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■環境貢献度:自転車で地球100周…増える参加者

 自転車で走った距離を報告し合い、地球温暖化防止など環境への貢献度を数値化する試み「エコサイクル・マイレージ」の参加者が増えている。合計走行距離は03年9月の開始から約3年4カ月間で間もなく地球100周に相当する約400万キロを突破する。同じ距離を自動車で走るより、二酸化炭素(CO2)の排出量を約920トン減らせた計算になり、参加者は「ペダルを踏めば地球も自分も健康になる」と満足そうだ。

 この試みは、NPO法人「自転車活用推進研究会」(東京都港区)の呼びかけで始まった。当初約500人だった登録参加者は4日現在で3200人に増え、全都道府県にわたる。年齢も11歳から87歳までと幅広い。約8割は通勤にも自転車を使っているという。

 自転車用の距離計を日ごろ使っている自転車に取り付け、専用のホームページ(http://ecomile.jp)に登録して、その日に走った距離を報告する。参加費は無料。参加者個人の累積走行距離や、温室効果ガスのCO2の排出削減量、消費カロリーなどの実績が即座に確認できるほか、写真入りの自転車日記を書いて公開することもできる。

 片道約13キロの自転車通勤を続ける東京都内の男性会社員(41)は「自転車の魅力や注意点を関心のある人に伝えたり、情報や意見交換の場にもなっている」と語る。都内の美容外科院長、征矢野進一さん(54)も「満員の電車やバスを乗り継ぐより、自転車の方がずっと早い。1人で走るより励みになるのでは」と話す。中には1人で1万キロ走破した参加者もいる。

 小林成基・事務局長(57)は「いくら走っても特典はなし。でも、自転車で環境にやさしい生活を、との思いは共通だ。日記への応援メッセージの書き込みなど、励まし合う仲間がいることで長続きする」と言う。【山田大輔】

[毎日新聞]

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Posted by nob : 2007年02月05日 23:19