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抑圧と暴力のピラミッド、、、弱者からさらなる弱者へ上から下への連鎖。。。

■DV被害、過去最多の2万992件 ストーカー被害も7%増

 平成19年の1年間に全国の警察が受け付けたドメスティックバイオレンス(配偶者間暴力、DV)の相談や被害届は、前年比15.1%増の2万992件で、年間統計を取り始めた平成14年以降で初めて2万件を超え、過去最多だったことが13日、警察庁のまとめで分かった。摘発件数も3.7%増の1581件で過去最悪となった。

 ストーカー被害も前年比7.7%増の1万3463件で2年連続の増加に。ストーカー規制法(平成12年11月施行)に基づく「警告」の対象は1384件(前年比0.7%増)に上り、過去最多。

 DVに絡んで摘発された1581件のうち、罪種別で最も多かったのは傷害の856件(前年比5.7%減)。次いで暴行459件(同30.8%増)、未遂を含む殺人77件(24.2%増加)など。

 DV防止法(平成13年10月施行)に基づく裁判所の接見禁止命令違反の摘発は85件で、前年より32件増えた。

 DV被害者の98.6%の2万704人は女性。年齢別では30代が7825件(37.3%)で最も多く、20代が4459人(21.3%)、40代が4445人(21.2%)。加害者は30代が7006件(34.1%)で最多。40代が4910件(23.9%)、20代が3107件(15.1%)の順となった。

 一方、ストーカーの相談や被害届のうち、ストーカー防止法に基づく警告の対象となったのは1384件。ストーカー被害の拡大を防ぐため、警察が住民基本台帳の閲覧制限などを適用したケースは前年比15.9%増の968件に上った。

 加害者と被害者の関係では、交際相手が6631件で5割を占め、動機では「好意の感情」が8026件(67.9%)、「好意が満たされず怨(えん)恨(こん)の感情」が3527件(29.9%)だった。

 DV被害の届け出が増加した背景について警察庁は「家庭内の被害は届け出ない傾向が強く、DV被害は潜在化しがちだが、支援制度や法といった環境整備がされたことで表面化しやすくなってきているのではないか」とみている。

 DV防止法 暴力を振るう配偶者から被害者を守るため、警察や裁判所への通報、相談、保護、自立支援の手続きなどを定めた法律。被害者から申し立てを受けた裁判所が接近禁止や退去などの保護命令を加害者に出し、違反した場合は罰則もある。平成13年10月に施行。その後、2度の法改正が行われ、子どもや元妻らも保護対象にしたほか、暴力だけでなく、生命・身体に対する脅迫的な言動などについても、保護命令の申し立てができるようになった。

[産経新聞]

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Posted by nob : 2008年03月13日 12:14