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マスコミの劣化=国民の意識の低下

■鳥越俊太郎氏 今のテレビでは政権を真っ向から批判できない

 共産党の小池晃・参院議員が、3月4日に行なった安倍晋三首相への国会質問を扱った『ニュースウォッチ9』を含むNHKのニュースについて、小池氏を安倍首相がテンポよく論破しているかのように編集されているのではないかと指摘した。会長や委員の人事を始め、官邸によるNHK支配が着実に進んでいるのか。

 テレビ朝日系『ザ・スクープ』でキャスターを務めたジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、NHK問題をはじめとする現在のテレビジャーナリズムの劣化を憂えている。

「件の『ニュースウォッチ9』を見ましたが、小池議員だけでなく社民党の福島瑞穂・参院議員が集団的自衛権について質問した場面でも、安倍首相は実際には焦点をはぐらかして答えようとしていないのに、編集によってテンポよく軽快に答えているように映ってしまっている。

 集団的自衛権の問題について、争点隠し、論点隠しと思われても仕方ありません。安倍政権の支持率が50%を超えるなか、意図的な工作というよりは、メディアのなかで安倍政権への批判を自主的に控えてしまっているほうが大きいのではないか。

 民放でも同じです。僕自身、最近ではコメンテーターとしてテレビには出られなくなっています。日本経済を取り巻く実態は厳しくても、安倍政権なら日本の前途は明るいという空気のなかで、そうした空気に抗って政権を真っ向から批判するという芸当が、もはやテレビにはできなくなっているんです」

[週刊ポスト]

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Posted by nob : 2014年03月21日 11:26