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各国の反応、、、それにしても米国は、、、まさに悪の枢軸。。。

■米はガザ侵攻の容認姿勢鮮明に、ハマス封じ込め後押し

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省のマコーマック報道官は3日、声明を発表し、イスラエル軍地上部隊によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻を、米政府として容認する姿勢を鮮明にした。

 ブッシュ政権としては、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」の実現に向け、イスラエルの軍事行動に事実上の自由裁量を与え、米国が中東和平の阻害要因と見なすイスラム原理主義組織ハマスの封じ込めを後押しする考えだ。

 報道官声明はガザ情勢に関し、「可能な限り早期の停戦」をうたいつつ、ガザを支配するハマスが再びイスラエルへのロケット攻撃を行わぬよう、「持続的な停戦でなくてはならない」と指摘。声明はまた、ガザ情勢悪化の原因はハマスにあると強調した。

 国際社会の一部から「即時停戦」の声が上がる中、ブッシュ政権としてはむしろ、イスラエルが今回の戦闘でハマスを一層孤立化させ、2国家共存路線を軸とする中東和平の進展につなげたいとの期待が強い。

 実際、ブッシュ大統領は3日のラジオ演説で、「意味ある停戦」の実現に向け、ハマスへの武器供給の遮断の必要性を強調。米政府は反イスラエルのイラン、シリア両当局がエジプトを経由し陸路でガザのハマスに武器を渡していると見ており、米政府としては、ハマスを兵糧攻めにすると同時に、イランやシリアのけん制を目指す構えだ。

 しかし、米国のイスラエル擁護姿勢は、アラブ世界などでイスラム過激派が反米世論をあおる口実に利用するのは確実。親イスラエルの立場を取る一方で「イスラム世界との和解」を掲げるオバマ次期大統領にとり、ガザ情勢をめぐる態度表明は就任後最初の大きな試練となりそうだ。

[読売新聞]


■英首相、イスラエル・ハマス双方に即時停戦求める

 【ロンドン=大内佐紀】ブラウン英首相は4日、BBCテレビとインタビューし、イスラエル地上軍がガザ地区への侵攻を開始したことに関連し、改めてイスラエルとイスラム原理主義組織ハマス双方に即時停戦を求めた。

 首相は、ハマスに武器が渡らないように監視する第三者機関が必要だと述べ、ブッシュ米大統領の提案を支持。当面、エジプトをはじめとするアラブ諸国がハマスへの武器密輸ルートを封じることが肝要だとした。

[読売新聞]


■仏外務省は「ガザ侵攻非難」の声明発表

 【パリ=林路郎】フランス外務省は3日、「イスラエル軍地上部隊によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻を非難する」との声明を発表した。

 声明はガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスなどによるイスラエルへのロケット攻撃も非難したが、ハマスの攻撃停止が先決だとしてイスラエル寄りの立場を取るブッシュ米政権とのずれが露呈した形。5日から中東入りするサルコジ大統領と欧州連合(EU)外相級代表団の停戦工作は多難なものとなりそうだ。

 声明は、米国、EU、ロシア、国連が中東和平の4者会合の枠組みで停戦に向けて努力していることを明記。暗に米国に対し、イスラエルとハマス双方の停戦を実現させるよう求めている。

[読売新聞]


■中国もガザ侵攻に「深い憂慮」

 【北京=杉山祐之】中国外務省の秦剛・副報道局長は4日、イスラエル軍のガザ侵攻について、「深い憂慮を表明する。軍事行動と武力衝突を即時停止し、一般民衆の死傷者をこれ以上出さないよう強く呼びかける」とする談話を発表した。

[読売新聞]


■停戦は困難、さらに悪化も…麻生首相がガザ侵攻を憂慮

 麻生首相は4日の年頭記者会見で、イスラエル軍のガザ侵攻について、憂慮を表明した。

 首相は「双方に自制を求める旨、話をしてきた。日本としては人道支援をやることにしているが、なかなか簡単に停戦というようなことに至らないだろう。地上軍の導入が話をさらに悪化させていくことを大いに懸念している」と語った。

 一方、中曽根外相は4日、「イスラエルとパレスチナ武装勢力の双方が武力の行使を即座に停止し、持続的な停戦合意を達成するよう強く求める」との談話を発表した。

[読売新聞]


■アラブ連盟代表団、ガザ攻撃停止の安保理決議採択求める

 【ニューヨーク=白川義和】アラブ連盟加盟国の外相らで構成する代表団が5日、国連を訪れ、安全保障理事会理事国の国連大使や潘基文(パンギムン)事務総長らと会談した。

 代表団はイスラエルのパレスチナ自治区ガザに対する攻撃の即時停止やガザとの境界にある検問所の再開などを盛り込んだ安保理決議の早期採択を求めたが、米国は消極姿勢を維持している。

 ハリルザド米国連大使は記者団に、イスラム原理主義組織ハマスによるロケット弾攻撃も含めた「持続可能な停戦」の必要性を改めて強調。ハマスが停戦に積極的に応じる姿勢を見せない以上、近日中の停戦決議採択は難しいとの考えを表明した。高須幸雄国連大使は、停戦監視の枠組みをどう作るかが焦点になるとした。

 安保理はこの問題で6日に閣僚級会合を開く。パレスチナ自治政府のアッバス議長もアラブ連盟代表団に加わる予定で、代表団や安保理議長国フランスは米国が受け入れられる停戦決議案作りを急いでいる。

[読売新聞/6日追加]

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Posted by nob : 2009年01月05日 21:22