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徹底した中央集権君主主義、、、ここまでやるのか、、、もはや奴隷制度。。。
■北朝鮮、デノミ混乱
交換期限延長 値段決まらず
【ソウル=竹腰雅彦】北朝鮮が実施したデノミネーション(通貨単位の切り下げ)で、同国では7日から新通貨の流通が始まった模様だが、依然、混乱が伝えられており、計画が予定通り進んでいるかは不明だ。
韓国紙・朝鮮日報によると、北東部・咸鏡北道の一部地域では新通貨が届かず、6日までだった交換期限が、新通貨到着の1週間後に延長された。デノミで一時閉店した商店や飲食店などは7日以降、新価格で営業を再開するとみられたが、韓国の民間活動団体(NGO)が現地から得た情報では、必需品の米や油の価格が一定でないほか、汽車の新運賃が決まらないなど混乱が続いている。
交換限度額を超える現金を持つ住民の間では、金のない人を探し、手数料を払って交換を頼む行為が横行。当局は、交換業務に当たる銀行職員らに、不正を逆賊行為と見なすと警告したほか、住民が抗議の意思表示で紙幣の焼却や廃棄を行った場合、厳罰を科す方針を周知しているという。
[読売新聞]
■北朝鮮デノミ:女性商人ら、「金を返せ」と抵抗
市場で必死に稼いだ金が「紙切れ」に…
北朝鮮が7日から新貨幣の使用を始めた中、今回のデノミネーション(デノミ、貨幣呼称単位の変更)の最大の難関は40-50代の「女性商人たち」の怒りだ、と北朝鮮内の消息筋が伝えた。北朝鮮で市場の商人の大半は、子供を育てる40-50代の女性だが、彼女たちは今回の措置でこれまで稼いだ金を奪われただけでなく、商売さえも難しくなると、露骨に不満を示しているという。
ある内部消息筋は「必死で働く女性たちが極度に腹を立てている。市場は金正日(キム・ジョンイル)総書記糾弾の場と化している」と話した。状況が切迫した女性商人たちは捕まるのも恐れず、仲間同士で集まり、当局を非難しているという。この消息筋は「若い保安員らが制止しても、女性たちは悪態をついて抗議している」と伝えた。
また、北朝鮮関連紙などは「デノミ後、物価急騰の兆しが見られる」と報じた。北朝鮮の人道支援に取り組む韓国の市民団体「良き友達」は、「平壌の市場で、デノミ実施前の12月2日までは新貨幣で1キロ当たり16-17ウォンだったコメの価格が、3日には50ウォンへと暴騰した」と指摘した。
ある消息筋は「特に、商人らが食糧を掌握しており、殺人的な食糧価格の上昇が起きる可能性がある」と語った。一方、脱北者団体「NK知識人連帯」は同日、「12月1日から国家食糧供給所で住民への食糧配給が始まった。穏城、会寧、茂山など咸鏡北道全地域で住民らが食糧の供給を受け、混乱した雰囲気が落ち着いてきた」と話した。北朝鮮当局も「すぐに配給が再開されるため、金はそれほど必要にならなくなる」と宣伝しているという。しかし、住民らは「1990年代半ばから後半にかけてなぜ数百万人が飢え死にしたのか。(配給があるとの言葉に)二度もだまされるバカはいない」といった反応だという。
一方、韓半島平和研究院(院長=尹永寬〈ユン・ヨングァン〉ソウル大教授)が同日開催した「北朝鮮貨幣改革」関連討論会で、董竜昇(トン・ヨンスン)サムスン経済研究所経済安保チーム長は「今回のデノミは、外貨保有の割合が高い北朝鮮の中間層以上の階層には影響が大きくない一方、一般住民の生活を急激に悪化させる見込みだ」と指摘した。
尹永寛教授は「今回の措置は北朝鮮政府と市場勢力間の対決の第1ラウンドであって、今後も繰り返されるだろう」と語った。統一研究院のキム・ヨンユン博士は、「恨みと反抗心をさらに強くしているとみられる北朝鮮住民に注目すべきだ」と述べ、一方、企業銀行経済研究所のチョ・ボンヒョン博士は、「北朝鮮が来年8月以降デノミを理由に開城工業団地の賃金引き上げを要求する可能性がある」と話した。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者
アン・ヨンヒョン記者
[朝鮮日報]
Posted by nob : 2009年12月08日 23:17