« 上手な「自分(=こだわり)」の捨て方Vol.3/また旅立つ君へVol.135 | メイン | 上手な「自分(=こだわり)」の捨て方Vol.5/また旅立つ君へVol.137 »

上手な「自分(=こだわり)」の捨て方Vol.4/また旅立つ君へVol.136

■本当の貴方を生き始めるには、まずはその声を聞くことから

さあ、決心がついたとしよう。では、いったいどうすれば「自分」を捨てることができるのか。

まず一つ覚悟をしなければならない。覚悟というと大げさだが、難しいことではない。自らがすべてを引き受ける、と心に決めるのだ。

人間関係がうまくいかないなら、相手を責める前に、貴方の中を見る。今の仕事に不満があるのに、動こうとしないのは、他人のせい、社会のせいではなく、私のせいだと認める。

具体的にはこんなふうだ。入社以来5年も続けた経理の仕事にうんざり、としよう。「いい子の自分」は、そんな貴方を責める。「うんざりなんてぜいたく。今どき、ほかの仕事があると思うの?お給料がもらえるだけで、ありがたいことなんだから」

だが、「本当の貴方」はこう言うはずだ。「だってこういう仕事、好きじゃないんだもの」

その、好き、あるいは嫌い、気持ちがいい、悪いという、いわば原始的な貴方の感覚に、ここはひとつ従ってみることが肝心だ。

もちろんそれで“しまった”と思う結果になることもあるだろう。だが、これだけは言える。貴方は本来の内なる声を信じて自ら行動し、その結末を引き受けたのだ。その充実感、爽快感は、貴方に生きている実感を与えてくれるだろう。そしてそれは、私は悪くないのに、と始終文句をつけていた今までの「自分」では決して味わえなかった実感のはずた。

ここから続き

Posted by nob : 2018年02月20日 15:04