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本末転倒。。。

■改正国民年金法:納付延長、効果は未知数

 国民年金の未納保険料をさかのぼって支払える期間を現行の過去2年間から10年間に延長する「改正国民年金法」が4日、成立した。厚生労働省は「最大1600万人が年金受給額を増やせる」としているが、長期の未納分を支払える人は限られるとみられ、実際の効果は不透明だ。

 同法は、将来的に年金受給資格期間(原則25年間)に満たず無年金に陥る可能性がある人や、保険料未納が続いて低年金になる人を少なくする目的。来年10月1日までの間に施行、3年間に限って納付期間を延長する。

 政府は当初、恒久的な改正として法案提出したが、野党が「納付意欲を阻害する」と指摘し、国会で時限措置に修正された。納付期限が10年先になれば、加入者は「いつか納めればいい」と安易に考えがちになる上、長期の未納分は高額になって結局は支払い困難になる--という指摘だった。

 そこで、3年後に締め切りを設けた特例的な措置として「駆け込み納付」を促すことにした。

 厚労省の推計では、この措置を利用すれば(1)将来無年金にならずに済む人は最大40万人(2)受給額を増やせるのは最大1600万人--という。

 だが「経済的に余裕がある人しか恩恵を受けられないのでは」との指摘もある。後払いする際の保険料額は、国債の利率などを勘案して加算される。例えば2010年度から10年間さかのぼって納付すると、総額は170万円以上だ。厚労省も実際の利用は推計人数の約1割、170万人程度とみる。

 同省は「未納分を納めた方が有利かどうかは個人の状況による。近くの年金事務所に相談してほしい」と話している。

[毎日新聞]

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Posted by nob : 2011年08月05日 02:32