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過ぎ去りし始まりの日々を懐かしむ。。。
■ビジネススクールでは教えてくれない、起業家にとって大切な10のこと
Inc.:超難関ビジネススクールに入学するのはとても大変ですが、もし入学できなかったとしても、がっかりすることはありません。起業家にとって一番の学びの場というのは、自らの経験だからです。それはある意味、全ての人に開かれた学校でありながら、常に課題を突きつけられるため、課題を乗り越え、卒業するのがとても難しい学校でもあります。
ライターの Danielle Newnham さんは、数多くのテック系起業家にインタビューをし、『Mad Men of Mobile』を書きました。今回は、著者が本作を執筆する中で学んだ、起業を目指す人々への10のアドバイスを紹介します。
1.自分のアイデアを周囲の人々に発信する
多くの起業家は、疑心暗鬼に取りつかれています。自分のアイデアをソーシャルメディアで話せば、ライバルにそのアイデアを盗まれるのではないかと思うかもしれません。しかし実際には、そんなことは起こりません。他の人が真似をするのが難しいことにに挑戦し、それを完成させるために適切なチームをつくりましょう。もっとも重要なのは、実行することであり、アイデアそのものではないのです。
2.「善意に基づいた」アドバイスは無視すべし
起業について語る人の数は、実際に起業をする人よりもはるかに多いのが現実です。なぜなら、起業をしようとする過程で、友人や家族、同僚の善意に基づいたアドバイスに、高まっていたやる気がそがれてしまうからです。そうしたアドバイスには「まだ若すぎる/年をとりすぎている」「関連した経験が無いじゃないか」「資金が無いじゃないか」といったものが含まれます。
しかし実際には、あなた以上にあなたが考えている事業について理解しており、それをうまくやれる人はいません。自分の心の声に従ってください。本能を信じて、最初の一歩を踏み出してください。
いずれにしても、その事業がうまくいかどうかは、あなた自身がすぐに理解するはずです。
3.ローンチの日を早い日に設定する
締切が目前に迫っている状態ほど、チームのやる気を駆り立てるものはありません。準備の時間を長く設定すると、製品の公開を遅らせる理由を次々に思いつくに違いありません。完璧な製品などありません。しかし、どんな製品も時間、実際に使用されること、フィードバックによって、質を高めていくことができるのです。
4.共同創業者選びは、配偶者選びと同じである
実際には、起業してまもないうちは、配偶者と過ごす時間よりも、はるかに多くの時間を共同創業者と過ごすことになるでしょう。それは、多くの起業家の結婚生活が破綻してしまう理由とも言えるかもしれません。共同創業者を選ぶ際には、その人がただあなたのスキルや経歴、性格を補ってくれるだけではなく、あなたと共に莫大な時間を過ごすことを楽しんでくれるかどうかを確認しましょう。
起業の成功は、すばらしい立ち上げメンバーに恵まれるかどうかにかかっています。全メンバーがもてる力を出し切ることで、成功が可能なのです。
5.超人的な粘り強さを持つべし
起業において大事なことは、事業に激しく夢中になるあまり、四六時中事業のことを考えている状態でいることです。一日中、事業について語り、夜は事業の夢を見るような状態です。その執拗な粘り強い決意こそが、何度も訪れるであろう困難な時期を乗り越えるパワーとなるのです。
Shazam の共同創業者であるクリス・バートン氏は、この点について次のように語っています。
「起業の成功を決定づける一番の要素は、粘り強さです。 夢をかなえたいという決意が、理性を越えた超人的なレベルに達していなければ、成功する確率はほぼゼロです」
6.お金を起業の目的としてはならない
私が出会った起業家の中で、最終的に会社を売ることを目的に起業をした人は一人としていませんでした。会社を売った人が誰もいないというわけではありません。ただ、それを目標としていた人はいなかったのです。イグジットを目指していると、結局イグジットはできません。築くべきものは、その後何年ものあいだ、喜んで働きたいと思うような会社です。その過程の中で、会社に尽くしてくれる、やる気に満ちたチームを築くことができるでしょう。そうしたメンバーは会社の成功のために力になってくれるはずです。彼らはあなたの味方であり、あなたを応援してくれるのですから。
7.クラストップの天才が必要とは限らない
採用は起業のプロセスの中でも、もっとも難しく、時間もお金もかかる部分でもあります。必要なのは、起業家精神をもったチームであり、あなたの掲げるビジョンを達成するために共に働いてくれるチームです。それが、薄給長時間労働だったとしても。
クラスでもっとも成績の良い天才タイプの人材が必要だと思うかもしれませんが、本当に必要なのは、尋常でないレベルのやる気にあふれ、リスクを取ることを恐れず、会社の成功を心から欲している人材です。
8.全ての従業員は代替可能である
CEO として、あなたは全従業員の職務を遂行できるべきです。事業を経営するのに必要な全ての仕事を理解していなければなりません。経理担当者が突然仕事を放り出したり、共同創業者がある日かんしゃくを起こして、会社を去ってしまったとしても、うちひしがれていられません。
起業するときには、まずすべての仕事を自分でやるようにしましょう。それが、事業に必要な仕事を学び、またその仕事を遂行する適任者を見極められるようになるための唯一の方法なのです。
9.失敗は良いことである
アメリカ文化はヨーロッパに比べて、失敗への許容度がはるかに大きいと言えます。ヨーロッパでは、会社が倒産しかけている状態は恥ずべきことと捉えられます。実際は、なにかに挑戦をすれば、失敗することもあります。しかし、挑戦すらしなければ、いつか他の誰かが、自分が思い描いていた会社をつくるのを見て、自分を責めることになるでしょう。成功のためには、失敗すべきです。失敗は成功するための方法を学ぶことのできる、すばらしい経験なのです。
10.起業は人生で一度きりの挑戦だと思って取り組む
多くの起業家は、すばらしい事業を築くのには、多大な量のスキルとチームの努力が必要であることに気付き、そうしたスキルや人材を集めることが常に可能であるとは限らないことを理解します。
もちろん、起業家の中にはそうした挑戦を何度も成功させる人もいますが、それでも今挑戦している起業という冒険を楽しむことを忘れないようにしてください。そして時には、アイデア一つでゼロから作り上げた自分の会社に、誇らしく微笑みかけるようにしてください。
10 Startup Lessons You Won't Learn in School|Inc.
Jeff Haden(訳:佐藤ゆき)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2014年01月28日 17:46