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■世界の平均気温、06年は1861年以降6番目の高さ

 【ジュネーブ=市村孝二巳】世界気象機関(WMO)は14日、2006年の世界平均気温は1961―90年の平均であるセ氏14度よりも0.42度高く、1861年以来の観測史上6番目の高さになる見通しだと発表した。北半球では0.58度、南半球では0.26度、61―90年の平均を上回り、それぞれ史上4番目と7番目の高さになるという。

 観測史上最も平均気温が高かったのは太平洋の赤道近辺で水温上昇が続くエルニーニョ現象が広がった1998年。次いで2005年、03年、02年、04年と、今世紀以降の高さが際だっている。20世紀初頭と比べた上昇幅は約0.7度で、特に1976年から10年に0.18%のペースで上昇している。

 WMOによると、地球温暖化の原因と指摘される大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は昨年、観測史上最高を更新。今年も米国、オーストラリア、ブラジルなどで40度を超える熱波が記録されるなど異常気象が各地で観測された。北極の氷の面積は9月時点で590万平方キロメートルと、05年に次いで史上2番目に小さく、ここ10年で8.59%縮小したという。

〔朝日新聞〕

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Posted by nob : 2006年12月15日 14:29