■クマ捕獲数、06年度は記録的 最多の5185頭
環境省は23日、06年度のクマの全国での捕獲数が前年度比4.4倍の5185頭にのぼったとする集計を明らかにした。1923年の統計開始以来、最も多かった。昨秋はドングリ類が実らず、クマが食べ物を求めて人里におりてきたことに加え、中山間地の人口減少と高齢化で、クマを人里に近づけない対応力が落ちたことが記録的な大量捕獲につながった理由とみている。
同省によると、人がけがをするなどの事故は144件あり、長野県や富山県、北海道では計5人がクマに襲われて死亡した。都道府県別でみると、捕獲数は長野県が704頭でトップ、次いで山形県689頭、新潟県504頭の順で多かった。捕獲数の約9割の4679頭が捕殺された。05年度の捕獲数は1175頭(うち1101頭が捕殺)だった。
〔朝日新聞〕
Posted by nob : 2007年04月23日 23:58