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ますます肩身の狭い喫煙者。。。

■飲食店・オフィスなども全面禁煙に、WHOが法制定勧告

 【ジュネーブ=渡辺覚】世界保健機関(WHO)は29日、すべての加盟国に対し、飲食店やオフィスを含む公共スペース内を全面禁煙とする法律を制定するよう勧告した。

 2003年施行の健康増進法で、屋内の受動喫煙防止を「努力義務」にとどめている日本は、さらなる法整備が求められそうだ。

 50ページにおよぶ勧告書は、受動喫煙と健康被害の因果関係について詳しい分析を行い、世界で年間約20万人が、職場での受動喫煙によって死亡していると警告。「喫煙エリアの設置や換気措置では、受動喫煙の危険度を下げることはできない」と強調した上で、加盟各国に対し、〈1〉屋内の全職場とすべての公共スペースを煙害から100%守る法律の制定〈2〉法律を順守させるための必要な措置の発動〈3〉家庭内での禁煙促進に向けた教育戦略の履行――などを求めた。

 勧告発表にあたってWHOの陳馮富珍(マーガレット・チャン)事務局長は、「受動喫煙に安全なレベルは存在しない」と明言。全加盟国に対し、「WHOは、屋内の職場と公共スペース内で、100%の禁煙を求める」と法制化への取り組みを強く要請した。

〔読売新聞〕


■ドイツ鉄道、駅含め全面禁煙へ 愛煙家には試練の旅

 国営ドイツ鉄道は、7月1日から全国のローカル線の車両をすべて禁煙にする。同国で施行される禁煙法に合わせて、高速鉄道ICEをはじめとする長距離線にも対象を広げる方針で、9月から鉄道車両内での喫煙は不可能となる。

 同国の連邦議会は先に、省庁などの連邦施設やバス、タクシー、飛行機、鉄道などの輸送機関を全面禁煙とする法案を可決。連邦参議院での承認を経て9月から法制化される見通しだ。

 長距離線の車両は1970年代には約半分が喫煙席だったが、90年代から一般車両や食堂車を徐々に禁煙化した結果、現在の比率は8~27%。喫煙席の予約指定は年々減少しており、乗客の間でもたばこ離れが進んでいるという。

 ドイツ鉄道はさらに、駅の構内やホームに設けた喫煙ゾーンも廃止する計画で、愛煙家にとっては試練の旅となりそうだ。(時事)

〔朝日新聞〕


■みんなのニュース:新入社員「たばこ吸う先輩はイヤ」

 5月31日は「世界禁煙デー」。今春、就職した新社会人の喫煙率は約1割にとどまり、喫煙する先輩に対してマイナスの印象を抱いていることが、医療・健康用品販売「ジョンソン・エンド・ジョンソン」の調査でわかった。

 調査は今年4月27日~5月2日、インターネットで実施。今春、就職した全国20~25歳の会社員、公務員や団体職員500人(男女各250人)から回答を得た。

 「喫煙したことがない」人は全体の75.8%、「過去に吸っていたが現在は吸っていない」のは12.2%で、計88%が非喫煙者。喫煙者はわずか12%で、厚生労働省が公表した成人全体の喫煙率24.2%(05年)の半分にとどまった。喫煙しない理由は「体に悪い」が65.2%と最も多く、「金がかかる」が53.0%、「髪や服にニオイが付く」が51.2%で、いずれも半数を超えた。

 喫煙する男性社員に対する印象は「ストレスが多い」がトップで46%。「自分勝手」18.6%、「だらしない」14.4%が続いた。女性社員に対する印象はさらに厳しく、「ストレスが多い」44.2%、「だらしない」29.2%、「教養がない、品がない」25.8%、「自分勝手」24.2%など。一方で好意的なイメージもあったが、男性社員に対しては「仕事ができる」12.6%、女性社員には「大人っぽい」8.4%などに過ぎなかった。

 禁煙環境が整った企業の印象は「キレイでオシャレ」が64%。「大手企業」39.6%、「福利厚生が行き届いている」36.2%など、好意的なイメージが上位を占めた。会社選びの際、オフィスの禁煙が「重要なポイント」としたのは10%、「やや重要」が15.2%と計25.2%が気にかけていたこともわかった。【嶋野雅明】

〔毎日新聞〕

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Posted by nob : 2007年05月31日 23:05