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■新入社員、3割が「今の会社に一生勤めたい」
今春の新入社員のうち、「今の会社に一生勤めたい」と考えている人の割合が、過去10年で最高の約3割になったことが、社会経済生産性本部の意識調査で分かった。一方、99年には5割を超えていた「条件が良い会社があれば、さっさと移る方が得だ」との回答は4割を切り、過去最低に。景気回復で就職状況は改善したものの、厳しい競争を職場で実感し、終身雇用への回帰傾向がうかがえる。
調査は同本部が主催した今年の研修に参加した企業の新入社員に実施し、1290人から回答を得た。
「今の会社に一生勤めたい」との回答は、98年に14.2%まで下がっていたが、その後、徐々に上昇。今回は29.2%と3割に迫った。転職について、「きっかけ、チャンスがあれば転職してもいい」という人は48.2%で、6年ぶりに5割を下回った。
また、給与制度について、95年には76.9%が「個人の業績や能力が大きく影響する給与体系」を望んでいたが、今回は61.5%に下落。依然多数を占めるものの、過去最低の水準になった。逆に、「年齢・経験で給与が上がるシステム」を選ぶ人は38.5%と、上昇傾向が続き、終身雇用とともに年功型賃金を望む声が増えている。
〔朝日新聞〕
Posted by nob : 2006年12月21日 23:54