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なっ、、、なさけない。。。
■オーバーパンツ:女の子の常識 「変質者怖い」3、4歳から
今どきの女の子たちは、下着の上にもう1枚パンツをはくのが、当たり前とか。背景には「ミニスカートから見えても恥ずかしくないように」「変質者の目がこわい」といった母親の思いがあるようだ。すっかり定着したオーバーパンツについて調べてみた。【小川節子】
茨城県取手市に住む笈田佳子さん(35)は7歳と3歳の娘がスカートをはく時には、紺色のオーバーパンツかスパッツを必ずはかせる。「赤ちゃんの時は、おむつの上に薄い綿のブルマーをはかせていたので、この延長でオーバーパンツになりました」と話す。
子どもがしゃがんだり、椅子に座って足を広げた時、下着がまる見えになることに違和感があり、「痴漢や変質者の事件を聞くと、不安はさらに募りました」。娘たちも幼いころから2枚パンツで育っているので、当たり前に感じているという。
奈良県の女性(44)は元々、2人の娘のために作っていたオーバーパンツが口コミで評判になり、8年前からネット上で専門店を開いている。
「電車内で足を広げて座ると下着が見えてしまうし、幼稚園の砂場で遊ぶと下着の中に砂が入り、衛生面からも心配でした」と話す。女性への注文は進級、進学時の春とお遊戯会や発表会のある秋に多く、今までに500枚以上販売しているという。
◇ハーフパンツ型は紺、黒、灰色中心
子ども服メーカーでも2、3年前からオーバーパンツの製作が本格化してきた。
サンリオでは3、4歳から小学1年生を対象にした製品の販売を2年前から始めた。「公園の滑り台の下から小さな女の子のパンツをのぞいている人がいて、怖い。オーバーパンツがほしい」という母親からの要望がきっかけになったという。
このため、キャラクターを前面に出したかわいらしいものではなく、小さくワンポイントをいれた地味なデザインのものが多い。色も紺、黒、灰色が中心だ。
ミキハウスでも幼稚園、小学校低学年用に2年前から、スカートの色に合わせたオーバーパンツや1分丈のスパッツなどの販売を始めた。スカートやワンピースなどとおそろいのものも多く、ファッション性と実用性を兼ね備えている。
これに対し、下着メーカーのワコールは、ジュニア用の下着を作り始めた70年代半ばから、スクール用としてはくオーバーパンツを販売していたという。
ファミリーウェア営業部の槙野智子さんは「当時は、スカートの下にブルマーをはいていた時代。このブルマーの代わりに、綿100%で薄手のブルマー型オーバーパンツが必要だとして開発されたようです」と話す。
年代とともにデザインはブルマー型からハーフパンツ型に変わり、3年前からは、夏用として汗を素早く吸収し蒸発させる素材の製品も新たに販売している。
選ぶ時のポイントとして、槙野さんは「発育途中の子どもたちだから、体を締め付けるものは避けた方がいい。なるべく自然な素材で伸縮性のあるものがお薦めです」と話す。
〔毎日新聞〕
Posted by nob : 2007年06月27日 14:44