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今日の想像力の問題、、、巡って明日の我が身に還る。。。

■人は皆老いて、障害を持ち、そして死にゆく

訪問看護師のmina

核家族化がもたらした最大の弊害は、高齢者と一緒に暮らす体験をなくしてしまったことだ。人は目の前にお手本、すなわち自分より先を生きている人(高齢者)がどうなっていくのかを見ることができなくなった。人はビジュアル的なモノ無しにそういうのをなかなか追体験できない。今の自分の状態が永遠だと錯覚する。

だからみんな老いた時に、機能低下した自分の体や心に絶望し「こんなはずじゃあなかった」とこぼす。そして最後は何らかの形で最後に死に遂げなければならない。私達、看護師はすべての人生の段階の人々を看る経験を仕事上する。もちろん、お看取りも含めて。そして心に思う、「いえいえ、誰しも歳を経てこうなるんです」と。仕事の体験から「生老病死」をシステマティックにも感情的にも知っている。

看護師だからといって、老いについて全く考えられない人生を送ってきた人(核家族化している今の日本に生きる人達)の気持ちに添える言葉を準備できるかというと、皆がそういうわけではない。もちろんそういった訓練を受ける機会もある。しかし多くの看護師は「こんなはずじゃなかった」とつぶやく患者に対してたいがいは「自分にはわかっていたよ」と心のどこかで感じている。

しかし、核家族で老いや病気を目にする機会が減っている中で家族生活を送ってきた人には「老い、そして病い」はまさに衝撃なのだ。

若い時は「ずっと今のコンディションがスタンダードなのだ」と無意識に感じている。そして中年になれば「まあ、歳をとればこんなものだろう」とそれなりに納得はする。でも急な病に犯されたり、もっと歳をとって心も体も病むことを体験した時に衝撃を受ける。「こんなはずじゃあなかった」と。

すでに時は遅い。高齢者や障害者に対して若い頃、自分がどんなに無関心で冷たかったかをそこでやっと初めて知るのだ。

だからこそ「人はそのようにして老いていく」ことをよくわかっている看護師という職種はもっと若い人や元気な人に「あなたも必ず老いてやがては障害を持つんです、だから、そういうことになっても心配なく暮らせる社会を作りましょうよ」と啓蒙していく使命を担っていかねばならないではないだろうか。

最近よく、そんな事を思うのだ。健康な時にはわからない。テレビで、そして小説で、あらゆるメディアを通じては知っているけど「自分の事」そして「家族の事」としてすぐには受け止められず、捉えられない。

老いる事、そして障害を持つ事。それはあなた自身、またあなたの家族であるという事に気付かせてあげなくてはいけない。どういう方法が一番効果的なのかまではわからない。でも、まずは生活者である人一人一人に知らせなくてはいけない。元気なうちから教えてあげなければいけない。それが支え合う社会を築くためにできる事の一つではないだろうか?

[newsdig]


■【美しいサプライズ】友人が「がん宣告」されたらどうする? / 誰かのためにここまで出来ちゃうあんたたちって本当に最高ッ! 

今年2月、グレディ・マッケンナさんの友人のひとりが、仲間たちに「写真撮影をしよう」と声をかけました。実は数か月前に、グレディさんは乳がんの宣告を受けたのです。

集まった仲間たちは11名。なにやらサプライズの気配。いったい何が起こるのでしょうか? 

本日は海外サイト「Bored Panda」に掲載されたある女性たちの熱い友情のお話をご紹介いたします。

さて、集まった11名の女性たちが向かった先は、美容院。写真撮影のためのおめかしだと思いきや……全員髪の毛を全部剃ってしまいました!!!  というのも、がん宣告を受けたグレディさんは既に髪を剃っていて、彼女が淋しく感じないように、この際、皆で全剃りすればいーんじゃない? ということだったのです。

11名の中にはグレディさんのお姉さん(または妹さん)もいらっしゃるようで、「彼女は素晴らしい人なの。自分にはこれくらいしかできないけれど」と話しています。また別の友人は「彼女が経験することを想像したら、このくらいへっちゃらよ」と話しています。

美容院で、ひとりずつ、髪の毛を剃っていきます。なかには涙ぐんでしまう方もいますが、みなさん全員、とっても晴れやかな表情です。剃り落した髪の毛をつかんで、ガッツポーズを決めるシーンも。

剃ってしまったあとに、友人の1人がこんなことを言ったそうです。「髪の毛はたかだか体の一部分。一番大切にするべきなのは、プライドよりも健康だってわかったわ」

そしておそろいの帽子をかぶり、スタンバイします。グラディさん本人がやってくると、全員が帽子を取って、全剃りお披露目! まさかのサプライズに涙を流しながら、1人ずつと抱き合い「あんたたちって本当に最高ッ!」と笑顔で言いました。

その後、プロの方にお化粧をしてもらい、おそろいの衣装で写真撮影を開始! ホテルのお庭にソファーを持ってきて一人ずつ撮ったり、みんなで撮ったり。おどけた仕草やおふざけも。この写真だけ見たら、少女たちのようなはしゃぎっぷりで、悲しいことなんかなんにもなさそうに見えてしまいます。それだけ、みんな生き生きした表情です。

グレディさんにぜひ教えたいのが、グレディさんの苗字は日本語にすると「負けないで!」という激励の意味になるんだよな。「負けるな、マッケンナ!」

この美しいサプライズがインターネットに公開されると、瞬く間に大反響。Facebookではすでに3500件近くのコメントが寄せられています。

「涙が止まらないわ。こんな素敵な友達がいるなんてなんて幸せなの」
「美しい心を持った美しい女性たち」
「とても美しい行動。素晴らしい写真。動画を見ている間ずっと泣いてしまった。でも良い涙だった」
などの声も。

「友達のために髪の毛剃れるってすごーい」というだけで終わらせないで。少し自分に問いかけてほしい。たかが髪の毛ではなく、自分の大切にしているものやプライドを手放せる。それほど愛はあなたのまわりにありますか?

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参照元:Bored Panda
執筆=黒猫葵

[Pouch]

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Posted by nob : 2014年03月17日 20:21