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撤退こそが真の前進。。。

■六ケ所村の核燃再処理工場:洗浄、中断3度目 /青森

 ◇来年10月完工、雲行き一層怪しく

 日本原燃(六ケ所村)の使用済み核燃料再処理工場で、高レベル放射性廃液の可能性がある廃液が漏れた問題で、再開された固化セル(コンクリートで仕切られた部屋)内の洗浄作業は3度目の中断を余儀なくされた。セル内では、完工時期を大幅延期した後にさまざまなトラブルが発生しており、10年10月完工の雲行きは怪しくなる一方だ。

 原燃によると、22日午前1時55分ごろ、セル内の洗浄作業の準備中に、廃液を通す配管の下の受け皿に液体が約20ミリリットルたまっているのをカメラで確認した。洗浄作業に使う遠隔操作装置のチェーンが、誤って配管のふたの一部に接触したことが原因とみられる。ふたの部分には異常がないという。

 配管につながるタンク内の廃液の量が減っていないことなどから、配管に残っていた洗浄水や配管回りの結露水の可能性もあるとしており、放射能の濃度を調べている。配管から漏れた場合は、20ミリリットルでは済まないという。

 セル内では今年1、2月に約150リットルの廃液が漏れたため、遠隔操作装置を使って洗浄作業を始めたが、装置の不具合で中断。9月に再開したものの、翌日に再び中断し、装置の交換を経て今月14日に再開したばかりだった。【矢澤秀範】

[毎日新聞]

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Posted by nob : 2009年10月23日 23:12