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私も身体の冷えの自覚がありませんでした。。。

■腰痛、肩こり、頭痛、ひざ痛、ストレス、慢性的な疲れ……
あなたを苦しめているつらい不調の原因は「ココ」にあった!

「冷え」と聞くと、「私は冷え症じゃないから大丈夫」という方もいるでしょう。とくに男性は、「冷えは女性特有のもの」という意識からか、ご自身の体が冷えていることに気づいていない人も少なくありません。しかし「冷えは万病の元」といわれるほど、体が冷えるということは、さまざまな体の不調を招く原因になります。意外に知られていない「冷え」と「健康」の関係とはいったい?

体の不調の9割は
「冷え」を消せば改善できる!?

 「冷え」。

 そう聞くと、ほとんどの方が「手先、足先の冷え」をご想像するのではないでしょうか。だから冒頭でも述べたように、男性の方のほとんどが「自分は冷え症じゃない」と思われるのです(男性は女性に比べて筋肉量が多いので一般的な足先や手先の冷えを感じにくい)。

 ではそんな方に質問です。

 腰痛を感じている皆さん、ご自身の腰を触ってみてください。冷えていませんか?
 肩こりに悩んでいる皆さん、肩に手を置いてみると冷えているな、と感じませんか?
 暑がりだと思っているメタボ気味の皆さん、お腹にそっと手を添えてみると、なんとなく体の中から冷えが伝わってきませんか?

 そう、実は、「体の不調がある=体が冷えている」のです。

 触れてみても、あまり冷たくないから大丈夫という人でも安心できません。実は肌の表面に出てきていなくても、内臓が冷えているということもあります。なかなか疲れが取れない人は、腎臓、肝臓、副腎が、便秘や下痢ぎみの人は胃腸が冷えているのです。

 どうして「冷え」が私たちの体に影響を与えてしまうのでしょうか?

疲れが取れない、風邪が治らない。
それはあなたの体温が低いからかも

 突然ですが、あなたの日頃の体温は何度ですか?

 こう聞かれて「自分の平均体温は~」とすぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。
「子どもの頃は36.5度だったけれど、今はどれくらいかな?」と考えてしまう人がほとんどでしょう。大人になると、風邪でもないかぎり体温は測らないという人が大半だと思います。
「体重だったら測りますけど」と答えてくれる人もいます。ダイエットをしている人だったら、気になって体重は毎日測る。なのに体温は測らない。

 皆さんは体温を測るなんてあまり意味がないと思っているかもしれません。しかし、体温はご自分の体調を知るうえでとても大切な数値です。
 人間の体温は36.5度が適切だといわれています。この体温を維持している状態が、最も免疫力が高まり、健康でいられるのです。だからこそ、風邪をひいたときや調子が悪いときだけ体温を測るのではなく、体調がいい、悪いに関係なく、自分の体調のバロメーターとして定期的に測っておくことが大切なのです。

 実は近年、平均体温がとても低い、という方が増えています。36.5~37度の適切な体温を大きく下回る、36度台ギリギリ、下手をすると35度台という人もいるようです。

 体温が35度台。

 これは体にとってよくありません。自律神経や排泄機能のバランスが崩れてしまいます。こんなに低いと、便秘や肌あれ、肩こりはもちろん、消化器系の不調、月経不順、むくみ、疲れやすい、風邪が治りにくいといった症状が現れます。

 このまま何の対策もしないと、低体温の状態が続きます。すると、ますます免疫力は低下、それに伴い、体調もますます悪くなってしまうのです。
 がんなどの病気も体の冷えが積み重なって発症するといわれています。それほどに低体温は懸念すべき状態なのです。

体の調子が悪いな、そう思ったらまず
「冷え」を疑ってみましょう

 赤ちゃんの体温は37度ぐらいが平均です。大人なら微熱かな?と思う体温です。新生児の時期はとくに高く、その後は少しずつ下がっていきます。10歳ぐらいでいったん落ち着いて、36.5度の平均を維持します。
 やがて高齢になると体温は徐々に下がっていきます。若い頃と比べると、平均で0.2度ぐらい下がるそうです。なぜそうなるのかという直接的な原因は明らかではありませんが、年をとると運動機能や体の生理機能が徐々に衰えていくことと関係があると言われています。

 高齢になって体温が下がるのは自然の流れなのです。
 しかし問題は、若い人の低体温です。先述しましたが、まだ若いのに体温が35度台しかないという人が増えています。子どもでも36度に満たない「低体温児」が最近では珍しくありません。本来ならエネルギーに満ちあふれているはずなのに。

 なぜ体温が低い人が増えているのでしょうか?

 その原因は、現代人のライフスタイルにあります。
 運動不足や偏食、季節を問わず体を冷やすものを食べている、多忙によるストレス、肌を露出するファッション、冷暖房が効きすぎている室内環境、さらには薬や添加物の摂りすぎなどの要因が体温を下げているのです。

 つまり私たちは普通に暮らしている中でも、知らず知らず冷えを招く要因に囲まれて生活しているということになります。

 だからこそ、意識して「冷え」を消すことで、あらゆる不調の改善を図ることができるのです。

 次回からは「不調」と「体の冷え」についてもう少し詳しくご紹介していきましょう。

[DIAMOND online]

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Posted by nob : 2014年01月20日 08:15