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さらに加速する温暖化。。。
■南極の氷、減少速まる・10年で1.75倍、温暖化原因か
1年間に南極の氷床から解け海に流れ込む淡水の量は、過去10年の間に場所によって最大2.4倍になり、氷床全体の年間減少量も1.75倍になったとの調査結果を米カリフォルニア大や英国、オランダなどの国際研究チームがまとめ、地球科学の専門誌、ネイチャージオサイエンスに13日、発表した。
南極周辺で目立つ気温や海水温の上昇が原因とみられる。温暖化によって南極では降雪量が増えるため、全体として氷がどれだけ減っているかなどはよく分かっていなかった。南極の氷の溶解が一因になっている海面上昇の予測精度の向上などに役立ちそうだ。
研究チームは、1992年から2006年の米国の人工衛星によるレーダー観測データを基に、南極の海岸線から海に流れ出す水の量を詳しく解析。降雪量を予測するコンピューターモデルのデータを加え、南極の氷床の変化量も推定した。
[朝日新聞]
■21世紀末の日本、平均気温は最大4・7度上昇
日本の今世紀末の平均気温は、20世紀末に比べ最大4・7度上昇するとの試算を、環境省がまとめた。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書にも使われた計算モデルを日本に当てはめた。温暖化による被害防止策の検討の基礎にする。
試算は、8日開かれた地球温暖化影響・適応研究委員会で公表された。気温の上昇幅は、二酸化炭素など温室効果ガスを出す経済活動に左右されるため、エネルギー多消費型、化石・自然エネルギーバランス型、環境保全型の3つのシナリオを想定した。2070〜99年の平均気温は1961〜90年と比べ、最も二酸化炭素の排出量の少ない環境保全型でも1・3度上昇、エネルギー多消費型だと最大で4・7度上昇する。高緯度地域ほど、気温の上昇幅は大きく、北海道では最大5・8度上昇すると予測された。
2020〜30年の気温上昇幅は、おおむね0・5〜2・5度となった。
IPCCの報告書では、今世紀末の世界の平均気温の上昇を、1・1〜6・4度と予測している。
委員会では、食料、水環境、自然生態系、国民生活など7つの分野に分かれて中期的な対策を検討、洞爺湖サミット前の5月にも中間報告をまとめる予定。
[読売新聞]
Posted by nob : 2008年01月14日 09:12