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■米政権のイラク新方針、年内にも決断へ
≪ラムズフェルド氏の極秘メモも選択肢≫
【ワシントン支局】米国のラムズフェルド国防長官が極秘メモで、イラク政策の変更を進言していたことをめぐり、ハドリー米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は3日、ブッシュ大統領が米軍の部分的撤退などを盛ったこのメモを選択肢として考慮し、可能ならば、数週間内に政策変更を打ち出す方針であることを明らかにした。CBSなど米テレビに語った。
長官のメモは辞意表明の2日前に当たる6日にホワイトハウスに送られたもので、イラク駐留米軍の段階的撤退や国境地帯への部隊配置などを提言していた。
ハドリー補佐官は、「大統領は、イラクでは事態が十分かつ迅速には進展していないとした点で、ラムズフェルド氏と同じことを公言してきた」とし、メモが政策見直しのための「検討リスト」としてまとめられたことを明らかにした。
11月の中間選挙敗北を受けたブッシュ政権のイラク政策見直しをめぐっては、超党派の「イラク研究グループ」(ISG)が6日に新提言を出す予定だ。ブッシュ大統領はこの提言に加え、軍や議会、イラク政府首脳の意見も総合し「数週間内」に政策変更を公表する可能性があるという。
他方、ハドリー補佐官は、ISGの提言を駐留米軍撤退のための口実にはしない考えも強調。「イラク人の成功を助けられない状況で撤退すれば失敗する」と述べ、あらかじめ時期を示す形での撤退案には否定的な考えを示した。
〔産経新聞〕
Posted by nob : 2006年12月04日 16:00