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そのとおり!!!Vol.39/自らの生を救えるのは自分自身のみ。。。

■自国の借金が一千兆円でもまったく不安なしですか?

中山おさひろ

夫婦や親子の間で、片方が多額の借金をしたならば、それこそ家庭内で大騒ぎになります。誰もが、いずれ返済の矛先が、自分にも向いてくることが判っているからです。これは家庭の話だけでなく、自分の国が多額の借金をしていたならば、いずれ国民にそのツケは回ってくることになります。

そんな心配を感じさせる新聞相談がありました。平成26年4月12日(土)付け朝日新聞別刷りに、79歳の女性が「悩みのるつぼ」と言う相談コーナーに質問を寄せています。彼女は2歳のとき、父親を戦争で亡くし、母親が国から払われた1400円の戦時国債で育てられました。

昭和20年終戦のときのインフレで、国債がまったく価値のない紙切れになり、戦後は貧困生活でたいへんな苦労をしました。そのため、現在の一千兆円を超える国の借金は、この先インフレによって貨幣価値を下げることによって、借金を棒引きにする政策がとられるのではないかと心配しています。

この相談に対する経済学者金子勝さんの回答は、太宰治の小説「斜陽」を例に、戦前貴族だった家族が資産を売りながら戦後の生活を支えた話をしています。インフレで食料品の価格が高騰し、多くの国民が食べることさえ事欠く生活でした。70年前、日本は今のアフガンやイラクと似たような状態でした。

金子さんは、日本は食料自給率が低いため、今でも食料品が高騰する条件は揃っていると言います。そのうえで、普段農家から直接農産物を買い付けるなど、個人でできることを積み重ねておくことが大事としています。一千兆円の国の借金は、今後金利高騰などで環境が変化しますと、短期間に国民を70年前の地獄に突き落とす可能性さえあります。

戦前、戦中の膨大な国の借金は、インフレ発生と、その後の預金封鎖と新円切替によって消えました。国民の預金や国債は、ほぼ無価値なものになってしまいました。多くの国民は、先進国日本でそんなことは起こらないと思っています。国の借金が桁外れに多額になりますと、できることは限られます。円の価値を切替える方法は今も生きています。

そんなときのために、現金で資金をもっているよりは、お金を生むノウハウを身につける起業が必要ではないかとわたしは考えます。預金をする代わりに、自分の頭の中に知恵をつけることで生き延びようと思っています。アベノミクスが不発に終わったときの日本はそれほど追い詰められると思いますし、ビジネス同様に自分以外をそうそう信じるのは危険です。

[newsdig]

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Posted by nob : 2014年04月19日 16:01