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ここは山崎氏に軍配、、、いつもどんな状況においても対話から。。。

■北朝鮮・拉致問題:置き去り、政府焦り 日朝間、再調査手順決まらず

 米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除など北朝鮮核問題が展開する中、拉致問題を巡る日朝協議の具体的な見通しが立っていない。指定解除によって拉致問題が置き去りになるとの懸念が政界全体に強まっており、政府は早急に何らかの成果を示さなければいけない状況に追い込まれつつある。

 「(拉致問題は)日本人にとって極めて重要な人道、人権の問題。国際社会が共有していくべきものだ」。27日、京都市で開かれた主要国(G8)外相会合の席上、高村正彦外相は強調してみせた。

 高村氏の発言は、拉致問題だけ置き去りにされかねないとの日本政府の強い焦燥感に他ならない。6月11、12日にあった日朝協議では、拉致問題の再調査などで合意しているが、合意実行の具体的な手順、次回日朝協議の日程など何も決まっていないからだ。6カ国協議は今週早々にも開催されるが、北朝鮮の核計画申告の検証が主要議題。日本外務省の協議筋は「北朝鮮から出席するのは(核問題担当の)金桂冠(キムゲグァン)外務次官で、宋日昊(ソンイルホ)国交正常化交渉担当大使ではない」と語り、6カ国協議中には拉致についての実質的な日朝協議は行われないという見通しを示した。北海道洞爺湖サミット終了後までは拉致で目立った前進はないとの見方が強まっている。

 日本国内には再調査などの合意内容について、時期や調査主体が明確ではなく、実効性がないとの懸念が強い。テロ支援国家指定解除が発効するまでの45日間に拉致問題の進展、解決の糸口を見いだすことができなければ、福田康夫首相への批判はさらに強まりそうだ。【須藤孝】

[毎日新聞]


■山崎前副総裁:拉致問題で対話路線への転換訴え

 自民党の山崎拓前副総裁は28日、福岡市内で地元民放テレビに出演。米国が北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除を決めたことについて「米国の最大の国益は、北朝鮮に核開発をやめさせることであり、核問題での妥協はあり得る。日本人拉致問題は日朝間の問題で、(解決策を)他国に依存すること自体、正しい態度ではない」と理解を示した。

 山崎氏は、拉致問題の遅れについて「日朝交渉を積極的にやらないところに問題がある」と指摘。そのうえで、政府の制裁措置にふれ「結果が出ていないことは事実で、犬の遠ぼえ的なところがあった。小泉純一郎元首相のように直接乗り込んで、北朝鮮と交渉しないとだめだ」と、対話路線への転換を訴えた。【中村篤志】

[毎日新聞]


■安倍氏、テロ指定解除「残念」=山崎氏は評価−自民

 自民党の安倍晋三前首相は27日、米政府が北朝鮮のテロ支援国指定解除手続きに着手したことについて「拉致問題を解決しなければ国際社会は決して迎え入れないという意思を示していく必要があったので、大変残念だ」と述べ、不満を表明した。

 その上で、ブッシュ米大統領が拉致問題を「決して忘れない」と表明したことに関し「その言葉をしっかり実行してもらいたい」と要求。北朝鮮による原子炉冷却塔の爆破については「すべての核兵器と核計画の放棄までは、途中経過にすぎない」と指摘した。

 同党の伊吹文明幹事長は、残り任期が短くなったブッシュ大統領が北朝鮮の外交戦術に「だまされた」との見方を示した。

 拉致議連の平沼赳夫会長も指定解除について「拉致問題解決の有力なカードを失った」と指摘。解除を容認する姿勢を示した福田康夫首相の対応を「(北朝鮮の核計画申告では)肝心の核弾頭には触れられておらず、甘いんじゃないか」と批判した。

 一方、自民党の山崎拓前副総裁は核申告と指定解除について「核放棄を実現するための一環だ。肯定的に受け止めた方がいい」と評価した。安倍、平沼、山崎3氏はそれぞれ都内で記者団の質問に答え、伊吹氏は奈良市内の会合で語った。

[時事通信]

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Posted by nob : 2008年06月29日 15:50