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真の悪の枢軸は、、、それは私たち自身です。。。

■国連安保理、北朝鮮に4度目の制裁決議

【国連本部】国連安全保障理事会は7日、2月に核実験を行った北朝鮮に対し、4度目の制裁決議案を採択した。決議案は北朝鮮が米国攻撃を脅す中で採択された。

 決議は、15カ国の全会一致で採択された。北朝鮮の金融取引の取り締まりや、核・ミサイル関連の密輸品を運搬していると疑われる貨物の検査を国連加盟国に義務付けている。これらの制裁措置はこれまで自主的に実施されていた。

 決議は北朝鮮に核兵器開発計画を断念させることを狙いとしており、国際交渉のテーブルに復帰するよう北朝鮮に呼び掛けた。また、北朝鮮が禁止された核・弾道ミサイル開発計画を継続するなら、一段と厳しい制裁を科すと警告した。

 安保理表決の数時間前、北朝鮮は米国に対する核攻撃開始も辞さないと警告した。しかし軍事アナリストたちは、北朝鮮には米領土に到達する核攻撃能力はないと述べている。

 米軍は今週、韓国軍と合同で恒例の防衛軍事演習を実施している。これを踏まえ北朝鮮は、韓国を「火の海」にすることも辞さないとも警告した。

 これに対し、韓国は独自の警告を行った。韓国の金塾(キム・スク)国連大使は「北朝鮮はその非合法的な行動と悪業の高いツケを払うことになるだろう」と警告し、北朝鮮の最近の挑発は「レトリック(口先)であれ物理的であれ、完全に受け入れがたく、これに決然と対応する」と語った。

 中国とロシアは、新決議案が北朝鮮との6カ国協議再開を呼び掛けていることを強調した。北朝鮮は2009年に同協議から離脱している。6カ国協議はこの3カ国のほか韓国、米国、日本が参加している。

 ロシアのチュルキン国連大使は「冷静になって唯一可能な理性的行動をとる必要がある。それは6カ国協議に復帰することだ」と述べた。また同大使は、ロシアが北朝鮮と独自の話し合いをしていると述べた。

 米国と決議案を作成した中国の李保東国連大使は、「今後の最優先課題は、緊張を取り除き、熱を冷まして外交交渉に集中することだ」と述べた。

 しかし韓国の金大使は、韓国としては今は交渉再開の時期ではないと考えていると述べた。同大使は「今は対話について語る時ではない」と語った。

 決議は、朝鮮半島の非核化も呼び掛けている。米国は韓国から数百の戦術核兵器を1991年までにすべて撤去している。北朝鮮が核開発計画に着手したのは89年のことで、制裁拡大にもかかわらず、これを続行してきた。今回採択された制裁決議は06年以降4度目。

 安保理決議はさらに、北朝鮮系銀行の国連加盟国への進出を禁じるとともに、禁止プログラムに関連した輸出信用や保険の提供を禁止するよう呼び掛けている。

 米国のスーザン・ライス国連大使は「北朝鮮が核・弾道ミサイル計画のために支払う資金を動かそうとした場合、たとえそれが札束で一杯のスーツケースで運搬されているとしても、加盟国はこれを阻止しなければならない」と述べた。

 安保理は、北朝鮮が昨年12月に弾道ミサイル実験を実施したのをうけて制裁を強化した。安保理はその際、核実験を行ったらもっと厳しい措置をとると北朝鮮に警告していたが、北朝鮮は先月12日、これを無視して核実験を行った。

[THE WALL STREET JOURNAL]


■北朝鮮、南北不可侵合意の破棄を宣言 制裁に反発

 【ソウル=小倉健太郎】北朝鮮の祖国平和統一委員会は8日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議や米韓合同軍事演習を批判する声明を発表した。南北間の不可侵に関するすべての合意の全面破棄、朝鮮半島の非核化に関する共同宣言の白紙化、板門店(パンムンジョム)の閉鎖や南北直通電話の断絶などを宣言した。朝鮮中央通信が伝えた。

[日本経済新聞]


■ミサイルに対し「完全な防衛能力」 米報道官、核先制攻撃の警告を一蹴

 【ワシントン=犬塚陽介】カーニー米大統領報道官は7日の記者会見で、北朝鮮が核先制攻撃を警告したことについて、米国には「あらゆる北朝鮮の弾道ミサイル攻撃を防衛する完全な能力がある」と自信を示した。そのうえで、「脅迫や挑発では何も達成できない」とし、北朝鮮の主張を一蹴した。

 また、国連安全保障理事会の制裁決議は「北朝鮮の脅威を安保理が深刻に受け止めたことを示している」と述べ、中国も同調し、全会一致の決議となったことを歓迎した。

 ヌランド報道官もこの日の記者会見で、米国は日韓など同盟国の「防衛にしっかり取り組んでいる」と断言。北朝鮮は挑発的な言動を繰り返しており、今回の内容にも「驚きはなく、新しくもない」と冷静に対処していく考えを強調した。

[産経新聞]


■「核保有は永久」=制裁決議に反発声明−北朝鮮

 【ソウル時事】北朝鮮外務省は9日、スポークスマン声明を出し、国連安全保障理事会が2月に核実験を実施した北朝鮮に対する制裁決議を採択したことに反発し、「世界は米国が国連安保理を盗用し、反共和国『制裁決議』をでっち上げた代価として、われわれの核保有国、衛星発射国の地位がどう永久化されるかを見ることになる」と、核・ミサイル開発を既成事実化する立場を強調した。朝鮮中央通信が伝えた。

 8日、制裁決議や米韓合同演習などに関連し、北朝鮮の祖国平和統一委員会が南北の不可侵合意破棄を表明する声明を出したが、決議に対する外務省による直接的な非難声明は初めて。核実験の示唆などさらなる具体的な対抗措置への言及は控えており、米国や中国の出方をうかがい、強硬なトーンを抑制した可能性もある。

 声明は、今回の制裁決議を「対(北)朝鮮敵視政策の産物」として「峻烈(しゅんれつ)に糾弾し、全面排撃する」と非難。「米国とその追従勢力がみっともない『制裁決議』採択ごっこに一生懸命になればなるほど、先軍朝鮮の威力は100倍、1000倍に成長する」と主張した。

[時事通信/10日追加]


■金正恩氏の核戦争勃発 11日から“戦争状態”に ソウルの約1000万人が人質

 朝鮮半島は北朝鮮の一方的な「休戦協定の白紙化」宣言で、11日から彼らのいう“戦争状態”となる。北朝鮮に詳しい情報筋によると、「北朝鮮国内はすでに戦時の雰囲気」で重武装した軍人が増えており、「一部地域には軍用米の配給も行われた」(同)という。米韓合同軍事演習は11日から本格演習に入るが、この日をもって北朝鮮は「板門店代表部の活動も全面中止する」としており、2010年11月の延坪島砲撃事件のような軍事挑発が懸念される。北朝鮮が極度に緊張醸成を行う理由とは?

(久保田るり子)

韓国首都圏を人質にとる北朝鮮の威嚇作戦が本格化

 国連安保理の追加制裁決議採択を受け北朝鮮が、「侵略者の本拠地に対する核先制攻撃の権利行使」に言及した朝鮮半島は、近年にない緊張レベルに達している。韓国側が想定している今後の具体的な北朝鮮の挑発シナリオはおおむね6つある。

 まず、政府機関などをターゲットとしたテロおよびサイバーテロ。次に3年前に起きた哨戒艇「天安」撃沈などの海洋軍事攻撃。さらに南北の海上境界線である北方限界線(NLL)付近の第2の延坪島砲撃のような局地攻撃。そして第4回核実験、あるいは長距離弾道ミサイル発射。最悪シナリオはソウル首都圏への局地攻撃-などである。

 韓国は韓国軍合同参謀本部が「挑発すれば挑発地点や支援勢力はもちろん、指揮勢力まで強力に断固として懲らしめる。すべての準備は整っている」との警告声明(6日)を出し、警戒レベルを一段階上げている。警察当局も警察作戦部隊員の外出自粛令を出し、警察指揮官の非常体制を敷き、海岸警戒や主要施設に対する警戒を強化した。

 こうした状況を韓国の北朝鮮専門家の多くは「北朝鮮が第3回核実験の成功を背景に韓国を人質として米国と交渉しようという核戦略を本格化した」と分析している。

 しかし、北朝鮮が「休戦協定破棄」を言い出すのは初めてではない。1990年代はじめには軍事停戦委員会の国連軍代表に韓国軍将軍が就任したことに反発し休戦協定を無視。軍事委から北朝鮮代表を撤収させたこともある。2009年には米国が主導する大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に韓国が参加すれば「休戦協定の拘束を受けない」と反発したこともあった。休戦協定が白紙になれば、韓国が南北経済協力事業として続けてきた開城工業団地を撤収するなどの措置も必要になるが、現状は北朝鮮が一方的に「宣言」している政治的なレベルである。

 しかし今回の場合、この宣言(5日)を北朝鮮軍部で対南工作を総括する金英哲・偵察総局長が自らテレビ出演したことが異例だった。金英哲氏は哨戒艇「天安」撃沈事件の責任者とされ軍部強硬派を代表する人物で、本来は姿を隠すべき責任者だが、その責任者がテレビで堂々と国際社会に向け登場した。これは軍が前面に出ることで軍事脅威を強調し、米韓の反応を促そうとの駆け引き作戦のようだ。

「北朝鮮は戦争間近の雰囲気」「核実験はいつでもできる」

 一方、北朝鮮情勢に詳しい情報筋によると、北朝鮮国内では軍人が重装備を開始して北朝鮮住民に「戦争が近い」ことを宣伝しているという。「一部地域に軍用食糧が戦争準備のため配給されている」という。

 韓国の北朝鮮情勢専門サイト「デーリーNK」も「北朝鮮内部では事実上の戦時に準ずる軍対応態勢と住民および物資動員が進行中。両江道(北朝鮮北東部)の消息筋は『軍人をはじめ教導隊、労働赤衛隊も一週間分の食糧を携え坑道で生活している」(2月27日)などと報じている。

 国内で戦争間近の雰囲気を高めている理由について情報筋は、「国内引き締めの金正恩体制固めに利用している。対外的な核戦略とは別途の目的だ。食糧や物資配給ができない現状で金正恩氏への求心力は現在、緊張醸成以外にはない」と分析している。

 国内引き締めと同時に、休戦協定白紙化宣言で述べている「米国などの敵対行為に対処し、強力な2次、3次対応措置を連続的に取ることになるだろう」との軍事作戦が進行しているのも事実のようだ。

 韓国紙によると、「北朝鮮は最近、元山飛行場に配置されたミグ機を江原道通川郡の飛行場に前進配備したことが確認された」(3月6日付「中央日報」)。

 元山は北朝鮮東海岸にあり、南北の休戦ラインから約100キロの地点だが、ミグ機が通川郡に移動すれば休戦ラインから約50キロの地点であるため離陸直後に南下が可能になる。

 さらに北朝鮮はミサイル発射と核実験も示唆している。軍事専門家によると「2月の核実験は豊渓里の核実験場西坑道で行われたが、新たに掘削し準備ができていた南坑道は未使用で、いつ次の実験が行われてもおかしくない」。

 韓国の核専門家、金泰宇・前統一研究院院長は「北朝鮮が4回目、5回目の実験を行うであろう技術的、政治的動機はたくさんある。つまり次回実験はいつ行ってもおかしくない」と述べている。

[産経新聞/10日追加]

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Posted by nob : 2013年03月08日 10:53