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政府も民間も、組織となると、深刻かつ重要な問題は、常に隠匿されるもの、、、そうしてなし崩しで日本も核開発に向かう。。。
■原潜放射能漏れ、佐世保市民ら批判
長崎県佐世保市の佐世保港に寄港したことがある米海軍原潜ヒューストンの放射能漏れが明らかになった2日、市には驚きが広がった。市職員らは情報収集に追われ、原潜寄港に反対する団体などからは批判の声が上がった。
2日は閉庁日だが、外務省から連絡を受けていなかった市職員らは慌ただしく出勤し、情報の把握を急いだ。原口優秀・基地政策局長は「突然で驚いた。外務省などに事実関係を問い合わせたい」と説明した。
その後、外務省は市から問い合わせを受け午前11時ごろ、概要を説明したという。朝長則男市長は「ささいな情報でも国と市は情報を共有するべき。信頼関係が損なわれる」と連絡遅れに不快感を示した。
原子力艦船が寄港した際、市は放射能漏れの有無を調査している。ヒューストン寄港の際も調べ、異常はなかった。同局は「微量だったため検出できなかった可能性がある。結果を精査したい」としている。
[読売新聞]
■米原潜放射能漏れか 佐世保、3月入港時 『極めて微量』
【ワシントン=小栗康之】米海軍は一日、米海軍のロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦ヒューストン(六、一〇三トン)が長崎県佐世保市の佐世保港に入った際、微量の放射能物質を含む水を漏らした可能性があることを明らかにした。米海軍は一日、日本政府にこうした情報を伝えた。
米海軍スポークスマンによると同艦は今年三月以降、グアム島や日本の佐世保港に入港したのをはじめ周辺の太平洋上を巡航、七月以降はハワイに停泊している。
七月十七日にハワイで同艦の定期点検を行った結果、船内バルブの一部から水漏れが発見された。このため停泊したグアム、佐世保、ハワイの三カ所で放射能物質が漏えいした可能性があるという。
放射能量ははっきりしないが、バルブは原子炉に直接つながったものではなく、米海軍関係者は「〇・五マイクロキュリー以下で極めて微量」と説明。米CNNによると、〇・五マイクロキュリーは約二キロの芝生肥料に含まれるのと同じ程度の放射能量という。
また、ハワイで乗員の一人にバルブから漏れた水がかかったが、放射能反応は出なかったという。
同艦は三月二十七日に補給などを目的に佐世保港に入港し、四月二日に出港した。
米海軍は神奈川県横須賀を事実上の母港とする通常型空母キティホークの後継艦として原子力空母ジョージ・ワシントンを今年九月に配備する予定。「極めて微量」が事実としても原子力潜水艦の放射能漏れの可能性が指摘されたことは、横須賀など地元の不安を高めそうだ。
ジョージ・ワシントンは五月、規則に反した喫煙で火災を起こし艦長が更迭された。
[東京新聞]
■米原潜放射能漏れ/4カ月後発覚 渦巻く不信
発表信用できない/沖縄でも・・・
米原子力潜水艦ヒューストンが佐世保基地で放射能漏れを指摘されたのは、うるま市の米海軍ホワイトビーチに寄港してから、わずか十日後だった。四カ月後の発覚と通報の遅れ。「米軍も日本政府も信用できない」、「沖縄でも事故があったのではないか」。生活を脅かす「危険な兵器」と隣り合わせの日常を、あらためて突き付けられた地元では、怒りと不信感が渦巻いた。
「重大な問題で看過できない。放射能漏れは微量でも、あってはならないことだ」。知念恒男うるま市長は強い懸念を示した。原潜の寄港回数が過去最多を更新、市議会は三十日に抗議決議をしたばかり。「米軍は回数急増の説明責任を果たし、海水検査をきちんと行ってほしい」と求めた。
市議会基地対策特別委員会の東浜光雄委員長は「米軍が事実を隠していたことは問題。外務省の公表遅れを見ても、もっと覆い隠された部分はたくさんあるだろう」と怒る。「寄港反対を求め、事実を明らかにしたい」とし、議会として抗議を含めた今後の対策を検討する予定。
ホワイトビーチを抱えるうるま市平敷屋区の西新屋光男自治会長は、「入港のたび放射能漏れが気になる。安全に生活するために、米軍はちゃんとした情報を公開してほしい」と訴えた。
県平和委員会の大久保康裕事務局長は、ヒューストンが米政府から核攻撃の認証を受け、特殊部隊と連動して動く「特別な原潜」と指摘。県内基地がすでに米軍の即応体制に組み込まれているとし、「憲法より日米安保、住民生活より軍事を優先する体質が、危険物質のずさんな管理、情報隠蔽を生む」と批判した。
平和運動センターの山城博治事務局長は、横須賀に入港予定だった米原子力空母の火災を例に「日米政府の発表をうのみにできない。県や地方自治体、第三者機関が調査するべきだ」と強調した。
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米原潜放射能漏れ/県、迅速な説明要望
米海軍のロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦ヒューストン(六〇八二トン)から微量の放射性物質を含む水が漏れていた問題で、外務省北米局の西宮伸一局長は二日、仲里全輝副知事に対し電話で冷却水漏れの状況を説明した。仲里副知事は、情報提供を速やかに行うよう要望した。
西宮局長はハワイで冷却水漏れが検出されたが、寄港した佐世保基地(長崎県)や、うるま市勝連のホワイトビーチで漏れた事実は確認できておらず、漏れていても微量で人体や環境に影響はないと説明したという。
仲里副知事は「沖縄でも長崎でも何の異常も見つかっていないと聞いた」とした上で、「微量でも漏れたのは管理に問題があるのではないか。こういう場合は迅速に説明してほしい」と述べ、米海軍の管理と外務省の通報態勢に疑問を投げ掛けた。
米軍によると、ヒューストンは七月にハワイで行った定期検査で水漏れが発覚し、放射性物質が検出された。三月十二日午後にホワイトビーチにも入港し、二十四分間沖合に停泊。その後、佐世保基地に寄港した。ホワイトビーチへの原潜寄港年間回数は今年七月末で、過去四十年間最多の二十六回に達している。
[沖縄タイムス]
Posted by nob : 2008年08月03日 16:21