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経済は所詮絵空事、止まれない自転車、、、銀行、生保、ひいては国家、ゼロ成長ですべて破綻する。。。

■スペインの銀行、最大6兆円資本不足 特別検査結果

 【パリ=竹内康雄】スペイン政府と中央銀行は28日、国内の銀行が対象の特別検査(ストレステスト)で資本不足は最大で総額593億ユーロ(約6兆円)になったとの結果を公表した。政府はこの数値をもとに各銀行への資本注入に踏み切る。中銀はユーロ圏から受ける支援は400億ユーロ(約4兆円)規模としている。

 検査は米コンサルタント会社オリバー・ワイマンに委託して実施。6月には資本不足額を最大620億ユーロとする概算を発表していたが、今回の検査では各銀行にどの程度の資本が必要かを調べた。対象は14の金融機関で、国内の預金の約9割を占める。

 このうち最大手のサンタンデール銀行やBBVAなど7つの金融機関は財務内容などが比較的健全で、追加資本は必要ないと判定された。一方、残りの7金融機関は合計593億ユーロの資本が不足する。ただこれらの金融機関の一部は貯蓄銀行(カハ)などとの経営統合が進みつつあり、その過程が終われば537億5000万ユーロになるとの試算も示した。

 金融機関ごとにみると、国有化された大手銀バンキアは247億4300万ユーロと資本不足額が最大。次いでカタルーニャバンクの108億2500万ユーロ、NCGバンコが71億7600万ユーロと続いた。

 スペイン政府は銀行部門の支援に関しては、7月にユーロ圏各国と最大1000億ユーロの支援を受けることで合意済み。10月8日のユーロ圏財務相会合で詳細な支援額を決めるとみられるが、スペイン中銀のレストイ副総裁は28日の記者会見で、「ユーロ圏から受ける支援は400億ユーロ程度になる」との見通しを示した。残りは各行が資産の売却などで資金をまかなうという。

 スペインの銀行はバブル期に建設関連や不動産に多くの資金を投じたものの、バブル崩壊後に保有資産の価値が急落。大量の不良債権を抱え、その処理が課題になっている。スペインの国内銀行の融資全体に占める不良債権の比率は7月に9.86%と過去最高を記録した。

 スペインの銀行部門の検査結果を受けて、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は28日、「意義深く有効だ」と歓迎するコメントを発表。欧州中央銀行(ECB)も「スペイン当局の計画を支援する」との声明を出した。

[日本経済新聞]

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Posted by nob : 2012年09月30日 06:01