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氷山の一角、、、自己防衛意識の徹底を。。。

■どうする「未病」:世界エイズデーを前に、HIV新規感染者が過去最多を更新

 12月1日は「世界エイズデー」。世界的レベルでのエイズ蔓延(まんえん)防止や、エイズ患者・HIV感染者に対する差別、偏見の解消を目的として、WHO(世界保健機構)が1988年に定めたものです。今年2008年は制定からちょうど20年の節目の年。この間、学校などにおいてエイズやHIVの正しい知識について啓発活動が続けられたこともあり、20年前に比べると理解や関心は飛躍的に高まったといえます。

 では、制定の目的である「エイズの蔓延防止」に関して、成果は上がっているのでしょうか。残念ながら日本においては、芳しくない数値が明らかになっています。

 厚生労働省のエイズ動向委員会が11月19日に発表した報告によると、今年7月から9月の3カ月間に、国内で新たに報告されたHIV感染者の数は294人にのぼり、これは四半期ベースにおける過去最多の数字。つまり、この3カ月間でのHIV感染者の増え方は、1985年の報告開始以降のどの時期よりも多かったことになります。

 同時に、HIV感染者とエイズ患者の合計数は1万5037人となり、初めて1万5000人を突破。新規のエイズ患者数も119人と、過去2番目の多さでした。

 エイズ蔓延防止への重要な鍵となるのが、エイズ検査のさらなる普及です。日ごろから全国の保健所や検査室で実施されていますが、世界エイズデーの前後には、検査日が追加されたり、イベント会場でも検査を受けられたりと、検査をより身近に感じられる時期でもあります。検査は無料・匿名で、その日に結果を受け取れる会場もあります。保健所やイベント会場における検査の日程は、厚労省の関連事業が提供するホームページにも詳しく出ていますので、まずは最寄りの検査会場をチェックし、この機会に一度足を運んでみませんか。(伊藤綾/ライター・オフィスクリオ所属)

【関連リンク】

HIV検査・相談マップ
http://www.hivkensa.com/

[毎日新聞]

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Posted by nob : 2008年11月27日 21:01