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言い得て妙。。。Vol.5/納得こそがすべて。。。Vol.3

■大人女子と子供おばさんの恋愛の違い
いつの間にか負担に?“かまって病”2つの症状

 「恋人が、友達とばかり会って、自分との時間を作ってくれない!」そんな不満を抱いている女性は多いものです。でも、原因は自分にあるかもしれませんよ?

 もしかして、“かまって病”ではありませんか?

 子供おばさんの大半がかかっているのが、この“かまって病”です。

“かまって病”の人が恋を壊す2つの症状

<症状1:子供おばさんは、自分のことばかりを話題の中心に持っていきがち>
 もちろん、その内容が相手にとって楽しい内容であれば、話は弾むでしょう。ただ、大概そういうときは、「私ってこういう人なの」「自分を分かってほしい」「受け止めてほしい」といった“自分のため”の会話が多く、話を聞いている相手にとってはどうでも良い話題のため、退屈してしまいます。
そんな相手の様子に気が付かずに、会う度にそんな会話を繰り返すようになると、恋人は段々会うのが億劫になってくるのです。

<症状2:子供おばさんは、恋人が会う回数が減らしてくると、気を惹こうと愛情をはかる行為をしがち>
「他の男性にデートに誘われちゃった!」と、自分を放っておいたら他の人に行ってしまうよ?といったアピールをし始めることもあります。わざと嫉妬心をあおるようなことをされると、大概、人は面倒くさくなってきて、相手のことが苦手になってきます。そんな子供っぽい行為に、うんざりし始めるのです。
それがきっかけで、恋人がさらに2人の距離を空けようとすることもあるでしょう。

 そんなとき、子供おばさんは、「付き合い始めは優しかったのに、優しくなくなった。彼が心変わりをした」と相手のせいにしてしまいます。
いえ、いえ、いえ、これらは全て、自分で恋を壊してしまっているのです!

“かまってアピール”をされると、むしろかまいたくなくなる人は、少なくありません。つまり、「私に注目して!」と言えば言うほど、相手はあなたに注目しなくなるのです。
結局、「私を受け止めて」という思いは、相手に対する愛情ではなく、自己愛に過ぎません。だから、人は、そういった自己愛を投げられれば投げられるほど、うんざりしてしまうのです。

“かまってアピール”をしてしまう理由

 では、どうして子供おばさんは、“かまってアピール”ばかりをしてしまうのでしょうか?

 ・寂しさを恋人の存在で埋めたいから。
 ・楽しみや幸せを自分で見出すことができず、恋人と過ごすことでしか得られないから。

 など、色々な原因はありますが、根本的な原因は、

 ・人にかまってもらっているときにしか、自分の存在価値を実感できないから

 というのがあるでしょう。だから、自分を受け止められようとして、アピールばかりしてしまうのです。

“かまって病”の人は、相手にかまってもらえれば、かまってもらえるほど、自分には魅力があり、それだけの価値がある人間なんだということを実感しようとします。だから、受け止めてくれる存在がいることで安心するのです。

 大人女子は、“かまってアピール”をするよりも、むしろ相手がかまいたくなるような女性でいます。相手が受け止められる余裕がないときは、わざわざ自分のことをアピールしたりはしません。
逆に彼のことをよく受け止められるので、信頼されることが多く、結果、相手から「もっと君のことを知りたい」と興味を持たれるようになるのです。

 どうして、大人女子はそんな人でいられるのでしょうか?
それは、基本、「自分のことは自分で受け止められている」からです。
自分の長所だけではなく、短所も含め、“ありのままの自分”を受け止め、信頼しているので、常に心は安定しています。だから、子供おばさんとは違って、わざわざ相手に受け止められることで安心しようとはしません。

 また精神的な自立をしているため、恋人に依存をすることで、自分の楽しみや幸せを見出そうとはしません。
だからこそ、かまってもらってないときも、自分の力で幸せでいるし、逆に恋人と一緒にいるときは、相手が楽しめることは何か?を考えることもできるのです。
その結果、彼にとって、一緒にいると楽しくて心地よい相手となるので、彼は共に過ごす時間をさらに増やしたくなるのです。

“北風の子供おばさん”と“太陽の大人女子”

 周りにいる“モテ大人女子”の恋愛を見ていると、彼の方がかまってほしいと彼女に寄ってきているパターンが多いです。彼女たちは、どうしてそんな関係が築けるのでしょうか?
彼女たちは、恋人が友達と遊びに行くときは、「楽しんで来てね!」と優しく見送ることができるのです。だからこそ、彼らは楽しいことがあればあるほど、彼女に報告したがるし、今度は彼女を一緒に連れていきたいと思うようになるのです。

 逆に、子供おばさんは、恋人が自分と一緒ではないところで楽しんでいると、嫉妬します。
それでは、恋人は楽しかったことを彼女に話したがらないし、自分が悪いことをしてきたかのような罪悪感すら抱きます。
そんなときに、今度は彼女を連れて行こう!と思うかというと、逆に「面倒くさいからいいや」と思うことの方が多いでしょう。

 要は、童話「北風と太陽」と同じです。
「私も一緒に遊びに連れていけ~!私をかまってくれ~!」と北風をピューピュー吹く子供おばさんは、むしろ相手にとって重荷な存在になります。
でも、「相手がハッピーなら私もハッピー」だと思っている大人女子は、「楽しんできてね!」と相手を温かく送り出すことができます。だからこそ、楽しい経験をした分だけ、彼にとって彼女は大切な存在となるし、「今度は彼女も連れて行きたい!」という気持ちになるのです。

“かまって病”は恋を壊す!

 一緒にいても、自分のことばかりを話してつまらない。友達と遊びに行ったら、機嫌が悪くなる。そんな人が恋人だったら、付き合っていくうちに、だんだん息苦しくなってきます。

 そろそろ“かまって病”を治しませんか?

“かまって病”の人は、相手から幸せをもらおうとばかりします。さらに、束縛することで、結果的に相手の幸せを奪ってしまいます。逆に、相手を見守れる人は、より幸せにすることができます。
どっちが相手に大切にされるかは、一目瞭然ですよね?

“かまって病”を治して、相手が一緒に過ごす時間を増やしたくなるような女性になりましょうね。

子供おばさん……“かまってアピール”ばかりをして、パートナーの幸せを奪う。
大人女子……パートナーを見守り、幸せにできるので、パートナーが大事にしてくれる。

ひかり
コラムニスト・作家・フリー記者

[AM]

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Posted by nob : 2013年12月19日 12:52