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ひとつのかたち、、、逝き方は生き方の完結。。。

■末期がんの志茂秀子さん 涙と笑いの、命のお別れ会

 【糸満】「寂しい思いをさせてごめんね」。糸満市の友愛会南部病院で24日、末期がんを患う志茂秀子さん(76)=豊見城市=が感謝会を開き、夫・武秀さん(76)や友人、病院のスタッフらに感謝の気持ちと別れの言葉を伝えた。友人から「でこちゃん」の愛称で呼ばれている秀子さん。余興を見て笑いがこぼれる場面もあり、笑いと涙のお別れ会となった。

 感謝会で秀子さんは、夫の武秀さんへ感謝状を手渡した。「結婚41年、けんかもたくさんした。お互い傷つけ合ったこともあった。私が自由に友人と旅行を楽しむことができたのもあなたのおかげです。寂しい思いをさせてごめんなさい」とつづり、最後は感謝の言葉で締めくくった。

 武秀さんは病気が判明した後に2人で大げんかしたことを明かし、「自分の体をもっと大事にしてほしかった」と声を振り絞るように伝えた。「心が落ち着かなくて無気力状態の日が2、3日は続くことがある」と自身の心情も吐露した。

 秀子さんは2014年6月に腰に痛みを感じ、病院を受診。診断結果は末期の大腸がんで骨や肝臓にも転移していた。8月に施したがん細胞を取り除く手術で、一時は食事ができるほどに回復した。

 主治医の笹良剛史医師は「現在はおなかに水がたまるなど病状が進んでおり、転ぶと骨が折れるほど弱っている。座っているのもつらいはずで、体の状態が常に心配だ」と話す。

 友人代表であいさつした大屋絹子さん(78)は秀子さんと共に取り組んだ日本赤十字社の活動を懐かしそうに振り返った。

 感謝会の開催は秀子さんの「生前葬でみんなに感謝の言葉を告げたい」との要望を受け、友人の城間幸子さん(77)や病院スタッフらの全面協力で実現した。

 秀子さんは最後に「これ以上の幸せはないと思います」と、集まった友人らに感謝の思いを伝えた。

[琉球新報]

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Posted by nob : 2015年01月30日 11:09