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その立場に身を置いてみないと理解に苦しむ由々しき問題。。。

■高齢者虐待、07年度146件…4割は息子から

 県内の高齢者に対する虐待の相談・通報件数は2007年度、297件(前年度比14件増)あり、うち虐待と認定されたのは146件(同22件減)だったことが、県の調べで分かった。同居している独身の息子による虐待が多いのが特徴で、県高齢者支援総室は「介護疲れから虐待に走るケースが少なくない。高齢者の保護とともに、介護に携わっている家族への支援が必要」と話している。(佐々木道哉)

 06年の高齢者虐待防止法の施行に伴い、厚生労働省が06年度から行っている全国調査の一環。県内48市町村に調査票を送り、虐待件数や内容、相談・通報者、虐待者との関係、対応などを聞いた。

 虐待の種別(複数回答)では、暴力を振るうなど身体的虐待が82件(36%)で最多。次いで、暴言を浴びせたり無視するなど心理的虐待53件(23%)、介護・世話の放棄、放任(ネグレクト)48件(21%)、勝手に年金を使ったり財産を処分するなど経済的虐待47件(20%)と続いた。

 虐待者は、息子が42%を占め、娘17%、夫16%、息子の嫁7%、妻6%など。独身の子どもと同居する高齢者が被害に遭うケースが半数近くあった。

 虐待者が息子や娘だったケースについて、県が追加調査したところ、親と同居している独身者の場合の方が、別居や既婚者より虐待に走りやすい傾向が明らかになった。年齢は40〜50歳代が多かった。

 虐待を受けた人の72%は介護保険サービスの受給者で、うち半数は認知症。介護が必要な高齢者が虐待を受けやすい傾向にあることが浮き彫りになっている。虐待への対応として、介護保険サービスを利用したり、医療機関へ一時入院したりして虐待者と引き離したケースが40%弱に上った。

[読売新聞]

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Posted by nob : 2008年08月20日 22:29