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暴挙に甘んじるも歯止めるも私たち次第。。。

■児童ポルノや恐喝 メールやLINE監視の対象として検討 通信傍受法改正の議論で【争点:安全保障】

児童ポルノや恐喝などの犯罪対策のため、電子メールやLINEなどのネットのやりとりが通信傍受の対象になるかもしれない。国が行っても良いとされる傍受対象の拡大が、法務省で議論されているのだ。

日本では憲法21条が「通信の秘密」を保障しているため、国は国民が行っている通信の内容を見ることはできない。しかし、1999年に成立した「犯罪捜査のための通信傍受に関する法律(通信傍受法)」によって、一部の通信傍受が認められている。対称となるのは薬物犯罪、銃器犯罪、組織的殺人、集団密航の4つのみだ。

この傍受の対象となる犯罪の拡大について、法務省の法制審議会が議論を行っている。新たに対象として議論されているのは、テロ関連犯罪のほか、不正アクセス行為、コンピュータ・ウイルスに関する犯罪、児童ポルノ関連犯罪、窃盗、恐喝など広範囲に及ぶ。また、これまでは、傍受の際にそのつど記録を裁判所に提出することや、通信事業者等による立会いが必要だったが、これらをなくすかどうかも検討されている。

通信傍受範囲の拡大は、アメリカなどとの国際連携が背景にあった

通信傍受範囲の拡大が議論される背景には、アメリカとのサイバー防衛連携の強化がある。

9.11のテロを受け、アメリカではテロ対策のために通信傍受を強化してきた。日本に対しても2011年ごろ、アメリカの情報機関である国家安全保障局(NSA)が電子メールや電話などの個人情報の傍受に協力するよう打診していたことがわかっている。

中国の国際光回線をはじめ、アジア太平洋をつなぐ多くの光ケーブルは日本を経由することから、中国情報の収集が狙いだったとみられる。日本側は法的制約や情報要員の不足を理由に要請に応じなかったという。

(47NEWS「米が日本に傍受協力打診 中国情報が狙いか」より。 2013/10/27 02:00)

アメリカではスパイ対策として制定された「外国情報監視法」や「愛国法」に基づき、司法機関などの監視の下で通信の傍受が行われているが、その対象は、国外の企業や団体だけでなく、アメリカ市民にも及んでいたことがエドワード・スノーデン氏によって明らかになっている。

アメリカで起こったこと同様の通信傍受が、日本でも行われるかもしれない。

■国際的なサイバー犯罪拡大防止への協力とプライバシー保護のはざま

日本政府は今月2日、サイバー攻撃を防ぐための技術協力や、人材育成支援の拡大を記した「サイバーセキュリティ国際連携取組方針」を策定した。

サイバー分野で具体的な支援策を公約する戦略文書は世界でも例がなく、攻撃に利用されたコンピューター端末の駆除に共同で乗り出す予定の東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国に加え、中国の影響力が大きいアフリカや南米への支援も明記した。

国名の明示は避けたが、執(しつ)拗(よう)にサイバー攻撃を仕掛ける中国や北朝鮮に対する包囲網の構築が念頭にあり、安倍晋三首相が掲げる「積極的平和主義」を具現化する第1弾となる。

(「サイバー協力 アフリカ・南米とも 政府が国際戦略文書策定」より。 2013/10/2 22:40)

また、10月17日から韓国で開かれていた「サイバー空間に関するソウル会議」において、三ツ矢憲生外務副大臣は、安倍首相が掲げている「積極的平和主義」の方針に沿って、日本がサイバーセキュリティ強化のための国際連携に積極的に取り組んでいくことについて言及している。

このように、国際社会への貢献を理由に、通信傍受法の改正議論も進むと見られる。

一方、通信傍受法にはプライバシーの侵害につながるとする声もある。福島瑞穂・保坂展人両氏は、かつて通信傍受法について次のように指摘していた。

例えば、薬物犯罪の容疑がかけられたAさんが、30日間盗聴されたとします。Aさんの恋人や友人との会話が聞かれることは言うまでありませんが、Aさんの家族にかかってきた電話もまずは盗聴されます。そこには「金銭・財産の話」「企業秘密」「健康上の悩み」など他人に聞かれたくないプライベートな話が多々含まれています。そういう話は、警察官が自主的にスイッチを切るから心配ないというのが法務省の説明です。けれども、これを誰もチェックできません。そして、Aさん宅の盗聴は「成果なし」に終わったとします。しかし、Aさんには無断で「Aさん宅盗聴録音テープ」は5年間、裁判所に保管されます。

(「盗聴法の影響は、一般市民に及ぶのでしょうか?また報道機関への影響はありますか?」より。)

通信傍受法改正の議論の際には、不適正な通信傍受を防止する方法が、どこまで盛り込まれるかという点も注目だ。

[ハフィントンポスト]


■メルケル首相携帯、米が10年以上盗聴か…独誌

 【ベルリン=工藤武人】ドイツのメルケル首相の携帯電話が米国家安全保障局(NSA)に盗聴されていた疑惑に関し、ドイツ誌シュピーゲル(電子版)は26日、NSAが10年以上にわたり、メルケル氏の携帯電話の通信内容を傍受していた可能性があると報じた。

 同誌は、NSAの機密データを入手したとし、これによると、メルケル氏が首相に就任する3年前の2002年から、メルケル氏の携帯電話がNSAの監視対象になっていたことが確認された。メルケル氏は02年当時、野党だったキリスト教民主同盟(CDU)の党首を務めていた。

 メルケル氏の携帯電話の番号は、オバマ米大統領訪独(今年6月)の数週間前まで、監視対象のリストに載っていたという。

[読売新聞]

Posted by nob : 2013年10月28日 01:55

飲み過ぎには要注意。。。

■乾燥する前に。水を飲むとカラダにいい12の理由+正しい水分補給の方法

Dumb Little Man:最近、米大統領夫人のミシェル・オバマが、アメリカ人はもっと水を飲んだ方がいいと発言し、その後ちょっとした議論が起こりました。しかし、これには特に政治的な意図があったのではありません。正しいことを言っただけです!

毎日水を飲むことで、健康には驚くほどいいことばかりです。特に、砂糖いっぱいのジュースを飲むくらいなら代わりに水を飲んだ方が、よっぽどいいわけで。人間の体の約70%は水分でできており、医者によっては、健康のためには1日コップ8杯の水を飲むといいといいます。

水を飲むことの12の効能と、必要十分な水分を摂る方法をお教えしましょう。

水を飲むとカラダにいい12の理由

1.体の水分バランスを整える

人間の体の60%は水なので、毎日水分を摂取することが、体の水分の吸収や循環、代謝、体温調節の管理に役立っているというのも不思議ではありません。体内の水分量が少なくなると、脳は水や水分が飲みたくなる口渇機構に働きかけます。

2.カロリー摂取を抑える

水を飲むと食欲が抑えられ、食べる量を制限することができます。また、カロリーの高い飲み物の代わりに水を飲むようにすれば、間違いなく体重が減ります。炭酸飲料というのは、栄養がほとんどないカロリーだけの飲み物なので、炭酸飲料をやめて水をもっと飲むようにすれば、すぐに体重が減るはずです。食事の前にコップ1〜2杯の水を飲むと、満腹感を感じやすくなり、食べる量が減ります。

体重をすぐに減らす別の方法として、水分の多い食べ物を食べるのもいいです。フルーツや野菜、オートミール、豆類、コンソメベースのスープを摂ると、高カロリー食品よりもゆっくりと体に浸透していくので、満腹感を感じます。水を飲むことで肝機能が向上し、体脂肪も燃えやすくなります。

3.認知力が上がる

脳の機能を適切に動かすには、一定量の酸素を脳に供給する必要があります。十分に水を飲めば、脳に必要な酸素も摂取することができます。1日にコップ8〜10杯の水を飲むと、認知力のレベルが30%上がるという研究結果もあります。また、十分に水を飲むことにより、電解質レベルを高く維持することができ、神経機能を助けることにもなります。脳とメッセージのやりとりをする神経にとっては、特に大事なことです。

4.筋肉に活力を与える

運動をしている時は、一度に適切な量の水を摂らなければなりません。筋肉細胞が適切な能力を発揮するには、適度な水分供給が必要なのです。米スポーツ医学会は、運動の2時間前に約17オンス(約500ml)の水を飲むこと、運動の合間には汗をかいた分を補うだけの水を飲むことを推奨しています。十分な水分と電解質が無いと、筋肉細胞は縮んでしまい、筋肉痛を引き起こします。十分な水分を摂ることで、筋肉はより長い時間、よりハードに動くことができるので、筋肉がより早く成長します。

5.関節をなめらかに動かす

関節痛に悩まされている場合は、十分に水分を摂ることがとても大事です。関節を柔軟かつ強靭に保つには水分が必要なので、たくさんの水を飲むと、関節の動きがなめらかになり、痛みも無くなっていきます。

6.肌をよりきれいに強くする

水分量が十分な肌はきれいに見えます。水分量の足りない肌は、乾燥し、ひび割れ、しわになりやすいです。また、十分に水を飲み、肌の内側から潤うようにすると、化粧水などで保湿した水分もしっかりと閉じ込めます。適切な水分を摂取することで、湿疹などの皮膚炎や乾癬(かんせん)に負けない肌になります。

十分に水を飲んでいない場合は、体が水分を保とうとし始め、肌がむくんだり膨張したりします。アルコールやカフェインの入った飲み物は、脱水症状を引き起こし、肌を乾燥させることになるので、飲み過ぎないようにしましょう。

7.頭痛が治まる

頭痛の大きな原因の一つが脱水症状です。頭痛薬を飲む前にまずは水を飲みましょう。神経学の雑誌に載っていた研究によると、偏頭痛持ちの人が毎日コップ6杯の水を飲むようにしたところ、頭痛に悩まされた時間が2週間で21時間以下になりました。水を飲むことは、腰痛にも効果があります。

8.腎臓の働きを助ける

腎臓は体内の毒素を排出する働きをしていますが、最高の浄化作業をするためには、定期的に随分を補給しなければなりません。腎臓が排出する主な毒素は血中尿素窒素で、水分を十分に摂っていないと、きちんと排出されません。水分補給が足りていない警告のサインは、尿の色が濃くなるというもので、さらに濃縮されると異臭もあります。慢性的に水分が足りないと腎臓結石にもなります。

9.がんを予防する

水分で常に潤っている人は、膀胱がんになる危険性が50%低く、大腸がんになる危険性は45%低くなるという調査結果があります。十分に水を飲むことで、肺がんの危険性も下がることがあります。

10.インフルエンザを撃退する

水分を毎日きちんと摂っていると、免疫システムが強くなるので、関節炎やリウマチ、腸の疾患に効果があり、インフルエンザウィルスを撃退しやすくなります。

11.心臓を健康にする

体内の水分が十分に足りていない場合、心臓は新鮮な酸素を豊富に含んだ血液を臓器に送り出すのに、より懸命に動かねばなりません。ある一定期間以上それが続くと、健康に深刻な問題が起こります。カリフォルニアのローマ・リンダ大学の研究では、毎日十分な水を飲んだ人は、心疾患になる確率がかなり低いことが分かりました。

12.快便を助ける

消化器官をスムーズに動かし続けるには、十分な水分摂取が必要です。水分を十分に摂っていないと、大腸は便から水分を吸収するため、便秘になります。定期的に排便するためには、体には十分な水分と食物繊維が必要です。

必要十分な水分を摂る方法

必要な量の水分を摂っていないと、本当に水分が必要な場所や時間に関係なく、喉が渇きやすくなり始めます。12〜16オンス(約350〜500ml)のボトルの水を、常にカバンに入れて持ち歩いたり、クルマの中や机の上に置いたり、手元にあるようにします。

ペットボトルを使い捨てるのが嫌な人は、水筒などを活用してお金も資源も節約しましょう。台所にウォーターサーバーを置いて、毎週配達を頼んで取り替えるのもいいです。浄水器や浄水ボトルを買って、水道水を飲むようにすれば、もっとお金を節約できます。

冷蔵庫の中に、常にお気に入りの健康ドリンクを入れておきましょう。ジュースやスムージー、牛乳、自家製のアイスティーなどを入れておけば、砂糖入りのソフトドリンクや、カフェイン入りの栄養ドリンクを飲みたくならずに済みます。食事をしたり、おやつを食べる時には、水か冷蔵庫にある飲み物を飲めばいいのです。

Linda Cauthen(原文/訳:的野裕子)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2013年10月28日 01:43

いつもシンプルイズベスト。。。

■【ジョブズ金言集】仕事に迷ったときに読むべき、スティーブ・ジョブズの導きの言葉

 人生の中で成功と転落と、そして復活をすべて体験したスティーブ・ジョブズ。

 そんな彼が発する言葉には説得力があり、ビジネスマンならずとも思わず考えさせられる魅力を持つ。

 今一度その”金言”を振り返り、自分の生活と当てはめてみよう。もしも道に迷っているなら、このメッセージから答えが導き出せるかもしれない。

・方向を間違えたり、やり過ぎたりしないようにするには、まず「本当は重要でも何でもない」1000のことにノーと言う必要がある。

ダメなものはダメと言葉に出していうことが大事。

・仏教には「初心」という言葉があるそうです。初心をもっているのは、すばらしいことだ。

ジョブズは若い頃から、禅に傾倒した仏教徒でした。

・私がこれまでくじけずにやってこれたのは、ただひとつ。自分がやっている仕事が好きだという、ただそれだけなのです。

自分の仕事に誇りを持つこと。その一心があれば困難な状況も乗り越えられる。

・飢餓感を持て。バカであれ。

スタンフォード大学卒業式での祝賀スピーチにて最後に語った言葉。現状に満足することなく愚直に邁進せよ。

・消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう。

常に「先」を意識することは、クリエイターにとって重要なファクターですね。

・人生は時に、レンガで頭を殴られるかのような出来事に遭遇する。それでも信念を失うな。

予想外のトラブルに直面したときに迷ってはいけない。自分の選択を信じることが大事。

・泣きたいときは泣けばいい。笑いたいときは笑えばいい。自分を隠して生きたって楽しくないだろう?

人生の半分以上を費やす「仕事」だからこそ、楽しみながらこなすことが大切である。

 彼が過去に発したこれらの言葉をかみしめつつ、明日からまた仕事に打ち込みましょう!

[ミートアイ]

Posted by nob : 2013年10月28日 01:27

実体は推して知るべし、、、公務員待遇と特別生涯年金を保証しての国が直接雇用する人材を派遣するところから、、、それが国が前面に出ることの最初の一歩。。。

■福島第一原発作業員 緊急座談会「汚染水処理の現場はヤクザとど素人だけになった」

迷惑でしかなかった安倍首相の視察団

毎日のように、ニュースを賑わせる原発汚染水問題。安倍首相の見解とはまったく逆だが、ほぼ、アンコントロール状態にあると見て間違いないだろう。最前線で闘う男たちにイチエフのいまを聞いた。

間抜けなことばかり起きる

作業員A 先日もホースの交換中に汚染水が漏れて作業員6人が被曝するトラブルがあったけど、原発汚染水漏れはほとんどが初歩的なミス。8~9割がヒューマンエラーだと思う。

作業員B 作業員の士気、相当低いからね。とにかくコロコロ人が替わるから、責任感みたいなものがない。いま一緒に作業しとる仲間の前職は新宿の居酒屋店員、プールの監視員、塾の講師、トラック運転手と、ど素人ばかり。熟練さんがおらん。

作業員C 僕はフリーターでした。原発内の前線基地である免震重要棟と隣接するプレハブ小屋に出入りする作業員たちの、備品や汚染度の管理をする仕事をやっていまして、同僚は10代後半から60代まで数十人。北海道から九州まで全国から来ていますけど、地元の福島の人が一番多いかな。

 それはいいんですが、とにかく現場がいい加減。被曝講習がJヴィレッジ(福島第一原発から20kmの距離にある東電の後方拠点)で行われたんですが、ビデオを観た後にテストがあって、それをクリアすると講義を受けてまたテスト。中には居眠りしている同僚もいたんですが、全員合格。ようは形だけなんです。

作業員B 現場でも東電が作業員に直接指示を出すことは、ほとんどない。あっても「早くしろ」「時間がない」くらいやね。こないだ安倍さんが視察に来たけど、ホンマ、大迷惑でした。というのも「安倍さんに汚いところを見せられない。ガレキを片付けろ!」と東電に言われ、1週間もかけて現場の掃除をやらされたんです。掃除で作業が滞るというアホらしさ。安倍さんが見たのはほんとのイチエフ(福島第一原発)の姿やないですよ(笑)。

 俺たちは何が起きてるんか、これからどないなるんか、何もわからん。毎日毎日、自分の作業が何のためになるんかもわからず、ただ言われたとおり動いとる。

作業員A だから、ゴムシートを現場に置き忘れて、それが排水口に詰まるなんて、初歩的なミスが起きる。「それぐらいで?」と思うかもしれないけど、原発ではちょっとした落とし物でも大事故につながる。構内には「ゴミを落とすな」という張り紙があちらこちらにあるくらい。私からしたら、ゴムシートを放置するなんて考えられない。原子炉からALPS(放射性物質除去装置)へ汚染水を注ぐホースにゴムのカスを詰まらせたときは、原子炉の冷却ができなくなって、温度が上昇。「何があったんだ?」と大騒ぎになった。

作業員D 汚染水タンクの配管も、どれだけ傷んでいるか想像もつかないですよね。とにかく「急げ、急げ」と急かされて作ったから、純正品ではなく、既製品を組み合わせている。配管として使っていた市販のホースがチガヤという雑草のせいで穴があくというマヌケな事故もありましたよね。

作業員C 汚染水タンクの設置当初から水漏れは懸念されていましたけど、そうした声は東電に伝わらない。東電はタンクをパトロールしていると言ってますが、1000基あるタンクを二人で2~3時間で見るわけでしょ? 長く見積もっても1基あたり30秒弱。連結部分は数万ヵ所あるわけで、とてもチェックできない。

自分も海に汚染水を流した

作業員B だいたい、タンクから漏れてる汚染水なんて、雨が降ったら確認は不可能。漏れてるのか雨なのか区別がつかん。地下水に至っては、想像もつかんよね。側溝にも明らかに汚染水と思われる液体がたくさん流れとるけどパッと見、普通の水。よく「今日は何tの汚染水漏れが見つかりました」とニュースでやっとるけど、報道される数字は少なすぎる。ハンパやない量が流れてますよ。せんだって、台風が上陸したときなんて、大雨で側溝の水が溢れそうになったので、海に捨てました。流した水の放射線量を測定しなかったことを責められましたが、あえて測定せんのですよ。数値によっては犯罪になってまうから。

作業員A ただ、外部被曝に関しては、多少はマシになった。東電がサーベイマップを公開していて、高線量の場所がわかるから。毎時70~80シーベルトという超高線量のところは鉄板で覆ったうえで、張り紙をして、注意喚起している。

作業員B でも、福島第一原発には、地雷みたいに、とんでもない高線量のところがまだまだある。原子炉建屋の山側の道を車で走ると、いまもピューッと線量があがりますよ。特に2号機と3号機の間。あそこは加速して突っ切ります。3月にネズミが仮設の配電盤をかじって停電したよね? どこが停電したか、みんなわかっとったけど、線量が高いと有名なところだったから、誰も現場に行きたがらんかった。

作業員A 熟練作業員の不足は深刻。素人が10人いるより、技術を持った一人のほうが仕事は捗る。震災後、原発作業員の年間被曝量の上限が50から250ミリシーベルトに上げられたけど、福島第一原発ではそれでもすぐ、被曝限度を喰ってしまって、働けなくなる。熟練工は『高線量部隊』と呼ばれる、原発により近い現場で働くので、だいたい1~2週間で限度オーバーになってしまう。

作業員B そんなリスクをおかして、手当もピンハネされてロクにもらえんなら、イチエフを選ぶ理由はない。

作業員C 作業員には通いと泊まりがありますが、小さい下請けに入ってしまうと、16時間も拘束されることがある。長時間労働、低賃金、残業手当なしの世界。

作業員B ウチの会社はプレハブの寮に住んでいる人が多いかな。事故直後は地元の温泉街の宿やったから、ランクは相当落ちた。それにこの寮というのが、メシがまずくてね。「東電が全然、お金をかけてくれない」って食堂のオバちゃんが嘆いてた。

作業員D 作業員の装備が野田政権の収束宣言('11年12月)以降、ずいぶんと軽くなりましたよね。東電が予算を削っているからでしょう。性能のいいチャコール(活性炭)フィルター付きマスクから市販の使い捨てマスクになった。それどころか、マスクなしで作業するエリアもできた。作業員を運搬する車両で汚染物を運ぶこともあるんだから、マスクなしのエリアなんてありえないのに。

作業員B メディカルチェックは受けとる?

作業員C 3ヵ月に一度、ホールボディカウンターで内部被曝の検査をしてます。その他、契約している総合病院での定期検診が3~4ヵ月に1回ありますね。

作業員B 一緒に働いていた人で、東京の人と広島だか山口だかの人が突然死しましたわ。被曝とは関係ないって言われとるけど……。ただ、労働条件が過酷なのは間違いない。夏なんて、シャワー浴びたのかってくらい、汗をかく。

作業員D ケアの面もどんどん悪くなってます。以前は線量オーバーで離職した人間は、半年か年に1回は人間ドックを受けられたり、無料の健康相談があった。それがいまはよほど高い線量で被曝したケースじゃないと、そういうケアはない。私は最近、すごく風邪をひきやすくなった。過労のせいもあるだろうけど、すごく不安です。

作業員C 使い捨てにされてる感がありますね。作業員は原発内のプレハブで休憩したり、食事をしたりするんですが、誰がどこで何の作業をしていたか、一切知らされない。僕はそんな作業員たちが着ていたものの廃棄や処分をやるんです。ハサミを入れて脱がせるんですが、下手したらこっちも被曝する。なのに東電は放射線測定時間の短縮を求めてくるからチェックが甘くなる。一番ヒヤリとしたのは、作業中に何かが指に刺さって血が出たとき。トラブルが表沙汰になれば現場責任者も咎められるから、黙ってました。

毎日、放射能を浴びている

作業員B 汚染水処理にしたって、いまはそれを最優先にしているけど、肝心の汚染水を流すホースさえ、事故当時のまま使っているから、劣化が激しく、あちらこちらから水漏れする有り様。原子炉建屋もボロボロのまま。満身創痍ですわ。3号機なんていまも、原子炉の中がどうなってるかわからないですからね。放射線量が高すぎて、ロボットも入れない。

作業員D 汚染水以外のことが後回しになっています。たとえば1号機、2号機の排気筒のヒビ。崩壊すれば毎時10シーベルトの放射性物質が放出されかねないのに、まったく報道されない。これ、1時間浴びれば死んでしまうレベルの線量です。ヘドロ化した汚染物や、原子炉建屋が水素爆発した際に飛び散った燃料棒の欠片が海に流れる可能性だってある。

作業員A 余震も怖い。地震が発生したら、免震重要棟へ逃げるようになっているけど、指示がおおざっぱ。

作業員B 地震が起きると構内放送で知らせてくれるんやけど、マスクをかぶっとるから、なかなか聞こえへん。しかも、防護服を着ていては機敏に動けない。震度4くらいの揺れでも「うわ!」ってみんなパニックになっとるもんね。ずっと原発で作業しとれば慣れるんやろうけど、人がコロコロ替わるから。そういえば、「現場で大ケガしても、ドクターヘリが来ますから」なんて東電は胸を張ってたけど、実際にケガ人が出たときにヘリが来るまで1時間以上もかかって、「救急車のほうが早いわ」と怒られとったな(笑)。

作業員C 私の所属する下請け会社には保安担当者がいて、地震の際は彼らの指示に従うよう言われています。地震が起きると、保安担当が現場を見まわって、異常の有無を確認して会社へ報告していますね。

作業員D 浜岡原発は防潮堤のかさ上げをしているけど、イチエフにはお粗末な、石を金網で包んだ仮設防潮堤しかない。順番が逆でしょう。

作業員A 東京オリンピック招致に際して、安倍首相が「状況はコントロールできている」と安全宣言したけど、あれはどこの話なんですかね。それどころか、ゼネコンが集めてくる作業員たちはいずれオリンピック関連工事に取られると思う。安倍は無責任すぎるよ。

じきにヤクザも逃げ出す

作業員D もちろん、我々にもやらなくちゃいけないという思いはあるんですが、正直キツい。作業員の数は変わらないのに、仕事は増えていくばかり。トラブルが起きれば、その対応でまた仕事量が増える。キャパシティを超えて、みんな疲れきっています。「汚染水を処理する」ことばかり注目されていますが、現場の感覚からすると、放射性物質を取り除いた低濃度の汚染水を海に流せるように政治の力で話をつけてもらわないと意味がない。処理後の汚染水が貯まる一方で、いまでもタンク工場みたいになっている。

作業員B あとは作業員を増やすべき。特に熟練工を福島に戻さんと。

作業員D 東電は、最初は威勢のいいことを言うんです。『お金がかかってもいいから、ちゃんと収束させましょう』と。ところが、実態が伴わない。これから廃炉まで30 年も40年もかかるのに、作業員の詰め所はプレハブにクッションシートを敷いた簡素なもの。汚染水用のタンクもそう、「カネがないカネがない」でも「急げ急げ」で造ったから、トラブルが絶えない。

作業員C 一部の東電の協力会社がバカみたいな安い値段で入札して、イチエフの労働価格のデフレを引き起こしたのも問題。労働者の中には借金などでヤクザに送り込まれた人や食い詰めたヤクザ本人がいる。現場はヤクザとど素人ばかりです……。

作業員B 原発に潜入したジャーナリストが「作業員の1割はヤクザ」と本で書いとったけど、たしかにヤクザ者は増えた。刺青入れた作業員にも会ったことあるわ。安く人を派遣して中抜きしたり、単純にシノギとして若い衆を派遣したりしとるんやろね。一方でヤクザに頼りでもしないと、人が集まらんのも事実。

作業員D そもそも事故対策を考えてなかった会社に事故対応をやらせることが間違い。しかもプライドは高いから「このままでは無理です」と頭を下げることもできない。汚染水はどんどん増えるのに、作業員はどんどん減っていく。それなのに子ども・被災者支援法はあっても被曝労働者の支援法はないというんだから、そのうち素人もヤクザもイチエフからいなくなってしまいますよ。

作業員A/神奈川県出身の30代男性。事故直後、自ら志願して福島へ
作業員B/大阪府出身の40代男性。いわき市の寮から、原発に通う
作業員C/東京都出身の20代男性。街中で声をかけられ転職を決意
作業員D/事故前から福島第一で働く地元・福島県出身のベテラン

[週刊現代]

Posted by nob : 2013年10月25日 18:53

そのとおり!!!Vol.31

■東京電力はあの日から何も変わっていない!?

 東京電力福島第一原発の地上タンクに設置されている漏水防止用の堰(せき)から、放射性物質に汚染された雨水が流出したと言う。原因は降雨量の想定数値が低過ぎたということらしい。東電からまたもや「想定外」の言葉が出てきた。

 一体、東電も原発行政も今まで何をやっていたのかと激しい不満と疑いが湧いてくるのを禁じ得ない。

 東電は10月20日の降雨量を30~40ミリと想定していたが、実際にはその3倍(102ミリ)の雨が降った。だから汚染された雨水が溢れ出たというのである。午後2時頃からは1時間で30ミリ、なんと1日の想定分が降ったのだから「雨の想定が甘過ぎた」(東電)なんてものではない。大雨を全く軽視していたということだ。

汚染水流出問題を招いた「2つの落度」

 この一件を常識的に考えると、次のような落度があった。

 まず、今節、大雨は珍しくない。降雨量の高めの想定は当たり前で、さらに原発汚染水漏れの危険性があるのだから、堰の高さも常識的な想定の2倍から3倍を考えて対応するのが当然だろう。

 次に、東電は堰の中の雨水を汲み上げるポンプの能力が不足したことも原因の1つと強調している。

 4日前の16日に台風26号による大雨が降り、ポンプが足りなくて堰内の雨水を汲み上げ切れなかったという。何と20日の大雨が降る前に、大半の堰が水位20センチを越え、なかには堰の高さ(30センチ)とほぼ同じ高さのところもあったという。

 要するに、それほどの大雨でなくても、堰から水が溢れる状態にあったのだ。

 雨が降れば汚染水が溢れ、それが海岸にまで流出する可能性が高いのに、なぜ東電はポンプを増設したり、消防車など代替機能を備える努力をしなかったのか。

 このところ、福島第一原発の事故現場では大小さまざまなミスが相次いでいる。懸命に働く作業員の疲労も極致に達しているに違いない。

 だが、今回の事態は今までのミス以上に深刻な理由によるものと私は受け止めている。

 そもそも「想定の甘さ」が3.11の原発事故を招いたのである。津波の高さを過小に想定して大事故を招いたことを忘れていなければ、今回のような「想定外」のことは起こらないはずである。

 ポンプが不足していたとは実にお粗末な話で、私は事故当時の非常電源喪失のことを思い出した。東電は大事なことを何も学んでいないように見える。

未だに安全性より経済性重視ではないか

 最近、原発ゼロにすれば「経済は成り立たない」というような不遜な発言が目立つようになった。

 福島第一原発の事故は、われわれが「安全性より経済性を優先した」から起きたのである。それを違うと言う人は1人もいないはずだ。

 そして、事故後にミスが続いているのも、この期に及んでなお、東電や政府が安全性より経済性を重視しているからと言われても仕方がない。

 東電も政府も、明らかに事故収束よりも再稼働を向いている。ますます安全性より経済性を重視している印象を受ける。

 これでは世界に向かっても後の世代に向かっても、原発事故に対する責任を果たすことはできない。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2013年10月25日 17:29

諦めずに継続することが知識と経験を蓄積し、、、自ずとリスクマネージメント力を高める。。。Vol.3

■プロ登山家・竹内洋岳
×BCGパートナー・植草徹也【後編】
登山は想像力を競うスポーツ
企業のリスクマネジメントも基本は同じ

前回に続く、日本人初の14座完全登頂に成功したプロ登山家、竹内洋岳氏とボストン コンサルティング グループ(BCG) パートナー&マネージング・ディレクター、植草徹也氏の対談最終回。

まとめとなる今回は「リスクマネジメント」をテーマに二人で話していただいた。高所登山におけるリスクマネジメントから私たちが学べることはいったい何だろうか?(構成 曲沼美恵)

ハイリスクの高所では常に
「成功確率」が判断の根拠に

植草 著書にあるエピソードに関連し、竹内さんに是非、お聞きしたいことがありました。2012年5月に14座のうちの最後、ダウラギリを登頂した際の話です。いざ「サミットプッシュ(登頂を目指して向かう)」しようという時、パートナー兼カメラマンの中島ケンロウさんの足が高所障害で止まってしまいますね。竹内さんはこの時、中島さんに対して「一人でC1まで下りろ」とアドバイスします。

 山岳部登山を経験した私には、これはちょっと意外でした。山を登る際にはふつう、「弱い者に合わせましょう」と教わりますので、ああいう場合、一人で下ろすというのは考えられなかったからです。

竹内 それは、私と中島さんの間にある約束事が関係しています。中島さんと私はガイドとクライアントという関係ではない。登りたければ自分で登るし、下りたければ自分で下りる。そういう自由な個人がお互いをパートナーとして一緒に登っている状態です。だからこそ成り立つ、というのが一点。

竹内 もう一点は、山の中で「弱い人に合わせる」ことは必ずしもリスクを回避することにはつながらない、という考え方によるものです。山というのはそこにいるだけでリスクがありますから、そのリスクに晒される時間はできるだけ短い方がいい。にもかかわらず、弱い人に合わせてゆっくり歩いたら、それだけリスクが増します。ならば、先に行ける人が行って、ルートを作ってあげる方がいい。

 あの時、中島さんにはすでに高所障害の兆候が見えていました。そこから先、無理して登れば彼は自分の力で下りることさえもできなくなってしまう。かといって、私が中島さんと一緒に下りてしまったら、誰も登頂ができないままで終わってしまいます。私たち二人の目標は「登頂すること」でしたから、その可能性を少しでも高められるかどうか、が判断の根拠になりました。

植草 確かに、あの時の様子を記録したテレビ映像を見ると、中島さんにはまだ余力があるように見えました。しかし、竹内さんはあれ以上行ったらもう一人では下りられなくなるだろう、と判断された訳ですね。

 話を伺っていて思うのは、「行ける者が先に行ってルートを確保する」方が、集団全体が生き延びるために最適な判断ではないか、ということです。そしてそれは、日本の今の組織運営に対する重要なアンチテーゼにもなっている気がします。日本的集団主義のなかにいると、どうしても突出したパフォーマンスを発揮しにくいですし、それを嫌う傾向がありますから。

竹内 もちろん、山の中というのは、そうしなければ生き延びられない厳しい環境だということが前提にあるかと思います。もしも、あそこで中島さんを無理に上らせて倒れてしまったら、二人とも命が危うくなる。だから、あの場にいればおのずと感覚も研ぎすまされてきますし、そう考えざるを得なくなるわけです。言うなれば、人が人を育てるのではなくて、山という環境が登山家を育てる。ですから、僕らのようなプロ登山家でも、後進を育成することには限界があると思っています。基本的には発掘することしかできない。ただ、良いことも悪いことも含めて後進に伝えて行くことは大事で、それは自分の重要な役割だろうとは思いますが。

リアルな想像がリスクを減らす
登山は基本的に想像力が勝負

植草 登山のリスクを少なくする上で、竹内さんが普段から心がけていらっしゃることはありますか? 

竹内 できるだけリアルに想像すること、でしょうか。登山は基本的に想像力の勝負なんです。誰も登ったことのない山を誰も経験したことのないルートで登るというのはそれ自体、想像力が必要ですよね。この山に登ったらどうなるだろうか、と想像しなければ山には登れないわけで、山に登るという行為そのものが、実は想像力を持つことからスタートしている。

植草 大航海時代に危険覚悟で冒険に漕ぎ出したのと同じですね。

竹内 私は以前、スキーをやっていたんですが、スキーの場合、スタートゲートに立った時に理想的なラインを思い描き、最後はゴールでガッツポーズするところまでシミュレーションしろ、と言われました。けれど、登山の場合はそれだけではなくて、「登れない場合にどうなるか」というマイナス面の想像をしておくことが、とても大事です。自分がそこで死んでしまうかもしれない、ということをいかにリアルに想像できるか。リアルに想像しさえすれば、死なないためにはどうしたらいいか、も具体的に見えてくる。だから、想像力が成否の鍵を握ると思いますね。

植草 登山をしているときに、それをどのタイミング、あるいは手順で想像するのですか?

竹内 あまり時間ごとに区分けして考えたりはしていないんです。ところどころぼんやりと考えながらも、時々、それを最初から順番につないでみたり、あべこべにつないでみたりして、最終的にすべてのことがつながって円になるかどうかをチェックする。

 なぜ円のイメージかと言うと、登山は「登頂」がゴールではないんです。頂上は「通過点」の一つでしかない。「折り返し地点」かどうかさえも、すべての行程を終えてみないとわからないものなんです。

竹内 BC(ベースキャンプ)から出て、そこに戻って来るまでのプロセスを年表のように一つの紙に書いたとしたら、頭の中でそれを持ち上げて輪っかにしてみる。その輪が大きいか、小さいか、は最後までわからない。それに、一つの輪が終わったら、すぐにまた、次の輪がスタートしている。下りてきた時はすでに「次はどこへ行こうか」と考えていますから、厳密に言うと、どこがスタート地点かどうかも曖昧で、すべてが連鎖的に続いているわけです。

植草 登れないかもしれないと想像した時に、死の恐怖は感じないんですか?

竹内 感じます。それがあるからこそ、避けるにはどうしたらいいか、と考えられる。たとえば、山を登っているとクレバス(氷河や雪渓に生じた深い割れ目)に遭遇しますね。見えれば避けるのは簡単ですが、その上に雪が降り積もっていたりすると、クレバスがどこにあるかを想像しながら進まないといけない。想像できたならば、ストックでつついてみるとか、ロープを出そうとか、プローブ(継ぎ手式のアルミパイプをつなぎ、2~3メートル下の感触を探るための道具)で雪のコンディショニングを見てみよう、とか、そこに落ちることをどうやって避けたらよいか、の具体的な手段も思いつきます。

 岩場を登る時も同じです。今ここで右手のアックス(ピッケル)が外れたならば、体がこう回転するだろうな、そしたら、どこの岩に当たって、どこを最初に打ちつけるだろうか、と想像する。そうすると、右手が抜けたらその時は左手をこう動かそう、とリアルな想像もできるわけです。

 先ほどお話したダウラギリのケースを例にとれば、本来ならば、中島さんが自分で「ここから先は登るよりも下りた方がいい」と想像して、自分から「下ります」と言わなくてはいけない。だから、私は時々、冗談で彼に言うんです。「あの時の想像競争ではオレが勝ったね」と。

「経験」は想像力を妨げることも
「積む」より「並べろ」が竹内流

植草 私が続けているトレイルランニングでも、同じようなことはあるかなと思いました。私自身もだんだんとリアルに想像できるようになってきたんですけれども、日帰りで30キロとか山の中を走りますから、「もし、途中でケガをしたらどうするか、動けなくなってしまったらどうしようか」は考えておかなくてはなりません。その場合、どのルートからエスケープするか、どこで泊まるか、を想像しながら装備を決める。そのためのルートもシミュレーションしてから、走るようにはしていますね。

竹内 山登りは、この想像する部分が一番おもしろいんですよ。登っている最中は息が切れるし、頂上の手前なんて、三歩進んだらもう「ハア、ハア」言います。ですから、そこだけを切り取ると、ちっとも楽しくない。次はどこに行こうか、誰と登ろうか、何を着ていこうか、と考えている時が一番楽しいし、そこからすでに登山は始まっているんです。

植草 想像の幅をもたせるために、経験というのはどれくらい役に立ちますか?というのも、竹内さんはご自身が書かれた本の中で、一見すると矛盾するようなこともおっしゃっている。経験はそれだけに頼ると危険だ、という一方で、リアリティのある想像は経験からしか生まれないということも主張されている。改めて、「経験」の意味について伺いたいのですが。

竹内 経験というのはとても怖いものでもあって、それを積むと、その分だけ分かっているからと想像しなくなっちゃう危険性もあるんです。けれど、山というのは一つとして同じ山はない。同じ山を登るのでも季節が変われば条件はまったく違いますし、時間によっても山は表情を変えることがあります。ですから、一度登ったからあとは大丈夫、ということは絶対にありません。経験したからここは良し、という部分は決してないんです。

 ですから私は、いつもゼロの状態から始めたい。できることならマイナスからスタートしたい、といつも思っています。いくら経験を積んだからと言っても、山を登る苦しみが消えるわけでもない。私が8000メートル級の山を14回登っていても、次に登るときはまたゼロからのスタート。そういう気持ちを保てるかどうか、で想像がどこまで豊かにできるか、は変わってくると思います。

 私がよく言うのは、経験は「積む」より「並べる」ということ。経験はあった方がいいのですが、積んではいけない。凍傷になったらどうなるかという知識を持つのと、実際にそれを経験して感じるのは違います。実は私自身、2007年に一度、雪崩に巻き込まれて死にかけたことがあります。

植草 最初にガッシャブルムⅡ峰に挑戦した時ですね。

竹内 救出された時は全身打撲で片肺が潰れ、背骨の一つが破裂骨折、肋骨も5本折れていました。一緒に雪崩に遭遇した仲間はそれで命を落としています。その時私は、激痛に耐えながら「絶対に生き延びてここに戻って来る」と誓ったんです。

竹内 それでリハビリをしまして、翌年、私は再び同じ山に挑戦しました。山に登って涙を流したのは、その時が初めてでした。

 背骨を折ったからこそ「二度と折りたくない」と思う。そういう経験はしなくて済むならその方がいいのですけれど、したからにはその痛みを忘れないようにすることが大事で、それが「並べる」ということだと思っています。

植草 壮絶な話ですね。考えてみたら、ビジネスは山登りとは違い、命まで取られることはありません。だから、本来、もっと挑戦すべきなのかもしれません。

 経験を積めば崩れることはあるけれども、並べればそれが敷き詰められて空白がなくなっていく。竹内さんのお話されたリスクマネジメントの極意はそんなイメージかと思います。お話を伺っていて、経験に支配されるのではなく、それをよりリスクに対する感度を高める方へとうまく活用していらっしゃるような気がしました。

 組織登山=大企業とすると、国際公募隊はベンチャー企業に近い。今はクラウドファウンディングなど資金集めの方法も多様化していますから、その気になればベンチャーでもかなりの資金を集めることができます。大企業としては、組織のなかにいかにしてリスクテイクできるチームを作れるか、が非常に大きな課題になってくるかと思います。

 そうした状況のなかで、竹内さんが経験された高所登山のお話はとても示唆に富むものでした。高所登山のようなハイリスクな状況は決して特殊ではなく、ビジネスの世界ではもはや、それが日常化した世界に生きています。私もこれからリスクテイクできる組織のあり方について、より一層、具体的に考えていきたい。今日は貴重なお話を本当にありがとうございました。

【ヒマラヤ登山から学ぶ 勝ち抜くためのヒントBCG流 その3】

経験は「積む」より「並べる」。「わかっている」「知っている」と思い込んでしまうことで「落とし穴」が生まれる。経験を先入観につなげずに、将来オプションを、よりリアルに想像するための触媒として使うこと。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2013年10月25日 17:12

可及的速やかに対処すべき最重要かつ最難課題。。。

■福島第1原発4号機 11月8日にも燃料取り出し 当初計画を前倒し

東京電力が福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している1533体の燃料取り出しについて、早ければ11月8日にも開始する方針を固めたことが23日、分かった。廃炉が決まった1~4号機のプールから、本格的に燃料を取り出すのは平成23年3月の事故以来、初めてとなる。当初計画では11月中旬の開始予定だった。

震災時に定期検査中だった4号機は、原子炉建屋が大破しており、地元などからは早期の燃料取り出しが求められている。4号機プールからの燃料取り出しが始まれば、3期間に分かれた政府・東電が示す廃炉工程表のうち「第2期」に移る。取り出し作業は来年末まで続く見込み。

4号機では建屋を覆うように燃料取り出し用カバーが設置され、11月の取り出し開始に向け、準備がほぼ整った。取り出し用設備について、原子力規制委員会の使用前検査で問題がないと判断されれば、プール内の燃料を輸送用容器に装填(そうてん)し、トレーラーで約100メートル離れた別棟に運ぶ作業を開始する。

東電は取り出し開始時期について「使用前検査を受けている段階で、現時点では(当初計画の)11月中旬としか言えない」としている。使用前検査の結果によっては開始が延期される可能性もある。

[産経新聞]

Posted by nob : 2013年10月25日 16:38

自らの理想を目指す過程におけるその時々のあるがままの自分自身を許容することから。。。

■本当は○○してほしい...「心の根源的な欲求」を認めるとモヤモヤが消える!

彼とのやり取りで気持ちがモヤーッとすること、誰かの言動でムシャクシャすることはありませんか? こんなとき、自分が何を求めていたのかが理解できると、心は落ち着きやすいようです。

心には根源的な3つの欲求があります。あなたが引っ掛かりを感じたのは、どの欲求なのでしょうか。

■わかってほしい

気持ちが混乱したとき、あなたが考えていたことが相手に伝わらなかったのではありませんか。

たとえば、彼のことを大切に思っている気持ちが雑に扱われると悲しくなるでしょう。彼が理解したのとは違う「あなたの想い」があったのだとしたら、それを理解しない彼に怒りたくなることもあるでしょう。

「わかってほしかったのはどんな気持ちなのか」を自分が整理できると、心がスッキリしてきます。伝えたいことが明確になれば、相手にもわかりやすいコミュニケーションができるでしょう。

■愛してほしい

誰もが「愛してほしい」という欲求を持っています。そして、どのように愛されたいのか、どのように愛したいかには個人差があります。あなたが望む愛され方と、相手が望む愛し方がすれ違っていないでしょうか。あるいは、逆の立場でのすれ違いがないでしょうか。

自分はどうされると「愛されている」と感じやすいのか、相手は「愛している」のをどう表現するのか、お互いの理解を深めましょう。

「相手なりのやり方で愛してくれている」と感じられたら、優しい気持ちでその人とコミュニケーションしやすくなるでしょう。

■助けてほしい

「助けてほしい」「本当はこうしてほしい」ということがあるのに、それを素直にお願いできていないのではありませんか?

「言わなくても察してほしい」「面倒なことを頼みにくい」「あつかましいと思われたくない」など、お願いできない理由は様々あるのかもしれません...。

もし「わかりにくい態度」で「こうしてほしいのになぁ」と求めているのだとしたら、相手が誰であっても要望に応えるのは難しいでしょう。「言ってくれたら協力したのに」と思う人もたくさんいます。言葉にしてお願いするのも大切なことでしょう。

[グリッティ]


■自分を責めて落ち込まないで!「わからない」ことは恥ずかしくない

本当はよくわかっていないのに知ったかぶりをしてしまったり、すべてを知っていないといけないような気がして「勉強しなきゃ」と焦ってしまったり、「わからない」ことを「わからない」と言えないために苦労していませんか?

■わからないことがあるのが普通

人が自分に対して認めたくないのは、「自分はバカである」ということと「自分はスケベである」ということだと言われています。

とくに「自分はバカである」とは感じたくないので、「わからない」というのはとても恥ずかしいことのように思いがちです。

わからないことがあるのは悪いことではありません。誰だって、初めてのことや興味対象外のことなど、知らないことがあるのが普通です。

■「教えて」とお願いする

わからないことをわからないまま済ませてしまうと、そのほうが、後々悲惨なことになりかねません。勇気をもって「わからないのですが教えてもらえますか?」とお願いするようにしましょう。

ただし、仕事の手順など業務上覚えるべきものは、同じことで聞けるのは多くても3回までと思っておきましょう。

■何がわからないかを知って対策を!

「わからない」にもいろいろあって、つまずきやすいのはどこなのでしょうか。たとえば、ただ知らないだけならば、一度聞いたら済むでしょう。

どう対応したらいいかがわからないなら、経験を積みましょう。はじめのうちはわからないでしょうが、そのうち「Aの対応でいいですよね?」といった確認を求めるだけで済むようになり、最終的には自分で判断できるようになるでしょう。いまわからないのは、経験を蓄積している時期だからなのかもしれません。

また、聞いたのに記憶がないことが繰り返されるなら、メモを取るようにしましょう。仕事のことなら、自分なりのマニュアルのようなものを作ってもいいかもしれません。そもそも覚えていなくていいことならば、覚えていない自分を責めないようにしましょう。

[グリッティ]

Posted by nob : 2013年10月25日 16:27

「福島原発を東電から切り離し、国の直轄事業化とすべき」という方向性には同意、具体的方法論には不同意、、、一事業としてではなく、官民一体国をあげて取り組むべき問題。。。

■「福島第一原発を分社化すべき」コンサルタントの伊藤敏憲氏が強調

10月21日、エネルギー産業分析で著名なコンサルタント、伊藤敏憲氏は「福島第1原発を東電から切り離し、国の直轄事業化とすべき」との見方を示した。

エネルギー産業分析で著名なコンサルタント、伊藤敏憲氏はロイターのインタビューで、「東電を今のままで維持すると経営がもたない」と指摘したうえで、「福島第1原発を東電から切り離し、国の直轄事業化とすべき」と強調した。

具体的には政府直轄となった福島の事故処理に関する全費用を、他電力も含めた原子力発電事業の収益で賄い、柏崎刈羽原発は東電が運転すべきと述べた。将来的には、廃炉や放射性廃棄物処理、核燃料サイクルなど関わる「バックエンド事業」については、国内全ての原発を対象に政府の直轄事業にすべきとした。

また、「国は、全て東電に事故の原因があるという対応で、スケープゴートにした」などと、現行スキームを策定した民主党前政権を批判。「東電は救済しないといけない」と指摘した。

さらに同氏は、「(バックエンドの)費用負担だけは将来も残る。本来はキャッシュを生める原発を動かさないと、何らかの形で国民負担に回る。それは合理的な判断ではない」などと話した。

東京電力<9501.T>の広瀬直己社長は昨年11月、福島第1原子力発電所の事故に伴う賠償、廃炉、除染といった「負の遺産」について「一企業の努力では到底対応しきれない」と、政府による支援の枠組みの見直しを訴えた。

同氏が示したアイデアは、東電の考え方と親和性があり、原発推進の立場である東電や経産省の理解を得やすいとみられる。

伊藤氏はUBS証券アナリストなどを経てコンサルタントとして独立。電力業界や経済産業省に太いパイプを持ち、高い専門性を駆使した分析で知られている。

インタビューの主な内容は次の通り。

──自民党の有力議員から東電の経営形態の見直し議論が出ている。福島事業の分社化、「廃炉庁」案なども出ているが、最近の動きをどうみるか。

「東電を今の形態のままで維持すると経営はもたない。破綻が現実となる可能性もある。政治家の一部には東電を破綻させるべし、あるいは政治家以外にもそういうことを主張する方がいるが、極めて危険だ」

「破綻により全ての原子力事業者にも同様のリスクがあると評価される可能性があり、(電力会社に)カネが回らなくなる。問題は社債・クレジット市場だ。東電破綻によって無限大のリスクが発生する可能性が生じるから、(電力会社への)融資は極めて難しくなる。 東電解体論を主張している人は東電しか見ていない。東電の破綻だけではすまない。電気事業全体がこの影響を大きく受ける。仮に資金調達できたとしてもコストが間違いなく跳ね上がる」

──福島第1を切り離した東電は賠償、廃炉、除染の負の遺産を免れるのか。

「いや、負う。(廃炉などの)費用はフロントエンド事業(=原発の発電事業)で負担する。東電は事故当事者として責任を認めているので、その費用を払ってもらう。一連の原子力政策の見直しの中で、福島以外にも廃炉になる原子炉が出てくる可能性がある。政策変更による判断なので、福島第1だけでなく将来的にはバックエンド全体を国の直轄事業にすべきだと考えている。その費用はフロントエンドのキャッシュフローの中から全額ねん出して、東京電力だけではなく、他電力を含めた原子力事業全体で負担する仕組みを考えるべきだ」

──政治的には「東電救済だ」と言われるのではないか。原発事業の収益で負担するのが東電だけではないとなると、他の電力会社の同意も必要だが。

「東電は救済しないといけない。というのは、今の負担は東電が耐えうる額をはるかに超えている。それが(最終的に)どういう形になるかというと、関東地区の電力需要家に負担が強いられることになる。健全だと思えない」

「他電力の同意は必要になる。ぎりぎりの提案だが説得できると考えている。東電の負担が最も重くなるようにすればよい。結果的には(全国の)電気料金に跳ね返ってしまうことがあるかもしれないが、少なくとも現状よりは公平性が高い」

――東電から福島第1を切り離して受け皿となる組織の性格は。行政組織なのか、国も出資する半官半民の組織か。

「行政や政治が判断して、折り合いが付く段階で決めればよい。国が全額出資する組織にする、国と原子力事業者が折半する、民間事業者の組織にするのか、いろいろな方法はあると思うが、国に責任を分担させるために、国が全額かあるいは過半を持つべきではないか」

――柏崎刈羽原発は東電が運転すべきか。中部電力<9502.T>や東北電力<9506.T>に柏崎刈羽を移管することはできないか。

「柏崎刈羽は東電が運転すべきだ。東電が負う福島関連の費用は、実質上、未来永劫に近いかもしれない。負担を負わせるためには東電に十分なキャッシュフローを持たせないといけないが、それができるのは柏崎刈羽だ。東電から柏崎刈羽を切り離したら、福島の負担を支払う能力がなくなるか、大幅に減る。それこそ東電を負担から切り離してしまうことになる。彼ら(中部電や東北電)に柏崎刈羽をやる気はまったくない」

「原子力事故の後始末は原子力でつけさせるのが私の考え方。一部に送配電事業に負担させろという考え方もあるが、そうすると原子力に関係ない新規事業者を含めて負担することになるので、納得を得られないと思う」

──原発を当分の間、使うことが前提のスキームだ。原子力推進体制の温存ではないか。

「原発を使わないと費用がねん出できない。脱原発でいっせいに全部やめようとすると、本来はキャッシュを生めるものがすべて負の遺産になる。脱原子力はできなくはないと思っているが、(将来も)費用負担だけは残る。キャッシュを生めるはずのものを動かさない形にしてしまうことなので、その分、電気代に跳ね返るか、何らかの形で国民負担に回る。それは合理的な判断ではないと思う」

──国がバックエンド事業に責任を持つとして、(難題の)高レベル放射性廃棄物の最終処分場をどう確保するのか。

「少なくとも民間事業会社がやるより見つけやすい。国対国の交渉もできる」

──高レベル放射性廃棄物を外国に持っていくということか。高くつきそうだが。

「(外国に移管も)1つの方法だが、中間貯蔵で少なくとも数十年、100年単位で引っ張ることは可能。(高レベル放射性廃棄物に処分前の使用済み核燃料の貯蔵は)機械的な部分が全くなく、放射性物質が大気中に放散されるわけではないので、それほど危険ではない。(国外に出すと)コストは掛かるが、これは国の政策であり、国対民間では交渉にならない。国が役割を果たしていただきたい」

(インタビュアー:浜田健太郎、アントニー・スロドコフスキー)

(浜田 健太郎 編集;田巻 一彦)

[ロイター/ハフィントンポスト]

Posted by nob : 2013年10月22日 23:15

今日生あるように明日逝くこともごく自然なこと、、、死の許容と最後の日の創造は心の最大の豊かさに繋がる。。。

■納得できる死を「創る」にはどうすればいいか
いま知りたい終活――作家 柳田 邦男インタビュー

 かつてはタブー視されてきた「死」を意識する人が増えている。人生の終わりまで自分らしく生きるための活動である、「終活」という言葉も一般に浸透してきた。

 一方で、自宅での看取りが少なくなった現代は、死をイメージしにくい時代でもある。 自分なりの死生観を持ち、納得できる死を「創る」には何が必要なのか。「生と死」を基軸に、がん医療や災害、事故などのテーマを長年執筆してきた、ノンフィクション作家の柳田邦男氏に聞いた。(聞き手:前野 裕香、山田 徹也)

日本人の死生観は、大きく変わった

 ここ三十年ほどで日本人の死生観は大きく変わりました。医学が進歩し、高齢化が進んだことが背景にあります。不治とされた病が次々と克服できるようになり、家での看取りも減りました。どうかすると、いつまでも元気でいられるような錯覚に陥ってしまうほどです。死因の1位であるがんは、今や国民病になりました。本人への告知が主流となり、ただ延命治療するだけではなく、痛みや苦しみを取り除く緩和ケアが治療の選択肢に入るようになりました。

生と死の選択について、個々人が問われる時代になったのです。

 「死生観」を考えるには、三つのフェーズに分けるのがよいでしょう。どのように死を迎えたいか、死を目前にしてどのように生きるか、そして死後に何を遺すのか。これらをわけて考える必要があります。

 まず死の迎え方ですが、延命治療はここ十数年くらいでかなり薄れてきました。緩和ケアが普及し、病状によっては在宅で疼痛治療などを受けながら穏やかに最期を迎えるという、いわゆる尊厳死が可能になったのです。死を意識しつつ最期まで自分らしく穏やかな日々を送り、苦しみのない死を迎えるという考え方です。

 終末期に納得できる医療をうけるためには、日頃から、地域の医療状況について把握しておく必要があります。自分の街の病院やホスピスの事情、在宅で緩和ケアを施してくれる医師がいるのかといったことです。事前に準備をしておけば、たとえばがんが進行してきたときにどうするかといった選択がスムーズにできるわけです。

納得できる死を「創る」

 ただし、納得できる死を「創る」には、単に痛みや苦しみを取り除くという医学的な対応だけでは不十分です。

 最も重要なのは、死が避けられなくなったとき、あるいはもう先が短いと感じるようになってからどう生きるかという、二番目に挙げたフェーズです。心おきなく最期を迎えるために残された時間で何をしたいのか。人生を一つの長編小説に例えると「最終章をどう書くか」とも言い換えられます。これに関しては誰かが答えをくれるわけではない。自分で考えるしかないのです。

 どんな人であれ、山あり谷ありの物語を生きている。振り返るといくつものエピソードがあって、それぞれが人生の一章、一章を構成しています。死の直前というのはその最終章です。物語をどう完成させるか。未完で終わらせないで、その人らしくどう生きるか。自分の死は自分で創らなければならないのです。

 医療者も、患者が本当に納得感のある死を迎えるにはどうすればいいか、という意識を持って患者に接しなくてはなりません。患者のニーズをくみ取り、医療者はどうサポートできるかを考えることが医師や看護師の真の役割なのです。家族も同じです。医療者や家族が“伴走者”となって心身両面のサポートをしてくれると、患者の最期は大きく変わるのです。

 進行がんで入院していたある釣り具商の話があります。彼は残された時間が長くないということを自覚し、医者に相談をした。「妻になんとか店を継がせたい。引き継ぎさえできれば、いつ死んでもいいんだ」と。

 医者が「何日あればできるのか」と問うと、釣り具商は「徹夜をすれば三日でできる」と言ったそうです。そこで医者は在宅ホスピスの態勢を整え、自宅に帰ってもらった。彼は三日三晩をかけて奥さんにすべてを引き継ぎ、取引先に挨拶を済ませ、一週間ほどで亡くなりました。

 別な例で、町の鉄工所の親父さんの話も象徴的です。大学病院で肺がんの治療をしていたのですが、がんが骨転移し、首もまわらないくらい苦しんでいた。緩和ケアが十分ではなかったため、家族が見舞っても痛みのせいでつねに感情が険しくなっていて、周囲に当たり散らすような状態でした。

 本人の希望は「とにかく家で死にたい、家族に囲まれて死にたい」というものでした。退院をして、自宅で微量のモルヒネを服用してもらうと痛みがころっと取れた。奥さんをはじめ、家族が一体となっておじいちゃんを支えました。お孫さんに「おじいちゃん、頑張れ頑張れ」と背中をさすってもらって、本人は「地獄から天国へ帰ってきた」と喜んだそうです。「俺は幸せだ、俺は幸せだ」と毎日言い続けて、それが最期の言葉になりました。

 釣り具商の旅立ちにも、鉄工所の親父さんの旅立ちにも、本人の“納得感”があります。こうした亡くなり方であれば、遺された家族のグリーフワーク(悲嘆の癒やし)も非常にスムーズに進むんですね。

 僕自身も”“最終章”を考えています。そんな大きな望みはないんです。なるべく家にいて、平凡な日常生活を送りたい。台所で朝食を用意したり、夕食に魚の煮付けを作ったりといったことが好きだから、そうしたことをマイペースにやっていきたいんですね。

 残り少なくなったら、趣味で撮ってきた雲の写真を整理して、写真集と絵本を作りたい。少年時代には測候技師になりたかったほど、人生を通じて雲に魅せられてきましたから。

 あとは小説にしろ詩歌のたぐいにしろ、買ったはいいけれど、読み残しになっている本が何百冊とあります。そういったものを読むためにも、やはり最後まで本箱の近くにいたいなあと思いますね。

闘病記で死をイメージし、戦略を立てる

 現代は死をイメージしにくい時代です。戦争があった時代は、近しい人が若くして戦死したり、医療が未発達の段階だったため身内の誰かが結核で亡くなったりといった死の体験が身近にあった。今は病気であっても病院で亡くなる方が圧倒的に多く、家での看取りが少ない。死は遠い存在になってしまいました。

 僕の場合は、少年時代に兄や父を自宅で亡くしているので、体にしみ付いた死と看取りの経験というのがあるんですね。終戦直後の昭和21年(1946年)のことです。僕は6人兄弟の末っ子で、小学四年生でした。2月の静かな朝、上から二番目の兄が結核で旅立ちました。19歳でした。母が、兄の唇がさーっと青くなっていくのに気づいて、そして看取りました。

 同じ年の夏、やはり結核で父が亡くなりました。父は意識が薄れる前に家族を呼び、一人ひとりの手を握って言葉をかけてくれた。僕には「健康第一だからな、体を大事にしろよ」と言ってくれた。家族を集めたのが朝の9時で、しばらくたってお昼どきに眠るように逝きました。かかりつけの医者が来て「ご臨終です」と言い、僕は母に教えられて死に水をとりました。

 父からもらった最高の財産は“静かな死”だと思っています。父の死の場面は、いまだに忘れようもなく、僕の記憶にしみ付いている。いちばん人間らしい、自然な旅立ちだという気がするんですね。

 僕の死生観に関してはもう一つ、1970年代の終わりごろから、ノンフィクション作家として、がん医学を中心とした生と死の問題を追いかけてきたことも大きい。本になっているだけで数百、雑誌への寄稿なんかを含めれば千くらいの闘病記を読んできました。闘病記を通じて知った千人の死の積み上げで、死ぬ瞬間のイメージができてきたのです。

 だから、死がイメージできない人には、闘病記を読むことを薦めます。良い闘病記を読むということは、死を迎えるためのいわば問題集をこなしているのと同じこと。受験勉強でたくさん過去問をこなせば応用力がついてきますよね。自分の死というのは、人生における最後の入学試験だと思えばいい。

 一般的に、タレントの闘病記は、特殊な世界なので参考になりにくい。もっと静かな闘病記がいいです。たとえば医者や学者。あるいは無名の人が書いたもの。遺された方の追悼記もたくさんあります。少なくとも40歳を過ぎたら、人間の生き方と死に方についての本を読まれることを薦めます。死生観には方程式のようなものはありません。自分が体験したり本を読んで積み重ねたりした、ストーリー性のあるものでないと“死の戦略”を立てられないのです。

闘病記は、自分の最期を創る場面でも役に立ちます。

 職業柄、僕にとっては、書くことが生きること。最期まで書いていたい。書くという行為は、自分の心をもう一人の自分が見ることにつながります。
書くことを生業としていない人であっても自分の内面を表現し、最期の生きている自分を確認できるという意味で「書く」効能は大きいのです。散文ではなく、詩歌や絵で表現するのもいいでしょう。

 『歯と瞼』(晴耕雨読)、という歌集があります。愛媛新聞に短歌を投稿していた田中俊一さんという一般の方が詠んだ歌をまとめたもので、素人だとは思えないほどすばらしい歌集です。田中さんは難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)で、病気の末期には歯と瞼しか動かないような状態になりました。瞼を必死に動かし、介助者に一字ずつ文字を拾ってもらって歌を詠んだのです。

 たとえば、「病み臥せど なほも登らん 思ひあり 手鏡に見る 今朝の雪山」という歌があります。冬が来て初雪が降った。しかし自分は首も動かせない状態だから、看護師が手鏡に外の景色を映し出して見せてくれる。白くなった窓の外の景色を見て、「なほも登らん」――無理だとわかっていても「登」りたい、なんとか社会復帰をしたい――といった切実な思いを詠んでいるのです。

 田中さんはあるとき、あまりのつらさから絶筆を宣言してしまう。ところが、歌を詠まない無為な日々はむなしく、もっとつらくなったといいます。それで、つらいのだけれどもまた詠み始めるのですね。これは自分を表現するということの大切さを象徴しています。明日死ぬかもしれないというときであっても、自分を確認するために、表現するのです。

 書くのが大変であれば、語るという方法でもいいのです。男というのは家庭ではあまり話さないので、家族も彼の人生をよく知らないということがある。傾聴ボランティアが患者に5回、6回と話をじっくり聞き、短編小説のようにしてまとめると、本人も家族もびっくりすることが多いのです。<自分はつまらない人物だった、ただごみのように消えていくんだ>と思っていた患者が、ぼそぼそと語るうちに自分を再発見し、旅立つ前の自分自身を受け入れていく。語りにも、とても大きな効果があります。

「精神性のいのち」は死後も生き続ける

 死んだ後、いったい自分はどこへいくのか。死への不安や恐怖の原因になるのが三つ目の問題です。

 僕はこのところ、“死後の世界”というのをはっきりと認識しています。あの世があるのかないのか、ということを問うても答えはない。しかし、人間の精神性という次元で考えれば、答えは意外と簡単に出てきます。
亡くなった本人が人生の最後に自分らしい日々を送れたとき、そして家族がその最期に十分かかわれたとき、家族は<ものすごく良い看取りだった>と感じます。<おじいちゃんはすばらしい人生を送ったよね>とか、<まだ若かったけれどお父さんらしかったね>といった印象が残るのです。

 もちろん、愛する人を喪った悲しみから悲嘆に暮れ、泣き暮らす毎日というのはあります。しかしそこから立ち直っていくプロセスにおいて、旅立った人が残してくれたすばらしい「心の財産」が家族を支えてくれる。死別体験、喪失体験をした家族のグリーフワークが非常に穏やかに進むのです。

 これを亡くなる側の立場で考えると、自分の精神性のいのちは、肉体が滅びても消滅していないということになります。大切な家族の心の中に、自分がずっと生き続けている。

僕は、孤独死だって怖くない

 僕のケースで考えてみると、父親は生きているわけですよ。父が最期に手を握ってかけてくれた言葉、その表情、そして静かに眠るように旅立っていって死に水をとったこと。そうした思い出がすべて、僕の心の中で鮮やかな情景となって残っている。

 ということは、僕の中で父は生きているのです。実家を離れ独立していれば、親が生きていても年に数えるほどしか会う機会はありません。生きている親を敬って心の中で生かしているような人はほとんどいない。

 不思議なことに、死ぬと精神性が残るのですね。しかも年に数回会うだけの関係性ではなく、絶えず心の中で生きていて何か大事な出来事があれば、親の生き方や言葉がよみがえってきて、道しるべになってくれる。これはすごいことだと思うのです。

 人間は幼少期から大人になるにつれ、肉体も精神も成長していく。しかし人生の後半になると肉体は老化し、死ねば滅びてしまう。しかし精神は滅びません。老後、あるいは病気になってからの方が、精神性のいのちは成長・成熟を続け、しかも成熟を目指した生き方は、遺された人の人生を膨らませてくれる。つまり人間の精神は、死後も成長し続けるのです。

 そう考えると、本当に納得できる最期の日々を送らなければならないし、最期をよりよく生きることが“死後の未来”につながるという希望さえ湧いてきます。死は決して怖いものではないのです。

 僕は孤独死だって怖くない。確かに、連れ合いや子どもに先立たれるといったさびしさはあるでしょう。しかし、自分がどう生きるかということを考えたとき、愛する人がいようといまいと、自分の内面と生き方をたえず見つめるなら、人生をきちんとまっとうできる。僕はそれくらい腹の据わった精神性を持ちながら最期の日々を送りたいと思っています。(談)

[東洋経済オンライン]

Posted by nob : 2013年10月22日 08:59

所詮は絵空事経済の机上の数字、、、実質には何ら変わりなし。。。

■アベノミクスで日本の富裕層が激減したワケ

この1年で日本に起こったのは富裕層の激減だった。今年6月までの間に、130万人もの富裕層が消えた。アベノミクスのは、なぜこのような結果を招いたのか?

アベノミクスで日本の富裕層が激減!? その理由とは

クレディ・スイスがまとめた世界の富に関する報告書「2013年度 グローバル・ウェルス・レポート」の中で、世界的にも劇的な変化をみせた日本の状況が注目されている。

【富裕層の激減】

同レポートの昨年度版では、日本の家計の富は前年比1.3%増(28.1兆ドル、約2,190兆円)となり、米国に次ぐ第2位の地位を堅調に維持していた。100万ドル(約1億円)の純資産を持つ富裕層の数も、前年比で8万3千人増加し、360万人で世界第2位だった。今後も安定した成長が見込まれ、2017年までの5年間でもさらに25%拡大することが予想されていた。

しかし、この1年で日本に起こったのは富裕層の激減だった。2012年6月から今年6月までの間に、130万人もの富裕層が消えたという。世界的にも類を見ない減少幅であり、日本の次に多く富裕層を失ったブラジルでさえもその100分の1程度の1万2000人だという。

【原因は為替か?】

日本政府が景気回復を謳う中で、何か起こったというのであろうか。そのからくりは為替にあった。

昨年度の発表時点では、対ドル円高が進んでいた影響もあり、不景気とはいえドル換算では全体的な富は拡大していた。

しかし、アベノミクスの影響を受け、22%もの暴落をみせた円安の結果、日本国民の富は5.8兆ドル分も減少したことになった。これは国の富の 20%にあたる。2013年上半期でのGDPの成長率は、日本円で計算すると前年同期比2%増だったが、米ドルに換算すると21%減となってしまう。

クレディ・スイスは、昨年では予想もできなかった今の日本の状況を「アベノミクスによるショック療法」と呼び、この刺激策の行方に注目している。

一方で、海外メディアは、日本の可処分所得の平均は年間で24,147ドル(約240万円)であり、米国とほぼ同等、教育や能力、資源やインフラなどの包括的な豊かさでも米国に次ぐ2位であると補足しており、際立って悲観的な見方ではないようだ。

[ハフィントンポスト]

Posted by nob : 2013年10月21日 21:46

一体誰が馬鹿で無知なのか、、、こんな彼を支持しているのは私たち国民。。。

■「ベア企業が2桁に…」? 安倍首相、国会答弁でもう大ウソ

バカなのか 無知なのか 詐欺師なのか…

<アベノミクス破綻ゴマカす>

 安倍首相が臨時国会でもう、大ウソだ。16日の代表者質問で、民主党の海江田代表がアベノミクスの核心、賃上げの実効性について尋ねたところ、安倍は自信満々でこう答えたのである。

「賃金の状況については、夏季のボーナスは3年ぶりの増加となり、また、今年の春闘について、連合の集計結果によると、ベースアップを行う企業の割合が5年ぶりに2桁になりました」

 さて、これを聞いてぶっ飛んだのが連合だ。そんな事実はないからだ。連合の広報担当者が言う。

「私どもが出している集計は2013年7月1日時点での春闘の結果をまとめたもので、妥結済み組合5576組合のうち、賃金改善を獲得したのは584組合、10%強であったという数字です。賃金改善は一時金などが含まれていて、ベースアップではありません。ベースアップした組合が2桁になったという資料は出していません」

 安倍は一時金も含めた賃金上昇をちゃっかり、「ベースアップ」にしたのである。

 言うまでもなく、物価上昇2%を掲げているアベノミクスは、賃金が上がらなければ、単なる不況加速策にしかならない。そのため、安倍は経団連など企業トップに事あるごとに「賃上げ」を迫ってきた。で、しぶしぶ、一部企業が一時金、ボーナスで応えたのだが、もちろん、ベースアップはしていない。アベノミクスなんて、一時的なバブルに過ぎないことは彼らが一番、よく知っているからだ。それなのに、国会答弁では「ベースアップ」にしてしまう安倍のズルさ、いい加減さ。いや、ひょっとしたら、「賃上げとベースアップの区別がついていないんじゃないか」(民主党の山井和則衆院議員)なんて声も上がっていた。経済オンチのオツムではあり得るだけに怖くなる。

「安倍首相がどういうつもりで言ったのか分かりませんが、極度のゴマカシ、詐欺的答弁だと思いますね。企業は半永久的な人件費増につながる“ベースアップ”に応じるわけがないのです。なぜなら、消費増税するからです。成長戦略に中身がなく、それどころか、首切りを加速させるようなメニューが検討されているからです。安倍首相がいくらアベノミクスの成果を強調しても、経営者マインドは冷え込んでいる。それに一時的な賃上げにしたって、応じたのはたった10%で、90%は違う。大手企業の組合が集まっている連合でさえ、こういう状況なんです。アベノミクスの破綻は明らかだと思います」(経済アナリスト・菊池英博氏)

 詐欺師なのか、バカなのか、安倍の二枚舌は許し難い。

[日刊ゲンダイ]

Posted by nob : 2013年10月19日 16:08

諦めずに継続することが知識と経験を蓄積し、、、自ずとリスクマネージメント力を高める。。。Vol.2

■プロ登山家・竹内洋岳
×BCGパートナー・植草徹也【中編】
「リスクをとれるチーム」なら
肩書きとしてのリーダーはいらない

高所登山のようなハイリスクが日常化する現代のビジネス
それに対応した組織が求められている

植草 挑戦し続けることのできる組織とそうでない組織の違いを考える上で、竹内さんが参加された「国際公募隊」の話はとても興味深いと思いました。いわゆる組織登山との大きな違いはどこにある、と考えたら良いでしょうか?

竹内 組織登山はちょうど、会社が経営目標を立てて、そこに向かって進んで行くようなイメージを思い浮かべていただくといいのかもしれません。全員が頂上に向かえるわけではなく、組織として登頂を成し遂げることが大きな目標になります。そのために一人ひとりの役割分担が決まっていて、隊長の命令にしたがい、それを一つひとつ着実にこなしていくことが重要視される。ですから当然、その運営もトップダウン的でした。

 これに対し、国際公募隊はまったく違います。まず、私はお金を払ってそれに参加する、つまりは「クライアント」という立場になります。ナンガパルバットを登った時はドイツ人、スペイン人、オーストラリア人、リトアニア人……と、世界各国からクライアントが集まっていました。それを経験豊富なクライマーであるドイツ人がオーガナイズしていた。といっても、彼は山に登るための煩雑な手続きを代行し、進行役をしてくれるだけで、登山隊の隊長というわけではありません。

竹内 つまり、そこに肩書きとしてのリーダーはいない。役割分担も明確には決まってはいませんし、全員がすべてを一人でこなせないといけないわけです。組織登山と国際公募隊では、登り方も随分と違いました。

植草 どういうことですか? 

竹内 少し専門的になりますが、高所登山には大きく分けて「極地法」と「アルパインスタイル」があります。多くの組織登山はこのうち「極地法」で登ります。

「極地法」はもともと南極探検で実践された方法が元になっています。船をベースキャンプ(BC)とすると、岸につけた船から降ろした荷物を集約する場所がC1になる。そこから人力や犬ぞりで、次の中継地点まで荷物を運ぶ。南極探検では同じようにしてC3、C4と移動し、補給路を途切れさせずに極点に達していくわけです。これを垂直にしたのが高所登山の極地法で、荷物を運ぶためにキャンプとキャンプの間を往復することが、高所に体を慣らすことにもつながるわけです。

 一方の「アルパインスタイル」は一度も下を向くことなく、BCから頂上まで一往復で帰って来る。短時間かつ軽装備で登れるのが利点ですが、ルートに制約があります。長く緩やかな尾根を何日もかけて延々と登るのに、アルパインスタイルは向いていないのです。

植草 二つの違いはおもしろいですね。それらをビジネスに置き換えると、次のようなことが言えると思います。

 環境変化が穏やかで、小さな改善を続けて行けばそれなりにキャッチアップできる時代。しかも、大量の新人を一度に育成しないといけない場合などは、組織登山的なやり方が向いていた。ところが、現在は、高所登山のようなハイリスクに次々と挑戦していかなければ何も新しいものは生み出せず、企業としても生き延びられない、という時代を迎えています。そういう時にはむしろ、「国際公募隊」のような柔軟かつ小規模な組織が必要になってくる。

植草 BCGのプロジェクトでも、国境を越えて能力の高いエキスパートを集めてチームを組むということは多くなってきていますし、顧客からもそうしたチームを組成することへの期待というのも、昔に比べると随分と増えてきているな、と感じます。

命にかかわるリスクの前では
誰もがリーダーにならざるを得ない

植草 ところで、先ほど国際公募隊には肩書きとしてのリーダーがいない、とおっしゃった。これはどういうことか、もう少し詳しく教えていただけないでしょうか。

竹内 たとえば、私がラルフ、ガリンダと一緒に登った時の場合で言いますと、それぞれが得意なことが違うわけです。ラルフは岩登りが得意で、ガリンダはアイスクライミングがすごく上手。私はどちらかと言えば悪所が得意。雪崩が起きそうだなとか、崩れそうだなというところに入って行くのが得意なんです。

 山の中は環境がどんどん変化しますし、進むほどに様々なリスクのある局面にも遭遇します。その時に、肩書きだけの固定的なリーダーがいても意味はなく、それぞれの局面に応じて、それを乗り越えるのが得意な人間がリーダーになればいいわけです。

 たとえば、岩場に遭遇したら「オレが行く」とラルフが先に出て行ったり、悪所なら「オレに任せろ」と私が出て行ったり……。肩書きだけのリーダーがいないチームとは、裏を返せば誰でもリーダーになれるチームということにもなりますし、また、そうしなければ登れません。

植草 組織で登山する場合、通常は固定ロープを張って、誰もが安全に行き来できるようにまずはルートを確保する。そのルートに沿って進めば基本的には誰もが登れるようになる、というのが組織登山のあり方ですね。3人で登った時、ロープはどうされたんですか?

竹内 一切、固定はしません。ロープをつなげて縦に難所を登って行くと、落ちる時も玉突きになってみんなで落ちちゃう。だから、そうならないよう、横並びになってそれぞれが勝手に登って行くんです。

植草 確保(パートナー同士をロープでつないで、一人が登る間は、もう一人が止まって、万が一の滑落に備えること)なしですか?

竹内 これ以上自分ではロープ無しで登れないと判断すれば、「ロープを出そう」とと申し出ることはあります。でも、出せばそれだけ時間をロスすることになります。ですから、そこでロープを出すかどうか、各自の判断次第です。

植草 組織登山だと隊長が判断するところを、すべて個人の判断にしたがって登って行くことになるわけですね。

竹内 そうです。それと、先頭が常に入れ替わって行くわけですから、まったくの未経験者がメンバーに入れるかと言えば、そこは難しい。だから、僕らのスタイルがすべていい訳ではなく、組織登山には組織登山の良さがある、とは思います。組織登山は、未経験者に経験を与える機会を作ることができるのです。また、最近は、登山の経験のないアジアの新興国が、国としてエベレスト登山を行うことが増えてきました。そういう国にとっては、組織登山が必要なのです。

「修羅場」では「国籍」は関係ない
「一人の人間」として信頼できるかどうか

植草 ところで、国際公募隊に参加するにはやはり「英語力」もかなり必要だったのでしょうか?

竹内 それが、そうでもありません。じつは、私、英語はそれほど得意じゃないんです。なのに、なぜ、国際公募隊の中でもコミュニケーションがとれたかと言えば、登山においては「頂上を目指す」という目標が明確で共有しやすいからだ、と思います。

竹内 伝えないといけないことはこちらも必死で伝えますし、相手もそれを一生懸命に聞く。それに、どんなスポーツでもそうだと思いますが、道具の持ち具合を見ればその人がどれくらいのレベルなのか、はおのずと見えてくる。ですから、私たちの場合、それほど言葉を交わさなくても「この人となら一緒に登れそうだ」「一緒に登ったらおもしろそうだ」というのはなんとなくわかります。

植草 それは具体的なモノを前にすると、技術者同士がお互いに意思疎通しやすくなるのに近いかもしれませんね。人種や国籍の違いよりも、そもそものチームのあり方や目的・目標の共有ができているか、ということの方がコミュニケーションにとっては大きな要素だったということでしょうか?

竹内 そうだと思います。私はラルフを「ドイツ人だ」と意識したことはなく「ラルフだ」と思ったことしかない。彼も同じで、私のことを「日本人だ」ではなく、常に「ヒロ」という一人の人間だ、と思っていたはずです。

 一緒に山を登る上では、「国籍」は書類上の問題でしかなく、大きな意味を持ちません。もちろん、文化の違いは実際にいろいろあるかとは思います。私がそれを感じたのは、彼らと最初にナンガパルバットを登った時のBCを見た時です。テントの中に大きなダイニングテーブルがあり、そこにきれいなテーブルクロスが掛かって、花瓶に花も生けてありました。週末になればダンスパーティは開かれるし、メンバーの誰かが誕生日だと聞けば、ケーキが焼かれて盛大にお祝いもする。そこは単なるBCではなく、山を楽しむ場所にもなっていました。

 日本の組織登山で登った時のBCは荷物を集積するという機能が最優先で、人間が生活するのは二の次でした。ときに食事は立ったまま食べ、食べ終えたらすぐに荷揚げ作業に戻る。非日常的な状況だから不自由さを我慢するのが日本のBCだとすれば、非日常的な空間を思いっきり楽しむのがラルフたちのBCだったのです。

「生き延びよう」とする能力は誰にでもある
それを引き出すのが「修羅場体験」

竹内 8000メートル級の山々を登っていてつくづく実感するのは、それが非常に厳しい環境だ、ということです。BCはとても快適ですから、ともすると、そこから出て行きたくなくなる。でも、なぜ、そのコンフォート・ゾーンを離れてより高みを目指すのかと言えば、そこでは自分も知らなかった潜在能力が発揮できるからなのではないでしょうか。

 空気の薄い高所で生き延びる力というのは決して特別な能力ではなく、本来、人間ならば誰でも持っているはずです。ただ、恵まれた環境にいる間はその能力を発揮しなくても済むから能力があることを忘れているだけだと思います。厳しい環境を避けたいと思うばかりではなくて、そこに入っていくことで自分の潜在能力を伸ばしたい、発揮したいというのは、人間の持っている本能のようなものだとも感じますね。 

植草 経営者育成ではよく「修羅場をくぐり抜けた経験が必要だ」と言います。竹内さんが経験されているのはまさに、この修羅場です。8000メートル級の山に登るために6000メートル、7000メートルのところで吐くような思いをしながら高所順応していくのは、経営者育成における修羅場体験と同じですね。

10月25日(金)公開予定の次回は、その修羅場体験を積むことで竹内さんご自身のリスクマネジメント能力がどのように培われてきたのか、について伺いたいと思います。

【ヒマラヤ登山から学ぶ 勝ち抜くためのヒントBCG流 その2】

プロは常に進化し続ける。成長するためには修羅場経験が必要である。修羅場を経験することで、潜在能力が引き出される。ただし、その潜在能力を発揮するためには、明確な将来の目標を設定して、何が何でもそれを達成しようとする覚悟も必要。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2013年10月19日 15:56

諦めずに継続することが知識と経験を蓄積し、、、自ずとリスクマネージメント力を高める。。。

■プロ登山家・竹内洋岳×
BCGパートナー・植草徹也(前編)
ハイリスクな時ほど少人数で登れ!
登山界に学ぶ組織論のセオリー

エベレストなど標高8000メートルを超える山は世界で14座ある。竹内洋岳氏は2012 年、日本人として初めてその14座を完全登頂したプロ登山家だ。対する植草徹也氏はボストン コンサルティング グループ(BCG)のパートナー&マネージング・ディレクターで、BCGの医薬、医療機器、医療機関を専門とするチームの日本リーダーである。

専門分野のまったく異なる二人が「登山とビジネス」について語り合った。そこで見えてきたハイリスク時代を乗り切るためのヒントとは?

日本人に残された課題「14座サミッター」
途中でやめない覚悟のプロ宣言

植草 ボストン コンサルティング グループはその名の通り、1963年にボストンで創業しまして、日本のオフィス設立が1966年。日本に開設して47年になります。そのなかで私は医療機関や医療機器、医薬品などを担当していますが、高校時代は山岳部に所属していたこともあり、夏はトレイルランニング、冬は雪山へと、国内だけですが登山は続けています。ですから今日は竹内さんにお会いできるのを、とても楽しみにしていました。改めて、日本人初の14座完全登頂、おめでとうございます。

竹内 ありがとうございます。最近、街の中でも「こんにちわー」って声をかけてくださる方が増えまして。知ってる人だったかなと思うと、「テレビ見ました。直接会っておめでとうって言いたかったんです」って言ってくださったり……。本当、みなさんに喜んでいただけて嬉しいです。

植草 御著書『標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学』(NHK出版新書)も読ませていただいて、ビジネスの参考になる話が多いなと感じておりました。そこでまず伺いたいのは、「プロ登山家」という職業名です。あえて「プロ」を付けたそうですが、このあたりの思いから、まずは伺ってもよろしいでしょうか。

竹内 はい。実は、プロ登山家を名乗り始めたのは2006年からです。それまで石井スポーツの社員として店頭に立ちながら、休暇をもらって山に登っていたのですが、体のコンディションを維持するのが難しく、このまま両方を続けていくことは無理だろう、と感じました。ちょうどその頃からぼちぼちスポンサーも付き始めていましたので、思いきって「辞めさせてください」と会社にお願いしたところ、「山に専念できるよう雇用契約を変えてあげよう」と言っていただいた。いわばこの時から「登山家」として「山に登ること」が私の仕事になったのです。

 その時に、「登山家」になるというのはどういうことなのだろう、と真剣に考えました。趣味ではなく職業にする。それはいったいどういう違いがあるのか、と思ったんですね。そこで、あれこれ調べていたら「作家」「政治家」「芸術家」「評論家」「建築家」……など「家」のつく職業はどうも「資格がいらない」という共通点があることにも気がつきました。ということは、自称でいいということですし、辞めようと思えばいつでも辞められる。

 私はその時、 記者会見をして「日本人で初めての14座サミッターになってみせます」と宣言するつもりでした。それまで、何人かの先輩たちが14座登頂に挑みながらも命を落としていましたし、彼らが命がけでやってきたことを受け継ごうというのですから、途中で辞めない覚悟がいる。その覚悟をどう表現したらいいかと考えた時に、「プロ」という言葉が浮かんだんです。それで、ただの「登山家」ではなく「プロ登山家」を名乗ろう、と思いました。

植草 言われてみれば、弁護士や建築士など「士」が付く職業には資格がいりますが、「家」になるといらなくなる。資格がなくてもできてしまうという点ではコンサルタントも同じです。その気になれば、誰でも経営コンサルタントを名乗れてしまうんです。

 それと、「先輩の意思を引き継いでやる」という考え方はおもしろいですね。我々はそれをアプレンティスシップ(Apprenticeship)と呼んでいるんですが、日本語で言うと「徒弟制度」に近いイメージかもしれません。先人からコンサルティングの技を引き継いで、それを自分なりに進化させながら、継承発展させていく、という考え方です。プロフェッショナルの世界には共通の要素なのかもしれませんね。

竹内 考えてみたら、登山という行為そのものが先人から受け継いだ財産だと思います。もしかしたら、最初は獲物を獲得するために山に登ったのかもしれないし、純粋な好奇心で登ろうと思い立ったのかもしれない。いずれにせよ、登山がスポーツになったのは産業革命以後のこと。より遠くへ、より難しいところへとチャレンジしていくという探検的要素が強い登山(アルピニズム)は、産業革命で余裕ができたイギリスの貴族階級の間で生まれた、と言われています。

 日本ではそれがいつしか「組織登山」という形になり、普及し、発展してきました。

新人面接も飛び込み営業もあった
日本の組織登山とは?

植草 その「組織登山」について、もう少し詳しく伺いたいと思います。というのも、竹内さんの御著書を読ませていただくと、登山界で組織登山が廃(すた)れていく背景と、かつては元気だった日本企業が近年調子が悪くなってしまっていることの原因の間に共通性があるように思えるからです。そこは非常に興味深いし、これからの組織運営を考えて行く上でも示唆を含んでいるのではないか、と感じるからです。

竹内 そうですね、私が8000メートル峰を登り始めたのが1990年代。その頃からちょうど、日本の組織登山は大きな転換点にさしかかっていました。当時は世界的にもそうだったと思いますが、特に日本では大学の山岳部であったり、会社の登山サークルであったりと、既存の組織をベースにした登山隊が多く編成されていました。ですから、その頃の登山というのはある意味、とても「会社っぽい」。隊長を社長とすれば、その下に部長・課長がいて、私たち下っ端は平社員、というような感じだったんです。

植草 おもしろいですね。

竹内 会社に入る時はみなさん、筆記や面接などの採用試験を受けますね。私が大学の山岳部にいた頃はまさにそれと同じような感じで面接があり、ようやくメンバーの中に入れてもらえた。新入社員と同じですから、下っ端は”飛び込み営業”みたいなこともさせられるんです。

植草 飛び込み営業ですか?

竹内 先輩から電話帳を渡されて、「これでめぼしい会社に依頼して寄付をもらって来い」と(笑)。それで、まずは電話をかけますね。「これこれこういうわけで山登りに行くのですが、御社の製品をご寄付いただけないでしょうか?」と。なかには興味を持ってくださる会社もありますが、多くは門前払いです。で、うまく契約がとれたら、「よしよし、お前は良くやった」と隊長にほめてもらえる。

植草 まさしく飛び込み営業ですね。

竹内 だから、当時はそれで随分、社会勉強もさせてもらいました。ある企業さんに電話したら、「じゃあ、一度お話をしましょう」と言ってくださった担当者の方がいた。私たちが会いに行くと、「ああいう電話のかけ方はないですよ」とか「こういう書類は社内では通用しないから、書類を書き直してきなさい」と、細かく指導してくださった。今にして思えば、それってすごくありがたいことですよね。

「しょうがないな。じゃあ、うちの商品を一箱あげよう」と、その場で寄付してくださった担当者の方もいますが、今だったらおそらく難しいでしょう。担当者の方もいちいち学生に会っている余裕はないでしょうし、一存で決められることでもなくなっているような気がします。ですから、時代の変化に応じて、そういう組織登山が難しくなっていったのは必然だったと思います。日本の企業文化が変わる時に、登山のあり方も時代に応じた形へと変えて行くべきでした。

組織登山が廃れると同時に、
ヒマラヤに登る日本人も減った

竹内 実は、みなさんもよくご存知のエベレストは今や観光地です。多い年には三桁の人が登頂する。頂上に立てなかった人もカウントすれば数千人、ベースキャンプ(BC)までトレッキングする人まで含めたら、もう一桁増えるかもしれません。

 日本が最も景気の良い時にはネパールにトレッキングに訪れる外国人の一位は日本人だったんです。それが組織登山が廃れていくのに比例して、ヒマラヤなどの海外登山に挑戦する日本人の数もどんどんと減っていってしまった。

植草 たしかに、そうですね。日本の山々は四季折々の変化が美しく、夏には夏の、冬には冬の楽しみ方がある。これに比べて海外の山はどうも厳しいばかりで、正直なところ、私自身も「どうして、わざわざお金をかけてまで、あれに登りたがる人がいるんだろう」と思っていた部分はあります。

竹内 海外の山を登ると「お金と時間がかかって大変」というイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、実はそうでもないんです。たとえば、ネパールのカトマンズなどは、飛行機に乗ってしまえばトータルで15時間くらい。ヨーロッパに行く時間の半分ですみます。

 もちろん、お金をかけようと思えばいくらでもかけられます。最近話題になった三浦雄一郎さんのように、たくさんの企業から寄付を募って1億円くらいかけて登るケースもある一方で、かけないで登ろうと思えば、数百万円くらいでもヒマラヤ登山は可能です。私が国際公募隊で出会ったラルフ・ドゥイモビッツと後にその妻となるガリンダ・カールセンブラウナーと3人で登った時は、山にもよりますが、一人200万円以上はかけないようにしよう、と決めていました。シェルパも使わず、酸素ボンベも持たない方法ならば、それくらい安く登れるのです。

植草 それもすごく意外でした。ヒマラヤ登山って案外、身近にあるのだなと感じた次第です。

竹内 そうなんですよ。自分に合う登り方を選択すればいいだけなんです。陸上競技にもマラソンから100メートル走までいろいろあるように、登山にも酸素・シェルパを使って登る場合とそれらを使わないで登る場合がある、と思っていただくとわかりやすいかもしれません。どちらが優れているかではなく、二つはまったく違う競技なのです。

 そんななか、僕らがなぜ酸素ボンベを持たず、シェルパも使わずに登りたかったかと言えば、あまりお金と時間をかけたくなかったからです。一回あたりの費用を抑えれば、それだけたくさんの回数を登ることができます。回数登れるとわかっていれば、状況が悪い場合は無理に登ろうとしないで「また、来年来よう」という判断ができるようにもなる。

植草 なるほど。リスクマネジメントという点でも、お金をかけずに登ることはとても大事なわけですね。

一回あたりの挑戦資金をどれだけ抑えられるか
そのための組織作りが鍵を握る

植草 1億円も使って登りに行ってしまうと、途中で引き返しにくい。「せっかくここまで来たのだから無理しても登ろう」と思いたくなる。同じようなことはビジネスでもありますね。

 それで思い出すのは、医薬品開発を見ていて思う一つの大きな流れです。今、医薬品業界では大企業からなかなか新薬が出ずに、新薬が出るのはたいていベンチャー企業から、ということになっています。今のお話を伺って、なるほどそういうことか、とピンと来た部分がありました。成功確率が同じであれば、回数をこなせる方が断然、有利になる。1億円の資金を集めたとしても、従来の組織登山なら一度しか登れない。でも、費用を抑えた竹内さんたちのスタイルならば、同じ金額を使って何度でも登れる。

 つまり、一回あたりの創薬研究にお金をかけずに、何度も実験したり、挑戦したりできるからこそベンチャーの方が有利なのか、と目から鱗が落ちる思いがしました。

竹内 まさにその通りかもしれません。私たちは一回で登れなければまた挑戦するだけのこと。それを繰り返すことによって、どんどんと対処方法を学んでいくことができるわけです。経験を得ることで、リスクに対処するための手段も同時に発見することができる。

植草 一回登ったら終わりではなくて、一回あたりの費用を抑えることで何度も登り続けるための仕組みと組織作りが非常に重要になってくるということですね。では次回はその仕組みと組織について、より具体的に伺っていくことにしましょう。 

【ヒマラヤ登山から学ぶ 勝ち抜くためのヒントBCG流 その1】

ビジネスを取り巻く環境はハイリスクが常態化している。それを乗り越えるには、リスクテイクできる少数精鋭のチーム編成が必要である。一回あたりの成功確率が同じであれば、より安く、速く、回数がこなせる小規模チームの方が、成功にたどり着く可能性が高くなる。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2013年10月19日 15:38

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.6

■小泉元首相の脱原発発言が大きな波紋
安倍首相は君子豹変できるか
田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

 小泉純一郎元首相は、10月1日、名古屋での講演であらためて日本が脱原発の方向に進むべきだと強調した。

 彼が元首相であること、自民党員であること、そして未だ突出した国民的人気の持ち主であることによって、この発言は段違いの大きな衝撃をもたらしている。

 特に、安倍晋三首相にとっては実に悩み深い。世間は安倍首相を小泉元首相の弟子と受けとっている。小泉元首相に引き立てられて最高指導者になったとも見られている。だからこの発言を無視したり、軽視したりして済む立場ではない。

 安倍政権の原発政策は、基本的には民主党政権の「何となく再稼働」路線を踏襲してきた。民主党政権は、脱原発を唱えながら再稼働を容認するという邪道を選んだが、この前政権の道を安倍政権は当然のように進みながら、次第に原発事故以前の路線に戻りつつあるように見える。

 今回の小泉発言は、この「何となく再稼働」路線に大きな転換を迫るものだ。

 折から東京オリンピックの開催決定によって、日本の原発政策は今まで以上に国際的関心事となり、少なくとも開催までの7年間は、世界が常に日本の原発の動向を監視することになった。言わば、日本の原発政策は特別厳しい国際監視の対象となったのである。

 一体、日本の既定の原発政策はこの監視に耐えられるのだろうか。とても耐えられるとは思えない。

 私はオリンピック開催決定による内外の世論の変動と今回の小泉発言によって、今後の日本の原発政策は振り出しに戻ったと認識している。

困難な郵政民営化を実現させた
小泉元首相の正面突破力

 さて、小泉氏は一昨年の大震災直後から、地元の講演などで従来の原発政策を転換すべきことを訴え始めていた。ここに来て一段とその主張を強めたのは、8月にフィンランドの原発最終処理施設を視察したからだと言う。

 名古屋での小泉発言は東京新聞(10月2日)などで要旨が報道されているが、次のような発言が特に注目される。

「“原発をゼロにする”という方針を政府・自民党が打ち出せば、循環型社会をつくる夢に向かって国民は結束できるんです。そうすれば世界が日本を手本にする」

 そして「ピンチをチャンスに変える方針を決めるのが、政治の仕事なんです」と強調した。

 私は発言内容を知ってすぐに2001年の小泉内閣発足直後の出来事を思い出した。

 小泉首相に声を掛けられて赤坂の居酒屋で待っていると、彼は障子を開けるや、出会い頭に「郵政民営化のチャンスだ。必ずやる」と私に向かって宣言した。そのときの用件は私に私的懇談会をつくるので座長役を頼むということであったが、会談の大半は彼の郵政民営化に関する一方的な演説であった。私は彼のその熱意に驚くばかりだった。

 あの時点での郵政民営化実現の政治的可能性を考えると、今回の脱原発よりもはるかに困難であったと私は思っている。

 当時は小泉氏には大きな実績がなかった。それに世論が郵政民営化の必要性を理解することはきわめて難しかった。加えて、当時は、既に「郵政公社」への移行で政治的合意が成立していて、誰が見ても一件落着。それに賛同しない人は小泉氏ただ1人といってもよい状況。文字通りの孤軍奮闘であった。

 結果は周知の通り、彼は初志を貫き、まっしぐらに突進して5年後に公約を実現してしまった。

 今回の発言で小泉氏らしいのは「政府・自民党が打ち出せば」というところ。彼は「脱原発勢力をまとめて」とは言っていない。郵政民営化のときと同じように世論の圧倒的な支持を得て、直接自民党や政府の方針そのものを変える正面突破の戦略に立っている。

 郵政民営化のとき、彼は「抵抗勢力を協力勢力に変える」と言ったことがある。今回もまたそう考えているのだろう。脱原発に最後まで抵抗する自民党政治家はほんの一握り。政府・自民党が明確な方針を打ち出せばほとんどそれで決着と小泉氏は考えているに違いない。その通りである。

 安倍首相とて例外ではない。彼は自民党内でいわゆる原子力ムラと強いしがらみを持たない政治家。それに独特の無鉄砲さも持ち合わせている。また、オリンピック招致の演説で「汚染水の影響はコントロールできている」と断言してしまった、重大な責任もある。ここで首相が君子豹変すれば、内外から大きな拍手で迎えられ、歴史的事業を果たすことができる。

小泉元首相が本気になれば
「脱原発」が豪流になる

 小泉氏がフィンランド視察後に、脱原発に積極的になった理由は、「核のゴミを処分する場所の当てもないのに原発を進めていくほうが、よほど無責任ではないか」という発言に尽きている。

 かつて、日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は、日本での原発建造が具体的な日程となったとき原子力委員を辞任した。そのとき博士は、「まず最終処理の態勢を備えなければいけない」という趣旨の抗議の発言をした。

 ゴミ箱もないのにゴミを量産する。しかもそれは半永久的にこの上なく有害なゴミだ。そして、そのゴミ箱を用意することはほとんど不可能なまでに困難を極める。最終処理の問題だけ考えても、われわれには今後原発を続ける選択肢はない。

 この講演で小泉氏は、一昨年の野田佳彦首相による「原発事故収束宣言」を痛烈に批判している。「事故を起こした原子炉内部の状況がわかっていないのに」なぜ収束宣言を出したのか、と。ときの首相が発言すれば、多くの人がそれを信じるのは当然。原発事故への関心が急速に薄れても不思議ではない。結果的に事故は今もって収束したとは言えない状況だ。

 小泉元首相は、政治的直感によって一気に動き出す人。彼が本気であれば、脱原発の流れは遠からず豪流と化すに違いない。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2013年10月19日 15:25

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.5

■NYT紙「原発ゼロ」の小泉発言を歓迎すべき…

 アメリカのニューヨーク・タイムズが、「原発ゼロ」を訴えた小泉純一郎元総理大臣の発言を歓迎すべきだと評価し、「日本は原発の将来について健全な議論を始めるべきだ」と主張しました。

 15日付のニューヨーク・タイムズは、社説で小泉氏について、「原発ゼロを訴える発言で再び脚光を浴びている」と紹介しました。小泉氏のこの「大胆で新しいスタンス」が、「原発の再稼働を進め、原子炉の輸出推進さえしている弟子のような安倍総理大臣に異議を申し立てる形になっている」と分析しています。そのうえで、「日本は小泉氏の『介入』を歓迎し、原発の将来について健全な議論を始めるべきだ」と主張しました。また、福島原発の事故原因について、「国会の事故調査委員会が人災だったと結論付けたのにもかかわらず、国会で真剣な議論にならなかった」と指摘しています。

[テレ朝NEWS]


■小泉元首相:原発ゼロ改めて主張「政府が方向出せば」

 小泉純一郎元首相は16日、千葉県木更津市で講演し、日本のエネルギー政策について「原発が必要だという論理で国民は説得できない。むしろ、ますますゼロにすべきだということならば説得は可能だ」と述べ、改めて「脱原発」の必要性を強調した。

 小泉元首相は「政治が決断すれば日本は原発ゼロでもやっていける」と強調。その上で「野党はだいたい原発ゼロに賛成だ。政府・自民党が自然を資源にするエネルギーを日本は取るべきだと言って政治的方向を出せば、国民は協力してくれるのではないか」と述べた。【岡崎大輔】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2013年10月16日 18:04

言わずもがな、、、そしてまた誰も責任をとらない、とらせない。。。

■東日本大震災:福島第1原発事故 住民ら、検審申し立て 「東電幹部の不起訴不当」

 東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷容疑で告訴・告発された当時の東電幹部らを不起訴としたのは不当だとして、福島県の住民や避難者でつくる「福島原発告訴団」が16日、東京の検察審査会に審査を申し立てた。

 東京地検は先月、事故の具体的な予測は困難だったとして東電幹部や菅直人元首相(67)ら計42人を不起訴にしていた。審査を申し立てられたのは、勝俣恒久前会長(73)ら原発担当だった元役員6人。菅元首相ら当時の政府首脳らは別の団体が告発していたため、今回の審査対象には含まれていない。

 告訴団は福島地検に告訴・告発したものの、同種案件とともに東京地検が一括処分したため、不起訴の当否は東京の検察審査会が判断する。審査会が今後、「起訴すべきだ」と2度議決すれば、強制的に起訴される。【山下俊輔】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2013年10月16日 18:00

利害と信頼は正反する

利害は眼鏡を曇らせるばかりか

時には人を盲目にする

利害を離れて人やモノを見てこそ

初めて本質も見えてくる

Posted by nob : 2013年10月11日 14:37

傑作。。。

■託児所ならぬ“託ダンナ所”が登場
「旦那様お預かりサービス」が好評

「旦那が待っていると、ゆっくり買い物できない」という奥様も多いよう。にもかかわらずお供をさせられるのは、往復の運転手兼荷物持ち、といったところでしょうか…「旦那が待っていると、ゆっくり買い物できない」という奥様も多いよう。にもかかわらずお供をさせられるのは、往復の運転手兼荷物持ち、といったところでしょうか…

平日はお仕事、週末は家族サービス…。正直なところ、「週末ぐらい休ませてくれよ」と言いたい男性諸氏は少なくないのでは?

買い物に付き合うのはいいけど、同じ店に何度も行くなよ。あちこち回るんだったら、オレはそこいらのベンチで休ませてもらうよ──そんな旦那様に朗報です。IKEAシドニー店に画期的なサービスが誕生しました。

その名も「マン・ランド」(MANLAND)。Xboxにピンボールマシン、スポーツゲームを流す大型テレビが完備され、ホットドッグはもちろん無料。これぞまさしく女人禁制の男の城…といえば聞こえはいいですが、その実態は子ども預かり所ならぬ“旦那様預かり所”です。

奥様が買い物している間、旦那様たちはソファーに座って雑誌を読み、ピンボールやテーブルサッカーに興じることができます。IKEAの狙いは「奥様に“買い物に集中してもらい”当初の予定よりたくさん購入してもらう」点にあります。その象徴が「マン・ランド」に入るときに奥様に渡されるブザーです。

買い物が終わり、ルンルン気分の奥様が旦那様の存在を忘れてそのまま帰宅しないよう、入店後30分経過すると自動的にブザーが鳴る仕組みになっています。これらの仕組みは、すでにIKEA数店舗で導入されている「スモーランド」(Smaland:子どもを無料で預けられる店内スペース)がモデルとなっています。

繰り返しになりますが、「マン・ランド」にしても「スモーランド」にしても、狙いは言うまでもなく「奥様に思い切り買い物をしてもらうこと」です。パートナーや子供を預け、気の向くままにショッピングを楽しみたい奥様の気持ちは、旦那様も理解できるのではないでしょうか。

いかがでしょう? いざ自分が預けられることを考えてみると案外悪くない? それともプライドが許さない? でも、週末に人混みの中を連れまわされるくらいなら、「…いいね!」という人も多いのでは?

ただ、見知らぬ男性たちの中にひとり取り残されたとき、いかにして時間を過ごせばよいか悩む人もいるかもしれませんね。が、しかしそれはまた別のお話。健闘を祈ります。
(筒井健二)

[webR25]

Posted by nob : 2013年10月11日 14:25

言わずもがな。。。

■やはり外洋へ漏れていた…福島第1原発、港湾外でもセシウム検出
御木本千春

東京電力は10日、福島第1原子力発電所の港湾外の海水から、放射性セシウム137が1リットル当たり1.4ベクレル検出されたと発表した。港湾外でセシウム137が検出されたのは初めて。

今回、セシウム137が検出されたのは、福島第1原発敷地の沖合約1キロメートルの「港湾口東側」と呼ばれる地点。このサンプリングポイントでは、 2013年8月14日から海水の調査が行われ、これまでは検出限界値未満だったが、10月8日に採取した海水を測定したところ、セシウム134が検出限界未満(検出限界値:1リットル当たり0.76ベクレル)、セシウム137が同1.4ベクレル検出された。

同社は、今回の値はWHO飲料水水質ガイドライン(セシウム134、セシウム137で各1リットル当たり10ベクレル)よりも小さいことから、「環境への影響はない」と説明している。今後は引き続き傾向を注視していくという。

なお、10日の採取分については、港湾口東側のほか、北防波堤北側、南防波堤南側、港湾口のいずれの地点においても、セシウム134、セシウム137ともに検出限界値未満だった。

[マイナビニュース]

Posted by nob : 2013年10月11日 14:19

不真面目たれ、、、

貴方が真面目なことで喜ぶのは

貴方を利害でしか判断しない他人だけ。。。

Posted by nob : 2013年10月10日 22:28

人間力とは、、、

人間力=知力+体力+生活力

*生活力とはお金を稼ぐ力ではなく、炊事・掃除・洗濯などといった(一人で)生活していくために必要な家事全般のことです。

Posted by nob : 2013年10月10日 22:20

好きなことにまず着手すること、、、あとはやりながら考える。。。

■失敗の恐怖をモチベーションにしない。「完璧主義」をやめて「達成主義」で仕事しよう

あなたは完璧主義者ですか?

細かいことに死ぬほどエネルギーと時間を注いでいませんか?

よく罪悪感を感じる方ですか?

自分では完璧主義だと思っていなくても、たいていの人はこのような考えを持ったことがあるでしょう。

非効率的な考えから逃れるのは難しいもの。だから「完璧主義」という名の落とし穴に自分がはまっていないか、考えてみましょう。

■完璧主義は成長を妨げる

いいものを作り上げること、期待を超えるようなものを作り上げることを求められるときがあります。「完璧でないとダメ」と言われることもあります。

しかしあまりにも細かい部分に固執して、他人の期待につぶされてしまうと、仕事がはかどりません。締切だけが迫り、ストレスにさいなまれるでしょう。

これが、普段は完璧主義者ではない人がそのような思想に陥る場合の落とし穴です。他人の期待に応えられないかもしれないという恐怖心......この恐怖心が完璧主義の原因です。

すべての変化に対応できない、最善の計画を立てていない、自分のあるいは他人の期待に応えられない......。

その恐怖心によってとても慎重になり、目指すべきゴールは細かい点を完璧にすることではなく仕事を終わらせることだということを忘れてしまいがちです。

まずは目的の達成、細部の改善はその後でOK

必要なのは心を入れ替えること。まずは目的の達成に集中し、そのあと細部を改善していくべきです。基本に重きを置き、最善に近づけるのはそのあとでいいのです。

事業の発展のためには、「最低限達成すべきことをするべきだ」という考え方があります。新事業を始めるときは、本質的なところに焦点を当て、顧客のフィードバックをもとに改善していく、という考え方です。こうすることで、しだいに良いものが出来上がっていきます。

目的達成に当たっては、まず核となる計画を立てて臨みましょう。これは単純であればあるほど良いのです。1日にするべき少しのこと、あるいは1週間に2日・20分ずつ行うことなど、何でもOK。大事なのは、あなたがそこからどんな経験を得られるかです。

計画が進むにつれ、改善に向けて何が必要かが見えてくるでしょう。完璧な計画を立てるより、経験することで必要なことがわかってくるはずです。

このような「達成主義」には、2つのポイントがあります。
1) 基本計画(できるだけ単純なもの)を立てること2) 経験を得るにつれて少しずつそれを変更していくこと

考え方を「達成主義」に切り替える方法

この「達成主義」の姿勢を育てるにはどうしたら良いのでしょうか。
今始めること。とりあえず手を付けてみましょう。「最善」の方法を最初から探すべきではありません。最低限のことを守れればそれで良しとします。

その方法が最もいいものかどうかを考えるために立ち止まるのはやめましょう。さまざまな実地経験を積むことで、直感的に何をするべきかがわかってきます。

勢いを保ちましょう。仕事のやり方を吟味するために立ち止まるたび、(特に完璧主義者の人は)スピードが遅くなります。どう行うかはそれほど大事ではありません。多くて1週間に1度、それについて考えるだけで十分です。

計画に変更を加えるたびに、それを適応させるため一時的にでも立ち止まらなければなりません。何度もこのようなことをしているとモチベーションが下がり、ゴールが遠のきます。

作家として、筆者は次のことを学びました。「酒に酔いながら書き、しらふの状態で編集する」評価することなく、心に浮かんだことを書き連ねるのです。そのあと、大事ではないことを削って徐々に改善していきます。

この姿勢が目的を達成する際にも当てはまります。順調に進んでいるかは考えず、とりあえず目の前のことをこなしましょう。

1週間に1度くらい休んでみて、どれぐらい進んだか客観視してみるといいでしょう。この時に仕事を振り返り、経験に基づいて、必要なら計画を適応させましょう。

後はとにかくやってみることです。

成功者の多くが実践していること――それは、失敗の恐怖を気にしないことです。

Focus On Achieving Your Goals And Defeat Your Need For Perfectionism By Using The Completionist Mindset|Dumb Little Man
Ericson Ay Mires(訳:駒場咲)

[ライフハッカー]

Posted by nob : 2013年10月10日 22:16

SNS、ツイッター、過ぎたるは及ばざるが如し、、、健全かつ建設的なデジタルコミュニケーションは、元より現実社会での信頼関係で結ばれた間柄においてのみ成立するもの。。。

■「つながっていても孤独」という不思議
ソーシャル化する社会が世界を大きく変え始めた
小川 和也

 われわれはいま、ソーシャルメディアやスマートフォンによって、いつだってつながりに満たされていると考えている。

 四六時中、手元のスマートフォンひとつで人とつながれる。人はひとりじゃ生きられないし、孤独も苦手だ。だからこそ、いつだって人とつながれることは素晴らしいことだと。

 フェイスブックにランチの写真を投稿すれば、すぐにいいね!やコメントという形の反応がある。友達の新しい投稿を目にすれば、すかさずいいね!を押す。

 読んだ本の感想を、アマゾンのリンクをつけてツイッターに投稿すると誰かがリツイートしてくれる。そんな誰かの投稿は、自分もリツイートする。

 LINEを使えば、まるで会話のように言葉のキャッチボールができる。スタンプを使えば、時に言葉なんかよりもコミュニケーションが円滑になる。

SNSユーザーは、「Connected, but alone?」

 SNSユーザーの1日あたりのSNS利用時間は78分という調査リポートもあるが、その利用時間はこれからしばらくの間、長時間化する傾向が続くとみている。実際、フェイスブックやツイッターに朝から晩まで相当数の投稿をしている人も少なくない。

フェイスブックで幸福感は上がらない、米大研究

フェイスブックを利用する若者たちは他人とのつながりは強く感じているが幸福感は低いとの調査結果が8月14日、米オンライン科学誌「プロスワン」に発表された〔AFPBB News〕

 人には人とのつながり、コミュニケーションは不可欠だ。デジタルテクノロジーがこれに対して多大なる貢献をしていることは、もはや言うまでもない。

 ソーシャルメディアやスマートフォンによって、われわれはどれだけたくさんのつながりやコミュニケーションの機会を得られているか、計り知れない。たくさんの人が、そのことを実感している。

 そんな矢先、「そのつながりによって、あなたは本当に孤独から逃れられていますか?」と水を差されたとすれば、みなさんはどう感じるだろうか。

 マサチューセッツ工科大学教授の心理学者であるシェリー・タークルがTED注で行った、ソーシャルメディア社会のつながりに関する印象的なプレゼンテーションがある。そのタイトルは、まさに「Connected, but alone?(つながっていても孤独?)」だ。

注 TEDとは、価値のあるアイデアを世に広めることを目的とするアメリカの非営利団体。「技術(Technology)」「エンターテインメント(Entertainment)」「デザイン(Design)」をはじめ、様々な分野における最先端の人々がプレゼンテーションを行うカンファレンスで知られる。

 そのプレゼンテーションの中のフレーズを、ここで一部取り上げてみよう。

一緒にいるけど孤独を感じる 

ソーシャルでつながりたいのは普段寂しいから 

ただつながることを目的とし 

楽をして“つながっている感”を味わう 

ひとりが悪いことのように思える禁断症状 

常につながっていることで自意識に変化が生じ、生き方も変わってきた 

言うなら“我 伝える ゆえに我あり” 

この新しい生き方の問題点はつながっていないと自分が自分じゃない気がること 

だからもっとつながろうとしてそれが自分を孤立させる 

ずっとつながっていれば寂しくならないと思われがちだが、それはまったくもって逆で、ひとりが苦手だともっと孤独になる

ソーシャルメディアは手段か、目的か

 もちろん、これは一観点だ。

 ソーシャルメディアがもたらすつながりによって、われわれ人間が一定の恩恵を受けている側面を完全否定することはもはや難しい。

 情報や感情を共有し、それが生活や仕事などに何らかのポジティブな作用を与えていることは、ユーザー自身が感受しているのではないだろうか。

 ユーザー個々人による受け止め方の差こそあれ、そのつながりを100%価値ないものであると言い切れる人は恐らく少数派であろう。だからこそ、世界中にはたくさんのソーシャルメディアユーザーが存在し、そこに多くの時間が費やされている。

 しかし、ひとりが悪いことのように思えて、ただつながることを目的にソーシャルメディアにアクセスしていたとする。常につながっていることで自意識に変化が生じ、自分を伝えることありきで自分があったとする。

 そんなつながりがあったとして、結果的に「孤独」を解消する手段になっていないのだとすれば、皮肉なものだ。

 “つながっていても孤独”。

 デジタルテクノロジーがもたらすつながりは、果たして、われわれを孤独から救う万能のつながりだと言えるのだろうか。

[JB PRESS]

Posted by nob : 2013年10月10日 21:55

また旅立つ君へ

人生立ち止まらずに一歩一歩歩き続ける

ゆっくりだって道草をしたってかまわない

永々と続く長い旅路の果てにやがて出発点に辿り着く

そこで初めて自分の居るべき場所に気が付く

そして君はまた新たな旅に出る

hello & good-by

Posted by nob : 2013年10月09日 14:05

怒るには、、、

希望と愛情が要る。。。

Posted by nob : 2013年10月07日 20:44

バニック発作の効果的予防と発症時の緊急対策。。。Vol.4

いずれも発症時の緊急対策です


せん骨ショック(3回くらいまで/やり過ぎは逆効果)

仰向けに横たわり

両腕を身体の脇に下にまっすぐ伸ばし

両膝を肩幅くらい開いて立て

そのまま両腕で身体を支えながら膝から上が一直線になる高さにお尻をゆっくりと持ち上げ一旦静止

そのまま勢い良く両足を伸ばして腰を床面に打ち付けます

はじめは敷布団の上で行ってもかまいませんが畳くらいが効果的です


レスキューレメディーを購入し常時携行します

これは数種類の精油をブレンドしたものですが

即効性もありますし薬剤と異なり副作用もありません

アロマショップで購入できます

Posted by nob : 2013年10月07日 20:33

それが現実だから口をつく、、、遅きに失するもその前提に立った対策をしていくことこそが火急的課題。。。

■放射性物質含む灰「福島に置けば」と桜田副大臣

 桜田義孝文部科学副大臣が5日の千葉県野田市での会合で、東京電力福島第一原子力発電所事故によって発生した放射性物質を含む焼却灰の処分について、「人の住めなくなった福島に置けばいい」という内容の発言をしていたことが分かった。

 桜田氏は読売新聞の取材に対し、「参加者への質問として聞いた」と述べ、「『福島』とは東京電力(福島第一原発)の敷地内のことだ」と説明した。

 菅官房長官は7日の記者会見で、「誤解を与えるような発言は慎むべきだと(桜田氏に)注意した」と話し、辞任などを求める可能性については「全く考えていない」と否定した。

[読売新聞]

Posted by nob : 2013年10月07日 20:14

昨今の若手営業恐るべし、、、私は中間?、もちろん先方には連絡を入れたうえでタクシーかな。。。

■イマドキ職場のギャップ解消法
高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

電車が止まって取引先に遅刻寸前!
「自腹タクシー」と「運転再開待ち」どちらが正解か

 あなたは、もし仕事での移動中に電車が事故などで止まったらどうしますか?復旧するまで「待つのが当たり前」と思いますか?そうして復旧を待つ人がいる一方で、せっかちな気質、責任感が強い人の中には「待てない」「待っていたら約束の時間に遅れてしまう」と、別の手段を探して、時にはタクシーに乗るなど自腹を切ってでも目的地に急ぐ人がいます。

 果たしてこうした場面に遭遇したとき、どちらの判断の方が正しいのでしょうか?今回は地下鉄が止まってアポイントに遅れそうになった2人の営業マンを例に、この問題を考えてみましょう。

「タクシーに乗ろう」VS「遅延証明書をもらおう」

「時間がない、アポイントに遅れてしまうからタクシーに乗ろう」

 そう言い出したのは、営業経験が豊富なGさん(35歳)。営業先への移動中に乗っていた地下鉄が、「○駅先で車両故障が起きた模様。運転再開まで当駅に停車いたします」と社内アナウンスがあった後、動かなくなったのです。

時刻は12時30分。次のアポイントは13時です。

「遅れたらまずい」

 Gさんはとっさにそう思いました。ここから目的地まで4駅。おそらく1000円ちょっと払えばたどり着ける距離です。タクシーに乗れば、アポイントに間に合う可能性は大いにあります(交通事情が悪ければ、無理な場合もありえますが)。そこで、Gさんは当たり前の判断をしたつもりで、隣に座っている同僚のOさん(25歳)に進言しました。するとOさんからは、こんな言葉が返ってきたのです。

「車両事故で地下鉄が止まってしまった旨を先方に伝えて、地下鉄が動き出すのを待ちましょう」

 Gさんは、想定外の回答にびっくり。一瞬、2人の間に微妙な空気が流れました。ちなみに、この2人が同じ目的地に向かっている理由は、Oさんの担当取引先にGさんがついていくことになったから。同僚といっても普段は別々の職場に勤務している間柄で、そんな2人が同じ取引先に向かっているのは『若手営業サポートプロジェクト』というものが社内で始まったためでした。

 ここ数年、2人が勤務する会社では若手営業の成長が遅い、と経営会議でも問題になっていました。そこで、

「ベテラン営業は若手社員の育成に関わること」

といったルールが営業部に役員から下りてきたのです。そこで半期ごとの目標管理上でも、30代社員は『若手営業のサポート業務』を記載するのが必須となり、Gさんは『新製品の営業サポート』を自分の役割と定めました。そして、目標管理シートには、

<若手社員の営業に同行し、新製品営業の模範となる行動を示して、成長の機会を提供する。頻度は週1回、対象は都内に勤務する入社3年以内の営業担当者>

と書きました。そこで、そんな自分の業務を遂行するため、Oさんの営業に同行して新製品の紹介を手伝おうとしていた矢先、遅延に巻き込まれたのです。

 ちなみに2人は別々のオフィス(営業所)に勤務しているので、面識はあるような無いようなという微妙な間柄。ゆえに先輩Gさんが車内で待つというOさんの判断を否定して「いいからタクシーで行くぞ」と押し切るのも微妙な状態です。ここは担当営業の判断を優先しようと地下鉄に乗ったまま待つことにしました。

 ただ、待つこと15分が経過しました。その間に駅員からアナウンスが流れて、

「現在、次の駅にも電車が停車しております。運転再開の目途はたっておりません」

とのこと。ただ、代わりの交通手段はタクシーしか思い浮かびません。Gさんは再びタクシーで向かうことを提案しました。すると、

「公共の交通手段が遅れたときには遅延証明書が発行されます。取引先に遅れたことを指摘されても、理由を明確に説明することができます。ただ、タクシーでは遅れを証明することはできません。だから待ちましょう」

と、説き伏せられてしまいました。遅延証明書とは、事業者が運行する列車・バスの遅延を公式に証明する目的で発行する証明書。東京の地下鉄では時間帯別に5分以上の遅延に対し、「遅延証明書」がwebサイトにアップされています。

 遅延により遅刻をした場合、この遅延証明書を所属する勤務先に提出することで、その遅刻が不可抗力によるものであることが認められ、遅刻をしていないものと見なすといった配慮をする職場が少なくありません。ゆえに、最近では遅延証明書が出れば、「自分は悪くない」と「遅刻するのは仕方がない」と勘違いする人もいるようです。

 ちなみに2人が乗っている地下鉄は15分以上の遅れが出ていますので遅延証明書がサイトにアップされるのは確実。最近は、1つの路線が複数の私鉄と相互に乗り入れするようになり、便利になった一方で、遠方の駅で起きた事故で全体の遅延を引き起こす状態が見受けられるようになり、遅延証明書が発行される機会も増えてきているようです。

 当方は世田谷の東急線沿線に住んでいますが、他の路線との乗り入れが開始したことで、埼玉県あたりで起きた事故の影響で電車が大幅に遅れ、出勤に支障をきたしたことが何回もあります。路線が長いの電車になると遅延が発生するのは、仕方ないのかもしれません。

仕事相手の遅刻「許さない」47.9%

“大人の反応”の裏にある不信感

 さて、そんな遅延によって遅刻しそうなOさんは鉄道会社のサイトを印刷して、

「『事故による遅延』と証明書も出ています。だから遅れたのは仕方ない」

と取引先に主張するつもりなのでしょうか。

 ただ、Gさんは、これまでの経験上、遅れるのはどんな理由であれ良くない、仮に会社の経費で落とせなくても自腹でタクシーに乗って急ぐべきと考えて行動する人。そもそもGさんは待つのが大嫌いで、営業として遅れることは彼のプライドからも絶対に許されないことです。そういう考え方をするようになったのは、若手営業時代に遅刻について「絶対に許されない、代わりの手段を探して死んでも遅れるな」と上司や先輩社員からキツく指導されてきたことが染みついているからでしょう。

 ちなみに最近は、10分以内の“プチ遅刻”を平気でする人が増えているようです。そんなプチ遅刻に関して、マイナビが行った調査(2012年9 月)によると、「友人の待ち合わせでの遅刻」を「許さない」と答えた人が15.6%という結果に。恋人との待ち合わせでも「許さない」は20.3%となり、圧倒的に「許す」が大多数であることが分かりました。ただし、仕事となると様子が変わってきます。「仕事相手」の遅刻に関しては、47.9%がが「許さない」と回答しているのです。仕事で約束の時間に遅れることは、その理由に関わらず、

・ルーズにしか思えない
・表面的には大人な対応はするけど、信用はできない

とマイナスのイメージを与える可能性が大いにあります。

 Gさんは、そうしたことも踏まえて遅刻は絶対にするなと徹底的に指導されてきたので、「遅れたら商談は終わり」くらいの意識をもっており、タクシーで一目散に客先へ向かおうと考えたのです。

 実際、こうした習性が染みついているベテラン営業はたくさんいるのではないでしょうか。確かに交通費でタクシー代が請求できない(あるいはしづらい)職場はたくさんあります。それでも、営業として自腹でもタクシーに乗ってしまう感覚。現代では、古い考え方なのでしょうか。

「自腹でタクシー」は
若手営業には考えられない手段?

 遅刻しても理由があるなら「問題なし」と運転再開を待ち続けるOさんの感覚が理解できないGさんですが、ついに電車が止まってから30分が経過。もはや耐え難い状態です。

「自分だけタクシーで先に行く」

とGさんが言い出そうとした瞬間に駅で運転再開のアナウンスが流れました。結局、時刻は13時過ぎ。ただ、再開を待ちきれずに降りた乗客は僅かで、待っている間、スマホをいじったり、寝てのんびりと時間をつぶす人ばかり。Gさんのように時間に追われることに苛まれていた人は見当たりません。

「自腹でもタクシーで客先に向かう営業スタンスは間違っているのだろうか」

 Gさんにとっては、そう自問自答したくなる時間となったようです。こうして運転再開すれば、あっという間に目的地。駅から歩いて5分で取引先に到着し、応接に通されてから、数分経つとお客様が入ってきました。

「事故で電車が止まったのなら仕方ないよ。災難でしたね。それより、今日はどんな話でしたっけ」

とOさんが謝ることもないうちに、お客様から質問が投げかけられました。するとOさんからGさんの紹介があって、新製品に関する説明がスタート。何の問題もなかったかのように商談は進行し、1時間後にはお客様のオフィスを出ました。

 そこで、GさんはOさんに対して、

「お疲れ様。1つ聞いてもいいかな。地下鉄の駅で待っていたけど、あれ以上運転再開が延びても待つつもりだったの?」

と尋ねてみました。すると、Oさんからはこんな回答が返ってきました。

「サイトで代わりの移動手段は探していましたよ。あと5分延びたら、バスを乗り継ぐつもりでした」

 いずれにしても、タクシーはOさんの選択肢に入っていなかったようです。ただ、冷静に対策を講じていたOさんに対して時代の変化を感じたようです。
まずは遅れる旨を伝えること

「タクシーに乗る」だけが正解じゃない

 さて、お客様に対して遅れないためにタクシーに乗って向かう誠意も大事ですが、本来であれば、遅れる旨を伝えるのが先決でしょう。ちなみにOさんは13時のアポイントを14時に変更する対処を済ませていました。その上で14時には間に合うためにどうすればよいか、別の交通手段と地下鉄の運転再開の可能性の両方を加味しながら、考えていたのです。一方でGさんはタクシーに乗れば遅刻は最小限の押さえられる…とだけ考えて、その他の選択肢は全く考えていませんでした。

 もちろん、おかれた状況によってどちらが正しいと言い切れないときもあります。ただ、どんな場面であったとしても、冷静に、無理なく、行動したOさんに対してGさんは学ぶべき点があるのではないでしょうか。

[DIAMOND online]

Posted by nob : 2013年10月07日 20:03

福島原発事故処理は他如何なる事象からも切り離して単独で、政府主体の超党派により、内外の英知を結集してあたることから、、、東電分社新機構化案は是、この機に経営陣刷新も。。。

■汚染水対策に国費投入でも険しい東電再建
財務負担軽減も、経営安定化への道のりは遠い
中村 稔 :東洋経済 記者

深刻化する東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題は、国が前面に立って対処することが公約され、総額470億円の国費を投入して新たな対策も講じられようとしている。しかし、問題の根本的な解決のメドは依然立っていない。

9月19日に福島第一原発を視察した安倍晋三首相は、「汚染水の影響は港湾内の0・3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と語り、「状況はコントロール下にある」と述べた国際オリンピック委員会総会時と同じ認識を示した。

ただ、経済産業省の試算では、汚染水は港湾内に1日約300トン漏れ出ている。東電も認めるように、港湾内の海水は外洋との間で行き来がある。大量の海水で薄まっているため外洋の汚染濃度は検出限度以下になっているが、海洋汚染が進行中なのは明らか。厳しい現状認識をすれば、「完全にブロック」などとは言えないはずだ。首相発言は国際的に多大な誤解を招いた可能性があり、野党が前倒し開催を要求している臨時国会でも追及されるのは必至だ。

会計制度変更で負担減

その安倍首相が視察時に東電の廣瀬直己社長と会談し、廃炉費用の資金枠確保、汚染水の浄化、福島第一5、6号機の廃炉という三つの要請を行った(表)。

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これに対し東電は、廃炉費用の資金枠について、これまで引き当てた約9600億円とは別に、コスト削減や投資抑制を通じ、今年度から10年間で1兆円を捻出する意向を表明。汚染水処理は、多核種除去装置(アルプス)の増強も含め、2014年度中に浄化完了を目指す。5、6号機の廃炉についても、今年末までに判断することを約束した。

3つの要請の実現の公算は?

これらは本当に実現されるのか。廃炉費用の捻出と5、6号機の廃炉は実現の公算が大きい。東電の背中を押すのが、10月にも省令改正で実施される廃炉会計制度の見直しだ。

現行制度では、設備減損や解体引当金不足額などの廃炉費用は、運転終了時に特別損失で一括計上する必要があり、電気料金の原価算入は認められていない。経産省は、原子力規制の大幅強化で想定外の早期廃炉が見込まれる中、電力会社の財務基盤が毀損し、円滑な廃炉に支障が生じるおそれがあるとして、運転終了後も設備の資産計上を認めて減価償却を継続させ、解体引当金計上も続ける制度に改める。福島第一のような事故炉についても、廃炉のために新たに取得する設備の資産計上と多年度にわたる減価償却が認められる。減価償却費は料金原価に算入されるのがミソだ。

東電はこれまでの廃炉費用については特損処理したため、財務体質が一気に悪化し、公的資本を仰いだ。追加の廃炉費用については、特損ではなく設備投資の一環として支出され、その減価償却費は電気料金で回収される。東電は他の設備投資の抑制や経費の圧縮などで料金原価全体は上げない意向だが、それでも財務体質の急激な悪化は防げる見通しだ。

5、6号機についても、新制度導入後に廃炉を決定すれば、タービンなど一部を除く設備の資産計上と減価償却の継続が認められる。現行制度ならば設備と核燃料の減損や解体引当金不足額の一括処理で約2000億円の特損が出るが、新制度だと特損は半分以下で済む見通しだ。

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柏崎の今期再稼働は困難

一方、14年度中に汚染水の浄化を完了する目標には大いに疑問符が付く。東電が考える前提としては、アルプス(処理能力日量750トン)が近日中に稼働し、国費で建設する第二アルプス(同500トン)、東電が増設する第三アルプス(同750トン)を合わせて日量2000トンの処理体制を早期に整え、さらに地下水バイパスの早期稼働により、原発建屋へ日量400トン流入する地下水を最大100トン減らす。

しかし、第二、第三アルプスの本格稼働までには1年前後かかる見通し。また、地下水バイパス計画については、すぐ山側にある貯蔵タンクから約300トンに及ぶ高濃度汚染水が漏出しており、バイパスの井戸からくみ上げて海に放出する地下水への影響が懸念されている。

こうした状況で、すでにタンク内に約30万トン貯蔵され、毎日増え続けている汚染水の処理を完了するのは至難の業だろう。アルプスで除去できないトリチウムが残る処理済み汚染水を含め、海洋放出について地元住民の理解も得られていない。

汚染水の抜本策としてやはり国費が投入される凍土方式による陸側遮水壁(14年度中をメドに運用開始)や、東電が設置している海側遮水壁(14年9月完成予定)などについても、実際の効果は不明だ。

東電の経営の先行きも視界不良が続く。技術的に困難な設備に限るとはいえ、汚染水対策に国費が投入され始め、廃炉会計見直しで財務負担が軽減することは東電にとって好材料。ただ同社が渇望しているのは、まず柏崎刈羽原発の早期再稼働を通じた経営安定化だ。25日には新潟県庁で泉田裕彦知事との2回目の会談を行い、6、7号機の再稼働申請に対する事前了解をあらためて要請。前回に比べ知事の対応は軟化したとはいえ、ベント設備の運用と周辺住民の避難計画との整合性など知事側の疑念は解けず、事前了解はいったん保留。翌日、申請が条件付きで了解されたが、今期中の再稼働は絶望的で、経常黒字化へ向け料金再値上げを申請する可能性はなお残る。

そして、東電が最も望んでいる東電支援の枠組みの抜本見直しも議論が進んでいない。現状では、廃炉・除染費用は一時的に国が立て替えるが、将来は東電が特別負担金(料金原価に算入不可)の形で返済していく必要がある。費用の10兆円突破が確実視される中、東電は自身の負担を一部肩代わりしてくれるよう国に求めているが、政府としても費用の全容が不明なことなどを理由に塩漬けのままだ。この問題は国民負担の膨大化につながるため、国会でも紛糾必至で、東電破綻処理論が再浮上する可能性も否定できない。

[東洋経済ONLINE]


■自民・塩崎氏「東電分社化し事故処理は新機構で」

 自民党の塩崎政調会長代理は、福島第一原発の事故処理を確実に進めるため、東京電力を分社化して新しい機構を立ち上げる議論を進めていることを明らかにしました。

 自民党・塩崎恭久政調会長代理:「問題の難しさにあった仕組みを作ったほうが良いんじゃないかということを考えているわけです。名前は機構という呼ぶだけで、分社化すればいい」

 塩崎氏は、東京電力から福島第一原発の事故処理と廃炉に向けた事業を行う部門を切り離し、国や東京電力、ほかの電力会社などが出資する機構を立ち上げて対応すべきという考えを示しました。また、塩崎氏は「世界の知恵も活用しないといけない」として、機構にはIAEA=国際原子力機関などの国際機関の参加についても検討していく意向を示しました。

[テレ朝NEWS]

Posted by nob : 2013年10月07日 00:39

自業自得、、、もはや退路なし。。。

■首相汚染水発言 現場を縛って苦しくした

 「状況はコントロールされている」と言えるか‐。東京電力は福島第1原子力発電所でトラブルが起きるたびに問われる。そこは少し曖昧にするしかない。

 この言葉は、福島第1原発の汚染水問題に関する安倍晋三首相の発言である。先月7日に開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会の場でのことだ。

 放射性物質に汚染された水は、事故を起こした1~4号基の原子炉建屋などの前の港湾内にとどまっており、外洋には放出されていない‐との意味だった。

 発言直後から疑問の声が上がった。真偽はともかく、発言があったこと自体の影響は大きかった。何があっても「汚染水はコントロールされている」ことが東電や政府の大前提になってしまった。

 首相の発言が東電や政府に苦しい弁明を強いることはまだしも、結果として現場を苦しめることになったとしたらどうだろう。どんな小さなミスにも一段と厳しい目が向けられることになった。

 福島第1原発の地上タンク1基から新たな汚染水漏れが2日に見つかった。

 結果、高濃度の汚染水がタンク脇の側溝を流れ、外洋に流出したとみられる。

 地上タンクの汚染水が外に漏れないように周囲に「せき」が設けられている。雨が降ると、ここにたまる。そこで放射性物質に汚染されることがある。その雨水もきちんと管理しなければならない。

 ところが、台風18号が襲来した先月15日に失敗があった。ポンプによる移送が間に合わず、せきから約5分間、汚染された水があふれる事態が起きたのだ。

 これを教訓に台風22号が接近した2日は、せきにたまった水の移送を急いだ。地上タンクに入れたのは良かった。だが結果として計算を誤り、水が入りすぎてタンクの天井からあふれた水が漏れた。

 出たのが高濃度汚染水だった。せきにたまった低濃度汚染水を回収するために高濃度汚染水を外部に出してしまった。しかも海に達した。皮肉な結果である。

 原子力規制庁は4日、東電の広瀬直己社長を呼び、現場での汚染水管理を徹底するように指示をした。社長が呼ばれて直接指示されるのは初めてのことだ。

 「できている」と首相が大見えを切ったため、東電は「できません」「難しいです」と言えなくなった。注意された社長から厳しい指示が下へ下へと伝わり、結果的に一番割を食うのは現場となる。

 東電任せにせず、汚染水問題で国が前面に出ることになったのは、2020年夏季五輪の東京誘致が背景にある。

 東電による汚染水管理の不備が相次いで明らかになり、海外からの批判が強まったためだ。先月3日に開いた政府の原子力災害対策本部で、政府が総力を挙げて汚染水問題に取り組むと宣言した。

 国内外の英知を集め、汚染水を完全制御するための課題や有効な対策を検討してまとめる。政府主導の取り組みは始まったばかりだ。実態に合わせた発言をしないとつじつま合わせに現場が苦しむ。

[西日本新聞]

Posted by nob : 2013年10月05日 17:12

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.4

■原発対応:政府ピリピリ 小泉元首相発言に汚染水漏れ

 原発政策をめぐって、政府・自民党に緊張感が高まっている。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」発言が永田町に驚きを与え、東京電力福島第1原発の汚染水漏れが「もぐらたたきの状況」(東電の広瀬直己社長)のためだ。原発で新たな問題が発覚するつど、安倍晋三首相の「状況はコントロールされている」発言との整合性を問われる事態になっており、政府・自民党は神経をとがらせている。【小山由宇】

 「次の国会ではこの(原発)問題が大きな話題になる。一生懸命やらないといけない」

 首相は4日、首相官邸で面会した自民党の「福島原発事故究明に関する小委員会」メンバーにこう語り、15日召集の臨時国会で、この問題を強く意識していることを強調した。

 同小委は▽福島第1原発でコンクリート製遮水壁の構築検討を▽汚染水が港湾外の海底から噴出している可能性がある▽経済性によって原発の再稼働か、廃炉かを判断する−−などの提言を首相に提出した。ただ、こうした政策修正を促す声は党内では少数派だ。安倍政権も高い支持率を背景に、今の政策を維持する姿勢を変えていない。

 一方、政界引退後も注目される小泉氏は1日、名古屋市で講演し「原発を進めるのは無責任だ」「日本は原発ゼロでも十分やっていける」と語るなど「脱原発」を強力に発信し始めた。ただ、安倍首相が小泉政権で重職に起用され、政界での地歩を固めただけに、安倍政権の歯切れは悪い。菅義偉官房長官も真っ向から反論せず、「言論の自由だ」。石破茂幹事長も「有識者としてご意見を承る機会があるかもしれない」と低姿勢が目立つ。

 加えて福島第1原発では3日、港湾外への汚染水流出が新たに発覚。菅氏は同日の記者会見で「(状況は)全体としてはコントロールできている」と強調したが、トラブルが相次げば、世論の批判は避けられない。政府高官は東電に「一ミリも(汚染水を)漏らすな」と厳しく指示するなど、対応に躍起になっている。

[毎日新聞]

Posted by nob : 2013年10月05日 17:09

対極的に非なる事態、、、検出されないということと検出できないということ。。。

■「原発汚染水」これが真相だ【第2部】海に流れる原発汚染水は大丈夫?【第3部】いま震度6の余震がきたらアウト

徹底解明あなたとあなたの家族の生命がかかってる

いまも放射性物質はダダ漏れしている

第2部 そんなわけないでしょ
海に流れる原発汚染水は薄められるから大丈夫?

薄まった後、凝縮される

「汚染水に含まれる放射性物質は、大量の海水で薄まるから大丈夫なんじゃないか、といまだに考えておられる方もいるようですが、それは違う。海洋で薄まっても、放射性物質がなくなるわけではありません」

 中部大学大学院工学研究科の武田邦彦教授はこう指摘する。

「拡散した放射性物質も、結局、生物が集めて濃縮されていく。『生物濃縮』といって、小さな魚が海の底で海藻などを食べる。その小魚を、大きな魚がたくさん食べる。これを繰り返すと、大きな魚の体の中には、放射性物質が集められていってしまうんです」

 これまで魚介類の放射性物質による汚染では、放射性セシウムが注目されてきたが、武田教授は今後、別の物質に注目していくべきだと話す。

「問題なのは、放射性ストロンチウムです。セシウムは軽いので、建屋の爆発とともに舞い上がり、風に乗って遠くまで運ばれました。一方のストロンチウムは重いので、汚染水となって海に出て、海底にジワジワと広がっていくのです。

 困ったことに、魚介類などに含まれるストロンチウムは測定が非常に難しい。現状では、急いでも15日くらい、へたをすると1ヵ月くらいかかる。魚は鮮度のいいうちに食べたいというニーズがありますから、流通前の検査項目には入っていないのです」

 タンクから流出している汚染水には、このストロンチウムが多く含まれている。東電が稼働させている放射性物質除去装置のサリー(東芝製)はセシウムしか除去できないからだ。

 実際、問題のタンク周辺を通り、外洋に直接つながる排水溝で採取された水からは高濃度のストロンチウムが検出されつづけている。

 9月11日には前日までの10倍を超える、1リットルあたり220ベクレルのストロンチウムを検出。海が汚染されているのは確実だが、いまだにこの排水溝にはストロンチウムなどを常時モニタリングする態勢すら構築されていない。

 ダダ漏れしつづけている放射性ストロンチウム。このままだとどうなるのか。元放射線医学総合研究所主任研究官の崎山比早子氏はこう指摘する。

「セシウムは粘土質などに強固に吸着されるので川底や海底に溜まり、水から除くのが容易なのですが、ストロンチウムは広がりやすく汚染はより深刻です。

 幅広い種類の魚を汚染するうえに、生物濃縮で大きな魚になるほど多く蓄えてしまう可能性も高いのです。しかも、計測するのもセシウムよりずっと困難な物質なのです。

 さらに成人の場合、体内に入ったセシウムの量が代謝・排出によって半分になる期間は約100日です。

 ところがストロンチウムはカルシウムに似ているため骨や歯に取り込まれてしまい、体内で半減するのに約18年かかります。長い間骨の中にとどまって血液を作る骨髄に放射線で傷をつける。そのため白血病や骨がんの原因になります」

 実際、チェルノブイリ周辺の子供たちも、歯に放射性ストロンチウムを取り込んでいるという報告がある。

「セシウムの場合は、主に魚の筋肉に入りますので、たっぷりの水で調理して、煮汁を全部捨てると減らせますが、うま味は全部なくなり、カスを食べるようなことになってしまいます。

 一方のストロンチウムを避ける調理方法というのは、私は知りません。骨を避けること。丸ごと食べる小魚などを極力、避けることくらいでしょうか」(崎山氏)

除去する方法はない

 しかし、恐ろしいのはセシウムやストロンチウムだけではない。化学的な処理では汚染水から取り除けない、究極的にやっかいな放射性物質があるのだ。

 放射線防護学が専門の立命館大学名誉教授・安斎育郎氏はこう語る。

「それはトリチウムという放射性物質です。日本語では『三重水素』と言います。水の分子を構成している水素原子の仲間で、化学的性質は水素とまったく同じです。普通の水素原子と同じように、酸素と結合して水分子をつくりますが、水から水を分離することはできないので、トリチウムを取り除くことはとても困難です」

 水で薄まるから大丈夫どころか、水そのものとなって広がってしまう放射性物質トリチウム。汚染水漏れを起こしたタンク周辺では、すでにこのトリチウムが地下水にも到達し、観測井戸の水からは1リットルあたり15万ベクレルを超える高濃度で検出されている。安斎氏はこう指摘する。

「トリチウムは放射能が半分に減るのに12年余りかかりますが、ベータ線という放射線を出したあとはヘリウム原子に変わります。

 放出する放射線のエネルギーが弱いので、放射性セシウムやストロンチウムの出す放射線に比べれば危険性は低いと言われています。

 しかし、人体の60%は水分ですから、私たちの体を構成する分子には、たくさんの水素原子が使われている。たとえば、遺伝をつかさどるDNAにも水素原子が含まれていますが、そこにトリチウムが入ってしまうと、やがて DNAの構造に異常が起こってしまいます。トリチウムの影響は、それが出す放射線によるものだけではないのです」

 拡大する一方の海洋汚染。私たちの食卓にのぼる魚介類は、はたして大丈夫か。

 アイナメやカレイなど、海の底に棲む底生魚で濃度が高いことはイメージ通りだろうが、スズキやメバルなど沿岸部の狭い範囲で一生を過ごす魚にも汚染がつづいていることがわかる。

 国の基準値100ベクレル/kgを大幅に超えるものもあるが、検出された数値はまぎれもない客観的なデータだ。

 福島県沿岸では、現在は本格的な漁は行われていない。漁業の復興を目指して相馬双葉漁協、いわき市漁協は9月26日から試験的な漁を始めると発表しているが、汚染水問題の収拾がつかないなか、消費者に受け入れられるかなど未知数の部分は大きい。

 食品の流通や安全性に詳しいジャーナリストの椎名玲氏はこう指摘する。

「福島はもちろん、北関東から東北の太平洋沿岸では漁業関係者は本当に苦労され、努力を重ねています。流通段階での検査も以前より態勢が整備されました。

 ただ、ここまで汚染水の状況がひどいと、消費者として警戒せざるを得ないのは残念ながら事実です」

 椎名氏は、ふたつの点に注意するとよいと話す。

「スーパーなどでは、関西圏の産地などが明示されている魚介類がある一方、『太平洋産』という表示のものがあります。これは本来、沖合で獲れた魚につける表示ですが、汚染された海域に近い場所で獲れたものも紛れこむ可能性はあります。

 また、カマボコやツミレなど加工食品に入るものや、外食産業で『白身魚』などと括られてしまうものは産地がわかりません。当分は注意していいでしょう」

 私たちにできることは、正確な情報を集めて自ら何を食べるかを選び取っていくことしかないのだ。


第3部 制御不能
いま震度6の余震がきたらアウト

津波もやってくる

「福島第一は最悪の状態です。私がずっと懸念しているのは地震なのです。

 とくに汚染水タンクは、連結部分にプラスチックの素材を使っている。ここが壊れれば、タンクの内容物が流れだし、太平洋に直接、流れ込むことになるでしょう。そうなれば、影響はいまの汚染水漏洩の比ではありません」

 米スリーマイル島原発事故の調査などを行ったアーニー・ガンダーセン氏はこう語った。福島第一を再び襲うかもしれない地震。そのとき、汚染水のタンクには何が起こるのか。

「ああいうタンクで一番いけないのは地盤が不均一で、デコボコになる不等沈下や隆起を起こすことです」

 地盤工学が専門で、元土木学会会長の濱田政則・早稲田大学教授は、こう指摘する。

「不等沈下で端と端の沈下量が違うと、タンクが歪みを起こし、接合部に亀裂が入ることもあるのです」

 事前に地盤の調査をしっかりしていれば、こうした事態は防げると濱田教授は語るが、東電にはそれを怠った前科がある。

 汚染水漏れを起こしたタンクは、水を貯める試験中に地盤が約20cmも沈下したことで基礎にヒビが入り、解体されて別の場所に移設したもののうちのひとつだったのだ。

 のちに300tもの汚染水漏れを起こしたこのタンクは、地盤沈下の際にパーツに歪みが生じていた可能性も否定できない。

 そもそも、東日本大震災時に福島第一周辺の地盤は約70cmも沈下。東電の今泉典之原子力・立地本部長代理も会見で、「タンクの重みが沈下を促した場合もあるが、地震(東日本大震災)で地盤が弱くなった可能性もある」と認めている。

 さらに、次に福島第一を襲うかもしれない地震について、立命館大学歴史都市防災研究所の高橋学教授はこう話す。

「東日本大震災時と同じ、日本海溝の日本列島側で余震が起こる可能性もまだまだあります。震度の予想は難しいのですが、福島では震度6もありえると思います。ただ、それより心配なのが海溝の反対側で起こる大地震なのです」

 高橋教授が懸念するのは、大地震のあとにプレート境界(海溝など)の反対側で起こる大地震の"双子"のような地震だ。'04年12月のインドネシア・スマトラ沖地震(M9・1)後にも、'12年4月にM8・6の地震が起こっている。高橋教授はこうつづける。

「沖合の海底での巨大地震になるので、地上で感じる揺れがそれほど大きくない場合でも、3・11のような大きな津波に襲われる可能性があります。安倍首相はオリンピック招致の際、汚染水による海の汚染が福島第一に作られた港の護岸のなかだけにとどまっている、というようなことを言いましたが、何もかも混ざって海に広がってしまう可能性もあるのです」

 先述の通り、福島第一周辺の地盤は東日本大震災で約70cm沈下し、仮に同じ規模の津波が発生した場合でも、3・11より70cm高い津波に襲われるのと同じことになってしまう。

 こうなると恐ろしいのが汚染水のタンクだ。巨大な構造物のため、素人目には地面に固定されているものと思えるが、一般的にタンクというものは、「コンビナートなどにある通常のタンクでも、基礎に杭を打ったりはしない。杭を打つと地盤が不等沈下したとき、歪みが起きやすくなってしまうからです」(前出・濱田教授)というから、津波の直撃を受ければ簡単に移動・転倒してしまう。

 倒壊したタンクは、強力な津波の引き潮によって太平洋の沖合にまで流されていく。東日本大震災後に漁船や家屋の残骸が遠く米西海岸にまで到達したことは読者もご記憶だろう。高濃度の汚染水が詰まったタンクが太平洋を漂流すれば、国際社会での日本の信用は回復不可能と言わざるを得ない。

4号機が危険すぎる

 では、津波の再来に対して、東電が取っている対策はどのようなものか。第1部にも登場した原発作業員「ハッピー」氏はこう語る。

「いま津波が来たら壊滅的な状況になるって想定しているはずなのに、1F(福島第一)の現場では、まだまだ対策が不十分な箇所がいっぱいあります。いまだに石を金網で包んだ応急対策の防波堤しかなくて、抜本的な対策を取る気配もありません」

 汚染水の問題についてさえ、コストがかかるとして早期に大規模な工事を行うことを渋った東電。まして、目の前の原発事故と直接関係ない、将来の津波対策など考慮の対象外なのだろう。

 こうした汚染水タンクに加えて、地震に関して原子力の専門家たちが不安視しているのが、爆発によって建屋が損傷している4号機だ。

「再度、地震が起きた際のカタストロフィック(破滅的)な事態としては、汚染水以上に4号機の燃料プールが問題だと思いますね」

 京都大学原子炉実験所の今中哲二助教はこう語る。

「耐震補強だといって支柱を入れたりしていますが、そもそも建屋自体がひどく損傷しているので根本的な対策は難しい。4号機のプールには大量の使用済み核燃料が入っているので、地震によってプールが崩落したり、水がなくなったりしたら大変な事態になる」

 その燃料プールには1553本の燃料集合体があり、うち1331体が使用済み。原子炉で反応し、放射性物質の塊になった集合体だ。

 同原子炉実験所の小出裕章助教は、この中に「広島型原爆で約1万4000発分の放射性物質(セシウム137換算)が含まれている」と指摘する。

 東電はプール内のがれきを除去して11月に燃料棒の取り出しを始めるとしているが、作業は困難を極める。前出の今中氏はつづける。

「使用済み燃料棒は発熱していますし、地震による壊れ方次第では再臨界の可能性も否定できない。

 しかしそれ以上に可能性が高いのは、放射線を遮蔽しているプールの水が地震で漏れてしまって失われ、人が近づけなくなり、収拾作業がほとんど不可能なほど難しくなってしまうことです。これは非常に現実的な問題なのです」

 震災後1年をかけて、爆発で骨組みがむき出しになっていた5階の床以上の部分がようやく撤去された4号機。東電はその建屋の真横に、巨大なひさしのように4号機を覆う建物、「燃料取り出し用カバー」を建設中で、これを足掛かりに燃料棒の取り出しを進める予定だ。だがその作業も、慎重の上にも慎重に進める必要があると前出のガンダーセン氏は語る。

「もし取り出す際に燃料棒が折れたら、そこから放射性クリプトンのガスが出てきます。このガスはセシウムを吸着するようなフィルターでは除去できず、作業員は避難するしかありません。これは肺がんを起こさせる物質のひとつですが、風向きによっては東京にまで到達するかもしれない」

 日本は地震国であり、規模の大小はあれ、今後も地震が来るのは必然だ。次に来る災害は、もう「想定外」であってはならない。

[週刊現代]

Posted by nob : 2013年10月04日 13:51

もう待ったなし、、、日本政府と国民の猛省のうえに全人類の英知のすべてを注ぎ込むべき時。。。

■徹底解明 あなたとあなたの家族の生命がかかっている「原発汚染水」これが真相だ【第1部】現実問題として原発汚染水は封じ込められるのか

「状況はコントロールされている」—。安倍首相の言葉に誰もが耳を疑った。いったい福島原発はいかなる状態にあるのか。実際、どれくらい危険なのか。汚染水の実態を各方面から徹底分析する。

もう時間がない

「汚染水が漏れ出したというタンクを実際に見たのですが、メーカーは5年保証だと言っているのに、すでにタンクはサビだらけ。配管部分のパッキンも腐食し、ボルトは緩んでいました。

 こんな状況で、原発構内には、阿武隈山地から一日1000tもの地下水が流れ込んでくる。これは大変な状況だと思いました」

 超党派の脱原発議員の会「原発ゼロの会」のメンバーで、9月5日に福島第一原発を訪れた服部良一前衆院議員が目にしたのは、汚染水まみれといっていい、原発の過酷な現状だった。

 現実問題として、毎日増え続ける汚染水を封じ込めることなど可能なのか。

 それを検証するためにはそもそも、原発汚染水がどこからやってくるのかを考える必要がある。

 まずは冷却水だ。福島原発の1~3号機の原子炉はいまだに発熱しており、日々400tの冷却水を循環させて冷やし続けている。

 そのうち、原子炉建屋から溢れた汚染水などを件のタンクに移しているのだが、その一部の300tが漏れていたことが判明。漏れた汚染水は地下にしみこみ、排水溝などを伝って、すでに海に出た可能性が高い。いまのところ、漏れが発見されたタンクは1基だが、約1000基ある他のタンクからも漏れている危険性は十分にある。

 3・11原発事故から700日にわたって事故処理にあたった様子をツイートし、約8万人ものフォロワーを持つ原発作業員「ハッピー」(ハンドル名)氏が言う。

「東電はタンクのパトロールをしていますが、汚染水をタンクに移送するための配管はチェックしていません。この配管はポリエチレン製で、熱によって伸縮するので水漏れがよく起きる。それを保護するために養生シートを巻き、さらに保温材を巻くため、目視で状況が確認できないからです。だが実際は、配管部分はいろんな箇所が壊れていて、私たち作業員が配管付近の線量を調べたら 2000ミリシーベルトを超えていました。国も東電も現場が見えていないのです」

 2000ミリシーベルトといえば、1時間浴びると2週間以内に亡くなる人が出てくるという数値である。原発敷地内にはこんな場所がいくつもあるという。

「汚染水問題の深刻さと並んで、もうひとつ驚かされたのが、原発作業員の方たちの過酷な労働環境です。構内の線量はだいたい50~100マイクロシーベルトなのですが、1号機と2号機の海側をバスで通りかかっただけで 900マイクロシーベルトを超えた。これは一般の大人の年間被ばく限度に迫る線量です。被ばく量が積み重なると、熟練工は働けなくなりますので、原発を熟知した作業員はどんどん減ってしまう。この点、東電に質したのですが、『なんとかなります』とあいまいな返事でした」(服部氏)

 仏「エネルギー情報調査室」の元代表で、国際原子力機関(IAEA)も調査依頼をする欧州随一の原子力研究者、マイケル・シュナイダー氏は「何百とある汚染水タンク自体が危険要因」だと警告する。

「タンクには原子炉冷却のために注入され、建屋から溢れ出た海水が入ったものが多数ある。塩分がある環境下では年間最大1・5ミリのスピードで腐食が進みます。タンクの蓋のスティールは6ミリ。壁面はたった12ミリしかない。ボルトがある継ぎ目はさらに腐食スピードが早いのです」

 つまり、放射性物質と海水が混じった汚染水は、タンクを内側から腐らせ、日を追うごとにあちこちから漏れ出てくるというのだ。

 もう一つ厄介なのが地下水である。先述のとおり原発構内には、一日1000tもの地下水が流れ込んでいる。

「そのうち、一日約400tの地下水が原子炉建屋に流れ込んでいると見ています。残り600tが海へ出ていきますが、そのうち300tは敷地内で汚染されていると思われます」

 産業技術総合研究所・地下水研究グループ長で、政府の汚染水処理対策委員会委員の丸井敦尚氏はこう分析する。

 雨も見過ごせないリスクだ。原発敷地内には、年間400万~500万tの雨が降り注ぐ。これが地下水となって川や海に流れ込む。

 前出・ハッピー氏が意外なことに気づいたのは、事故から3ヵ月ほど経った梅雨の時期だったという。

「大量に雨が降ったら、原子炉建屋から汚染水が溢れ出てくるだろうと警戒していたのですが、意外なことに溢れなかった。逆に汚染水を移送しても、建屋内の水が減らない。つまり、そのころから建屋内の汚染水は地下水脈とつながり、海に流れて出ていたのです」

 地中から、あるいは原発から、隣接する湾内に流れ込んだ汚染水はシルトフェンスと呼ばれる水中カーテンに囲まれた0・3km2の囲いの中に収まっている、とされる。放射性物質の濃度が高いのがこの範囲内だからだ。安倍首相が「湾内でブロックされている」と主張する根拠がここにある。

 だが、前出・シュナイダー氏は、こうした主張を一蹴する。

「福島原発に隣接する湾内にある海水の半分が、毎日外洋に流出しています。これは日本の海洋学者も、東電も認めている事実。つまり、事故発生後から今まで、いったいどれだけ放射性物質が太平洋に流出したか、見当がつかないのです」

 右の写真はドイツのキール海洋研究所が原発事故発生直後から、放射能が太平洋に拡散していく過程をシミュレーションしたものだ。上が事故から100日後、下が9月20日現在のシミュレーションである。いかに汚染が拡大しているか一目瞭然だろう。

 汚染水は太平洋全体に拡がる一方で、局所的に「海のホットスポット」も作りだしている。

 海上技術安全研究所などの研究グループは、福島第一原発の20km圏内で、海底土の放射線濃度を調査した。その結果、セシウム137の濃度が局地的に高い場所(アノマリー)が見つかったのである。

「いくつかのアノマリーが発見されましたが、場所は沿岸からの距離ではなく、海底の地形と土質に関係があることがわかった。窪み地や、海底土の粒子が細かいところです」(同研究所・小田野直光氏)

 たとえ周辺の汚染度がさほど高くなくても、そのホットスポットに棲息する魚介類が高濃度で汚染されているのは確実だ。

除去する方法がない

 前出の産業技術総合研究所・丸井氏によれば、現在、建屋内にたまっている汚染水は5万t。これとは別に、海に向けて原発の下をゆっくり移動している汚染された地下水が20万t以上あるという。今後、さらに高濃度の汚染水が、太平洋に流れ出るリスクを日本は抱えている。

 政府は、タンクを密閉性の高い溶接式に切り替え、故障中の除染装置「アルプス(ALPS)」を早急に再稼働させようとしている。

 だが、京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏はその効果を疑問視する。

「地上タンクから漏れたとされる300tの汚染水には、1リットルあたり8000万ベクレルのベータ線放出核種があると発表されました。その正体を私はストロンチウム90だと見ています。このストロンチウム90を、規制値以下の濃度にするには30ベクレル、つまり、約300万分の1にしなくてはならない。それを汚染の激しい現場で達成することはとても難しいと思います」

 三重水素と呼ばれる放射性物質、トリチウムも除去する方法がない。

「トリチウムは水と同化してしまうため、アルプスでは取り除けないんです。当初の計画では、そのまま海に流すことになっていました」(ハッピー氏)

 ともかく原子炉建屋に流れ込む地下水を止めようと、政府は凍土壁を作るプランをぶち上げたが、その内容は実に心もとない。

 凍土壁とは、1500本ほどの凍結管を地中に埋め、地下水を土壌ごと凍らせて壁を作るというもの。だが、長さ1・5km、幅500m以上、高さ 10mという巨大な凍土壁は世界に例がない。そもそも、凍土壁は本来、地下鉄工事のときに、地下水の流入を防ぐため、一時的に何mか土を凍らせておくための技術に過ぎないからだ。

 一気に凍るため、短期間での運用には適しているといわれる凍土壁だが、維持には莫大な電力が必要。廃炉までの30~40年間、使い続けるのは、技術的にもコスト的にも現実的ではない。

 原子力専門家のアーニー・ガンダーセン氏も否定的だ。

「凍土壁が完成するのは2年も先。それが機能する保証もない」

 実際、原子力事故担当の内閣補佐官を務めた民主党の馬淵澄夫氏は「凍土方式を一度却下した」という。

「'11年5月の時点で、検討はしました。ですが、『汚染範囲が大きい場合は実現困難』という結論に達した。そこでベントナイトと呼ばれる、鉱物が入った粘土を注入して壁を作る粘土遮水壁で防ぐことにしたのです」

 だがこの粘土遮水壁の計画は実現せぬまま、中止に追い込まれてしまう。

「'11年6月にいよいよ記者発表をする段階になって『待ってくれ』と言われた。『6月28日に株主総会がある。粘土遮水壁工事のために新たに1000億円の債務が発生すると、株主総会が混乱してしまう』と東電側がストップをかけてきた。それで、計画が止まってしまった」(馬淵氏)

 安全より、東電の経営が優先されたのである。最近の汚染水対策会議の報告書にも、耳を疑うようなこんな文言があったという。

「凍土方式はチャレンジング。ダメな場合は速やかに粘土遮水壁に切り替えるべきだ」

 政府としても、何か対策を打ち出さないわけにはいかないのだろうが、現状の計画がいかに頼りないか分かるだろう。実際、すでに、不気味な現象が現れている。

 獨協医科大学准教授の木村真三氏が言う。

「原発にほど近い、福島県双葉町の人から『震災後にいったん涸れた自宅の井戸から、またこんこんと水が湧いてきた』という話を聞いた。井戸水を検査したところ、微量ではあるがセシウムが検出されたのです。地表のセシウムが雨水などと一緒に地下水に紛れ込むことは考えにくい。汚染水が地下に染み込み逆流している可能性がある」

 欧州放射線リスク委員会のクリス・バズビー博士はさらに恐ろしいシナリオを本誌に示した。

「タンクの周囲から17万ベクレルという超高濃度汚染水が検出されていますが、これは明らかにおかしい。タンク内の汚染水の濃度が急に上昇するはずがないからです。推測するに事故後の水素爆発で飛び散った燃料棒の一部が土中にあり、地下水を汚染しているのではないでしょうか。これは、言ってみれば土中に原子炉があるような状態です」

 事故から2年半がたったが、福島原発事故は収束するどころか、汚染水まみれになり、事態は悪化の一途を辿っている。しかも、このような状態を廃炉まで何十年も続けていかなければいけないのだ。

最後の手段はある

 前出の小出氏は苦い表情でこう語った。

「東電が海への汚染水の流入を止めようと水ガラスで遮水壁を作った影響で、原発の敷地全体の地下水位が上がり、地上のタンクの設置場所が50ʘも浮き上がったと聞いています。つまり、地下水を汲み上げれば地盤沈下が起こりますし、せき止めれば地盤が浮き上がる。福島第一原発は大変危ういバランスの上に成り立っているのです。本来、絶対にあってはならないですが、汚染水を海に流すしか方法がないというのが現実です」

 まさに八方ふさがりのように思える原発汚染水問題。しかし、希望がないわけではない。専門家たちの声に耳を傾けてみよう。

 東大名誉教授・井野博満氏は「空冷方式」と大型タンクの設置を推す。

「水で冷やし続ける限り、汚染水は増え続ける。どこかの段階で空冷に切り替えるべきです。そのためには、融け落ちた燃料(デブリ)の状態を全力で調べ、冷却水を減らして様子を探る必要がある。そしてデブリを取り出さず、チェルノブイリのように石棺にするのです。そのためにも今、使っている仮設のタンクではなく、石油の備蓄に使われる10万t級のタンクを強固な岩盤の上に造るべきです。このクラスのタンクだと高さがあるので敷地面積は5分の1で済みます」

 産業技術総合研究所の丸井氏のもとには大胆な提案も寄せられているという。原発前にある八の字型の港湾の先端部を完全に塞ぎ、仮設の巨大プールをつくって汚染水を貯めるというアイデアだ。

「海外から寄せられたアイデアなのですが、国は真摯に向き合うべきでしょう。私は凍土壁の完成を待つ間に、地中へ薬液を注入して地下水の流れを遅くするべきだと考えています。石灰性の薬液を注入することで土を目詰まりさせるという鉱山の技術なのですが、いろんな分野のノウハウを使えば、汚染水の食い止めは不可能ではないと思います。考える人、実行する人、評価する人でチームを作って事態にのぞむべきです」

 エネルギー問題に詳しい米・ラドフォード大のビル・コバリック教授は「五輪招致を奇貨とせよ」と本誌に述べた。

「海洋汚染は相当に深刻な状況。ただ、五輪開催を返上する必要はない。国際社会に向けて安全宣言をしたことで、日本政府は最善を尽くすはず。他国をリードする海洋熱エネルギーや、世界有数のソーラーシステムなどの技術を駆使して、再生可能エネルギーの開発にフォーカスすべき。世界が日本を注視しています」

 原発汚染水問題は、我々や家族の生命にかかわる問題であると同時に、もはや日本だけで解決できる問題ではなくなっている。先の安全宣言を引っ込め、頭を下げてでも、世界中から原発コントロールのための、知恵と協力を集めることが唯一、残された道だろう。

[週刊現代]

Posted by nob : 2013年10月04日 13:34

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.4

■原発ゼロ発言で石破幹事長 「小泉氏の意見聞く」

 自民党の石破茂幹事長は二日、小泉純一郎元首相が講演で自民党に原発ゼロを決断するよう求めたことについて「長く党総裁、首相を務められた小泉氏の発言はそれなりに重い。党の功労者の一人として意見を承ることがあるかもしれない」と、党のエネルギー政策に関する会合などで意見を聞くことを検討する考えを明らかにした。

 同時に「小泉氏の発言によって党の政策が変わることはない」と指摘。「自民党は何でもかんでも再稼働と言っているわけではない。党の中で丁寧な手続きで打ち出されたもので、重要性は変わらない」と、今後も再稼働を推進する考えを重ねて示した。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官も記者会見で「エネルギーの安定供給とコスト削減という責任あるエネルギー対策の構築が政府の考え方だ」と、現段階で原発は必要との認識を示した。

 生活の党の小沢一郎代表は二日の記者会見で、小泉氏の発言について「福島の原発事故を契機に冷静に現状と将来を考える人であれば、行き着く結論だ」と評価した。

[東京新聞]


■政権思わぬ“抵抗勢力” 小泉元首相が脱原発を訴え

 小泉純一郎元首相が繰り返す「脱原発」発言が、安倍晋三政権の頭痛の種になりつつある。今や政界に「敵なし」ともいえる安倍首相だが、かつて官房長官として仕えた小泉氏には、今も頭が上がらない。ある政府筋は「小泉さんは独特の嗅覚をお持ちの方。機会があればゆっくり話をうかがいたい」と戸惑いを隠せない様子だ。

 安倍首相は海外への原発輸出に積極的に取り組んでおり、原発の早期再稼働にも前のめり。菅義偉官房長官は1日の記者会見で「できる限り原発依存度を低減させていく」としながらも、「政府としてはエネルギーの安定供給、コストの低減など責任あるエネルギー政策を構築していくことが極めて大事だ」と強調し、脱原発には否定的見解を示した。

 小泉氏は1日の名古屋市内の講演で「今、原発ゼロの方針を自民党が打ち出せば一挙に(脱原発への)国民の機運が盛り上がる」と発言。9月末にはみんなの党の幹部らと会食し、「脱原発」で熱弁を振るったという。

 首相在任中は「原発推進」という自民党政権の立場を維持した小泉氏。2009年に政界引退し、今夏ドイツとフィンランドを視察、早期の脱原発論者に変身した。

 安倍首相は小泉氏と同じ派閥出身。小泉政権で官房副長官から官房長官、党幹事長と要職に起用された。06年に発足した第1次安倍内閣の「生みの親」ともいえる存在だ。小泉氏が発言を続ければ、脱原発のうねりに再び火を付ける可能性も否定できない。

 小泉氏の言動への感想を問われ、菅官房長官は2日の会見で「わが国には言論の自由がある」。ややひきつった作り笑いで答えた。

[西日本新聞]

Posted by nob : 2013年10月03日 11:20

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.3

■小泉元首相が「脱原発宣言」 最後の政争を仕掛けた? 

 長い沈黙を経て、久々にあの男が「旋風」を巻き起こすのか――。小泉純一郎元首相が講演会で、「原発ゼロ」を熱く、高らかに訴えたのだ。

 IOC総会で汚染水問題について「コントロールされている」と語った安倍晋三首相にクギを刺すかのように、このように語っている。

「汚染水なんていうのは、どこから漏れてるのか、海は大丈夫なのか、はっきりした結論が出てない。つい最近、安倍総理が汚染水視察に行きましたよね。ヘルメットして、顔面にマスクをして、全身防護服で。約3千人の作業員も防護服姿で汚染水処理にあたっています。一日の作業が終わったら、その服は全部、捨てなきゃいけない。それらは焼けない。また放射能が出てしまうから。そして未だどこまでの地域に入れるのか、どこまで安全なのか人体だけじゃない。生物、農作物、海産物。被害がわかりません」(小泉氏)

 小泉氏が語ったところによれば、脱原発を志すようになったのは、NHKが原発事故後に放送した海外制作のドキュメンタリー「地下深く永遠に~100,000年後の安全~」を見たのがきっかけだったという。同番組は、フィンランド南西部の島で建設が進む世界初の使用済み核燃料の最終処分場「オンカロ」がテーマ。「オンカロ」はフィンランド語で「洞窟」の意で、文字どおり、地下400メートルに掘られた空間に、核のゴミを埋め、10万年以上にわたって封印する施設だ。この番組をきっかけに原子力の勉強を始めたという小泉氏は今年8月中旬、三菱重工業、東芝、日立製作所など原発メーカーの幹部らと一緒に「オンカロ」を視察。このとき、脱原発を確信したというのだ。

「原発に投入したカネを、それぐらいの額を自然を資源にするさまざまなエネルギーにこれから向けていく。私は日本国民なら必ずできると思う。そういう大きな転機がこの大震災でやってきたと捉えたほうがいいと思うんです」(小泉氏)

 それにしても、これまで表立った発言を避けてきた小泉氏が、なぜ今、「脱原発」を声高に唱え始めたのか。原発推進に舵を切りつつある安倍政権と真っ向から対立するせいか、小泉氏が顧問を務める国際公共政策研究センターに問い合わせても物々しい対応だった。

「この件に関しては、一切ノーコメントとさせていただいております」

 環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏は、こう推測する。

「首相時代の小泉氏を見る限り、エネルギー政策には興味を持っておらず、経産省まかせにしていた印象です。ただ、勘の鋭い人ですから、福島第一原発の事故を経験して考えが変わったのかもしれません」

 飯田氏が指摘するのは慶大生時代の小泉氏を教え、小泉政権では内閣府顧問として構造改革のブレーンとなった経済学者の加藤寛氏(今年1月に86歳で死去)の影響だ。

 加藤氏は遺作となった3月発行の著書『日本再生最終勧告 原発即時ゼロで未来を拓く』(ビジネス社)の中で、あるエピソードを披露している。震災直後の 11年5月、加藤氏、小泉氏、竹中平蔵氏の3人が集まって都内でセミナーを開いた。表舞台を避けてきた小泉氏が、加藤氏の依頼に「最初で最後」と応じたものだという。この会で、小泉氏はこう語っている。

〈今後は原発への依存度を下げるべきだ。代わりに風力、太陽光、地熱などの自然エネルギーを促進すること。そうすれば地球環境問題にも貢献でき、エネルギー分野に新たな技術も生まれるはずである〉

 つまり震災2カ月後には、すでに脱原発に目覚めていたのである。このセミナーで、加藤氏も脱原発を明言して小泉氏を援護射撃。日本の電力の歴史をひもといて「原発即時ゼロ」を訴える遺作の帯では、〈小泉純一郎氏 竹中平蔵氏 推薦!〉と、小泉氏は盟友の竹中氏と共に名を連ねている。

 一方、引退したとはいえ政治家である以上、「永田町の論理」も存在するはずだ。政治評論家の浅川博忠氏は、こんな可能性を指摘する。

「小泉氏の発言は、原発を推進する安倍首相に対して向けられた警告のメッセージです。首相時代に安倍氏を幹事長や官房長官に抜擢した小泉氏からしたら、『誰のおかげで首相になれたんだ』という感覚でしょうから。かつて郵政民営化を叫んだときと同じで、今後は原子力というワンテーマに集中して発言を続け、国政への影響力を維持していく狙いがあるのでしょう」

[週刊朝日]

Posted by nob : 2013年10月02日 12:13

バニック発作の効果的予防と発症時の緊急対策。。。Vol.3

夜に眠れない、あるいは悪夢にうなされる、

要はセロトニンが不足してしまうことが直接の原因、

副好感神経が優位に働き過ぎると、ノルアドレナリンが過剰に分泌されて、普段なら落ち着きとか慎重くらいの基準で快適コントロールできるはずの自らの感情が、行き過ぎて不安や恐怖に変わってしまうのです。

そう解っていて、いくら思考でコントロールしようとしても、一旦スイッチが入ってそのモードに入ってしまうと、私自身も経験がありますが、まさにお手上げ状態ですから、そうならないようにしていくしかありません。


そのためには二点、セロトニンが不足しない身体づくりと、スイッチが入ってしまうような不安や焦りのような心の要素をとり除くことです。

前者は以下に説明するように、後者は自分でメンタルコントロールをして、所詮はみなつまらない取るに足りないことばかりだと、くよくよしたりしないよう思い込むようにしましょう。

セロトニンづくりは、太陽光と腹式(筋肉)呼吸とリズム運動の三点が鍵、一番のお薦めは、朝一番(起床後30分以内)のセロトニン歩きとバナナ一本で、私も当時はほぼ毎日実行していました。

朝起きたらすぐ歩ける楽な格好で表へ出ます。
準備運動を兼ねた体操と深呼吸。
深呼吸は、まずしっかり息を吐ききるところからスタート、鼻からゆっくり吸って、酸素で胸とお腹を一杯に膨らませる感じです。
それから吸う時間の3倍くらいの時間をかけてゆっくりと吐ききります。
吐ききる時には、胸とお腹を空っぽにする感じ、最後は丹田(身体の真ん中おへその下)を中心に、腹筋に力をしっかり入れて、残った空気を絞り出すような感じです。

もう数回繰り返すこの段階でかなりセロトニンがつくられていますから、すでに随分すっきりしてると思います。

それから、両手を大きく振って、下腹部にしっかり力を入れて、イッチニイッイッチニイッとリズミカルに、大股で少し息がきれるくらいのイメージでしっかり歩きます。

但し歩き過ぎは禁物、20分から最長でも25分以内に抑えます。

疲れを感じない気持ちよく歩ける範囲に留めないと、身体に乳酸がたまって、せっかくつくったセロトニンをまた分解してしまいます。

私も発症当初は、歩いてる間は苦しくないこともあって、1日中何万歩も歩き回って、悪循環に陥ってしまっていたりもしました。

以上を、天気のいい太陽の光を浴びながらできれば効果テキメン、雲りの日でもかなり効果があります。雨の日も歩きたいようなら歩いても構いませんが、体操と深呼吸だけでも構いません。


それから、冷たくない水を飲みながらバナナを一本ゆっくり食べる。

私は、それから朝ご飯をしっかり食べていましたが、朝をバナナだけにすると、数年前に流行ったバナナダイエット、昼と夜を好きなものをしっかり食べても、高いダイエット効果も期待できます。

Posted by nob : 2013年10月02日 10:50

彼の真意がどこにあれども、、、脱原発への影響力に期待。。。Vol.2

■小泉純一郎元首相「原発推進は無責任」発言【争点:エネルギー】

小泉純一郎元首相の「脱原発」発言が止まらない。10月1日、名古屋市内で講演し「核のゴミの処分場のあてもないのに原発を進める方がよほど無責任」「今こそ原発をゼロにする方針を政府・自民党が出せば、世界に例のない循環型社会へ結束できる」などと述べ、脱原発への政策転換を訴えた。朝日新聞デジタルなどが伝えた。

この講演はシンクタンクなどが主催。小泉氏は約1時間の講演をほぼ「脱原発」の訴えに終始し、「捨て場所もないような原発を経済成長に必要だからとつくるより、同じ金を自然エネルギーに使って循環型社会をつくる方が建設的じゃないか」と語ったという。

経済界では大方が原発ゼロは無責任だと言うが、核のゴミの処分場のあてもないのに原発を進める方がよほど無責任だ。 原発の必要論者は『将来はゼロにする方がいいが、今はダメだ』と言う。しかし、早く方針を出した方が企業も国民も原発ゼロに向かって準備もできる、努力もできる、研究もできる。

今こそ原発をゼロにするという方針を政府・自民党が出せば一気に雰囲気は盛り上がる。そうすると、官民共同で世界に例のない、原発に依存しない、自然を資源にした循環型社会をつくる夢に向かって、この国は結束できる。

(朝日新聞デジタル「小泉元首相『原発進める方が無責任』名古屋で講演」2013/10/01 21:36)

小泉氏は講演の中で「原発はクリーンでコストも一番安いという専門家の意見を信じてきたが、東日本大震災が起きて、原子力を人類が制御できるか大きな疑問を抱いた」と明かした。さらに、再生可能エネルギー普及を進めるドイツやフィンランドにある核廃棄物最終処分場などを今年8月に視察したことが、循環型社会を目指す考えに変わったと紹介したという。

(8月に視察したフィンランドでは)設備が10万年もつかこれから厳しい審査がある。それでもフィンランドにある原発4基のうち2基分の廃棄物しか処理できない。現地の人は、10万年後の人類に(廃棄物を)取り出してはいけないと言って分かってもらえるかまで心配している。

原発から出るエネルギーは本当に安いのか。事故が起きれば人体や農作物、地域へのリスクは計り知れず、原発ほどコストのかかるものはないと多くの国民は理解している。

(朝日新聞デジタル「小泉元首相『原発進める方が無責任』名古屋で講演」2013/10/01 21:36)

小泉氏が主張する自然を資源にする循環型社会。岩手県や福島県では、税制優遇や土地転用の規制緩和で、太陽光や風力などの発電設備を融資する再生可能エネルギー特区の設置を目指している。

中部電力が東京電力の管内で企業向けに電力を販売したり、北海道で風力発電を増やすため、官民で送電網を整える試みが動き出したりするなど、電力の自由化を見据えた動きも加速している。電力自由化の鍵となる、電力システム改革を進める電気事業法改正案は参院選挙直前の6月、政局により廃案になった経緯があるが、安倍政権は秋の臨時国会に再提案する見込みだ。法案は2016年を目処に電力小売りの全面自由化を始めるとしている。 安倍首相はニューヨーク証券取引所でのスピーチで次のように述べ、「電力自由化」に意欲をみせている。

日本は、原発の安全技術で、これからも世界に貢献していきます。放棄することはありません。福島の事故を乗り越えて、世界最高水準の安全性で、世界に貢献していく責務があると考えます。その福島の海では、未来の発電技術が開花しようとしています。「浮体式」の洋上風力発電技術です。現在、2メガワットクラスのものしか世界には存在しません。しかし、私たちは、今回、福島沖で7メガワットクラスに挑戦します。高さ200メートルの巨大な風車が、波の揺れにも耐えて発電する。世界に名だたる鉄鋼メーカー、重工メーカー、電機メーカーなどが参加する、日本の総力を結集する一大プロジェクトとなります。

日本のエネルギー技術は、ポテンシャルの塊です。だからこそ、私は、電力システム改革を進めます。こうしたダイナミックなイノベーションを、もっと加速していくために、電力自由化を成し遂げて、日本のエネルギー市場を大転換していきます。

(首相官邸「ニューヨーク証券取引所 安倍内閣総理大臣スピーチ」)

小泉氏は9月27日、みんなの党の渡辺喜美代表と会談した席でも、安倍首相が脱原発のリーダーシップを取るべきだと述べ、「脱原発」発言を加速させている。小泉氏の発言をめぐっては、ハフィントンポストの記事にも次のようなコメントが寄せられているが、ネット上での反応も「相変わらずの反射神経」「今ひとつ信じ難いけど・・・」など様々だ。

[The Huffington Post]

Posted by nob : 2013年10月02日 09:13