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戦争にルールを求めること自体が本末転倒、、、戦争をしないこと以外に解決の道なし。。。

■紛争地帯の学校、標的となる傾向 恐怖与える目的か

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は27日、世界の紛争地帯で学校や教師、生徒らが標的となる傾向がますます強まっていると警告する報告書「攻撃にさらされる教育」を発表した。ユネスコは教育機関を紛争から「聖域化」することを提唱、そのための努力を国際社会に求めている。

 報告書によると、イラクでは、戦争後も内戦状態が続く中、昨年約75%だった小学校の出席率が、今年約30%に下落。国外に昨年逃げ出した教師の数も一昨年に比べ倍増し、学校は崩壊状態という。特にバグダッドのスンニ派地域では誘拐を恐れる子どもたちがほとんど登校せず、学校は空っぽ。大学も狙われ、07年1月だけで殺された学生の数が100人に達した。

 アフガニスタンでは、教育機関を標的とした爆破事件が05年の11件から18件に、焼き打ちが50件から66件に増加。児童生徒のうち約10万人が通学をあきらめた。イスラム原理主義勢力が女性の教育機関を狙う事件も多い。

 このほか、ネパールでは02~06年に79校が破壊され、パレスチナ自治区では00年以降イスラエル軍に43校が占拠された。コロンビアでは00~06年に教師310人、タイでは06年までの3年間で教師71人が殺され、130校が焼き打ちにあった。

 武装勢力が学校を標的とする最大の目的は、基本的に無抵抗の学校を破壊することで地域に恐怖感を広げることにある。さらに学校が、それを設置した勢力の権威の象徴とみなされるケース、学校が広める人権意識が武装勢力への批判や反感につながるとして襲われるケースもあるという。

 ユニセフによると、世界の未就学児童の4割が紛争国の子どもたちだ。学校への武力行使が、貧困と並び、学校に行けない子どもを生む大きな要因となっている。

〔朝日新聞〕

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Posted by nob : 2007年04月28日 18:48