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■鳩山邦夫氏にも母資金 年1億8千万円…「贈与」と判断も
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金問題で、由紀夫氏側に資金提供していたとされる実母が、実弟の鳩山邦夫元総務相側にも、由紀夫氏と同額の年間1億8千万円を提供していたことが2日、関係者への取材で分かった。鳩山家の資産管理会社「六幸商会」(東京都港区)の実母名義の口座からは、昨年までの6年間に計約36億円が引き出され、この中から鳩山兄弟側に、それぞれ総額で11億円以上が現金で渡されていたという。
関係者によると、実母から邦夫氏側への資金提供は、由紀夫氏側と同じ平成14年ごろから始まった。懇話会の会計事務担当者で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で在宅起訴方針を固めている由紀夫氏の元公設第1秘書が、実母の側近とされる財団法人役員に相談。由紀夫氏側への月1500万円の資金提供が決まった際、邦夫氏側への資金提供も同様に決まったという。
邦夫氏の元公設秘書が、実母側から3千万円を受け取り、1500万円を由紀夫氏の元公設秘書に渡す形で行われていたとされる。
資金提供はいずれも貸付金名目で行われていたとされるが貸し付けの実体はなく、税務当局が「贈与」と判断した場合、兄弟それぞれに贈与税の納税義務が生じる。過去6年余りの11億円で計算した場合、納税額は5億円を超える。
邦夫氏の事務所は「担当者が不在で答えられない」としている。
[産経新聞]
■母からの資金「寝耳に水」=事実なら修正申告も−鳩山邦夫氏
鳩山邦夫元総務相側が、兄の鳩山由紀夫首相側と同額の資金提供を母親から受けたとされる問題で、邦夫氏は2日夜、東京都内で記者団の取材に応じ、「寝耳に水。全く事実関係を知らされていない」と語った。
一方で、自身の資金管理団体「新声会」の会計担当者から聞いた話として、「そういうものがあったのかなあという感じだが、分からない」と、何らかの資金提供があった可能性を示唆。その上で、「事実なら贈与税をきちんと払う」と、調査結果次第では修正申告する考えを示した。
[時事通信]
Posted by nob : 2009年12月02日 21:34