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エンドレスな競争、、、そんなに急いでどこへ行く。。。
■「京」2位に転落 スパコンの計算速度
スーパーコンピューターの計算速度の世界ランキングを判定するプロジェクト「TOP500」が18日、6月時点の最新ランクを発表した。前回まで2回連続で1位だった日本のスパコン「京」(神戸市)は2位に転落、1位は米エネルギー省などのスパコンだった。
昨年6、11月に発表されたランキングでは、京が連続して首位だった。
京は、世界で初めて毎秒1京回(京は兆の1万倍)を超える計算速度を達成したスパコン。864台の計算機で構成され、6月末に完成し、9月末から本格運用を始める予定。
昨年11月のランキングでは、京の計算速度は毎秒1京510兆回。2位の中国のスパコンより4倍以上速かった。「TOP500」は半年ごとに更新される。
[産経新聞]
■日本のスパコン世界1位、そもそもスパコンは何に使うのか?=中国
ドイツのハンブルグで開催中のスーパーコンピューター(スパコン)の国際会議で20日(現地時間)、トップ500リストが発表され、独立行政法人「理化学研究所」と富士通が共同開発中のスーパーコンピューター「京(けい)」が計算速度で第1位となった。新華社(電子版)は21日付で各国がスパコン開発にしのぎを削る理由について報じた。
計算速度で第1位を獲得した「京」の計算能力は1秒間に8162兆回だ。なぜこれほどまでに強大な計算能力が必要となるのか。記事は、スーパーコンピューターでしか処理できない問題として8つ指摘した。
1.気象予測:複雑な気流や海流から天候をシミュレーションし、天候の変化を予測することで気象災害による被害を軽減できる。
2.地震予測:地層内部のエネルギーを計算し、地殻変動をシミュレーションすることで地震を予測し、被害を軽減することが期待されている。
3.生命の秘密を探る:遺伝子学上のデータから細胞のネットワークをシミュレーションする。
4.地球の秘密を探る:地球物理学を応用し、大量のデータ処理とシミュレーションによって、石油探査など潜在資源の開発に役立てる。
5.宇宙の秘密を探る:天体物理学に基づいて時間の進行と加速をシミュレーションし、天体の変化に対するモデリングやテストを実施する。
6.自動車設計:自動車設計には空気の流体力学・燃料消費・構造設計・衝撃吸収性・乗客の快適度・騒音など、多種の要因の総合的判断が必要となる。
7.ナノ素材設計:ナノ素材をはじめとする新素材設計には、物質とエネルギーのシミュレーションに高度な計算が必要となる。
8.社会科学理論:例えば汚染や災害、インフラに対するテロ活動への対応など、社会に対する安全度への影響をシミュレーションする。またマクロ経済や社会科学研究、人口推移のシミュレーションなどにもスーパーコンピューターは必須だ。(編集担当:及川源十郎)
[サーチナ]
Posted by nob : 2012年06月19日 00:03