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抜本的な構造変革が急務。。。

■伊勢丹新宿本店と日本橋三越、大規模改装先送り

 三越伊勢丹ホールディングスが13日発表した2008年9月中間連結決算は、景気後退に伴う個人消費の低迷が影響し、5月時点の当初予想に対して、売上高は145億円減の7054億円、営業利益は7億円減の112億円と不振だった。

 石塚邦雄社長は記者会見で、「世界経済の変調や業界再編の加速など、事業を取り巻く環境は想像以上に急激に変化し、厳しさを増している」と述べ、伊勢丹新宿本店と日本橋三越(いずれも東京)の大規模改装計画を先送りする考えを明らかにした。

 同社は今年4月に三越と伊勢丹が経営統合して発足し、今回が初の中間決算となる。売上高の内訳は、三越が前年同期比4・6%減の3245億円、伊勢丹は2・3%減の2110億円といずれもマイナスだった。

 主力の衣料品は三越が6・7%減、伊勢丹も3・8%減少し、他の商品も振るわなかった。

 このため、09年3月期連結決算の業績予想も下方修正し、売上高は当初予想より600億円減の1兆4800億円、営業利益は90億円減の250億円、税引き後利益は60億円減の270億円に改めた。

 一方、同日発表した11年度までの3か年計画では、計1600億円を投資し、銀座三越の増床をはじめ首都圏主力店の営業強化などに取り組む。現在はホールディングス傘下に連なっている三越と伊勢丹の統合時期は、予定を2年早めて11年4月とする計画だ。

 ただ、個人消費の悪化が予想以上に深刻なことから、伊勢丹新宿本店の改装は完成時期を09年度から10年度に、日本橋三越の改装は着手する時期を09年度から11年度以降に遅らせる。

 三越の地方店は、10年4月に現在の支店から地域事業会社として独立させて、営業戦略や従業員採用などの権限を与える一方、各店の責任を明確にする。

[読売新聞]

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Posted by nob : 2008年11月14日 00:20