスタンダードな方法は、深呼吸して、①鼻孔の感覚や、②おなかのふくらみ・縮みを感じ取ること。

最近、注目を浴びているマインドフルネスです。その元祖は、もちろんブッダです。【前回の記事:心が強い人が持つ「他人に反応しない」技術】

「感覚に意識を向ける」という発想は、いろんな形で応用できます。たとえば、

①手をグーと握って、パーと開く。その「手の感覚」を意識する。

②「吸う」を「1」、「吐く」を「2」と数えて、10まで数える(感情をリセットするために、50、100まで数えてもOK)。

③道を歩くときに、歩数を1、2と数えて、100までやってみる。

数を決めれば終わりが見えるので、集中しやすいかもしれません。スマホのタイマーを使うのもよいかもしれませんね。

「感情で反応しない。ニュートラルに帰る」ことを方針に、試してみてください。

ちなみに「感情がない」状態といえば、禅の修行僧や、試合に挑むアスリートを思い浮かべるかもしれません。

確かに、その場面の彼らに感情はほとんどありません。なぜならそれが「目的達成に欠かせない」からです。禅僧がめざすのは悟り。アスリートがめざすのは、最高の成果・勝利です。このとき「感情的な反応」は、邪魔にしかなりません。だからニュートラルな心境で、目の前のターゲットに集中しているのです。

こうした心掛けは、私たちの日常にも欠かせません。作業に集中する心。相手をよく理解する心。ムダな考えに気を取られない心。人前で緊張しない心。落ちこまない心――。これらは、仕事・プライベートに大きな力を発揮します。

こうした心の「土台」を作るのが、ニュートラルな精神状態なのです。

ニュートラルな精神状態に戻ることができれば、そこから「ポジティブな方向に」考えることも可能になります。元気も回復していきます。

多くの人が勘違いしていることですが、「ネガティブ」からいきなり「ポジティブ」にもっていこうとするのは間違いです。「ニュートラル」から「ポジティブな反応」に向かうことが、正しい(ムリのない)道なのです。

たとえば、梅雨の季節は、心の健康を回復するチャンスです。雨降りしきる日の駅のベンチに座って、「プチ座禅」をやってみましょう。目を閉じて、雨の音を聞きます。だんだんニュートラルな境地に入っていきます。

もし感情で反応するだけなら、「雨の日ってジメジメしてイヤだな」と思うかもしれません。でも「感覚を意識する」発想に立てば、「空気の潤い」を感じることができます。これは、緑深い禅寺で目を閉じているのと、実は変わらないのです。

ちょっとした心掛けで、心は劇的に回復する

感覚を意識できれば、気が滅入りそうになる梅雨だって心を浄化することに使えるのです。これぞプチ座禅。

他にも簡単に実践できることがあります。

これから猛暑に突入したら、コンビニの冷気に当たって気持ちをリセットする、冷やしたビールやスムージーで気分を変える。こうした日頃のちょっとした動作を「感覚を意識して」やる。そうすることで、マイナスの感情をきれいにリセットするのです。一年中いつでもできる、心の健康回復術です。

辛いことがあるのは、頑張っている証拠。そんな自分を、責めず、裁かず、感情で反応せず、そっと受けとめてあげましょう。そしてこう考えるのです――「きっと方法はある」と。

今回は「感情の疲れを癒す方法」を紹介しました。カギは「感覚を意識して、ニュートラルに帰る」こと。

さっそく練習して、これからの季節を乗りきっていきましょう。イザ、プチ修行!

[東洋経済オンライン]

Posted by nob : 2016年07月19日 18:44

自律神経の乱れは万病のもと。。。

■「自律神経」を整える6つの習慣

プレゼン技術など、スキルアップをしたいビジネスマンは多いのですが、「実力をつける」と同じように「今ある実力を100%発揮すること」の大切さと難しさに気がついている人は、残念ながら少ない。ご存じのように一流のアスリートは、コンディションの調整を怠りません。

スポーツトレーニングは、筋力アップや技術向上を図る「ストレングス」。疲労を取り、故障を治す「ケア」、そして持っている力を発揮するための「コンディショニング」。この3つのアプローチで成り立っています。

練習したことをいかに本番に結びつけるか。これはビジネスの世界でも同じです。100の実力を120に増やしても、70しか発揮できなければ、力がついたとはいえません。調子をあげ、実力を出し切る。コンディショニングのポイントになるのが自律神経です。

自律神経は体を活動させるときに優位になる交感神経と、逆にゆったりしているときに優位になる副交感神経からなります。この2つがバランスよく働くことで健康を維持しているのですが、健康だけではなく、自律神経が整っていてこそ、持っている力を発揮できるのです。アスリートは「ゾーン」という表現をしますが、これは本来、逆の働きをする交感神経・副交感神経がともに高まっている状態で、集中しているにもかかわらず、落ち着いて周りも見えている極限の境地です。

現代人は交感神経が活性化しっぱなしで、副交感神経が高まらない、常にテンパった状態にある人が多い。原因を一言でいえば、ストレス社会だからです。

自律神経を整えようと思っても、頭でコントロールはできません。自律神経へのアプローチ方法は体を動かす運動・行動です。自律神経が乱れない行動を心がけ、必要なときに交感神経や副交感神経を活性化させる方法をご紹介しましょう。

まず窮屈な服装は交感神経の働きを上げます。疲れが取れないときは、通勤時にはネクタイをせず、シャツの一番上のボタンも外して、ネクタイは会社で締めましょう。

シャツといえば、私は「基本的にシャツは白しか着ない」と決めています。服選びの時間が短くて済むということもありますが、ささやかなことでも、なにかを選択する行為はストレスを生みます。「考えるべき重要な問題」と、「考えることなくオートマチックに行動すること」を区別し、さほど重要でないことは徹底的にルール化し、オートマチックに処理する。余計なストレスを招かないというのは、自律神経を乱さないためにとても重要なことです。

これからの季節、外は猛暑、室内は冷房と温度差が激しくなりますが、これも自律神経を乱す要因です。涼しくても、気持ちいいこと=自律神経にいいことではありません。薄手のセーターを着るなどして、温度変化に対応しましょう。

嫌なことがあったら、ゆっくり階段の上り下り

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現代社会で、もっとも大きなストレスとなるのが人間関係。ビジネスシーンでも上司や取引先とトラブることがあるでしょう。落ち込んで、心がざわざわしたまま仕事に戻っても作業ははかどりません。上司に叱られた時点で自律神経は乱れ、コンディションは最悪です。

そんな状態では作業能率は上がらず、判断力も低下していますから、ミスを誘発するだけです。しかも、自律神経はいったん乱れると3~4時間は元に戻りません。結局、なにもはかどらず無駄な時間を過ごしてしまうことになります。

「気持ちを切り替えよう」と思っても効果はありません。メンタルの問題をメンタルで処理しようとしても無理です。そういうときこそ体を動かすべきなのです。いったん席を離れ、階段を1~2階分、ゆっくりとリズミカルに上り下りしてください。血流がよくなり、副交感神経の働きが高まり落ち着きます。ミスの後処理をどうするかなどの事後対策は、こうして体を動かしてから考えたほうが、いい方法が見つかります。

現代人はリラックス(副交感神経優位の状態)が苦手ですが、寝る前の正しい入浴は副交感神経を高めます。

湯は39~40度のやや温めにし、掛け湯をした後、ゆっくりと湯船に入り、5分間、首まで浸かります。次に半身浴を10分。これが基本です。半身浴で体を芯から温めると、お風呂から出たときの冷えを感じることが少ないので、温度差の影響を受けずに済むのです。

緊張を和らげるには
●副交感神経を活性化
(1)人さし指、中指、薬指の3本を使って側頭部からおでこ、顔の全体を、軽く触れる程度の力でやさしく叩く。
(2)手で三角形を作り、頂点がへその下に当たるように置く。4秒かけて息を吸い、8秒かけて息をすべて吐き切る。

やる気をアップするには
●交感神経を活性化
(1)足を肩幅ほど開いて真っ直ぐに立つ。頭の上で手首を交差させる。肩甲骨が内側によるのを意識し、息を吸いながら全身を上に伸ばす。
(2)次に息を吐きながら腹に力を入れ、上体を前にゆっくり倒し、ゆっくり吐きながら戻る。

小林弘幸(こばやし・ひろゆき)
順天堂大学医学部教授

[PRESIDENT online]

Posted by nob : 2016年07月19日 18:29

二人に一人が罹患し、三人に一人が亡くなる癌、、、今後ますます身近な病に。。。

■新規がん患者が初の100万人超 高齢化で増加 大腸・胃・肺が上位

 国立がん研究センターは15日、2016年に新たにがんと診断される患者は101万200人、がんで死亡する人は37万4000人になるとの予測を発表した。新規の患者が100万人を超えるのは初めてで、高齢者の増加に伴い、発症する人が増えるとみている。

 予測は、国や地域のがん対策の目標設定などに役立てるのが目的。患者数の予測は昨年より2万8000人増えた。実際の統計でも患者数は1970年代から一貫して増え続けているという。

 予測された部位別の患者で最も多いのは、大腸がんの14万7200人。胃がん(13万3900人)、肺がん(13万3800人)、前立腺がん、乳がんと続き、上位5位は昨年と同じだった。男性
は計57万6100人、女性は計43万4100人。

 さらに男女別でみると、男性の1位は前立腺で、胃、肺、大腸と続く。女性は乳房が最も多く、大腸、肺、胃の順となり、5位は子宮だった。

 死亡する人は、昨年より3000人増加。肺がんの7万7300人が最多で、2位は大腸がん、3位は胃がんだった。

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[東京新聞]


■がん新規患者100万人超す 国立がんセンター、16年予測

 国立がん研究センターは14日、2016年に新たにがんと診断される人は100万人を初めて突破するとの予測結果を発表した。がんで今年亡くなる人は37万4000人で、過去最高になる。高齢化を背景に、30年ごろまで新たながん患者は増える見通しで、早急な対策が求められる。

 実際の統計がまとまるまでに数年かかることから、同センターは毎年春に新規の患者数と死亡者数の予測を公表している。人口動態統計や全国がん罹患(りかん)モニタリング集計などをもとに算出した。

 今年新たにがんと診断される人は101万200人で、昨年より約2万8000人増える。男性は57万6100人、女性は43万4100人。部位別では、大腸、胃、肺、前立腺、乳房の順に多かった。死亡者数は37万4000人で、昨年より約3000人増える。部位別では肺、大腸、胃、膵臓(すいぞう)、肝臓の順になった。今後、胃が減り、大腸と肺は増え続ける見通しだ。

 米国がん協会が昨年公表した資料によると、米国では、死亡者が過去20年間で22%減った。1980年代にがん検診が普及し、早期発見されやすくなったためとされる。

 東京大学の中川恵一准教授は「死亡数が減らないのは問題だ。がん検診の受診率を高めるとともに、生活習慣を改善してがんになりにくくすることも大事だ。そのためには学校での啓蒙が重要になる」と指摘する。

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[日本経済新聞]

Posted by nob : 2016年07月15日 08:45

美しい水か美しい身体をつくる。。。

■肌荒れは水が原因? 水の質を変えて改善しよう!

肌荒れ悩みの盲点。それが、「水」。生きているものすべてに必要不可欠な水ですが、実は、肌荒れを引き起こす原因になることがあるのです。

●水が肌にもたらす影響

成人した大人の場合、約60%の水分で体が作られているいいます。老人になってもそれは10%程度しか減りません。私たちは一生を通じて、大量の水分を抱えて生きているのです。水の質が悪ければ、当然、肌のコンディションも落ちてしまいます。天然の水には、ミネラルなどの栄養分が豊富です。本来、体に取り込むべきはそのような水であったはず。

しかし、衛生などの問題もあって、日常で使うのは水道水が主流です。現在、水道水には消毒のために、微量の塩素が含まれています。塩素で刺激を受けると、弱い肌は荒れ始めます。それに気づかずに水道水を使い続けると、ダメージが回復するひまなく刺激が蓄積してしまいます。

アトピーの原因とも言われる塩素水。敏感肌でなくても、蓄積されたダメージで肌荒れを起こす可能性はあるのです。

●触れる水を変えて肌荒れを防ぐ!

一日のうち、直接水を肌につけるのは、まず朝の洗顔。手洗いや食器洗い、夜の入浴なども考えられます。その水を変えるだけで、肌荒れが止まることがあります。

もっとも簡単なのは、蛇口に装着するタイプの浄水器をつけること。また、お風呂では大量の水が必要になりますから、塩素除去にひと工夫すると良いでしょう。

お風呂に入れるだけで、塩素が除去できる物をご紹介します。

・ビタミンC(小さじ1杯程度)
・備長炭1~2kg
・セラミックボール

備長炭は入浴の1~2時間前、セラミックボールは30分ほど前から入れて、お湯を作っておくといいでしょう。塩素は蒸発しやすい性質があるので、汲み置きして半日~1日空気に触れさせれば自然と消えてしまいます。もし追い炊き機能がついているなら、入浴の6時間前くらいから水を張っておくだけでも効果があります。

ビンやボトルに詰めた水は空気に触れられないので、バスタブや洗面器など、口の広い容器でなければできませんが、時間に余裕があるなら、余計な光熱費もかからないオススメの方法です。

●飲む水を変えて肌荒れを防ぐ!

肌に触れる「外側の水」を変えたら、体を作る「内側の水」も意識してみましょう。まず、水道水をコップに注いですぐに飲むのはやめましょう。一度沸騰させれば塩素が抜けるので、湯冷ましを作っておいて、冷蔵庫にいれておくと便利です。

しかし、本当に体に良い水を摂りたいと思うなら、浄水器やウォーターサーバーを利用するか、ミネラルウォーターを購入してみてください。水は透明なので栄養も何もないと思われがちですが、体内では作れないミネラルを含んでいるのです。ミネラルウォーターで肌パックすれば、手触りが格段に変わるほど。

1日1.5~2リットル飲めば便秘の解消にもなりますから、飲む水を変えることで、デトックス効果も感じてみてくださいね。

記事提供/『エンジョイコンプレックス』
(R25編集部)

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年07月14日 11:38

常に最良の主治医は自分自身。。。

■医者に任せっきりの「二流患者」は損をする 最高の医療を受けるには「患者力」が必要だ

病院ランキングや名医ガイドのたぐいが相変わらず人気を集めている。だが、『一流患者と三流患者』を書いた米テキサス大学MDアンダーソンがんセンター永代教授の上野直人氏は、こうした風潮に異論を唱える。

同氏は、最高の医療を保証するのはランキングでもブランドでもなく、患者自身がいかに医療に参加するかの「患者力」だと力説する。

一流と二流、三流の違いは

 ──タイトルの「一流患者」「三流患者」とは?

医者と一緒に考え、治療を選択し、納得のいく治療を選び取れる患者さんを一流患者としました。それに対し、医者の言うことはすべて受け入れ、自ら考えることなしに一言「お任せします」の患者さんを二流患者、文句ばかりで病院との信頼関係を作れないモンスター患者を三流患者としました。最低限のことしか病院から引き出せず、本人が損するタイプです。

あえて一流、三流と呼びますが、その意図は患者間に優劣をつけることではなく、自分の患者力がどのレベルにあるかを見直して、よりよい医療を受けられるよう、スキルを上げることです。

──「お任せします」はもう通用しない?

自分の身を守るためにも、二流患者の物言わぬスタンスは、ぜひ改めてほしいです。新しい治療法や薬が出て治療の選択肢が増え、医療はどんどん高度化、細分化している。医者は膨大な情報と日々格闘しており、正直手いっぱいです。医者も人間。国家試験は医療従事者として最低限の能力を保証するものであって、運転免許証を持っていても自動車事故が起きてしまうのと同じ。丁寧な運転の人もいれば暴走癖の人もいる。この医者は大丈夫か、本当に自分のことを考えてくれているか、患者はつねに質問をぶつけて突っつくことが大切です。医者との会話で医者を試す、といってもいい。

この治療法でいいか、ほかの治療法はないか、組み合わせはどうか。自分の生き方に合った最適な治療を医者から引き出していくのです。

みんな遅かれ早かれ病院の世話になるときがやってくる。病気に向き合う準備を先延ばしにせず、たとえば風邪を引いて受診するときなど、今から練習を始めてほしいのです。

──まずは、この薬は何のための薬ですか、と聞くことからですね。

そう、とにかく質問です。何となく引っ掛かったら必ず聞くことを習慣にする。なぜこの病名か、なぜこの診断か、なぜこの検査をするのか、なぜこの薬か、なぜ効かなかったのか。Why(なぜ)をつねに問う。自分が直面している事実を理解するためです。専門用語の羅列でわからないなら、わからないとハッキリと言う。なぜ?を重ねることで、自分の理解も深まっていく。医者にとっては、質問が気づきのきっかけにもなります。見落としや別の可能性に気づいて、より多くの選択肢が提示できるかもしれない。

それから診察時には必ずメモ帳とペンの持参を。一言断って会話を録音するのもいいし、誰かに付き添ってもらって話の受け手を増やすのもいい。医者とのコミュニケーションは真剣勝負。一言も漏らさず聞くぞという意気込みでいきましょう。疑問は放置せず、その場でも次回でもよいので、必ず聞くようにしてください。

話を理解できたかどうか確認するのにいちばんいい方法は、自分が受けた説明を他人に話すこと。聞かされた側が要領を得ないようなら、自分がちゃんと理解できていないってこと。次回受診時に、医者相手に話して反応を見る。僕の場合は大抵僕のほうから聞きますね。どう、ちゃんと理解してる?ちょっと話してみて、と。これは必ずやります。

ネットで得た情報は医者と共有を

──病気の医学的な正式名を必ず聞くことも強調されていますね。

ネットで調べるとき、正式な病名で検索したほうが情報が精査されます。セカンドオピニオンを取る際にも意思疎通がスムーズになる。

それから、ネットで得た情報は医者と共有し、わからないところは医者に聞くようにしてください。僕の患者さんはネットで見たものをプリントアウトして持ってきますよ。僕もそれを歓迎していて、必ず情報共有しようと約束します。ネットで見つけたサプリメントや代替療法を試したいなら、その前に絶対見せてくださいと。プリントアウトを見ても判断がつかない場合は、自分でもサイトを見に行きます。そこまでするのが医療従事者の責任ですから。

──日米の差は患者力の差だと書かれていますが。

実際には米国の患者だって一流ばかりでは全然ない。ただ米国では、患者力を与えることが重要だという意識を医療側が持っていて、病院全体で患者を一流に引き上げていく仕組みというか、サポートが日本よりはある。まず医者が患者に質問を促します。小児科なら、子供の患者に対し「質問はないか」と必ず聞く。親がいると話しにくいなら席を外してもらう。そうやって医者に質問することが当たり前という感覚を育てていく。そうした中で、優れた患者がキャッチボールを通して育つ可能性が高いというだけ。

 ──日本ではまだ、躊躇してしまう患者も多いかもしれません。

でも、質問し情報を正しく把握することは、日常生活のあちこちでやっていることでしょう。医者に対してだけ、恐縮して言えないとか遠慮してしまうとか、聖域視する必要はないし、そんな神話はなくさないといけない。医者には説明責任が、患者には医者の言葉を理解しようとする責任があります。

医者が投げたボールをきちんと受け止め、しっかり投げ返す。説明下手だったり面倒がったりするような医者の悪投は「ちゃんと投げて」と投げ返す。大事なのはキャッチボールです。キャッチボールする理由の一つは、相手がまっとうな医者かどうかを見極めることでもある。

患者が要求しないから医者が変わらない

──何といっても「3時間待ち3分医療」の現実があります。

現状のシステムを変えるためには、患者側からの突き上げが必要です。医療側には大きなプレッシャーになる。10年経っても20年経っても何も変わらないのは、誰も要求しないから。もっと説明を受ける時間が欲しい、それが要求である、とわからせないといけない。動かすのは患者団体などではなく、やはり個々の現場です。消費者ベースの市場なのに、消費者が声に出さないから市場ニーズが低い状態のままなんです。

日本のモノやサービスの質が成熟しているのは消費者が要求したから。それと同じ。医療だけを聖域視するのはおかしい。現実に、患者とともに医療を進めていきたいと考える若手や中堅の医者はとても多くなっています。医者が患者の面倒を見る時代から、医者のよさを最大限引き出すために、患者が医者を試し育てる時代へと移行しているのです。

上野 直人(うえの なおと)/1964年生まれ。和歌山県立医科大学卒業。ピッツバーグ大学付属病院にて米国内科専門医取得。現在は腫瘍内科医として研究、臨床に携わ り、専門は乳がん、分子標的療法開発。チーム医療推進にも力を入れ、日本でも医療従事者と患者向けの教育活動を行う。著書に『最高の医療をうけるための患 者学』。

[東洋経済オンライン]

Posted by nob : 2016年06月25日 16:46

それまでの生き方の完結としての逝き方。。。

■畳の上で生まれ、死ぬのは今どきどれだけ希有なことか

本川 裕 [統計データ分析家]

終戦直後は9割以上が家で生まれ、家で死んでいた

「畳の上で死にたい」という言葉がある。これは、本来は、非業の死を迎えることなく、普通に家で死にたいという意味であるが、今では、持病が悪化して入院している病院、あるいは危篤で運び込まれた病院ではなく、日ごろ住み慣れた家で安らかに死にたいという意味だと勘違いしてもおかしくない状況となっている。

 戦後の大きな変化のひとつは、生まれたり死んだりする場所が家から病院に変わったことである。いつごろ変わったのか、どのようなテンポで変わったのかなどを知るため、こうした変化をデータで追ってみよう。出生届や死亡届を集計している厚生労働省の人口動態統計では出生や死亡の場所も集計しており、図1はこのデータにもとづいて描いたものである。

◆図1 生まれるのも死ぬのも今では家でなく病院
   ──家で生まれる人・家で死ぬ人の割合の推移

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 図を見れば分かる通り、終戦直後は9割以上の人が家で生まれ、家で死んでいた。

 その後、出生場所が高度成長期の1960年を挟む10年間ぐらいで一気に病院に移り、1980年以降、家はほとんどゼロとなった。そして死亡場所の方は、変化は出生場所より遅く、2000年代半ばまでだんだんと病院が多くなっていった。そして2005年ごろから約15%で横ばいとなった。

 最新データの2014年には、出生場所については、実家を含め家での出産(生母の実家での出産を含む)は0.2%とゼロに近い。また、死亡場所については、自分の子どもの家を含め家で亡くなるのは14.9%にすぎない。家以外の死亡場所としては、病院が主であるけれども、老人ホームが5.8%、介護老人保健施設が2.0%と病院以外の施設も増加傾向にある。

 こうした変化は、日本人にとって、医療が技術的、施設的、制度的に充実して身近な存在となり、極力安全な出産の確保、および死亡直前の救命の可能性の追求から、生死に関し医療の介入を不可欠とするに至ったからである。

日本では家で亡くなる人が特に少ない

 しからば、こうした傾向は先進国共通なのかが気になる。図2にはヨーロッパの参加国と死亡場所を比較したデータを掲げた。これを見ると、日本は特に病院での死亡が多く、自宅での死亡が少ないことが分かる。

◆図2 死亡場所の世界比較

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 病院で死亡する人はフランスでも6割以下、スウェーデン、オランダでは4割、3.5割とずっと少ない。海外では、自宅やナーシングホームなどで死亡する人が多いからである。

 ナーシングホームは、医療・福祉が一体化された、要介護者のための施設の呼称である。特に米国で発達したシステムで、生活の介助や機能訓練を行う。日本においては介護老人福祉施設や介護老人保健施設がその役割を果たしている。日本の場合、こうした施設で暮らしていても、最後の段階では病院に搬送する場合がほとんどなので、病院での死亡が多くなっていると考えられる。

 高齢者の多くが希望する通り、家や普段の暮らしの場で死を迎えることができない理由としては、在宅医療・介護の体制や住宅の質が十分でないことが挙げられている。これに加え、在宅の看取りについて、本人希望の優先度や延命措置の限度に関する本人・家族・医療介護関係者の社会的合意ができていないため、死に臨んではともかく病院へ移送し、病院でもいったん受け入れたからには対処するからという側面が無視できないだろう。

畳の上で死ねる都道府県は?

 次に地域別の特徴を見てみよう。出生場所はどの地域も病院が主なので省略し、死亡場所の構成比の上位都道府県を調べ、結果を表1に整理した。

◆表1 死亡場所割合の上位県(2014年)

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 以前は家で死亡することが多かったことから、最初は私も、古くからの慣習が残る地方圏の方が家で亡くなる人が多いだろうと考えながら都道府県別のデータを整理していたが、結果を見ると、家の割合が高いのは、上から、奈良、兵庫、東京、神奈川となっており、むしろ、大都市圏、特に近郊地域で、家での死亡が多い。

 これに対して、病院で亡くなる人が多いのは、北海道や四国・九州といった遠隔地の諸県である、また、病院以外の施設で亡くなる人が多いのは鳥取、大分、長野である。病院やその他の施設での死亡は、このように、地方圏の特徴なのである。

 理由を考えてみると、やはり、人口当たりの施設数として、病院やその他の施設が多いか少ないかが大きく影響していると思われる。つまり、死亡場所が家である割合が大都市圏で高いのは、畳の上で死にたいという望みがかなえられての結果というより、施設のキャパシティ上の余儀ない結果である側面が強いといえよう。また、大都市圏では独居老人の孤独死が多いことも影響している可能性があろう。現在の「死亡場所が家」である14.9%の者の中には、不本意なまま家で亡くなった人が、かなりの割合を占めていると考えられえる。

 残された子どもに迷惑をかけないように事前準備を進めたり、臨終の方式に当人の希望を反映させようとする「終活」が、人生の最期を過ごす場所の選択を含めさかんに議論されている。自宅での死については、本人の希望と家族が求める死亡直前の救命の可能性の追求とのバランスが求められるので、在宅診療や時間制約のない訪問診療が人的、制度的、コスト的に可能かが重要であろう。

 就職活動を「就活」と呼ぶのになぞらえて、結婚へ向けての活動は「婚活」、出産へ向けての活動は「産活」とも呼ばれるが、「終活」へ向けて自宅診療を容易にする円滑・柔軟な医療的支援体制が充実してくれば、出産についても、赤ちゃんが生まれてはじめて目にする風景が重要だととらえ、かつてのように自宅での出産が「初活」としてブームになるかもしれない。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年06月24日 09:46

常識っ!、、、かと思ってました。。。(苦笑)ご自身を護るために実践をおすすめします。。。

■トイレのフタは流す前に閉める!?英国研究チームの警鐘

トイレ掃除も小まめにして

トイレのフタってなんだか不潔そうで、「外では触りたくない」という人も少なくないのでは? しかし、用を足した後、フタをきちんと閉めてから水を流すことで、食中毒などの感染症リスクを軽減できるという研究が報告されています。

◆腸管出血性大腸菌O-157やノロウイルスなど、下痢や嘔吐を引き起こす食中毒は、幼児や高齢者、抵抗力の下がった人が罹患すると命の危険も。そのリスクを、「トイレで用を足した後、フタを閉めてから流す」ことで軽減できる、とする興味深い報告があります。

◆英国リーズ大学のマーク・ウィルコックス教授率いる研究チームは、細菌に感染した排泄物のサンプルを用い、水洗トイレに流して実験。水を流す際にトイレのフタを閉めなかった場合と、フタを閉めた場合では、空気中に漂う細菌の量にどれだけの違いがあるかを測定しました。

◆その結果、フタを閉めなかった場合では、流したときに汚水が便座の上、最大26cmまで細菌が飛び散り、便座や床に付着することが映像で確認されました。さらに、細菌を含むミクロな飛沫は、90分経った後でも個室内の空気中に浮遊していると判明しました。

◆一方、フタを閉めた状態で流すと、便器内の空間では細菌が確認されたものの、空気中に漂う量は、フタを閉めなかった場合と比べものにならないほど減少していました。

◆ウィルコックス教授は、「不特定多数の人が触れるトイレのフタからの感染を防ぐために、あえてフタのないトイレを設置している公共施設などもあるが、今回の結果から考えるとそれは逆効果で危険だ」と警鐘を鳴らしています。

◆さらに、「フタを開けっぱなしにしたからといって必ずしも病気になるわけではないが、少なくともウイルスに感染している時は、フタを閉めて流すようにするべき。フタに触れても、その後に手を洗えば問題ない」と述べています。

◆家族や職場、学校など、トイレを共有する人の間で病気の原因となるウイルスを拡散させないためにも、日常的にトイレの後はフタを閉めてから流すことを習慣づけておくといいでしょう。

◆和式トイレの場合は、多くはフタがなく、便器が浅いため、飛散が大きいという別の調査結果もあります。また、便器の位置が足元に近く、ズボンの裾などに飛沫がついて細菌を運ぶことになりやすいと考えられます。除菌効果のあるウェットティッシュなどを携帯すると便利です。

◆トイレ掃除でも普段から除菌を心がけるといいでしょう。ノロウイルスなどはアルコール消毒では効果が薄いので、感染者が発生した場合は、塩素系漂白剤を水で250倍に希釈したものを使用します。

◆便器や便座、フタ、水洗レバーのほか、手洗いシンクやカラン、ペーパーホルダー、ドアノブなども忘れずに。必ずビニールやゴム製の手袋とマスクを装着し、十分な換気を心がけてください。

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子)

[ケータイ家庭の医学SP]

Posted by nob : 2016年06月10日 15:27

技術はもとより心と身体のセルフコントロール力に長けておられる、、、自律神経の切り替わりが迅速かつ円滑なのでしょうね、、、素晴らしい。。。

■トップクラスの心臓外科医が伝授“集中力を保つ”4つの秘訣

今や、残業するほど仕事ができないと思われる時代。限られた時間で最大の成果を出すには──。経営トップ、心臓外科医、3つ星シェフ……斯界のプロにそのテクニックを聞いた。

■30分の昼寝で頭がすっきり

日本の心臓外科医でトップクラスの手術数を誇るのが、埼玉医科大学国際医療センター心臓血管外科の新浪博士教授だ。年間の執刀数は300例を超えている。

「世界に出れば標準的な数ですよ」と新浪医師は謙遜するが、日本の心臓外科医の平均が年間30例ほどなので、その10倍以上は突出した手術数だ。

極めてデリケートな心臓手術を数時間、ときには10時間以上にわたって行うには大変な集中力が必要だろう。しかも、1日に1度しか手術しない外科医も多いなか、新浪医師は必要とあらば2度、3度の手術を平然とこなす。その疲労度は相当なものだと想像できるが、どの手術も集中力を切らすことができない大事なものばかり。彼の集中するための秘策は、なんなのだろうか。

1日数回の手術で集中力を維持する秘策は、「昼寝」だ。

「先の手術が終わって自分の部屋に戻り、ソファに座ってお茶や食事をしていると知らないうちに寝ています。ふと気がつくと30分から1時間過ぎていて、頭がすっきりしています」

手術と手術の間に少し寝るという方法は、新浪医師が順天堂大学の助教授時代に師事した天野篤氏から直々に伝授されたのだという。

「天野先生は、手術と手術の合間に少しでも暇があったら寝たほうがいいよ、とアドバイスしてくれました。天野先生自身も寝るのですが、みんなのいるところで寝るから誰もリラックスできない(笑)。だから私は自分の部屋に戻って寝るようにしています」

それにしても、すぐに寝られるというのは一つの才能だろう。昼寝だけでなく、夜の寝つきもすこぶるいいそうだ。そんな話を実兄でサントリーホールディングス社長の新浪剛史氏にするととてもうらやましがられるという。

「彼はよく『どうやったら寝られる?』と聞きます。逆に、どうして寝られないのかわかりませんね。寝られないならその時間をもらいたいくらいです(笑)」

集中力を高めるためには、新浪医師が習慣化している2つの“儀式”も役立っているようだ。

一つは手術前に必ず達磨にお祈りすること。

「別に宗教を信じているわけではありませんが、難しい手術も多いので、最後は神頼み、仏頼みだと思っています。小さいころから川崎大師にお参りしていた関係で、そこで買ってきた達磨を教授室に置き、『今日の手術もうまくいくようにお願いします』と手を合わせてから手術に向かいます」

もう一つの方法が、夜寝る前に翌日の手術のプランを考えること。

「電子カルテなどをパパッと見て、頭の中でプランを設計します。ここが手術のキモだなとか。それが集中力アップになるかはわかりませんが、決まったパターンに持ち込めるので、最初の手術が何時からで、次は何時からでとスケジュールが組みやすいんです。もちろんイレギュラーも起きますが」

新浪医師は自分で執刀するようになってからの約20年間、この習慣を繰り返してきた。年間300例を超すほどの実績があるので、それに裏打ちされたパターンは豊富なバリエーションを持つ。数が質を担保しているのだ。

プラン通りに手術が進む確率は「通常は95%くらいですが、緊急手術の場合でも80%くらい」とかなりの高率だ。

寝る前に明日の仕事のプランを立てておくことは誰でもできる。翌日スケジュール通りに仕事をこなすためには参考にすべき習慣だ。

■集中と弛緩のメリハリを

だが、いくら昼寝をしたり事前準備をしても、長時間にわたる仕事では集中力が途切れることもあるだろう。

新浪医師の場合は、長い手術の中にオンとオフを設けるという。たとえば心臓の手術は、冠動脈バイパス手術は人工心肺を使用せずにできるが弁の修復や大動脈の手術は心臓や大動脈の中にアプローチするため、人工心肺で患者の心臓をいったん止めることとなる。心臓が停止している間の手術は緊張感、集中力ともにマックスの状態だ。だが、その前後で体温を下げる時間や体温を戻す時間などがあるので、そこはあえてリラックスし、集中力のメリハリをつけている。それによって本当に必要なときに力が発揮できるのだ。

「3〜4時間の手術なら、高い集中力が発揮できるのは、そのうち1時間半ほどです」

一般のビジネスマンは、外科手術ほど緊張感が高まる場面はないかもしれないが、一つの仕事の中で集中すべき大切なところを見極めて、集中するところと気持ちを緩めるところをつくると、うまく集中力を維持できるのではないだろうか。

集中力を長く保つためにはやはり体力も必要だ。心臓の手術が何時間にもわたれば、その間は立ちっぱなしになる。

「最近、週に1度か2度、スポーツジムに通っています。これは兄貴の推薦でね。体力増進だけでなく、栄養面でもアドバイスがもらえるので食生活も改善できます。これはよい仕事につながっていくと思います」

いくらオン、オフのメリハリをつけても、基礎的な体力が不足していれば、集中力は途切れてしまう。日ごろから健康に留意し、体力を高めているからこそ、ここぞというところで最高のパフォーマンスを発揮できるのだ。

▼新浪博士流“集中力を保つ”4つのコツ

[1]昼食後やスキ間時間に寝る
少しでも暇があったら、本を読んだりテレビを見るのではなく、30分でも潔く寝る。そのことで頭がすっきりして次の仕事に集中できるように。

[2]前日の夜に段取りを考える
頭の中で翌日の仕事のプランを練ることで、優先事項がはっきりして、集中すべきポイントが明確に。他の作業効率もあがる。

[3]一つの仕事の中でオンオフを設ける
長時間作業となると、ずっと集中はできない。「ここが一番のキモ」と思われるところにあわせて集中力を高め、ほかでは少しリラックスする。

[4]ジム通いで基礎体力をつける
どんなに集中しようとしても、基礎体力がなければ続かない。新浪教授は実兄の新浪剛史氏推薦で週に1度か2度、ジムに通っている。

[PRESIDENT online]

Posted by nob : 2016年06月07日 15:48

ギャップイヤーとサバティカル、、、素晴らしい。。。

■有給休暇で仕事効率が倍増!? 休むと成果が上がる、の実証結果とは

■「ギャップ・イヤー」認める米国

先日、オバマ大統領の娘マリアがハーバード大学への入学を決め、注目を集めたのは入学が2017年になることだった。本来ならば今年2016年の入学のはずが1年先に見送っている。これはアメリカでは「ギャップ・イヤー」と呼ばれる、大学入学前に1年ほど休暇を取り、見聞を広めてから学業に戻る制度だ。アメリカン・ギャップ協会の調査によると、年間およそ3万〜4万人が1年のギャップ・イヤーの後に大学に入学しているという。多くの学生は学業を休んでボランティアをしたり、旅行をしたり、企業インターンをしたりと自由な1年を過ごす。

マリア・オバマが入学予定のハーバード大学は、むしろ学生に1年休んでから学業に復帰することを促している。1年休養して教科書を離れて社会に目を向けることは、自分が何を学びたいかを理解する機会になるからだ。さらにインターンなどから自分の仕事への興味や向き不向きも感じるようになるかもしれない。何よりも、受験で無我夢中だった自分を冷静に見直す時間になるだろう。

社会人にもこうした疲れた頭を冷却する制度はある。たとえば大学の職員には、サバティカルという、一定期間勤務したのち1年ほど研究などに打ち込む時間が与えられる。ずっと勤務するよりも、リフレッシュすることでより発想が豊かになることを期待するものだ。組織にもよるが、給料はおよそ1学期分かそれ以上になる。

そして最近は日本の企業でも、介護休業などさまざまな休暇の取得を認めるようになった。たとえば育児休業は上限で1年まで。給料は得られないが、給付金は最初の6カ月は月給の67%、7カ月目からは50%になる。必要に駆られてのことかもしれないが、仕事から頭を切り替えるいい機会にはなるだろう。ほか、日本の年次有給休暇は半年勤務で10日発生する。それから1年勤務するごとに1〜2日増え、最高20日程度になる。ところが、こうした公の休業ですら、日本では連続して取りにくいのも事実。たとえ取ったとしても、戻ってきたときに果たしてどうなるかを考えると手を出しにくい。

グラフィックデザイナーのステファン・セグメイスターは、仕事におけるこうしたオフを、ちょっとおもしろい形で提唱している。それはこんなものだ。

■休暇をとりながら働くことの効果

たとえば人生の始め25年ほどを勉強に費やし、その後40年を働くことに使い、老後をおよそ15年ほどと試算する。ステファンが提唱するのは、この15年のうちの何年かを分割して、働いている現役時代に配分することだ。たとえば、表のようなイメージだ。

これなら退職は先に伸びるが、その分働いている期間をより充実した形にできるわけだ。あくまでもサンプルに過ぎないが、ひとつの働き方の例といえるだろう。ときにじっくり休んで充電をして、また仕事に戻ることで集中して仕事ができるだけでなく、休養中に得た経験から新しい発想が生み出せるようになる。

イスラエル、アメリカ、ニュージーランドの研究チームが、サバティカルで休業をとった研究者の健康状態、ストレスレベル、対人関係について調査をして発表している。それによると、休業をとった職員は、よりエネルギッシュになり、新鮮な気持ちで研究にとりくみ、プロとしての意識がより高まっている。何よりも、健康状態がよくなり、ストレスレベルが在職中よりもはるかに下がっているそうだ。

さらには、できる限り街を離れ、仕事と関係のない場所で過ごした職員のほうが、どこか仕事につながっているよりもよい結果になっているという。そのためこの研究者たちは、企業に対してもサバティカルの制度を推奨している。

1年の休業はより仕事の能率を上げ、発想をクリエイティブにしてくれるものだが、企業に居ながらの休業はそう簡単なものではないだろう。ならば、もう少しだけ短くして、休業により効果的に“脳休め”をする、こんな研究も発表されている。

■仕事から“離れる”と成果が上がる理由

インディアナ大学の心理学者Lile Jia氏らは「遠方の教訓――創造的な認識に対して、空間的な距離が持つ効果」という論文を発表している。実験の方法は、数十人の学部生をふたつのグループにわけ、各々が思いつく限りの交通手段を挙げてもらうというもの。

グループ1:この課題は「ギリシャで学ぶ」インディアナ大学生が考案したと伝える。

グループ2:「地元インディアナ州で学ぶ」インディアナ大学生が考案したと伝える。

このふたつのグループには明らかな違いが見られ、グループ1「ギリシャで考案」と聞いたグループのほうが、思いつく交通手段のほうが多かったという。

なぜ、「課題がどこで考案されたか」が重要なのだろうか。

それは、遠くで考案されたという意識から、地元の交通手段だけでなく、さまざまな手段へと思考が広がっていったからだ。つまり、インディアナ州の中を動くのではなく、世界中を動く手段を考えたというわけだ。

今回のように地理的な距離ばかりでなく、時間や確率的な距離でも、人は同じ反応を示すそうだ。「距離的に近く感じられる」ことで、より具体的でイメージ通りの意味でとらえて考えてしまう。ところが「距離が遠い」ことによって、より抽象的に発想することが可能になるというわけだ。

これこそが、休暇が仕事の効率を高め、発想を豊かにする理由である。

つまり、“日常”を離れて距離をおくことで、思考はふいに“何がどこにある”“ここはどこだ”といった具体性をなくして抽象的になり、空間がひろがり、今までと違うアイデアが浮かぶようになる。仕事から離れて初めて、今まででは考え付かなかったようなことに思いを巡らせるようになるのだ。

■休んで思い込みから脱却する

いつものメール、いつもの電話、何も考えずとも思い浮かぶ電車の名前……ある型にはまったことで、別の考えはそこには存在しなくなり、ただひとつのやり方を“正しい”と思い込んでしまう。そこを抜け出て漠然と名も知らない“乗り物”に乗り、説明ができない美しい波音を聞くことで、探していた答えが浮かぶかもしれない。

長期の休暇は難しくとも、堂々と「発想の転換をして、より仕事の効率をあげるために休んできます」と、そんな風に言ってみてもいいのかもしれない。

ステファンは「これから何をしたいか考えていて一番役に立つのは 周りにいる経験済みの人と話すこと。1人で想像するよりずっと効果的です」と語っていた。日本では、どうもそのあたりのコミュニケーションはとりにくいものだが、周りに長い休みをとった人がいたなら思い切って聞いてみたい。それは、どんな風なものなのか。

[脚注・参考資料]
CNNPolitics.com, Malia Obama to attend Harvard after gap year, 2016
Wired, Importance of Vacation, 2011
Psychology today, Do Sabbaticals Lead to Positive Work Outcomes?,by Ronald E Riggio Ph.D. 2010
Stefan Sagmeister, The power of time off, TED, Oct 2009
(上野陽子=文)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年06月07日 14:54

変革につながるのは、リーダーとしての流麗な弁舌ではなく愚直な実行。。。

■ハーバード大教授が徹底解説!オバマ広島訪問の本当の理由
サンドラ・サッチャー教授に聞く

佐藤智恵 [作家/コンサルタント]

ハーバードビジネススクールでリーダーシップの専門家として数多くの講座を受け持つサンドラ・サッチャー教授。特にリーダーの決断とモラルについて議論する選択科目「モラル・リーダー」は、ハーバードの看板授業だ。授業でトルーマン大統領(当時)の原爆投下について教えているサッチャー教授は、今回のオバマ大統領の広島訪問をどのように評価したのか。徹底解説してもらった。(聞き手/佐藤智恵 インタビュー〈電話〉は2016年5月29日)

オバマ大統領の広島訪問に対する
ハーバード大教授の評価とは?

佐藤 サッチャー教授はハーバードでトルーマン大統領の原爆投下について教えていますが、今回のオバマ大統領の広島訪問をどのように評価しますか。

サッチャー オバマ大統領はとても勇気ある決断をしたと思います。中国や韓国など、日本政府が日本の戦争責任をめぐる論議を終わらせてしまう口実になるのではないか、という懸念を示した国もありましたから、複雑な政治状況であったことは確かです。そんな中で大統領は現在の政治状況を包括的に見た上で、広島訪問を決断しました。

 リーダーシップの観点から見ても、オバマ大統領は正しい決断をしたと思います。なぜなら彼は広島で3つの重要なメッセージを世界に伝えることができたからです。

 1つめは、原爆投下という歴史から学ぶこと、原爆の犠牲者や遺族に人間としての思いやりを示すことがいかに大切かということ。2つめが、アメリカは自国の行動について責任をとる国なのだ、ということ。そして、最後に、どの国にとっても、自国の歴史と向き合い、歴史から学ぶことは重要だ、ということです。

佐藤 オバマ大統領は、世界の模範となるリーダーシップを示したと言ってもいいのでしょうか。

サッチャー とても力強い「モラルリーダーシップ」(道徳的なリーダーシップ)を示したと思います。現職大統領の広島訪問は、オバマ大統領のリーダーシップなくしては実現できなかったでしょう。

広島訪問に込められた5つの目的

佐藤 広島でのオバマ大統領の演説は、私たち日本人だけではなく世界の人々の心を打つ歴史的なスピーチであったと思います。サッチャー教授は、この演説内容をごらんになって、オバマ大統領のどのような思いを感じましたか? 大統領の広島訪問の真意はどこにあったのでしょうか。

サッチャー オバマ大統領のスピーチの全文を注意深く読み解いていくと、広島訪問には5つの目的があったことが分かります。

 まず1つめは、原爆投下の犠牲者を哀悼することです。オバマ大統領は多くの方々が亡くなったことだけではなく、死に至るまでの過程でどれほど苦しんだかについても言及しています。例えば、次のような箇所です。

「私たちは、(原爆投下によって亡くなった)10万人を超える日本人の男性、女性、そして子どもたち、数千人の朝鮮半島出身者、12人の米国人捕虜を悼むために(広島を)訪れるのです。

 ここ広島の中心に立てば、原子爆弾が投下された瞬間、人々がどんな思いをしたか、想像せざるをえません。目の前で起きた出来事に、子どもたちはどれほど混乱し、怖い思いをしたか。それを感じ、彼らの無言の叫びに耳を傾けるために広島を訪れるのです。あの恐ろしい戦争で、それ以前、あるいは、それ以降に起きた数々の戦争で、多くの罪なき人々が亡くなりました。私たちは犠牲となった全ての人々のことを忘れないために、ここを訪れるのです」

(出所:ホワイトハウス公式ウェブサイト、翻訳:筆者、以下同)

 2つめは、人間の絆、つまり、すべての人間は、人間性という共通の絆でつながっていることを伝えることです。それは次のような箇所に象徴されています。

「私たちが広島を訪れるのは、愛する人々のことを思うためです。朝一番に笑顔を見せてくれる子どもたち、食卓越しに優しく手を触れてくれるパートナー、そして、愛情いっぱいに抱きしめてくれる父親や母親。こうした人たちのことを思い浮かべれば、71年前、亡くなった人々にも同じように大切な人との大切な時間が流れていたことが分かります」

 3つめは、“人類が抱える根源的な矛盾”について語ることです。彼はその矛盾を次のように説明しています。

「私たちの思考力、想像力、言語能力、道具を作る能力、自らを自然と区別し、自然を意のままに変化させる能力、これらは人類だけが持つ特別な能力ですが、同時にとてつもない破壊力をもたらすものでもあるのです」

サッチャー 4つめは、世界の国々にとって、自国を防衛することは必要不可欠なことですが、武力を行使する際には、道徳的なルールに基づいていなければならないということです。意見が違う人々に対しても、人間性を尊重しなさい、というメッセージが、次のような箇所から読み取れます。

「広島はこの真実を教えてくれます。人間社会が科学技術と同じスピードで進化していかない限り、技術が人類を破滅させることもあるのです。科学の分野で原子分裂という革新がおこったのであれば、同じように人間社会のモラルもそれに応じて革新していかなければなりません。

 私たちは戦争そのものへの考え方を変えなくてはなりません。外交によって紛争を防ぎ、すでに始まった紛争については終結させる努力をしなければなりません。世界の国々はますます相互依存を高めるようになっていくことでしょう。しかしそれは、暴力的な対立ではなく、平和的な協力関係につなげていくべきです。他の国を破壊する能力ではなく、何を築き上げてきたかによって、国としての価値を評価されるべきなのです」

 そして5つめは、歴史から正しい教訓を学び、よりよい世界を築き上げることに貢献してほしいという願いを世界の人々に伝えることです。

「なぜ私たちはここ、広島を訪れるのでしょうか。そう遠くない昔に、この地に放たれた恐ろしい力について深く考えるためです。(中略)ここで亡くなった方々の魂が私たちに語りかけます。自らの心の中をのぞき、あなたは何者で、何ができるかを考えよと。

 私たちには、歴史を直視する責任があります。こうした悲惨な出来事が二度と起こらないようにするために何が出来るかを自問すべきなのです。

 何よりも大切なのは、私たちが人類の一員であることを認識し、お互いの関係をよりよいものにしていくことです。これもまた、人類だけがもつ特殊な能力です。私たちの運命は遺伝子によって決まっているわけではありません。過去の失敗を繰り返すように定められているわけではないのです。私たちは学ぶことができるし、選択することもできる。子どもたちに新しい物語を伝えることができます。戦争が起こることもなく、残虐な行為が許容されることもなくなった、新しい世界の物語を伝えることができるのです」

すべてのリーダーをめざす人々に
模範的な行動を示したオバマ大統領

佐藤 確かにサッチャー教授に分析していただいた上で、演説をあらためて読み返すと、「広島を訪れる理由」が何度も強調されていることが分かります。

 戦後71年たった今年、現職の大統領による広島訪問は、なぜ実現したと思われますか。やはりオバマ大統領でなければ実現できなかったでしょうか。

サッチャー オバマ大統領の行動から判断するに、彼は何よりも被爆者の方々に直接会いたかったのだと思います。彼は思いやりに満ちたリーダーで、これまでもアメリカ国内でも様々な事件の犠牲者のもとに自ら出向き、面会しています。

 アメリカが冒した行為によって苦しんできた人々に、大統領自らが会いに行き、彼らのことを思いやる。これはすべてのリーダーをめざす人々にとって模範になるのではないでしょうか。

 日本の被爆者、そして、遺族の方々もまた、オバマ大統領の気持ちを思いやっていたように思います。現職のアメリカ大統領として広島を訪れ、「広島で起きた悲惨な出来事から教訓を学びましょう」というのは、道徳的な葛藤もあったと思います。しかし、そうした葛藤や大統領の思いを被爆者の方々も深く理解していたように感じました。

佐藤 アメリカ国内でも事件の犠牲者に直接、会いにいったとのことですが、最近ではどのような例がありましたか。

サッチャー 最近では米カリフォルニア州の福祉施設で発生した銃乱射事件で犠牲者となった方々の家族に直接会いに行きました。

佐藤 2015年12月、カリフォルニア州サンバーナディーノで14人が犠牲者になった銃乱射事件ですね。ミシェル夫人とプライベートで訪れ、犠牲者の遺族らと3時間近くにわたって面会したそうですね。

サッチャー そうです。アメリカでは銃規制が不十分であるために、銃による事件が後を絶ちません。そのため、オバマ大統領はいわゆる“銃犯罪による犠牲者の喪主”としての役割を担い、犠牲者や遺族に思いやりを示すことによって、銃がもたらす危害を訴えているのです。アメリカだけではなく他国でも同じ問題を抱えていますが、オバマ大統領は、銃規制を強化しなくてはならないという姿勢を明確にしています。

 オバマ大統領は、共感力の高いリーダーであり、傷ついている人々の気持ちに寄り添うことができる人なのだと思います。広島訪問は、こうしたオバマ大統領の人間性を象徴していると思います。

オバマ大統領のモラルリーダーシップは
いかに形成されたか

佐藤 オバマ大統領はなぜ犠牲者や弱者に対して、特別な思いやりを示すのでしょうか。やはり彼が国際的な環境で育ってきたことも影響していますか?

サッチャー オバマ大統領が最初に執筆した自伝『マイ・ドリーム―バラク・オバマ自伝』には、彼が若い頃、アイデンティティー問題に苦しんだことが書かれています。

 彼は「自分が何者であるか」について常に考え、その現実をありのままに受け入れようとしてきた人です。ケニア出身の父親とアメリカ人の白人の母親との間に生まれたことが、自分の人生にどのような影響を与えてきたか、について、かなりのページを割いて書いています。『こうした両親のもとに生まれたことは、多くの利点をもたらしたが、同時に人生を複雑にもした』『自分は何者であるかを問い続けることで、ようやく人生が満たされた』といった内容が書いてありました。

 オバマ大統領は、ハーバードロースクールを修了後、シカゴのコミュニティーオーガナイザーになります。そこで恵まれない黒人の人々が、必要な社会資源が得られるように、行政に訴えかける活動をはじめたのです。コミュニティーの人々がお互いに協力しながら生活を向上させ、生活環境を改善するための手助けをしました。

 つまり彼には政治家になるまでの過程で、自分のアイデンティティーを追求してきた長い歴史があるのです。自分の生い立ち、インドネシアでの居住経験、家族環境などすべてを受け入れようとしました。だからこそ、彼の考え方は国際的なのだと思います。世界には様々な人々がいて、それぞれ自分とは違っている点もあれば、共通点もある。その事実を偏見なく受け入れられるのです。

佐藤 オバマ大統領が広島訪問を決断するにあたって、最も大切にした価値観は何でしょうか?

サッチャー 人間にとって最も重要な価値観とは何か、を考えて、決断したと思います。人間同士をつなげている価値観とは何だろう。人々がよりよい市民となり、お互いの意見を尊重するような世界にするために必要な共通の価値観とは何だろう。私たちが過去、そして、未来の行動に対して責任をとるために、そして、人間がさらに学び、変化し、成長していくためには、どんな価値観が必要だろうか。こうしたことを考えて決断したと思います。

「平和」と「核なき世界」というのは単なるスローガンではありません。どれほど実現が困難で、多大な時間と労力を要したとしても、現実的な目標であるべきなのです。

佐藤 「人間にとって最も重要な価値観」とは、一言でいえば、道徳観のことでしょうか。

サッチャー そうです。人間としての道徳観です。モラルリーダーシップの核心は、他人の人間性を尊重することです。それはまさにオバマ大統領が広島での演説で伝えたことであり、広島を訪問するという行動で示したことです。同じように、オバマ大統領を受け入れた被爆者の方々もまた、高い道徳観を示されたと思います。

 私は個人的に被爆者の方々が謝罪を求めるのではなく、核なき未来を実現してくださいと伝えたことに、とても感銘を受けました。被爆者の方々は、私たちには現在だけではなく、次世代のために未来を築き上げる責任があることを示しました。これは非常に重要で、道徳的な行為であったと思います。

佐藤 被爆者の方々もまた、モラルリーダーシップを示した、と考えますか。

サッチャー そのとおりです。これほどの苦しみを与えた相手に対して、怒りや恨みを持ち、「生きている限り、絶対に許さない」と思うのも当然のことです。にもかかわらず、被爆者の方々は、「核なき世界の実現に向け、一緒に取り組みましょう」とおっしゃった。これは人間の精神の偉大さや高い品格を象徴する姿勢であり、被爆者の方々は日本だけではなく世界中の人々の模範となるリーダーシップを示したと思います。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年06月07日 13:52

呼吸・姿勢・歩行は、健康生活の根幹です。。。

■日本人の9割ができていない!?「正しい立ち方」

竹下雄真 [デポルターレクラブ代表]

「正しい立ち方」できていますか?

 あなたは「胸を張って立ってください」といわれたら、きちんと胸を張れるだろうか。普段、デスクワークが多い人は胸を張っているつもりでも、うまくできていないことが多い。

 そういう方が胸を張ろうとすると、胸やアゴが突き出ていたり、お腹が出てしまうこともある。正しい胸の張り方をしている人は、私から見ていてもかなり少数だ。

 ここでは、ヨガの「ターダ・アーサナ」という直立したポーズをご紹介する。これは山のポーズとも呼ばれ、立位のポーズのベースとなる。

 一見ただの「気を付け」の姿勢に見えるが、実際にやってみると体がグラグラして、まっすぐ立っていられないことに気付くはずだ。現代人は、まっすぐ長時間立つという習慣がなくなってきているのである。

 仕事で疲れて家まで帰るとき、電車内では片方の足に体重を乗せて立っていたり、吊り革にだらしなくつかまっていたり、とまっすぐ立っている人は少ない。こういったところから体のゆがみが生じてしまう。

 ターダ・アーサナでまっすぐ胸を張って立つ習慣をつけるだけで体のゆがみは取れ、心身ともに健康になっていく。

「正しい立ち方」=「ターダ・アーサナ」とはこれだ!

 正しい立ち方(ターダ・アーサナ)とは、以下のとおりだ。

(1)足をそろえて、背筋を伸ばしてまっすぐに立つ。このとき、両足の親指の内側をつけ、足の指はぴったり床につける。
(2)内もも、おしりを締めて下半身全体を安定させる。両手は両脇に下ろし、肩に力が入らないように注意する。
(3)胃が引っ込むように鼻から息を吸い、肋骨を左右に開く。
 このとき、頭が上からつられているように背骨をまっすぐにする。肋骨を左右に広げるように意識すると、胃が引っ込む。
(4)吐く息で背中が丸まらないように意識しながら、左右の足全体に体重を乗せたまま呼吸を繰り返す。

 ポイントはまず、アゴが出ないようにすること。横から見て、耳たぶのラインから、肩の骨、腰の出っ張っている骨、くるぶしまでのラインがまっすぐになっていることだ。慣れないうちは壁に背中をつけて立ってみるといい。かかとを壁につけて立つと腰が前に出てしまうので、おへその下にある「丹田」を意識してグッとお腹をひっこめると背中がムリなく壁につくはずだ。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年06月07日 11:43

私も実践中、、、おすすめします。。。

■家にあるアレを使うだけ!ニキビを早く治すための簡単スキンケア

あのスキンケアでNO MORE!ニキビの悩み

疲れが溜まってしまった時、寝不足が続いている時、お酒や油っこいものを食べ過ぎてしまった時、太陽を浴びすぎてしまった時…など、必ずといっていいほど現れるのが「ニキビ」です。
そんな時に限って、大事な日を控えていたりすることが多く、焦ったことのある女性はたくさんいると思います。
でも、実はニキビは集中ケアをすればいつもより早く治すことだってできるのです。
今回はそのオススメスキンケアについてお話しします。

ニキビを良くするにはコレを使おう!おうちで簡単スキンケア

どこの家庭にもあるといわれるあのアイテムで、ニキビの箇所を集中ケアしましょう。
そのアイテムとは、「絆創膏」です。
まさに傷を守り、治癒する絆創膏ですが、実はニキビにもとても有効的だと言われているのです。
ニキビに薬を塗っても、一晩たつと寝相で薬が落ちてしまいがちですよね。
でも、絆創膏をしっかりと貼っておけばそれを防ぐこともできます。
また、ニキビはとても刺激に弱いです。
寝ている間に枕やシーツで無意識にこすってしまって悪化させている場合があるので、絆創膏を貼り守ってあげましょう。

では、早速ですが絆創膏を使ったニキビ集中スキンケアをしてみましょう!
やり方はとってもシンプルで誰でも簡単にできます。

1.顔全体をしっかりと洗顔し、顔の汚れを落とします。
2.ニキビの箇所に薬をしっかりと塗ります。
3.少しだけ乾いたところで、絆創膏をピッタリではなく、少しスペースの余裕をもたせ貼ります。

たったこれだけの3ステップです!
これなら苦労もせず、簡単に、そして誰にでもできますよね。

たった1つのニキビでも、女性にとっては命取りといっても過言ではないほど大きな存在です。
でも、これからは絆創膏を上手に使いニキビを一気に治し、美しい肌をキープするようにしましょう。

[美BEAUTE]

Posted by nob : 2016年06月07日 11:21

それが一番いい

■ビートたけし、苦笑いで東京五輪返上を提案…一番偉い“知事”は「IOCに返還というヤツ」

 タレントのビートたけし(69)が5日に放送されたテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜・前11時55分)に出演し、2020年の東京五輪返上をぶち上げた。

 番組では、東京都の舛添要一知事(67)の政治資金の私的流用疑惑や辞任論について議論。現時点で舛添氏が辞任して都知事選となると、4年後の都知事選が東京五輪の時機と重なることが指摘された。さらに番組に出演していた前宮崎県知事の東国原英夫氏(58)が、もし舛添氏が辞任した場合の都知事選に出馬するかを問われ「全然ないです。ないです」と否定する一幕などがあった。

 番組は出演者が口々に持論を語って収拾が付かない状況となり、たけしが「一番えらいのは五輪をIOC(国際オリンピック委員会)に返還というヤツ。一番えらい。東京都はお返ししますと。五輪をやっている状態じゃなくなったから、お返ししますと」と、混乱する都政の現状について苦笑いしながら極論をぶち上げた。

 これに対し、元参院議員の田嶋陽子氏(75)が「それでいいよ」と真顔で同調。スタジオは笑いに包まれていた。

 なお東京での五輪開催を巡っては、東京で開催予定だった1940年大会を日中戦争の影響などで38年に返上した歴史がある。

[スポーツ報知]

Posted by nob : 2016年06月07日 11:08

何処で何をするかではなく、何処ででも何事にもどのように取り組むのかということ。。。

■阿部寛 現在の居場所で幸せを見つけることが肝心

 是枝監督最新作『海よりもまだ深く』で、阿部寛(51才)が“なりたかった大人”に“なれなかった自分”を演じ、感じたこととはどんなことか?

「みんな理想通りの人生を歩めるわけじゃない」…そう話す、阿部。今作では15年前に文学の新人賞を1度取ったという過去にしがみつき、“今”となかなか向き合えない主人公、良多を演じた阿部が、不器用な主人公と自分とを照らし合わせた。

 いつまでも夢を諦めきれない中年男の良多。15年前に文学賞を受賞したきりの自称作家だが、現実に向き合えずに「小説のための取材」と言い訳をして探偵事務所で働く、うだつがあがらない日々。

『海よりもまだ深く』は、“なりたかった大人”になれなかった大人たちの物語。主演の阿部寛は自身が扮する、大人になりきれない良多を「共感できる」と、語る。

「やっぱりどうしたって、人間は楽しかった時代のことをよく覚えている。不調な時は『昔はよかった』『なんでおれはだめなんだろう』なんて、過去の記憶を引きずりますよね。それが人だろうし、ぼく自身も不遇の時代が多かれ少なかれあったので。

 そういう時は何をしても空回りして、みじめな行動もしていましたよ。振り返ればとても貴重な経験ですが、当時は気持ちの切り替えができなかった」

 めざした未来を掴めなかった人生は、不幸なのだろうか。

「ぼくもかつて描いた“理想の人生”ではなかったですが、違う生き方をしてみて、こだわりを変えてみたら、今にすごく満足している。広い視野で考えれば日本人であることも幸せなことでしょうし、立場はどうであれ、現在自分が立っている居場所で“幸せ”をみつけることが肝心な気がします。そうして足元さえ見えれば、あとはもう先へと進むだけなのでね」

 6月には、52才になる。

「ぼくが幼い頃、実家の上に怖いおじさんが住んでいて、おじさんの持ち物の木に勝手に登っていると『コラァッ!』と、叱られた。50代というと、その怖いおじさんのイメージです。でも、そうやって社会の大人がしつけをするのは大切なこと。自分もああなりたいけど、都会ではなかなかね」

 不遇時代も乗り越え、がむしゃらに走ってきた30~40代。

「30代は必死に走り抜け、40代は結果を出そうともがいた。ようやく少しだけ気持ちの余裕ができた50代は、人生でいちばん勉強する時代になるような予感がしています。まだまだギラギラしながら、60~70代で芝居を、そして人生を円熟させるための努力をしたい」

 21日の公開を控えて、11日に開幕した第回カンヌ映画祭では、独自の視点の作品を集めた「ある視点」部門に選出された。

「いつかカンヌ国際映画祭で上映される作品に出演できたら――と願った、ぼく自身の夢が叶った」

 と、喜びをにじませた阿部。「なりたかった自分」へのこだわりを捨てたことで、いつしか「なりたい自分」への道を歩んでいた。

【映画情報】『海よりもまだ深く』
5月21日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他 全国ロードショー

【プロフィール】
あべ・ひろし
1964年6月22日、神奈川県出身。モデルを経て、1987年に映画デビュー。是枝裕和監督作品には2008年の『歩いても 歩いても』を皮切りに4作目の参加。昨年はドラマ『下町ロケット』(TBS)が2015年民放連ドラ最高視聴率を記録し、大ヒット。待機作に『疾風ロンド』(11月26日公開)、『恋妻家宮本』(2017年公開)がある。

※女性セブン2016年5月26日号

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年05月25日 11:10

楽しくないことは多々あれども、、、つまらないことなど何一つありません。。。

■「毎日がつまらない」中年男性の72%が回答

 35~49歳の中年男性300人に聞いたところ、普段の生活で「つまらない」と感じる頻度が「増えている」「どちらかといえば増えている」と答えた男性は、実に全体の72%。中でも約半数の男性が、つまらない原因は「仕事」にあると答えている。

「昔は結果を気にせず全力でがんばれた。今は『できないものは仕方ない』と割り切っている」(42歳・旅行代理店)といった声からうかがえるのは、気力や体力をなくした中年男性のうつろな姿だ。

 男の生きづらさを研究する男性学の武蔵大学助教・田中俊之氏はこう語る。

「彼らは、将来の“先が見えない”不安より、すでに結果が出ていてこれ以上の展望が望めない“先が見えてしまった”喪失感のほうが強い。男性は子供の頃から大きな夢を持てと言われて育つため、無限の可能性があった過去を美化してしまい、さまざまなものを“失った”と感じているのでしょう」

 習慣化コンサルタントの古川武士氏は、中年男性の喪失感について次のように分析する。

「人間には“変化領域”と“現状領域”がある。20代は、変化にさらされるストレスの代わりに成長感が得られる“変化領域”にいるが、30~40代は安心や安定と引き換えに停滞感を感じる“現状領域”に入っていき、そのカラは厚くてなかなか抜け出せません」

 また、スキルが上がってできることが増えると、かえって仕事の喜びを失うともいう。心療内科医の海原純子氏は、人が物事に没頭した状態についてこう説明する。

「人は、達成した結果ではなく、達成するためのプロセスにしか楽しみを見出せない。10回中10回成功するような課題には退屈してしまうので、10回中5回成功し、努力すれば7回になる、くらいの課題がもっとも心地いいんです」

 この没頭状態を“フロー感覚”と呼ぶが、「若い頃は、能力は低くても挑戦している実感があるが、中年になると能力が上がるぶん挑戦している手応えはなくなり、退屈さが勝るようになります」(古川氏)。

 つまり、中年はどうしたって物事に夢中になれなくなるのだ。こうした要因により、日頃の姿勢が以前より「守り」「どちらかといえば守り」に入ったと答えた男性は68.7%にも及んでいる。

「社会全体がリスクを恐れるようになり、『これ以上ひどい目に遭いたくない』『今までと同じことをしていれば間違いないだろう』という気分が蔓延している。しかし、適度にリスクを取って新しいことに挑戦しないと、現状維持のつもりがむしろ後退になってしまうでしょう」(田中氏)

 海原氏も、「人は未知のものに出会って緊張を感じると交感神経が刺激され、脳も体も活性化する。リスクを避けて保守的になると老化も早まります」と警告する。

〈取材・文/週刊SPA!編集部〉

[日刊SPA!]

Posted by nob : 2016年05月25日 11:00

日本人は、老後のことを考えるのが不得手以前に、そもそも自らの幸せを追い求めることが不得手、、、自らの生を救えるのは自分自身だけ。。。

■定年後の「8万時間」は、会社で過ごす時間と同じ量!日本在住30年のスイス人作家が見た日本人の「老後下手」

「定年後の老い支度」「終活という死に支度」を考えたことはあるだろうか? そんなテーマに向き合った1冊の本が話題になっている。書いたのはスイスから日本に移住して30年になる芥川賞候補作家デビット・ゾペティ。テレビ局はじめ日本で仕事をしてきたゾペティ氏に、「日本人と終活と老後」について聞いた。(聞き手:編集部)

半年かけて「終活」を取材

――ゾペティさんの『旅立ちの季節』では、あるきっかけで「終活」を始めた64歳の男性・楠木が、エンディングノートを書いたり、勉強会や模擬葬に参加したりする様子が描かれています。ゾペティさんが終活を小説のモチーフにしたのはどうしてですか?

「終活」という言葉が話題になったのは2009年頃だったと思いますが、そのころから、不思議な習慣が日本にはあるなあと興味を持っていたんです。テレビで終活関連の番組があれば観ていたし、雑誌や新聞の記事も読んでいました。

以前から僕は、「人生の最終章、仕事を退いてからの人生をどう生きるか」ということをテーマに小説を書こうと思っていたんです。実際に書こうとしたとき、終活ってそれにふさわしい題材じゃないかと、本格的に半年かけて取材をしました。

――どんな人を取材したのですか?

たとえば、公証役場の公証人、終活カウンセラー、葬送ディレクター、海洋散骨を扱っているクルーズ会社、特別養護老人ホームのスタッフ、「認知症とセックス」に詳しい専門家、サービス付き高齢者向け住宅のスタッフ、高齢者向けの生き甲斐探しの集いを主宰されている方などです。

小説には「安心いきいきの会」という団体を登場させていますが、そのモデルにしたのは、従来の葬送のありかたに疑問をもった人たちが立ち上げたNPO団体で、何度も取材させてもらいました。都内で毎月開かれていた、別の団体の終活セミナーにも通ったりしました。

参加者のいきいきした様子にびっくりした

――その一連の取材を通してどんなことを感じましたか。

まずびっくりしたのは、終活の会やイベントに参加している皆さんが、いきいきしていて、楽しんでいたことです。なかには終活に燃えている人もいるように見えたんですね。

たとえば、陶芸教室で毎年自分の骨壺を作り直したり、一緒に墓に入る墓友をつくって、生前からおつきあいしたり。一緒に食事したり、カラオケしたり、遠足に行ったりするんですね。

模擬葬も取材したのですが、あまりの盛り上がりに「でもあなたの葬儀のときあなたはいないのでは?」って思ってしまったり、着物を死に装束にリメイクしたりするのを見ると、そこまでしなくてもって思ったりしてしまいました。入棺体験というのがあると聞いてびっくりしました。意味不明。そんなことして何になるのって。

取材していて、終活はやり始めるといろいろすることがあるし、仲間もできて楽しくなるのはわかるけど、それ自体に打ち込んでしまうのは、少し違和感というか、違うんじゃないかなとも思いました。

――ゾペティさんは、終活はしたほうがよいと思いますか?

そう聞かれたら、とくに相続に関しては、やっぱりしたほうがいいと思います。僕の生まれ育ったスイスと日本を比べると、日本のほうがあいまいで、遺族の間で裁判沙汰になったりすることもある。家族を愛しているなら、財産の額に関係なく、きちんとしておいたほうがいいかもしれない。

保険も入らないよりは入ったほうが安全だと思うんですけど、同じ意味で終活もしないよりしたほうがいいとは思います。

それから、散骨には魅力を感じました。散骨は、肉体を自然の大循環に戻す営みです。僕はクリスチャンで、キリスト教ではからだの復活を信じているんですが、自分の遺骨は自然に返すのがいいなと……。

日本人は老後のことを考えるのが不得手?

――そもそも「第二の人生をどう生きるか」というテーマで、日本人を主人公に小説を書こうと思ったのはなぜですか?

理由は大きく二つあるんです。

ひとつは自分に関することで、僕はいま54歳ですけど、50代になって、自分の老年期について意識するようになったんですね。少し気が早いと言われそうですが。

僕はいま、リフレクソロジーの施術院を開業しているんですが、僕にとっての本業は、小説を書くことなんです。30代で発表した「いちげんさん」以来ずっと小説を書き続けていて、日本語で原稿用紙の桝目を万年筆で埋めていって虚構の世界を創り出すことが生き甲斐なんです。

だから、もし文章を書く意欲やインスピレーションが消えてしまったら、そのときが僕にとっての定年だと思っています。老後の金銭的な心配や健康上の不安がないと言えば嘘になるけど、それよりも、いつか小説を書けなくなるときがくるだろう。その後人生をどう過ごすかということを想像すると、不安な気持ちになるんです。

もう一つの理由は、日本で30年暮らしてきて感じたことです。日本人は勤勉で几帳面だけれども、そのわりには、先のことを想定するのが不得手だという印象を受けているんです。老後のこともそうなんですよね。

僕は、20代初めに日本に来て、大学を卒業したあと日本のテレビ局で働いたり、いろいろな仕事をして、自分なりにこの国を見てきました。そのなかで、仕事ひと筋で家庭を顧みず、趣味らしいものもなくて定年を迎えたような人は、その後の人生をどう過ごすのだろうということに関心を持つようになったんです。

実際に、熟年離婚した人や、テレビ局の報道の現場でバリバリやっていた人が退職後に会うと枯れた花みたいになってしまったりするのを見ると、地位も名誉も人間関係も会社があってのことであって、それがなくなったら孤立してしまうのかなと思いました。そんな定年後の人生への関心も、小説を書いた動機だったんです。

定年後は第二の人生というけれども、そこでの新しい生き甲斐ってすぐに見つかるものではない気がするんです。

僕の生まれ育ったスイスでは、早くから会社の外の人との交流や、仕事以外の話題も持っている人が多いし、いろんなアンテナを張っている印象を受けます。ヨーロッパは個人主義と言われるけど、日本と比較すると、個人と個人の交流はヨーロッパのほうが深いと思う。家族でも子供たちが大きくなっても毎週食事をしたり。

月から金は会社、土日はゴルフ。批判するつもりはないけれども、そんな生活でいつ家族と会話するんだろうか、人生観とか希望とか言葉にするとおおげさだけど、そういうことをいつ家族と話し合うんだろうかって、思います。

人生の残りの8万時間

――でも、老後の生き甲斐とか、そんなに前もって決めておかなくても、という人もいますよね。

もちろんそういう人もいると思います。でも「8万時間」という考え方をご存知ですか?

ひとりの人が20歳から60歳まで働いたとします。もちろん個人差はありますが、日本人は1年間で約2000時間働くそうです。そうすると60歳の定年までに働く時間は、2000時間×40年=8万時間になります。

一方、定年後の時間はというと、いま日本人の男性の平均寿命は80歳、女性は86歳を超えています。1日24時間のうち、睡眠や食事などの時間を引いた時間を11時間とします。11時間×365日×20年は約8万時間です。ちなみに女性は約10万4000時間になります。

つまり、会社で働いていた時間と同じ時間が、人生には残っているんですね。だからその8万時間、10万4000時間を楽しく過ごすには、それなりの準備が必要だと思うんです。

――なるほど、ゾペティさんにとって、終活は第二の人生の準備みたいなものなのでしょうか。

終活って、それ自体がやりがいになるものではなくて、あくまで手続きだし、元気なうちにぱっぱとやればよいと思う。大事なのは、その手続きをひと通りすませたあとなんじゃないか、と思うんです。

誤解してほしくないのは、生き甲斐といっても社会的に輝かなくてはいけないと言っているのではなくて、地味でも何か自分らしさを発揮できるものがあればいいと思うんです。何かの収集でもガーデニングでもいいと思う。

いま僕は毎日、リフレクソロジーの施術をしているのだけれども、そういうものがあるお客さんはいきいきしているし、気持ちも若いし、僕は医者ではないけれども、傾向としてそういう人のほうが健康です。

もちろん僕の見方だけが正しいと思っていないし、主人公・楠木の終活のゆくえや生き甲斐探しを読んでいただいて、共感できるとか、全然リアリティを感じないとかの感想は読者の方にゆだねたいと思っています。

僕はスイス人ですけれども、老後の生き方を探る楠木に将来の自分を重ねたところがないわけではないんです。だからこの小説を書いた、というところもあるんですね。

デビット・ゾペティ David Zoppetti
1962年、スイス生まれ。1986年、ジュネーブ大学日本学科を中退して来日、同志社大学文学部国文学専攻に編入。卒業後、テレビ朝日の記者兼ディレクターとして働く。「ニュースステーション」にもスタッフとして出演。1996年、「いちげんさん」ですばる文学賞受賞、芥川賞候補になる。1998年、テレビ朝日を退社。現在、日本語で執筆活動を続けるかたわら、若石健康法のリフレクソロジストとしても活動中。他の著書に『アレグリア』(三島由紀夫賞候補)、『命の風』、『不法愛妻家』、『旅日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2016年05月24日 12:32

過ぎたるは、、、便利も越えれば、、、私はSNSやツイッターとは遠く距離を置いています。。。

■SNS依存は「牛と牛が首輪で繋がれているのと同じ」と専門家

【約50万人の中高生がなっていると言われるネット依存症】

 FacebookといったSNSで日々投稿される食レポ、子供の写真、旅行報告、仲間とのパーティー、仕事の宣伝など、溢れるリア充アピールや自慢大会にうんざりしてSNSを辞める人が後を絶たない。近年、「僕を見て」「私を見て」のアダルトチルドレン

 FacebookといったSNSで日々投稿される食レポ、子供の写真、旅行報告、仲間とのパーティー、仕事の宣伝など、溢れるリア充アピールや自慢大会にうんざりしてSNSを辞める人が後を絶たない。近年、「僕を見て」「私を見て」のアダルトチルドレンや愛着障害が増えているという声が心理カウンセラーなどの専門家からもあるが、自慢大会の場となっているSNSでは特にその傾向は顕著だ。

 承認欲求は人間誰もが持つが、SNSの登場によって現代人の承認欲求はますます強まっていると、明治大学教授で臨床心理士の諸富祥彦さんは語る。「自分を見て」が強い人には、甘やかされて育ってきたわがままな人と、親の愛情を受けられずに育ち、障害を抱えている人がいる。

 急増している愛着障害の特徴としては、人の反応に過敏でびくびくしている。自分の非を認められない。自信がなく、気分の浮き沈みが激しい。嘘をよくつく。尊大な態度に出たがる。人をコントロールしたがる。自分の気持ちがわからず、人がいいというものを真似する--などがあるという。

「愛着障害はSNSと相性がよく、依存症になりやすいんです。『自分』が育っていないから絶えず周りを気にして、人からの承認でかろうじて自分を支えているんです。構ってほしい人には絶好のツールですね」(諸富さん、以下「」内同)

 また、友達親子が増えて親が子供を叱らないため、自己中心的な性格に育つ子供が増えていることも大きな要因だという。

「子供に嫌われると面倒くさいから、親が子供を叱らない。ちゃんと躾るのは、手間暇かかりますから。つまり、親をコントロールしながら生きてきた子供が増えていて、だいたい思い通りになる前提で育ってきたから、他の人にも同じように振る舞うんです。現実生活では友達は少ないと思います。だからこそ、仮装空間を作れるSNSに依存するのです。

 本来、思春期に大人からガツンと叱られる体験をしないと発達課題がこなせません。昔は学校の先生に威厳がありましたが、今はクレームに怯えて生徒に言いたいことも言えない状況です。子供たちが誰からも叱られることなく育ってきたことが問題ですね」

 元来、日本人の美徳として謙虚さがあり、認めてほしい気持ちを表すことははしたないと抑制してきたところがあるが、SNSという「構って」を出せる場が増え、認めて欲しい気持ちを出し始めた人が、止まらなくなっている場合もあるという。だが、無邪気にしている幸せ自慢や自己アピール投稿によって、フォロワーから嫌われているケースは多々あるので注意が必要だ。

「立て続けに投稿してしまうのは、自分の承認欲求に振りまわされている状態です。周りからは不快に思われている場合もあるので、自分を客観的に見る時間を作ることです。スルーされたり、周りの人が離れていったなら、それはひとつの気づきの機会ですね。グループのサイズも選ぶべきです。例えば子供自慢も、少数のグループで全員に子供がいて、みんながしている場ならいいでしょう。そうでないなら、いろいろな状況の人がいることを想像して、他者の視点に立って投稿を。何百といるグループなら、何百人の前で話しているという自覚を持ちましょう」

 そもそも、「SNSは人の気持ちに鈍感な人向き」と諸富さんは続ける。

「SNSは鈍感な人たちが『いいでしょう?』『いいね』と自慢し合うのに向く場です。鈍感になれない人や、それが嫌な人は離れるのが正解です。彼らに気づかせてあげようと思うのは無駄です。注目や関心がほしい人たちですから、反応をしないのがいちばんです」

 最近では熊本地震後の不謹慎狩りが問題になっているが、ネットは顔が見えないためか、何かと批判したり攻撃する人が多く目立つ。

「人を攻撃することで快感を覚える人にも、愛着障害あるいは発達障害のどちらかの傾向が強い人が少なくありません。いずれの傾向が強い人も、自分が非難されることにすごく敏感で、非を認めるのが苦手で、ちょっとしたことにこだわりやすい。こうした傾向のある人に非を認めさせようとするのは、あまりお勧めできません。SNSというのは、ある意味で、空気が読めない人がなじめ安い場です。そこでやりあっても、無駄骨に終わることが多いので、賢明な人は、SNS でむきにやりあったりしません。それが大人の対応です」

「イイね」してほしいがために投稿を繰り返しする、その数が気になる、片時もSNSをチェックしていないと気が済まない――そこまでの強い承認欲求やSNSに依存してしまう正体とは何なのだろうか。

「SNSが好きな人達は、つまりリアルの世界で承認が得られないから、そこに求める人が多いんです。心が空っぽな人がなりやすい。何かに依存するのは、心が空虚な人の特徴です。アルコール依存やドラッグ依存もそうですが、空っぽな自分を支えるためにずっと刺激を求めている刹那の繰り返しです。今、スマホを取り上げると暴れ始める子が増えています。家庭内暴力の大半がスマホを巡る問題なのです。ネット依存症はアルコール依存症などと同じく脳の病気ですが、そのネット依存症に今、約50万人が中高生がなっていると言われています」

 ネット依存の治療を行っている久里浜病院のサイトでは、複数のチェック項目に答えてネット依存かどうかスクリーニングする「ネット依存度テスト」が公開されている。「依存」状態として一番わかりやすい状態は、ネットと引き離されたらイライラや落ち込みを感じるかどうか。まずはスマホを一週間やめて過ごせるか試してみるといい。

 同じく大きな社会問題となっているのが、親のスマホ依存によるスマホ・ネグレクトだ。

「母親がスマホに夢中になりすぎて、赤ちゃんが泣いても無視してしまう問題が起きています。0~3才の心の土台が作られる時期に、大事な親と子の感情の絆が作られないことで、人の気持ちがわからなかったり、人を操作しようとしたり、感情の抑制がきかない子供に育ってしまう。愛着障害を大量生産している状態です。子供たちの心がどんどん壊れていっています。このままいくと、日本の美徳やおもてなしの心は失われますね。

 実際に幼稚園や保育園では、落ち着きがない子供や泣きやまない子供、癇癪が止まらない子供が多発的に騒いでいる状態があります。ちゃんとした養育を受けなかった子供たちが小学校に上がり始めて、これから手が付けられない学級崩壊は増えていくでしょう」

 かつて、哲学者のニーチェは「1日のうち3分の2以上を自分のありたいようにある時間として使えていない人は、精神的な奴隷と同じことである。人間には自ら望んで奴隷化されたがる真性がある」と警鐘を鳴らした。ネット依存症の拡大により、今の日本はニーチェのいう“一億総家畜化”に近づいていると諸富さんは危惧する。

「ニーチェの言う精神の奴隷、つまり人が隷属したがるのは、周りに合わせている方が楽だからです。それは牛と牛が、逃げないように首輪で繋がっているのと同じこと。頻繁にネットでやりとりして、お互いに家畜になっていることを安心し合いたいんです。それをやめることは協調性がないのではなく、主体性を回復したということ。主体性のある人は、ネットの世界に長くいられないですから。ネットをすることによって、人の目を気にして縮こまる不自由な状態にわざわざ自分たちを追い込んでいるように思えますね。スマホ断薬が必要な状況にあると思います」

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年05月24日 12:24

何を今さら、びっくりポンや、、、珈琲とあんこの相性はオイシーヘルシーです。。。

■「コーヒー×和菓子」の相性は「牛肉ステーキ×赤ワイン」よりも良いらしい

“珈琲・和菓子発掘プロジェクト”実行委員会は、“珈琲と和菓子を愉しむ”という新しい食文化の創造をコンセプトに、全国の20代~60代の男女600人を対象とした「コーヒーと和菓子に関する意識調査」を実施した。

さらに、味覚に関する分析・コンサルティングが専門のAISSY株式会社 味博士の協力のもと、「AGF煎」を使用してコーヒーと和菓子の味覚的な相性分析を行なった。

「実は、和菓子にコーヒーが合うことを知っていますか?」という質問をしたところ、67.2%の人が「知らない」と回答し、約7割にあたる人がコーヒーと和菓子の相性の良さを知らないことが判明した。

■約半数が組み合わせ自体を未経験と回答

また、「コーヒーと和菓子の組み合わせを試したことはありますか?」との質問には、全体の半数近い49.7%の人が「試したことがない」と回答した。

■若い世代ほど和菓子好きが少ない結果に

「あなたは和菓子が好きですか?」と質問したところ、「嫌い/どちらかというと嫌い」と回答した人が20代で18.3%、30代で23.3%という結果になった。割合として多くはないものの、上の世代と比較すると和菓子を好む人が減っている傾向にあることがわかった。

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■和菓子はコーヒーと一緒に食べたいスイーツの中で最下位

「あなたがコーヒーを飲むとき、一緒に食べたいスイーツは何ですか?」(複数回答可)という質問をしたところ、「和菓子(21.2%)」と回答した人は最も少なく、コーヒーには「ケーキ(65%)」、「ドーナツ(43.8%)」、「クッキー(43.3%)」といったスイーツを選ぶ傾向が判明した。

■20代女性、約9割が和菓子とコーヒーの組み合わせが合わないと思うと回答!

さらに、「コーヒーと和菓子の組み合わせは合うと思いますか?」と質問したところ、20代女性の61.6%が「合わないと思う/どちらかというと合わないと思う」と回答した。これらの結果から、20代女性の多くはコーヒーと和菓子が合わないと考えており、コーヒーと和菓子の組み合わせを避ける傾向がうかがえる。

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コーヒーと和菓子の相性度をAISSY株式会社の味博士協力のもと、導き出した。和菓子は、代表的な和菓子6種類を抜粋し、餅物(柏餅)/蒸し物(饅頭)/焼き物(どら焼き)/流し物(羊羹)/打ち物(かぶき打)/練り物(練り切り)を使用した。コーヒーは、AGFのドリップタイプコーヒー、「<煎>レギュラー・コーヒー淡麗薄口珈琲」、「<煎>レギュラー・コーヒー香醇濃口珈琲」の2種類を使用し、味覚実験を行なった。

■コーヒーと和菓子の組み合わせ、牛肉ステーキと赤ワインよりも味の相性が良いことが判明

味覚分析の結果、コーヒーと和菓子の相性度は、全ての和菓子において平均93.5ptと、高い相性度であることがわかった。一番相性度が低かった組み合わせとしては、薄口コーヒーと練り切りで89.3pt、一番相性の良かった組み合わせとしては、薄口コーヒーとどら焼きの組み合わせで97.8ptであることがわかった。

一般的に相性が良いとされる牛肉と赤ワインの組み合わせは同じ実験で94.0ptという相性度が出ており、コーヒー(薄口、濃口ともに)と、柏餅、饅頭、どら焼き、羊羹の組み合わせの方が高い相性度であることが判明した。

同実験によると、85pt以上の組み合わせが相性が良いものと分類されており、90pt以上の組み合わせは特に相性が良い組み合わせになる。また、相性が悪いとされる組み合わせは70pt代となり、牛肉と白ワイン(69.9pt)や、ご飯に牛乳(73.0pt)などが挙げられる。

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味覚分析結果一覧表

 今回の調査結果について、AISSY株式会社の味博士は以下のようにコメントしている。

「薄口コーヒーの苦みや酸味と饅頭やどら焼きの甘さがお互いのおいしさを引き出しあい、相性度は95pt以上と非常に高いものとなりました。また、濃口コーヒーの酸味と苦みと、柏餅、どら焼き、羊羹の甘さの相乗効果が起きて、相性95pt以上と高いスコアをマークしました。かぶき打と練り切りは他の和菓子よりも低い相性度となりました。

これはコーヒーと比較して和菓子の甘味が強かったためと考えられます。最後に、こどもの日に食べる柏餅は、濃口コーヒーとの相性が非常によい結果となっています。こどもの日に試してみてはいかがでしょうか」

【調査概要】
調査期間:2016年3月19日
調査エリア:全国
調査対象者:20代~60代の男女
味覚実験期間:2016年4月7日
調査会社:クリエイティブサーベイ

文/編集部

[@DIME]

Posted by nob : 2016年05月12日 14:13

最善の主治医は自分自身、、、すべては自らのファイナルジャッジのためのセカンドオビニオン。。。Vol.4

■近藤誠氏の「抗がん剤全否定」は間違っている
「がん患者放置」は、あまりに無責任だ

高野利実
虎の門病院臨床腫瘍科部長

「抗がん剤に延命効果はなく、ひどい副作用で命を縮めるだけ」

「抗がん剤が有効だという根拠があったとしても、それは、人為的に操作されたものなので、信用してはいけない」

「医者に殺されないよう、がんは治療せずに放置すべき」

――以上が、放射線治療を専門とする医師、近藤誠氏の主要なご意見だ。

近藤氏の武器は「わかりやすさ」

近藤氏は1996年に著書『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で話題を呼んで以来、抗がん剤を否定する主張を展開。ここ数年は、『抗がん剤は効かない』(文藝春秋)、『がん放置療法のすすめ』(文春新書)、『医者に殺されない47の心得』(アスコム)などの本を出した。刺激的なタイトルもあって、よく売れているようだ。

もともと、抗がん剤に良いイメージを持つ人はあまりいないので、「抗がん剤なんて受けちゃダメだ」という、大学病院の医師によるわかりやすい主張は、多くの人にすんなりと受け入れられたように思う。

実際、近藤氏の影響を受けて、「抗がん剤は絶対にやりません」と言う患者さんが増えている。

しかし、連載の第1回でお伝えしたように、抗がん剤には、副作用というマイナス面がある一方、それによって症状が楽になり命が延びるプラス面もある。大事なのは、プラスとマイナスのバランスを考えて、適切な治療を選択することなのだ。

私は医者になりたての2000年ごろに、近藤氏と論争する機会があった。当時の近藤氏にはまだ、抗がん剤のプラス面とマイナス面を論じる姿勢があり、きちんと議論になっていた。若造の私の意見にも耳を傾けてくれたことに対して、それなりの好感を持っていた。

しかし、最近は、どんどん主張が過激になり、今や、抗がん剤を全否定するだけでなく、医療そのものも否定するようになっている。プラスとマイナスのバランスを考えようという姿勢はなく、ただ、原理主義的な信念をもって突き進んでいるだけのようだ。

批判的な主張に対しては、揚げ足をとるような反論ばかりして、本質的なところは取り合おうとはせず、不毛な議論だけが展開されている。

思考停止と偽装、そして...

近藤氏の主張には、3つの問題がある。

一つ目は、「抗がん剤は絶対ダメ」で思考が停止してしまっている点だ。この大原則は全く揺るがないため、抗がん剤の有効性を示す科学的な根拠があったとしても、その根拠が間違っているという話になる。これでは、科学的な議論は成り立たない。

臨床研究で得られたデータ(科学的な根拠)は「エビデンス」と呼ばれ、今の医療は、信頼度の高い「エビデンス」に基づいて行うのがルールなのだが、このルールが通じないのだ。

近藤氏に共感する患者さんは、「抗がん剤についてこれ以上考えなくてよい」という部分に惹かれ、同じく思考停止してしまっているのかもしれない。確かに、がんという病気と向き合い、人生の目標や自分の価値観に照らして、プラスとマイナスの微妙なバランスを考えるのは楽ではないが、それを避けて安易な結論に流れてしまうのは得策ではない。

近藤氏の二つ目の問題点は、エビデンスを偽装していることだ。同氏は、自分の主張と合わないエビデンスを「腫瘍内科医が人為的操作を加えた結果なので信頼できない」と否定した上で、他のエビデンスを、自分の主張に沿うように都合よく解釈し、しばしば偽装して提示する。これは重大なルール違反と言わざるをえない。

偽装例を1つ挙げよう。近藤氏の著作『がん放置療法』(文春新書)には「進行肺がんを治療しないで様子を見た場合の予想生存曲線」が紹介され、1年後の生存率は100%となっている。この曲線は「抗がん剤を受けたりしなければ、すぐに死ぬことはない」という思い込みを形にしている。

近藤氏は、この思い込みの曲線を、抗がん剤の臨床試験で示された現実の生存曲線と比較して、抗がん剤を受けた方の多くが1年以内に亡くなっているのは、抗がん剤で命を縮めたせいだと主張している。「思い込み」と「現実」を比べるのは科学的ではないのだが、同氏の本には、このような「エビデンスの偽装」が多数登場する。

数年前、バナメイエビを「芝エビ」、ブラックタイガーを「車エビ」と表示するなどの「エビの偽装」が社会問題になった。「エビデンスの偽装」は、多くの人の運命を左右するという意味で、「エビの偽装」よりもずっと重大な問題である。私たちは、この問題にもっと敏感になるべきではないだろうか。

小保方氏は厳しく糾弾されたのに...

科学の世界では「エビデンスの偽装」は厳しく取り締まられる。わかりやすい例は、「STAP細胞」を作製したという小保方晴子氏の研究である。科学誌に掲載された論文に捏造や改ざんがあったとして厳しい対応がとられ、マスメディアも過剰なまでに糾弾した。

近藤氏の「エビデンスの偽装」は、STAP細胞と比べても決して軽いものではなく、影響力はむしろ大きいのだが、偽装の舞台が科学誌ではなく、一般向けの雑誌や書籍だったため、何のおとがめもなく、今も野放しの状態だ。小保方氏と近藤氏へのマスメディアの対応が正反対なのは、この社会が、科学的なルールではなく、雰囲気やイメージに流されていることを象徴しているようだ。

近藤氏の三つ目の問題点は、がん患者を放置していることだ。同氏は抗がん剤を使わず、手術なども行わない「がん放置療法」を提唱している。私の患者さんの中にも、抗がん剤を使わず過ごしている方は多数いるので、それを「がん放置療法」と呼ぶのであれば、私も、「がん放置療法」を積極的に実践していることになる。

だが、私は、がんを放置することがあったとしても、患者さんを苦しめている症状や患者さん自身を放置することは、けっしてない。緩和ケアを積極的に行いながら寄り添っていくのが、腫瘍内科医の大事な仕事だ。

近藤氏は「病院には近付かない方がよい」と言って、ほとんどの医療を否定している。その言葉を信じて、病気を抱えながらも医療を遠ざけ、家に引きこもっている患者さんも多くおられるようだ。病状が進み厳しい状況に陥ったところで、救急車で病院に搬送される例も増えている。これは、「がん放置」というよりも「がん患者放置」で、あまりにも無責任だ。

家に引きこもっている患者さんの中には、不安を募らせながらも、「こんな状況で病院にかかったら、医者から怒られそう」と、受診できずにいる方もおられると思う。だが、これまでの選択を咎めたり、受けたくない治療を無理やり勧めたりする医者はあまりいないので、怖がらずに、早めに受診してほしい。

不毛な論争に終止符を

近藤氏の主張が広まったことで、思考を停止させてしまう患者さんが増え、「抗がん剤は善か悪か」という不毛な神学論争だけが展開され、医療不信はさらに深まり、患者さんと医者の距離はさらに広がっている。

でも、この状況は、近藤氏を批判すれば解決するようなものではない。世の中が彼のような存在を求めていた事実もきちんと理解した上で、私たちは、医療不信を払拭するための取り組みをしていかねばならない。

今のマスメディアは、感情を煽る「センセーショナリズム」や、白黒をはっきりさせる「善悪二元論」をもてはやしすぎている。近藤氏の主張は、この風潮にうまく合致したため、重宝されたのだと思う。

だが、生老病死の現実と向き合う医療現場では、センセーショナリズムよりも、科学的な根拠(エビデンス)と一人ひとりの価値観に基づく議論が求められる。善悪二元論でスパッと割り切るのではなく、リスクとベネフィットのバランスをぎりぎりまで判断しながら、前に進まなければならないのだ。

いつの日か、近藤氏とも、エビデンスに基づいてリスクとベネフィットの微妙なバランスについて語り合えるときが来ることを願っている。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年05月12日 13:58

最善の主治医は自分自身、、、すべては自らのファイナルジャッジのためのセカンドオビニオン。。。Vol.3

■がんの血液検査には「有害無益」な項目がある
「早期発見」の声に流されず、賢い選択を!

高野 利実
虎の門病院臨床腫瘍科部長

「がんの血液検査には「有害無益」な項目がある 「早期発見」の声に流されず、賢い選択を!

がんという奴は本当に厄介な病気だ。その疑いがあると考えただけで精神的なダメージを受けるし、取り越し苦労に終わる場合も多い。この手のドタバタ劇を映画やドラマでもよく見かける。
腫瘍内科の第一人者で『がんとともに、自分らしく生きる』の著者でもある、虎の門病院臨床腫瘍科の高野利実部長による3回連載の2回目は、健康診断のオプションである「腫瘍マーカー」がテーマだ。要は血液を調べて、がんの存否を判定しようというもの。高野氏いわく、この検査は非常に罪つくりな代物で、振り回されないためには注意が必要だ。

健康診断や人間ドックを受けたことのある方は、その結果報告書をみてほしい。血液検査に「腫瘍マーカー」あるいは「CEA」「CA19-9」といった項目が入っていないだろうか。

オプションとして、なんとなくやっておいた方がよさそうだと、いろいろな腫瘍マーカー検査を追加した方もいるかもしれない。

「早期発見」には使えない

実は、この腫瘍マーカー、一部の例外を除くと、がんの早期発見の役には立たず、デメリットを考えると、検査しない方がよいものがほとんどだ。「有害無益」と言っても差し支えない。百歩譲って「百害あって一利くらい」はあるのかもしれない、という程度だ。

今回はその理由を詳しく説明する。これまで、何も考えず漫然と検査を受けてきた方の、お役に立てば幸いである。

腫瘍マーカーは医療現場で広く活用されている。しかし、一般に、がんの勢いを調べて治療に生かせるのは、全身にがんが広がっている「進行がん」の場合に限られる。「早期がん」で腫瘍マーカーの数値が上昇することは、ほとんどないのだ。

腫瘍マーカーが正常であったとしても、がんが存在していない根拠にはならず、それだけで安心してしまうのは、正しい理解とは言えない。

一方で、がんがない健康な人でも、一定の割合で腫瘍マーカーが上昇することが知られている(「偽陽性」と言う)。そういう人が健康診断で腫瘍マーカーを測ってしまうと、そこから悲劇が始まる。

実際、「健診で腫瘍マーカーが高いので精密検査を受けるように言われました」といって、病院にやってくる人は、かなりの数にのぼる。

血液検査で異常があり、「体のどこかにがんができている可能性がある」と言われる不安は、相当なものだ。不安を解消するために、CT検査、PET検査、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、大腸内視鏡検査などで、全身をくまなく検査する羽目になる。

その結果、明らかな病気が見つからなければ、医師から、「検査の結果、がんは見つかりませんでしたので、腫瘍マーカーが高かったのは『偽陽性』だったと考えられます。よかったですね。どうぞ安心してください」と説明を受ける。

心の「後遺症」は深い

しかし、一度「がんの疑いがある」と言われた不安は簡単には消えない。体のどこかにがんが潜んでいるかもしれないという疑念は完全には拭い切れず、精神的な「後遺症」が残ることが多い。

「あの日以来、気持ちが晴れることはなく、悶々と過ごしています。一生、腫瘍マーカーの呪縛から解かれることはなさそうです」と言って、私の外来に通い続けている「患者さん」もいる(実際に病気ではないので、「患者」ではないのだが....)。

本来は不要だった数々の検査を受け、本来味わう必要のなかった不安に苛まれている方々を目の当たりにしていると、人間の幸せのためにあるべき医療が、逆に人間を傷つけている現実に愕然とする。

検査というと、何でも受けた方がよさそうに思いがちだが、検査によって、このような不利益が起きうることを理解した上で、その不利益を上回るだけの意義のある項目に限って検査を受けるべきなのだ。

腫瘍マーカーの多くは、早期がんの発見には使えないが、例外もある。前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAは、早期から数値が上昇することが知られている。

ただ、前立腺がんの早期発見のための「PSA検診」をめぐっては、世界中で賛否両論の議論が起きている。検診をするグループとしないグループを比較した2つの大規模な臨床試験で、否定的な結果と、肯定的だが微妙な結果が示されたからだ。

約8万人の男性が参加した米国の臨床試験では、「PSA検診をしても、前立腺がんによる死亡を減らせない」という結論が出た。

一方、約16万人の男性が参加した欧州の臨床試験では、「PSA検診で前立腺がんによる死亡を減らせる」との結果が出たが、1人の命を救うには、 1410人が検診を受け、339人が前立腺に針を刺して組織を採取する「生検」を受け、48人が(検診を受けていなければ不要だった)治療を受ける必要があるとされた。

救える命があるとしても、その恩恵を受けるよりもはるかに多くの人に、前立腺生検や治療による肉体的・精神的・時間的・経済的な負担がもたらされるということだ。この不利益を考えると、PSA検診は、一律に推奨できるものではない。受けるかどうかは、各個人の判断にゆだねられるべきだろう。

虚しく響く「早期発見・早期治療」

世界的な議論になっているにもかかわらず、日本では、PSA検診の是非に関する議論が盛り上がっているのをみたことがない。たまに見かけるのは、PSA検診を推進する広告くらいだ。

PSA検診に限らず、日本では、がん検診の利益と不利益のバランスが議論されることはほとんどなく、ただ、「早期発見・早期治療」というスローガンが連呼されているだけだ。国民の理解が得られぬまま、がん検診の受診率は低水準で推移している。

そして「早期発見・早期治療」という言葉は浸透していても、その実態を理解できている人は必ずしも多くはない。

真の「早期発見・早期治療」とは、放っておけば、進行して命を奪うようながんを、早期の段階で見つけ、根治させることであり、これが実現できれば、がんで死亡する人を減らせる利益がある。

しかし、早期がんをたくさん見つけても、死亡する人が減らなければ、見せかけの「早期発見・早期治療」すなわち「過剰診断・過剰治療」を行っていることになり、これは不利益である。早期発見したつもりでも根治できない場合もある。

子宮頸がん検診や大腸がん検診のように、真の「早期発見・早期治療」で多くの命を救っていると考えられているものから、PSA検診のように、一部の命を救っているとしても、「過剰診断・過剰治療」が多いもの、さらには、命を救える根拠が皆無なものまで、検診の意義はバラバラである。

なんでも「早期発見・早期治療」が大切だと叫ぶのではなく、それぞれの検診について、受けるべきかどうかを、データに基づいてきちんと議論するべきなのだ。

そうした議論が社会全体で盛り上がれば、一人ひとりが、がん検診を「自分の問題」として考え、納得した選択ができるようになり、結果として、本当に必要ながん検診の受診率も上がるはずである。いずれにしても、個別の検診の利益と不利益を伝えずに「早期発見・早期治療」のスローガンを連呼しても、何の意味も、説得力もない。

たかが血液検査、されど...

私のアドバイスをまとめると、「健康診断では、CEAやCA19-9などの腫瘍マーカー検査は受けない方がよい」「PSA検診は受ける意義が僅かにあるかもしれないが、受けることの不利益を理解した上で慎重に判断すべき」となる。

検査を受けるのが「絶対によい」とか「絶対にダメ」と言いたいのではない。むしろ、強調したいのは、検査の意味、すなわち、検査によって得られる利益と、それに伴う不利益をきちんと知り、そのバランスを考えて、自分自身で納得した選択をすべきだということだ。

たかが血液検査と侮るなかれ。検査一つで人生が変わることもありうるのだ。前回論じた抗がん剤の是非と同様、一つの検査についても、科学的データや、一人ひとりの価値観に基づいて、リスクとベネフィットのバランスを考えることが重要である。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年05月12日 13:42

最善の主治医は自分自身、、、すべては自らのファイナルジャッジのためのセカンドオビニオン。。。Vol.2

■「抗がん剤の是非」を巡る論争は、不毛である
がん患者にとって一番大事なものは何か

がんが日本人の死因の第1位となって久しい。家族ぐるみで考えれば、この病気と無縁なままで済む人はまず、いないだろう。だが、その割には、うまく付き合えている人は少ないのではなかろうか。そこで、腫瘍内科の第一人者として、数多くのがん患者に接してきた、虎の門病院臨床腫瘍科の高野利実部長に、3回にわたって問題の本質を語ってもらう。
今回はその第一弾。抗がん剤治療がテーマだ。抗がん剤に対する患者側の対応は、すがりつくか全否定するかの二極に分化しているのが実情だが、こうした極端な風潮の裏には何があるのだろうか。そして、流されないための心構えとは。

もし、あなたや、あなたの大事な人が、抗がん剤治療を勧められたら、どう思うだろうか。

抗がん剤というと、髪の毛が抜けてしまう、ゲーゲー吐いてしまうなどのきつい副作用のイメージが強い。最近は、副作用を軽減する治療が発達したとはいえ、つらい治療であるのは間違いない。

医師は悪魔ではない

つらいだけであれば、それは「悪魔の薬」であり、患者さんを苦しめるためにそんな薬を使う医師がいたら、それは悪魔だ。だが、多くの医師は、悪魔なんかではない。患者さんにプラスになると考える場合に限って、抗がん剤を使っている。

抗がん剤をうまく使うことができれば、使えば使うほど、がんの症状がやわらぎ、患者さんは元気になる。もし、使えば使うほどつらくなり、何もいいことがないという場合には、その治療をやめた方がよいだろう。

抗がん剤に限らず、すべての医療行為には、利益(ベネフィット)と不利益(リスク)があり、リスクがあっても、それを上まわるベネフィットがあれば、その治療を行う意義がある。

重要なのは、リスクとベネフィットのバランスであって、どちらかだけを強調するのは適切ではないが、抗がん剤は、その激烈なイメージゆえに、両極端なとらえ方をされることが多いようだ。

「抗がん剤は絶対に受けません!」。最近、そういう患者さんが増えている。

その一方で、「とにかく何でもいいので、抗がん剤を使ってください!」
と懇願する患者さんもいる。

私が担当する「腫瘍内科」の診察室では、抗がん剤をめぐる話し合いが、日々繰り広げられている。

腫瘍内科とは、がんを専門とし、主に、抗がん剤治療や緩和ケアを担当するする内科系の診療科だ。抗がん剤で根治(完全に治すこと)を目指すこともあるが、根治が難しい「進行がん」を担当することが多く、治療方針の話し合いでは、しばしば難しい決断を迫られる。

治療方針を考えるときは、まず治療の目標を患者さんと医療者とで確認・共有した上で、治療によって目標に近付ける可能性(ベネフィット)と、副作用(リスク)を予測し、リスクとベネフィットのバランスを慎重に検討することになる。

リスクやベネフィットは、過去に世界中で行われた臨床試験の結果に基づいて予測するわけだが、パーセントで示される数値で単純に判断できるものではなく、患者さん自身の価値観や治療目標によって、その判断は違ったものになる。

ギリギリの判断の連続

「とにかく1日でも長く生きたい」

「残された時間をできるだけ穏やかに過ごしたい」

「髪の毛が抜けてしまう治療で命を伸ばしたいとは思わない」

「子どもが大きくなるまでは元気でいたい」

「生きがいにしている仕事を続けたい」

そういった想いに耳を傾け、腫瘍内科医からは、治療法の選択肢、判断の根拠となるデータ、専門家としての見解をお伝えし、納得できるまで、時間をかけて話し合った上で、治療方針を決めていく。

患者さんの人生がかかった重い決断となることもよくあるが、どんな場面でも第一に考えるのは、「患者さんの幸せ」である。納得した判断であっても、期待通りの結果になるとは限らず、進行がんゆえの厳しい現実もあるが、患者さんとともに、語り合いを重ね、ときに試行錯誤しながら、目標に向かって歩み続ける。

患者さん一人ひとりに、かけがえのない人生があり、大切なものがあり、揺れ動く想いがある。病状もさまざまで、それに対する治療法の選択肢も無数にあり、単純に治療方針を決められるような場面はほとんどない。リスクとベネフィットの微妙なバランスを慎重に評価して、ギリギリの判断が続いていく。

抗がん剤がプラスになると判断すれば使うし、マイナスになると判断した場合は使わないわけだが、使うかどうかよりも、治療目標に向かって進んでいくことこそが重要である。

ところが、最近は、上述のように、「抗がん剤を『絶対に』やりません」とか、「抗がん剤を『絶対に』やってください」という患者さんが増えている。

絶対にやらないという患者さんに理由を聞くと、「絶対にやらない方がよいと主張する医師の本を読んだから」だと言い、絶対にやってほしいという患者さんに、何のために使うのか聞いてみると、「何のためかなんて関係なく、とにかく抗がん剤を使うことが自分の希望のすべてであって、それをあきらめたら絶望しかない」と言う。

まずあるべき「治療目標」を思い描くこともなく、「抗がん剤をやるかどうか」にだけ結論を出し、それ以上の思考を停止させてしまっているようである。

ややこしいことは考えず、病気に身を任せ、あるいは、抗がん剤に身を任せて、人生を送るのも、一つの生きざまかもしれない。

「どう生きていくか」から考える

しかし、多くの患者さんの生きざまを見てきた腫瘍内科医の立場からすると、自分らしく生きるために、もっと病気との向き合い方を考えてもよいのではないかと思う。患者さんが、抗がん剤をめぐる「イメージ」や、偏った主張の影響を強く受けている場合、その思いはより強くなる。

「抗がん剤は効かない」「がんは放置すべき」

「いや、抗がん剤は効く」「がんは放置してはいけない」

今、世の中では、抗がん剤の是非を問う論争が起きている。誰もが自分の問題として考えられるような生産的な議論になればよいのだが、最近は肯定派と否定派の間で、とても科学的とは言えない不毛な議論が展開され、患者さんにも影響を与えている。

そもそも、抗がん剤は、がんという病気と向き合う際の道具の一つにすぎないし、さらにいえば、病気と向き合うことも、大きな人生の中のごく一部分にすぎない。人生全体を見渡すことなく、抗がん剤を使うかどうかだけにこだわるのは、得策ではない。

まず考えるべきは「これからの人生をどう生きていくか」ということだ。その目標にプラスになるなら抗がん剤を使えばいいし、マイナスになるなら使わなければいい。プラスかマイナスかは状況次第で違う。「どんな場面でも絶対にプラス」とか「どんな場面でも絶対にマイナス」というように、一般論として白黒つけることに意味はない。

いいと決めつけてすがりついてしまったり、悪いと決めつけて全否定してしまったりして、思考を停止させてしまうのではなく、いい面と悪い面を知り、そのバランスを考えることこそが重要なのだ。

頼りすぎず、怖がりすぎず

抗がん剤は、「希望のすべて」でも「悪魔の毒薬」でもなく、使い方次第でプラスにもマイナスにもなる道具だ。頼りすぎず、怖がりすぎずに、活用すべきときに活用すればよい。
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抗がん剤に対して、いいイメージを持っていても悪いイメージを持っていても、また、医療に対して肯定的でも否定的でもよいが、そういったイメージや善悪二元論のために、バランスのとれた思考ができなくなっているとしたら、それは考え直した方がよいだろう。

不毛な抗がん剤論争は、もう終わりにすべきなのだ。

それよりも、「幸せ」「希望」「安心」を感じられるような医療のあり方、自分らしく生きるための、がんとの向き合い方について、一人ひとりがきちんと考えていくことの方が、よほど重要だ。

高野利実
Toshimi Takano
虎の門病院臨床腫瘍科部長 1972年東京都生まれ。1998年、東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院内科および放射線科で研修。2000年より東京共済病院呼吸器科、 2002年より国立がんセンター中央病院内科レジデント。2005年に東京共済病院に戻り、「腫瘍内科」を開設。2008年、帝京大学医学部附属病院腫瘍内科開設に伴い講師として赴任。2010年、虎の門病院臨床腫瘍科に最年少部長として赴任し、3カ所目の「腫瘍内科」を立ち上げた。「日本一の腫瘍内科をつくる」ことを目標に、乳癌・消化器癌・泌尿器癌・肺癌など悪性腫瘍一般の薬物療法と緩和ケアに取り組んでいる。また、日本臨床腫瘍学会(JSMO)がん薬物療法専門医部会長として、日本における腫瘍内科の普及と発展を目指しているほか、西日本がん研究機構(WJOG)乳腺委員会委員長として、乳癌に関する全国規模の臨床試験に取り組んでいる。著書に「がんとともに、自分らしく生きる―希望をもって、がんと向き合う『HBM』のすすめ ―」(きずな出版)がある

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年05月12日 13:25

私たちの無関心という無責任、、、諸悪がはびこり続ける根源的要因。。。

■震源から80km!「川内原発は安全」というウソ
〜フクイチの教訓が何も生かされていない
【熊本大地震】元原子炉技術者らが警鐘

大地震が襲った直後、即座に「川内原発に異常はありません」と発表されたことに、違和感を覚えた人も多かっただろう。なぜそうまでして動かそうとするのか。どう考えても、一度止めたほうがいい。河合弘之氏(弁護士)と後藤政志氏(元東芝・原子炉技術者)が警鐘を鳴らす。

「大丈夫」と言う政治家たち

後藤 熊本での大地震について、気象庁は「観測史上、例がない」「先を見通せない」と、お手上げ状態です。にもかかわらず、菅義偉官房長官や丸川珠代環境相、そして原子力規制委員会の田中俊一委員長など、政府や原子力関係者は、川内原発を「停止する理由がない」と言って憚りません。

4月19日には、川内原発の80km圏に入る八代市で、震度5強を記録する地震が起こりました。それでも「万が一のために、一応止めて様子を見る」という気さえないらしい。

河合 この期に及んで、まだ原発を動かしたいという人々が考えているのは、まずは何よりも経済的な事情でしょう。

川内原発の1号機・2号機を両方とも止めてしまうと、九州電力は1日あたり3億円の損をするといいます。ただでさえ九電は、昨年8月まで原発を動かせず経営に苦しんでいましたから、それだけは避けたいのです。

政府や経済産業省、規制委は、九電の経営を助けるということに加えて、「ようやく生まれた原発再稼働の流れを、止めるわけにはいかない」ということも考えている。

事実、地震が頻発していた19日に、愛媛県の伊方原発が再稼働に向けた審査をクリアしました。ご存知の通り、伊方原発は、地震が多発している大分県と海をはさんで向かいにある。何としても、再稼働の流れに水を差したくないのでしょうね。

後藤 識者の中にも、「揺れのデータを見ても、今回の地震で川内原発はそれほど揺れていない。だから大丈夫だ」と言う人が少なくありません。彼らは、「『危ないかもしれないから止めろ』というのは、非科学的な感情論だ」「危ないという証拠を見せろ」とも言う。

しかし私は彼らのほうこそ、原発を何としても動かし続けたいあまり、理性ではなく感情でものを言っているのではないかと指摘したいですね。

今回の地震は、過去の観測史上、様々な点で異例です。4月14日と16日に起きた2つの大きな地震は、どちらが本震か分からない。「2つの別々の地震かもしれない」という学者もいます。次にどこでどのくらいの地震が起きるのか、予想もつかないわけです。

河合 しかも、中央構造線沿いに震源が動いています。川内原発からわずか50kmのところには、今回の地震を引き起こしたとされる日奈久断層帯がある。川内原発も、強い揺れに襲われる危険性は決して小さくない、と考えるのが当然ですね。

後藤 もうひとつ、「原発を止めるな」という人々の論拠には「福島第一原発だって地震には耐えた。津波が来なければ、メルトダウンはしなかった」というものがあります。

しかし、福島第一が本当に津波のせいで破壊されたのか、どの程度地震の影響があったのかという点は、いまだにはっきり分かっていません。

河合 今回の地震も東日本大震災も、そして福島第一原発の大事故も、当たり前ですが、誰一人予測できませんでした。

本来、天災というのは予測のつかないもので、しかも今回の場合、さらに大きな地震がやってくるかもしれない。そんな時に、ただただ「怖くない怖くない、大丈夫大丈夫」と唱えるばかり。

政府も電力会社も、「チキンレース」を国民に強いている。「怖いから止めよう」と言うやつは意気地なし、根性なしだとでも言いたいんでしょう。

「停電する」とウソをつく

後藤 技術的なことを言えば、福島第一原発事故の際、事故対応の拠点となった「免震重要棟」が川内原発にはありません。

東京電力の社長だった清水正孝氏は、のちに「もし免震重要棟がなかったらと思うと、ゾッとする」と証言しています。それほど重要なものを、作らずに済ませている。

河合 原子力規制委は、再稼働の要件で「免震重要棟など耐震性のあるものを設置する」と定めています。この「など」が抜け道になっている。九電がやったのは、「ゆくゆくは作ります」と言って再稼働の許可だけ取り付けて、後で勝手に撤回するという騙し討ちです。私に言わせれば許可の「詐取」ですよ。

福島の事故の教訓を本当に学んでいるのなら、真っ先にやらなければいけないことを、ウソまでついて誤魔化している。

後藤 「川内原発を止めたら、九州の電気が足りなくなる」と言う人もいますが、これも明らかなウソですね。

河合 川内原発はつい最近まで止まっていたのに、停電なんて起きていません。せめて非常時だけでも、火力発電でまかなえばいい。火力で九州は滅びませんが、原発事故が起きたら滅ぶんですから。

結局は、安全よりも目先のカネを取っているわけです。ひどい話ですよ。

後藤 百歩譲って、政府や九電が正直に「経済的な事情があって、どうしても動かさないといけないんです」と言うなら、まだ多少は議論の余地があるかもしれません。

しかし、たった5年前にあれだけの大事故を経験したにもかかわらず、「事故が起きる可能性は小さいから、心配ない」なんてよく言うものです。

今の九州での地震発生リスクを平常時と比べたら、何十倍、何百倍にも高まっていると考えるのが普通でしょう。「原発は壊れるまで安全だ」という皮肉を地で行っている。

避難計画も穴だらけ

河合 どうして日本人は、原発となると「安全」に関する考え方が逆になってしまうんでしょうね。

普通は「安全が確認できないものは、止めておく」でしょう。地震が起きてすぐ、火元を止めない人はいないはずです。それなのに、原発については「危険が目に見えて大きくならない限りは、動かし続ける」というのがまかり通っている。

後藤 一般の技術者でも、安全に少しでも不安があれば、立ち止まって検討するのが常識です。

河合 そうした「大事故が起きるその瞬間まで、対策はしなくていい」という倒錯した考え方は、鹿児島県のずさんな避難計画にも表れています。

川内原発の周辺住民は、事故の際、主にバスに乗って避難するということになっている。しかし、バス会社が運転手に「命がけで行け」と命令することはできません。

後藤 それは原発の現場職員も同じですよ。過酷事故が起きて、放射能汚染が深刻なとき、上司が「お前が止めに行け」と命じることはできません。

河合 何百台もバスを用意して、まずは5km圏内の人が逃げて、他の人は家の中で待機する—そんなことが、大混乱の中でできるとは思えない。「怖いけど、我慢して待ちます」なんて人、いないでしょう。「5km圏内の住民は全員避難した」ということを、誰が調べに行くのかも分からない。

今回の大地震でも、九州新幹線が脱線したわけです。当然、自動車事故や渋滞も起きる。役所が考えた避難計画など絵空事だということが、この地震で明らかになった。それでも手を打たないんですか、と言いたい。

後藤 福島のときもそうでしたが、原発で過酷事故が起きれば、放射性物質の飛散状況や、原子炉の状態もよく分からないまま、皆がとにかく逃げるということになる。

現状の避難計画は、「事故が起きても原子炉はある程度コントロールできる」ということが前提ですが、本来ならば、最悪の事態を考えてこその避難計画のはずですね。

河合 そういうふうに本気で突き詰めていくと、原発が動かせなくなってしまうから、現実から目を背けているんですよ。そうでなければ、40年も前に作った高浜原発を、あと20年も使い続けようなんて狂った判断をできるはずがない。

真面目に考えると、原発なんてデタラメだと分かってしまう。だから原発を動かすには、「真剣にものを考えないこと」が必須になる。5年経ってもいまだに福島の事故原因を本気で究明せず、誰も責任を取らず、「大丈夫」「安心」と繰り返しているのがその証拠ですよ。

かわい・ひろゆき/'44年生まれ。東大法学部卒。ビジネス弁護士として活躍する傍ら、映画『日本と原発』『日本と原発 4年後』の製作など脱原発運動に携わる
ごとう・まさし/'49年生まれ。三井海洋開発を経て東芝に勤務し、原子炉格納容器の研究・設計に従事。東日本大震災後、原子力安全・保安院委員を務める。

「週刊現代」2016年5月7日・14日合併号より

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2016年05月12日 13:01

私は、私自身のためにトイレ前に、他人のためにトイレ後にと二度手を洗います。。。

■トイレ後に手を洗わない人は何を考えているの?

用をたした後、皆さんは手を洗う? それとも洗わない? 「洗うのがあたりまえ」と考える人は、洗わずにトイレから立ち去る人を見ると、脳内に「?」が浮かんでくるもの。一体なぜ洗わないのか。手が汚れているはずなのに……などいろいろ考えてしまう。今回は、「教えて!goo」に寄せられた相談「トイレから出て手を洗わない人に質問です」を紹介しよう。

潔癖症というほどではないものの、トイレ後に手洗いを欠かさない、と話す相談者さん。デリケートな部分に直接・間接問わず触れた手を洗わないまま、いろいろなものを触る人は、他人に対して配慮がないのでは、と考えている。

■男性の手は汚れない!?

これに対し、意外と賛同意見は少なかった。寄せられた多種多様な回答を見てみよう。

「男性の場合、小便器ならドア等どこにもに触れないで用が足せるから全然、気にならない人もいるのかと」(zipang_styleさん)

小便器とはあまり縁のない女性は、ピンとこないかもしれない。ただ、想像してみると小便器の場合、ボトムスのチャックの上げ下ろしだけで済むことがわかる。

「トイレの後は気にしませんが、外出から帰ってきて手を洗わない人はとっても気になります。元々、人の皮膚にはたくさんの常在菌が存在しています。それが皮膚の防御反応を助けていますからね。そんな事を気にしてたら握手なんて出来ないですよ」(ORUKA1951さん)

気になるポイントは人それぞれである。だが、回答者の言う通り、神経質になりすぎると「手を洗わない人がここを触っていたらどうしよう……」と想像し、何にも触れなくなってしまいそうだ。

■用をたす前に洗う派も

どうして手を洗うのか――理由や主張を書いてくれた人もいる。

「私、原則的に洗いません。手は、用を足す前に洗います。一日誰とも会わないこともありますので、エチケット的に洗うのは、人のいるところでトイレに行った時だけです。洗わなければならないと言うより、他の人に洗っているところを見せるために洗っているようなものです」(organic33さん)

「トイレ前に手を洗う」派も一定数いるのだろう。デリケートな部分に触れる可能性があるからこそ、手を清潔にしておきたい、という考えがベースにあるのだろうか。手を洗うタイミングに関しても、各々の「思想」があるのだと考えさせられる。

「洗わない人は洗わないんです。それだけです。但し、自分の場合はそれを“エチケット”として守ったことはありません。自分が気持ちが悪いからです。単にそれだけです。外から帰ってキッチンテーブルの上のお菓子をそのまま摘む人が居ますが、同じくらい気持ち悪いですね」(wayway0111さん)

人様に対するエチケットというより、自分が落ち着かないから、という理由で洗う人もいる。この方のように「清潔さを保ちたい」と考えるタイプも多いだろう。

幼い頃、親から「トイレを済ませたら手を洗いましょう」と教えられ洗ってきた人、途中でその習慣をやめた人――いろいろいるだろうが、なぜそれを選択しているのか、今改めて考えてみると面白いかもしれない。

オーロラ・スシ(Ikeda Sonoko)

[教えてgooウォッチ]

Posted by nob : 2016年05月04日 14:02

これからの様々な暮らしのカタチ。。。

■田舎の一戸建をタダ同然で手に入れる!?
堀江 康敬 田舎暮らし ガイド

田舎暮らしをスタートするには、住まいの確保が絶対条件。手っとり早く公営住宅や農家の空き家などを借りる方法もありますが、入居基準が厳しかったり情報が少なかったりと、クリアしなければならない課題が多いのが実情です。

「100%の田舎暮らしを実現するためには、やっぱり一戸建て。しかし予算は押さえたい」。限りなく予算0円を目指したい人のための、住まいの確保術をご紹介します。

家づくりも楽しめるセルフビルド一戸建て
仲間や家族とワイワイと住まい造りの過程も楽しみたい人には、セルフビルドがお薦めです。通常の住宅コストは半分が人件費といわれていますから、仲間内でやれば半分の金額で済むということになります。一般工事と較べ単純比較で建築費の15~25%のコストダウン。余暇を利用することで施工費の軽減も可能になります。

やはり時間はかかります。100平方メートル内外の住宅を作るためには、短くても1、2年はかかると言われています。しかし自分の家を自分で創りあげることは、新天地で体験する暮らす喜びの第一歩。他の何ものにも較べようがないものです。

住まいの全てが完成していなくても、さっさと入居して暮らし始めましょう。暮らし方は時間が経つと変化していきます。子供の誕生、親との同居、ライフスタイル…完成してしまった住まいでは、将来のリフォームのためのコストや使い勝手などマイナス面が多くなってきます。

セルフビルドの目的は、住宅のコストダウンということもありますが、家造りを体験し楽しむことで我が家への愛着を高めること。そして将来の計画の変化にも自由に対応させること。「造りながら暮らす」。これがセルフビルドの一番のメリットではないでしょうか。

【セルフビルドの種類】
・2×4工法
長所/使用する部材をしぼることでコストダウンが可能。施工方法が分かりやすく一人からでも施工できる。耐火構造が可能。
短所/増改築時の自由度に制約がある。棟上までに時間がかかる。窓や開口部に関して一定の制約を守る必要がある。
・ログハウス
長所/自然素材のため健康に優しい。断熱性、耐久性が高い。湿気の吸排出効果で室内をエア・コントロール。
短所/間取りの自由度が低い。棟上までに時間がかかる。開口部の制限があるため窓が大きく取れない。木が縮みその隙間のほこり掃除に手間がかかる。

【関連サイト紹介】

自分で造りたい人をサポート>>趣味で造るログハウス
自分で造るキットハウス>>キハタトレーディング

全国の町村が提供・支援する一戸建て
あこがれの田舎に住むだけで、融資や奨励金を受けられたり、破格の値段で土地や建物が購入できたり。日本各地の自治体が競って定住者確保のための支援策を実施しています。過疎化が進む田舎も喜び、引越したい移住者にも嬉しい、双方両得の持ち家助成制度。田舎で一戸建てを!と目指す人は要チェックです。

自治体の支援・助成制度は、その地域の内外からの移住・定住を促進し、町村の活性化を図ることを目的としています。町村合併等で既に終了した制度もありますが、2005年度までに実施された住まいに関する支援策は百花繚乱。

・都市生活経験を持つシルバーエイジに、起業支援と宅地取得についての優遇措置。
・農業を目指す若者に、5アールのハウス施設を10年間無償貸与。
・宅地1平方メートルが年間100円で、20年後の無償譲渡。
・移住者が家を新築すると100万円を支給。
・宅地を3年間無償で貸し付け後、家を建てたら土地はタダ。
・15年間家を借りれば、その家が無料でもらえる。
・家を建てれば100万円の補助金、宅地の賃貸料が10年間無料。

知らなきゃ損!不動産支援制度 (2006年1月17日現在)
※期間切れや支援条件等があります。内容についての詳細は各市町村へお問い合わせ下さい。

・宅地100坪をタダで差し上げます。
 ふるさと定住促進宅地制度(北海道・浜頓別町)
・オホーツク海のほとり、一坪当たり4,000円から分譲。
 小清水で暮らしてみませんか?(北海道・小清水町)
・宅地料金10年間タダ!100万円の住宅建設奨励補助金を交付。
 村の取り組み(北海道・西興部村)
・10年以上の定住確約者に30万円。小学生以下の子供が同居、町内建設業者に発注等で項目ごとに30万づつ加算。
 宅地取得助成事業(北海道・津別町)
・賃貸料は約一坪あたり50円、15年貸付後に無償で譲渡。
 馬籠住宅団地借受者募集(宮城県・本吉町)
・賃貸料一坪当たり月額100円、契約期間20年で自分の土地に。
 さつま町優良宅地のご案内)(鹿児島県・さつま町)

次は運んで置いて暮らせる一戸建てです。

運んで置いて直ぐ暮らせるトレーラーハウス
トレーラーハウスは、輸送の為の鉄骨土台に2×4工法で造られた住宅が乗っている居住機能を持つ住宅。家具、照明、カーテン、ブラインド、網戸まで標準装備されており、設置したその日から暮らすことが可能です。

車両であるため固定資産税や建築確認は不要、動力も無いため重量税もかからない。設置場所は宅地以外でもOK、調整区域でも可能です(地域によっては役所の相談が必要となる場合もあります)。キャンプをしながら移住候補地を探し歩く、そして定住に利用する。田舎暮らしのための移動する一戸建てと言えます。

業者によっては間取り・サイズのフリープランもあり、ロフト付きやカフェバー仕様など、自分や家族の希望に合わせたイメージで変更ができるのも魅力です。住まいは建てるより設置する、不要になったら中古車として売ってしまう!新しく家を建てるより時間もコストも大幅に削減できます。

【関連サイト紹介】
美しい利用例写真が充実>>トレーラーハウス -カンバーランドジャパン-
アメリカ・カナダからの輸入トレーラーハウス>>アメリカントレーラー ディベロップ
店鋪・SOHOモデルが豊富>>オーガスト ジャパン
自由設計のトレーラーハウスを増産>>トーエイ・インターナショナル
究極のコストダウン一戸建て!?ハウジングコンテナ>>サニープレイス

廃校になった校舎に暮らす。
過疎による児童数の減少でやむを得ず閉校となる学校。地域の人々にとって学校は単なる教育施設というより、心の拠り所であり交流の場といった思いがあります。一方、木の香が漂う木造校舎に魅力を感じる田舎暮らし希望者も少なくありません。

個人でも廃校を借りることが可能なのか?ポイントは、再活用に際して地元住民の合意を得やすいアイディアを提案することにあるようです。役場としては学校という公の財産で地域の活性化を促進したい、住民はその卒業生として深い愛着が持っている。こうした心情を優先した提案ができれば、受け入れられる可能性があるのではないでしょうか。

校舎の間取りをそのまま残した民宿、ギャラリー、工房、校庭でのキャンプ、民芸博物館・・・校舎を舞台にした田舎暮らしの夢はふくらみます。実現するには、あなたのアイディアと情熱が重要です。

関連サイト紹介

学校跡地を活用してみませんか?>>旧三和小学校/北海道和寒町
(2005年12月末で募集締め切りですが、まだ間に合うかも)

廃校になった校舎を利用した宿泊施設情報>>学校に泊まろう!

次は、地球をちょっと離れた田舎暮らし!?

スペシャル版/宇宙の田舎の土地を買う!
月の土地を販売しているのは、アメリカ人のデニス・ホープ氏。同氏は宇宙に関する世界条約「宇宙条約」の盲点を突いて、LunarEmbassy.LLC(ルナ・エンバシー社:ネバダ州)を設立。月の土地を販売し、権利書を発行するという「地球圏外の不動産業」を開始しました。

元アメリカ合衆国大統領や有名ハリウッドスター、有名企業も次々と購入。世界中に販売を続け、現在全世界175ヵ国、約130万人の「月の土地」の所有者がいます。火星の田舎も販売中、遅れをとるな!

月の土地を買いたい人はココで>>月の土地|火星の土地|ルナエンバシージャパン

その他関連サイト紹介
県レベルで定住者確保のための支援策を打ち出しているところが探せます。各自治体独自の支援制度も豊富です。ここも要チェック!
UIJターン情報/全国
UIJターン情報/地域別


■田舎の一戸建てを0円で手に入れて暮らす!?
堀江 康敬 田舎暮らし ガイド

「100%の田舎暮らしを実現するには、やっぱり一戸建て。しかし、予算はしっかり押さえたい」。こんなワガママな要望をクリアするための、住まいの確保術をご紹介します。限りなく予算0円を目指すために、家を買うか?借りるか?それとも自分で造るか……

前回ピックアップしたのは、「家づくりも楽しめるセルフビルド一戸建て」「全国の自治体が提供・支援する持ち家助成制度」「運んで・置いて・直ぐ暮らせるトレーラーハウス」「木の香が漂う木造校舎の再活用」等々。

今回は、新たに注目される、「小屋(タイニーハウス)」、「コンテナハウス」、「0円空き家」について紹介します。

フロなし、トイレなし、5平方メートルから始めるミニマムライフ「小屋(タイニーハウス)」

タイニーハウスでミニマムな生活
2015年、東京・虎ノ門に日本初となる「小屋展示場」がオープンして話題になりました。自分だったら「どういう住まいを建てたい?」「どんな風に暮らしたい?」「本当に必要なものはナニ?」という、従来の一戸建ての住まいの常識をひっくり返す、新発想の住宅展示イベントです。

会場には「基礎工事を必要としない自立構造」「大人のリアルプラモデル」「茶室のような佇まい」「究極のモバイル空間」「災害用避難シェルター兼用」「DIY 1畳ハウス」等々、何とも魅力的なコンセプトが飛び交っています。

セルフビルド・キットのシンプルな「小屋」で、50万円台から。完成品を設置するタイプでは200万円台というケースが多いようです。建具や材料の一部を、各地で集めた古材や廃材を使ったモデルもあり、建材を自己調達できれば一戸建を、限りなく予算0円で手に入れるのも夢ではありませんね。

リフォームして書斎を造るより趣味に没頭するための小屋を庭に建てようという、リタイアを切っ掛けにして自分の趣味を始めたい人たち。そして、平日は都会の賃貸で暮らしながら、休日には地方の安い土地を確保して小屋を建てるという若い世代が、興味津々で来場したとか。

設置面積は5平方メートルほど、手の届く範囲に全てがある。このサイズ感がミニマムな田舎暮らしを目指す人にとって、最初のケーススタディになるかもしれません。

参考サイト:SuMiKa 小屋市場>>

タフで、キューブな、田舎暮らしの基地づくり「コンテナハウス」

コンテナは田舎暮らしの基地になる
JR貨物で海上中古コンテナの購入ができます。耐震・防犯に優れ耐久性はバツグンで、荷物の保管や自治会の防災用具の収納、倉庫などでの活用にはオススメでが、一昔前まで「夏は灼熱、冬は極寒」と室内温度管理が難しいとされていました。

そこで登場したのが、店舗、事務所等として利用できるように基本構造を改造したコンテナハウス。断熱材を入れて壁、床、天井を張ることで環境を整え、プラス換気口を設けることで風通しを良くし、快適な換気が保たれるようになりました。

ネットで調べてみると、12ft(約5畳)程度で、コンテナ(箱のまま)で18万前後から、コンテナハウス(改造済み)で20~30万円から、販売されているようです。別途、輸送費が必要になります。

基礎工事が不要で、大型車両に搭載して簡単に移動することが可能。多額な解体費用がかかる既存の一戸建てと比べ、別の場所でそのまま活用ができて経済的。災害時の仮設住宅としても使える耐震性もあり、もしもの時も安心・安全です。

専門業者に依頼すれば、インテリアデザイン・設計から内外装の工事、メンテナンスまでやってもらえます。しかし、ココから田舎暮らしの基地として始めるんですから、是非とも家族と仲間とワイワイと、DIYでスタートアップを!

コンテナを「保管する・運搬する」ためだけではなく、「過ごす・くつろぐ・集う」ための空間に変身させましょう。

参考サイト:驚きの変身!貨物コンテナでつくった家いろいろ(Seven5)>>

見逃すな、先を越されるな、田舎の超レア物件「0円空き家」

無償譲渡の空き家を探せ!
全国の空き家は820万戸で過去最高となり、全国の住宅の13.5%を占めていることが分かりました(平成25年度/総務省統計局の統計結果)。増加する一方の管理が行き届いていない空き家が、防災、衛生、景観等の生活環境に影響を及ぼすという社会問題も起きています。

そんな中、都会より安い価格で自然に囲まれた住まいを求めて、空き家を(限りなく)0円で譲り受け田舎暮らしを始める若者が出てきています。数十年の風雪に耐えたきた空き家ですから、メンテナンスは必要ですが、彼らを常に悩ませる家賃という負担から解放されることは歓迎すべきことですね。

それでは、ガイドが見つけた超レア物件をどうぞ!(事業によっては募集が終了しているものもあります)

・森林のまちの、一部二階建ての車庫・庭付きの無償譲渡4DK。(数年の間に希望者が無ければ解体予定)
新着空き家02-031(北海道下川町)>>

・市有宅地を25年間有償貸付し、貸付期間満了後は無償譲渡します。
子育て世帯定住宅地貸付け事業(島根県雲南市)>>

・町が最大350万円かけてリフォームして、移住者に貸出します。
移住支援制度の紹介(山形県遊佐町)>>

・土地及び家屋(家屋内の物品すべて)を無償譲渡。有効に活用していただける方を探しています。
空き家情報>物件No.7(北海道愛別町)>>

・木造一戸建て家賃3万円、宅地面積400平方メートル。20年住めば住宅を、25年住めば宅地を無償譲渡します。
くらしまねっと>市町村別UIターン支援施策>美郷町>住宅・空き家>若者定住住宅(島根県美郷町)>>

田舎暮らしで、住まいに何を求めるかは人それぞれです。まずは今回紹介した「0円一戸建て」をベースに田舎暮らしをスタートしてみたらどうでしょう。

その土地に暮らすことで、「やっぱりココが素晴らしい!」と感じたら腰を据えることもできるし、「思っていたのと違ったな?」と残念な場合でも、「0円一戸建て」ならヒョイと新しい楽園探しに出かけることができます。


[いずれもAllAbout]

Posted by nob : 2016年05月03日 17:14

憤懣遣る方なし。。。(呆・泣・怒)

■発症率は通常の146倍以上! 福島で多発する甲状腺がんと原発事故の“不都合な”因果関係

福島県で甲状腺がんが多発している。福島原発事故後に始めた検査で、現在までに166人ががん、もしくはがんの疑いと診断され、これからも人数が増えていくのは確実な情勢だ。

県は放射線被曝(ひばく)と発症の因果関係を認めていないが、その根拠をめぐっては専門家からも疑問の声が上がっている。福島で起きている甲状腺がん発症が原発事故由来なのかどうかを徹底検証するーー。

***

福島第一原発事故以後、県は当時18歳以下だった約38万人の県民を対象に甲状腺検査を続けている。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故では、地元周辺で甲状腺がんが多発した。福島でも同様のことが起きる可能性があるため、子供たちの健康を長期的に見守るための検査だ。

その検査で甲状腺がんが多数見つかっている。2011年10月から2014年3月まで実施した「先行検査」と、2014年4月から継続中の「本格検査」を合わせると、現在までに甲状腺がんかその疑いがあると診断されたのは166人に上る。 甲状腺がんは大人の女性に多い病気で、子供がかかるのは100万人に2~3人程度といわれる。つまり、福島では146倍から218倍という高い確率で発症していることになるのだ。

甲状腺とは、「喉仏(のどぼとけ)」の下にあるチョウの羽を広げたような形をした臓器。ここから体の新陳代謝や成長ホルモンを促す甲状腺ホルモンが分泌される。甲状腺がんの約9割はがん細胞の形が乳頭に似た「乳頭がん」と呼ばれるもので、進行が遅く、手術後の経過もよいとされる。

甲状腺がんの原因のひとつとされるのが被曝だ。特に原発事故や原子爆弾から放出される放射性ヨウ素は、甲状腺がホルモンをつくる際に材料となるヨードと勘違いして吸収され、がんの原因になる。このため、原爆が落とされた広島や長崎では周辺の住人に甲状腺がんが多発し、チェルノブイリ原発事故後も患者が急増した。

こうした理由から県は甲状腺検査を始めたはずなのに、166人という異常な多発を目にしても、いまだ被曝の影響を認めていない。

「(甲状腺検査を行なう県民健康調査の)検討委員会においては、これまでに検査で発見された甲状腺がんについては、放射線の影響とは考えにくいとの評価で一致していると受け止めています」(福島県の県民健康調査課)

その検討委員会の星北斗(ほくと)座長は、放射線の影響を完全に否定はしないというものの、「わかっている範囲で現時点では考えにくい」と影響を認めることに消極的。検討委が3月末にも出す中間とりまとめでも「数十倍多い甲状腺がんが発見されている」としながら、原因については「放射線の影響とは考えにくい」との見解を盛り込む予定だ。

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甲状腺がんデータ

検討委が被曝との因果関係を考えにくいとする理由は、「県内の地域別発見率に大差がない」「チェルノブイリと違い、当時5歳以下からの甲状腺がんの発見がない」「チェルノブイリ事故に比べて被曝線量が少ない」などだ。

つまり、チェルノブイリで甲状腺がんが大量発症した時の状況と違うから、福島は放射線での影響ではないというのである。その代わりに多発の原因として挙げているのは「過剰診断」。要するに、いずれ発症するがんを検査で先に見つけたり、放置しても問題ないがん細胞をがんと診断したりするから多数発見されているというのだ。

だが、こうした検討委の考え方には、専門家からも異論が出ている。

環境疫学を専門とする岡山大学の津田敏秀教授は、検討委の「県内の地域別発見率に大差がない」との指摘に「地域によって数倍ほど発見率が違う」と反論する。

県はエリアを大きく4つに分けて発生率を分析した結果、地域別発見率に大きな差がないとする。だが、津田氏は県の先行検査のデータを使い、県内を9つにエリア分けして分析すると、子供の甲状腺がんの発生率が地域ごとに異なり、だいぶ高いエリアもあることがわかった。

「発症率が全国平均で100万人に年間3人といわれる水準と比べた場合、福島市と郡山市の周辺で約50倍にも上がりました。また、地域によって検査時期が最長で2年半近くも違うため、分析に補正をかけたところ『量―反応関係』がよりはっきりしました」

「量―反応関係」とは、被曝が多くなれば甲状腺がんの発生率が高まる傾向にあるという意味だ。ただし、空間線量が高い浪江町(なみえまち)や飯舘村(いいたてむら)などの地域は検査も早く始まった分、がんもまだ小さく見つかりにくかった。その分を計算で補正した結果、浪江町、飯舘村、大熊町(おおくままち)などを含む地域では約30倍となることがわかったというのだ。

(取材・文/桐島瞬)

Posted by nob : 2016年05月03日 16:56

自然劣化に対する永年無償補修制度は、私も迷えばパタゴニアを選択する基準の一つ。。。

■パタゴニア、新しい形の消費を後押し

パタゴニアのCEO、Rose Marcarioは昨年、米国で消費が最も増える年末のホリデーシーズンに「所有」と「消費」についてのメッセージを発表しました。

入手、製造、廃棄を繰り返すことで生態系を破産に追いやる「消費者」でなく、購入したものに対して手入れや修理までの責任をとる「所有者」になることを呼びかけるものです。

「消費」に拍車をかけるビジネス(独占的な部品を開発して修理を能動的に妨害するなど)を批判し、パタゴニアは「所有」という行為を取り戻すためにより高品質の製品をつくると同時に、修理部品を入手可能にし、修理を簡単にする責任があることを強調しています。

パタゴニアは北米で最大の衣服修理工場を持つだけでなくiFixit*と提携し、個人が自分で製品を修理できるようウェブサイトで製品ごとの無料の修理ガイドを公開しています。

※iFixit:製品の修理に役立つ情報を人々が交換し合うプラットフォームを提供し、修理に必要な道具や部品を販売する企業

また、人々が大切に着続けるパタゴニアの服を持ち主のストーリーとともに、SNSやウェブサイトで紹介する取り組みも話題になっており、パタゴニアは、オンラインでの効果的なサステナビリティ情報発信度をランキング化する英国の企業Sustainlyの「第6回 Social media sustainability index」で世界の475社中、GE、ユニリーバに続いて3位に選ばれています。(ランキング結果はこちら=http://sustainly.com /content/6th-annual-social-media-sustainability-index=で登録するとダウンロードできます)

パタゴニアは、拡大が進むシェアリングエコノミーのさらなる成長にも積極的に貢献しています。代表的なのが、シェアリングエコノミー型ビジネスの急先鋒Yerdleとのコラボレーション。

Yerdleは不用品を提供して獲得したポイントで他の人の不用品を買うことができるアプリです。

同社では”sharing is the new shopping. ”(シェアは新しいお買い物)というコンセプトに基づき「人々が買うものを25%削減すること」をミッションに掲げています。

パタゴニアはYerdleに投資するとともに中古製品や余剰在庫を寄付しています。この活動は、余剰在庫を流通させて廃棄物を減らすだけでなく新しい顧客層に高品質で長く使える製品をつくっていることを伝えるアピールになります。またアプリの利用者はYerdleの製品をSNSに共有することが多く、そこからさらなる潜在顧客へのアウトリーチも期待できるようです。

シェアリングエコノミーにおいては、製品を再販した際の価値が重視されるため、耐久性のある高品質の製品を求める消費者が増えていくと考えられます。

多くの消費の形が、「所有」から「シェア」に移っていくなかでも、人々が「ほしい」と思えるような製品をつくり消費者といっしょに持続的な社会実現に向かっていくパタゴニアの戦略にこれからも期待です。

参照
Yerdleとパタゴニアのコラボレーションについて
https://www.greenbiz.com/blog/2014/04/15/yerdle-patagonia-collaborative-economy

提供:EcoNetworks

[政治山]

Posted by nob : 2016年05月01日 10:50

やりたいこと、好きなように、自由にできる夢♬…但し人や社会との調和のなかで、、、それが真の豊かさ。。。

■「世界でいちばん貧しい大統領」が日本の学生に語った4つの人生訓

昼下がりのキャンパスに300人以上の学生と多くの市民が集まりました。ウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカ氏の講演を聞くためです。

ホセ・ムヒカ前大統領は、その質素な暮らしぶりから「世界でいちばん貧しい大統領」として知られ、2012年にブラジルのリオで行われた国連会議でのスピーチでは「世界が抱える諸問題の根源は、我々の生き方そのものにある」と説いて、世界にその名が知られるようになりました。

そんなムヒカ氏が先日、書籍『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』(角川文庫)の発売を記念して初来日を果たし、東京外国語大学(東京都府中市)で講演会を行いました。

80歳を迎えたムヒカ氏が、真剣な眼差しで聞き入る学生たちに語ったのは「世界を変えるために戦った経験から得られた4つの教訓」です。以下、日本の若者に向けたムヒカ氏の言葉をまとめました。

1. 消費主義に支配されるな

現代の消費主義に支配されてはいけません。でもこれは、言うのは簡単です。消費主義は、蜘蛛の巣に引っかかるようなものです。企業はこれを買え、あれを買えとあなたにお金を使うように仕向けてきます。それに甘んじてモノを買い続ければ、あなたはもっとお金を稼ぐために、もっと長い時間を、お金を稼ぐために費やすことになるでしょう。そうなると、あなたの自由な時間はどんどん減ってしまいます。

本当に必要なものだけを買うようにしてください。そうすれば、あなたの自由な時間はもっと増えます。貧乏とは、多くのものを必要だと思ってしまう心のことです。無限にモノをほしがってしまう欲こそが「貧しい」ということなのです。

2. 歩き続けよ

人生でもっとも重要なことは、勝つことではありません。歩き続けることです。それはつまり、転んでも毎回起き上がること、新たに何かを始める勇気を持つということ、何かに打ち負かされたときにまた立ち上がるということです。

私は若い時、世界を変えるために戦いましたが、残念ながら世界を変えることはできませんでした。そして私は牢獄に入れられて10年以上を過ごしました。これは私にとって非常につらい時でした。でも、その辛い時間がなかったら、今の自分はなかったと思っています。

3. 同じ志を持つ仲間を見つけて闘争せよ

社会は集団というツールがないと変わりません。もしあなたが今の現状に不満を持っているなら、同じように不満を持っている人を見つけて仲間にしてください。仲間を集めて集団を作って主張すれば、大きな力はなくても、社会に意識を植えつけることができます。

これまでも、社会はこうして少しずつ変化してきました。100年も前は、労働者は15時間も18時間も長時間の労働をするのが当たり前でした。そんなとき、ある人がこんなことを言い出したのです。「1日の労働時間が8時間にして、寝る時間は8時間必要で、それ以外のプライベートな時間が8時間は必要だ」と。当時の人々の多くは「コイツはなんて頭のおかしいことを言うんだ」と思ったことでしょう。

でも、その人は仲間を集めて、闘争を始めたのです。今では8時間労働が当たり前になっていますが、自由な時間のために戦った人がいるのです。今ではそんな闘争をした人は忘れ去られているのかもしれませんが、彼らは闘争することで他の人の意識を変えたのです。

社会が変わり続ければ、1日の労働時間は4時間が当たり前になることも十分起こりうることです。

日本では、人々があまり希望が持てないと聞きました。若者の多くが投票にいかないそうですね。彼らは、社会が変化するということを信じていないのでしょう。

何か魔法のようなものが社会を変えてくれると考えないでください。あなたと同じ志を持つ人はたくさんいます。仲間を見つけて集まってください。そして、戦ってください。

4. 自分の利己主義を抑えよ

私は「最後の審判」を信じていません。でも何らかの人生の時点で、鏡の前に立ち止まって自分自身を見つめるときが来ることはあると思っています。そんなとき、これまで何かをやろうとして、何度も失敗したけど、行動に移した数々のことを思い出すかもしれません。「100やりたかったことがあるとすれば、5しかできなかったけど、行動に移すことができて有意義だった」と思えるかもしれません。

でも反対に、「私は人生で何もしてこなかった」「私の人生は浪費の連続だった」、「誰に対しても、手を差し伸べなかった」、「誰かのために時間を費やすことなんてなかった」と思うこともあるかもしれません。そんな人は、鏡の前に立ち止まったとき、自分の姿を見て失望するでしょう。そこに映っているのは、自分のエゴイズムでしかないからです。

すべての生命はエゴイズム(利己主義)を持っています。それは自分自身を守るために、自然が私たちに与えてくれたものです。でも、人間はひとりでは生きていけません。必ず他者を必要とする生き物なのです。

他人に勝つために戦うのはやめてください。そうではなくて、自分自身の心の中にあるもののために戦うのです。

講演や質疑応答の間、ムヒカ氏が何度も繰り返していたのは「闘争せよ」という言葉でした。「闘争を生まないことが理想だ」と教えられてきた人にとって、この言葉には抵抗感があるかもしれません。でも、ムヒカ氏はこう続けます。

あなたが生きている限り、他者との衝突は避けられません。大事なのは、コンフリクトを起こさないことではなく、どうやってコンフリクトを解決していくかということです。

あなたが闘争しないと社会は変わっていかない。ムヒカ氏のメッセージは、平和すぎる日本に向けられた警鐘なのかもしれません。

(文/大嶋拓人)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2016年04月12日 15:10

最善の主治医は自分自身、、、すべては自らのファイナルジャッジのためのセカンドオビニオン。。。

■「がん」の診断は、そんなに簡単なものではありません~ある病理医の警告

がんで死亡する人の数は、日本で年間36万人を超える。これは年間総死亡数の3割に当たる数だ。がんの治療法や向き合い方についての情報は氾濫しているが、しかし、がんであるかどうかの診断がどのように行われているかについては、あまり知られていないのではないか。

がん治療といえば、手術を行う外科医や、放射線治療を担当する放射線医などをイメージする人が多いだろう。そうした治療の根拠となる大事な医療が、「病理診断」だ。

例えば患者にがんの疑いがもち上がった場合、疑わしい部分から採られた組織にガンがあるかどうかを診断する。それが「病理診断」である。そしてその診断を行う専門医は、「病理医」と呼ばれる。

この冬、フジテレビで『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』というドラマが放映された。2002年のドラマ『サトラレ』でも病理医が主人公として描かれたことがある。時々にそうした露出はあっても、いまだに病理医の認知度は高くはない。

病理医は、がん診断における「縁の下の力持ち」であると同時に、がんを見つけ出す「最後の砦」だと言える。そして病理医は、私たちとは違う角度から最前列でガンと対峙している存在なのである。

その「最後の砦」のひとり、国内外で活躍する病理医で医学博士である福嶋敬宜・自治医科大学教授が『振り回されない「がん」医療 病理医だけが知っている”本当”の診断最前線』を出版した。福嶋氏に、病理医の見るがん治療の最前線から、巷に伝わるがんに関する情報の危うさまで、話を聞いた。

――まず、「病理医」とは何をする医師なのか、教えてください。

病理医は、病院などで「病理診断」を行う医師です。全身の臓器や細胞、組織など患部の様子をミクロレベルで検査・診断し、患者を直接診療する担当医に病気の診断を与えます。医療における「司令塔」または「審判」のような役割をするのが病理医で、アメリカなどでは「Doctor’s doctor (医師のための医師)」と呼ばれることもあります。

病理診断は、病気の中でも特にがん診療との関わりが強く、重要な役割を果たします。病理医ががんを適切に診断しなければ、その後の治療方針も立てられませんし、間違った治療が行われることにもなりかねません。

――病理というと、組織を精査するだけでなく、病気で亡くなった方の解剖(病理解剖)をイメージしますが。

ご遺族の承諾を得て、病死した患者さんを解剖し、生前の診断の正確性や治療効果などをミクロレベルで細かく調べることもします。解剖して調べてみると生前の診断が間違っていた、ということもあります。

例えば、抗がん剤の投与でも小さくならないと思っていた肺がんの影が実際にはがん細胞はなくなっており線維の塊だけだったと判明したり、がんで死亡したと思っていたが実は病院内での感染症で死亡していたというケースもありました。

間違った認識が広まる危機感

――がんの場合、病理診断ではっきりと分かるものですか?

一目でがんと分かるものから、そうでないものまで色々あるというのが実際です。おそらく、一般の方が思われるよりは、腫瘍が良性なのか悪性なのか、判然としないものが多いと思います。だから、主治医がつける「臨床診断」が誤っていることもありますし、病理医同士でも病理診断に関する意見が分かれることもあります。

患者さんの中には、「担当医がいつもはっきり説明してくれない」、とか「診断もわからないのか」という不満をもつ人もいるようです。ですが、舞台裏では、病理医も担当医も様々な情報から、「病気の実像」を慎重に見極めようとしているのです。

――分かりにくいがんとはどんなものですか?

いくつかのパターンがあります。非常に珍しい病気の場合は、もちろん診断に手こずります。その他では、単純なことのようですが採取した病巣の部位がズレていると正しい診断に到達できません。CT画像などをもとに組織を採取してもがんの周辺部だったということは珍しくないのです。また、がんは進行しながら悪性度を増していくものが多いため、非常に早期にはがんかどうかの判別が難しい場合もあります。

――ということは、治療も個々のがんやその状況で変わるということですね。

そうです。がんの病理診断も単に「〇〇がん」というだけではなく、それぞれのがんで治療のために調べる細かい項目が増えてきています。さらに、患者さんの年齢や他の持病との兼ね合いなどでも治療法の選択は変わってくるでしょう。

ですから、インターネットで闘病記を綴ったブログなどもあふれていますが、鵜呑みにするのは危険だと思います。他人のがん治療などの情報が自分の場合に役立つのか否かの判断は、患者さん自身ではますます難しくなってきているからです。

もちろん発信者は善意で行ってらっしゃる場合もあると思いますし、心構えなどは参考になるかもしれませんが、その治療や経過などについてはあくまで一つの例だと思っておくのが無難でしょう。

――芸能人のがん闘病ニュースは大きな影響力があります。そういう報道を病理医の立場からどう見ていますか?

マスコミの影響力は本当にすごいと思います。それだけに、ニュースやワイドショーで情報を発信する側が、がんについて理解していないな、と感じるケースも時々あり、気になりますね。説明や用語の使い方が間違っていることもありますし…。

例えば、ある女優さんの訃報で、「血液検査でも見つけにくい10万人に1、2人の希少がん」と伝えられていましたが、こういう報じ方をすると、知らず知らずに「珍しいがんでなければ血液検査で見つけられる」と思ってしまうなど、誤った情報が刷り込まれていってしまう危険があるのです。このような積み重ねが、がんに対する誤解を生む原因の一つではないかと思います。

「食事でがんが治る」といったようなタイトルの本もたくさんありますね。さすがに「がん」が食事でなくなることはないと思いながらも、目にする頻度が高くなると、潜在意識の中に入り込んでしまうのではないかと危惧します。

「絶対」がないことの苦しさ

――病理医の視点から、がん治療で気をつける点は?

本著で一番お伝えしたいことは、がんの実像をしっかり把握しようとする事です。そこで大きな役割を担うのが病理診断であり、ここを押さえて初めて適切な治療に進めます。

病理医の岸先生を主人公にしたドラマ「フラジャイル」では、病理医と主治医は敵対関係のように描かれていましたが、実際には連携しながら行っています。また、岸先生のように「ボクの言葉は絶対だ!」と言えるほどの責任感は大切ですが、人の体に起こることに絶対はないのも事実です。

日進月歩の医療にも限界があることを理解しつつ、きちんと主治医などから情報を集めて、そのときどきの選択は自分で行うべきだと思います。どの治療を受けるとか、治療自体を受けないということも含めて。

――今注目されている治療とはどんなものですか?

免疫療法は国際的に注目されています。自分の免疫力を正常化させる免疫チェックポイント阻害剤「抗PD—1抗体」やがんのワクチンである「がんペプチドワクチン療法」などです。ただ免疫療法を謳ったものには怪しげなものもたくさんあるので、ここでも信頼できる情報を得ることが重要なのです。

福嶋敬宜
医師・医学博士(東京大学)、病理専門医・指導医

[現代ビジネス]


■がん治療「革命」の旗手!
夢の薬「オプジーボ」はこんなに効く
皮膚がんに続き、肺がんにも保険適用

人が本来持つ免疫力を利用してがんを退治する新薬が、がん治療の世界で革命を起こしつつある。一回の投与で100万円前後と超高額だが、効果は絶大。人類とがんとの闘いに決着がつく日は近い!?

副作用もほとんどない

「'13年の夏、太ももに大きなホクロのようなものができました。とくに痛くもかゆくもなく、近所の医者で診てもらいましたが、何だかわからなかった。

冬までそのままにしておいたのですが、今度は足の付け根のところにグリグリとしたしこりができた。これは何か変な病気だと思い、慌てて大きな病院に行きました。そこでメラノーマという皮膚がんだと診断されたのです。表面にできたものは手術で取れるけれども、奥のほうのものは手術できない、全部取るには足を切断するしかないといわれました」

こう語るのは千葉県在住の70代の男性。治療法で悩んでいるときに紹介されたのが、国立がん研究センター中央病院で免疫治療を積極的に進めていた山﨑直也・皮膚腫瘍科長だった。

「山﨑先生も、手術では全部取りきれないという判断でした。でも新薬があるからそれで治療しましょうということになった。その薬がオプジーボ(一般名:ニボルマブ)だったのです」

オプジーボを点滴投与し始めて約2年、男性のがんはCTスキャンでもほとんどわからないほど小さくなった。

「今は2週間に一度、病院で点滴をしていますが、副作用もほとんどなく、少し皮膚が赤くなってかゆくなることがあるのと、投与した日に眠気が出るくらいのもの。食事も美味しく食べられて、とても健康です」

腎臓がんにも適用が間近

がん治療の世界で、革命が起こりつつある。その革命の旗手になっているのが、このオプジーボという薬だ。前出の山﨑科長が語る。

「オプジーボが出てくる前は、メラノーマの治療といえば一にも二にも手術という風潮でした。手術で取れないときは、抗がん剤を使うしかなかったのですが、これが30年以上進歩していなかった」

オプジーボが最初に日本で保険適用薬として認可されたのは、'14年7月、メラノーマに対しての使用についてだった。メラノーマは、日本人では10万人に1人といわれる珍しい病気だ。

しかし、オプジーボが効くのは、メラノーマだけではない。

すでに昨年12月に厚労省は切除不能な肺がん(非小細胞肺がん)の治療にオプジーボの使用を認可している。肺がんの患者は、メラノーマの患者に比べて二桁多く、日本人の肺がんのうち85%は非小細胞肺がんなので、今後、がんの治療現場で本格的にオプジーボが使用されることになるのは確実。ちなみにメラノーマの患者3割、肺がんの患者2割に対してオプジーボが有効だとわかっている。

オプジーボの販売元である小野薬品工業広報部によると、すでにアメリカでは腎臓がんにおいても承認されているという。

「国内でも承認申請は終わっています。腎細胞がんについては新薬ではなく、効能追加という扱いになりますので、審査期間はそれほどかからない。年内にも承認される可能性があります」

がん治療の世界で、いま最も熱く語られるオプジーボとは、そもそもどのようなクスリなのか? 慶應大学医学部教授で先端医科学研究所所長の河上裕氏が語る。

「オプジーボは免疫治療薬の一種ですが、これまでのクスリとは、仕組みがまったく違います。これまでの免疫療法は科学的な根拠のない、効果の怪しいものがほとんどでしたが、オプジーボは科学的に効果があることが証明されている」

がんの治療には、がんになった細胞を切り取ったり、殺したりする局所療法(手術や放射線治療)と、クスリを使った全身治療(抗がん剤)がある。免疫療法は後者の治療法だが、いわゆる抗がん剤とは仕組みが異なる。

抗がん剤はクスリの力で直接がん細胞を殺したり、細胞の増殖を防ぐものだ。しかし、免疫療法はそもそも人体に備わっている免疫システムに働きかけて、自分の力でがんを退治させるという治療法である。

免疫力の「ブレーキ」を外す

かつてアメリカのジョンズ・ホプキンス大学に在籍し、オプジーボ開発前の基盤的研究に携わった国立がん研究センター・免疫療法開発分野長の吉村清氏が解説する。

「免疫というのは、病原体やがん細胞といった異物を排除する機能のことです。がんはジワジワと体の中でできていきます。そして、がんができていく過程で、本来がんを攻撃すべき免疫機能が弱まって、がんの存在を許してしまうのです。つまりがんから『返り討ち』にあうのです」

病原体やがんなどを攻撃する機能を担うのが、「キラーT細胞」と呼ばれる免疫細胞だ。体の中にがんができると、「体内にがんという異物ができた」という信号を受けて、キラーT細胞は自動車のようにアクセルを踏んでがん細胞を攻撃しようと近づく。

「ところが、がん細胞は非常に巧妙でキラーT細胞が近づいてくると、『攻撃の必要はない』という偽の信号を送って、攻撃の手をゆるめさせてしまうのです。このブレーキ作用が原因でがんは生き延びることができる。

従来の免疫療法は、キラーT細胞のアクセル部分を強化させようという発想で作られてきました。ところがオプジーボは、『どんなにアクセルを踏んでもブレーキがかかっていれば動かない。ならばブレーキを外してしまおう』という発想で開発されたクスリです。その結果、今までとは段違いによく効く免疫薬が生まれました」(吉村氏)

キラーT細胞はPD-1、がん細胞はPD-L1というブレーキ役の分子を持っている。この二つが手を結んでしまうと免疫チェックポイントが働き、攻撃にブレーキがかかってしまう。

オプジーボはこの二つの分子が結合しないようにする抗PD-1抗体を含む。そのため、オプジーボが効くと、キラーT細胞は偽の信号に惑わされずブレーキが解除され、アクセル全開でがん細胞を攻撃することができるのだ。

「免疫療法の有効性はこれまでずっと『眉唾もの』だと言われてきました。実際、効いていると思われる症例もありましたが、統計学的に有意な差がなかなか出てこなかった。

それがこの3年ほどで、ようやく免疫療法が本当に効く時代がやってきました。手術、化学療法(抗がん剤)、放射線に次ぐがん治療の第4の柱として認められたのです。

'13年には世界的な科学雑誌の『サイエンス』が、科学界における最も画期的な事象を決める『今年一番のブレイクスルー』に免疫療法を選び、一般的にも認知されるようになりました」(吉村氏)

まさに時代の最先端をいく夢の新薬。だが、このクスリを開発し始めて実用化にいたるまでは15年という長い年月がかかっている。当然、そのあいだに費やされた研究開発費は莫大なものになり、それが薬価に反映されることになる。

「オプジーボの国内販売価格は、100mgがワンボトルで73万円です。肺がんの場合、患者さんの体重1kgに対して3mgが必要になり、60kgの人であれば1回の投与あたりで180mg、約130万円の薬代がかかります。投与量は患者さんの体重とがんの種類によって大きく変わってきます」(小野薬品広報部)

仮に体重67kgの男性が2週間に1回、1年間の治療を続けた場合、かかる薬価は約3500万円にも及ぶ。

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冒頭のメラノーマ患者は130万円分のオプジーボを2週間に1回、2年にわたって投与してきた。48回の投与で、計6240万円ものクスリ代がかかった計算になる。

あらゆるがんに効く!

もっとも、本当にこの金額を、患者が支払うわけではない。

厚労省が保険適用を認可しているクスリには高額療養費制度が適用されるので、患者は自己負担限度額を超える分は払う必要がないのだ。自己負担額は収入によっても異なるが、平均的には月15万円を超えることはまずない。

そうなると、患者負担分を除く3000万円超は国民の健康保険料から出ることになる。「薬価については、2年に1度見直しがあるので、今後、オプジーボの値段も変動する可能性があります」(小野薬品広報部)という声もあり、クスリが多少安くなることもあるだろう。

だが今後、オプジーボの保険適用範囲が拡大されることを考えると、新薬が国庫にかける負担は巨大なものになることは間違いない。

「'13年2月に経産省が発表した日本の再生医療や免疫療法の市場予測によると、今後、がんの免疫療法関連の市場がすべての医療分野の中で最も大きくなるだろうと見られています。'20年で950億円、'30年に1兆円、'50年には2・5兆円という具合です」(前出の吉村氏)

高額な薬価は今後、社会的に議論されるテーマとなるだろう。だが、どんなに高くてもがんが治るとなれば、それを求める人々の気持ちは抑えられない。前出の山﨑氏が語る。

「オプジーボはリンパがん、頭頸部がんなどあらゆるがん種に効くことがわかってきました。私は皮膚科としてメラノーマが治る時代がやってきたなと実感しましたが、今後、おそらく人類ががんを克服する日もやってくると感じています。

かつて抗生物質がなかった時代は結核を治療するのに、感染症であるにもかかわらず外科手術をするようなこともあった。現在、結核で死ぬ人がほとんどいなくなったように、がんも克服できるはずです」

医学は着実に進歩しつつあり、夢の治療薬が一般の患者でも使用できる時代がきた。がんを恐れる必要がなくなる日は、もうそこまで来ている。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2016年04月12日 14:51

貯金は最低の投資。。。

■「貯金に走る人」は経済的な成功者になれない
一流は考え方や行動、習慣がやっぱり違う

鳥居 祐一 :パーソナルブランディングコンサルタント

筆者は長年、人間の行動と心理を研究し、日米で多くの成功者や富裕層と交流して20年以上になります。彼らはどうして経済的な成功者になりえたのでしょうか。拙著『一流の人はなぜ、そう考えるのか?』(PHP研究所)でも解説しているのですが、一流の人と一般の人にはその考え方や行動、習慣に大きな違いがあります。

自問から始まる理想のライフスタイル

筆者の住んでいる東京都内のマンションには外国人の居住者も多いのですが、その中に日本の航空会社で国内線パイロットを務めているアメリカ人の友人がいます。彼の自宅はアメリカ・カリフォルニア州のレイクタホにあり、東京には単身赴任しています。

以前、彼はアメリカを拠点とする航空会社に勤めていましたが、今は2週間、日本の国内線で乗務すると、その足で家族の待つレイクタホに帰ってそこで 2週間を過ごし、また日本に戻ってくる――という生活をしています。以前に比べると給料は多少下がったようですが、「集中して仕事することで、毎月2週間もの長期休暇が得られるこのフレックススタイルがお気に入りだ」と話しています。

彼のような一流の人は考え方に柔軟性があり、「ライフスタイルに応じた生き方」を実践しています。「夏にはヨットやゴルフ、冬はスキーもできるレイクタホに住み、好きなアウトドアスポーツをしながら人生を送るにはどうすればいいか?」と問いかけた結果が、アメリカに家族を残しながらも異国の地である日本の国内線パイロットとして、柔軟な働き方を得るという選択肢でした。日本人には馴染まないかもしれませんが、理想の人生は、「どういうライフスタイルを送りたいのか?」という自問から始まります。

一流の人は望むライフスタイルなど、目的のためなら手段を選ばないという考えを持っています。もう10年以上前ですが、「どうしてもアメリカ西海岸に住みたいんです!」という日本人が筆者のもとへ相談にやってきました。「とにかくあの気候とライフスタイルが大好きなんです!どうしたら実現できますか?」と問われたのです。

グリーンカード(永住権)を持たない非居住者が、合法的にアメリカに住むのは決して簡単ではありません。まずは就労ビザが必要で、当時スポンサーをつけずにいちばんハードルが低いのは、専門的な職業に携わる外国人向けの「H1ビザ」でした。

明確な理由こそが、成功へのモチベーション

彼の意志は固かったので、私は少し考えて「では、寿司職人になったらどうですか?」とアドバイスしました。冗談ではなく本気で言いました。なぜなら、当時は日本の伝統文化を伝える寿司職人であれば、ビザが下りる可能性が高かったからです。

彼にとってはまったく予想をしていなかったアドバイスだったのでしょう。少し戸惑いもあったようですが、最終的に彼はアメリカで寿司職人への道を歩むことに決めました。どうしてもアメリカに行きたいという思いからの決断でした。その後、2年ほどは現場で修業を積み、やがて彼は念願の自分の店を持つことになりました。そして店を次々にオープンし、今や5店舗のオーナーです。彼は当初の夢を実現し、もう現場では握っていません。立派な経営者となり、南カリフォルニアで悠々自適な暮らしをしています。

もちろん最初は寿司など握りたくなかったでしょう。しかし彼は「長い人生の一時、やりたくないことも夢を実現させるために必要だと思った」と話しています。「どうしても成し遂げたい!」というこのあくなき執念こそが、不可能を可能にさせます。

その執念を引き出すためには「なぜそこまでやる必要があるのか?」という強い理由が必要です。これが英語でいうところの Big WHY ? でありCompelling reason (絶対にやらなければいけない強い理由)なのです。「あなたは、なぜそれをやりたいのですか?」。この明確な理由こそが、成功へのモチベーションとなります。一流の人はこれが明確に定まっており、次々と目標を達成していきます。

一流の成功者は「運」を大切にしています。私は複数の米国の超富裕層に、「あなたの成功の要因は何だったと思いますか?」と聞いたことがあります。彼らの多くは、

I was lucky. I was at the right place at the right time.

つまり、「自分は運が良かった。正しい時に正しい場所にいたからこそ成功できた」と答えます。

ただし、これは彼らが単に運を引き寄せたということではありません。「自ら運を取りに行った」というような積極的な言葉を意味します。彼らの言う運の定義とは、「最高の情報を最高のタイミングと、最高の環境、条件で受け取れるかどうか」です。「運」と「実力」は明確に区別されるものであり、彼らは「運」とは自分の心掛け次第でコントロールできることも知っています。

もし「運命を変えたい」あるいは「良くしたい」と考えるのなら、最も手っ取り早いのは付き合う人を変えることです。「運」にかかわっているのは、人間関係であり、運をよくするには運のいい人と付き合うことだからです。自分自身が「与える人」となることはもちろん、「与える人」と付き合うことが運を引き寄せる重要なポイントです。

「与える人」は運のいい人であり、運のいい人の周りには、運のよい人が集まるという好循環が生まれます。いかに「運のいい人と長時間付き合うか?」そして「人の悪口や不平不満ばかり言っている人を避けるか」こそが人生を成功に導く秘訣だと、一流の人たちの生き方から学べます。

また経済的に豊かになる人とそうでない人で、顕著な違いが表れるのは「おカネ」への意識です。一流の人たちを見ていると、普段は質素な生活をしていても、ここぞというときには大胆に使います。彼らはおカネを正しく使うことの重要性を知っており、貯める人よりも使う人に対して金運は引き寄せられることも知っているからです。

また彼らはどんなにおカネを持っていても、必要のないものを買うことは決してありません。彼らは「おカネを使う基準」を明確に持っています。それは「経済合理性」です。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、実践するには広く深くモノの価値を知らなければなりません。つまり合理的におカネを使えるようになるまでは長い鍛錬が必要であり、成功者は富を得る前からこうした訓練を続けています。

一方で、金銭的に豊かになれない人は、必要以上におカネを守っています。極端なまでの貯金に走っているのです。ただし、貯金とは「最低の投資」です。おカネを銀行に眠らせることで、目標を実現させたり、刺激的な人に出会ったりといった、未来を充実させる機会を失ってしまうのです。

実は経済的に成功している人に「おカネを守る」意識は薄いのです。自分の快楽や欲求のための消費はしませんが、学びや体験、人脈に対しては積極的におカネを投じる。ひたすら貯める人よりも、おカネを正しく使い、人生の選択肢を広げていける人のもとおカネは吸い寄せられることを成功者は知っています。

「遊べば遊ぶほど富が増える」多くの成功者はこう言ってそれを実践しているのですが、なぜでしょう?実は本当の人間関係というのは、交渉術やテクニックからは生まれません。そういう打算的なつながりは、深く長い付き合いには発展しにくいのです。富裕層とお付き合いして感じることは、彼らはこういうアプローチに対して非常に敏感だということです。

成功者と仲良くなるにはどうしたらいいでしょう? それは仕事抜きで、ゴルフや釣りに行ったり、BBQパーティーをしたりなど「遊びの時間」を共有することです。旅行に行くなんて最高でしょう。実際にこの遊びの中でお互いに理解し合い、その結果、自然とビジネスの話に発展することが多いのです。こうした遊びの中で、仲間として越えなければいけないハードルが自然と越えられ、それが徐々に強力な応援力となっていきます。こうした友情こそが、やがてビジネスの大きな力となってくれるのです。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年03月26日 11:45

戦う以上は、確実に一撃で、そして間髪を置かず逃げましょう。。。

■ギャッ!もしも襲われたときに「相手を一撃で倒す」働き女子の秘技4つ

現在、テロなどが増えて世界情勢はかなり荒れています。いつ危険が自分の身に降りかかってくるか分かりません。そのとき助けてくれる人がいればいいですが、そうはいかない場合も。自分の身は自分で守らなければなりません。

とはいえ、やはり女性は男性に比べれば非力。取っ組み合いになれば勝ち目はない。その前に、一撃で相手を倒す必要があります。

今回は、筆者が格闘家から教わった“襲われたときに相手を一撃で倒す秘技”についてご紹介します。

あまりにも強力な技なので、本当に本当に困ったときだけに限定して使ってくださいね……!

■1:目つぶし

多くの女性は、男性の急所である股間を狙えばいいと考えるかもしれません。しかし、それは男性も承知済み。反撃されたら、まず股間をガードするでしょう。その一撃が防がれてしまうと、もうなす術がありません。

ですから、まず一発目に目を突くのです。相手は確実にひるみます。視界を奪われ、のたうち回っているうちに逃げてしまいましょう。

■2:頭突き

女性が襲われる際、長い髪を引っ張られることが多いです。するともう逃げられません。しかも接近しているため、攻撃も制限されてしまう。しかし、逆にこの距離を有効に使うのです。

相手の鼻のあたりめがけて、頭突きを食らわしましょう。鼻へのガツンとした衝撃は、かなりダメージがあります。相手が怯んで手を離したら、股間に追撃してもいいかもしれません。

■3:引っ掻く

女性の武器である爪を使いましょう。むき出しの顔面を思い切り引っ掻いてやってください。このときも、目などにダメージが与えられるといいですね。

この引っ掻くという戦法は、相手の皮膚が爪の間に残ります。すると、何かあったときにDNA鑑定も回せるので、とても効果的です。

■4:噛みつく

顎の力というのは、女性であってもかなりのもの。肉を噛みちぎるくらいは朝飯前です。どの部分でも構いません。目の前にある部位に思い切り噛みついてください。

そして、猛獣のごとき顎力で歯型をつけるぐらい噛んでやりましょう。そのあと「ウォー!」と雄叫びをあげれば、危険人物と見なされ、それ以上危害を加えてはこないでしょう。

以上、“襲われたときに相手を一撃で倒す秘技”をご紹介しましたが、いかがでしたか?

これらのやり方は、相手にかなりのダメージを与えます。自分の身は自分で守る必要がありますが、過剰防衛にならないように気をつけましょう。

……くれぐれも、良識ある皆さまの、自己責任の範囲内でお願いします。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年03月26日 11:17

誰のものでもない。。。

■富士山は「静岡or山梨」どっちのもの!?全国の多数決で決定

日本を代表する山と言えば「富士山」だが、非常に厄介な問題を抱えている。それは、富士山が山梨県と静岡県の間にまたがっているということだ。

■両県のキャッチコピーも同じ

日本を代表する山と言えば「富士山」だが、非常に厄介な問題を抱えている。それは、富士山が山梨県と静岡県の間にまたがっているということだ。

■両県のキャッチコピーも同じ

静岡県公式ホームページと山梨県観光ページを比較したところ、静岡県では「ふじのくに」、山梨県では「富士の国」。表記のブレはあるものの両者共に一歩も引かず、日本の歴史に大きく影響を与えた富士山を誇りに思っているようだ。

■静岡県民と山梨県民の主張
では、それぞれの主張を直接県民に聞いてみよう。

①山梨県民の主張

「1000円札に描かれている富士山は山梨側。登山数最多の吉田ルートも山梨側。富士五湖はすべて山梨側。どう考えても、富士山は山梨のものです」(20代男性)

②静岡県民の主張

「富士山がどっちのものだとか主張しだすのは山梨県民。静岡県民は当然のように富士山は自分たちのものだという自覚があるから、そんなことは考えない。山梨県民も、本当は静岡県民のものだって分かっているから、引け目を感じて卑屈になっているんでしょうね」(20代男性)

■勝敗は全国の多数決で!
これほどまでに両者が譲らないのであれば、しらべぇが全国の男女1301名に調査を行って白黒はっきりとつけよう!

もちろん、公平差を保つため山梨県と静岡県の票は除外しているのであしからず。多数決の結果は…

7:3の割合で、多数決では静岡県に軍配があがった。静岡県民にとっては当たり前の結果なのだろう。山梨県民にとっては納得の行かない結果となってしまったのだが、富士山は日本を代表する山であり、みんなの山でもある。

富士山の美しい姿をいつまでも見られるように、日本国民全員で大切にしていきたい。

(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」

調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日

対象:全国20代~60代の男女1301名

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年03月26日 11:05

白湯、、、私の暮らしにもなくてはならないもの。。。

■お湯を飲むだけ!「白湯」が健康に良いのは本当か

 白湯(さゆ)とはある辞書の定義によれば「沸かしただけで何も入れない湯」のことだ。この言ってみればただのお湯を飲むだけで体調を整えることができるというのが、白湯健康法で、この数年静かなブームとなっている。

正しい白湯の作り方と飲み方とは?

白湯健康法、あなたも実践したことがありますか?

 まず白湯の作り方。この健康法でいう白湯は、ただ沸かしただけではダメなようだ。水道水をレンジやポットではなく、やかんで10分から15分沸かすのが一般的で、沸騰したお湯は保温ポットなどに移す。

 水道水ではだめという説、やかんに蓋をしてはいけないという説、ポットで沸かしても構わないとう説、など諸説ある。要は水道水を適当に沸かしてから、少し冷まして飲めばいいのではないか。

 次は飲み方。飲める程度に冷ました150cc程度の白湯を、身体に負担をかけないため少しずつすするように飲むのが基本だ。特に朝起きて一番の白湯は、なるべくゆっくり15分程度かけて飲むこと。水分補給だけではなく起き抜けの身体を温める効果や、便通を促す効果、血液をサラサラにする効果があるという。

 さらに一日3回の食事中にも同程度の白湯を、ゆっくりと飲む。これは身体を温め消化力を上げるためとされる。トータルで一日5杯から6杯程度が標準で、これより多いと(白湯健康法としては)飲みすぎということになる。

 これらの効果から考えると冷え性や便秘気味の人、胃腸の弱い人、生活習慣病を予防したい人向けの健康法だ。だが加えて、いわゆるデトックス効果、ダイエット効果、免疫力を上げる効果もあるとされるので、万人向けのものともいえる。

なぜ“ただのお湯”が健康によいのか

 ただのお湯を飲むことがなぜ「効く」のだろうか。白湯健康法について書かれた書籍では、次のような解説がなされている。アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)では人間の身体も、自然界も「水」「火」「風」の3つの要素で成り立つ。水を火にかけることで火の性質が加わる。沸騰することにより気泡が出てさらに風の性質が加わる。つまり白湯は「水」「火」「風」の3要素を完全に満たすものであり、飲むことにより身体の3要素もバランスを取り戻すというのだ。

 この説明ではよくわからない人も多いだろう。もちろん別の解釈も成り立つ。まず「水分補給」そのものの効果だ。厚生労働省が昨年から展開している「健康のため水を飲もう」推進運動はその名のとおり水分補給を促すものだ。

 熱中症や中高年に多い脳梗塞・心筋梗塞などは、水分摂取量の不足が大きなリスク要因だ。これら脱水による健康障害や重大な事故などの予防として、件の厚生労働省の運動では寝る前、起床時、運動時やその前後、入浴の前後、のどが渇く前などの様々な機会でのこまめな水分補給を奨励している。

 さらに水ではなく湯を飲むことで水分補給の効果が高まる。内臓と手から身体を温めることで、胃腸が活性化されるし血行も良くなる。文字通りのウォームアップで、目覚めを促し気分転換にもなるだろう。また身体を温めることには(異論もあるが)代謝機能や免疫力を高める効果もあるとされるから、デトックスやダイエットはもちろん万病に効くということになる。

 毎朝ゆっくりと白湯を飲む習慣、それ自体が効くという面もあるだろう。自然と早起きになるし、生活のリズムも整う。毎日の食生活などをトータルに見直す時間と気持ちの余裕も生まれる。結果として心身ともに健康に、という流れも考えられるのだ。生活のバランスを取り戻すという意味では、アーユルヴェーダの発想とさほど変わらない。

 いずれにせよ白湯健康法は、手間も費用もさほどかからず、副作用も考えにくいという意味では始めやすい健康法といえる。何か健康法にトライしたいという人にはうってつけの存在である。

(工藤 渉)

[DIAMOND男の健康]

Posted by nob : 2016年03月26日 08:22

「ツイッターやSNSにいちいち反応してしまう自分が苦しい」ことに気付くことから、、、充実感は自身の小さな納得の積み重ねからしか生まれてこない。。。Vol.3

■なぜ「つながる」ほどに「疲れ」を感じるのか?

小川和也 [グランドデザイン&カンパニー代表取締役社長]

つながることは本当に幸せか
――「つながり疲れ」を感じていませんか?

「最近、つぶやくのに疲れてきたんだ……」
「気がついたらFacebookをチェックしている自分がいる」
Twitter、そして全世界での利用者数が10億人に迫る勢いのFacebook。これらソーシャルメディアは、日本でも日常のコミュニケーションの場として随分定着してきたかに見える。しかし一方で、急速に普及したがゆえの「ひずみ」からか、疲労やモヤモヤを感じ始めている人も増えている。

その「いいね!」、本当に「いいね!」ですか?
――ある日の通勤電車にて

 朝の通勤電車の中では、ずっとiPhoneと対面している。元々は、本や新聞を読むことが日課だった。しかし最近は、iPhoneでFacebookとにらめっこすることがほとんどだ。昨日、Facebookに投稿したのは3つ。1つ目は最近観た映画の感想。2つ目は飼い猫の写真。3つ目は先週釣った魚の写真。それぞれに17、24、31の「いいね!」がついている。ありがたいことに、自分のささやかな日常に、昨日もたくさんの共感をしてもらえたようだ。

 心のどこかでほっとしながら、みんなの「いいね!」に応えるかのように、自分もいろいろな投稿に「いいね!」を押す。もちろん、そこには感心や共感が伴っている、はずだ。

 当然、すべてのものに「いいね!」を押している訳じゃない。ちゃんと選別して押している。そう、まさしく「いいね!」と思っている、はずなんだ。そう、みんなも「いいね!」と思ってくれているはず……。

 しかし、改めてそんなことを考えてみると、いささか不安になってきた。何となく義理で押している時がないわけじゃない。特に、上司の投稿にはできる限り「いいね!」を押すようにしている。「いいね!」という表現とイコールではない気持ちのときもある。ただ、「いいね!」という表現しかしようがないから(ボタンがそれしかないから)、「なるほどね」というのが本当の感想だったとしても、「いいね!」で代用しているときがある。

 ということは……。自分の投稿につく「いいね!」にも、同じような「いいね!」――本当は「いいね!」じゃない「いいね!」――が含まれているのかもしれない。そう思うと、何だかもやもやしてきたし、ちょっとした虚しさが込み上げてきた――。

 gooリサーチが2011年11月に調査した「ソーシャル疲れ」「つながり疲れ」の原因に関するランキングがある。それによると、トップは「毎日Twitterにベッタリ張り付きでみている」だった。以下、3位が「毎日フォロワー数をチェックしている」、4位が「いいね!をつけてほしくて投稿ばかりしている」などが挙げられている。

 また、メール、Twitter、Facebookをすべて利用している人の42%が「孤独を感じる」と答えている。コミュニケーションを豊かにするはずの手段が、逆に疲れや孤独を生み出しているのだとすれば、何とも皮肉な現象だ。

 この調査が実態を示しているとすれば、先のもやもやも、虚しさが込み上げてくることも、おかしな話ではない。実際、コミュニケーションを楽しんでいるはずが、いつのまにか疲れと孤独を深めているという人は少なくない。

自分がさらされるということ。
それは福音なのか、疲れのもとなのか

「Facebookをやるようになってから、自分がどう思われるかについて、以前より気にするようになったんですよね」

 これは、実際にソーシャルメディアに関する講演などの現場で、よく耳にすることだ。

 FacebookやTwitterに投稿するようになってから、いままでになく自分がさらされるようになったと感じている人は、かなり多い。それも初めは、新鮮だった。自分という人間、自分が発するものに、人が目を向けてくれる。ささやかな日常や、ちょっとした自分の考えに、誰かが賛同してくれる。時には、思いがけずたくさんの人の支持が集まることもある。それらは、今までにない満たされた気持ちをもたらしてくれた。ああ、これが「つながる」ということなんだな――。

 にも関わらず、ちょっと疲れを覚えるようになったのはなぜだろうか。

Facebookの中で、賛同してもらえる自分を意識的に作るようになったから?
多少なりとも、ウケのいい自分作りに勤しむようになったから?
実名制で、プロフィールも公開しているため、下手なことは書けないから?

 確かに、これらの視点はある程度は正しい。つながることと引き換えに抱え込んでしまったジレンマだとも言えるからだ。

 とはいえ、誰かもわからない人にけなされた経験なんて、今までにはなかった。「Twitterをやってから、初めて見ず知らぬの人に自分の投稿をけなされてヘコんだ」、なんて話はもはや珍しくない。

 つながることは、裏を返せば「さらされる」ということ。そのソーシャルメディアの「裏の顔」がもたらす「疲れ」は、多くの人にとっては初めて味わう類いの「疲れ」だ。

 サナカクションというロックバンドがいる。彼らの「エンドレス」という曲の歌詞に、次のようなフレーズがある。

「誰かを笑う人の後ろにもそれを笑う人 それをまた笑う人と悲しむ人」

「後ろから僕は何て言おう? 後ろから僕は何て言われよう?」

 ソーシャルメディアの中で自分がさらされる。さらされること、それにより時に、自分のコンテンツ(コメントや写真)が揶揄され、さらにそれを揶揄した人もまた揶揄されていく。そのように、「人の目」によって「自分(のコンテンツ)」が無限にさらされ、拡散されていく場所の中には、福音だけではなく一定のリスクがあるし、それが疲れのもととなる。そのループの中に自分が生息し、自分をさらし続けることの息苦しさを、人は感じ始めているのかもしれない。

 先ほど引用した「エンドレス」という曲も、まさにそのような状況を意図して作られたようだ。その息苦しさを表現した歌が、若い世代を中心に支持されているのも、今の時代ならではと言えるだろう。

さらされているのは「人間関係」
――「Facebook離婚」に見るすべてが「見える化」された時代

 Facebookの中では、自分の投稿だけではなく、自分の人間関係もさらされる。

 友達に誘われ、Facebookをやり始めたとしよう。初めは数人の大学時代の友達とだけつながっているが、しばらくすると高校時代の友達や、懐かしい幼なじみが自分を発見して申請してくる、という事態へと発展していく。

 一方で、Facebookが「友達では?」と推挙してくるリストの中には、職場の上司や部下、取引先の人も含まれていることもよくある。悩んだ末に思い切って自分から申請してみた、という人も多いだろう。

 Faceboookの中には、友達が一覧で表示される場所がある。これは非公開にもできるのだが、公開されていることも多い。ある人の友達の中に、自分の友達がいること、つまり共通の友達もわかってしまう。自分の人間関係も友達の人間関係も、丸見えだ。一見すると、共通の友人を探せることは、とても画期的なことに思える。だが、ここにも裏表が存在する。

 とりわけ海外で社会現象となっているのが、「Facebook離婚」というものだ。

 全米婚姻関連弁護士会(AAML)が、アメリカ国内で2010年に行った調査によると、弁護士会に所属する81%の弁護士が、「SNS上で交わされた会話などを離婚訴訟の証拠として使うケースが過去5年間で増加した」と回答している。

 同様の現象は、イギリスでも起きている。

 離婚に関する情報提供を行っている「離婚オンライン」というサイトによると、2011年の離婚訴訟で提示された訴状5000通中、33%が「Facebook」という単語を含んでいたという。このうち、離婚に至ったケースで上位を占めたのが、「別居中の夫婦がFacebook上で相手を罵倒した」「配偶者の行動についてFacebookの友人から報告を受けた」などというものだ。

 これらは、もしもFacebookが人間関係を「見える化」しなかったら、起こらなかった事象かもしれない。

人間関係がこれほどまでに人目にさらされる時代はなかっただろう。
しかも、人間関係がさらされることで、人間関係そのものが影響を受けてしまっている。

 離婚や喧嘩、親交や再会。人間関係がさらされることで、それは毒にも薬にもなるのだ。

「さらされる時代」をどのように生きるか
――自分なりの「膜」を持とう

 自分もその人間関係もさらされるソーシャルメディアの時代。時にポジティブに、時にネガティブに作用するその狭間で、人は戸惑い、疲れを覚える。その毒性に蝕まれず、うまく「薬効」を享受する。そんな知恵と工夫が、ソーシャルメディアの中で過ごす上で必要だ。

 ソーシャルメディアの「薬効」は、たとえば情報収集やコミュニケーションを豊かにすることにある。

 僕の知人の中には、TwitterとFacebookさえあれば、情報収集と発信、コミュニケーションには困らないと豪語する人もいる。もはや、ビジネス上の重要な人脈もFacebookの中に持ち込み、アポイントもその中でやり取りしてしまう。ビジネスもプライベートも、たいていの情報共有はその中で済ませている。もっとも、彼は会社の経営者であるし、人前に出ることが多い立場の人間だ。どちらかといえば、さらされることのメリットがあるし、それに慣れてもいる。だから、その「薬効」を目一杯に享受しているように映る。

 しかしどうだろう。一般的には、「毒」の方を意識する人が多いはずだ。

 大企業に勤務している僕の友人は、まさにそうだ。Facebookの個人アカウント上で会社名を出してよいか否かは、会社では特に定められてはいない。ただ、プロフィールはなるべく入れた方がいいと聞いたことがあるので、一応勤務先を入れている。生年月日、血液型、住んでいる場所、出身校、自己紹介なども公開している。

 ここまでプロフィールを公開していることで、彼はリスクを意識せざるを得なくなったという。それがお堅い企業の勤め人の性だ、などと彼は自嘲する。会社の上司や同僚に見られている可能性を考えると、ざっくばらんなプライベートは露出しにくい。友達向けに仕事のちょっとした話も書き難い。仕事に関しては、社内機密だらけだから当然だ。

 多種多様な関係にある人々の目に触れる中で、プライベートのことも仕事のことも気ままに投稿することははばかられる。結果的に、なんとなく奇麗ごとばかりの投稿になる。彼の場合は、「毒」を恐れる側面が強いように映る。

 この対極にいるかのような2人については、実は善し悪しでは語れない。

 大事なことは、ソーシャルメディアの中でのさらされ方において、「自分なりの膜」を持つことなのだ。露出を高めたければ薄い膜、露出を弱めたければ厚い膜と、自分に適した形で持つべき膜を調整する。それは、利用するソーシャルメディアでのつながりをもっと小規模なものに変えることなのかもしれないし、投稿内容やスタンスを変えることなのかもしれない。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年03月23日 12:09

「ツイッターやSNSにいちいち反応してしまう自分が苦しい」ことに気付くことから、、、充実感は自身の小さな納得の積み重ねからしか生まれてこない。。。Vol.2

■香山リカの「ほどほど論」のススメ

香山リカ [精神科医、立教大学現代心理学部教授]

SNSを自在に使いこなす若者が
SNSに傷つき悩んでいる

文脈は無視され単語だけが重視される時代に

 先日、ダボス会議に出席した方と話す機会がありました。この方がそこで感じた「格差」は、「南北格差」でも「民族格差」でもなく、デジタルネイティブとそうでない人との「格差」だというのです。物心ついたときからネットを使いこなし、フェイスブックなどをベースに社会活動を行なっている若きリーダーたちには、話し方に同じような特徴がある、と指摘していました。

 それは、発言が言い切り口調で、ひとつのセンテンスが短いということです。アメリカ在住か中東の人か、男性か女性か、年齢はいくつかなどにはあまり関係ないのだとか。

 私も若い世代の人は、言葉を「文脈」ではなく「単語」で捉える傾向が強くなったような気がします。この傾向が広がっているのだとすれば、単語だけで文意を受け取られるという前提に立って発言しなければならない時代になっていくのかもしれません。

 すると、次のような表現は許されなくなります。

「○○首相を馬鹿というのは言い過ぎですが、決して賢い首相ではないと思います」

 全体の文意を解釈するのではなく、「馬鹿」という単語だけがつかまえられて「○○首相を馬鹿呼ばわりした」と断定されてしまう、といったことがツイッターなどではしばしば起こります。いくら「~というのは言い過ぎですがと言っています」と否定のニュアンスを説明しても、「つまりは馬鹿ということじゃないですか」と解釈されてしまうのです。

 ニュアンスや行間に潜ませた意図を汲んでもらえなければ、電報のような最低限の単語を羅列した言葉しか通用しないことになります。上の表現を相手に誤解なく伝えるためには「○○首相はごく平均的な総理である」となってしまいます。

 これでは、何も言っていないのと同じことにはならないでしょうか。

若者は「SNS疲れ」に悩んでいる

 現代社会は情報があふれている一方、ツイッターをはじめとするソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)というシンプルに表現しなければならないメディアに若い人が集まっています。

 ツイッターなどでは字数の制限があることから、余計な言葉は極限まで削ぎ落し、目に見える形で、しかも理解しやすい表現に整理しなければなりません。この意識が過剰に働くことが、単語重視の言い切り口調に向かっている原因なのかもしれません。しかし、私には微妙なニュアンスを伝える豊かな表現方法が劣化しているようにしか思えないのです。

 その一方で、若い世代には異なる傾向も顕著になりつつあります。

 デジタルネイティブの先頭集団を走る現在の大学生は、ツイッターやフェイスブックやブログなどを自在に使いこなしています。

 ところが、彼らの内面は非常に複雑で揺れているようです。外に向けた表現とは裏腹で、はっきりと白黒つけられないような状態にいるように見えるのです。

 最近、日経ビジネスで「SNS疲れ」という特集が組まれていました。内容としては企業がツイッターなどSNSを使いこなせないという切り口ですが、雑誌の記事とは違った意味合いで、大学生に「SNS疲れ」が現れています。

 ここ数年、大学生に「若者の生きづらさの原因を述べよ」というテーマでレポートを書かせています。レポートを読むと、2人に1人はこう書いています。

「ツイッターやSNSにいちいち反応してしまう自分が苦しい」

 これが現代の学生の「SNS疲れ」です。使いこなせないのではなく、身近になりすぎて逃れられなくなってしまったのです。

他者とのつながりを求める一方で対応に苦慮する

「苦しかったら、一度やめてみたら?」

 学生にそう水を向けても、やめてしまったら自分の知らないところで勝手に悪い噂を流されてしまうのではないかという恐怖があるといいます。彼らは、見ても苦しく、見なくても苦しい自分に悩んでいるのです。

 若い世代は、SNSを介して人とつながることに意味と喜びを見出しています。

 しかし、その裏返しとして、自分がどこまでも監視されているような感覚に陥っているのかもしれません。

 メールを誰かに送った場合、返事がないときは相手が忘れているか、何らかの意図があるのだろうと、ある程度の想像を働かせることができます。ところが、ツイッターでつぶやいて誰も反応してくれなかった場合、それをどう受け止めればいいのかわからないというのです。

 必ずしも反応を返さなくていい「ゆるさ」がツイッターの特徴です。だから反応がないのか、あるいは意図的に無視されているのかがわからない。若者たちは、反応が返ってこない原因について妄想を膨らませ、考え込んでしまうのです。

 現代の若い世代の姿を見ていると、単純明快で絞り込まれた発言をする一方で、こころの中まで合理的に割り切れていないように見えます。

 もちろん、悩みが多いというのはどの時代も若者の傾向ではあります。しかし、それだけでは結論づけられないほど、彼らはソーシャルメディアとの向き合い方で葛藤しています。

 ソーシャルメディアを自在に使いこなし、一見すると軽やかに他者とつながっているように見えますが、若者の実情は必ずしもそうとは言い切れないのかもしれません。

他人と自分の生活を比較して劣等感に苛まれる若者たち

 大学生が書いたレポートには、ツイッターを見ていると劣等感が増幅されるという悩みも登場します。

 ある学生は、ツイッターで誰かが書いているものを見て、その人の1日が組み立てられるといいます。朝早くから起き出し、大学に行って勉強し、授業が終わるとアルバイトに精を出し、夜は仲間と飲みに行って楽しく過ごす。それに比べて自分は朝も起きられなかった、大学にも行かなかった、アルバイトもせず、友だちとも遊ばなかった。今日も1日ダラダラ過ごしてしまったことに、ひどく落ち込んでしまうというのです。

 そんな学生にはこう尋ねてみます。

「あなたは、ツイッターにすべて本当のことを書いているの?」

 学生は、都合の悪いことは書いていないと答えます。ほかの人も同じではないでしょうか。他人の目を惹きそうなことを選んで書き、なかには事実を脚色して書いている人もいるかもしれません。滅多にないアクティブに行動した日のことだけを書いている可能性だってあるのです。

 私たち大人は、そういう書き込みに対して「またぁ、カッコつけちゃって」と色眼鏡で見ることができます。しかし若者は、自分の場合は真実を書いていないのに、他人の記述は真実と思い込んで自分と比較して悩んでいるのです。

 若者には、他者と自分を比較して他者と同じレベルになりたいという同化願望と、他者より少しでも良い状況でありたいという個性化願望があります。

 そのせめぎ合いのなかで、「人と比較するなんてつまらない」「人は関係ない。俺は俺でいいんだ」と考えようとするほど、余計に人のことが気になってしまうという悪循環にはまりこんでいるのかもしれません。

 状況も条件も立場も違うのですから、他人との生活ぶりを比較してもあまり意味はありません。アクティブに行動することがよくて、一日家でダラダラするのが悪いと、言い切れるものではありません。

 ソーシャルメディアによって他者と四六時中つながっていることで、自分の生活を良く見せることを24時間意識しなければならない苦しみがあるような気がします。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年03月23日 11:37

「ツイッターやSNSにいちいち反応してしまう自分が苦しい」ことに気付くことから、、、充実感は自身の小さな納得の積み重ねからしか生まれてこない。。。

■若者のフェイスブック離れが進む“SNS疲れ”の深層

唐仁原俊博[ライター]

SNS疲れ、あなたはしていませんか?

 最近話題の「SNS疲れ」「ソーシャル疲れ」。皆さんもお疲れだろうか。私は今のところ、SNSをいいように使えているようで、疲れを感じることはほとんどない。今日も一日でLINEのスタンプを30回ぐらい押している。ひどいときには100回ぐらい押す日もあるし、100回ぐらい押されるときもある。あるLINEグループでスタンプを200連打されたときにはさすがに疲れたが。

20代、30代のSNS利用率低下中
若者の間で進むフェイスブック離れ

 さて、ネットリサーチ会社の株式会社マクロミルは、毎年1月に「新成人に関する調査」を発表している。今年の調査結果のうち、現在利用しているSNSについての質問では、利用率上位のSNSで軒並み利用率が減少しているとの結果が出た。

 新成人の男女それぞれ250名に対して行われた調査だが、LINEの高い利用率に驚くと同時に、落ち込みが激しいミクシィとフェイスブックにも目が行く。フェイスブックが日本語化されたのが2008年。当時はミクシィ全盛だったと記憶しているが、あれよあれよと言う間に逆転し、新成人での利用者は10%を切っている。そして、敵役だったフェイスブックも、この2年で10%以上の利用減だ。

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参照:マクロミル「新成人に関する調査」

 日経MJが実施し、昨年10月に発表された「第4回ネットライフ1万人調査」でも、フェイスブックの利用率減が目立つ世代があった。20代と30代が、それぞれ前年比7.5%、4.9%の減少となっている。そして意外にも、60代以上の利用率は63.6%と年代別では最も高い。どうやらついに「若者のフェイスブック離れ」まで始まっているようだ。

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参照:日経MJ「第4回ネットライフ1万人調査」

やめたいと思う一番の理由は
「友達」の充実っぷりだった

 フェイスブックに何か問題があるのか、今のところ疲れていない私にはピンと来ないのだが、株式会社タイムカレントが行った「フェイスブック疲れ」に焦点を当てた調査結果を見てみたい。

 20代から40代の男女半数ずつ、計655名のうち、フェイスブックを使用していて、「疲れてしまう」「休みたい」もしくは「やめたい」と思ったことがある人は43.7%と、半数近くに上った。そして、そう思った理由の第1位は「他人の『リア充』投稿にうんざりしてしまう」(40.2%)というものだった。

 えっ。

 ここで言う「リア充」というのは、「いい人生を送っている」ぐらいの意味だが、みんな、そんなに他人のリア充っぷりに参っているとは想像していなかった。2位以下の「情報のチェックが追い付かない」「常にチェックをしていないと不安になる」「苦手な人とも繋がらざるを得ないわずらわしさ」あたりは、わからなくもない。巷でよく言われている、典型的なSNS疲れだ。

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参照:タイムカレント「SNS投稿のリア充疲れ」&「リア充盛り」に関する調査

 確かに仕事が煮詰まっているときに、「××ちゃんと一緒に温泉来たよ。ふひひ★」なんて投稿を見ると、若干の憤りは感じるが、それでフェイスブックやめたいと思うほどのダメージを負ったことはない。もしくは、私の「友達」たちには非「リア充」しかいないのだろうか。ほかの人のタイムラインはとんでもない「リア充」であふれているのだろうか。

 驚きの結果はまだ続く。「『リア充投稿』を見てイラッとすることはありますか?」という質問に対して、「したことはない」と回答した人は全体で37.6%。なんと「毎回イラッとする」と回答した人は6.4%いる。SNSに向いてないんじゃないか。

 さらにSNSの業の深さを感じるのは、「“自分自身の状況”を『投稿』した際に実態よりも『盛った』投稿をした事はありますか」という質問だ。「よくある」が10.8%、「たまにある」が36.5%、「一度だけある」という控えめなんだかよくわからない人も6.9%いた。

「リア充」を装うことで
一層疲れているのでは?

 つまり、「楽しそうな人生を送ってるように見える投稿をしている人」が「幸せそうな人生を送ってるように、ちょっと誇張した投稿をしている人」の投稿を見て、「フェイスブックやめたい」と思ったり、「なんでこんな幸せそうな写真見せられないといけなんだ」と思っている。そんなこじれた状況がまさに起こっているのだろう。ちょっとした地獄である。前世でどんな罪を犯したというのか。

「リア充」に擬態することをやめれば、それだけでストレスが随分軽減しそうにも感じる。そもそもフェイスブックはハーバード大学の学生交流を目的として生まれたサービスだったし、どちらかというと、我が世の春を謳歌している人のためのサービスなのでは、という気がしないでもない。先ほど、60代の利用率が高いというデータを紹介したが、リタイアしたシルバー世代が「これからの人生、思いっきり楽しんじゃうぞ」と意気込み、リタイア後の第二の人生に対して「いいね!」を押し合っているというのなら、納得もいく。

 私もフェイスブックを利用しているが、「友達」になっているのは、大学時代以前の友人・知人までだ。高校までは鹿児島、大学は京都、現在は東京住まいなので、「友達」たちの大部分とは物理的な距離がある。そういう人たちが結婚してたり、子どもが生まれたのをフェイスブックで知ると、イラッよりも、「へー、あいつがとうとう」「うわ、よかったなあ」みたいな気持ちが先に立つ(「ふーん」で終わることもあるが)。遠方の人に対して、わざわざ見栄を張る気も起こらない。そして、ここら辺が、SNS疲れに陥らないために重要なのではないかと感じる。

 すぐ近くにいる人が充実した毎日を送っているのを見たり、すぐ近くにいる人に対して、SNS上でもいろいろなりアクションを取っていれば、そりゃあ疲れもするだろう。物理的に近い人は「友達」からはずしたり、自分が最高に楽しいときだけ投稿して、そのついでに人の投稿も覗いてみる。SNSとはそれぐらいのつきあい方がいいのではないか。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2016年03月23日 10:16

言わずもがな、、、福島の現実Vol.3/まずは実情を知ることから。。。

■水源に浸した布から高濃度セシウムを検出…福島の汚染地域はいまだ“住んでいい”レベルではない!

イチエフから1.5km沖の海水はセシウムに汚染されていた。海水をただ測っても検出されないが、布を長時間浸すと吸着する。この付近の魚に放射性物質が濃縮される恐れがある。

福島では住民の意思を無視して、避難指示区域の解除が着々と進む。前回記事『強制帰宅で被曝…福島での絶望的な“棄民”政策』ではそのことをリポートした。

多くの住民が町へ戻りたくない理由として挙げるのは、被曝(ひばく)への不安だ。国や自治体は累積被曝が100mSv(ミリシーベルト)以下なら健康被害は起きないとし、福島の放射線量はもはや十分に下がったと主張している。しかし、その実態はどうなのか。現地を徹底取材した。

居住制限区域の飯舘(いいたて)村西部から南相馬(みなみそうま)市を経由して、太平洋に注ぐ新田川(にいだがわ)。市民の水源として使われるこの川は、前々回のレポート『イチエフをドローンで空撮! 原発事故から5年を経た事故処理の現状は?』で伝えた除染廃棄物を処理する蕨平(わらびだいら)焼却場のすぐ近くを流れている。

福島県や国の発表では、新田川の川底にたまる泥からは、1600Bq(ベクレル)/㎏ほどの放射能が計測されているが、水からは1Bq/㎏も出ていない。

しかし、昨年9月、市民団体が南相馬市原町区・中川原橋付近でこの川に麻布(リネン)を8日間浸した。回収した布の放射能を測定したところ、3430Bq/㎏という高濃度のセシウムが検出された。

放射性物質の基準は、食品が100Bq/㎏(乳幼児用は50Bq/㎏)、牛乳が50Bq/㎏、飲料水が10Bq/㎏だ。つまり、後々、飲み水となる川の水に浸した布には、飲料水の343倍もの放射性物質が付着していたことになる。

長崎大学大学院工学研究科の小川進教授は、水中のわずかなセシウムをリネンが吸い取ったからだと指摘する。

「リネンを長時間浸しておくと、流量×断面積×時間分の放射性物質が吸着します。水中の粘土鉱物、菌類、落ち葉などの浮遊物、プランクトンにセシウムが付着しているのです」

つまりそれは、水単体の検査では放射性物質が不検出でも、その水を飲み続ければ、少しずつ体内にセシウムが蓄積することを意味する。取り込んだ放射性物質は体内から排出されるが、毎日取り込むと排出量を上回ってしまうからだ。

新田川の水は一度地下に染み込み、今回の計測ポイントから1㎞ほどしか離れていない大谷(おおがい)浄水場で井戸からくみ上げられた後、上水として処理され飲料水となる。現時点では市の検査で飲み水から放射性物質は検出されていないが、当然、不安を漏らす市民もいる。

リネンでの測定に関わった南相馬・特定避難勧奨地点の会の小澤洋一氏(59歳)もそのひとりだ。

「布の断面積などから計算すると、リネンには1時間当たり20・9Bq/㎏のセシウムがついていたことになります。いくら地下に染み込む段階でろ過されたとしても、新田川を水源とする大谷浄水場の水に、放射性物質が混入しないとは言い切れないわけです。

もうじき避難指示区域が解除される小高(おだか)区には簡易水道の浄水場がありますが、ここではろ過施設はなくフィルターを通しているだけです。大雨が降って川の底にたまったセシウムが巻き上げられたら、飲み水に混入するのではないでしょうか」

水だけではない。農林水産省などは被災地の「食べて応援しよう!」キャンペーンを実施し、福島県産食品は安全とのアピールに余念がないが、食品の汚染もまだ続いている。

2月9日現在で、国の出荷制限がかかっている食品は、東日本の13県と静岡県を合わせて126品目ある。品目では、露地栽培シイタケ、タケノコ、ホウレンソウ、キャベツ、キウイなどの野菜や果物、魚ではウナギや天然もののイワナ、クロダイなどが地域によって出荷できない。

49品目が出荷規制されている福島県では今年1月、本宮(もとみや)市の野生のフキノトウから110Bq/㎏、昨年9月には桑折町(こおりまち)のあんぽ柿から240Bq/㎏が検出されている。県は昨年12月に自家消費野菜5666検体を調べたが、そのうち6.6%に当たる376検体から50Bq/㎏を超える汚染が見つかっていた。

規制値の半分だが安心はできない。県自ら、「簡易的な測定数値のため、50Bq/㎏超となった場合には100Bq/㎏を超えている可能性もある」と言っているからだ。だから自治体によっては、50Bqを超えた食品を自粛要請するところもある。

放射能で汚染されたものを食べたからといって、すぐに何かの健康被害が出るわけではない。だが、この先5年、10年と内部被曝を続けていけば、どこかで病気が発症する可能性は捨てきれない。それは1986年に大事故を起こしたチェルノブイリ原発周辺で、いまだに体の不調を訴える人々が多いことからもわかる。

では、汚染食品を食べると、どのくらい内部被曝するのか?

汚染の単位でよく出てくるベクレルとは、1秒間に放たれる放射線の数だと思ってもらえばいい。例えば、コメが100Bq/㎏ならば、1㎏を食べた場合、体内で1秒間に100本の放射線が放たれ、細胞や遺伝子を傷めつける。

セシウム137の場合、口から入って排出されるまで、大人で平均70日といわれるから、単純計算で6億480万回、内部被曝をすることになる。

しかも、原発から放出されたのはセシウムだけではない。骨にたまりやすいストロンチウムや、アルファ線という至近距離で強力な放射線を発するプルトニウムなども含まれている。

遺伝子は損傷しても、人体には修復機能が備わっている。しかし、たまにエラーが起きる。それががんなどの病気につながるのだ。

だが国は、こうした汚染の実態には全く触れなくなった。とにかく放射線量は十分に下がったから安心としか言わない。

(取材・文/桐島瞬)


■学校での放射線量が新潟の6千倍以上…福島の汚染地域はいまだ“住んでいい”レベルではない!

飯舘村の仮置き場には積み上げられたフレコンバッグがまだ山のように。汚染はひどいが、それでも村は来年3月までの避難指示解除を目指している。

避難指示区域の解除が着々と進んでいるが、多くの住民が町へ戻りたくない理由として挙げるのは、被曝(ひばく)への不安だ。国や自治体は福島の放射線量はもはや十分に下がった、健康被害は起きないと主張している。

だが、その実態はどうか? 福島県の水源のひとつ、新田川(にいだがわ)の放射能汚染の現状を伝えた前回記事「水源に浸した布から高濃度セシウムを検出…」に引き続き、今回は福島の“海水と土壌”の汚染状況をリポートする。

法律では、4万Bq/㎡以上に汚染された場所は「放射線管理区域」に指定され、区域内に一般人は入れないようにしている。18歳以下の就労も禁止だ。理由は、それだけの放射線を浴び続ければ人体に悪影響があるから。

しかし、福島の土壌を検査すると、多くの場所でこの基準をいとも簡単に上回ってしまうことがわかっている。

2017年3月から避難指示区域解除を予定する飯舘村で、除染を終えた農地を昨年12月に測定した。それによると、トウモロコシ畑の深さ5㎝までで1㎏当たり7900Bqが検出された。1平方メートルに単純換算すると約51万Bqに達する。しかも空間線量は除染済みなのに毎時1.5μSv(マイクロシーベルト)あった。

農地では、放射能レベルを下げるために汚染されていない土を混ぜることがある。この対策を済ませた土を測ると、深さ5㎝までは413Bq/㎏(約2万6千Bq/㎡)に下がっていたが、5㎝から10㎝までの土は1200Bq/㎏(7万8千Bq/㎡)と高い汚染があることがわかった。これでは村に戻っても、農作物など作れない。

南相馬・特定避難勧奨地点の会の小澤洋一氏(59歳)も県内各地の土の調査をしているが、県内の放射能レベルは極めて高いという。

「一例を挙げると、南相馬市から葛尾(かつらお)村に抜ける県道沿いにある鉄山ダム近辺の土からは、9610万Bq/㎡が検出されました。学校やその周辺の汚染も深刻です。南相馬市の高倉にある通学路の土からは400万Bq/㎡のセシウムが検出され、飯舘村の学校からは1千万Bq/㎡を超えるような土も見つかっているのです」

福島の放射能汚染のすごさを比較するために、本誌は2月下旬、福島原発事故当時に放射能プルームが飛ぶコースから外れた新潟県を訪れ測定した。見附(みつけ)市にある高校の校庭裏を測定すると、空間線量は毎時0・03μSv、土の汚染は1624Bq/㎡で、小澤氏が測定した福島の学校より6100~2400倍以上低かった。この低い基準が原発事故前の放射能レベルなのだ。

汚染は福島第一原発(イチエフ)のある大熊町や双葉町といった帰還困難区域となると、さらに深刻だ。

2月中旬、イチエフから約1.5㎞地点まで近づき、地表1mの空間線量を測定した。すると測定器の針は上限値の毎時30μSvを振り切り、測定不能となった。1年間ここにいれば、最低でも263mSv(26万3千μSv)も被曝することになる。

現場の土も高いレベルで汚染されていて、測定すると5380万Bq/㎡という途方もないセシウムが検出された。これだけ汚染されていれば、人はこの先10年は戻れないだろう。なのに国は住民からの要望という理由を使い、大金をつぎ込んで除染を始めている。地元では、そんなことをするぐらいなら、故郷を失った人たちへの賠償をもっと手厚くしたほうがいいとの意見も目立つ。

イチエフから沖合1.5㎞地点の海水も測定してみた。これまでイチエフ周辺の海水を測定したが、セシウムは検出されなかった。比重が水より重く、海底に沈むからだ。

だが今回、新田川で行なったリネン法を用いて放射能測定をすると、海水を含んだ布から37Bq/㎏のセシウムが検出された。やはり海水中にセシウムは含まれていたのだ。長崎大学大学院工学研究科の小川進教授によると、

「セシウムを含んだプランクトンを回遊魚が食べると、エラの部分に吸収されます。こうして魚類の体内には、海水の100倍以上の濃度で蓄積されるのです」

現在、イチエフから20㎞圏内の海域では漁業は自粛されている。当分、自粛は続くだろうが、今の国の強引な住民帰還策を見ると、魚のサンプル調査で汚染が確認されなければ、再開する可能性は十分にあるだろう。

2月下旬、4月からの避難指示区域解除が予定されていた南相馬市小高区で住民への説明会が開かれた。住民からは「除染が終わっておらず、まだ放射線量が高い所もあるから解除は早い」とする声が相次いだ。ところが国の担当者は、住民を突き放すようにこんな趣旨で答えた。

「空間線量が年間20mSvを下回り、なおかつ生活環境の整備と自治体の同意が得られれば、避難指示は解除できるのです。除染が終わらないと、解除ができないということではありません」

こうした話を聞いた参加者の中には、話にならないと怒りだす人もいた。国が住民をどう考えているかを象徴するシーンだった。

これだけ放射能汚染があっても避難指示解除を進める姿勢を崩さないのは、国が住民の健康よりも、町は元通りになったという体裁を取り繕うことしか考えてないからだろう。そもそも年間20mSv以下という基準は、原発作業員の実質的な年間被曝上限と変わらない。それを放射線防護の基礎教育さえ受けていない子供や妊婦にも一律に適用すること自体、異常だとしか言えない。

このように福島の汚染地域の水、食べ物、土壌の放射能汚染は相変わらずだ。となると、住民が戻っても農業はできない。昨年9月に避難指示が解除された楢葉町(ならはまち)には、元からいた人口の6%に相当する440人しか戻っていないことを考えれば、南相馬市小高区も飯舘村も結果は見えている。

だが、それは安全と健康を考えれば、現時点では望ましいことだといえる。いくら国が100mSvまでは被曝しても安全といっても、これはICRP(国際放射線防護委員会)の基準を日本政府が都合のいいように解釈したものにしかすぎないからだ。

だからこそ、住民はそんな根拠のない国の安全宣言など無視して自分の身を守ってほしい…のだが、実は汚染は福島だけにとどまらない。首都圏にもいまだに放射性物質が吹きだまる汚染スポットがあちこちにあるのだ。

(取材・文/桐島瞬)


[いずれも週プレNEWS]

Posted by nob : 2016年03月21日 15:08

言わずもがな、、、福島の現実Vol.2/復興政策という名の利権事業

■強制帰宅で被曝…福島での絶望的な“棄民”政策。復興特需で潤うのはゼネコンだけ!

来年3月までの避難指示解除を目指す飯舘村では、至るところで解除に備えた道路工事が進行中だが、線量が高いなどの理由で住民が帰らなければ、無駄もいいところ。工事を請け負う業者が潤うだけだ。

福島第一原発(イチエフ)事故から5年が経とうとしている現在、被災地では何が起きているのか。

週プレ取材班は前回記事(「東電が隠したがったイチエフ“謎のタンク”の正体」)でドローンから見たイチエフをリポートしたが、同時に陸からも被災地の現状をつぶさに取材した。

そこから見えてきたのは、避難指示解除を進めたい国や自治体の思惑とは裏腹に、諦めや困惑の思いを強くする住民たちの姿だった。

本誌が原発事故当時の総理大臣、菅直人氏と福島の避難地域を巡ったのは昨年7月(参照記事「元総理・菅直人が福島のホットスポットへ」)。原発から30㎞圏の町や村の至る所で除染が行なわれ、除染廃棄物を入れたフレコンバッグの保管は仮置き場だけでは足りず「仮・仮置き場」と呼ばれる奇妙な施設もできていた。

あれから半年。取材班があらためて被災地を訪れると、まず目についたのは復興工事がますます増えていたことだ。除染だけでなく、これから避難指示の解除が行なわれる南相馬市と飯舘(いいたて)村を結ぶ県道沿いなどでは、道路工事があちこちで行なわれていた。作業用の重機やトラックがひっきりなしに行き交う。道行くクルマは、乗用車よりもダンプカーのほうが圧倒的に多い。

そのせいで、たびたび交互通行のための工事用停止信号に引っかかり、移動に時間がかかってしまった。

復興のために国から投じられた予算は巨額だ。2011年から2015年までの集中復興予算は25兆円に上る。さらに今年の4月からの5年間は「復興・創生期間」と名づけられ、新たに6兆5千億円の予算投入が決まった。

福島県にはそのうちの3割を超える2兆3千億円が注がれる。だが、そのお金が本当に有効に使われているかは大いなる疑問で、その最たるものがこの道路工事だ。例えば、南相馬市から浪江(なみえ)町や葛尾(かつらお)村方面へ抜ける、鉄山ダム沿いの県道49号線。

ここは本誌が何度も取材に訪れている。道路脇の草むらにホットスポットがあり、本誌が3年前に測定したときには毎時200μSv(マイクロシーベルト)、昨年7月にも100μSv近くの高線量を記録している。

その場所は今回、草木が刈り取られて大型重機が入り、工事が進んでいた。県に尋ねると、斜面の落石防止工事と道路の拡幅工事をしているのだという。

避難指示解除を待つ葛尾村と南相馬市をつなぐ道なので、住民の安全を考えて落石防止工事をすることはわかる。だが、原発事故前でもそんなに車の往来がなかったであろう狭い県道を今、国費を投じて拡幅工事までする必要はあるのだろうか。

取材に同行した元東芝社員で原子炉格納容器の設計者である後藤政志氏は、この光景を見ながらこう漏らした。

「除染やそれに伴う作業が、原発建設の中核企業やゼネコンに任せられ、原発事故の後始末まで商売にしているところにとても違和感を覚えます。もちろん、放射性物質の管理などで、それら企業の知識が必要な面もありますが…」

膨大な予算を費やして復興工事を進めることが、本当に被災者のためにつながるならまだいい。だが、避難地域の現状は、住民が戻り、生活していいような環境とはとても思えない。となると、この工事はなんのために行なわれているのか?

南相馬市原町区馬場のある民家を訪れた。この地区の一部はかつて「特定避難勧奨地点」と呼ばれ、避難指示区域外ではあるものの、年間20mSvを超えそうだと指定された場所があちこちにあった。しかし、除染が行なわれて放射線量は十分下がったとして、この地区全体の勧奨地点指定は2014年12月に解除された。

丸川環境大臣が「根拠がない」と言い放った(後に撤回)一般公衆の被曝限度である「年間1mSv」以下に抑えるためには、毎時0.23μSv以下でなければならない。だが、この民家の裏庭を測定すると空間線量は毎時1μSvを超えた。つまり、今でも基準の4倍を超えるのだ。

それなのに「いいかげんとしか思えない測定の仕方をされた」(住人)挙句、3度目の測定で指定基準の数値が出たにもかかわらず、最後まで特定避難勧奨地点の指定世帯にはならなかったという。

この民家に限らず、避難勧奨地点には入らなかったが、線量の高い場所はあちこちにある。前述した鉄山ダム脇の県道49号線もそうだ。車内から測定しても空間線量は毎時3μSvを超えていた。

南相馬市から県道を南下し、国道114号線と接する場所には検問所がある。その先は葛尾村か浪江町への通行許可証を持った人しか入れない。検問所のプレハブ小屋の外壁は、許可証をチェックする人がなるだけ被曝しないよう鉛で覆われていた。そんな状態でも、葛尾村は今年春から避難指示区域の解除が予定されている。

このような場所は他にもある。

来年3月の避難指示区域解除を目指す飯舘村の中心部にある中学校を訪れた時だ。山間部にあるため、南相馬市とは違って深い雪に覆われているにもかかわらず、空間線量が0.7μSvを超える場所が校内には何ヵ所もあった。

試しに校舎入り口にあった雨水をためるマスをのぞき、そこに線量計をかざすと毎時6μSvを超えた。後日、この雨水を精密測定すると80Bq(ベクレル)/㎏という数値が出た。飲料水の基準が10Bq/㎏だから、その8倍も汚染された水が、1年後には子供が戻ろうとする場所にあることになる。この学校の除染はこれからだが、本当にこんな場所に住民を戻してもよいのだろうか。

南相馬市や飯舘村の汚染状況を調べている市民団体の小澤洋一氏(59歳)が言う。

「私が今年1月に校内を測定した時には、毎時20μSvの場所がありました。村はまずこの中学校を再開して、小中学生の授業を始めると聞いています。子供たちが避難する福島市や川俣町からスクールバスでここまで送迎するようです。ですが、これではわざわざ被曝させるために通学するようなもの。

子供たちが戻りたくないと言うと、村長は『村の復興のためにお願いだから戻ってほしい』と懇願したのです。いくら村を復興したいとしても、子供が犠牲になるのはおかしいのではないでしょうか」

村長は村の維持のために子供を戻したいというが、そもそもこんな立派な中学校が建てられたのも、村の産業振興がうまくいっていたからだ。だが、その産業ももはやない。

除染して線量が下がったから帰ってきても安全と宣伝し、帰ってこられるように工事もしてインフラも整えた。だから元の自治体に戻ってこない住民には補助を打ち切る。これでは体裁を整えるためだけに無駄金だけが突っ込まれ、住民は命の危険にさらされることになる。

それを国、福島県、そして住民と最も近い存在である村長、市長が行なっているのだ。彼らの頭にあるのは「自治体の維持」ばかりで「住民を守る」ことはない。

こんな状態だから、避難指示の解除に対しても住民から不安の声が上がる。

2月20日、南相馬市の小高区で政府の住民説明会が開かれた。小高区と原町区の一部は、放射線量が年間20mSv以上50mSv以下に当たる「居住制限区域」。ここも今年4月に居住制限を解除すると決められた。市は、帰還は強制ではないと言うが、解除が決まれば賠償金も打ち切られる。中には避難先の家賃を払えず、仕方なしに戻る人も出てくるだろう。

説明会では解除は時期尚早ではないかとする意見が続出し、予定終了時間を30分オーバーした。説明会に参加した60代の女性が説明する。

「市からは除染が終わりインフラも整ったので、4月に解除したいと説明がありました。しかし、被曝が心配だとする若い人の声や、家の周囲を除染しても手つかずの山から放射性物質が流れてくるから意味がないといった質問が飛び、市長は4月の解除は難しいと断念したようです。

私は小高に戻りたいのですが、若い人が帰ってくるのは反対です。現に、自分の子供や孫は戻りません」

そもそも避難指示の解除に向けて昨年8月から始まった、住民が家で寝泊まりできる「準備宿泊」の登録者は1600人程度にとどまっている。同地区の人口約1万1600人の1割程度しかいない。1600人の内訳も高齢者の比率が多いという。

同じ問題は、避難指示区域の他の場所でも出ている。昨年9月に避難指示を解除した楢葉町も、避難先から戻った住民は町の全人口の1割ほどしかいない。若い人は近接する避難先のいわき市などに家を建て、仕事を持つなど生活基盤ができてしまい、もう町へは戻らないからだ。必然的に戻ってきた人の中心は高齢者で、これから町を活気づけることは難しくなっている。

それに、国や自治体がいくら「除染が終わったから安全」「健康被害は心配ない」と言っても、リスク面を一切話さないそうした姿勢に住民は納得していない。

現に、放射能汚染はまだかなりある。市民団体が2月に小高区の小学校敷地内の土を測定したところ、1平方メートル当たり30万Bqの汚染が見つかった。

「原発事故前の測定値はおよそ100Bq/㎡相当」(小澤氏)だったことを考えると、3千倍に汚染されてしまったのだ。一般の人が立ち入りできない放射線管理区域の基準は4万Bq/㎡。それよりも7倍以上高い場所を「安全」と言い、子供たちを遊ばせようとしているのが今の政策だ。

「住民を戻すなら土の汚染度なども細かく調べて、高い所は高いときちんと市民に伝える。それをやらずに、空間線量だけ下がったからもう安心と言われても不信感が増すだけです」(南相馬市在住の南相馬・避難勧奨地域の会会長・末永伊津夫氏〈67歳〉)

前出の後藤氏も「これだけの汚染地域に人々を戻すことは、多くの人を危険にさらす許されざる行為」と憤る。

国による避難指示の解除は帰還困難区域を除いてこれから着々と進み、来年3月には自主避難者への住宅支援も打ち切られる。国は「解除は自治体の要請」というが、小高区を見てもわかるように住民はそんなに早い帰還を望んでいない。だとしたら、一体、誰のための復興なのか。

住民からは「政府は東京オリンピックまでに福島の問題はすべて片づいたと対外的にアピールしたいだけ」との声も聞こえてくる。今のままでは肝心の住民が置き去りにされ、復興工事に携わるゼネコンばかりが潤う。これでは「福島棄民政策」が進むばかりだ。

(取材・文/桐島瞬)

[週プレNEWS]

Posted by nob : 2016年03月21日 14:43

言わずもがな、、、福島の現実/外国人たちの偏りのない視点

■「東電やマスコミの嘘が許せなかった」外国人記者たちが見た3.11とその後の日本

日本に長年住み、3.11を経験した外国人記者たちは、あの大災害とその後の日本をどのように見つめ、海外に伝えてきたのか?

「週プレ外国人記者クラブ」第25回は、英紙『エコノミスト』などに寄稿するアイルランド出身のデイビッド・マックニール氏、同じく英紙『ガーディアン』などの日本・韓国特派員を務めるイギリスのジャスティン・マッカリー氏、そして中国・香港に拠点を置く「フェニックステレビ」東京支局長の李(リ)ミャオ氏が語り合った。

***

―2011年3月11日の14時46分は、何をしていましたか?

李 私は渋谷にあるフェニックステレビの支局で、当時話題になっていた「菅直人首相の外国人献金問題」に関する原稿を書いていた時でした。急に大きな揺れが起きて、しかもなかなか収まらない。スタジオのライトなどもすごく揺れて、これは大きな地震だなということで、NHKをつけたらすごい光景でした。

すぐに生中継を始め、私たちは中国メディアで一番早く地震の様子をリポートしたのですが、実は私、その後の中継中に泣いてしまったんです。

もちろん、ジャーナリストとしては自分の感情を表に出すのはよくないこととわかっていたのですが、家や車が波に巻き込まれていく現地の中継映像を見ながら、声が詰まって言葉が出なくなってしまったんですね…。

それが中国のネットで話題になって、「なんで日本人のために涙を流して悲しむのか?」という声もありましたが、9割以上の人が同情を示しました。多くの中国人が日本に対して思いやりの情を持ったことが忘れられません。

マッカリー あの日は取材で大阪にいたんですけど、大阪でも結構揺れました。僕は以前、大阪と神戸の間ぐらいの所に住んでいて、1995年の阪神・淡路大震災を経験しているんですよ。3.11は大阪にいたけれど、だからこそリアリティがありました。

これは危ないなと思って家から出て、しばらく待ってから家に戻ってTVで津波の映像を見た。すぐ東京に帰らないといけないと思ったけど新幹線が止まっていた。翌朝一番の新幹線に乗って品川まで戻りました。

東京に戻って1週間後くらいに『ガーディアン』の同僚がアメリカと中国から来て、彼らは岩手と宮城の現場を取材しました。僕は東京で東電の記者会見に行ったり、枝野官房長官の生中継を見て記事を書いたり、東北に行ったふたりの記事をまとめたり、毎日ほとんど寝ずに母国に記事を送っていました。

マックニール 僕は地震が起きた時、妊娠中の奥さんと品川駅にいました。駅の天井が落ちるかなと心配するくらい揺れて、揺れが終わった後は電話がつながらなかったでしょう? 彼女はお母さんにも連絡が取れないものだから、不安でヒステリックになってしまった。

寒かったし、まずは安全な場所に行かないと…と思って、品川から4㎞ぐらい歩いて有楽町にある外国人特派員協会に避難しました。その時、ふたつの気持ちがあったんです。家族のことを心配する気持ちと、これほどの大地震だからこれから忙しくなるぞ…と。

僕は『エコノミスト』『インデペンデント』、ふたつの媒体で書いています。地震の後、すぐに電話がかかってきて「誰か送ろうか?」と言われたけど、「いいよ、ひとりでやる」と答えて、地震の翌朝、クルマで東北に向かいました。

まず、いわき市に入って1泊して、原発を迂回(うかい)しながら宮城の南三陸に入ったんですけど、そこで目にしたのは見たこともない光景。どうやって記事を書けばいいか困惑しました。最初に感じたのは「沈黙」。本当に音がない、カラスの鳴き声だけ。それが一番印象に残っています。

山あいから海に下りていく途中、破壊された家の下に遺体を見つけたんです。カメラマンは撮るべきかどうか迷っていた…。その後、海沿いから戻る時に仙台から来たという人たちに会った。「何を探しに来たんですか?」と尋ねたら、彼らは「ウチ」と。おじいちゃんやおばあちゃんがここに住んでいる…と。僕たちは彼らに「街は壊滅している」と言うことができず、そのまま別れたことを今でも覚えています。

マッカリー 僕は地震の10日後に現地に入りました。宮古、釜石、陸前高田、南相馬、仙台と回る長い取材だったんですけど、一番覚えているのは陸前高田の瓦礫(がれき)です。「ニオイ」がすごかった。瓦礫と、海から打ち上げられて死んだ魚のニオイとか…。今でも思い出せば鼻先によみがえる気がします。

お寺や学校などの避難所に行き、子供を亡くした方などを取材していたんですけど、編集長から「明るい話は全くないと思うけど、立ち上がっている人を見つけて、何かポジティブな記事を書いてほしい」と言われました。

それで、醤油(しょうゆ)メーカーの若い社長さんが津波で全てを流されながらも醤油造りを諦めていない姿や、両親を亡くした子供たちの面倒を見ているおばあちゃんとか、高齢者のために料理を作っている姉妹などを取材しました。

これらの記事に対して、母国の読者から「被災者のために私たちにできることはないか」という声が編集部に数多く寄せられ、中には募金を送ってきた人までいたそうです。自分の書いた記事が多くの共感を呼んだことは、ジャーナリストとしてとても嬉しいことでした。

マックニール 被災地を含めた日本の人たちが助け合って困難に立ち向かう姿には、イギリスでも多くの称賛の声が上がっていたよね。

一方で、原発の記事に関しては、「この記者は重要な事実を隠していて、実際はもっと深刻な状況なんじゃないか」という反応や、逆に「実際より大げさに危機を煽(あお)っているんじゃないか」という声もあった。原発に対するスタンスの違いによって、同じ記事でも受け止め方が180度違うんだなと思いました。

―李さんは、震災直後は何をしていたんですか?

李 東京の支局に残って、ほぼ24時間ずっと中継をしていました。当時は赤ちゃんを産んでまだ6ヵ月で、現場に復帰したばかりだったんですが、赤ちゃんと日本語の話せない私の母を家に置いたまま、地震直後は毎日休みなく中継を続けていました。

中国からも数名のスタッフが送られてきて彼らが東北の現場取材に当たったのですが、私は支局長として彼らの安全にも責任がありますから、官邸などいろんなルートから福島の情報を収集していました。

今でも忘れられないのが、枝野官房長官の「直ちに人体に影響することはありません」というコメントです。どうして断言できるのか、どこに根拠があるのか聞きたかった。現実には官邸も原子力保安院も東電もあの時、原発で何が起きているか誰もわかっていなかったんですよ!

私のジャーナリスト人生の中で、あの当時は一番大きな試練でした。原子力保安院も東電も本当のことを言わないし、延々と記者会見をやっているのに何が真実かわからない。本当に暗黒の日々でした。

―被災地、あるいは東京の人も含め、日本人の反応で印象に残っていることは?

マックニール すごく印象に残っているのは、原発事故が一番危険な状況だった3月16日にツタヤから電話がかかってきたんです。「マックニールさんの携帯でしょうか? DVDのご返却がまだのようなのですけど」って。「マジで?」と思った。彼女はすごくマジメに仕事をしていただけなんですけど、数日後にも電話がかかってきて、すごく丁寧に「DVDをご返却ください」と。これは、すごく日本的だと感じました。

どんな状況でも仕事をマジメに最後までやり抜くというか、サラリーマンも普段通りに会社に行こうとしていたでしょう。彼らはたぶん、会社から自宅待機を命じられるまで、どんなに状況がひどくなっても仕事に行くと思う。これは皮肉で言っているんじゃなくて本当にすごいと思った。

マッカリー 確かに、多くの日本人の対応はマジメでストイックでした。もちろん、現実には被災地で盗難事件などがなかったわけじゃないけれど、あれだけ厳しい状況でもきちんと秩序を維持する日本人はすごいと感じました。

その一方で、被災地で再会を果たした中年の男性ふたりがハグし合って喜ぶ姿を見たり、ケガ人の救急処置を手伝っていた男性が僕たちの取材に積極的に協力してくれて、その彼が自分のふたりの子供を津波で失ったということを後から知ったり…。

あの震災では、それまで僕が知っていた、あまり感情を表に出さず、どちらかといえば控えめな日本人よりも、エモーショナルで積極的な姿に触れたことも印象的でした。

もうひとつ感じたのは、東北とその他の地域の「温度差」です。震災直後、東京では人々が「水がない」とか「スーパーに商品がない」とか文句を言っていましたが、大阪は普段通りでした。もちろん、みんな「東北の人たちは大変だなぁ」とは言っていたけど、どこか遠い世界の話みたいな雰囲気があった。

そもそも震災が起きる前から東北地方は無視され、見捨てられているようなところがあったと思います。震災時にもその温度差は強く感じたし、5年経った今も感じています。

李 秩序を守り行動する日本人の姿は、中国のネットでも賛美の嵐だったんですよ。あんな大地震が起こったのに、みんな電話ボックスの列にちゃんと並んでいたり。帰宅困難者は駅の階段の左側に真っすぐ座って右側を空けていたり。ただ、私から見ると安全な環境に慣れすぎて、やや感覚が麻痺(まひ)しているところがあるんじゃないかなとも思いましたね。

その一方で、私は長年日本で生活をしていて、日本人はすごく誠実な民族だと思っていたのに、あの時の東電の対応を見ていると、本当のことを言わない。とにかく平気で嘘をつく!

一番覚えているのは原子力保安院のプレス担当の方。汚染水を海に放出するという時に単独インタビューをしたんです。「事前に外国に説明しています」と彼は言ったのですが、後から全く説明していなかったことがわかった。そんな重要な問題で、すぐバレる嘘をついて、本当に日本は大丈夫なのか?と、それまでの誠実なイメージとのギャップを感じました。

マックニール 東電の嘘はもちろん、マスコミも嘘をついていたことが許せないよね。原発事故の直後、NHKは毎日のように東大などの専門家を番組に招いて「放射能の問題はないですから、パニックにならないで」と適当なことを言い続けていた。

にもかかわらず、事故3日後の14日から大手マスコミのTVと新聞の記者たちはみんな南相馬から避難したんです。これには桜井勝延市長が怒った。マスコミは「問題ない」と報じながら、自分たちは逃げた…と。

マッカリー 海外の専門家などからは比較的早い段階で「メルトダウンの可能性が高い」と言われていたのに、政府や東電はそれを認めようとはしなかった。そうすると大手メディアも横並びで「メルトダウン」という言葉を使わなかったでしょう?

マックニール 初めの頃は日本の専門家にもメルトダウンの可能性を指摘していた人が何人かいたのに、ある時期を境に原発を支持する「御用学者」ばかりがメディアに登場するようになった。その結果として、一般の人たちのマスコミに対する信用にもすごく打撃を与えたと思う。

李 日本は秩序を大切にする一方で、ある種の同調圧力みたいなものもあると思います。TVで専門家が「人体には影響がない」とか「北京はこれくらい放射能があるのに日本にはこれだけしかない」などと発言すると、メディアはそこに同調して、国民は当たり前のようにそれを受け入れてしまう。日本は民主主義の国なのに、これは非常に残念な一面だと思いますね。

―そして3.11から5年、その間の日本の歩みをどう見ていますか?

李 先日、福島県知事の記者会見に行ってきました。知事は福島の現状を「光と影」という言葉で表現していましたが、5年経った今でも福島を含め被災地から全国各地に避難している人の数は全国で17万4千人もいます。私自身、震災の年に被災地に行って、今年もドキュメンタリー番組の取材で福島までクルーが行きましたが、今でも仮設住宅に住んでいる人がたくさんいる。復興は私たちの想像よりもずっと遅い。

震災以来、復興庁とかいろいろできましたけれど、ただスローガンを掲げるだけじゃなく、政府がもっと地方と協力して、被災地が本当に何を必要としているのか?ということをより真剣に考える必要があると思うんですよね。

マッカリー 被災地の市民たちや自治体のリーダーたちが本当に努力をして復興を進めてきたことには心から敬意を感じていますが、すごく残念なのはそうした地方自治体と中央政府との連携が全くうまくいっていないことです。

ただでさえ、もともと東北地方は高齢化が深刻で、経済的にも多くの問題を抱えていた。希望を失いつつある地域なのに、あの震災でさらにひどい状況に追い込まれている。ところが、政府には「東北地方の20年後、30年後をどうするのか」といった具体的なビジョンが全くないように見える。相変わらず東北は見捨てられていると思います。

マックニール 復興の失敗を象徴するものとして、国が進める「防潮堤の整備」を挙げたい。調べてみたら日本の海岸線は総延長約3万5千㎞、そのうち約1万4千㎞は防護する必要があるという。つまり、ものすごい予算がかかるんですね。でも、巨大な津波に対して防潮堤は本当に有効なのかという大事な点がちゃんと議論されていない。

原発の問題も同じで、日本はあれほど深刻な事故を経験して、その事故はいまだに収束していないのに、原発の是非に関する根本的な議論もないまま再稼働が進められて、国は将来的なエネルギーの20~22%を原発で賄(まかな)うという方針を決めてしまう。

これって全く信じ難い話だけど、結局、復興という名目で大金を使いながら、政府は建設会社や原発産業を優先しているんだと思います。

李 日本は戦後ずっと平和だったので、人々は「自分たちは守られていて安全な場所にいる」という安心感があるのかもしれません。でも、そうやってリスクを自分で判断しないから、事故から5年経った今も、きちんとした議論もなく物事が「なんとなく」動いている。

メディアも含めて日本人自身がもっと現実を直視し、3.11から学ぶべき教訓と誠実に向き合えば、それは他の国にとってもよい教訓になりますし、日本が原発事故関連で失った海外からの信頼を回復するきっかけにもなると思います。

●デイビッド・マックニール
アイルランド出身のフリージャーナリスト。東京大学大学院に留学した後、2000年に再来日し、英紙『エコノミスト』『インデペンデント』などに寄稿

●ジャスティン・マッカリー
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院で修士号を取得し、1992年に来日。英紙『ガーディアン』『オブザーバー』の日本・韓国特派員を務めるほか、テレビやラジオでも活躍

●李ミャオ
中国吉林省出身。1997年に来日し慶應義塾大学大学院に学ぶ。2007年、香港に拠点を置くフェニックステレビの東京支局を立ち上げ、現在は支局長

(取材・文/川喜田 研)


■海外メディアが見た被災地の今。復興事業が被災者の障害になっている皮肉な現実とは

東日本大震災発生から本日でちょうど5年になる。「週プレ外国人記者クラブ」第24回は、震災直後から何度も被災地に足を運び、取材を続けているフランス「ル・モンド」紙の東京特派員、フィリップ・メスメール氏に話を聞いた。

被災地の「今」はフランス人記者の目にどう映っているのか? そして「フクシマ」の原発事故は、ヨーロッパ随一の原発大国フランスにどんな影響を及ぼしているのか?

***

―メスメールさんは最近、東北の被災地取材に再び行かれたそうですね?

メスメール 先週、岩手と福島の各地を6日間かけて回ってきました。津波被害にあった地域を見ると、新たな防潮堤の整備や、いわゆる高台移転のための宅地かさ上げ工事があちこちで行なわれていたり、一部ではすでに完了していました。そうした公共事業がもたらす「復興需要」で地元経済もそれなりに潤(うるお)っていて、復興に向けた作業はダイナミックに進んでいるようにも見えます。

しかし、被災者たちの生活再建、例えば仮設住宅からの自立はあまり進んでいません。復興需要によって労働者が大量に地域に流入したことで、アパートなどの家賃相場がかつての3倍近くにまで高騰してしまい、新たな生活を始めようとする地元住民にとって大きな障害になっているというケースもあるのです。

また、新たに整備された高台の住宅地に家を建てようと思っても、労働力や建築資材の不足が深刻で「最低2年以上待たなければならない」と言っている人もいました。

―復興のための公共事業が家賃を高騰させ、被災者の障害になっているとは、なんとも皮肉な状況ですね…。

メスメール 一部の地域では新たな住宅地ができあがり、そうした場所にはイオンなどの大手ショッピングセンターが進出していますが、その一方で、津波に流された元の市街地には住宅が建設できなくなったため、かつての商店主たちが店を建て直しても、そこにはもう住民がいない。とはいえ、新たな住宅地に出店すれば大手ショッピングセンターに対抗できない…というのが彼らの直面している現実です。

今はまだ復興工事の労働者がいるので、復興商店街なども繁盛していますが、工事が終われば労働者たちは「東京オリンピック需要」で首都圏へと去ってしまうでしょう。その後の経済はどうなるのか? 被災地の人々は将来に対する大きな不安を抱えていました。

―被災者の生活再建を考えると、「5年」という年月は重く厳しい意味を持つ気がします…。

メスメール その通りです。地元を去った若い世代の人たちの多くはすでに移転先で新たな生活を始めていて、故郷に戻っては来ないでしょう。また住民の中にはPTSDや、将来への不安からうつ病を患っている人もたくさんいる。そして、福島の状況はさらに深刻です。彼らは放射能汚染によって住む場所を奪われ、そこに帰ることもままならない生活を送っているわけですからね。

―ところで、あの「フクシマ」の事故の後、フランスではどんな反応があり、原発政策は今どうなっているでしょう? 隣国のドイツは3・11の後、「脱原発」に大きく方向転換しましたよね?

メスメール 残念なことに、あまり変化がありません。フランスは1960年代に当時のドゴール大統領が原発推進の政策を打ち出して以来、基本的に右も左も原発に関しては前向きで、あのチェルノブイリ原発事故の後でさえ、「反原発運動」が盛り上がることも、大きな議論を呼ぶこともありませんでした。

フクシマの事故の後には一部で原発の危険性を心配する声もありましたし、全く議論が起こらなかったわけではないけれど、基本的な「原発推進」の方向性は相変わらずで、ドイツのように脱原発という話には全くならなかった。

オランド大統領は原発依存度を「現在の75%から50%にまで削減する」という方針を表明していますが、本当に実現するかどうかは疑問です。「フクシマの事故を受けて、原発の安全基準を高めたから大丈夫」というのが国の基本的な考え方で、国民の多くもそれを受け入れているというのが現状です。

―脱原発を決めたドイツと正反対の反応なのは、なぜなのでしょう?

メスメール ひとつには、フランスの原子力産業には政府、産業界、メディアが強く結びついた「原子力ムラ」が存在し、強い力を持っているからだと思います。僕が子供の頃から、TVでは原子力発電をポジティブに宣伝するコマーシャルが流れていました。

また、普段は多様性と自由な議論を尊重するフランスのメディアやフランス人が原子力に関してそうではないのは、ドゴールの時代から原子力の存在がフランス人のプライドやナショナリズムと微妙に結びついているせいもあるかもしれません。

―なるほど、60年代にドゴール大統領がフランスの核武装を積極的に進めたのと同様、自前の原子力発電を持つというエネルギー安全保障上の立場が、フランスの「大国」としてのプライドと結びついているんですね。「原子力ムラ」が強い影響力を持ち、自由な議論を妨げているというのは日本とそっくりで意外ですね。

メスメール 個人的にはフランスがそうした「原子力依存」の古い戦略にしがみつくのは、経済的な観点からもあまり得策ではないと思います。確かに、原子力から他の「新エネルギー」へと移行するのは簡単なことではありませんし、実際、脱原発を決めたドイツも、古い石炭火力の比率を増やすなど問題がないわけではない。ただ長期的に見れば、ドイツはこの方向転換によって再生可能エネルギーを含めた様々な新エネルギーに関する技術力を高め、その技術が将来、経済的な意味で大きな武器になっていくと思います。

そう考えると、あれだけの事故を経験しながら、再稼働を始めるなど原発推進の方向に戻りつつある今の日本の状況は、非常にもったいない気がします。元々、日本は新エネルギーの分野で世界トップレベルの技術力を持っていたはずです。

震災の後、原発の維持に固執するのではなく、エネルギー政策を大きく転換して、そのアドバンテージを積極的に活かす方向に舵(かじ)を切っていれば、それは日本にとって大きなプラスになったのではないでしょうか? しかし現状はフランスも日本も「原子力ムラ」の存在が新たな選択肢の可能性を狭めている…これは本当に残念なことだと思います。

●フィリップ・メスメール
1972年生まれ、フランス・パリ出身。2002年に来日し、夕刊紙「ル・モンド」や雑誌「レクスプレス」の東京特派員として活動している

(取材・文/川喜田 研)


[いずれも週プレNEWS]

Posted by nob : 2016年03月21日 14:07

終わらない珈琲論議/如何なるメソッドも諸刃の剣、バランスこそがすべて。。。

■コーヒーは結局「1日何杯」なら健康的なのか
適量を守っていても「不健康」の落とし穴が

丸田 みわ子 :シニア野菜ソムリエ

10年ほど前には「体に悪い」と言われていたのに、近年はすっかり「健康飲料」として認識されるようになったコーヒー。コンビニ各社の販売合戦も手伝い、おいしいコーヒーをより気軽に楽しめるようになりましたね。

実際、「脳血管疾患や呼吸器疾患による死亡リスクが、毎日3杯のコーヒーを摂取することで下がった」という研究報告が、国立がん研究センターから出されています。これらの作用は、「コーヒーポリフェノール」とも呼ばれるクロロゲン酸によるものです。

ポリフェノール以外にも注目の健康成分が

クロロゲン酸は、摂取量については諸説ありますが1日500mgも摂取すると、血液をサラサラにしたり、体脂肪を燃焼したりという働きが高まると報告されています。これはマグカップで3~4杯分のコーヒーに含まれる分量。セブン-イレブンのホットコーヒーであれば、R(レギュラー)サイズなら3~4 杯、L(ラージ)サイズなら2~3杯といったところでしょう。

ただ、この分量に収まっている場合でも、飲み方によっては逆効果をまねくことがあります。健康を目指すうえで注意していただきたい点は、のちほど詳しく触れることにして、もう少しコーヒーの健康成分について解説していきましょう。

コーヒーの成分といえば、ポリフェノール以外に真っ先に思い浮かぶのが「カフェイン」ではないでしょうか。よく知られていることですが、カフェインには覚せい作用があるため、仕事の効率アップ、記憶力アップ、脂肪燃焼の促進などに効果を発揮します。

もうひとつ、「ニコチン酸」も健康にいいと言われる、コーヒーの代表成分です。「ニコチン酸アミド」とも呼ばれるこの成分、タバコに含まれるあの「ニコチン」とは、まったく別モノです。

コーヒー豆にはもともと「トリゴネリン」という成分が含まれていますが、豆が焙煎される過程で、これがニコチン酸に変わります。ニコチン酸の主な働きは、血液中の遊離脂肪酸の濃度を下げること。そのため、継続的な摂取は脂質異常症や動脈硬化などの予防につながります。

このようにコーヒーの健康効果が次々と明らかになっていますが、一方で以前から言われているとおり、コーヒーには「弊害」もあります。

先ほど「コーヒーは1日3~4杯が適量」と紹介しましたが、これを超える量を飲んでしまうと、カフェインが血液の生成を阻害するなどして、体内の各器官に疾患リスクが高まるという報告があります。特に心臓疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患が心配な方は注意する必要があります。

適量を守っていても、落とし穴が

コーヒーの飲み過ぎは精神面にも悪影響を及ぼします。カフェイン依存症は胃痛や吐き気だけでなく、不安、不眠、ひいては幻覚、幻聴に発展することもあるのです。

また、妊婦の方は、カフェインを摂り過ぎることで流産や早産、低出生体重児、発達障害のリスクが高まるとされています。摂取量が1日200mgを超えないよう、1~2杯に留めておくか、ノンカフェインのコーヒーを飲むようにしましょう。

そして忘れてはいけないのが、妊娠中の方以外でも、たとえ目安の3~4杯に摂取量を抑えていても健康を害する場合があるということ。コーヒーの健康効果の報告は、いずれもブラックコーヒーを調査対象としています。毎回砂糖をたっぷり入れていたりすれば、当然健康効果どころの話ではなく、糖尿病やメタボを引き起こす原因になりかねません。

とはいえ、砂糖を入れなきゃ苦くて飲めない……という方も多いことでしょう。そこで今回は、コーヒーの苦味をまろやかにしてくれるコンビニアイテムをご紹介。健康効果を手に入れつつ、オフィスでのコーヒータイムを楽しんでみましょう。

〈みわ子流、コーヒーにプラスワンすべきコンビニアイテム!〉

・はちみつ
甘くして飲んでいるという方は、砂糖をはちみつにチェンジしてみましょう。
はちみつは砂糖よりカロリーが低いうえ、「幸せホルモン」と言われるセロトニンの分泌を促すなどリラックス効果も抜群。カフェインとの相乗効果で、落ち着いた気分で仕事が進められるでしょう。

・牛乳、豆乳、アーモンドミルクなど
店頭でカフェラテをオーダーするのもよし、ご自分で淹れて牛乳、豆乳、アーモンドミルクを足すのもよし。砂糖なしでもまろやかにコーヒーが味わえるうえ、3点ともカルシウムを補えます。

・ココナッツオイル
ブームから少し時間が経ち、最近ではコンビニでも買えるようになりました。カップ1杯のコーヒーにティースプーン1杯程度を溶かすのが適量。
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は体内ですぐに燃焼して、体脂肪を燃やし、血管に詰まった脂質を溶かし出してくれます。牛乳や豆乳と混ぜても美味しくいただけます。

・黒砂糖、てんさい糖、ラカント
店舗によっては、腸の動きを活発にするオリゴ糖やミネラルが含まれる黒砂糖・てんさい糖が見つかります。ラカントはカロリーゼロの天然甘味料。この3つの甘味料ならコーヒーの健康効果を邪魔することなく、甘味も楽しめるでしょう。

朝の通勤時や仕事の合間に飲むコーヒーは、気分転換や眠気覚まし、集中力アップに必須アイテムという方は多いでしょう。コーヒーと上手に付き合い、さらに健康効果を高められれば、言うことなしですね!

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2016年03月16日 15:27

歯と歯茎のケアは身体づくりの礎。。。

■スペシャリストが明かす「歯のケア」新常識〜「口内フローラ」が健康に直結していた!

心筋梗塞、脳卒中にも効果あり

口の中に棲む多種多様な細菌。もしこの細菌たちのバランスが崩壊したら……待ち受けているのは恐ろしい病気の数々だった! 歯のスペシャリストたちだけが知る「口内フローラ」の秘密が明らかに。

菌が口から血管へ侵入する

「腸内フローラ」という言葉を近頃よく耳にする読者も多いはず。腸内細菌叢(そう)と呼ばれる多種多様な腸内細菌の集合体を指すもので、このバランスが悪くなると人間の体に様々な影響を及ぼすと、今注目を集めている。

だが、同じように細菌がたくさんいて、腸内以上に多くの病気と関連した場所があることは、あまり知られていない。

「体の中で唯一、日常的に細菌が体内に入り込む場所、それは口の中です。口内にある無数の細菌がバランスよく保たれた環境、すなわち『口内フローラ』の維持が何よりも健康の近道なのです」

こう指摘するのは、鶴見大学歯学部探索歯学講座の花田信弘教授だ。

口の中には約1000億個の細菌が棲んでいる。そのうち、歯が生える前の新生児期や乳児期から棲みついている菌が優勢な状態にある、赤ちゃんと同じような口の中が、健全な「口内フローラ」といえる。花田教授が続ける。

「虫歯や歯周病を口腔内の問題でしかないと侮ってはいけません。腸内と違って、口の中は細菌が容易に血管へと侵入できるのです。これを『歯原性菌血症』と呼びますが、これが種々の病気の原因になるのです」

歯原性菌血症——聞き慣れない言葉だが、これこそが今、口内フローラを破壊する「元凶」として注目されている症状なのだ。

一般的に歯の悪化に起因する症状といえば、歯肉炎や骨髄炎など歯の周辺部が思い浮かぶ。ところが近年、それまで無関係と考えられてきた病気と、歯原性菌血症との因果関係が認められ始めている。

「虫歯や歯周病などによって口腔内にできた傷口から侵入した細菌が、そのまま血管に入り込み、全身を巡ります。すると気づかぬ間に血管で炎症が起きて、動脈硬化を引き起こします。口の中から侵入した細菌が心臓の血管で血栓をつくると心筋梗塞が、脳なら脳卒中が起こってしまう、というわけです」(花田教授)

歯原性菌血症は命の危機にまで及ぶ。そのメカニズムはこうだ。

血管内に侵入した細菌が炎症を起こす。そこに血管を修復しようとやってきたLDLコレステロールが、活性酸素によって酸化し、悪玉コレステロールに変化。すると今度はそれを除去しようと、細菌を消化する能力をもつ細胞のマクロファージが集まってくる。

そうして凝集したマクロファージが死んで堆積すると、血栓がつくられる。結果的に、多くの病気の原因となる動脈硬化をもたらすのだ。

歯と認知症の密接な関係

そうはいっても、細菌が体内に侵入するのは何も口だけではないはず。たとえば冒頭で説明した腸内で同様の症状が起きることはないのだろうか。

結論から先に言うと、それはほぼない。口から入った細菌が腸とは比較にならないほど危険だと断言できるのには、れっきとした理由があるのだ。

「確かに腸内の血管に細菌が侵入することはまれにあります。しかし、侵入したとしても必ず肝臓に続く門脈という栄養分の通り道に合流するため、肝臓に運ばれた細菌は解毒されてしまうんです。だからそれほど心配する必要はありません。

一方、口の中から細菌が侵入する場合はこの門脈は通りません。したがって解毒されることもなく、直接体内へと運ばれてしまいます」(花田教授)

これだけでも十分恐ろしい歯原性菌血症だが、その影響は動脈硬化だけにとどまらない。なんと細胞内のがん抑制遺伝子の機能にも影響を与えるというのだ。

「これまでがんという病は発がん性物質や紫外線、ウイルスなどが原因で、細胞内の遺伝子に欠損・変異が起こり、がん化すると考えられてきました。ところが、歯原性菌血症による血管内の慢性的な炎症でも、細胞内の遺伝子が後天的変化を起こし、がん抑制遺伝子が機能を停止し、細胞のがん化が進行することが近年わかったのです」(花田教授)

こうした恐ろしい歯原性菌血症の大本にあるのが歯周病だが、その歯周病自体がどうやらアルツハイマー型認知症とも関係があるようなのだ。

波多野歯科医院の波多野尚樹院長が解説する。

「ものを噛むという行為は顔や頭の筋肉を動かしますが、これがポンプの役割となって脳に大量の血液を供給し、活性化させます。もし、歯周病などで歯がなくなってしまうとその働き自体が失われてしまい、アルツハイマー型認知症を促すとされています。

名古屋大学の研究グループがおこなった調査では、70歳後半の健康な高齢者の歯の本数は平均9本だったのに対し、アルツハイマー型認知症患者の歯の本数は平均3本という結果が出ています。加えて認知症の脳にたまるアミロイドβの増加も同様の研究で確認されています」

咀嚼による刺激が脳の劣化を防ぐということはすでに言われてきたことだが、口内フローラが保たれていないと認知症に直結してしまうリスクが生じるわけである。

唾液は副作用のない万能薬

口腔内細菌の増殖を許すことがいかに危険か分かっていただけただろうか。

それではどうすれば増殖を阻止できるのか。ここで威力を発揮するのが唾液である。竹屋町森歯科クリニックの森昭院長も唾液の重要性を示している。

「唾液は、副作用のない唯一の万能薬だと私は断言します。唾液には殺菌効果があり、口内環境を正常に保つのに大きな役割を果たします。この唾液が少ない状態、つまり口の中が乾燥してしまうと、細菌が増殖して虫歯や歯周病が起こりやすくなってしまうのです」

日頃から唾液について意識することは少ないだろうが、生活習慣によって唾液量は大きく変わってくる。唾液を増やす方法を森昭院長が教えてくれた。

「現代人の中には、軟らかい料理の増加による顎の筋力の低下や、運動不足に起因する肥満の影響などで、口呼吸を行う方が増えています。ところが、この口呼吸が唾液量を減少させる原因なのです。

そこでふだんからきっちり口を閉じ、深い呼吸を意識することで鼻呼吸をしましょう。また、唾液が出るためには副交感神経を活発化させることも大切です。入浴時には熱いお湯ではなく、38度くらいのぬるめのお湯に半身浴で浸かることをおススメします」

意外な習慣が唾液を少なくさせていることもある。スマートフォンを操作する姿勢もその一つだ。

「スマホをいじっているときは、うつむき加減でじっとしていますよね。こうすると唾液腺の出口が圧迫されて、唾液が出にくくなってしまいます。メールやゲームに集中していると、緩い過緊張状態に陥り、交感神経が優位になって、さらに唾液が出にくくなるんです」(中城歯科医院の中城基雄院長)

食事の習慣を変えるだけでも、口内の悪玉細菌を減らすことは十分に可能だ。その方法とは糖質中心に偏っている食生活から脱却することにある。

「砂糖などの糖類が虫歯といった歯の病気に影響すると考えがちですが、それは小児期まで。成人以降はむしろ白米の主要成分であるデンプンなどの多糖類も歯に悪い影響を与えます。

多糖類は加熱された状態で口腔内に入ると、唾液により麦芽糖に分解されますが、これが悪玉細菌にとっては絶好のエサになります。白米に加えて、雑穀米や未精製の玄米などを積極的に取り入れてください」(前出の花田教授)

白米を我慢するのは辛いという人は、食べた後こまめに歯みがきしたほうがよさそうだ。

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最先端の口腔ケア

では、その歯みがきの方法だが、正しくみがくかどうかで口内フローラの状態はまるで異なってくる。

ポイントとなるのは歯の表裏だけではなく、左右、つまり「歯のすき間」も加えた4面をきちんと磨くこと(上図参照)。歯ブラシでは磨けない歯のすき間には歯間ブラシやデンタルフロスが必須になってくる。

歯だけでなく、舌にも細菌は潜んでいる。特に舌の表面に付着した「舌苔」と呼ばれる汚れも歯ブラシで掃除する習慣をつけることも忘れずに。

正しい歯みがきの仕方を覚えたら、タイミングにも気を付けよう。

「歯みがきのタイミングですが、極端に言えば磨けるときに何度でも磨くべきです。必ず食後に磨かなくてはいけないわけではありません。大切なのは菌の数を減らすことなので、食前でも構いません。歯茎から血が出ても菌の除去のため、血が出なくなるまで磨きます。

ただし就寝前には必ず磨いてください。就寝中は菌が増えますから、その前にできるだけ菌を減らしておくのが重要になります」(前出の波多野院長)

最後に最新の口腔ケアを紹介しよう。それが「3DS」(「デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム」の略)という治療法だ。開発者でもある前出の花田教授はこう解説する。

「毎朝、歯みがきのかわりに、歯型をとって作ったマウスピースに殺菌消毒薬を塗布して5分間装着してもらう方法です。この3DSで連日歯の表面を除菌していくことで、虫歯菌も歯周病菌も取り除くことが可能になります。また除菌効果は、一般的な歯みがきの数倍長持ち。前述の歯原性菌血症の予防にも絶大な効果を発揮しますよ」

健康保険はまだ使えないため、歯のクリーニングとマウスピースの作製および各種検査で、合計費用はやや高めのおよそ10万円程度。現在全国約200ヵ所での受診が可能となっている。

口内フローラを健康に保つことが全身の病気予防になる。誰もが知りたかった長生きの秘訣は、「歯」にも隠されていたのだ。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2016年03月14日 15:24

遅すぎる!(怒)直ちに!!

■原発事故とがんの関係「解明を」 - 国際学会、政府と県に

 東京電力福島第1原発事故の健康影響を調べる福島県の県民健康調査に関連し、米国に事務局を置く国際環境疫学会が日本政府や同県に、原発事故とがんの関係を解明するよう求める書簡を出していたことが7日までに分かった。書簡は1月22日付。

 学会には約60カ国の研究者が参加。昨年10月、岡山大の津田敏秀教授が「福島県の子どもの甲状腺がん発症率は日本全体と比べ、12倍以上」などとする分析結果を学会誌に発表。書簡では「リスクが従来の推定よりはるかに高いことを示す科学的証拠を憂慮している」とした。

 住民の健康を記録・追跡調査し、原発事故によるリスクを評価するよう求めた。

[共同通信]

Posted by nob : 2016年03月07日 17:41

今さらですが、、、Vol.4/自律神経についてVol.3

■心も体もよい状態にシフトできる。自律神経の調整方法(おうち編)

だるい、寝付きが悪い、朝起きられない......。こんな症状はありませんか? 単なる疲労と片付けないで。ひょっとしたら自律神経が乱れているせいで起きている不調かもしれません。詳しいお話を自律神経研究の第一人者である小林弘幸先生に伺いました。

「#1 自律神経とはどんな働きをする神経なの?」、「#2 自律神経の調整方法(オフィス編)」に続く今回は「自律神経の調整方法(おうち編)」をご紹介します。

●過去や未来に想いを馳せる「3行日記」でチャージ

「3行日記」でストレスを客観視する

自律神経の働きについては、#1でご紹介しましたが、交感神経が優位になることがイライラにつながります。

心の状態を文章にして客観的に見つめることで、スーッと冷静になることができるのだそう。このとき、気をつけるポイントは、自分を偽ってきれい事ばかり書かないこと。日記の中まで自分を作っていると精神的にキツくなります。少し言葉が汚くなっても構わないので、正直にストレスを書き出してみましょう。

「3行日記」を続けるコツ

「3行日記」のつけ方はとても簡単。下記の3つを簡潔に書くだけです。

(1)今日1日失敗したこと

(2)今日1日感動したこと

(3)明日の目標

実際に「3行日記」を続けている小林先生に続けるコツと活用方法を伺いました。

「日記は継続しなくてはならないのでプレッシャーに感じてしまうかもしれませんが、忘れた場合は次の日にまとめて書いても構いません。あまり難しく考えずに、気軽に書いてみましょう」

「毎日書かなきゃ」と考えると億劫ですが、次の日にまとめて書いてもいいやと思うと気持ちが楽ですね!

「私は3年間継続して書ける日記帳を使っています。時折読み返して、自分の状態を確認できますよ。どれだけ成長したか確認できるので便利です」

折に触れ読み返せば、成功パターンや失敗パターンも見えて、自分を冷静に分析できますね。自律神経が整うだけでなく成長も実感できる3行日記。気軽にはじめられそうです。

●静かに自分を見つめる「瞑想」

最近話題の瞑想も、自律神経を整えるのに効果的です。眠る前や朝起きてすぐなど1日のうちで時間を決めて、3分間目を閉じてみてください。部屋の明かりを暗くして、静かに自分を見つめます。不思議と心が落ち着くはずです。

小林先生も眠る前に3分、目を閉じて1日のことを振り返るのを習慣にしているのだそうです。自分が実践しやすいタイミングで取り入れてみるのがよさそうです。

●ぬるめのお風呂にゆったり入るのが効果的

1日の終わりにお風呂につかるのも自律神経を整えるのによい方法です。39~40度のお湯をお風呂に張り、そのままじっくりと浸かります。お湯の量は、みぞおちがつかる程度の半身浴がよいそうです。

ぬるめのお湯は体の芯まで温めてくれるので全身ポカポカ。このとき軽いストレッチを取り入れると、さらに血行が良くなって◎。体が心地よく温まったらそのまま眠ります。きっといつもよりぐっすり眠れるはずです。

●無理は禁物、スポーツは楽しめる範囲で

スポーツも自律神経を整えるよい方法ですが、からだによいからといって無理にはじめないのが続けるコツ。

「どんなことでも「〜しなければならない」と思いはじめると辛くなります。自分が心地よいと思える範囲で好きなスポーツを楽しんでください」と小林先生。

●自律神経を整える「音楽」を聞く

人間の脳は、本能的に音楽を「快」と感じるようにプログラムされています。そのため、音楽を聞くことだけで自律神経も整うのだそう。「自分の好きな音楽をよく聞いている」という人は、心に余裕がある状態なんだとか。たしかに反対に不安や心配事があると、音楽を聞く気になれませんよね。

そんなときでも聞きやすいのが自律神経を整える音楽。小林弘幸先生の著書『聞くだけで自律神経が整うCDブック』(アスコム)には、自律神経を整えることを目的として作られた音楽CDがついています。ヒーリング音楽とは違い、自分の過去や未来に想いを馳せることができる音楽。このCDは気分をしみじみさせるメロディーラインをリフレインさせています。それにより、次に来るメロディーを予想できるので、脳内でも過去や未来のイメージを喚起する部分が刺激されるような作りになっているのだそう。

CDを聴くだけで、交感神経と副交感神経の動きが活発になり、自律神経のバランスが取れます。毎日の生活でちょっと空き時間ができたときや、就寝前、満員電車にイライラしたときなどに聞くのがおすすめなんだとか。

●1日の終わりにホッとできる習慣を

日記をつける、瞑想をする、半身浴をする、音楽を聞く。どれも1日の終わりにほんのすこし時間があればできることばかり。特別な道具も技術も必要ありません。全部やろうとするのは大変でも、目を閉じて3分じっとしてみるだけ、3行日記をつけるだけなど、少しずつならできそうな気がしませんか?

夜はインターネットやテレビをついダラダラと見てしまいがちですが、ときには早めに切り上げて、明日を充実させる準備をはじめることも重要です。日々のケアで自律神経の乱れを整えて元気を取り戻し、すこやかな毎日を送りたいですね。

お話を伺った方:順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

[MYLOHAS]

Posted by nob : 2016年03月07日 17:31

今さらですが、、、Vol.3/自律神経についてVol.2

■心も体もよい状態にシフトできる。自律神経の調整方法(オフィス編)

だるい、寝付きが悪い、朝起きられない......。こんな症状はありませんか? 単なる疲労と片付けないで。ひょっとしたら自律神経が乱れているせいで起きている不調かもしれません。詳しいお話を自律神経研究の第一人者である小林弘幸先生に伺いました。

自律神経の基本を伺った#1に続き、今回は「オフィスでできる自律神経の整え方と、ここぞというときの調整法」をご紹介します。

●切っても切れない間柄「呼吸」を味方につける

忙しく仕事をしていると呼吸が乱れてくる、ということがありませんか? 呼吸が乱れると自律神経も乱れます。しかし、ゆっくり呼吸をすれば、自律神経は整うというのです。

小林先生のおすすめは、「1対2の呼吸」。

「ゆっくり息を吸ったら、その倍の時間をかけてゆっくり息を吐いていくだけです。このとき、口からでも鼻からでも良いのであまり気にせず、リラックスをして行うことが重要です」

呼吸を整えるのは、乱れた自律神経を整える最も手っ取り早い方法。ちょっとした隙間時間に試せます。

●仕事や家事もゆっくりとした動作で

仕事や家事をするとき、時間がないと急いでいるとついつい動作が荒っぽくなってします。そんなときは、意識的にゆっくりとした動作に切り替えてみます。動作同様、喋り方もゆっくりにすると、自分のベースが整い呼吸も穏やかに。また、少し立ち止まって深呼吸をするのも効果的だそうです。

●イライラしたらタッピングで自分を取り戻す

机の上などトントンと一定のリズムで叩くタッピングも◎。イライラしてきたら、片手でタッピングをしてみましょう。これなら、仕事や家事をしながらでもできるのでお手軽ですね。

●無理して苦手な人と付き合わない

誰でも、苦手な上司や同僚は少なからずいるもの。仕事でのやり取りは社会人として必要なことですが、飲み会やランチの時間まで無理してお付き合いしていませんか? 苦手な人となるべく付き合わないのも自律神経を整えるのには重要なことです。

一方、友人とのお付き合いなら安心と、馴れ合いでダラダラ会ったりしていませんか? いくら好きな人でも目的もなく会うと逆に疲れて自律神経を乱してしまうのだそうです。

「時間を自分のために使う」「会いたいと思わなければ付き合わない」というのも大切なこと。心当たりのある人は、気をつけてください。

●「ここぞ!」というときの調整法

「明日はプレゼン」「会議で発表しなくてはいけない」など、「ここぞ!」という時の調整法を小林先生に伺いました。

「そういう特別な場では、『意識を変える』ことが緊張を解きほぐします。たとえば、その部屋にある時計を探すなど
一旦意識を変えることで呼吸が深くなります」

小林先生も、「ここぞ!」という時に実践されている方法なのだそう。ぜひ参考にしてみてください。

●自律神経の乱れは日々の積み重ねでリカバリー

「自律神経を整える」と聞くと、特別なトレーニングが必要と感じていましたが、じつは手軽な方法で整えられることがわかりました。毎日意識して、ちょっとだけゆっくり動いてみる。会社の休憩中に深呼吸をしてみる。など、ほんの少し心がけるだけで効果があるようです。

どれも本来の自分の力を呼び戻せる手軽な方法。いまから少しずつ実践してみてはいかがでしょうか?

お話を伺った方:順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

[MYLOHAS]

Posted by nob : 2016年03月07日 17:25

今さらですが、、、Vol.2/自律神経について

■目指すは心も体も心地よい私。自律神経研究の第一人者小林ドクターに聞く自律神経の整え方

だるい、寝付きが悪い、朝起きられない。こんな症状に悩まされている人は要注意。単なる疲れではないかもしれません。

最近、私も同じような症状が気になり、興味を持って調べたら「自律神経の乱れ」が招く体の不調にあてはまり......。でも、自律神経について何も知りません。そこで自律神経研究の第一人者である小林弘幸先生にお話を伺いました。

今回は、自律神経についての基本的な疑問に答えていただきました。

●自律神経の働きとは?

最近、自律神経という言葉をよく耳にしますが、どんな働きをする神経なのかわからない人も多いのでは? そもそ自律神経とはどんな働きをしているのでしょうか?

「自律神経は、心臓や腸、胃、血管などの臓器を24時間休まずコントロールしている神経です。交感神経と副交感神経という2つの神経が、綱引きのように両サイドから影響しあって臓器の動きを調整しています。

たとえば血管の動きですと、交感神経が血管を収縮して心拍数や血圧を上げます。一方、副交感神経は血管を拡張させて心拍数や血圧を下げます。このような反対の役割を持つ2つの神経がうまくバランスをとりながら、ちょうど良い心拍数と血圧に調整しているのです」

●交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキ

自律神経は交感神経と副交感神経の2つが影響しあってうまく、臓器をコントロールしているのだということがわかりました。では、どのような状態が良いバランスなのでしょうか?

「交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキのような役割をしています。緊張する場面では交感神経が優位になり、夜間などゆったりした場面では副交感神経が優位になります。両方のバランスが高いレベルでキープされているのがベストな状態です。日中は交感神経が、夜間は副交感神経が少し高くなるぐらいが理想です」

●自律神経のバランスが崩れると起こる症状

緊張するシーンが多い現代人は、交感神経が高い状態が続き、副交感神経の機能を落としバランスを崩してしまいがち。このような悪い状態が続くと以下のような症状が出てきます。

・冷え
・疲労感
・むくみ
・イライラ
・肌荒れ(ニキビ、吹き出物、カサカサ肌)
・自律神経失調症

さらに私たち30~40代の女性は、めまいや火照りなど更年期障害に近い症状が出てしまうこともあるそうです。

●うつと自律神経失調症は違うの?

自律神経の乱れが原因で起こる自律神経失調症と、最近メディアでよく取り上げられるうつ病。この2つの病気には関連があるのでしょうか?

「全くの別物ではありません。自律神経失調症はあらゆる不調の前兆です。放っておくと、うつに繋がる可能性も大いにありますよ。サインは、朝起きられない、慢性的な体調不良など。冷え性も自律神経失調症の前触れです」

朝ベッドから起き上がれない人は要注意ですね。

●自律神経はセルフコントロールできる

自律神経を整えるにはどのようにすれば良いのでしょうか? また、自分でコントロールできるのでしょうか?

「生活を見直し、自律神経のバランスを整える習慣を身につければ自律神経はコントロールできます」と小林先生。

お話を伺った方:順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

[MYLOHAS]

Posted by nob : 2016年03月07日 16:17

今さらですが、、、/耳揉み、効きます。。。

■耳マッサージで体ぽかぽか!花粉症にも効くその効果

耳には沢山のツボがあり、耳全体を軽く揉みほぐしてマッサージをするだけで、体が温まるといわれています。しかし本当は体が温まるだけではなく、ダイエットや肩こり、花粉症までも効果が期待できるのだとか。具体的な方法と、どんな効果があるのかをまとめます。

●耳が硬いのはお疲れのサイン?

普段あまりマジマジと触る機会がない耳ですが、実は耳にはツボがたくさんあり、耳をもむだけでもいろんな効果が期待できます。ものは試しで自分の両耳を触ってみてください。もし冷たかったり、固いと感じたときは疲れがたまっているかもしれません。

●マッサージ方法

耳マッサージの方法は簡単! 耳全体を軽くもみほぐしてから耳をぐるぐる回すだけ。耳を包むようにやさしく触りながら、気持ちよい、と思うところを指で強く押していきましょう。すぐに、体がぽかぽかしてきたと感じられるはず。これは耳には110ものツボが集まっているそうで、耳への刺激はツボを通じて内臓に伝わり、体全体を活性化してくれるのだとか。

●耳マッサージの効果

耳マッサージは体が温かくなるだけではありません。その効果はダイエットや肩こり腰痛の改善、肌荒れや小顔効果、冷え性対策に目の疲れ、胃もたれや花粉症対策まで耳のツボを刺激することで効果を得られるそうです。それぞれの効果を最大限に得るためには、具体的に効果のあるツボの位置を調べて、そこを重点的に刺激するのが一番ですが、なんとなく耳のあちこちを押してみて、気持ちの良い場所を重点的に刺激するだけでも効果を期待できるでしょう。そして大事なのは続けること。3週間くらいから効果を実感しやすくなってくるので、飽きずに続けることが大事ですね。

●恋愛運も向上?

そんなバカな…と思うかもしれませんが、耳マッサージはデートの前にも最適です。耳マッサージを行うと、全身がぽかぽかしてきて代謝がよくなり、それにしたがって顔色もよくなります。そして耳もほんのり赤くなるのですが、人がドキドキしたり気分が高揚したときには、頬だけではなく耳たぶも赤くなります。このようなほのかに顔を赤らめた表情は、男性が本能的に可愛いと思う表情であり、思いがけず男性にもててしまうこともあるかも?

耳をもんだり押すだけで、びっくりするほど沢山の効果が期待できる耳マッサージ。これからの季節、冷え性などもつらくなるので、耳マッサージでこの冬を乗り切ってみてはいかがでしょうか?

(文・姉崎マリオ/考務店)

[R25]

Posted by nob : 2016年03月07日 16:06

パニック発症前には、肩甲骨から首、後頭部にかけての極端なこりが来ることから、私も自らの日常的な軽度首こりに着目してこのところ試行錯誤中です。。。

■原因不明の体の不調「不定愁訴」の原因は、ズバリ「首こり」だった

首のこりを解消して、全身の健康を取り戻す

 首こりは「うつ症状」だけでなく、様々な体の不調をもたらす。ドライアイやめまい、胃の不調など、自律神経の変調から引き起こされる症状は驚くほど多い。いわゆる「不定愁訴」を改善させるためには、首のこりに着眼することが肝要だ。

監修:松井孝嘉・医学博士
(東京脳神経センター理事長)
構成:宇都宮ミゲル

 不定愁訴は、広辞苑で調べると[明白な器質的疾患が見られないのに、さまざまな自覚症状を訴える状態]となっている。医学辞典(南山堂)をみても、[不定愁訴症候群はいわゆる自律神経失調症]と出ている。

 そこで、同辞典で自律神経失調症を調べると[自律神経症状や不定の身体的愁訴が見られるが、十分な身体的検索を行っても症状を説明するに足る十分な器質的病変を見出せない全身倦怠、眩暈、のぼせ、冷え症、発汗、頭痛、頭重感、動悸、息切れ、胸部圧迫感、下痢、不眠など多彩であり、通常は複数の臓器、器官にまたがる多愁訴を示す。症状は質、程度とも変動しやすく、他覚的所見に比し自覚症状が強い]となっている。

 「不定愁訴が今まで治せなかったのは、眼科、耳鼻科、消化器科、循環器科、整形外科、脳神経外科(神経内科)、精神科などのたくさんの症状が1人の患者さんに出現するので、どこの病院へ行っても受診した診療科だけの症状を少しやわらげる対症療法の薬を投与されるだけだったためです。体のどこに異常があって起こるのか分からないので、治すことができない難病でした。最近、多数の患者さんがいくつもの病院を訪れるのは、この難病が大きな原因の一つでした。世界中、どこの病院でも治せないのです。ところが、私の40年近い研究で不定愁訴の原因の一つは、首の筋肉にあることが分かったのです。首の筋肉は病気を起こさないというのが医学の常識だったのですが、これが誤りでした。今まで、治療法のなかった17疾患が首の筋肉が原因だと分かり治るようになったのです」(松井孝嘉医師、以下同)

 「3年前の外来診療の日本の医療費は13兆5000億円でした。外来患者さんの4人に3人が不定愁訴のため、この医療費の4分の3が不定愁訴に使われたと考えられます。つまり、10兆1000億円が不定愁訴に使われたのです。これは国家予算の10%に当たります。そして、不定愁訴の治療法はないので、毎年10兆円以上をドブに捨てているのと同じだと言っても過言ではないのです。このほとんどが治せない不定愁訴の診療に関わった医師とナースの人件費と言えるでしょう。今の外来診療は、無駄ばかりと言われても仕方がない状態です」

首こりの解消できれいに消えていく、緊張性頭痛

 うつ症状を感じる原因が、実は首こりにある。この事実にも驚くが、首こりはそのほかおよそ関係ないとも思える症状を多数、引き起こす元凶でもある。

 「長年の研究と治療実績によって、首こりを原因とした主な体の不調は17にも及ぶことが分かってきました。これらは、今まで治すことができなかったか原因不明の病気であったのです。うつ症状をはじめ、慢性疲労症候群、頭痛やめまい、パニック障害、ドライアイ、ドライマウス、多汗症、血圧不安定症など、その原因が首にあることはまだほとんど知られていません。特にパニック障害は治らなかったケースがないほど完治しています」

 頭痛には代表的なものに片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛の3種類があり、このうち緊張型頭痛は慢性頭痛の7割を占めるとされている。松井医師によれば、緊張型頭痛の原因はズバリ、首こり。つまり頭痛持ちの7割程度は、首こりを解消することで治せるというのだ。

 緊張型頭痛の典型的な症状は、頭がキリキリと締め付けられるように感じたり、頭が重い、圧迫感を感じる、額や目の奥に鈍痛を感じるといったものだ。松井医師の病院ではこれを「頸性頭痛」と呼び、首こりを治すことで症状を劇的に完治させているという。

 「首の筋肉の触診で34カ所をチェックしていますが、毎週チェックしていると、この中のCP-1というポイントの異常が消えると頭痛が消失することが経験的に分かってきました。その部位を解剖学的に研究すると、頭痛を起こす原因の神経である大後頭神経(首の2番目の神経)が頭半棘筋という筋肉の中央を貫通しているところだと分かりました。頭半棘筋が異常を起こして、固くなり、大後頭神経を締め上げることが緊張型頭痛の起こるメカニズムであることが分かりました。このことは第38回日本頭痛学会に報告してあります」

 長年、薬でだましだまし頭痛を抑えてきた患者でも、首こりを改善することできれいさっぱり頭痛を解消できた例は多いとか。だが残念ながら、緊張型頭痛であるにもかかわらず、薬だけで対処しようとする医師が多すぎると松井医師は嘆く。

 「全国に頭痛専門外来がたくさんできていますが、薬で一時しのぎの治療しかできておりません。東京脳神経センターでは、緊張型頭痛はほとんど完治しております。物心ついてから30年も50年も頭痛持ちで頭痛薬を手放せなかった人が生まれて初めて完全に頭痛から解放されて、涙を流して喜んだというケースが多数あります」

目が乾く、目が疲れるといった症状も、首の不調が原因かも

 液晶画面を長時間、眺めることで涙の量が減り、目が乾くというドライアイ。この症状にも首こりが深く関わっていると松井医師は指摘する。

 「パソコンを眺め続けるとうつむき姿勢になり、首こりになりやすい。そのことで副交感神経の働きが悪くなり、涙の量をコントロールすることが難しくなるのです。瞳孔を収縮させるのは副交感神経ですから、目が疲れるとかぼやけるといった症状が起きます。普段、感じている目の不調が、実は首のこりからきているケースは非常に多いのです。ドライアイは頚筋症候群の治療で90%治癒しております」

 我々は、目を酷使しているから異常をきたしたと思いがちだが、こうした症状の背景には多くの場合、頚筋の異常による副交感神経の不調がある。ドライアイだからといってすぐ眼科に駆け込むのではなく、首こりを疑う方が得策かもしれない。

 「近年、増え続けているVDT(ヴィジュアル・ディスプレイ・ターミナル)症候群も新疾患として発表された頃は、ディスプレイから目に入る光が原因だと考えられていましたが、実は首こりが原因であることが分かったのです。でもVDT症候群は、パソコンの画面によって目が刺激されて生じるものだという誤解が広まってしまったため、VDT症候群だと診断されれば、目のリフレッシュを勧める眼科医も多いのです。もともと首こりが原因なので、目を休めたところで根本的な改善ができるわけがありません。治療すべきは首こりなのです」

何十年も悩み続けた症状が、1週間で完治する

 「めまいに関しても、誤った治療が横行していると言えるでしょう。耳鼻科のドクターは30年前には、メニエール病かメニエール症候群と診断していました。メニエール病は内耳の異常で起こるのですが、数は非常に少ない。そのほかの数多くのめまいはメニエール病に似ているので全部メニエール症候群と診断していました。東京脳神経センターには、メニエール病という診断を受けた患者さんでイソバイドという頭蓋内の水分を少なくする薬を何年も飲まされているにもかかわらず、めまいが治らないという患者さんが多くやってきます。手術までしたけれども治らないという患者さんさえいる。ところが首の治療をしてみると、きれいさっぱりめまいが消えていくのです。耳鼻科の医師は頚の筋肉が原因のめまいが、いかに多いかを知らないのです」

 体のあちらこちらに小さな不調を抱え続けているにもかかわらず、複数の病院を訪れても原因がわからないという患者は少なくない。いわゆる不定愁訴と診断されれば、効果的な治療がないと宣告されたも同然だ。

 「どこの病院でも外来患者さんの4人に3人までが不定愁訴の患者さんです。でも首こりに着目すれば、不定愁訴は治すことができます。何十年も悩み続けた頭痛やめまい、うつ症状が、1週間で完治したというケースだって少なくない。首はそれだけ重要なのです」

日頃からうつむき姿勢を減らし、首を守る必要がある

 たとえば過去、首のケガを経験したことで、何十年も経った後に不定愁訴が表れることもあるという。首こりについての知識がなければ、今、感じているうつ症状と、10年前のムチウチが関係しているとは、なかなか考えにくいだろう。こうした状況を打開するには、自ら熱心に情報収集するしか方法はない。

 「様々な病気を診療するはずの総合病院には眼科、神経内科、脳外科、耳鼻科といった専門がそれぞれあるのに、それぞれを横断するような知識を持った医師がほとんどいません。ですから不定愁訴の患者はたらいまわしのような状態になり、どこで診てもらっても治らない。こうした医療のあり方も患者さんを不幸にしています。また、ムチウチは『頚筋症候群』の代表です。追突事故により首の筋肉の異常が起こり、副交感神経が働かなくなり、たくさんの複雑な症状が出るのです。『頚筋症候群』の治療をきっちりすることで、90%以上の人が事故前の状態に戻っています」

 不定愁訴やうつ症状に悩まされる前に意識すべきは、長時間のうつむき姿勢を極力減らすこと。そして日頃から、首の筋肉を意識的に休めるといった行動が必要だ。さらに推奨されるのは、首の筋肉を少しでも鍛えるとか、首を冷えから守るといった対策を行うことだ。ほんの少しの意識で、無数の病気から身を守ることができるかもしれないのだ。

首こりから起こる17疾患(頚筋症候群の治療で治癒)

(1)頭痛(緊張型、一部片頭痛)
(2)めまい(頚筋性)
(3)自律神経失調症
(4)うつ(自律神経性)
(5)パニック障害
(6)ムチウチ
(7)更年期障害(難治性)
(8)慢性疲労症候群
(9)ドライアイ
(10)多汗症
(11)機能性胃腸症
(12)過敏性腸症候群
(13)血圧不安定症
(14)VDT症候群
(15)ドライマウス
(16)不眠症
(17)食道嚥下障害(機能性)

[nikkeiBPnet]

Posted by nob : 2016年03月02日 13:29

言わずもがな、、、拡散された放射性物質は30種類以上、検出されないことと存在しないことは似て対極的に非なるもの。。。

■<福島沖>セシウム基準超の魚 ほぼ0%

 福島県沖で捕れる魚から、東京電力福島第1原発事故の影響とみられる放射性セシウムが国の食品基準値以上に検出される可能性はほぼ0%で非常に低いとする推計を、水産総合研究センターの岡村寛・資源管理グループ長らがまとめ、29日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

 ただ、淡水魚のイワナや海の底にすむシロメバルなど福島県の魚の一部で基準値を超える可能性が比較的高いものもあった。

 研究は、厚生労働省が公開した水産物中のセシウム134、137の検査結果を利用。2015年9月時点の状況を推定した。

 福島県では、原発事故以降、1キログラム当たり100ベクレルの基準値を超える可能性は一貫して低下しており、「海の生物」「淡水の生物」とまとめて見た場合、ほぼ0%だった。

 ただ、20ベクレルを超える可能性を見ると、海の生物はほぼ0%だが、淡水の生物は7.5%だった。川や湖にすむ生物は放射性セシウムを排出しにくいことが原因とみられる。

 魚種別では、イワナは基準値を超える割合が1万匹に約8匹、シロメバルが千匹に約7匹と、他の種より頻度が高い計算になった。

[河北新報]

Posted by nob : 2016年03月02日 12:57

どれだけ同じ時間と空間をとおして同一の価値観を共有できるか、、、真の友人も生涯の伴侶や家族も、かけがえのない親密な関係づくりには、膨大な手間暇がかかります。。。

■「本当の友達」が0人…孤独を感じる大人の特徴が明らかに

「あなたには、本当の友達はいますか?」

こう聞かれて、素直に「はい」と答えられる人は何人いるのだろうか?

しらべぇ編集部では「本当の友達は0人だと思っている人」がいるのかを知るべく、アンケート調査を実施。友達の定義は、いったいどのようなものなのかと、深く考えさせられる結果になった。

■女性よりも男性の方が孤独を感じている
調査の結果、「本当の友達が0人だ」と答えた人はおよそ3割。約3人に1人はまったく友達がいないか、あるいは付き合いがあっても心の底から信頼しあっている関係ではないらしい。

男女別で見ると、女性よりも男性のほうが友達がいないと感じている人が多いようだ。

女性はよく「おしゃべりだ」と言われるが、おしゃべりの中から自然と人間関係を構築しているのかもしれない。男女年代別で見ても、すべての年代で女性より男性のほうが友達がいないと思っている割合が高いとわかる。

とくに40代、50代の男性で割合が高くなっているのが印象的だ。この年代は会社である程度のポジションがあり、周囲にたくさんの人がいるはずだが…。

仕事を通しての付き合いでは友達と呼べる関係を築くのは難しく、孤独を感じているのだとすれば悲しい話だ。

■草食系は恋人どころか友達を作るのも困難…?
最後に傾向別の特徴を見ると、納得のいく結果だった。

コミュニケーション力が高いと思っている人は、当然ながら友達作りもうまいようだ。一方、草食系な性格の人は、4割以上も友達が0人だと思っている。

草食系であれば、自分から積極的に人と絡むことも少なそう。人々の草食化が進むと結婚率が下がるだけでなく、友達さえできない割合が増えるようだ。

心から信頼の置ける友達を作るのは、簡単ではない。自分には友達がいないと深く悩んでいる人は、世の中の3人に1人は本当の友達がいないと思えば、少しは気持ちが楽になるのではないだろうか。

(文/しらべぇ編集部・ニャック)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月22日~2016年1月25日
対象:全国20代~60代の男女1,340名

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年03月02日 10:57

またまた珈琲の話題(苦笑)、、、毎日いただいていますが、こうした効能を実感したことはないのですが。。。

■仕事、運動、セックスライフまで!コーヒーに秘められた素晴らしい効能

 仕事をはじめる前や、ひと段落ついた時の休憩にコーヒーが欠かせないという人は多いだろう。もちろんコーヒーの効能は仕事面だけではない。時には億劫になる運動に対しても、コーヒーで“ヤル気”を起すことができるという。

■コーヒーを飲むと運動が億劫ではなくなる

 年明けから早くも2か月が過ぎようとしているが、今年の抱負に運動不足の解消という目標を掲げた向きも少なくないのではないだろうか。しかしお正月太りが話題になる時期を過ぎた今、ちょっとばかりモチベーションが落ちてくることもあるだろう。マラソン大会出場などの目標が設定できれば日頃の運動の励みになるかもしれないが、忙しいビジネスパーソンにはそこまでのスケジュールの余裕がない人も多い。だがそんな向きにも嬉しい研究が先頃発表されている。ついつい億劫になりがちな日々の運動も、コーヒーを飲むと俄然ヤル気が沸き起こってくるというのだ。

 英・ケント大学のスポーツ運動科学部が行なった研究によれば、スポーツの練習計画にコーヒーを有効活用できることが指摘されている。例えば新年の抱負などで、現在よりも運動量を増やそうと心に誓う人は多いのだが、残念ながらそのうちの大部分は6ヵ月以内に挫折してしまうということだ。しかしこの事態を避けるのにカフェインが有効に働くという。コーヒーを飲んでカフェインを摂取することで、「身体を動かすこと=億劫なこと」という認識が薄れてくるというのである。

 必要に迫られない運動を億劫と感じることは、なるべく“省エネ”状態を保とうする人体にとってはごく自然であり、我々は本質的に怠惰な存在であるとも言える。しかし英・ケント大学のサミュエル・マルコラ教授によれば、カフェインによって運動が努力を伴うものであるという認識が薄らぎ、むしろ身体を動かしたい気分にもなるという。つまりコーヒーが、エンジンのスターターのような役割を果たすのである。運動に限らず特に寒い時期などは身体を動かすのが面倒に感じられることもあるだろうが、やはりそういう時は一杯のコーヒーがまるで“気付け薬”になることを覚えておいても良さそうだ。

 しかし今回の研究では、コーヒーがスターターになるのは今のところ日頃から運動や肉体労働をしている人々のみに適用されるということで、机に向かう時間が長い人々にも同じような効果を及ぼすかどうかが判明するのは今後の研究次第であるという。しかしコーヒー好きにとっては、運動をするしないに関わらずコーヒーブレイクが気分をリフレッシュしヤル気を復活させてくれるものであることは周知の事実ではないだろうか。仕事に運動にと、様々な局面でコーヒーをうまく活用していきたいものだ。

■コーヒー好きはストレスに強いことが科学的に判明

 このように人をヤル気にさせるなど、コーヒーには様々なポジティブな効能があるのだが、どうしてカフェインがこのような働きを見せるのか、実はこれまであまりよくわかっていなかった。しかし最新の研究によって、コーヒーが身体に影響を及ぼすメカニズムが解明されつつある。その秘密はアデノシンにあるということだ。

 細胞の中にあるアデノシン受容体と体内で分泌される化学物質のアデノシンは、お互いに結びつくことで細胞間の情報伝達を行なっているのだが、その中でも興奮や覚醒状態を制御しているのがアデノシンA2a受容体である。このアデノシンA2a受容体にアデノシンが結びつくことで、平静時の人間はあまり興奮することなく過ごすことができるのだが、アデノシンの代わりにカフェインもこのアデノシンA2a受容体と結びつくことができることがわかってきているのだ。ということは、カフェインを摂取することで普段は抑えられている興奮状態や覚醒状態が遮られることなく身体に現れてくるということになる。これによって血圧が上昇して代謝が促進され、眠気覚ましや疲労感の軽減、計算や記憶の効率化などにつながるのだ。

 ポルトガル、アメリカ、ブラジルの研究者たちが合同で行なった研究では、マウスを使った実験が行なわれている。マウスを2グループに分け、一方のグループには飲み水にカフェインを混ぜて日常的に摂取させ、まさにコーヒー好きの人間のような状態にしたのである。このグループのマウスにカフェインを与え続けて3週間が過ぎた後、両方のグループのマウスを同一条件の劣悪な環境下に置いたという。その環境とは例えば湿った寝床、傾いた床、狭い空間での共同生活、食糧と水の欠乏といった条件だ。マウスにとってみれば突然“ストレス”が襲ってきたことになるが、カフェインを摂取していないグループのマウスは寝場所を移動するなどそれまでの行動様式を変化させた一方、カフェインを摂取していたマウスは特にこれまでと変わった様子を見せなかったという。つまり、カフェインを摂取していたマウスはよりストレスに強くなっていることが確認されたのである。

 この研究によって、カフェイン摂取とストレスへの耐性には因果関係があることが証明されたと、ポルトガル・コインブラ大学のロドリゴ・クンハ准教授は主張している。眠気防止や疲労の軽減、頭脳の明晰化のほかにも、クンハ准教授によればカフェインにはうつ的な気分を遠ざける働きもあるということだ。ただし誤解してはいけないのは、カフェインの摂取で本来持っている能力が向上するわけではなく、眠気など能力を低減させる要素を取り除く働きをしているということだ。そしてもちろん、就寝前にはカフェイン摂取を避けるなどの配慮も必要である。

 今回の実験はマウスを使ったものだけだったが、近い将来には人体を使った実験でより詳細なカフェインの“効能”が研究されることになるということだ。コーヒー好きにとっては、1日のカップ数がますます増えてしまいそうな話題が続いている。

■コーヒーを飲んでいる者はEDになり難い

 あらためてコーヒーの素晴らしさを確認させられる話題が続いたが、男性にとってはさらに喜ばしき研究も報告されている。日常的にコーヒーを飲むことは、男性機能の向上、維持に多大な貢献をしているというのである。

 昨年に米・テキサス大学健康科学センター・ヒューストン校の研究チームが実施した調査によれば、日常的にコーヒーを摂取することと、男性器の機能には関係性があることが発見された。コーヒーを愛飲している男性には嬉しい話題ではないだろうか。

 調査で判明したのは、20歳以上の男性で1日に2、3杯以上のコーヒーを飲んでいる者は、まったくコーヒーを飲まない者よりもED(勃起不全)になり難いというということだ。この傾向は体重が重い男性のグループで特に顕著であるという。オーバーウェイト気味の男性はもちろんダイエットを意識すべきであるが、ひとまずはコーヒー(砂糖無し)を飲むことでいろいろな恩恵を受けられることになる。

 研究論文の共同執筆者であるワン・ラン博士によれば、実はコーヒーはED治療薬である「バイアグラ」と同じ効能があるという。コーヒーのカフェインが動脈を弛緩させて血流の流れを良くし、男性器の勃起を手助けするということだ。

 もちろんカフェインの摂り過ぎや糖分には注意しなければならないが、コーヒーの効能は仕事から運動、セックスライフにいたるまで日々の生活の中で多岐に及ぶものであったのだ。いろんな局面で“コーヒーブレイク”のちょっとした時間を活用していきたいものだ。

文/仲田しんじ

[@DIME]

Posted by nob : 2016年03月02日 10:46

10年生存率データ、、、二人に一人、貴方か私、癌は誰にも身近な病です。。。

■がんの10年生存率を読む
長期戦か短期決戦かで生活設計を

 がん診療、研究を実施する国公立病院など32施設が加盟する全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)が28種類のがんの10年生存率を公表した。

 1999~2002年に診断と治療を受けた約3万5000例のデータで、これだけ大規模な情報公開はわが国では初めて。

 それによると、全臓器・全ステージ(病期)の10年生存率は58.2%だった。臓器別では甲状腺がんの90.9%に続き、前立腺がん84.4%、子宮体がん83.1%、乳がん80.4%と続く。

 このところ増加傾向の大腸がんの10年生存率は69.8%、がん死因トップの肺がんはぐっと下がって33.2%、ワースト1位は膵がんの4.9%だった。

 データを利用する際は、全病期を丸めた生存率を鵜呑みにするのではなく、病期別のデータを参考にする必要がある。病期が1期の「早期」と4期の「進行・末期」とでは条件が違い過ぎるからだ。

 実際に経過途中の5年生存率を見ると、前立腺がんの場合1~3期は100%だが、4期では5年生存率でも54.5%まで下がる。

 前立腺がんは治療の選択肢が多いこともあり、他の臓器や骨への転移が深刻ではない限り「手を替え、品を替え」余命を引き延ばすことが可能だ。言い換えれば「転移」を抑える長期戦に耐える覚悟が必要だということ。

 一方、肺がんの5年生存率は、全病期を通じて39.5%。1期は77.9%と8割近いが、4期になると5.6%と衝撃的な数値が出てくる。しかも病期が進むほど治療開始1、2年目の生存率ががくっと落ちる。早期発見の重要性は言うまでもないが、短期決戦で濃厚な治療を覚悟すべきだろう。

 逆に女性の乳がんは10年生存率でも8割以上と高いが、ジワジワと低下し続けるのが特徴。一般に治癒の目安といわれる5年を過ぎても再発・転移の可能性があり、10年、20年はがんと付き合う心構えと経済計画が必要だ。

 なにせ、2人に1人ががんにかかる時代。このデータはいたずらに余命に怯えるのではなく、がん発症を織り込んだ生活設計を立てる際の参考にしたい。

(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)

[DIAMOND男の健康]

Posted by nob : 2016年03月02日 10:38

うつも一過性の病、風邪が治るようにうつも治りますが、また風邪を引くように心身が弱ればまたうつにもかかります、、、焦らずゆったりいきましょう。。。

■冬はひきこもる季節です。冬うつの対処法

樫出恒代
漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。

新年を迎え、

みなさまいかがお過ごしですか?

漢方薬剤師・漢方ライフクリエイターの

樫出恒代です

1月に入ってすぐに

漢方の勉強会で、宮崎県の高千穂に

行ってまいりました。

パワースポットとして

神話のふるさととして有名なところ。

樫出さん 風景

朝の高千穂。冬の冷たい空氣と朝日。

こんもりした山々がまるで、

日本むかし話を彷彿させてくれます。

氣持ちもおだやかに

ふぅーっと、深呼吸。

山の中で不便だから、

ここに高速道路を作ろう、と計画しても

いろいろな事情で中断してしまい

できないのだそう。そんなお話を聞いたら

神様がこの場所を守っているからなのかな、と

思いました。

高千穂のエネルギーをいただいた

静かな冬の1日でした

さて、

漢方的に「冬」は

閉じる季節といわれます

寒い時だから、寒さから身を守るために

門を閉じる

中国最古の医学書の

黄帝内経・素問に書かれているように

冬は「閉蔵」(へいぞう)といわれます

すなわち

臓器が閉じる

内臓のはたらきが

おやすみしたい時

動物たちは冬眠し

植物たちは土の下で養分を吸収しながら

じっと春を待ってます

人だって、本当は

わたしだって、本当は

あったかいお布団の中でぬくぬくと

していたい

北風ピープー吹く中へ出かけないで

こもっていたい

もぐっていたい

夜は早く寝て、朝はゆっくり起きたい

そんな気持ちについつい

なります、冬は寒いから。

でも、それが正解なんです

漢方ではOK。

なるべく動かない、キャピキャピして

エネルギーを出しすぎない

汗もだらだらかかない(汗もエネルギー)

疲れることをしない

これをやらなければ!とか思わなくていい

ダイエットなんてもってのほか

いまの自分にあ〜、満足。

その心境でいることが、

自分の奥を養うこと。

それが

冬の漢方的過ごし方

そして、次の季節の春にむかって

たくさんエネルギーためておくことが大事です

それでも

冬になると

落ち込んだり、やる氣がなくなったり

引きこもりになったり

多くの時間うつうつする

悲しい・虚しい

なにをするのもおっくう

甘いものや炭水化物が無性に食べたい

太る

などのご相談、増えます

こんな症状「冬うつ」ともいわれます

もし、そうなったらの対処法は?

「冬うつ」の対処法

①自分を責めないで

ただただ悪循環にはまるだけだから

②晴れた日には

あったかい太陽のひかりを浴びる

③少し気分のよい日は

ちょっとでも歩いてみよう

④ぬるぬる、ねばねばの食べ物を食べる

例えば—納豆・山芋・オクラ・モロヘイヤ・もくなど

これらには疲れをとり、氣力をあげるパワーがあります

⑤漢方薬も試してみる

例えば、

双参(そうじん)—配合されているエゾウコギが幸せホルモンのβエンドルフィンを出す手助けをしてくれます

などなど

無理をせず、できることからはじめてみて

ください

こころだけに注目せず、

少しづつ

体力をつけていくことをはじめてみましょう

からだとこころはひとつだから。

冬うつで悩んでいて

朝は12時にしか起きられなかった方が

だんだん、自分を責めることをやめ

自分を認めることを受け入れて

自分の人生で

やりたいことを考えはじめて

少し歩く時間をつくって

漢方も飲んでくださって

いまでは、冬でも

朝4時起きでホテルの朝食の仕事を

始めるまでになった

すばらしいですね。

過去と他人は変えられない

未来と自分は変えられるんだから。

今年も漢方の知恵

どうぞよろしくお願いいたします。

[OurAge]

Posted by nob : 2016年02月24日 17:08

まずは今、そして明日に不安を感じることから、、、大丈夫、いつからでもどこからでもやり直せるし、新たに始められる。。。

■40代で下流老人としての未来が確定しつつある人たち

『下流老人』とは社会福祉士・藤田孝典氏の著書で、その定義は「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」のことだが、人生のボタンを掛け違え、早くも下流老人としての未来がほぼ確定しつつある40~50代の人たちがいる。その胸中に迫った。

「下流老人」が決まりつつある人の胸中とは?

 高校卒業後、ドラマーを目指し上京した田山健二さん(仮名・45歳)は、30歳で結婚をするも「嫁に甲斐性のなさを責められ」離婚。その後35歳で再婚。前回の教訓を生かし、バンドは続けつつ東京ガスに就職した。15歳年下の二番目の妻は従順で、夢の実現も望んでくれていたが……。

「子供が欲しいと毎日言われて……。子供を養えるほどの収入ではなかったのでプレッシャーでした」

 そうして二度目の離婚。それ以降は生活保護受給者の道を選んだ。

「とにかく、音楽を諦めきれなかったので、今の生活はすごくラク。まあ最終的にはホームレスになって野垂れ死にするんだろうけど」

 三田恵理子さん(仮名・50歳)は昨年、15年以上勤めていた外資系の会社から突然リストラされ、失業保険と貯金で生活している。もう一つの悲劇は、高額だった給料をブランド品や外食などで派手に散財していた頃の金銭感覚が抜け切れていないこと。

「まさか50歳でリストラされるなんて思わなかったから」

 彼女の財布からは、今も大量の高額領収書が。「こないだ友人に不幸があったので喪服を買った」という領収書の額面は18万円。先行きが不安ではないかと尋ねると、「私はお金に困ったことが一度もないしすごく運のよい人生を送ってきているから今回も大丈夫。専属の占い師に毎月開運してもらっているし」と話す。一度メンタルバランスを崩すと、下流に転落しても自覚できなくなる。自覚症状はさほどないが、下流老人への道をひたすら突き進んでいる。

 某美術大学卒の千石アキラさん(仮名・47歳)は大学時代の同級生と駆け落ち同然で結婚したが、ほどなくして離婚。その後は、裕福な両親のもとへ戻りイラストや挿絵の仕事をしながら暮らしていた。しかし、42歳の時に父親が肝臓がんに冒され、その後半年もしないうちに母親も倒れそのまま認知症を発症。妹は結婚して遠方にいるため頼りにならず、介護によって職も一気に失う。父親が他界すると、遺産の半分以上を使って自宅をリフォームしカフェを併設。母親の介護をしつつ、できる仕事を考えた結果だった。しかし、母親の通院や突発的な用事などでカフェの定休日は不定期。これでは固定客もなかなかついてくれない。

 また「美大卒」、「芸術家」ということにプライドがあるため、派遣などで働くことは断固拒否。正社員になったことがないので、厚生年金も受給されない。遺産がなくなるのは時間の問題だが、「母が死んだら生命保険3千万円が入るから老後は大丈夫」とすまし顔だ。妹と分けると、老後資金としては微妙な額だが……。

40代で「下流老人」が決まりつつある人の胸中とは?

「カフェは個展を開いたり、作品の展示もできて美術と一体になれる仕事だから」(千石さん)。肝心のカフェは開店休業状態だが……
 皆、今のところ平静を保っているが、体の自由が利かなくなる頃には何を思うだろうか。2/23発売の週刊SPA!では「[下流老人]になる人の意外な徴候」という特集を組んでいる。その徴候は早くも40代で表れるという。気になる方はぜひチェックしてほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

[日刊SPA]

Posted by nob : 2016年02月24日 16:59

言わずもがな、、、しかし自らが信じることを信じるように実践する他はない。。。Vol.2/如何なるメソッドも諸刃の剣、バランスこそがすべてだと思います。。。

■やっぱり危ない!?
「糖質制限ダイエット」第一人者が急死した

真っ二つに分かれる評価

炭水化物さえ食べなければ、何を食べてもいい。簡単でしかもすぐに痩せられて糖尿病も治る。だが、甘い謳い文句ばかりを信じると、思わぬ落とし穴が待ち受けているかもしれない。本当に大丈夫か。

あんなに元気だったのに

「『糖質制限ダイエット』で急激に痩せられた頃は、心配したんです。打ち合わせをしていても、痩せる前に比べてぼーっとしてるかなと思うこともありました。やはり糖が足りてないのかなと。でも見た目は元気そうだったので、まさかこんなことになるなんて……」

桐山氏と10年来の付き合いのある担当編集者は、こう言って肩を落とした。

2月6日未明、ノンフィクションライターの桐山秀樹氏が逝去した。享年61。関係者によれば、宿泊先のホテルの部屋で亡くなっていたという。

「今度一緒に飲む約束もしていたのに、あまりに突然のことで言葉もありません。死因は、はっきりとは分かっていませんが、心臓系の疾患だと伺っています」(知人)

桐山氏は、1954年愛知県生まれ。学習院大学を卒業後、ホテルジャーナリストとして活躍。旅行、リゾート、レストランのサービスについて多くの批評と著書を執筆してきた。ホテル業界でその名を知らぬ者はいないほど、業界に精通した人物だった。

数年前からは妻と二人で軽井沢に拠点を移し、執筆活動に勤しんでいた。

ホテルジャーナリストとして活躍する一方で、近年、桐山氏が一躍注目を浴びたのが、炭水化物を一切取らない「糖質制限ダイエット」である。

桐山氏がダイエットを始めたのは'10年、56歳の時。当時は、身長167・5㎝で、体重は87kg。ウエストは100㎝超もあった。痩せることを決意したきっかけを、桐山氏は、かつて本誌にこう語っている。

「咳が出るので、最初は風邪だと思っていたんです。だが症状は次第に重くなる。呼吸も苦しくなり、食べたものを咳とともに吐くようになった。

医師から告げられた病名は「糖尿病」—。やはり来たかと、頭をガーンと叩かれたような衝撃を受けた。さらに心臓肥大という診断まで出た。糖尿病による動脈硬化で、心臓にまで影響を及ぼしていたという。異常なまでの息苦しさはそれが原因だった」

飲食のルポを書くことも多く、深夜の執筆中に揚げ物やパスタなど高カロリーなものを食べ続けていた。糖尿病は、長年の「不摂生」な生活の結果だった。睡眠不足、運動不足も明らかだった。

糖尿病と診断された時の検査結果は、血糖値が215(正常値は109以下。カッコ内以下同)。糖尿病の指標である過去2ヵ月の血糖平均値、HbA1c(へモグロビンエーワンシー)は9・4(5・8以下)と非常に高い数字が出た。

血圧は上が200以上、下が100近くあり、いつ倒れても不思議ではない状況だったという。

「このままの状態で放っておくと生死に関わる」

と医師から忠告され、桐山氏が実践したのが、前述の「糖質制限ダイエット」だった。

3ヵ月で15kg痩せた

その日以来、あれほど食べていたご飯や蕎麦、パスタなどの炭水化物を一切食べないようにした。代わりに主食として食べるのは、豆腐やチーズ、肉、魚。酒は焼酎、ウィスキーはOKで、赤ワインも少量なら問題ない。そして日々の散歩も欠かさないように努めた。

「結果はすぐに出た。なんと1週間で5kg痩せ、3ヵ月後には血糖値は93に半減、体重は15kgも減った。数値の上では糖尿病を脱したことになる。おかずを満腹食べて酒を飲んで、しかも痩せられる。糖尿病は良くならないと諦めている人には、短期間でここまで改善することは『奇跡的』と感じられるはずだ」(桐山氏)

糖質ダイエットをする際、桐山氏が参考にしたのが、京都の高雄病院理事長の江部康二医師の著書『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』だ。

「糖質制限ダイエット」の提唱者である江部医師は、そのメリットをこう強調する。

「ご飯やパンなどの糖質を抜けば、あとは満足するまで何を食べてもいいので、他のダイエットに比べて、圧倒的に楽に誰でも簡単に始められるのです。

糖質摂取を減らすと主な栄養素は脂肪とたんぱく質になり、食後の血糖値は上昇しません。この場合、肝臓でアミノ酸や乳酸などからブドウ糖を作るので低血糖にはなりませんし、その際一定のエネルギーが消費されるので寝ている間に痩せていくのです。

さらに脂肪が分解され、脳や体のエネルギー源となるケトン体の血中濃度が、非常に高くなる。つまり糖質を摂らなくとも脳はちゃんと働き、体重はどんどん減少するのです」

その後、桐山氏は同じく肥満で糖尿病を患う中年男性たちと「おやじダイエット部」を結成。皆で集まり楽しく食事をしながら、我慢せず痩せるダイエットを実践してきた。その活動を綴った『おやじダイエット部の奇跡』はシリーズ化され、テレビでも取り上げられた。

糖尿病も改善され、体も軽くなったはずだった……。にもかかわらず、なぜ今回のような事態が起こったのだろうか。

「桐山さんは亡くなるまで、糖質制限をずっと続けていました。リバウンドもなく、体重をキープされていましたね。痩せて健康になったはずなのに、なぜ急に亡くなってしまったのか分かりません」(前出の知人)

糖質制限ダイエットの旗手であった桐山氏が亡くなったことで、誰もがこの食事療法に「不安」を覚えてしまうのは、当然のことだろう。

真っ二つに分かれる評価

現在、糖質制限ダイエットについては、専門家の間でも肯定派と否定派、真っ二つに意見が分かれている。

京都大学大学院の森谷敏夫人間・環境学研究科教授はこう警鐘を鳴らす。

「糖質は摂らないほうが良いと言う医者がいますが、これは大きな間違い。そもそも医学部には栄養学を学ぶ機会がないので、食生活に関する知識が不足している医者が多いんです。ラットの実験では糖質を摂らなくても問題ない事が証明されているので、多くの医者は人間の体にも当てはまると言うのですが、それは無理がある。ラットと人間では脳の大きさが全然違うんですから。

言っておきたいのは、脳を動かすエネルギーは100%、『糖』だということです。炭水化物を食べずに、脳を正常に保つためには、一日に大量のたんぱく質や脂質を摂らなければなりません。数kgもの肉を食べ続けることは現実的じゃない」

とはいえ、痩せれば血糖値も下がり、健康になるのではないか。

「痩せたのは脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。でも脂肪は減っていない。

糖質制限ダイエットをしている人は、慢性的な眠気を抱えており、すぐ眠ってしまうのが特徴です。これは脳が極力エネルギーを使わないように指示を出すためなんです。動かないのが一番エネルギーを使いませんからね。

一方で筋肉量はどんどん落ちるので、骨がスカスカになり骨粗しょう症になる危険性もある」(森谷氏)

さらに愛し野内科クリニック院長で、糖尿病を専門に診ている岡本卓医師は、「糖質制限ダイエットは死を招く恐れまである」と忠告する。

「'06年に『ランセット』『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』という世界の二大医学誌に、糖質制限ダイエットを厳格に実行すると、体内に老廃物が溜まり、体が酸化し非常に危険な状態に陥るケースが報告されました。

スウェーデンの医師は、たんぱく質ばかりを摂ることで、悪玉コレステロールが溜まり、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞が増えたという結果を発表しています。

短期的にみれば体重も減るからいい数値が出る可能性がありますが、一年以上の長期にわたって実行する場合は、悪影響が出る可能性が高い」

実際に体の不調が表れた医師もいる。医療法人再生未来Rサイエンスクリニック広尾院長の日比野佐和子医師だ。

「私が糖質ダイエットをしたのは36歳の時でした。あっという間に15kgも痩せたので喜んでいたのですが、しだいに頭がぼーっとする状態が続くようになりました。

そしてある朝、目覚めると右半身が麻痺してまったく動かなくなったのです。しばらくしてなんとか動けるようになったので、病院に行きMRIを撮った結果、脳梗塞の一歩手前の一過性脳虚血発作を発症していることが分かりました」

検査の結果、たんぱく質や油分を摂りすぎることで、脂肪飽和になり、一時的に脳の微小血管が詰まったことが原因だと判明した。

「炭水化物以外なら、なんでも好きなだけ食べていいという言葉に踊らされるのは危険です。大切なのは糖質制限のやり方なんです。たとえばサラダから食べて、最後にご飯を食べるように、食べる順番を変えるだけで食後の血糖値の上昇を抑えることができる。

日本で認識されている糖質制限ダイエットは、とにかくご飯を含む炭水化物を一切食べないという間違った認識が独り歩きしている気がします」(日比野氏)

「特に高齢者の場合は、太っているからといって無理に痩せる必要はない」と語るのは、食物学学術博士の佐藤秀美氏だ。

「高齢者のほうが、消化吸収能力が落ちているため、若い人より内臓組織の原料となるたんぱく質を多く摂る必要があるのです。ですから炭水化物を摂らず、たんぱく質を糖質に変えていては、本来摂取されるべきたんぱく質が吸収されず、他の臓器に負担が出てくる。

それでも健康のために痩せる必要がある人は、いきなり糖質をまったく摂らないようにするのではなく、お菓子や甘い物などの間食を減らせばいいのです。数値に惑わされず、何のためにダイエットするのかをもう一度、考えてください。痩せることより、長生きすることのほうが重要なのです」

もし痩せていなければ……

このように糖質制限ダイエットのデメリットを指摘する声は多い。だが仮に、桐山氏が体重を減らさず、血糖値を下げていなければ、糖尿病はさらに悪化していただろう。もしかしたら、より死期を早めたかもしれない。

桐山氏の良き相談相手で、糖質制限ダイエットを推奨してきた前出の江部医師は、今回の死因をこう推測する。

「桐山さんが亡くなられたのは本当に残念ですが、直接的な原因は、糖質制限ダイエットではないと考えます。

桐山さんの場合、もともと心臓が苦しくなり、医者に駆け込んだところ糖尿病が発見されましたが、そうなるまでに何年間、高血糖の期間があったかが問題です。

『高血糖の記憶』と言うのですが、いくら血糖が正常になっても、過去に一旦発症した血管の狭窄は、簡単にはなくならないのです。痩せて安心する人も多いのですが、定期的に検査をしないと、心筋梗塞などを起こす可能性があるのです」

即効性があり、楽に痩せられる糖質制限ダイエットには、もちろんリスクも生じる。かといって、そのまま肥満を放置していれば、病気を悪化させるばかりだ。

桐山氏の葬儀は、遺族の意向により密葬で執り行われた。桐山氏と親交のあったホテル関係者が語る。

「桐山さんの取材スタイルはとにかく『現場主義』。年間100泊ほどホテルに泊まり、実際に自分で体験し、そのホテルの問題点を鋭く突っ込んでくれました。

一方でユーモアのある方で、よくコンシェルジュの女の子たちに駄洒落を言って笑わせていました。あと、とにかく博識で歴史からスポーツまで詳しかったですね。神経が細かすぎるくらい、いろいろと気配りをする人でした」

何のために痩せるのか、健康のために優先すべきは何なのか。桐山氏の死は、それをもう一度考える機会を、私たちに与えている。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2016年02月24日 16:48

言わずもがな、、、しかし自らが信じることを信じるように実践する他はない。。。

■桐山秀樹さんの急死で波紋 「糖質制限ダイエット」専門家はリスク指摘

 ご飯やパンなど炭水化物を控える「糖質制限ダイエット」の第一人者として知られたノンフィクション作家、桐山秀樹氏が今月6日、心不全のため61歳で急死したことで波紋が広がっている。桐山氏の関係者は死因と糖質制限との関係を否定しているが、専門家からは、極端な糖質制限を長期に行うリスクを指摘する声も上がっている。

 糖質制限とは、ご飯やパン、麺類、ジャガイモなど炭水化物(糖質)の多い食品を食べない糖尿病患者のための食事療法。糖質だけを控えれば肉や魚は制限なく食べてもよく、カロリー計算のいらない手軽さから糖尿病患者だけでなく、ダイエットをしたい人にも人気となっている。

 桐山氏は糖質制限食の実践者として、中高年向けのダイエット本を多数出版。夕刊フジでもその効果について「医者いらずで糖尿病を克服し、メタボからも脱出できた」などと語っていた。

 一方、糖質制限食をめぐっては、日本糖尿病学会が「総エネルギー摂取量を制限せずに炭水化物のみを極端に制限して減量を図ることは、長期的な食事療法として安全性などの重要な点についてこれを担保するエビデンス(科学的根拠)が不足している」などと指摘。「現時点では勧められない」とする提言を公表している。

 これに対し、桐山氏は2013年4月の夕刊フジへの寄稿で反論した。糖尿病治療にはこれまで、カロリー制限食と薬物療法が用いられてきたものの、糖尿病腎症で透析などに陥る患者が後を絶たないなどと主張。「なぜ、肥満解消を含め効果の出ている糖質制限のみを否定するのか」「私は断固支持し実践し続ける」と結んでいた。

 糖質制限食の効果を宣伝してきた“生き証人”の突然の訃報は、衝撃を持って迎えられている。

 桐山氏の公私にわたるパートナーで文芸評論家の吉村祐美氏によると、桐山氏は今月5日朝に仕事場がある神戸市のマンションを出発。6日朝に東京都内のホテルの室内で発見されたという。死因は心不全。吉村氏は夕刊フジの取材に、糖質制限と死因との因果関係について「関係ないと聞いている」と否定した。

 こうした中、専門家からは糖質制限が及ぼすリスクを指摘する声も上がる。

 山野医療専門学校副校長で医学博士の中原英臣氏は「脳の活動を維持する栄養素となっているのがブドウ糖で、私たちは砂糖などを通じて摂取している。それを取らないということが『体にいい』とはいえない。さらに、長期的に摂取しないともなれば、個人差はあっても、体にいろいろな影響が出ても不思議はない」と話す。「健康的にやせるには、バランスの取れた食事をし、運動でカロリーを消費するということが基本だ」と中原氏は強調している。

[ZAKZAK]


■糖質制限ダイエットと「突然死」の因果関係は

『おやじダイエット部の奇跡』などの著書があり、“糖質制限ダイエットの伝道師”として知られるノンフィクション作家の桐山秀樹氏が急死していたことが分かった(享年62)。死因は心不全で、滞在中のホテルのベッドで倒れていたという。

 桐山氏は2010年に糖尿病と診断されたことをきっかけに、ご飯やパン、麺類、ジャガイモのような糖質(炭水化物)を多く含む食品を食べない糖質制限を実践。3週間で20kgのダイエットに成功した体験を広く紹介し、人気のダイエット法として定着させた。

 ネット上では、今回の悲報を伝えるワイドショーなどに批判が集中した。

〈まるで糖質制限ダイエットのせいだと言わんばかりの内容〉
〈ダイエットと死因の因果関係ははっきりしてないはず〉
〈心臓発作などの急死の原因に糖質制限ダイエットを加えようとしている〉

 糖質制限自体はもともと糖尿病を治療する食事法として一般的に行われているものだが、桐山氏の死去と過度な糖質制限ダイエットへの警告を結びつける報道に違和感を抱く視聴者が多かったのだ。

 では、糖質制限ダイエットは安全なのか危険なのか――。この議論はこれまでも度々繰り返されてきたが、じつは糖尿病の専門医でも「推進派」と「反対派」が拮抗しているのが現状だ。2014年5月に開かれた糖尿病学会の学術集会で糖質制限食の是非が話し合われた際も、意見は完全に割れた。

 推進派の医師は、糖質制限によって短期間で体重を減らすことができるメリットのほか、血糖や血圧、脂質の値がすべて改善し、糖尿病のさまざまな合併症予防も期待できると主張した。

 一方、反対派の医師からは、糖質を抑える代わりにタンパク質や脂質の摂取量が増えれば、腎機能や骨密度の低下、悪玉コレステロールの増加による動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まる、と真っ向から対立。糖尿病学会としては、〈長期的な食事療法としての遵守性や安全性などを担保するエビデンスが不足しており、現時点では薦められない〉(2013年に出した提言)と慎重な立場を崩していない。

 栄養学の観点から見た場合はどうか。栄養学博士の白鳥早奈英氏がいう。

「人間が考えたり動いたり、体全体の機能に指令を送っているのが脳で、その重要なエネルギー源になっているのが、糖質から作られるブドウ糖です。炭水化物の理想的な摂取比率は50~60%で、残りを脂質とタンパク質でバランス良く取ることが大切です。

 このバランスを極端に崩してしまうと、さまざまな体の異常をきたす原因となります。米やパンなどの主食を減らせば脳の働きが鈍くなりますし、その分、肉など脂質を多く取ると脂肪が増えてダイエットには逆効果となります。また、タンパク質の取り過ぎはプリン体を生んで尿酸値を高めたり、カルシウム不足になったりする弊害を招きます」

 白鳥氏によれば、「糖質も上手に取ればダイエット効果がある」と指摘する。

「たとえば、ご飯を食べる前に食物繊維を多く含んだ野菜を取る習慣をつけると、糖質の吸収や血糖値の上昇をおだやかにして、太りにくい体質をつくることができます。うどんなどの麺類を食べる場合も、食物繊維の豊富な海藻や山菜と一緒に食べれば心配ありません」

 さらに、白鳥氏は著書などで1日1回の『冷やごはんダイエット』を推奨している。

「ご飯やジャガイモが冷めると、でんぷんの一部が『レジスタントスターチ』という食物繊維に似た成分に変わるため、ダイエット効果が出てきます。

 そのため、コンビニでお弁当を買ってもレジで温めないほうがいいですし、うどんも冷やしうどん、ジャガイモも温かく煮たものよりポテトサラダのような冷たいメニューを選んだほうが太りにくいといえます」

 どんなダイエットでも「やり過ぎ」は禁物。糖質制限ダイエットも安全性の“お墨付き”がない以上、成功者のケースをそっくり鵜呑みにするのではなく、人それぞれ体調に合わせて工夫することも必要だろう。

[ガジェット通信]

Posted by nob : 2016年02月17日 19:44

白湯、私もお薦めします、、、私は保温力の高いサーモス山専ボトルを使用しています。。。

■ぼくが試している白湯の美味しい淹れ方や飲み方

先日yaottiさんがドリップコーヒー環境2015というエントリを書いていたのが記憶にあたらしいが、コーヒーはエンジニアだけでなく一服を必要とするすべての人にとってよく飲まれている嗜好品であろう。

ぼくもコーヒーは好きだし一服時によく飲んでいたのだけれど、最近はそれよりももっと飲んでいるものがある。

それは白湯だ。僕はいま猛烈に白湯にハマっている。今は冷たい飲み物はほぼ飲まず、白湯を2リットル/日のペースで飲んでいる。

この生活をはじめてからまだ腹痛に悩まされていないので一定の効果はあるらしい。

ところで、コーヒーには淹れ方や飲み方があるようだが、白湯にもまた淹れ方や飲み方があるはず。なので今回はぼくが現在試している淹れ方や飲み方について紹介したいと思う。

■ティファール
白湯を飲む上で欠かせないのは飲みたいと思った時にサッと白湯が飲めること。ティファールなら500mlを沸かすのに1~2分だ。快適な白湯ライフを送るためにはティファールは欠かせない。

■マグカップ
白湯は熱いので取っ手がないと飲みづらいためマグカップが良い。また、300ccくらいの大きさがちょうど良い。これより大きいと注いだ白湯が後半冷めた状態になるし、小さすぎると何度も注ぐのがめんどくさい。300ccくらいのマグカップに2~3回注いだらティファール内の白湯が空になるといったペースがよい。

■白湯+冷水
白湯はだいたい熱湯だからとても熱い。なにも考えずに飲むとやけどする。だからやけどが怖い場合は大抵水を足す。白湯8:冷水2くらいの割り方でちょうど良い。

■白湯+氷
白湯に氷を入れるという割り方もある。これは氷が溶けていく様をみていると落ち着いて良い。

■ゆっくり何度も飲む
喉をぎりぎりまで乾かせて、一気に飲むとビールなどは気持ち良いのだけどそれは体に良くない。いきなり冷たいものが胃に流し込まれると内蔵に脂肪がつきやすいという話もあるし一気飲みはやめたほうがよい。だからおすすめしたいのはずっと胃に白湯がはいっていてぽかぽかしている状態にすること。そのためにはゆっくりと何度もすこしずつ飲みつづけること。そうするとトイレにいく回数は増えるんだけど別に困ることはない。

■白湯毒出し健康法
白湯毒出し健康法というのがあって、アーユルヴェーダにもとづいて白湯を飲むと幸せになれるとか、慣れると甘く感じるとかかなりとんでもないことが書いてある。「正当な白湯」とか「水にヴェータを入れる」とか聞きなれない言い回しが多いのでコンテンツとして白湯のツマミに読むと良い。

■最後に
ここまでマグカップがいいとかティファールがいいとか色々書いたんだけども、結局のところ白湯の最も良い点は手軽ということなので何も考えず好きに飲むのが一番良い。白湯原理主義みたいなめんどくさい人にはならないためにもこだわりながらも適当につづけていけたらなと思う。

[All About News Dig]

Posted by nob : 2016年02月17日 19:37

「考えにくい」じゃない、、、「わからない」でしょっ。。。

■<甲状腺検査>放射線の影響「考えにくい」

 東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の県民健康調査検討委員会は15日、事故当時18歳以下だった約36万7000人を対象とした甲状腺検査で、がんまたはがんの疑いと診断された人について、放射線の影響とは考えにくいとする中間報告を取りまとめた。

 報告書によると、チェルノブイリ原発事故の例から、事故による甲状腺がんが4年以内に発症することは考えにくく、地域別の発見率に大きな差がないことなどから、因果関係を否定している。

 星北斗座長は会議後、「今の知見では被ばくの影響とは考えにくい」と従来の見解を示した上で「放射線との因果関係は完全に否定できるものではなく、今後も調査を継続していく必要がある」と述べた。

 甲状腺検査は、子どもの甲状腺の状態を把握する目的で2011年10月から実施した1巡目の先行検査と、原発事故の影響を調べるため14年4月に始めた2巡目の本格検査がある。

 検討委は15日、がんの確定診断を受けた子どもは2巡目で昨年11月の発表時から1人増え16人になったと報告した。1巡目は100人で変わらなかった。がんの疑いは1巡目が2人増の15人、2巡目が11人増の35人となった。

[河北新報]

Posted by nob : 2016年02月16日 14:09

万能の良薬、、、それはプラセボ(≒思い込み)。。。

■「ゴジラ」を想像したら胃がんが消えた?
「病は気から」ウソみたいな本当の話
作家・高橋三千綱さんインタビュー

病気って「ありがたい」!?

―糖尿病、肝硬変、さらに食道がんに胃がんという大病相手の闘病をつづった、自伝的小説です。病気と闘う過程は、やはり人生を見つめなおす機会になったのですか。

いや、そんな大仰なものじゃないんです。僕はもともと特別な人生観は持ち合わせていないんです。思い出を作ることが人生だと思ってきたから、若いころからやりたいことをいろいろやってきた。馬で40日もロッキー山脈を旅したり、映画を作ったり、ゴルフにのめり込んだり。

医者から「余命4ヵ月」と宣告されて死を意識するようになると、頭に浮かんでくるのはそういう昔の思い出ばかりなんです。この作品はその思い出を書いてみたわけですが、「なんだ、俺の人生って大したことないな。なんとなく愉快に過ごしてきただけじゃないか」と。

でも、昔の思い出に浸るのもなかなかいいものです。そういう意味じゃあ、一度大病を患ってみるのもいい。若い頃の思い出が自然によみがえってきますからね。だからこの本は、健康な人に「一度、病気に罹ってみたいな」と思わせるための本なんです(笑)。

―大の酒好きだった主人公が、糖尿病になって医者から止められている酒をなかなか断ち切れず、肝硬変になって苦しめられる様が描かれています。

フィクションの部分はほとんどないんですよ。実際、酒はなかなか止められませんでした。

闘病もそれなりに大変でした。一番まいったのは食道がんの手術の2ヵ月後、胃の中にあった静脈瘤の処置のため再入院した頃でした。手術を受けようとしていたのに、医師から「血糖値が高くて手術できない」と言われて、自宅に帰された。そうしたらその3日後、肝性脳症になってしまった。肝機能が低下しており、処理されるはずのアンモニアが脳に回って、意識障害を起こしてしまったんです。

夜中に下着のまま庭を歩き回ったり、お腹に激痛が走るのでトイレに行ったら脂汗が一升くらい流れ出たり。結局その時は救急車に乗って緊急入院する羽目になりました。

こんなに家族に迷惑をかけるのなら、こっそり毒キノコでも準備しておいて、いっそ自分で死んでしまえばよかった、と本気で思いました。

―終盤では、保険適用されていない再生医療の一種、幹細胞療法も試したことが書かれていますが、その先は描かれていません。現在、体調が安定されているのはその治療効果のお陰ですか。

結論から言えば、期待したような効果は上がりませんでした。本来、自分の皮下脂肪から抽出した幹細胞を培養してまた体に戻すというやり方なのですが、私の場合は幹細胞自体が弱っていたので、他人の幹細胞を使ってやったのです。

そのせいもあるのかもしれませんが、私の場合、どうやら功は奏さなかったようです。いま体調をなんとか維持しているのは、「大丈夫だ」と自分で自分に暗示をかけているからです。あとは何もしていません。

胃にがんが二つあったんですが、その一つは毒蛇のような形をしていたので、「これをやっつけるにはゴジラだ」とひらめいた。頭の中で、ゴジラに放射熱線を浴びせられた毒蛇が溶けていくシーンを何度も何度も想像していたんです。で、1ヵ月後に検査をしたら、がんが消えていた。

嘘みたいな話ですが、本当なんです。医者が、腫瘍マーカーの値を見て「おかしい、おかしい」と言うほど。内視鏡検査をしきりに勧められていますが、病気で血液中の血小板が少なくなっているので、もしも検査の時に出血したら大事になる。だから内視鏡検査も断っています。

―ラストは、主人公が家族宛てに「リビングウィル(生前の意思)」を書く場面で終わっています。「痛み止めを打ってもまだオレに意識があるようだったら、そっと一本燗酒をつけてくれ」という一文が胸に迫りました。

どこかは言えませんが、僕は自分の死に場所をすでに決めているんです。そこで大好きな日本酒を飲んで逝くのが理想の死に方なんです。

そのときのために、とっておきの徳利からぐい飲みまで全部用意してあります。友人の陶芸家にいろいろ作ってもらったけどなかなかしっくりこない。尾道の古道具屋でたまたま見つけた江戸時代のぐい飲みがとても良かった。5000円くらいのものですが、これで最後に燗酒を飲んで死のうと決めているんです。

―お酒への愛が深いのですね。

酒は僕の親友だったんですが、病気で飲めなくなってその親友を失ってしまった。

そうなると時間を持て余しちゃってしょうがない。だったら仕事をしようか、と思い至ったんです。僕はそれまで長い間小説を書いていなかったから、世の中からは忘れ去られたような作家でした。

その僕が入院してからは3冊も出しましたからね。「ありがとう肝硬変」というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、病気のお陰で執筆のエネルギーが増大したのは間違いありません。

この作品は確かに闘病記なのですが、病気の人ではなく、むしろ健康も仕事も人生のピークにあると自覚しているような人に読んでもらいたい。人は誰しも絶頂期には傲岸になりやすい。そういうときには気づきにくい、人間を重層的に見る視点を今作では描いたつもりです。読めばきっと、他人への接し方が柔らかくなると思います。

(取材・文/阿部崇)

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2016年02月15日 19:21

ただ判らないというだけの声明(愚)

■「発がん率上昇は予測されず」 国連科学委、原発事故影響で認識

 原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR=アンスケア)は9日、東京電力福島第1原発事故の健康への影響に関する2013年福島報告書の追跡調査結果を説明し、「原発事故で発がん率が明確に上がるとは予測されない」との認識をあらためて示した。

 いわき市で同日、放射線の影響などについて学校や自治体、医療関係者らに説明した。同委員会のマルコム・クリック事務局長、報告書作成にあたった専門家らが登壇した。

 同委員会は、本県で現在見つかっている子どもの甲状腺がんについて「スクリーニング効果(集団検診による有病率の上昇)」の影響を指摘。一般集団に対して感度の高い検査を実施すると小さながんも検出され、有病率が上がったかのような傾向が示されるとした。

 同委員会は2014(平成26)年4月、12年10月末までの情報に基づく「2013年福島報告書」を公表。それ以降14年12月までに得られた知見を踏まえ、昨年10月に今回の調査結果を盛り込んだ白書を取りまとめた。同委員会は、調査を長期間続ける必要性も強調し、今後もデータを分析して報告書を更新し続けていく考えも示した。

[みんゆうNET]

Posted by nob : 2016年02月10日 14:47

ちょっと種類の違う人生が続く、、、そのとおりだと、突然死や事故死を思えば癌で逝くのは悪くないと、私は思います。。。

■竹田圭吾さんの遺稿、未完のまま「文芸春秋」に掲載

 1月10日、膵臓(すいぞう)がんのため、51歳で急逝したジャーナリスト竹田圭吾さんが、亡くなる直前まで自らの病気に向き合い、執筆していた「遺稿」が、未完のまま、10日発売の月刊誌「文芸春秋」に掲載される。

 タイトルは「がんになってよかった100のこと」。昨年12月に編集部の依頼を受け、単行本出版を念頭に執筆を続けていたが、完成させることはかなわなかった。

 竹田さんはその中で、昨年9月、コメンテーターとして出演していたフジテレビ系「Mr・サンデー」で初めて、病気を告白した際のことを振り返っている。「仮に検診で見つかるのが遅かったり、病状が進んだりしても、それで人生終わりというわけではない。ちょっと種類の違う人生が続くだけのこと」「がんというのは必ずしも『襲われて』『闘う』ものではないと思う」などとコメントしたことに、放送後、反響があったと記した。

 それに対し「がん患者は、必ずしも『闘病』するわけではないし、するべきでもない」と持論を示し、治療に身体的、精神的な苦痛を伴うものと認めた上で、「『闘病』と形容するのは飛躍があるのではないか」と、指摘している。

 編集部によると、遺稿は、裕子夫人から託されたという。記事の後半では、告知後の竹田さんの生活や、昨年12月28日から亡くなる1週間前の1月3日まで、家族で米ニューオーリンズに旅行し、アメフットの試合を観戦していたことなどを、夫人が振り返っている。

[日刊スポーツ]

Posted by nob : 2016年02月10日 12:45

ますます多様化する生き方(逝き方)

■火葬後、遺骨を引き取らない「0葬」のススメ

「終活」といった言葉が登場するようになり、生きているうちから葬儀について考える機会が増えた。葬儀は一般的なものでも平均200万円程度かかるとのことで(2014年の日本消費者協会の調査で平均約189万円)、その負担は決して小さくはない。最近では通夜や葬儀を行わない「直葬(ちょくそう)」など、低予算できるものも増えているが、そんななか、『0葬――あっさり死ぬ』(集英社)などの著書もある宗教学者の島田裕巳さんが提案するのが「0(ゼロ)葬」だ。一体どんなものなのか。

* * *

 遺骨は火葬場に引き取ってもらい、墓を造らなければいいのではないか。私が提案している「0葬」は、そういうやり方だ。
 そんなことができるのかと思われるかもしれないが、欧米では遺骨を引き取るかどうかは遺族の意思に任されている。

 日本でも、東日本では遺骨をすべて持ち帰る「全骨収骨(拾骨)(ぜんこつしゅうこつ)」だが、西日本では「部分収骨」で、全体の3分の1、あるいは4分の1程度しか持ち帰らず、残りは火葬場で処分される。

 確かに多くの火葬場では遺骨を引き取ることが原則になっているが、遺骨を遺族が引き取らなくてもよいという火葬場もある。考えてみれば、部分収骨では、遺骨の半分以上は火葬場で処分されているわけなので、全部を処分してもらっても構わないわけである。東日本にも、一部だが、そういう火葬場があり、私の知っている葬儀社では、0葬のプランを設けているところもある。

 直葬にした上、0葬では寂しいと感じる人もいるかもしれない。だが、そのときにはすでに本人は死んでいるわけで、寂しさを感じるわけではない。すべては生きている人間の想像力によるもので、土葬されることを考えると、寂しいどころか恐ろしいと感じる人もいるだろう。逆に、イスラム教では、火葬は地獄の火に灼(や)かれるようだと考え、必ず土葬を選択する。イスラム教の国には、そもそも火葬場がない。

※AERA 2016年1月25日号より抜粋

[朝日新聞]

Posted by nob : 2016年02月01日 16:23

いつまで私たちはこの暴挙を看過し続けるのでしょうか!?

■安倍首相、憲法改正「いよいよ、現実的な段階に移ってきた」

首相、改憲「現実的な段階」 条項絞り込む必要性を指摘

安倍晋三首相は21日午前の参院決算委員会で、憲法改正について「いよいよ、どの条項について改正すべきかという、新たな現実的な段階に移ってきた」と述べ、国会などの議論で改正項目を絞り込む必要があるとの認識を示した。

首相は、憲法について「必要な改正は行うべきものと考えている」と改めて強調。改正項目に関しては「国会や国民的議論の深まりが必要で、その中でおのずと、どこをどう変えていくべきか、あるいは変えていかないほうがいいという議論が深まっていくものと考えている」と述べた。自民党の二之湯智氏の質問に答えた。

首相は19日の参院予算委で、災害時の国会議員任期の扱いなどを定める緊急事態条項の新設を挙げて「緊急時に国民の安全を守るため、国家、国民自らがどのような役割を果たしていくべきかを憲法にどのように位置づけるかは、極めて重く大切な課題だ」と答弁していた。

[朝日新聞デジタル]


■首相「改憲」発言 改正ありきは慎まねば

 安倍晋三首相が夏の参院選で憲法改正を争点に掲げる方針を鮮明にしたが、どの部分の改正が必要か必ずしも明確ではない。国民の命運を左右する憲法である。改正ありきの姿勢は厳に慎むべきだ。

 首相は四日、恒例の年頭記者会見で「憲法改正はこれまで同様、参院選でしっかりと訴えていく。その中で国民的な議論を深めていきたい」と述べ、十日放送のNHK討論番組では「未来に向かって責任感の強い人たちと三分の二を構成したい」と語った。

 夏の参院選では憲法改正を重要争点に掲げ、与党と、おおさか維新の会など改正に前向きな「改憲派」と合わせて、改正の発議に必要な三分の二以上の議席を確保したいとの考えを示したものだ。

 憲法改正は一九五五年の自民党結党以来の党是だ。衆参両院で三分の二以上の議席を得て改正に道を開きたいのは、自民党総裁を兼ねる首相としては当然なのかもしれない。衆院では与党が三分の二以上を確保し続けており、夏の参院選こそ好機と考えたのだろう。

 現行憲法は改正手続きを条文で定めており、一般論で言えば、改正自体は否定されていない。

 しかし、今、改正しなければ国民の暮らしが脅かされるような条文がどこにあるというのか。

 首相自身も具体的な改正項目について「国会や国民的な議論と理解の深まりの中でおのずと定まってくる」と述べるにとどめる。改正自体が目的化してはいないか。

 自民党内で浮上しているのが、大規模災害や外国からの武力攻撃発生時の政治空白を避けるための緊急事態条項の追加だ。国民に根強い反発がある戦力放棄の九条改正ではなく、理解を得やすいとされる緊急事態条項を改正の出発点にしたいとの思いがあるようだ。

 とはいえ自民党がまとめた改正草案は、緊急事態の宣言時に、国会議員任期の延長に加え、内閣が法律と同じ効力を持つ政令を制定できることや、一時的な私権制限を認めることを盛り込んでいる。

 憲法は主権者たる国民が権力を律するためにある。いくら非常時とはいえ国会から立法権を奪ったり、基本的人権を侵害する憲法を認めるわけにはいかない。

 与党内では衆参同日選の可能性も取り沙汰されるが、その間「緊急事態」が起これば、国権の最高機関たる国会が機能しなくなる恐れがある。改憲派は、だからこそ改正が必要だと言いたいのだろうが、国民のことを考えるなら、そもそも同日選は理屈に合わない。

[東京新聞]

Posted by nob : 2016年01月22日 11:53

共感支持します、、、君たちは正しい。。。

■戦争行かない、行かせない 安保法抗議 高校生2・21一斉デモ

 安全保障関連法に反対する高校生らのグループ「T−ns SOWL(ティーンズ・ソウル)」のメンバーが二十一日、東京都内で記者会見し、東京・渋谷や東北、大阪などで二月二十一日に安保法に抗議する高校生の一斉デモを実施すると発表した。三万人の参加を目指す。

 メンバーは「安保法で戦争に行ったりして当事者になるのは私たち。今の政治に将来をゆだねられない」と訴えた。

 選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられる今夏の参院選に向け、都内の高校に通う十五〜十八歳の五人が会見。都立高三年、福田龍紀(りゅうき)さん(18)は「違憲の安保法は百時間審議しても認められない。高校生だろうと、大人だろうと、国民が団結して法を止める。デモで声を上げた先に参院選があると思う」と語った。

 デモのほか、模擬投票などのイベントも予定している。高校二年のあいねさん(16)は「十八歳選挙権も、同世代が呼び掛けた方が伝わると思う。どんな政治や暮らしがいいのか、無関心な大人も含め一人一人に考えてほしい」と訴えた。

 ティーンズ・ソウルは昨年七月に発足。六十五人のメンバーは、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで連絡を取り合い、都内でのデモや勉強会開催などの活動を続けている。関西を拠点にしているメンバーもいる。

[東京新聞]


■国民も野党もメディアも「とりまユナイト」で——安保反対の高校生が「団結」呼びかけ

安保関連法制に反対する高校生グループ「T-nsSOWL(ティーンズソウル)」が1月21日、東京・永田町の参議院議員会館で記者会見を開き、今夏の参議院選挙に向けて、国民と野党・政治家とマスメディアが団結するよう呼びかけた。キャッチフレーズは「とりまユナイト(とりあえず、まあ、団結)」だ。

ティーンズソウルは昨年7月、安保法制の廃案や安倍政権の退陣を求めて、東京都内の高校生のメンバーを中心に結成されたグループ。国会前などでおこなわれた安保法制反対デモに参加して、「とりま廃案(とりあえず、まあ、廃案)」などと訴えて、メディアの注目を集めた。メンバーは全国に60人ほどいるという。

●「2016年になって、違憲なものが合憲になったわけではない」

メンバーのたくやさん(高校2年生・男性)は会見で「安保法制は、自分たちや自分たちの子どもが当事者として関わる問題だと考えている。安保法制は立憲主義に反している。いけないことはいけないと言わないといけない」と話した。

メンバーのりゅうきさん(高校3年・男性)は「安保法制のニュースも減り、過去のことになりつつある。だけど、2016年になって、違憲なものが合憲になったわけではない」と強調した。そのうえで、「国民と野党の政治家とメディアの団結がないと、安保法制はとまらない」と訴えた。

グループの呼びかけ人のあいねさん(高校2年生・女性)は「政治を考えるのは、難しいことでも、かっこ悪いことでもない。家族や友だちを守るために政治を考えることが大事だ。同世代には同世代の声が一番響く。もっと多くの人に訴えかけていきたい」と話した。

ティーンズソウルは、全国にある他の高校生グループに呼びかけて、今年2月下旬に「全国一斉高校生デモ」を計画している。また、今年から「18歳選挙権」が始まることから、今後もデモや勉強会を通じて、高校生が政治について考える機会を作っていくとした。

[弁護士ドットコム]

Posted by nob : 2016年01月22日 11:45

結局は自己免疫力の問題、、、生活習慣と食生活からの体質改善により、もうまったく発症しません。。。

■冬の肌に起こりやすい謎のブツブツ…。それって「寒冷じんましん」かも!

入浴後や自宅から外に出たときに起こる謎のじんましん…。「かきむしって赤くなってしまった」など「ぶつぶつとした小さな発疹がなくならない」と困っている人もいるでしょう。冬だけでなく、冷たい金属や水に触れたときなどにじんましんなどの症状を引き起こすことを「寒冷じんましん」といいます。

◆冬場に発症しやすい「寒冷じんましん」とは

寒冷じんましんは、体温よりも低い温度の冷気や水、氷、金属などを接触した際に発症する、非免疫系のアレルギーです。気温の低い冬場に発症しやすいですが、エアコンの冷風が原因で起こることもあります。

皮膚が赤くなり、鳥肌に似た小さな腫れとかゆみが起こるのが特徴です。温かい場所から寒い場所へと移動したり、お風呂からあがったりするときにかゆみが発症する人は、寒冷じんましんの可能性が高いです。

◆どうして「寒冷じんましん」が起こるの?

寒冷じんましんは、急激な温度の低下により、皮膚の下の血管周辺にある肥満細胞が刺激されることが原因で起こります。肥満細胞が刺激を受けると、免疫機能が働きヒスタミンという化学物質を放出します。ヒスタミンはかゆみを引き起こすと同時に、皮膚の血管を拡張させます。これにより、血液中の液体成分が外にもれだし、皮膚を赤くふくらませ、じんましんとなって現われるのです。

手足だけでなく、首やお腹、顔などにも出ることがあり、はじめはピリピリとした痛みやかゆみを感じます。かいてしまうと、じんましんが広がることもあるので注意しましょう。

◆「寒冷じんましん」を防ぐにはどうすればいい?

寒冷じんましんは放っておくと症状が悪化することもあれば、悪化せずにたまに出る程度で留まることもあります。何度も起こる場合は、ヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を病院で処方してもらいましょう。また、寒冷じんましんを起こさないために予防することも大切です。

□冬は冷たい地面に裸足で歩くことがないようスリッパを履いたり絨毯を敷いたりする
□暖房がきいているところでは薄着で過ごす
□寒い外に出るときは温かい格好をして急激な温度差を感じないようにする
□気温の低い外に出るときはマフラーや手袋を使用し、露出する面積を少なくする
□室内で汗をかいた直後に寒い外には出ない

体調が悪いと刺激に対しても敏感になるため、日頃からストレスをためず、万全な体調でいることも大事です。辛いかゆみやブツブツを脱することができるよう、冬は特に気温の変化に気を付けたいですね。

監修:岡本良平(医師)

[Mocosuku Woman]

Posted by nob : 2016年01月14日 16:27

一億総認知症!?

■40才以上の3割が「一昨日食べた晩ごはんを思い出せない」

「中鎖脂肪酸 認知症リスク対策PJ(プロジェクト)」を運営する日清オイリオグループ株式会社は、高齢化の進展に伴い、2025年に認知症患者数が700万人になると言われている中、40歳以上の男女1200人に対して「認知症予防に関する意識調査」を実施した。その結果、約8割の人がもの忘れやど忘れを自覚していることが分かった。また、自身が「歳」だと感じている人は約9割にも達し、「あれあれ言葉になってしまう」こと「歳」を感じる瞬間の第一位となった。その他にも日常生活の様々なシーンで「歳」を感じているようだ。

■約8割の人がもの忘れやど忘れをすることがあると自覚。週に一回以上「もの忘れ」や「ど忘れ」をすることがある人は約56%、項目別では「ドラマや映画のタイトルが思い出せない」が1位に

 今回の調査で、もの忘れやど忘れに関する調査をしたところ、79.5%の人が「もの忘れやど忘れをすることがある」と回答。さらに、55.5%もの人が週に一回以上もの忘れやど忘れをしていることが明らかになった。また、具体的にどのようなもの忘れやど忘れをするかを調査した結果、第1位は「ドラマや映画のタイトルが思い出せない」(62.5%)、第二位は「何かをしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたのか忘れた」(59.4%)と、昔のことだけでなく、直前に考えた事を思い出せない人も半数以上にのぼることがわかった。

■「歳」かなと思うことがある人は約87%。「あれあれ言葉になってしまう」ことが「歳」を感じる瞬間の1位に

 自身が「歳」を感じることがあるかについて調査したところ、「歳」かなと感じる人は86.8%という結果に。また、具体的にどんなときに「歳」を感じているかを聞いたところ、1位の『会話の途中で「あれ、あれだよ」とモノの名前が出てこないとき』(63.8%)、4位の「探しものをしていて、何を探そうとしていたか思い出せないとき」(29.5%)など記憶にかかわるものが多いという結果となった。一方で2位「徹夜作業の翌日がつらく、もう徹夜は無理だなと思うとき」(47.2%)、3位「テレビで見た同世代のミュージシャンが老けて見えたとき」(31.3%)など、日常生活の様々なシーンで「歳」を感じていることがわかった。

■約3割の人がおととい食べた晩ごはんを思い出せず、10人に1人は初恋の人の名前を忘れてしまう?

 全体の調査対象者 (n=1200)の中から、もの忘れやど忘れをすることがある人(n=954)を対象に、おととい食べた晩ごはんの内容を思い出せるかを調査。約7割(68.3%)の人は思い出すことができたが、残りの3割(31.7%)の人は「思い出せない」という結果となった。

さらに、「現在の総理大臣のフルネーム」に関して、思い出せる人は94.7%であったのに対し、「前任の総理大臣のフルネーム」は38.5%もの人が思い出せないと回答した。また、「初恋の人の名前」を10人に1人は思い出せないそうだが、それはむしろ今が幸せだからだろうか。

【調査概要】
対象エリア:全国
対象者:40歳〜69歳の男女1200人(有効回答数)
調査期間:2015年7月21〜22日
調査方法:インターネット調査

[@DIME]

Posted by nob : 2016年01月14日 16:19

これからの主流。。。

■【あの有名人から学ぶ!がん治療】愛川欽也さん たくさんの器具に繋がれた最期ではない

 2014年12月に末期の肺がんが発見された愛川欽也さんは2015年の年明けより在宅医療を受けられました。3月に、自宅に介護ベッドや点滴器具が入るのが目撃され「重病説」流れました。このあたりから、愛川さんのがん闘病が世間に知られることになりました。

 しかし、在宅療養の場合は、家に出入りする人は限られています。愛川さんのように介護者(奥様のうつみ宮土理さん)がおられる場合は、主治医と1〜2名の訪問看護師くらいなので、終末期を静かに過ごしたい人や、有名人の愛川さんのようにプライバシーを大切にしたい場合には在宅療養は適しています。

 しかし、未だに、「在宅療養だとがんの痛みが心配だ」と危惧される人がおられます。私はそれは杞憂にすぎません、と申し上げたい。今や、病院やホスピスと全く同じ質の緩和ケアが自宅でも受けられる時代なのです。モルヒネに代表される医療用麻薬も、自宅でも病院と同じように使えますし、夜間などに急に痛みが強くなった時にいつでも使えるように、在宅医は予め頓服薬(レスキュー)を用意しています。

 そして、在宅医療の場合は、自然の経過にまかせて徐々に枯れていく最期、つまり“平穏死”になります。肺がんの末期と聞くと、酸素吸入や痰の吸引器など、たくさんの器具に繋がれた最期を想像する方がいるかもしれませんが、在宅医療の場合、それらの管とはほぼ無縁です。こうした事実は、2014年の日本肺癌学会において、私は肺がんの専門医の方達にも講演しましたが、病院の専門医の方でも、私の話に首を傾げる人がいましたから、市民にはあまり知られていない真実かもしれません。

 愛川さんは自宅に介護ベッドが搬入されてから1ケ月程度で旅立たれています。これは自費でなく介護保険を使えばその日のうちに搬入できます。自己負担は1ケ月、2000円程度。市役所に介護認定の申し込みをすれば末期がんの場合は、すぐに認定結果が出ますし、出る前(つまり申し込んだ当日)から介護保険が使えることもあまり知られていないことです。肺がんに限らず、末期がんの平均在宅療養期間は1〜1.5ケ月です。認知症の場合は、介護のために仕事を辞める介護離職が社会問題になっていますが、がんの場合は介護休暇で済むことが大半です。私の診療所では、年間約90名の人を在宅でお看とりしていますが、半数が末期がんで、半数はがん以外の病気、つまり老衰などです。しかも末期がんの場合、在宅看取り率は9割以上なので、ほとんどの方が最期まで在宅で過ごされているのが実態です。愛川さんがなぜ病院でなくて在宅で亡くなられたのか? 疑問を呈する週刊誌の記事もいくつか見かけましたが、こうしたケースは珍しいことではありません。芸能人や有名人ならば尚の事です。愛川さんが亡くなられた後、妻のうつみさんが記者会見を開きました。

■ご家族の言葉と大病院の医師の言葉から考えよう!

 <うつみさん記者会見から(2015年5月10日)>

− 私は病院へ行く、入院させるという考えは、頭にちらとも浮かびませんでした。自宅で、私の横で、私も頑張ってなんとか元気にさせたいと思いました。病院に、なんていう2文字は浮かんだことがありません。病院へ行ったら治るものですか? それよりも、愛川が家が好きだということを知っているし、私の横にいるのが好きなことを知ってるので、うちに来てくれるお医者様と一緒に頑張りました。手を握っていました。ずーっと。手を握って、ずーっと。

 「病院に行けばもっと長生きできたのでは?」という記者の質問を受けて、うつみさんは、「病院へ行ったら治るものですか?」と返しました。この言葉に、うつみさんが在宅療養という選択肢になんの後悔も持っていないことが伺えます。私も日々、愛川さんご夫婦と同じようなケースの患者さんを診ていますが、皆さん迷いがありません。迷いが生じるのは、遠くに住んでいる長男や長女が「今すぐ大病院へ行こう」と突然介入し、夫婦の決断を壊すときです。そういうときは、在宅医も彼らとの話し合いに多くの時間を費やすことになります。

 さて、もう一つご紹介しましょう。愛川さんの死を受けて、民放の某人気情報番組で大病院の肺がん専門医の方がお話されたことです。

 <某人気報道番組でのキャスターと大病院の専門医のやりとり>

 キャスター:60%以上の方がご自宅で療養したいって言われていますが、現実にはなかなかないというのは、どこが原因ですか?

 大病院の専門医:まずひとつは介護する人がいないということです。実際にいないのではなく、やりたいんだけど体力的にはなかなかできない。精神的にもつらい。急に何が起こるかわからないので怖いと。そういう状況があります。

 キャスター:家族の承諾もいると。

 大病院の専門医:ただまあ、その状況でなかなか踏み切れないんですよね。お金もかかる。しかも、一番困るのは突然、急変した時にどうしていいかわからない。

 キャスター:病院よりも(医療費が)安くなるっていうことはあるんですか?

 大病院の専門医:国が払うお金は安くなります。しかし、保険のカバーされている中では、なかなか十分な介護ができないという現実もありますね。

 キャスター:お医者様に定期的に来てくださいって言ったら、来てくださるんですかね?

 大病院の専門医:それは来てくれるのですけど、抗がん剤に対応できる在宅医が周りにいるかという問題もあります。我々が行くわけにいきませんので。対応してくれる在宅医がいる場合は、僕らはもう任せています。対応できない場合は必ず我々のところ(大病院)に戻ってきていただいて、相談させていただく。

 キャスター:やっぱり病院に相談するのが一番ですか? 自宅でやりたい場合は。

 大病院の専門医:ただ、全部できる在宅医もおられますので……なかなか医者(在宅医)のスキルと言いますか、一様ではないので。

 この病院の専門医はおそらく在宅医療の現場を一度も見たことがないのでしょう。“肺がん”はよく知っていても“肺がんの在宅療養”に関してはご存知ないようです。こうしたネガティブなコメントをテレビで披露されてしまうと、在宅での希望が萎える患者さんも出てくるはずで、在宅医の私としては非常に残念です。  「何かあれば病院に戻って来てもらう」ということですが、私の場合はそのような指示をすることはありません。患者さんや家族がそれを希望された時のみ病院に戻ることが稀にあります。

 一方、「在宅医のスキルが一様でない」という指摘はその通りかもしれません。医療用麻薬は在宅でも普通に使えますが、現実には医師のスキルに差があるので啓発や再教育が急がれているところです。私は、今回の出来事で、笑顔で満足して在宅療養を楽しんでおられる患者さんの様子を、病院の医師にもっとフィードバックしなければいけないと改めて思いました。

 愛川さんは、肺がんでも大切な最期の時間を大切な人と住み慣れた自宅で生活できることを多くの国民に教えてくれたように思えてなりません。愛川欽也さん、ありがとうございます。ご冥福をお祈り申し上げます。

■ 長尾和宏(ながお・かずひろ) 長尾クリニック院長。1958年香川県出身。1984年に東京医科大学卒業、大阪大学第二内科入局。阪神大震災をきっかけに、兵庫県尼崎市で長尾クリニック開業。現在クリニックでは計7人の医師が365日24時間態勢で外来診療と在宅医療に取り組んでいる。趣味はゴルフと音楽。著書は「長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?」(ブックマン社)、「『平穏死』10の条件」(同)、「抗がん剤10の『やめどき』」(同)。

[夕刊フジ]

Posted by nob : 2016年01月07日 22:10

なるほどね。。。

■1回だけも数十秒もダメ! 正しい体温の測り方って?

36度以下の平熱が続いている状態を「低体温」といいますが、そのままにしておくと心身のトラブルも! そこで自分が低体温かどうかをチェックするには、なにはともあれ体温を測ってみること。

といっても、体温は一日のうちで結構大きく変動する。一般的には深夜に最も低くなって夕方から夜にかけて最も高くなる。その差はおよそ1度。つまり、いつどんなタイミングで測るかによって数値にバラつきがあるので、たまに体温を測ってもその数値が必ずしも自分の平熱とはいいきれない。「クリニック真健庵」院長の吉村尚美先生に直撃!

「正確な体温を計測するには、昔ながらの水銀柱の体温計がおすすめです。皮膚の中でも温度が高い腋の中心に正しく体温計を挟んで、10分間測ります。朝、昼、晩と3回測り、平均値を出しましょう。その数値が平熱となります」

現在では数十秒で測れる予測式体温計が主流。予測式による数値は10分後の実測値を予測したもの。このタイプの体温計には10分間の実測検温ができるものもあるので、一度は時間をかけてしっかり実測してみましょう。

※『anan』2016年1月13日号より。取材、文・石飛カノ

[ananNEWS]

Posted by nob : 2016年01月07日 12:26

健全だなあ。。。

■【初詣】若者は神様に遠慮してお願いごとができないと判明

年が明け、すでに初詣を済ませてきた人もいるはず。そんな初詣に関する驚くべきデータがひとつある。最近の若者たちは控えめな性格が影響してか、神様に遠慮してお願いごとができないようなのだ。

■9割は「神頼み」に抵抗がないが…

しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1353人にアンケートを行なったところ、「初詣、神様に遠慮してお願いごとができない」と答えたのは全体の8.9%。

ほとんどの人は、お参りするからには「何らかいいことをお願いしたい」という心情のようだ。

■20代は神頼みに抵抗感?

しかし、年代別調査では大きな差がでることに。20代が17.3%と、およそ5人に1人が遠慮して神様にお願いできないと判明したのだ。

実際に「神様にお願いできない」と語る20代の若者たちに話を聞いてみると…

「ほしいものがないから」(23歳・男性)

「神様も忙しいだろうし、私なんかの願いを叶えてる暇はないと思って」(21歳・女性)

「たまにしか来ないのに、たった10円程度であれこれお願いごとするのは虫がよすぎると思う。神様に対してブラック企業だなと」(28歳・男性)

「神様を信じる前に、自分を信じれるようになりたい」(21歳・女性)

といった声も。「欲が少なく、将来に対して冷静、冷めている」と言われる若者の特徴は、初詣にも現れていたようだ。

一方、もっとも低い数値を叩きだしたのは50代で3.7%。狂乱のバブル時代に青春を謳歌したこの世代は、たとえ神様であっても「もらえるものはもらう」という姿勢なのだろうか…?

脅威のがめつさではあるが、力強く生きていく上では大事な姿勢なのかも。

■そもそも、神様にお願いごとしていいの?
「さとり世代」の若者のたちの初詣への姿勢がわかった今回の調査であるが、そもそも「神社でお願いごとをすること」は、正しい行動なのだろうか?

全国各所の寺社仏閣参拝ツアーを企画するA氏に話を伺うと…

「初詣へ行くと、どうしても我欲のお願いごとをしてしまうものですが、それはNG。むしろ、神様に対して日々の感謝をすべきでしょう。一年の始まりだし、昨年の感謝を伝えるのもいいですね。

そこから、自分の今後の誓いを胸の中で何度も繰り返す。そうすることでやっと、神様も目をかけてくれ、『こいつは頑張ってるな』と思って、手を差し伸べてくれるものではないでしょうか」

とのこと。やはり、そう都合のいいものではないらしい。

となると、若者たちの初詣観はじつは案外まともで、「謙虚」だと神様に好かれる態度なのかもしれない。今年一年が良い年になるように、日々努力と感謝を積み重ねていきたいものだ。

(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2016年01月06日 12:29

また旅立つ君へVol.106/創造という自らを探す旅

■夢を追う人が忘れてはいけない5つのこと

 どんな人にでも「なりたい自分」や「理想の人生」があるはず。そこに向かってあくまで突き進むか、諦めて自分の身の丈に合った生活を送るかは人それぞれで、どちらの生き方がいいという問題ではない。
 しかし、もし「○○で日本一になりたい」「××で世界に出たい」という理想像がはっきりとあるならば、それは「身の丈に生き方」を求めるということ。どんな苦労があろうと、その理想の状態に到達するために訓練を続けるほかない。

 では、想像を絶する努力によって「理想の自分」「最高の人生」を実現させてしまった人は、どのように考えて毎日を過ごしてきたのか。
 「世界の誰も作っていない新しいものを作ってやる」という決心のもと、緑内障の原因遺伝子「ミオシリン」を発見、現在は「飲み薬による失明の治療」を目指している医学博士・窪田良さんは「理想の自分」を追い求める生き方を選び、成功を収めたといえる。
 では、さまざまな困難に突き当たりながらも、自分の意思を貫き通せた秘訣はなんなのか? 氏の著書『「なりたい人」になるための41のやり方』(サンマーク出版/刊)を見てみよう。

■限界だと決めつけているものを取っ払う
 夢や目標があっても、心のどこかで「自分では無理だろう」「実現の可能性は低い」と思うことはよくあるが、これでは自分で自分の成長を阻害することになってしまう。
自分で自分にブロックをかけていては、努力を重ねても理想の自分には届かないということだろう。

■他人の目は気にしない
 理想を追い求めるという生き方は、皆がやっていそうで実はほとんど誰もやっていないものだ。だからこそこれを本気でやろうとしたら、その過程で孤立したり、孤独を感じることもある。しかし、それでも「なりたい自分になる」と決めた以上、周囲の人の目など気にしている余裕はないはずだ。

■「あとちょっとの努力」を惜しまない
 努力というと「苦しいもの」だと思われがちだが、自分がどうしてもやりたいことや、自分にとってたまらなく魅力的なものをゴールに据えていれば、その努力は決して苦にならないどころか、ゴールに向かうまでのプロセスを楽しむことができる。
 「あとちょっとの努力」ができるか、というのは「自分が心から欲していることをやれているか」ということなのだ。

■不器用さは努力でカバーするしかない
 同じ努力でも、成果に結びつきやすい人とそうでない人がいる。前者を「要領のいい人」と呼ぶのだろうが、何かを目指すということは「要領のいい人たち」と競っていくということだ。もし自分が不器用な人間だと思うならば、当たり前だが彼らの何倍も努力するしかない。

■一点集中でとことん掘り下げる
 どんな物事に取り組むのであれ、そこには流行がある。ビジネスにもスポーツにも芸術にも、その時々の「流行り」がある一方で、どんな時代にも変わらない本質的な要素もあるはずだ。
 何をやるにしても、その「本質」の部分を把握していないと、流行に流されて目指す自分や理想の人生から逸れていってしまう。

 窪田さんが「世界の誰も作っていない新しいものを作ってやる」という理想の生き方を定めたのは少年時代。その時期に決めた目標を大人になるまで持ち続けて、達成する熱意と根気は並大抵のものではない。しかし、何であれ目標を追うということは窪田さんと同じ生き方を選ぶということ。理想を現実にするために、氏の大事にしてきたことに触れるのは刺激になるはずだ。

[新刊JPニュース]

Posted by nob : 2015年12月31日 15:31

前回いつかかったのか記憶がないほど久しぶりに風邪をクリスマスプレゼントに、ここぞ体内清掃とばかりに医薬品なしで静養中の雑炊で極度の発汗、人生4度目の失神してしまいました。

■失神

失神(気絶)は、突然起こる短時間の意識の消失です。

*失神は脳の機能が障害を受けると起こります。
*めまいやふらつきが一般的ですが、失神の原因によっては他の症状が出ることもあります。
*失神の原因を突き止めるために、チルト試験や心機能の検査が行われます。
*通常、横になることで意識は戻りますが、基礎疾患の治療が必要になるかもしれません。

失神は、脳に十分な酸素や他の栄養素が供給されないために起こる症状で、普通は一時的な血流量の減少によって生じます。体が血圧の低下を急速に回復できない限り、脳への血流は減少します。

原因

脳の機能が全体的に障害されない限り、意識を失うことはありません。このような障害は、通常は脳への血流量の減少によります。脳への血流量の減少は心疾患が原因で発生することもありますが、より一般的には何らかの原因により心臓に戻る正常な血流が妨げられ、それによって脳(および体の他の部分)への血流が減少することで起こります。まれに、脳底部の血管の疾患によって脳への血流量が減少することがあります。脳疾患であるてんかんによっても意識は失われますが、これは失神とはみなされません。慎重に検査しなければ、患者も医師も失神とてんかんを区別できないことがあります。

心機能の障害: 血圧を正常に保つのに十分な量の血液を心臓が送り出せなくなると、失神することがあります。たとえば、不整脈や心臓弁障害は心臓の機能を損ないます。このような障害がある人は、安静時には問題を感じません。しかし、運動時には失神しそうになったり、実際に失神したりします。これは運動によって体の酸素需要量が増え、それに見合うだけの血液を心臓が送り出せないためです。こうした失神は労作性失神と呼ばれます。このような障害がある人は、運動後に失神することもあります。運動中は心拍数が増えるため、心臓は血圧を適切に維持するのに十分な血液をなんとか送り出すことができますが、運動をやめると心拍数と心拍出量が減り始めます。しかし、運動中に多量の血液を筋肉とやりとりするために拡張していた筋肉内の血管は広がったままです(具体的には、筋肉内の細動脈は筋肉組織へ酸素と栄養素を供給するために拡張したままであり、静脈は運動中に生じた老廃物を取り除くために拡張したままです)。心拍出量の減少と細動脈や静脈の拡張が同時に起こると、血圧が低下して失神します。

肥大型心筋症(心筋症: 肥大型心筋症を参照)と呼ばれる心臓の異常も、運動中に起こる失神の原因となります。大動脈弁の重度の狭窄も同様の影響を及ぼします。これらの疾患は高齢者にも若年者にもみられますが、とりわけ高血圧の人に多くみられます。治療しないと死に至る可能性があります。

血流量の低下: 血液量が減りすぎると失神が起こる場合があります。血液量が低下する主な原因は出血です。その他に、下痢、多量の発汗、水分の摂取不足、多量の排尿(無治療の糖尿病[糖尿病(DM): 糖尿病を参照]やアジソン病[副腎の病気: アジソン病を参照]でみられる一般的な症状)などによる脱水症も原因となります。高齢者では、特に暑い季節や病気のため十分に水分を摂ることが難しい場合などに利尿薬を使用すると、脱水症を起こすことがよくあります(利尿薬は腎臓からの塩分と水分の排出を促し、尿量を増やして体内の体液量を減らします)。

加齢による影響

低血圧は、心臓に影響を及ぼす多くの疾患によって起こります。心疾患の多くは高齢者に一般的にみられるため、高齢者は低血圧になりやすい傾向があります。

心臓発作で心筋が衰えると、送り出すことができる血液の量が減り、低血圧につながります。感染症や心臓弁障害、心臓にダメージを与える薬の使用によっても、心機能は低下することがあります。また、心膜炎では、心臓を包む心膜(心嚢)の中にたまった体液が心臓を圧迫するため、血液を送り出す能力が低下します。

異常に遅い、または異常に速い心拍によって低血圧が起きることもあります。心拍が遅い場合(徐脈)、心臓は十分な量の血液を体に送り出すことができません。また、心房細動などにより心拍が速くなると、拍動の間隔が短くなり心室は血液で満たされず、十分な血液を体に送り出すことができません。

心疾患の治療に用いるカルシウム拮抗薬やアンジオテンシン変換酵素阻害薬、利尿薬、パーキンソン病治療薬などの薬の中にも、血圧を下げるものがあります。

起立性低血圧は、高血圧の治療薬を服用している高齢者に特に多く見られます。高齢者では、排尿時(排尿失神)や食事の後(食後低血圧)に低血圧や意識の消失がみられる傾向もあります。

体は低血圧を予防する多くの機構を持っていますが、高齢者ではこの機構がうまく働かなくなります。

迷走神経への刺激: 首、胸、腸へとつながる迷走神経が刺激されると失神が起こることがあります。迷走神経が刺激されると心拍が遅くなります。またこの刺激により、吐き気、皮膚が冷たく湿っぽくなるなどの症状がみられます。このような失神は、血管迷走神経性(血管運動性)失神と呼ばれます。迷走神経は、痛み、恐怖、血を見たことなどによる不快感、嘔吐、多量の排便、排尿などによって刺激されます。排尿中または排尿直後の失神は、排尿失神と呼ばれます。まれに、食べものを勢いよく飲みこむことで迷走神経が刺激されて失神することもあります。

血流量の減少: 緊張によって、心臓に戻る血液の量が減少した場合にも失神することがあります。せきによる失神(咳嗽失神)は通常、そのような緊張によって起こります。排尿後や排便後の失神の一部は、緊張と迷走神経の刺激が原因です。前立腺肥大のある高齢の男性が、排尿時に膀胱を空にするためにいきむ必要がある場合、この種の失神を起こしやすくなります。重いものを持ち上げたときに起こる失神(重量挙げ失神)は、運動中に十分な呼吸をせずに重いものを持ち上げたり押したりしようとするときの緊張が原因です。

血圧の問題: 急に座ったり立ち上がったりしたときに起こる失神は起立性失神といいます。特に高齢者に多くみられます。起立性失神は起立性低血圧が原因です(低血圧: 起立性低血圧を参照)。起立性低血圧とは、立ち上がったときに重力により脚の静脈に血液がたまって生じる低血圧を、血管の収縮や心拍数の増加などの代償機序によって十分に回復できない状態です。これと似た失神に閲兵場失神があります。閲兵場失神は、暑い日に長時間立ったままでいるために起こります。脚の筋肉を使わないでいると、心臓に血液を戻せなくなります。その結果、脚の静脈内に血液がたまって血圧が低下します。

高齢者では、食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧(低血圧: 食後低血圧を参照)によって失神することがあります。

その他の問題: 不安などによって非常に呼吸が速くなる過呼吸あるいは過換気によっても失神が起こることがあります。この失神は過換気性失神と呼ばれます。過呼吸では、体から大量の二酸化炭素が吐き出されます。二酸化炭素の血中濃度が低下すると、脳内の血管が収縮し、気が遠くなったり失神したりします。

まれに、脳の一部(底部)への血流が突然減少する軽度の脳卒中によって失神が生じます。脳卒中による失神は高齢者でより多くみられます。赤血球の不足(貧血)、肺疾患、血糖値の低下(低血糖)、糖尿病など、他の多くの疾患によって、特に代償機序も損傷した場合には失神が生じます。

特定の薬も失神の原因となります。そのような薬の中には高血圧、狭心症、心不全の治療に使われる薬が多数含まれています。これらの薬を使用する場合は、血圧を下げすぎないように慎重に投与量を調整する必要があります。

症状

特に立っているときには、失神する前にめまいがしたり、ふらついたりします。失神して倒れた後は血圧が上昇しますが、その理由の1つは、横になることで血液が重力に逆らわず脳へと流れるようになり、失神の原因が取り除かれるということです。しかし、あまり急に起き上がると再び失神します。

不整脈による失神は通常、突然始まって突然回復します。場合によっては、失神する直前に動悸を感じることもあります。

血管迷走神経性失神は座っているときや立っているときに起こります。失神する前には、吐き気、脱力感、あくび、視力障害、発汗などがよくみられます。皮膚は冷たく湿っぽくなり、顔色は非常に青白くなり、脈拍が非常に遅くなって失神します。

前兆症状とともに徐々に始まり、同じようにゆっくりと回復していく失神は、血液中の変化、たとえば糖濃度の低下(低血糖)や二酸化炭素濃度の低下(低炭酸ガス血症)などが原因で発生します。低炭酸ガス血症が起こる前にはたいてい、指先や唇の周りにしびれてチクチクするような感覚があります。

診断

失神を起こす原因の中には重大なものも含まれるため、医師は原因の特定を試みます。不整脈や大動脈弁狭窄症などの心疾患は命にかかわります。その他の原因であれば、それほど心配する必要はありません。

症状の特徴から原因が示唆されることもあります。その場に居合わせた人の話も役立ちます。深刻な疾患が懸念されるのは、前兆症状なしに(特に運動時に)発生する失神、息切れや胸痛などを伴う失神、けがにつながる失神、失神した患者に心臓や神経系の検査で異常な所見が認められた場合です。また、何らかの疾患を有するかどうか、処方薬や市販薬を服用しているかどうかも確認する必要があります。

ストレスの多い状況で起こった失神や、吐き気、発汗、冷たく湿っぽい皮膚、蒼白など、血管迷走神経性失神の症状がみられた後で起こる失神は重症ではないことが多く、診断のための検査や治療が必要になることはまれです。

心臓の電気的活動を記録する心電図検査(ECG)により、原因となっている心疾患を検出できることがあります。失神の原因を決定するには連続的な心電図検査が必要となる場合があります。この検査では、電池式の小型の装置(ホルター心電計)を装着します。ホルター心電計は、普通に日常生活を送っているときの心臓の電気的活動を24時間以上記録します(ホルター心電計による心電図の連続記録イラストを参照)。もし、失神と一致して不整脈がみられる場合は、必ずとはいえませんが、不整脈が失神の原因と考えられます。

超音波により心臓の画像を映す心臓超音波検査(心エコー検査—心血管系の病気の診断: 心臓超音波検査(心エコー)とその他の超音波検査を参照)など、その他の検査では、心臓に構造的または機能的な異常があるかどうかを検出できます。血液検査では、低血糖症や貧血の有無がわかります。

てんかんによる意識消失(けいれん性疾患を参照)は、失神とは原因も治療法も異なるため識別が必要です。これら2つを識別するために、脳の電気的活動を記録する脳波検査(EEG)を行うことがあります(脳、脊髄、神経の病気の診断: 脳波検査を参照)。また、てんかんの後は意識消失から回復するのが遅く、意識がもうろうとした状態が少なくとも10分は続きます。

失神の原因であると考えられる障害を特定するため、医師は安全な条件の下で失神発作を再現してみることがあります。たとえば、患者に速く深く呼吸してもらう場合や、心電図検査で心拍を監視しながら頸動脈洞(血圧を監視するセンサーがある内頸動脈の一部)の上を静かに圧迫する場合があります。この圧迫で頸動脈洞内の血圧が一時的に上昇するため、体は全身の血圧が上昇したと思いこみます。頸動脈洞は血圧を下げるように脳へ信号を送り、その結果、意識が遠のいたり失神したりします。

チルト試験(心血管系の病気の診断: チルト試験を参照)は、失神の原因を突き止めるために一般的に行われます。モーターのついた検査台の上に患者をベルトで固定し、その後、検査台をほぼ立っている状態まで傾けます。この位置で最大45分間静止し、血圧と心拍数を連続して監視します。血圧が下がらない場合は、心臓を刺激するイソプロテレノールを投与し、検査を繰り返します。この薬を投与すると検査に反応しやすくなります。

治療

多くの場合、体を水平に寝かせておくことで意識は回復します。脚の位置を高くすると、心臓と脳への血流が増して回復が早くなります。急に起き上がったり、何かに寄りかかったり、直立の姿勢で運ばれたりすると、再び失神する可能性があります。したがって、失神した人は完全に回復するまで寝かせておくべきです。

心拍があまりにも遅い場合は、心拍動を刺激する電子装置、ペースメーカを植え込む手術を行って心拍を適切に調節します(正常な拍動を保つ人工ペースメーカについてイラストを参照)。心拍があまりにも速い場合は、アテノロール、メトプロロールなどのベータ遮断薬(ベータ・ブロッカー)などの薬で心拍を遅くします。心拍が不規則な場合は、正常な律動を回復させるために除細動器を植え込むことがあります(不整脈: 正常な律動の回復を参照)。低血糖や貧血など、その他の原因による失神も治療できます。血液量が非常に少ない場合は点滴で輸液を補給し、心臓弁障害の場合には手術を考慮します。

[メルクマニュアル医学百科]

Posted by nob : 2015年12月28日 12:53

愚かしさの極み、、、正義や誇りの欠片もない。。。

■UPDATE 1-高浜原発の再稼働認める 福井地裁が仮処分覆す 大飯も差止め却下

(住民側弁護団の説明など追加)

[福井市 24日 ロイター] - 関西電力 高浜原発3、4号機の再稼働差し止めを命じた今年4月の仮処分に対する関電からの異議申し立てについて、福井地裁(林潤裁判長)は24日、4月の判断を覆し、関電の主張を認める判断を示した。差し止めを請求した福井県の住民らの弁護団が報道陣に明らかにした。この結果、高浜原発は今冬にも再稼働することがほぼ確実になった。

住民側代理人の河合弘之弁護士によると、福井地裁は今回、原子力規制委員会が定めた新規制基準について「不合理ではない」との判断を示した。今年4月に、樋口英明裁判長(当時)は新規制基準について、「合理性を欠く」として、再稼働差し止めの仮処分の住民請求を認めていた。河合弁護士は、高浜3、4号機について今後、名古屋高裁金沢支部に抗告する考えを示した。

名古屋家裁に異動になった樋口判事の後任として、関電からの異議申し立て審理を担当した林裁判長が樋口氏とは逆の判断を示した。

併せて住民側が差し止め請求をしていた関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)についても請求を却下した。

河合弁護士によると、差し止め請求の却下は、大飯3、4号はまだ原子力規制委の審査で合格判定を受けておらず、再稼働が切迫していないため、差し止めの必要性はないことが理由という。

原発再稼働をめぐっては今年4月に、差し止め仮処分となった高浜3、4号機と、九州電力 川内原発1、2号機の計4基について、2件の司法判断が出ている。川内原発について、鹿児島地裁(前田郁勝裁判長)は住民側の差し止め請求を却下。川内原発は今年8月に再稼働した。

<高浜3号、1月下旬にも再稼働へ>

高浜3、4号については原子力規制委が新規制基準に適合していると判定済みで、今月22日までに再稼働に必要な「地元同意」が成立している。大飯3、4号機は原子力規制委の審査が続いている。

裁判所が4月の決定を覆す判断を出したことで、高浜3、4号機が再稼働することはほぼ確実。関電は今月末に3号機の原子炉に燃料を搬入し、来年1月下旬に再稼働させたい考え。4号機は2月下旬の再開を目指している。

福井地裁以外にも、隣接する滋賀県の住民らが大津地裁に運転差し止めの仮処分を申し立てている。住民側の弁護士は、来年3月ごろに判断が出ると予想しており、大津地裁による司法判断は高浜原発の再稼働後になる見通し。

[ロイター]

Posted by nob : 2015年12月24日 17:01

私も同感、、、住むのは都心、遊びは田舎へ。。。

■1都3県のシニア世代4人に1人が「老後は都心部に住みたい」、田舎暮らし希望は1割に満たず

 アルヒ株式会社と株式会社オールアバウトは、1都3県で持ち家(一戸建て、マンション)に住んでいる50代~60代のシニア男女1200名を対象に、現在および今後の住居に関する意識調査を共同で実施した。調査の結果、シニア世代の新築神話はいまだ健在で、老後でも「便利な街に住みたい」意見が多数見られた。人気を集めているエリアは「東京23区南部」と「横浜・川崎エリア」となっている。

 1都3県で持ち家在住の方1200名に対し、現在の住居に満足しているかどうかについて尋ねたところ、全体平均では約8割が満足( “とても満足している”“まあまあ満足している”の合計)と回答。居住年数で比較すると5年未満の方は約9割が満足している一方、40年以上経過すると満足度は6割近くまで減少した。居住年数が長くなるにつれて満足度も減少している。

 現在の住居に満足している理由を聞いたところ、1位は「周辺環境が落ち着いている(55.3%)」になり、「コンビニ・スーパーが近くにある(55.2%)」、「電車・バスなど交通インフラが整っている(54.0%)」が僅差で続いた。シニア世代にとって住宅エリアは、閑静であると同時に、利便性が高いことが重要だと言えそうだ。

 またエリア別に満足理由を比べた場合、東京都と神奈川県が「電車・バスなど交通インフラが整っている」が共に一位となり、千葉県と埼玉県では、「周辺環境が落ち着いている」「コンビニ・スーパーが近くにある」が交通インフラよりも重視される結果になった。

 一方、不満理由も聞いたところ、利便性の悪さではなく、「災害に対して、住宅・土地に不安がある」が一位になり、将来的に起こるリスクを実感している地震に対しての懸念点が浮き彫りになった。エリア別にみた場合でも、1都3県全てで「災害に対して不安がある」が1位になり、関東近県に在住しているシニア世代にとって、地震やそれに伴う津波などの災害は今後の生活の上で一番の心配事だと言えそうだ。なお、埼玉県については、「エリアとしてのステータス・ブランドがない」、「現在の住宅・土地に愛着がない」が他エリアに比べ上位にランクインしている。

 また今後希望する住居形態について尋ねたところ、「新築一戸建て(39.2%)」、「新築マンション(24.7%)」が、「現在の住居をリフォーム(13.8%)」のほか、「中古マンション(8.4%)」、「中古マンションを購入してリフォーム(7.3%)」、「中古一戸建て(6.7%)」を大きく上回った。公益財団法人東日本不動産流通機構のレポートによると、首都圏の中古一戸建て、中古マンションの成約件数が軒並み前年を上回るなど、団塊ジュニア世代を中心にリフォーム・リノベーション市場が盛り上がっているが、ことシニア世代においては新築への思い入れが非常に強いことがわかった。

 老後の居住先として意向が高いエリアを尋ねると、半数が「現状の場所で良い(52.3%)」を選択。次に多かった回答は「都心部に住みたい(26.2%)」となり、「田舎に住みたい(6.2%)」は1割にも満たないことが明らかになった。エリア別に見てみると、東京都における都心志向は強く、他エリアより「都心部に住みたい」が約10ポイント高く出た。なお、神奈川県については現状の場所を好む傾向が他エリアよりも強いと言えるだろう。

 今後の居住先エリアに「都心部」「郊外(1都3県の)」を選んだ人に対して、具体的なエリア名を尋ねたところ、23区内では「世田谷区」が 23.3%と最も多くの支持を集めた。また、世田谷区を中心に品川区、目黒区などの南部エリアに加え、千代田区、文京区、港区、渋谷区といった都心部に近いエリアも上位に入っている。一方で、北部や東部エリアの区は居住意向率が10%を下回るなど、同じ23区内でも人気にバラつきがあることが読み取れる。また、23区外では「横浜・川崎エリア(25.5%)」が群を抜いて高い結果になり、神奈川県在住のシニア世代だけでなく、周辺の住民からも将来の居住先候補として注目を集めていることが明らかになった。

 今回の調査結果について、All About「最新住宅キーワード」ガイドの山本久美子氏は以下のようにコメントしている。

 まず、50代・60代の方が今後希望する住居形態として「新築」志向が強いことに驚きました。シニア世代が住宅を取得するまでの年代は、新築住宅が大量に供給され、マイホームは新築が当然という時代だったので、新築神話が刷り込まれているということもあるでしょう。一方、築30年以上経つと「建て替え」を検討する時期に入ってきます。

 特に、昭和56年6月に改正された建築基準法よりも前、いわゆる旧耐震基準の住宅も多いので、耐震性への課題もあります。築年数が古いほど満足度が下がり、「災害」に対する不安が高いというのも、こうした影響を受けていると考えられるでしょう。古くなった住宅に住み続けるにしても、大がかりなリフォームや建て替えで費用がかかるなら、住み替えて安心を得たいと思うものの、中古を吟味するスタイルに慣れていないので、新築住宅を希望するという構図になっているのかもしれません。

 老後の居住エリアとして、友達もいる住み慣れた地元を離れたくないということはもちろんですが、4人に1人は「都心部」を希望しています。50 代・60代といえば、まだまだ元気です。今後も仕事をしたり、趣味を楽しんだり、ボランティアを始めたりと意外に活動範囲は広がります。どこにいくにも交通アクセスがよく、買い物にも便利な都心部が好まれるのは当然でしょう。シニア世代の中には、専門医のいる大学病院などが多いという理由で、都心部を希望した方もいました。

 老後を考えると、どこにでも徒歩で行ける場所やコンパクトな住まいを検討するとよいと思います。荷物を捨てられない、子どもが泊まる部屋がほしいと考える傾向があるようですが、広い家は価格も高くなりますし、掃除などの手間もかかります。セカンドライフを楽しむためにも、思い切って荷物を処分し、気持ちを切り替えて、身軽な暮らしを心がけてはいかがでしょうか。

 老後は意外に長いものですから、耐震性や省エネ性、バリアフリーなど、快適に暮らせる住宅の基本性能に加え、愛着が持てるエリアで積極的に外に出ていける住まいという観点も重要だと思います。

【調査概要】
・調査日程:2015年8月14日~8月16日
・調査地域:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県 各300名
・有効回答者数:1200名
・調査方法:インターネットリサーチ
・年代:50代599名、60代601名
・性別:男性600名、女性600名

[@DIME]

Posted by nob : 2015年12月19日 23:35

そのとおり!!!Vol.52

■室井佑月 安倍内閣の支持率アップに「どういうこと?」

 マスコミ各社から世論調査が発表され、安倍晋三内閣の支持率が上昇した。作家の室井佑月氏は、「なぜ」といぶかしがる。

*  *  * 

 共同通信社が11月28、29日に行った世論調査によると、安倍内閣の支持率は48.3%で、10月に行った調査より、3.5ポイントもアップしたようだ。

 なぜだ、なぜなんだ!

 国民の半数以上が反対、8割が説明不足とした安保関連法を押し通し、野党が国民への説明のため臨時国会を開けというのに、逃げ切った。

 安倍政権発足前と比べると、非正規社員が178万人増えて、正社員は56万人も減っている。

 大変だといわれている介護者の報酬は引き下げられた。

 法人税は下げるくせに、消費税は上げる。

 社会保障費は財源が足りないといっつもいっているくせに、防衛費は来年度概算要求で5兆円もつけた。

 低所得者や生活保護受給者が増えた。若年層で世帯収入300万円未満の人の数が問題になっている。無貯金者もかなり増えた。国民の暮らしの大変さがわかるエンゲル係数は、じわじわと上がっている。

 あげてもきりがないぐらいだ。

 少子高齢化が進み、介護離職が問題になっているのに、「一億総活躍社会」。アベノミクスによって雇用は100万人以上増えたと豪語するが、増えたのは非正規社員。

 企業に「賃金上げろ」といいながら、労働改悪を進めている。

 おまけに、ちゃっかり自民党への企業・団体献金は増やしている。

 安倍政権はいってることと、やってることが違う。はじめに国民のための理想があって、それが大変で断念しているわけではない。はじめから国民を騙そうと画策しているようにあたしには見えてしまう。

 たとえば、消費税を上げるにつけ、低年金者には3万円のバラマキをするんだとか。

 それで増えつづける低所得者が今後、浮上できるようになるのだろうか。なんの解決にもならない。ただのその場しのぎだ。

 けど、今回の世論調査の結果を見れば、そういうことで騙される人はたくさんいるみたいだ。

 なにしろマスコミが政権批判をしなくなった。ニュースも新聞も、政権からのリークネタばっか。「アベノミクス新三本の矢」を大々的にニュースにするなら、その前に以前大々的に取り上げた「アベノミクス三本の矢」の総括をしなくてはならないのに。

 確実に多くの国民が貧乏になっていってるんじゃないか。あと、何年くらい我々はのほほんと騙されていられるんだろう。

 2020年、オリンピックまでか。つーか、この国は借金が1054兆円もあるってーのに、まだ使える大箱の施設を壊し、新しい大箱をつぎつぎに建てる。もちろん、それも借金だ。

「どこか狂ってる」「なにかおかしい」。そう思い、変わらぬ今日に不安を覚えるのは、あたしだけじゃないはずだ。と思うけど……安倍政権の支持率は上がっているんだよなぁ。どういうこと?

[週刊朝日]

Posted by nob : 2015年12月19日 23:30

その時は遅かれ早かれ必ず来る。。。

■南海トラフ、超高層揺れ最大6m…長周期地震動

 内閣府の専門家検討会は17日、南海トラフ巨大地震が発生した場合、東京、大阪、名古屋の3大都市圏の超高層ビルが、最大6メートル揺れる可能性があるなどとする予測を初めて公表した。

 検討会は「ビルの揺れは東日本大震災時を上回るだろう」として、ビルの安全対策の徹底を求めた。

 南海トラフの広い範囲で断層がずれ、マグニチュード9級の地震が起きたと想定した。主に高さ100メートル以上の超高層ビルを対象に長周期地震動という特殊な揺れの影響を推計した。

 東京23区では、高さ200~300メートルのビルの最上階が最大2~3メートル揺れる。大阪市住之江区では最大6メートル。揺れの継続時間は、東京23区は3~5分程度だが、大阪市や神戸市では約7分以上の場所もある。

[読売新聞]


■南海トラフ、長周期地震動 超高層、被害見通せず

 内閣府の検討会が17日公表した南海トラフ巨大地震による長周期地震動の予測は、大都市圏の超高層ビルが最大でどの程度揺れるかなどを初めて推計した。だが、過去のデータが不足しているため被害の予測には限界がある。関係省庁やビル会社、住民らには、想定外の事態が起こりうることを見据えた対策が必要だ。

前例少なく対策必要

 「長周期地震動が検討され始めたのは最近。経済的、人的損失がどの程度になるかや、必要な対策までの予測は難しい」。内閣府の検討会委員を務めた古村孝志・東京大教授(地震学)は予測の限界を訴える。南海トラフ地震で国は2012年、最悪の場合は32万人が死亡し、240万棟が倒壊・焼失するとの被害想定を発表したが、今回はこうした推計はしなかった。

 被害予測が難しいのは、参考になる過去の例が少ないからだ。

 大きな長周期地震が発生するのは、マグニチュード(M)7以上で、震源の深さが10〜30キロ程度の浅い場所という条件がある。日本で初めて高さ100メートルを超す「霞が関ビル」が東京都心に建ったのは1968年。その後の地震で長周期地震動による被害が大都市で出たのは、83年の日本海中部地震(M7・7)▽2004年の新潟県中越地震(M6・8)▽11年の東日本大震災(M9・0)−−などで、東日本大震災を除けばいずれも局地的で軽微だった。

 だが、30年以内に70%程度の確率で起こるとされる南海トラフ沿いのM8〜9級地震は、長周期地震動の発生条件に合致する。しかも特に揺れが大きく、時間も長いとされる東京、名古屋、大阪の3大都市圏には超高層ビルが集中する。

 日本建築学会の09年の集計では、高さ60メートル以上の建築物は全国に約2500棟あり、長周期地震動の影響を受けやすい固有周期が2秒以上の建物は約1100棟。うち6割が関東平野に、2割が大阪平野に建っている。その後も、あべのハルカス(大阪市阿倍野区)、虎ノ門ヒルズ(東京都港区)などの超高層ビルが建設され、国土交通省によると今は3000棟前後あるという。

 ビルの中では、どのようなことが起きるのか。報告書によると、長周期地震動で倒壊することはないが、エレベーターの停止や火災などの恐れがあるという。揺れが長く続けば、中にいる人は避難がなかなかできず、船酔いのような自律神経の失調が起きる恐れもある。揺れ幅が6メートルに達すると、固定していないと部屋の隅から隅へ飛ぶ家具もあり、負傷の危険も高い。

 北村春幸・東京理科大教授(建築構造学)は「想定外の事故も起きかねず、けが人が出た時の救助方法や、中にいる人を帰宅させる順番など、いろいろな面を想定した対策が必要だ」と警戒を促す。

 また、長周期地震動は、ビルの固有周期や築年数、構造などで揺れに差が出るため、必要な備えも一様ではない。久田嘉章・工学院大教授(地震工学)は「高層ビルの管理者は、今回の推計を基に揺れがどの程度かを把握し、設計者と一緒に被害を小さくする方策を考えてほしい」と呼び掛ける。【久野華代】

改修民間任せ 法令基準なし

 日本建築学会の09年の集計では、固有周期2秒以上の建物約1100棟のうち、制振・免震装置があるビルは約半数にとどまった。しかし、11年の東日本大震災などを機に、長周期地震動に備えた改修を進めるビルが増えている。

 70〜80年代に次々と超高層ビルが建った東京・西新宿。74年に完成した新宿三井ビル(地上55階、高さ225メートル)は、東日本大震災で最上階が約2メートル揺れた。所有する三井不動産(東京)は鹿島と共同で開発した制振装置を15年に屋上部へ6基設置した。この装置は、振り子式のおもり(300トン)がビルの揺れと逆方向に揺れることで全体の動きを抑えるもので、室内工事がないためテナントへの影響を軽減でき、眺望を損なわない利点もあった。

 三井不動産の担当者は「テナントのニーズは震災を機に『安全なのは当然。さらに安心感を持ちたい』にまで高まった」と話す。

 森ビル(東京)はソフト面の対策にも力を入れる。03年完成の六本木ヒルズ森タワー(同54階、同238メートル)など所有する都内の11棟で、ビルに設けた地震計からすぐに建物の揺れ幅などを計算し、メールで社員に伝えるシステムを構築し、館内放送などに活用。担当者は「専門家でなくても影響が分かり、迅速な対応につながる」と説明する。

 しかし長周期地震動対策は、現状では構造設計上の基準などが法令で明確に定められておらず、所有者らの判断に委ねられているのが実情だ。ビルの改修を検討しているある会社の担当者は「改修をしようにも統一化された基準や制度がないため、テナントへの影響やコスト面を考え、ためらう部分もある」と漏らす。

 国土交通省は10年末、超高層ビルの設計で、長周期地震動も念頭に置いた構造計算を求める対策案を示し、意見を募っていた。だが、内閣府が長周期地震動の影響予測をすることになり、検討を保留。当面は所有者らに自主対策を促す通知を出していた。今回の報告を踏まえ、基準作りなどを改めて検討する方針だ。

 テナントや住民の対策では、家具などの固定が最重要だ。防災グッズの製作などを手がけるNPO法人プラス・アーツは、行政が勧める強度の高いL字型金具の設置が難しい場合、身の回りにある物で代用する方法を講座などで紹介している。例えば、家具の上に滑り止めシートと段ボールを置いて天井との隙間(すきま)を2センチ以内にし、家具の下にも滑り止めシートを敷くと転倒防止に有効という。【狩野智彦】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年12月18日 09:53

自ら学び、考え、(治療方法を)決める、、、自らの生を救えるのは自分自身のみ。。。

■“がん治療”偏った考え方に陥らないようにするには?

 今年9月、肝内胆管がんで亡くなった女優の川島なお美さんは、2013年8月に健康診断で腫瘍が見つかり、翌年1月に手術を受けたものの、その後は外科手術や抗がん剤治療を拒否。高濃度ビタミンC濃縮点滴や温熱療法といった代替医療や、金の棒を患部にあててさする「ごしんじょう療法」といった民間療法に取り組んでいたという。
 しかし、代替医療や民間療法は効果を科学的に証明する「エビデンス」が十分ではなく、その治療を選択することに対して懐疑的な意見も飛び交っている。

 書店の「家庭の医学」の棚にいくと、さまざまな人がさまざまな立場から書かれた本が並んでおり、何が一体正しく、何が一体正しくないのか悩ましく感じることもある。

 医師といっても、その専門領域は様々だ。
 例えば、アスコムの『医者は自分や家族ががんになったとき、どんな治療をするのか』は、西洋医療と代替医療を組み合わせた“統合医療”の実践を進める川嶋朗氏が執筆しており、「どんな治療法であっても、それによって健康を損なうリスクがなく、また経済的に余裕があるなら、どんどん試してみてよいのではないか」という私見を表明している。
 川嶋氏は東洋医学や自然医療を専門としている医者であり、その視点に基づいて本が書かれている。そのため、代替医療についての記述は深く、本書では「手を出してはいけない代替医療」についても触れられている。

 がん治療専門医の大場大氏は『東大病院を辞めたから言える「がん」の話』(PHP研究所/刊)の中で、「標準治療」を最善の治療とした上で、「先端医療」や「先進医療」が持つ「ハイグレードな治療」なイメージに対して警鐘を鳴らす。
 がん治療における「標準治療」とは「抗がん剤治療」「放射能治療」「外科手術」のことで、どの先進国であっても通用する推奨レベルの最も高い治療を指す。ところがそうした「標準治療」を否定する主張をする人たちもいる。
 大場氏は、特に“がんもどき理論”を提唱する近藤誠氏の「がん放置療法」に対して厳しい批判を加えながら、メディアを通して「がん治療」が歪んだ形で一般大衆に広まっていることを指摘する。

 「がんの治療」は生命にそのまま直結することであり、どうしても情報はセンセーショナルに広まってしまいがちだ。そこに医療不信が覆いかぶさり、世間はネガティブな情報に敏感になってしまう。
 長尾和宏氏は『抗がん剤が効く人、効かない人』(PHP研究所)の中で、かつて抗がん剤が大嫌いだったが、ここ数年いい薬が開発され、「もしもがんになって、抗がん剤が効くタイプであれば受けてみよう」と思うようになったと述べている。つまり、自分が触れている情報が一体いつのものなのかという視点も必要になってくるのだ。

 「がん治療」にまつわる様々な情報は、私たちの生活の至るところに転がっている。しかし、それぞれ主張することが違うため、どの医師の言うことを信じればいいのか分からず、詐欺まがいの治療法をすすめる人につけこまれる可能性もある。
 しかし、いかなる情報をあさっても「確実」「絶対」はない。メディアが使う「効く」という言葉も、必ずしもそれはイコールとして「治る」ではないだろう。では、そういった不確定な情報ばかりの中でどう判断すればいいのか?

 重要なことは、自分の治療法について医師からじっくり説明を受けた上で、納得のいく決断をすることではないだろうか。セカンドオピニオンを仰ぎつつ、自分にとって適切な方法を選ぶ。戦うのは患者本人なのだから。

 人間はセンセーショナルな言葉に弱い。それに負けないようになるためには、がんについての正しいリテラシーを持つことが大事だろう。さまざまな主張や情報を目に通しながら、納得のいく結論を導き出すことが必要だ。
(新刊JP編集部)

[新刊JPニュース]

Posted by nob : 2015年12月16日 19:07

テキトー快適ライフ、、、何事もしてもしなくてもたいしたことはないことを知ればこそ、したいことをしたいようにできるようになる。。。

■物を捨てる!家事を手放す!「持ちすぎない暮らし」のすすめ

◆「持ちすぎない暮らし」は40代が始めどき!

・人生の「繁忙期」を生きている

40代の暮らしは、とにかくやるべきことがたくさんあって忙しいものです。そして、やることの分だけ物があふれ、やることの分だけ時間が足りなくなっている人も多いでしょう。

結婚して子どもが生まれ、毎日が新しいことだらけの30代までは、いわば模索期でした。何が必要な物なのかも、家事にどれだけ時間をかけてやるべきかも、迷いながらこなしていたと思います。

40代はその模索の時期をすぎて、忙しすぎる時期=繁忙期を生きています。もう「何をどうしたら?」と迷うことはないでしょう。その代わり、「どうやってこなせというの?」と言いたくなるほどの、大量のやるべきこととの格闘が続いているのではないでしょうか。

・「見極める目」ができるとき

でも、だからこそ、40代は物や家事と向き合ういいタイミングです。いらない物は、じょうずに手放してみてください。

家族や家になじんで、自分なりのやり方がわかってきた今だから、必要な物がわかってきたはずです。以前なら、レシピもあれこれ試してみたでしょうが、毎日料理を作り続けてきた今は、得意料理ができてきて、使う調理器具も決まっていますね。

また、忙しい今だから、あれもこれもと欲張りにならず、「これだけできれば上等」と見極める目もできるでしょう。いわば家事に慣れたからこそ、手抜きができるようになるのも、今だからなのです。

そうやって、物や家事をじょうずに手放すと、「あれもこれも、できていない」と自分を責めることもなくなります。「今日もよくがんばった」と納得しながら眠りにつけるような毎日を過ごせるといいですね。

◆物を捨てて得られる3つのこと

1. 今がすごしやすくなる
いうまでもなく、掃除も片づけもしやすくなります。いらない物を追い出すだけで、部屋がすっきり見えますし、いる物だけなら使った物を元に戻すのも楽なのです。その分、家族に「片づけて!」といらだつこともなくなりますね。

2. 自分らしい空間になる
好きなレシピを作る道具、落ち着いて座れる椅子、夫が愛用するクッション......、いる物とは自分や家族が大切にしたい物でもあります。物は、自分や家族が生きる価値観をそのまま表しているのです。だから、自然に「いごこちいいなあ」という空間になるわけです。

3. 物がさらさらと流れ出す
きちんと捨てることで、きちんと入ってくるのが自然の理です。捨てないでため込んでいると、入ってくるべき物も入る余地がなくなります。持っている物の量が多いか少ないかを気にするよりも、使わない物が家のなかで滞っていないかを気にしてみてください。

◆いる家事

家事も「いる」「いらない」を見極めることが大切です。「いる家事」は、"自分と家族の幸せにつながるもの"です。

まず、どこまできちんと家事をすればいいのか?私は、家事の合格ラインは「死なない・病気にならない・近所に迷惑をかけない」だけだと考えています。それ以上は、それぞれの好みにすぎません。

今の時代はいろいろなサービスもあるし家も外も清潔です。今や「ぜったいしなければならない家事」はないのだと言えます。だからこそ、判断基準は自分と家族の幸せです。

(1)しないと自分が気になる家事
洗濯は二日に一回だけど、トイレ掃除は毎日しないと気が済まない人。料理は手作りじゃないと罪悪感があるけど、少々のほこりは気にならない人。家事の好みは人それぞれです。自分にとって大切な家事は何ですか?

(2)しないと家族(とくに夫)が気にする家事
家族にも同じように「自分が気になる家事」があるものだ、と考えてください。そこは取り入れたほうが、みんなが幸せです。

◆いらない家事

「いらない家事」は、あなたの思い込みで必要以上に多くしているかもしれません。一度振り返ってみましょう。

一言でいえば「やっていなくても自分や家族がそう気にしない家事」がいらない家事です。掃除をさぼっていて、ほこりが目に付いたら「掃除してないって言われるんじゃないかしら」と気が咎めますね。けれど、夫や子どもはほこりの存在にも気が付いていないかもしれません。自分だって、家族の目がなければ、気にしないのではないでしょうか。

であれば、「少々のほこりでの掃除機かけ」は「いらない家事」なのかもしれません。つまり、「やらねばならない」と思い込んでいるだけの家事は、けっこうたくさんあるものだ、ということです。思い込みを修正するには、

(1)家族に聞いてみる
いつもは家事の話なんてしないかもしれませんが、あえて話題にしてみましょう。

(2)友だちに聞いてみる
バスタオルを毎日洗う?何日おき?なんて話題でも、意外にもりあがります。

◆暮らしを心地よくするコツ

いらない物を手放した後に暮らしをすっきりと整えるのは、じつはとても簡単です。

(1)自分の暮らしを好きになる
日々の暮らしを愛おしいな、大切にしたいな、と思う気持ちが何よりも原動力になります。

(2)家族との暮らしを好きになる
わずらわしいこともあるけれど、やっぱり家族のために毎日をがんばれるのですから。

(3)手を動かすこと
暮らしは、自分の手を動かすことでさらさらと動きます。それは面倒とも言えるけれど、確実な手ごたえがあることですね。

・片づけの三原則を守る
すっきりした暮らしは、やはり片づけがほどほどにうまくいっているほうが、達成しやすいものです。片づけは、「定位置・定量・捨てる」の三原則に尽きます。戻しやすいところに場所を決め(定位置)、量を増やさないようにして(定量)、きちんと出していく(捨てる)。ちょっと心がけるだけで、物の流れが違ってきます。

・除機頼みをやめてみる
掃除といえば掃除機、という家庭は多いのですが、掃除機はとても重く、コードを差し替えたりしなければならなくて、気合のいる作業です。掃除をもっと気楽に、まめにできるようにするには、はたき・ほうき・ぞうきんといった道具を取り入れてみましょう。掃除道具を手に取るのが気楽だと、意外に掃除は楽しい作業です。

・洗濯のルールを作る
洗濯は、「洗って・干して・取り込んで・片づける」までに1日近くかかる、長い作業です。その分、途中途中がつっかえてしまいがち。とくに取り込んだ洗濯物をたたむまでのあいだが、滞るものです。そのための一時置き場を作って、「さぼっている」と思わないようにするなど、洗濯全体のルールを見直してみましょう。

・料理のハードルを下げる
子どもが小さいころは手作りで、栄養バランスを考えて......とがんばってきたかもしれません。でも、いつも完璧な食卓なんてたいへんです。子どもが育ってくれば、多少、手抜きでも量があれば喜んでくれたりします。買い物や野菜の皮むき、米とぎなどに子どもの手を借りるのも、将来のための仕込みにもなって一石二鳥です。

・タオルにお金をかけてみる
毎日使うタオルが上等で気に入ったものだと、それだけで暮らしにゆとりができます。タオルだけでなく、シーツでもエプロンでもマグカップでも。家族がそれぞれに好きなものを買うだけで、自分のものを大切にするぶん、家族の暮らしにも気持ちが向くのではないでしょうか。

【著者紹介】
辰巳 渚(文筆家、家事塾代表)
2000年に『「捨てる!」技術』(宝島社新書)を刊行以降、ほんとうに豊かに生きるための新しい生活哲学と具体的な暮らし方を提案している。著書に『暮らしを整える44の秘訣』(エクスナレッジ)など多数。

[PHPファミリー]

Posted by nob : 2015年12月11日 14:26

言わずもがな、、、想像力の欠落。。。

■さまようマイナンバー 返送500万通、焦る自治体

 「こんなに多いとは……」。マイナンバー(社会保障・税番号)を個人に知らせる「通知カード」が、全国で500万通も返送されるという異例の事態に、自治体の担当者から悲痛の声が漏れる。今後さらに増える見込みだが、運用開始は年明けに迫っている。

 通知カードは簡易書留で送られ、受取人が不在で、郵便局の保管期間が経過したり、住民票の住所から転居していたりした場合は、各市区町村に返送される。マイナンバーは「転送不要」との扱いで、転居先には転送してもらえない。

 神戸市には9日現在で約6万3千通が返送された。転居先がわかる人には本人確認書類などを郵送してもらい、市役所で確認して通知カードを郵送。郵便局での保管期間が過ぎた人には簡易書留で再送している。今後も増える見込みだ。「1月に食い込んでしまうかも。対応が遅れそうなら、やり方も再検討する」

 すでに約10万通が返送されてきた大阪市。多いときは1日数千通規模で増える。「これからも郵便局での保管期限がすぎた分が返送されてくるので、どこまで増えるかわからない」。区役所の窓口で対応できる時間帯も限られる。「年末も近く、なるべく郵便局での保管期限内に再配達の申し込みをしたり、取りに行ってもらったりしてもらえれば」と担当者は願う。

 高松市の担当者は国から返送率の想定は「5%程度」と聞いていたという。郵便局の配達作業は終了したが、約1万5千通が返送され、実際の返送率は約7%超だった。「ここまで多いとは予想していなかった」と話す。

 東北地方では、東日本大震災の影響も出たとみられる。各県によると、少なくとも宮城県内で約7万5千通、岩手県内では約3万7千通がすでに返送された。宮城県はまだ集計中だが、いずれも沿岸部での割合が高いという。通知カードは転居先に転送ができない「転送不要」のため、仮設住宅などに移った後に住民票を移していないケースが想定されるという。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年12月11日 14:12

そもそも老後を他者に依存しようとすること自体が大間違い。。。

■本当にいいのは20ヵ所に1ヵ所!
間違えない老人ホームの選び方

上岡榮信・有料老人ホーム入居支援センター理事長に聞く

入所者3人が転落死をしたほか、虐待を受けていた例もあったとして大騒動になった有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」。国内1500ヵ所以上の老人ホームを訪問してきた上岡榮信氏に、「正しい老人ホームの選び方」について聞いた。(ダイヤモンド・オンライン編集部 津本朋子)

「看取りに対応します」は本当か?
老人ホームで死ぬ、という現実

――川崎市の老人ホーム事件は、比較的大手が起こしただけに、業界内でも波紋を呼んだと聞いています。良いホームを選びたいというニーズは多いはずですが、日本の老人ホームは種類も複雑で、何をどう選んだらいいのか、分かりにくいですよね。

 公的施設である「特別養護老人ホーム」や民間の「有料老人ホーム」、最近増えている「サービス付き高齢者向け住宅」、「介護老人保健施設」など、さまざまなくくりがありますが、私はこんなカテゴリー分けはおかしいと思っています。消費者からしたら、何のことか、さっぱり理解できないでしょう。

劣悪な環境の「終の棲家」で苦しむ高齢者は少なくない。老人ホーム選びに失敗しないためには、どんなポイントに気をつけるべきなのだろうか?
 カテゴリーに惑わされるのではなく、「元気なうちに入るのか、それとも要介護状態になってから入るのか」、まず入居希望者は、ここを考える必要があります。

 そして、「死ぬまでいられるのか」、「どんな認知症の状態でも受け入れてもらえるのか」を確認すべきです。たとえば、認知症対応型共同生活介護、いわゆるグループホームはたいてい、認知症で徘徊する人は受け入れません。看取りもしません。

――「看取りに対応します」と掲げているホームも増えていますが。

 そこに惑わされてはいけません。看取りを1件でもしたら、「やれます」と答えるホームが多い。年に1人では、やっているうちに入りません。3~4人でも少ないかもしれない。また、ホーム側の体制だけでなく、老衰で静かに死なせてくれるような死生観を持つ、良質な訪問診療の医者と連携をしているかどうかも大切なポイントです。

 入居を希望する側も、自らの死生観を明らかにする必要がありますね。まずは、ホームへの入居のきっかけをどの段階にするのか。どこまでも家庭で、というのは現実問題として難しい。老夫婦2人だけで暮らしていて、気がついたときには1人が倒れ、もう1人が栄養不良でうずくまっていた、というようなケースは後を絶ちません。

 また、後見人を選ぶことも、元気なうちにやっておかなければなりません。最近、悪徳弁護士を後見人に選んでしまい、危うく認知症で精神病院に入れられそうになった方のご家族が相談に来られました。

ハードや現場だけを見てもダメ!
「良いホーム」に必須の条件とは?

――川崎の事件は比較的大手が起こしました。大手は信頼できそうだ、と考えがちだと思いますが、これは間違っているのでしょうか?

 大手の特徴は「最低限、押さえるべきポイントを押さえる」といったところでしょうか。逆に言うと、必要最低限以上の心の通ったサービスは、あまり期待できません。たとえば外出や外食。「居酒屋に行きたい」「夫のお墓参りをしたい」といった細かなニーズに、いちいち対応してくれないのです。しかし、良いホームは、こうした“ワガママ”にもちゃんと応えます。

 また、デイサービスや訪問介護をルーツに持つ大手は多いのですが、1日数時間のサービスと、老人ホーム業はまったく異なります。中には、大手の系列であっても良いサービスを提供しているホームもあるのですが、そうしたところは価格が高めですね。

――やはり現場を実際に訪問して決めるのがベストなんですね。

 もちろんそうです。一般の方々は「施設(ハード)の豪華さ」や「現場スタッフのサービス(ソフト)」あたりに視線が集中するのではないでしょうか?私はホームを評価する際、「ハード2割、ソフト8割」と考えます。特に男性は「ハードが立派だから」「上場している大手が運営しているから」といった理由でホームを決めたがりますが、これはまったく間違っています。

 ではソフトを重要視すればいいのでしょうか。確かに入居者の満足度を作るのは現場です。良いホームは入居者の満足度が高く、家族も安心して預けられる。そうした口コミが広がって行き、CMを打たずとも、いつもほぼ満室――というような好循環になっているものです。しかし、そのためには経営者の姿勢、理念が立派であることが必要不可欠です。

 たとえば、首都圏のあるホームは、経営者の姿勢はイマイチでしたが、現場の施設長がすばらしかったので、ある時期は非常に良い施設でした。しかし、こうしたケースは、転勤や転職などで施設長がいなくなると、途端にダメになるものです。経営者が優れていない限り、長期に渡って入居するに耐えうるレベルの施設にはなりません。

良いホームは経営者が違う!
刑務所のようなホームは経営者も最悪

――では見学訪問の際には、経営者にも面会した方がいいんですね。

 大手では難しいでしょうが、私は基本的には経営者に会うことをお勧めします。私が訪問する際には、2~3時間ほど、みっちり話を聞きます。ビジネスへの情熱や展望はもちろんですが、老人ホーム運営に欠かせない死生観や使命感、加齢への理解と共感、そして宗教観や倫理観、さらには哲学や思想などを評価の対象にして、A~Fまで6段階で格付けをしています。

 もちろん、ホームの施設長の能力や職員(現場)の評価、そしてハード面といった、現場施設評価も行い、点数化します。面白いことに、経営者格付けがA~Bの高評価だった会社は、現場施設の評価もだいたいにおいて高いのです。逆に、経営者格付けがC以下と低いのに、現場施設の点数が高い場合は、先ほども触れたように、「たまたま、今の施設長の能力が高い」だけ。現在の高レベルが永続する可能性は低いでしょう。

 結局、経営者が高い理念と能力を持っていてはじめて、職員にきちんと給料を払い、教育研修を充実させ、さらには公正な人事評価や、やりがいのあるキャリアパス作りが可能になります。介護職は過酷な現場だという認識が広がっていますが、優れた経営者は、生涯働ける環境をきちんと整えているものなのです。

――そんなホームはどのくらいの割合であるのでしょう?

 決して多くありません。だいたい20ヵ所に1ヵ所くらいでしょうか。経営者格付けがCやDの会社のホームの入居者の方に、Aのホームをご紹介して一緒に訪問すると、ご家族よりもまず、入居者ご本人の顔がパッと輝き「私、ここならいいわ」などとおっしゃいます。辛いホームで我慢してこられた方ほど、良いホームは直感で分かるようです。

 経営者格付けがEやFともなると、まるで刑務所のような雰囲気です。こちらもある意味、分かりやすいですね(笑)。判断が難しいのはCあたりでしょうか。見た目は良くて、入居してみて初めて酷いと分かる、といった感じです。

90歳以上の割合が高いと良いホーム!
優良施設の意外な条件

――良いホームには、ほかにどんな特徴があるでしょうか。

 私が多くのホームを訪問して発見したのは、良いホームは「90歳以上の入居者が3割を超える」という事実です。

 というのも、数百万円、数千万円の入居一時金を取るタイプでは、償却し切った頃に「もう85歳にもなられて、病気も増えたから、24時間看護師が常駐していないウチよりも、もっと良い施設を探した方が安心では…」といった具合に、相手の不安感をあおりながら親切を装って、退居・転居を勧めるホームも結構あるのです。

 年を取れば、病気が幾つもあるのは当たり前です。「終身ケア」を謳っているはずなのに、このやり方はおかしいのですが、ここで納得してしまう入居者は意外に多い。

 一方、良いホームは、こんなやり方はしません。もちろん、退去してもらって新しい入居者を募集した方が、ホームは儲かるでしょう。しかし、良いホームは口コミで常にほぼ満室ですから、そんなことをせずともソロバンが合うのです。

 また、介護事故への対応も、良いホームは特徴的です。「なるべく事故のないホーム」を望むのは当然の心理ですが、残念ながら経営者格付けがAであっても、「つまづいて転んでしまった」「職員がほんの少し目を離した隙に、認知症の入居者が、隣の入居者の薬を勝手に飲んだ」というような事故は、やはり起きます。

 しかし、良いホームは、その後が違う。きちんと病院に連れて行って、家族にも報告・謝罪をすることはもちろんですが、家族の方も、「あのホームはいつも、とても良くしてくれている」と分かっていますから、ちょっとやそっとでは訴訟は起きません。

 良いホームは事故やトラブルを隠しません。きちんと記録も取っています。入居前に数回訪問して顔なじみになれば、こちらが求めれば記録をちゃんと見せてくれますから、ぜひトラブル対応についてもヒアリングしてみてください。

うえおか・しげのぶ
1949年愛媛県生まれ。通訳を経て83年から27年間、厚生労働省や全国有料老人ホーム協会、高齢者住宅財団、民間企業などとともに、国内外の高齢者施設を多数訪問した。2010年、一般社団法人・有料老人ホーム入居支援センターを設立。依頼者の「終の棲家」選びを支援している。東京大学市民後見人養成講座の講師を務めるほか、「老人ホーム診断士」資格の立ち上げを準備中。著書に「絶対に失敗しない優良老人ホームの選び方」(河出書房新社)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年12月11日 13:28

ナイスアイディア、、、賃貸版も開設してほしい。。。

■「空き家売ります」掲示板サイト『家いちば』をオープン、エアリーフロー

不動産コンサルタントである藤木哲也氏が運営する株式会社エアリーフローは、2015年10月11日、空き家の掲示板サイト「家いちば」をオープンした。
同サイトは、売りたい空き家がある人がサイト上に物件の投稿をして、サイトを閲覧した人がその物件を買いたいと思ったら、売り手と直接交渉をすることができる、というサービスである。

※商談成立後に指定の宅地建物取引業免許会社に媒介業務を依頼いただき、所定の手数料をお支払いただきます

「家いちば」の特徴は、売りたいと思った人が気軽に掲載できる点にある。また、掲載にあたっての基準などを設けずに、投稿のハードルを低くすることで、全国に眠っている空き家を市場の目に触れさせ、既存建物の流通を活性化させることを目的としている。

「家いちば」でできること
・いつでも思いついた時に、気軽に掲載可能
・売り出し価格が決まっていなくても掲載可
・自分の不動産でなくても(親や親戚の所有でも)掲載可(※ただし本人の許可は必要)
・掲載にあたっての基準はなくどんな場所、どんな物件でも掲載可
・家の中が片付いていない、などすぐに売れない状態でも掲載可
・売ろうと決めたわけではない、金額次第で売ってもいいという場合でも掲載可

「家いちば」で扱う空き家の特徴
1 価格が安い物件
2 売りにくい物件
3 売ることを急いでいない物件
4 築年数が極端に古い物件

また、買い手の不安解消のために、商談開始から契約・引き渡しまでの間に「空き家取引きサポーター」として、宅地建物取引士、建物診断士(インスペクター)、地盤調査、鑑定士などが土地・建物の状態を専門家の視点でサポートする予定だ。

ニュース情報元:家いちば 

[SUUMOジャーナル]

Posted by nob : 2015年12月10日 13:09

解りやすい。。。

■知っておこう!がんの基礎知識

がんを治すなら早期発見

がんは、正常な細胞のブレーキが壊れ、増殖し続けるようになったものです。私たちはもともとがんになりやすい遺伝子と、がん抑制遺伝子を持っています。生活習慣の改善で、ある程度、がん遺伝子を活性化させないようにできることがわかっています。

◆ 悪性腫瘍は脳、内臓、皮膚、骨、筋肉、血液など、からだのあらゆるところに発生します。医学的には、悪性腫瘍のうち「がん」は内臓の粘膜や皮膚などの上皮細胞というところに発生するものを指します。一方、「肉腫」と呼ばれるものもあり、骨や筋肉など、上皮細胞ではないところに発生し、非上皮性悪性腫瘍とも呼ばれます。骨肉腫や軟部肉腫、また白血病なども含まれます。ここでは、悪性腫瘍全体を指して、「がん」といいます。

◆ 私たちの細胞は必要に応じて増殖し、必要数に到達したら増殖をやめるようにプログラミングされています。しかし、なんらかの誘因でこのプログラムが障害され、細胞の増殖が止まらなくなってしまうのががんです。がん細胞は遺伝子の変異を続け、性質を変化させ、さらに広がって増殖を加速させるようになります。

◆正常な遺伝子ががん遺伝子になる可能性のあるものを「がん原遺伝子」と呼びます。一方、細胞の増殖を抑制し、遺伝子に生じた傷を修復する、いわばがん化を防ぐものもあり、これは「がん抑制遺伝子」と呼ばれます。

◆ がん原遺伝子ががん遺伝子になってがんを発生させるには、進行の速いがんを除いて、5年以上、10年単位の時間が必要です。がん遺伝子が発生しても、がん抑制遺伝子や自己免疫の働きで、がん遺伝子を消滅させて増殖を食い止めることも可能です。体内では目に見えない攻防が日々繰り広げられているといってもいいでしょう。

◆がんの発生・進行にかかわるリスク要因は、
①喫煙(ほぼすべてのがん)
②肥満(食道がん、結腸がん、乳がん、腎臓がんなど)
③過度の飲酒(口腔がん、咽頭・喉頭がん、食道がん、肝がんなど)
④運動不足(結腸がん)
などです。また、紫外線が皮膚がんの原因になり、放射線や化学物質などもさまざまながんの発生に関与しています。

◆ 一般的に早期発見のがんほうが標準治療が確立され、治療法の選択肢も多いので、仕事や家庭など、事情に合わせた治療法を選ぶこともできます。もっとも進行の速いがんの場合、健診と健診の間にがんが発生して大きくなっているようなケースもありますが、統計的な頻度としてはそれほど多くないといえるでしょう。

◆がん発生機序の解明や抗がん剤をはじめ治療法の開発は日進月歩です。治療だけでなく、予防という観点でも調査・研究が進んでいます。医療を受ける側からも、2人に1人の発症リスクをしっかりと受け止めて、がんを予防するヘルスケアに努めたいものです。

(監修:東京医科大学病院 総合診療科准教授 原田芳巳)

[ケータイ家庭の医学SP]

Posted by nob : 2015年12月10日 13:00

なるほど、、、でも私は炊きたてごはんを美味しくいただきます。。。

■カロリーを60%カット!ココナッツオイルごはんがスゴイ!

最近、巷でブームを巻き起こしている「冷やごはんダイエット」。
お米に含まれるでんぷん質は、冷やすことでレジスタント(消化されない)スターチ(でんぷん)に変わります。これは、その特性をいかしたダイエット方法です。

温かいままだと吸収されやすいお米も、レジスタントスターチに変わった冷えたお米を食べることで、小腸で吸収を抑えて、大腸まで届かせることができます。
つまり、お米を我慢することなく、血糖値の上昇を抑制し、摂取カロリーを制限することができるというわけですね。おまけに、便秘の改善効果も大!

ですが……

「寒い季節に冷えたごはんなんて食べたくない!」
「そもそも、まずい!」

なーんて声がチラホラ……。

女性は“冷え”の悩みを抱えた人も多いので、「冷やごはんダイエット」は、どちらかというと筋肉質の男性におすすめのダイエット法といえるみたいです。

そこで今回、筆者が女性に強くおすすめしたいのが「ほかほか☆ココナッツオイルごはんダイエット」なんです!

■冷えごはんと同等の効果がある「ココナッツオイルごはん」

これまで、レジスタントスターチの効果は、冷えたお米でないと発揮されないといわれていました。
ですが、アメリカ化学会で行われたスリランカのコロンボ大学のサットヘア・ジェームズ氏の最新の研究発表によると、ココナッツオイルを使用して炊いたお米は、再加熱しても同等の効果が得られることがわかったとのこと。

さらに、ココナッツオイルを入れたお米は、通常よりも、レジスタントスターチが10倍増加。これ、カロリーに換算すると50〜60%ものカットになるんだそうです!

というわけで、さっそくココナッツオイルごはんを作ってみましょう!

【ココナッツオイルごはんのつくり方】

【材料】
米……1カップ
熱した湯……200ml
エクストラバージンココナッツオイル……小さじ2

1 鍋もしくは炊飯器に米と湯を入れる
2 ココナッツオイルをくわえてよく混ぜる
3 炊飯する
4 冷蔵庫で12時間冷やす

食べる際は、電子レンジで加熱すればOK!

ココナッツオイルごはんは、ほんのりとココナッツの香りがするので、カレーなどにもよくあいそう……。ごはん好きにはたまりません〜。ココナッツオイルの香りが苦手という人は、香りカットのココナッツオイルを使ってくださいね。

塗ってよし、食べてよしの万能のココナッツオイルを使ったごはんで、空腹知らずに美ボディGET!みなさんも是非、試してみてはいかがでしょうか。

YUE
YUEビューティ&ライフコラムニスト
渋谷生まれ渋谷育ち。モデル、アパレル会社、編集プロダクション勤務を経てライターに。10キロの体重増減を繰り返した体験によりダイエット、美容に対する探求心が旺盛。美容ニュースやムック本等で執筆中。

[GODMake]

Posted by nob : 2015年12月07日 10:53

そもそも男はヨセフ、、、内緒にしなければ何ら問題にもならないのに。。。

■妻が産んだ子が自分の種でなくても育てる聖人『ヨセフ男子』が急増

喜多嶋舞さんと大沢樹生さんの元夫婦の子供が実子でなかったことが、先日から大きな話題となっていた。

それに伴って通称『托卵女子』と呼ばれる、夫以外の男性と作った子供を夫に育てさせている女性も話題に。調査によると約1割の人が知人に『托卵女子』を持っているというデータが明らかとなった。

托卵女子の女性に話を聞くと「托卵は女性の本能」ということだが、世の中の男性はもし娘や息子が本当は自分とのあいだにできた子供でなかったらどう思うのだろうか?

■2割の男性が自分との子供でなくても育てるという結果に
気になったので調査ツール「マインドソナー」で『かわいければじつは自分との子供でないことを妻が黙っていても育てられると思うか』について男性にアンケートを取ったところ、衝撃的な結果が返ってきた!

なんと210名中45名、2割を超える男性が、子供がかわいければ自分との子供でなくても育てられるというのだ。 世の中の男性は心がひろいなぁ…。

記者の感覚では1割に満たない数しか許せる人はいないと思ったのだが、これは想像以上に多い割合。この結果について自称托卵女子候補の、こうの鳥子(仮名・50代)さんに話を聞いたところ、以下のコメントを頂くことができた。

■托卵女子のコメント
「2割ですか。私は3割から5割ぐらいが許せると思っていましたが、ちょっと少ないですね。それでもバブル期の男尊女卑社会から比べると、男性のレディファースト的意識も向上してきたのではないかと思います。

托卵女子のあいだで托卵を許せる男性は、妻のマリアが自分との子供ではない神の子を妊娠しても立派に育て上げた聖人・ナザレのヨセフの名前を取り、通称『ヨセフ男子』と敬意を払って呼んでいるんですよ。

カトリック教会では、労働者を守護する聖人の名を冠したヨセフ男子は、まさに妻と子供、最終的には日本のために自分を捨てて労働するまさに聖人と言っても過言ではないのではないでしょうか。

私たちのような女性がイケメンの子を宿しても許してくれるヨセフ男子がもっと増えてくれればいいですね。いつもはブサメンだキモメンだとさげすまれているヨセフ男子ですが、托卵女子と結婚すれば癒しを与えてあげられるんですから。

え、ヨセフはキリスト以外にもマリアと子供を作ったじゃないかって? いやいや、私は聖母マリアのように甘くはないんですよ。キモメンと子作りなんて無理! アンタも自分の顔を鏡で見てから物を言ってくださいね」

ということであった。なんだか最後に関係ないところでキツいことを言われてしまった気がするが、こういった気が強い女性が増えて相対的に男性が優しくなったことで、通称『ヨセフ男子』が増えたのだろうか?

最近は草食男子なども話題になっていたが、数年後には女尊男卑社会がさらに進んでいるのかもしれない。恐ろしいことである。

(取材・文/しらべぇ編集部・雨間ゆうすけ)

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年12月07日 10:45

言い得て妙。。。Vol.28/歩き始め歩き続けていく先に見えてくる景色。。。

■「怠け者になりなさい」 故水木しげるさん「幸福の七か条」

「あきらめと一緒に生きるのが、幸せの原則ですよ」──。生前、口癖のようにそう言っていた。11月30日、漫画家の水木しげるさん(享年93)が東京都内の病院で亡くなった。多臓器不全で眠るように逝ったという。

 93年間の生涯は、激動の一言だった。鳥取県境港市出身の水木さんは、学校の勉強はからきしダメだが、昆虫採集や紙相撲、海藻収集など好きなことには何時間でも夢中になれる少年だった。

 小学校時代、地元の祈祷師「のんのんばあ」から聞かされた妖怪の話で、彼の人生が決まった。霊魂や妖怪の研究に明け暮れるようになった水木さんは、高等小学校卒業後、大阪で働きながら漫画家を目指すが、21才の時、太平洋戦争でラバウルに出征。米軍の爆弾で左腕を吹き飛ばされた。

「終戦後に帰国し、片腕で懸命に漫画を描き始めましたが、なかなかヒット作に恵まれなかった。40才を過ぎるまで、妻の布枝さんと赤貧の生活に耐えたのです」(出版関係者)

 1960年、『週刊少年マガジン』で連載を始めた『ゲゲゲの鬼太郎』が大ヒット。以後、妖怪や戦争体験を描いた作品を発表し続け、2010年には布枝さんの書いたエッセイ「ゲゲゲの女房」がNHK連続テレビ小説として映像化された。

 水木さんの知人によれば、晩年の彼は穏やかで、死を恐れず、達観していたという。

「水木さんはよくこう言っていたんです。“自分自身が自分を運転してるわけじゃない”って。この世には見えない力があって、それに引っ張られて生きていけばいいんだと」(水木さんの知人)

 物欲もなく質素で、精神の充足を大切にしていた。「金があると邪心が生まれ、見えない力が逃げていく」。そう言って、若者には貧乏生活をすすめていたという。そんな水木さんは生前、『幸福の七か条』をまとめていた。

第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条 「好き」の力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 怠け者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年12月07日 10:36

好きになるに一秒もいらない、、、時間をかけてよく知ることで愛せるようになるのは自分自身だけ。。。

■石原さとみ「一目惚れしかない」恋愛観が話題に

 女優の石原さとみが、月9ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」(フジテレビ系)の共演者と共に、11月30日に同局で放送された「SMAP×SMAP」に出演。「一目惚れしかない」という恋愛観を告白し、話題になっている。

 この日は石原をはじめ、山下智久、紗栄子、中村アン、速水もこみちらキャストがそろって「ビストロSMAP」に出演。モテ期が到来した英会話教師の女性(石原)と、彼女に恋をしたイケメン僧侶(山下)が繰り広げる恋愛模様を描いたドラマにちなみ、番組では出演者たちが恋愛にまつわる本音トークを披露した。

 「一目惚れをするか、しないか」というお題を振られた石原は、迷うことなく「一目惚れしかないです」と回答。司会の中居正広や観客から驚きの声が上がるも、本人は「え、何?」とその反応に戸惑った様子で、「だからなかなか人を好きにならないんです」と明かした。さらに「(第一印象では)わかんなくない? 裏切られない?」と中居から興味津々に尋ねられると、「一瞬でわかります。絶対裏切られないです」と断言した。

 また、紗栄子も「わたしは一目惚れというか、初めて会ったときに『この人のこと好きになるな』とか『付き合うんだろうな』とわかります」と話し、会っているうちに「やっぱりこの人違うな」ということも「ないですね」という。そんな女性陣二人の恋愛観に中居は「その第六感みたいな嗅覚すごいな」と感心しきりだった。

 放送終了後、ネット上では「石原さとみが一目惚れって、どんな男前なんや?」「ってことは…俺も会ってみないと 分かんないっちゅーことか」「石原さとみに一目惚れされるぐらいのイケメンに生まれ変わりたい」などと反響を呼んでいる。(編集部・中山雄一朗)

[シネマトゥデイ]

Posted by nob : 2015年12月02日 11:33

どこからのどんな情報を良しとして選択するか、、、自らの生を救うための第一歩。。。

■減塩する必要はなくコレステロール制限も無意味と近藤誠医師

「女性は医療産業のターゲットになりやすいので、気をつけたほうがいいですよ」と語るのは、『先生、医者代減らすと寿命が延びるって本当ですか?』を上梓した、医師の近藤誠先生だ。

「女性は体の変化の波が大きい。生理による毎月の変動に妊娠、出産。閉経を迎えても、やれホルモン補充療法だ、骨粗鬆症だと常にゴールがなく、人生のさまざまな局面で商売の的にされやすい。だからこそ、本当に正しい健康知識で身を守ってほしいんです」(近藤先生、以下「」内同)

 そんな近藤先生に、巷で信じられている健康法に関し、意見を聞いてみた。

“塩分控えめが体にいい”というイメージが定着しているが、近藤先生は否定する。

「昨年、17か国の約10万2000人を対象に塩分摂取量と死亡率の関係を調べたデータで、1日の塩分摂取量を「10g以下にすると寿命が短くなる」と判明しました。総死亡率がもっとも低かったのは、1日の塩分摂取量が10~15gの人たち。それに比べ、7.6g未満の人たちは27%増しという結果となっています」

 日本高血圧学会は、1日の塩分摂取量6gの減塩生活を推奨している。塩分の摂りすぎが高血圧の原因となり、脳出血や脳梗塞、心疾患、慢性腎臓病を招くという理由からだ。しかし、近藤先生は「高血圧が脳出血の原因とする点がまず疑わしい」ときっぱり言う。

「その昔、東北地方の人々はしょっぱい漬物や干物をたくさん食べるために高血圧となり、脳出血になると考えられていましたが、実際には低栄養のため血管がもろくなって破れていたようです。

「女性は医療産業のターゲットになりやすいので、気をつけたほうがいいですよ」と語るのは、『先生、医者代減らすと寿命が延びるって本当ですか?』を上梓した、医師の近藤誠先生だ。

「女性は体の変化の波が大きい。生理による毎月の変動に妊娠、出産。閉経を迎えても、やれホルモン補充療法だ、骨粗鬆症だと常にゴールがなく、人生のさまざまな局面で商売の的にされやすい。だからこそ、本当に正しい健康知識で身を守ってほしいんです」(近藤先生、以下「」内同)

 そんな近藤先生に、巷で信じられている健康法に関し、意見を聞いてみた。

“塩分控えめが体にいい”というイメージが定着しているが、近藤先生は否定する。

「昨年、17か国の約10万2000人を対象に塩分摂取量と死亡率の関係を調べたデータで、1日の塩分摂取量を「10g以下にすると寿命が短くなる」と判明しました。総死亡率がもっとも低かったのは、1日の塩分摂取量が10~15gの人たち。それに比べ、7.6g未満の人たちは27%増しという結果となっています」

 日本高血圧学会は、1日の塩分摂取量6gの減塩生活を推奨している。塩分の摂りすぎが高血圧の原因となり、脳出血や脳梗塞、心疾患、慢性腎臓病を招くという理由からだ。しかし、近藤先生は「高血圧が脳出血の原因とする点がまず疑わしい」ときっぱり言う。

「その昔、東北地方の人々はしょっぱい漬物や干物をたくさん食べるために高血圧となり、脳出血になると考えられていましたが、実際には低栄養のため血管がもろくなって破れていたようです。

 実のところ、塩分摂取量と血圧の関係は解明されていないんです。相関関係はあっても、因果関係があるとはいいがたい。少なくとも、健康な人が1日6g以下に減塩する必要はありません。根拠もなく、むしろ危険。減塩のしすぎは、逆に寿命を縮める可能性があります」

 卵のコレステロールや乳脂肪分を気にしている人も多いが…。

「コレステロールは細胞膜やホルモンの原料となり、生命に欠かせない重要な成分。閉経すると卵巣からのホルモン分泌が止まりますが、副腎や脂肪細胞で女性ホルモンは作られ続ける。

 コレステロールが少ないということは体内の細胞がもろくなることも意味し、低コレステロールの人はがん死亡率が高いというデータもあります」

 1976年から、“長寿地域”として有名だった東京都小金井市の70才の人の食事を追跡した調査がある。10年後に80才を迎えた人の「1日の総摂取エネルギーに対する脂肪の比率」をみると、男性は10年間で23.7%から26%へ、女性は22.5%から26%に増えていたという。

「年をとって、むしろ、こってり系をよく食べ始めた人が長生きしているんです。食事でコレステロールを制限するのは無意味・有害です。肉、魚、卵や牛乳など、脂肪とたんぱく質を毎日しっかり摂ることが、健康に長生きする秘訣ですよ」

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年11月30日 17:03

言わずもがな、、、でしょっ。。。

■タバコ級にヤバい!毎日飲むと「4.6歳も細胞が老化」する飲み物とは

疲れたときにプシュッと開けて飲む、いいですよね~。 えっ? ビールの話ではありません。炭酸飲料水の話です!

全国清涼飲料工業会がまとめた“清涼飲料水品目別生産量推移”を見ると、他の清涼飲料水を押さえて近年は炭酸飲料が群を抜いて生産されていると分かります。

ただ、この炭酸飲料、飲み過ぎると実は細胞の老化原因になるとご存じでしたか? そこで今回は米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の情報を基に、飲み過ぎに要注意の炭酸飲料とその量をまとめます。

■1:砂糖入りの炭酸飲料が細胞を老化させる

炭酸飲料と言っても色々な種類が売られていますが、老化の原因になると指摘される炭酸飲料は砂糖の入ったタイプ。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校によると、この手の炭酸飲料は細胞の老化を早める原因になるのだとか。

そもそも細胞とは学校で習った通り、人間の体そのものです。人体は60兆個の細胞が積み上がってできているのですね。

そうした細胞は全て、分裂を繰り返して死んでいく“寿命”があります。この寿命は細胞によって違い、1日半で死んでしまう細胞もあれば、神経細胞や心筋細胞のように100年以上生き続ける細胞もあります。

■2:老化の悪影響はタバコ級

しかも同大学の調べによると、500mlペットボトルの砂糖入り炭酸水を1日1本程度のペースで摂取するだけで、4.6年分も細胞の寿命が短くなってしまうと分かったとか。

言い換えれば細胞が4.6歳も老け込んでしまうのですね。この悪影響はなんと喫煙と同程度……。

まだ同調査には課題が多いと研究者たち自身も認めていますが、これから炭酸飲料水を飲む際には成分表をチェックし、炭水化物(糖質+食物繊維)の量を確かめてください。

炭酸飲料水には基本的に食物繊維は含まれていないと考えられますので、ほぼ炭水化物=糖質の量なのです!

■3:細胞の寿命のメカ二ズム

前述の通り、細胞は分裂を繰り返しながら寿命をむかえます。この細胞分裂と寿命の鍵を握る物質が“テロメア”と呼ばれるもの。

細胞の核の中には遺伝子がギュッとまとまった、普段はこけしのような形をした染色体があります。この染色体の両端に被さっているニット帽のような存在がテロメアです。

テロメアは長さが重要で、細胞分裂のたびに短くなってしまいます。長~いニット帽が巻き上がってどんどん短くなってしまうイメージ。

そして一定のサイズをテロメアが下回ってしまうと、その染色体(&テロメア)を抱え込んだ細胞は分裂できずに死んでしまいます。

実は砂糖の大量に入った炭酸水の日常的な摂取は、正確な仕組みは分かっていないそうですが、このテロメアを短くしてしまうと指摘されているのですね。

いかがでしたか? 今は清涼飲料水のメーカー各社も消費者の健康を考えて、さまざまな商品を出してくれています。できるだけ炭水化物(糖質)が少ない炭酸飲料をチョイスする習慣を作りたいですね。

(ライター 坂本正敬 )

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年11月30日 16:42

私がバニック障害を発症したのも爆弾低気圧の日でした。。。

■そのうつ、実は天気のせいかも…本当は怖い「天気痛」

「雨が降る前は片頭痛が悪化する」「低気圧が来ると、昔ケガをしたところが痛む」など、これらは気象の変化によって持病が悪化することを指すもの。昔から天気と人の体調には相関関係があるが、近年、大型台風の増加などの異常気象により、天気痛を訴える人が増えているとう。

 しかも実は、「天気痛」という言葉の名付け親でもあり、愛知医科大学病院で「天気痛外来」を開設している医師の佐藤純氏によると、頭痛や関節痛だけでなく、うつや不安症、不眠症といった心の病気も、天気の変化に左右されるのだそうだ。

そのうつ、実は天気のせいかも!? 本当は怖い天気痛「気圧が上がったり下がったりすると、自律神経が乱れ、不調が生じるのが天気痛のメカニズムですが、『心の不調』といわれる諸症状も、気圧の変化に大きく左右されます。例えば、最近増えている新型うつ。また、心の中にもやもやとした感情を抱えている不安症、人と話をするのが得意ではない、過去の出来事にショックを受けて引きずっている、パニック発作など、広範囲に及びます。重症患者さんじゃなくても、天気の変化が激しい春、梅雨、秋などは、『何故か気持ちが落ち込む』『だるくて起き上がれない』となる方は多いです」(佐藤氏)

10年以上も悩まされていたうつが、ある日突然……

 これを裏付けるような、実際の診療例がある。原因不明のうつが、実は気圧由来だったというケースだ。

 佐藤氏の診療室の門をたたいた50代のある男性は、10年以上も原因不明のだるさやうつ的な症状に悩まされていた。その男性は理科系の研究開発をしており、仕事の内容は緻密さを要求される厳しいもの。産業医からの診察を受けて休職したものの、復職してもしばらくするとまた心身の不調が起こり、10年のうちに5~6回休職と復職を繰り返したという。

「そのうち、自分の症状が『天気にも左右されているのではないか』と思うようになったのだそうです。というのも天気が悪い日は、あからさまに起き上がれなくなってしまう。産業医や精神科の先生にそう訴えたものの『まあ、天気も関係あるんだろうが、今のところは天気にはなすすべがない』と言って、睡眠薬や精神に作用する薬、内科的な症状に合わせた薬を処方してもらうしかなかったそうです。そして薬を服用していても、特に劇的な改善がないまま月日だけが過ぎていきました」(佐藤氏)

 そんなある日のこと。テレビで佐藤氏が天気痛について解説しているのを見た男性は、「自分の症状はこれなんじゃないか!?」と思い当たった。

「私がテレビで紹介した『天気痛には、内耳の働きをおさえる酔い止め薬が効く』という方法をとりあえず試してみようと、これから具合が悪くなりそうだなと思ったときに、市販の酔い止め薬を飲んだそうです。すると、モヤモヤ・うつうつとしていた頭が、みるみるうちにパーッと明瞭になって、驚かれたそうです」(佐藤氏)

 この経験によって、男性は「自分のうつは、内耳に関わる天気依存の症状に間違いない」と確信。その後、医師の紹介で佐藤氏の外来を受診したが、その時点でうつはかなりラクになっており、「復職できます」と笑顔を見せていたという。

「私の外来に来るのは女性のほうが多いですが、男性も潜在的な患者さんがいると思います。特に働き盛りの男性は、具合が悪くても我慢する傾向にあります。原因不明の体調不良に悩まされるようになったら、『自分は天気痛かも』と疑ってみることが大切です」(佐藤氏)

【佐藤純氏】
愛知医科大学病院で「天気痛外来」を開設。著書に『天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる!』などがある。

[日刊SPA]

Posted by nob : 2015年11月30日 16:36

言わずもがな、、、属国からの脱却こそが真の危機管理の第一歩。。。

■安保法制で急進する日米軍事一体化 防衛省も驚いた安倍政権の米兵器2兆円の“爆買い”

 安保法制の施行を控え、9.11の再来のような仏同時多発テロが勃発(ぼっぱつ)。日本人にも危機が迫っている。米国率いる有志連合の一員として地球の裏側までお供すれば、自衛隊員の“戦死”は免れないという厳しい現実があるのだ。急ピッチで進む、日米軍事一体化の裏を探る。

 有志連合を率いる米軍と行動すると、国内に多くの米軍基地を抱える日本本土がいつの日か、テロの標的にされてもおかしくはない。

 現在、日本の米軍基地は130施設あり、うち米軍専用は81施設。約300平方キロメートルにも及ぶ。

 残りの49施設は米軍が現在、共同利用している自衛隊基地だ。逆に米軍専用施設の中に自衛隊の部隊や施設が併設されているところもあり、こうした日米の一体化は急ピッチで進められている。防衛省関係者の解説。

「自衛隊と米軍の一体化は00年代前半からはじまり、財政が苦しい米軍はコスト削減のため、基地を将来的に自衛隊へ返し、米軍が自衛隊の基地を間借りするという方向に転換。外務省、防衛省、財務省などの担当官僚と在日米軍司令部幹部が出席する日米合同委員会の席で、あうんの呼吸でこの流れは決まった。沖縄にある米軍基地、キャンプ・シュワブ、ハンセン、北部訓練場もいずれ、自衛隊に返されることは暗黙の了解となっている。辺野古も同様です」

 今年4月に改定した新ガイドラインでも「日米両政府は自衛隊及び米軍の相互運用性を拡大し(中略)施設・区域の共同使用を強化」がうたわれ、その布石は近年、着々と打たれてきた。

 戦闘機部隊などを指揮・統括している航空自衛隊の航空総隊司令部は12年3月、米軍横田基地(東京都福生市など)に移転し、在日米軍司令部と同居。

 両司令部間の連携を向上させることを理由に「共同統合運用調整所」なるものが設置された。これは弾道ミサイルへの迎撃など対処を指揮するために設けられた調整所で、室内には大型スクリーンを備えている。

「憲法上、自衛隊は米軍と一体化してはならないとなっている。ミサイル防衛は画面を見ながら作戦を立てる『コモンピクチャ』と呼ばれる作業があるが、9条のため、所内で日米の部屋は別々にしてあり、両部屋の真ん中にわざわざ共同部屋を作っています。在日米軍の各司令部にも計28人の自衛官が連絡調整要員として常駐しています」(防衛省関係者)

 防衛相直轄の陸自の中央即応集団という司令部も13年にキャンプ座間(神奈川県相模原市など)に移った。

 在日米海軍司令部のある横須賀基地(同横須賀市)には10月、横須賀を事実上の母港とする原子力空母としては2隻目となるロナルド・レーガンが入港し、米船舶数は過去最多になった。

「湾岸戦争やイラク戦争の時も、米軍は日本から出撃した。ISとの戦線が泥沼化し、拡大すれば、米国本土よりセキュリティーが脆弱な日本が狙われる可能性も出てくる」(元自衛隊員)

 沖縄を犠牲にした日米軍事の一体化、自衛隊の隷属化を進めることは、大きなリスクを背負うことになる。だが、安倍政権は米国に要求されるまま、従属し続けている。

 日本は約40年間毎年、いわゆる「思いやり予算」を支払ってきた。95年以降は2千億円前後、計上している。

 思いやり予算で負担するのは、基地で働く日本人従業員の賃金、米軍人の水道光熱費だ。ほかにも、基地内のゴルフ場やテニスコート、映画館など娯楽施設、教会、小学校や幼稚園などの建設費も賄う。しかも、米軍住宅は3LDKで広さは120平方メートル、駐車場とバーベキュースペースまで付けている。

 思いやり予算の支払額は、5年ごとの日米両政府による特別協定で決められ、日本側は今年700億円の減額を提案したのに対し、米国は逆に30%(約570億円)の増額を要求した。

 その上、安倍政権になると、米国から輸送機・オスプレイを17機、無人偵察機グローバルホーク、ミサイル迎撃に対処できるイージス艦など計2兆円以上を次々と“爆買い”。軍事ジャーナリストが言う。

「オスプレイは当時の防衛相がボタン一つでヘリの羽根が閉じることに感動した、と購入した。現場はどうするんだと頭を抱え、配備計画に頭を悩ましている。空中給油機など高価な買い物をローンでどんどんしている。有志連合に加盟する他国やゲリラも同様に米、仏から兵器を購入。軍事利権が裏で蠢(うごめ)く限り、テロは終息しない」

(本誌・亀井洋志、西岡千史)

[週刊朝日]


■IS戦線 自衛隊が“戦死”する日

 フランスのパリで起きた同時多発テロで、EUが11月17日、初めて相互防衛条項を発動した。今後は米国への9・11テロで集団的自衛権を発動した北大西洋条約機構(NATO)の対応が焦点となる。

 フランスが過激派組織「イスラム国」(IS)の「全滅」を呼びかけ、国際包囲網が敷かれる中、日本も何らかの役割が求められる可能性は高い。元内閣官房副長官補の柳澤協二氏はこう分析する。

「地上軍の派遣は、オバマ米大統領は今のところ否定している。ただ、空爆だけではシリアの内戦が治まるとは思えない。今後、地上軍を派遣すべきとの議論も出てくるだろう。国際社会がシリアの内戦にどう対処するか。地上軍の派遣ということになれば、何らかの支援を求められることは間違いないだろう」

 ISは新たなビデオ声明を発表し、米国の首都ワシントンを攻撃すると警告。

 そんな中、共和党の大統領選指名候補獲得を目指すジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事はIS打倒のため、シリアなどへの地上部隊の派遣を声高に主張した。

 米国がISに攻撃を受ければ、慎重なオバマ大統領も地上戦に突入せざるを得なくなる。安保法制を批判してきた軍事評論家の前田哲男氏はこう懸念する。

「アメリカがテロの標的となったとき、安倍政権が安保法制を発動する可能性がある。戦闘地域への捜索・救援活動などの任務があって、この場合、戦闘現場であっても活動を継続することができるようになります」

 憲法違反との批判を振り切ってまで安倍政権が成立させた安保法制で、自衛隊がいよいよ地球の裏側まで米軍に駆り出される可能性が現実味を帯びてきた。IS取材でシリアなど現地をルポしたアジアプレスの坂本卓氏も指摘する。

「実戦経験のない自衛隊がいきなり地上軍の戦闘に参加することはなく、最初は後方支援で輸送機などを派遣する形になるだろう。米国からの要求も段階的に上がり、最初はNGOなど民間人や食料品、次は武器、やがては兵士の輸送となってくる。後方支援なら安全かというと、そうではない。ISはミサイルの装備も整えていて、7月にはエジプトの艦船に小型ミサイル攻撃を仕掛けている。自衛隊の航空機も攻撃される可能性はある」

 2001年の9・11当時、小泉内閣は海上自衛隊の護衛艦と補給艦をインド洋に派遣して補給支援を行わせた。03年からの対イラク戦争でも陸上自衛隊をサマワに派遣し、復興支援をさせたが、死者は出なかった。

 だが、安保法制により、他国部隊などが襲われた場合、助けに向かう「駆けつけ警護」などの任務が解禁となる。そのため、「自衛隊員の犠牲は避けられない」と軍事ジャーナリストの田岡俊次氏は警告する。

「もし、シリア政府が他国の地上部隊を受け入れるならば、日本がそれに加わってもどこの国からも非難は受けない。だが、日本の部隊が駆けつけ警護や輸送、補給、検問などをすれば、数十人程度の死傷者が出る可能性はある」

 前出の坂本氏は、自衛隊が自爆テロの対象となる危険性もあると指摘する。

「IS は最近では少年兵も養成している。仮に自衛隊がサマワのときのような支援をすることになった場合、少年兵として訓練された子供が、市民にまぎれて自衛隊と接触してくるかもしれない。自衛隊員も、明らかな自爆目的の車両であれば、対戦車砲などで阻止できるが、農家が使うようなトラックに擬装して攻撃を仕掛けてきたときは、攻撃していいのか、判断がつかない。実際にそういうことは起こりうる」

 あるいは逆に現地で人々を誤射するリスクもある。

「仮に一般車両を自爆車両と間違えて誤射すれば、地元民との信頼関係が失われてしまう。誤射と隣り合わせの任務は、隊員にもかなりのプレッシャーとなる。それとも、『一般市民の多少の犠牲はしょうがない』と割り切って攻撃するのか。自衛隊員は苦悩すると思う」(坂本氏)

 来年3月にも予定されている安保法制施行に向け、内閣法制局や防衛省などが新たな交戦規定を極秘協議。テキスト作りを進めているという。

「武器使用基準を拡大し、自分たちの身を守りやすくしただけでは戦場で身は守れない。駆けつけ警護や検問、補給などの際、敵と対峙してしまったら、まず最初は足元を狙い、次は急所の胸を撃つとか、そういうシミュレーションも決めていかないといけない。相手を殺すことを前提に考えなければ、命を落とすのは自衛隊員だ」(防衛省関係者)

(本誌・亀井洋志、西岡千史)

[週刊朝日]

Posted by nob : 2015年11月27日 23:10

因果応報/そのとおり!!!Vol.51

■田原総一朗「IS問題の根源は侵略行為の責任を取らない欧米諸国だ」

 欧米にテロ予告をするイスラム国。各国で応戦の動きをみせているが、大国の思い通りに決着はつかないのではないかとジャーナリストの田原総一朗氏は懸念する。

*  *  *

 11月13日の夜、パリ市内と近郊の6カ所で同時多発テロが起き、129人が死亡し、300人以上が負傷した。新聞やテレビは連日、この同時多発テロを大きく報じている。

 犯人は3チームに分かれ、ベルギー在住のフランス人たちが中軸になっていたようだ。IS(「イスラム国」)がテロを行ったと声明を出した。フランスのオランド大統領は「これはフランスに対する戦争だ」と断言し、「フランスは断固戦う。ISに報復措置をとる」と強調した。

 だが、「断固戦う」とはどういうことなのだろうか。もちろん、フランス大統領としては「テロ」に屈しない強い姿勢を取らざるを得ないだろう。だが、空爆の強化では同時多発テロへの対応にはならない。さらに今後、フランスで、いやアメリカやイギリスでもISのテロが起きる危険性がある。

 ところで、シリアの状況は極めて複雑である。アメリカやフランスはアサド大統領の失脚を図って、反アサド勢力を支援している。それに対してプーチン大統領のロシアはアサドを全面的に支持しているのである。そしてISはアサドとも、アメリカ、フランスやロシアとも対立しているのである。

 アメリカやフランスがアサドの勢力地帯とISの勢力地帯を爆撃しているのに対し、ロシアはISを爆撃すると見せかけて、実は米仏が支持している反アサド勢力地帯を爆撃している可能性も大いにある。アメリカとロシアが対立し、間接的にではあるがお互いに爆撃し合っているのでは、ISの勢いは増大するだけだ。そこでオランド大統領は16日、ISと戦うためにアメリカとロシアが協力することを要請したようだ。

 私は率直に言うと、アメリカがなぜアサドを潰そうとしているのか、よくわからない。「独裁だから」というのが要因のようだが、実はアメリカはそれで大失敗しているのだ。

 イラクのフセイン大統領は独裁者であった。だが、その独裁下でイラクは安定していたのだ。ブッシュ大統領のアメリカは、大量破壊兵器を隠し持っているとか、アルカイダと緊密な関係にあるとか、ありもしない理由をつけてフセイン大統領を潰した。そのためにイラクは大混乱し、混乱の中で、ISが生まれたのである。いわば、ISをつくったのはアメリカなのだ。

 アサド大統領が潰れれば、シリアはさらに混乱することになり、ISが事実上の権力を握る可能性だってある。

 話が脱線した。オランド大統領の要請で、オバマのアメリカとプーチンのロシアが協力する可能性はある。

 だが、私はイスラムの世界はアメリカ、ロシア、フランスといった大国に都合の良い戦略では決着しないのではないかととらえている。

 日本は太平洋戦争に敗れ、1928年のパリ不戦条約以後の戦争の責任を全面的に取らされた。そのため、シリアの空爆になど参加しない「平和国家」となった。だが、アメリカ、イギリス、フランス、ロシアなど戦勝国は、実は第1次世界大戦前のアフリカ、アジア、中米での数々の侵略行為の責任をまったく取っていないのだ。

 例えば英仏ロの3大国は1916年に「サイクス・ピコ協定」という密約を結び、中東地域の国境の「線引き」を勝手に定めてしまった。ISはそれに怒って、イスラムの独立の旗印を掲げているのである。

[週刊朝日]

Posted by nob : 2015年11月27日 23:02

食事法おさらい/コンビニスローカロリーセレクション

■「食べる順番」食事法、1品で実践する技がある
外せないキーワードは「スローカロリー」

丸田 みわ子
美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。

「食べる順番」食事法を、コンビニアイテムで実践するには?

今年4月に施行された「機能性表示食品」制度。半年が経過し、届け出件数は300件、受理商品は100件を超える規模になりました。これにより「食事のあり方」が国をあげて見直されているわけですが、忙しいビジネスパーソンの食事にも変化が見られています。

なかでも「糖質オフ」や「食べる順番(最初に野菜類を食べ、その次に肉や魚、最後にご飯やパン、麺類を食べる、というもの)」の考え方は、ただのブームにとどまらない食事法として根付いた感があります。

「スローカロリー」な食べ方とは

また、機能性表示食品制度の開始をにらみ、食品メーカーや医療関係者のグループが研究を進めてきたのが、「スローカロリー」という分野。これもやはり、生活習慣病予防をはじめとする、健康的で規則正しい食生活を推奨するためのものです。

「スローカロリー」は、ゆっくりと消化吸収される糖質の摂り方をしましょうという考え方。具体的には、血糖値が急に上がったり下がったりしない甘味料、糖質が含まれていても食物繊維が多く血糖値が上がりにくい食品(果物、玄米、全粒粉、シリアルなど)を推奨しています。

糖尿病や高血圧、メタボなどの生活習慣病を予防するには、糖質制限が最重要。ただ、たとえばスポーツをする場合などを考えると、糖質はなくてはならないエネルギー源でもあります。どうしても一方に偏りがちですが、そこを「二兎とも追う」ことのできる食事法こそが、スローカロリーな食べ方なのです。

では早速、気をつけるべき点を具体的に見ていきましょう。

基本は「食べる順番」でお馴染みになりましたが、まず野菜料理を最初に食べること。これにより食物繊維がお腹にたまるので、次に食べる物の消化吸収をゆっくりと行い、血糖値の急上昇を防いでくれます。

次に摂るべきは、肉や魚、大豆製品などのタンパク質。お肉については脂質の摂りすぎにならないよう気をつけなければいけませんが、食物繊維が先にお腹に入っていると、高脂肪のリスクがいくらか軽減されます。

タンパク質はスポーツをする人だけでなく、人が生活をする上で必要な筋力をつけてくれる大事な栄養源。そして最後に摂るご飯やパン(糖質)は脳のエネルギーになるので、成長期のお子さんやスポーツ選手に必須の栄養源になります。

また、スローカロリーの考え方では糖質の「質」を上げるために、白米を玄米や雑穀入りご飯に、白いパンを全粒粉やライ麦入りパンに、甘味料は白砂糖ではなくオリゴ糖(てんさい糖)、パラチノース、ラ・カントなどの天然成分でできた甘味料を摂ることを推奨しています。

コンビニで探せる「スローカロリー」な食品

コンビニや食品メーカー各社は日々、この食べ方にあった製品を開発、商品化していますので、チェックしてみてください。

おかずが複数入ったお弁当なら、「食べる順番」でスローカロリーな食べ方を実践できますし、一品で済ませたいなど、食べる順番を無視せざるを得ないときのための「スローカロリー食品」もありますよ。
〈みわ子流、「スローカロリー」の助けになるコンビニアイテム!〉

・バータイプの菓子類
ソイバーやシリアルバーは、忙しくて昼食が取れない時やおやつにピッタリ。大豆やシリアル、雑穀、ナッツ、ドライフルーツには食物繊維が含まれています。
その上大豆はタンパク質、ドライフルーツや雑穀には糖質も含まれるので、スローカロリーな食品と言えるでしょう。

・おむすび類
忙しい時のデスクでのランチに食べやすいおむすびは、玄米のものや、雑穀入りのもの、大麦ご飯のものなど、単品でも食物繊維がとれるものも登場しています。
白米のおむすびでも、五目御飯や豆ごはんなら野菜がたくさん炊き込まれているので、いくらかスローカロリーなおむすびと言えるでしょう。

・ゆで卵
おむすび中心のランチの際、一品加えるといいのがコレ。複数あるアミノ酸(タンパク質)がすべて揃っているうえ、1個あたり約75キロカロリーと安心できる範囲です。高血圧予防のためにも、塩はつけすぎないようにしましょう。

・ドライフルーツ、冷凍フルーツ
糖度はやや高めですが、食物繊維が豊富なので、消化吸収が緩やかで血糖値の上昇も緩やかに抑えられます。おまけにビタミンやミネラルも摂取できます。お菓子を我慢したいけど甘いものが欲しいときに重宝する健康おやつです。
また冷凍フルーツコーナーでは、もともと糖度が低いイチゴ、ブルーベリー、アサイーなども見つかります。

・買い置きの砂糖類
オフィスで飲むコーヒー・紅茶に砂糖を入れる習慣がある方は、白砂糖系(スティックのグラニュー糖、角砂糖など)ではなく、オリゴ糖(てんさい糖)、ラ・カント、スローカロリーシュガー(パラチノース)にチェンジしてみましょう。

11月も後半に入り、来週からはいよいよ師走。忘年会シーズンは暴飲暴食をしがち。冬太りは生活習慣病リスクを高めるので、食べ方を少し工夫して、体の負担が少ない食生活を身につけておきましょう。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2015年11月27日 20:11

酵素 VS ファイトケミカル、、、すべては諸刃の剣、バランスが何より肝要です。。。

■がん予防 野菜は皮ごと煮込み汁ごと食べるのが効果的と医師

 がん予防に効果的な栄養素、“ファイトケミカル”とは、植物が作り出す天然の機能性成分。毎日意識してしっかり摂ることで、がんを作り出す原因は撃退できる。

「健康な人でも、体内では毎日5000~6000個の“がん細胞の芽”が生まれています」(麻布医院院長 高橋弘さん・以下同)。

 つまり、誰もががんのリスクを持っているというのだ。1つのがん細胞が成長して、がんになるには、平均9年かかる。いち早くその芽を摘み取り、成長を食い止めれば、がんを防ぐことができる。

 がんによる死は、約35%が食事、約30%が禁煙、約10%がウイルス感染の予防で防ぐことができるといわれる。中でも重要なのが食事で摂る野菜の量だ。野菜の消費量とがんの発症率は密接な関係があると高橋さんは指摘している。

「野菜の色や香り、辛みなどの成分をファイトケミカルといいますが、この成分がすごいのは、活性酸素を除去する抗酸化作用、免疫力を高める作用、がん細胞の増殖を抑える作用、そのいずれもが非常に優れている点です。がんを防ぐには、このファイトケミカルを含んだ野菜を毎日350~400g摂ることが必要です」

 ファイトケミカルは、硬い細胞壁で覆われた細胞の中にあるため、野菜を生食したのでは、体内には吸収されにくい。

「加熱すれば、成分が細胞の外に溶け出てきます。特に豊富なのは皮や芯ですから、できるだけ皮ごと煮込み、汁ごと食べるのがおすすめです」

 逆に控えたいのが、鉄の多い肉類や魚介類。鉄は体内に酸素を取り込むのに欠かせないミネラルだが、取り込んだ酸素の約1%は活性酸素になるため、鉄が多すぎると、活性酸素が増えてしまう。しかも、鉄を介してできる活性酸素は毒性が強い。

「女性は閉経後、がんの発症率が上がります。それは、生理によって鉄が排泄されなくなるのも一因。特に閉経後は、鉄分の摂りすぎに注意。また、がん細胞の成長を進める高GI値(糖質が多い)の食品も控えめにしましょう」

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年11月25日 10:38

(既得権層に)不都合な真実が自ずと伝えられることはない。。。Vol.5

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

広瀬隆 [ノンフィクション作家]

3人の元総理は、
なぜ「脱原発」に転向したのか?
――吉原毅×広瀬隆対談【最終回】

脱原発に転向した
3人の元首相

広瀬 私たちはこれからも吉原さんはじめ、城南信金のみなさんがどんどん表に出て発言してくださることを、とても期待しています。金融機関ですから、心強い味方です。

 吉原さんは今年6月に理事長を退任されましたが、今の役職は何ですか?

吉原 「城南信用金庫相談役」であり「城南総合研究所所長」。「所長」兼「小使い」です(笑)。

広瀬 たしか、元首相の小泉純一郎さんが「名誉所長」ですよね。

吉原 はい、小泉純一郎さんも『東京が壊滅する日』を読んでいます。「素晴らしい本だ」とおっしゃっていました。
『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(集英社新書)も含めて、かなり広瀬さんの本を熟読されていますよ。

広瀬 私は過去に小泉さんの悪口をいっぱい書いているので、会いにくいのですが(笑)。

吉原 小泉さんは常々、「民主主義だからいろんな意見があっていい」と言っています。いちいち感情的にならずに、自分の意見は堂々と言う。「他人が反対意見を言ったからといってつぶしてはいけない」と。

広瀬 うれしいことに、私が批判してきた総理候補と、歴代首相3人が次々反原発に変わってくれました。
 小沢一郎、細川護煕、小泉純一郎、菅直人の4人を批判してきましたが、現在は4人とも私たちの味方ですからね。この変化が大事な進歩だと思います。安倍晋三は退歩だけ!!

吉原 私は一般の方を対象に脱原発をテーマに講演をしています。
 女性には原発反対の人が多いのですが、大学生などの若い男性、働き盛りのビジネスマンや経営者を中心に「原発は必要」という声がまだあります。
 その理由を聞くと、「原発がなくなると経済が悪化し、文化的な生活は維持できない」とか、「景気が悪くなって就職できなくなり、仕事がなくなる」など、誤解をしている人がいっぱいいます。

広瀬 原発を止めるためには、その人たちにこそ正しい知識を持ってもらう必要があります。
 私が吉原さんに講演をお願いしてきたのは、そうした原発推進論者を、吉原さんが経済的な面から正しく説得して、原発無用という結論を信じてくれるようになるからです。

 今、愛媛県の伊方原発の再稼働問題がクローズアップされていますが、地元紙「愛媛新聞」の世論調査では、うれしいことに県民の7割が反対しています。
 今年の10月9日に愛媛県議会が再稼働に賛成しましたが、「愛媛新聞」は社説で、「この県議会の決議はなんの意味もない」
とはっきり書いていました。

 でも、残り3割が反対してくれればもっと大きな力になります。再稼働反対を8割から9割に増やしましょう。できますよ。
 推進論者は、ほとんどが経済的な理由ですから、「原発ゼロのほうが自分に利益が出る」とわかれば、私たちの味方になってくれます。そのためには、誤解している人、無関心な人に正しい知識を持ってもらいたい。

 そういう意味で吉原さんは、我々にとって異色のスターです。稲盛和夫さんが浜岡原発反対署名に参加してくれましたけど、先頭に立って実践活動をしてくれた企業人は、吉原さんが初めてですから。

なぜ、1000万円以上の寄付が集まったのか?

吉原 広瀬さんと初めてお会いしたのは、2012年6月27日でした。当金庫に口座を開設したいとおっしゃって。

広瀬 国会前での大飯原発の再稼働反対デモの様子をメディアがきちんと報道しないので、腹が立って、NHKたちにプレッシャーをかけるために、自分たちでヘリコプターをチャーターして、抗議活動を空撮しようと考えたときでしたね。その寄付金を集めるために、世の中で最も信頼されている城南信金に口座を開設してもらったのです。

「正しい報道ヘリの会」というのは吉原さんの命名で、第1号として、吉原さんがへそくり10万円を寄付してくださったので、私も10万円入れてスタートしました。

吉原 わずか数日間で1000万円以上の寄付が集まって、志のある方が本当に多いのだと改めて感動しました。心強いですね。

広瀬 城南信金だからあれだけの人気になったと思います。名の通り信用があるから、お金を集めるなら吉原さんしかないと思って、あの日、頼みに行ったのです。

吉原 最近では、話題となっている、SEALDs様にもご用命いただいているようです。

広瀬 そうですか。

吉原 するとネット右翼が攻撃してくるのです。ネットに悪口雑言が書いてありました。「そのうち金融機関も痛い目に遭うぞ」というような脅迫も。ああいうのはよくないですね。「我々は絶対に屈しないぞ」と社内で言い合っています。

広瀬 気にすることはありません。あんなのは「張り子の虎」です。
 どこかから金をもらって騒いでいるチンピラで、本当の右翼じゃない。ヘイトスピーチをやっている連中もそうです。だから大丈夫。こっちは強いですから、絶対ゆるがない。

電力会社の地域独占体制を
崩す方法

広瀬 今後は原発反対運動をどう展開しようと考えていますか?

吉原 これから一番大事なのは、電力会社の地域独占体制を崩すことでしょう。電力会社の地方支配力はものすごい。

広瀬 確かにすべての経済を握っていますからね。電力会社は就職の斡旋までやる。

吉原 お祭りのときの奉納金、議員には盆暮れに商品券、土建業や旅館業には利幅の大きな仕事、高校生には就職の斡旋……。

 でも、2016年4月1日に電力が自由化されますから、一部の人間がおかしな使い方をすることはできなくなります。そのために私たちは、新しい電力会社とタイアップして拡販を推進していこうと考えています。また、自然エネルギー事業を多くの国民の方々に拡めることです。

 その1つがソーラーシェアリングです。
 農地に支柱を立てて太陽光パネルを設置します。耕作しながら発電も行います。農業をしながら電気を生む。これが一番採算性もあり、成功する可能性があるのです。

 もし日本のすべての農地に設置すると、原発700基分の発電力になります。1割の農地でも70基分です。

広瀬 農地の上にソーラーパネルをつけると、日よけをつけたことになり、収量は下がりませんか?

吉原 実際やってみると、なんと逆に増産になりました。
 農林水産省から、日よけをつけても、「80%程度の出来高が設置の条件」と言われていましたが、実際には120~150%の作物ができました。

 植物は一定の光飽和点を超えると光合成を止めてしまいます。また、太陽熱から身を守るために水分を蒸散して自らを冷却します。

 その結果、光合成に使う水がなくなり、夏場はある程度日よけをかけたほうが植物はよく育ち、農家にとっては食料増産につながる。しかも売電収入で現金収入が10倍になります。こんなうまい話はありません。

広瀬 設置コストはどのくらいかかりますか?

吉原 ソーラーパネルを設置する際の最大のコストは整地費用です。したがって、山を削ったり、コンクリートを打ったりすると大変です。
 しかし、ソーラーシェアリングの場合、もともと整地されている農地の上に設置します。農地の上に立てる支柱、その上に載せる太陽光パネルも、キットを買えば自分で簡単に作れます。コンクリートも使いません。ですからコストは極めて安いのです。

 まして農家は毎日農地を見ていますから、そのときにソーラーパネルの角度調整や、ちょっとしたメンテナンスはできます。

 これを推進することで農家の力がアップします。若い人たちが後継者として帰ってくる。地域の活性化、耕作放棄地の復活、TPP対策にもなります。そして、個々の農家が売電するのですから、原発は農家の邪魔になります。
 結果として、原発反対の大きな力となると思うのです。

新電力自由化は
すごいビジネスチャンス!

吉原 一般家庭では、積水ハウスなど、エネルギーゼロ住宅がいっぱい出てきています。世田谷、川崎では水素スマートシティ構想があります。

 トヨタやホンダの開発した水素自動車は、生産が追いつかず、大人気です。
 水素が主役になれば、太陽光や風力も水素に転換して保存流通できるので、自然エネルギー100%でも安定的な電力提供ができる。

「ブルータワー」といって、森林バイオマスから水素をつくるプラントもすでに稼働しています。水素から都市ガスもつくれます。ドイツでは自然エネルギー比率を2050年に80%まで引き上げる構想もあります。

 ただちに原発をやめれば、いろいろなビジネスがどんどん生まれてきて、すごいビジネスチャンスだと思います。

広瀬 東京・品川のマンションでも、電気とお湯を生み出す全戸エネファーム(燃料電池)つきのタイプが売り出されていますから、電力会社離れが進んでいます。

 電力会社への依存度が下がれば、自然と原発ゼロに向かって社会は動くでしょう。吉原さんは、中小企業の方と手を組んで、色々なイベントもしてきましたから、このエネルギー革命を実現できますね。

吉原 どうせ生きていくのであれば、子どもたちの未来につながる生き方をしていきたいというのは自然の感情です。そういうものを大切にしていきたい。
一部の人が利権で主導するのではなく、みんなが健全だと思う社会を底辺からつくっていきたいです。

 大企業の経営者、ビジネスマンの方々に言いたいのは、あなた方は、子どもたちに誇れるような立派な仕事をしたくありませんか、ということです。
 東芝でも日立でも、テレビのCMで「自然エネルギーで環境をよくしている企業」というPRをしていますが、「原発を推進している」ことはPRしていません。

 それほど「原発は後ろめたい事業」なのでしょう。それなら会社の方針を転換して、原発から撤退し、自分たちが誇りを持てる企業、子どもたちが笑顔で暮らせる未来をつくる企業、そして日本を代表する立派な企業になってください。

広瀬 吉原さんの主張は、金融の元締めで、なおかつ実績をあげてきたから、とても説得力があります。あとひと息です。百万の味方を得た気分です。原発ゼロで日本経済を再生しましょう!

吉原 11月4日(水)には城南信用金庫本店で、細川護煕さんがやっている自然エネルギー推進会議と共催で、小泉元総理、香山リカさん、ロバート・キャンベルさん、河合弘之弁護士と、自然エネルギーシンポジウムを行い、大変盛り上がりました。

 お客様である中小企業の方々による自然エネルギー事業の事例発表と『日本と原発』の映画上映。そういう形で、あちこちで活動を展開して、気焔をあげていこうと思います。みなで一緒に、世の中を変えてゆきましょう。

(おわり)

<著者プロフィール>
広瀬 隆(Takashi Hirose)
1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図的で衝撃な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯――ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守本流』『日本のゆくえ アジアのゆくえ』『資本主義崩壊の首謀者たち』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』などベストセラー多数。

吉原 毅(Tsuyoshi Yoshiwara)
1955年、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、城南信用金庫に入職。1996年、41歳で常務理事となり、2010年、理事長に就任。ともに助け合う協同組織である信用金庫の原点回帰を打ち出し、理事長の年収を支店長の平均以下である1200万円、全役員の定年60歳、現場による経営計画の策定など、異色の改革を行っている。2011年4月1日には「原発に頼らない安心できる社会へ」を発表。職員による被災地支援も続けている。著書に『原発ゼロで日本経済は再生する』(KADOKAWA)『信用金庫の力――人をつなぐ、守る』(岩波書店)、『城南信用金庫の「脱原発」宣言』(クレヨンハウス)がある。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年11月22日 15:00

武力によりもたらされるのは、果てしなく連鎖増幅していく哀しみと憎しみだけ、、、テロなどとは先進国連合側の一方的な論理、もとより戦争なのです。。。Vol.2

■パリ同時多発テロの根底にある100年の歴史

高橋洋一 [嘉悦大学教授]

終わらぬ根深い憎しみの連鎖
発端は第一次世界大戦

 今月13日、パリで130名近くもの死者を出すテロが起こった。直後に「イスラム国」から犯行声明が出され、フランス空軍による報復爆撃が行われたというニュースも流れている。

 ちなみにテロが起こった11月13日は、1918年、英仏軍がオスマン帝国のイスタンブールを制圧した日である。つまり聖戦を掲げるイスラム国にとっては、キリスト教徒にイスラム教徒が侵略された恥辱の日であり、復讐にふさわしい日と見ることもできる。

 首謀者にはヨーロッパ国籍をもつイスラム国シンパも含まれているといい、戦争の歴史が作り出してしまったヨーロッパ移民社会の複雑さ、暗部をも垣間見るようである。

 根深い憎しみの連鎖は、まだまだ終わりそうもない。卑劣きわまりないテロの犠牲者に対しては、哀悼の念を強くするばかりである。

 ただ地政学的に見れば、1916年のサイクス=ピコ協定でわかるように、ヨーロッパ諸国がアラブ世界を民族無視で勝手に分割したこと、さらにその後、しっかりコントロールしきれなかったことが、さまざまな形をとって現在にまで及んでいる。例えば、アメリカがイラク民主化のためにフセイン政権を倒したが、その残党が「イスラム国」を作った。このたびのパリのテロもまた、それらがもたらした大きな悲劇の一つであると見るべきだろう。

 こうした現代の難問を理解するには、高校レベルの世界史をおさらいしておくといい。

 発端は第一次世界大戦である。

中東問題の大元を作った
イギリスの「三枚舌外交」

 第一次世界大戦後にドイツの力が弱まり、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、ロシア帝国が崩壊したことで、バルカン半島から東欧にかけての地域には小さな独立国家が乱立した。

 ドイツの同盟国として参戦したオスマン帝国の解体では、現代にまで続く中東問題が芽生えてしまった。それを説明するには、第一次世界大戦中のイギリスの多重外交にまで遡らなくてはならない。

 1915年、イギリスはフサイン・マクマホン協定によって、オスマン帝国からの独立をアラブ人たちに約束した。

「オスマン帝国との戦いに貢献し、勝利した暁には自分たちの領土を持てる」とアラブ人たちに思わせることで、イギリス陣営への協力を取り付けたわけである。

 しかし、これが虚構であったことは、その直後にイギリスがフランス、ロシアと結んだ協定を見れば明らかだ。

 1916年、オスマン帝国領アジアをイギリス、フランス、ロシアとで分割、パレスチナは国際管理下に置くというサイクス=ピコ協定が結ぼれる。下図で、青がフランス、赤がイギリス、緑がロシアである。

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 これは、オスマン帝国の支配下にあるアラブ人が独立できるという、フセイン=マクマホン協定と明確に食い違っている。しかも、定規で引いたような人為的な国境線が後で火種になる。

 さらに1917年には、イギリスは、パルフォア宣言によってユダヤ人がパレスチナに独立国家を築くことを認めた。アラブ人にしたように、「独立国家を持てる」と約束することで、ユダヤ人からの協力も得ようとしたのだ。

 このようにイギリスは、戦争を有利に進めるために、それぞれの利害関係者に異なる言質を与える「三枚舌外交」を行った。そして、今日にまで続く中東問題の大元を作ってしまったのである。

統治国の勝手が生み出した
クルド人問題とパレスチナ問題

 ちなみに、サイクス=ピコ協定でオスマン帝国の分割案に参加していたロシアは、戦中にロシア革命が起こったため、単独でドイツと講和条約を締結していた。

 ロシアはバルカン半島で勢力拡大し、オスマン帝国までも分割統治することで黒海方面への南下を狙っていたが、その野心は、自国内の革命という足元から崩れることになったのである。

 ロシアが途中で戦線離脱したことで、オスマン帝国はイギリスとフランスの決定によって分割統治されることになった。

 そこで生じた中東問題の一つは、クルド人問題だ。イギリスとフランスが勝手にそれぞれの委任統治領を決めたせいで、クルド人の地域は、トルコと、イギリス、フランスの勢力下にあるイラクとシリア、イランなどに分断されてしまった。

 実は、最初に結ぼれたセーブル条約ではクルド人の独立国家の建国が認められていた。ところが、トルコ共和国の領土回復が認められたローザンヌ条約で、取り消されてしまったのだ。

 自分たちの国を持たないクルド人は、各国では少数派だが、全体を合わせれば約3000万人にもなると推定されている。彼らの独立問題は、第一次世界大戦以降、今も中東における最大懸念の一つとなっている。

 第一次世界大戦が元となった中東問題は、パレスチナ問題だ。現在のヨルダンを含むパレスチナは、第一次世界大戦後、イギリスの委任統治領となり、パルフォア宣言に基づいてユダヤ人たちはパレスチナに向かった。といっても、この当時は、もともとパレスチナに住んでいたアラブ人と移植してきたユダヤ人は、比較的穏やかに共存していたとされる。とごろが、ユダヤ人入植者が増えるにつれて、次第に土地争いなどが起こりはじめ、バレスチナ人との対立が強くなっていく。

 それを、統治国であるイギリスはコントロールしきれなかった。困り果てた末、第二次世界大戦後に責任放棄して国連に丸投げにしたために、パレスチナ問題はますます混迷を極め、いまだ解決されていない。

テロは決して認められない
だが100年間の歴史も知っておこう

 ひとくちにイスラム教徒といっても、内側は非常に複雑である。彼らの帰属意識は国よりも部族に対してのほうが強く、しかも、先に挙げたクルド人に代表されるように、国境と部族が必ずしも一致していない。

 さらに、イスラム教にはスンニ派とシーア派という二大宗派があり、多数派のスンニ派と少数派のシーア派が対立を続けているという長い歴史がある。この宗派とは別に、トルコ主義、アラブ民族主義、ペルシャ主義といった、少しずつ異なる民族意識もある。

 宗派や民族意識が異なっても、最大概念であるイスラム共同体「ウンマ」への帰属意識は共有している。しかし、イラン・イラク戦争のように、同じイスラム教国同士で起こった戦争には、スンニ派とシーア派の歴史的対立が絡んでいる場合もある。

 こうした背景をいっさい斟酌しようともせず、戦勝国が勝手に勢力図を決め、分け合ってしまったのが、第一次世界大戦の一つの結果だった。アラブ世界の人々は、宗教心や帰属意識もろとも、列強の手前勝手な領土欲に振り回されたのである。

 現在では中東は、かつてのバルカン半島をしのぐといってもいいほどリスクの高い「火薬庫」となってしまった。目下、最大の懸案は、やはりイスラム過激派組織「イスラム国」の台頭である。「イスラム国」は、サイクス=ピコ協定の終焉を目指している。

 ヨーロッパでは、今回のパリのテロ以外にも、これまでにロンドンやマドリードで一般市民をターゲットにしたイスラム過激派によるテロが起こっている。また言うまでもなく、それ以上の数、規模のテロが、中東の国々では今や日常茶飯事となっている。

 この問題は簡単に解決しない。以上で見たように、100年前の話が発端になっていて、100年間も解決されなかったからだ。

 テロはいかなる理由があっても認められない。ただ、この100年間の歴史も同時に頭に入れておこう。

[DIAMOND online]


■パリ同時多発テロが起きるほどに IS膨張を許した戦犯は誰か?

北野幸伯 [国際関係アナリスト]

11月13日、世界は「9.11」以来の衝撃に襲われた。パリで「同時多発テロ」が起こり、129人が犠牲になったからだ。イスラム国(IS)による犯行と見られるこの事件によって、世界はどう変わっていくのだろうか?

突如現れて広大な地域を占領したIS
米国は過去に彼らを支援していた

 今回のテロについて、フランスのオランド大統領は、即座にISの犯行と断定。そして、IS自身、「犯行声明」を出している。

 2014年に「どこからともなく」現れ、いきなりイラクとシリアにまたがる広大な地域を占領したIS。日本人には、「唐突に」登場したように見える。

 しかし、ある集団が強い勢力を持つには、「金」と「武器」が必要だ。彼らは、どこでそれらを得たのだろうか?まず、ここから話をはじめよう。

 以下は、AFP-時事2013年9月21日付からの引用。「シリアの反体制派同士が、ケンカし、戦闘になったが和解した」という内容である(太線筆者、以下同じ)。

<シリア北部の町占拠、反体制派とアルカイダ系勢力 対立の背景
トルコとの国境沿いにあるシリア北部アレッポ(Aleppo)県の町、アザズ(Azaz)で18日に戦闘になったシリア反体制派「自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)」と国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(ISlamic?State of Iraq and the Levant、ISIS)」が停戦に合意したと、イギリスを拠点とするNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatoryfor Human Rights)」が20日、明らかにした。>([AFP=時事])

 短いが、ISに関する「2つの重要な事実」(知らない人にとっては衝撃的な)を含んでいる。まず、ISは、13年9月時点で「アルカイダ系」であった。(その後、アルカイダから独立)。2つ目は、この時点で、ISはシリアのアサド政権と戦う「反体制派」(=反アサド派)に属していた。

 これがなぜ「衝撃的」なのか?「アルカイダ」については、説明する必要もないだろう。米国で01年9月11日「同時多発テロ」を起こしたとされるテロ組織だ。「米国最大の敵」とされた。ISは「アルカイダ系」なので、「米国の敵」なのはわかる。しかし…。11年にシリアで内戦が起こった時、米国はアサド現政権ではなく、「反アサド派」を支援した。その時のことを思い出していただきたい。

 米国は、「悪の独裁者アサド」「民主主義を求める善の反アサド派」という構図を、全世界で宣伝した。ところが、その「善の反アサド派」の中に、「アルカイダ系」の「IS」も入っていたのだ。つまり米国政府は、「最大の敵であるはずのアルカイダ系ISを含む勢力を、『善』と偽って支援していた」ことになる。

ISを含む「反アサド派」に
6000億円もの支援をしたのは誰か?

 もう少し詳しく、ISのルーツを見てみよう。ベストセラー「イスラーム国の衝撃」(池内恵著)にISの組織と名称の変遷が記されている(65~68p)。

 1999~2004年10月:「タウヒードとジハード団」
 2004年10月~2006年1月:「イラクのアルカイダ」
 (この時点では、はっきり「アルカイダ」を名乗っている)
 2006年1月~10月:「イラク・ムジャーヒディーン諮問評議会」
 2006年4月~2013年4月、:「イラク・イスラム国」
 (ここで、「イスラム国」という名に変わった)
 2013年4月~2014年6月、:「イラクとシャームのイスラム国」
 2014年6月~、:「イスラム国」 

 次に、ISが急速に勢力を拡大できた理由を見てみよう。既述のように11年、シリアで内戦がはじまった。ロシアとイランは、アサド現政権を支持、支援した。

 一方、欧米は「反アサド派」を支援した。さらに、トルコ、サウジアラビア、ヨルダン、エジプト、アラブ首長国連邦、カタールも「反アサド派」を支持、支援した。これらは「スンニ派」の国々である。アサドは「シーア派」の一派である「アラフィー派」。彼らは、アサドを政権から追放して「スンニ派政権」 をつくりたいのだ。

 ところで、一言で「反アサド派」といっても、さまざまな勢力がある。そこで12年11月、「反アサド諸勢力」を統括する組織として、「シリア国民連合」がつくられた。著名なアラブ人ジャーナリスト・アトワーン氏の著書「イスラーム国」には「どの国が、反アサドを支援したのか」に関して、こんな記述がある。

<サウディアラビアとカタールが革命勢力に資金、武器支援を行った。『ニューヨーク・タイムス』は、二○一二年一月、カタールが武器を貨物機に載せてトルコに運び、革命勢力に供与していたと報じた。サウディアラビアも軍用機でミサイルや迫撃砲、機関銃、自動小銃をヨルダン、トルコに運び、シリア国内に送り込んでいた。
非公式の情報に基づけば、サウディアラビアは五○億USドル(約六一五○億円)を、武器支援などのシリア反体制派支援に費やしたという。>(203~204p)

 アトワーン氏は「非公式の情報」と断っているが、6000億円以上の金、武器が「反アサド派」に提供され、その一部が(反アサド派にいた)ISに流れたとすれば、彼らが突然「勃興した理由」もわかる。

 ここまでで分かるように「シリア内戦」は欧米vsロシア、そして、スンニ派諸国vsシーア派の「代理戦争」と化した。そして、欧米や、サウジアラビアなどスンニ派諸国からの支援こそが、ISを短期間で一大勢力に成長させたのだ。

 ちなみにオバマは13年8月、「アサド軍が化学兵器を使った」ことを理由に、「シリアを攻撃する」と宣言。しかし翌月には、「やはり攻撃はやめた」と戦争を「ドタキャン」して世界を驚かせた。この頃からISは「反アサド派」や「アルカイダ」の枠を超え、独自の動きをするようになっていく(アルカイダは14年2月、ISに「絶縁宣言」をした)。

やる気のない欧米の空爆を尻目に勢力を拡大
プーチンの本気の攻撃でピンチに

 独自勢力になったISは、次々に支配地域を拡大し、さらなる金と武器を手にしていく。14年6月10日には、イラク第2の都市モスルを陥落させた。ここには大油田があり、ISは重要な「資金源」を得ることに成功する。同年6月29日、ISのリーダー、アブー・バクル・アル=バグダーディーは「カリフ宣言」を行った。つまり彼は「全イスラム教徒の最高指導者である」と宣言したのだ。

 ISの現在の資金や武器は、どうなっているのだろうか?前述の本「イスラーム国」によると、資金源は以下の通りである。

 ・ イラク中央銀行から、5億ドルを強奪した。
 ・石油販売で、1日200万ドルの収入を得ている。
 ・支配地域の住民約1000万人から税金を徴収している。

 武器については、

 ・イラクとシリア両国政府軍拠点を制圧し、米国製、ロシア製の武器を大量に奪った。
 ・2700を超える、戦車、装甲車、軍用車両を所有している。

 さて、米国は14年8月、「ISへの空爆を開始する」と発表した。同年9月には、今回テロが起こったフランスが空爆を開始。その後、「有志連合」の数は増えていった。しかし、米国を中心とする空爆は、あまり成果がなく、ISはその後も支配領域を拡大していった。

 米国を中心とする空爆に「やる気」が感じられないことについてロシアは、「ISを使ってアサド政権を倒したいからだ」と見ている。

 15年9月30日、状況を大きく変える出来事が起こる。ロシアが、シリア領内のIS空爆を開始したのだ。ロシアの動機は、親ロ・アサド政権を守ること。そのため空爆も「真剣」である。1ヵ月半の空爆の結果、シリアのISは大打撃を受け、アサド政権は息を吹き返した。

 アサド軍は現在、着実に失地を回復している。追いつめられたISのメンバーが、難民に紛れ込み、欧州に逃亡を図っている可能性は高い。こんな状況下で11月13日、「パリ同時多発テロ」が起こったのだ。

「パリ同時多発テロ」で
世界情勢はどう変わるか?

 次に、「パリ同時多発テロ」で「世界はどう変わるのか?」を考えてみよう。

<フランス>
 まず、テロが起こったフランスは、ISに復讐しなければならない。ここで空爆を止めれば、「テロに屈した」ことになるからだ。実際、テロ翌々日の11月15日、フランス軍は、ISが「首都」と称するシリア北部の都市ラッカを空爆した。これは、今までで最大規模の攻撃だった。また、フランスは、原子力空母「シャルル・ド・ゴール」をペルシャ湾に派遣し、4ヵ月間駐留させることを決めている。オランド大統領は、今回のテロを「戦争行為」と断じ、最後まで戦い抜く決意を示した。

<欧州全体>
 欧州全体を見ると、今後難民に対する姿勢が硬化するだろう。難民の中にISメンバーが多数含まれている可能性は高い。とすれば、欧州は、「便衣兵」(敵を欺くために私服を来ている兵士)を大量に受け入れていることになる。規制が強まるのは、やむをえない措置といえるだろう。

<ロシア> 
 不謹慎な言い方だが、事実として、「楽になる」のがロシアである。1年8ヵ月前、「クリミア併合」を決断したプーチンは、「ヒトラーの再来」「世界の孤児」と呼ばれていた。しかし、現在、「クリミア」「ウクライナ」のことを思い出す人は、ほとんどいない。それどころか、プーチンは、欧米にとって「対IS戦争の同志」になりつつある。

 ロシアが空爆をはじめた当初、欧米は、「『IS』ではなく、『反アサド派』を攻撃している」と批判した。ところが1ヵ月半の空爆で、実際にISは著しく弱体化している。オバマとプーチンは11月16日、G20が開かれていたトルコ・アンタルヤで会談。そこで、オバマは、ロシアの空爆に理解を示した。

<<米露首脳会談>「シリア和平必要」…露IS空爆に米が理解
米国のオバマ大統領とロシアのプーチン大統領が15日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議が開催中のトルコ・アンタルヤで会談し、シリア内戦の終結に向け、国連の仲介によるアサド政権と反体制派の交渉や停戦が必要だとの認識で一致した。? オバマ氏はロシア軍が9月末にシリアで始めた過激派組織「イスラム国」(IS)への空爆にも一定の理解を示した。>(毎日新聞11月16日(月)12時28分配信)

 さらに、オランド大統領は11月17日、米国だけでなく、「ロシアと協力して」「イスラム国」と戦う意志を明確にしている。

<仏米ロ、シリア北部のIS空爆 軍事的連携を強化へ
フランス、米国の空軍は17日、過激派組織「イスラム国」(IS)が首都と称するシリア北部ラッカを空爆した。
パリの同時多発テロ後、仏空軍による空爆は2度目。
これとは別に、ロシア空軍もラッカを空爆した。
仏ロ関係はウクライナ紛争で冷え込んだが、オランド仏大統領は16日の演説で、対ISで従来の米国に加えてロシアとの軍事的連携も強化すると述べた。>(朝日新聞デジタル11月18日(水)2時0分配信)

自称“国家”のISは消滅するが
テロは今後も続く

<米国>
 米国は、今までの「ダラダラ空爆」を改めざるを得なくなるだろう。このままロシア軍がISを征伐してしまえば、超大国の威信は失墜する。これから米国は、「有志連合軍」を率い、真剣にISと戦うことになる。

 ちなみに、「反IS」で欧米ロが一体化することは、米国に「もっと大きな利益」をもたらすことになる。現在、米国最大の問題は、「中国の影響力が米国に迫っていること」である。実際、57もの国々が、中国主導「AIIB」への参加を決めた。その中には、英国、ドイツ、フランス、イタリア、イスラエル、オーストラリア、韓国など、「親米国家群」も含まれる(彼らは、米国の制止を無視して参加を決めた)。

 特に、伝統的に「親米」だった欧州が、「米中の間で揺れていること」は、非常に問題だ。米国は、ISとの戦いを主導することで、欧州との関係「再構築」をはかるだろう。そして、「中国と対抗するためにロシアと和解する」のは、筆者が4月28日の記事で予想したとおりである(記事はこちら)。つまり、「パリ同時多発テロ」がなくても、両国は和解に向かっただろう。しかし、テロはそのプロセスを速めた。

<IS>
 では、「パリ同時多発テロ」を起こしたとされるISはどうなるのだろうか?欧米ロが一体となって、全力をあげて攻撃をしかけるのだから、どう考えても勝ち目はない。結局彼らは、支配地域を失い、欧州、ロシア、旧ソ連諸国などに散らばっていくだろう。支配地域を持たない古巣のアルカイダ同様、世界のさまざまな地域でテロ行為を続ける。

 ISという、自称“国家”は消滅するが、そのメンバーは、これからも世界各地でテロを行い、民衆を恐怖させるだろう。

[DIAMOND online]


■「誤爆もテロ」「安保法制で日本が標的」 現実離れなテレビ報道も

パリ同時多発テロ

 テレビ各局は連日、パリ同時多発テロを時間を割いて報じている。テロの背景や難民問題、テロ対策に焦点を当てた番組が目立つ一方、コメンテーターがテロ組織との対話を呼び掛けたり、安保法制と結びつけて日本への影響を不安視したりと、現実離れした意見を紹介する番組も出ている。

 テレビ朝日系「報道ステーション」は連日、テロをめぐる動きを伝えつつ、各国のイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討作戦による誤爆の問題も取り上げた。

 古舘伊知郎キャスターは16日、「許すまじきテロ。一方、有志連合の誤爆で無辜(むこ)の民が殺される。これも反対側から見ればテロだ」と、空爆の効果を疑問視。17日には、自民党が共謀罪新設に向けた検討を始めたことに、古舘氏が「疑わしきはしょっぴくことへの懸念を感じる」と述べた。

 一方、15日のTBS系「サンデーモーニング」では、国際社会の対応を疑問視したり、テロ組織との対話の必要性を訴えたりするコメンテーターが相次いだ。フォトジャーナリストの安田菜津紀氏は「(難民問題の)責任がイスラム国を生んだ国々にあり、日本も例外ではないとの声を耳にした」と発言。法政大総長の田中優子氏は「(国際社会はテロ組織と)対話を進めるための努力はしているのか」と疑問を呈した。

 田中氏はまた、「安保法制成立後、日本が(テロの)標的になっているということをとどめておかねばならない」と主張。ただ、イスラム国が日本人2人を殺害し、日本もテロの標的と表明した今年初め、安保法制は成立していない。

 このほか、日本総合研究所理事長の寺島実郎氏が「宗教的な寛容さが日本の文化だ」と語り、日本独自の立ち位置を探るべきだと訴える場面もあった。

[産経新聞]

Posted by nob : 2015年11月21日 11:56

(既得権層に)不都合な真実が自ずと伝えられることはない。。。Vol.4

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

広瀬隆 [ノンフィクション作家]

再稼働、安保、TPP……
安倍“駐日アメリカ大使”の本当の罪
――吉原毅×広瀬隆対談【パート4】

銀行は「営利法人」、
信用金庫は「非営利法人」

広瀬 僕は吉原さんに出会う前は、信用金庫という存在を深く考えたことがありませんでした。
 つまり、協同組合組織で、互いに助け合うための金融機関だとは。

吉原 信用金庫は、地域を守って、地域の人を幸せにすることを目的とした社会貢献企業です。
 信用金庫は、銀行と同じ金融機関の一業態、銀行の小型版だと考える人が少なくありませんが、そうではありません。

 銀行が利益追求を目的とした株式会社であるのに対し、信用金庫は、株式会社に対抗し、お金の弊害を是正するために生まれた、会員出資による協同組合組織の「非営利法人」なのです。

 もともと1900年に欧州から日本に伝えられた、社会改革を目的とした協同組合運動の金融部門であり、生活協同組合や農業協同組合の仲間なのです。

広瀬 原発には巨額の金が絡んでいるから、原発廃絶運動は銀行にはできませんが、独立した信用金庫にはできますね。吉原さんは哲学者ですよ。

吉原 そもそもは、小原鐵五郎(おばら・てつごろう、1899~1989)が城南信金の第3代理事長で全国信用金庫協会長を長年務め、「金融界のご意見番」と言われた人ですが、信用金庫業界が存亡の危機に立たされたとき、彼が大蔵省の役人にこんな発言をしています。

「富士山の秀麗な姿には誰しも目を奪われるが、白雪に覆われた気高い頂は大きく裾野を引いた稜線があってこそそびえる。
 日本の経済もそれと同じで、大企業を富士の頂としたら、それを支える中小企業の広大な裾野があってこそ成り立つ。その大切な中小企業を支援するのが信用金庫であり、その役割は大きく、使命は重い」

広瀬 「裾野を引いた稜線があってこそそびえる」という表現はすばらしいですね。

吉原 はい。私自身が当時80歳を超えた小原さんのそばで働いていた頃、利益の出るアイデアを出すと「冗談じゃない」と一括され、消費者向けローン企画をボツにされました。そのとき、こう言われたのです。

「私たちはいつから銀行に成り下がったのですか。
 銀行は利益を目的とした企業だが、私たちは町役場の一角で生まれた、世のため、人のために尽くす社会貢献企業なのです。もともとはイギリスのマンチェスターに起源を持つ、公共的な使命を持った金融機関なのです。そのことを絶対に忘れてはいけませんよ」

 お金は人の心を狂わせ、暴走させ、良識的な判断を失わせる麻薬です。お金の魔力にとりつかれると、社会や仲間のこと、先祖や子孫のことなど気にかけず、「自分さえよければ」「今さえよければ」という発想に陥りがちです。それが、フクシマ原発事故で多くの人を苦しめる発端になった原因です。

 原発が「不良債権」であると知りながら、目先の利益を求めて間違ったことをやり続け、将来に大きなツケを残す判断をしている人たちは、まさにお金の魔力にとりつかれていると言っていいでしょう。しかも誤った経済学のもとで。

広瀬 「カジノ資本主義」と同じ構造ですが、私は原発だけでなく、ドシロウトの安倍晋三の経済政策がとてもコワイです。

 全世界に徘徊するヘッジファンドや、タックスヘイブンに隠されてきた巨大なマネーの動きを知らずに、デタラメの出費を続けていますからね。あの男に任せておくと、もうじき、またしても日本はごっそり金を盗まれますよ。

吉原 まさにそうなんです。戦後日本がものづくり大国になってアメリカを圧倒すると、1980年代以降、アメリカは金融、情報、軍事力による「カジノ資本主義戦略」へ転換しました。

 それが金融自由化です。日本人が溜め込んだお金を使って、世界中にデリバティブ商品による賭場を開き、世界中でバブルを起こして大儲けしました。
 しかし、2008年には自分たちまで「毒まんじゅう」を食べて腹下しを起こした。それが「リーマン・ショック」です。

“駐日アメリカ大使”が
首相をやっている!

広瀬 そして真犯人は、売り逃げして隠れてしまいました。莫大な金を持ってね。再びその金が動き出すとコワイですよ。
 私は11月に郵政三社が上場されるのが心配です。上場すれば、ウォール街のハゲタカファンドが入ってくるでしょう。そして、投資先を彼らが支配して、ウォール街がその大金をつかむ。郵便貯金と簡易保険の金は、莫大な額ですからね。そのうえ、今度は年金をジャンクボンドに投資しようっていうんだから、国民の金が盗まれっぱなしです。

吉原 それは十分考えられます。それで政府に多少お金が入るにしても、買った株主が郵政をどう変えてしまうのか怖いところです。
 金融は暴走を何度も何度も繰り返してきた歴史があります。特に、資本主義経済は産業革命以降に暴走し、「自分さえよければ」という発想を世の中に広める麻薬みたいなものです。

 それをやめて自分で生産し、自分で経営し、自分で消費する。お金による分業ではなく、全体像を見る。これが全体を取り戻し、人間性を回復するという協同組合運動の本質です。

 信用金庫はそういうことをやっている金融機関なので、協同組合運動の一環として、原発に反対するのは当たり前のことです。
 現在の経済は、本物の経済ではありません。地に足をつけて、社会の健全な発展、人々の幸せにつながる健全な付加価値が増えていくことが、本当の意味での経済成長です。
 中小企業も、その哲学で動いています。現代社会はマーケットが発達しすぎて、それとともに自己中心主義が発達して、どんどん人格が崩壊していっています。そういう意味では、みんな奴隷化しているともいえます。

広瀬 日本は完全にアメリカの奴隷になっています。
 1970年代の日米繊維交渉では、首相の佐藤栄作がきちんとアメリカとケンカしました。歴史を調べてみると、日本のバカな政治家たちも、アメリカとちゃんとケンカしていました。

 でも、今は、安倍晋三みたいな「駐日アメリカ大使」が総理大臣をやっている。これでは国民は救われません。
 原発も集団的自衛権もTPPも全部、アメリカの富豪の言いなりですから。 19世紀に跋扈したフランスのサン・シモン主義は、「資本家が文明をリードしてゆくことによって、社会全体の富が増え、貧者もまた救われてゆく」という理論でした。
 サン・シモン伯爵が唱えたこの説が横行した結果、19世紀以来、全世界で労働者に対する資本家の搾取が著しく横行するようになりました。
 今まさに安倍晋三が唱えてきた経済活性化政策は、それです。

「大企業中心の経済成長が、日本全体の経済を発展させる」という、実に古くさい、19世紀の回顧主義にすぎないもので、よくもこんな古い経済思想を取り出してきたものだと驚きますが、日本の経済学者は誰も批判していない。
 サン・シモン主義が、ますます貧富の差を拡大することは、数々の歴史が実証してきた通りで、現在の日本で、労働者の格差が急激に広がっているのは、そのためです。

 喜ぶのは、経団連(日本経済団体連合会)に所属して、社内留保を増やせる上部の大手企業幹部だけですよ。

自由化、規制緩和の先は、
デフレ、戦争へという末路

吉原 そうですね。それに経団連といっても彼らは大企業を代表していません。それと安倍政権は、選挙のときは「経済第一」「TPPは反対」と言っておきながら、権力を握ると急に安全保障の話を持ち出し、TPPはアメリカの言い分を丸呑みにしてしまいました。TPPというのは日本では自由化、規制緩和だと考えられています。

 でも、TPPの真相は、日本は自由化や規制緩和をさせられ、アメリカにとっては保護主義です。他国から利権を収奪するための保護主義政策なのです。

広瀬 そうです。あのルールを1つずつ見れば、アメリカに都合のいいルールだけを取り込んで、黒幕の多国籍企業が利益を得る、それがTPPです。

吉原 そもそも自由化、規制緩和をやっても顚末は見えています。竹中平蔵さんが講演で力を込めて「0.1%でも高い経済成長が大事だ。だから規制緩和が大事だ」と言っていました。

 私も経済成長を決して否定しているわけではありませんが、「だから規制緩和が大事」という竹中さんの論には飛躍があると思います。

 歴史を見ると、今から100年ほど前にイギリス帝国による第1次グローバリゼーションがありました。経済がグローバル化して世界中でものが動いた結果、イギリスをはじめとする先進国まで生産過剰になって、世界的な恐慌や大デフレにつながり、第一次大戦、第二次大戦という戦争を引き起こしました。

 今の第2次グローバリゼーションも同じです。
 1970年代までは経済成長してきましたが、規制緩和を行ったために世界経済は1990年代から失速しました。韓国は経済破綻しましたし、中南米諸国の経済成長は止まりました。そして湾岸戦争が起きました。
 自由化、規制緩和が、実は世界中にデフレと大不況をもたらして、戦争によって終わるという帰結です。歴史は繰り返しているのです。

広瀬 湾岸戦争は、米ソの冷戦が終って、軍需産業の崩壊も原因でした。
 私は吉原さんが登場してはじめて信用金庫が何かを知って城南に口座を開いたのですが、「原発反対」を高らかに宣言した後、城南信用金庫の預金者が増えていますか?

吉原 はい、増えました。心ある人たちがファンになっていただいています。
お金がある人も、ない人もファンになっていただいています。それは、どちらもありがたいと思います。

 私は多くの人に応援していただいていることを業界でも話しています。
 それによって、ほかの地方の信用金庫にも、協同組合の理念をもっと大事にしてもらいたいと思っています。

広瀬 そうですね。

 次回がいよいよ最終回です。なぜ、3人の元首相が「脱原発」に転向したかと、いよいよ2016年4月1日に迫った電力自由化で広がる知られざる世界についてお話ししましょう。

(つづく)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年11月17日 17:10

武力によりもたらされるのは、果てしなく連鎖増幅していく哀しみと憎しみだけ、、、テロなどとは先進国連合側の一方的な論理、もとより戦争なのです。。。

■「イスラム国」壊滅戦略を続行=地上部隊派遣は否定−米大統領

 【アンタルヤ(トルコ)時事】オバマ米大統領は16日、トルコで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議の閉幕後に記者会見し、パリ同時テロの発生を踏まえ、過激派組織「イスラム国」に対する壊滅戦略を続けると明言した。また、米地上部隊をシリアに派遣する考えはないと改めて強調した。

 オバマ氏は、「イスラム国」への空爆作戦と併せ、シリア内戦を外交解決する取り組みやテロ組織の人・金の流れを遮断することなどを含む現在の戦略は「機能している」と力説。「私の関心は米国人の安全を守ることだ」と述べた。

 「イスラム国」のテロ実行力については「彼らの潜在力は十分に認識していた」と説明した。ただ、13日に起きたパリ同時テロに関する脅威情報は事前に伝えられていなかったという。

 オバマ氏はこれに先立ち、英仏独伊の首脳らと5カ国会談を開催。首脳らは対「イスラム国」戦を強化することを申し合わせ、米ロなどが主導するシリア内戦の外交解決を目指す動きを「全面的に支援する」と表明した。

 また、米仏両政府は16日、テロや軍事作戦に関する情報の共有を加速することで合意。米国のカーター国防長官とクラッパー国家情報長官は、既存の法律の枠内で最大限フランスと協力するため、新たな指示を出した。空爆の標的情報を共有する手続きの迅速化などが柱となる。

[時事ドットコム]


■「フランスは戦争をしている」 ISと全面対決へ

パリ=神田大介、渡辺淳基
パリ=青田秀樹、梅原季哉
ワシントン=佐藤武嗣
カイロ=翁長忠雄

 パリ同時多発テロについて、仏政府は、過激派組織「イスラム国」(IS)がシリアで計画を立て、戦闘員に実行させたとの見方を固め、全面対決を決めた。仏捜査当局は国内各地で捜索を実施し、次々と身柄を拘束。シリアのIS拠点を空爆し、軍事介入を強める姿勢も鮮明にした。米国主導のIS封じ込めは新たな段階に入った。

■国際テロへ、ISが戦術転換か

 バルス仏首相の発言や、フランスやベルギーの捜査からは、今回のテロ事件をISが組織的に計画し、自ら指揮した疑いが強まっている。

 仏警察は13日夜のテロ事件発生直後から警戒態勢を敷き、15日夜から16日にかけて、イスラム過激派の拠点を一斉に捜索。168カ所で23人を拘束し、AK47など自動小銃4丁、ライフル銃8丁、短銃19丁、防弾チョッキなどを押収した。殺傷能力の高いロケット砲も見つかった。

 1月の仏週刊新聞シャルリー・エブド襲撃事件や、その後に欧州で起きたテロ事件は、いずれも「一匹おおかみ」型犯行の性格が色濃い。実行犯は単独か2人のケースが大半で、ISと直接の関係があるという形跡はなかった。

 ISがテロの戦術を変えた背景には、「支配地」での劣勢を外国でのテロで取り戻そうとする意図が垣間見える。

[朝日新聞デジタル]


■米へのテロ予告、「イスラム国」がビデオ声明

 【カイロ=溝田拓士】イスラム過激派組織「イスラム国」は16日、インターネット上にビデオ声明を公開し、「フランスの中心部にあるパリを攻撃したように、米国の中心部にあるワシントンを攻撃する」と述べて、米国へのテロ攻撃を予告した。

 シリア、イラクで「イスラム国」空爆を続ける国々への攻撃にも言及した。

[読売新聞]

Posted by nob : 2015年11月17日 10:00

(既得権層に)不都合な真実が自ずと伝えられることはない。。。Vol.3

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

広瀬隆 [ノンフィクション作家]

原発とは、国家ぐるみの
壮大な「粉飾決算」である。
――吉原毅×広瀬隆対談【パート3】

原発が止まって、経済がよくなった!?

吉原 原発問題はイデオロギー問題ではありません。きわめて科学技術的な話であり、経済的な問題です。

 原発推進派の政治家、財界人、学者は口をそろえて「原発を止めると日本経済は大変なことになる」と言いますが、実際、原発が止まっても大変な事態など起こらなかったじゃないですか。今の日本を見てごらんなさい。

広瀬 原発を止めて、経営が大変なことになるのは電力会社であって、日本経済そのものは、むしろはるかによくなっています。

吉原 そうなんです。東京証券取引所の日経平均株価を見ると、原発が止まった間、株価は上昇しています。
 東日本大震災後の最安値は2011年11月25日につけた8160円1銭ですが、2013年の最後の取引である大納会における終値は、1万6291円31銭とほぼ倍増しています。

 2012年の大納会の終値が1万395円18銭でしたから、2013年だけで56.7%上昇したことになります。

経済オンチの安倍晋三

広瀬 それなのに安倍晋三は、「原発ゼロのために国富が流出した」などと主張し、経済が悪くなるというウソのプロパガンダを繰り返している。

吉原 安倍首相は2013年10月24日に放送されたテレビ朝日系の「スーパーJチャンネル」で、「1年間で4兆円近い国の富が海外に出ていっている。ずっと続いていくと大変だ」と発言しましたが、これは経済学の基本を知らない発言です。

 国内の原発が止まって火力発電にシフトし、海外から購入する化石燃料が急激に増えたがゆえに日本の円安が進み、輸出産業を後押しする状況が整ったことになります。
 国際貿易というのは、売っただけではダメで、買って初めて成り立つということを安倍首相は理解していません。

広瀬 なるほど。それは面白い見方ですね。経済のことをまったく知らない安倍晋三が、経済の舵取りをしていることが問題ですね。

吉原 2011年度、貿易収支が約2兆5000億円と31年ぶりに赤字に転じました。貿易赤字額はその後も増え続け、2012年度は約6兆9000億円、2013年は過去最大の11兆4745億円でした。でも、これ自体は悪いことではないのですよ。

 日本はこれまで長年にわたって貿易黒字、経常収支を続けてきました。
 その結果、為替はどんどん円高になり、産業は空洞化し、失業が増え、デフレ不況が深刻化していきました。つまり、20年以上にわたるデフレ不況の原因は、貿易黒字と経常収支黒字を続けてきたことにあります。

 原発停止によって貿易赤字に転換したことで、為替が円安になり、デフレ不況が解消しつつあります。貿易赤字、経常収支の赤字は、経済学的にはまったく問題ないのです。

 まさに「原発即時ゼロで日本経済は再生する」のです。これは私の師匠で、初代日本経済政策学会会長、歴代総理のブレーンとして活躍し、政府税調会長だった加藤寛慶應義塾大学名誉教授の最後の遺言です。
 よくないのは、消費税の増税だったのです。

アダム・スミスの
「重商主義の罠」

広瀬 吉原さんのおっしゃるように、原発がないほうが日本経済にとっていい。そのことは実証されたのだから、早く経済人がそれを常識にしてくれないと困ります。

吉原 国富が流出するというのは、18世紀の経済学でアダム・スミスの言う「重商主義の罠」です。
 当時のスペインがどんどん輸出し、金銀財宝を対価として稼げば自国は豊かになります。これが、大航海時代の重商主義です。
 ところがその結果、どうなったかというと、そうやって金銀を集めたら、世界各地から金銀が失われてデフレになり、スペインのものを買ってくれなくなりました。重商主義で自分が金銀を集めすぎると、買い手の誰もが貧しくなってしまうのです。

 日本がやってきたことも同じです。
 輸出だ、輸出だと騒ぎ、輸出重視で貿易黒字ならOKと考えていた。すると円高になり、海外から安いものが入ってきた。そうすると、産業は空洞化し、失業者が出て、デフレになった。「国富が失われる」というのは、古色蒼然とした重商主義の亡霊であり、経済学的にナンセンスです。
 貿易収支はプラス・マイナスゼロが一番いいのです。

原発とは国家ぐるみの
壮大な粉飾決算だ

広瀬 それに、なぜ電力会社の経営が悪化したかというと、明確な理由があります。
 彼らは停止中の原発の維持・管理だけで年間1兆2000億円(3年間で3兆6000億円)を使い、さらに危険な原発を再稼働させるための安全対策費で2014年末まで2兆4000億円を使ってきました。

 燃料費の増加分などよりはるかに巨額の無駄金6兆円以上を1ワットの電気も生んでいない原発に浪費して、経営が苦しくなったのです。
 しかも、この再稼働対策費のほとんどは、大事故を防止できない欠陥工事だらけなので、今後も果てしなく泥沼の出費が続きます。

吉原 そうですよね。私は講演先でいろいろな人と話をしますが、まだまだ原発は経済的だと思っている人が多い。
 原発は燃料費が安いといっても、それは一面でしかなく、設備の建設コストや使用済み核燃料の処理費、これから必要な膨大な廃炉費用など、間接的コストがトテツモナイ巨額になるのです。
 なのに、メディアも国民も日本政府も、まったくこの間接費を見ていない。

 しかも今回のような原発事故が起きた場合、損害賠償費用はトテツモナイ額になり、民間の保険では対応できません。
「異常に巨大な天災地変」(原子力賠償法)が起きた場合、電力会社の責任は免責され、被害者の国民に巨額のツケが押しつけられるという不条理な仕組みで、かろうじて成り立っています。

 したがって、もし原発事業を民間ベースで行ったら、これに融資をする金融機関は1つもないでしょう。それほど原発はリスクもコストも高いのです。原発は採算に合うわけがない。
 私は、それをテレビ朝日系列の「報道ステーション」のゲストで呼ばれた時に主張しました。
 また、金融のプロが注目するロイターでも述べ、世界中に発信されました。
しかし、反論はゼロです!! 原発は国家ぐるみの壮大な「粉飾決算」なのです。

 こんなおかしなビジネスは、普通成り立つはずがない。
 金融マンとして考えれば、こんなおかしな事業が「融資対象」になるはずがありません。

広瀬 その粉飾も、化けの皮が剥がれてきました。
 フランスの原子力総合企業・アレヴァは4年連続の赤字を続け、2014年に6700億円の膨大な損失を記録し、実質的に経営破綻して大量解雇の方針を打ち出しました。
 フランスの原発比率はすでに現在75%に下がりました。今後10年で58基のうち20基を廃炉にする計画です。

吉原 日本でも東芝の粉飾決算はひどいものです。商法違反の堀江貴文さんが2年6ヵ月の懲役ですから、東芝の罪はさらに重いはずでしょ。しかし、小物は捕まったけれど大物は捕まらない。おかしな世の中ですよね。

広瀬 その東芝で粉飾決算の原因になったのが原発ですからね。

吉原 2006年に、東芝は当時社長だった西田厚聡前相談役の「選択と集中」の号令のもと、半導体と共に、原子力を事業の2本柱に位置づけました。
 アメリカの原子力大手ウェスティングハウスの買収は、原子力事業に投資を集中させる目玉中の目玉でした。

 でも、この買収は、当時から「高値づかみ」の見方が強かったのです。
 なにしろ、三菱重工に2000億円で売るはずだった会社を東芝は8000億円で買ったのですから。ウェスティングハウスを売りつけたロックフェラー財閥は、笑いが止まらなかったでしょうね。

 しかし、福島第一原発事故で原発事業計画の見直し機運が高まり、想定していた新規受注が難しくなりました。

広瀬 オリンパスが「飛ばし」という手法で巨額の損失を10年以上にわたって隠し続け、不正な粉飾決算で処理していた事件がありました。
 電力会社もあれと同じです。原発を廃止すれば、彼らは原発資産の特別損失を計上しなければなりません。つまり、電力会社が過去に原発にのめりこんだ失敗によって自ら生み出したのが、その損失です。

 この損失を隠すために、電気料金の値上げで消費者を恫喝し、無用で危険きわまりない不良資産の原発を再稼働できる資産に見せようとしているだけなのです。ここにきて、顧客の企業が次々電力会社離れを起こしています。いいことです。

 さらに、2016年4月1日から実施される電力の完全自由化によって、電力会社が7割の利益を上げてきた家庭用でも選択が可能になります。
 東京電力管内では、38%の消費電力の一般家庭から91%の利益を得てきたのですから、来年からは、50%以上の利益が吹き飛びます。

 つまり、われわれが契約を電力会社から新電力に切り替えて、新しい産業を味方につければ、この勝負は勝てます。電力会社が打てる手は、電気料金値上げしかない。すると、ますます企業が電力会社離れを加速します。その結果、電力会社は、存亡の危機に立たされますよ。新電力への契約切り替えを、どんどん呼びかけましょう。

 電力会社は原発に見切りをつけない限り、膨大な数の顧客を新電力に奪われ、ますます経営が悪化し、経営破綻に追い込まれるでしょう。

吉原 原発を廃絶して、特別損失で困るのは電力会社だけです。しかし彼らも、もうそろそろ頭を使って、未来を考えるべきだと思いますがね。原発をやめるなら、われわれも電力会社に味方してあげられるのに……。

広瀬 そうですよね。

 次回は、信用金庫と銀行の違いと、再稼働、安保、TPP……と亡国へ導く安倍晋三の本当の罪について、お話ししましょう。

(つづく)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年11月11日 19:46

(既得権層に)不都合な真実が自ずと伝えられることはない。。。Vol.2

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

広瀬隆 [ノンフィクション作家]

原発依存に反旗を翻した
金融界に1人だけの「超」異端児
――吉原毅×広瀬隆対談【パート2】

壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が増刷を重ね、第6刷となった。
本連載シリーズ記事も累計270万ページビュー(サイトの閲覧数)を突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者と、城南信用金庫の前理事長で「反原発」をかかげ、小泉純一郎元首相からも信頼の厚い吉原毅(よしわら・つよし)氏が初対談!
吉原氏の著書『原発ゼロで日本経済は再生する』のオビには、ベストセラー『デフレの正体』や『里山資本主義』著者の藻谷浩介氏が、「経済人ならわかる、原発は採算割れだと。だがそう語れる真の経営者は吉原さんだけだ」とある。
吉原氏は慶應義塾大学出身のエリート金融マンだと思っていたら、それだけではなかった!
従来の金融マン像とは似ても似つかない、歯に衣着せぬ物言いで政府や東京電力へ迫る。
フクシマ原発事故後、城南信用金庫は東京電力と縁を切り、信金内の電力をガス会社主体の「エネット」というPPSへ切り換え、1000万円以上の節減に成功。大きな話題を呼んだ。
これこそ、ほんとうの“ラストバンカー”ではないか。
そんな折、8月11日の川内原発1号機に端を発し、10月15日の川内原発2号機が再稼働。そして、愛媛県の中村時広知事も伊方原発の再稼働にGOサインを出した。
再稼働後、豪雨による鬼怒川決壊、東京で震度5弱、阿蘇山噴火、南米チリ沖マグニチュード8.3地震、アフガニスタン北部のマグニチュード7.5地震など、今なお自然災害が続出している。
本誌でもこれまで、32回に分けて安倍晋三政権や各県知事、および各電力会社社長の固有名詞をあげて徹底追及してきた。
これまで「原発が止まると電力不足になる」と言われてきたが、本当なのか?
気鋭の論客同士の対談2回目をお届けする。
(構成:橋本淳司)

大手マスコミによる
電力不足プロパガンダ作戦

吉原 今でも多くの人が誤解しているのが、原発が止まると電力不足になるという迷信です。
 川内原発や伊方原発を再稼働すべきかどうかの議論している時、地元の方が、「電力が不足するので仕方ない」と言っているのを聞きましたが、そんなことはまったくないのです。
 実は、電気はあり余っているのです。

 2011年3月11日に起こった福島第一原発事故のあとに、あの原発は廃炉となり、その他の原発も2012年5月までにすべてが運転を停止して、定期検査に入りました。

 電力需給の厳しさなどを理由にして、野田政権は、動かさなくてもいい関西電力の大飯原発3、4号機が2012年7月~2013年9月に稼働しましたが、それ以外は川内原発が再稼働するまで、すべての原発は停止が続きました。
 それでも電力不足は起こりませんでした。この2年間は、完全に原発ゼロですよ。

広瀬 そのとおり。2年間、原発ゼロを続けて電力供給にまったく支障がなかったのです。

 2014年度は電力の47.5%を天然ガス、31%を石炭火力によってまかないました。

 この比率は2015年現在ではさらに大きくなっていますし、トヨタをはじめ大企業の自家発電もどんどん増えています。
 吉原さんが広めている自然エネルギーも長期的には相当な電力量をまかなえるので、原発を動かさなくても電力不足など起きるはずがないのです。

吉原 「原発が止まると電力不足になる」というのは、ウソのプロパガンダだったのです。

 振り返ってみると、フクシマ原発事故の直後には「原発が止まったら電力不足になる」「この夏は乗り切ることが難しい」「江戸時代のような生活になる」などと、根拠のないデマ記事が大手新聞に繰り返し掲載されました。

広瀬 そういう新聞記事が次々と出ましたね。あの記者たちは、今日まで一度も記事を訂正していません。

吉原 いわゆるリーク記事です。「関係者筋によると」「専門家筋によると」などと表現され、責任の所在を明確にしない記事やニュースは、デマの記事が多いのです。

 そして、世論を誘導するために、そうした手法がよくつかわれるのです。

 私は、企業内で宣伝・広告の仕事もしてきたプロですから、手口がよくわかります。

 原発に関するリーク記事が数多く流れているということは、未曾有の大事故を受けてもなお、原発を推進させたいと望む人間が大勢いることの証でした。

城南信用金庫内での「徹底節電」は
どう実現したのか?

広瀬 マスコミが味方になってくれないなかで、原発廃絶を訴えるために、吉原さんが次々と行動を起こしたのですが、その成果を語ってください。

吉原 まず、城南信用金庫の店舗での節電です。
 電力使用量を減らせば、原発がなくても大丈夫と言えます。電力消費が高まる夏場のピーク時には、ロビーやオフィスの温度を29度にしましたが、さすがに暑かったので28度にし、家電量販店で買ってきた扇風機を回しました。

 店舗内の無駄な電灯もほとんど消しました。ロビーの電灯を消したらお客様に申し訳ないと思ったのですが、年配のお客様から「戦争中はもっと厳しかった。徹底的に節電しなさい」と背中を押されたこともありました。

 フクシマ原発事故を起こして、東北の人が苦しむことになった責任者は、その電気を使ってきた首都圏の私たちですから、電力消費のピーク時に対応するためにはエネルギーの地産地消、つまり地域で生産された資源をその地域で消費することが必要だと気づきました。

 そのために、本店と事務センターの屋上にソーラーパネルを設置し、本店におけるLED照明200本分の電力を太陽光発電でまかなうようにしました。

 また、日本の家電メーカーのエコ技術や省エネルギー技術は世界最高峰の水準を誇っています。とりわけエアコンは日進月歩で技術が開発されています。最新のエアコンの電気消費量は、何と旧型の4分の1以下です。

 私は全店舗の空調設備を買い換えることを決めるとともに、一部店舗の空調を電気から、電気を使わないガスヒートポンプ(GHP)エアコンに切り替えました。

広瀬 私も吉原さんと同じように、具体的な方法で原発ゼロを実現したかったので、フクシマ原発事故のあと、市民運動の講演会だけでなく、エネルギー業界からのたくさんの講演依頼を引き受けてきました。
 そこで、この人たちが電力問題の救世主だと知って、さまざまな技術を教えてもらいました。

 その一つが、今おっしゃった、ガスを使って冷暖房を行う空調システムのガスヒートポンプエアコンでした。家庭用では電動エアコンにコストで勝てないので、企業用として大普及していると教えてもらいました。GHPで真夏のピーク電力を大幅に下げられる、と。

 原発の電気は、発電時と送電時にそれぞれ膨大なロスが生じるので、最終的に、つくられたエネルギーの30%しか、電気として利用者のもとに届きません。

 これがガスの場合は、導管を使用するためにほぼ100%のエネルギーを届けられるため、従来の電動式エアコンに比べて冷房電力の消費量を10分の1に減らすことができます。

吉原 こうした努力を積み重ねていった結果、全店における2011年度の電気使用料を前年比で23.5%削減できました。2012年以降は、1000万円以上のコストカットですよ。当たり前の改善をすれば、いくらでも無駄な出費を省けるのです。

どうすれば、マスコミがくるか?

広瀬 節電を促すような金融商品を、色々開発したそうですが、どんなものでしたか。

吉原 原発廃絶を訴えようと思ってもマスコミは取り上げてくれません。
 そこで新商品をつくり出すのはどうだろうと考えました。報道機関は新商品なら報道しやすいのです。
 ゴールデンウイーク前の2011年4月28日に「節電三商品」を発表し、5月2日の月曜日から窓口での取り扱いを開始しました。

広瀬 節電三商品?

吉原 「節電プレミアム預金」「節電プレミアムローン」「節電応援 信ちゃん福袋プレゼント」の3つです。

「節電プレミアム預金」は、省電力および省エネルギーのために10万円以上の設備投資を行った個人のお客様を対象に、通常は0.03%の1年ものスーパー定期預金(一世帯最大100万円)の金利を1%にするというものです。

「節電プレミアムローン」は、ソーラーパネル、蓄電池、自家用発電機、LED照明を新たに設置するお客様をサポートする個人向けローンです。最大300万円を最初の1年間は金利0%、2年目以降は1%で融資します。

「節電応援 信ちゃん福袋プレゼント」は、前年比で30%の節電に成功した個人のお客様が、電気料金の明細書を持ってきてくだされば、信用金庫のキャラクターである信ちゃん貯金箱と福袋をプレゼントするというものです。

広瀬 「節電プレミアムローン」の「最大300万円を最初の1年間は金利0%」というのは、金融機関としては大変な決断ですね。

吉原 当初から赤字になるのは織り込み済みでした。それでもマスメディアに注目してもらい、原発ゼロ実現への断固たる決意を示すことが何よりも大切だと考えました。「節電応援 信ちゃん福袋プレゼント」には、こんなメッセージを記したパンフレットも同封しました。

「原発はとてもリスキーなものなので、原発に頼らない安心な社会をつくりましょう」

 いいでしょ。子どもたちにも興味を持ってもらい、わかりやすいように、商品で注意を惹いて、パンフレットで言いたいことを伝えました。
 営業活動は同時に社会を変革する活動につながります。85の店舗ネットワークと渉外活動の営業を使って、商品の推進と同時に原発を止めようというキャンペーンを行いました。

広瀬 吉原さんのすばらしいところは、こうした具体的な行動によって、一般の方を原発反対に導いているところです。

 次回は、原発とは、国家ぐるみの壮大な「粉飾決算」である、というテーマでお話しさせていただければと思います。

(つづく)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年11月11日 16:56

(既得権層に)不都合な真実が自ずと伝えられることはない。。。

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

広瀬隆 [ノンフィクション作家]

「変人」小泉純一郎もたまげた!
ほんとうの“ラストバンカー”の志
――吉原毅×広瀬隆対談【パート1】

壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が増刷を重ね、第6刷となった。
本連載シリーズ記事も、累計266万ページビュー(サイトの閲覧数)を突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者と、城南信用金庫前理事長で「反原発」をかかげ、小泉純一郎元首相からも信頼の厚い吉原毅(よしわら・つよし)氏が初対談!
吉原氏の著書『原発ゼロで日本経済は再生する』のオビには、ベストセラー『デフレの正体』『里山資本主義』の著者・藻谷浩介氏が、「経済人ならわかる、原発は採算割れだと。だがそう語れる真の経営者は吉原さんだけだ」とある。
吉原氏は、慶應義塾大学出身のエリート金融マンだと思っていたら、それだけではなかった! 従来の金融マン像とは似ても似つかない、歯に衣着せぬ物言いで政府や東京電力へ迫る。
フクシマ原発事故後、城南信用金庫は東京電力と縁を切り、信金内の電力をガス会社主体の「エネット」というPPSへ切り換え、1000万円以上の節減に成功。大きな話題を呼んだ。
これこそ、ほんとうの“ラストバンカー”ではないか。
そんな折、8月11日の川内原発1号機に端を発し、10月15日の川内原発2号機が再稼働。そして、愛媛県の中村時広知事も伊方原発の再稼働にGOサインを出した。
再稼働後、豪雨による鬼怒川決壊、東京で震度5弱、阿蘇山噴火、南米チリ沖マグニチュード8.3地震、アフガニスタン北部のマグニチュード7.5地震など、今なお自然災害が続出している。
本誌でもこれまで、31回に分けて安倍晋三政権や各県知事、および各電力会社社長の固有名詞をあげて徹底追及してきた。
地元の7割が伊方原発再稼働反対という民意を受け、「愛媛新聞」も再稼働反対の社説を展開。だが、大手マスコミはこの事実を報道せず、着々と再稼働が進められていく。
いったい民意はどこにあるのか? 気鋭の論客同士の対談1回目をお届けする。
(構成:橋本淳司)

東日本大震災前まで
「原発肯定派」だった吉原毅

広瀬 吉原さんは、『原発ゼロで日本経済は再生する』(角川oneテーマ21)という本をお書きになっていますが、中身が濃いので私は何度も何度も読み返しました。

 人生哲学を基本として、含蓄のある言葉が次々と出てくるので、今でも、読み返しています。
 今日は、聞き役に徹しますので、ダイヤモンド書籍オンラインを読む人に、存分に、改めてお考えを語ってください。

 そもそも吉原さんは、フクシマ原発事故が起きてから、原発の危険性に気づかれたのですね?

吉原 東日本大震災が発生するまでは原発肯定派でした。

 今から思うと自分でも腹立たしいのですが、政府、電力会社、マスコミ、学者によってつくり上げられた原発の「安全神話」を盲信していたのです。

 慶應義塾大学経済学部の加藤寛先生(1926~2013)のゼミで経済学を学んだのがオイルショックの1973(昭和48)年頃でした。
 同じ経済学部F組の10年上で、加藤先生と大変親しかった大先輩があの小泉純一郎元首相です。
 学生当時は、石油が枯渇する時代に対応するには原子力しかない、夢のエネルギーを活用することが日本経済発展の道である、と思い込んでいました。

広瀬 多くの人がそう思わされたのです。大変なトリックなのですが……。
けれども、その考えに疑問を持たれたスタート点は、どこにありましたか?

吉原 何よりも、2011年3月11日に東日本大震災が発生し、福島第一原発が爆発しました。高濃度の放射能汚染により、福島県内には長期的に帰還できない地域ができ、東京はじめ全国的にも空気や土壌が、そして食品などが汚染されました。

 そのとき、福島県南相馬市に本店を置くあぶくま信用金庫から相談の電話をいただきました。

「4月に入社予定の新入社員10名の内定を取り消さなければならないので、城南信用金庫で彼らを採用してくれないか」

 と言うのです。話を聞くと、原発事故によって、あぶくま信用金庫の営業地域のおよそ半分が放射能汚染のため立入禁止区域になり、6店舗が閉鎖を余儀なくされたということでした。
 これには、大きな衝撃を受けました。原因が、津波でなく、放射能ですからね。

広瀬 事故によって人が住めなくなり、自分の住む地域そのものが失われた。
 それは文化の喪失という重大事です。絶対にあってはならないことです。

吉原 はい。信用金庫は地域を守り、地域の人たちを幸せにするのが大きな使命です。その大切な場所が一瞬の事故で失われてしまいました。

 しかし、「安全神話」が崩壊したにもかかわらず、どの報道を見ていても、政治家、官僚、電力会社は、誰一人謝らない。責任をとろうともしない。そこに学者とマスコミも加わって「原発事故は想定外」というデタラメの大合唱です。マスコミから批判の声が上がることもありませんでした。

広瀬 想定外どころか、大津波は想定されていたんですよ。

吉原 そうです。本当にひどい話です。こうした現象を見て、ゾッとしました。

 どうして、このような無責任とデタラメが流布するような異常な事態になるのかを調べてみると、政治家も学者もマスコミも、「原子力ムラ」という巨大な利権組織に組み込まれ、電力会社、つまり電気事業連合会(電事連)からの巨額のお金がコマーシャルに注がれ、それによって情報が操られていることがわかりました。

「OurPlanet-TV」で
10万PVの大ブレイク

広瀬 原子力シンジケートは、一種のマフィアで、日本の政財界、マスコミ、学会を全部支配し、さらには地域社会も支配しています。シカゴのギャング、アル・カポネと同じです。金を握らせてね。

吉原 そうです。そこで、原発事故が起こったとき、私たちの城南信用金庫では、どのように行動すべきか考えました。
 信用金庫とは、ただの金融機関ではなく、協同組合組織であり、社会貢献企業です。

 信用金庫の生みの親で幕府の重鎮だった上総一宮藩主、加納久宜(かのう・ひさよし)と、城南信用金庫の3代目理事長・小原鐵五郎(おばら・てつごろう)は「世の為、人の為」を唱え、正しいことを実現するために、いつも命がけで戦ってきました。

 こうした伝統を受けて、私たちは日頃から「地域のみなさんを守り、地域を幸せにするために存在する」と言っていましたから、こんなときに私たちが何もしなかったら、なさけないじゃないですか。

 2011年4月1日、城南信用金庫のホームページに、「原発に頼らない安心できる社会へ」というメッセージを掲げ、原発を止めるための節電キャンペーンを開始しました。

広瀬 私が吉原さんに惚れたのは、そうした具体的な行動力です。反応はどうでしたか。

吉原 新聞記者やテレビ局に声をかけ、節電キャンペーンの取材を受けました。なじみの記者は、みんな興味を持って取材に駆けつけて熱心に原稿を書いてくれました。

 ところがですよ、どの新聞にもまったく記事が掲載されず、各テレビ局も録画撮りまでしたのに結局ボツになりました。
 いったい、この世はどうなっているのかと驚き、ゾッとしました。

広瀬 マスコミの営業部は、原子力産業の圧力の前に、何も言えなくなっているのです。それで、デスクも引いてしまうのですね。

吉原 そうしたなかで、非営利のインターネット放送局「OurPlanet-TV(アワープラネット・ティービー)」の代表を務める白石草(しらいし・はじめ)さんが取材にきてくれました。
 私は白石さんの質問に答えながら、脱原発と節電の呼びかけを行いました。この動画がネットにアップされると、10万ページビュー(PV:サイトの閲覧数)を超すアクセスとなり、大きな反響を呼んだのです。そこからキャンペーンがブレイクしました。

「脱原発」を堂々と表明する
“変わった”金融機関トップ

広瀬 その後、静岡県にある浜岡原発の廃炉訴訟にも参加されたそうですが、あれはどういうキッカケだったのですか?

吉原 浜岡原発廃炉訴訟の弁護団長を務める河合弘之弁護士から、
「厳正な裁判を行うために、ぜひ原告として参加してもらいたい」
 と依頼を受けました。

 金融機関のトップとして、そこまでやるべきかと迷いましたが、浜岡原発は福島原発より関東圏の近くにあります。事故があれば、うちの営業エリアである東京と神奈川がやられます。直下には東海大地震の震源断層もありますし、出力も大きく危険性も高い。
「困っている人がいるなら助けるべきだ。何も逃げることはない」と考えて、原告団に参加することを決めました。

広瀬 運動に参加してくださることは、私たちの仲間にとって大いなる励ましでした。

吉岡 その後、2011年6月ごろになると、一部のマスコミからも取材の要請がくるようになりました。
 現場の記者は原発反対の記事を書きたいけれど、会社の方針でそれは難しい。でも、原発反対を表明している「変わった金融機関のトップ」のインタビューであれば、これを批判する形で取り上げることができるという苦肉の策でした。
 私は「変わりもの」役を引き受けて、新聞、雑誌、テレビで原発反対を訴えました。

広瀬 吉原さんが声をあげてくれたおかげで、勇気を与えられた仲間がたくさんいました。初めてこの問題に関心を持って、新たに活動を始めた人もいます。

吉岡 同じ金融業界内でも、「本当にいいことをやっていると思う」と多くの方に声をかけてもらいました。
 あの人たちも、やむにやまれぬ事情から積極的に声をあげないだけで、心のなかでは賛成している人たちがたくさんいたのですね。
 住友銀行や三井住友銀行で頭取を務めた“ラストバンカー”の西川善文氏はご自身のブログで、

「金融機関がここまでは働きかけるのは異例である。城南信用金庫のこの英断は、原発依存から脱却するため再生可能な代替エネルギーへシフトする意識の大転換に貢献すると評価される。国として脱原発に取り組むのであれば、こうした動きが大銀行をはじめ全金融機関に波及することを期待する」

 と高く評価していただきました。

広瀬 西川さんはハートがあったからそう発言しましたが、その後、彼は銀行の内部で、大変だったのではないでしょうか?

吉原 その後で、現役の経営陣から寄ってたかって叩かれたと聞きました。
後輩たちから「余計なことを言わないでください。困るじゃないですか」と。
 事故を起こした東京電力が救済された経過を見てもわかるように、三井住友銀行が原発に多額の金を貸していますからね。ハートがある人がいても、社内で足を引っ張る人がいっぱいいる。

 なぜかというと、目先の金儲けを最優先するからです。
 なぜそうするかというと、会社は「自分の目先の利益」を最優先させるべきだと思っているからです。そうすると、金儲けに少しでも差し障りがあるようなことは言わないし、やらない。事なかれ主義が正しいと思っているのですでも、私はそう思いません。
 会社は世の中に貢献するためにあると思っています。

広瀬 私は吉原さんを知るまでは、信用金庫と銀行の違いを知りませんでした。それで、世の中のために活動する城南信用金庫に貯金を移そうと、みんなに呼びかけました。
 吉原さんの素晴らしいところは、金儲けのためじゃないと言いながら、きちんと城南信用金庫の経営を成り立たせてきたところです。そこが最大のポイントです。

 次回は、今でも多くの人が誤解している、原発が止まると電力不足になるという迷信と、「脱原発」に向け、城南信用金庫内での徹底節電キャンペーンの具体的な行動について、お話しいただければと思います。

(つづく)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年11月11日 16:39

各人の個々の考えに拠けばいいだけのこと、、、私は、選択可能な限りは心と身体に良くないものは摂りません。。。

■発がん性認定のソーセージやハム、怖がる人は交通事故防止に外出を一切やめるべき

 今回は「極端君」に登場してもらいます。極端君は「今日から加工肉は一切食べない」と宣言しています。彼の意見は先日、世界保健機関(WHO)が出した報告に機敏に対応したものです。WHOは国際連合の一機関です。そんな権威ある組織が、「ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉は、人に対して発がん性がある」と正式に認定したのです。たとえば、毎日50グラムの加工肉、つまりホットドッグ1本、ベーコンスライス2枚を食べると大腸がんのリスクが18%上昇するというのです。

 22人の専門家が800件近い研究結果を分析し、そして「The LANCET Oncology」という一流英文誌に発表されたものです。権威ある機関が、権威ある雑誌に、そして統計的な明らかな有意差をもって出された結論です。テレビのバラエティ番組などで取り上げられる「○○は××に良い」といった根拠のない話とは雲泥の差があります。

 極端君は、このWHOの発表を受けて、今日から加工肉は一切口にしないそうです。私はそんな選択肢もOKだと思います。バラエティ番組を見て、特別な医学的根拠や統計的有意差などまったくないのに、「○○が××にいい」と放映されると次の日にその食品が欠品するような国に私たちは住んでいるのですから。

 極端君のような人はどこにでもいるので、「確かにそんな意見もある」ということで納得するとして、では一般的な人はどうすればいいのでしょうか。

 まず、発がんの「%」ですが、「18%」という点が大切です。たった18%しか上昇しないのです。これが、「2〜4倍」などとなるのであれば、当然に食することはやめたほうがいいと思います。ホットドッグ1本で18%ということは、毎日ホットドッグを5本食べてやっと2倍のリスクになります。毎日ベーコンを10スライス食べて、2倍のリスクになるのです。それほど食べる日本人は一般的ではありません。

 そして国立がん研究センターも、私の直感と同じ以下のコメントを先日出しました。
「日本人の平均的な摂取の範囲であれば影響はないか、あっても小さい」

●バランスよく考える

 さて、極端君の意見を無視するのではありませんが、ひとつ極端君に質問があります。
「交通事故で毎年何人が亡くなっているか知っていますか?」

 答えは、「最近は毎年4000人強」です。4000人も毎年亡くなっているのです。もしも年間4000人以上が亡くなっている交通事故に遭いたくなければ、外出を一切控えればよいのです。しかし、私たちはそんなリスクは承知の上で、必要だから、楽しいから、ただなんとなく、当たり前のように外出します。

 バランスよく考えるとはそういうことです。極端を通すのであれば、危険を避けることを徹底するのであれば、極端君は今日から外出をやめて家に閉じこもっていたほうが、加工肉の摂取をやめるよりもはるかに効果的です。

 つまり、私たちはある程度の危険は承知で生きているのです。今回の報道もWHOが世界に向けたものであって、加工肉の摂取が比較的少ない日本では、あまり心配する必要がないと思います。

(文=新見正則/医学博士、医師)

[Business Journal]

Posted by nob : 2015年11月09日 11:28

同感です。。。

■問題だらけのマンション大崩壊! 所有するのは愚か、“賃貸”が正しい

横浜市のマンション欠陥工事問題で揺らぐマンションへの信頼ーー。

不動産コンサルタントの牧野知弘氏は、著書『2020年マンション大崩壊』で「オリンピック後にマンションの空き家は激増し、コミュニティの崩壊が始まる」と予測する。

今、首都圏でも人気の都心部タワーマンションですら、その価値は安泰でないという(前編⇒「オリンピック後にマンション空き家が激増する!」)が、マンション市場で何が起きているのか?

■格安物件は危険な買い物

―では、郊外の格安中古物件はどうでしょう。すでに1千万円を切る物件も珍しくありません。

牧野 200万円、300万円などもありますね。でも、これを買うのは大変危険。1千万円を切る築40年の郊外物件を買った友人は「建物は朽ち果てないし、中だけキレイになればハッピーだよね」と、物件価格より高いお金をかけてフルリノベした。ところが住んで1年、奥さんは「もう出たい」と。

部屋はキレイにしても、オートロックはなく共用部分は老朽化している。管理組合で壁の塗替えやオートロックの設置を提案しても、住人は年金暮らしの高齢者ばかりで「そんなもんいらん。余計なことするな」とあっという間に否決。挙げ句の果てに、「あの家はうるさい」と無視されるようになったとか。

安いのは「買いたい」という需要がないから。僕はこの仕事をしていて、不動産ほど「安物買いの銭失い」という言葉がぴったりくる分野はないと思っています。

―でも、やはり考えてしまうのは、家賃は払い捨てだけれど購入すれば資産になるということです。

牧野 その議論が起こるのは、時間軸をゼロで考えているから。マンションは買った時に7千万円でも、月17万円のローンが払い終わる35年後には、建物としての価値は大幅に落ちています。しかもその間、修繕積立金、管理費、固定資産税、金利など実際は7千万円以上支払います。

買った時は新築ピカピカでも35年たつとボロボロ。そろそろエレベーター替えないと、外壁も打ち替え、配管も取り替えないといけないので、追加で修繕費用を出してください…という世界。空き家が増えてスラム化の状態になってしまうと、売れない、貸せない上、自分が住んでいなくても管理費や固定資産税は払い続けなくてはなりません。

さらに、もし地震やテロがあってもなかなか身動きがとれない。頑丈なはずのタワーマンションでも構造や躯体になんらかの損傷が生じれば建物ごとアウトになる。僕はデベロッパーに16年いましたけど、建物についてはあまり信用してきませんでした。非常用発電があるから大丈夫というけど、フルで動かしてもエレベーターのうちの半分、3日しか持ちません。オフィスならまだしも生活を営むマンションでは不安ですよね。

―タワマンでも? そう聞くと、買うのが怖くなってきます…。

牧野 一方、賃貸は家賃が月15万円だとして、人口がどんどん増えて景気が良くなれば賃料は上がりますが、日本はどうでしょう? すでに都心でも空き家だらけの状態で、築年が経つにつれ家賃は下がり、今後15万円が10万円になるかもしれない。この金額は生活するためのコストだと割り切ってしまえばよい。

これまでは賃貸は仕様が悪いのが常識でしたが、これから分譲で買われた人が高齢になって空き家になると、都心の便利な場所で質の高いファミリー向けがどんどん賃貸マーケットに出てくる。賃貸なら、子供が独立して部屋が余ったり、転勤があっても、ライフスタイルに合わせて気軽に借り換えできます。

―確かに、いつでもリセットできるのは気楽でいいですね。

牧野 2020年にマンションが大量に売りに出る頃には、家賃は一部のエリアを除いて少しずつ下がってくると思われます。中古売買マーケットでは、すでに春くらいから湾岸部では買いより売りが多くなっている。もう地下でマグマは動きはじめています。

僕がこの本を書いた最大の感想は、「マンションは賃貸資産」。都心のマンションを賃借して住むために使いこなす。これが正解だと思います。

●牧野知弘(まきの・ともひろ)
オラガHSC株式会社、株式会社オフィス・牧野代表取締役。東京大学経済学部卒業。ボストン・コンサルティング・グループを経て、三井不動産に勤務。2006年、J‐REIT(不動産投資信託)の日本コマーシャル投資法人を上場。現在はホテルや不動産の開発・運用アドバイザリーのほか、事業顧問や講演活動を展開。主な著書に『空き家問題--1000万戸の衝撃』(祥伝社新書)ほか

[週プレNEWS]

Posted by nob : 2015年11月08日 17:41

一部の既得権層のみと相互擁護を謀るだけの、、、虚構にさらなる虚構を塗り重ねるアベノミクス。。。

■アベノミクスの矢がいつまでも的外れな「本当の理由」

嶋矢志郎 [ジャーナリスト]

現実離れした新・三本の矢は
旧・三本の矢の失政隠しか?

 アベノミクスが第2ステージへ移った。安倍首相は「強い経済」を最優先に、新たな3本の矢を提唱した。これまでの「大胆な金融緩和」「機動的な財政出動」「民間投資を喚起する成長戦略」という3本の矢に加えて、「希望を生み出す強い経済」「夢を紡ぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」という新たな3本の矢を掲げて、「誰もが家庭で職場で地域で、もっと活躍できる1億総活躍社会」を目指す、と宣言した。

 強い経済では、2014年度に約490兆円であったGDP(国内総生産)を2020年には同600兆円に増やすことを目標に掲げている。子育て支援では、欲しい子どもの数をもとに算出する希望出生率1.8の実現を提案している。社会保障では、介護離職ゼロをはじめ、生涯現役社会の構築、待機児童ゼロや幼児教育無償化、3世代同居拡大などの支援策を掲げ、50年後も人口1億人を維持するという国家としての意思を明確にする、と明言した。2017年4月に予定している消費税率の10%への引き上げについても、「リーマンショックのようなことが起きない限り、予定通り実施する」と強気である。

 来年夏に参院選を控えているとはいえ、安倍首相は先の第3次内閣の発足に際し、国民へ向けて発したメッセージとしてはいかにも軽く、言葉だけが踊り過ぎていて、空しさを禁じ得ない。とりわけ「GDP600兆円」とか「希望出生率1.8」とか、揚句には「介護離職ゼロ」に至っては、いずれも現実離れした無責任な夢物語で、いかにも客寄せのセールストークに近い。

 国民が切望しているのは、地道で実現可能な政策目標であり、より具体的な施策の着実な有言実行である。そのためにも、第1ステージの総括が必要不可欠であるが、安倍政権には今のところ総括する気配はない。むしろ、第2ステージの「新・3本の矢」は第1ステージの失政を覆い隠すための目くらまし政策であり、プロパガンダ(喧伝、吹聴)ではないのか、との厳しい批判も広がっている。

 アベノミクスの第1ステージがスタートしたのは、2012年12月のこと。間もなく3年になるが、結論を先に言えば、3本の矢はいずれも初めから的が外れており、焼き石に水ではなかったのか、と言わざるを得ない失政である。

 第1ステージでは当初、円安や株高が進み、企業業績は回復、改善し、好転した。しかしデフレ脱却を決意して掲げた、物価を2年以内に2%へ上昇させるというインフレ目標はいまだ叶わず、GDPも今なお伸び悩んでいる。待望の景気回復や経済成長の押し上げ効果も芳しくない。打ち出してから2年半に及ぶ異次元緩和の第1の矢は、年80兆円の国債購入など、かつてない大胆な施策を繰り出したが、笛吹けど踊らずで、物価にも景気にも響かず、期待外れに終わっている。最近は、追加緩和への待望論まで取り沙汰されている。

 機動的な財政運営の第2の矢は、計19兆円規模の3度にわたる財政出動などで、いわゆる有効需要政策を繰り出したが、これも眼に見えるほどの需要効果を発揮しているとは聞いていない。民間投資を喚起する成長戦略の第3の矢に至っては、規制改革をはじめ、女性が輝く社会の実現など、多くの施策を次々と公表したが、そのほとんどが手つかずのままで、期待を裏切っている。

 円安効果は、確かに外国人観光客の増大で「爆買い」が低迷する内需を下支えしているが、その一方で輸入価格の上昇が個人消費を冷やしている。異次元緩和による国債の大量購入も、課題解決の負担を先送りしているだけで、決して賢い善政ではない。日銀が大量に買い入れた国債はいずれ売却しなければならず、それまで国債価格を下落させずにいかに保全するか。いわば出口で軟着陸するための出口戦略が至難である。出口戦略は米国でも10年、20年の先行き見通しを要しており、日本ではさらなる歳月を要することは必至である。

アベノミクスの放つ矢は
なぜ的が外れているのか?

 それにしても、アベノミクスはなぜ、的が外れているのか。その要因には3つある。1つには、政策立案の大前提となる現状認識に決定的な事実誤認があること。2つには、日本経済の長期低迷の要因分析をあえて怠り、そのすべてを非科学的な「バブルの崩壊」で片づけ、それ以上の真摯な追求を蔑ろにしていること。そして3つには、視点と問題意識が総じて、企業などの供給や生産サイドへの配慮を優先し、消費者や生活者などの需要や消費サイドへの配慮を無意識のうちに後回しにしていることである。

 安倍政権にとっては、いずれもその背後に「不都合な真実」が隠されているため、故意に覆い隠したかったがための手抜き策ではなかったか、と勘繰っている。

 さて、前述の第1の要因は、アベノミクスの原点から検証していく必要がある。2013年1月の国会において、安倍首相は所信表明演説の中で、次のように述べている。

「我が国にとっての最大かつ喫緊の課題は、経済の再生です。(略)これまでの延長線上にある対応では、デフレや円高から抜け出すことはできません。だからこそ、私はこれまでとは次元の違う大胆な政策パッケージを提示します。断固たる決意を以って、強い経済を取り戻していこうではありませんか」

 これがアベノミクスの趣旨と狙いであるが、そのアベノミクスを必要としている日本経済の現状認識については、閣議決定した「基本方針」の中で次のように記述している。

「1990年代初頭におけるバブル崩壊を大きな節目として、日本経済は現在に至る約20年間、総じて低い経済成長に甘んじてきた。(略)我が国が取り組むべき課題は、先ず第1に長期にわたるデフレと景気低迷から脱出することである。(略)安倍内閣は相互に補強し合う(略)3本の矢、いわゆるアベノミクスを一体として、これまでと次元の異なるレベルで強力に推進していく」

「失われた20年」は事実誤認?
日本経済は1997年まで成長を維持した

 この現状認識には極めて基本的な事実誤認があり、看過できない。真実は1つなので、いかなる統計を見ても同じであるが、事実は1990年から1997年までは一貫して右肩上がりで成長を続けているということだ。90年を100とすると、97年は112で、この間の年平均成長率は2.2%であった。それが右肩下がりの低迷期に陥るのは98年からである。97年を100とすると、2013年は91で、この間の年平均成長率は0.6%のマイナス成長である。

 したがって、日本経済が長期停滞に陥り始めたのは、98年以降のことなのである。「失われた20年」と言われてからすでに久しいが、その起点は決して90年ではなく、実は98年からのことであったわけである。今、改めて「失われた20年」を正確に言い換えれば、今年は「失われてから18年」目を迎えている。

 日本経済の長期低迷を脱して、再生させる狙いはアベノミクスの本命中の本命の狙いで、3本の矢はいずれもこの的を射抜くために集中させていたと言っても過言ではない。それにもかかわらず、肝心な長期低迷の実態把握を「90年代の初頭におけるバルブ崩壊を大きな節目として、日本経済は現在に至る約20年間、総じて低い経済成長に甘んじてきた」とは一体、どういうことか。あまりにも大雑把で、事実を大きく誤認、逸脱している。

 これでは、長期低迷から脱して、再生させるために欠かすことができない要因の分析、究明も正確にできなければ、把握もできず、ましてや的を射た政策や対策を打ち出すことができるはずもない。

1998年から始まった長期低迷で
雇用者報酬と国内民間需要が下落

 では、日本経済はなぜ1997年をピークに、98年から右肩下がりのマイナス成長に陥ったまま、浮上できずにきてしまったのか。国民所得統計によると、長期低迷の背後には98年を起点に低迷傾向を辿り出したGDP(国内総生産)の増減傾向とほぼ軌を一つにして、雇用者報酬の下落傾向と国内の民間需要の減少傾向を見て取ることができる。

 雇用者報酬とは、国内で雇用されて働く人々が1年間に受け取る給料や賞与、手当などの総額である。これが97年までは一貫して右肩上がりで、それも急カーブで増え続けるが、98年からは右肩下がりに転じて、下降線を辿っている。

 国内の民間需要とは、家計の消費支出と住宅建設で、全体の8割を占めている。これも97年までは右肩上がりで増化傾向を辿るが、98年からは若干の増減を繰り返しながらも、減少傾向を辿っている。

 雇用者報酬と国内の民間需要とGDPの相関関係は、極めて高い。雇用者報酬が下がれば、国内の民間需要は減るし、国内の民間需要が減れば、日本経済の総需要が減る。総需要が減ればGDPを減らし、押し下げることになる。逆も真なりで、雇用者報酬が上がれば、最終的にGDPを増やし、押し上げることになる。

 総需要は、国内の民間需要と政府需要と輸出の合計で、国内の民間需要が全体のおよそ65%、ほぼ3分の2を占めているため、国内の民間需要の増減がGDPのそれに与える影響力は大きい。

 日本経済が97年をピークに、98年以降は長期低迷に陥り、「失われてから18年」を余儀なくされているのは、よく世界経済のグローバル化や新興国の台頭など、その主因を外圧に求める向きもある。しかし、国際比較統計からはそれを認めることはできない。なぜならば、97年を100として98年以降のGDPと平均賃金の推移を国際比較すると、欧米の主要各国はいずれも右肩上がりの上昇傾向を辿っている中で、日本だけが取り残され、GDPも平均賃金も共に緩い下降線を辿っているからである。

 98年からの日本経済の長期低迷の要因は、紛れもなく国内要因によることは明白である。だからと言って、これをも非論理的な「バブルの崩壊」でフタをして、終わりにしては真相の究明にならない。

「賃金の上がらない」構造が体質化
これこそが日本経済の長期低迷の主因

 実は第2の要因はこの真相の中に隠されていたのである。つまり、総需要やGDPを押し下げてきた先行要因の雇用者報酬が97年までは順調に増加傾向を辿ってきたのに、98年からは急に下降線を辿り出したのはなぜか。この背景にこそ、真相の核心が隠されている。

 結論から先に言えば、その時々の政権が96年以降に繰り出してきた日本経済の構造改革政策が、日本経済の秩序をいわば「賃金の上がらない」構造へ改革し、体質化させてすでに久しく、その構造と体質が今や骨肉化して、今日に及んでいる事実と現実こそが日本経済の長期低迷の主因である、と確信している。

 それはどんな事実で、現実なのか。ひとことで言えば、戦後の高度成長以来、日本経済の成長、発展の歯車を底辺から支え、推進してきた企業戦士といった、いわゆるエンジン役を果たしてきた「雇われ軍団」が、取り返しのつかないモラールダウン(やる気の委縮)に陥っていることである。

 歴代の政権が歳月を費やして労働者派遣法の相次ぐ執拗な改正で同軍団を正規、非正規に分断し、差別と格差で疎外し、労働分配率の低下で蔑ろにしてきたため、雇われ軍団のやる気をはじめ、生産性の向上力や購買力、さらには生活力から生きる力まで萎えさせてきた事実と現実は、日本経済の足腰を弱め、再生への復元力を失わせている。「失われた20年」で言うところの失ったものとは何か、と問われれば、残念ながら「雇われ軍団」のモラールダウンと言わざるを得ない。

 当時の構造改革政策は、橋本政権の96年からの同政策をはじめ、2001年から09年にわたる小泉、安倍(第1次)、福田、麻生の各政権がそれぞれに同名の政策を次々と繰り出して、日本経済を「賃金の上がらない」構造と体質へ、いわば上塗りしてきた経緯がある。このことは、07年版の『経済財政白書』や12年版の『労働経済白書』も認めている。両白書とも、企業業績や景気が回復、改善して、企業の収益構造には賃上げの余地が十分に出てきているにもかからず、雇用者の賃金が上がらなくなっている実態を分析している。

 ただ、白書はこの実態分析の結果を客観的に認めているだけで、これがその時々の各政権が繰り出してきた構造改革政策によってもたらされたものとは、触れていない。しかし、日本経済を「賃金の上がらない」構造と体質へ十数年にわたって改革し、その構造と体質が日本経済を長期低迷へ追い込んだ悪循環の因果関係は疑う余地もなく、この事実と現実に対する現状認識への欠如が的外れの元凶である、と筆者は確信している。

 政府の繰り出す規制緩和策が労働者派遣法の相次ぐ改正などで、企業の雇用形態を大幅に緩和、多様化した結果、非正規雇用労働者がこの十数年にわたって緩やかに増え続け、14年には全雇用者の37.4%、1920万人に及んでいる。非正規雇用とは、臨時、契約、派遣、パートタイマー、アルバイトなど、いわゆる正規雇用以外の有期雇用のことである。最近の雇用形態は正規雇用を減らして、相対的に賃金の低い非正規雇用を増やす傾向へ傾いているため、雇用者数は増えても、賃金水準を下げて、購買力を弱め、内需やGDPを押し下げるだけで、押し上げることはない。

労働者派遣法改正が象徴する
強きを扶け、弱きを挫く政策

 これが、的外れの第3の要因である。安倍首相は「アベノミクスで雇用は100万人以上増えた」と自画自賛する。安倍政権が発足する前の12年春からの3年間で、非正規雇用者は確かに約178万人増えたが、正規雇用者は逆に約56万人も減っている。企業は正規雇用者が退任しても、新規採用は非正規雇用者で補充し、なかには企業側の都合だけで正規社員を非正規へ、勝手に切り下げる傾向も広がっている。

 先の国会で成立した労働者派遣法の改正では、企業は働く人材さえ代えれば、派遣社員を雇い続けることができるようになるため、労組側は「正規を非正規へ置き換える動き」に拍車がかかるのは必至、と恐れている。

 労働者派遣法は、価値観やライフスタイルが一段と多様化していく中で、働き方や社会参加への選択肢を豊かにしてくれる点で、ごく一部の人たちにとっては確かにプラス面も無視できない。しかし、同法の思想をはじめ、趣旨や狙い、理念や目的が非正規の雇用形態を法的に正当化する点で、雇う側には圧倒的に利するが、雇われる側には絶対的に不利となる悪平等な法律である。

 アベノミクスは、意図的か否かは別として、結果として紛れもなく「強きを扶(たす)け、弱きを挫(くじ)いて」いるのが最大の欠点であり、労働者派遣法の規制緩和はその象徴である。

 アベノミクスは、日本経済の「賃金の上がらない」構造と体質からの脱皮策を最優先課題として、出直しを急ぐべきである。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年11月04日 15:19

コンビニ飯でもここまでできる、、、何をどう摂る以前に、まずは悪いものを摂らないことから。。。

■最新がん予防策、「ハーバード式スープ」とは
コンビニ飯なら「条件を絞って」選んでみよう

丸田 みわ子 :シニア野菜ソムリエ

日本人の2人に1人が「がん」になると言われている現代。そしてがんの原因の35%が食事にあると言われています。その原因というのは主に、体内にある食べ物の残留物。老廃物とも言いますが、それらが酸化することで、様々な疾患を生み出してしまうのです。

そんな老廃物を掃除してくれるのが、野菜や穀物の食物繊維。これ自体はよく聞く話ですが、その摂取方法を工夫することでより抗酸化作用が高まり、生活習慣病の罹患リスクが減るということがわかってきました。

毒素から体を守る救世主、どう摂取する?

ハーバード大学では、がん研究と共に「免疫栄養学」という学問を打ち立て、日本人医師の高橋弘先生も交え野菜に含まれる「ファイトケミカル」の研究を行っています。その結果、老廃物から発生する「活性酸素」を撃退できるのはファイトケミカルだけだという結論に達したそうです。

ファイトケミカルはタンパク質や炭水化物(糖質)、脂質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素の中には含まれず、体の筋肉や骨の生成、糖質や脂質の代謝などの働きはありません。しかし、抗酸化作用、抗がん作用、免疫力強化という3つの作用があり、体内の毒素から体を守ってくれます。

このファイトケミカル、動物性食品にはほとんど含まれないので、野菜や穀類から摂取するのが効果的。さらに病気予防や治療食として活用するには、年中手に入りやすいキャベツ、タマネギ、ニンジン、カボチャを「野菜スープ」にしていただくのがいちばんのようです。

これら4つの野菜で作る野菜スープを毎日・毎食いただくと、生活習慣病の罹患リスクが確実に減り、血圧や肝機能値の適正化、体重の減少まで望めるそうです。そのうえ、病気がちで薬を手放せない人の「減薬」にもつながるとのこと。

「スープ」という調理法を推すのには理由があります。水から加熱調理すると野菜の切断面からファイトケミカルが溶け出すので、汁まで飲むスープであればムダなく摂取することができます。そして具として野菜を食べることで、食物繊維もしっかりいただけるのです。

キャベツ、タマネギ、ニンジン、カボチャの4つが選ばれた理由は、様々な野菜の組み合わせを試した結果いちばん食味がよかったことと、年間を通して手に入りやすいこと。ただ、ほかの野菜にもファイトケミカルは入っているので、好みや補いたい栄養素に応じて、皆さんでアレンジしてみてください。

風邪予防に効果的なビタミンCは、葉もの野菜なら(多少の含有量の差こそあれ)ほぼ含まれています。キャベツやタマネギの代用としては、レタス、チンゲン菜、サツマイモ、ジャガイモなどがいいでしょう。

粘膜の健康維持、夜間の視力維持などの助けになるビタミンA(野菜ではβカロテン)は、ニンジン、カボチャに含まれます。ほかの野菜なら、トマト、パプリカ、緑黄色野菜で代用できるでしょう。

体内の脂質の酸化を防ぎ体を守るビタミンEは、ニンジン、カボチャなどに含まれています。これらの代役としては、パプリカ、赤ピーマン、ほうれん草あたりが適切です。

コンビニで探すなら、条件を絞ろう

キャベツ、タマネギ、ニンジン、カボチャが必須!と考えてしまうと、見つけるのが難しくなってしまいますので、「野菜をカットして加熱調理してあること」「ファイトケミカルとビタミンA・C・Eが溶け出ていること」の最低条件に絞って探してみましょう。

〈みわ子流、ファイトケミカルを摂れるコンビニ飯!〉

●クラムチャウダー
摂れる野菜はニンジン、タマネギ、ジャガイモ。アサリやミルクも含まれるので、一緒にタンパク質と鉄分、亜鉛も摂取でき、冷え予防にもなるでしょう。

●野菜が摂れる餃子スープ
摂れる野菜はニンジン、ほうれん草、タマネギ。餃子や卵もいただけるので、タンパク質補給はもちろん、満腹感も得られるでしょう。

●豚汁
摂れる野菜はネギ、ニンジン、サツマイモ、もやしなど。豚肉からビタミンB群が摂れるので、疲れやすい体の回復にいいでしょう。

●フォー
摂れる野菜はパクチー、ニンジン、タマネギ、もやしなど。鶏肉でタンパク質、米麺で炭水化物も摂取。一皿で五大栄養素が摂れ、栄養バランス抜群です。

●スンドゥブ
摂れる野菜はほうれん草、ニンジン、タマネギなど。卵や海老も入っていて具だくさん。生姜、ニンニク、唐辛子といった香辛料はエネルギーを燃やしてくれるので、新陳代謝もよくなるでしょう。

●カボチャスープ
摂れる野菜はカボチャ、タマネギ、パセリ。カボチャは加熱すると炭水化物化するので満腹感も得られ、体が温まるでしょう。

「ハーバード式野菜スープ」は確かに健康的ですが、が毎日続くと飽きてしまいそうですよね。そんなときにこそ、機能成分はそのままに外出先でも理想に近いスープをいただけるよう、上のメニューを参考にしてみてください。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2015年11月03日 18:17

すべては偏った結果論、、、結局は患者本人の決断こそが唯一無二の正しい選択。。。

■川島なお美さん 手術遅かったとの指摘は間違いと近藤誠医師

「もっと早く手術していれば…」の指摘は正しいのか

 9月24日、川島なお美さんが胆管がんで54歳にして亡くなった。川島さんが胆管がんと診断されたのは昨年8月のことだが、その翌月に近藤誠医師のセカンドオピニオン外来を訪れていたことがわかった。

 近藤誠医師といえば、手術も抗がん剤も患者にとって有害だとする「がん放置療法」で知られる。他臓器に転移しないがんを「がんもどき」と名づけ、治療せずに放っておいた方が長生きできるというのだ。

 そんな近藤医師から川島さんはどんなセカンドオピニオンを受けたのだろうか。取材にあたり、近藤医師は患者のプライバシーに関わること、亡くなった人に対する守秘義務は生じないことを説明した上で、「話しておかなくてはならないことがある」と取材に応じてくれた。

「テレビの報道を見ていると、もっと早く手術していればとか、抗がん剤治療を受けていれば助かったのに、という趣旨のコメントが目立ちます。これでは視聴者が誤った認識に誘導されてしまうと危惧を抱いています。川島さんのケースから明らかなことは、手術が遅かったことではなく、手術をしても救えなかったという事実です。なぜそこを誰も突っ込まないのでしょうか」

 川島さんは一昨年の8月半ばに人間ドックのPET-CTで胆管がんを発見された。近藤医師のセカンドオピニオン外来にはCT画像などの検査データを持参していた。近藤医師のセカンドオピニオンはいかなるものだったのか。

「その時点で症状は出ていなかったのですが、確かにがんだとわかりました。胆管がんは肝臓、膵臓などと並んで予後の悪いがんのひとつです。症状がなくても、いずれ転移が出てくる可能性が高い。

 考えられる治療法は4つ。1、手術。2、ラジオ波焼灼術。3、放射線治療。4、様子を見る、です。川島さんはミュージカルの舞台を優先したいこと、そのためには今手術は受けられないこと、抗がん剤治療は体を傷めるので受けたくないことなど、はっきりした意志をお持ちでした。

 ぼくは『ラジオ波なら手術をしないで済むし、1ショットで100%焼ける。体への負担も小さい。そのあと様子を見たらどうですか?』と提案しました。『手術しても十中八九、転移しますよ』ともお伝えしました。むしろ手術することで転移を早めてしまう可能性もあるからです」

 セカンドオピニオンを受けて約4か月後の今年1月、川島さんは手術を受けた。しかし半年後の7月に再発。抗がん剤治療を拒否し、舞台に立ち続けた。そして9月、激やせした姿で記者会見を行った。川島さんの再発がどのようなものだったのか、施術した病院や医師からの発表はないが、近藤医師は再発の理由をこう分析する。

「手術後わずか半年で再発したのは、やはり手術が原因だったのではないでしょうか。手術することでがん細胞が暴れ出し、再発が早まることはよくあります。また、転移先のがんの増殖を抑える物質が初発巣(初めにがんができた部位)から出ている可能性についても近年わかってきました。テレビに出てくる医者には、川島さんはもっと早く手術するべきだったと言う人がいますが、もっと早く手術していたら、もっと早く再発し、死期を早めていた可能性もあります」

 もう1点、他の医師たちから疑問の声が上がった川島さんの“抗がん剤拒否”については、「賢明な選択だった」と近藤医師は言う。

「医者からはかなり強く勧められたようですね。でも、もし手術後におきまりの抗がん剤治療を受けていたら、あのように舞台に立ち続けることはできなかった。抗がん剤を受けなかったからこそ、彼女は死の1週間前まで舞台に立ち、毅然とした態度で記者会見を行うことができたのです。実にあっぱれな生き方だったと思います」

 最後に、川島さんも毎年受けていたという有名ブランド病院の人間ドックについて。「これだけは言っておきたい」と、近藤医師は警告する。

「高級な人間ドックに行くと、最先端の検査機器がたくさんありますから、胆管がんのような見つけにくいがんも発見されます。川島さんの胆管がんも、ご本人がおっしゃっていたように早期発見でした。それでも治らないのですから、早期発見しても意味がない。早期発見するほど手術も早まるから、人間ドックでがんを見つけられると早死にすることもあるわけです。川島さんのケースも残念ながら、人間ドックの被害者と言えるかもしれません」

◆近藤誠(こんどう・まこと):1948年生まれ。慶應義塾大学医学部放射線科講師を2014年3月に定年退職。「乳房温存療法」のパイオニアとして知られ、安易な手術、抗がん剤治療を批判。現在「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を運営。著書に『がんより怖いがん治療』、近著に倉田真由美氏との共著『先生、医者代減らすと寿命が延びるって本当ですか?』など。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年11月03日 18:04

支持。。。(3/3)

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

史上最低の「アベ政治」と
「SEALDs」という名の希望の光
――木内みどり×広瀬隆対談【後篇】

反原発集会、安保反対集会の
定番司会者になったのは……

広瀬 木内さんは反原発集会、安保反対集会などの司会をやってくだっています。
 僕も木内さんの司会をかなり聞いていますが、本当にいい! 会場の笑いを誘いながら、僕らが思っていることをズバリとストレートに言ってくれます。

木内 4年前に初めて司会をお引き受けしたときはびっくりしました。
 司会といっても進行台本はありませんし、段取りの打合せもありません。話す人の順番を書いたリストだけ渡されます。

 それなのに突然「3分間フリートークでつないでください」なんて言われるんですから(笑)。
 トンデモナイことを引き受けてしまったと思いました。

広瀬 でも、木内さんは、すでに物事の本質を理解しているし、話し手の考えをすぐに理解して、即興で元気に怒りを伝えてくれるから、こっちも「そうだ! そうだ!」と盛り上がるんです。

木内 ありがとうございます。でも、最初の頃は、3日くらい前から勉強してから行きました。「大江健三郎さんってどんな方なんだろう。最近はどういう発言をしているんだろう」とか、登壇される人たちのことをたくさん調べていきました。
 だって話す内容も、いくつもいくつも持っていないと、「3分間つないでください」と言われた瞬間に真っ白になってしまいますから。

広瀬 木内さんはカンパを集めるのも上手ですよね。

木内 今年5月3日に横浜で行われた「憲法大集会」のときは、スゴイ金額が集まったと聞きました。

 私は司会を始めたら、絶対に舞台から降りません。参加している人をずっと見ています。
 あのときは、カンパを入れる袋が透明のビニール袋で、1000円札を入れているのが見えたのです。
 それで「みなさんの怒りが本物になってきました。1000円札を入れてくださっているのが、ここからよく見えます」と言いました。
 そう言われると、次の人は1000円札以外を入れにくい(笑)。
 そんなことを3回くらい言ったのです。
 そうしたら数日後にスゴイお金が集まった、と連絡を受けたのです。みんなびっくりして、3回数えたそうですけど。

広瀬 あの日は大変盛り上がりましたね。

木内 普段は丁寧な言葉で話される大江健三郎さんが初めて「安倍総理」と言わないで、「安倍」って呼び捨てにしたのです。
 そんなことはそれまで一度もなかったので、驚きました。

普通の人が
「自分の言葉」で話す集会に

広瀬 木内さんが司会を始められた頃と、現在とを比べて集会の変化を感じますか?

木内 参加者のみなさんが変わってきていると感じています。
 最初は組織から動員されてきている人が多かったように思います。
 高齢の方の割合も多く、自主的に参加しているわけではないので、なんだかつまらなそうな方もいたし、なかには寝ている人もいました。
 そういう人たちをなんとか盛り上げようと思って、大きな声を出したり、ときにはちょっと黙ってみたり。

 黙ると、「どうしたの? この人、言うことを忘れちゃったの?」と思ってこっちを見てくれます。
 そんなふうに人の気持ちをつかもうという努力はしてきたつもりです。

広瀬 さすがに女優です。舞台をつとめる役者ですよ。

木内 そのうちに、登壇してくれる人たちに愛情が湧いてきたのです。
 本当に日本の宝のような人たちだと思う。
 ギャラはないし、交通費も自腹。だからこの人たちが話しやすい場をつくろうと一生懸命でした。そのうち、「いい司会でした」と何人もの方が言ってくださるようになり、大江健三郎さんが「ありがとう」と言ってくださったりと、うれしいことがあるのです。

 でも、困難なこともありました。
 2014年2月の都知事選で、舛添要一さんが圧勝したときです。
 あの時期、私も相当いじめられました。「おまえが余計なことをするから票が割れた」と言われて、本当に辛い時期があったのです。
 それで、二度とこんなことをやるものかと思ったりもしました。

広瀬 反原発派が、2つに割れてしまいましたからね。

木内 でも、その後の集会で、もう一度、参加者に本気でお願いしたんです。

「私たちは脱原発という同じ目的を持っている。労働組合だ、共産党だとこじれて仲違いしてしまったけれど、もう一回、元に戻りましょうよ」と。
「内輪の対立なんか、乗り越えていきましょう。本当の敵は、あっちです!」と国会議事堂を指差したのです。

最悪の状況と
「SEALDs」という希望

広瀬 その通りです。だって、敵は好き放題やって、日本が現在のようなひどい状態になったのですからね。その敵を倒さなきゃ。

木内 安倍さんが、ここまで日本をメチャクチャにするとは思わなかったですよね。
 アメリカの経済誌『フォーブス』が作成している2014年版「世界で最も影響力のある人物」ランキングで安倍さんは63位。「国家指導者」としての国際社会での地位が、こんなに低いなんて、恥ずかしいと思います!
 国際的な政治・経済の世界において、安倍さんの順位の低さは、ただごとではありません。先進国ではなく、滅亡に向かっている国家のようです。

広瀬 そう言われると、世界の首脳で魅力ある人間が一人もいないのが、今の地球です。僕らが若い頃はいましたよ。ホー・チミン、周恩来、ナセル、ネルー、スカルノ……。今は魅力ある政治家が一人もいないけれど、安倍晋三がそのクズの中で一番ひどいんだから。

木内 でも、最近のSEALDsの登場は、集会参加者の雰囲気を大きく変えてくれました。彼らが登場する前に、こんなことを話をしたことがあります。

「○○はやめろっ!」というのは古すぎるし、音楽をもっと使いたい。それに、有名な人ばかりがしゃべらなくてもいい。若い人が自分の言葉で自分のことを話してほしい。そのほうが多くの人の賛同を得られるはずだから、と。

広瀬 たしかにSEALDsは、木内さんが言っていたことを全部やっています。奥田愛基《あき》さんの話には、ユーモアがあっていい。真剣で、しかも愉快ですよ。

反骨の報道写真家・
福島菊次郎の生涯

木内 反骨の報道写真家・福島菊次郎さんが入院されていたことは知っていましたが、具合が悪いと聞いて、SEALDsのことを伝えなくてはと思いました。
 菊次郎さんは、被爆者、自衛隊、公害、祝島の原発反対運動、震災後の福島などを取材し、問題点を訴え、国にずっと逆らって生きてきた人です。

 その反骨ぶりたるや、ものスゴイ。
 軍需工場に潜入して写真を撮ったときも、「写真家は法律を破ってもいい。本当のことを国民に見せるのが仕事だから」と言うくらい「気骨のある人」です。
 でも、60歳のときに、日本というこの国に絶望して以来、瀬戸内海の無人島でひとり暮らしをしていたのですが、ガンになって……。それからは故郷の山口県柳井市に戻り、ひとり暮らしを続けていました。
 90歳をすぎた頃、『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』というドキュメンタリー映画ができて、それが評判になり、いろんな映画祭の賞も受賞しました。90歳をすぎて「時の人」になったのです。
 東京での上映会、大規模な写真展、そして講演会はいつも満席でした。
 94歳をすぎて体力も落ちてしまったある日、病院に入院しました。
 私も、そのことは知っていましたが、具合があまりよくないと聞いたある日、映画のプロデューサー・橋本佳子さんと二人でお見舞いに行きました。
 ベッドの上の菊次郎さんは体重が29キロまで減ってしまっていて、ベッドから起き上がることすらできませんでした。
「遠いのに、よくきてくれたね」と幾度もそうおっしゃって、繋いだ手を離そうとされませんでしたから、ずっと、手を繋いでいました。
 私は、iPadで国会前の様子の動画や写真をたくさん見てもらい、こう報告しました。

「今、国会前で安倍政権に抗議の声をあげている人たちの数は日々増えています。新聞・テレビは報道しようとしませんが、インターネットの時代です。フェイスブックやツイッターでの拡散力はすさまじく、次から次へと伝わっていきます。
 そして、SEALDsという大学生たちが立ち上がりました。今までの抗議にない運動のスタイルで、新鮮で感動します。自分のことを自分の言葉でスピーチします。
 本気の言葉はやはり聴く人に響きます。ずっと見てきて感じたのですが、彼らの本気の抵抗には、菊次郎さんの本気の抵抗が受け継がれてると思うのです。菊次郎さんのこれまでの抵抗は無駄ではなかったのです。菊次郎さんの反骨の種は、これからもずっと受け継がれていくと思います」

 菊次郎さんの目には、涙がにじんでいました。

「若い人たちに、何か言うことがありますか」と聞くと、
「僕はこんなになっちゃったからもうそこには行けないけれど、みんなにありがとうって伝えてね。よろしくって」とおっしゃっいました。

 お見舞いから帰ってきた日、国会前では深夜2時半をすぎても、雨の中、デモが続けているSEALDsとたくさんの人がいることを知って、私は菊次郎さんのエールを伝えなくてはと思い、深夜の雨の中、温かい飲み物を差し入れに持っていきました。
 流れに乗っていつの間にかスピーチ台に乗って、みなさんに話しました。
 菊次郎さんのお見舞いに行ったこと、みんなががんばっていることを伝えたこと、菊次郎さんが涙をにじませて、みんなに感謝と激励の言葉をくださったことを伝えました。
 その場にいた全員に、菊次郎さんの最後の想いが伝わったと思います。

 9月23日の代々木の安保法制反対抗議集会で、私は司会でした。
 菊次郎さんの容態が悪化して、点滴と酸素吸入が入っていると聞いていましたから、菊次郎さんのお世話をしてくださっている森田さんに電話でお願いしました。
「明日の集会には3万人もの人が集まります。その人たちに何か伝えたいことがありますか……と菊次郎さんに聞いてください」と。
 もう菊次郎さん、想いはあっても言葉にはならず、ただ、拍手をしてくださったそうです。
 23日の集会でそのことをみなさんに伝えました。
 そして翌日、9月24日に亡くなったのです。

広瀬 福島菊次郎さんの魂は、SEALDsをはじめとする若い世代に受け継がれていくでしょう。

木内 そうですね。彼らは超・優秀だけれども、普通の大学生。自分の言葉で自分のことを、なぜ抵抗するのか、何に抗議するのかをしゃべる。だから、力がありますよね。
 彼らはものすごく先を見ています。代々木公園の集会で、奥田愛基さんはこう言いました。
「安保法制が通っちゃった日、朝5時までずっとデモしていました。なぜかと言うと、終電を逃しちゃったからです。電車がないから、タクシーでは帰れないから、始発が出るまでコールを続けた。でも夜があけたら、まるで新年を迎えたようにさわやかだった」って。疲労感もないし、挫折感もないって。
 ここに新しい希望がある、そう思いました。
 その後、奥田愛基さん、本間信和さん、牛田悦正さん……私がつながりを持てた3人には、福島菊次郎さん最後の写真集『証言と遺言』(DAYS JAPAN刊)を送りました。
 こうやってこれからも本当のことはつながっていくのだと思います。
 本気の人から本気の人へと、本気の種が。
 そう、つなげていかなければ……。私たちのこの国のために。この国のこれからの人たちのために……。

(おわり)


□なぜ、『東京が壊滅する日』を
緊急出版したのか――広瀬隆からのメッセージ

 このたび、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』を緊急出版した。

現在、福島県内の子どもの甲状腺ガン発生率は平常時の70倍超。

 2011年3~6月の放射性セシウムの月間降下物総量は「新宿が盛岡の6倍」、甲状腺癌を起こす放射性ヨウ素の月間降下物総量は「新宿が盛岡の100倍超」(文部科学省2011年11月25日公表値)という驚くべき数値になっている。

東京を含む東日本地域住民の内部被曝は極めて深刻だ。

 映画俳優ジョン・ウェインの死を招いたアメリカのネバダ核実験(1951~57年で計97回)や、チェルノブイリ事故でも「事故後5年」から癌患者が急増。フクシマ原発事故から4年余りが経過した今、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』で描いたおそるべき史実とデータに向き合っておかねばならない。

 1951~57年に計97回行われたアメリカのネバダ大気中核実験では、核実験場から220キロ離れたセント・ジョージで大規模な癌発生事件が続出した。220キロといえば、福島第一原発~東京駅、福島第一原発~釜石と同じ距離だ。

 核実験と原発事故は違うのでは? と思われがちだが、中身は同じ200種以上の放射性物質。福島第一原発の場合、3号機から猛毒物プルトニウムを含む放射性ガスが放出されている。これがセシウムよりはるかに危険度が高い。

 3.11で地上に降った放射能総量は、ネバダ核実験場で大気中に放出されたそれより「2割」多いからだ。

不気味な火山活動&地震発生の今、「残された時間」が本当にない。

 子どもたちを見殺しにしたまま、大人たちはこの事態を静観していいはずがない。

 最大の汚染となった阿武隈川の河口は宮城県にあり、大量の汚染物が流れこんできた河川の終点の1つが、東京オリンピックで「トライアスロン」を予定する東京湾。世界人口の2割を占める中国も、東京を含む10都県の全食品を輸入停止し、数々の身体異常と白血病を含む癌の大量発生が日本人の体内で進んでいる今、オリンピックは本当に開けるのか?

 同時に、日本の原発から出るプルトニウムで核兵器がつくられている現実をイラン、イラク、トルコ、イスラエル、パキスタン、印中台韓、北朝鮮の最新事情にはじめて触れた。

<著者プロフィール>
広瀬 隆(Takashi Hirose)
1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図的で衝撃な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯――ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守本流』『日本のゆくえ アジアのゆくえ』『資本主義崩壊の首謀者たち』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』などベストセラー多数。

木内みどり(Midori Kiuchi)
女優。1965年劇団四季に入団。初主演ドラマ「日本の幸福」(1967/日本テレビ)、「安ベエの海」(1969/TBS)、「いちばん星」(1977 /NHK)、「看護婦日記」(1983/TBS)など多数出演。映画は、三島由紀夫原作『潮騒』(1971/森谷司郎監督)、『死の棘』(1990/小栗 康平監督)、『大病人』(1993/伊丹十三監督)、『陽だまりの彼女』(2014/三木孝浩監督)、『0.5ミリ』(2014/安藤桃子監督)など話題 作に出演。コミカルなキャラクターから重厚感あふれる役柄まで幅広く演じている。3・11以降、脱原発集会の司会などを引き受け積極的に活動中。Web Magazine :「木内みどりの発熱中!」

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Posted by nob : 2015年11月02日 10:30

共感。。。(2/3)

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

国道6号・常磐道を走るクルマが、
東京に“死の灰”を運んでいる!?
――木内みどり×広瀬隆対談【中篇】

「もう一回原点に戻りたい」
と思って書いた本

木内 『東京が壊滅する日』を手にとったとき、最初は戸惑ったんです。
 ここに書かれている現実を、受け入れなくてならないだろう、と思ったからです。
 読みはじめてみると、やっぱりスゴイ事実がいっぱいあって。事実に目を背けてはいけないなと思いました。それで広瀬さんにお礼を言わなきゃと思いました。

広瀬 なぜですか?

木内 この本に出てくることは、広瀬さんの長く激しい人生の努力の結晶。それを抽象論ではなく具体的な固有名詞で断罪! 惜しげもなく闇の世界のことを全部出してくださって。覚悟の度合いが違うと思いました。

広瀬 僕は、どうすれば本当に原発を止められるか、いつも考えてきたつもりです。
 ところが、世論調査では100%勝っているのに原発が再稼働してしまう。

 そこで僕は、政治運動でなく、デモのような大衆行動で、一人ずつが社会を変えなければダメだと思っています。青森ではそういう体験があります。

 僕は再処理工場の核燃サイクル反対のために1985年から青森に入り、あらゆる農協を回りました。
 真冬が農閑期なので、寒い日々の中でしたが、10人くらいの集まりでも、100人の集会でも、絶えず放射能の危険性について、くわしく話しました。
 すると、やがて保守ゴリゴリの青森県が変わり始め、1988年の選挙のときは再処理工場反対の人が大勝したのです。
 つまり、選挙というのは、日々の活動があって、その結果が出るのです。

木内 それはすごいですね。

広瀬 でも次の選挙では、みんなが放射能のことは言わず、「誰々に投票してください」という、例の選挙運動になりました。
 僕は「これは危ない」と感じました。具体的な内容を言わずに「この人に投票してください」と言っても、人の心は動かせません。
 現在でも、中身のあることをどんどん言っていけば、人は変わるはずです。絶えず、言い続ける必要があります。

 先月、木内さんが本ステージで司会をした代々木公園の大集会でも、第二ステージでたくさんの人が、被曝問題を語ってくれていたので、うれしかったです。あの中身が大事なのです。

 同じように、もう一回原点に戻りたいと思って書いたのがこの本です。
 担当編集者から、嫌になるくらいしつこく質問されました。
 これは忍耐だと思って、忍耐に忍耐を重ねて丁寧に加筆していきました。この編集者を変えないと、世の中を変えるなんて夢のまた夢ですからね。

 結果として、それがよかった。僕にとっては当たり前のことになっていたことも、改めてわかりやすく書くことができました。苦労はしましたけど……。

東京でガン、心筋梗塞、
白内障、白血病が激増する!

木内 そうだったのですね。おかげで、とっても読みやすかったです。
 スゴイ事実が書かれていますけど。東京でも放射能の影響が出ているのですね。

広瀬 結論を言うと、東京を含む東日本地域住民の中で、これからガンや心筋梗塞などが必ず激増します。いやもう、その段階に入っています。

木内 放射能の影響というと、甲状腺ガンに代表されるガンの話になりがちですが、心筋梗塞も増えているんですか?

広瀬 セシウムは、ナトリウム系列の元素で、体に吸収されやすいという特徴があります。筋肉にたまりやすいので、絶えず筋肉が動いている心臓にたまります。

 心筋梗塞はすでに福島ではかなり増えています。ときどき福島から「また若い人が心筋梗塞で死んだ」という電話がかかってきます。
 そのたびに暗澹たる思いになります。また、放射性セシウムが角膜に付着すると微量でも、3~5年ぐらいから白内障が出始めます。子どもたちの目が混濁してきて見えなくなり、最悪の場合、失明をします。

木内 フクシマ原発事故のとき、東京にも放射性物質が飛んできたんですよね。

広瀬 福島から首都圏の千葉・東京に至るまでの太平洋側は、途中にまったく山がないので、事故後、4月になっても5月になっても、東京の新宿高層ビル街には、南下した高濃度の放射能雲が直撃し続けました。

 そのとき都内の人の多くは、ごく普通の生活をしていました。通勤・通学していたり、外で遊んでいたり。そのときに放射性物質を吸い込んでしまったのです。これは時限爆弾ですから、時間とともに身体を蝕んでいくでしょう。

木内 国道6号線と常磐自動車道を通る自動車が、東京に放射性物質を運んだという話も聞きました。

広瀬 自動車の群と、東北新幹線が、タイヤと車体によって広範囲に「死の灰」を拡散しています。今でもです。
 一番怖いのはプルトニウムや、ストロンチウムのような「ホットパーティクル」です。ホットというのは「エネルギーが大きい」という意味です。

 プルトニウムを吸いこんでしまうと、気管支や肺にへばりついて、同じ場所に放射線を浴びせ続けるという結果になります。一度、肺に入って付着したホット・パーティクルが、体の外に出ることは、まずありません。

 ストロンチウムやプルトニウムのような物質は、「遠くに飛ばない。おそらく敷地内にたまっている」なんて話をする学者もいますが、まったくのデタラメです。

 微粒子となったガスなので、空気に乗って遠くまで運ばれますし、細胞を直撃するアルファ線やベータ線を発する放射性物質です。アメリカで検出されているのだから、プルトニウムは重いから遠くに飛ばないなんていう話には、根拠がありません。
 セシウムは「測定できる」から騒いだけれど、ストロンチウムやプルトニウムは「簡単に測定できない」から、話題にならなかっただけです。
 2011年3月の連続爆発でまき散らされたのは、ガス状のあらゆる放射性物質です。さまざまな「時限爆弾」が体をむしばんでいることは間違いありません。

 東京都文京区にある順天堂病院では、2011年に比べて、2013年のあらゆる疾患が2倍から10倍近くに増えています。

 この事実は、重いです。来年から、「時限爆弾」はいよいよです。

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Posted by nob : 2015年11月02日 10:20

感動。。。(1/3)

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

避難中の11歳男子が
「アベ政治を許さない」と
デモに参加した姿に涙!
――木内みどり×広瀬隆対談【前篇】

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が増刷を重ね、第6刷となった。
本連載シリーズ記事も累計250万ページビュー(サイトの閲覧数)を突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者と、女優の木内みどり氏が初対談!
木内みどり氏は、原発問題に関して、各種市民集会の司会を務めている。
8月11日の川内原発再稼働後、豪雨による鬼怒川決壊、東京で震度5弱、阿蘇山噴火、南米チリ沖マグニチュード8.3地震による津波余波など、日本列島を襲う自然災害が続出している。
これを受け開催された、10月23日の広瀬隆氏の緊急特別講演会も大盛況だったという。
本誌でも、これまで計28回に分けて、安倍晋三政権および各電力会社社長の固有名詞をあげて徹底追及してきた。
だが、なぜ再稼働をするのか? いまだ明確な説明がなされていない。
地震や自然災害が多発する中、注目の対談1回目をお届けする。
(構成:橋本淳司)

夫の県知事選の手伝いで
気づいたこと

広瀬 木内さんが原発反対だということを、僕は、フクシマ原発事故が起きるまで知りませんでした。

木内 私は事故後に反原発になりました。原発の真実や事故の影響について知るうちに、「こんなものはあってはいけない」と、遅まきながら気づいたのです。

広瀬 ご主人の水野誠一さんが静岡県知事選に出られたとき、浜岡原発停止を訴えていたことは知っていたのですが、水野さんと木内さんが、僕の頭の中では結びついていませんでした。

木内 14年前、水野が静岡県知事選に出たときに、候補者の妻として暑い暑いひと夏、朝から晩まで一緒に走りました。

 あのとき、どこへ行っても水野が「浜岡原発を止めたい」と言うのです。すると、聞いている人たちが「厄介な話を始めたな……」とシラケて、引かれてしまうことに気がつきました。

 当時の私は、原発についてまったく理解していませんでしたから、
「ねぇ、原発の話はやめましょうよ。みんなシラケるでしょう」
 なんて言うほど無知でした。

広瀬 事故が起きるまで、多くの人が原発は安全だと思っていましたから。

木内 じつは、水野の父が浜岡に原発を誘致した人なのです。
 当時の多くの人たちと同じように「原子力 明るい未来のエネルギー」と考えていたのでしょう。

 しかし、チェルノブイリで原発事故が起きました。水野は驚いていろいろ勉強しまして、「父が生きていたら絶対に止めたいに違いない」と思い、原発に反対するようになりました。

広瀬 今では、木内さんが反原発集会や安保反対集会の司会をしてくださったり、鹿児島市内で、誰もいないところで、一人でビラを撒いてくださっている姿を見て、この人は本物だなと思いました。

木内 以前は国会議員に何か言ったりするなんて考えられなかったし、怖かった。自分はただの一市民で、国会議員さんなんて2つも3つも上のステージ上にいる人という感覚があったんです。
 でも、 少しずつわかっていきました。
 自分の思うことを自分のできる範囲で動けばいいんだって。人生は一度きりで終わりがある。
 だから、自分らしいやり方でこれからも行動していきたいと思っています。

ロンドン、ニューデリーで
反原発スピーチ

広瀬 木内さんは外国も走り回っていますね。イギリスの日本大使館の前でスピーチしたという「東京新聞」の記事を見て、ビックリしました。

木内 なんだか、あれよ、あれよという間に、そういう流れになっちゃったのです。私も逃げるわけにいかないと思ってスピーチしました。
 そうしたら、「東京新聞」と「中日新聞」のヨーロッパ総局長がやってきて、記事にしてくれました。
「木内みどり、英国の日本大使館の前で日本政府を批判」って。
 あれから私も、覚悟しないとダメだなと思いましたけど(笑)

広瀬 筋金入りだ。そのあとはインドのニューデリー?

木内 ニューデリーで、たまたま2日間、時間が空きました。
 私、何もしないのは時間がもったいないから、ニューヨークに住んで原発のことをやっている友達と、ロンドンに住んで原発のことをやっている友達2人に、「ニューデリーで脱原発運動をやっている人を紹介して」とメールをしたら、2時間後に2人とも同じ人物を紹介してくれたのです。会いにいったら、その人は日本から反原発の活動家が会いにくると思ったみたいです。
 私が女優だとわかるとびっくりしていました。それで、ニューデリーでも英語でスピーチしちゃって。
 自分でも、変わった人生を歩んでいるなあと思います。

広瀬 行動力がありますね。
 でも、木内さんだけでなく、いまの日本中の運動を見ていると、リーダーが率いる運動ではなく、どこの土地でも一人ずつが知恵をしぼって、次から次へと勝手に行動を起こして、私も追いつけないほど、集会やデモや、ハンストが行われています。
 このような個々の人の、個性的な、自分の年齢と、体験からにじみ出てくる活動力が、まったく衰えないというのは、たいしたものです。
 ところで、外国で演説する木内さんは、英語はペラペラですか?

木内 全然なんです(笑)。自分で文章を組み立てて、英語のできる人に直してもらって、原稿を持って読んでいます。

広瀬 女性は度胸があって、ものおじしないからいいです。外国にゆくと、どうも男はプライドが高くて、会話がダメですよ。

11歳の少年が掲げた
「アベ政治を許さない」

木内 でも、この4年近く続けてきて、私の本気さをわかってもらえるのか、最近、福島で被災した人や、避難している人が話しかけてくださるようになりました。
「脱原発のことを本気でやってくださってありがとう」と言っていただくと、やはり、うれしいです。

広瀬 私の福島の仲間たちも、木内さんのことを本当に頼もしい人と思っていますよ。

木内 先日、福島から避難しているお母さんと話をしていたら、彼女が涙を流されたのです。
 その様子を小学高学年くらいの息子さんが行ったりきたりしながら見ていたのです。
「夏休み、長いんでしょう。東京に私の家に泊まりにこない?」
 って考えもなしに言ったら、「行く」ってその少年が言うんですよ。
 結局、2泊3日でうちに泊まりにきてくれました。

 浅草に行ったりとか、六本木ヒルズに行ったりとか、ギャラリーを見に行ったり、ほとんどの時間一緒にいて冗談ばかり言って一緒に笑っていました。
 うちには「アベ政治を許さない」というあの大きなチラシを、どこからでも見えるように貼ってあるので、その子が帰るときに、「この前で写真撮ろうか」となにげなく言うと、「うん」と言って「アベ政治を許さない」と並んで立ったら、顔がすっと変わりました。
 冗談を言っていたときとは全然違う顔をしていました。

広瀬 その少年は、何か言っていましたか?

木内 そのときは、そのことには触れずに別れました。
 ところが、その子が家に帰ったら、お母さんに、「安保反対のデモはどこであるの?」と聞いたそうです。「行きたい」って言うんですって。
 あとからお母さんが、彼が「アベ政治を許さない」と書かれたプラカードを掲げてデモに加わっている写真を送ってきてくれました。
 それを見たら涙が出ちゃって……。原発事故以来、彼の中にあったモヤモヤした怒りみたいなものが、こういう形で表れたんじゃないかなって思います。

広瀬 木内さんの本気が、言葉にしなくても伝わったんじゃないですか。

木内 そうだとうれしいです。その後もお母さんからメールがきて、
「また息子がデモに行きました。今度は友達を誘って行きました」
 って。今度は2人の少年が「アベ政治を許さない」と書かれたプラカードを掲げていました。感動しましたね。
 人は、人の本気が響いて初めて動く。お金や物や地位で動く人ばかりじゃない、ということですよね。

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Posted by nob : 2015年11月02日 10:01

健康はあらゆる創造の源。。。

■健康的なライフスタイルを送ることが仕事にも良い影響を与える理由

Dumb Little Man:どんな仕事でも、体だけでなく精神的にも感情的にも健康であることが求められます。しかし残念ながら、健全なライフスタイルを送っている人ばかりではないでしょう。また、私たちは仕事以外のほかの義務や責任も果たしていく必要があるので、それらがストレスにもなってしまいます。しかも、私たちはそのような状況のせいで、健全なライフスタイルを持つことの重要性を認識できないのです。

このような状況は、大きな影響をキャリアに及ぼします。ですから、健全でポジティブなライフスタイルを送ることは、確実にキャリアに良い影響を与えるのです。

体力がつき、仕事の生産性・効率が上がる

取り組んでいる作業を、これ以上続ける体力が足りないと感じたことがありますか? 認めるかどうかは別として、体力の有無は仕事のパフォーマンスに影響しています。運動を定期的にしない人は、1日がんばり通す体力が足りないので、たびたび停滞感を感じることになるでしょう。私たちは、体を鍛えないと疲れやすくなるのです。

仕事の生産性と効率を高めたいなら、健康に気を遣いましょう。まずは、興味が持てるエクササイズなどで、運動する時間を定期的に取りましょう。しっかりと運動していると、1日中がんばれる体力がついてきます。健康的な体で体力が満ちあふれていると、倦怠感を感じないので仕事に身が入ります。

病気になるリスクを減らす

デスクワークばかりの生活だったり、不健康な食事を好む人は、病気になるリスクが高くなります。仕事で多忙なときは、健康な状態である必要があります。いつも具合が悪かったり、何らかの病気を抱えたりすると、どうなるでしょうか? 医者に診察してもらうにも、会社を休まなければなりません。また、もっと最悪なケースは、キャリアを諦めなければならないかもしれません。そのようなことは、絶対に起こって欲しくないはずです。健康的なライフスタイルを送ることで、健康を害するリスクを回避したり、軽減することができます。

ストレスに簡単には負けないくらいポジティブになれる

どんな仕事でも、たまに燃え尽き感とストレスを感じるときがあります。これはどんな職場にもあることです。ストレスは誰も避けることができないものですが、軽減する方法はたくさんあります。健康的なライフスタイルの人は、そうでない人に比べてストレスの感じ方が弱いことを示す研究がたくさんあります。エクササイズをしたり体を使う活動をしているとき、体は幸せホルモンと呼ばれる「エンドルフィン」を分泌します。このことは、エクササイズを定期的にする人が、ストレスに強い理由を示しています。

ストレス耐性が強いと、どんな作業においても、エネルギーを集中して使うことができます。私たちはストレスを感じると、気分屋になりがちで集中力に欠けることさえあります。ですから、仮に、私たちがストレスを低くする効果的な方法を知っていると、重要なことに集中するのがずっと楽になります。

物の見方が良い方向に変わる

健全な精神は健全な肉体に宿ります。ポジティブな生活を送っていると、自己満足が高くなり、自信がわいてきます。このような一連の流れで、人生における物の見方もさらにポジティブになります。また、仕事だけでなくプライベートなことでも、頓挫してしまいそうなとき、ポジティブな物の見方ができると随分と役に立ちます。

目標を達成したり、挑戦したりしたいと思うどんなことでも、ポジティブになることで成功するのが楽になります。自信があって物事のポジティブな面を見ると、はるかにはっきりした意見が持てるようになります。仕事の効率と生産性が高まるのです。

健康的なライフスタイルを持つ秘訣

健康は、さまざまな実践と良い習慣の組み合わせによってもたらされます。健康になるためにはまずは、エクササイズをする時間を取ることをオススメします。興味のあるスポーツだろうと定期的なワークアウトだろうと、いつもエクササイズをする時間をとりましょう。

そして、定期的なエクササイズに加え、摂取する食べ物にも気を付けなければなりません。食事は良かれ悪かれ健康に影響を与えます。ぜひ、油っぽい食べ物や加工食品を食べるのは避けましょう。その代わりに、心身の健康に良いビタミン、ミネラル、そのほかの栄養素が含まれている食品を食べてください。

健康であることは、いろいろな形でキャリアに確実なメリットをもたらします。仕事がはかどるだけでなく、プライベートにまでポジティブな影響を与えてくれます。

How a Healthy Lifestyle Affects Your Career|dumblittleman.com

Kiara Halligan(訳:春野ユリ)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年10月28日 12:04

つい洗ってしまいがちですが(オリーブオイル石鹸もしくはハーブパウダーにて)、なるべく実践しています。。。

■シャンプーを使わないことで髪質改善!?海外セレブ発の「ノー・プー」は試す価値あり!?

「余計な刺激物を取り除くことでキレイを手に入れる。」
あの佐伯チズさんも提唱した肌断食は、スキンケアをやめることで肌を休め、美肌を目指すという、それまでの常識を覆すものでした。
この全く新しい考え方、実は肌ケアだけではなくヘアケアにまで広がっているのをご存知ですか。
ノーシャンプーの略でノー・プー。シャンプーを使わずにお湯だけでシャンプー(湯シャン)するというノー・プーは、果たして本当に髪に良いのでしょうか。
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ノー・プーについてよく知らないのがみんなの本音!?
そもそも、ノー・プーを取り入れたいと思っている人はどの程度いるのでしょうか。世の女性たちの本音とは・・・?
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肌断食ならぬ髪断食「ノー・プー」やってみたいと思いますか?
Yes:44人
No:56人
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Noが半数以上と、取り入れたくないという人が圧倒的という結果に。
­
“よく分からないので、やりたいと思いません。良いものならやりたいと思います。”(30代女性・パート)
­
“どんな内容か良く分からないので、あえてやってみたいとは思いません。”(30代女性・会社員)
­
取り入れたくない方の意見を見てみると、「あら?実はよく知らないだけ?」というコメントが。
「シャンプーをしない」とだけ聞けば良い印象はなかなか持てないですよね。それでは、ノー・プーがなぜ髪に良いのかについて紹介します。
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コツもテクニックも必要なし!ノー・プーについて知ろう!
­
●ノー・プーのやり方・流れ
1.髪をブラッシング
2.先髪前に軽く頭皮マッサージ
3.ぬるま湯で丁寧に洗髪(もちろんシャンプーやトリートメントは使いません)
4.念入りにタオルドライ
5.ドライヤーで乾かす
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やり方はとても簡単で、通常の洗髪の流れでシャンプーを使わないだけ。
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実は普段の洗髪でも、シャンプーを付ける前にお湯で丁寧に髪を洗えば、7〜8割の汚れが落ちると言われています。
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普段「髪のために」と思って使っているシャンプーですが、硫酸塩や鉱物油、アルコールなどを含むものが多く、これらが髪を乾燥させる原因となっているんだそう。
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また、シリコン入りのシャンプーは髪をコーティングすることで、水分が髪に吸収されるのを妨げてしまうため、髪が乾燥してしまうと言われています。
美髪のために使っているシャンプーにはマイナスな面も多く存在しているんですね。
それなら、マイナス面を取り除くノー・プーは髪に良い気がします。
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早速今日からノー・プーを始めよう…?ちょっと待った!向き不向きがあるんです!
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“1年ほど前からあまりにも髪がパサつくので、シャンプーを2日に1回にしていますが、以前より明らかにパサつきが改善されました。”(40代女性・専業主婦)
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“1日もしくは2日おきに、シャンプーせずに湯シャンのみにしています。ベタつきや臭いが気になりましたが、家族や友人からは反応はありません。以前よりも頭皮の痒みや毛髪のきしみが解消されました。美容院でも髪をほめられます。”(50代女性・専業主婦)­

既に湯シャンの効果を感じている方も!
コメントから分かるように、髪のパサつきやきしみが気になる方には効果があるようですね。

そうなんです!ノー・プーに適しているのは頭皮や髪が乾燥している人!
乾燥に悩んでいる人は、シャンプーなどに含まれる成分によって、余計に乾燥を引き起こしている可能性が高いので、使わないことによって改善する効果が期待できます。
反対に油脂性の人は、湯シャンだけでは十分に油脂を取りきれない可能性が高いので、ノー・プーをすることでトラブルを引き起こす可能性があります。
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準備物不要で手軽なノー・プー!とにかく一度やってみては?
これまでの海外セレブ発のブームといえば、ジュースクレンズやココナッツオイル、スムージーなど、お金が掛かるものや準備が面倒なものばかり。
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「セレブだからできるのであって、庶民の私には結局向かない。」
そんな風にあきらめてきませんでしたか?
­
ノー・プーは今使っている余計なケアをやめるだけ。あなたの日常にとっても取り入れやすい庶民派ブームなんです。
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夏には「湯シャンだけでは臭うのでは?」「汗をちゃんと取りきれるのか」なんて心配もあったでしょうが、これからの涼しい気候なら試しやすいのでは?
本当に効果があるのか、あなた自身の髪で確かめてみてくださいね。
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­文/暮らしニスタ編集部 日高

[暮らしニスタ]

Posted by nob : 2015年10月28日 09:58

言わずもがな。。。Vol.2/加工肉食品業界のダメージは大きい。。。

■ハムなどの発がん性指摘 「適切ではない」

WHO=世界保健機関の専門機関が肉の加工食品などに発がん性があると指摘したことについて、国の食品安全委員会は、「この結果だけでリスクが高いと捉えるのは適切ではない」とする見解を発表しました。

WHOの専門機関、「国際がん研究機関」は26日、食肉とがんに関する調査結果を発表し、ハムやソーセージなどの肉の加工食品について、「発がん性がある」としたほか、牛や豚などの哺乳類の肉についても「おそらく発がん性がある」などと指摘しました。

これを受けて国の食品安全委員会は27日、インターネットのフェイスブック上で見解を発表しました。

それによりますと、調査の詳細な結果が公表されていないため、引き続き検討が必要としたうえで、今回の発表は主に、肉の加工品などに含まれる物質に発がん性があるかどうかを解析したもので、発がん性の強さや、日常生活で肉を食べるだけでもリスクがあるかどうかなどについてはあまり考慮されていないと指摘しました。

そして、この結果から「食肉や加工肉はリスクが高いと捉えることは適切ではない」として、食品としてのリスクについて専門の機関で食べる量などのデータに基づいて、改めて評価する必要があるとしました。
食品安全委員会では、健康な食生活のためには「多くの種類の食品をバランスよく食べることが大切です」と呼びかけています。

[NHK NEWSWEB]

Posted by nob : 2015年10月28日 09:41

取捨選択していく他ありませんね。。。

■「渋谷駅」「スマホ」「映画館」これって改悪?! 社会人が怒りを感じる「新しくなって不便になったこと」

日々、めざましく変化し続ける現代社会。少し前までは「新しくなる」=「便利になる」でしたが、最近は「改悪」という言葉がよく聞かれるように、変わったことで不便になることも多いようです。そこで社会人の皆さんにこんな質問をしてみました。

Q 時代の変化に伴って、新しくなったけど逆に不便になった、昔の方がよかった施設や商品などを教えてください

■交通インフラ

(鉄道)

・「渋谷駅の通路が複雑になり、電車の乗り換えに時間がかかるようになった。昔の方が分かりやすかった」(女性/23歳/その他)

・「上野東京ラインが開通したせいで、上野駅始発が減って、座れなくなった。上野駅で電車を待っていれば確実に座れた時代が懐かしい」(男性/42歳/自動車関連)

・「駅が高架になって改札から乗るまでが長い。歩く距離が増えた」(女性/33歳/金融・証券)

・「夜行列車の廃止。新幹線は味気ない」(男性/50歳以上/情報・IT)

(バス)

・「バスの案内板が幕から電光掲示板になったが、前のほうがよかった。電光掲示板は斜めや遠くから見にくい」(男性/29歳/不動産)

(道路)

・「中央分離帯の道が増えて、反対側の店に行くのが大変。中央分離帯がなかった時は、信号までいかなくても、右折で済んでいたので」(男性/48歳/電機)

社会人の皆さんにとって毎日使うものだからか、交通に関する意見が多かったです。特に地下化したり高架化することは、空間を有効に使う上では重要なのでしょうが、利用者にとっては不便極まりないようで、「変わってよかった」という人は殆どいない気も……。

■電話

・「スマホ。複雑になりすぎて使い辛い。動作が重い、使わない機能が多すぎる」(男性/32歳/商社・卸)

・「携帯電話の普及で公衆電話がなくなったこと。たまに携帯の電源が切れて大ピンチなときにどこにも公衆電話がない」(女性/28歳/通信)

・「黒電話の方が良かった。停電でも使える」(女性/26歳/学校・教育関連)

今や、時代の最先端を行く電話の世界。スマホ一台で何役もこなすことから、電話であってもかけることが主でなくなる中、ガラケーどころか、昔ながらの電話を惜しむ声も聞かれました。

■デジタルツールによる、コミュニケーションの変化

・「メールの普及による会話の減少。昔はちゃんと会話をしていた」(男性/29歳/その他)

・「スマホ。外でうつむいている人ばかりになった。SNSでウケる写真を撮ることが目的の人が増え、おもしろい人が減った」(女性/42歳/不動産)

・「携帯電話が普及し、待ち合わせ時間がいいかげんになった。時間を昔の方が大事にした」(男性/50歳以上/電機)

・「LINEがない時代の方が楽だった。迅速に反応しなければいけない風潮がめんどくさい」(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁)

・「そもそも電話が嫌いなのに、携帯電話があることを前提とした業務や日常生活行動が多くなった。電話連絡がつかないことがあること前提とした昔の方がよかった」(男性/50歳以上/学校・教育関連)

携帯電話があることで、便利になることばかりかと思えば、逆に不便さを感じることもありますよね。色々と世知辛くなったという意見をききました。

■何でもデジタル化

・「改札の電子カード化。接触が悪いとすぐ詰まるから。磁気定期なら確実に入るから止まらない」(女性/25歳/情報・IT)

・「デジタル読書。長時間字を追うのにディスプレイは向いていない(男性/30歳/情報・IT)

・「インターネットバンキングの普及による紙の通帳の廃止。今まで紙の通帳を利用していた銀行が、ネットで入出金等を確認出来るWeb通帳に切り替えたため、いちいちホームページにアクセスしなければならなくなった」(男性/22歳/食品・飲料)

何でもデジタル化することによって、世の中が便利になるかと思いきや、「それって企業側の都合じゃない?」と思うようなサービスの低下もたまに見られますよね。

■ショッピング

・「商業施設が増えたが、同じような店ばかりで面白みがない。商店街のほうが面白い」(女性/31歳/その他)

・「たくさん種類のあるポイントカード。貯め方、使い方がややこしくてわかりづらい。現金で値引きして欲しい」(女性/24歳/食品・飲料)

・「買い物の時に、スマホで登録すると割り引きなどが増えてメルマガ登録が多くて面倒。昔はなんでもスマホで登録じゃなかった」(女性/27歳/電機)

こちらも毎日のことだけに、気になるショッピング関連。サービスが多様化するなかで、

「それって必要?」と思うようなことがあるようです。

■モノ

・「歴史手帳。中身は良くなったけど、大きくて不便。昔はカバンのちょっとしたポケット

にも入ったけど、今のだと入らない。まぁ見やすく中身も充実して一長一短かも」(男性

/30歳/人材派遣・人材紹介)

・「液晶テレビ。ブラウン管テレビのほうが残像もなく映像も綺麗だった」(男性/49歳/情報・IT)

・「IHコンロ。ガスコンロの温かい感じがない。すっきりはするけれど、微妙な調節が難しい」(女性/30歳/医療・福祉)

・「お菓子全般。昔の方が量が多かった。現在、入っている分量が少ない」(男性/41歳/食品・飲料)

バージョンアップするたび、お気に入りのモノや性能がなくなったりするのは、アナログでもデジタルでも一緒。それが明らかに“バージョンダウン"だとしても買い続けなくてはいけない辛さがありますよね。

■レジャー施設

・「映画館の入れ替え制。私が高校生の頃までは、映画館の席にずっと居られた。時間が許せばもう1回見ることができたし、1回目ではわからなかったことをもう一度見て理解できるところがよかった」(女性/41歳/金融・証券)

・「鈴鹿サーキットの時代の変遷。レーシングヒストリーができたが、できる前は絶叫アトラクションがあったので楽しめた」(男性/22歳/電力・ガス・石油)

・「ディズニーランドでファストパスができたけど、かえって混雑している気がする。待ち時間は増えた気がする」(女性/28歳/商社・卸)

レジャー施設に関しては人によっては「便利になった」と考えるサービスでも、人によっては「変わらなくていいのに!」と思うことがあるようです。さまざまな人が訪れる分、難しいですよね。

いかがでしたでしょうか? 昔は新しくなるといえば「便利になる」とワクワクしたものですが、最近は、年代に関係なく「え―変わっちゃうの?」というとまどいの声の方が大きいような気がします。それだけ時代が流れが早いのかもしれませんが、本当の「便利」の意味を考えさせられる結果になりました。

文●もにょるん

調査期間:2015年9月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:社会人男女 348件(ウェブログイン式)

[マイナビスチューデント]

Posted by nob : 2015年10月27日 19:48

おでんがほぼ原価なんて知らないだけだと思うけれど。。。

■屋台で酒を飲まずに帰る人たち おでんが「酒の肴」から「おかず」に

昔から冬の屋台の定番と言えば「おでん」。大根、ちくわなどおでん種をつまみながら、日本酒が温まるのを待つ。そんな楽しみ方は昔の話になるかもしれない。

最近は、お酒を注文せず、おでんだけ食べて帰る人が目立つのだという。

「おでんはほぼ原価で販売している」と悲鳴を上げる店主

群馬県前橋市天川大島町の駐車場にあるおでん屋台の「きこり」。この場所はもともとラーメン屋台「好(ハオ)」があり、その隣に店主の小池剛義さんがラーメン屋台との相乗効果を狙って2015年5月に始めたものだ。15年9月からは金曜日と土曜日に店を開けている。客層は20代から60代の男女と幅が広い。賑わっているが、利益の柱になるはずの酒類の注文が少ない。「酒離れ」が言われる若い層だけでなく、年配者も頼まない。もちろん酒を飲みながら1時間半ほど屋台を楽しむ人はいる。ただ、おでんだけ注文して15分くらいで帰って行ったり、女性2人で来ておでんとジュースを頼んだり、ノンアルコールビールを飲んだりしている。だいたい客の半分ほどが「ノンアル」だ。これには店主の小池さんも驚いていて、

「おでんはほぼ原価で提供している状態ですので、お酒を注文してもらわないと利益が出ません。せめてワンドリンクは、と言いたいのですが、強要するわけにはいきませんし、このままではかなり苦しい」

と窮状を説明する。ラーメン屋台との相乗効果が出ていることが救いだという。なぜお酒を注文しないのか。おでん屋台は珍しいので雰囲気だけ味わって帰ろうとする人や、屋台でお金を使いたくないと考えている人もいる。さらに、大きいのは「コンビニのおでん」の影響なのではないか、と小池さんは考えている。酒の肴ではなく、おでんそのものでお腹を満たすという若者も多い。屋台のおでんにお酒は付き物だという感覚が薄くなってしまっているのだろう、というのだ。
「お酒が飲めない」「車で来ている」「おでんだけが目当て」

居酒屋でも同じ事が起きているのか。愛知県にあるおでん老舗店に聞いてみたところ、おでんだけ注文して食べて帰るお客はいるという。ここも、お酒の注文が無ければ採算的に厳しいそうで、

「そもそもお酒が飲めない、車で来ている、おでんだけが目当て、などといった様々な理由が語られます。お酒と一緒に召し上がってほしいのですが、せっかく来ていただいたお客ですので...」

と店主は話していた。

おでん屋台でお酒を頼まないことについてネットでは、

「店を困らせに行ってるようなもんなんだよなあ。今の若い奴は自分さえよければそれでいいからな」
「コンビニおでんが100円~150円で買えるからなぁ。酒類もコンビニ定価でもまだ安いし」
「酒いらねー、おでん3個食ったら帰るわ」
「酒を呑むのを前提でのオカズのサービス料金だからな。それを安いからとおでんだけ食べるというのは恥ずかしい行為」

といった様々な意見が掲示板などに出ている。

[JCASTニュース]

Posted by nob : 2015年10月27日 19:43

自分で行ってみなさいよ。。。(怒)

■被ばく線量1ミリシーベルト未満 警察官・消防隊員88% 自衛隊員61% 内閣府調査

 東京電力福島第一原発事故直後に住民避難の支援に当たった警察官と消防隊員計167人のうち88%が、一般の年間被ばく線量限度である1ミリシーベルト未満だった。26日に東京都内で開かれたオフサイトの防災業務関係者の被ばく対策検討会で内閣府の担当者が調査結果を示した。自衛隊員は2800人のうち61%が1ミリシーベルト未満だった。

 警察官・消防隊員と自衛隊員の被ばく線量は【表】の通り。内閣府によると、原発の敷地外で住民の支援などをした警察官らの詳細な被ばく調査は初めて。

 調査は平成23年3月12~31日に第一原発の半径20キロ圏で住民の避難誘導や救出、除染などに当たった県警の警察官48人、相馬、双葉両地方広域市町村圏組合消防本部の消防隊員119人、全国の自衛隊員2800人が対象。警察官・消防隊員は1ミリシーベルト未満が88%、1~2ミリシーベルトが11%、2~3ミリシーベルトが1%で、最高は2・2ミリシーベルトだった。

 警察官・消防隊員の1日当たりの被ばく線量は3月15日ごろまでが高く、同18日以降は0・1ミリシーベルトを下回っていた。

   ◇  ◇

 国は今後事故が起きた場合、バスの運転手など民間人らの被ばく限度を1ミリシーベルトにする方針。原発がある地域のバス協会などは1ミリシーベルト以上の被ばくに難色を示しているが、内閣府は調査結果により「作業工程や被ばく管理を行うことで1ミリシーベルト以下に低減できる可能性が示された」としている。


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[福島民報]

Posted by nob : 2015年10月27日 19:37

言わずもがな。。。

■加工肉摂取に「がんリスク」=毎日50グラムで18%増―WHO

 【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(本部フランス・リヨン)は26日、ハムやソーセージなどの加工肉を食べると、がん発症リスクが高まるという「十分な証拠」があると発表した。

 加工肉を毎日50グラム食べた場合、直腸や結腸のがんになる可能性が18%増すという。個人にとってのリスクは「小さい」ものの、摂取量が増えれば高まると指摘した。また、牛や豚など赤身の肉にもがんを誘発する恐れがあると言及した。

 国際がん研究機関は、赤身の肉は栄養価が高いとした上で、リスクとのバランスを踏まえながら当局が「食事に関する最良の勧告を行う」必要性を訴えた。同機関は800以上の研究結果を分析し、見解をまとめた。

[時事通信]

Posted by nob : 2015年10月27日 17:23

管理監督側の問題。。。

■除染作業:マスクや手袋がコンビニ投棄 福島県内

 ◇常態化に環境省が指導

 東京電力福島第1原発事故に伴う国の除染作業で使用されたマスクや手袋が、福島県内の複数の地域でコンビニなどのごみ箱に捨てられるケースが常態化していることが、関係者への取材で分かった。厚生労働省福島労働局は、被ばく対策や汚染廃棄物の扱いを定めた労働安全衛生法に違反する疑いもあるとしている。

 共同通信の取材に複数のコンビニや除染業者が、除染が本格化した2012年から投棄が続いていると認めた。

 環境省によると、これまで郡山市、田村市、南相馬市、楢葉町から苦情や通報があり、今年3月と8月に業者に改善を指導。環境省は「業者には法令順守を求めており、引き続き適切に指導したい」としている。

 捨てられたマスクや手袋には放射性物質が付着している可能性があるが、ごみ箱に捨てられたものは一般廃棄物として処分されている。コンビニ従業員らの健康被害は確認されていない。

 コンビニ経営者の一人は「業者に苦情を言っても、なくならない」と投棄が常態化している実態を訴える。

 国直轄の「除染特別地域」で使用されたマスクや手袋は使用後、放射線量を計測することが法令で義務付けられている。一定以上の汚染が確認されれば地域外に持ち出すことは禁じられ、汚染土壌と同様に中間貯蔵施設で保管される。

 厚労省や環境省によると、煩雑な手続きを嫌って使用後のマスクや手袋の汚染計測を実施していない業者も多く、コンビニなどへの投棄は後を絶たない。

 環境省への通報事例がない伊達市でも、除染作業を終えた作業員が立ち寄るコンビニで、屋外のごみ箱に除染で使われたとみられるマスクや手袋が捨てられていた。

 飯舘村で除染作業に当たる作業員は「現場に手袋やマスクの汚染計測の設備はあるが、やっていない。面倒なのでそのままコンビニや宿舎で捨てている」と証言した。(共同)

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年10月26日 18:02

言わずもがな。。。

■38%が被曝1ミリシーベルト以上 原発事故時の自衛隊員ら

 内閣府は26日、東京電力福島第1原発事故直後に住民避難の支援に当たった自衛隊員や警察官、消防隊員計約3千人のうち38%の被曝(ひばく)線量が、一般の年間被曝限度である1ミリシーベルト以上だったとの調査結果を明らかにした。

 内閣府によると、調査は2011年3月12~31日に第1原発の半径20キロ圏で住民の避難誘導や救出、除染などに当たった2967人が対象。1ミリシーベルト未満が62%、1ミリシーベルト以上が38%だった。1ミリシーベルト以上のうち1~2ミリシーベルトが19%、5~10ミリシーベルトも5%いた。

 国は今後事故が起きた場合、バスの運転手など住民避難を支援する民間人らの被曝限度を1ミリシーベルトにする方針。原発がある地域のバス協会などは1ミリシーベルト以上の被曝に難色を示しているが、内閣府は調査結果により「作業工程や被曝管理を行うことで1ミリシーベルト以下に低減できる可能性が示された」としている。〔共同〕

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2015年10月26日 18:00

私も無という宇宙に同化すると思います。。。

■死んだらどうなる?4割以上の人が答えた意外な死生観【現代日本人のリアル】

こればかりは試したことがなければ、試した人にも聞けないので、誰もがその事実を知らない「死後」。つまり、死んだあと人はどうなるのかということ。みなさんは考えたことがありますか?

Woman Insight編集部は今回、さまざまな方に「死んだらどうなると思いますか?」という質問をし、現代の人々は「死」というものに対してどのような考え方をもっているのかを調査してみました。

約半数の人が同じ回答をしたのですが……何だかわかりますか?

◆死んだらどうなると思いますか?

無になる……45%

死後の世界へ行く……15%

生まれ変わる……10%

その他……30%

その他で挙げられたのは「地球の出汁になる」(22歳・大学生)、「現生の自我は消滅する」(51歳・ライター)など。では、「無になる」「死後の世界へ行く」「生まれ変わる」と答えた方々は、なぜそのように考えるのでしょうか?

◆「無になる」派の理由

「生まれる前は無だったから」(49歳・自営業)

「無であってほしい。地獄には行きたくないから」(22歳・大学生)

「幼少期から親にそう言われ育ったため」(21歳・大学生)

「そう言われてきたから」「そういうものだから」といった、理由が漠然としている人が多いのが「無になる」派。

◆「死後の世界へ行く」派の理由

「幽霊の存在を信じてるから」(23歳・事務職)

「天国や地獄があると思うから」(19歳・大学生)

「死後の世界があると思わないと怖くなってしまうから」(25歳・会社員)

死ぬのが怖いから、死後の世界があると信じたいという様子。

◆「生まれ変わる」派の理由

「過去とのつながりを考えたときには輪廻がいちばんわかりやすいとおもうから」(32歳・会社員)

「亡くなった方がそうであってほしいと思う」(23歳・会社受付)

「死んだ人に関して、また巡り合いたいと思うから」(26歳・自営業)

生まれ変わりたい、生まれ変わってほしいといった「願望」であるパターンが多いようです。

ただ、「無になる」「死後の世界へ行く」「生まれ変わる」いずれも、やっぱり誰も体験したことがないため、もちろん事実はどうなるかわかりません。わかったとしても、うまく想像はつかなそうですが。

むやみに不安になるよりは、想像つかないことは考えず楽しい未来を想像して、今この瞬間から悔いのないよう生きましょう! (鈴木 梢)

[Woman Insight]

Posted by nob : 2015年10月25日 17:35

体感的にはごく自然に納得できます。。。Vol.2

■がん糖尿病急増の「本当の原因」とは?水をこまめに飲んで血液サラサラのウソ?

 日本人の死因の2位(心筋梗塞)と4位(脳梗塞)が「血栓症」なので、血液をサラサラにするために「水分をこまめに補給するべし」「1日2リットル以上飲むべし」などという指導がなされている。20年くらい前からこうした「水を飲め」という指導がなされているが、この間、心筋梗塞、脳梗塞による患者数と死者数は増加し続けている。

 筆者が少年時代、サッカーや草野球をする時、炎天下にもかからず練習途中で水を飲むと、監督から「力が出なくなるので水は飲むな」と一喝されたものだ。筆者はサウナが大好きで週2〜3回は東京・両国や錦糸町のサウナ風呂に行くが、みんな滝のような汗をかいているが脳梗塞や心筋梗塞で倒れる人など見たことはない。

 血栓症は、血液中のコレステロール、中性脂肪、赤血球、フィブリン(タンパク質)を血小板(血球の一種)が硬めることによってつくられる。よって、水分をたくさん摂って血液中の水分を多くして血液をサラサラにするというのが、「西洋医学」の論理のようだ。

 たくさん水分を摂ると、胃腸から血液に吸収され、一時的に血液中の水分は多くなる。しかし、体には「恒常性」があり、1日中、1年中血液中の水分量は一定に保たれている。よって、血液中の水分が多くなると、水分はすぐ腎臓から膀胱を経由して尿として排泄される。

 その時、血液の病因物質のコレステロール、中性脂肪、赤血球、フィブリン等々は、尿と一緒に排泄されるわけではない。コレステロール尿、中性脂肪尿などというのは聞いたことがないし、赤血球やフィブリンが尿として出ていくと、「血尿」「タンパク尿」ということになり、それは「病気」ということになる。

 つまり、水分をいくら多く摂っても血液はサラサラにならないし、血栓症は防げないわけだ。冒頭でも述べたように、「水分を多く摂れ」との指導が始まってから約20年間、脳梗塞や心筋梗塞をはじめとする血栓症は、むしろ増え続けている。

●体温と病気の関係

 では、血栓症の原因は何か?

 もちろん1960年以降、日本人の食生活が西洋化し、肉、卵、牛乳、バター、マヨネーズに代表される高脂肪食物の摂取が急増し、高脂(高コレステロール、高中性脂肪)血症の人が増えたことが大きな要因だ。ラードやバターも加熱すると液状になる。逆に水を冷やすと氷になる。食物を冷蔵庫に入れると硬くなる。つまり、一応36.5℃前後が平均体温とされている人体の中で、「血液が固まる」ということは、「体の温度」が大いに影響している、ということになる。

 日本人の脇の下の平均体温は、約50年前は36.9℃プラスマイナス0.34℃とされていた。しかし、今では35.8℃前後と、約1℃低下している。この「低体温」こそが血栓症の大きな要因といってよい。

 よって、血栓症が1年のうち、寒い時期である12月、1月、2月に最も多く発症しやすいことは、これにより首肯である。しかし、7月、8月の暑い時期にも多発する。その理由について西洋医学は、「夏は暑いから、発汗が多くなり、血液中の水分が少なくなるため」と説明している。

 しかし、クーラーがなかった40年前までの日本では、夏は一日中大量の汗をかいたものだが、脳梗塞や心筋梗塞はほとんど存在しなかった。
 
 7月、8月に血栓症が増加するのは、「冷房による体の冷やしすぎ」といってよいだろう。

 いずれにしても、日本人の体温がこの50年で約1℃低下したことが、代謝を低下させ、免疫力を落とし、高脂血症、高血糖(糖尿病)、ガン、うつ、アレルギー等々、ありとあらゆる病気の要因になっている。

 最後に整理すると、日本人の低体温化の要因としては以下の点が挙げられる。

(1)交通の発達、家電製品の普及による肉体労働、ウォーキングの不足
 体温の40%は筋肉で生産されるので。

(2)塩分の制限のしすぎ
 東北地方の人々は寒いがゆえに体を温める塩分を多量に摂っていた。

(3)水分の摂りすぎ
 雨に濡れると体が冷えるように、水分の摂りすぎは体を冷やす。

(4)体を冷やすの食物の摂りすぎ
 外観が青白緑の食物は体を冷やし、赤黒橙の食物は体を温める。

(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)

Posted by nob : 2015年10月20日 13:31

逝き方は生き方の完結、、、自らがどう思うかだけでなく、〈看取る〉周りにどう思われる生き方をしてきたのかが問われる。。。

■在宅死、病院死。幸せな「最期」を迎えるにはどちらがいい?
~究極の難問。答えを出した人たちに聞いた

新藤兼人監督の場合

どんな家族も、大切な人を見送る時には、悩み苦しむ。一秒でも長く生きてもらいたいが、治療で苦しむ姿を見るのも辛い。簡単には答えは出ない問題。だからこそ、家族を見送った人たちの言葉から、改めて、家族の、そしてあなたの幸せな結末を考えてみて欲しい。

「亡くなる直前まで仕事を続け、自宅で孫娘に見守られながら、スーッと息を引き取った。息子である私も憧れるくらい、パーフェクトな最期だったと思います」

日本を代表する映画監督・新藤兼人氏の次男で、近代映画協会社長の新藤次郎氏はこう語る。

新藤監督は、'12年5月29日、先立った妻で女優の乙羽信子さんと共に暮らした都内のマンションで、静かに亡くなった。

そのひと月前の4月22日には、柄本明や大竹しのぶといった縁の深かった俳優や映画関係者を集めた、100歳の誕生パーティを行ったばかりだった。次郎氏が続ける。

「父は94歳のとき、映画の撮影の準備中に肺炎を起こして入院したんです。そこで検査してみると、血糖値の異常や胆石が見つかりました。

入院前から、独り暮らしの父のマンションにはお手伝いさんが通い、食事の準備をしていました。退院後には要介護3と認定され、糖尿病のためのインスリン注射が必要だったり面倒も増えるので、私の住む家で一緒に暮らそうと持ちかけました」

しかし、「息子の世話にはならない」と監督は断った。そこで、次郎さんの娘で同じく映画監督の風さんが、監督のマンションで付き添うようになった。

「父は孫娘とは気が合い、風は下の世話からいろいろ面倒を見てくれました。車椅子生活を余儀なくされながらも、98歳で『一枚のハガキ』をクランクイン。その現場にも娘がつきっきりでした。

ただ、すべてを娘がやっていては根を詰めてしまうので、食事はヘルパーさん4人でシフトを組み、面倒をみてもらいました。

父には老人ホームなどの施設の資料を見せたこともありますが、見ず知らずの人と一緒に生活できる性格ではなかった。正直言えば、施設に入るよりカネはかかったと思います」(次郎氏)

次第にベッドに横たわる時間は長くなったが、映画の構想のため常に頭を働かせていたという。

「食は細っていきましたが、最期まで自分で食べていました。死の前日の晩も、映画を撮影する夢を見ていたようで、『ここは英語と日本語で2回撮るよ』と寝言で言っていたそうです。

最期は定期的に診てくれていた訪問医が看取り、老衰と死亡診断書も書いてくれました」

次郎氏は、そう穏やかに語った。「父の最期に憂いがないのは、しっかり送ってあげられたという思いがあるからです」

約束は守りたい、でも…

ただし、すべての人が、新藤監督やその家族のように、納得できる看取りや、最期を迎えられるわけではない。看取る側、看取られる側が共に在宅死を望みながら、叶わなかったケースもある。千葉県在住の主婦・杉森栄子さん(66歳・仮名)が言う。

「独り暮らしをしていた母は、83歳で大腸がんを患って手術しました。お医者様からは、余命は半年と言われました。最期は住み慣れた我が家で死にたい。ことあるごとに母は私にそう言っていたので、在宅で介護を続けることにしたんです」

杉森さんの母親は、ヘルパーや訪問診療、訪問看護を利用しながら、半年どころか3年間を我が家で過ごすことができた。

「でも、母が少し風邪をこじらせて入院したところ、心身ともに一気に弱ってしまったようで、病院で『家に帰る自信がない』と言い出したんです。

大丈夫よ、家でみんなで交替で看るから、と何度も説得しました。でも、母はうんとは言わず……。

いま考えると、やっぱり私たち家族に遠慮していたんだと思います。結局その後すぐ、病室のベッドの上で眠るように亡くなりました」

それは、本当に母にとって幸せな最期だったのか。亡くなって4年が経ついまでも、杉森さんの頭からは苦悩が離れない。

「もしあの時、無理にでも連れ戻していたら、本人の『最期は家で』という願いを叶えてあげられたのではないか。そうふと考えてしまうんです。ずっと相談に乗っていただいた訪問看護の方は、『あなたは間違ってなかった』と言ってくれました。でも、どこかで違った道があったんじゃないかって」

都内の家電メーカーで部長まで勤め上げた北川豊さん(67歳・仮名)は、90歳で他界した母親の「死に方」について、逡巡を重ねた。

「元気なうちから母とは何度も話し合い、『延命治療はいらない。病院には入らない』と決めていました。母は80代の後半に入ってから認知症が悪化し、私とヘルパーさんとの区別もつかなくなり、ほとんど寝たきりになってしまいました」

動きまわったり、暴れたりしない分、介護はしやすくなった。北川さんはそうプラスに考えるようにもなった。覚悟はできているつもりだった。

「そんな中、娘が妊娠したんです。私にとっては初孫、母にとっては初めてのひ孫です。どうしてもひと目、顔を見せてあげたい、なんとか持ってくれと願っていましたが、母の調子は目に見えて悪くなっていった。

出産予定日まであと3ヵ月という時、母は誤嚥性肺炎を起こした。事前の約束など忘れて、病院に駆け込みました」(北川さん)

容態を持ち直した北川さんの母親は、経口で食事はできるものの、摂取できる量が明らかに減った。点滴や、胃瘻(腹部に管を通して直接栄養を送る)に頼れば、活力を取り戻せるかもしれない。このまま入院させれば、初ひ孫の顔も見せてやれる—そう北川さんは考えた。

「でも、前々からのかかりつけ医に『本当にそれでいいの?』と言われたんです。胃瘻をすれば、味わう力が落ちて、考える力もなくなる。点滴をして、元通りに食事ができるようになる人もいるけれど、心臓に負担がかかって寿命を縮めるケースもある、と」

結局、散々悩んだのち、北川さんはいちばん最初の約束どおり、母親を入院させず、自宅で自然に任せることを選んだ。

「母はひ孫が2歳になるまで、生きてくれました。結果としてですが、老衰で死んでいく母を傍らで看取ることもでき、納得しています」(北川さん)

もちろん、入院・治療を選択して命を長らえ、救われる家族もいる。長尾クリニック院長の長尾和宏氏がこう言う。

「私自身は高齢者や老衰では『在宅での自然な最期』がお勧めです。しかし胃瘻については否定しません。胃瘻のおかげで最悪期を乗り越えられた方もいるし、人それぞれの綺麗事ではすまない状況、考え方があるので、ご家族とはしっかりと話し合うことが大切。

ただ、胃瘻のメリット・デメリットを説明しても『私は手を汚したくありません。先生が決めて下さい』という家族も多い。最愛の家族の人生に責任を持とうとしない家族には、正面から向き合って欲しいと願います」

在宅死か病院死か—。どちらが正解ということはないが、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳氏によれば、在宅で看取ったことを後悔する人が少ないのは事実だという。

「看取ったご家族のお宅にお焼香に伺ったり、四十九日を過ぎてから挨拶に伺うと、『大変だったけれど、家で看取ってよかった』という方がほとんどです。当社団が行ったアンケートでも、96%の人が、『家で看取るという選択をして良かった』と答えています」

「在宅」にこだわりすぎない

「最期は家で」と家族で話し合っていても、現実の介護という問題にぶち当たったとき、老人ホームなどの施設を頼らざるを得ないことも多い。特別養護老人ホーム・芦花ホーム常勤医の石飛幸三氏は言う。

「私たちのようなホームに入居する人の多くは、家族での在宅介護が難しくなって飛び込んでくる人たちです。

いまは核家族化が進んでいるので、家族での介護も夫婦の老老介護や、親子でも一対一の関係が多い。すると、精神的にもどんどん疲弊していく。家族だからこそ長年積もり積もった感情がある。そこから、DV紛いのことが起きているのが実態です。そんな経験を経てホームに入居された人やその家族は、それはホッとした表情をされます」

施設の役割をそう強調しながら、「ただし」と石飛氏が続ける。

「在宅死を望むのは自然な感情です。このホームの方も、入居後しばらくは夕方になると『お家に帰りたい』と口々に言い出す。私は『夕方症候群』と呼んでいます」

老人ホームでは本格的な医療行為はできない。

「入居者の方には、病院に移らず、『自宅は無理でも、ホームで自然な最期を』と望まれる人は多い。

しかし、ホーム入居を決断したご家族ではなく、離れて暮らしていた親族が、『なぜ病院に入れないんだ!』と無理に連れだしてしまうケースもあります。そうしてチューブだらけになった親の姿を見て、心を痛める人も多いんです」(石飛氏)

どんな家族も、大切な人を見送る時には、悩み苦しむ。家族としては、「本人の希望」はもちろん叶えたい。一秒でも長く生きてもらいたいが、治療で苦しむ姿を見るのも辛い。そして、そんな考えすべてが、親への思いではなく、自己満足なのかもしれない……。

簡単には答えは出ない問題。だからこそ、家族を見送った人たちの言葉から、改めて、家族の、そしてあなたの幸せな結末を考えてみて欲しい。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2015年10月20日 13:20

体感的にはごく自然に納得できます。。。

■「早起き」すると寿命が縮む!オックスフォード大学の研究で判明
~心筋梗塞、脳卒中、糖尿病のリスクが倍増賢者の知恵

早起きは健康である—誰もが信じきっていた通説を覆す研究発表が全世界で話題だ。そこに示されていたのは早起きによって起こる病気の数々。一流学者が本誌に語った、驚くべき「睡眠の新常識」。

体にも心にも悪い

「『早起き』が健康に良いものだと思っているのならば、それは大きな間違いです。朝6時に起きて、日課のジョギングを1時間ほどこなしてから、余裕をもって会社に向かい、9時から仕事に取りかかる。誰もが理想的だと考えるそんな生活が、重大な病気を引き起こし、命取りになることもあるのです」

朝早く起きることは、人体にとって「拷問」に等しい—そんな衝撃的な研究結果を発表したのは、英オックスフォード大学の睡眠・概日リズム神経科学研究所の名誉研究員、ポール・ケリー博士である。

同博士が、イギリスで行われた科学イベントで発表したレポートが英ガーディアン紙などで報じられ、いま世界中で話題となっている。

この記事の注目すべき点は、一般的な会社員にとっては当たり前のものとして受け入れられている「9時5時」という就業時間が、実は人間の体内時計と全くかみ合っていないということだ。

さらにそれが原因となって、さまざまな病気を引き起こす恐れがあるほどに、精神にも肉体にも悪影響を与えるという。

ケリー博士は言う。

「世界中のあらゆる人たちの睡眠パターンを分析して、年齢層ごとの推奨すべき起床時間と起床後の活動開始時間をはじき出すことに成功しました。それによれば、個人差はあるものの、起床時間は青年期(15~30歳)であれば朝9時、壮年期・中年期(31~64歳)なら8時、高年期(65歳以上)だと7時となっている。

また起床後の活動開始時間は青年期11時、壮年期・中年期10時、高年期は9時が最適だと分かっています。この数値を見れば明らかなように、すべての年齢層の人に言えることは、6時よりも前に起床することは人間として本来あってはならないということです」

人間、年を重ねていくほど眠れなくなって、朝が早くなりがちだが、こうした習慣が身体に重大な影響を及ぼすというのである。

これまでの研究から、早起きすることで起こりうる病気の数々についてケリー博士はこう続ける。

「わたしのいるオックスフォード大学だけでなく、米国のハーバード大学やネバダ大学などの研究機関で、早起きが病気のリスクを高めることに関する実証研究がすすめられています。

現時点でもすでにメタボリック・シンドロームや糖尿病、高血圧、より重篤な病気であれば、心筋梗塞や脳卒中、心不全などの循環器疾患やHPA(視床下部-脳下垂体-副腎皮質)機能不全によるうつ病などが判明しています」

集中力も落ちる

早起きのせいで、病気にかかりやすくなる—なぜこんなことがわたしたちの身体で起こりうるのだろうか。ケリー博士によれば、その原因は「人間の体内時計の『ズレ』」にあるという。

体内時計とは、「概日リズム」とも呼ばれる、生物に生まれながらにして備わった生命活動のサイクルである。これがあるおかげで、人はもちろん、あらゆる生物は意識しなくても活動状態と休息状態を一定のリズムで繰り返すことができる。

ケリー博士はこの体内時計の周期と人間の実生活における行動周期とにズレが生じることが、人の身体に悪影響を及ぼすものだと考えている。そして早起きこそが、このズレを生むのだという。

「体内時計は身体のあらゆる部位に存在します。例えば脳の視交叉上核という場所に体内時計が備わっていますが、早起きすることによってこれがズレてしまうと、著しく脳の機能が低下します。すると集中力や記憶力、コミュニケーション能力などが著しく減退してしまうのです」

ハーバード大学医学部において、朝から夕方までの勤務シフトで働く医者と、昼から夜までの勤務シフトで働く医者の仕事ぶりを比較する実験をケリー博士らが行った。すると、前者の医者は後者に比べて集中力の欠如が見られ、医療ミスが36%も増加したという。

博士らの研究の正しさは、ビジネスエリートたちも証明している。

世界最大のIT企業、グーグルはとりわけ社員の能力と睡眠の関係性を重要視している企業の一つだ。フレックスタイムを導入しているグーグルは、社員が自由に出社時間と退社時間を決められるようにしている。

そのため、午前中のオフィスは人もまばらで、昼過ぎになってようやく社員たちが姿を見せ始めるという。

「脳に加えて、心臓や肺などのあらゆる臓器にも体内時計は備わっています。ただでさえ早起きをすることによってこれらの体内時計にズレが生じる上に、そのズレは年齢を重ねるごとに自然と大きくなります。

そうなると、必要以上に臓器を酷使してしまうことになり、病気を誘発するリスクがさらに高まるのです」(ケリー博士)

実際に65歳以上の高齢者で平常時の起床時間と病気の発生リスクの関係を調査したケリー博士の研究結果がある。

博士が先に述べた高齢者の理想的な起床時間である7時以降にいつも起きている人と比べて、それよりも早い6時以前に起きている人は、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患の発症リスクが最大で約4割、糖尿病やうつ病といったその他の病気に関しても2~3割高くなり、またその多くが重篤化しやすいという驚きの結果が出た。

早起きが習慣化してしまったばかりに、脳や心臓に負担をかけ、その寿命を縮めてしまうのだ。

高齢者は「遅寝遅起き」を

今回のケリー博士の研究発表と同じく、日本の睡眠医療の専門家である遠藤拓郎・スリープクリニック調布院長も、早起きが病気を引き起こす恐れがあると指摘する。

「人間のパフォーマンスというのは体温に依存します。体温が低い時は身体中の機能が著しく低下します。人間の一日のなかでの最低体温というのは、個人差もありますが朝の4時から6時。一方で最高体温となるのが夕方4時から6時。したがって、ケリー博士の言う通り、朝早くから活動をするのは年齢に関係なく危険なのです」

とはいえ年齢を重ねれば、自分の意思とは関係なく、つい朝早くに目が覚めてしまうものだ。遠藤氏は続ける。

「高齢の方が朝早く起きてしまいやすくなるのは、メラトニンという眠気を誘発するホルモンが加齢によって減少してしまうからです。また体力の低下が、そのまま寝る力も奪ってしまっています。

むしろ高齢の方は早寝早起きよりも『遅寝遅起き』のほうがずっと健康にいいんですよ」

遠藤氏によれば、早起きすることなく深い眠りを実現する一番の方法は、昼間から夜にかけて、時間を忘れるくらい趣味に没頭することだそうだ。

ウトウトしながらテレビを眺めているのは最悪で、例えばプラモデル作りなどの集中力を要する趣味に時間をかけると、朝まで深く長く眠ることができるという。

ケリー博士は特に日本社会に対して危機感を抱いている。

「統計的にも、日本人は世界中で突出して睡眠時間が短い。加えて早く起きる人の割合も多い。しかも学校や政府、企業がそれを主導しているように思えます。『早起きは三文の徳』ということわざが日本にはあるようですが、とくに高齢の方には、それは科学的に間違いだということを十分理解してもらいたいです」

健康に長生きするため早寝早起きを心がけよう—その思い込みが、実は、あなたの命を脅かしている。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2015年10月19日 00:36

頑張れ沖縄!この国の明るい未来に繋がる沖縄県民の総意に共感支持します。。。

■<辺野古承認取り消し>「やっとこの日が」県民、期待と不安

 「やっとこの日が来た」「これからが本当の闘いだ」。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設阻止に向け、同県の翁長雄志(おながたけし)知事は13日、名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認の取り消しを正式決定した。翁長知事が移設反対を掲げて昨年11月の知事選に当選してからほぼ1年。承認取り消しを待ち望んできた移設反対派の県民らからは決断を喜ぶ声が次々と上がった。一方で本当に工事を止めることができるのかと不安視する声もあった。

 「政府を相手にすることが簡単でないことはよく分かっている。政府が埋め立てをどう進めてくるか分からないが、新辺野古基地は造れない」。午前10時から県庁で承認取り消しの会見に臨んだ翁長知事は、詰めかけた報道陣に対して決意を語った。

 移設先の辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では移設に反対する県民らが抗議の声を上げた。知事の承認取り消しの正式決定が伝えられると、拍手や歓声が沸いた。しかし辺野古の埋め立てを強行する姿勢を崩さない政府との対立が長期化するのは必至で、ゲート前で座り込んできた県民たちは口々に抵抗を貫く決意を語った。

 沖縄本島南部の八重瀬町の病院職員、神谷栄子さん(58)は「これからが私たちの踏ん張りどころ。辺野古に基地が造られてしまえば、沖縄はもう日米両政府の要求を拒否することができなくなる。覚悟を決めて知事を支えたい」と力を込めた。沖縄本島中部のうるま市の伊波義安さん(73)も「知事の判断が延びていたのでやきもきさせられたが、やっとこの日を迎えることができた。今まで以上に強く抗議の声を上げたい」と話した。

 政府との攻防が正念場を迎え、抗議に参加し始めた人も多い。仕事の合間を縫って今月に入って初めてゲート前に足を運んだ那覇市の会社員、金城修さん(41)は「今声を上げないと後悔する。沖縄の民意を選挙だけでなく、さまざまな行動で示したい」と話した。県外からの参加者も多く、静岡市の稲葉博さん(65)は「沖縄だけでなく基地負担を押しつけてきた日本全土の問題だ」と語った。

 一方、国は法的な対抗手段を講じてくるとみられ、取り消し決定によって移設工事を止められるかどうかは不透明だ。沖縄本島中部の金武町の比嘉定正さん(64)は「法廷闘争で裁判所にきちんと沖縄側の主張を聞いてもらえるかどうか分からず、承認取り消しだけでは工事を止めることはできないかもしれない。私たちは座り込みを続けて抵抗を貫くしかない」と厳しい表情を見せた。

 普天間飛行場の危険性除去のために辺野古移設を容認する自民党沖縄県連の具志孝助幹事長は「非常に残念。19年間取り組んだ普天間の返還がようやく動くと思ったが、取り消しで白紙に戻された」と、知事の承認取り消しを批判した。【川上珠実】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年10月14日 13:58

私たちだって変わっていける、、、もう少しずつ変わり始めている。。。

■スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか
幸福度世界1位「北欧の楽園」に学ぶ老いと死

高福祉・高負担の国で知られるスウェーデンが実は「寝たきりゼロ」社会だとご存じだろうか。幸福度調査で常に上位にランクインする「幸せの国」の住民は、どのように老い、死を迎えているのか?

最後まで人生を楽しむ

「この施設には40人ほどのお年寄りが暮らしています。8割以上が認知症を患っていますが、寝たきりになっている人は一人もいません。自分の力で起き上がれない人でも、毎朝必ずスタッフが手伝って車椅子に乗せます。そして食堂で一緒に食事を楽しむのです」

こう語るのは、スウェーデンの首都ストックホルム郊外にある、介護サービス付きの特別住宅で働く介護士のアンナ・ヨハンソンさん。この住宅に暮らす人たちは、ほとんどが80歳以上のいわゆる後期高齢者で、在宅で介護サービスを受け続けることが難しいほどの要介護状態にある。

しかし、車椅子に乗っている人でもきれいな服に着替え、パジャマでうろうろしているような高齢者はいない。日本の後期高齢者が集う施設に比べるとずっと穏やかで、明るい雰囲気だ。

「ここでは、何より本人の意思が一番に尊重されます。散歩に出るのでも普通は誰かが付き添いますが、どうしても一人で散歩したいという人がいれば、家族の同意のもと、GPS付きの携帯を持たせて出かけるのを許可します。それで本人が事故に遭ったとしてもあくまで自己責任なので、施設の責任が問われることはありません。

もちろん、ベッドにしばりつけるようなこともありません。私たちが行うのは介護であって拷問ではないのですから。アルコールを飲みたいという人には、よほど健康上の理由がない限り、飲ませます。最後まで人生を楽しめるように助けるのが、私たちの仕事なんです」(ヨハンソンさん)

高福祉国家として知られるスウェーデンは、OECD(経済協力開発機構)が行う国別幸福度ランキングでも上位の常連だ('13年度はオーストラリアと並んで1位。日本は21位)。

スウェーデン人の平均寿命は81.7歳。日本人の83.1歳に比べれば短いが、それなりの長寿国である。にもかかわらず、この国には寝たきりになる老人がほとんどいないという。

子供と暮らさない

スウェーデンの高齢者ケアに詳しい東京経済大学の西下彰俊教授が語る。

「日本では寝たきり状態にある高齢者が150万人から200万人ほどいると言われています。一方、スウェーデンはそもそも寝たきりになる人がほとんどいない。いたとしても、終末期ケアが行われる数日から数週間の短期間だけです」

この驚くべき違いは、どこからくるのか?

スウェーデンの人が特別に健康的な生活を送っているというわけではない。例えば食生活。厳しい冬が長く、食材も貧しいため、北欧の食事は日本のそれほど豊かなものではない。東京にある北欧料理レストラン「ALLTGOTT」のオーナーシェフ矢口岳氏が語る。

「スウェーデン料理にはアンチョビに代表される塩蔵、スモークサーモンといった燻製、ニシンのマリネのような酢漬けなど塩分濃度が高いものが多い。日照時間が短く野菜もあまり採れないので、荒れ地でも育ちやすいディルのようなハーブ類を多用します。またアルコール消費量も多く、日本人と比べて健康的な食生活を送っているとはとてもいえません」

どうやら、食事・健康面に原因があるわけではなさそうだ。寝たきりゼロの秘密は、むしろ介護と医療システムそれ自体にある。

基本的な前提としてスウェーデンの高齢者は、子供などの親族と暮らすことをしない。夫婦二人か、一人暮らしの世帯がほとんどで、子供と暮らしている人は全体の4%に過ぎない(日本は44%)。

これは「自立した強い個人」が尊ばれる伝統に根差したもので、高齢者に限らず、若者も義務教育を終えた16歳から親の家を出て一人暮らしを始めるのが普通だ。だからといって家族関係が希薄というわけではなく、近くに住んで頻繁に交流する家族は多い。

「胃ろう」は虐待になる

独立して生活している高齢者が体調を崩し、誰かの世話が必要になった場合でも、家族が全面的に介護することはありえない。

「コミューン」と呼ばれる市町村にあたる自治体が高齢者の希望に沿う形で、サービスを提供することになっている。そして介護は在宅サービスが基本だ。

「日本では要介護認定されれば、在宅サービスを利用してもいいし、施設サービスを利用してもいい。これは、当該の高齢者や家族が自由に選べる『選択モデル』です。

一方でスウェーデンでは要介護状態になったら、できるだけ在宅での介護が行われます。介護付きの特別住宅に入りたいと申請しても、それを認めるかどうかは『援助判定員』というコミューンの専門職員の判断に任せられる。本当の人生の終末期にしか施設に入ることが許さない、『順序モデル』が基本なのです」(前出の西下氏)

「順序モデル」が取られているせいで、日本だったら確実に施設に入っているような認知症の高齢者でも、在宅介護が行われる。症状や要介護状態に応じて、一日に5度も6度も介護士がやってきていろいろと面倒を見るというケースが一般的だ。65歳以上の高齢者で特別住宅に暮らしているのは6%。つまり、高齢者の9割以上は自宅で暮らしている。

スウェーデンがここまで在宅介護と順序モデルにこだわるのには、2つの理由がある。1つは先ほども述べた「自立した個人」を尊ぶ文化。できるだけ最後まで自分の家で自分の力で暮らしたい、暮らしてほしいという考え方からくるものだ。

そしてもう1つは財源の問題だ。スウェーデンでは、介護の財源はすべて税金でまかなわれている。老人になれば誰でも少ない自己負担(上限が月1780クローナ=約2万5600円)で、介護サービスを受ける資格がある。

ただし、いくら税率の高い高負担国家でも、老人の面倒をすべて税金で見るのは限界がある。施設で24時間介護を行うよりも、在宅で何度も介護士を派遣するほうが結局はコスト的に安く上がるため、在宅介護が推奨されるのだ。

だが、そのことが結果として寝たきり老人の発生を防いでいる。寝たきりになってしまえば在宅介護は不可能になるからだ。

従って、介護士たちはできるだけ高齢者が自立した生活を送り、自分の口で食事をできるようにサポートする。国際医療福祉大学大学院の高橋泰教授が語る。

「スウェーデンを始めとした北欧諸国では、自分の口で食事をできなくなった高齢者は、徹底的に嚥下訓練が行われますが、それでも難しいときには無理な食事介助や水分補給を行わず、自然な形で看取ることが一般的です。

それが人間らしい死の迎え方だと考えられていて、胃に直接栄養を送る胃ろうなどで延々と生きながらえさせることは、むしろ虐待だと見なされているのです」

国を一つの「家族」と考える

現在の日本の病院では、死ぬ間際まで点滴やカテーテルを使った静脈栄養を行う延命措置が一般的。たとえベッドの上でチューブだらけになって、身動きが取れなくなっても、できるだけ長く生きてほしいという考えが支配的だからだ。

しかし、そのような日本の現状を聞いた冒頭のヨハンソンさんはこう語る。

「スウェーデンでも'80年代までは無理な延命治療が行われていましたが、徐々に死に方に対する国民の意識が変わってきたのです。長期間の延命治療は本人、家族、社会にとってムダな負担を強いるだけだと気付いたのです。

日本のような先進国で、いまだに無理な延命が行われているとは正直、驚きました」

北海道中央労災病院長の宮本顕二氏は、「スウェーデンの終末医療が日本と根本的に違うのは、たとえ施設に入っても原則的に同じ施設で亡くなるという点にある」と語る。

「日本の場合だと介護施設に入っても、病状が悪化すれば病院に搬送され、本人の意思にかかわらず治療と延命措置が施されます。施設と病院を行ったり来たりして最終的に病院で亡くなるケースがほとんどです。自宅で逝きたいと思っても、延命なしで看取ってくれる医師が少ない。

一方、スウェーデンではたとえ肺炎になっても内服薬が処方される程度で注射もしない。過剰な医療は施さず、住み慣れた家や施設で息を引き取るのが一番だというコンセンサスがあるのです」

介護する側もされる側も、寝たきりにならないように努力をする。それでもそのような状態に陥ってしまえば、それは死が近づいたサインだということで潔くあきらめる。それがスウェーデン流の死の迎え方なのだ。

このような介護体制を根底から支えているのは、充実した介護福祉の人材である。介護士は独居老人の家を頻繁に回り、短い場合は15分くらいの滞在時間でトイレを掃除し、ベッドメイクを済ませ、高齢者と会話をして帰るというようなことをくり返す。

日本では介護というと、どうしても医療からの発想になりがちで、手助けよりも治療という対処に傾きやすい。

スウェーデン福祉研究家の藤原瑠美氏は語る。

「日本の場合は病院経営をする医師などが主導権を持っているケースが多く、すぐ投薬・治療という方向になる。

しかし、スウェーデンの場合は介護士たちが大きな権限を与えられていて、認知症の場合には薬を使うよりも、本人がどんな助けを必要としているか汲みとることが重視されています。

例えば私が調査した3万人ほどの自治体では2300人の職員がおり、そのうち400人が介護福祉士でした。介護は重要な雇用創出の機会にもなっているのです」

日本では介護士というと薄給なわりにきつい仕事というイメージだが、スウェーデンでは安定した公務員で、経済的に困窮するようなこともない。

藤原氏によると、スウェーデンでは認知症の人のうち約半数が独居しているという。しかしそれで大きな問題が起きたこともない。

日本では'07年に認知症患者が徘徊して起こした鉄道事故で、監督責任を問われた遺族が鉄道会社から損害賠償を求められるという裁判があったが、このようなケースはスウェーデンでは考えられない。

「この国では、介護の負担はすべて国や自治体がします。『国は一つの大きな家族である』という発想が定着していて、家族が介護のために経済的負担を強いられるということもありません。

また、施設を訪れた家族が、食事や入浴の手伝いをすることもまずありません。家族は一緒に楽しい時間を過ごしてもらえばそれでいいのです」(前出のヨハンソンさん)

老後破産や孤独死、老老介護による共倒れなどがますます深刻化している日本の現状から見ると、まさに「北欧の楽園」だ。

後編では、このような「幸福国家」を支える社会システムに迫ろう。


■消費税25%でも、相続税はナシ! ゼロからわかるスウェーデン「超合理的な社会」のしくみ

スウェーデンの幸福度が高いのには明確な理由がある。いうまでもなく、世界トップレベルの福祉制度の充実だ。

教育費は大学まで含めてすべて無料。医療は18歳以下は無料、成人も自己負担が年間で最大900クローナの診察料(約1万3000円)、1800クローナの薬代(2万5900円)と安く抑えられている。前編で見たように安心して介護を受けられる体制も整っている。

当然ながら、このような充実した福祉サービスを支えるためには、しっかりとした財源が必要となる。

国民の所得全体に対する社会保障費と税金の割合を示す「国民負担率」を見れば、わかりやすい。スウェーデンの負担率は58・9%と日本の43・4%を大きく上回っている。スウェーデン人が大きな負担にたえていることは明らかだ。

具体的には例えば、消費税は25%。現在の日本の3倍の負担だ。ただし軽減税率も導入されており、食料品や宿泊費は12%、公共交通、書籍・新聞、コンサートやスポーツのチケットなどは6%となっている。

他に主たる財源になっているのは、地方所得税と呼ばれる日本の住民税にあたる税だ。日本総合研究所副理事長の湯元健治氏が解説する。

「スウェーデンは地方分権が確立されており、ランスティング(日本でいう都道府県)とコミューン(市町村)で成り立っています。

税率は自治体によって違いますが、ランスティング税が約10%、コミューン税が20%程度が平均です。他に国に払う税金もありますが、高収入の人しか課税されないので実際に国への所得税を払っているのは、国民の15%程度です」

一方で相続税は'04年に廃止された。これはもともと相続税が税収全体に占める割合が極めて低く(贈与税と合わせて全体の0・2%)、富裕層が税金対策のために海外に逃げ去ってしまっては逆に税収全体が落ち込む懸念があるという合理的な考えから廃止された。

相続税が廃止された時も、「金持ち優遇策だ」という批判は起きなかったという。今年から相続税が強化された日本とは正反対の政策だ。

「スウェーデンの政策は極めて合理的に決められています。財源をどう使うかは基本的に、各自治体に委ねられていて、様々な議論が行われる。

例えば、ある医療サービスが足りないという意見があれば、今の税率を何%上げないと、そのサービスは行えませんがどうしますか、という議論になり、住民の理解が得られれば税率を上げてサービスを充実させる。

逆に税率が高すぎるということになれば、どのサービスを廃止しますかという議論になる。受益者は自分たち自身であり、その見返りとして当然、負担が生じるということを住民はよく理解し、納得しているのです」(湯元氏)

ひるがえって日本の場合は、医療保険制度があるので、保険料を徴収し、それでも足りない部分を税金で補っており、カネの流れが複雑だ。財務省は社会保障を充実させるために消費税を引き上げると説明しているが、具体的にどんなサービスが拡充されているのか、よくわからない。

だから増税の議論になると、国民は反対せざるを得ない。払った税金が汚職で消えたり、利権まみれの政治家や官僚のポケットに入っているかもしれず、結果として日本人は、負担にふさわしい福祉を受けているという満足感がまったく得られないのだ。

皆一緒に森へ還る

スウェーデンの政治の面白い点は、ランスティングやコミューンの議会の議員の大部分が、政治家とは別に本業を持つ兼業議員であるという点だ。

「彼らは議員職を通じて、歳費をもらっているわけではなく、会議に出席した時間に応じて時間給をもらっています。本職は会社員、医師、看護師、大学教員、農家だったり様々で、いわばパートタイムの政治家たちなのです。議会は月に一度、議員たちが本業の仕事を終えた17時頃から開かれます」(湯元氏)

中には執行委員会のメンバーの一部に専業の議員もいるが、わけのわからない出張をくり返し、釈明の会見で涙交じりにわめき散らすようなダメ議員が皆無であることは言うまでもない。


[いずれも現代ビジネス]

Posted by nob : 2015年10月03日 11:19

言わずもがな。。。

■福島第一2号機、核燃料7割以上が溶融か 名大など発表

 東京電力福島第一原発事故で放射性物質を放出した2号機について、核燃料の7割以上が炉心から溶け落ちている可能性が高いとする解析結果を、名古屋大などのチームが26日、大阪市であった日本物理学会で発表した。大気中を飛び交うミュー粒子という素粒子を使ってX線のように原子炉を透視する手法で調べた。

 原子炉を透視する調査の結果は東電などが1号機で3月に発表した例がある。名大は昨年から東芝と共同で調査を開始。事故を免れた5号機との比較で、2号機の炉心に核燃料がほぼ存在しないとの結果を得た。解析の誤差も考慮し、溶け落ちた核燃料は70〜100%の可能性が高いと結論づけた。落ちた核燃料がどこにあるかは確認できていないという。

 東電は2号機の核燃料について、コンピューター解析などから一部は炉心に残っていると推定している。今後、ミュー粒子を使ったより精度の高い透視やロボットによる内部探査でさらに調べる予定だ。名大の森島邦博特任助教は「今回の結果を将来の溶融燃料の取り出し方法の検討に役立ててもらえれば」と話す。

 ミュー粒子は、コンクリートや鉄は突き抜けるが、ウランなど密度の高い物質には遮られやすい性質があり、核燃料の位置を調べるのに使われている。(熊井洋美)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年09月28日 23:05

長年7項目すべて実践していますが究極滝に貧乏なのは何故!?(苦笑)

■「金持ちになる人」の金遣い7カ条

【「お金持ちが時にドケチに見えるのは、不要な支出をとことん抑えるから。反対に浪費家に見える場合は、必要なモノには惜しみなくお金を投じるから。どちらも理由があるんです」(加谷さん)】

「お金持ちになる人は、お金の使い方がうまい」なんて話を耳にすることもある。その「使い方」に独特のこだわりがあるのだとか…。よい使い方を学ぶことで、お金持ちへ近づけるかも? コンサルタントで評論家の加谷珪一さんに「お金持ちのお金の使い方の特徴」について教えてもらった。

■お金持ちの「お金の使い方」7つの共通点
1. 食事は基本的におごる
2. 会社の経費を使いすぎず、自腹を切る
3. 時間に対してお金を使う
4. ブランド物への出費に費用対効果を求める
5. 情報に対してお金を使う
6. プレゼントには特に大きな金額を使う
7. 飛行機のファーストクラスには乗らない

「お金持ちに共通するのは『欲しいモノではなく、必要なモノに惜しみなくお金を使う』というところ。目先の欲を満たすためではなく、どうしても必要不可欠な『コスト』もしくは、将来さらなるお金として返ってくる可能性がある『投資』に対して、合理的にお金を使うのです」(加谷さん)。それぞれの項目の理由について、解説とともに見ていこう。

1. 食事は基本的におごる
「多くのお金持ちにとって、食事は情報交換や相手との関係を深める大事な場。相手との関係もあるので実際にどちらがおごるかは別として、『この人と食事をする時間には、おごってもいいぐらい価値がある!』と思える相手と食事をするべき、ということですね」

2. 会社の経費を使いすぎず、自腹を切る
「会社の経費など、他人のお金での飲み食いや買い物行為は、一種の麻薬。本当に必要なものか、適正な価格かどうかを意識する感覚を鈍らせてしまいます。お金持ちの多くは、『モノやサービスの本当の価値は、自分のお金を投じてみないと分からない』と考えています」

3. 時間に対してお金を使う
「『時は金なり』を感覚として身につけているのもお金持ちの特徴。自分の収入を時給換算した場合の高価さを知っているため、貴重な時間をムダにするのを嫌います。公共交通機関ではなくタクシーを使ったり、多少家賃が高くても中心部の家に住んだりするのも、移動時間短縮のために他ならないのです」

4. ブランド物への出費に費用対効果を求める
「人は外見や服装から強い印象を受けるため、ブランド品を身につけることによって良い効果がもたらされる場合も。たとえば、会社経営者が高級車に乗ることで“経営が順調なアピール”につながるなどもこのケース。見栄や物欲のためではなく、自分の利益につながる“装備”としてブランド物の威力を活用するのです」

5. 情報に対してお金を使う
今や「情報にお金を払うのはバカバカしい」「情報は無料で手に入る」と考える人が多数派なのに対し、お金持ちは情報の大切さを知っており、出費を惜しまないという。「特に本を買うことに対しては躊躇せず、ある分野のことを知るために関連本を10冊大人買いすることも珍しくありません」

6. プレゼントには特に大きな金額を使う
「プレゼントは相手を喜ばせると同時に、アピールのためのものでもあります。効果を見込んで、インパクトの大きい高価なプレゼントを購入するお金持ちは少なくありません」。言い換えれば、大金を投じることを迷ってしまうような相手へのプレゼントや、印象に残らないようなプレゼントは、贈る価値がないため購入しないのだという…。

7. 飛行機のファーストクラスには乗らない
「費用対効果に敏感なお金持ちの間では、意外にも『ファーストクラスは金額に見合わない』というのが定説。豪華な機内食などのサービスも、地上での料理に比べれば圧倒的にコストパフォーマンスが悪い。かといってエコノミークラスでは、値段は安いが快適とは言いがたい…というわけで、値段とサービスのバランスがよいとされるビジネスクラスを選ぶお金持ちが多いのです」

加谷さんは「これらに共通するのは、必要な出費、不要な出費を見分ける『合理性』。出費の基準を作ることが、お金持ちへの第一歩です」と話す。高価なブランド物やビジネスクラスには縁がないかもしれないが、会社の経費や自分の時間へのコスト感覚など、見習えるところから普段の生活に取り入れてみては?

[R25編集部/有栖川匠]

Posted by nob : 2015年09月26日 14:53

表現の自由の弊害的一側面。。。

■元少年AがHP公開 教祖と化し信者続出する可能性との分析も

 神戸連続児童殺傷事件の犯人、「元少年A」。手記『絶歌』(太田出版)を上梓してから3か月がすぎ、落ち着きを取り戻した様相であったがAはまたも動いた。

 8月29日、女性セブン宛に手紙が届いたのである。手紙には、被害者への謝罪などはなく、饒舌に(当初出版を持ちかけた)幻冬舎・見城徹氏に対する手紙の内容も含め、出版経緯が綴られていた。さらに手紙の最後には、ホームページを立ち上げたことが書かれていた。そこにアクセスすると、贖罪意識のかけらもない自己紹介文と全裸も含める数々の写真が掲載されていた。このような少年Aの行動に対して、犯罪心理学者の矢幡洋氏に分析を依頼した。

 * * *

 この手紙に書かれているのは、表現者として自分が表舞台に出たいという願望のみです。Aには罪悪感や贖罪意識というものがまるでない。

 自分を“異端者”と表現しており、あくまでも共同体という平凡なものから排除される行為をやってしまっただけで、悪いことをしたという認識がないんです。

 また、自分を巡る人間関係をドラマ化している。『「近いうちに自分は、この見城徹という底しれない怪物と接触することになる」そうはっきり確信しました』など、単に“一度お会いしたいという気持ちが高まりました”と一言で済むことを、あえてドラマチックに描きたがる。自分をヒーロー視している証左です。

 手紙では見城氏への憎悪が綴られていますが、彼に対して本当に怒っているかどうかも疑わしい。怒りの文章にしては凝りすぎている。

 Aが手紙で本当に言いたいのは、ホームページを立ち上げたという告知です。それを最も効果的にアピールするために、“真の出版プロセスを暴露する”という話でメディアを釣ったのでしょう。見城氏への怒りの部分は、単に自分のホームページに最大限の注目を集めようとする手段でしかない。

 ホームページの中身に関していえば、犯行前から彼の自己像が変わっていないという印象を受けます。

 Aは犯行前から、醜いナメクジこそが自分の“心象生物”だと定義しています。自分なんか人間じゃないという思いと同時に、自分は人間の領域を超えたことができるんだという思いが共存していた。これは、シゾイドパーソナリティ(統合失調症)の一種です。今もナメクジにこだわっているあたり、その内面に変化はないのでしょう。

 それから、セルフポートレートの中に月と太陽のイラストがありますが、犯行時にAが自ら創り出して崇めていた『バモイドオキ神』のイラストの中にも、同じように太陽と月が描いてある。

 このセルフポートレートでは、当時バモイドオキ神を描いていた位置に、自分の身体を置いている。今の自分は神に成り代わったという意識の表れなのか。いずれにせよ、Aの中にある崇めるべきイメージは18年前から変わっていない。

 ただ、今のAが再び犯罪に向かうかといえば、その可能性はないと思います。過去の犯罪を栄光として、今度は表現という形で花咲かせようとしている。

 問題なのは、このホームページが青少年にどれだけの悪影響を与えるか想像もつかないことです。

 あれだけの犯罪を犯した人間が、露骨な自己主張を潜めた情報発信を開始する。Aにアンチヒーロー的なあこがれを感じている一部の人間にとっては聖なるサイトと化し、必ず崇拝者が現れるでしょう。Aは一種の教祖的存在になり、社会に影響力を行使し続けることになる。

 今後の日本社会の中で、青少年の精神風土のネガティブ面での大きな核となっていってしまうのではないか。このホームページには、それほどの恐怖を感じます。

[女性セプン]

Posted by nob : 2015年09月26日 14:36

私たち一人一人の無自覚こそが、すべての巨悪の温床。。。Vol.2

■東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

安倍晋三の
「世界で最も厳しい基準」は、
まっ赤なウソだった!
――広瀬隆×田中三彦対談

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も、累計171万ページビューを突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者が、元福島第一原発設計者で、現在、翻訳家・サイエンスライターの田中三彦氏と対談。
田中氏は、福島原子力発電所国会事故調査委員会の委員をつとめた。
1960年代に設計された老朽原発を再稼働させる意味と、安倍晋三内閣総理大臣の罪を追及する。
(構成:橋本淳司)

1960年代に設計された老朽原発を
再稼働させる恐怖

田中 安倍晋三総理は、2014年1月24日の第186回国会の施政方針演説において「世界で最も厳しい水準の安全規制を満たさない限り、原発の再稼働はありません」と所信表明しました。
 同年10月7日の参議院予算委員会でも、原発の再稼働について「世界で最も厳しい基準」をもとに判断すると言っています。
 しかし、日本の規制基準は世界一どころか世界標準にも遠く及びません。

広瀬 まったくそのとおりです。
 でも「世界で最も厳しい基準」という「デタラメ基準」を次々にクリアしています。

田中 それが厳しい基準ではないことを逆に証明しているようなものです。現在43基ある日本の原発には古いものが多い。

 1970年代に稼働した原発のうち、敦賀原発1号機(1970年)、美浜原発1号機(1970年)、美浜原発2号機(1972年)、島根原発1号機(1974年)、玄海原発1号機(1975年)は廃炉が決定しましたが、東海第2原発(1978年)、美浜原発3号機(1976年)、高浜原発1号機(1974年)、高浜原発2号機(1975年)、大飯原発1号機(1979年)、大飯原発2号機(1979年)、伊方原発1号機(1977年)はまだ残っています。

広瀬 いずれも設計されたのは、1960年代半ばから70年代前半でしょう。耐震性も安全設計の考え方も甘すぎる時代です。

田中 日本で基本的に動いている沸騰水型原子力発電所、加圧水型原子力発電所というのは、米国のエネルギー省の分類に従えば、「第2世代」と呼ばれている機体に属しています。
 現在は、その機体の事故やトラブルの経験を経て、「第3世代」の原子力発電所をつくるという時代になっています。
 そんなときに老朽原発も再稼働させてやろうという「親心」が原子力規制委員会にあるわけです。

 それが適合審査の基本的な精神です。
 だから、彼らが世界最高の規制基準なんてつくるわけがない。まともな基準をつくると、大改造が必要になって、再稼働にトテツモナイ大金と時間がかかり、結局運転できなくなります。

広瀬 原子力規制委員会は、本来、安全性を第一に考えて安易な再稼働にストップをかけなくてはならない組織ですが、その正反対のことしかしていないのは、それが原因なのですね。原発推進派だけを集めた委員会ですからね。

危機対策「未着手」
オンパレードの日本

田中 世界的には、放射能大量放出を防ぐフィルターベントや、溶けてしまった炉心を受け止める「コア・キャッチャー」をつけることも義務づけられています。
 コア・キャッチャーは、耐熱性の材料で格納容器の下部のコンクリートをカバーし、コア・コンクリート反応を防ぐのが目的です。三菱重工も東芝も日立も、輸出用の原発にはコア・キャッチャーをつけるはずです。

広瀬 えっ、輸出用には設置されるのですか?

田中 海外仕様はこれがないと建設できなくなりつつある。中国で建設中の最新の原発にもコア・キャッチャーがついています。
 日本でコア・キャッチャーの設置が問題にならなかったのは、過酷事故対策を軽視して規制対象から外してきたからです。既設の原発にいまからコア・キャッチャーを追加設置することは、簡単ではないが、時間と金をかければ、たぶんできなくはない。それをしないのは、大改造のため長期間運転が止まるからです。

広瀬 米国では福島事故以前に対応済みだったが、日本では現在も「未対応」の事項を雑誌『科学』(2015年7月号/岩波書店)に、元GEのエンジニアだった佐藤暁《さとし》さんがリストアップしています。
 これを読むとビックリします。

 たとえば、「緊急時の自衛消防隊」は、米国では当初から設置されていますが、日本ではいまだに未着手。「プラント個別の内部事象、外部事象に対するリスク評価」や「SBO(全電源喪失)に対する専用の恒設バックアップ電源」は、米国では1990年代に完了していますが、これも日本では未着手です。
「敷地内地下の地質構造の把握。土壌、地下水汚染を監視するサンプリングの強化」については、米国では2000年代に完了していますが、日本ではこれも……。ほんとうに日本の原発は、今日にも大事故を起こしそうだ。そんな状況なのに規制委員会の審査はクリアされてゆく。

田中 どうクリアしたのかわからない。「世界一だ」なんてウソも100回言えば本当になってしまう。

テロ対策も
まったくできていない現実

広瀬 ヒットラーの宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスが「何度でもウソをつけば、それがやがて真実として受け入れられるようになる。ウソは大きければ大きいほど、真実として受け入れられやすい」と、ドイツ人を欺いた手法と同じですね。世界的には、テロ対策は常識ですよ。

 たとえば、複数箇所からテロリストに同時進入される、高度な武器や戦術をもったテロリストに攻撃される、原子力施設がテロリストに制圧される、職員がプラントの管制室に入ってテロ行為を行う危険性などへの対応も進んでいます。
 ところが日本では、まったく対応していません。

田中 10年計画で優秀な職員を送り込み、ある日突然、一番脆弱な部分で機関銃を乱射するというようなことも考えられます。

広瀬 海外では、航空機テロへの対応も進んでいます。米国では航空機テロなどによる敷地内での大規模火災・爆発に対する対応指針もできています。
 日本では航空機がつっこんできても、プラントの外で爆発するから大丈夫などと言う“自称”専門家もいますが、ミサイルで狙われたら簡単に外壁を吹き飛ばされ、内部を破壊されます。
 欧米では航空機事故の衝突対策として、二重格納容器が一般的になっていますが、電力会社は、航空機の激突はほとんどあり得ないとして切り捨てています。

田中「新規制基準」の要求に従い、事故対応を強化しているといっても、消防車を並べた、仮設の発電機を設置したというレベルなのです。そんなものが、大地震で、一体どうなりますか。
 それを、世界一厳しい基準ということ自体、噴飯ものです。

田中 三彦
(Mitsuhiko Tanaka)
1943年、栃木県生まれ。
1968年、東京工業大学工学部生産機械工学科卒。同年バブコック日立入社。福島第一原子力発電所4号機などの原子炉圧力容器の設計に関わる。1977年退社。2012年、東京電力福島原子力発電所国会事故調査委員会委員。翻訳家であり、科学評論家、サイエンスライターでもある。
『科学という考え方』(晶文社)、『原発はなぜ危険か』(岩波新書)、『空中鬼を討て』『複雑系の選択』(以上、ダイヤモンド社刊)などの著書がある。
おもな訳書には、『複雑系』(M・M・ワールドロップ、共訳・新潮社)、『スピリチュアル・マシーン』(R・カーツワイル、翔泳社)、『デカルトの誤り』(A・R・ダマシオ、ちくま学芸文庫)、『無意識の脳 自己意識の脳』(同、講談社)、『感じる脳』(同、ダイヤモンド社)、『たまたま』(L・ムロディナウ、ダイヤモンド社)などがある。

広瀬 隆
(Takashi Hirose)
1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図的で衝撃な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯――ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守本流』『資本主義崩壊の首謀者たち』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』などベストセラー多数。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年09月26日 14:24

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.44

■「原発推進、責任感じる」 小泉元首相「即ゼロ」に思い

関根慎一、冨名腰隆

 首相退任から丸9年。小泉純一郎元首相へのインタビューから感じられたのは、「原発ゼロ」社会実現への強い思いだった。「政治が決断すれば必ずできる」。予定時間を大きく超え、約90分間にわたって小泉氏は語り続けた。

「原発は環境汚染産業」 小泉元首相、再稼働を批判

 ――川内原発1号機が再稼働しました。政府は福島の原発事故を教訓に再稼働の審査基準を厳しくしましたが、それでも「原発ゼロ」ですか?

 「再稼働は間違っている。全国で1基も稼働しない『原発ゼロ』の状態は2年近く続いていたが、寒い冬も暑い夏も停電したことはなかった。日本は直ちに原発ゼロでやっていけることを証明してしまった。原発を止めると『電気料金が上がる』と言う人がいるけれど、多少料金が上がっても原発ゼロがいいと考える国民は多い。政府はできる限り原発ゼロに近づけていくべきなのに、維持しようとしている。それが自然エネルギーの拡大を阻害しているんだ」

 「しかも、政府は『世界一厳しい原子力規制委員会の安全基準に基づく審査をパスしたから安全だ』と言うが、(田中俊一)原子力規制委員長は『絶対安全とは申し上げない』と言っている。責任がどこにあるのかあいまいな点が多い。米国と比較しても、避難計画やテロ対策は不十分ではないのか。よく『世界一厳しい』なんて言えるなあ」

 ――小泉政権だって原発を推進していましたよね。

 「当時は推進で、なぜ首相を辞めたら原発ゼロなんだって、いまだに批判される。私も4年半前の福島原発事故が起きるまでは専門家の話を信じていた。でもね、自分なりに勉強して分かったんだよ。政府や電力会社、専門家が言う『原発は安全でコストが一番安く、クリーンなエネルギー』。これ、全部うそだ」

 「なぜうそか。例えば、新潟県中越沖地震や東日本大震災など、マグニチュード7前後の地震は最近10年でも頻繁に起きている。それを考えただけで、原発は安全じゃない。対策を講じようとすれば、さらに莫大(ばくだい)な金がかかる。あの津波が来る前の福島原発も、『安全対策が不十分ではないか』と指摘されていたが、東電が採算が取れないとけちった結果、甚大な被害を引き起こした。いまだに家に戻れない福島の状況を見ても原発がCO2より危険なものを生み出しているのは明らかで、全然クリーンじゃない。原発は環境汚染産業なんです」

 「かつて原発を推進してきた1人としての責任は感じている。でも、うそだと分かってほっかむりしていていいのだろうか。論語にも『過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ』とあるじゃない。首相経験者として逃げるべきじゃない、やっていかなければと決意した」

■なぜ「即ゼロ」論に

 ――福島原発事故の直後は「原発依存度を下げるべきだ」という主張でしたが、今は「即、原発ゼロ」論者ですね。なぜですか。

 「2年前、フィンランドのオンカロにある高レベル放射性廃棄物の最終処分場予定地を視察したんだ。硬い岩盤を400メートル掘って地下で管理しようとしているが、湿気が入ると将来腐食して外に放射能が漏れる可能性があるといい、まだ稼働していない。全国各地で温泉が湧く日本のどこに、そんな管理ができる場所があるのか。ああ、これは無理だなと確信した」

 「使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物を日本で管理する最終処分場は、まだ1カ所も決まっていない。もし『政府が決めるから承知してくれ』なんて思いがあるなら、かなり甘いんじゃないか。本当は情報を公開しなきゃいけないのに、今もコソコソやっているでしょう。本来、『原発ゼロにするから受け入れてくれ』と政治側から国民を説得するのが筋です。それもせずに再稼働だけ進めれば、ますます『核のゴミ』が増えるだけ。今すぐゼロにしても、廃炉だ中間貯蔵施設建設だってお金はかかる。コストが安いなんて、これはとんでもないうそを言ってるよ」

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年09月26日 14:15

がん難民68万人!?(驚)、、、他者への依存が迷いの元、すべては不完全ながらも有効な選択肢、他の何ものでもない自分自身の決断こそがいつも正しい。。。

■なぜ「がん難民」は生まれる? 医師が指摘する2つの理由

 がんの治療法が確立したとされる日本でも、よりよい治療を求め、医療界をさまよう「がん難民」が生まれている。それはなぜなのか。がん研有明病院放射線治療科副医長の加藤大基医師、さぬき診療所院長の讃岐邦太郎医師、日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授の勝俣範之医師、さらにがん体験者の大久保淳一さんが集まり、意見を交わした。

──「治療方針に悩んだり、よりよい治療をしてくれる医師や病院を探し求めたりして、途方に暮れながらさまよう」。民間シンクタンク「日本医療政策機構」の調査(2006年)によれば、そうした「がん難民」は推計約68万人いるといいます。科学的根拠に基づいた標準治療が確立している日本で、「途方に暮れる」がん難民が生まれるのはなぜでしょう。

加藤:がんを発症するのは人生の一大事です。ですから、ベストの方向を見つけ出す
というのは当然、必要な過程だと思います。ただ問題は、そこから先。途方に暮れる患者さんが出るのは、端的に言うと、医師と患者さんのコミュニケーション能力が問われているからだと感じます。

勝俣:私は理由が二つあると思います。一つは、加藤先生がおっしゃったコミュニケーションの問題。近年、医師と患者さんとの間のコミュニケーションはどんどん希薄になってきています。なぜかといえば、医師が忙し過ぎるからです。私は一日20人弱のがん患者を診ていますが、他の医師と比べて少ないと思います。患者さんと納得いくまでとことん話し合うためです。

 それでも、私は腫瘍内科なので時間に少し余裕がありますが、外科医になると一日100人近いがん患者を診る医師はざらにいます。そのような状況で患者とコミュニケーションをとるのは難しい。そのため、医師と患者さんとの間にギャップが生まれ、話を聞いてくれないとか、見放されてしまったと感じてしまう場合があると思います。

 もう一つは、情報の問題。治療に関する正しい情報ががんの患者さんにきちんと届いているかといえば、必ずしもそうではありません。ともすると、「がんは放置したほうがいい」などという間違った危険な情報も少なくありません。そうしたものが野放しにされている結果、患者さんは惑わされてしまうのだと思います。

──それは、標準治療をやり尽くした後の話でしょうか。

勝俣:標準治療を手術、抗がん剤、放射線の3大治療だけに限って考えると問題があります。「緩和ケア」も標準治療の一つです。緩和ケアと聞くと、もう積極的な治療法がなくなった末期の患者向けと誤解されがちですが、緩和ケアをしっかりやることで患者のQOL(生活の質)も上がり、生存期間を延ばすことができる、つまり治療効果がある、というエビデンスが最近出てきて、アメリカの臨床腫瘍学会は声明まで出しています。

讃岐:私は1年半前に地域のホームドクターとして、東京の町田市に診療所を開業しました。それまでは、慈恵医大附属病院をはじめ大病院で勤務してきましたが、開業して思うのは、がん患者さんにとって重要なのは、専門的な話より生活のことまで相談に乗ってくれる医師が近くにいてくれることです。その意味では、身近に相談できるホームドクターがいれば、がん難民になる可能性は低くなってくると思います。

大久保:私は07年、42歳の時に睾丸がんを発症しました。しかし、幸い「がん難民」にはならず、標準治療を受け社会に戻ることができました。私個人の経験と、多くのがん患者さんから聞いた情報を交えて話をさせていただくと、がん難民が生まれる背景には二つあると思います。まず、患者にとって、医療が「非日常」だということ。そのため、知識も情報もない中で最善の選択をするには相当な壁があります。もう一つは、親戚や友人たちが「あの治療のほうがいいんじゃない?」などと、親切心からお節介を焼くことです。そうすると、自分の選択は正しいのかと迷いがちになります。

[AERA]

Posted by nob : 2015年09月26日 14:01

私たち一人一人の無自覚こそが、すべての巨悪の温床。。。

■負担額ナント1兆円!
それでも日本政府が辺野古に新基地を作りたい理由
米海兵隊は完全撤退の可能性すらあるのにわき道をゆく

ここは、日本だと思っていますか

辺野古バスの車内で

もし機会があったら、一度乗ってみられるといい。那覇市の沖縄県庁前から毎朝10時に出発する辺野古バス(「島ぐるみ会議」運行)に、である。

予約は不要で料金は往復1000円。たったそれだけで辺野古(那覇から約60km北東)の美ら海を眺め、新基地反対運動の現場を見ることができる。

私が乗ったバスの同乗者は30人。6割強が那覇市近辺の住民で、あとは北海道や東京、大阪などから来た人たちだった。

乗車前、私の気持ちは少し重かった。だって沖縄に基地を押しつけているのは「本土」の私たちだ。基地を引き取ろうともせず、現場を見学に行っても地元の人たちには迷惑なだけだろう。冷ややかな視線を向けられても仕方ないと思っていた。

ところが車内の空気はまるでちがった。和やかだ。60代後半と思しき沖縄の女性が仲間とマイクを握る。

「私たち、ぴちぴちの辺野古フラワーズです。ドライフラワーじゃないですよ(笑)。歌いたくてうずうずしてるんですが、いいですか」と断って、山本リンダのヒット曲「どうにもとまらない」の替え歌をノリノリで歌いだした。

♪噂はまったくその通りおいらの狙いは9条さ いつでも戦のできる国 それがおいらの夢なのさ
♪ああ憲法は変えればいいさ お友達で決めればOKさ 魔法の言葉 解釈改憲 もうどうにもとまらない

これを皮切りに皆が替え歌を次々と歌う。その中には抵抗の志気を鼓舞する歌もあれば、自分たちの姿を戯画化して笑い飛ばす歌もある。傑作だったのはやはり辺野古フラワーズの「呆けない小唄」である。

♪辺野古 辺野古で今日もゆく笑い忘れず よくしゃべり頭と足腰使う人 辺野古大学呆けません
♪入れ歯入れても 白髪でも頭はげても まだ若い ゲート前での座り込み 座るだけなら まだできる
♪ゲート前での座り込み 後ろ機動隊迫り来る 駈けてるつもりが ノロノロと 息を切らして 呆けません

爆笑の渦である。ああ、こうして「本土」の人間をもてなしてくれているんだなと私は感じた。彼女たちにも心の底では言いたいことが一杯あるだろう。でも、そんな素振りは微塵も見せない。どこまでも朗らかだ。

毎朝、機動隊と攻防

午前11時半、キャンプ・シュワブの第1ゲート前に到着した。国道沿いの土手にブルーシートのテントが並び、総勢200人ほどがいた。

昨年、辺野古の新基地建設が始まって以来、約400日、24時間態勢でつづく座り込みの現場である。

ここが最も緊迫するのは毎朝7時前後だ。工事用トラックが基地に入るのを阻止しようと人々が座り込む。機動隊がそれをごぼう抜きするのでけが人が絶えない。私たちのバスが着いたのは、その機動隊との攻防が終わって数時間後のことだ。

それでも炎天下のゲート前でデモが断続的に行われる。デモのない時でも必ず何人かが歩道際に座り込み、ゲートから出てくる米兵らにプラカードを掲げて訴えかけている。そのプラカードの一枚に書かれた英語を読んで私は思わず息を呑んだ。

「ウィ・リスペクト・ユー・バット・ノット・ユア・ジョブズ」。

あなたの人格には敬意を払うが、任務は尊敬できない、とでも訳したらいいのだろうか。

徹底して非暴力・不服従を貫く沖縄の抵抗運動を象徴するような言葉である。決して相手の人格を全否定しない。国籍や立場が違っても、同じ心情を共有できるはずだというメッセージが込められている。

米兵にとっては敵意をむき出しにされるよりよほど胸に応えるだろう。

あらためて、新基地は本当に必要なのか?

昼食後、「本土」組はバスで1・5Km離れた辺野古漁港に向かった。ここには11年前からつづく座り込みテントがある。テント内にはさまざまな資料が展示されていて、担当の女性がわかりやすく解説してくれる。まさに「辺野古大学」である。

彼女によれば、ここに計画されているのは普天間基地の代替施設なんて代物じゃない。オスプレイ搭載の強襲揚陸艦が接岸できる軍港と、在沖海兵隊の全必要量を賄う弾薬庫を備え、オスプレイ100機が駐機できる最新鋭の機能を持った基地だ。

いまの普天間基地には軍港がない。そのため海兵隊は佐世保にいる強襲揚陸艦の到着を待ってしか海外遠征できない。弾薬の出し入れも既存の辺野古弾薬庫で行わなければならぬ。そんなデメリットを一気に解消するのが辺野古の新基地だという。

でも、米軍再編で海兵隊は5年後にグアムなどへ分散配備される。しかも沖縄に残る海兵隊の主力は年中、海外を回っていて沖縄には3ヵ月前後しかいない。場合によっては完全撤退する可能性まである海兵隊のため、なぜ日本が1兆円も投じて新基地を作る必要があるのか。

そう訊こうと思ったら、彼女が先回りして説明してくれた。

「日本側にもメリットがあるんです。1兆円の公共事業は自民党の利権になるし、新基地は海兵隊がいないとき自衛隊が使えますからね。現実にキャンプ・ハンセンなどでは日米共同訓練が以前から行われています。今の集団的自衛権の問題と新基地建設は直結しているんですよ」

なるほどそういうことか。名目は米軍基地でも、実際には日米共用になる。将来、海兵隊がいなくなっても、自衛隊の基地として使える。政府の目論見では、情勢がどう変わっても沖縄は「基地だらけの島」でありつづけるというわけだ。

第1ゲート前に戻ると「西原町から来た前期高齢者」と名乗る男性が哀切なハーモニカの音を響かせながら、沖縄のフォーク歌手・安里正美さんの歌を路上で歌っていた。その声に耳を傾けるうち目頭が熱くなった。

♪癒しの島だと言いながら 多くの人が訪れるけど 足早に通り過ぎていく 冬の風のように 日本人でしょうか 僕は 日本だと思いますか ここは……

[週刊現代]

Posted by nob : 2015年09月26日 13:51

まずは減らしていくだけでも効果は出ますが、、、私は主体的には摂取ゼロにしたところ、もはや心も身体もそれらを求めなくなりました。。。

■40男の敵は小麦!? 話題の「グルテンフリー」ダイエット

朝トースト、昼はサンドイッチというように、多忙な40男はその手軽さから、つい「パン食」が多くなりがち。しかし、パンには主原料の小麦粉のほかに、砂糖やバターが含まれ、少ない量でも高カロリーなものが多いためダイエットの大敵なのだという。そこで注目したいのが、小麦製品をカットすることでダイエット効果を狙う「グルテンフリーダイエット」だ。ダイエットコーチのEICOさんに詳しく話を聞いた。

今回のアドバイザー
ダイエットコーチEICOさん
1年で20kgのダイエットに成功した後、準ミス日本を受賞。現在は日本初のダイエットコーチとして活動し、ダイエットサロン桜梅桃李を主宰。

小麦製品の“粘り”がグルテンの正体

EICOさん「グルテンフリーダイエットとは、パンやうどんなどの小麦製品を食べないダイエット法です。グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦に含まれるタンパク質の一種。小麦をこねて発酵させると出る粘りがグルテンの正体で、うどんの“コシ”もグルテンによるものです。このグルテンには、小腸の消化吸収を妨げる、という特徴があります。

また、小麦加工食品の多くは砂糖やバター、塩分や油も多く含んでいるものがほとんど。それらをセーブするだけでも、摂取カロリーや塩分は大幅に削減できるので、減量にもつながります。製造過程で大量の塩と小麦粉を使ううどんも、グルテンフリーダイエットでは避けたほうがいいでしょう。グルテンと同時に塩分をカットすることができます。高血圧が気になる人にもぴったりなダイエット法です」

食事選びが重要なポイント

EICOさん「小麦製品の摂取を控えるうえで重要なのが、食べ物の選び方です。パン食はもってのほかですが、男性が忘れがちなのが揚げ物類でしょう。唐揚げやなんこつ揚げは、小麦粉で打ち粉をするし、天ぷらやとんかつにはつなぎにパン粉を使います。どれも居酒屋の定番メニューなので、外食の際は避けてください。また、パスタやラーメンの麺にも小麦粉が使われているので、注意しましょう。

グルテンフリーダイエットの主食としてベストなのは、グルテンが含まれていないお米です。また、肉や野菜、魚も揚げ物以外ならば問題ありません。より摂取カロリーを低く抑えたい場合は、お刺身がおすすめ。米や魚など、グルテンフリーの食生活は日本食と親和性が高く、和食好きな方ならシンプルに実行できるはずです」

最後にアドバイザーからひと言

「どんなダイエットもそうですが、短期間に無理をして実践するのは危険です。長くつづけられる、自分に合った方法を見つけてください」

[エディトゥール]

Posted by nob : 2015年09月21日 07:12

他者や体制への依存従属からの脱却のための主体的意識と行動のきっかけとして、デモを積極的評価。。。

■SEALDsが浮き彫りにした「個」と「忠誠」の相克

 安保法制をめぐる国会の中央公聴会で、大学4年生の奥田愛基氏が堂々とした意見を述べた。彼の意見には、安保法制への賛否の立場を超えて、耳を傾けるべきだ。彼は一個人として、自分の頭で考え抜いて、自分の言葉で主張した。さらに、彼と同様に自分で考え、自分の言葉で語る若者が全国で行動を始めた。これまで、日本の政治的舞台において、個人に基礎をおくリベラルな主張がこれだけの力を持ったことはなかった。しかし一方で、議論は依然としてかみあっていない。なぜ議論はかみあわないのか、どうすればこの対立を克服できるかについて考えてみたい。

日本に存在しなかった本当の「リベラル」政党

 欧米社会には、リベラルと保守の二大潮流がある。このうちリベラルは、個人の自由を重視し、国家は原則としてこれを制限してはならないと考える。これに対して保守は、国家があってこそ個人も守られると考える。もちろん個人の自由は尊重するが、国家の利益のための義務を果たすことを重視する。日本における自由民主党の立場は、保守主義である。一方、戦後の日本において自由民主党と議席を争ってきた革新政党もまた、かなり強い集団主義的な立場にあった。

 そもそも日本は非常に同調圧力が強い社会だ。「郷に入れば郷に従え」「出る釘は打たれる」など、社会的同調を求める言葉はあっても、個人が自由にふるまうことを讃える標語は聞かれない。この社会的特徴を背景として、これまでの日本の政治において、自由な個人に基礎をおくリベラルな政党は存在しなかったと言える。

 この日本の政治史を考えれば、SEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)の登場は大きな事件だ。私は8月30日の国会前行動を契機に彼らの活動に興味を持ち、彼らの主張に耳を傾けてみた。その結果、よく分かった。彼らは一人ひとりが自由な個人として考え、討論し、活動している。彼らは個人の自由を制約する党派に所属するつもりはないし、党派を作るつもりもない。しかし、自由な個人でありながらも全国に支持をひろげ、100万人規模で市民を動かすことに成功した。このスタイルは、日本の政治史においてまったく新しいものだ。

なぜ多くの市民がSEALDsの呼び掛けに答えたのだろうか。それは、直接的には、奥田氏らSEALDsメンバーの言葉に説得力があったからだ。彼は公聴会での意見陳述の最後に、議員に対してこう呼びかけた。

 「どうかどうか、政治家の先生たちも、個人でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たった1人の個であってください。自分の信じる正しさに向かい、勇気を出して孤独に思考し、判断し、行動してください」

破られた2つの道徳的規範

 しかし、個人の声で個人に呼びかけるだけでは、100万人を超える市民が行動することはなかっただろう。SEALDsはなぜここまで支持されたのか? この理由について、奥田氏は公聴会において以下のように述べた。

 「SEALDsは確かに注目を集めていますが、現在の安保法制に対して、その国民的な世論を私たちが作りだしたのではありません。もしそう考えておられるのでしたら、それは残念ながら過大評価だと思います。私の考えでは、この状況を作っているのは、紛れもなく現在の与党のみなさんです。つまり、安保法制に関する国会答弁を見て、首相のテレビでの理解しがたい、たとえ話をみて、不安に感じた人が国会前に足を運び、また全国各地で声を上げ始めたのです」

 彼は実に冷静に状況を認識している。国会前に足を運んでいる多くの市民は、安保法制に関する与党の態度に不安を感じた無党派層だ。では、多くの無党派層が感じた不安の正体は何だろうか? それは、欧米の社会で広く支持され、そして戦後の民主主義教育を通じて日本にも根付いた2つの道徳的規範が破られたことである。その2つとは、他人に危害を加えないこと、そして嘘をつかずルールを守ることだ。道徳心理学の研究によれば、この2つの道徳的規範は、保守とリベラルの違いを超えて、広く支持されている。

 集団的自衛権を認めれば、日本が攻撃されていない場合でも、他国を攻撃することが可能になる。政府がいかに「存立危機事態」に限定したものだと説明しても、戦争に巻き込まれる危険が大きくなるという市民の不安は払拭されていない。

 また、改憲派の憲法学者も含めて、多くの憲法学者が違憲だと判断する法律を政府がつくるのはルール違反だ、ルールを守らない政府の主張をどうやって信じれば良いのか、この疑問が市民の不安を掻き立てている。

 さらに、政府の説明は二転三転している。法案提出当初に必要性の理由にあげていたホルムズ海峡の機雷撤去や軍艦により輸送される邦人保護という説明は撤回された。政府は嘘の説明をしていたと市民は感じた。

なぜ議論はかみあわないか?

 多くの無党派層が批判の声をあげ、行動を起こした結果、今国会での安保法案採決に反対する声は世論調査で過半数に達し、メディアによっては約7割に達している。

 しかし、国会はもちろんだが、テレビ番組やネット上での議論はかみあっていない。奥田氏の意見陳述に対して、歴史に残る名スピーチだという高い評価がある一方で、国際社会の現実を見ないポエムだという批判がある。議論はなぜこれほどかみあわないのか? それは、安保法案に賛成する保守派が、別の道徳規範に基づいて善悪を判断しているからだ。

 人の道徳規範は、実は上記の2つだけではない。忠誠というもう1つの重要な規範がある。読者にも経験があるはずだ。あなたが巨人ファンなら、アンチ巨人を快く思わないだろうし、AKBファンならももクロを格下に思うだろう。私は九州大学で働いているので、他の大学に対してついライバル意識を持ってしまうことがある。そして日本人なので、オリンピックやワールドカップでは日本チームを熱心に応援する。

 厄介なことに、リベラル派がこの規範にあまり重きを置かないのに対して、保守派はこの規範を重視する。保守派の多くが隣国に対して敵対心を燃やす心理はまさにこれである。安保法制に賛成する人の多くは、中国の軍事的脅威に対抗する上では、集団的安全保障は善であると判断している。一方で、安保法制に反対する人の多くは、他人・他国に危害を加える可能性を拡大する点で、集団的安全保障は悪であると判断している。

 このような善悪の判断は、理性的判断に影響することが分かっている。多くの憲法学者が違憲だと説明しても、集団的安全保障は善であるという結論が先にあれば、理性はこの結論に都合の良い別の説明を探すのだ。科学的判断と違って、善悪の判断は事実によって反証できないので、いかに理性に訴えても相手の判断を変えることは難しい。これが、安保法制をめぐる議論がかみあわない理由である。

保守・リベラルの対立を超えて

 ではどうすれば、かみあわない議論を収束させて、保守・リベラルの対立を乗り越えることができるだろうか。

 まず第1に必要なことは、忠誠心の大小が人の個性であるという理解を共有し、そして互いの価値を認め合うことだ。忠誠心が高い人は、チームの協力を強める上で大きな役割を果たせる。しかし忠誠心が高い人ばかりのチームは失敗しやすく、創造性も低下しがちだ。これに対してチームの方針に批判的な人は、チームの失敗を未然に防いだりイノベーションを起こしたりする能力が高い。要するに多様性が重要なのであり、どちらか一方が他方を排除する社会ではみんなが損をする。この点を共通の理解にして多様性を認め合うことが、対立を乗り越える第一歩だ。

 第2に、「嘘をつかずルールを守る」という道徳規範については、保守・リベラルの立場を超えて厳守すべきだ。今回の安保法制をめぐっては、与党側がこの道徳規範を軽視したために、議論が混乱した。立憲主義は長い歴史を経て作り出された基本的ルールであり、これを軽視した点で、与党の提案は改憲派の憲法学者や自民党の長老議員からも批判を浴びた。

 第3に、常に複数の選択肢を考え、これらのベネフィットとコストやリスクを比較することだ。中国の軍事的脅威に対する政策として、集団的安全保障が唯一の選択肢ではない。経済的連携を強めることも、抑止力になる。二国間の貿易量が増えれば、戦争をするコストが大きくなり、その結果戦争が抑止されることが分かっている。

 一方で、軍事同盟にはリスクも伴う。126の戦争事例に関する統計的な分析の結果、軍事同盟が大きければそれだけ戦争に巻き込まれる確率は高くなることが分かっている。このような統計的な根拠に基づいて、複数の選択肢のメリットとデメリットを冷静に比較することが必要だ。前述の通り、善悪の判断が理性的判断を抑えてしまう弱点を我々は持っている。複数の選択肢を比べることは、この弱点を乗り越えて理性的判断を行う上で、有効な手続きだ。

 SEALDsの登場は、自由な個人に依拠するリベラルな考えが日本に深く根付いていることを明らかにした。一方で、伝統的な集団主義的価値観もまた、日本社会に深く根付いている。そして大部分の市民は、両者を兼ね備えているのだ。リベラルと保守の二項対立を乗り越えて、ルールに則った理性的対話を通じて、次の社会を作っていきたいものだ。

[JBPRESS]

Posted by nob : 2015年09月21日 06:46

ほぼ毎日いただいています。。。

■1か月に1回ナッツを食べるだけ 死亡率、がん死亡率が下がっていた

イタリア国立神経学研究所の研究者らは、少量のナッツを月に1〜2回食べるだけでも全死亡率(あらゆる死因を含めた死亡率)とがん死亡率が低下すると発表した。

研究者らはイタリア在住の成人1万9368人を対象に、地中海食と肥満や疾患の関係を調査している「Moli-sani Study」を利用し、4年間にわたってナッツの摂取量とがんや心血管疾患、脳卒中などによる死亡率の関係を分析した。

その結果、ナッツをまったく食べない人と、1か月に2回以下は少量でもナッツを食べている人を比較した場合、食べている人は全死亡率が32%低下しており、がん死亡率が36%低下していた。また、月に8回以上食べている人では全死亡率が47%低下していたという。

研究発表は2015年8月27日、英国栄養学会誌「British Journal of Nutrition」オンライン版に掲載された。

参考論文
Nut consumption is inversely associated with both cancer and total mortality in a Mediterranean population: prospective results from the Moli-sani study.
DOI:10.1017/S0007114515002378 PMID:26313936

[Aging Style]

Posted by nob : 2015年09月20日 23:35

今はまだ少数派のムーブメントがやがては多数派に、、、日本国民の良心と自尊心に期待。。。

■「おかしいだろ、これ」新潟県弁護士会、安保法に猛抗議

田中恭太

 安全保障関連法が成立した19日、反対を訴えてきた新潟県弁護士会は、安倍政権を厳しく批判した。

 「おかしいだろ、これ。」。平哲也会長が発表した会長コメントは、この一言だけ。「端的に思いを表して多くの人に伝えたい」と、約700字にわたる同会の抗議声明と同時に発表した。

 声明では「立憲主義、民主主義を真っ向から否定する暴挙で、断じて許されない。法律の廃止、改正を求めていく」と強調。同会のホームページに掲載し、SNSで広がり始めている。

 平会長は「世論の関心が高まったのはいいこと」と話す。今後はイベントなどを通じ、法律について広く知ってもらえるよう取り組んでいくという。(田中恭太)

[朝日新聞]


■安保法「廃止へ追い込む」=学者の会が抗議声明

 さまざまな分野の学者らでつくる「安全保障関連法に反対する学者の会」が20日、都内で記者会見し、「政権の暴挙に抗議し、この違憲立法を廃止へ追い込む」とする声明を発表した。

 呼び掛け人の一人、水島朝穂早大教授(憲法学)は「野党が一体となって、安全保障関連法廃止法案を提出することを求める」と提起。「憲法研究者として、違憲の法律は耐え難い苦痛。学問的生命を懸け、廃止になるまで奮闘したい」と力を込めた。

 間宮陽介青山学院大特任教授(経済学)は「われわれの運動は、針の穴ほどの可能性に対する運動だった」としつつも、「運動の第2ステージは廃止にすることが目的。賛成議員の落選運動など、私たちのコントロールが及ぶ範囲にある」と意気込んだ。

 会見には計171人が出席。終了時には、発起人の一人である佐藤学学習院大教授(教育学)が「廃止するまで頑張るぞ」と呼び掛け、出席者らが「頑張るぞ」と声を合わせて気勢を上げた。

[時事通信]


■<安保関連法>横浜デモ、大学生ら1300人参加

 安保関連法に反対するデモ行進「さよなら、戦争法案。神奈川学生デモ」が20日、横浜市内であり、約1300人(主催者発表)が参加して「あきらめずに反対し続けよう」と訴えた。

 神奈川県内の大学に通う学生約10人で作る実行委が、法案可決前から主にツイッターで呼びかけ、さまざまな年代の人が集まった。観光客でにぎわう山下公園や、みなとみらい地区などを約1時間かけて行進。「違憲な法律絶対無効」「賛成議員はふるえて待て」「これから始まる民主主義」などと訴えた。

 実行委の一人で神奈川大学2年、加藤有紗さん(20)は「私は(学生団体の)シールズに入っていないが、全国の若者が反対していると示したかった。今回の理不尽さを絶対に忘れない。この法律がなくなるまで声を上げ続けたい」と話した。【丸山博】

[毎日新聞]


■寂聴さん、法話で安保法批判 「安倍さん民意聞かない」

 僧侶で作家の瀬戸内寂聴(じゃくちょう)さん(93)が20日、京都市右京区の寂庵(じゃくあん)で開いた毎月1回の「法話の会」で、19日未明に成立した安全保障関連法について「今の政治は間違っている。戦争しないという憲法9条は世界の珍しい宝で、世界が認めている。憲法9条を放棄して戦争ができるようにするなんて、馬鹿なことだ」と批判した。

 寂聴さんは骨折やがんで約1年間の療養生活を続けたが、今年4月に法話を再開。6月には国会前で抗議の声を上げ、その後も被爆地・長崎や出身地・徳島などで廃案を訴えてきた。

 この日、約160人の聴衆を前に「(参院特別委での)強行採決は見苦しかった。安倍さんは自分の名前を後世に残したい、そればっかりで、民の心を考えていない。自分のことは忘れて、民がどういうことを求めているか察し、その望みをかなえてやるのがいい政治家。安倍さんは民意をちっとも聞こうとしない。今のままでは戦争になる。安倍さんが行けばいい」と非難。一方、学生団体「SEALDs(シールズ)」ら若者が立ち上がったことに触れ、「日本はまだ大丈夫。若い子が立ち上がって、政府のいいかげんなことに反対している。すばらしいこと。彼らは『これからが勝負。今度の選挙で勝負をつけよう』と言っている。今の国会議員は私たちが選んだ人。(国会議員を)選ぶ時には気をつけなければ」と話した。

 また、聴衆の多くを占めた女性に対し、「子ども、孫、ひ孫を守ってください。女が力を出してやらないと、男だけに任せてられない。頑張ってください」と語りかけた。今後も法話や作家活動のなかで訴えていくという。(岡田匠)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年09月20日 23:10

現政権に付託したのは大多数の私たち国民、、、潜在的な反対派へ、そして支持派の意識改革に向けて行動する小数派の今後に期待。。。

■安保反対派はデモよりも
「政権交代こそ常道」を痛感せよ

上久保誠人 [立命館大学政策科学部准教授]

 連立与党の自民、公明両党は、安全保障関連法案(安保法制)について、参院特別委員会・本会議で強行採決して可決成立させた。民主党、維新の党、社民党、共産党、生活の党の野党5党は、「あらゆる手段を講じて成立を阻止する」として、9月16日から18日にかけて、鴻池祥肇委員長を野党議員が取り囲んでの委員会開催阻止(16・17日)、理事会開催場所を巡る野党の猛抗議(17日)、委員長不信任動議提出(17日)、その審議における福島みずほ氏、山本太郎氏の長時間に渡る賛成演説(フィリバスター)、首相・閣僚への問責決議案の次々の提出(18日)、内閣不信任案提出(18日)と枝野幸男氏らのフィリバスター、参院採決における山本氏の「一人牛歩戦術」と、参院本会議における法案可決成立まで、まさに、野党は「あらゆる手段を講じた」といえる。

 筆者は、安倍晋三政権が安保法制を成立させることに反対の立場である。しかしながら、国会で法律が成立することは、仕方のないことだと考えている。自民・公明の連立与党は、2012年12月の衆院選、2013年7月の参院選、2014年12月の衆院選と、国政選挙で3連勝し、衆参両院で安定多数を確保してきた。どの選挙でも、安倍首相は安全保障関連を「争点外し」しておいて(もちろん、マニフェストには明記してあったとしても)、選挙後になると「すべて信任を得た」と言った。これには、言いたいことがたくさんある。

 それでも、安保法制は現在の議会多数派が提案した法律なのだ。国会で成立しなかったらおかしな話だ。仮にこれが「廃案」となるようなら、それは「議会制民主主義」の破壊だったのではないだろうか。

反対派による「少数派の横暴」に
民主的正当性はない

 安保法制反対派は、「国民全体に法案への反対が広がっている」と主張する。強行採決を「多数派の横暴」だと批判するのだ。しかし、筆者にはむしろ、「少数派の横暴」に見えて仕方がない。

 世論調査によれば、国会周辺など各地で行われている安全保障関連法案に反対する集会に参加した経験がある人は「3.4%」だという。その「7割」が「廃案を訴える政党」の支持者だ。年代別にみると、最も高いのは60代以上の「52.9%」で、40代の「20.5%」、50代の「14.7%」と続く。若者のデモ組織が話題となっているが、実は20代の参加はわずか「2.9%」に過ぎない。

 また、集会に参加したことがない人で、「今後参加したいと思わない人」は「79.3%」だという。これらから言えることは、要するに安保法制への反対集会は「国民全体」のものではなく、「特定政党の支持層」「60年・70年安保闘争経験者」の集まりというのが実像だということだ(産経新聞・FNN合同世論調査)。

 この世論調査が、「安保法制に好意的なメディアによるものだ」という反論があるだろう。それでは、他のメディアによる、安保法制への賛否をダイレクトに尋ねた世論調査で、法案への「反対」はどれくらいの割合かを見てみる。読売新聞「50%」、日本経済新聞・テレビ東京「57%」、共同通信「58・7%」だ。安保法制に対して、特に批判的な立場とされるメディアでさえ、毎日新聞「58%」、朝日新聞「56%」なのだ(朝日新聞)。

 更に、安倍内閣の支持率を見ると、いまだに40%台を維持しているではないか(不支持率も約40%)。しかも、先月よりも6ポイント支持が上がっている(NHK)。世論調査の結果が示すものは、「1億人が反対している」(岡田克也民主党代表)という反対派の主張が、明らかに言い過ぎだということだ。どう贔屓目に見ても「国論を二分している」というのが正しい認識だろう。

 そして、「国論を二分している」問題であるならば、「国権の最高機関」である国会の議論・採決を通じて結着を付けるのが、議会制民主主義の「常道」ではないだろうか(もちろん、その国会の決定は、次の選挙で国民の審判を受けて、ひっくり返ることがあるということも含めての「常道」だ)。それを反対派が、「国会だけが民主主義じゃない」という言い方で圧力をかけ続けて、国会外から国会を制圧し、支配しようとすることの、どこに「民主的正当性」があるというのだろうか。

「声の大きな」反対派に比べて、賛成派は基本「静か」だということもある。表面的な印象だけなら「国民に反対が広がっている」が、それが本当の多数の民意なのかは、客観的にはわからない。それならば、多数の民意がどこになるのかは、ベストではないにしても、ベターなものとして、議会制民主主義のルールで決めるしかないではないか。表面的な印象やある種の空気で、ルールを破ってでも国家の重要課題の意思決定をしろというのは、恐ろしいことだ。筆者には到底容認できない。

議会制民主主義の本家本元・英国に倣えば
安倍政権の国会運営は全く問題がない

 この連載で何度も指摘してきたが、安倍政権の安保法制を巡る「強引」とされる国会運営は、「議会制民主主義の本家本元」である英国ならば全く問題とならないものだ。英国政治の特徴は「交代可能な独裁」だ。端的に言えば、英国議会の法案審議は、党首討論など激しい論戦で知られているが、法案の与野党修正はなく、日本的な見方をすれば「すべてが強行採決」なのである。

 英国では、首相や財務相など政治指導者には、日本以上に広範な権限が与えられている。指導者の決断が発表されるまで、基本的にすべて「密室」で非公開に進められる。各省庁間や政治家間の調整があっても、それは一切外部からわからない仕組みになっている。例えば、英国の予算審議は、毎年3月に財務相から予算案が発表されることから始まる。だが、それまでの予算案編成過程は「密室」で、外部からはわからない。発表後も出てこない。そして、予算案は議会で審議されるが、審議時間は日本の10分の1程度だ。

 また、日本の感覚では信じられないことだが、財務相の予算案発表時に、増税などの新政策も合わせて発表される。そして、それが議会での法律成立なしに即日施行することもあるのだ。実際、ディビッド・キャメロン政権は、2011年1月に消費増税を突如発表し、財政再建を断行した。そして、2015年5月の総選挙では、その成果が国民から評価されて大勝利したのだ。英国であれば、安倍政権のような強引な国会運営など、日常茶飯事なのだということだ。

 英国の議会制民主主義に対する基本的な考え方をまとめると、「選挙によって、ある人物なり、ある党に委ねた以上、原則としてその任期一杯は、その人物なり党の判断に任せるべき。間違っていたら、次の選挙で交代させればいい」ということだ。英国人は政治の「独裁」を認める一方で、「失政を犯した政権は、選挙で交代させることができる」ということに、強い自信を持っている。そして、実際に政権を交代させた豊富な実績を持っているのだ。

 従って、議会制民主主義・英国に倣えば、国政選挙で3連勝し、国会で多数派を形成した安倍政権が「やりたい政策」である安保法制を国会に提出し、成立させるのは当然のことである。法案に反対でも、一旦成立してしまうのはやむを得ない。

 ただし、野党には国会論戦を通じて、法案にさまざまな問題点があることを国民に対して明らかにする機会が与えられている。実際に、衆参両院とも100時間を超える審議時間が確保された。野党は、その成果を次回の国政選挙で問えばいいのだ。野党が国民の支持を得て勝利するならば、政権交代の実現を通じて、法律を撤回させることができる。それが議会制民主主義の「常道」だということだ。

リベラル陣営こそ、「英国流」の導入を
20年にわたり取り組んできたのではなかったか

 ここで強く主張しておきたいのは、「英国流・議会制民主主義」の日本政治への導入は、今回、安保法制に実力行使で反対している「リベラル陣営」の政治家の多くが取り組んできたことだということだ。

 約20年前の「政治改革」以来、2009年の民主党政権の登場まで、日本政治の大きな潮流の1つとなってきたのは、「政権交代ある民主主義」の実現だった。この中心となってきたのは、当時民主党だった政治家たちだ。例えば、菅直人元首相はかつて著書で「選挙によって、ある人物なり、ある党に委ねた以上、原則としてその任期一杯は、その人物なり党の判断に任せるべきである。間違っていたら、次の選挙で交代させればいい」(菅直人『大臣』岩波新書)と主張した。

 小沢一郎元民主党代表・幹事長(現・生活の党代表)も、自由党時代に自自公政権で「副大臣・政務官制度」を導入したし、民主党政権でも「政務三役への権限集中」「政調会廃止」「幹事長室への陳情一元化」に取り組んだ。

 これらはすべて、「英国流の意思決定システム導入」であり、政治の権限強化を目指したものだ。民主党には若手・中堅にも「英国政治マニア」が少なくなかった。民主党政権発足前には、「100人程度が各省庁に入って、政府・与党が一体となる英国型の政策立案システムを目指す」と、さまざまな議員が主張していたではないか。

 民主党政権のスローガンは「政治主導」であり、その肝は「任期中の首相の強力なリーダーシップ」だったはずだ。彼らが野党となった今、なぜ、安倍首相の強力なリーダーシップ行使を否定するのか、筆者には理解不能なのである。

安保法制の国会論戦は非常に充実
あとは国民が選挙で審判を下せばいい

 筆者は、今国会での安保法制の審議を、高く評価している。政府と野党の間で議論が深まらなかったという批判は当たっていない。

「政権担当経験」持った野党は、なにが政府にとって答えづらい、難しいポイントなのか、政府の立場を理解できるようになったようだ。その強力な野党が、法案を徹底的に潰そうとした。「存立危機事態の定義」「存立危機事態認定のタイミング」「存立危機事態における武力行使が第三国に及ぶ可能性」「後方支援における自衛隊員のリスク拡大の懸念」など、さまざまな問題点に対する野党の質問は非常に厳しかった。政府は曖昧に答えざるを得なくなり、何度も窮地に追い込まれた。

 また、国会論戦を通じて、野党の考え方が多様なことも明らかになった。民主党は、集団的自衛権は「違憲」であるとして、安保法制の「廃案」を主張した。だが、国際的な安全保障環境の変化と、それへの対応の必要性についての認識は、安倍政権とそれほど変わらないものだ。明確な違いは、「国民の命と平和な暮らしを守るのに必要なのは個別自衛権であり、集団的自衛権は必要ない」というところだと整理できる。

 最後まで与党との修正協議を試みた維新の党は、「集団的自衛権の限定的行使容認」自体には賛成である。つまり、集団的自衛権自体は「違憲」ではないと考えているということだ。維新の党が問題視したのは、「集団的自衛権行使の要件をめぐり、自国防衛の目的を明確にする」ことだ。要は「ホルムズ海峡を行使の対象から除外せよ」ということなのだが、最終的に与党から「神学論争」と切り捨てられてしまった。

 一方、「次世代の党」「日本を元気にする会」「新党改革」の3党は、自衛隊の海外派遣の際の「国会の関与」を重要視し、与党が法案の付帯決議、閣議決定でその旨を明記することで妥協し、法案採決に賛成した。この3党は安保法制を「合憲」とみなしている。

 結局、「なにがなんでも反対」というのは、社民党・共産党だけだ(もっとも、公平に見て、社民党・福島瑞穂氏や共産党・志位和夫委員長らの質問も非常に鋭く、充実した内容だったと評価できる)。安保法制の審議において、国会は機能しなかったのではない。むしろ、審議を通じて、野党はそれぞれ、安保法制の問題点を専門的に整理できたといえる。後は、国民1人1人が、今国会の審議内容をしっかり理解し、次の国政選挙で審判を下せばいいのである。

 筆者は、国会外でのデモのような「大衆闘争」を否定するつもりはない。議会制民主主義と本来矛盾するものでもないと考える。しかし、議会制民主主義における大衆闘争は「国権の最高機関」である議会の補完機能として位置づけられるべきである。大衆闘争は、政権与党の問題点を厳しく批判し、次の選挙を通じて合法的に政権交代を起こすためのものだ。

 国会の外で「戦争は嫌だ」「命を守れ」「戦争法案絶対反対」「今すぐ廃案」と単純に叫ぶだけで、そのリーダーがテレビ出演して、司会者から少し突っ込まれたら答えられず「これから勉強する」としか言えないような運動が、非常に充実した論戦を行っていた国会に対して「国会だけが民主主義じゃない」「選挙だけが民主主義じゃない」などと言うのは、いささか調子に乗りすぎではないかと強く批判したい。

 大衆闘争が、議会制民主主義の補完機能を超える時、いったい何をするだろうか。それは、歴史的に見れば、傷害、放火、器物損壊などを伴う大規模な「暴力」である。そんなことにはならないと言うかもしれないが、それでは暴力なしで何ができるのか。何を根拠に「暴力にはならない」と言い切れるのだろうか。大衆運動が暴力となり、大衆自らが選んだはずの国会を制圧し、引きずりまわすという事態になるならば、断じて許されることではない。

与党は「60年安保」を徹底的に研究
反対派が次の選挙に向けて歩む茨の道

 それでは、安保法制反対派が、次の参院選・衆院選での勝利によって安保法制の廃棄を目指すという、議会制民主主義の常道に戻るとすれば、どうだろうか。

 正直に言って、この先反対派には茨の道が待っているだろう。安倍政権は、安保法制成立後、「アベノミクス」に集中するとしている。「60年安保」を徹底的に研究しているのだろう。安保改定が成立し、岸信介政権が退陣した5ヵ月後、池田勇人政権は「寛容と忍耐」「国民所得倍増」を打ち出して、選挙に圧勝した。この前例に倣おうとしている。一方、反対派は「60年安保とは違う」というが、アベノミクスに対する国民の「消極的支持」を甘く見すぎていないだろうか。

 アベノミクスにいろいろな問題点があるのは明らかだ。だが、それが「失われた20年」の長期経済停滞に苦しむ国民に一息つかせたという事実は侮れない。国民は、長年のデフレとの戦いに疲弊し切っており、なによりもまず、そこから解放されたがっている。経営者も現場も、アベノミクスを簡単に否定しがたい心情があり、それが国政選挙での安倍自民党の3連勝につながってきた。

 端的に言えば、経済の切実さに比べて、安保法制に対して「今すぐ戦争になる」という切実感はない。しかし、野党に、アベノミクスに代わる魅力的な経済政策はない。今のまま選挙をやれば、またもや安倍政権が「まだマシ」という消極的支持を受けることになるだろう。

 そして、「60年安保」からもう1つ教訓を挙げるとすれば、安保改定以降、93年の細川政権の登場まで、33年間に渡って、ずっと社会党が選挙で敗れ続け、議席を減らし続けたことだろう。それは、日本が高度成長期となり、社会党を支持する「労働者」が減少し、「一億総中流」の社会が出現したためである。

 その後、日本経済は「失われた20年」の長期低迷に陥ったが、いまだに社会のマジョリティは「中流」である。中流の支持を獲得することが、選挙での勝利につながる状況は変わらない。2005年の郵政解散総選挙、2009年の総選挙での民主党への政権交代、2012年総選挙でのアベノミクスの登場は、すべて中流の動きによって起こったものだ。

野党は選挙で「アベノミクス支持・デモ嫌い」な
サイレントマジョリティーの支持を得られない

 それでは、選挙の勝敗を左右するマジョリティの「中流」とはどんな人たちだろうか。それを突き詰めると、野党は全国に広がったデモの扱いに、頭を悩ますことになる。前述の世論調査で、デモに参加した人が国民全体のわずか「3.4%」だったが、筆者はこれについて実感がある。かつてサラリーマンだった頃、周りの同僚は皆、市民運動が嫌いで、デモが嫌いだったことをよく覚えているからだ。

 当時、サラリーマンからすれば、市民運動やデモは、暇な人間がやることだと思われていた。多忙な人や、経営が大変な中小企業の人ほど、こういう運動が嫌いだった。昔、たくさんそういう人たちに会った。今も、それほど変わらないだろう。そして、この人たちこそが、「中流」であり、日本のサイレントマジョリティなのである。

 この人たちこそ、アベノミクスを「野党よりまだマシ」と考える人たちでもある。彼らは、市民運動側からすれば「政治意識が低い」人たちとされがちだ。だが、むしろ市民運動側よりも切実な問題意識を持っている人たちだ。食べていくため、家族を養うため、非常に現実的に社会を見ている。この人たちの票を動かさない限り、安倍政権を倒すことはできないのだ。筆者はアベノミクスを評価しない。だが、アベノミクスがサイレントマジョリティの切なる心を鷲掴みしたことは、認めざるを得ないのである。

 そして、このサイレントマジョリティは、デモが広がれば広がるほど、「俺らはそんなに暇じゃない」と、シラけてしまうのだ。デモは、彼らに不快感を与えているのである。安保法制反対派は、サイレントマジョリティの票を、どうやって取っていこうとするのだろうか。戦略はおそらくないであろう。民主党や維新の党の政治家は、選挙が近づくにつれ、事態の深刻さに気づいていくことになる。だが、その時にデモがお化けのように肥大化していて、全くコントロール不能になったら、どうするのだろう。

 結局、次の国政選挙で、共産党が議席数を増やして喜び、他の野党は壊滅することになるのを、筆者は非常に恐れるのである。この論考は、今、頭に血が上っている反対派にとって、非常に不快なものだろう。だが、筆者は「安倍政権による安保法制の実現」に反対の立場だからこそ、これからの「本当の闘い」のために、あえて言いにくいことを強く訴えておきたいのだ。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年09月20日 23:01

初めの一歩として評価。。。

■「派遣」の働き方、変わるかも

 派遣労働という働き方が変わるかもしれない。政府が今国会での成立を目指す労働者派遣法の改正案が、国会で審議されているからだ。

 派遣労働者の働き方は正社員とも異なる。分かりにくい派遣労働の仕組みや法改正の主な問題点などを改めて整理してみた。

そもそも派遣労働って何?

[答] 派遣労働者は、パートなどと同様の非正規労働者だが、給料をもらう雇用主と、実際に働く職場が異なる点が特徴だ。派遣労働者の雇用主は派遣会社で、給料も派遣会社からもらう。職場は、派遣会社が契約を結んだ派遣先企業。働く人は、派遣先から仕事上の指揮や命令を受ける。

 派遣労働者にとって最大の利点は、派遣会社が代理人のようなサポートをしてくれる点だ。職務の内容や勤務時間、場所などを登録すれば、派遣会社が、適した仕事を紹介し、派遣先と時給引き上げなど処遇の交渉もしてくれる。

 東京都荒川区の植田映里子さん(41)は、派遣会社「ビースタイル」から派遣された都内の企業で週3日、午前10時から午後4時まで経理などの仕事をこなす。大卒後に正社員で働いた経験もあるが、10歳と5歳の子どもを持つ今は「家族との時間の確保」が最優先。「条件交渉は個人では言い出しにくい。派遣会社を通じて、希望に沿った安心して働ける職場が見つかった」と話す。

 一方、企業側には、派遣会社を利用することで、人材を自前で探す手間を省けるなどのメリットがある。

雇用の安定につながるか?

[答] 派遣労働は、柔軟な働き方ができる反面、正社員と比べて賃金が低く、働く期間も限られている面もある。このため、厚生労働省の2012年の調査では、派遣で働く人の4割は「正社員になりたい」と考えている。

 こうした点を踏まえ、厚労省は改正案を通じて、不本意ながら派遣で働く人たちが、安定した仕事に就けるよう後押ししたい考えだ。

 その目玉の一つが、派遣会社に義務づける「雇用安定措置」だ。具体的には、派遣期間終了時、「派遣先に直接雇用してもらうよう依頼する」「新たな派遣先を紹介する」「派遣会社で無期雇用する」などの選択肢のうち、いずれかの実施を求めている。

 また、派遣労働者への計画的な教育訓練や希望者には働き方に関する相談を実施することも、派遣会社に義務づける。

 さらに、一部は届け出で開業できた仕組みを、すべて許可制に改めることで悪質な派遣会社を排除し、業界の健全化につなげる対策も盛り込んでいる。

不本意派遣は解消される?

[答] 法改正案には、懸念の声もある。厚労省が目玉とする「雇用安定措置」について、「派遣ユニオン」(東京)の関根秀一郎書記長は「雇用が安定するとは思えない」と話す。

 なぜなら、〈1〉措置の義務化は派遣期間が3年の場合で、1年から3年未満では努力義務〈2〉直接雇用に応じるか否かは派遣先次第――などのうえ、「新たに紹介する派遣先が働く人の希望に沿うとは限らない」(関根書記長)からだ。

 また、改正案では、業務内容を問わず、派遣で働ける期間は原則3年までとしている。この結果、通訳など、これまで期間の制限なく派遣で働いてきた人は、派遣会社で無期雇用されない限り、同じ職場で3年を超えて働けなくなる。

 さらに、現在、企業が派遣を受け入れられる期間は業務によっては最長3年だが、改正案では人を入れ替えれば事実上、制限がなくなる。このため、「雇用が不安定な派遣が増える」との指摘もある。

 ただ、派遣で働く人は、雇用者(役員を除く)の2・3%。中央大学の阿部正浩教授は、改正案に一定の評価をしながらも、「派遣労働者だけ雇用の安定を図ればいいという話ではないし、正社員になれば安泰、という時代でもない。パートや正社員も含めて、能力開発や処遇のあり方を議論すべき」と話している。(石原毅人)

◎労働者派遣法

 1986年に施行された。当初は通訳など13の専門的な業務に対象を限っていたが、「景気動向にあわせて人手を確保したい」という経済界などの意向を受け、99年に原則自由化した。今回の改正案は、今秋の施行となる見通しとなっている。

[読売新聞]

Posted by nob : 2015年09月13日 06:01

少数派の無視や弾圧こそが民主主義の否定、、、改革は常に少数派から始まる。。。

■橋下氏、国会前デモ「ほぼ数字にならない」 影響警戒か

 安全保障関連法案に反対する市民らが東京の国会議事堂前で行ったデモについて、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)は31日、自身のツイッターで「日本の有権者数は1億人。国会前のデモはそのうちの何パーセントなんだ? ほぼ数字にならないくらいだろう」とつぶやいた。デモにより、法案の審議に影響が出ることへの警戒感を示したものとみられる。

 さらに橋下氏は「こんな人数のデモで国家の意思が決定されるなら、サザンのコンサートで意思決定する方がよほど民主主義だ」と言及した。30日のデモの参加者は主催者発表で12万人。警察関係者によると、国会周辺だけで約3万3千人が集まった。

 橋下氏は「デモは否定しない。国民の政治活動として尊重されるのは当然」としつつも、「デモで国家の意思が決定されるのは絶対にダメだ。たったあれだけの人数で国家の意思が決まるなんて民主主義の否定だ」とも書き込んだ。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年09月13日 05:53

朝・夕食後には、普段珈琲と他くるみ・黒無花果・ダークチョコレートといっしょにいただいていますが、、、アーモンドだけ朝食前に変えてみようかしら。。。

■善玉、悪玉コレステロールを改善するには 朝食前に「アーモンド」

朝食前に10グラム(およそ9〜10粒)のアーモンドを食べ続けると、HDL(善玉)コレステロールが増加し、LDL(悪玉)コレステロールが減少すると、パキスタンのアーガー・ハーン大学の研究者らが発表した。

心臓に血液を送る冠動脈で血液の流れが悪くなり、心臓に障害が起こる「冠動脈疾患」の発症リスクは、LDLコレステロールが高い人や、HDLコレステロールが低い人で高いといわれている。

研究者らはアーモンドを食べることでHDLコレステロール値を高めることができるか検証するため、冠動脈疾患を発症したことがあり、LDLコレステロール値が100 ミリグラム/デシリットル以下、HDLコレステロール値が男性で40ミリグラム/デシリットル以下、女性で50ミリグラム/デシリットル以下の成人150人を3つのグループに分類。それぞれ毎日朝食前に10グラムのパキスタン産のアーモンドを食べる、米国産のアーモンドを食べる、アーモンドを食べない生活を12週間送ってもらい、6週目、12週目の時点でのコレステロール値を計測した。その結果、アーモンドを食べていた2グループは6週目、12週目いずれの時点でもHDLコレステロール値が12〜16%上昇し、LDLコレステロール値は減少していた。アーモンドの原産国による効果の違いはなかったという。

研究結果は米栄養学会誌「The Journal of Nutrition」オンライン版に2015年7月22日掲載された。

参考論文
Dietary Almonds Increase Serum HDL Cholesterol in Coronary Artery Disease Patients in a Randomized Controlled Trial.
DOI:10.3945/jn.114.207944 PMID:26269239

[Aging Style]

Posted by nob : 2015年09月13日 05:41

遅きに失するものの一定の評価、、、因果関係が確定してからではもはや手遅れなのだから。。。

■甲状腺検査、将来の傾向推定 県が新研究

 県は、東京電力福島第一原発事故を受けて平成23~25年度に実施した甲状腺検査の先行検査の対象者のうち、将来的に「がん」「がんの疑い」となる可能性がある人数を独自に分析し、今後の健康管理の在り方に反映させる。新たな調査研究は県から委託を受けた福島医大などの専門家による合同チームが実施する。県内のがんの増加は「予想していない」と結論付けた国連放射線影響科学委員会などの見解を検証する形となる。

 8月31日、福島市で開かれた県の県民健康調査検討委員会で示した。先行検査は原発事故当時18歳以下の約37万人が対象で約30万人が受診した。これまでに98人が「がん」、14人が「がんの疑い」と診断された。これらの積み上げたデータを基に、今後の変動の見通しなどを探り、必要な対応を検討する。

 具体的には、国立がん研究センターが甲状腺がんの全国的な患者数や傾向などをまとめた統計と県民健康調査のデータを突き合わせ、特徴や相違点などを明らかにし、将来の患者数を予測する。

 研究チームは福島医大のほか大阪大、名古屋大、放射線影響研究所の専門家で構成する。研究成果は論文として今年度中にまとめて公表するとともに、速やかに検討委員会に報告する。

 甲状腺検査をめぐっては、これまで調査結果のみが公表され、将来的な見通しなど詳細な分析はされてこなかった。県や福島医大が県民の健康を見守ることを検査の主眼に置いてきたためで、検討委では被ばくの影響の解明を求める意見が出ていた。

 さらに、保護者からも「低線量被ばくは、甲状腺がんに、どう影響するのか詳しく知りたい」などの声が相次いでいた。県は、本県調査を客観的に分析することで、子どもと保護者の疑問解消の一助につながると判断した。

 このほか、県は地域ごとの甲状腺がんの発生状況について、相関関係の研究も進める。原発事故前の各地域の発生状況をあらためて調査するとともに、甲状腺検査の結果を比較し、原発事故前後の変化も確認する。各地域の喫煙率や塩分摂取量などの生活習慣との関連性の調査も視野に入れている。

 県県民健康調査課は「先行検査では98人が、がんと確定した。しかし、この数字が将来も大きく変動する可能性はないのか精査していきたい」としている。


[福島民報]

Posted by nob : 2015年09月01日 17:32

分煙の徹底あるのみ。。。

■受動喫煙の男性は喫煙者と同程度、歯周病の危険

 他人のたばこの煙を吸う受動喫煙をしている男性は、喫煙者と同程度、歯周病になる危険が高まるとする研究結果を国立がん研究センターと東京医科歯科大のグループがまとめた。

 同グループは2005年~06年に歯科検診を受けた1164人を対象に受動喫煙と喫煙、歯周病の関連を調べた。受動喫煙は「家庭で10年以上喫煙者と同居」「職場などで1日1時間以上喫煙者とほとんど毎日接する」などとした。

 分析の結果、重度の歯周病になる危険は、受動喫煙をしていない男性に比べ、家庭で受動喫煙をしていると約3・1倍、家庭とそれ以外の場所で受動喫煙をしていると約3・6倍高かった。喫煙者が歯周病になる危険は約3・3倍でほぼ同じだった。女性における受動喫煙と歯周病との関連はみられなかった。

[読売新聞]

Posted by nob : 2015年09月01日 17:26

お互い納得し合ってのことなら何でもありだけれど、、、因果応報、相手にしたことは廻っていずれ自らに還ってくる、、、そもそもそれ以前に自らを救えるのは自分自身だけ。。。

■数年に一度、夫をチェンジする「機種変婚」が急増中!

夫もスマホのように替えてしまう!?

 新しいものはやはり使い心地がいい―今、スマートフォンを機種変更するように、幾度となく婚姻を繰り返す女性が目立っているようだ。婚姻の度に幸せを掴む“幸福のキャリアアップ”をはかる彼女たちの心理とはいかなるものか。その真相に迫ってみた。

 スマホであれ、ガラケーであれ、そもそも2年に満たない短期間で機種変更することは得なのか、それとも損なのか。複数の携帯電話ショップに尋ねると、「契約時2年ごとに機種変更したほうがお得だ」と口を揃える。

 理由は単純かつ明快だ。長期間、同じ機種の使用であれば壊れてもサポートもない。利用料金の割引率も低い。だが2年ごとの機種変更ならばその都度、最新機種の利用も可能だ。それに利用料金の割引率も高くなる可能性もある。契約時から2年後の解約であれば違約金もかからない。だから携帯電話会社(キャリア)を問わず2年ごとの機種変更がお勧めというのだ。

 大手広告代理店に勤務する北澤美樹さん(仮名・40歳)も、そんなスマホの機種変更同様、結婚と離婚を繰り返してきたひとりだ。誰かと結婚しても常により自分にベストなパートナーを探す“肉食系女子”である北澤さんは“機種変婚”の良さを次のように語る。

「より自分の魅力を引き出してくれたり、癒やしを与え続けてくれるパートナーを求めることはごく自然なことではないでしょうか。互いに人としての成長の歩幅が揃わなければ、生活を共にする上で違和感を覚えるものです。次のパートナーを求めることは自身の成長の証でもあります」

 過去、結婚生活は、長くても5年、短いものでは2年、3年と過去3度の結婚経験がある北澤さんには、高校1年の息子を筆頭に3人の子どもがいる。子どもの目からみて母親はどう映っているのか。

「何度も名字が変わったので、正直、面倒でした。でも3度目の結婚の時はテレビにもよく出ていたタレントさんが父になった。学校で自慢できたし、ちょっと誇らしかったです。今はシングルの母ですが、今度はどんな“父”を連れてきてくれるのか、楽しみでもあります」

 しかし、中1の娘、小6の息子は、まだ幼さゆえ短期間の婚姻を繰り返す母の生き方を理解できないようだ。それも無理はないだろう。

「でも、私は自分に正直に生きてきただけです。人を殺めたわけでも、モノを盗ったわけでもありません。私の幸せな姿をみせることで子どもたちからもきっと理解が得られると信じています」(北澤さん)

 機種変婚を繰り返す女性は、皆、ポジティブシンキングだ。結婚も離婚も、「より良い私」になれる好機と捉えている。離婚理由を作ったとの理由で夫への慰謝料支払いも厭わない。

 その額は婚姻のケースによって違うが、離婚問題に詳しい弁護士によると、「50万円程度が一般的。夫の側が婚姻を機会に家を買ったとか、職を変えたなど、何がしかの特段の事情があれば高額になるが、それでも2年程度の婚姻期間なら100万円程度が相当」という。

 婚姻期間が短ければ、夫に支払う慰謝料も少なくて済む。2年という婚姻期間がちょうどいい頃合いだという。なるほど、スマホの機種変更とそっくりだ。

「より幸せになれるのなら、決して高い金額ではありません。ずっと不快な気持ちでパートナーを続けることこそ時間とお金の浪費です」

 こう話すのは大井典子さん(仮名・44歳)だ。過去、4度の結婚生活では元夫はもちろんのこと、時には不倫相手の配偶者への慰謝料も支払ってきた。

 一流大学卒、大手医薬品メーカー総合職と安定した高い収入があるからこそだが、それでも度重なる慰謝料を支払ってまで婚姻を繰り返すのには理由がある。

「ずっと私を女として見てくれる人と生活を共にしたいから。ひとつ屋根の下で24時間生活していると、いつしかその関係は家族となってしまいます。過去、通い婚も経験しました。でも、婚姻という形をとる限り男と女ではいられなくなってしまう。私は妻であり、母である前にひとりの女性として生きていきたいのです」(大井さん)

 違約金を支払ってでも、機種変更をするように、相性が合い、トキメキを感じさせてくれる新たなるパートナーを求める。そこには一度きりしかない人生、悔いを残したくないとの思いが大きい。

 もっともスマホも長年用いることで、ようやくそのよさがわかることもある。その一方で、機種変更を繰り返しても「使いこなせない」ということもしばしばだ。同様に、婚姻期間が短い“機種変婚”ではパートナーの良さがわからないまま次に乗り換えてしまうとのリスクも孕む。

 そうしたリスクはさておき、今、高学歴、高収入女性に目立ってきた“機種変婚”は、これから定着するだろうか。

「機種変婚したいけれど踏み出せない気持ちの妻は少なからずいるでしょう。一人の女としてみないで『お母さん』と呼んだり、家の中でゴロゴロしていれば、2年ごとの機種変更でなくても、ある日突然、夫に嫌気をさして別の男性にチェンジしてしまうかもしれません」(結婚相談業者の「良縁コンシェルジュ町田」代表・佐野浩一氏)

 機種を変更するように新しく乗り換えていく「パートナー」は常に新鮮で、新たな発見や学びをあなたに与えてくれる。そのパートナーにももちろん欠点はあるし、いいことばかりではない。だが、空気が澱んで冷え込んだ夫婦生活を悶々と送るよりは、勇気を出して一歩踏み出し新しい環境で生活を始めてみるのもアリかもしれない。

(ライター・志村ひな子)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年09月01日 17:13

自らの主治医はあくまで自分自身、、、医療の活用と依存との間には天地の開きがある。。。Vol.2

■「1滴」でがん、うつ病、アルツハイマーまでわかる 血液検査は驚くべき進化を遂げていた【ドクター注目記事】

将来の疾患リスクがすべてわかる日も近い?

健康診断でおなじみの採血。今日では、血糖値や血中コレステロール値などを調べるにとどまらない。

日本や海外の研究機関では、1滴の血液からがんやアルツハイマー、うつ病、さらにこれまでのウイルス感染歴までわかるほど「進化」を遂げている。

206種類のウイルス判別で早期治療可能に

米ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学の共同研究チームは科学誌「サイエンス」2015年6月号で、1滴に満たない血液から、過去に感染したすべてのウイルスが判明する血液検査「VirScan」を開発したと発表した。ウイルスに侵入された際に免疫系が出した抗体の有無を調べる。これまで、同様の分析方法では数種類が判別できる程度だったが、VirScanでは人が感染する206種類のウイルスを判別できる。感染歴がわかると、後天性免疫不全症候群(エイズ)やC型肝炎のような感染から発症までの潜伏期間が長い疾患の早期発見や、各ウイルスに対応する抗体の有無で今後の感染や発症のリスクがわかり、早期治療も可能になる。

血液検査の技術や精度向上によってわかるのは、ほかにもある。がんもそのひとつだ。 一般的に、大腸がんなら便潜血検査、胃がんなら内視鏡や胃X線検査、乳がんならマンモグラフィーと、がんの部位によって必要な検査は異なる。しかしここ数年、血液1滴から主要ながんを判定できる血液検査が、千葉大学や神戸大学、昭和大学、国立がんセンターから次々と発表、実用化されており、全国の医療機関で受診できるようになっている。アミノ酸の濃度やがん細胞が出す特定の物質の有無など、分析方法は異なるものの、どれも3〜7日と早い期間で判定できるのが特長だ。がんの有無だけでなく、発症リスクや従来の検査では見落としていたかなり早期のがんも発見できる可能性がある。

血液検査に加えて従来のがん検診も受診すれば、さらに精度が上がるという。

誤診による誤った投薬や治療の防止に

10年後の脳梗塞、心筋梗塞の発症リスクが高い精度でわかる血液検査も実用化されており、疾患予防のためにも欠かせない検査になりつつある。

血液検査の可能性はさらに広がる。例えば「うつ病」のように、進行しなければ診断できないとされてきた疾患も、正確かつ早期発見できるかもしれない。

うつ病は問診による診断が基本だが、うつ状態や躁うつ病と誤診して誤った投薬や治療法を続け、いつまでも改善がみられない場合もある。より正確な診断のための検査方法として、世界中で血液検査の研究が進められている。日本では臨床研究段階ではあるが、血液中のエタノールアミンリン酸という物質の濃度から診断する検査法が一部の病院で受診できる。

現在は治療法がなく、症状がかなり進行しなければ診断できないアルツハイマーも、健康な人が3年以内に発症するリスクを、90%以上の精度で判定できる初の血液検査法が2015年3月に米国で発表された。早期から発症を予測できれば、進行を阻止、症状を改善する方法も発見できるのではないかと期待されている。[監修:山田秀和 近畿大学医学部 奈良病院皮膚科教授、近畿大学アンチエイジングセンター 副センター長]

参考論文
Viral immunology. Comprehensive serological profiling of human populations using a synthetic human virome.
DOI: 10.1126/science.aaa0698. PMID: 26045439

[Aging Style]


■がん細胞を直に集中攻撃 極小カプセル「ナノマシン」の威力

 今年6月、がん治療の現場に朗報が舞い込んだ。切らずに治療できる「ナノマシン」の開発が発表されたのだ。このナノマシン、未来の医療に大変革を起こす可能性を秘めている。

 直径わずか50 nm(1nmは100万分の1mm)の「ナノマシン」が医療に革命を起こしている。

 ナノマシンとは、抗がん剤など様々な機能を詰め込んだ高分子の極小カプセルのこと。東京大学大学院工学系研究科/医学系研究科の片岡一則教授を中心とする研究チームがナノテクノロジーを駆使して開発している。

 その最大の特徴は、体内に取り込まれると自動的にがん細胞を検出し、抗がん剤を用いて「狙い撃ち」することだ。

 臨床ではまず、静脈注射や点滴でナノマシンを人体に注入する。通常、体内に入りこんだ異物は除去されるが、ナノマシンは生体適合性が高く、除去されない仕組みになっており、血管内をスイスイと泳ぐ。

 がん細胞の周辺には、高分子物質が集まる性質(EPR効果)がある。高分子の集合体であるナノマシンはこのEPR効果を利用して、血管の隙間からがん細胞内に侵入する。

「がん細胞の周囲は血管の目が粗く透過性が高い。ナノマシンは血管の目が細かい正常な細胞には届かないが、目が粗いがん細胞には届く絶妙な大きさになっています。そしてがん細胞の核に近づき、集中的に攻撃します」(片岡教授)

 がん細胞は正常の細胞とは違い、やや酸性だ。ナノマシンはpH値の絶妙な違いを感知し、抗がん剤を放出する。

「魔法の弾丸」と呼ばれるナノマシンは、ターゲットとなる組織や細胞に薬を効果的に到達させる「ドラッグデリバリーシステム(DDS)」を高度に発展させたもの。がん細胞のみを標的とするため、健康な細胞への副作用が少ないことが最大のメリットだ。通常の抗がん剤治療や放射線治療の難点を克服できる。

 さらにナノマシンと放射線を組み合わせた治療法も開発中だ。体外から中性子線を当てると反応してがん細胞を壊す放射線を出す物質をナノマシンに載せ、がん組織に集めるのだ。そのうえで患部に中性子線を当てれば、がん細胞だけが破壊される仕組みである。片岡教授らは、マウスでそれを実証した。この成果は今年6月に公表されたばかり。

「この治療法はMRIでナノマシンががん細胞に集まっていることを確認しながら中性子線を照射して、ピンポイントの放射線治療ができるのでより精度が高い。通常、がんの開腹手術は1か月近くの入院期間で費用もかさみますが、ナノマシンを利用した“切らない手術”が普及すれば、患者の負担を心身とも大幅に軽減できる。将来的にはがんの日帰り手術も期待できます」(片岡教授)

 すでに現在、ナノマシンを利用した5つの抗がん剤臨床試験が進んでおり、乳がん用のナノマシンは今年中にも厚労省に承認申請される予定だ。長寿命にとって大きな壁となるがんを克服する日は一歩一歩近付いている。今後はアルツハイマー病や再生医療への展開も考案中という。

[NEWSポストセブン/SAPIO]

Posted by nob : 2015年08月23日 13:04

何歳からでも、どんな健康状態からでも、まずは始めて、そして続けていくことのすべてが、やがて自らに還ってくる。。。

■暑さに負けずトレーニングをしたほうがいい理由

汗だくでぐったりな状態が好きな人なんていません。太陽にじりじりと焼かれるような日は、エアコンの効いたジムでワークアウトしたくなるのも当然です。けれども、暑さを耐え抜けば、トレーニングが楽になるだけでなく、気温が下がった時の持久力もアップします。

暑い中でのトレーニングは危険をともないます。気温が高い時に走る場合の常識的な注意事項はおわかりですよね。なかでももっとも大事なのは、十分な水分補給です(飲みすぎるくらいでも良いのです)。また、吐き気やめまい、だるさなどの熱中症の症状を感じ始めたら、すぐにトレーニングをやめて助けを求めることです。暑い環境でも走れる体力をつけるのは素晴らしいとはいえ、ムリは禁物です。

また、我慢できないほど気温が高い時は外に出ないでください。また、都会に住んでいる人は光化学スモッグやオゾン濃度に注意しましょう(気温が上がると悪化します)。

暑い日の運動がつらいのはなぜか

ランニングも暑さも両方身体に堪えるものです。さらに、暑い日のランニングはなおさら辛いですよね。でも問題はそれだけではありません。暑い日の運動は、必要以上にきつく感じられるのです。

暑い日に頑張ると、脳は通常とは異なる受け取り方をするので、オーバーヒートする前でもだるさを感じます。学術誌『European Journal of Physiology』で発表されたある研究によれば、被験者のサイクリストたちは摂氏35度の研究室でトレーニングをした時のほうが、摂氏15度で同じトレーニングをした時よりスピードが落ちました。これに関しては納得できます。でも、不思議なのは、オーバーヒートしたためにスピードが落ちたわけではなく、始めから動きが鈍かった点です。脳が暑さを感知し、エネルギーを節約しようとしたのです。この作用により、身体の動きをあえて鈍らせたわけです。

トレーニングを続けると、身体は熱を帯びてきます。別の研究にて、被験者たちに疲れ果てるまで自転車を漕いでもらいました。すると、スタート時の気温に関係なく、被験者たちが完全に体力を消耗したのは、深部体温が摂氏40度に達した時でした。学術誌『Journal of Applied Physiology』に掲載されたこの研究で、深部体温が40度に達するまでにもっとも時間がかかったのは、水分に反応するクーリングウェアを着ていたアスリートでした。運動する時に、キンキンに冷えた飲み物を飲み、頭から水をかぶると、これと同じ効果が得られます。体温を低く保てば保つほど、つらいトレーニングを長く続けられるのです。

とはいえ、ただ身体を冷やせば良いというわけではありません。コップ1杯の冷たい水を頭やお腹にかけたところで、涼しいのはほんの一瞬ですし、クーリングウェアは、生理学の研究室から一歩外に出れば実用的とは言えません。では、実際の状況で何が起きるのかを見ていきましょう。

身体は、汗をかくことで体温を下げようとします。皮膚の表面から汗が蒸発する際に、熱も一緒に奪っていくからです。しかし、蒸し暑い日は空気中がすでに水蒸気でいっぱいなので、汗はなかなか蒸発しません。ですから、「暑さ」といっても、実際は「暑さという感覚」であって、熱と湿気が結びついた状態を指しています。下の暑さ指数チャートを見るとその関係がわかります。

高温多湿の環境下では、走るスピードが落ちます。こちらのようなチャートを見れば、どのくらいスピードが落ちるのかを正確に予測することも可能ですが、実際は、暑さに対する慣れと、身体のサイズで変わってきます。

落ちるスピードは、どれだけ鍛えているかではなく、身体のサイズによって変わるのです。体格の良い人は筋肉や脂肪、またはその両方が多くなります。筋肉は熱を生み出し、脂肪は断熱材の役割を果たします。一方、身体の小さい人は熱の発生量は少なく、熱を発散させる皮膚面は増えます。古くから知られている、体表面積と熱発散の関係を示すアレンの規則のことですね。暑い日のレースでは、小柄なランナーのほうが速く走れます。

鍛えたほうが暑さに強くなると考える人もいますが、その反対もまた然り。鍛えれば鍛えるほど、激しい運動が得意になり、身体が発する熱も増えていくからです。

体型を変えずに暑さに耐えて運動できるようになるにはどうしたら良いでしょうか。その答えは簡単。暑い中でトレーニングを積めばいいのです。

暑さに慣れる方法

暑い時にトレーニングを積めば、暑さに負けず走れるようになり、ひいてはもっと速く走れるようになります。

仮に、自分が今年の夏中、すべてのトレーニングを屋外でこなすと想定します。一方、自分の双子の片割れは、エアコンの効いたジムでまったく同じ内容のトレーニングをします。そして、真夏の真っ盛りに5 マラソンに出場した場合、どちらが勝つと思いますか? 勝つのは、涼しい室内でトレーニングした双子の片割れではなく、自分です。

万が一、マラソン当日、季節外れの涼しさだったとしても、暑さの中でヒート・トレーニングを積んでいますから、勝つのは自分です。ヒート・トレーニングには、血管の血流量を増やすという魔法の効果があります(身体を冷やすためには皮膚の血流を促したほうがいいのですが、筋肉にエネルギーを運ぶための血流も十分にあるわけです)。その効果は言わば、合法的な血液ドーピングといった感じです。

とはいえ、良いことばかりではありません。暑さに慣れるには努力を要します。夏中ずっとエアコンの効いた室内にいて、たまに思い切って外に出て運動するだけでは不十分です。ウェブサイト「European Journal of Applied Physiology」に掲載されたある研究によれば、暑さの中での運動に取り組まなかった人は、暑さに対する耐性が春と秋で変化しないことがわかっています。ヒート・トレーニングで効果を得たいなら、そのための努力が必要です。

アメリカ陸軍が開発した、「暑さに順応するトレーニング計画案」は、暑さに慣れたい人にとっての良い手引きです。この計画案によると、毎日最低でも2時間は外で活動し、その一環として、心血管運動(ランニングやサイクリングなど、心拍数が上がるエクササイズなら何でも)を行わなければなりません。

2週間ほど経てば、暑さに慣れてくるでしょう。ただし、トレーニングの効果は始めてから数日で実感できるかもしれません。

始めからトレーニングをすべてこなせるわけではありません。トレーニング初期の脳は、まだ暑さを察知し、身体が疲労しているからスピードを緩めようと、指令を出してきます。労働者向けセーフティーガイドラインで、トレーニングが現実的であるかどうかチェックしてください。労働安全衛生管理局(OSHA)は、ヒート・トレーニング初日は通常の作業負荷の20%のみに抑え、1週間かけて徐々に100%に持っていくよう推奨しています。

また、暑さへの耐性をキープするためには、引き続き暑い環境下でトレーニングを積まなければなりません。数日なら休んでも構いませんが、1週間サボったら、暑さに耐える驚異的なスーパーパワーが失われ始めます。陸軍の推算では、3週間サボるとスーパーパワーの75%が失われてしまうそうです。

涼しい季節でもヒート・トレーニングを続けたいなら、長そでとタイツを着用しましょう。これは、2007年世界陸上競技選手権大会の開催地である蒸し暑い大阪でのレースに備えて、一流ランナーのKara Goucherが取り入れた方法です(1万m走では、アメリカ人初の銅メダルを獲得しました)。Goucherはさらに、レース前の数週間を大阪で過ごしています。熱心なランナーで、有給休暇が余っている方は、ぜひこの方法を参考にしてみてください。

また、以前、米ライフハッカーの記事「身体を涼しく保つ方法」を紹介していますが、それと正反対のやりかたを試してみてもいいでしょう。1日でもっとも暑い時間帯に、日の当たるアスファルトの道路を走ってみてはどうですか? いずれにせよ、ムリをせずに、新たに獲得したスーパーパワーを楽しんでください。

Beth Skwarecki(原文/訳:遠藤康子/ガリレオ)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年08月23日 12:40

自らの主治医はあくまで自分自身、、、医療の活用と依存との間には天地の開きがある。。。

■がん検診を受けると早死にする?放射線検査と「過剰な医療」が寿命を縮める

「胃がん検診を受けたら、偶然、早期のがんが見つかって命拾いした」などと言っている人が、身近に結構いたりしませんか? 乳がんの撲滅をうたったピンクリボン運動をご存じと思いますが、その宣伝塔を務めるタレントも同じようなことを言っていますね。「だから、乳がん検診を受けましょう」って。

 今から30年ほど前のことです。米国ミネソタ州にある有名な総合病院「メイヨー・クリニック」が中心になって行った、大規模な追跡調査のデータが世界に衝撃を与えました。この調査は、肺がん検診の効果を確かめるため、タバコを吸っている9211人の男性ボランティアを対象に行われたものでした。

 調査では、まずボランティアたちが公平に2つのグループに分けられました。年齢や性別、タバコを吸っている本数などが両グループで揃えられ、人数も同じになるよう調整されたのです。次に、一方のグループに年4回の胸部レントゲン検査を受けてもらうように約束をしました。このグループを「検診群」と呼ぶことにします。もうひとつのグループには、地域で行われている年1回の一般的な健康診断だけを受けるように依頼しました。こちらは「対照群」としましょう。

 6年後、「肺がんで死亡した人数」を調べたところ、検診群で122人、対照群で115人となっていることがわかりました。一生懸命に肺がん検診を受け続けた人たちのほうが死亡率は高かった、という驚きの結果だったのです。

●過剰な診断

 このようなデータを見せられた時、考えるべきことがいくつかあります。

 ひとつは、偶然そうなっただけかもしれないということです。もうひとつは、データにねつ造や隠ぺいがあったかもしれないということです。昨年のSTAP細胞論文問題では、論文に掲載された写真に不自然な点があったことから一連の不祥事が暴露されましたが、数値データが中心の追跡調査の論文では、ねつ造などを見抜くのは至難の業です。

 幸い、ほとんど時を同じくして、同じ目的の調査が英国、米国、それに旧チェコスロバキアの3カ所で独自に行われていて、結果もまったく同じだったのです。「肺がん検診を受けると、死ぬリスクが高まる」のは、間違いのない事実と考えてよさそうです。

 理由もほぼ明らかにされていて、検査で使われるレントゲン線が放射線の一種であるため、発がんリスクを高めてしまうからです。

 もうひとつあります。ひとたび「がん」と診断されてしまうと、精密検査、手術、抗がん剤治療、放射線治療など、ありとあらゆる医療が施されますが、中には放置しても構わない腫瘍が相当数あったと思われます。だとすれば、過剰な医療が命を縮めてしまったのではないでしょうか。欧米の専門家は、これを「overdiagnosis(過剰な診断)」と呼び、深刻な事態だとしています。しかし、日本ではまったく話題にされず、この言葉の訳語すらありません。

●「肺がん検診を毎年受けると、死亡率が半分に」は正しいのか?

 その日本では、40歳以上のすべての人に毎年、肺がん検診を受けるよう勧奨が行われています。厚生労働省のホームページには、次のように書かれています。

「きちんとした科学的データをもとに検討が行われ、その結果を踏まえて市町村で実施されているものです」

 科学的データとは、厚労省研究班という名のもとに宮城、群馬、新潟、岡山の4県で一斉に行われた、ある調査の結果を指しているようなので、その概要をまとめておきましょう。

 4つの地域では、コンピューターを使えば「肺がんで死亡した人」を簡単に抽出することができ、かつ過去3年間に肺がん検診を受けていたかどうかがわかるようになっていました。そこで、不幸にして肺がんで亡くなった人たち(1035人)が、どれくらい検診を受けていたのかが調べられたのです。ただし比べる相手がいないと評価ができませんから、「現在のところまったく健康」という6713人を同じコンピューターで選び出し、同じ要領で検診歴をカウントしました(対照群)。

 その結果、肺がんで死亡した人たちは、前年に検診を受けていた割合が、対照群に比べ半分くらいだったことがわかったというのです(2年前と3年前の検診歴には差がなかった)。当時、この話は全国ニュースとなり、新聞各紙の1面に「肺がん検診を毎年受けると死亡率が半分に!」という見出しが躍っていました。

 さて、メイヨー・クリニック調査との違いがどこにあるか、考えてみてください。

 その答えは、本連載のタイトル『歪められた現代医療のエビデンス』にも通ずるものですが、簡単ではないため、回を重ねながら明らかにしていきたいと思っています。

(文=岡田正彦/新潟大学名誉教授)

[Business Journal]

Posted by nob : 2015年08月23日 12:23

過ちは悔い改め謝罪(補償を含めて)してこそ、、、新たな未来への一歩が踏み出せる。。。

■ドイツと日本「過去との向き合い方」その違いは

「過去」との向き合い方で日本と比較されることが多いドイツ。歴史に対するその厳しい姿勢は、どこから来るのか。

 7月上旬、日本記者クラブの取材団に参加してドイツを訪れた。ベルリンの街を歩くと、「過去」を突きつけるモノや施設の多さに圧倒される。

 中心部のベルリン上級地方裁判所。玄関に近い路面に10センチ四方ほどのネームプレートが九つ埋め込まれている。生年月日、そして死亡した強制収容所の名前。刻まれているのは、ナチスに迫害され、殺された人たちの情報だ。

 真鍮(しんちゅう)製のプレートは「つまずきの石」と呼ばれる。この場所から9人のユダヤ人裁判官らが連れ去られたことを示す。最初の石ができたのは 1996年。いまでは欧州の19カ国で5万3千個に。6月9日には連邦議会の全会派が出席し、敷設の式典が開かれた。主宰団体のクリスティーネ・キューンル=ザーガーさん(69)は言う。

「犠牲者を知る人たちが高齢化でどんどん亡くなっている。今やらなければという使命感です」

 市内の学校、ハンナ・アーレント・ギムナジウム。ハイディ・ゾウ教諭(60)は、16〜17歳の生徒を対象に、犠牲者や加害者たちの生き様を調べさせる授業を30年前から続けている。成果は「石」に刻まれていく。 いま多くの州の学習指導要領で歴史教育が義務づけられ、学生たちはナチを記録した博物館や強制収容所などを訪れる。

「私たちの世代こそが、ドイツの社会を大きく変えてきたのです」(ハイディさん)

 もっとも、国をあげての「過去の克服」の背景には、実利を求める政治家の判断もあった。

 戦後初の西独首相アデナウアーは51年、連邦議会で「ドイツ民族の名において、筆舌に尽くしがたい犯罪がなされた」と演説し、多くのユダヤ人が逃れていったイスラエルへの賠償を決めた。ドイツ国際政治安全保障研究所のムリエル・アッセブルクさんは、こう解説する。

「ドイツ製品を世界で再び受け入れてもらうには、後悔や償いを示し、特に米国のユダヤ人社会に認められる必要があった」
 
 85年、コール首相が武装親衛隊の眠る墓地を訪れてユダヤ社会などから批判を浴びるや、3日後にはワイツゼッカー大統領が歴史的な演説を行い、沈静化させた。東欧諸国や強制労働の被害者への補償を次々と打ち出し、周辺国に懸念が強かった東西ドイツの統一も成し遂げた。

 何がドイツを過去に向かわせるのか。答えはひとつではないが、確かなのは、隣国と深刻な摩擦を起こすことなく、この国が再び欧州の中核を担い始めているという事実だ。

[AERA]

Posted by nob : 2015年08月22日 15:52

112万7000柱。。。

■遺骨113万柱、今も異国に=戦後70年手つかずの地も

 海外で戦没した日本人の遺骨のうち、半数近い約113万柱が今も異国の地で眠る。中国や北朝鮮など一部地域では収集に着手する見通しが立たず、遺族が望む「全員帰還」への道のりは遠い。

 厚生労働省によると、海外戦没者は軍人と民間人の計約240万人。これまでに収容した遺骨は、復員兵らが持ち帰った分を含め約127万3000柱にとどまり、約112万7000柱は帰還を果たせていない。

 未帰還のうち約30万柱は軍艦とともに海に沈むなどして収容は事実上不可能。約23万柱は「相手国の事情」で難しく、収集可能性があるのは約60万柱とされる。

 「相手国の事情」はさまざまで、北朝鮮は国交がない上、日本政府は拉致問題の解決を優先する姿勢を崩していない。中国は対日感情から収集を認めてもらえないという。宗教上の理由で埋葬地を掘り返せない国もあり、厚労省幹部は「手付かずの状態が続いている」と話す。

 一方、自民党の特命委員会は昨年、遺骨収集を「国の責務」とし、今後10年間を「集中実施期間」と規定するなど収集を推進するための法案をまとめた。収集作業を担う法人の新設も盛り込み、議員立法での法案提出を目指すが、安保法制をめぐる与野党対立で、今国会の成立に暗雲が漂う。

[時事通信]

Posted by nob : 2015年08月15日 20:28

言葉ではなく行動に真実は表われる。。。

■村山元首相、安倍談話を痛烈批判「さっぱりわからん」

平塚学、稲垣千駿

 「談話は出す必要がなかった」。14日、安倍晋三首相が発表した戦後70年談話について、記者会見した村山富市元首相(91)から批判の言葉が次々と発せられた。「何を言いたかったのか」「中身について評価するところはない」。20年前の首相当時、戦後50年に際して談話を発表した村山氏。「各国から評価された」という自負がある村山氏にとっては、許容できないものに映ったようだ。

* 安倍談話「おわび」「侵略」言及 目立つ引用・間接表現
* 村山元首相、安倍談話を批判 「引き継がれた印象ない」
* 安倍首相の戦後70年談話全文

 安倍氏が首相官邸で談話を発表したのは同日午後6時。村山氏はその2時間後の午後8時から、大分市中心街にある「全労済ソレイユ」ビルの会議室で記者会見した。会場には、中国のテレビ局を含む県内外の記者が詰めかけた。

 会見で村山氏はこう言った。「全体を通して見ると、焦点がぼけて言葉を薄めて述べている」

 「植民地支配」や「侵略」への「痛切な反省」という村山談話の理念について、「言葉は使っているが抽象化して不明確になっている」。批判は続いた。「過去の歴史に対する反省を素直に認めて端的に表現すべきだった」「村山談話を否定も踏襲もしていない。さっぱりわからん」「最初から『継承する』と言えば出す必要もなかった」

 自身が出した戦後50年の談話について「節目に清算して、けじめをつける必要があると思った。内閣に課せられた歴史的な課題だった」と振り返る村山氏。かねて、安倍首相が出そうとしている戦後70年談話について「なぜ、いま出すのか」と批判してきた。今年に入ってから、国内だけでなく、海外メディアからも取材依頼が殺到。取材対応や講演のため、東京に頻繁に足を運んできた。

 安倍政権が進める安全保障関連法案や、集団的自衛権の行使容認の憲法解釈変更についても、村山氏は護憲の立場から反対する。国会周辺の集会にも顔を出し、現在も精力的に活動を続けている。この日の記者会見では、こんな言葉も口にした。

 「(安倍談話は)美辞麗句を並べているが、安保法案との関係で、また懸念を深めると思う」「未来志向といったって、『積極的平和主義』とひとこと言っただけ。憲法を変えて戦争のできる国にしようと言ってるんだから」(平塚学、稲垣千駿)

     ◇

 〈村山談話〉 自社さ連立政権時代の1995年、当時の村山富市首相が戦後50年を機に閣議決定を経て日本政府の公式見解として出した首相談話。歴史認識については「国策の誤り」と「植民地支配と侵略」を認め、「痛切な反省」と「心からのおわび」を表明した。談話の内容は戦後60年の小泉談話も踏襲し、歴代政権で政府の基本路線になってきた。

[朝日新聞]


■中国「直接のおわび回避」、韓国「誠意がない」

 【北京=五十嵐文、ソウル=宮崎健雄】中国外務省は14日、同省の張業遂(ジャンイエスイ)次官が木寺昌人中国大使に対し、安倍首相の談話に関して中国の「厳正な立場」を表明したとウェブサイトで発表した。

 同省の華春瑩(フアチュンイン)副報道局長は「日本は当然、被害国の国民に誠実におわびすべきだ」と主張、「実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す」と述べた。

 中国国営新華社通信は14日、安倍首相の談話は「直接のおわびを回避」と報じ、「首相は日本が今後おわびを続ける必要はないと表明した」と解説した。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)も社説で「中日関係をさらに悪化させる導火線にはならないが、大きく改善させる動力にもならない」と論じた。

 習近平(シージンピン)指導部は、安倍首相が村山首相談話などに盛り込まれた「おわび」「反省」などを盛り込むよう求めていた。習指導部は、天津市の大爆発や中国経済の後退で社会不安が高まることを警戒しており、政権批判につながりかねない反日世論の広がりを避ける狙いもあった。

 「おわび」などが明記されたことで、習政権は日本との経済協力や民間交流は引き続き推進しながら、首相の歴史観にはなお不信が残るとして歴史をめぐる対日圧力は緩めない可能性が高い。

 一方、韓国の主要紙電子版やテレビは、安倍首相談話について、「誠意がない、過去形の謝罪」(公共放送KBSテレビ)などと一斉に批判した。聯合ニュースは、安倍首相が「我が国は繰り返し、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた」と発言したことについて、「自分の声で謝罪する代わりに、『過去形』で謝罪に言及するにとどまった」と指摘。その上で、「村山、小泉談話よりも大幅に後退した」と不満を示し、「歴史認識をめぐる日韓間の葛藤は相当の間続く見通しだ」と報じた。

[読売新聞]


■首相70年談話:四方気配りの末に=政治部長・末次省三

 14日に閣議決定した安倍晋三首相談話から、外交的配慮はうかがえる。しかし、多方面への気配りからか、焦点がぼけた印象は否めず、また、いろんな読み方ができる余地を残した部分があるなど、20年前の村山富市首相談話と比べて訴求力は今ひとつのものとならざるを得なかった。

 節目の終戦記念日を迎えるにあたり、日本の首相が談話を発する。基本的に歓迎すべきことだろう。

 「植民地支配」と「侵略」を明確に認め、「反省」と「おわび」を盛り込んだ村山談話。異論があることを承知で言えば、「日本の外交資産」と言ってもいい存在となった。毎年の靖国神社参拝で物議を醸した小泉純一郎元首相も10年後、ほぼ踏襲する談話を出すことになる。

 ところが、安倍首相は当初、「全体として引き継ぐ」としながらも、一方で「同じ言葉を入れるなら談話を出す必要はない」と繰り返した。さらに「今まで使った言葉を使わなかった、あるいは新しい言葉が入ったというこまごまとした議論にならないよう、70年談話は70年談話として新たに出したい」という踏み込んだ発言もあった。

 村山談話の上書き−−。安倍首相にその思いが強かったのは間違いない。

 しかし、物事は出発点とは違う方向に進んでいく。中国などの近隣諸国、欧米をはじめとする国際社会、さらに「丁寧な議論」を目指して招集した私的諮問機関のメンバーら。一方で、首相のもともとの支持基盤である保守系の政治家、評論家など……。多方面に気を配る必要は日に日に増していった。

 その結果、いろんな要素を盛り込まなければならなくなるのは必然で、村山談話、小泉談話の3倍程度の長さになる。「がんじがらめ」になったと言っては言い過ぎだろうが、強く訴える内容にすることの優先順位は下がっていったとみられ、メッセージ性は薄れることになった。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年08月15日 05:45

自らの過ちを悔い改め謝罪するのは至極当然のこと、、、中傷批判を怖れず信念を通す鳩山氏に賛同支持します。。。

■鳩山氏、ひざまずき合掌=植民地時代の刑務所跡で―韓国

 【ソウル時事】国際会議出席のため韓国を訪問中の鳩山由紀夫元首相は12日、日本の植民地時代に独立運動家が投獄されたソウルの西大門刑務所の跡地にある歴史館を訪れた。聯合ニュースによると、鳩山氏は独立運動家らを追悼するモニュメントの前で靴を脱いで献花した後、ひざまずいて合掌し、頭を下げた。

 鳩山氏は記者会見で「日本が韓国を植民統治していた時代に、独立運動家ら多くが収容され、拷問を受け、命まで失った事実を思い、心から申し訳なく、おわびしたい」と述べた。

 一方、安倍晋三首相が14日発表する戦後70年談話については「韓国への植民統治、中国への侵略などが歴史的事実として入らねばならず、当然、反省と謝罪の気持ちも入らねばならない」と語った。

 歴史館には、当時の刑務所で行われた拷問の様子や独立運動家に関する資料が展示されている。 

[時事通信]


■鳩山元首相、「地に平伏」して謝罪・・・韓国・ソウルの刑務所跡地で=中国メディア

 鳩山由紀夫元首相は12日、韓国のソウル市内にある西大門刑務所歴史館を訪問し、館内を見学した後に屋外にある独立活動家らを記念するモニュメントに献花し、靴を脱ぎ正座したうえで、手を合わせ、平伏した。同ニュースは中国・人民日報系のニュースサイト「人民網」も速報で伝えた。

 西大門刑務所歴史館は、日本統治時代の1908年に、朝鮮初の近代的刑務所として建造された西大門刑務所の跡地。同刑務所には、日本当局に反抗したり独立運動を行った政治犯に対する拷問が行われたとして、拷問の様子などが多く展示されている。韓国内でも、「日本に対する憎悪と恐怖を育てる場所」との批判が出たことがある。

 記念モニュメントの周辺はレンガ敷きだが、鳩山元首相の訪問時には黒い布が用意されていた。鳩山首相は献花をし、所歴史館を訪問し、館内を見学した後に屋外にある独立活動家らを記念するモニュメントに献花し、靴を脱ぎ正座した上で、手を合わせ、平伏した。いわゆる“土下座” しての謝罪をしたと理解できる。

 鳩山首相は西大門刑務所歴史館訪問を「ひとりの日本人、人間として」だけでなく、「元日本の総理としてここに来ました」と説明したという。

人民網は「日本の鳩山由紀夫元首相が地面にぬかずいて抗日義士を悼んだ」との見出しで伝えた。本文は短く「ひざまずいて祈った」と伝えた。跪いたり合掌した写真は掲載したが、「平伏」して頭を深々と下げた写真は、速報では伝えなかった。(編集担当:如月隼人)

[サーチナ]

Posted by nob : 2015年08月13日 10:23

動かし続けることが生きること、、、停滞は麻痺へ、そして停止は死へ。。。

■若者に増える「デジタル認知症」の危険性

最近、コメディアンの萩本欽一さんが73歳にして大学に合格したというニュースが、世間をあっと驚かせました。
現在は50歳以上年下の同級生たちに囲まれ、充実した日々を過ごしているといいます。

年をとっても遅すぎることはないということを自ら証明し、多くの人に元気と勇気を与えた萩本さんですが、もともとは「認知症を予防するため」に勉強を始めたといいいます。

実際に、勉強をすることは認知症の予防にどんな効果をもたらすのでしょうか。また頭を使わないことで若者にも起こる「デジタル認知症」の危険性とは。

◆固いアタマもやわらかくなる

はじめは、勉強しても何も頭に入らなかったという萩本さん。
「脳が4か月くらい抵抗しました。『今さら覚えない』って。でもね、しつこくやってたら、脳が『わかった。お前がそうするなら付き合うよ』と答えてくれたような気がしました」
人間の脳は、幼い頃からの急速な発育・発達をへて、成人までにひとたび完成しますが、それ以降も、外からの刺激や環境によって、さらなる変化や成長をすることができることが分かっています。

脳には「可塑性」と呼ばれる性質があり、一度固くなったアタマも、やり方次第でまた子どものようにやわらかくなるのです。

また、年を取ると脳の機能は低下し、記憶力は悪くなると思われがちですが、最近の研究で「年齢を重ねても、記憶力は低下しない」ことが分かってきています。

オランダで115歳で亡くなった女性の脳を解剖したところ、脳の機能がほとんど老化していないことが判明。脳の寿命は120年くらいと考えられるようになりました。

高齢になると増える脳梗塞も、脳そのものではなく、血管が衰えることによって起こる病気です。
年を取ると物忘れをする回数が増えるように思いますが、実際には、度忘れの回数は大人も子どももさほど変わりません。
大人は忘れることを「老化」と捉えて深刻になってしまう一方、子どもは思い出せなくても特に気にしていないだけなのです。

◆97歳の大学院生も

世界には、萩本さんもびっくりの高齢大学生もいます。
オーストラリアの元歯科医、アラン・スチュワートさんは、2012年に97歳にして大学院を卒業。

「頭を常に活発にしておくのが好きなんだ」と語るスチュワートさんは91歳のときにも大学を卒業していて、世界最高齢での学士号取得者としてギネス世界記録に登録されています。

萩本さんやスチュワートさんのように頭を使うことが、認知症予防に効果的と思われる研究データもあります。
例えば、カナダの大学などの研究チームは、認知症の患者を対象にした調査で、2か国語を自在に操る「バイリンガル」は、1か国語しか話さない人より認知症の発症が遅いことを発見しました。
また、1日30分程度の「読み書き」や「計算」などの簡単な学習によって、認知症の予防や改善をはかる「学習療法」は多くの高齢者施設などで取り入れられ、一定の成果が報告されています。

◆デジタル認知症の危険性

一方で、アタマを使わないことによって発症する新たな認知症も出てきています。
それが、「デジタル認知症」。

デジタル認知症とは、「デジタル機器を長時間使用することによって発症する、認知症に似た症状」のことで、進行すると本当に認知症になってしまうリスクが指摘されています。

パソコンやスマートフォンが発達した今、何か分からないことがあってもネットで検索すればすむため、自ら本を読んで調べたり、記憶したりする必要もなくなったことが原因とされます。

同時に、ネット上で脳の処理能力を超えるほどの膨大な情報を目にすることで、記憶や思考を放棄した結果、その機能が低下することや、他者とのコミュニケーションが減ることも影響していると考えられます。

こうした状況は未発達な脳であるほど影響を受けやすく、IT社会の韓国では、脳がバランスよく成長せず情緒不安定になったり、記憶力が極端に低下する若者もあらわれているといいます。
そんなデジタル認知症になってしまうのを予防するには、 意識的にスマホやネットから離れる時間をつくること。

欽ちゃんのように記憶や読書を必要とする学習や遊びを積極的に行ったり、リアルな空間で他者と触れ合い、コミュニケーション能力を磨くことが効果的と考えられます。
74歳の大学生に負けないよう、普段から自分のアタマをあまり甘やかさないようにしたいですね。

<参考>

ロート製薬

http://fufufu.rohto.co.jp/feature/12/

KUMON

https://www.kumon-lt.co.jp/

<監修>
岡本良平(医学博士 東京医科歯科大学名誉教授)

[Mocosuku Woman]

Posted by nob : 2015年08月12日 17:26

共感応援します。。。

■SEALDsならぬ「OLDs」 巣鴨で静かに訴え

市川美亜子

 猛暑が和らいだ8日の夕暮れ時、「おばあちゃんの原宿」東京・巣鴨に、プラカードを持った人たちが集まってきた。参加者は次第に増えて100人を超えたが、木陰に座って水筒のお茶を飲んだり、「どこから来たの」とおしゃべりをしたりと、国会前の喧騒(けんそう)とはほど遠い。

 主催したのは60~70代の「OLDs(オールズ)」。大学名誉教授の高橋正明さん(70)は「どうせ世の中は変わらない」とふて寝の日々を送っていた6月、学生団体「SEALDs(シールズ)」のデモを見た。「感動なんてもんじゃない。ケツを蹴飛ばされた」

 好きでもないSNSを使って声をかけ、「若者が渋谷なら、巣鴨で」と7月半ばから土曜に駅前に立つ。団体名は、若い彼らへのオマージュ(賛辞)だ。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年08月12日 17:11

知らない解らないことの恐ろしさ、、、自ずと伝えられる事実は既得権者たちの都合のみ、彼らに不都合な真実には自ら模索して初めて触れられる。。。

■射能漏洩はトテツモナイ量に!
全く報道されない「トリチウム」の危険性

広瀬隆 [ノンフィクション作家]

頻発する地震、活発な火山噴火の中、新たなリスクが「東京を含む東日本地域」に差し迫っているという。
発売当日から大きな話題となり、発売5日で増刷が決定した『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』のなかで、「タイムリミットはあと1年しかない!」と予言した著者が、日本の報道界には封印された「トリチウム」のおそるべき危険性を緊急警告する!

「原子力緊急事態宣言」が発令中!
現在も大量放射能放出が続いている!

 すでに事故から4年をすぎた現在、日本に住むほとんどの人は「事故と被害は終った」と勘違いしているが、「福島第一原発」の事故現場では、大量の放射能放出が続いており、東京電力が発表する放出量は変動が大きすぎて信頼できないのだ。

 現場では、現在も「原子力緊急事態宣言」が発令されたままであり、メルトダウンした燃料が地中で臨界反応を起こしている潜在的危険性は、まったく去っていない。

 福島第一原発のすぐ近くには、福島県から宮城県にまで達する70キロメートルという長大な双葉断層があって、マグニチュード8近い巨大地震を起こすおそれが高い。
 というのは、東日本大震災からちょうど一ヵ月後に、その周辺断層が動いて1メートルを超えるズレを起こしたからである。

 今後も、ここで大きな地震が発生すれば、福島第一原発に何が起こるか分らないのである。
 その現場では、毎日6000~7000人の作業者が、汚染地帯で身を削って働いている。

 ここから漏れ出している放射能汚染水は、ハンパな量ではない。

 東京電力は必死になってそれを回収しているが、この4年間で貯蔵量が75万立方メートルというトテツモナイ量に達しているのだ。

 1立方メートルとは、一辺が1メートルのサイコロの大きさだから、それを縦に積み上げると、75万メートルになる。富士山の高さは3776メートルだから、75万メートルは富士山の200倍の高さになる。
 大型飛行機が飛行するのは、1万メートルだから、75万メートルはわれわれにちょっと想像もできない量だと、分るだろう。

 この汚染水の貯蔵量は、これからも、歳月ときれいに比例しながら増えてゆくのだ。なぜなら、放射能を除去する対策がないまま、水を流しこんで、内部を冷やし続けなければならないからだ。

 しかもそのメルトダウンした燃料の放射能を洗い出した水が、地下に流れこんで、そこから外洋にどんどん流れ出している。

 海岸線の地下水は、太平洋の沖合とつながっているからである。
 しばしば報道されてきた「汚染水の大量漏洩」は、陸上で漏れ出している話だけで、地下から漏れ出している大量の汚染水については、まったく無視している。

 報道内容には、あきれるほかない。
 そこで、自称専門家のバカな学者連中は、海側の地下まで巨大な壁を築いて外洋への漏水を止めなければならない、などと言っているが、トンデモナイ話だ。

 壁を築けば、地下に水がたまって、原子力発電所ごと水の中に浮いてしまい、大きな浮力を受けて、最後には建物ごとひっくり返ってしまう。
 要するに、打つ手がないのである。

知られざるおそるべき
トリチウムの危険性とは?

 問題は、その汚染水に含まれている放射性物質の量と種類である。
 大量に漏洩している放射性セシウムと放射性ストロンチウムは、いずれも、人体に重大かつ深刻な影響を与える。

 この二つの放射性物質の危険性については、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』にくわしく述べたので、必ず読んでいただきたい。しかし、よく知られていないのが、トリチウムの危険性なので、ここで説明しておきたい。

 これが放射性セシウムと放射性ストロンチウムと共に、汚染水に大量に流れこんでいるのだ。

 トリチウムという放射性物質は、元素としては水素である。
 しかし通常の水素は原子核が陽子1個でできているが、トリチウムの原子核は、そこに中性子が2個くっついている。

 重い水素なので、「三重水素」とも呼ばれる。普通の水素とトリチウムの違いを模式的に描くと、この図のようになる。

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 この放射性物質トリチウムがなぜおそろしいかというと、化学的には水素なので、水素のように振る舞うからだ。

 つまり人間の体は、大部分が水でできている。水は、水素と酸素の化合物H2Oである。

 血液であれリンパ液であれ、細胞をつくっている中心部分の染色体であれ、その遺伝情報を伝えるデオキシリボ核酸(DNA)の分子であれ、水素なしには存在しない。

 DNAを構成する究極の原子は水素H、炭素C、酸素O、窒素N、リンPである。その水素が、放射線を出す水素になってしまえば、体内で、どれほどおそろしいことが起こるかは、誰でも想像できるだろう。

簡易式の放射線測定器では感知できない
「ベータ線」を出すトリチウム

 このトリチウムが酸素と結合すると、「トリチウム水」という放射能の水になるので、水蒸気となって東日本全域の空気中を漂っているのだ。

 それがわれわれの体内に入って、自由に移動している。
 そしてトリチウムの原子核についていた中性子が、“マイナスの電荷を持った電子”を放出して、“プラスの電荷を持った陽子”に変化し、水素がヘリウムHeになる。

 その時に出される電子が、ベータ線と呼ばれる放射線なのである。
 この放射能が半分に減るまでの期間、半減期は12.3年なので、安全な1000分の1になるのに123年かかるから、この影響はほぼ一世紀続くと思ってよい。

 フクシマ原発事故が起こってから、自分の身を守ろうとして、多くの人が日本中で放射線の測定器を持つようになった。
 危険な汚染地帯に住む人にとって、それ自体は、重要な自己防衛手段である。

 しかしほとんどの人が持っている簡易式の放射線測定器は、放射性のセシウムやヨウ素が出す「ガンマ線」しか測定できないので、ストロンチウム90やトリチウムが出す「ベータ線」を測定していないのである。

 トリチウムが放出するベータ線の電子は、エネルギーが小さいので安全だと言う自称「原子力の専門家」がいて、彼らを新聞記者が取材するので、困ったものだ。

 取材する側も、取材される側も、彼らは人体への医学的な作用機序をまったく知らないのである。

トリチウムによる催奇形性の確率は
致死性癌の確率の6倍!

 カリフォルニア州ローレンス・リヴァモア国立核研究所での研究(1991~1993年)では、トリチウムによる催奇形性(奇形を生じさせる性質)の確率は、致死性癌の確率の6倍にものぼるのだ。

 つまり、次世代に奇形を生み出す影響が非常に大きいと、重大な警告が出されている。
 フクシマ原発事故現場から大量に放出されているトリチウムは、ほとんどの人が無意識に体内に取りこんでいる危険な状態にある。

 特に人体の有機物と結合したトリチウムは、容易に代謝されずに、その分子が分解されるまで15年以上もベータ線を出し続ける。15年とは、生まれたばかりの赤ん坊が、中学を卒業するまでの長さだ。

 またトリチウムHが最終的にはヘリウムHeに変化するが、ヘリウムはいかなる原子とも結合しない。

 そのため、トリチウムHに結合していたDNA構成原子の炭素C、酸素O、窒素N、リンPなどは、トリチウムと結合していた箇所が切断されることになる。

 これによって、DNAが破断して、染色体異常が引き起こされる。

 もともと人体は、男性の「精子」と女性の「卵子」が受精して1個の細胞ができるところからはじまる。

 その時、この細胞には、男女(精子・卵子)から受け継がれた染色体が23組46個ずつ含まれている。それぞれの染色体は、二重らせん構造のDNAからできていて、その中に多数の遺伝子が含まれている。

薄めて海に放流してしまえ」
という許されざる犯罪者たちの暴言

 ところが、ソ連のチェルノブイリ原発事故で大汚染したゴメリなどの地帯では、住民の染色体を調べると、この顕微鏡写真のように、左側の正常な染色体に比べて、右側の染色体のように明らかに異常な状態になっていたのである。

 父母の体内の染色体がこのように異常になれば、当然、その両親のあいだに生まれる子どもには、大きな障害が発生することになり、大被害が発生してきたのである。

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 このトリチウムは、化学的には容易に除去することができないので、福島第一原発では、どんどんたまっている。

 そこで、原子力規制委員会の田中俊一委員長と、委員の田中知《さとる》は、福島第一原発の事故現場で大量に発生しているトリチウムを、「薄めて海に放流してしまえ」と、苦しまぎれの暴言を吐いている。

 大量の海水を持ってきて薄めれば、流していいだって?
 放流するトリチウムの量は変らないだろう!
 そんなことが分らないのか。実に、おそるべき犯罪者たちである。

なぜ、『東京が壊滅する日』を
緊急出版したのか

 このたび、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』を緊急出版した。

 現在、福島県内の子どもの甲状腺ガン発生率は平常時の70倍超。2011年3~6月の放射性セシウムの月間降下物総量は「新宿が盛岡の6倍」、甲状腺癌を起こす放射性ヨウ素の月間降下物総量は「新宿が盛岡の100倍超」(文科省2011年11月25日公表値)という驚くべき数値になっている。

 東京を含む東日本地域住民の内部被曝は極めて深刻だ。
 映画俳優ジョン・ウェインの死を招いた米ネバダ核実験(1951~57年で計97回)や、チェルノブイリ事故でも「事故後5年」から癌患者が急増。フクシマ原発事故から4年余りが経過する今、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』で描いたおそるべき史実とデータに向き合っておかねばならない。

 1951~57年に計97回行われた米ネバダの大気中核実験では、核実験場から220キロ離れたセント・ジョージで大規模な癌発生事件が続出した。220キロといえば、福島第一原発~東京駅、福島第一原発~釜石と同じ距離だ。

 核実験と原発事故は違うのでは? と思われがちだが、中身は同じ200種以上の放射性物質。福島第一原発の場合、3号機から猛毒物プルトニウムを含む放射性ガスが放出されている。これがセシウム以上にタチが悪い。

 3.11で地上に降った放射能総量は、ネバダ核実験場で大気中に放出されたそれより「2割」多いからだ。

 不気味な火山活動&地震発生の今、「残された時間」が本当にない。
 子どもたちを見殺しにしたまま、大人たちはこの事態を静観していいはずがない。

 最大の汚染となった阿武隈川の河口は宮城県にあり、大量の汚染物が流れこんできた河川の終点の1つが、東京オリンピックで「トライアスロン」を予定する東京湾。世界人口の2割を占める中国も、東京を含む10都県の全食品を輸入停止し、数々の身体異常と白血病を含む癌の大量発生が日本人の体内で進んでいる今、オリンピックは本当に開けるのか?

 同時に、日本の原発から出るプルトニウムで核兵器がつくられている現実をイラン、イラク、トルコ、イスラエル、パキスタン、印中台韓、北朝鮮の最新事情にはじめて触れた。

 51の【系図・図表と写真のリスト】をはじめとする壮大な史実とデータをぜひご覧いただきたい。

「世界中の地下人脈」「驚くべき史実と科学的データ」がおしみないタッチで迫ってくる戦後70年の不都合な真実!

 よろしければご一読いただけると幸いです。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年08月04日 11:53

心身に良いことづくめのウォーキング。。。

■頭脳にはウォーキングが必要だ

99u:私たち現代人の仕事を、常にクリエイティブにしてくれたり支えたりしてくれる万能薬は存在しません。しかし、それに近い効用を持つ方法があります。ウォーキングです。

神経科学者のAndrew Tate氏はCanvaのブログ記事で、長距離ウォーキングがもたらす効用について以下のように述べています。

クリエイティブになる

米国スタンフォード大学の2014年の研究において、人はじっと座っているときより、歩き回っているときの方が、はるかにクリエイティブであることが示されています。Marily Oppezzo氏とDaniel Schwartz氏によると、トレッドミルでも屋外でも、人は歩いているときの方が座っているときよりも60%もクリエイティブだそうです。

素晴らしいコミュニケーション法になる

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグ氏は、二人とも最初のミーティングを動きながら行うことを好みます。これは、歩きながら会話することで、他の形式の会議よりもはるかに自然で気が散らないからです。血流が良くなることで、クリエイティブなアイデアや問題の解決策が浮かぶだけでなく、より上手にそういったアイデアを表現することができ、同僚とのコミュニケーションにも役立ちます。

偉人たちと同じ道を辿ることができる

ベートーベンはウォーキング愛好家で、午後の間はずっとウィーンを歩き回っていたようです。いつも紙と鉛筆を持ち歩き、ひらめいたことをすべて書き留めていました。他にも、ウォーキング愛好家で有名な人物は小説家のチャールズ・ディケンズです。ロンドンや故郷のケント州の自宅では、いつも長い散歩を好んでいました。ディケンズは1日に30マイル(約48km)も歩きます。彼の作品で最も素晴らしいキャラクターの何人かは、ウォーキングの際に思いついたものです。

さらに、進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンは、考え事をするための散歩道として自宅にレーストラックならぬ砂利道を設けていました。彼はウォーキング開始時に石を積み、1周するごとに1個ずつ崩し、問題の困難度を石3つ分、4つ分、5つ分と言い表していたようです。Twitter の共同設立者で、現在デジタルファイナンス企業Squareを率いているジャック・ドーシー氏は、入社した新入社員を「ガンジーウォーク」に連れて行きます。これはサンフランシスコの通りからSquareオフィスまでの壮大なウォーキングで、Squareの指導原則として彼が信奉していることなのです。

つまり、将来のプロジェクトに関するものであろうと、既存の問題に対する革新的な解決策であろうと、アイデアは動き回っているときにひらめくものなのです。また、動いているとそういったアイデアを自分自身や一緒に歩いている人に、より明瞭に伝えられます。

ウォーキングには、また別の大きな効用も存在します。頭を働かせすぎて生理的にもう何も考えられない場合は、一人で歩いて頭脳をクリアにするしか方法はありません。携帯電話もヘッドフォンも、(何かを見つけて衝動的に買ってしまわないように)財布も持っていってはいけません。長距離ウォーキングは頭脳のパワーアップだけでなく、頭をフル充電させることができる健康ツールなのです。ですから、頭をすっきりさせてリセットした後は、以前よりはるかにクリエイティブになれるのです。

あなたが最後に一人でウォーキングしたのはいつですか? 目的地を考えず、その身にガジェットなど持たず、何も思いを巡らさずに。あなたが今必要としているのは、これだけのことかもしれません。

The Power of the Long Walk|99u

Allison Stadd (訳:コニャック)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年08月04日 11:47

健康増進維持管理は、最もクリエイティブかつバリュアブルなライフワーク。。。

■健康を長続きさせるのに最適な5つのモチベーション

健康に対するモチベーションは不意にやってきて、すっと消えてしまいます。もしも皆さんのモチベーションが目標に達するまで続かないのだとしたら、他の人たちはどうやっているのでしょう?

まず初めに、人生のあらゆることと同様に健康な体作りとは学習である、ということを理解してください。次に、自分のモチベーションが何処にあるのかをはっきりさせることで、必要なときにモチベーションを得られるようになります。ブログ・Zen HabitsのLeo Babauta氏は、新たなスキルを習得するのに最善のモチベーションとして5つの指標を挙げています。これを少しアレンジして、健康増進に当てはめてみました。こちらです。

好奇心:

皆さんの中には、純粋に、より健康で強い体を作るための方法を知りたいという気持ちがあるはずです。大切なのは、何をすれば快適で、活動しやすく、快食・快眠ができ、そしてより良く生きることができるのかを問いながらこの好奇心に付き合うことです。たとえば、新しい方法やコツを学ぶとき、それをいきなり鵜呑みにするのは避けたいと思ったり、自分のライフスタイルや好みに合うかどうか試してみるだけにしたいと思ってもよいのです。

新しいものへの探究心:

Leo氏は、これは好奇心と関係があると述べています。楽しく視野を広げることで、エクササイズや行動そのものの中に楽しみを見つけ、うんざりするようなルーチンをいきいきと活気づかせることができます。「文句はやってみてから言うもんだ!」とはこのことです。

誰かと一緒にやってみる:

仲良く競争しましょう。もっと重要なのは、仲間に対して責任感をもつことです。Leo氏はこう付け加えています。「...自分自身のために何かをすることもすばらしい目標ではありますが、誰かのためにするというのはまた、大きなモチベーションになるのです。」

健康について深く考える:

たいていの人が気にしているのは、おそらく全体的な健康を向上させることでしょう。それは良いモチベーションですが、長続きしにくいものです。より健康的になるために、なぜそうなりたいのか、繰り返し自分自身に問いかけて、本当の理由にたどりつくまで掘り下げてみましょう。たとえば、「体重を5キロ落としたい」と言う代わりに、なぜ5キロ落としたいのかと問いかけるのです。きっと、容姿を良くしたいからでしょう。それなら、なぜ容姿を良くしたいのか問いかけ、いちばん大きな「理由」にたどりつくまで質問を繰り返していきます。

難しいことにも取り組める自分であることを証明する:

難しい課題には心が折れるものです。Leo氏はこう述べています。

長年、私は学ぶことが難しくなると、諦めてしまいました。しかし、難しくなってからが、真に学べるものなのです――難しいことをやり通そうとするとき、そして、失敗してもうやめたいと思っているようなとき。私たちはやっかいな場所に身を置くことで学ぶのです。

もし、毎回諦めてしまっていたら、決してものごとを深くまで学ぶことはできないでしょう。したがって、最近の私にとって最善のモチベーションは、自分が難しい学びにも粘り強く挑戦できると自分に証明することです。今のところ、私は正しいようです。

The Best & Less-than-Best Motivations for Learning | Zen Habits

Stephanie Lee(原文/訳:コニャック)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年07月29日 11:27

私たち一人一人が変わらなければ、この社会は変わらない。。。Vol.5/まだこれだけの支持がある。。。(呆)

■内閣支持最低43%

 読売新聞社は24~26日、安全保障関連法案の参院での審議入りを前に全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は43%で、前回調査(7月3~5日)の49%から6ポイント下落し、2012年12月の第2次安倍内閣発足以降で最低となった。不支持率は49%と前回の40%から9ポイント上昇して最高となり、初めて不支持率が支持率を上回った。

 与党が安保関連法案を、野党の多くが参加しない中で衆院本会議で採決したことを「適切ではない」とした人は61%に上っており、国会運営への批判が支持率低下につながったようだ。

 安倍首相が新国立競技場の建設計画を白紙に戻して見直すと決めたことについては、「評価する」が83%に達した。ただ、評価すると答えた人の内閣支持は、支持率が46%、不支持率が47%と拮抗(きっこう)しており、首相の決断も、支持率低下に歯止めをかけられなかったようだ。建設計画を白紙撤回するまでの政府の対応は、「適切ではなかった」が79%に達している。

 安保関連法案の今国会での成立については、「反対」が64%(前回63%)で「賛成」の26%(同25%)を上回っている。政府・与党が法案の内容を「十分に説明している」は12%(同13%)にとどまり、「そうは思わない」は82%(同80%)と依然として高かった。

 安保関連法案の審議での野党の対応を「評価する」と答えた人は23%にとどまり、「評価しない」は65%に上った。

 首相が今夏に発表する「戦後70年談話」で、これまでの首相談話にあった過去の植民地支配や侵略に対する反省やおわびについての表現を「入れるべきだ」とした人は55%で、「そうは思わない」の30%を上回った。

 政党支持率は、自民党36%(前回35%)、民主党8%(同9%)、共産党5%(同3%)、公明党3%(同4%)などだった。

[読売新聞]

Posted by nob : 2015年07月28日 18:03

健康管理キホンのキ、、、何かする前に、身体に良くないことをしないことから。。。

■ああっ…それは食べちゃダメ!栄養士が「全力で避ける」体に悪い食品4つ

あなたは毎日どのような基準を持って、食品を購入して料理を作ったり、外食したりしていますか?

「家族の大好物だからいつもコレ」「特売で安かったから今日は●●にする」という方は多いと思います。でも、食品に入っている成分や材料、製造過程まで厳密に調べている方は、少ないのではないでしょうか?

しかし、食と栄養のプロは、食品を選ぶときに別の基準を持っているようです。そこで今回は、海外の女性誌『Glamour』ウェブ版などの記事を参考に、栄養士が「体によくないから」と避ける食品をご紹介しましょう。

■1:“低カロリー”食品

ダイエットをしている人が多いためか、市場にはヨーグルトや清涼飲料水、アイスクリームなど、さまざまな“低カロリー”を謳った商品が出回っています。

しかし栄養士に言わせると、「ひと口食べただけで人工甘味料とわかる甘みで、後味もよくない」とのこと。手を加えられたカロリー控えめ食品よりも、カロリーが多少高くてもより自然に近い食品を食べたほうがいいそうです!

■2:冷凍食品

「あ~、今日はごはん作るの面倒だな……」という時便利なのが、チンするだけで食べられる冷凍食品。

しかし、「冷凍食品には塩分、糖分、脂肪分が高く、さまざまな保存料などが入っています」とは栄養士の弁。これではお腹が膨れても、食べた後にいい気分にはなれそうもありません。

やはり、食事はできたて新鮮なものに限るのです!

■3:パッケージ入りのチーズ

スーパーで購入する便利なパッケージ入りチーズ。でも、一体いつどんな材料を使って作られたのやら……!?

「加工されているからいかにも人工的な味で、保存料もいっぱいだから食べない」と栄養士は証言。多少値は張っても、チーズを作る牧場などから直接買うのはいいアイデアですね。

■4:市販のサラダドレッシング

「健康のために……」とさまざまな野菜を入れて作ったサラダ。でもそこに市販のドレッシングをドバドバ……なんてかけていませんか?

最近ではオーガニック製品も出ていますが、一般のサラダドレッシングのラベルを見ると、なんだかよくわからない材料がたくさん入っています。中には糖分・脂肪分が高いものや、不健康なオイル、人工甘味料、着色料などが入ったものも!

ドレッシングはオリーブオイルやバルサミコ酢などからも簡単に作れます。自作したほうが健康にも経済的にもいいですね!

以上、栄養士が避けている食品をご紹介しましたが、いかがでしたか?

健康と美容に大事なのは、加工された食品は避け、なるべく自然に近い食品を食べること。次回食品を購入する際は、カゴに入れる前にラベルをよく読んでみてくださいね!

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年07月28日 17:51

nothing to say...

■前世の記憶を持つ3歳の少年が、殺人犯を特定。「僕はあなたに殺された」

輪廻転生は起こりうるのか?毎年、夏が近づくとちょっと背筋のしびれるような話題をよく耳にするようになるものだが、どれもにわかには信じ難く、エンターテインメント化しているのは正直なところ。

しかし、インターネット上で大きな注目を集めたある少年の話を聞くと、立証できないながらどう考えても生まれ変わったとしか思えない事実が複数挙げられている。

3歳の少年が語った
「4年前に殺された記憶」

数々のミステリーを紹介するYouTube動画チャンネル「Strange Mysteries」によれば、なんと「前世の記憶」を持つ少年がいるという。しかも、数世紀前の話というのではなく、少年にとってはたった4年前の記憶だった。つまり、生まれる直前の記憶ということになる。

少年は前世で殺されたと話していた。そして、自分が殺された土地を両親へと語っており、額にある母斑はその時に受けた傷だと主張していた。

前世の名前や
住んでいた村は実在した

問題の場所は、シリアのゴラン高原。当初は誰も信じてはいなかったが、彼が該当する地域へと大人たちを誘導したことで少しずつ周囲の考えが変わっていった。

事件に立ち会ったのは、ガザ地区の医療システムを構築した人物としても知られているドクター・アイラッシュ。彼は2009年に亡くなっているが、その体験を十年来の友人であるTrutz Hardo氏が記事で書いている。

3歳の少年は自分が暮らしていた村の名前や、以前の自分の名前を知っていた。その情報を元に、直接村へと問い合わせてみたところ、4年前に失踪した男性の名前と一致した。

少年の証言により、
犯人が自白へ!

当初、少年は自分を殺した相手の名前を覚えてはいなかったが、村を訪ねて前世の自分の家を尋ねたところ記憶が徐々に蘇ってきたようだった。そこには多くの見物人がいたそうだが、ある男性を見てこう発言したそうだ。「アナタは****(名前)さん?」と。

男性はその質問にイエスと答えたそうだが、次の瞬間少年が発した言葉に顔が青ざめたという。
「以前、ぼくはあなたの家の近くに住んでいた。よく喧嘩をしていて、それであなたに斧で殺されたんだ。ぼくの体が今どこにあるのかもわかるよ」

そして、証言通りに
遺体や斧も発掘された…

彼が誘導した地点を掘り起こしてみると、そこには地面に埋められ白骨化した遺体があった。少年は額に母斑を持っているが、頭蓋骨の同じ箇所に大きな損傷があった。

遺体の近くには、農家の男性の衣服が発見され、付近では殺害に利用された斧も発見。そうして遂には、少年に加害者だと指名された男性は自身の犯行を認めたという。

前世の記憶を科学的に立証することは難しそうだが、以上に紹介されていた数々の情報の一致。偶然と呼ぶには度が過ぎていやしないだろうか。

Reference:Strange Mysteries , esolibris

[TABI LABO]

Posted by nob : 2015年07月25日 18:12

冥王星♪

■幻想的に輝く冥王星のもや…大気の存在確認

 【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は24日、無人探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星表面にある大気のもやの画像を公表した。

 もやは探査機が冥王星に最接近した翌日の15日、約200万キロ・メートルの距離から撮影された。太陽を背にした冥王星のもやが、太陽光を受け、指輪のように幻想的に輝く姿を写した。冥王星に窒素やメタンなどの大気があることは知られていたが、画像ではっきり観測できたのは初めて。

 NASAによると、もやの厚さは冥王星の表面から約130キロ・メートルで、成分はメタンが紫外線で変化してできるエチレンやアセチレンなどの炭化水素とみられる。これらの炭化水素が冥王星の表面付近で冷やされて凍り、粒子になってもやに見えるという。NASAと共同研究している米サウスウェスト研究所のアラン・スターン主任研究員は「信じられないほど美しい画像」と話している。

[YOMIURI ONLINE]


■冥王星に“氷河”か NASAが画像公開

NASA=アメリカ航空宇宙局は、無人探査機が撮影した冥王星の画像を新たに公開し、窒素でできた氷の固まりが地球の氷河のように動いている様子を初めて確認できたとしていて、次々と明かされる冥王星の姿に注目が集まっています。
NASAの無人探査機「ニューホライズンズ」は、今月14日に史上初めて冥王星に1万2000キロの距離まで近づき、観測したさまざまなデータを地球に向けて、少しずつ送っています。

NASAは24日、新たに届いた複数の画像を公開しました。このうち、冥王星の南側にあるハートの形をした地形では、窒素でできた氷の固まりが地球の氷河のように動いている様子を初めて確認できたとしています。画像では、薄い氷の層が山を回り込んで流れているように見えるほか、別の画像ではクレーターの中に氷が流れ込んで、凍った湖のように見えます。

NASAの研究者は「氷の層は今も動いている可能性がある」としたうえで、「冥王星の内部に、液体の形で水が存在する可能性を示唆する成果だ」と指摘しています。

さらに、探査機が冥王星を通り過ぎたあとに撮影した画像では、太陽の光を受けて冥王星の縁がかすみ、冥王星の大気をはっきりと捉えています。
探査機からこれまでに届いたデータは全体の5%程度だということで、今後の新たな発見への期待が高まっています。

[NHK NEWS WEB]

Posted by nob : 2015年07月25日 17:59

子どもを望まない独身の若者ではなく、、、結婚し子どもを持てるだけの経済的未来を描けない若者。。。

■「子どもいらない」独身の若者、増える傾向 厚労省調査

 子どもを望まない独身の若者が10年間で増えている。厚生労働省が若者を対象に実施した調査で、2013年は希望する子どもの数を「0人」と答えた人が独身男性の15・8%、独身女性の11・6%。03年調査では独身男性が8・6%、独身女性が7・2%で、いずれも数ポイント上昇した。

 厚労省が実施した「21世紀成年者縦断調査」で明らかになった。03年は調査当時21〜30歳だった1万820人の回答。13年も調査当時21〜30歳だった1万2284人の回答を集計した。同じ質問をして、10年間での若者の意識の変化を分析。厚労省が15日に結果を発表した。

 子どもを望まない独身者が増えた一方、既婚者は逆の傾向にある。03年調査で既婚者のうち「3人以上」の子どもを希望する男性は31・4%、女性は30・4%だったが、13年調査で男性は46・2%、女性は47・4%にそれぞれ増えた。

 厚労省世帯統計室の担当者は「独身で子どもを望まない比率が高まったのは、非正規雇用の広がりや結婚を望まない人の割合が増えていることなど、複合的な要因が影響したと考えられる」と話している。(久永隆一)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年07月25日 13:13

1400光年って、、、どんな距離?

■地球のいとこ発見=似た位置に「太陽」も―NASA

 【ワシントン時事】地球から1400光年離れた宇宙で、これまで発見された中では、地球と太陽に大きさや位置関係などが最も似た惑星と恒星が見つかった。米航空宇宙局(NASA)が23日発表した。NASAの専門家は「地球のいとこ」と表現している。

 ケプラー宇宙望遠鏡で観測された惑星は、直径が地球の1.6倍で、恒星の周りを385日周期で回っている。位置関係も地球・太陽間の距離より5%遠いだけ。恒星は直径が太陽より10%大きく、温度は同程度だが、20%明るいという。

 惑星の組成などはまだ確認されていない。ただ、大きさから地球と同じ岩石質である公算は大きい。さらに、恒星との位置関係など地球に条件が近いため、生命の存在に必要な液体の水がある可能性もある。

 恒星は太陽より15億年古い「60億歳」とされる。ケプラー観測チームの専門家は「この惑星に全て必要な物質と条件があったなら、生命体が生まれるのに十分な時間といえる」と話している。

[時事通信]

Posted by nob : 2015年07月25日 13:03

10年でなかったことに。。。

■喫煙による糖尿病リスク、禁煙10年で解消 5万人調査

 たばこを吸っていると、糖尿病にかかるリスクが高まる一方、禁煙を10年以上続ければリスクは吸わない人と変わらなくなる――。国立国際医療研究センターなどのグループが、そんな報告をまとめ、22日付の米科学誌で報告した。禁煙による糖尿病の予防効果を大規模調査で確認したのは珍しいという。

 関東などに本社のある八つの企業に勤める男女約5万4千人について、喫煙状況を含む健診データを提供してもらい、その後を4年間ほど追跡した。この間に約2400人が、生活習慣も原因とされる2型糖尿病を発症していた。

 肥満の度合いといった、糖尿病の発症にかかわるほかの要因が影響しないようにして解析したところ、たばこを吸う人では吸わない人に比べ、1日に11〜20本の人で36%、21本以上の人では50%、2型糖尿病にかかるリスクが高かった。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年07月23日 18:45

自己責任による選択の問題

■安いなら「ジェネリック医薬品で…」
その選択があなたの寿命を決めている?

クスリを処方されるときに、ジェネリック医薬品を勧められたことはありませんか? 中には「同じ成分で値段が安いなら……」と勧められるがままに、ジェネリック医薬品を選んでいる人も多いのではないでしょうか? 果たしてジェネリック医薬品は本当に安全なのか……。『「先生が患者ならどうします?」医師が自分のために選ぶクスリ・治療法』の著者であり医学博士の岡田正彦氏にジェネリック医薬品の安全性について伺いました。

安いなら……と安易に
ジェネリック医薬品を選んでいませんか?

 今、ジェネリック医薬品の品質を懸念する声が高まっています。なぜなら、新薬のように厳格な臨床試験を行う必要がなく、成分が同じだからという理由で簡単に発売が認可されているからです。
 成分が同じなら、わざわざ臨床試験をする必要はないのでは?というのが、大方の意見かと思います。ジェネリック医薬品とは、特許の切れたクスリを模したものです。製造・販売しているのは専業メーカー、大手製薬企業など合わせて約20社。一番の特徴は値段が安いことです。

 しかし、クスリを製品化するには、薬用成分の化学構造だけでなく、ほかにも大切な技術が必要となります。たとえば服用したあと、さっと効くクスリもあれば、徐々に吸収して一日中、ゆっくり効果を発揮するクスリもあります。胃では溶けずに腸から吸収するようにしたクスリもあるなど、高度なノウハウが結集されていて、それらは別途、特許が申請されています。その製法特許が切れていなければ、それまでのクスリをそっくりまねをすることができません。

 つまり、ジェネリック医薬品は、新薬と同じもの、ということは言えないのです。

ジェネリック医薬品の効果を
追跡調査した結果……

 ジェネリック医薬品は、「後発医薬品」とも呼ばれますが、その発売後、新薬のほうも少し高い薬価で発売は続けられ、呼び方も「先発医薬品」と変わります。米国では、ジェネリック医薬品の製造・販売の認可を受ける際、次の諸点を証明しなければならないことになっています。

・先発医薬品と剤形、分量、服用方法、品質、効能、適応疾患が同じこと
・服用後の血中濃度変化を24~36人の健康人で調べ、先発医薬品と80~125%の範囲で一致していること

 日本でも、これに準じた基準があるようです。
 しかし、これだけの条件で先発医薬品とジェネリック医薬品が同等であるとは、とても言えません。長期間、服用を続けるとどうなのか、健康でない人が飲んでも同じなのか、などの疑問がいろいろ思い浮かびます。

 幸い、高血圧症の患者を2グループにわけ、それぞれ先発医薬品とジェネリック医薬品を服用してもらった追跡調査が多数行われています。それらの論文を集めて検証したレポートによれば、先発医薬品とジェネリック医薬品との間に、「血圧を下げる効果」と「心臓病、脳卒中を予防する効果」において、有意差はないと結論される、とのことでした。

本当にジェネリック医薬品は
先発医薬品と同じ効果をもたらすのか?

 しかし、これらのレポートには問題がいくつかあります。血圧のクスリについて行われた調査の多くが、数週間~数ヵ月しか追跡が行われていなかったことと、対象者数が数十人程度でしかなかったことです。

 血圧のクスリのように、長期間にわたって服用するとコレステロール値や中性脂肪値が上昇する人がごくわずかに増える、など微妙な副作用のせいで「総死亡率が改善しない」という事実がありますから、もっと大規模に、もっと時間をかけて調査を行ってほしいものです。高血圧のクスリ以外では、このような調査さえ行われていないのが実情で、ジェネリック医薬品についてはわからないことだらけです。

 したがって安心して服用できるのは、新薬でもジェネリック医薬品でもなく、(発売後かなり時間が経っている)先発医薬品ということになります。

 もし私が患者さんに「ジェネリック医薬品は安全ですか?」と問われたら、「今のところ、不明です」とお答えするでしょうし、私自身、安いからという理由で、安易にジェネリック医薬品を選ぶことは決してしません。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年07月23日 15:33

私たち一人一人が変わらなければ、この社会は変わらない。。。Vol.4

■【全文】「世界がもっと根元の方でみしみしと悪くなっていくようです」〜宮﨑駿監督が会見

もっと違う方法を考えなければいけない、そのために私たちは平和憲法を作ったんだと思います。その考えは今も変わっていません。

ー来月予定されています70周年談話。これについてはどうお考えでしょうか。どういう内容を盛り込んでいただきたいと思いますか。

その談話は、中国の現在の政治情勢・経済情勢、日本の政治情勢・経済情勢の反映であって、その精神は歴史に学ぶということからずいぶん離れていると思います。ですからあんまり期待していません。

ーよくわからないのは、原発政策について、安倍首相の人気は低い。しかしながら選挙では必ず勝ちます。その理由は日本の左翼、リベラル派があまり強くない現状があるのではないか。監督もクリエイターでインテリなので、どちらかといえばリベラル派に属していると思いますが、なぜ日本では左派が大きな政治的な力を結成できないのだと思いますか。

民主党の最初の総理は、沖縄の基地の問題についても、"日本全体で背負うべきで、沖縄だけに負担させるのは間違いである"、とはっきり言った方です。しかし、たちまち党内の勢力争いで引きずり降ろされた。そして、その後、地震と原発と立て続けに災厄に見舞われて、その混乱の中で、とうとう自民党がずっとやりたくてもやれなかった消費税を民主党が決める羽目になってしまったんです。

この結果、長い政治的な無力感、不信感がこの国にはびこったんだと思います。自民党は過半数の支持を得たのではなくて、多くの人間が投票しなかったことによって天下を獲ったんです。ですから、また変わります。永続的なものではないと思います。

安倍首相は、自分は憲法の解釈を変えた偉大な男として歴史に残りたいと思っているんだと思いますが、愚劣なことだと思っています。

ー一番海外のメディアに伝えたいことはなんでしょうか。

私はこの役目、辺野古基金の共同代表の人間としてここに臨んでおりますから、辺野古の基地の問題、沖縄の人々が基地を撤去したいと思っているそのことをお伝え願えたら、本当に嬉しいと思います。

もうひとつ、先ほどの、日本と中国の問題、共同声明について、私はあの侵略戦争は完全な間違いで、多大な損害を中国の人々に与えたことについて深く反省していると明言しなければならないと思っている人間です。これを政治的な駆け引きとして双方で何かごちゃごちゃやるのは良くない。あらゆる政治と関係なく、この日本は長期に渡る、大陸における愚劣な行為について深く反省しなければいけないと思っています。

それを忘れたがっている人ががいっぱいいることも知っていますが、忘れてはいけないことです。

ー安倍首相は、憲法解釈を変えた偉大な人として歴史に残りたいと思っている?

本人が思っているんです。でも残らないでしょう。

ちょっとお話をさせてください。この紙切れが、私の所に突然届いたんです。共同代表を就任することについての依頼状、それと承諾する・しないに◯を付けろという紙が入っていました。

私は共同代表になるような資格や能力を持っていないので、本当に当惑したんです。ただですね、沖縄の問題というのは、ここにいればなかなか伝わって来ませんが、実は自分の大事な友人に沖縄の人がおりまして、この人が沖縄返還の年、1972年5月1日に返還されましたが、東京の大学に入るために4月28日にパスポートと黄色い伝染病の予防注射の紙を持って東京にやってきた。その時にその人間が感じた、ありとあらゆる感情、非常に抑えたられた感想でしたが、その時の話を思い出すと、私は沖縄の人にものすごく申し訳ないと思っています(ここで監督は涙を浮かべ、声を詰まらせる。)。ですから、この代表を引き受けることにいたしました。

「アメリカの文化は好きではありません。」

ー安倍政権は、基地問題も安保法制も、いずれもアメリカとの関係上、それが必要だという立場を取っていると理解しています。監督は、日米関係について、どのようにお考えでしょうか。このままでいいのか、もっとこうあるべきだ、というのがあれば、教えてください。

それについて、つまり僕はアメリカに非常に大事な友人たちがずいぶんいるんです。極めて誠実な、本当に友情に厚い友人ですが、アメリカの文化は僕は好きではありません。アメリカの生活様式も 日本に多く浸透している色々な生活のやりかたも、基本的に好きじゃない人間なので、そういう色眼鏡だけで見てしまいます。

今、具体的にどういう方針をめぐってどうなのかとここで述べることはできませんが、僕はいつか大量消費文明に終りが来るだろうという予感の中で生きていますので、それでお答えをご勘弁してください。

ー安保連法案も多くの国民はよくわからないと言っていますし、憲法学者のほとんども反対だと言っている。強制採決されようとしているそのやりかたも疑問視されている。そしてまた自民党の一部の会合で沖縄の新聞に対すする発言もありました。少しずつ民主主義が壊れていっているのではないかという人がいます。監督は、表現をする立場としてどうお感じになっていますか。

もともとその程度のレベルのひとたちなんです。それが自分たちが数が多いと思ってのさばって姿を現しただけだと思います。

あまり良い返事じゃないですが(笑)非常に悲しいお答えですが(笑)

ー「風立ちぬ」で、監督の意図としましては平和主義的な考え方を打ち出していたと思いますが、中には軍事的なことを美化していると誤解した受け止め方もあったと思います。

昔、三島由紀夫にフランスのメディアが質問をしたときに、日本人とは"invisibleである"と答えました。監督は、日本人というものは何であると思いますか。

社会の右側の端っこにいる島の人間たちで、平和に暮らせるはずの人間たちなんです。僕はそれだけです(笑)。

この水と緑と、資源と言ったらコメが穫れるくらいです。でも今僕らがやっている生活は、他所からかきあつめてきて、それを使い尽くしていくという、そういう生活です。それは長く続かないでしょう。

日本人であるということは僕にはよくわかりません。わかりませんが、本当の必要な知恵は、世界の隅っこでひそやかにいようというのが一番正しいと僕は思っています。

ー文部科学省が、すべての人文社会科学を廃止する方針を打ち出しました。その方針についてはどう思いますか。

歴史というものに対する感覚がひどく鈍くなっているんだと思います。いま、歴史のある場所にいるんだという感覚が鈍くなっていて、このままずっと続くんだろう、みたいな感じがこの国に蔓延しているんだと思いますね。

第二次大戦の後、日本は冷戦の狭間で、保守と革新というのは、民主主義か社会主義かというそういう冷戦構造のなかで揺れ動いてきたんです。それが冷戦が終了したあと、つまりソ連が崩壊した後、はっきりとした根拠、つまり保守と革新を分ける根拠を失ったんだと思います。その再建がまだ革新の側にできていないんだと思いますよ。

ー原発が近く再稼働される予定です。どうお考えでしょうか。日本は原発を放棄すべきだと思いますか

ええ。こんな地震だらけで火山だらけの国で、原発なんてもってのほかです。

この土地だって、本当にわずかな前に火山の噴火によって出来た土地ですから。私は東京と埼玉の間に住んでいますが、そこの川沿いの小さな土地にいますけど、実は東京湾に津波か高潮が起こった場合、東京都のハザードマップによると、私の家も沈没することになっています。そのスケールたるや、壮絶なスケールなんです。そういうことが起こりうる、いや、起きるだろうと確実に。そういう国にいいるんです。

"ここは津波が来るか"というと、意見の分かれるとこですが、友人たちの多くはそんなことははないだろう言いますが、実際いつかは富士山が爆発して巨大な阿蘇山のようになるんですから、この国は本当にわからないんです。

わからないということを前提に生きないといけないところなんです。そんなとこで原発なんてもってのほかです。

ましてですね、沖縄をなんのために基地にするかと言ったら、それは中国の封じ込めの最前線でしょ。だけどなぜアメリカがグアムに海兵隊を持って行こうとしているかといったら、それは最前線に最強部隊を置くことはできないでしょう。だって、パールハーバーもクラークフィールドも、そこに最強の基地があったから日本海軍が攻撃したんです。必ずそういうことになりますがから。沖縄を拠点にすることは、もはやアメリカの戦略でもよくないことになっていると思います。ベトナム戦争の時とは違うんです。

結局それは、自衛隊が使うことになるでしょう。そう考えると、僕は辺野古に埋め立ての基地を作るのは本当に反対です。本当に。そこは標的を作るようなものです。というのも入っています。

ー先ほど、アメリカの大量消費文化について、あまり好きではないとおっしゃいました。しかしながら、アメリカは監督の映画を大好きですし、非常に成功しています。そうは言っても、ハリウッドでは翻訳などを通しますから、何か本来の意味、監督が打ち出したいという意味が少しでも変えられていると思うことはありますか。

いや、アメリカに紹介するについては、Pixarのジョン・ラセターが非常に友情と責任を持ってやっていますから、彼を本当に信頼しています。本当に一番の親友です。

ついでにちょっとひとつ。僕がイギリスのブリストルにある、アードマン・スタジオのスタッフと交流したときに、彼女たちがサインしてくれとDVDを持ってきました。完全な海賊版でした(笑)。どういう風になっているのかわたしには見当も付きません(笑)

「(若者の右傾化は)スマホを手放してくれれば変わります。」

ーさきほど引退後の生活はあまり変わっていないとおっしゃっていましたが、今、取り組んでいるクリエイティブなプロジェクトについてお話いただけないでしょうか。将来的には大きなプロジェクトにも関わりたい思っていますか。

いま、ジブリの美術館で短編映画作っていますが、その10作目に関わっています。これは従来のスタッフ少しと、CGの新しいスタッフたちとでやることになっています。プロデューサーは3年かかると言っているんですが、若いスタッフを3年も拘束するのは良くないので(笑)、私は早く終わらせたいと思っているんですが、それだけでも精一杯ではないかと思っているんです。

ー辺野古、そして自衛隊、そしてまた米軍との関係ですが、中国を脅威としてご覧になりますか?そして中国の台頭、軍事拡大に、どう対応すべきだと思いますか。

中国は膨張せざるを得ない内圧を持っています。それをどういう風に時間をかけてかわすか、というのが日本の最大の課題だと思います。

答えになっていませんか(笑)?

ー日本の若者をどう見ていらっしゃいますか。他の国見ていても、若い人には右傾化が出てきています。日本でも若い人の中で田母神氏が大きな人気を得ていますが、一方では多くの若者が政治に無関心と言われています。これは今後どういうふうに発展すると思いますか。若者が政治のプロセスに熱狂的に参加するような時代がくると思いますか。

スマホを手放してくれれば変わります。(会場から笑い)

ー日本国憲法は、やはり占領国が日本に押し付けたと言われています。しかし、今回の動きを見ていると、日本人はこの憲法を非常に深く愛しています。どうして日本人はこんなに強い思いを憲法に持っていると思いますか。

15年に渡る日本の戦争は、惨憺たる経験を日本人にも与えたんです。300万人の死者です。この経験は、多くの、つまり私たちのちょっと上の世代にとっては忘れがたいことです。

平和憲法というのは、それに対する光が差し込むような体験であったんです。これは今の若い日本人にはむしろ通じないくらいの大きな力だったんです。平和憲法というのは。

平和憲法というのは、占領軍が押し付けたというよりも、1928年の国際連盟のきっかけにもなった不戦条約の精神を引き継いでいるもので、決して歴史的に孤立しているものでも、占領軍に押し付けられただけのものでもないと思うんです。

ー日本の教科書は加害に関する部分が少ないと中国やアジアから指摘されています。監督はその加害の部分も大変重く感じている日本の一人ですので、映画に、そういう観点に関して入れたりするというビジョンというのはありますか。または、アジアの人たちと映画を作っていきたい、ということはありますか。

アニメーションは、いろいろな作品が考えられますが、今、私が作ろうとしている作品は、こんな小さな毛虫の話です。指でつつくだけで死んでしまいます。この小さな毛虫が葉っぱにくっいている生活を描くつもりです。それはアニメーションが生命の本質的な部分に迫ったほうが、アニメーションとしては表現しやすいのではないかと思っているからんです。あの…意味わかりますか(笑)?

それで、100年や200年の短い歴史よりももっと長い、何億年にもつながる歴史をアニメーションは描いたほうがいいと思っています。

ー今までのアニメ制作につきまして、監督としてはまた実現していないことはありますか。オタク向けの作品がたくさん出てきていますが、この状況についてどう思いますか

ははは(笑)。

フィルムがなくなって、私たちが使っていたセルもなくなって、絵の具で塗ることもなくなりました。それから背景を描く時にはポスターカラーを使っていましたが、ポスターカラーすら、もう生産は終わるだろうと言われています。筆も、良い筆が手に入りません。それから、紙がこの1、2年で急速に悪くなりました。私はイギリスの「BBケント」というケント紙を、ペンで描くときは愛用していました。とても素晴らしい、僕にとっては宝者のような紙が、すっと線を引くと、インクが滲むようになりました。

インクが使えなくなりました。

何か、世界がもっと根元の方でみしみしと悪くなっていくようです。ですから、アニメーションのことだけ論じてもしょうがないんじゃないかなと思います。

いつでも、どうしてこれが流行るのか、よくわらかないものが流行ります。それもいろいろあっていいんじゃないかと僕は勝手に思っています(笑)。

ー今後基地がなくなって、軍事的プレゼンスが小さくなりましたら、沖縄はどうなると思いますか。不動産業や観光業の発達も考えられますが。

僕は、沖縄は日本と中国が両方仲良くするところになるといいと思います。それが一番ふさわしいです。そして交易する。非常におおらかな心を持っている人たちですから、ちゃんとやっていけると思います。

私は自分の子どもたちが小さかった時に、二度ほど小さな島に行きました。その時の宿のおじさんとおばさんが、どれほど子どもたちに良い印象を与えたか。かくもおおらかかで、優しい人々がいるんだというのが、驚くべきことでした。本当に。

二度目の時は、大人は僕一人で4家族の10人の子どもたちを連れて行きました。みんないつも喧嘩している兄弟が、兄さんや姉さんの言うことをきちんと聞いて、本当に感心な子ともだちだと褒められました。僕は沖縄のことを考えると、いつもその人とたちのことを思い出します。

ー辺野古基金の共同代表として、政府は辺野古に基地を作れないとなると、普天間に基地が固定化される可能性があると脅しとも取れることを言っていますが、宮崎監督としましては、解決策はどのような形で解決されるべきだと思いますか。

普天間の基地は移転しなければいけません。それから辺野古を埋め立てるのはいけません。それで、第一次民主党内閣の鳩山総理は「日本全体で負担しよう」という風に発言したんです。僕はそれがまだ生きていると思っています。

ー戦後70年という節目の年ですが、監督から見ればあの戦争、あれは70年前のあの歴史は一体どういうものだと思いますか。あれからどういう教訓が得られたと思いますか。

あの戦争に至る前どこで止められたんだろうという風によく考えます。そうすると、だんだん遡っていって、ついに日本とロシアの戦争にまで至ります。実はその前に日清戦争というのもありますが、これは結局、東アジアにヨーロッパが来て、大砲で開国を迫ったことによる、"文明の衝突"から始まったんです。でも、それを言っていると、責任が曖昧になります。

ですから、僕はやっぱり、やっていけないことはやっていけいないんだということでしかないんじゃないかと思います。

他国を自国のための犠牲にして侵略することは、絶対やってはならない。どんな理由をくっつけても、どんなに美化しても美化しきれない。その原則だけは絶対守るべきであると思います。侵略してはいけないんです。それで、私たちは島国ですから一番やりやすいはずです。

ーアニメーションの未来について質問させてください。監督は長編に特化してきたわけですが、今、視聴者のニーズに答えてすぐ作品を作れる会社も出てきています。こうしたものがアニメーションの未来像になると思いますか。それとも、これまで関わってきた、制作するのに時間がかかる、ハイリスクながらハイリターンも期待できるような作品が良いと思いますか。

幸運と才能さえあれば、何とかなると思います(笑)

[BLOGOS]

Posted by nob : 2015年07月23日 14:14

私たち一人一人が変わらなければ、この社会は変わらない。。。Vol.3

■安保法案強行採決!
安倍総理に虚を突かれたのは国民の責任

政治ジャーナリスト・松井雅博

「違憲」なのになぜ可決?
ついに衆院を通過した安保法案

 衆院特別委に始まる今回の強行採決には、確かに批判を浴びても仕方のない側面がある。しかし、それを許したのも我々国民だ。

 前日の平和安全特別委員会では、野党議員たちが「自民党感じ悪いよね」などと書かれたプラカードを持って委員長に詰め寄るシーンがテレビで報道された。そして、夜には数万人の人々が国会議事堂を取り囲み、深夜までデモを続けた。

 多くの学者が「違憲」だと主張し、野党が採決をボイコットする中で、安保法制を「強行」に可決させたのはなぜなのか。本会議後、安倍総理はぶらさがり会見でこう述べた。

「日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しています。この認識の中において、日本国民の命を守り、そして戦争を未然に防ぐために絶対に必要な法案であります」

 つまり、安倍総理が「違憲」と言われつつも採決したのは、「必要」と判断したから、ということだ。だとすれば、「憲法」とはいったい何なのか。憲法の理念とは、必要であれば破ってよいものなのだろうか。そもそも、この法案は本当に「必要」だったのだろうか。

 もし本当に大多数の国民が反対なら、選挙を気にする政治家が「大多数」の声を無視するはずがない。なぜ安倍総理は、国会議事堂を取り囲む数万人の有権者を無視できたのか。

 今回の「強行」採決劇の背景に見え隠れする、日本の民主主義の危機的状況を読み解きたい。

 今回の採決に対する批判として、「強行採決」という言葉が目立つ。確かに、数の力に頼り、野党の意見をほとんど聞かず、学者から憲法違反と指摘されても意に介さない態度は、「強行」と批判されるべきかもしれない。しかし、その状況を選んだのは、実は国民ではなかったか。

 筆者が知る限り、安倍晋三総理は長年自らの政治信条をはっきりと国民に示し、説明を続けてきていた。昨夏、集団的自衛権の行使を閣議決定したときにも散々マスコミが報道し、つい7ヵ月前に衆議院を解散して総選挙もやっている。その上で安定多数の議席を得て、今回の法案を可決している。

そもそも「強行」だったのか?
安倍政権に国民は舐められていた

「国民の理解が深まっていない」という批判もあるが、ではいつになったら国民の理解は深まるのだろうか。おおよそ一般の国民全てが法案をきちんと読み、中身を理解することなど考えにくい。もちろん説明責任は政府側にあることは言うまでもないが、むしろ集団的自衛権の行使を容認した閣議決定から1年の月日を経て、多額の税金をかけて総選挙までやって、なお「理解が深まっていない」というのは、むしろ有権者の怠慢のようにも思う。

 まして「自民党感じ悪いよね」などというのは、批判にもならない。ただのイヤミである。国民の命に関わる法律を採決しようとしているときに、なんと幼稚な姿だろうか。野党に投票した有権者は、そんなパフォーマンスを期待して投票したわけではないだろう。

 とにかく筆者がここで言いたいのは、民主主義の名の下、日本の「大多数」によって選ばれたのが今の与党であるということだ。いや、さらに正確に言えば、「昨年12月に投票へ行った人」の中で大多数の有権者からの信託を得て、与党は今回の法案を可決させている。

 つまり、今回の採決は自民党や安倍総理が一方的にやったわけではなく、「あなた」が選んだ結果だということを忘れるべきではないということだ(もちろん、読者の中には自民党に投票してない方もおられるだろうが)。

 安倍総理は、この法案を通したところで、次の選挙で勝つ自信があるのだろう。国民の「大多数」はそれでもなお自民党を支持し続けてくれる、と考えているからこそ、批判されても断行できるのだ。安保法制に反対する人の多くが「選挙に行かなくなる」だけならば、自民党にとっては驚異ではないのだ。

「野党がだらしないから投票したい政党がない」と言う人もいるかもしれない。確かに、気持ちはわかる。民主主義とは「多数決」ではない。話し合いこそが民主主義の本質である。にもかかわらず、なんの説得力もない言葉を掲げて詰め寄るしかできない野党の姿は、支持するに値しないと筆者も感じる。

 しかし、だったら「あなた」が選挙で立候補することだってできるはずだ。立候補したってどうせ勝てない、と思うのならば、やはり「あなた」は大多数の民意を得る自信がないわけで、少数派でしかないということになる。

 国会議事堂の周囲に何万人もの人が集まっても、結局彼らは「ごく一部」の人でしかないことを与党はよく知っている。「アベ辞めろ!」とマイクで叫んだって、日本人の大多数が安倍政権を支持する限り、安倍総理が辞める筋合いはない。そして大多数の人々は、政治なんかに全く関心もなく、すぐに忘れてしまう。

 つまり、「あなた」は政治家から舐められているのである。

砂川事件をめぐる奇妙な解釈
安保法制が憲法違反である理由

 とはいえ、今回の法案が多くの学者から「違憲」と指摘されていたことは事実である。日本が集団的自衛権を行使することに前向きなアメリカの学者(コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授)でさえ、「安倍総理が完全に憲法を無視している」と懸念していた。

 客観的に見て、政府の見解は滅茶苦茶であった。安倍政権は、安保法制の合憲性を語る根拠として砂川判決を引用したが、どこをどう読めばこれが集団的自衛権を認めたことにつながるのか、不明である。

 まず、砂川事件とは何か。

 1955年、米軍の飛行場の拡張計画を収容対象地域である砂川町(現東京都立川市)の反対を無視して強行したため、約300人が飛行場境界内に抗議のために立ち入り、7名が起訴された事件である。

 この裁判により、一審判決は「憲法9条は自衛のための戦力の保持をも許さない」と断言し、米軍についても「わが国が自国と直接関係のない武力紛争の渦中に巻き込まれ、戦争の惨禍がわが国に及ぶ怖れは必ずしも絶無ではない」として、米軍を違憲とした。

 だが、最高裁でこれが覆された。「わが憲法の平和主義は決して無防備、無抵抗を定めたものではない」とし、「自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然のこと」と述べた。安倍政権は、この文言をもって「集団的自衛権も合憲」と主張したのだ。

 だが、この砂川判決はこう続けている。

 憲法9条2項が「その保持を禁止した戦力とは、わが国がその主体となってこれに指揮権、管理権を行使し得る戦力をいうものであり、……外国の軍隊は、たとえそれがわが国に駐留するとしても、ここにいう戦力には該当しない」

 つまり、砂川事件はあくまでも日米安保条約を「高度の政治性を有するもの」として合憲とした判決であって、自衛隊について述べた判決ではない。

現行憲法は「賞味期限切れ」?
根底にあるのは「あなた」の無知や無気力

 にもかかわらず、なぜ安倍総理は法案を見直すことなく採決に踏み切ったのか。

 たとえ「違憲」だと学者に言われても、実は、そもそも多くの国民が現行憲法に信任を与えているわけではない。ただ単に、厳しすぎる改正規定のために改正できないだけで、多くの人は現行憲法にさほど執着しているわけではないと、安倍総理も考えているのかもしれない。憲法は国民が信託したものであって、初めて意味がある。

 日本国憲法第96条には、改正規定についてこう定められている。

「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。」

 しかし、現行憲法は別に衆参両院で総議員の三分の二以上の賛成で発議されたわけでもなく、国民投票で過半数をとって成立したわけでもない。戦後のどさくさに紛れて、大日本帝国憲法の改正手続きに基づき、「各議院の出席議員の三分の二以上の賛成」で成立しただけにすぎない。

 個人的には,成立させたときより厳しい改正規定をつけるのはフェアではないと思う。出席議員の3分の2の可決のみで成立させたのなら,同じ要件で改正できなければおかしいのではないか。厳しい改正要件をつけたいなら、それと同じ要件で成立させるべきである。

 憲法は聖書ではない。現行憲法を盲目的に守ろうとするのもまた、思考停止なのである。「憲法を守れ」「憲法を変えろ」と叫んでいる人の中で、何割の人が憲法を読んだことがあるのだろうか。

 本来、権力機関を縛るための道具であるはずの憲法だが、そもそも有権者が憲法を読んだことさえなければ、立憲政治そのものが単なる形式的なものということになる。それでも「憲法は憲法」と開き直って、戦後70年間不磨の大典として崇められてきた現行憲法も、ついに賞味期限が切れようとしているのかもしれない。

 もはや国政選挙でさえ有権者の半数が選挙に行かなくなってしまった今、現行憲法に基づく国家体制が有権者の信託を受けることができていないとも考えられよう。事態を打開するだけの気力がないから惰性で存続しているとすれば、「憲法を守れ」「憲法を変えろ」のかけ声がなんと空虚なものに聞こえることだろう。

 安倍総理は「あなた」の不信感や無気力を突いたのである。

集団的自衛権は本当に必要か?
「あなた」も議論や覚悟を怠っている

 ただ、アンケート調査などによれば、今回の法案が不人気であることは確かだ。いくら有権者を舐めているとはいえ、専門家に憲法違反と指摘され、短期的に支持率を落としてまで、今回の安保法制を可決するだけの必要性は、どこにあったのだろうか。

 冒頭で述べたように、今回の安保法制の前提には「日本をとりまく安全保障環境が厳しさを増している」という現状認識がある。しかし、それは本当だろうか。

 まず、安全保障というのは起こり得るリスクを想定するところから始まる。だが、リスクは想定し始めるとキリがない。

 たとえば、「泥棒に入られる」というリスクを想定して「鍵をかける」のである。さらに「鍵をかけてもピッキングされるかもしれない」と思えば、さらに「チェーンをかける」だろう。ところが、「ドアを壊される」「窓を壊される」「壁ごと壊される」「実は家族に泥棒がいる」とリスクを拡大し始めると、キリがない。どこまでのリスクを考慮するのかというのは、対応方法の実効性とコストを天秤にかけて決めることになる。

「鍵をかける」というのは、安いコストで泥棒に入られるリスクをかなり低減させることができるだろう。犬を飼ったり警備会社に頼むのは、さらにリスクを低減させるかもしれないが、それなりのコストがかかる。

 では、今回の安保法制の実効性とコストはどうだろうか。集団的自衛権を認めれば、日本の安全を守ることができるのか。そして、それに伴うコストは1000兆円もの借金を抱える日本にとって、支払えるものなのか。いったい、いくら防衛費を増やせば中国や北朝鮮と正面から戦える軍事力を持つことができるのだろう。中国と戦争が始まると本気で考えている人が、どれだけいるのだろう。

 本件は、これらの議論をした上で国民に問うべき課題ではなかったか。なぜなら、戦争が起きたとき、死ぬのは安倍総理でも、安倍総理の親族でも、国会議員の先生方でもない。「あなた」だからだ。守られるのも死ぬのも「あなた」なのだ。

 将来起きるかもしれない大惨事を回避するために、今誰かの命を犠牲にするか。それとも、今の命を大切にする代償として、将来のリスクを負うか。それは、戦争が起きたときに危機に晒されるであろう「あなた」が決めることだ。

 今回の強行採決には、確かに批判を浴びても仕方のない側面がある。しかし、それを許した我々国民も、自らの立ち位置や覚悟をもう一度振り返ってみる必要がある。

 安保法制の議論は舞台を参議院に移してまだまだ続く。

 今、「あなた」も筆者自身も、有権者としての覚悟が求められている。

[PRESIDENT online]


現政権を支持するこれだけ多くの人々の見解(コメント欄)も、併せてご参照ください。

Posted by nob : 2015年07月23日 12:35

私たち一人一人が変わらなければ、この社会は変わらない。。。Vol.2/まだこれだけ支持している人々が。。。(呆)(泣)

■<本社世論調査>内閣支持率急落35% 不支持51%

 毎日新聞は17、18両日、安全保障関連法案の衆院通過を受けて緊急の全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は今月4、5両日の前回調査より7ポイント減の35%で、第2次安倍内閣発足後で最低となった。不支持率は前回より8ポイント増の51%と初めて半数に達した。与党が15日の衆院平和安全法制特別委員会で安保法案を強行採決したことについては「問題だ」との回答が68%で、「問題ではない」の24%を大きく上回った。安保法案への世論の批判は強まっており、政府・与党の一連の対応が内閣支持率を押し下げたとみられる。

 ◇安保強行採決「問題」68%

 集団的自衛権の行使などを可能にする安保法案に「反対」は62%(前回比4ポイント増)、「賛成」は27%(同2ポイント減)で、前回より賛否の差が広がった。法案成立によって日本に対する武力攻撃への「抑止力が高まる」は28%にとどまり、自衛隊の海外での活動拡大で「戦争に巻き込まれる恐れが強まる」が64%に上った。「戦争に巻き込まれる」と答えた層では9割近くが法案に反対した。抑止力と考えるか、戦争に巻き込まれると考えるかは、法案の賛否に密接に関連している。

 安保法案を9月27日までの今国会で成立させる政府・与党の方針には「反対」が63%(前回比2ポイント増)を占め、「賛成」は25%(同3ポイント減)だった。政府・与党は衆院での議論は尽くされたと主張したが、国民への説明が「不十分だ」は82%となお高率だ。こうした中での強行採決には自民支持層でも「問題だ」(43%)と「問題ではない」(47%)が拮抗(きっこう)した。

 今後始まる参院審議で野党に望む対応は、「法案の撤回を求める」38%▽「法案の修正を求める」32%▽「法案の審議に協力する」20%−−と分かれた。野党支持層では「撤回」が目立って多いが、維新支持層では「修正」が4割で最多だった。

 政党支持率は、自民28%▽民主10%▽維新6%▽公明4%▽共産5%−−など。「支持政党はない」と答えた無党派は39%だった。【今村茜】

 調査の方法 7月17、18日の2日間、コンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った電話番号に、調査員が電話をかけるRDS法で調査した。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。有権者のいる1760世帯から、1048人の回答を得た。回答率は60%。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年07月23日 12:27

そのとおり!!!Vol.50/過去への反省と謝罪は、健全な未来への第一歩。。。

■「日本が過ち、潔く認めるべきだ」学者ら74人が声明

 戦後70年の節目に安倍晋三首相が出す「安倍談話」をめぐり、国際政治学者ら74人が17日、共同声明を発表した。1931〜45年の戦争を「国際法上、違法な侵略戦争だった」と指摘し、侵略や植民地支配への反省を示した「戦後50年談話」や「60年談話」の継承を求めた。

 発起人代表として声明をまとめた大沼保昭・明治大特任教授(国際法)は、記者会見で「安倍首相は『侵略の定義は定まっていない』などと逃げるのではなく、国際社会でも共有されている通り、日本の戦争は違法な侵略戦争だったと明確にすべきだ」と語った。

 もう一人の発起人代表で文化勲章受章者の三谷太一郎・東京大名誉教授(日本政治外交史)は「談話は安倍首相の個人的所感ではなく、重要な国際法的意味を持つ」と強調。「過去の首相談話を『全体として継承する』とはどういう意味か、具体的な言語表現で明らかにするよう要望する」と述べた。

 戦後70年談話について安倍首相は、戦後50年の1995年に村山富市首相が出した村山談話を「全体として引き継ぐ」と語る一方、「植民地支配」「おわび」といった文言について「同じことを入れるのであれば談話を出す必要がない」との考えも示している。

 声明は「日本が台湾や朝鮮を植民地として統治したことはまぎれもない事実」「過ちを犯したことは潔く認めるべきだ」「違法な侵略戦争であったことは国際法上も歴史学上も国際的に評価が定着している」としている。大沼、三谷両氏ら10人が発起人となり、歴史学、国際法学、国際政治学の研究者ら計74人が署名した。

 会見に参加した毛里和子・早稲田大名誉教授(中国政治)は「日本国内の安倍政権批判の動きが中国で報道され、結果として対日世論の緩和が出てくると期待する」と語った。声明には緒方貞子・元国連難民高等弁務官、入江昭・米ハーバード大名誉教授(アメリカ外交史)、藤原帰一・東大教授(国際政治)、作家の半藤一利氏や保阪正康氏らが署名している。(北野隆一、清水大輔、後藤遼太)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年07月23日 12:19

医療は外傷や急性疾患時の緊急避難手段として、、、慢性疾患には生活習慣の見直しと食養生、自らつくりだした疾患は自ら解消できる。。。Vol.4

■がんを克服するための感情マネジメント
全米ベストセラ―『がんが自然に治る生き方』(3)

ケリー・ターナー=文

治癒不能といわれたガンが自然治癒する現象が、実際の医療現場で話題になることはまずない。 しかし筆者が目を通した1000本以上の医学論文において、ガンが自然に治癒した事例を報告していた。医師は治すのが仕事なのでこうした事例を追跡研究することはなく、「たまたま」治ったという話は「偽りの希望」を与えるだけだとして積極的に口外することもなかったために、自然治癒事例は事実上放置されてきたのである。全く科学的にメスを入れられていないこのテーマを解明するために、「劇的な寛解」事例を報告した医学論文をくまなく分析し、日本を含む世界10カ国で寛解者と治療者のインタビューを行った結果、ガンの自然治癒を体験した人々には、「9つの共通する実践事項」があった。それらは、がんの治癒のみならず、予防としても役に立つものである。発売と同時に米アマゾン1位“がん部門”にランクイン、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなった話題の書『がんが自然に治る生き方』。
デカルトの心身二元論はもう古い――心と身体を別ものとして考える時代は完全に終わりました。過去50年のあいだ、科学者たちは心と身体が単に結びついているだけではなく、密接に絡み合っていることを明らかにしました。

心身二元論に最終的に決着をつけたのは、心、脳、免疫システムの相互作用を研究する精神免疫神経学(PNI)から得られた知見でした。1991年にニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された初期のPNI研究で、研究者たちは大規模なグループを対象に質問用紙に記入させ、その後一般的な風邪のウイルスか塩水の入った点鼻薬スプレーを渡しました(被験者は自分がどちらかのスプレーをもらうことを了解していました)。その結果、ストレスの大きい人は風邪を発症し、ストレスの少ない人は風邪ウイルスを撃退しました。そしてこの結果には年齢、体重、食生活など他の多くの要素にはまったく関係なかったのです。

なぜストレスが病気を引き起こすのか

それから15年後、研究者たちはなぜストレスが身体の病気を引き起こすのかを突き止めました。PNIの研究は、恐れや怒りなどストレスをもたらす感情は脳下垂体にコルチゾール、アドレナリン、エピネフリンなどのホルモンを放出するようシグナルを送ります。これらのホルモンは、敵と戦ったり、敵から逃げたりするような緊急事態であると身体に伝えます。 休息したり回復したりしている場合ではないというわけです。その結果、わたしたちの体は食べ物を消化吸収したり、体内の病原菌と戦ったりすることをいったんやめて、目の前の猛獣から逃げるために血圧を高めようとするのです。

私たちは猛獣に追いかけられるような生活をもはやしていませんが、終わりなき「TO-DOリスト」に追われています。そして何かに失敗するのではないか、誰かに嫌われるのではないかと常に怯えています。そしてやっと休暇を取って「戦うか逃げるか」というモードを休暇モードに切り替えたときに何が起こるでしょう。そう、病気になるのです。なぜなら「TO-DOリスト」から過去何カ月も逃げているあいだに、あなたの身体はあえてウイルスの侵入やバクテリアへの感染を「時間ができるまで」放置していたからです。休暇になってほっとした途端、病気になるのはそのためです。

なぜ幸福な人は健康なのか

どうすればよいでしょうか。脳下垂体は私たちがストレスや不安を感じるたびに免疫を抑制するホルモンを出しますが、私たちが幸せや安らぎを感じているときには免疫を増進するホルモンを出します。これらの「自家製ドラッグ」にはセロトニン、ドーパミン、リラキシン、オキシトシンなどがあります。これらの強力なホルモンが血液中に放出されると、より多くの免疫細胞をつくるように指令を出します。たとえば1日5分間笑ったり、嬉しいと感じたりするだけでも白血球やナチュラルキラー細胞の数は大幅に増えるのです。

がんを克服するための感情マネジメント

PNIの研究からわかった感情と免疫系の関係を考えれば、私が研究しているがんの劇的寛解者たちが回復の途上で自分の感情にとりわけ関心を寄せたのは当然のことだといえるでしょう。過去10年間、私は非常に厳しい状況からがんを自力で克服した何千人という人たちの事例を研究しています。拙著『がんが自然に治る生き方』では、彼らに共通する9つの実践事項を抽出しましたが、そのうち3つは感情と直接的な関係がありました。

●抑圧された感情を解き放つ
●より前向きに生きる
●周囲の人の支えを受け入れる

運動をしたり、ユーチューブを見たり、ペットのネコと遊んだり、方法はさまざまですが、がんの劇的寛解者たちは毎日ストレスから自らを開放して深い呼吸をすることを毎日魚油のサプリメントや処方された薬を飲むのと同じくらい重要であると考えていました。 がんと闘うには免疫力を強めておくのはなによりの戦略です。がんの劇的寛解者たちはあらゆる方法でそれを試みています。そしてRNIの研究が明らかにしたように、感情をうまくコントロールするのは免疫力を高めるのに非常に有効です。

そしてがんの患者だけでなく、健やかに生きたいすべての人にとって、免疫力を高めることは理にかなっています。だから今日1日、5分だけでも自分を甘やかしてあげてください。

※この原稿はケリー・ターナー博士のオフィシャルブログ http://www.drkellyturner.com/blog/ を翻訳したものです


■最善のがん治療は「直感」が教えてくれる
全米ベストセラ―『がんが自然に治る生き方』(4)

ケリー・ターナー=文 長田美穂=訳

治癒不能といわれたガンが自然治癒する現象が、実際の医療現場で話題になることはまずない。 しかし筆者が目を通した1000本以上の医学論文において、ガンが自然に治癒した事例を報告していた。医師は治すのが仕事なのでこうした事例を追跡研究することはなく、「たまたま」治ったという話は「偽りの希望」を与えるだけだとして積極的に口外することもなかったために、自然治癒事例は事実上放置されてきたのである。全く科学的にメスを入れられていないこのテーマを解明するために、「劇的な寛解」事例を報告した医学論文をくまなく分析し、日本を含む世界10カ国で寛解者と治療者のインタビューを行った結果、ガンの自然治癒を体験した人々には、「9つの共通する実践事項」があった。それらは、がんの治癒のみならず、予防としても役に立つものである。発売と同時に米アマゾン1位“がん部門”にランクイン、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなった話題の書『がんが自然に治る生き方』から抜粋してお届けする。
私は、医師に「あらゆる手を尽くしたがこれ以上はなすすべがない」と言われながらも自分で生活を変えたり代替治療法を実践したりしてがんを克服した人たちについて研究をしています。彼らのほとんど全員が、回復過程で自らの直感に従って決断を下していました。直感や第六感といったものの研究から、彼らがなぜそのような行動をとったかが見えてきます。

直感は危険を察知する

科学者たちは人間の脳は2つの運転システムを備えていることを発見しました。第1のシステムは、高速稼働し、直感的で、無意識的に働きます。第1システムを支配するのは、右脳と、脳の中でも太古から存在する「大脳辺縁系」と「間脳」です。第2システムは、ゆっくり稼働し、分析に力を発揮し、意識的に動くものです。左脳と、有史以降に発達した新しい部分「前頭葉」がこのシステムを支配しています。

直感は第1システムから生じるということが、科学的に明らかになっています。直感の訪れが唐突で、合理的なものに思えないことが多いのはそのためです。要は直感的な判断とは、慎重に状況判断をして下すものではなく、本能的に沸き上がってくるものなのです。

けれども腹で感じる直感が「信頼に足る」という根拠はあるのでしょうか。脳の第1システムが「答え」を出す速度は、実は第2システムよりずっと速かったということを報告した研究があります。「勝てば賭け金がほぼ全額手に入る」というルールのカードゲームを使った実験がありました。

実はこの実験には、被験者には知らされていない仕かけがほどこされていました。カードの山は2つ。片方の山は、勝てば大きいが負ければ大損をする山です。もう片方は、勝っても儲けは少ないが、損はほとんど出ない山です。被験者は、50回ほどカードをめくったあたりで安全な山はどちらかを勘づきはじめ、80回目には2つの山の違いを説明できるようになりました。興味深いことに、10回目の時点で、被験者の手のひらの汗腺は、危ない山のカードを触るたびに少しだけ開いていました。

また被験者は10回目あたりから、なんとなく安全なカードの山の方を好むようになっていました。つまり被験者の分析的な脳が状況を認識するずっと前に、被験者の身体は危険を感じ取り、自然と安全なほうへと向かっていたのです。

人間は本能で2、3秒後に起きることを予測している

類似の実験を、コンピューターでおこなったものもあります。モニターを見て、被験者は2枚のカーテン画像のどちらの背後に絵が隠れているかを当てます。カードの実験と同じように、研究者は被験者の身体反応を調べました。

驚いたことに、被験者の手の汗腺は、コンピューターがどちらのカーテンに絵を隠すか決める2、3秒も前に、答えを正しく予測していたのです。もっとも手の汗腺の開きをみるかぎり被験者はほぼ正解を予測していたのに、自分の手のひらの反応に気づくことができず、誤答していました。人間には、2、3秒後の未来の予測能力があったのです。カードゲームをするギャンブラーにとっては、貴重な教訓でしょう。自分の手のひらの汗腺の動きがわかるほど身体の声に耳を澄ませば、次に来るカードを予知できるようになる、というのですから。

直感に従って決断した人の満足度は高い

直感は信頼に値すると示す実験を、さらに紹介しましょう。ある実験によると、どの家を買うか、誰と結婚するかといった人生における大きな決断では、頭で論理的に考えた末の選択よりも直感で決めた方がよい結果をもたらすことがわかりました。車の購入時、情報収集をして熟考の末に決めた人のうち、買ったあともその車に満足していた人は、わずか25パーセントでした。それに対して直感で即決した人は、60パーセントが満足していたのです。

似たような実験に、複雑な問題に対してじっくり考える時間を与えられた被験者群と、急に答えを出すよう求められた被験者群では、直感で即座に答えた後者のほうが概して正解率が高かった、とするものがありました。

この研究に取り組んでいるあいだ、わたし自身も、さまざまな直感を得たおかげで、ずいぶん作業がはかどりました。そのときは不思議な感じがしましたが、研究するうちに、わかってきました。直感とは、わたしたちが頭で答えを出す前に、どうするのがいちばんいいかを教えてくれるものなのです。直感を司る脳の部位は、人間が藪に潜む猛獣を避けながら暮らしていたような太古の時代に発達しました。差し迫った危険を感知したり、安全な場所を見きわめたりする能力を備える部位です。

幸いにして、現代のわたしたちの日常は、格段に安全になりました。脳のこの部分を稼働させる必要はほとんどなくなったので、いざというときにも、わたしたちには使い方がわかりません。脳からのメッセージにも気づきません。けれども、わたしたちは直感力を失ったわけではありません。実際、劇的な寛解を遂げた人々は、直感力をうまくつかって生命の危機を克服した人々なのです。

※この原稿は、『がんが自然に治る生き方』からの抜粋です。


[いずれもPRESIDENT online]

Posted by nob : 2015年07月20日 00:05

医療は外傷や急性疾患時の緊急避難手段として、、、慢性疾患には生活習慣の見直しと食養生、自らつくりだした疾患は自ら解消できる。。。Vol.3

■余命宣告から「自然治癒」に至った事例が放置されてきた理由
全米ベストセラ―『がんが自然に治る生き方』(1)

ケリー・ターナー=文 長田美穂=訳

治癒不能といわれたガンが自然治癒する現象が、実際の医療現場で話題になることはまずない。 しかし筆者が目を通した1000本以上の医学論文において、ガンが自然に治癒した事例を報告していた。医師は治すのが仕事なのでこうした事例を追跡研究することはなく、「たまたま」治ったという話は「偽りの希望」を与えるだけだとして積極的に口外することもなかったために、自然治癒事例は事実上放置されてきたのである。全く科学的にメスを入れられていないこのテーマを解明するために、「劇的な寛解」事例を報告した医学論文をくまなく分析し、日本を含む世界10カ国で寛解者と治療者のインタビューを行った結果、ガンの自然治癒を体験した人々には、「9つの共通する実践事項」があった。それらは、がんの治癒のみならず、予防としても役に立つものである。発売と同時に米アマゾン1位“がん部門”にランクイン、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなった話題の書『がんが自然に治る生き方』から抜粋してお届けする(全2回)。

「逸脱した事例」がわたしたちに教えること

がんと診断されたことのあるすべての人に
そして愛する人のがん治癒を支える人に

こんな話を聞いたことはありませんか。

進行がんと診断されて、手術や抗がん剤といった病院での治療はすべて試したけれども効果はなく、自宅にもどされた。ところが5年後に医者を訪ねたその元患者は、がんから解放されてすっかり元気になっていた。

わたしが初めてこうした事例に遭遇したのは、サンフランシスコのがん専門病院で患者のカウンセラーをしていたころでした。昼休みにわたしはアンドルー・ワイル博士の『癒す心、治る力――自発的治癒とはなにか』(角川文庫ソフィア、1998年)を読んでいました。そこには、医学的には手遅れだったはずのがん患者が、見事に回復を果たす事例が載っていたのです。わたしはのちにこうした事象を「がんの劇的寛解」(Radical Remission)と名付けました。

驚きのあまり、凍りつきました。こんなことがありうるの? 進行がんを現代医療を使わずに克服した? もしそうなら新聞の一面に載るような話じゃない? たとえ極端な事例だったとしても、画期的な出来事です。

その事例の当事者は、たまたま何かの方法に出合って、治癒に至ったのです。いったい、この人は何をしたのか。自分が担当しているがん患者の方々のためにも、なんとしてもこの現象について知りたいと思ったわたしは、劇的な寛解の症例を探し始めました。

そして衝撃的な事実を発見しました。

なんと、これまでに1000件以上の症例報告が、実際に医学雑誌には掲載されていたのです。けれどもわたしはそんな話を聞いたことがありませんでした。わたしの勤めていたのは有名ながんの研究機関ですが、こうした現象はまったく話題になっていませんでした。

調べれば調べるほど、いらだちが募っていきました。実際、医師たちはこういった症例について調べることもなく、追跡さえしていなかったのです。

わたしは少しずつ、がんから劇的に寛解した人々を探して、直接話を聞きはじめました。彼らは言いました。主治医はよろこんではくれたけれど、どうやって回復したかについては一切関心を示しませんでした。それどころか、「ほかの患者には話さないでください」と主治医に頼まれた人さえいたのです。その理由は、「あらぬ希望を与えたくないから」。

もちろん医師が特殊な事例から得た情報で患者をミスリードしたくないと考えるのはもっともなことです。けれどもだからといって、現実に起きた回復の症例を黙殺すべきではないはずです。

「治るためなら、何でもしたい」という最後の望み

がんが治った人たちから直接話を聞きはじめてしばらくしてからのことでした。抗がん剤治療を受けつつわたしのカウンセリングにやってきた女性がいました。31歳、双子の赤ちゃんがいながら、悪性度の高いステージ3(全4段階)の乳がんと診断されたばかりでした。わたしの目の前で、彼女は泣き出しました。

「治るためなら、何でもしたいの。子どもたちには母親が必要なんです」

彼女は疲労困憊し、最後の望みを求めてわたしに思いをぶつけてきたのです。泣きじゃくる彼女を前に、わたしの脳裏に浮かんだのは、医師たちから見向きもされずに放置されていた1000件以上の劇的な生還の症例のことでした。わたしは一息つき、彼女を見つめて言いました。

「確かなことは言えない。でも、何か方法があるか探してみるわ」

がんの劇的寛解の研究のために、大学院博士課程に進み、人生を捧げると決意した瞬間でした。がんから劇的に生還した人々の症例を探し、分析し、この現象について語っていこう。そう決めたのです。

「がんとの闘い」に勝利するために、すでに勝利した人の体験談を聞く。もっともなことですよね。がんからの生還という驚異的な体験の裏には、どんな秘訣があったのか。それを解き明かすため、思いつくかぎりの質問をぶつけて、科学的な検証をしてみるべきでしょう。説明がつかないからといってその事実を黙殺したり、口封じしようとするのではなく、事実に向き合うのです。

「逸脱」した現象に目を向けた科学者といえば、アレクサンダー・フレミングを思い出します。1928年、フレミングがバカンスを終えて実験室にもどると、菌の培養皿の多くにカビが生えていました。長期休暇の後にはよくあることです。フレミングは皿を消毒して、実験をやり直そうとしました。けれども、ここが運命の分かれ道でした。ちょっと待てよと、彼はカビの生えた皿を注視しました。するとなかに一つだけ、皿の中の培養菌がすべて死んでいた皿があったのです。フレミングは、「たまたまだ」とその皿を放置したりはしませんでした。それが抗生物質の先駆け、ペニシリンの発見につながったのです。

本書では、わたしが手がけているがんからの劇的な寛解についての研究成果を、みなさんにお伝えします。アレクサンダー・フレミングに倣って、わたしは標準から逸脱した事象を無視することなく、より詳細に検討していきます。

本題に入る前に、まずは自己紹介をさせてください。わたしが何によって導かれ、このテーマに人生を捧げることになったのかお話しします。

小児病棟でのボランティアで決意したこと

「がん」との最初の出合いは、3歳のときでした。叔父が白血病だと診断されたのです。叔父の闘病は5年におよびました。親族が集まるたびに、わたしたち子どもは「がん」という恐ろしい病について聞かされ、震え上がりました。わたしが8歳の時、叔父は亡くなり、いとこは父親を失いました。大人の男の人たちは、「がん」で死ぬかもしれない、とわたしは思いました。

14歳のとき、学年末の終業式の直後に、仲のよかった男の子が胃がんと診断されました。ウィスコンシン州の小さな町には衝撃が走りました。募金集めのためにパンケーキ朝食会を何度も開き、彼のお見舞いに行きました。大丈夫だよと言う友だちもいましたが、わたしには「あのときと同じことになるかもしれない」という、いやな予感がありました。男の子は副作用に2年も苦しんで、17歳で亡くなりました。町中が悲しみに暮れました。その後何年間か、わたしは友だちと彼のお墓に花を供えに行きました。彼の死によってわたしは、がんは年齢に関係なく誰をも死に追いやる病なのだと悟ったのでした。

ハーバード大学の学生だったとき、わたしは代替医療やヨガ、瞑想と出合いました。それは初めて体験する不思議な世界でした。それまでのわたしは、心の世界と身体の状態とは別のものだとして、2つを切り離して考えていました。けれどもしだいにそうした考え方に違和感を覚えるようになりました。

ハーバードでの4年間はすばらしいものでした。卒業後の最初の仕事として、わたしは地球温暖化をテーマにした本を共同執筆する予定でした。ところが気がつくと、学生時代に謳歌していた人的なつながりを一切失い、ただコンピューターに向かうだけの生活をしていました。あるとき、その孤立感を友人に話したところ、彼女は、ボランティアをしたらとすすめてくれました。それで、がん患者の役に立つためのボランティアをしようと思い立ったのです。

ニューヨークにあるメモリアル・スローン・ケタリングがんセンター小児病棟で、最初にボランティアをした日のことは、いまもはっきりとおぼえています。わたしの仕事は、静脈注射による抗がん剤治療を受けている子どもたちと、ボードゲームのモノポリーで遊ぶ、というものでした。たったそれだけです。けれどもその数時間のあいだ、子どもたちは、病気のことをすっかり忘れて夢中になっていました。わたしにとっては、人生を変えるほどの意義のある出来事でした。これが天職だと感じました。数週間のボランティアを通じて、わたしはカリフォルニア大学修士課程に進むことを決めました。腫瘍社会福祉学、なかでもがん患者へのカウンセリングを専門に学ぶことにしました。

大学院で学ぶうちに、わたしは改めて代替医療に関心を持ちました。多くの本を読み、ヨガのインストラクターの資格も取りました。日中はがん患者のカウンセリング、夜は勉強とヨガの時間に充てました。当時、わたしの夫は鍼(はり)や漢方など中国伝統医学の学位をとるため勉強をしつつ、身体エネルギーを活用した難解な治療法を学んでいました。代替医療の学習材料には事欠かない環境でした。

人生の転機となったアンドルー・ワイル博士の本に出合ったのはこの時期のことです。ワイル博士の説く「自発的治癒」という現象に興味を持ち、このテーマを追求するため博士課程へ進むことにしました。医学的には不可能だとみられた状態からがんを克服した人々は、いったい何をしていたのか。その探求に人生を捧げる決意をしたのです。

がんの「劇的な寛解」とは何か

がんの劇的な寛解とは何を意味するのか。これを考えるにあたって、まずは「標準的な」寛解、あるいは「劇的ではない」寛解とは何なのかを考えてみましょう。

医師ならこう考えるでしょう。初期に発見された、治療しやすいタイプのがんなら、寛解は期待できる、と。たとえばステージ1の乳がんで、手術、抗がん剤と放射線という標準的な治療を受けた女性の場合、統計的にいえば、その後5年間はまず再発しないだろうという予測が成り立ちます。でも、もし同じ女性が膵臓がんのステージ1だと診断されたら、同じく標準治療を受けたとしても、5年生存率はわずか14パーセントにすぎません。なぜなら現代医学には、ステージ1の乳がんほどの治療効果を上げる膵臓がんの治療法は、存在しないからです。

わたしは「がんからの劇的な寛解」の定義を、次のように定めました。

・がんの種類は問わず、「寛解」が統計的に極めて稀であること
・その統計とは、がんのタイプ、ステージ、受けた治療によって異なるものとする

さらに具体的に記しましょう。

「がんの劇的な寛解」とは、次のいずれかの事態が起きた状態を指します。

1 医学の標準治療(手術、抗がん剤、放射線)を一切用いずに、がんが検知できなくなった場合
2 標準治療を受けたががんは寛解せず、代替医療に切り替えてから寛解に至った場合
3 統計的にみて余命が極めて短い(5年生存率で25パーセント未満)がん患者が、現代医療と代替医療を併用したところ、統計を上回って生存している場合

統計的予測を覆してがんが寛解するのは、たしかに稀ではありますが、体験者は数多く存在します。

わたしは腫瘍内科医に会うたびに、「がんを劇的に寛解させた患者を診たことがありますか」と聞いています。これまでのところ、全員の答えが「イエス」でした。そこで「ではその症例について医学雑誌で報告しましたか」と聞くと、全員が「ノー」と言いました。

思ったとおりです。劇的な寛解の症例を追跡するシステムでもつくらないかぎり、こうした現象が実際にどのくらいの頻度で起きているのか、わたしたちには知る由もないのです。

この目標を実現するため、本書のウェブサイト(RadicalRemission.com)では、がんを克服した人、医師、治療者、読者の皆さんが手軽に劇的寛解の症例を投稿できるようにしました。データベースは無料で一般公開しています。データは研究者も自由に使えます。またがん患者やその家族にとっては、ほかの人がどうやって劇的な寛解を遂げたか、調べることができます。


■末期がんから自力で生還した人たちが実践している9つのこと
全米ベストセラー『がんが自然に治る生き方』(2)

ケリー・ターナー=文 長田美穂=訳

「治った」人の1000件以上の医学論文

寛解症例の研究に着手してまず驚いたのは、1000件超の医学論文において、2種類の人々がほぼ黙殺されていたことでした。

一つは、劇的に寛解した患者本人の一群です。大多数の論文では、患者自身が劇的な寛解の原因をどう考えているかについて一切言及していませんでした。劇的な寛解を遂げた患者の身体の生化学的変化については、何本もの医学論文が詳細に記していました。しかし、患者に「あなたは自分がなぜ治癒したと思うか」と聞き、その答えを記したものは皆無だったのです。患者たちは、意識的だったかどうかはともかく、がんを治すため何かに取り組んでいたはずです。医師はなぜそれに興味を持たなかったのでしょうか。

そこでわたしは劇的な寛解を遂げた20人にインタビューし、「あなたはなぜ自分が治癒したと思うか」を聞くことにしました。

医学論文で黙殺されていたもう一群は、代替療法の治療者たちです。がんからの劇的な寛解は、当然のことながらほとんどの場合、現代医療では打つ手がなくなった患者に起きています。それなのに、西洋医学外の治療者や代替療法の治療者たちががん治療にどう取り組んできたのかを誰も調べてきませんでした。この事実にわたしは驚きました。

わたしが会った劇的寛解の経験者は、世界の隅々まで、それこそ血眼になって治療者を探し出していました。そこでわたしも世界中を旅して回り、非西洋医学の治療者、代替療法の治療者50人にインタビューをしました。10カ月かけて10カ国(アメリカ“ハワイ”、中国、日本、ニュージーランド、タイ、インド、英国、ザンビア、ジンバブエ、ブラジル)を回りました。ジャングルや山の中、そして都市を旅し、治療者と話をしました。各地のすばらしい治療者がわたしに話してくれた経験を、読者のみなさんにご紹介します。

がん治癒を目指して実行していた9項目

劇的な寛解について記した医学論文は1000本以上分析しました。博士論文の研究を終えてからもさらにインタビューを続け、その対象者は100人を超えました。

わたしは、質的分析の手法で、これらの症例を何度も詳細に分析しました。その結果、劇的な寛解において重要な役割を果たしたと推測される要素(身体、感情、内面的な事柄)が75項目、浮かび上がりました。

しかし、全項目を表にして出現頻度を調べると、75のうちの上位9項目は、ほぼすべてのインタビューに登場していることに気づきました。

たとえば登場回数が73番目に多かった「サメ軟骨のサプリを摂取する」。これは調査対象中の、ごくわずかな人が話してくれただけでした。かたや語られる頻度のもっとも高かった9つの要素については、ほぼ全員が、「がん治癒を目指して実行した」と言及していたのです。

その9項目とは次のとおりです。

・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ

この9項目に順位はありません。人によって重点の置き方が異なるものの、インタビューで言及される頻度は、どれも同じ程度でした。わたしが話を聞いた劇的寛解の経験者はほぼ全員が、程度の差はあれ9項目ほぼすべてを実践していたのです。

そこで本書は9章に章立てし、1章で1項目ずつ説明していきます。

各章では、まずその章のテーマについての解説と、それを裏付ける最新の研究報告を紹介します。次に、劇的な寛解を遂げた人の実話を記します。章末には「実践のステップ」と題して、その章のテーマを実践しやすいかたちにして、いくつかの方法をご紹介します。

偽りの希望と真の希望とは

9項目の詳細に入る前に、はっきりさせておきたいことがあります。

まず、わたしは手術、抗がん剤、放射線の「三大療法」を否定する者ではないということです。

たとえ話をしましょう。ふつう、フルマラソンを走るとき、人は靴を履いて走ります。けれどもごく稀に、自分なりのこだわりがあって裸足で走る人がいます。なかには裸足のまま元気に完走してしまう人もいます。

同じように、がんにかかった人は、普通は現代医療に頼るものです。けれどもときおり、ほかの方法を試そうとする人が存在します。わたしは後者に関心を持ちました。何を実践して、彼らは医師の予想を覆す偉業を達成したのか。それを突き止めることがわたしの仕事です。

二つ目に、わたしは本書によって、患者の方々に偽りの希望を与えるつもりは一切ありません。

劇的な寛解をした患者のほとんどが、医師から「ほかの患者には黙っていてほしい」と言われたと告白しています。ひどい話ではありますが、その医師の立場になって考えれば、わからなくもありません。来る日も来る日も、生存の見込みの乏しい患者を診察するのは、想像するだにつらい仕事です。

けれども劇的に寛解する人が現にいるという事実を黙殺するのは、偽りの希望を患者に抱かせるよりも、ずっと罪深いことではないでしょうか。

カリフォルニア大学で、研究方法についての授業の初回に、教授はこう言いました。

仮説から逸脱した事例に遭遇したとき、研究者にはそれを吟味する科学的責務がある。そしてその逸脱事例を吟味してから、研究者がとるべき道は2つ。

一つ目は、なぜ仮説に合わない事例が生じたのかを公に説明すること。二つ目は、その事例を説明できる新しい仮説を考え出すこと。

要するに、仮説に合わない事例は無視してよい、という選択肢は存在しないのです。

がんの克服は人類共通の目標です。現代医療なしで治癒した症例を黙殺することは、科学的に無責任な態度なのです。

次に、「偽りの希望」について検討します。「偽りの希望を人に与える」とは、事実かどうかわからないことや、明らかな虚偽を人に伝えて、希望を抱かせるということです。がんからの劇的な寛解が起きる理由は、いまのところ説明不能ですが、それを体験した人が存在するのは事実です。現代の医学では説明のつかない方法で、彼らは自分のがんを治したのです。

9つの仮説から私たちは何を学べるか

この違いを理解したうえで、わたしたちは、「偽りの希望を抱くことになりそうで怖い」と考えるのではなく、がん治癒の鍵となるかもしれない症例を、科学的に検証していこうではありませんか。

9つの要素は、がんからの劇的寛解が起きた理由についての仮説であり、まだ科学的に十分裏付けされた理論ではありません。この9項目によってがん患者の生存率が上がると断定するには、データの量的分析や無作為な臨床試験が必要で、残念ながらあと何十年もかかるでしょう。

それでもわたしはこの仮説は重要だと考えています。これを読者と共有するのに、あと何十年も待とうとは思いません。それよりも、質的分析を使ったわたしの研究結果を公表し、がんからの劇的寛解を遂げた症例はなぜ黙殺されてきたのか、わたしたちはこの症例から何を学べるのかという、より重要な議論へとつなげていきたいのです。

もしもわたしが、「この9項目を実践したらあなたのがんは確実に治ります」と言ったなら、それは人に偽りの希望を抱かせる行為です。わたしはそうは言いません。わたしに言えるのは、「がんの劇的寛解の起因になったと考えられる9つの仮説を検出しました」ということだけです。

次に、わたしが本書の執筆によって何を期待しているかをお話しします。

まず、研究者たちの手で、がんからの劇的な寛解についてのわたしの仮説が、少しでも早く検証されること。それからがん患者本人、そして大切な人ががんを患ってしまった人々が、治癒を遂げた人々の真実の体験談から勇気を得てほしいと思います。

わたし自身、初めてがんの劇的寛解の症例に出合ったとき、その事実の持つ力に大いに勇気づけられました。医学的常識に反してがんを克服する人が、本当に存在するのですから。

がんの予防や健康全般に関心のある人にも、本書は役立つはずです。そして現在病院で治療中の方々、そして打つ手がなく別の方法を探している患者のみなさんにとって、本書が励みになることを願っています。さらに本書がきっかけとなって劇的な寛解をめぐる議論がはじまり、人々が黙殺をやめてこれらの症例から学ぼうとすることを心から願っています。

症例を見ていて不思議に思うことがあります。なぜ、ある人に効く方法がほかの人には効かないことがあるのか。いまのわたしたちには、その理由はわかりません。けれども説明不能を理由に劇的寛解の現象から目を背けるのではなく、真摯に研究していけば、少なくとも人間の自然治癒力について何らかの知見を得ることができるでしょう。うまくいけば、がん根治の治療法の発見につながるかもしれません。いずれにせよ、黙殺からはどんな知見も得ることはできません。

もしアレクサンダー・フレミングがカビの生えた培養皿を捨ててしまっていたら、社会はいま、どうなっていたでしょう。彼の逸脱事例の研究が時間の無駄ではなかったことは、歴史が証明しています。

あまたの歴史的発見は、逸脱事例の研究からはじまりました。逸脱した事例には、真の希望が宿っている可能性があるのです。

Dr. Kelly A. Turner ケリー・ターナー博士
腫瘍内科学領域の研究者。学士号を取得したハーバード大学時代に統合医療に関心を持ち、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得。博士論文研究では奇跡的な回復を遂げた1000件以上の症例報告論文を分析し、1年間かけて世界10カ国へ出かけ、奇跡的な生還を遂げたガン患者と代替治療者を対象に、治癒に至る過程についてのインタビューを行った。本書はそこから得られた知見を患者や家族、そして健やかに生きたいすべての人のためにわかりやすくまとめた著者初の書籍。


[いずれもPRESIDENT online]

Posted by nob : 2015年07月19日 23:54

医療は外傷や急性疾患時の緊急避難手段として、、、慢性疾患には生活習慣の見直しと食養生、自らつくりだした疾患は自ら解消できる。。。Vol.2

■「がんからの生還者」から学ぶ「治る人」の共通点

医師、医学博士 岡本裕氏

がんというのは、特殊な病気です。
ほかの病気と決定的に違う点は、「治し方」が患者さん一人ひとりによって異なることです。もちろん、ガイドラインに沿った標準治療は存在します。しかしそれ以上に「患者さんが心に抱えている問題」にまで踏み込む必要があることが多いのです。平たく言うと、心の持ちようで、治るペースが遅くも早くもなります。
『がんが自然に治る生き方』(ケリー・ターナー著/プレジデント社)には、医学的・科学的には説明のつきにくい劇的な寛解の事例が「逸脱した事例」と総称して、数多く登場しています。

私自身も、本書に挙げられていたような「逸脱した事例」を目にしたことは多々あります。今まで、のべ約4000名のがん患者さんの医療相談に応えてきましたが、体感では年間4〜5例、逸脱した事例に接したと記憶しています。

■「知らない間にがんが消えた」という人も

私が実際に患者さんに接した例は、大きく2つのグループに分けられます。

まずは、ある老人福祉施設に入所中のがん患者さんの場合です。

年齢を重ねている患者さんの場合、おなかにメスを入れるだけで、相当な負担となることがあります。

そのため、手術が可能な範囲であっても、本人やご家族と話し合い、積極的な手術には挑戦せず、あえて見守ることもあります。

「手術に挑まず、経過を見守る」という選択に、ご本人もホッとされる部分もあるのでしょうか。そういう方の中には「なぜかがんが見当たらなくなっていた」、もしくは「進行しないがんと数年間共存して、老衰で亡くなった」ということがよくあります。

もっとも、その老人福祉施設は「食養生」や運動を実践しています。それらの努力が、がん細胞の消滅や、肥大抑止に、功を奏しているのかもしれません。

一方で、この本の「9つの実践項目」に相当するような事柄に留意をせず、切除手術もしていないのに「がんが知らない間に消えた」という人たちにもお目にかかります。これらも「逸脱した事例」です。

私はこれらの「逸脱した事例」には、共通した理由が、必ずと言ってよいほど存在していると感じています。

■3大治療は「時間稼ぎ」にすぎない

私たちは、「e−クリニック」というウェブサイト上で、日々個別の相談を受け付けています。そのため、一度相談に乗ったことのある方が「サバイバー」(がんからの生還者)となり、連絡をくださることも少なくありません。実は、サバイバーの方こそ、がんとうまく付き合うコツを知っています。

私は彼らと接しながら、このような問いかけをよく繰り返しています。

「がんが治る人と治らない人との決定的な違いは?」と。

やはり「考え方を変えた」「食事を変えた」という違いが、よく挙げられます。つまり、「今までのままでは駄目」ということなのです。今までの自分がストレスを増長させ、病気になったわけなのですから、積極的に患者さんが「自分自身」を変える必要があるのです。

まずは食生活を変えることから始め、趣味や旅行、働き方、人とのお付き合いの仕方まで。具体的なことを変えると、「考え方」は大きく変化し、それまでに負荷としてかかっていたストレスを減らすことにもつながるのです。そして、どうしても「時間稼ぎ」が必要な場合には、がんの3大治療(西洋医学)も上手に利用すればよいのです。

そもそも、3大治療とは万能なものではなく、「時間稼ぎ」にすぎないことを理解しておく必要があります。3大治療は、ほとんどが対症治療です。がんには対症治療だけでなく根本治療が不可欠です。

がんの根本治療とは、すなわち自身の自己治癒力を高めて、がんの病勢に打ち勝つこと。そのためには3大治療とは別にどうしても自己治癒力を高める手段が不可欠となります。今までの生き方や過度なストレスが、自己治癒力を低下させ、がんを発生させたのですから、今までの生き方や考え方を変えることが大切です。

私たちは自己治癒力を有意に高めるため、がん患者さんに中医学(気功、中医薬)などの補完代替療法を奨めています。もちろん、3大治療を頭ごなしに否定するわけではありません。上手に活用すれば非常に有用です。

しかしながら、主治医の言いなりに3大治療を受けるのではなく、必ず次に述べる2点をしっかりと押さえて欲しいのです。

1点目は、「やろうとする治療法の目的」「メリットとリスク」「治療の根拠」「代替案の有無」を担当医に訊いておくことです。

また目指すところが「根治」か「微々たる延命治療」か、はたまた「機能回復」「緩和治療」か、「形ばかりのアリバイ治療」かも、確かめておきましょう。

2点目は、「匙加減が可能かどうか」を確認しておくことです。今や欧米では標準治療を基準にしながらも、抗がん剤の投与量を微調整するなど、個人に合った治療を行っています。そのような小まめな配慮をしてくれるかどうかも最初に訊いておきたいところです。

■医師と患者で異なる「治る」の意味合い

そして患者さんは「治る」ということに関して、正しく認識してほしいと思います。

実は「治る」という言葉は、医師サイドと患者サイドで、大きな差があるのです。

多くの患者さんにとって「治る」は「元気で長生きする」ことであるはずです。

しかし、たとえば抗がん剤を手がける医師から見た場合、抗がん剤によってがんが50%以上縮小した期間が最低4週間あれば、「効果あり」と認められます。

極端なことを言えば、患者さんのがんが50%以上小さくなって、抗がん剤治療の4週間後に亡くなったとしても。医師からすると、そのケースは「抗がん剤は効いた」、そして「抗がん剤によってがんが治った」ということになるのです。これは、患者さんにとっての「効く」とは、かなりかけ離れたイメージではないでしょうか。

医療の現場においては、患者さんと医師の認識の間に、このような乖離がしばしばあります。

そして突き詰めて考えると、優秀な医師が最先端の医療を活用しても、「治す」ことができない病も少なからずあります。

私自身、若い頃は脳外科の道を選んで脳外科のスペシャリストを目指しました。ところがどれだけ技を尽くしても、治したい人を思うようには治せないのです。脳外科医だった当時、「医療とは何のためにあるか?」という根本的な問いに自分自身が答えられなくなり、医療の最前線から「降りる」ことにしました。そして、患者さんの患部に限らず、人格をも含めた全体を捉える方向へと考え方をシフトしました。すると、違った風景が見えてきたのです。サバイバーを目の当たりにしたとき、私は彼らから多いに学ぶべきだと気付いたのです。

一般的な医療の現場では、標準治療以外で治った患者さん(「逸脱した事例」)は「例外」とされ、「なぜ治ったのか」という点に関してはまったく関心を持たれなくなります。それは非常にもったいないことです。

本質的なことを言えば、たとえ「例外」でも治ればいいはずです。「例外」というレッテルを貼るのなら、その「例外」の事例を増やせばよいのです。どうしたら「例外」が増えるか、どのようなことで「例外」が増えるか、本書のように共通項を探して、広く一般に広めればよいのです。

「例外」となる確率が上がることには、本書にあったようなヨガや呼吸法、食生活の改善など、さまざまな要素があります。

私たちは、ときにサバイバーを含むがんの患者会の皆さんと共に活動しています。結局のところ、本書にあるような「治っている人がいる」という事実こそ、がん患者さんの直接的な励みとなるからです。

サバイバーが気軽に情報を発信したり、誰もがアクセスできるウェブ上のシステムや、リアルなコミュニティーが各地にできれば、がんに対するイメージも変わってくると思います。

※本稿で紹介している『がんが自然に治る生き方』原作(ケリー・ターナー著)のウェブサイト(http://www.radicalremission.com/)では、劇的な寛解(がんが自然に寛解したり進行しない例)について、誰でも投稿・公開できるようになっています。

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岡本裕(おかもと・ゆたか)
医師、医学博士。1957年生まれ、大阪大学医学部、同大学院医学部卒業。麻酔科、ICUの研修を経て脳外科専門医になり、悪性脳腫瘍の治療に取り組む。細胞工学センターでがんの免疫療法、遺伝子治療の研究を行う。その後、現在の医療・医学に疑問を持ち、仲間の医師たちと「21世紀の医療・医学を考える会」を設立。 2001年から、本音で応える医療相談ウェブサイト「e−クリニック」(http://www.e-clinic21.or.jp/)を運営する。

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(岡本裕 構成=山守麻衣)

[PRESIDENT online]


■「がんが消える」患者は決してゼロではない
『がんが自然に治る生き方』を医師として読んで(1)

著者=川崎市立井田病院・かわさき総合ケアセンター医師 西 智弘 
構成=山守麻衣

「アメリカでベストセラーとなり、日本でも版を重ねている」と聞いたのが、『がんが自然に治る生き方』(ケリー・ターナー著/プレジデント社)を手にとるきっかけでした。医師として、その人気の理由を知りたいと思いました。精読したあと、多くの方と本書の発するメッセージと、本書を読む際の注意点を共有したくて、患者さんや医療関係者を対象とした読書会で取り上げるに至りました。

本書では、著者が調査・取材した「劇的な寛解」の100余りの事例から導き出された9つの共通点が仮説として示されています。世界中に、厳しい余命宣告を受けながらも、そこから劇的な快復を見せ、がんが消えたり長期生存したりする方たちがいるのです。

また、著者が出会った腫瘍内科医たちは皆「がんを劇的に寛解させた患者」を診たことがある、と回答したそうです。

かくいう私も、ここ10年ほどでがんが自然に寛解したり進行しない例については何件も目の当たりにしてきました。

たとえば悪性リンパ腫と宣告され、抗がん剤治療をすすめられていたAさんという男性の患者さんがいます。Aさんは抗がん剤治療を頑なに拒み、途中からぱったりと病院に現れなくなりました。そして「具合が悪くなっては受診し、抗がん剤治療をすすめられると、姿を消す……」ということを繰り返していました。

まるで“いたちごっこ”のような日々の末、ようやく抗がん剤治療に踏み切ろうとしたAさんの患部のCTを撮ったところ、進行しているに違いない……と思っていた病巣が見当たらなくなっていたのです。当時の私は主治医ではなく担当医として関わっていたのですが、「そもそも最初の診断が誤診だったのではないか?」と問うAさんの怒りの表情は、今も瞼に焼き付いています。

※注:きちんと組織検査はしていましたしAさんは数年後、同じところにがんが再燃したため、誤診ではありませんでした。

緩和ケア病棟から退院する人も

また、次のような例もあります。ホスピスに入所してきたBさんという女性の「末期がん」と他院で宣告された患者さんのケースです。

彼女は、余命約3カ月と宣告されていて、緩和ケア病棟に入るために自宅を売り払い、身辺整理を済ませてきました。しかし、入院後に何度検査をしても、がんの影は小さいまま。3カ月で亡くなるどころか1年以上たってもがんは大きくならず、日常生活にも支障はないので、ご自身の人生のためにも退院することをおすすめしたところ「資産も戻る家も処分してしまって帰る場所も無いのに」と、困惑していらっしゃいました。

最終的にBさんは緩和ケア病棟から退院となり介護施設に移りましたが、その後もしばらく、がんは全く進行せず数年間長生きすることができました。

もちろん、これらは一般的なことではなく極めてレアなケースです。しかしこのような自然な寛解だったり「進行しないがん」の可能性がゼロではない、という事実は、もっと知られてもよいと感じます。それに、抗がん剤治療をすることで寛解にいたる例も、固形がんであったとしても決してゼロではありません。

しかも、AさんもBさんも、本書に挙げられている「9つの実践項目」、たとえば「抜本的に食事を変える」などの取り組みを、意識的に実践してはいなかったはずです。

このように、がんとはある意味不思議な病気で、統計的な予測を覆す側面を少なからずはらんでいます。それにもかかわらず、本書では最初に「これは仮説です」と前置きしていながら、読んでいると「明日から実践しましょう」と書かれているところ、そして「これが『がんが自然に治る生き方』です」とタイトルに示しているところが、注意して読むべき本と思った理由です。

「治療の手引き」として読むべきではない

本書に挙げられていた「劇的な寛解」のある事例についても指摘すべき点があります。

ドンナさんという58歳の女性のケースです。

彼女はステージ3の進行性結腸がんと診断され、腸の切除手術を経て、人工肛門を形成するに至ります。そして術後数週間後から、再発を抑えるための抗がん剤治療に挑みます。しかし白血球減少などの副作用で集中治療室に入院することになってしまった彼女は医師から、今後の抗がん剤治療の中断と帰宅をすすめられることになります。

そこでドンナさんが選択したのは、カナダの「クーガーマウンテンセラピー・センター」で行われる、鍼とハーブによる集中治療のプログラムです。それは「抗がん剤を身体から出しきったほうがよい」という瞑想サークルの友人の助言によるものでした。

プログラムの期間中、ドンナさんは健康的な野菜と魚の料理を楽しみ、磁器パルサー発生装置による治療を受け、さらには参加者との交流で過去の感情を発散させていたそうです。

当初は、「歩くのもままならない」という状態で到着した彼女でしたが、10日間のプログラムが終了したときには何キロも歩けるようになっていたといいます。

それから彼女は通常の生活に戻り、愛する孫の成長を見守り、肉や小麦、砂糖、乳製品を控えた食事療法、ビタミン剤の摂取や瞑想を続けます。そして退院から2年目、人工肛門を外せるまでに快復を遂げます。さらにそれから6年以上経っても、ドンナさんは小康状態を保ち、孫の子守りやボランティア活動に励んでいるのだそうです。

この描写から、「クーガーマウンテンセラピー・センターのプログラムに参加した結果、元気になった」というメッセージを一般的には読み取るかもしれません。しかし、こういったケースを「劇的な寛解」と取り上げていることも、本書を注意して読んだ方がいい理由のひとつです。

もちろん、このプログラムがドンナさんのメンタル面を強化してくれたということはあるかもしれません。しかし厳密に言えば、彼女がこのプログラムに参加をしていなくても、快方へと向かっていた可能性は高いのです。

なぜなら一般的に、抗がん剤治療の副作用で体調が悪かったのであれば、それを中止するだけでも、体調の快復が得られることは珍しくはないからです。そして、ステージ3で手術をしたのであれば、その後抗がん剤をしなくても再発しない、という可能性も少なくはなく、つまりはこのプログラムで治った、というよりはがんの手術でがんが治った、という可能性の方が高いのです。

この9つの実践で万人が治るわけではない「仮説」である以上、この本をそういった「治療の手引き」としてとらえるならそれはやはり注意した方がよいと言わざるを得ません。でも、その点に注意したうえで、前向きに生きるためのヒント、がんを持ちながら生きるためのヒントを得るための本としては、読む価値があるかもしれません。

我々医療者は、科学者として伝えるべきことはきちんと伝えるべきだし、危険な治療法や詐欺に患者さんが向かおうとしているのなら、それは止めるべきと思っています。しかし一方で、患者さん達がいかに前向きに人生を生ききることができるかを常に考え続けないとならないとも思っています。この本を読んだことをきっかけに、患者さんが前向きな希望を持てた、というのであれば、この本はひとつの役割を果たしたと言えると思いますし、その「希望」自体を私が否定するものではありません。それならば私は、人間としてその希望を支えつつ、医学の科学者としてアドバイスをしつつ、患者さんの生きる道に寄り添って行きたいと思います。

西 智弘(にし・ともひろ)
川崎市立井田病院・かわさき総合ケアセンター医師。2005年、北海道大学医学部卒。家庭医療を志した後、緩和ケアに魅了され、緩和ケア・腫瘍内科医として研修を受ける。2012年から現職。緩和ケアチームの業務を中心として、腫瘍内科、在宅医療にも関わる。日本内科学会認定内科医、がん治療認定医、がん薬物療法専門医。http://tonishi0610.blogspot.jp/

[PRESIDENT online]

Posted by nob : 2015年07月19日 23:15

私たち一人一人が変わらなければ、この社会は変わらない。。。

■<反「安保」>拡大 全国で一斉抗議「アベ政治を許さない」

 安全保障関連法案に反対して作家の澤地久枝さん(84)らが呼びかけた安倍政権に対する抗議行動が18日、全国各地であり、「アベ政治を許さない」と記したポスターを午後1時ごろに一斉に掲げた。主催したスタッフは「全国各地の1000カ所前後で実施されたと見込まれる」と話している。

 澤地さんの提案にジャーナリストの鳥越俊太郎さん(75)、作家の落合恵子さん(70)らが賛同。俳人の金子兜太(とうた)さん(95)が書いたポスターをインターネットのサイトに掲載し、それぞれが印刷して持ち寄った。

 メイン会場の国会前には澤地さん、落合さん、鳥越さんらも駆けつけ、主催者発表で5000人以上が集まった。時折小雨が降る中、参加者はポスターを一斉に掲げて「安倍政治を許さない」とシュプレヒコールをあげた。

 壇上に立った澤地さんは「政治を変えるのは(政権に)反対する人たちが手をつなぐ時だ」と呼びかけた。落合さんが「平和の破壊を私たちは許さない。2015年7月を新しい一歩にしよう」と語りかけると、講談師の神田香織さんは「新国立競技場の建設案だけでなく、安保法案も撤回すべきだ」と訴えた。最後に鳥越さんが「我々が心を一つに連帯し、声を上げることが国会を動かすことになる」と締めくくった。

 東京都杉並区の男性(65)は「傍観者じゃいられないと思い、初めて抗議行動に参加した。安倍政権は安保法案が違憲だと言われても耳を貸さない」と話し、東京都江東区の女性会社員(58)は「一緒になって立憲主義を覆す政治をやめさせたい」と語った。

 名古屋市東区では市政資料館前に市民約100人が集まり「戦争反対、憲法守れ」などと声を合わせ、午後1時にポスターを一斉に掲げた。講演で同市に来ていた上野千鶴子・東京大名誉教授は「今怒らないで、いつ怒るの。このまま法案が通れば、子どもたちに顔向けができない」と訴えた。

 福岡市中央区では、終戦間際に旧満州(現中国東北部)に渡った満蒙(まんもう)開拓団の苦難を描いた映画「望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」の上映会後、観客約150人がポスターを掲げた。主催者がポスターを配って賛同を呼びかけた。観客の川添緋砂子さん(79)は「戦争が起これば市民はみな苦しめられる。戦争につながりかねない安保法案に強く反対しているので、抗議行動で意思表示ができてよかった」と話した。

 大阪市北区の扇町公園では、安全保障関連法案の廃案を求める弁護士らが呼びかけた集会があり、約1万1000人(主催者発表)が参加した。「憲法9条をいかす壮大な運動を巻き起こす」との決議を採択し、周辺の約2キロをデモ行進した。【一條優太、花岡洋二、川上珠実、山口朋辰】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年07月19日 13:32

原発も安保も、ゼロペースでの見直しを。。。

■<新国立競技場>安倍首相「ゼロベースで計画を見直す」

 安倍晋三首相は17日午後、2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設計画について「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで計画を見直す」と表明した。首相官邸で記者団に明らかにした。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年07月17日 16:55

憲法学者の所見

■安保法案「違憲」104人、「合憲」2人 憲法学者ら

集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法案は憲法違反にあたるか

 安全保障関連法案の合憲性をめぐり、朝日新聞は憲法学者ら209人にアンケートをした。回答した122人のうち「憲法違反」と答えた人は104人、「憲法違反の可能性がある」は15人。「憲法違反にはあたらない」は2人だった。

 調査は先月下旬、判例集「憲法判例百選」(有斐閣、2013年発行)を執筆した210人のうち故人1人を除いてメールなどで実施。一部無回答を含め122人(実名85人、匿名希望37人)が回答した。法案と憲法との整合性を問う質問は四つの回答から選ぶ選択式で、「憲法違反にはあたらない可能性がある」は0人、回答なしが1人だった。

 違憲か違憲の可能性があると答えた計119人は「集団的自衛権の容認は、解釈の限界を超える」「憲法は武力行使を政策的に判断する権限を政府に与えていない」などを理由に挙げた。一方、合憲と答えた2人は「国家を守るために必要な範囲に限定されている」「従来解釈と論理的整合性が欠如しているだけでは憲法違反の理由にならない」とした。

 法案に先立ち、安倍内閣は昨年7月、集団的自衛権の行使を可能にする閣議決定をした。この妥当性について尋ねたところ、回答した116人が「妥当でない」とした。「都合のよい憲法解釈は法的安定性を失う」といった批判があった。法案が合憲と答えた2人を含む6人は無回答だった。

 政府は集団的自衛権行使容認の根拠として1959年の砂川事件の最高裁判決を挙げている。この判決が集団的自衛権行使を「認めていない」と答えた人は95人で、「認めている」は1人。「判決は判断していない」などとして「その他」を選んだ人が24人、無回答が2人だった。

 自衛隊については「憲法違反」が50人、「憲法違反の可能性がある」が27人の一方で、「憲法違反にはあたらない」は28人、「憲法違反にあたらない可能性がある」は13人だった。憲法9条改正が「必要ない」は99人、「必要がある」は6人だった。

 憲法判例百選は重要判例の概要を紹介し、意義を解説する専門書。13年発行の第6版はI、II巻合わせて210人が執筆した。衆院特別委員会で法案の合憲派として菅義偉官房長官が名前を挙げた3人は執筆していない。

 法案をめぐっては、衆院憲法審査会に参考人招致された憲法学者3人が憲法違反と発言するなど法的正当性に疑問の声が出ている。

[朝日新聞]


■憲法学者らから見た安保法案 「曲解」「政策論に期待」

集団的自衛権をめぐる政府と憲法学者の考え方

 解釈の限界を超えている――。朝日新聞が実施した憲法学者らへのアンケートでは、安全保障関連法案を大多数が「違憲」と判断した。成立を目指す安倍政権は、法の専門家からは立憲主義を脅かす存在と映る。

■法案の合憲性

 法案について、違憲や違憲の可能性があると答えた119人のうち40人以上が自由記述で現行憲法下での集団的自衛権行使は違憲と強調した。野坂泰司・学習院大法科大学院教授は「『他衛』を本質とする集団的自衛権行使の容認は、解釈の限界を超える」。市川正人・立命館大法科大学院教授は「集団的自衛権の一部を個別的自衛権の延長線上のものと位置づける政府解釈は論理的に破綻(はたん)している」と指摘した。

 一方、法案を合憲とする2人のうち、井上武史・九州大院准教授は、集団的自衛権について「憲法の文言からは明らかに違憲とする根拠は見いだせない」「違憲かどうかではなく、日本や国際社会の平和と安定に真に貢献するかという政策論議を国民は期待している」と述べた。

 法案は集団的自衛権行使のための「武力行使の新3要件」を定め、政府は「厳格な歯止め」とするが、20人以上が定義があいまいだとした。若尾典子・佛教大教授は「漠然としており、制限規定となっていない」。大津浩・成城大教授は存立危機事態について「政治的多数派の主観的な『危機』の判断で拡大する基準」とする。

 これに対し、法案を合憲とした元衆議院法制局法制主幹の浅野善治・大東文化大院教授は3要件を「厳格」と評価し、「国家を守るために必要な範囲に限定されている」とした。

 政府の憲法解釈を変更して集団的自衛権行使を可能にした手法についても約40人が疑問視した。井上典之・神戸大院教授は「憲法の最高法規としての性格を無視した行為」とした。

[朝日新聞]


■「憲法学者の中で改憲論者は警戒されている」安保法案「合憲論」百地教授に聞く

集団的自衛権の行使を可能にする安保法案をめぐって、多くの憲法学者から「違憲」の大合唱が聞こえてくる中、少数ながら堂々と「合憲論」を主張する憲法学者がいる。「合憲」とする学者は、憲法をどうとらえているのか。日本大学の百地章教授に聞いた。

●護憲派のヒエラルキーができている

――なぜ、「少数意見」になってしまったのか。

安保法制を合憲だと考えている憲法学者は、私のほかにも結構います。だけど、声を上げられない雰囲気があります。

憲法学者の学界では、護憲派のヒエラルキーができています。その中にいて、「あいつは改憲論者だ」ということになると、警戒、排除されるおそれがあります。発表の場が失われたり、論文の執筆の機会を奪われたりということもありえます。そうなると、賢明に対処しようという学者は、声を上げられないのです。

私は、この国の憲法の成立過程に疑問を感じています。憲法を改正する必要があると考えています。平和憲法が、そんなにいいものだったら、世界中が輸入してくれそうです。でも、そうなってはいません。

自らを守ることができない国家なんてありえません。世界の歴史から見ても、はたしてこれでいいのかという疑問がありました。憲法をなんとか改正したいという思いで、これまで主張を続けてきました。

●新しい安保法制で「ポジティブリスト」を増やす

――従来と異なる安保法制が、なぜ必要なのだろうか。

これまでの日本は「集団的自衛権を保有しているけれど行使できない」という状態でした。それを国際標準に合わせて、行使できる状態にするのが、今回の安保法制です。

政府見解では、憲法9条1項は、侵略戦争を放棄しており、戦力をもつことは認めていませんが、2項で、戦力にいたらない実力は保持できるとされています。つまり、自衛隊は「戦力」(軍隊)ではなく、「実力」だから認められるということです。

軍隊は「ネガティブリスト」で行動します。「してはいけない」と、国際法で禁止されたこと以外は、主権と独立を守るために自由に行動できるということです。これが軍隊の特色です。逆に、警察は「ポジティブリスト」、つまり、具体的に「これとこれはしていい」と書いてあることしかできません。

自衛隊は法制度上、警察と同じ発想にたっています。ですから、具体的に「ポジティブリスト」として、法律に書いてあることしかできません。今回の安保法制は「してもいいこと」を増やすためです。「集団的自衛権は保有しているけど行使できない」という、これまでのいびつな状態を解消するために必要なのです。

ただし、本当にやるべきことは、9条2項を改正して、自衛隊を軍隊とすることです。

――改憲をしなければ、集団的自衛権を行使できないのではないか。

そうではありません。今の憲法の枠内でも、集団的自衛権の限定的行使は可能です。それが今回の安保法制なのです。集団的自衛権は、国連憲章51条によって、すべての国連加盟国に認められた、国際法上の固有の権利です。

そのため、憲法に明記されていなくても当然に行使することができます。当たり前のことをわざわざ明文化することはありません。調べた限りですが、他の国でもそんなことをわざわざ規定している国はありません。

――国際法のほうが、憲法より上ということなのか。

国際関係においてどちらを優位にするのかという問題と、国内においてどちらを優位とするのかという問題は、分けて考える必要があります。

国内的には、条約よりも憲法が優位だというのが政府見解なので、憲法に違反するような条約は違憲無効になります。

ところが、国際社会においては、国際法が優位しています。だから、国際社会では、各国とも国際法にしたがって行動しています。国際関係においては、憲法を引き合いにだしたら国際秩序が成り立ちませんから。

●「お抱え学者が徴兵制合憲を主張している」報道に「そんなわけない」

――一部の報道では、「お抱え学者の百地教授は徴兵制も合憲だと主張している」と伝えられているが、真意なのか。

全くの事実無根です。徴兵制は憲法違反だといっています。ただ、政府のいう違憲論は理屈に合わないと考えているということです。

憲法18条には「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」とあります。

政府の理屈では、徴兵制は「意に反する苦役」にあたるから違憲だというわけです。しかし、そうだとすると、自衛官は、自ら率先して、自らの意思で「苦役」についているということになる。国を守るという神聖な任務に就いている人に対して、「あなたがやっていることは苦役だよ」というのは失礼極まりないと思います。

国際的に見ても、強制的な労働の中には、軍務的な役務は含まれないと国際人権規約に書いてあります。徴兵を苦役と考えている国は、私の知る限りありません。

私は、憲法で軍隊の存在が認められていないので、徴兵制も認められていないと考えています。つまり、徴兵制は9条違反ということです。また、現実問題として考えても、仮に改憲したとしても、徴兵制を定めることはないでしょう。

今日の軍隊は極めてハイテク化しています。素人の国民を連れてきて、1年2年鍛えたところで、なんの役に立つというのでしょうか。かえって足手まといになります。いい加減なことを報道するのはやめてほしいですね。

[弁護士ドットコムニュース]

Posted by nob : 2015年07月16日 20:41

いかなる要因と経緯にかかわらず、とちらから宣戦布告しようとも、戦争それ自体が未来永劫にわたり無条件に回避すぺき巨悪の根源。。。

■<ノーベル平和賞>昨年に続き「憲法9条」が候補に

 主婦や元教員らでつくる市民団体「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」(相模原市)が15日、東京・永田町の参院議員会館で記者会見し、ノルウェー・ノーベル委員会から先月、平和賞候補に選ばれたと発表した。受賞を逃した昨年に続き2度目。

 会見は集団的自衛権の行使などが可能となる安全保障関連法案の国会審議が続く中で行われた。実行委員の主婦、鷹巣(たかす)直美さんは「憲法にとって危機的な状況だが、みんなで声を上げ続ければ、現実が9条に近づくと信じる」と話した。

 ノーベル委員会への推薦人には今年から超党派の国会議員61人が名を連ねる。平和賞推薦の署名は54万筆以上。受賞対象は昨年同様「憲法9条を保持している日本国民」としている。【川上晃弘】

[毎日新聞]


■<安保関連法案>「国民が問題あると気づいて…」長谷部氏

 先月4日の衆院憲法審査会で、自民党推薦の参考人として安全保障関連法案を違憲だと指摘した憲法学者の長谷部恭男氏(早稲田大大学院教授)が、毎日新聞のインタビューに応じた。「立憲主義の危機が深まった」と安倍政権を批判する一方で、「国民が法案に問題があると気づき始めている。悲観するのはまだ早い」と、今後の国会審議への期待感も語った。【聞き手・川崎桂吾】

 <自民党推薦の参考人でありながら、法案に「ノー」を突きつけて反響を呼び、国民の関心を高めた。「潮目が変わった」とも言われている>

 私はずっと前から、集団的自衛権は違憲である、と言い続けてきました。あの場でも同じ主張を繰り返しただけです。参考人として呼ばれた際、自民の推薦とは知らされておらず、正直、あんな騒ぎになるとは予想していませんでした。

 もともと国民の間に「こんな法案を通していいのか」という違和感、エネルギーがたまっていた。そこへ私や他の先生方の指摘があって、「やっぱりそうなのか」と人々が納得したということだと思います。背景があったということです。

 <安倍政権をどう評価すべきか>

 政権の存在自体が、立憲主義を脅かしているのではないでしょうか。政治権力が好き勝手に振る舞えないよう憲法で拘束する、というのが立憲主義の最低限の要請です。安倍政権は憲法改正の要件を緩和しようとし、人事権を振りかざし、違憲かどうかのチェック機能を担ってきた内閣法制局を言いなりにさせようとした。つまり、憲法の拘束を外そうという試みです。立憲主義への攻撃と言っていい。その結果、明らかに憲法違反である安保法案が出てきたわけです。

 <長谷部さんの指摘後、自民党内から「人選を誤った」との声が上がった>

 私の考えは新聞にも掲載されていますが、読んでおられないのでしょうね。一連の経緯で印象に残っているのは、「砂川判決」を集団的自衛権が合憲であることの根拠として主張し始めたことです。

 <砂川事件最高裁判決(1959年)は、日本が主権国家として固有の自衛権を持つことを認めた。これを前提に政府は72年「(個別的自衛権は認められても)他国への武力攻撃を阻止する集団的自衛権は憲法違反で認められない」との見解を示した。だが安倍政権は合憲とした>

 全くでたらめな議論です。政府も合憲の根拠付けに困っているのでしょう。

 <今回の強行採決については>

 立憲主義の危機が新たな段階に入った。憲法が無視されるということは、その時々の政権の都合で憲法の意味がくるくる変わるということです。

 極端な例ですが、安倍政権の閣僚も徴兵制は違憲だと今は言っていますが、これもどうなるか分からない。安保法制が成立し、自衛官のリスクが高まれば成り手は少なくなるでしょう。

 <安全保障についてどう考えるか>

 国民の生命や財産に加え、その国のあり方を守ることも安全保障です。国のあり方を左右するのは憲法です。日本国憲法は、さまざまな価値観を抱く人々が、それでもフェアに社会生活の便宜とコストを分かち合える枠組みを提供しています。そんな憲法を壊して安保法案を成立させようとするのは、本末転倒ではないでしょうか。

 ◇はせべ・やすお

 1956年、広島市生まれ。東京大学法学部卒業。著書に「憲法と平和を問いなおす」「憲法とは何か」など。

[毎日新聞]


■「戦争の実情分かってない」=元自衛官、シンポで講演―東京

 安全保障関連法案に反対するシンポジウムが都内で開かれ、元自衛官の井筒高雄さん(45)が講演、「政府は戦争についてのリアルな認識がない」と訴えた。日弁連が主催、井筒さんら7人が登壇し、約300人が参加した。

 井筒さんは陸上自衛隊のレンジャー部隊に所属していたが、1992年の国連平和維持活動(PKO)協力法成立を機に、翌年「海外派兵は契約違反だ」と依願退職。現在は集会で講演するなどの活動を続けている。

 井筒さんは、レンジャー隊員の経験を披露。「自衛隊は専守防衛の戦略しか持ち合わせていない。アフガン戦争などでは後方支援の部隊の犠牲の方が大きく、危険なんだ」と強調。その上で「戦争の実情が分かっていない安倍(晋三)首相の言うように自衛隊を運用すれば、小隊は全滅する」と断言した。

[時事通信社/JIJI PRESS]


■<安保法案>理解得られず、任務果たせぬ 元イラク派遣隊員

 政府が15日に衆院特別委での採決に踏み切った安全保障関連法案。自衛隊の活動範囲は今まで以上に拡大され、武器使用など危険な場面も予想される。イラク派遣の経験を持つ50代の元陸上自衛官は「任務に向かう隊員の気持ちの支えは、国民の支持。国民の多くの理解が得られない中での採決は、新たな任務を課される隊員のことを思うと残念」と話す。

 中学卒業後、入隊し、近畿や北海道の駐屯地で約40年間勤務した。陸上自衛隊は2004〜06年、人道復興支援活動として、隊員をイラクに派遣。元自衛官もその一員に加わった。世論は賛否で二分され、日本を出発する空港に向かうバスの車窓から「派兵反対」のプラカードが見えた。当時階級は3佐で多くの部下がいた。「国民の大多数は自衛隊を応援している」と言って隊員を励ましたが、内心は複雑だった。

 3カ月間、活動したイラク南部のサマワは「非戦闘地域」とされた。だが、元自衛官は「万が一、隊員が亡くなった場合にどう対処するか、部下と検討した」と明かす。「国際貢献をしているという充実感があった」。一方で、宿営地の近くに迫撃砲が撃ち込まれることもあった。帰国後に自殺した隊員もいた。元自衛官は「ストレスを感じていた隊員もいたかもしれない」と話す。

 今回の安保法案が成立すれば、自衛隊の活動範囲は広がる。隊員のリスクは増えるが、元自衛官は「たとえ危険な任務でも、それが国益にかなうなら、命をかけるのが自衛官の仕事だ」と指摘する。

 だが、そうした犠牲を払ってでも、新たな法整備が必要なのか。「政府の説明では、国民に理解は広がらないでしょう。政府の危機感が国民に伝わらない」

 多くの憲法学者が今回の法案を「違憲」と指摘したことも気にかかる。「集団的自衛権を認めるなら、やっぱり憲法を変えるしかないんでしょう。そもそも今の憲法で自衛隊は合憲なのか。時間を区切って強引にやる話じゃない」【遠藤孝康】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年07月16日 20:17

一人一人の民意を結集すれば、必ずや流れは変えられる。。。

■<安保法案可決>若者たちが国会前で怒りの声「言うこと聞かせる番だ、俺たちが」

集団的自衛権の行使容認を盛り込んだ安保法案が7月15日、衆議院の平和安全特別委員会で、可決された。この日の夕方から、安保法案に反対する人たちが東京・永田町の国会周辺を埋め尽くした。

集まった人たちが「戦争法案絶対反対」「強行採決徹底糾弾」と怒りの声をあげる中、10代、20代の学生グループ「自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)」も声をあげた。

メンバーは国会前に仮設された壇上でマイクを握り、「安倍政権は民主主義を理解していない。徹底してノーといいたい。めっちゃ声だしていきましょう」と呼び掛けると、「イエー」「フー」と声があがった。

若者たちは「自由を守れ」「未来を守れ」「安倍はやめろ」「勝手に決めるな」「言うこと聞かせる番だ、俺たちが」「何か自民党、感じ悪いよね」などと声をあげた。

現場には社会学者の上野千鶴子さんも応援にかけつけ、「国会議員の主人は国民です」と政府の対応を批判した。

政治家も登壇し、共産党の志位和夫委員長は「若いみなさんがこの国の前途を考えていることを頼もしく思っています。安倍政権を倒そうじゃないですか」と呼び掛けた。社民党の吉田忠智党首も「憲法違反であることに変わりはありません。強く抗議していきましょう」と力を込めた。民主党の枝野幸男幹事長も「国民的な大きなうねりをつくってほしい」と語った。

●古賀茂明氏「30万人集まったら、流れが変わる」

デモを訪れていた元経産官僚の古賀茂明氏は弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「SEALDsに期待している。国会じゃ数で負けるが、この運動を続けて30万人集まったら、流れを変えることができると思う」と話していた。

精神科医の香山リカさんも取材に対し、「解釈改憲と安保法制は、国民と学問を愚弄している」「若い世代が参加する抗議運動は素晴らしい。この熱気を保ち続けて、来年の参院選に影響があると思わせないといけない」と語っていた。

[弁護士ドットコムニュース]


■「民主主義って何なんだ」 強行採決に抗議、全国で

 この道はどこへ行き着くのか。ヤジと怒号の渦。しかし与党側からも高揚感の見えぬまま、安全保障関連法案が15日、衆院特別委員会で可決された。「民主主義って何なんだ」。抗議の意思を示そうと、人波が国会前へ向かい、その輪は各地に広がった。

 「9条守れ」「安倍政権の暴走とめろ」。

 衆院特別委員会での採決から6時間余り経った午後6時半、日中の暑さが残る国会正門前でこの日4回目の集会が始まった。仕事を終えたサラリーマンや親子連れなど、様々な世代の約2万5千人(主催者発表)が数百メートルにわたって歩道を埋め、声を上げた。

 訴えは午後11時半まで続いた。雨が降るなか、傘もささずにいた京都市の大学院生藤井美保さん(24)は「きょう行かないと後悔すると思って来た。反対の声を国会に届けたかったから」と話した。集会は3度目という大学院生の女性(22)は「きょうの雰囲気はこれまでと全然違う。参加者も増えた」。

 東京都大田区の警備員半沢英雄さん(68)は、40代の娘夫婦と小学生の孫の3世代でやってきた。デモにそろって参加するのは初めて。抗議する人たちの姿を、子や孫たちとともに目に焼き付けたいと、連絡を取り合って駆けつけた。「今まで生きてきた中で、政治が一番危うい。何か行動しなくてはと思った」

 集会は、国会周辺で五月雨式に続いた。午後7時半からは学生団体「SEALDs(シールズ)」が開催。授業後、友人2人を誘って来た都内の大学3年生木村茜(あかね)さん(21)は、「強行採決反対」と書かれたプラカードを掲げ、声を上げ続けた。「大学でも、安倍政権のやり方はおかしいと思っている友人は多い。民意を無視しているようにしか見えない」

 今回の審議を見ていて、次の選挙には必ず行こうと決めた。「若者だって、政治に無関心ではないというメッセージを伝えたい」と話した。

 正門そばの演台では、学者や作家、若者、野党幹部らが代わる代わるマイクを握った。13日の中央公聴会で意見を述べた山口二郎・法政大教授(政治学)は「(公聴会での意見を)その後の審議にどう反映させたのか。政治が劣化し、民主主義が脅かされる。危機感を持って闘い抜く」と訴えた。

 抗議の動きは、各地でも起きた。

 広島市中区の原爆ドーム前。午後2時ごろから、市民ら約130人が「抗議! 戦争法の強行採決を許さん!」という横断幕を掲げて座り込んだ。祖父母が被爆者という会社員石本直(なお)さん(28)=広島市東区=は「戦争は過去のものだと思っていたが、最近は状況が変わってきて怖い」と話した。

 安倍晋三首相の地元、山口県下関市の首相の事務所前では、市民ら約40人が抗議した。神父の林尚志さん(80)は「安倍首相は法案の必要性を国民に説明しきっていない。強行採決はやり方が未熟だ」と批判した。

 熊本市中央区の辛島公園での座り込みに、平村和子さん(44)は3歳の長女を連れ、勇気を出し、参加した。「SNSで法案のことを拡散したり、知人に話したり、できることをしていきたい」。26日は東京・渋谷で開かれるママの会のデモに参加するつもりだという。

[朝日新聞]


■「憲法を壊すな」「廃案へ戦うぞ」  安保法案強行採決 高崎市で抗議集会

 衆院特別委員会で十五日、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案が与党単独で強行採決がされたことを受け、市民らによる抗議集会がJR高崎駅前であった。約七十人が「米国の戦争に日本を巻き込む法律で憲法を壊すな」「群馬から廃案に向けて戦うぞ」とシュプレヒコールを上げた。 (川田篤志)

 民主と社民両党、県内労組などでつくる団体「戦争をさせない1000人委員会・群馬」が企画した。強行採決に抗議するチラシ五百枚を駅利用者らに配り、代表者が演説して反対運動への協力を求めた。

 マイクを握った団体共同代表の一人の角田義一元参院議員は「違憲とされる法案を数の力で押し切った」と批判。法案が成立すれば、米国による戦争に日本が加担するリスクが高まると指摘し、「日本が戦争をする直前にあるが、今ならまだ止められる。国民の力によってつぶそう」と声を張り上げた。

 ほかの演説者も「戦後七十年目にして戦争の道に進むことを何としても阻止しないといけない」「県選出の歴代首相が守ってきた専守防衛を破るもの。自衛隊が海外派兵されれば隊員の命を危うくし、日本がテロにさらされる危険が高まる」などと次々と主張した。

[東京新聞]


■<安保法案>54議会、廃案などの意見書可決

 安倍政権が来週中の衆院通過を目指す安全保障関連法案をめぐり、東北6県の県議会と市町村議会のうち少なくとも54議会が、廃案や徹底審議などを求める意見書・請願を6月定例会や臨時会で可決、採択したことが10日、分かった。秋田県議会は唯一、法案の早期成立を求める意見書を可決した。

 東北の各議会の審議状況は表の通り。岩手県議会は8日、都道府県議会で初めて廃案を求める意見書を賛成多数で可決。「集団的自衛権の行使容認が前提であり、武力行使の一体化につながりかねない」と批判した。

 これに対し9日、長崎県議会とともに全国初となる早期成立を求める意見書を可決した秋田県議会は、「切れ目のない安全保障体制を構築する必要がある」との文言を盛り込んだ。

 青森、宮城、山形、福島の4県議会は廃案や徹底審議を求める意見書、請願を審議したが、いずれも否決か継続審査となった。

 市町村議会は6県の計227議会のうち101議会で審議された。青森では県労連提出の意見書を5町村が可決。岩手は10市町が廃案を訴える意見書、3市村が慎重審議を求める意見書を可決した。秋田は3市町が法案反対の意見書を可決、1市は同趣旨の請願が継続審査となった。

 宮城は8市町、山形は7市町が意見書を可決。徹底審議は可決したが、廃案は否決した議会もあり、意見書の内容によって判断は分かれた。福島は17市町村で可決、採択となった。

[河北新報社]


■<女性弁護士>安保関連法案に反対…140人ズラリ大集合

 ◇集会のゲストはこの人、小林節・慶応大名誉教授

 国会審議中の安全保障関連法案に反対する女性弁護士たちが10日、「women Love peace〜集団的自衛権にNO! 女性弁護士101人大集合」(東京の3弁護士会主催)と銘打ち、東京・有楽町で街頭宣伝して「法案は憲法違反だ」と訴えた。

 街頭宣伝に先立ち東京・霞が関の弁護士会館で開かれた集会には、女性弁護士約140人が参加した。ゲスト参加した小林節・慶応大名誉教授は、今回のタイトルのヒントになったディズニーアニメ映画「101匹わんちゃん」での犬たちの活躍を引き合いに、「先生方は訴訟だって勝とうと思ってやっている。負けて言い訳は嫌ですよね。今回は勝ちたいと思います」と呼びかけた。【和田武士】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年07月16日 20:04

原発推進、沖縄普天間、安保法案強行採決etc.、民意に背を向け続け、すべての政策が姑息さに満ちた現政権、、、それを看過し続けるのは、覚悟を持てない私たち国民一人一人。。。

■集団的自衛権、安倍流「普通の国」とは、どんな国か
大前研一の日本のカラクリ

日本の若者の血が流れても厭わない

安倍晋三首相の私的諮問機関である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」が集団的自衛権の行使容認を求める報告書を提出、これを受けて安倍首相は5月15日に記者会見し、「国民の命と暮らしを守るための法整備が、これまでの憲法解釈のままで十分にできるのか、さらなる検討が必要」と集団的自衛権の行使容認に向けた検討をさらに進める姿勢を強調した。与党にも協議を呼びかけ、必要があれば閣議決定で憲法解釈を変更する考えを示した。

もともと安倍首相は憲法改正によって集団的自衛権の行使容認を実現しようと目論んでいて、そのための地ならしが国民投票法だった。しかしながら、安倍首相は、国民投票法案を通す過程で改憲の厳しさを痛感したため、路線を切り替えて、憲法解釈によって集団的自衛権の行使容認を目指したのである。

ちなみに安保法制懇は第一次安倍政権時代の2007年に首相の肝煎りで設置された機関で、座長の柳井俊二元外務事務次官以下、メンバー全員が集団的自衛権の行使容認派だ。つまり、今回提出された安保法制懇の報告書というのは安倍首相の思想を慮って作り込まれたものであって、安保法制懇の提言自体には何の哲学もない。現行の憲法九条の下でも集団的自衛権の行使は許される、という首相の“御意”に沿った結論を出したものに過ぎないのだ。

安保法制懇の報告書を「政府の考え方とまったくイコールではない」と安倍首相は弁明しているが、そのあたりは阿吽の呼吸で、要するに子飼いの安保法制懇の提言を梃子に、集団的自衛権の行使容認に向けた議論を前に進める腹づもりだろう。しかも憲法解釈を変更する必要があれば閣議決定で行えばいいという、これまた姑息なやり方だ。

憲法解釈の変更だけで集団的自衛権の行使を容認してよいのかどうか、連立を組む公明党のみならず、自民党の中にも反対意見が存在する。本来なら、国会の場で与野党交えて議論を尽くすべき重要なテーマだ。それをたまたま安倍首相に任命された閣僚だけで決定していいものか。閣議決定となれば、自民党内の反対派も手が出せない。

尖閣諸島の帰属をめぐって揉めることになった理由の一つは、日清戦争の最中の1895年に尖閣諸島を閣議決定で日本に編入したことにある。しかし、日本の閣議で決まったことなど世界の国々は知らない。本来、議会で決議するなり、国際法に照らして法律を整備するなり、きちんとした議論の場を経て日本国の総意として、世界に発信する形を取るべきものなのだ。

防衛費を1%以内で経済成長に特化

憲法解釈の変更によって日本の集団的自衛権が解禁されることに対して、アメリカのへーゲル国防長官は歓迎の意を表明した。キャロライン・ケネディ駐日大使も憲法解釈の見直しを評価し、来日したオバマ大統領も安倍政権の取り組みを支持すると明言した。

当然だろう。集団的自衛権の行使容認は、もともとアメリカが軍事負担の軽減を求めて、日本に応分の負担をしてほしい、と強く要請してきたことである。安倍首相はそれをハッキリと言えばいいのだ。

戦後日本の安全保障はアメリカに大変お世話になってきた。アメリカのおかげで防衛費をGDPの1%以内に抑えることができ、経済成長に特化できた。冷戦を首尾よく切り抜け、台頭する中国と張り合っていられるのもアメリカのおかげ。しかし、そのアメリカもだんだん国力が弱まって、国防予算をかけられなくなってきた。従って今後は日本も応分の負担をしていく。在日米軍に対する思いやり予算のような形ではなく、もっと積極的に、と。

金銭的負担ばかりではなく、「boots on the ground(地上のブーツ:比喩で派兵)」で人的な貢献もしていく。時に日本の若者の血が流れることがあるかもしれないが、それも厭わない。我々はそういう決断をしなければならない――と。

集団的自衛権の議論が迷走しているのは、「アメリカの負担を減らすための集団的自衛権を今年中に日米ガイドライン見直しに盛り込みたい」という本音を政府が押し隠して、「普通の国になるための集団的自衛権」という建前に終始しているからである。アメリカからどういう要望がくるかわからないので、いろいろなケースを想定しているうちに、「地球の裏側までいくのか」「グレーゾーンはどうする?」などとわかりにくい抽象論にはまり込んで、議論が空転してしまっているのだ。

「アメリカの負担を減らすための集団的自衛権」という前提なら、アメリカの具体的な要望に沿って集団的自衛権を行使できるかどうかをその都度議会で議論すればいいのだ。安倍首相がそう腹を決めれば、いま15ものケースを並べ立てるなど無駄な議論をしなくて済む。

しかし、安倍首相としてはそれはやりたくない。なぜなら、「それならば湾岸戦争のときに、集団的自衛権の行使容認を閣議決定していたら、あなたは自衛隊を派遣したんですか?」と問われるからだ。「集団的自衛権が行使できるとしたら、イラク戦争やアフガン戦争に自衛隊を出したのか?」と具体的に聞かれたら安倍首相は答えに窮してしまうだろう。

野党にIQがあれば、そういう質問をしているはずだ。イラク戦争もアフガン戦争も何の大義名分もない戦争だった。あんな無意味な戦争でも、アメリカに頼まれたら自衛隊を出すのか――。安倍首相としては過去の事例を引き合いに出されて、集団的自衛権の定義を迫られるのが一番困ることだからだ。

韓国はベトナム戦争で犠牲者5000人

続いて議論しなければいけないのは、国連の平和維持活動(PKO)との兼ね合いである。現行のPKO協力法では自衛隊に許されるのは後方支援だけで、武力行使はできないことになっている。集団的自衛権が解禁された場合、自衛隊はどこまでPKOに従事できるのか。

これも過去の事例からエグザンプルを挙げて問い詰めるのが効果的。私ならこのように質問する。

「安倍さんが頭の中に描いている普通の国とは、どこの国ですか? 韓国ですか?」

過去10年のPKOを振り返っただけでもソマリア、アンゴラ、西サハラ、東ティモール、レバノン、ハイチ、アフガニスタンなど10回以上実施されているが、アジア太平洋地域でPKOに積極的なのが韓国とオーストラリアだ。韓国は現国連事務総長を出していることもあって熱心だが、東ティモールでは5 人、アフガンでは3人の死者を出している。もっと言えば、韓国はベトナム戦争に最大5万人派遣して約5000人(10%)の犠牲者を出しているのだ。

「5000人の犠牲者を出すのが普通の国か?」と安倍首相を攻めれば、「いやいや、韓国は特殊な国だ」と絶対に言い始めるはずだ。

ではオーストラリアはどうか。オーストラリアはほとんどのPKOに派遣しているし、多国籍軍にも率先して参加している。オーストラリアのジョン・ハワード元首相とイギリスのトニー・ブレア元首相は「ブッシュのポチ」と呼び称されたほどだ。

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恐らく安倍首相は「オーストラリアも違う」と言うだろう。同様にPKOに積極的に参加しているイギリス、フランス、ポーランドなども決して、「普通の国」などではない。同じ敗戦国のドイツにしてもアフガンで54人の犠牲者を出している。実際、アメリカに要請されてアフガニスタンに派兵した国は14カ国になるが全ての国が2桁以上の戦死者を出している(表参照)。日本が「普通の国」ではなかったことの幸せをこの表を見ながら感じてもらいたい。

エグザンプルを挙げていくと、結局、安倍首相は答えられなくなる。最終的には「普通の国ではあるが過去に事例はない」と認めざるをえなくなるのだ。つまり、安倍首相の言う普通の国とは「安倍首相の御意のままにアメリカ軍に協力する“特殊な国”」ということになるだろう。

国民の目の前できちんと議論せよ

東ティモールのPKOは東ティモールの独立を阻止しようとするインドネシアを抑える目的でスタートした。もし日本が東ティモールに自衛隊を派遣していたら、ASEANの盟主にして日本の最大の友人であるインドネシアと戦うことになったのだ。東ティモールのPKOはアメリカではなく、インドネシアと仲の悪いオーストラリアの要請によるものだった。集団的自衛権に基づいて国連PKOに参加しようというのなら、アメリカではない盟友に協力する、というケースもありうる。

一方でベトナムと中国の関係がキナ臭い。ベトナムには多くの日本企業が進出しているし、そこで働く邦人も多い。日本の国益そのものだ。ベトナムと中国の間で戦争が起こり、友好国ベトナムから要請があった場合、日本は自衛隊を派遣するのか。

憲法解釈の変更で認められる集団的自衛権とはどこまでを言うのか。閣議決定で押し通そうというのなら、安倍首相はこれを定義する義務があるだろう。私自身は集団的自衛権の行使容認に反対でも賛成でもない。どちらでもいいが、ここで一度決着をつけるべきだと思っている。

大事なのは国民の目の前できちんと議論をすること。野党や反対派は私が上記に提起したような論法で安倍首相を攻め、政府が目指している「普通の国」を定義させるべきだろう。

ありもしない事態を想定して、「そのケースは含まれる」「含まれない」などと政治家と役人が決めていくことではない。これまで、世界の国々がどれだけ多くの血と汗を流して「普通の国」をつくり上げてきたか。この議論を通じて、過去50年の諸外国の経験を学んでほしい。

朝日新聞的な戦後民主主義というものが、いかに日本人の目を現実から逸らしてきたか。そのことに少しでも早く気付いて、世界にキャッチアップしてもらいたい。


■沖縄から基地がなくならない隠された理由
大前研一の日本のカラクリ

国相手の裁判になったら沖縄に勝ち目はない

沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)を辺野古(名護市)に移設する問題をめぐって、政府と沖縄県の対立が深まっている。昨年11月の知事選で、辺野古沖の埋め立て申請を承認した現職の仲井眞弘多氏が敗れ、辺野古移設反対派が全面支援した翁長雄志氏が当選した。続く12月の衆院選では県内4つの小選挙区すべてで移設反対派の候補が勝利、自民党候補は比例区での復活当選に回ることになった。

しかし永田町に就任挨拶に訪れた翁長知事は安倍晋三首相以下、主要閣僚から面談を拒まれ、さらには財政難を理由に2015年度の沖縄振興予算が減額されるなど、辺野古への移設作業が進まない沖縄に対して政府は圧力を強めてきた。3月には辺野古沖の海底ボーリング調査を再開、夏に着工予定の本体工事に向けた動きを加速させている。

一方、第三者委員会による埋め立て承認手続きの検証が終わるまでボーリング調査を行わないように政府に要請していた翁長知事はこれに強く反発。ボーリング調査のために投入したコンクリートブロックがサンゴ礁を破壊した可能性が高いとして、現場調査の名目で移設作業を停止するように防衛省沖縄防衛局に指示。従わない場合、移設作業の前提になる「岩礁破砕許可」(昨年8月に仲井眞前知事が認可)を取り消す考えまで示した。

すると今度は防衛省が「停止指示は不当」として、関連法を所管する農林水産大臣に(行政不服審査法に基づく)審査請求を行い、併せて審査結果が出るまでの間、県の指示の効力をストップするための「執行停止」を申し立てた。これを受けて、林芳正農水相は暫定的に県の停止命令の効力を停止する決定を下した。翁長知事の停止命令が正式に無効かどうか、引き続き農水省が審査して裁定を下すことになるが、政府の意向を踏まえた裁決になる可能性が高い。

その場合、翁長知事サイドが移設工事を止める手立ては、裁決の取り消しや工事の差し止めを求める訴訟を起こすぐらいしかない(審査請求が棄却された場合、逆に防衛省が岩礁破砕許可取り消しの無効確認を求める行政訴訟を起こすこともありうる)。だが、国相手の裁判になったら沖縄県に勝ち目はない。そもそも辺野古移設は国の安全保障や外交に絡んだ国政案件であって、憲法第8章(地方自治)にもあるように(沖縄)県は国から委託された種々の事務作業を行っているに過ぎない。一地方自治体の一首長の判断で右から左には動かせない。翁長知事もそれは重々承知していると思う。

12年、垂直離着陸輸送機オスプレイを普天間基地に配備する問題が起きたときも、沖縄の反発は大きかった。しかし、結局は普天間基地にオスプレイは配備された。スピードは従来の輸送ヘリの2倍、航続距離は5倍のオスプレイは今や引く手あまたで米軍全軍に配備され、自衛隊も購入を決めたほどだ。オスプレイなら尖閣諸島まで簡単に行って帰ってこられる。つまり尖閣問題がこじれるほど普天間基地に配備されたオスプレイが抑止力になる(と勝手に勘違いする)のだ。小泉純一郎元首相の頃に合意された日米ガイドラインでは、日本周辺の島嶼部分は日本の担当となっているので、海兵隊に期待することはできない(ハズな)のである。一方、アメリカは尖閣が日米安保条約の対象となっている、とも言っている。対象ではあるが、担当は「おまえだ!」ということらしい。最近の集団的自衛権の解釈では、米軍の指揮のもとに日本も世界中に出かける、ということらしいので、今やこうした議論はあまり重要ではないのかもしれない。

辺野古移設問題にしても行き着く先は同じだ。政府と沖縄の溝がどれだけ深まっても翁長知事は、あるいは他の知事に代わったところで、最終的には辺野古移設を承認する。

膨れ上がる中国の脅威に真っ先に晒されるのは尖閣であり、沖縄だ。その抑止力になっているのが米軍基地であり、特に攻撃能力の高い海兵隊の存在である。仮に尖閣を奪われた場合、今の自衛隊ではとても奪い返せない。それができるのは上陸作戦が得意な米海兵隊。その拠点が普天間基地、という見立てなのだ。これがどのくらい信憑性がある筋書きなのか、あるいは軍事に疎い人間の錯覚なのか、明確には説明されていない。

実は06年の在日米軍の再編をめぐる日米合意で、普天間基地の辺野古移設を条件に、海兵隊の一部(沖縄駐留海兵隊約1万3000人のうち、8000 人とその家族9000人)を14年までにグアムに移転することが決まっていた。しかし尖閣問題の緊迫化もあって、海兵隊の重要性を再認識した日本側が残留を望んだために、グアム移転が遅れた、と言われている。一方、前述のように同じ頃に締結された日米ガイドラインによると「島嶼部分」は日本の担当、となっている。尖閣が攻撃された場合に米軍に頼ることはできないはずであり、尖閣が占領されたとしても海兵隊が出撃して取り返してくれる、という筋書きにはなっていない。だから辺野古に普天間の代替基地をつくり海兵隊に残ってもらいたい、というのは誰の希望なのか、が明らかではない。米軍は海兵隊をグアムまで後退させる、という独自の展開を当初から想定していたわけで、辺野古に移転して一部を沖縄に残留させる、というのは(沖縄県の要望でないのなら)日本政府の意味不明の筋書きだ。

翁長知事や名護市の稲嶺進市長は辺野古移設を否定しているが、当の辺野古では受け入れ容認派が多い。漁業者とも補償金で手打ちが済み、沖縄防衛局は名護漁業協同組合と総額36億円の漁業補償契約を結んだと報じられている。

沖縄の産業振興、雇用創出に役立つ解を

沖縄の基地問題は日本のカラクリの最たるものだ。基地問題で沖縄が炎上を繰り返す根本的な理由は、沖縄返還の真実を政府が国民に説明してこなかったことにある。72年の沖縄返還に際して、アメリカ政府は「軍政がこれまで通りなら、民政については返還する」という条件を出した。だが、そのことを時の自民党政府は国民に一切説明せずに、「我々が沖縄を取り戻した」と返還の手柄だけをアピールした。軍政が残された以上、米軍が沖縄の基地に核を持ち込もうが、貯蔵しようが、日本政府は文句を言えない。

アメリカは「民政は返してやったけど、軍政は自分たちの権利」と考えているから、日本の防衛とは直接関係のないベトナム戦争や湾岸戦争にも沖縄の米軍基地を使ってきた。当然、オスプレイの配備を日本政府に相談する理由はないし、「普天間基地が危ないというなら辺野古でもどこでも、さっさと代替施設を用意しろ。それから移転経費はおまえたちが払え」というのがアメリカの言い分。好きなように使えて、思いやり予算で駐留経費の面倒まで日本が見てくれるのだから、こんなに条件のいい在外基地はない。

一方、「民政だけ返す」という日米両政府の密約について、日本政府は国民に対して口をつぐんできた。代わりに、先の大戦で唯一の地上戦の地となったための戦禍や戦後長らく米軍の施政下に置かれた歴史的事情、さらにわずか0.6%という狭い国土に在日米軍基地の約70%が集中する基地負担の重さなどを理由に、政府は沖縄振興特別措置法(12年4月に22年まで延長する改正法を施行)を制定して、これに基づいて莫大な補助金や助成金を沖縄に投じてきた。 72年の本土復帰から40年以上続いてきた沖縄振興予算の総額は10兆円超。だが、そのほとんどが公共事業に費やされて、沖縄の産業振興、雇用創出には役立ってこなかった。また沖縄県民も補助金に甘えてまともに産業振興に取り組んでこなかった。振興予算以外にも軍用地代、各種税金の軽減措置など、さまざまな形で特別扱いを40年以上受け続けてきた。その結果、地場産業が育つこともなく、県財政の約75%を補助金に頼る依存体質が染みついてしまった。

25年ほど前、私は「ユイマールビジョン」という沖縄の経済的外交的自立ビジョンを提起した。当時は沖縄の政財界も盛り上がったが、補助金漬けで麻痺した今の沖縄には気概の欠片も感じられない。補助金と基地で働く人々の給料を入れても、県民1人当たりGDPは断トツ最下位。そんな沖縄から米軍基地がなくなれば、どうやって食べていくのか。辺野古移設問題はそういう前提に立ち、政府も、沖縄の人々も理性的かつ現実的な解を見つけるしかない。


[いずれもPRESIDENT Online]

Posted by nob : 2015年07月16日 17:44

また旅立つ君へVol.101/それまでの仕事すべての人間関係を断ち切ってしまうことで、切っても切れない真の絆が自ずと明らかになる。。。

■人間関係を「断捨離」するススメ。昔の友だちに執着してはいけない、6つのワケ

藤井紗良

世の中には、さまざまな「別れ」があります。相手が恋人でも、友だちでも、家族でも、それはとてもつらいもの。

私たちは、友だちを選ぶとき相手がどういう人でどういうことをしているか考えながら選びます。そして手間ひまをかけて友情をはぐくんだ分、その関係は長く続いてほしいと当然ながら思います。友情が終わるのを、恋人との別れよりももっとつらいと感じる人もいますし、なんだか「恥ずかしいこと」のようにとらえる人もいます。

しかしなぜ、カップルが別れるのは不思議だと思わないのに、友だちと別れるとなると、恥のように考えたりするのでしょうか?

友情が終わるのは、恥ずかしいことではありません。それはごく自然なことで、避けられないものでもあります。カップルが別れるように、タイミングによって友だちとも別れた方がよい6つのワケをご紹介します。

01.
環境が変われば
求めるものも変わる

人として成長し、変化して成熟していくと、だんだんとそれまでとは違う方向を向いて生きていくようになります。

同じ学校へ通い、同じ授業を受け、同じことで笑いあっていた友だちとは、一つ、また一つと共通点が減っていきます。

お互いの価値観も少しずつ異なっていきます。もしも何も共通点がなく、一緒に楽しめることがなかったら、今までのように友だちでいる必要はあるのでしょうか?

02.
あなたを取り巻く人間関係は、
友だちだけじゃなくなる

私たちには仕事場や、家庭、または恋人同士など、さまざまな人間関係があります。コミュニティが増えるにつれて、人間関係も複雑になっていきます。それは、自分を成長させてくれます。

その中で、昔の友だちのためにいつも立ち止まっていては、身動きが取れなくなってしまい、自分がなりたいと思う人になることができません。時に昔からの友だちは足かせになることもあるのです。何もメリットを与えない人間関係にしがみついている必要はないのです。

03.
価値のない人間関係に構っていられるほど
ヒマじゃない

悲しい現実ですが、年齢を重ねるにつれて、人間関係にさいていられる時間は少なくなっていきます。仕事に家族との時間がどんどん増えていくからです。でも、親友とドライブしたり、食事を楽しみたいという気持ちはまだ持ち合わせているものです。しかしその時間も限られたものになっているはず。

人生は30,000日ほどしかありません。昔の友人だけにこだわるよりも、今目の前にある人間関係に時間と余力を使うほうが面白く特別なもになるかもしれません。

04.
魅力を感じられない人と一緒にいるくらいなら、一人でいたほうが良い

旅に出て、もしも自分よりすぐれた者か、または自分にひとしい者にであわなかったら、むしろきっぱりと独りで行け。愚かな者を道連れにしてはならぬ。 仏陀の名言

若い頃は、一人でいるのをなるべく避けたりしていたものでした。一人でもんもんと考え込んでしまうような時間は過ごしたくなかったのです。大人になった今は、一人の時間を楽しむことができます。一人で考えごとにふける時間が癒しの時間だったりします。

魅力を感じられなくなった相手と過ごすよりも、一人で気ままに自分の時間を過ごした方が、より健康的な人生を送れると言えるでしょう。

05.
プライドを満足させるためだけの、
お飾りの友だちはいらないから

昔は、友人がたくさんいればいるほど、自分の価値が上がるように感じられたものでした。Facebookの友だちの数が重要だと思っていました。投稿のいいね!の数が気になっていました。でも今では、友だちの数で評判が左右されることはありません。また、一人で過ごす時も、友人といる時と同じくらい自信を持てるようになったはずです。

06.
心の余地をつくるために、
人間関係を整理すべきだから

モノが多いとどこに何があるのかわからなくなってしまいます。同時に友だちの数が増えてくると誰がどこで、何をしているのか?どんどん分からなくなってしまいます。

昔の友だちと仲良くしないといけないという執着を捨てて、「心の余地」をつくりスッキリしましょう。新しい価値観を吸収して、いままでにない人間関係を作るには、心に余裕を持つことが必要です。よりよい人生を送るために、いらない人間関係を切ってしまうのは、何も悪いことではないのです。

友だちと別れて、
新しい自分を発見しよう

最後に、アイデアは移動距離に比例すると言われたりします。移動することで今までに触れたことのない新しいコトやモノに触れて自分の考えていなかったことや五感を刺激してくれるからです。だからこそ、新しい場所に移動することは大切なのです。

新しい友だちや今までにいったことのないコミュニティに参加する事も同じことが言えるでしょう。今までと同じところにいるのではなく、新しいコミュニティや友だちに触れることで今までにない新しい自分を発見することもできるのです。

いままでの友だちに執着せず、断捨離してみてはいかがでしょう?

[TABI LABO]

Posted by nob : 2015年07月03日 16:54

まずは食生活改善と適度な運動から、、、ドローイン、私もお勧めします。さらに捻りを加えれば完璧です。。。

■産後のお腹のたるみを解消!家事をしながらキュッと引き締める方法

大野えりか
コスメ薬事法管理者/美容ライター

引き締まったウエストと腰にかけて美しい曲線を描くくびれは女性らしさの象徴といっても過言ではありません。しかし、産後を期に体型が崩れてしまってからというもの「ぽっこりお腹」に悩まされている女性は多いのではないでしょうか。かくいう私も、産後のぽっこりお腹に悩まされた一人です。
そこで今回は女性らしい曲線美を叶えるべく、家事や買い物の最中でもできるお腹の引き締めテク「ドローイン」を紹介いたします。
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「ドローイン」ってご存知ですか?

ドローインはお腹をへこませた状態で行う腹式呼吸のことで、へこませた状態を数十秒間キープすることでインナーマッスルを鍛え、お腹がへこむ癖をつけることができることで知られています。また、呼吸の仕方に工夫を加えるだけなので、時間や場所も選ばず気軽に始めることができるのも魅力のひとつ。
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「ドローイン」の効果

息を吸ってお腹をへこませるとお腹の一番深層にある腹横筋を鍛えることができます。この腹横筋は「ウエスト」をつくる筋肉のため、ドローインを行うことでお腹まわりのサイズダウンが期待できるのです。
また、腹横筋が鍛えられてくるとカラダの軸となる「体幹」も自然と安定し、背中や腰の痛みを改善できるほか、基礎代謝が上がり1日の消費カロリーもアップすると言われています。
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「ドローイン」の呼吸法

ドローインには様々な呼吸法がありますが、ここでは基本をベースに、私が実際に行い効果のあった方法を紹介いたします。
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1:姿勢を正し、胸を張る。そして、お腹をへこませた状態でゆっくり、たくさんの息を吸い込む
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2:息を吐きながらさらにお腹をへこませる。このとき、お腹を背中側に引き寄せるようなイメージで
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3:息を吐ききりお腹もへこませきったら、お腹の状態をキープしたままゆっくりと息を吸う
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4:息を吐きながらさらにお腹をへこませる。息を吐くときはおへそから5〜8センチほど下を意識する
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5:お腹をへこませた状態をキープしながら10〜20秒ほど軽く呼吸を続ける。慣れてきたら30秒、40秒とへこませる時間を徐々に伸ばしていく
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これをお皿を洗っている時、テレビを見ている時、街中を歩いている時など、ふと思い出した時に行います。
また、基本とされるドローインには3と4の動きはないのですが、さらに引き締めを強めたいときに行うとお腹がプルプル震える感覚があり、腹横筋の強化を実感することができますよ。
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「ドローイン」の注意点とコツ

いつでもどこでもできると紹介したドローインですが、食後のお腹がいっぱいの状態ではへこませにくく、苦しさを感じてしまうため避けた方がよいでしょう。
また、ドローインを行うとどうしても呼吸が深くなってしまうため、電車の中など人が多いところでは人目が気になり恥ずかしさを感じることもあるでしょう。その場合はドローインではなく、「ただお腹をぐっとへこませる」だけでもお腹に意識を向けることが習慣化できるためオススメです。
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女性は「ながら作業」が得意といわれていますから、慣れてきたら意識せずとも続けることができるはず。みなさんも、ドローインで引き締まったウエストとくびれを手に入れてみませんか?

[暮らしニスタ]

Posted by nob : 2015年07月01日 18:49

まだ看過し続けるのでしょうか。。。Vol.4

■余録:論語に「君子は矜にして争わず、群して党せず」と…

 論語に「君子(くんし)は矜(きょう)にして争わず、群(ぐん)して党(とう)せず」とある。君子はおごそかだが争わず、大勢といても徒党(ととう)や朋党(ほうとう)を組まないとの意味である。「党」とは自分たちの利益をむさぼるための一味であった▲明治の人が「政党」に戸惑ったのは、徒党や朋党による国政の支配と考えたからだ。政党を初めて理論的に解説したのは小紙の前身、東京日日新聞の社説という。主筆の福地桜痴(ふくち・おうち)は政党とは国政に害をなすものではないと強調した(季武嘉也<すえたけ・よしや>ほか編「日本政党史」)▲福地によると政党とは「上下の勢力を平均し君民の責任を堅牢(けんろう)ならしむ」もので、主義を異にする政党が互いに制し合うことで公平、公正な政治ができると説く。しかし政党間のバランスが崩れ、一党が権力を独占したりする時に、国政は混乱に陥ると主張したのだ▲では、これは政党の公論か、徒党の私議か。安倍晋三(あべ・しんぞう)首相に近い若手議員の勉強会で、安保関連法案への国民の理解が広がらない現状をふまえた参加議員の発言である。「マスコミを懲(こ)らしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働きかけてほしい」▲政府に批判的な沖縄の地元紙についても講師の作家、百田尚樹((ひゃくた・なおき)氏の「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」との発言があった。念のためにいうが時の政権を支え、国の政策を動かそうという「党」の会合でのことである。何ともあなどられた報道の自由である▲「その所為(しょい)たるや朋党と何ぞ異ならんや」。これは先の福地が自党の主張にこだわって異論を排除しようとする政党を難じた言葉である。明治の初めの社説がまたまた役に立ったのが情けない。

[毎日新聞]


■報道規制発言、批判相次ぐ…「おごりの結果」

 自民党の保守系若手・中堅議員らで作る勉強会「文化芸術懇話会」(代表・木原稔党青年局長)が25日に開いた会合で、報道機関への圧力を求める発言が相次いだことが分かり、野党は「情報統制につながる」として批判を強めている。

 政府・与党は、安全保障関連法案の国会審議への影響を最小限に抑えるため、沈静化に追われた。

◆百田氏が講演

 安倍首相に近い議員ら約40人が集まった25日の勉強会では、作家の百田尚樹氏が安保関連法案の必要性などについて講演した中で、「破廉恥とか売国とか、日本をおとしめる目的を持って書いているとしか思えない記事が多い」と報道機関への批判を展開した。

 出席者によると、講演後の質疑で議員の一人が、「同感だ。マスコミを懲らしめるには広告収入がなくなるのが一番だ。(百田氏のような)民間人が経団連に働きかけてもらいたい」と述べた。井上貴博衆院議員も「子どもたちに悪影響を与えている番組のワースト10を発表し、(広告を)出している企業を列挙すればいい」などと述べた。

 また、出席議員から米軍基地問題などに関する沖縄県の地元紙、沖縄タイムスと琉球新報の報道姿勢を巡る質問が出され、百田氏は「沖縄の新聞社はつぶさなあかん」と語った。

◆首相「大変遺憾」

 一連の発言について、首相は26日の衆院平和安全法制特別委員会で「事実ならば大変遺憾だ」と表明した上で、「自民党が企業に圧力をかけて、スポンサーを降りろとか、そんなことは考えられない」と釈明した。

 政府・与党内では「野党は攻撃材料にしてくる。審議に影響するだろう」(内閣官房幹部)との懸念が出ている。自民党の佐藤勉党国会対策委員長は26日、国会内に木原氏を呼び、「何てことをしてくれたんだ。委員会に迷惑をかけているから反省してほしい」と述べ、勉強会の慎重な運営を求めた。木原氏は記者団に「後ろから鉄砲(を撃った)という状態だと言われても仕方がない」と語った。

 井上氏は「発言が誤解を招いたとすれば申し訳ない。報道を規制する考えはない」との談話を発表した。

◆勢いづく野党

 野党は、「自民党は自滅している」(民主党中堅)と勢いづいている。民主党の岡田代表は26日の記者会見で、「情報統制は小さなところから始まる。メディアを自由に左右できるというおごりの結果だ」と批判した。衆院平和安全法制特別委で一連の発言を追及した民主党の辻元清美氏は「見過ごせない。自民党として恥ずかしいと思わないのか」と首相を突き上げた。

[読売新聞]


■自民勉強会発言 異論抑え込み、正しさだけ叫ぶ党の空気

■視点

 安倍晋三首相に近い自民党議員による勉強会「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)で、参加議員や講師として招かれた作家の百田尚樹氏から沖縄をおとしめたり、報道機関を威圧したりするような発言が出ていたことが分かった。与野党双方から批判が上がり、首相は国会で「事実であれば大変遺憾だ」と答弁。ただ、野党から求められた自民党総裁としての謝罪には応じなかった。

 一連の発言の舞台になった「勉強会」は、単なる一政党の私的な会合で講師と国会議員が自由に意見交換したもの、と見逃すことはできない。

 勉強会は自民党本部で開かれ、安倍首相を支持する議員や加藤勝信官房副長官や萩生田光一・総裁特別補佐ら首相側近も出席。講師は首相と共著を出すなど思想的に共鳴し、首相官邸がNHK経営委員に推した百田尚樹氏だった。主催議員の一人は朝日新聞の取材に「安倍さんのやっていることが正しいと発信してもらう。安倍さんを応援する会だ」と明言。実際、百田氏の発言に笑い声は起きたが、たしなめる声は出なかった。百田氏が何を言うかは自由だが、政権を担う国会議員がそれを容認したと受け取られても仕方がない。

 一方、党内では勉強会と同じ25日、安全保障関連法案に反対する識者を招いたリベラル系議員の勉強会も予定されていたが、党執行部の働きかけもあり、中止になった。

 昨年の衆院選の際、自民党がテレビ各局に「公平中立」を求める文書を出したり、4月にはテレビ局幹部を党本部で事情聴取したりしたこともあった。また、今国会では首相自らが審議の場で野党議員にヤジを飛ばすなど、自民党内では、異論を抑え込む一方で自らの正しさだけを声高に叫ぶような空気が強まっているように感じる。勉強会での数々の発言には、こうした党の現状が示されている。

 政権党には、異論があっても謙虚に聞き、説得によってできるだけ多くの人々の合意を形成していく姿勢が求められるはずだ。

 普天間移設をめぐり真剣に向き合うべき「沖縄」をおとしめ、言論の自由を揺るがすかのようにメディアの「懲らしめ方」を議論する――首相はこうした党の現実をどう考えるのか。

 そこにあるのは「政権」という重い権力を担う自覚に欠けた、自民党の姿だ。(西山公隆)

■沖縄2紙が共同抗議

 沖縄タイムスと琉球新報は26日、武富和彦、潮平芳和両編集局長名で「百田氏発言をめぐる共同抗議声明」を発表した。声明では「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない」という発言について「政権の意に沿わない報道は許さないという“言論弾圧”の発想そのもの」と批判。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)と周辺住民にかかわる見解には「沖縄の基地問題をめぐる最たる誤解が自民党内で振りまかれた」として訂正を求める考えを示した。さらに「批判的だからつぶすべきだ―という短絡的な発想は極めて危険であり、いずれ全国のマスコミに向けられる恐れのある危険きわまりないものだ」と指摘し、「今後も言論の自由、表現の自由を弾圧するかのような動きには断固として反対する」と表明した。

■他のメディアも抗議声明

 自民党の勉強会での発言を受け、日本新聞労働組合連合(新聞労連)や日本民間放送労働組合連合会(民放労連)は26日、抗議声明を相次いで出した。

 新聞労連は「新聞メディアへの弾圧であり、報道の自由への侵害だ」と指摘。出席議員から政権に批判的な報道機関の規制を求める声が上がったことについて、「憲法軽視も甚だしく、立憲主義国家の国会議員としての識見が問われかねない」と批判した。

 民放労連も「このところ自民党の議員はテレビ局に政治的圧力を頻繁にかけ続けている」として、各放送局に対して「萎縮せずに市民の立場から批判すべきは批判するジャーナリズム精神をさらに発揮するよう求める」と呼びかけた。

     ◇

 〈文化芸術懇話会〉 自民党の保守色の強い国会議員が立ち上げた勉強会。設立趣意書では「心を打つ『政策芸術』を立案し実行する知恵と力を習得する」と掲げる。安倍晋三首相の考えに近い保守系の文化人や芸術家を講師に招き、政権への支持を発信することで、幅広い層への支持拡大を目指す。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年06月27日 11:31

本来あるべき順序、、、そもそも行政の果たすべき責務。。。

■赤ちゃんポストいらない社会を 悩む女性の相談窓口開設

岡田将平

 親が育てられない赤ちゃんを匿名で預かる熊本市の病院の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」。その運営に長く携わった元看護部長の女性が病院を退き、相談窓口の充実に取り組んでいる。目指すのは「ゆりかご」のいらない社会だ。

 「何よりも、責めないことが重要です。特に、中学、高校、大学で『妊娠してどうしよう』という人の相談に、『あなたがこんなことするから』と言うのはとんでもないことです」

 今月6日、福岡県久留米市の大学で、田尻由貴子さん(65)が呼びかけた。妊娠に悩む人の話を聞いて的確にアドバイスできるようになってもらうためのセミナーで、行政や医療機関の関係者ら約200人を前に講演した。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年06月27日 11:10

私も、出先で白米を出されない限りは、もうすっかり玄米と雑穀米を食べ分けています。。。

■若返り、デトックス、顔やせ……最も効果が高いのはどれ? 白米VS玄米・雑穀米

柴田真希
管理栄養士・雑穀料理家

 日本人にとって毎日の食生活で欠かせないのが、お米。一口にお米といっても、白米・玄米・雑穀米など、様々な種類があります。でも、どうせ毎日食べるなら、身体にも美肌にも良いものを選びたいですよね!

 そこで、「白米VS玄米・雑穀米」をテーマに、美肌に良い食べ方をご紹介します。今回は、管理栄養士で雑穀料理家の柴田真希さんにお話を伺いました。

■白米は逆から書くと「米白」→「粕」

 一般的に、最も多くの方が食べているのが白米ではないでしょうか? でも実は、白米は文字通り「粕」の状態。玄米に含まれている豊富な栄養素(ビタミンB群やEなど)が取り除かれてしまっているのです。

 もちろん、エネルギー源である炭水化物は含まれていますが、食べやすさを追求した結果、身体にとってはとても勿体ない状態になってしまっているのが白米なのです。

■玄米のメリット・デメリットとは?

 そうなると、「栄養価が失われていない玄米を選べばいい!」と考えがちですが、玄米には加工されていないが故のデメリットもあるそう。

 「玄米は栄養価は高い一方、白米に比べて調理時間が長いのが難点。また、よく噛まないと栄養価が吸収できないため、お子さん・お年寄り・胃腸の弱い方にとっては食べにくい上に栄養が摂取できていないことも考えられます」。

 そんな不便さを伴うことから、玄米を摂り続けることに抵抗感を示す人も少なくありません。

 しかし、玄米も栄養価が優れていますので、しっかり浸水した後に十分に炊きあげて、よく噛んで食べて玄米の栄養をきちんと消化・吸収するようにしましょう。白米にも玄米にも、良いところと悪いところがあるのですね。そこで、良いとこどりなのが「雑穀」というわけです。

■白米に雑穀をプラスして栄養価アップ!

 雑穀は特別な品種のお米というわけではなく、白米の一部です。そのため、雑穀を加えてもカロリーは変わらず、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養価がグンとアップするのが特徴!

 また、通常通りご飯に混ぜて炊くだけなので余分な手間もありません。さらに、どんな食事にも合わせられ、毎日・毎食取り入れることが可能なので、続けやすく・効果を感じやすいのが魅力です。

■旬の野菜との組み合わせて「美肌ビタミン」を網羅

 「美肌ビタミン」と呼ばれている、ビタミンA・C・E。しかし、これらをバランスよく摂るのは意外と難しいもの。雑穀(穀類全般)にはビタミンA・Cは含まれていませんが、逆に野菜類に少ない、代謝アップのビタミンB群や、「若返りビタミン」と呼ばれるビタミンが雑穀には豊富に含まれています。

 ビタミンAやビタミンCを豊富に含んだ、旬の野菜や緑黄色野菜を雑穀と合わせて摂れば、美容に良いビタミン類をくまなく摂ることが可能に。野菜だけ・お米だけといった偏った食事では成し得ない、美肌効果をもたらしてくれるのです。

■雑穀で全身デトックス!

 雑穀の嬉しい効果はそれだけではありません。ほかにもカルシウムや鉄分などのミネラルが豊富なことから、ストレス軽減、貧血防止などにも役立ちます。また、食物繊維も豊富なので、多くの女性が悩んでいる便秘解消に繋がるというメリットも。

 どんなに高価な美容サプリを摂っても、余分なものを出さなければ美肌にはなれません! そんなデトックス効果も担ってくれるのが、雑穀なのです。

■雑穀の色には栄養の秘密がいっぱい!

 雑穀には黒米・赤米・あわ・きび・はと麦など、たくさんの種類があります。色とりどりの美しさも雑穀の魅力ですが、これらは単に見て楽しむだけでなく、それぞれに栄養素を含んでいるもの。サプリメントのように、その時々によって摂りたい成分で選んでみるのも良いかもしれません。

□色の保つ成分「フィトケミカル」

・黒米の紫色……瞳の健康維持に効果的なアントシアニン
・赤米のピンク色……ビタミンEの5倍の抗酸化力! プロアントシアニジン
・あわやきびに含まれる黄色……エイジングケアに有効なポリフェノール

■雑穀で顔やせも!?

 雑穀ごはんをたべていると、白米に比べて自然と良く噛むようになります。そのため、満腹中枢を刺激するためダイエットにも効果的。噛む回数が増えるとあごのシェイプアップにも繋がります。

 ちなみに柴田さんによれば、パン食、麺食はよく噛むことが難しいので、アゴ周りに締まりがない人が多いのだそう。思い当たることがあった方は、雑穀ごはんに挑戦してみてください。

 このように、毎日食べている白米に雑穀をプラスして炊くだけで、美肌のために良いことがたくさん! また、雑穀ごはんを並べるだけで、食卓の彩りもよくなり、楽しい食卓になること間違いなしです。

 白米派だった皆さんも是非今晩から、美容と健康のためにも「雑穀食ライフ」を始めてみてはいかがでしょうか?

[AllAbout]

Posted by nob : 2015年06月27日 10:56

まだ看過し続けるのでしょうか。。。Vol.3/なかなか報道されないこの種のニュースVol.2

■「殺すのイヤだから戦争反対」 19歳女性呼びかけ、札幌で700人「ふるえる」デモ

 札幌在住の19歳のフリーター高塚愛鳥(まお)さんが安全保障関連法案に反対しようと呼び掛けたデモ「戦争したくなくてふるえる」が26日、札幌市内で行われた。「戦争は怖い」という若者の率直な声はインターネット上で大きな反響を呼び、初めてデモに参加する人を含め約700人が集まった。

 大通西8丁目からススキノまで「死にたくないから戦争反対」「殺すのイヤだから戦争反対」などと声を合わせてデモ行進した。札幌市東区の高3生藤田涼香(すずか)さん(17)は「日本が戦争するような国になったら最も影響を受けるのは私たち若い世代だから」と初めて参加した理由を話した。

 ススキノでは10~20代の7人が演説。北海学園大4年の伊藤聖泰(まさよし)さん(22)は「戦争のことなんて1ミリも考えたくない」。高塚さんは「私たちの未来は私たちが決めたい」と訴えた。デモは今後も続ける予定だ。

[北海道新聞]


■「戦争が怖い」 19歳女性が呼びかけたデモに700人

 茶髪にラメが輝くまぶた、たっぷりのつけまつげ。19歳の高塚愛鳥(まお)さんが26日夜、札幌市の繁華街・すすきののネオンを背にマイクを握った。「デモなんかうるさいだけだと思っていた私がここに立っているのは、戦争が怖いからです」

 大学を半年で中退。留学したり飲食店のアルバイトをしたりしている。安保関連法案反対のデモを思い立ったのは9日前。戦争の当事者になるのは若い自分たちなのに、人任せでいいのか――。「法案について知ってる若者ってどれくらいいるんだろ」。SNS「インスタグラム」に書き込んだ。「アクションしなきゃ」。友人の反応に勇気づけられた。

 翌日、警察にデモを申請。その夜、バイト仲間が友達を10人集めてくれた。デモの名は「戦争したくなくてふるえる」。人気歌手西野カナさんの歌詞「会いたくて震える」にかけた。フェイスブックで参加を呼びかけると「いいね!」が3千を超えた。当日の参加者は約700人(主催者発表)。若者とともに親子連れも高齢の夫婦も練り歩いた。(伊木緑)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年06月27日 10:49

事実は遅かれ早かれいずれ明らかになる。。。

■ビンラディン暗殺の真実を暴露した記事が全米で大波紋、これはオバマへの警告なのか?

アメリカがアルカイダに勝利した「栄光の瞬間」が、一転してオバマ政権の最大の汚点となる可能性が出てきた。

アメリカの著名ジャーナリストが「ビンラディン暗殺作戦は茶番だった」とする記事を発表し大きな波紋を呼んでいるのだ。

掲載されたのは、今年5月10日発売の英誌『ロンドン・レビュー・オブ・ブックス』。筆者は、ピュリツァー賞も受賞した大物ジャーナリストのシーモア・ハーシュだ。

これまで、ビンラディン暗殺作戦に関する報道はほとんど黙殺してきたオバマ政権も、さすがにハーシュは無視できなかったようだ。ホワイトハウスやペンタゴンのスポークスマンは「ほとんどは作り話」「間違いだらけ」などと火消しに躍起になっている。

ハーシュの主張はこうだ。

これまでオバマ政権は「アメリカの諜報機関がビンラディンの潜伏先を発見。本人の確証は得られなかったが突入に踏み切り、銃撃戦の末、殺害した」と公式発表してきた。

しかしハーシュの記事によると「ビンラディンを見つけ出したのは、アメリカではなくパキスタン軍の情報機関。ビンラディンは難病を患っており、彼の主治医からDNAがパキスタン軍を経由してアメリカに渡り、本人を特定した。さらに突入時も銃撃戦はなく、実際は無抵抗な状態で射殺した」という。

その真偽のほどは不明だが、なぜ今これが暴露され、そこまで波紋を呼んだのか…少し視点をずらし、「ハーシュの記事が出たことで、誰が得をするのか」が問題となる。

中東の対テロ戦争の最前線で戦う、ある日本人コントラクター(傭兵)はこう語る。

「記事が出てアメリカとパキスタンの関係がギクシャクすれば、パキスタンは保有する核兵器をサウジアラビアなど湾岸諸国に渡しやすくなる。これはオバマ政権が事実上、核開発を黙認したイランに対する牽制(けんせい)となります。

では今、イランを牽制したい国でこれだけの仕掛けができるのはどこか? そう考えると、どうも背後にはイスラエルの影が見える気がしてならない。ハーシュはユダヤ系で、かつてイスラエルの核保有を真っ先にスクープしたように、イスラエルに強いパイプを持っていることは間違いありませんから」

国際ジャーナリストの河合洋一郎氏も次のように補足する。

「アメリカの大統領は、2期目に入ると歴史を意識する。オバマはすでにノーベル平和賞を受賞していますが、まだ外交の実績に乏しいためパレスチナ和平交渉やイランとの関係正常化に本腰を入れる可能性は十分にある。

しかしこれはイスラエルにとっては迷惑この上ない話。そんなオバマへの最初の“牽制球”が、この暴露記事だと考えることもできる。まだまだおまえのスキャンダルは握っているぞ、というメッセージというわけです」

臆測が臆測を呼ぶ謀略の世界。「真実」は永久に闇の中なのだろうか…。

(取材/小峯隆生 世良光弘)

[週プレNEWS]

Posted by nob : 2015年06月22日 20:51

(驚)

■<少子化白書>若者4割「恋人欲しくない」

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 「今、恋人が欲しいですか?」の問いに若者の約4割がNO−−。結婚適齢期の20〜30代を対象にした内閣府の意識調査で、未婚で恋人のいない男女の37.6%が「恋人は欲しくない」と答えたことが、22日に閣議決定された少子化社会対策白書に盛り込まれた。4年前の同種調査より上昇傾向がみられ、男女ともに“草食化”“絶食化”をうかがわせる結果となった。

 調査は「結婚・家族形成に関する意識調査」。全国の20〜39歳の男女7000人を対象に、昨年12月から郵送で実施。2643人から回答を得た。

 「恋人は欲しくない」と答えた未婚で恋人のいない人の割合は、男女別でみると、女性が39.1%と男性の36.2%を上回った。年代別でみると男女とも30代よりも20代の方が恋人が欲しくない率が高く、男性20代は39.7%、女性20代は41.1%に上った。

 収入別では、男女とも収入がない層は約半数が「欲しくない」と答えたが、収入が高くなるほど恋人が欲しい率が高まり、男性は年収400万円以上で79.7%、女性は200万円以上で70.7%が「欲しい」と回答した。

 「恋人が欲しくない」とした人の理由(複数回答)は、多い順に「恋愛が面倒」が最多で46.2%、次いで「自分の趣味に力を入れたい」(45.1%)▽「仕事や勉強に力を入れたい」(32.9%)▽「恋愛に興味がない」(28%)だった。

 4年前の同種調査は統計処理の方法がやや異なるため、単純に比較はできないが「恋人が欲しくない」とした人は31.6%で今回より6ポイント低かった。

 白書は、子育て支援のみならず、結婚についての情報提供など、きめ細かな少子化対策の推進が必要としている。【山田泰蔵】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年06月22日 20:44

愛すればこそ。。。

■浩市さんを1人にしない/佐藤浩市の妻の手紙全文

 佐藤浩市(54)が20日、都内で行われた主演映画「愛を積むひと」(朝原雄三監督)初日舞台あいさつで、妻からのサプライズの手紙に男泣きした。

<佐藤浩市の妻の手紙全文>

 浩市さん…心臓が飛び出るくらい、ビックリしていることと思います。すみません。私はこの作品を見るのが、今日で3回目。きっとまた、客席で号泣していると思います。

 もし自分が、夫より先に旅立つことになったら…ふと、そんなことを考えてしまいました。良子さんのように大きな愛を持ったウソを、浩市さんや息子たちに突き通せるでしょうか? 最後まで、あんなに強く凜(りん)としていられるでしょうか? 罪を犯した若者を、大きな愛で許せるでしょうか? そして、自分がいなくなった後を想像し、あんなに優しい手紙を書くことができるでしょうか? 私には、とても自信がありません。

 結婚した当初、体があまり丈夫でない私は、「自分が死んだら、保険金で好きな映画を作ってね」と、あなたに言ったことがありました。もちろん当時は、まだ若く、死という存在が遠くにありました。でも、自分が浩市さんよりも、先に逝ってしまうような気がしたのは本当です。今の私は、違います。篤史さんと似ていて、役者の仕事しかできない浩市さん…あなたを残して旅立つことは、家族はもちろん、事務所のマネジャーさん、映画関係者の皆さまに、とてつもないご迷惑をおかけすることになり、それを思うと、とても先に逝くことなどできません。

 この作品を通じて、命には…限りがあるということを痛感しました。当たり前の日常が、突然なくなることもあるということも。その時、後悔しないように、健康を大事に、感謝しながら、大切な家族や大切な方たちとの時間を、丁寧に過ごしたいと思います。

 23年前に浩市さんからいただいたお手紙にあった「僕は一生あなたの味方です」という言葉を、今も忘れません。私の一番の味方は、浩市さんです。だから、どんな困難も乗り越えていけます。これからも、家族でいろんな形の愛を積み上げて、たくさんの笑顔につなげていきましょうね。

 「愛を積むひと」は、ご夫婦はもちろん、恋人たち、子どもの立場から…そして迷える若者と、幅広い層のお客さまの心に残る作品だと思います。1人でも多くの方に見ていただいて、もう1度、大切な方との人生を見つめ直す、ひとつのきっかけになるといいなと思います。浩市さん…私は、浩市さんを1人にしないように、浩市さんよりも1日でも長く生きることを約束します。(原文のまま)

[日刊スホーツ]

Posted by nob : 2015年06月22日 20:39

まだ看過し続けるのでしょうか。。。Vol.2/なかなか報道されないこの種のニュース

■安保法案反対 怒れる「人間の鎖」 国会前デモに1万5千人

 安全保障関連法案に反対する多くの女性たちが20日、怒りを示す赤色の服やスカーフをまとい、「人間の鎖」をつくって国会議事堂を取り囲んだ。約1・5キロにわたり、約1万5千人(主催者発表)が参加し、プラカードを掲げるなどして「戦争法案、絶対廃案」「9条守れ」と訴えた。

 呼びかけ人の音楽評論家、湯川れい子さんは「後方支援は戦闘行為というのが世界の常識。どんな理由でも戦争はいけないし、その芽をつくってはいけない」と強調。青井未帆・学習院大大学院教授は「自衛隊を外交の道具にしようとしているのではないか。9条を持つ日本ならではの国際貢献がある」と指摘した。

[北海道新聞]


■「戦争いや」女性たち結集 安保法制に抗議、各地で声

 戦争を知る世代、子を持つ母親……。集団的自衛権を使える新たな安全保障法制をめぐり、女性たちが20日、各地で声を上げた。子どもたちが戦地に行くことになるの? 男性目線で議論が進んでいない? 不安や懸念、疑問が残ったままの現状を訴え、国会に届けようとの思いがある。

 「誰ひとり、戦争に行かせません」「よその国の戦争に加わりません」。午後2時すぎ、手をつないだ女性たちが国会周辺を取り囲んだ。その数は主催者発表で約1万5千人。赤色の服やスカーフを身につけて、「怒り」を表した。

 杖をついて参加した矢田京子さん(76)=東京都府中市=は戦争で父を亡くしたといい、「戦争に参加するようになっても誰も幸せにならない」。6歳と4歳の娘を連れた竹川由梨乃さん(32)=横浜市=はデモでの抗議は初めて。「テレビの前で文句を言っていても、何も変わらないと思った」と話していた。

 国会正門前では、学習院大教授(憲法学)の青井未帆(みほ)さんが「政権は憲法で政治を縛るという立憲主義を無に帰そうとしています」と訴え、音楽評論家の湯川れい子さん(79)は「いかなる理由であろうと、正しい戦争はあり得ません」と語った。

 東京での動きがフェイスブックに載ると、各地に広がった。大阪市の繁華街にある公園には、赤いTシャツやワンピースを着た約200人が集った。呼びかけ人で、前大阪弁護士会長の石田法子さん(66)の「憲法をないがしろにする今回の安保法制案を許せません。おかしいという声を広げよう」というメッセージが読み上げられた後、御堂筋を練り歩いた。

 「法案に反対する人がこれだけいるんだ、と示したかった」と話したのは、デモの参加が初めてという会社員の沢岻(さわし)智子さん(34)=大阪市。中国の海洋進出を警戒する現政権が新たな安保政策を急ぐ状況も理解できるが、「軍事力に頼らず、日本が率先して友好関係をつくるべきではないでしょうか」と考える。

 大阪であった抗議行動の呼びかけ人には、スペイン人シスターのマリア・コラレスさん(78)も名を連ねた。

 日本での生活が56年になるコラレスさんは取材に対し、新たな安全保障法制の関連法案について「たくさんの憲法学者や国民が『憲法違反』と声をあげているのに、政権がまったく聞こうとしないという事態は異常だと思う」と話す。そして、力を込めた。「憲法9条は日本だけのものじゃない。世界の、人類の宝だと思う」

 札幌市中央区の大通公園ではこの動きとは別に、安保法案に反対する「戦争をさせない北海道大集会」があり、約5500人(主催者発表)の男女が参加した。北海道出身の作家、雨宮処凛(かりん)さんは「安倍政権は、命を軽んじる政治をしている」と主張。参加した女性公務員(36)は「弱者が犠牲になる戦争に結びつく法案には、絶対反対」と語った。

 名古屋・栄で午後1時から始まった「安倍政権いかんがね 怒れる女子デモ」には約150人が参加。真っ赤なショルダーバッグを携えた愛知県瀬戸市の造園業、木下輝子さん(39)には、小学生の息子と娘がいる。「自衛隊が戦場に行くようになるかもしれない。隊員のお母さんの気持ちになると、行動したくなった」

 名古屋市東区の主婦、草地妙子さん(36)も小学生と中学生の2人の子を持つ。「今の時代を戦前のようにしたくない。子どもから、あの時、親として何をしていたのかと言われたくない」とデモに加わった。

 高校教員だった愛知県春日井市の安達葉子さん(68)は「教え子を戦場に送りたくない。男性は社会のしがらみで行動しにくい。女性だからこそ声を上げたい」。デモを呼びかけた一人、山本みはぎさんは「安倍さんの政治は命を大事にしない。それが根底にあるから間違う」と話した。

 長崎市の中心部では「女の平和」長崎集会があり、女性100人以上が参加。「私たちは人を殺し合うのは許しません」「レッドカード、安倍総理」などと声を上げた。

 ただ、立ち止まる人は多くない。呼びかけ人の一人、安達和美さん(53)はマイクを握り、こう訴えた。「戦争が起きるわけがないと思っている人が圧倒的かもしれない。しかし、(戦争が起きた後に)あのとき反対をしていればと苦しみ、命が奪われるのは私たち国民です」。さらに、70年前には与えられていなかった女性の選挙権が今はあると語り、「自分自身で未来の子どもたちのことを考え、声を大きく出してほしい」と呼びかけた。

■集まり、京都や富山でも

 一つ一つのモヤモヤに立ち止まり、言葉にしようよ――。こうした思いで、新たな安保法制と向き合う女性たちもいる。インターネットのツイッターやフェイスブックなどを通じて集まる「怒りたい女子会」だ。

 先月31日の日曜。京都市に約30人が集まった。「YES PEACE(平和がいい)」と書いたボードを持って街を歩いたり、「政治は男のものじゃない」と声を上げたり。その中に大学時代は途上国支援に関心があったという女性会社員(29)がいた。

 「女性の声が政治にもっと反映されていたら、こんなに急ピッチで事は進まなかったかも……」。集団的自衛権を使えるとした新たな安保法制の関連法案に対し、後悔の念に似た気持ちがあるという。「これまで70年間、戦争で殺すことも殺されることもなかったことが日本の誇り。それが壊されるかもしれない危機感を覚えます」

 同じ日、富山市では別の市民団体などが呼びかけた集まりに約200人の女性が足を運んだ。安保法制に加えて、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設にも抗議。こうした集会に初めて参加したという会社員の永島ひろみさん(43)は長男(5)と長女(1)を見つめ、「漠然とした不安があるんです」と話していた。

■女性週刊誌も特集

 芸能人や皇室の話題を多く扱う女性週刊誌も、安保法制を取り上げる。

 「あなたの子供が“アメリカの戦争”に命を捨てる!」。こうしたタイトルの特集を3ページにわたって載せたのは、「女性自身」(光文社)の6月2日号だ。

 現政権が成立をめざす安保法案について「強引な手法で日本の進路を決めるのは、あまりに国民無視、国会軽視」「米国のために日本が戦争するという内容。これは明らかに憲法違反」とする識者の指摘を掲載。小見出しで「母が声を上げれば 日本は救える!」とうたい、「戦後70年。私たちは今、重大な岐路に立っている」と結んでいる。

 特集を組んだ理由について、編集長の田辺浩司さんは「『女性自身』の読者は子育て世代の女性が多く、子どもの未来に関わるテーマに敏感です」と説明。そのうえで「女性たちが『子どもを守りたい』という視点で安保法制の行方を見ているのは、取材現場からも伝わってきます」と話す。

 別の女性誌も、編集会議で安保法制をどう扱うか議論しているという。ある編集者は「難しい問題だが、子どもたちの将来にも関わる身近なこととして、今後取り上げていかなければならない」と話した。

 今だからこそ憲法について考え、知ろうというメッセージを発するなどしたファッション雑誌も。インターネット上で話題になり、関心を集めている。

[朝日新聞]


■自衛官、海外で戦う約束したっけ 子供が2人「命の対価示して」 首相説明に違和感

 安全保障関連法案が憲法違反かどうかで揺れる国会の議論を、現場の自衛隊員はどうみているのか、道央の陸自駐屯地に勤務する40代の男性隊員に聞いた。男性は「個人的には違憲だと思うし、専守防衛という自分たちの任務を逸脱する」と法案を疑問視した上で「それでも法案を通すなら、せめて隊員の命の対価を明示してほしい」と訴えた。

 男性は道内の高校を卒業後、陸自に入った。隊員は自衛隊法53条で全員が入隊時に「服務の宣誓」を義務付けられている。「私は、我(わ)が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守(じゅんしゅ)し…」。男性は記者の前で宣誓文をそらんじてみせた。

 中学や高校だけでなく入隊後の教育でも、憲法9条の定める専守防衛や戦争放棄について習った。自衛隊の任務も治安出動と防衛出動、災害派遣と聞いていた。法案が成立して海外で戦うとなると「『そんな約束で入ったっけ』という思いを持つ隊員は多いだろう」と言う。

 専守防衛を超える集団的自衛権の行使について、違憲でないとする政府の主張に対し、歴史が好きな男性は「関ケ原で勝ったのは豊臣側だったと言われているみたい」と表現した。「習ったことと全然話が違う」

 事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえる。安倍晋三首相が好んで引用する、自衛隊員の宣誓文の一節だ。

 過去の海外派遣でも隊員は事前に意向を聞かれ、多くが「熱望する」と答えた。だが法案が通れば激減すると男性はみる。「次は行ったら死ぬっしょ」と過去に海外に派遣された隊員が言う。妻や親からも「大丈夫か」と聞かれる。妻は「行けと言われたら辞めていい」と言ってくれている。

 自衛隊員の士気も訓練の質も「首相が思うほど高くはない」と男性は言う。

 男性は、機関銃の実弾の下を進む訓練を受けたことがある。前進の合図で4秒、約20メートル走って、伏せ、また立ち上がって進む。多くの隊員が受ける基本訓練だ。しかし弾が飛ぶのは頭上20メートルの高さ。これが自分めがけて弾が飛んでくる戦場だったら、立ち上がれるのか。「おれは立てない」

 男性には2人の子供がいる。「どうしても法案を通して、自衛隊員に危険を押しつけるなら、『絶対安全』とか『リスクはない』といった建前の抽象論ではなく、子供が何歳になるまで毎月いくら補償してくれるのか、具体的に示してほしい。隊員の命の値段を明確に示してほしいんです」(報道センター 関口裕士)

[北海道新聞]

Posted by nob : 2015年06月22日 20:23

まだ看過し続けるのでしょうか。。。

■室井佑月「安倍さん、そこを説明してみやがれ」

 集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案をめぐって、憲法学者が「違憲」と指摘した問題。作家の室井佑月氏は、改憲にこだわる理由を安倍晋三首相に説明してほしいという。

*  *  *

 5日付の朝日新聞によると、「衆院憲法審査会で4日、自民党など各党の推薦で参考人招致された憲法学者3人が、集団的自衛権を行使可能にする新たな安全保障関連法案について、いずれも『憲法違反』との見解を示した」らしい。

 招致された憲法学者というのは、自民推薦の長谷部恭男早大教授、民主党推薦の小林節慶大名誉教授、維新推薦の笹田栄司早大教授の3人だ。

 長谷部さんは、

「個別的自衛権のみ許されるという(9条の)論理で、なぜ集団的自衛権が許されるのか」と述べた。

 小林さんも、

「憲法9条2項で、海外で軍事活動する法的資格を与えられていない。仲間の国を助けるために海外に戦争に行くのは9条違反だ」と述べた。

 笹田さんは、

「内閣法制局と自民党が(憲法との整合性を)ガラス細工のようにぎりぎりで保ってきた。しかし今回、踏み越えてしまっており違憲だ」と述べた。 小林さんは自衛隊による他国への後方支援についても、

「後方支援というのは日本の特殊概念。要するに戦場に後ろから参戦する、前からはしないというだけの話。露骨な戦争参加法案だ」とまで言い切った。

 つまりさ、政府がやっきになって成立させようとしている安保関連法案は、そもそも現行の憲法では認められないってことでしょう。

 前出の新聞には、

「国会の場で法案の根幹に疑問が突きつけられたことで、政府・与党からは、今国会中の成立をめざす法案審議に影響を及ぼしかねないと、懸念する声が上がっている」

 とも書かれておった。懸念もなにも、集団的自衛権の行使は違憲。閣議決定で解釈を変え、多数決取っても、それは駄目ってことじゃんか。

 そう思っていたら、その後、菅義偉官房長官は会見で、

「法的安定性や論理的整合性は確保されている。全く違憲との指摘はあたらない。全く違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる」だとさ。

 見苦しいな。自民党が呼んだ学者先生まで、違憲だといってるのに。じゃ、はじめから「全く違憲でない」という著名な憲法学者を連れてくればよかったじゃん。

 つーか、現実として、全国の憲法学者200人近くが、法案に反対する声明を出しているんですけど。

 こういう議論になると、「今のままじゃこれから先、国は守っていけない」、そんなことをいいだすんだよ。なんですかね、ここまで来てそのざっくりした反論は?

 実際のところ、安倍総理が米国で演説し、「夏までに」と約束してしまったってのがムリクリ頑張る理由じゃないのか?

 だとすれば、国家の基礎・ルールである国民のための憲法より、アメリカさんとの約束が重い国ってどんな国なん?

 そこを説明してみやがれ。

 でないと、わからん。


■安保法制「違憲」の憲法学者 高村副総裁に「ふざけんな」

 衆院憲法審査会で3人の憲法学者が安保法制を「憲法違反」と述べたことが、大きな波紋を広げている。違憲性が改めて問われ、政府与党は動揺。長谷部恭男早稲田大教授(58)と小林節慶應義塾大名誉教授(66)、注目の2人が緊急対談した。聞き手は朝日新聞論説委員・小村田義之。

*  *  *

小村田:今回、なぜ自民党の参考人だったのですか。

長谷部:私はいつだって、自分が正しいと思うことを言うだけです。

小林:書類を見て「え、なんで長谷部先生が自民党の推薦? ウソだろ」と思ったけどね(笑)。長谷部先生が何を言うか非常に興味津々で。大丈夫かな、と思っていたら、ああいうことになってしまって。

小村田:米軍への自衛隊の後方支援について、小林先生は「長谷部先生が銀行強盗をして、僕が車で送迎すれば、一緒に強盗したことになる」と言ってました。

長谷部:ものの例えですからいいんですけど。私でなく自民党の船田元・憲法審査会筆頭幹事が強盗でも同じことです。

小村田:後方支援というとおにぎりを握っているようなイメージですが、米軍に弾薬を提供でき、攻撃対象にもなるでしょう。

長谷部:(憲法違反の)米軍の武力行使との「一体化」そのものですよ。

小林:戦争が始まったら撤退する友軍なんてありえない。逆に米軍に撃ち殺されますよ(笑)。よくそんな子供だましがやれるな、とイライラしていたんですよ。

小村田:憲法違反とのご指摘に対して、反論する政府見解が出ました。教え子に官僚も多いと思いますが、これが大学の試験だったら何点つけられますか?

長谷部:そもそも反論になっていないんですよ。小林:そう、採点対象にならない。

長谷部:同じことの繰り返しで、要するに、反論できないということを示したんですよ。

小村田:落第ですか?

小林:答案の形で出てきたら「失格」と言いますよ。「自分は間違ってない!」という確信だけ強くて、一種の「バカの壁」ですね。論争になっていない。

小村田:自民党の高村正彦副総裁は「憲法学者はどうしても憲法9条2項の字面に拘泥する」と発言しました。

小林:ふざけんな、と。条文というのは、憲法であれ法律であれ、不完全な人間が将来に向かって間違いを犯さないように話し合って書いた約束なんですね。字面に拘泥(こうでい)しないということは、こう書いてあるけど、俺は違ったようにやりたいから四の五の言うな、ということでしょ。独裁政治の始まりなんですね。民主主義の否定なんですよね。彼らは字面を無視して自分の思いに拘泥する。独裁者の発想じゃないですか。

長谷部:日本を取り巻く安全保障環境が危険になっていると言うのなら、日本の限られた防衛力を全地球的に拡散するのは愚の骨頂です。サッカーに例えれば、自分のゴールが危ない時に味方の選手を相手陣営に拡散させる行為。どこにそんなチームがありますか。全世界的に米軍に協力すれば、いざという時に米国が日本を真剣に守ってくれるなんて、全くの希望的観測だと思います。

小林:おっしゃるとおり。

長谷部:米国は憲法によって本格的な軍事行動には連邦議会の承認が必要です。日本が想定しているのは、お隣の大国でしょうが、そんな承認を連邦議会がするでしょうか。シリアへの空爆でさえ、オバマ大統領は連邦議会の承認を取りつけられなかった。日本政府の人たちは、どうして米国をそんなに信用できるのか。非常に不思議です。


■田原総一朗「安倍首相の安保政策は米国『対日レポート』の丸写しだった」

 集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案が国会で議論されているが、ジャーナリストの田原総一朗氏は、米国のあるレポートと日本の安保関連法案の内容が同じだと指摘する。

*  *  *

 国権の最高機関である国会の場で、自民党が推薦した長谷部恭男氏を含む3人の憲法学者が、いずれも安保関連法案を「憲法違反」だと指弾した。

 政府、自民党は「『違憲じゃない』という著名な憲法学者もいっぱいいる」などと主張したり、1959年の砂川事件の判決を持ち出したりして、世論、マスコミ、野党の批判を強引に封じ込めようとしているが、「いっぱい」とは誰かと問われた政府の答弁者は3人の学者の名前しかあげられなかった。まるで子供のケンカだ。それに、砂川事件の判決を引き合いに出すことは、昨年7月の閣議決定のときには公明党が反対したため封印していたはずである。

 とにかく安倍内閣は、何が何でも、それも急ぎに急いで安保関連法案に決着をつけようとしているようだ。各紙の世論調査で国民の約8割以上もが「説明が十分でない」と答えているにもかかわらずである。

 なぜ安倍内閣はこうも強引なのか。そのことを日米間の表裏の事情に通じた元外務官僚に問うと、「第3次アーミテージ・ナイ・レポート」なるものを紹介された。アーミテージは共和党政権時代の国務副長官であり、ナイはハーバード大学教授で元国防次官補(民主党系)だ。私自身、アーミテージには2度インタビューしたことがある。日本政府に強い影響力を持っている人物である。 そのアーミテージとナイが、2012年の8月15日に日米同盟に関する「第3次レポート」を発表しているのだ。海上自衛隊幹部学校の「戦略研究会」がホームページ上のコラムで概要を紹介している。

 それによると、レポートの内容は「日本が今後世界の中で『一流国』であり続けたいのか、あるいは『二流国』に甘んじることを許容するのか」と厳しく問いただすものだという。そして、日本は今後とも「一流国」として国際社会で一定の役割を果たすべきだとし、そのためには自衛隊について「時代遅れの抑制」を解消すべきだと主張している。「時代遅れの抑制」とは、私が思うに「専守防衛」「一国平和主義」のことではないか。

 さらに、中国が尋常ならぬ軍備拡大をはかる中で、日米同盟の強化が必要だとも指摘している。この時期にはまだ南シナ海での中国の強引な人工島づくりは進んでいなかったが、埋め立てが進み、もしもフィリピンなどの国々と何らかの事態が起きれば、日本がしかるべき行動をとることを求めているのであろう。

 そして、いきなりホルムズ海峡が登場する。「ホルムズ海峡におけるイランの動向に鑑み、封鎖の意図が明らかとなった際には、日本は単独で海上自衛隊の掃海艇を派遣し、当該海峡の通航の安全を確保する」というのだ。この指摘で、私は安倍内閣が周辺事態法を改革して、自衛隊の活動範囲を地球の裏側にまで伸ばしたこと、そして安倍首相が繰り返しホルムズ海峡の機雷撤去に言及していることが理解できた。「アーミテージ・ナイ・レポート」がそれを強く求めているのである。

 さらに、このレポートでは「武器輸出3原則」の緩和、そして集団的自衛権行使の容認の必要性を強調している。こうして見ると、安保関連法案は、「アーミテージ・ナイ・レポート」と見事なほど重なっているのがわかる。あるいは、こうしたかたちになるのが同盟関係というのかもしれないが。


[いずれも週刊朝日]

Posted by nob : 2015年06月19日 17:42

稼働する以上最低限の責務/廃炉とこれまでの核廃棄物処分ビジネスの推進こそ日本がこれから進むべき道。。。

■「原発のトイレ」:準備万端のフィンランドと停滞する日本

人間の驕りの産物に国民の7割が反対

村沢義久
立命館大学大学院客員教授

 5月22日、使用済み核燃料など「原発のごみ」の処分(特定放射性廃棄物の最終処分)について、国が7年ぶりに基本方針を改めた。2000年に制定されて以降、2008年にも軽微な修正がなされているが、本格的な改定は初めてのことだ。

 大きく変わったのは最終処分場の選定方法。従来は、自治体が手をあげるのを待つ公募方式をとっていたが、高知県東洋町が一度応募(後に住民反対により撤回)した以外は事例がなく、全く進展がないままだった。そのため、今後は国の主導で候補地を決めると言う。

 最終処分場が未定の日本の原発は「トイレなきマンション」とも言われている。国が前面に出て決めるのは当然だが、動きがあまりにも緩慢すぎる。「トイレ」が間に合わないことは明白だ。

フィンランドでは「オンカロ」年内着工へ

 日本の無作為ぶりと対照的なのが、この分野の最先進国フィンランドだ。「オンカロ」と呼ばれる最終処分場が年内に着工し、2022年にも完成する見通しとなった。

 「オンカロ」とはフィンランド語で、「洞窟」という意味。原発から出る使用済み核燃料を、地下約450メートルに10万年にわたり閉じ込める。処分場を建設するのはポシバ。フィンランド産業電力が60%、フォルタムが40%を出資して設立した合弁会社だ。フィンランド政府は今夏にも、南西部オルキルオトに造る地下施設本体の建設許可を出す見込みだ。

 放射能が安全なレベルに下がるまで数万年かかると言われ、オンカロでは10万年間保管することになっている。今年中に建設を始め、2022年に最終処分を始める計画だ。容量は最大9000トンに達する。

 フィンランドでは現在、オルキルオトとロビーサという2つのサイトで4基の原発が稼働し、総発電量の33%を賄っている(2013年実績)。だが、ほかに建設中のものが1基(オルキルオト3号機)と計画中のものが2基ある。オンカロは、これらすべてを50~60年間運転した場合に発生する核のごみの量を処分でき、100年後に施設が満杯になった段階で完全に封鎖する予定。極めて周到な計画だ。

オンカロの地下構造

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出所:ポシバ

原発稼働と同時に計画開始

 フィンランドの最初の原発は1977年に操業を開始している。フィンランドがすごいのは、原発の操業開始と同時に最終処分場の議論を始めたことだ。

 1994年に自国で発生する核のごみは自国で処分することを盛り込んだ法律を制定。翌1995年には、ポシバが設立された。ポシバは、フィンランドにおける使用済み燃料の最終処分に関する実施主体として、サイトの選定から、最終処分地の特性調査、建設、操業、閉鎖までのすべてについて責任を有する。

 2000年には、処分場地としてオルキルオト(エウラヨキ市)を選定、2001年には市が受け入れを表明し、議会が原則承認した。2012年12 月にフィンランド雇用経済省に処分場本体の建設を申請。2015年2月11日、核の安全を管轄する機関であるSTUKが雇用経済省に対し、「安全な建設が可能」との審査意見書を提出した。

 このように見てくると、結構時間がかかっているようだが、STUKの調査官は、「新しいタイプの施設なのだから、時間をかけてステップバイステップで推進することが必要」と言っている。学ぶべき点は多い。

 2100年に施設が閉鎖された後は、年間の放射線量が0.1ミリシーベルト以下でなければならないと法律で定められている。関係者は、容器破損など最悪の事態が起こった場合でも、実際の放射線量は、0.1ミリシーベルトの1万分の1にしかならないとの分析結果を発表している。

フィンランドにおける処分場建設までの経緯と今後の計画

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出所:ポシバ サイトなどを基に筆者作成

スウェーデンとフランスが続く

 最終処分場建設でフィンランドに続くのはスウェーデンだ。スウェーデン核燃料・廃棄物管理会社のSKBは、2009年6月3日、使用済み燃料の最終処分地として、エストハンマル自治体のフォルスマルクを選定した。

 SKBは、処分地選定のため、2002年よりサイト調査を実施してきた。早ければ2015年から処分場の建設を開始し、2025年頃から操業を開始できるとの見通しを示している。フィンランドから数年遅れで操業できることになる。

 原子力大国フランスでは、北東部ビュール村に最終処分場の設置を計画している。この地が候補にあがったのは1991年。これまで20数年に及ぶ議論の末、2025年ごろに試験運用を始める予定である。しかし、反対派の運動もあり、操業開始時期は不透明だ。

 その他の国はずっと遅れている。具体的な候補地が挙がっているのは、ドイツとスイスだけ。米国では、一時候補地になったネバダ州のユッカマウンテンは、現在では中止の方向だ。広大な国土を持つ米国でさえ候補地の選定で行き詰っている。狭い日本で実現できる可能性は低い。

世界の高レベル放射性廃棄物処分計画

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[出所:電気事業連合会、原子力・エネルギー図面集 8-3-12]

日本は到底間に合わない

 我が国では、2000年に成立した「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律(最終処分法)」に基づき、原発から出る高レベル放射性廃棄物については、地下300メートル以深の安定した地層に処分(地層処分)する方針が決定されている。

 この決定に基づき、原子力発電環境整備機構(NUMO)が、2002年以来、受け入れる自治体を公募してきたが、前述のように、現在に至るまで処分地選定調査にも着手できていないのが実情だ。こうした状況を踏まえ、最終処分に関する政策を抜本的に見直し、今回の改定に至ったわけだ。

 今後は、国が前面に立って取り組んでいく。まずは、新たな方針について国民の理解を得るために、地域ブロックごとに全国シンポジウムや自治体向けの説明会などを開催していく。しかし、一部自治体からは既に反発の声が上がっており、今回の改正が功を奏するかどうか不明だ。

 経済産業省資源エネルギー庁が6月1、2の両日、札幌市内で道内市町村を対象とする説明会を開催した。だが、北海道は、放射性廃棄物を持ち込まない「核抜き」条例を設けていることから、説明会の開催自体に反発の声も出ていた。

 今回の改正のポイントの一つが、「将来世代に負担を先送りしない」ということだが、政府も電力会社もこれまで先送りを続けてきた。フィンランドより10年早く最初の原発を稼働したことを考えると、日本は最終処分場の準備において、フィンランドより25年も遅れていることになる。

 もう一つ、日本には、フィンランドのような地盤の安定した土地がほとんどないことも根本的な問題だ。フィンランドのあるスカンジナビア半島は地質学的に安定した広大な盾状地の上にある。オルキルオト島の岩盤ができたのは約19億年前。地震はほとんど発生しない。この時代の岩石は日本では存在しない。

 政府は火山帯や断層のある場所、地盤の軟らかい所などを避けた「科学的有望地」を選び、対象となる自治体に提案するという。しかし、そんなに都合のよい場所がどれだけあるのか疑問だ。
本当は今すぐ必要なのだが

 日本各地の「トイレのない」原発には、2014年9月末現在、1万4490トンの使用済み燃料が行き場のないまま保管されている。そして、多くの原発で、間もなく保管場所が満杯になるという状況だ。

 東京電力の福島第2原発では、あと2年分、柏崎刈羽原発では3年分しかない。この夏にも再稼働の可能性がある九州電力の川内原発はあと9年分、関西電力の高浜原発は6年分だ。つまり、日本の原発は「今すぐトイレが必要」な状況であり、これ以上ゴミを増やせないのだ。

 にもかかわらず、政府は2030年に総発電量の20~22%を原発で賄うという目標を掲げ、再稼働に積極的だ。原発が動き続ければ、ごみもまた増え続けることになる。処分場を自治体に押し付けなければならないとすれば、少なくともこれ以上事態を悪化させないために、原発依存度を極小化する前提が必要だ。

各原子力発電所の使用済核燃料の貯蔵量

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[出所:電気事業連合会、原子力・エネルギー図面集 7-7-1]

川内再稼働に待った!

 九電川内原発の再稼働に必要な3つの許認可の審査が5月27日、終了した。九電は7月下旬に1号機、9月下旬に2号機を再稼働させる方針だが、そう簡単にはいかないだろう。

 実際、現場での設備検査が難航しており、時期がずれ込む可能性もあるとみられている。それに加えて、原発の再稼働はゴミをますます増やすことになる。

 「原発はバベルの塔」とローマ法王が言った。人間の驕りの産物だ。学者と民間調査会社が今年4月に共同で実施した調査によると、原発再稼働に対して、反対70.8%、賛成27.9%という結果が出ている。「福島が収束していない今、再稼働はあり得ない」というのが平均的な国民感情だ。

[日経ビジネス]

Posted by nob : 2015年06月19日 15:55

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.43/明日のこの国を創るのは私たち一人一人。。。

■「再稼働の発想はおかしい」小泉、細川両元首相が新潟市のメガソーラー視察 再生エネ推進訴え

 小泉純一郎、細川護煕両元首相は15日、新潟市東区の大規模太陽光発電所を視察し、「脱原発」に向けて再生可能エネルギーを推進する必要性を改めて訴えた。視察前、両元首相は新潟市内で泉田裕彦知事と会談し、東京電力福島第1原発事故の原因解明や放射性廃棄物の処分場選定が進まない状況下で再稼働の議論を急ぐのはおかしいとの認識で一致した。

 小泉氏は原発に頼らない社会への転換を目指す「自然エネルギー推進会議」発起人代表を、細川氏は同会議代表理事。視察したのは県と昭和シェル石油が共同運営する出力1メガワット規模国内初の商業用メガソーラー「新潟雪国型メガソーラー」で、年間発電量は一般家庭約180世帯分に相当する100万キロワット時以上。両元首相は隣接する防災・エネルギー研修センター屋上で説明を受けた。

 視察後、細川氏は国が2030年時点の電源構成比率「エネルギーミックス」の再生エネを「22〜24%」とする方針を示したことに触れ、「20、30、40%と高められる。国はしっかりしてほしい」と指摘。小泉氏も「自民党は原発の依存度をできる限り低減し自然エネルギーを拡大する選挙公約を忘れている」と疑問を呈した。

 小泉氏は放射性廃棄物の最終処分場が決まらないまま再稼働に突き進む国の姿勢について「福島事故の原因もまだわからない。処分場も見つからない。再稼働すれば核のごみは増える。安全対策も十分でない。再稼働の発想はおかしい」と批判した。

 また、両元首相は泉田知事との会談で、福島事故の検証と総括がない上、東電が情報開示や安全対策が不十分であると説明を受けたという。知事が再稼働を巡る態度を明確化していないことについて、小泉氏は「知事は再稼働の判断に必要な説明も相談もないと言っていた」と述べた。


■【小泉、細川両元首メガソーラー視察】視察後発言 一問一答

 小泉純一郎、細川護煕両元首相は15日、昭和シェル石油と新潟県が共同運営する出力1メガワット級の「新潟雪国型メガソーラー」(新潟市東区)を視察し、「脱原発」に向けた再生可能エネルギーの推進をあらためて訴えた。視察後に記者団の取材に応じた。やりとりは次の通り。

 −−視察の感想は

 小泉氏「新潟で最初のメガソーラーということで、(新潟県の)泉田裕彦知事を激励がてらの視察を実現した。国が支援とか奨励すれば、(電源構成に占める再生可能エネルギーの比率を)20%、30%の供給力で実現できると実感した」

 細川氏「今までの雪国型でないものは、いくつかみているが、初めて雪国型をみせてもらい、なるほどなあと勉強になった。ここが先駆けとなって新潟県内、それから北国でもソーラーパネルが増えてきているが、もっともっと増えていって、今の話のように20%が30%、40%と。それくらいに国のかじ取り次第でうまくいくのではないか。国はしっかりしてもらいたい」

 −−自然エネルギーをどのように進めたいか

 小泉氏「福島の事故以来、国民全体が自然エネルギーを拡大していこうという気持ちは強いと思う。日本はわずかだからできないよと原発の必要論者は言っているが、必要論者も2年間も原発なしでできると思わなかった。泉田知事の話を聞くと、経産省出身だけあって原発のことに実に詳しい。それを聞いてみても、もっと国が支援すれば太陽光なり風力も、さまざまな自然エネルギーが日本は豊富なので。数%どころか、今はドイツ、スペイン、デンマークは30%に近づいているので、30%の電源というのはそんなに困難ではない。50年、100年かからないだろう。むしろ20、30年で30%にして、今までの原発の供給力は十分にカバーできると感じている」

 細川氏「農業やっている方々が畑の上にパネルを設置することができるようになれば、大変な広がりになる。もちろんいろいろな規制を考えなければいけないが、そういうことができればいくらでも広げる余地があると思う。今日の太陽光パネルとは直接関係ないが、いま私たちの自然エネルギー推進会議では、とくに水力の取り組みを一生懸命やっている。だいぶん全国から水車を利用した発電についての問い合わせがあり、また私たちも実際に現地に行って、いくつもの自治体からぜひ進めていきたいという話をもらっている。私たちもできる限り、サポートさせてもらっている。その他の自然エネルギーについても、できる限りこれから少しでも広がるようにやっていきたい」

 −−新潟県では忠犬タマ公という有名な犬がいるが、知っているか

 小泉氏「新潟ではかなり有名で、新潟県の将校か軍人が横須賀にいた。それで、こういう犬がいるんだといって、もっとタマ公をわかってもらいたいということから、横須賀でタマ公は感心な犬だなあということで、横須賀に碑ができた。そういうつながり。それで横須賀市と新潟のタマ公のところと協力関係、友好姉妹都市のようなことをやっているのでは。不思議な縁だなあと思っている」

 −−泉田知事ときょう会ったか

 小泉氏「もちろん」

 −−会談内容は

 小泉氏「それは自然エネルギーを今後もっと普及していくし、東電はもっと開示しないとおかしいと。詳しいですよ。さすが経産省出身で内部事情に詳しいね。もっと情報を出して安全対策をしっかりとやってくれと。まだまだ安全対策は不十分なところがたくさんあることをじかに聞いた。再稼働するにしても事故の検証ができていないと。第一ね、産業廃棄物の会社は知事が許可しないと、会社をつくれない。産業廃棄物の会社が自分で処分場を見つけないと許可されないのに、原発の再稼働は産業廃棄物よりもはるかに毒性が高い。その処分場がないのにどうして許可するのか。それ一つとってもおかしい。皆さんおかしいと思わない。こういうことをぜんぜん報道しないね。おかしいと思わないか」

 −−自治体を原発で縛っている電源3法を見直すなどしないと地域で再生可能エネルギーは普及しない。手詰まり感がある再生エネの普及を2人でどう進めるつもりか

 小泉氏「細川氏と2人でやっているわけではない。国民に向かって原発ゼロの社会ができるんだと。国民が立ち上がれば、日本は民主主義の国家なので、必ず原発ゼロでやっていける。いまは自民党も選挙の公約を忘れて、原発の依存度をできるだけ低減させ、自然エネルギーをできるだけ拡大していくということを忘れたせいか、自然エネルギーをのばすことを経産省も阻止している。おかしい」

 −−再生可能エネルギーで地域を含め経済成長を成し遂げる代案を出すことも必要ではないか

 小泉氏「それは政治が決めれば、日本国の英知が結集する。1人や2人で代案だすほど、狭い問題ではない。実に大きな問題だ。政府が、最終処分場をいま決めると言っているが、決められると思うか。再稼働して、ごみをどんどん増やしていく。いまだにごみの処分場ない。その増やす中で政府が決めて処分場が見つかるという発想は、無責任で楽観的すぎる」

 −−新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働に向けて安全審査が進んでいるが、事故を起した東京電力が再稼働を目指していること、国が原発を再稼働をさせようと動いていることについてどう感じているか

 細川氏「とんでもない」 小泉氏「あきれている。どうかしているのではないかと。事故の原因もまだわからない。処分場も見つからない。再稼働すれば、また核のごみは増える。こういう中で安全対策も十分でない。どれをとっても再稼働の発想していくのはおかしい。不思議でしようがない。理解に苦しんでいる」

 −−泉田知事は再稼働についてどういう話を

 小泉氏「東電から十分に説明がないといっていた。情報をもっと開示すべきだとも。安全対策にしても、避難路の確保一つにしても。地元の意見を良く聞かなければできないはずだと」

 −−国会で審議中の安保法制、集団的自衛権の行使についての考えは

 小泉氏「今日はね。控えたほうがいいと思う」

 −−泉田知事は東電への不満をいうが、再稼働に対して反対、賛成の立場を明らかにしていない。知事の対応について考えは

 小泉氏「それは、泉田知事は詳しいからね。原発に。その再稼働の前段の説明がないと言っていた。本当に再稼働して大丈夫なのかという。まだ情報提供はなされていないし、相談もないと。判断する前段階であると。そういう話しだった」

 −−泉田知事とはどこで会ったのか。県庁か

 小泉氏「いやいや市内」         (完)


[いずれも産経新聞]

Posted by nob : 2015年06月16日 17:53

そのとおり!!!Vol.49/私たちが闘わなければならない本当の敵は、「既得権益」などという架空の敵ではない。「どうせ変わらない」という、私たち自身の中にある意識である。

■橋下徹が「引退」できない3つの理由

都構想はあの住民投票で終わったのか?

――政治ジャーナリスト・松井雅博

史上最大の住民投票を振り返る
橋下徹は政界を引退すべきなのか?

 5月17日、大阪都構想の住民投票否決――。

 橋下徹大阪市長が提案した「大阪市を廃止し、5つの特別区に分割する」という壮大な行政区の改革は、反対70万5585票、賛成69万4844票という僅差で否決された。

 政治生命を懸けた橋下徹大阪市長は、敗北記者会見で政界からの引退を表明。国政政党である維新の党の江田憲司衆議院議員も、代表を辞任した。

 この敗北により、「維新」の存在感が著しく低下することは免れない。看板政策である「都構想」が頓挫し、党の顔であった橋下徹市長が引退することで、政党としての存立基盤が崩壊してしまうからだ。維新の党の代表には、23年前、政界再編の先駆けとなった日本新党のリーダー・細川護煕元総理大臣の秘書でもあった松野頼久氏が就任した。いわば、1990年代から続く政界再編の闘争を見続けてきた政治家であるが、そのわりに頼りなさは否めない。

 橋下徹や「維新」を批判するのは簡単である。「それ見たことか」「やっぱり失敗か」「責任をとれ」と騒ぎ立てる人も多いかもしれない。しかし、大きな改革に挑戦した政治家に対して、その態度は有権者としてあまりに不誠実ではないか。

 明治維新以来、市町村合併を除けばほとんど変わらなかった行政機構を変えることは、それだけ難しいことだったのだ。武力や戦争で物事を決する時代ではなく、投票や論争で物事を決める民主主義の時代では、抜本的に制度を変えるということは極めて難しいとも言えるのではないか。

 都構想を問う住民投票から1ヵ月が経った今、改めてその意義を振り返ると共に、維新と橋下徹市長が歩むべき道、そして私たち有権者がなすべきことについて、筆者なりに提言したい。

 170万人もの大阪市民が参加した史上最大の住民投票から、我々は何を学んだのか、あの住民投票は無駄だったのか、それとも意味があったのか。そして、橋下徹大阪市長は本当に政界を引退すべきなのか。だとしたら、それが何の「責任」をとることになるのだろうか――。

 結論から言うと、橋下徹市長は政界から去るべきではない。それについて3つの理由を提示していこう。

 ちなみに、筆者はマッキンゼーでコンサルタントとして働いた後、国会議員政策担当秘書として政治の世界へ飛び込んだ。与野党の国会議員事務所で2年半働いた後、兵庫県第10区(加古川市、高砂市、稲美町、播磨町)より衆議院議員選挙へ出馬し、5万1316票を獲得するも落選。一民間人の感覚で政治の現場や裏側を見た経験を活かし、政治をできる限りわかりやすく面白く読者にお伝えする。

橋下徹が引退できない理由【その1】
都構想否決は「民主主義」の宿命だから

 まず、橋下徹が引退できない第一の理由は、都構想の否決は、橋下氏の責任というより「民主主義」の宿命によるところが大きいと思うからだ。

 大阪都とは、ひとことで言えば「大阪市をなくして5つの区に分ける」というもの。そのことにより、大阪府と大阪市の権限争いに終止符を打ち、「大阪」を1つに統一することで無駄をカットすると共に、都市計画を一元化しようという行政の仕組みの改革だ。政令指定都市を解体し、都道府県の名称まで変えてしまおうというのだから、明治維新以来の大改革と言っていいだろう。

 だが、この改革によって「得をする」のは誰なのだろう。

 政令指定都市を解体して特別区を設置してしまえば、当然「大阪市」としての行政上の一体感はなくなるし、権限・財源も大阪府へ移行する。つまり、大阪市民にしてみれば、どちらかと言えばマイナスの改革なのである。ただ、そのことによって「大阪」が全体として効率的になり、いわば「グレーター大阪」(大きな大阪)が東京都と並ぶ大都市として存在することになるというのが、大阪都構想だったはずだ。

 大阪市に納められていた税金(固定資産税など)は、大阪市が廃止されれば大阪府に納められ、特別区に再分配される仕組みとなる。反対派の論客は、特別区の財源の多くを占めることになる「財政調整交付金」の20%(おおよそ2200億円)ものお金が広域サービスの名の下に特別区の外に使われることになる、と指摘していたが、これはその通りだろう。

 この批判に対して、大阪維新の会は「特別区内の広域サービスに使う」「府に移る広域行政の事務や市債の返済にあてる」と説明したが、特別区内にとどまるならば、そもそもそれは「広域サービス」とは呼ばない。もし、大阪市以外にお金が流れないなら、それこそ大阪市を廃止する意味がない。

 橋下徹市長も、街頭演説などで懸命に「大阪市のお金は外に流出しない」と説明したものの、それはちょっと無理がある話だ。つまり大阪都構想は、大阪市民にとって「直接的には」損をする話だということは否定できない。

「グレーター大阪」(大きな大阪)が、大阪府、ひいては日本全体にとって得になる話だとすれば、「直接的には」大阪市民にとっては損だと感じる人が多くて当然のことだ。「あなたにとってマイナスのことをしますが、いいですか?」と尋ねて「はい、どうぞ」と言う人は少ない。その時点で、「大阪市廃止」を大阪市民に問うことは、相当に分が悪い戦いと言えよう。

 この不利な状況の中で、69万4844人の支持を集め、僅差に追い詰めたというのは、責任をとるどころか、むしろあっぱれなことではないか。

 この民主主義の下では痛みを伴う改革を実行することが極めて難しい現象、言うならば「民主主義のジレンマ」とも呼べる現象は、国政にも存在する。たとえば、グローバル都市東京に世界の企業を誘致すべく法人税を大胆に下げようとしても、東京の税収の再分配の恩恵を受けている地方がなかなか納得してくれない。若者の負担を下げるために年金支給額をカットしようとしても、高齢者はなかなか首を縦には振ってくれない。直接的に損をする人たちは、必ず反対する。民主主義の下では、その「損をする」人達の数が「得をする」人達を上回れば、その改革は極めて難しくなってしまうことが宿命付けられているのだ。

 筆者はかつて、ハーバード大学ケネディスクールの授業で、「最前線のリーダーシップ」を著したマーティ・リンスキー教授に、こう質問したことがある。

「民主主義の下で、政治リーダーが痛みを伴う改革を断行することは可能なのでしょうか」

 この質問に対して、マーティ・リンスキー教授はJ.F.ケネディ・第35代米国大統領のエピソードを話してくれた。

人々は改革に抵抗しているんじゃない
「損すること」に抵抗しているのだ

 ケネディ大統領と言えば、「Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country」(国家があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたが国家のために何ができるかを問うてほしい)」という名言で有名だ。

 だが、実はこの言葉は大統領就任式で出た言葉である。

 すなわち、選挙後にケネディはこの名演説をぶったのであって、選挙前には「ニューフロンティア」という耳触りのいい言葉(実は意味は同じなのだが)を、キャッチコピーとして大きく打ち出している。簡単に言えば、民主主義における政治リーダーが有権者に負担を求めるのは、それだけ難しいということだ。

 ちなみに、ケネディ大統領は4年の任期を一期も満了することなく、1963年11月22日、テキサス州ダラスにて暗殺されている。

 ケネディスクールの教授は、最後にこう言った。

「People never resist Change. People resist LOSS」(人々は改革に抵抗しているんじゃない。損することに抵抗しているのだ)

 そう考えると、損することを堂々と人々に訴え、僅差まで追い込んだ橋下徹市長は、民主主義のリーダーとしては新しい存在であるし、69万4844人の人がそれに賛同した事実は、むしろ驚愕すべきことなのである。

【橋下徹が引退できない理由 その2】
10年待てば「大阪都」は実現できるから

 橋下徹が引退できない第二の理由は、もう10年待てば「大阪都」を実現できる可能性があるからだ。そもそも、橋下徹人気の根拠は何だったのだろう。

 橋下氏の政治手法は、従来の政治家と比べると極めて異色だった。大阪の街中で堂々と標準語で演説し、ふわっとしたキャッチコピーを捨てて歯に衣着せぬ物言いを貫き、「統治機構」など難しい単語も遠慮なく使う。マスコミの前で真っ向から議論をふっかけ、ツイッターなどを通じてネット上で議論を炎上させ、民衆の目を惹きつける。

 それに対して、従来の政治家のステレオタイプはどういったものだったろうか。誰も聞いていないのに駅前でマイクを握って働いてるフリ。地元の行事や冠婚葬祭に足しげく通うことばかりに時間を使う。口先でカッコいいことを言っても、結局何をしてるのかさっぱりわからず、影では私腹を肥やす――。まるで「民主主義」を大義名分とした壮大なる詐欺商売のようだ。

 当然、従来の政治家の価値観や生き様を否定するもりはない。しかし、従来の政治家の姿が、人々に政治との距離を感じさせ、政治離れを促してきたのは事実ではなかったか。都構想の否決そのものよりも、今回の失敗で残念なのは、「やっぱり政治は何も変えられないんだ」という強烈なメッセージを全国に発信してしまったように感じることだ。

 そして、ネット上で盛んに論争を呼んでいるのが「シルバーデモクラシー」と揶揄される現象である。産経新聞の投票日当日の出口調査の結果では、大阪都構想に対して若い世代は過半数が賛成しており、反対派は現役を引退した高齢世代が大多数を占めた、という話である。大阪の未来を考える選挙で、もう現役を退いた人々の声が結果を左右してしまうのは、極めて残念である。

 今回、全体の投票率は66.83%に及び、普段は選挙に行かない若い世代の有権者も多くが投票所に足を運んだ。しかし、人口そのものの絶対数が多い高齢者には勝てないことが露呈したのである。

 極論・暴論と批判されることを覚悟で言えば、現役を引退した人たちが投票権を持つことは本当に妥当なのだろうか。もうすぐ選挙に行ける年齢が20歳から18歳へと下げられるが、「判断能力のなさ」を根拠として未来を担う子どもたちに選挙権が与えられないのが許されるならば、現役を退いた人たちの選挙権を制約することも、一定の条件の下で許されてよいのではないか。

 筆者自身、選挙に出馬した際、多くの高齢者と触れ合った。年齢にもよるが、彼らの中に判断能力を疑問に思う人もいたのが正直な感想だ。現役を退いたことで情報収集へのモチベーションが著しく低下した方や、そもそもインターネットを使うことができない方もいた。「新党さきがけですか?」と大昔の政党の名前を真顔で出してきたり、「昔からの付き合いだから」と平然としがらみを言ってのける方も、10人や20人ではなかった。かつ、彼らは選挙にはきちんと行くのである。

 こうした状況をどう捉えるべきか――。

 そもそも、戦後年金の受給年齢がかつて60歳と定められたのは、その頃の日本人の平均余命が60代前半だったからだ。平均余命が80歳を超えるようになった今、年金を受給する人たちの意見がその財源を払う世代の意見よりも大きく政治に反映される仕組みは、改善されるべきではないだろうか。たとえば、年金を受給するようになったら、選挙へ行くためには一定の判断能力テストを課すといった制度も、1つの解決策として議論の価値があるように思う。(注)

「地方切り捨て」「高齢者切り捨て」と声高に批判する人は多いが、政治的マイノリティである「若者」「現役世代」を切り捨てていいはずがない。「老いては子に従え」なのか、「老いたる馬は道を忘れず」なのか――。もし、橋下徹が引退することで、「結局、若者は高齢者に勝てない」という強烈なメッセージを発信してしまうとするならば、そのこと自体、社会にとってマイナスなことだと思う。

 橋下徹はまだ45歳。10年経ってもまだ55歳である。今の安倍晋三総理大臣が第2次安倍内閣を組閣したのが58歳だから、政治家の中ではまだまだ若手。やり直しが認められてもいいのではないか。ちなみに筆者は35歳。10年経っても今の橋下徹市長と同じ年齢。45歳で失敗が認められる社会なら、筆者だって勇気をもらえる。

 もし本当に自らが提示した「大阪都」が正しいと信じるならば、ぜひあと10年、戦ってもらいたいと思う。敗けても敗けても、なお立ち向かっていく――。その姿に多くの若者が共感し、変革の原動力となっていくと思うからだ。あと、0.4%をひっくり返せば、大阪都は実現できる。たとえば、いったん大阪から身を引き、国政に出て、10年後にもう一度勝負を賭けたら、結果は逆転する可能性が高いように思えてならない。

 逆に、この未来への可能性を明確に示した点で、今回の住民投票は大いに意味があるものだったと筆者は思う。

(注)読者諸氏には、この意見が極論・暴論であることは筆者自身十分承知した上で、問題提起のためにあえて述べていることをご理解いただきたい。

【橋下徹が引退できない理由 その3】
改革勢力のリーダーが他にいないから

 そして、橋下徹が引退できない第三の理由は、改革勢力のリーダーが他にいないからである。橋下徹がいなくなることで最も直接的に負の影響を受けるのは「維新の党」であり、「大阪維新の会」であろうことは冒頭で述べた。はっきり言って、橋下徹のいない「維新」なんて、アンコの入ってないアンパンみたいなものである。

 自民党政権が安定感を増し、野党勢力の弱体化にもはや歯止めが効かない状況の中、政界再編は起きざるを得ないだろうが、果たしてこの野党勢力を率いるだけの逸材が今の政界いるだろうか。同じような顔ぶれがいつの間にやら政党を変えて居座っているため、なんだか使い古された印象しか受けないという方も、正直多いのではないか。

 維新の党の松野頼久新代表の師である細川護煕元総理らが、政界再編闘争を始める1990年初頭までは、「保守」VS「革新」というわかりやすい対立軸があった。この軸があまりにもわかりやすすぎたために、ベルリンの壁やソ連が崩壊して20年以上が経つにもかかわらず、今でも高齢の有権者や「政治通」ぶった有権者に会うと、「で、君は保守なの?」と尋ねられたりする。言うまでもないが、こんな軸は昭和の遺物でしかなく、何の意味も持たない。

 代わって1990年初頭から、先に挙げた細川護煕元首相や小沢一郎氏、そして民主党が政界再編闘争をしかけ、自民党を「既得権益と結びついた古い政党」とみなした「守旧」VS「改革」という軸を提示した。その結果、2009年に民主党が政権交代を実現することになる。

 ところが、民主党政権があっけなく崩壊したことによって、有権者からすれば何を判断の軸として政治を選んでいいのか、さっぱりわからなくなった。今の安倍政権だって、今年度の国会を「改革断行国会」と名付け、改革を進めている。それでいいのではないかと思う有権者もいるだろう。

 有権者の多くは、わかりやすい軸がないと政治に興味を持てないものだ。最近、国会では安保法制が盛んに議論されており、「憲法を守れ」「憲法を変えろ」という声が飛び交っているが、日本国民の何%の人が憲法をちゃんと読んだことがあるのか、正直はなはだ疑問である。本当にシンプルでわかりやすい軸を提示しない限り、有権者に選択を迫っても無理があるのではないか。正直、筆者だって、候補者のことをほとんどわからないまま名前を書いて投票していることがほとんどである。特に地方選になると候補者が多すぎて、もはや誰が何者なのか、正直、さっぱりわからない。

「破綻を容認する」VS「破綻を避ける」
住民投票を機に出現した新たな対立軸

 そんななか、大阪での住民投票は大阪市民を真っ二つに分けた。これはまさに、二大政党政治が確立したのと同じ意味合いを持つ。そこに見られた、21世紀の日本の政治に存在している軸は「破綻を容認する」VS「破綻を避ける」というものではないか。

 1000兆円以上の借金を抱えているにもかかわらず、依然として100兆円を超える予算を組む今の与党。日本銀行がこれまでの経済理論では考えられないほどの量のお金を印刷してばらまくことで、株価が上がって喜んでいる人たちは、もはや「財政破綻」を容認しているとも言える。大阪都に反対するだけで対案を全く示さない人たちも、「お金がない」という現状から目を逸らした=大阪の破たんを容認した人たちと言えまいか。

 民主主義の思想の下では、有権者に負担をお願いするのが極めて困難ならば、破綻しない限り、人々は何かを変えようとしないだろう。ならば、いっそ破綻を容認して、どんどんお金を使ってしまえばいい。その考えには一理あると思う。

 一方で、「お金がない」という現状を直視し、理性的に支出を抑制しようというのが野党であるはずだ。大阪都に賛成した人たちも、自分たちにとってそれが直接的には損をすることだったとしても、自立する覚悟を決めた人たちである。特に大阪市民の若い世代の中で、その覚悟を決めた割合が高かった点は見逃せない。

「軸」が不透明な時代に、この「軸」をはっきりと示したという点でも、今回の住民投票は極めて重要な意味を持っている。

 そもそも二大政党を否定する人もいるかもしれないが、「2つ」以上の選択肢を選べるほど、有権者は十分な情報を持ち得ないし、ほとんどの有権者はそこまで政治に関心がないのが現実である。「無党派」などという言葉があるが、選択する以上有権者は常に「無党派」であるべきだ。そしてほとんどの有権者は、基本的に「ノリ」で選挙へ行く。テレビや新聞で得た情報を基に、賛成派と反対派の区別もよくわからないまま、なんとなく投票する人が多いのも選挙の実態だ。

 この軸に立脚すれば、政治の一翼を担うべき日本の野党勢力はバラバラで弱すぎる。この勢力をまとめあげ、「ノリ」で選挙へ行く有権者たちを惹きつける求心力を持つ人材が、橋下氏以外に見当たらないとするならば、彼が政界を去ることは、日本の政治に致命的な打撃を与えるだろう。首長や議員としてでなくても、法律顧問や評論家として、これからも日本の政治をリードする存在であって欲しい。

 また、完全に引退するというならば、69万4844人の大阪都に賛成票を投じた有権者の想い(ノリ)を引き継げるだけの後継者を、これまでに育てておくべきだった。後継者を育てなかったのは橋下氏のリーダーとしての責任であるため、逆に言えば、それこそ「責任をとって」リーダーを続けてもらわなくてはいけない。

 ちなみに、ここまで読んで、筆者が橋下氏に強いシンパシーを持っており、政界に引き留めようとしている、と感じた読者もいるかもしれない。しかし、だとしたらそれは誤解だ。正直、橋下徹氏は筆者の友達にはあまりいないキャラだし、絶対に友達になりたくないタイプの人である。あくまで、客観的な視点から橋下氏を評価しているつもりだ。

大阪は東京の「真のライバル」になれるか?
やはり大阪は変わらなくてはいけない

「トライ!『おおさか』の笑顔へ」

 今から7年前、橋下徹市長が大阪府知事選挙に立候補したときのキャッチコピーだ。果たして大阪は、そして日本は笑顔になったのだろうか。

 ここまで、筆者が都構想の住民投票から学んだことを徒然なるままに書いてきたが、最後にそれらを踏まえて、大阪も含めた日本に対する筆者の提言を行い、本稿を締めくくりたい。

「大阪市廃止」は単なる行政区域の変更であって、良くも悪くもそれだけで何か大きな変化が起きるわけではない。それは逆に言えば、今回の住民投票の結果、大阪都構想が否定されたからと言って、やるべきことが変わるわけではないといということだ。これまでと変わらず、行政のムダは省かれるべきだし、大阪は日本第二の都市圏として生まれ変わるべきだ。大阪市ではっきり露呈した「軸」は、今後もしっかりと対峙しながら政治を前に進めていかなくてはいけない。大阪都はあくまで手段の1つでしかないのだから、それが否定されただけで、この大きな軸の一翼を捨てるのはナンセンスだ。

 まず、大阪はもはや「地方」という意識を捨てなければならないだろう。大阪「都」という名前には、その意味が込められていたはずである。大阪のように、人もいて、企業もあり、大学もある都市が、国からもらう再分配を当てにした予算を組んでいること自体がおかしいのだ。大阪は、これまでのような「東京」を過剰にライバル視した「地方都市」から脱却し、直接海外の都市と競争できるような、東京の「真のライバル」へと転身しなくてはいけない。

 大阪周辺の関西地方も、変わらなくてはいけない。大阪が元気になるということは、周辺のヒト・モノ・カネが大阪に集中することを意味するため、それは単純に考えれば、京都や兵庫などの隣県にとってネガティブな意味合いを持つ。だが、大阪が世界から資本を集められるグローバル都市に成長することができれば、当然その経済効果を「いかに周辺地域に波及させるか」という考えを、自然に持つようになる。これまで関西の府県はバラバラだと言われていたが、それは良くも悪くも大阪の求心力が弱かったからだ。関西のそれぞれの府県が、関西州も含めた新しい連携の形を検討せずして、世界と戦える都市圏には成長できない。

 一方で、東京もこれまでのように「何もしなくても自然と若者や企業が集まってくる街」という位置付けに甘んじていてはいけない。東アジアで最も綺麗で安全な街であるものの、生活コストが高いのが東京の難点だ。コスト競争力に勝る大阪が、次々と都市戦略を講じるようになれば、東京もうかうかしてはいられない。そもそも日本全体で少子化が進み、若者が減り、人口が激減しているのに、日本の中で人を取り合っていても未来はない。海外からの移民を大胆に受け入れられる態勢があるのは、今のところ東京のみであり、グローバル都市へと脱皮する覚悟も持たなくてはならないだろう。

 そして、地方議会の政党は国政政党の「足元」などと呼ばれて選挙で楽をしていてはいけない。そもそも、小選挙区制度が導入され二大政党に集約されていく宿命を背負っている国政とは違い、地方議会で中選挙区・大選挙区制度が採用されているのは、多党政治を前提としているからだ。今のように国政政党と地方政党が同じでは、地方議会の選挙は政党名だけで決まってしまい、ほとんど選挙の意味がなくなってしまうではないか。各地方はローカルパーティをつくり、国政から距離を置き、地域ごとの課題を本気で議会でぶつけあうべきだ。

面白きこともなき世を面白く――。
「おおさかの笑顔」は蘇るか

 色々と論じてきたが、いずれにせよ「大阪市廃止」は否決されたのである。その是非は、時代が判断することだろう。

 橋下氏は大阪で敗北したが、彼が記者会見で述べた「大阪市民に受け入れられなかった」という言葉は間違っている。実際は、69万4844人の大阪市民が彼を受け入れた。10年後にもう一度勝負をかけるために、「改革のアプローチ」を変えるのもありではないか。たとえば一度国政に立ち、中央から都市制度や地方分権改革といった改革を進めるのもいいと思う。

 私たちが闘わなければならない本当の敵は、「既得権益」などという架空の敵ではない。「どうせ変わらない」という、私たち自身の中にある意識である。確かに、私たちは厳しい時代に生まれたかもしれない。だが、それは同時に「変革」の時代でもあり、面白い時代でもある。

「面白き ことも無き世を 面白く」――。

 維新の世を生きた高杉晋作の辞世の句が、今の時代に再び輝きを放つ。

 明治の世と違って、平成の世は民主主義の時代である。「御一新」は極めて難しい。

 だが筆者は、それでもなお「笑いの本場」大阪が笑顔を取り戻し、再び全国に笑顔を振りまいてくれることを期待してやまない。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年06月13日 16:35

何者でもない、何者にもなりうる自らを全面的に肯定する絶対的価値基準が、他者による客体的価値基準という根源的要因を霧散させる。。。

■当てはまる人は要注意! 「働き過ぎ」のサイン5つ

MakeUseOf:ワーカホリックは深刻な問題です。心疾患や偏頭痛などの症状のほか、どちらかがワーカホリックの夫婦は、その半数以上が離婚に至っているというデータがあります(ワーカホリックの夫婦の離婚率は、そうでない夫婦の3倍)。あなたも同じ運命をたどりたいですか?

米国人の平均就労時間は、1970年代以降増え続けています。仕事を終えるために長く働かざるをえないだけでなく、キャリアのトーテムポールを登りつめるには、他を犠牲にしてでも働く必要がある時代なのです。

仕事中毒の根幹にあるのは、仕事への没頭です。では、ワーカホリックとハードワーカーの違いは何でしょう。ワーカホリックは、スキー場にいても仕事を夢見ている人で、ハードワーカーは、仕事をしながらスキーに行くことを夢見ている人です。
WebMDより

実は、これを書いている筆者は、ワーカホリックです。では、読んでいるあなたはどうでしょう? 以下の5つのサインが1つでも当てはまったら、ワーカホリックかもしれません。私が克服した方法も書いておきますので、当てはまる人は参考にしてください。

非生産性の恐怖

問題点

ふつうの労働者は、できれば仕事から逃げたいと思っているものです。帰宅と同時にテレビにかじりつき、ぼーっとしながら心と体を休めたり、友人と街を歩いて時間を忘れたり。買い物に行くのに、「時間をムダにしている」なんて思うことはありません。

ワーカホリックの場合、そのようなことはほとんどありません。仕事以外に費やす時間はすべて、「非生産的」だと感じてしまうのです。

リラックスしようとすると、病気になってしまう人がいます。2002年にオランダで行われた調査によると、人口の約3%が、この「休暇病」になるそうです。休暇病になると、疲労、筋肉痛、吐き気、それからインフルエンザのような症状が現れます。

また、偏頭痛の3分の1、緊張性の6分の1が、「週末頭痛」だと言われています。
The Wall Street Journalより

仕事をしなかった時間を、仕事に充てることができたかもしれない。ワーカホリックは、その感覚を恐れます。非生産性の恐怖が頭をもたげ、仕事をしていないと不安になってしまうのです。休暇のような楽しいはずの時間でさえ、非生産的でムダな時間だと思えてきます。

解決策

非生産性の恐怖は、どこに行っても何をしていても付きまといます。そこでたとえば、毎日3時間、仕事をしない時間を作るという方法があります。しかし、それだけでは不安が募るばかりでしょう。

そんなときは、マインドフルネスがオススメです。これは、「今この瞬間」に意識を集中させる、瞑想のようなテクニック。「忍耐強さ」「信頼」「頑張らない」のほか、全部で7つの要素があります。

とはいえ、自由な時間を確保して、意識的に仕事から離れることが重要です。「生産性がすべてではない」と受け入れるためには、非生産的な状態に慣れる必要があるのです。

「故意の非生産性」を実践するには、オンラインのリラクゼーションツールや、休憩向けのウェブサイトがオススメです。それに少しのヨガを組み合わせれば、不安は消えずとも、ある程度は解消されるでしょう。

でも、何よりも大切なのが、「自分はリラックスする権利がある」と自分に言い聞かせ、信じること。成功する起業家は、それを知っています。目標を達成したければ、100%の力で休みなく動き続けることはできません。休みがなければ、いつか壊れてしまうのは目に見えているのです。

テクノロジー中毒

家族や友人と一緒にディナーを食べたのはいつですか? レストランでも自宅でもいいので、食卓を囲み、積極的な会話を交わした時間のことです。ほとんどの人は問題ないと思いますが、きっと数人は、iPhoneを見ながら食べたという人がいるはず。

自分でそれに気づいていますか? そうでなければ、あなたはスマホ中毒かもしれません。そのスマホは、あなたの人生をむしばんでいるのです。

ワーカホリックは、テクノロジー中毒に陥りやすいことで有名です。常にメールをチェックしないと気が済まない癖は、プッシュ通知やアクセスの容易化により、このところ増加傾向にあります。テクノロジーのおかげで、上司や同僚、クライアントとのメッセージのやり取りに追われている人がたくさんいるのです。

でも、このような方法での生産性の追求は、健全とはいえません。いえ、生産性を目指すことそのものは健全なのですが、余すことなく生産性を絞り出そうとするのは不健全だと言いたいのです。

解決策

あらゆる中毒に共通することですが、まずは自分が中毒でだと気づくことが必要です。以下の質問が当てはまるなら、スマホ中毒の可能性があるので要注意。
起きてから1時間以内にスマホをチェックしますか?寝る前の1時間以内にスマホをチェックしますか?メールが来た瞬間にチェックする必要はありますか?人と面と向かって話しているときに、スマホを使うことはありますか?1週間スマホを手放せと言われたら、手放すことができると思いますか?

中毒であることがわかったなら、次はスマホの奴隷状態から抜け出しましょう。そのためには、ちょっとした我慢と、家族や友人のサポートが必要です。それさえあれば、すぐに依存症を退治できるはずですから。

テクノロジー中毒のもうひとつの症状が、最新ガジェットがほしくてたまらなくってしまうこと。そんなあなたは、アーリーアダプターだと言えるでしょう。趣味であればいいのですが、そうでない場合、アーリーアダプションは生産性への没頭を意味します。

生産性を目指しすぎると、限度がありません。終わりのない追求を続けているうちに、燃え尽きてしまうのです。制御不能になる前に、生産性への没頭から抜け出しましょう。

新しいプロジェクトを追いかける

問題点

非生産性の恐怖は、さまざまな形で現れます。その中でもいちばんわかりやすいのが、いつでも心の中で計画やリサーチをしていること。フリーランサーであり起業家である私は、常に新しいプロジェクトを求めている状態です。

私がもっとも仕事中毒だったころ、MakeUseOfでの責任と小説執筆、ビデオゲームのコーディング、デジカメアートの勉強を、毎日やりくりしていました。しかも、それだけでは事足りず、もっとたくさんのプロジェクトをやりたくて、アイデアを追い求めていました。

正直に言うと、それらのプロジェクトはすべて、失敗に終わりました(MakeUseOfでのポジションは残りましたが)。時間が足りないばかりか、睡眠不足で効率どころではなかったのです。

でも、こんな事例は世の中にあふれています。ワーカホリックは世界中のあちこちに存在しており、多くの人が、自分の限界を超える仕事を請け負っているにもかかわらず、さらなる仕事を探しています。

解決策

人生を整理することです。これ、言うのは簡単ですが、なかなか実行は難しいものです。

多くの研究で明らかになっているように、効率と生産性の面で、マルチタスクは有害です。注意力が散漫になり、すべてが中途半端になるだけ。また、ストレス、罪悪感、不安のもとにもなります。あなたの脳は、それほどの処理能力を持っていません。

あわただしさの最大の罪は、時間を奪うこと。その時間は返ってきませんし、ダメージは永遠に続くこともあります。

ワーカホリックのエネルギーをもっとうまく使うには、ミニマリズムを身につけましょう。時間とお金の節約になるだけでなく、ストレス解消にもなるはずです。

健康や衛生を無視してしまう

問題点

いろいろなことが面倒になり、健康をおろそかにしてしまうことがあります。運動をせず、食べもせず、眠りもしない人もいます。毎朝カフェインに頼らなければ目を醒ませない人も多いでしょう。

とにかく、座っているのは健康によくありません。さまざまな疾病のもとになるだけでなく、姿勢が悪くなり、コンピューター病も引き起こします。

食生活も重要です。ワーカホリックの多くが、仕事を中断しないために、デスクでランチを食べています。時間も短く、たいてい20分以内に食べ終えます。それどころか、米国人労働者の29%は昼食抜きであるという調査結果も出ています。

さらに、仕事に心を奪われるあまり、不眠症になることもあるのです。

解決策

健康のための時間を、毎日少しは確保しましょう。ハードワークのせいで早死にしてしまったら、たとえその先に成功が待っていたとしても、そこまで到達できませんよ。

何よりも、料理を学びましょう。最初は手間取るかもしれませんが、コツを身につければ、ヘルシーな食事を手早く作れるようになるはずです。ディナーを多めに作って、残りをお弁当にするのがオススメです。

職場では、ランチを抜かないこと。食べる時間を確保しましょう。昼休み中は、仕事のことを考えないように。

睡眠は、毎日決まった時間に取るようにしましょう。それは思ったよりも簡単です。Windows、Linux、iOSの場合は「F.lux」を、 Androidの場合は「Twilight」をインストールして、睡眠を妨げるスクリーンライトを減らします。ホワイトノイズアプリも便利です。毎朝のリフレッシュのための習慣も、最大限に活用しましょう。

最後に、運動は絶対に必要です。最初はシンプルでかまいません。デスクでのエクササイズや簡単な筋トレから始めましょう。調子がよくなってきたら、YouTubeの筋トレチャンネルを見るのもいいでしょう。

仕事に満足できない

問題点

ワーカホリックが仕事をし過ぎてしまうのは、自分の成果に満足できないから。完ぺきの追求にこだわってしまうのです。それ自体は褒められるべきことかもしれませんが、それが人生に悪影響を及ぼし始めたら、褒められることではなくなります。

私がまさにこの状態です。どんなものを生み出しても、たとえそれが1回目の挑戦でも1000回目の挑戦でも、満足できません。そのせいで、いつか誇れるものを生み出すために、日々努力、練習、仕事を続けてしまいます。

もちろん、高い基準を自分に課しながら、ワーカホリックにならないことも可能です。そこに到達するにはどうしたらいいでしょう? その高い水準を保つために学ぶのか、挑戦をやめてしまうのか。前者の方が望ましいでしょう。

解決策

具体的な目標を立てることから始めましょう。長期的に達成したいことは何ですか? そこにたどり着くために、短期的にはどのようなステップを踏めばいいのでしょう? 毎晩、翌日すべきことを考えましょう。その日のタスクを終了したら、それ以上手を出さないこと。目標を達成したのだから、あとは休むことを考えてください。

そのためには、Todoistなどのようなシンプルなタスクアプリや、Googleタスクのようなタスクマネジャーを使うといいでしょう。

ここで大事なのが、結果ではなく、努力に注目すること。結果は質的です。うまく行くこともあれば、行かない日もあるでしょう。一方、努力はやったかやらないかのどちらかです。「やった」と言えるのであれば、それを祝福しましょう。

当然、質の高い結果を出す努力は続けるべきですが、両者の間の微妙な違いは、どこにプライドをかけるかです。インプット(努力)か、アウトプット(結果)か。

診断やいかに?

どうでしたか? あなたはワーカホリックだったでしょうか? 上記の解決策がうまく行かない場合、もっとちゃんとしたセラピーを受けた方がよさそうです。長期的な健康を望むのであれば、仕事中毒とは別れを告げるべきなのです。

たとえ完全なワーカホリックじゃなくとも、モチベーションの焦げ付きや、生産性が原因のストレスにさいなまれることはあるはずです。それらが大きくなる前に、芽のうちに摘んでしまいましょう。

5 Signs That You're Working Too Hard (And How to Fix Them) | makeuseof

Joel Lee(訳:堀込泰三)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年06月13日 16:01

不健康な制汗対策はもう止め、吸湿即乾下着はもちろん、頭部バンダナや帽子、首にはスカーフなど、発汗前提の迎える対策に切り替え、今日も元気に汗をかいています。。。

■【あなたはどっち?】質のよい汗・悪い汗の違いを知ろう!

まだ6月なのに蒸し暑い日が続いています。暑い日に汗をかくのは仕方がないことですが、同じ汗でも“質”があるって知っていますか?

汗っかきの人ほど汗の質がいい

私たちの汗は、実は血液から作られています。体が“暑い”と感じると、体温を下げるために、血液中の水分とミネラルが汗腺へと運ばれ、汗腺から水分が吹き出ます。この吹き出た水分が、いわゆる「汗」です。このとき大切なミネラルを血液に戻し、水分だけが表面に出るのが理想的です。

汗の質が悪いと汗ジミや体臭の原因になることも…

質のいい汗は、たっぷりの水分とちょっぴりの塩分でできているので感触はサラサラ。ところが汗腺の働きが低下していると、本来血液に戻るはずのミネラルが汗と一緒に外に出てしまい、いわゆる質の悪い汗となります。そのため、質の悪い汗は、濃厚でベタッとしているのが特徴です。

なかなか落ちない汗ジミができる、鉄っぽい体臭がする、サウナに入ってもなかなか汗が出ない、暑い日でも少ししか汗をかかない…という人は、汗の質が悪いのかもしれません。

1日1回はしっかり汗をかく習慣をつけよう!

いい汗をかくには、“汗腺”の働きを活性化することが大切。汗をかけばかくほど汗腺は活性化し、質のよい汗をかくことができます。夏は冷房の利いた部屋で過ごしがちですが、スポーツや半身浴などで1日1回は汗をドッとかいて、汗の質をあげましょう!(TEXT:中島祐美)

[クックパッドニュース]

Posted by nob : 2015年06月13日 15:41

以前は終日何杯となく、今は朝夕1日2回に、さらにこれまでの半量の豆で淹れることで1回カップ1杯に、、、満足度は落とさずに快調です。。。

■カフェイン断捨離のすすめ

目を覚ますためについつい、起き掛けにコーヒーを飲んだりしませんか?最新の研究で、朝9時前にコーヒーを飲むとカフェイン耐性ができることがわかりました。コーヒーを美味しく飲んで、上手く日常生活に取り入れるにはどうすれば良いでしょうか。

◆コーヒーでリラックス…と思いきやストレス増!!

朝8時から9時は、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌量がピークになります。このピーク時にコーヒーを摂取すると、コルチゾールの分泌量が50%も増加し、カフェイン耐性を作りやすくしまうことが、最新の研究でわかりました。(脳神経科学博士課程Steven Miller氏より)

目覚まし代わりに朝コーヒーを飲む人は多いと思いますが、カフェイン耐性ができてしまっては、意味がなくなってしまいます。なおかつ、ストレスホルモンまで増えてしまうとは、リラックス効果があったと思っていたのに、体内では真逆の現象が起きていました。

また、午後には仕事に気合を入れるために、ランチの後にコーヒーを毎日飲んでいるビジネスマンも多いのではないでしょうか。

◆カフェインを断捨離して効果を最大活用

コーヒーに含まれるカフェインの量は、カップ1杯でおおよそ、インスタントで50〜60mg、ドリップで140〜160mg含まれているそうです。成人の1日のカフェイン摂取量は200〜300mgが理想です。

しかし、カフェイン効果が体内から消滅するまでに8〜12時間、完全に体内からカフェインが消滅するには数日かかります。

これでは毎日コーヒーを飲んでいたら、カフェインの効果が感じられなくなってしまいます。

カフェインの効果を有効的に活用するには、まずは週末だけでもカフェイン断ちをしてみると良いかもしれません。

◆コーヒーなしで目覚められるカラダに

朝は気持ちよく爽やかに起きるのが理想ですが、忙しいビジネスマンや主婦に平日の朝からそんな悠長なことはなかなかできません。爽やかな朝を迎えたい時間帯にストレスホルモンのコルチゾールの分泌量が多いのは、なぜでしょうか。

生物は寝ている間も心臓を動かしたり、細胞内の活性を維持するために血液中にブドウ糖が必要です。コルチゾールは、寝ていて食事からエネルギーが摂取できない間も、血糖値を維持する役割を果たしているのです。

朝3時頃からコルチゾールが分泌しはじめ、体温が徐々に上昇して目が覚めます。そしてコルチゾールの分泌量がピークになるのが、朝8時から9時なのです。つまりカラダは、自然と目覚めるような仕組みになっているのです。

寝る前にカフェインが体内に残っていると、自律神経が高ぶってなかなか寝付けなくなり、コルチゾールの分泌する時間もずれてきます。

コルチゾールは食事によっても分泌量が変動します。朝8時〜9時以外にも食前後1時間は同様に、コーヒーを飲むとコルチゾールの分泌量が50%増える可能性があります。

カフェイン摂取量と摂取時間を上手く調整して、カフェインの効果を上手く享受してみませんか。

参考
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shokueishi1960/30/3/30_3_254/_pdf

監修:山本 ともよ(管理栄養士)

[Mocosuku Woman]

Posted by nob : 2015年06月13日 15:22

国民がこの政権を許容していること、、、嘆きと怒り遣る方なし。。。

■小泉元首相が激怒「地震と火山の日本で原発やってはいけない」

 小泉純一郎元首相(73)が4日、鹿児島市内のホテルで講演会を行った。8月中旬とされる川内原発の再稼働を控え、改めて「反原発」を猛アピール。特に、口永良部島をはじめとした活発化する火山活動を憂慮し、こう語気を強めた。

「ここ最近、想定外の噴火が頻発している。特に、口永良部島の噴火が大きい。九州には阿蘇もあるし桜島もある。地震もこの10年間、マグニチュード7クラスが5回も起きている。『地震国・日本』に加え、火山もいつ噴火するのか分かりません。日本は原発をやってはいけない国なのです」

 桜島、霧島連山が噴火し、火砕流が川内原発に到達すれば壊滅的な事故が予想される。それに対し、原子力規制委が「予知できるので問題ない」と判断を下した。このことについて質問が出ると小泉元首相はこう言った。

「政府は規制委の判断に基づき『安全だから再稼働』と言っているが、先日、規制委員長は『安全とは申し上げられない』と発言した。国民も迷うだろうし、私自身も全く理解できない」

 これがまっとうな感覚というべきだろう。それでなくても、日本列島は今や、火薬庫のような状況だ。

 昨年9月に57人の死者を出した御嶽山だけでなく、神奈川県・箱根山や福島県・吾妻山、宮城、山形県境の蔵王山も相次いで噴火レベルが引き上げられている。

 火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は日経新聞紙上で、3・11が火山の活発化に影響を与えたと推察し、「今後100年間に数回またはそれ以上の大きな噴火が起きるだろう」と話している。

 安倍政権はそんな「火山列島」で、原発再稼働を躍起になって進めているのだから、狂気の沙汰だ。小泉元首相は講演の中で安倍首相を含む歴代首相らと会食した時のことも話していた。

「私が『原発ゼロにすべきだ』と主張すると、(安倍首相は)笑いながら聞いていました。追及するという感じではないですよ」

 国民がこの政権を許容しているのが不思議である。

[日刊ゲンダイ]

Posted by nob : 2015年06月06日 12:47

いつまで看過し続けるのか。。。

■室井佑月「怖いを通り越すと笑けてくるのね」

 ポツダム宣言を「つまびらか」に読んでいないという発言で話題となった安倍晋三首相と志位和夫委員長(共産党)の国会党首討論。作家の室井佑月氏は、ほかにも「おもしろ見所は満載」だったと皮肉る。

*  *  *

 某学校。

先生「はい、××君、教科書の○○ページから読んでみて」

 生徒、おずおずと立ち上がる。ところどころつっかえながら、教科書を読む。わからない漢字もいくつかあるようで、隣の席の子に小声で教えてもらう。

先生「どうした? 予習してくるようにいったよな」
生徒「してきました」
先生「嘘つけ」
生徒「してきましたとも。ただつまびらかにしてきていないだけです」

 某家庭。

 帰宅した夫に、妻が声をかける。

妻「コンビニで、牛乳とパン買ってきてくれた?」
夫「あ、忘れた」
妻「なんでよ。わざわざメールしたじゃない」
夫「メール、つまびらかに読んでない。すまん」

 このように今、失敗したとき「つまびらか」という言葉を出せばウケるような気がしてる。

 ま、そんなことどうでもいっか。5月20日の国会の党首討論見た? 閣議決定でつぎからつぎへと先に進められている安全保障法制の整備について、野党党首が安倍首相に質問しておった。

 安倍さんはこれまで通り質問にはきちんと答えないけどね。

 けど、彼らのやり取りは感慨深かった。

 法整備で、自衛隊が後方支援する地域や支援内容が拡大すんじゃん。そのことについて、民主党の岡田代表が、「自衛隊が戦闘に巻き込まれるリスクが高まるのではないか」と安倍さんに質問した。

 安倍さんは、

「戦闘が起きればすみやかに活動を一時中止、あるいは退避する。戦闘に巻き込まれることはない」

「リスクとは関わりがない」

 だってさ。戦闘の最中、自衛官は忍者みたいに消えるって? 無理だろう、てか、ぎゃはは笑かすんじゃねぇ、そう思って聞いていたら、安倍さんはもっとすごいことをいいおった。

「何をもって間違っているといっているのか分かりませんが、法案についての説明は全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」

 最高責任者の総理大臣のいうことに間違いはない、それが質問の答えだって。

 ほかにも、おもしろ見所は満載で、共産党の志位委員長が過去の日本の戦争の善悪をポツダム宣言を用いて質問したら、安倍さんは、その部分はつまびらかに読んでないから、論評は差し控えたいと答えた。

「戦後レジームからの脱却」を謳う安倍さんがポツダム宣言をちゃんと読んでいない。けど、問題ない。総理大臣に間違いはないらしいから。

 怖いを通り越すと、笑けてくるのね。それにしても、安倍さんて最強だ。野党がいくら追いつめても、それに答えられないのが恥ずかしいとは思ってないようで。これじゃ、まともに攻撃しても、無駄だな。どうすればいいんだか。

[週刊朝日]


■憲法学者から思わぬレッドカード 安保法案審議に影響か

 「集団的自衛権の行使は違憲」。4日の衆院憲法審査会に招かれた憲法学者3人は、安全保障関連法案に「レッドカード」を突きつけた。政府・与党内には、今後の衆院特別委員会の審議に冷や水を浴びせかねないとの見方が広がり、「委員会の存立危機事態だ」との声も出た。

 この日の憲法審査会は本来、立憲主義や憲法制定過程を巡る議論について、各党推薦の専門家から意見を聴く参考人質疑だった。しかし、野党議員の質問をきっかけに議論は衆院特別委で審議中の安保法案をめぐる議論に集中していった。

 小林節・慶大名誉教授は、今の安保関連法案の本質について「国際法上の戦争に参加することになる以上は戦争法だ」と断じ、平和安全法制と名付けた安倍晋三首相や政府の姿勢を「平和だ、安全だ、レッテル貼りだ、失礼だと言う方が失礼だ」と痛烈に批判した。

 憲法や安全保障についての考え方が異なる3人の参考人だが、そろって問題視したのは、昨夏の閣議決定で認めた集団的自衛権の行使だった。集団的自衛権は「違憲」との見方を示し、憲法改正手続きを無視した形で推し進める安倍政権の手法を批判した。

 長谷部恭男・早大教授は、従来の政府解釈が個別的自衛権のみを認めてきた点を踏まえて「(閣議決定は)どこまで武力行使が許されるのかも不明確で、立憲主義にもとる」と批判した。

 笹田栄司・早大教授は、内閣の判断で憲法解釈を変えることについて、戦前のドイツでナチスの台頭を許した「ワイマール(体制)のことを思う」と言及。専門の違憲審査の問題を踏まえて、憲法解釈については「少しクールに考える場所が必要」などと指摘した。

 教授らは、新たな安保関連法案が、「戦闘現場」以外なら米軍などへの後方支援を拡充する点についても問題点を指摘した。

 長谷部氏が「(憲法9条に抵触する他国との)武力行使の一体化が生ずるおそれは極めて高くなる」と発言。小林氏は、戦争への協力を銀行強盗を手伝うことにたとえて、こう皮肉った。

 「一体化そのもの。長谷部先生が銀行強盗して、僕が車で送迎すれば、一緒に強盗したことになる」

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年06月05日 21:16

また旅立つ君へVol.98/人は自分自身に還るために旅に出る。。。

■シンプルな人生を送る為に、捨てるべき「7つの習慣」

shingoogawa

人生をシンプルに過ごすって
どういうことだろう?

一口にシンプルな生活、ミニマルな生活と言ってもいろんな捉える方がある。でも減らすことの利点に関して確実に言えるのは、「余裕」ができるということだ。街も、部屋も、生活も、スペースには限界がある。

身の回りをシンプルにして、空白のある人生を感じること。物やイベントや小道具やアクセサリー。そして周りにいる人々に深入りし過ぎないでいることができると、ずっとキモチは軽くなる。

シンプルでいることは、自分の周りにある小さな存在をきちんと味わいながら楽しみ、今起こっていることに積極的に自分から関わっていける余裕と機会をあたえてくれる。

1
やりたくないこと

自分が楽しいと思うことをするのはいいことだよね?でもやりたいことをやれと言われると、ちょっと面倒くさくなる。そんなときに簡単にできることは、「やりたくないことをやらない」というコト。無理矢理頑張る必要なんてない。「いいえ」の一言が大事なのだ。

人生に起こる最高のことは
いつも予想していなかったときに起きる

期待していなかったからこそ、最高なのだ

エリ・カマロフ

義務や約束を減らして、最高の出来事が起きた時に反応できる余裕を持っておこう。

2
期待しすぎること

自分が持ってるものによく注意して目を向けてみると、十分だってことに気づく。持っていないものばかりに集中してしまったら、ただただ自分を惨めな気分にしてしまうだけだ。目の前にあるものを噛み締めよう。

3
余分なモノを持つこと

空間とは、ものをひとつにまとめられる場所だし、ものをおいておけるところだ。空間がないといろんなものがそれぞれの上に重なり合ってしまう。自分の環境から取り除けるものを少し取り除いて、人生にも少しスペースをつくろう。きっと、そうしてよかったと後で思うはず。

4
答えのでない悩みごと

悩むことと、考えることは違う。時間が経っても答えがでずに、行き詰まってしまう悩みごとに追われると、目の前のことに集中できる様になる。どんな結果が出るのかは、結果が出るまで分からない。わからないことを悩んでも意味がないし、わかっていることを悩んでも意味がない。目の前のことに本気になれれば、もっともっと好奇心旺盛で想像力豊かな人生になる。

人生は偶発的、突発的な変化の連続だ
抵抗するな

抵抗は悲しみしか生まない
現実は現実のままにしておきなさい

そしてそれがどんな道であれ
物事が自然に前へと流れるようにしなさい

荘子

5
綿密過ぎる計画

考えた通りに物事が運ぶ計画なんてない。自分の願い通りにいくことは絶対にない(本当だ。何度も何度も何度も試した経験から言っている)。未来はだれにも予測できない。計画を減らせば、もしなにかが実際に自分の思い通りに行ったとき、それが大きな喜びになるし、まるでプレゼントみたいに感じることができる。

上手な旅人はなんの計画もせず
どこに辿りつこうとも思っていない

荘子

6
嘘の常習犯

嘘をつくと、いつまでも真実を胸に秘めて置かなければならなくなる。本当のことを話せばそんな余計な悩みがなくなる。ずっと覚えておかなきゃいけないことが減るだけでなく、自分が本当に思うことをはなすことで、自分のありのままの姿を受け入れられるようになる。難しいのは、嘘が言葉だけではないというところ。

嘘をつくことの本質は
その言葉ではなく感覚にある

ジョン・ラスキン

7
受け売りの自分

「ありのままでいよう」と聞くと、大抵の人は自分のことをアイデンティティや、個人が信じている自分像を思い浮かべる。でも大抵の場合、私たちは自分を間違って認識していて、それを自分のアイデンティティと混ぜ合わせている。がんばって「なろう」としているのだ。

でも、いつかは「そうである」ということに気づく。なにかになる必要はなくて、そこにいるだけで十分だ。本当のあなたらしさは、あなたじゃないものになろうとしていない時、なんの努力の必要もなしに際立ってくるものだ。

所有することで、反対に所有されてしまう。シンプルになるというアイデアに自分が慣れてくれば慣れてくるほど、ありとあらゆる物事に対する無駄な執着心が無くなっていく。

私たちの幸せは、一定の結果や状況、所有物や物事に頼らなくても、そこにあるものだ。何かに左右されるのではなく、何もないことに満足できてこそ、幸せを実感することが出来る。

やらなきゃいけないことばかり追い求めがちだけど、その分やらなくて良いことも見つけなければ、どんなスペースもパンクしてしまうのだから・・・

[TABILABO]

Posted by nob : 2015年06月05日 17:05

また旅立つ君へVol.97/今ここに貴方が、そして私もいる、これこそがすべて、、、明日そこに貴方が、そして私も、それが未来。。。

■明日できることは、今日やらないほうがいい理由

「過去はもう仕方がないけれど、せめて未来はなんとかしなくちゃ。」そんな努力はポジティブにも思えるけれど、未来の計画に振り回されて、ちょっと疲れてしまうこともあります。

未来がまだない今を遊ぶ

『荘子』のなかには「不測に立ちて無有に遊ぶ」という言葉がでてきます。それを踏まえ、僧侶にして芥川賞作家である玄侑宗久さんはこういいます。

「無有に遊ぶ」に込められた意味は、未来はここにはないのだから、「ないという今を遊ぶ」ということです。

(「『荘子』2015年5月 (100分 de 名著)」P51より引用)

いくら頭のなかで計画をたてても、それは所詮頭の中での話。未来は今ではないのに、そのことに頭を悩ませていても意味がないということでしょうか。

とくに悪い方へ考えてしまって、今は最悪のケースでもないのに未来の想像だけで胃を痛めるようなことのないようにしたいですね。

明日できることは今日やらない

また玄侑さんはつづけてこんなことも書かれています。

多くの人は、今日やるべきことが終わると、明日やるということをつい引き寄せてしまいます。「明日できることは今日やらない」という強い信念がないと、人間は休めない。

(「『荘子』2015年5月 (100分 de 名著)」P51より引用)

たしかに不思議とひとつのことが終わればまた、明日でもいいはずの次やることが目に入ってくるものです。でも、やるべきことに集中するためには、しっかり休む時間も必要。

次のやるべきことが目に入った瞬間に「はぁっ」とため息がでてしまったときは、「明日できることは今日やらない」という言葉を思い出し、「荘子に書かれているんだから」と言い聞かせながら、しっかり休みたいと思います。

[MY LOHAS]

Posted by nob : 2015年06月05日 16:49

また旅立つ君へVol.96/まずは自分自身による完全な束縛が初めの一歩、、、そしていずれその自分自身という呪縛から解き放たれる時こそが。。。

■「人生は耐えるものでなく、楽しむもの」。幸せのために、いますぐ捨てるべき「15の習慣」

鴨下ゆかり

「人生は耐えるものではない、楽しむためのものだ」
――Gordon B. Hinckley

30,000日(82歳まで生きたと仮定して)の人生を幸せなものにするか、ただツライものにするかはあなた次第だ。でもそのためには、どうしたら良いのか?

ここでは、marcandangelの記事を参考に、TABI LABOの視点を交えつつ「幸せで成功している人が捨てている、15のコト」を紹介していこう。輝いてみえるあの人は、こんな考えや習慣を捨てているだけかもしれない。

01.
自分以外はどうでもいい
無関心

無知よりも怖いのは、無関心かもしれない。夢を持つこともない、人に優しくできない、世界の問題に目を向けることもない。そんな人間が増えてしまったらこの地球はどうなってしまうだろう。無関心を捨てることで、人生はより楽しく興味深いものとなる。いろいろなことに関心を持ちわくわくすることが、私たちを前に進めてくれる原動力になるのだ。

02.
1日2時間!?
SNSにしばられる時間

SNSを1日に10回以上眺めたり、投稿したりしている場合、軽く1日1~2時間は費やしていることになるだろう。その少しの時間でも運動や勉強、趣味に当てられたらどんなに毎日が豊かになるか。

世界の成功者はいち早くSNSの危険性に気づき、使用時間を決めたり、週末デジタルデトックスを行うなどの対処を始めているようだ。

03.
自分の意志がない
人の意見に左右されること

人の意見を聞くのは大切なこと。しかしそれですべてを決めてはいけない。あなたはあなたの直感にしたがうことで初めて、 真の成功を掴むことができるのだから。

04.
今すぐ結果が欲しい!
焦る気持ち

高い山を登るには、頂上が見えなくても都度小さなゴールを目指しながら進むしかない。人生はそう簡単に進展しないものだから、焦ってはいけない。仕事もダイエットも恋愛もすべて、努力を続けることで成果があらわれる。「急がば回れ」ということを忘れずに・・・。

05.
人生は仕事だけ・・・
無意味なハードワーク

夜遅くまで働くことが偉いわけではない。時間をきっかり決めて、いかに効率良く進められるかを考え、あとはリフレッシュや家族との時間に当てた方がずっと良いだろう。自分の時間を持てば、より良いアイデアが浮かぶことだってある。人生を振り返った時に、働きすぎたと後悔をしないように。

06.
なにごとも、一番がいい・・・
完璧主義

人生はマラソンのようなもの。常に完璧を求めていては、いつか疲れてしまうときがくる。時には休んだり、苦手なことは人に頼んでみてもいい。成功者がすべて完璧だったわけではない。完璧主義になりすぎると、準備が整わないと挑戦できなくなる傾向にある。その結果、何もできなくなってしまうので注意が必要。

07.
ストレスがどんどんたまる
ネガティブな心

人生には良い日も悪い日もある。幸せな人はそれを分かっているから、小さなことはいちいち気にしない。何だか良くない日は美味しいご飯を食べて、ぐっすり寝てしまえばいい。

平凡な日々もたくさん笑うようにすればいい。世界と接する際にもしネガティブな気持ちで接していたらすべてが悪く見えてしまう。反対に、良いところを見るようにすると世界はバラ色に変わる。毎日を幸せに生きるとはそういうことだ。

08.
あの頃は良かった・・・
過去の栄光

「今」を生き「未来」を輝かせたいなら、過去の栄光に浸っていてはいけない。素晴らしい人ほど、自ら過去の自慢話は口にしないものだ。一つの成功で終わらないのが、真の成功者である。

09.
不安で前に進めない
根拠のない恐怖

成功をイメージできない人に、成功は訪れない。悪い想像ばかりして恐怖に怯えている人は、リスクをとって挑戦することができず、当然何も成し遂げられないのだ。ポジティブな未来予想をすることで、自然と幸運を引きせせられるようになる。根拠のない恐怖を持つのではなく、根拠のない自信を持とう!

10.
今も忘れられない
恨みや怒り

人間は恨みや怒りといった負の感情に支配されやすい。そうなれば世界は歪んで見え、小さな幸せにも気づけないようになってしまう。許すことは相手のためではない。自分自身を自由にし、希望を持って生きていくために必要なことなのだ。

11.
自分も他人も信じられない
疑いの心

自分自信を信じ、仲間を信じ、挑戦をした人だけが成功をおさめることができる。私なんかにできるのか?あの人に任せていいのか?と疑っていたら前には進めない。人に信頼して仕事を任せられないようでは、一向に成長できない。

12.
差別や思い込みで決める
固定概念

差別や固定概念は、あなたの可能性に限りをつけてしまうだろう。選択肢を狭め、経験できたかもしれないことや新たな出会い、世界や知恵を自ら拒んでしまうことになる。既存概念に縛られていれば、ある種の安心感があるのは分かる。でももっと柔軟になることで、あなたの人生はより開けるはずだ。見たことや、やったことのないことに挑戦していこう。

13.
この通りに進めなきゃ
年密な計画を立てること

多くの成功者も始めは計画を持ち1歩ずつ足を進めるが、やがて人生はほとんど思い通りにならないということを悟る。ある程度の計画はあってもいいだろう。ただ安全策をたくさん用意する必要はないし、計画通りじゃないからと焦って絶望することもない。柔軟に対応し、挑戦を辞めないことが大切だ。

14.
人の心も傷つける
ネガティブな言葉

ネガティブな言葉は口にだした瞬間、人を傷つけたり不快にしたりする凶器となる。あなたの印象を下げることになることにもなるだろう。疲れた、あの人嫌い、気に入らない、美味しくない、楽しくない、そんなネガティブな言葉を口に出すのはもうやめよう。それを意識するだけで、あなた自身も明るく前向きになれるはずだ。

15.
空気を読みすぎ
遠慮しすぎてしまうこと

自分がやりたい仕事があるなら、積極的に手を上げよう。意見があるなら、相手が誰でもきちんと伝えよう。恋愛だってそうだ。好きな人には、好きと言おう。もっと自分の気持ちに素直になることで、人生はより素敵なものになるだろう。

[TABILABO]

Posted by nob : 2015年06月05日 16:36

手段は人それぞれ、、、最期まで自力で歩けてこそのすへての人々の幸福。。。

■「認知症1000万人時代」に備えよ!最後まで自分の足で歩く10の鉄則

結局、これができるかどうかが分かれ目です

高さ40cmほどの椅子に腰かけ、手を使わずに片足だけで立ち上がれるだろうか。できなかったら、近い将来、車椅子が必要になるかもしれない。そうなれば、認知症のリスクも急上昇。今から対策を。

95歳で杖も一切必要なし

「私の生活習慣なんて、メチャクチャ。これ以上ないくらい不規則なんですよ。夜2時まで起きていたり、朝ごはんがお昼になったり……ってね。

2週間に1度、仲間で集まって麻雀をやっています。それが朝10時から夜中の0時になっちゃうこともあってねぇ。一緒に住んでいる娘から『もう少し早く帰ってきて』と言われるんだけど、そうはいきません(笑)。

それから、気功、デッサン、絵手紙、ワインの勉強会も、それぞれ月に1度、仲間と一緒にやっています。スポーツ観戦も大好き。阪神ファンですから野球も必ず観ますし、サッカー、ラグビー、テニス……なんでも観ますよ。ルールも全部知っていることは、自慢できるわね。

もう、毎日忙しくって死んでる暇なんてないわ、っていつも言っているんです(笑)。1日38時間、1ヵ月が50日欲しいくらい。長生きするためには、早寝早起きで三食きちんと食べないと、なんて言うでしょう。私の場合、それにはまったく当てはまらないですね」

こう話すのは、滋賀県大津市に住む伊東綾子さん。今年で95歳になるというのだが、背筋はシャンと伸び、早口でてきぱきと話す姿は、実年齢より20歳は若く見える。

「昔よりは体力は衰えてきましたけれど、杖なんて一切使いません。元気で長生きする秘訣?みんなに聞かれますけどね、気をつけていろいろとやっているわけではないんですよ。でも、ちゃんと自分の足で歩いていることがいいんでしょうねぇ」

平均寿命が延びているとはいえ、伊東さんのような「スーパーおばあちゃん」はごく一握り。現実は深刻だ。

いま、認知症の患者が急増している。厚労省の発表によれば、'12年の時点で65歳以上の認知症患者は推計462万人。「認知症予備軍」と言われる軽度認知障害を含めると800万人を超えている。このままいけば、10年後には1000万人を超えるとみられており、「認知症1000万人時代」が間もなく到来するのだ。

たとえ長生きできたとしても、ボケてしまっては元も子もない。だが、自分の足で歩き続けることができれば、死ぬまでボケずに人生を全うできる可能性は広がる。じつは、歩くことこそが認知症の予防につながっているのだ。認知症専門医で、おくむらクリニック院長の奥村歩医師が言う。

「そもそも、人間の脳が発達して頭が良くなったのは、二足歩行によるところが大きいと言われています。認知機能に重要な前頭葉の働きは、歩くことと深く関係している。逆に言えば、自力で歩けなくなると、前頭葉の働きが著しく低下するということです。馬は歩けなくなると死んでしまいますが、人間も寝たきりになるとボケてしまうので、人間的な生活が送れなくなる。それくらい、自分の足で歩くことは大切なのです」

今回本誌は、90歳を過ぎて、ボケることなく杖も車椅子も使わずに生活している全国の高齢者たちを取材した。すると、ある「共通点」が浮かび上がってきた。彼らの生活習慣から、「最後まで自分の足で歩くための10の鉄則」を探っていこう。

筋肉が1週間で20%低下

冒頭の伊東さんの場合、〈1〉毎日のように外出する趣味を持っていることが、一つの大きなポイントとなる。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授の白澤卓二医師が解説する。

「何事にも好奇心を持ち、趣味が多い人は、高齢になっても元気な方が多いんです。日常生活の活動と肉体機能には関連性があるので、とくに人に会ったり、外に出かける趣味は、最後まで自分の足で歩くためにはいい。健康な人でも、1日中じっとしていると、下肢の筋肉が1週間で20%、3週目には60%も低下するというデータがあります。さらには、体中の関節がスムーズに動かなくなり、歩くことができなくなっていくのです」

取材した日、伊東さんは身に着けた青い洋服に合わせて、ブルーがかった銀色のマニキュアを塗っていた。

「出かけるときはもちろんお化粧もします。赤い口紅をひいてね。マニキュアは洋服や指輪の色なんかに合わせて、変えていますよ。麻雀をするときにも爪は目立つでしょう。この歳になっても女ですから(笑)」

女性であれ男性であれ、身なりに気を遣うことで、人に会うのも楽しみになり、行動範囲は広くなる。〈2〉おしゃれをすることで、自然と活動量は増えていくのだ。

「自分で洋服を選び、女性ならお化粧をすることで、気持ちも若々しく保てます。身なりに気を遣わなくなると、人に会うのもおっくうになり、外出も少なくなっていく。おしゃれをして社会性を保つことが、認知機能を維持し生活の質を高めることに役立ちます」(前出・白澤医師)

転ぶのを防ぐために

90歳を過ぎても自分の足で歩ける元気な高齢者たちは、毎日の生活の中で自然と体を動かす習慣を持っていた。たとえば、茨城県水戸市に住む黒川幸二さん(仮名)は、90歳になった今も、自宅の2階に寝室があるという。

「転んだら危ないので、娘に『1階で寝てよ』と言われるんですが、もう40年以上の習慣ですし、変えられません。昔に比べたら時間がかかりますけど、上がれないわけではありませんからね」

紺色のジャケットを羽織り、取材現場に颯爽と現れた黒川さんだったが、背筋も伸び、〈3〉歩くのが速いことに驚いた。それを伝えると、こんな答えが返ってきた。

「私は昔から車を運転しないんです。自宅から最寄りの駅が遠くて、出かけるときは徒歩で片道20分はかかりますし、近場であればどこへ行くのも歩いていきます。それに、せっかちな性格なので速足なのかな」

NTT東日本関東病院の整形外科主任医長の大江隆史医師は、この「速足」がポイントだと話す。

「米国で発表された研究ですが、65歳以上の男女を対象に歩行速度と寿命の相関関係を調べたところ、速く歩く人ほど5年生存率、10年生存率が高く、元気で長生きできるということがわかったのです」

死ぬまで自分の足で歩き続けるには、足腰の筋力を維持することがもっとも重要になるが、速く歩けるということは、筋力が衰えていないということ。自分で歩く速度を測るのは難しいが、それに代わるこんなチェック方法がある。「2ステップテスト」というものだ。

まず、できるだけ大股で2歩歩き、距離を測る。その値を身長で割ったものが「1・3を下回るようなら要注意」(大江医師)。たとえば身長160cmの人なら、2歩の距離が208cm未満なら、筋力が低下していると言える。

前出の伊東さんは「何もやってない」と言いながらも、話を聞いていると、じつは毎日、気功を続けているということがわかった。

「15年ほど前からやっているかしら。朝に20分、夜に20分、講習会で先生に習った気功をしていますが、気持ちいいんですよ。たしかに、これは私の健康法ね」

東京都調布市に住む松原洋二郎さん(89歳・仮名)は、仕事を辞めてから30年近く、毎朝のラジオ体操を欠かさない。

「朝は6時に起きて、ラジオ体操をして目を覚まします。気候がよくなってきたから、最近は外でやりますよ。旅行先でも欠かさないので、ラジオはどこにでも持っていくんです」

こうした〈4〉ゆったりした運動を続ける習慣は、中高年にとって転倒を予防するためにお勧めだ。

「車椅子や杖に頼らずにいるには、まず、転ばないことが大切です。高齢になるほど筋力の衰えと共にバランス感覚が失われるので、転倒の危険性が高くなります。気功やラジオ体操、太極拳といった体全体を使ったゆったりした運動も高齢者では効果があるでしょう」(桜美林大学大学院老年学研究科教授・新野直明医師)

転ばないために、体操のほかに簡単に始められる習慣がある。今回話を聞いた一人、東京都杉並区に住む笠井正美さん(91歳・仮名)の「こだわり」がそれだ。

「私は、出かけるときは〈5〉いつもスニーカーを履くんです。だって、歩きやすいでしょう。とくに運動はしていませんが、息子夫婦と孫夫婦、保育園に通うひ孫と暮らしていて、食事作りは私の仕事。ほぼ毎日、6人分の食材を買いにスーパーに行きますが、いつもスニーカーで歩いて行っていますよ」

この日も、春らしい花柄のシャツに細身のズボンをはき、足元は白いスニーカー。ショートカットの白髪にはパーマがかかっており、ピンク色の口紅と頬紅をつけた顔は、とても90代には見えない。

前出の新野医師が言う。

「転倒防止のために、スニーカーなどかかとが入る靴は非常にいい。サンダルや草履などは、脱げやすく転びやすいですし、脚を上げずに歩く癖がつくので、筋力も弱まって転倒しやすくなってしまいます。家の中でスリッパを履くのも、高齢者の方にはお勧めしません」

痩せすぎはよくない

食事については、これまでの「常識」と反対のことがわかってきた。まず、高齢になったら「粗食はNG」。歳をとったら消費カロリーが減るので、昔ながらの粗食がいいと思われがちだが、そうではない。取材したお年寄りたちには、〈6〉肉をよく食べる人が多かった。

「筋肉量を維持するためには、たんぱく質を継続的に摂取しなければいけません。また、体を支えている骨は、半分がカルシウム、半分がたんぱく質でできています。メタボを気にして肉は控えるという方が多いですが、高齢の方が粗食をすると、筋肉や骨を作るたんぱく質が不足してしまうのです」(前出・大江医師)

では、実際にはどれほどの量を摂らなければならないのか。厚労省が提示しているたんぱく質の食事摂取基準の推奨量('15年)は、20代でも70代でも変わらず、男性で一日60g、女性は50gが必要とされている。

「たとえば赤身の牛肉の場合、たんぱく質の含有量は20%程度なので、60gのたんぱく質を摂ろうと思ったら、300gのステーキを食べる必要があります。こ れほどの肉を食べるのは難しいですが、たとえば豆腐は一丁20gほど。魚のたんぱく質含有量は15%程度なので、組み合わせて摂取するようにしましょう」 (大江医師)

前出の黒川さんは、60歳で奥さんに先立たれてからずっと一人暮らしをしているというが、毎日自炊をしており、「手の込んだ料理はしませんが、魚と肉を毎日交互に食べています」と話す。

また、あまりに太っていたら腰や膝に負担がかかってしまうが、自分の足で歩き続けるためには、高齢になったら少し太めくらいがいい。とくに、〈7〉60代以降は、痩せすぎないことが重要だ。

「肥満度を示すBMI(体重〈kg〉÷身長〈m〉÷身長〈m〉)の値が19未満の人は、骨粗鬆症になりやすいことがわかっています。そうなると、骨折して自分 の足で歩けなくなります。太りすぎはいけませんが、BMI25以下であれば、体重を減らさないほうがいいでしょう」(前出・大江医師)

食品では肉のほかに、牛乳やヨーグルトなどの〈8〉乳製品を積極的に摂ることもいい。前出の伊東さんは、毎朝フルーツに牛乳をかけて食べており、松原さんはヨーグルトを欠かさないという。前出の白澤医師が言う。

「私が以前所属していた東京都老人総合研究所の調査では、乳製品を習慣的に摂る人は、摂らない人に比べて寝たきりなどの介護状態になりにくいという結果が出て います。良質のたんぱく質や骨を作るカルシウムなどを多く含み、最後まで自分の足で歩くためにはパーフェクトな栄養食品です」

楽しみながら腹筋強化

埼玉県川越市に住む野上和夫さん(90歳・仮名)は、60代から市民農園の
趣味を始めた。

「昔から趣味がなくて、仕事を辞めてから暇を持て余していたんです。娘から勧められて始めたんですが、だんだん面白くなってきた。枝豆やトマトから始めて、大根、白菜、と徐々に種類が増えていった。毎日欠かさず畑仕事をしていますね。このおかげか、脚も丈夫だし食欲もある。畑仲間と、たまに青空の下で飲むビー ルも最高ですよ」

60代から始めた趣味が、野上さんの健康にいい影響を与えている。それは、歩くための筋力を保つということだけではない。〈9〉毎日、日光に当たるということが秘訣だ。

「骨粗鬆症を防いで最後まで自力で歩くには、紫外線が重要な役割を持っています。骨の生成には、カルシウムだけでなく、カルシウムを体に取り込むためのビタミ ンDが不可欠。干しシイタケなどにも含まれますが、皮膚が紫外線に当たることで、人間はビタミンDを体内で生成できる。紫外線は悪とされていますが、日光に当たることは大切なのです」(前出・大江医師)

国立環境研究所が行った調査によれば、必要なビタミンDを生成するには、7月の昼間だと6分、12月の昼間だと41分の日光を毎日浴びないといけない(関東圏・つくばでのデータ)。もちろん日焼け止めはつけない状態で、だ。食事やサプリで摂取するのも手だが、毎日30分以上の畑仕事をしている野上さんは、自然に必要なビタミンDが生成されているようだ。

最後まで自分の足で歩くためには、こんな意外な要素もある。昭和大学藤が丘病院副院長の佐々木春明医師が話す。「男性ホルモンのテストステロンに、筋肉や骨の老化を防ぐ効 果があることがわかってきています。自分の足で歩き続けるためには、男性ホルモンの低下を防ぐことが重要です。そのためには、まずストレスを溜めない生活を送ること。ストレスが脳に作用して、男性ホルモンの分泌を妨げてしまうのです」

千葉県流山市の村本泰三さん(89歳・仮名)は、趣味のカラオケでいつもストレスを発散している。

「カラオケボックスに行くことも多いけど、月に1度はレッスンを受けに行っている。歌うのは、やっぱり演歌だね。女性の先生に褒めてもらうために、みんな必死で歌うんだよ(笑)。気持ちもいいし、こんな安上がりな楽しみはないでしょう」

ちなみにカラオケには、こんな利点もあるので、歩き続けるために一層効果を発揮する。「〈10〉お腹の底から大きな声を出して歌うことで、脳下垂体を刺激し て自律神経が整うだけでなく、自然に腹式呼吸になるので心肺機能も高まります。力一杯歌うと、1曲で100mのジョギングをするのと同じくらいの有酸素運 動になるんです」(前出・白澤医師)

歌うのが嫌いな人が無理にやっても効果はないというから、やはり、楽しんでやるというのが一番の秘訣のようだ。

ボケずに幸せな人生を全うするためには、最後まで自分の足で歩くことが不可欠。そのためにも、いま挙げた10の鉄則を実践してみるところから始めてみてはどうだろうか。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2015年06月03日 16:56

福島の甲状腺癌の子どもたち、自殺自衛隊員のこの異常なまでの数、、、怒り遣る方無し。。。

■海外派遣の自衛官:54人自殺 防衛省「要因特定困難」

 防衛省は27日の衆院平和安全法制特別委員会で、特別措置法に基づいてインド洋やイラクに派遣された自衛官のうち、54人が自殺していたことを明らかにした。防衛省によると、インド洋が海自25人で、イラクが陸自21人、空自8人の計29人。

 同省は「自殺はさまざまな要因が複合的に影響して発生するので、派遣任務と自殺の因果関係を特定するのは困難」としている。

 自衛隊の海外派遣をめぐっては、2001年10月、2年間の時限立法としてテロ対策特別措置法が成立した。政府は海自隊員延べ約1万3000人をインド洋に派遣。また04年1月からは、陸自隊員延べ約5500人をイラクに派遣。(共同)

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年06月03日 16:42

また旅立つ君へVol.95/自分だけが出逢える「本当の自分」

■「本当の自分」を見つけ、自分らしく生きるには

自分らしく生きることがどういうことかは、自明のように思えます。起きたいときに起きて、やりたいことをやる。誰にも流されず、他人の目なんか気にしない。でも、世界はそれを許してくれません。誰もが気づかぬうちに、本当の自分を隠して生きているのです。そのため、クリエイティビティ、創意工夫、自意識が抑圧されてしまいます。

親といる時、クライアントといる時、恋人といる時など、きっとあなたも、シチュエーションによってさまざまな自分を使い分けているでしょう。このような「自分のでっち上げ」は普通のことであり、誰でもある程度はやっているものです。

しかし、これに慣れてしまうと、本当の自分がわからなくなります。特に、SNSで自分をポジティブに見せることが「自分らしい」とされることが多い現代では、その傾向が強いようです。さらに悪いことに、最近のメディアは「自分らしく生きる」ことを、ほら吹き、道から外れた若者の代表、ヒステリー嗜好で変わった身なりのアウトサイダーのような取り上げ方をしています。

でも、それは本当の自分などではありません。自分らしく生きることとは、ところかまわず自分の意見を発言することではなくて、自分の意見に対する確固たる自信を持っていることなのです。

このように「自分らしさ」が流行るずっと前から、数々の哲学者が、その答えを求めてきました。ルソー、カミュ、サルトル、キェルケゴール、マズロー、メイ、バジェンタルなど、そうそうたるメンバーです。「Philosophy Now」では、これについて以下のように総括しています。

自分らしくあることは、各個人のミッションである。なぜなら、それぞれが人間らしくあるための自分なりの方法を持っており、自分らしさとは個々によって違うからだ。

さらに、自分らしさというものは、文脈によって大きく変わるもの。社会的、政治的、宗教的、文化的な特徴によるところも大きい。しかし、各個人の個性は、当人の中にではなく、当人がなる者の中に見つけることができる。

自分らしく生きることとは、1回のイベントなどではなく、継続的なプロセスなのだ。そのためには、自分を知るだけでなく、他者を知り、個人間の相互的な影響を認識することが必要だ。

本当の自分を求める目的が自己実現だけだとしたら、それは個人主義的なエゴである。しかし、そこに他者や広い世界への認知が伴うのであれば、それは価値ある目標になる。

要するに、本当の自分を見つけるには、自分に正直になるだけでなく、自意識を高め、謙虚になり、他者からのフィードバックを受け入れる覚悟が必要なのです。それは厳しく、終わりのないプロセス。なぜならあなたのアイデンティティは常に進化しているから。でも、それによって得られるのは、よりハッピーで、よりクリエイティブな自分です。心理学者によると、自分らしさを持つことで、優れた対処戦略、自己肯定感、自信、最後までやり抜く力が身につくそうです。

自分の経歴を振り返る

「自分のことぐらい知ってるよ!」と思うかもしれませんが、過去の自分をじっくり振り返ったことはありますか? 今のあなたを作っているのは、過去のさまざまな出来事であり、価値観であり、経験なのです。

「The Harvard Business Review」は、自分を定義するために、過去の経歴を詳しく振り返ることを勧めています。これまでの人生、どんなふうに育てられましたか? 新しい状況にはどのように対処してきましたか? コンフォートゾーンから飛び出したことはありますか? 自分の価値観をじっくり見つめなおしたことはありますか?

これを実施するには、心のエクササイズや日記を書くなどの方法がありますが、大事なのは、自分の過去をできるだけ客観的に見つめること。時間をかけて自分の過去の判断を批判し、そのような選択を下した理由を分析します。友人や同僚からもらったフィードバックについても考えましょう。

でも、いちばん大切なことは、過去の失敗を詳細に振り返ることです。自分がどれだけ自己中心的で無礼だったか。なぜそんな振る舞いをしてしまったのか。最終目標は、自分についてもっと知ること。だから、できるだけたくさんのことを振り返ってください。きっと、自分についてあまりにも知らなかったことに驚くと思います。

クリティカルシンキングの癖をつける

哲学者セーレン・キェルケゴールは、複数の本において、自分らしさ(authenticity=主体性と訳される)を、人が現実に向き合い、決断を下し、それにコミットし、責任を持つための目的であると述べています。つまり、キェルケゴールの言う自分らしさとは、現実に向き合い、自分の意見を形成することなのです。

クリティカルシンキングを身につけることが、自分らしさを見つけるうえで決定的な要素になります。批判的思考とは、細部に注意を払い、適切な質問をすることで、言われたことを鵜呑みにするのではなく、独自の意見を持つことを意味します。世界に対する自分なりの意見を持つことができれば、人任せではなく、自力で現実を読み解くことができるのです。そうすることで、自分の世界観を定義している先入観を知ることができるため、自意識を高めることができます。

クリティカルシンキングは、非常に骨の折れる作業です。現実と先入観の両方について考え始めると、対処しなければならない不一致があまりにもたくさんあることに気づくでしょう。たとえば、30歳までには家族を持つものと考えていたにもかかわらず、自分の気持ちと向き合ってみると、そうしたいと思えない。それは、子どものころから刷り込まれた先入観なのです。

いま自分が持っている世界観と同時に、自分の中で大切にしている原則にも注目しましょう。誰もが、何かしらの信念のもとに育てられてきました。でも、その多くは、今の自分の考えとは一致しないはず。たとえば、仕事のときはスカートをはきなさいと両親に教えられ、それに従っていたら、自分がスカート嫌いだという事実に気がつかなかったなんて話も耳にします。

これは暢気な例ですが、人種、宗教、セクシャリティなど、もっと重大な問題を抱えている人もたくさんいます。このように、小さなころから続けている習慣や世界観を、少し疑ってみましょう。昔ながの信念を見つめなおすチャンスはめったにありませんが、詳しく振り返ることで、自分のことがもっとわかるようになるはずです。

目標を定義しなおす

今の自分が大切なのは確かですが、どんな人間になりたいかという目標も、同じくらい大切です。恐れずに自分らしく生きるには、目指す先を知っておく必要があるのです。かねてから、なりたい自分が、今の自分を示す最良の指標だと言われてきました。Joshua Knobe准教授は、「New York Times」への寄稿で、こう述べています。

哲学的な伝統を見れば、この質問には比較的わかりやすい答えを見つけることができます。多くの哲学者が支持するその答えでは、人間の最も特徴的かつ根本的な性質として、合理的な内省ができる能力を挙げています。

人は、衝動や気まぐれなど、つかの間の感情をたくさん抱えています。しかしこれは、その人の最も根本的な部分ではありません。本当の自分を知りたければ、立ち止まり、自分の中の最も深い部分にある価値観について考えることです。

ヘロイン中毒に苦しむ人を例にとりましょう。その人は、誘惑に負けてまた注射に手を伸ばしてしまいます。これを「あの人らしい」とか「人となりを表している」と言うのは、いささかばかげています。その人は、自分をだまして、大切にしていることをあきらめているのです。

やりたいことを見つけるのは簡単ではありません。でも、自分が将来ほしいものを知ることで、本当の自分が見えやすくなります。ここでは、自分の目標と価値観を知りましょう。

いつか引退したい? 結婚したい? 無人島に暮らしたい? お金持ちになりたい? こんな風に、自分の目標について時間をかけて考えたのはいつですか? 今の目標は、5年前と同じでしょうか? きっと違うでしょう。価値観や目標は、時とともに変わるもの。行動は、それについてくるのです。

目標ややりたいことがわからないなら、やりたいことを見つける方法について書いた過去記事をご覧ください。

その中でも、私は個人的マニフェストをオススメします。個人的マニフェストを書くには、机の前に座り、自分なりの価値観を定義したいトピックをいくつか選びます。他人に定義してもらわずに、とにかく深掘りしてください。倫理、性格、その他あなたが重要だと思うものであれば、何でも構いません。

トピックを選んだら、自分の信念、モチベーション、意図を書き出します。自明のようでいて、いざ書き出してみると、自分の予想とは違う内容に驚くこともあるでしょう。

リアルワールドで行動に移す

自分について詳しくなっても、引き続きこの世界を航海しなければなりません。それは多くの人にとって、今の仕事を甘んじて続けることを意味します。一見、それは難しいことのように思えます。少なくともある研究において、自分の社会的アイデンティティを隠して働くことは、仕事に対する不満の原因になりやすいという結果が出ています。

自分らしくあることは、自分の心を何から何まで包み隠さず話すことではありません。誠実であることは大切ですが、私たちは常に攻撃しあっているわけではありません。職場でも同じです。声に出して言いたいことを言う必要がありますが、相手が誰かをいつも考えてください。

たとえば、銀行の役員室で初めて会った人に、昨夜行ったストリップクラブについて話すのはやめた方が無難です。これは、社会的なアイデンティティを隠しているのではなく、相手によって情報開示の方法に気をつけることを意味します。

友人関係や恋人との関係でも同じことが言えます。正直で誠実、かつ自分らしくあること。そして、どんなに奇抜なアイデアでも、自分の考えを話すこと。自分が心を開くと、相手も開いてくれることに驚くでしょう。そして、そのプロセスで、自分についてもっと詳しく知ることができるようになるのです。

Thorin Klosowski(原文/訳:堀込泰三)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年05月28日 16:20

また旅立つ君へVol.94/愛と風のように

朝がきたら出かけよう

今が通りすぎてゆく前に

Posted by nob : 2015年05月26日 16:52

以前は完全夜型だった私も、今ではすっかり朝型に、、、貧乏暮らしは相変わらずですが。。。(苦笑)

■朝型人間vs夜型人間! 人生の損得比べ

年収が増えるにつれて、朝型人間が増える/貯金が多い人は夜型人間が少ない

「早起きは健康にいい」「仕事がはかどる」というのはよく言われることだ。しかし、本当にそうなのだろうか。朝早く起きれば、夜はその分早く眠くなるのだから、朝型であろうが、夜型であろうが、実質的な差はないようにも思える。

体質もあるだろう。「私は朝型」あるいは「夜型」という自己認識を持つ人は多い。それが正しければ、夜型の人が無理に朝型に変えるのは、意味がないことになる。

読者の方に「早起き」を提案するのであれば、「何となく良さそう」という以上の「証拠」が必要だ。そこでプレジデントでは今回、500人を対象とした調査を実施。朝起きることが、仕事や健康、プライベートにどのような影響を与えているかを分析した。

まず、「朝型」「夜型」であることと、年収の関係(グラフ)を見てみよう。年収が増えるにつれて、朝型である人の比率が上昇しているのがわかる。年収400 万円未満では朝型人間が3割程度であるのに対し、年収900万円前後では5割近くが朝型。年収1400万円では6割以上が朝型という結果になった。

貯金額の違いはもっと鮮明だ。貯金ほぼゼロ(100万円未満)層だと、朝型人間が約2割、夜型人間が約5割であるのに対し、貯金5000万円以上では、朝型が約4割、夜型が約2割と、ほぼその比率が逆転している。

つまり、朝型の人は夜型の人に比べて、平均的に「年収が高く、貯金も多い」のだ。

なおこの結果には、年齢が高い人ほど早起きの傾向があることも影響しているが、その影響を除いても、大きな傾向は変わらない。たとえば、40代に限定して比較した場合でも、年収600万円未満では朝型が3割であるのに対し、年収1000万〜1400万円の層では朝型が6割近い。

■朝型人間は「よく寝る人」だった

では次に「朝型人間」と「夜型人間」は、その生活パターンや考え方がどのように違うのかを見てみよう。この調査における「朝型」「夜型」は、回答者の自己認識(自分は朝型だと思うか、夜型だと思うか)に基づいている。そこには、単純に起きる時間が早いかどうか、寝る時間が遅いかどうかというだけでなく、朝、余裕を持って起きて、自分のために時間を使っているのか、それとも朝はただ始業時間に間に合うよう「ぎりぎりまで寝ているのか」といった意識が反映されている。

まず平均起床時間は、朝型が5時45分、夜型は6時47分。約1時間の違いがある。また、朝型は「目覚めは良く、起きるのはつらくない」が、夜型は「目覚めが悪く、起きるのがつらい」と答える傾向がある。休日はどちらも平日より遅く起きる傾向があるが、2時間以上も遅く起きる人は、夜型人間が圧倒的に多い。

次に就寝時間。朝型は平均で23時5分に就寝し、夜型は0時46分に就寝する。1時間40分の差がある。起床時間は1時間しか差がなかったわけだから、睡眠時間は朝型人間のほうが平均で40分も長い。早起きの人は睡眠時間が短いイメージがあるが、実際には「よく寝る人」だったのだ。

すると、夜型人間が「朝起きるのがつらい」と感じるのも、無理もない。夜型の人は「朝起きるのが苦手」だから「自分は夜型体質だ」と考える人が多いが、この結果からは、単に睡眠時間が短いから「早起きが苦手」で「夜型体質だ」と誤解している可能性も推測できる。当然ながら、夜型人間は「睡眠時間が足りない」と感じている比率も高い。

もちろん、睡眠時間が短くても、あるいは年収や貯金が少なくても、本人がそれで構わなければ問題ない。

アンケートによれば、夜型は健康状態が良い人が少なく、精神的に不安定な人が多い(図上)。配偶者や交際相手がいない人の比率が高く(朝型16%、夜型 29%)、幸福度も低い。一方で、朝活をしている人には出世が早く、人間関係もうまくいきやすい(図下)。しかし、仮にそうだったとしても、夜型生活は本人が選んだ道である。

ただ、夜型人間は、「生活パターンを変えたい」と考えている人が圧倒的に多い。では、なぜ変えられないのか? 夜型人間が早起きのデメリットとしてあげたのは、朝起きるのがつらい(30%)、昼間眠くなる(19%)、夜の付き合いができない(14%)といったことだ。どのようにすれば、これらのデメリットを乗り越えられるのだろうか。

■欲望コントロールと段取り力

朝時間の有効活用を提唱している池田千恵氏は、「早起きは楽しまなければ続かない」と話す。

「たとえば朝走る人は、一生懸命やっているのではなく、楽しくてやっているんです。それは、きっと裏で自分の『欲』を満たしているから。欲の中身は、『SNS に記録をアップして自慢したい』かもしれないし、『腹を凹ませて女の子にモテたい』かもしれない。あるいは、頭の中でグラフを作って、『月間100キロ達成した!』とゲーム感覚を楽しんでいるのかもしれない。最初のうちはナマナマしい『欲』であるほど良いのです。その人なりの楽しさを朝に見つけるのが大事です」

早起きは禁欲的にも見えるが、実際には欲望を向ける方向を変えているだけのようだ。人間の三大欲求の一つ、食欲に働きかけるという意味では、朝食の食べ方も重要だ。

「肉が好きなら、朝から肉でいいと思いますよ。朝食の会などでは、ホテルオークラのボリュームたっぷりのフレンチトーストが人気です。甘いものが好きな人なら、前日にケーキやチョコレートを買って帰って『朝起きたら食べよう』と思って寝ればいいんです。最初は早起きしても頭がボーッとするだけですが、それは体が慣れていないから。10日から2週間ぐらいすると慣れてきて、運動や読書などにも『欲求』が向かうようになると思います」(池田氏)

また、夜型は睡眠時間が少ないことからわかるように、朝型に変わるには、夜早く寝ることも大事だ。どうすれば早く寝られるのだろうか。

「早く寝るには、『段取り力』が必要です」と池田氏は指摘する。「11時に寝るには、10時にお風呂に入り、会食は何時までに終わらせるとか、目標から逆算して段取りするスキルが必要です。これは仕事にも必要なスキル。朝型の人はそういう能力が高いので早く寝られるし、仕事もできるという相関関係があるのではないかと思います」(池田氏)

頑張れば夜起きていることはできるが、頑張っても寝られない、頑張るのは得意だが段取りは苦手だという人は要注意だ。

では、「仕事の飲み会があるから夜は早く寝られない」という人はどうすればいいのか。

「新人だったら『僕、朝キャラなんで早く帰ります』というわけにはいかないですよね。そしたら3年ぐらいは諦めて馬車馬のように働いて、君が言うことなら、と認められるようになってから徐々に朝キャラを認めてもらうしかないですね……」(同)

また、夜型人間は「寝つきが悪い」と答える人が多い。仕事などのストレスで眠れず夜更かしし、お酒などに頼っているのだとしたら、一考の余地がある。

「実は私自身が早起きを始めたのは、上司に対する『クソー、今に見てろよ』っていう思いだったんです(笑)。『あなたは会議に出ても意味ないから掃除してて』と会議に出してもらえなかったのが悔しくて、仕事ができる人になりたくて朝に勉強しようと……。すると、夜思い悩んでいたときは、上司の言い方が頭にくるとか、口の曲がり具合がいやだとか、感情が渦巻いて出口が見つけられなかったんですが、翌朝、上司に言われたことを一字一句紙に書き出してみたら、冷静に受け止められたんですね。『上司が言うのももっともだ』と」(同)

嫌なことがあったらさっさと寝て、翌日考えるのが賢いようだ。

「夜中に他人に怒りのメールを送って、翌朝反省するようなことは、誰にもあるんじゃないでしょうか。『イライラ』『クヨクヨ』は朝しましょう、と言いたいですね」(同)

(プレジデント編集部=文)

[PRESIDENT online]


■朝の1時間で昼の3時間分の仕事をこなせる
最新脳科学が実証「才能は朝、開花する」

野澤 正毅 
ジャーナリスト

朝早く起きたほうがいいことはわかっているのだが、具体的なメリットとは何か──。
朝活のプロの実践方法からそれらを引き出すとともに、脳科学で早起きによる潜在能力を引き出すメカニズムを解明する。

朝一番の連絡で顧客の信頼を獲得
弁護士 高井伸夫氏

ビジネス以外の世界でも、朝時間を活用して成功を収めた人は少なくない。

その一人が弁護士の高井伸夫さん。法曹界における、朝活プロフェッショナルの代表選手ともいうべき存在だ。

高井さんは、63年に弁護士登録、73年に独立し、自分の法律事務所を開設した。弁護士としてのキャリアは半世紀に及び、人事・労務問題のエキスパートとして知られている。現在も数多くの企業の法律顧問を務めて活躍している。

朝活のキャリアにも年季が入っていて、弁護士として独立以来、約40年間も続けてきたという。いまでも午前4時半~5時に起床して、午前6時に事務所に行く。天候がよければ、出勤前に散歩をする。気になる情報は、早朝に資料や新聞を読んで先取りしておく。午前10時までには、その日の決裁と指示をあらかた済ませてしまうそうだ。ちなみに、筆者が取材で高井さんの事務所を訪問したのも、午前7時半だった。

「実はね、僕はもともと典型的な夜型人間だったんですよ。けれども、それでは人から後れを取ってしまうと考えました。競争社会で勝ち残るにはスピードがカギ。早起きは三文の徳。どんな仕事でも先手必勝です。孫子の兵法にも、『拙速は巧遅に勝る』という教えがあります。上手にできても時間がかかるのはだめで、下手でも早くできたほうがいいということ。世のなかが変化するスピードは、どんどん速くなっています。夜型人間は後手に回らざるをえないから、どうしても不利になる。しかも、僕のクライアントは大半が経営者で、ビジネスマンだから朝型人間です。彼らの相手をするなら、さらに一歩先の早朝に手を打っておかなければならない。それで独立を機に、思い切って朝型人間に変身しました」

高井さんはこれまで、数多くの経営者との交流があったが、財界の大立者には「超朝型人間」が多かったという。なかでも感銘を受けたのが、石川島播磨重工業や東芝の社長、臨時行政調査会会長などを歴任した土光敏夫氏だ。

「土光さんに初めてお会いしたとき、アポイントメントは午前7時20分でした。当時、僕はすでに朝型人間だったのですが、『それにしても早すぎる』と思いました。ところが、聞いてみると、土光さんは、午前6時半には出社しているとのこと。これには正直驚きました。そして土光さんに触発されて、僕もそれからは午前6時には事務所に行くようになったのです」

高井さんは、早起きにはいろいろなメリットがあると力説する。まずは[1](http://president.jp/articles/-/13281)の佐々木さんと同じく、充実した自分の時間が持てること。昼間は来客があったり、電話がかかってきたりするので、自分の時間がなかなか確保できない。朝ならそういうことがないので、仕事に集中できる。

また、朝は頭がよく働くので、仕事の効率もいい。朝の1時間で、昼間の3時間分の仕事がこなせる感じだという。頭がさえているせいか、いいアイデアも次々と湧いてきて、それをメモに取って後で役立てられる。それに、早起きは営業でも有利で、クライアントに朝一番で連絡を取ると、「あの法律事務所は朝早くから仕事をしている」と信用してもらえるようになる。

朝活を始めて、常に先手、先手を打てるようになってから、高井さんは弁護士の仕事でも大きな効果を実感した。裁判では、相手側がどんな証拠を掲げてくるのか、どんな質問をしてくるのかを想定し、事前準備をしておくことが何よりも重要。勝訴に導けるかどうかは事前準備の差で決まるといってもいい。高井さんは、法廷で相手側がタジタジになるような鋭い反対尋問を繰り返し、「反対尋問の名人」という異名を取ったのだが、これも朝活で丹念に事前準備した賜物だという。

朝活の6番目と7番目のメリット「先手必勝癖」「早朝電話で顧客の信頼獲得」をフルに活用した高井さんの勝ちパターンは、企業の経営戦略にも相通ずるところがある。ビジネスマンも大いに参考になるはずだ。

[PRESIDENT online]

Posted by nob : 2015年05月26日 16:12

クリエイティブとは、その時々の過渡的状況を指すのではなく、自らの心の声に従い、思い迷い悩みながらも歩み続ける人達の在り様を表す言葉。。。

■表現者となることを阻む6つの障害と克服法

Pick The Brain:きっと皆さんにも、語りたい物語や湧き起こる感情、人の心を魅了するような想像力など、何かしら表現したいことがあるかと思います。しかし、アーティストとしての成功の前に立ちはだかる障害も数多くあります。自身が探求したいことについて語るのは簡単ですが、いざ実行に移すとなると、それらの障害が行く手をはばむのです。

とはいえ、その状況に甘んじ続ける必要はありません。この記事では、創作への情熱を阻害する障害となりがちな事柄トップ6と、それらを克服する方法をご紹介します。

障害1.時間が足りない

誰にでも1日は24時間しかありません。ですから、人生で追求したいことができるかどうかは、十分な時間が取れるかの問題ではなく、限られた時間の中で大切なことに集中できるかによって決まるのです。

そこで、80/20ルールに沿って考えてみましょう。馴染みがない人のために説明すると、80/20ルールとは、世の中や人生におけるほとんどのことは、以下の例のように不均等に配分されているという法則です。
顧客の20%が利益の80%を生む社員の20%が仕事の80%をする人口の20%が富の80%を所有している

これが自分の人生にどのように適用されるかを考えてみましょう。自分の目標に近づくためにどんなことができるでしょうか? また、今はどんな作業が時間のムダになっているでしょうか?

日常生活の中で些事にどっぷりと浸かってしまうのは簡単です。しかし、目標に向かって進歩するには「大きな成功」に人生の焦点を当てる必要があります。極論するならば、他のことは全部後回しでいいのです。

どうやって優先順位をつけたらいいか迷っているなら、「これをするのが明日だと後悔するかな?」と自分に問いかけてください。もし、その答えがYESなら、それを最優先事項にしましょう。

障害2.お金が足りない

お金の管理については山のようにアドバイスがありますが、特に私自身が長年大切にしてきたことは「まず自分自身にお金を払え」ということです。

私はブログを書いたり写真撮影をすることに専念するため、前職であった心理療法士の仕事を辞める前に6カ月分の生活費を貯金しました。収入が入るたびにその15%が自動的に貯金用口座に入るようにしたのです。

あなたもこれをやってみてください。給料日ごとに貯金用口座にいくら振り込まれるようにしたいのかを、あらかじめ決めておき、自動振替を設定しましょう。そうすれば、いつの間にか、かなりの金額が貯まっているはずです。

でもちょっと警告をしておきますと、もっとお金を手にすれば創作活動の障害を解決できると考えるのは短絡的すぎるかもしれません。本当は、銀行口座に大金がなくても自分のアイデアは実現できるものです。

たとえば、Facebookに広告を出すために大金を払ったり、写真の勉強をするためにと、いきなり大金を投じて高いカメラを手に入れようとは考えない方が良いでしょう。今持っているあり合わせのものを使って仕事をしなければならない時もあるのです。

お金は成功の結果としてもたらされるものであり、その逆はないということを覚えておきましょう。ぜひ自分の経済状況をきちんとコントロールして、基盤を築き始めてください。でも、資金不足のせいで目標に向かえない状態にはならないでください。

障害3.アイデアが足りない

時には創造性の井戸が枯渇することもあります。座ってアイデアを考えても何ひとつ閃かないように思えることもあります。どんな優れた人にでもそういうことはあります。こんな時に、クリエイティブな閃きを再燃させるにはどうしたらいいでしょうか?

まずは悩み込んだ状況から飛び出して、現実の世界を生きてください。物事を実行したり探求したり、モチベーションのある人たちと交流しましょう。

こういったことを全部調子よく行っていると、クリエイティブな相乗効果が生まれ始めます。滞留していたアイデアが流れ始め、気づくと今までにないやり方で点と点を結んで全体像を作り上げることができているはずです。

そうすれば、結果的に何もかもが失敗に終わっても、また挑戦してみたくなるでしょう。私はアイデアに詰まると、自分の仕事への追求心に刺激を与えてくれる他のアーティストたち(作家、画家、音楽家、映画製作者、アスリートです)の作品に浸ることを好みます。

ですから、ぜひ本を読んだり映画を観たり、音楽を聴いてメロディに心を委ねることをしてください。普段は表現をする立場にあっても、時には芸術を受け取る側に立つことも必要で、それにより自分が芸術家として何を目指しているのかを思い出すことができるのです。

障害4.独りでやろうとしている

クリエイティブな作業をするのは孤独なプロセスになりがちです。孤独は生産性を高めることもありますが、ただの行き詰まりになることもあります。この点について幸いなのは、今の時代は自分以外のクリエーターとつながるのが、かつてないほど容易だということです。

たとえば、最近ある記事を読んでとてもおもしろかったので、私はその筆者に連絡をしてみることにしました。まず、Twitterでその人にコンタクトを取り、その人の仕事を自分がどれだけ高く評価しているかを伝えて一緒に仕事をしようと持ちかけてみました。

すると、相手から返事が来て、最終的にはGoogle Hangoutで一緒にブレーンストーミングをすることになったのです。今ではお互いのブログにゲスト投稿をする計画を立てていて、それぞれが取り組んでいるクリエイティブなプロジェクトの状況を定期的に報告しあう間柄になっています。

テクノロジーを有利に使いましょう。Twitterで自分と合いそうな会話をしている人を探し、それに対する意見を述べましょう。フィードバックを出して経験を共有し、誰かとチームを組むことを提案しましょう。

忘れないでください。本当に1人ぼっちの人は誰もいません。仲間からのサポートと激励ほどすばらしいものはないのです。自分の仕事と似たようなことをしている人にコラボレーションをもちかけましょう。どんな素晴らしい出会いになるかわかりませんよ。

障害5.自信喪失に苛まれる

「自分には才能がない」

これはどんな人の成功の夢も抹殺してしまうほど破壊力のある言葉です。

ほとんどのクリエーターは自分独自の声を過小評価するという過ちを犯します。「自分の作品は世界で一番優れていなければならない」、あるいは「自分のアイデアは完全に自分のオリジナルのものでなくてはいけない」と思い、そうでない限りは追求する価値がないと思い込んでしまいます。

たとえばフィットネスの専門家が何人この世にいるかを考えてみてください。お金のことに関する専門家やヨガの先生はどうでしょう? 何万人もいますよね? その人たちは全員世界一でしょうか? 全員がオリジナルのアイデアを持っているでしょうか?

もちろん違います。

支持してくれる人たちを持つことイコール自分の仕事で世界的に有名になることではありません。作品の後ろにいる自分という人格が大切なのであり、だからこそ人の注目を集めるのです。

だから、人々が気にかけたくなるような理由を作って下さい。リアルな存在になってください。あなた自身の物語を語ってください。何か価値のあるものを創ってください。これだけ多くの人がトレンドを追う世の中で、自分だけの道を記し、人とは違うことをしてください。それが他人と一線を画す最上の方法です。

障害6. 自分の仕事が、努力に見合った注目を浴びていない

アーティストであるということは、人から批判されやすいということですが、恐れずに自分の作品を世に出すべきです。時として、結果ではなくプロセスが物を言うこともあります。

最近私は毎日写真を撮り、そのうちの少なくとも1枚はどのようにして撮影したかの説明を添えてソーシャル・メディアに投稿することにしています。これに対して膨大なフィードバックが来ます。「どんな機材を使って撮影したのか?」とか「そのショットを撮るのにどんなテクニックを使ったのか?」というような、ありとあらゆる種類の質問が寄せられるのです。

それによって、作品を創作するということは撮影した写真を投稿して終わりというわけではなかったと気づきました。フォロワーたちとやり取りを交わしながら、創作のプロセスを垣間見ることができるようにすることが大切だったのです。

結論

以上のような障害に屈して成功を逃さないでください。人生は自分で思っているよりもコントロールできるものです。やりたいことは必ず行動に移して自分の道を歩み続けましょう。あなたの夢は実行するに値するのですから。

6 Obstacles Keeping You From Pursuing Your Passion (and How to Overcome Them)|pickthebrain.com

KEVIN KLEITCHES(訳:春野ユリ)
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[ライフハッカー]


■誰でもクリエイティブになれる!「創造性の筋肉」を鍛える3つの方法

Crew Blog:クリエイティビティは、芸術家、音楽家、作家、デザイナーだけのものではありません。実は、誰もがクリエイティブになれるのです。

クリエイティブで有名な人は、生まれつきクリエイティブかのように思われがちです。まるで「一夜の成功」のように、何の苦しみもなく作品を生み出していると見られてしまうのです。

私は今、それが間違いであることを示すためにこの記事を書いています。

そう。実は誰でも、「創造性の筋肉」を鍛えることができるのです。もちろん、比喩としての筋肉であり、ボディビルダーが鍛えるあの筋肉とは異なります。生まれつきギリシャ神話の神のような身体を持っている人もいますが、多くの人はそうではありません。筋肉を育てるには、懸命な努力が必要なのです。

ここで重要なのが、ポテンシャルは誰にでもあるということ。ただ、心の底からそれを望む必要があります。

以下に、創造性を伸ばす3つの方法をお伝えします。いずれもお金はかかりませんし、すぐにでも実行に移せる方法です。

「悪いアイデアはない」ブレインストーミング

創造性の筋肉を育てる方法の1つです。簡単に紹介しましょう。
2 人以上6人以下で集まる(直接会うのがベスト)。紙とペン、あるいはホワイトボードを用意する。30分間アイデアを出す。批判は禁止。ここで出たアイデアに、悪いアイデアはありません!30分たったら、すべてのアイデアを15分程度で振り返る。特に目立ったアイデアはないか。大まかに振り返ったら、アイデアを批判的に見る。あなたやグループにとって、特に目立つアイデアはないか。どれを進めたいか。

エクササイズと同じで、このブレインストーミングを頻繁にやるほど、クリエイティブなアイデアがたくさん生まれます。

このエクササイズをやるとすぐにわかりますが、クリエイティブになるには、自分のやり方から抜け出す必要があります。

筋肉の比喩に続いて、体重を減らすことについて考えます。トッピングたっぷりのチーズバーガーとLサイズのフライドポテトを、砂糖たっぷりの飲み物と一緒に食べていては、体重を落とすことはできません。食生活に気を付けないと、自らが持つ痩せる能力を制限してしまうのです。

悪い生活習慣は意思があれば克服できますが、創造性に関してはもっと漠然としています。チーズバーガー、フライドポテト、ソフトドリンクは、目に見える形では存在しないのです。

あなたの創造性を妨げているものは何ですか? それを特定し、積極的に避けなければなりません。努力なくして、腹筋は割れません。創造性だって一緒です。プロセスを信じ、そこに努力を投じることが、あなたの創造性を妨げる障害物を回避する方法なのです。

自分の殻を破る

私たちは、自分が心地よい場所からなかなか出ようとしません。

人は生まれながらにして、群れる心理を持っています。同じプラットフォームの同じ人からの情報を好み、賛否を呼びそうな話題にはできるだけ近寄りません。形だけ取り繕って、不快なことはまるで伝染病のように避けるのです。

でも、形だけ取り繕っていても、クリエイティブになれません。目に見えない境界線を越えて、冒険に出なければならないのです。

真の意味でクリエイティブになるには、勇気を出してコンフォートゾーンから飛び出す必要があります。未知の領域に、足を踏み出すのです。幸いなことに、今はそれがしやすい時代です。なぜなら、新しくてエキサイティングな情報が、信じられないほど簡単に手に入るのですから。

かつては、インスピレーション得るためには、自らの足で探しに行かなければなりませんでした。プライスレスなアートを見たければ、ギャラリーに足を運ぶか、写真が載った本を見にいくしかなかったのです。

今や、ポケットからスマホを出して、ガラスの画面を何度かタップするだけで、世界中の巨匠たちの絵を見ることができます。でも、そこで疑問が浮かびます。ほとんど努力もせずに見つけたものに、私たちは感動できるのでしょうか? そこから、インスピレーションを得ることができるのでしょうか?

SNS、メール、リアルライフなど、何でもいいので、友人が読んだものを毎日シェアしてもらうことをオススメします。もちろん重複もたくさんあると思いますが、そうでもしなければ出会えなかった、新しいリソースもたくさん見つかるでしょう。

それから、読書も大事です。特に、ノンフィクション(フィクションもインスピレーションをくれますが)。1日30分でもいいので、いつもと違うコンテンツに触れるといいでしょう。

ちょっと考えてみてください。メールの受信箱やFacebookを見ながら、素晴らしいアイデアやを思いついたり、新発見をしたことはありますか? きっと、ないはずです。

創造するスペースを持つ

心の余裕の話です。でも、ただ心の余裕を持つだけでクリエイティブになれるのなら、誰でもすごい発明ができるのではないでしょうか? いいえ、そうではありません。そのためには、不安になるほど大量の余裕が必要なのです。

私は数年前、クリエイティブなアイデアをもとに、事業を経営していました。毎日のように新しいコンテンツを考えなければならないのは大変でしたが、アイデアは無尽蔵に出てきました。いま思えば、あれだけのアイデアに恵まれたのは、自分の中にあるクリエイティビティのバケツを埋められるだけの、心の余裕を持っていたからでしょう。

クリエイティブなエネルギーが低くなってくると、犬やガールフレンドとビーチを散策しました。そこにはケータイなどを持ち込まず、脳を自由にさまよわせていたものです。

散歩するたびに素晴らしいアイデアを思いついたわけではありませんが、散歩のおかげで脳を動かすことができました。そうやって、クリエイティビティの筋肉が鍛えられたのです。

そうしているうちに、数日、数週間、あるいは数か月後に、素晴らしいアイデアがひらめいたこともありました。それらのアイデアは、ほかでもない、心の余裕から生まれたものだったのです。

ビーチがなければ、家の近くの小道、ハイキングトレイル、森など、静かで雑念の入らない場所を選びましょう。私の場合、外を歩いていれば、心の余裕が生まれます。

ただし、心の余裕を持つために、わざわざへ森の中のキャビンに何日もこもる必要はありません。ほんの10分の散歩でいいのです。あるいは、瞑想もいいかもしれません。

最後に、クリエイティブであるために何よりも大切なことをお伝えします。それは、作品を作ること。

アイデアだけではクリエイティブになれません。たくさんの発明をしたけれど、何ひとつ生み出さなかった発明家を、誰が覚えているでしょうか。実際に物を作った発明家こそ、歴史に名を残すのです。

真の創造力は、アイデアに命を吹き込むチャンスを与えられたときにやってきます。アイデアに命が吹き込まれれば、勢いを得るチャンスが与えられます。勢いは、勢いを生むのです。

クリエイティブになるためには、心の余裕を持ち、実践し、意図的にアイデアに命を吹き込む努力が必要です。

Creativity conditioning: The secrets to consistent creation|Crew Blog

JASON ZOOK(訳:堀込泰三)
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[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年05月26日 15:54

諸悪の根源的理由の一つ。。。

■1世帯の貯蓄、過去最高1798万円 14年、株高効果

 総務省が19日に発表した2014年の1世帯あたりの平均貯蓄残高は、13年より59万円多い1798万円で過去最高となった。デフレ下で高まった貯蓄重視の傾向に加え、安倍政権の経済政策「アベノミクス」による株高の恩恵も受けたとみられる。

 平均貯蓄残高は、2人以上の世帯が対象の家計調査によるもの。現在の調査方式になったのは02年で厳密な比較はできないが、同様の調査で過去最高だった00年の1781万円を17万円上回った。

 内訳は、定期預金が758万円(13年比34万円増)、普通預金が380万円(同24万円増)、株などの有価証券が251万円(同11万円増)。アベノミクスの始まったここ2年間では、有価証券が58万円増と特に膨らんでいる。

 世帯主が60歳以上で働いていない家庭の平均貯蓄残高は2372万円で、全体の平均額を押し上げた。世帯主が会社や官公庁などで働いている家庭の場合は1290万円だった。

 家庭の年収は614万円で、00年と比べると107万円減ったが、貯蓄に回す割合が増えた。年収に対する貯蓄の割合は約2・9年分で、00年の約2・5年分を大きく上回っている。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年05月26日 15:44

安定は依存にさらには従(隷)属に、、、自立した私達国民のうえにしか自立した政府は成立しえない。。。

■室井佑月 安倍首相の演説は「こっ恥ずかしいラブコール」ー

 先月の訪米演説で株を上げた安倍晋三首相。しかし、作家の室井佑月氏は、その称賛がアメリカ本位であることに怒りを露わにした。

*  *  *

 4月29日に安倍首相が米連邦議会で行った演説を、メディアでは「100点満点の大成功」みたいに取り上げていたが、あたしにはアメリカに対する熱烈なラブコールにしか見えなかった。

 改めて新聞に載っていた演説の全文を読んでみたが、やっぱりこっ恥ずかしいほどの熱烈なラブコールにしか見えない。

 あたしは専門家ではないから、安倍さんの演説の価値はわからない。

 ただ、唯一わかったことは、この国の100点満点とされる外交とは、アメリカへの熱烈なラブコールってことなんだ、ってこと。

 メディアに登場する評論家たちもこぞって安倍さんのラブコール演説を誉めそやしたってことは、この国の知識人たちもおなじ考えである人が多いのか。

 だとすると、この国の様々な問題に、我々の思う解決などない。

 政府は、沖縄の基地移設問題や、TPPの交渉、集団的自衛権の行使容認など、多くの国民の意見にまったく耳を貸さない。

 これからのことについて政府は、

「丁寧に説明していく」 と我々に答えたまま。けど、本音は「馬鹿なこといい出しやがって」なのかもしれない。あの人たちがいう解決って、アメリカに喜ばれるってことみたいで。

 あたしは今回の安倍さんの演説と、その後の報道を見ていてふと思った。

 政府がほんとうに丁寧に説明すべき相手は、我々じゃなく、アメリカなんじゃないかと。この国の立場や、この国としてどうしたいかを、こんこんと話し合わなきゃならない相手はアメリカじゃないの?

 この国の政府の人間には、我々の代表として、我々の利益をぶんどってきて欲しい。そこが腕の見せ所じゃんと思うが、そうではないらしい。

 米連邦議会での演説が、どれだけ安倍さん自身の評価につながったかなんて、我々には関係ない。

 でも、帰国後、アメリカから約3600億円でオスプレイを17機買うということは、関係ある。

 税金を払っているからだ。

  5月9日付の日刊ゲンダイに、安倍さんが米連邦議会で演説を行った代償に、米国でも世界でもお荷物扱いのオスプレイを、「初の輸出先」と浮かれて、高値で押し付けられた、と書かれておった。一機30億〜50億円が相場(軍事ジャーナリスト談)のものを、一機211億円で買うらしい。ひゃ〜。

 先輩にカツアゲされる小学生だって、「その額は……。ちょっと酷過ぎるよ」って、それくらいはいうだろう。

 ま、安倍さんとその取り巻きには、「演説の代償」という言葉に、「捏造だ」「証拠をあげよ」とか反応する人もいるのだろうね。

 じゃ、逆にお聞きしたいけど、安倍さんいわく最高の友達であるところのアメリカは、なぜお友達の懐ばっか狙ってくんの?

[週刊朝日]

Posted by nob : 2015年05月26日 15:30

同感、、、流動資産すら持たない私の暮らしはさらに徹底しています(苦笑)。。。

■自宅やモノの資産を持たないことが震災対策【ホリエモン的常識】

Q.ネパールで大規模な地震が起こりました。東日本大震災を思い起こさせますが、堀江さん個人としては災害へはどう備えていますか。資産の置き場や常備グッズ、非常時用の対策、心構えなどお教えください。
東京の住宅はリスク高い。モノの資産も持たない

A.正直、そういう種いの対策は全くしていません。

 とはいえ震災というのは必ず起こると思うので、対策というわけではありませんが、定住をやめて基本的にホテルに宿泊しています。

 ホテルは耐震設計がしっかりしていますし、おそらく備蓄などもちゃんとしているであろう高級ホテルに泊まるようにもしています。

 モノの資産はほぼ持っていません。東京の住宅なんかはめちゃくちゃ震災のリスク高いと思いますので、当然買いません。

 もちろん、津波が到達しそうな場所には極力近づかないようにしています。

 もし、大地震が起きたら、落ち着いて状況を把握して対策することですね。

 大抵の人はパニックになりますし、正しい知識を持ち合わせておらず感情で判断するので、トイレットペーパーや食料の奪い合いになったりしますが、そういうのには加担しません。たとえ天災に巻き込まれたとしても、冷静に行動すれば助かることはできると思います。

[DIAMOND onlineより抜粋]

Posted by nob : 2015年05月19日 10:59

言わずもがな、、、立腹(怒)。。。

■福島の子供、甲状腺がん新たに16人

甲状腺がん新たに16人 福島の子、確定は103人に

福島県は18日、東京電力福島第一原発事故に伴う被曝(ひばく)の健康影響をみる甲状腺検査で、今年1月から3月末までに新たに16人が甲状腺がんと確定診断されたと発表した。検査対象となる事故当時18歳以下の約38万5千人のうち甲状腺がんが確定したのは計103人。

甲状腺がんは手術を受けて確定する。昨年3月末までの1巡目検査でがんの疑いがあると診断され手術を受けた12人と2巡目検査の4人ががんと確定した。

がんやがんの疑いがあるとされた人は1巡目112人、2巡目15人で計127人となった。2巡目検査は来年3月まで続く。県検討委員会では、1巡目と2巡目以降の結果を比べて被曝の影響を判断するが、「現時点で事故の影響は考えにくい」とする。

県によると1巡目では、原発周辺自治体と他の地域で、疑いも含めがんが見つかった人の比率に差はないという。チェルノブイリ原発事故後に甲状腺がんが多発した、放射線の影響を受けやすい乳幼児には、がんは見つかっていない。(大岩ゆり)

[朝日新聞デジタル ]

Posted by nob : 2015年05月19日 09:24

ソロ男とソロ女の健全な結婚生活に期待。。。

■容姿、条件は問題なし!なのに増加する「ソロ男(そろだん)」とは?

ソロ男は、親とは同居せず自分の収入範囲内で暮らす男性

少し前、女性の「おひとりさま」という言葉が流行し「最近の女性はたくましいな」と考えていたら、男性のおひとりさま「ソロ男(そろだん)」という人も急激に増えているということです。

ソロ男(そろだん)とは、大手広告代理店の博報堂によって作られた造語で、ニートや年金パラサイトとは区別されます。「年齢は20代から50代で親とは同居せず、自分の収入範囲内で暮らす男性」というのがその定義だとされていて、「結婚したくてもできない」もしくは「そもそも結婚に興味がない」など、恋人の有無や本人の意思は関係ありません。私達の周囲にも「あの人、どうして結婚しないんだろ?」と不思議がられる素敵な男性っていませんか?それがソロ男なのです。

コンビニでは男性向けコーナーが広くなり洗顔フォームなどを販売

昔はスーパーで老人の男性が買い物をしていると、何かしら気の毒に見えたりしていましたが、今や男性が買い物をする姿から「独身者のわびしさ」といった趣は感じられなくなりました。

そう言えば最近、コンビニで男性向けのコーナーが以前より広く取ってあることに気づきます。並んでいるのは、男性専用洗顔フォームや日焼け止め商品など。また女性好みのスイーツも「俺シリーズ」と銘打ち、「俺のプリン」というジャイアントカップの商品も販売されています。テレビ番組でも、プロレスラーの真壁刀義さんや本間朋晃さんがスイーツを紹介し人気を集めています。男性がデートの際、女性のパフェをつまみ食いしなくてもいい時代が来たようです。

結婚は人と一緒に暮らすこと、わずらわしさよりひとりを選ぶ

では、このソロ男は何が問題かと言うと、その数は「女性のおひとりさま」の2倍近くという説もありますから、高齢者の増加が叫ばれる日本において、生涯独身者同士が増えることはいろんな問題が危惧されるということが想像できます。

そして、なぜソロ男が増えてきたのかを考えると「人と深く関わり合うこと」を避ける傾向が男女ともにあると思います。わずらわしさとさみしさは表裏にあり、わずらわしさよりはひとりが楽ということなのでしょうか。

時間を問わず食事が買えるコンビニが第二の冷蔵庫。留守の間に掃除をしてくれるルンバが心強い友達として家にいるので不便が少ないのです。要は、最近は便利になったと言うことです。結婚とは人と一緒に暮らすことです。普段は友人とお酒を飲み、休日はひとりで趣味を楽しむなどおこづかいは自由に使えます。このようにひとりの方がやりやすいなら、ますます人と一緒に生活をする必要がなくなります。

誰にも迷惑をかけず、自分の好きなことをするのは問題ではない?

「老後はどうするの?」となっても、結婚している人が「パートナーがいるので安心」という時代でもなさそうです。そう考えると自分ひとりで人生を思いっきり謳歌する人たちを、わざわざ眉間にしわを寄せて問題視するのは大きなお世話と言えそうです。

最近は女性の夢のひとつ「結婚式を開いてウェディングドレスを着たい」というのは、「ソロウェディング」という写真屋さんの企画で叶えることができます。もしかしたら今度は独身者同士で「エアーウェディング」と称し、写真に残すだけで満足するコスプレのような結婚式ができるようになるかもしれません。

「誰にも迷惑をかけず、自分の好きなことをする」。これは、まわりがとやかく言えることではありません。でも、「自分の子どもはかわいくて何ものにも代えがたい。子どもを育ててこそ一人前」と言うように、このかけがえのない存在を知らないのも「人生つまらないんじゃないのかな?」と老婆心ながら思ってしまいます。

(村越 真里子/夫婦問題カウンセラー)

[JIJICO]

Posted by nob : 2015年05月11日 20:38

暫し休酒してみれば実感できます。。。

■薄毛・肌荒れ・口臭…アルコールによる10のデメリットって?

「酒は百薬の長」という言葉もありますが、適度なお酒ならリラックスや人とのコミュニケーションというメリットがあるかもしれません。でも、行きすぎてしまうとデメリットが大きくなってしまいます。お酒を飲みすぎることによる10のデメリットを紹介します。

【1】薄毛、肌荒れになりやすい

アルコールを体内で処理するには、ビタミンB群を中心に多くのビタミンを消費します。ビタミンが消費され不足してしまうと、健康な肌や毛髪を作ることができなくなってきます。

【2】疲れやすくなる

アルコールの処理で消費されるビタミンB群は、エネルギーを作るのに欠かせない栄養素です。また、神経が正常な状態を保つのにも重要な働きをしています。アルコールを飲むことでビタミンB群が不足すると、体が重く感じたり、心身ともに疲れを感じやすくなります。

【3】口が臭くなりやすい

アルコールの持つ利尿作用で体の水分が失われると、唾液の量が減り、口臭の原因になることもあります。もちろん、しっかり水分補給(アルコール以外の利尿作用がない飲料)することや、唾液が出やすくなるガムをかむことで予防できます。

【4】取り返しのつかない失敗をする……かもしれない

お酒を飲むことで気が大きくなる人や、記憶を無くしてしまう人は、大きく後悔するようなことをしてしまうかもしれません。

【5】生活習慣病になりやすい

脂肪肝や高コレステロール血症、高血圧などの生活習慣病の原因になります。また、アルコールの刺激は、食道や胃などの消化器官を荒らします。頻繁に荒らしてしまうと消化器系のガンなどがおこりやすくなります。また、糖尿病や痛風なども起こりやすくなります。

【6】脳の病気になりやすい

少量のお酒は脳をリラックスさせてくれますが、量が増えるとダメージの方が大きくなってしまい、脳の委縮が起こります。アルコールによる脳の委縮は、認知症との関係が報告されています。

【7】妊娠、赤ちゃんの健康に影響する

妊婦の飲酒は、胎児性アルコール症候群(アルコールの影響で胎児に脳の発達障害等が起こる疾患)や発育障害を引き起こします。授乳中も、血中アルコールは母乳に出てしまいます。また女性だけでなく、男性のEDの原因になったりもします。

【8】睡眠の質が低下する

お酒を飲むとよく眠れるような気がするかもしれませんが、それは眠りの入り口だけ。睡眠の質という面では、アルコールによって眠りが浅くなることがわかっています。

【9】翌日の効率が下がる

お酒が残っている感覚はなくても、睡眠の質が落ちたり体が軽い脱水状態になることで、普段より思考力や集中力が低下してしまいます。

【10】中毒性と依存性がある

一時的に体の処理能力以上のアルコールを摂ることで起こるのが急性アルコール中毒です。アルコール処理能力には遺伝的な差もあるので、深酒をする前に自分のタイプを調べておくことも大切です。

依存によって飲酒のコントロールができなくなった状態がアルコール依存症です。飲酒量が増えれば依存症になるリスクも増えます。また、同じ量の飲酒の場合、女性の方がアルコールの処理能力が低く、依存症になりやすいこともわかっています。

「お酒は飲んでも飲まれるな」と言われるように、お酒とは「お金と時間と健康を失わない程度のお付き合い」にしたいですね。

(文/健康食品アナリスト 小浦ゆきえ)

[マイナビスチューデント]

Posted by nob : 2015年05月11日 20:31

いつでもどこでもできるストレッチVol.2/身体は隅々まで繋がり合っている。。。

■一石二鳥! 運転中の眠気対策になるエクササイズ

イビキも減らす口の体操
欠伸

あくびをするなら、思いっきりしましょう

単調な運転が続くと眠くなって、アクビが出ます。アクビが出ると、さらに眠気が強くなると感じる人もいますが、実はアクビには眠気を覚ます効果があります。

アクビをするときは、口を大きく開けます。口の周りの筋肉が引き伸ばされると、神経を伝って脳に電気刺激が届きます。この刺激によって、脳が目覚めようとするのです。

この原理をうまく使って、体の筋肉を伸ばしたり縮めたりすると、脳に刺激が伝わって目が覚めてきます。運転中に手足を動かすと危険ですが、顔の運動ならあまり問題にはなりません。顔の運動にはいろいろなありますが、なかでも「あいうべ体操」がお勧めです。

「あいうべ体操」は、福岡にある「みらいクリニック」の今井一彰院長が考案した、口の体操です。口呼吸をしていた人が「あいうべ体操」を行うと、鼻呼吸をしやすくなります。イビキをかく人の大半が口呼吸をしていますが、鼻呼吸に変わるとイビキが減ります。ですから、「あいうべ体操」を習慣化すると、眠気覚ましになるだけでなく、イビキが減って夜の睡眠の質も高まるのです。

あいうべ体操のやり方

アゴが悪い人は、「い」と「う」だけでも効果があります

「あいうべ体操」のうち、「あいう」は口の周りの筋肉の、「べ」は舌を突き出す筋肉のトレーニングです。

まず、口を楕円形にして、のどの奥が見えるまで大きく開き、「あ~」といいます。つぎに、前歯をむき出しにして、首の筋が浮き出るくらい口をグッと横に開いて、「い~」といいます。

「う」は口を閉じる筋肉の体操で、唇を尖らせて前に突き出して、「う~」といいます。最後の「べ」では、舌の付け根が引っ張られるくらい、思い切り舌を前に突き出して、「べ~」といいましょう。

「あ・い・う・べ」それぞれに、おおむね5秒間くらいずつかけて行います。体操を習慣化するなら、「あいうべ」の4つの動作を1セットとして、1日30 セットを目安に行います。慣れるまでは、30セットを2~3回に分けて行ってもかまいません。もっと回数を増やしたいときには、1回30セットを朝晩や朝昼晩に行うとよいでしょう。

ダイエットにも役立つエクササイズ
ウエスト・腹横筋

メタボ対策にも、有効な運動です

下腹がポッコリ出ているのを何とかしたいと思って、いわゆる腹筋運動(クランチやシットアップなど)をしても、なかなかお腹はへこみません。下腹部を効率的にへこますには、お腹を縦に走る腹直筋だけでなく、横に走る「腹横筋」も鍛えなくてはいけません。

腹横筋のトレーニングを行うときには、体を大きく動かす必要はありません。また、手足を動かす必要もありません。ですから、自動車の座席などに座った状態でも、十分にトレーニングができます。

運動の前に、「横へならえ」をするように、手をウエストに当ててみてください。このとき、人差し指から薬指が当たる部分の、お腹の柔らかさを確認します。おなかに力を入れていなければ、柔らかいですよね。

ここから、エクササイズです。まず、お腹をへこまします。特に下腹を意識的にへこませ、お腹のラインが地面と垂直になるようにします。この状態で、トイレで踏ん張るように、下腹部に力を入れます。思いっきりいきみますが、呼吸は止めずにゆっくり続けてください。

指をあてた部分のお腹は、硬くなりましたか? ここが十分に硬くなるよう、頑張っていきんでください。この状態を10秒間ほど続け、短い休憩をはさんで2~3回行うと、眠気も減ってきます。

運転中にエクササイズを行うときは、安全のため、しっかりハンドルを握った状態で行ってください。

[All About]

Posted by nob : 2015年05月11日 20:13

眼精疲労、首や肩の凝り、頭痛、ストレスなどの解消にも効果があります。。。

■頭皮の血行促進方法

頭皮の血行促進方法1:頭皮マッサージ

血行不良の頭皮は、髪や毛根に栄養が行き渡らず髪の成長を妨げてしまいます。太くてコシのある毛髪を育てるために、頭皮マッサージやツボ押しで血行を促進させましょう。

頭皮マッサージをするとき、まず耳を包み込むように親指以外の4本の指をあて、親指は後頭部で固定させます。そのまま親指を固定した状態で、頭皮全体を動かすように、円を描いてマッサージしていきます。それから少しずつ指をずらして頭全体をまんべんなく押していきます。

マッサージのやりすぎは頭皮に負担となり逆効果ですので、1日5分程度を目安にしましょう。最近では頭皮マッサージ専門のブラシもあるので、それらを試してみてもいいかもしれません。

頭皮の血行促進方法2:ツボ押し

・百会(ひゃくえ)

血行促進でもっとも重要なツボです。多くの気が集まる場所にあり、自律神経を整えるツボとして広く知られています。両耳の延長線と眉間の中心から伸びたラインが交わる頭頂部にあります。

・角孫(かくそん)

頭皮の血行促進や抜け毛予防のほか、目や耳、歯の病気にも効くといわれています。耳の穴をおおい隠すように耳全体を折り曲げたとき、耳の先端があたる、耳の上の髪の生え際辺りにあります。

・玉枕(ぎょくちん)

血行を促進し頭頂部の薄毛に効果的なツボで、緊張性頭痛や眼精疲労にも効果があるとされています。玉枕は、後頭部に2か所あります。仰向けに寝たときに、枕に頭があたる位置にあります。

ツボは、正式には「経穴(けいけつ)」といい、穴という字が入っていることからわかるように基本的にくぼんでいます。ツボを押すときは、そのくぼみを最初浅めに、次第に深く5秒間前後かけてゆっくり押していきましょう。健康な頭皮であれば、弾力があり気持よく感じます。硬かったり、痛みを感じたりする場合は、1日のうち複数回行いましょう。

頭皮の血行促進方法3:育毛剤

育毛を促進するには、毛母細胞やその周辺を活性化させることが重要です。毛母細胞などの分裂を促進する方法は、育毛剤に配合されている有効成分によって変わってきます。たとえば、血行促進効果のある成分として「センブリエキス」や「ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)」が入った育毛剤を試してみてもいいでしょう。

シャンプー後の頭皮が湿った状態で使うと、浸透しやすくなります。一日1〜2回の塗布を目安にしてください。

[メンズスキンケア大学]

Posted by nob : 2015年05月11日 20:03

股関節を緩める、、、日々のストレッチに是非とも加えたい。。。

■股関節ストレッチでリラクゼーション効果と美脚を手に入れる!

美脚のためのストレッチやマッサージなどケアの方法は色々ありますが、股関節の柔らかさが美脚にとても重要な役割を持っていることを知っていますか?

股関節が硬いと足の動きが少なくなり、そのため足の筋肉が衰え脂肪がつきやすくなります。筋肉が衰えていると血行が悪くなって老廃物が流れにくくなることで、太ももにびっしりとセルライトがつき、ヒップラインまで影響が出てしまいます。

その結果、下半身ばかりが太くなってしまうことに…。股関節を柔らかくするストレッチで下半身太りを解消させて、誰もが羨むような美しいレッグラインを作ってしまいましょう。

手軽にできる股関節ストレッチ

テレビを見ながらできる、ながらストレッチをするならこの方法がおすすめです。

・両足を開いて床に座ります(リラックスしながら)。
・膝を曲げ、力を抜きながら両方の足の裏を合わせます。
・両膝を床に押し付けるようにゆっくり上下させます。

上下させる時はゆっくりと、股関節が伸びているのを意識しながらストレッチしましょう。股関節が硬く、足の裏を合わせるのが辛い人はあぐらをかいた姿勢から始めてください。

バレリーナストレッチ

バレエのように足を高く上げてやるストレッチです。ちょうどいい手すりやバーがなければ、机や棚など安定性のある丈夫なもので代用してみてください。

・腰の高さくらいの手すりやバーなどに片方の足をかけます。
・もう片方の膝を曲げて腰を落とします。
・股関節が伸びているのを意識しながら30秒そのままの体勢を維持します。
・終わったらもう片方の足で同じアクションを行います。

股関節が硬い人は少し難しいかもしれません。低めの場所から練習してみましょう。

開脚前屈ストレッチ

足を広げて身体を前に倒すストレッチです。少し負荷がかかる方法ですので無理なくできる範囲で行いましょう。

・無理のない範囲で足を開いて床に座ります。
・足首を上に向けて、膝が曲がらないように股関節を意識しながら上半身を前に倒します。

身体を前に倒す時は、首からでなく胸から倒すようにしましょう。

股関節の前面を伸ばすストレッチ

背中側だけでなく前部分を伸ばすストレッチです。

・床に仰向けに寝ます(リラックスしてください)。
・片方の足を抱え込むようにお腹に近づけ30秒維持し、ゆっくりとしたスピードで足を戻していきます。
・反対側も同様のアクションを行います。

床につけたほうの足が浮いてしまわないよう気をつけましょう。

ももの内側を伸ばすストレッチ

太ももの内側を伸ばすストレッチです。

・両足を外側に開いて立ちます。
・お尻をゆっくりと下ろしていき、無理のないところで30秒維持します。
・その後、ゆっくり元の体勢に戻します。

ももの内側もしっかりとストレッチすることで、股関節の柔軟性がアップします。さらにストレッチを習慣にすることで脳からα派が放出されやすくなるので副交感神経が活発になり、リラクゼーション効果が期待できます。毎日少しのストレッチで、美脚を手に入れましょう!

[かみまど]

Posted by nob : 2015年05月11日 19:50

姿勢と呼吸、、、キホンのキ。。。Vol.2

■口臭の原因!? 口呼吸をしている人は今すぐ鼻呼吸に!

無意識のうちに口が開いていたり、やたらと口の中が乾いたり…。こんな症状に思い当たる方は、鼻呼吸ではなく口呼吸になっているのかもしれません。

身体にさまざまな影響を及ぼす口呼吸の原因と対処法、鼻呼吸のメリットについて詳しくご紹介します。

口呼吸は免疫力の低下や口臭などを引き起こす

人は呼吸をする時、普通は鼻で空気を吸ったり吐いたりして鼻呼吸をしています。

鼻毛や鼻の奥にある繊毛は、ホコリや花粉を取り込まないようフィルターの役目を果たしており、吸い込んだ空気を加温・加湿することで喉や気管を守っています。

しかし、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など鼻に慢性的な疾患があると、鼻ではなく口で呼吸をしてしまうことがあります。これがいわゆる口呼吸です。では、口呼吸になると身体にどんな影響が現われるのでしょうか?

1.口から空気を吸うことで、ウイルスや菌が入りやすくなり、扁桃腺(リンパ組織)がダメージを受けて免疫力が低下。風邪をひきやすくなる。

2.口が乾くことで雑菌が繁殖して口腔内のバランスが乱れ、虫歯や口臭が発生しやすくなる。

3.いびきをかきやすくなったり、舌が喉のほうに下がることで気道が塞がれ、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性も。

口呼吸の主な原因と対処法

口呼吸を治すためには、口呼吸の原因を見直すことが必要です。口呼吸の主な原因と、その対処法をご紹介します。

1.鼻疾患の治療をする

子どもの頃から慢性的な鼻疾患がある場合、口呼吸が習慣化していることがあります。自分では口呼吸に気付きにくいため、鼻水や鼻づまりなどの症状が気になる場合は、早めに耳鼻科を受診して治療を。

鼻でしっかりと空気を吸うことができるようになると、自然に鼻呼吸ができるようになります。

2.歯列矯正をする

前歯が出ていたり、上下の歯の噛み合わせが浅かったりと歯並びが悪いことで、口呼吸になってしまうことがあります。この場合、歯科を受診して歯列矯正をすると、口呼吸の改善につながります。

鼻呼吸をすることでダイエット効果も

鼻からきちんと息を吸うことは、実はダイエットにも効果的。鼻呼吸をすることで、横隔膜や腹横筋などの呼吸筋を刺激することができ、自然と体幹トレーニングになるのだとか。

また鼻からゆっくりと息を吸い、おなかをへこませながら口から息を吐くドローイン・ダイエットも、おなかやせ効果大。

口呼吸には多くのデメリットがあり、身体への影響も大きいと言われています。口呼吸を治して正しい鼻呼吸を身につけ、健康的な生活を送っていきましょう。

[かみまど]

Posted by nob : 2015年04月28日 22:14

いつでもどこでもできるストレッチ/姿勢と呼吸、、、キホンのキ。。。

■腹凹の最終手段【吐いてひねる】。 これでダメならあきらめて!

残念ながら、食事節制だけではお腹は凹みません。ダイエットしたいけど、腹筋なんて面倒、というワガママさんの為に、どこでも出来て、みるみる引き締まる体操をご紹介します。

ジュディ

「筋トレしなくても、ただ常に凹ませてればいいの。」
私の通っているヨガのスクールに、縦割れのラインが入った腹筋が特に美しい先生がいました。
彼女に、どんな筋トレをしたらそんなお腹になるのか聞いたことがあります。
その時に返ってきた言葉が上の一言。

ぽかーん、としてしまった私。

彼女は確かにヨガインストラクターなのでお腹が見苦しくたるんでいる筈はないのですが、普段筋トレの代わりにあることをしているというのです。
「常にお腹を凹ませた状態をキープする。」
意識して、「お腹を凹ませた状態」をイメージ出来ますか?
力を入れておへそを背中の方に引っ込めた状態です。
歩いている時も、座っている時も、電車に乗っている時も、常にこの「お腹を凹ませた状態」をキープし続けているんだとか。

え?それだけ? と思いますよね。
でもこれ、案外大変なんです。そもそも腹筋が弱い人は、自力で十分にお腹を凹ませることが出来ないことも。

皆さんはぎゅっとお腹を凹ませられますか?
「凹ませて、ひねると効果倍増。」
常に腹筋を凹ませて生活するだけでも、お腹は確実に凹みます。
しかもこれは、床に横になってする腹筋運動より遥かに身体に負担が掛からないだけでなく、同時に背筋も使うので、バランス良くインナーマッスルを鍛えられるから、美しいS字ラインのボディになれるんです。

そして、これに更に効果をプラスするのが「ひねる」運動。

「吐き切って、ひねる。」これも言葉にすると、それだけですが、効果絶大。

オフィスなどで疲れた時や、同じ姿勢を続けて体が凝った時のストレッチにもなるから試してみて。
やり方は簡単。4ステップ
Step1:まずは足を肩幅に開いてまっすぐに立ちます。手は軽く腰に当てましょう。
Step2:そのままお腹を凹ませながら、「ふぅー」と言うつもりで、とにかく息を吐き出します。
Step3:限界の手前まで吐き出したら、上体を左右どちらかにひねります。
※この時、腰は正面に向けておいてください。腰から上だけをひねるつもりで。
Step4:ひねった状態で、残した息を思い切り吐き出します。
※ステップ4の段階で腹筋にマックスの負荷が掛かるので、ぐぐっとこらえましょう!

これを左右何回でも繰り返します。
1日に何回やってもOK。
インナーマッスルが十分に刺激され、腸も動くので、便秘の方にも効果的です。

夏までひたすら絞ってぺたんこなお腹を目指しましょう!

[美BEAUTE]

Posted by nob : 2015年04月28日 22:09

安定は依存にさらには従(隷)属に、、、何もメディアに限ったことではない。。。

■室井佑月「メディアの正義が信じられない」と落胆

 作家の室井佑月氏は、かつて育ててもらった出版社を含めて、マスコミの機能破綻をこう嘆く。

*  *  *

 そろそろそろそろ、メディアは頑張るべきじゃないか。わざとそろそろを2回つづけていう意味は、痛いくらいわかっているだろう。いや、わかってないのかな。忖度(そんたく)とやらでみんなわからないフリをしているのかな。自分ひとりが頑張っても馬鹿をみる、とか思って。

 官邸から圧力を受けたという番組があって、その証拠の文書まであがっているのに、どうしてみんなそれを大きく報道しないのか。さわがないの。てか、政府がメディアを脅すなんて、あってはならないことだ。戦争に突き進んでいった時のことを忘れてしまったか。今の状況は怖いし、異常ではないか。

 こういうときこそスクラムを組んで協力し合えばいいのに。叩くのは殴り返してこないやつだけか? 権力の監視役の座はもう捨てた?

 そんな感じであることが、多くの国民にバレてきている。なにしろ自分たちの首を直接絞める秘密保護法が出てきたときも、ただの見物役みたいだった。 国民に支持されなくなれば、もっと権力にすり寄らなきゃならなくなるだろう。生き残りを図って。自分の会社だけは存続しつづけられるかもという希望にすがって。

 けど、その過程も国民はじっと見ているわけで、結局、「うちらの味方じゃないしね」と見放される。そしたら存在意義がない。

 あたしはもう、メディアのいう正義とやらが、信じられなくなっている。

 ついこの間、「少年犯罪の加害者の実名報道は是か否か」という討論番組に参加した。実名報道をした週刊誌の会社のお偉いさんが番組に出てきて、どうしてそうしたかという大層な説明をしていた。が、それをあたしは信じることができなかった。

 彼は「被害者のことを考えると」といっていたが、それは違うとあたしは思った。だって、あたしはその週刊誌で、被害者の家庭環境を知った。それは子を亡くした母親に追い打ちをかける内容だった。そのことは辛うじて反論できた。

 ほんとうは震災後のその週刊誌の在り方まで、踏み込んで発言したかった。福島原発事故後、原子力ムラの方々の座談会が載っていた。もちろん内容はあちらサイドの一方的なものだった。その後の訂正らしきものはない。

 お偉いさんは「公憤」という言葉を何度か使った。公憤とは社会の悪に対して、自分の利害をこえて感じる憤りだ。家に帰ってその意味をきちんと調べ、よけいに悲しくなった。

 じつは、あたしのデビューはそこの出版社で、その社の人に育ててもらった。だから、対立するのは悲しい。こうして原稿にするのも2週間ほどかかったぐらいだ。

 しかし、あたしは書くことにした。一人前に鍛えてくれたのは、そこの社の人。

 きみはもうホステスをあがるのだから、曖昧な笑みも媚(こび)もいらないと、背中を押してくれたのもその社の人。

[週刊朝日]

Posted by nob : 2015年04月28日 22:00

また旅立つ君へVol.90/人の在り様になど囚われることなく、、、自らの在り様を楽しみ尽くすことに粉骨砕身していきたい。。。

人の己を知らざることを患えず

己の人を知らざることを患う


これを知る者は

これを好む者に如かず

これを好む者は

これを楽しむ者に如かず


[いずれも「孔子/論語」より]

Posted by nob : 2015年04月22日 22:54

1以外は私も実践確認済みです。。。

■必要なのは5分だけ。すぐにストレスを減らす5つの行動

皆さんがストレスを感じている理由の1つは「1日の時間が足りないと思っているから」です。そのため、安易にストレス解消をしようと思っても、それをするのに時間がかかるので、さらにストレスを感じてしまう可能性が大いにあります。
少ししかない時間でどうすればストレスを軽減することができるのでしょうか? 燃え尽き症候群予防の専門家になった元弁護士、Paula Davis-Laack氏が最近ハフィントンポストに寄稿した素晴らしい記事には10の対処法が紹介されています。

1. パスワードを変更してみる

離婚後にクリエイティブなパスワードを使って心の傷を癒やした男性の話があります。Davis-Laack氏は、ストレスにさらされている社会人でも同様のテクニックを使ってちょっと違う結果をもたらすことができると提案しています。"Forgive@h3r(彼女を許す)"のようなものではなく、皆さんを元気づけてくれる、あるいはストレス レベルを下げるよう注意してくれる、クリエイティブなパスワードを選びましょう。「一日のうち、何度パスワードを入力するかを考えてみてください。皆さんが求める環境を作り出すのに役立つようなパスワードを考えてください」とDavis-Laack氏は書いています。

2. 抱きしめてみる

このアイデアは、抱きしめることのできる誰かが側にいるかどうかにかかっているため、皆さんの同僚との関係によっては、夜になるまで待たなくてはならないかもしれませんが、この記事によると、安心して寄り添えられる人を見つけられたら、簡単なハグだけでもストレス退治効果を大いに発揮するということです。
「誰かを抱きしめると、リラクゼーション、信頼感、そして思いやりの一因となる、社交的な行動を促すホルモン、オキシトシンが分泌されます。Paul Zak博士の人気のTEDトークでによると、人との強い関係を維持するためには、1日8回以上ハグすることが必要です」とDavis-Laack氏は説明します。

3. 書き出してみる

書くことを試すのも良い方法です。たったの5分間、考えを全て書き出すだけでいいのです。「非生産的な思考や感情は、日中に蓄積します」と、記事は主張します。「最悪のシナリオに思考がとらわれた状態は、頭からそれらを全部出してしまうまでは好転しません。問題を紙に書き出してみると、いかに違って見えるかに驚かされます」。

4. 「4-7-8 呼吸法」

瞑想するだけの時間がないと思っていませんか? もしそうなら、この方法は集中するのに役立つ代替策です。「背筋を伸ばした状態で椅子に座るか、床に座ります。4つ数えながら息を吸い込み、7つ数えながら息を止め、8つ数えながら息を吐き出します。この呼吸法を5分間繰り返します」とDavis-Laack氏が呼吸法を伝授してくれましたが、このテクニックのコツをつかむには少し時間がかかる場合があるとしています。

5. 何かを味わってみる

「何かを味わうということは、ポジティブな出来事やポジティブな感情を高める効果のある考えや行動に注意深く集中することに関わっています」Davis-Laack氏によると、このアイデアは将来的な出来事を予測することにも、その瞬間を最大限に活用すること、または、過去の幸福な記憶からより多くの喜びを引き出すことにさえ役立てられるということです。時間をとってランチがいかにおいしいかということに気づいたり、最近行った素敵なバケーションを思い出したり、と、人生に幸福をもたらすものを単に味わうことも即効性のある簡単なストレス軽減法になるのです。
お気に入りの即座にストレスを解消できる方法は何ですか?

5 Ways to Bust Your Stress in Less Than 5 Minutes|Inc.
Jessica Stillman(訳:コニャック)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年04月22日 22:13

これはホントです、、、私も実践中。。。Vol.2

■【HEALTH HACKS】飲むだけで得られる「白湯」の効果とは?

 白湯(さゆ)というと、赤ちゃんや体の弱っている人が飲むものというイメージがあるのではないだろうか。実際、インドの伝承医学アーユルヴェーダにおいても、白湯は内臓の機能や血液循環を高めるものとして考えられている。そんな白湯だが、有名女優やモデルたちをはじめとし、取り入れる人が増えてきている。何の変哲もない、ぬるいお湯=白湯だが、これを飲むことで内臓が温まり代謝がアップ、血液循環を良くする、老廃物が排出されやすくなるデトックス効果、冷え性改善、便秘解消、むくみ解消、ダイエットなど様々な嬉しい効果があると言われている。ダイエット食品『マイクロダイエット』を展開するサニーヘルス株式会社は、同社が運営するダイエット情報発信サイト「microdiet.net」で「女優やモデルも「白湯」の虜に!飲むだけで得られるその効果とは?」と題し、情報を公開している。その一部を紹介したい。

■効果的な飲み方とは?

 まず50度前後の白湯を用意しよう。わざわざ温度計で測る必要はない。飲んでみて、少しぬるいながらも温かいと感じる程度が目安。10分間沸騰させて冷ましたものが推奨されているが、自分が続けやすい方法で作ればOK。やかんで軽く沸かす程度でも良いですし、電子レンジで加熱してもかまわない。ポットで保温したものでも、もちろんOK。使用する水は、水道水でもミネラルウォーターでも可。浄水器の付いていない水道水の場合は、5分ほど沸騰させ、冷ますこと。カルキ臭が抜けて飲みやすくなる。飲むタイミングは以下の通り。特に起床時に白湯を飲むと、効果を実感する人が多いようだ。

◎起床時
朝起きてすぐに1杯、100〜150ccほどの量をゆっくりと飲む。睡眠中に失った水分の補給と、体を内側から温め代謝を上げる効果、腸を刺激してぜん動運動を促し便通を良くする効果もある。

◎食事中
食事中の飲み物として白湯を飲む。量は100〜150cc程度。食べた物の消化吸収を助ける作用がある。

◎就寝前
眠る前にも白湯をゆっくりと体に染み込ませよう。量はやはり100〜150cc程度。副交感神経が優位になりリラックスできるので、質の良い眠りが得られる。

[@DIME]

Posted by nob : 2015年04月22日 22:08

「愛川欽也パックイン・ジャーナル」私も観て共感していました、、、合掌。。。

■世の中の軸が右に 愛川欽也さんが募らせた危機感

 ひょうきんで優しく、共演者や後輩から慕われていた愛川欽也さんが肺がんで亡くなった。うつみさんとは「おしどり夫婦」として注目を集めていた。そんな愛川さんには、こんな緻密な面もあったという。

「欽也さんはとにかく自分をどう売ればいいかを気にしている人でした。アドバイスを求められ、どの局のどの時間があいているとか、キャスターが代わる情報などを教えたことがあります」(放送局関係者)

 もうひとつ、近しい人たちは口をそろえて、愛川さんには常に「反戦」というテーマがあったと言う。鞄に入れて持ち歩いていたのは「日本国憲法」だった。

 98年から始まったCS放送「朝日ニュースター」の討論番組「愛川欽也パックイン・ジャーナル」では、徹底して反戦、反権力の姿勢を貫き、「地上波では放送できない」ものを出した。

 毎週土曜11時からの放送を前に、愛川さんは9時45分ごろにはスタジオに到着していた。一番乗りになることもあった。当時、朝日ニュースター報道制作局長だった朝日新聞の岡崎哲也さんはこう話す。

「一番やりたいのは映画、2番目にやりたいのはこの番組だと言っていました。2時間の放送でギャラは他と比べると決して高くはないけれど、テーマやタイトルまで自分で決めて、パッションがものすごかった」 番組はCSチャンネル中でも「最強コンテンツ」で、他の番組を軽く10倍は超える視聴率だったという。

 その中でも、愛川さんには疎開した戦争体験の影を感じたという。

「原動力はやはり反戦でした。政治のことはよく取り上げました。言い合いになると、口をワナワナさせて怒る。コメンテーターの人選など、意に沿わないことは曲げなかった。生放送でしたが私が担当していた間は一度も欠かさず、遅刻もなかった」

 コメンテーターとして同番組に参加していたジャーナリストの山田厚史さんも、こう話す。

「朝日ニュースターでの放送が終了した際、番組をテレビ局に持っていくという話がありました。ところが、2時間の生番組だったものを、1時間にして生ではなく編集したものにする、とテレビ局が言ったので、愛川さんは『権力を恐れて、ハサミを入れるようなところには出られない』と断った。それでインターネットテレビを立ち上げたのです」

 愛川さんと同じ昭和9年生まれで、男性芸能人の親睦会「昭和九年会」などで公私ともに付き合いが長かった大橋巨泉さんが言う。

「彼の場合、反戦とか平和を発言するようになったのは菅原文ちゃんもそうだけど、晩年ですよね。11PMで一緒だったとき、そういう話をしたことはない。文ちゃんもキンキンにしても日本の世の中の軸が右のほうへぶれてきたので、危機を感じたんじゃないかな。僕もキンキンも戦時中、疎開してさんざんいじめられた体験がある。この戦争は負けるなんて言うとすぐに憲兵にひっぱられる時代だったからね。そんな時代に絶対、なってはいけないという思いが2人とも強かったと思います」

 巨泉さんが最後に愛川さんと会ったのは昨年秋、「アド街」のゲストで出演したときだという。

「そのときは全然変わった様子はなかったが、今年に入り、番組を見る限り元気がないかなという気はしました。ケロンパ(うつみさん)とは番組で共演し、一時期、毎週のように会ってましたし、うちの家内とケロンパもずーっと友達です。今、僕が一番心配なのは、ケロンパが体調を崩すこと。一人でおいとくのは危険だから、ずーっとそばにいてあげる人がいたら、いてあげたほうがいいと思う」

(本誌・上田耕司、山岡三恵)

[週刊朝日]

Posted by nob : 2015年04月22日 18:34

同感です、、、がんに至るまての様々な病の元かと。。。

■体内時計を無視するから、日本人はがんになる
「時計遺伝子」の力を知っていますか

藤田 紘一郎 :東京医科歯科大学名誉教授

今、日本ではがんになる人が増えています。一生のうち2人にひとりはがんになり、3人にひとりはがんで亡くなっています。

理由はいろいろ考えられますが、私は日本人が生体のリズムを無視した生活をしていることが、がん発生の一因になっていると思っています。近年の研究により、体内時計を無視した生活が発がんを促していることが明らかにされてきたからです。

私たちの体は、約60兆個の細胞によって構成されています。一つひとつの細胞核のなかには「生物の設計図」と言われる膨大な数の遺伝子が詰め込まれています。その一部には、「時計遺伝子」と呼ばれる十数個の遺伝子が含まれています。がん細胞は、時計遺伝子に異常が起こると発生することがわかってきたのです。

人間の体を構成する60兆個の細胞は、細胞分裂によって日々、新しいものへと入れ替わり、働きを維持しています。これを新陳代謝といいます。1日に新旧が入れ替わる細胞は全体の約2%です。つまり、1.2兆個もの細胞が細胞分裂によって毎日生まれていることになります。

体内時計が狂うとがんになる

これほど膨大な数の細胞が、周期的に正しく分裂を行えるのは、時計遺伝子がすべての細胞に組み込まれ、正常に働いているためです。しかし、時計遺伝子に異常が生じると、細胞が分裂するまでの周期に狂いが生じます。これが、がん細胞が発生する大きな要因のひとつだろうと考えられるようになってきたのです。

京都府立医科大学の八木田和弘教授のチームは、時計遺伝子が細胞分裂と密接にかかわっていることを研究しています。細胞内に存在する「ピリオド」という時計遺伝子は、マウスの正常な皮膚細胞では周期的に増減して、約24時間のリズムを刻んでいました。ところが、体内時計を持っていないES細胞(胚性幹細胞)では、「ピリオド」が体内時計を作ることはできませんでした。この研究によって、がん発生と体内時計の関係性についての研究がますます進むことが期待されています。

私たち人類は、体内時計を持つことができたからこそ進化をとげることができた唯一の生物種です。しかし、大半の現代人は、体内リズムには目もくれず、昼夜関係なく好き勝手な生活を送っています。大勢の人々が次々にがんで亡くなってゆく背景のひとつに、体内時計を無視した生活環境があるのは間違いないと思います。

過去の生物の歴史を見ると、体内時計を獲得できなかった生物は地球上から淘汰されています。体内時計のリズムに素直に従わない日本人が次々とがんという難病に侵されています。これは自然の営みを無視し続けている日本人に対する、地球からの警告であると私には思えてならないのです。

私たち人類は、太古の昔は時間に単位という明確な物差しを持っていませんでした。ただ、宇宙のリズムを全身で体感しながら生きてきただけだったのです。やがて人類は、文明を創造するなかで、時間の単位を構築し、単位によって時の流れを計算するようになりました。その単位を上手に使って生活を心豊かに彩りつつも、一方では、自然現象から宇宙のリズムを感じながら生きてきました。

私たちの体は、宇宙のリズムに呼応して動いています。この規則性を「サーカディアンリズム」といいます。「サーカ」とは「おおむね」、「ディアン」は「1日」という意味です。この生体リズムをコントロールしているのが、「体内時計」です。

つまり、「時間」とは、宇宙のリズムがもたらす現象であり、人が身勝手に制御できるものではないのです。だからこそ、私たちは宇宙のリズムとサーカディアンリズムに調和をもたらしてくれる体内時計に、もっと謙虚な気持ちで向き合うべきだと思うのです。

時計は、1日24時間ときっちり計算します。しかし、私たちの体内に埋め込まれたサーカディアンリズムはそうではありません。サーカディアンリズムは、「おおむね1日のリズム」で、きっちり24時間ではないのです。その理由は、地球の自転周期がだんだん延びていることにある、とされています。

地球が誕生したのは、約46億年前と考えられています。そのとき、地球の自転周期はなんと5時間だったそうです。10億年前は約 20時間、5億年前は約21時間という周期で、1日が徐々に長くなってきました。人間の祖先である霊長類が生まれた約3500万年前は、約23.5時間だったとされています。そして今は、おおむね24時間の周期で1日が繰り返されています。

このように地球の自転周期は、ほんのわずかずつですが、日々、伸びています。こうしたズレに未来永劫に対応できるように「だいたい1日」という、伸びしろの大きいサーカディアンリズムが組み込まれたと考えられます。私たち人間は、24時間11分というサーカディアンリズムを持っているのです。

光を浴びて、サーカディアンリズムをリセットする

地球上で、私たちが生きていくには地球の自転周期とサーカディアンリズムのズレを、毎日リセットしなければなりません。そのリセットの役目を果たしているのが、起床時の太陽の光です。

「早起きは三文の得」と昔から言われていました。「規則正しい生活が大事」とは、当たり前すぎるほど健康の常識ですし、早寝早起きが体調をよくすることも私たちは体験的に知っています。

しかし、なぜ早寝早起きが体によいのか考えたことがあったでしょうか。朝、太陽の光を浴びて体内時計をリズミカルに始動させることこそが、体内時計の老化を防ぐからです。体内時計が若々しくあれば、時計遺伝子は正常に働き、リズムよく活動することができるのです。

もうひとつ、サーカディアンリズムのズレをリセットする方法があります。それは、1日3度の食事を決まった時間に取ることです。

電気を獲得した現代生活では、光刺激に依存する体内時計は、どうしても崩れやすくなっています。常に強力な光を目に受けてしまう生活では、体内時計のリズムの振幅が小さくなり、活動と休息の時間のメリハリがなくなってしまうからです。しかし、3度の食事によって「腹時計」をしっかり動かすことで、たとえ体内時計が乱れてきても、食事のたびにズレをリセットできるのです。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2015年04月22日 18:00

おすすめ◎、、、私が普段している体操よりも効果大です。。。

■腰痛予防に簡単ストレッチ
“ひねる”運動で痛みを防ぐ

“ひねる”動作、やってますか?

 腰痛に悩むみなさんにぜひ役立ててほしい腰痛予防ストレッチ。今回は『ひねる』をテーマにお届けします。

 指導してくださるのは、貴乃花親方考案のシコアサイズやランニング指導を手がけるフィットネストレーナーの内田英利先生。さっそく教えていただきましょう。

「日々の生活で、私たちは“ひねる”という動作を意識する機会がなかなかありません。そうすると、腰や背骨周りの筋肉も凝り固まってしまい腰痛になってしまうんです」

体をひねるストレッチ

 そこで効果的なのが以下のストレッチ。まず、写真1のように仰向けに寝て、両ヒザを立てます。このとき、肩をリラックスさせて、首を長く保つようにしましょう。「首の筋肉に緊張も腰痛につながっていくんです」と内田先生。

【写真1】

1koshi.jpg

この体勢から、写真2のように両ヒザをゆっくりと横へ倒していきます。無理をせず倒せるところまでで大丈夫です。

【写真2】

2koshi.jpg

 そして、“ひねる”運動を増すために今度は、両ヒザを倒している方向と逆方向へ首(顔)を倒します。写真3のような体勢になります。

【写真3】

3koshi.jpg

 さらに、写真4のように、ヒザを倒している方向の腕で太腿の横を押さえ、首(顔)を倒している方向の肩は床から上がらないように気をつけましょう。

【写真4】

4koshi.jpg

 そこから発展して、写真5のように、上になっている足の股関節を更に曲げ、ヒザから下を伸ばしてみましょう。

【写真5】

5koshi.jpg

 どうでしょうか? これを左右両方向で行えば体がよくひねられると思います。僕個人としてはコレがすごく気持ちいいストレッチでした。

「首や背中周りの筋肉の緊張が腰痛の原因にもなっているので、首、胸、腰の周りの筋肉をひねることでなるべく緩めてあげる。これが腰痛予防につながっていくんです」

“ひねる”ストレッチで腰痛よサラバ! ぜひとも、みなさんお試しください。

(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

[Sportsnavi Do]

Posted by nob : 2015年04月22日 17:58

他人(医師)に訊いても判らない腰痛の原因、、、自分の身体に訊き続ける他はない。。。

■慢性的にツライ…"腰痛"に効く5つのツボ

執筆者画像鍼灸マッサージ指圧師:青木 秀人

腰痛の原因は…?
腰痛には、
・原因を特定できる特異的なもの
・原因を特定できない非特異的なもの
の2種類があります。

特異的なものには、
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎分離すべり症
などがあげられます。
ぎっくり腰は「腰椎捻挫」と診断されますが、どの組織がケガしているのか医師がみても特定できないため、非特異的腰痛に分類されます。

実は「腰が痛い」という場合の約85%、つまりほとんどがこの非特異的腰痛に分類されると言われているのです。[※1]

特異的腰痛は原因が分かっているため、どこをどのように治療すればよいのか分かりますが、非特異的腰痛は決定的な原因が分からないため、治療法が確立されていません。
ただし、体幹を鍛えたり、鍼やマッサージ、ストレッチすることで腰痛の軽減、または予防することは可能です。

今回は腰痛にはこのポイントが効果的!というツボをお伝えしたいと思います。

腰痛に効く5つのツボ
腰痛に効く5つのツボを教えます!

topicImage_920_1.jpg

1:腎兪(じんゆ)【膀胱経】
第2腰椎棘突起の下から約指2本分外。生殖器疾患にも有効。

2:胞膏(ほうこう)【膀胱経】
第2仙椎棘突起下から指4本分外。子宮をつかさどるツボとして婦人科疾患にも有効。

3:委中(いちゅう)【膀胱経】
膝関節の裏側。横ジワ中央。腰痛の代表的なツボ。

4:承山(しょうざん)【膀胱経】
膝裏とかかとのほぼ中央。アキレス腱から指を上に滑らせとまるところ。むくみにも有効。

5:太谿(たいけい)【腎経】
内くるぶしとアキレス腱の間、動脈拍動部。水分代謝に重要なツボ。

ツボ以外で腰痛に効果的なことは?
私もひどい腰痛持ちだったのですが、必要な体幹トレーニング、ストレッチ、メンテナンスをすることで今はもうほとんど腰が痛く感じることはありません。

体を局部でみるのではなく、トータルでみることが大切かと思います。
これは「肩こり」でも述べた根本的な部分にアプローチする、ということです。

私は来院される方の体をみて、マッサージが必要なのか、トレーニングが必要なのかを判断し、様々な方法を組み合わせて治療することにしています。
何か1つだけやっても、なかなか良くならないからです。

例えば、腰痛がある人は「腹筋運動をすると良い」ということをよく聞くかと思います。
なぜ腹筋運動が腰痛に効果的なのか?
簡単に言うと、腹筋が弱まると腹圧が下がり、お腹が前に出て反り腰になり、腰に負担がかかるためです。

腹筋運動は確かに効果的な方法の1つですが、なぜ腹筋運動をすると良いのか理解する必要があります。

また、おしりや脚の筋肉が弱くても腰痛になりやすいです。ゆえに、上にあげた5つのツボのうち1つはおしり、3つは脚です。

これら例のように、腰痛は腰以外の部分も重要であり、トータルでバランスを取る必要があります。
1度きちんとした治療院で見てもらって、アドバイスをもらうのもいいかもしれませんね。

[Doctors me]

Posted by nob : 2015年04月22日 17:39

共感できる要素がおよそ何一つとしてない現政権、、、呆れや怒りももはや悲しみに。。。

■こんなにいた! 「安倍首相嫌い有名人」(秘)一覧

もはや抑えきれないほどに高まっている政権への不満と怒り。暴走する為政者にこそ読んでほしい珠玉の言葉を集めた!

安倍晋三首相への批判が噴出している。
そして、それは"テレビ番組ジャック"という形にまでなってしまった。

3月27日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)にコメンテーターとして出演していた元経産官僚の古賀茂明氏が突然、キャスターの古舘伊知郎氏が話すのを遮(さえぎ)って、痛烈な安倍政権批判を展開。古舘氏が反論すると、両者は、視聴者無視で丁々発止の喧嘩を始めたのだ。

古賀氏の「菅(義偉)官房長官をはじめ官邸の皆さんには、ものすごいバッシングを受けてきた」という発言は波紋を広げ、安倍政権の"批判封じ込め圧力"が世間の目に晒されることとなった。

この騒動のキッカケとなったのは、1月23日放送の同番組内での古賀氏の"プラカード"だ。
「この日、"イスラム国"による後藤健二氏らの人質事件で多くのメディアが政権批判を控えているなか、古賀氏は安倍首相の外交姿勢を批判。7分間にもわたった"批判演説"の最後に、世界的な"表現の自由運動"をもじった〈I am not ABE〉のプラカードを掲げるパフォーマンスまで演じたんです」(政治記者)

しかし、この一連の古賀氏の行動に官邸が激怒。菅官房長官は3月30日の定例記者会見の席上、
「(古賀氏の官邸圧力報道に)事実無根だ」としたうえで、「放送法という法律があるので、まずテレビ局がどう対応するかを見守りたい」とスゴんで見せたのだ。
「テレ朝が古賀氏を追放するなどの"明確な対応"を取らなければ、放送免許取り消しなどもあるという事実上の脅し。同時に、このような安倍批判は許さないという、他局への圧力とも言えます」(同政治記者)

実は、これと時を同じくして、お笑いコンビ『爆笑問題』の太田光も安倍批判を展開していた。
3月29日放送のTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』で、沖縄・普天間基地の辺野古移設問題に触れ、「安倍っていうバカ野郎は」と、いきなりバカ発言を切り出したのだ。
続けて、
「(翁長沖縄県知事が)会おうと言っているのに、会おうともしない。幼稚すぎると思うんだよね。自分の都合が悪くなったら会いませんみたいなのは、いくらなんでもバカにし過ぎなんじゃないの」

など、時の首相に対してバカを連発したのである。
「太田さんの"安倍アレルギー"はかなり強い。昨年3月に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に出演した安倍首相を"クソ面白くもなんともねえトークしやがって"とこき下ろしていますしね」(キー局社員)

また、昨年暮れのNHK紅白歌合戦で"衆院解散なんですとむちゃを言う"と替え歌を熱唱し、「安倍批判だ!」とバッシングを浴びたサザンオールスターズの桑田佳祐に対しても、
「"あれを、なぜ安倍政権批判と思うのか"と全面擁護しています」(同社員)

こうした"安倍嫌い現象"は、もともと庶民の間ではかなり高まっていた。
たとえば、『女性セブン』(14年5月8・15日号)の世論調査『女性が選ぶ嫌いな男』では安倍首相が1位に輝いており、男性としてはかなり悔しい"称号"を手にしている。
また、13年の年初発売の『週刊SPA!』や14年末発売の『サンデー毎日』の嫌いな政治家調査においても、安倍首相が1位に輝いてしまっている。

さらに、最近問題になっているのがJR電車内での"反安倍シールテロ"。安倍首相の写真に〈頭が幼稚なこども総理〉〈戦争が起きる国へ自民党〉などとポスターふうにコラージュされたシールが、山手線の車両内などに相次いで貼られたのだ。
「市井のアンケート結果や一部の動きだけならまだ理解できますが、著名人や芸能人がテレビやラジオなどの公の電波に相次いで批判を乗せるのは、やはり特殊としか言いようがありません」(政治部デスク)

人気女優までもが恐怖を抱く

実は、前出の3人以外にもまだまだ"安倍首相嫌い有名人"は多くいる。
たとえば、歯に衣着せぬ発言で、いまやテレビで見ない日のない、タレントでコラムニストのマツコ・デラックスも、その一人。
「マツコは、『5時に夢中!』(TOKYO MX)や井筒和幸監督との各種対談など、幾度となく、政治姿勢から世襲していることまで幅広く批判を展開しています」(前出のキー局社員)

政治とは無縁と思われていた人気女優の藤原紀香も、安倍首相の政治信条に恐怖を隠さない。
かつて、安倍首相が秘密保護法案の導入を進めていた際、自身のブログで、〈秘密保全法案を各所で読んでみたら、その適用範囲が曖昧〉〈とても不安です〉〈国民は知る権利がある〉と強く嘆いていたのだ。

また、芸能界一温厚で鳴る蛭子能収氏も、自書『ひとりぼっちを笑うな』(角川oneテーマ21)で、〈安倍首相の右翼的な動きが恐ろしい〉〈手出せば倍返しされる〉と嘆息する。

これに輪をかけ、さらなる鋭い舌鋒で安倍批判を展開するのは作家の室井佑月氏だ。
安倍政権が行っているとされる"マスコミへの圧力"については週刊朝日の連載コラムで、
〈うわ~っ、なんつー大人げない政権〉(14年12月1日号)
と、呆れ果てている。

さらに、安倍首相が今年2月12日に行った施政方針演説での「テロと戦う国際社会において、日本としての責任を毅然として果たしていきます……この道しかない」との言には、
〈あたしには不気味な号令のように聞こえるけどな(中略)(この国は)終わったな」(週刊朝日15年3月6日号)

問われる"批判への対処法"

かたや、「私のデスノートの一番上!」と公言して憚らない作家の岩井志麻子氏は、本誌の取材に対し「好きでも嫌いでもない、どうでもいい存在」としたうえで、
「見たことないけど、絶対に安倍首相のチ○コはちっちゃい!」
と男の沽券を切り捨てるのだ。

「私の想像では、10センチにも満たないんじゃないかな。でも、私が言いたいのは、実際のチ○コの大きさじゃないの。彼に漂っている"小さい感"が、一国の首相として情けないの」
ちなみに、「私の友達がサウナで偶然目撃したんだけど、大きさも形も印象に残らないほど、どうでもいいモノだったみたい」というから、あながちウソでもないかもしれない……!?

極めつきに、かつての親分であった小泉純一郎元首相までもが、安倍首相への不満を爆発させている。
「小泉元首相は、まだ当選回数の少なかった当時の安倍氏を官房副長官に大抜擢し、現在の首相への道をつくった大恩人です。なのに、安倍氏は自らが首相(第1次)となるや、小泉元首相が"政治生命を賭けて"実行した郵政民営化を骨抜きにし、恩を仇で返しました」(政治評論家の浅川博忠氏)

それだけに言葉は厳しく、今年3月11日、視察先の福島県で記者団を前に、
「(安倍首相は)汚染水はコントロールされていると言っていたが、全然、されていない。よくもあんなマヤカシが言えるもんだ」
などと口角泡を飛ばしたのだ。

「その安倍首相は、第1次政権の崩壊をマスコミ対策の失敗にあったと総括。その反省をもとに、現在はマスコミを"完全制圧"せんと意気込んでいます。ただ、マスコミ制圧と反比例するかのように、識者たちからは安倍批判の大合唱が上がり、今では集中砲火状態です。内心、アップアップですよ」(浅川氏)

批判を受け入れて政権運営に生かすのか、それとも、ただ強権的に封殺していくのか、一国の首相として、その器量が問われる。

[日刊大衆]


■古賀茂明が安倍政権の改革逆行を糾弾!「天下り天国を復活させ、官僚に忠誠を求めているだけ」

『報道ステーション』の発言でも波紋を呼んだ古賀茂明氏が、『週刊プレイボーイ』のコラム「古賀政経塾!!」で安倍政権をバッサリ斬っている。

***

改革を断行すると叫ぶ安倍政権。しかし、その言葉とは裏腹に、現実には改革の先送り、後退が際立つ。その象徴が政府系金融機関の民営化後退、そして天下りポストの復活だ。

今、主だった政府系金融機関は「日本政策投資銀行」「日本政策金融公庫」「国際協力銀行」「商工組合中央金庫」(商工中金)の4つがある。

もともと政府系金融機関は政策目的に沿って長期資金や中小企業向けの融資を行ない、戦後の日本経済の高度成長を支えるという大切な役割を果たしてきた。

しかし、日本が先進国となってからは民間銀行の業務を圧迫したり、本来は市場で淘汰(とうた)されるべき企業にまで融資をし、結果的に日本の経済構造改革を阻害するなどの欠点が目立ってきた。

そのため、2005年に当時の小泉内閣が政府系金融機関を統合、再編してスリム化、あるいは政府の持つ株式を売却し、完全民営化するとの方針を打ち出していた。

ところが今年2月20日、安倍政権は閣議決定で2022年までに民営化すると定められていた日本政策投資銀行と商工中金について、その期限を「できる限り早期に」と書き換え、代わりに「当分の間、株式を保有する」「株式保有の必要がなくなったら速やかに売却する」と書き込んだ法改正案を国会に提出したのだ。

これは政府系金融機関の民営化はほぼなくなったということを意味する。官僚の理屈からすると、政府が保有の必要性があると考えれば、いつまでも株を売却しないでよい=民営化しないでよいという理屈になるからだ。

民営化後退と軌を一にして、トップの座も再び官僚OBが天下るようになってしまった。

それまでは民営化方針に伴い、「政府系金融機関のトップへの官僚天下り廃止」が打ち出され、民間人経営者が登用されていた。

ところが、安倍政権になって政府系金融機関4行のうち、3行で天下り人事が復活してしまった。

●日本政策金融公庫総裁=細川輿一(こういち)元財務省事務次官。

●国際協力銀行総裁=渡邊博史(ひろし)元財務官。

●商工中金社長=杉山秀二(しゅうじ)元経産省事務次官。

といった具合だ。残る日本政策投資銀行のトップの座に官僚OBが返り咲くのももはや時間の問題だろう。

政府系金融機関トップのポストは官僚にとって最上級の天下りポストのひとつだった。官僚の巻き返しを安倍政権があうんの呼吸で見過ごしたおかげで、官僚機構は民間に明け渡していたそのポストを再び手中にすることができた。

官僚の退官後の暮らし向きは、天下りポストがあるかないかで大きく変わる。彼らにとって、天下りポストの確保は至上命題といってもいい。だから、「政策の実現と天下りポストの確保のどちらを取るか?」と政権から聞かれたら迷うことなく天下りポストの確保に走る。

安倍政権はそんな官僚機構の習性を熟知している。民営化先送り、天下りポストの復活を許す代わりに、官僚に政権へのさらなる忠誠、忠勤を求めているのだ。

しかし、行政改革は国民との約束である。それを無視し、官僚優遇を復活させることは明らかな国民への公約違反だ。

首相は今国会を「改革断行国会」と名づけたが、もはや看板倒れ。「改革逆行国会」と呼ぶのが実情に合っている。

[週プレNEWS]

Posted by nob : 2015年04月20日 20:41

相手の視点、、、的を射てます(辛)。。。

■日本人を「全面服従」させる方法・・・「力で屈服させればよい」

 中国メディアの新民網は15日、「日本の謝罪、なぜ難しいのか? 馮〓が語る。日本の『歴史反省』問題とその根源」と題する論説を掲載した。馮〓氏は復旦大学歴史科教授で、日本研究の専門家。馮教授は日本人には「戦争で徹底的に敗北して屈服させられた後に、全面的に服従する」特徴があると指摘した。(〓は王へんに「韋」)

 馮教授は、日本が1951年9月に署名したサンフランシスコ条約第11条で、日本は東京裁判の判決を受け入れているにも関わらず、53年8月の「戦傷病者戦没者遺族等援護法」で戦犯遺族と一般軍人遺族の待遇を同一にしたとして、日本は「国内法で国際法を転覆させた」と主張。

 また、日本の右翼は東京裁判を「勝利者の裁き」などとして認めていないと紹介。さらに、米国の意向で、国家元首だった天皇の戦争責任を不問にしたことや、1956年には獄中のA級戦犯全員を、58年にはB・級戦犯全員を釈放したと指摘。

 さらに、戦前の近衛内閣と東条内閣で大蔵相を務めた賀屋興宣が戦後の池田内閣で法務相に就任したり、東条内閣で商工相を務めた岸信介が戦後に首相になるなど、戦後の日本の状況はドイツと大きく違ったと指摘。安倍首相も祖父の岸信介の「政治的遺伝子」を引き継いでいると述べたと。

 馮教授は、日本の民族主義について、江戸時代当初は「海防論」という国防が主眼だったが、後に「富国強兵」に変化し、さらに「八紘一宇」の考え方などにより、国外侵略が正当化されるようになったと主張した。

 馮教授は、日本の国民性の重要な特徴に「実力第一主義」があると主張。まず、663年の「白村江の戦い」で大敗した後、日本は669年に遣唐使を派遣するなどで中国の「生徒」になったと指摘(解説参照)。「薩摩藩は1863年の薩英戦争で敗れると、英国から懸命に学んだ」、「太平洋戦争で米国に敗れると、日本は米国の『しもべ』になった」と指摘した。日本人は戦争で徹底的に敗北して屈服させられた後に、全面的に服従するとの主張だ。

 馮教授はさらに、第二次世界大戦で日本は米国に敗北したと強烈に感じ、ソ連に対しても同様だったとした上で「中国に敗れた感覚は非常に希薄」と指摘。作家の石川好氏が1995年に「日本はアジアに敗れた」と表明した際には、「袋叩き状態」になったと紹介した。

 馮教授は、日本の「祟りの思想」にも触れ、「大きな恨みを持って死んだ者の魂はこの世にとどまる。ねんごろに祭れば、たたりを避けることができる」とする日本人の伝統思想を紹介。その影響で、日本人の間では「死者の行いは水に流す」との歴史観が生じたことも、日本人にとって歴史問題の謝罪が難しくなる一因と指摘した。

 論説の結びの部分では文化学者の加藤周一氏の考えを引用し、「侵略の歴史を認識することは、日本の戦後に残された『宿題』。この宿題をやり残したのでは、日本に未来はない」と主張した。

**********

◆解説◆

 日本の政界要人が靖国神社を参拝した際の中国や韓国での猛反発に対して、違和感や反感を抱く日本人は珍しくない。馮教授は、日本における同現象が、日本人の宗教観あるいは死生観が関係していると説明した。研究者として、善悪や好悪からいったん離れて「原因の分析」に努めたと評価してよい。ただし結論としては「それでも歴史問題について周辺国が納得できる言動をしなければ、日本の立場は極めて悪くなる」との考えを示した。

 白村江の戦いと遣唐使の関係については誤解があると思われる。まず白村江の戦いだが、現在の韓国では「倭国による侵略戦争」と主張されている。実際には日本はそれ以前から、新羅と対立していた百済から要請を受け、同国を支援していた。現在の国際情勢でもよくある構図だ。

 劣勢局面もあった新羅だが、唐を宗主国とすることで強力な軍事支援を得て、660年に百済を滅ぼした。日本が半島に派兵したのは百済王子をはじめとする亡命百済人の強い要請を受けたからだった。

 日本は659年、665年、667年、669年に派遣している(いずれも出発年)。663年の白村江の戦いの前後には他の時期よりも回数が多く、「朝鮮半島問題」について唐との折衝や敗北後の“戦後処理”をしたと理解するのが自然だ。

 日本は600年の遣隋使派遣から、隋・唐に官僚、学者、技術者、仏僧を贈り、国家の統治システムや技術、仏教を始めとする宗教と思想を学んだ。私的に朝鮮半島や大陸に渡る者もいたと考えられている。したがって、白村江の戦いでの敗北の結果、「中国一辺倒」に転じたとの見方には、無理がある。(編集担当:如月隼人)

[サーチナ]

Posted by nob : 2015年04月17日 11:19

沖縄普天間、福井高浜、、、民意を無視する現政権の暴挙をいつまで看過し続けるのか。。。Vol.2/頑張れ沖縄!!!

■翁長沖縄知事だけでなく経済界も「沖縄が日本を見限る日」

 官房長官が知事にここまでコケにされたことはないだろう。安倍晋三政権に沖縄が反旗を翻した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設問題で翁長雄志(おながたけし)知事(64)は菅義偉官房長官(66)と会談し、積年の怒りをぶつけたのだ。

 菅長官は、翁長知事との面会を拒否し続けて「翁長スルー」と陰口をたたかれていた。それが、会談後に立場は逆転。いまや沖縄が安倍政権を突き放している。翁長知事の側近は言う。

「基地問題の解決には米国に直接沖縄の問題を訴える必要がある。知事も就任後にケネディ駐日米大使に面会を求めていた。ただ、米国からは『知事が日本の政府高官と会う前に会うことはできない』と言われていた。菅長官と会談を終えたことで、これからは米国要人と交渉ができる」

 その後の動きも速かった。7日には、アルフレッド・マグルビー在沖縄米総領事と在沖縄米軍トップのジョン・ウィスラー四軍調整官と3者会談した。内容は非公開だが、ケネディ大使との会談や5月中に目指している訪米について日程調整したものと思われる。

 さらには、米国内での情報収集と、沖縄問題を米国高官に直接伝えるロビイングのために県はワシントン事務所を開設。駐在員として、在沖縄米総領事館に長く勤めた平安山(へんざん)英雄氏に4月1日付で辞令を交付した。

「外交は政府の専権事項だが、安倍政権は沖縄の考えを米国に伝える気がない。だから、『辺野古移設は不可能』ということを米国に直接働きかけるのです」(前出の知事側近)

 日本政府との交渉を見限った翁長知事は、県民から高い評価を受けている。3〜5日に行われた沖縄タイムスの県民世論調査では、翁長知事の姿勢を83.0%が支持し、辺野古移設にも76.1%が反対しているとの結果が出た。

 沖縄経済界も、翁長知事に歩調を合わせている。

  9日には、新基地建設阻止を目的とする「辺野古基金」が創設された。企業や市民からの寄付で集める基金は数千万円から数億円にのぼる見通し。米国の有力新聞などに意見広告を載せ、日米両国での世論喚起に使われるという。国連の人権理事会にも出向き、基地問題を人権問題として取り扱うようアピールする。基金の共同代表には、建設・小売り大手の金秀(かねひで)グループの呉屋守将(ごやもりまさ)会長や県内ホテル経営大手のかりゆしグループCEOの平良朝敬氏のほか、元外務省主任分析官の佐藤優氏、俳優の故菅原文太さんの妻文子さんらが就任した。平良氏は言う。

「これまで沖縄県民は基地を挟んで右(保守)と左(革新)にわかれてきました。今は、基地問題をこえて県民の心が一つになった」

 平良氏は、自他ともに認める沖縄の保守政治家を支えてきた経済人の一人で、沖縄経済界の重鎮だ。


■粛々とではなく黙々と作業強行? 沖縄は日本の植民地なのか

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設問題を巡る翁長雄志(おながたけし)知事(64)と菅義偉官房長官(66)と会談がようやく実現した。しかし、翁長知事は「上から目線の『粛々』という言葉を使えば使うほど県民の心は離れ、怒りは増幅していく」と日本政府の意向を一蹴。さらに9日には、沖縄経済界も新基地建設阻止を目的とする「辺野古基金」を創設した。

 精神的に、経済的に、沖縄は日本から自立しようとしている。菅長官は、沖縄から戻った翌日の会見で、「粛々と」という表現について「不快な思いを与えたということであれば、使うべきじゃない」と表明せざるをえなくなった。

 だが、言葉を慎んだからといって、現実が変わるわけでもない。

 7日夜、移設反対派市民の座り込み抗議活動が続く米軍キャンプ・シュワブゲート前(名護市辺野古地区)で、突如として国道の歩道がふさがれ、車道にせり出す形で白いフェンスが設置された。市民によるゲート内の監視を防ぐ措置だと思われる。

 警備にあたった県警機動隊や警備員は約60人。ゲート内にも数十人が待機していた。説明なく公道で作業が始まったことで、市民と一触即発の状態になった。反対派市民は、

「『粛々と』という言葉は使わないから、『黙々と』やるということか!」

 と怒りの声をあげた。

 抗議行動に参加しながらも、その光景を遠巻きに眺めていた那覇市在住の20代女性がいた。彼女は、この光景に「沖縄は植民地なんです」と話す。

「あそこに並んでいる機動隊に、私の友達がいるんです。本土の人間はいつもそう。自分たちはゲート内の安全な場所にいて、反対派の制圧は沖縄の人にやらせる。彼らだってこんな仕事はやりたくない。3月には、沖縄の監視員を監督するために、東京からわざわざ人を派遣してきた。基地問題を使って、沖縄の人同士を対立させる。どうして私たちが引き裂かれないといけないんですか」

 政府は強行突破を“粛々と”進めているが、翁長知事は「辺野古に新基地はできない」と断言している。その根拠は何か。辺野古で抗議活動を続ける沖縄平和運動センターの山城博治議長は「勝利は見えている」と言う。

「埋め立て工事を始めるには、埋め立て予定地に流れている美謝(みじゃ)川の水路を変更しないといけない。それには名護市の許可が必要ですが、環境の負荷が大きく、承認されることはない」

 稲嶺名護市長も移設反対で、現在は沖縄防衛局は申請書類すら出せていない。さらには工事の継続も難しい。

「埋め立てが始まると、土を運び入れるために、1日500台以上のダンプが4年間もゲートを通過する。本土から運ばれた土には外来生物がいるので、ジュゴンの住む辺野古の海に重大な影響を与える」(県幹部)

 キャンプ・シュワブゲート前の抗議活動には、那覇市から毎日貸し切りバスが運行されている。ダンプが走るようになれば、反対派市民が集結し、体を張って土砂の搬入を阻止する可能性が高い。

「あの場所には、これまで反基地運動に縁のなかったおじい、おばあや普通の母親がたくさん参加している。命がけで抗議活動をしていて、頭が下がる。流血の事態になって犠牲者が出る前に、あらゆる方法を使って埋め立てを阻止しないといけない」(知事周辺)


[いずれも週刊朝日]

Posted by nob : 2015年04月15日 16:28

原発を推進するのであれば、最終処分場は東京都心に建設する覚悟で。。。

■<最終処分場>「長期管理」に名称変更

 環境省は14日、福島第1原発事故で発生した指定廃棄物を保管する施設の名称を「最終処分場」から「長期管理施設」に変更すると発表した。指定廃棄物の放射線量が減った後に、施設を撤去して原状回復する案を13日の有識者会議で提示したことを受けた措置。

 同省は指定廃棄物の放射線量が減った後、再処理や再利用するまでの保管施設と位置付けたい考え。最終処分との印象を薄め、建設に反対する地域住民の理解を得たい狙いがある。

 望月義夫環境相は14日の閣議後の記者会見で、「より実態に即した名称にした。(最終処分場との)心配を払拭(ふっしょく)できる言葉と思う」と説明した。

 宮城県では、最終処分場の候補地絞り込みのためのボーリング調査を加美町が拒否し、栗原市、大和町の両候補地とともに調査が昨年秋から中断している。


■<最終処分場>名称変更は「子どもだまし」と反発

 望月環境相が指定廃棄物の「最終処分場」の名称を「長期管理施設」に変更すると表明した14日、宮城県内の3候補地からは「名前を変えただけの子どもだまし」「ただの先延ばし」と反発や疑問の声が上がった。

 栗原市深山嶽地区に近い栗駒文字地区の住民団体代表菅原敏允さん(82)は「『長期』とはどのぐらいの年数を示すのか、国は明らかにしていない。名前を変えても根本は何も変わらない」とあきれる。

 加美町田代岳地区の詳細調査実施に反対する猪股洋文町長は「名称を変えただけでは地元の理解は絶対に得られない。子どもだましだ」と批判。「県内1カ所に集約し、燃やして埋めるという処理方針を変えない以上、風評被害は必ず起こる」とあらためて建設阻止を訴えた。

 大和町の浅野元町長も「候補地の下原地区は陸上自衛隊王城寺原演習場に近く誤射の危険があり、長期管理でも受け入れられない。廃棄物を最終的にどう処分するのか見えず、(名称変更は)ただの先延ばしのように感じる。これで態度を軟化させる自治体があるのか」と疑問を投げ掛けた。

 県にも環境省から正式な連絡はなく、担当者は「詳細は分からない」と困惑する。「国には国の考えがあるのだろうが、丁寧に説明してほしい」と話した。


[いずれも河北新報]

Posted by nob : 2015年04月15日 16:12

言わずもがな、、、真実は自ら探すもの、いつの世も待っていて真実が伝えられることなどそもそもありはしない。。。

■やっぱり…「報ステ」に自民党が“圧力文書” その後に異例人事

 官邸からの圧力があった――「報道ステーション」のコメンテーターだった古賀茂明氏に“番組降板”の真相をバクロされたテレビ朝日は、いまだに混乱が続いている。「報道ステーション」の打ち切り説も流れている。

 圧力をかけたと名指しされた菅義偉官房長官は「まったくの事実無根」と否定しているが、すでに昨年末、安倍自民党が「報道ステーション」に“圧力文書”を送りつけていたことが分かった。この文書にテレビ朝日は震え上がったという。本紙はそのペーパーを独自入手した。

 文書が送りつけられたのは、2014年11月26日。11月21日に衆院を解散した直後だった。自民党の福井照報道局長の名前で、「報道ステーション」の担当プロデューサーに送られている。

 文書は、〈11月24日付「報道ステーション」放送に次のとおり要請いたします〉というタイトルがつけられ、〈アベノミクスの効果が、大企業や富裕層のみに及び、それ以外の国民には及んでいないかのごとく……〉と番組を批判し、さらに〈放送法4条4号の規定に照らし……十分な意を尽くしているとは言えません〉と、放送法まで持ち出して牽制している。

 テレビ朝日は相当ビビったらしく、安倍自民党に“恭順の意”を示すためか、その後、担当プロデューサーには異動を命じている。異例の人事だった。

「自民党は11月20日、在京キー局各社に対し、中立な選挙報道を求める、いわゆる“圧力文書”を送っています。その直後、“番組”に対してまで文書が送られてきたことで、テレ朝は真っ青になったはずです。自民党からの文書の趣旨は、テレ朝の中堅幹部のなかで周知徹底されました」(テレ朝関係者)

 しかし、権力がメディアを脅し、報道機関が屈しているとしたら恐ろしいことだ。

「放送法を持ち出し、中立に報道しろと要請するのは“こちらは目を光らせているぞ”という威嚇に等しい。どうかしているのは、テレ朝以外の報道各社です。これは他人事ではないですよ。なぜ、問題にしないのか。いま傍観していたら、圧力はどんどん強まる一方です」(政治評論家・山口朝雄氏)

 自民党とテレ朝は、それぞれ文書を送り、受け取ったことを認めた。この国のメディアは、正念場に立たされている。

[日刊ゲンダイ]

Posted by nob : 2015年04月15日 15:53

美味しいものは糖と脂肪でできているVol.2/人工甘味料のさらなる恐怖

■ゼロカロリーに潜む罠 がん、脳腫瘍、白血病の危険 砂糖より肥満リスク高い果糖ブドウ糖液糖

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 4月3日付当サイト記事『命を蝕む砂糖、がんや糖尿病の原因に…栄養素なく高カロリー、コカインと同様の依存性』では、缶コーヒーやペットボトルのジュースに入っている砂糖の問題についてお伝えしましたが、「砂糖が入っていないゼロカロリーの飲み物を飲んでいるから大丈夫」などと言っている人は要注意です。

 ゼロカロリーの飲み物は、実は砂糖を摂取するよりもリスクが高いかもしれないからです。アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムなどの合成甘味料が、ゼロカロリーの飲み物には使われています。

 アスパルテームの構成成分の一つにメタノールがあります。このメタノールは劇物に指定されており、体内でアスパルテームから分離されて吸収されますが、摂取量によっては死に至ることもあります。実際に戦後の食糧難だった時には、酒類にメタノールを混ぜて売っていたそうですが、飲んだ人が命を落としたり、失明するということが頻繁に起きたようです。

 アスパルテーム入りの缶コーヒーやジュースを飲んだからといって、すぐに重大な疾患につながるわけではありませんが、そういった事実を知っておいたほうがいいでしょう。また、アスパルテームはがん、脳腫瘍や白血病との関連も強く疑われています。

 スクラロースとアセスルファムカリウムは、自然界には存在しない完全な化学合成物質で、私たちの体内では分解することができません。したがって、そのまま吸収されて異物として体内をめぐり、肝臓や腎臓に多大なダメージを与え、免疫力を低下させてしまいます。

 スクラロースもアセスルファムカリウムも、強い甘みがありますが、分解されて糖分が吸収されるわけではないので、カロリーとしては計算できません。これが「ゼロカロリー」の意味なのです。「カロリーがないので、体によさそう」と思う人もいるかもしれませんが、決してそうではないということを肝に銘じておきましょう。

恐ろしい高果糖コーンシロップ

 さらに、私たちが日常的に口にする甘味料で注意しなければならないのが、高果糖コーンシロップです。これは異性化糖、果糖ブドウ糖液糖、あるいはブドウ糖果糖液糖などとも呼ばれます。呼び名によって、ブドウ糖や果糖の含有量などに多少の違いはありますが、ほぼ同じと考えていいでしょう。

 高果糖コーンシロップは、飲み物だけでなく、スイーツ、惣菜や冷凍食品などの加工食品にも幅広く使われています。アイスコーヒーやアイスティーなどに入れるガムシロップも、この高果糖コーンシロップです。原材料はコーン、つまりとうもろこしですが、そのとうもろこしは遺伝子組み換えによって作られたものです。

 高果糖コーンシロップは、実は砂糖よりも激しく血糖値を上昇させるといわれています。しかし、コストが安いため、あらゆる食品に甘みをつけるために使われているのです。血糖値の問題だけではなく、その延長線上にある肥満や糖尿病などの原因になることもあり、アメリカでは使用禁止の運動も展開されています。

 ただし、果物などに含まれている果糖と、高果糖コーンシロップの甘みの主体である果糖は違うものなので、果物は安心して食べてください。果物などに含まれる果糖は、食物繊維などの働きもあり、体内にゆっくり吸収されていきます。果物には、私たちの体に必要なビタミンやミネラル、植物栄養素などが豊富に含まれており、健康的な食べ物といえます。

 一方、高果糖コーンシロップは私たちの体に多大な負担をかけるので、飲み物や加工食品などを通じた取りすぎに注意したいところです。高果糖コーンシロップは低温で甘みが増すという特徴があるため、アイスクリームや清涼飲料水、冷たい菓子類などにもよく使われており、知らない間にたくさん摂取してしまう危険性もあります。

 高果糖コーンシロップの日本での市場規模は、年間約800~1000億円といわれていますが、日本スターチ・糖化工業会に加盟している十数社で約 9割のシェアという寡占状態にあります。砂糖と同様に利権がからんでいるため、この問題がマスメディアで取り上げられることはほぼありません。だからこそ、私たちは自主的に高果糖コーンシロップを遠ざけなければならないのです。特に、子供たちには摂取させないような配慮が必要です。

 国際糖尿病連合(IDF)の報告によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、2014年現在で糖尿病有病者数は3億8670万人、世界人口の8.3%が罹患しています。また、このまま有効な対策を施さないと、その数は35年までに5億9190万人に増加すると予測しています。

 糖尿病の増加率は先進国で20%、発展途上国では69%にも上るといわれています。厚生労働省の発表によると、日本人の5人に1人は糖尿病およびその予備軍です。糖尿病は決して対岸の火事ではありません。糖尿病との縁を断ち切るために、まずは高果糖コーンシロップ入りの飲み物を手に取らないことから始めましょう。

[Business Journal]

Posted by nob : 2015年04月15日 15:26

美味しいものは糖と脂肪でできている/世間に蔓延する糖の恐怖

■命を蝕む砂糖、がんや糖尿病の原因に…栄養素なく高カロリー、コカインと同様の依存性

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 オフィスで集中して仕事をした後や、営業の外回りから戻ってきた時、退屈で長い会議が終わった時に、ホッと一息つきたくて、缶コーヒーやペットボトルのジュースを一気に飲み干した――こんな経験を持っている人も多いと思います。

 しかし、その缶コーヒーやジュースにはどれくらいの砂糖が入っていて、その砂糖がどんな影響をもたらすか、というところまではあまり考えたことがないでしょう。例えば、一般的な缶コーヒーには角砂糖約3個分、「コーラ」のような清涼飲料水には同じく約10個分の糖分が入っています。

 では、スポーツドリンクのほうがいいのかというと、そうでもありません。一般的なスポーツドリンクにも、角砂糖6~7個分の糖分が入っています。さらにいえば、ファーストフード店などで販売しているシェイク状のドリンクには、角砂糖20個分以上は入っているといわれています。

「砂糖の取りすぎは体によくない」という事実は知られていますが、世界保健機関(WHO)のガイドラインによると、成人および子供の1日当たりの糖類(炭水化物とは別)の摂取量は、全カロリー中の5%未満にすべきとされています。一般的な成人の1日の摂取カロリーは、1800~2200キロカロリーといわれています。仮に2000キロカロリーとした場合、その5%となると100キロカロリーで、缶コーヒー1~2本分に当たります。

 計算上、缶コーヒーを2本も飲めば、その日はもう糖類を摂取できないことになってしまいます。ただし、実際にはそれで済むわけはないので、摂取カロリーに占める糖分の割合はどんどん増えてしまいます。そして、それが結果的に体に大きなダメージを与えてしまうのです。

 砂糖にはカロリーはありますが、私たちの体に必要な栄養素はほとんど含まれていません。そういった食品のことを「空のカロリー」といいます。アルコール、白米や白く精製された小麦粉なども空のカロリーの一種です。一部で「空のカロリーは体内に残らないので太らない」などと考えている人もいますが、これは大きな間違いです。

 必要な栄養素を含まない空のカロリーは、体内に摂り込むと大きな負担になってしまいます。カロリーがあるということは、体のエネルギー源になるということであり、なんらかの経路でブドウ糖に変化するということです。ブドウ糖がエネルギー源になるには、体内のさまざまな機能や物質を使う必要があります。

 その一つが、クロムという必須ミネラルの一種です。このクロムが、細胞膜にあるブドウ糖を受け入れるドアを開ける鍵の役割をすることで、ブドウ糖を細胞の内側に取り込むことができます。砂糖(アルコールも同じ)には、クロムはまったく含まれていないので、砂糖に含まれるブドウ糖をエネルギー化するためには、他の食品から摂取したクロムを使うことになります。

 つまり、砂糖はクロムを体内にもたらさないどころか、他から摂取したクロムを浪費してしまうのです。その上、エネルギー化のために必要なもうひとつの栄養素であるビタミンB1も含まれていないので、体には多くの負担がかかります。

砂糖の過剰摂取で脳機能にも変化

 アメリカの保健指標評価研究所が2010年に発表した「世界疾病負荷調査報告書」によれば、糖分を含む飲み物の過剰摂取が原因とされる死亡例のうち、糖尿病は13万3000人、心血管疾患は4万4000人、がんは6000人となっています。注目すべきは、その78%が低~中所得国で発生しているということです。今、日本では貧困率の悪化が問題になっていますが、この仲間入りだけは避けたいところです。

 また、アメリカのプリンストン大学で行われた、ラットを用いた実験では、砂糖を過剰摂取することによって明らかに依存性が認められた上、一度砂糖の投与をやめて再び与えた際には、以前よりも摂取量が増加したそうです。さらに、砂糖の供給を絶たれたラットはアルコールの摂取量が増え、脳機能に変化が起きていることがわかったといいます。空腹時に多量の砂糖を摂取するラットの脳内では、コカイン、モルヒネ、ニコチンなどの依存性薬物による変化と同様の神経化学的な変化が起こっていることもわかっています。

 ラットの実験がそのまま人間に当てはまるわけではありませんが、まったく無視するというわけにもいかないでしょう。そもそも、無視するぐらいなら最初から実験をする意味がありません。こういったことを鑑みると、仕事の合間や息抜きに砂糖たっぷりの缶コーヒーなどを飲み干す習慣は、やめたほうがいいのではないでしょうか。

[Business Journal]

Posted by nob : 2015年04月15日 15:15

人の数だけの旅がある。。。Vol.2

人は旅をする

だが、その旅はどこかにあるものではない

旅は旅をする人が作るものだ

[沢木耕太郎/旅する力]

Posted by nob : 2015年04月14日 21:50

カズ、、、流石のかわしが冴えています。。。(笑)

■カズ 張本氏の勧告に「光栄です」

 J2横浜FCのFW三浦知良が14日、TBS系「サンデーモーニング」12日放送回で、野球評論家の張本勲氏から「お辞めなさい」とする“引退勧告”を受けたことについて言及した。

 当日は練習後にインターネットで張本氏の発言を知ったというカズ。「もっと活躍しろと言われているんだと。引退しなくていいと言わせてみろという思いで(張本氏が)言ってくれたと思ってやります」と発奮材料にすることを誓った。

 幼少期からの野球ファン、とりわけ巨人ファンだったカズにとって張本氏は「あこがれ」だったという。長嶋氏が引退した後、76年に日本ハムから巨人へ移籍した張本氏のことを「独特の構え方でね。王さんと組んですごく活躍したのを覚えています」と少年のように振り返った。

 そんな人物からの厳しい言葉は自らにとって発奮材料になる。「そういう人に言われるのは光栄ですよ。激励と思って頑張ります」と力強く言い切った。

 張本氏は「カズファンには悪いけど」とした上で、「スポーツマンとしてもう魅力もないしね、(J2は)野球で言えば2軍だから。2軍で頑張っても話題性もないしね」、「若い選手に席を譲ってやらないと。伸び盛りの若い選手が出られないわけですよ。だからもう、お辞めなさい」、「しがみつく必要がない。立派な指導者になれますから」とカズの実績を認めながらも、後進に道を譲るべきとする発言をしていた。

[デイリースポーツonline]

Posted by nob : 2015年04月14日 21:26

言わずもがな、、、困ったを通り越してもはや痛い。。。

■カズ引退勧告で大炎上! “困ったOB”は張本氏だけじゃない

野球評論家の張本勲氏が、TBS系の番組内で、カズの愛称を持つサッカーの三浦知良選手に引退を促すコメントをして、物議を醸している。ネット上では大炎上となったが、プロ野球界には困ったOBがたくさんいるようで……。

[臼北信行,ITmedia]

 我が耳を疑った人は多かったのではないか。野球評論家の張本勲氏が12日、レギュラー生出演中のTBS系『サンデーモーニング』の番組内での“問題発言”。「カズ」の愛称を持つ、サッカーJ2横浜FCの元日本代表FW・三浦知良選手に引退を促すコメントをしたからである。

 張本氏は自身がコメンテーターを務めるスポーツコーナー「週刊御意見番」で、4月5日のジュビロ磐田戦において48歳1カ月でJ最年長ゴールをマークしたカズの話題が取り上げられた際に「カズファンには悪いけど、もうお辞めなさい」とコメント。

 その後も困惑する他の出演者をヨソに張本氏のカズに対する舌鋒は止まらなかった。「スポーツマンとして、もう魅力もない」「(J2は)野球で言えば二軍だから、二軍でがんばってもそんなに話題性もない」「若い選手に席を譲らないと。団体競技だから伸び盛りの若い選手が出られない。だから、もうお辞めなさい」——。

 毒舌に火が付いてしまった張本氏はカズについて「彼はあれほどの選手だから(今後は)指導者としてね」と一応の敬意を示しながらも一方的な持論をまくし立て、最後は「(現役に)しがみつく必要はない」とバッサリ切り捨ててしまった。

 当然ながらネット上は大炎上。「サッカーの『サ』の字も知らないアンタが言う資格はない」「一生懸命頑張って結果残しているカズをけなすな」「J2が二軍と同じという発言はありえない」などと張本氏への批判がすさまじい数で飛び交い、大きな騒動へと発展した。

 同コーナーで張本氏は毎回「喝!」と言いながらスポーツの話題に過激な苦言を呈することをウリにしている。これまでも何度か物議を醸した言動はあったが、結局は「まあ、あれはアノ人のキャラだからねえ……」というムードに流されて半ば済し崩し的にスルーされる傾向が強かった。しかし今回のカズへの引退勧告は明らかに行き過ぎだ。世間から大ブーイングを浴びせられても同情の余地などまったくない。完全な「アウト」である。

プロ野球界の“悪しき慣例”

 巨人、日本ハム、ロッテで活躍した張本氏は現役23年間で通算3085安打の日本プロ野球記録を打ち立て、野球殿堂入りも果たした「レジェンド」。日本球界に多大な功績を残した偉人であることは多くの人が認めるところだ。しかし、その張本氏ならば何を言っても許されるのか。その答えは「NO」としか言えない。しかもカズは、張本氏が門外漢のサッカー界で活躍中の選手。これまで多くの功績を残し、今も年齢を感じさせないプレーで限界に挑戦し続けているサッカー界のレジェンドに上から目線で「お辞めなさい」と言う資格など張本氏にはない。

 実は今から2年ほど前、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手が同番組で過激な発言を繰り返す張本氏に関するファンからのツイートに対し「てかあのコーナーは何のためにあるのかな?けなすため?わからん」「メジャーのOBでそういう人たちいないなぁ」などと返答したことがあった。
(出典:ダルビッシュ有(Yu Darvish)のTwitter)

 ダルビッシュのツイートはまさにその通りで、日本プロ野球界にはOBたちが過剰なまでに幅を利かせ過ぎてしまう“悪しき慣例”がある。セ・パの両リーグで監督、コーチを務めた経験を持つ球界OBはこう嘆く。

 「日本プロ野球で古株と呼ばれるOBの中には『自分こそが絶対であり正しいんだ』と思い込んでいる人が残念なことに多い。そういう人たちは指導者になれないか、もしくはコーチや監督になったとしてもチーム内から反発を食らって結局は球団にクビを切られてしまうケースが大半です。

 指導者になっても今の時代背景を受け入れようとせず、ロクに勉強もしないで選手たちに『オレの若いときはこうだった。だからオマエのやり方は間違っている』と決め付けて強要するから総スカンを食らってしまう。選手側の立場になって相手を理解しようということがまるでできないのです。理論そっちのけでただ文句を言ったり、イチャモンをつけたりすることだけが自分の義務であり仕事なんだと勘違いしてしまっている。

 昭和時代のど根性論が当たり前とされていたころはそれでOKだったかもしれませんが、今の時代はNGです。そういう人が野球評論家としてワーワー言うのはメディア側からすれば“オイシイ”のかもしれませんが……。名監督、名コーチにはなれないでしょうね」

ぞんざいな態度に閉口

 現代スポーツの監督、コーチには選手との相互理解を持つ関係性が求められる。それを許容できる姿勢がなければマネジメント能力があるとはいえず、チーム内に忠誠心も生まれない。「ID野球」の提唱者で、かつてヤクルトスワローズや楽天イーグルスなどを率いた名将・野村克也氏が指揮官時代に次のような言葉を口にしていたのを思い出す。

 「自分はジジイで昭和の人間だが、生涯勉強家。預かっている選手を納得させなければいけないから、野球理論は今も勉強している。そしてもちろん選手がどういうタイプの人間であるかを把握し、理解することも大切だ。(自分は)よく“ボヤきの監督”と評されているようだが、ただそれだけでは絶対にいけないと肝に銘じていますよ」

 野村氏のような考え方をプロ野球界の古株たちが全員持っていればいいのだが、悲しいことにそうではないのが現実のようだ。実際に筆者もある古参の野球評論家X氏と接した際、その余りのぞんざいな態度に閉口させられた経験がある。

 以前、古巣チームの春季キャンプを訪れたX氏に同行取材した時のことだ。X氏はそのチームで伸び悩む若手の主力野手を見つけると、打撃ケージ裏で何を思ったのか突然叱り飛ばし始めた。内心で「余計なことはやめてください」と思っていたはずのチームスタッフは古参OBのX氏を気遣う余りに何も言えず、その様子を黙って見ているだけ。X氏から「気合が足りない」「オマエはボールに向かっていく姿勢がない」とさしたる説得力もないまま技術についての説明抜きでガミガミ言われ続けた若手はすっかり萎縮して逆に極度の打撃不振に陥ってしまい、その後は開幕一軍の座を逃してしまったのだから本末転倒だ。

「面白いから」と野放しにして助長するメディア

 「いい気になっていたから、少しお灸をすえてやった。アイツにとっても勉強になったはずだし、これで良くなるはずだ」

 上から目線での“熱血指導”を終えた直後のX氏はこう言い放ったが、そう思っていたのは当人だけ。周りが全く見えておらず「自分こそが絶対に正しいんだ」と思い込んでしまっている“困ったOB”の一例である。

 ちなみにくだんのX氏はその昔、某球団で鬼コーチとして異名を持った人物。指導歴はあるものの時代錯誤の根性論ばかりを強要したほか、ベンチ裏での選手に対するパワハラ行為や他のスタッフとの軋轢(あつれき)なども問題視されてからは契約を更新されず、それ以降はどこの現場からも煙たがられてお呼びがかからなくなった。現在は“毒舌評論家”として一部メディアで細々と活動を続けている。

 上から目線での過激な発言は毒があってインパクトが強いのは事実。だが、そこに相手に対するリスペクトがなければ、当然ながら相互理解も生まれない。こういう自己中心的な姿勢を貫こうとするプロ野球界の古参OBも困ったものだが、彼らのキャラクターを「面白いから」と野放しにして助長するメディアにも大いに問題がある。ビジネスの世界で上に立とうとする人たちは、あくまでも悪い例としてどうか反面教師にしていただきたい。

[ITmediaビジネスONLINE]

Posted by nob : 2015年04月14日 21:14

沖縄普天間、福井高浜、、、民意を無視する現政権の暴挙をいつまで看過し続けるのか。。。

■菅氏、原発再稼働に変更なし 「粛々と進める」

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で、福井地裁が高浜原発3、4号機の再稼働を認めない仮処分を決定したことに関し「国は当事者ではない。あくまでも仮処分であり、事業者の対応を注視したい」と述べた。同時に「粛々と(再稼働を)進めていきたい」と強調し、原発再稼働方針に変更はないとの考えを示した。

 福井地裁が仮処分決定で、原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査は「合理性を欠く」と指摘したことについては「規制委が専門的な見地から十分に時間をかけて、世界で最も厳しいといわれる基準に適合するかどうかという判断をした」と説明。

[北海道新聞]

Posted by nob : 2015年04月14日 19:03

そのとおり!!!Vol.48/拍手っ!!!

■高浜原発再稼働を差し止め 福井地裁が仮処分決定

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町、定期検査中)について、福井地裁の樋口英明裁判長は14日、再稼働を差し止める仮処分決定を出した。原発の運転をただちに禁じる司法判断は初めて。2基の原発は当面動かせず、関電がめざす11月の再稼働も難しくなる可能性がある。

 仮処分を申し立てたのは福井、京都、大阪、兵庫4府県の住民9人。

 住民側は、高浜原発の使用済み核燃料プールは原子炉のように堅固な施設に囲われていないなどとして、その安全性は「確たる根拠がない脆弱(ぜいじゃく)なものだ」と主張。「重大事故が起きれば、生存権を基礎とする住民らの人格権が侵害される」と訴えていた。

 一方、関電側は、津波の被害を受けても原子炉の冷却ができるよう発電装置を準備していることなどを挙げ、安全性を強調。「具体的な危険はない」と申し立ての却下を求めていた。

 樋口裁判長は昨年5月、関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転をめぐる訴訟で差し止めを命じる判決を出した。だが、関電が控訴して判決は確定せず、原子力規制委員会が新規制基準にすべて適合すると判断すれば再稼働できる状態にある。

 このため住民らは昨年12月、より法的な即効力がある仮処分の手続きをとり、大飯、高浜両原発の再稼働差し止めを求めて訴えた。樋口裁判長は、再稼働に向けた規制委の審査に今年2月に合格した高浜原発についての判断を先行させる考えを表明。慎重な検討を求める関電側の主張を退け、3月に審理を打ち切っていた。(室矢英樹、太田航)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年04月14日 18:44

花は毎年咲く、、、人も何度でも咲ける。。。Vol.3

■人生相談:先生に裏切られた記憶、心の傷に=回答者・白川道

 中学校時代、尊敬した先生にいたずらされそうになり、私の人生は一転しました。教師になりたいという夢もこわれ、心の奥が痛みます。この年齢になって初めて同級生に話して、少し心が楽になりました。あのことさえなければ、といまだに悔しい思いです。(60代・女性)

 今でこそ、教師の不祥事は親や子供の訴えによってすぐに露見するようになっていますが、むかしは今と違って、教師というのは絶対的な存在でしたから、貴女(あなた)のようなケースはとても多かったのではないかとおもいます。

 小生の小学生時代の教師にもいました。女の子を膝の上に乗せていたずらばかりしていましたが、噂(うわさ)にはなっても、それを訴えるような人はなく泣き寝入りをして、その教師は無事定年を迎え、「恩給」の栄誉を受けていたかとおもうと腹立たしいかぎりです。

 教師は聖職とも言われます。しかしその自覚を持った人がすべてかというと、残念ながらそうではない。昨今の教師の起こしている事件を見聞きするたびに、嘆かわしい気持ちでいっぱいです。ですが、なかには立派な教師もいるはず。お気の毒ですが、貴女は最悪の教師にぶつかったのですね。教師は子供の夢を聞いてやり、その夢を実現するように導くのが仕事なのに、貴女はそれがために、教師になりたいという夢までもブチ壊されてしまった。そして長年、それを胸に抱えて生きざるを得なかった。慰みの言葉など、貴女にとってはなんの意味もないかもしれない。

 しかし過去のことをいつまでも引きずって生きることには感心しません。時間は取り戻せないかもしれない。でも、人生は一度きり。残された人生を、精一杯生きることです。すべてを忘れて前向きに生きないかぎり、その教師によって蹂躙(じゅうりん)された人生は取り戻せません。(作家)

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年04月13日 18:03

そのとおり!!!Vol.47

■生活・小沢氏が米誌に辺野古新基地不要論

 【平安名純代・米国特約記者】生活の党の小沢一郎代表は3日、アジア太平洋地域の政治・安保問題専門の米オンライン誌「ザ・ディプロマット」に論文を寄稿した。名護市辺野古の新基地建設計画を強行する安倍晋三政権を批判。在沖米海兵隊のグアム移転計画は、沖縄の負担軽減ではなく、米軍事戦略の変化を反映した結果だとし、新基地の必要性を否定。日米両政府に計画の再考を促した。

 小沢氏は、辺野古沖で反対活動を展開する住民らに海上保安庁が過剰対応を繰り返し、緊張が高まる沖縄の現状に警鐘を鳴らした。

 在沖海兵隊のグアム移転計画について、「米国はアジアだけではなく欧州の前線からも部隊を撤退させている。これは米国が恒久駐留から即応部隊の配備により緊急事態に対応する戦略へ転じたことを示したものであり、在沖海兵隊のグアムや他地域への移転はこうした米軍事戦略の一環であり、日本や沖縄を考慮したものではない」と指摘。こうした変化に逆行する新基地建設は不必要と論じた。

 また、安倍政権が辺野古移設計画を堅持するならば、まず沖縄と対話すべきだとし、意見の相違を理由に翁長知事との会談を拒否する安倍首相は「非常に幼稚」と批判。在沖米軍のプレゼンスを最低限に縮小する必要があると主張したうえで、実現には日本が自主防衛の方法などを検討する必要があるとし、こうした議論を避けたい安倍政権は米政府の要求に従ってばかりいると強調。日本全体が沖縄の負担を共有する断固たる決意を示せば米国は新基地計画を見直す議論に応じるとの考えを述べ、「辺野古移設をめぐる問題は日米関係に悪影響をもたらすとの日本政府の主張は間違いだ」と断じた。

[沖縄タイムス]

Posted by nob : 2015年04月13日 16:55

花は毎年咲く、、、人も何度でも咲ける。。。Vol.2

■「好きなことをやれ」という言葉は信じるな–夢がない人のための、やりたいことの見つけ方

起業家・奥田浩美氏の著書、『会社を辞めないという選択』の出版を記念して行われたトークイベント。このパートでは、参加者からの質疑応答を全文書き起こしでお伝えします。20代の若者へのアドバイスとして奥田氏は、一見無駄だと思えることをやったり、とにかくいろんな人と会うことで「夢」の選択肢を広げてほしいと語りました。(奥田浩美講演会【戦略的に生きていく―創造的会社員のススメ】より)

【part1】「こんな会社、辞めてやる!」と思ったら–辞表を出す前に読んでおきたい”創造的会社員”のススメ

【part2】嫌いな相手は「否定」も「同意」もするな–価値観の違いを学びに変える“戦略的処世術”

【part3】ユーザーテストは、おばあちゃんにやらせなさい–サービス開発者が見失いがちなもの

【スピーカー】
株式会社ウィズグループ 代表取締役 奥田浩美 氏

「好きなことをやれ」と言う大人は信じるな

司会:では、ここからは質疑応答の時間とさせていただきます。せっかくの機会ですので、奥田さんに直接お聞きしたいことある方、いらっしゃいましたら、挙手をお願いします。

奥田浩美氏(以下、奥田):何でもいいですよ。本の内容でもいいですし。今日は本まだ買ってない方、逆にウェルカムなので、どんな話でもいいです。あ、いたいた。

質問者:お話ありがとうございました。

奥田:ありがとうございます。

質問者:僕、小さいながら会社を経営してまして、インターン生がすごくたくさん来ていただいてるんですね。で、インターン生で自分の人生に悩んでいる方がすごく多いんですけど。

そういった人たちに対し、僕は何か引き出すような形で、どうしたらいいのか。そして「実践の中で見つけていくもんだよね」みたいな形で話をするんですけど、奥田さんはそういった方が来た場合とか、あるいは、これまでもすごくたくさんの方に関わられてると思うんですけど、どういうふうにお伝えされてきたのかなって、ぜひ伺いたいなと思いますので、よろしくお願いします。

奥田:それはインターン、若い、例えば20代とかの人に、よく言う言葉、みたいな感じですね。

質問者:そうです。

奥田:そうですね、私は娘15歳だし、周りに学生さんいっぱいいるんですけれども、一番よく言ってるのは「職業に対する夢を持たなくていい」と言っています。

「夢を持つな」と。なぜかと言うと、夢を持つ人は勝手に持つので、持ってない人に夢を探す必要はないと。どういう意味かと言うと、自分の娘とか学生さんを思い浮かべると。

あと、自分が20代の頃を思い浮かべると、職業で「これになりたい」「あれになりたい」という職業がどれだけ狭いものだったか。

私はインドに行って帰ってきて、今の職業に就いて、ITの世界に行ってっていうので広がりましたけれども。鹿児島にいた22歳の時に、恥ずかしながら、弁理士っていう職業知らないんですよ。東京にいたら当たり前のように知っている弁理士という職業も、鹿児島の田舎、鹿児島の鹿児島大学にいるのに、知らない。

でも、そんな中でみんな職業を選択して、皆さんの会社に入ってきて、みたいな方に、いろんな夢を持て、夢を持てって言うよりは、夢を持つためのたくさんの人に会いなさいと。たくさんの人を見て、そんな中からいつか出会えた中で、これおもしろそうだなっていう先に夢があるかもしれないって思って生きればいい、と言っています。

私がちゃんと「私には夢があります」っていうことをこの表紙のほうに書いてるんですけども、私の夢はってちゃんとこうやって堂々と語れるようになったのは45歳です。

え、あります? 皆さん、夢ってこと。私みたいにこの本の中で超堂々と書いてるんですけど、それぐらい言える夢って、そりゃあ当たり前に持ってる方もここに半数ぐらいいらっしゃるかもしれないし、持ってない方もいるかもしれない。

ってことは、まだあなたがそのときに誰かと出会ってなくって、一緒にやりたいことに出会えてないのかもしれないから、インターンぐらいの年齢で夢なんて、持ってなければ持たなくていいと。

いつか会うかもしれないし、でも目の前のことを、無駄なこと、どんどんどんどんやり散らかしていく中で「あれ? これ、無駄じゃなくて何か役に立つかも」って思ったことが夢につながるかもしれないっていうようなことはいつも言っていて。なので、自分の思いとかを逆に狭めないことを言ってますね。

「軸を持て」とか「好きなことをやれ」とか、そういうふうに言う大人のことは信じなくていいよと。だって自分の好きなことを探したら、好きでないことが全部こぼれていきます。自分の軸を持てって言って、軸じゃないと思ったものは全部こぼれていきます。

ってことは、あなたが好きなこと×あなたの軸であなたの得意なこと掛け算したら、0.0何%…こんな狭ーい選択肢の中で生きていくってナンセンスじゃないですかっていうことをいつも言っているので。

いろんな人に出会って、いろんな経験をして、無駄と思った中から何か新しいものが出てきて「あ、私はこれ使命感だ」って思うことに出会えたら、夢を持てばいい、ということを言っています。

質問者:ありがとうございます。

奥田:はい。

嫌いな人には100回ぐらい笑顔を向ける

司会:先ほど挙手をされてた後ろの方、はい。

質問者:ありがとうございます。先ほど嫌いな人とこそしゃべれっていうお話があったと思うんですけれども、まるで話がかみ合わなくて。

自分が言ってることも通じてないし、相手の言ってることも納得できないっていう状況で対話を続けるって、すごく難しいことだと思うんですけども、その辺りもうちょっと、どういうふうにやるのか詳しくお聞かせいただけたらと思います。

奥田:もうね、嫌いな人って当然いるわけですよね。いる中で対話して、自分は全力でやったっていう、自分を肯定できるぐらいまでやれば、もう相手、どうでもいいんですよ(笑)。

自分が、もう自分が説明できることはやりましたっていうところまでやったら、「あ、合わない人もいるのね」って思って先に行けるけれども、みんなそこまでやらずに「あ、何かやだ」って言いながらその辺をふらふらしてるから、説明できるだけは一方的にでも説明して、相手のこともわかろうとして。

私は100回ぐらい笑顔を向けてみるとか、100回ぐらいその人を引き出してみようと。もうロールプレイングゲームに近いですね。ことをやって、ダメだったらいいやっていうぐらいやって、やると、意外とコロッと何かいったりすると。

次がまたいけるんですけど、それやってもダメな人もいるので、自分の満足のために、ちゃんとケリを付けながら先に進んで行くイメージです。

質問者:ありがとうございます。

奥田:はい。

シニアほど可能性がある世代はない

司会:他にご質問のある方、いらっしゃいますか。

質問者:先生のこの本もちょっと買って読まさしていただきました。それで、私は企業に勤める「シニア」って言われてる世代にもう入っちゃって、ちょっともう出世ってこと自体おぼつかなくなって。

で、先生の書かれた本「あ、これだ」と思って読んでいて、その中にシニアほど可能性がある世代はないんだと。シニアほど可能性が上がっていくんだっていうようなこともちょっとここに書かれていて「頑張りたい」とすごくやっぱり思うわけですよ。

だけど、具体的にじゃあ、その可能性っていうか、自分の求めているものっていうのは、どうやってこれから。もう残されている会社生活のほうが短い中で、「さて、どうしたらいいんだろう」っていうことで。

ちょっとまだやりたいことをこれからまた見つけながらやっていこうっていう気持ちはあるんですけれども、その辺で特に今日アドバイスって、何かありましたら、ちょっとお願いしたいな、と思いまして。

奥田:わかりました。シニア、シニア言われますけど、私50ですけど、おいくつですか?

質問者:56です。

奥田:ああ。でも、変わんないじゃないですかっていう。でも、これからやっぱり65歳定年はもう当たり前。でも、その65歳では到底年金で暮らしていけない社会になるのは、もうここにいらっしゃる方ってわかってますよね。

ってことは、会社の定年っていうところで終わりに思っちゃダメで、今22歳ぐらいだと思ってないと、生き延びられないんじゃないかなと。でも、そういうときに、私は素晴らしいなと思ったのは、こういうことをやっぱり素直におっしゃって、ここに来てるわけですよね。

それがすごいなあと思うんです。だから、やるべきことのアドバイスがあるとすれば「もう56」っていうのはやめて、56の自分だからこそ、26とつながる意味があるとか、いろんな世代とつながって、いろんな価値観を学ぶというよりは与え合うみたいな気持ちで、いろんなとこに行くといいと思います。

「おじさん56なんだけど、何かできる?」とか言ったらおもしろがる人いっぱいいるので。堂々と言って。

シニア、シニアって言ってたら、私もだんだんめげてくるんですけど。でも「シニアっておもしろいよ」って言ってるのは、できるだけど真ん中の価値観じゃない人が、これからおもしろい世代になってくると。

今、私が先ほど言ったみたいに、今スマホの中にあるものって、若い子の洋服店みたいなもので、キャミソールとか、タンクトップとか、ショートパンツみたいなのしか売ってないのを「お前ら使え」って言われてるようなものだと思ってるんですよ。

そんなこと言われたって、使いたいものがなきゃ使わないですよね。っていうところで、やっぱり自分たちの感覚が、何らかの役に立つんじゃないか、っていう場所に行くと。

あとはだから、上だから偉いと思わずに、みんなと会話する。今この中でも多分、56のおじさん、おもしれえなって思ってる人いっぱいいるなって思っていて。

なので、意外と年とかも素直に言って、でも「おもしろいこと何かやりたいんだし、やれると思うんだよ」って言い続けていたら、おもしろい人集まってくると思うので。

その見つけ方なんですけど、そうは言っても「じゃあ、どうやって見つけるの」って話なんですけど、自分の周りで、ちょっとこいつムカつく、楽しそうにしてるっていうような人の、そのムカつく感みたいなのすごくポイントになって。

ムカつくってことはうらやましさと、なりたい感があったりするので。その人がやってることを全部外して「あ、この方向って自分は好きなんだ」とか言って、素直にとけ込んでみるとか。

あるいは、すごくこの人、大好き、みたいな。すごくこの活動いいな、と思うのをストレートに飛び込んでもいいし。その両方だと思います。

年を取れば取るほど「何か、あいつも」っていうところが実を言うと、自分が行きたいところだったりするんで。ムカつく回数があればあるほど、そこに飛び込んでみる、みたいなことを目指すといいと思います。

質問者:あの、わかりました。はい。ぜひ、実行したいと思います。

奥田:はい。ありがとうございます。

司会:ありがとうございます。上の世代の方にも響いてくださって、すごく感動しました。

奥田:まだ上じゃない、上じゃない。

司会:上じゃないですね。はい。じゃあ、他にご質問のある方お願いします。

嫌いな人とは格闘するな

質問者:よろしくお願いします。私も、先ほどの嫌いな人ともとことん付き合って、辞書を非常に厚くするっていうお話だったんですけども。私は逆に、私自身はピンときたのは、わりと好きな人ととことん付き合って、それで自分もわりと好きなものを追求していくタイプなんですけれども。

それでも結構、奥が深くて。好きで、さらにそれがまた広がって、広がって。で、私が興味を引く人もやっぱり何かを追求していたりとか、そういうおもしろい人が多いんですけれども。

そのときに例えば、権威主義的な人であったり、あるいは、何か本当は好きじゃないんだけど、グループに属してなくちゃいやで、それとか見た目をすごい気にしたり、そういう人とか、いろんなものの辞書を広げることに、すごい、多分私は理解してないと思うんですけれども。

どういう意味があるのかなとか。「あ、この人はこんな人だな」ぐらいで私は何かすごい良かったりして。人生がすごくそういう人たちで、いろんな情報を集めても、ジェネラリスト的に自分がなって、これもわかる、わかる。

でも、何かおもしろくないような気がして。多分おっしゃってる意味を私が理解してないからだと思うんですけども、そこをお伺いしたいなと。

奥田:はい。私が言ってる意味を多分、一番理解してるんだと思うんですけど。多分、どこのページを開くかだけが違って。つまり、私は「この人はそんなに好きじゃないわ。でも、この人のこういう方法もあるんだ」っていうのは、ただ置いとけばいいんですっていうふうに思って。

なので、そこと格闘するなって意味ですよね。格闘せずに、意味づけをすっごい一生懸命やるんじゃなくて、352ページに置いとけ、みたいな。

質問者:あ、なるほど。なるほど。

奥田:自分が使う辞書って本当狭いよね、って話をさっきしましたよね。だからやっぱり自分が使う語彙とか、好きな言葉とか。それはやっぱり何ページも何ページも手垢が付くように辞書ってなると思うんですけど。

人生そういうことで、好きなページだけ開けているうちはいいんだけれども、いざそういう好きだと思ってた人からとんでもない仕打ちをされて「はーっ」て傷ついたときに、もしかすると325ページに置いてあった、あの対処法がいつか役に立つかもしれないな。ぐらいの置き方。

質問者:あ、ちょっとピンとくるところがありました。

奥田:っていう感じなので、そこは手垢付けなくても置いておきましょうっていう。

質問者:なるほど。わかりました。

奥田:はい。なので、言ってる意味は一緒だと思います。開き方の違いだと思います。

質問者:わかりました。ありがとうございます。

高齢者でもチャレンジできる

司会:じゃあ、先ほど手上げてくださった方。

質問者:ええと、私は鹿児島の出身で。

奥田:ああ、そうなんですね。

質問者:今日たまたま奥田先生が鹿児島出身ということと、私、今67歳なんですよ。それで、さっき50何歳でシニアって……。

奥田:年をね、自慢したがるんですよ、こう。

質問者:そう。だからね、50何歳でビックリされたら、私は60歳だなんつったら、なおビックリされちゃうかなって。わざとだったんですけれども。で、私は去年の11月に一般社団法人国際ビザ実務研究会っていうのを立ち上げたんですね。

それはやろうと思ってずっと夢を描いてきたわけじゃなくって、今までの仕事の集大成として、よし、こういうものが世の中に役に立つだろうなって。ビザっていう査証ですね。観光。観光以外の就労ビザとか、学生ビザもあると思いますけど。

そのビザっていう言葉は知ってても、内容までよく知ってる方が少ないんじゃないかっていうことが、ビザの仕事をして15年ぐらいになりますけど、その中間ぐらいで思ってまして。それで退職して、細々した顧客をやっていきながら、ビザの重要性に目覚めて、昨年そういう一般社団法人を立ち上げたわけなんですね。

ですから、まだ人を使える雇用力は持ってませんので、それみんな、バックに必要があったときにはお手伝いしてくださいと。必要に応じたお支払いはします。という形でやってるんですけれども。

アメリカ大使館とか、中国大使館とか、今度フィリピン大使館の領事招いたセミナーをするようになってますけれども。私も、だからね、私の年忘れてたんですけど、皆さん「え、その年になって起業するの」と言われたの、ものすごくやっぱり珍しいのかな、と思って。

ですので、ここにいる方々、皆さんお若い方ばっかりだと思いますけれども、やっぱり何か目的とか、何か自分のできるものを掘り下げていくとか、そういうことやってると、必ず何か自分が世の中で生きていける場所が見つかるっていうような感情を持ってます。

これは高齢者として、今までいろんな体験して、生きてきた中で言えることだと思うんですけれども。やっぱり常にいくつの年代になっても、自分の実現スイッチというか、自分のやりたいこととか、自分の得意なこととか、それが社会にどれだけ受け入れられるかとか、そういうことを念頭に持ってると、その人なりの生き方ができてくるんじゃないかなと。

まあ、これ老婆心ながら、言わさせていただきました。どうもありがとうございました。

奥田:はい。ありがとうございます。

司会:ありがとうございます。じゃあ、最後にお一人ぐらいですかね。時間的に、ご質問のある方。

奥田:いいですよ、質問じゃなくても、自分が大丈夫だと。こういう何かみんながしゃべれる場所になってるのが私は嬉しいので。「私は何歳なんだけど」みたいな、言える場ってなかなかないので、何でもいいです。ていうかもうあと5分で終わりになるので、最後かな。

司会:はい。

自信は行動した結果からしか生まれない

質問者:貴重なお話、ありがとうございました。

奥田:いえいえ。

質問者:私、転職して今の会社に入ったんですが、今の会社選ぶにあたっての一番の基準が、残業がないことという条件で探して決めました。

というのも、その時は独身だったんですが、結婚してから仕事を続けていくにあたって、残業がない会社でなければ続かない、と思ったからそうしたんですけれど。

というのも、子どもができることを前提に考えていたので、結婚というものに対して。でも結婚して、子どもができなくて、それで残業がないような職場を選んだので。非常に楽というか、時間的にやりやすいんですけれど、反面もの足りない部分も感じています。

ただもう、そういった方向選んで、年齢的にもこの先また転職っていう、会社辞めるっていうのは、なかなかリスクも大きいと思うので。ここで方向を変えるというよりはもう、価値観を変えなければいけないなと思うんですけれど。

でも、なかなか結婚して子どもができて働き続けるというのが今すごく、世の中でも推奨されているので、それではなくて、子どもがいないけど堂々としていられる、というのが難しく感じるんですけれど。

今まで自分がこれがいいと思って考えていたけど、そうはならなかったときに立ち直れるというか、ガラッと価値観が変わるような、何かアドバイスがあればな、と思います。

奥田:はい。リスクがあるから行動しないわけですよね。でも、これからって「行動しないことがリスク」ってよく言葉では言われて。

みんな「その言葉は知ってるわ」と思うと思うんですけど。私は自信っていうものは、行動した結果からしか生まれないと思っています。だから、いくら本を読んでも、まあ、本屋さんで言う話じゃないですけど、本読んだって自信出ませんよ(笑)。ね。

でも、本は大事なんです。行動するきっかけになるから。なので、行動して、私はここがいいんだ。こういうことができるんだ。っていうことしか自信にならないし、その先の選ぶ自信もできない。

と考えると、今もう、そこまで口にできているんであれば、全てを守ること、私は残業しないっていうことで選択したことは、良かったんじゃないかと思います。ちゃんと理由があって選択したんだから。

で、その次に行きますと。もう変化してるんですよね。変化してく中では、選択をし続けることがリスクになんないんだと。今どんどん変化して、子どもを欲しいと思ったけれども、子どもがいない状況で、ってもうどんどんいるはずだったものが変わっていく中では、自分がその速度と同じように、選択を変えていく。

でも、選択を変える時に、別にいきなり会社を切らなくてもいいじゃないと。残業しない選択をまずしたんであれば、そこに何かバッファとか余りが出ますよ。

余りがあるんだったら、あ、だったら次の仕事に役立つような何か勉強をするとか、勉強会に出るとか、単純に違うお友達とつながる時間を得るとか。

なので、ふらふらともう、全部パッて切らなくても「あ、ここが変わったんだ。隙間ができたな」と思ったら、その隙間に何か行動を埋めていく。なので「あ、私はもう動けません」じゃなく、「あ、時間が3時間できました。この3時間を何の行動で埋めようか」っていうことって、これは変化です。

だから、わざわざすごく頭でっかちに考えなくても、何か一つ昨日と違った行動をそこの隙間に埋めていくことをずーっとやってたら「あ、何かここまでできたんだったら、次に行こうかな」と思って積極的に転職をするかもしれないし。

そうこうするうちに、子どもがいる生活になるかもしれないし。そうこうするうちに何か破局になるかもしれないしっていう。わからないわけですよ、だから、ね。極端な話をすると。ってことは、動けるようになった自分が一番強い。

だから動く練習をするっていうのが多分今、すごく一生懸命勇気を持って伝えてくれたと思うので。そこに対する、今一番私が言える回答です。

質問者:どうもありがとうございました。

奥田:はい。

司会:ありがとうございました。じゃあ、ここで一度質疑応答は一区切りとさせていただきまして、本日の講演をここで一旦終了させていただきます。本日はどうもありがとうございました。

奥田:ありがとうございました。

(会場拍手)

[logmi]

Posted by nob : 2015年04月13日 16:40

花は毎年咲く、、、人も何度でも咲ける。。。

憧れたものには もうなれないとしても
この道を歩いてみよう 旅を続けよう

正直に生きることの難しさを
噛み締めながら それでもまだ
私を続けよう

春がきた
今年もまた新しい花が咲くのです
同じ春など二度とないから

何度でも花が咲くように
私を生きよう

[「何度でも花が咲くように私を生きよう/福山雅治」より抜粋]

Posted by nob : 2015年04月13日 16:25

未知なるものの価値

新たに知ることが

新たな行動を生みます


できるということは

すでに知っているということです


できなければ

反復しましょう


[吉田松陰]

Posted by nob : 2015年04月11日 21:50

幸せとは、心の中に自ら種を蒔き大切に育んでゆくもの、、、幸せを願うも、種蒔きを始めず、不幸せに留まり続けんとする自らに気付くことから。。。

■自分にとっての幸せを見つけるヒントになる質問

99U:多くの人が「幸せを見つけることが難しい」と感じるのは、自分が幸せになるために何が必要かということについて、時間を取って真剣に考えられていないからです。

仕事で行き詰まったり、失敗してイライラしたりすると、多くの人は、その怒りの気持ちや絶望感に浸っているだけで、具体的に何を変える必要があるのか? と自分に問いかけることをしません。

ですから、幸せになるために必要なものは何かを考える時間を取ってください。そうすることで、生きるのが楽になるだけではなく、幸せであることで生産性は高まり、熱心に仕事に取り組むことができ、創造力も豊かになります。

「Thought Catalog」でKo Im氏は、自分が幸せを感じるパターンを多く見つけるのに役立つ質問を提示しています。いくつかお気に入りを紹介します。

・自分の身に起きた1番良い出来事は?
これに答えることで、幸福な記憶を思い出すだけではなく、自然に感謝の気持ちが生まれます。また、皆さんの視野の広さもわかります。その出来事は、特定の出来事ですか? それとも「生まれてきて良かった!」というような全体的なことですか?

・自分の好きな所ベスト5は?
そうです、自分で自分のことをほめちぎりましょう。

・他の人が3つの形容詞であなたを言い表すとしたら?
皆さんを表す形容詞には、良いものもイマイチなものもあるでしょう。主観的な認識と現実は相反します。大切なのは、自分を知った上で自信を持つことです。

・次の文章を完成させてください。「私の夢は○○です」
怖がらずに書いて声に出して言ってみてください。なんだったら屋根の上から叫んでください! もし、自分以外に誰も読まないし見ても聞いてもいないとしたら、空欄に何を入れますか?

何をすれば楽しくなり、心が満たされ、刺激を受けるか? といった自由回答式の問いについて考えることで、あなたが感じる幸せの尺度が明らかになります。

しかし、幸せの本当の意味とは一体何なのでしょうか? 満足感や充実感、情熱や喜び、それとも、その組み合わせでしょうか?

皆さんにとって意味のあることこそが幸せなのは1つの真理です。幸せにたどりつくためには、自分が幸せを感じ、幸せな状態を生み出してくれる物や行動が何であるかに気づくことです。まずは、上に紹介したような質問を使いながら幸せについてじっくり考える時間を作ることから始めましょう。

How To Find What Makes You Happy|99U

Allison Stadd(原文/訳:コニャック)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年04月11日 09:41

何もせずとも、何にもならずとも、何も持たずとも、、、明るく楽しく生きられることを知ること。。。

「自分」というものが、自分の自由にならない

これが依存している状態です


すべてがぼんやりとしており

自分が何をしてよいのか

何をしたいのかわからない

あるいは、わかっているとしても、それができない


自由に生きているという人も

ただ自分の欲に突き動かされて行動しているだけで

真に自由な心を手に入れているわけではない場合がたくさんあります


[吉田松陰]

Posted by nob : 2015年04月07日 12:32

私は何時も何事もただ成り行きに心身を委ねています。。。

■「眠れなくてもベッドに入ってたほうが良い」は嘘!眠れない時にすべき唯一のこと

睡眠コンサルタントの友野なおです。

世の中には“睡眠神話”なるものがいくつも存在していますが、そのひとつが、「眠れなくてもベッドに入っていたほうが良い」という話。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

確かにベッドに横になっていれば体は楽ですし、さらに目を閉じていれば視覚からの情報をシャットアウトすることができるので、脳を多少なりとも休ませることが可能です。しかしそれ以上に、この行為は不眠を助長させてしまう恐れがあるので、おすすめはできません。

長時間眠れずにベッドに横になっていることで、どんどん「眠れない」ことを意識するようになり、交感神経が優位になってベッドが「リラックスモードの場所」から「戦闘モードの場所」に切り替わってしまうことも…。

こうなると、その日の晩だけでなく、翌日からも「また眠れないのでは?」という不安に襲われ、快眠を得ることが難しくなってしまうのです。

■羊を数えても眠れません

雄大な草原でのんびり暮らす羊を思い浮かべながら数を数えると入眠がサポートされそうですが、羊の数が増えれば増えるほど眠れていないことを実感してしまい、かえって焦りから入眠が妨げられることも!

そもそも、羊は英語で「シープ(sheep)」と発音するときに深く呼吸を吐くので副交感神経が優位になるとか、「シープ」と「スリープ」の発音が似ているから数えている間に眠りの暗示を自分にかけられる、などといったようなことがこの話の由来だといわれています。よって、残念ながら日本語で数えても意味はないのです。

■なかなか眠れないときの対処法

では、なかなか寝付けないときにはいったいどうすれば良いのでしょうか?

答えはとてもシンプル! ベッドに入ってから30分以上眠れない場合は、一度ベッドから出ることがベストです。ベッドから出たあとは、自然と眠気が訪れるまで本を読んだり、洗濯物をたたんだり、アイロンや靴磨きなどの単調な作業を行うのが理想的。

間違っても、眠れないからとスマホをいじったり、テレビを観たりしないように注意してくださいね。そして、少しでも眠気を感じたら速やかにベッドに戻りましょう。

「眠れない」背景にはストレスが大きく関係しているケースが多いので、日々ストレスを溜め込まぬよう、上手に発散することを心がけてください。

(文/睡眠コンサルタント・友野なお)

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年04月07日 12:08

語りかければ応えてくれる、、、自らの心身との対話力は日々高めてゆける。。。

■「午後の睡魔」に打ち克つには、これをしよう
ガムを噛んだりしなくても、これなら簡単

安達 純子
医療ジャーナリスト

ガムや飲み物がないとき、午後の眠気をどう振り払う?

新年度が始まった。電車に乗るとわかるが、いろいろな行事で何かと多忙なのか、お疲れ気味の人が少なくない。加えて、春のポカポカ陽気で、特に午後になると強い眠気に襲われることがある。

頭の回転はスローになり、まぶたも下がり気味。飲物があれば、ひと口飲んで眠気を吹き飛ばすことも可能だが、そういうときに限って飲み物がない。しかも、ガムや清涼菓子を気軽に口に入れられる雰囲気ではなく、こっそり手の甲をつねっても、痛みよりも眠気が勝る。さて、こんな「午後の睡魔」に対し、道具を使わずに打ち勝つ方法があるのだろうか。

日本ブレインヘルス協会理事長でもある、古賀良彦・杏林大学医学部教授(精神神経科学教室)がアドバイスする。

「生体リズムには、眠くなる時間帯が昼も夜も2時~4時で、これを睡眠圧力といいます。午後の2時~4時の会議では、眠くなりやすいのです。このとき、自律神経のひとつ交感神経を優位にすると、眠気を覚ますことは可能です。一般的に、リラックスするため副交感神経を優位にする自律訓練法は、よく聞かれるでしょう。それを逆にすると交感神経を優位にすることができます」。

古賀教授が伝授する眠気を吹き飛ばす方法は次のとおり。①心の中で「額が温かくなる~」と、自分に言い聞かせる。②次に、「お腹が冷える~」と思う。たったこれだけ。

「交感神経が優位になると、額は温かく、内臓は冷える傾向にあるのです。それを意識して心の中で自分に言い聞かせると、緊張感も高まり、眠くなりにくくなるといえます。もうひとつ、たくさん息を吸い込むことでも、交感神経を高めることは可能です。ただし、息を吸い込み過ぎると、特に若い女性は、過呼吸になりやすいので、あまりお勧めはできません」(古賀教授)。

昼休みに「目覚めの条件づけ」をする

とはいえ、「額を温かく、内臓を冷やす」、と自己暗示をかけても、簡単に眠気を吹き飛ばせない人もいるだろう。そんなときには、昼休みを活用するのが一考だ。

「人間の身体は、『条件づけ』をすることで、眠ったり、覚醒したりすることができます。朝起きたときに、歯を磨き、コーヒーを飲みながら朝食をとり、スマホなどをチェックする。これを繰り返すと、条件的に脳の覚醒が促されるようになるのです。それを昼休みにも応用すると良いでしょう」(古賀教授)。

たとえば、昼食後にコーヒーを飲み、ハミガキをして、スマホやパソコンを見る。スマホやパソコンのブルーライトには、睡眠を妨げる作用もある。その作用を最大限に活かすには、朝起きてスマホを見るときに、天気予報、通勤電車状況、ニュースなど、順番を決めておく。そのサイトを昼休みにも見るのがコツ。「朝のスマホの目覚めの儀式」を昼休みに繰り返すことで、睡眠圧力を退けることも可能になるそうだ。

「お昼休みに5分程度スマホのゲームをするのも良いでしょう。職場でスマホをチェックしづらいのであれば、ストレッチなどで身体を動かすのも効果的です。コミュニケーションと運動は、目を覚ますのに役立ちます。それでも眠気が強い場合は、20分以内の『ショートナップ』を活用しましょう。昼食を食べると、副交感神経が優位になって眠気が強くなる傾向があります。ちょっとだけ睡眠をとることで、午後の眠気を防ぐことができるのです。ただし、20分以上寝てしまうと、夜の睡眠に影響を及ぼすので注意が必要です」(古賀教授)。

昼間の睡魔をつくっている原因は何だろうか。例えば夜にスマホのSNSやゲームを行うと、前出のように睡眠を妨げる作用があり、目はギラギラ。深夜2時の睡眠圧力によって眠りにつくものの、早朝6時台の起床時間では頭がボーッとしてしまう。このような睡眠不足の状態では、昼間の眠気も強くなりがちだ。

夜しっかり眠るための条件とは?

「日本人の平均睡眠時間は6時間台と報告されています。米国の疫学調査で、7時間の睡眠時間は死亡率が低いとの結果もあるだけに、日本人は睡眠時間が短いといえます。20代~50代の睡眠障害の人も多い。しっかり目覚めるには、まずは夜の睡眠を7時間とることをお勧めします」(同)。

夜ぐっすり寝るためには、昼間の目覚めるための方法を逆にするだけだ。夕食をとり、歯を磨き、スマホは見ずに翌日の準備を整え、本を読み、音楽を聞くなどして、副交感神経を優位に導き、リラックスする。そして、布団の中で「額が涼しくなる~」「お腹が温かくなる~」と、昼間とは逆のことを繰り返すと、寝つきが良くなりやすいそうだ。

「睡眠不足の状態が続くと、食欲を増進させるホルモンの一種グレリンが分泌されやすくなり、体重が増えるだけでなく、生活習慣病などに結びつきます。不眠による糖尿病や高血圧の発症リスクは、そうでない人と比べて2倍以上といわれているのです。昼間しっかり起きるためだけでなく、健康のために毎日7時間の睡眠時間を確保するようにしましょう。また、うつ病の人の自覚症状として、不眠や食欲不振なども特徴的です。夜眠れないだけでなく、早朝覚醒といって夜中に目が覚めてしまうのです。眠りたいのに眠れないときには、一度、専門医に相談してみると良いと思います」と古賀教授はアドバイスする。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2015年04月07日 11:54

人の数だけの旅がある。。。

旅は一つの実体である。

そこには性格があり、気風があり、個性があり、独自性がある。

旅は人間である。

同じものは二つとない。

[スタインベック/大前正臣訳]

Posted by nob : 2015年04月07日 11:51

すべては幻想。。。

窓の外を見たり、なにかほかのものを見るとき、自分がなにを見てるかわかるかい?

自分自身を見てるんだ。

ものごとが、美しいとか、ロマンチックだとか、印象的とかに見えるのは、自分自身の中に、美しさや、ロマンスや、感激があるときに限るのだ。

目で見てるのは、じつは自分の頭の中を見ているのだ。

[フレデリック・ブラウン『シカゴ・ブルース』/青田勝訳]

Posted by nob : 2015年04月04日 14:51

「栄養のバランス&糖と脂肪のコントロール」が食生活の根幹。。。

■“内臓脂肪”と“代謝の低下”が原因だった?
年を取ると腹まわりから太る理由

内臓脂肪とは、文字通り内臓の周囲に分布する脂肪のこと。つまり内臓がたくさん詰まったお腹まわりは、加齢によって代謝が低下することで、いっそう脂肪がつきやすくなる部位なのだ。突き出たお腹は実年齢以上におっさん臭く見えるのでご注意!

日々の乱れた食生活や運動不足がたたり、ちょっと油断すると途端にお腹まわりがキツくなるお年頃。

それにしても、年齢を重ねるごとにお腹まわりにばかりぜい肉がつきやすくなるのは気のせいか。それとも、お腹の脂肪は実感しやすいだけで、全身まんべんなく脂肪が増えているのだろうか?

「気のせいではありません。加齢とともに腹部にばかりぜい肉がつきやすくなるのはれっきとした事実です。これは皮下脂肪の影響も当然あるのですが、どちらかといえば“内臓脂肪”が増えていることによって起こる現象なんです」

そう語るのは、新宿ライフクリニックの須田隆興先生だ。一体どういうこと?

「皮下脂肪とは別に、内臓脂肪というものがあるのはよく知られていますが、これは文字通り、腸や肝臓など内臓の周囲に分布する脂肪のこと。皮下脂肪と同じ白色脂肪(中性脂肪を溜め込む組織)で、内臓が偏在する腹部につきやすく、他の部位よりも相対的に胴まわりが肥えているケースでは、この内臓脂肪の比重が無視できません」

つまり、お腹は内臓が詰まっている場所だから、内臓脂肪もそこに溜まるという理屈だ。

「この内臓脂肪がつく要因としては、糖分の過剰摂取や運動不足などと並び、加齢が大きく影響します。代謝特性を比較した場合、内臓脂肪は皮下脂肪よりも代謝によって分解されやすい性質があるため、加齢とともに代謝そのものが低下することで、腹部の肥満につながりやすくなるわけです」

結論として、年を取るとお腹まわりから太るというのは、医学的にも根拠のある現象だった。…だからといって、「しょうがないか」とあきらめてはいけない。食生活の見直し、運動の習慣付けなど、できるかぎりの努力をしよう。

(友清 哲=取材・文)


■北嶋佳奈のビジネスマン栄養学
糖質過多で肥満や骨の老化が加速

糖質は重要なエネルギー源 肥満などをもたらすが、不足も問題 本間昭文=イラスト糖質は重要なエネルギー源 肥満などをもたらすが、不足も問題 本間昭文=イラスト

でんぷんや果物などに多く含まれる糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶ三大栄養素のひとつで、エネルギー源として欠かせないものです。糖質を大幅に制限することには賛否がありますが、いずれにせよ摂りすぎは肥満以外にも、体に様々な悪い影響を及ぼします。

糖質はブドウ糖に変化してエネルギーになります。しかし摂りすぎると血中の中性脂肪が増えたり高血糖状態が続き、血流が悪化して肩こりなどを招きます。また、過剰な糖質と体内のタンパク質が結合することを「糖化」といい、骨の老化などが加速するといわれています。

一方、極端な糖質制限もおすすめできません。脳のエネルギーとなる糖質が不足すると、頭がぼーっとするなどの可能性があります。

1日に摂るべき糖質摂取量は、男性(18~49歳)の場合だいたい350gほどが目安といえますが、ごはん1杯(150g)だけでも55gもの糖質が含まれているので、摂りすぎに注意した食事を心がけましょう。

富永玲奈(アート・サプライ)=取材・文


■身体にまつわる都市伝説 第218回
米を食べ過ぎても糖尿病になるの?

米もうどんも、要はバランスが大切。炭水化物だけを過剰摂取することは、生活習慣病の原因になる。

米は日本人の主食。炊きたての美味しい白米にありついた時、「日本人でよかった!」としみじみ感じ入る人は少なくないはず。

しかし、炭水化物の摂り過ぎはダイエットの大敵といわれ、昨今はごはんやパン類・麺類を控えめにする人も増えてきた。うどんの消費量No.1を誇る香川県が、人口当たりの糖尿病患者数で全国ワーストなんて話を聞くと、炭水化物の摂り過ぎを心配する気持ちもわからなくはない。ただ、大好きな米を控えなければいけないのはちょっと寂しいが…。

実際のところ、炭水化物にはどのくらいのリスクがあるのだろう? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「炭水化物というのは糖質ですから、過剰に摂取すれば、糖尿病をはじめとする生活習慣病の原因になるのは事実です。それは米やうどんにかぎらず、パンやソーメンなども同様。また、炭水化物を摂り過ぎて肥満化するとインスリンというホルモンの動きが悪化し、それが糖尿病の発症リスクを高めることにもなります。体調がすぐれない時など、“今日は軽めに素うどんですませよう”という人もいますが、これは生活習慣病の予防を目的とした場合、ほぼ糖質だけを摂取しているのに近いので逆効果ともいえます」

もちろん、人が活動するうえで炭水化物は重要な栄養分だが、過ぎたるは及ばざるがごとし、ということだ。

「食事において重要なのは栄養バランス。生活習慣病を予防するためには、脂質・タンパク質・炭水化物・食物繊維をバランスよく摂取し、かつ、全体のカロリー量を控えめにすることが大切なんです。その意味では、汁物やサラダ、その他のおかずとセットアップしやすいお米は、バランスさえとれていれば決して健康に悪いものではありません。また、食べる時間帯にも気をつけたいですね。朝食で摂取する炭水化物は、消費されやすく体内に蓄積されにくいですから、白米が大好物だという人は、朝の米食を習慣にしてはいかがでしょうか」

末永く美味しい食事を満喫するためにも、今のうちから肝に銘じておいた方が良さそうだ。

(友清 哲)


■食欲を抑え、メタボや肥満を予防する!
ナッツ類はダイエットの味方?

メタボの診断基準は日本とアメリカでは腹囲の基準が異なるだけで、ほかは同じ基準が用いられているメタボの診断基準は日本とアメリカでは腹囲の基準が異なるだけで、ほかは同じ基準が用いられている

「アーモンドやくるみなど、ナッツ類は美しく痩せるために摂取するといい」と、よく耳にします。どちらかというと、油分が多くてカロリーが高いイメージのナッツ類ですが、その噂は本当? 医学博士の白澤卓二先生に聞きました。

「アーモンドを食間のおやつに食べると、血糖値の上昇度合いを抑えられることが、オーストラリアとアメリカの大学の共同研究から判明しています。午前と午後のおやつに43gのアーモンドを食べたグループと食べていないグループとを比較したところ、食べたグループは血糖値の上昇度合いが抑えられていたのです」

血糖値とは、血液内に含まれるブドウ糖の値のこと。ごはんやパスタ、スイーツなどから糖質を摂取すると、体内で分解されてブドウ糖になります。ブドウ糖は生活に必要なエネルギー源ですが、糖質を摂取しすぎると血糖値が急上昇! 血糖値を下げるために、体内でインスリンが大量に分泌され、血中のブドウ糖が中性脂肪として溜めこまれてしまうそう。食間にアーモンドを食べることで血糖値の上昇を抑えられるとは、嬉しい事実です!

「ほかにも、ナッツを多く食べている人(1日平均16g)は、ほとんど食べていない人(1日平均5g)に比べ、メタボリックシンドロームの発症率が低いことが、アメリカの大学の研究からわかっています。前者は後者に比べ、メタボ発症率が32%も低かったのです」

白澤先生によると、この結果には「ナッツの食欲を抑える効果も関係している」のだとか。ナッツを食べることで、血糖値の上昇が抑えられて脂肪を溜めこまないだけでなく、そもそもの食欲を抑えるから過食を防ぐという、ダブルの効果が得られるということ!

「また、ナッツに含まれる成分も要注目です。ナッツに含まれる栄養素、オメガ3脂肪酸が動脈硬化や心臓病の予防に効果的とされるほか、健康維持に有効なファイトケミカルも豊富に含まれています」

ナッツは種類により異なる栄養成分を含んでいて、アーモンドは活性酸素を取り除くビタミンEが豊富。ピスタチオは塩分によるむくみを改善するカリウム、マカダミアナッツは糖尿病を予防するパルミトレイン酸、カシューナッツにはアンモニアなどの毒素を排出してミネラルを運ぶアスパラギン酸、ヘーゼルナッツにはイライラ解消に役立つビタミンB1が豊富。また、くるみはオメガ3脂肪酸の含有量がナッツのなかで断トツだとか。

「ナッツは1日50gほどの摂取が理想的。たくさん食べる予定があるときは、その前に食べておくといいでしょう。ひと口に15回を目安によく噛んで食べると、少量でも満腹感がありますよ」と白澤先生。ダイエットどころか、健康に長生きするためにも、ナッツを取り入れた生活は効果がありそう。小腹がすいたときは、ナッツを食べてみましょう!

(富永明子)


[いずれもwebR25]

Posted by nob : 2015年04月04日 14:35

常に体内では良性と悪性細胞増殖の鬩ぎ合いが、、、そもそも癌は病ではありません。。。

■ゲッ…拍子抜け!がん患者が増えているのは単に「日本人が●●」だから

いまや“3人に1人”がかかり、昭和56年から日本人の死因第1位になっているがん。1/3の確率ですから、誰でもなる可能性があり、もはやひとごとではありません。

ところで、なぜ日本人にがんが増え続けているのか、疑問に感じませんか?

そこで今回は、国立がんセンターがん予防・検診研究センター・センター長の津金昌一郎さんの著書『がんになる人 ならない人 科学的根拠に基づくがん予防』などを参考に、日本人にがんが増え続けている理由とそれに伴う予防法をご紹介します!

■“がんによる死亡が増え続けている”理由は?

“がんによる死亡が増え続けている”原因というと、日本人の体質変化、環境汚染、がんの悪性度が増していることなどが理由ではないか、と考える方もいらっしゃることでしょう。同著によれば、上記はいずれも科学的な根拠はなく、がんが増えている単純な理由は、“日本人が長寿になった”からとのこと。

<(略)日本でがんになる人やがんで死亡する人が多くなったのは、寿命が伸び、人口構成が高齢化していること、すなわち、がんになる確率の高い年齢層の国民が増えていることを反映しているのです。>

健康長寿はたいへん喜ばしいことですが、上記のとおり、長生きによるがんなどの病気のリスクは、今から念頭に入れておく必要がありそうです。

■日本人が80歳までにがんになる確率は?

また、同著によると、日本人が80歳までにがんになる確率は、男性で3人に1人、女性で5人に1人になるとか。

<さらに、85歳までとなると男性では2人に1人、女性では4人に1人とがんのリスクは一段と増大します。>

最新のデータを見ると、2012年の日本人の男女合わせた平均寿命は84歳で、世界長寿になっています。上記の確率を見ると、風邪を引くのと同じか、もしくはそれ以上にありふれた病なんだということがわかりますね。

■日本人のためのがん予防法!

これまでのなかで、がんは誰にでもなりうる病だということがわかりましたが、私たちが予防のためにできることって具体的に何があるのでしょうか? 国立がん研究センターがん予防・検診研究センターのHPを参考に、“日本人のためのがん予防法”をご紹介します。

(1)たばこは吸わない。他人のたばこの煙をできるだけ避ける

(2)節度のある飲酒(日本酒なら1日1合、ワインならボトル1/3程度)

(3)食塩の摂取は最小限に、野菜や果物をよく摂り、バランスの良い食生活を

(4)1日60分を目安に適度な運動を行う

(5)中高年期男性のBMI値は21~27、女性は21~25の範囲内を目指して体重管理

(6)一度は肝炎ウイルスの検査を受けること。機会があればピロリ菌の検査も

なんといっても、がん予防の最も大きな効果が期待できるのは、(1)の禁煙なんだそうですよ。たばこを吸っている人は健康のことを考え、できるだけ吸わないように心がけたいですね。

以上、日本人にがんが増え続けている理由と予防法をご紹介しましたが、いかがでしたか?

がんは老化現象により起こるものとも考えられているので、誰しも年をとれば、がんになる可能性があることになります。ですから、がんになるリスクを極力下げるためには、日ごろの地道な取り組みが重要といっても過言ではないでしょう。ご参考にしてみてくださいね。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年04月04日 14:18

最強の執着は「私」/Vol.2

捨てるためには、自我が実在しなければなりません。

ですから、「自我が錯覚であることを発見しなさい」と言います。

言い換えれば、「解脱に達しなさい」という意味になります。

自我は錯覚であると発見した時点で、自我に対する執着も消えるのです。


自分を捨てる必要も、自我を捨てる必要もありません。

自我は錯覚なので、捨てられるものではありません。


しかし、「自分」という気持ちは実感なのです。

この実感は、感覚から生まれるものです。

物ごとを感じることが感覚なのです。

その感覚は、瞬間、瞬間に変わってゆくものです。


私たちは、感覚に対して「私」という言葉を使っています。

楽しい、悲しい、寂しい、羨ましい、などの言葉も、感覚を表しています。

ありのままに見る人々は、感覚は瞬間瞬間生まれては消えるものだと、原因によって感覚が現れるのだと、感覚をありのままに見ないから自我という錯覚が起こるのだと、発見するのです。


[執着の捨て方・「私」を手放して自由になる/アルボムッレ・スマナサーラ]

Posted by nob : 2015年04月04日 10:46

最強の執着は「私」

みんな誰でも「私」がいると思い込んでいますが、「私」は存在しません。

自我があるとは、科学的に証明されていません。

脳の中を調べても、自我がどこに存在しているかわかりません。

「私」というのは幻覚なのです。


身体は常に変化し続け、感情も変化し続けています。

さっきの私の身体と、今私の身体は別ものです。

さっきの心と今の心も別ものです。

身体も心も実体がありません。

だから、「私」と思い込んでいるものは、じつはすべて無常で変化し続けているもので、実体がないのです。


誰でも、こうした自分に執着しています。

実体がない錯覚とはいっても、自分に対する愛着(=執着)は捨てられませんし、捨てたくありません。

だから、強烈で最強です。

しかし、こうした「自分はいる」という「我論」があるために、そのほかのすべての執着が生まれ、すべての苦しみをつくるのです。


[執着の捨て方・「私」を手放して自由になる/アルボムッレ・スマナサーラ]

Posted by nob : 2015年04月04日 10:16

流れを変えるのは自分の行動

幸運とか不運というものは

天から無差別に降ってくるものではなく

すべて自分の方から求めているものなのです


そのことを思い出すことができれば

他人のせいにしたり

組織のあり方に腹を立てたりすることなく

「自分の行動を変えよう」
という発想に行き着くことができるはずです


[吉田松陰]

Posted by nob : 2015年04月03日 10:04

健康で暮らせてこその老人天国。。。

■都内の高齢者 10年後は「4人に1人が介護必要」 現役世代の負担激増

 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる平成37年には、東京都内の高齢者の4人に1人に介護が必要となり保険費負担が増加する。そんな推計が27日、都が公表した「都高齢者保健福祉計画」で示された。支えるためには現役世代(15~64歳)の35人に1人が介護職に従事しなければならない。だが、全国平均に比べれば、高齢化率はまだ低い水準という。

 同計画は、都が平成27年度から3年間の福祉政策の指標とするために策定。今回は団塊の世代が75歳を迎える10年後の「2025年問題」に焦点を当てた。これによると、後期高齢者は5年後の32年に171万人となり、65~74歳の前期高齢者(153万人)を超過。37年には約198万人に及び、都内の人口の15%を占めるようになる。

 さらに要介護認定者は27年の約57万人から20万人増の約77万人に。これは65歳以上の高齢者の24.5%にあたる数字という。

 また、これに伴い、各種サービスにかかる介護保険給付費も27年度の8363億円から1兆2107億円に増加。65歳以上の都民が支払う介護保険料の平均月額は現在の4992円から、10年後には8436円に上昇する見通しという。

 要介護者の増加に対応するため、都は37年までに特別養護老人ホーム1万8千人分▽介護老人保健施設9700人分▽認知症高齢者グループホーム1万600人分-を新たに整備し、10年後には17万4374人に上るとされる施設・居住系サービス利用者を受け入れる計画を示した。

 一方、それを支えるためには32年度の介護人材が、同年度の生産年齢人口(15~64歳)854万人の約3%にあたる計24万7786人必要といい、学生や主婦も含めた現役世代の35人に1人がヘルパーなどの介護職に就くことが求められるという。

 だが、これでも37年の都内の高齢化率は25.2%で、全国平均の30.3%よりは低い。都は「介護職員の昇級を促すキャリアパス制度などを活用し、これまでの増加率に加え、さらに年間3千人の介護従事者を確保すればいい。実現可能な数字だ」としている。

[産経ニュース]

Posted by nob : 2015年04月03日 09:58

私も普段から舌で免疫力を簡単チェックしています。。。

■「舌苔」がんリスクか 原因化合物、口中で高濃度 岡山大など発表

 舌の表面にできる白い汚れ「舌苔」が多い人は、口や喉(のど)のがんの原因になるとされる化合物「アセトアルデヒド」の口中濃度が高いことを岡山大と北海道大のチームが突き止め、発表した。舌苔を取り除くと、濃度が下がることも確認しており、舌をきれいにすることが、がん予防につながる可能性があるとしている。

 チームによると、舌苔は食べかすや口の中からはがれ落ちた粘膜細胞、細菌がたまったことによる汚れ。口の中が乾燥しやすいと付着しやすく、口臭の原因ともされる。

 研究は健康な男女65人を対象に実施。その結果、舌苔が舌全体の3分の2以上付着した人の呼気中のアセトアルデヒド濃度は、付着が3分の1以下の人の約3倍に達していた。口の中のアセトアルデヒドは喫煙や飲酒などで発生するとされるが、チームは舌苔に含まれる細菌もアセトアルデヒドを作り出しているとみている。

 チームの岡山大病院歯科医師、横井彩さんは「舌苔と発がんとの詳しい関連性や、どんな細菌が関与しているのかさらに調べたい」と話した。研究成果は海外の科学誌電子版に掲載された。

[産経ニユース]

Posted by nob : 2015年04月03日 09:48

拍手っ!/全員でゴールを目指す、、、たったこれだけのことながら、これまで日本代表が一度もできなかったこと。。。

■ハリル監督5発連勝 日本に魔法? 改革手応え

<国際親善試合:日本5−1ウズベキスタン>◇3月31日◇味の素スタジアム

 バヒド・ハリルホジッチ監督(62)率いる日本代表が、2連勝でチーム改革を軌道に乗せた。日本(FIFAランク53位)はウズベキスタン(同72位)と対戦。MF青山敏弘(29=広島)の代表初得点などで完勝した。3月27日のチュニジア戦から先発全員を入れ替え、本職とは違うポジションでの選手起用も試すなど大胆なテストも敢行。この2試合で招集したフィールド選手全員を起用し、06年のオシム監督以来となる就任からの2連勝を飾った。

 魔法のタクトが日本のファンに示された。後半。日本の攻撃スピードが、一気にアップした。同9分。自陣でボールを奪って速攻につなげると、DF太田の左クロスからFW岡崎がチーム2点目。その後も前線のスペースに選手が走り、スピード感あふれるカウンター攻撃を連発した。

 得点シーンで。そして得点には至らないシーンで。ハリルホジッチ監督は満足げに、拍手でプレーをたたえた。「後半は効果的で素早い攻撃ができた。戦術を変えて、何点かとれた。ゴール自体もスペクタクルだった」とうなずいた。前半から攻撃が一変したのには、理由があった。試合後の会見で「ワナをしかけました」とタネ明かしをした。

 ハリルホジッチ監督 高い位置からプレスにいけと指示してきたが、試合では修正もする。ワナをしかけないと。守備ブロックをあえて下げた。これがワナ。相手を前に来させて、その後方にスペースをつくった。ボールを奪ったら、すぐにそこを狙うように。

 ピッチサイドで指揮者のように両手を振り続けていたのは、相手のボールを奪いにいく高さを細かく指示するためだった。もくろみ通り、カウンター攻撃の威力は一気にアップ。「これがタクティック(戦術)をコントロールするということです」と澄まし顔で語った。

 1週間強の初合宿にも手応えを感じている。チーム改革のため、思い切った手を打ち続けた。ミーティングでは映像やデータを駆使し、これまでの日本代表に “ダメ出し”をした。その上で、従来のポゼッションサッカーとはかけ離れた「堅守速攻」を求めた。そして全選手横一線とばかりに2試合で先発を全員変え、合計27選手を出場させた。

 お家芸とも見られてきたセットプレーも「統計を取ったらFKから得点が決まっていない」とバッサリ。この日はCK、FKを、すべて本田以外の選手に蹴らせテスト。本職はセンターバックのDF水本には、後半からボランチを任せた。本人は驚いたが、守備を引き締めるだけでなく、攻撃の起点にもなった。試合後には水本を呼び「ほら、できただろう」と伝えた。また、ボランチが本職のMF柴崎をトップ下で途中出場させた。

 常識を打ち破り続け「何かが変わりそうだ」という予感を持たせる。試合を決めたマジック以上に、合宿を通じてかけた魔法は選手たちの心をとらえている。初合宿はすべてがうまくいったと言っていい。それでもハリルホジッチ監督は「まだ何かを成し遂げたわけじゃない」と眉間に深いしわを刻んだ。【塩畑大輔】

[日刊スポーツ]

Posted by nob : 2015年04月01日 23:16

小さな肉体、、、無限の心。。。

この肉体は自分、かつ一時的なものであり、
この心は宇宙、かつ永遠のものである。

いつか肉体が消失したとしても、
まっすぐに生きた心は滅びません。
未来永劫、人々の心の中で生き続けるのです。

[吉田松陰]

Posted by nob : 2015年04月01日 23:11

変えるためには、まずは現状を受け容れることから、、、否定から生まれるものは新たな否定のみ。。。

■性格は、自身の個性に合ったものに変えよう 『性格は捨てられる』

 「昔からの怒りっぽい性格が抜けない……」と、つい嘆いてしまうことはありませんか?

 性格リフォーム心理カウンセラーの心屋仁之助氏によれば、昔は必要だった性格が必要ない今も残ってしまっていることがあるそうです。心屋氏もかつては「怒りっぽい」性格のために、周囲の多くの人を傷つけ苦しんでいたと言います。

 今回は、そんな心屋氏の著書『性格は捨てられる』の中身を、「必要のない性格を変える」をテーマにして一部お伝えしていきます。

変えられる「性格」、変わらない「個性」

 著書によれば、変えられないのが「個性」で、変えられるのが「性格」。そのことを著者は、料理を例にして伝えています。

 例えばカレーを作るとき、まずは「今ある材料」を確認します。そして、肉・玉ねぎ・人参を鍋の中に入れて煮込みはじめます。このときの、肉・玉ねぎ・人参が「個性」です。どんな料理を作るとしても、肉が魚に、また人参がキャベツになることはありえません。

 反対に、どんどん変えていけるのが味つけです。辛さや濃さなどは、教わった人やリクエストの発生などで変わっていきます。このような「料理の味つけ」が「性格」。そして料理は、素材を生かしたものが一番美味しいと話しています。

 たとえ他の人の口には合わなくとも、自分の「個性」に合った自分だけの「性格」こそが、最高の味つけであると言えるのではないでしょうか?

性格を変える手段の一つ、「自分の感情に向きあう」

 他人によって作られた性格を変えるには、異なる価値観や自身の弱さなどを受け入れる必要があります。そのための手段の一つが「自分の感情に向きあう」こと。ここでは、著者が薦める、ネガティブな感情の「使い方」をご紹介します。

 怒り・悲しみ・嫉妬などが湧いたときは、抑えようとせず「あぁ、いま私は怒っているんだ」と収まるまで感じてみます。それでも鎮まらないときは、「くやし―!」「うらやましい―!」と、スッキリするまで大声で叫んでみましょう。

 もし叫ぶ場所がないときは、抱いている感情を込めて「ふ―ーーっ!」と大きく息を何度も吐いてみてください。喜怒哀楽のエネルギーは、内に溜めすぎることで溢れたり鬱になったりしてしまいますので、こまめに出すことが大切です。

[U-NOTE]

Posted by nob : 2015年03月20日 16:20

嘘ばっかり、、、洗わない男のほうがはるかに多い。。。

■げげっ…マジぃ?トイレ行った後「手を洗わないオトコ」●割もいた

あなたは、お手洗いのあと手を洗いますか?

時々、洗わずに急いで出て行く女性を見掛けることがありますが、汚くて嫌ですよね。

それが、“一物に直接触れる”男性なら尚更です!

そこで、『Menjoy!』では男性500人に「お手洗いのあと、手を洗う?」と聞いてみました(協力:クリエイティブジャパン)。

■いくら好きな人でも……嫌だよ! 手を洗わない男性が2割?

お手洗いのあとに、手を洗わない男性はどのくらいいるのか? 調査結果を発表します!

「必ず洗う」・・・79%

「大便のときのみ洗う」・・・9%

「小便のときのみ洗う」・・・1%

「ほとんど洗わない」・・・9%

「全く洗わない」・・・3%

「必ず洗う」と答えた男性は、500人中393人、79%という結果に!

8割の男性は、毎回きちんと洗うことが分かりましたが、残り2割の男性はというと、場合によっては洗わなかったり、全く洗わなかったりする男性も存在することが判明……。

いくら好きな人でも、“お手洗いのあとに手を洗わない”のは嫌ですよね……。

そこで! なぜ、洗わないのか? 理由を聞いてみました。

■自分の物だから汚くない!ってマジ?

「自分の体だから汚いなんて思わない」

「水を出す蛇口が汚いから」

「冷え性で水に触れたくないから」

「手に汚い物はつかないから」

「めんどくさい」

手を洗わない男性の理由として、「面倒」「自分の物だから汚くない」と考えている男性が多いことが判明。

確かに、“自分の物だから汚いとは感じない”と思うお気持ちも理解できますが、電車で隣に座った男性が手を洗っていなかったら……。と考えると、嫌なはずです。

「手を洗わない!」と回答した男性は、もう少し想像力を働かせて、周囲の気持ちも考えられる男性になって欲しいものですね!

いかがでしたか?

5人中1人は“お手洗いのあとに手を洗っていない”ことが判明した、今回の調査結果。

ますます、電車のつり革や、手すりに触れるのをためらうようになりそうですが、せめて、好きな人と手を繋ぐ“デート”のときくらいは、しっかりと手洗いをお願いしたいものですよね。

あなたの彼は大丈夫?次に会ったとき、ひっそりチェックしてみては。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年03月06日 17:43

欽ちゃんっ!拍手っ!!

■萩本欽一さんが駒沢大に合格 「野球部にも入りたい」

 タレントの萩本欽一さん(73)が、駒沢大学仏教学部の社会人入試に合格、4月から大学生になることが分かった。昨年3月、東京・浜町の明治座公演で大劇場から引退。4月から勉強を始め、今年1月に入学試験を受けて合格通知を受け取った。受験科目は英語と小論文。面接も受けたという。

 所属事務所によると、萩本さんは「認知症対策のつもりで勉強した。本当にうれしい。大学には一日も休まずに行く。野球部にも入りたい」などと話しているという。入学式も出席する予定だ。

 萩本さんは、高校卒業直後に芸人修業を開始。1980年代前半には自らの名前を冠した3本のバラエティー番組がすべて視聴率30%を超えたことから「視聴率100%男」と呼ばれた。その後の充電期間に大手予備校に通った時期があったことを明かしている。(岩田智博)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2015年03月06日 17:38

私もこの数年実践中、、、少量の塩歯磨きペーストも使用しますが。。。

■1日1回でOK!? 「虫歯知らずの歯みがき」5つの鉄則

松尾典明

最近、こんな記事が話題になってます。

「歯磨きは1日3回」ひと昔前の常識はウソ 1回でも時間をかけることが大切–Peachy–ライブドアニュース

みなさんの歯みがきスタイルはどんな感じですか?

わが家では、今回ご紹介する歯みがきスタイルになって3年。結果的には歯の状態はとても良好で、虫歯知らずです。昨年、虫歯チェックに歯医者さんへ行った時にも「虫歯ありませんね。歯も良く磨けています」と夫婦でほめられました。

■3年前の日経の記事を読んで、スタイル変更

ちょうど今から3年前、2012年上旬に下記の2つの記事を読みました。


食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識:日本経済新聞

フッ素には一杯くわされました。| I歯科医院の高楊枝通信。–楽天ブログ

これに加えて、今までの歯医者さんに言われたことや、ちょうどその時期に参加したパパママ学級で聞いた話から、歯みがきのポイントを自分なりに出してみました。

(1)1日1回でいいから、睡眠前に汚れを徹底的に落とすことが大切
(2)歯みがきは食後、30分以上あけてから
(3)歯みがき粉はいらない
(4)強い力はいらない
(5)歯ブラシの毛は「硬い」必要まったくなし。「やわらかい」で十分に汚れは落ちる

それでは、実際にどんな感じか具体的にご紹介します。

■歯みがきは1日に1回、寝る前に時間をかけてしっかりみがく

きっかけは、先ほどの日経の記事です。

口の中が酸性になっても、唾液の力で中和されて溶けたエナメル質も復活する。ただし、30分ほど時間がかかる。食後すぐに歯をゴシゴシと磨くと軟らかくなったエナメル質を削り落としかねない。とはいえ、自分が食べた食事が酸性かどうか見分けるのは難しい。そこで「食後は歯磨きまで30分ほど置くのが安全策」(北迫助教)。

(中略)

歯を磨くタイミングだけではなく、回数についても常識は変わりつつある。よく「毎食後すぐに3分間」といわれたが、「なんとなく3回磨くよりも1日1回、特に寝る前に口の中から徹底的に汚れを出すことが大事」と鶴見大学の桃井保子教授は強調する。

食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識:日本経済新聞

「なるほど。1日1回なら(ちゃんと集中して)しっかり磨けそう」と、このスタイルでやってみようということになりました。

歯を磨く時間に関しても、「夕飯→片付け→お風呂→(歯みがき)→就寝」の流れにして、夕飯から歯磨きまで1時間以上あけています。

ただ例外的に、1日に2回以上磨くときもあります。心身が極度に疲労した時や、高熱などの体調不良の時です。

冒頭でご紹介した記事を読むとよくわかりますが、口の中を正常に保つのに欠かせないのが「唾液」です。経験則ですが、心身の不調は唾液の分泌にも影響しています。そのため、極度の疲労時や不調時など、特に昼寝する必要がある時には、その前に歯を磨きます。

■歯みがき粉はいらない

「歯みがき粉は特に必要な物ではない。むしろ、その清涼感で歯を磨いた気になって、しっかりと歯を磨けないのならいらない」

これは、歯医者さんでの歯みがき指導やパパママ学級で聞いた内容です。

そして、よく聞く「フッ素」についても、冒頭でご紹介した歯医者さんの下記記事を読んで、「必要なさそうかな」と思いました。


フッ素には一杯くわされました。| I歯科医院の高楊枝通信。–楽天ブログ

歯みがき粉を選んで買う手間やお金がかかりませんし、無駄に水を汚さなくてすむので、いいことばかりです。

■歯みがきに力はいらないし、硬い毛もいらない

これも、あらゆる情報源がそう言ってますし、磨いていてもそう感じます。子供の仕上げ磨きをやっていると特に感じます。

歯みがき粉の時もそうですが、「磨いてる感(達成感)」のようなものは、硬い毛で力を入れてゴシゴシッとしているほうが感じるかもしれませんが、歯にも歯茎にもあんまりいいことはありませんよね。

■「食のスタイル」

重要な関連項目として「食のスタイル」があげられると思います。今回取り上げた日経の記事のとおり、「酸性に偏りがちな飲食」は歯への影響がとても大きいようです。

わが家で、酸性の強い飲み物で注意するものといえば、暑い季節に大人たちがビールを飲むくらいです。さらには、食事のスタイルが「ほぼほぼベジタリアン」なのも影響しているかもしれません。

■おわり

ということで、わが家の歯みがきスタイルをご紹介しました。結果的に良い歯の状態がキープできていて、ラクちんで、お金もかからないので気に入ってます。

みなさんの歯みがきスタイルの参考になれば、嬉しいかぎりです。

[AllAbout/newsdig]

Posted by nob : 2015年03月06日 17:18

言わずもがな、、、何事にも原因と経緯がある。。。

■IS:覆面男「ジハーディ・ジョン」 好青年、本当の過激派に 各国でテロリスト扱い/MI5監視「死刑囚のよう」

【ロンドン小倉孝保】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)で「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」と呼ばれる人質殺害役の覆面男が、イスラム過激思想に染まった経緯が英メディアの報道や人権団体関係者の証言から明らかになってきた。「テロリスト」と疑う各国当局に繰り返し尋問を受けたことなどから過激派になった可能性が指摘されている。

 英BBC放送などによると、男はクウェートに生まれ、ロンドンで育ったモハメド・エンワジ容疑者。米連邦捜査局(FBI)も身元を特定しているという。

 1988年に生まれ、94年に渡英し英国籍を取得した。比較的裕福な家族の住むロンドン北部の高校を卒業し、首都のウェストミンスター大学で情報工学を学んだ。イスラム教よりもサッカーに興味を持つ青年だった。

 人生の転機は2009年8月、大学を卒業して友人2人と一緒にアフリカ・タンザニアに野生動物観光に行ったとき。首都ダルエスサラームの空港に到着したエンワジ容疑者は、地元治安当局に拘束され尋問を受けた。そのままアムステルダムに移送されオランダの治安機関に尋問された後、英国に戻って治安・情報機関の尋問を受けた。ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバブとの関連を疑われたようだ。

 翌9月にエンワジ容疑者はクウェートに渡り、父の家族と暮らしながらコンピューター関連の仕事を見つけた。結婚も考えたようだ。しかし、10年5月に英国に短期間帰国し、クウェートに戻ろうとしたところ、ロンドンの空港で当局に尋問を受け出国できなかった。

 このときエンワジ容疑者の法的支援をしたロンドンの人権団体「CAGE(ケージ)」によると、英情報機関MI5はエンワジ容疑者に繰り返し、イスラム過激派のテロやアフガニスタンでの戦闘についてどう考えているかを尋ねたという。当時、容疑者の相談に乗っていたCAGEのアシム・クレイシさん(32)は、「とても穏やかで謙虚な好青年だった」と語った。

 その後、エンワジ容疑者はMI5の監視対象となった。英ガーディアン紙などによると、MI5は容疑者をイスラム過激派を監視するスパイとしてリクルートしようとしたこともあったが、容疑者が拒否したという。

 メール・オン・サンデー紙は1日、エンワジ容疑者は2010年と11年、同紙記者に電子メールを送っていたと報道。MI5に私生活を執拗(しつよう)に監視され、「まるで死刑囚だ。できるだけ多量の薬を飲んで永遠の眠りにつきたい」と訴えた。

 13年5月、名前を変えてクウェートに再度渡ろうとして拒否されて以降、行方不明に。その後、シリアへの入国が確認された。

 CAGEは、エンワジ容疑者が過激思想に染まった背景として、MI5にテロリストと疑われたり、スパイにされそうになったりしたためと主張した。だが、英メディアでは、MI5など当局側を批判する論調はほとんどない。

 キャメロン英首相も英情報機関の手法に問題はなかったとの認識を示した。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年03月06日 17:14

まだXP!?、、、かく言う私も未だMac/BootCampにて。。。

■Windows XPのシェアが増加 - 2月OSシェア

Net Applicationsから2015年2月のデスクトップOSシェアが発表された。2月はWindowsとLinuxがシェアを増やし、Macがシェアを減らした。バージョン別に見ると、それぞれ最新のバージョンへの移行が進んでいることがわかる。

Windows ではWindows 7、Windows XP、Window 8.1がシェアを増やし、Windows 8とWindows Vistaはシェアを減らした。注目されるのはすでにサポートが終了したWindows XPがシェアを増やしている点。これは先月にも見られた現象であることから、一時的なものではなく何らかの原因があってシェア変化が起こっていると思われる。

Mac OS Xでは古いバージョンのシェアが減少し、最新の10.10への移行が進んでいることがわかる。Appleは低価格または無償で最新版を提供することで最新版への移行促進に取り組んでおり、Windowsと比較して最新版への移行が早いという特徴がある。

[マイナビニュース]

Posted by nob : 2015年03月04日 18:26

出世を望まない若者が半数以上、、、価値観は変遷します。。。

■「役職につきたくない」がトップ! 若者の出世願望調査

就活中のみなさんは、志望企業に晴れて入社したあかつきには「出世」したいですか? 憧れの企業のトップにのぼりつめたい、出世よりも自分の目の前の仕事に没頭したい、それぞれの価値観があると思いますが、先輩の内定学生たちはどうなのでしょうか。20代の学生にアンケートしてみました。

■入社する企業では、将来どの役職まで出世したいですか?

会長 12人
社長 13人
専務 16人
常務 13人
本部長 22人
部長 39人
課長 29人
係長 5人
主任 11人
役職にはつきたくない 59人

「役職にはつきたくない」という人がダントツという結果に! まだ働き始める前の彼らですが、「役職」に魅力を感じないという人も多いようです。それぞれに理由を聞いてみました。

■「役職にはつきたくない」理由は?

・面倒だから(女性/情報・IT内定)

・派閥争いに巻き込まれたくないから(女性/食品・飲料内定)

・責任が大きいのはイヤ(女性/情報・IT)

・役職につくと、いろいろと仕事が大変になりそう(男性/小売店内定)

・結婚して子供を育てたいから(女性/金融・証券内定)

・給料はあがらないのに、責任だけ増えるから(男性/団体・公益法人・官公庁内定)

・耐えられる精神がない(女性/建設・土木)

・役職につくと辞めたいときに辞められなさそう(女性/ホテル・旅行・アミューズメント内定)

・忙しくなるから(男性/ソフトフェア内定)

・技術職なので、役職につくのではなく、それを極めたいから(女性/情報・IT内定)

・昇進よりワークライフバランスをとりたいから(女性/団体・公益法人・官公庁内定)

・一般社員で気楽にワイワイやっていたい(男性/機械・精密機器内定)

「責任を負うのがイヤ」「きつそう」「忙しそう」と、役職につくことで責任や業務が増え、自分が理想とする生き方ができなくなってしまうのが嫌だという意見が多く見られました。

■それぞれの役職を選んだ人に、その理由を聞いてみました。

【会長】

・何事もトップを目指さないヤツは成長しないと思う(男性/情報・IT内定)

・できる限りえらくなりたいから(女性/建設・土木内定)

・「どこまで行きたいか」ではなく、自分の実力で行けるところまで行きたいので(男性/団体・公益法人・官公庁内定)

【社長】

・給料が高そうだから(男性/ホテル・旅行・アミューズメント内定)

・意思決定をする立場になりたい(男性/金融・証券内定)

・社長として日本を引っ張っていきたい(男性/電機内定)

【専務】

・なんとなく偉そうだから(男性/情報・IT内定)

・出世しないと稼げないし、長く働くからには上に行きたいから(女性/運輸・倉庫内定)

【常務】

・ある程度出世したいが、責任が重くなりすぎるのも嫌だから(男性/団体・公益法人・官公庁内定)

・周囲から尊敬されてみたいから(男性/情報・IT内定)

・ある程度会社に対して責任ある立場にはなりたいから(男性/商社・卸内定)

【本部長】

・かっこいい(男性/金融・証券内定)

・内定先では、女性で本部長の役職についている人がまだいないから(女性/運輸・倉庫内定)

【部長】

・そのくらいまではなんとなくいきたいというか、いけると思っている(男性/マスコミ・広告内定)

・部署をまとめられるくらいまでは成長したい(女性/サービス内定)

【課長】

・このくらいまでが現実的だから(男性/団体・公益法人・官公庁内定)

・世間体のため(男性/食品・飲料内定)

・ある程度の役職に就き、キャリアウーマンとして働き続けたいから(女性/情報・IT内定)

【係長】

・あまり上の役職だと責任を取らされるので(男性/農林・水産内定)

・役職にはまだ興味を持てない(女性/不動産内定)

【主任】

・信頼されたいから(女性/機械・精密機器内定)

・現場の仕事を極めたいと思っているので(女性/ホテル・旅行・アミューズメント内定)

・とりあえず役職につければ安定した収入は確保できると思ったから(女性/通信内定)

出世がすべてではありませんが、中には役職について会社や日本を引っ張っていきたいという志を持った人も少なからず存在するようです。どのように働くかは、どのように生きるかということ。自分の納得できる働き方を見つけたいですね。

文●編集部

調査期間:2015年3月

アンケート:フレッシャーズ調べ

集計対象件数:20代の内定学生219件(インターネットログイン式アンケート)

[マイナビスチューデント]

Posted by nob : 2015年03月04日 18:12

働き続ける力、、、稼ぎ続ける力。。。

■老後破産しないために40代でやるべきこと

野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]

 前回は、40代のビジネスパーソンがリストラ対象にならないためには、どのようなキャリアを達成していなければいけないかについて紹介した。今回は最初に、リストラ対象になったと思っていい端的な指標を紹介しておこう。前回のシリーズ「50代からの人生リセット術」でも紹介した基準ではあるのだが、これが最も致命的になる年代が40代なのだと思う。

 それは、自分より2階層上の役職に就いた同期が誕生した瞬間だ。

 もっとも、この瞬間は、言ってみれば不安が現実化したにすぎない。出世で差がつくのは結果であって、予兆はその前からある。その予兆が前回示したように、40代の自分がどのような存在になっているのか。社内だけでなく、社外にもその名は売れているのかどうかなのだ。

 出世の階段も複雑系の時代に入ってきた。大企業でも、いったん本流から外れて関連会社などに出た人間が、本社に呼び戻されて社長になるというケースが出てきている。

 つまりは、現在は傍流であっても、数年後の本流には決してならない、とは言い切れないのだ。逆もまた同じだが、自分が今は本流にいないからと出世を諦めるのは早い。

 考えてみれば、業界で評判の人間がその会社の本流であるとは限らないものだ。しかし、傍流だが一言居士で業界の有名人、という例も多数ある。

 むしろ、本流にいないからこそ、成功体験や既存事業の呪縛が薄く、新しい価値を生める人間であることが多い。社内だけでなく、業界の別の場所でも通用するような人間こそが、会社の次代のリーダーになるべきなのだ。

 すなわち、傍流にいるからダメとも限らないし、本流にいるから安心とも限らないということ。ただ一つ確かなことは、どこであろうと、成果が出ていないのはやはり問題だ。

 そう言うと、今の仕事が合わないから成果が出ないと短絡的に考え、青い鳥を追いかけて、自己申告を繰り返し、社内で次々と異動を繰り返す例がある。

 しかしながら、今の仕事で成果が出せない人間が、外に出て急に活躍できるわけはない。だから、この場所が嫌だからという理由で今の職場から出るのはあまり賢い選択ではない。よほど合わないなら別だが、まず今の職場での働き方を見直して、成果を出す努力をすべきだろう。

40代になってこそ見つめるべき
等身大の自分と原寸大の現実

 多くのビジネスパーソンは、それなりに自信があって、少しだけ不安があるものなのだが、その自信の根拠は果たして正しいだろうか。現実を直視した時に、将来にわたって自分のキャリアは安泰だと言い切れるだろうか。

 逆に、あまりに自信を喪失し、過大に不安を抱えている人もいる。いずれにしてもバランスが悪い。まずは等身大の自分と、原寸大の現実を見つめてほしい。

 私の目から見ると、自分のキャリアについて無責任な人があまりに多い。20代では考えていても、40代にもなると、あまり考えなくなるのが常だ。会社の居心地が、それまでよかったからかもしれない。「いい年をして、いまさら……」と思うのかもしれない。しかし、キャリアデザインに本来、終わりなどない。

 終身雇用という制度はもはや存在しない。60歳まで会社にいたとしても、人生は80年以上。男性でも、4人に1人は90歳まで生きる世の中だ。40歳はまさに人生の折り返し地点にすぎない。

 人事主導の適材適所もできない。もはや会社が個人を守ってくれない時代にあって、40歳代で自分のキャリアに無責任になるなどということはあってはいけないことだ。

 いつだって、リストラの対象になり得るし、あるいは部署移動もままならない塩漬けにされるリスクもある。出向になり、その最中に本籍である事業部が取り潰されて、行き場を失うことだってある。

 だから社内であれ、グループ内であれ、社外であれ、自分のキャリアデザインをしっかりと行う。その前提として、等身大の自分を見つめ、自分は何ができて、何をやりたいのかを明確に認識しておく必要がある。

 その上で、今いる会社に対しても、自分には何ができて、何をやりたいのか。自分にはこういう特性と指向性があるということを、しっかりと主張すべきなのだ。それで初めてキャリア自立ができる。

 そう、大事なのは自己認知とキャリア自立だ。

 まずは自己認知をして、自分の強みを把握し、また自分の意志を確認して、将来自分がどうなっていきたいのかを知る。そこまでできれば、次に自分がどうすべきなのかが見えてくる。

いくつになっても大切なのは
自分が何をしたいか、だ

 従来のキャリア論では、若い人たちは将来を見つめないとキャリアを考えたことにはならないという風潮があるので、根拠のない未来を描き始める。その描いた未来にしっかりとしたハシゴを掛けられればいいのだが、あまりに目標が遠いと、偶然の要素が多すぎて、それはあまりにリアリティがない。

 だから若いうちは、むしろ足元を見つめたほうがいい。

 一方で年齢を重ねていくと、だんだんキャリアについては気にしなくなって、目先の、超現実的なことしか語らなくなる。Can(できること)やWill(やりたいこと)は忘れ去り、Must(やらなければならないこと)の要素だけがどんどんと大きくなってしまう。

 しかし、中年から壮年になればなるほど、本来であれば社会貢献への関心を深め、若い世代の育成に努めるべきである。そしてますます、内ではなく、外からの評価が大切になっていく。自分自身の価値を最大化すべき時期に差し掛かっているはずだ。

 つまりはMustではなく、Willを大事にすべきなのだ。そのWillを達成するために、今いる会社には自ら愛され方を提案し、さらにセカンドキャリアの可能性もよくよく吟味する。場合により、近い将来のキャリアチェンジの準備を開始することも必要になる。

 そのための棚卸しは、頻繁に行ったほうがいい。人間、その気になればいくつになっても学べる。いくつになってもCanは増えるし、Willを研ぎ澄ますこともできる。

貯金があっても大丈夫、ではない
必要なのは「80歳まで月10万円稼ぐ力」

 これは、40代、50代になっても、まだまだ自己実現を忘れないでほしいという意味に加え、常にそのようにアグレッシブでいなければ、今後はますます老後破産も増えていくという警告でもある。60歳以降のキャリアデザインは、40代の今に掛かっている。

 貯金があるから大丈夫と考える人もいるだろう。それは甘い。今後はますますインフレ傾向に拍車がかかると予測されている。ご承知のとおり、年金の支給額もどんどん減っている。だから、ストックに頼るのは実はかなりリスキーだ。

 さらに言えば、人生何があるかわからない。病気や事故、子どもの不始末から大きな借金を背負ってしまった人もいる。だから、ストックがあっても、月々わずかでいいからフローの収入を得る道があったほうがいい。たとえば80歳まで月10万円稼ぐ術があれば、かなり安心なはずだ。

 根底にあるメッセージは、もはや会社には頼れないということ。前回もお話したように、30代後半、40代になればどうしたってキャリア自立しなければ先が描けない。会社はそもそも合目的に人が集まって成り立っている組織だから、それは仕方がないことだ。

 そうは言っても、個人も会社を利用できる。会社は学び、人脈を増やすための場所でもある。会社の目的にも合致して、そして自分の将来のためにもなる仕事を冷静に選んでいく。それを会社に提案し、認めさせて、自分の腕も磨く。

 そうすれば、将来的に、キャリア自立できるフロー力を身に着けることができる。まだまだアジアの時代が続くと思うのであれば、たとえばベトナム語を話せるようになる。そして、40代だろうが、50代だろうが、ベトナムに出向してさらに力をつければいい。

 だから、老後のために貯金をするのもいいかもしれないが、これからでもさらに、自分のために投資をしてほしいと思う。

 今の会社の中だけで、いわばローカルカルチャーの中だけで通用するようなスキルではフロー力としては弱い。自分は、果たして、会社の看板を外しても稼ぐことができるのか。それを問うてほしい。大金を稼げる必要はない。数万円でも稼げるかどうか、そこを問うてほしいのだ。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年03月03日 17:50

私も細心の注意を常に払っています。。。

■ネットに自分の痕跡を残さない方法

Bob Violino CSO
翻訳:内山卓則=ニューズフロント

 現代は、あらゆるコミュニケーションや商取引がインターネットに大きく依存し、モバイルやデスクトップのデバイスを通じて人々がさまざまな形でつながっている。そうした中で、ネット上に自分の痕跡を残さないままでいることは可能なのだろうか。これは多くの人にとって難題かもしれない。だが、プライバシーに敏感なユーザーがサイバー空間で行動の足跡をできるだけ残さないようにするための方法はある。

 プライバシーの専門家で、『How to Disappear(完全履歴消去マニュアル)』という著書もあるFrank Ahearn氏は、自分にとって何が重要なのかをまず評価し直すことが、プライバシーに関しては重要だと話す。

 「アプリが持つアクセス権の中に、GPSの位置情報、カメラ、写真、連絡先へのアクセス権があっても大丈夫だろうか。プライバシーとは奇妙なものだ。形がある物体ではないし、目に見えないせいで意識からも消えてしまうことがある」

 インターネット、監視カメラが設置されたエレベーター、ネット接続を必要とするモバイルアプリなど、第三者が所有または運営する媒体や手段を利用するケースについては、やはり入念な検討が重要だ。「現時点では、こうした状況ではプライバシーがないということを受け入れる必要がある。したがってこれは、防御の問題というよりは、個人の意識の問題だ」

 インターネット利用者が自らのプライバシー保護を強化する方法について、「自分の個人情報は金銀のように貴重なものだと考えることだ。ただで譲り渡してはいけない」とAhearn氏は言う。「本人が個人情報に価値を置く必要がある。また、利用者から手に入れた情報でサイト側は収益を上げたいのだということを、利用者側が認識する必要がある。これに対抗する策として一番よいのは、偽の情報を渡すことだ。デジタルの世界では、偽装には積極的な意図がある」。実のところ、オンライン情報を万全に保護するうえで、ユーザーにとってこれは最大の武器である。

 Ahearn氏は、プライバシー関連のソフトウエアやツールの類を信用していない。「匿名化ツールやプライベートメールサービスがきちんと機能するのかどうか、あるいは自らのサービスについて真実を伝えているのかどうかは、我々には分からない。ベーブ・ルースのサインの真贋は、普通の人が見ても分からない。ソフトウエアやWebサイトの主張が正しいのかどうかは、普通の人にはテストできない」

 ネット上で追跡されない唯一の方法は、紐付けが行われないようにすることだとAhearn氏は言う。同氏が例に挙げるのは、プリペイド式携帯電話である。

 「自分の身元を示すものが携帯電話と紐付けられていないため、通話しても身元が割れないというのがその考え方だ。これは完全には正しくない。店舗でその携帯電話を購入した時に、その様子がカメラで撮影されているので、その携帯電話と本人は紐付いている。この行動から、身元を割り出すことができる。本人が代わりの者に買いに行かせた場合、その人が携帯電話と紐付いている」

 プライバシーツールで問題なのは、そのツールがプライバシー保護に本当に役立つのかどうか、ユーザーには分からないことだと同氏は言う。「私がすべての顧客に話しているのは、実証できないツールであれば、それは役には立たず、別の戦略を検討する必要があるということだ。確かSnapchatは、写真はすぐに消去されると約束していたはずだ。だが同社は嘘をついていた。その後何が起きたかを考えてみてほしい」

 とはいえ、ネット上のプライバシーを守るための製品は数多く登場しており、情報が漏れないようにするためのさまざまな機能を備えている。

 偽装戦術に頼らずにネットを利用したいというユーザーには、こうした製品のほかにも、プライバシーを高める方法がいくつかある。

 1つは、ネット利用時にVPNを使うことだ。「そうすれば、データトラフィックが暗号化されるため、スパイやハッカーによる探索は難しい。携帯電話、コンピューター、タブレットのいずれを使うにしてもだ」と、ID盗難に詳しいRobert Siciliano氏は言う。「広告に伴うデータ伝送は引き続き生じるかもしれないが、VPNが足かせになる」

 「あまり費用がかからず簡単に使える匿名VPNサービスもある」と、情報セキュリティに関する研究やコンサルティングを行う米NSS Labsの調査ディレクター、Randy Abrams氏は言う。「こうしたサービスでは利用者のIPアドレスが隠蔽されるので、プライバシーが大幅に高まる。インターネット上の一般向けサービスを利用する場合も含めてだ」

 もう1つの方法は、ネットワーク上で安全な通信を行うためのプロトコルであるHTTPSを導入することだ。プライバシーを求めるのであれば、 Webブラウザー用のHTTPSプラグインは可能な限りインストールすべきだとSiciliano氏は話す。「プラグインは無料だが、現時点ではスマートフォンでは使えない。HTTPSにより、閲覧したWebサイト上でのセキュリティが確保される」

 また、ネット上で入力する情報を限定すれば、自分の痕跡を減らすことができる。

 「『必要最小限の原則』に従うことだ。例えば、オンラインフォームを入力する時には、必須のフィールドのみ入力するとよい」と、中立的な立場でセキュリティ製品のテストや認証を行う米ICSA Labsのクラウドセキュリティプログラム担当マネージャー、Vinny Sakore氏は言う。「オプトインの確認を求められても、絶対的に必要である場合以外は許可しないようにする。また、個人情報の入力を求められるコンテストや無料プレゼントの類には関わらないことだ」

 ソーシャルネットワークから退会したり、活動を控えたりという手もある。Abrams氏は次のように話す。「自分の痕跡を減らすうえで最も普遍的かつ効果的な策の1つは、ソーシャルネットワークを一切やめることだ。そうすれば、ターゲティング広告とストーカー行為の両方を減らすことができる」

 プライバシーを守りたいのは山々だが、ソーシャルメディアも楽しみたいというユーザーの場合は、職場や自宅で、パスワードで保護された安全な Wi-Fi接続を利用している時にのみ投稿するとよいとSiciliano氏は言う。「場合によっては、スマートフォンではなくパソコンでの投稿が必要かもしれない」

 「Instagram、Facebook、Google+といったサイトでは、承認ユーザーのリストに含まれている人以外は自分の情報を閲覧できないようにプライバシー設定を変更しておく必要がある」とSakore氏は言う。「また、自分が『タグ付け』された投稿や写真の承認にも注意が必要だ」

 モバイルデバイスのプライバシーを高めるうえでは、ゲームなどのアプリを使う時には、機内モード(データ通信をすべて停止するモード)にするとよい。「ネット接続はすべてのゲームで必須ではない。オフラインならば、個人情報が送信されることもない」(Siciliano氏)

 また、携帯ネットワークのデータ通信もオフにしておくとよい。「外出中もメールの着信を1通残らず確認することが絶対不可欠ということでなければ、携帯ネットワークのデータ通信をオフにしておく。メールチェックは、セキュアなネットワークで接続している時にのみ行うことだ」(同氏)

 さらに、モバイルデバイスのGPSとWi-Fiをオフにするという対策や、携帯電話を「レベルダウン」させるという対策もある。

 「GPS、Wi-Fi、ジオロケーションでは、自分の居場所がピンポイントで瞬時に特定される。必要がなければオフにしておくとよい。ジオロケーションをオフにするには、まずは写真撮影を行うアプリから手をつけ、その後で残りに対処するとよい。そうすれば、政府機関に自分の居場所を見つけられるという心配をせずに済む」(同氏)

 スマートフォンを捨ててフィーチャーフォン(従来型携帯電話)に変えるというのも1つの手だ。「基本的な携帯電話も、利用者を追跡するデバイスになり得るものの、自分の居場所や情報を誰もが知るということは難しくなる。これらの携帯電話ではソーシャルメディアやオンラインゲームの利用が困難だからだ」(同氏)。

[COMPUTERWORLD]

Posted by nob : 2015年03月03日 17:24

また旅立つ君へVol.87/受け容れようと受け容れまいと、万人がみな孤独。。。

いかなる状況もそれ自体として善でも悪でもないということ。

いかなる状況も、当人の考え方によって善にも悪にもなりうるということである。

「何ごとも起こったことを肯定せよ。一度起こったことはそれを永遠回繰り返すことを肯定せよ」という「運命愛」と名づけられている思想である。

つまり、私に起こったことすべてを「私の意志がもたらしたもの」として捉えなおすことだ。

それまでの自分の行動を点検してみるがよい。いかに、自分はこの状況をつくることに加担してきたかがわかってこよう。

他人は決してあなたの孤独を解消してくれないこと、一時あなたの孤独を巧妙に隠蔽するのを手伝ってくれるかもしれないが、あなたの孤独自体を根絶してはくれないことである。


あなたはまもなく死んでしまうのだ。

あなたをまもなく襲う死をおいてほかにもっと大切な問題があるのだろうか?

あなたは死とともにまったく無になってしまうかもしれないのだ。

そして、何億年たっても二度と生き返らないかもしれないのだ。

もうじき終わってしまうこの人生が、あなたに与えられた唯一の生きる機会、考える機会、感じる機会なのかもしれないのだ。

もうすぐ死んでしまうあなたが、必死に日常的な問題にかかずらっていること、それはたぶん最も虚しい生き方である。死を目前に控えて震えている死刑囚よりも虚しい生き方である。キルケゴールとともに言えば、日常に絶望していないことこそ絶望的なのだ。


[孤独について・生きるのが困難な人々へ/中島義道]

Posted by nob : 2015年02月25日 13:13

また旅立つ君へVol.86/自分の考えを自分の言葉で。。。/聞くだけではダメ、工夫して自らの言葉で話した分だけが英語力に、、、"Oh my god!"などとは私は死んでも言いません。。。Vol.2

わたしたちの社会には、「まるでネイティブのように話す」ことがかっこいいと評される傾向がある。

だが、真似たりなぞったりすることは、情報を正確に伝える力にはなりようがない。

わたしは個人的に、「マザー・テレサが話す英語」のような文章を書きたいと常にそう思っている。

たとえどんなにたどたどしくても、伝えたいことが正確に伝わる文章である。

[伝える力/村上龍]

Posted by nob : 2015年02月16日 18:08

また旅立つ君へVol.85/成果は自ずと後から付いてくる。。。

最高傑作という言葉に値する仕事をするためにはまず多作であることが求められるわけだが、それだけではない。「体系的・重層的」な作品群であることが必須で、要するにルーティンワークを拒絶していなければならないのだ。

表現者は、新しいモチーフを獲得して、それまで培った情報と知識と技術を総動員し、「結果的に」自らの限界に挑む。ただそれだけのことで、表現者本人には「最高傑作」などという概念はない。

[最高傑作と「作品群」/村上龍]

Posted by nob : 2015年02月16日 09:47

また旅立つ君へVol.84/趣味も本気で。。。

好きで好きでたまらない何かに没頭する子どもや若者は、いずれ自然にプロを目指すだろう。

趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。

真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。

つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない。

[無趣味のすすめ/村上龍]

Posted by nob : 2015年02月16日 09:44

適量には個人差が、、、私の場合は、カカオ分85〜99%のチョコレート20〜25g程度を、ほぼ欠かさず毎日摂取しています。。。

■友チョコや自分用に!ビューティー志向なチョコレートの選び方

チョコレートの美容効果が注目されていますね。冷え取りやむくみの改善など、気になる効果もありますが、チョコレートのチョイスを間違えると、効果が感じられないことも……。友チョコや自分用におすすめできる、ビューティーなチョコレートの選び方をご紹介します。

■チョコレートのビューティー成分2つ

(1)エピカテキン

チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれるポリフェノール「エピカテキン」には、血管の収縮を担う血管内皮細胞を活性化させ、血管を拡張させる効果があることが、世界各国の大学の研究で判っています。血管が拡張して血液の流れがよくなることで、冷えやむくみ、クマやくすみの改善が期待できます。

(2)テオブロミン

チョコレートの苦み成分の一つ「テオブロミン」にも、冷え取り効果があります。テオブロミンは、血管を拡張させて血流を改善して、体温を上昇させる働きがあります。また、リラックスホルモン「セロトニン」に働きかけてリラックスした状態を作る効果もあり、筋肉がリラックスした状態になることで血流がスムーズに。

■ビューティーなチョコレートの選び方3つ

(1)カカオ85%以上をチョイス

チョコレートの血流改善作用の主な成分はカカオ豆によるものですから、カカオ85%以上のチョコレートをチョイスしましょう。ローマ大学で行われた実験によれば、カカオ30%未満のミルクチョコレートでは血流の改善効果が認められなかったそうですから、カカオ含有量の高いチョコレートをチョイスして!

(2)ホワイトチョコレートはNG

ホワイトチョコレートには、カカオが含まれていません。

(3)ナッツ入りをチョイス

アーモンドに含まれるビタミンEには血管の収縮を抑えて毛細血管を広げる働きが、クルミに含まれるαリノレン酸には、血管を柔らかく保ち血流をスムーズにする働きがありますから、カカオポリフェノールとダブルで血流の改善に期待大!

カカオポリフェノールは、水溶性のため体内に蓄積されませんから、こまめに食べることが大切。ただし、カカオにはカフェインも含まれるため食べ過ぎはNG。1日50gを目安にちょこちょこ食べて、チョコレートのビューティーパワーを実感したいですね。

(岩田麻奈未)

[LIFE & BEAUTY REPORT]

Posted by nob : 2015年02月16日 09:36

言い得て妙。。。Vol.27/私もまったく同じこの発想を取り入れて久しく、自分自身以外他者に対してはほとんど苛つくことすらなくなりました。。。

■ありがとうの神様――神様が味方をする習慣

小林正観 [作家]

「どうしても許せない人」がいなくなる
シンプルな方法とは?

「神様が味方をする習慣」とは? 享年62歳でお亡くなりになられた小林正観さんが、 40年間の研究で、いちばん伝えたかった「ベスト・メッセージ」とは? 「人間関係」・「仕事」・「お金」・「子ども」「病気」・「運」・「イライラ」・「男女」など、全ての悩みが解決するヒントがここにあります。
人間は、「どうしても許せない人」にさえ、
「感謝」することができる

 伊豆の伊東で合宿をしているとき、50代の女性から相談を受けました。「50年間、許せない人がいる」というのです。

 50代の方が「50年間許せない相手」は、親しかありません。この方は、「どうしても父親を許す気持ちになれない。この恨みや憎しみ、つらい気持ちを取り去る方法はないでしょうか」と悩んでいたのです。

 じつは、許さない人自身が、いちばんつらい。はじめの1、2年は「絶対に許さない」と腹を立てていても、それが10年、20年と続くと、許せない人自身が、ものすごくつらくなります。

 この方は、「自分の心をキレイにしたい」と思い、さまざまな勉強会に参加し、あらゆる先生の話を聞いたそうですが、それでも許せるようにはならなかったそうです。そこで、私は聞いてみました。

「どうしても許すことができないのですね」
「許せません」
「では、好きになることなんて、できませんね」
「絶対に好きになれません」

「絶対に好きになれないのですね。では、最後にうかがいます。『感謝』することはできますか?」

 彼女は10秒くらい黙っていましたが、その後、涙を流して、それから1時間ほど、泣き続けました。ようやく落ち着き、最初に発したひと言は、

「感謝することはできます」

という答えでした。人間は、50年間許すことができない相手にさえ、「感謝することができる」のです。

 嫌いな人、許せない人、好きになれない人がいて、その感情を自分で抑えることができないのなら、許す必要はありません。好きにならなくてもいい。

 でも、「感謝することはできるか」を考えてみてください。許せない人でも、3年間、感謝し続けたら、許せるようになるかもしれません。6年間感謝し続けたら、好きになれるかもしれません。9年間、感謝し続けたら、尊敬できるかもしれません。

 私にも、かつて、許せない人がいたことがあります。頭の中から「許せない人」という引き出しを開けたら、そこに2人の名前が入っていました。

 私は心の勉強をしてきましたので、許そうと思えば、許すことができます(「許す」という表現は傲慢ですが、ここでは、一般的に「許す」という言葉を使います)。

 しかし「許したくないから、心のメカニズムを働かせたくない。そんなエネルギーを使いたくない。この人たちを許さないままでもいい」と思い、封印していたのです。

 ですが、「この2人を許せなくても、『感謝』はできるだろうか?」と考えてみると、「謝ったり、頭を下げたりするのは1cmでもしたくないけれど、感謝をして頭を地面につけることならできる」と思った。なぜなら、その2人のおかげで、人間的に成長できたからです。

 みなさんの中にも、「許せない人」「嫌いな人」がいると思います。その気持ちを抱えて生きるのは、しんどいことです。ならば、「感謝」という切り口からその人を見てみたらどうでしょうか。「感謝」できれば、憎しみの対象はいなくなるかもしれません。

「この人は、こういう人だ」と丸ごと認めれば、
すべての人間関係はうまくいく

 人間関係をオールマイティーに解決する方法が、「2つ」あります。

【1】自分のまわりの人をすべて「人格者」に変えてしまうこと

「人格者」とは、どんなことに対しても、笑顔を絶やさず、温かさを持って接することができる人です。
 ただし、この方法だと、ひとりの人格を変えるために、説得につぐ説得を重ねる必要があります。自分のまわりの人をすべて説得しようとすると、時間がかかりすぎてしまうため、現実的ではありません。

【2】自分が「人格者」になってしまうこと

 他人を変えるのは、大変なことです。なかなか変わってくれませんし、仮に変わったとしても、「こちらの思うようには、変わってくれない」ものです。
 ですが、「私」が変わることは簡単です。変えるべき相手も「自分ひとり」ですから、自分が変わりたいように変わればいい。
 イライラしたくない、腹を立てたくない、人と争いごとをしたくない、人から何かを言われたときに気にするような自分ではありたくない、と思うのであれば、「自分が希望する自分」をつくり上げればいいわけです。

 自分を変えることでいちばん得をするのは「自分」です。なぜなら、その人格でいることが自分にとって心地よいのですから。
 損得勘定で考えてみても、もっともラクで、楽しく、簡単に人間関係の悩みを解決できる方法は、
「自分を変えること」=「自分が人格者になること」
です。

 自分のまわりにいる人を、「自分の思いどおりに、気に入るように変えたい」と思うから、人間関係はうまくいかなくなります。
 すべての人間関係をうまくいかせるには、「その人は、その人である」という、そのことをまるごと受け入れることです。

 目の前の人が、自分の考え、生き方、価値観とは違うことを認める。説得しようとか、理解してもらおうとか、思わないほうがいいようです。

 ある女性が、私に、こんなことを言いました。

「結婚して15年たつのですが、夫を変えるには、まず、自分を変えることなのですね」

 たしかに、自分が変わるほうが、夫婦関係(人間関係)はスムーズにいきます。ですがそれは、相手を変えるためではありません。

 この女性は勘違いをしているようです。夫を変える必要などないのです。夫を変えるのではなく、「この人は、こういう人だ」とまるごと認めてしまえばいい。そのほうが、自分にとってラクだと思います。

「どうしてうちの妻は口ごたえばかりするのだろう」と思い、口ごたえをしないように説得にかかる夫がいます。説得するのではなく、「この人はきっと、言いたいことがたくさんあるのだろう。だから自分はただ黙って聞いてみよう」と思って聞きはじめると、妻は夫が言いたいことを聞いてくれるので、口ごたえをしなくなるのではないでしょうか。

[DIAMOND社書籍オンライン]

Posted by nob : 2015年02月16日 09:00

言わずもがな。。。

■人質事件、日本に恥かかせる目的 「イスラム国」

 【カイロ=共同】過激派組織「イスラム国」の英字機関誌「ダビク」の最新号が12日、インターネット上で公開され、同組織による邦人人質事件について「傲慢な日本政府に恥をかかせるのが目的だった」との主張を展開した。

 機関誌は巻頭の2ページを割いて事件を取り上げ、千葉市の湯川遥菜さん(42)と仙台市出身の後藤健二さん(47)とする写真も掲載。2億ドル(約235 億円)の身代金要求について「(同組織は)金には困っておらず、日本政府が身代金を支払わないことは分かっていた」とした。

 安倍晋三首相が2億ドルの人道支援を発表するまで日本は「標的として優先度は高くなかった」とし、支援表明を「軽率な約束」と非難。「日本人は今や戦闘員らの標的だ」と主張した。

 さらに「平和」憲法がありながら日本はこれまでアフガニスタンやイラクの戦争で米国などを支持してきたと指摘。イラクで2004年に日本人旅行者の香田証生さんが、同組織の源流の一つ「イラク聖戦アルカイダ組織」に殺害された事件にも言及した。

 また、ヨルダン政府を「無謀にもヨルダン軍パイロットの交換を交渉に含めようとして事態を複雑化させた」と批判。パイロット殺害は、米軍主導の空爆でイスラム教徒が死亡していることに対する「報復」とした。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2015年02月13日 10:11

(驚)

■プラごみ年1千万トン超海に流出 米大学チーム、1位は中国

 海洋に流出するプラスチックごみは世界全体で年間480万〜1270万トンに達するとの試算を、米ジョージア大のチームがまとめ、13日付の米科学誌サイエンスに発表した。最も流出が多いのは中国だった。

 チームは海に接する192の国や地域を対象に分析。1位の中国は年間132万〜353万トン、2位はインドネシアで48万〜129万トン、3位はフィリピンで28万〜75万トンだった。上位の国は人口が多く、リサイクルや焼却、埋め立てなどの廃棄処理が適切に行われていない国が多かった。上位20カ国の大半は発展途上国だが、先進国では唯一、米国が入った。

[河北新報]

Posted by nob : 2015年02月13日 10:06

本当に危惧すべきはオウムの再来、、、現状否定破壊に走らんとする抑圧された過剰な自己主張、あるいは、自己存在理由の創造を回避し自立から逃避せんとする同胞たち。。。

■若者はなぜイスラム国を目指すのか…池内恵氏インタビュー

 イラク、シリアで領域拡大を図って戦闘を続けているイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」。世界各地から多くの戦闘員がイスラム国に参加しているという現実に世界の注目が集まる。3万人ともいわれる兵士の約半分は世界各地からの義勇兵が占め、中には西欧・米国から加わった者もいる。なぜ世界の若者たちはイスラム国に向かうのか。イスラム政治思想の研究者である池内恵・東京大学准教授に聞いた。(聞き手・読売新聞東京本社調査研究本部研究員 時田英之)
(読売クオータリー第32号より)

現実化した「グローバル・ジハード」

 イスラム国に外国からの戦闘員が流入しているのはなぜか。この問題を理解するためには、まずイスラム国の唱える「グローバル・ジハード」の理念や歴史を知らねばならない。

 そもそもイスラム教徒は、自らが神と一対一の関係で結ばれており、一人一人が神の命令に従って義務を果たす責任を負っていると考える。つまり、世界のどこにいても、国家や民族を超えた一つのイスラム共同体に帰属している、という意識がある。そこから、たとえ他国であっても、異教徒に支配された国があれば、自ら戦いに赴いてジハード(聖戦)で解放する義務があるという考え方が出てくる。これがグローバル・ジハードだ。

 ジハードの理念や理想としては以前からあった考え方だが、1979年にソ連がアフガニスタンに侵攻した際、アラブ諸国などから来た戦闘員がソ連と戦ったことで、グローバルな空間でのジハードが近代以降の世界で初めて現実のものとなった。

 さらに、パレスチナ出身のアブドゥッラー・アッザームという法学者が、コーランやハディース(預言者とその周辺で布教に従った教友と呼ばれる先駆者たちの言行録)に基づいて、ジハードの理論を世界からアフガニスタンに集まってきた義勇兵に教え込んだ。

 その教えを継いだ弟子の一人が、アルカイダのビンラーディンだ。実は当時、ジハードの思想には様々な考え方があって、「近い敵」「遠い敵」のいずれと戦うべきなのか、という議論があった。「近い敵」とは、イスラム教徒の国の政治支配者なのに、イスラムの理念を守らずに国民を抑圧している者のことであり、「遠い敵」というのは、イスラム世界を侵略する非イスラム勢力のことだ。

 例えば、エジプトのイスラム主義団体である「ジハード団」は、まずは「近い敵」を倒そうとして1981年にサダト大統領を暗殺した。90年代にもムバラク大統領の殺害を図った。しかし、最終的に政権を倒すことはできなかった。アイマン・ザワーヒリーをはじめとした、こうした「近い敵」との闘争に敗れた人たちを糾合する形で、ビンラーディンは、「遠い敵」、具体的にいえば世界の中枢にあって「近い敵」を支えているアメリカへのグローバル・ジハードを展開した。これが2001年の9・11テロにつながっていった。

ネットでつながる「分散型組織」の誕生

 ところがその後、アメリカは軍事、警察、諜報、司法の力などをフルに動員して徹底的にアルカイダを追いつめ、組織に壊滅的な打撃を与えた。組織を広げると一網打尽にされるということを学習したアルカイダは「分散型の組織」を目指すことになる。人的なつながりを広げるのではなく、グローバル・ジハードのイデオロギーを文書にしてインターネット上にアップするなどして、共鳴した人間が一匹狼(ローン・ウルフ)型のテロを各地で起こしていくことを後押しする、いわばネットワーク型の運動へとかじを切ったのだ。近年でいえば、2013年の米ボストンマラソンでのテロや、2014年10月のカナダ・オタワでの国会銃乱射事件などは、このような流れの中で起きた。

 こうしたアルカイダの新たな戦略を作り上げたのはシリア出身のアブー・ムスアブ・アッ=スーリーという人物だ。彼自身は、かつてのアフガニスタンのように、世界から集まった戦士が武装化して組織的なジハードを行うことのできる聖域、すなわち彼の言葉でいう「開放された戦線」を作ることを目標としていたのだが、当面そのような状況は来そうもないので、それまでは一匹狼型の活動を続けていくしかない、といった主張を2004年にインターネット上で発表している。インターネットを駆使した「分散型の組織」は、いわば運動を絶やさないために余儀なくされた結果としての方針転換によって生じたものだった。

 しかし、結果的にはこれにより、ネット上で同志を募り、自発的な参加を促す仕組みができた。これが今日のイスラム国の戦略にもつながっている。しかし一匹狼型のテロを繰り返しているだけでは展望は開かれない。スーリーの言う「開放された戦線」を作り出せるかどうかが、グローバル・ジハードの課題として設定されるようになったのだが、これは思わぬところから実現することになる。きっかけは「アラブの春」だった。

 2010年暮れから始まった「アラブの春」によって、チュニジア、リビア、エジプトなどアラブ諸国では民主化運動が盛んになった。その結果、自由で公正な選挙が行われ、一般には「穏健派」と呼ばれているイスラム教の制度内改革派が各地で台頭した。しかし、それまで政治活動を公式に許されてこなかった制度内改革派は、統治能力を身につけていなかったうえ、、軍や司法や欧米化したリベラル派など反対勢力が徹底的に抵抗し、官僚機構の妨害や軍事クーデタなどで穏健派の統治を頓挫させた。結果として、穏健派は能力不足と実効性の欠如を露呈し、信頼性と期待は失墜していった。逆に、グローバル・ジハード主義など過激派への信頼や期待は相対的に上昇した。

国家を超えて広がる「開放された戦線」

 そうしたなか、シリアで、恐怖政治を敷いていたアサド政権とこれに反対する勢力との間で軍事的な対立が起きた。こうなると、もともと国家への帰属意識が薄い地域だけに、人々の意識は宗派主義的になり、それが国家横断的に広まっていく。レバノンのシーア派の民兵集団ヒズボラをイランが支援してシリアに介入させるようなことも起きて、様々な勢力が入り乱れて広域的な紛争が始まってしまった。内戦でアサド政権の支配が緩んだため、イスラム国などグローバル・ジハードを目指す勢力が、「開放された戦線」を見出すことのできる状況が生まれた。

 ただし、もう一点重要なことがある。ジハード戦士が流入していくためには、ローカルなレベルでの受け皿がなければならない。つまり、中央政府に強く反発し外来の勢力と協調する土着の勢力が存在することが条件になる。この点、シリアでは反政府勢力が互いに争って、最低限の治安や行政サービスが崩壊したことにより、イスラム国の過酷な支配でさえも安全をもたらせば、当座は受け入れる住民感情が生まれた。同様に、イラクでも、スンニ派住民の多い北部・西部地域ではもともと中央政府への反発が強く、政府の勢力の及ばないエリアができていた。

 イスラム国の前身は、2004年にアルカイダの傘下に入った「イラクのアルカイダ」で、スンニ派の立場からシーア派主体のイラク政権と戦ってきた。2007、08年のブッシュ政権による戦力増強、いわゆる「大増派」でいったんは活動が衰えるが、2011年には米軍がイラクから撤退し、さらに「アラブの春」後に中東地域の揺らぎがますます進んでいったことで、イラク北部・西部、シリア東部・北部で現地住民の支持を広げることに成功した。もちろん、抵抗する者を容赦なく殺害するような方法で恐怖心をあおり、それによって住民を支配しているという側面もある。

 このようにして、イラクとシリアに出現した「開放された戦線」が、インターネットを駆使したネットワーク型のリクルート(人材の勧誘)と結びつくことで、世界中からジハード戦士が集まってくる条件が整った。ただ、「なぜジハード戦士が集まってくるのか」という問題に関しては、近隣アラブ諸国から来た人たちと、他の地域から集まる人々を区別して考える必要がある。

ジハード戦士たちの心理構造

 イスラム国の戦闘要員は、米CIAが昨年9月に発表した推計では2万人から3万1500人となっている。その後、米国によるイラク、シリア空爆で減少している可能性もあり、現時点ではおそらく3万人程度と見込まれているが、そのうち半分ほどを占めているのが近隣のアラブ諸国からの参加者だ。

 そうした人々の心理は、イスラム教の論理からすれば、それなりに納得できるものがある。そもそもイスラム世界では、アッラーの教えに反する不義の支配者をジハードで倒すのは「ムスリムの義務」と考えられている。もちろん誰もが武力によるジハードを肯定するわけではないが、シリアのアサド政権が圧政で国民を弾圧しているという認識は広く共有されているから、「今のシリアの状態はおかしい。自分が手を下してでも何とか政権を倒さなければならない」と考える人がアラブ諸国に現れるのは容易に予測できる。しかも、イスラム国の主張は、いちおうイスラムの教えにのっとったかたちを取っている。イスラム国の指導者のバクダーディーは、預言者ムハンマドの後継者を意味する「カリフ」を自称しているが、彼のカリフとしての正統性に疑問はあるとしても、途絶えてしまっているカリフ制を復活させること自体は、ほとんどのムスリムが良いことだと考えている。

 また、イスラム国は捕虜を斬首するなど残虐な処刑を繰り返し、さらには少数派であるヤズィーディ教徒を奴隷にするなどして国際世論から非難を浴びているが、コーランやハディースには、確かにそうした行為を認めているように読める箇所がある。例えばコーランの47章4節には、「信仰なき者といざ合戦という時は、彼らの首を切り落とせ」といった章句があるし、中世の権威あるイスラム法学書であるマーワルディーの『統治の諸規則』でも、ジハードで支配下に置いた多神教徒に対しては、改宗、殺害、奴隷化といった選択肢があることを示している。

 実は、コーランやハディースの解釈は、過去の膨大な文献に通じていないとできないため、かつては各国の政権中枢に近いイスラム法学者が独占していた。しかも、そうした法学者は、比較的穏健な解釈をするのが常だった。ところが最近では主要文献がインターネット上にアップされるようになってきたために、検索すれば誰でも直接文献に当たることができる。イスラム法学者としての専門的なトレーニングを積まなくてもイスラム国のように過激な解釈を正統な根拠を引いて主張することも容易になった。

 同時に、イスラム諸国では中央政府の統治が揺らぎ始めているから、「御用学者」としてのイスラム法学者の権威は失墜している。こうなると、もう誰も過激な解釈をとめられない。これが最近10年ほどの間に出てきた動きだ。イスラム諸国からの義勇兵が後を絶たない背景には、そんな事情もある。

自由から逃走する若者たち

 一方、西欧・米国からのイスラム国への参加者は約2000人とみられているが、このような人々の意識は、アラブ諸国から参加している人々とはかなり違う。

 まず、ヨーロッパからの参加者の大部分はイスラム教の国々からの移民・難民の子孫だ。イギリス、フランスなど西欧諸国では、ムスリム系の移民とその子孫は人口の十数%程度にまで達しており、そのような移民の子弟は、どうしても自らのアイデンティティーの問題に悩みがちだ。イスラム教の国に自らのルーツがある場合、自らのアイデンティティーは生まれ育った西欧にあるのか、それともイスラムにあるのか。そうやって迷っているところでイスラム国の人々の主張に触れ、その主張の中に自らのアイデンティティーを見出そうとする、ということがしばしば起こる。そういった人々が自らの信仰を確認したくて、いわば、自らのアイデンティティーを確立するためにイスラム国に旅立っていく訳だ。

 さらにいえば、これは移民に限らないことだが、近代自由主義の中で生きる人間に固有の問題が現れているのだと思う。どういうことかというと、西欧社会では「自分が何をなすべきか」は自由意思に任されている。逆に言えば絶対に正しい答えというものはなく、自ら判断しなければならない。そのような自由は時として重荷になってしまう。ところが、何か権威あるものに従うことにすれば、自分で決めなくても良い。自ら判断する自由を捨ててナチスドイツの台頭を許した人々の心理を分析した社会心理学者、エーリヒ・フロムの言葉でいえば、彼らは「自由からの逃走」を図ろうとする。ましてやイスラム教の「神の啓示」は、なすべきことを全部教えてくれる。先進諸国からイスラム国を目指す若者が出ているのは、このような理由があるからではないだろうか。

 日本でも昨年秋、北大を休学中の若者がイスラム国への参加を企てるという事件があったが、ここでも同様な心理が働いていたような気がする。かつてオウム真理教に集まった人たちもそうだったと思うが、先進自由諸国では、このようにして「自由からの逃走」に走ってしまう人がある程度出るのはどうしても避けがたい。そこは冷静に受けとめるべきではないか、という気がしている。

誤解に満ちた日本での議論

 ただ、ちょっと気がかりなのは、日本では、「イスラム国の伸長は欧米の側に原因がある」といった議論がしばしば見受けられることだ。例えば、一部メディアでは、西欧・米国への移民からイスラム国への参加者が出るのは「彼らが差別されたり貧困に苦しめられたりしているため」といった解説もなされているようだが、これは事実誤認だ。ヨーロッパからイスラム国入りした人々について調べてみると、その多くは欧米社会でそれなりの学歴を得た、比較的生活水準の高い層から出ている。動機としては、差別や貧困よりも、先に述べた「自由からの逃走」が圧倒的に強い。

 「中東混迷の原因は、第1次大戦中の1916年に英仏露が結んだサイクス・ピコ協定にある」といった議論もしばしば耳にする。サイクス・ピコ協定とは、中東を支配していたオスマン帝国の領域を分割して自らの勢力圏に組み込むために英仏露が結んだ秘密協定で、その時に恣意的に引かれた境界線が今の中東諸国の国境の一つの起源になった。これは欧米に非があるという主張の根拠としてしばしば用いられてきた。イスラム国もこの論理を踏襲している。しかし今サイクス・ピコ協定を否定してしまえば、極端な話、「オスマン帝国の版図を復活させろ」ということになり、トルコ以外の誰も認めないだろうし、中東全域に戦乱が起きてしまう。これはあまりにも無責任な議論だ。確かに「反欧米」という議論は日本などでも一般に受け入れられやすいのだが、中東の混乱の根本原因は、圧政や抑圧、社会に充満する不正義の感覚といった、イスラム社会が自ら解消しなければならない問題だ。欧米悪玉論はそうした実情を覆い隠してしまう。

 日本の思想界にも問題がある。西洋社会は長年の哲学的議論の末に、中世における「神の優越」を覆し、人権や自由を重んじる近代主義を獲得してきた。つまり、絶対的な「神の啓示」と近代自由主義は並び立たず、「神の啓示」を認めるのは自由主義を否定することだ、というのは西洋の常識だ。ところが日本の知識人は、「神の啓示」と自由主義は両立可能だ、むしろ自由主義が桎梏だ、というような議論を平気で展開している。

 戦前の「近代の超克」といった議論にもみられるように、もともと日本の知識人には、西洋の生んだ自由主義をはじめとした近代思想を翻訳され図式化された教科書で学ぶのみで根幹の哲学を理解していないところがある。それはいまだに変わっていないようで、安易にイスラム教を擁護してしまう。

 例えば「イスラム教は平和を命じる宗教だ」というのは正しいが、そこで言われているのは、イスラム教徒が支配し、イスラム法が施行される秩序の中での平和のことだ。宗教的な自由もないから、仮に日本の仏教教団が中東のイスラム教徒が多数派の国に寺院を建てようとしても絶対に不可能だ。日本で当たり前に享受されている宗教の自由は中東には存在せず、正しい宗教と劣った宗教の区別が厳然と存在し、それが政治権力によって施行されている。その上で「平和」と「寛容」があるという事実を日本の知識人は理解できておらず、日本や欧米の限界を超えるユートピアが「イスラム」にあるという主張をポスト・モダン思想が流行したバブル期以来、繰り返してきた。その結果として、イスラムの価値規範も知らないまま、単に社会への不満や破壊願望のはけ口としてイスラム国に参加しようという人が日本から出てくる可能性はあるだろう。実際にインターネット上では、サブカルの「ネタ」のレベルでジハードに共感する人々も出てきている。

 西欧・米国からの参加者が、少なくともイスラムの価値規範を選び取った上でイスラム国に向かっているのと比べると、これはいかにも皮相な状況といえる。日本人のイスラム理解の欠落に起因した、勘違いによる事故のような形での参加者が出てこないとも限らないのが心配だ。

イスラムの改革は実現するか

 今後の展開を考えると、ここまで見てきたように、欧米から渡航したグローバル・ジハードの信奉者が帰国して自国で一匹狼的なテロに走る危険性こそあるが、西欧・米国からのジハードへの参加はさほど大きなムーブメントにはなりえないと思う。しかし、アラブ世界からの参加者は相応の強い動機をもっている。世界各地から戦闘員が集まってくるような「開放された戦線」をいかにして封じ込めるかは、これからも大きな問題だ。

 同様な事態を防ぐために必要なのは、第一に、中央政府の統治が及ばないような地域を作り出さないことだ。イエメンやリビア、ソマリアなどを念頭に、この「統治されない空間」をどうするかは昨年9月の国連総会でも議論になったところだ。イスラム諸国の政府の統治能力の向上が課題となっている。独裁に戻ればいいのではない。独裁ですら抑え込めない社会側の意識変化があったことを踏まえた統治機構の確立が必要だ。

 加えて、イスラム教の解釈の方法論や体系そのものの改革を行わなければ、過激思想を退けることはできない。例えば、「コーランの中の異教徒への抑圧や個人の権利を侵害しかねない特定の章句は、現代社会では適用されない」と明確に宗教者が議論し、コンセンサスとして大多数のイスラム教徒に広まっていかなければ「イスラム国」の思想は論駁できない。いわばイスラム教の「宗教改革」だが、しかしその可能性はかなり厳しいといわざるを得ない。

 そのような改革を実現するには、ヨーロッパ中世が経験した宗教戦争の惨禍や、ルネサンスの熾烈な思想闘争がなければならない。「数世紀はかかる」と欧米化したイスラム教徒の知識人は悲観している。それどころか「近代西洋の支配は終わった、これからはイスラム教の優越性が明らかになるのだ」と意気軒昂なイスラム教知識人が、過去20年ほどの間、現地では支配的だった。近代的な思想改革への機運が、内側からも、外側からも、乏しいのである。イスラム国の惨状を見て、「イスラム復興で近代西洋の限界を超えるのだ。イスラムが解決だ」といった議論をしていたイスラム世界の内部の知識人や、それを持て囃していた日本を含む外部世界の専門家は、深く自らを省みる機会を持ってみてもいいのではないか。

 抜本的な対策はイスラム世界の「外」から強制できるものではない。事態の打開にはまだまだ長い時間がかかるのではないだろうか。

[読売新聞]

Posted by nob : 2015年02月12日 12:38

知ることはすべてのはじまり。。。

若者は単に無知なのではない、、、

大人の無知を受け継いでいるだけなのだ。。。

[逃げる中高年、欲望のない若者たち/村上龍]

Posted by nob : 2015年02月12日 11:22

様々なリスクを想定した普段からのシミュレーションが緊急事態の回避打開の鍵。。。

■基本的には逃げるが勝ち!
暴力犯罪から身を守る6つの鉄則

人に恨みを買うようなことはせず、ごく平和的に暮らしていても、突発的な暴力事件に巻き込まれる恐れは大いにある。警察庁発表によると平成24 年の暴行事件の検挙件数は2万3167件。そのうち約56%(1万3111件)は被疑者と被害者に面識がなく、また傷害事件の検挙件数2万590件のうち、約36%(7502件)が同じく面識のない者同士で起こっている。

自分の身は自分で守るしかない。暴力事件に遭遇した場合に覚えておきたいポイントを紹介する。

〈暴力に遭遇したときの6つのポイント〉
(監修・田村装備開発 田村忠嗣氏)

●鉄則1)大きな声で助けを求める

男性だと、まだ殴られてもいない状況で助けを求めるのは恥ずかしいと感じるかもしれない。しかし、これは暴力に非暴力で対処するクリーンかつ非常に有効な手段である。大きな声には相手をひるませる効果があり、周囲に「暴力の意図がなかった、まったくの被害者」と印象づける意味もある。

●鉄則2)相手の気をそらしてから逃げ出す

もしも暴力に巻き込まれそうになったら、一番大事なのはとにかくその場から逃げること。その際、相手が追いかけ始めるまでに少しでも時間を稼ぎたい。例えば、あたかも相手の後ろに人がいるかのような視線を送りながら手を大きく振り「おまわりさん!」「助けてください」などと呼びかければ、ほとんどの人間は後ろを確認するだろう。その隙をついて逃げ出すのだ。

●鉄則3)相手をひるませてから逃げ出す

相手の顔に向かって、とにかく何かを投げつけるのも良い。人は顔に物を投げられると、無意識に振り払う動作をとる。警察にも、この原理を利用した戦術があるほど、これは有効な手段だ。例えば相手に体当たりするつもりで走り出し、間合いが詰まったところで顔に向けてカバンを放り投げ、走り出した勢いのまま横をすり抜けて逃走する…といった具合だ。

●鉄則4)最悪の姿勢「うずくまり」は避ける

逃げ出すことができず、暴力で対抗することもできない。または不意打ちをくらい、反撃の体勢もとれない…その場合、うずくまって「亀」の体勢で耐えるしかないと考える人もいるだろう。しかし相手が途中で暴力に飽きてくれる保証がない以上、逃げる・闘うという選択肢が本来であり、これはとってはいけない姿勢だ。どうしても、うずくまるしかないのであればできるだけ体を小さく丸め、体の露出面積を最小限にしたうえで、頭の後ろで両手を組み、後頭部と両耳を守ることを意識しよう。

●鉄則5)殴られるしかないときは、呼吸を意識

ただ殴られるのを我慢するしかない状況では、可能であれば呼吸を意識したい。攻撃を受けた際、息を吐いていればダメージが減り、吸っていればダメージは増える。相手の攻撃タイミングに合わせて息を吐くことができればベストだ。

●鉄則6)絶対に切られてはいけない場所

相手が刃物を取りだした場合、攻撃されて怖いのが、首回り、眼球(の後ろにある脳幹)、腋の下、心臓、腹部など体の内側。極論だが、それ以外の部位を犠牲にしてでも、これらの部位は守るべき。あとはとにかく逃げるのみ。

以上が、暴力から身を守るために覚えておきたい6つのポイントだ。
なお、実技を伴う訓練を経なければかえって危険である、という考えからここではあえて護身術については紹介していない。

最後にもう一つ。誤解されがちだが、正当防衛が成り立つ条件に「手を出した順番」は関係がない。相手が攻撃の意思をもって近づいてきた場合(例:ナイフを手に持った相手が、明らかに攻撃の意思をもって近づいてきたと判断した場合など)、先手を打っても構わない。ただし、それは危機を回避するうえでの必要最小限にとどめる必要があり、やりすぎた場合は過剰防衛になる。暴力に対しては基本的に逃げるが勝ち、なのだ。

(文・構成:即応予備自営ライターU)

[webR25]

Posted by nob : 2015年02月12日 10:33

天然はちみつは質の高い糖質、、、トリプトファンがセロトニンに変わる点は高ポイント。。。

■1杯のハチミツが睡眠の質を上げる!

あるテレビ番組で、体重100kg以上の女性がダイエットを行っていたときのことです。その女性は、1年間順調に体重が落ちていましたが、ある時から全然減らなくなったそうです。それには、何と睡眠の質の低下に問題があることが分かったのです。ダイエット停滞期中の方は必見です!

睡眠の質を上げてダイエットも成功する就寝前の大さじ1杯のハチミツ

田井メディカルクリニックの田井祐爾(タイユウジ)院長によると、寝る前に適量のハチミツを摂取すると、質の良い睡眠が取れるそうです。ハチミツには「トリプトファン」が豊富に含まれており、摂取すると体内で「セロトニン」に変化します。

「セロトニン」は睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促進するため、ハチミツは熟睡を助ける働きがあると考えられています。

過度の糖質制限食は禁物

ここ数年、糖質摂取を抑えるダイエットが流行っていますが、限度を超えた糖質制限食を続行していると、脳の機能を保つための糖質が不足しやすくなります。

糖質が不足すると、成長ホルモンの分泌がスムーズでなくなり、睡眠中の身体の修復作業が効率良く行われなくなる可能性があります。そのため、就寝前に適量の糖質を摂ることは奨励できますし、ハチミツは理想的です。

ハチミツ摂取の前に注意することは?

少しでも栄養のことを考えるのであれば、「天然ハチミツ」を選びましょう。なぜなら、ハチミツは減菌のための加熱処理をされると、酵素や栄養素が破壊されてしまいます。「純粋」「天然」との表記がありますが、「天然ハチミツ」なら自然の恵みをたっぷり享受できますよ。

ただし、糖尿病を患っている方は注意が必要です。「2009年 Int J Food Sci Nutr」によると、2型糖尿病患者が糖質制限を無視して食事に天然ハチミツを加えてしまうと、糖尿病は悪化してしまうのです。ですから糖尿病患者のダイエットにハチミツは厳禁なのです。

当然ながら口にするものには身体に合う、合わないはあるものです。最初は少量から続けてみてくださいね。

[ネムジム]

Posted by nob : 2015年02月12日 10:22

現政権によるさらなる暴挙を看過容認し続けるも、ここで摘発拒絶せんとするも私達一人一人の国民次第。。。

■日本が名実ともにアメリカの従属国になる!?

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

 米国のオバマ大統領は、黒人で初めての大統領であるだけでも歴史に深く刻まれる。だが、政治的業績となるとなかなかすぐには思い浮ばない。

 任期末が近づく今、ひょっとすると米国の日本取り込みがオバマ大統領の歴史的業績になるかもしれない。それも、米国が日本を従属国化しようとしているというより、日本が進んで米国に従属しようとしている印象を受ける。

 これは米国のいかなる政権も、民主党、共和党などの政党も、さらにほとんどの米国民も大歓迎することは間違いない。

 現実には、米国の軍事行動のために人命と資金の役割分担を引き受けるところから、両国の一体化が始まる。これが、末期のオバマ政権に転がり込んだ思わぬ歴史的事業になりそうだ。

 20年ほど前に、既に故人となった著名な政治学者が私に「結局日本はアラスカやハワイのようになるのだろうな」とつぶやいたことがある。以来、この言葉が私の頭から離れたことはない。アラスカやハワイが州となるのは、言語や文化を考えても違和感はなかった。しかし、異質な文化や伝統を持って、有史以来、独立を貫いてきた日本がどうしてそんなことになるのか。だが、現状はその学者の言った方向に向かっていないとは断定できない。“州”となることはないだろうが、自分で国の方向を決めるという独立国の一義的な特質を喪失する可能性は高い。

 安倍晋三首相は、5月の連休に訪米してオバマ大統領と会談する予定となっている。それまでに、安保関連法の整備、ガイドライン(日米防衛協力の指針)の決定という宿題を片付けなければならない。統一地方選挙後に集中的に取り組み、それをおみやげに訪米するつもりだろう。

日本が米国の仕掛けた戦争に
見境なく加担するのは誰のためにもならない

 安倍首相は、今回の「イスラム国」問題が日米一体化の流れを加速させると考えているのだろうか。国会審議でも一段と強硬姿勢になったようだ。

 この日本の動きに呼応するかのように、6日、オバマ政権は5年ぶりに国家安全保障戦略を発表した。今後の外交政策、軍事政策の基本方針である。この新戦略のキーワードは、「同盟国との連携重視」、「アジア重視」だが、この2つが揃えば、新戦略は日本の役割に過大な期待があると言わざるを得ない。

 アフガン、イラクの両戦争の成果が思わしくなく、米国では「単独行動主義」と「地上戦」にいやしがたいトラウマがある。その反省に立った新戦略なのだろう。そうならば、連携重視の方針で日本への役割分担は新戦略の核心部分である。しかも、米国が頼まなくても進んで引き受けるということだから願ってもない。

 オバマ大統領は新戦略の前文で「米国は常に国益を守り、われわれの同盟国や友好国に関与し続ける」と明記している。あくまでも米国の軍事戦略の第一義は米国の国益であることに念を押している。

 米国の国益が日本の国益に沿うことも多いが、すべてがそうであるわけではない。それどころか米国の仕掛けた戦争がイラク戦争のように事後的に間違いと総括されたこともある。「イスラム国」発生の遠因はイラク戦争だと言えるが、このような戦争にこれから日本が加担していくことは、日本のためにならないばかりか、世界のため、何よりも米国のためにもならない。

 日本が米国戦略における役割分担を飛躍的に増大させるとどうなるか。米国は資金と生命の犠牲を格段に減らすことができる。そうなれば、連邦議会や世論からの反対論が当然弱まるだろう。その結果、米政府は、戦争を今よりもっとやり易くなる可能性が出てくる。

“米国の間違い”を止める立場を
日本は維持できるか

 アフガンやイラクで、米国は戦勝後に好みの“民主的”政権を樹立した。その後は両国内に民主主義が定着するどころか逆に混乱が広く深く拡大しているように見える。

 イラク戦争当時私は「戦車で運び込んだ民主主義は根付かない」と強調した。

 民主主義は自分で選択し自分で形成するもの。そして自分たちの力によって樹立した国家が独立国となるのである。

 そのことをきちんと認識しなかったのが米国の間違いである。今後も米国がこんな間違いを繰り返さないという保証は何もない。

 だからこそ日本は、米国の間違いを指摘し、それを是正することができる立場を維持する必要がある。

 それに5月の連休まで、果たして今の流れが順調に進むのかも疑問である。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年02月12日 08:46

ホント驚きです。。。

■女子高生の約1割が「1日に15時間以上」スマホを使用!平均は7時間

長澤まき

未成年者のスマートフォン使用時間が長時間化している。

スマホ等の使用が長時間化へ

情報セキュリティメーカーの「デジタルアーツ(株)」は10日、未成年の携帯電話・スマートフォンの利用実態調査を発表した。

それによると、前回調査では6.2時間だった「女子高生の1日平均スマホ使用時間」が7時間になるなど、スマホ等の使用が長時間化していることが明らかになった。

高校生からスマホ使用が長時間化?

デジタルアーツは、全国の小・中・高校生618名および9歳までの子どもを持つ保護者595名を対象に携帯電話・スマホの利用実態調査を行った。

調査の結果、10歳から18歳のうちスマホ等の平均使用時間が最も多いのは「女子高校生」で1日の平均が7時間となった。ちなみに、男子高校生の平均使用時間は4.1時間、小中学生は2時間未満。

また、女子高生のうち「使用時間が15時間以上」と回答した者が9.7%いた。

ネット上には「半端ない」と驚きの声

この発表を受け、ネット上には驚きの声が寄せられている。

永井千聡(音楽講師)  @CHISASENSEI
女子高生、スマホ使用時間の平均→1日7時間ですとっ?!?!(°°;) 平均がですよ。 7時間って、睡眠時間じゃん(≧▽≦) 何とかしなきゃ、日本!!

雑用係@3年目 @hiro47116574
女子高生スマホの使用時間1日平均7時間て嘘やろ(笑) どんだけ暇なんや

しんせん@PSO2 @shin100002
今の女子高生の1日平均スマホ使用時間7時間か……… ずーっと画面見てると、肩こりそうだなー(小並

かとちゃん @piece_of_wish
スマホの使用時間は中学生までは1時間ぐらいみたいやけど、 高校生になると男子が4時間ぐらいで、女子は7時間!! いろいろと興味を持つ年になるやろうけど、ハンパねぇ…(´Д`)

かえる@GL(基本フレーム)布教中 @naippi13
女子校生のスマホ使用時間いつ見てもやべーなって思うけどPCにしたら自分も似たようなもんだし何も言えんわ

授業中や睡眠などを除く多くの時間で、スマホを頻繁に使用している女子高生が多いようだ。

「非常に危惧」と大学准教授がコメント

この調査結果に対して、玉川大学大学院教育学研究科の近藤昭一准教授はこのように述べている。

人格形成の一番大事な多感な時期に、メディアを介した間接的なコミュニケーションがメインとなってしまい、人と人との多様で直接的なコミュニケーションの機会が失われつつあることを非常に危惧しています

近藤准教授は、インターネット等を子どもの居場所にするのではなく、子どもの周囲に多くの出会いの場を作り、しっかりと人と向き合える交流をさせてほしいとも述べている。

高校生の半数「やめられない」

スマホやパソコン等の普及に伴い、ネットメディア接触の低年齢化や長時間化が問題となっている。

岡山県教育委員会の調査によると、岡山県内の高校生の3割教がスマホ等の使用で生活に影響が出ていると感じていると答えた。

調査では多くの高校生が、このように回答したという。

使い始めるとやめられない

スマホを使用するために、睡眠時間や学習時間を削っている高校生が半数以上だという。

ネット依存から抜け出すのは困難?

子どもや若者のネット使用の長時間化が問題になっているのは、日本だけではない。中国では、2400万人程が「ネット中毒」だといわれている。

そんな中国で、ある男性がネット依存を断ち切るために驚くべき方法を実行したという。

中国の江蘇省で、ネット依存症を克服できずに苦しんでいた19歳の男性が、「ネットをやめるためにはこれしか方法がない」と、包丁で自分の手首を切り落としたというのだ。

手首を切り離さなければ止めることができないほど、スマホやネットへの依存が深かったのだろうか。

・出典元:スマホ 高校生「生活に影響」3割…岡山 - YOMIURI ONLINE(2/8)
・出典元:海外発!Breaking News】19歳男性、自ら手を切り落とす。ネット依存症を断ち切るために! - Tech insight(2/7)

[イロリオ]

Posted by nob : 2015年02月10日 17:39

支援救出放棄契約のうえで渡航を許可する以外にはない、、、かと思います。。。Vol.2/後藤氏をはじめ渡航する人達はみな覚悟の上でのことだと。。。

■「イスラム国」に対し日本と日本人がすべきこと

上久保誠人 [立命館大学政策科学部准教授]

英米に「自己責任論」は存在しない

 今回の「イスラム国」を名乗る組織(以下IS)による日本人人質殺害事件に関して、まず最初にいわゆる「自己責任論」を考えてみたい。これは、外務省が渡航自粛勧告を出していたISが支配する危険地帯に、「民間軍事会社の社長」を自称して入って拘束された湯川氏と、その救出に向かった後藤氏に対して、ネット上を中心に広がる「政府に迷惑をかけるな」「政府が助ける必要はない」などの批判のことだ。

 この現象は、英国国営放送(BBC)が、デヴィ・スカルノ氏のブログでの「後藤氏は自決せよ」という発言を紹介するなど(“Japan wakes up to bad news about Kenji Goto”を参照のこと)、諸外国からも「日本らしい」こととして強い関心を持たれているようだ。

 筆者が知る限りだが、少なくとも英国では、「自己責任論」というものを聞いたことがない。おそらく米国でも同じだろう。英米では、そもそも人間行動のすべてに「自己責任原則」が貫かれているので、あらためて特定の場面で「自己責任」を強調する必要がないからだろう。

 一方、日本の「自己責任論」は、「自己責任でない場合は、政府に生命と安全の保護を求めることができる」という考え方が前提のように思う。つまり、国民の自己責任とされる範囲は狭く、政府に頼れる範囲が広いとされているからこそ「自己責任論」が出てくるということだ。

 これには違和感がある。なぜなら、日本政府は「国民の生命と安全の保護」の意識が希薄だと思うからだ。例えば、筆者がかつて商社マンだった頃、世界のどこかで紛争が起こった際、日本大使館は日本人でさえ大使館に入れず、締め出すようなことがあったと聞いたことがあった。

 紛争時にはむしろ英国大使館や米国大使館が、国籍を問わず誰でも逃げ込める「駆け込み寺」になる。「なにかあった時は英米大使館へ向かうべし」というのが日本人駐在員の常識だった、と商社の先輩からよく聞いたものだった。逆説的だが、自己責任原則が貫徹されているはずの英米政府のほうが、国民の生命と安全を守る意識が徹底されているということだ。

日本はISの「キャッシュディスペンサー」に
なっていたかもしれない

 ひとついえることは、政府は万能ではないということだ。政府にできることには限界がある。それは、英米でも日本でも同じことである。

 ISは米国人3名、英国人2名を殺害している。ISの「空爆停止」の要求に対して、英米政府が一切の交渉を拒否したからである。ISに屈して交渉に応じ、身代金を支払えば、ISに多額の資金を与えることになる上に、さらなる身代金獲得を狙って、テロが繰り返される恐れがある。英米が人質救出のためにできることは、基本的に「軍事作戦」しかないのである。

 今回、ISによる日本人拘束が明らかになってからの日本政府の対応を批判する声がある。政府は、身代金支払い要求に応じない一方で、中山泰秀外務副大臣をヨルダンに送りこんで人質解放に協力を要請した。だが、ヨルダンがどのようなパイプでISと交渉しているのか、交渉状況がどうなっているのか、政府はほとんど掴めなかった。特に、ヨルダンがISに対して軍パイロットの安否確認を要求し、女死刑囚の釈放を拒否してからは、交渉状況は全く見えなくなった。このように、日本政府は人質解放に無力だったように見えることに、批判が集中している。だが、そもそも日本政府はISと交渉自体、してはいけなかったのではないだろうか。

 英米のジャーナリストがISに拘束・殺害されたケースと、今回の日本人のケースの違いを考えてみたい。繰り返すが、ISが英米人を拘束した際、英米政府に要求するのは「空爆の停止」である。そして、英米政府が一切交渉に応じないので、人質は殺害されることになった。英国のジャーナリスト、ジョン・キャントリー氏が拘束されたまま、ISの広報映像にたびたび登場しているが、彼を巡っての交渉も行われていないようだ。要するに、ISが英米人を拘束・処刑するのは、ISの恐ろしさをアピールする「政治的パフォーマンス」の意味しかない。

 一方、ISが日本人を拘束した今回のケースでは、「身代金」を要求された。そして、途中で要求が身代金から「人質交換」に変わった。これはISが、日本のことをより「実利的」に考えている可能性を示している。

 英米などの有志連合による油田地帯への激しい空爆や原油価格の下落で、ISの主な収入源である原油密売が激減しているという。そこで、ISは身代金目的の誘拐による資金獲得を強化している。身代金の収入は年間40~50億円になるという。ISは、弱腰のイメージがある日本なら、多額の身代金を払うと考えて、日本人誘拐を狙った可能性がある。

 これまでフランス、スペイン、トルコなどが、人質解放のためにISに身代金を払ってきたとされる。これらの国で、その後人質事件が頻発しているわけではない。だがそれはISが、これらの国は何度も多額の身代金を払い続ける力を持っていないと考えたからかもしれない。

 一方、日本は経済大国である。国連などさまざまな国際機関に多額の資金を拠出している。世界中の新興国・発展途上国に援助をばら撒いてきた。多額の米国債を保有する「米国のスポンサー」でもある。ISは日本に対して「金持ち」のイメージを持っているだろう。

 もし、日本が今回、身代金を支払っていたら、ISは日本のことを、活動資金を引き出すためにいつでも使える「キャッシュディスペンサー」と考えたかもしれない。ISが、まるでキャッシュカードを使うように、活動資金を引き出すためにありとあらゆる機会を捉えて日本人の誘拐を狙うようになれば、本当に日本人は世界中で危険に晒されることになる可能性があったのではないだろうか。

他国の死刑囚釈放で
自国民を取り戻すことの意味

 さらにいえば、ヨルダンに収監されている女死刑囚の釈放を条件に、後藤氏の解放を交渉して、もし解放が実現していたらどうだっただろうか。日本国内では、後藤氏の救出を願うあまり、ヨルダンがISの要求を受けて女死刑囚を釈放するかどうかに焦点が当たり続けていた。ヨルダンが「軍パイロットの安否確認」を求めて、ISの要求を拒否した時には、日本国内に動揺が広がった。

 だが、もし女死刑囚を解き放てば、ISはヨルダンの足元を見て、さらなる要求を突きつける可能性がある。同国や周辺諸国の住民は今以上にテロの恐怖に晒されることになるのだ。その深刻さは、一部の識者が指摘してはいたものの、ほとんどマスコミが取り上げることはなく、日本国民の関心ではなかった。

 換言すれば、日本人はヨルダン国民の置かれた厳しい状況に気を使うことはほとんどなかったように思う。だが、女死刑囚が釈放されて、ヨルダン国民が恐怖に晒されることになった時、日本人が生きて戻ってくるというならそれでいいと、日本人は歓喜の声を上げたのだろうか。それは、国家としてあまりに品格に欠けており、国際社会に「恥」を晒すことになったのではないだろうか。

 結局、日本政府が人質解放のためにできることは、なにもなかったということだ。非常に悲しいことだが、結果的に後藤氏が殺されるのを待って、ISに対して猛然と非難声明を出すことしかできなかったのだ。それ以外のすべての解決策は、日本と世界の人々を、よりテロの危険に晒すことになるものだったからだ。

 繰り返すが、政府は万能ではない。政府ができることには限界があるということだ。日本国民はそのことをよく自覚し、テロリストが支配するような危険地帯には、近寄らないようにするしかないのである。

政府は日本人がテロに遭う
危険性を最小化することができた

 ISは、「日本が『邪悪な有志連合』と同様に勝ち目のない戦いに加わるという無謀な決断をしたため後藤さんを殺害する。今後も場所を問わず日本人を殺害する。日本にとっての悪夢が始まる」と脅迫した。だが、これによって、日本人が世界中でテロに遭う恐れが強まったとパニックに陥るべきではない。

 そもそも、ISにとっては、英米のほうが日本以上に許せない「敵」である。だが、英米人に対して、世界中でテロが頻発しているというわけではない。前述の通り、空爆によるダメージや資金力の悪化で、ISが本当に世界中でテロを起こす力を残しているかどうか自体、疑問なのだ。

 日本は事態を冷静に受け止めるべきだ。日本は確かにISから「敵」とみなされることになった。だが、それは日本人も、諸外国並みの危機管理を考えなければならなくなったというだけのことだ。むしろ、政府が身代金、女死刑囚の解放に応じず、ISに「日本はキャッシュディスペンサーだ」と思わせなかったことは、日本人が今後テロに遭うリスクを、難しい状況の中で最小化できたと考えるべきではないだろうか。

 今後、日本政府は国内でテロを未然に防げるよう情報収集力、分析力の強化、海外に渡航・滞在する邦人への迅速な情報提供など、対テロ対策を強化することになるだろう。それは、悪いことではない。前述のように、従来日本政府は国民の生命・安全の保護に関心が薄すぎたように思う。政府が緊張感をもって、それが改善されていくならば、今回のような不幸な事件が起きた中で、せめてもの幸いなのかもしれない。

日本は「違い」ではなく「同じところ」を
強調して中東外交、援助を続けるべき

 今回の不幸な事件を考える際、忘れてはならないことがある。それは、ISの台頭は、石油を巡る欧米の中東進出の歴史の延長線上にあるということである。

 18世紀末、英国の進出によるペルシャ(現イラン)でのアングロ・ペルシャ石油(現BP)の設立に始まる石油を巡る欧米の中東進出。第一次世界大戦当時の英国が「東アラブ人にアラブの独立国を作る」(マクマフォン書簡)、「パレスチナにユダヤ人国家を建設する」(バルフォア宣言)、「トルコ支配地区を英国とフランスで分け合う」(サイクス・ピコ協定)という3つの異なる約束をした、いわゆる「三枚舌外交」。その結果である、欧米石油メジャー(セブン・シスターズ)による中東の石油利権支配の完成、欧米によって人工的に引かれた国境線によるアラブ人国家の成立、そしてユダヤ人国家・イスラエルの誕生だ。

 もちろん、中東諸国は一方的に欧米支配に甘んじてきたわけではない。第二次世界大戦後、石油産業を国営化し、OPEC(石油輸出国機構)を結成して、エネルギーの欧米支配からの独立を果たした。中東の多くの国は欧米のメジャーとともにエネルギー国際市場を形成し、国民はオイルマネーで潤っている。だが、その一方で、その恩恵を受けられない貧困層との格差が広がった。貧困層は、欧米を「異教徒」と敵視する「イスラム過激派」の土壌となった。

 イスラム過激派のウサマ・ビンラディンは、アフガニスタンで反米テロネットワーク「アルカイダ」を組織し、米同時多発テロを引き起こした。これに対して米国がアフガニスタンを攻撃し、イラクのサダム・フセイン政権を倒したことで、イラク国内が内戦状態に陥り、「イラクのイスラム国」の前身組織が誕生した。隣国シリアが内戦状態に陥ると、「イラクのイスラム国」はシリア内戦に介入。IS(イスラム国)に改名した組織は活動領域を拡大し、イスラム世界全体を統一するのだという野望を示し始めている。

 要するに、ISの台頭には中東の欧米支配と、それに対する宗教・民族の問題があるということだ。だが、筆者はこのような問題を考える際に常に言われる「お互いの違いを理解しよう」などとは言いたくない。

 むしろ逆だと考える。この連載で常々主張してきたように、この問題でも、お互いの「同じところ」に意識を集中していくことではないだろうか。

 中東諸国の国民や、欧米と日本に住むイスラム教徒の人たちから「イスラム教とISを一緒にしないで」という声がある。彼らは、イスラム教を信じる人たちだが、同時に、我々と同じ民主主義的なルールがある社会に住み(国によって程度の差はあったとしても)、共通の市場を形成してビジネスを行っている人たちだ。イスラム過激派は、ここに入れない貧困層から出現していることを考えると、我々は「違い」を過度に強調するよりも、この民主主義・市場経済という共通の社会基盤があることを重視したほうがいい。貧困層をなくして、民主主義・市場経済の中に組み入れていき、中長期的にイスラム過激派に走る人たちをなくしていくことである。

 もちろん、民主主義・市場経済という欧米の価値観にイスラムの人たちを合流させていくということには反発があると思う。だが、「違い」を無理に強調するよりも、現時点で「同じところ」に意識を集中することのほうが、現状の上に立ったリアリティがあるのではないだろうか。さらにいえば、短期的な軍事作戦よりも、より抜本的な解決策でもある。

 そして、ここに日本の役割があるのは言うまでもない。菅官房長官は「ISを恐れるあまり、日本が積み重ねてきた中東外交、人道支援をやめれば、テロリストの思うつぼだ」として、安倍首相が表明した難民支援など2億ドルの資金援助をさらに増やす考えを明らかにした。断固としてやり切ってもらいたい。もちろん、それだけではない。政府開発援助(ODA)やビジネス、技術提供、教育、人材育成など、日本が中東に対してできることは、一歩も引くことなく、すべて出していくべきである。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2015年02月10日 13:44

自分自身の生を救えるのは自分自身だけ。。。

■他人にどう思われるかを気にしないようにする4つの方法

昨年、私は人生の中でしたいことが何なのか、ぼんやりとしていました。明確ではなかったため、言い切るだけの自信はなく、また周囲の人たちに自分の陰口をたたく理由を与えるのは、正直なところ、我慢なりませんでした。

私は、人に刺激を与えたいと思っていました。世界を旅したいと思っていました。そして、今度こそジムに入会しようと思っていました。

しかし、私の目標のほとんどが、身の回りの人たちがしていることとは非常にかけ離れているように見えました。たとえ私が異なる道に進もうと試みても、彼らは耳を傾けてくれなかったでしょう。そのような時に変化が訪れました。2014年の初めに突然ひらめいたのです。周りの人がどう思うかをずっと気にして、人生を送ることなんてできないと気付いたのです。

他の人の意見を恐れないようにして、もっと自立するために変えなければならなかったことがいくつかありました。ですので、このアドバイスは、何かしたいことがあるのに他の人の意見を気にして実行に移すことができない読者の役に立つものです。

1)同じような志を持った新しい人と会う

大抵の場合、人は最も付き合いの深い5人のようになると言われています。この説では、不安が重要な要素になります。というのも、あなたと似た人と付き合うことで、本当にしたいことがずっと簡単にできるようになるからです。

ブログを始めたいと最初に思った時、ブログをしている他の人のことをまったく知りませんでした。私の当時の友人にブログをやっている人がいなかったのは確かです。ブログを始めて2、3ヶ月でこの状況は変わりました。私と非常に似通ったことを探求しているブログを運営している人たちとつながりを持ち始めたからです。そのような人たちとつながれたことと、また彼らがいつもサポートし、助言をし、同じ志を持って会話をしてくれることで、より簡単に物事を進めることができるようになりました。

これまでの友人を忘れたという訳ではありません。これまでの友人が素晴らしい友人であり、いつもそばにいてくれたのに、他の友人ができたからといって彼らをなおざりにしようなどとどうして思うでしょうか。ただ、自分と同じ波長の新しい人と会うことで、友人の視点から必要とするサポートをしてくれたり、方向性を示してくれたりしてもらえるということを心に留めておくことには価値があるというだけです。

2)身の周りから否定的な要素を取り除く

私の体験談に出てくる古くからの友人の多くは、人生に対して否定的な見方をしていたり、人のやりたいことに対してどちらかと言えば否定的な態度をとったりしていました。そのような彼らにとって、人の意見を否定することは、ごく簡単なことでした。

たとえば、ジムに入会するつもりだと初めて言った時、数人の人から胸が痛むほど笑われ、その体験を乗り越えて振り払うのには苦労しました。その後、筋骨隆々になり多くの人を驚かせましたが、彼らのもたらした否定的なイメージを人生から取り除かなければ実現できなかったでしょう。

私は自分に疑いや感情的な葛藤をもたらす人と関係を絶つことで、グループの中で簡単に自分を出せるようにし、他の人と目標を共有して気持ちよく過ごせるようにしました。

そのようにすることで、ここ数年間、非常に助かり、これまでよりずっと多くのことができるようになりました。否定的でしみったれた友人と縁を切ることは、周りの人たちの間でより自信を持ち、他の人の意見を恐れないようにする上で重要な一歩になります。

3)信頼できる友人を重視する

あなたには、おそらく異なるタイプの友人が多くいるでしょうが、特に信頼している友人は誰でもごくわずかでしょう。いつもそばにいてくれて、どんなことがあろうとあなたをサポートしてくれる人です。誰かと話したいときは、そのような信頼できる友人の所に行くべきです。彼らなら理解を示してくれて、非常に頼りになるからです。

初めて自分の考えを話し、1人の人間として自信を持ちたいと思っていた時を振り返ると、2、3人の友達1人1人と個別に話をしたものです。私は自分の目標や新しい考え、物事に対する意見などを共有し、友人は話に耳を傾けてくれて、実際に会話が盛り上がったものです。

これらの会話によって私は自信を強めました。私が話していることを理解し、異論を唱えない人もいることがわかったからです。そして私は、徐々にグループ内の他の友だちにも心を開くようになっていきました。事態が変わっていくのに時間はかかりませんでした。より快適に暮らせるようになり、私の目標が現実になり始めたのです。

まずは信頼のおける友人から始めて、徐々に他の人にも心を開くようにしていってください。初めから多くの人と会って不安を克服しようとしても無駄になります。少しずつ自信をつけてください。

4)人生を進めていくのは誰かを忘れずに

最後に覚えておいて欲しいことがあります。ほかのことより、メンタル面での課題になることですが、自分の人生を進めていくのはあなた自身だということを忘れないでください。何を選び、何をしようとも、あなたの自由です。友人はやって来ては去って行きますし、多くの人に毎日会いますが、そのほとんどとはもう会わないでしょう。

ですから、外に出て自信をつけてください。あなたの人生のあらゆる瞬間を体験するのはあなた以外の何者でもありませんし、あなたの自己評価を高く保つことは、幸せで平和な生活を送る上で常に最も重要な一歩なのですから。

このひらめきが、2014年の私にとって何よりも衝撃的なことでした。私は、上記すべてのことを実践できますし、サポートしてくれる素晴らしい友人の集まりを手に入れられます。しかし、自分の人生をコントロールするのは自分自身しかいないということを理解していなかったら、私たちは常に疑念や不安の底に囚われ、埋められているように息苦しく感じることになるでしょう。

人生において、他人の意見を気にし続ける状況を受け入れることで、やりたいことのほとんどを最終的に実行に移していないことに気付くと衝撃を覚えます。私たちは、新しい人に話しかけて拒絶されることを恐れ、自分の考えに従って動いてはダメだと言われることを恐れます。
私たち全員がこの恐怖を克服し、やりたいことをやったら、どんなに幸せになれるか考えてください。

自信を持って、幸せになり、決して他人にけなされないようにしましょう。

4 Ways To Stop Caring What Other People Think | PICK THE BRAIN
Dan Western(原文/訳:Conyac)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年02月09日 18:01

支援救出放棄契約のうえで渡航を許可する以外にはない、、、かと思います。。。

■危険地域のテロ被害「責任は本人にある」83%

 読売新聞社の全国世論調査で、政府が渡航しないように注意を呼びかけている海外の危険な地域に行って、テロや事件に巻き込まれた場合、「最終的な責任は本人にある」とする意見についてどう思うかを聞いたところ、「その通りだ」が83%に上り、「そうは思わない」の11%を大きく上回った。

 「その通りだ」とした人は、イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件を巡る政府の対応を「適切だ」とした人の90%に達し、適切だとは思わない人でも73%を占めた。支持政党別にみても、自民支持層の88%、民主支持層の81%、無党派層の79%が「その通りだ」としており、「最終的には自己責任」の考え方が、広く浸透している。

 一方、海外で日本人がテロの標的となる可能性が「高まった」と思う人は81%を占め、「そうは思わない」は14%だった。

[読売新聞]

Posted by nob : 2015年02月09日 17:54

健全でいいと思う。。。Vol.2

■「若者のSEX離れ」ネットの声は

毎日新聞のWebサイトが2月5日、日本家族計画協会がまとめた「男女の生活と意識に関する調査報告書」で、若い男性の「セックス離れ」が進んでいるとの調査結果が出たことを紹介。男性は“草食”どころか「絶食傾向」にあるなどの分析が、ネット上で話題になっている。

報告書は2014年に16~49歳の男女3000人を対象として、性や避妊、妊娠、中絶などに関する意識や行動などを様々な側面から調査したもので、2年に1度実施されているという。毎日新聞によると、今回注目すべき点は、「29歳以下の男性の性行動を巡る事情」。性交経験率が5割を超える年齢は29歳で、08年の「23歳」、10、12年の「26歳」と比べて一気に高年齢化していたという。

また、セックスに「あまり、まったく関心がない」と「嫌悪している」と回答した男性の割合が18.3%で過去最高に。世代別にみると、45~49歳が 10.2%なのに対し、25~29歳は21.6%、20~24歳は21.1%、16~19歳は34.0%と、年齢が下がるにつれて関心が薄れていくようだ。

これらの結果について、ツイッターでは、

「この結果は絶望的ではないか?この国で生きていける気がしないぞ…どうしてこうなった?嫌悪感てなんやねん??」

と、問題視する声がある一方で、

「若者のセックス離れだって。性行経験が5割を超えるのが30前かぁ。それはそれですごい気がするけど、まあ、そんなのひとそれぞれじゃない?どうでもいいわ。本人がそれでいいならそれでいいし。したいけど出来ない(相手がいない)のは大変かもしれないけど。何がそんなに問題なんだろう?」(原文ママ)
「やる人はやる やらない人はやらない 終わり」

と、個人差のあることで問題にするほどでもないとの意見も。また、「セックス離れ」の原因については、

「確かにな..相手がいるにこした事はないんだろうが、いなくても大して困る事も、カネもねェしダリィしな」
「男のヤラハタや女のクリスマスケーキといった個人の人生に社会全体が圧力をかける風潮は気持ち悪いけど、そういう社会からのプレッシャーがなくなったことが、男の絶食化や女の晩婚化の一因だよね。人間なんて楽な方に流される生き物だから、ある程度の圧力があった方が結果的に幸せなのかもね」
「実際には性の絶食化ではなく、女性との性行為よりも高性能な性欲処理アイテムによる処理の方が楽で快楽を感じる事が原因だと感じる」

などという分析が投稿されている。

さまざまな意見があるが、「若者のセックス離れ」が進んでいるということ自体は、多くのネットユーザーに現実感をもって受け止められたようだ。

[webR25]

Posted by nob : 2015年02月09日 17:48

健全でいいと思う。。。

■<セックス離れ>若い男性、性の「絶食化」 3000人調査

 若い男性の「セックス離れ」が進んでいることが、一般社団法人日本家族計画協会がまとめた「男女の生活と意識に関する調査」で分かった。夫婦の約半数がセックスレスという実態も判明。専門家は「男性は『草食化』どころか『絶食』傾向。若年層の労働環境の悪化など、社会背景も関係しているのではないか」と分析している。

 ◇10代後半の3割超

 調査は昨年9月、全国の16〜49歳の男女3000人を対象に実施し、1134人(男519人、女615人)から有効回答を得た。2002年から隔年の調査で、7回目になる。

 今回、特に目を引いたのが、29歳以下の男性の性行動を巡る事情だ。性交経験率が5割を超える年齢は「29歳」で、08年の「23歳」、10、12年の「26歳」と比べて一気に高年齢化した。一方、女性は「28歳」で、過去の調査結果(24〜27歳)より高かったが、男性ほどの変化はなかった。

 また、セックスについて、「あまり、まったく関心がない」と「嫌悪している」を合わせた男性の割合が18.3%で過去最高に。特に若年層ほど関心が低く、16〜19歳で34.0%▽20〜24歳で21.1%▽25〜29歳で21.6%−−となり、45〜49歳(10.2%)も上回った。

 若い男性のこうした傾向は10年の調査で初めて明らかになった。以降、「無関心」または「嫌悪している」割合が年々高くなり、今回は08年に比べほぼ倍増した。「草食男子」だった10代が20代半ばになっても草食のままで、かつこうしたケースが珍しくなくなってきたのかもしれない。なお、女性の場合、08年に比べすべての年齢層でセックスへの無関心・嫌悪の傾向が広がった。

 ◇学歴・収入負い目?

 なぜ若い男性の草食化が進んでいるのか。調査を分析した医師の北村邦夫・同協会理事長によると、異性との関わりを面倒と感じたり、結婚に利点がないと考えたりしている男性に、その傾向が強かったという。「相手との関係を築くには相応の時間とお金と労力がかかる。セックスに至るまでのコミュニケーションを難しいと感じる男性が増えているのではないか」。北村さんはこう話したうえで、「一般的に男性は相手より優位に立ちたいと考えがちだ。学歴や収入面で同年代の女性に負い目を感じれば、結果的に関わりを避けるのかもしれない」と分析している。

 .非正規で余裕なく

 一方、夫婦の間で1カ月以上セックスのない、いわゆる「セックスレス」の割合は44.6%(男性36.2%、女性50.3%)で、年々増え続けている。セックスに消極的な理由は、男性では「仕事で疲れている」(21.3%)、「出産後何となく」(15.7%)、女性では「面倒くさい」(23.8%)、「仕事で疲れている」(17.8%)の順に多かった。「趣味など他にセックスより楽しいことがある」といった前向きな理由を選んだのは、男性4.5%、女性5.9%で少数派だった。

 北村さんによると、前回の調査では、1週間の労働時間が計49時間を超えるとセックスレスになる傾向が顕著だったという。また、総務省などによると、若年者(学生除く15〜24歳)の3分の1、30〜34歳の既婚男性の4分の1が非正規雇用に就いているというデータもある。「若年層を中心に非正規雇用が増え、精神的な余裕のなさも関係しているのではないか。男女ともにワーク・ライフ・バランスに配慮するなど労働環境の見直しが必要だ」と指摘する。【鈴木敦子、小川節子】

 ◇ピル避妊使用、少なく

 調査は、出産や中絶、避妊などについても聞いた。

 医学的な出産適齢期は35歳ごろまでとされているが、「最後の子どもを出産する理想年齢」を尋ねたところ、最も多かったのが「30〜34歳」で男性34%、女性41%だった。しかし、「35〜39歳」も男性25%、女性18%に上り、理想の年齢と適齢期の間にずれがあった。

 中絶経験率は、2002年は17%だったが、今回(14年)は13%と減少傾向だ。中絶の理由は「経済的余裕がない」(24%)、「相手と結婚していない」(23%)、「相手が出産に同意しない」(10%)などが続いた。中絶時の女性の気持ちは、胎児に申し訳ない46%▽自分を責めた15%−−などで、半数以上が否定的な感情だった。

 避妊している女性は、「コンドーム」の使用が86%で最多だった。認可から16年たつ低用量経口避妊薬(ピル)は5%で、認知度は02年67%、14年65%と横ばいだ。「使いたくない」は71%に上り、副作用が心配51%▽毎日飲むのが面倒9%−−などが理由だった。

 避妊に失敗した時、性交後72時間以内に緊急避妊ピルを飲んで妊娠を防ぐ「緊急避妊法」の認知度は、04年の21%から年々増え、今回は39%だった。また、日本では未認可だが、世界57カ国で承認されている「経口中絶薬」は、22%が「あれば使いたかった」と答えた。

 北村さんは「中絶手術より女性の体にダメージが少ない経口中絶薬の認可へ向け努力したい。また産婦人科医はピルの効果をきちんと説明し、性感染症はコンドーム、避妊はピルという意識を定着させなければならない」と話す。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年02月05日 21:40

そのとおり!!!Vol.46/賛成!前園くんに一票!!

■大久保、後任監督は「日本人がいい」

 川崎Fの14年W杯ブラジル大会代表のFW大久保嘉人(32)が、ハビエル・アギーレ氏(56)の監督解任劇から一夜明け、後任監督について持論を展開した。4日、川崎市内で行われた練習後に「日本のサッカーを知っている人がいいと思う」と話した。6月からW杯アジア予選が始まり、練習時間が限られているため「日本のサッカーを知らない人が一からやるのもおかしくはないけど、日本人がいいと思う」と見解を示した。

 解任問題に揺れる日本サッカー界については「海外ではよくあること。日本もいい経験をしたんじゃないかな」と前向き。04~06年シーズン、マジョルカ(スペイン)に所属した際に指導を受けたクーペル監督は、12年に八百長に関与していたことを認めて問題になった。アギーレ氏とともに告発された中には、一緒にプレーした選手もいるという。「(問題を)引きずらないように切り替えて、成長していくしかない」と話した。

[日刊スポーツ]

Posted by nob : 2015年02月05日 21:35

そのとおり!!!Vol.45

■みんなの広場:あいさつしないのは大人たち

無職・桂美智子・74
(福岡県宮若市)

 本欄1月17日の「あいさつしない子供たち」を読みました。あいさつをしないのは子供ではなくて大人です。私は道で会う人、ウオーキング中にすれ違う人、顔は存じ上げなくてもあいさつはします。でも、「あなたは誰? 知らない人なのに!」とでも思われるのか空振り三振が多いです。でも心は青空です。楽しいですよ、あいさつは。見返りは求めません。何かを期待することは、相手に強要するということで好ましくないと思うからです。

 勝手にボールを投げておいて、返ってこないからといって不平に思うのもいかがなものかと。投稿の中にもあったように「何かおかしい」のは社会です。門前の小僧習わぬ経を読むです。大人がお手本になってこそ、次代が育つのではないかと思います。

 おてんとう様を見上げられる生き方をしなさいと祖母に育てられました。ただただ毎日を丁寧に歩いているつもりです。今朝も知らない方に声をかけます。「おはようございまーす」と。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2015年02月05日 21:31

ひとつのかたち、、、逝き方は生き方の完結。。。

■末期がんの志茂秀子さん 涙と笑いの、命のお別れ会

 【糸満】「寂しい思いをさせてごめんね」。糸満市の友愛会南部病院で24日、末期がんを患う志茂秀子さん(76)=豊見城市=が感謝会を開き、夫・武秀さん(76)や友人、病院のスタッフらに感謝の気持ちと別れの言葉を伝えた。友人から「でこちゃん」の愛称で呼ばれている秀子さん。余興を見て笑いがこぼれる場面もあり、笑いと涙のお別れ会となった。

 感謝会で秀子さんは、夫の武秀さんへ感謝状を手渡した。「結婚41年、けんかもたくさんした。お互い傷つけ合ったこともあった。私が自由に友人と旅行を楽しむことができたのもあなたのおかげです。寂しい思いをさせてごめんなさい」とつづり、最後は感謝の言葉で締めくくった。

 武秀さんは病気が判明した後に2人で大げんかしたことを明かし、「自分の体をもっと大事にしてほしかった」と声を振り絞るように伝えた。「心が落ち着かなくて無気力状態の日が2、3日は続くことがある」と自身の心情も吐露した。

 秀子さんは2014年6月に腰に痛みを感じ、病院を受診。診断結果は末期の大腸がんで骨や肝臓にも転移していた。8月に施したがん細胞を取り除く手術で、一時は食事ができるほどに回復した。

 主治医の笹良剛史医師は「現在はおなかに水がたまるなど病状が進んでおり、転ぶと骨が折れるほど弱っている。座っているのもつらいはずで、体の状態が常に心配だ」と話す。

 友人代表であいさつした大屋絹子さん(78)は秀子さんと共に取り組んだ日本赤十字社の活動を懐かしそうに振り返った。

 感謝会の開催は秀子さんの「生前葬でみんなに感謝の言葉を告げたい」との要望を受け、友人の城間幸子さん(77)や病院スタッフらの全面協力で実現した。

 秀子さんは最後に「これ以上の幸せはないと思います」と、集まった友人らに感謝の思いを伝えた。

[琉球新報]

Posted by nob : 2015年01月30日 11:09

世代間の意識のギャップ、、、笑えます。。。(苦笑)

■共感できない「仕事の名言」1位は

上司や先輩が世に言われる“名言”を引用しながら部下を叱咤激励する…そんな光景を目にしたことがある人もいるだろう。満足げにしている上司・先輩をしり目に、言われた方は「正論だけど、現実的じゃない…」と納得しきれないケースもあるのでは? そこで20代の男性会社員200人に、「仕事・人生の名言」のなかで、共感できない言葉についてアンケート調査を行った。

■共感できない「仕事・人生の名言」TOP10
(1〜3位まで選んでもらい、1位を3pt、2位を2pt、3位を1ptとして集計 協力/アイリサーチ)

1位 努力に勝る天才無し 147pt
2位 一生懸命努力すればするほど、運は味方する 140pt
3位 果報は寝て待て 90pt
4位 明けない夜はない 76pt
5位 ドアを叩け、さすれば開かれん 70pt
6位 忙しい時ほど遊ぶ 68pt
7位 他人と同じ考え、同じ行動をしてはならない 65pt
7位 志を立てるのに遅すぎるということはない 65pt
9位 リスクを負わないのがリスク 51pt
10位 試練は越えられる人にしか与えられない 50pt

上位には、“努力”に関する名言がランクイン。一見、どれも素晴らしい名言に見えるが、共感できない理由を聞いてみたところ、次のような回答が…。

【1位 努力に勝る天才無し 147pt】
「そんな馬鹿な」(24歳)、「天才には勝てません」(27歳)、「努力で埋め難い差があるのが現実だから」(27歳)と真っ向からの否定が多い。また、「努力をいくらしても権力や財力には勝てないから」(28歳)なんて声も。

【2位 一生懸命努力すればするほど、運は味方する 140pt】
「運は味方などしないので」(27歳)、「経験談」(24歳)という実感のこもったコメントのほか、努力しなくても「運だけで出世する人もいる」(26歳)という人も。また、「運はいつか来る。生きているときか死んだときか」(28歳)と悟ったような声もあった。

【3位 果報は寝て待て 90pt】
「やっぱり自分で動かないと何も起こらない」(28歳)、「寝てても何も変わらない。むしろずっと寝ていたい」(29歳)など、待ったところで何もないはず、という人が多数。さらに、「心配でそんな余裕が持てない」(24歳)、「果報が一生来ない人もいると思うから」(27歳)といったコメントもあった。

【4位 明けない夜はない 76pt】
「当たり前のことだから」(28歳)など、当然のこと過ぎて、共感できないという声が多かったが、「人生に希望が持てないから」(27歳)、「現状、この先好転するように思えないため」(25歳)と現実に悲観して諦めている声も…。

【5位 ドアを叩け、さすれば開かれん 70pt】
挑戦を積極的に推奨する言葉だが、「叩いただけでは無理かと」(24歳)、「単純にはいかないから」(28歳)など、挑戦すればいいというものじゃない、とする声があがった。

そのほか、6位【忙しい時ほど遊ぶ】「遊ぶ余裕はない」(23歳)、7位【他人と同じ考え、同じ行動をしてはならない】「一歩間違えば、ただの協調性のない奴」(29歳)、同率7位【志を立てるのに遅すぎるということはない】「理想論」(25歳)、9位【リスクを負わないのがリスク】「リスクを負わずに利益を出すのが優れている人間だから。リスクを負ってなんぼという考えはバカ」(27歳)、10位【試練は越えられる人にしか与えられない】「試練だらけです」(26歳)という意見も。

名言の通りに思考・行動すれば、すべてがうまくいく…とは言えないのが現実というもの。けれど、名言にも精神的にプラスになる部分はある。名言の良い所取りをして、現実に生かしていきたいものである。
(R25編集部)

[R25]

Posted by nob : 2015年01月30日 10:35

過ぎたるは及ばざるが如し、、、時としてすべてを失うに等しい。。。

■働き過ぎだと感じたら...休憩を取るべき5つの重要な理由

Inc:私の新年の抱負の1つが、愛する人々ともっと時間を過ごすこと、いくつかの趣味を追求する時間をもっと持つことです。というのは、8年前の起業以来、趣味をしっかり楽しむ時間が無くなってしまったからです。もう1つの抱負は、パソコンの前に座る時間を減らし、もっと動くことです。もっとも、私はワーカホリックなので、この抱負を実現し続けるのは難しいでしょうが...。

自分で事業を行っている(もしくは単に自分の仕事が大好きである)場合、おそらく年がら年中仕事をしていることでしょう。しかし、仕事以外に趣味や夢中になるものを持つのは大切なことです。会社から外へ出て、何か別のことをするのは健康的なことです。本当です、私自身、休憩を取って他のことをする 時間を作ったところ、仕事がもっとうまくいくようになったのですから。

仕事以外に趣味や夢中になるものを見つけることが必要な理由をまとめると、次のようなことが挙げられます。

1. 遅くまでずっと仕事をしていると、友人や家族と一緒にいるチャンスを失ってしまいます。彼らは関心を持たれていないと感づき、そのうち一緒に過ごして欲しいと頼むことを止めます。しまいには、皆さんが彼らと一緒に過ごそうと思った頃には、もはや必要とされなくなっているのです。

2.遅くまで仕事をしているとき、何を食べているでしょうか? テイクアウトやファストフードの類でしょう。もっと家で食事をするようにしましょう、そうすればもっと健康的な食生活が出来るようになります。

3. 遅くまで仕事をしている人は運動量が少ない傾向があります。とりわけ座って仕事をする人にとっては、運動は重要な生活の一部です。1日中コンピューターの前に座っていないで、立ち上がって動かなければなりません。時間を見つけて、必ず1日の中に何か運動を組み込みましょう。昼食の休憩時間に散歩をするだけでもかまいません。体を動かすことなら何でも意味があります。

4.趣味や夢中になれるものは良いストレス解消になります。数時間(もしくは 1日でも)仕事から離れると、ずっとリフレッシュした状態で仕事に戻れますし、困難な課題を成し遂げられる気分にもなっています。時に、物事に行き詰まったときなどは休憩するしかありません。そうすることで目の前にある答えが見つかるということもあるでしょう。

5.休憩を取らずに仕事をする人に、バーンアウト(過労やストレスによる心身の疲労)はよく起こります。そうでなくても、ひたすら働いた結果、かつては大好きだった仕事にうんざりするようになるでしょう。仕事が退屈になり、もうこれ以上やりたくないと思うようになるのです。

つまりは、ワーカホリックはもうやめにしましょう。1日20時間も働くのは体に良くありません。食事は不健康になり、座り過ぎ、さらには家族や友人との時間を失う結果となるのです。運動もせず、ビジネスに対する情熱すら失いかねません。ですから、一息ついて犬の散歩に出かけたり、子どもとキャッチボールをしたりしましょう。そうすれば、集中力が高まった状態で仕事に戻れるはずです。実際、私も息子と連れだって、数分間サーフィンレッスンを受けていますよ。

5 Important Reasons Why You Need to Take a Break|Inc

Rhett Power(訳:コニャック)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2015年01月28日 15:24

あくまで私達一人一人の意識と行動の在り様の問題。。。

■佐藤愛子氏「女性の社会進出、まだ30年くらいかかる」と予想

 安倍首相が推し進める「女性の社会進出」。女性にはどう映っているか。直木賞作家の佐藤愛子氏はまったく楽観視していない。

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 私はこれまで組織に属することなく、一人で孤軍奮闘して生きてきた野人ですから。女性の社会進出について、実感としてお話しできることは何もありませんのよ。

 でも近頃、安倍さんが急に女性の社会進出について言い出したことは気になっていました。外国では女性政治家も相当多いでしょう。イギリスのサッチャーさんとか、ドイツのメルケルさんとかね。

 安倍さんは日本の女性もそういうふうになればいいと思っておられるのでしょうが、日本での社会進出の歴史は何といっても短いですからね。力のある女性の進出が生まれるにはまだ30年くらいかかると思いますよ。どちらにしろ、始めに(女性登用の)数を定めてそこに当てはめるのは本末転倒じゃないかと思います。

 そもそも小渕優子さんにはマスコミも「次期総理」なんて囃していましたけど、あれはなんでなんですか? マスコミも軽薄ですね。家柄とか見栄えと政治家としての能力とは別でしょうに。

 都議会で質問中の女性議員を男性議員が野次ったということを問題にした報道をいやというほど見せられましたけど、本当にくだらないことに熱中する時代ですね。

●取材・構成/末並俊司

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2015年01月26日 06:06

言わずもがな、、、いつまでも看過し続けているのは私達国民。。。

■福島第一原発4号機の設計者が断言! 「“汚染水の完全コントロール”は大ウソ」

昨年12月、福島第一原子力発電所4号機プールに残っていた使用済み核燃料の取り出し作業がすべて完了した。

作業を行なった東京電力は「大きな前進」とし、各メディアも「ひとつの節目を迎えた」と報じたが、廃炉に向けての道のりはいまだ険しいまま。

福島第一原発4号機などの原子炉圧力容器の設計に関わり、内実を知り尽くす田中三彦氏が、今後に待ち受ける困難を解説する!

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●トレンチ止水の問題

福島第一原発の汚染水は完全にコントロールされている―。安倍晋三首相がIOC(国際オリンピック委員会)総会の壇上で、そう大見えを切ったのは2013年9月のことでした。

しかし、汚染水の完全なコントロールなど大ウソです。

福島第一原発を廃炉にするには、一日約300tずつ増える汚染水を除去しなければいけない。そのため、東京電力は原発の周りの土を凍らせて地下水の流入を抑える「凍土遮水壁」(以下、凍土壁)を築こうとしています。

ところが、その建設の前提となるトレンチ(タービン建屋と海側のポンプをつなぐ電源ケーブル類を通す、幅と高さが5mの地下道)内の汚染水処理にすら四苦八苦しているありさまです。

タービン建屋につながるトレンチには1万1000~1万2000tもの汚染水がたまっていて、地震や津波に襲われれば、汚染水の大量漏洩(ろうえい)もあり得るわけで、いつまでも放っておけない。

そこで東電は、タービン建屋とトレンチの接合部を凍結させて止水し、汚染水を抜き取ろうとしたのですが、うまくできなかった。水流によって汚染水の温度が十分に下がらず、凍結しなかったのです。

そのため、東電は昨年11月末、大量のセメントを流し込み、トレンチ全体を埋める粗っぽい手法に切り替えざるを得ませんでした。とはいえ、この手法で完全に汚染水を遮断できるのか、まだはっきりしていません。

国と東電は汚染水対策として、(1)汚染源を取り除く、(2)汚染源に水を近づけない、(3)汚染水を漏らさない、という3つの基本方針の下、計9つのメニューを打ち出しています。

トレンチ内の汚染水抜き取りはその9つのメニューのひとつにすぎません。それすら、東電はうまくこなせていない。原子力規制委員会の某委員が「トレンチの止水もできないのに、凍土壁もへったくれもない」と呆れたのも無理はありません。

●“不確実”な凍土壁

凍土壁の造成は昨年6月から凍結管設置のための削孔作業が始まっており(昨年12月24日時点で1030本)、今年から本格的な工事に突入します。

ただ、土を凍らせて止水するという技術は不確実です。トンネル工事などで採用されたことはあるものの、それは小規模なもの。総延長約1.5㎞、合計で7万m3もの土を凍らせる大規模な工事例は過去にありません。

山側から流入する地下水量は1日800~1000t。それだけの水をせき止めるのだから、凍土壁にはそれなりの水圧がかかります。氷に力を加えると、ある時点でパキッと割れてしまう。

大きな地震が発生したとき、凍土壁が割れたり、ヒビが入ることはないのか? 確かなことは何もわかっていません。しかも汚染水処理が完了するまで、その凍土壁をこれから何年間も維持しないといけないのです。

国も東電も技術的な“実験”をこの機会にやってしまおうと考えているように見えます。コストの安い工法を試して、成功すれば新技術の確立になる。ダメなら別の方法を試せばよいという安易さを感じてしまいます。

しかし、そんな悠長なことをやっている場合ではない。汚染水の海洋流出を防ぐためにも、少々コストがかかってもきちんと汚染水をコントロールできる設備を導入すべきです。

例えば、民主党は鉄板壁を提案したし、地盤工学会も凍土壁の性能や耐久性に疑問を投げかけ、今からでも遅くないと別の方法を提案しています。

それに、凍土壁さえできれば、「これで安心」とはなりません。凍土壁で山側からの地下水をシャットアウトすれば、原子炉建屋の地下などにたまっている超高濃度の汚染水が外に流れ出す危険性があるからです。

今、建屋内には一日300t前後の地下水が流れ込んでおり、東京電力はそれをくみ上げて浄化した上で、タンクにため続けています。水は高い所から低い所へ流れる。

つまり、地下水の水位は建屋にたまる汚染水の水位より高いということです。当然、水圧は地下水のほうが大きいので、建屋内の高濃度の汚染水は外に漏れ出ない。

ところが、凍土壁で地下水の流入を止めてしまうとどうなるか? 今度は建屋の水位が地下水の水位より高くなり、逆に危険な汚染水が外部に流れ出てしまうのです。

これを防ぐために、上流からの地下水の一部を、注水用井戸を使って建屋周辺の地盤に流し込み、原子炉建屋内の汚染水の水位より地下水の水位が高い状態になるようにしなくてはなりません。

つまり、凍土壁が完成したとしても、井戸や流量計を設置し原発敷地内のあちこちの水位を絶えず監視、コントロールしないといけないのです。理屈上は可能でも、実際にはとても難しい作業だと思います。

(取材・文/姜誠)

●田中三彦(たなか・みつひこ)
1943年生まれ。68年に日立製作所の関連会社に入社。福島第一原発4号機などの原子炉圧力容器の設計に関わる。

[週プレNEWS]

Posted by nob : 2015年01月26日 05:53

言わずもがな自由競争社会の宿命、、、公平公正なセーフティーネットづくりこそが火急的課題。。。

■1%の富裕層、世界の富の半分を保有へ

世界の1%の富裕層がもつ資産の総額が来年までに、残る99%の資産と同額になる可能性があるという

1%が富の半分を保有

(CNN) 世界の人口の1%の富裕層がもつ資産の総額は来年までに、残る99%の人口の資産を合わせた額と同程度になるという推計を、国際支援団体のオックスファムが19日に発表した。また、世界の富裕層上位80人の資産総額は、貧困層35億人の資産総額に匹敵するという。

今回の推計によると、1%の富裕層が握る資産が世界の富に占める割合は、2009年の44%から、14年は48%に増加した。このままのペースが続けば来年までには50%を超す見通し。

残る52%の富についても、人口の5分の1の比較的豊かな層が46%を握っていて、その他の層が握る割合は世界全体の資産のわずか5.5%にとどまる。

昨年の大人1人当たりの資産額は平均で3851ドル(約45万円)。これに対して富裕層の資産額は平均270万ドル(約3億円)だった。

スイス・ダボスで始まる世界経済フォーラムの年次総会で共同議長を務めるオックスファム幹部のウィニー・ビヤニマ氏は、各国の首脳に対して広がる格差問題への対応を呼びかける方針。「富裕層とそれ以外の層との格差は急速に拡大しつつある」「より公正で、より豊かな世界の妨げとなっている既得権者に立ち向かうべき時だ」と指摘している。

[CNN]

Posted by nob : 2015年01月21日 10:42

サスティナブルな運動の蓄積、、、心も身体も必ず応えてくれます。。。

■痩せるだけじゃない!運動することで得られる6つのメリット

林田玲子

「アナタは何か運動をしていますか?」という質問をすると、半数以上の方が「いいえ」と答えます。中には、「私、身体を動かすことが嫌いなのです。運動なんてもっての他です!」なんていう方もいます。
今、この記事を読まれている「アナタ」はどうでしょうか?

【運動するメリット】
運動嫌いの方の心が動く「メリット」をお話しします。

1 プロポーションの維持。
2 体脂肪が減る。
3 老化が止まる。
4 肌が綺麗になる。
5 頭が良くなる。
6 ストレス解消 等。

逆に考えれば、運動していない人は、運動している人と比較して、これらの全てが低下していく、ということです。
この中で、1、2、6は納得できても、3、4、5はあまりピンとこないかもしれませんね。
一つ一つ説明していきましょう。

【プロポーションを維持し、脂肪燃焼に有効な運動】
私は体重を落とすことよりも、綺麗になるための指導をします。体重変化よりも、綺麗になったかどうかが重要なのです。

美しい女性の裸体を想像してください。筋骨隆々で腹筋が割れている女性よりも、しなやかで適度に筋肉と脂肪がついた裸体の方に美しさを感じませんか?
つまり、マシントレーニングをするよりも、ヨガ・ルーシーダットン等の軽度でかつ、ストレッチを重視した運動をすることで「綺麗」になれます。
もちろん有酸素運動ですから、脂肪も燃焼します。スキマ時間エクササイズ=「スキマビクス」をプラスして、週1~2回これらの運動をすることで、綺麗に痩せていくことができます。

【老化が止まる運動】
老化するかどうかの鍵を握るホルモンは「成長ホルモン」です。
成長ホルモン分泌のタイミングは、運動後と睡眠時。
ですから、きちんと運動して快眠できれば老化防止できるのですね。

成長ホルモンは、無酸素運動(軽い筋トレ・スロースクワット等)で筋肉細胞を壊すことによって、分泌のスイッチが入ります。成長ホルモンには脂肪燃焼効果があり、ダイエットにもとっても重要なホルモンです。
つまり運動をすると、ダイエットしながら若さを維持できるのです。

【肌が綺麗になる理由】
運動すると汗がでますね。汗には角質をふやかして剥がしやすくするピーリング効果があります。汗と共に老廃物も排出されて、デトックス効果もあります。
さらに、運動している人はしていない人よりもコラーゲンの生成が多いと言われています。血行が促進されて、栄養や酸素が肌細胞に運ばれて美しい肌に生まれ変わっていきます。

【頭が良くなる】
運動すると、脳内で大きな変化がおこり、注意力、判断力、決断力、記憶力が向上します。さらに問題解決能力、創造性、人とコミュニケーションをとりながらものごとを実現する能力までもが向上することが、近年の研究で明らかになっています。(「ランニングで頭が良くなる」京都大学 久保田 競氏)

【ストレス解消】
運動によって、ノルアドレナリンやドーパミンなどの脳の神経伝達物質の働きがよくなり、精神的にもリフレッシュすることができます。やけ食いする理由の第一がストレスです。運動でストレスが解消されると、「やけ食い肥満」も防げそうですね。

【最後に】
運動嫌いで、ダイエットは「食事制限のみ」とお考えの方も、少しだけ運動しようかな?と思われたのではないでしょうか?
私はいつも皆さんに問いかけます。
「痩せたいの?」それとも「綺麗になりたいの?」
アナタの答えはどちらでしょうか?

(林田玲子/ハウコレ)

[ハウコレ]

Posted by nob : 2015年01月19日 10:05

同感、、、私の隠遁生活もはやもう十五年余。。。

■つながらなくたっていい、寂しいくらいでちょうどいいのだ。

森博嗣氏と言えば、昨年ドラマ化された「すべてがFになる」や、「スカイ・クロラ」などの小説を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。本書は、その森氏が「孤独」について分析、孤独の価値を論理的に説明し、提示する本。「まえがき」によると、森氏は現在「隠れて」生活しているのだと言う。

五年ほどまえになるが、遠くへ引越をして、どこに住んでいるのかも明かさないようにした。編集者にも会わないようになった。(中略)大勢の人が集まる場所へはもともと出ていかない、一人が好きな人間だったが、それでも世間の柵(しがらみ)があり、仕事でしかたなくつき合うことも少なくなかった。そういった義理と不可抗力を一切絶ってしまったのが、今の生活の始まりである。(以上、引用)

20~40代まで猛烈に働いた末に、現在の「隠遁生活」を手に入れたという森氏。本書では「孤独は酷いものなのか」と問題提起する。それというのも「今の若者、あるいは子供たちの中には、孤独に悩み、それに押し潰されそうになっている人がいるからだ」。

「何故孤独は寂しいのか」と題された第1章では、人間は群れを成す動物である点や、幼いころから「みんなと歩調を合わせる」ことを「良い子」の条件として教え込まれる点などを指摘。孤独は寂しい、そして寂しいことはいけないこと、という通念が世間に浸透している背景を読み解く。

そして第2章「何故寂しいといけないのか」を経て、第3章の「人間には孤独が必要である」という結論に突入していく。「現代人は『絆の肥満』になっている」とも記し、最終的には、「孤独を受け入れる方法」のひとつとして、詩を作ってみることを提案している。

孤独を絶対駄目な状態だと思い込んでいるのは損というものである。それは大きな間違いだ。そんなに悪くない。むしろ、ありがたがっても良いくらい価値のあるものかもしれない、と思い直してほしい。(「あとがき」より)

全く同感だ。「つながる」などという言葉が氾濫する世の中は、薄気味が悪い。
時々耳にする言い回しを拝借するなら「人間は、寂しいぐらいがちょうどいい」のである。

(評者・スタッフN)

[honto]

Posted by nob : 2015年01月19日 09:57

私は冷蔵庫では活用中ですが、、、さらに活用してみます。。。

■コーヒーの出し殻ってこんなに使える♪知って得する!出し殻活用法

毎日ドリップコーヒーを飲む習慣があるならば絶対覚えておきたい、コーヒーの出し殻を再利用する方法!ポイっと捨てるのは簡単だけど、捨てちゃう前にもうひと働きしてもらいませんか?コーヒーの出し殻って、思った以上に使えるんです♪出し殻のリサイクル方法をご紹介します。

茶漉しパックに入れてコーヒー風呂に

コーヒー風呂にはダイエット、疲労回復、美肌などの効能があります。出し殻を有効に使って、香りを楽しみながらゆっくりとリラックスして入浴までできちゃうなんてお得ですよね。

ゴミ箱に入れて生ごみのにおい消しに

コーヒーの出し殻を一度よく乾燥させたものを、生ごみ専用のごみ箱の底に敷いておくだけで、嫌なにおいを消してくれます。ビニール袋を使うならば、まず乾燥出し殻を入れるようにすると良いですね。

魚焼きグリルの消臭に

魚焼きグリルの下に湿ったコーヒーの出し殻を乗せたアルミホイルを敷きます。その状態で魚を焼くとにおいを吸収してくれます。使用後はそのままアルミホイルに出し殻を包んでポイ!

紙パックの掃除機って排気のにおいが気になりますよね。乾燥させたコーヒーの出し殻を紙パックにあらかじめ入れてから掃除機をかけると消臭効果が!

灰皿に入れてたばこのにおいを消臭

灰皿の中にコーヒーの乾燥出し殻を入れてたばこのにおいを消臭します。大きな灰皿の中にコーヒー豆をそのまま入れても効果があります。

冷蔵庫に入れて消臭

コーヒーの乾燥出し殻を冷蔵庫に入れておくだけで消臭効果が!活性炭よりはるかに消臭効果がある優れもの!ぜひお試しを。

靴箱に入れて消臭

小さな容器に入れたコーヒーの乾燥出し殻を靴箱の中に潜ませておくだけで靴や足の嫌なにおいを消臭してくれます。

観葉植物の肥料に

コーヒーの出し殻は観葉植物の肥料にもなり、湿気た土のにおいも同時に消臭してくれます。

コツ・ポイント

いかがでしたか?意外にコーヒーの出し殻って使えると思いませんか?特に消臭剤としての出し殻は、市販の物をに引けを取らない威力を発揮すると言われています。ぜひお試しを!身近にある出し殻を使えば、節約にもなり、エコロジーライフにもつながりますね。

[iemo]

Posted by nob : 2015年01月19日 09:30

格納容器からも溶け出している!?、、、と思います。。。

■溶けた核燃料、宇宙線で探れ 福島第一1号機、来月から試験

 宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線から生じる「ミュー粒子」を利用し、東京電力福島第一原発事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を調べる初の実証試験が二月から始まる。今秋には高精度の機器を用いた試験も予定されており、関係者は「廃炉で最難関のデブリ取り出しに向けた検討材料を得たい」と期待をかける。

 ミュー粒子は物質を透過する能力が高い一方、ウランなど密度が高い物質にぶつかると、吸収されたり、進む方向が変わったりする性質がある。

 この性質を利用し、上空から降り注ぐミュー粒子を原子炉建屋の周囲で一定期間、観測すれば、エックス線写真のようにデブリの位置や分布範囲が把握できる仕組みだ。

 高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)は一月下旬、1号機の原子炉建屋そばの二カ所に測定機器を設置する。

 二月から約一カ月かけて観測し、三月末に調査結果をまとめる予定。

 東電は1号機原子炉内の燃料はほぼ全てが圧力容器から溶け落ちたとみているが、高い放射線量に阻まれて実際の状態は今も分かっていない。

 高エネ研は「圧力容器内の燃料の残り具合などが実際に確認できれば、今後の調査や取り出し方法の検討に向けて重要な手掛かりになる」とアピールする。

 高エネ研は二〇一二年二月~一三年十二月にかけ、ミュー粒子を使った実験を東海第二原発(茨城県)で行い、原子炉建屋内の燃料プールに核燃料が保管されている様子を可視化することに成功している。

 ただ識別できた大きさは約一メートルまで。福島第一原発1号機の場合も六十センチ~一メートル程度が限界とみられ、デブリの状態の大まかな把握が目標となる。

 これに続き、東芝も米ロスアラモス国立研究所と共同で、十月から2号機でミュー粒子を使った実証試験の開始を目指している。原子炉を挟み込む形で大型の測定機器を設置し、ミュー粒子がデブリに当たって散らばる様子を観測する。

 しかし、いずれの試験も他の廃炉作業への影響を避けて地上に機器を設置するため、デブリが大量にたまっているとみられる地下の格納容器底部は観測できず今後の課題となる。

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[東京新聞]

Posted by nob : 2015年01月11日 17:00

急激に血糖値をあげないようにGI値に気を配りながら多くを種類の食材をバランス良く、、、ダイエットのみならず健康食生活の基本。。。

■おやつは2回が正解!?「冬太り」解消のための新常識3つ

佐久間健一
ボディメイクトレーナー

おやつは2回が正解!?「冬太り」解消のための新常識3つ

いよいよ2015年始動! でも、お正月に食べ過ぎて少し「ふっくら」としちゃった人も多いのでは?「今すぐダイエット!」といきたいところですが、年始は仕事も忙しく、ダイエットに専念できないのが現実。そこで今回は、忙しい人でもできる、痩せやすい生活習慣を、ボディメイクトレーナーの佐久間 健一さんに伺いました。冬太りを解消したい人は必見ですよ~!

Q)冬に入ってから、すでに体重がプラス2.5kg...。ダイエットを試みるも、一度つまずくと続けられなくて...。こんな私でもどうにか痩せられる方法を教えて下さい!
A)実は、冬こそ一年のうちでもっとも痩せやすい時期! 食事のタイミングを意識するだけで「痩せ体質」に近づけることができますよ。

冬に「太りやすい」と感じる2つの理由

1.水分を摂る回数が減る

冬は水分を摂る頻度がグッと減りますよね。じつは、人間は水を飲むときに脂肪を分解するホルモンが分泌されると言われています。水分を摂らなくなると、脂肪を分解するホルモンが分泌されなくなるので、脂肪を身体に溜め込みがちに...。1日の水分は体重1kgあたり50cc(体重50kgの人なら、 1日2.5L)を摂るのが理想的です。

2.寒さで、動作が小さくなる

身体の熱は、血液を通して全身に伝わると言われているため、寒さで動作が小さくなると、どうしても身体に熱がまわりにくくなります。そうすると自然と身体も暖まりにくくなるので、脂肪が燃焼しにくい体質になってしまいます。

冬太り解消には、こまめな水分補給と運動が一番ですが、忙しい人にはなかなか難しいもの。そんな人のための、簡単に痩せ体質をつくれる習慣をご紹介したいと思います。

新習慣1:おやつを2回食べて痩せる!

甘いものが好きな女性は多いですよね。でも、ダラダラと食べたり、一度にたくさん食べるのはNG! おやつを食べるなら2回食べましょう。15時におやつを食べている場合、14時と16時に分けて食べることをオススメします。

(例)おやつにドーナツを食べる場合
14時...ナッツ類やヨーグルトなど、血糖値をゆるやかに上昇させるものを食べる
16時...ドーナツを食べる

一般的に、体内の血糖値が急激に上がると、インスリンがたくさん分泌され、身体に脂肪を貯めやすくなると言われています。食べ過ぎて、トータルのカロリーが上がってしまったら元も子もないですが、甘いおやつを食べる前にワンクッション置く事で、血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。

新習慣2:飲み過ぎ&食べ過ぎの翌日こそ、しっかり食べる!

飲み過ぎた翌日は、お水をたっぷり飲むという方が多いのではないでしょうか? これは大正解! まずは体内のアルコールを薄めてあげることが大切なのです。さらにやって欲しいのが、朝ご飯に必ず糖質をとること。アルコールを分解するのはすべて肝臓の仕事。アルコールが体内に入ると、身体はそれを「毒」と認識します。当然、解毒作用が働きますが、その解毒に効果的なのが「糖質」。糖質を手早く摂るには、みかんやグレープフルーツなどの柑橘系がオススメ。
また「食べ過ぎた日の翌朝は、何も食べない」なんてことはありませんか? じつはそれはとっても危険な行動! 長時間食べないと、次に食事をしたときに血糖値が一気に上がって脂肪がつきやすくなってしまいます。ゆで卵など、たんぱく質を少量でも良いので食べておきましょう。

新習慣3:仕事中にもできる! 1分できる代謝アップストレッチ

最後に、忙しい人でも仕事中にできる、代謝アップストレッチをお伝えします。

1. 手を後ろでつなぎ、そのまま腕を下に伸ばす
2. 1の姿勢のまま、姿勢をピンと正して10秒キープ
3. 1と2を1分間繰り返す

オフィスでは、パソコンに向かうことが多く、つい前かがみの姿勢になりがちですよね。そうすると、使う筋肉が限られてしまい、代謝が落ちてきてしまいます。このストレッチをするだけでも、前のめりの姿勢で使わなかった部分が一気に動かされるので、血液の巡りも良くなり代謝もアップ。デスクでできる簡単なストレッチなので、気分転換にやってみてください。

ダイエットまでいかなくても、日常生活のちょっとした心掛けで、痩せ体質になることができるんです! ぜひいつものライフスタイルに取り入れてみて下さいね♪

[Beauty & Co.]

Posted by nob : 2015年01月09日 13:42

私の周囲にも蔓延する友達親子。。。

■増える反抗期がない子ども 心配なパターンとは?

近年増えている「反抗期がない」子ども。なくても特に心配のないパターンがある一方で、心配すべきケースもあるという。スクールカウンセラーとして活動している、奈良女子大学教授の伊藤美奈子氏に話を伺った。

***

反抗期は、保護者が上・子が下というタテの親子関係を、子どもが自分のところにまで保護者を引きずり下ろしてヨコにしようとする、結び直し作業の時期です。そのため、思春期を迎える段階で、子どもがある程度「上がっている」(成長している)と、反抗を起こす意味がなくなり、「反抗期がない子ども」となります。このパターンなら特に心配はありませんが、一方、下記のような心配なパターンもあります。

(1)タテの関係がずっと続く
親子のタテの関係が、思春期が終わり、青年期・成人期を迎えても、そのまま続いているパターンです。このように保護者の保護や支配が強すぎると、子どもは「人間として対等になる」という、ヨコの関係を築く機会を失います。結果として、その子が結婚(独立)したとき、パートナーとヨコの関係がうまく築けない……といったことが起きるかもしれません。

(2)よくない意味での「友達親子」
保護者が子どものところまで「下りてきてしまう」パターンです。このパターンは、一見「友達親子」のようですが、実はただの「子ども同士」でしかありません。
「下りてきてしまう」保護者は、子どもとの関係をこじらせたくないという気持ちが強いようです。そして、保護者が子どもにとって引きずり下ろすべき・乗り越えるべき、壁のような存在になれず、むしろ子どものほうが保護者より上になる可能性があります。これでは、子どもは「暴君」になりかねず、保護者はおろおろするばかり……という事態が心配されます。

ちなみに、よい意味での「友達親子」は、前編で紹介した「保護者と子どもが『対等な人間』として付き合える」親子で成立します。また、子どもが反抗期を卒業して、精神的・社会的・経済的にある程度自立したあと、親子が大人同士の友達のような関係になることがあります。これらは、とても健全な「友達親子」といえるでしょう。

[Benesse 教育情報サイト]

Posted by nob : 2015年01月09日 13:34

進むべき道を誤ったあなたには、引き返すもしくは放棄逃避する勇気が、、、

進むべき道を往くあなたには、眼前の1個の事象にこだわるのではなく、何か自分は別の価値を求めているんだ、という思考法が必要、、、

人はいつからでもどこからでもやりなおせる。。。


■早死したくないなら「仕事に本気にならない」ことだ
養老孟司×隈研吾 日本人はどう死ぬべきか? 第5回

清野 由美
ジャーナリスト

日本社会において血縁共同体の代わりを担った「サラリーマン共同体」。だがそれには、「死」に対しては無責任であるという欠点があった。「定年=死」という生き方を回避するための秘訣は「仕事に本気にならないこと」と養老先生は説く。「日本人はどう死ぬべきか?」最終回です!

今回の対談は、私たちにとって切実な未来である「死ぬこと」について語っていただいています。養老先生、隈さんの共通したご意見は「死ぬことを考えるのは無駄」ということでした。

 そこまで達観できればいいのですが、「日経ビジネス オンライン」の読者の方々には、40代から60代男性の自殺率の増加などは、身につまされることも多いのではないかと思います。

養老:自殺は、それぞれの国によって特徴があるんですよ。

隈:そうなんですか。

養老:自殺の原因には世界的、人類的な傾向というものがあるんです。だいたい、一人当たりGDP(国内総生産)の増加と比例して自殺が増える。日本では働き盛りの中年男性の自殺が多いけれども、中国では若い女性の既婚者の自殺が多いんです。

隈:死を選ぶ理由は何なんですか。

養老:抗議の自殺ですね。嫁さんがだんなの家族に抗議して死ぬんだ。

儒教的な考え方の中で、嫁が人間扱いされないということでしょうか。

養老:詳しいことは分からないんだけど、中国では、男の子を大事にするけど、女の子は相当下に見られているでしょう。

死の恐怖から救ってくれない「サラリーマン共同体」

日本の働き盛りの男性の自殺は、1999年から一気に増加しました。養老先生はどう見ていますか。

養老:日本の世間って結構うっとうしくて、そこに丸々付き合ったらたまったものじゃないよね。でも、丸々付き合ってしまって、にっちもさっちもいかなくなるんでしょう。そういう背景があると思いますよ。

不況をバックに、中小企業経営者の自殺が増えましたが、同時に定年前後の会社員も多いと言われています。

隈:サラリーマン人生って、勝ち残りの競争の中で、すごくクリティカルな、重大な分岐点がいくつもあるじゃないですか。判断ひとつで後戻りもできないし、先にも行けないというような。あれ、みんな、よく平気だなと思いますよ。

確かに。エリートになればなるほど、過酷をきわめる。

隈:それで定年間際には、そのストレスと、自分の体力的な転換点が重なるわけだから、おかしくなってしまうのは、よく分かるな。
この連載が本になりました。『日本人はどう死ぬべきか?』2014年12月11日発売。解剖学者と建築家の師弟コンビが、ニッポン人の大問題に切り込みます。

 戦後の日本では、かつての血縁共同体がサラリーマン社会に置き換えられたわけじゃないですか。前世紀のサラリーマン社会も、ここにきて変貌が激しいし、それとどう付き合うかなんて、人類として未体験ゾーンですよね。

第4回の、隈さんのお父さまのお話とつながりますね(前回参照)。隈さんは、本能的にその事態を避けた。

隈:そうですね。うちのおやじから教訓を得て、サラリーマン人生を回避した。

でも、お父さまは定年を超えて、長生きされたわけですよね。

隈:85歳まで生きました。息子である僕や、家族にいろいろ八つ当たりしたから、長生きしたと思うんですよね。毒を周りに吐き散らかしながら(笑)。

養老:医学の方から言うと、中年男性の自殺は、初老期うつ病ということはあると思いますね。これは今に始まったことではなく、昔からあるんですよ。

それは男性特有なんですか。

養老:特有ではないけれど、女性の場合はその前段階で更年期障害があるから。初老期うつ病よりも更年期障害の方が認知度が高いでしょう。その分、自覚もしやすいし、対処のしようがまだあるんだと思いますよ。

隈:日本で一番死に近いのが、僕と同年代のサラリーマンだというのは、身につまされますね。確かに僕の仕事先の会社でも、そういう例を聞きます。「え、あの、先週ご一緒した〇〇さんが?」と、驚くことがある。

いい人ほど耐え切れなくなる、ということはありますか。

養老:それは個別には分からないね。ただ、イヤなやつは死なないんだ。池井戸潤の銀行小説に出てくるような野郎どもとかはね(笑)。

思い詰めてしまっている人に向けて、何かアドバイスはありますか。

養老:言ったって無駄でしょう、その年で。

隈:ラオスに虫捕りに行きなさい、とか。

養老:そういう忠告が効く段階としては、40代後半から50代って、もう遅いんだよ。

30代から考える、老後の生き方

いつだったら間に合いますか。

養老:やっぱり30代ぐらいで考えなきゃいけないことじゃないですかね。日本の場合は、大学を出て22歳でしょう。そこで社会に入ったとして、28〜29歳で社会的適応がほぼ完成する。そこから10年たったら、40歳近く。その辺で考えなきゃいけないんじゃないですか。でも、仕事に追われて、一番考えない時期ですよね。

今、アラフォーの読者の方々は、ぜひご傾聴ください。

養老:そうね。この後、どうするんだよ、ということは一応考えていた方がいい。

当の養老先生は考えておられましたか?

養老:まあ、考えるといったって、何か行動を起こす、というわけでもないよね。僕はだいたい40代で、「55歳になったら職場は辞めよう」とは思っていたかな。

養老先生の40代は、高度成長の世の中でしたよね。

養老:そんなのは全然関係なかった、と言ってもいいですね。

みんなが仕事にまい進している時期に、養老先生が辞め時を考えることができたのは、なぜだったのですか。

養老:なぜでしょうね。やっぱり仕事にあんまり本気でなかったんだろうね。

さらっと(笑)。

養老:実は、そういう態度が大事なんじゃないかと思っている。『アンナ・カレーニナ』に、官僚だったアンナの兄貴の話が出てくるけど、彼は官僚の仕事が好きじゃなくて、本気でやってなかったから官僚として成功した、と書いてある。実際に官僚組織に勤めないと分からないけれど、確かにあれは本気で肩入れしちゃいけない仕事だと思いますよ。

日本ではメディアをあげて「仕事しろ、仕事しろ、有能であれ、有能であれ」と、日々、強迫観念を押しつけてきます。

養老:人って、あんまり働くと周りに迷惑が掛かるよ。仕事というものに対しては、適度な距離がなきゃいけない。一番いい仕事をするのは、本来は仕事に関心がない人なんです。

建築家はどうですか。

養老:建築家は違うよ、全然。組織の仕組みの中にいる人と、何かを作らなきゃいけない人は違う。

隈:ただ建築家も、一個一個の建物で傑作を作ろうとすると、ストレスで破綻すると思います。

養老:それはそうですよね。

目の前の仕事を完璧にしようとすると破綻する

隈:クライアントがいて、予算があって、法律があってと、とにかくいろいろな制約があるでしょう。その中でいちいち完璧を目指そうと思ったら、破綻します。だからある種、超越した無関心さはいるかもしれません。

超越した無関心?

隈:目の前にある1個の建物にこだわるのではなくて、何か自分は別の価値を求めているんだ、という思考法。いちいちすべてが解決するとは思わない。そういった超越性のことですね。

 17世紀のイタリアに、パッラーディオという建築家がいて、当時最高の建築家と謳われていたんです。パッラーディオは、ベネツィアの郊外に邸宅の傑作をいろいろ作っていて、それが後のヨーロッパのあらゆる住宅建築のモデルになったと言われています。

 でも、あれだけの建築家でも、自分は本当はこうやりたかったけど、施主の都合でできなかった、というのがほとんどなわけです。だから「建築四書」という一種の作品集を自分でまとめた時は、全部自分がやりたかったように直したの(笑)。

養老:写真がない時代だからできたんだ。

隈:20世紀最大の建築家と言われたコルビュジエはもっとひどくて、自分の作品を撮った白黒写真で、白い壁の構成がうまくなかったと思うと、周りの影にスプレーをかけて、美しくなるように修正しました。彼の作品集の写真をよく見ると、影が不自然なものが多いんです。

「フォトショップ」(写真加工など画像編集ソフト)の先駆けですね。

隈:そうそう。自分の手で行うフォトショップで写真を全部直した。建築家って、そのぐらいのずうずうしさがないと、やっていけないんです(笑)。

養老:でも、クライアントには違う言葉で接していたはずですよね。

隈:パッラーディオが設計していたのはベネツィアのお金持ちたちの農園だから、お金持ちに絶大な信頼があったわけだけど、たぶんクライアントには全然違うことをしていたはずです(笑)。

養老:あの「半沢直樹」の作者の池井戸潤さんって、銀行に勤めていたのかな。

1963年生まれで、慶應義塾大学を卒業してから、三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に勤めています。銀行を退職されたのは95年。バブルの最中から崩壊後までの時代ですね。

養老:彼も銀行の生活を、ああやって自分なりのフォトショップで書き直したんでしょうね。

隈:なるほど。

養老:銀行という組織内部のえげつない権力闘争の中で、こうあったらいい、というのが「半沢直樹」ですよね。

隈:現実では絶対にあり得ない、銀行内の下克上ですよね。

養老:あの小説とテレビドラマは、サラリーマンの健康法だよね。銀行のディテールを分かった上でのファンタジーだから、みんなに効いたんですよ。

隈:それは、さきほど養老先生がアンナ・カレーニナの兄のところでおっしゃったように、作者に「本気じゃない距離感」があったから描けたわけですよね。

養老:そう、距離があったわけですよ。銀行組織という、あの内部に丸ごと入っちゃうと、年を取ってから、もうどうしようもなくなっちゃう。

あんまり真剣になり過ぎないように、というのが養老先生のアドバイスですね。

養老:好きなことが何か1つでもあればいいんですよ。それがない人が、自分の仕事に真剣になっちゃう。でも、しょせん仕事なんて、誰かが代われるものなんだしさ。そういうことに真剣になりすぎるって、使い物にならないという、そのことだからね。

定年目前から死ぬまでにある「30年」

日本のサラリーマンは、定年を目前にして、「好きなものがない」と気が付くパターンも多いとか。

養老:そうなんですよね。ゴルフといったって、実は会社のやつとしか行ってない。しかも会計も会社持ちだったとしたら、趣味とか楽しみとかじゃなくて、業務の一環だよね。

50代で気づいても、もう遅いですか。

養老:いや、そこは断言できない。そこは知りませんよ。だって、今、みんな長生きになりましたからね。

厚生労働省が今年発表した2013年の平均寿命は、男性が80.21歳、女性が86.61歳で、男性もついに80歳を超えました。

養老:50歳から80歳まで、30年あるんだよ。モーツァルトは、35年の生涯の中で、600以上も作曲したわけだし、高杉晋作だって死んだのは28歳ぐらいだよね。

体力の問題は置いといて、革命の志士にもなれてしまう時間が目の前にある時代になりました。

隈:なんか、生きる意欲というより、もうどうなってもいいや、って思っちゃいますけどね(笑)。

養老:ともあれ、自殺は絶対にお勧めしません。死んでも当人は困りません、ということをこの対談でもさんざん言ってきましたが、周囲の人は困りますからね。自分がいなくなって悲しむ人は必ずいる。それは常に思っておいた方がいい。それと、無理心中も困りますよ。

殉死という概念に惹かれたりはしますか。

養老:典型は乃木大将でしょうけど。あれは、奥さんと一緒に自刃したんだよね。当時もいろいろ論議はあったんですけどね。息子たちが2人とも先に戦死していて、生きていてもしょうがないと思ったのか。田原坂で軍旗を取られたから、その時に死んだつもりで、というのが乃木さんの言い分だったんだけど、それを明治天皇が止めて、だったら明治天皇が生きている限りは、生きていようと。

その心境はご理解できますか?

養老:分かりませんね。

あっさり、分からない、と。隈さんはいかがですか。

隈:分からないですねえ(笑)。

あと、太宰治のように女性を道連れにして自殺未遂を繰り返すというのは、どう思われますか。

養老:あれは特別だよね。太宰は鎌倉の鶴岡八幡宮の裏山でも一度、首を吊っているんだよ。当然、失敗していますけど(笑)。

渡辺淳一じゃありませんが、心中あるいは殉死ということに、ある種あこがれるというのが、日本人の中にはあるんじゃないですか。

養老:知らない。

知らない、と。
薄くなった共同体の関係性をどう埋めるか

養老:自殺にあこがれるって、俺はよく分からないんだよね。

隈:僕も理解不能。

養老:理屈で言えば、別に本人は困らないからいいんだけど。それを生かしているのは、周りの知り合い、つまり共同体ですよね。その中に悲しむ人がいるんだから、自殺はやめてほしい。

 ただ逆に言うと、共同体の関係性が薄くなってしまえば、生きる理由も薄まって、「もう死ぬよ」と言いやすくなってしまう。それは今の日本の社会に起きていることだと思います。

人間関係が薄くなれば、死ぬのは勝手でしょう、となりやすい。

養老:俺が死んでも俺は困らないし、だったら周りも困らない、という理屈が立ってしまう。しかも現代人には、命は自分のものだ、という意識があるから、ますますそうなっていくでしょう。昨今の無差別殺人の動機なんかはそれですよね。

 でも、それは本当に困る。そこについては、誤解してほしくない。日本の世間は窮屈だと、僕はことあるごとに言ってきましたが、だから勝手に死んでもいい、ということではありません。「二人称の死」が持つ意味こそ、もう一度考えるべきでしょう。

養老孟司(ようろう・たけし)
1937年、鎌倉市生まれ。1962年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ。1995年より同大名誉教授。著書に『からだの見方』(サントリー学芸賞)『人間科学』『唯脳論』『バカの壁』(毎日出版文化賞)『死の壁』『養老孟司の大言論』『身体巡礼』など、隈研吾との共著に『日本人はどう住まうべきか?』がある。

隈研吾(くま・けんご)
1954 年、横浜市生まれ。1979年、東京大学工学部建築学科大学院修了。米コロンビア大学客員研究員を経て、隈研吾建築都市設計事務所主宰。2009年より東京大学教授。1997年「森舞台/登米町伝統芸能伝承館」で日本建築学会賞受賞。同年「水/ガラス」でアメリカ建築家協会ベネディクタス賞受賞。2010 年「根津美術館」で毎日芸術賞受賞。2011年「梼原・木橋ミュージアム」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。著書に『負ける建築』『つなぐ建築』『建築家、走る』『僕の場所』、清野由美との共著に『新・都市論TOKYO』『新・ムラ論TOKYO』などがある。

[日経ビジネス]

Posted by nob : 2015年01月09日 12:22

人はいつからでもどこからでもやり直せる、、、直感と想像力からはじまり革新へと繋がっていく。。。

■【三浦雄一郎】「人間は150歳まで生きられる」
最高齢エベレスト登頂者が挑む“攻めの健康”

日野 なおみ

 最近は、登山に挑戦したり、山岳部に属して山に挑んだりする絶対数が少なくなっています。確かに登山は、ある意味じゃあ非常に危険なきついスポーツですからね。そういう意味ではある種のチャレンジ精神が薄れている世代になりつつあるんじゃないかな。

 ただ、そんな世の中でも山に挑む若い連中を見ていると、みんなテクニックや技術は素晴らしいよね。トップクラスの登山家は、今も昔と全然変わらないどころか、もっとすごい。

 例えば、2013年に僕と一緒にエベレストに登った平出(和也)くんは、登山家の金メダルと言われるゴールデンピッケル賞をもらっていますし、冒険山岳カメラマンとしても一流。

 僕が必死にエベレストにしがみついているところを、自分の庭みたいに跳び回っている(笑)。そういう意味では、新しい世代が次々に生まれているんでしょうね。

 登山家だけじゃありません。国際的な評価を見ても、オリンピックのメダリストやノーベル賞の受賞者、国際的な学術関係のトップクラスの受賞者たちは、僕らの年代と比べてケタ違いに増えています。

 僕らの時代はノーベル賞なんて、遠くて遠くて。日本人が一生取れるものじゃありませんでした。湯川秀樹さん以外、自分が生きているうちに取れる人はいないんじゃないかと思っていたら、みなさんどんどん受賞していますよね。

 もちろん、単にノーベル賞を取ればいいというものじゃないでしょう。けれど科学のほかに、スポーツでも世界のトップを争うようになってきている。うれしいですね。

 僕のこれまでの挑戦を振り返っても、日本人というのは、戦後の日本の復活とともに成長してきたのではないかと思います。

「松下幸之助さんが興奮した」

 僕が世界で初めて、エベレストのサウスコル8000m地点からスキー滑降したのは1970年のことです。当時の僕のやっていたことというのは少し変な表現だけれど、時代のニーズといいますかね、そういうものがあったように思います。ちょうど日本が世界にチャレンジして、どんどんトップに迫りつつあった時代でしたから。

 その頃、スポンサー探しでソニーの盛田(昭夫)さんや松下幸之助さん、本田宗一郎さん、サントリーの佐治(敬三)さんに会いました。みなさん、当時ちょうど世界に挑戦しようとしていた第一線の経営者たちです。

 お会いしてみると、みなさん、それぞれに素晴らしい独特の個性と非常に強い好奇心を持ち、チャレンジ精神も旺盛でした。例えば松下幸之助さんというのは、非常にまじめで実直な印象をお持ちの方が多いでしょう。だけど一緒に食事をして、僕が世界で初めてエベレストをスキーで滑るんだと言ったら、松下幸之助さんは興奮して「いや、これはすごいですよ」と応援してくれた。

 僕はゼロからスタートして、まったく未知の世界に飛び込んでいった。そういうフロンティア精神やチャレンジ精神に共鳴してくださったのでしょう。本田さんにお会いしても、盛田さんにお会いしても、みなさん一緒でした。佐治さんなんかはそれこそ、「おもろい、やってみなはれ」という感じで(笑)、一も二もなく応援してくれました。

 全身全霊の挑戦なしには成し遂げられない命がけの目標。こういうものが、世界に挑戦して成功した起業家の人たちと同じだったのでしょう。人間、切羽詰まったり、命懸けになったりすると、いろいろな知恵が生まれますよね。それが製品にどんどん反映されて、日本企業は世界をリードできた。

 応援してくれたのは経営者だけではありません。エベレストをスキー滑降した時には、石原慎太郎さんに頼んで、石原プロを総動員して映像を撮ってもらいました。ちょうど、石原裕次郎さんが「黒部の太陽」や「富士山頂」を撮っていた頃です。このフィルムが英語版になって、1976年のパリの映画祭で長編記録映画のアカデミー賞をもらったんです。

 今でも僕の挑戦を応援してくれる企業は多いですね。一番の理解者であり応援者なのは、やはりサントリーの佐治さんの息子さん、信忠さんです。ほかにも、東芝さんやトヨタグループの皆さんだとか、世界を舞台に活躍する日本企業の幹部の人たちは、みなさん応援してくれています。個人的にサポートしてくれる方も大勢いらっしゃる。非常にありがたい話ですし、挑戦者を応援する文化は日本に根付いていますね。

「え、氷河がまたこんなに溶けたの」

 1969年から今までエベレストを行ったり来たりしていて、今、とても気になっているのがエネルギー問題です。中でも地球の温暖化には特に胸を痛めています。

 地球の温暖化が進み、海面の上昇が進行すれば、日本の土地がおよそ半分なくなるだろうというくらい、非常に危機的な状況を迎えているんです。モルディブだとかが、どんどん海底に沈んでしまう。今から防止しても間に合わないかもしれないけれども、これを止めなきゃいけないし、そのためにはクリーンエネルギーを進めていかないといけない。

 僕はもう50年近くエベレストを見ていますが、登頂するたびに、温暖化の脅威を感じるんです。恐ろしいくらい氷河が後退していて。ヒマラヤの周辺には、インドも中国もあるでしょう。これらの国々はヒマラヤの水で生活をしているわけです。それなのに、氷河の水がどんどん少なくなっているんですね。僕はちょうど5年おきぐらいにエベレストに行っていますから、登るたびに「え、またこんなに溶けたの」と感じるんです。この氷河の崩壊が、いずれアジアやインド大陸の水資源の枯渇につながっていくかもしれない。

 加えてアジアのいろいろな国が、ものすごい排気ガスをクルマや工場からばらまいています。ネパールでは、病院を訪れる患者の8割が呼吸器系の疾病だと聞きました。それでも病院に入れる人はいいんですけど、入れない人もたくさんいる。化石燃料に変わる新しい資源を生み出し、こうした問題を解決しないといけないんです。

「攻め」の健康があってもいい

 環境問題のほかに、課題だと思っているのが、急速な高齢化社会です。日本はせっかく世界で一番の最先端高齢化社会になっているんだから、この高齢者たちにこれから、どうやって元気で活力を持って生きてもらうか。

 高齢者が増えても、寝たきりだったり、介護が必要だったり、あるいは栄養補給や酸素補給に頼ったりして生きている状態なら、単に寿命が延びただけでしょう。そうじゃなくて、もう一段アクティブな「健康寿命」が大事なんじゃないかな。

 守りの健康がある一方で、攻めの健康があってもいい。守るだけじゃ、どんどん年を取って年齢に負けていきますから。年を取っても富士山に登ってみようだとか、マラソンを始めてみようだとか、何かアクティブに運動する、行動する。

 その点、僕の挑戦は同世代には分かりやすいと思います。

 僕自身も病気をしたり、けがをしたりして、それを抱えて動いているから。だけどみなさん、病気をしたり、けがをしたりすると諦めちゃうんですよね。「ああ、もう年だし、無理だ」って。けれど、高齢者だってまだまだ挑戦できるんです。

 エベレストの山頂にたどり着くと、実年齢が20歳の登山家が、90歳くらいになったように感じると言われているんです。酸素は地上の3分の1くらいしかありませんから、どうしてもパフォーマンスが出ないんですね。20歳の若者が70歳加齢されるんだから、僕が80歳でエベレストに登ると、体感年齢は150歳くらいということでしょう。実際には20歳の登山家よりもっと歳を取っていますから、本当は200歳くらいなのかもしれない(笑)。

 ということは、逆に言うと、人間は150歳くらいまで生きられるのかなと思うんです。

90歳で4度目のエベレスト登頂に挑戦する

 高齢化が進む日本にとって、100歳の「センチュリアン」が1つの節目になっていく。あと10年もすれば、60歳の還暦を2回祝う、120歳の「大還暦」がテーマになる時代が来ると思うんです。100歳になってもまだまだこれからだ、と。

 高齢者はみんなそう思わなきゃいけないし、そうなれば、今度は個人も社会も、どうしなきゃいけないかが分かってくる。

 つまり80歳というのは、人間がどんどん衰退する状態ではなく、100歳に向かってまだまだ挑戦していく年齢になる。

 僕の当面の目標は、85歳でチョーユーというヒマラヤの8200m地点からスキー滑降をすることです。それを達成したら、次は90歳でエベレストに4度目のトライをしたい。

 僕の一番の欠点は心臓の不整脈なんです。スポーツをやっているうちは心臓が肥大して、これが高齢になると心臓が変形しちゃう。ただ、ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんのiPS細胞とか、再生医療も随分進歩していますよね。心臓も今、実験中だそうです。

 うまく技術を生かして、若返る心臓を作れる可能性が見えています。まだ、これから10年近くありますから、他力本願だけれど、再生医療の進化を期待しながら、90歳でエベレストに登頂できる可能性があるんじゃないかと思っています。

 今もまだ休んでいますが、足にはそれぞれ1.4kgのウエイトを付けていますよ。

 今晩(取材時の2014年11月18日)は、これから小泉(純一郎)さんや豊田章一郎さん、御手洗(富士夫)さんを含めた財界人のパーティーが夜にあるんです。いつも通り、これにも重りを付けて参加します。いつも、そうやってうろうろしているとみんなが寄ってきて、「今日は何キロ?」なんて聞かれたりして(笑)。

「63歳で余命3年と宣言された」

 実は一旦、50代後半でもうリタイアだと思っていたんですね。仲間がみんな死んでいきましたから。植村直己や加藤保男、山田昇、長谷川恒男…。僕より若い、世界に誇る登山家や冒険家が、次から次へと死んでいった。

 僕は運が良かっただけだとは思うけれど、よく今まで助かったものだと感じて、60歳にリタイアしようと考えていた。

 でもね、リタイアした途端に、典型的な怠け者になったんです。飲み過ぎや食べ過ぎで運動不足になってしまった。

 すると63歳くらいの時に、寝ていて、気持ち悪いなと思った途端、心臓が何かにつかまれるように痛くなったんです。狭心症の発作でした。本当に危ない状態になって、病院で検査を受けたら「余命3年どころか、明日だって危ない」と言われたくらいです。

 狭心症の発作以外に糖尿病も患っていたし、血圧も高くて190ぐらい。人工透析も、もうすぐというぐらいで、本当に「余命3年」と宣言されてしまった。

 それで、思い切って足に重りを付けて、背中にザックを背負うようになったんですね。

 1年目はそれぞれ1kgずつ、2年目から3kgずつ、3年たって5kgずつ。最後には10kgずつ、合計で30kgを背負って歩くようになりました。こうしたらメタボが完全に治って、膝の半月板損傷や腰の痛みも全部治っちゃった。

 エベレストに登ってみたいという目標を立てた時、僕は走れなかったんです。だから苦し紛れに足に重りを付けてゆっくり歩き始めた。

 例えば新幹線で大阪に行く場合は、(東京の)北参道にある事務所から東京駅までの約9kmの道のりを、片足5kgずつ、背中に25kgの重りを背負って歩いて行きます。ちょうど富士山に登ったのと同じくらいの運動量で、やっとの思いでふらふらしながら新幹線によじ登る。それで、トイレでびっしょり汗をかいた洋服を全部着替えていくんです。

どん底の健康状態を克服してエベレストへ

 実はこのトレーニングで大失敗したことがありました。

 心臓の手術を受けた2週間後にこのトレーニングをやったら、うっかり風邪をひいて熱が出て、心臓手術の前よりももっとひどくなってしまった。

 とうとう病院に担ぎ込まれて、全身麻酔で電気ショックをかけられて、ぎりぎりの手術をしたんです。

 それがエベレストに向けて出発するちょうど1カ月くらい前でした。リハビリにはもう失敗できないし、ベースキャンプまで行くのに時間もない。だから「今までのヒマラヤに登る常識を全部変えてやってみよう」と、1カ月かけてゆっくりと体調を整えていきました。

 普段通りの健康な80歳の体でエベレストに登るのはうんと楽だったんでしょうが、そういうわけではなかったんですね。

 70歳の時には狭心症発作を起こしていたし、75歳の時にはひどい不整脈を抱えていた。そして80歳の時には、やっと心臓が良くなりかけたと思ったら、直前にまた手術を受けることになった。

 そのうえ76歳の時には大腿骨と骨盤を骨折しました。この時は、治っても車いすで生活できればいいだろうと言われて、さすがに再起不能だと思いました。

 もうエベレストに登るなという思いや色々な迷いはあったけれど、結局は怪我を治して、ようやく本番という時に、半年前にヒマラヤへ入って虫歯がひどくなって、それが引き金になって心臓の不整脈が悪化した。

 手術して不整脈が良くなりかけてきたのに、さきほど説明した東京駅で風邪をひいて、また再起不能かという状況になってしまった。1月15日に手術をして、3月に出発でしたから。

 つまりどんな挑戦でも、「そういうこれがなかったらいいのに」というどん底の状況に追い込まれながらやってきたわけです。僕自身は、こちらのほうが、意味があると思っています。

「いくつになっても諦めるな」

 要するに、病気であっても、けがをしても、いくつになっても諦めるなということです。可能性はいくつも開けるんだ、と。

 みんな80歳を過ぎると、病気をしたりけがをしたりすると、すぐ「あ、俺はもうだめだ」って諦めるんです。

 僕だって再起不能だと言われる困難に直面したことは何度もあったけど、エベレストに登ろうという目標があったから頑張れた。

 国家でも企業でもそうなんですよね。夢や目標があるとチャレンジし続けます。人間だって同じでしょう。目標があれば、病気やけがも乗り越えられる。

 やっぱり人間、一番大事なのはイマジネーションです。想像力というか、1つの創造性。自分はこうありたいと思うこと。

 「エベレストの山頂に立ちたい、立ったらすごいだろうな」と強く思う。そうすると、その過程で何をしなきゃいけないかが見えてくるわけです。けがしたら治さなきゃいけないし、心臓がだめだったら手術してリハビリをする。あるいは、登り方を、今までと全然違う方法に変えてみるとか、それなりの工夫をする。

不可能を可能にする「3つの想像力」

 つまり、あらゆるものの中に、3つの想像力があるわけです。イマジネーションとインスピレーション、それとイノベーション。

 健康法の中にも当然、今までなかった方法があるだろうし、病気を治す方法にしても、病院の先生がこうだという方法だけじゃない手段もいっぱいあるんです。

 僕は今だって心臓の冠動脈の65%が詰まっているんです。専門医の先生は「手術しなきゃ心臓が詰まって死ぬから、絶対にエベレスト登頂は許可しない」と言っていました。

 でも65%が詰まっているということは、35%が通っているんだから、それでいこうと考えたんですね。そのうえで、血液をさらさらにする薬を処方してもらいました。

 つまり、できる方法を探ればあるわけです。

 僕の挑戦は、いろいろな人が喜んでくれているし、珍しがられてもいます。だからこれからも、挑戦を続けていきたいと思いますね。まずは85歳でヒマラヤをスキー滑降すること。これに向けて挑戦していきたいですね。

[日経ビジネス]

Posted by nob : 2015年01月06日 10:25

自らの身体との対話力、、、日々重ねていけば着実に向上していきます。。。

■いい睡眠は頭をほぐすことから! 自分でできる頭のマッサージ

冬も本番。寒さで、頭も身体もガチガチになっていませんか? あったかいお風呂にゆっくりつかれば、いくらか体はほぐれますよね。でも、頭をほぐすにはどうすればいいのでしょうか? いい睡眠には欠かせない頭のリラックス。こんな方法もありますよ!

不眠症の人の頭はカチカチ!?

ガチガチになった身体をほぐすには、マッサージやお風呂といった方法がすぐに思い浮かびますが、頭をほぐすってなかなか難しいですよね。

不眠に悩む人ならなおのこと、頭をリラックスさせるのは大変だと感じておられるかもしれません。

では、こんな方法を試してみるのはいかがでしょう? それは文字通り頭をほぐすこと。カイロプラクティックの先生が触ると、不眠症や自律神経失調症の人の頭皮は、すごく硬いそう。また、頭自体の温度が高く、血液や脳脊髄液の拍動が強く感じられるのだそうです。

「頭なんかカチカチなのに、どうやってほぐすの? それに、それで何が変わるの?」と思われるでしょう。実は、こうやってほぐすことができるそうなんです。

頭がい骨に覆われている脳は、触ってほぐすなんてできませんよね。でも、頭皮をほぐすことで緊張した脳もほぐすことができるそう。脳の活動状態は頭皮にも反映されるので、逆に頭皮をほぐすことで脳もほぐせるということなのです。

つまり、美容院でシャンプーしてもらうときに「あ~、気持ちいい~」と感じますよね。あれと同様の効果を作り出すということです。

頭皮マッサージでいい睡眠を!

道具はなにもいりません。入浴を済ませ、髪をしっかり乾かし、後は寝るだけの状態にしてから始めましょう。回数や強度はあくまでも自分で気持ちいいと感じる程度が目安。がんばりすぎると逆効果になります。

1.指もしくは手のひらをおでこに当て、皮膚の表面をこすらないように手を上下させる。

2.まゆ毛をしっかりつかみ、左右に動かす

3.生え際から頭頂部までを指先や手のひらを使って小刻みに上下させる

4.側面とこめかみ、耳の上を3と同様に行う

5.後頭部、首との境目も3と同様に行う

6.耳全体を、人差し指と親指ではさみほぐす

7.最後に耳を引っ張る

カチカチの頭、ほぐれましたか? アロマや音楽など、いろいろなものを組み合わせてみるのもおすすめ。リラックスタイムを充実させて、いい睡眠をとりましょう!

[ネムジム]

Posted by nob : 2015年01月05日 16:31

火の粉がふりかかってこないうちは悩める幸せを謳歌していればいい。。。

■日本人の悩みを吹き飛ばす「美輪明宏」名言集

酸いも甘いも噛み分けるこの人の、無我夢中に生きた青年期。そこには生きるヒントが詰まっている。

「負けるものか」が口癖になっていた

終戦の年、私は10歳の少年でした。その後、国立音楽大付属高校に入学するため郷里の長崎から上京しました。

確か15歳か、16歳の頃です。実家は比較的裕福だったので、仕送りをしてもらっていましたが、戦後のドタバタでついに親の仕事もうまくいかなくなり、破産。家は没落しました。以来、仕送りは完全に停止しました。

当時、国鉄の駅は夜になると家を焼け出された人々が寝泊まりしていました。私も一時その集団に潜り込んで雨風をしのいでいましたが、何もしなければ死んでいたでしょう。とにかく働き口を探し、食い扶持を稼がないと……。

新宿駅なんかに立っていると、手配師から声がかかりました。それで、楽器を弾ける人や歌を歌える人はトラックに乗せられて立川や座間などの米軍キャンプに連れていかれた。運のいい人は、そこでバイト代のほかにコンビーフ缶などをもらえた。将来のことなど、誰も考えられません。ひたすら今を生きる。それで精一杯の日々でした。

少しして安いアパートを借りられるようになったときのこと。私がドアの鍵を差し込むと一緒に帰宅したボーイフレンドが「ほーら、また言った」と。「え、何を?」と聞くと、教えてくれました。私は無意識に「負けるものか」としばしばつぶやいていたのです。戦争には負けたけれど、私は負け犬にならない。絶対、負けてなるものか。そんな思いが口癖となったのでしょう。

好むと好まざるとにかかわらず、人は「現実」に晒され翻弄されます。人生は順風の時もあれば、逆風の時もある。そうした真理は古今東西共通です。

ただ、戦前・戦中・戦後の苦難を肌で知る私が言いたいのは、現代の人はすぐ弱音を吐いたり、心が折れたりしやすいのではないかということです。

上司に怒られ、同僚には足を引っ張られ、得意先に理不尽な注文を浴びせられ、営業成績もさっぱり上がらない。四面楚歌だ。俺はダメなヤツだ、と。

厳しいようですが、私に言わせれば、そんなの平和ボケの時代の贅沢な悩みです。災難を災難と受け止める意識があるうちは生ぬるいんです。

火の粉はふり払わなければ、火傷します。だから必死にふり払う。自分が置かれた立場を悲観している暇はない。

ああだこうだと、弱音を吐いている人は、一度すべてを放り出せばいいんです。禅の修行で、絶食したり水断ちしたりして極限まで追い込まれると、おしんこ一枚、水一滴がありがたいと思えるように、試しに、落ちるところまで落ちればいい。ある種のリセットをすることで、風景もまったく異なって見えるはずです。

生きるか死ぬかという段階になれば、例えばかつてはプライドが許さなかった「人に頭を下げる」ことさえ、簡単にできるようになるものです。

私が自信を喪失した人によくお伝えするのは、「自分の手や足を鏡に映して、よく見てみなさい」ということ。ずうずうしく、でんっと生き続けてきた自分の姿がそこにはある。ものはついでです。今まで生きてこられたのだから、この先もきっとやっていけるはずです。

そして、これからは、「温室育ちの花や野菜」ではなく、「波打ち際の防風林」のような存在になる、と誓うのです。海からの強烈な潮風に絶えず吹き付けられていると、根っこが張り、強くなる。耐久力がつきます。結局のところ、人生は経験や慣れがモノを言うところがあります。船が沈まないよう、その都度何かを打ち付けて補強する。そうやって経験値が高くなるごとに自分の中に手札も増える。それこそが自信となるのです。

そして経験値を上げ、転ばぬ先の杖ともなるのが「文化に触れる」習慣。例えば、日本の文豪の本を読み、歴史上の人物の生き様を知り、CGやドンパチばかりの今の映画とは正反対の胸にじわりと残る昔の映画を見る。そうした作品には、今、私たちが試練を迎えたときの生き方のお手本となり、背中をそっと押してくれる「ストーリー」が満載なのです。

火の粉がふりかかっているときは、悩んでなんていられない。
悩みがあるのは、まだ余裕がある証拠。
とにかく行動あるのみ。
この方法がダメならこっちとか、生きる方法を考えること。
そうしていくうちに、自然と手札が増えていく。
結局、人生はすべて経験、慣れなのです。
自信がなくなったら、鏡を見なさい。
ずうずうしく生き続けている自分の姿が見えるでしょう。
今まで生きてこられたのだから、この先も十分生きられる。
尊敬される人とは、感情を理性でコントロールできる人。
知識や教養のない人は、感情的になって、なんの手立てもできない。
個人の考えはたかが知れている。
いろんな人たちが残した事物事象を参考にすればいい。
ネタがないとガソリン切れになりますよ。

[PRESIDENT Online]

Posted by nob : 2015年01月05日 16:23

言わずもがな、、、“適時適量をバランス良く”に尽きます。。。

■肉を好きなだけ食べてやせる糖質制限ダイエットで死亡率上昇

 ダイエット効果があると一大ブームを巻き起こしたのが「糖質制限食」だ。「炭水化物を食べなかったら1か月で8kg痩せた」、「肉と野菜をお腹いっぱい食べているのに服のサイズが13号から9号になった!」と、ダイエット成功者からは歓喜の声があがっている。しかし、この食事制限には大きなリスクがあった。

 愛し野内科クリニックの岡本卓院長はそのリスクを次のように話す。

「2008年、アメリカ国立衛生研究所が発表した試験結果があります。1万人を対象にしたその試験によると、厳格な糖質コントロールを行って血糖値を下げたグループは、標準レベルの血糖コントロールを行ったグループに比べて21%も死亡率が高かったのです。

 日本では、2013年に発表された聖路加国際病院内科医の能登洋先生による研究があります。約27万人のデータを分析した結果、糖質制限で糖質を1日の総摂取エネルギーの30%以下にした場合、60~70%にした場合に比べて死亡率が31%上がることがわかりました」

 糖質制限によるリスクはそれだけではない。糖質だけを制限することができないことにより病気になる可能性があるという。

「糖質制限では炭水化物を控えるよう指南していますが、炭水化物を含む食べ物には糖質だけでなく食物繊維やミネラル、カルシウムなど体に必須の栄養素が含まれます。炭水化物を食べなくなることでそれらの摂取量が不足する。

 また、炭水化物以外なら何を食べてもいいので、お腹を満たすために自然と肉を食べる量が増えます。ハーバード大学のデコニング博士らが4万人超を20年間追跡調査した結果、高動物性たんぱく質の食事をすると糖尿病の危険性が高くなるという論文を発表しています」(岡本院長)

 また、『その「健康法」では早死にする』(扶桑社刊)著者で高須クリニック院長の高須克弥さんは、低糖質により精神状態が不安定になると指摘する。

「オーストラリアの研究チームによる報告が興味深い。24~64才の肥満の人106人を2つのグループに分け体重や精神状態の変化を1年間にわたって追跡したものです。片方は『肉、乳製品などたんぱく質や脂質を中心に摂取し、炭水化物を控える』グループ。もう片方は『炭水化物を多く食べる』グループです。食事以外は同じ減量プログラムを受けた結果、体重減少はどちらのグループも平均13.7kg。しかし精神状態については、炭水化物を控えたグループに気分の落ち込みや不安が見られたというのです」

※女性セブン2015年1月8・15日号

[Social News Network]

Posted by nob : 2015年01月03日 10:14

ミキティーカッコいい。。。

「“HateとLove”って実は同じ。心が現すもの。イコールあなたにはまだ心があるって事。もし理解していただけるのであれば、幸いです。私の人生は私のもの。あなたのものではありませんから。あなたはあなたの人生をまず見て幸せになってください」

[安藤美姫]

Posted by nob : 2015年01月02日 17:36

自らを受け容れることから始まり、、、自らを受け容れることで終わらずにまた新たに始まる。。。

■最高の人生を送るために「捨てる」べき15のコトと、「獲得したい」コト

石田陽子

ダイエットに関する情報が次々に更新されていくように、幸せな人生を送るためにもいろいろな方法が紹介されています。欧米で多くの人が共感して、話題になっているのが『最高の人生を送るために「捨てる」べき15のコト』です。

最高の人生を送るために「捨てる」べき15のコト

少し前に日本でも「断捨離」という言葉が流行りました。断捨離とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考え方、生き方を導くものです。

『最高の人生を送るために「捨てる」べき15のコト』にある15項目を挙げてみます。

(1)「間違った人」との時間
(2)困難から逃げること
(3)自分への嘘
(4)願望を後回しにすること
(5)自分ではない誰かになろうとすること
(6)過去にしがみつくこと
(7)失敗を恐れること
(8)自分を責めること
(9)幸せを買おうとすること
(10)他人に依存すること
(11)立ち止まること
(12)無理だ、と思うこと
(13)間違った男女関係
(14)新しい恋を拒むこと
(15)他人と競うこと

つまり、自分らしく前向きに生きるためには過去や誰かにしがみつくのではなく、失敗を恐れずに自分らしく新しいことに挑戦していこう!ということです。

私は恋愛ガイドなので、数多くの恋愛の悩みを直接聞いたり、コメントを読んだり、自分でも考えたりしてきました。そして、恋愛で悩んでいる人の多くは1つのこと、一人の人にとらわれてしまっているために視野が狭くなっていることを感じてきました。あることにとらわれて、不安でいっぱいな気持ちを安定させてくれるもの、自分を安心させてくれる人を求めて狭い世界から抜け出せず、悩みがより深刻になっていくこともあります。

自分を安心させてくれるものだけを頼りに同じ場所にとどまりたいという気持ち。つらいときに無理に自分らしくない行動をとっても、傷が深くなるだけだと感じるかもしれません。

でも、私はある映像を見て、そうじゃないんだなと思いました。アフリカゾウがライオンの群れに襲われて「もうダメかも」と誰もが諦めそうな場面。きっと、ゾウも「あぁ、これホントにもうダメだ」と思う瞬間があったに違いない絶望的なピンチを迎えたとき。ゾウは最後の力をふりしぼって、鼻でライオンを追い払うように抵抗して、傷つきながらもその場から立ち去っていったのです。

生きるために何が大事かって、最後まで生き抜こうとする意志なんじゃないかと思ったんです。他人と競うためにではなく、自分が生きるために闘うこと。成人した人間は、選択肢が多いか少ないかの差はあるものの、生活する場所も付き合う相手も自分で選べます。昔は居心地が良かったけれど、今は最悪…… そのうち良くなるかもしれないと我慢して同じ生活を続けるのは自分の選択の結果です。

獲得したいのは、強く自分らしく生きるための希望を失わない心。その心を曇らせたり、間違った方向に進ませるような雑音や邪念、執着は早いうちに捨ててしまったほうがいい。捨てれば幸せになれる……という単純なことではなく、生きる希望を失わせるものを捨て、自分にとって必要なものを自分の力で獲得していくのが人生らしい……そう思いませんか?

[AllAbout newsdig]

Posted by nob : 2014年12月30日 10:39

自民党における唯一の希望。。。

■安倍首相「小泉進次郎が邪魔だな」。誰が敵か、はっきりわかった。
総選挙内幕レポート「291議席圧勝」の全舞台裏 
2014年12月24日(水) 週刊現代

目立ちすぎる、人気がありすぎる、しっかりしすぎる

進次郎が喋れば喋るほど、国民の注目が集まり、自民党の好感度は上がる。しかし、安倍総理はどんどん霞んでゆく。このジレンマをどうするべきか—今回の選挙で、総理はひそかに決意した。

アイツは「両刃の剣」

「国民から信任を頂いた」

衆院選の開票が進み、大勢が判明した14日深夜。安倍総理は自民党本部に詰めかけた記者たちの前で、こう述べて満面の笑みを浮かべた。すべて、総理の目論見通りに事は進んだのだ。

開票が始まるやいなや打たれた「自公で3分の2に迫る勢い」のテロップに、自民党本部は沸いた。

多くの有権者には、今回の総選挙は「なぜ今実施されるのか」さえもはっきりとわからない、意味不明の選挙と映ったはずだ。安倍総理にとっては、それこそが狙いだった。選挙の目的は、消費税増税先送りでも、アベノミクスの審判でもなく、「勝つこと」そのもの、そして総理の任期を延ばすことだったのだ。

投票日直前、自民党が内々に行った議席予測の値は274議席。一時は新聞各紙で「自民党単独で300議席超え」と報じられたが、自民党選対は実際には「20議席減」をも覚悟していた。

それがフタを開けてみれば、海江田万里民主党代表や渡辺喜美元みんなの党代表ら、野党の大物が次々と消えていく。議席は291とわずかに減らしても、その戦果はなお、自民党の「圧勝」と言うにふさわしいものだった。

しかし開票の夜、党本部の開票センターで安倍総理や谷垣禎一幹事長が当選者の名前にバラをつける傍らで、安倍総理に近いある自民党ベテラン議員は、こうつぶやいていた。

「これは、総理にとっては難しくなるな—」

選挙に勝ったとはいえ、これから待ち受ける「政局」で勝てるとは限らないのだ。

とりわけ、党内の「安倍派」が危機感を強めたのが、各局の選挙特番に文字通り「出ずっぱり」だった、小泉進次郎復興政務官の発言の数々だった。

「すでにやってきたことを声高に言い続けるよりも、むしろ(アベノミクスの恩恵の)実感がないという人たちに、何を訴えるのか。アベノミクスの先にあるものは、いったい何なのか」

「福島県内の原発は、全基廃炉にする。これは忘れちゃいけない」

アベノミクスの「功績」ではなく、「その先」を問いかける。安倍総理が、選挙戦の中で決して触れることがなかった原発の問題について、堂々と「廃炉」を口にする—。改めて力を見せつけた安倍総理の意向を、一切関知しない歯切れの良さ。多くの視聴者は、「自民党をぶっ壊す」と叫んだ彼の父・小泉純一郎元総理の面影を重ねたはずだ。

安倍総理にとって、進次郎氏はいわば「両刃の剣」である。安倍総理はもちろん、他の自民党議員を引き離して圧倒的な人気を誇る進次郎氏は、強力な集票マシーンになる。だが裏を返せば、彼の露出が増えれば増えるほど、国民の期待は安倍総理ではなく、進次郎氏へと傾いてゆくのだ。

織田信長しかり。ユリウス・カエサルしかり。外敵を打ち負かし、強大な力を手にした途端、「身内」に暗殺された権力者は数知れない。警戒すべきは、「遠くの敵」ではなく「近くの味方」であるというのが、古今東西の権力者たちが教訓としてきた真理である。

「進次郎が、邪魔になるかもしれない」

あの満面の笑みの裏で、安倍総理の脳裏を過ったのは、そんな思いだったに違いない。

大過がなければ、'18年までの向こう4年間、粛々と安倍政権が続く。それを最も苦々しく思うのは、野党議員ではなく、むしろ自民党幹部である。

安倍総理の「デジャヴ」

前回、'12年の自民党総裁選で安倍総理と接戦を繰り広げた、総理の「最大のライバル」石破茂地方創生相。進次郎氏は当時、安倍総理ではなく石破氏に票を投じたといわれる。

石破氏は今回の選挙戦の間、穏やかならぬ思いを抱いて地方遊説に回っていた。

「この総選挙は、地方創生選挙なのです」

投票日の直前には、一日10ヵ所近くを回ることもあった石破氏。安倍総理が「アベノミクスの是非を問う選挙です」と連日繰り返しているにもかかわらず、彼は行く先々で総理の言葉を無視し、こう断言してはばからなかった。

前回'12年秋の総裁選で安倍総理に惜敗し、それからというもの、安倍総理は石破氏の「牙」を徹底的に叩き折り、ひっこ抜き、反乱の芽を摘んできた。今年9月の内閣改造で閣内に取り込まれると「もう石破は終わった」という声さえ永田町では聞かれるようになった。しかし、

「石破さんは、地方党員からの支持が相変わらず高い。今回も、『次の総裁選は期待してるよ』と声をかける人が時折いました。そのたびに、石破さんは黙ってゆっくりとうなずいていた」(自民党選対関係者)

自民党総裁選は、来年9月末に行われる見通しだ。安倍総理としては、何としてもそこで再選され、残り3年間の総裁の地位を手に入れたい。できれば、無投票で再選されるのがベストだ。ただ、それに黙っていない人物は石破氏だけにとどまらない。政治評論家の浅川博忠氏が言う。

「対抗馬の候補として、石破氏のほかに谷垣幹事長、岸田文雄外相、そして古賀誠氏らいわゆる『長老』が後押ししている野田聖子氏の名前も挙がっています。

来年1月から始まる通常国会では、集団的自衛権行使容認に関する法整備について議論しなければなりません。世論の反発が強まれば、党内のリベラル派が反主流派勢力に転じる可能性があります。その状態で総裁選を迎えるというのは、安倍総理にとっては苦しいシナリオです」

もし、石破氏らが次の総裁選に出馬を決め、自民党を割るような事態になれば、安倍総理は集団的自衛権の問題を先送りし、秋の臨時国会で継続審議することにして、総裁選を乗り切る戦略に出るだろう。

だが、今の石破氏らが、単独で安倍総理に対抗できるとは考えづらいのも事実だ。浅川氏が続ける。

「石破氏は地方で人気があるといっても、やはり安倍総理が幹事長や地方創生相のポストに封じ込めたこともあり、十分に力を蓄えられていない。岸田氏は外相を務めて知名度は上がりましたが、次の総理にはまだ早い」

安倍政権の「次のサプライズ」

だからこそ、「ポスト安倍」をめぐる政局の軸は進次郎氏になる。

安倍総理と小泉親子には、浅からぬ因縁がある。小泉純一郎元総理は、'03年にまだ49歳の安倍総理を幹事長に大抜擢し、その後の総理への道筋をつけた張本人だ。安倍総理にとっては、小泉元総理こそが政界における「父親」であり、その路線を受け継ぐ「師匠」だった。

「しかし安倍総理は、小泉元総理が'05年の『郵政解散』で刺客をぶつけた造反議員を、第一次安倍政権で復党させました。このことに、元総理は激怒した。『脱原発』路線は、安倍総理への意趣返しだという見方もあるほどです」(全国紙政治部デスク)

今年2月の東京都知事選挙に、小泉元総理は同じく総理経験者の細川護煕氏を擁立し、「脱原発」を掲げて安倍政権に異を唱えた。

今回の総選挙で、自民党が争点としなかった原発を語る進次郎氏に、安倍総理は「嫌な予感」を抱いたはずだ。シンプルで堂々としたその語り口は、父親にそっくりだった。

前回の総裁選では、決選投票で安倍総理が108票、石破氏が89票を得た。このとき、キャスティングボートを握ったのは石原派だった。しかし、今年 9月の内閣改造で安倍総理は徹底的に石原派を排除し、同派閥からは一人も閣僚として登用しなかった。失言続きだった領袖、石原伸晃元環境相の「連帯責任」を取らせたというわけだ。

「前回、石原派の票は安倍・石破で割れた。次の内閣でも石原派が冷遇されるようなら、半数以上が『反安倍』に回ってもおかしくはない」(自民党幹部議員)

次回の総裁選でカギを握る人物は、やはり進次郎氏をおいて他にない。確かに彼の父・小泉純一郎元総理は、ヒトにもカネにも無頓着な政治家だった。今の進次郎氏個人にも、まだ本格的に派閥を仕切れるほどの動員力、資金力が備わっているわけではない。政治評論家の有馬晴海氏は、「進次郎氏は、現時点ではあくまで『自民党の進次郎』にすぎない」と評する。

その一方で、今回の総選挙でも全国70ヵ所を応援演説で飛び回った進次郎氏は、今回の総選挙における自民党最大の功労者となった。当然、来年9月の総裁選でも、彼の動きは最も注目を集めるだろう。

前回の総裁選で石破氏に票を投じた進次郎氏が、「反安倍」に回る可能性は極めて高い。そうなれば、安倍総理はまさに「四面楚歌」と言うほかない状況まで、一気に追いつめられてしまう。前出の浅川氏が言う。

「そうした事態を防ぐために、安倍総理は何とかして進次郎氏を取り込もうとするでしょう。これから焦点となるのは、進次郎氏の入閣のタイミングです」

安倍総理としては、「できすぎる男」進次郎氏に行く手を阻まれるわけにはいかない。「憲法改正」という、祖父・岸信介元総理もなしえなかった偉業を実現するためにも。

この選挙の圧勝で、安倍総理は「向こう4年間の白紙委任を得た」と言われる。だが当の総理には、与えられた4年の任期をフルに使うつもりはないし、その必要もない。なぜなら、「勝負はあと2年以内に決まる」と確信しているからだ。いったい、どういうことか。

安倍総理は全議員、全国民の裏をかき、解散総選挙で291議席を手にした。誰もが「バカバカしい」と思うことを不意打ちで実行し、確実に勝つ。そんな総理の「サプライズ」が、あと二つ残っている。

一つ目が「2016年7月、衆参ダブル選挙」である。知っての通り、憲法改正発議には、衆参両院の3分の2以上の同意が必要だ。前出の有馬氏が言う。

「参議院で議席を増やすには、単独選挙では限界があります。参院議員には確固たる支持基盤がなく、有権者は『なんとなく』投票することになる。衆参ダブル選挙にすることで党組織と後援会をフル稼働させなければ、定数の3分の2を超えることは難しい。来年4月の統一地方選挙が、この衆参ダブル選の足場を固める前哨戦となるでしょう」

現在、参院で自民党が占める議席は114。再来年の参院選で、昨年7月に実施された選挙と同程度の票を得れば、130前後まで増える。それでも3分の2にあたる162議席までは、およそ30議席足りない。

「問題は公明党です。おそらく安倍政権が提示する憲法改正案は、自民党の作った草案にまるごと交換しましょう、という形になる。必要に応じて最小限加筆する、『加憲』を掲げる公明党の方針とは相容れません。

そこで『憲法改正の是非を問う』総選挙に打って出れば、公明党のみならず、与野党の全員が踏み絵を踏まされ、憲法改正を軸にした政界再編が起こります。

現状でも民主党の半数近く、維新の党、次世代の党が改憲賛成派。これらが自民党に合流すれば、たとえ公明党が連立を離れても、衆参両院で3分の2は確保できる」(前出・全国紙政治部デスク)

もちろん安倍政権には、国内外からこれまでとは比較にならない激しい批判が浴びせられるだろう。だが、毎日ひたすらアベノミクスと唱え、株価上昇に力を注ぎ続けるのも、すべてはこの瞬間のためだ。総理にとって経済政策は目的ではなく、手段にすぎない。

潰し合いが始まる

憲法改正を問う衆参ダブル選は、戦後日本最大のバクチになる。それを乗り切れば、安倍総理はすぐさま第二のサプライズ「電撃国民投票」を発動するだろう。

国民投票を行い、過半数が賛成すれば憲法は変わる。あと1年半で国民的議論が進むとは考えづらいが、「外圧」があれば世論は黙る。文化学園大学助教で、著書に『永続敗戦論』がある白井聡氏が言う。

「今回の自民党の獲得議席数では、すぐ憲法改正に進むのは難しい。ただし、例えばアメリカが、イスラム国に地上部隊を投入することを決めたらどうなるか。アメリカの『知日派』が期待するのは『自衛隊のフル活用』です。集団的自衛権の行使容認は、その期待に応えるための手続きだった。

安倍政権は、解釈改憲で自衛隊を戦場に送り込む可能性がある。そうなれば、改憲のチャンスが訪れるのです。なぜなら、『現に戦争している』という状態ができれば、改憲といっても『現状の追認』にすぎなくなりますから」

あと2年耐えれば、使命は終わる。9月の総裁選さえ乗り切れば、いける—。だからこそ安倍総理は、今回の「圧勝」を表面上は喜んでいても、内心では不安に苛まれているのだ。

「総理が描いていたのは、今回の総選挙では議席数を維持した上で任期を延ばし、次の衆参ダブル選で一気に両院3分の2を取りに行くという計画です。しかし、選挙前の293議席から減らしたことで、党内からも批判が出るのは必至です」(前出・自民党幹部議員)

選挙戦が始まる直前、進次郎氏は「有権者は冷めている」「なぜ解散なのか分からない」と繰り返した。もし今後、安倍総理が強引に憲法改正を進めようとするなら、間違いなく進次郎氏は総理に異を唱え、政権に反対する人々の拠り所になるだろう。総裁選、衆参ダブル選の双方で進次郎氏を抑えられなければ、総理の野望は崩れる。

この総選挙が、安倍政権の「終わりの始まり」なのか。結論が出るのは、遠い先のことではない。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2014年12月30日 10:30

依然続く珈琲とチョコの健康効果、、、いずれも適時適量が優◎かと。。。

■医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ
チョコレートは罪な快楽?それとも健康食品?

 食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。
 冬になると新製品が続々登場し、つい手が伸びるチョコレート。虫歯や肥満のもとなどと問題視される一方で、健康に良いという話も耳にします。実際のところはどうなのでしょうか?

 ダークチョコレートやココアは、とても魅力的ですね。最近ではそのおいしさだけでなく、高血圧や心血管疾患、認知症などの予防に良い効果があるなどといった、健康面からの注目が高まっていますが、実際はどうなのでしょうか?

 米国ミシシッピー大学医学部の研究者らが、2003年から2013年に発表された研究をまとめました。その報告内容をご紹介しましょう。

ポリフェノールのフラバノール?
■参考文献
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Chocolate--guilty pleasure or healthy supplement?」

 日本では高ポリフェノールをうたうさまざまなチョコレート菓子が人気になっていますが、ではポリフェノールとは何か、ご存じでしょうか?

 ポリフェノールは、植物性食品の色素や香り、苦味、辛味などの化学成分である「フィトケミカル」の一種です。ポリフェノールは、すでに明らかになっているだけでも、約8000もの物質の総称です。そのなかで、化学構造に応じて、さまざまなグループに分類されています。例えば植物エストロゲンともいわれるイソフラボンやスチルベン(特に心血管疾患発症のリスクを減らし、寿命を延ばすなどと話題のレスベラトロール)、フラバノール(認知症のリスク軽減への関連などが話題)などが代表です。

 このうちフラバノールが、チョコレートやココアの主原料となるカカオ豆には豊富に含まれているわけです。

 カカオ豆の学名はテオブロマ・カカオ(Theobroma cacao)で、ギリシャ語の「テオ(神)」+「ブロマ(食べ物)」を合わせた言葉です。つまり「神の食べ物」という意味を持つことになります。人類がココアを消費するようになったのは紀元前1600年と言われています。16世紀にはメキシコ中央高原の国家、アステカの皇帝モンテスマが「疲れと戦う神の食べ物」だと、熱心なココア崇拝者になっていたようです。それだけ古くから愛されてきたとなると、やはりその効果には期待してしまうでしょう。

 以下の表(出典:Circulation. 2009;119:1433-1441)は、主な食べ物とフラバノールの含有量です。

フラバノール含有量
(出典:Circulation. 2009;119:1433-1441)
食品 フラボノール含有量(mg/kg あるいは mg/L)
チョコレート 460-610
豆 350-550
アプリコット 100-250
チェリー 50-220
桃 50-140
ブラックベリー 130
りんご 20-120
緑茶 100-800
紅茶 60-500
赤ワイン 80-300

 ではフラバノールが豊富なチョコレートやココアを摂取すると、心血管系の病気の予防になるのでしょうか?「快楽は罪ではない!」と喜んでいいのでしょうか? 残念ながら、結論を出すには少し早すぎるようなのです。もう少し深く考えてみましょう。

心血管系疾患に対する、ココア、チョコレートの影響

 そもそもこの関心は、パナマ共和国のサンブラス諸島に住むクナインディアン(Kuna Indians)と呼ばれる人々の観察研究から始まりました。

 クナインディアンは、加齢に伴う高血圧や動脈硬化に悩むことがありません。ただし、パナマ市とその近郊に移住したクナインディアンは、加齢とともに血圧が上昇し、高血圧の有病率は西洋人に匹敵します。実はこの差がクナインディアンの遺伝よりも、食生活、特にココアの摂取にあると、ハーバード大学医学部ノーマン·ホレンバーグ医師らが報告しました。
■参考文献
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Hypertension, the Kuna, and the epidemiology of flavanols.」
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Vascular action of cocoa flavanols in humans: the roots of the story.」

 サンブラス諸島に住むクナインディアンは、平均して1日5杯、移住組クナインディアンの10倍の量、成分未調整のココア飲料を摂取しています。また島に住むクナインディアンは、移住したインディアンと比較すると、塩分の消費量は同等、あるいはそれ以上で、BMI(Body Mass Index:体格指数)に有意差はありませんでした。

 このことから、クナインディアンがココアを摂取するという生活習慣が、彼らの健康に影響していると考えられたわけです。

フラボノールの含有量

 ココアの心血管系疾患に対する予防効果は、ココアに含まれるフラバノールが、血管内皮の機能を高めるからだと考えられています。

 ただしフラバノールの含有量は作物の品種タイプ、収穫後の処理、および加工技術に依存するため、同じココアでも製品によってフラバノールの比率がかなり異なるのです。
■参考文献
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Flavanol and flavonol contents of cocoa powder products: influence of the manufacturing process.」

 新鮮なカカオ豆や、醗酵したカカオ豆には、約10%のフラバノールが含まれています。

 カカオ豆を加工したココアパウダーには約3.6%のフラバノールが含まれ、クナインディアンが消費しているのはこのピュアなココアパウダーです。

 一方、市場にはフラバノールは苦いため西洋人の口に合わないからと、風味が調整されたものが出回っています。例えば、120℃までの高熱とアルカリ化による「ダッチング」という処理で溶けやすく味をマイルドにしたり、嗜好性を向上させるために砂糖、牛乳、バニラ、および乳化剤などを加えた、成分調整ココアが売れているのです。こうした成分調整ココアをたっぷり使ったダークチョコレートのフラバノール含有率は、わずか約0.5%です。ミルクチョコレートやホワイトチョコレートには、フラバノールは低いか含まれていません。

 フラバノールが含まれていないとなれば、当然、本来のココアが持つ心血管疾患や高血圧への利点も残っていないのです。

 成分調整ココアに比較すると、チョコレート菓子やココア飲料におけるココアの割合からしても、製品中のフラバノール含有量を保証するものではないと分かります。ココア70%のチョコレートバーが、製品によって全く異なるフラバノール含有量になり得るわけです。

フラバノールの作用

 では、実際にチョコレートやココアを摂取すると、どのような影響があるのでしょうか? チョコレートやココアに含まれたフラバノールは、身体に良い影響を与えているのでしょうか?

[1]血圧、心血管疾患

 生体内で合成され、さまざまな機能を持つ窒素酸化物の1種である一酸化窒素は、血管内皮細胞から作られます。この一酸化窒素が、血管の健康状態を維持する血管内皮機能を調節しています。フラバノール含有量の高いココアを摂取すると、一酸化窒素が増え、血管拡張(血圧低下)、血小板凝集抑制(抗動脈硬化)などにつながります。

 いくつかの研究により、心血管疾患のリスク因子を有する患者さんが、フラバノール含有量の高いココアドリンク(176-185mg)を摂取すると、一酸化窒素の循環レベルが急速に、ココアドリンクを飲む前の3分の1以上、増加したと報告されています。また、ココアのフラバノールには活性酸素の発生やその働きを抑制する抗酸化効果もあり、市販のダークチョコレート(74%ココア)40g摂取の2時間後に、血液中の抗酸化状態の大幅な改善が報告されています。

 また、いくつかの比較試験で、ダークチョコレートが高血圧患者の血圧に与える影響が調査されており、2003年、2005年の報告では、対象者を2群に分けて調査。ダークチョコレート100gを食べるグループと、90gのフラバノールを含まないホワイトチョコレートを食べるグループに分けた結果、ダークチョコレートを摂取したグループは、2003年時は収縮期血圧5.1+/-2.4mmHg、拡張期血圧1.8+/-2.0mmHg、2005年時は、収縮期血圧11.9+/-7.7mmHg、拡張期血圧8.5+/-5.0mmHgと、数値の低下が報告されました。ホワイトチョコレートを食べたグループは血圧が下がりませんでした。

 ところが一方で、効果が認められなかったという研究も報告されてきています。

 そこで2012年に、それまでの20の研究のメタ分析(複数の研究結果、研究データを計算してまとめる手法)が行われ、その結果、平均、収縮期血圧2.77mmHg、拡張期血圧2.20mmHgの低下が認められました。

 一般的に、収縮期血圧3mmHgの低下で8%の脳卒中の死亡率、5%の冠動脈疾患の死亡率、4%の全死因の死亡率のリスクが低減すると推定されています。

[2]インスリン抵抗性、認知症

 フラボノールは、インスリン抵抗性を減らすことが期待されています。

 フラバノールが豊富なココア100gを含む食事を15日間続けた高血圧患者の調査では、インスリン抵抗性が低下したことが報告されています。インスリンは脳機能の調節に重要な役割があり、認知機能障害の一因として考えられています。

 フラバノールを少なくとも520mg、毎日摂取している高齢者は、認知能力の大幅な改善を示し、インスリン抵抗性の減少との関連が分かりました。つまり、フラバノールの摂取は、心血管の健康と認知機能を改善する可能性があるのです。

[3]注意事項

 ほとんどの市販のカカオ製品は、たくさん摂取すると、飽和脂肪酸や糖分により、カロリー(500kcal/100 g)の摂り過ぎになります。そして、カカオのプラスの効果を打ち消すほどの、体重増加や血糖の上昇を招きます。

[4]副作用

 チョコレートは胃腸の症状、片頭痛やイライラ感を引き起こすと報告されていますが、これらの副作用は、臨床試験で実証されていません。また、チョコレートはカフェインが含まれているため、頻脈性不整脈、睡眠障害のリスクを高める可能性がありますが、普通の量を単独に摂取してもカフェインの量は問題になりません。

 以上から、チョコレートは健康食品ですが、市販のチョコレートの食べ過ぎは、カロリーの過剰摂取となり、メリットがなくなります。特に肥満の方にとって、チョコレートは罪な快楽として懸念されています。

 一方、バランスの取れた食事に、ヘルシーなダークチョコレートを組み合わせることは、おいしい健康食品として、おすすめですよ。

[NIKKEI TRENDY NET]

Posted by nob : 2014年12月27日 12:37

腹立たしさの極み。。。

■子供4人、甲状腺がん疑い 原発事故直後「異常なし」

 福島県の子供を対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、事故直後の1巡目の検査では「異常なし」とされた子供4人が、4月から始まった2巡目の検査で甲状腺がんの疑いと診断されたことが23日、関係者への取材で分かった。

 25日に福島市で開かれる県の検討委員会で報告される。調査主体の福島県立医大は確定診断を急ぐとともに、事故による放射線の影響かどうか慎重に見極める。

 検査の対象は1巡目が事故当時18歳以下の約37万人で、2巡目は事故後1年間に生まれた子供を加えた約38万5千人。1次検査で超音波を使って甲状腺のしこりの大きさや形状などを調べ、程度の軽い方から「A1」「A2」「B」「C」と判定し、BとCが血液や細胞などを詳しく調べる2次検査を受ける。

 関係者によると、今回判明したがんの疑いの4人は震災当時6~17歳の男女。1巡目の検査で「異常なし」とされていた。4人は今年4月からの2巡目検査を受診し、1次検査で「B」と判定され、2次検査で細胞などを調べた結果「がんの疑い」と診断された。

 また、1巡目で、がんの診断が「確定」した子どもは8月公表時の57人から27人増え84人に、がんの「疑い」は24人(8月時点で46人)になったことも新たに判明した。〔共同〕

[日本経済新聞]


■福島で子どもの甲状腺がん増?4人が疑い

 福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、事故直後の1巡目の検査では「異常なし」とされた子ども4人が、4月から始まった2巡目の検査で甲状腺がんの疑いと診断されたことが23日、関係者への取材で分かった。甲状腺がんと診断が確定すれば、原発事故後にがんの増加が確認された初のケースとなる。

 1986年のチェルノブイリ原発事故では4~5年後に子どもの甲状腺がんが急増した。このため県立医大は、事故から3年目までの1巡目の結果を、放射線の影響がない現状把握のための基礎データとしてとらえ、2巡目以降でがんが増えるかなどを比較し、放射線の影響を調べる計画。

 また、1巡目で、がんの診断が「確定」した子どもは8月公表時の57人から27人増え84人に、がんの「疑い」は24人(8月時点で46人)になったことも新たに判明した。

[日刊スポーツ]

Posted by nob : 2014年12月24日 09:59

不安を怖れず受け止めんとする心が安息に繋がっていく。。。

■夜中に目が覚めて不安になった時の対処法

不安感に襲われて夜中に目が覚めてしまうのは、困ったものですね。パニックになってイライラや不安が募るし、どうにかまた寝つけたとしても、ぐっすり眠るのは難しいでしょう。でも、一睡もできないまま朝を迎えるのは、もうおしまいにしましょう。この記事では、不安感によって睡眠が妨げられるメカニズムと、その対処法を紹介します。

不安感が脳におよぼす影響とその対処法については、以前にも米Lifehackerで取り上げています。それから、全般的に睡眠の質を向上させる方法についても。今回紹介する「DNews」の動画はもう少しニッチな話で、不安を感じた瞬間の脳の反応や、そもそもの不安の引き金になるもの、睡眠中に不安が襲ってきた場合に何が起こるかについて、詳しく説明しています。

簡単にまとめると、あの急な不安感の引き金になっていたのは、生体のストレス反応でした。この反応は、いつでも予兆なしに起こりうるものです。起きてテレビを見ている時でも、夜眠っている時でもお構いなし。問題のおおもとは、私たちの無意識です。大きなプロジェクトの締切が気になっていたり、明朝に旅行に出発する予定だったりして、起きている間にストレスを感じていると、そうした直接のストレス源から解放された後でも、脳がそのパターンと似た状況に陥ることがあります。そうなると私たちの体は、ストレスのかかったパニック状態になります。その結果、せっかく何とかリラックスして眠っていたのに、夜中に目が覚めて、仕事のストレスや「飛行機に乗り遅れないようにしなきゃ」という不安に苛まれることになるのです。

こうしたストレス反応が夜中に起きると、不安感は何倍にも自己増殖します。つまり、何かのことが気になって目が覚めてしまうと、今度は「十分に眠れていないこと」自体が心配の種になって、ますます不安が募り、そのループが一晩中続いて、心身が休まらないのです。

ではどうしたら良いのでしょうか。これまでの記事で取り上げたものも含め、いくつかヒントを紹介しましょう。

* 諦めてベッドから出る:以前にも記事にしたことがありますが、ベッドにいて良いのは、寝るつもりの時か、今にも寝てしまいそうだという自覚のある時だけです。脳がベッドと睡眠欲をセットで記憶するように仕向けましょう。他のものと関連を持たせるのは好ましくありません。ですから、眠れなくてつらい時は、いっそ起き上がって、椅子に座るなり部屋を移るなりしたほうが良いのです。

* 気を紛らわす:気楽な読み物とか(明かりはほどほどに)、ホットミルクを1杯とか、軽い夜食とか(胃にたまるものや、アルコールを含むものはもちろんダメですよ)、窓の外を行き過ぎる車のライトを眺めるとか。自分にとって効果のある方法なら何でも良いのです。突発的なパニックから生まれるネガティブ思考や負の感情から、うまく気をそらしましょう。以前の記事にも書きましたが、身のまわりのものに注目して、細かく描写してみると、瞑想のような効果が得られ、心が落ち着きます。どうぞお試しあれ。

* リラックスを心がけ、リラックスした状態を保つ:口で言うほど簡単でないのは承知の上。それでも、また眠りにつくための鍵を握るのは、リラックスを心がけ、不安やパニックが少しずつ遠のくようにして、心と体をだいたい平常通りに戻すことです。この目的で瞑想をする人もいますね。汎用性のある良い方法ですが、お好みでない人は、意識的にリラックスできる自分なりの方法を探しても良いでしょう。

* 時計を見るのは我慢する:時間は確認したほうが良いと思うかもしれませんが、しないようにしましょう。時計を見るのは完全に逆効果になります。時間がどんどん過ぎていくのに、いつまでたっても眠れないと考えてしまい、ますますストレスがたまるのです。暗い中で1人、目を覚ましてしまった場合はなおさらです。

具体的にどんな方法をとるにしても、夜中の突発的な不安に対処する方法は、たいてい上記のどれかにあてはまるのではないでしょうか。

お決まりの注意書きになりますが、一晩中眠れない深刻な状態が続いたり、夜中に頻繁に目を覚ましたりするようなら、医師に相談するなどして、睡眠をチェックしてもらいましょう。何か別の要因があるかもしれませんから。その場合は、きちんと治療をすれば、もっとよく眠れるようになるでしょう。

[lifehacker]

Posted by nob : 2014年12月22日 20:58

ほおぅっ、、、そう言われてみれば確かに。。。

■一流アスリートが「朝食を食べない」理由。
実践したら、なぜかわかった

岡田真理

朝はフルーツなどを少しで十分!?

スポーツ業界で働くようになって12年。これまでいろんな選手たちの食生活を覗いてきたが、最近になってひとつ気づいたことがある。

それは、私のまわりには「朝ごはんをしっかり食べないアスリート」が多いということだ。しかも、名前は出せないが、誰でも知っているようなトップアスリートばかりだ。彼らの朝食は、思わず「そんなんでパワー出ます?」と聞きたくなるようなメニューなのだ。

朝は“排泄のための時間”らしい

多くの人は、親や学校の先生に「朝ごはんはしっかり食べなさい」と言われて育ってきたかと思う。

私自身も、「朝ごはんをしっかり食べないと力が出ないし、脳もちゃんと働かなくなって授業に集中できないよ」と教えられた記憶がある。ところが、だ。

体が資本のプロアスリートたるもの、当然しっかり朝食をとっているのだろう…と思いきや、いざ聞いてみると「青汁だけ」「ヨーグルトとフルーツだけ」「野菜ジュースだけ」「水だけ飲んで食べない」といった驚きの回答が。つまり、ほとんど食べていないのだ。(もちろん、昼と夜はその競技の特性を踏まえた栄養バランスの食事をきちんと摂っている。)

ある30代後半のベテランアスリートは「朝は体にとって排泄のための時間だから、消化器の負担を少なくするためにあまり食べないほうがいいと専属の栄養士に指導された」と言っていた。

また、別のアスリートは「試合後(夜)にたくさん食べるので朝は内臓を休ませる」ために朝はほとんど食べないのだという。

集中力アップ&体重キープでいいこと尽くめ

朝ごはんはしっかり食べるべき。朝食べないと力も出ないし頭も回らない。そう信じてきたのだが、トップアスリートたちがここまで朝ごはんを食べないので、私も試しに実践してみることにした。

今までは、朝は白いごはん一杯、お味噌汁一杯、簡単なおかずを一、二品とごく一般的な和朝食をとっていたが、それを「お水とリンゴ酢のみ」「ヨーグルトのみ」「青汁+豆乳を一杯」「フルーツのみ」などに替えてみた。

それによって何が起こったかというと、まず驚くことに、体調がすこぶるいいのである。朝ごはんを食べないと頭が回らないと思い込んでいたが、朝ごはんを軽めにしたほうが集中力もアップして原稿の進み具合がいい。

そして、以前は夜の食事会が続くとそれにともなって体重が徐々に増えていったが、朝ごはんを食べなければ前の晩に食べ過ぎてもだいたい一日で食べ過ぎ分をリセットできる(ような気がする)。そのおかげで、無理しなくても体重をキープできているのだ。

さらに、「朝は排泄の時間」と聞いていたように、朝食を食べないことで内臓の動きを排泄器官だけに集中させてあげることができるせいか、お通じも非常によい。ついでに、食費を多少カットできるというメリットもあったりする。

これらはあくまで私の個人的な実感だが、アスリートたちが朝食をあまり食べない理由を自分なりに理解することができたように思う。ただし、何事も人によるため、すべての人におすすめするわけではない。

「三食ちゃんと食べなくてはいけない」「朝ごはんはしっかり食べたほうがいい」「おなかいっぱい食べると元気が出る」というのは、もしかしたら体の本来の声とは違うのかもしれない。今回の体当たり実験を通してそんなことを感じている。

[現代ビジネス]


■チョコレートを食べて美脚!?脚の冷えとむくみを予防する食べ方

岩田 麻奈未

冬のお悩みナンバーワンと言っても過言ではない足の冷えとむくみ。足先はキンキンに冷えているのに、ふくらはぎはむくみでブーツがキツイ…… なんて経験は、どなたにでもあるのではないでしょうか? 血液の流れが滞ることで、冷えとむくみが同時に起こる場合があるのですが、なんと! 「チョコレート」を食べて脚の血流を改善できるそうですよ。

■冷えとむくみの関係

冬は外気の寒さから身体を守るように、末端の血管を収縮させて熱を逃がさないようにするため、手や足など末端部が冷えやすくなってしまいます。血液の流れが滞ると老廃物や余分な水分がスムーズに排出されず、むくみを引き起こします。水分が溜まることで、さらに冷えやすくなってしまうという悪循環に陥らないためにも、末端の血流UPが、冬の冷えとむくみを解消するポイント!

■チョコレートで脚の血流UP!?

ローマ大学で行われた実験によれば、ダークチョコレートを食べることで脚の血流が改善された、とのこと。チョコレートの原料となるカカオには、抗酸化力の強いポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの影響で血管を拡張させて血流を促す効果のあるNO(一酸化窒素)の濃度が高まり、脚の血流が改善したのではないか、と考えられるそうです。またチョコレートに含まれるポリフェノールの一種「エピカテキン」には、血液中に存在する活性酸素を除去して血管の健康を守る効果があることが判っています。

■脚の血流をUPするチョコレートの食べ方・選び方

(1)カカオ85%以上のダークチョコレートをチョイス

先述の実験では、カカオ85%のチョコレートを40g使用しています。積極的に脚の血流を改善したい方は、カカオ85%以上のチョコレートを選びましょう。

ダークチョコレートと書かれていても、カカオ含有量の表示のないものは避けた方が無難です。

(2)ちょこちょこ食べる

ポリフェノールは水溶性のものが多く、ある程度の即効性が期待できます。ただ、持続性がないため、一度にたくさん食べるのではなく、こまめに、そして日常的に食べる習慣をつけましょう。

美味しいチョコレートで脚の血流が改善できるなんて嬉しいですよね。ブーツの多くなるこれからの季節、チョコレートを食べて冷え知らず、むくみ知らずで過ごしたいですね。

(岩田麻奈未)

[LIFE & BEAUTY REPORT]


■医師が説明する耳の正しい手入れ方法

1日のうちのかなりの時間聴覚を使って暮らしているのに、耳の正しい手入れの仕方はほとんど知りません。耳の正しい手入れと耳あかの扱いに関しては随分と誤解が多いようですから、このあたりで正しておきたいと思います。

プライマリー・ケア医のDan Weiswasser博士に、耳あかの正しい手入れの仕方をじっくりと伺いました。

綿棒を使うのをやめる

まず初めに、耳あかは外耳を感染や外傷から保護する重要な役割をしています。ある程度耳の中にある方が健康的なのです。

耳を掃除するのに綿棒を使うと、耳あかを耳道の奥へと押し込んでしまいます。悪くすると、外耳道を傷つけるか、脆い鼓膜を破裂させてしまうかもしれません。

「たいていの人は耳掃除を日常的にする必要はありません」とWeiswasser博士は言います。「私の経験では、耳あかを取れば取るほど、体は耳あかを作ってしまいます。そしてこれは悪循環につながります」耳をきれいにしないのは初めは変な感じがするかもしれませんが、耳あかを取るのをやめると、体が慣れてきて次第に耳あかができにくくなります。

一般に、あごの動きが耳あかを耳道から押し出しています。耳あかの役割は、埃と汚染菌が耳の奥に入る前に止めることですから、耳あかを取ることは害があることになります。「耳の中には肘より小さいものを入れるな」という古い諺がありますが、まさに真実かもしれません。

万が一耳に水が入っても、綿棒を使って乾かそうとしてはいけません。その代わり、ヘアードライヤーの冷風を吹き付けるか、消毒用アルコールを数滴落として、乾かすのがいいでしょう。

毎日の入浴で、耳の外側の耳あかの手入れはしています。本気で耳の外側の手入れをしたいなら、コットンボールのような短い長さのものを使いましょう。耳道の中には入れないようにしてください。

スプレーは避けて、ミネラルオイルを試してみる

過去に鼓膜を悪くしたことがないなら、頑固な耳あかを取るのには常温のミネラルオイルを使うのが一般に安全です。Weiswasser博士の説明は次の通りです。

私は一般的にミネラルオイルを使うように助言しています。ベビーオイルはミネラルオイルとほとんど同じですが、香料が入っていることが多いのです。それだと、刺激があるので、避けた方が良いです。処方箋なしで買える耳あか取りの製品もありますが、私が知る限り、有効性も安全性も証明されていません。過酸化水素は使わないように、いかなる製品も数日以上にわたっての使用はしないようにと助言しています。どちらも刺激が強すぎるからです。

耳あかで耳が詰まっていると思ったら、ミネラルオイルに浸したコットンボールを1週間に10分から20分間、耳道に入れてみてください。横に頭を傾けてコットンボールが詰まった方の耳を空に向けましょう。

医師の手による耳あかの除去か耳道の洗浄

大抵の人の場合、1カ月かそこらで耳あかの量がぐっと少なくなります。ミネラルオイルを時々使ってみた後でも、まだ耳が詰まっているような気がしたら、医師のところに行ってください。医師は専用の道具を使って耳あかを手で取り除けます。

そうでなければ、医師は針の付いていない注射器を使って水で耳道を洗浄することもできます。Weiswasser博士の経験によれば、耳の洗浄は耳道への刺激が少ないけれど、強くやり過ぎると鼓膜が破裂する危険性があるそうです。

自宅では手で耳あかを取ることも洗浄もやめてください。どちらも医師に任せてください。

刺激を受けた耳ほど耳あかができやすい

耳を触らないでおいても、まだ耳あかがたくさんあると思うなら、何か別の物が耳を刺激しているのかもしれません。たとえば、耳栓の使い過ぎではありませんか? もしくは、湿疹などの肌の状態が耳道に影響を与えているのかもしれません。

ときどきミネラルオイルを使っても、1カ月以上耳あかが極端に多い状態が続くなら、医師に相談してください。

耳が感謝してくれます

なかなか信じがたいことかもしれませんが、耳に少し耳あかがあった方が耳の健康を保てるのです。綿棒のような物で耳の中をかき回すのは止めましょう。耳あかは放っておいても大丈夫なのです。耳あかを取りたいなら、ミネラルオイルを使うか、医師に相談して手で取り除いてもらうか、洗浄をしてもらいましょう。それでもまだ、極端に耳あかがあるなら、耳の中に入れて中に触れている物がないか考えるか、別の問題がないか医師に相談しましょう。

Herbert Lui(原文/訳:春野ユリ)

[lifehacker]

Posted by nob : 2014年12月22日 20:44

賛成!前園くんに一票!!

■元代表監督「アギーレ後任には今こそ日本人を!」

石井義信
元日本代表監督

 サッカー日本代表監督は一体どこへ向かうのか。ハビエル・アギーレ監督(56)の八百長疑惑が世間を騒がせる中、19日、JFAハウスで日本代表OB・OG会が開催された。1986年から代表チームの指揮を執った石井義信氏(75)も出席し、代表監督問題について緊急提言。“疑惑の指揮官”が退任した場合の後任について、日本人監督を待望した。

 石井氏は1986年から約1年半、日本代表監督を務めてソウル五輪アジア最終予選などを戦った。

 今回の八百長疑惑について「今はまだどういう状況になるか全く分からない。とりあえず見守っていくしかないと思う」と慎重に言葉を選びながらも、日本サッカーの未来を左右する一大事だけに黙ってはいられなかった。

「今回の一件は“代表に日本人監督”ということを、ちゃんと考えるきっかけになる。次の監督は日本人がやるべきだと思う」

 これまで日本サッカー協会側は代表監督の選定に関し、世界と渡り合うため欧州主要リーグでの指導実績やW杯での指揮経験を重視。現状では多くの日本人選手が欧州でプレーしており、日本国内しか経験のない指導者は“力不足”とし、2度緊急登板した岡田武史氏(58)を除いて、近年は外国人監督を起用してきた。

 18日の協会の会見では来年1月のアジアカップ(オーストラリア)はアギーレ体制で臨む方針が示されたが、事態がさらに悪化した場合は監督交代に踏み切るとみられている。

 その後任候補に浮上しているのも、J1名古屋で指揮を執ったドラガン・ストイコビッチ氏(49)や6月のブラジルW杯を指揮したアルベルト・ザッケローニ監督(61)ら外国人指導者ばかりだ。

 石井氏は「日本人は『経験がない』と言うが、その経験をさせていないのだから」と主張。「能力のある若い世代の監督もたくさん出てきている。今こそやらせるべきではないか」と今季G大阪を3冠に導いた長谷川健太監督(49)やU―21代表の手倉森誠監督(47)、J1で2連覇した広島の森保一監督(46)ら有望な若手指揮官たちをプッシュする。

 そのメリットとしては「日本人ならば細かいコミュニケーションを取れる。どんな人間かもしっかり分かっている」。日本人監督なら当然、選手時代から詳細な情報があり“身体検査”も行いやすい。今回のような騒動に巻き込まれるリスクも低くなるというわけだ。

 代表監督経験者の金言を協会はどう受け止めるか。“聞く耳持たず”でいいわけがないが…。

[東スポWeb]

Posted by nob : 2014年12月22日 20:36

私も淡々と準備を進めています。。。

■自分が死んだ後、個人情報を管理するための3つのアイデア

自分が死んだあとの情報をどうするか? あらゆる情報をデジタル化するようになった今、死後の情報管理は多くの人の関心対象です。

Q&Aサイト「Stack Exchange」では、死後の情報管理について以下のような質問が投げかけられました。

「自分の死後、銀行口座の暗証番号といった重要な情報をしかるべき人が見れるようにしたいです。生きている間は情報を秘密にしつつ、死後にのみ特定の人に情報を公開するにはどうすればよいでしょうか?」と投稿された質問に対して、寄せられた回答から3つの良いアイデアを紹介します。

1.重要な情報を記録したビデオを作り、ビデオとパスワードを人に託す

以下、Adnanさんの回答。

1年以上前、自分の人生に対する不安が膨らんでいたときに、僕は次のような行動をとりました。

1. 周囲の人々に知ってほしい情報の全てを記録したビデオを作る
2. そのビデオを「TrueCrypt」上に保存
3. ビデオを2つ複製し、最も信頼している2人の友人に渡す
4. そのビデオを開くためのパスワードを、父親と当時のガールフレンドに伝える

父親とガールフレンドには、パスワードを他人に教えないようお願いし、友人2人には、僕が死んだあと、もしくは合理的に考えて死んだと思われるときに、父親とガールフレンドにビデオを渡すように伝えました。

この手段は、身近な人々との間に、何年もかけて築いた信頼があるからこそ可能です。僕は完全に自動化されたシステムを信頼していません。たとえば、音信不通になると任意の受信者に用意したメッセージを送れるサービス「Dead Man's Switch」を使ったことがあります。ですが、死んでいないにも拘わらず何週間、あるいは何カ月か姿を消すことだってありえるのに、Dead Man's Switchではその間に起動してしまうのです。

弁護士を雇うというアイデアもあります。遺言を書き、パスワードを渡し、死亡したときにのみ公開するように伝えるのです。こうすれば、パスワードは法的に守られることになります。

2.Googleの「Inactive Account Manager」を利用する

次は、davidwebster48さんの回答より。

Googleは「Inactive Account Manager」というサービスを開始しています。これを使えば、一定期間アカウントの使用がなかった際に、特定の信頼のおける人々があなたのアカウントにアクセスできるように設定できます。未使用期間は3〜18カ月の範囲内で設定できます。

3.銀行の貸金庫を利用する

最後はpetiepoooさんの回答。

銀行の貸金庫を利用してみてはどうでしょうか。同時に、小さなカードにパスワード類とそのパスワードを使うための情報を書いておきます。カードを折り畳んでパスワードを隠し、受取人の名前とプライバシーに関する注意事項を外側に書きます。最後に、その折り畳んだカードをラミネートにかけます。

次に遺言執行人(裁判所の命令のもと、貸金庫を開けることができる人)が誰であるかを特定した遺言状を書き、そこにパスワードを書いた紙の取り扱い方についても記載しておきます。

死後の情報受取人に対しては、重要ファイルを渡しておくか、情報の入手方法について伝えておきます。もしくは、それらの情報を遺言状かパスワードを書いたカードに記しておくのもよいでしょう。

ちなみに、私は物理メディアを信頼していません。CD-ROMなどは数年経つとデータが読み取れなくなるからです。USBドライブでさえも、いつかはデータが壊れてしまいます。定期的にファイルの状態を確かめる気力があるのなら、貸金庫にUSBドライブを保管するのも良いかもしれません。または、今後継続的にに安心して使えるサービスだと感じるのであれば、オンライン上にファイルを保管することも1つの手でしょう。

とにかく、受取人が情報を入手できなくなるほどプロセスを複雑にしすぎないことが大事です。PGPのような公開鍵暗号もオススメしません。とはいっても、WinZipのようなソフトの使用を避けたいのであれば、PGPやGnuPGを使うのもありでしょう。7- Zipを使うのも良いかもしれません。無料のオープンソースですし、簡単に利用可能です。

How can I share certain information only after my death? | StackExchange

Tessa Miller(原文/訳:佐藤ゆき)

[lifehacker]

Posted by nob : 2014年12月16日 18:02

また旅立つ君へVol.83/必要なのは経験にすがる自信ではなく、自らの直感を信じる勇気。。。

■勇気と活力が湧く「心の科学」

Alubomulle Sumanasara 
アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教長老 

人生はトラブルや苦悩、悲しみや不安に満ちています。勤務先の業績悪化、リストラの危機、愛する家族との別離、夫が鬱に、妻がガンに、子供がニートになった等々。これらの深刻な問題が、いつ自分の身にふりかかってくるかもしれません。

ブッダは生命とは何なのかと調べた結果、「苦」だという答えを出しました。私たちは幸せを求めて生きていると思っていますが、じつは「命は苦でできている」のです。なぜご飯を食べるかと言えば空腹感が苦しいから。呼吸するのも呼吸しなければ苦しいからです。すべての欲望の裏には苦があって、それが原動力となって命は動かされているのです。

あらゆる生命にとっての「苦」は、「生老病死」の4つです。すべての生命は、生まれ、老い、病み、死にます。人間には乗り越えがたい苦しみですが、それは同時に、生きることそのものでもあるのです。

人が生きるうえで、苦について徹底的に考え抜いたブッダは、こう語っています。「諸行はまさに無常である」(生じて滅びる性質を持つ。諸行はまさに無常である)。この世のすべてのものは変化する。生じて滅びるということです。変わらないものは何1つありません。

この真理を発見したブッダは、「では、我々はどうしたらいいのか?」ということについて、次のように説いています。

「生じて滅びるそれらから こころを静めるのが安楽である」。つまり、自然も会社も人も変わり続けるという真理を認め、どんな変化も当然のこととして受け容れられるようになれば、苦しみは乗り越えられ、心が安らぐというのです。

「無常」というと、暗い話を思い浮かべる人がいますが、実はそうではありません。変わり続けることは、いい悪いではなく、そういう法則だという、ただそれだけのことです。人は、子供が成長するという変化は喜ぶのに、なぜそれ以外の変化には怒るのでしょうか。社会や経済が変わるのも、病み衰え死ぬのも、雨が降り、地球が自転をするのと同じ、当たり前のことなのです。

苦しみは、無常という真理を認めようとしない心が生みだしています。たとえば、人は自分の都合のいいように、勝手に「安定」を期待します。好調な業績は今後も続くだろうと考え、結婚で得た幸せはゴールであり永遠に変わらないと思いたがり、子供がいい学校に入ったら「もう大丈夫」と安心します。しかし本当は安定などありえないのです。

ダラダラ生きていると、取り返しがつかなくなる

安定を求める私たちは、毎日の生き方において、安易に「安心感」に陥りがちです。世の中はすべてがずっと刻一刻変わり続けているのですから、私たちは毎日を注意深く生きなければなりません。今日も精一杯頑張れただろうか、何か問題は生まれていないかと十分注意を払う必要があります。仕事で業績を維持するには毎日さまざまな手を打たなければなりませんし、結婚後に家族がずっと幸せで仲良くいるためにも、毎日死ぬ瞬間まで努力し続けなければならないのです。

そのことに気づかずに、長年、毎日をダラダラと生きていると、小さな「ゴミ」が積み重なり、気づいたときには取り返しのつかない状態になっているのです。

しかし、すべては無常であり、あらゆるものは変わるのだと知れば、慢心せずに、毎日を大切に生きなければならないと気づきます。

「過去に惹かれるなかれ、未来に期待するなかれ」と、ブッダは説いています。人は往々にして現実から離れ、「夢の中」で生活しようとします。実在しない世界、つまり過去と未来に思いを馳せるのです。過去や未来のことを考えるのは妄想の中で生きるのと同じです。

ブッダはこれについて次のような意味のことを語っています。

「過去は過ぎ去ったものであり、もう存在しない。未来はまだ現れていないのだからわからない。過去の栄光を追ったり失敗を悔いたりしても意味がない、未来について心配しても仕方ないし、何かを願っても期待どおりにはならない。

過去や未来に囚われず、いま何が起こっているかを正しく観察し、動じることなく、怠らず、いまこの瞬間に行うべきことを実践しなさい。そうすれば心を煩わされることなく、解放された心で生きていられます」

これが「日々是好日」です。

この言葉は「今日はよい日だなあ」というような曖昧なものではなく、前述のようなきちんとした実践を伴った言葉なのです。「いま、ここ」に集中し、自分の力で「今日はよい日でした」と言えるような生き方をしなさいという意味なのです。

私は来日して30年になりますが、とくに昨今は「景気が悪くて大変だ。昔はよかった」と嘆く人が目立ちます。しかし、その人たちが「景気がよかった」というバブル期はどうだったでしょうか。みんな儲けるために汲々(きゅうきゅう)とし、非常に神経質で、ヒステリックな時代でした。

ふり返って「よかった」という時代も、その時代はその時代なりに大変だったのです。つまり、生きることは常に大変なのです。

人生というのはいつも緊急事態です。毎日毎日、その場でその場で、判断し対応するよう努めなければなりません。

仕事や家事をしていても、いつもイライラ焦ってしまうと悩んでいる人がいます。それは、先のことをアレコレ考えてしまうからです。あるいは、過去にできなかったことを思い悩んだりしているからです。「やらなければならない」ことを妄想していては、キリがありません。

また、私たちは希望をもちたがります。将来のことはどうなるかわからないのに、あれこれ未来を想像し、専門家にも予測を求めます。予測することで安心したいのです。しかし実際は予測どおりになるわけはなく、予測が外れた、希望が裏切られたといって怒り、落ち込むのです。

私たちは、現実的には「いま」の瞬間だけを生きています。何をするにしても、いまこの瞬間にすべきこと以外はできません。何をすべきか、どの課題に集中すべきかということは、「いま、ここ」のことならはっきりわかるはず。過去を悔やんだり、未来の心配をしなければ、解決方法を発見し、それを実行することも容易にできるのです。

常に、いまやるべきことに取り組めば焦りは生まれません。仕事や家事なら、たとえば十分刻みで、そのとき必要なことを順々にこなしていけばいいのです。いまの10分より先の10分は存在せず、過ぎてしまった過去の10分も存在しないのです。現実に存在する、いまこの10分で、やるべきことを精一杯やるしかないのです。やり遂げればその度に喜びが生まれます。その小さなユニットを繋げることを人生とすればいいのです。

人は「生きる意味は何か」と問いたがりますが、意味はありません。問う必要もないのです。とにかく生きる。ただ、その瞬間をしっかり生きるだけです。

流れに逆らわず、適切に身を守る

すべてのものが変化する、無常の世の中。そこで生きるのは、たとえてみれば私たちはみな川に流されているということです。では、その激流を、どう渡ればいいのでしょうか。

問われたブッダはこう答えています。

「私は、立ち止まることなしに、あがくことなしに、激流を渡ったのです」

何もせずに立ち止まっていたら沈んでしまいますし、激流に逆らって泳ごうと暴れれば溺れてしまいます。波に合わせて流してもらうことで、うまく渡ればいいのです。岩にぶつかりそうになったときは、ちゃんと手を打って身を守る。流れの緩い場所になったら泳いでなるべく岸に近づく。また流れが激しくなったら、泳ぐのを止めて流される。そのように人生を調整し、操縦しながら進めていけばいいと語っています。

「立ち止まりもせず、あがきもせず」という微妙な調整です。川の流れに応じてその場でテキパキと的確に判断しなければなりません。そのためにも、先に述べたように、過去や未来に囚われず、つまり頭の中に余計な妄想を描いていないで、「いま、ここ」をしっかり生きることが大切なのです。

私にとってブッダの言葉はすべて大切ですが、その中でも多くの人に知ってほしいと思っているのは次の言葉です。「本当の宝物は知恵である」。

知恵をもっている人は、世界を偏見なしに、軽々と面白がってとらえます。ところが、この知恵を妨げるのが「感情の毒」なのです。怒りや見栄、エゴ、嫉妬など感情のウイルスに汚染されると、脳がうまく活動しません。あれやこれやとややこしく考えてしまうのは、感情のために脳の活動がストップしてしまっている証拠です。

知恵をもっている人は、性格も謙虚になり、物事をシンプルに思考します。たとえば仕事で自分の提案がうまく採用されなかったり、あるいは仕事でミスをしてしまった場合。どうしても自分の面子や感情が入ってしまうかもしれません。しかし「まずいッ」という悔いや焦りが入り込むと、問題はかえってこじれ、うまくいかなくなる可能性が大きくなるのです。

妄想をするな、感情で生きたら負ける

大切なのは、自我やこだわりは捨てて、問題そのものだけをシンプルに取り出し、考えることです。それができれば、自分の提案に対して指摘された欠陥部分をすばやく修正できますし、迅速な対策も立てられます。ミスを素直に認められる謙虚な姿勢をもつ人ほど、さらなる知恵を獲得することにもなるでしょう。余計なことを考えずに「ああ、そうですね。やり直しましょう」と実行するのが一番早いのです。

他人と議論したり、口論、喧嘩を仲裁する場合も同様です。互いの気持ちの部分、自己主張の部分には囚われず、問題のポイントだけをシンプルにまな板に載せれば、おのずと互いの心が整理され、解決の道筋が見えてきます。

私たち出家した人間がとりわけ大切にするのは、ブッダの次の言葉です。

「真理に従って生きる人は真理が守ってくれる」

これは、淡々と真理に従って生きる人は真理によって守られる、妄想ではなく真理に従え、という戒めです。感情で生きたら負けますよということ。

ブッダは人間の苦しみは普遍的なものであり、それは無常という真理を認めようとしない心の問題にあることを発見しました。そして、その心が真理を認める勇気をもつように修行することが知恵を開発することにつながり、苦しみから脱出することができる、と発見したのです。ブッダはこの方法でみずからがその苦しみから脱出してから、つまり解脱してから人々に伝えました。

ブッダが説かれたものは「宗教」や「信仰」ではありません。ブッダはけっして「神を信じろ」とか「私を信じろ」とは言いません。奇跡とか神秘体験やマインドコントロール、風水などといったこととも、いっさい関係がありません。何かにすがり依存しろとも言っていません。ただただ、この世の真理に従えばいいというのです。

仏教は心の科学です。ブッダが説いているのは、ブッダが発見した世の中の「真理」です。世の中について、生命について、人の心について、宇宙について考え抜いて知ったもの、つまり普遍的な法則、真理を伝えているのが、ブッダの言葉なのです。世の中にあることをそのまま、少しもねじ曲げることなく、こうなっていますと説明することは科学です。いわゆる物理・科学が物質を対象とするのに対して、ブッダの場合は心を研究し、生きるということをテーマとした科学なのです。生きることはなぜ苦なのかを突き詰めた科学なのです。

テーラワーダ仏教(上座仏教)はブッダの教えに最も忠実なものです。仏教が世界各地に伝播し、それぞれの開祖によって各種の発展を遂げる以前の、最も初期の仏教。ブッダが実際に説法に用いたパーリ語(古代インドの俗語)のオリジナル経典に基づいた仏教です。阿弥陀仏など諸仏の存在は認めず、菩薩への信仰もありません。極楽浄土があるとも言いません。

ブッダが辿り着いた「悟り」の境地に近づくために、私たちは瞑想を行っています。たとえばその1つはヴィパッサナーと呼ばれる瞑想法で、その瞬間に起こっていることをありのまま見つめることによって、洞察力を養うもの(深呼吸後、下腹部が受動的に動くのに合わせ、その感覚を「膨らみ」「縮み」と心の中で淡々と実況中継する等)です。

変化に合わせて「自分」を変えていく

私たちが生きることの本質は「苦」であることを認め、安定はない、すべては変わるのだ、と知った人には大きな勇気が生まれます。「すべては変わる」ということは、「すべては変えられる」ということです。変化に合わせて、自分も変わればいいのです。どんどん挑戦すればいいのです。変わることを恐れているうちは、不安から解放されず、自由と安らぎも得られません。経済が悪い、国が悪い、環境が悪いと嘆くのではなく、みずからを変える勇気をもってください。諸行は無常です。自分が生きる世界は、自分で築くことができるのです。

[PRESIDENT Online]

Posted by nob : 2014年12月16日 17:44

人はいつでもどこからでも変われる、、、思い込みを棄て覚悟さえすれば。。。

■誘惑を断ち切れる体質になるには「できない」ではなく「しない」と言うべき:研究結果

きっぱり「ノー」と言うスキルは、ぜひとも身につけるべきです。特に、生産的で健康な生活を送るうえでとても役に立ちます。する必要のない仕事にノーと言えれば、疲れを癒やすための時間が手に入ります。日々の気晴らしをうまく断れれば、大切なことに集中する余裕もできます。

逆に、きちんとノーと言えないと大きな失敗につながります。成功を収めている起業家たちも、それを大きな過ちとして挙げています。「ノーと言うなんてかなり難しい挑戦だ...」と考えるかもしれませんが、実はほんのちょっとした工夫次第です。科学的研究によって明らかになった「うまくノーと言うための心がけ」を紹介します。

きっぱり「ノー」と言うには...科学が明かす最善の方法

米学術誌『Journal of Consumer Research』で、120人の学生を2つのグループに分けて行われた実験結果が発表されました。

実験は、それぞれのグループで「誘惑に直面した際、自分に言い聞かせる言葉」を変えるというもの。片方のグループは「~できない」、もう一方は「~しない」です。例を挙げると、「アイスクリームを食べられない」なのか、「アイスクリームを食べない」なのかの違いです。

「〜できない」、「〜しない」のフレーズを何度も繰り返したあと、学生たちは研究とは関係のない一連の質問に答えて、解答用紙を提出しました。学生たちは「これで研究は終わり」と思っていましたが、実はここからが本番。学生が部屋を出る際に、1人ずつご褒美を渡します。ご褒美は、チョコレートバーか、ヘルシーなグラノーラバー(穀物、ナッツ、フルーツなどをミックスしたもの)のどちらか好きなほうを選ばせます。どの学生がどちらを選択したのかを、研究者は解答用紙に書き込みました。

その結果、こんなことが起きました。

「〜を食べられない」と自分に言い聞かせていた学生の61%が、チョコレートバーを選びました。一方、「〜を食べない」と言い聞かせていた学生のうち、チョコレートバーを選んだのはわずか36%でした。言葉をほんの少し変えただけで、ヘルシーな食べものを選択する確率が大幅に向上したのです。

研究でわかったのは、それだけではありません。次のセクションでは、その内容を紹介しましょう。

「正しい言葉」を使えば、誘惑を退けるのが楽になる

私たちのほとんどは、一度だけならチョコレートバーを断れても、いつかは誘惑に負けてしまいます。仕事にしても同じです。時間に追われていれば集中できるかもしれませんが、日々変わらず非生産的な行動を避けるためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。この疑問に答えるべく、この研究チームが実施した別の結果を取り上げます。

研究では、仕事を持つ女性30人を対象に「健康に関するセミナー」を開催しました。セミナーでは、まず参加者全員に「自分にとって重要な健康上の長期目標」を考えてもらい、次に参加者を10人ずつの3グループに分けました。そして、誘惑に駆られた瞬間に自分に言い聞かせる言葉を変えてもらうのです。

グループ1には、目標達成を妨げそうな誘惑に駆られたら、単純に「だめ」とだけ言うように指示しました。

グループ2は「〜できない」です。たとえば、「今日のエクササイズをさぼることはできない」という具合です。

グループ3は「〜しない」です。「エクササイズをさぼらない」となります。

その後、10日にわたって次のようなEメールを参加者に送り、進捗状況の報告を求めました。「10日間、あなたにメールを送信します。このメールはあなたへの指示を確認し、効果の有無を報告するのを忘れないようにするためのものです。効果がなかった場合、その旨を連絡すれば、メールの返信をやめてしまって構いません」。そして10日後、以下のような結果が得られました。

グループ1(だめ)では、10日目まで目標を守り続けられたのは10人中3人。

グループ2(できない)では、10日目まで目標を守り続けられたのは10人中1人。

グループ3(しない)では、10日目まで目標を守り続けられたのは10人中なんと8人にのぼりました。

つまり、正しい言葉を使えば、個々の場面で良い選択ができるだけでなく、長期的な目標を守るうえでもプラスの効果が得られるというわけです。

「できない」よりも「しない」が効果的な理由

使う言葉によっては、自信や支配の感覚を生む効果があります。さらに、脳にフィードバックのための回路を作り出し、その後の行動にも影響を与えます。

たとえば、胸の内で「できない」と言うたびに、脳では「自分の限界を思い出させる」フィードバック回路が作られていきます。この言葉は、自分の欲求とは逆のことを無理やりしようとしている状況を表すものです。それに対して、「しない」と言う時には、「その状況における支配力や決定権を自分が握っていることを思い出させる」フィードバック回路が構築されます。これぞまさに、悪い習慣を打ち破り、良い習慣を身につける方向へ自らを導くフレーズなのです。

コロンビア大学のモチベーション科学センター長を務めるヘイジ・グラント・ハルボーソン(Heidi Grant Halvorson)博士は、「しない」と「できない」の違いについて、次のように説明しています。

「しない」という言葉は「選択」として体験するため、自分が決定権を持っているように感じられます。これは、自分の判断力と意志力を肯定する言葉だといえます。対して、「できない」は選択ではなく「制約」であり、あなたに課されるものです。「できない」と考えると、意志力や主体性の感覚が弱まってしまうのです。

つまり、同じ「ノー」を意味するフレーズでも、「できない」は心理的な力を弱め、「しない」は心理的な力を強める言い方なのです。

日々の生活に応用するには

何かに「ノー」と言わなければならない状況は、毎日のようにやってきます。エクササイズをサボりたくなった時、メールやツイートに気を散らしてしまう時...ひとつひとつを見れば、どのような対応をしても状況にそれほど違いはありません。私たちが「できない」という言い方で片付けてしまっても、たいしたことではないような気がするのはそのためです。

けれども、あなたをもっと力づける言葉を常に使うようにした場合、積もり積もってどれほどの効果が出るのか想像してみてください。

「できない」と「しない」は同じような言葉ですが、私たちはたいてい、この2つを特に使い分けてはいません。しかし、実際は異なる心理的フィードバックを生み出し、最終的には行動をも変える力があります。単なる「言葉」や「フレーズ」ではなく、あなたの信条や行動の理由を裏打ちし、目標を思い出させるものなのです。

誘惑に打ち勝ち、きっぱり「ノー」というスキルは、身体的な健康だけでなく、日々の生産性や精神的な健康を守るうえでも欠かせません。

つまりはこういうことです ── 自分の言葉の犠牲になるか、それとも自らの力で言葉を操るか。あなたなら、どちらを選びますか?

A scientific guide to saying "no": How to avoid temptation and distraction | Buffer

James Clear(原文/訳:梅田智世/ガリレオ)


■「コーヒー抜きの1カ月」で学んだこと:思い込みを捨てれば、人生のあらゆることは変えられる

「Zen Habits」のライターであるLeo Babautaさんは、7月に入ってから、「○○抜きの1年」というチャレンジを始めました。これから1年の間、毎月何かひとつ、特定のものや習慣を抜いた生活を送り、その月の終わりに、そこから学んだことを記事にするというのです。

今後は砂糖やアルコール、新しいものの購入、インターネットなどを断つつもりだそうですが、記念すべき最初のターゲットに選ばれたのは「コーヒー」でした。では、この1カ月の様子を報告してもらいましょう。

「○○抜きの1年」の最初の月となった7月、私はコーヒーを断ちました。そもそも大好きな飲みものですし、今まで何度もコーヒー断ちに挑戦しては無様に失敗しているので、そう簡単にはいかないだろうと思っていました。でも今回は、コーヒーなしの生活がすっかり気に入ってしまったのです。われながらとても驚きました。初日も、最初の1週間も、まったくつらいとは感じず、何の問題もなくコーヒーとお別れできました。

成功のカギは、代わりになる良い習慣を見つけ、それがとても気に入ったことです。飲めなくなったコーヒーについてくよくよと考えるのはやめて、毎朝おいしいお茶を飲もうと決めたのです。おいしいお茶を飲める喜びのおかげで、コーヒーのことなどすっかり忘れてしまいました。というわけで、「○○抜きの1年」の最初の1カ月はそれほど苦労もなく終わったのですが、その中でいくつかわかったことがありますので、以下でご紹介しましょう。

コーヒーを断ってみて気づいたこと

コーヒーのない生活について、気づいた点をまとめました。

* どうもシャキッとしないとか、頭痛がするとかいった禁断症状が出るのは覚悟していました。でも、そうした症状はまったく出ませんでした。代わりに飲んでいたお茶に、多少カフェインが含まれていたおかげかもしれません(ただし、薄めのお茶だったので、それほど大量ではなかったはずです)。早朝の時間帯でもきちんと目覚めていましたし、集中力もキープできました。

* また、自分以外の人がコーヒーを飲んでいるのを見ると我慢できなくなるのでは、という心配もありましたが、こちらも全くつらく感じませんでした。

* 唯一、「ああ、コーヒーが欲しい!」という衝動を感じたのは、香りを嗅いだ時でした。あの匂いって、本当に驚くほど魅力的ですよね。あんな香りはめったにありません。(妻の)Evaがいれたコーヒーの香りにはたまらないものがありました(もちろん、豆も上質のものを使っていましたから)。でも衝動は、それほど強烈ではありませんでした。

* この1カ月で一番コーヒーを飲みたいと思ったのは、ちょっと油っ気のある、ピリ辛の料理(オリーブオイルで炒め、チリパウダーで味をつけたもの)を食べた時でした。しかも目の前にはEvaが飲むコーヒーがあって、良い香りが鼻をつきます。どうやら私の場合、スパイスと油、コーヒーの強い香りという組み合わせが、強力なトリガーになっているようです。衝動はしばらく続きましたが、水を飲んで口の中からスパイスと油の後味を流し去り、コーヒーの匂いがしないところへ移動してやり過ごしました。

* 7月中にポートランドへ出かけたのですが、その時にも面白い体験をしました。同行した妻のEva、友人のJesse JacobsとJosh Jacobsが、「この街の素敵なコーヒーショップめぐりをしたい」と言い出したのです。私は車のハンドルを握って3人をお店に連れて行き、さまざまな名店で一級品のコーヒーの香りを楽しみましたが、一滴も口にすることはありませんでした。この1カ月で一番自分の決心が試されるシチュエーションだと思っていたのですが、それほどつらくはありませんでした。すばらしい香りだけで十分だったのです。

* Evaのために「Blue Bottle Coffee」へ立ち寄った時も、豆乳を使ったジブラルタル(ショットグラスよりちょっと大きめのグラスで供されるミルクたっぷりのコーヒー)を飲みたくなってもおかしくなかったはずです。でも、そうはならずに、無事にやり過ごせました。

この1カ月で学んだこと「思い込みを捨てれば変われる」

「○○抜きの1年」は、自分自身をより深く知るための実験です。自分の衝動や欲求を把握し、生きていくのに欠かせないと自分では思っている習慣を変えることに、どれだけ抵抗感を覚えるのかを確かめたくて始めました。

「これがなければ生きていけない」というものをとりあげられそうになったら、誰だって抵抗します。でも実際には、「生きていけない」なんてことはないはずです。生きていくために欠かせないものは、思っているほど多くありません。そうした思い込みを捨てれば、人生のあらゆることを変えられるはずです。

では、この1カ月で私は何を学んだのでしょうか? いくつかわかったことがあります。

* コーヒーがとても恋しくなると思っていたのですが、それほどでもありませんでした。事前にあれこれ悩んでいても、いざやってみるとそれほど大変ではなかった、というありがちなパターンです。コーヒー以前にも、何度もそういう経験をしています。チーズのない生活なんて無理だろうと思っていました。自家用車を手放した時も、肉を断った時も、しょっちゅう食べていたジャンクフードやファストフードをやめた時も同じです。毎回、実に簡単に縁を切ることができて、そのたびに驚かされたものです。

* 代わりになる良い習慣を身につけると、何かを断つのは本当に楽になります。やめたもののことばかり考えていると、つらくなるだけです。でも、代わりに始めた良い習慣について考えるようにすれば、気分も明るくなります。

* 禁を破りたいという衝動は、どんなに強烈なものでもそれほど長くは続きません。それに、ほとんどの衝動は軽いものでした。人はとかく衝動に屈しやすいものですが、今回はやすやすと抑え込むことができました。一番強烈な衝動でも、しばらくは続きましたが、そのうちにどこかに行ってしまいました。そうした衝動と向き合い、じっくりと感じ、不安に身を委ねてみたら、実はそれほどつらいものではないことがわかりました。不安を受け止め、それに身を委ねるのは、とてもためになる体験でした。

* あらかじめ限度を決めておくことは、衝動に対抗する有効な手段になります。人が衝動に屈してしまうのは、多くの場合、歯止めがないからです。「ピザ1切れ、あるいはクッキー1枚だけなら、別に良いのでは?」と思ってしまうわけです。でも、自分にルールを科し、限度を決めておけば、衝動に抵抗しやすくなります。これもコツの1つですね。

* また、目標を公言しておくのも役立ちます。あらゆる人に(この記事を読んでくださっているみなさんも含めて)、「コーヒーを飲まない」と宣言しておいたおかげで、決心が揺らぐリスクはかなり下がったはずです。

お茶の良さを知ったからコーヒー断ちできた

人間の衝動について学んだことのほかには、これが1カ月のコーヒー断ちで得た一番のメリットでした。旅行中も含め、お茶を毎日飲む習慣がつきました。今後もぜひ続けたいと思っています。お茶の習慣についてわかったことを、ここに記しておきましょう。

* 起き抜けのお茶は格別です(今回のチャレンジ以前は、お茶を飲むのは午後がほとんどでした)。身体に負担がかからず、必要以上に目が冴えることもありません。また、集中しながらゆっくり飲むと、豊かな香りに気づかされ、意識を高めるきっかけにもなります。

* 加えて、お茶を飲むようになって、前よりも健康になった気がします。コーヒーの健康上のメリットについては疑わしい点もあります(賛否両論があり、私にも何とも言えません)が、お茶の効果にはほぼ疑問の余地はないでしょう。お茶には癒やしと覚醒、両方の効果があると思います。

* お気に入りの朝のお茶は、サンフランシスコのティーショップ「Samovar」で購入した「Bai Mudan white tea」で、これを薄めにいれるのが好みです。朝の早い時間には本当にぴったりですよ。「Monkey Picked Iron Goddess of Mercy oolong」や、「Breakfast Blend Black Tea」もおいしいのですが、朝のすきっ腹には、最初に挙げた薄めの白茶が一番です。

* 旅先には、この携帯型ストレーナーを持っていきました。とてもシンプルで持ち運びやすいところが気に入っています。

* 友人でSamovarの創業者であるJesse Jacobsから、この自動式ティーメーカーをもらいました。絶対に必要な品ではありませんが、これはまさに逸品です。ちょっと贅沢をしたい人や、お茶好きの友人を気の利いた贈りもので喜ばせたい人にとっては、最高のティーメーカーだと断言できます。

* Jesseのおすすめに従い、茶葉を多めに使って抽出時間を短めにするようにしました。少なめの茶葉で抽出時間を長くする人も多いのですが、それよりもずっとおいしくなります。

* おおまかに言うと、私の好きなお茶は烏龍茶や緑茶ですが、白茶やプーアル茶でも、質の良いものであればおいしいと思います。

これからもコーヒー断ちを続ける?

ゴールの7月31日を過ぎてもコーヒーを断ち続けるか、それともまた飲み始めるか。この問題は1カ月間ずっと、私につきまとっていました。正直に打ち明けると、最高のコーヒーを出してくれるお店を訪れた数回以外は、コーヒーを本気で恋しく思うことはありませんでした。朝のお茶を心から楽しんできたのも事実です。とはいえ、コーヒーを飲むと自殺のリスクが下がるという記事を読んで、迷いが出てきました。多少であれば、気分に応じて飲んだほうが良いのではないか、と。

というわけで、今後についてはこう決めました。朝はコーヒーではなく、今まで通りお茶を飲み続けます。ただし、最高のコーヒーショップが淹れてくれる極上のコーヒーであれば、1~3口(限度はカップ半分)くらいは飲んでも良いことにしました。これくらいがちょうど良いバランスだと、今は思っています。

A Month Without Coffee | Zen Habits

Leo Babauta(原文/訳:長谷 睦/ガリレオ)


[いずれもlifehacker]

Posted by nob : 2014年12月16日 17:33

散歩、ひいてはウォーキング、さらにトレッキングは、心も身体も救う。。。

■散歩の達人は「解決の達人」でもある:ぶらぶら歩くことは創造力を高める

多くの文豪が、頭の整理のためにあてもなく歩いたといわれています。心をストレスから解き放つことが、新しいアイデアを生み出すきっかけになったのでしょう。

ディケンズに倣って、私も歩いてみた

イギリスの小説家で『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』などを書いたチャールズ・ディケンズは、1日に20マイルも歩いたそうです。

ディケンズにとって、歩くことは2つの意味がありました。1つは、その鋭い目を使って、賑わう街のさまを記録するという事実調査の意味合い。街の様子を記述することが、彼にとっての商売道具だったのです。

(中略)ところがディケンズの人生にとっては、もう1つの意味が重要でした。彼にとって歩くことは、自己防衛の手段でもあったのです。

(中略)ディケンズは、書くことがつらく苦しい作業であることを知っていました。デスクで時間を過ごすと、途方もないほどのイライラが募ります。歩くことは安全弁のような役割を果たしたのです。
『Frisky as the Dickens』より

私もやってみることにしました。この2週間毎日、頭が働かないときはデスクを離れて外に出ることにしたのです。近所を闊歩したり、公園を散策したり...これが正解でした! 私の頭は再び回り始めたのです。次の一歩につながるような、完璧な外出になりました。

どういうわけか、デスクを離れて外に出ると、抱えていた問題でも筋道を立てて考えられるようになるのです。なぜ、そんなことが起こるのでしょうか。

草木の存在が創造力を高める

デスクを離れて外を歩くと、必ず木々を目にします。たまに長い散歩をすると、草原にたどり着くこともあるでしょう。自然の緑は穏やかで、心を落ち着かせてくれます。それだけではなく、創造力も刺激するのです。

ドイツとアメリカの研究者が、豊かな緑を見ることが創造力に与える影響を調査したことがあります。被験者は、緑、白、赤、灰色、青のうち1つの色を見せられます。短い間、その色を見た後で、クリエイティブなタスクが与えられます。たとえば、「空き缶のクリエイティブな使い方」や「丸いもの」を思いつく限りに挙げるといったことです。

その結果、見せた色とデータに強い相関がみられました。緑を見せられた被験者は、空き缶の面白い使い方を思いついたり、あきれるほどに丸いものを挙げられたりと、創造力のパフォーマンスが高かったのです。緑を見ることでクリエイティブな解決策に至った、型にはまらない考え方ができるようになったのです。

同じように、詩人や作家は、歩きながら色を「取り込む」ことによって創造力を高められたのでしょう。

歩くときには流れるようなリズムで

散歩に出ると、手と足が自由になります。ディケンズは「気ままな歩き方」(swinging gait)をしていたそうです。クリエイティブ思考やクリエイティブ知能の理論では、「創造性とは流れに乗るものだ」考えます。

スタンフォード大学とタフツ大学の研究者が、「体の動かし方によって創造力は高まるか」という実験をしました。被験者を2つのグループに分け、1つは腕を流れるように動かし、もう1つはこわばったように動かします。その運動後にいくつかの質問が行います。たとえば、新聞の使い道や、思いつく限りの乗り物を挙げるなどです。その結果、流れるように腕を動かしたグループは創造力が高まりました。乗り物に「ラクダ」を挙げた人もいたのです。

ぶらぶら歩くときは、腕だけでなく流れるようなリズムで全身を動かしましょう。この動きが、創造力を高めてくれるのです。

暇な時間がひらめきを生む

当てもなく歩く時、目的地はありません。達成すべきことも、買わなければならないものもないのです。ぶらぶら歩くと、暇な時間が生まれます。エッセイストであり漫画家でもあるティム・クレイダー氏はこう書いています。

暇がもたらす空間や静寂は、人生から一歩離れて全体を見渡すために必要な条件です。それによって、予期せぬつながりが生まれたり、真夏の落雷のようなひらめきを待ったりできるのです。逆説的ですが、それこそ仕事を進めるために欠かせないことなのです。
『The Busy Trap』

暇な時間は、ひらめきを得るための機会になります。怠けることを恐れずとも大丈夫。ノーベル文学賞受賞者であり、ジャーナリスト兼哲学者であるアルベール・カミュは、こんなに心強いことを言っています。

暇というものは凡庸な人びとにとってのみ致命的なことであった。 
『幸福な死』(高畠正明訳、新潮文庫)

何もしない喜びを存分に味わってください。無意味なことにも力は宿るのです。ぶらりと散歩に出れば、クリエイティブなひらめきが生まれるかもしれません。

Go wander: how meandering in the outdoors can enhance creativity | ooomf

Divya Pahwa(訳:堀込泰三)

[lifehacker]

Posted by nob : 2014年12月16日 17:19

言い得て妙。。。Vol.26/幸せ、、、気付きさえすればいつもそこにあるもの。。。Vol.2

■小池龍之介「追い求めると逃げていく。“幸せは副産物”の理由」【2】

小池 龍之介
月読寺住職兼正現寺住職

人類の歴史上、普通の人々がバーチャルな幸福感に浸れるようになったのは、長く見てもこの100年くらいのことです。

それ以前は、身を粉にして働かなければならない日々の中で、快感のスイッチが入る機会は稀にしかありませんでした。収穫祭やたまのお祭りといったハレのとき。あるいは1日の労働を終えて「ああ、ご飯だ」というときに快感が走ったりしたのかもしれませんが、その頻度は現代人に比べてはるかに少なかった。

脳内の快感物質は麻薬のようなものです。快感を連続して入力するということは、麻薬を絶えず脳内に分泌している状態なので、中毒化します。言ってみれば慣れが生じて、同じ分量の快感物質では同じ気持ちよさを感じられなくなる。同じ気持ちよさを感じるためには、より多量の快感物質を必要とします。それができないと、現状維持をしているだけで“前より状況が悪くなってはいないのに”、「自分は不幸だ」と感じるようになる。

ときどき快感が走る程度の生活なら、中毒になることはありません。ましてや畑で鍬を振り下ろす、薪で火を起こすというような反復運動に集中していると、快感物質が抜けて心が落ち着いてきます。昔の人々の生活は快感をどこまでも追い求めるのではなく、自然に絶えずリセットする習慣になっていた。快感に身を委ねて暮らしていられたのは王様や貴族などひと握りで、そうした人々はドーパミン中毒になって心の病に陥りやすかったのですが、一般庶民は幸いにして日々を穏やかに過ごしやすかったはずです。

翻って現代では、年収200万円で負け組と言われている人でさえ、その多くは困窮しないで、昔の王様並みの生活ができます。ちょっとお金の使い方のバランスを変えれば、豪華な食事もできる。デジタルツールで瞬時に他人とつながることもできます。

お金を出せばいくらでも自分の欲を満たせて脳内麻薬を生み出せる。歴史上、大半はそういう状況にない中で人間は自己形成されてきました。快感スイッチを連続入力するような現代の生活は、人間の生き物としての仕組みを壊してしまう気がします。

たとえばしょっちゅう携帯電話のメールチェックをしないと気がすまない人は、誰かとつながっていることを確認して快感を覚える、ある種の快感中毒といえます。携帯電話やパソコンで頻繁に情報にアクセスするのは、ドーパミンを連射しているようなもの。依存症やうつ病など精神的な疾患が増えているのは、そのあたりにも関連がありそうです。

快感を得ることがすべてダメと言うつもりは毛頭ありません。快感とのつき合い方を考えるべきであり、快感を入力しない時間が必要だと思うのです。一時の快感で偽の幸福感を得て脳をいわば“ドーパミン漬け”にしてきた現代人の支払うツケは、ドーパミンの効果が薄れて気持ちがそわそわしたり、イライラしたり。実は、苦しみのもとでしかない。仏教の言葉で壊れる苦しみのことを「壊苦(えく)」と言いますが、快感はまさに壊苦そのものです。

本当の幸福とは何か。ブッダは「褒められても心が浮つくことなく、非難されても決して落ち込むことなく、心が平静でいられるのが幸せである」と言っています。心が波打つ苦しみから解放されて、穏やかに安らいでいる状態。それが万人に共通しうる最高の幸せだと言います。

「心が安らいでいる」と言うと何もしないでボーッとしているイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。むしろ意識がシャキッと目覚めて、背筋が伸びているような感じ。緊張したり余計なことを考えたりしないで、目の前のことに集中できている心の状態を「安らいでいる」と言います。

脳内物質の働きでいえば、抗重力筋(腹筋や背筋など重力と反対方向に働く筋肉)を管理するセロトニンの神経回路が活性化して、暑さや寒さ、痛さなどに対する耐性が高まり、外界からの刺激に影響を受けにくくなった状態です。この神経回路を活性化させるコツは、快感を入力せず、いわば麻薬抜きをする時間をつくることです。起き抜けに携帯電話をチェックする生活は、朝から快感物質を発射するようなもので、1日中、心が快感や不快感にゆらぎやすくなります。せめて起床後の30分や1時間は、心の平静に努めたい。

セロトニンの神経回路を活性化するもう1つのコツは、目的意識を持たないことです。目標を立ててそれに向かって突き進むと、「ああまだ達成できていない……」という苦しみが、達成したときに緩和されて快感物質が発射される。これを避けるには、ゴールに向かって走るという意識を捨てて、いま目の前で行っていることに意識を振り向けることが大切です。慣れていない人は、短い単位で同じことを反復する行為に集中することから始めましょう。

たとえば手を動かして掃除をしてみる。皿を洗う。前述のように農作業に没頭するのもいい。歩くのでも、部屋の端から端へ行ったり来たりするなんて無目的の極みです。最初は「何やっているんだろう」と思うかもしれませんが、それを無視してひたすら歩く。すると体の感覚に意識が集中し、リラックスしているのに冴えているような感覚になってきます。

心安らかな状態が継続的に維持できれば、「何々があるから幸福」ということではなく、何をやっていても幸福でいられると思います。しかし、穏やかな気持ちを保つのはそう簡単なことではありません。たとえば今回の震災のように、ふいに訪れる不幸な出来事や悲しみに感情が揺さぶられることもあります。

些細なことですが、私は自転車を盗まれることがよくあって、昔はそのたびにイライラしていました。「あそこに置かなければよかった」「また新しい自転車を買わなきゃいけない」と後悔や落胆の念をしばらく引きずってストレスを抱えていたのです。

それがあるときから、気にならなくなりました。これは平素から「現実」と「頭の中で起きる反応」を仕分けるトレーニングをしてきた成果で、自転車が盗まれたという現実と、自分の心の中に湧き起こる悲しいという感情が交じり合わなくなったのです。

何か不幸な出来事、悲しい出来事が起きたときに、それが1本目の矢として心に突き刺さります。しかし多くの人は降りかかった現実を元にそれを脳内で編集し、後悔や不安を交えながら不幸や悲しみを増幅させてしまう。いわば自分で自分の心に第2の矢を突き立てて、いつまでも気に病むのです。

第1の矢と第2の矢を区別して、「あ、いま、自分の頭の中で編集している」と気づくと、気持ちは鎮まってくる。誤解を恐れずに言えば、震災で全財産を失ったり、家族を亡くしたときでさえ、ある程度の訓練を積めば同じことが可能です。

無論、これができない人は大勢います。できない人に対しては、比較的できている人、心が落ち着いた状態にある人が寄り添ってあげましょう。反対に心が落ち着かない人に寄り添われるとイライラが増します。「被災した人はかわいそう」「自分が役立たなくては」と気負ったり、涙ぐんでボランティアに参加されても迷惑なだけです。

仏教で言う「慈悲」とは他者の苦しみに共感するということです。感情的に自分も涙するというのではなく、心を鎮めて相手の苦しみ、痛みにそっと手を当て、「苦しいんだね」と理解し、受容する。

自分の苦しみに自分で寄り添うこともできます。私の道場では「慈悲の瞑想」という指導もしています。まずは不安や恐怖を洗い出し、「そうか、苦しいんだね」と目を閉じて心の中で唱えて自分の苦しみを慈悲の温情で抱きとめる。すると、とても心が柔らかくなり、苦難に立ち向かう勇気も湧いてきます。

[PRESIDENT Online]

Posted by nob : 2014年12月15日 20:38

言い得て妙。。。Vol.25/幸せ、、、気付きさえすればいつもそこにあるもの。。。

■小池龍之介「追い求めると逃げていく。“幸せは副産物”の理由」

小池 龍之介
月読寺住職兼正現寺住職

幸せの感じ方は人それぞれです。お金が手に入れば幸せという人もいるし、人から愛されることが幸せだと思う人もいる。仕事で評価されることに幸せを感じる人もいるでしょう。

しかし、こうした心が満たされたような感覚はどれも、脳内でドーパミンが発射されて生じた刺激によりつくり出される、バーチャルなものにすぎません。満たされたように感じるのは、それ以前には満たされていない状態にあったからです。人は何かほしいものがあって、それが手に入らないとき、つまり満たされていないときには「苦しい」と感じます。そして、満たされなかったものが満たされた瞬間にいままでの苦しみがすっと消えて、「もう苦しくない。ああ気持ちいい」と感じる。これが快感の正体です。

「一切皆苦」という仏教の根本原理があります。人間が心と体を通じて知覚できる刺激は、「苦」という感覚だけ。「苦」の量が増減するだけという考え方です。その「苦」が減じた状態を脳が勝手に情報処理して、「快」と錯覚させる脳内物質を分泌します。欲望が満たされたり、目標が達成されたりすると、脳の神経回路が刺激され、快感物質のドーパミンが大量に発射される。それで「気持ちいい」と感じますが、神経には負担がかかっていますので、“現実的”には「苦」なのだと申せるでしょう。

しかしドーパミンはずっと放出され続けるわけではありません。快感物質を放出する神経回路が刺激されるのは、欲望が満たされたり、目標が達成されたりしたほんの一瞬だけ。そのときの快感は記憶に残って、「あのときは気持ちよかった」と思い出すたびに多少のドーパミンは出ますが、それは時間の経過とともに少なくなってきます。そしてそれは、神経レベルでは不快な信号として認知されるようになっていて、ドーパミンが出た後には必然的に物足りなくなってそわそわと落ち着かなかったり、満たされなくなってイライラしたりしてくるのです。

もっとお金がほしい。もっと愛されたい。もっと仕事で認められたい。もっとおいしいものが食べたい。満たされない苦しさから脱出するために、新たな目標を設定するようになります。しかも、より大きな快感を求めてより高い目標を課すようになる。目標が高くなれば達成が困難になってより苦しくなるうえに、失敗することも多くなります。

目標が達成できそうにないと感じたとき、別の欲望を満たすことで快楽を得ようとする人もいます。たとえば仕事がうまくいかないときにお酒でストレスを発散する。一時的な快楽で苦痛を忘れることはできますが、もとの苦しさが減るわけではありません。苦しさから逃れるための代替行為がエスカレートして、お酒やギャンブルに溺れる人もいます。

頑張るバイタリティのある人なら、より高い目標もクリアできるでしょう。そのときもドーパミンが放出されて気持ちよくなる。しかし、いずれ慣れてしまうので、さらなる快感を求めてもっと高い目標を設定して……という繰り返しです。

満たされないことに比べれば、満たされたほうが幸せに決まっています。しかし、満たされたことで感じる「快感」も「苦」の情報を脳が書き換えて、快感スイッチを入れることで感じるバーチャルな感覚にすぎない。多くの人はそれを幸福感と錯覚しているのです。

[PRESIDENT Online]

Posted by nob : 2014年12月15日 20:23

また旅立つ君へVol.82/居るべき場所、進むべき道、考えることではなく自ずと感じること、、、何処で何をするかではなく、置かれた今にどう取り組むのかということ。。。

■天職は何か、考えてはいけない
迷っているなら「どっちもやってみたら?」

仲 暁子 :ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEO

「世の中を変えたい」そんな熱い思いを持ってスタートアップに踏み切る人たちはどんなマインドセットを持っているのだろうか、どんなキャリアを積んできたのだろうか。そんな思いで、有名スタートアッパー達と対談を続けてきました。
ですが、「仲暁子」という個人について語ったことはありませんでした。今回は自分の歩んできたキャリアについて語らせてください。
どうすれば「ココロオドル」仕事を見つけることができるのかことができるのか。幸運なことに『ココロオドル仕事を見つける方法』という本を出す機会もいただきました。自分のキャリアに迷っているビジネスマンの皆様の一助になれば幸いです。

「やりたいことがわからない」

学生にも社会人にも、よく、こんな相談をされます。

そんなときにはいつも、こう答えます。

「わからなくて普通。将来の夢なんて、なくて普通」と。

その質問をされるたびに、思い出すことがあります。

それは、「3歳児に『好きな食べ物はなに?』と聞いたら、『カレーの王子さま』と答える。なぜならその子は、食べたことのないフカヒレやフォアグラのおいしさを想像することができないから」というものです。

3歳の子どもは、「自分が食べたことのある中でいちばんおいしい、カレーの王子さま」を、「好きな食べ物」だと思ってしまうというのです。

「やりたいことがわからない」という質問への答えも、それと同じだと思います。

人間は、体験したことのないもの、接したことのないものは、そもそも選択肢として選べません。3歳の子どもが食べたことのないフカヒレやフォアグラを選べないように、やったことのないこと、触れたことのないことを「これが絶対にやりたいことだ!」とは、なかなか言い切れないものです。

だから、今から、X年後にどうなっていたいか、なんて自分で考え続けても意味はありません。

「何になりたいか」「何のために、これをやるか」なんていう夢は捨てて、「無目的」でいること。目の前のことに、ひたすら真剣に、愚直に向き合うこと。
そうやっていれば、振り返ったときに、過去の自分が想像できたところよりも、はるか先まで来ていることに、気づいたりします。

では、天職を見つけるために、私たちは何をすればいいのでしょうか?

未来の可能性を潰すことから始めよう

わたしたちの未来にはさまざまな道が広がっています。大企業に就職して安定した会社員になるという道、資格を取って手に職をつけるという道、小説家になるという道――。たくさんの道、計り知れない可能性、そして夢は、みなさんの前に並べられた、数えきれないほどたくさんの「選択肢」です。

この「選択肢」が多ければ多いほど、豊かな人生を送れるに違いない──。

あるときまで、そんなふうに思い込んでいました。

でも本当はそうではありません。

自分の未来について悩んでいるとき、よく考えてみると、すべての悩みの大もとは「選択肢を捨てきれないこと」にあると思います。

前回、書いたように、私が、マンガ家になりたかったにもかかわらず、周りの目を気にしてゴールドマン・サックスに就職して悩んでいたことも同じです。

「やっぱり、マンガ家になりたい」

「もしかしたら、なれるかもしれない」そんなふうに考えて、「マンガ家」という人生の選択肢を捨てきれないからこそ、悩んでいたのです。

そして、私が「マンガ家」という選択肢を捨てることができたのは、「やってみた」からでした。

「あれだけやってダメだったんだから、もういい」心の底からそう思えたのです。

天職を見つける人の共通点はなんだろう?

だからこそ今、目の前の「ウォンテッドリー」に集中できている自分がいます。
「もしマンガ家になっていたら、大成功していたかもしれないなぁ……」
漫画家になるためにあがいた8カ月がなかったら、今もそんな夢を捨てきれず、週末のたびにマンガを描き、仕事に全力投球できない人生を送っていたかもしれません。

人生には限りがある。自分が人生でチャレンジできることやチャレンジできる時間にも限りがあります。

マンガもやりたい、仕事も成功させたい、何かあったときのために、こんな資格も取っておきたい……。それが全部うまくできるならば話は別ですが、1日は24時間しかないし、1年は365日しかありません。

アップルを大成功させたスティーブ・ジョブズはこう言っています。

「“集中する”というのは、集中すべきものに『イエス』と言うことだと誰もが思っている。だが本当はまったく違う。それは、それ以外のたくさんの優れたアイデアに『ノー』と言うことだ」と。

「何をやったらいいのだろう、何が自分にいちばん合っているんだろう」多すぎる選択肢を前に、そんなふうに悩んでしまったときに、まずできることは、「選択肢を潰していくこと」だと思います。

目の前にある選択肢を潰すためには、まずはチャレンジしてみる。思いきりぶつかっていく。そして、ひとつずつ見切りをつけていく──。

もちろん、ぶつかったものがうまくいったら、それに全力を注げばいい。
逆に、うまくいかずに、自分には向いていないことがわかるときは、「いつのまにか」次の選択肢に興味が移ってしまっているものだと思います。

まだ、ほかに興味が移らないうちは、ひとつのことをやり続ければいい。

いつのまにかほかのことを始めてしまっていたら、それが「選択肢を潰した」証拠です。「これは自分には向いてない」と思えたら、それはあなたの人生が定まっていっている証拠です。

「どちらか」で悩まなくていい

では、もしあなたにはどうしてもやりたいことが2つあって、どちらを選択すべきか決められないとしたら、どうするか。

たとえば、気象予報士になるために、つなぎで始めたはずの塾のアルバイトが面白くて、「先生にもなりたい」と思ってしまったら?
仕事はとても面白いけれど、子どもを産んで育児もしたい……と、どっちにするかで悩んでいたら?

私の答えは簡単です。

「どっちもやってみよう!」

どちらにするか迷ったときには「同時に2つともやってみる」。
社長になってからというもの、この大切さをますます実感するようになりました。

みなさんにも、こんな経験はありませんか?たとえば、ウェブサイトのデザインを決めるとします。チームの仲間が集まって、いくつかのアイデアを検討した結果、最後に残った2つのデザインがどちらも甲乙つけがたくて、いくらみんなで話し合っても判断がつかない……。

そんなときわたしは「同時に2つともやってみる」ことにしています。

このやり方は、フェイスブックにいたときに学びました。「答えはユーザーに聞いてみる」──これがフェイスブックの哲学です。

フェイスブックは、現場で実際にサービスを作っているエンジニアの裁量が非常に大きい会社でした。

普通の会社なら、多くの部署の人たちがたくさん案を出して、それをひとつずつ会議で議論して承認を受けてからでなければ、新しいサービスは発表できません。
しかし、フェイスブックは違います。「現場の職人」であるエンジニアの判断で、「これがいい」と思ったものは、どんどんユーザーに使ってもらうのです。そして、うまくいったものは残して改良を重ね、ダメだったものは潔く消してしまう。

そうやってつねに行動していくから、「いいか、悪いか」を考える手間が省けて効率がいい。「考える前に、作る」。フェイスブックの成長スピードが速い秘訣は、ここにあるのです。

「いつのまにか」が見つかるまで続けよう

そして、このやり方は人生にも応用が利きます。
「どっちもやりたいけれど、どっちを選べばいいかわからない」と迷うくらいなら、両方やってみればいいのです。

やってみて、周りの反応や、自分の行動や、気持ちの変化を見ていれば、どっちを選ぶべきなのかはいずれわかってくるもの。
現実が明らかにして、教えてくれるものです。

自分は何に一生をかけるべきか、

何を仕事にするべきか……。

そう悩んでいる人は、ぜひ、「可能性を潰す」ことから始めてみてください。
続けていればそのうち、「いつのまにか見つかる」もの。

それが見つかるまでは、悩まなくていい。ただ、やってみればいい。

そうすることで、あなたの「ココロオドル仕事」が手に入るものなのです。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2014年12月15日 19:50

言い得て妙。。。Vol.24/長所か短所か、、、まずは受け容れてみて初めて判断できること。。。

■最大の欠点は最大の長所かもしれない。完璧主義から脱する方法

今は完璧主義者の時代です。テクノロジーは少しでも進化するべく常に必死で、労働者は下がり続ける経済と目に見えない海外との競争を恐れ、より効率よく、より生産性を上げなければ、という終わりのないプレッシャーに苦しめられています。

このように前進することや向上することばかりを重視していると、完璧にならなければという気持ちになりやすいです。失敗することを深刻に恐れ、恥だと思うようになります。そして、自分の欠点に対して、攻撃的な怒りを向けてしまうこともあるでしょう。何の前触れもなく、ゴールポストが動いたかのように、Facebookで友だちのすてきな生活(南国のビーチ! 仕事での成功! 完璧な家族写真!)を目の当たりにして、自分は何も達成していないし全然完璧じゃない、とかなり落ち込んで嫌な気分になります。

誰でも一度は経験があると思いますが、このような気分を味わっている人は、フリーランス組合のブログでライターのKate Hamill氏が書いているメッセージを読んで、今すぐやめましょう!

最大の欠点は最大の長所でもある

完璧な人間になろうとするのをやめた方がいい理由はいくらでもあります。なにか行動を起こそうとするときの妨げやリスクになったり、自分を惨めに感じたりするだけではありません。それは、到底不可能なことだからです。人間は誰もが欠点がある複雑な生き物だから、というだけではありません。最大の欠点は、最大の長所でもあります。このことを心に留めておくことで、Hamill氏はかなり前向きになれました。

本当に気が狂いそうになるほど嫌だった最大の欠点でさえ、自分の本当に好きな長所と同じように前向きにとらえることができました。私は短気でどうしようもなく、熱い人間ですぐに感情的になってしまっていたので、怒りと闘っていました。それに、先延ばししてしまう欠点もありました。しかし、先延ばしにするのは、自分の心をクリエイティブにさまよわせるのと同じように、最高の仕事をしたいという深い欲求が根底にあったからです。

反省するのはいいけれど

反省したり、自己研鑽したりしなくていい、と言っている訳ではありません。Hamill氏の話は、欠点を認めるのをやめるのではなく、自分の一番良くないところを見て自己嫌悪したりせず、自分に対してもう少し理解と思いやりを持ちましょうということです。

これは、役に立たない習慣や自己崩壊するようなパターンに、いちいち囚われる必要はないという意味です。欠点を、まるで未知の生物のように、完全に撲滅しなければならないもののように考えるのをやめましょう。そうではなく、欠点は自分の良い(すばらしい)部分が極端に表れたものだと思いましょう。完璧な自分になろうとするのではなく、行動を調整することを意識します。欠点や自分自身を嫌いになる必要はありません。

あなたの最大の欠点は何ですか? それは最大の長所の裏返しかもしれません。

How to Learn to Love Your Weaknesses|Inc.

Jessica Stillman(訳:的野裕子)

[lifehacker]

Posted by nob : 2014年12月15日 19:28

これで善しとしてしまっているのは私達国民。。。

■小渕優子、松島みどり…自民党“疑惑議員”が全員当選の異常

「この選挙は異様です。過去の経験が通用しない。どんなに強い候補でも、通常、選挙前にスキャンダルが発覚したら厳しい戦いを強いられるのが当たり前なのに、落選確実の自民党候補は1人もいない。立候補すれば全員当選なんて、まるで北朝鮮の選挙です」

(政界関係者)

「まるで日本人は戦前の全体主義に戻ってしまったようです。大手メディアと自民党が仕掛けたイメージ選挙に国民全体が乗せられている。日本人は立ち止まって深く考える習慣をなくしてしまった。なにもかも大きな流れに押し流されている。疑惑もなかったことになるでしょう。日本という国は、こういう時が一番危ないのです」

(政治評論家・森田実氏)

[日刊ゲンダイ]

Posted by nob : 2014年12月15日 18:03

気持ちいい。。。

■魔法の簡単マッサージで、瞬時に足が細くなる!!

こんにちは、仁香です。今回の「女はやっぱりヤセぷよ♡」では、私が毎日おこなっている、簡単足マッサージを教えちゃいます。

講座でも毎回レクチャーしますが、驚かない人がいないくらい、すぐに効果が出るんですよ。

正しい基本ウォーキングをするにも、1日の疲れやむくみを溜めないためにも、とても重要になってくるマッサージ。

足全体の筋肉を動かしやすくするためにも常にほぐしておく必要があります。

ただ難しいと人は嫌になり続きません。簡単に効果がでる、これに尽きるでしょう。では早速実践してみてくださいね!

ふくらはぎが激変するマッサージ法

では早速、瞬時に足が細くなるマッサージ開始です。片足が終わったら、マッサージしていない足と比べてみてくださいね。違いが一目瞭然です!

<マッサージの手順>

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1.足指を縦横に順番に開きます。まずは横に3セット。次に縦に3セット。

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2.足裏のアーチに沿って3か所、折り紙を折るように押しながら折ります(×3セット)。親指と人差し指のあいだ、中指と薬指のあいだ、薬指と小指のあいだの3か所。痛気持ちいい程度。

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3.かかとを親指で押していきます。基本ウォーキングはかかと着地するため、常にかかとをほぐす。かかと周りは女性系のツボもあるので、刺激すると◎。

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4.足首をまわします。足の指と手の指を恋人つなぎして、ギュッと奥まで入れる。きっちりつかみながら大きく足首をまわしましょう(内回し外回しを10回ずつ)。

足首は固まりやすいので、柔らかくしてあげることが大切。柔らかくないとトラブルに繋がる恐れも。

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5.足の甲の骨と骨のあいだを押します(×3セット)。夕方になると骨が見えなくなるくらいにむくむ場所。痛い人はむくんでいますよ!

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6.ふくらはぎに親指、スネに残りの指4本を乗せて、下から上にギュッギュッと押していきます(×3セット)。膝裏まできたらリンパがあるので、親指で刺激。

ふくらはぎは、下がった血流と老廃物を下から上に流してくれる重要な役割。しっかりほぐしましょう。

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7.太ももの内側の筋肉を大きくつかんで、パッとはなす(×3セット)。太もものつけ根までくり返します。

1日の終わりにテレビを見ながらでも、マッサージをしてみてください。その日のむくみはその日のうちに取る! これが太くならないコツです。

血流をよくして、毎日老廃物やむくみを取ってあげると、こんなにも違うんです。ちょっとした手間ひまが、あなたの足を変えていきますよ♡

by 仁香

[glitty]

Posted by nob : 2014年12月11日 10:25

牛乳以外は私も実践中、、、日々効果を実感しています。。。

■「ストレス緩和フード」はクルミ、牛乳、チョコレート、アボガド

カフェグローブより転載:いよいよ師走。気候も厳しく、心も身体も何かとストレスフルな日が続きます。

そこで、取り入れたいのが、思わずほっとする、ストレスを緩和してくれる食べ物。海外サイト「YouBeauty」で、そんな食材を見つけました。身近なものをいくつかピックアップしたいと思います。

気分の浮き沈みを防ぐクルミ

オメガ3脂肪酸でも欠く事のできないリノレン酸を多く含み、血圧を下げて、ストレスの波を和らげ、気分の浮き沈みを防いでくれます。
(中略)
ナッツをバリバリと食べるだけでもストレスの発散になります。
「YouBeauty」より引用翻訳

ダイエットにも効くと話題のナッツ類。確かに、思い切り噛み砕いて食べるのって気持ちいいかもしれません。さっそく試してみようと思います。

カルシウム豊富な牛乳

牛乳には抗酸化作用があり、ビタミンB12、プロテイン、カルシウムがストレスによって発生した活性酸素に働きかけます。
(中略)
またプロテインが血圧を抑え、カリウムは筋肉を和らげ、こむら返りを防いでくれます。
「YouBeauty」より翻訳引用

「寝る前に牛乳を温めて飲むとよく眠れる」、と祖母に教えてもらった記憶がありますが、理にかなっていたんだと妙に納得しました。

リラックスにはダークチョコレートを

チョコレートには抗酸化作用があり、血圧を抑え、身体がリラックスして落ち着いた状態へと導いてくれます。
(中略)
注意するのはダークチョコレートを選ぶ事だけです。
「YouBeauty」より翻訳引用

気分が落ち込んだり、疲れているとチョコレートが食べたくなるときがあるのは自然な事だったと知り、少し安心したのは私だけではないはずです。

メンタルの安定にも優秀なアボガド

ストレスによる酸化ダメージの元となる脂肪の吸収を防いでくれるグルタオチンが豊富であるうえ、ベーターカロチン、ビタミンE、そして葉酸を多く含み、精神を安定させる効果があります。
「YouBeauty」より翻訳引用

栄養が豊富なだけでなくストレスにも効くなんて、さすがスーパーベジの代表! アボカドが好きでよかったと思うほど。

以上、意外と身近にあったストレス対策に効果的な食材でした。どれもすぐに取り入れられる食材ばかりですので、これからの時期、溜まりがちなストレスの解消のためにも意識して摂取して行きたいと思います。

YouBeauty

(石井真代)

[lifehacker]

Posted by nob : 2014年12月11日 10:18

まさに効果てきめん、、、特に作業を終えるまで携帯の電源は切っておきましょう。。。

■集中力を高めるために簡単に実行できる5つの方法

忙しく、ペースの速い現代社会。時間とエネルギーを日常的にやりくりしなければいけないため、多くの人々は気がつくと集中力を高めようとしてコーヒーや栄養ドリンクを何杯も飲んでしまっています。

もしみなさんが私のようなタイプなら、その方法で注意を怠らず、集中力を維持させるのはどんどん難しくなってくると思います。もし集中がどうしても途切れてしまう自分に気がついたら、エナジードリンクに手を伸ばす代わりに、これから紹介する方法を試してみてはいかがでしょうか。

1. 周りの雑音をシャットアウトする

背景に雑音があると、どうしても気が散ってしまいます。テレビやラジオの電源をオフにすることは、目の前にある課題に集中して取り組むにはかなり効果的です。脳が周りの音に気を取られると、ボーっとしやすくなります。雑音を消すことができない場合は、ヘッドフォンをつけて、気分を落ち着かせ、集中力を高めてくれる音楽を聴くと良いでしょう。

2. 仕事場の環境を整える

作業スペースを整えると、混乱なく仕事に取り組むことが可能です。照明を置いたり、飾りを付けて魅力的なスペースにするのも良いでしょう。仕事場を快適にすることは、自分でできる重要な方法です。なぜなら、みなさんには快適に仕事をする権利があるからです。

3. マルチタスクを極力避ける

複数の作業を同時にこなすのは、できる限り避けてください。1つずつ仕事を行うようにしてください。

4. 散歩をする

ときどき、休憩をして運動しましょう。5分間の散歩だけでも、張りつめた心を和らげる効果をもたらします。このように定期的に休憩をとれば、頭の中のモヤモヤ感をスッキリさせられます。

5. 携帯電話の電源を切る

全神経を集中する必要のある仕事に取り組む時は、携帯電話の電源を切るようにしましょう。突然鳴る着信音は私たちを驚かせ、神経質にさせます。電源を切ることでストレスを減らし、落ち着いた心を保てます。

不十分なエネルギー源に頼るかわりに上記の方法を実践することで、忙しい日でも1日中頭が冴えた状態で働けますように。

Improve Your Concentration and Focus In 5 Easy Steps|Inc.

Rhett Power(訳:Conyac)

[lifehacker]

Posted by nob : 2014年12月11日 10:08

自らの在り様と境遇を受け容れて、完全な満足という夢を追いつつその時々の納得を重ねる現実の日々を、私は過ごしていきたい。。。

■生まれ変わってもまた自分になりたい人は33.4%! 20代だけ低い理由は?

今度生まれてくる時は、とびっきりお金持ちがいいなぁ、彫の深い美人になってもてはやされたいなぁ、有名人の子供として生まれたいなぁ、など、誰しも一度は、生まれ変わったら自分以外になりたいという願望を持ったことはあるでしょう。

とはいえ、どんなお金持ちや美人であれ、表面上は幸せそうに見えても、心の底で幸せだと感じているかどうかは本人にしか分からないものでしょう。

そこで、しらべぇ編集部では、アンケートサイト「マインドソナー」を使って、『生まれ変わってもまた自分に生まれたいと思いますか?』と問いかけてみました。その結果は、人生の奥深さを物語っている結果となりました。

■生まれ変わってもまた自分に生まれたいと思いますか?

・はい:33.3%
・いいえ:66.6%

3人に1人が『また自分に生まれたい』」と回答しました。おそらく現状の自分に100%満足しているという人は、ほぼいないのでは?と思いますが、この3 人に1人という数字、意外と多いと感じませんか?この数字を年代別に分けてみたら、その答えがなんとなく見えてきました。

・20代:24%
・30代:33%
・40代:37%
・50代:35%

20代の若者世代の少なさがまず目につきます。そして、30、40、50代は、大きく変わらず僅差でした。そもそも『生まれ変わっても、また自分に生まれたい』と思う理由とは、どんなことでしょうか?考えられる理由をあげてみましょう。

①今までの自分の人生に満足しているから

②今の自分や環境が好きだと思えるから

③これからの未来が幸せなものになると思っているから
(幸せな人生を歩もうと思っているとも言えますね)

わかりやすく言うと、①=過去、②=現在、③=未来と分類できると思います。どれか一つでも当てはまれば、『また自分に生まれたい』と思う理由になり得るのでは?

■今はNOでも、そう思う時が来るのかも

20代の数字が低かったのは、若さゆえ、まだ人生や自分自身さえも模索中である人が多く、現在・過去・未来に幸せを見いだせていないからなのかもしれません。反対に、40代・50代と歳を重ねると、それだけ長く自分自身と向き合っていることになり、自分そして周りの環境も愛せるようになるということなのでしょう。

恋愛では、たくさん会えば会うほどその相手を好きになりやすいという統計結果も出ていますが、自分自身においても同じことが言えるのかもしれませんね。

残念ながら、生まれ変わっても自分になりたいというのは、現実的には叶わぬ夢。寿命を終え生まれ変わったとしても、現在の自分の姿ではなくなってしまうからです。誰しも今世は一度きり!それならば『生まれ変わっても、また自分になりたい』と心から思えるような人生を送りたいと思いませんか?

(文/しらべぇ編集部・小林香織)

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2014年12月09日 12:08

これはホントです、、、私も実践中。。。

■ 押切もえも実践!「白湯」飲むとキレイになれるってほんと!?~その効果編~

撮影現場でモデルさんが水分補給するとき、コーヒーや紅茶よりも常温のお水やお湯を飲んでいるのが前から気になっていたのですが、現在発売中の『美的』1月号で気になる記事を発見!
それによると、何も混ぜない飲料のお湯=「白湯」にはキレイになれる効果があるらしいのです。

もえちゃんも実践してます

そんな白湯のスゴい効果とは、主に以下の4つ。

1 胃腸を温める
胃腸を温めると、全身の代謝がよくなったり、消化力が向上したり、冷えから体を守ってくれたりと、女子的にはうれしいことばかり!

2 代謝が上がる
体温が上がることによって代謝がアップすると、不必要な脂肪が燃えて、ダイエット効果が期待できるそう。

3 デトックス効果がある
白湯を飲むと、胃腸の壁など、体内にたまった未消化物や、それが原因でできた毒素を排出してくれます。便秘が解消したり、むくみにも効果的!

4 心と体のバランスが整う
精神的にリラックスできることによってストレスに強くなり、風邪なども引きにくくなるそう。適度に体が温まることで、眠りの質も向上します。

担当の美的編集部・黒一点先輩によると、「昔からあった健康法ではあるのですが、ここ数年タレントやモデルさんが実践していたり、美的編集部スタッフも日常的に白湯を飲んでいたりしているのが気になっていたんです。調べるとやはり奥が深くて、美容の視点的にもいいことづくめでした」とのこと。

押切もえさんも実践しているという「白湯」習慣、起き抜けの一杯に、寝る前に……おすすめです!(五十嵐ミワ)

[Woman Insite]

Posted by nob : 2014年12月08日 06:25

そうなればいいけれど。。。

■小泉進次郎ついに起つ! 自民党の先輩方、もう愛想がつきました 旗印は「増税廃止」「原発再稼働中止」
真冬の大決戦!「12・14総選挙」を読み切る

79・86%。前回'12年の総選挙における、小泉進次郎内閣府・復興政務官の得票率だ。安倍晋三総理の得票率78・16%をも上回る圧倒的な数字だが、12月14日に控える総選挙では、2人の得票率の差はさらに開くかもしれない。

「このままでは、地方選も総選挙も乗り切れない。この際、サプライズで若手を大抜擢すべきです」

今年の夏、内閣改造を目前に、人事に頭を悩ます安倍総理へ直言したのは、菅義偉官房長官だった。彼は総選挙を仕切る立場の幹事長候補として、若手有力株の名前を挙げたという。すなわち、政治資金スキャンダルで失脚の瀬戸際に追い詰められた小渕優子前経産相、そして進次郎氏だ。

最終的に幹事長の座には谷垣禎一氏が収まったが、夏に永田町の一部でまことしやかに囁かれた「進次郎幹事長」の噂は、これが発端だった。そしてこの噂は、秋以降の政局の中で伏流し続ける「進次郎待望論」の呼び水となった。

今回の解散総選挙をきっかけとして、自民党が描いていた近未来のロードマップは、どんどん早回しになっている。

「2020年の東京五輪が終わるまでに、進次郎氏は重要閣僚や官房長官の要職に就き存在感を増していく。そして2020年代半ば、40代にさしかかった暁に総理の座を狙う。その時には、第一次安倍政権の時のように、自民党内で世代交代が起こるでしょう。

しかしこの青写真は、安倍総理の長期政権が危うくなったことで崩れました。このまま進次郎氏が自民党にいるなら、構想よりも早く、東京五輪までには党の中心になっている可能性が高い」(全国紙政治部デスク)

永田町関係者や政治記者が口を揃えて「政界に大人物がいなくなった」と嘆く今、すでに進次郎氏は、自民党という枠を取り払って見渡しても、一頭地を抜いた存在である。

しかも、与党自民党に身を置きながら、彼の考え方は至るところで安倍総理ら自民党本流と相容れない。少なくとも経済政策、そして原発問題では明確に政権へ異議を唱えている。総選挙後の早い段階で、党内の重鎮たちにも対抗しうる存在として、進次郎氏が脚光を浴びることは間違いない。

遠からず、そして本人の好むと好まざるとにかかわらず、進次郎氏は自民党主流派と決裂し「起つ」ことになる。彼の父が「自民党をぶっ壊す!」と叫んでひとり拳を振り上げ、やがて大きなうねりを生んだように。

世代交代が一気に進む

いくら人前でいい顔をしていても、そこは政治家、裏の顔があるだろう—そう勘繰る向きも少なくない。しかし、オフレコと断ったうえで自民党幹部たちに彼の評判を尋ねても、返ってくるのは不思議なほど、好意的な答えばかりである。

「進次郎は偉いですよ。誰に対しても腰は低いし、少なくとも、私の知っている限りじゃ表裏もない。復興庁の仕事があるとはいえ、あれだけ被災地に通っている議員は野党にもいません。オヤジさんはあまり好きじゃないという人とか、野党の人でも、彼を悪く言う議員は見たことないよね」(自民党閣僚経験者)

自民党内で静かに渦巻いていた安倍総理への不満は、今回の解散総選挙で一気に具体的な形をとり、そう遠くない将来「安倍降ろし」の奔流に変わるだろう。だが、仮に安倍総理の退陣が時間の問題なのだとしたら、その後を誰かが引き継がねばならない。

麻生太郎財務相や谷垣氏は、ともに総裁経験者のうえ、年齢的にもそれぞれ74歳、69歳と若くはない。もし総理のお鉢が回ってきたとしても長期政権に執心することはなく、「中継ぎ」になることを本人たちも織り込み済みだ。

では、前回の総裁選で安倍総理と死闘を繰り広げ、総理総裁の座まであと一歩に迫った、石破茂地方創生相はどうだろうか。おそらく安倍総理は、積年のライバルであり、年齢も3つしか違わない石破氏を自分の道連れにする覚悟でいる。

「安倍総理がいなくなるときは、石破さんもいなくなる。総理が、内閣改造の時にまで自分に公然と刃向かい続けた石破さんに後を託すなんて、ちょっとありえない」(自民党中堅議員)

つまり、現在自民党の枢要にいて、安倍総理の後釜を虎視眈々と狙っている政治家たちは、みな遅かれ早かれ姿を消すのである。

彼らの次の世代である50代、40代には、目ぼしい人材が育っていない。「若手最有力」と評される57歳の岸田文雄外相でさえ、「実力も哲学もないイエスマン」(前出・閣僚経験者)と陰で囁かれる程度。

となれば、まだ33歳とはいえ、勢い進次郎氏に注目が集まることになる。「次の次の総理」「初の女性総理」と言われていた40歳の小渕氏に黄信号が灯った今、行き場を失った党内の期待が、一気に進次郎氏へ流れ込んだとしても何らおかしくはない。

一方で進次郎氏自身は、解散総選挙を発端とする自民党内の混乱、そして「オレが一番偉いんだ」というホンネを丸出しにした安倍総理はじめ重鎮たちの醜態を、少し離れた場所から冷ややかに眺めている。

とりわけ、国民の声に耳をふさいで、自らの延命のために解散総選挙に踏み切り、さらには「景気が回復しようがしまいが、1年半後には絶対に消費税を上げる」とまで言い切った安倍総理に対しては、もはや完全に愛想をつかしていると言っても過言ではないだろう。進次郎氏にとって、そうした傲慢な政治家の姿は、理想から最も遠く離れたものだからだ。

今回の総選挙で、安倍総理が消費税増税先送りについて「国民の信を問いたい」と繰り返し、最大の争点に位置づけようとしていることは周知の通り。進次郎氏は断言こそしていないものの、消費税増税についてはもとより反対派だった。

昨年の参院選の際、進次郎氏に密着取材したノンフィクションライターの常井健一氏が言う。

「自民党が野党だった'12年8月に、進次郎氏は若手の衆院議員11人の署名を集め、消費税増税反対、三党合意破棄の声明文を作って当時の谷垣総裁に手渡しに行ったことがあります。

加えて、今でも被災地や地方を毎週のように視察に回っている進次郎氏は、アベノミクスの効果が地方まで波及していないことを身に染みて知っている」

具体的には口に出さずとも、彼が増税に強い違和感を抱いているのは確かだ。

進次郎氏が「地方」にこだわりを持っていることは、彼の地方出張の多さを見れば分かる。安倍内閣発足の際、内閣府・復興政務官に就任したのも、本人のたっての希望だった。東日本大震災直後から自主的に被災地へ入り、その実情を目の当たりにしていたためである。

安倍総理への静かな怒り

「東北の方は明るい表情を見せていらっしゃいますが、本音は違うでしょう。愛する人の消息が分からない。愛する人が、未だに仮設住宅に住んでいる。こんな状況でいいんですか。

(安倍総理は『被災地の復興は進んでいる』と言ったが)私には、そんなこと言えない」

これは今年3月11日、宮城県女川町で実施された追悼式典の際、進次郎氏が述べた言葉だ。ポーカーフェイスで知られる進次郎氏だが、この日ばかりは珍しく、怒りを露にしていた。

アベノミクスのもたらす「雫」は、グラスタワーの最上段にいる首都圏の大企業と富裕層がすべて受け止め、その下にいる地方の人々、中小企業にはまったく流れてこない。総理が言う、「金持ちが儲かれば庶民も儲かる」「東京が儲かれば地方も儲かる」という話が机上の空論に過ぎないのは、わざわざGDP速報値など見るまでもなく、進次郎氏には自明のことだった。

さらに、進次郎氏が安倍総理の意見とは明確に一線を引いている政策がある。原発再稼働である。

避難計画の整備を求める地元住民の懸念をほとんど無視するようにして、安倍政権は今月7日、川内原発再稼働に関する鹿児島県の同意を取り付けた。与党に身を置く進次郎氏にとって、自民党の原子力政策に面と向かって異を唱えることは難しい。しかし、地方軽視の極みともいえる安倍総理のやり方には、強い憤りを覚えているはずだ。

「原発については、今年2月の東京都知事選で小泉純一郎氏が細川護熙元総理の支援に動いた時には『父は父ですから』と言及を避けていましたが、ここ最近は明確に反対しています。

今年8月には、福島県で講演した際に『もう一度事故を起こしたらおしまいだ』、『本当にあの事故から学んでいるのか』とまで言っている。純一郎氏には折に触れて教えを乞うているそうですから、父の話を聞いているうちに、意見が固まってきたのでしょう」(前出・全国紙政治部デスク)

安倍総理は内閣改造以降、まるで取ってつけたかのように「地方創生」「アベノミクスを地方にも」と言い始めた。しかし、それがもはや手遅れだからこそ、総理は解散総選挙にまで追いつめられたのである。

経済も原発も、問題の根っこから目をそらし続け、ただ政権の延命のために国民をもてあそぶ。そんなことで、上手くいくはずがないでしょう—進次郎氏は、国会やテレビで威圧的な態度で自分の正しさを訴える安倍総理を横目に、11月に入って解散風が強まった後も、地方を歩き続けた。

父の「弱点」を克服する

安倍総理も進次郎氏も、世襲の政治家だ。自民党の大幹部の次男坊で、「家業」を継ぐはずだった兄が他の仕事を志したために、急遽政治家をやることになったというところもそっくりである。さらに言えば、安倍総理の弟は養子に出され、進次郎氏の弟は離婚して家を出た母に引き取られて、別々に育ってきた。

しかし、二人の政治家人生で大きく異なるのが、地元支持者との関係だ。安倍総理を古くから知る、東京の支持者がこう話す。

「安倍さんには真の意味での『地元』がない。選挙基盤こそ山口ですが、ほとんど山口のことは知りません。政権に返り咲いた後、母校の成蹊学園の同窓会にゲストとして呼ばれた安倍さんは、『僕には山口の友達はいないし、故郷と呼べる場所も持っていない。強いて言えば、この成蹊が故郷です』と話していました」

進次郎氏は、生まれ育った横須賀を今も地盤にしている。地元の人々は、いわば彼の全てを知っている。だが、幼少から彼と顔を合わせていたはずの近隣住民、同級生に取材しても、進次郎氏の過去やスキャンダル、噂話については誰一人口にしない。逓信大臣を務めた曾祖父・又次郎の時代から小泉家が綿々と続けてきた情報統制があるにせよ、彼の直接の知人たちは「本当にいいヤツなんです」と口を揃えるのだ。

地元を知らない安倍総理と、地元の有権者の中で育った進次郎氏。株価と支持率ばかり気にして、庶民と地方を置き去りにしている安倍政権に、進次郎氏が不信を抱くのはむしろ当然のことだろう。

先述の通り、現在でも自民党内外の「進次郎待望論」は根強いが、彼にもまだ足りないところはある。

「男前で口が達者で、知恵者なのは分かった。それじゃあ、これから何ができるのか。小渕氏の件もあり、世襲議員に向けられる目も厳しい。政務官就任1年間の『成果』を示せない限り、聴衆は納得しません。2年前とは異なり、与党の立場で衆院選に臨む彼にとって、今回は防衛戦なのです。

進次郎氏自身も自覚していると思いますが、今後彼に最も必要なのは、安倍総理にとっての菅官房長官のような、汚れ役を買って出てくれる腹心でしょう。月に1度、親しい議員と開いている『落語の会』のメンバーや、党青年局長時代の彼を支えた若手議員の中に、その候補がいるかもしれません」(前出・常井氏)

父・純一郎氏は、政界の大物には珍しい一匹狼で知られた。一方で、ある意味ではそれが弱点でもあった。

小泉政権時代に思春期を過ごした進次郎氏は、父親の良いところと悪いところの両方を、よく観察している。政策と信条を軸として、今度こそ本当に自民党を「壊す」ことができ、野党をも巻き込んだ政界再編の軸になれる唯一の存在。それが進次郎氏なのである。

少なくとも、安倍総理の迷走ぶりに比べれば、消費税や原発に関する地に足のついた進次郎氏の考え方には、賛同する議員も国民も多いだろう。何も、自民党という古く狭苦しい枠に収まり続ける必要はない。

進次郎氏が起ち、閉塞しきった政界に新たな風が吹く—その日はもう間もなくやって来る。

[現代ビジネス]

Posted by nob : 2014年12月03日 22:53

私も休煙中、、、きっぱり止めようと考えずにしばらく休むつもりで気楽に取り組めば止められ、いや休み続けられます。。。

■医師が伝える禁煙法とは!?

その1 喫煙の体への影響は!?

喫煙は全身のあらゆる臓器の機能低下や癌化に大きな関連があると証明されています。
中でも最も影響をうける臓器は肺です。

喫煙により肺組織への悪影響で肺活量がおちたり、将来癌にかかる可能性が高くなることは証明されています。
ただ個人差が非常に大きいので、一概に喫煙数だけで議論ができるものでもありません。非常に大量の喫煙をされている方でも、大きな問題なく経過される方もおられえば、少しの喫煙でも先程述べたような大きな影響を 引き起こす可能性もあります。

また、喫煙と体力低下の関連についてですが、やはり個人差が多いのが事実です。同じ喫煙量でも影響を強く受ける方と、あまり受けない方がおられます。しかし先ほど述べたように、肺はもっとも影響をうける臓器です 。喫煙によって肺組織への悪影響で肺活量が低下したり、将来の癌化に大きな影響を及ぼすことは証明されています。ただ先ほども述べましたように個人差があるので、一慨に線引きできないのが事実です。

一般的に一日の喫煙本数×喫煙年数で計算される数値をBrinkman指数(ブリンクマン指数)と呼びます。この値が400を越えると、癌の発生リスクが高くなるとされ医療現場で一つの目安として使われていますので参 考にしてきてください。

※Brinkman指数…喫煙量と喫煙年数を掛けた数値。1日の喫煙本数×喫煙年数で表される。この数値が400を超えると癌(がん)が発生する危険性が高くなるとされる指数。

その2 禁煙法伝授!!

①喫煙と結びついている今までの生活行動パターンを変える!
たとえば、洗顔、歯磨き、朝食など、朝一番の行動順序を変える。食後早めに席を立つ。コーヒーやアルコールをひかえる。食べ過ぎない。過労をさける。夜ふかしをしない。喫煙のきっかけとなる環境を改善するなどが挙げられます。

②喫煙のきっかけとなる環境を改善する!
たとえば、タバコ、ライター、灰皿などの身近な喫煙具をすべて処分する。 タバコが吸いたくなる場所をさける。(喫茶店、パチンコ、飲み屋など) 喫煙者の周囲に近づかない。自分が禁煙していることを周囲の人に告げる。等が挙げられる。

③喫煙の代わりに他の行動を実行する!
たとえば、深呼吸をする。 水やお茶を飲む。 散歩や体操などの軽い運動をする。糖分の少ないガムや仁丹、干昆布をかむ。 歯を磨く。机の引き出しなどの整理をする。 プラモデルの制作や庭仕事をする。 音楽を聴く。 時計を見て、吸いたい衝動がおさまるまで秒数を数える。等が挙げられます。

その3 禁煙外来の存在!

呼吸器内科で禁煙外来をしているところがあるかと思います。 禁煙に良いお薬治療もございますので、そちらでご相談頂くのが一番有効かと思います。

また自宅で可能な手段として、薬局でニコチンパッチなどが売っていますので、それで試してみられるのも一つかもしれません。

ただ効果は不透明な部分も多いので、一番の近道は病院の禁煙外来に通われるのが一番であると考えます。

[Doctors Me]

Posted by nob : 2014年12月02日 17:51

また旅立つ君へVol.81/“行到水窮処”(ゆきてはいたるみずのきわまるところ)

■あとでクヨクヨせずにすむ!物事を「後悔なく決断できる」ようになるコツ

並木まき

友人や家族となにかを決めるときや大きな買い物をしようとするとき、「Aがいいかな、Bがいいかな」と悩んでしまうこと、よくありますよね。

その上、どちらかに決めたつもりだったのに「やっぱり、あっちが良かったかな……」と、その後もクヨクヨと悩んでしまった経験はありませんか?

これではせっかくの楽しいはずの約束や買い物なのに、かえってストレスを感じてしまいますし、精神的にも疲れてしまいますよね。そこで今回は、どうしたら物事を後悔なく決断できるようになるのか、ということについてご紹介します。

■1:迷うこと自体が心に損をしている

僧侶である小池龍之介氏は、著書『しない生活』の中で、“なにが得か”を常に考えて迷う行為は心に損をしていて、さらに心に迷いがあるとなかなか物事は決まらないと指摘します。

例えば、待ち合わせの場所を決めるときに「前回は私が遠出をしたから、今回はあの子にこっちに来てほしいんだけどな」などと思ってしまった経験はありませんか? このように、どの選択肢が“自分にとってより得か”を計算したがる欲望は、人間誰しもが持っているものだそうです。

けれど、このような考えに陥ってしまうと精神と時間を消耗して疲れてしまうので、結局は「どちらが得かな~」と迷うこと自体が、心にとって損をしていると小池氏は分析しています。

■2:迷っているということはどちらも実は大差がない

でも、迷うことが精神を消耗するような疲れることだとはわかっていても、決断後の後悔を少しでも減らしたいから、やっぱり悩んでしまう……という人もいますよね。

小池氏はこの点について、そもそも迷っているということは、いずれかの選択肢が“決定的に“優れているわけではないから迷っているのだ、と指摘します。

つまり、自分では“よりベストな選択肢“を選んだつもりでも、そもそもAとBで悩んでいるくらいだからAを選んでもBを選んでも実は大した差はないのだ、というのです。

なるほど、確かにどちらかが決定的に優れていれば、そもそも“迷う”という事態に陥らないといえるかもしれませんね。

以上、どうしたら物事を後悔なく決断できるようになるのか、ということについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

私たちの生活は日々、小さな決断から大きな決断の積み重ねであるともいえます。「なんでもクヨクヨと後悔してしまう……」という癖があると、ストレスで体にも悪い影響が出そうです。

そんなときは今回ご紹介したような考え方を思い出して、ご自分の決断への後悔を減らせるよう、ぜひ意識してみてくださいね。


■「転職or留まる?」決断できない悩みに答えを出すたった1つの方法

宮野茉莉子

転職するか、今の職場に留まるか。このままカレと結婚するか、別れて婚活するか。大切な問題なのにどちらにも決められない悩みって、ありますよね。悩むのは自分が「優柔不断だから」「決断力がないから」と思いがちですが、問題はあなたの性格ではありません。

今回は、決断しにくい悩みの答えを出すたった1つの方法を、哲学を専門とする筆者が、禅の教えをもとにご紹介します。

■“正直どっちでもいい”から悩む

あまりに悩むと「何でこんなに悩むんだろう!」とヤキモキするものですが、それもそのはず。結局悩むのは、“正直どっちでもいいから”なんです。

本音は、転職してもいいし、転職しなくてもいいのですね。「コレだ!」という答えが決まっていれば、悩むこともありません。悩むということはどちらでもいい、つまりほんとうの答えが見つかっていないということなのです。

■ほんとうの答えは来るべき時がきたら明白にわかる

ではどうすれば、「コレが答えだ!」とわかるのでしょうか。

禅には“行到水窮処”(ゆきてはいたるみずのきわまるところ)という言葉があります。これは“歩いていたら水源にたどり着いた”という意味です。

アレコレ悩んだり、半信半疑だったり、いまいち自信がなかったり、迷いがあったり……それは例えるなら川の流れを見ながら歩いている最中のように、答え(=水源)にはたどり着いていないのですね。

ほんとうの答えに出会ったときは、ここが水源だと明白にわかるように、「コレが答えだ!」とわかるものです。ストンと腑に落ち、他に選択肢もなく、心が迷うこともありません。

■“自分の気持ちに沿って行動する”ことでのみ答えがわかる

悩んでいるうちは、ひたすら答えに出会うまで行動しましょう。

水源にたどり着くまでには、穏やかな流れの川もあれば、狭くて流れの速い川、雨が振って増水した川、岩がゴツゴツした川もあるでしょう。どんな状況でも、歩き続けることで、やがて水源にたどり着きます。

同じように、たとえば転職に悩んでいるときも、ネットで情報を探す、実際に働いている人に話を聞く、まずは週末だけやってみるなどの手段があります。小さな疑問もうやむやにせずに行動すれば、やがて「コレだ!」という答えに出会えます。

ポイントは、“川に沿う=自分の気持ちに沿う”こと。自分の気持ちを無視して行動を起こしても、道に迷い、答えにはたどり着きません。「自分は何に興味があり、何に喜びを感じ、何が疑問で、何に不安を抱えているのか?」。自分と相談しながら歩くことが大切です。

以上、決断できずにいる悩みの答えを出すたった1つの方法を、禅の教えをもとにご紹介しましたが、いかがでしたか? 

禅では、ほんとうの答えとは、外にあるのではなく、自分の中にあるとしています。自分の気持ちをないがしろにせず、行動していきましょう。

[いずれもWooRis]


■理不尽でみじめな人生を送りたくなければ、今ある「ルール」を疑うことからはじめよう

『できる人の自分を超える方法』(リチャード・テンプラー著、桜田直美訳)は、日本でも『できる人の仕事のしかた (The Rules of Work)』、『できる人の人生のルール(The Rules of Life)』、『上手な愛し方(The Rules of Love)』とベストセラーを生み出してきた"Rules"シリーズの最新刊。

押しつけられたルールにただ何も考えずに従うのではなく、そのルールが本当にあなたのためになるのかを疑ってみる必要がある。間違ったルールで生きていると、本当のあなた自身の可能性を発揮できず、理不尽にみじめな人生を送ることになってしまうかもしれないからだ。(中略)「自分の頭でちゃんと考えよう」──これが本書のメッセージだ。(「はじめに」より)

いままで教わったことをすべて疑い、他の人が決めたルールにただ従うのではなく、従う価値があるかどうか、自分で確かめなければならない。それが著者の主張。そんな考え方に基づいて、本書では92のルールを並べています。すなわち、それらに対する判断も読者に委ねられているわけです。

いくつかを引き出してみましょう。

「成功とはなにか」は自分で決める

「いい人生を送りたいなら...」と、成功する方法をアドバイスする人はたくさんいます。しかし、「そもそも成功とはなんだろう。そして、成功への道はたった一本の細い道なのだろうか」と著者は問題提起をしています。「こういったアドバイスをする人は、あなたが人生に望むものを勝手に決めつけている」とも。

そして、成功を測る唯一の基準は「自分が人生に満足するために必要なものを手に入れたかどうか」ということだけのはずだというのが著者の考え。それは高級車かもしれないし、人に賞賛される仕事かもしれない。しかし、もしも「それでは満足できない」と感じるなら、人生に求めるものは別のところにあるといいます。

成功の定義は人によってさまざま。私たちはみんな違うからこそ、何を目標にするかを決めるのは自分自身だけ。だからこそ、他人に成功の定義を決めさせてはいけない。大切なのは、自分にとっての成功の定義をじっくり考えること。成功の姿がわからなければ、目指すこともできないからです。(14ページより)

他人をうらやむことをやめる

他人の人生をうらやましく感じることは、誰にでもあります。しかし、そう感じるのは人生の表面しか見ていないからだといいます。彼らが「あえて見せている」ものしか見えていないということであり、そもそも人間は、自分が欲しいと思うものしか目に入らないと指摘しています。

誰しも、実はまわりの人の人生の半分も知らない。そして「本当に彼らのようになりたいかどうかわからないから」、著者は他人をうらやむのをやめたのだそうです。しかし少なくとも、自分の人生ならよくわかっているし、自分の意思である程度はコントロールすることが可能。それは、大きな意味のあることだといいます。

人間は、自分の持っているものには慣れてしまうもの。そして、持っていないもののことばかり考えてしまう。だから、たまには他人の目で自分を見てみることが大切。そしてどんな人も、恵まれているところもあれば、そうでないところもある。つまりプラスとマイナスを総合すれば、自分の人生も他人とそう変わらないということに気づくはずだと著者は記しています。

それからもうひとつ大切なのは、他人の人生ばかりを見ていると、自分の人生に本気で取り組むことを忘れ、人生を改善する努力から逃げることになってしまうということ。他人の持っているものがうらやましいなら、それを自力で手に入れる方法を考えなくてはいけないわけです。自己憐憫をやめ、欲しいものを手に入れるために行動すれば、他人をうらやんでいる暇などなくなるはずだから。(16ページより)

自分の人生の責任を引き受ける

誰にでも、いいときも悪いときもあります。人から仕打ちを受けることもあれば、ちやほやされることも。人生は、いろんなことのごちゃ混ぜでできているということ。

そして大人になって自立してからの人生は、すべて自分の責任。不幸な子ども時代を恨んで他人を責め続けていたら、以後の人生まで不幸になってしまうと著者は記しています。人のせいにするのは、もっとも簡単な選択肢。過去の恨みを根に持っている限り、いまの幸せを手に入れることはできないということです。自分の人生に責任を持つのは、それが正しいからだけではなく、幸せを手に入れるためにもなるからだというのがその理由。

そして周囲を見渡してみれば、幸せな人は、それなりの責任を引き受けていることに気づくはずだと著者は主張しています。彼らは状況に振り回されず、自分でコントロールするからこそ犠牲者にはならないわけです。もちろんすべてをコントロールできるわけではありませんが、きちんと責任を引き受けるなら、状況を正すために行動したり、ショックの余波にも自分なりの方法で対処できるもの。(24ページより)

困った人のよいところを見つける

いつも周囲の人の神経を逆なでしたり、いつも自慢話ばかりしていたり、もめごとが好きだったりと、誰から見ても感じの悪い人はどこにでもいます。では彼らはなぜ、わざと困らせるようなことをするのでしょうか? そこにはれなりの理由があるはずなので、今度いやな人に会ったら、その人の動機を想像してみるといいそうです。

自慢ばかりする人は、本当は「自分はすごい」と自分自身にいい聞かせているにすぎないというのが著者の分析。自信がないから、自分は大丈夫だと常に確認しなければならないということ。他人をけなす人も同じで、自分をちっぽけな存在だと感じて不安だから、他人を小さくしないではいられないというわけです。

自慢も、他人をけなすのも、自信を持つための正しい方法ではない。そう断定したうえで、著者は「彼らの動機は理解できる」とも記しています。そして、その人が行動する動機が理解できるようになると、その人とつきあうのが楽になるともいいます。完全にイライラが解消できるわけではないけれども、少しはましになるということ。それだけでも、相手の立場に立って考える価値はあるというわけです。

自慢ばかりしている人のエゴは、叩き潰してやりたくなって当然。けれど、実際にそうするのは逆効果だと著者はいいます。そうすると相手は自信を取り戻すために、さらに自分を大きく見せようとするから。それでは、事態がさらに悪化するだけです。

それよりも、彼らのよさを認め、ほめるほうがずっといい。それが著者の考え方。そうすれば自分自身も、他の人も助かることになるから。自慢ばかりする人は、子どものころ親にほめられなかった人や、必要以上に厳しくされた人が多いそうです。そうした相手に親切心を見せることができれば、それは彼らにとって大きな意味を持つことになるという発想。そうすることで失うものなどなにもないのだから、「とにかくやってみよう」と著者は行動を促しています。(34ページより)

ひとつひとつのことがらは、このようにとてもシンプル。しかし、だからこそ再確認すべき問題も数多く含まれています。少なくとも「92のルール」のうちのいくつかは、日常生活のどこかに役立てることができるはずです。

(印南敦史)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2014年12月01日 16:12

また旅立つ君へVol.80/久方ぶりのhikaruからの便り、、、かのような親しい心象、、、hikaruの旅は終わらない。。。

■旅は楽しいものじゃない。それでも「なぜ旅に出るのか」?

世界中の美しい空、海、山、遺跡、田園、街、人。今、それらは様々なメディアを通してすぐに見ることができます。写真や動画を通じて、わたしが今いる場所から遠く離れた世界の、切り取られたものを見るのは簡単です。

ですが、それらは決して「すべて」ではありません。この世界のどこかにある、ごくごく一部です。

今日は、わたしが大学を休学して8ヶ月間「好きなところに好きなだけ滞在し、その土地の日常を見る」とだけ決めて一人で放浪していた時の話を交えながら、「旅」とはそもそも何なのか考えたいと思います。

「旅」は絶望から始まる
「旅」と呼ばれるもののほとんどを定義づけているのは、「移動」ではないかとわたしは思います。

なにせ、食事をしたりお喋りをしている時間よりも、バスや電車、歩いたり飛行機に乗って移動している時間の方が圧倒的に多いのです。もし仮に移動をやめると「生活」が生まれます。よくバックパッカーの間で、居心地がよすぎて一箇所に長期間滞在することを「沈没する」と言いますが、この「沈没している状態」は、厳密に言えば旅をしている、とは言えないかもしれません。

つまり、旅というのは常に「移動し続ける」ことであるということです。ほかにもたくさん考え方があるかと思いますが、今回は、この定義に則りたいと思います。

さて、移動し続けていると分かるのですが、旅をしている間にふと気づきます、「あれ、わたしってどこまで行ってもよそ者だわ」と。例え行く先々で仲良しの友人や大好きな人ができたとしても、「わたしは根っからここの生活文化に浸ることはできないし、会得することはできない」と感じてしまいました。

わたしは、旅の滞在方法として「カウチサーフィン」を使っていましたが、あらゆる日常には、積み重ねてきた時間、歴史があり、わたしはこの国のことを何も知らず、目の前にいる友人たちが今生きているその土台を積み上げてきたものを何も共有していないという事実に、しばしば打ちのめされました。

それを決定的に感じたのは、8ヶ月の旅の前半でドイツで出会ったアナと、わたしの帰国前にイスラエルを一緒に5日ほど周った時でした。

エルサレムにあるイスラエル博物館に二人で行ったのですが、年代別にイスラエルの、主に戦争の歴史について展示物が並んでいて、入館するや自然と二手に分かれて、思い思いに館内を回りました。そして、ちょうどアウシュヴィッツ強制収容所など、第二次世界大戦中のエリアに来たとき、ふと顔を上げると目の前にアナがいて、わたしも彼女も涙を流しているのに気づきました。

目があっても、わたしもアナも何も言わなかったけれどお互いなんとなく何を考えているかわかりました。そして同時に、過去の歴史を知る同世代の立場では在れるけれど、彼女の涙の本質は、ドイツと日本という違う「背景」がある限り、根底からは共有し得ないのだということにショックを受けました。

永遠によそ者であると自覚することは、大変勇気がいります。なぜなら、圧倒的な孤独を受け入れることになるからです。ですから、わたしの旅はほとんど絶望から始まりました。なんてわたしは無知で無力なのか、という絶望と、どこへ行ってもよそ者で有り続けるという、旅の最中における必然的な孤独に対する、絶望でした。

どこへ行けども居るのは「人」
旅の最中に、本当にわくわくして心躍ることなんて、まさにわたしたちがネットで飽きるほど見ている絶景写真なんかと一緒で、ごく一部でしかありません。

もっと日常的な話をすれば、実際は、お風呂に毎日入れるわけでもないし、食事だって美味しくないものもあるし、街ゆく人に話しかけても誰も助けてくれなかったり、洗濯も満足に出来ず何日も同じ服を着ていることなんてザラです。(もちろん、目的などによってスタイルは変わりますが、言ってしまえばお金さえあればいくらでも快適さを買うことはできると思います。)

先ほど、わたしは「あらゆる日常には、積み重ねてきた時間、歴史があり、わたしはこの国のことを何も知らず、目の前にいる友人たちが今生きているその土台を積み上げてきたものを何も共有していない」と書きました。

けれど、それは日本であろうとどの国であろうと同じなのではないか、と思うのです。生まれてこの方まったく同じ環境で育った人間なんで誰ひとりとしていないのだということです。当たり前です、当たり前ですが、わたしたちは普段「日本人だから」「女だから」「男だから」となんとなくわかりやすいカテゴリーによってイメージを固定化しているように思います。

ですが、そのイメージから大きく逸れることだって十分有り得ますし、生活や文化の土壌が違うから分かり合えない、というのは異国であろうと日本であろうと発生する現象なのです。だから「ああ、これは解決できるできないの問題ではなく、揺るがない事実で、だから優劣とかそもそも無いんだ」と分かり、すっと憑物が落ちたようでした。

また、三大欲求や衣食住といった、人間を人間たらしめる要素は、国の違い云々は全く関係ありません。結局、行けども行けども、人は人がいるところへ旅をしようとするのだと思います。移動する先、旅の先には、かならず「人」がいました。

理由や目的はどうでもいい。まずはやってみる
冒頭の問いに戻りましょう。「旅」とはなにか?

これに答える前に、わたしがよく聞かれる質問について、さいごに少しだけ。

8ヶ月の一人旅に行っていたと言うと、「どうして旅へ行ったの?」とよく聴かれます。ですが、一度として納得のいく答えを返せたことがありません。なんとなく、目的や理由というのはいくらでも後付けできると思います。ただ、「移動」することによって得た気づきは、同じ場所で延々生活し続けていただけでは決して得られないものでした。

旅に出ようか迷っているひとに、「まあまずは行ってみなよ」と言うのは簡単です。やってみないと、自分が何を求めていたのか分からないこともあります。まずは、行動に移せないのか移さないのかを明らかにすること、そしてそれが解消できることであれば、ひとつずつ潰していくしかありません。そこから、「旅」を通した自分との対峙が始まっていると思います。

ですから、まとめると、旅とは「移動」であり、よそ者であるわたしが、自分と周りの世界の孤独と向き合うための手段だと思います。

さいごに、付け加えておきたいのは、これらはすべてわたしの「感覚」の話で、「教養」の話ではないということです。そしてもちろん、すべての人に当てはまる話でもありません。あなたもわたしも永遠によそ者、でも分かり合おうと近づけば、なにか共鳴するものが見つかるかもしれません、あなたもわたしも「人」であることは同じですから。

Misaki Tachibana
富士山の麓で生まれ、今は日本文学を勉強中。好きな作家は川上未映子と堀田善衛。おばあちゃんになったら、国内外問わず、山の中で書道の先生をやるのが小さい頃からの夢です。

[TRiPORT]

Posted by nob : 2014年11月26日 08:14

受け容れるためには、、、まずは受け止めることから。。。

■平凡がいちばん!? 幸福学者が「幸せ」を語る

ドイツにおける幸福研究の第一人者、ヘルベルト・ラスツィオ氏の子女、ソニアさんは、一風変わった幸福論で有名です。彼女の幸福感とはいったいどんなものなのでしょうか。

幸せになる秘訣は「受けいれること」

著書「幸福なんてクソくらえ(現題:Fuck Happiness)」をとおして時の人となった彼女。「ヨーロッパにおける幸福研究所」の研究員としても働いています。そのソニアさんによると、幸福を感じるうえでいちばん大切なものは、「受けいれること」であるといいます。

1、自分の力ではどうしようもないことを受けいれる

現実を見て、ときには事務的になることができる人間の方が、人生の満足度が高いといいます。仕事にしろ、家族にしろ、友人・恋人に至るまで、私たちは「こうあるべき」という思いに縛られてしまいがち。しかし、そういったいき過ぎた期待感を強くもつほど、かなわなかったときにの失望は大きいのです。

2、人を幸せにしようとすると自分にもどってくる

人が不幸を感じる原因は、他人から何かがもらえることを常に期待しているから。つねに他人に期待してばかりではいけません。自分を幸せにしてくれるのはなにか、だれかを幸せにしてあげられるものはなにかを考えましょう。そうすると、おのずと信用や信頼という、人と自分を幸せにしてくれるものが見えきます。

「Sonia Lazlo」より引用

ソニアさんは幸福が人間にとってどのように働いているのか面白い例を挙げています。

サルにリンゴを1個与えます。するとサルは喜びます。つぎに、こんどはレーズンを与えます。すると、リンゴをもらったときよりももっとサルは大喜びします。少したってから、そのレーズンを取りあげます。その結果、目の前のレーズンがなくなったことにサルは深く落ちこむと言います。

日々を受けとめるのが大切

人間もおなじように「もっともっと」と欲を出すことで幸せになろうとします。けれど、この「幸福感」は長くは続きません。本来のありがたみ(最初にもらったりんご)をすぐに忘れてしまうからです。だから普通でいること、いまの状況に満足して平凡でもいいからそのままの日々を受けとめる。そのことで、すこしいいことがあったときに幸福を感じられるようになるのだと思います。

そして、幸せを長続きさせたいのなら、日々のちいさな満足を感じとれるようにするのが大切です。幸福とはすでにあなたの手のなかにあるのですから。

[Sonia Lazlo/MY LOHAS]

Posted by nob : 2014年11月26日 08:07

いずれにせよ私は朝晩ゆったり美味しくいただく毎日です。。。

■コーヒーは結局、カラダに良い? 悪い?

 食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。
 全日本コーヒー協会が発表したデータ(出所:ICO統計/2014年7月)によれば、日本のコーヒー消費量は世界でも第3位に入るほど、コーヒー愛好国になっています。
 一方で、気になるのがコーヒーが健康に与えるという“うわさ”の数々。はたして真相はどうなっているのでしょうか?

 コーヒー愛好家のみなさんの中には、“悪いうわさ”──不眠になる、情緒不安定になる、発がん性があるなど──から、「控えている」という人も多いかもしれません。でも、真相はどうなっているのでしょう?

 ハーバード公衆衛生大学院は、科学的根拠に基づいたダイエット&栄養の情報を、臨床医など医療従事者、メディアや一般の人向けに提供しています。その中で、「コーヒーと健康」に関するいくつかの疑問に、同大学栄養学科のロブ・ヴァン・ダム教授が、自身の研究から答えているものがあります。さっそく、見ていきましょう。
■参考文献
Harvard School of Public Health「Ask the Expert: Coffee and Health」

[1]ダム教授の研究結果による、コーヒー愛好家の良いニュースとは?

 ダム教授らハーバード大学の研究者は、約13万人の健康な男性と女性のボランティアを対象に、コーヒーの摂取と死亡率の関係を調査しました。

 研究開始当時、対象者は40〜50代で、その後18〜24年間の追跡調査を行いました。期間中に、コーヒーの消費量を含め、対象者の食生活やライフスタイルの習慣を追跡し、さらに死亡した人を記録。コーヒーが、がんや心血管疾患などあらゆる原因による死亡のリスクには関係がないという結果が出ました。

 さらに、1日にコーヒー6杯まで飲んだ人でも、死亡のリスクは増加しませんでした。つまり、一般の人にとってはコーヒーが、深刻で有害な健康への影響がないことを示しています。
■参考文献
American College of Physicians.「The Relationship of Coffee Consumption with Mortality」
 
[2]コーヒーが有害ではないことが、どうして重要な研究結果?

 コーヒーは、喫煙や飲酒などと同じように、不健康な習慣というイメージがあります。そのため、コーヒーが好きなのに、飲む回数を減らしたり、やめるための努力をしている人も多いでしょう。ですから、コーヒーが有害ではないという結果が重要なのです。

[3]毎日飲む、コーヒーの量の上限は?

 もしコーヒーを飲んで、振せん(意思とは無関係に起きる、細かいふるえ)、不眠、ストレスや不快を感じているなら、明らかに飲み過ぎです。ダム教授らの研究によれば、コーヒーを1日6杯まで飲んでも、死亡率やその他の健康への負の影響は、特にありませんでした。

 ただし、注意が必要なのは、ほとんどの研究のコーヒー1杯の定義は、カフェイン100mgを含む、8オンス(=約240ml)のカップで行われていること。例えば、ティーカップであれば150ml程度、マグカップだと250〜300ml程度のものが一般的なので、マグカップで6杯だと、多くなってしまう可能性が高いですね。

 もう一つ、これらの研究で飲まれるコーヒーは、ブラックか、入れても砂糖やクリームを少量だということも、注意が必要です。コーヒーにポイップクリームを浮かべたウインナーコーヒーや甘いカフェオレを飲み過ぎれば、肥満や糖尿病の原因になりますので、ご注意ください。

[4]それでは、コーヒーの利点を示す研究はありますか?

 ここ数年の研究で、コーヒーの摂取で、2型糖尿病、パーキンソン病、肝臓がんや肝硬変が予防されるのではないかとの発表がされてきています。また、ダム教授らの研究では、めったにコーヒーを飲まない人に比べて、定期的にコーヒーを飲む人は、心血管疾患による死亡のリスクがやや低くなりました。

 ただし、この分野の研究は、議論が非常に活発で、まだまだ賛否両論。今の段階では、コーヒーが好きではない人に対して、健康に良いからと無理にコーヒーを飲むことを薦められません。

 ただし一般的に、妊娠中や、血糖や血圧のコントロールに悩む方以外は、コーヒーは、ヘルシーな飲み物の1つと言えます(もちろんブラックや砂糖、ミルクが少量のコーヒーに関してです)。

[5]どうして科学者たちの間で意見が対立するのですか?

 多くの人は、「コーヒー=単なるカフェイン入りの飲み物」と考えています。ところが実際には、非常に多くの異なる成分を含む、とても複雑な飲料です。ですから、コーヒーを飲むと、健康に多様な影響をおよぼします。でもそもそも、どんな食品もさまざまな成分を含むわけで、コーヒーに限らず、単純な食品はほとんどありません。

 そんななか、現在、コーヒーが健康に与える影響に関して、具体的な研究が行われています。例えば、コーヒーが糖尿病のリスクになるかなどですね。一方で、ダム教授らの研究は、長期間にわたるコーヒー摂取と死亡率を見て、全体的な健康への影響を調査したものでした。

 もともとコーヒーの研究は、ほかの食品よりも少し複雑でした。背景にはコーヒーを飲む人の中に喫煙者、運動不足の人、栄養のバランスが欠けている人が多く、特に初期段階の研究では、それらのライフスタイルの因子を除外することが難しかったことが影響しています。結果、数十年にわたり、実際には、ほかの因子が関係している可能性があるにもかかわらず、コーヒーがある種のがんや心臓病のリスクを増加させると報告されていました。

 ダム教授らの調査のように、すべてのライフスタイル要因についての多くの情報を含む大規模な研究では、それらのリスクは見つかりませんでした。

[6]妊娠中のコーヒーやカフェインのリスクに関する最新の研究結果は?

 妊娠中の女性のコーヒーやカフェインの大量摂取が、流産のリスクを高める可能性についての論争があります。まだ結論はついていません。ただし、カフェインは胎盤を通過し、胎児に到達し、胎児はカフェインに非常に敏感です。ですから、妊娠中の女性は1日1杯程度に控えるべきだと考えられます。

[7]高血圧や糖尿病の人は、コーヒーやカフェインの摂取量を減らすべき?

 カフェインをまったく摂取していない人がカフェインを摂取すると血圧が上昇しますが、摂取後1週間以内に、血圧の上昇は顕著に表れなくなります。

 ただし、数週間、継続的にカフェインを摂取した場合、血圧の上昇が少し残る場合があります。

 もともと高血圧でなければ、カフェインは血圧に影響しません。ただ、高血圧の人で、血圧のコントロールに悩んでいる場合は、カフェインなしのコーヒーを試して、血圧に良い影響があるかどうか確認してみると良いでしょう。

 糖尿病に関しては、パラドックス(逆説的)といえます。多くの研究で、カフェイン入り、カフェインなし、どちらのコーヒーを多く飲む人も、2型糖尿病のリスクが低いと報告されています。ところが急性期(症状が比較的激しい時期)は、カフェイン入り/なし、どちらかのコーヒーを飲んだあとにブドウ糖を多く含む食品を摂取すると、インスリンの感受性(インスリンの効き具合)が下がり、血糖が予想以上に上がります。

 これまでに、コーヒーの摂取と、血糖のコントロールに関する長期経過を観察したデータはありません。ただし、糖尿病の人で、血糖のコントロールに悩んでいる場合、カフェインなしのコーヒーを試してみて、血糖によい影響があるか確認してみてください。カフェインあり/なしの両方を同時に止めるより、カフェインありからなしにスイッチしてみてください。カフェインなしのコーヒーが血糖の反応を抑えたという報告もありますから。

[8]コーヒーでパラドックスが起きる理由は?

 カフェインそのものが健康に与える影響と、カフェイン入りコーヒーとが同様に語られるケースが多いことも要因でしょう。カフェイン入りのコーヒーでも、一般的にはカフェイン含有量に基づいて健康への影響が予想されていることが多いわけです。

 例えば、運動のパフォーマンスを上げる点から考えると、カフェイン摂取はある程度有益と考えられています。ただし、この場合のカフェインは、カフェイン入りのコーヒーを想定していません。

 またカフェインと、カフェイン入りコーヒーの効果を比較した場合、カフェイン入りコーヒーは血圧の上昇を引き起こしますが、含まれているカフェインの量から想定されるよりは、弱いものです。食後のコーヒーとカフェインが、血糖値に与える影響についても同様のことが言えます。

 コーヒーには、カフェインの効果を打ち消す化合物が含まれている可能性があるのです。今後、より多くの研究が必要なポイントです。

[9]ペーパーフィルターでコーヒーを淹れるとヘルシー?

 コーヒーはLDL(悪玉)コレステロール値をあげるカフェストールと呼ばれる物質が含まれています。カフェストールはコーヒーの油性成分(油性画分)に含まれます。

 ペーパーフィルターでコーヒーを淹れると、カフェストールは、フィルターに残ります。一般的に、フレンチプレスコーヒー、トルココーヒーなど未ろ過のコーヒーは、カフェストールの量がはるかに高くなります。コレステロール値が高いなどで気になる人は、ペーパーフィルターで淹れたコーヒーやインスタントコーヒーを選んだほうが良いでしょう。

 エスプレッソは、フレンチプレスコーヒー、トルココーヒーなどよりも、カフェストールが少なく、ペーパーフィルターで淹れたコーヒーよりも高くなります。

 ということで、全般的に見れば、コーヒーはヘルシーな飲み物といえますね。愛好家の人も、安心して、コーヒーを楽しんでください。また、妊娠中の女性、血圧や血糖のコンロトールに悩んでいる人は、コーヒーを控える、カフェインなしのコーヒーに切り替えることを検討してください。

 これからも、コーヒーのさまざまな成分の解析が進むのが楽しみですね。

大西睦子(おおにし・むつこ)
医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。著書に『カロリーゼロにだまされるな——本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。

[日経トレンディネット]

Posted by nob : 2014年11月22日 23:25

実体経済活動を伴わない資産運用は砂上の楼閣。。。

■アベノミクスで恩恵を受けたのは…"富裕層"と"超富裕層"が100万世帯超える

野村総合研究所は18日、2013年の純金融資産保有額別世帯数と資産規模の推計結果を発表した。それによると、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」および同5億円以上の「超富裕層」の世帯数は計100.7万世帯となり、2000年以降のピークである2007年を10.4万世帯上回った。

内訳は、富裕層が95.3万世帯、超富裕層が5.4万世帯。前回調査の2011年と比べると、富裕層は25.4%増、超富裕層は8.0%増、合計では 24.3%増となった。増加した理由としては、2011年時点では純金融資産が5,000万円以上1億円未満だった「準富裕層」268.7万世帯のうち、多くがこの2年間に資産を増やして富裕層になったためと推測している。

富裕層・超富裕層の保有する純金融資産総額は前回比28.2%増の 241兆円。内訳は、富裕層が同16.7%増の168兆円、超富裕層が同65.9%増の73兆円となった。2007年の254兆円には届かなったものの、 2009年(195兆円)、2011年(188兆円)の推計結果を大きく上回った。

同調査は、富裕層・超富裕層の純金融資産総額に関しては、リーマン・ショックや東日本大震災の影響から、ほぼ回復したと判断。純金融資産額の増加が著しい理由については、保有する金融資産に占める株式や投信の比率が高いことが考えられるほか、富裕層・超富裕層には、上場企業等のオーナー経営者や上場・非上場企業の株主が多く含まれるため、アベノミクスによる株価上昇がもたらした金融資産増加の影響が大きかったと分析している。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2014年11月19日 17:25

長年精油を愛用してきましたが、飲用したことはありませんでしたので、早速試してみようかと思います。。。

■胃腸の荒れとニキビに効く!?天然の殺菌エキス「ハッカ油」の威力とは?

丸田みわ子

秋冬は、外も室内も空気が乾燥して、のどがイガイガしやすい季節。そんな時、美容にも良さそうな「ハッカキャンディー」で、のど予防をする女子も多いことでしょう。このハッカ、のどの殺菌だけでなく、飲み会シーズンで疲れた胃腸の改善、ニキビ予防と女子の悩み改善に適しているようです。詳細を見てみましょう。

■「ハッカ油」とは?

ハッカはミントの和名のこと。アロマショップでミントの精油を買うと高価ですが、ドラックストアに「日本薬局方」準拠の「ハッカ油」があり、数百円で購入できます。「日本薬局方」準拠のものなら、ハッカ油は「薬」のように内服することもできるのです! ハッカにはメントールという殺菌作用のある成分が含まれており、口に入れた途端、スーッと鼻の通りが良くなって、気分がさわやかになるのも特徴ですね。

■風邪予防!ニキビ予防に効果あり!?

のどをはじめ、体内の各器官の粘膜を殺菌したり、胃腸の消化不良を改善する効果も望めるので、飲み会シーズンの“飲みすぎ”、“食べすぎ”で弱った胃腸の改善にも役立つでしょう。またリラックス効果も期待できるので、イライラ予防にも! そして外用としての美容アイテムとしても活躍。皮膚の殺菌作用が期待できるので、水で濡らしたコットンに数滴たらして顔を拭けばお肌が殺菌でき、ニキビ予防や外気で汚れたお肌のクレンジングにもなりますよ。

■「ハッカ油」の取り入れ方

スーパーのハーブコーナーで買えるミントだと1パック全てを使い切るには大変ですよね。そこで「ミント油」を大いに内外美容として取り入れて、秋冬の美容悩みを改善しちゃいましょう!

・ミネラルウォーターに1~2滴入れて飲めば、のどのイガイガや風邪予防になりますし、のどの痛みがひどい場合は“うがい薬”の代わりにしても良いでしょう。

・ミネラルウォーターや精製水をスプレー式の空容器に入れて、ハッカ油を数滴たらしたものを持ち歩けば、ニキビがひどい時の殺菌や、手の殺菌、食後の口臭対策としてマウスウォッシュなどにも使えます!

・熱湯に数滴たらして飲めば、話題の「お白湯ビューティー」にも!

・バニラアイスやアップルパイ、カットフルーツに数滴たらして頂くと、スイーツを食べてしまった罪悪感も減り(?)、気軽にビューティーおやつとして摂取できます。

・サラダのドレッシングやマリネ、お刺身、お肉の素焼きなど味付けのシンプルなお料理にプラス。

秋冬は空気が乾燥してウイルスも蔓延しやすい季節。殺菌効果が望め、ドラックストアで見つかる「ハッカ油」を日常生活に取り入れて、体の内側からも外側からも、健康と美肌を守りましょう!

[Life & Beauty Report]

Posted by nob : 2014年11月17日 16:29

病院と医師の選択、治療方針の決定、ライフスタイルの転換、、、自らを救うのは自分自身。。。

■がんに負けやすい人の特徴は?

 健康に気をつけていても、病気になるときはなる。最終的に明暗を分けるのは、病気と適切に向き合うことができるかどうか。だが、よくも悪くも情報が溢れている世の中だ。「世間には、患者の不安に付け込むニセ医学も蔓延している」と警鐘を鳴らすのは、現役の内科医であるブロガーのNATROM氏。「例えば、流行りの『がんは治療するな』という言説。論拠となっているのは『がんによる死の80%は三大治療(手術・抗がん剤・放射線療法)によるものである』『アンケートで271人の医師に“あなた自身に抗がん剤を打つか”と質問したところ270人が“断固NO”と回答した』といった情報ですが、いずれも出典が明らかではなく、現代の医療事情に則してもいない、明らかなデマです」

 とりわけ、大きな誤解を受けているのが「抗がん剤治療」だ。

「多くの場合、固形がんに対する抗がん剤治療は延命治療にすぎず、その意味ではいずれ亡くなってしまいますが、副作用を考慮してでも長生きしたい患者さんにとっては検討に値する選択です。また、白血病などの血液性がんには抗がん剤がよく効く。これらの事実を無視して『抗がん剤は毒だ』という単純な主張を鵜呑みにすると、いたずらに寿命を縮めかねません」

 厄介なのは「自分は抗がん剤など使わなくても治った」などの経験談を持ち出し、善意で患者にアドバイスをする身内や知人の存在。

「がん治療はケースバイケースなので、体験談に振り回されるべきではない。食事療法の類いも、少しなら心の安寧になりますが、やりすぎると闘病時に何よりも大切な“体力”を奪います」

 専門家の意見をやみくもに求めるのも危険行為だという。

「主治医の紹介状を持って別の医師の意見を聞く『セカンドオピニオン』と、紹介状を持たない『ドクターショッピング』は別物。後者の場合、患者さんの説明だけでは病状も主治医の治療方針も正確にはわからず、ツラい検査をやり直したりするハメに。主治医に黙って診てもらっているため、異なる結論が出たときにどちらを取るか悶々としてしまう患者さんもいますね。なんにせよ、余計な消耗を強いられるだけです」

◆TEST 当てはまる項目にチェック!

□ 100万部売れている医療本の内容は信用していいと思う。
□ 実際に病気を経験した人の体験談に勝る情報はないと思う。
□ 病院の治療だけでは不安なので、食事療法にもこだわりたい。
□ 体調がいいときは、ムリに薬を飲まなくてもいいと思う。
□ 主治医以外の意見も聞きたいので、とりあえずいろんな病院を回りたい。

 3つ以上は赤信号だ。11/17発売の週刊SPA!では「早死にする人検定」を行っている。ほかにもチェック項目があるのでぜひ試してほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

[日刊SPA!]

Posted by nob : 2014年11月17日 16:21

沖縄県の民意に賛同応援、、、解散総選挙での現政権の様々な暴挙への国民による歯止めに期待します。。。

■翁長氏「断固」、移設阻止に決意
「断固とした気持ちで」=翁長さん、移設阻止に決意―沖縄知事選

 初当選を勝ち取った翁長雄志さん(64)の那覇市の選挙事務所では、午後8時すぎに当確の情報が伝わると、詰め掛けた支援者約300人が指笛を吹き鳴らし、抱き合って喜んだ。翁長さんは「(埋め立て承認の)取り消し、撤回に向け、断固とした気持ちでやっていきたい」と力強く語った。

 翁長さんは沸き上がる「オナガ」コールの中、支援者一人ひとりと握手。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設について「(反対の)民意はしっかり出た」と語った。沖縄に基地が集中する現状を「国土面積の0.6%に74%の基地はいくらなんでも理不尽だ。国民全体で日本の安全保障を考え、負担してもらいたい」と訴えた。

 移設に反対する稲嶺進名護市長(69)も駆け付け、「県知事もノー、名護市長もノー。辺野古移設は必ず止められる」と強調した。

[時事通信]


■<沖縄知事選>「公約違反」響く 仲井真さん

 沖縄知事選で、辺野古移設推進を訴えて3選を目指した仲井真弘多(なかいま・ひろかず)さん(75)の陣営は、落選という結果に重苦しい雰囲気に包まれた。那覇市の陣営事務所で仲井真さんは支持者らを前に「思いもよらない結果となった。ひとえに私の力不足。不徳のいたすところで申し訳ありません」と敗戦の弁を語った。

 報道各社のインタビューには「全く想像外、全く考えもしない結果というふうにしか申し上げられない」と話した。

 前回知事選で「県外移設」を公約に再選しながら、任期途中で辺野古移設推進に転じたことで浴びた「公約違反」批判を最後までかわせなかったが、影響を問う質問には「私はみじんも公約を変えたとは一言も言っておりません」とぶぜんとした表情。今後については「今は選挙で負けたというリアルなあれがない。明日以降考える」と語った。

[毎日新聞]


■那覇市長に城間氏 県都初の女性リーダー

 第21回那覇市長選は16日に投開票され、無所属新人で前副市長の城間幹子氏(63)が過去最高得票数となる10万1052票を獲得し、無所属新人で前副知事の与世田兼稔氏(64)=自民、公明推薦=に4万3284票差をつけて初当選した。城間氏は米軍基地問題を最大の争点に掲げ、県知事に当選した前市長の翁長雄志氏(64)と二人三脚の選挙戦を展開。30年余の教職経験を生かした子育て施策も訴えて女性票や幅広い層を取り込み、那覇市政初の女性市長になった。

 城間氏は基地問題で「辺野古移設に反対」と訴え、支持を拡大した。与世田氏は「基地問題は那覇市の問題ではなく、争点は新しい那覇市の展開」と訴えたが、出遅れも響き支持は伸びなかった。

 当日有権者数は24万8914人。投票率は65・25%で前回選挙より25・82ポイント上回った。

 城間氏は1951年1月生まれ。伊是名村出身。宮城教育大卒。80年に教員採用され、中学校の国語教諭として採用された。市内の中学校や香港日本人学校中学部で校長、市教育委員会学校教育部長、教育長を経て2014年4月から11月4日まで副市長を務めた。

風格ある那覇に
城間幹子氏
 知事選のオール沖縄の力を私もいただいた。これから私が市民に恩返しをする。翁長さんから受け取ったバトンを握り、職員と力を合わせ、沖縄のフロントランナー、県都那覇市を運営する。風格ある那覇市へとさらに高みへと押し上げていきたい。

[沖縄タイムス]


■衆院選前、政権に冷や水=野党「痛烈な政府批判」―沖縄知事選

 沖縄県知事選で自民党推薦の現職が敗れ、安倍政権は衆院解散・総選挙を前に冷や水を浴びせられた。政府が推進する米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に県民が「ノー」を突き付けた形となり、野党からは「痛烈な政府批判」との声も上がった。

 自民党の茂木敏充選対委員長は16日夜、党本部で記者団に「大変厳しい結果と受け止めている。最後の最後まで全力で頑張ったが、一歩及ばなかった」と語った。衆院選への影響に関しては「首相が何ら言及しておらず、私から言及することもない」と述べるにとどめた。

 礒崎陽輔首相補佐官はBS―TBSの番組で、辺野古移設について「粛々と進めたい。国の安全保障の問題だから基本的な線は崩せない」と強調。「沖縄の(負担)軽減をしっかりと図っていきたい。次期知事といろいろ話し合い、同じ気持ちに成り切るよう努力したい」とも述べた。

 自主投票で臨んだ公明党の斉藤鉄夫選対委員長は取材に対し、勝利した翁長雄志氏に祝意を表し「沖縄県発展に尽力することを祈る」と語った。同様に自主投票となった民主党は、枝野幸男幹事長が記者団に「今回の民意を踏まえ、一層丁寧な手続きで県民の理解を得ながら対応するよう要請したい」と述べた。

 維新の党の松野頼久国会議員団会長はコメントを発表し「新知事と必ずしも見解が一致するものではない」としながらも、「この結果は、県民の思いを軽視して強引に移転を進めてきた政府に対する痛烈な批判でもある」と指摘した。

 一方、翁長氏を支援した共産党の志位和夫委員長は記者会見で「新基地建設は直ちに断念すべきだ」と訴え、社民党の又市征治幹事長は「誇りある豊かな沖縄を目指して尽力する」との談話を出した。

[時事通信]

Posted by nob : 2014年11月17日 08:00

ツボ、、、侮れません。。。Vol.2

■肩に3つ、背中に2つ、おへその周囲に2つ、手に2つ、そして足に4つ、万能のツボと呼ばれている計13のツボ。これだけ覚えておけば、まずほとんどの症状がカバーできるというツボを紹介します。

肩のツボ

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風池【ふうち】
熱っぽい、セキが出るなどの風邪の症状にピッタリ。
そのほか目、耳、鼻、頭痛にも効果があります。
頭を支える太い2本の筋肉のはえぎわのところ、天柱のツボのさらに1㎝くらい外側、風邪のツボともいわれる。
髪に注意。
肩井【けんせい】
首や肩のコリ、寝違え、目、耳、歯痛、頭痛など。全身の血行がよくなるので冷え症にも効果があります。
首のつけ根と肩の先のちょうど中間で押すと重い痛みのあるところ。
天柱【てんちゅう】
目、耳、鼻など頭に関するツボ、頭痛にもピッタリ。慢性的な、なんとなく頭が重いときにも効果があります。
頭のうしろのはえぎわ、頭を支える2本の太い筋肉の間のくぼみから両側に親指1本分外側にあるツボ。
髪に注意。

背中とおなかのツボ

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命門【めいもん】
つかれをとり体調をととのえるツボ。腰痛、冷え症、下痢などひろくカバーします。
おへそのちょうど真裏の背骨と背骨の間にあるツボ。
志室【ししつ】
元気がでない、腰痛、冷え症など、つかれたとき思わず腰に手がいく、あの場所にあるツボです。
おへその真裏にある命門から指4本分両外側にあるツボ。
天枢【てんすう】
消化不良、慢性的な下痢、便秘にきくツボ。さらにヒザや腰痛にもきくとされています。
おへその両側、指3本外側のツボ。
関元【かんげん】
胃腸障害をはじめ、冷え症、生理痛など女性特有の症状にも効果があります。
おへそから下に指4本さがったところ丹田とも呼ばれるところ。

手のツボ

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合谷【ごうこく】
風邪のひきはじめや目、鼻、歯の痛みなど首から上の症状に効果的。ほかにも肩こり、ストレスなど万能のツボともいわれています。お灸体験にはまず、この合谷でためしてみることをおすすめします。
手のこうを上にして親指と人さし指の間のくぼみを押え、痛みのあるところ、気持ちのいいところ。
曲池【きょくち】
ヒジの痛み、肩こり、テニスエルボー、パソコンつかれ、歯痛や胃腸をととのえる役割もあります。
右の曲池は右手を曲げ、左手の親指で右のヒジの曲がり角を押さえ、痛みのあるところ、気持ちのいいところ。

足のツボ

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承山【しょうざん】
足のつかれ、むくみなど足の症状にきくツボ、こむらかえり、ギックリ腰にも効果があるとされています。
かかとからアキレス腱に沿って指を上にすべらせてきて、ふくらはぎの筋肉の境目にあたるところ。
湧泉【ゆうせん】
首のコリをほぐし、頭の血行をよくする。体のだるさ、つかれを取る。腰や膝痛、不眠にも効果があるとされています。
足の裏、土ふまずの前のほうにある。足の指をギュッと曲げたときにくぼむところ。
足三里【あしさんり】
病気予防、体力増強以外にも足のつかれ、むくみ、胃腸の症状にも万能養生のツボ。
ヒザのお皿の下のくぼみから指4本分下にさがった向うずねの外側にあります。
三陰交【さんいんこう】
消化器、肝臓、腎臓などの働きを助けると共に女性特有の症状には欠かせないツボです。
足の内側のくるぶしから指4本くらい上の、スネの骨の内側のくぼみにあるツボ。

[せんねん灸]

Posted by nob : 2014年11月15日 19:43

ツボ、、、侮れません。。。

■ツボ押しで美肌をゲット!お部屋で簡単セルフマッサージ

忙しくてゆっくりとマッサージに通う暇もない、色々化粧品を試したけど改善しないという時には、時間も手間もあまりかかからず、そのうえ効果を実感しやすい美肌のためのツボを押して、セルフマッサージで美肌をゲットしましょう!

■基本のつぼの押し方

押すとぽこっと指が入る場所、また押して気持ちが良い所がツボなので、下で説明する各ツボの場所を参考に、そのまわりを押して探してみてください。見つかったら息を吐きながら押します。3秒くらいしたらゆっくりと離します。これを5回から10回繰り返します。この時あまりにぎゅうぎゅう押すと、ハリカエシといって筋肉痛のようになったり、周辺を痛めてしまったりしますので、イタ気持ち良いくらいの強さで押してください。

■胃腸の調子を整え、便秘に効くツボ

胃腸の調子が悪いと、きちんと食物が消化・吸収されないため、お肌に行くはずの栄養が少なくなってしまいます。ストレス気味で胃が重い……という人でイマイチお肌に元気がないと感じる人は、まず下記の“足三里(あしさんり)”というツボを押してみてください。また、要らないものを腸に溜めておく便秘は、便の中にある毒素を腸から吸収することになり、血流に乗って皮膚に毒素を運んでしまいます。そうするとお肌に悪影響を及ぼすことがあります。そのため、一刻も早く出すことが必要ですが、“足三里”は便秘にもよいとされていますので、便秘の人も押してみるといいかもしれません。

・ツボの場所
“足三里”は、膝のお皿の下から指4本分くらいの所にあり、スネの骨と側面の骨が交わる所の際の近くにあります。その辺りを押して、ぽこっと指が入る所がツボになります。

ashisanri.jpg

■血行改善に繋がるツボ

お肌の栄養は血が運んでいきますが、冷えなどで血行が悪くなるとお肌への栄養が足りなくなり、活き活きしたお肌になりません。そこで、血行を改善するツボ“三陰交(さんいんこう)”を押して血行を改善しましょう。デスクワークで下半身を動かすことが少なく血行が悪くなっている人や、立ち仕事で足が冷え気味という人にもよいツボです。“三陰交”は冷えからくる生理痛にも効くツボなので、毎月ツライ!という人にもオススメ。ただし妊娠中は注意が必要なツボなので、妊娠の可能性がある方や、妊婦さんはよく調べてからおこなってください。

・ツボの場所
足の内側のくるぶしの上から指4本くらい上の骨の際にあります。

saninko.jpg

■皮脂分泌を調節するツボ

毛穴から分泌された皮脂は、汗と混ざり皮脂膜になります。こうしてできた皮脂膜は体内の水分の蒸発を防いだり、細胞間脂質・NMFと一緒になり、お肌を守る役割を持っています。そのため皮脂が少ないとバリア機能が弱くなり、お肌が乾燥してしまうのです。しかしこの皮脂が多すぎるとベタベタとして、不快になりますよね。そこで皮脂分泌を整え、程よくしっとり肌を目指すべく皮脂分泌を調整しストレスにも効くツボ“合谷(ごうこく)”を押しましょう。

ツボの場所
親指と人差し指の骨の交わる所の際にあります。押して気持ちがよい場所を探してみてください。

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今回は、自分でできる簡単なツボ押しをご紹介しましたが、あまり熱くないアロマの香りのお灸や、ツボ押しグッズなどもたくさんあるので、そういうのを活用してもよいかもしれません。ぜひセルフマッサージで美肌をゲットしてくださいね。

[Life & Beauty Report]

Posted by nob : 2014年11月15日 19:32

休酒、休煙、玄米と雑穀白米&菜食中心の体質改善生活もはや10ヶ月、、、私の心と身体は劇的に変貌しました。。。

■中性脂肪が高くなる原因とは

さやか美容クリニック・町田 院長/皆木靖紀

健康診断で引っかかったことで、初めて中性脂肪値が高かったことに気づく人も多いと言います。そのなかの多くは、普通に生活しているだけなのになぜ?と疑問を持つのだとか。そこで、中性脂肪値が高くなる原因について解説します。

中性脂肪値を高める原因とは?

遺伝や肥満、未診断の糖尿病など、中性脂肪値を高める原因はさまざまですが、もっとも影響が強いのは暴飲暴食です。

精製された炭水化物である白パンや白米、麺類、清涼飲料、お菓子やアルコールの過剰摂取は、中性脂肪値を高める大きな原因となります。精製された炭水化物はインスリンの急激な上昇を招き、インスリンを作るすい臓に負担をかけます。

インスリンは炭水化物の消化に欠かせませんが、炭水化物を過剰に摂取するとその働きに不具合が生じ、消化しきれなかった炭水化物が中性脂肪の材料となってしまうのです。また、アルコールも中性脂肪を分解する酵素の働きを低下させるため、中性脂肪値を高める原因となります。

肥満が中性脂肪を倍増させる

暴飲暴食などが原因で体内に蓄積された中性脂肪は、肥満を招きます。そして、その肥満がさらに中性脂肪を高めるという悪循環になるのです。

肥満になると体内に脂肪が溜まりますが、太ももやお尻につく皮下脂肪や主にお腹まわりにつく内臓脂肪以外は、ほとんど全てが中性脂肪です。

肥満になると動かなくなり、エネルギーの消費が低下します。しかし、食欲は変わらないため、食事量はいつもと変わりません。そうすると、余分な糖質や脂質が溜まってしまうため中性脂肪も増え、さらに太り、さらに中性脂肪も増える…という悪循環が起きてしまうわけです。

タバコも中性脂肪の原因に

タバコに含まれるニコチンには交感神経を刺激させる作用があるため、血圧を上げ心拍数を高めるなど、心臓に負担をかけますが、ほかにも次のような問題を引き起こします。

・中性脂肪の原料となる血液中の遊離脂肪酸を増やす

・善玉コレステロールの濃度が低くなる

・血液中のコレステロールが酸化し、粥状動脈硬化が進行する

これらは、いずれも動脈硬化を促進してしまう原因となります。

[メンズスキンケア大学]

Posted by nob : 2014年11月12日 23:13

強者の論理で賛同できないところも多々あれど、、、興味深い一意見として。。。Vol.2

■国民総背番号制に賛成する医師が、
外国人看護師の受け入れに反対するわけ
ちきりん×北原茂実 対談【後編】

著書『あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?』が話題になっている医療法人KNI理事長の北原茂実氏と、『自分のアタマで考えよう』などのベストセラーで知られるブロガーのちきりん氏。対談の後編は、医療を海外に輸出するなど先進的な取り組みを行う北原氏ならではの視点で、日本の医療の問題をさらに深掘りします。国民総背番号制(マイナンバー)を導入するメリット、そして海外から看護師を招き入れることが「ビジネス」の観点からNGの理由とは?

構成:宮崎智之

開業医は情報拠点へ
医療に市場原理を働かせよ!

北原茂実(以下、北原) 前回は、2030年に医療・福祉の就業者数が944万人になるという予測を紹介しました。

ちきりん 今の就業者数が6300万人。単純に考えても6人に一人くらいが医療・福祉分野で働くことになる。医療・介護・福祉が国内で最大の産業になるということですね。

北原 しかし、問題はこの944万人がワーキングプアになる可能性があるということです。だから、医療費を上げる必要がある。さらに、もっと先を考えると、団塊の世代が亡くなった後には、逆に医療者が余ってしまうということが起きる。したがって、医者や看護師をひたすら養成するのではなく、大局的には人手がいらない医療にしていく必要があります。コンビニがなぜ興隆を極めたのかというと、あそこは商品を売る場所というだけではなく、広義には情報を売る場所だったからです。開業医も情報拠点として、自分たちがどうあるべきかをこれからは考えなければいけない。
 今医者がやるべきことは、医療のプロとして「医療はどうあるべきなのか」を考え、伝えていくことです。教育も含めて考えなければいけない。我々の考える「医療」を実践する医者が増えなければいけません。そうすれば、日本はもう少しまともな国になると思っています。

ちきりん たしかに医療に関しては、情報提供や教育だけでも大きなニーズがあると思います。体力が衰えた高齢者が大きな病気をした場合、医者から「手術もできるけど、しないという選択肢もあります」と言われることがあります。ところがそんなことを言われても、患者や家族としてどう判断すればいいのか、まったくわからない。せいぜい「先生がいいと思う方法でお願いします」くらいしか言えない。そんなとき、もし家の近所に、医療相談に応えてくれる開業医がいたら、保険が適用されなくても、自費でお金を払ってでも相談したい、話を聞きたいという人はたくさんいると思います。患者にとって、医療関係者に求めるニーズは、治療だけではないんですよね。

北原 その通りですね。

ちきりん 他にもぜひ先生にお伺いしたいことがあります。ひとつは診療科による医師の需給バランスの問題です。中途半端な形で市場原理が持ち込まれたからかなと思っているのですが、今の制度だと、負担の大きい救急医療や産婦人科が足りないのに、医師を増やしても、増えるのは皮膚科と眼科ばかり、みたいなことが起こりえますよね。医師の全体数を増やすのではなく、必要な分野の医者を増やすような、インセンティブの付け方はあるのでしょうか。

北原 中途半端というより、ほとんど市場原理に任せてないから、「儲かりそうな○○科」というような選び方をする人が生き残ってしまうんです。市場原理に任せれば当然、淘汰は働きます。救命救急医は仕事が厳しく、訴訟を起こされる可能性も高いのに収入は変わりません。だから誰もやりたがらない。医療をビジネスとしてとらえ、市場原理を働かせていくしか方法はないと思います。

医療改革にはマイナンバーが必要?
日本の病院がIT化に乗り遅れたワケ

ちきりん 先生はご著書の中でも、国民皆保険を全廃すべしと言われています。時代にそぐわなくなってきていると。ならば、今の時代にあった公的保険の形とは、どのようなものなのでしょうか?

北原 医療単体で物事を考えることは、できないと思うんです。だから、まずは国民総背番号制(マイナンバー)を導入すべきですね。出生登録を出したときにマイナンバーが発行され、それに基づいて生活を紐付けていく。学校に入る、アルバイトをする、株式を売買するといったことすべてにマイナンバーが必要となると、収入が捕捉できます。そうすれば将来の生活リスクが分かり警告を発することもできますし、医療を含めて最低限の生活を送る補助を出すこともできる。
 あともう一つ、医療に関して面白い変化が起きます。保険診療をする病院に対しては、診察をしたときの診断名、処方箋、画像データの入力を義務づけると、誤診の記録が残ります。そうすると、自信のない病院は検査ができなくなります。もちろん、災害が起きたときには、持病を持っている患者に適切な処置ができますし、ビックデータを活用すれば医療が進歩するかもしれない。

ちきりん マイナンバーは、医療分野だけでなく、福祉、教育、金融、納税と、あらゆる分野で鍵となるインフラ制度ですよね。

北原 プライバシーの問題を指摘する声もありますが、私個人は知られてはいけない情報はありません。それに勝るメリットがあると思っています。

ちきりん 病気になったことがないと、「自分の病気の情報が外に流れるのは嫌だ」と考えがちですけど、大きな病気になってみると、過去に同じ病気になった人はどんな治療を受けていて、その人が治った比率はどれくらいなのか、この薬でアレルギー症状が出た人はどのような人なのか、などのデータが手に入ることのメリットは、身にしみてわかります。ところが今は、学会での発表や、狭い医局内での情報交換ルートでしかデータが回っていなくて、情報化時代の恩恵をまったく受けられていません。

北原 まったくその通りです。そうなっていることの理由の一つに、保険システムがあると私は思っています。なぜなら、病院のIT化が進まないのは、IT化に関してお金が出ないからなんです。電子カルテを導入しても保険報酬があがるわけではないので、導入するモチベーションが高まらない。病院のIT化に関しては、日本は世界でも遅れをとっています。韓国の足元にも及びません。

ちきりん なるほど。病院のIT化が進まない理由も保険制度にあるわけですね。ところで最近は、看護師や介護士としてフィリピンやインドネシアから人を受け入れようという話が出てきています。団塊世代が後期高齢者になる次の10年くらいで、なし崩し的に受け入れることになりそうですが、この件については、どのように思われますか?

北原 やってはいけないことだと思います。なぜかというと、看護・介護についてはあくまでも国内問題だからです。これを解決するために海外の人を頼ると、いくつかの問題が起こります。まず、フィリピンやインドネシアの医療が壊れます。フィリピンではこの10年間で1700あった民間病院が1000に減っています。看護師がアメリカなどに奪われているからです。給料が高いし、免許も言葉も通じるので、皆が行きたがるんです。しかし、医者は免許が通じないので海外に出られません。

ちきりん グローバリゼーションによって、医療現場が荒廃しつつある国があると……。

北原 だから、看護師免許を取ってアメリカに渡るフィリピンの医者が出てきたそうです。そのほうが高い給料をもらえるのだから仕方ありませんよね。

ちきりん すごい話ですね。ちょっとびっくりです。

医療は地産地消が大事
「ビジネス」に必須な二つの条件

北原 ほかにもイギリスが南アフリカの看護師を引き抜いたということもありました。南アフリカは国費で育成した看護師を奪われてしまったのです。では南アフリカはどうしたかというと、アンゴラから看護師を奪ったんです。

ちきりん 次々と、より貧しい国から労働力を連れてくるという連鎖。製造業や建設業で起こったことが、医療でも起こっているんですね!

北原 そうです。そして、アンゴラを医療面から支援したのがキューバでした。だから、国連においてアンゴラは絶対的にキューバを支持しています。キューバが世界64か国に対して医療支援しているのは、そういう理由があるのです。アメリカやイギリスの例でわかっていることを日本がするとなれば、相手国の医療を壊してもいいと思っているのと同じです。

ちきりん 現代の帝国主義のようなものだと……。

北原 医療を通じた植民地主義に手を染めるということです。これをやると必ず報いがきます。それはなにかというと、もしフィリピン人やインドネシア人が日本の看護や介護を担うことになれば、これから増大するであろう高齢者たちが払う医療費や介護費が、彼らの手を通じて海外に流出します。つまり、団塊の世代の方々が亡くなるまでに、日本の富の多くが失われることになる。

ちきりん そのお金は、日本の医療従事者たちに落とすべきだろうということですね。

北原 人のことを考えないと、必ず報いがくるということです。同じことが患者の奪い合いにも言えます。医療が儲からないなら、中国の富裕層を連れてきて儲けてしまえという発想がありますよね。しかし、これをやると貧しい人ばかりを見なければいけなくなる中国の病院の経営が悪化します。医療は地産地消で国民が国民の面倒を見られる状態が幸せだと思います。

ちきりん たいへん興味深いです。今やビジネスの世界では、人や物を世界中どこでも、最適なところに移動するのがよしとされています。先生のお話は、多くの場合、市場原理を活用することへの賛意が多いと感じますが、今の話はどちらかといえばそれとは対極にある。アンチグローバリゼーションの方達が言っていることと似ている主張だなと思いました。

北原 私の考える「ビジネス」の条件は、一つは儲かること。儲からなければ永続性が保てないからです。もう一つは世のため人のためになるかどうか。この二つを満たしていないものは、ビジネスとして成立しないと思っています。ですから、医療は「ビジネス」を目指すべきなんです。

ドミノの一枚を誰が倒すのか?
固定観念を持たない行為者の挑戦

ちきりん 先生は講演やご著書では、「国民皆保険は全廃すべき」「医療の株式会社を認めるべき」など、医療を “聖域”だと思っている人が怒りそうなことを、ことさら強調して主張されているように思います。というのも、先程からお話しいただいている海外からの人材導入についてのご意見などは、反対する人が少ない話だと思うんです。なのに、わざと皆が怒りそうなことを前面に出していらっしゃるように思うのですが、それは意図的なのでしょうか?

北原 私が言いたいのは、固定観念を持たないでほしいということ。それに、物事には変えなければいけないポイントがあると思うんですよ。そこさえ変えればすべてが動き始めるという。「ドミノの一枚」ではないですが、ここを変えれば皆が物事を考え始めるというポイントがあるのです。国民皆保険の存在を絶対と考えるか、そうでないと考えるか。固定観念をゼロにして、理想の社会とはなにかということを考える段階にきていると思います。

ちきりん なるほど。まさに「自分のアタマで考えよう」ということですね。私もこの前、ブログであえて「ネットより、テレビのほうがコンテンツのクオリティが圧倒的に高い」と書いたんです。でも別に「テレビを見よう」と言いたかったわけではありません「テレビや新聞は完全に終わってる」みたいな言い方が一種のトレンドになっていて、考えもせず、そう言っちゃってる人も多いんじゃないかと思って。考えるきっかけを与えるには、極論に聞こえることを言い切ってみるのも、方法論としてアリですよね。

北原 あと、日本人は「国民皆保険をやめる」と言ったら、「それに変わる完璧なものを提示しろ」と言うのが好きなんです。しかし、医療を変えるためには、39兆円という医療費が本当に必要なのかとか、自動診断システムにしたらどうなるのかとか、ボランティアを入れることによって貨幣経済と切り離したらどうかなど、多角的な視点から考えていかなければいけません。ですから、実際は一度やってみておかしかったら訂正する、間違いが起こったら補正するという柔軟性が必要なんです。こうでなければいけないという考え方は非常に危険だと思います。そうならないためには、「行為者」でい続けなければいけない。評論家にならずに、常に「やってみせる」という姿勢を保っていきたいです。

ちきりん たしかにそうですね。変わることが必要なのは火を見るより明らかなのに、完璧な代替案ができるまで何一つ変えたくないという人は、ほんとーに鬱陶しいです。
 先生のすごいところは、その発想の大胆さに加え、ご自身が常に全速力で走る実践者であることだと思います。何かやろうとすると苦労や困難が多いと思うのですが、常に前向きであることの重要性もよくわかりました。
 本日はとても勉強になりました。ありがとうございます。

北原 こちらこそ、ありがとうございました。とても楽しかったです。

北原茂実(きたはら・しげみ)
脳外科医、経営者。1953年、神奈川県生まれ。医療法人社団KNI(Kitahara Neurosurgical Institute)理事長。東京大学医学部を卒業後、同大学病院脳神経外科にて研修。1995年、東京都八王子市に北原脳神経外科病院(現・北原国際病院)を開設。救急・手術から在宅・リハビリテーションまで一貫した医療を提供すべく、現在は医療法人社団KNIとして八王子市内に4施設、宮城県東松島市に1施設を経営している。開設当初より、「世のため人のため より良い医療をより安く」「日本の医療を輸出産業に育てる」の2つを経営理念に掲げ、より多くの人の“幸せ”のため、「医療を変える」数々の斬新な取り組みに挑戦しつづけている。特にカンボジア、ラオス等の海外において「総合生活産業としての医療」を輸出するビジネス的な試みは、大きな注目を集めている。著書に『あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?』(ダイヤモンド社)、『「病院」がトヨタを超える日』『「病院」が東北を救う日』(以上、講談社+α新書)。著者の活動情報はこちらから。

ちきりん
関西出身。バブル最盛期に証券会社で働く。その後、米国留学を経て外資系企業に勤務。2010年末に早期リタイヤ後は、「働かない生活」を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦などを含め、これまでに約50ヵ国を旅している。2005年から書き始めた「Chikirinの日記」は、政治・経済からメディア、世代論まで、幅広いテーマを独自の切り口で語り、現在、日本で最も多くの支持を得るブログとなっている。著書に『ゆるく考えよう』『自分のアタマで考えよう』『未来の働き方を考えよう』など。

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Posted by nob : 2014年11月04日 12:06

強者の論理で賛同できないところも多々あれど、、、興味深い一意見として。。。

■国民皆保険は全廃すべきである!
いま必要なのは「社会をつくり変える医療」
ちきりん×北原茂実 対談【前編】

国民皆保険の全廃を主張し、医療を「トヨタを超える日本最大の輸出産業」に育てることを目指す医療法人KNI理事長の北原茂実氏。『あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?』を出版し、話題になっています。そんな北原氏の講演を聴きに行くなど、氏の活動に注目し続けているのが、『自分のアタマで考えよう』などのベストセラーで知られるブロガーのちきりん氏です。日本のあるべき医療の形とはどのようなものなのか。両氏の対談を2回にわけてお届けします。

構成:宮崎智之

日本の医療制度が崩壊した理由は?
成立した前提自体が揺らぐ日本の現状

ちきりん たしか3年くらい前に、北原先生の講演を拝聴したことがあるんです。

北原茂実(以下、北原) ありがとうございます。

ちきりん 日本の医療や農業は、本来は国際競争に耐え得る高いポテンシャルのある産業です。でも、いろんな利権団体もあって政治的にも難しく、なかなか改革が進まない。そんなふうに考えていたとき、ちょうど医師として様々な改革を実践されている北原先生の講演があったので、これはぜひ聞きにいこうと思いました。

北原 講演はいかがでしたか?

ちきりん 一番驚いたのは先生のエネルギーレベルの高さです。4時間ぶっ通しで話されてて、びっくりしました(笑)。
 医療は“聖域”と言われることも多いですが、私はそれでも市場原理を完全に排除するのではなく、人間のインセンティブ・システムを利用して物事を動かすという発想も必要だと思うんです。講演を拝聴して、北原先生のお考えもそれに近いと感じました。
 あと、先生は医療界の常識にとらわれず、常に自分の頭で考え、加えてご自身で実践に移していらっしゃる改革者です。そういう意味でも、非常に感銘を受けました。

北原 ちきりんさんは海外での生活経験もおありです。海外の医療と日本の医療を比較して、なにか思ったことはありますか?

ちきりん 一番衝撃だったのは、20代の頃、アメリカ留学中に友人と一緒に中南米を旅行していたときのことです。現地で借りたレンタルバイクで転んで顔を切り、かなりの量の血が出てしまったんです。パニックして、アメリカ人の友達に「病院に連れて行って!」と頼んだのですが、心配そうな顔で「保険には入ってるの?」って聞かれたんです。もうびっくりして。「これだけ血が出ているんだから、お金の問題ではなくとりあえず病院でしょ!」と(笑)。日米の医療システムの違いを痛感したというか、まったく違う文化に生きていると実感した瞬間でした。

北原 今の日本の医療システムは、第二次世界大戦の後、貧しい状態の日本に医療を普及させるためにGHQが中心になって考え出されたものです。彼らの国には保険制度がないので、一から作り上げた。はじめの段階ではかなりまともな制度だったと思います。私は、戦後日本が復興した理由は二つしかないと考えています。団塊の世代が頑張ったからではなく、一つ目はアメリカが日本の共産化を恐れて多額の投資を行ったこと。これにより日本の工業化が進み、農村から都市部に人口移動が起こりました。そして富が分散し、一億総中流化が実現したんです。そして、二つ目の理由は、日本には国民皆保険があったことです。

ちきりん 国民皆保険はそこまで重要なことだったんですね?

北原 国民皆保険がないとなにが起こるかというと、カンボジアなんかでは閣僚が病気になればヘリコプターでシンガポールまで運ばれるのに、一般の国民は見捨てられてしまう。そうした状態のなかでは、「一つの国の国民である」という認識は育たないのですよね。そういう意味で、日本国民が結集して戦後の復興を成し遂げた裏には、国民皆保険の存在が大きい。この段階では国民皆保険は合理的なシステムでした。しかし、問題は「人口構成がピラミッド型であること」「経済が右肩上がりであること」「病気になる人が少ないこと」を前提に作られたシステムだったということです。これは発展途上国になら当てはまるのですが、現在の日本の状況にはまったくそぐわないものになっている。

政治では日本は変えられない?
若者が国づくりに参加できない日本

ちきりん システムが存続するための前提が崩壊してしまっているということですね。

北原 そうです。日本の人口は日露戦争の頃には4780万人しかいませんでした。しかし、たった100年で1億 3000万近い人口に膨れ上がりました。これはかなり例外的なことなのです。そして、今は人口が減り、元に戻る過程を辿っています。医療は規制でがんじがらめということもありますが、そもそもそれ以前に前提条件が崩壊しているシステムを、そのまま維持しようとしていること自体に一番大きな問題があるように思っています。これを変えなければいけません。人口の問題はどうしようもない部分があります。システムがよかろうが悪かろうが、好きだろうが嫌いだろうが、結局は崩壊せざるを得ない。

ちきりん 社会制度の前提条件としての人口構成が変わってしまい、問題が噴出しているのは、医療だけでなく、年金や地方都市の在り方など、様々な分野にわたっています。人口動態は最も将来予測が容易な分野なのに、「まだ先の話だし。そのうち、なんとかなるだろう」と放り投げられたまま、ここまで来てしまったということに、ちょっと驚きます。
 一方、北原先生の医療法人が進出されているカンボジアやブータンは、若い人も多いし、今後の経済成長も期待できます。だから、戦後復興期、経済成長期に作られた日本の医療システムが向いているってことですよね? それらの国に進出されたのは、そのことが理由なのか、それとも一国のシステムを全体として設計するチャンスがある国で、理想的な制度を作りたいという趣旨なのか。どちらなのでしょうか?

北原 後者です。我々の入り方はあくまでも医療をツールとしていますが、本当の興味は国を設計することです。カンボジアは内戦で知識人が殺されてしまい、官僚も残っていませんので規制が少ない。また、経済成長しているのにも関わらず、医療の発展が追いついていない。このギャップが生じると富裕層が医療を求めて海外に流出し、富が失われてしまいます。そうすると、ますます医療が発展しません。そこに、我々が入っていける余地があるというわけです。

ちきりん 医療システムを核として、その国の骨格に影響を与えたいということですね。だとすると、政権のアドバイザーのようなお立場にも興味があるのでしょうか?

北原 それはありません。というのも、これは個人的な意見ですが、私は政治が日本を変えられるとは思っていないのです。たとえば、人口が逆ピラミッドの形になる少子高齢化という現象はよくよく考えてみると、人類が経験したことのない事態なんです。これが起こると、今までの価値観が全部変わり、システムをすべて変更しなければならなくなる。一番問題なのは選挙です。地域によっては半数が60歳以上なんて場所も出てきます。そうすると働いて税金、年金、保険料を払っている人の意見ではなく、もらう側の意見が通る国になってしまう。年金や保険だけではなく、民主主義までもが機能しなくなります。

ちきりん いまのシステムでは、若者や、子ども達の未来のことを本気で考える人が、国づくりに参加できなくなってしまいますよね。

北原 私の意見では、この国を救うためには医療費を上げるしかないと思っています。しかし、そんなことを言うと政治家は選挙に通らなくなってしまう。

医療費を上げなければいけない理由
あるべき日本の「医療」のカタチとは?

ちきりん なぜ医療費を上げると国が救えるのか、その理由をご説明いただけますか?

北原 まずは前提として、すでに説明したとおり、日本の医療制度が制度疲労を起こしているということ。そしてもう一つの理由は、日本人の個人金融資産は1500兆円あると言われていることが関係しています。ただし、その60%は60歳以上が保有していて、20代はたったの0.5%。結婚して家庭を持ち始める30代でさえ、5.5%という低さです。この資産を動かさなければいけないのですが、日本人は投資をあまり行いません。ですから、「もしものときのために」と貯蓄に回し、最終的には相続という形で国と子どもたちに託されていきます。しかし、子どもが相続をする頃には、すでに中高年層となっているわけです。

ちきりん 1500兆円もの金融資産が、高齢者の貯金として使われないまま塩漬けにされてしまう。巧く使えば経済成長の源泉となる資金なのに、ってことですね?

北原 そうです。これを解決するために医療費を上げることが必要なのです。消費に消極的な高齢者たちでも、医療にならばお金を使います。しかも、よりよい医療を選ぼうとするモチベーションも高い。すると儲からないと言われている医療の現場にお金が流れ出す。 2030年には「医療・福祉」の就業者数が944万人になり、「卸売・小売業」「製造業」を抜いてトップになりますので、その影響は大きいでしょう。こうした状況を実現するためには、国民皆保険制度の全廃と医療の自由化、新しい医療セーフティネットの構築が必要です。

ちきりん 高齢者に最高の医療を受けてもらって、どんどんお金を使ってもらおうということですよね。私もよく思うのですが、たとえばリハビリに関しても、気に入った専門スタッフに専属でついてもらえるなら、個人負担でいいから、いくらでもお金をかけたいという高齢者はたくさんいると思います。そうやって富裕層にお金を使って貰い、それを資金源にして医療のセーフティネットを充実させれば、誰も損をしないシステムになるんじゃないかと思うんです。でも、「経済力により、受けられる医療に差があってはならない」という感覚が、この国ではものすごく強い。

北原 そうでしょうね。ただ、費用が高い医療がいい医療かといえばそうとも限らない難しさもあります。たとえば日本人の死因1位は「がん」ですが、その根本にはストレスによって免疫機能が低下し、がん細胞の増加を許しているということがあります。だから我々がしなければいけないことは、社会を作り替えることです。そういうことも含めて私は「医療」と呼んでいます。

ちきりん ガンを手術で切り取ったり、放射線で焼き切るのではなく、免疫機能を高めることでやっつけようと。そういう、広義な意味での医療という概念をもつべきだと。

北原 そうです。そして、それを実現するためには「予防」という観点が重要になります。安全な衣食住を提供し、ストレスのない社会を作ることから始めなければいけません。医療のコアな部分は手術とICUです。ほかの部分は一般の人ができることが多い。病院の建物のなかで専門職が実施するものだけが医療ではなく、街そのものが医療の機能を持っていなければいけない。それが我々の考える「医療」なんです。

(後編に続く)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年11月04日 10:19

何者にもならず、何処にも属さず、何も遺さない、、、近しいスタイル私の自然発生的漂流生活もはや二十有余年。。。Vol.3

■堀江貴文氏が語る、「生きるのに必要なこと」
僕が「家もプライドも要らない」と思うワケ

吉川明日香
東洋経済オンライン編集部

9月に瀬戸内寂聴との共著『死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論』を上梓した。死ぬこと、生きることって何なのか。堀江貴文氏へのインタビューを前編、後編に分けてお届けする。

堀江貴文氏が考える「生きること」とは
先を考えることに意味ってあるの?

――瀬戸内寂聴さんとの共著本の中で印象的だったのが、「死にたいと思ったことがない」とおっしゃっている箇所でした。たとえば仕事に命やプライドを懸けている人は、それが思いどおりにならないと強烈にへこむことがある。場合によっては死を選ぶことがあると思うのですけど、堀江さんには無縁の発想だと感じました。

何でへこむんでしょうね。よくわからないです。

――自分の基盤が危うくなったと感じ、未来がかすんでくるからじゃないでしょうか。

そもそも、僕は未来なんか見てないですね。今を一生懸命生きるっていうスタンスです。逆に、先を考えることに意味があるのかわからないのです。何かメリットがあるのかというと、別にない気がする。未来のことを人に聞かれたら「先のことを考えたら何かいいことあるんですか?」っていつも聞くんですけど、ないでしょう? なんかあります?

――たとえば30歳で結婚して、40歳で家を買って、50歳で子供が成人して……と長期的視点で人生を思い描くことで、計画的に物事を進められたり、安心感が生まれたり。

それは何なんでしょうね。何かいいことあります? それで。

――堀江さんは計画的な人生はお好きではないですね…。

はい。割と行き当たりばったりで生きています。それが面白いじゃないですか。明日何があるのかわからないから面白いんであって、明日がわかっていたらつまらないでしょう。

世の中は、農耕からシェアへ

――確かに、それには反論はしにくいです。

だから、(未来を見ることは)意外と別に何の意味もない。何でかと言うと、たぶん、そういうのって、道徳とか倫理とか常識にとらわれているからじゃないでしょうか。なんでそうなったのかなって考えたら、たぶん、農耕に縛られていたからかなと思いますね。

――農耕民族の農耕ですか。

そうです。いわゆる長期的視点うんぬんっていうのは、そこが起源なのかなという気はしますけどね。農耕は予定も立てなきゃいけないし、先のことを考えないとできないでしょう。そういうふうにして初めて作物がちゃんと育っていくので。生きていくために必要だったのだと思いますよ。決して楽しいことではないんだけど、生きていくために必要だからやっていた。そのためにいろんな、たとえば一夫一妻制の結婚制度や家っていう概念、家族っていう概念もたぶん必要だった。

最後にオフバランス化したいのは、洋服

――本の中でも「家を所有しなきゃいけない理由はない」とおっしゃっていましたね。

そう。僕は、賃貸もやめました。家を契約して借りる意味もよくわからないから。今はホテルに住んでいますね。

――たとえ期間限定の家であっても、所有することが謎だと。

謎っていうか、なんかいいことあるのかなって思う。それはもう、僕自身が楽しく生きるために全体を最適化していく中で、当然、出てくる解で。人生のクオリティ・オブ・ライフを上げていくうえで非常に大事なことですね。ちなみに僕にとっては最後、いちばんネックになっているのは服ですね。

――えっ、服、ですか?

今は所有からシェアへという流れがあるわけじゃないですか。僕は服も含めて、いろんなものをシェアするのでいいと思っているんです。

僕、今は本当に何も持っていないですよ。持ち物は、スーツケース2、3個分ぐらいしかなくて。でも、そのほとんどを服が占めているのです。服をもっとオフバランス化(編集部註:資産から外すことで、リスクや負担を軽減する)したいというか。

――具体的に、どうやってオフバランス化できるでしょうか。

考えたのは「WEAR」というファッションコーディネートアプリがあるんですけど、たとえば「WEAR」で僕のお気に入りコーディネートを20人ぐらい選んでおくと、そこから推測して8割ぐらい僕の好みの服が送られてくるとか。

ほかには、僕のGoogleカレンダーの予定を自動でさらっていってもらって、結婚式の出席が予定に入っていたらフォーマルなタキシードを送ってきてくれたり、海に行く予定なら海パンなんかを送ってきてくれたりとか。さらに2割ぐらいは“ノイズ”を入れてくれるとうれしい。「こんなのどう? 最近はやっているけど」みたいなオススメのもの。

――自分の想像もしなかったコーディネートが入っているというのは、楽しいですね。

「あ、これいいな」みたいな。そうやってブラッシュアップしていって、送ってくる前にリストを出してくれて、「これはいるけど、これはいらないな」とか自分で選べるサービスだといいですね。

しかも、それがインテリアにうまくハマるようなオシャレなダンボール箱で送られてきて、回収にも来てくれるわけですよ、しかも洗濯しないでいい。着たらダンボール箱にばんばん入れていくだけ。そういうサービスあったら使いたいなと思っていて。

――TSUTAYAのネット宅配レンタルみたいなイメージでしょうか。

あ、そうですね。着ても着なくても定額でいくらって決まっていて、松竹梅みたいなコースがある。タキシードを手配したときはエクストラチャージがかかります、みたいな。

――所有欲というのはもともと少なかったんですか。それともだんだん減ってきたんですか。

だんだん減ってきたというか、これまでは所有せざるをえなかったわけでしょう。そういう状況だったということですかね。もちろん最初は考えたこともなかったですよ。

――シェアの意識が芽生えたのは出所後ですか?

いえいえ、全然、関係ないです。シェアに対して、バチッとここからですというのもないですよ。大学生のときはルームシェアしていましたし。たとえば友達2人で借りると、より広くて環境のいい部屋を安く借りられるじゃないですか。当たり前のことだと思ってたのですけど、意外とそういうことをやっている人はいなかったですね。

――今はあまり一般的でない服のシェアも、そのうち当たり前になってくるんでしょうか。

でしょうね、たぶん。実際、僕がいちばん最後に困っているのはそれなので。実現すると後はカバン1個になっちゃいますよね。誰か(服のシェア事業を)やってほしいですねぇ。

プライドって……それおいしいの?

――本の中では、プライドの話も出てきますね。「プライドなんか持つ必要はない、自分が自分を信じればいい」とおっしゃっています。堀江さんから見て一般的な人、特に男性のプライドが気になるときってありますか?

日本はプライド高い人が多いですよね。なんでだろうなあ。

――最初の話にも関連しますが、プライドの問題で会社を辞めたり、自殺したり……。

そうですねえ、意味がわからないですねえ。そんな大事なの? 何それおいしいの? みたいな(笑)。

――プライドを原動力に生きている人もたくさんいる気がしますが、プライドに代わりうる力ってどういったものがあると思いますか?

うーん、恋愛とか。

――恋愛ですか……。

恋愛ダメですか? あと食欲とか、「面白さ」じゃないですか。

――面白さを求めるのは自然のことだと思うんですが、日本人的には言いにくいですよね。

面白さは大事ですよね。そういう意味では昔から、僕はあんまり仕事している感じはないのです。そもそも、嫌なことはやりたくないんですよね。それで厳しい顔するやつとかいたら、罵倒してしまいますね。若い頃からそうで、けっこうぶつかっていましたね。今よりも、もっとぶつかっていました。

――一般人は、立場を考えて、ぶつかることを自粛しています。家でも会社でも。

僕には、立場ってのはもともとないですよ。その立場ってのは何ですかっていう話じゃないですか。ハブられるとかそういうことですか。

――集団の中で干されるとか、会社として不利益な結果を招くとか。

まあでも、会社からはハブられましたけどね、壮大に。まあでも、全員に好かれるってことはまず無理ですよ。それに自分の考えは折れたくないじゃないですか。

大事なのは自分の考え方であって、ぶつかってもいいんじゃないかと思うんすね。もちろん、それはその人の判断ですけど。

――堀江さんのお話を聞いていると、日頃、われわれが生きていくうえで大事だと思っているものが、そうでもないと思えてきますね。

※記事後編に続く

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2014年11月03日 07:01

もはや五十にして初めて立つ、、、他人の瞳に映る幻想の自身との別離から。。。

■<サラリーマン>「こころの定年」どう克服?

 若いころにがむしゃらに働いたサラリーマンが40歳前後で先が見え始め、組織で働くことの意味に悩み始める。現役サラリーマンで評論家の楠木新さん(60)は、そんな状態を「こころの定年」と名づけ、会社人間だけではない、もう一つの自分を持つことを勧めている。

 10月中旬。大阪市中央区のビジネス街にあるビルの一室で、楠木さん主催の「こころの定年研究会」が開かれた。仕事帰りの男女ら約10人が参加した。

 「こころの定年」とは、サラリーマン人生の前半戦と後半戦の境目にあたる40歳前後で、働く意味を見失っているような状態を指す。研究会はこれを理解し、克服する方法を考えようとスタートし、今回で52回目。座学もあればグループワークもあり、何度も参加する人も多い。

 この日の参加者は、3グループに分かれ「5年後、10年後のイキイキした自分の姿」を書き出した。

 「副業を成功させる」「子供たちを教える場を作る」「趣味のブログを多くの読者に読んでもらう」。参加者はそれぞれ、仕事の時とは違う、もう一つの自分の姿を語った。さらに「自分が何をすべきか、分かっておく」「年齢を否定せず動き出すべきだ」など、もう一つの自分になるための方策も次々と挙がった。

 大阪市東住吉区の会社員(60)は、出向先でこれまでのやり方が通用しなくなり、こころの定年の状態になったという。「研究会でいろんな価値観に接して刺激され、仕事とは別の自分の立場で、組織の姿を見直した。すると、これまでと違った景色がみえるようになった」と振り返る。

 ●自らの体験もとに

 楠木さんは生命保険会社で人事労務関係の課長を務めるなど、順調なサラリーマン生活を送っていた。しかし、出身地の神戸で阪神大震災に遭遇したことをきっかけに、会社だけで働く意味に疑問を持ち始めた。

 仕事は続けていたが、47歳の時の転勤を契機に「もっと出世したい」という気持ちと「誰のために働いているのか分からない」との感情に引き裂かれ、出社できなくなり、うつ状態と診断された。

 職場に復帰したものの平社員に降格。何をしていいのか分からない状態の中で、仕事を辞めて別の道を歩んでいる人たちに興味を持ち、片っ端から話を聞きに行った。

 通信会社の社員からちょうちん職人、市役所職員から耳かき職人−−など、中年になってからこれまでと全く違った職に転身する人たち。収入は下がったものの、皆いきいきとしていた。

 しかし、だれもが転身して成功するわけではない。楠木さん自身も「会社を辞める、辞めないの二者択一では精神的に追い込まれる。平社員をしながら、もう一つの自分の仕事をする第三の道もある」と、会社は辞めずに空き時間を使って、働き方についての執筆活動を始めた。

 ●二つの自分を持つ

 楠木さんは、外でいきいきと活動することで、会社での仕事にも打ち込めるようになったという。「二つの自分を持てば、これまでと違った視点で会社が見え、負の側面ばかりでなく、良いところが分かってくる。サラリーマンをやっていると無形の情報を取り入れられる。複数の道を持てば、働き続けられることを伝えたい」と話す。

 9月には東京都内で楠木さんのセミナーが開かれ、40人ほどの会場は満員に。参加者からは「励まされた」「もう一度話を聞きたい」という感想が多く挙がったという。中高年の先行きが見えない時代だけに、もう一人の自分をもつ必要性を訴える主張に共感が広がっている。

 厚生労働省の2011年の患者調査によると、40〜50代のうつ病患者は男性が約16万1000人、女性が約18万人に上る。自殺者は中高年の男性に多い。

 中高年のうつに詳しい新潟青陵大学の碓井真史教授(社会心理学)は「かつて中高年の男性は職場や家庭内で尊敬される存在だった。しかし近年、終身雇用や年功序列は崩れ、コンピューター操作の能力は若手のほうが上。これまでの経験がいかせないなど、職場でストレスがたまることも多い。家庭でもないがしろにされ、父親としての権威も失っているケースもある」と指摘する。その上で「職場や家庭以外の場所にやりがいをみつけることは、相対的に苦しみが減るので、ストレス解消に効果的な方法の一つといえるだろう」と話している。【柴沼均】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2014年11月03日 06:26

言い得て妙。。。Vol.23/言語は「心の声」、、、語学力は、自らの言葉で話して、そして書いた分だけ身に付いていくもの。。。

■渡辺謙、今井雅之、オダギリジョー……国際派俳優の英語レッスン法

キャスティングディレクター・作詞家・演出家・映画監督 
奈良橋陽子
構成=西川修一

1カ月で英語をマスター

感情のこもった演技から英語を学ぶことでリアルな英語が身につく。渡辺謙のほか、オダギリジョー、菊地凛子なども指導。(時事通信フォト=写真)
「初演は米国。オーディションをして、いい役者がそろいましたが、ほとんどの人は英語ができませんでした」――そう語るのは、UPS社長・奈良橋陽子氏。米映画『ラストサムライ』(2003年公開)を皮切りに国を越えた俳優のキャスティングや語学指導を行っている。冒頭は国内外で数々の賞に輝いた戯曲『THE WINDS OF GOD』(初演1988年)でのエピソードだ。

「でも集中して訓練したおかげで、1カ月で(英語での上演が)できるようになりました。最初、“ガッツ”“パッション”くらいしか喋れなかった原作・主演の今井雅之さんも、その後は海外で活躍されています」

ただの英会話ではなく英語劇である。記憶の覚束ない単語の棒読みなど許されないはず。それが1カ月で? ――しかし奈良橋氏によれば、むしろ演劇というものの特性が語学の習得に役立つという。自ら40年前に米国から導入した「ドラマ・メソッド」なる手法である。

「日本の英語教育は暗記力に頼る『科学』。単語や表現・文体を知っていても、それを一人のコミュニケーターとして使っていないと意味がない。言語は人間が話すものです。話す本人の心とか魂とつながったやり方で習うべきで、くっつけたりしても役に立たないのでは」

そのために使う場が、役になり切った者どうしでやり取りする演劇なのだ。

「実は、ドラマじたいが一つのコミュニケーション。俳優がほかの俳優に投げたことを、耳でなく心で聴いて反応していくというキャッチボールです。このとき、人の本当のことを聴く、言葉だけでなく“全体”を聴くんです」

全体とは、その場にいる人物たちの心の内や表情、身振り手振りも含んだ関係の総体だ。セリフは初めからそこに溶け込んだ一部である。頭で覚えて、後から場面や感情に言葉を“くっつける”のではない。言語を身につけるうえで、この順序の違いは大きい。場面は好きに設定できるから、拡大・応用も利く。

「『ラストサムライ』に出演した渡辺謙さんは、私が相手役となって1日数時間、付きっきりで各シーンを何回も繰り返しました。私が言ったことを聴き、理解し、反応する。ほかにも様々な手法を使いましたが、主役級で目的意識が強いこともあって、習得は早かった。『冗談を早く英語で言いたい』と言っていた謙さんも、本格的に始めて7~8カ月でそれを達成しました」

そのほかに、演劇と無縁なビジネスマンにも使える「心や魂とつながった」レッスン法は、自己紹介だと奈良橋氏は言う。

「昔、ビジネスセミナーの出席者全員に、英語で行った1分間の自己紹介を録画してもらったんですが、自分が好きなことや趣味、本当に伝えたいことを話しているときはやはり生き生きしてます。その人の色やカリスマ性が出てきて、見ているほうも『おお!』と思うんです」

自己紹介を起点に、語彙力も含めたコミュニケーションのレパートリーをどんどん拡大していくわけだ。言語は「心の声」。奈良橋氏の表現とぴったり重なる学習法である

[PRESIDENT Online]

Posted by nob : 2014年11月03日 05:57

おさらい。。。

■美と健康を叶える食の話
腸内環境をよくする秘策

ホリスティック栄養コンサルタント、食育アドバイザー
北川みゆき

腸内環境を善玉菌優位にすることが美肌、健康へつながる

大腸内には約100兆個の細菌が住みついており、その細菌の種類は100種類以上あるといわれています。その性質によって、大きく分けて善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つにグループ分けすることができます。

理想的な腸内細菌バランスは、善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌など)が3割、悪玉菌(ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌など)が2割、日和見菌(善玉菌と悪玉菌のどちらか優勢な方の見方をする)が5割といわれています。

善玉菌が優位だと日和見菌が見方をしてくれるので、腸内の環境を善玉菌が多い状態にしておくことがとても重要になってきます。

悪玉菌が優位になる要因には、肉食中心の食生活や野菜不足、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や水溶性食物繊維、乳酸菌(納豆、みそ、ぬか漬け、甘酒、キムチなど)が足りない場合が考えられます。

食物繊維(不溶性も水溶性も)と乳酸菌、オリゴ糖を意識して摂ることにより、善玉菌が優位となり、腸内の環境は安定し、美肌の実現や免疫力が高まり健康へとつながります。

腸内環境を整える要となる食物繊維って?

食物繊維とは「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されていますが、実は食物繊維は、腸内細菌の善玉菌によって発酵されると分解され短鎖脂肪酸に代謝され、体内でのエネルギー源として利用されます。

食物繊維には水溶性(水に溶けるタイプ)と不溶性(水に溶けないタイプ)があります。水溶性食物繊維は海藻類(アルギン酸)、熟した果物(ペクチン)、こんにゃく(グルコマンナン)、ごぼう・きく芋・ゆり根(イヌリン)などに含まれています。

血中のコレステロール値を下げたり、糖質の吸収を抑える作用があるため急激な血糖値の上昇を抑制する働きがあります。また、腸内の善玉菌のエサとなるため善玉菌の働きを活性化し腸内環境をよくする働きがあります。

一方、不溶性食物繊維は、野菜や穀類(セルロース)、野菜やココア(リグニン)、寒天(アガロース・アガロペクチン)などに含まれています。腸内では便のカサを増して排便を促し、便の腸内通過時間を短縮するため、便秘予防や発がんの抑制につながります。

老年期に入ると腸内の善玉菌は減り、悪玉菌が増える

生後間もない赤ちゃんの便が黄色っぽく臭くないのは、母乳しか飲んでいないため母乳の乳糖やガラクトオリゴ糖を主体とした栄養源からビフィズス菌が増殖し、善玉菌のビフィズス菌優位の環境になっているためです。大人では、ビフィズス菌は10~20%の割合で腸内に存在しています。

老年期に差し掛かると、悪玉菌のウェルシュ菌の量が顕著に増え、同じく悪玉菌の大腸菌や腸球菌も徐々に増え、善玉菌のビフィズス菌の量が減ってきます。

このことからも、老年期には、積極的に乳酸菌や善玉菌のエサとなる水溶性の食物繊維やオリゴ糖を摂ることが大切になってきます。

ストレスは腸内環境を悪くする

腸内における善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れる要因は、食生活のほかに実はストレスも関係していることをご存じでしょうか。

強いストレスを受けると自律神経のバランスが崩れ、消化に関わる胃酸や腸液の分泌を低下させ消化不良を起こしたり、大腸の蠕動運動が鈍くなり悪玉菌が活性化しやすい環境になります。

自分の心と体の声に耳を傾けて、あまり無理をしないことが大切です。ストレスを感じていることを早めに認識し、疲れていると感じたらゆっくり休養をとるようにしましょう。

健康の源は大腸にあるともいわれています。食生活とメンタル面の両方を整えて腸内環境をよくして美肌と健康を実現させましょう。

[スキンケア大学・美ログ]

Posted by nob : 2014年11月03日 05:53

こわっ!?(゜〇゜;)Vol.2

■【細菌の温床】トイレの三角折り、マニキュア・・・良かれと思ってする行為が実は不潔!?

世界的には「エボラ出血熱」の拡大が大きなニュースになっていますが、これから日本もインフルエンザやノロウイルスが流行する季節。そこで今回は、大学で医学を勉強中の筆者が、意外と身近に潜んだ感染症の危険性について、ご紹介しましょう。

■トイレ「三角折り」の恐ろしい可能性

以前、しらべぇ編集部では、「トイレットペーパーの三角折り」についての調査を行いました。結果、実に62.9%もの人が「嬉しくない」と回答。理由の中には、「用を足した後明らかに手を洗っていないのに、トイレットペーパーを触るのは不潔だし、逆にマナー違反だと思う」など、清潔面を気にするものが目立ちました。

用を足し終わってトイレを出て手を洗い、ふたたび個室にわざわざ入って、次の人のためにトイレットペーパーを三角に折っている人は少ないでしょう。自分が用を足し、トイレットペーパーで拭いた後に、三角折りを実行しているとしたら、手に付着した自分の排泄物由来の細菌を次の人にプレゼントしているのは間違いありません。次の人に気持ち良くトイレを使って欲しい気持ちが裏目に・・・。

■マニキュアの剥がれかけは注意

女性だけでなく、最近はファッションに敏感な男性がマニキュアしているのを見かけます。しかし、このマニキュア、剥がれかけてくると、ばい菌が増えてくる可能性があると言われているのです。手洗いをしても、洗い残ししやすくなるからでしょう。

ちなみに、つけ爪は剥がれる前からばい菌増加の要因になっている、との報告があります。とはいえ、マニキュア・つけ爪フリークの人にとって、裸の爪なんて考えられませんよね。おしゃれをとるか、清潔な手指をとるか、悩むところです。

■トイレで手洗いの後、水分を髪になじませる

男性からすると衝撃的な事実かもしれませんが、手洗いをした後に「髪をセットするていで手を拭く女性」を、筆者も何度か見たことがあります。しらべぇ編集部がアンケートサイト「マインドソナー」を使った調査によると、女性150人中なんと105人が「髪で拭いた」経験アリ!

ワンピースやスカートなどといった女性の服には、ポケットがついていない場合が多いため、ハンカチを持ち歩けない女性の気持ちも分かりますが、人間の髪の毛は細菌の宝庫!

デートだからとデザイン性を重視したポケットのないワンピースを着たために、手洗いの水分を髪になじませ、その手で彼と手をつないでるなんて・・・きっとその彼氏は知る由もなく、彼女からの愛情たっぷりの細菌を受け取るのですね。彼氏のためにも、ハンカチを持ち歩きましょう。

意外なところに潜む細菌やウイルスに気をつけて、健康的な秋冬をお過ごしくださいね。

(文/しらべぇ編集部・こなりかほ)

[しらべぇ]


■ゲゲッ!口に触れるアノ部分が「トイレより10倍もバイ菌まみれ」と判明

並木まき

美意識の高い女性ほど日々の生活の衛生面にも高い意識を持っていらっしゃることと思いますが、みなさんはご自分のカラダの“ある部分”が、トイレの便座より5倍も10倍もバイ菌まみれだという事実をご存じでしたでしょうか……。

そんな恐ろしいことが判明したカラダの部分とはなんと、私たちが毎日使っている手のひらや指先だというのです!

アルコール消毒液を販売する健栄製薬が行った、汚れに関する衛生検査の調査結果をもとに、早速その内容をご紹介していきましょう。

■手のひらはトイレの5倍も汚い!?

“ATPふき取り検査”といわれる、微生物や食物の細胞に存在するATPを計測する検査によれば、なんと調査結果の平均数値として、手のひらは一般的なトイレの便座の汚れに比べて5倍以上の数値が測定されたとのこと!

ちなみにトイレの便座の測定値は179RLUという数値で、エレベーターのボタンは123RLU、不特定多数の人が触る階段の手すりは485RLUという測定値ですから、手のひらは階段の手すりよりも汚れが潜んでいるという衝撃の事実が判明しています。

■爪の長い人からはさらなる量の汚れが!

次に爪の間、つまり指先についての測定値を見てみると、こちらはなんとトイレの便座の10倍以上もの汚れが潜んでいると判明したのです!

指先の汚れに関しては爪の長さも影響していて、2mmを基準にそれぞれを計測したところ、爪の長い人は短い人に対して、約1.9倍もの汚れが潜むことも判明しています。

以上、衝撃の調査結果についてお伝えしましたが、みなさんは自分の“手”の衛生についてどのくらい意識をしていますか。

手は食事やメイクのときに頻繁に使う部分ですから、ここに多くのバイ菌が付着していると感染症や病気、肌荒れの原因にもなりかねません。同発表によれば手を清潔に保つためには、アルコール消毒液による手指消毒と、爪の長さを6.35mm未満にすることが推奨されているようです。

手のひらや指先が見た目には汚れていないようでも、美容や健康のために常に清潔を保てるように積極的に意識したほうがよいといえるのではないでしょうか。

[WooRis]

Posted by nob : 2014年11月03日 05:43

なるほど、、、日本なのですし「こんにちは」ですね。。。

■見知らぬ外国人に「ハロー」NG?

東京五輪の開催を6年後に控え、英語力の向上が国民的な課題といわれるなか、日本在住のアメリカ人から「知らない外国人に『HELLO』を辞めましょう」(原文ママ)という提言がなされ、「なるほど」という声があがっている。

この提言は、福岡県・佐賀県を中心に活動しているローカルタレント・ボビー・ジュード氏がYouTubeに投稿したもの。ボビーはまず、「日本では、いまだに外国人といえば、『白人』『アメリカ人』『英語』というイメージが強い」と指摘し、自身は、

「(日本で)自分が知らない外国人とすれ違ったら、『HELLO』じゃなくて、『こんにちは』にしようと気をつけている」
「例えばその相手が英語ができなかった場合は、『HELLO』は失礼ですから」

と述べている。

そしてボビーは、「アメリカの田舎の街を日本人がぶらぶらしていて、全く知らないアメリカ人に『ニーハオ』と言われたら、どう感じるでしょう?」と問題提起し、「全く同じように、英語圏でない外国人が、日本で毎日『HELLO』と声をかけられたら、『また“英語の人”だと思われてるんだ』とイライラするかもしれない」と、主張。「その人が確実に英語ができる人だという気配がない場合、『HELLO』じゃなく『こんにちは』が無難です」と結論づけている。

ボビー自身が、「今回のトピックは反対の声が絶対多いと思います」と予想したとおり、YouTubeのコメント欄には、

「英語を使うのは、英語が一番使われているだろうからヒット率が高いと言う日本人の優しさだと思いますよ」
「日本人が“ある程度”使える外国語が英語だけなんだから、しょうがなくないか?」
「ニーハオって言われたら?まあそんなもんだろうなって思って諦めるw」

と、反対意見も寄せられているが、

「うちはベルギー人で英語やなくフランス語を話すから日本にいた時に毎日『Hello』と言われててすっごくイライラしました」
「私はフランス人で日本に何年間住んでても毎日『ハロー、ハロー!!』と声かけられてやっぱり嫌なんだよね」
「自分も、オーストラリアとか南米を旅行しているときにニーハオって言われて正直鬱陶しいなと感じることがあったから」
「同感!!! 私は外国に住んでいる日本人で、ほぼ毎日ニーハオって声かけられます」

と、ボビーの意見に賛同する声も多い。動画には英語の字幕が付けられているため、海外からもコメントが多数寄せられており、こうした問題は、日本独特の問題ではないようだ。
(R25編集部)

[R25]

Posted by nob : 2014年11月01日 19:48

現状の延長線上の未来は暗闇、、、私達一人一人の意識と社会構造の変革を図る分だけ明るい未来を築いていける。。。

■6割の人が「日本の未来は暗い」――
日本人は日本の将来像をどのように描いているのか

出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長兼CEO]

 内閣府は、10月20日、「人口、経済等の日本の将来像に関する世論調査」の結果を公表した。調査項目は大きく4つに分かれているが、なかなか面白いのでその概要を紹介してみたい。

「日本の未来は暗い」が60%
しかし、成長派が56.6%もいる

 50年後の日本の未来は、現在と比べて明るいか、それとも暗いのか。「暗いと思う」が60%、これに対して「明るいと思う」は33.2%だった。ほぼダブルスコアである。そうであれば、これからはできるだけ「元気の出る」明るい政策を打ち出していかねばなるまい。「病は気から」という言葉もあるのだから。

 目指すべき社会像をたずねると、「穏やかに成長・発展を持続する社会 42.8%」、「成長・発展を追求する社会 13.8%」と成長派が 56.6%を占めた。市民はしたたかだ。加えて、「現在程度の水準を維持した社会 14.3%」、「縮小しながら一人当たりの豊かさの保たれた社会  25.4%」という結果を見ると、暗いと見る人が60%を占める割には、市民の意識は健全かつとても建設的であるように思われる。そうであれば、例えば、「一人当たりのGDPを穏やかに維持・向上させる」などといった政策には、誰も反対しないのではないか。

 一方で、自身の将来については、「不安を感じる」が69.0%、「不安を感じない」が30.2%で(高齢者よりも)むしろ50代(79.9%)や40代(77.1%)の世代で不安感が目立つ結果となっている。

 では、不安感の要因は何かとたずねると(複数回答)、「自分や家族の健康状態の悪化 50.3%」、「大地震などの大規模な自然災害の発生  47.9%」、「社会保障や教育などの公的サービスの水準の低下 42.1%」がトップ3を占め、続いて「雇用状況の悪化 35.7%」、「国や地方の財政状況の悪化 34.8%」、「所得や資産の格差の拡大 33.3%」、「自然や環境の破壊 32.2%」、「日本経済の停滞、衰退 31.3%」となった。自然災害が2位につけたことには少し驚いたが、近年自然災害が多発していることに鑑みれば、宜なるかなであろう。ここからは、健康寿命を伸ばす政策や社会保障などのサスティナビリティを高める政策が重要であることが確認されよう。

「人口減少は望ましくない」が94.3%
市民の危機感の高まりが急速に広く浸透

 人口減少に対する意識については、実に94.3%が望ましくないと答えている。これは正直嬉しい意外さだった。その内訳を見ると「増加するよう努力すべき 33.1%」、「現在程度の人口を維持すべき 18.6%」と合わせて51.7%が、維持・向上を訴えている。次いで「減少幅が小さくなるよう努力すべき 23.5%」、「(望ましくないが)仕方がない 19.1%」であった。この結果は予想外で、人口減少に対する市民の危機感の高まりが急速に広く浸透していることが窺える。

「政府は総人口に関する数値目標を立てて人口減少の歯止めに取り組んでいくべき」という考え方についてたずねると、「大いに取り組むべき  41.1%」、「取り組むべきだが、個人の出産などの選択は尊重する必要がある 34.3%」合わせて75.4%となり、個人の選択を尊重するのであれば、人口政策には大いに取り組むべきというのが市民のコンセンサスに近いように思われる。なお、「個人の出産などの選択は尊重し、そうした取組は必要最低限であるべきである 18.3%」、「そうした取組は不要である 4.1%」であった。

 少子化が与えるマイナスの影響で特に重要だと思うことを複数回答してもらうと、「(年金負担など)社会保障 72.0%」、「(労働力人口の減少など)経済活力 53.1%」、「(子育て負担など)家庭生活 37.3%」、「(過疎化の進行など)社会の活力 35.3%」が上位を占めた。

「子どもを生み,育てることによる負担は社会全体で支えるべき」という考え方については、「賛成 92.3%」ともはや完全に社会に定着したと思われる。この結果もやや予想外であった(もう少し保守的かな、と考えていた)。

 少子化対策に関して、特に期待する政策をたずねると(複数回答)、「仕事と家庭の両立支援と働き方の見直し 56.0%」、「子育て・教育における経済的負担の軽減 46.6%」、「子育てのための安心、安全な環境整備 43.6%」、「生命の大切さ、家庭の大切さといった価値の伝授  40.9%」、「子育て世代の所得・雇用環境の改善 40.3%」、「地域における子育て支援 37.8%」、「妊娠・出産の支援 37.2%」が上位の項目を占めた。

 高齢者に対する社会保障給付のための国民負担をどうするかという設問については、「高齢者と若い世代に対する政策はともに抑制すべきでなく、国民の負担の増加は止むを得ない」とする大きな政府派が29.0%と首位を占めたことが注目される。次は、「若い世代に対する政策を拡充する一方、国民の負担の増加を抑えるために高齢者に対する政策は抑制すべき」という若者へのシフト派が23.5%、「高齢者と若い世代に対する政策はともに抑制し、国民の負担の増加を抑えるべき」という緊縮財政派22.8%であった。

 なお、「高齢者に対する政策を拡充する一方、国民の負担の増加を抑えるために若い世代に対する政策は抑制すべき」という敬老派は16.5%であった。面白いことに、敬老派は20代(21.4%)、30代(19.7%)で多く、70代(11.9%)、60代(15.7%)で少ないことである。わが国は若い世代に対する政策が相対的に遅れており、例えばGDP比でみると、先進国の3分の1程度であるというファクトが十分市民に周知されているのだろうか。

「働くのは65歳まで」は22.4%と少数派
生産年齢は20歳~70歳に再定義すべき

 経済の成長・発展や人の活躍のあり方について、まず50年後の日本の一人当たりの所得水準の順位(2012年は先進諸国中第10位)をたずねると、「上がると思う 17.6%」に対して、「下がると思う 53.9%」、「現在と変わらないと思う 20.9%」という結果が得られた。10位から更に下がるというのは、ちょっと寂しいものがある。

 では、(下がらないように)国際競争力を強化するために何が重要だと思うか、という問いに対しては(複数回答)、「世界に通用する人材を育成するための教育改革 61.6%」、「独自の技術を有する中小企業への支援 45.8%」、「労働者の能力開発 41.0%」、「科学技術の振興  32.4%」、「企業や個人の意欲を活かせる規制改革 29.7%」がトップ5を占めた。人材と技術が鍵を握っているというのは十分首肯できるところである。

 人口が減少した場合、日本経済の活力を維持していくための対策については、「女性が働きやすい環境をつくる 60.8%」、「子どもを産みやすく、育てやすい環境をつくる 60.2%」、「高齢者が働きやすい環境をつくる 59.1%」と、女性・子ども・高齢者を頼りにする意識構造が浮かび上がった。なお生産性の向上を指摘したのは26.8%、外国からの労働者の受け入れを指摘したのは11.8%にとどまった。

 次いで、生産年齢に対する意識をたずねると、「65歳未満 6.7%」、「65歳 15.7%」と65歳までは合わせて22.4%にとどまった。一方で、「66~69歳 30.3%」、「70~74歳 12.3%」(74歳までが合わせて42.6%)、「75歳以上 2.3%」、「年齢で一律に捉えるべきではない 32.3%」という回答が得られた。生産年齢は通常15歳以上65歳未満と設定されているが、上述した市民の意識は既に20歳~70歳(もしくは75歳)のゾーンに移行していると思われる。そうであればわが国は、20歳~70歳を生産年齢人口と再定義を行った上で、すべての政策にそれを反映させるべきではないだろうか。

コンパクトシティは反対が64.0%
推進には住民感情への配慮が必要

 今後の地域社会のあり方について、まず居住地である地域の将来に対する意識をたずねると、「不安を感じる 46.8%」、「不安を感じない  51.9%」とほぼ拮抗している。将来の不安要素は(複数回答)、「地域を支える担い手の不足 55.7%」、「商店街などのまちの中心部のにぎわいの喪失 48.0%」、「医療・介護施設の不足 38.4%」、「地域を支える産業の衰退 34.2%」、「就職する機会や職業の選択肢の減少  32.4%」、「地方公共団体の行政機能の低下 30.3%」の順となった。

 次に東京一極集中については、「地方から東京への集中は望ましくない 48.3%」、「地方から東京への集中は、現状程度が望ましい  15.7%」、「地方から東京へさらに集中するのが望ましい 2.3%」、となった。その一方で「居住地は自ら決めるべきであり、いずれでもよい  31.2%」という結果となった。居住地は自ら決めるべき(いずれでもよい)と回答した人が約3分の1いることが注目される。

 都市に居住している人に地方への移住の意向をたずねると、「移住してもよいと思う 39.7%」、「思わない 59.4%」となった。答えた人の移住条件(複数回答)は、次の通りである。「教育、医療・福祉などの利便性が高いこと 51.1%」、「居住に必要な家屋や土地が安く得られること  48.9%」、「買い物などの生活の場や文化イベント、趣味の場などが充実していること 42.6%」、「移住に必要な情報提供などの自治体の支援があること 35.3%」。

 地域が活性化するために特に期待する政策についてたずねると(複数回答)、「多様な世代が共に暮らせるための福祉、医療の充実 45.5%」、「地域に雇用を生み出す新産業の創出 42.6%」、「安心して住み続けるための防犯、防災対策の充実 37.7%」、「商店街の活性化対策や、まちなかの居住環境の向上などの中心市街地の活性化 37.2%」の順となった。

 地域を維持・活性化させるための方法としてのコンパクトシティ(居住地を中心部に集約)については、意外に不人気で、賛成が29.8%、反対が 64.0%にのぼった。しかし、コンパクト化が進み(残された自宅周辺に)病院などが不足した場合には、「中心部への移住を考える 48.8%」、「考えない 48.0%」とほぼ同数となった。人口減少社会にあっては、コンパクトシティのコンセプトそのものは正しいと思うが、その推進に当たっては、こうした住民感情に十分配慮することが望まれよう。調査は以上であるが、とても興味を引いた。

(文中、意見に係る部分は、筆者の個人的見解である)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年10月29日 09:09

何がベストかは人それぞれ、、、一食で栄養のトータルバランスをコントロールできる人ならば悪くはないと思います。。。

■話題の「1日1食健康法」 体に良いのか、悪いのか

 1日に1食しか取らない健康法が話題になっている。「栄養不足にならないの?」と疑問もわくが、ダイエットや若返りなどに効果があるといい、書店には多くの関連書籍が並んでいる。だが、子供のころから教わってきた「規則正しく3食しっかり食べる」という生活習慣が健康にいいと考えている人も多いはず。いったい、1日何食が体にいいのだろうか。流行の1日1食健康法をちょっとだけ試しながら、専門家たちの話を聞いてみた。(今仲信博)

■若返り遺伝子に長寿ホルモン…1日1食のメリット

 多くの関連書籍などが推奨している1日1食の健康法は、朝と昼は取らずに夕食だけを取るという方法。ただ、「朝食は1日の元気の源」と言われているが、朝ご飯を食べないで本当に大丈夫なのだろうか。

 「朝目覚めたときは前日のアルコールが残っていたり、胃がもたれたりしていて、胃の粘膜を回復させる必要がある。朝は胃を休めることが大切」と語るのは、1日1食の健康法の火付け役となった医師の南雲吉則さん(59)。

 30代のころに仕事上のストレスから暴飲暴食に走り、体重が15キロ増加して77キロになったという南雲さんは、45歳から1日1食に切り替えて減量に成功。現在は62キロの体重を維持し、人間ドックでは血管年齢が20代といわれるまでになったという。

 「最初は、おなかが『グーッ』と鳴ったら食事を取る。そのうち、夕方になっても鳴らなくなる。人間は危機的な環境になると生命力がわく。空腹でおなかが鳴っているときは若返り遺伝子が増量し、長寿ホルモンが分泌され、肌つやも良くなる」と説明する。

 また、「『1日3食取らないと力が出ない』というが、現在は過食で病気になる人が増えている」と指摘し、「1日1食なら何を好きなだけ食べてもかまわない。人間の体は慣れていくので、だんだんと食べる量も減ってくる」。

 ただ、この健康法は男性は30歳以上、女性は50歳以上のメタボリックシンドロームの人に推奨しているとし、「育ち盛りの子供や病人、閉経前の女性で血糖値の下がりやすいタイプの人は対象ではない。そういう人たちは1日3食取ることが大事」と話した。

 「一日一食 40歳を過ぎたら、食べなくていい」の著者で、医師の石原結(ゆう)實(み)さん(66)は20年以上、1日1食を実践。石原さんは「メタボリックシンドロームや高脂血症などになる人の多くが栄養過剰者。おなかいっぱい食べられるようになったのは最近で、人類の歴史は飢餓の歴史でもあり、空腹の方が体に向いている」と語る。

 ウエートトレーニングが趣味の石原さんはベンチプレスで100キロ以上挙げるといい、「1食の人はみんな元気。これから始める人はまず朝食を抜いて2食にし、だんだんと回数を減らして1食を目指すのが理想」と話した。

■臓器の能力に合わせた食事を…反対派は警鐘

 健康面や美容の面からも効き目があると推進派の人たちが説明する1日1食の健康法。一方で、回数を分けた食事を推奨する人たちの見解はどうだろうか。

 日本の食文化を紹介してる「日本食物史」(江原絢子・石川尚子・東四柳祥子著、吉川弘文館)によると、身分や地域、職業によって一様ではないが、日本で3度食が一般的になったのは安土桃山時代という説や、江戸時代という説など諸説あるという。そんな日本人の生活に定着した1日3食のスタイルは、厚生労働省のホームページでも「食事をする時間や食べ方などにも注意し、1日3食規則正しく食べましょう」と呼びかけている。

 大正13年設立の「佐伯栄養専門学校」(東京)の専任講師で、管理栄養士の星屋英治さん(55)は「現在の成人男性に必要な1日のエネルギー量は2300〜2600キロカロリー。それを1度に摂取するのは難しく、3分の1ずつに分けて取るのが理想」と説明する。その上で、1日1食の健康法について「その人の生活習慣もあるが、1食だけだと量を多く取ってしまうため、消化吸収の面でも悪いのではないか」と疑問を呈した。

 精神科医の和田秀樹さん(54)は、朝と昼にタンパク質や脂肪、午後3、4時に糖質を取り、夜は軽めの食事で済ます1日4食の食事法を推奨している。「肝臓は午前中、膵(すい)臓(ぞう)は午後3、4時ごろが代謝能力が良い。臓器の元気な時間に合った栄養を取ることが大事。臓器の能力などを考えないで食事を取ると、うまく栄養が利用できない」と強調した。

 また、「太りたくないという気持ちは分かるが、栄養不足は臓器の老化を進める」と警鐘を鳴らし、「若いうちは良いだろうが、中高年の1日1食は危険だと感じている。年を取った人は、ちょっと太っている方が血色が良かったりする。必要な栄養をきちんと摂取することが、長生きにつながる」と話した。

■1日1食、ちょっとだけ体験…空腹との戦い

 反対派の意見も理解した上で、流行の健康法をちょっとだけ体験してみることにした。現在33歳の記者(今仲)は、新聞記者になってからの不摂生が影響し、入社してから一時は体重が30キロ近く増加。1年半ほど前にいつもはこっそり破棄していた健康診断の結果が妻に見つかり、野菜中心で1日3食取る生活に切り替えてからはこれまでに20キロ近くやせた経験がある。それでも、体重は100キロ超えが続いている。

 現在は朝を軽めに食べ、昼食は外食、夜は自宅か外食で済ますという生活スタイル。1日1食を実践した初日は昼食を取らずに水分だけで本社で勤務したが、日頃から必要以上に摂取してきた体内に残る栄養たちが頑張ってくれたのか、夕方まで特に空腹が気になることはなかった。

 しかし、口さみしさだけは我慢できず、夕方以降はガムをかみ続けた。午後7時以降になるとさすがにおなかも鳴りだしたため、食事を取ろうと思ったが、この時間帯は締め切りなどで多忙な時間。1日1食を推奨する書籍では「空腹を楽しんで」と書かれているが、ビギナーの私は何をどう楽しんでいいのか分からず、結局この日の勤務が終わるまで「グーッ」と鳴るおなかと戦っていた。

 勤務も終わり、「早く何かおなかに入れよう」とコンビニで弁当を買おうか迷ったが、「せっかく我慢したのにそれでいいのか」という思いにかられ、何も食べずに帰宅。この日は妻が用意してくれたペペロンチーノとサラダを食べたが、食事のありがたみを改めて感じさせられた。

 翌日もおなかが鳴ったときには食事に行ける状態ではなく、夜に再び空腹と対戦。前日の反省を踏まえ、何かしらの軽食を用意しておけばよかったと、おなかが鳴ってから後悔した。

 2日間試してみて、体重は2キロほど減っていたが、私にとってその程度の変動は誤差の範囲。すぐに効果が出たとは言い切れない。ただ、軽食を用意するなどの対策をしっかり取っておけば、きっと私でも継続できるだろうと思った。

 2日だけ試したと南雲さんに伝えたところ、「続けてみてください」と勧めてくれた。しかし、食べることが楽しみな私にとって、1日に3回ある楽しみが1回に減ってしまうことは死活問題。健康と美容のために続けたいが、朝の卵かけご飯や昼のラーメンも捨て難い。続けるか否か−。もう少し悩んでから決めたいと思う。

[産経新聞]

Posted by nob : 2014年10月29日 09:04

こわっ!?(゜〇゜;)

■超危険「3次喫煙」とは?受動喫煙の数倍から数十倍の影響あり
米国カリフォルニア大学から最新報告

 受動喫煙と比較して、「3次喫煙」と呼ばれるものが、ニコチン、ニトロソアミン化合物といった毒性のある物質からの影響が数倍から数十倍になると判明。極めて危険であると分かった。

 米国カリフォルニア大学リバーサイド校を中心として研究グループが、プロスワン(Plos ONE)誌で2014年10月6日に報告したものだ。

「コットン」は「ポリエステル」より危険に

 この3次喫煙とは、室内の表面に付着または環境中に停滞している副流煙成分から化学物質を吸い込むものを指している。

 研究グループは、3次喫煙の成分の被害の可能性を検討。

 コットンのクロス、ポリエステルのフリースをたばこの煙にさらす実験を実施。一定時間を置いてからそれぞれの素材に含まれる化学物質を抽出して、この化学品にさらされた場合の影響を推定した。

 たばこの煙にさらされてから16カ月後、1時間にわたって水で抽出したところ、コットンのクロスから出てきた化学品は、ポリエステルと比べて、ニコチンは約41倍、ニトロソアミンは約78倍になった。

 クロスからの赤ちゃんや子ども、成人がどれくらいの化学品の影響を受けるかを推定したところ、受動喫煙と比較して、3次喫煙で受けるニコチンは赤ちゃんでや子どもで6.8倍以上、成人であれば24倍以上になると見られた。

 ニトロソアミンについては赤ちゃんや子どもは16倍以上、成人で56倍以上と分かった。

 たばこの煙にさらされた部屋の中では、化学品がただよい、受動喫煙以上の影響があり得るわけだ。

 日本でも今後、注目されそうだ。

[Medエッジ]

Posted by nob : 2014年10月29日 08:56

若干スタイルが異なりますが、私も肩甲骨ストレッチを日々実践しています。。。

■肩甲骨をほぐして痩せ体質に
湯上りすっきりストレッチ

愛星(まなせ)ゆうな

骨盤のゆがみも解消

「肩甲骨は体の中でもすごく大事な部分です。肩甲骨周りを柔らかくして、スムーズに閉じたり開いたりすることによって代謝が良くなり、ダイエット効果も高まります」

 また、肩甲骨は骨盤と連動しており、肩甲骨のストレッチをすることで骨盤にも良い影響を与えるのだという。

「これはバレエで教わったことなんですが、肩甲骨を動かすと骨盤もいっしょに動きます。肩甲骨のストレッチをすることで骨盤のゆがみも取れますし、位置も矯正されて姿勢も正しくなるんです」
「肩」ではなく「肩甲骨」をしっかり動かすこと

 では、さっそく実践していきましょう!

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【写真1】肩甲骨をグーッと開きましょう

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【写真2】次に胸を開いて肩甲骨を閉じます

【写真1】のような体勢で肩甲骨を開き、胸を閉じる。次に【写真2】のように肩甲骨を閉じて、胸を開いてください。ゆっくり息を吐きながら、それぞれ5秒〜10秒を目安に行ってください。

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【写真3】肩甲骨を開く、というのは後ろから見るとこのような感じ

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【写真4】今度は肩甲骨を閉じて、胸をグッと開く

 後ろから見ると、【写真3】【写真4】のようになります。

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【写真5】肩甲骨から前へ回すように

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【写真6】今度は後ろへ回すように

 これが終わったら、【写真5】【写真6】のように肩甲骨を前から後ろ、後ろから前にグルグルと回してください。ここで注意したいのは、肩を回すのではなく、肩甲骨をしっかり動かして回すことです。

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【写真7】この体勢のストレッチも効果的です

 また、【写真7】の体勢になるストレッチも有効です。

生理痛にも効果的

「特に女性にとって骨盤はすごく大事なんです。骨盤のゆがみを直すことで生理痛が軽減されるので、ぜひ肩甲骨のストレッチを試してみてください」

 肩甲骨と骨盤の密接な関係、みなさんご存知でしたか? しっかりと肩甲骨を動かせば、ダイエットに、骨盤矯正にと良いこと尽くめ。愛星選手が言うように、特に女性のみなさんには肩甲骨ストレッチの実践をお薦めしたいです!

[スポーツナビDo]

Posted by nob : 2014年10月27日 22:54

ほおっ(感嘆)。。。

■いいことだらけ!緑茶をもっと飲んだほうが良い7つの理由

ODACHIN

緑茶が健康に良いことなんて、誰もが知っている常識。きっとあなたも知っているでしょう。では、そんな緑茶には一体どれだけの効果があるか知っていましたか?今回はそんな緑茶のもつ驚くべき体への効果7つをご紹介します。

その1) 脳の働きもよくする?!カテキンのすごさ

『カテキン』という言葉はよくダイエット情報などでよく耳にしますが、実は脳の働きにも影響するスーパー成分だったようです。

スイスの研究機関が明らかにした情報によると、液体か抽出物であるかに関わらず、カテキンを摂取した人は脳の作業と記憶に関わる部分の動きが摂取していない人に比べ14%も向上し、勉強や仕事の効率もアップしたそう。

これはカテキンに含まれる酸化防止効果が影響した結果であり、情報処理のスピードを上げたことによります。

その2) 骨にもイイ!カテキンパワー

緑茶に含まれるカテキンに、エピガロカテキン(別名EGCブースト)という種の酸化防止成分があるそうで、このカテキンが骨の成長に最大79%も影響しているそうです。

またEGCブーストは骨量減少の原因となる細胞のブロックもするそうで、骨の保護と骨粗しょう症のリスクも下げることを香港からの研究が明らかにしています。

その3) 癌予防にも?!恐るべしカテキン

カリフォルニア大学からの研究によると、緑茶に含まれる抗酸化物質のは、通常、体の中のがん細胞の増加を抑える効果もあるのだそうです。

そしてその効果と同じことが、1日2杯以上お緑茶を飲む人の80%以上が皮膚がんのリスクを大幅に減らしていることも判明した、とウィスコンシン大学の研究が明らかにしています。

その4) 風邪にも効果アリ!

緑茶のもつその他の効果として、風邪予防があります。風邪のウイルスが人体に及ぼす影響の最初のプロセスに影響するそうで、ひきはじめなどに飲むと良いそうです。
その5) アルツハイマーの症状も遅らせる緑茶のパワー

一般的にアルツハイマー病は完治のできない病として知られていますが、緑茶に含まれる没食子酸エピガロカテキンという物質が、アミロイドと呼ばれる脳を詰まらせるたんぱく質を破壊する効果もあることがミシガン大学の研究によって明らかになったそうです。

このことが、アルツハイマー病を止める、あるいは症状を遅らせる能力でもあるそうです。

その6) うつ病防止にも!テアニンのちから

現代人に多い病、うつ病。アメリカの臨床研究によると、1日に4杯以上の緑茶を飲んでいた高齢者グループのうち44%が大幅なうつ病の発症を削減できたそう。

このメカニズムには、緑茶に含まれるL-テアニンというアミノ酸が深く関わっているそうで、L-テアニンはまた、ドーパミンおよびセロトニンといった良い気分のホルモンの生産を増加させる効果があるそうで、これはつまり、緑茶には気分を向上させる効果が期待できるということです。素晴らしい!

その7) 目にもイイぞ!抗酸化作用

緑茶に含まれる抗酸化作用には、消化器官を通って目にも作用する能力があるそうで、緑内障のような眼病の予防にも繋がる可能性は十分にあると、アメリカの科学誌『the Journal of Agricultural and Food Chemistry』は発表しています。

暫定的な研究結果ではあるものの、研究者ならびに著者らは、これらの物質が目および体全体に起きた酸化ストレスをブロックするのだそう。

いかがでしたか?緑茶のもつ効果にはダイエットだけでなくこんなにも多くの知られざる効能があったようです。近年は海外でもそのヘルシーさが受け愛飲者が多いという緑茶。今すぐにでも始められる簡単な健康法といえます。

[GEAR for MEN]

Posted by nob : 2014年10月27日 22:45

ビターチョコ、、、私もお勧めします。。。

■止まらない食欲をおさえる方法、管理栄養士の目線で考えてみた。

こんにちは、クックパッド ダイエットの管理栄養士です。ダイエット中だと思うほどに襲ってくる、食欲。今回は食欲がわくメカニズムと、食欲が抑えられない時や間食したくなった時の乗り越え方についてご紹介します。

「食べたくなる」体のメカニズムとは

お腹がすいたと感じる栄養素とは

食べ物には色々な栄養素が含まれています。その中でも「炭水化物」「タンパク質」「脂質」は三大栄養素と呼ばれて、人が生きていくために欠かせないエネルギー源です。これらの栄養素は食事をすると消化されて血液の中に吸収されていきます。その中でも「おなかがすいた」と感じる栄養素は血液の中に溶けた炭水化物と脂質です。

食べたくなるサインとは

食べたご飯やパンや麺類やお砂糖などの炭水化物は、体の中で消化されます。そしてグルコースという、砂糖よりもずっと小さい分子に分解されて、血液に入ります。食後しばらくは血液の中のグルコースの量が増えていきますが、時間がたつにつれ、グルコースの量は減少していきます。すると脳では「エネルギーを補給して〜!」と、摂食中枢とよばれる神経細胞に指令を出しはじめます。これが「食べたくなる」サイン。

さらに時間が経過して空腹状態が続くと、カラダは先ほど食べた炭水化物や脂質、タンパク質をエネルギーとして使い果たします。食事から得たエネルギー源を使い果たした後、今度は今まで溜めこんでいた皮下脂肪(中性脂肪)を肝臓で分解してエネルギーを作り始めます。肝臓でエネルギーが作り出された後、中性脂肪の部品であった脂肪酸だけが肝臓に残ります。この残った脂肪酸が血液に流れてまた脳では「早く食べ物をちょうだ〜い」と摂食中枢の神経細胞に指令を出すのです。

空腹を感じた時こそダイエットチャンス!

つまり、空腹を感じた時こそ余分な皮下脂肪が燃えているというサインです。脂肪が分解されている時間を長く持たせるためには、食事と食事の間は6時間はあけましょう。

食欲や間食の誘惑に負けそうになったら、ビターチョコ1カケ。

食事をしてから6時間あけることで、しっかり脂肪を燃焼させるのが理想です。しかし、実際はそう上手く行かないときもありますよね。小腹が空いたり、甘いものが食べたくなったり、そんな時はチョコレートを1カケだけ食べましょう。おすすめはチョコレートの中でも糖分が比較的少ないビターチョコレートです。

チョコレート1カケがオススメな理由

チョコレートには含まれるポリフェノールは食事前に食べると脂肪の消化や吸収を抑える働きがあります。チョコレートに含まれるテオブロミンという物質は脳を興奮させて、食欲を抑える働きもあります。またチョコレートに含まれる甘さが幸せ気分を運んでくれます。 1カケですよ、1カケ。温かいお茶と供に、リラックスタイムとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

ダイエットは頑張りすぎないで!!

ダイエットは頑張りすぎると心を苦しめてしまう時もあります。食欲のメカニズムを知って、時には自分の食欲すらも客観的に見つめること。食欲や欲求うまくコントロールして、心がほっこりできるようなダイエットを楽しみましょう。

クックパッド ダイエット
水谷俊江

[クックパッドニュース]

Posted by nob : 2014年10月27日 22:37

固定出費の削減はシンプル&コンパクトライフの第一歩、、、私もすべて実行済みです。。。

■月1840杯以上飲まないと電気ケトルはポットより圧倒的に安い

 年金で細々暮らす実家の親の家計は、子供にとっても悩みのタネだ。しかし親世代は意外に「無駄な固定費」を払っていることが多く、ほんの少しの工夫で改善する可能性がある。ファイナンシャルプランナーの益山真一氏に聞いた、今すぐできる固定費削減法を紹介しよう。

●LED電球に切り替える

「老い先短いのだから、LED電球に切り替えても大した節約にならない」と決めつけてはいけない。

 東京電力のデータによれば白熱電球をLED電球に交換すると、電気代は電球1つあたり月200円の節約になる。どの部屋でも使えるタイプのLED電球は1つ1500円程度から売られているので、1年で減価償却できる計算になる。

●電気ポットを電気ケトルへ変更

 意外と電気代を食うのが電気ポット。平均的なもの(2.2リットル)の電気代は月額920円かかっている。これを電気ケトルに変更すると、コップ1杯分の電気代はおよそ0.5円といわれている。つまり月に1840杯以上のお茶やコーヒーを飲まない限りは電気ケトルのほうが圧倒的にお得ということ。

●固定電話解約で携帯に一本化

 総務省の調査(2013年「通信利用動向調査」)によれば、65~69歳までの携帯電話普及率は65.8%、70代では47.8%となっている。携帯電話を所持している高齢者の場合、固定電話の解約は有効な手段だ。NTTの場合、固定電話を使わなくても基本料金・月1700円(プッシュ回線使用料)と屋内配線使用料・月60円がかかる。解約すれば月1760円、年間2万1120円が浮く計算だ。

●新聞の解約

 地方紙の購読料を月約3000円とすると、年間で3万6000円もの固定費削減になる。地上デジタルテレビのdボタンを押せば、データ放送で活字のニュースを読むことができるため、最低限の情報収集には困らない。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2014年10月26日 01:05

本末転倒、、、愚策の極まり。。。

■「原発、事故が起きたら加盟国で補償」条約発効へ メーカー免責で輸出後押し

政府は10月24日、原発事故発生時に損害賠償金の一部を加盟国の拠出で補う「原子力損害の補完的な補償条約(CSC)」の締結承認案と関連法の改正案を閣議決定した。今国会中の承認を目指すという。47NEWSなどが報じた。

条約は事故発生時、過失の有無を問わず、原子力事業者が賠償責任を集中して負うとする。一方、原発メーカーは免責されるため、日本の原発輸出を後押しする環境整備との批判もある。

事故発生国には一定額(約470億円)以上の賠償を義務付け、これを超えた場合は各国の拠出金で賠償の一部を補完する国際的な賠償枠組みを構築する狙いがある。

CSCは1997年に採択され、これまでにアメリカ、アルゼンチン、モロッコ、ルーマニア、アラブ首長国連邦(UAE)が締結していたが、条約発効には「加盟国の原子炉の熱出力が40万メガワット以上」必要だった。日本が入るとこの条件を満たすため、日本の国会承認を経て受諾すると、90日後に条約が発効されることになる。

CSCでは、原子力事業者が賠償責任を負い、原発メーカーは免責されるため、メーカー側には歓迎する声もある。一方で、日弁連は反対する意見書を表明、「事故防止への取り組みがおろそかになる」と指摘しているという。朝日新聞デジタルが次のように報じている。

「CSCが発効されないと、原発機器を安心して途上国に輸出できない」。日本の政府関係者によると、米国側は、そう気をもんでいるという。日本の大手メーカー幹部は「国内での新規建設が絶望的ななか、原発輸出に弾みがつく条約はありがたい」と話す。

一方、日本弁護士連合会は8月、「CSCの加盟はメーカーのモラルハザードを招き、事故防止への取り組みがおろそかになる」と反対する意見書を表明した。浅岡美恵・日弁連副会長は取材に「原発を輸出するために、途上国に法整備を促そうとする条約だ。福島で事故を起こした国際的な責任を果たしていると言えるのか」と指摘した。

[The Huffington Post]

Posted by nob : 2014年10月24日 14:15

笑えますが、、、確かに効果は期待できるかと。。。

■最新の科学が証明!コツコツ脂肪を燃やしてガッツリ痩せる17の裏ワザ

近年の肥満研究によれば、極端なカロリー制限やハードな運動を行うよりも、小さな良い習慣を積み重ねていくほうが、実は手っ取り早く脂肪を燃やすことができるとのこと。ここでは、最新の科学が証明したダイエットの裏ワザを紹介しましょう。

1.外食前に軽食をとる

レストランで外食する前に、15グラムのタンパク質をふくむ200Kcalの軽食(ゆでたまご2個など)をとっておきましょう。あらかじめ胃の中をタンパク質で満たしておくことで、食欲を減らすホルモンが分泌され、結果的には食べ過ぎずにすみます。

2.お腹のなかにガスメーターを想像する

あらかじめ、お腹のなかにガスメーターを思い描いておき、外食のときは、そのメーターを4分の3まで満たすようなイメージで食事をしましょう。他愛のない方法に思えるかもしれませんが、レトロフィットなどのダイエット企業が採用している、非常に効果のあるイメージトレーニングです。

3.口に入れたものは40回噛む

中国で行われた研究によれば、毎食ごとに40回噛んだ人は、15回の人にくらべて12%も体重が減る傾向があったとのこと。40回を目標にすると、満腹ホルモンが分泌されて、食べ過ぎをふせぐことができます。

4.食事を実況中継してみる

イギリスで行われた調査によれば、自分の食事を心のなかで実況中継してみると、食べ過ぎが一気に減るとのこと。具体的には、「この牧草牛は噛むほどジューシーな肉汁がしみ出すなあ」や「キュウリは食感がサクサクしているなぁ」といった感じです。

5.食事前に健康に関する記事を読む

オランダの研究者いわく、食事の前にダイエットや健康に関する記事を読んでおくと、レストランに入ってもデザートを頼む量が減ったそうです。事前に健康的な食事を意識することで、無意識にもブレーキがかかるようになるわけですね。

6.空腹でスーパーに行かない

有名栄養士のアニータ・ミルシャンダニによれば、空腹のままスーパーに行くと、普段よりも高カロリーの食品を買う確率が高くなるとのこと。最適な買い物時間は、週末の朝食を食べたあとだそうです。

7.エクササイズの内容を変える

いつも同じようなエクササイズをしているなら、少し内容に変化を加ええてみましょう。ランニングが好きなら筋トレを、普段は筋トレがメインなら有酸素運動に切り替えてみます。新しい動きにより心拍数があがり、最大で1時間につき120Kcalも脂肪が燃えるようになります。

8.不安定な場所を走る

あるスポーツ誌の調査では、砂場のように足が不安定な場所を走ると、30%も脂肪燃焼の効果がアップします。アスファルトの上だけでなく、できるだけ自然の中を走るようにしましょう。

9.筋トレは短い休憩を入れる

筋トレで脂肪を燃やすには、1セットごとに30〜60秒の休憩を入れましょう。ぶっ続けで筋肉をいじめるよりも、かなり代謝がアップします。

10.朝食前に筋トレする

2013年にイギリスで行われた調査では、朝食前の空腹状態で筋トレをすると、ため込んだ脂肪が素早く燃えるようになるとのこと。

11.有酸素運動は全身を使う

どうせ有酸素運動をするなら、単に走るだけではなく、ボート漕ぎ運動のような全身を使うエクササイズをしましょう。より多くの筋肉を使うほどカロリーは消費されるため、ランニングなどにくらべて、30分で135Kcalも余分に脂肪を燃やすことができます。

12.日常生活の消費カロリーを増やす

イギリスで行われた研究によれば、実は定期的にジムに行くよりも、日常的な家事などで消費カロリーを増やすほうがダイエット効果は高いとのこと。具体的には、庭仕事、床の掃除、ベッドメイク、ギターの練習などでも、10分で平均40Kcalを消費できます。

13.最低でも1日1.5キロは歩く

予防医学の専門誌が行った統計データによれば、買い物や通勤などで最低1日1.5キロほど歩くだけで、大幅に体重を減らせることがわかっています。

14.ダイエット仲間を探す

ミシガン州立大の研究者によれば、目標を同じくするダイエット仲間を見つけるだけで、減量のモチベーションが一気に高まり、成功率が格段にアップするそうです。

15.エクササイズ中は好きな曲を聞く

カリフォルニア大の調査によれば、エクササイズ中に好きな曲を聞くのは、非常に効果的なダイエット法とのこと。その際には、自分によって思い出の曲を選ぶのがコツだそうです。

16.失敗したら友人に金を払う

米メイヨークリニックの調査によれば、「ダイエットに失敗したら友人に2,000円を払う」と約束した人は、何もしなかった人にくらべて1年で4キロも多く体重が減ったとか。

17.食事日記をつける

ピッツバーグ大学の研究によれば、スマホのカロリー記録アプリなどで、こまめに食事の内容を記録しつづけた人は、自然に食べ過ぎが減っていき、多くがダイエットに成功したとのこと。

[GEAR for MEN]

Posted by nob : 2014年10月22日 13:06

残念でした。。。

■安倍首相は真っ青 「憲法9条」ノーベル平和賞受賞の現実味

 ノーベル賞の発表が6日からはじまった。本当に日本の「憲法9条」がノーベル平和賞を受賞するのか。もし受賞すれば、安倍首相の「改憲」のもくろみは吹っ飛ぶことになる。

 医学生理学、物理学、化学、文学、経済学、平和――と6部門あるノーベル賞のうち、平和賞はノルウェー国会が選ぶ5人の委員会が決定する。

「ノーベル平和賞ウオッチャー」として知られるオスロ国際平和研究所が、「憲法9条を保持する日本国民」を平和賞の最有力候補と予想したことでガ然、注目が集まっている。オスロ国際平和研は、ゴア元米副大統領の受賞も当てている。平和賞は10日18時以降に発表されるが、実際に受賞する可能性は高いのか。「知っていそうで知らないノーベル賞の話」の著者、北尾利夫氏はこう言う。

「受賞する可能性はあると思います。一昨年はEUが選ばれている。ノーベル平和賞は、世界への影響を考えて選ばれることが多い。政治的な意味合いの強い賞です。世界的な世相も考慮する。いま世界中で紛争が起きているだけに、憲法9条を選んでおかしくない。憲法9条によって、日本が戦後70年間、戦争をせず、一人も殺さず、一人も戦死しなかったことは事実ですからね。強いメッセージになります」

■安倍首相は「みっともない憲法」と毛嫌い

「憲法9条」の受賞は、日本人が考える以上に国際社会に与えるインパクトが大きいらしい。ノーベル財団が、話題性を狙って選ぶ可能性は十分にあるという。過去にはオバマ米大統領も受賞している。

「日本人にとって憲法9条は当たり前ですが、武力行使を放棄した憲法を持つ国は珍しい。と同時に、国際社会は日本が平和憲法を持っていることをあまり知らない。憲法9条が選ばれたら<そうだったのか>と驚くはずです」(前出の北尾氏)

 しかし、「改憲」を訴える安倍首相は、「みっともない憲法ですよ」と吐き捨てるほど平和憲法を毛嫌いしている。いま日本政府は、受賞しないように働きかけている、という怪情報も流れているが、もし憲法9条が受賞したら、安倍首相は授賞式に出席するのか、どんなスピーチをするのか。

[日刊ゲンダイ]

Posted by nob : 2014年10月14日 17:33

ケースバイケースでしょっ、、、私は相手とその場の状況と私自身の都合と気分で臨機応変に対処します。。。

■男がベビーカー女子を助けない2つの理由
女の言い分、男の言い分


編集部より指令

先日、とある会合で出会ったワーキングマザーがぽつり。

「駅構内でベビーカーを運んでいるとき、助けてくれるのは女性か外国人。妊婦時代に電車で席を譲ってくれたのも女性が多く、男性のなかには私を押しのけて席をとり、爆睡するような人も」……。

彼らはなぜ、困っている女性に手を差し伸べないのでしょうか。


佐藤留美さんの回答

小学校で女性を助けるべしと学ぶヨーロッパ人

理由は2つあると思います。

一つは、日本の男性が受けてきた幼少期からの教育です。

私にはJordanというデンマーク人の男友達がいるのですが、男女平等が徹底したかの国で育てられた彼は、近隣にエレベーターが見当たらず、ベビーカーを抱えて階段を昇る女性に対し見てみぬふりをする日本人は“So rude”だと呆れています。

彼らヨーロッパ人は、母親や父親から、あるいは小学校の教師から、「男性より握力や体力が弱い女性を助けるのは当たり前」と繰り返し言われ、育つそうです(ビクトリア時代から続く、「騎士道精神」がベースとの話)。

だからこそ、彼らはベビーカーを抱えて階段を上る女性に限らず、重いスーツケースを抱えた女性、あるいはドアを前にした女性を(さらに言うならハンディキャップを持つ方々やお年寄りも)、当たり前のように助けます。

そして、そんなことを幼少のみぎりから行っている“副産物的効果”は思いのほか、大きいそうです。

というのも、困っている人を助けるということは、困っている人の気持ちを想像することでもあります。

自分と異なる境遇に置かれた人の立場を考えることは、周囲の人々に配慮しなければいけないのだという「コミットメント(責任)意識の形成」に繋がり、ひいては、少子化や高齢化といった社会問題を考えるといったキッカケにもなりうる、と彼は言います。

反対に、困っている人を助けない言動は、「無関心や無感動を引き起こす」。

なぜなら、困っている人の立場を想像することがなければ、彼ら彼女らの問題は、存在しないかのごとく認識してしまうからです。

日本人男子を変えることはできる

しかしながら、彼は「日本の男性は決して利己的ではない。むしろ国際的に見て、何事も惜しみなく与える性向がある」。だから、「Japanese women can change the Japanese men」だと、希望的観測を示します。

では、どうすれば、日本の女は「so rude」な日本人男性を変えられるのでしょうか? 結論を急ぐ前に、なぜ日本の男はベビーカー女子を助けないのか? の2つ目の理由について考察します。

2つ目の理由は日本の男性が置かれた過酷な勤務状況が、その背景にあると思います。

そう、長時間労働の存在です。

最近でこそ、「残業ノー運動」を展開する大企業が増えましたが、それでも日本の会社は一般的に上司が帰る前に、帰りにくいカルチャーが健在です。

また、日本のホワイトカラーは個々人の仕事がどこからどこまでと明確に提示されていないため、仕事が出来る人に限って、際限なく忙しくなる傾向にあります。「やってもやっても仕事が終わらない地獄」です。

さらに、最近の課長レベルは、だいたいがプレイングマネジャーです。つまり、部下の管理をするだけではなく、自分自身が数字責任を追っている場合が多い。となると、自分の仕事は夕方以降と、永遠に長時間働くサイクルが堅牢に出来上がってしまっています。

この忙しさでは、周囲の困った人に手をさしのべる余裕を失いがちでも、むべなるかなという気もしてくるのです。

「ちょっと助けてもらえますか?」

では、ベビーカー女子問題をどう解決するか? に論を移しましょう。

第一の理由による「助けない問題」については、デンマーク人の友人Jordanが言ったアドバイスをそのまま引用します(その意見に深く賛同したからです)。

「日本の女性は、日本の男性に『すみません、ちょっと助けて貰えますか?』って言えばいいんだよ」

とはいえ、赤の他人に「助けてください」とは言いづらいですよね。でも、ここからの話を聞いて、私はそれでもやってみる価値があるかなと思いました。

「日本人は基本的に優しいから、『助けてください』と言ってくる人を素通りすることはない。絶対に助ける。それに、日本人の男性はシャイでしょ? だから、積極的に女性を助けたりすると『アイツ、何、気取ってるんだ』とか思われる。それが嫌で、日本人男性は見て見ぬふりをしている。だから、女性のほうから男性に親切にするキッカケを作ってあげればいいんだよ」

なるほど、と首肯できる話です。

ちなみに、彼曰く、英語にはこんな諺があるそうです。

「Walk in someone else's shoes」

直訳すると、「他人の靴をはいて歩く」ですが、「人と同じ立場に立つまでは、その人を批判してはいけない」という意味なのだそう。

もしかしたら、ベビーカー女子の「ちょっと助けてもらえます?」の一言は、男性側に子育て中の女性がどのような境遇にいるかを知らせる、いいキッカケになるかもしれません。

そしてもう一つの理由、「長時間労働」についての対策です。

これはもう、個人の努力でなんとかなる問題ではありません。まず、会社側が従業員一人一人の職務は何かを明確に示すことが重要だと思います。

そうではない限り、先述した通り、たとえ規定時間内に仕事が終わったとしても、永遠と別の仕事を振られ続けてしまうからです。

さらに、ノー残業運動を会社の方針として進めていくこともまた欠かせないと思います。

佐藤留美
1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て、2005年、企画編集事務所「ブックシェルフ」を設立。


大宮冬洋さんの回答

僕は手助けしますよ

叱られそうな主張を後から書きますので、まずは自己防衛のための前置きから述べさせてください。僕は37歳の日本人男性ですが、ベビーカーなどの重そうな荷物を持っている女性を駅構内で手助けすることはありますよ。「お手伝いしましょうか」とかすかな笑みを浮かべて声をかけます。20代の頃は「周りの人たちからジェントルマンぶっていると思われないだろうか」と自意識が過剰に働いていたのですが、何度もやっていたら当たり前の作業になりました。何事も慣れですね。

お年寄りや妊婦には席を譲ります。ただし、「年寄り扱いをするな」と憤慨した表情で無視されたり、妊婦だと思ったら単にお腹がポッコリしている女性だったりする危険性もありますね。恥ずかしいし面倒くさいですね。電車を降りるふりをして黙って席を立ち、近くに立っているアホそうなお兄ちゃんに席を取られるのも悔しいし……。山田詠美の青春小説『ぼくは勉強ができない』の爽やかな主人公のように、「席をいちいち譲るのは面倒くさいから電車の中では席に座らない」というマッチョな選択ができたらカッコいいですよね。

僕は軟弱者ではありますが目の前で困っている人を助けないほど世間知らずではありません。情けは人のためならず、ですからね。

ベビーカーは親のためのもの

さて、前置きはこれぐらいにして、ベビーカー問題についての僕の意見です。ベビーカーは親のために開発された「便利な道具」に過ぎませんよね。混雑している街中や電車内に持ち込むのははっきり言って迷惑だと思います。ベビーカーはやたらにスペースを取るし、間違ってもぶつかってはいけないので、ただでさえ狭い都会の通路をさらに狭くしてしまうからです。

当のベビーたちもあの「車」に乗りたいのでしょうか。親からの距離が遠くなって不安だろうし、速足で歩いたり満員電車の中で押し合ったりいる見知らぬ大人たちの下半身だけが見えて危険を感じるでしょう。言葉を発することができれば、お父さんお母さんにおぶって欲しいと主張するのではないでしょうか。

僕には子どもがいないので実感はありませんが、ベビーカーで得をしているのは親たちだけでしょう。どんどん体重が増えて重くなる子どもを抱えずに済むし、密着もしないので夏場も汗ジミができにくい。ついでに子ども用品や自分の荷物も載せたり吊るしたり。例えは悪いかもしれませんが、スーパーのショッピングカートをそのまま店外に持ち出しているようなものですよね。楽に決まっています。

でも、周りは大変です。最近、キャリーバッグを引いている人がやたらに増えていますよね。僕もたまに使うことがあって、「荷物が格段に軽くなって楽だな~」とコロコロしています。でも、ちょっと気を抜くと周囲の他人に迷惑をかけているのです。キャリーバッグが他の人の足にぶつかりそうになったり……。

内心では「勘弁してくれよ」

しつこいようですが、僕は駅構内の階段などでベビーカーを運ぼうとしている女性を見かけたら、「お手伝いしましょうか」という例の薄い笑顔で声をかけることもあります(急いでいるときはスルーします)。で、実際に女性と一緒にベビーカーを運び終えてお礼を言われたら「お気をつけて」と声をかけて去ります。我ながら感じいいですね。でも、内心では「勘弁してくれよ。おぶってあげればいいのに。電車内では席を譲るからさ」と嘆声を上げているのです。

こんなことを言いつつも、自分に子どもができたりしたら便利なベビーカーを使うようになるかもしれません。ただし、キャリーバッグを引くとき以上に注意するし、周りにも配慮しますよ。混雑した場所や時間帯などはできる限り避けます。

ベビーカーは必需品とは言えない。だから、運搬を手助けしない日本男子を責めることはできない。この意見、どこか間違っているでしょうか?

プレジデントオンラインの好評連載「女の言い分、男の言い分」では、いろいろなテーマで女性と男性の意見を戦わせ、読者それぞれの問題として考えていただこうという趣旨の連載企画です。
現在、掲載中の「日本男子は、なぜベビーカー女子を助けないのか」では、ご意見、ご批判を頂戴しました。記事の中に読者を不愉快に感じさせる表現が含まれていたことをお詫び申し上げます。(オンライン編集部)

大宮冬洋
1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に就職。退職後、編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターに。


[いずれもPRESIDENT Online]

Posted by nob : 2014年10月12日 14:19

そのとおり!!!Vol.44

■「9条選ばれず残念」ノーベル賞に失望

 「マララさんはノーベル平和賞に値するが、日本国憲法9条が選ばれなかったのは残念だ」。東京外国語大大学院に在籍するノルウェー人のグンナール・レークビッグさん(40=東京都在住)は10日、マララ・ユスフザイさん(17)ら2人を選んだノーベル賞委員会の決定に失望をにじませた。

 レークビッグさんは憲法9条を「リスクが高まる北東アジアにわずかに残された平和の仕組み」と位置付け、来年こそ国際的評価をさらに高め、授賞につなげて日中間などの緊張緩和を図るべきだと呼び掛ける。

 9月下旬にはノルウェー紙に寄稿。「平和賞授与で9条に国際的地位や権威が与えられれば、北東アジアの平和的共存に貢献できる」と論じた。

 寄稿では、A級戦犯をまつる靖国神社に安倍晋三首相らが「平和を祈るため」参拝するのは「ドイツ首相がヒトラーの名声をたたえて平和を祈る」ことに等しいと指摘。

 ドイツ首相が戦後、ワルシャワのユダヤ人居住区でひざまずいて謝罪したのに対し、日本から第2次大戦で暴虐を受けた近隣国の被害者は、きちんとした謝罪がないと感じており、憲法9条を謝罪に代わる「平和を保証する契約」と見なしていると強調した。

 その上で「9条の改正ないし撤廃は、日本の占領下で苦しんだ人々にとって敗北を意味する」と安倍首相が目指す改憲への異論を唱えていた。(共同)

[日刊スポーツ]

Posted by nob : 2014年10月12日 13:57

言い得て妙。。。Vol.22/“事実はひとつ、考え方はふたつ”で世界が変わる。。。

■過去や他者のせいにしても何一つ解決しない!
「今、自分にできること」にスポットを当てよ

和田裕美×岸見一郎 対談【前編】

49万部のベストセラーとなった『嫌われる勇気』は、フロイト、ユングと並んで「心理学の三大巨頭」と称されるアドラーの思想を哲人と青年の対話形式で紹介し、“アドラーブーム”とも呼べる現象を巻き起こしています。
そのアドラー心理学に共感し、自身でも「陽転思考」という生き方の転換を唱えているのが作家・経営コンサルタントの和田裕美氏。その和田さんと、『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏が行った公開対談の内容をダイジェストで2回に分けてお届けします。前編では、4年前に出会っていたというお二人に、アドラー心理学を巡って、その特徴や、「陽転思考」との共通点などを縦横に語り合っていただきました。(構成:宮崎智之)

専門家による独占を拒否した
アドラー心理学

和田裕美(以下、和田) 本日はよろしくお願いします。

岸見一郎(以下、岸見) こちらこそ。

和田 私がアドラー心理学と出会ったのは4年前。石田衣良さん原作のドラマ『美丘』(2010年放送)を観たときでした。ドラマは滅多に観ない私が、その1話だけ偶然観ていたんですが、大学の先生役をしていた志賀廣太郎さんが「アドラー心理学」に関する台詞を一瞬言ったんですね。それが素晴らしくて、思わずそばにあったティッシュの箱にメモしたくらいです。
私は「陽転思考」という考え方を皆さんにお伝えしていますが、それは“事実はひとつ、考え方はふたつ”で世界が変わるという思考法なんです。それまではこの考え方を裏付ける心理学は知る限りありませんでした。マズローなどにしても過去に原因を求めるので、変わることができないんですよね。でも、アドラー心理学なら、私の考えの裏付けになるかもしれないってその瞬間に思ったんです。

岸見 それで、私にご連絡くださったんですね。

和田 はい。それも大阪で開催された自分の講演会にお呼びして、講演まで聞かせて(笑)。

岸見 そうでしたね(笑)。

和田 その後、初対面であるにもかかわらず、3時間くらい一緒にいろいろなお話をしました。今日はご著書に書かれていない話も含め、聞かせていただければと思っています。

岸見 僕は友人から『美丘』でアドラー心理学が取り上げられていることを教えてもらいました。その後、amazonで検索してみたら関連書籍の順位が急上昇していました。しかし、それでも当時は今ほど知られていなかったのですが……。

和田 まさか4年後にアドラーがここまで注目されるとは思いませんでしたよね。アドラー心理学は長い間、メジャーになれない憂き目をみていて、研究者も少ないと聞きました。なぜなのですか?

岸見 一つは、大学で学べないということが大きな要因だと思います。大学で心理学を専攻した人でも「名前は聞いたことがあるけど……」という程度です。さらに、もともとアドラー心理学が専門家のみを対象としたものではないことも関係しているでしょう。アドラーがアメリカに活動の拠点を移したときに、精神医学の技法としてアドラー心理学を採用したいとニューヨークの医師会が申し出たことがありました。その際の条件は「われわれ医師会にだけアドラー心理学を使わせてほしい」というものです。しかし、アドラーはその申し出を断わったのです。

和田 どうしてですか?

岸見 「私の心理学は、みんなの心理学である」というわけです。しかし、そのような考え方を専門家はあまり好みません。専門家だけの専売特許にしたいからです。

和田 アドラー自身も他者からの評価を求めなかったということですね?

岸見 アドラーは「自分の学派が存在していたことを皆が忘れてしまってもかまわない」と言っています。それだけ、皆の生き方に浸透したという証拠です。アドラーが他の心理学よりメジャーでないのは、アドラー自らが望んだことだとも言えそうです。

和田 たしかに名前は知らなくても、考え方はいろいろなところに浸透していますよね。私の「陽転思考」もその一つだと思います。

岸見 実はアドラーが源流となっている考え方が色々とあることは間違いないと思います。

人は隠れた「目的」のために
「原因」を作り出す

和田 『嫌われる勇気』では、とてもわかりやすい実例がいくつも提示されています。たとえば赤面症で悩む女の子の話が出てきます。彼女は赤面症を治して好きな男性に告白したいと言うわけですが……。

岸見 赤面症に限らず神経症の人が、「この症状を治してほしい」と言ってカウンセリングに来ることはよくあります。赤面症の彼女も「治してほしい」と言葉では言うのですが、実は治ってしまうと困るのです。なぜなら、治ってしまうと人とのかかわりが始まるからです。今は「赤面症だから、男の人とお付き合いができない」と言い訳ができても、赤面症が治ったら好きな男性にアプローチしなければならない。それで振り向いてもらえなかったら、ひどく傷つきますよね。それが怖いから赤面症という原因を作っている可能性がある。「男性にアプローチしたくない」という目的を果たすために。だから、症状をどうこうしようという話はカウンセリングではしません。

和田 何の話をするんですか?

岸見 人は一人では生きていけません。人と交わることで傷つくこともあるし、裏切られることもある。しかし、そういう経験をしなければ、他者と深い関係に入ることができない。深い関係にならなければ、生きる喜びも得られません。だからあえて対人関係の中に入り、そこでいろいろなことを経験して生きる喜びを感じてほしいといった話をします。

和田 私が岸見先生にお聞きしたカウンセリングのなかで一番印象的だと思ったのが、先生が相談を受けるときに使う三角柱の話です。三つの側面のうち、二つの面には「かわいそうな私」「悪いあなた」と書いてあり、相談者が話している内容に沿って三角柱を回転させながらどちらかを提示していくという。

岸見 ほとんどの話が、この二面のうちのどちらかなんですよ。

和田 私も相談者とお話しするとき、「つらい、つらい」とばかり訴える人とときどき出会います。「私はこんなにつらくて、こんなに大変で」と。これは「かわいそうな私」ですね。一方、「夫は帰りが遅くて、お酒ばかり飲んでいて、私の話を聞いてくれない」と「悪いあなた」ばかり話す人もいる。でも、この三角柱を見せられながら話すのは、結構キツいですよね(笑)。

岸見 今、自分がどういうことを話しているか意識してほしいのです。しかし、二つの側面の話に終始していてはカウンセリングになりません。そこで、患者さんに見せていなかった三角柱のもう一つの側面を提示します。そこには、「私には何ができるのか」と書いてあります。過去のことを聞くことがまったく意味がないとまでは思いませんが、あまり意味がない。今は過去ではありませんから。解決策を一緒に考えていきましょうというスタンスで話を進める必要があります。だから「私には何ができるのか」を示すのです。

和田 誰かの責任にしているあいだは、何も解決しないですよね。

岸見 そうですね。

和田 日本の犯罪報道を見ていると、犯人は過去に親に捨てられただとか、虐待を受けただとか昔のことを調べて、そうしたトラウマが原因で悪人になったと報じる傾向があります。

岸見 虐待を受けたことが、まったく影響を与えなかったとは言いません。しかし、二つのことを指摘したい。一つは同じ境遇に育った人が皆、同じような大人になるとは限らないということ。同じような境遇に育った全員が犯罪に走るわけではない。もう一つは、過去に原因があって今があるというのが正しいとしても、タイムマシンがない限り過去には戻れないということです。だから、「私には何ができるのか」が大切になるのです。

過去ではなく、
自分で変えられる「今」にフォーカスする

和田 でも、悩み事を抱えている方は、自分のことをわかってほしくて仕方ないんですよね。過去のつらい出来事を吐き出して、「大変だったね」と言ってもらいたい。悩んでいる人にそのように接するのは悪いことですか?

岸見 アドラーは「患者を無責任と依存の地位に置いてはいけない」と言っています。つまり相手に対して、「あなたのせいではない」という言い方をしてはいけない、と。責任を他者に転嫁するお手伝いをするのではなく、「すべてが自分から始まっている」ことを理解してもらう必要があります。

和田 なるほど。一方では、虐待された子どもが、親になったときに虐待を繰り返すという話もありますね?

岸見 これはかなり複雑な背景があると思います。というのも、どんなに親から大変な目に遭っていても、カウンセラーが「それは酷い親ですね」と相談に来た方に言うと怒られてしまうことがあります。なぜなら、どんな子どもでも例外なく親を愛しているからです。では、なぜ自分が親になったときに子どもを虐待するのかというと、「私が子どもを虐待して、なおかつこの子を愛せるなら、私の親も私を愛していたのだ」と思いたいからなのです。

和田 かなりこじれていますね。

岸見 私は、相談に来られた方が考えもしなかったことを伝えるのがカウンセリングだと思っています。これまでの考え方を強化するようなカウンセリングをしても意味がありません。

和田 なるほど。

岸見 カウンセリングをした後に、その人の人生が変わらないようなカウンセリングはしてはいけないと思います。どうにかして「なんとかできそうだ」という希望を抱いて帰っていただきたい。過去の話をしても絶望するしかありませんよね。たとえば子どもが不登校になったと相談しにきた人に、「あなたの育て方がよくなかったからだ」と話しても救いがありません。「今後、適切な関わり方をしていけば子どもとの関係は変わります。そのことによって子どもが変わるかどうかは子ども自身の『課題』なのでわからないけれど、少なくとも変わる可能性は出てきます」といった話をする必要があると思います。

和田 今、自分が変えられることにフォーカスするということですね?

岸見 そうです。「私には何ができるのか」ということに思いを向けてもらうのです。

和田 過去ではなく「今」にスポットを当てるのは、アドラー心理学の素晴らしいところですね。でも、たとえば「死にたい」と言われたらどうしたらいいのでしょうか。「よりよく生きたい」とか「人とつながりたい」といった根っこの欲求があれば話は別ですが、そうではない場合にどう対応したらよいかわからなくなってしまうのです。

岸見 そうした人に私は「ご両親は健在ですか?」と聞いたことがあります。「もし、親御さんが亡くなっていれば、死んだら天国で会えるかもしれない。でも、ご存命なら会えませんよ」と。おかしな説得の方法だと思うかもしれませんが、カウンセリングに来る人は、総じて深刻な人が多い。生きる以上、真剣でなければいけないとは思いますが、深刻である必要はないのです。ですから、深刻さをやわらげるために、風向きを変えるような拍子抜けする話もしてみる。生死の問題は単純ではないのでリスクはあるかもしれませんが、あまり思い詰めなくてもいいということを伝えたいのです。

和田裕美(わだ ひろみ)
京都府生まれ。作家、営業コンサルタント。人材育成会社「和田裕美事務所」代表。

岸見一郎(きしみ いちろう)
哲学者。

(後編に続く)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年10月11日 16:05

頭と足の身体の両端から、、、私もおすすめです。。。

■美髪を作る!頭皮&足裏マッサージ
健やかな頭皮を保つための美髪マッサージ&リフレクソロジー

マミ レヴィ
アロママッサージサロン「マミーズタッチ」主宰、IFA認定アロマセラピスト。

女性の髪の悩みも多いもの

シャンプー後の排水溝、ブラッシング後のヘアブラシや、ドライヤーの後のドレッサーの下を見て、「こんなに髪が抜けて大丈夫かしら?」と、びっくりすることはありませんか?

四季の中でも春秋は抜け毛が多い季節です。しかし、ダイエットによる栄養不足や、頭皮の日焼け、また疲れやストレスによって頭皮が硬くなり、血液循環が悪くなることが原因になって抜け毛が起こることもあります。髪に栄養を与える頭皮の血行は、美しい髪の毛の成長に大きく関わります。

頭から遠い足のリフレクソロジーを取り入れることは意外なようですが、
頭皮が硬くなっている時には、足の指に老廃物が溜まっていることが多いのです。全身の血行不良をセルフケアで素早く解消させるには、頭皮と足のダブルアプローチをお勧めします。

頭皮の健康を保つ簡単な解消法としては、硬く凝った頭の筋肉をヘッドマッサージでやわらかくして、血行を促進させることです。同時に足のマッサージを行う事で、流れやすくなり、頭の軽さが出やすくなります。

頭皮の血行やリンパの流れが良くなることで、抜け毛防止につながるだけでなく、自律神経のバランスを整えたり、眼精疲労や肩凝り、頭痛の解消にもつながります。

頭のコリをほぐす頭皮マッサージ

頭は凝ると表面が硬くなり、少し押しただけで痛みを感じることもあります。
頭頂部だけではなく、耳の周りの側頭部、首の付け根の後頭部も、痛気持ち良いと感じる程度の力で、丁寧に揉みほぐしていきましょう。


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指の関節を使ってマッサージ

1 指の関節を使って頭全体をマッサージ

指先に上手く力が入らずに刺激が足りない時には、指を曲げて第一関節で刺激するといいでしょう。少しの力でしっかり刺激されますよ。


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前頭部をさする

2 前頭部をさする
両手の四指を眉の上にあて、頭頂部までしっかり押しあげます。4~5回。


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側頭部を押し回す

3 側頭部を押し回す
両手の四指で耳を囲むようにして、小さい円を描きながら押し回す。4~5回。


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後頭部をもむ

4 後頭部をもむ
首と頭の付け根のあたりに両親指を当て、5指全部を後頭部に当てて、らせんを描くように刺激します。4~5回。


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耳に指をかけて側頭部を押す

5 指間接で側頭部を押す
耳に指をかけて、指の関節で側頭部を押ていく。

仕事中や、リラックスタイムなど、いつでもどこでも簡単にできるヘッドマッサージですが、私のお気に入りは、入浴中バスタブに浸かりながらのマッサージ。代謝がアップし易くなって汗の出がグーンと良くなりますよ。


美髪をはぐくむ頭部をケアするリフレクソロジー

足のリフレクソロジーでは、頭の反射区がある親指をメインに、足指全体をよく揉みほぐしましょう。

寝不足、ストレス、頭や目を酷使したり、首が凝りすぎていると、頭皮が硬くなりますが、そうなると足の親指がパンパンに膨らんでいて、押しても揉んでも何も感じないということがあります。痛みがないから何も問題がないというより、老廃物が溜まりすぎて、刺激が届かないということが多いので、足指がむくんでいたり膨らんでいるときには、柔らかくなるまでしっかり揉みましょう。


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頭の反射区を刺激。つまむように

1 頭の反射区を刺激。つまむように。

足指全体を手の親指、もしくは人差し指の第一関節を使って刺激します。

足の親指は刺激が届きにくいので、少ししっかりめにじっくりと行いましょう。他の指は各3~4回づつ。


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甲状腺の反射区を刺激。しごくように。

2 甲状腺の反射区を刺激。しごくように。
手の親指を使い、母指球の周りを円を描くように刺激します。3~4回。


食事ではタンパク質、ビタミンC、亜鉛を積極摂取!

マッサージの他に、食事ではタンパク質(肉、魚、豆、卵など)ビタミンC、亜鉛(納豆、ひじき、海藻類)を含むものを積極的に摂ることをお勧めします。これらの食品は頭皮の血液循環や髪の毛の質に影響してきます。

だんだん気温が下がり、肩や首がこわばりが気になる季節、頭皮のマッサージは髪のためだけでなく、体の凝り予防にも効果的。ぜひお試し下さい!!

[ALLA]

Posted by nob : 2014年10月07日 10:43

果物や野菜は美味しく直接頂きましょ♪

■「野菜ジュース」の成分は“満足感”だけ!
「1本で1日に必要な野菜」「濃縮還元」は詐欺!?

上田 真緒 :東洋経済オンライン編集部

野菜ジュースの「健康神話」は本当?

<編集部より追記(10月1日)> 本記事は、安部司氏の見解をもとに構成しています。多面的な議論を紹介したものではありません。その点をご留意ください。

 B郞(40代)はこの秋の昇格人事で部長になった。働かない上司のA男(50代)に気配りしつつ、激務をこなしているのだから当然だ。それなのに妻のC美(30代)には「もう少し家庭に目を向けてよ」と不満をぶつけられる。戦う男は体調とメンタルをつねに万全にしておかねばならない。そこで「1日に必要な野菜が取れる」野菜ジュースを飲むようになった。息抜きのコーヒーは、ブラックだと胃に悪い気がするので必ずコーヒーフレッシュを入れる……。

消費者はもうちょっと疑問を持って!

野菜ジュース1本で、本当に「1日に必要な野菜」が取れるのか。コーヒーフレッシュはなぜカフェにタダで山盛りに置いてあるのか。「消費者は疑問を持ってほしい」と安部司さんは忠告する。

かつて食品添加物の専門商社に勤務し、多種多様の食品添加物を加工食品業者に販売していた安部さんは、消費者が知らない加工食品の現場を見て、食の安全性に危機感を抱くようになった。現在は無添加食品の開発を推進。その経緯を著書『食品の裏側』にまとめ、消費者に警鐘を鳴らしている。 

まず「1日に必要な野菜が取れる」という表示はトリックだと指摘する。厚生労働省が、健康を維持するには成人1日当たり350g以上の野菜を取ることを推奨しているのだが、「その数字を基に、1日に必要な野菜350g分を計算上、入れたということであって、野菜350gを取った場合の栄養素が入っているわけではない」。

やや古いデータだが、名古屋市消費生活センターが2007年に市販の野菜ジュース35銘柄の栄養成分を分析している。野菜350gを取った場合、ビタミンCを45mg、カルシウムを114mg、カロテンを8.6g取れると換算して比較。「ビタミンCやカルシウムなどの摂取はあまり期待できない(35銘柄中、水準に達したのは2銘柄)」「カロチンは十分なものがいくつかあるが、ほとんど含まないものもあった(35銘柄中、水準に達したのは8銘柄)」。

栄養素がない野菜ジュースを飲んでも気休めにしかならない。そこにあるのは飲んだ人の“満足感”だけである。安部さんは「特に『濃縮還元』タイプのものは、栄養素がほとんどない」と教える。その製法はこうだ。

まず野菜は世界各国から輸入される。野菜の原産地を見られるQRコードがパッケージに記載されている商品や、メーカーのホームページで公開している商品もある。

「基本的に、メーカーは値段が安ければ世界中どこからでも集めてきます。だいたい15カ国ぐらいだが、中国産もある。となると気になるのは残留農薬のリスク。今のところ、輸入時の検査で違反はないが、何か問題が起きたときに、どの国のどの野菜が原因だったのか追跡できるのか不安が残る」

それらの野菜を加熱して6分の1の体積に濃縮。ケチャップのようなどろどろの“濃縮ペースト”を冷凍して、日本に輸入する。体積が6分の1だから、運賃も6分の1になるというわけだ。

この“濃縮ペースト”に水を加えて元に戻したものを「濃縮還元」と呼ぶ。国内で戻せば「国内製造品」と表示していい。

野菜ジュースのパッケージに「濃縮還元」「国内製造品」と書いてあったら、消費者は「安心、安全。体にもよさそう」と思うだろう。

だが、「この方法だと、香りはもちろん、ほとんどの栄養素が失われてしまう。食物繊維は飲みにくくなるので、あらかじめ取り除いている。メーカーによっては香料やビタミンC、ミネラル、カルシウムなどの食品添加物で補っています」。

安全性に疑問のある香料も、一括表示!

この香料がくせものだ。化学的に合成された香料は3200以上あり、それらを組み合わせて作る。たとえば、イチゴの香料なら、酪酸エチル、乳酸エチルアルデヒド、リナロール、アセトフィノン、アルデヒドなど20種類以上を混ぜて、天然に近い香りを作る。「フルーツ飲料系のみならず、野菜ジュース、缶コーヒー、お茶に至るまで、さまざまなドリンクに香料は使われている。作れない香りはない」と、“食品添加物の神様”と呼ばれた安部さんは断言する。

問題は、メーカーがどんな香料をどれだけ使っているのか、消費者に知る術がないことだ。何百種類使っても「原材料名」には「香料」の一括表示でOKなのである。

これがもし上記のような合成香料の名前がずらずら表示されていたら、消費者は買うのをためらうのではないだろうか。中には安全性に問題のある香料もあるが、一括表示では避けようがない。

したがって、「香料」の表示があるドリンクはすべて買うべきでないということになる。しかし、多くのドリンクに香料が使われているからやっかいだ。

一括表示が許されているものは、ほかに「調味料」「乳化剤」「pH調整剤」「酸味料」「苦味料」など14種類ある。「それを隠れみのにして、メーカーが何をどれだけ入れていることか。メーカーにとっては非常に便利な表示です」と明かす。

では、ビタミンCの添加物はどうか。これはアスコルビン酸である。「アスコルビン酸、クエン酸、りんご酸、フマル酸は、ほとんどが中国産。日本の公定基準に合わせて作っているでしょうか」と疑問を投げかける。

野菜で貧血を起こす!

こうした添加物以上に安部さんが問題視するのは、野菜ジュースに含まれている硝酸態窒素だ。野菜に取り込まれる硝酸態窒素が国際的に問題になっているという。

「硝酸態窒素を大量に摂取すると、体内で亜硝酸窒素になります。これは血液中のヘモグロビンが酸素が取り込む前に酸素を取ってしまうので、貧血を起こす。アメリカでは、ほうれん草の裏ごしスープを離乳食として赤ちゃんに与えたところ、酸欠状態になり、全身が青くなった。そこから『ブルーベビー病』と呼ばれています」

硝酸態窒素が野菜に取り込まれる原因は、窒素系(アンモニア態)の肥料を大量に与えすぎること。これが土壌の中で硝酸態窒素に変化し、それを野菜が取り込む。本来、野菜が成長する過程で硝酸態窒素はアミノ酸、たんぱく質に変わっていくのだが、野菜を早取りすると硝酸態窒素のまま残ってしまう。

「EUの基準では硝酸態窒素は野菜100g当たり0.2~0.3gですが、日本には基準がなく、現段階で規制もされていない。日本の水道水の基準は1リットル当たり10mgだが、その2~18倍の量が市販の野菜ジュースから検出されたという民間の分析報告もある。メーカーはきちんと硝酸態窒素の含有量を公開してほしい」

野菜ジュースの“健康神話”を根底から疑ってみる必要があるだろう。

コーヒーフレッシュは「ミルク」ではない

コーヒーフレッシュは何でできている?

さて、コーヒーフレッシュである。安部さんは食品メーカーと一緒に、まさに開発していた。

「コーヒーフレッシュは何からできているでしょうか」と講演で質問すると、ほとんどの人が「ミルク」や「生クリーム」と答える。「そんなものは入っていない。植物油と水と食品添加物からできています」と、作り方を教えると一様に驚くという。

まず植物油と水を混ぜる。水と油は分離するので乳化剤を入れる。すると混ざって白く濁る。さらに、とろみをつけるために増粘多糖類(一括表示)を入れて、カラメル色素で薄く茶色にすると、いかにもクリームのようになる。そこにミルクの香料(一括表示)を入れて、日持ちをさせるためにpH調整剤(一括表示)を入れて出来上がり。

カフェのコーヒーフレッシュ

「普通のミルクや生クリームをコーヒーに入れると、ほわっと上がってくるでしょう。あの上がり方を再現するのが難しかったなあ。1年かかったよ。でも簡単に元は取れた。原価が安いし、外食系企業がぼんぼん買ってくれたからね」

コーヒーフレッシュの正体は添加物だらけの“ミルク風油”だった。「ミルクがなぜ常温で置きっ放しでも腐らないのか、ちょっと考えたらおかしいと思うはずだけどね」と安部さん。おかしいと思わない消費者の感覚こそが、おかしいのかもしれない。

このように、裏側を知るとギョッとするような「原材料」はまだまだある。たとえば、合成着色料は石油。「タール系色素」とも呼ばれる。少量でムラなく色が出るのが利点だ。

現在、日本で食品添加物として認可されている合成着色料は12種類(赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号)。

イギリスの食品基準庁では、合成着色料を摂取した子どもに多動性行動が見られたという研究報告を受けて、「子どもの活動や注意力に悪影響を与える可能性があります」という表示を義務化した。義務化されたうちの赤色40号、赤色102号、黄色4号、黄色5号は、日本で使われている。国によって取り扱いが異なるから不安である。

「石油」に「虫」――着色料は何でもアリ?

だが、天然着色料も安心できない。コチニール色素はオレンジや赤の着色に使われるが、原材料はなんと虫(サボテンに寄生するカイガラムシ科エンジムシ)。ドリンクのほか、ハムやお菓子など広く使われている。

このコチニール色素によるアレルギー症状の発症例が報告され、2012年5月に消費者庁が注意を呼びかけた。

「虫の内臓から色素を取るから、内臓のたんぱく質に反応してアレルギーを起こすのです。日本でも1990年代からコチニール色素によるアレルギーの臨床報告が大阪などであったのに、国はずっと無視してきた。しかも、2012年5月以降もアレルギー表示を義務化する動きはない」と安部さんは首をかしげる。

食物繊維が入っている“ファイバードリンク”としておなじみ「ファイブミニ」のオレンジ色も、コチニール色素が使われている。製造・販売している大塚製薬の広報に確認してみた。

「現在も引き続き、コチニール色素を使用しております。1988年に発売してから25年以上経ちますが、アレルギーを発症したという報告はございません。健康被害の申し出も今のところないという状況です。アレルゲンたんぱく量を十分確認したうえで、2001年からは低アレルゲン化したものを原材料として仕入れて使用しております」

──なぜわざわざ虫を使うのかが不思議です。ほかのもので代用できないのでしょうか。

「コチニール色素はいろいろな食材に使われていることもありまして、商品設計の中で最適なものを使用しております」

米国のスターバックスでは「ストロベリー・フラペチーノ」の赤色にコチニール色素を使っていることが判明し、2012年3月に「段階的にコチニール色素をやめて、トマトから抽出されるリコピンに切り替える」と発表している。ベジタリアンが「動物由来のものは使わないで」と批判したのがきっかけらしい。……論点はそこ!?

▼ニューズウィーク日本版「スタバ究極の無添加フラペチーノは昆虫風味」

では、日本のスターバックスでは現在、赤色にどんな着色料を使っているのか。市販のドリンクと違って、飲食店のドリンクは「原材料名」をすぐ確かめることができない。こういう時のために「お客様相談室」があるのかもしれない。スターバックス コーヒージャパンのお客様相談室に問い合わせてみた。

「今はコチニール色素を使用しておりません。『ストロベリー・フラペチーノ』は期間限定でお作りしているもので、そのときどきで使用する着色料が異なることもございますが、直近で発売された今年7月の『ストロベリー・ディライト フラペチーノ』は、ストロベリースライスに紅こうじ色素、ストロベリーソースに赤色40号、ストロベリーシロップにクチナシと紅花の色素を使用しておりました」

──赤色40号は安全なのですか。

「今、申し上げました色素はすべて食品衛生法上で許可されている安全なものです」

赤色40号は前述のとおり、イギリスで『子どもの活動や注意力に悪影響を与える可能性があります』と表示義務があるもの。日本では表示義務がないから、実際にこうして使われるのだろう。

国の認可が取り消されることも

「天然由来だからといって盲信はいけない」と安部さん。植物のアカネから抽出したアカネ色素は、発がん性があるとして2004年に禁止された。

「アカネ色素はそれまで20年ぐらい使われていました。2003年度版までの食品添加物の本には、安全性は確立されていると書いてあったが、2004年度版からはそのページが飛んでいる。これまでに60品目の食品添加物が厚生労働省に認可を削除をされた」。つまり、国が「安全」と言っていても、いつ禁止になるかわからないのだ。

そもそも、“意外な”原材料の着色料がドリンクや食品に使用されるのは、もともと着色料が衣料の染色から始まったからだという。そして、消費者も「きれいな色」のドリンクを好み、味をイメージする重要な要素となっている。

味覚に与える影響は、香りより色のほうが大きい
安部さんは講演で香料と着色料を使ったこんな実験をしている。

片方にメロンの香料、片方にレモンの香料を入れて、色をつけない透明な液体を聴衆に飲ませて、何のドリンクか当てさせる。すると、ほとんどの人は当てられない。

次に、レモンの香料のほうを緑に着色すると、「メロン」と答えるという。つまり、透明だと何のドリンクか判断できず、香りより色が大事なのだ。「試しに、『ファンタオレンジ』を誰かに目をつむって飲ませて、何味か当てさせてみるといい」。

「きれいな色」だけでなく、「自然な色」に見せるためにも、わざわざ着色料が使われる。前述のカラメル色素だ。

「赤っぽい茶色から真っ黒まで、いろんなカラメル色があり、私も売り歩いていた。日本の着色料の80%はカラメル色素。醤油やみその文化だから、茶色は自然な色に見えて安心するのです」

ただし、カラメル色素には製法によって4種類あり、発がん性が疑われるものもある(詳細は明日の記事で説明)。なぜメーカーはその製法で作るのか。

「昔ながらの砂糖を煮詰める方法ではカラメル色が安定しないからです。特にクエン酸が入った酸味の中だと色があせていく。数年経っても色が変わらないように化学処理をする」

消費者は、そうまでして「きれいな色」や「自然な色」のドリンクを飲みたいわけではなく、安全性が何より重要なはずだ。しかし、その判断をするためにも、メーカーの情報開示と、消費者の知る意欲が不可欠である。

安部 司(あべ・つかさ)
1951年福岡県生まれ。山口大学文理学部化学科卒。総合商社食品課に勤務後、無添加食品の開発・推進、伝統食品や有機農産物の販売促進などに携わり、現在に至る。熊本県有機農業研究会JAS判定員。経済産業省水質第1種公害防止管理者。工業所有権 食品製造特許4件取得。食品添加物の現状、食生活の危機を訴えた『食品の裏側』は60万部を突破するベストセラーとなる。そのほか、『食品の裏側2 実態編』『なにを食べたらいいの?』などの著書がある。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2014年10月06日 05:46

愛は止められない、、、でも本当に相手を想うのなら、密やかにただ愛し続けていればいい。。。

■「元不倫相手を忘れられない」と語る女性に、瀬戸内寂聴さんが一言「不倫するなら、死を覚悟せよ」

「別れた不倫相手が忘れられない」という、女性からの相談を受けた瀬戸内寂聴さん。同氏は、恋愛は天災みたいなもので避けられないとしつつも、不倫が許されるたったひとつの条件は「命懸け」であることだ、と説きました。(この動画は2011年に公開されたものです)

【スピーカー】

小説家、天台宗の尼僧 瀬戸内寂聴 氏
黒田あゆみ 氏

【動画もぜひご覧ください!】

瀬戸内寂聴の人生相談5「不倫をしてしまいました」~AutumnSnake

愛は無償のものでなければならない

瀬戸内寂聴氏(以下、寂聴):男女の愛でも、親子の愛でも、兄弟の愛でも。愛しているっていうのは、妹さんが言った一番確かな言葉は「お姉ちゃんの愛はエゴだ」って。これですよ。みんなエゴなの。愛してる自分を愛してるんですよ。自分はこれだけ愛しているから、相手もこれだけ愛してくれて当たり前ってね。

自分が10愛しているんだから。相手はそれに利息を付けて12の愛を返してくれって、それがみんなの気持ちなんですよ。銀行だって利子が付かない時代に、何で利子が付きますか。だから、10愛して3返ってきたら良い方ですよね。返ってこないの。愛は無償です。あげっぱなし。あげっぱなしの愛でないと、これは本当の愛じゃありません。

黒田あゆみ氏(以下、黒田):去る者は追わない方が良いですかね?

寂聴:去る者追ったって惨めになるだけよ?

黒田:でも、心底愛していたら追いたくなりますよね?

寂聴:そうね、なります。

黒田:寂聴さんはそういうところ……。

寂聴:あります。そういうこと、今でも。馬鹿だなぁって思いますけどね。

黒田:どうやってこらえました?

寂聴:いや、でも私はね、手放しました。向こう行けって、手放しました。せいせいしました。しばらく嫌だったけど。

黒田:でも寂しいですよね、女の愛は恩返しっておっしゃったことがありましたけど……。

寂聴:私は仕事がありましたからね。すぐそれを材料にして小説を書きました。それで、書くことによってね、あぁ、自分は馬鹿だなぁってことがわかりますからね。だからそこから抜け出すことができるの。

黒田:辛いですよね、その間は。

寂聴:その小説で今度自伝書が出るんでね、嫌でもそれを読まなければいけない。読んだらね、嫌でしたねぇ。なんて馬鹿なことをと思いますけどね。ある時期それが私の真実だったんだから、しょうがないですよね。

今小説を読むとね、相手が裏切っていることがちゃんと小説の中に書いてあるんですよ。それが書いている本人にわからないのね。相手の言動を見たらここでも裏切ってるじゃないのってのが、それがわからないの、その時はね。愚かですね、人間って。

不倫をしました。

黒田:(朗読)

不倫をしました。

でも もう半年も
彼の腕のなかで休むことも
出来ないのに。

怒らせて 別れて 甘えて
話をして また怒らせて。

「もう しない」と約束したのに
私は また
彼の家に 電話をかけて
押しかけたのです。

彼の奥様は怒り 彼も怒り

でも
帰るお金もなかった私を
家まで送り届けてくれたのは
彼でした。

「もう 愛はない」と
彼は 何度も言いました。

そして 彼は 私の主人に
何度も頭を床にこすりつけて
謝ってくれました。

「私だけが傷ついた」と
私はわめき 彼をなじり
黙る主人 謝る彼。

その時間だけが過ぎ 彼は
帰っていってしまいました。

主人は
「子供のためだ」
「もう終わったことだ」と
それだけ言いました。

なのに 私は まだ
彼を求めています。

恋愛とは天災みたいなもの

寂聴:もういい加減にしたら良い。それはもう渇愛でね、エゴの塊です。そんなことはもうね……。だって、周りを全部傷つけているじゃないですか。自分だけが傷ついたと思っているのね。そんなに好きならね、離婚してもらうべきですよ。

黒田:愛していた彼が自分の方と一緒に将来を約束していてくれれば戦えるけど、彼も自宅へ戻り、まぁ、去りですよね?

寂聴:当たり前じゃないですか。

黒田:で、自分は愛の残っていない夫のところに戻らなきゃならないっていう、この……。

寂聴:ご主人がそれを許すということはね、子供のためとは言いながらね、ご主人は、もしかしたら愛しているのかもしれませんね。まだ奥さんに愛が残っているのかもしれない。

だけど、子供のためなんて言って物事は済みません。子供はね、そういう親を決してありがとうとは思いません。仲の悪い夫婦がね、「お前のためにお母さんはね、我慢したのよ」なんて良く言いますよね。もうとんでもないことですよ。みんなね、子供たちは自分のために辛抱したなんて言わないでくれ、って言いますよ。

子供はね、子供のアレがあるんですから。そういう恩なんか着せてもらいたくないの。男女の間は男女において解決すべきですからね。でもね、恋愛っていうのは天災みたいなもので、降ってくるんですよね。

黒田:災みたいに?

寂聴:災い。雷と同じでね、ぱーっと降ってきて、当たったらどうしようもないんですよね。ですから、愛してはいけませんなんてわかっていても、愛さずにいられない場合があります。それが不倫になるんですけどね。

やっぱりね、私は奥さんのある人を愛してですよ、それで離婚させてですね、結婚して幸せにはなれないと思いますね。人を不幸にした上に、自分の幸せは築けないですよ。

情熱の切れ端で行う恋愛なら止めてしまえ

黒田:覚悟を持って、不倫も突き詰めれば純愛になり得るとおっしゃいましたけども。

寂聴:私は思いますけどね。

黒田:それは、どういうあり方でいろと、どういう愛し方をしろということですか? 

寂聴:それは無償の愛ですね。

黒田:そこに、その例えばこの場合にはまぁいろいろ守りたい物があるとか、あれも失いたくない、これも失いたくない。

寂聴:全部失うんですよ、純愛は。全部失うの。世間から指弾を受けるし、家族からは見限られるしで、全てを失うんですよ、純愛は。純愛を貫こうと思えば。それくらいの覚悟がないとそんなことしちゃいけませんよ。

みんなね、本当に安易ですよね。自分の情熱を切れっ端でね、ちょこちょこっと恋愛してるのね。そんなのね、私はちょっと厳しいのかもしれないけど、私はそういう恋愛はもうやめてくれって言いたいですね。だから、本当に命がけで恋をする人に、誰も文句を言えませんよ。

黒田:たとえそれが外れるとしても……。

寂聴:人の道に外れていてもね、それが命がけならね、もうそれは仕方がないですね。

黒田:ただ失うものも大きいですよね?

寂聴:だから覚悟してしなきゃしょうがないですね。渡辺淳一さんの小説で私が一番好きなのは、『失楽園』なんですよ。あれはとても売れましたね。あれは結局心中しています。全てを失っていますね。全て失って愛を貫いた。もう馬鹿だ。とかね、情けないとかね、人は言ってもですね、それは仕方がない。あの二人は全て失ったんだから、許されるんですね。

黒田:ただ小説は都合が良いですよ。普通は子供がいたりして、なかなかああいう風に勝手に死ぬことも許されないと思いますけど。

寂聴:その時はね、子供もなくなるんです。ああいう時は。

黒田:なくなるっていうのは、自分の中で捨て去るという……。

寂聴:そう。それくらいね、渇愛ってものは恐ろしいものなんですよ。だからそんなにね、軽々と恋愛しないでくれって言いたいですね。そんなにね、軽々しくするものじゃないと思いますね。やっぱり、愛すると同時に苦しみが伴うんですよね。

[ログミー]

Posted by nob : 2014年10月05日 22:24

理にかなっています。。。

■アンチエイジングには
食後1時間の運動が効果あり!

久保 明
[東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授]

 アンチエイジングにとって、食事や睡眠とともに大事なのが運動です。いや、運動を抜きにしたアンチエイジングなどありえないと言っていいくらいです。といってもただやみくもに身体を動かせばいいのではありません。効果的なタイミング、適切な運動というものがあるのです。

 まずは何度も紹介した老化の大敵「糖化」と運動です。過剰な糖が体内で蛋白質と結び付き、発生したAGE(最終糖化産物)が血管や内臓、皮膚などに沈着して機能低下を引き起こす、これが糖化です。糖化を予防するには、食べる順序を工夫する(第3回の懐石食べ)やGI値の低い食品を摂る(第4回)などがありますが、食後1時間に軽く運動するのも大変効果があります。

食後の運動、最適なのは?

 食事をして血糖値が上昇し始めるのは血管の中にブドウ糖が入ってからです。食べた食事は胃、小腸に入ってでんぷんなど糖質がブドウ糖に分解されます。それから血管の中に入っていくわけですが、15~20分で血糖値が上昇し始め、1~1時間半程度でピークに達し、2時間位で下がり始めます。このピークの時にブドウ糖をエネルギー源として使う運動を行うと、糖化が抑えられるのです。ただし、激しい運動をしては消化を妨げることになりますので、軽い運動がお勧めです。

 具体的には15分ウォークとハーフスクワット20回程度をすればいいでしょう。歩くことで有酸素運動、ハーフスクワットで筋肉を使う。この組み合わせが糖化を抑制するのです。ハーフスクワットは腰を軽く落とすくらい、膝も90度曲げれば十分です。

 ハーフスクワットの代わりに階段の上り降りでもかまいません。15分ウォークは昼食を外に食べに行って歩いてもいいし、食後に散歩をして7~8分くらいの距離を往復してもOKです。朝なら朝食後、通勤で駅まで歩いたり、また駅の階段を上り降りすれば、糖化防止に役立ちます。

 一番手軽な運動と考えられているのが歩くこと、ウォーキングです。皆さんの中にもポケットや鞄の中に万歩計を入れたり、スマホで歩数をカウントしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。歩くことは大変いいことです。有酸素運動であるウォーキングは生活習慣病の予防や心肺機能アップ、ストレス解消にも役立ちます。

 ただし、最近は「歩く」ことが多少、過大評価されているきらいがあります。毎日歩いてさえいれば、健康長寿につながる、と考える人が結構います。でも、だらだら漫然と歩いていても駄目。

 アンチエイジングには歩行スピードが重要なのです。「歩行スピードが速い人は、遅い人に比べ、寿命が長い」というデータがあります。アメリカのピッツバーグ大学などのグループが行った調査で、65歳以上の高齢者約3万人を対象に歩行スピードと生存率の関係を調べたところ、ある範囲では歩行速度が毎秒10cm速くなるごとに死亡リスクが12%低下することが判明したのです。

 やってみると分かりますが、歩行スピードを上げて歩くのはなかなか大変です。心肺機能はもちろん、足腰に筋肉がついていないと歩行スピードが上がりません。ウォーキングでは足腰に筋肉がつかないので、別に日常生活で筋力をつけるための体操や動作、トレーニングを取り入れて、足腰を鍛えながら歩行スピードを上げていくべきなのです。

 足腰を鍛える代表的な運動がスクワットです。スクワットとは、直立したまま膝関節の屈曲、伸展を繰り返す運動です。プロレスの鍛錬などでおなじみですよね。プロレスラーは目一杯腰を落としたスクワットを1000回以上もやるという話も聞きますが、アンチエイジングでは膝を90度ほど曲げるハーフスクワットを20回~30回やるくらいでOKです。これでも足腰の衰えを防ぐには十分効果があるはずです。

認知症と運動の深い関係

 運動は認知症予防にも効果があります。脳の視床下部のBDNF(脳由来神経栄養因子)には、脳の細胞を増やし認知症やアルツハイマーの予防作用があることが分かっています。このBDNFを増加させるのが軽い有酸素運動です。1日3.2km歩けばいいとされています。1日0.4kmしか歩かない人は、3.2km歩いた人に比べて1.8倍認知症のリスクが増すというデータもあります。

 握力が弱くなると、認知症になるリスクが増えます。第1回でもお伝えしましたが、老化の度合いを測るバロメーターの一つが握力なのです。握力には全身の筋肉の衰えが顕著に表れてきます。筋肉の活動が衰えると、脳の活動も衰えるのです。厚生労働省の調査では、握力の強い人は脳卒中になりにくいという結果も出ています。最近、瓶の蓋やペットボトルの蓋を開けるのに苦労するようになったという人は要注意です。

 WHO(世界保健機関)は健康長寿のためには、以下の4つを鍛えるべしという勧告案を出しています。(1)筋力、(2)持久力、(3)関節の柔軟性、(4)バランス力です。

 筋力は、筋肉に力を込めるトレーニングで強くなりますし、持久力は有酸素運動のウォーキング、関節の柔軟性には各種ストレッチ、バランス力には閉眼片足立ちなどの動作が有効です。

 ただし、運動をするにはそれなりの準備が必要です。狭い障害物のある場所で発作的に閉眼片足立ちなどはしないこと。鍛えるにも徐々に自分のペースでやることがお勧めです。また、駅の階段があればエスカレーターを使わずに上ったり、家で風呂の掃除を買って出たり、日常生活の中でこまめに身体を動かすように、「生活の活動度」を上げていくのもアンチエイジング的にはポイントが高くなります。

筋肉を保つための食事法

 食事の点では、筋肉を保つためには蛋白質が必要です。高齢になり、筋肉量の低下が気になったら、肉を食べた方がいいのです。年を取ると、肉はよくないのではと思っているとしたら、むしろそれは逆。年を重ねると、筋肉量は加速度的に減っていきますので、運動とともに蛋白質の摂取が欠かせません。

 肉の蛋白質には体内で合成されないアミノ酸が含まれています。肉を食べれば体に必要なほとんどのアミノ酸が摂れると言っていいほどです。中高年の蛋白質摂取の目安は体重1kgにつき1g、60kgの体重なら60gになります。肉のほかにも魚や大豆、豆類、卵などからバランスよく摂ってください。

 今回のメディカル・トピックスは、「身体の機能評価と予後」の関係です。

(1)握力、(2)歩行スピード、(3)椅子からの立ち上がり、(4)片足立ちバランスは、将来の骨折リスク、認知機能低下とどう関係するか、という調査(2011年)です。握力、歩行スピード、椅子からの立ち上がり能力、片足立ちバランス、それぞれの低下と骨折リスクは関係していました。

 一方、認知機能低下と握力低下は最も関係があり、歩行スピードの低下とも大きく関係があり、片足立ちバランスとは若干相関が認められる一方、椅子から立ち上がるとはほぼ無関係という結果が出ています。中年のうちからこれらの能力の低下には注意した方がいいでしょう。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年09月30日 14:19

変わることで生まれる「不安」と、変わらないことでつきまとう「不満」、、、どちらを選ぶかは自明のことと思いますが。。。

■もしもあなたが職場で「嫌われる勇気」を持てたら
嫌われて出世する人、ダメになる人の違いを大調査

宮崎智之 [フリーライター]

「嫌われる勇気を持ってこそ、人生を自由に生きられる」と説く、アドラー心理学に改めて注目が集まっている。その火付け役となった書籍『嫌われる勇気』はベストセラーを記録。ヒットの理由として、嫌われることに萎縮し、本来の自分を出せずに悶々としている人が世の中に溢れていることが推察される。我々が人目を最も気にするビジネスの現場を見ると、周囲に嫌われていても尊敬される人、出世する人がいる一方、嫌われて自らの立場を危うくしている人もいる。この差はいったい何なのか。ビジネスパーソンへのアンケート調査を基に、職場で嫌われることのメリットとデメリットを考察しよう。(取材・文/フリーライター・宮崎智之、編集協力/プレスラボ)

みんな、人目を気にせずに生きたい
でも「嫌われる勇気」を持てない現実

 あなたは自由な人生を送るために、嫌われる勇気を持つことができるか――。

 書籍『嫌われる勇気~自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎、古賀史健著/ダイヤモンド社)が、話題となっている。同著は、オーストリア出身でフロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の1人、アルフレッド・アドラー(1870~1937年)の思想を、哲人と青年の対話形式でまとめたものだ。

「人間の悩みは全て対人関係の悩み」「嫌われる勇気を持ってこそ、人生を自由に生きられる」という旨を説くアドラーの教えは、多くの日本人に深く刺さった。同著は、昨年末の発行以来大きな話題となり、40万部を超えるベストセラーとなっている。

 これほどまでに同著が受け容れられた背景には、嫌われることを恐れる人が世に溢れているという現実がうかがえる。誰もが人の目を気にせず自由に生きたいと思うものだが、実際には嫌われることに萎縮して、本来の自分を出せずに悶々としている人が大勢いる。

 それも無理はない。世の中の景気は上向いてきたとはいえ、多くの日本企業を取り巻く事業環境は依然として厳しい。一時は「追い出し部屋」などという言葉が流行り、成果主義的評価制度の定着も相まって、多くのビジネスパーソンは「なるべく失敗をしないように」「上司や同僚に嫌われないように」と、周囲の顔色をうかがいながら仕事をしている。

 プライベートでも気が抜けない。特に最近ではSNSの普及もあり、自由な発言の場が増える一方、投稿によって人間関係のトラブルに発展するケースが相次いでいる。「ツイートの内容を、いつ誰にチェックされているかわからない」と、警戒心を抱くユーザーが増えている。こうして見ると、現代はかつてなく人の目を気にする機会が多い時代だと言える。

嫌われても出世する人と
嫌われてダメになる人の違いを大調査

 しかし、このへんでちょっと考えてみたい。他人に嫌われないように気を配り続けることが、本当に全て自分のためになっているのだろうか、と。

 我々が人目を最も気にするであろうビジネスの現場を例にとると、職場には「嫌われても尊敬されている人」「嫌われても出世している人」が、少なからずいるのではないだろうか。彼らのなかには、「嫌われないように」と八方美人に徹しているあなたよりも、よほど周囲からの評価が高い人もいるはずだ。もし、あなたの周囲にもそうした人がいるとすれば、それは自分なりの「嫌われる勇気」を実践して、成功している例なのかもしれない。

 もちろん一方で、周囲に嫌われて自らの立場を危うくしている人も、数多く目につくだろう。この「差」はいったい何なのだろうか。嫌われることはリスクが大きいが、単に嫌われないことだけでもダメだとしたら、我々はいったいどうやって世渡りをすればいいのか。これは、私たちが考えるべき処世術としては、最も高度な判断力を要する課題の1つと言えるだろう。

 そこで今回は、リサーチ会社「リビジェン」の協力を得て、全国の男女200人に対してアンケートを実施し、「職場における嫌われる勇気」に対する意見を聞いた(対象は20~50代/経営者・役員、会社員、公務員、自営業)。その結果を基に、職場で嫌われることのメリットとデメリットを考察しよう。

 まず世間の人々は、ビジネスの現場で「嫌われる」ことに対して、どんな感想を持っているのか。「あなたは、職場で嫌われることが怖いですか?」という質問には、68.5%が「はい」と回答した。男女別で見ると、男性が64.1%、女性が73.4%となっており、女性のほうが嫌われることを恐れる傾向があるようだ。

 さらに「嫌われることが怖い」と回答した人を年代別で見ると、20代が79.3%で1位となり、30代の65.2%、40代の61.5%、50代以上の33.3%と続く。年齢を重ねると人目が気にならないこともあるのか、はたまた自分の実力に自信を持てるようになるからなのか、いずれにせよ年齢を重ねるにつれ、嫌われることへの恐怖が薄れる人が増えていくことは確かなようだ。

「仕事が円滑に進まなくなる」
7割の人は嫌われる勇気を持てない

 嫌われるのが嫌な理由としては、以下のような声が上がった。

「嫌われると、仕事が円滑に進まなくなる」(37歳・男性/営業職)

「職場に1人、絶対的な存在の人がいて、その人に目を付けられたくない」(24歳・女性/事務系)

「精神的に弱いので人から嫌われるのは怖い」(35歳・女性/事務系)

「会社に居づらくなってしまう」(25歳・男性/営業職)

「必要なときに助けてもらえない可能性がある」(29歳・男性/事務系)

「皆に好かれたい」(29歳・男性/技術系)

「嫌われると、契約を切られるのではと心配になる」(30歳・女性/事務系)

「1日のうちで職場にいる時間は長いので、周りとうまくやっていきたい」(29歳・女性/事務系)

 このように全体を俯瞰すると、おおよそ7割近い人が「嫌われる勇気」を持てずにおり、またその理由は「嫌われること」に対する潜在的な恐怖心に端を発していると言える。

 もちろん、ただ単に「嫌われる勇気」を持てばいいというものではない。そもそも嫌われることは諸刃の剣である。「嫌われる勇気」を実践するなら、嫌われることを気にせずに自分の流儀を貫いてもなお、尊敬される人物になることが理想であるはずだ。アンケート結果を見ると、意外なことに、全体の46.5%が「周囲にそのような人物がいる」と回答している。

明暗を分ける2つのキーワード
一貫性のある人は結局尊敬される

 では実際に、「嫌われても成功する人」と「嫌われて失敗する人」との違いとは、何なのだろうか。アンケート結果からは、その明暗を分ける2つのキーワードが浮かび上がった。

 1つ目のキーワードは「一貫性」だ。まずはこのキーワードにあてはまる、「嫌われても成功する人」の人物像や理由を見てみよう。事務系の女性(44歳)は、アンケートに対してこんなコメントを寄せている。

「意志が強く、他人の意見でふらふら振り回されず、正しいことを正しいと、上司・部下に関係なく発言する人がいます。始めは疎んでいた周りの人も『その人の言うことなら間違いない』と、その人を規範とするようにさえなっていきました。結果的には、我が社で最年少の役員へと上り詰めていきました」

 さらに事務系の女性(27歳)からは、こんな意見も。

「たまに厳しすぎるときもあって、敬遠されがちの上司。でも、いつも他人を思いやり、決して他人の悪口を言わず、必ず会社が良くなるために行動していて一貫性がある」

 他にもこんな声があった。

「甘えを見極めて、厳しく人を育てる先輩を尊敬しています。『甘えでできない』と『一生懸命やっているができない』とでは全然違います。『本当の一生懸命は人に伝わる』ということを教えてくれた方でした。いつも皆を平等に見てくれていました」(30歳・男性/自営業)

「嫌われてもしっかり筋の通ることを貫いて、信用を得ている人がいる」(27歳・女性/事務系)

 つまり、どれだけ自分の意見を押し通そうが、厳しく振る舞おうが、その根底に「一貫性」があり、それが周囲のためになっていると認識されている人は、尊敬され、出世するということなのだろう。


 逆に、「嫌われるだけ」のタイプについては、こんな意見が寄せられた。

「有言実行じゃない人、言葉に行動が伴ってない人、矛盾している人」(24歳・女性/事務系)

「活躍している人にはゴマをすり、努力しているけれど芽が出ない人には冷たい態度を取っていた同僚が、そのことが原因で仕事がなくなった」(28歳・男性/自営業)

「人に言うだけで、自分が実践できてない人」(36歳・男性/自営業)

 人には厳しいのに自分には甘い、人によって態度が変わるなど、一貫性のない言動は嫌われる原因になるようである。

どんなに嫌われていようとも
業績さえ上げれば文句を言われない

 2つ目のキーワードは「成績」だ。少し身も蓋もない話になってしまうが、利益を上げることが至上命題の会社組織では、どんなに嫌われようと業績さえ上げていれば文句を言われないという側面もある。

「営業成績がズバ抜けて良かったので、周りから嫌われていても部の中では大事な存在になっていた」(34歳・男性/技術系)

「ハッキリとものを言うから同僚からは非難されているが、営業成績がトップのため出世した人がいる」(33歳・女性/自営業)

「意見についていけない人であっても、仕事ができれば尊敬されると思う」(38歳・男性/技術系)

 逆に、ただ単に嫌われるだけのパターンは次のようなものだ。

「仕事ができないのに、下の人に対してかなりの上から目線!」(28歳・女性/技術系)

「性格が悪い上、仕事ができない人がいます。特に実績がないのに態度がデカく、人に注意することを自分のほうがちゃんとできていないので、みんなに嫌われています」(29歳・女性/営業系)

 実力主義の会社では成績を残している限り、「あの人はできる」と一目置かれるということだろう。しかし、このタイプはひとたび成績が下がれば一気に嫌われ者となってしまう可能性があるので、注意が必要だ。

嫌われる勇気を持つ以前に
ただ嫌われるだけのタイプは要注意

 これら2つのポイントをよく研究し、地雷を踏まないように注意すれば、「嫌われる勇気」を実践しつつも、順風満帆な会社員人生を送れる可能性は高そうだ。

 ちなみに、嫌われる勇気を持つ、持たないという問題以前に、「ただただ周囲から嫌われるだけ」というタイプも参考までに紹介しておこう。

「責任逃れをするタイプ」(45歳・男性/技術系)

「自分の非を認めない、他人の批判ばかりする、約束を守らない、口先だけで行動しない、という人が嫌われています。尻ぬぐいをするのは周りなので」(34歳・女性/事務系)

「嘘をつく人はダメです。最初は騙される人も多いのですが、最後はどこかでその嘘がばれ、辻褄が合わなくなり、結果、周りにも多大な被害をもたらすことになって、降格、解雇といった処分を受けた人が数人います。本人もそのことによりウツになり、会社に出て来られなくなったりしたこともありました」(44歳・女性/事務系)

「責任逃れ」「約束を守らない」「批判ばかり」「陰口」「嘘」などは、ここで紹介したコメント以外にも多く見られるキーワードだった。決して、そういうイメージを周囲に与えてはいけない。心当たりのある人は、すぐに改善したほうがいいだろう。

変わることで生まれる不安と
変わらないことでつきまとう不満

 最後に、書籍『嫌われる勇気』からこんな文言を引用したい。

「あなたはご自分のことを、不幸な人間だとおっしゃる。いますぐ変わりたいとおっしゃる。別人に生まれ変わりたいとさえ、訴えている。にもかかわらず変われないでいるのは、なぜなのか?  

 それはあなたがご自分のライフスタイルを変えないでおこうと、不断の決心をしているからなのです。(中略)新しいライフスタイルを選んでしまったら、新しい自分になにが起きるかもわからないし、目の前の出来事にどう対処すればいいかもわかりません。未来が見通しづらくなるし、不安だらけの人生を送ることになる。(中略)

 つまり人は、いろいろと不満はあったとしても、『このままのわたし』でいることほうが楽であり、安心なのです。(中略)ライフスタイルを変えようとするとき、我々は大きな“勇気”を試されます。変わることで生まれる『不安』と、変わらないことでつきまとう『不満』。きっとあなたは後者を選択されたのでしょう」

 嫌われるリスクを背負ってまで、職場で自分の意見や流儀を貫き通すことには勇気がいる。しかし、「自由な人生」を送るためには、一歩踏み出さなければならないこともある。前述の引用に従うなら、「嫌われても評価される人物」になりたくてもなれないでいるビジネスパーソンは、自ら「『嫌われても評価される人物』にならないでおこう」と決心していると言えそうだ。

 変わることで生まれる「不安」と、変わらないことでつきまとう「不満」。どちらを選ぶことが正しいかは、人それぞれ価値観の違いがあるので、一概に答えを出すことは難しい。

 1つだけ言えるのは、成功や失敗の可能性から逆算して「嫌われる勇気」を持つか否かを考えるのではなく、自分が正しいと思う信念に基づいて「嫌われる勇気」を持てる人こそが、結果的に周囲から尊敬される人になれるのではないか、ということである。このことを、よく肝に銘じておきたい。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年09月29日 08:39

自然環境破壊、ウイルスの蔓延、放射能の拡散などと同様に、過度な情報という害悪から心身を護るのは、現代社会を生き抜く基本的な力。。。

■ドラえもんで描かれた道具を手にしつつある社会にもたらされた光と影。デジタルの恩恵は私達を幸せにするのか?

第1章 デジタル社会の光と影【前編】

僕は、デジタルは人間に恩恵を与えるものだと信じている。だから今日も、僕はデジタルの領域で活動する。(中略)その一方で、僕は不思議な違和感を覚えるようになっている。はじめは小さかったこの違和感は、デジタルが世を覆い尽くすにつれ大きくなっている。(中略)人間はもちろん人間のためにデジタルを駆使し、進化させようとしているはずだ。……にもかかわらず存在する違和感。その違和感の正体を突き止め、真摯に対峙しなければ、訪れる未来は必ずしも明るいものにはならないだろう。このような予感が、本書を執筆する原動力になっている。――小川和也・著『デジタルは人間を奪うのか』「はじめに」より

* * *

ドラえもんのひみつ道具が次々と実現

世界の総人口は70億人を超えた。
2050年には96億人、2100年までに100億人を上回る見通しだ。世界の人口が増すにつれ、デジタルの存在感、それが及ぼす影響力も増す一方だろう。

デジタルは、人類の歴史の中でもとりわけ大きな変革を起こそうとしている。あらゆるものの効率化を促し、これまでの不可能を可能にする。人間の脳や身体を補完し、労働を肩代わりする。漫画の中のつくり話を、どんどん現実のものとする。

実は、ドラえもんがポケットから出したひみつ道具の多くがもはや夢ではなくなっている。たとえば、糸電話の紙コップを模した道具である「糸なし糸電話」。離れたところで話ができるこの道具はまさしく携帯電話として世の中に普及している。

鉛筆状の筆記用具に六角形をしたコンピュータらしきものがついている「コンピューターペンシル」。これを使えば、量の多い仕事や勉強でもあっという間にすらすらと終わらせられる。これはまさに、いまのパソコンに置き換えられる。ディスプレイの世界地図から描きたい地点を指定し、そこの風景などを描くことができる「いつでもどこでもスケッチセット」は、グーグルのストリートビューに近い。紙の上に物を載せるとその物と同様の立体的な複製が紙から出てくる「立体コピー紙」などはまさに3Dプリンターだ。

「こんなこといいな できたらいいな」というアニメの『ドラえもん』の主題歌にノスタルジーを感じるほど、かつての空想の話もいまや現実の話になりつつある。近い未来には、さらに多くのひみつ道具が実現されることになるだろう。

これらの空想を現実のものとしているのは、まさにデジタルだ。
デジタルの恩恵を味わえば味わうほど、もはやデジタルのない世界へさかのぼることは難しくなる。デジタルはこれからますます社会を覆い尽くし、人間が100億人を超えているであろう2100年の世界では、デジタルの影響はいまの比ではないものとなっている。降りることのできないデジタルの船はいまよりずっと先に進み、その時にはその中で暮らす人が100億人を超える。そういう日が、やがて訪れることになる。

デジタルが発展途上国の50億人に光をもたらす

フェイスブックは「internet.org」をテクノロジー企業6社(Ericsson, MediaTek, Nokia, Opera, Qualcomm, Samsung)と共同設立、主に次の3つの課題にフォーカスし、発展途上国のネット利用の実現を進めている。(参照元:フェイスブックによるプレスリリース http://newsroom.fb.com/News/690/Technology-Leaders-Launch-Partnership-to-Make-Internet-Access-Available-to-All)

(1) データ伝送の効率化によるインターネットアクセス料金の減額
(2) アプリの効率化による使用データ量の低減
(3) インターネット普及の新モデル構築

フェイスブックのCEO(最高経営責任者)であるマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏は、これに関して次のように発言している。

「不公正な経済の現実とは、すでにフェイスブックにいる人々は、それ以外の世界すべてを合わせたよりも多くのお金を有しているということだ。我々が今後非常に長い期間にわたってインターネットの恩恵に浴していない数十億人の人々に仕え続けることは、可能であったとしても、利益にはつながらないかもしれない。それでも我々は、誰もがネットに接続できるようにすべきだと信じている」

彼らは既にそのための素案を公開し、その改良意見を世に求め始めている。

現在のインターネットユーザーは27億人で、世界の総人口のおよそ3分の1にあたる。
しかしその増加率は毎年9%以下で、インターネットが成長過程の初期段階にあることを鑑みれば、低い成長率だということを彼らは危惧している。(参照元:“Is Connectivity A Human Right?”)

この視点を持つのはフェイスブックだけではない。
2012年11月8日、米グーグルは発展途上国の利用者を対象としたGoogle Free Zone(グーグルフリーゾーン)というサービスを発表している。その1つ目のパイロットプログラムとしてフィリピンの通信キャリアであるGlobe Telecomと提携し、同国での提供を開始している。

このフリーゾーンは、インターネット接続機能を持つ携帯端末のユーザーが、検索、Gmail、Google+等のグーグル主要プロダクトを無料(データ通信契約も不要)で利用できるサービスだ。検索結果に表示されたリンク先のページにも無料でアクセスできる。

フィリピンのモバイルマーケットは既に飽和状態にあり、97%のユーザーがSMS(ショートメッセージサービス)を利用しているものの、モバイルインターネットの利用はわずか9・8%だ(2011年度World Bankデータ)。フリーゾーンを通じてフィリピンでモバイルインターネットの利用を普及させる取り組みは、より高性能な端末への買い替えとグーグルの利用を促す狙いはあるが、これもフェイスブックと同じく大義によるものだといえるだろう。

「デジタル・ディバイド」という言葉がある。
これは、インターネットを中心とした情報通信技術を利用できる人とできない人の間に生じる経済格差を指す言葉として使われている。

米国では1996年、当時の大統領であったビル・クリントン(Bill Clinton)氏と副大統領のアル・ゴア(Al Gore)氏がこの言葉を公式に使用し、クリントン政権ではすべてのアメリカ国民がコンピュータとインターネットを利用できるようにすることを国家的な目標とした。そしてここ日本においては、2000年前後からこの言葉が使われ始めている。

僕は数年にわたり、スリランカの児童養護施設の支援に携わらせていただいているが、その子供たちが将来活躍するための武器として、デジタルスキルが重要な意味を持つことを目の当たりにしている。

ちなみにスリランカのインターネット普及率は15・0%だ。さらに普及率が低い国では、バングラディッシュ5・0%、カンボジア4・4%、ミャンマーになると1・0%というのが実情(参照元:Internet World Stats / Internet Users 30-June-2012)であり、そのような国々でデジタル・ディバイドの解消がなされる意義は大きい。

たとえば、電子メールの送受信や様々なデータベースの利用、商品の購入や音楽の受信配信、金融取引などが可能になることで、生活やビジネスの利便性が上がる。さらには新しい産業も生まれて育つ。これらにより、経済的には労働生産性の向上、文化的には相互理解が深まることにつながる。
また、国民が等しく国際情勢を把握できれば、政治的には民主化の推進を促すと考えられる。

デジタルが、発展途上国の50億人に光をもたらし、成長を促す。もちろんそこで必要なのはデジタルだけではないが、デジタルが放つ光の力は計り知れない。発展途上国におけるデジタルの普及がその国や人々の姿を大きく変え、さらにそれが世界全体の発展にも寄与する。僕はそう考えている。

18歳女子高生の大発明

スマートフォンなどの携帯型デジタル機器を四六時中利用するようになったことで逆に不便を感じるようになったことがある。それはその稼働電力だ。小さなデジタル機器の中には、長い期間それを稼働できるようなバッテリーは入れられない。だからいまはまだ、そのバッテリーをこまめに充電する必要がある。しかし一定量の充電をするには概ね数十分から数時間を要し、そのためのコンセントがある場所も限られる。これはデジタルの利便性と表裏一体の不便さであるが、そこにもちゃんとデジタルテクノロジーが解決にあたってくれようとしている。

たとえばそのひとつが、2013年に開発された非常に小さなスペースに大量のエネルギーを保持できるテクノロジーだ。開発したのはなんと当時18歳の米国の女子高生で、インテル国際学生科学技術フェアの準優秀賞を獲得した。この技術を応用すれば、様々な電子機器などを短時間で効率よく充電することが可能になるという。

また、街の中を飛び交うWi-Fiに含まれているエネルギー波を電流に変換するテクノロジーが米国の学生によって開発されている。太陽電池パネルに相当する実用性が得られるとのことだが、天候に左右されない安定した電力で、どこからでも給電できるようになるのも時間の問題だろう。

このようなデジタルテクノロジーが毎日のように生み出されては進化をし、われわれが不便に感じるところには、すかさず新しい光が射す。それにより、われわれの生活の中にある不便という穴はどんどん埋められていくだろう。

光が射す一方で、つくられる影

デジタルがもたらす光、その力と功については、もう既に目の前にあるものだけでも充分過ぎるほど理解できるだろう。
しかし一方で、その光に伴ってつくられる、影のようなものの存在を感じることがある。その影は、さりげない日常生活の中にも見え隠れしている。

朝起きたらすぐにベッドの中で、おはようの挨拶の前にスマートフォンを手にとる。朝の散歩でもスマートフォンをチェックする。気づいたら散歩道の景色の記憶が薄い。友達との食事中も頻繁にスマートフォンのチェックをし合っている。デートの時も、旅先でも、ゴルフのプレイ中も、誕生会でも、そこにはスマートフォンに関心を奪われる自分やみんながいる。

誰かといるのに、みんなといるのに、すぐそばにいるのに、とても遠く感じる。そのような感覚の中にこそ、この影が潜んでいる。

デジタルが光をもたらす一方で、つくられる影。この影は光を遮り、われわれの社会に歪みを与えようとしているのだろうか。

毎日ムダな情報と出会っている?

われわれはいま、溢れんばかりの情報の中で生きている。
その中から縁あって出会い、毎日触れている情報は、あなたにとって本当に有益なものなのだろうか。もしかしたら、不必要な情報の陰で本当は必要な情報が埋没してしまっているかもしれない。

米EMCが調査会社の米IDCに委託して実施したデジタルユニバースに関する調査結果(http://www.emc.com/collateral/analyst-reports/idc-the-digital-universe-in-2020.pdf)はインパクトがあるものだった。

2020年にはデジタルユニバースの規模は40ゼタバイトに達し、世界の全人口1人あたりではおよそ5247ギガバイトのデータを保有する量に相当するという。「ゼタバイト(Zettabyte)」といわれても、ピンとこない人が大半だろう。これはデジタルデータの容量の単位で、単位の小さい順に並べてみると、「バイト→キロバイト→メガバイト→ギガバイト→テラバイト→ペタバイト→エクサバイト→ゼタバイト→ヨタバイト」となり、単位が1つ上がるごとに1024倍(2の10乗)という仕組みだ。

ゼタバイト、とてつもなく大容量であることくらいはすぐに想像がつく。累乗で表すと2の70乗、約11垓8059京と聞くと、また想像からはみ出てしまう数字になる。これはDVDで2500億枚に相当し、少し馴染みのあるギガバイトをコーヒーカップ1杯分とすれば、ゼタバイトは万里の長城の体積に匹敵する。
2006年時点では0・161ゼタバイトであったが、その増大スピードは加速の一途、デジタルユニバースは2年ごとに倍増するペースの中にある。

一方、その膨大なデータを活用しきれずにいる状態にあり、2012年時点のデジタルユニバースの23%(643エクサバイト)はビッグデータとして活用可能であるものの、タグ付けされているデータはそのうち3%、さらに分析まで行われているデータの割合は1%未満だといわれている。

この膨大な情報の源として成長を続けているのがソーシャルメディアだ。
ソーシャルメディアが実生活とウェブをつなぐインターフェイスとなり、世界中のユーザーが日常の細かな出来事をそこへ集積するようになった。検索がウェブ上の情報を収集してインデックス化する速度を、世界中のユーザーがソーシャルメディア経由でウェブに情報をアップロードする速度が凌駕してしまった。

その中でもフェイスブックのニュースフィードは、毎日7億人以上が見る情報フィルターになった。それにもかかわらず、このニュースフィードに表示される投稿がどのような仕組みで選択されるかというアルゴリズムはあまり明らかにされていない。自分がつながっている友達の投稿が全てそこに表示されている訳ではないし、むしろ目に触れられる機会すらないまま、多くの投稿が流れ去っている現実がある。

いずれにせよ、われわれが膨大な情報の中で生活するようになったことで、それらを捌いて必要な情報を目の前に運んでくれる何らかのフィルターが不可欠になった。

しかし、どんなフィルターであっても、それがあらゆる情報から一部を抽出するフィルターである限り、自分が必要とする情報に100%出会えることは保証されない。いまの社会において、情報との出会いはセレンディピティ(役に立ったり必要なものを、偶然の出会いから発見すること)次第なのだ。

残念ながら、情報量と接触する情報の質は比例しない。どれだけ情報が増えても、その増えた分だけあなたにとって必要な情報と出会える確率が高まるとは限らない。われわれはこれから、爆発的に増えていく情報の価値を、本当に享受しきれるのか試され続けることになる。

〝嘘の戦争〟にも気づかないまま

もはやインターネット上の事典として、世界中で使われるようになったウィキペディア。英語版からスタートしたが、その後多くの言語に展開され、いまや270言語以上に及ぶ。

調べごとにこれを使う人が増えたことで、市販の事典の売れ行きが減少しているという話も聞く。ネット利用がアクティブになるにつれ、〝調べごとはウィキペディア〟という人が増えるのは当然の流れだろう。

誰もが新規記事の執筆や既存記事の編集に参加できることが特徴で、主立った用語はかなり網羅されるようになった。公的なニュースや書籍などでも、ウィキペディアから引用されることも多くなり、情報の信頼性や信憑性は増している。

しかし過去には、このような出来事があったことを思い出す。ウィキペディアで〝嘘の戦争〟がつくり上げられ、しばらく気づかれずに放置されていたのだ。

「ビコリム戦争(Bicholim conflict)」という2007年に作成されたページがそれだ。
1640年から41年にかけ、植民地支配を目指したポルトガルと当時インドの大部分を支配していたマラータ王国との間で起きたのがビコリム戦争であると説明されていた。戦争の名前の由来から、最後は平和条約を締結したという結末まで記述されており、5年間ほどこの〝嘘の戦争〟が閲覧されていた。

米国のユーザーの一人がこの情報に疑問を持ち調査を行ったことから、このビコリム戦争自体が一切なかったことが判明、申し立てを受けたウィキペディアがページを削除した。
まさに、誰かのいたずらでつくられた〝嘘の戦争〟が事典の中に収められ、長いこと閲覧されていたのだ。編集への参加は実名を明かさなくても可能であり、このようないたずらの書き込みへの対処は実際難しい。

ソーシャルメディアが普及し、自身をより魅力的に見えるように着飾って投稿をしたことがある人は、実に2人に1人はいるという調査などもある。もしもその脚色が度を超えてしまっていた場合、真実とは異なる情報を受け取ってしまうこともあり得るということだ。

豊富で便利な情報の背後にある信憑性のリスク。
もちろん多くの項目において役に立つ情報が記述されているし、思いがけず面白い情報に出会えたりもする。しかし一方で、そこには一切の保証がないことも理解しておいた方がよいだろう。

つまり、あなた自身が最終的に正しい情報のフィルターを持たなければ、嘘の情報に飲み込まれかねないということだ。

<以下、【後編】に続く>


■つながり依存、脳腫瘍発生の危険性、経済損失・・・デジタルの影の部分にも明るい領域をつくらなければならない

第1章 デジタル社会の光と影【後編】

SNSが生む経済損失

手元のスマートフォンのアラートに頻繁に喚起され、それに手を伸ばしてはチェックを繰り返す。たとえ仕事の打ち合わせ中でも、である。そのアラートは、フェイスブック上で更新が生じたことやメッセージ受信のお知らせだ。また、仕事でパソコンに向かうことが多い職業だと、画面上でフェイスブックやツイッターに常につながったままの状態の人も少なくない。

ワシントン・ポスト紙の元スタッフ・ライター、ウィリアム・パワーズ(William Powers)氏は、自著の中で次のことを指摘している。

「心理学の知見によると、頭を使う仕事をやめて横から入ってきた用事に対応すると、感情や知覚はたちどころに肝心な仕事から離れはじめ、別件に長いあいだ気を取られていると、元に戻るのに要する時間も長くなるという。いくつかの推定によると、集中力を回復するのにかかる時間は中断時間の10~20倍にもおよぶこともある」(引用元:『つながらない生活 「ネット世間」との距離のとり方』有賀裕子訳)

あらためて言われてみると、身に覚えがある人も少なくないだろう。
パソコンに向かって上司への報告書を作成している。すると同じパソコン画面上で接続しているフェイスブックのニュースフィードにちょっと目をやると、友達の投稿がどんどん流れてくる。ちょっと一瞬のつもりでフェイスブックの投稿を眺める。いくつかの投稿を眺めてコメントをしたりで滞在5分。たった5分の寄り道だ。しかしどうだろう。作成中の上司への報告書に戻ったものの先ほどの投稿が頭にちらつく。「ああ、投稿にあったイタリアンレストランはよさそうだな。今度行ってみよう」。そんなことを頭の中でもやっと思いながら、作業を進める。そう、実は集中力という観点では、5分の寄り道では済まなくなっている。先のデータを基にすれば、集中力を回復するのに、下手したら中断時間である5分の10〜20倍の時間を要することだってあるのだ。物理的にはたった5分でも、作業効率という観点ではなかなかのダメージだ。

この〝なかなかのダメージ〟についてはこんなデータもある。
BaseX(http://basex.org/)が2008年に行った推計では、情報過多により年間9000億ドルもの経済損失が生じているという。以降、ソーシャルメディアの利用者数と利用時間が飛躍的に伸びていることを考えると、現時点ではもっと多くの経済損失の源になっている可能性がある。みんなの「ちょっと一瞬」が積もりに積もると、経済損失という観点ではとんでもない数字に膨れ上がるという試算だ。これはもう、〝なかなか〟と言える次元ではない。

「新しい病」を生むデジタル

「友人からのSNSへのコメントやメールにすぐに返答しなくては、と思うとなかなか寝つけないんです」

SNSでのやりとりに没頭し、やめられなくなる「ネット依存」の悩みを抱えて医療機関にかかる人が増えている。スマートフォンやソーシャルメディアの普及がネットから片時も離れられないという「新しい病」を生み出しているというのだ。

厚生労働省の科学研究費で行われた成人対象抽出調査(2008年)で、インターネット依存の恐れがあるとされたのは全国で推計271万人、子供の数を加えると500万人を超えていた。この調査以降、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアの利用者が急増し、2012年の段階では5000万人を突破、加えてスマートフォンの普及も一気に進み、LINEのような新しいコミュニケーション手段も増えた。それにより、ネット依存症を訴える人の数や症状はより深刻になっている。

その多くがソーシャルメディア上のコミュニケーションにのめり込み過ぎて生活や仕事に支障をきたす〝つながり依存〟だと言われている。日本でもフェイスブックが普及し始めていた2011年6月、フェイスブックに夢中になった滋賀県の主婦が、高熱を出していた1歳の息子を放置して死なせるという事件が起きて大きな議論を呼んだ。逮捕されたこの母親は調べに対し、「インターネットのチャットに熱中し、昼夜逆転の生活をしていた」と供述している。このような状況を受け、国立久里浜医療センターでは薬物と同様の依存性に着目し、専門の外来を開設し治療法の開発に着手している。

インターネット依存は、「自分の意思でインターネットの利用(時間)をコントロールできない」「常にそれに気を奪われる」「人にやめるように言われてもやめられない」「現実から逃避したい心理状況などにより、過度に利用してしまう」などの症状があり、日常生活に支障を及ぼす。これはまさに、薬物やアルコール依存にも近く、だいぶ深刻だ。
程度の差こそあれ、自分もこの「新しい病」に罹患しているのではないか? と思われた方もいるだろう。

さらにこの依存性は、人間の精神面だけではなくその肉体にも影響を与え始めている。

長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用が原因で、腱鞘炎に悩む人が増加している。マウスのクリックやキーボードのタイピングなど、決まった動作を何度も繰り返すことで手指の腱に炎症を引き起こす〝反復運動過多損傷(RSI)〟を主な原因とする、「キーボード腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」といわれる症状がそれだ。最近はスマートフォンの操作により親指を使い過ぎる人が多い。その結果、手首の親指側にある腱鞘が炎症を起こし、親指を伸ばすと痛みを感じるドケルバン病という症状に悩む人も続出している。

ビジネスマンが一日にキーボードを叩く回数を試算してみよう。ローマ字入力の場合で1文字あたり2回キーを叩くとする。一日に10通、メール1通あたりの平均文字数を200文字とすれば、400回×10通=4000回。メール以外にも、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアに投稿したり、コメントを寄せたりする機会も増えているし、ビジネスマンであれば書類作成などで毎日万回単位でキーボードを叩いているはずだ。それに、スマートフォンでのフリック入力という新しい動作も加わっている。

かくいう自分に置き換えてみるとぞっとする。僕はパソコンとスマートフォン、それにタブレット端末を併用し、優に100通を超えるメールを毎日のようにやり取りしている。メール以外にも、大量の書類作成や原稿執筆を常態的に行っている。こまかいメッセージのやり取りは、スマートフォンでのフリック入力で対応する。これでは、「キーボード腱鞘炎」「マウス腱鞘炎」にいつなってもおかしくないという状態だ。フリック入力を大量に行うことで、親指の付け根の違和感も頻繁に感じているから他人事ではない。

デジタルは、大きな利便性を提供していると同時に、人間の心身に新たな病巣をもたらしてもいる。これも現実だ。

携帯電話で脳腫瘍が増加する

携帯電話で一日30分以上の通話を5年間継続すると、脳腫瘍が発生する危険性が2〜3倍に増えるとの調査結果をフランスの研究者がまとめたことを、AFP通信等の仏メディアが報じて(2014年5月13日付)話題になった。

2004〜2006年に、仏ボルドーの公共衛生研究所(ISPED)が脳腫瘍の一種であるグリオーマや髄膜腫を患った約450人を調査したところ、他の健常者と比較し、携帯電話の利用が少ない人ほど脳腫瘍の発生が少ない傾向が認められたのだという。

調査をした同研究所のイザベル・バルディ(Isabelle Baldi)博士は、脳腫瘍の発生率上昇が携帯電話を最も頻繁に利用する人だけに確認されたことを強調し、電話を耳から離して通話するハンズフリー機器の使用を勧めている。

人間の活動の利便性向上に大きく寄与している携帯電話が、人間の脳に病巣をつくる道具にもなっているのだとすれば、なんと皮肉な話なのだろう。

評判を求め過ぎる子供たち

メディア、特にソーシャルメディアを多く使う子供たちは、評判を重要視する傾向が強いという調査結果がある。

米国の団体「Children’s Digital Media Center in Los Angeles」(子供のデジタルメディア・センター)が全米の9歳から15歳までの子供に対して行った調査(2013年4月19日、米国発達心理学会会議にて発表)によると、13歳未満の子供たちの約4分の1がソーシャルメディアを使っており、それが子供たちの価値観に大きな影響を与えているという。

子供たちがソーシャルメディアを使うようになったことで(フェイスブックなどはアカウント開設時に13歳以上であることを条件としているのだが)、友達の反応(いいね! やコメント等)を求める習慣がつく。その結果、子供たちが「評判を求める行動」へと傾倒している。

日本の内閣府が2010年に行った「国民生活選好度調査」によると、幸福度を判断する場合に重視した事項について、15〜29歳の60・4%が友人関係と回答している。

日本においても、若者が友達からの評価を気にし、そこに承認欲求を求めている実態がうかがえるが、ソーシャルメディアの利用がそれに拍車をかけている。
友達の評判を気にすること、友達からの承認を求めること、それ自体はある種の本能ともいえる。しかし、その度が超えてしまった場合、自分の価値評価を他者による評価に委ね過ぎ、ストレスの要因となってしまう。

社会のデジタル化が進む中で、子供の頃から、自分ありきではなく他者ありきで自分が成立する傾向が強まるとすれば、本当の自分らしさというものを見失いかねない。自分の価値は、もっと「自分による自分のもの」であってもいい。

デジタル写真を撮影するほど記憶が薄れる

日常生活、旅先、様々なイベントでデジタルカメラを手にし、思い出に残そうと撮影に勤しむ。
多くの人が心当たりのある行為ではないだろうか。
しかしこれが、イベントなどへの参加度を減らし、記憶を薄れさせることにつながるという研究結果がある。

2013年12月、米フェアフィールド大学の心理学者であるリンダ・ヘンケル(Linda Henkel)氏が米心理学専門誌「Psychological Science」(サイコロジカル・サイエンス)で発表した研究によると、博物館でのガイドツアー中、展示品を見学しているだけの人よりも、撮影していた人の方が詳細を覚えていなかったという。

同大学内にある博物館のツアーに学生を参加させ、写真を撮影するか、見学だけをするかの2通りに分けた。そして、いくつかの展示品を覚えておくよう指示を与えた。翌日、指定した展示品に関する記憶を調査すると、見学だけしていた学生と比べ、写真を撮影していた学生の方の対象物に関する認識が正確さを欠いていた。

同氏はこれを「写真撮影減殺効果」と称し、「物事を覚えておくために技術の力に頼り、その出来事をカメラに記録することで、自分自身で積極的に参加しようとする必要がなくなってしまい、経験したことをしっかり覚えておこうとしてもマイナス効果を与えかねない」と説明している。

さらに、写真を撮影した学生のうち、被写体の特定部分をズームアップして撮影した学生は、拡大した部分だけではなく、写真のフレームに収まらない部分の記憶も良く残っているようだとしている。

同氏は「この結果は〝心の眼〟と〝カメラの眼〟が同じではないことを示している」とし、写真は何かを記憶する助けにはなるものの、それは時間をじっくりかけて鑑賞したり見直した場合に限り、過剰に写真撮影をすると鑑賞が疎かになる可能性を指摘している。加えて、「思い出を残すためにデジタル写真を撮影しても、量が多過ぎ、整理もしなければ、多くの人が写真を見直したり思い出す気もなくなることを調査結果が示している。記憶にとどめるためには、写真を撮りためるよりも、撮った写真を眼にする機会を持つ必要がある」と述べている。

デジタルカメラの時代になり、一枚一枚が消化されるフィルムよりも、気軽にパシャパシャと撮影するようになった。スマートフォンのようなモバイル端末にカメラが内蔵されていることで、その気軽さは加速している。条件反射のように何も考えず、カメラのシャッターを切り、ソーシャルメディアで写真を共有する。

無闇にシャッターを切り記録を残そうとする前に、ちょっと立ち止まって顧みる必要があるのかもしれない。「目の前のもの、目の前で起きていることは、自分の脳裏にちゃんと焼き付けられているのだろうか」と。

ソーシャルメディアが失言を誘発する

「最近、政治家や著名人の失言や暴言が波紋を呼ぶことが増えている」と感じる人は多いだろう。
もちろん、失言や暴言自体はいまに始まった話ではなく、これまでの歴史の中で政治家や影響力のある人々が公の場にて数々の失言や暴言を重ねてきた。

その昔、ひとつの失言が大きな金融恐慌を引き起こした。
1927年3月から発生した昭和金融恐慌は、同年3月14日の衆議院予算委員会の際の片岡直温蔵相の失言をきっかけに金融不安が表面化し、中小銀行を中心に取り付け騒ぎが起こったことに端を発している。東京渡辺銀行が破綻したという事実とは異なる発言により、預金者の不安が一気に広がり、中小銀行に殺到し預金が引き出された。たった一つの失言が大きな恐慌を生み出すきっかけになったのだから、もはや、「すみません、失言でした」と言い訳のできる次元ではない。

1953年2月28日の衆議院予算委員会において、当時の吉田茂首相と右派社会党の西村榮一議員の質疑応答中、吉田首相が西村議員に対して「バカヤロー」と暴言を吐いたことをきっかけに衆議院が解散されるまでに至ったこともある。このバカヤロー事件(解散)なども、うっかりではすまない失言だ。

ちなみにこのバカヤロー事件、吉田首相が大声で叫んだ訳ではない。吉田首相が席に着いた際にとても小さな声で「ばかやろう」と〝つぶやいた〟だけだった。そのつぶやきを偶然マイクが拾い、気づいた西村議員がそれをとがめたことで騒ぎに発展したのだ。

このマイクの機能を、ツイッターなどのソーシャルメディアが担うようになったのがいまの社会だ。さりげないつぶやきを拾い、そして拡散する力は、吉田首相のつぶやきを拾ったマイクの性能よりも格段に上だ。

「王様の耳はロバの耳」という有名な寓話がある。
王様はロバの耳をしていて、それをひた隠しにしていた。その王様の髪を刈っていた理髪師は、王様はロバの耳であることを知っていたが口止めされていた。しかし理髪師はどうしても黙っていることができずに、井戸の奥に向かって「王様の耳はロバの耳」と大声を出して叫んでしまう。その声が伝わって、井戸という井戸から「王様の耳はロバの耳」と聞こえ、皆に王様の耳はロバの耳であることが知られてしまうという話だ(ささやいた言葉が風に乗って広まってしまうというストーリーなども存在する)。

この井戸も、いまとなってはまさにソーシャルメディアがその代役を果たしている。井戸から井戸へ伝搬するくだりなどは、やがてソーシャルメディアのような拡声器が生まれることを予見していたようにすら感じる。

人間は、失言につながりかねないことを、腹の中で思っていることがままある。多くの場合、それを腹の中だけでコントロールし、公言しない。
しかし時として、感情というせき止めのきかない〝魔物〟によって理知を超え、口から失言を吐き出してしまうことがあるのもこれまた人間だ。

それが参加者の限られた会議室、井戸端の世間話であればまだ救いようがある。しかしソーシャルメディアの中での失言はそうもいかない。発言は記録化され、その記録はソーシャルネットワークをとめどなく駆け巡る。しかも記録は完全に消すことができず、残り続ける運命にある。

そしていまの社会には、ソーシャルメディアの中で生まれた失言をマスメディアが取り上げることで、「王様の耳はロバの耳」という失言を井戸の外へ持ち出し、街中へ強烈に拡散するという構造がある。

厄介なことに、ソーシャルメディア、さらにその拡散力を補強するマスメディアが失言を伝搬する中で、その失言自体に様々な尾ひれはひれ、バイアスが加わることがある。失言は、それが口から吐かれたものとは違った形でより負の方向へ肥大化していく場合もある。

ソーシャルメディアは、〝失言を誘い出す魔性〟のようなものを持っているのかもしれないと思うことがある。

人はソーシャルメディアを前に、腹の中にはあるけれど本当は口に出すべきではないことをいとも簡単に吐き出してしまうようになった。言わない方が無難であることくらい、たいていの場合は判断がついているはずだ。しかし、目の前のスマートフォンの中から「今どんな気持ち?」とささやかれて、その判断力は思わずなし崩しにされてしまうようだ。

サイバー攻撃で死者が出る

サイバー攻撃。
これはデジタル社会が生んだ新たな脅威である。

インターネットやコンピュータが普及しその重要度が増すにつれ、コンピュータウイルスのばらまきやデータの書き換えや破損、通信やサーバーをダウンさせるような破壊活動が相次ぐようになった。人や社会に大きな危害や打撃を与えるような深刻なもの、政治的な示威行為として行われるものもある。大きな企業や組織に対し、または不特定多数を無差別に狙った高度なサイバー攻撃は増加の一途で、世界中でそれらに対する不安と警戒が強まっている。米McAfeeと米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が2014年6月9日に発表した推計によると、サイバー犯罪がもたらす経済損失が世界で年間最大5750億ドル、少なく見積もっても3750億ドルに上るという。サイバー攻撃による犯罪が世界経済に与える悪影響は極めて大きい。

そして遅かれ早かれ、「サイバー攻撃で死者が出る」可能性を示唆している専門家も多い。それは、軍事兵器、電力や通信設備、医療機器、車のナビゲーションなどの安全装置を対象とした攻撃が大規模でなされた時に起こるとされている。

もはや国家安全保障のレベルで対応せざるを得なくなった「サイバー攻撃」は、まぎれもなくデジタルがつくる影のひとつである。

インターネット墓地を受け入れられるか

お墓参りはインターネットで─。
インターネット上に仮想のお墓を設け、スマートフォンやパソコンの画面上には、戒名や生前の写真が現れ、そこでお墓参りを行う。デジタルにより、そのような新しいお墓参りの形態が生まれ、存在する。

少子高齢化やお墓が遠方でなかなか行けない、実際のお墓だと管理が難しい、そのような背景の中で、この「インターネット墓地」のニーズがあるようだ。海外では日本以上に広まっているところもあるという。

一方、これに対しては批判もある。
サーバーの不具合等でデータが消滅してしまったらどうするのか、お墓は実際に行って拝むべきもの、というような類いだ。遺体や遺骨を葬り、故人を弔う場所としてのお墓は古代からの慣習であり、「インターネット墓地」のような新しいアプローチに関して賛否両論が巻き起こるのは当然のことであろう。

いまのところ、この「インターネット墓地」はあくまでも従来通りのお墓の付随物としての位置づけだが、果たして未来の人間は、このインターネット墓地というものをもっと受け入れ、主たるお墓の形態に据えてしまうだろうか。それとも拒絶し、消滅させてしまうだろうか。インターネット墓地の未来は、まだ未知の段階だ。

忘れられる権利

一度インターネット上に露出した写真や文書を完全になかったことにするのは難しい。露出した途端に画面をコピーされたり、写真を保存できてしまう。

皆がソーシャルメディアを使うようになってからは、それらを人から人へ一気に拡散する環境が整い、いざ引っ込めたい情報を完全に封印することは困難になった。その不可逆性に苛まれるようになった人間は、インターネット上の情報を消し去ることの権利を「忘れられる権利」と称し、その権利を求めるようになった。

しかし、「忘れられる権利」は、なかなか正式な権利として認められないまま時が経過してきた。そんな中、個人情報やプライバシーに敏感なヨーロッパではこの権利の必要性の議論が活発に行われ続け、2014年5月13日、ついに司法が重要な判断を下した。EU(ヨーロッパ連合)司法裁判所は、グーグルに対し、自分の情報へのリンクを検索結果から削除するよう求めたスペイン人男性の請求を認める判決を言い渡したのだ。

判決は「忘れられる権利」を認め、情報が不適切、既に関連性がない、過度である場合には削除を求められるとした。この判決は、「忘れられる権利」が公のものとなっていくきっかけになることだろう。

とはいえこれは、検索結果にヒットしないようにする対応に過ぎず、一度出た情報を過去にさかのぼって取り消すこと自体がかなえられた訳ではない。

「忘れられる権利」は、デジタルの船が前に進むほど、人間にとってますます尊いものとなるだろう。デジタルは、光としてみんなで共有する優れた方法を提供し、一方で忘れられたいのに忘れられない苦しみの影をつくっている。

デジタルは、こうして光と影を同時につくっている。そもそも光と影は表裏一体、光があれば必ず影があるものだ。われわれは、デジタルがもたらす光と影の両方の影響を同時に受けなければならない。だからこそ重要なのは、その影の存在に気づき、向かい合うことだ。それにより、影を暗闇にせず、影の中に少しでも明るい領域をつくれるはずだ。いや、つくらなければならない。

<第1章 了>

小川和也(おがわ・かずや)
アントレプレナー、デジタルマーケティングディレクター、著述家。


[いずれも現代ビジネス]

Posted by nob : 2014年09月29日 08:30

へえ〜っ(驚)

■「顔ダニ」は美容の味方だった!?

僕たちの体には、目に見えない様々な微生物が共生している。そのなかには、健やかに生きていくために必要なものもいれば、害をもたらすものもいる。

そうした肉眼では確認できない微生物の1つに、人の顔の皮膚などに棲息するという「顔ダニ」がある。テレビやネットでその拡大写真を見ると、いかにも虫っぽい容貌にゾッとさせられるのだが…。この顔ダニ、健康や美容の面でどのような影響をもたらすものなのだろうか? 用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生に聞いてみた。

「あらためてビジュアルで確認すると気持ち悪いかもしれませんが、顔ダニは誰もが持っているもの。人の顔を厳密にチェックすれば、顔ダニの死骸や糞がたくさん存在しているはずですが、基本的には無害なのであまり気にする必要はありません。ただし、増えすぎるとニキビなどの肌荒れの原因になるので要注意です」

顔ダニは別名を「ニキビダニ」と呼び、ニキビダニ科ニキビダニ属に属する生物。主に毛根に寄生するものや、皮脂腺に棲みついているものなど、複数のタイプがあり、顔ダニとはその総称なのだ。

「顔ダニは必ずしも悪いものではなく、その存在によって皮膚が弱酸性の状態に保たれ、美容に貢献している一面もあります。ただ、ストレスなど何らかの理由で免疫力が低下したり、極端に皮脂が多い状態のままでいると、顔ダニが大量発生してしまい、バランスが崩れて肌荒れを起こすことがあるんです。美容のためには、こまめな洗顔をお勧めしたいですね」

なお、洗顔によって洗い落とすことができるのは、棲みついている顔ダニのせいぜい2〜3割程度だそうだが、普通に毎日洗顔していれば、顔ダニの棲息数を適量に保つことができると鈴木先生は語る。

ダニという名称に拒絶反応を起こしがちだが、顔ダニと上手に付き合うことが美容の秘訣でもあるのだ。

(友清 哲)

[R25]

Posted by nob : 2014年09月24日 05:32

私のブレンド/自家製乳酸菌溶液に、ミント・ヒバ・ユーカリアロマを適宜加える。。。

■デング熱から身を守る蚊よけアロマ
とにかく蚊を排除する!

ワクチンのないデング熱は対症療法のみと言われています。蚊を除けることが第一ですよね。

エッセンシャルオイルのなかには蚊が嫌う成分を含む種類があります。これを使えば、殺虫はできなくても、蚊を寄せ付けない効果は期待できます。例えば、蚊取り線香には、除虫菊というキク科の植物から作られているものが今も販売されています。これと同じように、植物の忌避効果を活用して蚊を追い払います。

市販の虫よけ剤に含まれている薬剤はもっと作用が強烈。同じような効果は望めませんが、古くから「自然のものは、自然のもので対処する」というスタイルのひとつとして、市販のものと使い分けてみてください。 蚊がものすごく多い場所(山、公園など)に行く場合は市販の虫よけ剤を。普段の生活(通勤やお買いものなど)ではアロマスプレーを使う、といった具合です。

蚊よけに良いアロマでアロマ蚊よけスプレー
家に置いておくのは100mlサイズ持ち運びは20mlサイズなど使い分けていつも携帯しましょう

では用意したいアロマをご紹介します。

* シトロネラ
* レモングラス

この2つはハーブとレモンもミックスしたような爽やかな香り。含まれるシトラールという成分が蚊よけに役立ちます。同じくレモンのような香りをもつユーカリの1種もあります。

* ユーカリキトリオドラ

いずれもきつい香りではありませんが、虫が嫌う香りのような印象を受けます。そのためもう少し「良い香り」に仕上げたい場合はゼラニウムをブレンドするといいでしょう。

これでお肌につけることのできる、アンチ・モスキート―のスプレーを作りましょう。

■作り方(100mlサイズ)

* 前述のエッセンシャルオイル(1種でも全てでも)…合計20~30滴
* 無水エタノール…5~10ml
* ミネラルウォーターまたは精製水…約90ml

無水エタノールにエッセンシャルオイルを加えて、最後に水を入れれば完成。
霧吹きやスプレー容器に移します。外出時に使う場合は小さな容器に入れ替えます。

エッセンシャルオイルは天然100%の素材です。揮発しやすいため数時間置きにスプレーした方がいいでしょう。

■使い方と留意点

* よく振ってからスプレーします。肌の弱い方、傷のある方、子どもなどは気を付けて使ってください。肌に合わない場合は使用を中止してください。髪の毛もOKです。
* 衣類やかばん、ベビーカーなどにつける場合、ほとんどのエッセンシャルオイルは色がついています。事前に了承の上、使いましょう。
* 赤ちゃんの肌にはつけないでください。
* 目、口のなかに入らないように気を付けましょう。

ベランダの蚊よけ対策

見た目もかわいい素焼きストーンにアロマを垂らして

私は蚊に刺されやすいようです。なので、洗濯ものを干したり、植木に水やりをしてる間も対策を講じています。

ベランダやテラスには素焼きストーンに先ほどのアロマをしみこませて置いています。蚊取り線香のように煙に乗って広がるわけではないので、何か所かに置いておくのは無駄ではないと思います。

避けたいアロマ
花の香りに誘われて虫が寄ってきます

蚊にも種類がありますが、花の香りを好むものもいるとか。フローラル系のアロマ香水は蚊の多い場所では控えた方がよさそうですね!

からだの抵抗力をアップさせて重症化を防ぎましょう!
ディフューザーやアロマライトを使って

さて、デング熱は、デングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状です。インフルエンザや風邪と同じで、重症化するかしないかは体の抵抗力にも関係すると思います。

普段から、体の免疫力を高めると言われるアロマを使っておくことで予防しましょう!

■おすすめのエッセンシャルオイル

ティートゥリーのエッセンシャルオイルは体の免疫力を高めると言われます。ベッドサイドでディフューザーで香りを広げてゆっくりと休みましょう。

レモンのエッセンシャルオイルは感染症の予防に使われることがあるといいます。リビングなどに香りを広げて家族全員の健康を守りましょう。上述のティートゥリーとブレンドしてもOKです!

ハーブティも活用できます
コーヒー3杯のうち1杯をハーブティに変えてみませんか

キク科のエキナセアは乾燥したものがハーブティ用として売られています。風邪の予防などにまずチョイスされる有名なお茶です。毎日欠かさず、というわけではなく、1週間ほど飲んで、また少し休んで飲む、といった感じで飲みましょう。

エキナセア小さじ1杯に熱湯120~150ccほどを入れて、紅茶を出すように3~5分蒸らして濾して飲みます。

デング熱と地球温暖化
子どもたちの未来のために

地球温暖化が進むことで、日本ではあまり見られなかった感染症が増えることが懸念されるます。今回のデング熱やマラリアなど、蚊が媒体となって感染する熱帯性の病気は、地球温暖化も関係してるのではないでしょうか。今後、このような感染症による被害が拡大しないためにも、地球環境を真剣に考えなさいというメッセージのように思われます。

アロマはナチュラルなもので、環境にも負荷が少ないはずです。人にも地球にも優しいアロマがお役に立てるといいですね。

[All About]

Posted by nob : 2014年09月16日 19:04

情報の取捨選択と整理、、、現代を生き抜く必携の力の一つ。。。

■自分の心とつながるために。スイッチオフの習慣

どこにいくにもスマートフォンが手放せない、そんなあなたはもしかして「フォーモ・シンドローム」かも。これは英語でFOMO(Fear Of Missing Out)といい、つねに世の中から取り残されてしまうのではないかという不安に苛まれ、食事中だろうと入浴中だろうと、スマートフォンをチェックしている人たちのことを指します。

そんな人に、スマートフォンからちょっとだけ離れることの効果をご紹介したいと思います。

スイッチを切ることでつながる絆

大事なニュースが世界中どこにいてもすぐに入手できる便利さ、災害時につながるネットワークなどを考えると、スマートフォンは確かにとても便利で、世界中がポジティブに変化していることは事実です。

スマホは「使い方次第である」という意見もありますが、まさにその通り。つけっぱなしではなく、毎日決まった時間に、自分の時間を作るために「スイッチを切る」という、シンプルなルールを自分で設けてみてはどうでしょうか。

一緒に誰かとカフェに行き、相手が横に座っているにもかかわらず、新聞や雑誌を広げたり、スマートフォンに夢中になったりするのはマナー違反です。

食事の時間は、食事をゆっくり楽しむ。外に出て散歩をして新鮮な空気を吸う。静かに本を読む時間を設ける。あるいは子どもと一緒に台所に立って学校での出来事を話す。「ながら」のない、ひとつのことに集中する時間を持ち、人と、空間と、時間と、そして自分との対話してはどうでしょうか?

これは、昔の人たちは当たり前のこととしてしてきたこと。人の表情を見ることに集中したり、相手との会話の内容を掘りさげたりすることの方がはるかに大切です。

情報を得ること=しあわせ、ではない

絶え間なく入ってくる情報は、自分にとってどれほど役に立ったのだろうか、と考えたことがありますか? びっくりするほどその内容を思い出せなかったり、じつは情報をプライオリティーにそって振りわけて処理することの方が面倒くさいと感じることがしばしばあります。

心理学からの側面で考えると、「自分のいま」という時間を大事に使うことを真剣に考える人は、遠くの将来について不安を抱えることが少なく、総じて幸せである、という調査結果が出ています。つまりは"Carpe Diem"、ラテン語で「君の今を生きろ」のコンセプトです。さらに、幸せ度の高い人というのは、いわゆる「バランスの取れた時間へのとらえ方」を持っている人のことをいうのだそう。

これはつまり、過去・現在・未来という時間の明確な区切れがないために、緩やかに時が流れているということ。過去の失敗を思い出しては、これからの自分のために活かすことをしたり、未来のいつかに成し遂げたいことを逆算して、今からできる努力を重ねていくこと、等。

(Boniwell and Zimbardo 2004 より抜粋)

どうしてもスマートフォンを「いま、いじらなくてはいけない必要性」にとらわれないために、いつも肩の力が抜けている感覚を持っていることが大切なのです。

スイッチを切ることで、他人との絆だけでなく、もう一度自分が何をしたいのか、自分とは何か?を見直す。いつも何かをしなくてはならない必要性からちょっと抜けだす。そうすることで自分のこころとつながることができるのです。

[Positive Psychology UK/MY LOHAS]

Posted by nob : 2014年09月13日 21:07

今さらながら、、、水について。。。Vol.2/おまけにレモン

■「水の飲みすぎでむくむ」は嘘!? 水分補給のホントのところとは

継田理恵

9月がスタートしましたが、まだ日中は暑い日も多いですよね。あなたは、しっかり水分を補給していますか?

美と健康のためには、1日に2リットルもの水を飲むべきだという説がありますが、飲みすぎはむくみや水太りの原因になるともいわれます。

水をたくさん飲むべきか控えるべきか、一体どちらが正解なのでしょうか。今回は水分不足にならず、むくまない水の飲み方をご紹介します。

■1日に飲むべき量と正しい飲み方

1日に飲むべき水分量は、”体重÷30”で算出できます。体重が50kgなら、50÷30=1.6666……約1.7リットルを目安に水を飲むのがベストということです。

食べ物からも水分を摂ることができるので、算出した数字よりやや少なめでもよいのですが、思っているよりも多くの水を飲まなくてはなりません。

カフェインを含む飲み物やアルコールは、水分補給にはならないので要注意。水分を摂った気になってしまうので、1杯のコーヒーやお酒につき1杯の水を飲むようにしましょう。また、スポーツドリンクは砂糖や甘味料などの添加物がたっぷり。太る原因になるので気をつけてくださいね。

水では飽きてしまうという方には、ココナッツウォーターがおすすめ。ココナッツウォーターに含まれる成分は、人間の血漿に非常に似ているといわれているので、運動後の水分補給にも最適です。

また、ココナッツには優れた抗酸化作用があるので、年齢が気になりだした方にもぴったり。中鎖脂肪酸やビタミン・ミネラルも豊富なので、美肌やダイエットにも。いいことづくしです!

■むくんでしまう理由は腸にあり

水分をしっかり摂るとむくんでしまうという方は、腸のはたらきが弱くなっていることが考えられます。腸のはたらきを整えることから始めましょう。

(1)起き抜けに一杯の水を飲む

眠っている腸を目覚めさせましょう。

(2)朝バナナを食べる

食物繊維やカリウムが豊富なバナナで、朝のスッキリを促しましょう。

(3)ココナッツウォーターを飲む

食物繊維を含むココナッツは整腸作用も期待できます。

(4)適度な運動

運動不足でも腸のはたらきは鈍ります。30分のウォーキングや腹筋など、続けられる運動を毎日行いましょう。

1日に飲むべき水の量は意外と多いです。むくみが気になる方は、腸のはたらきを整えることも意識して行ってみてくださいね。


■甘く見ちゃダメ!酸っぱい「朝レモン水」の美容効果はスゴすぎる

佐藤まきこ

ストレッチにヨガ、グリーンスムージー……。誰もが惹かれるような美人は必ずといっていいほど、何か朝に習慣として行っていることがあります。

そんな中でも、明日の朝からすぐに始められそうで、しかも女性にとってうれしい美容効果がたくさんあるのが、”レモン水”です。

驚くべきレモン効果を知ったら、必ずレモンを常備したくなるはずですよ。

■1:腸の働きがよくなる

朝起きたときに水を飲むと刺激となって、腸も目覚めて活動を始めます。ビタミンCには腸の運動を活発にさせる働きがあるため、レモンを絞ったレモン水ならばその効果がアップするというわけ。しつこい便秘解消にも効果が期待できます。

■2:デトックス効果

ビタミンCは抗酸化作用があることでも知られ、不要な老廃物を排出してくれます。さらにレモンには利尿作用もあるため、朝のレモン水が前日や寝ている間に溜まってしまった老廃物を、排出するよう促してくれます。

■3:疲労回復効果

レモンに含まれるクエン酸は疲労の原因となる乳酸の生成を抑え、エネルギーを効率よく作れるよう促してくれます。そのため、疲れが溜まってツライ朝や休み明けの朝などに飲むと、疲れが軽減しているように感じられるでしょう。

■4:爽やかな目覚めになる

これまで述べてきたとおり、レモンにはさまざまな効果がありますが、やっぱり口にするときに一番強い印象を残すのは、あの酸っぱさと独特の香り。

そんなレモンの香りをかぎ、心地良い酸っぱさを感じると、爽やかな目覚めをもたらしてくれるでしょう。コーヒーを多飲している方には特に、コーヒーの代用としておすすめします。

レモン水の作り方は、水にレモン一切れ分を絞るだけ。冷たすぎる水は体を冷やしてしまうので、白湯を用意していればなおベターです。また寒い季節なら、温かいお湯にレモンを絞ってホットレモンにしてもOKです。

このほか、『美レンジャー』の過去記事「あなたはいくつ知ってる?レモンの超おいしい飲み方5つ」でもご紹介していますが、レモンには体内時計のリセットやダイエット、体臭を抑える効果などもあります。朝起きたときだけでなく、レモンはヘルシー美人にとってぜひ活用したいアイテムですね。


[いずれも美レンジャー]

Posted by nob : 2014年09月13日 21:04

今さらながら、、、水について。。。

■水の飲み方次第では老化も!?正しい水分摂取のポイント3つ

前田紀至子

美肌や健康に対する意識が高い人なら、当たり前のように飲んでいるミネラルウォーター。ですが、飲み方次第で老化の原因にもなり得ることをご存知ですか? 健康のためのつもりがマイナスに……なんてことになってしまわないよう、正しい水分摂取のポイントを押さえておきましょう。

■加齢と共に減って行く体内の水分量

人間の身体の60%は水分でできていると言われています。それだけではなく、実は骨の3分の1も、水でできています。体内の水分量は新生児で 80%、幼児は70%と、成長とともに減ってゆき、成人すると男性は60%、女性は55%まで減少します。さらに60歳以上になると50%くらいになってしまいます。

■水分量の摂り方を間違えると意味が無い!

水は血液として身体をめぐり、栄養素を運び、老廃物を排泄するという大きな役割があります。水が不足していると、血はドロドロになってしまい、血の巡りが悪くなったり、便秘がちになったり、疲れやすくなってしまいます。だからと言って、水を大量に一気飲みしても、意味がありません。人の身体は、水を一気に吸収することができず、単に身体に負担をかけることにしかなりません。

大切なことは身体にとって必要な水分量を知り、こまめに飲むこと。汗や尿として排出する水分を含めて考えると、1日に補填したい水分量は2.5Lですが、水だけではなく、お茶や食事からも水分を摂取するので、ミネラルウォーターで摂取したい水分量は1日に1L~1.5Lが目安であると覚えておきましょう。

■美肌のためにも覚えておきたい水飲みポイント3つ

1:カフェインを摂取する時はお水も忘れず!

カフェインは胃腸に負担がかかる他、利尿作用があり、体内の水分を排出してしまいますので、コーヒーやお茶を1杯飲んだら、水を2杯飲むというように、カフェインを含んだ飲み物を飲む場合は、水もセットにして飲むようにしましょう。

2:500mlペットボトル3本を朝昼夜に分けて飲む

水を一気に飲んでも意味が無く、大切なのは少しずつこまめに飲むこと、とは言っても、習慣にするまではなかなか難しいもの。リズムをつかむためにも、1日に500mlを3本飲みきることを意識し、デスクの上に置いたり、鞄の中に入れたりして、のどが渇いたときはもちろん、小腹がすいたときに間食の代わりに飲むなど、水を身近な存在にするのがおすすめです。

3:常温の水で肌のコンディションを整える

常温の水は身体に吸収されやすく、代謝を上げる作用も期待できるため、疲れが気になる時や、肌のコンディションが優れない時、ダイエット中などは、常温の水を飲むようにしましょう。

健康と美肌のお供として欠かせないミネラルウォーター。正しい飲み方で頼りになる相棒になって欲しいものですね。

[Life & Beauty Report]

Posted by nob : 2014年09月13日 20:47

言い得て妙。。。Vol.21/直感と想像力こそが肝要。。。

■自分を論理的だと思っている人へ/論理的思考は魔法の杖ではないって話

匿名ブロガー

ここ数年、「論理的思考」がバズワードになっている。
論理的思考を磨かなければと誰もが強迫観念にかられ、今では「ロジカルな人」が最高の褒め言葉だ。40年前のサラリーマンが「モーレツ」であることを誇りに思い、10年前のビジネスマンがチーズはどこに消えたのか頭を悩ませていたように、現在の日本では「論理的思考」が尊ばれている。まるで、魔法の杖のように。
論理的思考さえ身につければ何もかも解決できる。あらゆる失敗の原因はロジカル・シンキングの不足にある。そんな「論理的思考万能説」が、今の日本には蔓延している。こうした万能説を唱えること自体が論理的思考の不足なのだが、そのことに気づかない人も多いようだ。「論理的思考」への絶対の信頼は、もはや信仰に近い。
たしかに論理的思考は便利だ。しかし、万能ではない。
そこで今回は、論理的思考へのよくある誤解を4つ取り上げたい。論理的思考に何ができて、何ができないのか、一度ハッキリさせておこう。

1.「論理的である」とは「遠慮がない」という意味ではない。
どういうわけか、「気を遣わないこと」を「論理的だ」と思っている人はとても多い。感情面に配慮せずに議論することを「論理的な議論」だと信じている人には、なんというか、もう、げんなりさせられる。
言うまでもなく、論理的であることと、他人の感情に配慮することは、対立概念ではない。論理的に事実の分析を積み重ねながら、同時に他人の感情に配慮することも可能だ。論理的思考と感情的配慮は両立できる。
ただし、極端に論理的でありながら感情面にも気が回る「ほんとうに頭脳明晰な人」は、とても希少だ。
そういう人物に、私は今までの人生でたった2人しか出会っていない。私はむしろ運がいいほうで、1人も出会わずに生涯を終える人も少なくないだろう。「ほんとうに頭脳明晰な人」の存在を知らなければ、論理的思考と感情的配慮が両立することを理解するのは難しいかもしれない。
自分は論理的だと思っている人は、まず「ただ遠慮がないだけ」なのか、それとも、ほんとうに頭脳明晰な人を目指しているのか、自省してみるといいだろう。

2.論理的思考力は、物事を単純化して考える力ではない。
三段論法は論理的思考の入り口だ。AならばB、BならばC。したがってAならばC……というアレだ。しかし現実の問題はA、B、Cのたった3つの要素に分解できるほど単純ではない。例外と確率的要素に満ちている。したがって単純な三段論法だけでは、本来、複雑な現実の問題に対処できない。
そのため、論理的思考力を実用する場合には、さまざまな事実と予想を列挙して、優先順位をつけていくしかない。複雑な事象を複雑なまま扱うことこそ、論理的思考力を身につける究極の目的だ。
ところが世の中には、論理的思考=三段論法だと思っている人が珍しくない。複雑な事象をそのままでは扱えず、カリカチュアライズしなければ理解できない人が驚くほど多い。
現実は複雑だ。
例外はいつでもある。結果を確率的にしか予想できない場合もある。そういう現実世界の複雑さを無視すれば、自分を論理的な人間だと信じていられる。勝手に創造したルールの中で、いくらでも論理性を維持できるからだ。優勢遺伝の法則という現実を無視すれば、「子の性質は神が決める」という主張は充分に論理的だ。
自分は論理的だと思っている人は、まず「ただ現実を単純化しすぎているだけ」ではないか自省してみるといいだろう。

3.論理的思考力とコミュニケーション能力は違う。
おそらく自己啓発系の書籍やセミナーでは、「論理的なプレゼンをしましょう」「商談では論理的思考が役立ちます」と繰り返されているのだろう。これらの主張は、おそらく事実だ。論理的思考力がある人は、プレゼンも交渉もそつなくこなせるだろう。しかし論理的思考力は、プレゼン能力や交渉力――広義のコミュニケーション能力ではない。
論理的思考力を、プレゼン能力・交渉力と混用している人は多い。
下手くそなプレゼンを見たときに「あいつは論理的思考が弱い」と笑い、商談に失敗した部下に「論理的思考を磨け」と叱咤する。論理的思考力とコミュニケーション能力を混同した典型的な例だ。
「Rootportは人間である」という命題は正しい。しかし「人間はRootportである」という命題は正しくない。同様に、「プレゼンが上手い人は論理的思考ができる」という命題はおそらく正しいが、しかし「論理的思考のできる人はプレゼンが上手い」とは限らない。ロジカルでもプレゼンが下手な人は存在しうるし、プレゼンが下手だからといって非論理的な人だとも限らない。
一つの命題が正しいからといって、その命題の逆・裏が正しいとは限らない。ある事象と別のある事象とに因果関係が認められるとして、因果を逆にできるとも限らない。プレゼン能力や交渉力からは、その人のロジカルさを推し量ることはできない。それを無視して、論理的思考力とコミュニケーション能力を混同することこそ、非論理的な態度だと言わざるをえないだろう。
ロジカルであることと、コミュニケーション能力があることは違う。たしかに、ロジカルでない人は、コミュニケーション能力にも限界がある。しかし、ロジカルだからといってコミュニケーション能力があるわけではない。この世でもっともロジカルな人種は、無言の哲学者と笑わない数学者だ。
自分を論理的だと思う人は、ほんとうに論理的な意思疎通をしているのか、それともただ口が上手いだけなのか、自省してみるといいだろう。

4.論理的思考を身につけても、仕事が早くなるとは限らない。
「ロジカルな人間を集めれば仕事がスピーディーに進む」というのは誤解だ。論理性を重視する人間を集めたら、話はなかなか前に進まず、仕事はむしろ遅くなる。仕事をすばやく進められるのは、同僚がロジカルなのではなく、ただ、あなたと気が合うだけだ。
論理性を重視する人間は、たとえば言葉の定義にこだわる。「○○という施策を打てばおいしい状況になりますね」と言われたら、「おいしい状況って、どういう状況ですか?」と考えてしまう。売上げが伸びるのか、利益が伸びるのか、それとも時間的なメリットがあるのか。定義を詰めないと話が進まない。
定性的で主観的な評価は、定量的で一般的な評価に変えなければ気が済まない。「この広告はイマイチですよね」と同意を求められた時に、「いつのどの広告に比べて、どこがどれぐらいイマイチですか?」と考えてしまう。たとえ、自分自身もイマイチだと感じていたとしてもだ。
なぜ定量化・一般化を求めるのかといえば、論理的な人間は自分を信用していないからだ。自分の「感性」よりも、論理を信じているからだ。「この広告はイマイチですね」という意見が全会一致だとしても、会議室のメンバーにとってイマイチなのか、顧客にとってイマイチなのか、多数決では区別できない。
論理的な厳密さを求めれば、会議は遅々として進まなくなる。作業は正確になるかもしれないが、どこまでも遅くなる。そして時間という最も重要なリソースを失ってしまう。論理的な人間を集めれば仕事が早く終わるというのは幻想だ。
論理性は、意思決定の「正確さ」「緻密さ」を左右するものであって、「速さ」にはあまり効果がない。正確で緻密な判断は欠かせないが、そのためにいつまでも時間を費やしていいわけではない。
「論理的な人を集めれば仕事が早く終わる」と信じている人は、結局のところ「論理的であること」と「気を遣わないこと」を履き違えているだけだろう。気を遣わずにズバズバと意見交換できる間柄なら、たしかに仕事は早い。仕事の早い仲間に恵まれたら、自分たちがほんとうに論理的なのか、それともただ気が合うだけなのか、自省してみるといいだろう。

論理的であるとは、遠慮がないという意味ではない。ものごとを単純化して考える方法でもない。論理的思考とコミュニケーション能力は違うし、ロジカルな人を集めても仕事が早く進むとは限らない。論理的思考は、万能な魔法の杖ではない。
たとえば仕事が遅い人には「あなたは仕事が遅い」と指摘するべきだし、プレゼンが下手な人には「あなたはプレゼンが下手だ」と指摘すべきだ。「あなたは論理的思考が足りない」と指摘するのは、やめておいたほうがいいだろう。プレゼンにはプレゼンの技術がある。交渉には交渉の技術がある。それらを無視して論理的思考を磨こうとするのは、ただ遠回りしているだけだ。
論理的思考を身につけなくていいと言いたいわけではない。
論理的思考は万能ではないが、有用だ。
むしろ、できないことがたくさんあると理解したうえで、ほんとうの論理性を磨くべきだと私は思う。

[ハフィントンポスト]

Posted by nob : 2014年09月12日 18:17

神頼みならぬ(実体が伴わない)株頼み、、、虚構の先に未来はない。。。

■アベノミクスの神通力に陰り
消費税増税に赤信号が点滅!

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

4~6月のGDPは7.1%減!
7~9月も予想以上に悪化か

 政府は9月8日、本年4~6月のGDP(国内総生産)の改定値を発表した。

 それによると、8月発表の年率換算前期比6.8%減の速報値をさらに下回り、7.1%減となった。

 消費税率を8%から10%に上げる最終決定は年末12月初旬に予定されている。来年10月に10%に上げるなら、来年度予算編成前に決めなければ歳入の見積もりなどに支障が出るからだ。

 だが、ここに来て示されるさまざまな経済指標は、実体経済が想像以上に弱含みであることを示し、年末の増税決定に不安感を増幅させている。

 本年の1~3月期の駆け込み需要や、4~6月期の反動減は想定内のこと。ただ、4~6月期の落ち込みは大きく、当初の予想を越えるものであった。

 問題は、年末の最終決定に際して最重要の判断材料となる7~9月期の経済の実績が、官民の予想よりかなり悪くなりそうなことだ。

 政府は「4~6月が悪くても7~9月は良くなる」と楽観していたようだが、7月、8月の景況を示す個別の経済指標が示され始めると、とても楽観できるようなものではない。

 8月末に発表された7月の家計調査では、前年同月と比べて実質で5.9%も減少し、何とその下げ幅は6月の3.0%減の倍の大きさとなった。それに7月の完全失業率は6月より0.1ポイント上昇し、好調だった雇用状態にも陰りが生じている。

 さらに、消費者物価指数は昨年7月比で3.3%も上昇、賃金の伸びがそれに追いつかないため実質賃金が低下し続けている。

 4~6月のGDPが下方修正された要因は個人消費の伸び悩みとともに設備投資の不振も大きな原因だ。設備投資は、速報値の2.5%減から5.1%減にまで下方修正されたのである。

 GDPは、民需の柱である個人消費と民間設備投資でその7、8割を占められる。この2つの柱が不調であれば、GDPの数字が持ち直さないのは当然だ。

 モノの売れ行きが良くなれば生産が増加し、雇用も賃金も増加し設備投資が活発になる。この初歩的な経済法則にアベノミクスは応えていないのだろう。

 百貨店が好調で、コンビニが不調。これもふしぎな現象だが、株高頼みの政策がなせるわざなのかもしれない。

消費増税は見送りの方向か?
谷垣幹事長就任で「経済の内閣、財政の党」に

 7~9月と言ってももう9月。この短期間に劇的に改善する特効薬はない。後追いで巨額の経済対策を講じても間に合わなくなっている。

 増税推進派は「法律に書いてあるから」というが、そんなことは理由にならない。このまま経済が推移すれば、年末の決定を先送りするのは当然だろう。

 おそらく、安倍晋三首相は増税先送りに傾きつつあるだろう。彼は、財務省に取り込まれていない数少ない首相だから、経済が不調なら増税を見送ることができよう。

 首相は内閣改造後の会見で、あらためて「経済最優先」を強調した。私はこれを「増税見送りもあり得る」とのメッセージと受け取った。

 党や内閣の幹部の中で最も「何が何でも増税断行」と考えているのは、谷垣禎一自民党幹事長かもしれない。それに歩調を合わせるのは党内の財務省OBなどの有力者だろう。

 こう考えると、今後は「経済の内閣と財政の党」という奇妙な逆転対立構造になることもあり得るだろう。

 世論調査では、谷垣幹事長に対する期待は大きい。それは消費税増税に対してではなく、特定秘密保護法、原発再稼働、安保政策などに対して、彼に軌道修正を主導してほしいということにある。それをしっかり受け止めてほしい。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年09月12日 18:02

そもそも至極当然のこと。。。

■自分の命を人に預けない

石崎 公子

広島をはじめ、多くの地域の土砂災害被害は大変なものになっている。テレビ画面に映るあり得ないような惨状に、言葉もない。朝になったら、家の状況や周りの状況が一変しているというのは、どれだけ大きなショックだろう。この蒸し暑い中で、土砂と格闘されるのは想像するだけで気が遠くなる。

被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。

この状況を見て、私たちはいったい何を学べるのだろう。このような災害による被害をどう防いだらいいのか、どのような対策ができるのか、どうしたらいいのか……?

それに対して、NHKの防災担当記者がテレビで言っていたのが、「自分の命を人に預けない」ということだった。

今や、自然災害の大きさは、想定範囲を大きく超える。大雨も洪水も、地震も津波も、竜巻も台風も。少し前ではありえないような異常気象が頻発している。

「自分の命を人に預けない」とは、「自分の命を自分で守る」ということだ。

何が起きるかわからないから、いろいろなことを想定しながら、自分はどうすればいいかを自発的に自律的に考えること。自ら情報を取りに行き、自ら想像力を働かせて、自ら何をしたらいいかを考える。そういうことだ。

これを聞いて思った。これは、防災だけではない。人生も、仕事も、何もかも。そういう時代になったのだな、とつくづく思うのだ。

会社だって、仕事だって、明日はどうなるかわからない。今日安泰なことが、明日安泰であるかどうか、どんどんわからない時代になってきたと思う。しかも、何をすれば安心、という「100%」が、今の時代にはないのだ。

自分で自分をどう守るかなど、かつてはそうそう考える必要などなかったのではないか。それはきっと、会社が、ご近所が、家族が、支えてくれていたのかもしれない。そこまで急激に変化するようなことが多くなかったこともあるだろうが、変化に対して、周りが守ってくれたことも大きかったし、会社や地域の人が考えてくれたり、専門家の人が考えてくれたりしていたのだと思う。

今は、かつてよりも情報はたくさんある。情報源も増えた。危険を予知する方法だって以前よりも増えているかもしれない。

しかし、情報がたくさんあったとしても、どの情報を取りに行くかを決めるのは自分。選ぶのも自分だし、情報を取りに行くのも自分。さらに、その情報を元にどう考えるかも自分だ。

医療だって、お医者さんにお任せだったのが、今ではどのお医者さんに診てもらうか、どこで診てもらうかを自分で探し、選ぶことで、より良い医療が受けられるし、治療法だって選ぶ時代だ。

どれを選ぶかを一緒に考える人や教えてもらう人との関係性まで、以前よりも自発的に作ることが求められつつあるように思う。

そういうことを自由自在にできる人はいい。誰もがそういう人ではない。そうはできない。何をどうしたらいいか迷う人、わからない人には、とても厳しい時代になったと言わざるを得ない。でも多くの人がそうなのではないだろうか。

命も人生もすべて、人任せにするな。自分が自分で決める、考える、そうしなくてはいけない時代。自己責任という言葉が話題になってからずいぶん経つが、もはやそれは当たり前で話題にすらならないのかもしれない。わかるけれど、厳しい。

人生を人に預けない。

防災を考えることで厳しい時代を再確認し、自分自身の人生についてもしっかり自分で考えることが、今、求められているのだと改めて思う。

[newsdig]

Posted by nob : 2014年09月01日 15:09

また旅立つ君へVol.76/想像する力が、創造する力を生む。

思いやる事も、夢見る事も、自分を変える事も、

すべては想像から始まり、そこから創りあげていくもの。

[首都医校CMコビー]

Posted by nob : 2014年08月31日 07:05

利も害も併せ持つ何事も何物もバランス感覚。。。

■せっかくのUV対策がムダに!? 「日焼けを加速させちゃう食べ物」3つ

by 町山町子

涼しい日も増えてきましたが、まだまだ気になる紫外線。美意識が高い女性にとって、夏の紫外線対策は毎日戦いのようなものですよね。もちろん過度に紫外線に当たる行為は肌にとってよくありませんが、実はその日食べた物によって、日焼けしやすい体質になってしまうことがあるんです!

そこで今回は、ハーブなどのセラピストである筆者が、『日本メディカルハーブ協会認定 メディカルハーブセラピスト 公式テキスト』を参考に、“日焼けを加速させる食べ物”をご紹介します。

■1:キュウリ

夏場にはよく食べられているキュウリですが、じつは日焼けを促進してしまうといいます。何故なのでしょうか? それは“ソラレン”という成分が含まれているからです。

ソラレンは感光物質と呼ばれており、紫外線に当たるとシミの原因になります。そのため、キュウリは日焼けを加速させる食べ物だと考えられているのです。

■2:柑橘系のフルーツ

たとえば、レモンはビタミンCが豊富に含まれているので、日焼け対策によさそうですが、これもまたソラレンが含まれているので、出かける前や日中は摂取を避けたほうがよいそうです。夜に食べる分には問題ありません。ポイントは、日中紫外線に当たる前に食べるのがNGだということです。

そのほかに、グレープフルーツやオレンジ、キウイなども、ソラレンが含まれています。

■3:蕎麦やアルコール

暑い夏は、ざる蕎麦などを食べる機会が増えますが、朝食や昼食に食べるのは要注意です! なぜなら、蕎麦にもソラレンが含まれているから。紫外線は日焼けだけでなく、シミやシワの原因にもなりますので、ソラレンを豊富に含む食べ物は肌老化を加速させる原因になります。

また、アルコールの大量摂取も日焼けを加速させるので飲み過ぎには気をつけましょう。

以上、“日焼けを加速させる食べ物”をご紹介しましたが、いかがでしたか?

柑橘系のフルーツや蕎麦、アルコールは夏の楽しみのようなものですよね。肌を老化させないためにも日焼け止めは必須ですが、食生活にも気を配れるといいですよね。


■紫外線だけが原因じゃない!女性の敵「シミ」に対抗する栄養素3つ

by 町山町子

肌の悩みで、シミができるのは紫外線が原因というのはご存知だと思いますが、主な原因はそれだけじゃないんです!

女性はホルモンバランスによって、肌の状態が変化します。この女性ホルモンには2種類あり、バランスが崩れると肌の力が衰えてダメージを受けやすくなります。とくに生理中や妊娠中、ピルを服用しているときはプロゲステロンの作用で日焼けしやすくなり、シミの原因になります。日焼け止めはもちろん、UVカット仕様のアイテムでいつも以上の対策を心がけたいものです。

そこで今回は、“内側からキレイを強化する3つの栄養素”を、美容皮膚科銀座よしえクリニックの廣瀬よしえ先生の著書、『「若いね」といわれる美肌づくり』をもとにご紹介したいと思います。

■1:イソフラボン

植物由来のエストロゲンともいわれており、抗酸化力を上げてくれるポリフェノールの一種。イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするので、肌の保湿力アップや美白に役立ちます。主に大豆に多く含まれており、1日の摂取量の目安は、たとえば豆腐なら1パック、豆乳なら1カップ程度です。毎日摂取して女性ホルモンを上手に補いましょう。

■2:ビタミンC

紫外線に対する抵抗を高める抗酸化パワーのある栄養素です。サプリメントより、緑黄色野菜や淡黄色野菜から摂取するほうが吸収率は高くなります。ビタミンCは、シミやそばかすなどの色素増加を抑える効果や、メラニンを還元して退色させる働きがあります。日焼けのあとの肌荒れを治す働きもあります。

■3:ビタミンE、ビタミンA(ベータカロテン)

主にゴマ油、オリーブ油、大豆、落花生、アーモンドに多く含まれています。オレンジやトマト、ニンジンなどに多いビタミンAも、体の内側から抗酸化力をアップしてくれます。肉食中心の生活は体が酸化しやすいため、野菜中心の食生活に変え、抗酸化作用のあるサプリメントなども上手に取り入れて活性酸素を抑えましょう。

女性ホルモンのバランスは、過度なダイエットや不規則な生活などでもすぐに崩れます。ここに上げた3つの栄養素は、ひとつだけを強化してとるのではなく、すべての栄養をバランス良くとることが美肌づくりの近道です。バランスのとれた食事と十分な睡眠を確保して規則正しい生活を心がけてください。


[いずれもWooRis]

Posted by nob : 2014年08月31日 06:55

呼吸は鼻だけでいい。。。Vol.2/長年の口呼吸からの完全脱却はなかなかに難しい。。。

■無意識に口開いてない?老け顔の原因にもなる「口呼吸」の対策法

by 望月理恵子

緊張がとまったり、ボーっとしたりすると、気づいたら口が開いているなんて方も多くいるようです。この状態になってしまうのは、口で呼吸をしているせいかもしれません。あなたも、まわりの友人などからよく「口が開いているよ」なんて言われたことはありませんか?

最近増えてきていると言われる“口呼吸”。でも、この呼吸法が身体にデメリットをもたらしているということを知っていましたか? 

今回は、リラックスのために呼吸法を大切にする“ヨガ”のインストラクターである筆者が、意外と知らない“2つの呼吸”についてご紹介します。

■あなたは口呼吸or鼻呼吸?

呼吸法については口呼吸と鼻呼吸の2つがあります。自分がどの呼吸法をしているのかわかりますか? おそらく呼吸は無意識に行っているものなので、意識的にどちらの呼吸法をしているかというのはわかりにくいと思います。

“無意識に口が半開きになっている”、“唇が渇きやすい”、“朝起きると、喉がヒリヒリ痛い”、“歯並びが悪い”これら1つでも当てはまると思ったものがある場合は口呼吸を行っている可能性があるのです。

■口呼吸があなたの身体に悪影響を与えている

口呼吸は身体に様々な影響を及ぼしてしまいます。口呼吸をしている、つまり口がずっと開いている状態でいると、通常口の中は唾液で潤っているはずの口の中が乾燥してしまうのです。

唾液には殺菌作用があります。そのため口の中が乾燥してしまうと、細菌が繁殖しやすい状態になり、口臭や炎症また虫歯をつくりやすくなってしまいます。

さらに口が常に開いているということは口周りの筋肉を使えていないということであり、お肌がたるみやすくなってしまうという美容面のデメリットもあります。

■なぜ口呼吸をしてしまうの?

慢性的な鼻炎を持っている方や、普段うつ伏せで寝る習慣がついてしまっていると、口呼吸しやすくなります。また、固いものを食べる習慣が減少傾向にあり、口周りの筋肉を使う機会が減ってしまったことも口呼吸が多くなっている原因の1つ。

筋肉は使わないと衰えてしまいます。知らないうちに口周りの筋肉が衰え、口が開きやすい状態になってしまうことで口呼吸をしてしまっているのかもしれません。

■鼻呼吸に切り替えるには舌を意識してみよう!

鼻呼吸が良いのはなぜでしょうか? まず鼻にはウイルスやホコリなどが身体に入るのを防ぐために鼻毛や粘膜などのフィルターがあります。また吸った空気を浄化してくれる働きもあります。口呼吸をしてしまう方は、舌の位置を意識すると鼻呼吸に切り替えやすくなります。

舌を上あごにつけることを意識すると自然と口を閉じることができるので、鼻呼吸をしやすくなります。しっかりと鼻から息を吸い込むことで、今までの不調が改善されるかもしれません。試してみてください。

以上、老け顔の原因にもなる“口呼吸”の対策法についてお伝えしましたが、いかがでしょうか?

ちなみにヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸という方法で、呼吸法を大切にした運動です。どちらも基本は鼻からの呼吸となります。リラックスしたいときは副交感神経を刺激する腹式呼吸で、体と頭をスッキリさせたいときは交換神経を刺激する胸式呼吸をして、呼吸から健康を手に入れたいですね。

[WooRis]

Posted by nob : 2014年08月29日 09:42

酵素に関するおさらい

■美と健康を叶える食の話
“酵素”が注目されるわけ

ホリスティック栄養コンサルタント、食育アドバイザー
北川みゆき

酵素は生命維持に欠かせない栄養素

私たちの体内では、24時間絶えまなく行われる化学反応によって生命活動を維持し続けています。食べたものを消化しそれを吸収できる形にする。エネルギーを作る。できたエネルギーを保存できる形にする。古くなった組織を壊し、新しい組織を作る。身体に不要なものを排泄できる形にする…。

これらすべての化学反応には必ず“酵素”が関わっています。酵素は化学反応のスピードをアップさせるために必要不可欠なものなのです。

酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」と「食物酵素」がある

酵素には大きく分けて「消化酵素」と「代謝酵素」と「食物酵素」の3つがあります。

“消化酵素”と“代謝酵素”は体内で作られるので「体内酵素(潜在酵素)」、“食物酵素”は食物に含まれていて食事から摂るものなので「体外酵素」ともよばれています。

“消化酵素”は消化・吸収に働き、“代謝酵素”は生命維持活動に働きます。一方、“食物酵素”は生の食品(生の魚、肉、野菜、果物)や発酵食品に多く含まれており、消化を助けてくれるため、体内で生成される“消化酵素”の無駄遣いを防いでくれます。

体内には1万以上の異なった酵素が存在し、消化酵素だけでも9,000以上、代謝酵素は3,000以上存在あるといわれています。また、食物酵素はほとんどが48度以上で失括するため(中には60度や70度まで持つものもある)、加熱をしないで生の状態で食べると食物酵素が摂れることになります。

体内で作られる酵素には限りがある

体内酵素は体の中で作られるもので、酵素の生産量は1日一定量しかなく、人はその一定量を消耗して生きています。また、加齢とともに作られる量が減ってくるため積極的に食事から“食物酵素”を取り込む必要があります。

体内で生産できる消化酵素と代謝酵素は共に限りがあるため、いかに消化に関わる酵素を減らし、代謝に関わる酵素に回せるかにかかっています。代謝酵素の量が多くなると、お肌の新陳代謝もよくなるなど、アンチエイジングにもつながります。

生の食べ物から酵素を摂り入れて酵素ジュースや酵素サプリメントなどは、消化酵素の無駄遣いを防ぐために摂り入れて、結果代謝酵素の量が増えることを目的に摂取をしているのですね。

消化・吸収・排泄が大切

私たち人間が、一生涯で消化しなければならない食物の量はどれくらいになるかご存知ですか。なんと、平均10トン=50mプール1杯分にもなるそうです。果たしてそれらの食物を日常で、正しく完全に消化・吸収されていると思いますか?答えはノーです。

その顕著な症状として、胃もたれ、膨満感、便秘、下痢、臭いおならなどがあります。これらの症状を、日常で抱えている方も多いのではないでしょうか。

食物は消化・吸収してこそはじめて体の栄養になります。消化・吸収された栄養は小腸から肝臓を介して血液に入り、60兆個の細胞一つ一つへ運ばれるのです。消化がきちんとされない状態、つまり未消化の食物が大腸に届くと、腐敗や発酵を起こし腸内の悪い微生物(悪玉菌)の栄養素となってしまいます。

そうならないためにも、腸内の環境を整えることと、ストレスを上手に解消しながら心の状態を平穏に保つことが、よりよい消化吸収排泄への近道となります。
酵素を活性しながら、腸内の環境を整えるには“HOPE”が大切といわれています。

H:High Fiber 高食物繊維
O:Oils-Essential Fatty Acids, Flax, Fish and Borage 質のよい油・必須脂肪酸
P:Probiotics-Good Bacteria 乳酸菌やビフィズス菌
E:Enzymes-Taken With Meals 酵素

つまり、野菜・果物を多めにとり、質のよい油、善玉菌の乳酸菌とビフィズス菌の摂取、食物酵素の摂取が健康の要となるということです。

酵素の働きを、ざっくりとでもつかんでいただけたでしょうか。
さあ明日から酵素を意識した食生活を心掛けて美と健康を手に入れましょう!次回は、体内で酵素をより効率よく活性化するための条件について記したいと思います。

[スキンケア大学・美ログ]

Posted by nob : 2014年08月25日 11:04

また旅立つ君へVol.75/夢を求め続ける勇気さえあればいい。。。

■アナタはいくつ当てはまる? 幼い頃に現れる「成功者のサイン10」

Michael Anthony Yoshioka

オレはビッグになれる!!大器晩成型だ!
子どもの時に、そう思っていた人はぜひ見て欲しい。

海外で話題になっている、いわゆる「成功者」になる子どもに現れる特徴を10つ、まとめてみた。

※成功者=社会に大きなインパクトを与えることができる人、沢山の人を夢中にさせる人のコト

アナタの幼少期はどうだっただろうか?また、自分の子ども、まわりの子どもはどうだろうか。これから紹介する「成功者のサイン10」は、子どもだけでなくもちろん成人にも当てはまる。アナタにいくつあてはまるか、ぜひ見てほしい。大切なことが見つかるかもしれない。

1. 自分を理解している、自己分析が出来る。

自分のことを自分で、分析できる。或る意味、自分を俯瞰して、客観的にとらえることができるのだ。

2. 飽くなき向上心がある。

驕ることなく自分を高めることなら、いかなる努力も惜しまない。そして何より負けず嫌いだ。

3. 常に変化を求めている。

既存のモノにとらわれず、常に新しいものを見い出すため追求し続ける。それによって新しいチャンスを掴むキッカケになるのだ。

4. 他に惑わされず、自分を持っている。

周りに流されることなく、自分からアクションを起こしている。何事も自分の声に耳を傾ける。

5. 楽観的で希望を持って進める!

物事どうにもならないことに直面することだってある。そんな時でも悲観せず、前をみて歩く。

6. 常に、知識を深めている。

やはり知識を増やすことは成功への重要なステップ。博識ある人との会話や本を読むことでインスピレーションをもらう。先人たちから学ぶことは多いのだ。

7. 黄金の心(優しさ)を持っている。

相手にも優しく出来ないようでは、まわりが認めてくれないし、また協力を得ることができない。

8. 最優先すべきところは富、地位、幸福ではない。

一個一個、確実に正しい選択をすれば、それらは自ずと後からしっかりついてくるものだ。本当に大切なものはそれぞれ。自分の大切なものを持っている。

9. クレイジーになる!

周りの人たちと一緒ではいけないこともある。世界を驚かしてきた人々は、自分の持つ個性を最大限に引き出してきたのだ。

そして最後はもちろん、、、

10. デッカい夢をもっている!

これがなければまず始まらない。自分の思い描く夢に向かって、努力を尽くし、挫折を味わい、最終的には夢をかなえるのだ。

ミッキー・マウスの生みの親である実業家のWalt Disney (ウォルト・ディズニー)もこういっている。

夢を求め続ける勇気さえあれば、すべての夢は必ず実現できる。いつだって忘れないでほしい。すべて一匹のねずみから始まったということを。ーWalt Disney 

アナタはいくつあてはまっただろうか?

[T A B I L A B O]

Posted by nob : 2014年08月25日 10:38

また旅立つ君へVol.74/どんな仕事をするかではなく、、、どのように仕事に取り組むのかということ。。。

■「今の仕事では満たされない」と感じた時に。転職すべきか否かを決める3つのサイン

転職するべきか、否か。

ほとんど全ての熱心な社員はそのキャリアの中で、いつかはこの問いと対峙することになります。名目上はとてもいい仕事に就いています。でも、それら全てを投げうって、何か全く違ったことをしたいという欲求も捨てがたいでしょう。どんな時、今の仕事を続けるべきで、どんな時、その内なる声に耳を傾けるべきなのでしょうか。

こういう場合には、両方の側の意見を考え抜く必要があります。多くの人の仕事の満たされなさは、部分的には、その人の態度の問題にあります。そして、多くの人は見方を変えるだけで、画期的にその仕事を楽しめるようになります。一方で、自分に合わない仕事に就いている人は、仕事を替えるべき時期は、とっくに過ぎているのです。

しかし、それらの難しい問いに対してもひとつだけ、出口を探し始めるべきサインがあります。それはその仕事があなたにとって挑戦ではなくなった時です。

Human Workplace on LinkedIn のCEOであるLiz Ryan氏は、最近、次のようにすすめています。

賢くなる上で最も確かな方法のひとつは、自分より知的な人たちに囲まれるようにすることです。それによって、自分の居心地の良い領域(コンフォートゾーン)から常に外にストレッチをするように、はみ出すようにと保つことができます。現在の仕事があなたにとって役不足なのだとすれば、この現象は起きようがありません。

仕事にたくさん貢献したいと思っているのなら、あらゆる筋肉を使うべきでしょう。脳をフルに使っていたいとも思うことでしょう。自分と周りの賢い人と一緒に問題解決を図ろうとします。オウムとウサギは固いものを噛んでいる必要があります。私たちにとってもそれは同じです。

ではどうやったら、その仕事が、ただ気が休まらないだけなのか、それとも時間をかけて他の高い要求の仕事を探すべきかわかるのでしょうか。Ryan氏はいくつかの指標を示しています。

1.問題。え、何が問題?

「同じことを何回も正確に同じやり方でやり直しても、そこから何も学ぶことはできません。同僚が、歩きなれた道を踏み固めることにしか興味がないなら、あなたのスキルを伸ばす余地はそこにはないのです」とRyan氏は言います。「同僚たちは地球上で最もいい人たちかもしれません。でも、彼らが、あなたがいつもと枠組みの違うアイディアをだしても、その考えについて会話することもなく、いつもと同じことをするだけならば、あなたは間違った場所にいます」。

2.尊敬する人がいない

大事なことなのでもう一度言います。自分より頭のいい人たちと一緒にいると、より賢くなれます。もし、現在の職場を見まわして、誰からも学ぼうと思えないのであれば、それはレッドカード状態です。自分自身に問いましょう。「誰と議論できるか。仕事場で精神的な刺激を与えてくれるのは誰か。誰かを尊敬していてその人から学びたいものがあるか」。もし、これらの問いに対して答えが「...誰もいない」ならば、脱出の計画を立て始める時期です。

3. トップがビジョンを持っていない

何に向かって仕事をしているかわからなければ、自分自身を進展させることも難しいです。あなたが組織のトップに立っているのでない限り、そのチーム、部署、会社に対するビジョンはトップから来るべきです。ビジョンを提示する代わりに、組織がどこへ向かおうとしているかについて、彼らが沈黙を守っているだけであれば、意味のある貢献の余地はとても限られてしまいます。「もし、あなたがビジョンが何だかわからなかったり、どうやって手に入れるかわかってない人の下で働いているのであれば、自分自身の枠組みを育てることができません。それらは上司から学ぶべきなのです」とRyan氏は忠告しています。

3 Signs You're Too Smart for Your Job|Inc.

Jessica Stillman(訳:Conyac)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2014年08月25日 10:31

眠りに関する考察/まとめとおさらい

■睡眠を科学的にとらえて、健康な生活をデザインしよう

1日に8時間眠る人の場合、人生の約3分の1は寝ていることになります。わざわざそれだけの時間を費やして残りの3分の2を生きているのですから、睡眠は間違いなく大切です。しかし、眠ることに関する研究は今も発展途上で、未知の領域だらけです。

今年の3月末、11年ぶりに厚生労働省から、「健康づくりのための睡眠指針」が出されました。データに基づいて睡眠12箇条も作られています。これまで巷で言われていたことの中には、間違った説もあったようです。間違えて覚えていたことがないか、ぜひサイトをご覧になってみてください。

■経験則がほとんど

さて、保健の教科書で睡眠が最初に登場するのは、「健康とは?」「健康には何が関係しているのか?」という小学4年生の単元で、食事(栄養)、運動と共に取り上げられています。皆さんは、睡眠が大切な理由を、どのように教わりましたか?

以前とある会合で質問してみたところ、寝ている間に成長ホルモンが出るから寝なければならない、ぐっすり寝て休養しないと次の日に集中できない、体内時計があるので夜に寝ないとリズムが狂う、寝不足になると運動中にケガしやすくなる、などといった答えが次々と出てきました。

でも、これらが、どのような科学的データに基づいて言われていることなのか、ほとんど学習しなかったと思います。日常経験則に基づいた内容が多く、自分の経験と照らし合わせて、確かにそうだなと納得しながら重要性を学習していたのではないでしょうか。それもそのはず、睡眠が科学的に解明されていなかったからです。そもそも、なぜ眠らないといけないのか、その究極の解すらまだ見つかっていません。

■脳との関係で考える

保健では、睡眠は休養という言葉と一緒に並べられています。休養の意味を「体を休める」と捉える人もいれば、「脳を休める」と考える人もいます。どちらも正しいのですが、そもそも脳について理科で学習するのは中学2年生からです。脳を休めると言われても、脳のどのような機能を休めるのか、起きている時とどう違うのかといった内容は高校レベルになってしまいます。

しかし、睡眠は成長過程でとても重要です。高校生になるまで学習を待っていられません。また、睡眠に限らず、体と脳の関係は健康を考える上で重要です。そのため、保健では理科よりも早い段階で脳が登場します。脳から出される「ホルモン」といった用語も、理科では高校生物の範疇ですが、小学校の保健で出てきています。

とはいえ、まだまだ脳に関する記述は、ほんの少しです。記憶や学習といったことと脳の仕組みについては保健でも理科でもほとんど学習しません。完全に科学で解明されたわけではなく仮説の部分が多々あるので、教科書的に記載できないこともあるのでしょう。ですが、私たちは大人です。解明されていることだけでなく、解明されつつある内容も含めて学習し、そこから物事の本質を捉えて健康に活かすように心がければよいのです。

例えば、脳は、新しく得た知識や感情を睡眠中に整理し、これまでの情報と関連づけながら脳内に記憶保存させていくと言われており、その整理過程で夢を見ているのではないかと考えられています。このことは、科学的に完全に確かめられているわけではありませんが、「脳は、睡眠中にしかできない、やるべき仕事を持っている」と捉えることは、間違いにならないでしょう。

つまり、私たちが眠らない限り、脳はやるべき仕事をできないのです。そう考えれば、私たちは一日の終わりに、脳が仕事をできるように必ず睡眠をとるべきであり、どのような時間シフトを組めば、脳に十分な作業時間を与えることができるのか、といったことを意識するようになります。

小さな健康情報を一つひとつ覚えて、その都度実践していくことは大変ですが、このように、まずは大きな概念で捉えて必要なことを理解していくと、健康のために知識を活かしやすくなります。

結局、脳は一人ひとり異なっているのですから、脳に必要な睡眠のとり方も一人ひとり微妙に違ってくるはずです。だからこそ、睡眠を単なる休養と考えず、脳の機能と密接に関係があるものとして捉えてみてはいかがでしょう。そして、事例や統計データをヒントにしながら、人生設計を立てるように自分の睡眠生活をデザインしていくとよいのではないかと思います。

●吉田のりまき
薬剤師。科学の本の読み聞かせの会「ほんとほんと」主宰

[newsdig]


■睡眠時間が短い人の脳は老化が早い:研究結果

TEXT BY SANAE AKIYAMA

睡眠時間が少ない人ほど脳の老化が早まり、認知力が低下しやすくなるという研究結果が発表された。はたして、健康的な人生を送るためにわたしたちは何時間寝るのがいいのだろうか。

社会の高齢化や平均寿命が長くなるにつれて、看過することのできない社会問題がある。加齢にともなう認知力の低下や、パーキンソン病やアルツハイマーなどの神経変性疾患だ。しかし、お年寄りの全員がこれらの病気に悩まされるわけではない。今回デュークNUSシンガポール校が行った研究によると、睡眠時間が少ない人ほど脳の老化が早まり、認知力が低下しやすくなるのだという。

脳の老化が早まるには、もって生まれた遺伝子に加え、おそらくいくつかの環境要因があると思われる。なかでも、ジャーナル誌「Sleep」で発表された研究が注目したのは、「平均的な睡眠時間」と「認知機能」の関連性だ。

デュークNUSシンガポール校では、55歳以上の中国人被験者66人を対象に、睡眠の長さと質について尋ねた。研究者らは、炎症の度合いを調べるための血液検査や、認知力を試す神経心理学的検査を行い、加えて、脳の容積もMRIで測定。睡眠時間が脳にどう影響するかを調べるために、同調査を2年ごとに行った。

「睡眠時間は脳の老化のマーカーとして使えます」と話すのは、研究を率いたジューン・ロー博士だ。

彼らの結果によると、被験者の一部は年齢を重ねたにもかかわらず、神経心理学的検査に練習効果とみられるスコアの上昇があった。しかしほかは、睡眠時間が少なかった人ほど脳室の拡大が早く、認知能力にも低下がみられた。年齢、性別、学歴やBMIを考慮した後も、睡眠時間の影響は統計的に有意なままだったという。また今回の調査では、睡眠時間と炎症反応には関連がみられなかった。

睡眠は、食事や適度な運動と同様に気を配る必要があるということだ。

今回の結果を受け、デュークNUS認知神経科学のディレクターであるマイケル・チー教授は次のように述べている。

「神経心理学的検査の大規模な研究結果をみると、大人には7時間の睡眠が最適であることがわかります。これからは何が心血管の代謝に良いのかを調査し、脳の長期的健康を保つ方法を模索していきたいですね」

[WIRED]


■意外な新事実!最も適切な「黄金の睡眠時間」は●時間と判明

by 相馬佳

あなたは1日に何時間睡眠をとっていますか?「そりゃ、普通は8時間とるべきでしょう」という人もいれば、「忙しすぎて、6時間くらいしか寝る時間がない」という人もいるでしょう。

一般常識的には、昔から「睡眠時間は8時間とったほうがいい」と言われてきました。しかし、研究によると、実は8時間寝る必要はないばかりか、8時間よりもっと適切な睡眠時間が判明したというのです!

アメリカの英字新聞『Wall Street Journal』英語版の記事を参考に、睡眠についての新事実を探ってみましょう。

■黄金の睡眠時間とは?

睡眠についての研究によると、体と健康に一番いい睡眠時間は“7時間”だそうです。一説によると、それよりも20分少なくても、また多すぎても、記憶力や健康状態に悪影響が出てくるとか。

カリフォルニア大学の研究者が、110万人に対し6年間にわたって行った大規模な調査によると、成人の睡眠時間の中で一番死亡率が低かったのは、6.5時間から7.4時間の間だったそうです。それを平均すると、約7時間ということになりますね。

新生児や乳幼児が長い睡眠時間を必要とするのはよく知られた事実ですが、どうやら睡眠時間は、年齢が高くなるにつれて少なくなっていくようです。

同じ研究者がシニア女性に対し、10年間にわたって行った調査では、睡眠時間が5時間以下、または6.5時間以上だった女性の死亡率が、5時間~6.5時間だった女性よりも高かったそうです。

■“寝すぎ”で起こる健康的弊害とは

睡眠不足で起こる疲労や記憶力の低下、肥満の危険性などの健康的弊害はよく知られていますが、驚いたことに、“寝すぎ”の場合も多くの害があるようなのです。

研究によると、成人が睡眠時間を必要以上にとりすぎる生活を続けると、糖尿病や肥満、心臓疾患などにかかりやすくなるとか。しかも、睡眠時間が多すぎる人は、7時間睡眠をとっている人よりも、死亡率が高いそうです!

確かに、睡眠をとりすぎて起きた翌朝は、頭がぼーっとして体もかえって重くなり、体がうまく機能しないこともありますよね。良質な睡眠をとるには、普段から自分の生活習慣に気をつけ、適当な運動と健康的な食生活をし、時間に余裕を持って就寝しなければならないようです。

以上、適切な睡眠時間に関する新事実をお伝えしましたが、いかがでしたか? 統計的な平均で見ると、1日7時間の睡眠がもっとも健康的な生活を送るのに適しているようです。しかし、睡眠時間の必要性は、個人個人の体調や習慣で違う可能性も考えられます。

自分の頭や体が「この睡眠時間ならもっとも活発で健康的に感じる」という数字を知り、就寝や起床時間を調整して、なるべく毎日一定の睡眠時間をとるようにしましょう。

[WooRis]


■夜勤の睡眠時間2~3時間がもたらす影響とは?

現在、夜勤の多い状況下で働く看護師のうち、新人の5割はその年のうちに辞めていくといわれています。また、看護師の入れ替えも多い中で、その心身の健康への影響ははかりしれないものだといいます。看護師の、夜勤の現場の睡眠事情とその影響に迫ります。

夜9時頃まで残業して、深夜0時からまた勤務!

今の看護師さんは、日勤、夜勤とさまざまなシフト体制で働いていることは知られていますが、中でも「日勤―深夜」というシフトがあるのには驚きます。これは、日中普通に働き、夜9時まで残業、そしてその数時間後の深夜0時からまた深夜勤務が始まるというシフトです。

また、夜勤そのものも、月10回を下回るような看護師はそういないともいわれています。こうした状態が続くと、体だけでなく心にも変化が起きてくるといいます。

例えば、睡眠時間2~3時間の日が続いたというある看護師は、夜勤の最中、食事をする暇もない状況に。だんだん人と話すのもおっくうになってしまったのだそうです。しかし、このような激務は決して珍しいことではないようです。

夜勤の短い睡眠時間がもたらす健康リスク

日本医療労働組合連合会による2013年の「看護職員の労働実態調査」によれば、慢性疲労を訴える看護師は7割を超えており、6割の人は健康に不安があると答えているそうです。

このような状態で、睡眠時間が削られることについて、その影響はいかなるものなのかというデータがあります。

短い睡眠の繰り返しが、睡眠中の心拍数にどのように影響するのかを調べた実験によれば、睡眠短縮によって徐波睡眠が増え、それがレム睡眠中の心拍数を増加させていることが判明したのだそうです。

これは、長時間の夜勤による不十分な睡眠は、睡眠中の循環器系機能に負担をかけ、健康リスクが高まることの証明だといえるでしょう。

不眠・睡眠不足による事故リスク

不眠による疲労と作業効率についてのデータもあります。特に不眠状態が続くと、真夜中から明け方にかけての時間帯に、人間の作業能力は極端に落ち、なんと酒気帯び状態での同作業よりも劣るほどだというのです。

夜勤中に無意識の眠りに落ちたという人も多い中、仕事中の事故についてはますます不安の声が高まっています。

そもそも長時間の日勤と夜勤は労働安全上、事故リスクが相対的に高くなることがあります。一回の勤務時間が長ければ長いほどリスクが高まり、さらに日勤よりも夜勤でリスクが高まることもわかっています。

しかし、今の日本では、2交代制勤務、16時間夜勤が大半を占めています。

こうした現状からして、事故リスクははかりしれないといわれています。

[ネムジム]


■免疫力を高める睡眠方法とは? カギは成長ホルモンにあり!

残暑がまだまだ厳しいですが、夏風邪などをひいていませんか? 暑さの厳しい夏を乗り越えるためのキーワードの1つが免疫力です。どうしたら免疫力を高めることができるのか、徹底解明します!

免疫力は睡眠の質が影響していた?

たとえば、あなたが仕事などで大きなストレスを日常的に感じているとします。ストレスは睡眠の質を低下させ、成長ホルモンの分泌量の減少につながってしまうと考えられています。

その結果、免疫力が下がり、風邪をひきやすくなったり、ウイルスに感染しやすくなってしまうのだそうです。この免疫力には睡眠が大きく関わっていることがわかっています。

免疫力を高め、強い身体をつくるためにはどのような睡眠をとればよいのでしょうか?
注目すべきは、「睡眠の質」です。

免疫力を高めるには?

免疫力を高めるためには、睡眠時に成長ホルモンをしっかりと分泌させることがカギを握っています。それでは、どうしたら成長ホルモンがたくさん分泌されるようになるのでしょうか?

これもすでに科学的に解明されていて、成長ホルモンというものは、寝ついて最初の3時間でたくさん分泌されて、それ以降は分泌されにくい物質なのだそうです。この3時間にいかに深く、質の高い睡眠を得られるかが勝負の分かれ目、というわけですね。

そうは言っても、なかなか寝つけない日やぐっすり眠れていない時ってありますよね? そんなときはどうしたらよいのでしょうか。

睡眠の質を高める2つの方法

1つは、就寝1時間前に入浴をして、身体の芯から温めること。ただし、熱すぎるお風呂は交感神経を優位にして身体が起きてしまうので、38~40度の少しぬるめのお風呂に10~20分入るとよいそうです。そうすることで副交感神経が優位になってリラックスできるので、就寝時間までにはちょうど体温が下がって、眠りやすくなります。

もう1つが就寝30分前に首元を温めること。ここを温めると、身体の深部温度が逆に下がるので、就寝しやすくなると考えられています。

この2つを意識して、眠りはじめの3時間を深く、質の高い眠りにして免疫力を高めましょう!

[ネムジム]


■自分の時間をもちたいなら「分割睡眠法」がおすすめ!?

睡眠は、ほとんどの人が一様に夜から朝までまとめて寝ているものですよね。でも、分割睡眠を活用して、効率的に生活している人たちがいるということをご存知でしたか?

誰もが平等に与えられている1日24時間を分割する!?

誰しもが平等に与えられている1日24時間。しかし、時間の使い方は人によって驚くほど違うものです。睡眠のとり方もその1つで、1日に10時間以上寝る人もいれば、たった3時間しか寝ないという人もいますよね。

そんなさまざまな睡眠のとり方がありますが、最近注目を集めている方法に「分割睡眠」というものがあります。みなさんはこの言葉、ご存じでしたか?

これは簡単に説明すれば、まとめて睡眠をとるのではなく、1日2、3回にわけて睡眠をとるという方法。

では、分割睡眠にはどのような効果があるのでしょうか?

環境によっては特殊ではない分割睡眠

そもそも、西欧では大昔から「第1の睡眠」、「第2の睡眠」と呼び、何回かに分けて睡眠をとることが普通だったと言われています。近年では、ナイジェリアのある部族が分割睡眠をとっていたことがわかっています。

また、ニューヨーク・タイムズ紙は、照明のない環境で暮らすと分割睡眠をとる傾向にあるという実験結果も報告しています。つまり、特別なことではなく、環境次第では日常的に起こるものだということですね。

では、照明がどこにでも存在する環境に暮らす私たち日本人が分割睡眠をとるメリットはあるのでしょうか。調べてみたところ、ある書籍によると、仕事や勉強の効率が上がり、さらに好きなことをするための時間がとれるようになるのだそうです。

では、具体的な方法をご紹介しましょう。

分割睡眠で自分の時間を確保できる!?

これはあくまで方法の1つですが、夜10時ごろに就寝し、深夜2時ごろに起床、そこから数時間を「好きなことをするための時間」として活用するというもの。

たとえば、深夜2時から4時までの2時間を読書にあてて、4時から朝まで再度しっかり寝れば、翌日の仕事や勉強に影響はないといいます。もちろん、これは個人差があるものなので、自分に合った分割睡眠を模索することも大事でしょう。

確かに、仕事で疲れた状態のまま本を読んでも、なかなか頭に文章が入ってこないものですよね。一度、寝ることで頭もスッキリして大好きな読書を楽しめるというのは有意義なことかもしれません。

みなさんも一度、試してみてはいかがでしょうか?

[ネムジム]


■寝る前にやったらダメ!「知らずに睡眠の質を下げている」NG習慣3つ

by 望月理恵子

昼間だけでなく、夜も気温が高い日が続いていますね。そうすると、なんだか寝つきが悪いと感じることもあります。扇風機や冷房を使用して対策をしているという人も多いのではないでしょうか。

それでも寝つきが悪いと感じる方、それはもしかしたら気温が高いことだけでなく、寝る前のNG習慣が大きく関わっているのかもしれませんよ。そこで今回は、管理栄養士である筆者が、“睡眠の質を下げてしまうNG習慣”についてご紹介します。

■1:お風呂のお湯は42℃以上はNG

「ダイエットのため」と言って、半身浴をしている方もいるはず。半身浴は血液の流れを良くしますし、汗をかくためデトックス効果もあると言われています。半身浴だけでなく、湯船につかることはなんだかほっとした気持ちになれリラックスもできます。

しかし、その入浴方法で気を付けたいのが温度。高め(42℃以上)の温度のお湯につかると交感神経が刺激を受け、身体が興奮した状態になります。そのことで睡眠が浅くなってしまい、熟睡しにくくなってしまうのです。

■2:夜のコンビニはNG

寝る前に強い光を浴びてしまうと、これもまた交換神経が刺激され寝つきが悪くなってしまいます。

パソコンやテレビ、スマートフォンなどの電子機器を寝る直前に使用すると、私たちを睡眠に導く“睡眠ホルモン”とも呼ばれている、“メラトニン”の分泌を妨げてしまいます。さらに要注意なのが夜のコンビニ。コンビニの照明は一般の家庭で使用されている照明よりも明るいものを使用しているのです。

もちろん、遅くまで営業しているスーパーや雑貨屋さん、電気屋さんも同様です。お店はお客さんの購買意欲を高めるために明るくしていますが、メラトニンの分泌を抑制して、睡眠の質を下げてしまいます。

■3:寝る直前のアルコール摂取はNG

寝ている間にも水分は失われてしまうので、寝る前の水分摂取を避けるのはあまり良いことではありません。

ですが、水分摂取といっても、その時に何を飲むかということにも注意が必要です。基本的には常温の水が理想的です。あまり冷たいものを飲んでしまうと内臓に刺激を与えてしまいます。

また寝酒をするという方もいますが、アルコールが分解されると刺激されるのは交換神経。そのため寝る直前のアルコール摂取も、睡眠の質を下げる原因になります。アルコールを飲む場合は、就寝時間の3時間くらい前には切り上げるようにすると良いですね。

いかがでしたか? 他にもハーブティーを飲んでみること、軽いストレッチを取り入れることなどが、質の良い睡眠に効果的です。ハーブティーの良い香りや温かさには身体をリラックスさせる効果があると言われており、またストレッチも血液の流れを良くしてくれるので、質の良い睡眠をとりやすくなると考えられています。

寝る前の習慣を見直して快適な睡眠を手に入れ、疲れをしっかりと取り除いて次の日を迎えられると良いですね。

[WooRis]

Posted by nob : 2014年08月25日 10:02

遠くない将来結婚は過去の遺物に。。。

■30代でも「恋人はいるけど結婚しない」を選択する人が増えている理由

 結婚しない男女が増えている。しかも、恋人がいても、結婚しない男女が増えている。まだまだ自分のことと恋愛を味わうことでいっぱいいっぱいの20代ならともかく、30代半ば〜後半でもたくさんいる。

 世間的にはいい大人で、バツナシで、現在進行形の恋愛しているにも関わらず、いまいち結婚熱が高まらない。結婚という道を選べない。そういう大人の男女は私の周囲にも多い。

 周囲の「恋人はいても結婚しない」人々にその理由を聞いてみると、さまざまな答えが返ってきた。

■結婚制度の意味が薄れた現代

 「10年同棲しているので、結婚の必要性が感じられない。安定しているようで、微妙なバランスで成り立っている関係性が、結婚したら悪くなってしまいそうで怖い」(35歳・男)

 「親の介護問題に直面したくない。相手の親はもちろん、自分の親も」(38歳・女)

 「出産のリミットさえなければ、結婚という制度は、必要ない気がする」(30歳・女)

 結婚しない理由はさまざまだけど、要約すると共通項がある。それは、「心身ともにまだ元気な今は、結婚の必要性が感じられない」「結婚することで生じる(であろう)新たな問題に向き合いたくない」というもの。要するに逃げてるってこと?

■6年同棲、モテ男の決断に彼女はどう答えた?

 そんな心理が如実に表れていて、特におもしろかったのが友人の超モテ男B(38歳)が結婚しない理由。Bは6年同棲している彼女がいるのだが、30代後半の現在も相変わらずモテるし、今の生活が楽しい。

 腹をくくれず、適当に浮気しながら、のらりくらりとやってきた。しかし、40を前にして、仕事もひとだんらく。子どももほしいし、そろそろ結婚したいとうっすら思い始めた。そこで、さっそく1歳年下の彼女に「そろそろ結婚しようか」と、とうとうプロポーズ。6年同棲できるほど相性のいい相手はいない。彼女も妙齢過ぎだし、モテ男のやっとの決断に大喜びしたのかと思いきや……ほぼ即答で、「イヤだ」と断られたのだと言う。

 「これまで通りに同棲生活を続けて、もし、子どもができたら結婚しよう」と彼女にクールに言い放たれたのだと言う。

 彼女も結婚に関しては、積極的になれなかった。その理由は?

■結婚して大人になった時代から、大人にならないと結婚しない時代へ

 彼女は彼のプロポーズをそのまま受け止めなかったのだ。Bを知り抜いている彼女は、「彼は突発的に結婚もいいなと思ったものの、心の底ではまだ落ちつけないし、落ちつく気もないだろう」と悟っていたのだ。

 「プロポーズしたからといって、すぐに結婚に飛びついてくるような女性には、ちょっと冷めるってことがわかってるんだと思う。実際、オレって結婚したら変わるタイプだと思うしね。その気の強さと、“オレ扱い”の巧さに惚れ直した」。とりあえず、結婚は子どもが授かるまで延期したのだという。

 何だか、めんどくさい話だけど、ある意味、世代と時代を表している話だなと。結局、私たちは義務感だけでは結婚できない、大人になりきれないワガママな現代っ子なのだ。

 結婚には社会的にではなく、自分個人にとってどんなメリットがあるのか、そもそも自分は何がほしいのかがわからないうちは、腹をくくれない。恋人がいても結婚できないのかもしれない。

[All About]

Posted by nob : 2014年08月22日 22:23

また旅立つ君へVol.72/私も生涯大人げない大人であり続けたい。。。

引用1

どういうわけか日本では、我慢を美徳として考える傾向がある。

そして、強い自制心を持つことが大人の証明になるとされる。

しかし、私の周囲の成功者とされる人に、我慢強い人物は見当たらない。

逆に、やりたいことがまったく我慢できない、子どものような人ばかりだ。

そういう人は、好きでやっているのだから、時間を忘れていくらでもがんばるし、新しいアイデアも出てくる。

我慢をして嫌々ながらやっている人が、こういう人達に勝てるはずがないではないか。


引用2

私のスタイルの説明は単純である。

自分より偉い人や強い人の意見をいったんはすべて否定していくのだ。

もし、こうした人たちが自分と同じ考えを持っていたとしても、おとなしくしているのは気に入らないから、自分の考えを真逆に変えてしまう。偉い人がいうことは全部悪い冗談だ、そんなことあるわけがない、と自らを思い込ませ反対意見に回っていく。

なぜこのようにするのかといえば、権力を持った人の考えは、完璧な独裁者でもない限り、民主主義の論理に沿って部分最適に向うからである。

乱暴に言えば、自らの地位を守るために自然と大衆に迎合していくのだ。

そして、すべての意見を公平に扱おうとすれば必ずどこかで無理がでてくる。

常々、平均から逸脱することが得だと考えている私としては、こうした論理に飲み込まれることは、耐えられないのである。


[いずれも『大人げない大人になれ!』成毛眞]

Posted by nob : 2014年08月22日 18:20

また旅立つ君へVol.71/受け入れるだけの「学び」は、もういらない。。。Vol.2

学ぶことの最大の障害は答えを教えることではないか?

それは、自分で答えを見つける機会を永久に奪ってしまうからである。

自分で論理的に考えて、答えを見つけ出すのが、人が学ぶための唯一の方法だと私は信じている。

[エリヤフ・ゴールドラット]

Posted by nob : 2014年08月22日 18:07

今後の実用化に期待。。。

■がん:採血で診断、開発へ 来年度、乳がんで先行実施

 国立がん研究センターなどは18日、乳がんなど13種類のがんを1回の採血で発見できる診断システム開発に着手したと発表した。血液中の物質「マイクロRNA」が、がんになると量が増減することに着目した方法で、身体的、経済的な負担の少ない新たな早期がん発見方法として確立を目指す。このうち解析データが多い乳がんの検査は、来年度にも東京都内の検診機関と提携して先行実施を目指す。

 血液などに含まれるマイクロRNAは2578種あり、特定のがんの「腫瘍マーカー」(がんの進行具合を示す指標)になることが分かっている。だが、がんの有無や部位発見には分析が不十分だった。同センターや東レなどの開発チームは、同センターが保有するがん患者約6万5000人分の血液データを解析する。がんの種類ごとにマイクロRNAの種類とその量のパターンを調べ、どの部位のがんにどのマイクロRNAが多いのかなどを探り、がんの有無と部位の特定を目指す。

 従来の腫瘍マーカーは、がんの早期から高い数値を示すケースは少なく、腫瘍がある程度、大きくならないと検出できなかった。

 がん検査を巡っては、乳がんはマンモグラフィー(乳房X線検査)、肺がんや胃がんはX線検査などと、各がんに対応する検査があり、大型検査装置が必要なことが多い。また、初期のがんを見落としたり、良性腫瘍を悪性と判断したりすることもある。今回の検査が実現すれば、初期に陽性と判明する割合がわずか2%程度とされる乳がんで、早期発見率が大幅に上昇することが見込まれている。

 来年度の先行実施を目指す乳がん検査は、がんと分かっていない人が希望すれば受けられるようにする予定。受診料は未定だが、従来の装置による検査より大幅に低くなる見込みだ。

 また、診断システムを認知症の診断にも応用する研究を進める。【鈴木敦子】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2014年08月22日 17:54

何物も諸刃の剣、、、何事にもバランスが肝要。。。

■悪影響ばかりじゃない!知っておきたい紫外線の「プラスのパワー」

カズ シュライバー

紫外線の強い季節になりました。みなさん、日焼け止めを塗る、帽子をかぶるなど、紫外線対策はしていますか? 

確かに浴びすぎると、シミやシワ、肌の老化、ひどい場合には皮膚がんになる可能性もあるわけですから、避けたくなるのは当然です。でも、紫外線には、私たちにとってプラスになる面もあることをご存じですか? 

そこで今回は、英語圏の情報サイト『OPRAH』『BenefitOf.net』を参考に、知られざる“紫外線のパワー”をご紹介しますね。

■1日にどれくらいなら日に当たってもいいの?

いくら、体に良いことがあるとはいえ、あまり長く日に当たってしまうと、日焼けやシミ、そばかすが増えてしまいます。1日に15〜20分程度が目安です。日焼け止めは、SPF30以上のものをお使いくださいね。

ちなみに、日焼け止めを毎日つけている人は、時々つける人と比べると、なんと24%もシワ、シミが少ないそうです!

■血圧を下げる

紫外線と血圧……一見、何の関係もないように見えますが、2014年の調査によると、1日20分ほど日の光に当たるだけで、なんと血圧が下がるということが分かってきています。日の光が肌に当たると、一酸化窒素が生産されて、血管をリラックスさせ、血液の流れを良くするからだそうです。

■乳ガンのリスクを下げる

6,000人の女性を対象にして、日に当たった組と、当たらなかった組とを分けて行った実験では、当たった組の方が、はるかに乳がんのリスクが低かったことが分かりました。これはどうやら、日に当たることで、ビタミンDが大量に生産されたからだという見解が一般的です。

何と、ビタミンDは特定の乳がんのリスクを下げることが分かっているといいます。

■認知症やうつ予防にも

最近の調査によると、45歳以上の人で、日常的に日の光を浴びている人と、そうでない人とでは、将来認知症になるリスクに差が出るということがわかっているそうです。

日の光を浴びると、ビタミンDが生産され、体内時計が正しく働きます。さらに、日の光は記憶に関係するセロトニンを生産して、脳の海馬で記憶細胞が作られるのを助けるそうですよ。

セロトニンが減ってしまうと、うつ状態につながるようですから、やはり日の光に当たることは、大切なんですね。

■関節炎予防にも

ハーバード大学の調査によると、日常的に紫外線に当たっている人は、そうでない人と比べて、将来関節炎になるリスクが、約21%も低いということが分かりました。どうやら、これも日の光に当たることによってビタミンDが作られることと関係があるようです。

ビタミンDは、体の免疫機能を向上させるので、関節炎の予防になるそうですよ。

いかがでしたか? この他にも、日の光は体内時計を整え、新陳代謝を上げるので、ダイエット効果があることも分かっています。ただ、何事もいいことばかりではありません。やはり、日の光に当たりすぎると、いろいろな弊害も起こりますから、ほどほどを心がけてくださいね。

[WooRis]

Posted by nob : 2014年08月22日 17:46

死に方は生き方の帰結、、、結婚生活を続けていることがそもそもの間違い。。。

■女性の3割は夫と同じ墓がイヤ? 意外なお墓事情

 お盆でお墓参りに行く人も多いこの時期。自分が死んだらどのお墓に入るのか、誰がお墓を守るのか、そういった話題になることも多いのではないだろうか? これを機に、家族の意向を事前に確認しておくのもいいかもしれない。

 気になるのが、他の人はお墓をどうしているのかだ。なかなか気軽に他人に聞きにくい話ではあるが、一般的な事情も知っておきたい。そこで、保険ショップ運営会社のアイリックコーポレーションがこの8月に実施した、お墓事情についてのアンケート結果を見てみよう。

 まず、「お墓参りに年何回行くか」という項目では、年に1回が132人(26.4%)で一番多く、ついで年2回で119人(23.8%)となった。一方、年に1度も行かないという人は119人(23.8%)にのぼり、2位の年2回と同数となった。ちなみに、年に1、2回お墓参りに行くと回答した人の多くは、お盆、お正月など、まとまった休みの時やお彼岸などに行く人が多いようだ。お墓が地方にある人も多く、回数が少ないのは距離的な問題も大きな要因だといえる。

「お墓を準備しているか」という項目では、驚くことに、先祖代々のお墓がない人でも、お墓を購入しないと回答した人が52.9%にものぼった。「終活」という言葉を耳にするようになり、死への準備を考えている人も多い昨今、家族にきちんと希望を話しておくことが大切なようだ。

 ちなみに、「配偶者と同じお墓に入りたいか」という項目では、なんと女性の32.4%が「入りたくない」と回答しており、男性の7%に大きく差をつけた。昨年末に「週刊朝日」が行ったお墓に関するアンケートでも、「どんな墓に入りたいか」という問いに対し、3割近くの女性が「墓には入らず樹木葬や散骨をしてほしい」と回答。一方、男性で圧倒的に多かったのは「自分の実家の墓」だった。「誰と同じ墓で眠りたいか」を複数回答で選んでもらったところ、男女ともに1位は「配偶者」だったが、2位は、男性の「自分の先祖・親戚」(40.5%)に対し、女性は「子ども」(34%)と、明らかな違いが見られた。

 最近では、残された子どものことを考えて永代供養墓を購入するケースや、先祖代々の墓自体を処分してしまう家もあるという。一昔前であれば考えられないことではあるが、墓地不足が叫ばれ、少子高齢化が進むなか、お墓をもつことが贅沢な時代がやってくるのかもしれない。

[dot.]

Posted by nob : 2014年08月17日 16:04

また旅立つ君へVol.67/後悔先に立たず、、、自らの納得こそがすべて。。。

■歳を取ってから気付いた、人生で失敗した24のコト

人生は短い。この書物を読めば、あの書物は読めないのである。
by ジョンラスキン イギリスの思想家

後でやればいい?歳を取ってからでは、遅くなってしまうことが余りにも多い・・・人生の先輩が歳を取ってから気付いた、「人生で失敗したこと」を紹介しよう。「今」やるべき事がたくさんある。「今」しか出来ないことがたくさんある。

さあ、これを読んだらあなたは動き出さずにいられない。

1.余裕があるときに旅行しなかったコト

時間と体力がある若いときの方が、自由に旅行が出来る。そして何より、若い時の方が、新しいモノをみた時の感動が大きい。沢山の世界に触れよう。

2.嫌いな仕事を辞めなかったコト

「嫌な仕事でもとりあえず3年続けなさい」という言葉があるが、3年後社会がどのようになっているかなど誰にも分からない。そう考えると、「今」を我慢に費やすのはもったいない。

3.自分の夢を諦めたコト

やらなかったことを後悔するより、やって後悔する方が何倍も良い。やって失敗したことは、後に笑い話になるが、やらないで後悔したことは、ネタにすらならない・・・

4.先延ばしばかりしたコト

明日から頑張ろうではなく、「今日だけ頑張ろう」という発想をいつも持つこと。

5.学校できちんと勉強しなかったコト

勉強する苦しみは一瞬、勉強しなかった後悔は一生残る。今日のヨダレは、将来の涙・・・

6.家族とあまり時間を過ごさなかったコト

家族と過ごす時間はこの世のいかなる成功よりも大切なもの。どんなに忙しくても、 家族との時間を作ろう。

7.人を恨んでしまったコト

人を恨むことは自分自身を苦しめる。誰にでも1つくらい良いところがある。恨む前にまずそれを探そう。

8.働きすぎたコト

人生は楽しい事がたくさんある。仕事だけにあなたの時間を費やすのはもったいない。まわりを見渡そう。大切なモノがたくさんある筈。

9.学べる時に学ぼうとしなかったコト

学びたくても学べない人はたくさんいる。学べる環境にいるだけでもあなたは恵まれているのだ。その事を心に留めておこう。

10.冒険しなかったコト

人生は冒険だ。常にチャレンジし続けよう。やるかやらないかを迷ったら、進もう。アイデアに価値はない、実行することに価値はあるのだ。

11.ジェンダーロール(例:女性らしくとか男性らしくとか)に縛り付けられてしまったコト

女性らしさや男性らしさはいらない。必要なのは「あなたらしさ」。

12.親のアドバイスを聞かなかったコト

親はあなたよりも長く生きている。その分社会にも詳しい。最も身近な社会の先輩であり、あなたの一番の理解者でもある親は、最高のアドバイザーだ。

13.悪い恋人から離れなかったコト

出会える人数は限られている・・・あなたを苦しめる恋愛からは早く卒業しよう。相手のことを考えると心がワクワクするような恋愛をしよう。

14.料理の腕を上達させようとしなかったコト

人間にとって「食べる」という行為は非常に大切。故に料理は人間が身につけておかなくてはならない生きる術なのだ。

15.周囲の目ばかり気にしていたコト

周囲の目を気にしてしまうのは当たり前の事。しかし、あなたが思っているほど人はあなたの事を気にしていない。

16.社会的、文化的規範を気にして我慢してしまったコト

ルールを気にしてばかりの人生はつまらない。自分で新しいルールを作ろうとする位が丁度いい。

17.1度始めた事を最後までやり切らなかったコト

1度始めたことを最後までやり切るのは容易ではない。しかし、やり切った後の達成感を若い時に味わっておこう。それから先の物事への取り組み方が変わるはずだ。

18.様々なことについて心配しすぎたコト

悩み、考える事は生きる上で必要な事。しかし、過度の心配は食欲不振や睡眠障害など、健康に悪影響を及ぼす恐れがあるので注意しよう。

19.運動をさぼっていたコト・・・

気がついたら、元気のないカラダになってしまっていた・・・

20.強い嫉妬心を持ってしまったコト

嫉妬している時は自分のことばかり考えている時。嫉妬のし過ぎを防ぐためには、1度相手の立場に立って考えると良い。

21.人脈を広げようとしなかったコト

広い人間関係を築くことは、視野が広がるとともに、自分にチャンスを呼び込む事にも繋がる。

22.親友を傷つけてしまったコト

親密な相手との喧嘩は堪え難いもの。時間が経つにつれて関係を修復するのは難しくなるので、時間をあけずに謝罪する事をおススメする。

23.新しいことを学ばなかったコト

人生は一生が学習。つねに学ぶこと忘れないで。

24.感謝しなかったコト

「ありがとう」をたくさん言おう。その言葉で皆を幸せな気持ちになる。

人生はあなたが思っているよりも短い。だからこそ、今を精一杯生きようではないか。


■最高の人生を送るために「捨てる」べき15のコト

幸せになるためには、不要なことがいくつかある

幸せのかたちは人それぞれ。絶対の法則なんてない。しかし、最低限「幸福を求めるなら、これは要らないよね」ということはある。

ここに挙げたリストは、今欧米で多くの人が共感している「人生で捨てるべきこと15」だ。

1、「間違った人」との時間

人生は短い。あなたを不幸にする人と過ごしている暇はない。真の友人とは、最高の状態の時に一緒にいてくれる人ではなく、最悪の時に一緒にいてくれる人だ。そういう人と一緒に過ごそう!

2、困難から逃げること

何か問題があれば真正面から向かい合おう! もちろん簡単じゃない。誰もが、悲しみ、傷つき、挫折をする。しかし、学習し、適応し、解決することもできる。プロセスを通して、人間は進化してきた。

3、自分への嘘

世界中に嘘をつくことができたとしても、自分自身に嘘をつくことはできないはずだ。人生においては、与えられたチャンスをものにすることが大切だ。そのためには、常に自分に正直でいる必要がある。

4、願望を後回しにすること

他人を助けることは大事ですが、なによりもあなた自身が救われなければ意味がありません。追求したい夢や情熱、関心事があるなら、誰かを気遣ったり、誰かの目を気にする必要はない。今すぐに実行しよう!  

5、自分ではない誰かになろうとすること

多くの場合、周囲はあなたが「みんなと同じ」人になることを求める。しかし、本当は同じ人なんて誰一人としていない。誰かの方が誰かより可愛く、誰かは誰かよりカッコいいし、誰かは誰かより若い。そんなことを気にして、周りの人から好かれるために変わるのは間違っている。自分自身でいることで、本当にふさわしい人があなたを愛してくれるようになる。

6、過去にしがみつくこと

過去にしがみついている間は、何も新しい事は起きない。それは本の同じところを何度も読んでいるようなもの、同じ映画のシーンを何度も観るようなもの。いつまで経っても次へは進めない。

7、失敗を恐れること

何かに挑戦して、失敗するのは恐ろしいかもしれない。しかし、何もしないことはもっと恐ろしい。すべての成功は、積み重ねてきた失敗の上にある。失敗したことよりも、何もしなかったことの方が最終的には後悔する。

8、自分を責めること

失敗をする事は誰にでもある。しかし、失敗したことで、自分にとって何が正しく、自分にとって正しい人とは誰なのかを知ることができる。失敗して、後悔することだってあるだろう。しかし、それは過去のこと。現在のあなたは、未来を変える力を持っている。だから、失敗した自分を責める必要はない。

9、幸せを買おうとすること

幸せのために、人生のために、本当に必要なのはお金ではない。愛、笑顔、そして情熱を持って働くことだ。

10、他人に依存すること

自分自身に満足していなければ、誰かと幸せになることはできない。誰かを求める前に、まずは自分自身が精神的に安定する必要ことが大切だ。

11、立ち止まること

立ち止まって考えるのは悪くない。しかし、考えすぎてはいけない。考えすぎると、そもそもなかったはずの問題を自分自身で作り上げてしまう。それよりも、状況を判断して、行動を起こすべきだ。一塁ベースに足を置いたままでは、いつまでも二塁ベースに進めない。

12、無理だ、と思うこと

チャンスが訪れた時に、100%完璧な準備ができている人はいない。だから千載一遇のチャンスが来れば、それが難しくてもチャレンジをするべきだ。無理だ、なんて考える必要はない。

13、間違った男女関係

男女関係は慎重に選ぶべきだ。間違った相手といるくらいなら、一人でいるほうがマシ。急ぐ必要なんてない。運命の人とはふさわしいタイミングで出会う。寂しいからではなく、あなたがふさわしいと思う人と恋をしよう!

14、新しい恋を拒むこと

人生で出会う人すべてには、出会う理由がある。あなたを試す人もいれば、あなたを利用する人もいるし、あなたに教訓を残してくれる人もいる。たとえ以前の恋愛が悪かったとしても、新しい恋愛は違うかもしれない。最も大切なのは、あなたの最高の部分を引き出してくれる人だ。

15、他人と競うこと

あなたより優秀な人を気にしてはいけない。自分自身と向き合い、自分をアップデートしていけば何も問題はない。幸せを掴むための戦いは、あなたとあなた自身によるものでしかないのだ。

これはマルクとエンジェルという男女のライターが書いている「人生を楽に生きるコツ」というブログから厳選されたものだ。

恋愛や仕事に具体的に当てはめてみると「なるほど!」と思えるはずだ。

Never Stop Exploring… 人生を最高に旅しよう


[いずれもT A B I L A B O]

Posted by nob : 2014年08月15日 17:25

また旅立つ君へVol.66/本当の自分自身に出逢うために君は旅に出る。。。

■「すべての旅人が共感!」一人旅があなたを成長させてくれる15の理由

インターネットの発達による情報収集が容易になり、LCCが登場した現代。一昔前よりも、世界を旅することのハードルは低くなった。しかし、やはり異国の地に足を踏み入れる事は、とても勇気がいる。一人旅なら尚更だ。 今回は全ての旅好きに捧ぐ、一人旅が素晴らしい15の理由を紹介しよう!

01. すべて自分で決めることができる

命令される関係でなくても、一緒にいれば他の人に影響されてしまう部分がある。それが家族や友人やパートナーであっても、だ。しかし、一人ならすべては自分次第となる。何をし、何をを食べ、どこへ行くか。誰にも気遣う必要はないのだ。

02. 新しい文化を学ぶチャンスが多い

文化は人がつくるもの。ゆえに、全く違う文化でも順応は可能だ。食べ物や住居、ライフスタイル全般。一人だからこそ自分のペースで新しい文化に触れることができる。

03. 新しい友達ができる

一人での旅は孤独だ。しかし、これは逆にチャンスでもある。一人だからこそ出会いも多い。思いがけもしないところで、まったく違った価値観の人や旅人と友達になるかもしれないのだ。

04. とにかく自由!

一人で旅をしている最大の魅力と言えるだろう。自分の気が向いたところに行き、好きなだけ時間をかけ、誰かに気を使うこともない・・・。本当に生きていると実感できるはずだ。

05. 自分の本当の気持ちを知ることができる

普段は思っていても、人に流されたり世間体を気にして自分に正直になれないときがあるかもしれない。しかし、一人で旅をしていると、自分への問いかけができる。

06. 裸の自分になれる

一人旅で接する人は、誰もあなたのことなど知らない。ある意味、あなたは裸だ。

07. メイクをする必要はない

これは女性限定かもしれない。異国の地では(特定の場所を除いて)メイクをしたり、着飾る必要はない。メイクに割く時間は、別のことにあてられる。多くの発見や出会いがあるはずだ。

08. 1人の時間を有効に使える

興味のあることや自分の趣味にいくら時間を使っても構わない。他人から見れば、無駄な時間も、あなたにとっては有効なこともある。

09. 「経験」ができる

経験や思い出を他の人と共有することは、話す側も聞く側も楽しい。しかし、やはり実際に行って感じた経験と記憶そのものには適わない。それは何物にも代え難い貴重な財産だ。

10. 自分を信じられる

いつも人からのアドバイスに頼ってないだろうか?繰り返しになるが、一人旅で頼れるのは自分しかいない。自分を信じて道を切り開いていくしかない。その過程で、「自分を信じる力」がついていく。

11. 孤独に打ち勝てるように!

すべてのことを自分一人でこなしていくと、一人でいることに慣れ、孤独に打ち勝つことができる。それは日常では意外と鍛えることができないものだ。

12. 忍耐強さが手に入る

一人旅ではハプニングがつきものだ。しかもそれは避けることはできない。ゆえに、我慢強さや忍耐力が身に付く。

13. 恋人や家族との絆が深まる

愛する人や家族としばしの時間会えないというのは辛いものだ。しかし、この愛する人を募う想いが、それぞれの距離をさらに縮め、強い絆を生む事ができる・

14. 感謝の気持ちを持てる

偶然は必然。一人旅をしていれば、必ず、あなたを助けてくれる人や素晴らしい機会に巡り合うことがある。そういったすべての出来事に感謝するだろう。

15. フィジカルへの意識が高まる

一人旅では、変化する環境に合わせ、より一層に健康に気を使うようになるはずだ。

さあ、一人旅の準備はできましたか?
思い立ったら、最初の一歩を踏み出そう!

旅ラボ海外ライター Michael Anthony Yoshioka
生まれも育ちもほぼニッポン。外人感全くゼロのハーフがコンプレックス。
東京の高校卒業後すぐにカリフォルニアへ留学し現在3年目。社会学を専攻。暖かい気候と陽気な天気のもとサーフィンとウクレレにどっぷりはまり、おかげでさらに自由人に。将来の夢は”世界を旅しながら運営する旅カフェ”を作る。

[T A B I L A B O]

Posted by nob : 2014年08月15日 17:11

できてしまえば驚くほど簡単なほんの些細な思考と言動の積み重ね。。。

■本当に幸せになるためにやめなければいけない8つのこと(と、その代わりにすべきこと)【LHベストヒッツ】

Dumb Little Man:幸せになるためにやめるべき8つのことと、その代わりにすべきことを紹介します。

行動を変えるには努力が必要になります。ただ、真剣に取り組めさえすればこれまでの自分から抜け出して幸せになれるでしょう。取り組む準備はいいですか?

1.マイナスのオーラを放つ人に気持ちを削がれないようにしよう

人は周りに影響を受けがちです。そんな中、ネガティブなことばかり言う人といつも行動するとどうなるでしょう? 両親、兄弟姉妹、親友、配偶者や同僚...。彼らはいい人たちかもしれませんが、あなたに否定的な態度を取っているのかもしれません。

そんなときには逆にポジティブな態度を取るようにしましょう。あなたが肯定的に振る舞うと、どんなにネガティブな人でもあなたには明るく接したり、あなたがそばにいるときだけは良い雰囲気を保ったりするようになるでしょう。

2.自分の決断を批判しない

どのチーズを買うかといった些細なことからキャリアチェンジなどの重大事項に至るまで、選択を行う瞬間は自分の内なる声が聞こえてきます。

「この選択は間違っているかも」

こんな悪魔のささやきからどうすれば逃れられるのでしょう?

これが最後の決断かもしれないなどと臆するのではなく、すべては人生学習であると考えましょう。どんなチーズでもいいから買ってみましょう。おいしくないなら次からは違うチーズを選べばいいのです。今の仕事を辞めて新しいことを始めてみてもいいでしょう。うまくいかなかったときに金銭的には苦しくなるかもしれませんが、自信がつき経験が増えます。失敗もあるでしょうが、すべての決断を学習の機会とみなすことで、そこから学びを得て自己成長できるでしょう。決断したあとで自分を批判する必要はありません。

3.自分には価値がないなどと思わない

いいチャンスが舞い降りてきても、自分はそれに値しないと思うことがあるでしょう。「あんなに美しい人が、自分なんかに振り向くはずがない」などと。ときに自分の人生をとても辛く感じ「なぜ自分だけがこんな目に...」と思うこともあるでしょう。自分が感じていることが正しいと信じていると、平穏で楽しい日々を送れるはずがありません。そんな時は自分のことであっても、そうではないかのように考えましょう。

4.起きたことにとらわれない

両親、教師、友達、元カレ/元カノなどに嫌な思いをさせられましたか? あまりにも気持ちが滅入って、客観的に物事を考えられる心的状態にないときは、その人たちを許すことも忘れることもできないでしょう。それゆえに幸せも感じられないはずです。

すぐにその人たちを許せなくても、忘れられなくても構いません。前に進むことだけを考えましょう。いつか許せるときが来るでしょう。まずは、起きたことにとらわれず今日を良い日にすることだけを考えてください。いつの日か、過去はそんなに大事ではないこと、許したり忘れたりすることが簡単にできること、あるいはそのようにする必要がないことがわかります。

5.起きてもいないことを心配しない

あなたは、将来に不安を抱いていませんか? 準備や計画をしているとき、起きもしていないことを心配して精神的に弱くなっていることがあるでしょう。

将来のことをあれこれ考えて不安に駆られるのは避けましょう。毎日数分、悪いことが起きたときのことを考えて、どう対処するかに考える時間を取っておけばいいのです。他の時間では、心配事は「あとで解決できること」として心の脇に置いておきましょう。日記などに「後で取り組むこと」として書き留めるのもいいでしょう。

6.自分の幸せを後回しにしない

今やらなければならないことがありすぎて、休む暇もないという状態が続いたらどうでしょう。ToDoリストにたくさんやるべきことがあると、自分の時間や身体を回復させる時間を確保できなくなります。

スケジュール帳に休みやリラックスタイムを書き込んでおきましょう。忙しく働いている人なら、毎年同じ時期に休暇を取って、どんなことがあっても子どもと釣り(でなくてもいいですが)に出かける予定を立てましょう。最初は上司や同僚からひんしゅくを買うかもしれませんが、毎年恒例として行っていると、彼らはスケジュールを調整してくれるでしょう。

7.他人を傷つけることを恐れない

「本気で世界を変えたい」「人と違うことをしたい」と考えていて、友人や家族がどう反応するかわからないとき。もしかしたら、批判されるかもしませんし、誰かのことを傷つけることになるかもしれません。

そんなときは「絶対傷つけないようにする人」を1人決め、ほかの人のことは忘れましょう。親でもいいし、配偶者、自分の子どもやあなたの価値観に合った想像上の人物でも構いません。

一度にすべての人の期待に応えることはできません。先に決めた人を傷つけさえしなければ、まずはほかの人のことを気にしないでください。これであなたは正しい道を歩めるし、周りもあなたのことを尊重してくれるでしょう。

8.できもしないことを約束しない

責任感を持たずに「やります」と約束して、それを守れないこともあるでしょう。勢いだけで返事をすると、うしろめたさや不安を感じることになります。頼んだ人の気を害せず、かつあなたが時間と労力をかけすぎないためにはどうすればよいでしょう?

そんなときは「なるほど、一度考えてみましょう」と答えてみてください。こんな簡単な返答で、相手はあなたの思いやりを感じるでしょうし、よく考えて後で回答するという約束は簡単に守れます。回答を考えるとき、あなたが時間をさけるなら「やります」と答えられます。できないときは相手を傷つけることなく「できない」と伝えるときを模索しましょう。

さて、いよいよ行動を起こすときです。筆者が示した8つのことは「初めの一歩」です。このリストに追加できることは他にもたくさんあるでしょう。

幸せのためにやめるべき行動は何ですか? そしてその代わりに何をしますか?

8 Things You Should Stop Doing To Yourself to Really Be Happy (And What to Do Instead) | Dumb Little Man

Sumitha Bhandarkar(訳:駒場咲)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2014年08月15日 17:05

(眼が)疲れた時、人指し・中・薬指の腹を揃えて、ほんの10秒そっと目を閉じた瞼の上に置いてみる/自らの身体は些細な刺激に鋭敏に応えてくれるのがよくわかります

■むくみ・角栓を撃退!小顔と美肌を手に入れる魔法のオイルマッサージ

肌にも髪にもボディにも、オイル美容ブームは止まらない!
けれど、オイルについての正しい知識を知らないと、ベタつきがちな夏は「さらにベタつきそう……」なオイルを避けてしまう人も。
でも実は夏こそオイルの出番なんです! 紫外線やエアコンでゴワついたお肌をふっくらやわらかくしてくれたり、使い続けることでつるんとなめらかにしてくれたり……。
オイルを使ってゴワつく夏の肌を柔らかくするマッサージ法を『AneCan』9月号よりご紹介します♪

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【1】まずはオイルをあたためます。

マッサージをするときは、オイルは500円玉大くらいをたっぷりと使いましょう。てのひらにオイルを取って、両てのひらを合わせてオイルをあたためます。あたためると、オイルの成分が肌に浸透しやすくなります!

【2】マッサージの鉄則は下から上へ!

【1】であたためたオイルをてのひら全体にのばし、顔全体になじませていきます。人差し指、中指、薬指の3本の指の腹を使って、あご、頬、目の周り、おでこの順に、下から上に軽く持ちあげるようにマッサージ。オイルには肌をやわらかくする効果があるので、まずは全体をマッサージして固くなった肌をゆるめましょう。

【3】小鼻とあごのザラつきをオフ。

小鼻やあごなど、皮脂が詰まりやすい部分は、指の先を使ってくるくると円を描くように小刻みに動かしてマッサージしましょう。オイルを使って毎日マッサージすることで、ニキビや毛穴の黒ずみの原因となる角栓が出やすくなります。

【4】ツボを押してむくみを撃退!

目頭の眉下あたりとこめかみは指の腹を使ってじんわりプッシュ。頬骨の下あたりのくぼんだところは、人差し指の第2関節でコリをほぐすようにやや強めに押しましょう。
ツボを刺激すると、リンパの流れがよくなって、たまった老廃物や滞っていた血流がスムーズに流れます。さらに皮膚の温度も上がり、顔色もよくなるといいことずくめ!

【5】老廃物をリンパに流す。

最後に老廃物を流します。小指の側面を使って、耳の後ろあたりから首筋を通り、鎖骨のくぼみ部分にある老廃物の出口に向かって、やや強めに押し流しましょう。リンパの流れを良くすることで、顔のむくみが取れるのはもちろん、フェイスラインがすっきり見えて小顔に!

【6】仕上げ

マッサージ後は、顔に吸収しきれない余分なオイルが顔に浮いているような感覚に。余分なオイルを残しておくとメイクくずれの原因になるので、化粧水をひたしたコットンでふきとります。ちなみに、夜はオイルマッサージ後に蒸しタオルを30秒のせると、オイルがより浸透してやわらかい肌に。

この後にメイクをすると、メイクのりは抜群!
オイルマッサージをするとすぐに肌の違いを感じるかと思いますが、継続するとさらにつるんともっちりやわらかに。美肌&小顔を目指している方は、是非この魔法のマッサージを継続してみてくださいね♪(後藤香織)

[Woman Insight]

Posted by nob : 2014年08月15日 16:54

また旅立つ君へVol.62/本物は希有。。。

腐ったものばかりに囲まれていると

本当のものがあっても気付かなくなってしまう

[「普通の女の子」として存在したくないあなたへ/村上龍]

Posted by nob : 2014年08月09日 10:02

最も美しい景色、、、それはあなたと見る何気ない日々の景色。。。

君は空を見てるか

風の音を聞いてるか

もう二度とこゝへは戻れない

でもそれを哀しいとは

決して思わないで


いちばん大切なことは

特別なことではなく

ありふれた日々のなかで君を

今の気持ちのままでみつめていること


忘れないで

どんな時も

きっとそばにいるから

そのために僕らはこの場所で

同じ風に吹かれて

同じ時を生きてるんだ


[たしかなこと/小田和正]

Posted by nob : 2014年08月09日 09:30

また旅立つ君へVol.60/根拠のない自信が、、、Vol.2

「依存」は

この世の中の最大の悪である


他人やモノや薬物や酒に依存することは

それだけで人生を放棄することなのだ


主体性は

人間全員にペタッと最初から貼り付いてあるものではない

何かの瞬間に私たちに発生するのだ

主体性が発生するためには

まず依存をなくすことが第一の条件となる


[「普通の女の子」として存在したくないあなたへ/村上龍]

Posted by nob : 2014年08月08日 21:02

また旅立つ君へVol.58/説教をする人も説教そのものも決して信じてはいけない。。。Vol.2

依存しないで「生きのびていく」のはとても難しい


この国のすべての人々は

システムというか共同体の奴隷となって

「生きのびていく」などという言葉とはまったく無関係に年をとり死んでしまう


説教が大好きなのはそういう人々である


[「普通の女の子」として存在したくないあなたへ/村上龍]

Posted by nob : 2014年08月08日 18:28

また旅立つ君へVol.57/説教をする人も説教そのものも決して信じてはいけない。。。

今この国に

生きのびる指針となるような価値観を持っている年上の人間なんかどこにもいない

どう生きればいいかわかってる人なんか誰もいない

[「普通の女の子」として存在したくないあなたへ/村上龍]

Posted by nob : 2014年08月08日 18:22

ストレスとは付かず離れず仲良く付き合っていきましょう♪

■手遅れになる前に。今日からできる簡単な7つのストレス撃退法

ストレスというのは、誰もが抱えているものですが、放っておくと大変なことになります。ストレスに参ってしまう人もいれば、ストレス源をシャットアウトする人もいます。逆に、やる気を出したり、より向上するために、ストレスを利用する人もいます。ただ、ストレスは正しく管理をしないと、すぐに忍び寄り襲いかかってくるのです。

とは言え、ストレスは早いうちに解消するのが一番なので、今回は簡単な7つのストレス撃退法をご紹介しましょう。

1. 客観的に全体を見る

締め切りが近付くと、段々焦ってきて嫌な気分になるかもしれませんが、それは奥さんや子どものせいでもなければ、おそらく同僚や上司のせいでもありません。何か良くないことがあった時に、他人を責めたり、身近な人に八つ当たりするのはやめましょう。自分の人生においてもっとも大事なことを思い出すのがとても重要です。時には、ストレスが溜まり過ぎて、感情が爆発することもあるかもしれませんが、そんなことをしたら、もっと面倒なことになって、さらにストレスになるだけです。何事も常に適切に扱おうと努力すれば、日々ストレスレベルが下がっていくはずです。

2. 運動をする

動くことで、体や脳が健康になります。ストレスを感じたら、職場を離れ、外に出て少し休憩したり、歩いたりしましょう。このちょっとした息抜きで、心身共にリフレッシュでき、ストレスをすぐに解消できます。それに、体を動かして脳内でエンドルフィンが放出されると、気分が良くなり落ち着きます。

3. 体に良いものを食べる

シュガークラッシュと呼ばれる低血糖は本当に起こります。砂糖はほとんどの加工食品に入り込んでいるので、食べるものにはかなり気をつけた方がいいです。まずは、卵や野菜たっぷりの健康的な朝ご飯を食べるところから始めましょう。それから、どんなに忙しくてもお昼休憩はきちんと取り、ランチを食べること。体と脳が健康的な食事で満たされると、ストレスが溜まりにくくなります。

4. 仕事の進捗を把握する

どれくらい仕事が終わったのかを書き出すようにします。仕事の進捗を見ながら、いつ頃までに終わりそうなのかを確認しましょう。このように進捗を追うことで、実際に今どの程度仕事が終わっているのかが分かり、仕事がどれくらい終わっているのか分からない不安から、精神的に参ってしまうことがなくなり、現実的な計画を立てられます。

5. 常に整理しておく

どんなものでも散らかった状態というのは、脳にとってストレスです。仕事も、環境も、行動も、自分がいちばん心地良く感じる状態に管理しておきましょう。散らかった部屋にいると、脳は目の前の仕事に集中することができません。整理整頓されている環境にいれば、意識はしていなくても心地良く感じられるものです。部屋の中でも、仕事でも、スケジュールでも、整理されていなくて落ち着かないと感じたら、10分でいいので、整理するための時間を使ってみましょう。

6. いつもポジティブでいる

ネガティブな考えに捕らわれていると、やらなければならないことが終わりません。時間通りに終わる、終わらせることができると自分に言い聞かせ、頭を整理して、健全でいるように心がけましょう。目標を決めたら、紙に書き出し、自分に責任を課してください。

7. 楽しむ時間をつくる

昔から「よく働き、よく遊べ」と言われていますが、仕事ばかりして、遊びの時間がなくなると、すぐにストレスが溜まり、燃え尽きてしまいます。いつも幸せを感じられるようにし、その幸せを周りにも広めましょう。仕事仲間や同僚と、誰もが参加できる楽しい課外活動を計画し、仕事抜きで会社以外の場所で遊びましょう。

7 Simple Steps to Banish Stress From Your Life Forever|Inc.

Peter Economy(訳:的野裕子)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2014年08月08日 15:02

私はご飯[雑穀白米・(発酵)玄米]でしっかり朝食派です、、、自ずと身体が不要なものを欲しなくなりました。。。

■お肌は内臓の鏡
あなたは朝食を食べる派、それとも食べない派?

ビューティーアドバイザー
平井里枝

あなたは朝食を食べる派、それとも食べない派?

「朝は何も食べない」「スムージーだけ」、「太るから炭水化物を摂らない」、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?上記に関する本もたくさん出版されていますね。皆さんご存知だと思いますが、朝起き抜けの体温は日中よりも低いのです。

ですから、どんなにミネラルやビタミン類が豊富に含まれ栄養価に富んだ野菜や果物、スムージも、生の物は体を冷やす作用がありますので、朝の体温を上げるのには向いていません。

体を冷やす物は体内酵素の働きを50%低下させます。栄養の消化だけでなく、エネルギー生産力も低下します。体内酵素が一番活発に活動する温度が、36.5℃といわれています。ですので、私たちの基礎体温は酵素が一番活発に活動する体温になっています。

一日を元気に過ごすには、生野菜やスムージではなく、体温を上げる朝食を取りたいですね。日本古来の和食(ご飯、お味噌汁、漬け物等)は、体を温める作用があります。

朝食で体内時計をリセット!

体内時計って、耳にしたことがありますね。朝を迎えると目が覚めて、夜になると眠くなる、これが体内時計です。体内時計は25時間周期で動いています。これを24時間にリセットするのにも朝ご飯が関係しています。朝起きてから2時間以内に朝食を食べることで24時間にリセットされます。

ですので、1日の始まりを自分では認識できていても、朝食を抜くと体内時計は25時間周期で動いているため時差ボケのような状態を生み、体の不調にもつながってきます。

また、朝食の中身と量も大切です。

炭水化物とタンパク質を中心に、一日の食事量の1/4以上取る必要があります。一日を活動的にするためにも、朝食抜きや、パン食、スムージーだけでなく、しっかり朝ご飯を食べたいですね。

ご飯によって供給されるブトウ糖は、私たちのエネルギー源として、欠かせない栄養源です。ご飯が不足すると、スタミナ切れを起こし、疲れやすくなります。特に脳へのブトウ糖の供給が不足するとイライラします。

また、ご飯を食べる量が少ないと、甘い物が欲しくなります。ご存じだったでしょうか?

[スキンケア大学・美ログ]

Posted by nob : 2014年08月08日 14:59

健康な身体は不純な食品を求めなくなる。。。

■あなたを太らせる「塩、砂糖、脂肪」のワナ
味蕾の地雷、『フードトラップ』を読む

鰐部 祥平 :HONZ

18歳以上のアメリカ国民の33パーセントが、BMI30以上の肥満体だという。本書によれば、陸軍幹部が公式発表で首都ワシントンの18歳以上の男女が太り過ぎで採用できないと表明。また、カリフォルニア州ロサンゼルスでは、太り過ぎのため帝王切開が困難になり死亡する産婦が増えているという。また痛風患者は全米で800万人にも達するという。

なぜアメリカはかくも肥満大国になってしまったのか。本書はアメリカの加工食品産業の問題点について、原材料である塩、砂糖、脂肪という三点を軸にしながら追及する。

塩、砂糖、脂肪の罪

この三つの材料は加工食品になくてはならない物である。なぜなら、製造工程において、苦味、金属味や渋味などの付着がおきてしまうのが通常だが、この三つの材料を加える事により、それらの不純な味を隠すことができるのだ。

糖分への渇望は人間が本能的に持っているものだ。生後間もない赤ちゃんに砂糖水を与えると微笑むという。また、糖分には「至福ポイント」と呼ばれるものがある。至福ポイントとは食べ物や飲み物に糖分を加えた際、最も美味しいと感じる最大点の事だ。この至福ポイントを的確に狙う事で、より依存度の高い商品を開発できる。だが、驚くことに脂肪分には至福ポイントが存在しない。多く投入すればするほど、脳は快楽を得て恍惚感に浸るのだ。

実は糖分や脂肪分を摂取したときに使用される脳の神経回路は麻薬などを摂取したときに使われる神経回路と同じである事が最近になって判明している。

このような消費者の糖分、塩分、脂肪分への渇望を食品会社は熟知している。各社は膨大な予算と大量の科学者を抱え、科学的に人々を依存へと導く商品の開発にまい進しているのだ。例えば、社内で「ビリオネア・ブランド」と呼ばれる29種類のブランド商品を持つネスレはローザンヌ、東京、北京、サンティアゴ、ミズーリ州セントルイスなどの施設に化学者350人を含む700人のスタッフを抱えている。彼らは毎年70件以上の臨床実験を行い、200本の学術論文を発表し、80件もの特許を出願している。

ネスレは悪の帝国?

ネスレのビリオネア・ブランドのひとつ「ホット・ポケット」と呼ばれる冷凍食品は重さ約230グラムの中に飽和脂肪酸10グラム、ナトリウム1500ミリグラムが入っている。これ一つで成人男性が健康的に暮らすために推奨されている一日分の摂取量の上限近くだ。先ほども書いたが、糖、脂質、塩分は麻薬と非常に似た働きを脳内で示す。これらの成分が大量に含まれた商品は食べても、食べても、また食べたくなるという特徴がある。

食べ過ぎを誘う大量の依存物質が入った商品を販売するネスレは、一方で過食に苦しむ人々向けの医療栄養食品を扱う企業を2007年に買収し、その分野にも進出しているという。人々に過食を促し、太らす商品を販売する一方で、太り過ぎの人々を治療する食品も販売している。

このような話を聞くと、ネスレが悪の帝国のように思えてくる。だが、ネスレは摂取し過ぎると健康を害する原材料の使用量を抑えるために様々な努力をしているのだ。しかし、塩、砂糖、脂肪を減らした商品は目に見えて売り上げが落ちる。たとえ、ネスレが一社が努力しても、売り上げが落ちればスーパーの陳列棚を競合他社が占領していくだけである。企業としてそれは看過できる事態ではない。

本書では様々な食品会社がいかにスーパーの陳列棚の占拠を巡り、激しい競争を繰り返しているかが綿密に取材されている。アメリカの子供たちの朝食を巡り、ケロッグなどが激しいシリアル市場の攻防戦を繰り返し、ペプシコとコカ・コーラは「コーラ戦争」を戦う。商品の砂糖含有量はみるみる跳ね上がり、成分の70パーセントが砂糖というシリアルまで販売されている。もはや、それを朝食と呼ぶことができるのであろうか。

著者は加工食品の売り上げにおいてマーケティングがいかに重要かに気づきマーケティングの専門家にも多数インタビューを行っている。コカ・コーラ社はユーザーの新規開発と同じくらい重要なものとして、以前からコーラを愛飲しているヘビーユーザーの重要性にいち早く気づいた企業だ。ヘビーユーザーにもっとたくさんのコーラを飲ませる。そして、思い出に残る楽しい場面にコーラが常に存在するように、という点に多くの力を注ぎながら日夜マーケティング戦略を練っている。

食品業界の一部の人々も、高まる健康志向と自己の良心の呵責の末に、塩分、糖分、脂肪分の減少を模索する。しかし、彼ら良心派は常に亜流に止まる。熾烈な競争の中で、いかに利益を上げるかという重圧は業界の人々に常に圧し掛かる。著者の目は次第に彼らの出資者が集まるウォール街へと向いていく。

味蕾を刺激する地雷

本書は食品業界が流通させる、加工食品がいかに健康を害するかを論じた本である。一方で企業の歴史やマーケティング戦略といったビジネスに関する面を、内部資料の分析や業界人へのインタビューで非常に丹念に追っている。そのような視点で読めば、優れたビジネス書として読むこともできる。また、自由主義市場が求める利益が加工食品メーカーの良心を圧殺しているという視点を鋭く指摘している点も見逃せないと思う。

加工食品メーカーは出資者の求める成果を出すために科学者、心理学者、技師、マーケティングの専門家、デザイナーなどがあらゆる能力を駆使し、綿密に計算された商品を「設計」しているのだ。

これは肥満という現代の社会問題が個人の意思のみで解決しうるものでないことを如実に表している。我々はまさに味蕾を刺激する地雷に囲まれた日常を生きている。本書を読むことで、真実と情報を手に入れ、賢く懸命に振る舞える消費者になることが、自己と家族の健康を守る唯一の武器になるのではないか。そう思わせる一冊だ。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2014年08月08日 14:55

口臭も体臭もまずは清潔を心がけることからですが、、、体内の清潔維持も大切です。。。

■いつでも空腹な人、胃腸が弱い人は口が臭い!?
原因別!食べるだけで口臭を消す魔法食材

池田陽子 [薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト]

 こんにちは。薬膳アテンダントの池田陽子です。

 前回、前々回は、「水分過剰タイプ」「熱タイプ」「血行不良タイプ」という3タイプ別の体臭撃退法を薬膳の考え方を取り入れながらご紹介してきました。今回は、ニオイといえば体臭と同じくらい気になる、「口臭」の対策法をお話しします。

“上下悪臭男”になってない?

いつでも「腹ぺこ」の胃熱口臭タイプ

 気になる口臭も、薬膳で改善を図りましょう。中医学では、口臭の原因は胃の状態が反映されていると考えられています。体臭同様、口臭もタイプ別の対策が必要。大きく2つに分かれるので、それぞれに合った食養生を心掛けることが大切です。

 まず、「胃熱タイプ」について説明します。下記のチェックリストで自分が「胃熱タイプ」かどうか、確認してみましょう。

【胃熱タイプ】
□ 過食気味
□ アルコール摂取量が多い
□ 食べてもすぐ、お腹がすく
□ 口が粘る
□ のどが乾きやすい
□ 便がかなり臭う
□ 口内炎
□ 歯槽膿漏、歯肉炎
□ 歯茎から出血がある
□ 胸やけしがち

 もしチェックリストの半数以上に当てはまるならば、あなたは胃に余分な熱がたまることで、口臭を引き起こすタイプです。暴飲暴食気味で、脂っこいものや辛いものも大好きな人が多く、その結果、胃に火がついて熱が発生します。また、過剰なストレスも身体に熱を生むため、胃熱の原因になることがあります。

 胃にこもった熱は身体の外へ排泄されるべく、上は口に向かって昇り、腐ったニオイを放って女子に逃げられ、下は便といっしょに過剰なニオイを放ち「お父さんの入った後のトイレに入りたくない!」と娘にまで嫌がられてしまう「上下悪臭男」になりがちです。

 胃から口の中に進入した熱のせいで、口が渇いてねばついたり、歯茎が赤く腫れて出血したり、歯槽膿漏といったトラブルも引き起こしがち。口内炎になりやすい傾向もあります。

 また、胃が熱を持つとお腹がすきやすくなります。食欲過剰になり、さらに胃が熱を蓄え、どんどん必要以上に食べられるという「魔のメタボ胃袋」になり、立派な「口臭デブ」化するという恐ろしい事態になりがちです。

 このタイプは放っておくと胃潰瘍になる危険性もあるので要注意。
胃の「火消しフード」で口臭をシャットアウト

 胃熱タイプの口臭対策は、とにかく胃にこもった熱を冷ますことが大切。胃に集中的に働きかけて、一気に火消しする食材を取り入れて、口臭をシャットアウトしましょう。

【おすすめの食材】

■トマト

 身体の余分な熱を冷ますとともに、胃熱を鎮めてくれるパワー絶大。胃熱口臭対策には欠かせない食材。また、食欲過剰気味のときには朝イチでトマトを摂取しておくと、一日中食欲が落ちつくので、お試しを。暑気払いにもよく、夏バテにもおすすめ。二日酔いにも役立ちます。

【コンビニ/外食】グリーンサラダ、トマトジュース
【居酒屋】冷やしトマト

■大根

 身体にこもった熱を下げるとともに、胃をクールダウンし消化を促進して、スッキリさせる効果があります。吐き気、胸やけ、口内炎にもよい食材。のどの痛みや炎症など、気管支系トラブルにもおすすめ。かいわれ大根も使えます。

【コンビニ/外食】大根サラダ、おでんの大根
【居酒屋】しらすおろし、ふろふき大根

■ほうれんそう

 胃熱を鎮めるとともに、腹部膨満感にもよく、腸に潤いを与えるため便秘にも効果があります。血を補う効果が高く、血の不足が引き起こすとされる動悸、疲れ目や脳疲労時にも取り入れたい食材。高血圧による頭痛にもおすすめ。

【コンビニ/外食】ほうれんそう入りのカップみそ汁、ほうれんそうの胡麻和え
【居酒屋】ほうれんそうのおひたし

■そば

 寒涼性食材で、胃もたれ、消化不良に効果的。ストレスを解消して、リラックスさせてくれる効能もあります。高血圧にもおすすめ。ランチタイムは激辛ラーメンでさらに口臭を炸裂させるようなことは慎み、迷わず「おろしそば」が正解。

■ゆず

 過剰な胃の熱を消し、食べ過ぎによる胃痛、胃もたれも解消してくれます。咳や痰のからみにもよい食材。またさわやかな香りが、気持ちをリラックスさせてくれる効果もあります。二日酔いのときにもおすすめです。

【コンビニ/外食】ゆずジュース
【居酒屋】ゆずサワー

 もちろん、このタイプはふだんの暴飲暴食を改め、胃に熱を持たせる辛いもの、脂っこいものは控えることも大切です。

胃腸が弱い人も口が臭い!?
口臭ヘロヘロ男になっていないか

 次に「胃腸虚弱タイプ」の口臭対策を紹介します。早速、下記のチェックリストで確認してみましょう。

【胃腸虚弱タイプ】
□ 胃痛がある
□ 胃がつかえた感じがする
□ 食欲不振
□ よく吐き気がする
□ 胃がもたれやすい
□ げっぷが多い
□ 下痢をしがち
□ 胃下垂
□ 脱肛
□ お腹がごろごろとなる

 いくつ当てはまりましたか?半数以上当てはまった方は、中医学で消化機能をつかさどる「脾」とよばれる臓器と、胃の機能が弱いことが原因で、口臭を引き起こすタイプ。中医学では「脾胃不和」とよばれる状態です。

 脾と胃は協力して、消化吸収を行います。脾は取り入れた栄養を身体全体に運ぶ作用があり、胃でできた栄養物を身体の上部に運ぶ作用があります。一方、胃は消化して不要となった残り物を腸へと下部に運んでいます。ところが、脾と胃が弱るとその働きが逆転し、不要なものが上へと昇ってしまい、口臭の原因となるのです。要は、生ゴミが匂うのと同じこと!

 ふだんから胃の調子が悪く、食欲不振になったり、胃もたれしがちで、慢性胃炎と診断されている人も。また、下に降ろすという本来の胃の機能が働かなくなっているので、げっぷや吐き気といった上向きの症状があるのも特徴です。

 胃が弱ったままでは体内に栄養をしっかり取りこむことができず、人間にとって重要なエネルギー源である「気」を生み出せずに、疲労はじめ全身のさまざまな不調につながります。「口臭ヘロヘロ男」化しないためにも食養生を。

「胃ヂカラ」をつける食材で口内消臭

 このタイプの口臭対策は、胃のパワーをアップさせる食材を取り入れて、その働きを活発にすることが大切。胃を立て直して、根本からのマウスケアに努めましょう。

【おすすめの食材】

■ナガイモ

 胃を丈夫にするとともに食欲不振、下痢にも効果的。ナガイモは中国では「山薬」とよばれ、気を補うための代表的な生薬としても使われているほど、滋養強壮にすぐれています。疲労回復、アンチエイジング、糖尿病、精力増強にもおすすめのパワフル食材。

【コンビニ/外食】とろろそば、麦とろごはん、お好み焼き
【居酒屋】ナガイモ千切り、山かけ

■キャベツ

 胃のパワーをアップするとともに、胃痛、胃もたれに高い効果があります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍にもよく、胃のトラブルには欠かせない野菜。虚弱体質や疲れやすい人にもおすすめです。つけあわせのキャベツは胃薬だと思ってしっかり食べること。

【コンビニ/外食】コールスロー、ロールキャベツ
【居酒屋】塩キャベツ

■かぼちゃ

 胃の働きを整え、消化を助ける効果があります。また、気を補うとともに身体の末端の血流に作用して、全身、とくにお腹を温めて体力をつけるパワーもある食材。便秘にもおすすめです。また、顔や、全身のたるみ改善にも役立ちます。

【コンビニ/外食】かぼちゃのサラダ、緑黄色野菜のサラダ
【居酒屋】かぼちゃの煮物

■きのこ類(しいたけ、まいたけ、しめじ、マッシュルーム、エリンギ、なめこなど)

 胃の働きの低下によく、消化力を高め、食欲不振にもよい食材。気を補って全身にエネルギーを満たし、滋養強壮、疲労回復にもおすすめです。免疫力をアップする効果が高く、花粉症対策にも役立ちます。

【コンビニ/外食】きのこパスタ、なめこのカップ味噌汁
【居酒屋】しいたけ串焼き、きのこソテー

■りんご

 胃腸虚弱を解消し、消化を促進します。食後の腹部膨満感や下痢にもよいフルーツ。二日酔いにも効果的です。

【コンビニ】りんごジュース

 胃腸虚弱タイプはふだんから、胃に負担をかけない食事を心掛けることも大切。冷たいもの、生ものの過剰摂取、スパイスが過剰に効いた刺激の強いものは控えめにしましょう。

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Posted by nob : 2014年08月08日 14:51

また旅立つ君へVol.56/自己肯定よりも大切な 「自分を受け入れる勇気」Vol.2

■ホリエモンもほれた
閉塞した社会を切り開くアドラーの教え

堀江貴文×岸見一郎×古賀史健 鼎談【後編】

アドラー心理学の核心を凝縮した『嫌われる勇気』。フロイトやユングと比べると日本では知名度の低かった状況を覆して37万部の大ベストセラーとなり、空前の“アドラーブーム”を巻き起こしています。
そんなアドラーの思想を体現しているのが、ホリエモンこと堀江貴文氏です。堀江氏の著書『ゼロ』は、『嫌われる勇気』の実践編だと捉えることもできます。鼎談の後編は、堀江氏が幼少の頃から抱いていたあるコンプレックスにまで話が及び、アドラーの思想をさらに深掘りする内容になりました。(構成:宮崎智之)

誰かの期待を満たすために
生きてはならない

古賀史健(以下、古賀) 僕が制作チームの一員として『ゼロ』を作っているとき思ったのが、堀江さんは経営者というより、思想家なんだなということです。人間心理だったり、世界に対する真理だったりするようなものを、不器用だけど一つ一つ自分の手で掴みながら前に進んでいるという印象を受けました。

堀江貴文(以下、堀江) すべてのことに正面から向かって行くタイプだから、そう見えたのかもしれません。僕は幼稚園の頃から、周りに対して気を遣って言いたいことも言わないでストレスを溜めるより、言いたいことを言ってぶつかって、その後に仲良くなればいいという思いで生きてきました。そんな生き方をしていたから、批判され続けてきたわけですけど。

岸見一郎(以下、岸見) 仲良くなれるってわかっていればぶつかりますが、普通はそうは思えないです。

堀江 僕の場合、なぜかはじめからそう思ってしまった。自分は過ぎたことを引きずらないから、他人に対しても正直に接したほうが結果として関係がよくなると思ったんです。たとえば、『嫌われる勇気』には、「承認欲求を否定する」という話が出てきますよね。

古賀 「誰かの期待を満たすために生きるのは、他人の人生を生きることである」ということですね。

堀江 はい。当然、僕にも承認欲求はあるんですけど、子どもの頃から承認されない人生を歩んできたので、途中から「承認されることはない」という前提で生きることにした経緯があります。『ゼロ』にも詳しく書きましたが、僕の親はテストで100点を取っても褒めてくれませんでした。それが当たり前だと考えていたんですね。だから次第に両親に褒められなくても、自分が満足してればそれでいいと思うようになりました。だからこそ、「他人も、自分(僕)の期待を満たすために生きてはいないだろう」ということにも気付くことができた。

古賀 それは経営をしているときに気がついたんですか?

堀江 いやいや、それも小学校くらいの頃だったと思いますよ。なんでこいつら自分の思った通りに動いてくれないんだろうと。それに対する対処法があるわけではなく、もんもんとしていたけど、とりあえずは諦めることにしたんです。自分だって自分の満足のためだけに生きているのに、他人が僕の期待を満たすために動くはずがないだろうと。

岸見 それがわかっていると大きいですよね。

堀江 僕は大学生のとき、先輩に「人の気持ちを少しは考えろ!」と言われ、「人の気持ちなんかわかるはずがない!」と反論したことがあります。結局はそういうことだと思うんですよね。他人の期待や自らの過去に縛られて動けなくなっている人が世の中にはたくさんいます。しかし、そういったことは考えても仕方ないことなんです。自分ではどうにもならないんだから、自分は今の自分の人生を全力で生きるしかない。『嫌われる勇気』を読んではっきりとそのことを再認識しました。

ホリエモンが長年抱えていた
あるコンプレックス

堀江 一方で、なかなか過去のとらわれから抜け出せなかったのが恋愛です。『嫌われる勇気』では、「お前の顔を気にしているのはお前だけ」というエピソードが出てきますよね。それはわかっているんだけど、自意識を引きずってなかなかそうは思えなかった(笑)。

岸見 「愛のタスク」は、人生において一番難しい課題なんですよ。

堀江 そう、一番厄介なんですよね。というのも、小学校のときに喧嘩して、「お前みたいな不細工と俺は違うんだ」と言われたことがありました。たった一言だったのにもかかわらず、それ以来、「そうか俺は不細工なのか」と20年間くらい思い続けていたんです。

岸見 それは、心理学的には「属性付与」と呼びます。「お前は○○だ」と断定された側が、それを事実上の命令ととらえてしまい、ずっと縛られてしまうんです。

古賀 いわゆるレッテル貼りですよね。

岸見 そうです。子どもが母親に、「お母さんなんて大嫌い」と言ったとします。でも、母親が「お母さんは、あなたが本当は私のことを好きだと知っているよ」と返したとする。すると、言われた子どもは、「お母さんのことを好きになりなさい」と命令されたような気がしてしまう。そういうものに、人間はずっと縛られてしまう習性があります。

堀江 属性付与された属性を自ら取り消すにはどうすればいいんですか?

岸見 「その属性は一つの考え方、見方でしかない」というふうに思うしかないです。

堀江 そうですよね。僕もそう思ったんですよ。あれは単なる喧嘩したときの捨て台詞だったのかもしれない、本気でそう思ってなかったのかもしれない。そう思うことでなんとか脱却できました。でも、自分は不細工という思い込みは強烈なものでした。女の子に、「そんなモテない感じじゃないよ」と言われても信用できませんでしたから(笑)。

岸見 そう言ってくれる人がいても、「例外的な存在」だと思ってしまうんですよね。

堀江 そうそう。

岸見 どんな人だって、モテない証拠を探せばいくらでも見つかりますから。

堀江 まさに僕がやっていたことですよね。自分に対しても他人に対しても、悪いところを見つけるなんて簡単です。

岸見 子育てに関するカウンセリングをしていても、子どもの短所や、欠点、問題行動などを挙げ続ける母親がとても多い。止めなかったら1時間くらい話す人もいます。カウンセリングではその内容を聞くのはあまり重要ではなく、母親が子どものよくないところばかり見ているという一つの事実さえわかればいい。

堀江 なるほど。

岸見 それを変えていくのがカウンセリングの目的なのですが、「子どもの長所を教えてください」と聞いても、ほとんどの人がすぐに言葉に詰まってしまいます。

堀江 とても面白いエピソードですね。だから僕はポジティブリストを出して、人の長所を見つける生き方をしたいと思っているんです。刑務所に入ってその思いは、より強くなりましたね。刑務所に入っている人なんて、悪いところを見つけようと思えば簡単なんです。でも、いいところもたくさんあって、そこをちゃんと伸ばしてあげれば、犯罪をするような人にはならなかったんじゃないかという思いを抱くようになりました。

岸見 悪い部分ではなく、良い部分にスポットライトを当てるべきだということですね。さらに言えば、悪い部分も含めて自分のことを認めることが必要です。そのためには前編でも言いましたが、できもしないのにできると暗示をかけるような「自己肯定」ではなく、できないことも含めて自分を受容する「自己受容」が大切。そして、自分が他者に貢献できていると思えたとき、「自分は価値がある存在なんだ」とはじめて思える。

堀江 『嫌われる勇気』は刑務所で読まれるといいかもしれませんね。

自分のことを不細工だと
思っていた本当の理由

岸見 でも難しいのは、ある目的を達成するために、あえて自分のいいところを見つけようとしない人もいるということなんです。モテないと思っている限りは女の子に声を掛けなくてもいいですよね。でも、自分にはいいところがあると思っているなら、女の子に声を掛けなければいけない。そうすると断られるかもしれないですよ。傷つくリスクがある。そういうリスクを冒さないために自分はモテないと思い込むわけです。

堀江 なるほど。それは耳が痛い指摘です。まさに、僕がそうでした。

岸見 アドラー心理学では、そうした「原因論」を否定しています。あくまで原因は現在の目的を達成するために、後から作ってしまっているに過ぎない。つまり、堀江さんの場合、「自分は不細工だから」という原因を意図的に作って、女の子に振られるリスクを回避していた可能性がある。

堀江 はい。女の子に対して、積極的にならない理由を求めていたという側面はありましたので、すごくよくわかります。だから、恋愛の問題で最後までとらわれていたのでしょう。やっぱりアドラー心理学は面白いですよね。面白いですけど、とらわれている人からすれば、受け入れ難い思想でもあります。でも、これだけベストセラーになれば、拒否反応を示すタイプの人の手にも届く可能性が出てきますよね。

岸見 そうなってほしいですね。そういう方の役に少しでも立てればうれしいです。

古賀 両方の著書に関わらせていただいた経験で言うと、『嫌われる勇気』が理論編、『ゼロ』が実践編という分け方ができると思いました。

堀江 そうそう。僕も講演会でそういう話をしているんですよ。本の帯コピーを変えて売り出しますか?(笑)

古賀 いいですね(笑)。でも、本当にセットで読んでほしくて。『嫌われる勇気』だけで足りない人は、『ゼロ』を読めば堀江さんの人生を通してリアルに納得できるだろうし、『ゼロ』だけを読んで「堀江さんだからできたんじゃないの?」と思った人は、『嫌われる勇気』を読むと理屈がわかり、自分自身でも実践できる生き方だとわかってくる。

堀江 『嫌われる勇気』は僕の読者に本当に評判がいいです。

古賀 実際に執筆しながら、堀江さんのことを思い浮かべたことが何度もありました。

堀江 そうなんですか。光栄ですね。この二つの書籍が深いところで結びついていて、しかも両方とも古賀さんが関わっているということに、運命を感じますよね。

古賀 『ゼロ』の制作を進めながら、「堀江さんって現代のアドラーじゃん」って、スタッフ同士で話していたので、偶然というより、必然的な運命だったのかもしれません。

堀江 『嫌われる勇気』がこの時期の、この日本でヒットしたのにも運命を感じます。

岸見 四半世紀ほど研究していますが、アドラーがこんなに注目されたのは初めてです。

古賀 これまでアドラーが日本で受け入れられなかったのは、その思想が厳しすぎたせいだと思います。フロイトが提唱するトラウマという考え方は、「今こんな酷い状態なのは過去のトラウマのせいで、あなたは悪くない」と慰めてくれるけど、アドラーはそれを否定しますからね。アドラーにとってトラウマは、現在の目的を果たすためのものに過ぎない。つまり、「過去の原因のせいにして、今の自分を許そう」という目的をアドラーは暴いてしまいます。厳しい現実を突きつけられると、どうしても拒絶したくなってしまう。

岸見 しかし「過去のせいにしていても駄目だ」ということに、だんだんと多くの人が気づき始めたのかもしれません。原因論だと一歩も前に進むことができない。そんな局面に社会が差し掛かっているからこそ、今やっとアドラーが受け入れられるようになったのでしょう。

堀江 いずれにしても、自信を持ってお勧めできる本なので、もっともっと読まれてほしいです。僕の『ゼロ』とセットで100万部を目指しましょう(笑)!

古賀 いいですね(笑)。ほんとうに今日は、ありがとうございました。

岸見 私も、堀江さんとお話しできて楽しかったです。

堀江 ありがとうございました。

(終わり)

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。東京大学在学中の1996年、23歳のときに有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。2004年から05年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙への立候補などといった世間を賑わせる行動で一気に時代の寵児となる。しかし2006年1月、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され懲役2年6ヵ月の実刑判決を下される。2013年11月、刑期を終了したのを機に著書『ゼロ』を刊行し新たなスタートを切った。

岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者。1956年京都生まれ、京都在住。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、 1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの「青年」のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。訳書にアルフレッド・アドラーの『個人心理学講義』『人はなぜ神経症になるのか』、著書に『アドラー心理学入門』など多数。古賀史健氏との共著『嫌われる勇気』では原案を担当。

古賀史健(こが・ふみたけ)
ライター/編集者。1973年福岡生まれ。1998年出版社勤務を経てフリーに。これまでに80冊以上の書籍で構成・ライティングを担当し、数多くのベストセラーを手掛ける。臨場感とリズム感あふれるインタビュー原稿にも定評があり、インタビュー集『16歳の教科書』シリーズは累計70万部を突破。20代の終わりに『アドラー心理学入門』(岸見一郎著)に大きな感銘を受け、10年越しで『嫌われる勇気』の企画を実現。単著に『20歳の自分に受けさせたい文章講義』がある。堀江氏の『ゼロ』でも構成を担当。

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Posted by nob : 2014年08月06日 13:41

また旅立つ君へVol.55/自分を許せない時期は辛いが、、、 その果てにしか素敵な笑顔はないのだ。。。

自分の周りが何だか馬鹿らしく感じるけれど

とりあえず今のこの場所にいるしかないのも自分でわかっている

何とかしたくとも

何をすればいいのかわからない

他人を羨んだりもするけど

そういう自分は嫌い

自分を縛るそんなもやもやから脱却して

自由に、楽しく、素敵に生きたいといつも願っている

[「普通の女の子」として存在したくないあなたへ/村上龍]

Posted by nob : 2014年08月04日 17:50

普通であることにこそ大きな勇気が必要。。。

■アドラー流 お悩み相談室

岸見一郎

もう、いい加減にして!
「自慢話」の多い攻撃的な友人をどう回避する?

フロイトやユングと並ぶ心理学の巨人・アドラーは、現代を生きる私たちに人生観が変わるほどの気づきを与えてくれます。その教えをわかりやすく説いた『嫌われる勇気』は今や37万部のベストセラー。本連載では『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏が、職場や日常生活で起こりうる皆さんのお悩みを「アドラー流」に解決いたします。
今回のお悩みは、27歳の男性によるもの。アドラー流の解決策はどのようなものでしょうか?

【今回のお悩み】

「自慢話が多く、攻撃的な友だち。
聞き流そうと努力するものの、やはり傷つきます。」(27歳・男性)

 やたらと自慢話が多い上から目線の男友だち。笑っちゃうくらい高学歴アピールの話を挟んでくるので、普段は「そうかー、そうかー」と聞き流しています。しかし「お前、やばくね?」と上から目線で攻撃してくることがあり、聞き流そう……と思っても上手くいかず、傷ついて落ち込んでしまいます。どうしたら傷つかないようになれるでしょうか?

【アドラー流回答】

わざわざ言葉にして自慢する人の、「目的」を考えてみましょう。

 傷つかないようになるためには、その友だちの「目的」を考えるといいでしょう。

 なぜその友だちは、自慢話ばかりするのか。やたら他人に対して上から目線なのか。答えはきわめてシンプルです。

 じつは彼は、強烈な「劣等感」を抱いているのです。アドラー心理学では、この種の劣等感のことを「優越コンプレックス」と呼びます。

 つまり、「ありのままの自分」を受け入れられず、他人より優れていることを誇示するという安直な手段によってしか自分の存在を認められない……。

 彼はまだ「普通であることの勇気」を持てていないのです。

 よく覚えておいてください。わざわざ言葉にして自慢するような人は、ほんとうのところは自分に自信がないのです。

 自らが優れていることを誇示しなければ、周囲の誰一人として「こんな自分」を認めてくれないと、恐れているのです。

 このように相手の振る舞いの「目的」さえわかってしまえば、それに対して怒りが湧いたり傷ついたりするようなことも、減っていくでしょう。

 もうひと言いえば、あなたはなぜ、そんな友だちとつき合い続けているのですか?

 つき合いたくない人と無理につき合う必要などありません。

 友だちは一生友だちである必要などないのです。

 対人関係のカードは相手ではなく、常にあなたが握っています。関係を断ち切りたくなったら、断ち切るのはあなたの自由なのです。

今回のアドラー流ポイント:優越コンプレックス

 アドラー心理学は「劣等感」を忌避すべきものだとは捉えていません。成長や努力の促進剤ともなる、あたりまえの心理状況だと考えます。ただし同時に、人はずっと劣等感を抱き続けることには耐えられないと考え、それをどう克服しようとするかを重視します。健全な努力をもって克服を目指せればいいのですが、多くの人は何の努力もせずに、自らの劣等感を「言い訳」として使いはじめます。それが、アドラー心理学が「劣等コンプレックス」と呼ぶ心理状態です。
 たとえば、「私は学歴が低いから成功できない」などと考える。もしくは「(自分は学歴が低いが)もしも学歴さえ高ければ、自分は容易に成功できるのだ!」と、自らの有能さを暗示する方法を取る人間もいます。さらには、それが「優越コンプレックス」と呼ばれる心理状態に発展することもあります。あたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸るのです。過度の学歴自慢やブランド信仰といった「権威付け」はその身近な例です。
 劣等感は健全な努力をもってしか克服できません。いくら「劣等コンプレックス」や「優越コンプレックス」を抱いて言い訳をしたところで、状況は何ひとつ変わらないのです。

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Posted by nob : 2014年08月04日 17:40

VIVA!老人天国!!

■<平均寿命>男性初の80歳に、女性はまた世界一の86歳

 厚生労働省は31日、2013年の日本人の平均寿命を公表した。男性は80.21歳(12年79.94歳)、女性は86.61歳(同86.41歳)で、男性は明治期に集計を始めて以来、初めて80歳台に達した。一方、女性も過去最高を更新し、2年連続「世界一」となった。厚労省は「まだ延びる余地はある」と説明している。

 平均寿命は、その年に生まれた0歳児が平均で何年生きるかを予測したもの。13年は12年に比べ、男性は0.27年、女性は0.2年それぞれ延びた。同省は「3大死因」とされるがん、心疾患(心筋梗塞=こうそく=など)、脳血管疾患(脳梗塞など)の治療や診断技術の向上が要因とみている。

 13年の日本男性の平均寿命は世界で4番目。終戦後の47年には50.06歳だったが、71年には70.17歳と初めて70歳台となった。11年は東日本大震災の影響でいったん下がったものの、12年は80歳まで0.06年に迫っていた。主要国・地域のうち、13年までの最新データで男性が80歳を超えているのは、香港(80.87歳)▽アイスランド(80.8歳)▽スイス(80.5歳)▽シンガポール(80.2歳)▽スウェーデン(80.09歳)−−。

 女性は80.18歳となった84年以降、80歳を上回っている。寿命は10年まで26年連続世界一で、11年は震災によって2位になったが、12年には再び1位に返り咲いた。13年の男女差は6.4年で、前年より0.07年縮まった。【佐藤丈一】

 ◇平均寿命が上位の国・地域

 <女性>

 (1)日本86.61歳(13年)

 (2)香港86.57歳(13年)

 (3)スペイン85.13歳(12年)

 (4)フランス85.0歳(13年)

 (5)スイス84.7歳(12年)

 <男性>

 (1)香港80.87歳(13年)

 (2)アイスランド80.8歳(12年)

 (3)スイス80.5歳(12年)

 (4)日本80.21歳(13年)

 (5)シンガポール80.2歳(13年)

[毎日新聞]

Posted by nob : 2014年08月03日 15:34

また旅立つ君へVol.54/自己肯定よりも大切な 「自分を受け入れる勇気」

■ホリエモンが共感した
アドラー心理学が教える現代サバイブ術

堀江貴文×岸見一郎×古賀史健 鼎談【前編】

フロイト、ユングと並んで「心理学の三大巨頭」と称されるアドラーの思想を哲人と青年の対話形式で紹介した『嫌われる勇気』。発売と同時に大きな反響を呼び、7月時点で37万部の大ヒットを記録しています。
そのアドラー思想に共鳴し、「自分の考えそのもの」と絶賛するのが、同じくベストセラーとなった『ゼロ』の著者である、“ホリエモン”こと堀江貴文氏です。既存の社会システムに異議を唱え、ことあるごとに改革の必要性を訴えてきた堀江氏は『嫌われる勇気』をどう読み、なにを感じたのか。著者である岸見氏、古賀氏との鼎談を、2回に分けてお届けします。(構成:宮崎智之)

“ホリエイズム”を体系化した
『嫌われる勇気』の衝撃

古賀史健(以下、古賀) 本日はお忙しいなか、ありがとうございます。

堀江貴文(以下、堀江) こちらこそ。

岸見一郎(以下、岸見) 今日の対談を楽しみにしていました。

堀江 おふたりが執筆された『嫌われる勇気』は、僕の『ゼロ』の担当編集者・柿内芳文さんから「堀江さんの思想にそっくりだから、とにかく読んでみて」と何度も勧められていたんですよ。先日ようやく読む時間が取れて読んでみたら、もうほんとうに滅茶苦茶ビックリしました。自分が言いたかったことがすべて書かれているといっても過言ではないくらい似ていて……。

古賀 僕もそう感じました。

堀江 本を書いたり、講演をしたりするのって、要は自分の考え方がどうしてこうなったのかということを整理して説明する作業ですよね。それを何回も繰り返すことによって、自分の考えが体系化されていく。でも、『嫌われる勇気』を読んだら、僕の考えていたことは、僕が生まれるずっと前にアドラーが体系化していたことがわかった。本当に驚きですよ。最近、講演会で「『嫌われる勇気』を読めば僕の言いたいことが書いてある」と言っているんです。僕が長々と話すより、そのほうがわかりやすいかもしれません(笑)。

古賀 特にどのようなところに共感しましたか?

堀江 いろいろあり過ぎて一つには絞れませんが、「他者の課題を切り捨てよ」という発想は本当にそのとおりだなと思いました。たとえ相手が自分のことを嫌っていたとしても、それは他者の課題であって、自分とは関係ないことであるという考え方ですね。あと、「人生とは連続する刹那である」という言葉にも感動しました。

古賀 まさに、「今に全力を尽くす」堀江さんの生き方そのものですよね。読者からは、「目から鱗が落ちた」や「人生観が180度変わった」という感想が寄せられたのですが、堀江さんにとっては、「そうなんだよ!」って感じだったということでしょうか。

堀江 よくぞ言ってくれた!という感じでした。僕が本を書くと、ある種の色眼鏡で見られてしまうことがあると思うんです。「お前だからできるんだろう」とか、「普通はそんな生き方はできないよ」とか。でも、アドラーはそういう考え方をきちんと理論立てて体系化している。僕の生き方が特殊ではないということを証明してくれているんです。

古賀 『嫌われる勇気』は哲人と青年の対話という構成を取っていますが、堀江さんは普段は相談を受ける側、どちらかというと哲人の側ですよね。

堀江 そうそう。哲人ほど悟ってないですけど、僕のところには青年のような若者がたくさん来ますよ。彼らは本当に青年とそっくり。僕の言うことに対して「なるほど」と納得するのですが、「でも〜」と付け加えて実行できない理由を並び立てようとする。

岸見 カウンセリングでは、その「でも〜」を少なくするのが目標になるんです。堀江さんのおっしゃるとおり、どんなに具体的なアドバイスをしても、「でも〜」と言っている限りは絶対に実行はしません。しかし、「わかりました」を引き出すためには、「でも〜」を繰り返す過程が必要でもあります。堀江さんのように「でも〜」なしにアドラー心理学を受け入れる人もいるかもしれませんが、ほとんどの場合は抵抗しながら徐々に納得して受け入れていくというパターンが多いです。

世の中の起業家は
ほとんどがバカ?

古賀 堀江さんにも、青年みたいな時期ってあったんですか。

堀江 それがあんまりないんですよ。振り返ってみても、子どもの頃からアドラーの思想を無意識に実行していたような気がします。そのせいで、いろいろ軋轢を生み苦労しましたけど(笑)。

古賀 堀江さんはしばしば「拝金主義」という表現のされ方をしますよね。でも、堀江さんはお金をある種の「自信」をつけるための手段であるととらえている節があると思うのですが。

堀江 自信をつけるためには、「成功体験」が必要になります。でも、「成功」って明確な基準がないじゃないですか。その点、お金は「数字」になって出てくるのでわかりやすく、ビジネスであれば「多く稼いだほうがいい」というシンプルな基準もある。つまり、ルールが明確で、誰でも参加できる平等なものなんです。

岸見 なるほど。

堀江 たとえ頭が悪くても、他に秀でている部分があれば商売では勝つことができますからね。「お金を稼いだ」という、誰にでもわかりやすい成功の形が作れるんです。だからこそ、僕は『稼ぐが勝ち』という本であえてお金を稼ぐことを勧めていたのですが、変な誤解をされてしまって「拝金主義」のレッテルを貼られてしまいました。

古賀 そうですよね。

堀江 こんなことを言ったらあれなんですけど、成功した起業家の大半はバカなんですよ。大バカですね。でも、逆に頭のネジが抜けているからこそ、上手くいくという側面もあると思う。『嫌われる勇気』で書かれているようなことを、天然で実行してしまっているんです。そして、クオリティ・オブ・ライフが高く、いきいきしている人が多いということも特徴です。でも、サラリーマンには、目が死んでいる人が多いですよね。毎日満員電車で通勤して、仕事が嫌だ嫌だと言いながら生きている。僕はそういう人たちは、小利口だから駄目だと思っています。下手に利口だから未来のリスクばかり考えてしまう。この前、年金の心配をしている20代の女の子に会いました。どうかしていますよ!

岸見 自分の人生にうすらぼんやりした光を当てて、先が見えるような気がしてしまうんでしょうね。
「『嫌われる勇気』には自分が言いたかったことがすべて書かれている」と堀江さん。

堀江 なにが起こるかわからない現状を、「なにが起こるかわからないからワクワクする」と感じるのか、「なにが起こるかわからないから怖い」と感じるのか。この違いは大きいと思います。『嫌われる勇気』の言葉を借りれば、「連続する刹那を生きる」ということになるでしょうか。わかりもしない未来に怯えていることが、いかに人生にとって無駄なのかということを伝えたくて、僕はよくバカな経営者の話を人前でするようにしています。

岸見 たとえば、どんな方がいらっしゃるんですか?

堀江 札幌に飲食店などを経営している友達がいるんですけど、先日、LINEで未公開株詐欺の典型的な文章を送ってきて、「堀江さんこれどう思います?」って聞いてくるんですよ。いや……これ典型的な詐欺でしょって(笑)。それを僕に聞いている時点で、半分くらい信じていると思うんですよね。それだけバカだということですよ。そんな男が何社も経営している、世間的に言えば「成功者」なんだから、恐ろしいことですよね。

古賀 でも、そういうものに食らいついてしまうほど後先を考えないところがあるからこそ、成功を掴むことができる側面があるということですね。

堀江 そうそう。あと、カナダのバンクーバーで大成功しているジャパニーズレストランの社長もバカなんですよ。日本で寿司屋チェーンを経営していた親父が病気になってしまい、急遽20代で会社を継ぐことになったんですが、魚の仕入れ方法もわからず、はじめはスーパーで寿司ネタを買って握っていたそうです。そんな素人が、なぜかバンクーバーに出店しようと言い出して、よくわからないまま、とにかく成功してしまった。

古賀 リスクを考えないからこそ、成功したということでしょう。たしかに世間的に言ったら「バカ」ですが、「バカ」でなければ成し遂げられないものもあるのだと思います。

自己肯定よりも大切な
「自分を受け入れる勇気」

岸見 アドラーは「誰でもなんでも成し遂げることができる」ということを言っているんですよ。多くの人は無理だとはじめから思ってしまうから、成し遂げることができないだけで。でも、たとえ失敗したとしても、やらないよりやったほうがベターですね。

堀江 失敗自体が経験になりますからね。失敗したら次にやるときは仕組みがわかっているので、何度も失敗して成功のスパイラルに入る人もいる。ブックオフの創業者・坂本孝さんも成功するまでは、いろんな事業を失敗しているんです。結局ブックオフも内紛のような形で追われて、今は「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」でまた成功しています。

岸見 アドラーは「失敗することの勇気」という言い方をしているんですけど、もう一つ、「失敗したことが人前で明らかになることを恐れない勇気」があると言うんです。

堀江 他人にとっての自分なんて実は取るに足らない存在で、家族や恋人ですらも大して自分(僕)のことを考えていないものということは、経験上、理解できるようになりました。

古賀 『嫌われる勇気』でも、「過剰な自意識が、自分にブレーキをかける」と指摘されています。

堀江 僕は潰れた会社のブランドを買って、それを再生するということをよくやるんです。一番有名なのは「ライブドア」。ライブドアって、一度は潰れた会社なんですよ。それを自分たちの会社の名前にするという、かなりトリッキーなことをした。普通は自分の会社名に愛着を持って、それを大事にするでしょう。それを潰れた会社を買ってそっちの名前に変えたもんだから、こいつはなんなんだと話題になりました。でも、僕は会社が潰れたという事実を誰がどれだけ覚えているんだとも思うんです。

古賀 なるほど。

堀江 たとえばJALは一度倒産しましたが、JALがそうなったことを覚えている人がどれだけいるのか。質問すれば「そういえば」ってことになるかもしれないけど、せいぜいそんなもんですよね、人の記憶なんて。だから、「君が失敗したことなんて、誰も覚えていない」と僕は言いたい。

古賀 本当にその通りですね。

堀江 「失敗したことが人前で明らかになることを恐れない勇気」ということでいうと、僕は20代の後半から、「小学1年生のときに教室の後ろでウンコを漏らした」というネタを人前で言うようになりました。大学生の頃は、そんなこととても言えませんでしたけど、カミングアウトすることでネタになり、失敗がプラスに作用することもある。

岸見 誰も覚えていないですしね。堀江さんが漏らしたことなんて。

堀江 もちろんそうです。僕がウンコを漏らしたことなんて誰も覚えていない。過去にとらわれることなく、それをネタに変えていくくらいのポジティブさが必要なんです。だからトラウマを否定し、「現在」しか存在しないというアドラーの思想に強く共感する。

岸見 つまり、自己肯定ではなく、自己受容が大切だということです。無理に自分を肯定するのではなく、過去も含めてありのままの自分を受け入れる。堀江さんが『ゼロ』でおっしゃっていた、「なにもない自分に小さなイチを足していく」という考え方は、アドラーの言う自己受容に近い考え方だと思いました。

(続く)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年08月02日 22:00

また旅立つ君へVol.53/You are good enough now!

■アドラー心理学が教える
幸せに生きるための3つのヒントとは?

宮台真司×神保哲生×岸見一郎 鼎談第2弾(後編)

私たちが信じていた常識を次々とくつがえすアドラー心理学。『嫌われる勇気』はその理論をわかりやすく解説して37万部のベストセラーに! 同書の著者・岸見一郎氏が、宮台真司氏、神保哲生氏とインターネット放送番組「マル激トーク・オン・ディマンド」で繰り広げたトークセッションの後編をお送りする。「共同体感覚」とは何か? そしてアドラー心理学が教える「幸せに生きるための3つのヒント」とは?

共同体感覚を
身につけるための3条件

神保哲生(以下、神保) 第13回でも取り上げたアドラー心理学の重要なキーワード「共同体感覚」を身につけるにはどうすればよいのか。『嫌われる勇気』には3つの条件が書かれています。「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つですね。岸見先生、これについてご説明いただけますか。

岸見一郎(以下、岸見) どのようなときに自分を受け入れられるかといえば、自分が役立たずではなく、誰かの役に立てている、つまり貢献できていると思えるときです。そして、誰かに貢献したいと思うなら、その相手は「敵」ではないでしょう。「仲間」として信頼できるからこそ、その人に貢献したいと思う。ということで「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つはワンセットなんです。
共同体感覚を身につけるための「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」は3つでワンセットだと岸見氏。

神保 最初の「自己受容」というのはどういう感覚ですか。今のままの自分でいいということでしょうか。

岸見 先ほどの言葉で言えば「自分に価値がある」と感じられるということです。今のままでいいというより、「この私しかいないのだから、とりあえずそこから始めよう」ということですね。

神保 この私しかいないから……。

岸見 「自分に価値があると思えるときに人は勇気を持てる」とアドラーは言います。どのような勇気かというと、対人関係に取り組む勇気です。しかし自分に価値があると思えない人は他者の中に入っていこうとしない。

神保 自分に価値があるとなかなか思えない人はどうすればよいのでしょう。

岸見 難しいですね。自分に価値があると思ってはいけないと決心している人さえいますから。

神保 どういうことですか。

岸見 自分に価値があると思えば人との関係のなかに入っていかなければなりません。それが恐い人は、自分に価値があると思うと都合が悪いわけです。たとえば、好きな異性ができたとします。でも、その異性に自分の気持ちを打ち明けたからといって、相手も好きだと言ってくれる保証はありません。そこでフラれる経験をするくらいなら初めから人と関わらずにおこう、そのためには自分に価値があってはいけないと思うわけです。これはけっこう厄介です。

神保 なるほど。

岸見 そういう人たちに自分を好きになってもらうためには、「他者貢献」という部分でアプローチします。アドラーは先の言葉に続けて、「共同体に貢献していると感じられるときに、自分に価値があると思える」と言っています。つまり、自分は役に立っている、貢献していると感じられることで、自分に価値があると思えるように援助するのです。

神保 他者貢献っていうのは具体的にどんなイメージですか。どんなことをすると他者貢献ができていると感じられ、それが自己受容につながるのでしょう。

岸見 行為のレベルだとよくわかります。誰かに役に立つことをすればいい。

神保 いわゆる人助けみたいなことでいいですか。

岸見 そうしたことも含め、自分が何かをしたら喜んでもらえたという経験です。ただ、もう一つあって、存在のレベルで貢献するということもあります。

無条件で自分はOKだと
思えることの重要さ

神保 存在のレベル、ですか?

岸見 たとえば僕は病気をしたのでよくわかるのですが、まったく身動きがとれない寝たきりの状態でも、なお人の役に立てていると思うことは可能です。誰でもそうした存在のレベルで他者貢献できることを感じて欲しいのです。ただ、これにはかなり勇気が必要です。何かをして他者の役に立てたと感じることは容易ですが、何もできない状態でそれを感じるわけですから。

神保 いるだけで?

岸見 はい。ですが、そう思えない人は他者に対しても行為レベルでしか価値判断をしないことが多い。「あの人は役立たずだ。生産性に何ら貢献していない」と切り捨ててしまいがちです。

神保 行為のレベルで価値を判断するのは必ずしもよくないと?

岸見 それだけで判断するのはよくないでしょう。

宮台真司(以下、宮台) E・H・エリクソンという心理学者が提唱した「基本的信頼(basic trust)」という概念があります。これが岸見先生がおっしゃったことに重なるんですね。「basic trust」は、何かをしたからではなく、つまり条件付き承認とは無関係に、無条件で自分はOKだと思えるということです。
 「basic trust」を持たない人は、それを埋め合わせるために過剰同調が生じがちです。つまり、他者に迎合して──つまり他者の課題を自己の課題とすることで ──承認されよう、嫌われないようにしようと思う。その意味で、自立にとっての基本条件は、無条件に「自分はOK」だと思えること。つまり存在そのものの肯定です。
 「何かをしたから承認される」という条件つき承認の意識を持つ人は、ギブ&テイク的に見返りを求めます。つまり損得勘定が動機付けになります。こうした「ほめて欲しくて何かをする人」は、ほめてもらえないと相手を恨みます。このように他人を恨む人は、自分を条件付きでしか承認できない人ですが、他者をも条件付きでしか承認できません。

神保 行為なくして自分が受け入れられる状況をつくるのに苦労している人は多いと思います。他者に何かしてあげることで仲間になることはあっても、単に存在するだけでいいというのはなかなか難しいでしょう。そうなればいいなと思いつつも、うまくなれていない人が多いのでは?

宮台 近現代社会がそうした方向にシフトしてきた事実を、社会学者タルコット・パーソンズは「業績本位の社会にシフトした」と言います。能力を発揮することが承認の条件となるメリトクラシー社会になったということ。社会思想家ユルゲン・ハーバーマスはそれを社会領域の問題だとします。業績が承認の条件となる〈システム〉と、そうではない〈生活世界〉です。
 ハーバーマスによれば、近代化とは、〈生活世界〉が〈システム〉と置き換わる過程です。昭和34年生まれの僕が幼少の時分、まだ昔ながらの共同体=〈生活世界〉があって、ちょっと頭が変な人や傍若無人のヤクザもいました。学級にヤクザの子もいたのでそうした人と繋がる機会もあり、父親よりもヤクザのほうが格好いいと思ったりした。
 あるとき、僕がいつも満票で学級委員に選ばれるのは、ヤクザの子たちが僕のために周囲を脅していたからだと分かりました。上海で生まれ育ったバタ臭い僕の母が、しばしば彼らを家に呼んで晩飯を食べさせたり、高い玩具で遊ばせたりしていたからです。父の仕事で転校だらけだった僕のために、母が考えたことでした。
 そんなこんなで、本当はヤクザの子みたいに喧嘩が強いガキ大将になりたいと思ったものです。ダイバーシティ(diversity)という言葉があって「多様性」と訳しますが、僕は嫌いで、「何でもあり」と訳します。たとえば、他者一般への基本的信頼があれば、細かいことは気にせず「何でもあり」に耐えられる。基本的信頼こそダイバーシティへの鍵です。
 逆に言えば、「何でもあり」を邪魔するのは、細かいことを気にするヘタレ。そうしたヘタレはたいてい条件付き承認しか経験してきておらず、承認されたいがゆえの損得勘定で右往左往する作法を大人になっても継続しがちです。こうしたヘタレが多いと多様性フォビアが蔓延しがちで、社会はダイバーシティ=「何でもあり」から遠ざかります。

岸見 存在の次元で認めることができれば、あとは何でもプラスなのです。とにかく生きている状態がOKだと思えれば、子どもが学校へ行かなくてもOKです。ベッドの中で冷たくなられているわけじゃない。何でも引き算してしまえば多くの人はマイナスでしか採点されません。そういう社会が健全だとは僕は思わない。そう考えるとアドラー心理学は強者の心理学とはいえませんよね。

宮台 全然違いますよね。関連しますが、性愛系ワークショップをやっていて気になるのは、相手にイエスと言わせようと細かいことを気にして、ビビる人が多いこと。僕は「気に入られようとしてビビッてる人が君の目の前にいたらどう思う?」と問うことにしています。間違いなく嫌な感じがするはず。ハッピーに感じる人は一人もいない。
 基本的信頼の不足ゆえに、損得勘定で右往左往する「細かい輩」は、人の好意を買おうと一喜一憂します。これは他者の内面を慮っていると見えて、実は違う。実際には目の前の相手を嫌な気持ちにさせるので全くモテないし、マクロに考えれば、こうしたモテない輩で溢れる社会は、既得権益を動かせない「原発をやめられない社会」になります。
 前回「立派か卑怯か」の二項図式が廃れた話をしました。「立派な人」は細かいことを気にしない。僕は昔から、日本初の右翼団体「玄洋社」創設者の頭山満という人物を持ち出します。彼は「右か左かはどうでもいい、お前の心意気に打たれた」「イデオロギーは知らないが、意気に感じた」と、世直しを志す若い衆を食客にします。そこにヒントがあります。

岸見 課題をきっちり分けられれば、細かいことにはこだわらなくて済みます。極端な例ですが、僕の友だちの息子さんが高校生のとき「2年生になった」と親に言ったそうです。すると父親が「そうか、どこの中学だったかな」と(笑)。無関心と言われそうですが、子どもの課題と自分の課題を分けられれば、細かいことにはこだわらなくてよい。そして、もっと大事なことに関心があるという信頼があれば、親子関係は大丈夫なはずです。課題の分離ができない親は、基本的に子どもを信頼していません。「私が言わなければ、この子は永遠に勉強しない」と思っている。そんなことはあり得ないのです。

普通であることの勇気

神保 続いては『嫌われる勇気』に出てくる3つのキーワードに沿って、アドラー心理学として「幸せに生きるためのヒント」を頂ければと思います。その3つとは「普通であることの勇気」「人生の嘘」「今この瞬間を生きる」です。まずは最初の「普通であることの勇気」ですが、これはアドラー的にはどのような意味になるんでしょうか?

岸見 まず、人というのは特別に良くなろうとしがちな存在です。それに失敗すると逆に特別に悪くなろうとする。そのどちらでもなくていいということです。
 この言葉を聞くと思い出すのは、私が初めてアドラー心理学の講演を聴いたときのことです。1989年にアドラーの孫弟子であるオスカー・クリステンセンの講演を聴いたのです。そのとき私は通訳で呼ばれていたのに、いっこうに出番がないまま講演会が終わってしまいました。そこで質疑応答になったとき、なぜか英語で質問をしようと思ったのです。クリステンセンは英語で答えてくれたのですが、そのあと自分の学生時代の話をしました。
 アドラーの弟子であるルドルフ・ドライカースからレポートの課題を出されたときの話です。課題は「フロイト心理学とアドラー心理学の違いについて2ページで論じなさい」というもの。クリステンセンは懸命に20ページも書いて提出したところ、ドライカースに呼び出されたそうです。「あなたは、なぜこのレポートを書いたのですか?」と。クリステンセンが「アドラー心理学に非常に関心があったから」と答えたところ、「いや違う。あなたはただ私に impress(印象づけ)しようとしたのだ」と。たしかに普通ならそんなに書かないですよね。ドライカースは「君は特別良く見られたいと思い、他の学生と違うことを教師である私に印象づけようとしたのだ」と言ったそうです。そして「そんなことをしなくても、君は今のままの君でいいのです」と。

神保 「You are good enough now」と言われたんですね。

岸見 この話は、僕に向けられたものだったと思います。「あなたは別に英語がそれほど得意じゃないのだから、他の人と同じように日本語で質問すればいいのです。なぜわざわざ英語で質問したのですか?」という意味でしょう。そのとき僕は、それまでの人生でずいぶん背伸びして自分を良く見せようと思って生きてきたことに気づきました。「そうか、自分は特別であろうとしていたんだ」とわかり、それまでこだわっていたことがまったく消えてしまった。アドラーの教えのなかでも私が本当にすぐ納得できたのは、この「普通であればいい」ということです。

神保 ですが「普通」は「平凡」という意味に聞こえてしまって、それが嫌な人も多そうですね。

岸見 たとえば自己紹介を求められたとき、肩書きから始める人がいますね。ああいう人たちは「普通である勇気」がないのだと思います。すごい経歴がないと自分を認めてもらえないと思っている人というのは勇気をくじかれているのです。

神保 日本人は「何をやっているんですか?」と聞かれると会社名を言うことが多いですね。会社で経理部にいれば「経理の仕事をやっています」と言えばよいのに。宮台さん、この「普通であることの勇気」についてはいかがですか?

宮台 誤解されやすいのは、「ありのままでいい」というのとは少し違うってことですね。

神保 たしかにアドラー心理学は「人は変われる」という話でした。

宮台 細かいことを気にする人たちは、要するに「もっと大事なことがある」ということが分かっていない。もちろん人から良く見られたいというのは誰にでもあります。嫌われるよりは好かれたい。尊敬されないよりは尊敬されたい。しかしやはり優先順位が大事なので、人に良く見られたいというのが優先順位の筆頭にくるのはおかしいわけです。

神保 自分の人生を生きていないと。

宮台 一つ例を出しましょう。少し前にロシア抜きのG7がありました。その際、安倍首相はテレビカメラが回った各国首脳との懇談で同時通訳を付けず、これを新聞社のデスククラスが嘲笑の的にしていました。宮澤喜一元首相があれだけ英語ができても必ず通訳を入れたのは、通訳が喋る間にじっくり考えられるからです。実に合理的な熟慮です。
 安倍首相の英語力は巷の噂どおり。それで僕はあれを見て、痛々しくて哀しくなりました。問題は、安倍本人を含めて、痛々しいと思わない人たちが大勢いるということ。あれを格好いいと感じる輩や、自分も同じように振る舞いたいと思う輩が、大勢いるということ。そうした次元で政治家の行為を評価する〈感情の劣化〉がポピュリズムを駆動します。

どうすれば承認欲求を
克服できるのか

神保 たしかに、自意識過剰、劣等感、優越感、承認欲求といったものを克服できない人は多いと思います。では「普通であることの勇気」を手に入れ、承認欲求を克服するためにはどうしたらいいのでしょう。

岸見 同時通訳を付けないようなことをアドラーは「虚栄心」と言います。そういう人たちは、じつは「優越コンプレックス」を持っている。優越コンプレックスは劣等コンプレックスの裏返しなので自分を良くは見せないし、本当に優れている人は自分が優れていることを誇示しない──まずはそのあたりの気づきから始めるべきでしょう。「こんなことは少しも格好よくない」とわかれば、やがてそういうことから離れていけると思います。

神保 ただ、実際にはそうした虚栄心をすごいと思ってくれる人がいるわけですよね。

宮台 そうした虚栄心に満ちた輩を賞賛する〈感情の劣化〉を被った人だらけなのが昨今です。だから子どもが成長する環境としては問題が多い。前回も話したけれど、「立派か卑怯か」という語彙が死滅したコミュニケーション環境に育つのは、大きなハンディです。放っておいたらダメで、別のもので補わない限り、勇気ある存在になれません。
 岸見先生には釈迦に説法ですが、初期ギリシアは〈依存〉を嫌って〈自立〉を推奨します。全能の神からの罰を恐れてちゃんとするというのはダメ。罰がなければちゃんとしないからです。そういう損得勘定と関係なく、自らちゃんとしようと思える人間が善い。そういう人間を育てるにはどうすればいいか。つまり初期ギリシアの教育観とは何か。
 前回紹介したジョージ・ハーバート・ミードはプラグマティストです。プラグマティストとは「内なる光」を灯すことを使命と心得る者です。「内なる光」とは損得勘定を超えて湧き上がる力です。僕の言葉では〈自発性〉ならぬ〈内発性〉です。この観念の由来は、「内なる光」という言葉を使ったラルフ・ウォルドー・エマソンのようにキリスト教を経由するにせよ、初期ギリシアです。
 ミードの「I/Me」論も初期ギリシアの教育観を引き継ぎます。即ち「立派か卑怯か」「立派か浅ましいか」という二項図式を使った「賞賛と揶揄」です。初期ギリシアの最大価値は「死を恐れずポリスに貢献する勇気ある兵士」という名誉です。「賞賛と揶揄」も賞罰ですが、賞罰を気にしない者を賞賛し、気にする者を揶揄する。特殊な賞罰です。
 かかる特殊な賞罰の目的は明らかです。賞罰の如き損得勘定を気にせず、理不尽や不条理にそのまま体と心を開いて立ち向かう、〈自立〉した英雄を育てること。つまり、子ども時代には「卑怯なヤツと思われたくない」という損得勘定から出発させ、やがて人にどう思われるかに関係なく「自分は立派でありたい」と願う大人へと仕立て上げます。
 そうした立派な在り方が人間本来の姿なのに、ゴミやヨゴレがついてダメな大人になる。だから、ゴミやヨゴレに抗って人間本来の姿(可能態)を引き出すのが、初期ギリシアの教育です。だから、英語のエデュケーションにせよ、ドイツ語のエアツーウンクにせよ、教育という言葉は、ギリシア由来の「引き出す」という観念を保っているわけです。

「人生の嘘」とは何か

神保 アドラー心理学における「幸せに生きるためのヒント」の2つめは「人生の嘘」というものですが、これはどのようなことでしょう。

岸見 さまざまな口実を設けて人生の課題から逃れようとすることです。先ほどの話にもあったように、自然に任せておけば人は誰でも自分を良く見せたくなるものです。それゆえ、できないことがあると、できない理由を山ほど言います。アドラーはそれを「人生の嘘」という非常に厳しい言葉で断罪しているわけです。

神保 これはどう克服すればよいのでしょう。

岸見 理由など要らないからできないことを認め、そのうえで挑戦するしかないでしょう。

神保 できない理由を挙げることで、挑戦することから逃げられるわけですね。

岸見 結局、神経症的なライフスタイルというのは、オール・オア・ナッシングなのです。できなければしない。100%できないとしない。しかし、それはやらないための口実にすぎません。50や60でもやらないよりやったほうがましだとの発想に立たない人が多いのです。

神保 なるほど。100点にならない理由を見つければ、やらなくて済むわけだ。

宮台 この問題も本当にいろいろなことに関係します。たとえば、日本の社会運動を見ていて感じるんですが、やはり「ゼロか100か」になりがち。運動をやらない人だけでなく、やる人にも見られます。やらない人は、100から遠いことを以て「どうせ無駄でしょ」と決め込みますが、やる人も100を求める完璧主義なので、現実を変えられません。
 下北沢再開発問題などもそう。「100を貫徹するために頑張るぞ」という自己鼓舞は分かりますが、100じゃないと満足しないのはどうか。原子力ムラだけでなく左翼ムラを含めた全てのムラに見られる閉鎖的で陣営帰属的な自己満足です。妥協策を提案すると「貴様、本当は敵側じゃないのか?」みたいな批判を浴び、それを恐れて100を言い続けます。
 既に古くからの開発計画がある場合「ゼロか100か」はまず通らない。であれば、三軒茶屋の再開発みたいに開発エリアと保全エリアを分けることを飲ませる条件闘争をすればいい。しかし、それを言うと、知り合いの運動リーダーの一人は「宮台、お前の言うことは分かるが、それじゃ元気が出ないんだよ」と言うわけです。

神保 それは矛盾だよね。

宮台 そう。「元気が出ない気持ちも分かるが、あなたを元気づけるためじゃなく、実を取るための運動だ。獲得結果の最大化につながるなら、あらゆる妥協をするつもりでやらなきゃ」と僕は言います。あと、過激なことを言い募るほどポジションが取れるという「内集団の論理」もあります。これも「あなたのポジションなどどうでもいい」で終了。

神保 自分のためにやっているんだね。

宮台 そう(笑)。

神保 いろいろ理由をつけて「だからやらない」という人と、玉砕主義的なやり方をする人という両極になっていますよね。前者は、あえてやらない理由を見つけ人生の嘘をついていると。では後者はどう考えればいいでしょう。100点じゃなければ意味がない、妥協して 60点の成果をあげるくらいなら玉砕したほうがいいといった人は。

岸見 アドラーは、そういう事例についても触れています。負けることがわかっているのにあえて攻撃をやめないで、「玉砕」させてしまうような指揮官の例を、共同体感覚のない人の例として挙げているのです。

神保 何度も話に出てくる共同体感覚ですね。

岸見 要するに自分のことしか考えていないのです。自分の名誉ばかり考えている。そのために兵士が亡くなろうが関係ない。それって愛国的でさえないですよね。このような考えをアドラーは「セルフ・インタレスト」(self interest)と呼びました。そして他者に関心を持つことを「ソーシャル・インタレスト」(social interest)と呼ぶわけです。この「ソーシャル・インタレスト」が、実は共同体感覚の英語訳なのです。

神保 なるほど。

宮台 「どうせムダ」も「玉砕覚悟で」も結局は「自分可愛い」だけ。「ゼロか100か」は「自分可愛い」人のワザ。そうした自己中心的な幼児性を示す「Me」に対し、立派な共同体成員なら誰もが示すはずの反応を示せる「I」を獲得することが、大人になること。それが共同体感覚のミード的言い換えです。「ゼロか100か」は恥ずべき幼児性です。

「今この瞬間を生きる」ことの
本当の意味

神保 アドラー心理学の「幸せに生きるためのヒント」の3つめは、「今この瞬間を生きる」となるわけですが、これも解説をお願いできますか。

岸見 人は過去のことを考えて後悔し、未来のことを考えて不安になります。けれど実はどちらもなくて、人は今ここにしか生きられないのです。

神保 実際には、その瞬間瞬間しかないと。

岸見 そうです。

宮台 関連しますが、以前、京都大学霊長類研究所の松沢哲郎教授に興味深い話を伺いました。500万年前に分かれたチンパンジーと人間の基本的違いについてです。チンパンジーは今そこにあるものを認識・記憶する能力は人間よりはるかに優れています。人間は代わりにそこに存在しないものについてまで認識する能力に優れています。
 たとえば、嫉妬。チンパンジーは目の前で行為が行われると嫉妬しますが、見えない場所での行為や過去になされた行為については一切問わない。人間は逆で、見えない場所でなされた過去の裏切りを、永久にぐじぐじと問い続けるわけです。これは「もし、あのとき、お前がああ振る舞いさえしなければ、俺は……」という反実仮想です。

神保 松沢氏の話では、チンパンジーは寝たきり状態になった場合も、むしろ飼育員が優しくなるので陽気に振る舞うということでしたね。しかし人間は、寝たきりにならなければ自分はもっと幸せな人生を送れたはずと考えて悲観してしまう。

宮台 「もし、あのとき~だったら、今の俺は……」という不在のものについてのリグレット(後悔)が、前方に投射されると、「もし、今~をしたら、未来の俺は……」というプラニングを生み、それが人間社会を猿社会と異なるものに進化させたのではないか、というお話でした。つまり、今を生きないことが、人間社会における社会性をなしていると。

神保 今を生きないから人間は猿と違う社会をつくれたと。

宮台 逆の言い方をすると、人間社会への社会的適応だけを考えていると、自動的に今を生きなくなる。「しくじった」と絶えず過去のリグレットをし、それゆえに、「未来にリグレットしないように今こうしよう」という指令に従い続けます。「過ぎ去ったことなのに、暗い過去をいつまでも覚えているから、明るい未来を構想する」という逆説です。
 今に集中して幸せに生きることと、明るい未来のデザインを含めて社会的に生きることとはバッティングしがち。しかし、未来のデザインのために今を犠牲にすれば、未来になって「しまった」とリグレットを抱きがちだし、犠牲を取り返すぞという具合に損得の亡者にもなりがち。つまり、人間はチンパンジーよりも明らかに幸せじゃないんです。

神保 でも、それが人間の脳がここまで大きくなった理由でもあるそうです。チンパンジーの脳のほとんどが瞬間を把握するのに費やされているのは、ジャングルで生きていくためには一瞬の判断を求められるからだと。人間はその必要がなくて、代わりに脳を未来の心配に向けるということでした。これってアドラー心理学的には何か思われるところありますか。

岸見 今の話に引きつけられるかどうかわかりませんが、逆に今この瞬間を生きない人がいるというのはどういうことでしょう。薄らぼんやりとした光を今の瞬間に当ててしまうと、本当はそうじゃないけれど何となく先が見えるような気がするのではないでしょうか。しかし強烈なスポットライトを今ここに当てると、もう向こうは見えない。そういう生き方のほうが本来的かなと私は考えています。

神保 ただ「今この瞬間を生きる」というのは、一歩間違うと計画的に勉強して資格を取ったりすることを否定しているようにも聞こえます。そのあたりはどう考えたらいいですか。

岸見 計画は立てられないだろうと思いますが、「目標を持たなくていい」と言っているわけではありません。『嫌われる勇気』の最後に出てきますが、アドラーは「導きの星」ということを言っています。瞬間を丁寧に生きていくなかで、どんな状態であれ究極の「導きの星」を我々が目にしていればOKなのだと。

神保 目標は持っていいと。

岸見 その目標は「他者貢献」なんですね。自分のしていることが最終的にそこに向かっていることさえわかっていれば、あまり思い煩ったり迷ったりすることはないのです。

神保 たとえば「良い学校に入りたいから勉強する」というだけでは不十分で、良い学校に入ったうえでどうするのかが重要だと。勉強することで他者貢献への道を開くところまで考えて、いま一生懸命勉強すればよいわけですね。

岸見 有名大学に入るためだけに勉強している人は、人生を先延ばしにしていると思います。今この瞬間を大事にせず準備期間だとしか思っていない。そういう人は大学に入ったら、何も目標がなくなってしまうでしょう。

宮台 それで「親に騙された」と恨むわけですね(笑)。

岸見 そうですね。

神保 さらに言えば、東大に入ったことを高く買ってくれるような選択をするしかなくなりますね。選択肢がむしろ狭まる可能性もあり得ると。

岸見 今この瞬間を丁寧に生きて、結果的に振り返るとずいぶん遠くまで来たなということはあるはずです。天才たちは誰もがそうですよね。数学の問題を考えていたら時間が経つのも忘れたとかね。そういうことを積み重ねていけば、立派な業績を打ち立てられるかもしれないし、そうでないかもしれない。それはわからないけれど、とりあえずやることが楽しければいいと思います。そして、そういう勉強や研究が共同体に貢献することがわかっていれば、努力し続けられるのではないでしょうか。

宮台 社会学には「期待するから期待外れに打ちのめされる」というテーゼがあります。「未来のために現在を犠牲にしたのに、望んだ未来が到来しないのでバックラッシュして……」というのはよくある話。そうならないために……と人間的に頭を使い、「チンパンジーのように現在を生きつつ、人間的に未来を志向する」というのがアドラーの推奨でしょう。

本当の共同体に
関心をもつことの大切さ

神保 色々とありがとうございました。ここまでアドラー心理学および『嫌われる勇気』について話してきたわけですが、何か重要な点で抜け落ちていることはありませんか。

岸見 大丈夫です。ただ、これだけアドラーの名前が知られてきたことを単なるブームで終わらせたくないとの思いは強いです。アドラーが医師になることを選んだのは私腹を肥やすためではなく、「この世界を変えるためだ」と言っています。そういう彼の本来の精神が引き継がれることを望みます。個人の利害、自分自身への関心ではなく、本当の意味での共同体に関心を持てる人が増えて欲しいと思います。
 本当の意味での共同体というのは、現実の共同体ではないわけです。国家でもありません。もっと大きな共同体の利害を考える必要がある。けれど最近の政治を見ているとそうでもないようです。そうした問題に『嫌われる勇気』を読んだ人が関心を持って欲しいですね。何もしないのは、結局、現状を肯定してしまうことですから。「世の中でいま行われていることはおかしい」といった怒りは、けっして感情的ではなく理性的な怒りなのです。

神保 個人的な怒りではなく、世の不条理に対する怒りはいいわけですね。

岸見 そうですね、世の不条理に対してはやはり声を上げないといけない。その一方で、足元もちゃんと見ていく必要があります。「人生の調和」という言い方をアドラーはしていますが、生きていく上でいろいろな調和が取れていなければならない。仕事が忙しいからといって、他のことが目に留まらないような生き方は問題なのです。

神保 宮台さんも何かありますか。

宮台 昨今ではアドラー心理学がビジネス分野で興味を持たれるようになりました。繰り返しになるけど大事な問題を申し上げます。自己啓発やコーチングやカウンセリングの本でしばしば「プライミング」の概念が使われます。目標を強く思念することで、それに引きずられて現在の優先順位が変わることです。アドラー心理学にも似た図式はあります。
 では、強く思念すべき目標として何を選ぶべきか。この目標を他人に握られるとマインドコントロールされます。経営者の目標を自分の目標だと思い込まされるのが典型です。これは今日の主題である「課題の分離」にも抵触するおかしな話です。そういうタイプの自己啓発書とアドラーでは読後感が全く違うので、敏感に違いを嗅ぎ分けて欲しい。

神保 なるほど。僕が座右の銘に近い扱いをしている言葉に「I am the captain of my soul(私は自分の魂の指揮官である)」というのがあります。『インビクタス』という映画のテーマになった言葉です。ともするとすごく気負った感じに聞こえますが、アドラーの話と引きつけると非常によくわかります。つまり「AだからBできない」という原因論では、個人がAに支配されてしまっている。アドラーは「Bできない理由として、私がAを利用しているだけだ」と考えるわけですね。自分で「できない(cannot)」と思っているのが、じつは「やろうとしていない(will not)」だけだと言われたのはかなり身に染みました。

岸見 厳しいですよね。

神保 基本的に厳しいです。アドラー先生は。

岸見 『嫌われる勇気』を読んですごくよかったと言って下さる方は多いのですが、「本当かな」とちょっと思うときはあります。本当にわかると「これは辛いな」「聞かなければよかった」と率直に思う人もいるだろうなとは思います。

神保 いずれにせよ是非読んでみてください。いろいろと思うところがあると思います。人生を幸せにするためのヒントが得られるかもしれません。

宮台 岸見先生は『嫌われる勇気』『アドラー心理学入門』の2冊だけではなく、アドラーの翻訳もたくさん出しておられます。今はそれらもすべて手に入りますから是非読んで欲しいですね。アドラーの本はけっして難しくない。フロイトの本との違いです。

神保 それがアドラーの非常に大事にしたところのようですね。それでは長い時間ありがとうございました。

宮台 ありがとうございました。

岸見 こちらこそ、ありがとうございました。

(終わり)

岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者。1956年京都生まれ、京都在住。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、 1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの「青年」のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。訳書にアルフレッド・アドラーの『個人心理学講義』『人はなぜ神経症になるのか』、著書に『アドラー心理学入門』など多数。古賀史健氏との共著『嫌われる勇気』では原案を担当。

神保哲生(じんぼう・てつお)
ビデオジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表。1961年東京生まれ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。AP通信記者を経て93年に独立。99年11月、日本初のニュース専門インターネット放送局ビデオニュース・ドットコムを設立。著書に『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』『ビデオジャーナリズム―カメラを持って世界に飛び出そう』『ツバル-地球温暖化に沈む国』『地雷リポート』、訳書に『食の終焉』などがある。ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ

宮台真司(みやだい・しんじ)
首都大学東京教授/社会学者。1959年仙台生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京都立大学助教授、首都大学東京准教授を経て現職。専門は社会システム論。博士論文は『権力の予期理論』。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で著書多数。主な著作に『制服少女たちの選択』『終わりなき日常を生きろ』『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』『14歳からの社会学』『日本の難点』『「絶望の時代」の希望の恋愛学』などがある。宮台真司オフィシャルブログ

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年08月01日 21:30

ビジネスの原点に一度立ち返ってみるべき時代、、、Think Globally Act Locally...

■【街の書店を救え!】レコード店、喫茶店…、生き残りの方法を人気店に探る

「あそこの本屋さん潰れたんだ……」

 街を歩いてはそんなことを呟く機会が増えている。商店街にあるような小さな書店は減っていき、残るは大型書店やオンラインショップのみだと思うと、どれだけ便利でも寂しくもあり哀しくもある。

 京都の繁華街から離れた一乗寺に店を構える人気書店「恵文社一乗寺店」を知っているだろうか? 新刊だけでなく、古書や洋書、自費出版物までを取り扱う。その他にもレンタルギャラリーや生活雑貨なども売っている個性的な店だ。

 『街を変える小さな店 京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。』(堀部篤史/京阪神Lマガジン)では、「恵文社一乗寺店」の店長・堀部篤史氏が、京都で長年営業している小さな人気店をいくつか紹介し、そこから書店の生き残りの道を探っている。書店が生き残るべく必要なこととは何だろう。

■店が客を育てる

「レコードを熱心に買いに行くうちに、輸入盤の卸の人と知り合い、自然とレコードショップの仕事のノウハウが身について行ったんです」と語るのは中古盤のレコードショップを営む三条木屋町の「WORKSHOP records」の苗村さん。

 昔は多くのレコードショップで店主と客とのやりとりがあった。自分の好みを知ってもらい、おすすめの作品を紹介してもらう。視聴の際のマナーやレコードの扱い方などを教えてもらう。など、客と店を超えた付き合い方があった。店に通う理由は買い物のためだけではなく、店主の膨大な知識や経験からなにかを学びたいという信頼感があったからだ。

 堀部氏は言う。目先の売り上げだけではなく、お客さんに知識や情報を与えることによって、小さくても確実な購買層が生まれる。現在の本屋のシステムでは購買側は一人の客としてではなく、POSシステムによってデータとして認識されている。

 店主に信頼を置くこと。本を手に入れるだけでなく、知識も手に入れること。小さな書店の生き残りには必要なことかもしれない。

■合理性を求めてはいけない

「“食べログ”でオススメされていたメニューばかり注文しちゃうみたいに、はじめから店を自分の思い通りにしようとするんじゃなくて、何度も訪れることによって、初めて信頼関係って築けるんじゃないかな」と語るのは河原町三条で喫茶店「六曜社」を営む奥野さん。

 最近は「食べログ」や「ぐるなび」などをチェックして、なにかのついでにではなく喫茶店そのものを目指す人が多いと奥野さんは言う。

 喫茶店は目的としての場所ではなく、会社帰りなどにふらりと立ち寄れる方が良い。ジャズ喫茶、深夜喫茶、ジャズバーなど、昔は喫茶店や酒場はそこに集う人が主役であり、店自体は背景であり、街の延長であった。合理性ばかりを追求して喫茶店に通うと街の延長としての人と人との集いの場が失われてしまう。コミュニティの中心として欠かせないマスターの存在も薄れていくばかりで信頼関係も築けない。

 それは小さな書店にも当てはまる。合理性ばかりを追求していて文化としての側面を失ってしまうと、長く続けることは難しい。合理性だけで考えると小さな書店は大型ショップやオンラインショップに敵わないのだから。

 便利で品揃えが良いだけが良い書店ではない。長年営業している小さなお店から学ぶことは多いだろう。本書を読んで、今一度、街の書店の在り方について考えてみてほしい。

文=舟崎泉美

[ダ・ヴィンチNEWS]

Posted by nob : 2014年07月28日 13:50

これからの若者たちによる、成長の時代を経た成熟の時代に則した新たなビジネスモデルに大きな期待をしています。。。

■今の起業家は松下さんや盛田さんに似ている
田原総一朗が目にした、スタートアップの最前線

渡辺 拓未
東洋経済編集局記者

 LINE、テラモーターズ、ユーグレナ・・・。2006年の「ホリエモンショック」でいったん冷え込んだかに見えたベンチャー市場。だが、火は消えてはいなかった。リーマンショックでも消えるどころか、今や、新たな主役たちが次々と台頭。再び熱気に包まれている。
 「行儀が良くて堅実、そして『社会を変えたい』という理念で動いている」。田原総一朗氏は新著『起業のリアル』(プレジデント社刊)で、現代の起業家16人に取材し、こう批評してみせる。彼らの特徴は「ホリエモン」こと、堀江貴文氏の世代の起業家とは少し毛色が違うという。 松下幸之助から盛田昭夫、孫正義、堀江貴文に至るまで、昭和・平成の名起業家を取材してきた田原氏の目に、現代のスタートアップの最前線はどう映ったのかを聞いた。

ホリエモン世代との決定的な違いとは?

――今の若手起業家は、これまでの起業家と何が違うのですか。

共通するのは、事業の興し方が乱暴でないことだ。言葉遣いも割合丁寧だし、服装も普通の格好をしている起業家が多い。ここは堀江貴文の世代とは毛色が違う。

また大学を卒業して、いきなりベンチャーを作るのではなく、まず手頃な企業に就職しているのも、私が出会った起業家たちの特徴だ。そこで生きるノウハウをまず習得し、その後、自分の好きなビジネスを立ち上げている。

彼らが大事にしているのは、金儲けよりもソーシャルインパクトだ。本当はボランティアでやりたいが、それでは長続きしないからと、ソーシャルビジネスという形態で行っている。

――なぜ、そうした変化が生まれたのでしょうか。

フローレンス代表の駒崎弘樹氏が興味深いことを言っていた。「自分たちの親の世代である全共闘世代は、体制を倒して新しい世の中を作るために、「ゲバ棒」や「火炎瓶」を手に戦った。ところが、自分たちにはそういう“敵”がいない。総理大臣は1年ごとに代わった。企業も不況でリストラばかり。言ってしまえば、総理大臣も大企業の社長も、隣のおじさんの延長に過ぎない」と。

つまり総理大臣も企業の社長も頼りにできない。ならば自分でやるしかない、ということのが、彼らが起業する理由だということだ。

彼らは高度成長時代もバブル時代も知らない。物心ついたときはすでに不況。だから「高度成長やバブル時代が再来してほしい」という発想がない。ゼロからどう作ればいいのかをつねに考えている。そういう意味では、戦後同じくゼロから事業を興したソニーの盛田昭夫さんや、松下電器産業の松下幸之助さんと似ている。

堀江貴文氏の世代との違いも、その過ちを目にした教訓から来ているのだろう。堀江さんはニッポン放送に敵対的買収を仕掛けるなど、荒々しい方法で新時代を切り拓こうとした。しかしその結果、旧世代から妬まれてしまった。それを見た駒崎さんをはじめ、今の起業家たちは、堀江貴文氏の過ちを繰り返すまいとしているのだろう。

――金儲けに対しても、考え方が違うようです。

おカネについてのスタンスも、松下幸之助さんや盛田昭夫さんと共通している。「カネは儲けようと思ったら儲からない。新しい事業を展開すれば、カネはあとからついてくる」という考え方だ。

LINEの森川亮社長がこんなことを言っていた。「『収益を求めているな』と気づいた途端、ユーザーは逃げていく。むしろより面白いこと、より意味があることを夢中に作っているときこそ、ユーザーがついてくる。カネはその結果として儲かる」と。

――ただ、ソニーもパナソニックも近年、経営危機に陥りました。

ソニーについては、出井伸之氏が社長の時代、マスコミにウケすぎたのが凋落の原因ではないか。マスコミにもてはやされることは怖い。出井氏は「複雑系の経営」などと難解な言葉を並べて、社員も何のことかわからなくなってしまったのではないか。そこでソニーがどこで勝負したかというと、値段で勝負した。つまり新しいことをしなくなった。それが凋落の原因だと感じている。
孫正義社長が、田原氏に語ったこと

――今の起業家に対して、ネガティブな見方をする人も少なくありません。

マスコミには、ネガティブな見方をすることが良心的だと思っている人もまだ多い。最近では集団的自衛権に対してのスタンスがそうだ。ただ、ネガティブ情報がウケる時代は終わったと思う。高度成長の頃はネガティブ情報がウケた。みんながネガティブ情報を見たり聞いたりする余裕があった。今はそうした余裕がなくなっている。

――田原さんが、将来的に注目しているビジネスはありますか。

たくさんある。「日本の成長は終わった」と言う人も多いけど、それは違う。古い産業が成長しないだけだ。ネットなどの新しい世界では、今も世界がどんどん広がっていると取材を通して実感した。

注目分野の一つはロボットだ。3年前にソフトバンクの孫正義社長がこう私に言っていた。「携帯電話の先はしれている。田原さん、これからはロボットの時代だ」と。実際に先日、ソフトバンクは新型ロボット発売を発表した。

あのロボットの特徴は、接客ロボットということだ。今までのロボットは作業用ロボットだった。だから単純労働や力の要る作業がメインだった。しかし、これからのロボットは、人間の相談相手になるものだと思う。

ロボットの記憶力は、人間とはケタ違いだ。あと、非常に理論的に物事を判断できる。ロボットが人間の相棒になる。そういう新しい世界が近く訪れるだろう。

20年後の未来を予測できるか

――ロボット以外には、どんなビジネスに期待していますか。

カギになるのはコンピュータチップのさらなる進化だ。孫社長は高校生の時に米国に渡った。そこである写真を目の当たりにした。同時にその写真を目にしたのが、ビル・ゲイツ氏とスティーブ・ジョブズ氏だ。

その写真に写っていたのは、コンピュータチップだったという。彼らはその写真を見て、これからの30年間は、コンピュータチップの進化がカギになると考え、IT時代の到来を予言した。

この先もコンピュータチップの進化は続く。10年くらい経つと、容量が人間の脳細胞のを超えるだろう。するとどうなるか。腕時計のようなコンピュータを身につけると、テレビで喋っている政治家が、本当に頭の中で何を考えているのか、そうした脳細胞の動きまで全部わかるようになる。そういう時代が訪れる。

勝負は、20年後の未来を予測できるかということだ。孫社長は「ロボットの時代が訪れ、コンピュータチップが脳細胞の容量を超える時代が来る」と私に言った。

そういう未来には、ビジネスチャンスはいくらでもあると思う。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2014年07月28日 13:40

カネやモノなどハードアセットに加えて、データなどソフトアセットの死後の扱いについても考え備えておくこと。。。

■死後のデータ消します ヤフー、新サービス開始

 インターネット検索大手のヤフーは14日から、亡くなった人がヤフーのクラウドサービスで保存していた画像や文書などを削除するサービスを始めた。ヤフーの専用サイトから生前に申し込んでおき、亡くなった時にヤフーが提携する葬儀仲介会社を使えば、無料で削除する。

 このサービスに申し込んでおけば、ヤフーで利用していたサービスの課金も自動的に停止する。亡くなった後のデータや課金はこれまで、遺族であっても削除したり止めたりすることの手続きが煩雑だった。

 サービスでは、毎月194円(税込み)を払えば、亡くなったときに最大200人にあらかじめ作っておいたメッセージを送ることもできる。毎月支払うお金はサーバーにメッセージを保存する費用だという。

 サービス利用者が亡くなったことは、市区町村が発行する「火葬許可証」を葬儀会社に送ってもらい、確認する。今後は削除サービスだけでなく、遺族にデータを移すサービスも始める。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2014年07月28日 06:25

まったく同感です、、、問われれば応えながら見護りつつ、自分力を自ら育む手助けをしていくこと。。。

■「ほめて育てよ」は間違い。
ほめることはその人を見下すことである

宮台真司×神保哲生×岸見一郎 鼎談第2弾(前編)

37万部のベストセラー『嫌われる勇気』の影響で一気に日本における知名度が高まったアドラー心理学。同書の著者・岸見一郎氏と、社会学者の宮台真司氏、ジャーナリストの神保哲生氏がインターネット放送番組「マル激トーク・オン・ディマンド」で繰り広げたトークセッションを2回に分けて掲載。
前編では現代日本の親子問題、恋愛問題、教育問題などをテーマに、「課題の分離」が不得意な日本人の特徴から、「ほめて育てよ」の嘘までをアドラー心理学を用いて語り尽くす!

すべての悩みは
対人関係の悩みである

神保哲生(以下、神保) 本日は、哲学者・岸見一郎先生をお招きしての「アドラー心理学」第2弾ということになります(第1弾は本連載の第9回、第10回をご覧下さい)。

宮台真司(以下、宮台) 第1弾は、「過去よりも未来」あるいは「トラウマよりも最終目的」という、わりと時間軸に沿った話をしましたが、今回は時間軸というよりも、むしろ人間関係のような空間性が主題になります。それゆえ第2弾が必要だということですね。

神保 人間関係ということでいうと、『嫌われる勇気』によれば「すべての悩みは対人関係である」と書かれています。しかし、自分が抱えている悩みには、対人関係じゃないものもあると感じる方もいるかもしれません。それでもアドラーは、すべては対人関係の悩みだと言い切る。岸見先生これはどういうことでしょうか。

岸見一郎(以下、岸見) 話をすると皆さんわかってくださるのですが、逆に言えば対人関係の問題だととらえないと、少しも問題が解決されないことのほうが多いはずです。対人関係の問題だとわかってしまえば、解決の糸口が見えてくることが多いのです。

神保 ほとんどの自分の悩みは、じつは対人関係の文脈に落とし込めるということですか。

岸見 そうです。

神保 自分だけでただ悩んでいるようなもの、たとえば自分のキャリアのこととか、体型のこととか、そうしたこともやはり対人関係だと。

岸見 体型なんて、人との関係がなければ問題にならないでしょう。

神保 たしかに、一人で生きていればね。

宮台 誰も見ていませんからね。

岸見 性格もそうです。性格は対人関係のなかで決まるものです。もし一人で誰とも接することなく生きているのであれば、性格は問題になりませんし、体型だって誰も気にしない。痩せようとも太ろうとも思わないはずです。

宮台 「共同体感覚」など今回扱う重要な問題と関係するので、裏側から言っておきます。僕は1980年前後に自己啓発セミナー──アメリカで言うアウェアネス・トレーニング──を体験しました。当初は受講者もスーパーエリートが多く、ファシリテイターが、体験の組織化と、理屈の説明を、織り交ぜながら進行するものでした。
 最も重要なものの一つが「過去、一番自分が楽しかったことを、ありありと思い描く」というリマインディング・プログラム。これをやる前にダイアド(二人一組)のセッション等を通じて受講者は変性意識状態に入ります。その後、時間をかけて頭の中の鍵を外し、過去を思い出す。すると、皆がブワーッと声をあげて泣き始めるんです。
 その後、皆で体験をシェアするのですが、それを通じて僕は、最も楽しかったことや幸せだったことも、すべて対人関係に由来することを学びました。どんなに辛い家族関係を生きてきた人も、むしろだからこそ、この上なく幸せだったことや希望を抱いたことを覚えている。それらはすべて対人関係に関わる幸せや希望なのです。
 いつも厳しくて暴力を振るうお父さんが、珍しくこんなことをしてくれた。仲が悪かった両親がたった一度子どもたちを連れて海に行ってくれた。すべての悩みは対人関係の悩みですが、だからこそ、いちばん幸せな記憶もすべて対人関係の幸せです。それがアドラーのいう最終目的に関係するのですね。
 前回、岸見先生が説明してくださったけど、アドラーは、究極の最終目的を思い描き、それによるプライミング(先行の学習や記憶が後続の事柄に影響を与えること)で現在の優先順位を変えるよう推奨します。この場合のリスクは、最終目的を他の人に操縦されること。たとえば、アドラーを持ち出す経営者は、従業員の最終目的を操縦しようとします。
 最終目的を他人に操縦されないためには、過去の幸せがもっぱら対人関係に由来していることをわきまえ、自分が過去にいちばん幸せだと感じたことに矛盾しないように最終目的を設定するのが安全です。繰り返すと、悩みや苦しみにおいても、希望や勇気においても、対人関係が最も重要なファクターになります。

「課題の分離」とは何か

神保 対人関係に関連して、アドラー心理学の非常に重要なキーワードに「課題の分離」というのがあります。これについて触れていきたいと思います。

宮台 社会学者として言うと、「課題の分離」は日本の社会にありがちな弱点に関係します。親が、子どもの課題と自分の課題の区別がつかなくなり、それによって子どもも、親の課題と自分の課題の区別がつかなくなる、というのが、最終目的を他人に握られるケースの典型です。

神保 その「課題の分離」について、できれば具体的な事例で、岸見先生は実際にカウンセリングをやられているので、その実例を引きながらご説明いただけますか。

岸見 アドラーは、「あること」の結末が最終的に誰に降りかかるか、あるいは「あること」の最終的な責任を誰が引き受けなければならないかを考えたとき、その「あること」が誰の課題であるかがわかる、という言い方をします。具体例をいうと、私は「勉強することは誰の課題か」と、実際にカウンセリングの場面で親に尋ねます。自分の子どもが勉強しないからと相談に来られる親御さんは非常に多い。そこで、勉強しないことの結末は最終的に誰に降りかかるか、あるいは最終的な責任は誰が引き受けなければならないかを考えてもらい、「勉強をするかしないかは、誰の課題でしょう」と質問するのです。
 すぐに「それは子どもの課題です」と答える人は実はあまり多くない。「まぁ理屈としては子どもの課題ですよね」って首をかしげながら答える人が圧倒的に多いわけです。でも実際のところ、勉強しなければ困るのは子どもであって、別に親の頭が悪くなるわけではない。高校入試などで志望校の選択範囲がうんと狭くなるなど、責任は子どもが取らなければなりません。だから勉強は子どもの課題なのです。このことを親が認めれば、それまで無邪気にあるいは無意識に言ってきた「勉強しなさい」という言葉は、言ってはいけないし、そもそも言えないことになります。およそあらゆる対人関係のトラブルは、人の課題に土足で踏み込むこと、あるいは踏み込まれることから起こるとアドラー心理学では考えます。

神保 では、勉強しない子どもに「勉強しろ」と言ってはいけないというところから始まるんですね。そもそも、自分の課題じゃないんだからと。

岸見 あるいは、言わなくてもいいということですね。

宮台 日本にも昔からそういう言い方はありましたよね。「困るとすれば自分だから、好きにすればいい」と。僕もいつもそればかり言っています。

神保 でも、そう言われても「はい、そうですか」と言えない親は多いですよね。やはり勉強してもらわなきゃ困る、いい学校に入ってもらわなきゃ困ると。それが子どもの将来のためだと。

岸見 そこがポイントです。要するに「あなたのため」というところが胡散臭い。自分のためなのです、率直に言うと。

神保 親が自分のために言っている。

岸見 でも、そうは言えないというか、言いたくないので、「あなたのためを思って言っているのよ」などと言葉を補足しながら、「勉強しなさい」と親は言うわけです。

宮台 ここは重大なトラブルに結びつくポイントです。僕は性愛ワークショップで〈親への恨み〉をキーワードにします。実際それが障害になっているケースが大半です。親の言う通り、つまり親の課題と自分の課題の分離に失敗したまま、一生懸命勉強する。「勉強して東大に入れば、あとは何でもできる」と言われてきたとします。
 で、実際、東大に入ったけど、モテないし親友もできない。人間関係を自由にハンドリングして青春を謳歌する周囲を見て、妬み嫉みなど浅ましき感情に駆られた挙げ句、「ママの言う通りにしてきたのに、話が違うじゃないか!」となる。これは依存的暴力としての家庭内暴力につながります。〈親への恨み〉の背後に「課題分離の失敗」があるんです。

神保 では、勉強しなさいと言ってはいけないとして、それで終わりですか? その次のアドバイスはないんですか、親に対して。

岸見 その次はあるのですが、あまり言いたくはないです。カウンセリングだと「勉強しなさいと言ってはいけない」でとりあえず終わります。で、どうなったかを次回に報告してもらう。

神保 なるほど。

岸見 とりあえず1週間経ってからもう一度お聞きすると、「やはり勉強しません」と言われる。「でも子どもが勉強しないからといってあなたは困らない。勉強しない人生も美しい人生ですよ」と、僕は断言します。いずれにせよ、親が子どもの人生を生きるわけではないので、「とりあえず、勉強について話すのをやめませんか」と、さらに言います。
 実際はその次がないわけではありません。つまり、本来は子どもの課題であるものを、親と子どもの共同の課題にするのです。それは不可能ではない。ただ、それを言ってしまうと、親は何でもかんでも共同の課題になると勘違いして平気で子どもの課題に介入するので、あまり言いたくはありません。
 先ほど言いましたが、人の課題に土足で踏み込むこと、踏み込まれることから、対人関係のトラブルは起こります。土足で踏み込まなければ、対人関係がこじれるリスクはある程度避けられます。だから土足で踏み込まず、共同の課題にする手続きを踏めばいいわけです。具体的に言うと「最近のあなたの様子を見ていると、あまり勉強しているようには見えません。そのことについて一度話し合いをしたいのですが、いいですか」と伝えるのです。

神保 子どもに?

岸見 はい。多くの場合「嫌だ」と言われますよね。そうしたら、「事態はあなたが思っているほど楽観できる状況だとは思わないけれど、またいつでも相談したいことがあれば言ってください」と、それで終わらせるしかないですね。

「共同の課題」が
生みやすい勘違い

神保 「共同の課題」ですが、あまり早くそこにいってしまうと、何でもかんでも共同の課題にして、結局は相手の課題に踏み込むだけになりかねないですよね。これはどうしたらいいんでしょうか。まずは人の課題と自分の課題をはっきり識別できるようにして、そのうえで共同の課題を話し合って決めるというプロセスに入るということですか?

岸見 というか、協力関係に入るのです。

神保 協力関係?

宮台 一足跳びに「共同の課題」に行くと勘違いが生じると岸見さんがおっしゃったことがポイントです。自分が日頃何をやっているかをモニターできるようになることが、まずは大事です。それができないと大きな勘違いにハマる。「共同の課題」の御題目で「課題分離の失敗」が正当化されるからです。

神保 頼まれもしないのに相手は助けを必要としていると勝手に判断することが問題ということですか?

岸見 それはありますね。私の息子が小学生のときにこんなことを言いました。私が「甘やかしってどういうことかわかる?」と聞いたら、少し考えて「頼まれもしないことをすること」だと。正解ですね。多くの親はそういうことを平気でやっている。

神保 先生はご著書のなかで、友人のお嬢さんが泣きながら帰ってきたとき、「何かできることはある?」と親が聞いたら、「leave me alone」と言ったという話を引いていますね。

宮台 「課題の分離」に成功した親が「できること」とは、「放っておくこと」だという話です。ここに、若い人の性愛状況が関係します。「ソクバッキー問題」として知られるように、恋愛相手を束縛するヘタレたちが増えています。なぜ相手を縛ろうとするのか。そこにもやはり「課題分離の失敗」があります。
 近代の性愛は、二人で同じものを同じように体験したい、つまり一体化したいという目標と関係します。ところがソクバッキーはその目標を間違って解釈するのです。「なぜ君と僕で意見が違うんだ、なぜ僕に従わないんだ」などと。たとえば「その髪型は君に似合わないって言ってるじゃないか」と。「課題の共有」どころか「相手の操縦」です。

神保 自分の好みを押しつけているだけだよね。

宮台 昨今の若い人を見るとそうした貧しい性愛コミュニケーションをする輩が大半です。だから僕は「ナンパをして成功するところまでは前半部分にすぎない」と言います。実際ソクバッキーのナンパ師が珍しくない。ちなみに僕は「後半部分は、相手の幸せに寄り添うべき相手にダイブできるようになること」と言います。アドラーの言う「協力」です。

「共同の課題」にすべきこと、
すべきでないこと

神保 課題の分離は簡単にできるものでしょうか?

岸見 よく考えればすぐ理解はできるはずです。でも、あまり理解したくない人が多いのかもしれないですね。先ほど言いましたが、課題の分離について説明すると、多くの親はそれを認めつつも首をかしげるわけです。

神保 そうでしたね。

岸見 言われればわかるのです。言葉ではわかる。けれど認めたくないという人が多い。

宮台 それは認知的整合化のなせるワザです。そうした親の場合、子どもの課題と自分の課題を混同することで自分の人生目標が与えられ、それによるプライミングで今の優先順位が決まっている。だから、子どもと自分の課題が別だと認めた瞬間、「あれ、私は今日からどうやって生きていけばいいんだろう」となる。だから認めたくないんです。

神保 自分の人生を生きていなかったわけですね。

宮台 そのとおりです。

神保 とはいえ岸見先生、「自分からはあまり勉強しないタイプだったけれど、親からうるさく言われたので仕方なく勉強した。そのお蔭で今はそこそこの状況にある」と思っている人はけっこういると思うんです。僕なんかも親に言われなきゃ全く勉強しなかった気がする。それはどう考えたらいいですか。

岸見 それは「お蔭で」と言えるような意味で成功したり何かを達成ができたからそのように言うわけであって、逆のケースのほうが圧倒的に多いかもしれません。結局、自分の人生なのに自分で責任を取らず親任せにしている。たまたま結果が世間的にいう成功だっただけですよね。

神保 「お蔭で」っていうのは、逆のケースだと「せいで」になるわけですね。

岸見 そうです。

宮台 神保さんだって、言われなくても高校2年生から突如勉強し始めることもあり得たでしょう。

神保 ああ、当然そうでしょうね。

宮台 親に言われて勉強した結果、そうなったと思っているけど、実際には他のルートを通ってもそうなったかもしれない。あるいは、もっとよくなったかもしれないわけです。

神保 たしかに、親に言われたからこの程度しか勉強しなかったのかもしれないしね。

宮台 「〜のお蔭で」は、問題を過去に帰属させたり他者に帰属させたりする外部帰属化です。子どもにとっては責任逃れで、親にとっては自分の手柄にする夜郎自大化です。

神保 しかし、「これは共同の課題にすべきこと、これは私の課題、これはあなたの課題」といった判断は難しいですね。

岸見 カウンセリングに来られる方を見ると、一方で本来はすべて自分の力でやるべきことまで他者に依存してしまうタイプの人がいます。他方で本当は援助が必要なのに援助を求めない人も多い。

神保 つまり助けを求めない?

岸見 人間は一人では生きていけないことを大前提にすれば、できることとできないことの見極めをきっちりとつけるのが大事です。できないことまでできるという人も困りものです。だからこそ課題を分けていく作業は絶対に必要なのです。

神保 まずは、自分にできないこととできることを見極めて、できないことだった場合は、共同の課題にして欲しいと意思表示するんですか?

岸見 そうです。だから、そういう意思表示を子どもからしてきたときは、共同の課題にしていいと思います。それは比較的安全なのですが、親が子どもの課題を共同の課題にしようとするケースは非常に危険です。親は子どもに対して「何かできることはないですか」と常に言っておけば十分です。そして、子どもが何も言ってこなければ何もしないほうがいいのです。

横の関係/縦の関係と
共同体感覚

神保 アドラー心理学では、縦の関係と横の関係ということもすごく言われます。たとえば、親が「子どもによかれと思って」というようなのは縦の関係で、それでは問題は解決しないと。とはいえ、親からすれば子どもとの関係は縦が当たり前だと思っているところがあるでしょうし、人生経験も親のほうが豊富なわけです。それでも、「いや、そうではなく、横の関係つまり対等であるべきだ」という。その点を説明していただけますか。

岸見 親と子どもが同じだと言っているわけではありません。知識も経験もたまたま先に生まれたので、子どもよりは親のほうが多少はあるでしょう。そういう意味では同じではない。また、取れる責任の量が違います。たとえば、ある家庭に門限があるとします。小学校1年生の子の門限が夜10時ということはあり得ない。責任が取れませんから。けれど、もしその家庭に門限というものがあるのならば、子どもだけでなく父親にも門限がないと対等とは言えないということです。

神保 父親は遅い時間でもいいけど、門限はやっぱりなきゃいけないと。

岸見 そうです。親と子は違うけれど、人間としては対等だと言いたいのです。

宮台 アドラー心理学のキーワードは、岸見さんの『嫌われる勇気』のタイトルにある「勇気」に加えて、「責任」です。前回の話にも出たように、過去ならぬ未来の引力に自分が引っ張られる場合に「勇気」が出るわけです。これに対し、課題の分離は「責任」の問題に深く関わります。
 やはり恋愛がわかりやすい。プラグマティストが重要視するような、利害損得の〈自発性〉を超えた、内から湧く力である〈内発性〉──利他性や貢献性── の本質は、アダム・スミスが言うシンパシー(同感)に当たります。「相手が喜ぶことが自分の喜びになり、相手が悲しむことが自分の悲しみになる」という感情の働きです。
 この同感可能性にとって、親子や先輩後輩や上司部下のような縦の関係は、雑音になります。なぜなら、「何かしなければ」という義務倫理的なものが入り込むからです。ちなみに哲学では、義務倫理と徳倫理を分けます。義務倫理学は、カントの無条件命令が典型ですが、「〜しなければならない」という義務的命令を重視します。
 これに対し、内から湧く力である「内発性=ヴィルトゥス(徳)」を重視する徳倫理学は「〜しなければならない」でなく「〜したくてたまらない」という感情を重視します。上下関係や、横関係でもルールで縛られた関係だと、感情の次元が義務に乗っ取られます。むろん僕らは義務を引き受けて社会生活を送りますが、問題はその引き受け方です。
 〈内発性〉に発する喜びゆえに引き受けるか。義務の観念に縛られて引き受けるか。フロイトなら「超自我」という形でやはり義務の次元を重視します。超自我は心の中で抑圧を担います。フロイトには強迫的な「義務」からの解放という主題が出てきますが、引き受ける「責任」の話がない。「責任」を引き受けるには〈内発性〉が必要です。

神保 『嫌われる勇気』では縦と横の関係に関連して、「共同体感覚」という話が出てきます。縦の関係では共同体感覚が実現できないと。そこのところ説明していただけますか。一般的に言われているコミュニティ的な意味での共同体と同じなのかも含めて。

岸見 共同体感覚(Gemeinschaftsgefühl)という概念は、この言葉だけではそれが何を意味するかわかりません。アドラーは、これを「ミットメンシュリッヒカイト」(Mitmenschlichkeit)とも言い換えています。「人と人」(Menschen)が「共にある」とか「結びついている」(mit)という意味です。そういう関係を考えたとき、それは縦ではあり得ない。横でしかミットはできないと私は理解しています。

宮台 「課題の分離」と関係づけます。社会システム理論では、融合(フュージョン)と、分離されたものの統合を、区別します。レヴィ・ブリュールによれば、未開社会にも共同体がありますが、そこではフュージョンがポイントになります。「自分と他者」の融合や、「人と物」の融合です。
 近代社会では「自己と他者」も「人と物」もいったん分離されたので、上からあるいは外からの統合要求は、抑圧を生みます。そうではなく、「課題の分離」を達成した人たちが、〈内発性〉ゆえに相手と同じことを喜ぶのが、良い。相手の喜びが自分の喜びになる相互的な関係を軸としたとき、初めて「課題の分離」と矛盾しない共同体が見えてきます。
 神保さんが言った「共同体」は、「課題の分離」と矛盾する抑圧的なものです。日本にはそれが目立つのです。たとえば学校では「君はなぜ自分の目標ばかり言うんだ」「皆で同じ目標を達成しようと頑張ってきたじゃないか」と体育会的です。それも共同体と呼ばれますが、「課題の分離」が貫徹したアドラーの言う共同体の、反対物です。

ほめることは
相手を見下した行為

神保 僕は意外だったんですが、アドラー心理学では「ほめるのはダメ」なんですね。ほめるのは縦の関係だと。

岸見 はい。そのことを知らないと、「叱らずにほめて育てよ」と皆が言うので、多くの親は子どもをほめて育てます。ところが、それではうまくいきません。子どもをほめるとはどういうことかをまず考える必要があります。たとえばカウンセリングに母親が3歳の子どもを同行してきたとしましょう。カウンセリングはだいたい1時間ぐらいなのですが、その間子どもは母親の隣で待たないといけない。子どもは自分が置かれている状況の意味を確実に把握できると僕は信頼していますから、1時間おとなしくしていたからといって驚きはしません。ですが親はひどく驚いて、カウンセリングが終わったときに「えらかったね」「よく待てたね」とほめる。では同じような状況で、夫のカウンセリングをしているときに妻が待っていたとしましょう。1 時間経って終わったとき夫は妻になんと言うでしょうか。

神保 「お待たせ」かな。

岸見 どうして「えらかったね」と言わないんですか。

神保 ああ、そうですね。子どもだったら言うのに。

岸見 そこがポイントなのです。「子どもは待てない」と思っているわけです。それなのに思いがけず待てたから「えらいね」とか「よく待てたね」という言葉を発する。でも大人同士でそんなことを言ったら失礼じゃないですか。だから「ほめる」というのは、能力のある人が能力のない人に下す評価の言葉なのです。

神保 「ほめる」というのは、上から下だと。

岸見 縦関係が前提ですね。横の関係だと絶対にほめはしない。

神保 しかし「勉強しなさい」と言ってはならず、自分で勉強しているのを見て「えらいね」と言ってもいけない。どうしたらいいんでしょうか。

岸見 たとえば今の場面だと、大人同士ならなんて言うでしょうか。もちろん「お待たせ」でもいいですが。子どもも言われて嫌ではない言葉がけはなんでしょう。

宮台 僕だと「ありがとう」かな。

岸見 そうですね。「ありがとう」がすぐに出てくる人は少ないです。「ありがとう」というのはほめているのではなく、子どもの貢献に注目した言葉です。1時間おとなしくして親に貢献したということを子どもに伝えているわけです。貢献を伝えられた子どもは、自分に価値があると思えます。「ああ、自分は人の役に立ててよかったな」と自分の価値を認められるようになる。ところが、ほめられた子どもは自分に価値があるとは思わない。どこか馬鹿にされたような気がする。なぜかは子どもにはわからないでしょうが。

神保 では、ほめれば喜ぶだろうと思うのは間違いですか。

岸見 間違いです。小さな子どもさんを観察すればすぐわかることですが、ほめられた子どもはすごく嫌な顔をしています。それを知らないから親は観察しませんが。われわれ大人がもし「えらいね」と言われて嫌であれば、子どもも嫌なのです。それなのに大人と子どもは違うというのは、差別の論理だと私は思います。

神保 逆に、ほめられると喜ぶような子どもだと要注意ですか。

岸見 要注意です。

宮台 普通に敏感なら、「よくできたね」って言われたら、「できないと思っていたんだな」と感じます。大人に言わないのは、それが伝わっちゃうことを知ってるからです。ならば、なぜ子どもには伝わらないと思っているのか。子どもはほめるものという思考停止があるからでしょう。こういう思考停止は性愛コミュニケーションにもよくあります。

神保 ほめられると喜ぶ子どもは、できないと思われていることをなんとも思わず、縦関係に満足しているのだと。

岸見 そうですね。だからそういう子どもは、上司にお世辞を言って気に入られたがるような大人になるかもしれない。

神保 うーん、なるほど。

岸見 そうした子どもは、「ほめて、ほめて」と言います。親が意識的に「ありがとう」や「助かった」というような子どもの貢献に注目する言い方をし始めても「どうしてほめてくれないの」と。そういう子どもには「私はあなたをほめない。なぜなら、ほめることはあなたを家来や子分にすることだから。私はあなたを家来にも子分にもしたくない」とはっきり言うべきだと思います。

「見る神」が
いない社会の課題

神保 岸見先生は、縦の人間関係が精神的な健康を損なう最大要因であるとも書かれています。

岸見 そう思いませんか。縦の関係では、絶えず上の人の顔色を窺わないといけない。自分の言うことが気に入られるかどうかを気にするのはかなりしんどいですよね。

宮台 人間は、人が見ているとちゃんとするけど、見ていないとズルをする動物です。実験でも確かめられてきました。だから、この性向を利用した制度があります。国家機密をアメリカなら25年、ヨーロッパの多くの国なら30年で情報公開するルールがありますが、いずれ情報公開されると知っていれば、私利私欲の暴走が抑制されるからです。
 社会システム理論の視座から言えば、「見る人」がいないとちゃんとできない成員が大半である社会は、一定以上は複雑になれません。絶えず対面制御が要求されるので、コミュニケーションの文脈が制約され、取引コストが上がるからです。コミュニケーションを文脈自由にするために必要な信頼を調達できないということです。
 部族段階(原初的社会)から文明段階(高文化社会)へと複雑化した社会は、大半が「見る神」の表象を持ちます。代表的なのは、ユダヤ教の神やキリスト教の神やユダヤ教の神です。これら3つは同一神ですが、この唯一絶対神に限られません。日本で「お天道様が見ている」とか「ご先祖様が見ている」という場合も、「見る神」を持ち出している。
 前ローマ教皇ベネディクト16世が、キリスト教の唯一絶対神──「主」ないし「神の中の神」──の本質は「見る神」で、罰や報償を与える神ではないと述べています。罰や報償に関係なく、「見る人」を前にすれば、人はシャンとするのです。あるいは「見る人」がいなくても「見る神」がいればシャンとします。
 神を持たない社会、あるいは神が死んだ社会ではどうなるか。それを課題としたのが、プラグマティズムの社会心理学者ジョージ・ハーバート・ミードです。ミードについてよく知られているのが、「I」と「Me」の対立概念です。その含意を日本では社会学者でさえ理解していないので、ここで紹介します。
 ミードは、「Me」とは「自分が見た自分」で、「I」とは「自分が見た自分に対する反応」だと言います。たとえば、「自分が見た自分」が浅ましく見えたことへの反応として「浅ましいことはやめよう」という意欲が湧いたりするのが、そうです。こうして、「見る神」が存在しなくても、「見る自分」の存在によって、自分がシャンとすると考えたのです。
 では、「Me」の浅ましさに対して適切に反応する〈内発性〉としての「I」は、どう形成されるか。ミードは、ロールテイキング(役割取得)をもたらすロールプレイ(ごっこ遊び)が重要だとします。たとえば、僕らが子ども時代のアニメでは「卑怯者!」がキーワードでしたし、子ども同士のごっこ遊びに「卑怯だぞ!」という物言いが頻繁にありました。
 そうした罵声自体がネガティブなサンクションになって、子どもらは、「一般に人はこういう振る舞いを卑怯だと思うこと」や「そう言われると誰だって嫌だと思うこと」を学びます。これをミードは「一般的他者の役割を取得すること」と表現します。そうやって子どもらは立派な大人になっていく。ところが今は「卑怯」という言葉は死語です。

神保 ほんと、聞かないね。

宮台 そう。「立派」と「卑怯」という対立概念が消えて、「うまくやるヤツ」と「やれないヤツ」の対立だけになりました。そこに、ロールプレイが貧弱だという「ロールテイキングの貧しさ」ゆえの、コミュニケーションの貧しさが見出せます。それが貧しいのは、「Me」に対する適切な反応としての、共同体感覚に満ちた「I」が不在だからです。
 ミードは、ごっこ遊びのロールプレイを通じて「一般的他者の役割」つまり共同体感覚に満ちた「I」を習得する過程で近接する他者たちとの関係性が不可欠だと考えましたが、最終的には近接する他者たちが必要なくなる、つまり周りに人がいてもいなくても大概の人がそう見るように自分を見て反応できるようになる、としています。

岸見 縦の関係が前提の「ほめる、ほめられる」について補足しますと、ほめられて育った子どもは、ほめる人がいないと適切な行動をしなくなります。ゴミが落ちていれば普通拾いますよね。でも、そうした子どもはまず周りを見ます。そして目撃している人がいれば拾ってゴミ箱に捨てる。それは精神的にあまり健全だとは思えないですよね。誰も見ていなくてもちゃんとゴミを拾う子どもになって欲しい。だからほめることは望ましくないとアドラー心理学では考えます。

宮台 ある程度複雑化した社会には、他人に見られない振る舞いがいっぱいあります。もし人が見ていなければ何でもアリになるようであれば、複雑な社会は到底存続できません。「見る人」がいなくても、「見る神」ないし「見る自分」の存在ゆえにきちんと振る舞えることが重要になります。
 その場合も、「見る神」や「見る自分」が、「損得勘定」を超えた「内から湧き上がる力」をもたらすのが良い。つまり〈自発性〉ならぬ〈内発性〉をもたらすのが良い。初期ギリシアが「見る神」を否定して「見る自分」を鍛えようとしたのは、「見る神」が「罰する/褒美をくれる神」になると、損得勘定が優位になりがちだからです。
 ベネディクト16世ことヨーゼフ・ラッツィンガーが、主なる神は「見る神」であっても「罰する/褒美をくれる神」ではないと強調するのも、ルカによる福音書10章25節以降の「善きサマリア人の喩」などを通じて、こうしたギリシア的思考を意識するからです。ちなみに全てコイネーギリシア語で書かれた福音書にはギリシア的思考の影響があります。
 いずれにせよ、人が見ているからちゃんとするのと、人が見ていないときに内から湧き上がる力でちゃんとするのとでは、動機づけの文脈依存性が違います。後者は社会的文脈をオープンにし、社会の進化を支えます。ミードによれば〈内発性〉の不在は、子どもの成長過程における故障です。岸見先生が「健全ではない」とおっしゃることに重なります。

(続く)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年07月28日 06:20

また旅立つ君へVol.52/最も苦手で近寄り難いもの、、、海外で出会う日本人。。。

■お互いに依存し干渉し合う閉鎖的・均一的な共同体は

そこに入ってくるものと

そこから出ていこうとするものを

本能的に嫌う


■日本人は群れると人格が変わる

日本での序列や社会性をそのまま海外に持っていってしまうので

想像力をなくし

摩擦が起きやすくなる


[いずれも「普通の女の子」として存在したくないあなたへ/村上龍より]

Posted by nob : 2014年07月27日 19:10

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.42/原発の安全性など誰も信じてなどいない、、、にもかかわらず。。。

■小泉・細川+鳩山・菅 元首相の4氏 脱原発会合そろい踏み

 小泉純一郎、細川護熙両元首相らが脱原発を目指して設立した一般社団法人「自然エネルギー推進会議」の会合が十八日、東京都内で開かれ、小泉、細川両氏に加え鳩山由紀夫、菅直人両元首相も出席した。菅氏は脱原発が持論で、鳩山氏も首相官邸前の脱原発デモに参加したことがある。四人の首相経験者が、脱原発でそろい踏みした形だ。

 推進会議事務局によると、鳩山、菅両氏は「サポーター」としての一般参加。会合後、菅氏は小泉、細川両氏との連携について「それぞれの立場で協力できるところは協力する。原発ゼロに進むということでは共通した考え方を強く持っていると思う」と記者団に語った。

 九州電力川内(せんだい)原発が新規制基準を満たすとした原子力規制委員会の合格判断について、細川氏は「引き返すのはいつでもできる。後々、幾世代にもわたって悔いの残らないような判断をしてもらいたい」と指摘。小泉氏も「あれはおかしい」と批判した。

 会合では、脱原発や脱化石燃料に向けたビジネスモデルを提案した「新しい火の創造」の著者で、米ロッキーマウンテン研究所のエイモリー・ロビンス博士が講演した。

[東京新聞]

Posted by nob : 2014年07月19日 21:53

今後の世界からの英知の結集に期待。。。Vol.2

■整水器で放射性物質99%除去=汚染水処理にも期待―九大

 家庭用アルカリイオン整水器で、水道中に含まれる放射性ヨウ素とセシウムを99%除去できたと、九州大大学院の白畑実隆教授らの研究グループが18日、発表した。

 論文は16日、米科学誌「プロスワン」のオンライン版に掲載された。

 白畑教授は「ストロンチウムなど他の放射性物質でも効果が期待でき、福島第1原発事故で発生している汚染水の浄化処理への活用も期待できる」と説明している。

 研究グループは、イオン化して水に溶けやすくしたヨウ素125とセシウム137が、それぞれ1キログラム当たり30〜1万5000ベクレル含まれた水道水をアルカリイオン整水器に流し、ろ過後に測定した。その結果、セシウムで最大99.2%、ヨウ素で最大99.5%除去できたという。 

[時事通信]

Posted by nob : 2014年07月19日 21:51

まずは毎朝のウォーキングと舞夜就寝前のストレッチから、、、身体と生活にリズムが生まれてきます。。。

■「眠れない、食べられないのに夏太り」に注意
ぐっすり眠れないと、「脂肪分解力」が7割も減少!

安達 純子 :医療ジャーナリスト

 「ちょっと体調が悪くて……」「なんか最近体が……」こんな悩みを抱えているビジネスマンは多いはずだ。だが忙しい企業戦士のみなさんのこと、気軽に休暇を取得して病院で1日じっくり検査、というわけにはいかないだろう。大抵、「寝れば治る」で、放っておいてしまう人が多い。

 だが、ちょっと待ってほしい。その病気になる直前の“病気もどき”こそ体のSOS信号なのだ。この連載では看過することのできない”病気もどき”について、医療ジャーナリストの安達純子氏が解説する。

ぐっすり眠れないと、脂肪分解力が7割減に!

熱帯夜では、布団に入っても、「暑くて眠れない」といったことになりがち。エアコンを低めに設定し、ウトウトとしたものの、寒過ぎて夜中に目が覚める。再びエアコン調節をして寝ても、しばらくすると暑くて再び起きてしまう。当然のことながら寝不足。こんな状態を繰り返していると、翌日の仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼすだけでなく、ふと気がつくと、お腹周りに脂肪がプヨプヨ。夏太りにまで結びつくという。寝不足で体力低下のはずが、脂肪だけはしっかりと体内に蓄積されていく。その原因とはなにか。

「ダイエット外来の寝るだけダイエット」(経済界刊)の著者で、日本肥満学会会員、佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所所長が説明する。

「寝ている間に分泌されている成長ホルモンは、一晩で約300キロカロリーの脂肪を分解します。ところが、ぐっすり眠れないと、成長ホルモンの分泌は「通常の3割」に減り、90キロカロリー程度まで脂肪を分解する能力が落ちてしまうのです。一方、真夏の外気によるストレスや寝不足は、自律神経の働きを乱します。本来、肥満細胞から分泌される『レプチン』は、交感神経の興奮と連動して、食欲の抑制や脂肪燃焼に関係していますが、自律神経が乱れると分泌量が減ってしまうのです。

逆に、胃から分泌されて食欲に関与する『グレリン』という物質は増加します。眠れなくて成長ホルモンが減り、脂肪燃焼がしくにくだけでなく、自律神経の乱れで、脂肪燃焼は制御されて食欲は増すといったことが、真夏には起こりやすいのです」

「そうめん&アイスだけ」は、やってはいけない

自律神経が乱れてグレリンの分泌量が増えると、食欲は増す。しかし、灼熱の太陽が照りつける中、夏バテで食欲は減退しがちという人もいるだろう。そんなときに食事で選びやすいのが、そうめんやアイスなど、のど越しの良い食材。ガッツリとした丼物よりも、カロリーは低いように見えるのだが、夏太りに拍車をかけることがあるそうだ。

「夏場は、汗と一緒にビタミンB群が失われやすいのです。ビタミンB群は、脂肪燃焼に欠かせないのですが、汗で失われると同時に、そうめんやアイスといったのど越しのよい食材からは、体内に補給することができません。ビタミンB群不足で脂肪が燃焼されにくくなることが、夏太りを後押しするのです」(佐藤所長)。

そうめんやアイスばかり食べていると、糖質ばかりを体内に入れることになる。糖質は、本来、エネルギー源となるが、夏場は基礎代謝も落ちやすい。基礎代謝というのは、安静の状態でも消費されるカロリーのこと。

「真夏は、外気の影響を受けて基礎代謝が落ちます。冬場はエネルギーで体温を高める必要がありますが、夏場は体温調節のための代謝は、外気温が高いゆえに冬場と比べて必要ありません。基礎代謝が落ちるため、冬場と同じ食事量でも、夏場は太りやすいのです」(同)。

 人間の身体は、体温を一定に保つ仕組みになっている。外気が10度以下の冬場は、体温を36度前後に保つため、脂肪を燃焼してエネルギーに変える。ところが、夏場の外気35度以上では、体温を自然に上がるため、脂肪を燃焼する必要がなくなるというわけだ。

基礎代謝が落ちていると、エネルギーとして使われる量が少ないゆえに、そうめんやアイスなどでとった糖質は体内で脂肪となって蓄積されやすい。ビタミンB群不足で燃焼もされず、寝不足では成長ホルモンによる分解も期待できない。食欲を増すグレリン分泌量が増えていると、糖質への食欲も増す一方。結果として、夏太りへの一途をたどることになる。

効果的な「夏太り予防法」と「解消法」とは?

佐藤所長によれば、夏太りの予防と解消法は次のとおり。

① 寝つきをよくするために、寝る2~3時間前にウォーキングやラジオ体操などで身体を軽く動かす。運動習慣のない人が、ジムなどでハードトレーニングを行うと身体に悪影響を及ぼし、逆効果になるため、軽い運動にとどめる。

② ビタミンB群の補給のため、レバニラ炒めや豚肉の生姜焼きなど、ビタミンB群の豊富な食材を積極的に食べる。ただし、副菜は肉類に偏ることなく、肉や魚とバリエーションに富んだメニューが良い。

③冷たい飲食は身体の基礎代謝を落とすため、なるべく温かいものを食べるようにする。食事は、ご飯、みそ汁、おかずが基本。

④ 野菜も温野菜がベター。発酵食品のみそ汁の中に、野菜類をたっぷり入れると、腸内環境を整えて自律神経の乱れも解消しやすい。

⑤食生活の改善が難しいときには、食欲調整ホルモンへの作用が期待されるサプリメントを活用するのも一考だ。

「仕事などでストレスがあると、脳内物質のセロトニンを増やそうとして、脳が甘いものへの食欲を増幅させます。寝る前にアイスなどを食べるとホッとするという人はいるでしょう。しかし、寝る前に身体を冷やすと寝つきが悪く、基礎代謝も落ちるなど、短時間で体重が増やすことに結びつきます」。

「ストレス解消のアイスを食べるなら、昼間にしましょう。そして、バランスの良い1日3回の食事と十分な睡眠時間を確保することで、夏太りから身を守っていただきたいと思います」と佐藤所長は話す。

[東洋経済ONLINE]

Posted by nob : 2014年07月19日 21:40

言い得て妙。。。Vol.20/女性はみなそれぞれに可愛らしい。。。

■女性に言われるとかなり面倒な言葉 / その対処方法

男であれば、誰しも女性の発する意外な言葉に、驚かされた経験をお持ちではないだろうか。思わぬ場所、予想外のタイミングで、まったく想像もしなかったようなことを突然言い出すのである。それらは常に、男を「面倒くさい」と思わせてくれるものなのだ。交際している彼女の発言であれば、なおさらである。

そこで女性の口から飛び出す面倒な一言と、その対処方法についてお伝えしよう。これから紹介するノウハウは、必ずや男性諸氏を窮地から救ってくれるはずだ。

・女性に言われると面倒な言葉

1. 別に(明らかに不機嫌なのに何でもない素振り)

この一言には注意が必要だ。彼女がこれを発したときは、当然ながら機嫌が悪い。彼女にとってとても重大な問題があるにも関わらず、男が察することができないことに、頭に来ている状態である。「あなたは私に起きている問題について、何も察することができないのね」と。

問題を説明するのが面倒臭い、もしくは嫌気がさして「別に(何もない)」と言いたいわけである。このときに真剣に取り合ってはいけない。本人が何もないと言っている以上は、「あ、そう」と普通にしておけばOK。間違っても「何か怒ってる?」と言ってはいけない。女性は益々付け上がるだけだ。何も解決する必要はない、触らぬ神にたたりなし。

2.わたし太った?

女性たちは男が思う以上に、自分の見た目を気にしている。普段から甘いものを多量に摂取していても、そんなことは関係ない。見た目が第一、体重はその次。本人がどうかではなく、周りがどう見るかを一番に気にしている。

この質問が飛び出したときは、「私、絶対太ってないよね? 太ってないでしょ?」と聞いているのである。こういう場合は、無視をするのが一番マズイので、一瞬聞かなかったふりをして「え?」と聞き直そう。そして、「太った?」と質問返し。『まさか、自分が太ったなんて思ってるの?』と質問そのものを疑っているように装う。

そして、「誰かにそう言われたの?」とでも聞いておくと良い。「そんなことを口走った奴は、俺が痛い目見せてやる」くらいの勢いで、反問すると最高である。

3.わたしサラダにする

野菜を食べるのも、健康に配慮するのも結構なことだ。しかし、残念ながら男たちはいつも察してる。外食だけに配慮したところで、どうしようもないということを。そして、せっかくおいしいものを食べようというときに限って、女性たちは「サラダ」と言い出す。

これに関する対策は2つ。まず1つが、サラダを提供しない店に行くこと。イチイチサラダに振り回される筋合いはない。サラダがあれば、サラダを頼むだけの話。したがってサラダのない店に行けば良いだろう。

もう1つの対策は、まともなうまい野菜の食べ方を教えてやるべきなのだ。彼女は野菜を食べたいとは言っていない。サラダを食べたいのだ。つまり、うまい野菜を知らないと言っても良いだろう。野菜がうまく食えるのなら、別にサラダでなくても良いのである。この際、野菜の素晴らしさについて、しっかり知っておいてもらった方が良いのではないだろうか。

4.今すぐ準備するから1分待って

嘘だ。この言葉は間違いなく嘘。ひどい場合には、「ちょっと横になってて、準備できたら声掛けるから」、そう言われて夕方になったことが何度あっただろうか。待たされるときには、先に出かけてしまうがいい。「じゃあ、俺買いたい本があるから、先に本屋に行ってるわ」、急に思い出したように用事を作って、さっさと出かけるべきである。

それでも待てというのなら、出かける支度が済んでいても、改めて風呂に入るくらいの気持ちを持った方が良い。しかし、あくまでも「遅い」とは言ってはいけない。彼女はこれ以上ない速さで準備しているのだから。

5.私を困らせたいの(笑)?

疑問符がついているものの、この言葉はすでに彼女の中で断定されたものだ。つまり、「笑って言ってるけど、困るのよ、わかんないの?」。困らせるなということであって、すでに手遅れを意味している。

だが、このサインが現れたときに慌ててはいけない。なぜなら、女性はこういうことをきっかけに男を試すことが良くある。単なる意地悪という場合さえあるのだ。とはいえ、反論は禁物。嫌味にならない範囲で折れてやるべきである。彼女は不快にさせたいと思って、このサインを発しているわけではないのだ。ただし、あまり根拠はないので、「はいはい、ごめんごめん」程度で交わすようにしよう。

6.ごめん、今、会いたいって気分じゃない。最近、忙しくて。

このような言葉に、悶絶する思いをした男たちも多いはず。いかにも自分の存在が、負担になっていると感じさせる台詞だ。これまた悪意から生まれた言葉ではない。精一杯の誠意をもって、相手を突き放しているだけだ。

悔しいことではあるが、この場は黙って引き下がるしかない。しかし、次に彼女から誘いがあったときには、よく覚えておこう、自分も自分の都合を優先に考えるべきだということを。

「連絡キター!」と有頂天になって、うまうまと彼女の都合に合わせていると、また突き放されることになりかねない。仕返しという意味ではないのだが、「ちょっと忙しい」と言って冷たくするのも大切なことである。

7.元カノと仲良くしてもいいわよ

このようなことをわざわざ口に出して言う女性は、元カノに限らず、すべての女性に対して嫉妬心を抱いている。浮気と言わないレベルでも、ヤキモチを焼いてしまうような女性だ。

ちょっとした飲み会や遊びの誘いでもあって、その場にほかの女性がいるとわかったら、何を言い出すかわからない。もしも何か問題が起きたら、こう考えておくと良い。自分に魅力がなかったのなら、彼女が嫉妬することもないのだ。また、ほかの女性の誘いもないような男と、彼女は付き合っていて幸せなのだろうか? と。

わざわざ遊びに行くと公言する必要もないのだが、嘘をつかない程度に、彼女にほかの女性と会うことを認めさせた方が良いだろう。もちろん、浮気をしないという前提で。浮気について自信のない人は、絶対に説明するべきではない。あくまでも彼女が許容できる範囲で、認めてもらおう。

8.あれカワイイ! これもカワイイ! (何でもカワイイ)

ああ……、また。まただよ。何見てもカワイイんでしょ? 女性がとかく口にする言葉のひとつ、「カワイイ」。「飽きた」もしくは「知ってる」と返事したくなるほど、この言葉を繰り返す。

しかし、男性もこれに近い言葉をしょっちゅう使っている。それは「スゲエ!」だ。何かとても大きな物、非常に細かい物、迫力のありそうな物を見ては「スゲエ!」と言っていないだろうか。または日常生活に役立ちそうにない、宇宙の歴史や恐竜の骨格、すべに亡くなってしまったミュージシャンの生い立ちなど、これらに対する「スゲエ!」は女性の「カワイイ!」と同種のものだ。

いずれも役立つかどうかに関わらず、自然に感情に訴えかけてくるものなのである。ではなぜ、このように反応してしまうのか。それには少々理由がある。男性は自分がすごいと思うものに対して、憧れを抱いている。何か高みに触れたような気がして、興奮してしまうのだ。羨望と言っても良いだろう。

反面女性は、可愛らしいものに対して同化する気持ちを抱く。その可愛らしさや美しさを、自分のなかに取り込もうという意欲の表れだ。この2つは、性別に由来する反応の違いに過ぎない。

したがって女性が「カワイイ!」と言ったら、「スゲエな!」と返すと良いのではないだろうか。意外にもわかり合える可能性がある。

以上、8つの面倒な一言と、その対策についてお伝えした。男性諸氏には、是非ともこれらを役立てて頂きたい。最後にもうひとつアドバイスをするならば、「相手の期待以上に役立とうとしてはいけない」ということだ。女性の期待に100パーセント応えることは、ほぼ不可能だ。50パーセントも応えられたら、自分に100点をあげるべきである。

[Rocket News 24]

Posted by nob : 2014年07月17日 15:42

己を知ることこそ勝利への第一歩Vol.3/そもそも日本代表にエースなど不要!!!真のチーム内競争があってこそ、日本代表は強くなる。。。

■日本代表での存在感。本田圭佑と中田英寿はここが似ている

編集部●文 益田佑一

 W杯イヤーの2014年、その言動に最も注目が集まる男。それが本田圭佑だ。

 ブラジルW杯出場を決めた翌日、日本代表の記者会見での本田圭佑の発言が話題を呼んだ。今後の課題を聞かれて「シンプルに言えば個だと思います」と切り出した本田は、川島、今野、長友、香川らチームメイトの名前を次々とあげ、”課題”を具体的に述べ立てた。淡々とした口調ではあったが、”お祝いムード”に包まれていた会見場の空気は一気に張り詰めた。

 その後の日本代表はコンフェデレーションズ杯で3戦全敗。親善試合でもウルグアイやセルビアといった強豪に敗戦を続け、本田の危機感が正当だったことが証明された。11月の欧州遠征ではオランダに引き分け、ベルギーに勝利と、ようやく結果を出した日本だが、本田は手綱を緩めない。「良い部分も出たが課題も出た。何が良くて何が悪かったかは冷静に分析したい」「(W杯まで)所属クラブに戻って個人のレベルを上げていくことが必要だと思います」……。それは一選手というより監督のコメントのようでもあった。

 それらの様子を見て、ある選手を思い出した人も多かったのではないか。かつての日本代表、中田英寿のことである。

「おれには『胸を借りる』なんて考えはぜんぜんないよ。サッカーはルールに従い、11人で戦う。条件は皆同じだ。だからこそ、ピッチでは何が起こるかわからない。初出場の日本だって優勝する可能性はゼロじゃないんだよ」(98年フランスW杯を前に)

「決勝リーグに進んだことは大きなステップだと思うよ。でも、トルコ戦は、不完全燃焼のまま終わってしまった。90分を戦った後、倒れて動けないとか、足がつって歩けないとか、そこまでやっていたかと言えば、答えはノー。最後の一滴までエネルギーを使い果たして戦えたとは、到底思えなかったんだ」(02年日韓W杯の後)

「このチームには熱意というものがない。いつも親善試合と一緒じゃないか! こんなゲームがもう一度でもあったら、ワールドカップなんて絶対にない」(04年、W杯予選シンガポール戦に苦戦して)

「僕にとって予選通過はあくまで通過点。このチームでは、本大会で戦って勝ち抜ける力はまだないと思います。この1年で個人個人が伸びてみんながレベルアップして、勝ち抜けるチームになることが必要。(そうすれば)3度目のワールドカップで初めて前へ行ける」(05年、ドイツW杯出場を決めて)

 日本が初めてW杯に出場した98年以降、ある時は強気に、またある時は危機感をあらわにしながら、チームに緊張感を与えてきたのが中田英寿だった。

 中田は98年W杯が終わるとセリエAペルージャに移籍。現在に至る日本人選手の海外クラブ移籍の流れを作ったとも言える存在だった。自国開催のため予選のなかった当時の日本代表は強豪国と対戦を重ねたが、チームの中心となっていたのが中田だった。一時期のトルシエジャパンは、実質的に中田ジャパンと言ってもいいようなチームだった。

「中田の選手としてのピークは2001年。ローマで優勝を経験し、まだ数少なかった海外組の中でも別格で、代表の中でもカリスマ性があった。一時の日本代表は何でもかんでも中田にボールを集めるようになっていました」と言うのはサッカーライターの杉山茂樹氏だが、そこには彼のプレイスタイルが関係するという。

「頼りがいがある。ひと言でいえば“倒れない”。肉体的な強さ、幹の太さのようなものがあり、キープ力があってドリブルやキックに重みがある。簡単にいえば強いシュートが打てる。日本には上手い選手は多いが、こういうタイプの選手が非常に少ないんです。相手が強くなればなるほど、そういう選手への依存度は高くなる。そいう意味では、現在の代表で本田が果たしている役割も似ています」

 もちろん相違点もある。例えば海外でプレイする選手がこれだけ増えた現在、当時の中田が持っていた、格上のクラブに所属することからくるカリスマ性のようなものは、もう本田にはないはすだ。だが、「代表チーム内での依存度は当時の中田より現在の本田のほうが高いのではないか」と、杉山氏は語る。

「理由のひとつは中田が右利きなのに対して、本田は左利きだから。本田は残り9人と違う角度でプレイすることができるんです。中田の場合は“非力な中田”に代えることもできたが、本田には代わりがいないということです。

 しかも本田の特徴は、いかにも左利き、という左利きではないこと。ボールを常に身体の中心に置いてプレイしているから、漠然と見ていたら右利きか左利きかよくわかりません。だから最初の一歩でどちらに行くかがわからず、ボールをとられにくいし、右サイドで縦に抜いていくというようなこともできる。これが攻撃の推進力につながるんです。ロッベンやラウルがそうなのですが、こういうタイプの日本人レフティは非常に少ない。二重の意味で、今の日本代表には本田の代わりがいないのです」

 そういえば、帰国したときの成田空港での注目のされ方や、独特のファッションへのこだわり、群れないイメージなど、ふたりにはピッチ外でも似たムードがある。南アフリカW杯の直前、テレビの番組で初めて対談した際には「思った通りの人だった」「似てるな」と、お互いの印象を語っていた。かつてふたりにインタビューをしたことのある杉山氏は、それぞれから受けた印象をこう語った。

「共通点はおしゃれなこと。自分をよく見せようという意識が強いとも言える。『ストレートにモノを言う』と言われますが、基本的にはお喋りが好きなんだと思います。ただ、中田に影があるように見えたのは、そういう自分の立ち位置に多少ストレスを感じていたからではないでしょうか。本田にストレスがあるようには見えません。明るいのは大阪の庶民性みたいなものがあるからかもしれませんね」

 ミラン入りで再びその周辺が騒がしくなりつつある本田圭佑。これからの半年、その言動からやはり目が離せそうもない。


■前園真聖が語る「本田圭佑と中田英寿との違い」

川端康生

「すごく努力してきたと思いますよ。ここまで来るのに」

 それが、前園真聖氏の第一声だった。引退からおよそ10年。自分と入れ替わるように現れた本田圭佑を、ピッチの外からつぶさに見つめてきたからこそ、その成長ぶりには目を見張るものがあるようだ。

 本田はもともとすごくテクニックがあるわけでもないし、スピードもありませんでした。2008年北京五輪のときもチームの”駒”のひとつという感じで、特別な選手ではなかった。しかも結果は3連敗(0-1アメリカ、1-2ナイジェリア、0-1オランダ)。本田だけではありませんが、あの大会では世界を相手にまったく歯が立ちませんでした。

 でも、オランダ(VVVフェンロ)でプレイするうちに、彼は大きく変わりました。一番はやはり、ゴールへの意識が強くなったこと。ゴールを決めるためにドリブルで仕掛けていくようになった。それまでは周りを使うプレイが中心で、自分で突破していく場面はそれほど見られませんでしたから。

 そんなふうに自ら仕掛けていくためには、相手に走り勝たなければいけません。そのために本田は、相当なトレーニングを積んだはずです。そうしてスピードが上がり、当たり負けしない身体の強さを手に入れたことで、彼のプレイの幅がとても広がりました。それでも、2010年の南アフリカW杯を迎える時点では、まだ日本代表の中心というような存在ではありませんでした。あのときの代表は”中村俊輔のチーム”でしたからね。

 ところが、大会直前の戦術変更で本田が抜擢されることになった。そして、初戦のカメルーン戦(1-0)でゴールを決めるわけです。このことをラッキーだと思う人もいるかもしれませんが、僕はそうは思いません。だって普通はできませんよ。それまでやったことのない1トップを突然「やれ」と言われてできるものじゃない。

 でも彼は、見事にやって見せました。きっと、自分が何をしなきゃいけないのか、その役割を明確に理解していて、どういうプレイをすればいいか、具体的にイメージできていたんだと思います。だとしてもなかなかできるものじゃないですが、彼はそのイメージを実際にプレイで実践した。

 もしカメルーン戦のあの(先制)ゴールがなかったら、あの試合を勝つことはできなかっただろうし、あの大会でベスト16に進むこともなかったと思います。そして、本田の未来も違っていたかもしれない。キープ力をはじめとしたプレイ面と、戦術理解も含めたメンタル面の両方で準備ができていたからこそ、彼はチャンスをモノにすることができたわけです。

 特に感じるのは、精神的な部分ですね。突然の抜擢ではあったけど、プレイについてだけでなく、自分がチームの中心になっていくようなイメージを彼はもともと持ってゲームに臨んでいたと思います。だからチャンスがめぐってくるし、そのチャンスをモノにすることもできる。

 そして、結果を出すことで、自然とボールが集まってくるから、さらにいいプレイをすることができるようになる。大会が進んでいくにつれて、存在感がどんどん大きくなっていき、デンマーク戦(3-1)あたりでは彼自身も自信に満ちあふれていました。そうなると(1点目の)FKも入るし、(3点目の)岡崎慎司のゴールをアシストしたような余裕のあるプレイも出てきます。

 その後の彼の存在感についてはご存じのとおりです。今回のW杯に際しても「優勝」という言葉を彼は口にした。そんなことを言った選手は過去にいませんよ。

 もちろん、それを聞いたとき、初めは「さすがに無理だろう」と思いました。でも彼がそう言って、周りの選手もそれに呼応した。ついには、チーム全体がそんな意識を持ってやっているのを見ているうちに、「もしかしたら本当にやってくれるんじゃないか」と、僕らの意識まで引き上げられた。

 結果的には実現しませんでしたが、でも彼の言葉の持つ力はすごかった。プレイだけでなく、本田が発する言葉やメッセージが、チームに強い影響力を与えてきたし、また彼自身、それを意識して言葉を発していると思います。

「中田英寿」の名前を前園氏が口にしたのは、そんなふうに本田の影響力について語っているときだった。「チームの中での存在感と、発言が注目されるという意味ではヒデと似ているかもしれませんね」と。

 しかし、「立ち位置は似ていますが、でも……」と話は続く。

 ある時期まで本田はヒデを意識していたと思います。チームの中でのポジションの作り方とか、自分をプロデュースしていくやり方とか、ヒデに憧れていた面はあったと思う。

 でも、ロシア(CSKAモスクワ)でプレイするようになった頃から少し変わってきた。より明確なメッセージを発するようになったりして、ヒデとは別の“本田圭佑”を作り上げようとしているように、僕には見えました。

 そして、そんな本田を包む周囲もヒデの頃とは随分違っていました。ヒデは、チームの中でひとり突出していた。彼と同じ目線を持てる選手がいなかったということです。海外でプレイしている選手がいなかった僕らの時代はもちろん、ドイツW杯の頃でさえ、すでに海外組はいましたが、やっぱりヒデだけが特別だった。だから、ヒデの言葉に共感できる選手はほとんどいなかったはずです。ツネ(宮本恒靖)がそのギャップを埋めようとしていたけど、結局うまくいかず、チームもいい成績を残すことができなかった。

 でも、今の代表はそうじゃない。本田と周囲の選手の間にギャップはない。だから、彼の言葉も受け入れられる。それどころか、ライバル意識を持っている選手さえいます。

 そんなふうに考えると、時代の流れを感じますね。


[いずれもスポルティーバ]

Posted by nob : 2014年07月15日 17:10

己を知ることこそ勝利への第一歩Vol.2/ザックの采配力不足、チームづくりはもちろん選手交代のタイミングの遅さは致命的だった。。。

■本田圭佑の代役を探さなかった日本の不幸

小宮良之

 ブラジルW杯を前にした本田圭佑は、日本フットボール界において絶対的な存在だった。ファンも、メディアも、そして選手たちもその実力と実績に一目を置いていた。本田の言葉は彼自身を彩り、飾り付け、実際よりも大きく見せることもあったが、そのキャラクターも含めて魅力的だった。

  2010年W杯で代表の中心選手としての座を勝ち取った本田は、その後に発足したザッケローニ体制においても常に先頭を走ってきた。2011年のアジアカップ、2012年のW杯アジア3次予選、2013年の最終予選、その主役を務めてきたのは常に本田だった。日本代表において本田の存在がいかに大きかったかについては、SportivaブラジルW杯特集号『保存版「本田の時代」』にも書いている。

 ところが2014年のW杯において、本田は本田ではなかった。誰が見ても、精彩を欠いていた。その瞬間、日本は本田もろともに失意の底へと落ちたのだった――。

 スペインのFCバルセロナが最強を誇るのは、常に新陳代謝を求めて競争関係を作っているからである。過去10年だけでも、ロナウジーニョの時代があり、メッシの時代があり、昨シーズンはネイマールを獲得している。

 エースは君臨し続けてはならない”というルールはない。しかし競争は欠かせないもので、その環境は指揮官が作る必要がある。ひとりの選手に依存するのは健全な状態ではない。それは集団としての衰弱を意味している。

 その点、日本代表が本田の代役を見つけられなかったことは不幸だった。ブラジルW杯の敗退がドイツW杯のそれと既視感があったのは、中田英寿に頼り切りになってしまい、しかし全盛期の力は中田になかった、という悲劇と似ているからだろう。本田の場合は体力の限界ではなく、コンディションの問題が色濃く影響していたものの、イメージよりも不調という点では変わらなかった。

 では、ザッケローニ監督がなぜ本田の代役を探そうともしなかったか。

 本田の実力が突出していたにせよ、誰も変わる存在は選出されなかったし、不在時の異なるシステムが試されることもなかった。香川真司をトップ下で代用するやり方すら積極的に使われていない。これはひとつのミステリーである。

 例えば東アジア選手権の日本代表に選出された山田大記(ジュビロ磐田)は、前線でボールを収め、打開し、シュートを打てる。特質的には、本田と同じ機能を果たすことができるはずだった。山田はサイドで起用されることが多いが、プレイの流れを読む目を持ち、連係の中でいい判断をし、好機を作れるだけに、トップ下の特性を濃厚に持つ(そもそも本田も監督によっては、FW、サイド、ボランチで使われ、生粋のトップ下ではない)。

 2013年限定ならば、Jリーグで最も10番の似合う中村俊輔を対抗選手として選出するべきだった。所属する横浜F・マリノスで優勝争いをリードしていた彼のプレイは、冴え渡っていた。相手の弱い部分を読み取り、自分たちの強さを存分に引き出し、洗練された技術を出す。FKは神がかり的だった。

「チームスタイルに合うかどうか分からないし、本田の立場は?」

 そんな議論よりも先に、優秀な選手は選出されるべきだ。もし聡明なプレイを見せていた中村が入っていたら、本田や他の選手が「自分たちのサッカー……」などと酔いしれることはなかっただろう。

 本田がブラジルW杯の戦犯と言うことではない。むしろ、指揮官がチームを作る点において、選手を正しく導く必要があった。クラブチームのようにメンバーを固定して安定感を出すザッケローニのやり方は、間違っているわけではない。だが、それは4年も続けるべきことではなかった。4年も同じメンバー=競争関係を与えない状態では、環境が淀むのは必然である。

 2014年1月、本田はACミランへの入団を発表し、10番を背負い、人気的には“栄華を極めた”。しかし実際にはベンチを温める機会が多かった。ケガにも見舞われ、コンディションは上がっていない。名声だけが一人歩きしていた。それは彼自身にも、周りの選手にも幸福な出来事ではなかった。

「自分は世界一になるのが目標だし、こういうやり方しか知らない」

 コロンビア戦後にそういった彼の表情は、W杯優勝を豪語していたのが嘘のように悄然としていた。この4年間、好敵手が現れなかったことは、なにより本田にとって一番の不幸だった。なぜなら、彼は踏みつけられたり、凌(しの)ぎを削り合う中で成長してきたのだから。熾烈な競争こそが、プロフットボールでは望ましい。

[スポルティーバ]

Posted by nob : 2014年07月15日 17:01

己を知ることこそ勝利への第一歩/技術も、アイデアも、選手たちにはある。ほんの少し意識を高めるだけでいい。。。

■チーム力を上げるために、今こそ中村俊輔や闘莉王を招集すべき

識者が語る「ザックジャパン改造計画」(3)
木村和司氏

3連敗に終わったコンフェデレーションズカップ。1年後のW杯で同じ結果に終わらないためにはどうすればいいのか。今回は、世界レベルの守備の前に沈黙した攻撃面のレベルアップについて、元横浜F・マリノス監督の木村和司氏が分析する――。

今季好調の中村俊輔。精度の高いFKはザックジャパンでも大きな武器になるだろう。

 コンフェデレーションズカップ(以下、コンフェデ)で、ブラジル、イタリア、メキシコと対戦した日本。3戦全敗の結果が示すとおり、世界との差は明らかだった。イタリア戦こそ、相手にボールを持たせてもらった分、いい攻撃ができていた時間帯もあったが、3戦を通して、自分たちのサッカーはほとんどできていなかった。

 特に初戦のブラジル戦は、相手の整備されたディフェンスの前に何もやらせてもらえなかった。ブラジルの厳しいチェックを受けてピッチに倒れる選手が続出し、それを恐れて誰もがパスをもらうことさえ避けているように見えた。ゆえに、ボールが来ても落ち着いてさばくことができず、慌ててパスを出してミスを連発した。

 結局、そのブラジルがコンフェデを制覇。今や世界トップの力を持つチームだけに、それも仕方がない、という考え方もできる。だが、他のチームはブラジル相手でもボールを保持し、チャンスを作っていた。世界で戦うには、日本もそれぐらいできないといけないし、ブラジルの守備網を少しでも打開する力を持っていなければ、1年後のW杯で結果を残すことはできないだろう。

 では、それだけの打開力を身につけるには、何をすべきか。

 最も重要なことは、自分たちの”間合い”でプレイできるようになることだ。敵のプレッシャーのタイミングを外して、自分たちの間合いに入らせないような、ボールの持ち方、ボールの動かし方ができなければいけない。相手が素早くチェックに来たら、うまくあしらってダイレクトではたくとか、反対に待ち構えているようだったらドリブルで仕掛けたり、一度相手を引きつけてからパスを出したりするとか、敵のリズムを崩して、自分たちの間合いでボールを動かせなければいけないだろう。

 ただ、世界のトップレベルを相手にした場合、個人の力だけではどうにもならない。そこで、チーム、もしくはグループで、自分たちの間合いに入らせないような形を作って、相手の守備を打開していかなければいけない。

 大事なことは、ボール保持者の周囲の動き。選手ひとりひとりが、オフ・ザ・ボールの動きの質を高めて、多くのパスコースを生み出し、ボールを持つ選手のために、いろいろな選択肢を増やしてあげることが大切だ。

 そして、ボールを持つ選手には、瞬時の判断が求められる。どこにパスを出すのか、それともドリブルで仕掛けるのか、素早く決断しなければいけない。それらがスムーズに実践できるようになれば、相手に自分たちの間合いに入らせず、自分たちのリズムで攻撃を作っていけるはずだ。

 今の選手たちならば、十分にできることだと思う。技術も、アイデアも、彼らにはある。あとは、ほんの少し意識を高めるだけでいい。

 そのためにも、これからの1年が貴重な時間になる。まず、選手たちはコンフェデで体感した感覚を忘れずに、所属チームの試合でも常に高い意識を持って臨むことだ。そしてその実戦の中で、どんな相手でも、海外のトップレベルの相手だと想定して、敵の一歩先、二歩先を思い描きながら、判断のスピード、プレイのスピードや質を高めていかなければいけない。

 もしそれができなければ、W杯でもコンフェデのブラジル戦が再現されるだけだ。頭の中をフル回転させて、自分たちの容量を超えるほど動き回っても、相手に振り回されて終わってしまうだろう。逆にそれができれば、ひとつひとつのプレイにも余裕を持って対処できるようになり、世界の強豪相手でも突破口を見出せるに違いない。

 日本が世界で勝つためにやらなければいけないことは、まだある。肝心なのは、フィニッシュだ。その精度、正確さは、世界との差が随分あることをコンフェデでも痛感させられた。技術や判断を含めて、一層シュート力というものをレベルアップしていく必要があるだろう。

 さらに、フィニッシュにいくまでの過程も物足りなさを感じた。いわゆる攻撃に厚みを増していかなければいけない。

 例えば、クロス。ブラジルやイタリア、メキシコにしても、クロスに対しては、複数の選手がゴール前に飛び込んできていた。日本も、クロスに反応する選手の人数を増やすのはもちろんのこと、ゴール前に入っていくタイミングを良くして、より多くの決定機を作っていかなければいけないだろう。

 何はともあれ、日本が身につけること、突き詰めなければいけないことは、選手個々の日頃の意識改革による部分が大きい。だからこそ、今後必要になるのは、激しいチーム内競争だ。攻撃だけでなく、守備においても、多くの選手がしのぎを削って、ポジション争いをすることで、個々の意識が高まるからだ。そしてそれが、チームのレベルアップにつながっていく。

 その点に関しては、すべてザッケローニ監督の手腕にかかっている。これまでは、ある程度メンバーを固定してきたが、これからは新たな選手を積極的に起用していってほしい。Jリーグで結果を出している選手はすぐに招集して、チャンスを与えるべきだろう。

 そういう意味では、今度の東アジアカップ(7月20日~28日/韓国)に向けて、多くの新メンバーを招集したことはいい傾向だが、それが今回だけで終わってはいけない。欧州組も招集される、8月、9月、そして10月の試合でも、同様に新戦力を招集し、なおかつ試合でもどんどん使っていくべき。レギュラー争いを激化させ、既存のメンバーの危機感をあおることで、チームに大きなエネルギーが生まれるからだ。

 そのエネルギーをより膨らませるには、若手の新戦力だけでなく、ベテランも呼んだほうがいい。横浜F・マリノスのMF中村俊輔やDF中澤佑二をはじめ、名古屋グランパスのDF闘莉王やサンフレッチェ広島のFW佐藤寿人、そして川崎フロンターレのFW大久保嘉人に、浦和レッズのMF阿部勇樹など、今季も結果を残していて、力のある選手はいっぱいいる。

 とりわけ、俊輔と闘莉王は、過去の経験や実績では既存のメンバーより上。ともに得点力があり、今季のパフォーマンスも際立っている。1年後の大会までなら十分に力を発揮できるだろうから、彼らをメンバーに加えない手はない。

 彼らが代表入りするとなれば、間違いなく既存のメンバーの尻に火がつく。物怖じすることなく、レギュラー陣にも遠慮なく意見し、注文をつけて、若手の新戦力による突き上げとは比べ物にならないほどの危機感をすべてのメンバーにもたらすだろう。まさにチーム内を活性化させ、その効果は計り知れないと思う。

 そんな真のチーム内競争があってこそ、日本代表は強くなる。にもかかわらず、「彼らの力はわかっている」とか「最終的には選考する可能性が低いから、招集するのは心苦しい」などといった理由で彼らを招集しないのなら、ザッケローニ監督には早々に代表監督の座から退いてもらったほうがいい。限られた時間の中で、最大限のチーム強化を実行できない指揮官はいらない。コンフェデの結果を考えれば、もはや悠長なことを言っていられる状況ではないのだから。

[スポルティーバ]

Posted by nob : 2014年07月15日 16:48

また旅立つ君へVol.49/持たざる豊かさ、、、彼には及びませんが私も実践中です。。。

■【特集:移動】「15個の持ち物」だけで暮らす新しいライフスタイル

移動をするには、捨てる覚悟をもつこと。15のグッズしか持たないで暮らす男。

シンプルにコンパクトに、暮らす。

大量生産に大量消費。ありふれたモノ、かかるコスト。

その中で暮らすことが、果たして幸せなのだろうか。

本当に必要な「モノ」というのは実は少ないかもしれない。その過程をもとに生活実験をした男がいた。

その人物は、米ニューヨークにいた。

彼は、たった15個の必要最低限の物しか持っていない。家を持たずに、ホテルを転々と移動して暮らしている。

彼が特に有名なのは、パンツと靴下を除いて15個の物しか所有していない点だ。彼が所持している品は次の通り。

バックパック
シャツ
レインジャケット
ランニング用ショートパンツ
Tシャツ
タオル
ウールジャケット
洗面用具
サングラス
財布
MacBook Air
iPhone 3GS(2011年5月当時)
ドレスシャツ
ジーンズ
ランニングシューズ (パンツ・靴下を除く)

ある時に、「ミニマル主義」に興味を持った彼は、持ちモノを100個に集約した。その時にほとんどのモノが必要ないことに気付き片っ端から捨てていった。

そして、今の15個にたどり着いたのだ。

シャツは2枚しか持っておらず、交互に着るようにすれば、ファッションに悩むことはなくなり、考える時間を省けるそうだ。

不確実性が支配するこれからの時代に、周りをモノで囲まれて動きにくい生活はリスクになる。

ここでいうモノとは、物質的なものでもあり、また本当はそこまで大切ではな いにも関わらず手放せないでいるプライドや偏見、 新しいことへの不安などだ。

本当に必要なものは実は限りなく少なく 、リュックサック1つにおさめることができる。

私たちは移動する生き物だ。そし て間違いなくこれから、大規模な移動がライフスタ イルの中に入ってくる。その際に、本当に大切なものだけを見極めて、それ以外は大切ではないという

「捨てる覚悟」を持っておく必要がある。

あなたにとって、

暮らしをしていく上で本当に必要なモノとは何だろうか。

まわりにあるモノを見渡して、是非考えて頂きたい。

[TABI LAVO]

Posted by nob : 2014年07月14日 21:19

また旅立つ君へVol.48/旅に出る、、、未知との出会い、、、自らへの気付き。。。

■【特集:移動】あなたは、間違いなく外へ飛び出したくなる!世界の格言10選

移動が加速化していく時代。その加速する流れについていくのか、置いていかれるのか。それとも敢えて乗らないのか・・・

移動する。そのアクション自体は簡単だが、時にはほんの少しの勇気が必要になってくることも。ここに集めた言葉たちが、あなたの背中を押してくれるはずだ。

さあ、今いる場所から、移動しよう!

まだ見ぬ、新しい世界に足を踏み出そう!

人生の冒険をはじめよう!

001
「世界は一冊の本のようであり、旅をしない者は本の最初のページだけを読んで閉じてしまうようなものである」

by アウグスティヌス

今、あなたのいる場所は、あなたの可能性を狭めているかもしれない。移動することで、道は開けてくるかもしれない。そう考えると、ページをめくらずにはいられないはずだ。

002
「人が旅をするのは目的地につくためではなく、旅をするためである」

by ゲーテ

どこへ行くかも大事だが、どのように行くかも重要だ。求めるべきは、結果ではなく過程。そこで得られる見聞こそが、あなた自身を形成していく。

003
「旅人よ、道はない。 歩くことで道は出来る」  

by アントニオ・マチャド

どこかへ移動する際、前例を求めるなんて馬鹿らしい。自分で決めて、自分で動くことで、得られるものは大きいはずだ。

004
「あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない」 

by ヘミングウェイ

移動することは、決して逃げることではない。問題を解決するのは、移動した先の環境ではなく、自分自身だ。

005
「旅の過程にこそ、価値がある」

by スティーブ・ジョブズ

もちろん、その“価値ある過程”は、一歩踏み出した者だけが享受できる。

006
「希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである」

byスティーブンソン

希望を持って動き出した。その時点で、あなたはもう何かを手に入れている。もしも行きたい場所へ行けなくても、だ。

007
「旅行するおかげで我々は確かめることが出来る。たとえ各民族に国境があろうとも、人間の愚行には国境がないと」

byアンドレ=プレヴォ

残念だが、世界中どこへ行っても、愚者はいる。ただし、同じ数だけの賢者がいることも付け加えておきたい。

008
「1000マイルの道のりのある旅路でも、最初の1歩から始めるべきである」

by Lao Tzu

とにかくスタートすることだ。そこで躊躇していては、何も始まらない。何も変わらない。

009
「旅に出て、もしも自分よりもすぐれた者か、または自分にひとしい者に出会わなかったら、むしろきっぱりと独りで行け。愚かな者を道連れにしてはならぬ」

by 仏陀

馴れ合いは何も生み出さない。 一歩踏み出す時には、孤独な決断が必要となる。

010
「長い旅行に必要なのは大きなカバンではなく、口ずさめる一つの歌さ」

by スナフキン

「歌=気持ち」と置き換えてもいいだろう。物理的なものが役立つ場所は限られるが、崇高な精神は、世界中どこへいこうとも普遍的な武器となる。

[TABI LAVO]

Posted by nob : 2014年07月14日 06:13

若者の未来を守ることは大人が最後まで果たすべき義務、同感です、、、死に様は生き様の完結、常日頃から考え備えることから。。。

■長生きすることは、本当に良いことなのか?
親の介護で未来を奪われる若者たち

竹井善昭
[ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表]

 社会保障が日本最大の社会問題になっていることは常識だと思われているが、十分に理解されているとは言い難い。先日も、とあるスーパーマーケットの前で、ある国会議員が辻説法を行なっていたのだが、盛んに公共事業の無駄をなくそうと訴えていた。

 たしかに、クルマが通らない道路や、客が入らないどころか、そもそもイベント自体が行われないようなホールを作るのは無駄だ。そして、税金の無駄遣いをなくすことは重要な政治課題だ。しかし、日本の公共事業費は約6兆円。それに対して社会保障費は約110兆円である。日本の財政赤字問題解決のためには、公共事業よりも社会保障のほうがはるかに重要な問題なのである。しかも、社会保障費は削減が難しい。道路や建物の建設に反対することはできても、高齢者の福祉を削減しろとは誰もが言い出せない。しかし、そのことを真剣に議論すべきときが来ているように思える。それは、財政的な問題だけなく、わが国の若者たちの未来のためでもあるからだ。

介護で未来を閉ざされる
若者たち

 最近、メディアが取り上げ始めた問題。それが、「若者による介護の問題」だ。つまり、親の介護のために、未来を奪われている若者たちがいる。この、これまで注目もされず、社会から見えなかった問題に光が当てられ始められている。たとえば、今年6月17日に放送されたNHK『クローズアップ現代』では、「介護で閉ざされる未来 ~若者たちをどう支える」と題して、タイトル通り、親の介護で未来を閉ざされた若者を紹介した。

 番組に登場した25歳の女性の場合は、父親が病気により脳に障害を受け、身体が動かなくなった。食事も自分ではできず、寝返りも打てない状態に。当初は母親が介護していたが、その母親もガンを患う。父親の介護は娘であるこの女性の役目となる。彼女は当時、大学3年生。将来は福祉関係の仕事をしたいと国家資格取得のために勉強に励んでいたが、金銭的な負担も大きく、介護と学業の両立を諦めざるを得なかった。父親の病気がどのように進行するかまったく分からないため、将来の見通しも自分の未来もまったく見えないという。

 また、番組では26歳の男性も紹介された。この男性は、母親が若年性痴呆症となり、4年前から徘徊も始まった。当時、この男性は就職したばかりだったが、介護と仕事の負担により体調を崩してしまう。そして、父親と相談した結果、会社を辞めて母親の介護に専念することにした。父親のほうが、収入が多かったためだ。

 また、日経新聞でも、まさにクローズアップ現代と同日の6月17日に、「親の介護で未来を奪われる若者 ある20代の場合」と題した記事を掲載している。こちらで紹介されているのは29歳の男性。大学生時代に父親が若年性認知症を発症。当初は母親が介護していたが、父親の病状が進行。さらに同居していた祖母も認知症となり、介護の負担はさらに増えた。ちょうど就活の時期を迎えていたのだが、「システムエンジニアになりたかったが、諦めるしかなかった」という。

人はいかにして生き、死ぬべきか

 このような、20代というキャリア形成の重要な時期に、親の介護のために「未来を閉ざされた若者」がどれほど多くいるのか。『クローズアップ現代』では、「去年、国の調査で、家族の介護を担っている15歳~29歳の若年介護者が、17万人以上に上ることが明らかになった」と紹介している。この 17万人という数字をどう考えるかは意見が分かれるかもしれない。しかし、この若年介護者の存在は、数字以上に若者の未来と人間の尊厳という問題を、日本国民に深く突きつける問題だ。人はいかにして生きるべきか、そして死ぬべきかという、哲学の問題である。

 社会保障が単に財政的な問題だけであれば、解決策はあるかもしれない。もちろん、そう簡単ではないことは分かっているが、それでもお金の問題はお金で解決できる。しかし、若者の未来はお金だけの問題ではない。そして、高齢者の命とか尊厳の問題は、まさにお金では解決できない問題だ。若年介護者の問題。これは、誤解を恐れずに言えば、「若者の未来を、死にゆく者が奪うことの正当性」を問う問題である。

 日本は高齢者に対して、非常に優しい国である。「過剰に優しい」と言ってもよい。そう言うと、反論したくなる人も多いことはよく分かる。老人福祉はまだまだ足りていないと主張したい人もいるだろう。もちろん、僕も日本の老人福祉が完璧だと言いたいわけではない。論じたいのはその「思想」だ。日本は、ある意味で過剰に人を生きさせようとする。そのことが、はたして高齢者にとっても若者にとってもよいことなのか、それで人は幸福になるのか、ということだ。

 あまり知られていないようだが、欧米にはいわゆる寝たきり老人はいない。なぜなら、寝たきりになるような老人は延命処置をしない、つまり「殺してしまう」からだ。たとえば、イギリスでは、自力で食事できなくなった老人は治療しないという。福祉大国のイメージが強いスウェーデンやデンマークも同様だという。

 また、これは聞いた話なので数字が不確かなのだが、ニュージーランドではある年齢(75歳だったかと記憶している)を超えると、病気になっても治療しないという。モルヒネを打つなどの緩和処置はやるが、それ以上はやらないということだ。実際に、スウェーデンの高齢者医療の現場を視察してきた医師のブログには、下記のように紹介されている。

日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、点滴もしません。肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。内服投与のみです。したがって両手を拘束する必要もありません。つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっていました。寝たきり老人がいないのは当然でした。
(読売新聞の医療サイトyomi Dr.「今こそ考えよう高齢者の終末期医療」より)

 日本の病院で同じことをやれば、確実に「人殺し」扱いされて、マスメディアでもネットでも大炎上必至である。しかし、欧米ではこのような考え方がスタンダードなのだ。この差は一体何かと言うと、人の尊厳に対する考え方の違いだ。つまり、何が何でも生かしておくことが正義なのか、人の尊厳を守ることが正義なのか、という考え方の違いである。

 人の尊厳をどう考えるかは、安楽死、つまり「死ぬ権利」を巡る議論の根幹となる問題だ。安楽死は基本的に自らの意志で死を選ぶことだが、認知症など、自分の意志では死を選べない場合もある。そのような場合は「殺される権利」というものも考える必要があるだろう。人は自分の尊厳を守るために、死ぬことを選んだり、殺されることを選ぶ権利があるのかもしれない。

病気になって初めて考えた
自分の死に様

 もちろん、そんなことは死に直面していない人間が安易に考えたり、結論を出していい問題ではないし、出せるものでもない。僕自身、いざとなったときに潔く死を選べるかどうかは分からない。死を選びたいと思ってはいるが、いざとなったら怖気づくこともありえるわけだ。正直に言って、これだけは本当に死に直面してみなければ分からないと思う。

 ただ、そこまでの重大な局面ではないが、最近、少しばかり死を意識するような状況に追い込まれてしまい、それなりのリアリティを持って自分の死に様を考える機会を得た。病気である。実は、昨年秋に心不全と判断され、しばらく経過観察で病院に通っていたのだが、3月から急激に悪化。たった50メートルの距離も歩けなくなり、4月に3週間、入院した。

 通常、このような場合はカテーテル検査をするのが原因究明に最も手っ取り早くて確実なのだが、入院したところ、心臓と同時に腎臓の機能も悪化していることが分かった。しかしながら、心臓と腎臓はどうも相反関係にあるようで、簡単に言えば、心臓に良いことは腎臓に悪く、腎臓に良いことは心臓に悪い。だから治療が難しい。絶妙のバランスが必要とされる。心臓のカテーテル検査は腎臓に悪影響を与えることがあり、最悪の場合は検査が引き金となって人工透析が必要になるというリスクもあるという。

 そのリスクを冒してカテーテル検査を行なうかどうか僕は決断を迫られていたが、正直、なるべくならそんな検査はしたくなかった。入院のおかげで体調はだいぶ良くなったこともあり、いったん退院して、外来で腎臓に負担をかけない検査を続けていた。しかし、GW明けにまた体調が悪化。もう待ったなしの状態となったため、透析のリスクを覚悟のうえでカテーテル検査を行なうことを決断。6月に再入院した。

 普通なら3日で退院できるようなケースだが、僕の場合、透析のリスクを減らすために循環器内科の専門医が2人も担当。腎臓内科と連携しながら、点滴、酸素吸入のほかに、検査のために毎日のように血液採取しながら同時に輸血も行なうという、ちょっと矛盾を感じる処置などを慎重に行いながらカテーテル検査に挑んだ。そのため結局、2週間の入院となった。幸い、担当医の細心の処置のおかげで、腎臓への負担は最小限にとどまり、人工透析に至らずに済んだ。

 ちなみに、カテーテル検査の結果、冠動脈閉塞などの重大な欠陥は見つからず、「心不全の原因は何か」という問題は残った。しかしながら、外科手術がすぐに必要な状態ではないことは分かった。というわけで、緊急事態が避けられたのはラッキーだったのが、約2ヵ月の間、腎臓と心臓のどちらを選ぶのかという選択を僕は迫られていたわけだ。

 この間考えていたのは、人工透析が必要となった場合、自分はどうするか、ということだ。人工透析は週に3日ほど通院して毎回5時間ほどかかる。その時間的負担も大変だが、治療費が毎月40万円ほどかかる。ただし、この費用は公費で賄うことができ、自分で負担する必要はないという。しかし、透析が必要となった腎臓は、機能が回復することはない。つまり、治る見込みのない病気のために年間500万円ほどの公費を使うわけだ。

 若い人ならともかく、自分の場合は娘もすでに社会人となっているし、自分が生き長らえるためだけに多額の公費を使うことに何の意味があるだろうか、とずっと考えていた。念のために言っておくが、僕は高齢者の人工透析を辞めろと主張したいわけではない。ただ、治る可能性のない病気の治療のために多額の公費を使うことの意味を考えることは、大人としての義務ではないかと思うのだ。

死を「決断」することへの恐怖

 もちろん、それも実際に透析が必要になってないから言えることかもしれない。作家の団鬼六さんも慢性腎不全を患いながら「人工透析は断固、拒否」と言っていたが、結局は透析を受けていたようで、最後はガンで亡くなった。僕も、もし透析が必要となったとき、本当に拒否できるかどうかは本音を言えば自信がない。現実に、僕は人工透析のリスクを冒してでも、少しでも生きながらえるために心臓カテーテル検査を行なったわけだし。ただ、わりと真剣に透析のこと、心臓のこと、死ぬことを考えてみて分かったこともある。

 それは、死ぬことが怖いのではない。死を決断することが怖い――ということだ。

 言葉を変えれば、人が死を決断するには、自分の死を超えた何か、たとえば思想・信条とか職務とか、あるいは家族などの個人的な関係性でもいいが、そのような「守るべき何か」のためでなければ、死を決断することはやはり難しいということだ。当たり前の結論と言えるが、やはり頭で考えるよりも、多少なりとも死のリスクに直面したほうが、リアリティをより強く感じるし、確信も強いものがある。

 だからこそ思う。若者の未来を奪うくらいなら、僕は死んだほうがマシだと。そして、日本の社会もまた、このデリケートでやっかいな問題に、勇気を持って議論をすべき時が来ていると。その議論の結果は、高齢者には過酷なものとなるかもしれない。ただ、ひとつだけ確実に言えることは、若者の未来を守るために死を選ぶことは、結局は自分自身の尊厳を守ることなのだ。

 僕自身もまた、自分の尊厳を守れるような死に方をしたいと思う。若者の未来を守ることは、大人が最後まで果たすべき義務だと思うから。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年07月08日 09:50

いや、誰もが生き直すことができる、、、いつからでも、どこからでも。。。

私は生き直すことができない

しかし

私らは生き直すことができる

[大江健三郎/晩年様式集(kenzaburo oe In Late Style)より]

Posted by nob : 2014年07月07日 22:04

変わるということ、、、それはそれまでの自らを一旦あるがままに受け容れることから。。。

■あなたの「性格」は、何歳で決まった?
転職先で生まれ変わろうとする
26歳男性の悩みとは?

岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者

フロイトやユングと並ぶ心理学の巨人・アドラーは、現代を生きる私たちに人生観が変わるほどの気づきを与えてくれます。その教えをわかりやすく説いた『嫌われる勇気』は今や35万部のベストセラー。本連載では『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏が、職場や日常生活で起こりうる皆さんのお悩みを「アドラー流」に解決いたします。
今回のお悩みは、26歳の男性によるもの。アドラー流の解決策はどのようなものでしょうか?

【今回のお悩み】

「性格が暗く上手くなじめません。
 転職先で明るいノリに生まれ変わりたいです」(26歳・男性)

私は子供の頃から性格が暗く、引っ込み思案であまり他人とうまくコミュニケーションがとれません。そのためか、最初は親しくしてくれていた友人もやがて離れていってしまいます。社会人になって表面上は多少うまくやれるようになってきましたが、飲み会とかは苦痛で仕方ありません。これから何十年もこうした生活を続けないといけないかと思うと、絶望的な気分になります。もうすぐ転職します。どうすれば、このダメな性格を変えられるでしょうか?

【アドラー流回答】

 その「性格」は、あなたが望んで選んだものです。

  まず、性格は生まれつきのものでもないし、変えられないものでもありません。

「性格(キャラクター)」という言葉が持つ、「変えられないもの」というニュアンスにとらわれないように、アドラーは「ライフスタイル」という言葉を使います。

 ライフスタイルとは、なにか問題を解決するときのパターン(癖)や、自分のことや他の人のこと、またこの世界をどんなふうに見ているか、を指します。

 たとえば同じ親から生まれ、ほぼ同じ環境で育ったきょうだいでも、性格はまるで違いますよね。このように性格とは、遺伝や環境によって決定されるものではないのです。

 われわれは幼児期の出来事を、大きなトピックであれば覚えています。怪我をしたとか、病気をしたとか、引越したというようなことです。ところが、それがいつのことだったかを時系列に思い出すことは、なかなかできません。

 しかし、これが10歳を越えるくらいになると、はっきりしてきます。当時の担任の先生の名前を覚えているでしょうし、友達のこともよく覚えているでしょう。

 アドラー心理学では、10歳前後の年齢で「このライフスタイル(性格)で生きていこう」と決心したのだと考えます。

 そのころの自分と今の自分は、見た目こそ変わっているものの、ライフスタイル(性格)はあまり変わっていません。

 たとえ自分のライフスタイル(性格)を不自由で不便だと思っていても、それとは違うライフスタイルを選んでしまったら、たちまち何が起こるかを予想できなくなる。

 その変化が怖かったから、変えられないのです。

 あなたは、自分の性格が暗く、引っ込み思案なので、他者とのコミュニケーションがうまく取れないといわれますが、そうではありません。

 ほんとうは、他者とコミュニケーションを取らずにすむように、「自分の性格は暗い」と思い、「私は引っ込み思案だ」と思っているのです。

 親しかった友人が離れていったとき(これは誰にでもあることです)にも、そのことを自分の性格のせいにしたいのです。

 これからも同じ生活が続くかどうかは、あなたが決めることです。

 ある日、突然、「明るい性格」になれば、そこからなにが起こるか予想がつきません。「暗い性格」のままなら、誰かがあなたから離れていったときにも「やっぱりそうだった」と思え、安心できるでしょう。

 もしも同じ生活を続けたくないのであれば、いまとは違うライフスタイルを選べばいいのですし、選ぶことはできます。

 ところで、私はあなたの性格が「ダメ」だとは思いません。

 自分のことを「暗い」と思ってこられたかもしれませんが、ご自分に対して違った側面から光を当てて見ることができます。

 たとえば、あなたは周囲の人を傷つけることがないように、あれこれと心を配ってきたのではないでしょうか。もしもそのことに思い当たるのであれば、あなたは「暗い」のではなく、「やさしい」といっていいのです。

 自分を暗いと見てしまえば、自分を好きになれず、他者と積極的に関わることもむずかしいでしょう。

 でも、やさしいと見ることができれば、そんな自分が好きになれ、他者との関係においても、一歩前進することができるはずです。

今回のアドラー流ポイント: ライフスタイル(性格)

アドラー心理学では、性格や気質のことを「ライフスタイル」と呼び、人生における思考や行動の傾向としてとらえます。そしてそのライフスタイルは、先天的に与えられたものでは決してなく、自分で選び選びなおすことも可能だとアドラーは説きます。しかしながら、新しいライフスタイルを選ぶと、新しい自分になにが起きるかわからず、目の前の出来事にどう対処すればいいかわからなくなります。すると「このままのわたし」でいるほうが楽であり安心だと感じ、人は自らに対して「変わらない」という決心を下してしまう傾向にあります。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年07月07日 17:12

ますます多様化する葬儀や埋葬の在り様。。。

■<20万円宇宙葬>10月に初打ち上げ 遺灰、4割が日本人

 故人の遺灰をカプセルに詰め、宇宙へ打ち上げる「宇宙葬」。1990ドル(約20万円)という格安料金でサービスを始めた米ベンチャー「エリジウムスペース」(本社・サンフランシスコ)のトマ・シベ最高経営責任者(CEO)が来日し、初の打ち上げを10月に実施する計画を明らかにした。50〜100人程度の遺灰が宇宙へ旅立つ見通しで、約4割は日本人だという。

 世界初の宇宙葬は1997年、米セレスティス社が実施した。宇宙を舞台にしたテレビドラマ「スター・トレック」の生みの親、ジーン・ローデンベリー氏ら24人の遺灰が、ロケットで軌道上に打ち上げられた。これまでに約600人が宇宙へ旅立ったとみられる。

 エリジウムスペースは、米航空宇宙局(NASA)の技術者だったシベ氏が2013年3月に起業した。他の商用・科学衛星に遺灰カプセルを乗せて打ち上げる「相乗り」のため、先行他社の半額以下という低価格が強みだ。日本でも同年秋からビジネスを始めた。生前予約は受けないため、現在は遺族からの申し込みに限られる。

 遺灰は1センチ角のアルミニウム合金製の容器に入れる。容器を乗せた人工衛星は米の民間ロケットで打ち上げられる。初打ち上げ分はいったん国際宇宙ステーションに運んだ後放出。高度350〜400キロの低軌道を数カ月〜1年程度周回し、最後は大気圏に突入して燃え尽きる。

 カプセル内のものは変質せず、他の人工衛星に影響を与えないことが条件だ。このため、火葬文化がある米国と日本を最初のマーケットに選んだ。米国では年間約250万人が亡くなり、火葬は約4割。一方、日本は年間死者数約120万人のほとんどが火葬され、米国に匹敵する市場という。

 シベCEOは「もともと宇宙は、詩的で美しい場所。高額な宇宙旅行は無理でも、宇宙葬なら多くの人の手が届く。残された人が星空を見上げて故人をしのぶのはとてもロマンティック」と話す。来年以降も、年に1回以上の打ち上げを予定している。

 単身者の増加や超高齢社会の到来で、葬儀や墓のあり方が多様化している。地球を見ながら宇宙空間を漂った後、「流れ星」となって消えるのも悪くなさそうだ。【平野美紀/デジタル報道センター】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2014年07月03日 21:55

痛恨の極み、、、国民一人一人の力の総合以上の国ができることはないのだから、歯止めるのもボールを蹴り返すのも今後の私たち一人一人の意識と姿勢次第。。。

■社説:歯止めは国民がかける

 第一次世界大戦の開戦から今月で100年。欧州列強間の戦争に、日本は日英同盟を根拠にした英国の要請に応じて参戦した。中国にあるドイツ権益を奪い、対中侵略の端緒としたのである。

 その後の歴史は、一続きの流れの中だ。資源確保のため南部仏印に進駐し、対日石油禁輸で自暴自棄になった日本は、太平洋戦争に突入する。開戦の詔書には、「自存自衛のため」とあった。

 集団的自衛権を行使可能にする憲法解釈の変更が、閣議決定された。行使の条件には「明白な危険」などと並び、「我が国の存立」という言葉が2度、出てくる。

 いかようにでも解釈できる言葉である。遠い地の戦争での米国の軍事的劣勢も、イラクなど中東情勢の混乱も、日米同盟の威信低下や国際秩序の揺らぎが「我が国の存立」にかかわると、時の政権は考えるかもしれない。

 「国の存立」が自在に解釈され、その名の下に他国の戦争への参加を正当化することは、あってはならない。同盟の約束から参戦し、「自存自衛」を叫んで滅んだ大正、昭和の戦争の過ちを、繰り返すことになるからだ。

 むろん、歴史は同じように歩みはしない。あの戦争は国際的孤立の果てであり、今は日米同盟が基盤にある。孤立を避け、米国に「見捨てられないため」に集団的自衛権を行使するのだと、政府の関係者は説明してきた。

 だがそれは、米国の要請に応じることで「国の存立」を全うする、という道につながる。日本を「普通の国」にするのではなく、米国の安全と日本の安全を密接不可分とする「特別な関係」の国にすることを意味しよう。

 米国と「特別な関係」と呼ばれるのは英国だ。

 その英国は、イラク戦争参戦の傷が癒えず、政治指導者の責任追及の声がやまない。イラク戦争を支持した反省と総括もないまま、米国に「見捨てられないため」集団的自衛権を行使するという日本の政治に、米国の間違った戦争とは一線を画す自制を望むことは、困難である。

 ならばこそ、シビリアンコントロール(文民統制)の本来のあり方を、考え直すことが必要ではないか。

 文民統制は、軍の暴走を防ぐため政治や行政の優位を定めた近代民主国家の原則だ。だが、政治もしばしば暴走する。それを抑え、自制を課してきたのが憲法9条の縛りだった。縛りが外れた文民統制は、ただの政治家、官僚による統制にすぎない。

 閣議決定で行使を容認したのは、国民の権利としての集団的自衛権であって、政治家や官僚の権利ではない。歯止めをかけるのも、国民だ。私たちの民主主義が試されるのはこれからである。

[毎日新聞]


■集団的自衛権行使に大転換
――憲政史上に最大の汚点

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

閣議決定全文は論旨が不明で難解

 安倍晋三政権は7月1日、日本が、(1)他国間の戦争に参戦する(集団的自衛権の行使)道を、(2)最悪の禁じ手(解釈改憲)を使って強引に切り拓いた。

 6月27、28日に実施された毎日新聞の世論調査によると、(1)の集団的自衛権の行使に反対する人は58%(賛成は32%)、(2)の解釈改憲に反対する人は60%(賛成は27%)、しかも理解が深まるにつれて調査結果のこの傾向は急激に強まっている。

 こんな民意を恐れてか、今回の閣議決定は、(1)と(2)を極力ぼかして反発を避けようとしている印象を受ける。そのためか、著しく論旨が不明で難解な悪文となっている。

 (1)については、山口那津男公明党代表が閣議決定後の記者会見で「いわゆる集団的自衛権の行使を認めるものではない」と説明しているように玉虫色の解釈も成り立つように工夫されている。

 本文では昭和47年の政府見解に触れたところ。「我が国と密接な関係にある他国に対する武力行使が発生し、(中略)必要最小限度の実力を行使する…」の部分。そして、「憲法上許容される上記の『武力の行使』は、国際法上は、集団的自衛権が根拠となる場合がある」としたくだり。少なくともこの離れ離れに書き込んだ3点をつないで解釈すれば、集団的自衛権の行使を認めたと読み取れるようになっている。端的で直接的な表現を避けたので実にややこしく、国民に対する誠実さを大きく欠くことになった。

 (2)については、そもそも「解釈改憲はしていない」という姿勢を貫くつもりのようである。

 首相は記者会見で、「現行の憲法解釈の基本的考え方は変わらない」と開き直った。「憲法の規範性をなんら変更するものではない」とも強調した。

 しかし、内外ともにこの閣議決定によって、日本は憲法改正の手続きを経ずに、政府による恣意的な解釈変更によって、集団的自衛権の行使を可能にしたと受け止めている。

“歯止め”“限定”に効果なし
このままでは全面行使の道に突き進む

 閣議決定に至る過程で、複数の政権幹部から「とにかく集団的自衛権の言葉の明記だけは必要」という趣旨の発言があった。どんな小さな事例でも集団的自衛権の行使の対象とすることができれば、それを突破口にいつかは全面展開ができるというホンネがうかがえた。

 閣議決定文書には、多くの“歯止め”や“限定”が盛り込まれている。

 だがこれにそれほどの効果はない。「集団的自衛権の行使は違憲」という憲法の最強の歯止めが失われたのだから、今回の歯止めや限定はいとも容易に取り払われていくだろう。

 協議の過程で示されたほとんどの具体的事例は、今まで認められた個別的自衛権の拡大解釈で対応できる。その検討を最初から放棄してわざわざ最初から集団的自衛権の行使の検討に突き進んだところに、何にも増して政権のホンネ(いつの日か行使の全面展開)が示されている。

 こうなった責任はいわゆる護憲派にもある。国民投票法に反対したり、96条(改正手続き)の改正にも抵抗したりして、政権を解釈改憲の邪道に踏み込ませてしまった。

 しかし、これで諦めるにはあまりに事態は深刻である。また、賢明な世論も黙ってはいないだろう。さらに踏み込む前に軌道修正することは不可能ではない。ボールはこれから国民の側にある。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年07月03日 14:35

そのとおり!!!Vol.43/言い返せない本人も、スルーしたうえに追及もしようとしない都議会も、それを看過する私たち一人一人も、、、私たちはそれだけの者たちでしかない。。。

■室井佑月 ヤジ飛ばされた塩村議員に「なぜいい返さない」

 セクハラ野次に失言と、続く政治家たち。作家の室井佑月氏は「許されていいのか?」と怒りを露わにする。

*  *  *

 6月18日に開かれた東京都議会の本会議で、晩産化について質問したみんなの党の塩村議員に、

「お前が早く結婚すればいいじゃないか」

「産めないのか」

 そんな酷いヤジが飛んだらしい。議場は笑いに包まれ、舛添知事もニヤリとしていたって。この人、信用ならないね。だって、働く女の地位の向上などをうったえていなかった?

 表向きと内心は違うってところか。ほかの議員のオッサンもだよ。誰一人として、

「今の発言はセクハラだ」

 そういってヤジを制止しなかった。笑ってたんでしょ、みんな。ってことは、その場ではそれが悪いことってわからなかったのか。

 それとも、巷にはびこるいじめの構造と一緒で、ただまわりの空気に同調していたのか。どっちにしても、みなさん、議員という仕事は向いていないと思う。こういう人たちを税金で食わせているのかと思うと腹が立つ。

 ヤジを飛ばされた塩村議員は議席に戻って、ハンカチで涙をぬぐっていたみたいだ。

 あなたもさ、なぜいい返さない。巷ではもっと酷いセクハラが問題になっているんだよ。女性の代弁者として議員になったのなら、そんなに弱くてどうする。いい返してやればよかったんだ。

「おなじことを、小池百合子先生にいってみてください。首相の奥様にも、子どもを産めっていってください」って。

 あなたにヤジを飛ばした男は、絶対に自分より強い人間にはなにもいえない。そんな卑怯な男に負けてどうする? セクハラはなくならないではないか。

 ま、こっちの問題は都議会にたくさんクレームの投書が来ているみたいだから、卑劣なヤジを飛ばした男は処罰されるんだろう。

 じゃ、こっちはどうか。除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐる福島県側との交渉について、石原伸晃環境相が、

「最後は金目でしょ」

 そう発言した。

 金目とは聞いたことがない言葉だが、つまりこの男は、「福島県の人間は、補償金をつり上げるためゴネてるだけだ」っていったんだ。被害者に対し、酷い中傷だ。

 石原氏は「お金ですべてを解決する意図では全くない」と弁明していたけど、ほかにどんな意味があるっていうのさ。

 この件について、野党各党は不信任決議案、問責決議案をそれぞれ共同提出したが、衆参両院とも与党が多数を占めていて、いずれも否決された。

 こんな重大な、しかも環境相を務める人間の暴言が許されていいのか?

 てか、永田町では、どうも許されるみたいなんだけど。あたしたち国民は、忘れちゃならないし、許してもいけないと思う。放射能汚染問題を、福島県の人々だけの問題にしちゃいけない。

[週刊朝日]

Posted by nob : 2014年07月03日 14:24

脳腫瘍以前に、日々の眼精疲労・頭痛・ハリやコリetc.の蓄積慢性化が、予期せぬ重篤な疾患に繋がっていく。。。

■使いすぎ注意!スマホによる「脳腫瘍リスク」回避のポイント8つ

ケータイやスマホがすでに体の一部のようになってはいませんか? 外出時に、お財布は忘れても、ケータイは忘れないという人が多いようです。

このように、ケータイにどっぷりと依存している私たちですが、本当に安全なのでしょうか? 以前からケータイ使用の危険性は伝えられてはいますが、実際のところはどうなのでしょう? 

そこで今回は、英語圏の情報サイト『BERNSTEIN LIEBHARD/CONSUMER INJURY LAWYERS』の記事を参考にして、ケータイ利用の危険性と、脳腫瘍のリスクを下げるヒントをお伝えいたしますね。

■電磁波による脳へのダメージ

みなさん、ケータイが電磁波を発していることはご存じですよね? ごくわずかですが、その程度の電磁波でも、人間の血液を変化させ、脳に影響を与えるということがわかっています。

とくに子どもの脳は成長段階にあるため、長時間の使用は望ましくありません。

■WHOの調査

ケータイで通話する際に人体に吸収される電波の平均エネルギー量の許容値は決まっていますが(アメリカではSAR/比吸収率が1.6W/kgまで)、それでもWHO(世界保健機関)の調査によると、ガンとの関係は否定できないとか。

とくに、長時間使用する人ほど、脳腫瘍、神経膠腫、聴神経腫瘍、髄膜炎などにかかるリスクが高くなるそうです。

また、アメリカのMayo総合病院の調査では、1日に30分以上の使用で、神経膠腫にかかる率が2倍に跳ね上がるといっています。

■ケータイ使用の注意事項

では、どうしたらこういった脳腫瘍のリスクを防げるのでしょうか? 

(1)できれば、1日に30分以上は使用しない。

(2)頭から、できるだけ離して使う。

(3)使っていない時は、電源をオフにする。

(4)ヘッドセット、またはスピーカーにして使う。

(5)おしゃべりよりも、メールにする。

(6)ケータイの電波が届きにくいところでは、使用しない。

(7)できるだけ、子どもには使わせない。

(8)ケータイを買う時に、SAR(比吸収率)がどれくらいなのか確認して、できるだけ低いものを買う。

いかがでしたか? 以上がケータイの使用で脳腫瘍になるリスクと、それを回避する8つの方法でした。

ケータイは、今では生活必需品ともいえるものです。ですが、使用し過ぎは、脳腫瘍といった恐ろしい結果を招きかねません。とくにお子さんには、十分気をつけてあげてくださいね。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2014年07月01日 21:29

確かに。。。

奇跡を信じない人には奇跡は起きない

[GK川島(スタンダール・リエージュ)]

Posted by nob : 2014年06月21日 16:20

毎日ドバドバ出してます。。。

■汗はデトックスにならず!? 便をドバドバ出すことが一番理想的だった

私たちは普通に生活をしているだけで、大気汚染や食品添加物などから、たくさんの有害物質を体内に取り込んでしまっています。

これらの有害物質を体外に排出することをデトックスというのは、ご存知の方が多いのでは? 特に美容や健康のために、ランニングやウォーキングで汗をかき、デトックスしている方は非常に多いようです。

しかし、実は汗からは、たった3%の毒素しか排出されていないとされています。毒素の75%は便、20%は尿、3%は汗、2%は毛髪から排出されるので、毎日便を出すことが理想のデトックスだといえます。

そこで今回は、スムーズに便を出すための3つのコツをご紹介します。

■1:主食を”米”に変える

米には、難消化性でんぷんという成分が含まれています。この難消化性でんぷんは、胃や小腸で消化、吸収されることなく大腸まで届き、食物繊維と同様に便の量を増やして排便を促す作用があるので、便秘を改善するのにも効果的。

パンや麺類が好きな方も、デトックスのために米を食べる回数を増やしてみては?

■2:朝、水を飲む

大腸は、1日のうちに3~4回大きく動きます。特に、朝が一番大きく動くので、コップ一杯の水を飲んで、体の内側から胃腸を刺激し、蠕動運動を活発にしてあげることをオススメします。

朝のうちに排便があれば、スッキリした気分で一日を過ごすことができますよね。毎日の習慣にしましょう。

■3:”腸のゴールデンタイム”はリラックスして過ごす

肌と同じように、腸にもゴールデンタイムが存在します。気になるその時間とは、副交感神経の働きがピークを迎え、腸の働きが活発になる24時以降。蠕動運動を促すためにも、この時間には眠っていることが理想的なのです。

ただし、夕食後すぐに寝るのは、食べたものが消化されないのでNG。夕食は、21時までに済ませて、24時には寝るようにしたいものです。

スムーズに便を出し、体の不要なものをデトックスしちゃいましょう。美しい肌と健康をキープするためにも、毒素は毎日しっかりと出すように3つの習慣を心がけてくださいね。

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2014年06月20日 20:00

心と身体に優しいこまめな無理のない運動の継続。。。

■物忘れと認知症の違いは? 認知症の基礎知識

 認知症で行方不明になる人が全国で問題になる中、認知症の予防、地域で安心して暮らせるコミュニティーづくりが急ピッチで行われている。そもそも認知症とはどんな病気なのか。群馬大学大学院保健学研究科教授の山口晴保氏に聞いた。

Q1 認知症とはどのような病気ですか。

 認知症は大脳がつかさどる認知機能が低下する病気です。認知機能とは、「見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触る」などの五感を通して脳に入る情報から、自分の置かれている状況を認識したり、言葉を自由に操ったり、計算するなど知的機能を総称する概念です。この認知機能が低下して、人の手助けなしでは生活できないレベルにまで、生活力が失われる状態になることを「認知症」と言います。

Q2 自然な「物忘れ」と認知症の「物忘れ」はどこが違いますか。

 認知症の症状の一つに「物忘れ」がありますが、誰でも加齢に伴い記憶力は少しずつ悪くなります。「具体的な内容を忘れる」のは、自然な物忘れ、「出来事そのものを忘れる」のは、アルツハイマー型認知症による記憶障害という違いで比較できます。例えば、冷蔵庫を開けて消費期限が切れたお肉が出てきたら、「1 週間前に買っておいたのを忘れた」と気がつくのは自然な物忘れ。「誰が買ったのか」と、自分が買ったことを忘れていたらアルツハイマー型認知症の疑いがあります。

Q3 認知症と間違いやすい病気はありますか。

 認知症と「うつ」は深い関係にあります。レビー小体型、脳血管性の認知症は、うつ的な症状が目立ちます。また、認知症の初期の段階、軽度認知障害(MCI)の段階で「うつ」の状態になると、アルツハイマー型は 1.65倍、脳血管性認知症は2.52倍の確率でなりやすいことがわかっています。「うつ」状態では、脳の中にセロトニンという神経伝達物質が不足しているので、ジョギング、水泳、早歩きのようなリズミカルな運動を毎日30分ぐらい続けると、3カ月で脳内のセロトニンが増えてくるという調査結果もあります。

Q4 認知症になりやすい生活習慣、または遺伝はありますか。

 アルツハイマー型認知症の多くは、70歳を超えて発症しますが、中には40〜50歳代と比較的若い段階で発症する方もいて、遺伝的な素因を持っている傾向があります。遺伝的なアルツハイマー病は「家族性アルツハイマー型認知症」と呼ばれています。しかし、遺伝性のアルツハイマー型はごく一部。65歳以下で発症する認知症は全体の1%です。また、認知症になりやすい生活習慣は、運動不足が挙げられます。内臓脂肪型肥満に、高血圧、高血糖、脂質異常症のうち、二つ以上を合併した状態を「メタボリック症候群」と言います。このメタボになると、アルツハイマー型の発症リスクが2倍以上に高まるという調査結果も出ています。メタボを防ぐには運動が最も効果的です。こまめに体を動かしましょう。

[週刊朝日]

Posted by nob : 2014年06月20日 19:53

ごく当たり前のことばかり、、、幸せはいつもすぐ近くに。。。

■何個欠けてる?今すぐチェック「本当にハッピー」になるための8つの条件

あなたは、今“ハッピー”だと感じていますか? 「感じていない」という場合、そんな気持ちがどこからきているのでしょうか。もしかしたらそれさえわからず、イライラ、ウツウツして毎日を過ごしているのかもしれません。

アメリカで絶大な人気を誇るTVパーソナリティ、オプラ・ウィンフリーのウェブサイト『Oprah.com』の記事によると、自分の人生を“幸せ” と感じるためには、いくつかの鍵があるそうです。今回は同サイトを参考に、“ハッピー”になるための8つの条件をご紹介します。

人生が充実していない、幸せを感じられない……という方は是非チェックしてみて下さい。今自分に何が欠けているのかわかれば、幸せを手にするための改善策がとれます!

■1:自分自身を知る

生まれたばかりの赤ちゃんは“素”の存在。しかし、育つうちに一定の価値観や常識を学び、だんだんとその素の部分が見えなくなってしまいます。

幸せになるための第一歩は“素の自分を知ること”。素敵な彼氏や可愛い子どもがいる他人の幸せをうらやんでも、人は人、自分は自分です。あなたの幸せの答えは、すべて自分の中にあるのです。

まずは携帯やPCの電源を切り、自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。

■2:人間関係を充実させる

幸せな気持ちは、他の人々とのいい関係から生まれてくる部分が大きい、といいます。恋愛や家族、友人関係がうまくいっていると、心からウキウキして幸せを感じますよね。

仕事に趣味に没頭しすぎて、あなたを幸せな気分にしてくれる大切な人々をおろそかにしていませんか?

■3:やりがいのある仕事に就く

自分の仕事にやりがいを感じていますか? あなたにとって“成功”とは何でしょう。もし、現状は“生きていくためにお金を稼いでいるだけ”だったとしても、将来的に自分の好きな仕事をできるように努力することだってできます。

好きな仕事に就きたいならば、そこへ至る道を調べて、少しずつでも進んでいきましょう。

■4:ポジティブな姿勢で物事に向き合う

トラブルがあっても、「これは私が学ぶために必要なことだ」と思える人と、「どうして私ばっかり」とふてくされる人では、基本的な姿勢が違います。

どんなことからも学べることはあるはずです。幸せになりたければ、まずは「幸せになる!」という姿勢を選択し、不平を言う代わりに、ポジティブな面を探してみましょう。

■5:感謝する心をもつ

どんなシチュエーションでも、感謝すべきことはたくさんあります。健康や友情、子どもや夫の存在、無償の愛を捧げてくれるペット、青い空や美しい花……。その1つ1つに感謝することで、毎日の幸福度は変わってきます。

■6:楽しいことをする

お金持ちだからといってそれだけで幸せというわけではありません。幸せな人は、自分が何をすれば楽しいかを知っていて、それを実行する努力をしています。

毎日の生活に追われて、“楽しむこと”を忘れていませんか? 好きなTV番組を観て大笑いするだけだっていいんです。生活の中で、「楽しい」と思う気持ちと笑顔をお忘れなく!

■7:健康でいる

女性の多くは夫や子どもの世話を優先し、自分自身の心身の健康をおろそかにしがちです。最近、体や心に変調はありませんか? ハッピーな生活は、自分自身の健康があってこそです。

自分が枯渇しては、他人に何かを与えることはできません。まずは、自分自身をケアすることから始めましょう。

■8:心の拠りどころを作る

信条や信仰を持つ人は幸福度がより高いそうです。宗教で幸せになれるというわけではありませんが、表面的な存在よりももっと深いもの、自分のエゴよりももっと大きな存在に気づくことで、心の拠りどころができます。

心がざわざわと落ち着かないときは、精神世界に関する本を読んだり、瞑想をしたり、自分の気持ちに耳を傾けたり、お寺巡りをしたりするのもいいかもしれません。

以上、ハッピーになるための8つの条件をご紹介しましたが、いかがでしたか?

「幸せじゃない……」と感じている方、今の自分に欠けているものは、このリストから見つかったでしょうか? 人それぞれに、幸せの形があります。自分自身の幸せがなんであるのか立ち止まって考え、それに近づく努力をしてみてくださいね!

[NEWSポストセブン]

Posted by nob : 2014年06月17日 21:34

確かに、、、塵も積もれば山に、可能な限り控えたい(すでに実践中)。。。

■白砂糖、乳製品の恐ろしい実態

白砂糖が身体に及ぼす害

前回お伝えしました、白砂糖や乳製品がなぜ身体に悪影響なのか?オブラートに包まずお伝えしたいと思います。

白砂糖はそもそも自然物ではありません。それどころか「白い麻薬」とさえ言われる存在なのを皆様ご存じでしょうか?白砂糖はとても消化吸収が早いため、体内に入ると直ぐにブドウ糖に変わり血糖値を急上昇させます。

血液中に入った糖分は酸性となるために、これを中和しようとアルカリ性であるカルシウムが動員されます。砂糖がカルシウム泥棒と呼ばれるのはこのためです。カルシウムが大量に消費されることで骨や歯がもろくなり、骨粗鬆症や虫歯を引き起こします。そして、キレやすくもなります。

白砂糖をとると血糖値が急激に上昇するので、それに対応するためにインスリンが過剰に分泌され、次は逆に血糖値が急低下します。血糖値の上下を繰り返すと低血糖症を招く原因になります。

そして血糖値を上昇させる時、イライラしていると出てくるホルモン(アドレナリン)が出ます。別名は攻撃ホルモンとも呼ばれます。

アドレナリンが分解されるとアドレナクロムというものが出るのですが、これは麻薬成分に含まれる物質です。体内に多量に存在すると正常な判断ができなくなってしまうんです。その結果、ホルモンを調整する機能が麻痺し自律神経やホルモンバランスが崩れ、うつ、精神不安定や異常行動などに繋がってくるというわけです。

皆さんが毎日当たり前のように摂っている白砂糖。こんなに危険な毒物だと知っていましたか?

若くして刑務所行きになってしまった青年達の摂取物を調べると、白砂糖やスナック類が大半というデータも出ています。物事の判断が鈍ってキレやすくなると、どうなるか…分かりますよね。

白砂糖のとり過ぎには絶対に注意して下さい!

乳製品が身体に及ぼす害

乳製品は牛乳から加工され、ヨーグルトやチーズ、生クリームなどができます。牛乳は人間が飲むものではなく、牛の赤ちゃんが飲むものです。犬や猫の母乳を飲むことと同じなのです。

牛乳は見た目は白色ですが、元の色は赤色です。乳首を通過する時に白色に変わるだけです。牛乳は牛の血液です。牛の血液を飲むことができるでしょうか?他人の血液をも飲むことができないと思います。

現在、血液による輸血感染が多数あります。動物の血液を飲むことにかなりのリスクがあるのではないでしょうか?給食に必ず牛乳が出るようになり、その世代に育った子供やその世代の人々が生んだ子供にたくさんのアトピーや、他の今までになかった病気が増えるようになりました。ガンが増えたのも戦後です。

他の食べ物も関係しますが身体に良いと思って飲食している物が、実は身体に良くないことが多いのです。

牛乳は栄養バランスが良い…。カルシウムが摂れるその前に考えてみてください。牛の血液を飲むことと牛乳を飲むことは同じことです。

身体を守るために

ただ乳製品の場合、高温で煮沸や加熱することで害となる菌が死滅するので大丈夫です。

例えばピザやグラタンのチーズ、ホワイトソースなど。どうしても牛乳が飲みたい人は、1分以上沸騰してから飲んで下さい。

白砂糖は加熱しても何をしても、その毒素は抜けませんので、きび砂糖か黒砂糖にかえて下さい。


■ミネラルウォーター、有機作物…本当に安全?

精製塩は白い麻薬!?

前回は白砂糖や乳製品についてお伝えしましたが、それに並んで「白い麻薬」と呼ばれているのが精製塩です。

インターネット上には精製塩が良いとか自然塩が良い、自然塩に含まれているニガリが健康を害するなど、色んな記事が書かれ何が本当に良いのか分からなくなりますね。

塩は海水から作られますが、海水に含まれているミネラルは赤ちゃんがお母さんのお腹の中で育つ羊水とほぼ同じミネラルが含まれています。これは、生物が誕生した源が海から発生したことに関係があるのではないでしょうか?

精製塩は、とことん生成された99.9%の塩化ナトリウムです。これは、自然界に存在しない食品添加物です。

自然塩でも一番良いとされている天日のみで1年位かけて作る完全天日塩は、精製塩と違い口にすると甘く感じられ、おにぎりにつけて食べると格別に美味しいですよ。

塩分は身体に必ず必要であるからこそ、健康を害する可能性のあるものは避けられた方が良いと思います。

有機農産物について

「有機農産物=無農薬」と思っている方は、多くおられるのではないでしょうか?

有機農産物というのは農薬も化学肥料も使用してはいけないという前提がありますが、農林水産省では有機でも21種類の化学合成の農薬・化学肥料・土壌改良資材を条件付きで認めています。しかも農薬を使用した場合でも、残留農薬を調べることも必要ありません。

実際に、これらの農薬や化学肥料を使用して作られた有機農産物が少なくありません。つまり有機農産物には有機無農薬と有機低農薬の2種類があるのですが、表示義務がないため、消費者には見分けがつきません。農薬を使用しているかどうかは、生産者に聞くしか方法がありません。

有機農産物は安全と思っておられる方は多くおられますが、有機だからと言って無農薬とは限らないのです。安全を求めて購入される場合、有機ではなく無農薬と表示しているものを選んで購入されることをオススメします。

本当に身体に良い水とは?

最近テレビやニュースではあまり報道されなくなりましたが、酸性雨は人間の健康に与える影響が大きいです。

長年に渡り水の研究もしてきましたが、現在の日本でとれる湧水は昔とは違い酸性雨の影響で人体にも影響を及ぼしかねません。酸性雨で汚染された飲料水を使って料理をしたり、直接その飲料水を飲んでいるのが現状です。水道水も塩素で消毒され、人体に良いとは言えません。

ご家庭で使用されている浄水器にしても、一般に販売されている浄水器では塩素は取り除けますが、逆浸透膜浄水器を使用しない限り硝酸(しょうさん)性窒素などの化学物質は取り除けません。硝酸性窒素はほとんどの水道水で検出されるのが現状です。

またコンビニなどでペットボトルに入った水が販売されていますが、本州でとれる湧水は酸性雨の影響で飲料水にするには問題があると思います。

健康食品や健康飲料にやたらとお金をかける方がいらっしゃいますが、その前に…腸内環境を整え毒を体内に取り込まないことの方が大切ではないでしょうか?そのためには人体に必要な水や塩、毎日とる食材などをより安全性の高い物を選ぶことが健康体へ導き、病気やアトピーの改善にも繋がります。


いずれの記事も

メディカルビューティー&ヘルスアドバイザー・山岡豊恵/スキンケア大学・美ログより]

Posted by nob : 2014年06月17日 21:20

美脳づくり、、、脳のプラセボ効果の大きさは侮れません。。。

■本能のままに「食べて寝る」のが最大の美容法!

オーガニックコスメアドバイザー、ホリスティック美容家
林田七恵

ダイエットが成功しない理由、きちんとわかっていますか?

みなさま、こんにちは。ホリスティックビューティ担当の林田です。

さて、夏に向けてダイエットをしなくてはと思っている方も多いのではないでしょうか。本能のままに食べて寝るのがいい!なんてタイトルに挙げましたが、「そんなことしたら太っちゃう」と思いますよね。ダイエットが成功しない理由と共に、この謎をお話していきたいと思います。

私たちの身体をコントロールしているのは、脳です。寝る、食べるなどの本能的な欲求も、心臓を動かすのも、細胞を修復するのも、全部脳が指令をしています。具体的には脳の視床下部というところなのですが、この脳の働きがきちんと機能していれば、本来は必要以上に食べることはなく太ることもありません。また冷え性になったり、代謝が悪くなってくすんだり、シミが居座ったりということも起こるはずがないのです。

では、なぜ現実は食べ過ぎて脂肪になり、働きすぎて体調を壊し、代謝が悪くなってシミやくすみに悩むなんてことが起こるのでしょうか。

美容を妨げる最大の敵!?脳のプチ機能障害。

それが、脳の「プチ機能障害」。機能障害なんていうととても怖いですが、生命にすぐに危機があるようなものではなく、ちょっとずつチューニングが狂っていくような感じといえばわかるでしょうか。

色んな化学物質によって微細な機能障害があちこちに起こり、それが視床下部のコントロールを狂わせていると言われています。近年ではずっと問題になっているキレやすい子供、というお話しも同じ。拒食症、過食症も同じ。また、そこまで過度なものでないにせよ私たちの多くは何かしらの慢性中毒症状、依存症を抱えていると言われています。

この脳に染みついた「本来の働きとは違うクセ」が私たちの美容の最大の敵と言ってもいいかもしれません。

カフェインの場合、1日にカフェイン100mg、濃いめのコーヒー1杯を毎日飲むだけでも中毒性が見られると言われています。コーヒー、コーラ、緑茶、栄養ドリンクなどにもカフェインは多く含まれており、休憩の度にこれらを手にしたいと思う人は注意かもしれません。

例えば夕食の後にコーヒーを飲むことが習慣になっていたら。カフェインは脳を興奮状態に導く働きがありますから、本来は興奮を鎮め、副交感神経を優位にしていきたい夕方、夜には飲まない方が良いですよね。でもそれがわかっていても、やめられない。コーヒーを飲むから、結局熟睡できない。熟睡できないから昼間もなんとなく眠い。眠いからまたコーヒーを飲む。

これでは本来、昼夜メリハリをつけて身体を健康に美しく保っている機能もどんどんどんどん鈍ってしまいます。

他にもアルコール、タバコ、最近では炭水化物や甘いものを必要以上に欲しがる糖質中毒も話題になっています。糖質中毒もお菓子や炭水化物が脳に必要以上に快楽を与えるために、中毒になり、より多くの量を摂らないと気が済まなくなるというものです。

私は2歳半の子供がいるので、このことが身をもってわかります。普段は合成甘味料の多いお菓子や脳への刺激の強いチョコレートなどは一切あげないのですが、たまに周りの方から頂いて食べたりすると、もう大変。まっさらな脳に急に強い刺激が与えられ、息子は中毒のように「チョコレート、チョコレート、チョコレート!!と言い続けます。

そしてそれを与えないと、普段には見せないほどの激しさで泣きわめき要求するのです。でも2、3日与えずに、その刺激が薄らいでいくと途端にそこまでわめき散らさなくなります。「チョコレートっておいしいよね~。また食べれたらいいね~。」などと可愛いことを言ったりはしますが(苦笑)

私たちはこのくらい、口から入れる物質によって脳が左右されているのです。つまり食欲が抑えられなくてダイエットに失敗してしまう、という人は無理やり食欲を抑えようとする前に、どうしたら正常な脳に戻せるかを考えることが大切、ということです。

脳のチューニングを戻すには、ファスティングがオススメ!

さて、チューニングが狂った脳をどうすれば元に戻せるのか。一番良い方法は、ファスティング=断食です。

しっかりとした知識と管理下で行うことが大切ですが、生命維持に必要な水とわずかな栄養だけを液体で摂り、腸を休ませます。この時、脳を刺激する余分な物質も入ってこなくなりますので脳のデトックスにもなるのです。

3日間でもファスティングをすると、とても味覚や嗅覚が敏感になるのがわかります。そしてその時に本当に美味しい、と思うものだけを食べるのです。習慣になっていたコーヒーは、香りがきつすぎる、苦すぎる、と思うかもしれません。

こうして自分の脳の状態を本来の状態に戻せればあとは正常な脳の欲求のままに、食べたいとその時思うものを、食べたい量食べれば一番健康な状態になることができます。

全ての食事を抜くのが難しい場合は糖質だけを1週間抜いてみる、いつも習慣になっているコーヒーやお酒などを1週間抜いてみる。そんな方法もとても効果的です。

脳が正常に機能するようになると、睡眠障害も起こりにくくなります。眠くなったら寝る。寝たいだけ眠る。身体の声に従うだけで、どんどん身体は元気に美しくなっていきます。

ぜひこの夏、思い切って糖質や習慣的に摂ってしまっているものをストップして、美脳作りにトライしてみてくださいね!

[スキンケア大学・美ログ]

Posted by nob : 2014年06月17日 21:12

言わずもがな、、、放射能もそれだけ広域に拡散し続けているということ。。。(溜息)

■八重山に震災がれき漂着 元防衛大教授調査

 東日本大震災による津波で流されたとみられる木材などのがれきが、八重山に多く漂着している。漂着ごみに詳しい元防衛大学校教授の山口晴幸さんが4月27日〜5月12日にかけ、八重山の4島31海岸で実施した調査では、震災によるものとみられる木材1160本が確認された。海岸1キロメートル当たりの量で換算すると、県外の他の調査地域より漂着するがれきの数が多いことも分かった。

 山口さんは「琉球列島の他の島々にも漂着している可能性は極めて高い」とし、海岸環境への影響を把握するための広域的調査の必要性を指摘している。

 山口さんは1998年以降、県内の漂着ごみ調査を継続している。今回は石垣島の10海岸、西表島の11海岸、与那国島の9海岸、波照間島の1海岸を調べた。

 漂着した木材は家屋などの建材用とみられ、くぎやボルトが付いたり、ほぞやみぞ、レールなどが切られているのが特徴。今回の調査結果を受け、山口さんは「多様で特異な生態系が育まれる貴重な海岸線を保全するため、行政機関も広域的な漂着が想定される震災がれきの問題に積極的に対処してほしい」と求めた。

[沖縄タイムス]

Posted by nob : 2014年06月17日 16:20

私も効果を実感、、、おすすめします。。。

■腰を揉んでも意味ない!「腰痛の時ほぐすべき」なのはこの3カ所

山下ゆり

ぎっくり腰、ヘルニア、坐骨神経痛など腰のトラブルを抱える方は多数いらっしゃいます。腰が痛いと、動くのがおっくうになったり、体のふしぶしまで痛くなってきたりして厄介ですよね。そんな時、みなさんはどう対処されますか?

腰を伸ばしたり、マッサージへ行ったりする人が多いと思いますが、腰が痛いからといって腰だけを揉んでもらうのはNGです。それでは意味がないのです。

そこで今回は、エステティシャン歴8年、東洋医学にも精通している筆者が、腰痛の時ほぐすべきポイント3箇所をコッソリ教えちゃいます。

■1:梨状筋をほぐすべし

梨状筋(りじょうきん)は、お尻の奥にある筋肉です。骨盤の出口付近にあるので、坐骨神経痛やぎっくり腰の人はココがとても張りやすいのです。また、デスクワークや運転などで普段座りっぱなしの人は、上半身の重さがすべてお尻にかかっているので、実はお尻がとてもこっているんですよ。

お尻を伸ばすようにストレッチしたり、整体などでお尻までしっかり揉んでもらうと腰痛が改善される可能性があるので、ぜひお願いしてみて下さい。

■2:お腹周りをほぐすべし

腰痛には腹筋トレーニングが効果的だということをご存知ですか? 人間は重い頭をまず背骨で支え、さらにその上半身の重さを腰でカバーしています。そして骨盤周りを支えているのはお腹の外側にある“外腹斜筋”と、その奥にある“内腹斜筋”です。

この2カ所が固まってしまっていると、骨盤周りの動きがスムーズにいかなくなり、腰が重くなってきます。ひねりを加えたエクササイズなどでしっかりほぐしておきましょう。

■3:膝裏をほぐすべし

腰痛がある人の中には、膝の裏まで痛くなる人がいらっしゃいます。腰が痛い人は座ったり立ったりするときに腰をかばい、膝に体重をのせてしまう方が多いからだといわれています。

また、膝裏は“委中”と呼ばれるツボがあり、腰痛や坐骨神経痛の方はここが硬くなっています。ゴルフボールを挟むなどして膝の裏をやわらかくすると、腰への負担が軽減されます。

以上、腰痛の時ほぐすべきポイント3ヶ所をご紹介しましたが、いかがでしたか? 

腰が痛くてクイックマッサージや整体で腰を揉んでもらったのに、よくなったのは一瞬ですぐに元に戻ってしまったという経験をお持ちの方は、上記ポイントをおさえてほぐしてみましょう。

[ウーリス]

Posted by nob : 2014年06月16日 21:58

発症後の治療としての効用は高いと私も実感、、、いずれにせよ食べ過ぎは万病のもと。。。

■断食の効用:免疫系を再生させる科学的確証

断食することにより、免疫系が回復するという研究結果が発表された。高齢者やガンの化学療法を受けている患者にとってとりわけ有益な発見だ。

わたしには、毎年数日間断食をする友人が2人いる。彼らは、最初は疲労して空腹を感じるけれど、その後すぐに、より力強く、集中して、活動的で、エネルギーがあふれているように感じるのだと証言する。私はこうしたことに常に魅力を感じてきた。しかし、完全に納得したことはなかった。ほかでもなく、怠慢のためだったが。

しかし今、南カリフォルニア大学長寿研究所のヴァルテル・ロンゴの行った研究が、科学的確証をもたらしている。3日間の断食は、免疫系全体を再生させる。これは、高齢者においてもだ。

これまで断食は確かに「流行」したが、栄養学者たちの見解は反対だった。しかし、研究によれば、短期間食事をしないことで細胞は刺激を受け、新しい白血球を生み出すことになる、というわけだ。白血球は、感染に打ち勝ち、病気を遠ざけることで、免疫系を回復させる。

ロンゴはこう説明する。「断食の間に、体は、損傷し老化して不要となった細胞から解放されます。おそらくは、エネルギーを節約しようとするからでしょう。高齢者や、化学療法を受けている人の体のことを考えるなら、私たちはこの効果の重要性をよく理解することができます。断食は、文字どおり新しい免疫系を作り出すのです」

実験の間、被験者たちは、6カ月ごとに2〜4日間、食事を避けなければならなかった。分析からは、断食が、老化や腫瘍の成長のリスクと関係する酵素、PKA(プロテインキナーゼA)を減少させることに貢献したことがわかった。

化学療法を受けている患者においては、食事を控えることで、副作用が最小限になることが観察された。「わたしたちは、断食が幹細胞を活性化させられることを発見しました。幹細胞は、免疫細胞を再生し、化学療法によって起きる免疫抑制の防止が可能になるようです。さらにマウスにおいては、免疫系を若返らせられるようになります」

もし確証が得られれば、この発見は、研究者たちが実験を行い始めた腫瘍患者たちにとって、この上なく有利なものになるだろう。断食は、ジェノヴァのガズリーニ病院でロンゴが行った先行研究ですでに示されたとおり、化学療法の効果を最大20倍強化することができるだろう。

断食は、完全に健康な体にとっても、体調を改善するのに役立つとも言えるようだ。「数日間食事を控えることが人体に害を与えるという証拠は何もありません。その一方で、特筆すべき恩恵をもたらすという強力な確証が存在します」と、ロンゴは語った。

[ワイヤード]

Posted by nob : 2014年06月16日 21:46

最も怖いのは自分自身。。。

■アドラー流 お悩み相談室

岸見一郎

自分自身にダマされる!?
16歳の女子高生が気づいていない
LINE「ウツ」の本当の正体とは?

フロイトやユングと並ぶ心理学の巨人・アドラーは、現代を生きる私たちに人生観が変わるほどの気づきを与えてくれます。その教えをわかりやすく説いた『嫌われる勇気』は今や30万部のベストセラー。本連載では『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏が、職場や日常生活で起こりうる皆さんのお悩みを「アドラー流」に解決いたします。
今回のお悩みは、16歳の女子高生によるもの。アドラー流の解決策はどのようなものでしょうか?

【今回のお悩み】

「LINEで返信がないと、不安で不安で……。
 頭がおかしくなりそうです。」16歳女子高生

LINEが気になって、やめられません。
自分の送ったメッセージが「既読」になったのに返信がないと、何か悪いことを言ったのか、私のいないところでみんなが私の話をしているんじゃないか、とかいろいろ気になってずっとLINEばかり見てしまいます。自分が嫌われているんじゃないかってすごくこわくなります。
ときどきもう嫌になるけど、やっぱりLINEはやめられません。

【「アドラー流」回答】

その不安という感情は、ある「目的」のために
「捏造」している可能性はありませんか?

 自分がいないところで、他の人は何を話しているのか。

 ひょっとしたら自分の悪口をいっているのではないか。LINEにかぎらず、大いに気になることでしょう。

 しかし、四六時中みんなのメッセージをチェックすることはできませんし、他の人があなたのことをどう見るかはわかりません。「既読」のまま返信してこなくても、それがあなたのことを嫌っている証拠とはいえません。ずぼらなだけであったり、忙しくて返信してこなかった可能性もあるでしょう。

 そして、仮にあなたのいないところで、誰かがあなたの悪口をいっていたとしても、それはあなたが止められる問題ではありません。

 あなたを悪く言わないようにできるのは、あなたではなく、その人だけなのです。

 あなたができるのは、自分の生きたいように生きているのなら、少しくらい嫌われてもよいと思う勇気を持つことです。

 ただ、ひとつ気になったことがあります。それは、ほんとうの問題は別のところにあるかもしれない、ということです。

 みんなが自分のことをどう思っているのか気にならなくなったとしても、あなたはLINEをやめられないかもしれません。

 それは、なぜでしょうか?

 ちょっと考えてみて下さい。LINEをするようになって、できなくなってしまったことはありませんか?

 たとえば、あなたが「LINEが気になって、勉強できなくなった」と感じているとしましょう。勉強しようと机に向かっても、すぐにLINEを見てしまう。矢継ぎ早にメッセージが届いて、とても勉強なんかできる状態ではない、と。

 これはLINEのせいで勉強できなくなったのではありません。「勉強なんかしたくない」という目的をかなえるために、「ずっとLINEばかり見てしまう」という状況を自分自身でつくり出しているのです。

 もしもそうだとしたら、あなたはLINEが気になっているのではない。

 あなたの望む「目的(勉強したくない)」をかなえるために、ずっとLINEをやっているのかもしれないのです。

【今回のアドラー流ポイント 「原因論」と「目的論」】

アドラー心理学では、人は過去の「原因」によって規定されるのではなく、いまの「目的」に沿って生きていると考えます。
たとえば、「子どものころに虐待を受けたから、社会でうまくやっていけない」と考えるのがフロイト的な原因論であるのに対し、アドラー的な目的論では「社会に出て他者と関係を築くのが不安だから、子どものころに虐待を受けた記憶を持ち出す」と説きます。
人はある目的を達成する手段として、不安や恐怖といった「感情」をこしらえる場合があるのです。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年06月16日 21:25

今年に入って以来の体質改善プログラムの一環として、禁酒ではなく休酒してみて、それまでの呑み過ぎを初めて深く実感、、、只今絶好調、あと半年継続してみます。。。

■老化を防ぐ、お酒の飲み方とは?

久保 明 [東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授]

ビールや日本酒、ワインは
何杯も飲めばあっという間にご飯数杯分の糖質摂取に

 今回はお酒をテーマにアンチエイジングを考えてみましょう。

 働き盛りの大人であれば、お酒を飲む機会がかなりありますよね。接待や友人との飲み会、仕事を通じての「ノミニュケーション」等々。お酒が好きで、お酒と食事の組み合わせも大好きで、ストレス解消や気分転換にも欠かせないという人も多いのではないでしょうか。

 まず糖化(参考:第2回「老化のスピードを早めてしまう糖化とは?」)とお酒の関係をみてみましょう。

 焼酎、ウィスキー、ブランデーなどの蒸留酒には糖質が含まれていません。ただし、水やウーロン茶などで割るのでなく、コーラやサワー類などで割ればその分の糖質がかなり加わります。

 一方、ビールや日本酒、ワインなどには糖質が含まれていますので、何杯も飲めばあっという間にご飯数杯分の糖質を摂取してしまいます。甘いカクテル類にも相当の糖質が含まれますのでご注意を。

 糖質を含まない蒸留酒を飲むなら問題ないかといえば、そうでもありません。肝臓の問題があります。

老化を防ぐ、
アルコールの適量とは

 お酒を飲んでいるとき、肝臓はほかの作業を後回しにして、アルコールを分解するため、糖を血液に放出する働きが抑制されます。これにより、一時低血糖になることもあり、身体にとって大きな負担になってしまいます。飲み過ぎはさらに肝臓を疲れさせ、大きな負荷をかけますので、慎みたいものです。

 お酒の健康的な適量というのは案外少ないものです。

 健康を保つため、厚生労働省が推奨しているアルコールの適量は、1日純アルコールで20gほど。ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯、ウィスキーならダブル1杯、焼酎グラス1杯くらいに相当します。お酒を飲む人にとっては物足りない量ですよね。

 しかし、どんなに多くても、40gを適量の限度にすべきと言われています。お酒の飲み過ぎは身体に毒です。もちろんアンチエイジングの大敵でもあるのです。

 お酒は飲み方によっても身体への影響が違います。

一人飲みは、
飲まない人に比べ、リスクが倍にも!

 面白いことに「一人で飲むより、みんなで楽しく飲む」と老化や病気になるリスクが少なくなるのです。お酒の場合、飲むときのメンタル面が大きな要素になるのです。ストレスを抱えて一人で鬱々とのむと悪酔いするとよく言われますが、実際、そうなのです。

 週に300g未満であれば、「みんなで楽しく飲んだ」人は全く飲まない人より、脳梗塞や脳出血など脳血管疾患の発症リスクが低いというデータもあるほどです。週に300gなら、結構お酒が楽しめますよね。週、300g~449gでも、「みんなで楽しく」飲むなら発症リスクは飲まない人と同じくらいです。

 ところが、一人飲みの人は、週300g~449gで脳血管疾患の発症リスクが飲まない人の倍くらいになるのです。

 また別の調査では、ほぼ毎日お酒を飲んでいても、健康的な適量(純アルコールで20g)なら、全く飲まない人に比べて、高齢になっても生活機能レベルが落ちていないことが報告されています。ただし、日本人はお酒に弱い体質の人も多いですから、無理に飲むことはありません。くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。

 お酒でもうひとつ気をつけたいのは、お酒を飲むと食欲が増進し、ついおつまみや食事を食べすぎてしまうことです。

 唐揚げやコロッケ、焼き肉、チーズがたっぷりのったピザ等々、高カロリーや糖化につながる高GI(GI値=グリセミック・インデックス値。食後の血糖値の上昇を数値化したもの)食品は、不思議とお酒には合いますよね。ただし、ビールや日本酒、ワインなどと一緒にたくさん口に入れれば、糖化への道まっしぐらです。おつまみのメニューやお酒の組み合わせ方を上手に選んでみましょう。

 また、「懐石食べ」のように、サラダやおひたし、和え物など食物繊維の多いものや豆腐など大豆製品をはじめに食べ、その後にお刺身や肉などを取るという作戦もありますね。知恵を使って、お酒をより楽しい場にすることがお勧めです。

50歳以上の
正しいたんぱく質の摂り方

 今回のメディカル・トピックスは、たんぱく質の摂り方です。

 今年、2014年に発表された研究では、たんぱく質の摂取が少ない高齢者(66歳以上)では死亡リスクやがんの罹患リスクを上げ、中年(50歳~65歳)では低たんぱく質摂取が死亡リスクやがんの罹患リスク、糖尿病の罹患リスクを下げることが分かりました。

 中年では肉や魚、乳製品などたんぱく質の摂りすぎに注意、高齢者は反対に肉や魚、乳製品などの摂らなさ過ぎに注意するということです。

 アンチエイジングは年齢によって気をつけることが違うのです。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年06月10日 08:40

私は気が置けない相手以外、性別・年齢・立場を問わず、敬称と敬語を原則として久しいです。。。

■アドラー流 お悩み相談室

岸見一郎

年上に「タメ口」はアリ?ナシ?
不愉快な話し方をする相手への対処法とは?

フロイトやユングと並ぶ心理学の巨人・アドラーは、現代を生きる私たちに人生観が変わるほどの気づきを与えてくれます。その教えをわかりやすく説いた『嫌われる勇気』は今や30万部のベストセラー。本連載では『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏が、職場や日常生活で起こりうる皆さんのお悩みを「アドラー流」に解決いたします。
今回のお悩みは、31歳の男性によるもの。アドラー流の解決策はどのようなものでしょうか?

【今回のお悩み】

「タメ口で話してくる年下のアルバイト。本当にむかつきます」31歳男性

ファストフード店で店長をしていますが、年下のアルバイトが「タメ口」で話してきて、イライラしてしまいます。社員は私一人だけで、残り全員がアルバイトです。人手が足りていないので、注意して辞められても困りますし、ふて腐れても困ります。どうしたらいいでしょうか?

【アドラー流回答】

 あなたに必要なのは、「他者の課題」と割り切る勇気。

 年下のタメ口にイライラしているのですね。

 まずはじめに考えてほしいのは、「タメ口で困っているのは誰か」ということです。

 年下のアルバイトでしょうか?

 いいえ、それはあなた自身です。

 タメ口はあなたが「注意」するようなことではありません。

 あなたにできることは、「そんな話し方、やめなさい」と相手に命じることではなく「あなたのその話し方はいや」というように、自分がどう感じるかを伝えることです。

 なぜならそのタメ口を不愉快に感じているのは、アルバイトの方ではなくあなた。つまりこれは「あなたの課題」で、あなたが解決すべき問題なのです。

 そしてアルバイトの方がどんな話し方をするかは、その人自身の課題です。このとき、残念ながらあなたの課題を相手に解決させること、つまり「私がいやだからとタメ口をやめさせること」はできません。

 それは他者の課題に土足で踏み込むことを意味します。

 あなたができることは、アルバイトのタメ口を一つひとつ、あなたが気に入るような言葉に「翻訳」しながら聞くことです。

 日本の社会では、職責の違い(役職の違い)が人間関係の上下を意味することが多くなっています。しかし、若い人は知識や経験が十分でなくても、人間として劣っているわけではなく、人間としては対等です。

 もちろん、上司は先に働き始めた分、知識も経験もあり、取らなければならない責任の量も違います。その意味で上司と部下が「同じ」だとはいいませんが、人間としては「対等」なのです。アドラーはあらゆる対人関係は対等で横でなければならないといっています。

 あなたにタメ口で話しかけるアルバイトは、あなたと対等な関係で接したいと思っているのかもしれません。

 まず、あなたが年下を自分の下に見ることをやめてみれば、アルバイトのタメ口はそんなに気にならなくなるでしょう。

今回のアドラー流ポイント「課題の分離」

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」という視点から、自分の課題と他者の課題を分離し、他者の課題に踏み込まないこと。
 およそあらゆる対人関係のトラブルは、「他者の課題に土足で踏み込むこと」、または「自分の課題に土足で踏み込まれること」によって引き起こされますが、自分を変えることができるのは、自分しかいないのです。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年06月10日 08:23

この愚挙を看過するも歯止めるも結局は私たち国民一人一人の意識と姿勢次第。。。

■集団的自衛権の行使容認で国民の命は守れるか?
その本質は「他国と戦争に突入しやすくなる」こと

上久保誠人 [立命館大学政策科学部准教授]

 この連載では以前、「特定秘密保護法」について論じた。これは思いのほか反響があり、共同通信を通じて、「識者評論」をさまざまな地方紙に書かせてもらった。これらの論考を読んだ方々は、筆者が特定秘密保護法に反対の立場だと考えていると思う。しかし、よく読んでもらうとわかるのだが、実は、特定秘密保護法に反対と書いてはいない。

 論考の主旨は、特定秘密保護法の成立後に、日本のジャーナリズム・国民の本当の戦いが始まる、というものだ。ジャーナリズムは、「特定秘密保護法案が成立すると、逮捕を恐れて委縮し、国民の『知る権利』が失われる」と主張してきた。しかし、その真意が「法律が成立したらジャーナリズムは権力批判をやめる」ということであってはならない。

 ジャーナリズムには、国民に真実を伝えない権力の片棒を担いでいたという歴史がある。そして、歴史を根拠にした彼らの主張は、まるでジャーナリズムは権力の前には無力だと聴こえる。だが、歴史を教訓とするならば、「権力による情報統制がどんなに強まっても、ジャーナリズムは怯まず権力批判を続けなければならない」ということであるはずだ。たとえ、これから何人逮捕者を出すことになろうとも、権力に対して批判を続けるべきだということだ。

 英国にも、特定秘密保護法に相当する「公務秘密法」がある。しかし、ジャーナリストを有罪とした事例は過去ないという。英国のジャーナリストは、権力が言論統制を試みても、委縮することはない。また、国民が権力行使を不当だとみなした場合、政権は容赦なく次の選挙で敗れ、政権の座を失ってしまう。だから、英国では政権が権力濫用を安易にできないのだ。

 日本は戦後、特定秘密保護法のような法律を制定し、運用する経験を持っていない。成立した法律の内容に問題が多いのは言うまでもない。しかし、この法律は国家安全保障上、必要なものでもある。だから、完璧な法律ができないから絶対ダメというのではなく、まず法律自体は成立させるべきだ。その上で、ジャーナリズムなど国民の徹底した批判を継続し、権力濫用を許さず、実効性のある運用ができるものに法律を練り上げていくべきだ。これが筆者の論考の真意なのである。

「集団的自衛権行使容認」に
本格的に動き出した安倍首相

 安倍晋三首相が、他国のために自衛隊の武力を使う「集団的自衛権行使容認」に向けて本格的に動き出した。日本ではこれまで、直接攻撃を受けた際に反撃できる個別自衛権の行使は認めるが、集団的自衛権は「9条が認める必要最低限の範囲にあたらない」という憲法解釈で、行使を認めてこなかった。しかし、首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)が報告書を提出し、「集団的自衛権行使は憲法9条の定める『必要最小限度』の自衛権の範囲内」だとして、憲法解釈の変更を求めた。

 安倍首相はこの報告書を受けて記者会見し、政府の考え方を示す「基本的方向性」を示した。首相は、「集団的自衛権」だけではなく、国連の加盟国が武力行使を行った国に一致して制裁を加える「集団安全保障」、他国からの武力行使には至っていない「グレーゾーン事態」を含めて事例集を提示した。

 具体的には、「集団的自衛権」として、①公海上で米艦船への攻撃に対する応戦、②米国に向かう弾道ミサイルの迎撃、③日本近隣で武力攻撃した国に武器を供給するために航行している外国船舶への立ち入り検査、④米国を攻撃した国に武器を提供した外国船舶への検査、⑤日本の民間船舶が航行する外国の海域での機雷除去、⑥朝鮮半島有事の際に非難する民間の邦人らを運ぶ米航空機や米艦船の護衛、の6事例が示された。

 また、「集団安全保障」として、①国際平和活動をともにする他国部隊への「駆けつけ警護」など自衛隊の武器使用、②国際平和活動に参加する他国への後方支援、の2事例、「グレーゾーン」として、日本の領海に侵入した潜水艦が退去要求に応じない場合の対処という事例が示された。

「集団的自衛権」の本質的な議論を避ける
安倍首相の「空虚」な説明

「集団的自衛権」という国論を二分する難しい問題を国民に理解してもらうために、安倍首相はさまざまな工夫をした。例えば、首相はパネルを使って、周辺有事の際に取り残された邦人を輸送する「米軍艦船の防護」を説明した。パネルには、「赤ちゃんを抱きかかえた母親に不安げな表情で寄り添う子ども」のイラストが描かれた。そして、首相は「日本の自衛隊は日本人が乗っている米国の船を守ることができない。これが憲法の現在の解釈だ。皆さんが、あるいはお子さんやお孫さんたちがその場所にいるかもしれない。その命を守るべき責任を負っている私や日本政府は、本当に何もできないということでいいのだろうか」と訴えたのだ。

 また、国連平和維持活動(PKO)に参加する要員が襲われた場合に救助に赴く「駆けつけ警護」についても、パネルが用意された。首相は、「アジアで、アフリカで、たくさんの若者たちがボランティアなどで地域の平和や発展のために活動している」が「彼らが突然、武装集団に襲われたとしても、自衛隊は彼らを救うことができない」と述べた。NGOの日本人ボランティアや他国の国連平和維持活動の要員が、現地の武装集団に攻撃されても、PKOで派遣された自衛隊が警護できない現状を訴えたのだ。

 安倍首相は記者会見で、何度も「国民の命を守る」と繰り返し、「熱弁」を振るった。しかし、その内容は驚くほど「空虚」だった。それは、上記のような事例が、国民の支持を得やすいものではあっても、集団的自衛権の本質的な議論から外れているからだ。

集団的自衛権行使の本質は
「他国と戦争に突入する」ということ

 集団的自衛権の本質は、「他国を防衛する戦争に加わること」である。これまでであれば、米国などの同盟国が戦争に突入して支援要請を受けても、日本は集団的自衛権が憲法上認められていないことを理由に断ることができた。しかし、集団的自衛権行使容認となると、戦争参加を断る理由がなくなってしまう。また、集団的自衛権を行使すると、相手は日本を「敵国」とみなすことになる。当然、日本が攻撃される可能性は増すことになる。

 つまり、集団的自衛権を行使した場合、「邦人救出」で終わりになるのではなく、そのまま敵国との戦争状態に突入してしまうのだ。だが、安倍首相はこの本質論を徹底的に避けている。首相は、「あらゆる事態に対処できるからこそ、抑止力が高まり、紛争が回避され、戦争に巻き込まれることがなくなると考える」と述べた。つまり、日本が同盟国の要請で戦争ができる態勢を整えれば、同盟国に戦争を仕掛ける国はなくなるというのだ。

 しかし、これこそまったく説得力のない、リアリティを欠く話だろう。世界最大の軍事大国である米国が抑止できないような紛争に、「日本が参戦できるぞ」と言ったところで、どれだけ戦争抑止の効果があるというのだろうか。また、「湾岸戦争」「イラク戦争」など、米国の戦争は、米国からの先制攻撃がほとんどだ。強大な米国を相手に、負けるのがわかっていて自ら攻撃を仕掛ける国などほとんどあるわけがない。米国が北朝鮮のミサイル攻撃を受けるという想定がよくなされるが、本当に攻撃したら、米軍の報復攻撃で一瞬にして金正恩政権は滅亡するのであり、北朝鮮がそんな愚を犯すという想定はほとんどリアリティがない。

 要するに、巨大な米軍に小さな自衛隊が加わったら、敵国に戦争を思いとどまらせる抑止力が高まるというのは、ロジックとして非常に苦しい。むしろ自衛隊の援助によって、米軍が戦争を決断しやすくなるということもいえる。集団的自衛権行使容認は、日本が戦争に巻き込まれる可能性を高めるというのが、素直なロジックの立て方なのだ。

 安倍首相は、「巻き込まれるという受け身の発想ではなく、国民の命を守るために何をなすべきかという能動的な発想を持つ責任がある」と述べた。しかし、「国民の命を守る」と繰り返す首相が、精神論に逃げるのは無責任の極みだろう。

安倍首相に信頼されない国民と
国民に信頼されない「閣議決定」

 筆者は以前、いわゆる「政治不信」以上に、政治家の「国民不信」が深刻だと論じたことがある(前連載第65回を参照のこと)。政治家は本音では、国民からの冠婚葬祭から子どもの進学・就職などまでの便宜供与の要求に応えるために、政治にはカネがかかるし、汚職に走ることになると考えている。また、規制緩和・自由化、財政改革など「痛み」を伴う重要な政策を、国民が理解できないと思っているのだ。

 安倍首相が、集団的安全保障行使容認について、本質論を避けて国民に支持されやすい話を続けるのは、首相の無責任を示しているだけではない。それ以上に、首相が国民をまったく信頼していないことが大きいのではないだろうか。

 その一方で、安倍首相の言葉がまったく信頼されないという側面もある。例えば、首相が「閣議決定」で集団的自衛権行使容認を決めようとしていることが、立憲主義の破壊だと批判されている。歴代内閣が長年守ってきた憲法解釈を、一内閣の判断で変更できるとすれば、憲法が権力をしばる「立憲主義」の否定につながる前例を残すことになると批判されているのだ。だが、これは民主主義を「交代可能な独裁」と捉え、首相など政治指導者の決断が発表されるまで、意思決定は基本的にすべて非公開であることを国民が容認する英国ならば、まったく問題にされることはないものだ(前連載第63回を参照のこと)。

 つまり、世界的にみれば「閣議決定」というのは、民主的プロセスとして、立憲主義を否定するというほどの問題があるわけではない。日本でこれが問題とされるのは、日本国政府に対する根本的な部分での「信頼」が欠けているからではないだろうか。

「日本ならず者国家論」で
集団的自衛権を考える

 この連載では以前、「日本ならず者国家論」という論考を出した(第59回を参照のこと)。これも比較的反響があったもので、経済誌や新聞に紹介されたことがある。それは、憲法9条の存在そのものが、日本を「かつて侵略戦争を起こした、ならず者国家」の地位に貶めたままにしているのだという主張だ。日本は、憲法9条があるからこそ、中国、韓国などの近隣諸国から信頼を得られず、過去の過ちを反省していないと批判され続けているのだ。

 日本が「ならず者国家」のレッテルから脱するには、まず、憲法9条の撤廃が必要になる。そして、ここからが重要だが、憲法9条を撤廃した後に、どんなに困難な国際紛争に直面しても、知恵を振り絞り、ありとあらゆる手段を用いて、外交交渉で問題解決する姿勢を貫き続けることだ。この覚悟ある姿勢を何十年も続けて、初めて日本は平和国家として、国際社会で名誉ある地位を占めることができるのだと考える。

 集団的自衛権行使容認の議論も、「日本ならず者国家論」によって考えるべきだろう。「集団的自衛権を保持するが使えない」という独特の憲法解釈をせざるを得ないのは、日本が「ならず者国家」であり、平和憲法で軍事的冒険を抑え続けないといけない危険な存在だからだ。

 集団的自衛権を容認するのは、日本を「ならず者国家」とする憲法の制約を解くことである。そして、その意義はあくまで、集団的自衛権行使を容認しても、それを実際に行使せざるを得ない戦争という事態に追い込まれないよう、徹底的に知恵を絞って国際社会を渡っていくことで、「世界で最もシビリアンコントロールの効いた平和国家」としての国際的地位を確立することだと考える。

 換言すれば、安倍首相が避け続ける、集団的自衛権を巡る「戦争参加」と「抑止力」の矛盾こそ、日本が最も真剣に正面から議論をしなければいけないことなのである。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年06月10日 08:12

フェイスブックとツイッター、過ぎたるは及ばざるが如し、、、ネットコミュニケーションツールは元より現実社会において信頼で結ばれた人たちの間でこそ最大限の利便性を発揮する。。

■「孤独な人ほど Facebook で個人情報を公開しまくっている」との研究結果

Facebook を使っている人は多いと思うが、たまに友達の投稿が多過ぎたりシェアし過ぎで、鬱陶しく感じたことがある人はいるだろう。しかしある最新研究で、そんな人達は「孤独を感じているから SNS で自分をさらけ出している」ことが明らかとなり、友達のためにも面倒くさがらずに相手をしてあげた方が良さそうである。

・孤独な人ほど Facebook で個人情報を公開

SNS と孤独感の関連性を研究したのは、豪チャールズ・スタート大学のイェスラム・アル=サガフ博士率いる研究チームだ。彼らが、Facebook で自分のページを一般公開している女性616人のタイムラインの書き込みを分析したところ、半数が “孤独な” グループ、残りは “寂しさを感じていない” グループに分類された。

そして孤独なグループのほとんどが、交際ステータスや好きな映画や本といった個人的な情報を公開し、なかには住所まで記載している人もいたのである。一方対するグループは、それほど詳しい個人情報を載せていなかった。

・寂しさを紛らわす行為が逆効果に

寂しい人ほど多くの個人情報を一般公開するのは、「共通の趣味を持つ他人が連絡を取りやすいように」との心理が働いてると博士は分析する。“誰かとつながることができるかも” と思うことで、孤独感に打ち勝とうとしているのである。

ところが、Facebook を通して人とコンタクトを取ることで瞬時の満足感は得られるものの、結果的には「取り残される不安感」が募り、さらに孤独感が増し鬱(うつ)の原因にもなり得るとのこと。

・Facebook に費やす時間が増えると幸福感が減少

そして他の研究チームが、被験者82人に2週間にわたり1日に5回、 Facebook 上で幸福感や友達付き合いについてのアンケートに答えてもらう実験を行った。すると同サイトに費やす時間が長くなればなるほど、彼らの幸福感と満足感が減少していくことが明らかになったである。

・しかし、欠点ばかりではない SNS

しかし Facebook や他 SNS の使用は欠点ばかりではない。例えば一人暮らしで孤独を感じやすい老齢者が、SNS を使い家族や友人とマメに連絡を取り、生活に活気を与えることは重要だという。

現代ではインターネットや SNS の使用を避けることは不可能である。よって使用頻度を適度に保ち、ネット上だけなく実際に友人と過ごす時間を持つよう心がければ、Facebook の使用は害にならないとの意見もある。

避けては通れない SNS との上手な付き合い方が、これからの大きな課題ではないだろうか。何事も “ほどほどに” が鍵であることは間違いないだろう。

参照元:Mail Online、The Daily Beast(英語)
執筆:Nekolas

[ROCKETNEWS24]

Posted by nob : 2014年06月06日 09:08

発症していない人の数値範囲に過ぎず、、、明日は判らない。。。

■治療も薬もやめたい…「血圧147正常」で混乱する医療現場

 日本人間ドック学会などが発表した「血圧147」が波紋を呼んでいる。この騒動の内容から疑問の解決まで、現役の高血圧治療医らへ取材した。

*  *  *

「『自分は上が147以下だから治療をやめたい』と言う高血圧の患者さんが今日も診察に来ました。高血圧に伴う脳梗塞もある方です。あなたは治療しないと危ないと言ってどうにか納得してもらいましたが、数値が独り歩きしていて、非常に危ない状況です」

 高血圧治療を専門にするある医師はこう嘆く。いま、医療現場では高血圧の数値をめぐって大きな混乱が起きている。

 きっかけは、4月4日に日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が発表した「新たな健診の基本検査の基準範囲」だ。過去に人間ドックを受診した約150万人のなかから、肥満や持病がなく、たばこを吸わないなどの条件を満たした「スーパーノーマル(超健康)」な人、約1万〜1万5千人を抽出。血圧、血糖値、コレステロール値など計27項目を調べたものだ。

 その結果、血圧については、基準範囲の上限が、147/94(初めの数値が上の血圧、次の数値が下の血圧、単位はmmHg、以下同)。「高血圧治療ガイドライン2014」では、140/90以上が高血圧の診断基準なので、上の血圧はそれより7mmHg高いことになる。さらに血圧以外の項目でも、これまで「治療の必要がある」とされてきた診断基準の数値と比べ、総じて“ゆるい”数値が示されたのだ。

 人間ドック学会の数値が報道されると、「正常の範囲が広がった」と受け止められた。「自分は高血圧ではない」と考え治療をやめたいと言いだす患者や、薬を勝手にやめてしまう患者も出てきた。

 人間ドック学会には医師からの問い合わせが殺到した。その後、「今すぐ学会判定基準を変更するものではない」「『健康』とされる範囲を緩和した新基準を発表したかのような一部報道は事実誤認」とホームページで表明するなど、騒動の火消しに追われた。

 診療側の学会も相次いで声明を出した。日本高血圧学会は、「人間ドック学会の『正常』の一部には、『要再検査、要治療』が含まれていると理解するのが正解」と指摘。同学会学術委員長で大阪大学大学院老年・腎臓内科学教授の楽木宏実医師は、「血圧を下げるべき人への生活習慣修正の指導もされなくなってしまい、血圧のさらなる上昇と将来の心血管病発症の危険が増加する可能性がある」と心配する。

 ついに5月21日には、日本医師会が「多くの国民に誤解を与え、医療現場の混乱を招いている実態に鑑みても、『拙速』と言わざるを得ない」と、人間ドック学会の対応を厳しく批判する事態にまで発展した。

「147」という数値をどう理解したらいいのか。臨床研究適正評価教育機構の理事長で、東京都健康長寿医療センター顧問の桑島巌医師は、「正常範囲が広がったと理解するのは正解ではない」と指摘し、人間ドック学会、高血圧学会の数値の違いをこう解説する。

「人間ドック学会の数値は、現時点で健康と考えられている人の血圧の分布範囲。つまり将来、脳卒中や心筋梗塞を発症する可能性には言及していません。一方、高血圧学会の基準値は、脳卒中や心筋梗塞を予防するうえで、どのレベル以上だと危険かということを示した数値なのです」

 高血圧の恐ろしさは、放置すると動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞といった命にかかわる病気を引き起こすことにある。高血圧学会の数値は、将来これらの病気が起こる危険性を考慮している、というわけだ。

[週刊朝日]

Posted by nob : 2014年06月06日 09:02

私はこの半年生活習慣を根本から見直して体質改善中、、、一年で全身すべての細胞は生まれ変わる、あと半年頑張るつもりです。。。

■体が若返ることってあり得るの?

男女を問わず、いかに若々しさを維持するかというのは切実な問題。細胞の生産サイクルを高めて、見た目も中身もアンチエイジングを!男女を問わず、いかに若々しさを維持するかというのは切実な問題。細胞の生産サイクルを高めて、見た目も中身もアンチエイジングを!

残業続きで疲労困憊(こんぱい)の帰り道。ふと、電車の車窓に映る自分の姿を見て、「老けたなあ」「くたびれているなあ」なんて感じてしまったこと、ないだろうか?

まだまだ仕事も恋愛も頑張らなければならないお年頃としては、このまま老けこんでしまうわけにはいかない。幸いにして世はアンチエイジングブーム真っ只中で、男女向けに様々なアイテムが売られている。

…でも、老化を少しでも遅らせようというのであればともかく、一度老化してしまった部位が再び若返るという現象は、本当にあり得るのだろうか? 用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生に聞いてみた。

「それはあり得ますよ。人間の体というのは皮膚も髪の毛もすべて細胞が集まって形成されており、常に新しい細胞と入れ替わっています。若いうちは細胞がダメになるペースよりも作られるペースが上回り、細胞の総量が増えていくため体が成長するわけですが、加齢とともにこのペースが逆転することで、老化が始まります。何らかの治療や対策によって、部分的に細胞がダメになるスピードを抑え、新たに作られるペースを上回らせることができれば、その部位は若返るといっていいと思います」

つまりは差し引きで細胞の量が増えれば、その部位は若返ると鈴木先生は解説する。そうするためには、細胞が失われるスピードを抑える努力をすることが重要だという。

「不摂生な生活をあらため、規則正しいサイクルと栄養バランスのいい食生活に切り替えるだけでも、細胞が損なわれる速度を抑えることができ、アンチエイジング効果はありますよ」

これは何も見た目だけにかぎった話ではない。鈴木先生によれば、そうした生活改善によって内臓のアンチエイジング効果も生まれ、結果として各臓器の機能アップにもつながるという。

最近ではエステやレーザー治療などアンチエイジングのための様々な方法があるけれど、まずは規則正しい生活を心がけることから始めてみては?
(友清 哲)

※この記事は2013年6月に取材・掲載した記事です

[webR25]

Posted by nob : 2014年06月03日 17:59

簡単即効、、、おすすめです。。。

■イラっとしたら…すぐ!即効性のあるストレス解消法

「ストレス解消したいのに、今できない。でも、どうしても今したい」そう思ったことはありませんか?上司の発言にイラっ!何かこぼしてイラっ!といった些細なことでストレスを感じるあなたに、最適なストレス解消法があります。それは、反射です。この記事では、人の本能が持つ反射を利用して、その場のストレスを軽減させる方法をご紹介します。

■ 反射の力で速効ストレス解消!

◎ 反射とは?

猫だましされたら目を瞑る・ビックリしたら息を吸う・熱いものに触った時にとっさに手をひっこめるなど「こうしよう!」と思う前に、無意識に脳が筋肉を動かすことを反射といいます。学校で習いましたね!実は、この反射を利用して心拍数を下げ、リラックスを促す方法があるのです。これをストレス解消に利用しましょう。

■ まずは試しに、「呼吸反射」

「落ち着いて、ハイ!深呼吸して〜」と、よく聞きますよね。これはとても理にかなった方法です。人間は、息を吸うと心拍数が上昇します。逆に、息を吐くと心拍数が減少するようにできています。これを利用して、呼吸反射を体験してみましょう。

◎ 呼吸反射でストレス解消する方法

5秒間息を吸ったら、吐けるところまでゆっくりじっくりと息を吐いてみましょう。すると…どんどん心拍数が落ち着き、リラックスしていきます。どうですか?これが初歩的な反射を利用したリラックス方法です。

■ これからが本番、「アシュネル反射」(眼球心臓反射)

アシュネル反射という言葉を聞いたことがありますか?これは、眼球心臓反射とも呼ばれます。アシュネル反射は感覚反射の一種で、激痛を感じると心拍数が上昇したりするのと同様の反射です。言葉は難しいですが、やり方は簡単です。

◎ アシュネル反射でストレス解消する方法

まず、両目を閉じ、まぶたの上に触るか触らないかくらいの位置に指先を添えます。そして、ゆっくり静かに眼球を圧迫しましょう。怖い人は手のひらでも大丈夫です。あくまで優しくを心がけてくださいね。決して強く圧迫しないでください。ソフトに触れる程度でOKです。どうですか?イラっとした気持ちが落ち着いたでしょうか?眼球の後ろにある神経を眼球の圧迫により興奮させることで、副交感神経の迷走神経が刺激され、緊張が緩和されます。これにより、血圧と心拍数がさがるのです。アシュネル反射を利用して、効果的にストレスを解消してみましょう!緊張症の人や、イザという時にもぜひやってみてくださいね。

■ 速効でストレスケアするために本能に頼ろう!

狭いところが落ち着く、人に見られていない方が落ち着くという本能は、様々な反射が複雑に組み合わさったものです。利用しない手はありません。「呼吸反射」と「アシュネル反射」を組み合わせて、吐くことを意識しながら眼球圧迫すると効果は倍増です。イラっとしたときに即効でストレス解消をして、ためないストレスケアをしてみてはいかがでしょうか。

[著:nanapiユーザー・ いおり 編集:nanapi編集部]

Posted by nob : 2014年06月03日 17:51

私も日々留意実践しています。。。

■いいことづくしの酵素を「効率よく摂取する」とっておきの方法7つ

高橋果内子

いいことづくしの酵素を「効率よく摂取する」とっておきの方法7つ] 食物繊維を摂るなど、食事に気をつけているのに便秘症でなかなか体重が落ちない……。こんな悩みをよく聞きます。便秘は、お肌トラブルの原因にもなりますし、ダイエットの大敵でもあるもの。

そこで今回は、酵素を増やして、美肌と便秘知らずの身体を手に入れるための方法を紹介したいと思います。

■腸美人はスリムな体型でいられる!

私たちが食べているものは腸で吸収され、それが血液を通じて、全身の細胞へ運ばれてエネルギーになります。腸の働きが低下してくると、いくら栄養バランスの取れた食事をしていても、栄養を腸で吸収できずに全身へ届けることができません。

食べたものが腸で速やかに吸収される、すなわち、腸の状態が良好になれば、エネルギー代謝も促進されて体重の悩みからも解放されるでしょう。

■腸の状態には”酵素”が重要な役割を担う

酵素とは、生命に存在するたんぱく質です。体内に豊富にあれば、エネルギーも免疫力も高まります。でも、インスタントやレトルトなど、酵素の少ない食べ物ばかり食べたり、アルコールやタバコは、摂取したことによるストレスを解毒するため、大量の酵素が使われてしまいます。

酵素を増やし、腸の働きを活性化させることが、便秘解消への一番の近道。ちなみに、酵素には生きていくために必要な”代謝酵素”、食べたものを分解し吸収しやすい物質に変換する”消化酵素”、生の食物に含まれる”食物酵素”の3つの種類があります。

”食物酵素”だけが、外部から摂取することができるので積極的に摂取しましょう。

■酵素を効率よく摂取する方法7つ

では、どうしたら酵素を増やすことができるのでしょうか? ここでは具体的にお伝えしていきます。

(1)死んだ食品を摂らない

死んだ食品とは、化学調味料や食品添加物、精製された砂糖や人工甘味料のこと。これらには食物酵素が含まれず、逆に添加物に含まれた化学物質を解毒するために酵素を使ってしまいます。

(2)ローフードを食べる

酵素は熱に弱く、48℃で破壊が始まり75℃でほぼ全滅してしまいます。そこでお勧めなのはローフード。果物や発酵食品、生野菜、海藻、刺身など加熱せずに食べられる食べ物には、たくさんの酵素が含まれていますので、積極的に食べると良いです。

(3)植物性食品と動物性食品の割合は85:15に

ローフードとともに気をつけたいのが、動物性食品の摂り過ぎ。肉類は腸内で消化する時に、大量の消化酵素を消耗します。また、食物繊維を含まないので腸内に溜まりやすく、便秘にもなりやすくなります。食事の15%以上が動物性食品になりそうな時は、次の食事で豆類や野菜、海藻などを食べるように心がけましょう。

(4)加熱していない生物から先に食べる

せっかくローフードを食べるなら、順番は一番最初がベスト。量のある生の野菜や果物から食べることで、胃の中を満たす効果も期待でき、ビタミンや食物繊維などの栄養素と酵素を先に身体へ届けることができます。同時にお水を飲むと、約20分ほどで細胞のすみずみにまで酵素が運ばれ、脂肪燃焼の手助けをしてくれるので、ぜひ食事中の水分補給を習慣にしてみてください。

(5)1日1.5リットルの常温のお水を飲む

食事中の水分補給は、栄養を身体のすみずみに届けるため、また老廃物を流すためにとても大切ですが、冷水では腸の温度を冷やし腸の働きを弱めてしまいます。効率よく酵素を摂取するためにも食事の際は、常温のお水を飲むようにしましょう。毎食事の際、約500ミリリットルずつ飲むと、ちょうど良いです。

(6)良質な調味料を摂る

化学調味料は、避けた方が良いとお伝えしましたが、それなら逆に調味料にこだわってみるのはいかがでしょうか。昔ながらの製法で作られた天然ものの調味料は、ミネラルが豊富です。上質な調味料に含まれる栄養素が、腸本来の働きを高め、栄養の吸収も高めてくれます。

(7)一口30~40回は咀嚼する

消化するのに酵素が使われてしまわないように、楽に消化ができるようにすることが大切。早食いや大食いは、消化に負担がかかるのでNG。噛むことで胃の消化が楽になり、唾液の分泌も活発になります。また、その唾液がさらに消化を助けてくれます。噛むことで満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎを防ぐこともできるので一石二鳥です。

腸内環境を整えると、良いことばかりですね。便秘に悩んでいる方もそうでない方も、ぜひ7つの方法を取り入れて、”美腸”を目指してくださいね。

[美レンジャー]

Posted by nob : 2014年06月03日 17:37

また旅立つ君へVol.43/言い得て妙。。。Vol.19

■もっと自信が持てるようになる13のアドバイス

Inc.com:「自分に自信がありますか?」と聞かれて「はい」と答える人はほとんどいないでしょう。しかし、作家であり、元フォーチュン 500の役員でもあるBecky Blalockさんは、誰でももっと自信が持てるようになると言っています。自信というのは、身に付けることができるスキルなのです。

まずは、「自信やリーダーシップがあり、人前で話すことができる」のは、生まれつきの資質によるものだという先入観を捨てることから始めましょう。実際に研究では「恥ずかしがり屋で控えめ」という性質こそ、人間が持って生まれたものだと証明されています。Blalockさんは、「私たちの祖先が遺伝子を残すために生き残るには、慎重でなければならなかったからです。しかし、心配をしなければならなかったことが、現在では心配をする必要がなくなっています」と言っています。

では、もっと自信が持てるようになるにはどうすればいいのでしょうか? Blalockさんの13のアドバイスを紹介しましょう。

1.考えはあくまでも考えだと知る

平均的に人間は毎日65000のことを考えています。そして、そのうちの85~90%は、心配したり恐れたりしているネガティブなことを考えています。これは竪穴式住居に住んでいた時代の名残で、自分に対する警告なのでしょう。

たとえば、火に手を突っ込んだら、そんなことは二度としないように脳が確認をしようとするでしょうから、もっともな話です。しかし、生き残るためのメカニズムが、希望や夢よりも恐怖に意識を向けさせてしまっています。
大事なのは、脳がこのような仕組みで動いているということを知ること。そして、ネガティブな出来事に過剰反応しないようにすることです。考えはあくまでも考えなのだと認識しなければなりません。頭で考えたことが、必ずしも客観的な事実とは限りません。

2.目的地を知る

「やりたいことは何ですか?」「どんな人になりたいですか?」とたくさんの人に聞いてきましたが、「わかりません」という人がたくさんいます。自分が何をしたいのかを知ることが重要です。自分のやっていることが、自分の行きたいところ(なりたいもの)へとつながっています。

3.感謝の気持ちを持つ

何に感謝しなければならないか。それを考えることから一日を始めましょう。この世にいる70億人のうち、ほとんどの人には、あなたの「やっていること」をするチャンスがありません。そのような視点で考えると、残りの一日をどんな気持ちで過ごすかが決まってきます。

4.安全地帯から毎日一歩踏み出す

安全地帯というのは面白いものです。安全地帯から定期的に踏み出していると拡大するのに、ずっと留まっていると縮小するからです。安全地帯が縮小しないようにするには、そこにはない、やったことがないことをやるのです。

誰もが怖い経験をしたことがあるはずですが、それはそんなに悪いことではないと気付きます。Blalockさんの場合、軍の基地へ行った時に、パラシュート訓練をするタワーの一番上から飛び降りる体験をしました。もちろん命綱できちんとつながれていたのですが、「ごめんなさい、できません。小さな子どもが家で待っているんです」と言って、止めさせてもらおうとしました。しかし、誰かが背中を押してタワーから飛び降りてしまいました。でも、「そんなに悪くないな」と思ったのです。

常に、安全地帯から蹴りだしてくれる人がそばにいるわけではありませんから、自分でそうしなければなりません。「とにかく動け!」というのがアドバイスです。

5.停まっている車を犬は追いかけない

反対意見や疑問、心配などが頭に浮かんでいる時は、それが思い浮かぶだけの理由があるのでしょう。そのような警告のサインを無視しろというわけではありませんが、そのようなネガティブな視点からは離れましょう。変化や現状を変えようとしているから、そのことに相反するものが生まれているのです。

6.失敗に備える

自信を喪失させるのは失敗ではなく、失敗に備えていなかったことです。備えがあれば、失敗から学び、もう一度チャレンジできます。ホームランの記録を持っている野球選手は、三振の記録も持っていることが多いのです。三振を恐れてバットを振らなければ、ホームランは打てません。

7.お手本となる人を見つける

何かをやりたいことがあるなら、それを実現したことがある人を見つけましょう。ためになるアドバイスをもらったり、ロールモデルとして参考にさせてもらったりして、できる限りのものを吸収するのです。

8.仲間は賢く選ぶ

ネガティブかポジティブかなど、自分の物の見方というのは、自分がよく一緒に過ごしている5人の平均になります。ですから、一緒に過ごす人は慎重に選びましょう。自分を励まして、気分を高めてくれるような人としっかり一緒に過ごすようにしましょう。

Blalockさんが本を書くために経営幹部職を辞めた時、愕然として「誰もそんな本を読まないよ」と言う人もいれば、反対にがんばれと励ましてくれる人もいました。そのおかげで、自分がそばにいるべき、励ましてくれる友だちを見つけるのに、時間はかからなかったそうです。

9.準備をする

ほとんどの場合、きちんと準備ができていれば自信を持てます。スピーチをしなければならないなら、原稿を書き、何度か練習し、録音して聞きましょう。初めての相手と会議をする場合は、相手の会社のウェブサイトで事前に情報を入れたり、相手のソーシャルメディアの情報をチェックしたりしましょう。インターネットを使えば準備をするのが楽です。

10.十分な休息と運動をする

十分な睡眠と運動と栄養を取っていれば、気分と生産性に良い影響があることは、あらゆる研究によって証明済みです。週3回、中程度の運動を20分ほどするだけで、海馬にとっては十分で、アルツハイマー病やうつ病を回避するには何よりも効果的です。しかし、運動は優先順位が下がることが多いです。誰かに任せられることはたくさんありますが、運動は他の人に代わりにやってもらえません。

11.呼吸をする

とても簡単なことです。深呼吸をすると、脳に酸素が行き渡り、意識がより明晰になります。緊張するような状況では、自分の体をコントロールできると認識することはとても重要です。あまり呼吸を活用していない人は、すぐに取り入れてみてください。

12.うまくできると信じる

やったことの無いことや、資格を持っていないことを、知ったかぶりするということではありません。しかし、必要なスキルを大体持っていて、足りないものがわかっている場合は、尻込みはしないでください。

ある会社が、男性よりも女性の方が昇進する人が少ないのかを調査しました。自信に対する考え方にかなりの違いがあるのが問題でした。男性の場合は、ある役職や仕事に対する能力の半分を満たしていれば、それに値すると考える傾向にある。しかし、女性の場合は、ほとんどを満たしていないと値しないと考えることが多かったのです。仕事や何かをやる前に、それに対する豊富な経験が必要だと思い込んで、躊躇しないでください。

13.助けを求めるのを忘れない

自分がやりたいことを誰もが知っていると思い込まないように。自分でやりたいことがわかったら、それを周りの人にも伝えましょう。あなたのやりたいことが相手に伝わったら、助けてくれるように頼みましょう。予想以上に助けてもらえることに驚くかもしれません。

人は、アドバイスや助けを求められるのを、本当にうれしく思うものです。断られた場合は、別の人に頼みましょう。しかし、Blalockさんの経験によると、ほとんどの人は断らないのだとか。

Minda Zetlin(原文/訳:的野裕子)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2014年06月01日 08:45

その時々の人の立場や都合に左右されない原則としての平和憲法の改正自体が愚かしさの、改正手続きを踏まぬ解釈変更など姑息さの極み。。。

■政権ウォッチ

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]


□集団的自衛権は与党協議に注目!

 5月15日の安倍晋三首相の記者会見以来、集団的自衛権問題についての公明党の対応に一段と関心が集まっている。

 その中で、公明党の支持母体である創価学会が報道各社の取材に応えて明確なコメントを発表した。

 このコメント(18日付東京新聞)では、2つの重要な意思が表明されている。1つは、「憲法第9条についての政府見解を支持」していること。もう1つは、「集団的自衛権を限定的にせよ行使するという場合には、本来、憲法改正手続きを経るべきである」と言っていることだ。

 ここで「本来」と言う言葉はいわずもがな。例外を認めると誤解される恐れがある。もしもこれが妥協を予定した小細工ならコメント全体の信頼が失われる。よもやそんなことはないだろう。

「集団的自衛権」と「集団安全保障」
この2つを混合させていないか

 安保法制懇の報告と首相会見後の報道機関の世論調査は、各社によってあまりにも大きな隔たりがあって戸惑うばかりだ。

 例えば、集団的自衛権の行使について、賛成か反対かの中間に「限定的行使」を入れれば、多くの人がそれを支持する。それと全面行使賛成とを合わせて「集団的自衛権行使賛成」の数字を見出しとすれば、6割とも7割ともなって、実感とはかなり離れたものになる。

 その上、この問題はきわめて難解で、正確に理解している人は少ないと言ってもよい。

 1991年の湾岸戦争のときは、初めての論争だったせいか、当初は現職国会議員でも理解している人はわずかと感じたものだ。特に集団安全保障との違いは判りづらかったようだ。

 言うまでもなく、集団的自衛権と集団安全保障は全く異なる概念である。

集団的自衛権は与党協議に注目!

 ①集団安全保障は警察機能。村社会に例えると、村の秩序を乱す無法者をみんなで懲らしめること。②集団的自衛権は、特定の人の暴挙に仲良しと一緒に対抗することだ。

 ①と②に共通している“集団”という言葉がややこしくしていて、違いを理解することを困難にしている。

 端的に言えば、集団的自衛権と違って、集団安全保障は「自国のため」ではなく、「世界のため」の武力行使などの義務を伴っているのだ。

 今回の報告書や首相会見は、この全く異なる概念をごちゃごちゃにして混合し、一層難解にしてしまっている。意図的にそうしたとは言わないが、紛らわしくしている点で著しく不誠実な姿勢と受け取られても仕方がない。

 議論されている例で、米国に向かう(かもしれない)弾道ミサイルの迎撃をめぐる問題とは異なり、PKO活動に関するものなどは①の集団安全保障の枠に入るもの。分けて提示していると言っても同時であれば理解が難しくなるのは当然だ。

集団的自衛権の行使を認めたいなら
堂々と憲法の改正手続きを踏め

 5月19日からいよいよ自民・公明両党間で与党協議が始まった。まるでクイズかパズルのような事例が多いが、個別的自衛権で対応できるものを合意できればよい。どうしても集団的自衛権の行使に当たるものなら堂々と憲法の改正手続きを踏むことだ。憲法の核心部分の解釈を変更すれば千載に大きな悔いを残すことになるだろう。

 与党幹部からは「国民を守ることと憲法を守ることのどちらが大事か」と言うような荒っぽい発言が聞こえてくる。

 確かに日本をめぐる安保環境は厳しさを増しているが、今日や明日の軍事衝突が差し迫っているわけではない。緊張を緩和する外交努力を先行させれば危機は十分回避できるはずだ。

 仮に緊迫しているとしても、国論を二分したり、政権の信用が失墜すれば、そのほうが余程危機対応の意志も力も弱まってしまう。与党協議が誤った合意に達することがないように厳しく見守りたい。


□安倍首相は集団的自衛権問題を棚上げにして
目前の脅威に対応すべきだ

「宮沢内閣が終わる日、私は自民党を離党して、あなたと行動を共にします」

 私が細川護煕氏にそう約束したのは、自民党離党、さきがけ結成の前年、1992年の8月のことだった。

 雑誌(週刊東洋経済)で政治改革についての対談をした後で、パレスホテルに場所を移して3時間近く会談し、私はその場でこの約束をした。

 バブルが弾け、冷戦が終結して日本は歴史的変動の最中にあったが、自民党は構造汚職が次々と明るみに出て、不毛な選挙制度改革論議にうつつを抜かし、直面していた歴史的な課題に取り組むことができないでいた。

 91年当時から既に離党する決意を固めていた私にとって、細川氏の日本新党の立ち上げは鮮烈で、基本的な考えが一致するなら行動を共にするつもりで、その対談の席に臨んだのである。

 会談内容は、(1)憲法観、(2)歴史観(歴史認識)、(3)経済社会観、(4)官僚観(行政改革)、(5)政治制度(選挙制度)についての考えのすり合わせであった。

 このときはほとんどの基本項目で一致していることに驚かされたが、この彼の思想の骨格は今に至るも何ら変わっていない。

 大量生産、大量消費、大量廃棄の経済や生活を転換していくこと。それは細川政権の質実国家の旗として掲げられた。原発事故を文明への警鐘として受け止めた彼が、原発再稼働に抗して都知事選に立ったのも私には必然と思えることであった。

自民党は慎重派も総崩れ
解釈変更すれば“タブー”でなくなる

 折から、自民党は、集団的自衛権行使のための解釈改憲を目指す官邸周辺に引きずられてなすところがない。慎重派も総崩れという印象だ。

 今や私が離党した当時の自民党でも考えられない事態が現出している。

 憲法の根幹部分を少数の専門家の知恵を借りて解釈の変更をするという。20年前なら一笑にふされることだ。なぜ政治家がこんなにも官僚や学者に弱くなってしまったのか。それに、政治家に好んで近づく官僚や学者に高い見識を求めても無理な話だ。

 報道によると、自民党幹部は、今回の解釈改憲でこんなに抵抗があるのだから、今後ころころ変更することなんてできないと語っている。政権が変われば解釈が変わる、という強い批判に答えたものだろう。

 そうではない。ここで解釈を変更すれば、今後は格段に容易に変えられていくのだ。一度タブーが破られればもうタブーではなくなるのである。

急増する“限定”の事例
公明党を巻き込むための誘導か

 現在、自民党と公明党の与党協議が続けられている。

 その一方で、ここぞとばかり限定行使の事例がどんどん増えている。

 何と、集団的自衛権行使容認の閣議決定の前に、“限定”の枠が早くも拡大されているのだ。

 かつてなら、一つ一つが国民的議論を経なければならない対応が、十把ひとからげで一気に大量処理されようとしている。

 ついに政府が与党協議に示す事例は、15に急増し、そのうち8つが集団的自衛権の行使が想定されている。

 かつて、第一次安倍晋三内閣当時、有職者懇は解釈改憲を意図したが、そのとき示した事例は4つに過ぎなかった。それも個別的自衛権の拡大解釈などによって解釈可能なものであった。

 なぜ、事例が15にもなったのか。要するにどうしても「集団的自衛権」の言葉を使いたいだけの話だろう。公明党を巻き込むために手を代え品を代えて非現実的な事例を追加して誘導しようとしているとしか思えない。

 そして、ひと度、限定的にでも集団的自衛権を認めれば、もう全面的行使に歯止めはなくなる。

 今回の流れの行きつくところは、自衛隊を米軍の一師団化するものと受け取られても仕方ない。

 もっと真剣に、もっと広く国民的議論にかけなければ取り返しのつかないことになる。
安倍首相の棚上げの英断を待つ

 国はもちろん、政党も政治家も、基本的なこと、原則的なことについては、安易に妥協すべきではない。それこそ自殺行為である。存在意義さえ問われてしまう。

 宮沢喜一元首相が、陰で細川内閣を全力で支えたことは既に明らかになっている。政局の行きがかりより、基本的なことで細川首相と合致していたからである。音無しの構えでいる旧宮沢派宏池会は、今こそ存在感を示すべきではないか。一貫した憲法観、歴史観こそ宏池会の真髄のはずだ。

 新聞によると、自民党リベラル派の党幹部は「かつての自民党リベラルの役目は、公明党に託すしかない」と嘆いたという。しかし、国が信条と異なる方向に流れるとき、立場を賭してそれに立ちふさがるのが政治家ではないか。

 石破茂自民党幹事長は、このまま進めても集団的自衛権の行使には1、2年はかかるという。

 そうであれば、安倍首相は、この際この問題を棚上げにして、国論を結束させ、緊迫した中国の脅威に対応すべきである。結束した国論、圧倒的な国際世論、とりわけアジア諸国の強い支持が、中国の暴挙を抑止する最強の力である。

 安倍首相の棚上げの英断を待つばかりである。


[いずれもDIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月31日 10:29

また旅立つ君へVol.42/やりたい人はやれば、やめたい人はやめれば、その時々の納得の基準を自他どちらに求めるかだけの差、、、自らの内なる心の声に従えばいいだけのこと。。。Vol.3

■夢は9割叶わない。

弘兼憲史

“仕事を選ぶ新人は、絶対成功しない”
「やりたくない仕事」が持つ大きな意味

上司から仕事を振られて、「こんな仕事やりたくないな」「やる気が出ないよ」と思ったことはありませんか?誰だって嫌な仕事はあるものです。しかし、こうした「やりたくない仕事」との向き合い方次第で、あなたの人生は大きく変わってきます。

新人のうちは、
「仕事」を選んではいけない。

 新人のうちは「とにかく何でもやる」という意識が大切です。

 経験や実績がないうちから「これはやるけど、これはやりたくありません」「この仕事に社会的な意味はあるのでしょうか」などと言ってしまうと、上司には嫌われ、会社からも見放されてしまいます。

 社会に出れば、やりたいこともあれば、やりたくないこともあります。「正しい」と思うこともあれば、「これは間違っている」と感じることもあるでしょう。

 でも、新人のうちから「何でもやる」というスタンスを持っていれば、必ず人生の幅は広がっていきます。

 例えば漫画の世界で、名もない新人漫画家が「これはやります」「これはやりたくありません」なんて言っていたら、まったく仕事はなくなります。僕も駆け出しのころは、頼まれた仕事は全部引き受け、片っ端からやっていました。だから忙しいときには、1日18時間以上働いていましたし、徹夜をすることもしょっちゅうでした。

 そもそも、新人とはそういうものだと僕は思っています。

「新人は、相手の言うことを聞くもの」。
その理由とは?

 そして、新人のうちは「とにかく、相手の言うことを聞く」というのも大事なスタンスです。

 僕の経験から言っても、出会う編集者のすべてが優秀で、漫画のセンスに溢れ、的確なアドバイスをするわけではありません。

 正直に言えば、「えっ、そんなふうに描くの?」「こんな修正をしたら、まったく面白くなくなるよ」という指示を出す編集者もいました。それでも、若いころはとにかく編集者の言うことを聞いて、目の前の第一読者(編集者)を喜ばせることに意識を集中しました。

 理由は、大きく分けて2つあります。
 1つ目は、そもそも実績のない新人漫画家が何を言ったところで、聞く耳など持ってくれるはずがないということです。ペーペーが偉そうな意見を言っても「代わりはいくらでもいるからな」と言われて終わりです。

 仮に僕の言うことが正しかったとしても、結果としてチャンスを失い、その後の可能性を潰してしまうとしたら、これは本末転倒です。

「偉そうなことを言う前に、
俺を喜ばせてみろよ」

 そしてもう1つの理由は、「どんな仕事でも、目の前の人を喜ばせることができなければ、その先はない」と常々思っているからです。

 目の前の第一読者である編集者を喜ばせられないのに、その先の何万、何十万の人を喜ばせられるわけがない。長年漫画家をやっていれば例外があることも重々理解していますが、特に若い人は、そう思っておいたほうがいいでしょう。

 僕が編集者の立場なら「そんな偉そうなことを言う前に、まずは俺を喜ばせてみろよ」と言いたくなりますし、その思いはきっとみんな同じはず。だから、僕は新人のころ、編集者のどんな要望にも応えようと必死でやってきました。

 当時の作品を今になって読み返してみたとき、「ああ、やっぱり編集者の言う通りにしたのは失敗だったなぁ……」と作品的には思うこともありますが、自分がキャリアを積み重ねていく上では決して間違った選択ではなかったと思います。新人のころはそれが当たり前なのです。

 これは何も漫画の世界だけの話ではなく、一般企業でも同じではないでしょうか。

「まず上司を喜ばせる」。
すべてはそこから

 上司が理不尽なことを言って、自分としては納得できないケースも当然あります。

 しかし、何の経験もない新人が「それは理不尽です」「そのやり方は間違ってます」なんて言っても、聞いてもらえるはずがありません。「正しい」とか「間違っている」という以前に、残念ながら、新人にはそんな発言権がないのです。

 だからこそ、まずは上司の言うことを聞き、上司を喜ばせるしかない。すべてはここからスタートです。

 上司を喜ばせることができれば、その次の機会には「○○さん、この点について、ちょっと提案があるんですけど」と発言する機会が得られるかもしれません。また、上司の信頼を得ていれば、向こうのほうから「君はどう思う?」と聞いてくれるようになるかもしれません。このように、新人はちょっとずつ自分の立場を構築し、発言力をつけていくしかないのです。

 目の前の上司、あるいは第一読者を喜ばせられないうちから「これをやりたい、これはやりたくない」「これは正しい、これは間違っている」などの主張をするのは、あきらかに順番が違います。

 上司が言うことを聞いてくれないと思うなら、何よりもまず、その上司を喜ばせること。そこからしか突破口は開けないと、僕は思います。


■夢は9割叶わない。

弘兼憲史

“会社に入ったら、3年は辞めないほうがいい理由”
自分の「強み」と「弱み」を知ることの大切さ

「会社を辞めたい」「自分はこの仕事に向いてない」「仕事がつまらない」。社会人であれば、一度は思ったことがあるかと思います。本日のテーマは、「社会人としての修業期間」です。自分の「強み」と「弱み」を知ることの大切さについて、お話しいたします。

「仕事の向き不向き」は、
自分で勝手に決めつけているもの

「会社に入ったら3年は辞めないほうがいい」、これが僕の考えです。その理由を述べていきます。

 入社してすぐに会社を辞める人の多くは「こんなはずじゃなかった」「想像していたのと違う」などの思いを持つと思います。

 でも、まず考えて欲しいのは、会社側だって「あなたに何が向いているのか」を正確に把握できるわけじゃない、という点です。

 とりあえず何かをやらせてみて、その過程で能力、向き不向きを判断していくのは当たり前ではないでしょうか。会社とて、あなただけを見ているわけではありません。それなのに、あまり早い段階から「自分の向いている仕事をやらせてもらえない」と言って会社を辞めていくのは、とてももったいない気がします。

 それと理由をもう1つ。
「仕事の向き不向き」というのは「自分が勝手に思っているに過ぎない」のです。

自分と他人を比べて、
能力と才能を見極める

 あなた自身は「企画が向いている」と思っているのに、会社や上司が営業の仕事を与えてくれば、当然不満を感じるでしょう。その気持ちはよくわかります。

 しかし、「企画が向いていて、営業は向いていない」と感じているのは自分だけで、上司や会社側は「こいつには営業が向いている」と判断しているのかもしれません。

 営業職へのインタビューの中でよく聞くこととしては「営業だけは向いていないと思っていたが、やってみたら天職だった」という意見です。やってみて、はじめてわかることは多いものです。自分だけの判断で、まして若いうちから「これは向いている、向いていない」と早々に決めつけ、会社を辞めてしまうのは得策とは言えません。

 だから、せめて3年くらいは会社から与えられた仕事を懸命にやってみて、「自分には何ができるのか」「自分ができないことは何か」をじっくり考えつつ、情報収集と検証をしたほうがいいと僕は思います。

 3年くらい働けば、自分と他人の能力差、資質の違いなども少しは見えてくるでしょうから、その上で今後の身の振り方を考えても決して遅くはありません。

「900人が採用され、
100人が辞めた」と言われる研修

 ちなみに、僕が就職した松下電器のような大きな会社では、希望する部署に配属されないのは当たり前でした。今はどうかわかりませんが、当時は大卒、高卒、高専卒などを合わせて約900人が毎年採用され、そのうち100人くらいが研修中に辞めたなんて話も聞いたことがあります(あくまでも噂ですが……)。

 当時の研修は、文系も理系も関係なく、とりあえずいろんなことをさせてみる、という感じの内容でした。入社直後の3ヵ月は会社全体のことを学びます。「松下の世界の工場ではどんなことをやっているのか」などを徹底的に学ぶ時間。

 それが終わると、次の3ヵ月では系列販売店での実習が始まります。当時、販売店にはお客さまから「テレビが故障したので見に来て欲しい」などの連絡が入り、僕らのような新人が派遣されるわけです。

 その頃のテレビは真空管を使っていたので、テスターという機械を使って、どこが断線しているかを調べ、修理をします。その現場では文系、理系は関係なく、大学院でものすごく高度な研究をしてきた人でも、同じように販売店の仕事をしていました。

 専門的なことを学んできた理系の人たちにしてみれば「こんな単純なことしてられるか!」と不満を持っていた人も多かったに違いありません。そして、販売店実習が終わると、次の3ヵ月は工場実習です。

どこに配属されるかは、
完璧に運の世界。

 新入社員全員はそれぞれどこかの工場に配属されて、工員として仕事をします。配属先の希望なんて受け入れてもらえるはずはなく、「どこの工場へ行くか」によって処遇が大きく変わってきます。これは完璧に運の世界でした。

 当時、人気が高かったのが録音事業部という、オーディオなどを作る部署。この部署には若い女の子がたくさんいて、1日中いい感じの音楽が流れ、まさに「楽しくおしゃべりしながら働く」という感じでした。少なくとも他の工場勤務の連中はみんなそう思っていました。まさに当たり部署というわけです。

 しかし、僕が配属されたのは、電気事業部という外れ部署。鉄板を打ち抜く音が1日中ガンガン鳴り響いている工場内で仕事をするので、働く人は全員が耳栓をしていました。身振り手振りをしなければ、ロクに会話もできません。

 また、「打ち抜いた合板をアルミで固める」という作業をする関係上、夏でもクーラーは一切なし。室温が下がると作業効率が下がるので、仕方がない措置とは言え、まさに地獄のような部署でした。

 ちなみに、僕らは毎朝、栄養補給の錠剤を飲んでから工場実習に入っていました。それだけでも、いかに過酷な環境かわかってもらえるでしょう(もちろん、当時と今では研修内容も、職場環境もまるっきり違うと思います)。

何もできない人間が一人前になるには、
相応の修業期間が必要

 それだけの研修を経て、11月に配属が決まります。すでに述べたように、研修中に約1割が辞めていくし、研修を終えたからと言って、自分の希望の部署に配属されるわけではありません。

 でも、僕は社会とは、そもそもそういうものだと思っています。何もできない人間が、一人前になるためには、やはり相応の修業期間が必要なのです。

 だから、せめて最初の3年くらいは、好きな仕事だろうが、嫌いな仕事だろうが、向いていようが、向いていなかろうが、上司の言うことに納得できようが、できなかろうが、とにかく文句を言わずにやってみることが一番大事だと、僕は考えます。

 懸命にやってみて「自分は何ができるのか」「何ができないのか」をきちんと知る。これこそ社会人としての第一歩ではないでしょうか。

 根気良く、懸命にやりもせずに「これは自分に向いていない」「こんな仕事に興味が持てない」「上司の言うことは間違っている」なんて言うタイプは、結局は何をやっても結果は出せません。そして、その言い訳として「自分に向いている業務ならば、もっと成果を上げられる」と言い出す人も見かけます。

 しかし、社会はそんな甘えた言い訳に耳を貸してはくれません。自分の好きな分野、向いている仕事に就きたいと思うなら、まずは、「社会人として一人前になるべく、目の前の仕事を懸命にやってみる」というスタンスが必要なのではないでしょうか。


■夢は9割叶わない。

弘兼憲史

“世界の9割は、理不尽でできている”
たくましく生きるための「たった1つのコツ」

「こんなの理不尽だ」「世の中おかしい」。こんな思いをしたことはありませんか?そうです。社会は理不尽で、「正義」や「ルール」が通用しないことが多々あります。さて本日は、そんな現実社会の中でたくましく生きるための考え方をご紹介します。

「世の中は理不尽だらけ」。
まず、現実を知る

 若い人が社会に出て、まず何を学ぶべきかと言えば、それは「世の中の理不尽さ」かもしれません。実際、世の中とは理不尽なことばかりです。

 上司は勝手なことを言うし、その上司の言う通りにしていたら、今度は別の上司から「何をやっているんだ!」と叱られる。あるいは、教えてもらってもいない仕事を押しつけられて、いろいろ手間取っていたら「いつまでチンタラやってるんだ!」と怒られる。

 そんな上司に対して不満があっても、昇給やボーナスの査定、さらには昇進も上司の評価に左右される以上、基本的には我慢するしかありません。サラリーマンとして生きるのであれば、いつかこの壁にぶつかると思います。

 こんな理不尽な話はないと思いますが、これが現実なのです。

 最近は、学校の先生に体罰を受けることもほとんどなくなり、地域のガキ大将に理由もなく殴られることもなくなりました。その分、陰湿なイジメが横行しているのかもしれませんが、概して最近の子どもや若い人たちは「理不尽さ」に慣れていないように感じます。理不尽さへの耐性が低い。これは大きな問題だと思います。

誰も助けてくれない。
それが現実

 ちなみに、僕は大学生のころ寮暮らしをしていて、実家からは毎月2万円の仕送りをもらっていました。貧乏学生のなけなしの生活費です。

 ところが、この仕送りが届くころになると、決まって先輩から電話がかかってきて「おまえ、仕送り届いたか?」と聞かれました。それで「はい、2万円届きました」なんて正直に言ってしまうと、「じゃあ、それ持って出てこいよ」と無理矢理呼び出され、新宿や下北沢へ飲みに行くわけです。

 ときには、キャバレーのようなところへ連れて行かれ、店の女の子と一緒に飲んで、騒ぐこともありました。ひとしきり騒いだ後、お会計はもちろん僕の仕送りから払うことになります。当然ながら、後日返してもらえるなんてこともありません。

 たまたま寮には朝食と夕食がついていたので、昼食さえ我慢すれば何とか生活はしていけました。でも考えてみれば、こんな理不尽な話はないでしょう。

 しかし、文句を言っても仕方がないのです。それが現実なのですから。自分で何とかするしかありません。

世の中から「理不尽」は消えない。
たくましく生きるには?

 誰も助けてくれないわけですから、こっちも頭を使うようになるわけです。

 毎月、仕送りの2万をまるまるふんだくられてはたまらないので、「今月は5000円しかありません」などと適当な嘘をついて、何とか手元のお金を確保するなど、さまざまな工夫をしていました。

 社会に出て理不尽な思いをしたとき、「パワハラだ!」と正当性を主張したり、騒ぎ立てたりする人が多いと聞きます。

 しかし、そもそも世の中は理不尽なのですから、「世の中とは、そんなものなんだ」と開き直ったほうが”楽”ではないでしょうか。

 何を言ったって、世の中から「理不尽さ」はなくなりません。だから、その「理不尽さ」を学び、「理不尽さ」の中でたくましく生きていく術を身につけるほうが、はるかに現実的な対処法だと思うのです。


[いずれもDIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月31日 09:57

再生可能自然エネルギーの開発は、原発問題とも切り離し単独で、全先進国がボーダレスに取り組んでいくべき火急的最重要課題の一つ。。。

■大気中のCO2濃度、史上最高を更新 国連機関発表

【ジュネーブAFP=時事】国連の世界気象機関(WMO)は26日、世界の大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が史上最高記録を更新したと発表した。人類の活動で生まれ、気候変動の原因となる温室効果ガスの削減が喫緊の課題であることを示すデータだと訴えている。(写真はドイツ西部ゲルゼンキルヘンにある石炭火力発電所の冷却塔)

 WMOによると、北半球での今年4月の平均CO2濃度は史上初めて400ppmを超えた。北半球は南半球よりもCO2濃度が高い。

 北半球のCO2濃度が一時的に400ppmを超えることはこれまでにもあったが、月平均の濃度がこの値を超えたのは初めて。このままいけば、世界の年間平均CO2濃度も2015年か16年には400ppmを超える見込みだという。

 WMOは400ppmという区切りについて、象徴的であるとともに科学的重要性を持つものと指摘した上で、化石燃料の燃焼が温室効果ガスの増加が続いている原因だというさまざまな証拠を補強するものだと述べている。

 大気中のCO2濃度はここ10年間、年に平均2ppmの割合で上昇を続けている。世界気象機関によると、2012年の大気中CO2濃度は393・1ppmを記録。これは、産業革命以前の平均値とされる278ppmと比較して141%の増加となった。

【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2014/05/27-16:02)

[時事ドットコム]

Posted by nob : 2014年05月31日 07:50

食生活、運動に加えて、心と身体の健康管理の根幹、、、当たり前過ぎて意外に難しい。。。

■人生の3分の1を占める睡眠を見直す「快眠」を呼ぶ7つの方法

 今日も眠れない。せっかく寝たのに、夜中に目が覚める−−。安眠グッズを買ったり、寝酒と称して就寝前に酒を飲んでみたがダメ。こんな体験をお持ちの方は多いはずだ。熟睡できない原因は何なのか。原因がわかれば、熟睡できる方法も見えてくる。

 「ただ寝付けないだけでなく、せっかく眠れても夜中に目が覚めてしまう。人に勧められて安眠グッズなどの商品を試したが効果がない」
 こう嘆くのは、都内に住む会社員Kさん(50)。とくに最近はひどく、布団に入ったのに何時間も寝付けない。眠れないので考え事をしてしまい、かえって目がさえてしまう。
 「結局、会社に行っても集中力が出ない。昼食を取れば眠くてどうしようもなくなるんです。仕事に支障が出るし、体調もすっきりしない日々が続きました」(同)

 精神的にも不安定になったため、Kさんは思い切って医療機関で治療を受けることにした。
 「先生との問診を繰り返すうち、体のどこかが悪いとか、肉体的に欠陥があるわけではなく、生活習慣を改善することで良質な睡眠が取れるようになることがわかったんです。指導に従って意識改革して努力をしたら、徐々に熟睡ができるようになり、気持ちも落ち着きました」(同)

 誰もが子供の頃はぐっすり眠れていたのに、大人になると不眠に悩む人が増える。そんな人が、'96年に約43万人だったのが、'08年には何と104万人以上(厚労省調べ)と、2倍以上に膨れ上がってしまったのだ。
 厚生労働省が今年3月に公表した「健康づくりのための睡眠指針2014」によると、一晩の睡眠時間は人それぞれだが、成人後の一晩の睡眠時間は20年ごとに30分程度減少し、早寝早起きの傾向が強まっているという。
 同指針では「日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠が一番」とし、午後の早い時間帯に30分以内の短い昼寝をすることが作業能率の改善に効果的だと明記している。

 指針の検討委員会座長を務めた日本大学の内山真・主任教授(精神医学)は「体を横たえずに、椅子にもたれて目をつぶるだけでもリフレッシュする」としているが、注意も必要で、「30分以上眠ると起きてから頭が働き始めるまで時間が掛かり、かえってよくない」とも話している。
 また、仕事に支障を来たすほどの眠気は睡眠不足のサインで、「慢性的な睡眠不足は昼寝では補えない。毎日十分な睡眠を取り、体調を整えることが基本」と強調している。

 「人生の3分の1に当たる睡眠時間は大変貴重です。もし睡眠不足に陥ったり悩んでいるなら、1日でも早く是正し、快適な日常生活が取り戻せるようにしないといけません」
 と、“脱ダメ睡眠法”を説くのは、東京社会医療研究所の片岡幸誠主任だ。
 「私たち人間は、朝起きてから寝るまでは“活動”であり、夜寝ているときは“休息”です。健康的な人生を送るには、活動と休息のバランスがとれていなくてはいけません。日中、過度、あるいは過少な活動、加えて就寝前に間違った活動をすれば、眠りは自ずとダメになる。そもそも眠りは、休息のためにあるのではなく、活動のためにあるもの。いい眠りは有益で効果的な活動に結びつくし、健康的で人生を豊かにすると思います」(同)

良い睡眠のための七箇条

 そこで、片岡氏など専門家の意見を参考に、悪い睡眠、ダメ睡眠からの脱出法として次の点をまとめてみた。

(1)入浴にひと工夫
 寝る前の入浴は就寝3時間前に済ませる。ややぬるめ湯で短く。湯温は42℃を超える熱いお風呂だと交感神経が刺激され、睡眠が浅くなる。ぬるめは逆に交感神経の緊張を和らげる効果がある。リラックス・バスタイムにはエッセンシャルオイル、アロマバスなどがお勧め。

(2)夕食の取り方にもひと工夫
 全てを実行する必要はないが、食事は落ち着いた所、落ち着いた環境で、毎日ほぼ同じ時間に取るようにしたい。就寝直前に食べてはいけない。食事中は仕事、読書、テレビを見るのを避ける。昼食はしっかりと食べ、夕食は量、質ともに軽くすべき。

(3)夜遅くの買い物を避ける
 一般的なリビングの明るさは300〜500ルクス程度だが、スーパーなどの照明は1000〜1500ルクスもある。交感神経を活発にし、「睡眠ホルモン」のメラトニンという物質の分泌を妨げることになり、夜遅くなっても眠気が訪れず、睡眠質の低下を招く。早目に用事を済ませたい。

(4)コーヒーなどカフェイン飲料は夕方以降の飲み過ぎに注意
 カフェインは寝つきのよし悪しだけでなく、睡眠の深さにも影響する。睡眠の研究者によると、250mgのカフェインを摂ると中途覚醒が頻繁に起こることがわかっている。カフェインの覚醒作用は約4時間続き、体質によっては10時間以上も続くといわれている。夕方以降、とくに就寝近い時間帯にはノンカフェインの飲料に切り替えるのがベター。コーラー、栄養ドリンク、ココア、玉露、紅茶などはカフェイン入りだ。

(5)寝酒は入眠を助けるが、睡眠は浅い
 就寝前の“寝酒”は日中の緊張を解放しリラックスさせ寝つきはよくなる。しかし、アルコールが分解されていくにつれて交感神経が優位に立ち、全体的に眠りが浅く、人によっては夜中に目が覚めやすくなる。翌朝早く目が覚めるのは、眠りが浅く、十分な睡眠が取れていない証だ。

(6)運動は適度なものに限る
 運動は睡眠にとってよい影響がある。種類によるが、基本的にはセレトニンの分泌を増やすことになり、睡眠ホルモン・メラトニンの分泌量が増えて快眠につながる。だが、体力の半分を超えて行う運動は、逆に体に疲労が残ってしまう。口で息が始まる(ハアハア、ゼイゼイ)・汗をダラダラかき始めてきた・1時間休んでも疲れが残っている…などの状態になる場合、逆効果になる。

(7)就寝前の考え事はやめよう
 精神的なストレスがあると、ベッドに入ってからも、いろいろ考え事をしてしまう。これは交感神経を刺激する要因にもなる。精神科医によれば「寝る前にネガティブなことを考えていると悪夢を見る確率が高くなる」という。就寝前はできるだけ、リラックスできる環境を整えることが、熟睡の大事な要素なのだ。

[週刊実話]


■不調の原因はコレかも?知られざる「pHバランスの乱れ」症状と対策

皆さん、“pH(ペーハー)バランス”という言葉を聞いたことはありますか? 実はこのpHバランスが崩れている人が急増しているというのです。

体内のpHバランスが崩れると、疲労、不眠、イライラなど、心身に悪影響を及ぼし、肌もボロボロになるという、まさに美容と健康の敵です。

また、さらに恐ろしいことに、pHバランスの崩れは、自分で気付かない限り、見つけにくい症状なのです。病院に行っても体調の悪さが改善されず、精神科に行く方もいるといいます。

そこで今回は、pHバランスの乱れの兆候と対策について、アメリカの健康サイト『LIVESTRONG』の記事を参考にご紹介します。当てはまっていないかどうか、一緒にチェックしていきましょう。

■pHバランスとはいったい何?

そもそもpHとは、水素イオンの濃度のことで、酸性とアルカリ性の度合いをpH0〜14の数字で表し、pH7を中性として、それより小さいと酸性、大きいとアルカリ性となります。そして、体内のpHバランスについて一般的に理想とされているのが、弱アルカリ性と言われるpH7.3~7.4です。

しかし、食生活や喫煙、アルコール摂取、ストレス等の原因で、酸性へ傾いている人が増加しているそうです。

■pHバランスが酸性に傾くとどうなる?

体内のpHバランスが酸性に傾くと、心身に悪影響を及ぼすといいます。症状としては、不眠、頭痛、低血圧、疲労感、エネルギー不足、低体温、免疫力の低下、乾燥肌、歯の過敏性、爪のもろさ、あくび、便秘、頭痛、下痢や精神的なイライラなどが特徴とのこと。

実は、“なんか体調が悪い”という方は、このpHのバランスが酸性に傾いていることが多いということです。

■pHバランスがアルカリ性に傾くとどうなる?

逆に体内のpHがアルカリ性に傾くとどうなるのでしょうか? この場合は、筋肉のけいれんなどが主な症状として現れますが、全く症状がでない場合もあります。また、過呼吸などで、二酸化炭素が体内に不足した際にも、この症状になるとのことです。

■pHバランスを元に戻すには?

簡単に言うと、酸性に傾いた身体をアルカリ性に戻すには、アルカリ性の食べ物を食べればよいのです。アルカリ性の食べ物とは、アボカド、イチジク、蜂蜜、レーズン、ココナッツ、果物、野菜、大豆製品などです。

それとは逆に、アルカリ性に傾いた場合は、酸性の食品を摂取するようにしましょう。アスパラガスや、コーヒー、アルコール、肉、卵、お茶やお酢などです。また、酸性の食品だけ摂取していてもかたよりすぎて良くないので、電解質ドリンク等を飲むこともお勧めです。

以上、pHバランスの乱れとその対策についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 体内のpHバランスを自分ではかれるキット等もあるので、気になる方は試してみてください。

体調が悪く、上記の症状が当てはまるようでしたら、pHバランスが崩れている可能性が高いので、食生活や生活習慣を見直してくださいね。慢性疲労の原因がpHバランスの崩れだった、ということもあるかもしれませんよ。

[週刊ポストセブン]

Posted by nob : 2014年05月31日 07:40

そのとおり!!!Vol.42/応援します。。。

■原発事故:福島の現状報告…「美味しんぼ」登場の荒木田氏

 鼻血と被ばくに関する表現が話題を呼んでいる漫画誌の連載「美味(おい)しんぼ」にも実名で登場した、福島大の荒木田岳(たける)・准教授(44)=行政学=が28日、金沢市内で講演し、東京電力福島第1原発事故から3年余りが過ぎた福島の現状について報告した。荒木田氏は、原発事故による住民への影響を明確に説明しない国や福島県の姿勢を批判、「人々が被ばくし続けている現状を人権問題としてとらえ、改善しないといけない」と訴えた。

 荒木田氏は金沢市出身。原発事故後、妻子は新潟市で自主避難を続け、自らは単身福島市で暮らしている。

 講演で荒木田氏は、事故前後に放射性物質や被ばくについての基準が大きく変わったことを疑問視し、「事故後にルールを変えるのは禁じ手だ。事故前の基準に照らし、現状で本当に安全なのかを考えるべきだ」と訴えた。その上で「『国が大丈夫と言っているから大丈夫』と安心するのではなく、避けられる被ばくは避けるべきだ」との考えを示した。

 被ばくに対する福島の県民世論については「住民も本当は不安で仕方ないが、『風評被害を招く』として、国に対する懐疑論は表に出てこない。復興ムードが多様な考えを抑圧している」と指摘。「言えない苦しさを推し量って、被災者や自主避難者を支援してほしい」と呼び掛けた。

 荒木田氏は今月12日発売号「週刊ビッグコミックスピリッツ」の「美味しんぼ」で、原発事故が福島に与えた影響の深刻さを訴える専門家の一人として実名で取り上げられた。

 講演は市民団体「人権フォーラム石川」が定期総会に合わせて開催し、聴衆約50人が訪れた。

 「美味しんぼ」を巡っては、先月28日発売号で福島第1原発を訪れた主人公らが鼻血を流す描写が議論を呼んだ。作中では福島県双葉町の井戸川克隆・前町長らが登場し、「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」との発言が紹介された。政府や福島県が「被ばくと鼻血は関係があるとは考えられない」「風評被害を助長する」などと批判する一方、識者や住民らには「原発事故に関する情報をきちんと伝えない政府に対する不信感が背景にある」などと理解を示す見方もある。【大原一城】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2014年05月31日 07:32

また旅立つ君へVol.41/やりたい人はやれば、やめたい人はやめれば、その時々の納得の基準を自他どちらに求めるかだけの差、、、自らの内なる心の声に従えばいいだけのこと。。。Vol.2

■自分のために生きる勇気~人生の舵をとるために考えたいこと

成功に不可欠なのは
「人材の借り物競争」!?

―――白木夏子×南壮一郎対談後編

金融の世界から体ひとつでスポーツビジネスへ転身し、そして最近ではインターネットの世界で起業した株式会社ビズリーチの南壮一郎氏と、ジュエリー業界の経験ゼロからブランドを立ち上げたHASUNAの白木夏子さん。人生に迷いがある人に絶対に読んでほしい、『自分のために生きる勇気』刊行記念対談後編。

何もないから、頑張れる

南 前回、「持たない生活」のお話を白木さんがされていて、僕もそういえばいつも捨ててきたな、とふと思い出しました。

白木 捨ててきた、というと?

南 僕は小さいころからずっとマイノリティでした。幼稚園で突然父親の転勤でカナダに移住して、唯一のアジア人になった。中学・高校は田舎の町の帰国子女。大学ではまたアメリカに行き、体育会サッカー部に入るも、体育会では珍しいアジア人。金融の世界に入ったと思ったら、今度はスポーツビジネスに飛び込む。そして気づいたら今はインターネットの世界へ。――いつも、「お前は何者だ」と言われてきたわけです(笑)。常に積み上げたものを捨ててきて。

白木 長い時間をかけて構築したコミュニティや文化を持ったことがなかったのですね。でも、お父様の転勤は致し方ないとして、ビジネスの世界に入ってからは、あえてご自分で捨てているように見えます。それは意図的なのですか?

南 うーん、結局、リセットした方が頑張れるんですよ。自分がゼロからのスタートだと、何かひとつ知識を得るごとに急激なカーブを描いて成長できる。でも、しばらく経つとその成長度合いは急激にゆるやかになっていきます。経済学的に言うと「限界効用逓減の法則」に近いのかな。

白木 みるみる成長していくから、初心者って楽しいですものね。

南 だから、ゼロの状態からイチをつくっていく、何かを得ていく、というプロセスにものすごく歓びを見出すようになって。

白木 なるほど。

南 20代は、自分が人生でいちばん楽しいと思える瞬間ってよくわかっていなかった。けれど、30代になって、僕は「何もない状態」が楽しめるとわかってきました。頑張っているとき、つまり夢中になっているときが楽しくて。だから、自分でそういう場を選んだりつくったりしています。

「できる理由」から始める

南 ビズリーチをアジアに展開させようと決めたとき、僕、日本のオフィスにある自分の席もなくして飛び込んでいったんです(笑)。

白木 ええっ。周りの方、困られなかったですか?

南 僕がいないなら、他の人がやるしかありません。僕、もともと父親の影響で駐在員になる夢も持っていたのですが、起業したときにこの夢はあきらめていて。でも、途中で気づいたんです。「自分で辞令出せばいいじゃないか!」って。

白木 あはは、社長ですものね。

南 「社長がいないと会社が回りません」とさんざん言われましたが、そんなはずはない。僕ができないなら、誰かがやればいいだけの話ですから。

白木 自分じゃなくてもいい、できる人がやればいい、と。

南 僕は「できる理由から始めよう」を大切にしています。みんな、できない理由ばっかり並べるんですよ。できる理由から始めて、課題を解決していけばいいはずなのに。

白木 その方が面白いことが起こりそうですね。

南 そうです。人生も仕事も、課題が多い方が頑張れるじゃないですか。人間なんてだいたいフェアにできているので、環境や課題を与えられれば、みんなわくわくして頑張ると思います。でも、そういう環境に飛び込まないと課題にはぶつかれない。「課題解決を楽しんでやる!」と思ってあえて壁にぶつかりに行けばいいのではないでしょうか。

白木 そうですね。実は、私も将来、東京のほかにどこか2ヵ国を拠点にして、一年の3分の1ずつをそれぞれの国で過ごしたいな、と考えていて。それが直近の目標です。

南 おお、いいですね。

白木 将来的にHASUNAの海外展開も視野に入れていて、それなら、その場所に住めばいい、自分の手で展開していけばHASUNAのビジネスも個人の夢も両立するじゃないか、と気づいたのです。

南 なるほど。

白木 新しい土地に住んだり挑戦したりすると、新しい自分やぜんぜん知らなかった才能に気づいたりしますよね。きっと南さんもそうじゃないかと思うのですが。そういう、常に刺激がある人生を送っていきたいと思っています。

南 白木さんは本当に人生に前向きですよね。今まで、後悔するようなことはなかったのではないですか?

白木 いえ、とんでもないです! 後悔なんて数え切れないくらい、いっぱいありますよ(笑)。

南 へえ、それは意外です。たとえばどのような後悔ですか?

白木 そうですね。いちばん大きいのは、バックパッカーで旅していたとはいえ、もっと世界中を自分の目で見ておけばよかったということでしょうか。これは心から後悔しています。

南 どうしてできなかったのですか? お金がなかったから? 時間がなかったから?

白木 後回しにしていたのです。世界一周旅行は大学院に行く前の春休みにまとめて行こうと思っていて。でも、途中で「貧困を救うのは援助ではなくビジネスだ」と思い立って、結局大学院に行かずに日本に帰ってきたので、その機会を逸してしまいました。

南 そうだったんですね。

白木 だから、そのときの後悔を今のビジネスで実現しているのです。学生時代のときにお金もスキルも知識もなくて達成できなかったことを、今ならできる。時間をかけてでも「できる」になっている。そういうことが嬉しいですね。

いろいろな人の力を「借り物競争」する

白木 私、南さんの二冊目の本『ともに戦える仲間のつくり方』がとても好きで、「一歩を踏み出したいすべての人が読むべき」と、いろいろな方に薦めています。

南 ありがとうございます。

白木 特に、「自分より優秀な人を巻き込む」というところが印象的で。何かを始めようというとき、「自分で全部やらないといけない」「自分の言うことを聞いてくれる人を集めなきゃ」と思ってしまいがちですから。

南 そうですね。ただ、僕がラッキーだったのは、いざ立ち上げようとしていたインターネット事業について、僕がいちばん詳しくなかったということ(笑)。つまり、みんな自分より優秀だったんです。普通、事業を始める人って「自分ができること」で始めるじゃないですか。

白木 そうですね。興味がある、詳しい、実績がある。たいてい、そういうところから選びますよね。

南 そうすると、自分の発想を表現しがちになるんです。もし僕が金融業界で会社を立ち上げていたら、経験もあるし土地勘もあるから、もっと口を出してしまっていたと思います。あえて知らないことを始めるというのは、ひとりよがりな自分を抑えるコツです。なぜかと言うと、誰かにやってもらわないと絶対にできないから。

白木 力を借り続けなければできないですよね。

南 多くのIT企業の創業者はITエンジニアではないですよね。頼らざるを得ないからこそ、自分も会社の中でひとつの役割分担になる。その方が絶対うまくいくと思います。

白木 私も最初のころは自分ひとりで会社を回していたので、まったくわからないことばかりでした。経営はどうするのか? 百貨店のバイヤーと出会うにはどうすればいいのか? PRやマーケティングはどうすればいいのか? ――そういう、自分にできないことをその道のプロフェッショナルに助けていただくしかなくて。人材の借り物競争、という感じでした。

南 ああ、「借り物競争」。まさにそういう感じですよね。

白木 「白木さんだからできたんじゃないか」と言われることもたくさんありますが、とんでもないです。私の右腕になってくれているデザイナーがいなければあんな素敵なジュエリーはつくれないし、ジュエリー業界歴十年以上のプロフェッショナルがいるから全店舗を統括できるし、数字を見てくれる役員がいるから安心して経営できます。みんなの力を少しずつ借りているだけなのです。

南 僕もそうです。「なぜ挑戦できたんですか?」「南さんだからできたんじゃないですか?」って聞かれることがとても多くて。白木さんと同じで、ぜんぜんそんなことないんですけどね。
 あ、そういえば僕、社員に「南さんの口癖は『わからないから教えてください』だ」と言われるんですよ。

白木 それは、社員の方に対しても外部の方に対しても、ですか?

南 そうです。新入社員にも子どもにも、わからないことがあったらどんどん聞いてしまいます。何よりも「知ること」が楽しくて。自分が知ってることなんて、本当に少ししかないから。でも、たぶん人より不真面目だからすぐに聞いちゃう。

白木 不真面目?

南 本を読むより二十人の専門家に聞いた方が早いと思っていて。みんなが読んだり経験したりして解釈してくれたものを吸収できるじゃないですか。

白木 確かに(笑)。

南 誰しも、知識を伝えたいという本能があると思うんですよ。だから、知識の共有って、聞く側も聞かれた側もみんなハッピーになれると。もちろん、利用しているわけではないのですが。

白木 ええ、わかります。

振り返ったときに映画みたいな人生を送りたい

南 「優秀な人を巻き込む」という話をしましたが、僕はいつもいろいろな人に「とにかく巻き込み、巻き込まれよう!」と言っていて。

白木 巻き込むだけでなく、「巻き込み、巻き込まれる」?

南 そう。新しいことを始めることが偉いわけではありません。面白いことをやっている人を見たら、すかさず巻き込まれにいくことがとても大切で。

白木 ええ。

南 飲み会もイベントも面白そうだと思ったら無償で手伝えばいい。面白いチームの中にいれば、自然と「次は自分がやってみたい」と思うようになりますから。僕は楽天イーグルスの立ち上げに参画しましたが、言いだしっぺだったわけでも、トップだったわけでもありません。それでも、本当に楽しかったですよ。だからこそ、次は自分が、と思えた。

白木 やりたい仕事があったら、プロボノでもいいから職場体験をした方がいい、とは私もよく言います。何かを一生懸命にゼロから創り出そうとする姿を見るのはとても大切だから、と。

南 そういう人の近くにいると、トライすることへのハードルが下がりますよね。僕にとって、楽天イーグルスの立ち上げはある意味で練習試合だったのです。

白木 その感覚、とてもよくわかります。私がかつて勤めていた不動産投資会社はベンチャー企業だったのですが、創業社長の近くで仕事ができたことはとても大きな経験でした。私にとっては、あれが練習試合だったような気がします。

南 今ビズリーチにいる社員が将来、「僕にとってビズリーチは練習試合だった」と言って飛び出してくれれば、とてもうれしいですね。最大の学びは自分でやってみることですから。

白木 南さんは、10年後どうなっていたい、といったプランはありますか?

南 そうですね……そもそも、30歳のとき、「40歳になったら自由になっていたい」ということを目標にしていて。

白木 自由?

南 いつでも、どこでも、誰とでも、自分がやりたい仕事に就き、どんな状況やお客様に対してでも、付加価値をちゃんと創り出せるようなビジネスマンになりたいと。それが僕にとっての自由です。それが実現できるような力をこの10年でつけたい。そう30歳のときにひとつの目標にしたのです。

白木 なるほど。素敵ですね。

南 僕は「一生をかけてこれがしたい」というものが絶対的にあるわけでもなく、さまざまなステージで、その都度やりたいことが変わってきました。だからこそ、やりたいと思ったことはすぐやってみて、一つ一つの場面を思い出しながら「楽しかった!」と笑えるような人生にしたいのです。

白木 やっぱり南さんは「ネタになる」と同じく、「振り返ったとき」ですね。

南 そう、まったく未来志向ではなくて(笑)。今は、映画の1シーンをせっせとつくっているイメージです。将来子どもや孫に「映画みたいな人生だね!」と言われるような人生を歩みたいと思っているからこそ、リスクを楽しめているのかもしれません。

白木 私も勇気がわいてきました。今日は本当にありがとうございました!


■夢は9割叶わない。

弘兼憲史

“まあいいか、それがどうした、人それぞれ”
人生を心から楽しむための3つの言葉。

悩みを抱える。問題に直面する。人がうらやましくなる。人生は、自分の思い描いた通りにはなかなかいかないものです。そんなとき、あなたの心の支えとなってくれる「3つの言葉」をご紹介します。

苦しいときこそ、
この3つの言葉を思い出していた。

 生きていく上で、僕は3つのキーワードをいつも大事にしています。
 それは「まあいいか、それがどうした、人それぞれ」です。
 この3つの言葉を思い描いていれば、たいていのことはやり過ごすことができます。

 最初の「まあいいか」は、いい意味での諦めを指します。

 松下電器時代、上司に怒られることはたくさんありました。漫画家になってからも、常に順風満帆で、最高の作品を連続して描けたわけではありません。周囲の人とちょっとしたトラブルになることもあれば、「良かれ」と思ってやったことが、かえって反感を買ったこともあります。

 そんなとき、とにかく僕は「まあいいか」と思うようにしています。

 たいがい人は「どうにもならないこと」をくよくよ悩んでいるものです。「過ぎてしまったこと」「起こってしまったこと」にいつまでも怒っている、というケースも多いのではないでしょうか。

 でもそれは精神衛生上良くないし、そもそも時間と労力の無駄遣いではないでしょうか。

「それがどうした」。
思い切って、開き直ってみる

 だから僕は、すぐに「まあいいか」と諦めてしまいます。そうやって気持ちを切り替え、すぐ次のことを始めたほうがいいからです。

 その次の「それがどうした」は、言ってみれば開き直りです。

 この本を読んでいる多くの人も「些細なこと」できっと悩んでいるはずです。職場で上司とうまくいかない。営業成績が上がらない。友人とケンカをしてしまったなど、いろんな悩みがあるでしょう。

 でも、それはよくよく考えてみれば、どれもたいしたことではないはずです。「何かあったって、自分は今生きているじゃないか」、そう思えば、たいていのことはどうでもよくなります。

 何らかの策を講じることで問題や悩みが解決するなら、すぐに動き出せばいいし、どうしようもないことなら「まあいいか、それがどうした」とやり過ごしてしまったほうがいい。そうは思いませんか。

「人それぞれ」。
自分と他人を比較しても、つらいだけ

 最後の「人それぞれ」は、人と比較しないための言葉です。
 人間は、自分と他人を比べることで、どんどん自分を追い込んでしまいます。

 例えば、あなたが主任に昇進して大喜びしていても「同僚が課長になった」と聞けば一気に気持ちが暗くなる。

「なんで俺が主任で、あいつは課長なんだよ」といった卑屈な思いもわき起こってくるでしょう。

 収入や生活レベルにしたって同じ。別に生活に窮しているわけでもなく、それなりに楽しく、満足した暮らしができているのに、「あいつは自分より給料が多い」なんて話を聞くと、どんどんストレスがたまってくるものです。

 僕も松下電器を辞めるときには「おまえ、収入が下がるぞ」「みんなが高給をもらっている中、自分だけひもじい生活になってもいいのか?」とよく言われました。

「自分が楽しければ、
それでいいじゃないか」

 実際は、収入が落ちるようなことはなかったのですが、もしあのときに、

「同期の連中に比べて、俺だけひもじい暮らしをするのは嫌だな」
「そんなの恥ずかしいな」
「プライドが傷つけられる」

 などと思っていたら、大企業を辞めて漫画家を目指すことなど絶対にできなかったでしょう。

「自分が楽しければ、それでいいじゃないか」という発想があったからこそ、僕は僕なりの道を歩き始めることができたのです。

 自分と他人を比べることに、ほとんど意味はありません。それどころか、自分自身を苦しめ、どんどんストレスをためるだけです。

 だから人生は「まあいいか、それがどうした、人それぞれ」の精神で生きていったほうがずっと楽しいし、自分らしくやっていけます。悩みを抱えたり、問題に直面したり、人がうらやましくなったときには、ぜひこの言葉を思い出して下さい。少しは気持ちが軽くなるはずです。


[いずれもDIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月27日 18:25

愚かしさの極み、、、底が抜けたバケツ。。。

■核のゴミ1本1.3億円 海外委託の処理費、3倍に高騰

大谷聡

 青森県六ケ所村に4月、英国から返還された高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の輸入価格が、1本あたり1億2800万円だったことが税関への申告でわかった。過去最高額で、海外に処理を委託した廃棄物の返還が始まった1995年の3倍。管理や輸送の費用がかさんだとみられる。費用は電気料金に上乗せされる。

 原発から出る使用済み核燃料を再処理して再び燃料として使う「核燃料サイクル政策」について、政府は4月、閣議決定した新たなエネルギー基本計画のなかで「推進」するとしたが、再処理で出る核のゴミの費用もかさむことで、サイクル政策の非経済性が改めて浮かんだ。

 再処理事業では新たな燃料のほか、利用不可能で強い放射線を出す高レベル放射性廃棄物も発生する。六ケ所村にある日本の再処理工場はトラブル続きで完成しておらず、電力各社でつくる業界団体・電気事業連合会によると、日本は69年以降、英仏両国に送って再処理を依頼してきた。

[朝日新聞デジタル]

Posted by nob : 2014年05月26日 22:40

また旅立つ君へVol.40/やりたい人はやれば、やめたい人はやめれば、その時々の納得の基準を自他どちらに求めるかだけの差、、、自らの内なる心の声に従えばいいだけのこと。。。

■自分のために生きる勇気~人生の舵をとるために考えたいこと

究極のリスクは死ぬことだから、
「何かが起こる方」に賭けるしかない。

―――白木夏子×南壮一郎対談

金融の世界から体ひとつでスポーツビジネスへ転身し、そして最近ではインターネットの世界で起業したビズリーチの南壮一郎氏と、ジュエリー業界での経験ゼロからブランドを立ち上げたHASUNA白木夏子さん。異色の経験を持つ二人が語ったのは、リスクについてでした。人生に迷っている人、必読です!(構成・田中裕子)

特別な人間なのではなく、自分のリスクを把握できただけ

白木 今日は、ずっと尊敬していた株式会社ビズリーチの南壮一郎さんとの対談が実現して、とても嬉しいです。

南 G1サミット(*編集部注・日本、世界を担っていくリーダー達が学び、交流する「日本版ダボス会議」を目指して創設されたプラットフォーム)などでご一緒はしているけれど、なかなかちゃんとお話する機会はなかったんですよね。今日はよろしくお願いします。

白木 よろしくお願いします!

南 早速ですが、今日、せっかくだから聞きたいと思っていたことがあるんです。僕、講演会でよく「自分は南さんみたいに元気ではないし……」と言われるんですが……。

白木 元気(笑)。

南 でも、確かに世の中には挑戦する人としない人がいるな、と思って。じゃあ「挑戦した人」である白木さんの元気の源って何なんだろう? ということを聞きたくて。

白木 元気の源、ですか?

南 たとえば、挑戦するときの「怖い」という感情とどう向き合ってきましたか? 一歩を踏み出すとき、少なからずありますよね、そういう感情。

白木 そうですね……。いろいろな思考法はこの本に書いたのですが、いちばんは「人生を棒に振ることが最大のリスク」と考えることでしょうか。

南 なるほど、人生を棒に振ること。白木さんの「棒に振る」はどういう定義でしょうか。

白木 やりたいこともできず、毎日を鬱々と過ごすこと、です。このまま晴れない心を持ちながらなんとなくおばあちゃんになってしまうんだろうか、「やりたいことができなかったなあ」と思いながら死んでしまうんだろうかって考えると、「それは嫌だ!」って。

南 白木さんにとって時間こそが宝なんですね。いや、本当に共感します。何もしないでだらだら過ごすことは最大のリスクですよね。

白木 そうなんです。南さんはいかがですか? 多くの方は「失敗するかも」という恐れから足がすくんでしまうのだと思いますが、そういう気持ちとどうやって折り合いをつけていらっしゃいますか?

南 失敗に怖気づくと、現状維持に逃げてしまいそうになりますよね。そういうときは、自分に言い聞かせてるんです。「失敗したらどうする? ネタにすればいいじゃないか!」と(笑)。

「失敗したら、ネタにしよう」とは?

白木 あはは、ネタにする。

南 そう。だって、ネタって、ひとと違うことをしないと生まれないじゃないですか。居酒屋で、「昨日は電車に乗って出社して、エクセルで表をつくって、ランチを食べて、資料をまとめて退社しました」というストーリーを話されたら、どうですか?

白木 うーん、いまいち盛り上がらないかもしれませんね。

南 そう。ネタって人と違うことをすること、つまりは挑戦することからしか生まれないんです。それって、エピソードとして客観的に見たらものすごく興味深いじゃないですか。聞いていて面白いし。

白木 確かに。

南 だから、怖気づきそうになったら、3ヵ月後のとある飲み会にワープした姿を想像するんです。「南、お前、面白いことしたんだって?」「そうそう、実はあのとき……」って盛り上がっているはずだって。

白木 そう思えるのも南さんの心が強いからだと思いますが(笑)。

南 ちがうちがう。僕だって普通の人間だから、失敗したくないし、悪口も言われたくないし、人に迷惑だってかけたくないと思ってるんですよ。だから、これは「おまじない」なんです。怖気づいたときに心理的なバリアを取り除くための。

白木 「おまじない」ですか。なるほど。

南 そういう「おまじない」を自分にかけつつ、小さいことを積み重ねて、一歩を踏み出し続けているだけなんです。

白木 でも、南さんがされていることは決して小さいことではないですよね。金融業界からスポーツビジネスに転進して楽天イーグルスの立ち上げを行ったり、ネットベンチャーを起業されてわずか5年で400人規模の組織に成長させたり。

南 自分の中ではそう考えているんです。あまり高尚に考えすぎると、気張ってしまって失敗するリスクが逆に大きくなってしまうんですよ。だから、僕は人と違うチャレンジをするときは「自分の人生をくすぐる」くらいの軽いイメージを持っています。小さい話じゃないか、と。でも、そういう小さい一歩一歩を積み重ねていかなければ、大きなことはできないと思っています。

リスクは、社会が勝手につくったルールでしかない

白木 南さんの最初の大きな挑戦は、やはり金融業界からスポーツビジネスに転身しようと決められたときですか?

南 そうですね。そのとき、人生で初めて「リスク」という言葉を意識したかもしれません。

白木 確かに、人生のリスクって学生時代にはなかなか実感しませんものね。

南 同じ会社に居続けることを想定すると、サラリーもキャリアも、なんとなく未来の想像がつくじゃないですか。ロールモデルもいるし、5年後、10年後、20年後の姿が「見える」というか。初めてそのレールを踏み外すという選択を考えたとき、何も見えなくなってしまったわけです。ものすごく怖くなりましたね。

白木 その恐怖をどうやって乗り越えたんですか?

南 そのときは、やればできる、と思ってがむしゃらに(笑)。でも、実際挑戦してみて思うのは、普通のことを一生懸命やれば意外とできてしまう、ということ。とにかく、世の中にはがむしゃらにやる人が圧倒的に少ないだけ。リスクという言葉は、社会が勝手につくったルールでしかないんです。

白木 なるほど、やらない人にとってはそう見えるというだけなんですね。では、当時はとりあえず目をつむって恐怖を乗り越え、スポーツビジネスの世界に飛び込まれた、と。

南 最初はビジネスの世界に飛び込んだというより、あまりにもツテもアテもないので、ひたすら自分を営業していましたね。そうそう、営業と言えば、26歳のとき単身アメリカに渡りました。映画『マネーボール』のモデルにもなったメジャーリーグの球団、オークランド・アスレチックスのGMに会いに。

白木 スポーツビジネス経験ゼロ、しかも26歳の日本人がいきなりGMを狙うなんてすごいですよね。会って、どうされようとしていたんですか?

南 もちろん、「仕事をください」と直談判しようと思って。でも、当然アポなしだから、受付の女性に門前払いされてしまったんです。「お約束がございませんから」と取り付く島もなくて。こんなとき、白木さんならどうされますか?

白木 うーん……。アポイントを入れていないわけですから、帰るかもしれません。

南 いや、普通、帰りますよね。でも、僕は居座ったんです。受付の前で3時間以上。

白木 3時間以上も、ですか!

何かを得たいのであれば、「恥ずかしい」を乗り越えなければならない

南 そう。だって、「言われるがままホテルに帰って、日本に戻って、何か得るものはあるか?」って考えたら、何もなかったから。もちろん、受付の前に日本人が長時間居座っていると目立つし、変な目で見られるし、決して歓迎されていないのはわかるから、ものすごい心理的な負担は大きかった。でも、何か起こるか起こらないかとしたら、少しでも起こる方に賭けたくなったんですよ。

白木 やるかやめるか、どちらかしかないですものね。

南 やめるのって本当に楽で簡単です。むしろ、やめることが常識。やることは非常識。でも、あとあと人に話して面白がられるのは、非常識な行動をとった話じゃないですか。だから、待てるだけ待とう、と。

白木 やっぱり「ネタになるかどうか」は重要なんですね(笑)。

南 それに、待って自分が失うものって何もないなと思って。それどころか、もし、結局会えなかったとしても、あとあと日本で「お前、どれくらい待ったんだよ」と聞かれたとき、「いやー、3時間粘ったんだけど」という話題になるでしょう? その方が面白いな、と(笑)。それに、何かビジネスチャンスがあるときにこの話をしたら、熱意も伝わるじゃないですか。

白木 そうですね。結局、GMにはお会いできたんですか?

南 そう、それがラッキーなことに、3時間経ったころ、受付のお姉さんが不憫に思ったのかGMの右腕の方に会わせてくれたんです。

白木 すごいですね!

南 そこから直接ビジネスにつながることはなかったけれど、確実に人生の積み重ねになりましたね。今もこうしてお話できているわけですし。

白木 私も、悩んだ末に起業していろいろな壁を乗り越えて学んだのは、何かを得たいと思うのであれば「恥ずかしい」を乗り越えないといけない、ということでした。恥ずかしいのは人と違うことをするからこそ生まれる感情です。でも、その違いにこそ価値があるんですよね。

南 そのとおりだと思います。リスクっていろいろ頭をよぎってしまうんですけど、結局、究極のリスクって死ぬことなんですよ。

白木 ああ、そうですね。本当、そのとおりです。

南 人生うまくいった、いかなかった、なんてプライドの問題でしかない。究極のリスクではないわけです。だから、「これが失敗しても、死なないし」という言葉も僕のおまじないのひとつです。「もし事業がつぶれてしまっても、死なないから」と。そのときはまた頑張ればいいんですよね。

白木 そうですよね。私も、かつてバックパッカーとして世界中を旅してから、「大丈夫、死なないから」という気持ちは強く持つようになりました。人間、劣悪な環境でも生きていけるんだって。それに、バックパッカーは最小限の荷物、最低限のお金を持って旅をしていくのですが、その経験から「持たない生活」もできるんだ、ということが分かったんです。

南 なるほど、「持たない生活」ですか。

白木 今の日本は豊かですから、ついつい持ちすぎてしまうんですよね。でも、そういう旅を経験していると、「自分は持たない生活にも適応できる」という確信を持てる。モノを持たないことを怖れなくなったんです。

南 だからこそ、一回いろいろなものを失ってしまってもまた復活しようって思えるのですね。


■夢は9割叶わない。

弘兼憲史

“夢を諦めず、がんばり続けるのは正しいのか?”
人生をより良くするには「やめる決断」が必要。

「努力すれば、夢は叶う」「がんばることは素晴らしい」。学校や社会の中で、この価値観を教えられてきた人が多いかと思います。しかし現実問題として、本当にこの考え方は正しいのでしょうか。人生を充実させることができるのでしょうか。

「夢を諦めずにがんばり続ける」のは、
本当に正しいのか?

 夢を持つのはすばらしいことです。でも、夢には期限をつけるべきだと僕は思っています。

 前回の記事でも述べましたが、僕の知人に、芸大合格を目指して5年、10年と挑戦し続けている人がいました。そんな人に対して「夢を諦めずにがんばっているなんて、すごい!」と評価する人も大勢いますが、僕は懐疑的です。

 もちろん、がんばること自体を否定するつもりはありません。
 しかし、「芸大合格を目指していたら、30歳になっていた」ら、その人の人生は本当にそれでいいのだろうかと思ってしまいます。

 仮に芸大に合格しても、それで画家になれるわけでも、イラストレーターになれるわけでもありません。飯が食える保証など、どこにもないわけです。

 こんなことを言うと、「世の中には何十年も不遇の時代、下積みを経験した後に成功する人もいるじゃないか」と反論する人が出てきます。テレビや雑誌は、そんな「不遇の成功者」をとり上げ、美談に仕立て上げるのが大好きです。

1人の成功者の陰には、
何十万の「夢破れた人たち」がいる

 しかし、その「成功者」がほんのひと握りであることは、あまり強調されません。

 1人の成功者の陰には、何千、何万、何十万の「夢破れた人たち」がいます。人生を台無しにしてしまった人もいるでしょう。

 厳しい現実に蓋をして「がんばり続ければ夢は叶う」「諦めなければ、失敗はない」という聞こえのいいメッセージだけを発し続けるのは、やっぱり僕は違うと思います。現実は現実として、シビアに向き合うべきなのではないでしょうか。

 しかし、「夢を持つな」と言いたいわけではありません。僕がここで言いたいのは「夢に期限をつけること」。

 スポーツ選手や芸能人、漫画家、芸術家、会社社長、弁護士、会計士などいろんな夢を持つのはいいでしょう。

 でも、その夢を無計画に、一生(あるいは何十年も)追い続けるのはあまり得策ではないと思います。

「30歳までがんばってダメだったら、
きっぱり諦めよう」

 例えば僕の場合、大卒で入った会社の松下電器産業(現在のパナソニック)を3年で辞めて、漫画家の道を目指しました。

 漫画家になれる人なんて、万に1人、十万人に1人、いえ、百万人に1人の世界でしょう。そんな世界を夢見て、せっかく入った大企業を辞めるなんて、それこそとんでもない決断です。普通に考えれば、無謀な選択以外の何物でもないでしょう。

 しかし、僕だって若いなりに夢に期限をつけていました。会社を辞めたのが25歳だったので、「30歳までに自分の作品が印刷され、出版されなければきっぱりやめよう」とはっきり決めていたのです。

 たまたま、最初に応募した作品『風薫る』が入選して、『ビックコミック』に掲載されることになりました。今から40年前の、1974年のことです。包み隠さずに言えば、才能があったのかもしれないし、運も相当良かったのでしょう。

 だから結果として「夢の期限」が訪れる前に、1つの夢を叶えてしまったわけです。とはいえ、夢に期限をつけることはとても大事だと、今でも思っています。

人生をより良くするには、
「やめる決断」が必要

 なぜなら、「何かをやめる」というのは、本当に難しいからです。

 結婚より離婚のほうが難しいとよく言われます。確かにその通りで、たいていの物事は始めるよりも、やめるほうがはるかに困難です。自分が長い間がんばり続けていることなら、なおさら大変だと思います。

 自分の能力に見切りをつけるのはさらに難しいでしょうし、「これまで費やした時間と労力が無駄になるのでは?」と考え始めたら、どんどん先延ばしにしたくもなります。株で損をしている人が「もうちょっとしたら、再び値が上がるんじゃないか」と思うのと似たような心境です。

 しかし、人生をより良く生きるには、「やめる決断」が必要なのです。そんな決断を後押ししてくれるという意味でも、あらかじめ「夢に期限をつけること」が大切なのではないでしょうか。

 期限をつけたら、そこまでは迷うことなく、必死でがんばる。でも、期限までに夢(あるいは、それに向かう段階)を達成できなかったのなら、潔く諦める。

 そんな戦略と見極めが、人生には必要だと思います。


[いずれもDIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月26日 20:10

食生活と生活習慣を変えれば心と身体は変わる、、、一年続ければすべての細胞ごとまったく新しい身体に生まれ変わる。。。

■医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ
痩せない理由は腸内にあり? 腸内細菌叢を整える

 食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。
 今回は腸内で健康を守っている「腸内フローラ」こと「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」と肥満の関係について。

 いろいろダイエットをしているのに、なかなか痩せないと悩んでいる方。もしかしたら腸内細菌叢に問題があるかもしれませんよ。

 2013年、米国セントルイスにあるワシントン大学のジェフリー・ゴードン博士らのチームが、「腸内細菌叢が肥満に影響する」という新たな研究成果を科学雑誌「Science」に報告しました。

■参考文献
Science「Gut Microbiota from Twins Discordant for Obesity Modulate Metabolism in Mice」

腸内細菌叢=腸内に生息する9000兆個以上の微生物群が作る生態系

 そもそも、腸内細菌叢って、何でしょうか?

 私たちの腸内には、重さにして約1〜1.5kg、少なくとも1000種類、9000兆個以上の微生物が生息しています。数だけで言えば地球上の全人口の100万倍以上というすさまじい数です。これらの微生物群が織りなす生態系を、腸内細菌叢あるいは「腸内フローラ」と言います。

 腸内細菌叢は、アレルギーや皮膚疾患、脳、神経系疾患など、さまざまな疾患に大きな影響があることが明らかになってきましたが、何と言っても、肥満との関係が注目されています。

 ゴードン博士らは2006年に、腸内細菌叢が肥満のリスクに影響することを報告。その後、栄養失調にも、腸内細菌叢が関与することを報告しました。

 博士らのチームは、腸内細菌叢と肥満に直接関係があるかどうかを評価するため、1人が肥満で、もう1人は痩せているという、双子のペアを募集しました。これは双子であれば食生活や遺伝子が似ていて、肥満の原因が腸内細菌叢である可能性を絞り込みやすいという理由からで、最終的に、4組の女性の双子が選ばれました。

■参考文献
ロバルト・ヘルス「肥満も栄養失調も、原因は腸内細菌?」

肥満の人の腸内細菌を移植されたマウスはより多く脂肪が蓄積

 研究者らは、それぞれの双子から腸内細菌を集めて、無菌のマウスの腸に移植。肥満の人からの腸内細菌を移植したマウス群と、痩せた人の腸内細菌を移植したマウス群を用意します。この両群のマウスは、標準的なエサ(同内容・同量)を摂取するようにします。その結果、肥満の人から腸内細菌を移植された無菌マウスは、痩せた人の腸から細菌を与えられた無菌マウスに比べて体重が増加し、より多くの脂肪が蓄積しました。

 エサの条件が同じであるということは、この相違が、体内に入ってきた栄養素の代謝を変化させる、腸内細菌によって引き起こされているはずということになります。

細菌叢の戦いに勝つのは、痩せた人の腸内細菌

 研究者らはさらに、2つのグループのマウスを一緒のケージに収容しました。マウスは糞を食べるのですが、そうなるとこれら2つのグループのマウスは、意図せずお互いの微生物によって、影響を受け合います。ゴードン博士は、これを“細菌叢の戦い”と呼んでいますが、この戦いの結果、肥満の人から腸内細菌を移植された無菌マウスは、痩せた人の腸から細菌を与えられた無菌マウスの細菌叢の影響で、体重が減りました。ところが、痩せた人から腸内細菌を移植された無菌マウスは、肥満の人からの腸内細菌の影響を受けませんでした。

 なぜでしょうか? 肥満の人は細菌叢の多様性が少なく、特定の菌種に偏るという報告があります。これに対し、痩せた人の細菌叢は多様性に富むため、肥満の人の細菌叢を一方的に侵略できることが要因と推測されます。

腸内細菌を交換しても、食事を変えなければ減量に効果なし

 ではなぜ、一般には、伝染病のようにマウスの痩せは広がらないのでしょうか?

 重要なのは、この研究が「食事に左右されるもの」だったことです。

 2つのグループのマウスを一緒のケージに収容させた際も、与えた食べ物によって結果に違いが出ました。食物繊維が多く飽和脂肪酸の少ない、健康的な食事を与えたときは、痩せた人の腸から移した細菌の影響をうけた肥満マウスは、体重が減少しました。

 ところが、食物繊維が少なく飽和脂肪酸を多く含む、典型的な西洋食を与えたときには、 痩せマウスと肥満マウスは互いの腸内細菌の影響を受けないように見えたのです。要するに、腸内細菌を交換しても、食事を変えなければ減量に効果はないと考えられます。

■参考文献
Nature「Richness of human gut microbiome correlates with metabolic markers」

食事で腸内細菌叢を変えるには、どのくらい時間がかかる?

 ここで、「よし、健康的な食生活に変えて腸内細菌叢を変えよう!」と思われた方、どのくらいで効果がでるか気になりますよね。

 先日、ハーバード大学のターンバウ博士らが、食事を「完全な動物性食品(肉、卵やチーズなど)」から、「完全な植物性食品(穀物、レンズ豆、野菜や果物など)」に、あるいはその逆に変えると、腸内細菌叢は、なんと1日足らずで変化すると報告しました。

 例えば、動物性食品の食事を摂ると、胆汁に耐性のある細菌、ビロフィラ・ワーズワーシア(Bilophila wadsworthia)が増えていました。ビロフィラ・ワーズワーシアは、炎症性の腸疾患との関係が示唆されている細菌で、この変化が私たちの健康にどのような影響を与えるかは、次回の研究成果が期待されますが、食物繊維の多い、バランスのとれた食事が、私たちの腸内細菌叢のよいエサになることは明らかです。

 ちなみに、タンパク質や脂質の多い、低炭水化物ダイエットも、腸内細菌叢には良い影響を与えないようですね。

■参考文献
■Harvard Gazette「Your gut’s what you eat, too」
■Nature「Diet rapidly and reproducibly alters the human gut microbiome」

腸内細菌叢を利用した「痩せ薬」も出てくる!?

 ところで、腸内細菌叢を利用した「痩せ薬」って可能なのでしょうか?

 最近、大手の製薬会社が、腸内細菌叢を利用した治療薬の開発を進めています。

 2014年5月2日、米国セカンドゲノム社は、製薬メーカーであるファイザー社と提携し、大規模な観察研究によって、腸内細菌叢と肥満や代謝疾患の関係についての研究を行うことを発表しました。さらにこの研究により、腸内細菌叢が、肥満などの治療薬のターゲットになる可能性があります。科学の進歩の速さには本当に驚かされますが、とはいえ研究はこれからといったところ。すぐに夢のような「痩せ薬」ができることはなさそうですね。

 つまり私たちが、今すぐ今年の夏に向けてできるとこは、食生活を改善し、健康的な腸内細菌叢で、肥満やメタボリックシンドロームの予防することですね!

■参考文献
■Second Genome「Second Genome Enters Into Agreement with Pfizer Inc. on Microbiome Research Initiative in Obesity」

[NIKKEI TRENDY NET]

Posted by nob : 2014年05月23日 16:59

私の雑穀白米は雑穀と白米の比率がほぼ同じ(笑)、、、最近では酵素玄米5・玄米1・雑穀白米1くらいの割合です。。。Vol.2

■不健康・不規則な食生活から抜け出せない人に!
想像以上に栄養価が高い「雑穀」活用のすすめ

 雑穀ごはん、雑穀クッキーなど、最近耳にする機会が多くなった「雑穀」。ランチのときに定食屋やレストランなどで、「雑穀米にしますか?それとも白米にしますか?」と聞かれた経験のあるビジネスマンも多いのではないだろうか。しかし、いざ「雑穀って何?」「どのような栄養が含まれているのか」と聞かれると、よく知らないという人がほとんどでは? じつは筆者もその一人なのだが、そんな“雑穀初心者”にぴったりなセミナーを見つけた。

 大阪・梅田にあるアサヒグループのコミュニケーションスペース「アサヒ ラボ・ガーデン」で開催された『“キレイ”にうれしい雑穀パワー』だ。

 聞けば雑穀には、食物繊維のほか、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなど、人が若々しく健康であり続けるための栄養素がたっぷり含まれているという。「不規則で不健康な食生活を続けてしまっているが、仕事が忙しくてなかなか改善できない」、「最近太ってきたけどダイエットに取り組む時間がない」といった人にはピッタリの食材なのだ。

ブームになりつつある雑穀

 4月18日に開かれたセミナーの講師は、雑穀クリエイターの梶川愛さん。日本で初めて雑穀クリエイターの資格を取得し、10年以上も前から雑穀の魅力を広める活動を続けてきた女性だ。

 まずは「雑穀」の定義から。

 雑穀とは「日本人が主食以外に使用している穀物の総称」である。思い浮かべやすいのはキビ、アワ、ヒエ、大麦などだが、そば、豆類、ゴマ、黒米、赤米、玄米、キノア、アマランサスなども雑穀として扱われる。

 これらの雑穀を食べている人は10年前にはかなり少数だったが、ここ5、6年の間に認知度は急上昇、美容や生活習慣病を気に掛ける人を中心に静かなブームになりつつあるそうだ。

 雑穀ごとに特徴があるのだが、まずは雑穀すべてに共通する魅力を梶川さんが挙げていった。それが「よく噛むようになる」「エネルギー代謝が良くなる」「錆びにくい身体になる」の3点である。

雑穀の力(1)「噛むことで健康になる」

 雑穀の魅力として最初に挙げられたのは「よく噛むようになる」。噛むことでどんな良いことがあるのか?

「ものを噛むと唾液が出ますね。この唾液には抗菌作用のあるラクトフェリンやリゾチウムが含まれており、免疫力をアップさせます。また若返りホルモンと言われているパロチンや、EGFと呼ばれる美容成分も唾液には含まれているんですよ」と梶川さん。

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キビ、アワ、玄米を始め豆類、ゴマなども「雑穀」

 また、噛むという行為そのものが血流を良くし、学習能力の向上や認知症の予防にもつながるほか、満腹中枢を刺激することによって食べ過ぎの抑制効果もあるという。

「ところが現代ではよく噛んで食べることが少なくなりました。戦前には1回の食事で約1400回咀嚼していたのが、今では約600回に。食事時間も 22分から11分に短縮されました。噛み応えがあり、自然に咀嚼の回数を増やしてくれる雑穀は、唾液の出やすい身体をつくる上で非常に有効なんです」

雑穀の力(2)「代謝の良い身体をつくる」

 次に挙げてくれた雑穀の魅力は「不足しがちなビタミンやミネラルを補い、エネルギー代謝しやすい身体をつくる」だ。

 体内の生理機能や代謝などの生命活動を維持する上で、欠かすことのできないビタミンやミネラル。ミネラルはすべて、ビタミンも多くのものは体内で作ることができないため、意識して摂取する必要があるのだが、雑穀にはそれらが豊富に含まれている。

「野菜や果物もビタミンやミネラルが多い食材ですが、昔に比べてその量は減ってきています。その原因の一つとして、旬を無視した栽培や品種改良などが考えられます。その分を雑穀で補っていただければと思います」

 また雑穀には糖尿病、心筋梗塞、高血圧、痔、便秘、大腸の病気などを予防する効果があるとされる食物繊維も多い。

 厚生労働省によると、食物繊維の摂取量は成人で20~25gとすることが望ましいとされているが、欧米型に変化した現在の食生活では不足しがち。そこを雑穀でカバーしてほしいと梶川さんは話す。

「食べずに痩せようとするのは絶対にダメ。お肌はボロボロになり、頬はこけ、きれいに痩せられません。それよりもエネルギー燃焼しやすい身体をつくることが大切。雑穀にはビタミンCやAが不足しているので、それらの食材とうまく組み合わせるとさらにバランスのとれた食事になります。バランスの良い食生活を心がけてください」

雑穀の力(3)「錆びにくい身体になる」

「雑穀を見て、白米との違いがわかりますか」と梶川さん。すぐに気づくのは、それぞれに特徴のある色がついているということだ。「その色はすべてポリフェノールです」。

 ポリフェノールといえば、赤ワインなどに多く含まれ、抗酸化作用のある成分として有名だ。

「過剰になると身体に害を為す活性酸素を、ポリフェノールが安定した無害な物質に変えてくれます。ポリフェノールは摂ってから2~3時間しか効果が持続しないので、毎食はもちろん間食でも摂ってほしいのですが、毎回赤ワインを飲むのも難しいので、雑穀入りのご飯やおかず、お菓子などであれば摂りやすいでしょう」

 咀嚼力を高めて免疫力を向上させる、代謝を良くする、抗酸化作用で生活習慣病を予防する……、雑穀には想像以上にすごい力が備わっていることがよくわかった。

 受講者が熱心に聴き入る中、話題はそれぞれの雑穀の特徴と、食事で手軽に美味しく摂るためのレシピ紹介に進んだ。

雑穀は「おいしい」

 セミナーの冒頭から各テーブルに回されていた様々な雑穀。それらを実際に使った料理と効能が紹介された。

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もちきびとアボガドのテリーヌ

「キビは抗酸化作用に優れ、必須アミノ酸のメチオニンが豊富で肝臓内の毒素や老廃物を排除してくれます。きれいな黄色なので緑のアボガドと合わせてテリーヌにしてみました」

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ひえと根菜のクリームコロッケ

「ヒエはアワとともに日本最古の穀物です。ミネラルが全体的にバランスよく含まれています。クリームコロッケにすると、男性にもとても喜ばれます」

「モロコシ(たかきび)も抗酸化作用に優れた雑穀の一つです。別名ミート・ミレットとも呼ばれ、ひき肉の代用素材としてよく使われます。マーボー茄子にすると本物のひき肉を使うのと遜色ない味わいです」

 へえ、こんなに様々な料理法があるのかと驚いた。参加者からも、「ごはんに混ぜる以外にこんなに使い道があるとは」という声や、「雑穀ごはんが苦手な夫も、こんなレシピなら食べてくれるかも」などという声が聞かれた。

 美味しそうなレシピに食欲をそそられたところに香ばしい匂いが…。

 アサヒグループが研究開発し、現在、アサヒグループの通信販売専用商品としてオンラインショップ「アサヒの健康生活」で販売している「黄金の発芽大麦」を炊き込んだごはんの試食会だ。ひと口頬張ると甘く香ばしい風味がいっぱいに広がった。プチプチした食感も面白く、噛めば噛むほど旨味が増す。

 大麦はこれまで、固い表皮の部分を削って押麦などに加工されてきたが、それを発芽させることで粒全体を柔らかくし、β-グルカンやビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれている表皮ごと食べられるようにしたのだとか。

 この発芽大麦、じつは偶然の産物で、焼酎の原料として麦を研究していたアサヒビールの研究員が、余ったサンプルをごはんに炊き込み試食したのがきっかけだったという。

日本で流通する雑穀は90%が輸入

 最近では雑穀のすばらしさが見直され、国内での栽培面積、生産量ともに少しずつ増加しているそうだ。しかし輸入量も増え続け、現在日本で流通している雑穀の90%以上は輸入。食料自給率を向上させ、日本人の食環境の改善や日本農業の活性化のためには、国内での雑穀生産量を増やしていくことが重要な課題と言えそうだ。

 アサヒグループホールディングス・イノベーション研究所 主任で、日本雑穀協会が認定する“雑穀エキスパート”の肩書を持つ淡嶋恭子さんによると、「昨今のブームで、もち麦を含む雑穀の需要は確実に増えています」とのこと。「ただ雑穀によっては食べやすくするために、加工の段階で栄養価に富んだ部分まで削ってしまうことも多いんです。そこをもうひと工夫することによって、自然の恵みをそのまま、しかもおいしくいただけるような提案をしていくことが、私たちのような研究機関の務めだと思っています」。

 身体に良いばかりではなくおいしいとなれば、普及の速度も増すに違いない。「私たちは食材そのものをおいしくする努力をし、梶川さんのような先生方にはバリエーション豊かなレシピの開発をお願いしています」(淡嶋さん)

 健康が気になるビジネスマンも、ランチなどで雑穀米が選べるときは、積極的にオーダーしてみることから始めるのもいいかもしれない。

(取材・文/林慶子 撮影/入交佐妃)

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月23日 16:40

私の雑穀白米は雑穀と白米の比率がほぼ同じ(笑)、、、最近では酵素玄米5・玄米1・雑穀白米1くらいの割合です。。。

■美肌を作る 雑穀ごはんと旬おかず
白いごはんなのに白米より栄養価をアップさせる方法

柴田真希
管理栄養士・雑穀料理家

美味しい「白いごはん」

「炊きたての白いごはんがあったら何杯でも食べられそう」

「白いごはんに合いそうなおかずだね」

なんて言葉をよく耳にします。やはり日本人にとって「白いごはん=美味しい」というイメージが強いのですよね。

健康や美容を気にする方なら白いごはんよりも雑穀ごはんや玄米ごはんなど精製度の低いごはんが、身体のためにもお肌のためにも良いことはご存知のはず。

しかし一緒に食べるご家族が白米愛好家な方や、栄養価が高いことは分かっているけれどやはり雑穀ごはんを受け入れられないという方に朗報の白米そっくりの雑穀ごはんの炊き方をご紹介します。

小粒の雑穀、白い雑穀

オススメの雑穀がコチラです。

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これはきび、あわ、ひえと言った小粒の雑穀。米粒よりも小さくて、色もあまりつかないのでごはんと一緒に炊いても入っている存在に気が付かない人も。

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さらに、大麦やはと麦のような白い雑穀も見た目に分かりにくいです。食べてみると噛み応えがあるので「いつもより食感があるなー」と思うかもしれませんが、モチモチしていてむしろ美味しくなります。

雑穀ごはん?白いごはん?

実際にごはんに混ぜて炊いてみると…

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一見、雑穀ごはんに見えませんが、よーく見てみると…

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黄色や白のプチプチが見えたでしょうか?

「雑穀ごはんが嫌い」

「美味しくないから食べない」

と言う人に何も言わずにこのごはんを出すと、だいぶごはんを食べてから「…これって雑穀ごはんだったの?」と気がつくということがよくあります。最初から気が付いても、「むしろ美味しい」と言って平らげてくださいます。

紫色に炊き上がる雑穀ごはんが苦手!という方も、色付くごはんだけが雑穀ごはんではありません!

「雑穀」と一言で言っても種類は様々。白いごはんと比べてエネルギー(カロリー)が変わらないのにビタミンやミネラル、食物繊維がUPする美肌ごはんに変えてくれるのが雑穀。是非ご自身が好きな雑穀をみつけてくださいね。

[スキンケア大学・美ログ]

Posted by nob : 2014年05月23日 02:05

頭皮の保湿とブラッシングも効果大です。。。

■なるほど!意外と知らない「白髪が生える場所とその理由」とは

高木沙織

30歳を過ぎると、髪を黒くするメラニン色素を作る”メラノサイト”の活動が弱まり、白髪がチラホラと現れるようになります。お風呂上がりにドライヤーをかけているときや、髪をセットしているときに、キラッと光る白髪を見つけてドキッとしたことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで多くの方は、「白髪がはえてきた……」という思いにばかり気を取られてしまうのですが、”どうしてその場所に白髪がはえたのか”ということは、あまり考えないかもしれません。

しかし、白髪がはえる場所には、理由があると言われています。今回は、白髪がはえる場所とその理由についてお話していきたいと思います。

■1:頭頂部(分け目)の白髪

髪の分け目部分にはえる白髪は、無防備に浴び続けた紫外線が影響しています。紫外線を浴びると活性酸素が発生し、それが白髪の原因になります。特に分け目部分には、紫外線が直接あたるため注意が必要!

外出時は、髪用の日焼け止めスプレーや日傘を使って、紫外線から守りましょう。

■2:こめかみの白髪

こめかみのあたりには、神経細胞が通っています。パソコン作業や細かい作業のような頭を使う仕事をしている方は、神経細胞が活発になりその部分に活性酸素が発生。それが周囲の細胞にも影響を与えることで、白髪になると言われています。

帰宅後は、心身ともにリラックスできる時間を作ることを心がけましょう。また、携帯電話を長時間使用するのも、神経細胞を疲れさせることになるので、注意してください。

■3:後頭部の白髪

後頭部には、生殖器系のツボがあります。後頭部に白髪を見つけたら、生理不順などホルモンバランスが乱れていないかを疑ってみてください。

■4:特定の場所にはえる白髪

いつも同じ場所に白髪がはえるという方は、日常生活での癖を改善する必要があります。例えば、いつも同じところで髪を結んでいる、シャンプーをするときに一部だけ強く洗ってしまう、頭をかく癖があるなどの行為は、頭皮への刺激となり、活性酸素を発生させます。

頭皮に刺激を与え続けないように、日常生活での習慣を見直しましょう。

今回は、白髪がはえる場所と理由についてお伝えしました。近頃、白髪が気になっているという方は、上記の項目を参考にしてみてくださいね。

[美レンジャー]

Posted by nob : 2014年05月23日 01:58

何と言っても食生活の改善こそが根幹、、、私は生活習慣改善9か条すべてクリアできています。。。

■【デキる人の健康学】中性脂肪を下げる生活習慣とは

■中性脂肪はライフスタイルのバイオマーカー

 年に一度の健康診断でコレステロールは正常値なのに中性脂肪が異常値でチェックされている中高年男性も多いと思う。コレステロール値が低くても中性脂肪が単独で高いだけで心筋梗塞のリスクになることが最近明らかとなり、中性脂肪はメタボリック症候群の診断基準の1つに取り入れられた。

 中性脂肪が多いと善玉コレステロールが減って悪玉コレステロールが増えやすくなるため動脈硬化を間接的に促進することもなる。中性脂肪と聞くと食事での油の摂り過ぎと考えがちだが、お酒を飲む機会の多い人や間食でケーキや甘いもの、果物をよく食べる人は中性脂肪が増えやすい傾向にある。

 アルコールや清涼飲料水に含まれている果糖や精製された糖質を摂取すればするほど、肝臓で合成される中性脂肪が多くなるためだ。コレステロール値は生活習慣を改善してもなかなか下がらないのに対して、中性脂肪値は生活習慣の改善により値を下げることができる。だから、ある意味では中性脂肪はライフスタイルのバイオマーカーと考えられる。

■中性脂肪を下げる生活習慣改善9か条

 最近、米国心臓協会が「中性脂肪と心臓病に関する報告」をまとめたが、その声明のなかでも「生活習慣の改善の重要性と有効性」が強調されている。報告書をまとめた米国心臓協会理事で米国ボルチモア市メリーランド大学のマイケル・ミラー教授によると以下の9項目のライフスタイルを改善することにより、中性脂肪の値を20〜50パーセント下げることができると提言している。

 その9項目とは、(1)5〜10パーセントの体重の減少で中性脂肪の値が20パーセント低下する。(2)食品や飲料に添加されている砂糖の一日摂取量を総カロリーの5〜10パーセント未満(女性で約100kcal/日、男性で約150kcal/日)に抑える。(3)清涼飲料水や加工食品、果物に含まれる果糖の一日摂取量を100グラム未満におさえること。(4)摂取カロリー1000kcalあたり食物繊維を10グラム/日以上摂取すること。更に摂取カロリー1000kcalあたり食物繊維を20グラム/日以上摂取すると中性脂肪の値が8パーセント低下する。(5)低グリセミック・インデックス(低GI)食品の摂取により中性脂肪の値が6パーセント低下する。(6)総カロリーにしめる脂質の割合を中等度に抑える(カロリー比32.5〜50パーセントの中脂肪食)。中脂肪食は低脂肪食(カロリー比18〜30パーセント)に比べて、中性脂肪の値が9.4mg/dL低下する。また、飽和脂肪酸の摂取量を総カロリーの7%未満、トランス脂肪酸の摂取量を1%未満に抑える。(7)オメガ?3脂肪酸の摂取。オメガ?3脂肪酸(EPA/DHA)1グラム/日の摂取あたり中性脂肪が5〜10パーセント低下する。(8)アルコールの摂取制限。アルコール非摂取群に比べて1オンス/日のアルコール摂取あたり中性脂肪が5〜10パーセント増加する。(9)定期的な運動。中性脂肪の値が150mg/dL以上の人で、中等度の有酸素運動で中性脂肪が15〜20パーセント減少するが、もともと中性脂肪の低い人では有酸素運動による中性脂肪の低下は認められない。

■ライフスタイルの改善により中性脂肪は50%以上下がる

 ミラー教授は体重を5〜10パーセント減量するだけで中性脂肪の値を20パーセント下げることができるので、まず肥満傾向で中性脂肪の高い人は減量が大切であることを強調する。次に食事での砂糖と果糖、飽和脂肪酸を減らして不飽和脂肪酸を増やすことにより中性脂肪の値を更に10〜20パーセント下げることが可能であると考察している。

 トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の制限、オメガ?3脂肪酸の摂取と定期的な有酸素運動を組み合わせることにより最終的にはライフスタイルの改善により中性脂肪の値を50パーセント以上下げることが可能であるとしている。中性脂肪は我々の体に取っては重要なエネルギー源で欠かせない脂質成分であるが、生活習慣が乱れて必要以上に血液中に存在すると寿命を縮めてしまう可能性がある。

白澤卓二
順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授

[産経新聞]

Posted by nob : 2014年05月23日 01:51

そのとおり!!!Vol.41/拍手です。。。

■2014年5月21日
大飯原発3、4号機運転差止請求事件判決要旨

主文

1 被告は、別紙原告目録1記載の、各原告(大飯原発から250キロメートル圏内に居住する166名)に対する関係で、
福井県大飯郡おおい町大島1字吉見1-1において、大飯発電所3号機及び4号機の原子炉を運転してはならない。

2 別紙原告目録2記載の各原告(大飯原発から250キロメートル圏外に居住する23名)の請求を、いずれも棄却する。

3 訴訟費用は、第2項の各原告について生じたものを、同原告らの負担とし、その余を被告の負担とする。

理由

1 はじめに

ひとたび深刻な事故が起これば、多くの人の生命、身体やその生活基盤に、重大な被害を及ぼす事業に関わる組織には、
その被害の大きさ、程度に応じた安全性と、高度の信頼性が求められて然るべきである。
このことは、当然の社会的要請であるとともに、生存を基礎とする人格権が公法、私法を間わず、
すべての法分野において、最高の価値を持つとされている以上、本件訴訟においても、よって立つべき解釈上の指針である。

個人の生命、身体、精神及び生活に関する利益は、各人の人格に本質的なものであって、その総体が人格権であるということができる。
人格権は、憲法上の権利であり(13条、25条)、また人の生命を基礎とするものであるがゆえに、
我が国の法制下においては、これを超える価値を、他に見出すことはできない。
したがって、この人格権、とりわけ生命を守り生活を維持するという人格権の、根幹部分に対する具体的侵害のおそれがあるときは、
人格権そのものに基づいて、侵害行為の差止めを請求できることになる。
人格権は、各個人に由来するものであるが、その侵害形態が、多数人の人格権を同時に侵害する性質を有するとき、
その差止めの要請が、強く働くのは理の当然である。

2 福島原発事故について

福島原発事故においては、15万人もの住民が、避難生活を余儀なくされ、この避難の過程で、少なくとも入院患者等60名が、その命を失っている。
家族の離散という状況や、劣悪な避難生活の中で、この人数を遥かに超える人が命を縮めたことは、想像に難くない。
さらに、原子力委員会委員長が、福島第一原発から250キロメートル圏内に居住する住民に、避難を勧告する可能性を検討したのであって、
チェルノブイリ事故の場合の住民の避難区域も、同様の規模に及んでいる。

年間何ミリシーベルト以上の放射線が、どの程度の健康被害を及ぼすかについては、さまざまな見解があり、
どの見解に立つかによって、あるべき避難区域の広さも変わってくることになるが、
既に、20年以上にわたり、この問題に直面し続けてきたウクライナ共和国、ベラルーシ共和国は、今なお、広範囲にわたって避難区域を定めている。
両共和国の政府とも、住民の早期の帰還を図ろうと考え、住民においても、帰還の強い願いを持つことにおいて、我が国となんら変わりはないはずである。
それにもかかわらず、両共和国が、上記の対応をとらざるを得ないという事実は、
放射性物質のもたらす健康被害について、楽観的な見方をした上で、避難区域は最小限のもので足りるとする見解の正当性に、重大な疑問を投げかけるものである。
上記250キロメートルという数字は、緊急時に想定された数字にしかすぎないが、だからといってこの数字が、直ちに過大であると判断することはできないというべきである。

3 本件原発に求められるべき安全性

(1) 原子力発電所に求められるべき安全性

1、2に摘示したところによれば、原子力発電所に求められるべき安全性、信頼性は、極めて高度なものでなければならず、
万一の場合にも、放射性物質の危険から国民を守るべく、万全の措置がとられなければならない。

原子力発電所は、電気の生産という、社会的には重要な機能を営むものではあるが、原子力の利用は、平和目的に限られているから(原子力基本法2条)、
原子力発電所の稼動は、法的には、電気を生み出すための一手段たる経済活動の自由(憲法22条1項)に属するものであって、
憲法上は、人格権の中核部分よりも、劣位に置かれるべきものである。
しかるところ、大きな自然災害や戦争以外で、この根源的な権利が、極めて広汎に奪われるという事態を招く可能性があるのは、原子力発電所の事故のほかは想定し難い。
かような危険を、抽象的にでもはらむ経済活動は、その存在自体が憲法上容認できないというのが、極論にすぎるとしても、
少なくとも、かような事態を招く具体的危険性が万が一でもあれば、その差止めが認められるのは当然である。
このことは、土地所有権に基づく、妨害排除請求権や妨害予防請求権においてすら、
侵害の事実や侵害の具体的危険性が認められれば、侵害者の過失の有無や請求が認容されることによって受ける侵害者の不利益の大きさという、侵害者側の事情を問うことなく請求が認められていることと対比しても明らかである。

新しい技術が、潜在的に有する危険性を許さないとすれば、社会の発展はなくなるから、
新しい技術の有する危険性の性質や、もたらす被害の大きさが明確でない場合には、その技術の実施の差止めの可否を、裁判所において判断することは困難を極める。
しかし、技術の危険性の性質や、そのもたらす被害の大きさが判明している場合には、
技術の実施に当たっては、危険の性質と被害の大きさに応じた安全性が求められることになるから、この安全性が保持されているかの判断をすればよいだけであり、
危険性を一定程度容認しないと社会の発展が妨げられるのではないかといった、葛藤が生じることはない。
原子力発電技術の危険性の本質、及びそのもたらす被害の大きさは、福島原発事故を通じて十分に明らかになったといえる。
本件訴訟においては、本件原発において、かような事態を招く具体的危険性が、万が一でもあるのかが、判断の対象とされるべきであり、
福島原発事故の後において、この判断を避けることは、裁判所に課された最も重要な責務を放棄するに等しいものと考えられる。

(2) 原子炉規制法に基づく審査との関係

(1)の理は、上記のように、人格権の我が国の法制における地位や、条理等によって導かれるものであって、
原子炉規制法をはじめとする行政法規の在り方、内容によって、左右されるものではない。
したがって、改正原子炉規制法に基づく新規制基準が、原子力発電所の安全性に関わる問題のうちいくつかを、電力会社の自主的判断に委ねていたとしても、その事項についても、裁判所の判断が及ぼされるべきであるし、
新規制基準の対象となっている事項に関しても、新規制基準への適合性や、原子力規制委員会による新規制基準への適合性の審査の適否という観点からではなく、
(1)の理に基づく裁判所の判断が、及ぼされるべきこととなる。

4 原子力発電所の特性

原子力発電技術は、次のような特性を持つ。
すなわち、原子力発電においては、そこで発出されるエネルギーは、極めて膨大であるため、
運転停止後においても、電気と水で原子炉の冷却を継続しなければならず、その間に何時間か電源が失われるだけで、事故につながり、
いったん発生した事故は、時の経過に従って拡大して行く、という性質を持つ。
このことは、他の技術の多くが、運転の停止という単純な操作によって、その被害の拡大の要因の多くが除去されるのとは異なる、原子力発電に内在する本質的な危険である。

したがって、施設の損傷に結びつき得る地震が起きた場合、速やかに運転を停止し、運転停止後も、電気を利用して、水によって核燃料を冷却し続け、
万が一に異常が発生したときも、放射性物質が、発電所敷地外部に漏れ出すことのないようにしなければならず、
この止める、冷やす、閉じ込めるという要請は、この3つがそろって初めて、原子力発電所の安全性が保たれることとなる。
仮に、止めることに失敗すると、わずかな地震による損傷や故障でも、破滅的な事故を招く可能性がある。
福島原発事故では、止めることには成功したが、冷やすことができなかったために、放射性物質が外部に放出されることになった。
また、我が国においては、核燃料は、五重の壁に閉じ込められているという構造によって、初めてその安全性が担保されているとされ、
その中でも重要な壁が、堅固な構造を持つ原子炉格納容器であるとされている。
しかるに、本件原発には、地震の際の冷やすという機能と、閉じ込めるという構造において、次のような欠陥がある。

5 冷却機能の維持について4 原子力発電所の特性

(1) 1260ガルを超える地震について

原子力発電所は、地震による緊急停止後の冷却機能について、外部からの交流電流によって水を循環させる、という基本的なシステムをとっている。
1260ガルを超える地震によって、このシステムは崩壊し、非常用設備ないし予備的手段による補完も、ほぼ不可能となり、メルトダウンに結びつく。
この規模の地震が起きた場合には、打つべき有効な手段がほとんどないことは、被告において自認しているところである。

しかるに、我が国の地震学会において、このような規模の地震の発生を、一度も予知できていないことは、公知の事実である。
地震は、地下深くで起こる現象であるから、その発生の機序の分析は、仮説や推測に依拠せざるを得ないのであって、
仮説の立論や検証も、実験という手法がとれない以上、過去のデータに頼らざるを得ない。
確かに、地震は太古の昔から存在し、繰り返し発生している現象ではあるが、その発生頻度は必ずしも高いものではない上に、
正確な記録は近時のものに限られることからすると、頼るべき過去のデータは、極めて限られたものにならざるをえない。
したがって、大飯原発には、1260ガルを超える地震は来ないとの、確実な科学的根拠に基づく想定は、本来的に不可能である。
むしろ、
① 我が国において記録された既往最大の震度は、岩手宮城内陸地震における4022ガルであり、1260ガルという数値は、これをはるかに下回るものであること、
② 岩手宮城内陸地震は、大飯でも発生する可能性があるとされる、内陸地殻内地震であること、
③ この地震が起きた東北地方と、大飯原発の位置する北陸地方、ないし隣接する近畿地方とでは、地震の発生頻度において有意的な違いは認められず、若狭地方の既知の活断層に限っても、陸海を問わず多数存在すること、
④ この既往最大という概念自体が、有史以来世界最大というものではなく、近時の、我が国において最大というものにすぎないことからすると、1260ガルを超える地震は、大飯原発に到来する危険がある。

(2) 700ガルを超えるが、1260ガルに至らない地震について

ア 被告の主張するイベントツリーについて
被告は、700ガルを超える地震が到来した場合の事象を想定し、それに応じた対応策があると主張し、
これらの事象と対策を記載したイベントツリーを策定し、これらに記載された対策を順次とっていけば、
1260ガルを超える地震が来ない限り、炉心損傷には至らず、大事故に至ることはないと主張する。

しかし、これらのイベントツリー記載の対策が、真に有効な対策であるためには、
第1に、地震や津波のもたらす事故原因につながる事象を、余すことなくとりあげること、
第2に、これらの事象に対して、技術的に有効な対策を講じること、
第3に、これらの技術的に有効な対策を、地震や津波の際に実施できるという、
3つがそろわなければならない。

イ イベントツリー記載の事象について
深刻な事故においては、発生した事象が新たな事象を招いたり、事象が重なって起きたりするものであるから、
第1の事故原因につながる事象のすべてを、取り上げること自体が、極めて困難であるといえる。

ウ イベントツリー記載の対策の実効性について
また、事象に対するイベントツリー記載の対策が、技術的に有効な措置であるかどうかはさておくとしても、
いったんことが起きれば、事態が深刻であればあるほど、それがもたらす混乱と焦燥の中で、適切かつ迅速にこれらの措置をとることを、
原子力発電所の従業員に求めることはできない。
特に、次の各事実に照らすと、その困難性は一層明らかである。

第1に、
地震はその性質上、従業員が少なくなる夜間も、昼間と同じ確率で起こる。
突発的な危機的状況に、直ちに対応できる人員がいかほどか、あるいは、現場において、指揮命令系統の中心となる所長が不在か否かは、
実際上は、大きな意味を持つことは明らかである。

第2に、
上記イベントツリーにおける対応策をとるためには、いかなる事象が起きているのかを把握できていることが前提になるが、
この把握自体が、極めて困難である。
福島原発事故の原因について、国会事故調査委員会は、地震の解析にカを注ぎ、
地震の到来時刻と津波の到来時刻の分析や、従業員への聴取調査等を経て、
津波の到来前に、外部電源の他にも、地震によって事故と直結する損傷が生じていた疑いがある旨指摘しているものの、
地震がいかなる箇所に、どのような損傷をもたらし、それがいかなる事象をもたらしたかの確定には至っていない。
一般的には、事故が起きれば、事故原因の解明、確定を行い、その結果を踏まえて技術の安全性を高めていくという側面があるが、
原子力発電技術においては、いったん大事故が起これば、その事故現場に立ち入ることができないため、事故原因を確定できないままになってしまう可能性が極めて高く、
福島原発事故においても、その原因を、将来確定できるという保証はない。
それと同様、又はそれ以上に、原子力発電所における事故の進行中に、いかなる箇所にどのような損傷が起きており、それがいかなる事象をもたらしているのかを、把握することは困難である。

第3に、
仮に、いかなる事象が起きているかを把握できたとしても、地震により外部電源が断たれると同時に、多数箇所に損傷が生じるなど、対処すべき事柄は極めて多いことが想定できるのに対し、
全交流電源喪失から炉心損傷開始までの時間は、5時間余であり、炉心損傷の開始からメルトダウンの開始に至るまでの時間も、2時間もないなど、残された時間は限られている。

第4に、
とるべきとされる手段のうち、いくつかはその性質上、緊急時にやむを得ずとる手段であって、普段からの訓練や試運転にはなじまない。
運転停止中の原子炉の冷却は、外部電源が担い、非常事態に備えて、水冷式非常用ディーゼル発電機のほか、空冷式非常用発電装置、電源車が備えられているとされるが、
たとえば、空冷式非常用発電装置だけで、実際に原子炉を冷却できるかどうかをテストするというようなことは、危険すぎてできようはずがない。

第5に、
とるべきとされる防御手段に係るシステム自体が、地震によって破損されることも予想できる。
大飯原発の、何百メートルにも及ぶ非常用取水路が、一部でも、700ガルを超える地震によって破損されれば、
非常用取水路にその機能を依存している、すべての水冷式の非常用ディーゼル発電機が、稼動できなくなることが想定できるといえる。
また、埋戻土部分において、地震によって段差ができ、最終の冷却手段ともいうべき電源車を、動かすことが不可能、又は著しく困難となることも想定できる。
上記に摘示したことを一例として、地震によって複数の設備が、同時にあるいは相前後して使えなくなったり故障したりすることは、機械というものの性質上当然考えられることであって、
防御のための設備が、複数備えられていることは、地震の際の安全性を大きく高めるものではないといえる。

第6に、
実際に放射性物質が一部でも漏れれば、その場所には近寄ることさえできなくなる。

第7に、
大飯原発に通ずる道路は限られており、施設外部からの支援も期待できない。

エ 基準地震動の信頼性について
被告は、大飯原発の周辺の活断層の調査結果に基づき、活断層の状況等を勘案した場合の、地震学の理論上導かれるガル数の最大数値が700であり、
そもそも、700ガルを超える地震が到来することはまず考えられない、と主張する。
しかし、この理論上の数値計算の正当性、正確性について論じるより、
現に、全国で20箇所にも満たない原発のうち4つの原発に、5回にわたり想定した地震動を超える地震が、平成17年以後、10年足らずの問到来しているという事実を、重視すべきは当然である。
地震の想定に関し、このような誤りが重ねられてしまった理由については、今後、学術的に解決すべきものであって、当裁判所が立ち入って判断する必要のない事柄である。
これらの事例は、いずれも、地震という自然の前における人間の能力の限界を示すもの、というしかない。
本件原発の地震想定が、基本的には、上記4つの原発におけるのと同様、過去における地震の記録と周辺の活断層の調査分析という手法に基づきなされたにもかかわらず、
被告の本件原発の地震想定だけが信頼に値する、という根拠は見い出せない。

オ 安全余裕について
被告は、本件5例の地震によって、原発の安全上重要な施設に、損傷が生じなかったことを前提に、原発の施設には安全余裕ないし安全裕度があり、
たとえ基準地震動を超える地震が到来しても、直ちに安全上重要な施設の損傷の危険性が生じることはない、と主張している。

弁論の全趣旨によると、一般的に設備の設計に当たって、様々な構造物の材質のばらつき、溶接や保守管理の良否等の不確定要素が絡むから、
求められるべき基準をぎりぎり満たすのではなく、同基準値の何倍かの余裕を持たせた設計が、なされることが認められる。
このように設計した場合でも、基準を超えれば、設備の安全は確保できない。
この、基準を超える負荷がかかっても、設備が損傷しないことも当然あるが、
それは単に、上記の不確定要素が、比較的安定していたことを意味するにすぎないのであって、安全が確保されていたからではない。
したがって、たとえ過去において、原発施設が基準地震動を超える地震に耐えられた、という事実が認められたとしても、
同事実は、今後、基準地震動を超える地震が大飯原発に到来しても、施設が損傷しないということを、なんら根拠づけるものではない。

(3) 700ガルに至らない地震について

ア 施設損壊の危険
本件原発においては、基準地震動である700ガルを下回る地震によって外部電源が断たれ、かつ主給水ポンプが破損し、主給水が断たれるおそれがあると認められる。

イ 施設損壊の影響
外部電源は、緊急停止後の冷却機能を保持するための第1の砦であり、外部電源が断たれれば、非常用ディーゼル発電機に頼らざるを得なくなるのであり、
その名が示すとおり、これが非常事態であることは明らかである。
福島原発事故においても、外部電源が健全であれば、非常用ディーゼル発電機の津波による被害が事故に直結することはなかった、と考えられる。
主給水は、冷却機能維持のための命綱であり、これが断たれた場合には、その名が示すとおり、補助的な手段にすぎない補助給水設備に頼らざるを得ない。
前記のとおり、原子炉の冷却機能は、電気によって水を循環させることによって維持されるのであって、
電気と水のいずれかが一定時間断たれれば、大事故になるのは必至である。
原子炉の緊急停止の際、この冷却機能の主たる役割を担うべき外部電源と、主給水の双方が、ともに700ガルを下回る地震によっても同時に失われるおそれがある。
そして、その場合には、(2)で摘示したように、実際にはとるのが困難であろう、限られた手段が効を奏さない限り、大事故となる。

ウ 補助給水設備の限界
このことを、上記の補助給水設備についてみると、次の点が指摘できる。
緊急停止後において、非常用ディーゼル発電機が正常に機能し、補助給水設備による蒸気発生器への給水が行われたとしても、
① 主蒸気逃がし弁による熱放出、
② 充てん系によるほう酸の添加、
③ 余熱除去系による冷却のうち、いずれか一つに失敗しただけで、補助給水設備による蒸気発生器への給水ができないのと同様の事態に進展することが認められるのであって、
補助給水設備の実効性は、補助的手毅にすぎないことに伴う不安定なもの、といわざるを得ない。
また、上記事態の回避措置として、イベントツリーも用意されてはいるが、
各手順のいずれか一つに失敗しただけでも、加速度的に深刻な事態に進展し、未経験の手作業による手順が増えていき、不確実性も増していく。
事態の把握の困難性や、時間的な制約のなかで、その実現に困難が伴うことは、(2)において摘示したとおりである。

エ 被告の主張について
被告は、主給水ポンプは、安全上重要な設備ではないから、基準地震動に対する耐震安全性の確認は行われていない、と主張するが、
主給水ポンプの役割は、主給水の供給にあり、主給水によって冷却機能を維持するのが、原子炉の本来の姿であって、そのことは被告も認めているところである。
安全確保の上で不可欠な役割を、第1次的に担う設備は、これを安全上重要な設備であるとして、それにふさわしい耐震性を求めるのが健全な社会通念であると考えられる。
このような設備を安全上重要な設備ではないとするのは、理解に苦しむ主張である、といわざるを得ない。

(4) 小括

日本列島は、太平洋プレート、オホーツクプレート、ユーラシアプレート、及びフィリピンプレートの、4つのプレートの境目に位置しており、
全世界の地震の1割が、狭い我が国の国土で発生する。
この地震大国日本において、基準地震動を超える地震が、大飯原発に到来しないというのは、根拠のない楽観的見通しにしかすぎない上、
基準地震動に満たない地震によっても、冷却機能喪失による重大な事故が生じ得るというのであれば、
そこでの危険は、万が一の危険という領域をはるかに超える、現実的で切迫した危険と評価できる。
このような施設のあり方は、原子力発電所が有する、前記の本質的な危険性について、あまりにも楽観的といわざるを得ない。

6 閉じ込めるという構造について(使用済み核燃料の危険性)

(1) 使用済み核燃料の現在の保管状況

原子力発電所は、いったん内部で事故があったとしても、放射性物質が原子力発電所敷地外部に出ることのないようにする必要があることから、その構造は堅固なものでなければならない。

そのため、本件原発においても、核燃料部分は、堅固な構造をもつ原子炉格納容器の中に存する。
他方、使用済み核燃料は、本件原発においては、原子炉格納容器の外の建屋内の、使用済み核燃料プールと呼ばれる水槽内に置かれており、その本数は1000本を超えるが、
使用済み核燃料プールから放射性物質が漏れたとき、これが原子力発電所敷地外部に放出されることを防御する、原子炉格納容器のような堅固な設備は存在しない。

(2) 使用済み核燃料の危険性

福島原発事故においては、4号機の使用済み核燃料プールに納められた使用済み核燃料が、危機的状況に陥り、この危険性ゆえに、前記の避難計画が検討された。
原子力委員会委員長が想定した被害想定のうち、最も重大な被害を及ぼすと想定されたのは、使用済み核燃料プールからの放射能汚染であり、
他の号機の使用済み核燃料プールからの汚染も考えると、強制移転を求めるべき地域が、170キロメートル以遠にも生じる可能性や、
住民が移転を希望する場合に、これを認めるべき地域が、東京都のほぼ全域や、横浜市の一部を含む250キロメートル以遠にも発生する可能性があり、
これらの範囲は、自然に任せておくならば、数十年は続くとされた。

(3) 被告の主張について

被告は、使用済み核燃料は通常40度以下に保たれた水により冠水状態で貯蔵されているので冠水状態を保てばよいだけであるから堅固な施設で囲い込む必要はないとするが、以下のとおり失当である。

ア 冷却水喪失事故について
使用済み核燃料においても、破損により冷却水が失われれば、被告のいう冠水状態が保てなくなるのであり、
その場合の危険性は、原子炉格納容器の一次冷却水の配管破断の場合と、大きな違いはない。
福島原発事故において、原子炉格納容器のような堅固な施設に甲まれていなかったにもかかわらず、
4号機の使用済み核燃料プールが、建屋内の水素爆発に耐えて、破断等による冷却水喪失に至らなかったこと、
あるいは、瓦礫がなだれ込むなどによって、使用済み核燃料が大きな損傷を被ることがなかったことは、誠に幸運と言うしかない。
使用済み核燃料も、原子炉格納容器の中の炉心部分と同様に、外部からの不測の事態に対して、堅固な施設によって防御を固められてこそ初めて、万全の措置をとられているということができる。

イ 電源喪失事故について
本件使用済み核燃料プールにおいては、全交流電源喪失から3日を経ずして、冠水状態が維持できなくなる。
我が国の存続に関わるほどの被害を及ぼすにもかかわらず、全交流電源喪失から3日を経ずして、危機的状態に陥いる。
そのようなものが、堅固な設備によって閉じ込められていないまま、いわばむき出しに近い状態になっているのである。

(4) 小括

使用済み核燃料は、本件原発の稼動によって、日々生み出されていくものであるところ、
使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備を設けるためには、膨大な費用を要するということに加え、
国民の安全が、何よりも優先されるべきであるとの見識に立つのではなく、深刻な事故はめったに起きないだろう、という見通しのもとにかような対応が成り立っている、といわざるを得ない。

7 本件原発の現在の安全性

以上にみたように、国民の生存を基礎とする人格権を、放射性物質の危険から守るという観点からみると、
本件原発に係る安全技術及び設備は、万全ではないのではないかという疑いが残るというにとどまらず、
むしろ、確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに、初めて成り立ち得る脆弱なものであると認めざるを得ない。

8 原告らのその余の主張について

原告らは、地震が起きた場合において止めるという機能においても、本件原発には欠陥があると主張する等、さまざまな要因による危険性を主張している。
しかし、これらの危険性の主張は、選択的な主張と解されるので、その判断の必要はないし、環境権に基づく請求も選択的なものであるから、同請求の可否についても判断する必要はない。

原告らは、上記各諸点に加え、高レベル核廃棄物の処分先が決まっておらず、同廃棄物の危険性が極めて高い上、その危険性が消えるまでに数万年もの年月を要することからすると、
この処分の問題が、将来の世代に重いつけを負わせることを、差止めの理由としている。
幾世代にもわたる、後の人々に対する我々世代の責任という、道義的にはこれ以上ない重い問題について、
現在の国民の法的権利に基づく差止訴訟を担当する裁判所に、この問題を判断する資格が与えられているかについては疑問があるが、
7に説示したところによると、この判断の必要もないこととなる。

9 被告のその余の主張について

他方、被告は、本件原発の稼動が、電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、
当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と、電気代の高い低いの問題等とを、並べて論じるような議論に加わったり、
その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことである、と考えている。
このコストの問題に関連して、国富の流出や喪失の議論があるが、
たとえ本件原発の運転停止によって、多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、
豊かな国土と、そこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、
これを取り戻すことができなくなることが、国富の喪失であると、当裁判所は考えている。

また、被告は、原子力発電所の稼動が、CO2排出削減に資するもので、環境面で優れている旨主張するが、
原子力発電所で、ひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染は、すさまじいものであって、
福島原発事故は、我が国始まって以来、最大の公害、環境汚染であることに照らすと、
環境問題を、原子力発電所の運転継続の根拠とすることは、甚だしい筋違いである。

10 結論

以上の次第であり、原告らのうち、大飯原発から250キロメートル圏内に居住する者(別紙原告目録1記載の各原告)は、
本件原発の運転によって、直接的に、その人格権が侵害される具体的な危険があると認められるから、
これらの原告らの請求を認容すべきである。

福井地方裁判所民事第2部

裁判長裁判官 樋口英明

裁判官 石田明彦
裁判官 三宅由子

[ハフィントンポスト]

Posted by nob : 2014年05月23日 01:32

私も同感です。。。

「寂しい人ほど笑いたがる」

「幸福かどうかなど、どうでもいい」

「情熱はなかったし、今もない」

「わたしもワーカホリックだった」

[いずれも、村上龍/『賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ』より]

Posted by nob : 2014年05月21日 18:39

どれもみな理にかなっているかと、、、早速実践してみます。。。

■さらば肩こり、腰痛。お腹も凹む「通勤エクササイズ」

フィジカルトレーナー 清水 忍 構成=遠藤 成

フィジカルトレーナー・清水 忍が、毎日の通勤時間を上手に使った、始業時からフルスロットルで働ける頭と体のつくり方を紹介する。

交感神経を上手に目覚めさせよう

東京・神奈川・埼玉・千葉在住で東京都内に勤め、妻と同居しているサラリーマンを対象にした調査では、通勤時間の平均は60分。往復2時間と考えると、多くのビジネスマンが、かなりまとまった時間を電車の中で過ごしている。そんな満員電車での通勤がしんどくて、会社に着いたときには、すでに疲れきってしまっているということはないだろうか。

「仕事ができる人かできない人かは午前中の仕事ぶりでわかる」とはよく言われる。体がいい状態になければ、アイデアも閃かないし、頭も回転しないことは、みなさんも経験済みのはず。通勤でクタクタになっていては、いい仕事は望めない。

そこで朝の通勤を上手に使って、始業時からフルスロットルで働ける頭と体にセッティングしようではないか。指導はフィジカルトレーナーの清水忍さん。

「眠りから覚めると、体はリラックス系の副交感神経優位から活動的な交感神経優位に切り替わります。できるなら、ゆとりを持って起きて窓を開け、朝の光を浴びて新鮮な空気を吸いながら、軽く体操してリセットするのがベストですが、みなさん朝は忙しいですからね。

今回、紹介するエクササイズは筋トレや有酸素運動ではありません。悪い姿勢の矯正と、普段使っていない部位に刺激を入れることで、頭と体を目覚めさせるものです。どれも簡単なエクササイズですが、効果てきめんなので、ぜひ通勤時の習慣にしてください」

では、まずは立つ姿勢、体幹の安定から。たくさんの人が悩みを抱える腰痛の多くの原因は姿勢にあると清水トレーナーは見ている。

「腰痛を引き起こす原因のひとつが反り腰姿勢です。立ったときに腰を反らせてお腹を突き出す姿勢になっていませんか? 自分では気がつかないのですが、立ち姿を横から写真に撮ってもらってみてください。ベルトがバックル側を下に斜めになっていたら、それは骨盤前傾、つまり反り腰の状態です。これは正しく腹筋が働いていない姿勢なのですが、この骨盤前傾状態の人がとても多いのです」

反り腰はよい姿勢と勘違いされがちだが、脊柱起立筋が緊張しっぱなしで、腰痛を招きやすい悪い姿勢だと清水トレーナーは指摘する。

正しい骨盤の位置は前傾状態でも極端な後傾状態でもないニュートラルの状態なのだが、骨盤の位置を意識したことがない人にはわかりにくい。

「後傾させるのは恥骨を引き上げる感覚。結果的にお尻の穴がきゅっと締まる。ベルトが地面に対し平行になるのが目安です」

骨盤を後傾に固定するコルセットの役割が腹横筋。腹横筋は骨と連動していないので意識するのが難しいが、腹を凹ませれば自然と働く。呼吸は腹を凹ませたまま胸式呼吸で行う。この腹部の緊張を維持したまま、駅から会社まで歩いてみよう。

「正しい姿勢を覚えると、腰痛が起こりにくいだけでなく、重いものが持ち上げられる、速く動けるなど、パフォーマンスがアップします」

正しい姿勢をとるだけで腹は凹む

正しい姿勢になれば動きも軽やかになり、疲れにくい。アクティブに仕事に打ち込めるはず。効果はそれだけではない。骨盤の位置が変わり、ダラ~ンと緩んでいた腹横筋が緊張収縮するために、体重が減ったわけでもないのにウエストがグンと細くなるのだ。

(1)のエクササイズで腰まわりの体幹を安定させたところで、次に矯正するのが肩の位置。(2)のエクササイズ。

「たいがいの人はどちらかの肩が上がっていてアンバランスですが、最も悪いのが両肩とも上がっている人。パソコンに向かう時間が長い人ほど首から肩にかけての筋肉(僧帽筋)が緊張収縮状態になり肩をすくめたようになっています。肩が上がっていていいことは何もありません。血行も悪くなり、肩こりの原因にもなります。オフィスでも疲れたなと思ったらこのエクササイズをしてみてください。首を上に長く伸ばす感覚です」

(1)腹凹&アナル締め(ターゲット:腹横筋、腹直筋)
電車内で立った姿勢で、息を吐き最大限にお腹を引っ込める。そのまま骨盤をできるだけ後傾させる。この姿勢を10秒キープして10秒インターバルを開ける。これを降車駅のひと駅前からひと区間続ける(約3分目安)。電車から降りてもこの腹部の緊張を意識して会社まで歩く。
⇒体幹の安定が高まり、腰痛が発生しにくくなる。骨盤の位置が変わり腹横筋が緊張収縮することでお腹が凹む。

(2)胸を張って肩を落とす(ターゲット:僧帽筋下部)
信号待ち、駅のホームなどで、立ったまま両手でカバンを後ろ手に持つ。そのまま最大限に胸を張り、カバンを押し下げるように肩を落とす。この姿勢を10秒キープして10秒インターバルを開ける。これを数セット繰り返す。
⇒肩こりが予防できるだけでなく、胸式呼吸が交感神経刺激となり、積極的な感覚が高まる。

今回紹介したエクササイズでぜひ実践してほしいのが、この(1)と(2)。体がきっと楽になるはずだ。

正しい姿勢を覚えたら(3)以下も試してみよう。

「(3)はゲーム感覚で人と競うものではありません。眠っている体は反応がニブい。素早く体が反応するかどうかが大事で、どうすればより速く動けるか、いろいろ試してみましょう。余計な力が入ると体は動きません。仕事も同じですね。力を抜いてリラックスした状態のほうが、脳の指令に素早く反応できることに気づくはずです」

(3)最速はじめの一歩(ターゲット:敏捷性)
赤信号で止まっているときに、できるだけ脱力し、全身から余計な緊張を取り除き、軽く膝を曲げてつま先にほんの少し体重をかけて待機。青信号に変わった瞬間に最速の反応で一歩目を踏み出す。
⇒注意力が高まり、力むよりも余計な力を抜いたほうが速く動ける感覚をセットできる。

(4)は膝と腰をうまく使って電車の揺れを吸収する運動。

「加齢に伴い肉体が衰えるのは自然ですが、なかでも急速に失われがちなのは筋力よりもバランス感覚などの神経系の働き。普段意識しない足の裏の感度など全身の神経と脳の連動性をアップさせます」

(4)電車サーフィン(ターゲット:重心調整)
電車内でつり革につかまらずに立つ。足幅は比較的狭く、膝は突っぱらずに軽く曲げて立つ。腰と膝をクッションにして電車の揺れを吸収するようにバランスをとる。踏ん張らず、揺れを逃がすのがポイント。頭の位置はできるだけ変えない。
⇒重心の変化に素早く対応することで、全身の神経が活性化し、空間認知能力の高まりが期待できる。

(5)は上手に使っていない人が多いお尻の筋肉(大臀筋)を意識するエクササイズ。

「多くの人は階段を前傾姿勢でつま先から着地し、大腿四頭筋を使って足で地面を押しながら、体を押し上げるように上っています。かかと着地にすると、自然と大臀筋を使って体を引き上げる動きになります。同じ階段を上る行為でも、使っている筋肉がまるで違います。大臀筋は普段使っていないので、意識しないとなかなか動かせませんが、大臀筋が使えるようになると、だらしなく垂れていた尻がきゅっと締まって後ろ姿がかっこよくなります」

(5)かかと重心階段上り(ターゲット:大臀筋)
駅などの階段を上がるときに、かかとに全体重をかけ、体を前傾させずに力強く上る。
⇒大臀筋に刺激が入ることでよりダイナミックに股関節が活動し、エネルギッシュに動けるようになる。

(6)と(7)は眼球の筋肉を使う運動。視覚情報は脳への刺激も大きい。朝、脳を活性化させるにはもってこいの運動だ。これで頭も体もスイッチオン!

(6)あっちこっち見てホイ(ターゲット:遠近視力調整)
電車の中にある中づり広告を、近くのものと遠くのものとを、ひとフレーズごと交互に読む。
⇒パソコン仕事で衰えがちな眼球を動かす筋肉のトレーニング。自動的に脳への刺激も高まる。

(7)気分はイチロー(ターゲット:動体視力調整)
通過する駅のホームにあるポスターや窓外の電柱の看板などを瞬時に読みとる。顔を動かしてもかまわない。
⇒動体視力の向上とともに、相当な集中力も要求されるので、眠っていた脳が活性化される。

[PRESIDENT Online]

Posted by nob : 2014年05月21日 07:31

また旅立つ君へVol.39/人は、何時からでも何処からでもやり直し、また新たに始められる。。。

■嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え

トラウマを否定するアドラー心理学が
今なぜ多くの人に求められているのか

鼎談(前編)
宮台真司[首都大学東京教授/社会学者]
神保哲生[ビデオジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表]
岸見一郎[哲学者]

社会学者の宮台真司氏とジャーナリスト神保哲生氏が司会を務めるインターネット放送番組「マル激トーク・オン・ディマンド」に、『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏がゲスト出演した。いまなぜ、日本でアドラー心理学がこれほどまで注目されているのか、その原因をさまざまな角度から徹底的に議論した放送内容を、特別ダイジェスト版として2回に分けてお送りする。前編ではアドラー心理学とは何か、そしてなぜ日本ではこれまで無名だったのかを深く掘り下げる。

ソーシャルメディアの台頭と
嫌われたくない若者の増加

神保 本日はアドラー心理学の日本の第一人者であり、いま『嫌われる勇気』という本が27万部のベストセラーになっている哲学者の岸見一郎さんをゲストに招いています。まず宮台さん、この本がこれだけ売れているのはソーシャルメディアとも関係あるのではということなのですが、それはなぜでしょうか?

宮台 ソーシャルメディアについては、僕が「脳内ダダ漏れ現象」と申し上げているように、本来なら人に見せないような心の内を、無防備なまま書くという傾向が一般に強く、それで人間関係が壊れることも頻繁にあります。
 そうしたものがある一方、最近「既読プレッシャー」と呼ばれますが、「相手方に既読マークが見えているのに返事を書かないのはまずい」「すぐに返事を書かなきゃ」といったオブセッション(強迫)があります。
 LINEの利用率が半数近くになる昨今、もともと日本人のコミュニケーションにありがちな過剰同調が、ソーシャルメディアの存在ゆえに増幅されています。そうした状況でどんな波及的な事態が起こるかが大きな問題なんです。
「KY(空気が読めない)」という言葉に象徴されることですが、KYだと思われないように絶えず意識しながらポジションを取ることが、以前にも増して重要になっているんです。そのご褒美が、Facebookなら「いいね」。
 要は、KYだと思われることなく、承認してもらいたい、というわけです。実際はそんなもの承認でも何でもないけれど、昨今の若い人たちはいったい何を勘違いしているのかという問題があります。
 ソーシャルメディアの普及を背景に、KYフォビア(恐怖症)や承認オブセッション(強迫)が異様に高まり、不自由が蔓延しているのが昨今です。そのことへの気づきがようやく拡がって、この本が売れるようになったんでしょう。

神保 「SNS疲れ」なる言葉もあるそうだし、今の時期は「5月病」的なものも出るシーズンでもあるということで、それらも想定して今日のゲストをお招きしたわけですが。

宮台 この2年間、僕は性愛系のワークショップをしています。彼女・彼氏のステディがいる割合が今世紀に入る頃からどんどん下がっているからです。こうした傾向が目立つようになってから、すでに15年ほど経ちます。
 いろんなリサーチが示すところによれば、昨今の20歳代独身男性は7割が「将来結婚できない」「将来結婚したくない」と答えます。独身女性もこの傾向を追いかけています。対人関係が構造的に変動しているんです。
 特に女子の場合、この5年ほど、つまり2010年代に入って顕著になったのは、「ビッチ」というキーワードです。友だち関係よりも性愛関係を重視する女性を、同性間でビッチ呼ばわりし、それが性愛からの退却を増幅しています。

神保 ビッチって言葉が日本でも普通に出回っているんだ。

宮台 そう。昔は恋人ができれば同性の友だちとは疎遠になるのが普通で、そのことに友だちも寛容でしたが、今世紀に入る頃から違ってきました。友だち間のポジションを失いたくないし、この5年ほどはビッチ呼ばわりを恐れます。
 かくして性愛から退却気味になるだけじゃありません。同性の友だちから、「いいね」と言ってもらえない相手(男)を彼氏に選べないんです。自分としてどう思うのか、という感情の発露が閉ざされた状態です。
 そういうことも岸見先生との話ではテーマにしたいですね。

日本でアドラー心理学の
知名度が低い理由

神保 なるほど。僕は今日のテーマはとても重要だと思っています。「人は変われる」とか、もっと大きく言えば「幸せとは何か」「自由とは何か」といったテーマです。『嫌われる勇気』という本は、腹にズシンと響くような内容でした。タイトルや帯の「自由とは他者から嫌われることである」というコピーが印象的です。いずれにせよ、アドラーブーム的なものが来そうな予感がしなくもありません。

宮台 今でいうコーチングのルーツは、1970年代半ば過ぎにアメリカで始まったアウェアネス・トレーニング(日本でいう自己啓発セミナー)です。こうした流れのすべてにおいて、アドラー心理学の絶大な影響があります。
 ところが、この日本に限っては、アドラー心理学自体の知名度が低すぎるので、コーチングをファシリテイション(推進・実践)する人たちでさえ、ほとんどが、自分たちがアドラーの掌の上にある事実を、ご存じないんですね。

神保 それは驚きです。岸見先生なぜなんでしょうか?

岸見 ひとつは、日本のアカデミズムでアドラーが取り上げられることが皆無と言っていい状態だからです。学校で心理学を専攻するとフロイト、ユングについての講義は受けるのですが、アドラーについては名前と若干の思想を教授が話し、学生は記憶の片隅に置くくらいの扱いですね。まずはそれが大きな原因かと思います。

神保 では、日本のアカデミズムでフロイトとかユングが認知を受けているのに対し、アドラーがあまり普及しなかったのはどのあたりに原因があるとお考えですか?

岸見 アメリカでもやや似たような状況があります。アドラーはウィーンの精神科医ですが、ナチスの台頭に伴って活動の拠点を晩年にはニューヨークに移しました。あるとき、ニューヨークの医師会から講演を依頼されたことがあります。それは精神科の医療にアドラー心理学の考え方だけを採り入れたいという話でした。そこで我々だけにアドラー心理学を教えて欲しいと医師会がアドラーに申し入れたのです。すると「いやそれはできない。私の心理学はみんなの心理学だから」とアドラーは言ったそうです。アドラーの心理学は「個人心理学」と言うのですが、専門家の心理学ではなく、みんなの心理学であるということですね。
 同じようなことが日本に紹介された頃にも起こったようです。専門家たちの間で自分たちが優先的にアドラー心理学を学びたいという動きがありました。ところが、日本アドラー心理学会という学会があるのですが、そこは普通の人々、つまり非専門家の集まりだったのです。そうした非専門家と一緒にやりたくないという医療関係者やカウンセラーが初期の頃かなりいたという状況があり、それが最初のつまずきになったのではないかと考えています。

神保 なるほど。僕は心理学とか精神医学の門外漢なのですが、今回『嫌われる勇気』を読ませて頂いて、自分にとって大袈裟に言えば人生の書のように思っているヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』にものすごく多くの共通点を感じたんです。フランクルも心理学者ですが、これは何か接点があったんでしょうか?

岸見 フランクルはアドラーの弟子ではないのですが、のれん分けをしてもらったような感じでしょうか。活動を共にしていた時期があるので、当然、影響を受けているはずです。『夜と霧』はアドラーの考えに近いと私も感じますし、それは偶然ではなく歴史的に見て二人に接点はあったわけです。

神保 やはりそうですか。それで、フランクルの本から多く引用しているのがスティーブン・コヴィーの『7つの習慣』なんですが、やはりそうした人たちもアドラーに通ずるところがあるんですね。

宮台 フロイトもマルクスも19世紀の人です。アドラーもそう。しかしアドラーは19世紀の思想家としては異色です。19世紀は、フランス革命以降の〈反啓蒙の思考〉の時代です。人間は理性的でも合理的でもなく、感情的で非合理的な存在だとします。
 そして非合理の理解について〈潜在性の思考〉を展開します。人も社会も、「見えるもの」が「見えないもの」に規定されているとする理解。典型的なものがマルクスとフロイトで、マルクスは、大衆文化から政治思想まで含めた上部構造が、生産関係すなわち所有関係からなる下部構造に規定されるとします。
 他方フロイトは、我々の意識は無意識によって規定されるとする。つまり、アドラーが敵視したフロイトは「我々は規定されているがゆえに非合理的だ」とする19世紀的思考の典型です。フロイトを含めた19世紀的な〈潜在性の思考〉は、20世紀、正確には戦間期に入ると、知的先端から否定されます。
 具体的には、ヴィトゲンシュタインの言語ゲーム論が典型です。従来、数多ある数学を、論理学(が明らかにする論理)が規定するとされてきました。彼はそれを否定。いろんな数学がまずあり、それを観察するゲームとして論理学がある。論理学が数学を根拠づけるなどあり得ないとしました。
 数学という言語ゲームがあり、それとは無関係に、数学を観察する論理学という言語ゲームがある。要は「根拠がある」のでなく「根拠付けのゲームがある」だけ。事物に根拠などなく、さまざまな言語ゲームが存在するという事実性だけがある。根拠なるものは、観察する言語ゲームの内部表現に過ぎないと。
 アドラーは20世紀的な〈自己言及の思考〉を先取りします。「見えるもの」が「見えないもの」に規定されるのでなく、規定されているという理解があるだけ。現在が過去に規定されているのでなく、規定されているという理解があるだけ。そんな理解がある種のゲームを可能にしているだけだとします。
 知的先端を別にすると、大衆的には19世紀的な〈潜在性の思考〉が残ります。自分が不自由なのは、見えないものに規定されているからだ。見えないものとは、過去のトラウマだ。階級的な所有構造だ。そう言われると、ある種の帰属処理ゲームが始まって、気づきが生じたと錯覚。カタルシスが起こります。
「騙されていたんだ」「規定されていたんだ」と。規定されていた事実への気づきで自由になったと感じますが、実際は、苦痛が説明されて安堵し、敵が見つかり溜飲が下がっただけ。僕も中学時代にフロイトを読み、思春期の苦痛が、トラウマによって構造化された無意識に由来すると「気づき」、安堵しました。
 そこでは「見えないもの」を「見る」のが精神科医で、フロイトを学んだ専門家だけが一般の人には「見えないもの」が「見える」。かくして、一般人に解を提供してくれる専門家たる精神科医のアカデミーが、権威を維持できます。ところがアドラーはこうした言語ゲームの全体を見通していたんですね。
 アドラーは、19世紀的な〈反啓蒙の思考〉とは異なり、また18世紀的な〈啓蒙の思考〉とも異なる。啓蒙か反啓蒙かというのはメタ万物学(形而上学)、つまり近代哲学の問題設定ですが、岸見先生の本にもあるように、アドラーは、むしろ初期ギリシアの万物学、つまり現代哲学の問題設定なんです。
 フロイト 対 アドラーは、〈潜在性の思考〉対〈自己言及の思考〉であり、メタ万物学(近代哲学)対 万物学(現代哲学)であり、ユダヤ的思考 対 ギリシア的思考。ユダヤ教徒フロイトは過去の引力(無意識による規定)を重視しますが、ギリシア哲学を出発点とするアドラーは未来の引力を重視します。

神保 なるほど。しかしこれだけ『7つの習慣』やデール・カーネギーに使われているのに、あまりアドラーの名前が表に出されていないのは何か理由があるんでしょうか?

岸見 アドラーから引いたということをあまり言いたくないんじゃないでしょうか? かなり印象的な考えですから、自分の独創だと言いたくなる人が多いのかもしれません。アドラーの思想のことを喩えて「共同採石場」と呼ぶことがあります。つまり皆がそこからいいところを取っていく、と。

神保 いいとこ取りということですね。アドラーもそれは構わないと考えていたんですか?

岸見 本人は極めておおらかで、アドラー派という学派が存在したことすら忘れられてもいいというような人だったそうです。しかし、それもあって多くの人がアドラーの思想のいいとこ取りをして、しかもその名前を冠しなかったという現実があります。ただ、僕はそれでもまだたくさん原石が残っていると思っています。彼らが持ち去らなかったものがある。まとまりもなく磨かれてもいないけれど、原石のまま光り輝くものがあるので、それをこれから見ていかないといけないと思っています。逆に言えば、そこを持っていかないとアドラーの本当のところが伝わらないと思うのです。表面的にはアドラーの考えに似ているようで、フタを開けると全然違うというような印象を受けることもありますので。

トラウマの存在を認めない心理学

神保 それでは、まずは大枠の入門的なところだけでも、アドラー心理学とは何かということの説明を岸見先生お願いします。

岸見 ひとことで言うと「過去を振り返らない心理学」ということになります。たとえば、カウンセリングに来られる方の過去のことをどれだけ言っても、何ら今の悩みの解決にはならないでしょう。ただ、ある種の安心にはなるかもしれません。自分のせいではなかったのだ、と。たしかに「あなたのせいではなかったんですよ」とか「他の人に責任を押しつけてもいいんですよ」と言われれば安心はするでしょう。けれど、それではカウンセリングの前と後で、その人の人生は少しも変わらないでしょう。現状維持どころかもっと悪くなるかもしれない。過去に何らかの原因があって、いま何かの症状が出ているということが仮に明らかになったとしても、過去にタイムマシンを使って戻れない限り問題は解決しないのです。
 たとえば、子どもが学校に行かないというケースでお母さんがカウンセリングに来られたとします。そこで「あなたの育て方が悪かった」と言われても絶望して帰るしかないじゃないですか。それはもう過ぎたことだから、とりあえず問題にせずにおこう、というのがアドラー心理学の立場です。
 またトラウマに関して言うと、トラウマによって今の自分が規定されていると考えるのはある意味では楽です。しかし問題の解決がまったく違う方向に向かってしまいかねない。たとえば、ある治療者が大阪の附属池田小学校で無差別殺傷事件が起きたときこういうことを言っていました。自分は怪我などをしていなくても友達が殺されるのを見てしまった子どもたちには、人生の大事な段階において必ず何らかの問題が起こる、と。これはひどいと思います。治療者として絶対に言ってはいけないことでしょう。あのときの子どもたちはそろそろ成人しているはずです。彼や彼女がいたり、結婚したりする年齢です。たとえば付き合っている人とうまくいかないとき、その原因を事件にまで遡るかもしれない。けれど実際には、今目の前のその人との関係が悪いだけであり、それを改善すれば何とかなるはずです。なぜ過去に遡る必要があるのか。過去に遡りトラウマと言い出せば自分の責任が曖昧になります。ある意味都合が良いのかもしれないけれど、そういうことをアドラーは言わないわけです。

神保 過去に原因があるならどうしようもないよね、となりますからね。そのほうが楽ということなのかな。

宮台 「自分は変われない」という人に「それはなぜですか?」と問うと、「私は過去にこういうトラウマを負っているんです。あなたと違って私が変われるわけがないじゃないですか」と自己を免責するんですね。風俗嬢の取材を通じて無数に目撃してきました。

岸見 過去に大きな出来事に遭遇した場合、その影響がまったくないとは言い切れません。もちろんあるでしょう。東日本大震災でも阪神淡路大震災でもかなり悲惨なことがありましたから、影響がなかったとは言いません。ただ、同じ出来事を経験したかたらといって、皆が同じようになるわけではない。そういう決定論から脱している点がアドラー心理学の特徴なのです。

神保 PTSD(心的外傷後ストレス障害)のような症状はアドラー的にはどのように考えるんですか?

岸見 一緒です。トラウマを否定するので、PTSDも否定します。

神保 では、本当にすごいものを見てしまったので、後からそれがトラウマになっていると思っていても、実はそうではないということですか?

岸見 アドラーは「見かけの因果律」という言葉を使います。AというできごととBという現象のあいだには本来因果関係はない、それにもかかわらず、両者に因果関係があるとみなしたがる人はいます。その際、過去のことや過去に心に傷を受けたことを持ち出すのです。

神保 それは『嫌われる勇気』にも書いてありますが、過去がどうだったかではなく、自分がそれにどのような意味を与えるかが問題だということですね。

宮台 たとえPTSDと言われる症状があるとしても、人は基本的にそうしたものから自由になりたい以上、自由になるために必要な枠組みは、「トラウマゆえにそれが起こった云々」ではまったく足りません。アドラーによれば、トラウマへの意識が、自分がこれからどうするかという志向を、束縛するんです。

神保 「だからどうした」ということですね。

岸見 アドラーは「患者を無責任と依存の地位に置いてはいけない」と言っています。しかし「あなたのせいじゃない」と言えば、患者さんを無責任という地位に置いてしまうのです。

神保 一見楽になるように見えるけれど、問題の解決には寄与しないということですね。

岸見 そうです。しかも、過去の出来事を持ち出してこれが今の悩みの原因ですよという治療者に、患者さんは依存してしまいます。患者さん自身は何も言えないのです。治療者から一方的にこうなんだと言われると、依存関係になってしまう。アドラーはそうしたことも明確に否定しています。

アドラー心理学の目標とは?

神保 続けて「アドラー心理学の目標」について教えて下さい。『嫌われる勇気』によれば、まず行動面での目標は「自立すること」「社会と調和して暮らせること」だそうですが、こちらについてはフロイトに代表されるような他の心理学と違いはあるんでしょうか?

岸見 そこについては特に違いはありませんね。

神保 では、次に心理面での目標は「私には能力がある、という意識」「人々は私の仲間である、という意識」を持つことだそうですが、これはいかがでしょう?

岸見 まず「私には能力がある、という意識」ですが、アドラー心理学では、自分が直面する「人生のタスク」というものを考えます。仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスクという、避けては通れない課題(タスク)があると考えるのです。そのタスクに立ち向かっていく能力がないと思い込んでいる人に対して、いやそうではない、あなたはタスクを前にして逃げる必要はないし、勇敢に立ち向かっていけるはずだと、それを知ってほしいということです。
 もう一方の「人々は私の仲間である、という意識」ですが、世の中には周りの人は私の敵だと考えている人が多くいます。うかうかしていると私を陥れかねない怖い人ばかりだと。しかしそうではなく、周りの人は私が求めれば援助をしてくれる、味方をしてくれる仲間なのだ、と思って欲しいのです。なぜなら、そうでないと他の人の役に立とうとする人になれないからです。誰も敵の役に立とうとは思わないでしょう。他の人の役に立てているという貢献感はアドラー心理学において極めて重要なのです。

宮台 初期ギリシアの思考は[自立/依存]の二項対立です。200年経った紀元前3世紀のストア派になると、マケドニア帝国の支配下で都市国家が単なる都市へと頽落したのを背景に、自立よりも自律、つまりセルフガバナンスやセルフオートノミー、つまり自己決定へと理念が縮退しますが、それとは別物。
 自立は、セルフガバナンスでなくインディペンデンス。ディペンド(依存)しないこと。初期ギリシアでは、超越の神に依存するのも、普遍の真理に依存するのも、よくないと考えました。なぜなら、アレをすれば罰ないし損を被るが、コレをすれば賞ないし得が得られる、と損得勘定を駆動させるからです。
 そうではなく、自分の内側から理由なく湧く力(ヴィルトゥ)こそが大切だと見做されました。これはアドラーの「私には能力があるという意識」に関係し、現在ならば「自己効力感」と呼ぶところですが、いずれにせよ、損得勘定の自発性よりも、内から湧く力である内発性が大切だと見做されました。
 繰り返すと、それが真理だからとか、神が命じたからとかいう理由で、漸くやる気が起こるのは、真理への依存・神への依存です。真理や神に反すればネガティブな報いを受ける。つまり呪いを受ける。呪いから逃れるために何かをする。そんな動機は、初期ギリシアの考え方に従えば、名誉に反します。
 知識社会学的には、損得勘定に依存した行動原則では、常時ポリス間戦争がある状況でポリスが生き残れないから、損得勘定の自発性を超えた理不尽な力である内発性が愛でられました。とりわけ重装歩兵らのファランクス(集団密集戦)では内発性が決め手。岸見先生のお話はそんな古い智恵と響き合います。

岸見 アドラーによれば、人が自立するためには2つのポイントがあります。一つは「叱らない」ということです。叱られて育つ子どもは自立しません。何かをする・しないというときに自分で決められず、親や大人に叱られるからやる・やらないということでは自立しているとは言えません。これが一つです。
 もう一つは、「甘やかさない」ということ。甘やかされた子どもは自立しません。これはアドラーが何度も繰り返し問題にしている点です。今日では愛情不足の子どもなどあまりいません。親側から言えば愛情過多、子ども側から言えば愛情飢餓の状態です。愛されているのにもっともっと愛して欲しい、と。これは穴の空いた花瓶に水を注ぐようなもので徒労です。私は、井上陽水の「感謝知らずの女」という曲をよく引き合いに出すのですが、彼女にダイヤの指輪を贈ったところもっと大きいのが欲しいと言われた、という歌詞です。今そういうタイプの人が非常に多い。甘やかされた子どもは自立できず、当然自分で考えられない、そういう問題をアドラーは具体的に述べています。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月20日 17:35

また旅立つ君へVol.38/人は、何時からでも何処からでもやり直し、また新たに始められる。。。Vol.2

■「自分は変わりたい」と言う人が、
実は「変わらない」と決心をしているのはなぜか

鼎談(後編)
宮台真司[首都大学東京教授/社会学者]
神保哲生[ビデオジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表]
岸見一郎[哲学者]

人はなぜ変わりたいのに変われないのか? その背景には、実は変わりたくないという自らの決意があるとアドラー心理学は喝破する。それはなぜなのか。昨今の若者に増えている「本当の自分・仮の自分」という意識の分析も交え、社会学者・宮台真司氏、ジャーナリスト・神保哲生氏、『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏が熱く語り合う! インターネット放送番組「マル激トーク・オン・ディマンド」特別ダイジェスト版の後編を大公開!

人はなぜ不幸であることを
自ら選ぶのか?

神保 『嫌われる勇気』は哲人と青年の対話という形を取っていますが、その最初のほうで「人は変われる」のだと哲人が断言するところがあります。それに対して青年が、変わりたくても変われない人がたくさんいると言う。すると哲人が、「変われないでいるのは、自らに対して『変わらない』という決心を下しているから」だと言うんですね。一生懸命変わらないと決心しているから変われないんだ、と。これはどういうことか教えて頂けますか。

岸見 今とは違う自分になってしまうと何が起こるか予測できなくて怖いのです。だから変わりたいと言っている人は実は変わりたくない。変わってしまったら次の瞬間何が起こるかわからないので、不断に「私は変わらないでおこう」という決心をしているんです。もし変わりたいのであれば、変わらないでおこうという決心を解除する必要がある。そしてそれは非常に勇気がいることです。

神保 その変わらない決心というのは自覚的ではないのですか? 自分としては変わりたいなぁと思っているわけですから。

岸見 自覚的ではないでしょうね。そういうことを言われて生まれて初めて気づくかもしれない。「あなたは変わりたくないんですね?」と言われて、「あ、そうなんだ」と気づく人は気づきます。それでも気づかない人、あるいは気づきたくない人はいるかもしれません。

宮台 前回トラウマはあるのかという話になり、トラウマのせいで自分にはできないのだと免罪をする癖を問題にしました。トラウマを持ち出す人は、そのことによって「自分が本当の自分だと思っているもの」を擁護し、「自分は変わりたくない」と宣言しているのだ、と。
 僕は札幌を中心に久しぶりに風俗の取材を進めていますが、インテリ系の風俗嬢に目立つのは、第一に「トラウマの意識」、第二に「真の自分と仮の自分」です。そこには「トラウマを被った真の自分は、とても傷つきやすく人前に出せないから、私は仮面で人に接する」という意識があります。
「仮面なら、真の自分を隠せるから、自由になれて、できなかったことができる。それが風俗労働だ」という理解が典型です。僕は介入的だから、「それって変。真の自分とかトラウマって何? そうやって『真の自分』とやらを温存したら、永久に変われないし、トラウマも消えない」と言います。
 実際、放っておくと変われません。そうやって25歳になり30歳になり35歳になるのは傍目に悲惨です。過去の引力ではなく、未来の引力に身を委ねればいい。未来に実現したい最終目的は、自分でどうとでも定められるから、それ次第で「自分は思っていたような自分じゃなかった」となれます。
「自分は思っていたような自分じゃなかった」という気づきを何度か経験すれば、岸見先生のおっしゃる「変わらない決意」を、「あれは何だったんだろう」という具合に過去のものにできます。そんなふうに過去は横に置き、最終目的に由来する未来の引力に開かれればいい。
 僕がよくする言い方は、「君はトラウマを持ち出して自分を変えないことで、利益を得ている。それはわかる。でも、君が本当にありたい自分になるという大きな目的に照らして、有限な時間をそんな小さな利益のために使っていいのか」というものです。
 トラウマの多くは「親への恨み」つまり「親が別の振る舞いを選択してたら自分はこうならなかった」という思いと結合します。そこで親と対決して「別の選択ができなかったのか」とぶちまければ、たいてい親の反応は期待外れだから、「親に別の選択肢なんてなかった、親はこんなにも小さかった」となります。
 実際、1980年頃のアウェアネス・トレーニング(日本でいう自己啓発セミナー)は、前半にフロイト的なトラウマ概念を用いた「過去を赦す」セッションがあり、後半にアドラー的な大きな目的概念に照らして「今を感じる」セッションがありました。そんなふうに、過去の引力と未来の引力を関係づける仕方もあるのですね。

神保 やはりトラウマがあると思っていることが根っこにあるんですか? トラウマがあるから今自分はこうなっているというのは、アドラーが最も否定するところですよね。そこが大きな分かれ目になってしまう?

岸見 カウンセリングでは必ずしもトラウマという言葉は出てこないです。ある種の人たちはそう言うかもしれませんが、普通の人の話題には出てこないですね。ただ、本当の自分とか仮の自分という言い方は、病気とか心の傷の文脈を離れてもあります。たとえば「ついカッとして」というのは、本当の自分はついカッとするような人間じゃないんだと言いたいわけです。
 アドラー心理学のことを本来は個人心理学と言いますが、個人というのは英語で言うとインディヴィジュアルです。これは「分けることができない」という意味です。何が分けられないかというと、意識と無意識、感情と理性、身体と精神など、そういったあらゆる二元論にアドラーは反対するわけです。つまり、分割できない全体としての人間を扱う心理学ということです。その流れで今の宮台さんの話を見れば、本当の自分と仮の自分なんてあり得るわけがないことになりますね。「この私」しかないということです。

神保 その延長になると思うんですが、「あなたの不幸はあなたが選んでいるものだ」ということが『嫌われる勇気』には書いてあります。しかし、わざわざ自分で選んで不幸になるわけがないじゃないかと青年も怒っていましたが、これはどういうことでしょうか?

岸見 こういう言い方をしていいかわからないですが、不幸であることが自分にとって有利だと考える人は不幸であることを選ぶ、ということです。不幸にはいろいろな意味がありますが、たとえば病気であれば周りの人は腫れ物に触るように付き合わなければいけないわけです。本当は病気から解放されて元気になりたいのだけれど、病気で弱っているときのほうが皆が良くしてくれる。であればどちらを選ぶかというと、不幸のままのほうを選ぶ人もいるというようなことですね。

神保 うーん。それはあらゆる場合にそうなんでしょうか? 明らかに恵まれない境遇に生まれ育つ人もいますよね。であれば、いくら何でも自分の場合は不幸を選んだなんて言われたくない人もいるのでは?

岸見 いや、境遇の問題ではないのです。どんな貧しくて一般的には不幸な境遇に生まれたからといって皆が不幸になるわけではありません。

神保 たしかに心の問題ですよね。

岸見 逆に裕福な家庭に生まれても不幸な人は不幸じゃないですか。ここでギリシア哲学の話をしますと「ソクラテスのパラドクス」として知られる、「人は誰もが悪を欲しない」ということがあります。でも、悪を欲しないと言っても、世の中には不正を犯す人だっていっぱいいるじゃないかと思いますよね。政治家なんて皆そうじゃないかという人もいます。しかしギリシアの、もっと言うとプラトンなのですが、プラトンが悪とか善という場合、そこには道徳的な意味は全然なくて、悪は「ためにならない」ということなのです。で、善は「ためになる」ということです。
 そういう意味として「人は誰もが悪を欲しない」という言葉を振り返ってみると、誰も自分のためにならないことは欲しないということになります。考えてみれば当たり前のことです。ただ、何が自分にとってためになるかならないかという判断を人間は誤ることがあるのです。私は不幸が自分のためになるとは思わないですしアドラーも否定するでしょうが、不幸であるほうが自分にとってためになる・善であると判断した人は不幸であり続けるのです。そういう意味では自分で選んでいるとしか言いようがありません。

過去に対する意味付けが
我々を縛る

神保 あなたの不幸はあなた自身が選んだとすれば、それを変えるにはどうすればいいかですが、『嫌われる勇気』では「交換ではなく更新」ということが書いてあります。これはどういう意味でしょう? 不幸の問題とどう関わってくるんですか?

岸見 人は全く突如として別人格にはなれません。たとえば、消極的な人が一夜にして脳天気な積極的な人になるのは難しいでしょう。ウィンドウズを使っていた人が今すぐMacに変えるのも難しいわけですが、OSのバージョンアップならできますよね。そういう変化ならあり得ます。私が全くこれまでの私でなくなるわけじゃないけれど、中身を変えてしまうというか、自分についての意味付けを変える、あるいは世界に対する意味付けを変えることはできます。私は私なんだけれど、それまでとは異なる世界に住み、全く違う自分を見つけ出す、更新とはそういう意味です。

神保 要するに、過去に起きたことは実際には今の自分と関係ないんだけど、それに自分がどういう意味を与えるかで縛られている、と。本によれば、原因論と目的論という言葉が関係しているようですが、そのあたりも説明をお願いします。

宮台 これはアリストテレス的な話ですね。

岸見 ではアリストテレスで説明しましょうか。アリストテレスは事物が生成するためにはいくつかの原因が必要だと説いています。たとえば彫像をつくることを考えてみましょう。まず大理石とか粘土などの素材がなければ彫像はできません。これを「素材因(質量因)」と言います。次に彫刻を彫る彫刻家がいないといけません。これは「作用因」と言います。さらに、彫刻家の頭のなかにどんな像を彫ろうかというイメージが必要です。これは「形相因」と言います。ではその3つがあれば彫刻はできるかというとそれだけでは無理です。何のためにこの彫刻をつくるのかという「目的因」がなければなりません。像をつくって飾り物にするとか、売ってお金儲けをするとか、そうした目的がなければ絶対に彫刻はできないのです。
 プラトンも師のソクラテスに関して似たことを言っています。ソクラテスはご存知のとおり死刑になります。あれもひどい話ですよね。若者を扇動して害悪を与えたということで処刑されるのです。で、彼は獄中にずっと留まっているのですが、当時の慣習ではお金さえ出せばいくらでも脱獄できました。でも彼は頑としてそれを拒否したのです。私が今ここに座っていることの原因は、たとえば筋肉や腱の仕組みから説明できるけれど、私がここに留まっていることを善しとしている(先ほどの善の話です)から、ここに留まるのだ、と。もし脱獄することが自分にとってためになる、つまり善であると判断するならたちどころに外国に逃げているだろう、と。この後者の原因をアドラーは目的と呼びます。目的があればこそ人は動き出すのだ、と。だから周りの原因だけをいくら詳細に論じても人間の行動の意味を理解することはできないというわけです。

神保 これは過去のことも含めての原因ということですね。過去がどうこうではなく、それに我々がどのような意味を与えているのかが我々を縛っていると。何となくわかる感じもするんですが、もうちょっと説明が欲しいかなと。

岸見 過去だって変わるんですよ。実際には。昔のことだから変わらないと皆さん思っているのですが、過去の意味付けさえ変えれば過去は変わります。たとえばカウンセリングで、できるだけ生まれて間もない頃の記憶を思い出してもらうことがあります。「早期回想」と言って、治療の場面でよく使います。昔のことを話して下さいと言うとほとんどの人はそれほど警戒せずに喋ってくれます。どんな短い断片的な思い出でもいいから話して下さいと言うと話してくれるんですね。
 で、ある男性が小さいときのことを話してくれたんです。彼の幼少時はまだ街に野良犬がいるような時代で、彼のお母さんが「犬はあなたが逃げたら追いかけてくるから、出会ったらじっとしていなさい」と言ったと。そしてあるとき友達と連れ立って歩いていたら向こうから大きな犬が来たそうです。で、友達はパッと逃げたけれど、自分は母の言うことを守ってそこに留まっていたと。何が起こったかというと、その犬に足をガブリと噛まれたそうです。
 回想はそこで終わっているのですが、少し考えればわかるように、実際はそこで話が終わるわけがないですよね。次のストーリーがあるはずです。あるのだけれど、彼はその時点では思い出せない。なぜかというと、今現在の彼が「この世界は危険なところだ」と思っているからなのです。あるいは周りの人はすごく怖い人でうかうかと信用してはいけないと考えている。だからその先のストーリーが思い出せなかったんですね。
 けれど、カウンセリングが回を重ねるなかで、「人々は私の仲間である」と思い始めた彼は、あるカウンセリングのときに「あの次のストーリーを思い出しました」と話し始めました。過去自体は変わりません。だから噛まれたところまでは同じです。けれど、そのときにたまたま自転車に乗ったオジサンがやってきて荷台に載せて病院まで連れて行ってくれました、と。これだと全く違うストーリーになりますよね。彼の過去は、犬に噛まれた点は変わらないとしても、意味付けは全く変わるんです。すっかり違うものになるでしょう。意味付けというのは、そのように理解するとわかりやすいと思います。

宮台 経験に与える意味に関して、アリストテレスに照らせば、フロイトのトラウマ概念が作用因、アドラーの目的概念が目的因に当たるという話が出ました。それを理解するために僕の経験を話します。僕は本を書く際、読者にミメーシス(感染的摸倣)を与え、内発性を呼び覚ますことを意図します。
 すると、多くの読者は「僕のようになろう」と目標を立てます。でも人はそれぞれリソースが違うから、必ずしも僕ができたことができません。すると、自罰的なるか、他罰的になって僕を恨みます。これは間違った展開で、「僕のようになろう」という設定に目標混乱があるんです。
 目標混乱はまずい。「僕のようになろう」と思う理由を考えることで、本当の目標つまりアリストテレスの最終目的──第一原因(究極原因)の対概念──に気づけます。最終目的に照らせば、「僕のようになる」ことは手段に過ぎず、「僕のようになる」ことが効果がなければ別の手段に取り替えなければならない。
 岸見先生のおっしゃる「経験に与える意味は目的との関連で決まる」とはそういうことです。「僕のようになろう」としてうまくいかず僕を恨む人は、「僕のようになろう」としたのが「最終目的のための手段」に過ぎず、取り替えが効く事実に気づけば、僕を恨むという「宮台からの呪い」から自由になります。
 トラウマに象徴される「過去からの呪い」と、人への恨みに象徴される「他者からの呪い」から自由になるには、アリストテレス的な意味での最終目標をイメージする力が重要です。それが岸見先生のおっしゃることのポイントです。最終目標を設定して「経験に意味を与える」のは、僕たち本人です。

人は自分にとって
都合が良い過去をつくる

神保 過去の経験のなかには、明らかに客観的な事実というのがありますよね。たとえば犬に噛まれた事実というのは変わりようがない。しかしそのことの意味をどう与えるかで、すべてが変わるということなのでしょうか?

岸見 同じように噛まれたからといって、皆が同じようにはならないし同じような解釈はしないですよね。痛いことに変わりはないかもしれない。けれど今から過去を思い出したって、痛みは今はないじゃないですか。過去の痛みは今の痛みじゃないのです。でも痛かったと思いたい人と、そんなに痛くなかったと思いたい人は出てくるかもしれない。ただ、より大事なことは、私を助けてくれた人がいたということです。それを思い出したというのは、もはや過去が変わったと言ってもいいくらいだと私は思います。

神保 やはり過去の経験に与える意味によって、過去自体が変わってしまうと。

岸見 そうなんです。ただ私は最近、本当は客観的事実なんてないのではないかとちょっと思っていまして(笑)。私の父が認知症になって長く介護をしたのですが、二人で話しているなかで、私が過去にこんなことがあったと言うと、父はそんなことはなかったと言うわけです。この場合、その出来事が本当にあったかどうか証明できるかというと、すごく微妙な問題だと思います。複数の人が証言していればいいですが、二人しか知らないことで片方がそんなことはなかったと言えばわからないですよね。父に殴られたという話を『嫌われる勇気』にも書きましたが、それさえ本当かどうか今となってはわかりません。

神保 そのように先生が勝手に思い込んでいるのかもしれないと。

岸見 そうです。父との関係が悪くなって、看病していたときも悪くて、だから父との過去の記憶は無数にあるはずなのに、関係が悪かった事例を引っ張り出しているだけではないかと。

神保 そういうのは実際の記憶にも影響してしまうんですか? 先ほどの犬に噛まれた後のことを思い出せなかった例もそうですが、世界観が変わったことで記憶の中身自体も変わるということですか?

岸見 そうですね。何を思い出すか、何を忘れるかということは、まったく無原則ではないはずです。それは大脳の説明だけでは済まないことでしょう。私の認知症の父を見てもわかるのですが、意味があることは覚えているけれど、思い出したくないことは忘れるのです。

宮台 社会心理学には「認知的整合性理論」と呼ばれる理論系列があり、ハイダーの認知的バランス理論やフェスティンガーの認知的不協和理論が有名です。これは、人はなぜピアプレッシャー(仲間からの圧力)に負けるのかを説明する際にも使えますが、何を記憶として思い出せるのかというときにも使えます。
 例えば、父親が東電の社員であるような息子や娘は、原発災害による放射能被害を小さく見積もりたがります。つまり、複数の認知的要素が価値的に整合するように、認知を歪めたり、記憶から外す傾向が、人間にはあります。その結果、現在の認知的フレームに整合しないものは、思い出しにくくなります。

神保 思い出しにくいってことは、なんか引き出しの順番みたいなものがあるってことですかね?

岸見 いや、もっと唐突なものですね。

神保 でも忘れてしまうわけではないんですよね。

宮台 心のどこかにはあります。岸見先生の犬の話は、中国の言い方では「人間万事塞翁が馬」、日本の言い方では「終わりよければすべてよし」に関係します。ところが「どこが終わりなのか」を主観が決めています。噛まれた話で終わったらバッドエンド、おじさんが助けてくれた話で終わったらハッピーエンド。
 でも、これは脳がどこまで思い出すかをランダムに決めているのではありません。自分がどんな現在的リアリティを生きているかによって、思い出のストーリーの終わりをどこに設定するのかが変わるのです。変わる理由は、脳に認知的整合化を行う機能があるからです。脳の機能に注目する必要があります。

神保 それは先ほどの話にもあったように、そのほうが自分にとって都合が良いから、そのようにつくっているということなんですね。

人生の自由を獲得するための
代償とは?

神保 いろいろ話をお聞きしてきましたが、この『嫌われる勇気』というタイトルと、本の帯にある「自由」というのはどのようにつながってくるんでしょうか。そのあたり最後にお聞かせ頂けますか。

岸見 人に合わせていると誰も自分を嫌わないんですよ。八方美人になっているということです。でもそういう人の生き方は非常に不自由だとアドラーは考えます。自分の周りに自分を嫌う人が一人もいない人は、不自由な生き方をしている。逆に、自分のことを嫌う人がいるとすれば、その人は自由な生き方をしている。もっと言えば、それは自由に生きていることの証ですし、自由に生きるためにはそれくらいは払わなければならない代償だと考えます。

神保 でも、自分を嫌う人がいるというのはストレスになりますね。

岸見 うーん、なりますかね? 私はそうは言わないです。

神保 そのようになってみないとわからないということですか?

岸見 そのように思えない人たちはすぐには変身しないでしょう。Facebookですぐに「いいね」を押さないと嫌われると思うわけでしょう。そんなことやってみないとわからない。でも、一度もしたことがないことはできないんですよ。

神保 それも勇気がいるということですね。

岸見 ただ、生きるか死ぬかという話ではないわけですから、さしあたり1週間Facebookを休んでみるくらいのことはできるかもしれない。1週間が無理なら2日だっていいんです。それでどんなことが起こったかを見るようなお試し期間を設けることならできるでしょう。

神保 でもそれで実際に友達の輪から外されたりする人も出てくるかもしれないですね。そういう相談があったらどうされますか?

岸見 カウンセリングなら、それは良かったじゃないかと言いますね。何が良かったんですかと聞かれたら一緒に考えますよ。悪いことばかりじゃないはずです。朝から晩まで、お風呂に入るときまでSNSを見ているわけでしょ、若い人って。でもそんな生活から自由になれたならすごく楽になったと思わないですかと、僕はそんなことを言うと思います。

神保 なるほど、スマホ症候群ってやつですね。

宮台 ちなみに、僕はカウンセラーではないので、相談事を持ち込む学生や取材などで会った人にアドラー的なメッセージを語って、けっこう嫌われます(笑)。「カウンセラーは『君が悪いんじゃない』と言うだろうが、自分で選んでいるんだから君が悪い」と言うと、「もうお前とは話さない」みたいになる。

神保 冷たいよね、とかね。まぁ仕方ないよって言ってあげたほうが相手は喜びますよね。

宮台 僕は「仕方ないよ」とは絶対言いません。何だってやりようはありますから。最近も若い人に「未来に実現したい幸せをイメージして、それを目的にすれば、いろんなことができるよ」と言ったら、「それは恵まれた人が言うことで、自分みたいにトラウマを抱えた人間には無理です」と言われました。

神保 しかもトラウマなんてないっていう話ですからね。それを、自分でトラウマを絶対的なものだと思っている人に言うわけだからね。

宮台 その際「それは言い訳だ。変わりたくない人はトラウマを持ち出す。新しい目的に沿って新しいことをしてみれば『自分は思っていたような自分じゃなかった』となって、ますます新しいことができる」と言って、また嫌われる。僕は短時間の1回しかコミュニケーションできない場合、嫌われても言います。

岸見 そういう場合、カウンセリングだと戻ってくる人もいるんですよ。何年か掛けてね。

神保 やはり先生の言うとおりでしたみたいな感じですか?

岸見 そうですね、ただそういうのは本人に任せるしかないので、こちらからまたおいでとは言わないです。

神保 先生はアドラー心理学のカウンセリングとしてそのようにやってらっしゃると思うんですが、他の流派だとどうなんでしょうか?

岸見 それはわからないですね。もしかするともっと熱いかもしれません。私は自分が冷たいとは思いません。自分では「涼しい」と言っていますが(笑)。ただ、それくらい距離がないと問題は解決しません。カウンセラーも同じように悩んで巻き込まれてしまっては、カウンセラーと患者さんが共依存になってしまいます。だから、カウンセラーも患者さんに嫌われる勇気を持たないと無理だと思います。
 実際の私は、かなり悩むほうですよ。すごく患者さんのことを心配するし関わりたいとは思うけれど、でもやはり距離を置かないとしんどいです。別にその人を切り捨てるつもりは全くないですし、なんとか力になりたいと思っているのが基本なんですが。

なぜ自己のホメオスタシスを
崩す勇気が持てないのか

神保 宮台さん、ここまでのところでもっと深掘りしておきたいこととかありますか?

宮台 僕にとって10年以上前に岸見先生にお会いしたことが重大な転機になっています。岸見先生の『アドラー心理学入門』を読み、僕自身も若い頃にアドラーの強い影響下にある自己啓発セミナーのトレーニングを受けていたことがあって、それが何だったのかをアドラーの枠組みで位置づけ直しました。
 その上で、僕が本や講演で使ってきた概念やフレーズにどう対応するのか考えました。そのプロセス抜きでは僕が今やっている性愛ワークショップも政治ワークショップも成り立たない。だって、いろんな理由を持ち出して「できない」と悩む人が来るんだから。「あなたは悪くない」じゃ話になりません(笑)。

神保 なるほど、やりたいけどできないって言う人に「実は君はやりたくないんだよ」って言うんですね。

宮台 これは優先順位の問題です。本人はやりたいと言うし実際やりたいのだろうが、実はそんなに優先順位が高くない。代わりに「モテたいのにモテるための努力ができない理由は、そういうことだったのか」と納得することのほうが高い優先順位だったりする。その意味では「さしてやりたくない」んです。

神保 やりたいと言っているのにね。岸見先生、なぜ人はそれに気づかないんですか? 実はモテたいとかは二番目か三番目の優先順位のことなのに、主観的にはそれが一番したいことなんだと思ってしまう。実はもっとしたいことがあるのに自分はそれに気づかない。なぜそんなことが起きるんでしょうか?

岸見 それはわからないですね。単純明快なことだと思うんですが。

神保 不思議ですね。それは今に始まったことではなく、ギリシアの時代からそうなんですよね。

宮台 僕がサブカルチャー分析で使うキーワードは「自己のホメオスタシス(恒常性維持)Homeostasis of the Self」です。認知的整合性理論とも関連しますが、「自分はこんな人でこういう生き方をする」というフレームやスクリプトを何だかんだと維持しようとする傾向です。アニメや音楽もそのために使われます。
 こうしたフレームが維持され、自己のホメオスタシスが貫徹できれば、人はいろんなものを免除されます。チャレンジの努力も免除されるし、選択できない自分を責める営みも免除される。「トラウマだからできない」とか「自分は然々の性格だからできない」とか。かくして同一フレームに留まることで楽をする。
 本人がどんなに「辛い」と言っていても、自己のホメオスタシスによって免除されることがすごくたくさんあるので、それら免除の利得を手放してまで今の「辛い」状態から逃れたいと思っているかどうか、「辛い」という科白だけじゃわからない。その意味で「辛い」という科白を真に受けちゃいけません。

神保 いま宮台さんがホメオスタシスという言い方で表現したある種のバランスというか、それを崩すことが人間にとってはものすごく勇気がいることだったり、苦しいことだったりするのが背後にあるんですかね。そのことにあまり自分は気づいていない。少なくとも主観的には気づいていないと。

宮台 ただ、ゲシュタルト(全体性)を維持することでさまざまなものを免除される状態を変えたくないと望んでいる事実は、人から言われないと意識できません。なぜなら「あなたのすべての振る舞いは、ゲシュタルト維持という同一の機能に、意図せずして貢献している」という、潜在機能の問題だからです。
 とはいえ、僕のような下手な人が言うと、意識させることは一瞬できるかもしれませんが、「何だこの野郎!」と反発されて、僕自身が自己防衛の対象──いわば敵──になりがちです(笑)。そうなると、僕の言葉は相手に入っていかなくなります。

神保 そこは岸見先生のように色々と技術的に接することが大切なんですね。

岸見 もう一つは、どう変わるかというイメージがはっきりしていないと変われないですね。変わらないでおこうと決心していることまではわかったとしても、じゃあどう変わればよいかがはっきりしていないとどうしようもない。そこは積極的に私も教えます。「カウンセリングは再教育である」とアドラーは言っていますが、これまで知らなかったことを学んでもらう必要があるわけで、ほとんどの人がそれまで実践したことがないようなことばかりです。だから、まずはそれをやってみましょうよと。まぁいろいろ考えはあるかもしれないけれど、まずこれをしてみたらどうですかと提案する。やってみたらうっかり変われるかもしれないわけです。

神保 となると、1週間くらいとりあえずやってみようというのは一つの結論ですかね。いきなり全部変われと言われても勇気が持てないかもしれないので。

岸見 別に元に戻ってもいいんだよと言っておかないと変われないですね。

神保 なるほど。今日は色々と伺いましたが、まだお聞きできていないことも多いのでもう一度おいでいただくようお願いします。最後に宮台さん何かありますか?

宮台 この『嫌われる勇気』がベストセラーになっているわけですが、アドラー心理学の本が日本でこれだけ売れるというのはまったく初めてのことなので、本当に素晴らしいことだと思います。そのことが「あなたは悪くない」と語るカウンセラーを減らすことにつながれば、もっといい。

神保 この本が20数万部も売れているという背景を宮台さんはどう見ますか?

宮台 やはりニーズはあったということだと思います。多くの人たちは「あなたは悪くない」じゃ済まないことだらけという事実を理解するだけの力を持っていて、自分がどんな責任を負うのかを明確にしたいと思っていたということでしょう。

神保 逆に言うと、それだけ嫌われることにビクビクしている人たちがたくさんいたということなんでしょうか?

宮台 そう思います。「その場の切り抜け」と「最終目標の現実化」を切り分けて優先順位が付けられず、右往左往しがちです。ただし、そうした人じゃなくても、この本は読む価値があります。「変わりたいけれど変われない」とこぼすすべての人に意味がある本だと思うので、ぜひ読んでいただきたいです。

神保 では、今日はありがとうございました。次回またよろしくお願いします。

岸見 こちらこそありがとうございました。


岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者。1956年京都生まれ、京都在住。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの「青年」のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。訳書にアルフレッド・アドラーの『個人心理学講義』『人はなぜ神経症になるのか』、著書に『アドラー心理学入門』など多数。古賀史健氏との共著『嫌われる勇気』では原案を担当。

宮台真司(みやだい・しんじ)
首都大学東京教授/社会学者。1959年仙台生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京都立大学助教授、首都大学東京准教授を経て現職。専門は社会システム論。博士論文は『権力の予期理論』。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で著書多数。主な著作に『制服少女たちの選択』『終わりなき日常を生きろ』『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』『14歳からの社会学』『日本の難点』『「絶望の時代」の希望の恋愛学』などがある。宮台真司オフィシャルブログ

神保哲生(じんぼう・てつお)
ビデオジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表。1961年東京生まれ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。AP通信記者を経て93年に独立。99年11月、日本初のニュース専門インターネット放送局ビデオニュース・ドットコムを設立。著書に『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』『ビデオジャーナリズム―カメラを持って世界に飛び出そう』『ツバル-地球温暖化に沈む国』『地雷リポート』、訳書に『食の終焉』などがある。ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月20日 17:25

食生活の改善維持は、健やかで美しい心身づくりの根幹です。。。

■早く凹む!ボディワーカーが教える「タイプ別ポッコリお腹」解消法

磯部 奈央

夏前に、「脂肪を何とか落としたい!」と意気込んでいる方も多いのでは? 特に、女性でもポッコリお腹に悩んでいる方は多いことでしょう。

『美レンジャー』の過去記事「プロが警告!”腹筋運動だけでお腹は凹まない”衝撃の事実が判明」にもご登場いただいた、ボディワーカーの森拓郎先生によると、ポッコリしているお腹を凹ますためには、タイプに合わせたダイエットが必要とのこと。

今回は、森先生に伺ったタイプ別のポッコリお腹解消法をお伝えします。

■1:“内臓脂肪タイプ”の解消法

森先生によると、「内臓脂肪がついたポッコリお腹に、最も短期的に効果が出るのは食事改善です。食事に気をつけないと、むしろ運動しても効果は少ない上に、頑張ってもやめた途端にリバウンドが待っています」と話していました。

「まず、ツライ腹筋運動などはやる必要なく、炭水化物の量を減らすことだけに集中します。ただ、今まで摂り過ぎていた人が全て炭水化物を抜いてしまうと、結局我慢ができなくなり、リバウンドにつながります。炭水化物をたくさん摂らないようにするところから始めましょう」

さらに、「飲み物は水かお茶にしてください。炭水化物を減らすというと、ご飯やパンを想像しがちですが、最も摂取制限の優先順位が高いのは飲み物なのです。

甘い清涼飲料水はもちろん、100%ジュースや健康飲料、ゼロカロリー系のものもダメです。手軽に摂取できてしまう“甘いもの”を何となく飲む、という習慣を控えることが重要です」と教えていただきました。

アルコールでは、ビールよりも糖質のない焼酎やブランデー、ウォッカなどの蒸留酒を選ぶと内臓脂肪にはなりにくいそうです。

一方、お菓子は、やはり食べないのが一番よいとのこと。どうしても我慢できない場合は、食べる時間を定めましょう。仕事をしながら、テレビを観ながらなどの惰性で食べる習慣を改めれば、摂取量を減らせるはずです。

いきなり全てを断つのではなく、適量を楽しむようにするだけでも、効果がきっと感じられるでしょう。

■2:“内臓下垂タイプ”の解消法

森先生曰く、「内臓下垂でお悩みの方は、インナーマッスルの強化が必要です。インナーマッスルというと難しそうなイメージがありますが、ご自分でお腹をスッと引き上げて、ウエストを細くしてみましょう。ちょうど、オードリーの春日さんのような感じです」とのこと。

さらに、森先生は、「実はこれがインナーマッスルを使っている状態なのです。”ドローイン”ともいわれる方法ですが、身体を動かしているときには、絶対に筋肉が必要。自分でお腹を凹ませる力がインナーマッスルの力であり、これが弱ると内臓が落ちてくるというわけです」と話していました。

お腹を割るという目的であれば、腹筋運動をする必要がありますが、お腹を凹ませるというだけであれば、お腹をスッと引き上げるドローインで十分なのだそうです。

いかがでしたか? 自分がどのタイプのポッコリお腹なのか、しっかり理解した上で、適切なダイエットを行うことが何よりの近道です。どちらのタイプも体力を使いすぎたり、時間がかかりすぎるような大変なものではないので、毎日の習慣にしてスッキリお腹を手に入れましょう!

[美レンジャー]

Posted by nob : 2014年05月19日 16:53

代謝が上がるだけでなく、セロトニンをつくり出すなど、様々な効果を期待できます。。。

■午前中に「太陽光を20~30分浴びる」だけで痩せ体質になると判明

佐藤まきこ

[午前中に「太陽光を20~30分浴びる」だけで痩せ体質になると判明] 細かい桁までカロリーを気にしたり、甘いものを食べたくてもグッとこらえるなど、体重コントロールにかける女性の努力は、涙ぐましいものがあります。

でも、ツラい運動も食事制限もなく、朝8時から12時までにあることをすると、BMIの値を低くキープできるという、驚愕の実験結果が明らかになりました。

■”午前中に最低20分”がカギ

ノースウェスタン大学の研究員が人の肥満度を図る指標BMIの値に、太陽光がどのように影響しているか調査を行いました。実験では平均年齢30歳の男女54名を対象に、太陽光を浴びた時間と、睡眠時間、食事で摂ったカロリーなどについて調査しました。

すると、午前中に太陽の光を浴びている人は、もっと遅い時間に太陽光を浴びた人に比べて、BMIの値が低い傾向にあることがわかったのです。

太陽の光を浴びる理想的な時間は午前8時から12時までで、BMI値が上がらないようによい方向へ影響をもたらすためには、20〜30分で十分であることもわかりました。

光の単位を使って表すと、BMI値に影響を与えるのに必要な光の量は500ルクス。しかし現代では窓のない職場や地下で働く人も多く、そのような環境にいる人は、わずか200〜300ルクス程度しか浴びていないと言います。

曇りの日でさえ屋外にいれば1,000ルクスは浴びるため、いかに屋内ではなく屋外に出ることが大切かがわかります。

■自然光を浴びると代謝がアップする

人が太陽の光を浴びると体内時計が調整され、それによって身体の代謝が上がります。そのため光を浴びるとスリムな体型を保てるのです。

これまで研究者たちは、BMIに太陽光を浴びることはもちろん、その浴びる時間帯やどのくらい長い時間が必要かなど調べてきましたが、これらの要因単体ではBMIには何も影響を与えず、すべてが組み合わさった時に初めてBMIに影響をもたらすとわかったのです。

もしも午前中のこの時間帯に外に出ることができない環境にいる人は、休憩時間などを使って少しでも屋外に出るようにしましょう。

わずかな体重変化のために、さまざまな努力をして一喜一憂している私たちにとって、午前中にたった20〜30分外に出るだけで代謝が上がって、健康かつスリムになれるなら、こんな嬉しい話はないですね。

[美レンジャー]

Posted by nob : 2014年05月19日 16:45

放射性廃棄物処分と代替自然エネルギー開発は、それぞれ切り離して単独にて推進していくべき火急的課題。。。

■もっとも現実的な「原発ゴミの正しい処し方」

石川和男 [NPO法人 社会保障経済研究所代表]

 東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、以前にも増して「脱原発」、「反原発」、「原発即刻ゼロ化」が強く叫ばれている。その理由の一つに、「原発から出る放射性廃棄物(核廃棄物)の行き場がない」という主張がある。いわゆる“原発ゴミ問題”のことだ。

 原発ゴミを棄てる場所(最終処分場)がないのだから、今すぐ全ての原発を廃止すべきだ――! こうした論調が、いわゆる“トイレなきマンション”説となって蔓延しているのだろう。

 確かに、最終処分場をどこにするのか、まだ決められていない。政府が最終処分場の選定をするための法制度を整備してから10年以上経過しているが、まだ見つかっていない。どの政策にも言えることだが、原子力政策についても、それに詳しい人よりも、それに詳しくない人の方が圧倒的に多い。だから、最終処分場が選定されていない現在、“原発即刻ゼロ化”の論調が広がってしまうのも無理からぬことかもしれない。

“原発即刻ゼロ化”の前に理解したい
「核燃料サイクル」に関わる用語

 ところで読者の皆さんは、“原発ゴミ問題”が論じられる時、「使用済燃料」と「高レベル放射性廃棄物」の違い、「再処理」と「直接処分」の違い、「中間貯蔵」と「最終処分」の違いを理解されているだろうか。更には、「核燃料サイクル」や「MOX燃料」の意味を理解されているだろうか。

 原子力発電事業のうち、原子燃料の製造や発電所の運転は「フロントエンド事業」、使用済燃料の再処理や放射性廃棄物の処分、原子炉の廃炉事業は「バックエンド事業」と呼ばれる。“原発ゴミ問題”は、「バックエンド事業」に関わるものだ。

 原子力発電に使用されるのは核燃料(ウラン)であるが、発電により使用されるのは全体の3~5%だけで、残りの95~97%は再利用できる核燃料(ウラン、プルトニウム)を含んだものだ。この残ったものが「使用済燃料」であり、それを「再処理」してウランとプルトニウムを採取する。この採取されたウランとプルトニウムを用いて「MOX燃料」と呼ばれる燃料に加工し、これを再び原発で使用する一連の工程を「核燃料サイクル」と呼んでいる。

 このMOX燃料は、有用な国産資源となる。現在、使用済燃料は国内に1万7000トンあるが、この全量を再処理すると、原油換算で15~23兆円分(1バレル当たり7200~1万1000円)、日本国内の原子力発電電力量の5年分、総発電電力量の1.5年分に相当する。これに関しては、2013年10月21日付け拙稿「使用済燃料1万7000トンは原油換算15~23兆円! 新基準適合を理由に全処理工程停止は妥当か?」に詳しい。

「再処理」の過程では、ウランとプルトニウムが採取された後に液状の廃棄物が生じるのだが、この廃棄物は放射能レベルが高いことから「高レベル放射性廃棄物」と呼ばれる。日本では、「高レベル放射性廃棄物」について、ガラスと混ぜて固化処理することになっている。なお、「使用済燃料」を「再処理」せずにそのまま処分することを「直接処分」と呼ぶが、その場合には、「使用済燃料」そのものを「高レベル放射性廃棄物」の扱いで処理する必要がある。

「高レベル廃棄物」は最終的にどこかの場所に処分されなければならないが、日本では、ガラスと混ぜて固化処理されたもの(ガラス固化体)を地下300メートル以深に埋めることが有力視されている。これが「最終処分」だが、ガラス固化体は当初高温なので、それを冷却するために地上に「中間貯蔵」しておく必要がある。この「(ガラス固化体の)中間貯蔵」の期間は30~50年とされており、その後に「最終処分」される。その場所が「最終処分場」だ。

施行後10年以上進まない
最終処分場の選定

 その最終処分場は、未だ選定されていない。最終処分場を選定するための法制度が2003年に施行されてから10年以上経過しているが、最終処分場の選定にはまだ相当の時間を要すると見込まれている。政治と行政は、強い指導力がないとか、努力が足りないなどと言われても仕方ない。政府・与党は猛省しなければならない。

 具体的な最終処分場の選定方法や最終処分の在り方については、現在、経済産業省・総合資源エネルギー調査会「放射性廃棄物ワーキンググループ」で検討が進められている。先月30日に開催された直近の同ワーキングループまででは、次のような大きな方向性が示された。

―― 最終処分場の選定方法については、「国は、科学的により適性が高いと考えられる地域を示す等を通じ、地域の地質環境特性を科学的見地から説明し、立地への理解を求めるべき」として、地方自治体の公募によって最終処分場を選ぶという従来の方針を軌道修正し、国が前面に出て選定する。

―― 最終処分の在り方については、「(最終処分が)数世代にも及ぶ長期的な事業であることから、可逆性・回収可能性を担保し、将来世代も含めて最終処分に関する意思決定を見直せる仕組みとすることが不可欠」として、放射性廃棄物の地層処分後での『再回収』を可能とする。

 以上のように、高レベル放射性廃棄物の最終処分に関して、「国が前面に出ること」と「将来における選択肢を拡げておくこと」が、原子力発電所の運営、使用済燃料の再処理、廃炉工程の作成など原子力関連施策を今後適切に進めていく上でも、極めて重要となっていくはずだ。

 最終処分場の選定に当たっては今後、政府・経済産業省が主導的に決めていくことになるだろう。従来の方法で物事が進まないならば、別の新しい方法で進めていくようにするしかない。最終処分場の選定場所が、清々しい気持ちで決まることがあるとも思えない。選定場所がどこになろうとも、猛反対運動は続いていくことが予想される。

増える追加の中間貯蔵コスト
原発稼働率上昇で賄うべき

 原子力発電事業は、開始から終了まで相当に永い期間を要する。全体で何年を要するのか、人類の誰も経験していないので正確なところはわからない。特にバックエンド事業に関しては、高レベル放射性廃棄物の最終処分の場所の選定だけでなく、国内における使用済燃料の再処理が円滑に進んでいないことなどの理由から、原子力事業全体が“破綻”しているのではないかとの懸念が流布されている。

 そこで、バックエンド事業の主な工程のうち、使用済燃料の再処理の前後について、予定通りに事が進まないことを見越しながら柔軟な政策運営を企図することができるよう、(1)再処理前の中間貯蔵と、(2)再処理後の中間貯蔵について、それぞれ1年延長するための費用を試算しておく。

(1)再処理前の中間貯蔵(使用済燃料を再処理する前の中間貯蔵)

「総合エネルギー調査会原子力部会中間報告(H10.6.11)」の中の「参考10 貯蔵施設の経済性試算について」に、原子力発電の使用済燃料に係るプール貯蔵(湿式貯蔵)とキャスク貯蔵(乾式貯蔵)のコスト試算が掲載されており、そのまま貼付すると資料1の通り。

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 まず、プール貯蔵(湿式貯蔵)を1年間行うことに要する費用について、詳細な内訳が公表されていないので、概算値としてプール貯蔵の運転費1395億円を40年で均等で支出するものと仮定すれば、次のように試算される。

 1395億円 ÷ 40年 = 35億円/年 ・・・ プール貯蔵を1年間延長する場合に要する費用

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 次に、キャスク貯蔵(乾式貯蔵)を1年間行うことに要する費用について、 上記の「総合エネルギー調査会原子力部会中間報告(H10.6.11)」で試算されているが、それを受けて「総合資源エネルギー調査会電気事業分科会コスト等検討小委員会報告書(H16.1.23)」で、資料2〔=使用済燃料の中間貯蔵(キャスク貯蔵)費用の内訳〕のような試算が出されている。

 上記のプール貯蔵の場合と同様、詳細な内訳が公開されていないので、概算値としてキャスク貯蔵の運転費1200億円を5施設、保守的に40年で均等で支出するものと仮定すれば、次のように試算される。

 1200億円 ÷ 5施設 ÷ 40年 = 6億円/年 ・・・ キャスク貯蔵を1年間延長する場合に要する費用


(2)再処理後の中間貯蔵(使用済燃料を再処理した後のガラス固化体を最終処分するまでの中間貯蔵)

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 ガラス固化体の貯蔵費用については、「総合資源エネルギー調査会電気事業分科会コスト等検討小委員会報告書(H16.1.23)」で提示されている資料3〔=返還高レベル放射性廃棄物管理費用の内訳〕から試算する。

 上記(1)の試算の前提とした使用済燃料5000トンUと同等のガラス固化体は約6300本と試算されるので、試算前提(ガラス固化体2880本)と同規模の施設は2.5箇所必要になると仮定する。管理費用のうち「貯蔵費 運転保守費」と「貯蔵費 その他諸経費」の合計1540億円が対象となることから、ガラス固化体約6300本を1年間貯蔵する費用は次のように算出される。

 1540億円 × 2.5施設 ÷ 40年 = 96億円/年 ・・・ ガラス固化体(約6300本)の貯蔵を1年間延長する場合に要する費用

 これは政府資料に基づいて行った一つの試算でしかない。政治や行政はうかうかしていてはいけないが、最終的に必要となる費用を確保するための手段を臨機応変に用意しておくべきである。こうした超長期的視野に立った幅のある政策運営を行うことが、もっとも現実的な『原発ゴミの正しい処し方』となろう。

 日本の原子力発電の稼働率は、諸外国に比べて相当に低いと言わざるを得ない。特に震災以降はほぼゼロで推移してきている。ここ10年程度での概ねの推移を見ると、欧米や韓国での稼働率は80~90%台だが、日本は震災前の2003~2010年までを見ても、70%未満でしかない。日本の原子力発電の稼働率を欧米並みに引き上げることで、これまで遅れに遅れてきた再処理や最終処分に係る費用に充てるための原資を捻り出すことを検討していくべきだ。

 こうした追加費用の総額は、使用済燃料を再処理するまでの期間や、ガラス固化体の中間貯蔵の期間を、最終的にどの程度にまで見込んでおくかにもよる。原子力発電からの収益をあらかじめ引き当てておくことで凌いでいける水準だと思われる。いわゆる“トイレなきマンション”説は、政府を急かす材料にはなるだろうが、本質的な危機を招くものにはならない。使用済燃料を再処理する前と後で、それらの貯蔵に係る時間軸をどのように設定するかが鍵となる。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月19日 07:36

嗚呼、、、腹立たしい限り。。。

■福島の子ども甲状腺がん50人に

 福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、対象者の約8割の結果がまとまり、がんの診断が「確定」した人は県が今年2月に公表した数より17人増え50人に、「がんの疑い」とされた人が39人(前回は41人)に上ることが17日、関係者への取材で分かった。

 県内の震災当時18歳以下の約37万人を対象に県が実施。今年3月までに1巡目の検査が終わり、4月から2巡目が始まっている。

 チェルノブイリ原発事故では4~5年後に子どもの甲状腺がん増加が確認された。このため県は、今後がんが増えるかどうかなど、放射線の影響を調べる。

[デイリースポーツ]


■自治体職員の15%がうつ病 福島、原発避難区域

 東京電力福島第1原発事故で避難区域となった福島県内のある自治体で、職員約100人の15%がうつ病と診断されたとの調査結果を福島県立医大などのグループがまとめ、福島市で17日に開催された日本トラウマティック・ストレス学会で発表した。

 同大の前田正治教授(災害精神医学)は「驚くべき高い割合で極めて深刻な事態だ。自治体職員は住民からの激しい怒りにさらされるなど、負荷が高いのにケアが受けにくい。支援を強化する仕組みづくりが必要だ」としている。

 調査は1月下旬、県立医大と「ふくしま心のケアセンター」が共同で実施。福島県沿岸部のある自治体を対象に職員92人を面接し、精神疾患やストレスの状態を調べた。その結果、15%に当たる14人が「大うつ病性障害」と診断された。また92人のうち8人が自殺の危険があるとされた。

[産経新聞]

Posted by nob : 2014年05月18日 23:48

私も実践中、、、おすすめです。。。

■毎日10秒続けるだけで「透明感と小顔」が手に入る

美肌や小顔にとってマッサージは効果的だって言うけど、時間と手間がかかるのが難点。

それならば、マッサージよりも簡単にできる「顔ツボ10点プッシュ」がおすすめ。わずか10秒で、くすみやむくみに効果を発揮してくれるんです!

顔ツボ10点を覚えよう

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画像の赤い点がツボの場所になります。眉頭・眉山・目尻・黒目の下・小鼻ワキ・頬骨下・鼻下・口角ワキ・アゴ・こめかみと、番号順に人差し指や中指でツボ を押していくだけです。

私は8年ほど前からスキンケアの最後にこの10点プッシュを行っていますが、いまでは自然と手が動いてしまうほどあたりまえになっています。

仕事中の目の疲れにも効果的

それぞれのツボによって効果は違いますが、10点すべてを押すことでむくみ・たるみ・血行不良などの改善が見込め、小顔に導いてくれます。

とくに目のまわりのツボは眼精疲労などにも効きますので、仕事で疲れたときにプッシュするのもいいですよ。

忙しくてスキンケアにさける時間がないという人でも、これなら気負いなくできそうですよね。クセにしてしまうことが毎日続けるポイントです。

イトウウミ
ビューティーリサーチャー

モデル/知念沙也樺

[glitty]

Posted by nob : 2014年05月16日 15:58

愚かしさの極み、、、なおもまだ彼の暴走暴挙を容認し続けるのか。。。/暴力により護られる正義や平和などどこにも存在しえない。。。

■憲法解釈見直し、首相が会見で決意示す

 安倍首相は15日、首相官邸で、政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」(座長=柳井俊二・元駐米大使)から、集団的自衛権の行使容認などの憲法解釈見直しを提言する報告書の提出を受けた。

 これに続き、首相は同日、記者会見し、憲法解釈見直しに関する「基本的方向性」を表明し、政府・与党に検討を要請した。

 「国民の命と暮らし」を守る観点から、自らが掲げる「積極的平和主義」の実現に向け、集団的自衛権を限定的に容認する憲法解釈見直しに取り組む決意も示した。

 首相は記者会見で、安保法制懇の報告書について「いかなる事態でも、国民の命と暮らしは断固として守り抜くという観点から提言が行われた」と評価した。

 報告書は、個別か集団かを問わず、自衛のための武力行使は可能で、国連の集団安全保障措置への参加も憲法上制約されていないとしている。首相は記者会見で、この提言について「憲法がこうした活動の全てを許しているとは考えず、政府として採用できない。自衛隊が武力行使を目的として湾岸戦争やイラク戦争に参加するようなことはこれからも決してない」と明言した。

 一方で、我が国の安全に重大な影響を及ぼす可能性がある場合、集団的自衛権を限定的に行使することは許されるとの提言については、「従来の政府の立場を踏まえた提言だ。今後、さらに研究を進めたい」と前向きな考えを示した。

 首相はまた、「政府・与党で具体的な事例に則して、切れ目のない対応を可能とする国内法制を整備する」と述べた。その上で、「武力攻撃に至らない侵害」として、漁民を装った武装集団が離島に上陸してくる「グレーゾーン事態」を挙げ、早急に立法措置を講じる考えを強調した。

 さらに、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増している現状を踏まえ、「国民の命と暮らしを守るための法整備がこれまでの憲法解釈のままで十分にできるのか、さらなる検討が必要だ」と指摘した。

 首相は、集団的自衛権見直しをめぐり、「『日本が再び戦争をする国になる』といった誤解がある。しかし、そのようなことは断じてありえない。憲法が掲げる平和主義はこれからも守り抜いていく」と強調した。「あらゆる事態に対処できる法整備によってこそ抑止力が高まり、我が国が戦争に巻き込まれなくなる」と訴えた。

 法整備に向けた段取りについては、「内閣法制局の意見も踏まえつつ、政府の検討を進めるとともに、与党協議に入りたい。協議結果に基づき、憲法解釈変更が必要と判断されれば改正すべき法制の基本的方向を閣議決定していく」と述べた。

[読売新聞]


■戦争ができる国…安倍首相、7年前からシナリオ

安倍晋三首相の15日の集団的自衛権行使推進宣言は「戦争ができる普通の国」を作ろうとする緻密な脚本に基づくものだ。第1次安倍内閣当時の2007年にも諮問機関を設置して集団的自衛権を模索したが、首相辞任でうやむやになった前歴がある。安倍首相にとって生涯のプロジェクトだ。

2012年末に再執権した安倍首相は昨年の執権初期、アベノミクスを前面に出しながら爪を隠した。しかし昨年7月の参議院選挙で圧勝した後、「積極的平和主義」という名で安保・軍事空間における日本の活動領域を広めてきた。

日本版国家安保会議(NSC)の創設-特定秘密保護法の処理-武器輸出禁止3原則公式撤廃の手続きを踏んできた。これまでが助走段階だったとすれば、集団的自衛権からは平和憲法の根幹を揺るがす重大局面と見ることができる。

日本政府の関係者は「安倍首相にとって集団的自衛権行使の容認は、戦後戦勝国の占領政策下で作られた戦後レジームから日本を解放させる象徴的な試み」と述べた。安倍首相の頭の中で、集団的自衛権の次は平和憲法自体に手をつける改憲だと、日本メディアは見ている。

安倍首相は15日の会見で、日本国民の感情をできる限り刺激しようとした。「日本人の避難民を輸送する米軍の艦艇も日本自衛隊が保護できないのが今の憲法解釈だ。(その船に乗った人が)皆さんの息子、皆さんの孫であるかもしれない」「日本の若者と国連の活動家が武装集団の攻撃を受けても、自衛隊は彼らを捨てるしかない」という極端な事例を提示した。「北朝鮮のミサイルは日本の大部分を射程に入れている。東京も大阪も、皆さんの町も例外ではない」とも述べた。

実際に憲法解釈が変更すれば、韓半島(朝鮮半島)の有事の際の日本の軍事的役割増大、東南アジアを舞台とする日本と中国の衝突の可能性など、アジアの安保環境に大きな変化が予想される。これに関し安倍首相は「戦後歩んできた平和国家としての道は守る」「抑止力が高まってこそ、むしろ戦争に巻き込まれない」という発言をした。安倍首相の安保政策に否定的な意見を持つ国民と連立与党の公明党の理解を得るための計算だ。

現在、衆議院と参議院を自民党がともに掌握した日本の国会状況と50%を超える支持率は、安倍首相にとってプラス要因だ。しかし憲法解釈の変更まで一瀉千里に進むかどうかは不透明だ。特に公明党の反対が大きな負担だ。公明党の山口那津男代表は連日「経済回復と復興でない分野に(連立与党が)エネルギーを注ぐのを国民は期待していない」と牽制の声を高めている。

20日に始める自民党と公明党の協議を控え、公明党は「安倍首相は結論をあらかじめ想定するのではなく、自民党と公明党の協議団にすべてを任せてほしい」という立場だ。公明党が最後まで集団的自衛権を受け入れない場合、安倍首相がいかなる強硬姿勢を持ち出すかが焦点となる。日本国民の間では「憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使は推進すべきでない」という反対論が賛成論より多い。一部の報道機関と市民社会も「憲法解釈の変更は平和憲法の根幹である9条を無力化し、根幹を揺るがす」と反発している。

[中央日報/日本語版]


■自衛官や家族、懸念も 集団的自衛権容認方針

 集団的自衛権の行使容認に向け、安倍晋三首相が憲法解釈変更の検討を打ち出した十五日、航空自衛隊岐阜基地(各務原市)に勤務する自衛官や家族からは、冷静な受け止めの一方で不安や戸惑いも。県内の自民関係者は、集団的自衛権の行使容認には同意しつつ、安倍首相に「急ぎすぎ」とくぎを刺す声もあった。

 「われわれはあくまでも命令を受けて活動する立場」。ある男性幹部自衛官はこう強調しながら、自身に言い聞かせる。「隊員のリスクは高まるかもしれない。だが、個々の隊員が不満を言い始めると、指揮命令系統が機能しなくなり、組織として成り立たなくなってしまう」

 夫が基地に勤める四十代の女性は「危険な紛争地に行かされるんじゃないか」と不安を募らせる。海外派遣の経験が無い夫は数日前「まだどうなるか分からん」とだけ言った。以後、夫婦の会話に集団的自衛権の話題が上がったことはない。

 女性は「上の方だけで話が進んでいる。現場は何も知らされず、危険を伴う任務だけが増えるのでは、快く送り出せない」と憤る。

 自衛隊OBでつくる県隊友会の赤谷信之会長(69)は集団的自衛権の行使には賛成としながらも「現場の意見が十分取り込まれたのか。議論が拙速な印象」と指摘する。

 「危機管理の要諦は想定外を作らないこと。『これはやってよい』ではなく『これはやってはいけない』という考え方でないと現場の裁量が狭まる。判断に苦しむ局面が増え、隊員が危険にさらされるおそれがある」と懸念する。

(斎藤雄介、小笠原寛明)

◆意図的な誘導怖い

 <斎藤康輝・朝日大教授(憲法学)の話>安倍晋三首相の言う「積極的平和主義」とは本来、武力によらない平和を目指す意味で用いられる。武力によって平和を保つという安倍首相の趣旨は、憲法学者の立場からみて明らかな誤用。国際的な緊張が高まっているという空気感と併せ、聞こえのいい言葉で自身の意図する方向に話を進めようとしているのならば怖いことだ。

 安倍首相が目指すのは九条改正だろう。成熟した国民的議論の末であるならば、それは一つの判断だ。しかし、明文でなく解釈のみで改憲のような状況をつくり出すのは民意を反映したとは言い難い。

[中日新聞プラス]


■集団的自衛権:行使容認指示 自衛隊に迫る大きな岐路

 他国を守るために武力を使う集団的自衛権の行使容認へ向け、安倍政権が一歩を踏み出した。国の防衛を担う自衛隊には、大きな岐路が迫る。日米安保を巡り制約が減ることへの期待、国外の紛争に巻き込まれることへの懸念。現役幹部や隊員、OBらのさまざまな思いが交錯する。【斎藤良太、本多健、小川祐希】

 「日本の防衛は米軍と一体が前提。目前で米軍が攻撃を受けているとき、何もしないでは通用しない」。復興支援の任務でイラクに派遣された経験のある自衛隊幹部は、集団的自衛権の行使容認への動きを評価する。「『憲法上の制約で助けられない』という弁解より同盟国への攻撃を排除することが必要だ」

 13年前、米艦船の護衛を巡り法的根拠が問題になった。米同時多発テロが発生して10日後の2001年9月21日、米空母「キティホーク」が横須賀基地を出航した際、海上自衛隊の護衛艦「あまぎり」などが寄り添うように並んで航行した。事実上の米艦防護に旧防衛庁内でも「テロは日本への直接の脅威なのか」と議論になった。苦肉の策で政府が編み出した「根拠」は、防衛庁設置法の「調査・研究」に基づく「警戒監視」だった。

 「同盟関係の維持のためにはやむを得なかったが、無理のある理屈だった」と海自幹部は振り返る。当時、海上幕僚監部防衛部長として対応した香田洋二さんは「近年、中国の海洋進出が本格化し、安全保障に関する法制度は矛盾と限界をより強く露呈している。それを解決する必要性は切実になっている」と指摘する。

 一方、紛争の危険にさらされることを懸念する幹部もいる。「自衛官が命を落とす可能性が高まることを社会がどこまで許容するか、そのことの議論は尽くされるだろうか」

 小池清彦・新潟県加茂市長は「限定的な行使容認」に懐疑を抱く。防衛官僚時代、湾岸戦争に伴う自衛隊の海外派遣に反対した。「米国と戦争になった国に『限定』は通らない。戦争に巻き込まれると多くの死者が出る。そうなると自衛隊に入る人がいなくなって徴兵制を敷かなければならなくなり、私たちの子や孫が血を流すことになる」と語気を強める。

 現場で任務に当たる自衛隊員は−−。

 東日本でミサイルを扱う部隊に所属する航空自衛隊の男性隊員は「どうなるのか分からない」と戸惑いを隠さない。ふだんの勤務では、金属製の箱の中に保管しているミサイルを目にすることはない。そのためか、「防衛の前線」にいることを意識することも少なかった。

 しかし、最近の北朝鮮のミサイル発射で緊張が高まった。日本の領土への落下に備える任務についた時、「もしミサイルを迎撃したら、自分たちが標的になるのでは」と恐怖を感じた。集団的自衛権の行使という局面で、「現場」に立つかもしれないと思う。だが同僚とはそれを話題にしない。

 装備品の整備を担当する別の男性隊員も、危険な任務を命じられる予感がしている。「そのときは逃れられない。自衛隊を選んだのだから。だからこそ戦争がないことを祈っている」と話した。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2014年05月16日 15:27

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.41/健康でなければ戦えない。。。

■細川氏、活動休止へ=体調不良で静養―脱原発会議

 細川護熙元首相(76)が脱原発を目指す「自然エネルギー推進会議」の活動を当面休止することが14日、明らかになった。体調がすぐれず、静養する必要があると判断した。

 細川氏は今月7日、2月の東京都知事選で共闘した小泉純一郎元首相(72)らとともに推進会議を設立し、代表理事に就任。原発再稼働や原発輸出に反対する方針を確認し、全国各地でのタウンミーティング開催などを計画していた。細川氏が活動の一線から離れることは、国内の脱原発運動にも影響を与えそうだ。

 関係者によると、細川氏は4月中旬、東京・JR品川駅で気分が悪くなり、前のめりに倒れた。歯を4本折ったほか、唇にも6針縫う裂傷を負って、意識不明のまま駅長室に担ぎ込まれた。

 7日の設立総会は、傷が完治せず体調不良のまま迎えた。あいさつした細川氏は、言葉につかえる場面が何度も見られ、「きょうは調子が悪くて、頭がくらくらしております…。はっきりしたお話ができなくて恐縮しています」と頭を下げた。

 細川氏は最近、原因不明のめまいに見舞われ、体調不良が続いていた。小泉氏も「この際、思い切って休養した方がいい」と助言。細川氏は、推進会議の代表理事は続けるものの、東北芸術工科大、京都造形芸術大の両学園長などのポストは辞任する。

 細川氏は14日、「あまりに忙しい状態が続いていたので、大事な場面では顔を出すが、しばらく休ませてもらうことにした。回復にどのぐらい時間がかかるかは分からない」と語った。19日に精密検査を受ける予定だ。

[時事通信]

Posted by nob : 2014年05月16日 15:21

現時点の物差しで量るから厳しいだけのこと、、、状況に合わせたライフスタイルを創ればよいだけのこと。。。VIVA!老人天国!!!

■2035年東京は高齢世帯の44%が“おひとり様老人”に
データが赤裸々にした厳しすぎる日本の未来

大高志帆

20年後は3分の1が“おひとり様”世帯
高齢世帯も4割超に

 4月11日、国立社会保障・人口問題研究所が「日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)」を発表した。これは、将来的に日本の家族構成がどう変わっていくかなどを調べるのが目的。国勢調査に基づいて5年ごとに行われ、今回は2010年の実績値をもとに2035年までの20年間の状況を5年刻みで推計している。

 これによると、2035年の日本はまさに“おひとり様”だらけだ。特に都内で生活していると、今でさえ“おひとり様”の多さは身をもって感じさせられる。かくいう筆者も、独身&一人暮らし歴10年以上の立派な“おひとり様”である。2010年の時点ですでに東京の「平均世帯人員=世帯(居住および生計を共にする者の集まり)の平均人数」は2.03人。それが2015年には2人を割り込み、2035年には1.87人にまで下がるという。

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参照:『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』(2014年4月推計)

 データで見る未来はさらに厳しい。東京の「単独世帯=未婚のほか、離婚、死別、子どもの独立などにより一人で暮らす人」の割合を比較すると、 2010年の45.8%から2035年には46%に。しかし、「少し増えるだけ」と安心することなかれ。2025年には、世帯全体に占める一人暮らしの割合が全都道府県で最多に。全国では、2010年の32.4%から2035年には37.2%にまで上昇する。約20年後の日本は、3分の1以上の世帯が一人暮らしなのだ。

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参照:『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』(2014年4月推計)

「東京は現在、日本で一番平均世帯人員が少なく、単独世帯が多い。この傾向はこの先全国的に広がり、2035年にはすべての都道府県で平均世帯人員が減少し、単独世帯が増加します。単独世帯が増える理由としては、未婚率、離婚率の上昇、晩婚化、就職を機に親元を離れて一人暮らしをする若者もいるでしょう。また、今後は高齢化も進むので、いわゆる“独居老人”も増えることになります」(国立社会保障・人口問題研究所)

 再びデータを見てみると、2035年には全国41都道府県で「高齢世帯=世帯主が65歳以上の世帯」が4割を超える。最高が秋田の52.1%で、山形が48.6%、青森が48.0%など東北地方の高さが目立つ。現在、震災の影響から子どものいる世帯は避難したまま東北に戻らず、一方で戻るのは高齢者が多いと聞く。就職先の少なさなどから都会に出る若者が多いのも、高齢世帯の割合を増やす原因の一つだろう。

 とはいえ、若者が流入してくる東京でも2010年の26.2%が2035年には35.8%に急上昇。高齢世帯が右肩上がりする傾向は、大都市とて同じなのだ。東京や神奈川、埼玉、千葉、愛知などは、2035年までの25年間で、高齢世帯の実数が3割以上も増え、急速に高齢化が進む。

 また、2035年の高齢世帯に占める独居老人の割合は、山形を除く46都道府県で3割を超える。もっとも多い東京では、なんと44%。現在の“おひとり様”が結婚せず、子どもも産まずに歳を重ねていくと、やがてこういう未来がやってくるのだ。冒頭で“おひとり様だらけ”といったが、これはもはや “おひとり様老人だらけ”と言ってもいい。

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参照:『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』(2014年4月推計)

ドイツでは“おひとり様”が当たり前!?
日本の先行く北西欧諸国に学べ

“おひとり様老人”が増えると、家族で看取れるケースは減るため、介護問題が心配だ。世帯主の高齢化は消費の減少につながり、景気も悪化させるだろう。さらに、リストラや就職難から貯蓄の少ない世代がそのまま高齢化したら、年金制度はますます怪しくなる……なんと大変な20年後の日本! 

 しかし、ここに一つ興味を引くデータがある。同じく国立社会保障・人口問題研究所が今年1月に発表した「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」では、現在の諸外国の平均世帯人員と単独世帯割合を比較している。一例を挙げると、2011年のドイツの平均世帯人員は2.0人で、単独世帯割合は 40.4%。ノルウェーの平均世帯人員は2.2人で、単独世帯割合は39.7%。きわめて“おひとり様”が多いのである。

 比較すると、2010年の日本の平均世帯人員(2.42人)は2010年前後の北西欧諸国の平均的な水準であり、2.2人に減少した2035年になっても、現在のドイツほどではない。また、32.4%になった2035年の日本の単独世帯割合も、やはり現在の北西欧諸国の平均的なレベルである。

 婚外子の多さなど結婚観の違いや、もともと拡大家族が少ないという社会的な慣習の違いなどはありつつも、先に20年後の日本の状況を経験している諸外国からは、学ぶところが多そうだ。ここ数年取りざたされてきた、町ぐるみでのお見合いや、自治体からの結婚祝い金など、未婚率の上昇を食い止める対策もすでにネタ切れな感がある。それはそれとして、“おひとり様大国日本”のための対策を早急にはじめる必要があるだろう。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月14日 14:42

筋肉を育むために運動は必須なのだから。。。

■今日から取り入れるべき習慣がここにある! エクササイズせずに体の代謝をあげる15の方法

田端あんじ

痩せたい。でも……運動はしたくないの! 絶対ッ!

お嬢さん、その気持ち、痛いほどわかります。本日は、そんなあなたにピッタリのとっておき情報をお届けしちゃいますよぉ!

ご紹介するのは、海外サイト「Daily Makeover」が報じている、エクササイズせずに代謝をあげる15の方法。

もちろん運動するに越したことはないけれど、日々の生活に取り入れるだけで代謝アップ、ひいては体重減少に繋がり得る「習慣」は、他にもたっくさんあるのです。それでは早速、その気になる全貌を、一緒にみていくことにいたしましょう。

1 起床後すぐコップ2杯の冷水を飲む

代謝アップにおいて、「水を飲むこ」とは欠かせない要素。冷たい水が内臓に入ることによって、体はスリープモードから一気に活動モードへ切り替わります。ドイツの研究者曰く、「1日6カップの冷水を飲むことで、体を温めようとする動きが活性化、その結果代謝があがる。これは1日につき0.05キロカロリー、静止した状態の代謝量が上がることを意味します」とのことです。

2 1日1~2時間は立つ

デスクワークに従事している方は、特に取り入れてほしい習慣がコレ。座りっぱなしでは、筋肉を使う機会を得ることができません。強制的に1日1~2時間立つべく、立ったまま仕事ができる「スタンディング用デスク」を導入してみるのもテ。

3 温水と水を交互に浴びるコントラストシャワーに挑戦

2~3分温水を浴びた後、30~45秒ほど水を浴びる。これを行うことによって血の巡りが良くなり、循環系が改善、代謝がアップします。また体の緊張を緩めるため、よく眠れるようにもなるのだとか。

4 十分な睡眠をとる

十分な睡眠は、代謝アップにおいて不可欠。体を機械とすると、それが再起動するためには、効果的な休みがどうしても必要になってくるのです。

5 断食をする

断食といっても、「1日中なにも食べてはいけない」といった事例ばかりではありません。たとえば夕方18時までに食事を終え、それ以降口にして良いのは冷水のみ。朝食も冷水だけ、昼食に食事を再開する。まずはこの程度の断食から始めてみましょう。

6 香辛料の効いた物を食べる

代謝アップに欠かせない食べ物が、香辛料。特に唐辛子は、消化・血液循環・エネルギー増加に効果大。またコショウは、消化を促し満足感を得るのに、非常に適した食品です。日々の食事において、効果的に摂り入れてみて。

7 セロリを食べる

カロリーをより多く消費するのに効果を発揮してくれる食べ物が、セロリ。たとえば6カロリーのセロリを消費するのに、体は7カロリーの熱量を使用しなければならないのだそう!

8 料理に使用するなら断然ココナッツオイル

ココナッツオイルはより早く消化される上、エネルギー消費において優先的に使用されるのだとか。そのため脂肪になりにくく、中性脂肪を減少させる効果も。

9 シナモンを摂り入れる

代謝アップスパイスの代表格として、シナモンも欠かせません。血糖値の低下や、中性脂肪やコレステロールの低下が期待できるのだそう。

10 ニンニクを食べる

脂肪を燃やし代謝を上げるのに効果を発揮、血糖値をも正常に保ってくれるのが、ニンニクです。免疫系も上げ、高血圧をも防ぎ、さらには抗酸化作用もある、パーフェクトな食材、それがニンニク!

11 グレープフルーツを食べる

代謝を上げるうえで抜群の効果を発揮してくれるグレープフルーツは、ビタミンCやAも豊富なので、美肌にも必須。脂肪を燃やす酵素を含み、タンパク質の分解をも助けてくれるため、積極的に摂り入れたい食品です。おススメの調理法は、シナモンとナツメグをかけていただく、「焼きグレープフルーツ」。

12 繊維質を多く含んだ食品を摂取

全粒粉パスタや豆類など、繊維質を多く含んだ食品は、消化に多くのエネルギーを必要とします。つまり、高繊維質食品は、カロリー消費に一役買ってくれるというわけ。

13 緑茶を飲む

緑茶に含まれる緑茶カテキンが代謝を上げ、体重減少に効果を発揮することは、巷にある商品のおかげで、みなさんもご存知なのではないでしょうか。特に朝、2杯のアイス緑茶を飲むようにすると、カテキンとカフェインがより効果的に働いてくれるのだそう。

14 ギリシャヨーグルトを食べる

代謝を上げるために必須なタンパク質が通常のヨーグルトの倍、さらにはカルシウムも豊富に含まれている同品は、プレーンの状態で食べるのがベスト。アレンジを加えるのであれば、パイナップルとステビアを混ぜて食べる方法がおススメなのだとか。

15 サーモンを食べる

代謝を上げてくれるサーモンは、タンパク質、オメガ3脂肪酸が豊富。オメガ3脂肪酸は、心臓病のリスクを下げるなど、健康面でも効果を発揮してくれます。

いかがでしたか? 代謝を上げてくれる習慣、そして食物を積極的に摂り入れて、夏までにスリムボディーを手に入れるべくがんばりましょうね~!

参考元:Daily Makeover

[Pouch]

Posted by nob : 2014年05月14日 07:14

なおざりな私、、、明日から留意したいと思います。。。

■男の紫外線対策

野々下一美
メンズコスメアドバイザー

紫外線対策の必要性

初夏の装いを意識するようになると、注意しなければならないのが「紫外線対策」。「真夏じゃないのにもう紫外線対策するの?」と言う声が聞こえてきそうですが、紫外線対策は真夏では遅いのです

一年を通して、もっとも紫外線の強い時期は5月~8月と言われています。特に6月以降8月までの午前10時から午後2時くらいの紫外線は、1月の5倍以上に達すると言われています。曇り空でも、晴れているときの50~80%の紫外線は発生していると言われているので、この時期は要注意です。

そもそも、紫外線対策は何のためにするの?ということで言えば、単に色が黒くなってその結果シミになってしまうから…。そう単純なことでもないのです。誰でも望むことですが、「いつまでも若々しくいたい」という思いとは裏腹に、シミがあるだけで、ない人と比べ5~6歳ほど老けて見えると言われています。

若いうちから紫外線対策をしている方は、いつまでも若々しく美しい肌を保つことができます。特に男性は紫外線対策を意識していない方が多くいらっしゃいますので、今年からは早速始めていただきたいと思います。

紫外線の恐怖

紫外線のメカニズムを説明すると、たった2分間太陽を浴びているだけで紫外線は確実に真皮にまで到達し、瑞々しい肌の要素であるコラーゲンを破壊し、肌のハリや弾力を奪い取ってしまうと言われています。

かたやシミの元になるメラニン色素は、肌の真皮下において紫外線を異物として認識して、紫外線が侵入してこないように防御の意味で発生します。

メラ二ン色素は、新陳代謝が活発な若いときははがれ落ちていきますが、加齢と共に新陳代謝が鈍くなるといつまでも表皮にとどまり、頑固なシミとして皮膚に沈着してしまいます。日に焼けたブロンズ色の肌がカッコイイと思う時は人生のうちでもわずかな時間です。

熟年になってからシミ・シワ・たるみだらけで実年齢より歳老いたボロボロの肌で暮らさなければならなくなります。そして、何より恐ろしいのは皮膚がんの原因にもなってしまうことが分かっています。

紫外線対策

まずは、外出時には必ず日焼け止めクリームを塗りましょう。その際には、サングラスや帽子も忘れずに。

うっかり日に焼けてしまったら、早めにケアを開始してください。紫外線は、コラーゲンを破壊するだけでなく必要以上に肌の水分を奪い取ります。肌の乾燥は、角質がめくれあがって細胞間の脂質を不足させ、カサカサの状態を作ってしまいます。

丁寧な洗顔の後、たっぷりと化粧水をつけてください。一度にたくさんの量を付けずに、何回かに分けて付けると良いでしょう。最後にきちんと乳液かクリームで水分蒸発を防ぐためにバリアを作ってください。

また肌の新陳代謝を活発にして、できてしまったシミをなるべく早めになくすようにパックやマッサージするのもオススメです。

加齢による老化は避けて通ることはできませんが、紫外線による光老化はある程度対策が可能です。せめて、光老化による対策は気づいた時点で始めましょう。

[スキンケア大学・美ログ]

Posted by nob : 2014年05月12日 21:59

また旅立つ君へVol.37/失敗は次なる成功への一過程に過ぎない。。。

■人はなぜ失敗を恐れるのか。
失敗の正体と、その正しい生かし方

菊池龍之

失敗は人を成長させる、といいます。しかし、できるだけ失敗したくないと思うのもまた事実です。本能的にも失敗を回避する心理は働きますが、後天的な経験を通じて、さらに失敗を恐れるようになるといいます。

ロシアの心理学者ツァイガルニクの研究によると、人間はうまくいったことよりうまくいかなかったことを強く記憶する傾向があるようです。何かを達成しなくてはいけないという課題場面において、人は緊張状態にあります。達成するとこの緊張から解放されるために、課題自体を忘れがちになるといいます。テスト前の一夜漬けの勉強内容を、試験が終わるとキレイさっぱり忘れてしまうのは、同様の理由です。逆に、課題解決がうまくいかないと、緊張状態が長く続くため、記憶にも定着します。その失敗した苦い記憶が、トラウマとなったり、挑戦すること自体を恐れてしまう要因になります。

もうひとつ、私たちが失敗を恐れる理由を示す実験があります。

スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドゥエックは、クローディア・ミューラー氏とともに、ニューヨーク市内の12の学校である実験を行いました。研究では、5年生400人あまりに、言語を用いない比較的やさしいパズルを課題として与えました。テスト終了後、研究者たちは生徒たちに点数を伝え、簡潔な言葉で褒めました。半分の生徒には「あなたは頭がいいんだね」と彼らの知性を褒め、残りの半分には「一生懸命やったね」と彼らの努力を褒めました。

そして次に、先ほどの生徒たちにまた別のテストを2種類与え、生徒たち自身にどちらか好きな方を選ばせました。ひとつは最初のものより難しいパズルですが、やればとても勉強になると説明されたものです。もうひとつは、最初のものと同様の簡単なテストです。

すると、努力を褒められた子どもたちは、90%近くが難しい方のパズルを選択し、一方知性を褒められた子どもたちは、ほとんどが簡単な方のテストを選んだのです。大変興味深い選択です。ドゥエック氏によると、知性を褒められた子どもは、自分を賢く「見せる」ことに気持ちを向けるようになり、間違いを犯すリスクをとれなくなるのだと説明しています。

つまり、いい結果を出したことを評価され続けた人にとっては、いい結果が出せなくなるかもしれない選択(新たな課題に取り組むこと)は避けたいという心理が働くのです。

しかしこうした理由があっても、現場を引っ張るリーダーである皆さんは、正解のないビジネスにおいて失敗を恐れず果敢に挑戦しなければなりません。孔子の言葉「過って改めざる、これを過ちという」にあるように、失敗を失敗のまま終わらせてしまうことが本当の失敗です。「失敗」にきちんと向き合い、その失敗を生かしていくことが大事です。

心理学ジャーナリストの佐々木正悟氏は、失敗を生かすためのコツとして、「失敗からむやみに教訓を引き出そうとしないこと」を挙げます。「失敗を次につなげる」「失敗を生かす」という表現は使っているころには時間が経ち過ぎているので、失敗を生かす方法はすでに忘却されているものだと指摘します。

そこで、彼の提唱する失敗を生かす最善の方法は、失敗しているまっただ中で

* やるべきだったのにやらなかったこと
* やるべきでなかったのにやってしまったこと

の2点を箇条書きにして、できるだけ即座に行動を起こすことです。

侍ハードラーと呼ばれた為末大氏は自身のTwitterを通じて、新たな挑戦に勇気を与えるメッセージを送っています。

チャレンジはある一定の失敗の確率を含む。失敗の確率が低いものはチャレンジではなくただの実行。チャレンジし続けるということは失敗するリスクを取り続けるということ。

チャレンジは自分に限界を超えさせて、成長を促す。そのチャレンジが不足するということは長く見ると成長が滞り、結局結果が出なくなっていく。

やるからには結果を出さないと、という価値観が強過ぎる人は、いずれやらなくなる。やらないから経験がなく、すべて頭で考えた世界で生きる。プライドが肥大化し、そして現実とどんどん剥離する。

思いっきり挑戦して、失敗すれば笑う人もばかにする人もいると思う。そういうときは自分も一緒に思いっきり笑えばいい。そして気が済んだらまた挑戦する。結果は運だけれど、挑戦は選択。勇気を持って選択し続ければ本当に勇気がある人間になれる。

何を失敗と呼ぶのか。失敗の定義は、あなた自身の考え方次第で、その姿を変えていくのです。

[DODA]

Posted by nob : 2014年05月12日 21:49

言い得ています、、、食生活とは「食べてイキイキ(生き活き)」大切にしたい。。。Vol.2

■心が満足してないと過食する!「食べ過ぎを防ぐ」簡単な心得9つ

庄司真紀

美レンジャーカロリーや栄養素だけで食事を捉えるのはナンセンスです。質素でも満たされる食事もあれば、お腹が空いていないのに、食べ過ぎてしまう時もあります。

食事は身体と心を作り、人生に影響するもの。ホリスティック栄養学では、身体に必要な物質としての栄養だけのみでなく、心も養う食を大切に考えています。

今回は、この栄養学で参考になるシンプルなルールを、ホリスティックヘルスコーチの二宮香里さんに教えていただきました。

■9つのシンプルルール

(1) 未精製 > 精製

(2) 全体 > 部分、抽出

(3) 手作り > 加工食品 

(4) 粒 > 粉

(5) 地産、旬 > 輸入、一年中

(6) 豆 > 魚 > 肉

(7) 同じ釡の飯 > 個食、孤食

(8) 温 > 冷 

(9) 腹八分 > 満腹

「新鮮なもの、なるべく熟してから摘み取ったものの方が、当然美味しく栄養価も高くなります。そして近場で採れたものが理想的で、フードマイレージも低くなります。

また手作りすることは、真心を込めること。添加物を控えることにもなり、自分の身体が本当に求めているものが得られることにより心も満たされるのです。さらに大切な人と時間や空間をともにすると、深い満足感が得られます」と二宮さんは、語ります。

毎日、9つのルールのうち1つでもよいので、意識して食事をしてみましょう。

■どうしてもファストフードが食べたい時には

加工品やファストフード、お菓子を欲してしまう場合はどうしたらよいでしょうか。

二宮さんは、「砂糖、小麦、ポテトチップスなどの揚げ物、塩味のもの、タバコ、アルコール、カフェインを含むものなどの中毒性のあるものは、一時的な快楽をもたらしますが、心や身体を本当の意味で満たすわけではありません」と話します。

さらに、「これらは、精製され抽出されたもので、”生きた”食べ物ではありません。生きたものでないと、身体は満たされないので、もっと必要な栄養素を欲することになります。また、マーケティングを駆使した中毒性のあるものに抗うことは、意思の強さとは関係ありません。自分の意思の弱さを責めなくても大丈夫です」とのこと。

満たされていないと、さらに他の食べ物を欲してしまうという悪循環に陥ってしまうのですね。

アルコールやカフェインも同様で、1週間摂らずに過ごして身体がどう感じるか様子を見てみましょう。心を満たすことができない食事は、食べ過ぎにつながるリスクが潜んでいることを感じていただけましたか?

[美レンジャー]

Posted by nob : 2014年05月12日 21:44

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.40/さあ第2ラウンド、戦いは始まったばかり。。。VOl.3

■小泉元首相が民間シンクタンクの「顧問」辞任 「脱原発」へ財界と“決別”

 小泉純一郎元首相(72)が、財界が中心となって設立した民間シンクタンク「国際公共政策研究センター」の顧問を4月末に辞任した。細川護煕元首相(76)とタッグを組んで訴える「脱原発」の実現に向け、原発容認の立場をとる経済界との事実上の“決別”を決断した。

 国際公共政策研究センターは平成19年3月、トヨタ自動車やキヤノン、東京電力、新日本製鉄が発起人となり、東京・日本橋室町の三井本館5階に設立された。経団連会長だったトヨタの奥田碩(ひろし)元会長が旗振り役となり、国内の主要企業80社が約18億円の設立資金を提供した。

 奥田氏が会長に就任し、首相退任後の小泉氏を「顧問」として迎えた。小泉氏の労をねぎらう目的もあった。小泉氏は奥田氏、理事長の経済評論家、田中直毅氏とともに、このシンクタンクの「トップ3」を形成していたが、実は奥田氏が小泉氏のために創った「小泉シンクタンク」の性格を帯びていたのである。

 国際公共政策研究センター関係者によると、小泉氏からの顧問辞任を申し出に対し、奥田氏は慰留したが、小泉氏は翻意することはなかったという。小泉氏は20年9月の政界引退後も同センターを拠点に政治活動を続けてきたが、都合7年余をもって去った。

 小泉氏は2月の東京都知事選で「脱原発」を掲げる細川氏を全面支援したが、三位の惨敗に終わった。しかし、さる7日には細川氏とともに原発ゼロと再生可能エネルギーの普及を目指す一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を設立し、脱原発に向けて再び動き出した。

 関係者によれば、小泉氏が国際公共政策研究センターの顧問を辞任した背景には「シンクタンクにこれ以上、迷惑はかけられない」という強い思いもあった。

 というのも、同センターの理事には、原子炉プラントのトップメーカーである日立製作所やIHIなど原発関連企業のトップが名を連ねており、自身が「脱原発」を叫ぶことと辻褄(つじつま)が合わないからだ。小泉氏にしてみれば、このシンクタンクはいわば「敵陣」である。ゆえに顧問のイスに座り続けることは二股膏薬(ごうやく)になってしまうのだ。

 そもそも国際公共政策研究センター設立の発起人となった東電はもちろん、新日鉄の三村明夫元会長は経産省の総合資源エネルギー調査会会長で、原発推進を主導してきたのである。

 「顧問として毎年一千万円を超えるとされる報酬を払ってきたことを踏まえれば、同センターの原発推進派には、昨年夏以降、脱原発に突っ走っている小泉氏が『裏切り者』に映っている」(経団連関係者)という。

 小泉氏が「脱原発」に大きく傾いたのは昨年8月、フィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」を視察したのがきっかけとされるが、この視察でさえ同センターの資金で賄われたとされている。

 小泉氏はそうした事情を十分自覚してシンクタンクを去ったわけだが、それはまた、原発を推進する財界とは一線を画す決意を示したものだといえるだろう。

 小泉氏は7日の自然エネルギー推進会議の設立総会で「過去の人と言われようが、未来の世代のためにも何と言われようと原発のない国造りのため死んでも頑張る」と怪気炎をあげた。

 「人生の本舞台は常に将来に在り」。小泉氏はかねて講演で「憲政の神様」と呼ばれる政治家、尾崎行雄の言葉を好んで用いてきたが、その思いはついえないのだろう。

 しかし財界との“縁”を切ってまでも、細川氏とともに挑む原発ゼロへの道は果てしなく遠く険しいと言わざるを得ない。ともあれ成算なき戦いかもしれないが、「変人」小泉氏の選択の行方を注視したい。(政治部編集委員・高木桂一)

[産経新聞]

Posted by nob : 2014年05月12日 21:33

第三者や社会は自らを映す鏡。。。

■「イマドキの若者は…」って言ってない?批判する前に知りたい若者事情

カズ シュライバー

「イマドキの若者は……」というフレーズ、よく聞きますよね。ひきこもりや全く問題がないとは言いませんが、はたして本当に“ヒドい”といえるのでしょうか? アメリカでの生活が長い筆者には、日本の若者がそれほど“ヒドい”とは、どうしても思えないのです。

そこで今回は、内閣府発行の「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」と、厚生労働省発行の「若者の意識に関する調査」を参考に、イマドキの若者が抱える問題についてお伝えいたしますね。

■ひきこもりは誰のせいでもない

内閣府の調査によると、ひきこもりはとくに男性に多く、66.1%を占め、年代は10代が最も多いそうです。小さい時から友達がいない、親と話ができない、自分に自信がない、初対面の人と話ができない(怖い)といった特徴があり、こういった若者は、ネットやスマホで時間を過ごす事が多いようです。

調査結果を見る限り、これは誰のせいでもなく、一種の精神的な病のようなものなので、親や周りの人たちは、そのことをふまえて接していく事が大切なのではないでしょうか。

■礼儀作法の欠如は“知らないだけ”で悪気はない

イマドキの若者は、よく、キレやすい、礼儀を知らない、温かみがない、忍耐にかける、協調性に欠ける、などと聞きますが、本当でしょうか? ちょっと考えてみてください。我々も若い頃には、同じような事を、言われていたはずです。言葉遣いが悪いだの、だらしがないだの……。

筆者が帰国した際の経験では、今の日本の若者が、それほどヒドいとは思えないのです。こちらがキチンと話しかければ、それなりに対応してくれます。失礼な事をしたにしても、ただ単に“知らなかった”という事が多いように見受けられます。

以上、イマドキの若者が抱える問題についてお伝えしましたが、いかがでしたか? 

子どもは、大人を映す鏡です。なので、親のあり方が、子どもに大きな影響を与えます。「イマドキの若者は……」なんて批判するだけでなく、子どもに正しい社会のルールを教えてあげましょう。それが大人の大切な役割なのではないでしょうか。

[WooRis]

Posted by nob : 2014年05月12日 21:21

言い得ています、、、食生活とは「食べてイキイキ(生き活き)」大切にしたい。。。

■プロが断言!ダイエット成功の秘訣は「3倍高い食べ物を買う」こと

庄司真紀

「普通に美味しいと思うものを何も考えずに好きなだけ食べていれば、誰でも簡単に糖尿病になる環境にある」とフィットネストレーナーでダイエット指導者でもある森拓郎さんは言います。それだけ飽食の世界では、健康リスクが高いということ。

もちろん、みなさんお分かりのように太らない食べ物としては、脂肪分が少ない食べ物や野菜、果物などの酵素たっぷりの食べ物などがあります。しかし、もともと高カロリーなパンやお菓子、お弁当など加工品を選ぶ時には、何を基準にすればよいのか?  それにはもっと簡単なルールがあるのです。

太らずに健康でいられるために、森拓郎さんの著書『運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割』からお伝えします。

■安価で手に入る食べ物を摂取しない

森さん曰く、「太る食べ物と太らない食べ物を見極めましょう。まず太りやすい食べ物は、不自然な食べ物であることが多いのです。太らない食品を選ぶ基準は、どれだけ精製されているか、どれだけ化学合成されたものが入っているかが、判断の目安になります」とのこと。

コンビニで売っているスナック菓子や菓子パン、チョコレート、シュークリームといったスイーツなどは、大量に精製された砂糖やトランス脂肪酸が入っており、さらに香料、保存料も大量に使われています。お菓子だけに限らず、コンビニのお弁当や清涼飲料水もそうです。

つまり、すぐに安価に手に入る食べ物は控えるということが大事なのですね。ちなみに、森さんがコンビニで買う食べ物は、ミネラルウォーターとバナナ、ほし芋、無塩ミックスナッツくらいだそうです。

■3倍高い食べ物を買うこと

「お菓子を食べるな!」とは言いませんが、どうせ食べるのであれば、できるだけ上質なお菓子を食べましょう。

「上質であれば太らないということではありませんが、上質なお菓子は素材もよいものを使っていることが多いので、その分価格が高い。必然的に量も少なく価格が高いので、たくさん買わなくて済みます。私は毎日のチョコやケーキを止められないという方には、3倍高い食べ物を買いなさいとお伝えしています」と話していました。

価格が高いと頻度を減らさざるを得ないため、結果としてカロリーは3分の1で、味わいの満足度は3倍になるそうです。

「血糖値が下がって集中力が低下したり、イライラするのは普段の食生活が原因」と森さんは指摘します。血糖値が下がり過ぎるのは、血糖値が急上昇するような食べ物を食べ過ぎていたり、血糖値のコントロールをする栄養素が摂れていなかったりすることが原因として考えられます。

食生活を改善し、血糖値のコントロールを自分でできるようにしましょう。

いかがでしたか? 上記のことができれば、多少お腹が空いても、集中力の低下やイライラもなくなっていきます。一石二鳥ということですね。

[美レンジャー]

Posted by nob : 2014年05月12日 21:15

ミネラルウォーター以外はすべて嗜好品、、、チェイサーを脇に美味しくいただきましょう。。。

■何でも飲み過ぎは体に毒?

笠井奈津子
栄養士、食事カウンセラー

コーヒー、トクホ飲料好きな人の飲み方のルール

「いやー、なんか、痙攣が止まらなかったんですよ。で、めまいもひどいし。ネットで症状を調べていたら、コーヒーの飲み過ぎだってことがわかって!やめたら本当にすっかり良くなりましたよ」

 先日、知人が笑いながらこんな話をしてくれた。

 この文脈だけを見るとなんだかコーヒーが悪者みたいに見えるかもしれないが、「毎日2リットル近く水代わりに飲んでいた」と聞いておもわず、「そりゃそうだ!」と突っ込んでしまった。でも同時に、「胃がすごく丈夫なんですね!」と感心もしてしまった。

 食事をする、ということに対して「お腹を満たせれば良い」という人は少なくない。時間がない、という理由もあるだろうし、仕方がない部分もあるかもしれない。でも、水分補給に関してまで、「咽と乾きを潤せれば何でもよい」となったらそれはまずい。

 飲み物は、同じような価格帯の中で、同じお店で手にするものをチェンジすれば、体への影響が改善できるなど、食べ物に比べてとてもお手軽である。そこで今回は、これから水分摂取が増えていく季節を前に、今一度飲み物について考えてみたい。

体の水分が20%失われれば生命の危機に!
生きるために欠かせない飲み物

 どんな飲み物を口にするかは、その人の健康をも左右する。なぜならば、体内にもっとも多く含まれ、かつ、酸素とともに生命維持のために必要不可欠なものは、間違いなく水だからだ。だからこそ、汗を多くかけば尿量が減ったり、水分を多く摂れば尿量が増加したりと、常に一定に保たれるように調整されている。

 コーヒーやビールなどの利尿作用が高い飲料を日常的に“大量に”口にするようになると、当然尿量は増えるが、そもそも、正常とされる1日の排尿回数は4回~8回程度とされている。1日に10回以上トイレに行くような場合は、水分のとりすぎや利尿作用の働く飲み物の飲み過ぎが考えられる(もしもその心当たりがない場合には、腎臓系の疾患や糖尿病など、病気の可能性もある)。また、運動量が多く、排尿回数が少ない、というのであれば、もう少し水分補給を積極的にする必要がある。

 すごく当たり前のことすぎてピンとこないかもしれないが、意識してほしいのは、出納のバランスが崩れれば、その調整のために体に余計な負担をかけることになる、ということだ。ただでさえハードな毎日、ただでさえ乱れた食生活…なのであれば、それ以上の負担はかけないに越したことはない。

 たとえば、体重の約1%の水分が失われれば“喉が渇く”ように、体は自然と水分が不足しないように働く。もしも10%ほど失われてしまうと、筋肉の痙攣や意識の混乱が起き、腎機能は機能しなくなり、20%以上が失われようものなら、それはもうダイレクトに生命にかかわってくる。日常においてはこのような事態にまで及ばないはずだが、それくらい大切なものなのだ、ということは認識しておきたい。

 なぜなら、体内の水分は、血液、細胞内液、リンパ液、皮膚、筋肉、臓器など、あらゆる部分に分布していて、栄養素など多くの物質を全身に運ぶためにも欠かせない存在だからだ。

お茶、ジュース、トクホ飲料に含まれる
水以外の成分に要注意!

 そして、栄養素の代謝は体液の中で行われている、ということを忘れてはいけない。栄養素は、体の中で、水に溶けた状態で消化吸収、運搬されている。中性脂肪のように、水に溶けないものもあるよね?と思うのだが、それもまた、水と油の両方になじむ胆汁のサポートによって、結局は水に溶ける。そして、水に溶けた栄養素に消化酵素が作用することによって、栄養素は水と反応して分解される。米や芋などに含まれるでんぷんがブドウ糖などに分解されるのは、この作用、加水分解によるものなのだ。

 同時に、不要になった栄養素は体液に溶けて細胞外に出て、血液によって腎臓に運ばれて排泄されている。女性の場合、エステやマッサージに関連してよく耳にしたりしているであろうリンパ液。リンパ液は古い細胞や老廃物や脂質を運搬してくれているから、「マッサージするときは、リンパの方に流してくださいね~。そうすると、体の老廃物が流れてキレイになりますよ~」なんて美容部員のお姉さんが言っているのは本当のことなのだ。

 体のために良いものをインプットするにも、悪いものをアウトプットするにも、水が必要不可欠な存在であることは間違いない。

 そして、そのためには、やはり、「咽を潤せれば何でも良い」という発想で飲料水を選ぶのではなく、日常的に、色がついていない、普通の水を口にすることが大事なのだと思う。

 お茶やジュースに含まれる成分には、良いものもたくさんある。トクホ飲料などは魅力的な機能成分を多く含むものもある。ただ、その分、消化吸収するために手間がかかるものもあるし、刺激物となったり、メタボの素になるものが大量に入っていることだってある。どんなものでも食べ過ぎれば毒になるように、どんなものでも飲み過ぎは良くない。1日に口にする飲料水の中で、水以外のものが大半を占める、というのはできるだけ避けるべき習慣といえる。

寝る前の「コップ一杯の水」が
翌日の仕事のパフォーマンスを変える!?

 ところで、睡眠前にはよく「コップ一杯の水」を勧められるが、これは、仕事のパフォーマンスを上げることにも関係する。睡眠中は体温を調節するためにコップ一杯分の汗をかいている、と言われるが、眠りにつくと発汗が始まり、明け方にはもっとも少なくなるとのであまり自覚がないだろう。でも、良質な睡眠をとるためには、こうして汗をかくことが大事なのだ。

 でも、風呂上りの脱水状態のまま、水分をとらずに寝てしまうと、十分な汗をかくことができないので、睡眠の質を下げることになってしまう。そうなると、夜のうちにリカバリーできず、翌日に疲労感を持ち越してしまうことにもなりかねないのだ。

 また、デスクにおいてある飲みかけのペットボトル、もしくは、仕事用鞄に入りっぱなしになっているペットボトル。それは何時間前にあけたものだろうか。男性で、ペットボトルにストローをさして飲んでいる人、というのはあまり見かけないが、15度から30度くらい、つまり、今時期の室温に、一度開封して口をつけたものをおいておくと、2時間ほどで雑菌が増え始めるらしい。しかも、スポーツドリンクよりも、保存料無添加の麦茶の方が細菌の増加が早かった、というショッキングなデータもある。

 時間をかけて飲むのはどうしたってお茶類になるだろう。すぐに食中毒に結びつくようなことではないが、安いから、とビッグサイズのボトルを買って、面倒だから、とコップを出さずにぐびぐびと飲むようなことは慎んだ方が良いだろう。

 ちなみに、ストローで飲むのは上品ではあるものの、衛生面から言うと、一度口と接触した飲料が再びペットボトルに逆流したり、唾液が入ってしまうこともあるので、口をつけて飲むのと大差ない、と心得ておこう。

 余談だが、私たちが飲み残した飲料水は下水処理場などを通して川や海に流れる。もちろん、そのまま流していては水中で暮らす生物たちを苦しめることになるわけだが、たとえばどの程度薄めれば魚たちが住めるようなレベルになるのかを解説した冊子を見てみた。すると、ジュース1杯(180ml)で浴槽10杯分、味噌汁1杯(200ml)で浴槽4.7杯、ラーメンの汁(500ml)で浴槽3.3杯分…だという。すごい量の水の量が必要なのだ。

 体のために、と思って飲み残すことは、地球のためにはなってないことは明らかである。出されたものはちゃんといただき、自ら選ぶときは、体のために飲む、ということを大切にしていきたい。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年05月12日 21:10

そもそもお腹など一部分に視点を置くことがナンセンス、、、食事・運動・生活習慣のトータルバランスが美しい心と身体を創っていく。。。

■中野ジェームズ修一が熱血指導! 『ぽっこりお腹解消メカニズム』
運動は“頑張らない”ほうが脂肪が燃える!?

中野ジェームズ修一
フィジカルトレーナー

「腹筋でお腹は凹むの?」「バランスボール、断食、サウナはダイエットに効くの?」……メタボが気になる中年男性の“ぽっこりお腹”を解消すべく、卓球の 福原愛選手など日本を代表するトップアスリートの指導も行うパーソナルトレーナーの第一人者、中野ジェームズ修一氏が熱血指導する!

 暖かくなったことをきっかけに、ダイエットを目的にしたウォーキングやランニングを再開された方は多いのではないでしょうか。

 調子が良いときは「ラストスパートで倒れるところまで頑張ろう」「今日はいつもよりペースを上げて追い込もう」などと思うことがあるでしょう。それ自体は決して悪いことではありませんが、「脂肪燃焼」のことを考えると、効率的とは言えないのも事実なのです。

 人間は安静にしているときでもエネルギーを消費していますが、実は運動をしていない状態だとエネルギー源のおよそ8割を「脂質」から得ています。一方、これがウォーキングになると、もちろん強度にもよるのですが、脂質がエネルギーとして使われる割合は約5割程度に減少します。

 ただ、ウォーキングをするより座っているだけのほうが、脂肪が多く燃焼するということではありません。

 少々細かい計算をしてみます。一般的な成人男性が1日で消費するカロリーは約1800kcalとされています。そのうちの約8割が脂質でまかなわれていますので、1800×0.8=1440kcalの脂質が1日で使われていることになります。これをさらに24で割って出てくる60kcalが1時間あたりに消費される脂質のおおよその値。体脂肪は1gあたり約7.2kcalですので、60を7.2で割った「8.3(g)」が安静状態でも1時間あたりに燃焼する脂肪量となります。

 では、ウォーキングの場合はどうなるのかも確認してみます。体重にもよりますし、当然のことながら個人差がありますが、一般的な数字で計算してみましょう。30代、体重65kg程度の成人男性が、時速5.4km(分速90m)ほどの速度でウォーキングをしたとします。1時間そのスピードでウォーキングをした場合、約339kcalのエネルギーを消費します。前述したようにウォーキング時に脂質が使われる割合は約50%ですので、1時間で約170kcal 分の脂肪が消費されることになります。これを先ほどと同じように7.2(体脂肪は1gあたり約7.2kcal)で割った「23.6(g)」が1時間のウォーキングによって燃焼する脂肪の量です。

 1時間で燃焼する脂肪量は安静時が約8.3g、ウォーキング時が約23.6g。ウォーキングをしたほうが安静時よりも脂肪燃焼量が多いことがはっきりと分かりましたね!

脂肪を効率的に燃焼させるカギは「心拍数」

 しかしどんどんスピードを上げていけばより多くの脂肪が燃焼するかというと、そういうわけではないのです。脂質をエネルギーとして消費する割合は安静時が約8割、ウォーキング時が約5割でしたが、ランニング、ダッシュになると、約3割、約2割と減っていってしまいます。消費カロリーは上昇しても脂質が使われる割合が低下し、どこかの時点で「速度を上げないほうが脂肪が燃焼するポイント」が現れるわけです。

 無駄なく効率的に脂肪を燃焼させるには、脂肪燃焼に適した強度でウォーキングやランニングを行うことが重要です。脂肪燃焼に適した強度とはどのくらいか、そして強度をキープしながら運動するにはどのようにしたら良いのでしょうか。

 そのカギとなるのは「心拍数」です。

 220から年齢を引いた数である程度推測できるとされている「最大心拍数」から安静時の心拍数を引いて0.6〜0.8を掛け、そこに安静時の心拍数を足した数字が、最も脂肪燃焼効率が高い心拍数とされています。ダッシュなどをして心拍数を上げ過ぎると心肺機能や持久力の向上には良いのですが、脂肪燃焼効率は低下します。逆に心拍数が低過ぎる場合も、脂肪燃焼に適した状態とはいえません。現在は心拍数が計測できるタイプのランニングウォッチが数多く売られていますので、これらで心拍数を計りながらウォーキングやランニングを行うと、効率良く脂肪燃焼を目指すことができるでしょう。

 心拍数を計測する機器がない場合は、「ややきつい」「息がはずむ」程度の強度を目安として下さい。「人と話ができるかできないか」くらいが脂肪燃焼効率が高い状態だといえます。肩を使ってぜいぜいと呼吸をするような強度だと心拍数を上げすぎていて、余裕でおしゃべりをしながら運動している状態は心拍数が低過ぎる状態です。

「EPOC」って何?

 効率的な脂肪燃焼を目指すうえで心拍数とともに知っておいてほしいことに「EPOC(運動後過剰酸素消費量)」があります。

 EPOCとはExcess Postexercise Oxygen Consumptionの略で、運動直後にカロリー消費効率が高くなる状態のことを指します。筋力トレーニングや有酸素運動をしたあとは、運動から生まれた代謝産物の処理、脂質の代謝の高進、筋肉の合成などが行われ、これが運動強度にもよりますが、約1時間半〜2時間ほど続きます。この間は普段よりも脂肪燃焼量が高い状態となります。

 逆にこのEPOCのときに座ったり横になったりして休んでしまうと、脂肪燃焼量が下がってしまい、せっかくの脂肪燃焼量が高い状態が有効活用できません。運動を頑張りすぎて家に帰ったらソファやベッドですぐに横になってしまうのは、脂肪燃焼効率を考えると非常にもったいない状態なのです。

 筋力アップや心肺持久力の向上が目的ではなく、あくまで脂肪燃焼を第一に考えると、動けなくなるほど追い込む必要はありません。余裕がある状態で運動を止め、EPOCの時間を有効に使ったほうが効率的ですし、追い込みすぎないほうが翌日もやろうという気持ちが続くものです。

 “EPOCの有効活用”といっても、それほど難しく考える必要はありません。例えば出勤前にランニングやトレーニングをした場合、通勤電車の中で立っていれば、それだけで十分です。出社の前に30分くらい運動をする。その後シャワーを浴びて家を出て、電車の中で立っている。駅からオフィスまで歩けば、デスクワークを始めるころにはEPOCが終わっています。電車で座れないことがラッキーだと思えれば、気持ちもポジティブになるはずです。

 仕事のあとにジムに行く方であれば、帰りの電車で立っていれば良いですし、ジムが家の近くなのであれば、少し遠回りをして歩いて帰るというのも良いでしょう。

 休日に運動をする方なら家族が寝ている間にランニングに出掛け、帰って来てEPOCの間に掃除や洗濯などの家事をすれば、脂肪燃焼効率だけでなく奥様からの評価も上がるのではないでしょうか(笑)。

 脂肪燃焼を考えた場合、頑張りすぎないで運動を継続することが大切です。運動経験者ほどついつい追い込みがちですが、張り切りすぎずに運動を楽しんでいただければと思います。

(取材/神津文人)

[日経トレンディーネット]

Posted by nob : 2014年05月11日 05:01

また旅立つ君へVol.36/己のなかにすべてがあり、、、すべてのなかに己がある。。。Vol.3/諸行は無常だからこそまたみな至上。。。

■日本一分かりやすい般若心経 「不生不滅」編

関谷 寛明

般若心経の教えに「不生不滅」というものがあります。生まれることも滅することもないという教えなのですが、これは私達の執着を戒めるための教えです。

私達は自分の物だと思ったときに執着が生まれ、それを失えば悲しみや苦しみに苛まれます。私達は自分の物と他人の物を区別して生活しています。自他の区別をすることは社会生活にとっては必要なことです。

小さな子供がスーパーに行けば、自他の区別がつかないために、欲しい物があれば買っていなくとも袋を開けようとします。自分の物、他人の物、社会の物と区別することで、我々の生活は成り立っているのです。

ところが、自他の区別をすることで、自分の物に執着してしまうのです。自分の物は大切にするのに、他人の物はぞんざいに扱うことがあります。欲しい欲しいと熱望しても、いざ自分物になるとあきてしまうこともあります。

自分が持っていてまわりが持っていなければ傲慢になり、まわりが持っていて自分が持っていなければ妬んでしまいます。こういった執着はすべて前回書いた色の見方なのです。人間は自他の区別によって苦しんでいるのです。

仏様は空の見方をしますから、すべてはありがたいいただき物だと考えます。この命も自分のものではなく、仏様から預かっている預かり物なのです。預かっているならば、いずれは返さなければなりません。それが道理なのです。

なるべく穢さないよう大切にして返さなければなりません。立場や役職もそうですし、家族も仕事も日々の生活はすべてご縁によって一時的に預かっているだけなのです。

このように考えるならば、ことさらに執着することなく楽になるのではないかと思います。自分の物だと執着するから、得た(生)とか失った(滅)と一喜一憂するのです。すべては仏様からの預かりのだと思い、いずれは返さなければならないと思うことで、ご縁のあったものを大切にできるのです。

[newsdig]

Posted by nob : 2014年05月05日 17:57

自立支援を目的とした一時避難としての支給を考えることがあるべき政策。。。

■社説:生活困窮と生存権 「孤の時代」の自立とは

 「自助」を中心にした家族による支え合いを求めるのが安倍晋三政権の社会保障政策の柱である。生活保護基準の切り下げはその象徴と言える。来年4月までに3段階で引き下げられるが、平均6.5%、1世帯当たり最大10%という過去にない大幅減だ。

 受給者からの批判は強い。だが、戦後の社会福祉の土台であり続けた憲法25条の生存権の概念を変更しようという流れが背景にあることにも目を向けるべきだ。少子高齢化が進み、家族が小さくなって独居が増えていく時代に求められる国家の社会保障政策について考えたい。

 ◇飽食時代の餓死

 生活保護の受給者は過去最多の210万人を超え、予算も3兆円以上だ。とかく不正受給が批判されるが、生活保護の総予算に占める不正受給額は1%にも満たない。むしろ、諸外国と比べて受給者数(人口比)が少ないのが日本の特徴で、困窮者の7〜8割が受給できていないとも言われる。最近相次ぐ「孤立死」は飽食時代にありながら未受給者がたどる悲劇を見せつけている。

 2012年1月、札幌市白石区のマンションで42歳の姉と知的障害のある40歳の妹の遺体が見つかった。姉は脳内血腫で亡くなり、電気やガスが止められた部屋で妹は凍死したらしい。昨年11月には大阪市東淀川区の団地で31歳の女性が餓死状態で見つかった。電気やガスは止められ、冷蔵庫に食べるものはなかった。

 社会全体が貧しかったころは仕事を失っても、まだ家族や近隣の助け合いがあったものだ。失業や貧困が死に直結しかねないのが「孤の時代」の恐ろしさである。役所に生活保護の相談に行っても「仕事を探したらどうか」「家族に養ってもらえないのか」という言葉が返ってくる。札幌の事件では姉は3度も相談に訪れたが、非常食用のパンの缶詰を渡されただけだったという。「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という憲法25条の生存権は今こそ注目されるべきだろう。

 近年、生存権をめぐっては社会保障法や憲法などの学会で盛んな議論が起きている。経済も人口も拡大し1億総中流へと向かっていた時代には、社会から置き去りにされた形の生活困窮者や障害者から起こされた「朝日訴訟」や「堀木訴訟」を中心に、国家から個人への給付に着目した議論が展開されてきた。一方、個人の自立(自律)に視点を置いた「『自律』指向的理論」を主張する早稲田大学の菊池馨実(よしみ)教授は、従来の生存権論が国家から金銭を受ける対象(受給の客体)としか個人を見ようとせず、生活保護以外への政策展開の視点がないことを批判し、「人格的に『自律』し主体的に自らの生き方を追求できるためのサポート」が必要だと訴える。

 研究者の間では「『自律』の強調は過度な自己責任を求められる」「『自律』が困難な人を切り捨てることになる」などの批判も起きている。病院や施設に長期間隔離され、根拠の薄い治療や訓練を強いられた歴史がある障害者らには、国家から自立を求められることに対する根強い抵抗感もあるだろう。

 ただ、少子高齢化で人口が減り、経済の拡大も難しくなって中間層が崩壊している現在、増え続ける生活困窮者を「受給の客体」とばかり位置づけることができるだろうか。

 ◇地域の自発的活動を

 むしろ重度の障害者や認知症の人にも自立の可能性を見ようとする「『自律』指向的理論」の人間観には重要な示唆が含まれているようにも思う。問題なのは、自立して主体的に生きるためのサポートを誰ができるのかということだ。

 生活困窮者自立支援事業が来年4月から実施される。約900の自治体に支援センターを設置し、相談や就労支援を通して困窮者の自立を図る。生活保護の引き下げで浮く約670億円に匹敵する財源を投入する事業で、「受給の客体」から自立への転換を目指すものとも言える。

 ただ、周囲から孤立し、失業や疾病、障害、介護疲れなど複合的な困難を抱える人の自立を実現するのは容易ではない。現在、モデル事業が各地で行われているが、必要なスキルを持った職員が圧倒的に足りないことをすでに露呈している。

 その中で、地域を巻き込んで取り組む千葉県佐倉市の例は注目に値する。障害のある女性が失業し、自宅は「ゴミ屋敷」のような状態だった。担当職員を中心に地域住民がネットで連絡を取り合い、女性の再就職先を見つけた。だが、面接試験に着ていく服がなく、買うお金もない。住民らはリクルートスーツの提供をネットで呼びかける。名乗りを上げる人が現れたが、サイズが合わない。再びネットで縫製ができる人を呼びかけ、なんとか女性を就職させることができたという。

 このような地域の支援があったら札幌や大阪の「孤立死」はどうだっただろうか。自立に必要なのはお金だけではない。孤立した困窮者を救えるのは地域住民の力だ。国家からの押し付けではない、自発的な取り組みを活発化させられる政策と人材が必要なのである。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2014年05月05日 17:36

また旅立つ君へVol.35/根拠のない自信に従うことが最も信頼度の高い道標。。。

■根拠のない自信を持てる人、会社はすごい

船井総合研究所
南原繁

ピンチに立った時でも、自信を持てて、威風堂々としている人がいます。また、そのような社風の会社があります。自分はなかなかそうはなれないのでうらやましい、と思います。

そして、多くの会社にお伺いし続けてきた実感として、そうした根拠のない自信を持てる人ほど大きな成果を上げることが多い、というのが実感です。

根拠のない自信というのは、何も虚勢を張るとか、無謀な賭けをするとか、ということではありません。根底に、「成功」でははなく、「成長」を求める意識、楽しむ姿勢があるように思います。

「成功」とは、「失敗する」人がいるから存在できる、相対的なものです。得てして、他人との比較、評価、評判などと絡みます。

一方、「成長」とは、過去の自分、一年前の会社と比べての変化していること、できなかったことができることができるようになったこと、絶対的なものです。

何かの目標に果敢に挑戦して、もし仮に未達成で終わった場合、成功かどうかの物差しでは失敗になりますが、成長という物差しで言えば、絶対になにか変化、成長しています。それを大切に、それを実感、腹落ちさせている人が根拠のない自信を持てるよう思います。

根拠のない自信を持てた会社、自分たちでいた方が元気になると思います。

[newsdig]

Posted by nob : 2014年05月04日 20:54

私も気付けば。。。

■メッチャ見かける!現代女性がやりがちな「体が歪む」NG悪癖3つ

高木沙織

[メッチャ見かける!現代女性がやりがちな「体が歪む」NG悪癖3つ] 頬づえをつく、足を組む、横座りをするなど顔や体の歪みを作る原因がたくさんあるのは、みなさんもご存知のとおり。歪みは冷えや肥満、コリなど様々な不調の原因にもなるので、できることなら避けたいものですよね。

しかし、そうは思っていても、無意識のうちにやりがちなのが下記の悪癖。当てはまるものがある方は、すぐに改めないとおブスになっちゃいますよ!

■1:モデル立ち

片足を前に出して立つ、片足に体重をかけて立つ、足をクロスして立つなどのモデル立ちは、左右どちらかの筋肉に極端に負担がかかることから、骨盤の歪みの原因になります。それだけではなく、骨盤上の背骨まで歪み、腰痛を引き起こすことも……。

電車を待っている時や待ち合わせをしている時、ついモデル立ちになってしまうという方は、両足に同じように重心をかけ、お尻の穴をキュッと締めるようにして立ってみてください。

■2:バッグ片側持ち

バッグを持つ時、決まって同じ方の腕や肩にかける方は多いですよね。実は、バッグをかけた側の肩は、無意識に上がってしまっています。そのため、肩こりの原因になるのです。また、バッグを持っている側に、骨盤が傾く傾向があります。バッグは、交互に持ち変えるようにしましょう。

■3:寝ている時の足クロス

寝ている時に足を組むというのは、すでにねじれてアンバランスになっている体を、無意識に安定させようとしている証拠。足を組むことで楽な姿勢を取れるのですが、これではねじれや歪みを増長させてしまいます。

右足首を左足首に乗せている方は右に、左足首を右足首に乗せている方は左にねじれているので要注意です。寝る時は仰向けになり、足の間に毛布やクッションを挟んで、足を組めないようにするといいですよ。

体の歪みはおブスのもと。普段から、歪みを作らないように意識をして過ごしたいものですね。

[美レンジャー]

Posted by nob : 2014年05月04日 20:47

nothing to say...(驚)(呆)

■原発事故、温暖化よりましと米紙

 【ニューヨーク共同】2日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、「チェルノブイリ原発で起きた事故でさえ、化石燃料を燃やすことで地球が被るダメージとは比較にならない」として温暖化対策のため当面、原発が必要とする社説を掲載した。

 同時に「増大するエネルギー需要を満たすため、世界はエネルギー効率を高め、太陽光や風力、潮力などの再生可能資源を生かすことに手を尽くすべきだ」とも訴えた。

 「チェルノブイリからの正しい教訓」と題した社説は、チェルノブイリ原発は事故から28年が経過した今も「原発の危険性」を象徴しており、「原子力発電の危険性は現実のもの」と指摘した。

[デイリースポーツonline]

Posted by nob : 2014年05月03日 23:26

また旅立つ君へVol.34/眼前にそびえる山に登ってみて、果てしなく広がる海原に漕ぎだしてみてこそ、初めて見えるそこにしかない美しい景色がある。。。Vol.3

■幼少時代は病弱だったGACKTの心を震わせた言葉とは?

GACKTは「小さいころは病院の思い出しかない」と告白。体が弱くて長時間運動することもできなかったが、格闘技を習い、19歳のころから体質改善に取り組み、強靭(きょうじん)な肉体を手に入れたという。

 そんな彼が転機を迎えたのは20歳のころ。ある人から「成功するためには物事を知り、覚え、動いてから考えることが必要」だと学ぶ。さらに「知」「覚」「動」「考」と漢字を一文字ずつ書きながら問われたのは、その中で最も大事なファクターとは何かということ。考え込んだGACKTは「答えは目の前に書いてある。とも(=知)、かく(=覚)、うご(=動)、こう(=考)」と教えられ、その言葉に心を震わせたという。

[シネマトゥデイ映画ニュース]

Posted by nob : 2014年05月02日 22:04

彼の暴走暴挙を歯止めるも看過するも私たち次第。。。Vol.2

■安倍政権“第3の矢” 頼みは原発と武器

米国・オバマ大統領をもてなしても、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で、「大筋合意」できなかった安倍晋三首相(59)。ゴールデンウイークの4月 29日~5月8日もトップセールスを兼ねて企業を引き連れ、欧州6カ国を外遊する。だが、その裏で失速するアベノミクスの目玉として原発・武器輸出の動きが加速している。

昨年のゴールデンウイーク、トルコに原発4基をトップセールスした安倍首相。日本から輸出される原発の建設予定地となっているのは、トルコ北部の都市・シノップだ。今春、日本から訪れたジャーナリスト・守田敏也氏が原発の危険性を訴える講演を終えると、約200人の聴衆が立ち上がって大きな拍手を送った。

「現地の反原発の熱気はすごかったです。市長は原発反対を掲げて当選した人ですし、デモも頻繁に行われている。親日感情は強いのですが、『マジメな日本人が失敗したのだから、政府を信用できないトルコで原発が成功するはずがない』という意見をよく聞きました」 (守田氏)

シノップでは小舟による漁業や豊かな自然を売りにした観光業がさかんで、地元の人々は原発建設による影響を心配しているという。黒海を挟んだ対岸はウクライナで、チェルノブイリ事故後は白血病やがんが増えたと多くの人が語っており、放射能への警戒心も強いようだ。

「強権的な中央政府は地元の声を聞こうとしない。建設予定地では大規模な森林伐採が始まっていますが、事前の環境アセスメントも行われていない。日本なら考えられないことです」(同前)

そんなトルコ人の悲鳴など、安倍首相には届かないようだ。安倍政権は4月11日、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけたエネルギー基本計画を閣議決定。18日にはトルコへの原発輸出を可能にする両国間の原子力協定が国会で承認された。首相肝いりの「トップセールス」は、着々と実現へコマを進めている。

原子力協定承認の採決を欠席した民主党の菅直人元首相がこう語る。

「あの『エネルギー基本計画』を見た時点で、安倍政権は完全に“居直った”と感じました。原子力ムラと政府が一体となって再稼働や核燃料サイクルを推進する。3.11前の構図が、そのまま復活している。ただ、さすがに国内ですぐには原発新設はできないと考え、海外への輸出に活路を見いだそうとしているのでしょう」

そんな中、トルコへの原発輸出をめぐって、ある「疑惑」が持ち上がった。

シノップの原発建設予定地の地質などの現地調査は、敦賀原発(福井県敦賀市)などを運営する日本原子力発電(日本原電)が昨年7月、11億2千万円で受注した。

ところが、この入札に参加したのは、日本原電1社のみ。入札の書類審査項目の中には、次のような条件が含まれていた。

<当事業と同様、もしくは、類似の事業について十分な実績を有しているか>

実は、これにはカラクリがある。海外での原発立地の調査に実績がある国内企業は、2011年からベトナムで調査を行った日本原電だけ。これでは、入札など名ばかりだ。この問題を追及してきた環境NGO「FoE Japan」の満田夏花(かんな)理事がこう指摘する。

「原発が動かず、収入が見込めない日本原電を、国が救済するために受注させたのではないか。経済産業省に報告書の公開を求めても、『相手国との関係がある』などの理由で公開せず、審査や事業計画の詳細は黒塗りにされたものしか出てこない。税金が投入された事業なのだから、きちんと公開すべきです」

[週刊朝日]

Posted by nob : 2014年05月02日 21:58

そもそも他人と競い合う必要などありはしない。。。。

■あくまで現時点での差

杉本 智則

実力の差を見せつけられたとき、「元が違うから」という言い訳をよく聞きます。生まれつきの家庭の貧富の差、習い事をしてきた差、スタートラインが違うから今の差がある、というのは仕方のないことです。

しかし、これはあくまでも現時点での差。これからひっくり返せばいいじゃないですか。「元が違うから」将来にわたっても勝てない、と思うのは単に自分が努力を放棄する言い訳にすぎないと思います。

「お前の家庭は生まれつき裕福だからそんな余裕があるんだよ。」というなら、もっと努力して裕福になって余裕を生み出せばよい。「あいつの親は元プロ野球選手で子どもの頃から英才教育を受けてきたから、とても勝てない」というなら、その選手以上の努力をしてプロで追いつけばいい。

自分が生まれてきた歴史、自分が今まで生きてきた歴史がある以上、スタートラインが違うのは仕方がなく、現時点で大きな差があっても仕方のないことです。問題は、その差を前にして、「覆してやる」と発奮するか、諦める言い訳にするかで、将来その差が埋まるか埋まらないか大きく分かれてきます。

差を正確に測り、差を埋める活動スケジュールを立て、ささやかでも継続的な努力をすること。人生という長い時間の中であらゆる競争は根比べなのだと思います。

全てに全力を尽くし続けることは困難ですが、これぞと思った道では絶望的な差を見せつけられた場合でも、落ち着いて長期的にその差を埋める努力を続けることが大事だと、やりたいことをやらない言い訳をしている人にははっきり言ってあげたいと思います。

[newsdig]

Posted by nob : 2014年04月30日 16:43

誰もがそれぞれ美しい。。。

■美しさは心の中からつくるもの。欠点に気をとられがちな女性に贈る動画

突然ですが、自分のことを美しいと思いますか? パーソナルケア製品のブランド「ダヴ」が行ったリサーチによると、自分のことを美しいと思っている女性は、全世界でわずか4%。実に96%もの女性が自分を美しくないと思っており、さらに80%の女性が自分の外見に不安を感じているという結果でした。

もし、自分も96%のひとりだと思ったなら――。そんな女性に「ダヴ」の動画「ダヴ:パッチ」を紹介します。

「自分の美しさに気づく」ビューティパッチ

今回の動画では、心理学者であるアン・カーニー・クーク博士が、10名の女性被験者に「ビューティパッチ」という「自分の美しさに気づくきっかけを与えるパッチ」を2週間つける実験をおこないました。そして被験者は毎日、自分の気持ちの変化をビデオで撮影したのです。実験の結果、被験者の全員が自分が美しくなったと感じるようになりました。

パッチをつけたことで、前向きになっていく女性たち

「鏡をあんまり見たくないの」
「自分に自信がなくて、男性と話もできない」

実験前のカウンセリングでは、口々に自信のなさを訴えていた被験者の女性たち。動画からは「ビューティパッチ」をつけることで、徐々に前向きになっていく様子が見てとれます。実験後のカウンセリングでは、誰もがその効果を実感していました。

「本当に人生が変わったようだわ」
「わたしが変わったみたいに、みんなもこのパッチで変わってほしい」

パッチの成分は?

「パッチが商品化されたら、もちろん購入するわ」という女性たちに、博士は秘密を明かします。実はこの「ビューティパッチ」は、「何でもないただのパッチ」。真実を告げられた女性たちは、驚きを隠しきれません。パッチの効果で美しくなったと思っていた被験者のひとりは、美しさの秘密が自分の心の有り様にあったことに気がつき、涙ぐみます。

「何もなくてもこんな気持ちになれるんだ。これが本当のわたし。今までは隠れていたけど」

効果は、本人だけが感じているものではなさそうです。実験前と実験後では、明らかに彼女たちの印象が違います。自信がなかった女性たちは、実験後には髪型や服装を変え、そして、何よりも表情が明るくなっていることがわかります。

「わたしはきれい。強くて、自由で、どんな自分にもなれる」

自分の本当の美しさに気がついた被験者の言葉が、力強く響きます。「美しさは、自分の気持ち次第で変化するもの」。そんなメッセージを受け取りました。

[ダヴ:パッチ]
(文/メーテル徹子)

[cafeglobe]

Posted by nob : 2014年04月29日 18:06

整腸を制する者が健康を制する。。。

■ヨーグルトは食べるタイミングが重要だった!
今話題の「菌活ブーム」の落とし穴

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

 就活、終活、婚活……。今やいろんな「○活」がある中で、今回取り上げたいのは“菌活”である。暑い時期には野菜ジュースや酵素ジュースを飲んでいた健康志向の人たちの中にも、なかなか気温が上がらない秋からの冬のうちに、「冷たいものはもうちょっと…」と菌活にシフトした人がちらほらいる。

 菌活とは何かというと、菌、それも、もちろん良い働きをしてくれる菌を積極的に摂ることをいうようだ。それによって善玉菌が増えて腸内環境が整えば、多くの人が悩む便秘が解消されるだけでなく、免疫力も上がるし美肌にもなる。

 人の消化管には100兆以上もの菌が存在しているといわれるが、そのすべてが良い働きをしてくれているわけではなく、年をとると悪玉菌が増える傾向にある。だからこそ、良い菌を補って腸内環境を整えることの価値が増すのだ。

 そして、便秘の悩みなんてない、という男性も他人事と思わないでほしい。悪玉菌が減るということは、有害物質が減るため、解毒のために酷使される肝臓の負担が減る。日頃お酒の量が多かったり、加工食品や添加物が多いものをよく食べる人も、良い菌を意識して取り入れる必要があるのだ。

菌活しているのになぜ?
なかなか便秘が解消しない理由

 菌活をしている、という方々の食事記録を見せていただくと……なるほど、それらしき食材がずらりと並んでいる。たとえば、こんな感じだ。

朝 パン+味噌バター、ヨーグルト
昼 きのこスープ
夜 鶏肉の塩麹グリル、ごはん、味噌汁、サラダ

 でも、「便秘解消のために菌活をしているのになかなか解消されない」という。こんなに良いものをとっているのになぜ?と思うかもしれないが、あまり驚きがないのが正直なところだ。というのも、便秘に悩む女性には、ダイエットを意識して食事量が少ない方が多く見られる。

 食事記録にあるような、その食事量の少なさこそが、便秘の原因にもなり、代謝の悪い、痩せにくい体を作ってしまうのだが…。せっかく菌活をしているのだから、望む結果を出せるように、その他の原因も考えてみたい。

朝ヨーグルトだけでは効果激減!?
乳酸菌にまつわる誤解

 菌といえば、乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌、麹菌は馴染みがあると思うが、菌によってその働きはさまざまだ。まずはそれぞれの菌の働きについてみていこう。

 菌が含まれる食品といわれて真っ先に思い浮かび、取り入れている人が多いのは、「ヨーグルト」ではないだろうか。菌の種類によって働きが違うと前述したが、ヨーグルトといえば!の乳酸菌は、この時期気になる花粉症対策にも効果があるといわれている。

 乳酸菌とは、オリゴ糖などの糖を発酵させて乳酸をつくる微生物の総称。ブルガリアヨーグルトで馴染のあるブルガリア菌、漬物や乳酸飲料などに含まれている植物性の乳酸菌、ラブレ菌など、種類は200以上あるとされている。ビフィズス菌もその乳酸菌の一種であるが、同じ乳酸菌の中でさえ、機能性が異なる。

 テレビのCMでも、「14日間チャレンジ!」というフレーズをよく耳にするが、そもそも、乳酸菌を摂ったらすぐに変わるわけではない。1日、2日で意味がない、と思うのではなく、まずは2週間チャレンジをして、それでも改善の兆しすら見えない場合には、その菌との相性が良くないのかもしれない。菌活でヨーグルトを摂っているのになかなか効果が出ないな…と思っている人は、各社、いろんな商品が出ているので、違う種類の菌を試してみよう。

 乳酸菌にはタンパク質や脂肪の分解を助けてくれる働きがあるので、同じ乳製品の牛乳よりも消化吸収には良い。「牛乳だとちょっとお腹を壊してしまうんだよね…」という乳糖不耐症の方も、摂りやすいかもしれない。ただ、毎日のこととなると、やはりプレーンタイプのものがベスト。オリゴ糖と組み合わせると相乗効果があるので、甘い味が好きであれば、オリゴ糖甘味料を用いると良いだろう。

 そして、ヨーグルトを摂るタイミングにも注意!実は、生きた菌を腸に届けるのは結構難しい。なぜなら、乳酸菌は胃酸に強くないから。体に良いと思って、朝ヨーグルトだけ、空腹のときのごまかしにヨーグルトを、というよりも、胃酸が薄まっている食後のタイミングで摂った方が効率的といえる。

 また、発酵食品だから時間が経つほどに良いのではないか…と一瞬思うが、含まれる菌によっては、時間の経過と共に菌の数が減るともいわれる。製造年月日が若いものを、できるだけ新鮮なうちにいただくのがより良いのかもしれない。

食物繊維としても欠かせないきのこ
扱いやすい菌活アイテム

 そして、色々試してみてもヨーグルトだけでは便秘が改善されないというなら、食物繊維が不足していないか振り返ってみよう。食物繊維は、便のかさを増やすものとしても、善玉菌のエサとなるものとしても、欠かせない存在。となると、食物繊維が豊富な「きのこ」に注目してみたい。

 今が旬ではないものの、年間を通して手に入り、価格も安定しているきのこ。きのこを漢字に変換すると、「菌」になるくらい、きのこそのものが菌である上に、腸内の善玉菌を育てるために必要な食物繊維も併せ持つ。

 脂質を気にしたり、塩分を気にしたり、カロリーを気にしたり…といった必要がないのも良い。わざわざきのこスープを作らなくても、炒めものや味噌汁の具としても良いし、ほぐしたきのこをアルミホイルに包んで、トースターで加熱して、ゆず胡椒やみそ、少量であれば焼肉のタレなどで味付けして、おかずの一品にしても良い。加熱時間が短くて扱いやすいのも、菌活のアイテムとしてはなんともうれしい。

 また、乳酸菌つながりでいくと、ヨーグルト以外にも、チーズやキムチ、糠漬けにも菌は含まれている。抗アレルギー作用、整腸作用がいわれているが、油ものや肉食が多くて腸内環境が乱れている人は、同じ乳酸菌の中でも、乳脂肪が多い乳製品ではなく、キムチや糠漬けを選んだ方が良いだろう。

 いずれにしても、食事でとりこんだ菌は、便となって3日ほどで体外に排泄されてしまうため、日々継続して食べることが大事だ。特に、乳酸菌は体内に長くとどまることができない。気まぐれ的な摂取で終わらないようにしよう。

コンビニでも手に入る発酵食品
朝食に取り入れることから始めよう

 また、日本は発酵大国ともいえるくらいに、菌の力を利用して作られる発酵食品が多くある。実はコンビニでも手に入りやすく、菌活は日常に取り入れやすい。ヨーグルトはもちろん、チーズ、納豆、キムチ、味噌……、さらに生鮮食品が充実しているところなら、きのこもお目にかかることができる。

 これらの発酵食品は、組み合わせて食べることでより効率が上がる。納豆キムチはそのままでもいただけるし、味付けとしての組み合わせでは、味噌バターなんていうのもありだ。キムチは胃腸が弱い人には積極的におすすめできないが、ダイエット中の朝食にコンビニで買える「納豆」「キムチ」「ごはん」を取り入れることを徹底したクライアントは、体重が落ちた以外にも、便通が整ったり、ガスの臭いが減った、と効果を感じていた。

 ただ、便秘解消に目的をおくのであれば、やはり、朝食をきちんと摂ること、できるだけ1日3度の食事のリズムをつくること、が基本となる。その上で、菌活で腸内環境をよくすることに加え、食物繊維の多い食品や水分を充分に摂ること。さらには、ダイエット中だからと極端に脂質を控えることなく、便のすべりをよくする脂質もちゃんと押さえること。……結局はバランスよく食べてください、ということになるのだが、極めようとすればキリがない。

 同じコンビニでも何を選ぶのか、手間をかけたくない中で何を選ぶのか、といえば、菌活、という視点は、多忙なビジネスマンには向いているのかもしれない。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年04月29日 17:52

また旅立つ君へVol.33/失望こそが初めの一歩、、、その積み重ねこそが成長への糧。。。

■「理想の仕事」に夢破れたら―次に進むための方法は?

 長年にわたって計画と準備を重ね、追加で学位や資格を取得するために学費を払い、夢にまでみた仕事を手に入れた。それなのに、その仕事が好きになれない――。

 これは驚くほどよくあるジレンマだ。近頃、求職者の中には「理想の仕事」という考えが浸透している。生活のためだけでなく、刺激があり、精神的な充実感や目的意識を満たしてくれるような仕事につくことを期待する人が増えている。情熱の源としての仕事のイメージが就職アドバイザーや自己啓発本、さらにはテレビドラマの華やかな登場人物によって喧伝(けんでん)されている。しかし、仕事に関するファンタジーは現実に対する求職者の目をくもらせ、自分に最適な職業を見つける判断力を鈍らせる。

 クリエイティブな才能があると言われたCaroline Kelso Winegeartさん(25)は学生時代に広告業界を目指し、大学の広告クラブでは代表を務めた。そしてニューヨークにある大手広告代理店のインターンシップに参加した。「自分がなりたいと思っていた華やかな職業につくための足がかりになる予定だった」と言う。

 大学卒業後の2010年に初めてついた仕事はノースカロライナ州ダーラムにある広告代理店マッキニーのアシスタント・メディア・プランナーだった。彼女は「理想の仕事だと思った」と話す。そこで働く人たちが好きだったし、全国的にも知られ、流行に敏感でクリエイティブなイメージをもった会社に入ったことに興奮したと言う。

 だが、彼女は担当することになった顧客企業2社の大きな予算を管理するのがいかに複雑か、予期していなかった。しかも媒体からは広告スペースを売り込む電話がひっきりなしにかかってきた。予想以上の仕事量と時間的制約のプレッシャーの中で、彼女は「常にストレスを感じ、参っていた」と話す。世間知らずで、「自分の役割より会社の方が重要」だと思っていたという。

 打ち砕かれた「理想の仕事」への夢を「勝利」に変えるには失望を乗り越える必要がある。どこで間違えたのかしっかりと見極め、持てるスキルを最大限に生かすことだ。ジョージア州アトランタのリーダーシップ開発コンサルティング会社、パスビルダーズで代表を務めるヘレン・ロリス氏は「完全なユーターンをせずに、ここからどこへ行けるだろう」と自問するのが良い方法だと指摘する。これは現在の仕事をしながらスキルを磨き、次のステップとなるような会社とコンタクトをとることを意味するかもしれない。

 Winegeartさんはソーシャルメディアを使うことが好きだったので、この分野のスキルを磨くことを仕事の目標にした。そのおかげで、別の会社でソーシャルメディア部門を構築する仕事につくことができた。さらに、2011年には広告業界を離れ、ボーイフレンドが経営するマーケティング会社で2 年間、オペレーションマネジャーとして働いた。その後、彼女はブランド構築とウェブデザインを手がけるメードビブラント・ドット・コムを設立した。

 心理学専門誌「ソーシャル・サイコロジー」に発表された2011年の研究によると、予期せぬ失敗も新しい思考法を得るきっかけにすれば、有益になり得る。そこで立ち止まり、他にどんな方法があっただろうかと深く考える人は、将来の目標達成に関してより創造的になれる傾向があることが研究で分かった。

 では「理想の仕事」がうまくいかなかった場合、どれだけ長くそこにとどまるべきだろうか。ハイテク業界などは他の業界よりも離職が早い。就職仲介サイト「TheMuse.com」の創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるキャスリン・ミンシュー氏は、スキルがあるなら数週間で見切りをつけてもいいと話す。

 しかし、あまり早急に予期せぬ課題から逃げ出さない方が良い。自分が安定していることを示すために、普通は1年から1年半は務めたほうがいい。ロサンゼルス在住でキャリア開発に関する著作「Skills for Success」を執筆したアデール・シェーレ氏は、理想の仕事が煙のように消えてしまった後、精神的に回復する時間が必要になる人もいると指摘する。シェール氏は「仕事Aが満足できるものでなく、しかもそれが自分の理想の仕事だった場合、ただ仕事Bに逃げることはできない。落ち込んだ気持ちをそのまま引きずってしまうかもしれない」と話す。

 特定の仕事に惹かれる理由に気付くことが重要だ。アリゾナ州メサ在住で転職に関する指南書「Body of Work」の著者でもあるパメラ・スリム氏によると、よくある失敗は、例えば「文化や経営スタイル、ワークライフバランス」といった要因を検討しないで仕事を選ぶことだという。「1日20時間働くことになることを知らなくても、弁護士になることを夢見ることはできる」と話す。

 中には無意識のうちに理想の仕事を夢見る人もいる。スポーツ心理学の養成コースに入ってくる人は、自分の目標が果たせなかった元アスリートの場合もある。応用スポーツ心理学の専門誌「Journal of Applied Sport Psychology」に昨年掲載された研究によると、そうした元アスリートたちは投影された栄光に浸ることを夢見るかもしれないという。その場合、選手たちが抱える問題を聞いたり、能力向上のための戦略を見つける助けをしたりといった仕事がより難しくなる。元アスリートでもある心理学者は選手の否定的な感情や問題から健全な距離を保つことができないためだ。7人の学生を対象に、半年間の日記の分析や徹底的な聞き取り調査を行った研究でそのことが分かった。

 シカゴにある弁護士や専門職向けのキャリアコンサルティング会社ローターナティブスで代表を務めるシェリル・ハイズラー氏は、自身の幸福感に影響するであろう仕事のすべての特徴について、良い点と悪い点をリストアップすることを勧める。また、すでにその仕事に就いている人から話を聞くことで、意外なことや危ないことが事前にわかることもある。

 ハイズラー氏は壊れた夢を次の面接では資産として生かすといいとアドバイスする。自分が身につけたもの、例えば新しいスキルや他の業界の知識などを強調しなさいと言う。「自分は新しいことを学んだ。以前の自分とは違う」というメッセージを送ることだ。

[THE WALL STREET JOURNAL]

Posted by nob : 2014年04月27日 08:21

また旅立つ君へVol.32/己のなかにすべてがあり、、、すべてのなかに己がある。。。Vol.2/因果関係によって作り出されたすべては無常。。。

■ブッダの言葉「苦しみを消すには、自分自身を変えるしかない」

花園大学教授 佐々木 閑 構成=長山清子

今、「自分の道は自分で開け」というブッダの教えに共感する人が増えているという。苦悩に満ちた現代にこそ、ブッダの言葉は力を持って我々の心に訴えかける。

「因果関係によって作り出されたすべてのものは無常である」(諸行無常)と智慧によって見るとき、人は苦しみを厭い離れる。これが、人が清らかになるための道である。

「因果関係によって
作り出されたすべての
ものは無常である」
(諸行無常)と
智慧によって見るとき、
人は苦しみを
厭い離れる。
これが、人が清らかに
なるための道である。
●ダンマパダ277

今から2500年前に仏教を開いたブッダ(釈迦)が実在の人物であったことは間違いありません。彼の残した言葉を知るには、最も古い経典の一つである『ダンマパダ』(「真理の言葉」という意味)を読むのが一番いいでしょう。現在残っているお経のほとんどは後世の人によって作られたものなので、ブッダの教えを正しく知るには、できるだけ古い経典を見る必要があるからです。今回は主にダンマパダの中から、いくつかブッダの言葉を紹介しましょう。

我々が慣れ親しんでいる日本の仏教は、ダンマパダが書かれた時代よりもずっと後にできたお経をもとにしているため、ブッダの時代の仏教(以下、「釈迦の仏教」と呼ぶ)と比べるとかなり変化しています。たとえば釈迦の仏教では「拝んで救済を願えば、死後、よい世界に生まれる」などということは一言も言っていませんし、神秘的な力で人々を救済するような絶対者の存在も認めていません。釈迦の仏教は、あくまでも自分自身が修行することで苦しみから逃れることができるという、いわば「自己鍛錬システム」。2500年前にできたとは思えないほど合理的で、現代人も受け入れやすい教えなのです。

では、その釈迦の仏教の根本的な教えは何かというと、それは「諸行無常」ということです。

私たちは病気や老い、死から逃れることができません。世の中のありとあらゆるものは放っておいても崩れていきます。だから「諸行無常」なのですが、このことをいつも念頭に置いていれば、大事なものを失っても悲しまずに済む。これが逆に「諸行は常だ」「物事は永続する」と希望を持って暮らしていると、その希望は必ず打ち砕かれて、苦しみが生まれる。だから苦しみから逃れるためには、諸行無常を前提として生活設計をしていけということです。しかしこの諸行無常という価値観を持つには、私たちの考え方を根本から変える必要がある。そのための努力が修行です。「ダンマパダ277」はそのことを表しています。智慧とは知識や教養を指すのではなく、物事を正しく捉える力のことです。「ダンマパダ62」も諸行無常について述べたものです。

愚かな人は、
「私には息子がいる」
「私には財産がある」
などといってそれで
思い悩むが、
自分自身がそもそも
自分のものではない。
ましてやどうして、
息子が自分の
ものであろうか。
財産が自分のもので
あったりしようか。
●ダンマパダ62

私たちは自分以外のものが諸行無常であるということは、なんとなく想像できます。しかし、この自分という存在だけは、少なくとも自分が生きている間は存続していると思っている。しかし、それはおそらく脳の記憶物質か何かがもたらす錯覚で、本当は自分自身さえも一瞬ごとに別のものに変わっているというのが仏教の考え方です(仏教では人間を「いろいろな要素が集まった集合体」と考えます)。自分ですら変わるのに、ましてや自分以外の息子や財産などが永続するはずがない。だから執着するなということです。

では、どうすれば執着を捨てられるのかといえば、やはり修行によってです。毎日たゆまぬ鍛錬を続け、性格や人格が変わるほどの修行をしなければならない。「ダンマパダ19」は、そのことを述べています。

聖典の言葉をいくら
たくさん語っていても、
それを実践しなければ
怠け者である。
それはたとえば
牛飼いが他人の
牛の数を勘定
しているようなものだ。
そういう者は、
修行者とはいえない。
●ダンマパダ19

修行というと私たちは肉体を痛めつけるような行為を想像します。しかし、釈迦の仏教では肉体に苦痛を与えることはなにもしません。ただひたすら精神を集中して考える。それだけです。外からは静かに座っているようにしか見えませんが、内部においては強い精神力によって自己改造のための努力が続けられているのです。

そして修行を積むと、苦や楽についての価値観が世の中の一般的な人とは逆転します。そのことを言い表したのが「スッタニパータ第三-762」です。

ほかの人たちが
「安楽だ」と言うものを、
聖者たちは
「苦しみである」と言う。
ほかの人たちが
「苦しみだ」と
言うものを、聖者たちは
「安楽である」と言う。
法は知り難いもので
あると見よ。
無知なる者たちは、
ここで迷うのである。
●スッタニパータ第三-762

私たちは愛情や成功など世俗的な価値を手に入れようと願い、それが手に入ると喜びます。しかし手に入ったとたん、今度は失うことが心配になるし、いずれは必ず失うことになる。したがって、これらを得ることは実は苦しみのもとなのです。

しかし修行に打ち込んで執着を捨てることのできた聖者は、所有物を失う心配から解放される。そして、仏道修行による自己鍛錬の道を一歩一歩上っていく、その達成感が日々の喜びになります。それは、会社で毎日がんばって昇進していく喜びにも通じるものです。

そういう修行の生活が現代に生きる私たちにも可能かといえば、十分可能です。出家は修行を効率化するための手段ですが、出家しなくても修行はできます。

たとえばアメリカでは、仕事を終えたあと、夜、暗くした部屋でスタンドの明かりだけをつけて瞑想する「ナイトスタンド・ブディスト」と呼ばれる人たちが約300万人もいると推定されています。これは日本のビジネスマンにも応用できるでしょう。たとえば会社でイヤなことがあった日。酒を飲んで忘れてもいいけれど、それでは何も変わらない。それよりも1日の終わりに静かに瞑想して、その日にあったいろいろなことを再解釈する時間を持つ。こんなことがあったけれど、別の見方をすればこんなふうにもとれるな……とその出来事をきれいに濾過していけば、少なくともストレスを翌日に持ち越すことはない。やがてそれが習慣になり、瞑想しなくても自然にそう考えられるようになれば、幸せになれるのは間違いありません。

もし悩みを抱えるビジネスマンに、仏教が何か提言できるとするならば、「今の世の中の価値観とは違う、別の価値観もあると知っておいてください」ということです。たとえば企業の価値観に沿って生活するうちに、壁にぶつかることもあるでしょう。企業のあり方や世の中の仕組みはすぐには変えられませんが、自分の価値観を変えることで、今まで苦しみだと思っていたものが苦しみでなくなる可能性はいくらでもあります。

私はよく、「仏教とは心の病院である」といいます。病院は健康な人を無理やり治療することはしません。でも具合が悪くなったら誰でも受け入れてくれる。病院の目的は患者を増やすことではなく、病気を治すことだからです。仏教もその目的は信者を増やして勢力を拡大することではなく、困っている人を救うこと。だから無理な布教をしないのです。

いざというときのために近所の病院の場所を覚えておくように、苦しみから救うために仏教があるということを、心にとめておいてほしいと思います。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年04月26日 20:34

無理なく続けられることから始めましょう、、、しただけのことは着実に自らに還ってきます。。。

■お茶や緑の葉菜類は老化を防ぐ「抗糖化作用」あり!
「食事の最初」に摂るのがポイント

久保 明
[東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授]

老化を促進する加工食品とは?

 もう読者の方にはおなじみになったかもしれない、糖化によって生じる強力な老化促進物質AGE(終末糖化産物)。

 AGEが体内にはびこると、動脈硬化が進んだり、骨がもろくなったり、肌が荒れたり、白内障、非アルコール性脂肪肝、さらにはアルツハイマーのリスクになったりします。

 AGEは糖と蛋白質が高い温度の下で結びついてできます。体内では主に食後に血糖値が上昇し、高い状態が続くと発生(糖化)しやすくなりますが、一般的な調理でも生じます。ホットケーキの焦げた部分やウナギのかば焼きの焦げたところでAGEがみられます。

 また加工食品の中にも既にAGEを含むものがあります。

 ベーコン、ドーナツ、アップルパイ、ポテトチップス、コーラなどがAGEを多く含みます。これらの摂りすぎは要注意です。

 復習になりますが、AGEを発生させにくくするためには、食後の血糖値の上昇をなるべく緩やかにすることが肝心です。

 そのための方法として、食物繊維→蛋白質→糖質と食べる順序を工夫する「懐石食べ」とGI値(食後の血糖値の上昇スピードを数値化したもの)に注目し、なるべく低GI食品を食べることがよいと紹介しました。

 今回はさらに「抗糖化食品」を紹介しましょう。

「抗糖化作用」がある食品は食事の初めのほうに摂る

 まずはお茶です。日本茶(緑茶)をはじめ、ウーロン茶、プ―アール茶などには、AGE抑制作用があることが実験で示唆されています。

 これらはポリフェノールの一種、茶カテキンの作用と考えられます。ハーブ茶のカモミール・ティーも効果ありです。食後に飲むもいいのですが、食前に飲んでおくと抗糖化は一層期待できます。

 緑色をした葉菜類の抗糖化作用もなかなか強力です。

 小松菜、ホウレンソウ、キャベツ、白菜などには芋や根菜類に比べ、糖質が少なく食物繊維が多く含まれています。懐石食べとも重なりますが、これらの野菜を味方にして、食事の初めの方に食べる習慣を身につけるのがお勧めです。

 また、大豆製品やヨーグルトを食前に摂ると、血糖値の上昇を抑える効果があります。大豆に含まれる水溶性ペプチドには血中の糖を吸収するレセプター(細胞の窓口)の数を増やす働きがありますし、ヨーグルトの方は腸内環境を整えるのです。

 そうは言っても、優等生的な食生活を続けるのは難しいものです。

 仕事での接待や食事会、会社の仲間との付き合い、男同士の飲み会、女子会、デート、合コンなどの機会があるでしょうし、また時には羽を伸ばしたいこともあるでしょう。

 そうした時は高カロリー食や高GI食を避けるのが難しいかもしれません。また、えてしてこういった機会は続くものです。そんな時はどうするか?

「昼食」で調節するのがお勧めです。

 夜にこってりした肉料理や飲み会が予想されたら、揚げものランチ、ラーメン、カレーなどの高GI食は避け、和定食や野菜炒め定食などの低カロリー、低GI値の食事を選ぶようにするのです。1日3食のトータル・バランスを昼食でとるという考え方です。

 さらに1週間のトータル・バランスも考えましょう。高カロリー、高GI食が続いたら昼食だけでなく夕食も自宅でとる場合は、野菜を多く含むものや低GI食品にするなどして、バランスをとってみましょう。

 高カロリー食や高GI食に身体が慣れてしまう前に、元に戻すことが大事なのです。アンチエイジングは長期の戦い、諦めてはいけません。

元気な状態で長生きする
「健康寿命」を延ばす食事法とは?

 今回のメディカル・トピックは「食と健康寿命」です。

 50代の人5350名(男性70%)を対象とした2013年の研究です。

「揚げもの、甘いもの、加工食品、赤肉、精製炭水化物、高脂肪乳製品」を避けた食事法は、心筋梗塞や狭心症などの心血管障害の予防に効果があり、心身ともに元気に過ごせる、つまり健康寿命を延ばすというものです。

 若々しく元気でいるためには、「フライやカツなど揚げものやお菓子、ハムやソーセージなどの加工食品、白米やパンなどの精製炭水化物、バターやチーズなどの高脂肪乳製品」の摂りすぎに注意した方がよい、という結論です。

 当たり前のように思えても日々心がけることで「健康寿命」を延ばすことにつながるのですね。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年04月25日 23:41

現実はこのコラムの論旨に沿ってなどいない。。。

■原発という『パンドラの箱』の正しい閉じ方
日本が進めるべき『原子力平和利用の輸出』

石川和男 [NPO法人 社会保障経済研究所代表]

エネルギー基本計画策定
未だ散見される感情論

 既に忘れかけている読者も多いのではないだろうか。

 昨年から新聞・テレビなど政治やマスコミが総出で大騒ぎしながら注目されていた「エネルギー基本計画」が4月11日に策定された。これは2002年6月に制定されたエネルギー政策基本法に基づき、少なくとも3年に一度の頻度で見直しの検討が行われることになっている。

 2003年10月に第一次計画が策定された後、2007年3月に第二次計画、2010年6月に第三次計画が策定された。今回は第四次計画に当たる。

 これに関する主要マスコミ各社の報道ぶりについて、速報の見出しはそれぞれ以下の通り。

・日経:政府、エネルギー基本計画を閣議決定 原発「重要な電源」
・産経:「原発ゼロ」から転換へ、活用方針明記 エネルギー基本計画を閣議決定
・毎日:エネルギー基本計画:「原発に回帰」閣議決定
・朝日:「原発は重要電源」閣議決定 エネルギー基本計画
・時事:エネルギー計画、閣議決定=電源別比率、明示見送り−原発活用に回帰
・東京:政権、原発ゼロ放棄 エネ計画、閣議決定
・BBC:Japan approves pro-nuclear energy plan

 各紙の報道ぶりには、“原子力ゼロ”を掲げなかったことで、反原発から原発推進へ逆戻りだ! との批判論調も散見される。さすがに、原子力ムラの陰謀論だ! といったような極論を振り翳す全国紙はないが、それにやや近い感情論は一部で見られる。

話題を集める映画
『パンドラの約束』

 反原発から原発推進への『転身』で話題になっていることがある。「パンドラの約束」という米国の映画だ。今、日本全国各地で公開されている。かつては反原発を訴えていたが、現在は原発推進へと考えを転じた知識人たちの声を集めたものだ。

 ニューヨーク在住のドキュメンタリー映画監督であるロバート・ストーン氏が「原子力への意識の変革」をメッセージ・テーマとして自らカメラを回し、ノンフィクションで記録を振り返って制作したもの。彼は、かねてより一貫して環境保護の姿勢で汚染問題を取り上げ、ドキュメンタリー映画としてビキニ環礁での核実験を追った「ラジオ・ビキニ」(1987年、米アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート)を制作した実績がある。

「パンドラの約束」制作直後は、「どんなイカれた人間が原子力支援の映画を作ったのか」と批判されたという。しかし、昨年1月の米サンダンス映画祭上映で注目を集め、昨年6月には全米31都市において上映され、話題作となった。日本でも、今年4月から全国で上映されている。

 エネルギー基本計画は、決して原発推進のためのものではない。エネルギー需給に関する施策の長期的・総合的・計画的な推進を図るために策定されるものだ。世の中から注目らしい注目をほとんど集めなかった前三回とは違って、今回の計画策定プロセスは大きな注目を浴びた。東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故を契機として、エネルギー政策に国民的関心が高まっているためだろう。

原発は「ベースロード電源」
示された冷静かつ現実的な方向性

 審議会での50回以上の議論を経て、昨年12月16日に原案がまとまった。今年1月6日までパブリックコメントにかけられ、1万9000、2万ページ以上の意見が寄せられた。その上で、自民・公明両党と事実上調整しつつ内容を確定させ、4月11日に閣議決定された。

 エネルギー基本計画とは本来、原子力・石炭・天然ガス・石油・水力その他の再生可能エネルギーのベストミックスの姿を追求すべきものだ。今回は、原子力の位置付けに係る表現ぶりや、再生エネの数値目標を設定することの可否に関することで、相当に揉めた。

 だが最終的には、原子力については「安全性の確保を大前提に、エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源」とし、「原発依存度については、(略)可能な限り低減させる。その方針の下で、(略)確保していく規模を見極める」とした。

 関連して、「高レベル放射性廃棄物の問題の解決に向け、国が前面に立って取り組む必要がある」、「使用済燃料の貯蔵能力の拡大を進める」、「核燃料サイクルについては、(略)再処理やプルサーマル等を推進する」など、冷静かつ現実的な方向性が示された。

 さらにこの過程で、原発停止によるコスト増も含めて、日本を覆うエネルギーコスト問題が浮き彫りにされた。原発停止に伴い、火力発電に要する化石燃料輸入量が激増したことは周知のこと。マクロでは例えば、2013年の経常収支の黒字幅は過去最少の3兆3000億円となった。ミクロでは例えば、電気料金が2割も上昇したことについて、関東商工会議所連合会が東京電力管内の会員企業に行った調査では、「ほとんど価格転嫁できない」とする企業が95%以上、人員・人件費の削減などの事業縮小策を実施した企業が約3割を占め、企業経営に大きな影響が生じている。

原発は“発電=危険”
“停止=安全”ではない

 これだけのことからしても、原発を停止したまま“塩漬け”にしておくことによる悪影響は、経済的にも社会的にも非常に大きいことがわかる。今回のエネルギー基本計画では、原発について、「いかなる事情よりも安全性を全てに優先させ、国民の懸念の解消に全力を挙げる前提の下、(略)原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める」とある。

 前段は正論であるが、後段は正論とは思えない。「いかなる事情よりも安全性を全てに優先」させるために原発を停止し続けるというのは、甚だ変な話なのだ。原発を稼働させながらでも、「いかなる事情よりも安全性を全てに優先」させることは十分可能である。

 原発は、“発電=危険”、“停止=安全”ではないのだ。原子力発電と同時並行で規制基準の適合性に係る審査をするよう、早期の運用改善が必須である。

 これは既設原発の再稼働に関することだが、既設原発のリプレースや原発の新増設に係る言及がないのは残念なことだ。おそらく、既設原発の再稼動に目処が立っていないことや、福島事故の避難民の気持ちを斟酌するとリプレースや新増設のことまではとても書き込めなかったという精神的・感情的な配慮があったことが考えられる。これも今は仕方ない。

 しかし、感情論を抜きにすれば、最適電源構成(エネルギー・ベストミックス)の目標を明確に掲げながらリプレースや新増設を具現化していくことは、原子力関連人材を確保し、日本の原子力技術を維持・向上させていくためにも不可欠だ。

 最適電源構成について、茂木敏充経済産業相は「3年以内に目標を設定して10年以内に構築していく」と語っている。既設原発の活用は、それを具現化するための大前提だ。当面は、既設原発の動向が見通せないと電源構成は決まらない。

 他方で、遅くとも来年12月までに、CO2排出目標を示すことが国際公約になっている。CO2排出目標の前提となる電源構成を決める時期としては、その期限ぎりぎりか、今年内か、いくつかの選択肢はある。“世界一厳しい規制”に拘泥している原子力規制委員会の審査動向が、電源構成の在り方に悪影響を与えかねない状況にあるということも付言しておきたい。

日本が原発輸出から脱落すれば
核不拡散防止の観点からも問題

 リプレースや新増設に関する政府の考えはどうなのだろうか。

 国内向けはともかくとして、外国への原発輸出には前向きだ。トルコやベトナムへの売り込みに前向きな点は国益に適う。

 ただ、与党内に強い反対意見がある。先日の日本・トルコ原子力協定を巡る国会審議でも採決欠席など事実上の造反がいた。「2030年代に原発ゼロを目指す党方針と矛盾する」というのが典型的な理由だ。某元首相までがそれを声高に訴えている。

 原発輸出への対応にも、福島事故の影響や、被災者が蒙った被害や苦痛への思いが絡んでいることは容易に想像される。だがこの問題には、国内的な視点で「一国平和・安全主義」の殻に閉じこもるのではなく、国際的・戦略的な視点から「積極平和・安全主義」を考えることが肝要であり、徒らに感情的な議論に走るべきではない。

 福島事故後も、ドイツ、スイスなどごく一部の国を除いて、世界では原発推進・拡大の傾向は続いている(資料)。アジアや中東で顕著であり、ベトナムやトルコのように原発新設に乗り出した国も少なくない。フランス、ロシア、中国など原発輸出能力を持った国々が世界各国で他のインフラも含めた受注合戦を展開している。

 そのような中で、原子力平和利用先進国である日本が一人脱落することは、日本の国益や原子力技術維持の観点のみならず、核不拡散防止の観点からも、あってはならないことだ。

 4月18日、日本からトルコとアラブ首長国連邦(UAE)への原子力発電所の輸出を可能にする原子力協定の承認案が与党などの賛成多数で可決、承認された。早ければ今年夏に発効する見通しだ。東日本大震災での福島事故を経験した日本も、ようやくこれで原子力平和利用への貢献について『再稼働』できるようになる。

核兵器新型実験を進める米国
ウクライナの核武装論

 日本の原発輸出に反対する人々は、日本の原発輸出が核拡散を助長すると言う。だが実態は逆で、日本が原発輸出を止めると、原発輸出国の殆どが核保有国となる。

 核保有国は、平和利用の番人であるIAEAとの連携について消極的だ。IAEAが活躍する場を広げ、積極的な原子力平和利用の輪を広げていくためにも、以前にも増して日本の原発輸出・原子力平和外交の意義は大きい。

 それを痛感するニュースが最近二つあった。一つは、ノーベル平和賞を5年前に受賞したオバマ米大統領が、核廃絶はおろか、核削減・核軍縮進展に何ら実績を残せないまま、新しいタイプの核兵器性能実験に使う「Zマシン」を稼動させ、核兵器の劣化度を調べる新型実験を繰り返しているというのだ。

 もう一つは、ウクライナ南部クリミア半島で行われた住民投票の結果、ロシアへの同地域の編入が行われた、ウクライナで自衛のためと称する核武装論が浮上しているということ。こうしたニュースに接すれば誰しもが懸念を禁じえないだろう。だからこそ、「積極平和・安全主義」の重要性に共感が持たれるのではないか。

原発という「パンドラの箱」
正しい閉じ方は?

 話は戻って、映画「パンドラの約束」。反原発活動のデモ風景で同映画は始まり、もともと反原子力の立場であった5人の著名な環境保護運動の活動家・作家へのインタビューとフィクションではない証言。この四半世紀、CO2排出問題に取り組みながら、何も解決できないでいるという率直な反省・苛立ちを軸にするとともに、福島・チェルノブイリ・スリーマイル島の原発事故現場のルポ取材映像・歴史映像。これらを繋ぎ合わせているだけに、強い説得力があり、今日的な原子力の有用性・重要性をじっくり考えされられる内容と思う。

 ロバート・ストーン氏は「環境保護の人たちは最近、目的を見失っている。環境保護の目的は、化石燃料の使用を減らすことにある。それなのに、再生エネを増やすことだと誤解してしまっている」、「地球環境保護の観点や、他国への過度なエネルギー依存を避けるためにも、原発推進が必要であり、福島事故でリスクを学んだ日本にはそれを使った次世代技術で世界をリードすることを訴えたい」と強調している。

 確かに、地球環境保全のためというのであれば再生エネは力不足であり、CO2削減にも大して資するものではないというのも事実だ。

 原発推進にスタンスを転じたのは彼だけではない。英国の著名な環境ジャーナリストであるジョージ・モンビオ氏は、福島事故直後の2011年3月 21日に英ガーディアン紙に「なぜ私は福島第一原発の事故により心配するのをやめて原子力を愛するようになったか」を執筆し、原発支持を表明している。しかも「数万人が死傷した自然災害に遭いながら、死に至る線量を与えていない。私は原子力支持者になった」と語っている。

 原子力について多様な議論が存在するのは承知しているが、原子力についてのこうした考え方の方々が一つの潮流となり、日本の原子力技術への評価と相俟って、日本製原発の輸出を求める世界の声にも繋がっているのではないか。そして、そうした期待に応えていくことは、原子力平和利用の先進国である日本の使命であろう。

 原発は“パンドラの箱”なのだろうか。どうあれ、いったん開けられた箱であることは確かだ。それを閉じなければならない時は必ず来る。閉じ方を間違ってはいけない。入念かつ慎重に閉じていかないと、うまく閉じるものもうまく閉じない。

 日本国内の既設原発の全てを正しい方法で廃炉工程に導いていくには、日本の原子力技術の維持・向上が不可欠であることは言うまでもない。原発輸出も含めて、原発推進の姿勢を続けることが、原子力世界平和利用への貢献と、日本国内にある既設原発全基の円滑な廃炉への前提となるはずだ。それが、「『パンドラの箱』の正しい閉じ方」であるに違いない。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年04月21日 09:59

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.39

■小泉進次郎氏、原発に頼らない政策を 次世代エネで訴え

 次世代エネルギーを考えるシンポジウムが19日、神奈川大(横浜市)で開かれ、小泉進次郎復興政務官が講演で「福島県民の思いに応え、取り組みを進めていくべきだ」と述べ、原発だけに頼らない政策づくりの重要性を訴えた。

 小泉氏は「エネルギー政策にはイノベーションが不可欠だ」として、創意工夫をし、新たな価値を生み出すことが重要だと強調。メタンハイドレートやシェールガスについて取り上げ、海洋研究開発機構(横須賀市)の技術を使った資源開発拠点構想を明らかにした。

[北海道新聞]

Posted by nob : 2014年04月20日 21:07

そのとおり!!!Vol.40/とにもかくにもまず見識を持つべきなのは私達自身。。。

■インタビュー:原発は国家ぐるみの粉飾決算=吉原・城南信金理事長

[東京 18日 ロイター] -脱原発路線を強力に主張する異色の地域金融機関トップとして知られる城南信用金庫(本店・品川)の吉原毅理事長が、ロイターのインタビューに応じ、原発コストが安いというのは将来負担を無視した国家ぐるみの粉飾決算に近いとの見解を示した。

また、新エネルギーの開発が新しい経済の活力を生み出すとの持論を展開した。

東京・神奈川を地盤に信金業界2番手の総資産3兆6000億円を持つ同信金は、地銀中位行に匹敵する規模を誇る。そのトップとして、金融業とエネルギーの政策のかかわりあいに関し、どのような本音を持っているのか聞いた。

―金融機関のトップが、政治的発言をするのが極めてまれだ。

「金融は、政治にかかわるべきではなないという意見がある。それは本来、権力にかかわることで金融が求めるべき理想がねじ曲げられ、利用されてしまう懸念が生じるために生まれた考えだ」

「しかし、金融に限らず企業の目標は、より良い国や社会を構築することだ。すべての企業は、理想の実現のためにある。経営者は、金儲けだけ考えればいいというのはおかしいのではないか」

―国論を二分する1つの側に付くことで、顧客からの不評を買わないか。

「消費者のニーズに応えることが企業、つまり消費者主権という考えは間違えていないか。例えば当社は、投機のためのゴルフ会員権購入のための融資はお断りする。そういう資金使途には貸せない。健全性とは何かを考え、顧客にも説明していく。それが金融マンの役割だ」

「福島第1原子力発電所の事故で分かったことは、将来の世代に責任を持てないエネルギーということだ。もはや原発は反社会的存在だ。原発を造る金を貸せと言われたら、お断りする」

―電力債は、金融機関の運用手段としても重要だ。

「東電の株式と社債は、事故後に売却した。金融機関は公共的な存在だ。東電の株式や社債に投資をするわけにはいかない」

―経済界の中には、コストの安い原発を稼働しないと、日本経済が立ち行かないという意見が多い。

「原発のコストの方が低いという人で、いやしくもビジネスマンや経済に携わる者ならば、会計の原則ぐらい勉強していただきたい。コスト計算には、直接原価と間接原価があり、そこで総合原価計算が行われる。原発は、今あるウランを使うだけならば直接原価は低い」

「では、その結果の間接原価はどうなのか。将来の廃炉費用や、使用済み核燃料の保管料や処理費用、工事費や人件費、地代がカウントされているのか。カウントされていない。われわれは今、時価会計で、将来に発生するキャッシュフローをすべて現在価値化し、負債計上している。原発にはそれが入っていない」

「1回事故が発生したら、天文学的なコストがかかる。貸し倒れ引当金の積み立ての考え方を入れれば、とんでもない引き当てを積まなければならない。これは、不採算というのではないか。国家ぐるみの壮大な粉飾決算だ」

――原発の再稼働ができなければ、値上げしなければならない。顧客の中小企業にとっても、それは経営上の困難になるのではないか。

「まず、原発の将来に発生する未計上のコストをちゃんと計上しなければならない。その上で、原発を再稼働させたら、もっと値上げをしなければならない」

「新しい電力産業が勃興してくれば、新産業としてモノづくりの復活にもつながる。例えば、石炭ガス化コンバインド発電やソーラーパネル、さまざまサービスも増える。工事やモノづくりに携わるわれわれの顧客たちにも恩恵がある。原発の再稼働では、新産業は生まれない」

――経常赤字を懸念する指摘もある。

「燃料の輸入によって、貿易収支が悪化し、経常収支が赤字に陥るのは日本経済にとってマイナスだという指摘は、本当に正しいのか。経常収支が赤字でも成長している国はたくさんある。日本は、黒字を溜め込み、結果的に円高になり、デフレから抜け出せなかった。輸出入のインバランスは、為替で調整される」

――大手銀行は、福島第1原発の事故後に、東電に対して巨額融資を行った。どのように評価する。

「第2の住専問題だという気がする。当時も、政府が保証するからとみんなが貸して、最後は損失となった。1980年代のバブル時も金融機関は公共性という考えを放棄し、その後、大きなツケを払わさられることになった。金融機関は、引き返す勇気を持つ必要があると思う」

――大手行は公共性を考えて貸しているのではないか。

「それは、公共性を勘違いしている。東京電力を生かすことが公共性ではない。安全でコストの安い電力サービスを継続的に安定的に保証することが公共性なのではないか。もっと見識を持たなければならない」

インタビュアー:布施太郎 浦中大我

編集:田巻一彦

[ロイター]

Posted by nob : 2014年04月19日 16:20

twitter、SNS、、、過ぎたるは及ばざるがごとし。。。

■なぜ Facebook はあなたの居場所を友達に教えたがるのか

友達に自分の時間を邪魔されたいときは、自分でちゃんとそう言うのに。

Facebook は、ユーザーにもっと多くの情報をシェアしてもらおうとしている。今回は、あなたの位置情報を友人たちに常時公開させるつもりのようだ。

この「Nearby Friends」と呼ばれるオプション機能は、自分の近くにいる人々を見つけるためのものだ。特定の人に自分の位置を知らせないようにするなどの設定を行うこともできる。Nearby Friends は友人が近くにいる場合ユーザーに通知を行い、ユーザーは彼らに一定の時間、自分の正確な位置情報をシェアすることができる。上手に使えば、友人たちと実際に会う機会を増やせるだろう。

「Highlight」のようなタイプの位置情報系ソーシャルアプリが成功したということは、ほとんどの人々は、友人に対して明確に自分の位置を知らせたい場合を除いて、自分の居場所を人に知らせないでおきたいと思っているのだ。路上で偶然誰かに出くわすことと、「偶然を装った接触」を期待してあなたの位置情報をオンラインで追跡している誰かに会うことは、全然同じではない。

節度を知らないウザい友人

Facebookは、まるであなたの週末の予定をしつこく聞いてくる横柄な知り合いのように、ユーザーの居場所を何度も聞き出そうとしてきた。毎回鼻であしらわれているというのに、全くこたえていないようだ。

2011年に Facebook は、「Facebook Places」という「Foursquare」のようなチェックイン機能をモバイルアプリに搭載した。ほとんどのユーザーはその機能を無視し、最終的に Facebook もその機能を終了させて、代わりに写真や投稿に位置情報が含まれるようにした。

その一年後、同社はまたもや似たような機能を企てた。今度は全くの他人も含め、誰もがユーザーの位置情報を見られるようにしようというのだ。大勢の人々からプライバシーの問題が提起されると Facebook はすぐにこの機能を引込め、「Find Friends Nearby」は短命に終わった。

そして Facebook は今、さらなる挑戦を試みている。今回は、この機能が強制ではなくオプションであり、ユーザーが位置情報を公開したい相手だけに見せられるのだということを速やかに指摘している。

しかし、それでも疑問は残る。私たちは本当に、Facebook でつながっている友人たちに自分の居場所を常に知られたいと思っているだろうか?

自分の正確な位置を友達に共有するようなサービスは既にいくらでもあるし、そうしたアプリではもっとプライベートな設定を行うことも可能だ。例えば「WhatsApp」や「GroupMe」、「Path」のようなアプリでは、自分の位置を地図上に公開し、それを閉鎖的な小さいグループ内のみでシェアすることができる。また「Foursquare」のチェックインは Twitter と Facebook の両方に公開することが可能だし、あるいはサービス内で作成した友人グループのみにシェアすることもできる。

こうしたサービスを利用すれば、ユーザーは自分の位置情報を、どんな人達にいつ知らせるかという明確な目的をもって積極的に発信することが可能だ。しかし Facebook の新しい機能では、ユーザーは位置情報をただ受動的に、誰がいつ見つけるかも分からないままに垂れ流すしかない。

私たちの Facebook アカウントは、もはや友達のために存在しているとは言えない。平均的なユーザーには338人の「友達」がいるが、その友達のほとんどはスーパーで偶然会ったりしたくないような相手なのだ。自分の場所を共有してもよい相手だけを登録した特定のリストを作ることはできるようだが、そこに登録するような相手はあなたが普段から一緒に過ごしたいと思っている人達であり、既に他のアプリで連絡を取り合ったり、あるいは実際に会ったりしていることだろう。

バッテリーにも優しくない

ユーザーに嫌がられそうな点がもう一つある。

このあたらしい機能を使うには、Facebook アプリで位置情報サービスをオンにする必要があるのだ。おそらくバッテリーを大量に消費することになるだろう。アップルストア Genius Bar の元従業員は、iPhone のバッテリーを節約する最善の方法として、Facebook の位置情報サービスをオフにすることを推奨している。

Facebook がユーザーの位置情報を取得するのと引き換えに、ユーザーにどんなメリットをもたらしてくれるのか(広告主にもたらされるメリットは明白だが)が明らかにならない限り、ユーザーにはこの取引に応じる理由はない。

Facebook には、ユーザーに彼らの位置情報を、ユーザーに対しても有益な方法で共有させるためのもっと良い方法がある。Facebook Messenger を改良するのだ。現在のシステムは非常に荒削りで、位置を共有するために矢印をクリックしなければならない。しかも他のユーザーに自分が今いる都市を知らせることしかできず、友達と合流したりするのには使えない。自分が今いるビルやオフィス、会場などの正確な位置情報を、特定のグループだけに公開できるようになれば、Facebook Messenger は他のメッセージング・アプリに十分対抗できるようになるだろう。ユーザーも、誰にいつ位置情報を公開するかを完全にコントロールできるようになる。

Facebook がこれをやらない理由はおそらく、同社の位置情報取得の技術がまだ未完成で、時間がかかる上に内容も正確ではないからだろう。Facebook が最近190億ドルで買収した WhatsApp は、Facebook や Instagram(Facebook が所有する写真共有サービス) ではなく Foursquare のデータベースを利用している。Facebook のデータベースに切り替えるテストを行っているが、結果はお粗末なものだ。

近くの友達を通知するようなサービスなどを展開して、それがうまくいくことを期待している場合ではない。Facebook は自社の位置情報取得技術の問題を解決し、ユーザーが望むような形で彼らの居場所をシェアさせるべきなのだ。そうすべきなのは明白だと思うのだが、世界最大のソーシャルネットワークにとっても解決の糸口を探すのはきっと困難なのだろう。

[readwrite.jp]

Posted by nob : 2014年04月19日 16:10

そのとおり!!!Vol.39/自らの生を救えるのは自分自身のみ。。。

■自国の借金が一千兆円でもまったく不安なしですか?

中山おさひろ

夫婦や親子の間で、片方が多額の借金をしたならば、それこそ家庭内で大騒ぎになります。誰もが、いずれ返済の矛先が、自分にも向いてくることが判っているからです。これは家庭の話だけでなく、自分の国が多額の借金をしていたならば、いずれ国民にそのツケは回ってくることになります。

そんな心配を感じさせる新聞相談がありました。平成26年4月12日(土)付け朝日新聞別刷りに、79歳の女性が「悩みのるつぼ」と言う相談コーナーに質問を寄せています。彼女は2歳のとき、父親を戦争で亡くし、母親が国から払われた1400円の戦時国債で育てられました。

昭和20年終戦のときのインフレで、国債がまったく価値のない紙切れになり、戦後は貧困生活でたいへんな苦労をしました。そのため、現在の一千兆円を超える国の借金は、この先インフレによって貨幣価値を下げることによって、借金を棒引きにする政策がとられるのではないかと心配しています。

この相談に対する経済学者金子勝さんの回答は、太宰治の小説「斜陽」を例に、戦前貴族だった家族が資産を売りながら戦後の生活を支えた話をしています。インフレで食料品の価格が高騰し、多くの国民が食べることさえ事欠く生活でした。70年前、日本は今のアフガンやイラクと似たような状態でした。

金子さんは、日本は食料自給率が低いため、今でも食料品が高騰する条件は揃っていると言います。そのうえで、普段農家から直接農産物を買い付けるなど、個人でできることを積み重ねておくことが大事としています。一千兆円の国の借金は、今後金利高騰などで環境が変化しますと、短期間に国民を70年前の地獄に突き落とす可能性さえあります。

戦前、戦中の膨大な国の借金は、インフレ発生と、その後の預金封鎖と新円切替によって消えました。国民の預金や国債は、ほぼ無価値なものになってしまいました。多くの国民は、先進国日本でそんなことは起こらないと思っています。国の借金が桁外れに多額になりますと、できることは限られます。円の価値を切替える方法は今も生きています。

そんなときのために、現金で資金をもっているよりは、お金を生むノウハウを身につける起業が必要ではないかとわたしは考えます。預金をする代わりに、自分の頭の中に知恵をつけることで生き延びようと思っています。アベノミクスが不発に終わったときの日本はそれほど追い詰められると思いますし、ビジネス同様に自分以外をそうそう信じるのは危険です。

[newsdig]

Posted by nob : 2014年04月19日 16:01

言わずもがな、、、第三者のサーバーを、ましてや無償で使用するということの代償。。。

■Gmailで送受信される内容はすべて分析されます:グーグル、利用規約に追加

グーグルは、電子メールサービス「Gmail」で送受信されるメールの内容をスキャンしていることを認める文章を、利用規約に追加した。この問題に関しては訴訟が起こっている。

TEXT BY CASEY JOHNSTON
TRANSLATION BY MIHO AMANO, HIROKO GOHARA/GALILEO

グーグルは4月14日付けで、広告提供と検索結果のカスタマイズを主な目的として、電子メールの内容をスキャンしていることを認める文章を利用規約に追加し、ユーザーに通知した。

以下は、グーグルが4月14日に改訂した利用規約(リンクは日本語版)から、電子メールのスキャンに関連して追加された部分を抜き出したものだ。

Googleの自動化されたシステムはユーザーのコンテンツ(メールを含む)を分析して、関連性の高い機能をユーザーに個別に提供します。このような機能には、カスタマイズされた検索結果、カスタマイズされた広告、スパムとマルウェアの検出などがあります。この分析はコンテンツが送信、受信、および保存されたときに発生します。

今回の改訂は、2013年に、グーグルがメールのスキャンを実施していてることに対して複数の訴訟が起こされたことに端を発している。訴えたユーザーたちは、この行為は通信傍受法に違反しており、プライバシー侵害に当たると主張した。

原告側の訴訟内容はそれぞれ異なるが、そのなかには、「Gmail」以外のアカウントから送信したにもかかわらず、Gmailユーザー宛のメールがスキャンされたという申し立ても含まれている。こうしたユーザーは、Gmailを使用していないのだから、スキャンには同意していないという主張だ。

米連邦地方裁判所のルーシー・コウ判事は2013年9月、訴訟の棄却を求めるグーグルの申し立てを却下した。またコウ判事は2014年3月、単一の集団訴訟とすることを認めない判断を下した。グーグルがこれら複数の当事者に対して電子メールのスキャンについて通知したとしても、その方法は大きく異なるという理由からだ。

今回規約に新たに追加された文章により、スキャンの実施が明確化されたものの、グーグルの訴訟に関係している多くの原告にとっての当面の焦点は、Gmail以外のユーザーも、Gmailの利用規約を知っておく義務があるのかということや、メールを送信したときにそれを知っていたかどうかだ。

規約の追加文章で「受信」と具体的に言及していることから、グーグルは、Gmailに送信されたメールがスキャンされていることを、Gmail以外のユーザーに警告する責任を負いたくないと考えている模様だ。

[WIRED]

Posted by nob : 2014年04月19日 15:55

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.38/結局それを容認する私たち国民一人一人の問題。。。

■エネルギー基本計画は単なる再稼働宣言だった!?

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

 福島第一原発では濃度の高い放射能汚染水を間違えて別の建物に送っていたという。東京電力はこの汚染水誤送事件の原因を調査したが、今のところ判明していない。

 要するにこれは「3年経っても原発事故は収束していない」ことを意味している。前方ばかり見て全力疾走しているから、後ろのことがおろそかになっているのだ。

 換言すると、安倍晋三政権が原発回帰のための新エネルギー基本計画を閣議決定することに関心を集中し過ぎたから、事故現場に気の緩みが生じたということだろう。

 この誤送事件は全くの想定外のことだというから、これからも想定されていない事態が起きる可能性はある。

数値も期限も明示されない
エネルギー基本計画の無内容さ

 さて、今回の基本計画を精読してもその無内容さに驚かされる。今までのエネルギー政策、原発政策を続行していくという宣言のようなものだ。

「原子力規制委員会の規制基準に適合した原発の再稼働は進める」とした部分が計画の核心部分だ。これでは再稼働までに首相などの政治判断も不必要になり、規制委の審査結果によって自動的に再稼働していくことになる。政治や行政が不人気な決断から逃げている印象だ。

 さらに気になったのは「原発依存度は、可能な限り低減」とした部分だ。深く読めば、これは必ずしも原発の基数を減らすことにはならない。原発を減らすのではなく、依存度を減らす、しかも「可能な限り」である。

 これから電力消費が拡大していけば、依存度が低下しても、原発が増えていく恐れがある。むしろその可能性のほうが高いのである。「依存度の低減」は、原発政策の転換ではなく、むしろその続行を強く打ち出しているとも言える。

「エネルギー政策に奇策は通用しない」とか「万全の対策を尽くす」とか決意表明のような文言が並ぶが、それがまた無内容さを浮き彫りにしている。その最たるものが「高レベル放射性廃棄物は国が前面に立って最終処分に向けた取り組みを進める」だ。今までできなかったことを信用しろと言っても無理である。言葉だけの努力規定に聞こえる。総じてこの計画には数値も期限も明示されていない。これでは計画ではなく、単なる「再稼働宣言」に過ぎない。

 なぜそうなったのか。それは事故の第一級の被告である原発行政と電力会社が自ら判決文を書いたからだろう。全く事故を反省し学んだ形跡がうかがえないことに怒りさえ感じる。

 当初、この基本計画は、昨年末に決定される予定であったが、突発した都知事選によってここまで先送りされてきた。確かに年末にこの計画を決めたら、都知事選の様相も変わっていたかもしれない。集団的自衛権問題もそうだが、これほど民意を退けている政治に明日はないと言うべきだろう。

細川・小泉両氏の新法人が
安倍政権の原発政策に立ちはだかる

 ところで、前のめりの安倍政権の原発政策に、都知事選で連携した細川護熙元首相と小泉純一郎元首相がまたもや立ちはだかろうとしている。

 5月7日に一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を立ち上げ、自然エネルギーの推進、原発再稼働と原発輸出を阻止するための活動を開始する予定だ。

 最近の細川・小泉両氏は、選挙敗北の後遺症は全く見られず、最後の仕事、一生の課題に向けて鬼気迫る闘争心が感じられるようになった。

 原発事故から何も学ばなければ、世界からも後の世代からも強い批判を招くだろう。原発事故は、「安全性」より「経済性」を重視したために起きた。それにもかかわらず、政権は「経済性」を一段と重視した計画を掲げたのである。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年04月17日 09:45

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.37

■小泉氏と細川氏、脱原発で再びタッグ 社団法人設立へ

関根慎一

 小泉純一郎(72)、細川護熙(76)両元首相が、脱原発を目指す一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を設立する。再生可能エネルギー普及の研究に加え、今秋の福島県知事選などで脱原発候補を支援することも検討している。

 小泉、細川両氏は「推進会議」の活動方針を、①原発ゼロ・再生可能エネルギーの普及促進②原発再稼働反対③原発輸出反対、とすることで一致。今後は、新潟県や青森県など原発関連施設がある地域を中心にタウンミーティングを開き、小泉、細川両氏も出席して脱原発への機運を高めたいという。また、「推進会議」の活動と並行し、秋の福島県知事選や来春の統一地方選などで脱原発候補の支援も検討する。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2014年04月15日 18:05

事の真偽はさておき、一連の経緯で明らかになった理研の組織としての体、煽るマスコミ、そして踊る私たち一人一人の在り様に深く失望、小保方氏と当該研究者達の今後に期待。Vol.2

■小保方氏に責任押し付け“金満体質”理研の異常な成果主義と天下りの蔓延~理研研究者証言

 STAP細胞の論文をめぐり、理化学研究所(以下、理研)の小保方晴子ユニットリーダーが9日、大阪市内で記者会見を行い、論文作成のプロセスに不正があると判断した理研の内部調査結果を承服できないことを、公の場で初めて説明した。

 テレビのキー局のほとんどが会見を中継し、専門媒体も含めてすでに多くのメディアがこの問題について報じているので、その詳細はここでは触れないが、小保方氏について「初歩的なミスとはいえ科学者として失格」「説明が稚拙」といったような批判が数多くなされ、「魔女狩り」の様相を呈しているような気がする。確かに小保方氏の説明には納得のいかない部分も多々残るが、論文作成のプロセスで落ち度があった程度なのに、「国民オール裁判官」気取りで、まだ将来のある若き研究者を断罪していいものなのか。

 まず筆者は、理研のマネジメントが杜撰であるがあるゆえに、このような問題が起き、事態が深刻化しているのだと思う。筆者の取材に対して、ある理研の研究者は「小保方氏の論文が不正かどうかを判断するのはまだ早いが、理研には不正が起きる温床がある」と指摘した。その理由は、理研が異常なほどの行き過ぎた成果主義に陥っているからだという。一例として、「研究者を全員任期付の契約制にしようとしており、常に成果を出さないと契約を切られるかもしれないとの危機感を植え付けている」そうだ。公的な補助金も得て研究している以上、一定の成果が求められるのは仕方ない面もあるが、とにかく「研究成果」を出せと圧力をかけられるという。

 しかし、驚くような研究成果は簡単に出せるものではない。長年の努力の積み重ねで「発見」は生まれる。期間を区切って生まれるものではない。イノベーションも然り。そもそも理研は「科学者の自由な楽園」と呼ばれており、科学者に自由にのびのびと研究させることで「成果」を出してきた。そして、その成果をビジネスに変えて、潤沢な資金をひねり出してきた。理研ビタミンの「わかめスープ」や、理研の発明をきっかけとして設立されたリケンが自動車部品を製造しているのもその名残だ。

 だが、なんとも皮肉なことに、科学技術バブルと呼ばれて科学分野に莫大な国の予算が付くようになり、理研の風土は短期的な視野での「成果主義」に変貌した。そして、その成果を対外的にやたらと大げさに発表したがるそうだ。

 そうした風潮を助長させているのが野依良治理事長だといい、内部では「鬼軍曹」とも呼ばれているようだ。その構図について、前出の研究者がこう解説する。

「科学技術バブルの恩恵を受けて理研には国から多額の補助金が下り、資金があり余っている。そのため、山ほど最新設備を購入し、海外出張も行きたい放題、年収が700万円ほどもあるポスドクもいるから、ポスドクを辞められない。理事長として名古屋大学から移ってきた野依氏が、その姿を見て『理研は努力もせず金満になっている、けしからん。論文を多く書いて、外部から競争的資金を取ってくるように』と指導し始めた。それにより競争が激しくなり、お金を稼ぐ研究者が偉いという風潮ができあがった」

 潤沢な補助金に加え、競争的な資金も理研がごっそりと持っていくようになった結果、地方大学などに競争的資金が回りにくくなっている。そして、理研の金満ぶりは近年さらに加速している。所管官庁である文部科学省(旧科学技術庁)が原子力関連に予算を回しづらくなった分、理研にその金が流れているという。その結果、予算消化のために何百万円もする海外製の高級家具を調度品として買うようなこともしている。

 ただ、野依理事長だけが悪いわけではない。権力欲が強いといわれる野依氏はうまく神輿に担がれている面もあるという。

「野依氏は一流の研究者だが、一流の経営者ではない。しかし、自分は一流の経営者だと思っている。そこを天下り官僚と取り巻きにうまくつけ込まれて、利用されているだけ。今、理研内ではよく『野依さんの指示だから』といったような言い方がされますが、実際には野依氏は指示をしていません」(理研関係者)

●強まる天下り官僚の支配

 こうした背景には、理研を独立行政法人化したことで、文部科学省の支配力がよりいっそう強まったことも影響している。野依氏を文科省出身の天下り官僚が操り、役所に逆らわない研究機関化した。その結果、理事がどのような根拠で選ばれているかももわからず、天下り官僚とその取り巻きたちがすべて「談合」で決めていく組織となった。

 今回のSTAP細胞論文問題でも、小保方氏は早く公式の場で説明する意向があったが、理研側がそれを止めさせたという。

 また、理研は「小保方氏は論文撤回の意向がある」と説明していたが、小保方氏はそれを会見で否定した。役人根性丸出しで、理研という組織に火の粉がかかるのを恐れて、小保方氏に撤回を勧めたのではないか。

 加えて、補助金面などでさらに優遇される「特定国立研究開発法人」化を狙ってその実績づくりのために、STAP細胞の発見を華々しく打ち上げたものの、事態が急変すると組織としての管理の問題には頬被りして、小保方氏一人に責任に押し付けようとしている。これもいかにも役人のやりそうな手口だ。

 今回の論文問題は小保方氏個人だけの問題ではない。理研の組織風土が大きく関与していると見たほうがいい。

(文=井上久男/ジャーナリスト)

[Business Journal]

Posted by nob : 2014年04月15日 10:22

また旅立つ君へVol.30/眼前にそびえる山に登ってみて、果てしなく広がる海原に漕ぎだしてみてこそ、初めて見えるそこにしかない美しい景色がある。。。Vol.2

■自分のために生きる勇気~人生の舵をとるために考えたいこと

「かたくなに一本道を歩まなくてもいい」
自分のために生きる道の選び方とは?
――白木夏子×安藤美冬 特別対談【後編】

勇気を持って生きる。この課題を、生き方、働き方にどう活かしてきたのか?「ブレないこと」「ひとつのことを極めること」が正しいとされる世の中は本当に正しいのか? それぞれ若くして会社を飛び出し起業した二人が語る、「蛇行のススメ」。大反響の安藤美冬×白木夏子対談、後編。(構成・田中裕子)

かっこよく意志を貫いてきた…わけではない

安藤 この本を読んでから、私は自分のために生きてきただろうか、と人生を振り返ってみたんです。その中で、「自分で決断できなかったこと」はいつまでも強烈に覚えているなあ、と気づいて。

白木 自分で決断できなかったこと?

安藤 私、大学進学も就職も、親の反対で第一希望を諦めたんです。両方とも、チケットは手の中にあったのに。本当は、上智大学の外国語学部スペイン語学科に行って字幕や翻訳の勉強がしたかったし、映画の宣伝を扱う仕事がしたかった。

白木 あ、そこは英文学科じゃなくてスペイン語学科なんですね。

安藤 好きなスペイン映画があったことと、どうせやるなら「英語」というメインストリームから外れようかなと。今と変わらず天邪鬼だったので(笑)。まあ、今思えば「映画がやりたい」なんてものすごく漠然とした思いだったのですが。

白木 でも、親の反対で道を諦めるということは、それほど執着がなかったとも言えますよね。私も高校生のときファッションの道に進みたかったのですが、それこそファッションデザイナーをしていた母に猛反対されて。「そこまで言うなら」とあっさり断念したんです。

安藤 親に反対されて挫折。まったく同じ経験ですね。

白木 けれど、結果的にそれでよかったと思っています。短大に行ったからこそ、国際協力という人生を変える出会いを得ることができましたし。実は、「自分の思惑と違う」という意味ではもうひとつ岐路があって。

安藤 なんですか?

白木 私、本当はアメリカの大学に行こうと思っていたんです。でも、ちょうどアメリカの大学を見学しているときに、件の同時多発テロが起こって。治安が不安だということで、イギリスの大学へと方向転換しました。

安藤 でも、環境問題や人権意識、エシカル意識はヨーロッパの方がずっと高いですよね。アメリカの大学、特にMBAの評価軸は卒業生の年収で、イギリスの大学は社会起業家の排出数だと聞いたことがあります。

白木 そうなんです。だから、ラッキーですよね。こういう経験もあって、「ここは譲れない」という部分以外は流されてしまっても結果オーライだと思うようになりました。ただ、起業するときはどんな反対に遭っても自分の意志を貫きました。それが私の「ここは譲れない」だったので。

安藤 今回の本のサブタイトル、「流されない心をつくる」というのは「ここは譲れない」という部分の話ですよね。コアの部分があるから、こだわらないところでは流されることができる。

白木 ええ。あらためてこう見てみると、美冬さんも私も、決してかっこよく一本道を進んできたわけではないですよね。

安藤 もう、全然です(笑)。あのとき反対を押し切らず、親の言うことを聞いてよかった! とすら思います。だから、これからも流されてしまえって。軸さえ持っていれば、状況に応じて変化すること、流されることは決して悪いことじゃない。

白木 誰の意見も聞かず、ワンマンで人生を決めていくのもひとつの強さかもしれない。けれど、私はそうなりたくはないんです。「素晴らしい意見だな」と思えばどんどん取り入れます。やじろべえみたいに、ブレても揺れても最後には真ん中に戻っていくイメージです。一見ゆらゆらと弱いようでいて、その実、強い。かたくなな心は折れてしまいますが、柔らかく鍛えた心はすごくしなやかなんです。

安藤 ああ、すごくわかります。

自分だけが経験するような不幸なことはない

白木 前回の留学話でもそうですが、美冬さんはネガティブな要素をポジティブ思考に変換することが得意ですよね。嫌なことがあったとき、どういう捉え方をしていますか? たとえば、ネット上でつらい言葉を投げかけられたときとか。

安藤 意外と、ネット上でいろいろ言われても落ち込まないんですよ。もちろん、最初の頃は見知らぬ人から悪口を言われるなんて初めての経験にびっくりして、かなり落ち込んだこともありましたけどね。……たとえば、夏子さん、初対面の人に突然「この卑怯者!」って言われて落ち込みますか?

白木 ……落ち込まないですね。まったく。不思議です。

安藤 そうですよね。何か言われて傷つくのは、身に覚えがあるからだと思うんです。自分自身が自分のことを心のどこかで「私は卑怯者だ」と感じているから、人の言葉を真に受けてしまう。

白木 自分が自信を持って「そうじゃない」と思えれば、それでいい、と。

安藤 はい。自分が自分を「卑怯者」だなんて微塵も思っていなければ、悪口を「受け取らない」という選択ができます。それに、チャンレンジし続けている仲間や尊敬する方々に会えば、すぐに嫌な気持ちが消えて、心が凪の状態に戻ることもわかってきた。だから、なるべくそういう仲間たちと一緒にいるようにしています。

白木 一緒にいる人をはじめ、自分のいる環境を整えるということはとても大切ですよね。

安藤 夏子さんは落ち込んだとき、どうされていますか?

白木 まず、「先人に学ぶ」ということを意識します。飲み込まれてしまいそうな高い波を目の前にしたら、「みんな経験していることだ」と開き直ってしまうんです。私が悩むことなんて、誰かが経験して、そして解決しているはず、と。歴史の中で自分にだけ降り掛かる問題って、なかなか起こらないですよね。

安藤 たしかに。

白木 たとえば、稲盛和夫さんの『生き方』(サンマーク出版)という本の中に、あるとき、社員が全員辞めてしまったというショッキングな事件が記されています。私だったら、もう、卒倒してしまうと思うのですが(笑)。

安藤 うーん、想像できないですね、そんな状況。

白木 あの歴史に名を残す経営者である稲盛さんですら、こんなにとんでもない波を経験している。私が抱えている問題なんてほんの小波だ、乗り越えられないはずはない、と思って……あとは頑張ります。そう開き直れるという意味でも、ノウハウや解決策があるという意味でも、やっぱり先人の存在ってすごく偉大なんです。

安藤 たいていの問題はだれかが経験して解決しているという考え方、気持ちがラクになりますね。まったくまっさらな道って、実はなかなかないのかもしれません。

ジェネラリストはスペシャリストより劣っているか?

安藤 私、仕事にまつわる「勇気」に関して、どうしても夏子さんとお話ししたいことがあるんです。

白木 なんでしょう?

安藤 前回お話ししたとおり若い方からキャリアの相談をいただくことが多いのですが、その中でも「色々と手を出してみるものの、これだ!と思うものが見つからない」「いろいろなことに興味はあるけれど、一生をかけてやりたいことが見つからない」という悩みが目立つんです。

白木 つまり、何かひとつを極めきれない、ということですね。

安藤 私自身ずっとコンプレックスを抱いてきたので、彼らの切実な悩みが痛いほどよく分かるのですが……若い人がなかなか勇気を出せない原因のひとつに、「スペシャリスト>ジェネラリスト」という風潮があるんじゃないか、と思うんです。今の日本、そういう雰囲気があるじゃないですか。ひとつのことに全力を傾けることが正しい、というような。

白木 ええ、ありますね。突き抜けていることが素晴らしい、と。

安藤 でもね、なにかひとつに、突き抜けるほどエネルギーを注ぐことができない人はたくさんいるんです。もちろん私を含めて。
いろいろなことに興味があって、手を出す。だから、それぞれちょっとだけ知識や経験がある。けれど、プロフェッショナルにはなれない―—。今、そういう人がすごく生きづらいような気がして。

白木 よくわかります。私も、国際協力の中でも雇用促進、児童労働、環境問題……と、たくさんの「やってみたい」がありました。そのせいで進むべき道が決められなくて。専門性がないことがコンプレックスになってしまうんですよね。「器用貧乏だ」と自分を責めてしまう。

安藤 今、「何者であるか」「何ができるか」というプレッシャーに、みんながさらされている時代になっていると思うんです。「やりたいことなんて変わるものだ」という雰囲気なら、もっとラクになるはずなのに。

白木 そのとおりですね。

安藤 やりたいと思ったら反射的に手を出してしまえばいいんです。堀江貴文さんなんてまさにそうですよね。舞台に出演したり、選挙に出馬したり、ロケット開発やグルメサイトの運営……こう並べてみても、すごい幅の広さです。
漫画、詩、小説、ファッションデザイン、新聞づくり、演劇、バックパック旅行――これ、ぜんぶ私が思春期の頃に「やりたい!」と思っていたことです。我ながら、よくもまあころころと夢が変わったなあと思いますが……。ところが不思議なことに、この一見ばらばらの「やりたいこと」の多くが今の仕事とつながっているんですよね。

白木 たとえば、どんなことですか?

安藤 漫画や小説は、出版社に入社して。ファッションデザインは、カバンやステーショナリーなどの商品企画を通じて。新聞づくりは連載や書籍執筆を通じて。そして、今年はとある企業さんから依頼を受けて初の海外取材も敢行する予定ですが、「新聞づくり」と「バックパック旅行」がつながったんです。
最近では、とある劇団の作家さんからお声がけいただいて、ひょっとすると脚本の原案をやらせていただくかもしれないんですよ。

白木 それはすごいですね! でも、キャリア、ひいては人生ってそういうものですよね。たとえ一貫性ない選択のように見えても、やりたいことはやってみて、一歩を踏み出し続ける。そのプロセスを重ね続けていけば、必然的に道が拓けていく。私も今、まさにそういう人生を歩んでいます。

安藤 そうなんです。忘れたころにつながるんですよね。

白木 もちろん、「これで一生やっていこう」と思えることに出会えることにも、とても大きな価値があります。自分の本当にやりたいことを見つけることは、それだけで素晴らしいこと。ただ、「これだ」と決めたらその道に邁進すればいいし、見つからないときはいろいろやってみればいい。どちらかが正解ではない、ということですね。ただ、人生すべてが、今の仕事につながっているということはどちらにしろ同じことですね。

プロフィールは一生更新しつづけるもの

安藤 人生すべてが今につながる——ジョブズの言うところの「コネクティング・ドット」。プロセスの点をつないで線を描くイメージですね。
私、ドットをつなぐことを可視化する意味でも、プロフィールがとても大切だと思っているんです。

白木 プロフィールというと……たとえばTwitterに記載するような?

安藤 そうです。私、プロフィールは、一生かけて更新していくものだと思っていて。

白木 プロフィールを更新?どういうことですか?

安藤 自分の紹介であり、看板というべき存在だから、「プロフィールは一生未完成なものだ」と思うんです。某テーマパークと同じです(笑)。

白木 Never be completed.『永遠に未完成』ですね。

安藤 つまり、興味が変わったり、小さな成功体験を積んだり、時代が変化するごとに更新していくもの。大きい功績や賞じゃなくてもいいんです。たとえば、小さな成功体験を積んだら「あ、プロフィールが変わったな」。新しい興味が生まれたら、「あ、この分野がプロフィールに加わったな」、と。

白木 いいですね、「プロフィール更新論」。私もこれからどんどん更新していきたいな。今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました。

安藤 こちらこそ。大好きな白木さんとまたこうして対談をご一緒できて、私自身も大きな勇気をいただきました。本日は、ありがとうございました!

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年04月15日 08:15

また旅立つ君へVol.29/変われるのは自分だけ、、、自分が変われば世界も変わる。。。

■「嫌われる勇気」を持てば、幸せになれる〜対人関係に悩まない生き方〜
自己啓発の源流「アドラー」研究者の岸見一郎氏に聞く

山崎 良兵
日経ビジネス記者

 職場や学校で、誰もが直面する人間関係の悩み。「周囲の人に嫌われたくない」と考えて、自分の意見を押し殺して生きる人は少なくない。他人と自分を比較して劣等感にさいなまれて、自己嫌悪に陥る。自分の性格上の問題を、過去のトラウマに原因があるとして、不幸だと嘆く。

 そんな多くの人にとって気になる本が注目を集めている。哲学者の岸見一郎氏が、古賀史健氏と著した『嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラーの教え」』だ。20万部を超えるベストセラーになっている。「人は変われる」「トラウマは存在しない」「人生は他者との競争ではない」「人の期待を満たすために生きてはいけない」「叱ってはいけない、ほめてもいけない」といったメッセージは刺激的だ。詳しい話を岸見氏に聞いた。
(聞き手は山崎 良兵)

なぜ本のタイトルを「嫌われる勇気」にしたのでしょうか。

岸見:私はカウンセラーとして、様々な人の悩みを聞く機会が多いのですが、嫌われることを恐れる人が多いように思います。

 職場では、上司の顔色をうかがったり、上司によく思われたいと考えたりして、気持ちを曲げて発言する人がいます。同僚などとの横のつながりでも、自分がどう思われるのかをいつも気にして、嫌われないようにする。なるべく目立たないようにしようとする人も少なくありません。

 普及が進む「フェイスブック」などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でも、メッセージを書き込む際に、「いいね!」を押してほしいと思って、“受ける”メッセージを書いてしまう。押してもらえないと残念なので、迎合して、自分の真意でもないことを書く。インターネットやスマートフォンが普及して周囲とつながる機会が増える中、嫌われることを恐れる人が増えているように思います。

 だからこそ、嫌われる勇気というタイトルが一番響くのではないかと考えました。「哲人と青年の新しい心理学を巡る対話」といったタイトルも候補でしたが、それでは手に取ってみようとなかなか思ってもらえなさそうです。編集者とも相談して、なるべく多くの人が読んでみたいと思うようなタイトルを選びました。

嫌われる勇気があると、人生において、どのようなメリットがあるのでしょうか。周囲と軋轢が生じることは避けられないような気がします。

岸見:もちろん自分の主張を伝えることには責任があります。主張した時には、必ず反発する人がいて、摩擦が生じるのは当然です。それを理解する必要がある。

 例えば、ある若い女性が、好きな彼がいて「この人と結婚したい」と親に言ったとしましょう。例えば、この男性がフリーターで安定した収入がない場合、多くの親は反対することでしょう。この女性は、親の気持ちを傷つけたくない、悲しませたくないと、気持ちを抑えてしまって、結婚をあきらめるかもしれません。説得するには、「どうしても結婚したい」と自分の意見を言って、親が多少傷つくとしても、摩擦覚悟で議論して、同意を取り付けるしかありません。親が「あんな人と結婚するなら悔しくて死んでしまう」と言われても、ひるまないで、「残念ですが、短いお付き合いでした」と言い返せば、結婚できるかもしれない。

「摩擦を怖がってひるんで逃げる人が多い」

 それが怖くて、自分の意思を曲げて、結婚をあきらめた場合、どうなるのか。誰のための人生を生きているのか。自分の人生を生きているのかということになる。それでは意味がありません。

 嫌われる勇気を持っていないと、何のために生きているのか、分からなくなる。もめても、粘り強く説得して、最終的に折れることがない。そんな生き方を選んだ方が幸せを感じられるはずです。

 摩擦を怖がって、ひるんで、逃げる。世代を問わず、どんな層でも、そういう人が多い。人の気持ちに目を向けないくらいにならないと、決断できません。私はカウンセリングする中で、多くの人が「決定できない」と感じています。人を傷つけたくないと思っているからです。そういう場合、私は、一時的にでも、人の気持ちをあまり考えないような援助をします。多少の事ではびくともしない。人の気持ちよりも、自分がどうしたいのかをまず考えることで、人生が変わることが多いのです。

日本の社会は和を重んじます。嫌われる勇気がある人がたくさんいて、自分の意見をどんどん言うようになると、職場や学校の和が乱れて、大変なことになったりしませんか。

岸見:太平洋戦争の頃を思い出してください。「これはおかしい」と思っても、戦時中は異を唱えられませんでした。その結果、戦争を止められずに、多くの人が命を失い、悲惨な結末を迎えました。

 だから「おかしいことはおかしい」と言える人が増えた方がいい。みんながやさしくて人を傷つけない方向に行くと社会自体が大変なことになります。気が付いたら指摘するべきです。それはおかしいんじゃないかと言える社会の方がいい。

 相手が年長者でも上司でも親でも、自分自身の考えを言えるように多くの人になってほしい。抵抗があってもそれは仕方がない。自分の主張に伴う責任です。みんなが主張できない世の中は危険です。

相手に合わせず、自分の意見をはっきり言うと周囲からうとんじられたり、いじめられたりするかもしれません。とりわけ逃げ場が少ない学校のような閉鎖空間では苦しい思いをしそうです。

岸見:はっきり意見を言う子供が必ずしもいじめられるわけではありません。「何でこんなことをするんだ」と抵抗できる子供はいじめられにくい。むしろなすがままになってしまう子供はいじめのターゲットになりやすい。さらに意見がない子供は、いじめる側に回らなくても、摩擦を恐れて、いじめがあっても見て見ぬふりをして、いじめる側に同調するかもしれない。そう考えると、意見を言える方がきっといい。

「叱ってはいけないし、ほめてもいけない」

岸見さんとアルフレッド・アドラーの出会いはどういうものだったのでしょうか。アドラーは、ジークムント・フロイトやカール・グスタフ・ユングと並ぶ心理学者として世界的に有名ですが、日本ではそこまで知られていません。なぜ関心を持つようになってのですか。

岸見:来日したアドラー研究者の講演会に参加したのがきっかけです。「今日この講演を聞いて、幸せになりたいと思う人はすぐに幸せになれる。自分の決心でなんとかなる。自分がどういう風に生きるのか。それを考えれば幸福になれる」といった趣旨のことを話していました。

 最初はうさんくさいなあと思い、反発も覚えたのですが、よく考えるとそうかなと思える部分が多かった。さらに子供の教育を通じて、アドラーの考え方を実践する場を得たこともあります。

 当時、私はギリシャ哲学が専門で、大学院の博士課程で学び、研究職を目指していました。でも大学院を卒業しても就職口はなく、非常勤の講師などをしていました。

 ちょうどその頃、子育てにかかわる機会がありました。妻は小学校の教師をしており、私の方が時間を自由に使える環境にあった。そこで幼い2人の子供たちの保育園への送り迎えを、私が担当することになりました。父親が育児に参加するのは一般的ではなかった時代です。周囲のお母さんからは「なぜお父さんが送り迎えをしているのか」といった好奇の目で見られましたが、子供とかかわる以上はきちんと子育てをしたいと思いました。今でいう「イクメン」ですね。

 子育ては大変で、子供はなかなか言うことを聞かないものです。そんな中で、アドラーの思想に触れた。その考え方は衝撃的でした。「大人と子供は対等だ」と言う。大人の方が知識も経験もあり、もちろん同じではありません。でも、対等な存在として認めなければならない。「叱っていけないし、ほめてもいけない」と言っている。

私にも子供が2人いますが、「ほめて育てた方がいい」という意見をよく聞きます。一方で、叱るべき時にきちんと叱らないと、子供はわがままになってしまいます。

岸見:私も最初は子供をほめていましたが、アドラーの考え方は全く違う。衝撃的ではまってしまいましたね。私と子供たちの関係は非常にいいのですが、「ほめて、叱る」という育て方ではここまで関係は良くならなかったでしょう。

 私は声を荒げるようなタイプではないのですが、子供にそういう態度だけで関わっていると好き勝手になったでしょう。叱るだけなら事態は悪くなって、もっと反発されたと思います。早い時期に子供との関係を対等にしたことで、非常に良くなりました。

 例えば、子供が泣いても大きな問題になりません。子供が泣くのは親の注目を得たいからです。そういうことに対して子供に注目を与え続けると、泣き続ける。かといって叱ると事態を悪くすることになる。一喝すると確かに言うことを聞くかもしれませんが、「怖いから」というだけで、副作用があまりにも大きく、関係が決定的に悪くなる。

 1歳の子供でも自分が置かれている状況の意味は意外に分かるものです。私の子供は、初めて保育園に行った日が、朝7時半から夜7時までの長時間保育でした。保育士さんは心配しましたが、私はこう言いました。「娘は私が帰ったらきっと泣くと思いますが、ずっとは泣きません。必ず30秒で泣き止みます」。担当した保育士さんは、時計で測ってみたそうですが、30秒ではなく15秒で泣き止んだそうです。

 これは偶然ではありません。泣いても保育士さんは時計を見ていて注目してくれない。娘がそのことを学ぶのにかかった時間が15秒だったのです。そうしたら保育士さんが抱っこしてくれた。普段からの親子の関係作りが良ければ、何も心配ありません。

「自分が大嫌いでも、置き換えることはできない」

でも、電車の中などで小さな子供が泣きやまない場合はどうしたらいいのでしょうか。周囲の人に迷惑がかかりますし、冷たい視線で見られて、さすがに叱らないといけないような気がします。

岸見:電車の中で子供が騒ぎ出したらできることは1つです。叱るのではなく、次の駅で降りる。駅のホームなら泣くことが許されます。もちろん日ごろから話し合っていい関係を築かないといけません。電車に乗るときは静かにしないといけないと、きちんと伝えておく。そのうえで騒いだ場合に、静かにしないといけないと、改めて伝える。忍耐力が求められます。

ほめずに叱らないならば、どのような言葉をかけたらいいのでしょうか。

岸見:大人でも子供でも嫌な感じがしない言葉は「ありがとう」です。相手の貢献に注目する言葉で、役に立ったという気持ちになります。そんな大人同士の言葉をかけたらいい。そういう風に思えることが、自己受容につながり、自分のことを好きになることにつながる。

 むやみに怒る上司はいやだというのと同じで、叱ることは人と人との関係を近づけはしない。叱ることで関係を悪くしておきながら、援助しようとするのは難しい。人は自分が嫌だと思う人の言うことは聞かないものです。この人はちゃんと自分のことを見てくれていると思えばこそ、話を聞いてくれるものです。

上から目線で叱るのではなく、あくまで対等な立場に立ち、相手が子供でも、貢献があれば、認めて感謝する。私も子供と接する際に実践すべきなのかもしれません。

岸見:カウンセリングに来る人は自分が大嫌いな場合が多い。でも自分はほかに置き換えられない存在です。自分という道具はずっと一生使い続けないといけない。その私が嫌いなら、人は幸せになれない。だから自分をなんとかして好きになってほしい。自分が役立たずでなくて、誰かの役に立てている。そう思える。

 親は子供にありがとうと声をかける。そう言われたら、子供は自分が役に立てると思えて、自分のことが好きになる。それでも、次回も同じ適切な行動をしてほしいと期待しないでほしい。下心で言うと逆効果です。貢献に注目する。もちろん、その親以外の人は「ありがとう」と言ってくれないかもしれません。でもそう言われることを期待して、適切な行動をする子供も困る。誰かが見ていたら、ほめてもらえるのでゴミを拾うが、誰も見ていないと拾わないといった考え方です。ほめられたいと思う人は、承認欲求が強く、承認されないと気が済まない。誰かが見ていなくても、自分が共同体に貢献したいという満足感を持てれば、そうはならない。

「人生は他者との競争ではない」

「人生は他者との競争ではない」とも主張されています。しかしビジネス社会では競争があります。競争心を持たないと人は成長できませんし、組織の活力も失われるような気がします。

岸見:競争は当たり前とされていますが、アドラー哲学では、それはノーマルな状態ではありません。アドラーは競争ではなく、協力を重視します。「競争に勝ち残ればいい」という考え方では、負ける人がたくさん出てくる。むしろ、そういう人の方が多いかもしれない。競争に負けた人は、心のバランスを失って、精神的な病気になる人も多い。しかし協力を学んでいる人は、必要ならば競争できますが、負けても精神のバランスを失うことはありません。競争に負けたと落ち込むとゼロサム競争の世界になり、組織や共同体のことを考えるとプラスになりません。

 人に承認されなくても、貢献感を持つことが大事です。例えば、家事の1つに洗濯があります。妻がする場合が多いのですが、夫や子供が手伝わず、なぜ自分だけがやらなければならないのかと腹が立つ人がいるかもしれません。でも自分だけが洗濯を上手にできて、家族の役に立っていると考えるようにしたらどうでしょうか。こうした貢献感があれば、ほかの人が承認してくれなくても、満足感が得られます。自分が幸せにならないと、ほかの人も幸せになれません。

 カウンセリングに来る方は、この世の終わりのような不幸そうな顔をしている場合が多い。子供が学校に行かなくなったという、引きこもりに悩むお母さんが相談に来た場合、私は子供の味方にならないといけないと話します。お母さんが不幸でもそのことで子供が学校に行くわけではありません。

 不幸そうな態度をしている親に非があります。近所の人が同情してくれることを期待しているからです。子供は学校に行っていないので不幸だという顔をして、世間の同情を得たい。「私はちゃんと育てたのに、あの子は学校に行かなくて困っている」といった顔をする。

 しかし世間に対して背を向けた方がいい。背を向けても親は子供の味方になるべきだ。子供が引きこもりでも幸せになっていいんだと思えるようになると、お母さんは元気に若々しく、美しくなります。近所の人は「あの家は子供が学校に行っていないのに、お母さんはどうなのかしら」といった風に後ろ指をさすかもしれませんが、そんなことは気にする必要はない。嫌われる勇気を持って、子供の味方をするなら、子供と仲良くなれます。

 「どっちにもいい顔をしたい」といった人の出方や顔色をうかがって態度を決定する態度ではダメです。

「カーネギーやコヴィ—の思想もアドラーに通ずる」

著名な経営者や自己啓発的な本の著者もアドラーの考え方を実践しているケースが多いと聞きました。

岸見:『人を動かす』で知られるデール・カーネギーは、アドラーを引用しています。『7つの習慣』を書いたスティーブン・コヴィーも思想的にはアドラーと近い。ただあえて引用していない人の方が多いように思います。アドラーの考え方は、聞いてしまったら当たり前だからです。理解が難しいこともありません。叱らない、ほめない、課題は自分に関するものと、他者に関するものに分けて考える。

 それを聞いたらほかの人にはあまり言いたくない。自分の手柄にしようと思って言わなかった人が多かったのでしょう。アドラーの思想は「共同採石場」のようなもので、みんなが自由に落ちている石を拾って持ち去った。米国にはずいぶん自己啓発の本はありますが、理論的な裏付けがない場合が多い。理屈を知らないで実践しているケースも多いように思います。

経営者の中には厳しく叱らないと社員は育たないと言う人もいます。

岸見:私は、頭ごなしに怒鳴りつけるのは有能な経営者ではないと思います。ある程度成功するかもしれないが、限界がある。若い人が、のびのび失敗を恐れず、新しい仕事に挑戦できる状況があるのかないのかは全然違う。失敗したら叱られると、自由にはふるまえません。叱って育てられた人は、盆栽のようにスケールが小さくなりがちです。

 教育では大きく育てることが大事です。社会とうまくやっていけないと思われているような人が、ちょっと指導すれば大きな花を咲かせる。短所や欠点があって、ゴツゴツとしたトゲやでっぱりがあるのが人間です。でっぱりをそいで何かを強制するような教育はよくない。

 実際には「これは困ったなあ」という人が最終的には伸びるケースが多い。上司の顔色を見て嫌われることを恐れ、上司が気に入ることしかしない社員は、自発性も創造性もなく、伸びない。本当に有能な経営者は、そういうことを分かっていて、社員が伸びる環境を整備しているはずです。

「勇気を持てば、人は確実に変われる」

「人は変われる」と岸見さんは著書で書いていますが、人間は40歳にもなるとなかなか変われないような気もします。

岸見:嫌われることを恐れる生き方は、不自由で不便なので、できたら変わりたい。でも「変われない」と思った方が、都合がいい。変わったら、次の瞬間に何が起きるのか分からないと思ってしまうからです。

 しかし考え方次第で人間は確実に変われます。例えば、好意を持っている人が歩いてきて、ほんの数秒後にすれ違う。自分の気持ちを告白したいと思っている人だけど、相手がふいに目をそらす。そういう事態が起きたときに、自分が嫌われていて避けられたと思う人もいることでしょう。

 でも全く違う考え方をしてもいい。風でコンタクトレンズにゴミが入ったのかもしれません。「嫌われた」と思うのは変わりたくない人です。もちろん若い人の方が柔軟性はあるので、変わろうという勇気を持って、決心したら短期間で変われるように思います。

 家族であっても他人を変えるのは難しい。だから自分が変わるしかない。他者を操作できるというのは誤解です。子供でも自由に操ることはできません。子供は自分の期待を満たすために存在するわけではありません。

 馬を水辺に連れていくことはできても、水を飲ませることはできません。変われるかどうかは本人の問題です。カウンセリングに来るだけで大きな前進ですが、多くの人は変わらないでいようと決心している。口で言っても本当は変わりたくない。

確かに嫌われる勇気を持つと、自分は幸せになれるかもしれませんが、周囲との関係はどのように変化するのでしょうか。

岸見:あなたのことを嫌う人は増えるかもしれません。でもそれは自分の課題ではなく、相手の課題です。「課題の分離」を分かっていない人が多い。他人が自分を嫌うかどうかは、私には決められません。自分が好意的に接しようとしても、相手は嫌うかもしれない。でも人に嫌われるかどうかを悩む必要はありません。通常、自分のことをあらゆる人が嫌うことはあり得ません。自分を支持してくれる人は必ずいるので、そういう人とかかわればいい。敵視する人はきっといますが、そんな人たちのために自分の人生をふいにする必要はありません。つまらないことに、日々悩む必要はないのです。

「神や仏を持ち出さない宗教」

岸見先生のお話を聞いているとアドラー心理学は宗教に似ているような印象を受けました。

岸見:神や仏を持ち出さない宗教と言えるかもしれません。神や仏を出すと受け付けない人がいます。でも神を信仰していると言っている人が、その教えを実践できているとは必ずしも言えません。だからアドラー心理学は神のない宗教と理解しています。

 最近の心理学では、あらゆることを脳の機能に還元するような傾向があります。例えば、人が誰かを好きなのは脳がそうさせている。人間には自由意志があって、何かを自分で決められることを否定している。しかし脳の仕組みで説明できることには限界があります。

 トラウマの話もそうです。心理学では様々なことを過去のトラウマのせいにするケースがあります。でもアドラー心理学を研究する立場からは「トラウマは存在しない」と考えます。人間が過去の経験や体験によって決まるなら、治療も教育も育児も関係なくなる。何でも過去の体験で決まっているというなら、治療のしようがない。

 私はカウンセリングで過去を聞きますが、あくまで理解のためで根掘り葉掘り聞くことはありません。過去を聞いても意味がない。それで、あなたはどうしたいのか。それが重要です。何か希望を持って帰ってほしいと思って話をする。大事なのは、過去ばかりを振り返ってあれこれ考えることではありません。今、この瞬間をあなたが、いかに生きるのかです。変われるのは自分だけであり、自分が変われば、世界も変わります。

岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者。1956年京都生まれ、京都在住。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989 年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などでカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。訳書にアルフレッド・アドラーの『個人心理学講義』『人はなぜ神経症になるのか』、著書に『アドラー心理学入門』など多数。 2013年12月、『嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え』を古賀史健氏との共著で上梓。

[日経ビジネス]

Posted by nob : 2014年04月15日 07:41

同感、、、私も常々そう感じています。。。

■幼年期の記憶がもつ力―将来の人生を豊かに

 3歳の頃の記憶が遠い将来、大人になったときの生活を向上させる助けになるかもしれない――。

 日常生活の記憶――例えば、幼稚園に初めて登園した日のことや、飼いネコが死んだことなど――を振り返り、その意味を理解できる能力のある子供は、思春期から成人期にかけてそうした記憶を活かし、より良い自己認識の確立や人間関係の構築、堅実な選択ができることが、新たな研究で分かった。

 今日、子供たちの生活風景はソーシャルメディアで写真やビデオに記録され、家族のデジタルアーカイブ(保管所)に保存される。だが、研究によると、こうした写真やビデオにはほとんど効果がない。それよりも親の果たす役割の方が大きい。初期の記憶からどれだけ多くのことを思い出せるかだけでなく、子供たちがそれをどう解釈し、経験からいかに学ぶかという点においてもだ。

 米ジョージア州アトランタのエモリー大学で心理学を教えるロビン・フィバッシュ教授は「個人的な記憶が私たちの人格を決定する。それが私たちを結びつけている」と話す。フィバッシュ教授は記憶に関する数多くの研究を執筆している。日々のできごとを思い出し、その話をするよう促されて育った子供たちは、10代になるまでに対処能力や問題解決能力で勝るようになり、気分が落ち込むことも少ないことが研究で分かった。

 こうした発見は「幼年期の記憶喪失」の研究から得られた。「幼年期の記憶喪失」とは、ほとんどの人の場合、6~8歳になるまでに幼年期の記憶が消えてしまうことを指す。脳がまだ十分に発達していないことが原因だ。

 2011年の研究によると、あるタイプの記憶は自己連続性(アイデンティティー)を確立する一助となる。「自分はかつての自分と同じ人間だと感じたい」ときや、「昔の自分からどう変わったかを理解したい」ときに、人はこうした記憶を振り返る。例えば、ハリケーン被災地の生存者は、苦しい体験を乗り越えることができ、その結果強くなったことの証しとして当時の記憶を振り返るかもしれない。

 また別のタイプの記憶は、指示的な機能を果たし、行動を導く。決断するときや、過去の過ちを繰り返さないために振り返る記憶だ。交通事故で飼い犬を失ったことのある人は、ペットにリードをつけようか決める際に、その記憶を思い出す可能性が高い。

 3つめのタイプは、社会的なつながりに関する記憶で、人間関係に影響を与える。研究によると、人間関係を強めたい、もしくは新しい関係を作りたいと思うとき、人はこうした記憶を思い出すという。別の研究に参加したある大学生は、父親が寝る前に本を読んでくれたことが、大人になったときに家族と強い絆を作りそれを維持しようとする動機になったと話す。大学生の父親は彼に「指輪物語」三部作をすべて読んでくれたという。

 こうした3つのタイプの記憶をすべて引き出せる能力があれば、精神的に高い満足感や大きな目的意識、より肯定的な人間関係がもてるようになる可能性が高い。これは専門誌「メモリー」に昨年掲載された、103人の大学生を対象に行った研究で分かった。この研究で、学生たちは4つのライフイベントを思い出し、それがなぜ大きな意味をもつのか理由を話すよう求められた。その後、人生の満足度や自尊心、精神的な満足度について評価した。

 また、ニューハンプシャー大学が10~15歳の83人の子供たちを対象に2011年に行った研究によると、より具体的な出来事を思い出せる子供たちの方が、社会問題に関して解決能力が高いことが分かった。

 出来事の直後にその話をするよう促されると、子供はそれを長く記憶にとどめる可能性が高くなる。この分野の研究者として中心的地位にいるエモリー大学の心理学者パトリシア・バウアー氏は、大人たちが子供に「導入部と中間部、それに結末がある話し方」をするよう促すといいと話す。

 「いつ」「誰が」「どこで」「何を」という質問を投げかけ、「高度に手の込んだスタイル」を使う母親の子供は、4~5歳のうちから他の子供たちより早い時期の、かつ細かな記憶を維持できることが分かった。一方で、一言で返事が済むような「オウム返し」のスタイルを使う親の子供は、そうでない子供よりも覚えている出来事も少なく、その記憶もあまり鮮明でなかった。

[THE WALL STREET JOURNAL]

Posted by nob : 2014年04月14日 16:04

同感、、、私も常々そう思っています。。。

■カズをW杯に呼べ!若い代表にラモス氏“提言”「経験のある選手が入れば」

 J2第7節(13日、ニッパツ三ツ沢球技場ほか)岐阜がアウェーで横浜FCを1-0で下し、10位に浮上した。ラモス瑠偉監督(57)はベンチ外だった横浜FCの元日本代表FW三浦知良(47)について、「カズみたいな経験のある選手が入ればいい」とブラジルW杯メンバー入りを熱烈に推した。首位の湘南は千葉に6-0で圧勝し開幕7連勝。長崎は福岡に大勝し勝ち点14で2位に浮上。磐田は北九州に敗れ同13で3位に後退した。(サンケイスポーツ)

 かつての“盟友”を、猛烈にプッシュした。横浜FCを破った試合後、岐阜・ラモス監督がカズのブラジルW杯メンバー入りを熱望した。

 「日本代表は若い選手が多い。そこへカズみたいな経験のある選手が入ればいい。カズの力はみんなが分かっている」

 真剣な表情でまくし立てた。5月12日のW杯メンバー発表まで1カ月を切り、“カリオカ”は黙っていられなかった。

 FWでは24歳の柿谷曜一朗(C大阪)や、23歳の大迫勇也(1860ミュンヘン)ら、若手の選出が確実視される。そこにJ最年長47歳の“カズ魂”が注入されれば影響は計り知れない。

 ラモス監督とカズは現役時代、V川崎(現J2東京V)や日本代表で共闘し、1つの時代をつくり上げた。1993年の“ドーハの悲劇”でも同じピッチに立った。15歳で単身ブラジルに渡りプロ契約。J創設時から活躍し、日本をW杯出場常連国にする礎を築いた功労者であるカズに、「ご褒美をあげてもいいんじゃないか」とも話した。

 この日、左足付け根痛のためベンチ外だったカズとは試合前に短く会話した。ラモス監督が東京V監督時代の2006年以来となるJ2対決はならなかったが、岐阜は後半に退場者を出して10人となり「そこでカズが出てきたら怖かったよ」。そして、「(カズが)出られなかったのは残念。真面目だから練習をやりすぎてしまうのではないか。完全なオーバートレーニング。オレが監督だったら、シュート練習なんかさせないよ」と気づかった。

 自身が98年に記録した当時のJ最年長出場記録は41歳9カ月5日。それを6歳も上回りながら現役を続けるカズを、常にリスペクトしているだけに、“ラモス節”は最後まで鋭かった。(宇賀神隆)

闘莉王も呼べ「1対1も空中戦も強い」

 ラモス監督は日本代表のDFラインに危機感を訴えた。「吉田(サウサンプトン)は負傷した後、どうなったの? 今野(G大阪)もけがしたみたいだね」と話し、「カズと同じように闘莉王も見てみたい。1対1にも空中戦にも強いしね」。緊急事態を救うのは2010年南アW杯にも出場し、母国ブラジルで行われるW杯への思いを強くする名古屋DF闘莉王だと断言した。

[産経新聞]

Posted by nob : 2014年04月14日 16:00

外部被曝はこれからも絶え間なく、、、そして真の恐怖は内部被曝、それは流通によって、、、脅威は拡散し続ける。。。

■欧州:日本の国土の約15%が「徹底的な放射能監視地域」に

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(画像:Atmos. Chem. Phys., 13, 1425– 1438 , 2013)

欧州連合が予算を提供した公式の研究チームが、日本政府の発表より、はるかに日本の国土が汚染されていることを、精緻な科学的アプローチによって確定しました。

チームは、当初「15%」と見積もっていましたが、日本に配慮したのか「日本の国土のうち9%以上」と、もっとも控えめな数字を出してきました。
この広大な面積が、チェルノブイリ避難基準で言うところの「徹底的な放射能監視が必要な地域」以上のレベルになっていることが分かったのです。

東電と政府の発表は、やはり嘘である

今、福島第一原発では、先月末、4号機の使用済み燃料プールが一時冷却停止したものの、現在は西側の共用プールへ燃料を移動する作業が続行されています。

吉田昌郎前福島第一原発所長(故人)や、班目春樹元原子力安全委員会委員長が、「あのときは、チェルノブイリ事故の時の10分の1の規模に抑えることができるか、チェルノブイリ事故の10倍の地球規模の大惨事になるかの分かれ目だった」と口を揃えて証言したほど紙一重の難局に直面していたのですが、いくつかの奇跡的な出来事が偶然(ではないのだが)にも重なって、かろうじて乗り越えることができました。

しかし、4号機に奇跡をもたらした神は、私たちに生涯、忘れられないプレゼントを与えてくれました。

それは、内部被曝の恐怖です。
今度は奇跡は訪れません。私たち個々の知恵で乗り越えていかなければならないのです。それは、長い長い道のりです。

私たちは、自分がどこに立っているのか、どうやって追加被曝を防いだらいいのか、今一度立ち止まって振り返る必要があるのです。
そうすれば、あなたの後ろの風景は、きっと違ったものに見えるでしょう。
そのとき、今まで見ていた景色が、実は誰かがつくった幻影だったことに気がつくのです。

原子力安全・保安院は、当初、2011年3月に福島第一原発から放出された放射能の総量を37万テラベクレルと発表していました。

一方、原発推進側の原子力安全委員会(内閣府)が出したのは63万テラベクレル。

しかし、63万テラベクレルでも過小であると疑義が上がったことから、再度、原子力安全・保安院は77万テラベクレルに変更。理由は、「海洋に流出した分を加えたから」というまったく幼稚なものでした。

しかし、その直後、保安院は77万テラベクレルを85万テラベクレルに、またまた変更したのです。
これが2011年6月6日のことでした。

真相は、国際原子力機関(IAEA)向けの報告書の提出期限が迫っていたからで、経済産業省としては、「IAEAが納得する数字の内、もっとも低い数字」を出したのです。それが85万テラベクレルです。

要するに、実際にどれくらいの量の放射性物質が出てしまったのかなど、どうでもいいのです。報告書が通れば。これが、日本の官僚が長い間、木端(こっぱ)役人とかコクゾウムシ、シロアリと言われ続けている理由です。

問題は、海洋に流出した分です。
そして、初期に放出された放射性ヨウ素の実際の量です。

政府が出す情報は、いつも根拠が薄弱です。パラメーターをいじくっただけのガラクタです。もちろん上空を太平洋に向かって飛んで行った量についてなど、まったく関心がないのです。

東電は、この1年後の2012年5月24日、「放出された放射性物質の総放出量が昨年3月だけで90万テラベクレルに上る」との試算を明らかにしたのです。(そのときの新聞)

2011年3月時点では、福島第一原発周辺のモニタリングポストが放射性物質で汚染されてしまっただけでなく、そのいくつかが地震で破損してしまったため、大きな誤差が生じた、と言っていました。
その後、補正に補正を繰り返して、やっと「90万テラベクレル」に落ち着いたということです。

そんな馬鹿な! 
おそらく、海洋流出分と、大気中を太平洋側に流れていった分を正確に出せば、この2倍、いや、3倍の放射性物質が放出されたことが明らかになるでしょう。

そして、今でもその放出は続いています。これから何十年も。

この東電と原子力安全・保安院(経済産業省外局の資源エネルギー庁管轄下)の共謀による発表が、「事実を伝えていないのではないか」という当初からの疑念については、少しずつ薄皮がはがされるように明らかになってきています。

心ある医師を始めとして、「政府は嘘をつきとおしている」と言っている国内の専門家は多いのです。
そして、そうした専門家の数は、国内だけでなく、海外でも日を追うごとに増えているのです。

欧州連合の控え目な研究報告:
「約34000平方キロメートル以上の地域が、1平方メートル当たり40キロベクレル以上、汚染している」

独立系環境ジャーナリスト数人で運営するNatural Societyに、最近になって驚くべき記事が掲載されました。
EUが本格的な研究を行っていた、というレポートです。

欧州連合の新しい報告書は、20,000平方マイルが日本の福島第一原発事故によって汚染されたと述べている
(Natural Society 2014年3月1日)

欧州連合(EU)の研究チームが、日本の数百万の人々が、実際にどの程度、放射能に被曝したのかを決定づけるために、非常に正確な計算を行いました。

その結果、福島第一原発の核災害が起こった3月から5月のちょうど3ヵ月の間で、福島周辺の※20,000平方マイル以上の広大な地域が、放射性物質で汚染されているとの決定を下しました。
(※20000平方マイルとは、正方形にたとえると、一辺が約226キロメートル)

その放射性物質の中にはセシウムと放射性ヨウ素が存在しています。

最近になって、※カナダ沖の海水を検査したところ134が検出されました。
(※当初、カナダの水道水から、と書いていましたが、カナダ在住の方の詳しい情報によれば「海水から」ということです)

残念なことに、日本の4300万人以上の人たちが、これらのガンを引き起こす要因となる被曝に晒されてしまったのです。
日本で科学者のチームによって確定されていることですが、これらの放射性物質は、今日もまた太平洋へ注ぎ込んでいるのです。

このEUの調査研究は、2012年12月14日に下記のニュースアラート(欧州連合の研究報告)で明らかにされているものです。
「New insight on the spread of contamination from Fukushima」)

報告書の中では、このEUの調査が、広く評価の高い循環モデルを使用して2種類の核種の大気降下物を計算したものであると説明されています。
また、特に注目したのが、気体での放射であると書かれています。

この研究調査では、降水、風向き・風速のパターン、放射性物質の土壌への粒子堆積の状態と放射性崩壊のような、さまざまな要因も考慮に入れられています。

控え目な計算でも、※約34000平方キロメートル以上の地域が、2種類の放射性核種、セシウムとヨウ素によって1平方メートル当たり40キロベクレル以上、汚染されていると算定されています。
(※約34000平方キロメートルとは、一辺が約184キロメートルの正方形)

1平方メートル当たり40キロベクレルとは、国際原子力機関(IAEA)によって「汚染されている」と見なされる「しきい値」になっている数字。
それは、人の生命や動物にとって決して安全である数字ではないでしょう。

ただし、この「しきい値」は、政府系機関が地球を毒物で汚染する際、その責任を過小にするために放射線被曝の許容レベルを、自分たちの都合のいいようにいじくりまわした結果、出てきたものであるということに注意する必要があるのです。

このEUの調査レポートの評価に基づけば、この汚染地帯に住んでする1000万人以上の人々が放射性粒子によって、実際に毒されているということです。

残りの放射性セシウムは、アメリカ西海岸に吹き飛ばされていったと推定できます。その80%は海を渡って、沿岸に吹く風の巨大な放射性プルームになったと考えらます。
われわれが経験している極循環は、(放射性プルームを遠くに追いやることについては)助けになっていないのです。

たとえば、ミズーリの雪の中で検出された放射線量は、最近、2倍になっていることが分かりました。

このEUの調査研究は、単にセシウムとヨウ素の汚染状況を見ただけで、他の核種による汚染は見ていないのです。

また、他の専門家は、20,000平方マイル(一辺が226キロメートルの正方形のエリアに相当)よりさらに広い地域が汚染されたと考えています。

より現実的に見ている人々は、実際は、その数字の2倍だと言っています。

このことは、すなわち、多くの人々が、原子力産業が無責任な金儲けを続けるために、放射能汚染の正確なレベルが秘密の絨毯の下で取り払われてしまったと考えているということなのです。

これほどのことが起こったにも関わらず、われわれの政府は、今まだ原子力に金を投じているのです。
それは言語道断であり、集団殺人なのです。

この記事をきっかけとして、「本当に私たちは、どれくらい放射能汚染された土地に住んでいるのか」について、自分で確認してみましょう。

この記事の重要な部分は、2012年12月14日に公表された欧州連合による調査で、

「控え目な計算でも、※約34000平方キロメートル以上の地域が、2種類の放射性核種、セシウムとヨウ素によって1平方メートル当たり40キロベクレル以上、汚染されていると算定されています」

と報告された部分です。

IAEAのモデルで「放射能汚染地帯」とされている1平方メートル当たり40キロベクレル(40000Bq/m2)の地域が、約34000平方キロメートル(正方形に直すと、一辺が約184キロメートルの正方形)も広がっている、ということです。

(※おさらいですが、1平方メートル当たり40キロベクレル(40000Bq/m2)というのは、1平方メートルの面積の中に、1秒間に40000回崩壊して放射線を出すだけの放射能の量が存在していることを示すものです)

それも、この調査ではセシウムとヨウ素だけが対象です。関東にも飛んできているストロンチウム90などの核種は含まれていないのです。

ちなみに、これはチェルノブイリ事故のときの避難基準です。
このときは、主にセシウム137だけを重要視して、以下のように設定されました。

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今回のEUの調査結果である「約34,000平方キロメートル以上の地域が1平方メートル当たり4キロベクレル」というのは、「37~185kbq/M2」の「徹底的な放射能監視が必要な地域」に該当します。 

日本の国土の総面積は、377,900平方キロメートルですから、34,000平方キロメートルは、なんと全国土面積の9%に相当します。

では、この失われた「徹底的な放射能監視が必要な地域」でも、用心深くしていれば暮らすことができるのか、といえば、水元公園のある東京都の東葛地域や千葉県我孫子市のような76万ベクレル/㎡というホットスポットも多数存在しているのです。

ホットスポットは、まだたくさんあるに違いないのですが、発見されても公表されないか、無視されてしまうかで、表面化しません。

さらに、EUの報告書を詳しく見てみましょう。
このEUの報告書の元になったレポートは、これです。
http://www.atmos-chem-phys.net/13/1425/2013/acp-13-1425-2013.pdf

これについて、Narureの2011年10月25日付けの記事が載っています。
この記事の日本語訳が以下です。ここから重要部分を抜粋します。

ノルウェーの研究チームにより、新たに福島第一原発事故で大気中に放出された放射性物質の総量が計算され、政府が6月に発表した推定放出量よりもずっと多いという報告があった。
 
世界各地で観測された放射能データを組み合わせて大気中の放射性物質の量とその流れを推定した結果、福島第一原子力発電所の事故では、政府の推定よりもはるかに大量の放射性物質が放出されていたという研究が、Atmospheric Chemistry and Physics (Atmos. Chem. Phys. Discuss., 11, 28319-28394, 2011)に発表された。

さらに、日本政府の主張とは裏腹に、4号機の使用済み核燃料プールから大量のセシウム137が放出さ れていたとも報告しており、もっと迅速に対応していれば、これほど大量の放射性物質が放出されずにすんだかもしれないと述べている。

原発事故による放射性物質の放出過程の再現は、日本国内をはじめ世界各地にある数十か所の放射性核種モニタリングステーションで観測されたデータに基づいて行われた。

その多くは、包括的核実験禁止条約機構(オーストリア:ウィーン)が核実験の監視のために運用している世界規模での観測ネットワークに属する。
このデータに、カナダ、日本、ヨーロッパの独立観測ステーションのデータも付け加え、これらをヨーロッパと米国が保管している広域気象データと組み合わせた。

ノルウェーの研究チームは、自分たちの推定値が政府の発表と食い違いっているのは、今回の調査ではより多くのデータを使用したことが原因の1つであるという。

政府の推定の基礎となったデータは、主として日本国内のモニタリングポストによるものであり、 風に乗って太平洋を越え、北米やヨーロッパに到達した膨大な量の放射性物質は考慮されていないのだ。

神戸大学の放射線物理学者で、福島周辺の土壌汚染を測定している山内知也は、「事故の本当の規模と特徴を明らかにするためには、太平洋上に出ていった放射性物質も検討する必要があります」 と言う。

…………しかし、政府は、使用済み核燃料プール自体に大きな損傷はなく、使用済み核燃料が重大な汚染源になったとは考えられないと主張している。

政府による公式推定値の算出にかかわった日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の茅野政道(ちのまさみち)は、「4号機から放出された放射性物質は多くはなかったと思います」と言う。

だが、スウェーデン防衛研究所(ストックホルム)の大気モデル作成の専門家 Lars-Erik De Geerは、核燃料プールの関与を含めた今回の新しい分析は、「説得力があるように見えます」と語る。
(De Geerは、このEUの調査には加わっていません)

さらに今回の分析は、もう1つ新たなデータを提示している。

地震の直後、津波が福島第一原発に襲いかかる前から、キセノン133が漏れ始めていたというのだ。つまり、原発は、津波が襲来する前から、地震によって損傷していたことになる。

ノルウェーの研究チームが使用したプログラムは、非常に精度が高く、世界的に見ても高評価を与えられているソフトです。
信頼していいのではないでしょうか。

今回の研究チームを率いたのは、ノルウェー大気研究所(シェラー)の大気科学者、Andreas Stohlです。

このEUの報告書を作成するに際して、チーム内で議論されたことを記した討議論文があります。(下)
http://www.atmos-chem-phys-discuss.net/12/24531/2012/acpd-12-24531-2012.pdf

ここには、政府による公式推定値の算出にかかわった日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の茅野政道(ちのまさみち)の主張に対して、このように書かれてあります。

われわれの研究チームは、ヨウ素131が150ペタベクレル(=15万テラベクレル)以上、放出された可能性についてテストを行うため、茅野政道他によって出された放出算定の不確実性に基づいて、その5倍以上高い放出を適用して感受性テストを行った。

東京の大都市圏を含む4300万人が住んでいる56000平方キロメートルの地域は、1平方メートル当たり4キロベクレル以上、汚染されているだろう。

このヨウ素131の大放出があったというのは推論的ではあるが、(茅野らの出した)150ペタベクレル(=15万テラベクレル)という過小評価よりは、もっと現実的だろう。

EUの研究チームの内輪の議論では、「56,000平方キロメートルの地域が、1平方メートル当たり4キロベクレル以上汚染されている」と言っていたわけです。

日本の国土の総面積は377,900平方キロメートル。56,000平方キロメートルは、14.8%に当たります。

しかし、EUの研究チームは、内輪でもっとも低い評価の「約34,000平方キロメートル以上の地域が1平方メートル当たり4キロベクレル汚染されている」という表現に後退させて論文を作成し、査読に回したのです。

それをビジュアル化したものが下の図です。

しかし、研究チームの本音は「56000平方キロメートルの地域」……。
これは、正方形に見立てると、一辺が約237キロメートルになります。
つまり、東京都はすっぽり入っているということになります。

放射性ヨウ素の大気中への放出量は、国が出した算定などより、もっとずっと多かったということです。

この史上例を見ない凶悪犯罪にかかわった官僚、学者たちが、海外の精緻な調査によって国際法廷に引きずり出される日が来ることを世界中の人々、特に怒り心頭に発しているアメリカ人は日本人以上に願っているでしょう。

EU報告によって、医師の言うことが正しいことが証明された

東京小平市の三田医院は、小さな子供を持つ母親たちの駆け込み寺になっています。
都内や神奈川県、千葉県などから来院した1,500人以上の人たちに、甲状腺エコー検査や血液検査を行ってきました。
その結果、白血球の数の異常や、好中球に異常がみられる子供たちが多数出たのです。

院長の三田医師は、このように言います。
「私は、これらの(政府の)報告が誤りであるに違いないと信じています。
すでに、このことは言いました。このことについて議論するのは時間の浪費です。

こうした発表が有効なのかについて議論するより、患者たちを助けるために時間を使うべきだと思っています。
それは、もっとも急がねばならない課題です」。

他の医師たちは、政府に飼いならされたままです。まったく情けない連中です。
欧米の研究チームが断定して、その外圧によってはじめて本当の検査や診察を行うというのでは、彼らは、いったいの何のために生まれてきたのだろう。
一生の間に一度ぐらいは、ほんの少しの勇気を出してみたらどうか。

三田医師は、お子さんのために今月いっぱいで医院を閉じて岡山に移転することになっています。(もう予約はいっぱいなので電話をしても無理だと思います)

三田医師の、「関東がどのように被曝しているのかが分かる講演動画」があります。ご覧ください。

三田茂医師の講演-関東の被曝状況-前半(2013年8月)

三田茂医師の講演-関東の被曝状況-後半(2013年8月)

これについての記事「東京の医師が検査と東日本からの避難を強く呼びかける」があります。

下の動画は、2月14日、都内で行われた三田医師の講演会の模様です。

三田茂医師「関東の子どもたちの異常について」(被ばく連続学習会)

40歳、心筋梗塞で急死。

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こうしたニュースが出てくる頻度が確かに高くなりました。ニュースサイトや掲示板に出てくるだけでもいいでしょう。
周辺でも、実際に突然死する人が増えています。
それに、スポーツ選手や芸能人が次々と骨折しているなど、やはり尋常ではないことが起きているのです。

これでも、東京オリンピックに浮かれている人たちは脳内被曝を疑う。

私たちは何をすべきか考えてみましょう。
大切なのは、自分なりの答えを見つけることです。

[カレイドスコープ]

Posted by nob : 2014年04月14日 15:40

また旅立つ君へVol.28/眼前にそびえる山に登ってみて、果てしなく広がる海原に漕ぎだしてみてこそ、初めて見えるそこにしかない美しい景色がある。。。

■自分のために生きる勇気~人生の舵をとるために考えたいこと

「足りないのはお金でも経験でもなく、勇気」
―なぜ人は一歩を踏み出すことを怖れるのか?
~白木夏子×安藤美冬 特別対談【前編】

「勇気」というキーワードをもとに彼女たちが語る、人生の選択、キャリアの分岐などの悩みを抱える人たちへのメッセージ。「足りないのはお金でも経験でもなく勇気」という言葉の意味とは?なぜ、一歩を踏み出す勇気とは?安藤美冬×白木夏子『自分のために生きる勇気』刊行記念対談前編!

なぜ一歩を踏み出す勇気を持てたのか?

安藤美冬さん(以下敬称略) 夏子さんとは先日(編集部注:3/20~3/23)沖縄で開催されたG1サミットでお会いしたばかりですね。

白木夏子さん(以下敬称略) そうですね。今日は美冬さんと対談できること、とても楽しみにしていました。

安藤 私、実はずっと夏子さんのことを追いかけていたんです。まだエシカルという言葉も日本に浸透していない、HASUNAを立ち上げられたばかりのころに雑誌に載っている夏子さんを見かけて。

白木 ええっ。そうなんですね。

安藤 「人にも地球にも優しい」というコンセプトで、しかも心から美しいと思えるデザインのジュエリーをつくられていて、「この人すごい! 気になる!」と。それからずっと夏子さんがメディアに出られるたびに注目していましたし、ジュエリーの新作もチェックしていました。

白木 うわあ、恥ずかしい。でも嬉しいです。

安藤 だから、今回『自分のために生きる勇気』という本を書かれたと聞いて、すごく楽しみだったんです。実際、読んでみると夏子さんらしい印象的な言葉が並んでいて、今の私の心にまっすぐに響く本でした。

白木 ありがとうございます。

安藤 どうして夏子さんがHASUNAを立ち上げようと決断したのか、どうやって鉱山と取引をしているのか、なぜいつも凛としているのか……今まで感じていた疑問がすっと腹に落ちたんです。
まず、タイトルに引きこまれたのですが、なぜこのタイトルにしたのですか?

白木 この本を書くにあたって自分のやってきたことを振り返って、今、何をいちばん伝えたいか? といろいろ考えたんです。伝えたいことはたくさんあったのですが、軸になっていたのは一歩を踏み出す『勇気』だと思って。

安藤 「勇気」。これって今の時代のキーワードですよね。

足りないのはお金でも経験でもなく、勇気

白木 自分の人生の舵をとるためには、選択肢が目の前に現れたとき、ひとつひとつ自分で決めていかないといけない。決断ってすごく勇気がいることですが、自分で考えて決断して前に進んだときに見えてくる景色は格別。そういうことを伝えかったんです。

安藤 自分の道を阻んでいるのは、結局自分なんですよね。自分の勇気が足りないだけ。たとえば私、毎日のように人生相談のメールをいただくんですよ。メディアで私を知ってくださった方々や本を読んでくださった方々から。この相談の中で比較的多い質問、何だと思いますか?

白木 美冬さんに聞きたいことと言えば……やはりキャリアのことでしょうか?

安藤 そうなんです。ざっくり言うと、独立にせよ転職にせよ「会社を辞めようか悩んでいます。どうすればいいと思いますか?」という質問。でも、これ、私に聞いている時点でその人の答えは決まってるんです。だって、こんな時代に30歳で集英社を辞めて独立した私が、「とりあえず、会社を辞めるなんてリスキーな選択は控えましょう」なんて言うはずがないですよね(笑)。もちろん、よほど無謀な状況であれば別ですが。

白木 たしかに(笑)。みなさん、背中を押してほしいんですね。

安藤 そうなんです。背中を押してほしいくらい心が決まっているのに、行動に移せない。じゃあ、この人たちに足りないものは何なんだろう? そう考えたとき、結局は勇気の問題なんだと気づいたんです。

白木 なるほど。

安藤 ということは、「どうしたら自分は行動する勇気が持てるのか」ということに絞って考えればいいはずですよね。この点についてどう思われますか?

白木 そうですね。ひとつ大きな要素として、「失敗してもやり直しがきく」という安心感。これは勇気を持つ助けになると思います。HASUNAに人生を賭けようと思っていた私ですら、いざ事業を始めるときは「失敗したらもう終わりだ、これはラストチャンスだ」とは考えないようにしていました。どちらかというと、「万一うまくいかなくても、なんとかなるだろう」と(笑)。

安藤 あはは、楽天的ですね(笑)。もし失敗したらどうしよう、とは考えなかったんですか?

白木 うーん、そうですね。人ってだいたい、やりたいことがいくつかありますよね。濃淡はあれど。

安藤 たしかに。

白木 だから、失敗したらその濃淡の濃いところで別のことをしよう、と思っていて。ジュエリー職人になる、再就職先を探す、世界を旅してビジネスを立ち上げる、結婚する……具体的にいろいろ考えていました。あえて、他の道があるということは意識していた気がします。「失敗は絶望じゃない」と言い聞かせて。

安藤 なるほど。たしかに、「失敗は絶望じゃない」と思えば、一歩を踏み出すハードルはぐっと低くなるのかもしれませんね。

人がいちばん怖いのは、社会的に「失敗者」と思われること

安藤 あ、そういえば、私も独立するとき、失敗したときの「他の道」は考えましたね。

白木 そうなんですね。それはどんな道ですか?

安藤 資格取得や再就職などいくつか考えていたのですが、そのうちのひとつに、コンビニエンスストアで働くことがありました。

白木 コンビニ! 意外でした。それはまたどうしてですか?

安藤 私、とにかく、コンビニが大好きなんです! 高校生のときには学校に内緒でアルバイトをしていましたし、今も毎日、必ず通っています。コンビニ好きが高じて雑誌で連載を持つことになったくらい。コンビニって、ラインナップやレイアウトで大きな差別化を図ることが難しいですよね。だからこそ、棚の見せ方や商品につけるPOP、企業や雑誌とのコラボなど、店頭でやってみたいことがいろいろあって。

白木 あぁ、なるほど。たしかにすごく楽しそうですね。

安藤 だから、独立が失敗したらアルバイトで雇ってもらって、そこで頭角を現して店長になって……なんて妄想していました(笑)。コンビニだけでなく、ほかにもやってみたいことはたくさんある。だから、失敗したとしても「人生終わった」と絶望はしないと思います。人生はワン&オンリーじゃないはずですから。

白木 美冬さんに相談される方々だって、「失敗しても、即人生が終わるわけではない」と頭ではわかっているのではないでしょうか。仕事は、世の中には本当にたくさんありますから。自分が何にこだわるか、というだけで。

安藤 つまり、勇気が出ないのは、金銭的な問題がメインではないということですよね。結局、みんな何よりも「社会的に失敗者と見なされること」が怖いんじゃないでしょうか。

白木 そうですね。「あの人は起業したけど失敗して無職だ」「この人は独立したけど仕事がないらしい」と思われることは、怖いし恥ずかしい。けれど、それは他人の目を気にせず自分で決断する勇気、つまり「自分のために生きる」勇気を持つことで解決できる問題です。

安藤 本当、そのとおりだと思います。私、ちょっと前から勇気について結構考えているんですが、その中で「勇気には2つのフェーズがある」と気づいたんです。

白木 2つのフェーズ?

安藤 1つめは、歯を食いしばって体を震わせながら、恐怖や羞恥心と戦うフェーズ。2つめは、思い切って行動に移すフェーズ。つまり、ガタガタ震えながら恐怖や羞恥心と戦うことは、「勇気へのプロセス」なんです。

白木 恐怖や羞恥心と戦うことをやめてしまうと、勇気を得るフェーズまで到達できない、ということですね。結局、全部、自分の問題なんですよね。「できる」「できない」と囁く天使と悪魔。そのどちらを選択するかは、自分しか決められないから。

迷いや羞恥心は、確信と自信に変えていける

安藤 夏子さんは、なぜ「投資ファンドの会社を辞めて起業する」という勇気を持てたんですか? もう何万回も聞かれた質問かもしれませんが(笑)、みんな気になるところだと思うんです。ごく普通に会社員として働いていた女性が、どうして起業を、しかも日本にはないビジネスモデルを立ち上げて世界中の鉱山と取引をしようなんて思ったのか。

白木 よく誤解されるのですが、最初から「よし、ジュエリーで起業しょう!」と思っていたわけではなくて。初めのころは、何をやるか、どうやるか、ブレてブレて仕方がなかったんです。

安藤 えっ、夏子さんもそういうときがあったんですね。

白木 もちろんありましたよ。「国際協力」をテーマに考えてはいたのですが、具体的にはまったく固まらなくて。マイクロファイナンス、投資会社、ファッション……本当、いろいろ考えました。その選択肢のひとつに、ジュエリーがあったんです。

安藤 そうだったんですね。

白木 最終的に自分の原点や経験に立ち返ってジュエリーを選んだのですが、「これだ!」と決めるまでは本当に苦しかったですね。自分が何がしたいのか分からないときが、人生でいちばんつらかったかもしれません。

安藤 なによりも、目標がない状態がつらかった、と。

白木 ええ。しかも、「これだ!」と決めてすぐに自信を持って進められたかというと、そうではなかった。実は……どこか「恥ずかしい」という気持ちがあって。

安藤 恥ずかしい?

白木 働きながら事業計画を起業家の方々に見ていただいたのですが、自分でもつたない計画だと分かるんです。だから、その不完全な計画書を手に相談するのは本当に恥ずかしかった。無謀だと思われないか、嘲笑されないか、勝手に心配になって。

安藤 ああ、わかります! 私も最初のころ、「独立して何をやるの?」って聞かれるのがすごく恥ずかしかったです。自信がなかったからだと思うんですが……。

白木 そうですね。羞恥心は自信のなさから生まれると思います。私の場合、日本で初めてのビジネスモデルだから、できるかどうかもわからない。頓挫してしまったら大嘘つきになってしまう。毎回、穴があったら入りたいような気持ちでした。
けれど、だんだん「私に経験がないのは仕方がない。それにきっとこの人も、私が思うほど私に期待していないはず」と思うようになって。

安藤 吹っ切れたんですね。

白木 ええ。タダで付き合っていただいてるんだし、何も失ってないはず、と(笑)。そこから開き直って、それまで以上にHASUNAの構想を話すようになりました。「これ、いいんじゃない?」「こうすればもっとよくなるよ」とフィードバックをもらうごとに確信を重ね、次第に自信を持ち始めることができたんです。

安藤 確信と、自信。いい循環ですね。

白木 ブレてブレて仕方がなかったけれど、私の場合、たくさんの方に相談して、背中を押していただくことで揺れが固まっていきました。だからこそ、最後は自分で「これだ!」と決められたんです。

安藤 なるほど。いろいろな人に背中を押してもらいつつも、やっぱり最後は自分で決断したんですね。
この本の帯に「今こそ人生の舵をとれ!」とありますが、良い航海士になるには経験を積むしかないんですよね。ずっと天気に恵まれて、航路どおりに進んで、追い風に吹かれつづける……なんて船はなかなかない。

白木 それは「一流の航海士」というわけではないですしね。たまたま運がよかっただけで。

安藤 嵐に遭遇したらそれも経験、航路を外れたらそれも経験、向かい風でぜんぜん進まなくなってもそれも経験。そう腹を決めて進み続けるしか、一流にはなれない。「もういやだ!」と思うような経験を何度も経て、ようやく自信と確信、そして勇気が持てるようになる。今、夏子さんのお話を聞いてそう思いました。

白木 荒波に揉まれて「もう転覆する!」と思っても、一晩明ければからり晴天。なんて状況は、まさに人生と同じですね。

岡本太郎、高城剛――なぜ、人生の岐路には「洋行」があるのか?

安藤 この本の中で、夏子さんがロンドンに留学したことで人の目を気にしなくなった、というエピソードがとても印象的でした。「世間体は自分がつくっているもの」という。

白木 日本にいるときは、人の目のために生きていたと言っても過言ではありませんでした。人にどう見られているか、どう評価されているかがいつも心配だったんです。それが、ロンドンというとんでもないマルチカルチュラルの環境で過ごすことで、「他人の目は自分で勝手につくりあげていたものなんだ」とはっとして。

安藤 まさに「自分のために生きる勇気」を手に入れたきっかけだったんですね。

白木 そうですね。赤面症が治ったり人前で話せるようになったりしたのも、この「勝手に囚われていた他人の目」から脱却できたからだと思います。

安藤 実は私も、夏子さんと同じくらいの時期にアムステルダムに留学していたんです。でも、夏子さんと違って、私は留学生活をあまりエンジョイできなかった。日本人は学部全体でも私ひとり。英語のレベルはクラスでもダントツに低い。もう、完全に萎縮していました。ちょうど留学中に9.11の同時多発テロが発生したのですが、学生も教授もみんな集まっては議論をするわけです。ところが、英語で議論なんて私には当然無理で、その輪に入れないばかりか、話にすらまったくついていけない。

白木 マルチカルチュラルの中で発言しないと、存在がだんだん「無」になってしまいますよね。

安藤 そうなんです。そこで、このまま鬱屈としていてもダメだ! と早々に学校生活に見切りをつけ、“課外授業”と称して自分なりに学校外でいろいろな人と交流するようになったんです。

白木 課外授業?

安藤 はい。友人のお父さんや大学の先輩など、様々なツテを辿って、現地の日本企業にオフィス見学に出向いたり、現地で活躍するアーティストと仲良くなってライブに招待されたり、バーで同性愛者の弁護士と話したり……。

白木 さすが、幅広いですね(笑)

安藤 面白かったですよ。オランダでは同性婚が認められていますから、多様な価値観を学ぶという点でもいい経験になりました。……こういう感じで、自発的におこなったフィールドワークで得られたことはたくさんあったんです。ただ、結局、大学の授業は20%くらいの満足度で終わってしまって。

白木 留学エピソードというと成功体験ばかりが耳に入りますが、とてもリアルな声だと思います。

安藤 はい。私の留学体験は、「大学生活」という面では完全に失敗でした。けれど、私みたいな人は決して少なくないと思うんです。留学が期待はずれな結果に終わり、打ちのめされてしまった人。でも、私の場合、この失敗を受けて「あぁ、私が勝負するフィールドは日本なんだ!」と逆にすっきりしたんですよね。

白木 なるほど。

安藤 「海外に出たいとずっと思っていたけれど、どうやら長期滞在は向いていないようだ。だったら私は、日本でやっていこう。どんな環境だって日本語が使えるだけでマシなはず!」と(笑)。自分に失望することなく、本当にポジティブな気持ちでそう思えた。これは留学に行かないとわからなかったことです。

白木 もし留学に行っていなかったら、今でも海外への憧れを持ちつづけていたかもしれませんね。

安藤 そうなんです。もちろん、今でも東京をベースキャンプにして、海外にあちこち出かけて仕事をすることは目標にしています。でも、あくまで「短期滞在」という話。海外で長く生活するようなライフプランは、手放しました。

白木 なるほど。私みたいに考え方が変わってブレイクスルーする人もいるし、美冬さんのように消化不良分をポジティブに変換して、行動の原動力にする人もいる。海外に行くことで、なにかしら人生の転換期を迎えるのですね。形は人それぞれですが。

安藤 そうですね。私の尊敬する岡本太郎さんも高城剛さんも、人生の岐路となるときにはやっぱり海外へ行かれています。岡本太郎さんは芸術家として一生を捧げることを誓ったときはパリに留学中でしたし、高城さんは日本でマルチクリエイターとして活躍した後、バルセロナに拠点を移して海外を飛び回っています。そんな状況について、高城さんはご自身の著書の中で「洋行せよ」とおっしゃっていて。

白木 つまり、海を渡れ、ということですね。

安藤 はい。日本にいると聞こえてくるノイズやしがらみから離れられるから、じっくりと人生を見つめ直せる。海外に行くことがひとつの人生の岐路になるのは、きっと、そうしたプロセスを経て「勇気」を手にいれるからじゃないかと思うんです。

安藤美冬(あんどうみふゆ)
起業家/コラムニスト/Japan in Depth副編集長/多摩大学経営情報学部非常勤講師 株式会社スプリー代表。1980年生まれ、東京育ち。慶応義塾大学卒業後、集英社を経て現職。ソーシャルメディアでの発信を駆使し、肩書や専門領域にとらわれずに多種多様な仕事を手がける独自のノマドワーク&ライフスタイル実践者。『自分をつくる学校』学長、講談社『ミスiD(アイドル)2014』選考委員、雑誌『DRESS』の「女の内閣」働き方担当相などを務めるほか、商品企画、コラム執筆、イベント出演など幅広く活動中。多摩大学経営情報学部「SNS社会論」非常勤講師。Japan in Depth副編集長。TBS系列『情熱大陸』、NHK Eテレ『ニッポンのジレンマ』などメディア出演多数。著書に7万部突破の『冒険に出よう』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。
公式ホームページ:http://andomifuyu.com

白木夏子(しらきなつこ)株式会社HASUNA代表取締役・チーフデザイナー。 1981年鹿児島県生まれ、愛知県育ち。短大を卒業したあと、2002年ロンドン大学キングスカレッジ進学。国連インターン、投資ファンド会社を経て、2009年HASUNA設立。人、社会、自然環境に配慮したエシカルジュエリーブランドを日本で初めて手掛け、注目を浴びる。テレビや雑誌やはじめ、あらゆるメディアに出演し、そのビジネスと生き方に絶大な支持を集めている。世界経済フォーラムGSCメンバー。

〜続く

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2014年04月14日 05:06

拍手っ!!!私たちの国の実態は真逆のベクトルに向かって嘆かわしい限りですが、憲法9条の理念は世界に誇れる私たち国民の最大の財産。。。

■「憲法9条をノーベル平和賞に」推薦受理 実行委に連絡

 戦争の放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推した「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・神奈川県相模原市)に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を受理したとの連絡があり、正式に候補になったことがわかった。

 連絡はメールで9日夜、実行委に届いた。「ノーベル委員会は2014年ノーベル平和賞の申し込みを受け付けました。今年は278の候補が登録されました。受賞者は10月10日に発表される予定です」との内容だ。

 事務局の岡田えり子さん(53)は「受理されてうれしい。受賞者は個人か団体となっているが、受賞者を日本国民としたことを委員会は受け入れてくれた。これで日本国民一人一人が受賞候補者になった」と話した。

[朝日新聞]

Posted by nob : 2014年04月11日 18:04

昨今ここそこに蔓延するミニマリストやダウンシフターたち、、、カネやモノに囚われず、たまたまそうなれば良しとして、ことさらに目指すことでもない、と私は思います。。。

■世界的な流れ。幸せと自由を手に入れるためのミニマル・ライフ

ジョシュア・フィールズ・ミルバーン、ライアン・ニコデマス

「断捨離」という言葉が定着したように、身の回りのものを必要最小限にしてシンプルに暮らすという考え方は、わたしたちにとっても身近なものになってきました。とはいえ、持っているものを手放すのは苦しい選択。そこで「1番持っている」暮らしから「持たない」暮らしへとシフトした2人「The Minimalists」の著書から「ミニマル・ライフ」の始め方をご紹介します。

発想をシンプルにすることこそ、ミニマル・ライフ

『minimalism 30歳からはじめるミニマル・ライフ』の著者は、人気ウェブサイト「the minimalists」を運営している2人組のユニット。

20代後半で若手企業家として成功をおさめ、物質的に豊かな暮らしを満喫していたふたりは、「ミニマリズム」という考え方に出合いました。その後、ほとんどの所有物をチャリティーに出し、そのうちひとりはテレビもなく、インターネットを解約し、時計も持っていないという生活を続けています。

本書は彼らのウェブサイトから、なぜ「ミニマル・ライフ」を実践しているのか、読者が行動を起こすにはどうしたらいいか、といったエッセイを抜粋しています。ネットを解約、時計を捨てろ、といった過激な論を展開しているわけではありません。彼らの主張はこうです。

「ミニマリズムとは、幸せと満足感と自由を見つけ出す目的で、人生において本当に大切なものだけにフォーカスするために、不必要な過剰物を取り除くためのツールである」

(本書 イントロダクションより引用)

つまり、人生で大切なものだけにフォーカスするために、物を捨てるだけでなく、発想もシンプルにしよう、といった感じでしょうか。

今という瞬間を楽しむことがミニマル・ライフの基本

ミニマル・ライフを送るヒントとして、気持ちの持ち方から実際のモノを減らす方法まで具体的に書かれていますが、特に、考え方についてはなるほど! と思うことが多かったので、気になったものを一部抜粋します。

■山に身を置くこと

山頂についたら下山のことを考えるのではなく、まず山に身を置くことを楽しむという考え方。過去にこだわったり、未来を不安がるのをやめて、今という瞬間を楽しむことが大切。

(本書22ページより一部引用)

■変化をマスト事項として扱うことがマスト事項

自分の人生を変えたいと思っても頭で理解しているだけではダメで心のレベルでの理解が必要。決断というものは、それがマスト事項となり、アクションを強いられてようやく本当の意味での決断になる。

(本書84ページより一部引用)

■感傷のこもったアイテムは実は思っているほど大切ではない

母の形見を持たなくても母の思い出を持ち続けることができること、母を思い出すのに彼女の使っていた品物なんて必要ないことに僕は気が付いた。

(本書86ページより一部引用)

■万人から好かれる必要なんかない

愛されたいのは哺乳類の習性だけれど、ありとあらゆる人間関係をまったく同じように扱うことはできないし、だからこそ万人から同じように愛されることも期待すべきではない。

(本書88ページより一部引用)

やるべきこと、溢れていくモノに押しつぶされそうになったとき、「ミニマリスト」の考え方ができるととても楽になるはず。

ところで、ネットを解約して時計なしでどう暮らしているのか気になります。彼らの場合は自宅のネットは解約し、ネットでやりたいことをメモにまとめてたまったところで、時間を決めてパブリックのWi-Fiのある場所で集中してネットを使うのだそう。ただし携帯電話のメールは使っていると聞いてちょっと安心。時計については携帯電話のアラームのみを使用し、別室に置いて管理しているとか。

つまり、山奥で仙人のように暮らしたり、人とのつながりを断ったりしなくても、ここまでミニマルに暮らせるということ。そう聞くと、自分にも何かできるかなと前向きな気持ちになってきます。

(文/ミヤモトヒロミ)

[cafeglobe]

Posted by nob : 2014年04月10日 22:26

そのとおり!!!Vol.38/その時々の揺らぎを感じてとる直感力と、相手の立場や状況を想い量る想像力の問題。。。

■生きている人はみな「揺らぐ」存在なのだ

訪問看護師のmina

生きているという事は「揺らいでいること」に他ならない。私達はある一定の恒常性を保ちながら常に振幅している存在なのである。調子の良い時もあれば、悪い時もある。それは、体も心もそうだし、自分の成せるパフォーマンスにおいても常にそうだ。

例えば私は医療者として、すべての患者さんやご家族に120%のパフォーマンスのケアを提供できるかといえば、必ずしもそうではない。正直に言うがそうではない。いくらコンディションを整え万全にして仕事に備えても大小の差こそあれ差が出る。機械のようにはいかない。

ケアを提供する側もそうだが、受ける側も人間なのでそれぞれ調子の良い時も悪い時もある。そのお互いのタイミングがうまく合わない時だってある。となると問題はいかにお互いを許し合えるか、ではないのか?

最高のパフォーマンスのケアだけを提供し続けることはできない。ケアする側だって歳もとるし、そうなれば技術だって衰える。でも、その提供できるケアの質の揺れ幅を少しでも小さくするように努力することはできる。そのために骨を折るべきだ。そしてあとはお互いに許し合える関係性を築く事が大事なのだ。

「ミスは必ずあるもの」として過誤を定義し、リスクマネジメントの研究をするのも無駄ではない。でも、私が感じるのは「人同士の関係性をいかに育むか」という点にもっと着目して考えていきたいと思う。「ミスありき」に対して予防線をいかに張るか?だけではないのだ。

人というのはもっとファジーな存在であることを、みんなどこかに置き忘れそうになっているのではないかと思う。

「〇〇でなければならないし、私達は絶対そうするべきだ」、「〇〇なんて許せない」と思う前に、本当にそうなのか今一度考えてみる必要があると思う。人が人である限り、いつも揺らぎながら生きている。その事をもっとお互いに認め合えるような関係性を築き上げていく事こそが大切なのである。「強い心」だけではなくて、そこに「深い思いやり」がお互いになくてはならないのだ。

[newsdig]

Posted by nob : 2014年04月10日 22:17

明らかにできないことはないことの証明にはならない、、、ましてや流通により距離を問わない内部被曝の影響をや。。。

■がん発生率、増加見込まず=福島原発事故で国連科学委

 【ベルリン時事】東京電力福島第1原発の事故が住民の健康に及ぼす影響を調べていた国連放射線影響科学委員会は2日、事故によりがんの発生率が明確に高まることはないとの見通しを示した報告書を発表した。一方で、原発周辺にいた子供については、理論上は甲状腺がんの危険が高まる恐れがあり、今後も詳しく調査する必要があると強調した。

 報告書は「事故による被ばくが原因で、がんの発生率や遺伝性疾患に将来、明確な変化が起きるとは見込まれない」と指摘。先天性障害を持つ新生児の割合も増えないとの見解を明らかにした。

 報告書は、80人以上の専門家が日本政府や国際機関の観測データ、研究者の論文などを基にまとめた。福島県飯舘村などの避難指示区域では、事故後1年の大人の被ばく線量は最大9.3ミリシーベルト、1歳児は同13ミリシーベルトと推定。がんのリスクが高まるとされる100ミリシーベルトを下回った。同委は「事故後に住民を迅速に避難させたため、がん発生率への影響を抑えられた」と日本の対応を評価した。

 一方、報告書は事故の動植物への影響は原発周辺にとどまると分析。長期的な影響はほとんどないと結論付けた。

[時事通信]

Posted by nob : 2014年04月09日 23:02

言わずもがな。。。

■渡辺喜美氏裏金疑惑、浮上の裏に財務省・国税庁の存在か~公務員改革と与党連携への抵抗

 国政政党の代表を務めるような政治家が、選挙直前に借り入れた総額8億円もの莫大な資金を「個人的に借りた。選挙や政治資金には使っていない」などと弁明しても、多くの国民には「裏政治献金」ではないかと映る。「週刊新潮」(新潮社/4月3日号)のスクープを契機に多くのメディアが騒いでいる、みんなの党代表・渡辺喜美氏への「裏金疑惑」。実は、この問題の背景には「財務省・国税庁の存在があるのではないか」と永田町周辺では囁かれ始めているのだ。

 渡辺氏にお金を貸したとされるのが、化粧品やサプリメント大手のディーエイチシー(DHC)創業者で現会長の吉田嘉明氏。いったんは渡辺氏の政治理念に共鳴し、8億円もの資金を提供しておきながら、なぜ、今になって週刊誌で手記を暴露するのか。吉田氏も「週刊新潮」記事の最後の部分で「お金に関しては、一度納得して貸したものですので、とやかく言うつもりはありません」と述べている。そして、脱官僚を掲げる渡辺氏の志はなんだったのか、なぜ貸した金が適切に処理されていないのかを、渡辺氏や世間に問うてみたいから筆を執った旨が書かれている。だが、果たしてその言葉を額面通りに受け止めていいのか。

 永田町情勢に精通しているある記者はこう解説する。

「創業者利益で莫大な資産を持つ吉田氏は、金の使途などが常に国税当局から目を付けられているため、8億円の使途を明らかにする必要に迫られた。これが世間に明らかにされれば、捜査当局も政治資金規正法などでの立件が視野に入り、渡辺氏は窮地に陥る。公務員改革を主張する渡辺氏は財務省とっては邪魔な存在なので、渡辺氏の政治家としての影響力が削がれれば、これほどありがたいことはないという構図です。おそらく財務省の外局である国税当局が吉田氏をつついて、この問題が暴露されたのでしょう」

 みんなの党が分裂した際に渡辺氏は安倍政権にすり寄り、連立政権を組んであわよくば内閣改造で大臣ポストを射止めようとしたのも、「閣内に入れば、自身の政治信条のひとつである公務員改革が推進できやすくなることに加え、財務省への発言力が増すと考えたから」(同記者)と見られている。しかし、財務省や国税庁は、それは絶対に受け入れ難かった。安倍政権になり、ばらまき予算と天下り黙認で息を吹き返した霞が関のキャリア官僚が、「その流れを渡辺ごときに潰されてたまるか」と考えても不思議ではない。だから、吉田氏を使って渡辺氏の政治生命を断とうと狙ったのではないかというのだ。

●猪瀬前都知事と同じ道か

「党分裂のごたごたなどの際に、銀座の元ホステスでやり手の妻に操られる」(同記者)渡辺氏の政治家としての器量のなさが見え隠れしていただけに、有権者もみんなの党にはそっぽを向き始めており、自分の存在感を示す唯一の手段が公務員改革という「錦の御旗」だったのであろう。しかし、「裏金」をもらっておきながら、そもそも渡辺氏に公務員改革を語る資格があるのか。借り入れ金の使途をめぐる渡辺氏の「熊手を買った」などという弁明も国民を馬鹿にしている。

 昨年、医療グループ徳洲会側から5000万円を受け取った問題で東京都知事の職を辞任に追いやられた猪瀬直樹氏が、本日(28日)、東京地検特捜部により公職選挙法違反の罪で略式起訴された。渡辺氏は自身の通帳をみんなの党の倫理委員会に提出して調査を委ねるそうだが、釈明に窮すれば、猪瀬氏と同じように、妻の責任にしてしまうのであろうか。早くも永田町界隈では、「渡辺氏の行く末は、猪瀬氏のそれと重なってしまう」との声が広がっている。
(文=編集部)

[Business Journal]


■独占告白 横田さん夫妻と孫(キム・ウンギョンさん)感動の対面で明かされた「めぐみさん新情報」

やっぱり娘は生きている

一人の若い女性が歴史の扉をこじ開けることだってある。横田めぐみさんと韓国人拉致被害者の娘、26歳のキム・ウンギョンさんは、長年の日朝間の懸案である拉致問題解決のキーパーソンになるのか。

「めぐみとよく似ていた」

「ウンギョンさんは、早紀江と並んでみたら、ほぼ同じくらいの背丈に成長していました。顔つきも、以前テレビで見た時は面長でしたが、今回は私の妹たちに似た丸顔でした。

ウンギョンさんが連れてきた娘は、まだ生後10ヵ月だそうで、赤ちゃん用の車輪がついた歩行器に乗って、自分の足で元気に走り回っていました。抱き上げると重みがあって、小さい頃のめぐみを思い出しました。めぐみも赤ちゃんの時は体重が重くて、なかなか立てずに膝をついて歩いていたからです」

横田滋さん(81歳)は、本誌の取材に、顔をほころばせながら、よどみなく答える。

早紀江夫人(78歳)も喜々として付け加える。

「今回の対面をとても嬉しく思っています。あちらの家族が皆、元気だったので安心しました。ウンギョンさんはめぐみとよく似ていて、何とも言えない幸福な気持ちになりました」

本誌記者は、約15年にわたって横田夫妻を取材し続けてきたが、これほど心が浮き立った二人の様子は初めてだ。

横田滋・早紀江夫妻が、ついに孫娘のキム・ウンギョンさん(26歳)と感動の対面を果たした。二人の娘である横田めぐみさんは、'77年に13歳で、新潟から北朝鮮に拉致されたが、'02年9月に小泉純一郎首相が訪朝した際、「すでに'93年に死亡している」と北朝鮮当局が発表。後に死亡年を '94年と訂正し、'04年には偽の遺骨まで出してきた。

めぐみさんに代わって、北朝鮮当局が公開したのが、めぐみさんの一人娘である'87年生まれのウンギョンさんだった。そのウンギョンさんが今回、夫と娘を連れてウランバートルにやって来たのである。

滋さんが続ける。

「以前から(孫のウンギョンさんに)会いたいという意向は政府の人に伝えていましたが、面会が決まったのはつい先日のことでした。モンゴルへは3月10日から14日まで行き、外務省の通訳と、他の二人の日本政府の人が同行してくれました。

10日夜、ウランバートルへ着くと、空港から車に乗って、4階建てのホテルのような建物に連れて行かれました。私たちが到着すると、ピンクのチマ・チョゴリを着たウンギョンさんが出迎えてくれたのです。

その日はもう遅かったので、私たち夫婦は3階へ通されて寝ました」

翌11日から13日まで、丸3日間にわたって、水入らずの「交流」が続いた。日本側は横田夫妻と外務省の通訳の3人、北朝鮮側はウンギョンさんとその夫、10ヵ月になる娘、それに通訳の若い男性の4人だったという。

「途中、私たち夫婦は一度だけ、観光名所(ウランバートルの北東50kmにあるテレルジ国立公園内の『亀の岩』)に車で案内されました。それ以外は3日間、ずっとウンギョンさんの家族と、どちらかの部屋で一緒に過ごしたのです。

ウンギョンさんは、赤ちゃんが生まれた時からの写真を見せてくれましたが、元気ですくすく育っているので安心しました。

ウンギョンさんとご主人は、大学(金日成総合大学IT学科)の同級生だったそうです。ご主人は、赤ちゃんが泣き出すとすぐあやしたり、歩行器に乗せて遊ばせたりしていました。彼が子供を愛している姿がひしひしと伝わってきて、ウンギョンさんはいい男性と結婚したなと思いました」(滋さん)

日朝間の「取引」

ウンギョンさんが夫と乳児を同行させることは、日本政府関係者から事前に聞いていたそうだ。

「私たちは、子供のおみやげに、おもちゃを持って行きました。ボタンを押すと曲が流れたり、楽器の音がしたりするおもちゃです。子供にあげたら、ボタンをバンバン叩いて、随分と活発な子だと感心しました。

私たちは食事の時間になると、皆で2階のキッチンへ行って、小さな皿の肉と野菜など、3回に分けて出されたものを食べました。13日にはウンギョンさんが自分で野菜を調理して振る舞ってくれました。

別れた14日朝は、ウンギョンさんは再び、チマチョゴリを着て現れ、私たち夫婦に言いました。

『わが国と日本の国交が結ばれたら、ぜひ平壌に遊びに来てください。その時は、私たちがどこへでも案内します』

そこで私も言いました。

『そうなってあなた方が日本へ来たら、ディズニーランドなどへ案内しますよ』

今回は短い間でしたが、ウンギョンさん夫婦はとても幸せそうに見えました」(滋さん)

滋さんによれば、めぐみさんの話は、あえてしなかったという。

「立場上、向こうの政府がめぐみは死亡したと言っているわけですから、今回それを覆すことはしませんでした。それにめぐみが亡くなったと向こうの政府が言っている時には、ウンギョンさんはまだ幼かったので、詳しいことは知らないでしょう。

もし何か知っていても、私たちに言えない立場ではないかと思います。私たち夫婦があちらの政府の人と会ったのは、若い男性の通訳だけで、その人ともめぐみの話はしていません」

滋さんは、終始上機嫌で語る。それにしても、いくら孫娘の存在を知ってから12年目にして、ようやく面会を果たしたとはいえ、横田夫妻のハイテンションは尋常でない。

こうした状況を見て、これまで長年にわたって拉致問題に関わってきた特定失踪者問題調査会の荒木和博代表が語る。

「これは単なる推測にすぎませんが、横田夫妻はモンゴルで、めぐみさんの生存に関する何らかの新情報を得たのではないでしょうか。例えば、電話で話したとか、間接的にめぐみさんのメッセージを受け取ったとかいうことです。

今回、横田夫妻はウンギョンさん一家と一つ屋根の下で丸3日間も一緒にいたわけです。そんなに長い間一緒にいて、めぐみさんの話題が出ないわけはないでしょう。

何らかの情報を得たけれども、それは一切公言しない約束をしている。だから夫妻は喜々としているのではないでしょうか」

荒木氏はさらに、「めぐみさん新情報」に関しては、日朝両政府の間で大がかりな「取引」が成立したのではないかと推測する。

「つまり日本側は一切、めぐみさんが生きているという情報は出さない。一方の北朝鮮側はいままで通り、めぐみさんは死亡済みと言い続ける。ただし、横田夫妻にだけは、今後ともめぐみさんの現況に関する情報を提供し続けるという取引です。

今回は、めぐみさんの情報のみを出し、いずれめぐみさんに会えるよう段取りを組む。だが万一、横田夫妻がめぐみさん生存の事実を日本で公表したら、二度とめぐみさんの情報は出さない。そう諭されて、横田夫妻は沈黙しているのだと思います」

この荒木氏の推測に平仄を合わせるように、首相官邸関係者も証言する。

「安倍首相は以前から、『平壌へ飛んで、横田めぐみさんの手を引いて連れて帰るのがオレの夢だ』と公言していました。それが最近は、『さあ、次は北朝鮮だ』と意気込んでいます。もうすぐにでも、10年前の小泉首相のように、政府専用機を平壌に飛ばしかねない勢いです」

実際、安倍首相は3月19日の参院予算委員会で、横田夫妻のモンゴル訪問について質問されて、晴れ晴れとした顔つきでこう答えている。

「一つの肩の荷が下りた思いだが、ひきつづきめぐみさんを含む拉致被害者の帰国を求めていきたい」

日本へ返せない理由がある

横田夫妻、そして安倍首相のこの「楽観」の背後には何があるのか。

今回の横田夫妻とともに、通訳とは別に、二人の政府官員が同行している。北朝鮮側は、もっと大がかりな政府(及び朝鮮労働党)関係者を、モンゴルへ派遣させていたことだろう。となれば、横田夫妻が孫娘の家族と過ごしていた丸3日間に、非公式の「日朝交渉」は、かなり進展したことが推測できるのだ。

新たな証言者もいる。韓国に約500人いる拉致被害者の家族会である「拉北者家族の会」の崔成竜代表だ。崔代表は'06年6月に来日し、横田夫妻と面会して「日韓共闘」を約束した人物で、日本人拉致被害者の情報にも詳しい。

その崔代表が、次のように明かす。

「私が韓国政府関係者から聞いたところによれば、キム・ウンギョンは金正恩第一書記の妹・予正と仲良しです。金日成総合大学IT学科でも一緒で、その後、予正の推薦で、同じ朝鮮労働党の中枢機関で働いているそうです」

なぜ北朝鮮の独裁者の妹と、ウンギョンさんはそれほど親しいのか?

本誌は、北朝鮮の中枢に通じた関係者への取材に成功した。この人物が語る。

「私が聞いているのは、横田めぐみさんは長年、金正日ファミリーの専属日本語教師をしていたということだ。そのため'02年に小泉首相が訪朝した際、あまりに秘密を知りすぎていて、日本へ返せなかった」

前述のように、北朝鮮当局の発表によれば、めぐみさんは'94年に死亡したことになっている。

だが、「金正日の料理人」こと藤本健二氏は'01年頃、横田さんと思しき女性を目撃したという。

「(日本海側の)元山の金正日総書記の別荘へ行った時のこと。早朝に目を覚まして庭先に出たら、そこでバッタリ若い女性と出くわしたのです。瞬間的に、この女性は日本人に違いないと確信しました。その女性も私と同じことを思ったようで、私たちはしばし、互いに見つめ合いました。やがてその女性は、踵を返して去っていきました。

いまにして思えば、あの女性こそ、横田めぐみさんだったのではないでしょうか。今回の横田夫妻とウンギョンさんの面会を知って嬉しくなり、そのことを思い出しました」

藤本氏はまた、次のようにも証言する。

「金正日ファミリーは、日本語の学習が必須でした。そのため金家の子どもたちは皆必死に、日本語を勉強していました。私は金ファミリーの子供たちから、日本語の漢字の宿題について質問されたこともあります。

では誰が金ファミリーに日本語を教えていたのか?彼らの日本語の発音の良さからして、朝鮮人が教えていたとは、とても思えません。また、たとえ日本語のネイティブ・スピーカーであっても、帰国した元在日朝鮮人などは、金ファミリーに近づけませんでした」

本誌記者も'08年に、中国で金正日ファミリーの一員との単独インタビューに成功している。この人物もまた、滑らかな日本語を話した。本誌記者が、「日本語をどこで誰に教わったのか」と問うと、この人物は笑みを浮かべて、次のように答えたのだった。

「平壌には、元在日朝鮮人以外にも、純粋な日本人がいるんですよ。その人に付きっきりで教わりました」

つまり、金ファミリーの日本語教師は、純粋な日本人だということである。

金正恩一族との深い関係

北朝鮮当局の説明によれば、横田めぐみさんは、韓国人拉致被害者の金英男氏と結婚し、一人娘のウンギョンさんを産んだ後、まもなくして離婚したという。

だがこの「ストーリー」も、横田さんが金ファミリーの専属日本語教師として抜擢されたと考えれば、辻褄が合う。「喜び組」の女性たちを始め、金ファミリーにいったん近づいた者は、以後は永遠に家族から離反した生活を余儀なくされる宿命だからだ。

前出の北朝鮮関係者が続ける。

「日本や韓国からの拉致被害者というのは、51階級ある身分制度の中にさえ入れない『非人間的存在』だ。だから拉致被害者同士でしか結婚できない。

それなのに、横田さんと離婚した金英男はその後、平壌市副責任書記(平壌市ナンバー2)の一人娘、朴チュンファさんと再婚を果たし、息子が生まれた。

この書記は金正日総書記から『努力英雄勲章』まで授かった側近だ。朴チュンファさんは朝鮮労働党中央委員会に務め、『労働党のマドンナ』と称された美女だった。しかも金英男とは14歳も年が離れている。

この不可解な再婚を、どう解釈したらよいのか?唯一ありえるのは、絶対権力者である金正日総書記の『鶴の一声』で決められた再婚だったということではないか」

ではなぜ金総書記が、そのような再婚を決めたかと言えば、横田さんをファミリーの専属日本語教師として抜擢し、夫と娘から奪ったことへの償いと考えれば納得がいく。むしろそう考えないことには、この不可解な再婚は、説明がつかないのである。

合わせて、ウンギョンさんと金予正が仲良しだったり、ウンギョンさんが北朝鮮最高峰の金日成総合大学の中の、最も人気が高いIT学科に入学できたことも、めぐみさんの運命を考え合わせると理解できる。

ともあれ、3月19日、20日と中国・瀋陽で開かれた日朝非公式協議の結果、次は局長級の日朝政府間協議を行うことが決まった。

横田夫妻と対面を果たしたウンギョンさんが、拉致問題の解決と、その先の日朝国交正常化へ向けたキーパーソンになるかもしれない。

[週刊現代]

Posted by nob : 2014年04月08日 20:12

どんな不調も早め早めの対処が肝要、、、未病のうちにまずは身体を動かすことから。。。

■5人に1人がうつ病になる時代!放っておけない「心の疲れ」対処法

仕事や家事、育児など次から次へとやることに追われ、多忙な毎日を送る女性は多いと思います。ですが、頑張りすぎてキャパを超えてしまうと、心も体もバランスを崩し、気付いた時には自分1人では解決できなくなっていることもあるのです。

そこで今回は、放っておくと危険な心の疲れの対処法について、お話していきたいと思います。

■心が疲れるとどうなる?

現代社会において、ストレスがない生活を送るというのは非常に難しいこと。ストレスを溜め込むと心や体が疲れてしまい、下記のような症状が現れます。

・気分が沈む

・不安になる

・イライラする

・寝つきが悪くなる

・朝早く目が覚める

・夜中に何度も目が覚める

・食欲がない

・風邪のような症状が続く

・胃腸の具合が悪くなる

これらのサインを無視し、「ちょっと具合が悪いけど、大丈夫」と無理をしてしまう方は、要注意。近年、多くの女性を悩ませている、うつ病にかかってしまう危険性があります。その数なんと5人に1人。これはもう他人事ではないですよね……。

では、心の疲れを感じたら、どのように対処したら良いのでしょうか?

■すぐにでも取り入れたい! 心の疲れを対処する方法

(1)完璧にこなさなくてもいい

真面目で責任感が強い方というのは、すべてにおいて100%の力を発揮しようと努力をします。これでは力を抜くことができませんので、すぐに息切れの状態になってしまいますよね? 力加減を調整したり、人を頼ったりして、頑張りすぎないようにしましょう。

(2)日光にあたる

朝日を浴びると、その14~15時間後に体内時計をリセットする、メラトニンというホルモンの分泌が始まります。すると、外が暗くなるのに合わせて眠気を感じるようになるので、睡眠に関する悩みを改善することができます。また、日光にあたることで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が促されます。最低でも、1日に10分は日光にあたりましょう。

(3)涙を流す

涙を流すことでストレスや緊張に関係する交感神経から、副交感神経が優位に切り替わり、リラックスしやすくなります。映画を観たり、本を読んだりして涙を流す時間を設けましょう。

(4)自分に合うストレス解消法を見つける

せっかくストレスを解消しようと思っても、その方法が自分に合っていなかったら逆効果。ストレスが倍増してしまいます。まずは、「自分は何が好きなのか」を心の中で思い返してみてください。

・ワイワイするのが好き・・・家族や友人と食事をする

・1人でのんびりするのが好き・・・映画や読書を楽しむ

・体を動かすのが好き・・・スポーツやエクササイズをする

・手先を動かすのが好き・・・料理やフラワーアレンジメント、アクセサリー作りなどの創作活動をしてみる

仕事での立場や結婚、妊娠、出産などたくさんの選択肢があるなかで、悩みが増える現代女性。心や体の声に耳を傾け、健やかな毎日を送れるようにしたいものですね。

[NEWポストセブン]


■食事VS運動 どっちから改善すべき?

健康維持には適切な食事と運動が欠かせません。でも、どちらも改善の効果がすぐに目に見えるとは限らず(目に見える時は、実はやりすぎだったり不健康な方法だったりするものです)、そのためなんとなくテキトウになってしまいがちですよね。まずは、何から手をつけたら効果的かを知って、効果的なスタートを切りたいものです。

ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。

今回は、「最近の生活、かなり不健康だなあ、よし! 明日から健康的な生活に切り替えよう!」と考えているあなたに、とっておきの情報を伝授します。

そもそも、バランスのいい食生活と適度な運動が健康にいいことは、多くの方がご存知だと思います。ただ、わかっていても実行できない点が問題なんですよね。

例えば、「ファーストフードは体によくないって知っているけど・・・、今日くらいランチはファーストフードで済ませちゃおう!」とか、「運動は健康にいいっていうけど、面倒だし・・・」(と、結局は家でテレビを見て過ごす)、なんてこと、よくありませんか? また、毎日が忙しくてストレスが貯まっているのに、健康的な食事を準備したり運動しなければいけないことで、かえってストレスを招く・・・なんてことありませんか?

実際、従来の研究では、毎日の生活習慣の小さな変化が将来の健康につながると主張する研究者もいる一方、かえって失敗に終わるという考え方もありました。ですから食事や運動をどのように変えればいいのか、明確でなかったのです。

そこで最近は、私たちのとりがちな行動や習慣に注目した研究が行われています。

第一、健康のためには一体何から改善すればいいのでしょうか? バランスのとれた食事? それとも運動? あるいは、両方でしょうか? 

スタンフォード大学医科大学院の研究者たちは、運動と同時に食事を改善した場合と、運動を改善する前後に食事を変えた場合に、どのような変化が起こるか調査しました。その研究結果が、雑誌『Annals of Behavioral Medicine』に掲載されましたので、ご紹介させて頂きます。

(省略)

試験は、米国政府の内閣機関である保健社会福祉省が推奨する身体活動や食事の水準に満たない人たち200人(45歳以上)を対象に行われました。具体的には、それまでの6ヶ月間に、中等度から活発な活動を週に60分以上行っておらず、栄養状況については、果物・野菜の摂取が毎日5サービング※1以下で、カロリー総摂取量の10%以上を飽和脂肪酸※2から摂取している人たちです。研究者は参加者を次のような4つのグループにランダムに分けて、電話によるインタビューを12ヶ月間行いました。93%の参加者が12ヶ月間試験を継続できました。

グループ1:運動指導を先に開始し、4ヶ月後に栄養指導も追加
グループ2:栄養指導を先に開始し、4ヶ月後に運動指導も追加
グループ3:当初から食事指導と運動指導を同時に開始
グループ4:栄養や運動については変更せず、ストレス対策の方法を指導

それぞれのグループの参加者は、試験開始時に一度だけ指導者と会い、その後はすべて電話による指導を受けました。グループ1の参加者は、始めの4ヶ月は主に2週間ごとに10〜15分の運動指導を受け、その後は栄養指導10〜 15分と、栄養+運動指導30〜40分が、2週間おきに交互に行われました。

グループ2はそのちょうど逆で、最初の4ヶ月が栄養指導、その後は運動指導と栄養+運動指導が交互に行われました。グループ3とグループ4の参加者は、当初から30〜40分の電話指導を、最初の5回は2週間おきに、以後4週間ごとに受けました。

運動は、米国保健社会福祉省が定めるガイドラインに基づいて、少なくとも週150分の中等度から活発な身体活動を目標にしました。参加者は、運動の種類、頻度、期間などを記録し、電話で指導者に報告します。

栄養は、アメリカ心臓協会が推奨する健康的な食事を基に、量(カロリー)ではなく、質を重視しました。具体的には、毎日5~9サービングの果物・野菜を摂取し、飽和脂酸からのカロリー摂取を総摂取量の10%以下にします。参加者は食事の内容を記録し、電話で指導者に報告します。

グループ4の参加者は、グループ1~3が自宅で上記のような身体活動や食行動を励行する間、その比較対照群として、ストレス対策を実施しました。具体的には、筋肉のリラクセーション、イメージトレーニング、楽しいイベントの企画、睡眠と時間の管理といった5つのストレス対策が指導されました。

そして、研究者たちは、以下の仮説をたてました。

仮説1)運動あるいは食事のいずれか一方から改善したグループ(グループ1・2)は、両方同時に改善したグループ(グループ3)より、初期の行動の変化は大きいだろう

仮説2)運動から改善、食事から改善、両方同時に改善した3つのグループ(グループ1~3)は、12ヶ月後には、食事や運動に大きな行動変化が起こるだろう

仮説3)身体活動は、健康に関する様々な行動変化の入り口であることが報告されているため、運動から改善したグループ(グル
ープ1)と食事から改善したグループ(グループ2)では、運動から改善したグループに早く変化が起こるだろう。

12ヶ月にわたる電話による介入は、毎週評価されました。その結果は次のようになりました。

■毎日の果物や野菜の摂取
4ヵ月の時点で、食事から改善したグループ2は、運動と食事の両方を改善したグループ3と差はありませんでしたが、運動から改善したグループ1と比較対照群のグループ4と比べると、より果物や野菜を多く摂取していました。ところが、12ヶ月後には、食事から改善、運動から改善、当初から運動と食事の両方を改善した3つのグループには、毎日の果物や野菜の摂取に差はなく、いずれも比較対照群のグループ4より摂取量が増加しました。

■飽和脂肪酸の摂取量
4ヶ月の時点で、食事から改善したグループ2は、運動と食事の両方を改善したグループ3との差はなく、運動から改善したグループ1と比較対照群のグループ4に比べて、飽和脂肪酸の摂取はかなり低めでした。12ヶ月後には、食事から改善、運動から改善、当初から運動と食事の両方を改善した3グループには、飽和脂肪酸の摂取に差はなく、いずれも比較対照群のグループ4より摂取量が低下していました。

■身体活動
4ヶ月の時点で、運動から改善したグループ1は、他の3つのグループに比べて著明に身体活動は増えていました。12ヶ月後には、運動から改善したグループ1と当初から運動と食事の両方を改善したグループ3は、食事から改善したグループ2と比較対象群のグループ4に比べて、著明に身体活動は増えていました。

さて、研究者たちの仮説と結果からどんなことが考察できるでしょうか?

仮説1)食事から改善、運動から改善したグループは、両方同時に改善したグループより、初期の行動の変化は大きいだろう:
これは部分的には正でした。運動(4ヵ月の時点で、運動から改善したグループ1は、他の3つのグループに比べて、著明に身体活動は増えていた)にはあてはありましたが、食事(4ヵ月の時点で、食事から改善したグループ2は、運動と食事の両方を改善したグループ3では差はない)は異なりました。

仮説2)食事から改善、運動から改善、両方同時に改善した3つのグループは、12ヶ月後には、食事や運動という行動に大きな変化が起こるだろう:
部分的には正でした。12ヶ月後に、両方同時に改善したグループだけが、国が推奨する飽和脂肪酸と果物や野菜の摂取、そして身体活動の基準に到達しました。

仮説3)身体活動は、健康に関する様々な行動変化の入り口であることが報告されているため、運動から改善したグループ(グループ1)と食事から改善したグループ(グループ2)では、運動から改善したグループに早く変化が起こるだろう:
食事から改善したグループは、身体活動の改善は認められませんでした。食事の改善が先行すると、かえって身体活動の改善が困難になるようです。対照的に、運動から改善したグループは、食事の改善も認められました。運動の改善が野菜や果物の摂取を大幅に改善し、飽和脂肪酸の摂取もわずかながら改善しました。

多くの方が想像されたかもしれませんが、答えは「食事と運動の両方の改善」が最も有効でした。でも、もしどちらかを選ぶ必要があれば、まず運動から始めて下さい。運動を始めれば、自然に食事も改善されるようです。

私たちにとって食べる事は、毎日のスケジュールにありますから、食生活を変えると言っても、それほど余分な時間を得る必要はありませんよね。ところが、運動をはじめることは、忙しいスケジュールの中で、その時間を見つけなければなりません。

ですから、この研究の結果を生活に組み込むのは、はじめは大変かもしれません。でも、以前のコラム(ウォーキングVSランニング)を参照にして頂いて、マイペースにできることから、是非始めて見て下さい。そのうちに、行動の変化が心の変化にも影響して、毎日が生き生きと楽しく過ごせるようになりますよ!

※1・・・Serving。アメリカにおける食品のサイズで、1回分、1人分の意味合い。

※2・・・脂質の材料で、エネルギー源として大切な成分。ラードやバターなど、肉類の脂肪や乳製品の脂肪に多く含まれる。常温では固体で存在するため体の中でも固まりやすく、しかも中性脂肪やコレステロールを増加させる作用があるため、血中に増えすぎると動脈硬化の原因となる。

■大西睦子の健康論文ピックアップ39

大西睦子ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。

[newsdig]

Posted by nob : 2014年04月08日 18:33

そもそも実際の基準値は体質やその時々のコンディションによって千差万別、、、日頃からの自らの心身との対話力こそがすべて。。。

■健診基準値、厳しすぎる…健康な人でも上限超え

 日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は4日、極めて健康な人でも性別や年齢によって健診の検査結果は大きな幅があり、同学会が定め、実際に使われている基準値は厳しすぎるとの研究結果をまとめた。

 同学会は2011年、人間ドックを受けた約150万人のうち、病気にかかっておらず、薬も飲んでいないなど、極めて健康な男女を約1万人選び、27項目の検査データを解析した。

 その結果、例えば最大血圧は、解析したデータの上限は男女とも147で、学会が定めた基準値129を上回っていた。一方、中性脂肪は女性の場合、基準値(30~149)の範囲に収まっていたが、男性は上限が大幅に上回り、男女差が見られた。

 また、悪玉と言われるLDLコレステロールや、糖尿病の診断に使われるヘモグロビンA1c(エーワンシー)は、男女とも上限値が基準値を上回った。いずれの項目も、男性では年齢による差はなかったが、女性は年齢が上がるにつれて数値も高くなった。

 研究を行った慶応大の渡辺清明名誉教授は「今後も追跡調査を行い、健診の現場で使えるようにしたい」と話している。

[読売新聞]

Posted by nob : 2014年04月08日 18:27

インターネットが世界を変えるのではない、、、人が変わっていく以上には世界は変わらない。。。

■2000人以上の専門家が予測。今後10年間でインターネットが世界を変える9つのポイント

ワールド・ワイド・ウェブ(World Wide Web)が誕生して25年が経ったのを祝して、アメリカのピュー研究所(Pew Research Center)は2000人以上の専門家を集め、10年後にウェブと人々のライフスタイルがどのような変化を遂げているかを予測しました。

ウェブの誕生

25年前、英国の計算機科学者 ティム・バーナーズ=リー氏は、後にワールド・ワイド・ウェブと世に知られることになる情報管理システムの論文を発表しました。その後、同氏は1990年のクリスマスに、ウェブを実現するためのコードを発表しました。

その後は誰もが知っている通りです。ウェブの25周年を印象付けるため、ピュー研究所はウェブの社会的影響をより良く理解し、未来を予測しながら将来に備えるための一連の研究プロジェクトを実行してきました。米国エロン大学のImagining the Internet Projectと共同で、同研究所はHal Varian氏、Danah Boyd氏、Vint Cerf氏、Marc Rotenberg氏といった専門家2,558人に対し、2025年にはウェブがどのように変わっているか、そして私たちの生活にどのように関わってくるかについて調査を行いました。同研究所は、調査の結果を論文にまとめて発表しています。結果はポジティブなものとネガティブなものに分かれました。

1. 自分の周囲や、世界で起こっていることに対して更に敏感になる

私たちは、インターネットの浸透によってもたらされる物流の増加、人工知能の発達、ビッグデータを享受することになるでしょう。しかし、情報に対して敏感になるのは個人だけではありません。他人に対しても同じように振る舞うことになります。米ハーバード大学のバークマン・センターで「インターネットと社会」を研究するJudith Donath氏は以下のように述べています。「他人がどのように時間を使っているか、どんな趣味、夢、友人を持っているか、家族とどのくらい深く関わっているかなど、個人的な情報が手に取るようにわかってしまうでしょう。そのような情報が増えた社会では、他人に対する認識や関係性が変化するでしょう」

2. 情報の共有は、まるで呼吸をすることのように自然なことになる

2025年までに、インターネットは電気の供給や他の公共サービスと同じような位置づけになるでしょう。南カリフォルニア大学情報科学研究所の Joe Touch氏は以下のように述べています。「自分がオンラインであることや、インターネット上で何かを検索するという認識自体がなくなるでしょう。日常がオンラインになるのです。何か知りたいと思えば、情報はすぐ身近にあるのです」

3. 身体に装着して使用するウェアラブルデバイスが医療を変える

ウェアラブルデバイスによって、病気の早期発見だけでなく、病気の発症リスクを事前に認識できるようになるでしょう。このテクノロジーは私たちの生活を根本的に変えてしまいます。カリフォルニア大学バークレー校のソフトウェア開発者Aron Roberts氏は次のように述べています。この変化は「いつも人員不足に悩まされてきた医療業界を救うことになるでしょう」

4. 政府が統制能力を失う可能性がある

発展途上国の人々は、医療、教育、水、人権といった「先進国との格差」を更に意識するようになるでしょう。誰もが政府の巧みなごまかしを、今まで以上に認識できるようになるのです。その結果、より平和的な変化だけでなく、「アラブの春」のような政変が起こり易くなるでしょう。利害が透明な国家では、今までのような政府が支配するのはますます困難になります。 しかし、そのような事態に備えて、政府が新たな規制と監視の強化をすることも予想されます。

5. インターネットが(さらに)細分化される

未来学者のDavid Brin氏が1980年代に執筆したSF小説で次のように予測しました。「多種類の情報ネットワークが作られ、メッシュネットワークが自然に発生するでしょう。人々は複数の場所に別々の自分を持つことになるのです」LinkedIn上で「仕事用の顔」を持ち、親しい人とのコミュニーケーションをとるためにFacebookを使っているなら、Brin氏の述べていることが理解できるはずです。

6. 全ての人に教育が行き届く

米Google社のチーフ・エコノミストHal Varian氏は教育の機会について次のように述べています。「現在のインドや中国ではまだまだ教育の機会が行き届いておらず、素晴らしい頭脳を持ちながらまともな教育を受けられない人々が何百万人もいます。そのような人々が活躍できるようになれば、人類の発展に大きく寄与することになるでしょう」

7. 持てる者と持たざる者の格差は拡大し、暴力に繋がる可能性がある

ペンシルベニア州のアネンバーグ大学名誉教授Oscar Gandy氏は次のように予測しています。「経済活動がネットワーク化されることで、世界人口の一部に富が集中することになります。この流れは加速し、不平等が拡大するでしょう」ソーシャルメディアは不満のはけ口になっているだけですが、現状を打開する手段として使われる可能性もあります。ただ、「アラブの春」のように必ずしも平和的な方法が取られるとは限りません。

8. 今以上に、ハッカーなどの脅威にさらされる

「プライバシー」や「秘密」といった概念は過去のものとなります。世界の治安が低迷し、テロやサイバーテロが毎日のように発生するかもしれません。そして、ソーシャルメディアの影響力が増し、政治活動が大きく左右される可能性があります。あるスパム対策専門家は「一般のインターネットユーザーと比べて、ハッカーの影響力は格段に大きくなるだろう」と述べています。

9. プライバシーは贅沢品になる

2025年までに、比較的高学歴で裕福な人だけが、自分のプライバシーを守る能力を持つことになります。ただ、実際にプライバシーを守ろうとする人がいるかは、これからわかってくることでしょう。

暗い予想が多い調査結果でしたが、今回の調査は前向きな論調で締めくくられています。インターネットに関する法律や政策の専門家であるRobert Cannon氏は、次のように述べています。「前向きに考えれば、現状の問題を解決する技術こそが世界を変える技術なのです。つまり、解決すべき問題は既に明らかになっているということ。世界を変えるために、私たちは問題を共有し、協力し合う必要があります。ウェブの発展はそのような活動を促すチャンスになるでしょう」

9 Ways the Internet Will Change Your Life in 2025, for Better and Worse|Inc.

Kimberly Weisul

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2014年04月04日 20:04

ウォーキングとストレッチは健康生活のキホンのキ。。。

■美ウォーキングを続けると、理想的なダイエットができる!?

街に出て周りを見回すと、背筋を伸ばして美しく歩いている人のほとんどはスタイル抜群の人ばかり・・・。それはなぜなの?

「正しい姿勢でのウォーキングとスタイル維持はとても関係が深いのです。美しく歩いていれば、自然にむくみやゆがみが解消されてダイエットにつながります」

そう教えてくれたのはエレガントボディメイクウォーキングコーディネーターの今関純子さん。

「ダイエットにつながる歩き方のコツは、正しい位置に自分の身体軸がある姿勢。まずはお尻と肩甲骨を壁に付けて立ち、体が一直線になっていることを意識して。重心をかかとに乗せて、お腹に力を入れてお尻を閉めること。この姿勢で歩くと、自然に全身の筋肉を使うので、リンパの流れや血液の流れがよくなります。すると、わざわざジムに行ったり、ランニングをしなくても、それらと同じぐらいの運動をしていることになるのです」(同)

さらに、正しい姿勢で歩くことで、アンチエンジング効果も期待できるのだとか。

「リンパの流れがスムーズになると老廃物が排出され、デトックス効果が高まります。そのため肌がツヤツヤになったり、顔色がよくなったりもするのです。埋もれていた鎖骨がきれいに出てきたなんてケースもあるんですよ」(同)

また、さらなる美容効果が期待できる“合掌ストレッチ”というメソッドがあるのだそう!

「イスに腰を掛けているときなどに取り入れていただきたい簡単なストレッチ法です。リンパや血液の流れを促し、肩こり解消やバストアップにも効果的です。ぜひ試してみてください」(同)

合掌ストレッチのやり方は次のとおり。

(1)胸の前で両手の平を合わせて合掌のポーズ。合わせる手のひらは押し合うように力を入れる。

(2)合掌したまま頭の上に移動させる。そのまま頭の後ろ限界まで引いて10秒ほどキープ。このとき背筋が反ることを意識する。

(3)この動きを10回繰り返す。1日3回ほど行って。

正しい姿勢のウォーキング&肩甲骨を動かす“合掌ストレッチ”で理想のボディラインを叶え、この春からはモテ女子に大変身しちゃおう。

今関純子
エレガントボディメイクウォーキングコーディネーター

[OZmall]

Posted by nob : 2014年04月03日 19:51

言い得て妙。。。Vol.18/さらに40代、50を過ぎて定年間際でも、捨て去れない人のほうがはるかに多いでしょ(苦笑)。。。

■20代のうちに捨て去るべき「7つの習慣」

大久保雅城

4月から社会人歴6年目に突入したのですが、相変わらず自分のアウトプットに自信がなく、力を抜いた仕事ができずにいる28歳です。力の抜き方が上手い先輩を見ていると、羨ましく思ってしまいます。とりあえず量をこなすべし、というメンターの教えに従って、毎日アウトプットを続けています。ただ、そもそも経験が足りないですね、圧倒的に。この4月からはもろもろ動き出す予定なので、それまでは座禅でもしながら思索にふける所存です。

さて、私はあまりビジネスのハウツー本はあまり読まないのですが、ネットを見ていたら「20代が直面する課題を乗り越えるために、手放すべき7つの習慣」という記事を見つけました。『7つの習慣』と言えば、ビジネス書の名著として紹介されることの多い本。しかし、今回紹介するのは、ビジネスに役立つ 7つ習慣のほうではなく、”手放すべき7つの習慣”となっています。一体どんな習慣なのでしょうか? さっそくですが、その7つの習慣を紹介することにしましょう。

■20代が直面する課題を乗り越えるために、手放すべき7つの習慣
1. 仕事をするフリの習慣―暇なら遊べ。早く帰れ。
2. やらされ仕事をする習慣
3. パニクッたまま仕事をする習慣
4. 今の自分の力だけで乗り越えようとする習慣
5. 昨日と同じ仕事をすることで満足する習慣
6. 納得した目標なしに、だらだら仕事する習慣
7. マイナスの気持ちを引きずったまま仕事をする習慣

http://www.lifehacker.jp/2012/08/120818custompartwith.html

「1.仕事をするフリの習慣」はありますね。上司が帰らないから、とりあえず席で仕事をしているというケースは往々にしてありそうです。暇なら遊べ、とはまさにその通り。遊びの中に仕事のヒントが隠れている場合もありますし。

「2.やらされ仕事をする習慣」も然り。仕事が機械的になってくると、どうしてもやらされ感のある仕事をしがち。反省。

「3.パニクッたまま仕事をする習慣」。もともと焦りやすい性格の人は注意。仕事はあくまでも冷静にこなしたいものです。もちろん、その人自身が ADHD(注意欠如・多動性障害)などの病気を抱えている可能性もあるので、一概にその人の性格とは言い切れないところもありますが。

「4.今の自分の力だけで乗り越えようとする習慣」。どんな壁も一人で乗り越えようとするのではなく、遠回りでもいいので「今の自分では乗り越えられない課題なのだから、力をつけてから乗り越えればいい」ぐらいの気持ちでいきたいですね。

「5.昨日と同じ仕事をすることで満足する習慣」。これは耳が痛いです。職場からの帰り際、昨日とまったく同じ作業で満足している自分がいるので…。日々生産性向上を追及していきたいものです。

「6. 納得した目標なしに、だらだら仕事する習慣」。うーん、納得した目標って難しいですね。もちろんだらだら仕事をするのはNGだと思いますが、定性的な目標に納得したことがないので…。「円滑なコミュニケーション」「別の部署の仕事にコミット」などの目標って、永遠に納得せずに終わりそう…。

「7. マイナスの気持ちを引きずったまま仕事をする習慣」。これはいつも思うんですが、感情に波がある時にぶつかったマイナス感情ほど、引きずってしまうような気がしますね。好調な時のマイナス感情はすぐに消え去るのですが、不調な時のマイナス感情はけっこう重い。感情の波のある・なしは自分ではどうしようもないので、ちょっとでも「おかしいな」と思ったら、休養を取るべきなんでしょうね。…なかなか仕事を進めながらだと、難しいところがありますけれど。

以上、捨て去るべき7つの習慣をお送りしました。引用元の記事をみると、「当たり前のことを言っている」というコメントがある一方、「30代でも捨てられていない…」という意見もありました。あなたはこの7つの習慣、どう思いますか?

[newsdig]

Posted by nob : 2014年04月03日 17:38

私も日々実感しています、、、心身の健康は何はともあれ整腸から、、、今日も絶好調です。。。

■肌荒れや体調不良はヤバイ!「腸が老化し始めている」危険な兆候

近頃、「風邪をひきやすい」「体調を崩しやすい」と感じているそこのあなた。その他にも、肌荒れやイライラに悩まされていませんか? 

もしかしたらそれ、腸が老化している証拠かもしれません。腸が老化すると、なぜさまざまな不調があらわれるのでしょうか?

■腸が老化すると大変なことに

腸が老化すると便秘になります。便秘で便が腸内にいつまでも残っていると腐敗がはじまり、悪玉菌が活発化します。すると、腸内細菌のバランスが崩れて、腸内で増えた有害物質が血流によって全身に運ばれます。その結果、各臓器や肌がダメージを受けることになるのです。

また、精神を安定させる働きがあるセロトニンというホルモンをはじめ、全身の免疫細胞の約6割は腸粘膜に集結しているため、腸が老化することで免疫力がダウンし、病気やアレルギーにかかりやすくなったり、イライラ、くよくよしやすくなるのだそう。

では、自分の腸が老化しているかどうかを知るためには、どのようなことを目安にすればいいのでしょうか?

■腸の老化で出るサイン

近年は、生活環境や習慣の影響から、若い女性でも腸が老化している方が増えているそうです。下記の項目に心あたりがある方は、すでに腸が老化しはじめているかもしれません。

・便秘がち

・便の量が少ない、スッキリしない

・便のニオイが強い

・風邪をひきやすい(体調を崩しやすい)

・肌が荒れやすい

・花粉症

・イライラ、くよくよしやすい

・ストレスを感じやすい

・寝つきが悪い

春は進学や就職、転勤など新しい環境への異動があるだけではなく、花粉の飛散量も増える季節です。これらのツライ症状を悪化させないように、今から腸を若返らせておきましょう。

■腸を若返らせる生活習慣

(1)朝、コップ1杯の水を飲み、便意を促す。

(2)3食バランス良く食べる。大豆、野菜、芋、果物といった植物性の食品や、納豆、ぬか漬け、味噌、醤油などの発酵食品を積極的に食べる。

(3)適度な運動をして腹筋を鍛える。

(4)自律神経のバランスが乱れると腸の働きが悪くなるため、休養をとり、ストレスを溜め込まないようにする。

腸年齢が若いほど、元気な体と美しい肌をキープすることができます。スキンケアで効果を感じにくいという方は、まずは腸のケアをしてみてはいかがでしょうか?

[NEWSポストセブン]


■食べ過ぎ予防にも。幸せホルモン「セロトニン」を増やす

いよいよ春が到来。これから薄着になっていくにつれて、いま思うことといえば......「痩せたい」。しかし、どうにもこうにも食欲が抑えられない、そんな人は「セロトニン不足」かもしれません。

幸せホルモン「セロトニン」

心の安定を保つ「セロトニン」は必須アミノ酸のひとつ、トリプトファンからつくられる脳内物質です。幸せホルモンと呼ばれることも多く、リラックスしているときなどに分泌されます。不足するとウツ症状などを引き起こすことで知られています。

すると食欲増加につながる可能性が大

このセロトニン、自律神経のバランスをコントロールしているため、睡眠、食欲、体温調整などにも影響を与えていて、食事の満腹感UPや食欲を抑制する効果もあるんです。逆をいえば、欠乏すると食欲が過剰になってしまう危険が。

また、質の良い睡眠に欠かせないメラトニンの生成にもセロトニンが必要。睡眠不足もダイエットの大敵で、代謝の低下や食欲の増加につながるので、セロトニンってやっぱり重要。健康的なダイエットには欠かせないと言っても過言ではありません。

セロトニンを増やすには?

そんなセロトニンを増やす方法がコチラ。

セロトニンを増やす方法

・食事のポイント

トリプトファンを含む、大豆製品、バナナ、赤みのお肉や魚、卵、乳製品などを摂る。さらにトリプトファンの吸収に必要なビタミンB6も一緒に摂るのが◎です。よく噛んで食べることも分泌を促すのに効果的。

・リズム運動

有酸素運動や呼吸を整えるヨガなどが効果的。理想は30分ほど。

・スキンシップ

スキンシップでセロトニンが増えることが分かっています。また、スキンシップだけでなく人と何かを共感することも良いそうです。

・複式呼吸や深呼吸をする

・日中にしっかり太陽の光を浴びる

セロトニンは一度にたくさんつくって貯めておくということはできないそうなので、毎日コツコツ続けることが大切。最近、間食が多いので、意識してみます。

若松真美

[MYLOHAS]

Posted by nob : 2014年04月03日 17:26

いよいよ終了、、、私は今後も引き続きネットに接続しないスタンドアローンPCとして使用し続けます。。。

■サポート終了目前のXP、世界シェアいまだに3割

 調査会社の米ネット・アプリケーションズは米国時間2014年4月1日、2014年3月時点におけるデスクトップOSの世界シェアを発表した。4月9日にサポートが終了するWindows XPのシェアは27.69%だった。

デスクトップOSの世界シェアの推移(米ネット・アプリケーションズのWebサイトから引用)

 同社によると、2014年3月時点で最もシェアが高かったデスクトップOSはWindows 7で48.77%。Windows XPがそれに続き、以下、Windows 8が6.41%、Windows 8.1が4.89%、Mac OS X 10.9が3.75%だった。

  Windows XPのシェアは、2011年9月までは過半数を占めていたが、2011年10月に5割を切り、2012年8月にはWindows 7に首位の座を明け渡した。その時点でのシェアは、Windows 7が42.76%、Windows XPが42.52%。

 以降、Windows XPのシェアは毎月少しずつ低下していき、その分、Windows 7やWindows 8がシェアを伸ばした。ただ、Windows XPのシェア低下は緩やかであり、サポート終了が間近に迫った2014年3月時点でも、いまだに3割弱のシェアがある。

(日経コンピュータ 勝村幸博)

[日本経済新聞]


■しぶとく残るウィンドウズXP、来週サポート終了 リスクは存続

 まもなくざっと3億台のコンピューターが新たなセキュリティー上のリスクから守られなくなる。その中には浄水場、発電所、下水処理場や現金自動預け払い機(ATM)を動かすコンピューターも含まれる。

 ソフトウエア大手のマイクロソフトは今月8日(米国時間)をもって、同社の基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」の更新プログラムの提供をやめる。このため、多くの政府機関のパソコンや産業設備を動かしているコンピューターの一部のセキュリティーホール(欠陥)がそのまま放置されることになる。

 XPのサポート終了は8日がデッドラインということで、大きな話題にはなっている。しかしサイバーセキュリティー会社のクアリスによると、世界の政府や企業で使われているコンピューターの10%以上がいまだにXPを使用している。調査会社のネットアプリケーションズによれば、消費者のパソコンを含めると、XPを搭載するデスクトップ型パソコンの比率は全体の30%近くに及ぶ。

 マイクロソフトは何年もの間、顧客に注意を促してきており、同社サイトにはカウントダウン方式の時計が掲載されている。その最終日が迫るなか、米国政府は電力など公益事業会社やその他の機関のITアドミニストレーターにOSの更新を促している。

 マイクロソフト自身も5月にウィンドウズ7とウィンドウズ8の更新プログラムを提供する際、この問題へのさらなる対応を行う予定だ。ウィンドウズ 7と8はXPより新しいが、XPと似た設計を持つ。同社がウィンドウズ7、8向けに提供する修正プログラムは、修正が提供されないXPの潜在的な弱点をハッカーに指し示す公算が大きい。

 ゼネラル・エレクトリック(GE)のインテリジェント・プラットフォームズ部門で自動化ソフトウエアの責任者を務めるマーク・バーナード氏は、「タイヤの側面に今にもはじけそうな大きな気泡があるような状態だ。問題ははじけるかどうかではなく、いつはじけるかだ」と述べる。同社は発電所の電流から工場の組み立てラインまで、あらゆる管理に使う産業用制御システムとソフトウエアを販売する。

 バーナード氏によれば、同氏の顧客の30〜35%は依然としてXPを使っている。同社は過去1年にわたって、顧客をウィンドウズ7.1に更新させようとしてきた。ウィンドウズ7.1は4年前にリリースされた。同氏によれば、更新に最も後ろ向きなのは浄水施設と下水処理施設で、費用が理由だという。ウィスコンシン州メリルの公益事業会社がウィンドウズ7.1に更新するのには、1台700 ドル(約7万3000円)の費用がかかった。これにはハードウエア代が含まれる。

 金融機関が保有する21万1000台のATMの約95%はXPの一種を搭載する。ただし、3月に国土安全保障省が出した通達によると、この一部はマイクロソフトが16年までサポートを提供する特有のバージョンを搭載している。このほか、ガソリンスタンドなどの独立した企業が21万台のATMを保有する。

 大手金融機関の幹部によると、大手金融機関は問題を最小限に抑える方策を取っている。この方策の一つは、ATMに新しいソフトウエアがアップロードされるのを防ぐソフトかもしれない。セキュリティー専門家が「ホワイトリスト方式」と呼ぶ手法だ。

シティグループの広報担当者は、「シティバンクはATMをウィンドウズXPから移行させる作業に取り組んでいる」と述べ、「この移行の間、ATMを保護し続ける方策を取っている」と話した。他の大手金融機関も似たようなことを述べている。

 企業がOSを更新したがらない理由の一つは、その複雑さだ。とりわけ、一部の古いATMの更新には、実際にその設置場所まで赴く必要があるからだ。米国や世界のATM市場で30%のシェアを持つと言うNCR社の企業ソフトウエア担当責任者、ロバート・ジョンソン氏は、「それはデスクトップパソコンを更新するほど簡単ではない。ATMの更新は別次元の話だ」と述べる。

 ハッカーは長年にわたり、保護されていないソフトを利用して現実の世界に被害をもたらしてきた。セキュリティー会社カスペルスキー・ラボの首席セキュリティー研究員によると、XPの脆弱性はウイルス「スタックスネット」が悪用した脆弱性の一つ。スタックスネットは2010年にイランのナタンツにある核濃縮施設の遠心分離器を破壊したと報じられている。

 セキュリティー会社シマンテックの研究員によると、昨年春に韓国のATMやその他のシステムをダウンさせたハッカーらは、XPを標的とした悪意のあるコードを少なくとも1つ使っていた。

 米国政府は起こり得る物理的被害への注意を促そうとしている。環境保護局(EPA)が12年に米国の公益事業会社に宛てて出した通達には、オーストラリア・クイーンズランド州のコンピューターシステムのセキュリティーが破られた結果、26万4000トンの下水が小川や公園に流出したと書かれている。この通達によると、あるハッカーは06年にインターネットを使ってペンシルベニア州ハリスバーグの水処理施設のセキュリティーを破った。EPAによれば、このハッカーはこの施設の水処理作業に影響を与える能力を持つ悪意のあるソフトを植え付けた。EPAはどちらについても、セキュリティーが破られた OSの種類を特定していない。

 XPはマイクロソフトが01年にリリースしたが、いまだに多く使われているため、ハッカーにとって魅力的なターゲットであるほか、サイバー攻撃に対して脆弱なことが知られている。マイクロソフトの広報担当者は、「このOSを引退させる中核的な理由があるとすれば、それはセキュリティーの問題だ」と話している。

[THE WALL STREET JOURNAL]

Posted by nob : 2014年04月03日 11:32

なおも暴挙を容認し続けるのか、、、現政権の現況と方向性に許容できる要素はおよそ何もない。。。

■[東京 1日 ロイター] -政府が1日に決めた武器輸出の新原則には、国内メーカーの海外進出を後押しするという狙いがある。国際的な共同開発への参加を促し、装備品の輸出を増やして自衛隊の調達コストを引き下げようとしている。

しかし、日本の防衛産業は世界的に競争力が低いとされ、政府の思惑通りに輸出が進まない可能性を指摘する声もある。

<輸送機C2への期待>

川崎重工業(7012.T: 株価, ニュース, レポート) が手掛ける潜水艦用エンジンは、ディーゼルながら燃焼に空気を必要としない。頻繁に浮上せずに済むため、敵から身を隠す必要のある潜水艦には貴重な技術だ。これに目をつけたのが、潜水艦の新造を計画するオーストラリア。日本の政府筋によると、防衛省関係者が同国を昨年訪れた際、採用に意欲をみせたという。

武器の輸出基準を見直す日本に対し、関心を寄せているのはオーストラリアだけではない。新明和工業(7224.T: 株価, ニュース, レポート)の救難飛行艇をインドに輸出する案件は正式に話が進んでいる。「引き合いは非常に増えている」と、防衛省関係者は話す。

これまで日本の防衛企業の納入先は、ほぼ防衛省に限られていた。メーカーの売上高に占める武器関連の割合は小さく、最大手の三菱重工業(7011.T: 株価, ニュース, レポート)でも1割に満たない。そのためコストが割高で、自衛隊の調達費を圧迫する一因になっていた。

新たなルールの下で、市場が世界に広がれば「輸出が増えて生産コストが下がる。企業にもいい話だし、防衛省にとっても調達コストの削減につながる」と、前出の同省関係者は言う。

日本は向こう5年間の防衛費を24兆6700億円と計画しているものの、実際には調達改革などで23兆9700億円に圧縮する方針だ。輸出拡大によるコスト低減をその手段の1つと考えており、川崎重工が開発中の輸送機C2などは「候補になるだろう」と、同関係者は期待する。

<共同開発で先端技術にアクセス>

しかし、関心は高くても、実際に商談が実るかどうかはわからない。米国のボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)やロッキード・マーチン(LMT.N: 株価, 企業情報, レポート)、英BAEシステムズ(BAES.L: 株価, 企業情報, レポート)など世界のライバルに比べて事業規模が小さいため、「価格やコスト面で競争力があるのか」と、大和証券の田井宏介アナリストは指摘する。

さらに一部を除き、日本製の武器は技術的な評価もそれほど高くない。防衛省関係者が期待するC2は今年1月、試験中に貨物扉が脱落する不具合が発生。過去にもトラブルが発生し、当初計画から開発がすでに3年遅れている。

防衛装備品の輸出政策に詳しい拓殖大学の佐藤丙午教授は「日本の防衛産業のように閉ざされた市場で生きていると、技術開発が明らかに遅れる」と話す。そのうえで新たな輸出原則について「日本企業にとってはどんどん輸出が増えるというよりは、国際的な共同開発や生産に参画して、最先端の技術にアクセスできるようになるメリットが大きい」と指摘する。

最近の武器は高度化とともに開発コストがふくらみ、次期戦闘機F35のように数カ国で共同開発するのが、主流になりつつある。産業側も輸出より、共同開発への期待が大きく、経団連防衛生産委員会の続橋聡事務局長は「米国やそれ以外とも技術交流が進み、鎖国状態から脱することができる」と語る。

オーストラリアが関心を寄せた川崎重工の潜水艦用エンジンは、その後本格的な協議には発展していない。同国のアボット首相がまもなく来日するが、安倍晋三首相との首脳会談でも議題に上らない見通しだ。関係者によると、オーストラリア海軍はスウェーデンの技術にも興味を示しているようだという。

(久保信博 編集:田巻一彦)

[ロイター]

Posted by nob : 2014年04月02日 08:08

事の真偽はさておき、一連の経緯で明らかになった理研の組織としての体、煽るマスコミ、そして踊る私たち一人一人の在り様に深く失望、、、小保方氏と当該研究者達の今後に期待。。。

■小保方さんVS理研!調査結果めぐり泥沼「内紛」に発展 

 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)らが発表したSTAP細胞の論文問題で、理研の調査委員会が1日、都内で記者会見を開き、小保方氏に画像の捏造(ねつぞう)や改ざんといった2項目の研究不正があったとする最終報告を公表した。この調査結果に小保方氏は「驚きと憤りの気持ちでいっぱい。とても承服できない」と反論。理研に不服を申し立てる意向を明らかにし、記者会見も検討するなど両者の対立は鮮明となった。

 理研の調査委員会が改ざん、捏造と明確に認定したことを受け、小保方氏は書面でコメントを公表し猛反発した。

 「驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。“悪意のない間違い”であるにもかかわらず、改ざん、捏造と決めつけられたことは、とても承服できません。STAP細胞の発見自体が捏造であると誤解されかねず、到底容認できません」とした。

 理研側の記者会見には小保方氏本人は出席せず。公表された書面はA4用紙にワープロ打ちされ、約690文字に過失と認められなかった無念さがにじみ出ていた。

 調査委は、小保方氏が博士論文から流用したとみられる画像は「データの信頼性を根本から壊す」としてデータ捏造と認定。小保方氏が切り貼りした画像は改ざんに当たるとし、いずれも研究不正と判断した。理研は論文の取り下げを著者に勧告する。

 この2件について小保方氏は「改ざんするメリットは何もない。見やすい写真を示したいという考えから掲載した」「単純なミスであり、不正の目的も悪意もありませんでした。真正な画像データは存在している」とし、近く理研に不服を申し立てる意向を示した。

 調査報告書は3月31日、神戸市にある理研神戸研究所内で川合真紀理事が直接手渡した。その際の小保方氏の様子については「だいぶ当惑していた。心身共に疲れ切っている」と説明。出勤していないが、調査委の調査には応じているという。関係者処分について理研は「懲戒委員会を経た上で厳正に行う」と述べた。

 小保方氏の代理人弁護士である三木秀夫弁護士がこの日、取材に応じ、報告書を受け取った小保方氏は「やつれた顔がみるみる青白くなって驚いた様子だった」と話した。予想外の調査結果にぼうぜんとなり、説明が終わると「承服できない」と拒み、その場で不服申し立てをする方針を伝えたという。

 小保方氏は精神的に不安定な状態が続き、神戸市内で関係者に付き添われて生活。三木氏ら大阪弁護士会の4人が代理人を務め、打ち合わせをしたり、電話でやりとりしたり、頻繁に連絡を取っているという。

 小保方氏は理研の規定に従い、期限の9日までに不服を申し立てる方針。ただ、混乱を収束させるには、論文著者らの直接の説明が不可欠。川合氏も会見で「ゆっくり本人と相談していずれそのような機会もできれば。理研も協力する」。三木氏は「本人は対外的発言を禁じられており反論の機会がない。苦しい気持ちが続いている」と思いやる。記者会見も検討しているが「的確に答えられるだろうか」と不安をのぞかせた。


■小保方さん反論全文「驚きと憤りの気持ちでいっぱい」

STAP論文調査最終報告
STAP論文、不正認定へ

 調査委員会の調査報告書(3月31日付)を受け取りました。驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。特に、研究不正と認定された2点については、理化学研究所の規程で「研究不正」の対象外となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず、改ざん、捏造と決めつけられたことは、とても承服できません。近日中に、理化学研究所に不服申し立てをします。

 このままでは、あたかもSTAP細胞の発見自体が捏造であると誤解されかねず、到底容認できません。

 レーン3※の挿入について。

 Figure 1i※から得られる結果は、元データをそのまま掲載した場合に得られる結果と何も変わりません。そもそも、改ざんをするメリットは何もなく、改ざんの意図を持って、Figure 1iを作成する必要は全くありませんでした。見やすい写真を示したいという考えからFigure 1iを掲載したにすぎません