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それにしても成果なしとは。。。

■スマトラ沖地震から1週間 海外の救援隊 生存者発見できずに帰国

 【パダン(インドネシア西部スマトラ島)=吉枝道生】9月30日に発生したインドネシア・スマトラ島沖地震から、7日でちょうど1週間。生存者の捜索は5日で打ち切られ、各国の救援隊も帰国の途に就く。生活再建が徐々に始まっているが、死者・行方不明者は1000人規模とされ、復興の道のりは険しい。

 電気などのライフラインも徐々に復活し、学校も再開。日本を含む海外の救援部隊計六百九十人はフランス隊を除き、順次撤退を開始した。

 海外隊の生存者発見はなく、各隊に担当区域を割り当てる州政府の調整力欠如も指摘された。援助物資についても、州政府は集まった物資の量さえ把握しきれなかった。州の災害担当者ノフィアン・ジャミル氏は「地震に対応する体制ができていなかったのは事実。住民も防災意識を持っていたとはいえない」と振り返る。

 パダンでは一般住宅の被害が限定的だった一方、大病院やホテルなど多くの高層建築が崩壊。ある援助関係者は「柱が細すぎるし、耐震構造ではない。地震多発地域と分かっているのに備えができていない」と指摘した。

 パダンパリアマン県の山間部などでもようやく道路が復旧し始め徐々に援助が入り始めたが、奥地には届いていない。都市部と違って一般家屋の多くが全壊しており、状況は深刻。政府はヘリコプターを派遣して支援物資を配布する計画だ。

 州政府は二カ月間遺体捜索を続けたうえで被害回復を進める予定だが、経済を支える中国系住民が国外などへ避難したこともあって経済の復興は容易ではないという。

 医療については、インドネシア赤十字は海外からの医師や医薬品援助は不要と表明。しかし、被災地を調査した日赤医療センター国際医療救援部の槙島敏治部長は「山間部などでは、地域レベルの診療所が数多く崩壊し、機能が停止している。その再建が大きな課題だ」と話す。テントなどで診療を再開したうえで、建物の再建と基本的な医療機器を支援することが必要だと指摘している。

[東京新聞]

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Posted by nob : 2009年10月07日 22:58