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上手な「自分(=こだわり)」の捨て方Vol.3/また旅立つ君へVol.135

■これからは本当の「私」を見つめ、丸ごと受け容れる勇気がものを言う

確かに、ちらりと頭をのぞかせた私の奥にあるものは、可能性に溢れていて魅力的だった。

しかし、窮屈だったり、うまくいかないこともあったけれど、型にはまった「自分」で生きていく、あの気楽さ、無難な味も捨てがたい、、、貴方はきっと迷うだろう。

「自分」の蓋をおしのけて頭を出した「あれ」は、たぶん本当の私自身なのだ。でも、変幻自在のパワーを秘めている、ということはコントロールが難しい、ということでもある。それに、“こういう「自分」”の枠にはめられていないぶん、嫌なところも、醜いものも持っていそうではないか。

 そう、残念ながらそのとおり。「自分」が作りものだったとわかって、その下から「貴方本体」を解放しようとしている貴方は、パンドラの箱の前に立っているようなものだ。気まぐれだったり、分裂気味だったり、とんでもなく悪い子だったりする貴方が、そこから飛び出してくるかもしれない。

でも、それが本当の「私」、生まれてからそこまでぶん、成長した正直な姿なのだから。まず真っすぐに見つめてみよう。作りものではない貴方はキレイなだけではない。でもそれが本物なら受け容れて磨くよりほかに道はない。

本当の貴方は、嫌な部分を補って剰りある、可能性やエネルギーが秘められている宝石の原石のはずなのだ。けれど、それでも貴方はまだ「自分」で蓋をして、ぎこちなく演技をして生きていくほうを選ぶだろうか?

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Posted by nob : 2018年02月20日 14:43