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■「赤ちゃんポスト」設置めぐり国と協議へ 熊本市長

 乳児が捨てられるなどして命をなくすのを防ぐため熊本市の慈恵病院が計画している「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」をめぐり、設置許可の是非を検討している同市の幸山政史市長は22日、厚生労働省に出向いて法解釈や法整備などについて見解を求める。幸山市長は21日、取材に対して「是非についての結論は出せていない」と述べ、国の考えを踏まえて判断する考えを示した。

 市は昨年11月から、福祉・医療関係の7課による連絡会を6回開催。児童福祉法や児童虐待防止法、医療法などに基づき、赤ちゃんポスト設置後に想定されるケースを整理した結果、児童虐待にあたることも予想されるが、明らかな違法性があるとも言い切れないという。

 赤ちゃんポストは、様々な事情で育児ができない親のため病棟の外壁に「窓口」を設け、24時間対応で室内の専用保育器に匿名で預けられるようにする仕組み。病院側は警察や市に連絡し、親が心変わりした場合には病院へ連絡するよう促す手紙も窓口に置く。

 昨年11月、慈恵病院の蓮田太二理事長が「捨てられて命を落とす赤ちゃんや、中絶せざるを得ない母親を救いたい」と設置を表明し、同12月に病院施設の変更届を市保健所へ提出。国内初の試みのため、市は結論を留保している。

〔朝日新聞〕

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Posted by nob : 2007年02月22日 14:45