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■100億光年のかなたにブラックホール数百万個 NASA

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(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の広域赤外線探査衛星(WISE)が、数百万個のブラックホールと、約1000の非常に高温で塵粒子(ダスト)に覆われた銀河を発見した。

これらの銀河はこれまでに発見された銀河の中で最も明るいと見られる。NASAはこれらの銀河を「Hot Dust−Obscured Galaxies(高温のほこりに覆われた銀河)」の頭文字を取って「ホットドッグ」と名付けた。

研究者らによると、このホットドッグの中心には巨大なブラックホールが存在し、放出する光の量は太陽の100兆倍だという。画像で見ると明るく見えないのは、各銀河がダストで覆われているためだ。

NASAの科学者らはWISEのおかげで、約100億光年のかなたにある250万個のブラックホールを発見した。従来の技術で発見できなかったのは、ガスやほこりでブラックホールが隠れていたためだ。

NASAは次の段階として、ブラックホールの動きや、ブラックホールがガスやダストを吸収する際に発生する高エネルギーのX線放射の分析を行うとしている。

また、ホットドッグの温度が赤外線を放射しながら燃える他の銀河の2倍以上であることも分かった。この理由として考えられるのは、ホットドッグの内部では、ブラックホールの強力かつ集中的な活動により銀河内のダストが熱せられるというものだ。

NASAのジェット推進研究所のピーター・アイゼンハルト氏によると、ホットドッグ内で、ブラックホールと銀河の他の星群のどちらが先に誕生するのかはまだ不明だという。ブラックホールが先に誕生することを示す証拠もあるが、立証にはさらなる研究が必要としている。

[CNN]


■地球の「100兆倍」の水、120億光年のかなたに発見

(CNN)  地球からはるか120億光年離れたクエーサー(准恒星状天体)に、地球上の海水の100兆倍の水が存在することが、科学者らの研究で明らかになった。

地球の340億倍の質量を持つこのクエーサーを分析していたコロラド大学ボルダー校のジェーソン・グレン准教授らが、数百光年の範囲に広がる大量の水蒸気を発見した。カリフォルニア工科大学がハワイ島マウナケア山に設置している天体望遠鏡で、分光器を使って観測された。

120億光年離れた天体を観測すると、見えるのは120億年前の姿だ。宇宙は136億年前のビッグバンで誕生したと考えられているが、その16億年後にはすでに水が存在していたことになる。

これほどの量の水が見つかったのは観測史上初めて。銀河系内で数光年の範囲に分布する水を全部合わせても、同クエーサーに比べれば4000分の1にすぎないという。

研究には両大学のほか、航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所、カーネギー天文台、ペンシルベニア大学や日本の宇宙科学研究所(ISAS)が参加している。

[CNN]

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Posted by nob : 2012年09月10日 07:01