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緊急避難的宿泊と食料の提供はともかく、生活保護は如何なものか、、、必要なのは長期無(低)利子融資、、、こういう時にこそ公正公平な対策の策定を。。。
■生活危機:生活保護、即日決まる 簡易宿泊所移動の5人--派遣村
東京・日比谷公園の「年越し派遣村」は5日撤収され、約500人の失業者のうち希望した286人が都内4カ所に用意された新たな施設に移った。移動先では求人情報が紹介され、一部の人は生活保護が認められた。生活再建に向けた動きが本格的に始まった。
4カ所の一つで中央区が運営する京華スクエア(旧京華小)の体育館では、約80人に弁当や毛布が配られた。元旦から派遣村で過ごしていた男性(50)は「まずは落ち着いた」と胸をなで下ろした。
施設は12日まで開放される予定。ハローワークの臨時窓口も置かれ、寮付きの求人情報(約3000人分)が紹介された。また、派遣村にいた失業者のうち75人が千代田区に生活保護を申請し、簡易宿泊所に移ることを決めた5人については即日、保護費の受給が認められた。6~7日もそれぞれ80人が窓口を訪れる予定で、生活保護の申請者は計約230人に上る見通し。
一方、国会ではこの日午後、野党4党が呼びかけて院内集会が開かれ、派遣村の村長を務めたNPO「自立生活サポートセンターもやい」の湯浅誠事務局長らが住居や食の確保、派遣切りを止める緊急立法の必要性をアピールした。湯浅事務局長は「生きようという人たちを支えられる社会にしてください。舞台は政治に移ります。よろしくお願いします」と訴えた。【工藤哲、町田徳丈】
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■解説
◇国動かした6日間の行動
「年越し派遣村」の実行委員会の要請を受け、厚生労働省は入村者の宿所施設を確保し、就労や生活支援などに責任を持つ態勢を取った。民間団体による6日間の行動が国を動かした。極めて異例のことだ。背景として、予想以上の数の失業者が年末年始に厚労省の目の前の日比谷公園に詰めかけたという「アピール力」もさることながら、1680人ものボランティアに象徴される支援の広がりも見逃せない。
公園のテントへの受け入れが限界に達した時、実行委員会は派遣労働の規制緩和を重ねてきた労働政策の失敗を突き、「今回の雇用危機は人災だ」と訴えた。実行委との折衝で厚労省は「失業者を元(野宿)に戻すようなことはしない」と明言した。ぎりぎりで命をつなぐ人たちの面倒を最後まで見るという意味だ。国は全国で支援を行い、同時に新たな雇い止めや解雇の防止に全力を注ぐべきだ。「日本がこのままで良いはずがない」との危機意識は、派遣村に集った人たちだけのものではないからだ。【東海林智】
[毎日新聞]
Posted by nob : 2009年01月06日 13:39