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■田母神・空幕長更迭:懸賞論文、複数自衛官が応募 防衛省、内規違反の調査検討

 航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長が、民間企業主催の懸賞論文に応募して「我が国が侵略国家というのは濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)」などと執筆し更迭された問題で、他に複数の現職自衛官が同じ懸賞論文に応募していたことが分かった。入賞者は田母神氏以外はなく、論文は公表されていないが、防衛省では、上司への連絡を怠るなど内規違反がないか、事実関係の調査を検討している。

 田母神氏が応募したのは、ホテルチェーンなどを展開する総合都市開発「アパグループ」(東京都港区)が主催する「真の近現代史観」懸賞論文。今年5月からの募集に対し約230件の応募があり、田母神氏の「日本は侵略国家であったのか」と題した論文が最優秀賞を受賞した。この論文を含めて入賞した13件の受賞作品集出版も予定されている。13件には他に現職自衛官の論文はないが、入賞しなかった中に現職自衛官の論文があったという。

 防衛省では内部の規則で、隊員が職務に関する意見をメディアなどで発表する際、文書で上司に届けることを求めている。空幕長の場合、官房長に連絡する必要があるが、他の隊員の場合は上司に連絡する必要がある。このため防衛省では、内規違反がないかについての調査などを検討している。

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 関係者によると、田母神氏は更迭決定後に「信念を持って考えてきたことを個人的な意見として論文にした」と周囲に説明する一方「大変な心配を総理や大臣にかける結果となり申し訳ない」とも話しているという。【本多健】

[毎日新聞]


■【主張】空自トップ更迭 歴史観封じてはならない

 航空自衛隊の田母神俊雄幕僚長が、先の大戦を日本の侵略とする見方に疑問を示す論文を公表したとして更迭された。異例のことである。

 田母神氏の論文には、日本を「蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者だ」とするなど、かなり独断的な表現も多い。

 さらにそうした論文を公表すれば、インド洋での給油支援を継続するための新テロ対策特措法の国会審議などに影響が出るのは明らかである。政府の一員としてそうしたことに配慮が足りなかったことは反省すべきだろう。

 だが第一線で国の防衛の指揮に当たる空自トップを一編の論文やその歴史観を理由に、何の弁明の機会も与えぬまま更迭した政府の姿勢も極めて異常である。疑問だと言わざるを得ない。

 浜田靖一防衛相は、田母神氏の論文が平成7年、村山富市内閣の「村山談話」以来引き継がれている政府見解と異なることを更迭の理由に挙げた。確かに「村山談話」は先の大戦の要因を「植民地支配と侵略」と断じており、閣議決定されている。

 だが、談話はあくまで政府の歴史への「見解」であって「政策」ではない。しかも、侵略か否かなどをめぐってさまざまな対立意見がある中で、綿密な史実の検証や論議を経たものではなく、近隣諸国へ配慮を優先した極めて政治的なものだった。

 その後、談話を引き継いだ内閣でも新たな議論はしていない。このため、与党内には今も「村山談話」の中身の再検討や見直しを求める声が強い。田母神氏の論文がそうした政府見解による呪縛(じゅばく)について、内部から疑問を呈したものであるなら、そのこと自体は非難されることではないはずだ。

 政府としては、参院での採決の時期が微妙な段階を迎えているテロ特措法や、来月に予定されている日中韓首脳会談への影響を最小限に抑えるため、処分を急いだとしか思えない。

 テロ特措法の早期成立も中国や韓国との関係も重要である。しかし、そのために個人の自由な歴史観まで抹殺するのであれば、「言論封じ」として、将来に禍根を残すことになる。

 むしろ今、政府がやるべきことは「村山談話」の中身を含め、歴史についての自由闊達(かったつ)な議論を行い、必要があれば見解を見直すということである。

[産経新聞]


■朝ズバッ!
「侵略ぬれぎぬ」論文 自衛隊の「士気」へ影響は?

<テレビウォッチ> 田母神俊雄・前航空幕僚長の「ぬれぎぬ論文」で、また新たなことがわかった。これが表面化したとき、「制服組には同じ考えが多いのだろうな」と漠然と思ったが、案の定だ。同じ懸賞論文に応募した235人中、前幕僚長以外に78人が航空自衛隊員だった。

内容がみな同じだったかどうかは分からないが、78人中62人が(かつて田母神が司令だった)小松基地所属で、空自幕僚監部教育課が、「応募しろ」と勧めていた。さらに幕僚監部が幹部教育で、懸賞と同じ表題で論文を書かせていたというのだから、およその見当はつく。

懸賞募集したアパグループというのはマンション・ホテル開発会社。代表は、「小松基地金沢友の会」の会長だった。当然田母神とは親交がある。課題の「真の近現代史観」も、むしろ空自が働きかけたのではと、疑いたくもなる。現に、陸海自衛隊、内局からの応募はなかった。

浜田防衛相は国会答弁で、「特定の考えを強制するものではないが、適切だったかどうか検証の要がある」と述べたが、参院は11日に田母神の参考人招致を決めた。

この懸賞論文の審査員に、中山泰秀・外務大臣政務官(自民・大阪第4区)が入っていて、本人の代わりに山本秀一秘書が審査にあたっていた。山本秘書は「名前も一切わからないようになっていたが、(田母神論文に)わたしは0点をつけた。中山の心情や歴史観に基づいて採点した。あとで幕僚長だったとわかったとき審査員は驚いた」といっている。

みのもんたが改めておさらい。「日本が侵略したというのは、ぬれぎぬ」「政府見解に反論できないのなら北朝鮮と同じだ」。「こんなことをいう人が空自のトップだった」

杉尾秀哉は、「アパとのつながりを疑われますよね」

吉川美代子は「憲法9条のもとでの自衛隊の存在そのものを表しているような。いいたいこともいえないという……」

浅野史郎は「こういう考えでブレない人がトップにいる組織というのは、考えの違う人には居心地がわるいでしょうね。自衛隊がそれで運営されているとなると、問題は凄く大きい」という。まさにそこがポイントだろう。

みのは、「自衛隊の士気に影響しているとまで言ってる」

吉川は、「懲戒手続きすればよかった。シビリアンコントロールとは何かが問われる」

浅野は、「参考人で呼ぶのも異例ですよね。自民党が反対してない。まあ公明党の問題があるんですが……」

浜田防衛相は「退職金の自主返納が望ましい……」といったが、これもおかしな話。トップに任命した方に問題があるんだから。

[JCASTテレビウォッチ/7日追加]

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Posted by nob : 2008年11月02日 23:59