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芸術と猥褻の境は曖昧だけれど、、、それにしてもそれ以前に限度を越えている感。。。
■路上・公園で全裸撮影、篠山紀信事務所を捜索
今年1月に発売された写真家の篠山紀信さん(68)の写真集を巡り、公衆の場でヌード撮影が行われた疑いがあるとして、警視庁は10日、東京都港区内の篠山さんの事務所など3か所を公然わいせつ容疑で捜索した。
撮影場所となった結婚式場などは「イメージダウンになる」「撮影許可は出していない」としており、同庁は今後、撮影の経緯などについて関係者から事情を聞く。
同庁幹部によると、この写真集は、朝日出版社が発売した「20XX TOKYO」。東京湾岸や赤坂、青山など都心にある路上や公園などで、全裸の女性モデルがポーズをとっている。撮影は昨年夏ごろ。いずれも夜間帯に行われたとみられ、撮影時に現場付近を通りかかった通行人から「全裸の写真撮影が行われている」などの110番が複数寄せられた。
港区の都立青山霊園で撮影された写真は、女性モデルが墓石の台座に片足をのせたり、墓の前で座ったりしているが、同霊園を管理する都公園課では、「ヌードなどの撮影は認めていない」としている。
また、撮影場所となった結婚式場を運営する都内の会社にも事前申請はなく、広報担当者は「申請があってもヌード撮影は断ると思う。会社として対応を検討したい」と話す。
さらに、JR山手線の目黒—恵比寿駅間の線路上でも撮影が行われているといい、JR東日本広報室は、「線路内への立ち入りは禁止している。非常に危険な行為だ」と憤っている。
同庁では、不特定多数が認識できる公共の場所で、全裸の女性モデルを撮影した行為が公然わいせつにあたる可能性があるとみて強制捜査に踏み切った。
捜索について、篠山紀信事務所は、「(篠山氏が)ロケに出ており、責任者も不在で取材には応じられない」としている。
朝日出版社(東京・千代田区)は、篠山さんが撮影した女優・樋口可南子さんのヌード写真集「ウオーターフルーツ」を出版、1991年6月、警視庁から「わいせつ性が強い」として口頭で警告を受けた。
また、同年11月には同じく篠山さんが撮影した女優・宮沢りえさんのヌード写真集「Santa Fe」を出版し、大きな話題となった。
[読売新聞]
■墓石にあぐら紀信氏ヌードに青山霊園激怒
警視庁保安課は10日、1月28日に発売された写真家篠山紀信氏(68)のヌード写真集「20XX TOKYO」の撮影をめぐり、公然わいせつの疑いで事務所や自宅、モデルの原紗央莉(21)の所属事務所を家宅捜索した。無断で撮影現場として使用された青山霊園の関係者は1874年(明7)の霊園開設以来、135年で初めてという裸の撮影に激怒している。
篠山氏が撮影を行ったのは、昨年8月中旬から下旬にかけてで、青山霊園のほか隣接する青山公園や乃木坂トンネル、またお台場などで撮影を行ったもようだ。同霊園では撮影の問い合わせがあった際は、撮影者に企画書の提出を求め、妥当と判断した場合は撮影申請書を送付し、提出後に内容を確認したうえで承認する。ドラマや映画のロケも認めない。今回、篠山氏から同霊園には問い合わせすらなかったという。
青山霊園開設以来のわいせつ騒動に、横尾巌管理所長は「服を着る、着ないにかかわらず、無断で入ったことに憤りを感じる。墓所に入るのは家に入るのと同じこと」と怒りをあらわにした。5月に警視庁保安課から問い合わせがあり、捜査に協力。結果、モデルが墓石にあぐらをかき、股間(こかん)を広げた写真の撮影場所を特定できた。
9月にも捜査が入り、撮影場所として2カ所をあらたに特定できた。特定できなかったものも含め約60ページ中、10ページが霊園内で撮られたものと判断し、警察側に事実確認と適切な処置を依頼した。2カ所のうち、モデルが墓石をまたいだ写真を撮った場所は、隣接するマンションから丸見えで、同所長は「よく、こんなところで撮ったと思う」とあきれた。もう1カ所は風景のみを撮ったが、近くには故池田勇人元首相の墓があった。
警視庁保安課はこの日午前中から、都内にある篠山紀信氏の事務所を家宅捜索した。午後3時15分ごろ、捜査を終えた十数人の警官が押収物の入った箱を抱え出てきた。今後、同課は篠山氏らに事情を聴く方針だが、写真集自体のわいせつ性は問わないとし、事務所側も「一切答えられない」としている。青山霊園側には、撮影に使われた墓所の持ち主から、抗議の声も寄せられている。横尾所長は「これからも撮るようなことを言っているようだけれど、2度と来るなという感じです」と言い、ため息をついていた。
[朝日新聞/11日追加]
Posted by nob : 2009年11月10日 23:14